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登録日:2012/07/18 Wed 03 57 15 更新日:2024/03/18 Mon 02 51 26NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 5103 おれにとっては戦いこそが……!! だからこうして斜めの角度ではじく ラスボス リアル肉食系 主人公の上位互換 五頭 井上和彦 寄生獣 後藤 最強 最強生物 浅野忠信 ───そういえば田村玲子がよく言っていた 我々が生まれてきた目的は何なのかと…… ───いまさらどうでもいいことだが しかし……1つわかったことがある おれにとっては戦いこそが……!! CV:井上和彦、演:浅野忠信 後藤は漫画寄生獣の登場人物。 ●目次 【概要】 【戦闘能力】 【作中の活躍】『寄生獣』 スピンオフ『寄生獣リバーシ』 【体を構成するパラサイト】「三木」 佐々木 昇 橘 美咲 【人物像】 【余談】伏線 「無敵」 ラスト案 【概要】 作品におけるラスボス的存在にして田宮良子に生み出され、そして田宮良子と並ぶ作中のキーパーソンの一人である。 名前の由来は『五体』もしくは『五頭』あたりか。全身を統率できる事が主軸と考えると『五統』も考えられる。 別名『最強生物』。 本来、作中の寄生生物は人間一人につき一匹ずつ寄生するのだが、後藤の場合は彼も含めて五匹が一つの身体に同居していることがその所以。 これにより全身を武器化、プロテクター化することで自動小銃の斉射を受け止め、自衛隊の一個部隊を文字通り「散らかす」ほどの戦闘能力を備えている。 後述するが「三木」と呼ばれる別人格のパラサイトを司令塔として代わりに運用することも可能。 【戦闘能力】 同じ肉体に宿る他の寄生生物を支配下に置き、四肢の寄生生物を自身の細胞が如く操ることが出来る。 敵の寄生生物すら自身の一部として取り込むことができ、一時期はこの能力でミギーを吸収していたため六人同居状態だった。 つまりこの時期の後藤さんは「武藤(むとう)」と言うべきかもしれない 考えてみてほしい、一匹でも銃を装備した警官隊を薙ぎ払える硬軟伸縮自在の考える筋肉がその五倍、全身に張り巡らされているのだ。 時には全身武器となり、1体の寄生生物では生成しきれないほど多数の刃や触手を振るい、伸縮する全身による高速機動を実現する。 その強さは作中屈指で、上記のようにショットガン等を携行した自衛隊の一個部隊が束になっても皆殺しにされる。 タイマンではあるが人間の中でトップクラスの戦闘力を持つ新一と、あらゆる策を持って寄生生物を撃破し続けたミギーのコンビすら敗北させている。 また、攻撃力より恐ろしいのがその防御力。 寄生生物の肉体の量は限られているため、通常は攻撃か防御どちらかしかできず、両方を同時に行うことはできない。 だが後藤は5体分も余裕がある為、攻撃の間も常に全身を硬質化した寄生生物によるプロテクターで覆っている。 従ってミギーの刃や銃などであっても、基本的に後藤に対して攻撃はまともには通らない。 車同士の正面衝突や崖から転落してきた車と激突炎上で多少ダメージを受ける程度。 自衛隊の一個小隊に囲まれた状態からのショットガンの集中砲火にも耐える防御性能を誇る。 ただし、このプロテクターは動きを阻害しないよう鎧のようになっているため、多少の隙間がある。 そのためプロテクターの隙間から傷を負う場面もあり、傷跡を見た新一に反撃の機会を与えることとなった。 また、流石に長い間撃たれ続けると正面からは受け切れず、傾斜装甲の要領で受け流すことで対処している。 知能の高さから戦闘での応用力にも長ける。 上述のように傾斜装甲の要領で弾丸を受け流してみせる。 手元の動きで弾道や使用する武器を読み回避する。 撃ち込まれた散弾を全身で受け止め、腕から遠心力で撃ち返す。 変形しスーパーボールのように階段を跳ね回り、射撃を許さず圧し潰す。 両足をシカのように変化させ、走行中の車にも追いつける。 このように寄生生物の強みをフルに活かして戦闘を仕掛けてくる。 更に付け加えると、普通の寄生生物であれば人体との接続部である首を切断すれば死亡する。 しかし後藤の場合は後述の三木のような頭部の代わりになる存在が複数いる為、頭部を挿げ替える事さえ可能。 前述の車との衝突でダメージを負った際も、失った血を捕食で補う事で回復してしまっている。 ミギーが人体の重要器官をいくつか引き千切った際でさえ、完全修復が可能である事を示唆している。 それどころか猛毒をねじ込まれ爆発四散までさせても、露出した内臓を破壊しない限り復活する可能性がある。 これだけ無敵のスペックを誇りながらもあくまでも冷静で計算高く、不確定要素が残る場合は深追いしない狡猾さまで持ち合わせる。 後藤時の統制力は凄まじく、他の寄生生物を瞬時に眠らせ操ることができ、新たに吸収する事さえ可能。 上記の理由から、「首から下は棒立ちの人間」「人間の部分を狙えば殺せる」という新一とミギーの経験則が通じず、二人を大いに苦しめた。 【作中の活躍】 『寄生獣』 初登場時はタンクトップにハーフパンツ、坊主頭で常ににこやかな顔をしていてパッと見裸の大将。 だが数ページ後にはヤクザの事務所に、カチコミを仕掛けて刀や銃による反撃をものともせず皆殺しにする。 まさしく最強生物に恥じない戦慄のデビュー戦を果たした。 カチコミを仕掛けた理由は単純で「戦闘訓練」。 そしてその血だらけの外見には仲間からもツッコミを入れられたため襲撃後には出来る外見の後藤さんが誕生する。 一般的に後藤さんと言えばこの顔。その後は体の操縦訓練としてパンツ一丁でショパンを弾いたりしている。 ちなみにショパンの曲はどれもこれも難曲で知られており、後藤の体の操縦がいかに上手いかを間接的に物語っている。 前述の通り自衛隊による市役所での寄生生物殲滅戦では、圧倒的な強さで自衛隊を皆殺しにした。 新一との戦いではミギーのあらゆる策を真っ向から叩き潰して勝利、ミギーを吸収する。 だが新一が再度挑んできた際、プロテクターの「すき間」に毒性の強い成分(*1)が付着している産業廃棄物の鉄棒を刺され形勢が逆転。 毒が体内に侵入したことで体の各部がパニックになり、統率が乱れた隙を吸収していたミギーに突かれ、頭を含む全身の寄生生物が爆散。 しかし「後藤」は完全に死んではおらず、再度復活を試みるも… スピンオフ『寄生獣リバーシ』 太田モアレ筆の、広川市長の息子を主人公とした、『寄生獣』の裏側で起きていた物語を描くスピンオフ(*2)にも登場。 「後藤」は作中当初では「三木」と名乗っており、逆に後の「三木」は4体?の統率を担当していた個体として別の名前を名乗っていた。 しかし10話にてデモンストレーションで三木に倒されたことで当時の頭は統率にふさわしくないと頭を入れ替えさせられてしまう。 そして「お前が三木だ」ということでその時統率していた個体が三木となって自身が後藤となった。 それでも制御には習熟が必要で、26話では練習用に握っていたルービックキューブをバラバラにしてしまっている。 また、広川と後藤の交流シーンが増やされた。 統率の訓練のためショパンを弾く後藤に対し、広川は「寄生生物は“音楽”を理解できるのか」「いずれ“音”を“楽しむ”個体が出てくるか」と疑問を抱く。 後藤は「さぁな。ただ譜面の通り弾いているだけだ」「あんたのいう敵がこちらを向いている間はそんな“暇”な仲間がいると思えんが…」と無愛想に返した。 田村の死後、他のパラサイト達が「群れを作って目立った故に人間の警察などに警戒され始めた」としてコロニー計画に疑問を抱き始める。 勢力拡大もうまくいかない中、後藤に広川が意見を聞いたところ「俺はこの体を手に入れたからな…」と興味を持たず、広川はパラサイト達の「個人主義」に悩まされた。 市役所にて追い詰められていく中、広川自身、コロニー計画が上手くいくとは思っていなかったと語った。 そして後藤に対して「私のような存在が地球の…君たち寄生生物の未来を繋ぐ…私はその契機であればと思っている」と吐露した。 【体を構成するパラサイト】 「三木」 後藤の肉体に寄生するパラサイトの五匹の中の一匹。後藤と同じく司令塔を務めることが出来る。 名前の由来は普段後藤の右手だから三木。ミギーと一緒である。 後は同居したパラサイトを自分含めて三匹まで操作出来るという点も含めて三木かもしれない。 パラサイトとしては珍しく表情が豊かで言葉もくだけている。一見すると陽気な人間。 ただしエサとなる人間を誘いやすいよう明るい人間の真似しているだけなので、その場に合ってない言動をする。 なのでしっかりと彼を注視する人間から見れば不自然に見える点は他のパラサイトと変わりない。 いざ戦闘になると表情や会話に気を配らなくてもいいため無表情になることも。しかし敵を撹乱しようと言葉を発する狡猾さを見せた。 新一とミギーに興味を持って自分が戦いたいと言い出した。 その事から後藤に近い戦闘狂、あるいは好奇心旺盛と言える性格をしている。 後藤と比較すれば司令塔としての能力は数段劣る。 体の操縦が下手でよく転んだり、走るのが遅い上、戦闘時には両手を操作するのに精一杯で頭を変形させて攻撃に加わることが出来ない。 更には両手の触手を自分で空中衝突させたりと、戦い方自体も未熟かつ不慣れ。 後藤にも「お前には右手が分相応」と低評価を下されている。 本人も格下であることは理解しており「いやー面目ない」と後藤に謝っていた。 司令塔になれるのは後藤と三木だけなので司令塔になることすら出来ない他のパラサイトよりは優秀、という見方もできるが。 新一とミギーを最初に襲撃した際には、後藤ではなく三木が司令塔となっていた。 首を切り落とされるという大ダメージを負わされた為に後藤と選手交代する形となり、それ以降は直接的な登場はしない。 佐々木 昇 太田モアレによる『寄生獣リバーシ』の第29話「右脚の場合」に登場したキャラで、後に後藤さんの右脚になったパラサイト。 中年男性「佐々木 昇」の肉体を乗っ取ったが、生前の佐々木は親友を借金の保証人にして蒸発するなどかなり人間性が腐っていた。 そのせいでトラブルによく巻き込まれており、上述の親友「芦原 正志」が復讐のために襲ってきたのを返り討ちにした後、芦原の顔と経歴を乗っ取った。 …だがこちらはこちらで女癖が悪かったらしく、今度は彼をずっと探していたという若い女性に付きまとわれる結果となる。 橘 美咲 後述の太田モアレによる『寄生獣リバーシ』の番外編「左腕の場合(ただし不適合)」に登場したキャラ。 女子高生の体を乗っ取って「食堂」になる候補を探していたが、弟の少年に見つかった挙句チンピラ3人に絡まれる。 自分を庇う少年を押し退け、三人を頭部を変形させて惨殺。 少年だけは一瞬の隙でギリギリ逃げ出し助かった。その後は顔を変えて田宮涼子と共に街中を歩いていた。 タイトルから察するに後に後藤さんの左腕に移植されたが不適合だったと思われる。 【人物像】 最強の寄生生物ではあるが、他のパラサイトと比較しても割と理性的で物分かりのいい人物。 人間の姿をしている時は役所で寄生生物の「食堂」の確保という恐ろしい会議をしつつも、パッと見はただの出来る人間にしか見えない。 作中では同じ寄生生物から後藤さんと呼ばれており、読者の方も呼び捨てではなく「後藤さん」と呼ぶ人は結構多い。 強さだけでなくセリフ回しもかなり秀逸で、人間の感情を理解しているかのような皮肉やジョークをたびたび口にする。 「もっと工夫しろ………… 人間は地球上でもっとも賢い動物のはずだろ」 「こう言う場合…『しゃらくせえ』とか言うのか?」 「おまえ1人だ 後ろの連中は片づけた いや……ちらかしたと言うべきかな」 しかし、新一との戦いや市役所での自衛隊との戦闘の中で、彼にも個性が芽生える。 あるいは寄生生物の本能である「この種を食い殺せ」が五匹分集まった結果なのか、激しい怒りと憎悪が倍増されて戦いを求める戦闘マシーンと化した。 普段は冷めた目で何事にも興味のない様子だが、互角に戦える相手だと判断すると一転して好戦的な性格が表れて戦闘自体を楽しむ傾向を見せる。 作中で「何事も慣れ」と語る通り、実戦を通じて敵から戦闘技術を吸収することを何より好む修行者でもある。 初登場時のカチコミが後藤さんの本性と言えば分かりやすいか。 【余談】 伏線 28話にて、東福山市市長選の選挙活動をしている広川剛志と後藤ら六人立っているのをミギーが「パラサイト6人が高いところに立っている」と認識している。 その後、41話にて後藤が「(5つのパラサイトの意識を)完全に一つにできるようになったのは実はつい最近の話でね」と明かしている。 「無敵」 田宮涼子は後藤について「彼はわたしが実験により創りあげたか弱い「仲間」の1人ではあるが…無敵だ」と評している。 この「か弱い」の部分は寄生生物全体に言える事だが、これは「寄生生物」単体では生きていけない事… 半死の状態でも再度復活を試みる生への執着≒つまり必死に生きようとしている、という事である。 肉体的な意味でも、後藤たち5体のパラサイトは四肢・頭部・体表こそパラサイトでできているが、胴体の消化器官といった複雑な内臓部分は人間のものをそのまま流用している。 復活しようともがくこの姿を見た新一は「人間以外から見た生命の見方」を考えるに至り、寄生生物も地球に住む一つの生物として一度はトドメを刺すことを辞めている。 だが直後のミギーとの話で「地球」の事ではなく「人間」としての考えを優先し、生きてる限り人間を殺戮し続ける人間に害を及ぼす生物としてトドメを刺した。 その後、新一はこの一連の流れを通して一つの答えに至る。 また、吸収されたミギーにもある変化を及ぼす事になり、ミギーは新たなる道に向かっていくことになった。 ラスト案 後藤は実は死ぬ予定はなく、その場合は二つのエンディング案があった。 一つは完全復活したが汚染された日本を嫌い、美しい自然を目指して飛び去って行くパターン。 もう一つは完全復活出来ずに人間に無害の別の生き物になって山中でひっそり生きるパターン。 これは甘ったるく、無責任な結末と作者は思っていた。 だが作者は後藤のことを「美しき野獣」「偉大なる大自然」の代表だという考えでいた。 それを環境破壊の元凶である「愚かな人間」がただ殺してしまっていいのか、という考えがあった為である。 しかし当時の環境問題に対する現実の人々の変化を見ていく中で、 (第一話時点では環境問題は余り取り上げられてなかった)もう少し先を考えた結果、この結末に至ったとの事である。 追記修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 五体 ってよりは 五頭 な気もする -- 名無しさん (2014-03-22 16 11 37) こいつがショパン弾いてる時に広川が「モーツァルトか?」って聞いたので汚蜀の御子を連想してしまった -- 名無しさん (2014-05-12 00 33 44) 広川の選挙演説の時、ミギーは寄生生物の数から広川も1体と数えていたが、実際はそうではなかった。後藤を2体分とカウントしてしまったのか?当時は体を統率しきれていなかったとか。 -- 名無しさん (2014-05-12 00 38 45) 高い位置に5、低い位置に2って言ってたな。横に並んでる人の中に2人あとで寄生生物と分かるのが居るのを考えると一人で5体分の可能性も無きにしも非ず。そうすると前の無双っぷりと矛盾しちゃうけど -- 名無しさん (2014-05-12 06 00 09) 意思統一出来るようになったのはちょっと前って言ってたしな -- 名無しさん (2014-05-27 19 26 06) あと、仲間の広川への警戒感を消すために態と二体分出してたって説もあったな -- 名無しさん (2014-05-27 19 29 39) まあぶっちゃけ、広川が人間だというのは後付けだってだけだろーけど。 -- 名無しさん (2014-05-27 19 36 09) 広川が人間ってのは最初から決まってた事だと思うけどな。逆に言えば広川をパラサイトだと思わせる為のミスリードとも言えるし -- 名無しさん (2014-07-27 19 25 22) 機能美溢れ過ぎの最終形態に惚れた -- 名無しさん (2014-07-30 17 29 51) 「いいだろう、褒めてやる!」…寄生生物らしからざるセリフだよなあ。なんか小物の中ボスっぽい。 -- 名無しさん (2014-07-30 17 42 35) [] -- 名無しさん (2014-09-25 07 29 53) 「あんたら・・・あれが人の形に見えたのか?」 -- 名無しさん (2014-09-25 07 30 47) ユピーではない -- 名無しさん (2014-09-25 08 15 06) しかし田宮はどうやって寄生獣を五匹も集めたんだろうか? -- 名無しさん (2014-10-10 19 12 13) 三木「あのー、おれの事、忘れてませんかねー?」 -- 名無しさん (2014-10-10 20 17 52) 五体ではなく、『五統』が由来だったのではなかったでしたか? -- 名無しさん (2014-10-14 20 36 17) ↑五頭と五統のダブルミーミングじゃね。 -- 名無しさん (2014-11-22 23 02 09) ↑3アンタは右手が相応。 -- 名無しさん (2014-12-06 09 06 48) ↑当分は眠ってろ -- 名無しさん (2015-01-07 02 01 17) ※3 後藤で5人分+草野さんで6人で残りは普通の人間だったのでは?ミギーもまさか後藤1人の身体に五体もいるとは考えないから誤認しても仕方ない。 -- 名無しさん (2015-01-07 08 32 04) 昨夜原作読み直して、鉈振り上げる新一につい目頭が熱くなった。 -- 名無しさん (2015-01-07 08 36 55) 地味な弱点として、食事量が多いってのがなかったっけ?まあ致命的ではないが -- 名無しさん (2015-01-07 10 44 12) 二次キャラバトルロワイヤルでは何故か猛威を振るった人。作品柄上あんまり強くないのに(寄生獣世界では間違い無く最強だろうが) -- 名無しさん (2015-01-22 20 52 03) 五頭・五統・五体・ゴッドも入ってるかもしれん。 -- 名無しさん (2015-01-22 21 18 55) ↑3 まあ他の寄生獣にも言えることだが、人間の消化器官で人一人を食い尽くすのは物理的にかなり無理があるのだがw -- 名無しさん (2015-04-28 15 35 25) 初登場はたぶん3話の寄生生物だろう 結構似てるし -- 名無しさん (2016-03-12 18 13 32) 山でミギーを取り込んで後藤から武藤になったのか -- 名無しさん (2016-03-14 06 26 40) ↑誰がうまいこと言えとww -- 名無しさん (2016-05-21 17 43 30) 寄生生物界のゲバコンドル -- 名無しさん (2016-06-29 23 59 11) ショットガンは盾無しでガードして小銃の連弾を真正面で受けるかなり危険ってどういうことだ?だ -- 名無しさん (2016-08-17 21 14 11) 汚れた棒で刺されて毒成分によって隙を晒すのは弱そうに見えるが、破傷風とかにも独力で抵抗力を持っていると考えると本当に超生物だと思える -- 名無しさん (2016-09-07 00 19 53) 後藤って山中に潜伏した後、どうする気だったのかな -- 名無しさん (2017-01-21 09 28 30) ↑3 亀だがショットガンは弾丸のスピードは遅く、貫通力はあまりないんだ。だけど小銃は一種のライフルなんで、並の防弾具(防弾チョッキとか盾とか)だと簡単に抜かれちゃうんだよ -- 名無しさん (2017-01-21 13 25 21) ↑そういえば本の中でも点の貫通力より面の破壊力だとか言ってたね -- 名無しさん (2017-02-04 08 42 04) 毒物で弾けとんだとき胴体と内臓くらいしか人間部分残ってないっぽかったけどtnkも寄生体だったのか興味が尽きない -- 名無しさん (2018-08-31 10 49 20) パラサイト相手に使った弾の大きさってどのくらいだっけ? -- 名無しさん (2019-03-09 20 26 51) 個人の戦闘力は間違いなく最強だけど、ハンタの王みたいに人間側が核とか毒ガスみたいなものを持ち出されたら絶対負けるってのは割と絶妙な強さ -- 名無しさん (2021-05-04 09 50 54) 市役所戦で自衛隊側が市役所を囲むように狙撃手を配置してたら屋上で倒されてたりしたんだろうか -- 名無しさん (2021-05-04 10 08 44) 新一が鉄の棒(毒物つき)で反撃する時の、『先がとがってないかもしれないし、効かないかもしれない。でもやらなかったら可能性は0だ!』って台詞も明言だと思う。 -- 名無しさん (2021-05-04 13 01 20) 三木が一人歩きしてるときって、主導権を交代してるだけで分離してるわけではなかったのかな -- 名無しさん (2021-09-06 13 54 26) 広川の演説の場面でいたのが広川、後藤、草野、女性2人、中年男性の計6人。この時ミギーは「高い位置に6つ」と言っていたから、広川の正体が判明する前のこの場面では6人がそれぞれ寄生生物だという解釈もできる。ミギー自身も人混みかつ寄生生物が一箇所に固まっていたから分からなかっただろうし、何より後藤が5体も宿しているなんて思いもしなかったのだろう。「低い位置に2つ」は寄生生物が人混みの中でたまたま演説を聞いていたのだろう。-- 名無しさん (2021-10-06 19 15 18) 毒物が敗因になったのが人間の部分を残して無かったからというのは皮肉だな -- 名無しさん (2022-03-06 19 06 36) 原作だと30代、実写やアニメだと演者に引っ張られたのか40代、50代ぐらいか。まあパラサイトだし顔も変えれるから意味無いんだけどそういう印象だったということで -- 名無しさん (2022-03-27 21 38 17) これ内臓以外の胴体部分も寄生生物を使ってたら完全に無敵だと思う。内臓とかはうまく繋ぎ合わせればいいし。 -- 名無しさん (2022-05-30 10 05 54) ↑どうやっても隙間はどうしてもできるからどうかな…個人的には新一とミギーが融合した経緯を知られて、新一みたいに人間部位にパラサイトを混ぜられていたら勝機はゼロだったと思う。 -- 名無しさん (2022-05-30 19 03 41) ↑ 頭人間で四肢がパラサイトのジェネリック後藤...? -- 名無しさん (2022-06-17 23 36 31) 頭に一つ、両手両足に一つずつで五頭なら胴体部分のプロテクター部分はどこから捻出しているんだろうと少し疑問。下半身もカバーしきれないと思うし、6~7は居ないと全身を覆うのは無理だよな -- 名無しさん (2022-09-15 08 02 41) ↑ヒトデの角がそれぞれパラサイトのイメージ。第一話で主婦の頭を丸飲みしたサイズや劇中で戦闘時に伸ばしているサイズからすれば、少し引っ張って伸ばせばいける。 -- 名無しさん (2022-09-15 11 17 03) ↑5確かに個としての戦闘力は無敵になるかも知れないけど、ミギーも言ってた通り結局人間側が戦車とか毒ガスとか持ち出したらどうにもならんだろうな。その辺含めてか弱い存在なんだろうか -- 名無しさん (2023-01-21 12 23 50) 名前 コメント
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一定の地域に同時に現れた「寄生獣」が人間を喰うホラー! 主人公は寄生されているが人の頭が残っている中立的な立場で 即死級の物理攻撃をしてくる寄生獣と壮絶なバトルを繰り広げる・・! と書くと安っぽいがいわゆるB級とは一線を画す 一番の特徴は寄生獣たちが増えることができない点 限られた数の寄生獣を人間がいかに駆逐してくか、 寄生獣がいかに駆逐を免れながら社会に溶け込むかの頭脳戦 最後の巻だけ説教マンガ 「後藤」ってのを倒したとこで読むのをやめるとベスト 名作度 ★★★★☆ 知名度 ★★★★☆ お勧め度 ★★★★★
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<no image...> <リンク集> 位置づけとしては「教科書・参考書」。 Wikipedia寄生獣 <作品概要> <◆基本情報> 本ページの対象作品寄生獣(漫画) 作者:岩明均 主な受賞歴星雲賞(コミック部門/1996年) <◆主要人物> 主人公とその家族泉新一:主人公1。西高の高校生 ミギー:主人公2。新一の右手に宿ったパラサイト(寄生生物) 泉一之:新一の父。44歳 泉信子:新一の母。40歳 河合澄江:家政婦。ある時期以降、泉家に勤務 人類(学生)村野里美:ヒロイン。新一が好意を寄せる同級生 加奈:北高の学生。パラサイト識別の素質を持つ 光夫:加奈の(元)恋人 早瀬真樹子:伊豆・桜崎の民宿の娘。中学生 裕子:美術部員。島田に好意を寄せるが、その正体に気づく 人類(その他)宇多守&「パラサイト(→「ジョー」)」:伊豆・桜崎で出会った「第2の共存例」。 由井教授:パラサイトの見分け方を考案 倉森:田宮(田村)に新一の素行調査を依頼された私立探偵。妻陽子、娘由美の3人家族 平間:警部補。パラサイト事件の担当官 浦上:連続殺人犯。完全なパラサイト識別能力を持つ 山岸:二佐。東福山市役所包囲作戦の内環担当指揮官 美津代:後藤から逃亡中の新一を保護した老婆 「寄生生物(パラサイト)」とその協力者田宮良子(→ 田村玲子):西校に臨時数学教師として赴任。新一を傍観する道を選ぶ 「A」:田宮と共に現れた生物。新一を抹殺する道を選ぶ 「無個性派(仮称)」:伊豆旅行中の泉夫妻の前に姿を現す 島田秀雄:転校生として新一に近づく 「広川集団」広川剛志:コロニー計画の首謀者。東福山市長選で当選 後藤:鉄面皮。「5人野郎」 三木:軽い喋り方をする男。「5人野郎」 草野:田村を危険視する。男と女の配下を1名ずつ持つ <◆シナリオ> イベント時系列表寄生獣 イベント時系列表(まとめ中)作品全体の中で重要な出来事を抜粋。ネタバレ注意。 漫画第1巻第1話 侵入 第2話 野獣 第3話 接触 第4話 殺気 第5話 勉強好き 第6話 田宮良子 第7話 襲撃 第2巻第8話 種[しゅ] 第9話 母親 第10話 こだわり 第11話 別れ 第12話 胸の穴 第13話 出ない涙 第14話 仲間 第3巻 第15話 消えた30% 第16話 旅の終わり 第17話 変貌 第18話 人間 第19話 島田秀雄 第20話 兆し 第4巻 第21話 観察 第22話 亀裂 第23話 混乱と殺戮 第24話 一撃 第25話 波紋 第26話 少女の夢 第5巻第27話 演習 第28話 平和な日 第29話 加奈 第30話 超能力 第31話 赤い涙 第32話 田村玲子 寄生OL(須賀原洋行) 第6巻第33話 目撃者 第34話 鉄とガラス 第35話 名前に無頓着 第36話 悪魔の面影 第37話 食堂 第38話 敵対 第7巻第39話 刺客 第40話 司令塔 第41話 完全体 第42話 小さな家族① 第43話 小さな家族② 第44話 性急に 第45話 冷血の戦い 第8巻第46話 となり町の公園 第47話 人の子の親 第48話 ただいま 第49話 お見合い実験 第50話 凶器 第51話 針路 第9巻第52話 包囲 第53話 口火 第54話 制圧 第55話 寄生獣 第56話 首 第57話 ヒーロー 第58話 ミギー 第10巻第59話 老婆 第60話 覚悟 第61話 異形 第62話 朝 第63話 日常の中へ 最終話 きみ(Fin) 付記 <関連情報、その他雑感> <◆鑑賞記録> 2010年5月以降に鑑賞した分。◆漫画(2011/10読了) 雑多キーワードメモ「ひき肉(ミンチ)殺人」 「命令」 「考える筋肉」 髪を抜いてみる 「食堂の確保」(→コロニー計画) その行動は「利他」か「利己」か 「地球の生物全体が共存していかねばならない」
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寄生獣 鬼は人間を食い、寄生獣も人を食う。 鬼舞辻無惨が寄生獣のパクリ。 出典元 岩明均『寄生獣』(講談社) 出典元 吾峠呼世晴『鬼滅の刃』(集英社) 897 愛蔵版名無しさん sage 2023/03/06(月) 08 19 46.77 ID cZCFW8O9 寄生獣でも最強の敵を倒す決め手が毒の注入なんだけど、鬼滅みたいにご都合主義で出したもんじゃなく 作品の重要なテーマの必然として出てきた毒なんだよ Kindle Unlimited無料体験
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あらすじ シンイチ…『悪魔』というのを本で調べたが…いちばんそれに近い生物はやはり人間だと思うぞ…他の動物の頭に寄生して神経を支配する寄生生物。高校生・新一と、彼の右手に誤って寄生したミギーは互いの命を守るため、人間を食べる他の寄生生物との戦いを始めた。 +... シンイチ…『悪魔』というのを本で調べたが…いちばんそれに近い生物はやはり人間だと思うぞ…他の動物の頭に寄生して神経を支配する寄生生物。高校生・新一と、彼の右手に誤って寄生したミギーは互いの命を守るため、人間を食べる他の寄生生物との戦いを始めた。 殺人鬼『A』との戦いに勝利した新一&ミギー。日常生活に戻った新一を苦悩の日々が待っていた。両親を危険に晒さないため、夫婦水入らずの旅行に反対する新一だが、困惑する母を見て二人きりの旅行を許してしまう。そんな中、旅行中の母親にパラサイトが寄生する!生き残った父の命を守るため、そして母の敵を討つため、新一とミギーは伊豆へ向かう。そこで二人を待ち受けるものとは?「あんなヤツがこの世をウロウロ歩きまわってるってことが……たまらないんだ!!」 初めての分かり合える仲間、宇田守と出会った新一。宇田もまた、不完全な寄生によって寄生生物と共存する人間だった。宇田の協力を得て母の敵との決戦に臨む新一とミギー。しかしミギーは最大の弱点である4時間の睡眠に入ってしまう!母の身体を使い、母そのものの姿で情け容赦ない攻撃を仕掛ける寄生生物を相手に、新一&ミギーは戦えるのか!!「一秒でも早く…てめえを殺す!」 普通の高校生を装い、新一&ミギーの通う高校へ転入生として現れた寄生生物・島田秀雄。「君と争う気はない」とうそぶき、生徒として学校生活を送る彼の真の意図とは!?そして、ミギーの細胞を身体中に散らされた新一に徐々に変化が現れる。「わたしが思うにきみは精神的に強くなったのだよ 人間的にというより生物として…」 寄生生物を探知する能力を持つ女子高生・加奈。彼女の住む隣町では、人間社会に溶け込んだ寄生生物たちが徒党を組み、人知れず人間を襲っていた。その中にはあの『田宮良子』も――!新一を追い求める加奈。しかし新一&ミギーと他の寄生生物との区別のつかない彼女は、危険にさらされる!新一&ミギーは加奈を救うことが出来るのか!?「おれ一人 気づかないうちとっくに…脳まで乗っ取られてるんじゃないのか…?」 寄生生物・田村玲子が放った私立探偵・倉森によって正体を知られた新一とミギー。彼らは寄生生物に加え、人間からも追われる立場となるのか!?新一は自分と同じく、不完全な形で寄生生物と共存する宇田の協力を得て、倉森の口封じに出る。一方、田村玲子にも徐々に変化が現れ始め――?「人が死ぬ…ぐらいのことじゃ大して驚かなくなってんじゃないの?」 『広川』一派のテリトリーを侵した新一&ミギーに襲い掛かる刺客。それは一つの身体に複数の寄生生物を宿した未知の敵だった!かつてない強敵に、新一とミギーは苦戦を強いられる。新一とミギーは生きて逃れることが出来るか――!?一方、寄生生物からは手を引いていた探偵・倉森に『広川』一派の魔の手が迫る!「でも…ドロボーでしょ?」「そうだよ」 「なぜ寄生生物は生まれたのか?」自身の存在に疑問を抱く寄生生物・田村玲子。しかし、本能のまま人間を補食しつづける仲間たちは彼女を危険視し始める。また、家族の命を奪われた探偵・倉森も田村玲子への復讐を開始するのだった。自分とは異種である人間の子供を誘拐された田村玲子のとった行動とは―。人間とは?寄生生物とは?今、下される1つの回答。 人間たちが寄生生物掃討に向けて動き始める。ターゲットは寄生生物のコロニーと化した東福山市役所。新一はミギーの存在を警察に隠したまま、寄生生物の目撃者として現場に同行する。山岸二佐の指揮により、一般市民も巻き込んでの寄生生物殲滅作戦が進行する。寄生生物たちのリーダー、市長・広川はどう動くのか!?そして新一とミギーは!?「いや…寄生『獣』か!」 激闘の末、後藤を倒した新一&ミギー。しかし、それと引き換えに新一はミギーを失ってしまう。共に助け合って来た友を失い、途方に暮れる新一。そんな中、山中で起こる惨殺事件。後藤はまだ生きている!?ミギーのいない今、対抗しうる手立ては無い。しかし新一は独り、決意を固める。今、最後の戦いが始まる――!ここに人類の是非を問う!!不朽のSF、堂々の完結。「誰が決める?人間と…それ以外の生命の目方を誰が決めてくれるんだ?」 寄生獣のネタバレ 寄生獣 関連ページ 超お勧めの漫画を一つだけ書いてけ 講談社漫画賞 最初から最後まで面白い漫画といえば? 完結してるマンガで面白いの教えろ下さい 全巻買って良かった漫画教えろ アフタヌーン 生涯でベスト3に入る漫画3冊挙げて か行 全巻大人買いして損はないっていう漫画教えてくれ 今読んでも圧倒的に面白いちょっと古い漫画教えてよ 面白すぎてやべぇぇってなる漫画 面白い漫画 じゃなくて実際お前らが持ってる漫画教えて~や 星雲賞コミック部門 古めの名作漫画読みたいから教えて 伏線がすごい漫画といえば? 予算1万円で全巻一気に読むべき渾身のおすすめ漫画 花沢健吾の独断と偏見の漫画生涯ベスト10 【漫画バカ】読むまでバカにしてたのに、読んだら面白かった漫画 「伏線すげえええええええええええ」ってなった作品 レビューポイント(5が最高) 選択肢 投票 1 (0) 2 (0) 3 (0) 4 (0) 5 (0) コメント コメント 特別にオリジナルな設定というわけではないが、精緻に設計されたプロットを1つずつ丁寧に積み上げていった物語である。 かなり非現実的な設定ながら、登場人物の反応がとても自然で、リアリティを感じさせる。 SFホラーのジャンルにありがちな強すぎる敵というのが出てこない(後藤は例外だけど)ことも、バランスが取れており、素晴らしい調整だと思う。 最終話をこのような話にしたのは、寄生獣らしいと言えばらしいのだが、出来れば1話くらいまったくの平和な話というのも欲しかったので、少し残念だ。 こういうメッセージ性のある漫画がもつメッセージは時としてひどくバイアスがかかっていて、それだけで白けてしまうことが少なくないが、寄生獣はそうした観点からもバランスが取れており、非常に秀逸な漫画だと思う。 SFホラー決定版の名前に恥じない秀作である。 (2013-08-18 13 35 17) >血の色は・・・赤いな 一応は・・・ >こいつは人間とは別の生き物なんだよ 人間の都合ばかり押し付けたくない >だいたい自分の手と会話する人間なんているほうがおかしいんだぜ 本来は (2013-08-18 13 19 23) 寄生獣に関する口コミ #bf みんなの感想 }(document,"script","twitter-wjs"); /script } 寄生獣とかいうおまえらが絶賛するやつ読んだんだが ,rules [ { "name" "AnyOther", "message" "気に入ったらシェアしてね!", "action" { "type" "button", "text" "Share this page", "verb" "share", "service" "preferred" } }, { "name" "Twitter", "match" { "referringService" "twitter" }, "message" "If you find this page helpful ", "action" { "type" "button", "text" "Tweet it!", "verb" "share", "service" "twitter" } }, { "name" "Facebook", "match" { "referringService" "facebook" }, "message" "Tell your friends about us ", "action" { "type" "button", "text" "Share on Facebook", "verb" "share", "service" "facebook" } }, { "name" "Google", "match" { "referrer" "google.com" }, "message" "If you like this page, let Google know ", "action" { "type" "button", "text" "+1", "verb" "share", "service" "google_plusone_share" } } ]}); /script !-- AddThis Welcome END -- }
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寄生獣 人間 泉新一 パラサイト コメント 岩明均によるSF漫画作品。講談社・モーニングオープン増刊にF号(1988年)からH号(1989年)、月刊アフタヌーンに1990年1月号から1995年2月号にかけて連載された。 人間 泉新一 アブソル:右腕をミギーに寄生されたり、パラサイト「泉信子」の攻撃で致命傷を負う災難に遭うので。寄生細胞が拡散して体の組織が変化するのをメガシンカで再現。 性格:まじめ 個性:ミギーに寄生されて大食漢になったのでたべることがすき推奨 持ち物:ヘッドフォンっぽいもの、たべのこし 技:かいりき、こうそくいどう、かぎわける(パラサイトを)、かたきうち(母を殺したパラサイトに) クチート:村野里美 エリキテル:泉一之 使い手のパンジーがジャーナリストなので ハハコモリ:泉信子 ヤンチャム:加奈 ズルズキン:光夫 ボスゴドラ:矢野 ウインディ:平間 ガブリアス:宇田守 プリン:早瀬真樹子 フーディン:由井 ドーブル:裕子 ミュウツー:広川剛志 オーベム:倉森 ドンカラス:山岸 スリーパー:浦上 ガルーラ:美津代 パラサイト シャンデラ:ミギー ラティアス:田宮良子→田村玲子 メタモン:A サメハダー:ジョー キュレム:島田秀雄 ドラミドロ:草野 レアコイル:後藤 ギルガルド:三木 サーナイト:パラサイト「泉信子」 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 人間 和新一は、カブトプス 手が鎌なので -- (名無しさん) 2018-04-07 21 31 45 草案 人間 キリキザン:長井和輝 -- (ユリス) 2018-04-01 18 10 45 草案 人間 ガブリアス:宇田守 -- (名無しさん) 2018-04-01 10 39 58 草案 人間 泉新一 アブソル:右腕をミギーに寄生されたり、パラサイト「泉信子」の攻撃で致命傷を負う災難に遭うので。寄生細胞が拡散して体の組織が変化するのをメガシンカで再現。 性格:まじめ 個性:ミギーに寄生されて大食漢になったのでたべることがすき推奨 持ち物:ヘッドフォンっぽいもの、たべのこし 技:かいりき、こうそくいどう、かぎわける(パラサイトを)、かたきうち(母を殺したパラサイトに) クチート:村野里美 エリキテル:泉一之 使い手のパンジーがジャーナリストなので ハハコモリ:泉信子 ヤンチャム:加奈 ズルズキン:光夫 ボスゴドラ:矢野 ウィンディ:平間 ガブリアス:宇田守 プリン:早瀬真樹子 フーディン:由井 ドーブル:裕子 ミュウツー:広川剛志 オーベム:倉森 ドンカラス:山岸 スリーパー:浦上 ガルーラ:美津代 パラサイト ラティアス:田宮良子→田村玲子 メタモン:A サメハダー:ジョー キュレム:島田秀雄 ドラミドロ:草野 レアコイル:後藤 ギルガルド:三木 サーナイト:パラサイト「泉信子」 -- (ユリス) 2014-10-25 16 55 56
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寄生獣 ◆ew5bR2RQj. 田村玲子は走っていた。 膝をへその辺りまで上げながら疾走する姿は、まるでオリンピックに出場する陸上選手のようである。 黒いミニスカートから下着が見え隠れしているが、彼女にそれを気にしている素振りはない。 それどころか、全力疾走しているにも関わらず彼女は無表情だった。 無表情を顔面に貼り付けた美女がオリンピック選手並の速度で疾走する様は、見る者が見れば笑いを誘うのかもしれない。 だが、彼女にはふざけているつもりは一切なかった。 「そこまでだ」 空から降りてくる声。 同時に彼女の目の前を、木の上から着地した者が塞ぐ。 「随分と手こずらせてくれたな、だが、もう終わりだ」 あくまで冷静を装いながら、目の前にいる者は言葉を紡ぐ。 だが、実際は燃え滾るような憤怒を隠していることに玲子は気付いていた。 寄生生物は特殊な脳波を発しており、同じ寄生生物ならばそれを受信することができる。 特に殺意や怒りははっきりと伝わってくるため、彼女は必死に逃げていたのだ。 「……その左腕はどうしたのだ?」 目の前に降りてきたのは、後藤だった。 「志々雄という人間に斬られた」 後藤の姿は化け物そのものだった。 全身の筋肉が露出したような姿で、両脚はまるでダチョウのようだ。 右腕は肘から下が枝分かれしていて、それぞれが鎌のような形状を取っている。 この時点で、彼が他の参加者とコミュニケーションを取る気がないことが伺えた。 そして、左腕はない。 その理由を語る口調は淡々としたものだが、内側にはやはり屈辱感が渦巻いている。 最強だと自負していた彼が、よりにもよって人間に遅れを取ったのだ。 無理もないだろう。 「お前の片腕を斬り落とす程の人間か、興味深いな」 「ああ、だがお前に研究させる暇はない、あの人間は俺が殺す」 「元からそのつもりはないさ、そんな人間に私が勝てると思うか?」 「そうだな」 今は完全ではないが、後藤は五体の寄生生物からなる存在だ。 その強さが他とは一線を画することは、彼を産みだした彼女自身が一番よく理解している。 そんな彼を圧倒した人間に興味はあるが、戦闘にもつれ込めば確実に負けるだろう。 「それで……お前はどうしようというのだ?」 幼児に尋ねるような、そんな口調で問いただす玲子。 しばらくした後、後藤が自分の子供のような存在であることを思い出して自嘲した。 「さっきも言っただろう、志々雄を殺す」 「万全の状態で負けたのだろう、今のお前が勝てるのか?」 「確かに今の俺では勝てないだろう、だからこうやってお前を追ってきたのだ」 耳元まで裂けた口が、嗜虐的に歪む。 「田村玲子、お前の頭を寄越せ」 やはりか、と玲子は脳内で思考する。 自分より格上の存在に宣戦布告されたにも関わらず、彼女さは冷静を崩していない。 展望台を去った後、彼女は舗装された道路を使って市街へと向かった。 特に理由があったわけではないが、強いて言うならば他の参加者が多そうだからだろう。 道中は誰にも会わなかったが、もうすぐ市街に辿り着くというところで一つの死体を発見した。 ルパンとの約束があるため捕食はしなかったものの、他の参加者の痕跡があったことに彼女の心は震えた。 多くの参加者が脱落しているとはいえ、未だ半分近くが生き残っている。 答えそのものは導き出せずとも、ルパンのように切欠を授けてくれる参加者はいるかもしれない。 いや、いてもらわなくては困る。 あんな退屈な人間の道楽に参加させられたのだ、これくらいの報酬は期待してもいいだろう。 そんなことを考えながら、彼女は歩行を再開しようとする。 いや、再開しようとして足を止めた。 寄生生物が発信する脳波を受信し、思わず足踏みをしてしまったのだ。 泉新一が死亡した以上、この脳波の主は後藤以外に有り得ない。 この脳波が殺意で色濃く塗り潰されていることに気付いた時、彼女は来た道を逆走しだした。 脳波の受信半径は三百メートル以内であり、つまり半径三百メートル以内に後藤がいるということ。 自分では抗いようのない存在が、明確な殺意を抱いて迫ってきている。 逃げない理由はない。 その後は森林部を利用して撒こうと奔走したが、やはり後藤は戦闘に特化した生物だ。 あっという間に追い付かれてしまった。 「そうか」 後藤の姿を見た時、彼女は一瞬でその目的を理解できた。 彼は元来から好戦的な性格であったが、その攻撃性は人間へと向けられていた。 それが同族である自分に向けられたとなれば、その理由は限られてくるだろう。 「分かった」 それが当然のことであるかのような軽い口調で、玲子は自らの命を捧げる旨を示す。 いや、実際に彼女にとってこれは当然の決断であった。 左腕を失ったとしても、まだ後藤は四体の寄生生物を統合している。 それに対し、自分は頭部にいる一体だけ。 規格外といってもよく、真正面から戦ったとして万に一つの勝ち目すらない。 故に抗うことは無駄。 逃げ切れなかった時点で、既に彼女にとっては詰みなのだ。 「抵抗しないのか、まぁ構わん」 不満そうに玲子を一瞥した後、後藤は枝分かれして触手のようになった右腕を伸ばす。 その触手は死刑台のギロチンにも等しかったが、彼女は何の感慨も抱くことはない。 ――――お前さん達が人間の言葉を理解出来んのは、上手く擬態して人間を楽に食っちまう為か? ――――そんな理由じゃ……さぁみしいだろ ない、はずだった。 「一つだけ聞かせてほしい」 玲子の言葉に、伸びてくる触手がぴたりと止まる。 「なんだ?」 「私を取り込んだ後、お前はどうする?」 質問を投げかけた瞬間、後藤は嘲るように玲子を見る。 「決まっているだろう、志々雄真実を殺す」 「その後は?」 「……そうだな、そろそろ参加者も淘汰されてきた頃だ 今、生き残っている人間どもは、それなりの力を持った者たちだろう」 一呼吸置いた後、咆哮を上げるように猛々しく後藤は言った。 「そいつらを一人残らず殺す! 前に貴様は言っていたな、我々は何のために生まれてきたのだと 俺にとっては戦いこそが生きる意味だ! 目的だ! そのためにもお前の頭を取り込ませてもらう!」 叫ぶと同時に、加速した左腕が襲う。 無表情を貼り付けたまま、迫りくる触手を見据える玲子。 ――――お前さん達の頭が良いのは、人間とこうして話をする為……って思いてぇじゃねぇか 彼女の顔から、一本の触手が伸びた。 「どういうつもりだ」 研ぎ澄ました牙のように尖った双眼で、後藤は自らの左腕の先端を見る。 そこは輪切りにでもされたかのように先端が欠け、ゴポゴポと血液が零れ落ちていた。 「悪いな、後藤」 「どういうつもりだと聞いている!」 「気が変わった、ただお前に喰われるのはやめだ」 斬り落とされた肉片が後藤の右腕に戻るのを見ながら、玲子は変形させた顔面をゆっくりと戻す。 「何故だ!」 「さぁ、私にもよく分からない」 怒り心頭の後藤を、たった一言で一蹴する玲子。 「だが、一つだけ言えることがある」 「なんだ……!」 「人間の社会には司法という制度があり、罪を犯した者は裁かれる そして償いきれぬ大罪を犯した者には、法の裁きという名目で死刑が下される」 「何が言いたい!?」 「やり過ぎた個体は、同族からも弾き出されるということだ」 玲子の顔面が再び変形し、先端に眼球を貼り付けた二本の触手が蠢く。 「戦うために同族を襲う個体などあってはならない、お前はやり過ぎだ、ここで私が死刑を下す」 抑揚のない淡々とした口調。 その内側に確固たる意思があることに、彼女自身も薄っすらと気付いていた。 先程語った言葉に、嘘偽りは一切ない。 だが、それだけでは後藤に立ち向かう理由にはならなかった。 玲子が後藤に立ち向かった一番の理由。 それは後藤が全ての参加者を殺すと語った時、不意にルパンの顔が頭に思い浮かんだからだ。 何故彼の顔が浮かんだかは分からないが、後藤が言葉通りの行動を起こすならばルパンにもその凶刃を及ぶのだろう。 その光景を想像した時、全身の毛が逆立つような悪寒が走った。 万に一つの勝ち目が無かったとしても、立ち向かわなければならないような気がしたのだ。 「そうか……まぁいい、一度はお前と戦ってみたいと思っていた」 「随分と自然な笑い方だな、人間らしさが板についてきたじゃないか」 激情に駆られていたはずの後藤の顔は、いつの間にか愉悦に歪んでいる。 笑うという動作は、猛獣が獲物を見つけた時に牙を見せる様から来ているらしい。 今の後藤の顔を見て、思わず納得してしまう。 万に一つの勝ち目はないが、億に一つの勝ち目ならばあるかもしれない。 後藤の右腕は喪失し、玲子は咲世子の鍛え上げられた肉体を得ている。 実力的なアドバンテージならば、確実に狭まっているはずだ。 あとは創意工夫次第。 寄生生物でも指折りと評された頭脳に、合計三人分の支給品。 咲世子から奪ったファムのデッキや、侍風の男が残した二つの道具。 これらを有効活用すれば、億に一つの勝ち目を掴むことができるかもしれない。 否、掴まなければならないのだ。 「ルパン、これは正当防衛に入るだろう?」 「何を言っている?」 「いや、なんでもない」 「そうか、それでは行くぞ!」 裂けた口から牙を剥き出しにしながら、後藤は勢いよく地面を蹴り上げた。 ☆ ☆ ☆ 「ああ……もう!」 シャナの機嫌は最悪だった。 役に立たない参加者を駆逐しようと西に向かったのが、今から半日以上も前の話。 鬱蒼と生い茂る森林や山中を駆けずり回ったが、苦労に見合った対価を得ることができなかったのだ。 生きている参加者は一人もおらず、人と呼べるのは美術館前の惨殺死体だけ。 真司との接触で元から機嫌を損ねていたため、今の彼女は苛立ちが最高潮に達していた。 (そう、無駄足踏んだからイライラしている) 自らに言い聞かせるように、シャナは心中で言葉を述べる。 自分自身を納得させようと必死な、そんな物言いであることに彼女は気付いていなかった。 ちょうど山頂に到着した辺りの頃だろうか。 太陽が空の頂点に達すると同時に、禁止エリアと死者の名を告げる二回目の放送が始まった。 一回目の時と同様、禁止エリアを覚えるためだけの放送。 死者の名前や数など、路傍に転がる小石とも大差ない。 そう、思っていた。 『泉新一』 一番最初に告げられた死者の名前。 鈍器で思い切り殴られたような強い衝撃が、彼女の頭蓋を走り抜けた。 数秒の間、シャナは茫然自失する。 そして意識が戻った時、去来したのは燻るような怒りだった。 「……」 新一と一緒に過ごした時間は三時間にも満たない。 一時的に共闘していたものの、最終的に喧嘩別れのような形で袂を分かった。 だから、彼が死んだところで自分が感傷に浸るはずがない。 そもそもフレイムヘイズは死を超越した存在ではあり、感傷などとは無縁の存在である。 真司の戯言が目立っていたが、冷静に振り返れば新一の言葉も癪に障った。 むしろ、死んで清々すると言ってもいいくらいだ。 「なんで」 そのはずなのに、胸の中にあるもやもやが消えない。 路傍に転がる小石のはずなのに、何故か切り捨てることができない。 (なんで、なんでよ) なんで―――― 「……バカじゃないの」 そう、吐き捨てる。 新一に向けて言ったのか、自分自身に向けて言ったのか。 彼女には、よく分からなかった。 「死んじゃったら、終わりじゃない」 お人好しで無鉄砲な新一のことだ。 翠星石か真司の身代わりになったのか、あるいは自分より格上の相手に返り討ちにあったか。 どちらにしても、彼が”バカ”であることに変わりはない。 死は全ての生物が最終的に辿り着く到達点であり、存在の力が喰われることはまるで違う。 それでも居なくなるということに変わりはない。 死ねば人は記憶や記録になり、いずれはそれすらも無くなってしまう。 だから、自分の命だけは絶対に捨ててはいけない。 自分の命と対等のものなどこの世にはない、そんなもの在ってはならないのだ。 「あぁ、もう、ムカツク」 混迷に陥っていく思考を放棄し、シャナはずかずかと歩き出す。 右手には槍、左手には盾を添えてながら。 新一が死んでも、彼女の目的は変わらない。 多くの参加者と接触し、その人物が役立ちそうなら生かし、そうでないなら殺して首輪を回収する。 そして、城戸真司はいつか殺す。 間近にあった樹木の枝を槍で切り払い、彼女は鬱蒼と生い茂る森の中に進んでいった。 それから彼女は会場の北西エリアを散策し、同時に色々な施設を回った。 劇場、美術館、廃洋館、展望台。 だが見つけたのは惨殺死体と首輪、美術館にこれ見よがしに飾られていたカードキーだけ。 短い時間で多くの施設を回る必要があったため、各施設の細かいところまでは調べていない。 もしかしたら他にもあったのかもしれないが、それを探している余裕はなかった。 (なんで誰も居ないのよ……) 今のシャナは、森の中を通って市街部に向かっている。 市街部には施設が集中しており、参加者の多くはそこにいるのだろう。 力のない参加者が西側に潜んでいると予測したが、どうやらアテが外れたようだ。 弱い癖に生意気だと、シャナは心中で毒づく。 歩きやすい道路を使わなかったのも弱者を炙り出すためだが、やはり誰にも会うことはなかった。 「……音?」 静寂を保っていた森の奥から、木の枝が折れるような音がシャナの耳に届く。 フレイムヘイズでなければ聞き取れなかったであろうほど小さな物音なため、だいぶ遠くにいるのだろう。 市街部とは逆方向に行く形になるが、他者との接触の機会とあれば逃す術はなかった。 相手に気取られぬよう、気配を消しながら進むシャナ。 近づいていく内に、物音ははっきりと認識できるようになっていく。 先ほどまで音源は移動していたようだが、今は物音ともに一箇所に止まっている。 代わりに男と女が会話する声が届いていた。 この時間帯まで生き残っているとなれば、両者ともそれなりの力は備えているのだろう。 役に立つ参加者であることを期待しながら、シャナはゆっくりと歩を進める。 そして、ついに声の主が視認できる位置まで到達した。 (あれは田村玲子?) 出会った時と服装は違っているが、あの顔は間違いなく田村玲子だ。 頭部を変形させ人を喰う寄生生物。 首輪の解除に役立たない危険人物と判断し、一度は抹殺しようとした参加者だ。 槍の柄を深く握り締め、シャナは田村玲子の影に隠れている参加者を見る。 その人物が役立ちそうなら保護、役立たないなら田村玲子ごと抹殺。 そんな算段の下、彼女は視線を逸らす。 そして、絶句した。 (なんなの、あれ) 左腕が欠けていて、代わりに右腕の肘から下が二つに裂けている。 全身の筋肉が剥き出しになっており、それを隠すための衣服は殆ど無い。 申し訳程度にズボンを履いている程度だ。 他にも口が避けていたり、目が四つもあったりと、その異様を枚挙する手段には事欠かない。 恐怖を抱くことはなかったが、あまりのグロテクスさに気分を害してしまう。 紅世の徒でもあそこまで趣味が悪い者はなかなかいない。 (あれも寄生生物なの?) 会話を聞いている内に、あの生物の名前が後藤であることが判明する。 田村玲子の口から、後藤が寄生生物であることも語られた。 だが、寄生生物にしても後藤は異質過ぎる。 泉新一に田村玲子と二人の寄生生物をシャナは見てきたが、彼らは変形できるパーツが一箇所だけだった。 しかし、後藤は何箇所も変形している。 もしかしたら全身が寄生生物と化しているのかもしれない。 これだけでも十分異様だが、後藤を最も異様であると思わせているのはその精神だ。 泉新一や田村玲子は会話する余地があったが、後藤にはそれが全くない。 彼の眼光は戦闘狂が放つものであり、彼自身も自らが戦うために生まれてきたと告げている。 僅かに言葉を交わしたら、すぐにでも襲い掛かってくるだろう。 役に立つかどうかの問題ではない。 後藤を蔓延らせておいたら、首輪の解除に役立つ参加者も皆殺しにされてしまう。 何としてでも、ここで抹殺するべきだ。 (でも、あれに勝てるの?) 贄殿遮那があれば、今すぐにでも殺しに行っただろう。 だが今の彼女の得物は、使い慣れない長槍と盾だ。 泉新一や田村玲子とは応戦できたが、あれに対抗できるかどうかは分からない。 首輪解除に役立つ人間を生かすために戦って、自らが死んでしまっては元も子もないのだ。 (どうするべきなの) 田村玲子は最初は黙って喰われるつもりだったが、最終的に決裂したようだ。 一触即発と呼ぶに相応しい状況であり、すぐにでもこの周辺は戦場になるだろう。 フレイムヘイズとして、彼女が取る行動は―――― ☆ ☆ ☆ 田村玲子、後藤、シャナ。 一人の寄生生物に、一体の寄生生物、そして一人と一体に深い関わりを持ったフレイムヘイズ。 彼ら、彼女らが一同に介した時、起こりうる出来事とは―――― 【一日目夕方/D-6 森林部】 【田村玲子@寄生獣】 [装備]篠崎咲世子の肉体、黒の騎士団の制服@コードギアス 反逆のルルーシュ [支給品]支給品一式×3(玲子、剣心、咲世子)、しんせい(煙草)@ルパン三世、手錠@相棒、不明支給品(0~2)、双眼鏡@現実、 ファムのデッキ@仮面ライダー龍騎、首輪×2(咲世子、劉鳳)、着替え各種(現地調達)、シェリスのHOLY隊員制服@スクライド、 黒の騎士団の制服@コードギアス 反逆のルルーシュ [状態]ダメージ(大)、疲労(小)、数カ所に切り傷 [思考・行動] 0:後藤を殺す。 1:新たな疑問の答えを探す。 2:茶髪の男(真司)を実際に観察してみたい。 3:正当防衛を除き、人を食わない。 4:ルパン……? ※咲世子の肉体を奪ったことで、彼女が握っていた知識と情報を得ました。 ※シャナ、茶髪の男(真司)を危険人物だと思っています。 ※廃洋館で調達した着替え各種の内容は、後続の書き手氏にお任せします。 【後藤@寄生獣】 [装備]無し [支給品]支給品一式×3(食料以外)、前原圭一のメモ@ひぐらしのなく頃に、不明支給品0~1、カツラ@TRICK、カードキー、知り合い順名簿 三村信史特性爆弾セット(滑車、タコ糸、ガムテープ、ゴミ袋、ボイスコンバーター、ロープ三百メートル)@バトルロワイアル [状態]疲労(中)、左腕(三木)欠損、ダメージ(小) [思考・行動] 0:田村玲子を殺し、その身体を取り込む。 1:会場内を徘徊する。 2:志々雄真実を殺す。 3:強い奴とは戦いたい。 [備考] ※後藤は腕を振るう速度が若干、足を硬質化させて走った際の速度が大幅に制限されています。 【シャナ@灼眼のシャナ】 [装備]:ゲイボルグ@真・女神転生if...、ビルテクター@仮面ライダーBLACK [支給品]:基本支給品(水を一本消費)、首輪(剣心)、カードキー [状態]:健康、力と運が上昇、イライラするんだよ…… [思考・行動] 0:後藤を抹殺するか、それとも…… 1:首輪を解除できる人間とコキュートスを探す。首輪解除が無理なら殺し合いに乗る。 2:首輪解除の邪魔になるような危険人物には容赦しない。 3:市街部に行く。 4:真司に対する苛立ち。彼が戦いを望まなくなった時に殺す。 5:玲子の首輪に関心、次に会ったら殺す。 6:主催者について知っている参加者がいれば情報を集める。 時系列順で読む Back 飢える魂 Next 0/1(いちぶんのぜろ) 投下順で読む Back 急転直下 Next It was end of world(前編) 130 運命の分かれ道 田村玲子 140 寄り添い生きる獣たち 127 死せる者達の物語――I continue to fight 後藤 113 惑いのフレイムヘイズ シャナ
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登録日:2009/06/28(日) 19 15 20 更新日:2024/04/17 Wed 04 17 43NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 14年秋アニメ SF ひき肉 アニメ アフタヌーン グロ スプラッター セイの確率 デビルマン パチンコ化 パラサイト マッドハウス ミギー ミギー、ぼ、防御たのむ… ミンチ 不朽の名作 予言書 人生の教科書 共食い 友情 古沢良太 哲学 完結 実写化 寄り添い生きる獣 寄生 寄生獣 山崎貴 岩明均 平松禎史 強い方の後藤さん 感動 日本のメディア芸術100選 日本テレビ 星雲賞 東宝 染谷将太 橋本愛 深津絵里 漢と漢 漫画 環境問題 生命 米村正二 血 講談社 豪華声優陣 遊星からの物体X 阿部サダヲ 頭脳戦 首ちょんぱ 鬱 地球上の誰かがふと思った 『人間の数が半分になったらいくつの森が焼かれずにすむだろうか……』 地球上の誰かがふと思った 『人間の数が100分の1になったらたれ流される毒も100分の1になるだろうか……』 誰かが ふと思った 『生物(みんな)の未来を守らねば…………………………』 アフタヌーンで連載していた岩明均の漫画。 全10巻。完全版は全8巻。 普通の高校生、泉新一と寄生生物ミギーの物語。 一見、血や肉片の飛び交うグロ漫画だが、多くの漫画愛好家や哲学者から月日が流れた今でも高い評価を受けている不朽の名作。 新一とミギーの種を越えた友情、家族、生命の価値とは?人間とは?などのテーマが盛り込まれた感動作であり人類学にも一石を投じた。 長らくメディアミックスの無かった作品だったが、2014年にアニメ化と実写映画化を果たす。 どちらも賛否両論ある作品だが、それぞれ味のある作品なので寄生獣が好きならば一度観てみると良いかもしれない。 ◆寄生生物(パラサイト) ~登場人物~◆泉新一 ◆ミギー ◆村野里美 ◆田宮良子/田村玲子 ◆泉信子 ◆後藤 ◆広川剛志 ◆倉森 ◆平間警部 ◆浦上 【その他】 【主な発言】 ◆寄生生物(パラサイト) 本作に登場する謎の寄生生物。ある日突然、世界中に降り注いだ綿毛のような卵から産まれた。 先端がドリル状のミミズかヘビのような形をした数cmの幼体が人間の体に入り込み、脳を喰らい頭部と同化することで誕生する。 基本的に幼体は耳や鼻などから侵入するが、そこが塞がれていた場合は先端のドリル部で直接体内への侵入を試みる。 食われた脳を元に戻す方法は少なくとも作中には登場せず、寄生された者は実質的に人間としては死亡する。 同化された頭部は見た目こそ元のままだが、細胞はパラサイトの【それ】となっており、髪の毛単位など小さく千切れると虫のように蠢く。 ゴムのような伸縮性を持ちながら鉄のように固く変質させる能力を持つ他、人体を容易に真っ二つにできる程の怪力も有している。 この特性を活かし、鋭利な刃の触手にして対象を切り裂く、硬質化して銃弾を弾くなど戦闘能力は非常に高い。 尚、頭蓋骨は存在しないので擬態する際はある程度自在に人相を変える事もできるが、擬態時に強打されると凹んでしまう。 捕食する時は頭部が丸ごと大きな口となり、人間の頭ぐらいのサイズを食い千切る。形状だけなら大きな男根にもなれる また細胞全体が脳・眼・触手などの役割を兼ねていることから作中では「考える筋肉」と例えられている。 多くは人間のふりをして食欲を満たす為だけに行動しているが、稀に人間と同等以上の高い知能を持つ個体も存在する。 他にも寄生生物同士はテレパシーのようなもので信号を感じとり、相手の位置や感情を知ることができるといった能力を持つ。 これら特異な能力を持ってはいるが首から下は普通の人間の肉体であり、寄生の名の通り人間の内臓や消化器官に頼って生きている。 よって人間の肉体が死ねばパラサイトも死亡する…が、成功率は低いが人間の肉体を「乗り換え」して生き延びた個体も存在する。 また、他のパラサイトがすでに乗っ取っている肉体に、別のパラサイトが頭以外の部位に寄生する事も可能らしい。 劇中では二人目の名無しのパラサイトが「構造が単純な腕」から「複雑な頭」への移動は無理だが、「腕から腕」などであれば簡単に移動できると述べている(*1)。 彼らのほとんどは脳を奪ったときに芽生える“この「種」を食い殺せ”という本能に従い行動している。 しかし実は内臓の多くは人間のままの為、生命維持の為には人間を捕食する必要は全くない。 こういった特異な特徴として「無感情で無表情」「自身の名前に対して無頓着」という点も挙げられている。 パッと見の外見では人間そっくりだが、我が子であったりと近親者の場合は正体を看破できる場合がある。 また、上述の信号は一部の人間でも発信・受信できる者がおり、感知して判別が可能。 劇中では猟奇殺人鬼が人間を殺し慣れた事で「中身」を見分ける事ができるようになった。 弱点は前述の通り人間の肉体の破壊だが、実はパラサイト部分は劇物に対して異常に敏感で脆弱という特性を持つ。 その為、捕食した人間がアルコールやニコチン、薬物を摂取していただけで不調をきたし形状が維持できない。 劇物がパラサイト内に混入したなら細胞同士が我先に逃れようとして混乱し形を保てず、最悪爆発四散してしまう。 そして何より生物でありながら子孫を残す事ができないという矛盾をはらんでいる。 尚、ページ冒頭の文章と同時に初登場しているが、パラサイト自身はそんな意図は持っておらずそういった主義のもと協力をもちかけてきた人間のことが理解できず首を捻っていたこともある。 ~登場人物~ ◆泉新一 (CV…アニメ:島﨑信長、ムービーコミック:酒井広大 映画演者:染谷将太) 「殺したくないって思う心が…人間に残された最後の宝じゃないのか」 本作における主人公で、どこにでもいるような普通の高校生の少年。 イヤホンで音楽を聴いていた為、パラサイトに侵入されずに済み、更に腕に侵入したパラサイトをコードで腕をきつく縛る事で脳への侵入を阻止。 右腕に寄生されたため頭(脳)は普通の人間であり、そのため他の寄生生物からは「自分達の存在を知り探知できる存在」として危険視されている。 最初は普通の少年だったが、普通の高校生では考えられない血みどろの修羅場を幾度もくぐり抜け、同時に人間らしさを失っていく自分に苦悩する。 肉親を失い心臓を損傷後、後述のミギーの蘇生措置によりパラサイトの細胞と融合して命を繋いだ事で身体能力が異常に強化されていく。 逆にミギーが弱体化した事もあり、中盤からは「ミギーに防御を任せて、彼自身が寄生生物を殴り殺す」という動きを見せる。 しかし同時に大切な人を幾度となく目の前で奪われた経験も相まって、心身ともに人間とパラサイトが融合した中間のような存在と化していく。 世間では寄生生物のことは知られておらず、人類の為にも自分は名乗り出るべきではと考えるが、モルモットにされることを危惧するミギーと意見が対立する。 初めは前髪を下していたが、融合後はオールバックにしている。また性格も異常なまでに客観的且つ冷静なものに変貌。涙も出なくなる。 これは「胸の穴」と形容され、母のパラサイトに刺された胸の傷と母を失った事によるショックによるものと考えられる(*2)。 融合後は人間を片手で投げてコンクリの壁を破壊するほどの怪力と、助走なしで3mの壁を飛び越えられる跳躍力、オリンピック選手以上の俊足を発揮。 更に300m先の人物の特徴を読み取るほどの視力、広範囲・遠方の会話も聞き分けられる聴力、パラサイトの攻撃にも耐える強靭な肉体に変化した。 融合前の新一でさえ、圧倒的破壊力を誇るAを不意打ちとはいえ致命傷を与えるなど、「人」の部分をパラサイトとは別に動かせるアドバンテージを持つ。 その為、他のパラサイトと比べ総合戦闘力が高く、純粋な戦闘力で敗北したのは後述の最強生物・後藤のみ。 融合後は並のパラサイト相手なら多勢に無勢でも負けはしない。ただし肉体のエネルギー消耗が激しいのか、寄生前よりも大幅に食欲が増していく。 里美、加奈、宿の少女など多数の女子から好意を向けられるなど結構モテる。 ◆ミギー (CV…アニメ:平野綾、ムービーコミック:太田陽湖、映画演者:阿部サダヲ) 「わからん…尊いのは自分の命だけだ…私は私の命以外を大事に考えたことはない」 もう一人の主人公。 寄生に失敗し、新一の右腕を食って右腕になってしまった寄生生物(*3)で趣味は読書。 新一の体から血液を通して栄養を貰っているため、人を食べることはないし食べたいとも思わない。 口はあるが恐らくそもそも摂食能力がない(*4)。その分の栄養を補う為なのか、新一の食欲が増大している。 名前の由来は右手を食って育ったからで、ミギー自身が名付けた。ただし海外版では見開きの関係上名前がレフティに。 好奇心旺盛で高い知能を持ち穏やかな性格だが、他の寄生生物同様冷徹で自己の生存のみを優先しており、極端に合理的。 人間を盾にする、正体が人間にばれたときは容赦なく殺そうとする等、そのたびに新一と衝突する。 共生関係である新一を気遣うのは新一が宿主だからであるが、だんだんと奇妙な友情が芽生えていく事になる。 中盤で心臓を貫かれ死に瀕した新一を救う為に、ミギーが新一の体内に潜り込んで一時的に心臓と一体化し動かす事で疑似心臓と化す。 そして蘇生を行いながら損傷を修復したことにより、なんとか一命を取り留める事に成功した。 この際、ミギーの体組織が心臓から拡散し、右腕全体はあった寄生部位が肘から先だけになってしまう。 その代わりにミギーの細胞と新一の細胞が一体化したのか、新一の体が人間から並はずれて強靭化していく。 一方でミギーは、一日のうち連続して4時間程度「冬眠」してしまうようになってしまった。 「冬眠」は不定期に起き、強制的に4時間、変形はおろか同族を察知する能力さえ働かない無防備な状態になってしまう。 後藤との最終決戦では新一を助ける為に身代わりになり、後藤に取り込まれてしまう。 しかしその後、再戦した新一の決死の一撃により後藤がコントロールを失った事で意識を取り戻し、新一の体に帰ってきた。 おまけにその混乱に乗じて後藤の人間部の重要器官にダメージを与えた為、遂に最強のパラサイトを倒す事ができた。 更に副産物として後藤と融合した事で体質が変わり、一度に複数の思考ができるようになり「自分の中の別世界」を作れるようになった。 そしてその「別世界」へと旅立つことを決意し、新一に一方的に別れを告げた上で無期限の「眠り」についた。 ◆村野里美 (CV…アニメ:花澤香菜、ムービーコミック:奈波果林、映画演者:橋本愛) 「きみ……泉新一君……だよね?」 新一の同級生でヒロイン。新一とは受験会場で知り合った。途中で新一と付き合いはじめる。 人を驚かすのが好きで、すぐ驚く奴が大好き。その為、新一に不意打ちでチョップを食らわせてくる。 勘が鋭く、新一は彼女にミギーのことがバレているのではと内心冷や冷やしている。 メインヒロインではあるが、要所要所で出てくるものの出番はあまりない。 しかしその存在が新一を常に大きく支え続けた。物語終盤でベッドシーンがある。 新一の事情は全く知らないが、彼の身に何かただ事ではないことが起こっている事は察している。 原作では聖子ちゃんカット。アニメでは原作の雰囲気を残しつつポンパドールヘアをアレンジした髪型になった。 物語のラストでは浦上にナイフを突きつけられながらも、浦上と新一は違う、普通とは違っても人間だと言い放った。 ◆田宮良子/田村玲子 (CV…アニメ:田中敦子、映画演者:深津絵里) 「だが…我々はか弱い。それのみでは生きてゆけないただの細胞体だ。だからあまりいじめるな」 24歳の数学教師「田宮良子」の肉体を乗っ取り、新一の通う高校の代用かつ新任の教師として現れたパラサイト。 ミギー以上の高い知能を持った寄生生物で、パラサイトの生殖能力を確認するために寄生生物同士でセックスして子供を作った作中唯一の人物。 新一とミギーを『貴重なサンプル』として観察したりといった日々生まれる疑問の答えを探求しており、自分達は一体何なのかを常に考え続けている。 その高い知能故に戦闘能力は高く、三体の寄生生物を翻弄し返り討ちにするほどで、単体で戦略のみの勝負なら最強の個体と言える。 ミギーをして「正面から戦った場合に勝ち目は無い」と言わせ、後藤からも「良い戦いができそうな相手」と認められているほどの実力者。 新一を脅した際は「その気になればひとクラス、3秒で皆殺しにできる」と言っており、ミギーの様子からもそれが可能と思われる。 ただし肉体は普通の女性であり、痴漢の胸倉を掴んでホームに投げ飛ばした際は、肩を脱臼していた。(気付いた直後に自力で入れ直した) 尚、劇中に登場する彼女は最初から寄生された状態であり、本物の田宮良子(田村玲子)は既に死亡しており、生前の描写もない。 彼女の母親は連絡を寄こさない娘を心配して会いに来たのだが、その際に何の兆候も見せていないはずの田宮良子を自分の娘でないと見抜かれた。 後に出産した我が子には愛情らしき感情を見せており作中の寄生生物とは一線を画した成長をする。 実写版映画で深津絵里は 「パラサイトに寄生される以前の田宮良子には子供を産みたいという願望があったのではないか」という独自の解釈をしており それを監督の山崎が拾って設定として反映させたという。 因みにやけに完成度の高い同人誌があるとかないとか。(*5) ◆A (CV…アニメ:保村真、映画演者:池内万作) 「強い恐怖心だ…哺乳類はみんな“痛がり屋”だな」 新一が初めてまともに戦った寄生生物。 厳密にはその前に犬に寄生したタイプと人に寄生したタイプ一匹ずつと戦っているが、どちらもミギーが瞬殺して新一は見てただけ。 檻から脱走したライオンを飛び掛かられた一瞬で頭部を粉砕(*6)して撃退してみせたように、自身の実力に絶対の自信がある。 性格はつるんでいた田宮良子と正反対で、警戒心は強いが野生動物のように好戦的で思慮が浅く人間を甘く見ている。 ミギー曰く「楽天的で行きあたりばったりなヤツ」。皮肉にもその高い戦闘能力による油断が命取りとなった。 真っ昼間に新一の学校に殴り込みをかけて一方的に攻撃し続けるも、無警戒だった新一に胴体部分を攻撃され瀕死の重傷を負う。 その後、田宮良子の肉体と同居を目論むも、パラサイトに関する証拠が公けに出ないよう隠滅の為に田宮の手で爆死させられた。 田宮良子のセックス相手でもある。すなわち、田宮良子が産んだ赤ん坊の父親という事になるが、その影は薄い。 しかし実写版では前編のラスボスという大出世を果たした。その代わり女体化したけど。 ◆泉一之 (CV…アニメ:相沢まさき、映画演者:-) 「ひょっとしておまえ…鉄でできてるんじゃないのか…」 新一の父親で44歳のフリーライター。元雑誌記者で、新一の抱える秘密については知らない。 夫婦水入らずで伊豆に温泉旅行に行った際、目の前で妻をパラサイトに殺されてしまう。 乗っ取られた妻のパラサイトに殺されかけるが、一命を取り留め新一に連絡を取った。 この騒動で心に傷を負ってしまい、新一に上のような辛辣な言葉を浴びせてしまい自己嫌悪に陥ったりしてる。 しかし新一が後藤の脅威を詳細を伏せながら、必死に逃げろと伝えて来た際には、新一を信じて言うことをきいた。 なお、実写映画版ではなぜか死別している設定に変えられ登場しない。 ◆泉信子 (CV…アニメ:笹井千恵子、映画演者:余貴美子) 「前は…あんな子じゃなかったのに…ううう…」 新一の母親で専業主婦。新一が小さい頃、新一をかばって腕に大ヤケドを負ったことがある。 性格は優しく穏やか、お嬢様育ちだったらしく泣き虫で、新一がゴキブリを素手で掴んで逃がした際も泣いていた。 夫とは違い新一の微妙な日常の変化に気づいており、事あるごとに新一を問い詰めたりしていた。 それをノイローゼと見かねた夫が気分転換にと伊豆への旅行を誘ったことが不幸のはじまりとなった。 旅行先で肉体部を失い寄生先を探して彷徨うパラサイトに襲われ、背後から首を切断されて死亡。 そして肉体を乗っ取られ、夫・一之を襲った後に泉家にいる新一を襲い心臓に致命傷を負わせてしまう。 ジョーと共闘した宇田を殺害したと思われていたが…? 実写映画版では設定が大きく異なり、夫とは死別しドラッグストアに勤務しながら新一を育てたシングルマザーに。 さらに家の近所に倒れていた「A」を介抱して襲われ、Aに体を奪われるという展開になっている。 ◆加奈 (CV…アニメ:沢城みゆき、映画演者:-) 「…へー、じゃ あんたもあぶないヤツなわけ?」 ロングヘアのスケバン。光夫という不良に好意を持たれている。アニメ版で「君嶋」という苗字がつけられた。 融合後の新一に興味を抱く。なお、彼女は普通の人間とパラサイトが見分けられる能力を持つが、その自覚がない。 その為、新一に宿るミギーへの反応を頼りに新一との遭遇を繰り返すうち、「運命の赤い糸」と信じ込むようになり…。 彼女の能力はパラサイトが発する仲間を見分ける信号を微弱だが送受信できる能力であり、強く願う事でその信号も強くなる。 原作はスケ番だったがアニメ版では時代を合わせて、ヘアバンド型イヤーマフを愛用する普通の今時の女子高生になった。 同様に彼氏?面のミツオも昭和不良スタイルからチーマー風になっている。なお、実写映画版では登場しない。 ◆宇田守 (CV…アニメ:鈴木琢磨、映画演者:-) 「やっぱりきみがやっちゃ…いけない気がする」 新一と同じく脳を奪われる事が無かったメタボで気が弱く涙もろい中年男性。 作中で唯一、新一と同じ「脳を奪われず寄生されている」という境遇の仲間。新一と違い顎に寄生されている。 体格と年齢の関係で体力が無く、しかもジョーが気管を圧迫して余計に消耗が激しいなど、あまり強くはない。 ちなみに伊豆のホテルの従業員で、かつての離婚が原因で自殺を考えながら海岸付近の崖にいた時にジョーに襲われた。 展開が大きく変わった実写映画版では当然出番はなくなったので登場せず。 ◆ジョー/パラサイト (CV…アニメ:村瀬歩、映画演者:-) 「へーこりゃー珍しいな!手かよー!」 寄生しようとした際、宇田が海に転落した為、呼吸の確保を優先した結果脳を奪えなかったパラサイト。 元々パラサイトと呼ばれていたが、パラサイトの名が世間で一般化したため、後に差別化のためジョー(顎)と名付けられた。 図鑑で言葉を覚えたミギーと違い映画等で言葉を覚えたため言葉遣いが荒い。砕けた口調だが性格は冷静沈着。 上述のように宇田の体力と寄生箇所のせいで戦闘力は劣るものの、宇田自身の重要な肺や循環器の位置を直接ずらして守ることができる。 実写版では宇田が出ないので当然登場していない。 ◆早瀬 真樹子 (CV…アニメ:芹澤優、映画演者:-) 伊豆で民宿を営む家庭の娘で中学生。 新一の両親が旅行先でパラサイトに襲われ、父を守って母の仇を討つための旅の途中、高速船の中で出会う。 新一が連泊するにつれ次第にほのかな恋心を抱くようになるが、彼女の祖父は新一のことを暴力団の構成員と誤解していた。 なお、実写映画版では展開が変わって伊豆に行かないので登場しない。 ◆島田秀雄 (CV…アニメ:石田彰、ムービーコミック:亀山雄慈、映画演者:東出昌大) 「まずい……まずいな……」 新一を観察するために田宮良子が送りつけたパラサイト。新一の同級生として転校してきた。 イケメンで運動神経も良いため女生徒から注目を集める。表面上は理性的であるため、ミギーからは「話せば分かるタイプ」と分類された。 そのことから生前の島田秀雄も同様の性格だったと推測されるが、その実「人間は食べない」と嘘を吐いて普通に捕食しているなど狡猾。 新一とミギーに警戒されながらも学校生活を送っていたが、ある事が原因で女生徒の一人に正体がばれる。 女生徒にそれを告白され始末しようとしたところ、彼女が護身用に用意していた強酸をかけられ暴走、校内で大虐殺が発生してしまう。 最期は新一の遠距離からの投石により心臓を貫かれ絶命。遺体は回収され研究のサンプルとなった。 この事件がパラサイトが初めて世間に周知される一端となる。 ◆裕子 (CV…アニメ:安野希世乃、映画演者:山谷花純) 新一の通う高校の美術部員で、島田秀雄の同級生。新一とは学年が異なることもあり面識がない。 だが兄は犯人の似顔絵描きをする警官で、パラサイト殺人に関する泉一之への事情聴取に同席していた為、パラサイトの存在を知る。 その後転校生の島田の無表情さに興味を抱いて観察している内に、島田がパラサイトであることに気づいてしまう。 思い悩んだ末、言葉が通じるのならばと島田と二人きりで会い殺人をやめるよう説得を試みるという無謀な行為に出てしまった。 その結果、証拠隠滅をしようとする島田に殺されかけ、護身用に準備していた強酸入りの瓶を島田に投げつけた。(*7) 彼女自身はその隙に窓から飛び降りて助かったが、酸により暴走した島田は構内で大量虐殺を起こしてしまう。 アニメ版では「立川」という苗字が割り振られ、新一とは同級生で里美の幼馴染となり出番も増えた。 また、島田の観察も異性として好意を抱いてというものになり、最終回まで登場することになった。 逆に実写映画版では里美の目の前で真っ二つにされて惨殺という最期を遂げて退場する。揺らめく霞は関係ない。 ◆裕子の兄/立川ハルキ (CV…アニメ:横尾博之、映画演者:-) 裕子の兄で若い刑事。パラサイト殺人に関する泉一之への事情聴取に同席し、似顔絵を描く。 ◆後藤 (CV…アニメ:井上和彦、映画演者:浅野忠信) 「もっと工夫しろ…人間は地球上でもっとも賢い動物のはずだろ」 最強の寄生生物。戦いと殺戮を求め続ける戦闘マシーン。 ビキニパンツ一丁でショパンも弾ける。五統さん。五頭さんでもある。 田村玲子が実験により創りあげた か弱い「仲間」の一人ではあるが……無敵だ。 五体の寄生生物で体が構成されている為、全身を自由自在に変形、硬質化できる。 三木とは違い統制も完璧で、身体能力もパラサイトと融合した新一すら遥かに凌駕している。 単身で武装したヤクザの事務所に乗り込み皆殺しにし、対パラサイト装備で重武装した自衛隊でもかなわない。 走行車同士の正面衝突をしても即回復し、崖から落ちてきた車の直撃&二台分の大爆発に巻き込まれても死なない。 時速60km以上で走り続けられ、ショットガンの散弾をただ弾き返すどころか体内に一度取り込んで射出する事さえできる。 以上のようにラスボスにふさわしい無敵の戦闘能力を持つが、弱点がないわけではない。 唯一、寄生体同士の隙間だけは人間体と同じでダメージらしきものを与えられる。 最期は新一にその隙間から付けられた傷口から「猛毒」を体内に捩じり込まれ、統制を失って爆発四散した。 トドメまでの一連のシーンは単純なバトルものと違い、ミギーや新一の台詞なども相まって色々考えさせられる。 ◆三木 (CV…アニメ:浪川大輔、映画演者:ピエール瀧) 「そーっす!『三木』です!」 後藤さんの右手だから三木。あと三匹統率だから。 「三木がやりたいっていうならやらせてみるさ。……何事も慣れ、だ」と後藤さんの許可を得て頭になり新一を付け狙う。 人間の表情の擬態は得意だが寄生生物五体の統合はイマイチで、体の操作はかなり不器用。ミギーの作戦の前にあっさり敗北。 モグラ叩きすらまともにクリアできない様子だったが、これがナンパの為だったのかマジだったのかは不明。 ミギーに負けて頭を後藤に譲った後はずっと右手状態のまま登場しないが、毒を捩じり込まれた際に真っ先に逃げようと焦っている。 ◆広川剛志 (CV…アニメ:水島裕、映画演者:北村一輝) 「大したもんだな後藤さん、モーツァルトかね」 田村玲子や後藤さん達の寄生生物集団のリーダー的存在。後藤さんからボスと呼ばれる。 新一の家のとなり町の市長選に立候補し、環境問題を訴え見事当選する。 以後は自分の市に寄生生物のコロニーを作り上げ、「食堂」などを用意する。 彼の演説により、タイトルの「寄生獣」の意味の一つが明かされる。 というより、劇中で唯一「寄生獣」という言葉を使った人物。 ショパンとモーツァルトの違いは判らない。 後年のスピンオフ作品「寄生獣リバーシ」では彼の高校生の息子・タツキが主人公を務める。 ◆草野 (CV…アニメ:青柳尊哉、映画演者:岩井秀人) 「これまで一緒にやってきた仲だ。命を絶つ前に小さな満足感をやろう。」 広川が率いるコロニーの幹部。強引に事を進める短絡的なタイプで、その性格から田村玲子とよく衝突する。 田村玲子の態度から不審を抱き、自身の独断で行った新一と倉森の殺害計画失敗を咎められた事で、仲間と共に田村を闇討ちする。 しかし田村の知略により仲間と同士討ちをした挙句、返り討ちにあって始末された。 怒ったり嫉妬したり怨んだり仲間の好で最後の望みを聞いたりと、本人に自覚はないが非常に人間に近い思考をしている。 後藤がヤクザ事務所を襲撃した際は「もう少し普通の格好は出来なかったのか」とパラサイトには珍しい点にこだわっていた。 尚、一緒に田村を殺しにいった仲間はアニメ版で初老の男が前澤(CV 鈴木琢磨)、女が氷川(CV 大本眞基子)という名前が付いた。 実写映画版では広川の命令で襲撃した事にされており、戦闘も不意打ちで三人同時に殺されている。 ◆倉森 (CV…アニメ:二又一成、映画演者:大森南朋) 「彼は人間です…私と同じ…小さな家族があり、そして奪われ…苦しんで…」 シャーロック・ホームズに憧れて私立探偵の仕事を始めた、冴えない中年男性。 推理小説を愛読しており、妻と幼い娘が1人いる。アニメでは志郎(しろう)という名が設定された。 田村玲子に新一の身辺調査を依頼されたことで、好奇心が災いしパラサイト事件に深く関わっていく事になる。 しかしそのせいで目を付けられ、自分を狙ったパラサイトの草野達に妻子を殺されてしまう。 この件に関与していなかった田村玲子が犯人だと思い込んで、彼女の子供をさらって復讐しようとした。 ただし子供を投げ落とす気など最初からなく、自分の子供を失った自身の悲しみの百分の一でも思い知らせてやりたかっただけであった。 彼が遺した「倉森レポート」が後のパラサイト駆逐作戦へと繋がった。そして最期まで新一達の秘密を黙って死んで逝った。 ◆平間警部 (CV…アニメ:鈴木琢磨、映画演者:國村隼) 「全員この一発!よおく見きわめろ!!全ての責任はわたしが負う!」 北署に勤務するベテラン刑事。新一や倉森らが住む地域の担当官としてパラサイト対策特命捜査を指揮している。 新一の違和感にいち早く気付き、その後を追う事で倉森同様パラサイト事件の真相に近づいていく。 最終的に田村玲子を警官隊と共に射殺した人物でもある。後に自衛隊との作戦時においても登場し指揮を取った。 玲子の額や屋上から飛び降りてきた後藤の心臓を的確に撃ち抜く射撃センスを持つが、どちらにも通用はしていなかった。 ◆山岸 (CV…アニメ:小山力也、映画演者:豊原功補) 「ともかくだ…見つけたなら(・・・・・・)撃て。」 陸上自衛隊二佐で市役所パラサイト駆逐作戦における「内環(掃討部隊)」の指揮官。 パラサイト判別のために市役所中の人間を1階ホールに集めた際、パラサイト一味を駆逐すべく一部隊を率いて掃討する。 誤射して一般人を殺しても顔色一つ変えず、致命傷を負った部下の体を盾にする相手に「どうせ助からん」と発砲する等、冷血漢。 誤射よりも人かパラサイトか悩むうちにパラサイトに対して攻撃ができず犠牲を増やす可能性を問題視しているのだろう。 実際に、彼の直接指揮していない市役所の屋外では人間を盾にしたパラサイトが逃亡していった。 パラサイトと人間を殺していくうちに、「俺も大体わかってきた」と超能力や波長ではなく人間の観察眼と直感でパラサイトを見分けられるような発言をしているが、 あくまで部下を割り切らせるための発言の可能性が高い。直後に上の太字発言である(*8)。 なお、広川の正体は流石にわからなかった。 しかし浦上のように後藤の危険性までは見抜けず、広川軍団のパラサイトを殲滅した掃討部隊を全滅まで追い込まれた。 一人屋上にて後藤と単身交戦するも手も足も出ず殺され、屋上から生首だけが落ちてきた。 だが彼が交戦した事により出来た後藤の腹部の“かすり傷”が、後の命運を分ける事になる。 ◆浦上 (CV…アニメ:吉野裕行、映画演者:新井浩文) 「え……あんたらあれが………人間の形に見えたのか?」 快楽連続殺人犯の男。性格は楽観的且つ軽率で軽薄な快楽主義者。普段は俗でお調子者なノリの性格。 過去に「人間で遊んだ(*9)」ことから寄生生物と人間を見分ける能力を持つ。 獲物はナイフがお気に入り。ミギーとの融合後の新一を「混ざっている」と見抜き興味を抱く。 後藤を見た時は逆にその怪物じみた戦闘能力を感知して恐慌し、一時的な錯乱状態に陥った。彼には人間の形には見えなかったらしい。 市役所のパラサイト駆逐作戦に駆り出された際に後藤の出現による混乱に乗じ、監視役だった若い刑事を殺害し逃走した。 その後は登場せず逃げ去ったかと思われていたが、最終回にてとんでもない劇的な再登場を果たす。 衝動を抑えて生きている現代の人間こそ異常であり、自分は本能に沿って生きる「正しい人間の姿」だと考えている。 ◆美津代(みつよ) (CV…アニメ:藤生聖子、映画演者:-) やったのか!!新一!! 田舎に住む老婆。ボロボロの姿の新一が水を求めて庭に侵入してきたのを見て、泥棒だと勘違いした。(*10) 後藤との戦いに敗れて右腕(ミギー)を失い負傷して山中を徘徊していた新一を、事情を問い質すことなく数日間自宅に匿ってくれた。 口は悪いが思いやりのある優しい性格で、半ば死に急ぐような態度で後藤との再戦を決意する新一を懇々と諭した。 彼女から借りた右利き用の鉈を手に、新一は後藤との最後の戦いに臨む。この鉈が新一に冷静な判断力を取り戻させた。 なお、実写映画版では展開の都合で登場しない。 【その他】 ◆由井教授 (CV…アニメ:梅津秀行、映画演者:-) パラサイト研究の第一人者。島田の死にかけの細胞から、人とパラサイトとの見分け方を発見した。 優秀な生物学者らしく、パラサイトについてのほとんどの詳細は彼による研究結果。 「ご存知のように」が口癖で、研究の事になると興奮して前のめりになる。 ◆倉森陽子 (CV…アニメ:藤生聖子、映画演者:-) 倉森志郎の妻。泣き黒子が特徴。夫がヤバイ仕事をしているのではないかと心配していた。 ◆阿部 (CV…アニメ:不明、映画演者:-) 倉森に雇われた臨時アルバイトの青年。これまでも何度か面白がって仕事を引き受けていた。 田村玲子の尾行を頼まれ、その後三木の尾行をするが見つかってしまい殺された。 ~原作のみのキャラ~ ◇古谷、長井 新一の同級生。古谷は里美に惚れていて、新一に決闘を挑んだが返り討ちにあう。 長井はミツオがグループを連れて新一に喧嘩を打った際に現れ、新一に助太刀した。 長井はその後も新一の事を気に掛けており、要所要所で首を突っ込む同級生を上手く誘導している。 ~アニメオリジナルキャラ~ ◇鈴木アキホ (CV:前田玲奈) アニメ版オリジナルのキャラで、新一の同級生のポニーテール少女。明るい性格で新一に気がある。 その後、里美と新一の仲を見て諦め、今度は島田に気が行くというやや気の多い少女。 原作でモブキャラがしゃべったセリフなどを彼女がしゃべる事が多い。 ◇長井和輝 (CV:浜添伸也) アニメ版オリジナルのキャラで、新一の同級生の不良少年。 里美に惚れており、新一に喧嘩を売るがミギーにより返り討ちにあい逃げた。 その後、ミツオの率いる不良グループに襲われていたところを新一に助けられた。 原作に登場する「古谷」と「長井」というキャラを合わせたような役回りのキャラ。 ちなみに最終回にアキホに言い寄っているという話が見られる。 ◇古谷タク (CV:榎木淳弥) アニメ版オリジナルのキャラで、新一の同級生。 原作の古谷の役回りは上の長井和輝が請け負っており、こちらは原作の古谷とは全く関係ない。 ◇上条 (CV:村上裕哉) アニメ版オリジナルのキャラで、新一の同級生の不良。 ◇三田 (CV:浜添伸也) アニメ版オリジナルのキャラで、平間の部下である若い刑事。 ◇佐々木先生 (CV:奈良徹) アニメ版オリジナルのキャラで、新一の通う高校教師。Aの襲撃の際に負傷した。 ~実写映画オリジナルキャラ~ ◇辻(つじ) (演者:山中崇) 実写映画版だけに登場する、平間の部下の刑事。地味に全編に登場する。 しかし地味に何の活躍もしない。 ◇中華料理店の主人 (演者:オクイシュージ) 映画版において新一とミギーが初めて遭遇し、戦うことになるパラサイト。 名前の通り中華飯店の主人の体を乗っ取ったパラサイトであり、店に来た客を捕食していた。 原作における下記の犬パラサイトと名無しのパラサイトの役割を兼任している。 そのため下記の二体のパラサイトは実写映画版では登場しない。 (尺の都合上、設定説明の簡略化のための仕様変更と思われる) ~名無しのキャラ~ ■犬パラサイト (CV:Velo武田) 「グワオ…おまえ…も…失敗…か?」 第二話に登場した、犬に寄生したパラサイト。「この種を喰い殺せ」の指示に従ってか、犬を捕食していた。 ただし人間の言葉をしゃべり、犬に寄生したのに「お前は寄生する場所、俺は宿った動物に不満がある」と人間のままのミギーと新一を異常なまでに警戒し追ってくる。 頭部を大きな蝙蝠のような翼に変形させ、空を飛んで追ってくるが、育った環境のせいで勉強不足だったこともあり、隙を突いたミギーに心臓をえぐり出され死亡した。 ■名無しのパラサイト (CV:奈良徹) 「人間の脳がまるまる生き残ってる…こいつァ確かに危険な存在だな」 第三話に登場した、新一が初めて目にした人間に寄生したパラサイト。単行本一巻の表紙もこいつ。 凶悪なチンピラのような風貌をしていて、ミギーのことを「右手さん」と呼び、自分の肉体に「引っ越し」て来いと勧誘した。 どこから得た情報なのかは不明だが、腕から頭へは無理でも腕から腕への移動は簡単だとか、ミギーと管理すれば140年は生きられるだとか語っている。 (ちなみに田宮良子はミギーと新一を「初めて見るケース」と語っているので、彼女による実験などは考えられない) ◆占い師の女性 (CV…アニメ:不明、映画演者:-) 道端で占いをしていた中年女性。 新一の胸の穴について当て、その穴を塞げるのは空けた相手にもう一度会うしかないと告げる。 【主な発言】 完全版裏表紙より 「シンイチ……『悪魔』というのを本で調べたが……いちばんそれに近い生物はやはり人間だと思うぞ……」 「泉くん……きみ……泉新一くん………だよね?」 「……さぁ どうなのかな」 「もう死んだんだよ……死んだイヌはイヌじゃないイヌの形をした肉だ」 「おれ一人気づかないうちとっくに……脳まで乗っ取られてるんじゃないのか……?」 「人が死ぬ…ぐらいのことじゃ大して驚かなくなってんじゃないの?」 「寄生生物(われわれ)はなぜ生まれてきた……?」 「……地球上の誰かがふと思ったのだ……生物(みんな)の未来を守らねばと……」 「誰が決める? 人間と……それ以外の生命の目方を誰が決めてくれるんだ?」 Wikiで出会って見覚えになった項目がふと見ると埋もれていたそんな時、なんで追記・修正したくなるんだろう… そりゃアニヲタがそれだけヒマな引き籠りだからさ。 だがな、それこそがアニヲタの最大の取り柄なんだ。時間にヒマ(余裕)がある生物、なんと素晴らしい!!だからなあ…いつまでもメソメソしてるんじゃない。疲れるから自分で編集しな。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 確かに慘い。 慘いのですけれども…。 私達人間は、パラサイトのそれ以上に残酷で狡猾で……もう、底は割れているのですよね。 悲しい事に。 -- 閲覧者 (2014-02-27 02 51 16) 一昔前は環境問題をどう捉えていたのかのサンプルとして優秀な作品だよね。 -- 名無しさん (2014-03-22 16 28 40) 実写版はコケる気しかしない。監督がヤマトやアッパレ戦国、三丁目の山崎の時点でお察し。 -- 名無しさん (2014-06-28 21 28 41) 広川「モーツァルト?(無知)」 -- 名無しさん (2014-06-28 21 55 58) 新一、作中では最終的に人類最強? -- 名無しさん (2014-06-29 07 10 43) ↑3じゃあ誰ならコケないと思って -- 名無しさん (2014-06-29 08 07 58) 答:実写化しない -- 名無しさん (2014-06-30 18 41 21) 「信子を演じるにあたって意識したことは、寄生されてはいても、子どもに対する母の愛情が奇跡的にどこかに残っている感じを、どう表現するかということでした」 -- 名無しさん (2014-07-24 23 31 36) ↑もうこの時点で見当違いまくりじゃねえか -- 名無しさん (2014-07-25 02 26 21) 信子って、寄生されて新一を殺しかけた母親だよね。本当に原作見たのかそいつは -- 名無しさん (2014-07-25 02 27 54) ↑愛情残ってたらぶち壊し。何で原作を理解せず、同じ事を繰り返すのか。映画界は。 -- 名無しさん (2014-07-25 07 22 11) 『追い詰めた新一にとどめを刺そうとした瞬間、わずかに目が揺らぐ』とか『新一に倒される間際にふっと微笑む』とかそんなシーン入れたら電話で苦情入れるレベルだわそれ -- 名無しさん (2014-07-25 08 05 15) 結局映画化とは何だったのか -- 名無しさん (2014-07-25 10 22 51) そもそも、バラバラ死体が当たり前のように出るような作品を邦画で出来るの?という話。アニメなら深夜枠で何とか、だろうけど -- 名無しさん (2014-07-25 14 54 05) ↑3 体の動きで表現するならまだギリギリ許せる。顔で表現したら訴訟もの -- 名無しさん (2014-07-25 14 59 08) 綺麗に風呂敷を畳んだこの作品だけど、ちょっと気になる事もチラホラある。ライオンの目には、パラサイトが昆虫の姿に映ってたり、田宮良子が戦闘態勢に入った時に、ミギーが感じていた「2パターン以上だ!」の意味とか・・・まあ、途中で展開を変えたらしいから、その名残なんだろうけど・・・ -- 名無しさん (2014-07-25 16 05 27) 予告はオモシロそうだが…予告だけが面白い実写化映画が多いからなー…… -- 名無しさん (2014-07-25 16 22 50) ミギーとかジョーの例を見るに、相利共生できそうなんだよね -- 名無しさん (2014-07-25 16 29 29) ↑3 「2パターン以上」は同時に二通り以上の攻撃パターンを繰り出せるって意味じゃない? -- 名無しさん (2014-07-25 16 37 04) 原作読んできた役者さんに監督が説教したってマジで? -- 名無しさん (2014-07-30 08 19 28) アニメの情報出たけど、実写の方がまだ期待もてるような… -- 名無しさん (2014-07-30 10 49 45) ミギーの声が女ってのはあかん -- 名無しさん (2014-07-30 10 53 08) 平野綾…? 落ち着き払った男のイメージで読んでたのに、もしかして一人称が「私」だからか。それと新一って眼鏡だっけ? -- 名無しさん (2014-07-30 17 25 09) あーやの登用は「無邪気な子供」と言うイメージかな? -- 名無しさん (2014-07-30 17 41 20) 実写:母親役のコメントがヒドすぎて地雷臭ヤバイ/アニメ:構成米村でもうダメだ -- 名無しさん (2014-07-30 17 44 26) 一番上の閲覧者って奴、痛いコメントしてるな。 -- 名無しさん (2014-07-30 18 19 42) キャラデザの変更はそんなに不満は無いけど、加奈がいないのが気になる。加奈がいなかったら加奈死亡→新一が光夫に殴られる→「血の色は一応赤いな」 の流れが無くなっちまう。 -- 名無しさん (2014-07-30 18 30 33) え?加奈カット?新一の「ミギー、防御頼む」のシーンもカット!? -- 名無しさん (2014-07-30 18 38 35) アニメも実写も、両方地雷になりそうってどういうことだ -- 名無しさん (2014-07-30 18 44 40) アニメは何故ああもガラッとデザイン変えたのか、というかなんだあの眼鏡は -- 名無しさん (2014-08-04 13 07 31) ↑眼鏡は信子前後での変化を強調するためかな? ただ髪型を変えた理由は「左右対称じゃないのが気になる」だから、眼鏡を外す理由にはならんのよね…… -- 名無しさん (2014-08-04 14 52 58) 視力上昇の表現とか(スパイダーマンのパクリ) -- 名無しさん (2014-08-13 00 53 52) なぜ今頃映像化かと思ったら 今まで権利ハリウッドが持っててそれがきれたのね -- 名無しさん (2014-09-09 16 58 57) 関西圏はBSでしか観れないのな....悲C -- 名無しさん (2014-10-09 15 18 39) 放送前に散々叩かれてハードルが下がったのか普通に面白かった。 -- 名無しさん (2014-10-10 18 43 33) 寄生獣・完全版の表紙の新一がミギーの落書きを【左の手】に描いてるんだけど、あれってどういう意図があって左手なんだろう? -- 名無しさん (2014-10-17 22 23 08) 意図はわからんけどあの表紙好きだわ -- 名無しさん (2014-10-17 22 32 47) ミギー達の性質は、バイオハザード4のプラーガやテッカマンブレードのラダムとよく似ているな。 -- 名無しさん (2014-11-06 04 10 12) 実写化はして欲しくなかったな、お母さんがのっとられてしまうシーンがあまりにも残酷だ。 -- 名無しさん (2014-11-12 09 22 08) 一番怪しい人物が人間だったのは「遊星からの物体X」のクラークに通じるものがある。 -- 名無しさん (2014-11-14 17 46 43) ベビースターラーメンのCMでこれの場面入れるなよ、親戚の子が泣いちまったよ! -- 名無しさん (2014-11-14 17 48 47) 映画観てきた。原作ファンからすれば文句はあるといえばあるけど、思ったより楽しめたよ。映画館内からは、よく笑い声が漏れてたな。ミギー関連のシーンで。 -- 名無しさん (2014-12-02 02 10 01) 結局実写の母親の件はどうだったんだろ -- 名無しさん (2014-12-11 21 45 11) 田宮関連のエピソードほんとすき -- 名無しさん (2014-12-11 23 24 58) アニメはキャラデザが変わっている為、賛否両論。私は好きだが。OPがいい。 -- 名無しさん (2015-01-05 16 27 02) ↑×2 インタビューから変えたのか、パラサイトである頭が母の愛情を引き継ぐようなことはなかったけど、腕が母性愛で勝手に動くってどうよ? -- 名無しさん (2015-01-05 16 34 09) ハリウッドのリメイク待ってます・・・ -- 名無しさん (2015-01-16 23 55 43) ↑6 島田戦でのミギーの仕草に萌えたのは俺だけではあるまい -- 名無しさん (2015-01-17 00 07 21) タグの強いほうの後藤さんw弱いほうの後藤さんって誰なんだよw -- 名無しさん (2015-01-22 21 32 11) 17話のあの終わり方はないわ、確かに続きは見たくなるが構成としては最悪だ -- 名無しさん (2015-02-05 12 44 36) さーてさて、実写かとアニメ化でどのくらいの儲けが出たのでしょ〜か〜? -- 名無しさん (2015-02-05 12 56 43) これといい女神様といい勇午といい、アフタヌーンにはほんとに、「山椒は小粒でぴりりと辛い」がぴったりあう作品が多いなとつくづく思う。 -- 名無しさん (2016-02-03 13 17 55) アニメ版の加奈と渋谷凛が似てるかもしれないとふと思った今日この頃 -- 名無しさん (2016-03-26 05 59 14) 「光戦隊マスクマン」の地底帝国チューブの地帝獣の寄生してる方とは違うよなww -- 名無しさん (2016-03-26 09 10 29) ハンターハンターの富樫をはじめとしてあらゆる漫画家に影響を与えたといわれる作品だが、寄生というアイディアはバオー来訪者から拝借したとされる -- 名無しさん (2016-10-23 21 41 59) 寄生獣に関してはいくら絶賛してもし足りないくらい。それなりにいろんな漫画を読んできたけど、ここまでの傑作はないと言い切ってもいい。作者はこの作品を生み出しただけでも凄いわ(ヒストリエもいいけど) -- 名無しさん (2018-05-20 00 38 14) 寄生生物たちが子孫を残せない(作中でその描写が無い)のは、単に「まだ性的に成熟してないから」だったりして。成人の姿で成人のように行動してるから、つい「寄生生物としても成熟している」と思ってしまうけど、あの段階はまだ「子供」なのかも知れない。 -- 名無しさん (2018-09-11 19 49 19) パラサイト同士で生殖に近い行為(互いの細胞を混ぜ合う)をしたの、後藤とミギーだけだしね -- 名無しさん (2019-04-03 17 16 05) 繁殖は文字通り増えることだから、彼らは分裂や融合はできても、質量絶対量以上には増えられないんだよ。 -- 名無しさん (2019-04-04 02 24 12) そもそもパラサイトって何だったんだろう? -- 名無しさん (2019-04-04 02 49 00) 懐かしいなぁ -- 名無しさん (2020-02-03 11 49 20) 大阪万博のロゴマークを見て真っ先にこれが思い浮かんだ。 -- 名無しさん (2020-08-28 22 13 47) スピンオフのリバーシも面白かったんでまだ読んで無い人は試しに読んでみてくれ -- 名無しさん (2021-11-26 20 30 21) 広川は「人間文化なんてクソ喰らえ」派だからモーツァルトだろうがショパンだろうが興味ないんだろうと思ってる -- 名無しさん (2022-06-19 19 38 04) 「いや……寄生獣か!」は昔から語り草ではあったけど最近(2010年代以降)になってからタイトル回収の代名詞としてそれまで以上に有名になった気がする -- 名無しさん (2023-08-07 19 23 25) 改めて読み直してその凄さに驚いた。この内容でたったの10巻。 -- 名無しさん (2023-10-02 21 31 31) 寄生生物って死体でもいわゆる脳死の状態なら肉体を乗っ取れるんだろうか? -- 名無しさん (2024-04-13 21 39 34) 映画版はあの婆さん出ないのか やったのか!!新一!! は色々泣ける場面なのだが -- 名無しさん (2024-04-17 04 17 43) 名前 コメント
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寄生獣 きせいじゅう (名)岩明均作の漫画。伊集院がハマった漫画の一つ。
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寄生獣からの支給品 鉄の棒 タバサ(シャルロット・エレーヌ・オルレアン)に支給 最後の戦闘にて泉新一が後藤を刺した鉄の棒。 不法投棄されたゴミの山から引き抜かれる。 付着していた産業廃棄物が後藤を倒す要因となった。