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後悔(こうかい) 後悔 イベントカード 使用代償:青 バトル中、味方エースキャラと同じ作品の味方前衛キャラが2体以上登場している間に使用する。 バトル終了時まで、相手バトル参加キャラの好きな能力値1つに-200する。相手バトル参加キャラが相手のイベント・特殊能力による防修正を得ている場合、バトル終了時まで、相手バトル参加キャラに防-100する、(1バトルに1回まで宣言可能) 「わた、私っ…… あんな、あんなこと、言うつもりなんてっ…」 Version/カード番号 Ver.9.0/0832 レアリティ R コメント コメントの入力。必須ではない。
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このページはこちらに移転しました 後悔 作詞/栗毛 お前に出会わなければよかった この日が来るのなら お前を好きにならなければよかった この日が来るのなら こんな日に告白しても何も変わらないし こんな日にかける言葉僕は持ちあわせてない あのとき素直になってれば あのとき好きと言ってれば あの日にお前とあわなけりゃ こんな気持ちに ならずにすんだ
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後悔 ●●(野球部、がんばってるなぁ。) ●●(あれ? あそこにいるの、志波くん?) ●●「志波くん! 志波「……●●。 帰りか? ●●「うん。志波くんは 野球部の練習、見てたの? 志波「……いや。 もう帰る。 ●●「えっ。 志波「……なんだ? ●●「もういいの? 志波「…………いい。 志波「……見てると、思い出すから。 ●●「なにを? 志波「……ガキの頃から、 ずっとやってたんだ……野球。 ●●「そうだったんだ。 なんで辞めちゃったの? 志波「………………。 中学最後の試合で、オレは……。 志波「オレは、取り返しの つかないことを……! ●●「きゃっ! 志波「!!! ●●「びっくりした……。 ごめんね、志波くん。 話、さえぎっちゃって……。 志波「……行く。 ●●「えっ!? 志波「悪い。 さっきの話、忘れてくれ。 志波「じゃあな。 ●●「あ……志波くん! ●●(聞いちゃいけないこと だったのかな……。)
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「クーパーッ!?」 「次は、お前だ!」 ジタンの刃がバッツを襲う。 早い!ギリギリ弾く事はできたものの、力もスピードも自分より段違いだ。 勝てない、ニ度三度打ち込まれて、バッツはそれを認めざるをえなかった。 こんな所でやられる?このまま、この男に殺されるのか? バッツは思う。認めたくはなかったが、何か手を打たなくては現実になってしまう。 考えろ。考えろ。奴だって絶対じゃないんだ。 もしもジタンに漬け込む隙があるのなら、 それはジタンの能力が確実にバッツを勝っている事だった。 だが、油断はしないだろう。この狂人は、確実に殺すことのみを狙ってくる。 バッツは間合いを離すと魔法を唱え始めた。 ジタンは追い討ちをかけない。その代わりにジタンを覆う光がより一層力を増した。 さっきの技を使うつもりか。それはわかったが、バッツは魔法を止めない。 もしも、自分にこいつより勝るものがあるのなら―――― ジタンの放った光は容赦なく、自分を貫く。と、同時に魔法が完成する。 やられた、決定的な一撃をもらってしまった。吹き飛ばされながら、魔法を発動させる。 壁に叩きつけられる、胸から血飛沫が散った。立ち上がろうともがいてみるが、すぐに無理だとわかった。 顔だけ上げると、トランス状態から解放されたジタンがこちらに歩いてくる。 なるほど、あの状態は一定時間しか持たないらしい。それも連続発動は無理ということか。 「終わりだな。おっさんの仇を取らせてもらう」 「…俺は、殺していない、といっても、問答無用か」 「当り前だ!よくも騙してくれたな!」 「誤解、といっても聞くつもりはないんだな…エリアを誤解で殺めた俺は、誤解で殺されるわけだ」 ぴくり、と。ジタンの表情が揺れる。 バッツはジタンをじっと見つめる。そして吐き出すように言う。 「誤解が誤解を生んで、人が死んで。憎しみと悲しみが生まれて…それが消えることはない」 「………」 「延々と繰り返して。それを断ち切るにはどうすればいいんだ?」 はあ、バッツは溜息を付いた。視線を下に向けると、腹部から真っ赤な血が広がっているのが見える。 少し、眩暈がした。 ジタンは刃を振り上げた。 こいつの言葉を聞いてはいけない、聞けば、引きずられる。 自分は、いつも騙されて、それを非難して、騙したことに理由があることに気付いて、後悔した。 そして後悔するたびに、人が死んでいった気がする。 また――――同じことを? そんなことが思い浮かんだから、ジタンは早くこいつを殺そうと思った。 思考を停止して、自分を守ろうとした。 それが、自分の命も停止させた。 「ギガディン!!」 …クーパーは、全身を抱きしめながらバッツの元へ向かった。 息は荒いが、傷は塞がっている。バッツがあの時使ったのは、クーパーへのケアルガだった。 自分がジタンより勝っていること、それは一人ではないということだ。 クーパーは子供だが弱くない。むしろ強い。精神的にも、純粋な戦闘能力も。 ジタンは隙を見せない、ならば作ればいい。 憎しみに捕らわれた奴が自分を殺そうとする一瞬を作ればよかったのだ。 「結局、どちらが消えるまで続くんだろうな…殺すことでしか、憎しみは消えない」 消し炭になった「彼」を見る。強烈な電撃を受けた仕込み杖は、ボロボロに崩れている。 顔を上げると、部屋の奥から導師が出てくるのが見えた。 【バッツ@魔法剣士(アビリティ:白魔法)(重傷) 所持品:ブレイブブレイド グレネード五個 裁きの杖 第一行動方針:ジタンたちと決着をつける 第二行動方針:アリーナ(アニー)、とんぬら、パパスを捜す 最終行動方針:ゲームを抜け、ゾーマを倒す】 【クーパー(後遺症あり) 所持品:珊瑚の剣 天空の盾 第一行動方針:ジタンたちと決着をつける 第二行動方針:アリーナ(アニー)、とんぬら、パパス、エーコの仲間(名前しか知らない)を捜す 最終行動方針:ゲームを抜け、ゾーマを倒す】 【現在位置:ハーゴンの自室の前】 【導師(MP0) 所持品:天罰の杖 首輪 第一行動方針:バッツを殺す】 【現在位置:ハーゴンの自室の前】 【ジタン 死亡】 【残り 34人】 ←PREV INDEX NEXT→ ←PREV 導師 NEXT→ ←PREV バッツ NEXT→ ←PREV ジタン NEXT→死亡 ←PREV クーパー NEXT→
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こうかい【登録タグ KAITO yuunagi12 こ 曲】 作詞:yuunagi12 作曲:yuunagi12 編曲:yuunagi12 唄:KAITO 曲紹介 とある恋物語、男性視点の歌。女性視点の歌は「閉ざされた未来」。 歌詞 (ピアプロより転載) 人を愛する気持ち 思い出させてくれた 駄目だと判ってても 共に居たかった 越えられない壁 溢れる想い 騒ぐ血 全ては俺の罪 貴方は笑って「出逢えてよかった」と 思わずその手掴んだ 禁忌と知りながら 抱きしめて口付けても 足りなくてこの想い 貴方の身体に刻み込む 「永遠の愛を誓う」嘘の言葉 交わした指環に貴方は涙流した 離れて知ったのは 「後悔」という言葉 薬指の小さな 束縛撫でる日々 足掻いても 時間は戻らない この感情は間違っている 選んだのは自分なのに 狂ってしまえばよかった 毎晩夢に見るのは 貴方と過ごした時間 絡めあった指先 伝わる温度酔いしれる 逢いたいと言えない日々が苦しい 貴方は今、どうしていますか コメント 自分でなんとかするしかないよね… -- あらら (2010-11-10 04 31 29) それほど思ってくれる恋人 いたら嬉しいよね -- 扇風機 (2011-08-09 14 14 31) 名前 コメント
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【名前】 後悔通り 【読み方】 こうかいとおり 【詳細】 中央後艦・ 奥多摩 の右舷中央通りの俗称。 10年前に行われた武蔵の大改修の際から、「後悔通り」という俗称で呼ばれるようになった。 葵・トーリはこの通りの「主」とされるが、それは「後悔”通り”」と「後悔"トーリ"」、つまり「トーリの後悔」の言葉遊びから。 ホライゾン・アリアダストは10年前、この通りに飛び出した際に松平・元信の乗る馬車に轢かれたことが原因で亡くなり、その後ホライゾンの死を弔う碑石が立てられている(9巻下で本人は存命していることが判明する)。 トーリは現在もこの通りに踏み入れることが出来ない。 後に正純を補助するために無理やり踏み入ったが、精神的にかなりダメージをくらったらしい。
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「――――のび太や、ドラえもん達がいれば頼りになると思うんだ」 骨川スネ夫は、殺し合いが始まってから出会った同じ参加者達に自分の大雑把な知り合いと、それまでのちょっとした境遇を語っていた。 「へえ、未来から来た猫型ロボットなんて……トランクスさんみたいだなあ」 スネ夫の話を聞いて、感慨深そうにしたのは孫悟飯という少年だった。 10歳前後の体格に見合わぬ逞しい肉体を持っていたが、内面は礼儀正しい真面目な子供だった為、すぐにこの集団に打ち解けた。 「ヤミさんも居たら、力になってくれるかも……居て欲しくはないけど」 髪を頭の上で束た少し大人びた雰囲気の少女、結城美柑も頼りになりそうな人物に友人である黄金の闇の名を上げた。 「未来とか、ロボットとか……何言ってるんだよ……」 一人だけ、ユーイン・エッジバーグという少年はドラえもんを始めとしたスネ夫の話に付いて行けず、困惑していた。 「まあ、私もララさんが居なかったらこんなこと信じなかったと思うし……ユーインくんが信じないのも無理ないよね」 「でもあの乃亜って奴も死んだ奴を……生き返らせてたし……」 「死んだ人でも、生き返らせる事は出来るよ。ドラゴンボールというのがあって、どんな願いも……」 「待って、今なんて言ったの? ドラゴンボール……?」 「え、ど、ドラゴンボールが……どうかしたんですか、ルサルカさん?」 最後にこの中で一番歳が上に見えるルサルカ・シュヴェーゲリンという赤髪の少女が食い気味に悟飯に問いかける。 「いえ、ただ願いが何でも叶うなんて……不思議だなって……何なのそのドラゴンボールって言うのは」 「七つ集めると、神龍ってドラゴンを呼んでなんでも願いが叶うんです……。だから、乃亜ももしかしてドラゴンボールを持ってて、こんな殺し合いを開いたんじゃないかって」 「参考までに聞きたいんだけど、それは例えば不老不死なんかも叶えられるのかしら?」 「う…うん……そうですけど……」 悟飯は怪訝そうな顔をしながらルサルカの問いに答えた。 (なんだろう……この人、なんか凄く嫌な気を感じる) 彼女が口にした不老不死というワードもそうだが、彼女から感知できる気は何か今まで相対した存在とは違う感じがした。 まるで、何人もの人間が内に捕らえられているかのような。 「いやだぁ、そんな怖い顔しないでよ。悟飯くん?」 「あ、いや……」 気のせい、だろうか。 「あの、みんな……先にスネ夫くんとユーインくんのお友達を探してあげようと思うんだけど……いいかな?」 「え、僕の友達が先で良いの!?」 「ダミアン様達を探してくれるのか!?」 「うん、ヤミさんは強いし……悟飯くんとルサルカさんは、多分ここに連れて来られそうな歳の知り合いはいないんでしょ? だから、皆が良ければ……だけどね。バラバラになるより、みんな一緒の方がきっと良いよ」 「僕は賛成です。ルサルカさんは?」 ルサルカは年齢を偽っていたが、実年齢は優に100を超える魔女だ。戦闘力も年齢に見合ったモノを誇り、一人でも早々殺し合いで死ぬこともない。 ゆえに、こんな子供の集団に付き合う義理も暇もメリットもなく、今すぐ全員殺してから支給品でも奪って武器を手に入れるのも悪くはない。 (でも、気になるのよね。この悟飯って子が言ってたドラゴンボール……本当に不老不死が叶うのなら……) 「ルサルカさん?」 「いいわ。私も貴方達に付き合ってあげる」 僅かな思考の末、悟飯から情報をもっと引き出すために同行を快諾した。 黄金錬成も捨てきれないが、かの黒円卓の中で策謀を巡らすより、ドラゴンボールという手段で不老不死が手に入るのなら、リスクは少なく魅力のある手段にも見えたからだ。 「……な、なあ、本当に宇宙人っているのか?」 「ユーインくん?」 「宇宙飛行士になるのが夢なんだ……だから、宇宙人がいるんだったら会ってみたいなって。 ナメック星ってところに行ったことがあるって言うから……」 「うん、僕の友達にデンデって宇宙人がいるんだ。今は神様だけど。 この殺し合いから抜け出せたら、紹介するよ。僕もダミアンって人に会ってみたいな」 「そ、そうだろ!? ダミアン様は本当に男らしい人なんだ」 殺し合いと聞いて、悟飯はずっと身構えていたが少しほっとしていた。 少なくともここに居る人たちは悪い人たちじゃない。こうやって話し合って、仲間を増やしていけば、乃亜を倒して殺し合いから脱出することも出来るかもしれないと。 「へえ、僕も仲間に入れて欲しいなあ。ねえ、アンナ?」 「え?」 ルサルカの背筋が凍った。 まるで、最初からそこに居たかのような自然さで、その少年は無邪気な笑みを彼らに向ける。 多少のデザインの差異はあれど、ルサルカと同じ軍服を纏い、右目の眼帯についた十字架を揺らしながら、ゆっくりと歩み寄ってくる。 「な…なんだ……こいつ……」 ルサルカに次の驚嘆したのは悟飯だ。 「み…みんな……さ…下がるんだ……!!」 ルサルカに近しい気だ。だが、その禍々しさは比較にすらならない。 あの少年の中身は地獄のようだ。数多の人間が閉じ込められ、未来永劫苦しみ続けている。 それがルサルカの時より、もっとはっきり明確に感じ取れる。 「お…お前……い…一体……」 「おや? なるほどね。面白い技術を身に着けてるようだ。僕達の中を感知しているのかな?」 「しゅ…シュライバー……あ…貴方、どうしてここに?」 「どうしてって、それは僕が聞きたいよ。あの乃亜って子供に聞いて欲しいな。 でも、最初に会えたのがアンナ……キミで良かったよ」 二つの銃口が弾ける。シュライバーが二丁の銃を構え、引き金を引いた。 たったそれだけの動作だが、それが人の域を超えた神速で行われたのだ。それだけの動作で、音をも置いていくほどの超高速。 そして、弾丸もまた魔弾。ルサルカ程度では、まともに何発も喰らえば致命傷を負いかねない程の。 その弾丸は迷いも淀みもなく、ルサルカへと吸い寄せられていった。 この場にいる全員が、呆気に取られる間もなく、ルサルカ本人も全く身動きも取れぬまま、二つの鉛の死は彼女を貫こうとする。 「な…なにを……するんだ……!」 「……へえ」 意外と言いたげな顔で、シュライバーは僅かに眉を潜めた。 誰もが反応できなかったシュライバーの動きを、この悟飯という少年はただ一人、唯一見切っていた。 ルサルカの前で強く固められた拳の中には、確かにシュライバーが放った弾丸が握られていた。 「僕は遊佐司狼に敵討ちをしたいんだよ。だから、アンナが生きていたら駄目だろ? いい? か・た・き・う・ちっ! アンナが生きてたらカタキにならないだろォォォ!!」 「何言ってるのよ。シュライバー……どうしてそんな話になってるのよ!!」 これは二人が殺し合いに招かれた時系列の違いに誤差がある為に、話に齟齬が生じている。 シュライバーは遊佐司狼をルサルカの仇討ちで殺す為に、アンナには死んでいて貰わなければならない時系列から。 逆にルサルカはそれとはまったく別の時系列から呼び出されたが為に、話が食い違っていた。もっとも―――。 「みんな、逃げてくれ……こいつは僕が倒す!!」 「僕を、倒す……? フフ、久しぶりだなァ、そんなこと言う相手なんていつぶりだろう。 いいよ。アンナの仇討ちを邪魔するなら、まずはキミから殺そうか!」 聖槍十三騎士団黒円卓第十二位。 ウォルフガング・シュライバー、二つ名はフローズヴィトニル。 狂乱の白騎士。 「形成 Yetzirah―」 18万5731人を殺害したその禍々しき殺人狂に、元より話など通じる筈もないが。 「───Lyngvi Vanargand暴嵐纏う破壊獣」 ドイツの軍用バイク、ZundappKS750。それを素体として、シュライバーが殺戮した者たちの血と怨念により聖遺物に昇華させた血塗られた愛機。 彼の詠唱により出現したそれは血の匂いを充満させ、その咆哮は圧倒的恐怖と狂気を伴い相対者にプレッシャーを与える。 「はあっ!!!」 悟飯の髪が金色へと変化し、黄金のオーラが発生する。 宇宙の帝王すら一方的に圧倒し、屠り去る。宇宙最強の戦士スーパーサイヤ人が降臨した。 拳を握りしめた悟飯がシュライバーの顔面を捉えた。だが、次の瞬間、高速でバイクを後退させ、物理法則を捻じ曲げた動きで回避される。 そのまま前進したシュライバーの突撃が悟飯に直撃し、その衝撃が全身を駆け巡る。 「ぐ、ううう!!」 「やるじゃないか!!」 そのあまりの速さに悟飯は驚嘆し、聖遺物の使徒ですらない純粋な肉体の強度のみで己の加速した一撃を容易く受け止めた相手に、シュライバーは賞賛を送る。 「大したものだよ。エイヴィヒカイトもなしに、生身の肉体でこの僕と最低限戦いを成り立たせるなんてさ!」 縦横無尽に走り回り、バイクによる突撃が、シュライバーの放つ数千を超える弾丸が、その高速移動による衝撃波の刃が。 白の狂獣が引き起こす、殺戮の暴風雨の中心に居ながら、悟飯は黄金の輝きを絶やすことなく、シュライバーへと反撃を放つ。 その反撃は当たりこそしないが、形として戦いにはなっている。 シュライバーの所属する黒円卓でも、こうも攻防をやり取り出来るほどの相手となれば大隊長クラス以上の相手位だろう。 それがまさか、黒円卓はおろかツァラトゥストラでもない。全く異質の力の保持者で存在するとは、シュライバーにしても驚きだった。 「でもね」 シュライバーが銃撃を止める。 「時間を稼ごうと言うのなら、それは無意味だ」 「なっ!?」 シュライバーの視線は悟飯より後方、背を向け逃げ出しているルサルカ達に向けられていた。 銃口をそちらに向け、照準を合わせる。 「分かるさ。キミがここで攻撃に耐えている内に彼らを逃がそうとしたんだろ? 駄目じゃないか? 僕を倒すって言ったのに、僕以外を気に掛けるようじゃさ」 「やめろォ!!」 悟飯は気を高め爆発的に加速する。シュライバーは涼しい顔で回避し射撃を開始する。 掌に気を集め、弾丸に気弾を当て消失させる。だが、シュライバーの銃撃はそれだけに留まらない。 更に引き金を人外の力で連続して引き、たかが二丁の拳銃でマシンガンのような銃弾の弾幕と、それ以上の精密性を以てルサルカ達に襲い掛かる。 「ぁ……!?」 スネ夫の左肩が弾け飛んだ。 「ま、まァ……ァあああああああ!!」 「す、スネ夫くん……?」 恐怖と激痛からパニックに陥ったスネ夫が血だらけになり、地べたで藻掻く。 両手で口を抑え、声にならない悲鳴を上げる美柑、腰を抜かし逃げることも出来なくなるユーイン。 そして焦りながらも、特に何の感情も湧かないままスネ夫を見下ろすルサルカ。 「ふふははははははは!!」 「やめろ……やめてくれェ!!」 これ以上の犠牲を出さない為に、駆け回る悟飯をあざ笑いながらシュライバーはその猛攻を潜り抜けながら、更に銃撃を行う。 「がっ、ごっ!?」 丁寧に残った右腕、左足、右足、全てを魔弾で吹き飛ばしていく。 なるほど、常人なら一撃で肉塊に伏す攻撃が当たり所が良ければ、そこそこには生きられる程度には制限されていると確認していく。 そこで苦しみスネ夫の事など、考えもしない。 「や、だ……ぼ、くちゃん、、まだ……ぶっ」 最後に頭が弾け飛び、胴体だけが血だらけで残された無惨な死体だけが残された。 「あっァああ……」 スネ夫のその悲惨な末路を目の当たりにし、悟飯の動きは止まった。 目を見開き、口は呻き声を漏らし、体は小刻みに震えていく。 「うわあああああああああッッ!!!!」 そして、世界が揺れた。 「!?」 異変に気付いたシュライバーが止まった。 大気は震え、大地は軋み、海は波立つ。 悟飯の放つ黄金の気が、更に膨大に膨れ上がった。 「――――お前、もう許さないぞ」 爆風が悟飯を中心に巻き起こり、その髪が完全に逆立つ。 金色の光に蒼銀のスパークを纏わせ、悟飯はシュライバーを睨む。 「ふーん、良い顔になったじゃないか。さっきよりh「ウスノロ」 眼前に悟飯が迫っていた。 その拳がシュライバーを捉え、目と鼻の先にまで迫る。 形成まで使用したシュライバーですら、その速度に反応することは叶わず、ここまでの接近を許して尚も動くことが出来ない。 いや、動けないのではなく、速すぎて行動が間に合わない。どんなに物理法則を捻じ曲げた動きをしようとも、いまこの魔拳を避ける術がない。 ―――避け、いや……負け、死? その拳はシュライバーに触れる寸前で止まった。 一瞬で飛び退き、シュライバーは悟飯から距離を取る。 「な、なに……なにやってるのよ!! 悟飯!! 早く殺しなさい!!!」 「殺す……? 何を言っているんですか、ふふ……まだ早いよルサルカさん」 「……は?」 「こんな奴は、もっと苦しめてから殺してやらなくちゃ……」 ルサルカは悟飯のことを知らない。だが、少なくとも話していて温厚な人物ではあった。 だからこそ、今の過激な発言に対し、恐怖を覚えた。 いや、良くある話か。力を得たからこそ、その精神が歪められていくというのは。 「馬鹿、相手はシュライバーよ! そんなこと言ってる場合じゃ!」 絶叫しながら、沈黙していたルサルカが悟飯を糾弾した。 その糾弾を聞いて、シュライバーは理解する。自分は今、舐められている。加減されている。泳がされている。遊ばれている。 この、己があんな劣等如きに。 「悟飯、早く! 殺して―――」 「調子に、乗るな。劣等がァ!!!」 ルサルカの表情から焦りが消え、そして恐怖により歪んでいく。 「さらばヴァルハラ 光輝に満ちた世界 Fahr' hin, Waihalls lenchtende Welt」 響き渡る詠唱。 「聳え立つその城も 微塵となって砕けるがいい Zarfall' in Staub deine stolze Burg」 「……それがお前の本気か。でも」 「さらば 栄華を誇る神々の栄光 Leb' wohl, prangende Gotterpracht 神々の一族も 歓びのうちに滅ぶがいい End' in Wonne, du ewig Geschlecht」 ただ悟飯はそれを見つめながら不敵に笑みを浮かべる。 「創造 Briah―― 死世界・凶獣変生 Niflheimr Fenriswolf」 「勝てんぜ、お前は……」 次の瞬間、悟飯は上空に吹き飛ばされていた。 「がっ……!」 同じく空中に飛んだシュライバーのバイクの車輪に殴打され、今度は地面に殴打される。 さらに突進してくるバイクが直撃し、吹き飛ばされた。 「な、なんだ一体……」 動くだけで、周辺の木々を薙ぎ倒し、大地に亀裂を入れ、巻き上げた衝撃波だけで常人ならば八つ裂きにされる。 形成段階のシュライバーとは、比較にならないパワースピード。 だがそれだけではない。 「ぐっ!!」 完全に動きを見切ったとしても。 確実に先に動けたとしても。 シュライバーは必ず、その先手を打ってくる。打てている。 因果律を捻じ曲げ、何よりも早く動き、如何な攻撃よりも先制する。 それが、シュライバーの創造、死世界・凶獣変生。 「はははははははははッ、泣き叫べ劣等―――」 誰にも触れられたくないという渇望を具現化し、何者をも追いつ着けぬ最速の境地。 「その程度か」 だが、相手もまた規格外の戦士。 幾度となく地球を救い、宇宙の帝王すら下した偉大なる父から最強の名を継ぐ者。 シュライバーの突撃で辺り周辺が焼け野原になったなかで、悟飯はその戦意を保ったまま気を高める。 奴の能力の詳細は分からない。だが、相手より絶対に早く動き先手を打つという事は理解した。 ならばシュライバーの攻撃時、武器として使うバイクを掴み、ありったけの気を溜めた一撃で確実に葬り去る。 通常ならば、シュライバーの突撃を受けた時点で肉体は耐え切れず消し飛ぶが、悟飯ならば耐えきれる。 そして、それだけの肉体強度があれば、銃による射撃ではダメージはろくに通らない。ゆえに、いずれシュライバーは突撃による攻撃を選択する。 「来い、シュライバー!!!」 「図に乗るなよォ劣等ォォ!!!」 黄金の戦士と、白銀の狂犬が激突する。 「た、たすけ……ご、は……だみ、あん、さ……」 小さく、弱弱しい、縋るような声が悟飯の耳に響いた。 血の気が引き、先ほどまでの怒りが消し飛ぶ。 「ユーインくん……?」 それは、全身を八つ裂きにされた血まみれのユーインから放たれたものだった。 どうして、と言いかけて察する。 シュライバーの戦い方は自身の高速移動を活かしたもの。既にこの辺は、その移動による衝撃波で破壊され尽くされている。 「ま…まさか……」 頭に血が上り、悟飯は自分が守るべき人たちの事を失念していた。 こんな戦いにただの子供が巻き込まれれば、命がいくつあっても足りないことを。 それだというのに、シュライバーを殺すことだけを考え、守れたはずの命を取りこぼしてしまった。 「た…戦いの、ま…巻き添えで……」 自分の慢心と驕りが、一人の命を。 友人を紹介すると約束し、そして将来は宇宙飛行士になりたいと言っていた、将来の可能性は潰えた。 「はははははは!!」 「しま―――」 そして、ユーインに気を取られた悟飯の首元には、バイクのタイヤがギロチンのように吸い寄せられている。 弾けんばかりのシュライバーの笑みが、悟飯を嘲笑うように、脳裏にこびり付く。 「「!?」」 だが次の瞬間、シュライバーの創造は強制的に解除され、悟飯の変身も解ける。 再度能力を発言しようにも、お互いに力が発揮できない。 二人はとっさに飛び退き、相手の様子を視認する。 「……なるほどね。あの乃亜とかいう奴、つまらない真似をしてくれたみたいだね」 「なんだと?」 「忘れたのかい? 圧倒的強者にはハンデも与えるって。 普通に考えたら、僕達とその転がってるキミが見殺しにした彼で、殺し合いなんか成り立たないだろ?」 「……うっ」 確かに自覚する範囲でも、悟飯のパワーは非常に低下していた。それは恐らくシュライバーもだろう。 そして、スーパーサイヤ人や形成、創造といった力も時間制限を設け、常に使用できないようにさせている。 「さて、どうしようか? このままキミと最後までやり合っても良いんだけどね……。 でもやっぱりキミは全力を出させて、僕が殺す。多分時間の経過で力は戻るだろうしね」 「くっ……」 「取り合えず、僕はアンナを探すよ。ほら、僕達が戦っている間に遠くに逃げたみたいだ。 あとは、そうだなあ……。キミの為に屍の城を築いてあげるよ」 「なに!?」 「全員、ただでは死なせない。苦しめて甚振って嬲って、殺す。全部キミのせいさ。 あの拳で僕を殺さなかったこと、後悔させてあげるよ」 「き、貴様……!」 悟飯が拳を振りぬいた時には、既にシュライバーは遥か後方にいた。 「さて、確か……悟飯といったかな? いずれまた雌雄を決しよう。ここに呼ばれた生贄共の骸を踏み越えてね」 もう追いつけない。それは戦った悟飯だからこそ分かったことだ。 一瞬の瞬きに間に、シュライバーは姿を消していた。 「……ご…ごめん、ユーインくん、スネ夫くん。 ほ…ほんとうに……」 惨い姿で死に絶えた二人の遺体を前に、悟飯は簡素ながら気弾で地面に穴を空けて、埋葬した。 「美柑さん……大丈夫ですか」 鼻を付くアンモニア臭。 股の間を濡らし、土が締めりっけを帯び、少し蒸気が沸いている。 彼女は腰を抜かし、失禁していた。 シュライバーの衝撃波に巻き込まれなかったのは、運が良かっただけなのだろう。 そっと、悟飯は手を伸ばす。 「ひっ、来ないでっ……!」 手を叩かれてしまった。 「あ、ちが……悟飯くん……」 「……い、良いんです。僕は……何処か、着替えがある場所を探しましょう。 ルサルカさんも、探してあげないと」 どうしようもない後悔を抱えながら、悟飯は美柑に手を貸し支えながら、ゆっくりと歩き出した。 【ユーイン・エッジバーグ@SPY×FAMILY】死亡 【骨川スネ夫@ドラえもん】死亡 【孫悟飯(少年期)@ドラゴンボールZ】 [状態]:疲労(大)、ダメージ(小)、激しい後悔(極大)、SS(スーパーサイヤ人)、SS2使用不可 [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考・状況]基本方針:殺し合いを止める。 1:美柑を連れて安全な場所まで移動する。 2:スネ夫、ユーインの知り合いが居れば探す。ルサルカも探すが、少し警戒。 3:シュライバーは次に会ったら、殺す [備考] セル撃破以降、ブウ編開始前からの参戦です。 殺し合いが破綻しないよう力を制限されています。 SSは一度の変身で12時間使用不可、SS2は24時間使用不可 【結城美柑@To LOVEる -とらぶる- ダークネス】 [状態]:疲労(中)、強い恐怖 [装備]: [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考・状況]基本方針:殺し合いはしたくない。 1:ヤミさんや知り合いを探す。 [備考] 本編終了以降から参戦です。 【ウォルフガング・シュライバー@Dies Irae】 [状態]:疲労(中)、形成使用不可、創造使用不可 [装備]:ルガーP08@Dies irae、モーゼルC96@Dies irae [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~0 [思考・状況]基本方針:皆殺し。 1:敵討ちをしたいのでルサルカ(アンナ)を殺す。 2:いずれ、悟飯と決着を着ける。その前に大勢を殺す。 [備考] マリィルートで、ルサルカを殺害して以降からの参戦です。 殺し合いが破綻しないよう力を制限されています。 形成は一度の使用で12時間使用不可、創造は24時間使用不可 【ルサルカ・シュヴェーゲリン@Dies Irae】 [状態]:健康、シュライバーに対する恐怖 [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考・状況]基本方針:今は様子見。 1:シュライバーから逃げる。悟飯に倒されていて欲しい。無理そうだけど。 2:ドラゴンボールに興味。 [備考] 少なくともマリィルート以外からの参戦です。 OP オープニング 投下順に読む 006 兄弟の絆 時系列順に読む START 孫悟飯 009 さぁ誰かを、ここへ誘いなさい START 結城美柑 START ウォルフガング・シュライバー 001 壊れた幻想 START ルサルカ・シュヴェーゲリン 021 追い付けない キミはいつでも START ユーイン・エッジバーグ GAME OVER START 骨川スネ夫 GAME OVER
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≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠ カード名 . ..: 苛む後悔 理性 [観測者]≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ レアリティ...: UC≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ カードスキル : 【Will5未満不発】【通常リアライズ以外Will-5】スキルで手札に加わった時リアライズ/反響 手札をデッキに3枚まで戻し、[観測者]を全領域から記録に送る。自記録のテキストに[無為の像]を含むカードの数、[無為の像]望む場にリアライズ/[無為の像]に[反響 1枚ドロー][手札上限-2]付付与≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ステータス. . : コスト:5 【反響】【代償(4)】≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ フレーバー .: ≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠
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メテリアの後悔 遂行地域 インタルディカ - ユプロシュネ村 適正レベル 取得 43 / 遂行 45 報酬 経験値 3,126,800アビスポイント 100プラチナ コイン(4) 関連クエスト 1.メテリアの後悔2.[潜入]アールキナ宮殿への行き方3.[潜入/PT]幻影を砕く鏡4.[潜入/PT]セイレンのヒレ 進行順序 1.NPCメテリアと会ってクエスト獲得2.NPCエラトと会ってクエスト完了