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敵以外は地味な世界に登場する雑魚敵。 ベ●ータ&ナ●パの二人一組で行動する強力な宇宙人コンビだ。 連続通常攻撃や、クンっ!で全体攻撃、ギャリック砲で高威力単体攻撃を繰り出してくる。 無理に相手せず逃げるのが無難か。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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【TOP】【←prev】【FAMILY COMPUTER】【next→】 DRAGON BALL Z 強襲 ! サイヤ人 タイトル DRAGON BALL Z 強襲 ! サイヤ人 ドラゴンボールZ 機種 ファミリーコンピュータ 型番 ジャンル RPG 発売元 バンダイ 発売日 1990-10-27 価格 7800円(税別) ドラゴンボール 関連 Console Game FC DRAGON BALL 神龍の謎 DRAGON BALL 大魔王復活 DRAGON BALL 3 悟空伝 DRAGON BALL Z 強襲 ! サイヤ人 DRAGON BALL Z II 激神フリーザ !! DRAGON BALL Z III 烈戦人造人間 DATACH DRAGON BALL Z 激闘天下一武道会 DRAGON BALL Z 外伝 サイヤ人絶滅計画 MD DRAGON BALL Z 武勇烈伝 SCD-R DRAGON BALL Z 偉大なる孫悟空伝説 SFC DRAGON BALL Z 超サイヤ伝説 DRAGON BALL Z 超武闘伝 DRAGON BALL Z 超武闘伝 2 DRAGON BALL Z 超武闘伝 3 DRAGON BALL Z 超悟空伝 突激編 DRAGON BALL Z 超悟空伝 覚醒編 DRAGON BALL Z HYPER DIMENSION SS DRAGON BALL Z 真武闘伝 DRAGON BALL Z 偉大なるドラゴンボール伝説 PS DRAGON BALL Z Ultimate Battle 22 DRAGON BALL Z 偉大なるドラゴンボール伝説 DRAGON BALL FINAL BOUT GC DRAGON BALL Z Wii DRAGON BALL Z Sparking ! NEO DRAGON BALL Z Sparking ! METEOR DRAGON BALL 天下一大冒険 Handheld Game GB DRAGON BALL Z 悟空飛翔伝 DRAGON BALL Z 悟空激闘伝 DRAGON BALL Z 伝説の超戦士たち WS DRAGON BALL GBA DRAGON BALL Z 舞空闘劇 DRAGON BALL Z THE LEGACY OF GOKU II INTERNATIONAL DRAGON BALL アドバンスアドベンチャー 駿河屋で購入 ファミコン(箱説あり) / ファミコン(箱説なし)
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リスナー大喜利を読む流れで リスナーの投稿「スターウォーズ最新作『スターウォーズエピソード3 激神フリーザ』」 全員 笑 三村「その前のが『強襲サイヤ人』でしたっけ。それ持ってるわ俺」 星野「俺『激神フリーザ』持ってるなあ」 三村「俺『強襲…』」 松岡「俺『強襲サイヤ人』派だわ」 星野「マジで!俺『激神フリーザ』や」 三村「あれ(『強襲サイヤ人』)面白いね」 松岡「うん。あの『激神フリーザ』の方が格好良かった気がする、演出は」 星野「あー、はいはいはい。」 松岡「何か、必殺技の時とかさ。顔がアップになったりして」 三村「『必ZZ』でしたよね」 全員 笑 松岡「テンション上がるよね」 三村「最高でしたよね。で元気玉ですよ。絶対とっとくもん」 松岡「…まあこの話は…」 星野「分かる人にしか」 三村「分かる人はもう、あー!ってなる」 松岡「『必ZZ』でねえ」 三村・星野 笑 松岡「失禁してますけども」 全員 笑 松岡「俺もちょっと失禁しそうになったけど、今言われて」 三村「でも、テンション…」 松岡「上がるよねえ知ってると」 三村「『必ZZ』…」 松岡・星野 笑 三村「何の暗号や」 松岡「攻撃だけじゃなくて!?っていう」 三村「そうそう。防御まで!?」 全員 笑 三村「7、8でも結構なのに…」 松岡「両方Zってねえ…」 星野「凄いなあ。もう一生分の運使い切ったなあ」 全員 爆笑 松岡「必ZZで」 三村「そんな気分にはなるよね」 ドラゴンボールのゲームネタで小学生に戻ったかのように盛り上がる三人 リスナーが置いてけぼりとか関係なくどんどん話を深めていく様子は、このラジオらしかったなあと思います このゲームのことは一切知らないのですが、僕がピー薄で最も好きなやりとりはここです -- 名無しさん (2009-07-05 01 12 12) 名前 コメント
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前のゲーム | 次のゲーム クリア条件:EDをみる 開始時間:2018/09/28(金) 22 25 41.23 終了時間:2018/09/29(土) 23 04 00.56 参加人数:1 FCの強襲サイヤ人+激神フリーザを足して発展進化させた感じのカードバトル式RPG。 戦闘システムはFCのそれらと基本的に同じ。 バグが非常に多くて有名だがロムのバージョンに2種類あるようでどうやら後期版はバグが少ない模様。そっちでプレイするといいと思う。 移動時に舞空術で飛行するとスカウターで発見されやすくなりエンカウント率が上昇するがその上昇の度合いが半端ではない(1ドット移動でエンカウントが続くこともある)ので気をつけたほうがいいかもしれない。 特定条件でクリアするとラスボスの後に隠しボス登場。 悟空が超サイヤ人になってからフリーザを倒すと、隠しボスの超べジータが登場します。 無事バグらずにクリアできました。 このゲームはよく「エンカウント率が異常」と言われますが、それは誤解です。 気を解放して飛行すると敵に見つかりやすくなるという原作設定を再現したものです。 むしろ戦闘民族ならエンカウントしまくりましょう。
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Wii ハード年間売上推移 2006 2007 2008 01月1週 - 195,331 01月2週 - 93,708 01月3週 - 01月4週 - 02月1週 - 02月2週 - 02月3週 - 02月4週 - 03月1週 - 57,972 03月2週 - 44,495 03月3週 - 67,070 03月4週 - 75,571 04月1週 - 51,365 04月2週 - 52,583 04月3週 - 75,759 04月4週 - 77,913 05月1週 - 101,320 05月2週 - 52,544 05月3週 - 52,193 05月4週 - 58,644 06月1週 - 69,748 06月2週 - 64,529 06月3週 - 65,521 06月4週 - 65,582 07月1週 - 73,919 07月2週 - 75,279 07月3週 - 109,854 07月4週 - 86,786 07月5週 - 77,169 08月1週 - 61,498 08月2週 - 65,120 08月3週 - 73,938 08月4週 - 46,283 09月1週 - 39371 09月2週 - 29088 09月3週 - 26181 09月4週 - 24992 09月5週 - 24143 10月1週 - 20704 10月2週 - 20575 10月3週 - 24932 10月4週 - 27502 11月1週 - 37617 11月2週 - 34546 11月3週 - 36230 11月4週 - 54362 12月1週 350,358 74,626 12月2週 85,439 115,057 12月3週 108,237 168,000 12月4週 279,277 12月5週 96,332
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試験的に作成したページ、とりあえず何か書いてけ=w=) てすてす -- chatbot (2015-02-22 10 20 04) 焼き芋補充完了、空中散歩希望の方はご相談ください。 -- ふじ (2015-02-22 14 10 43) 足跡ぺたり -- たぢ (2015-03-02 12 03 31) あ。(NPC、Mobの挙動、索敵について) -- Uchi (2015-03-05 20 46 07) botさんとハァハァしたいです。もう君の事を想うと、ため息が止まらないの。病院に行くと先生は真剣な眼差しでこう言ったわ「うち、歯医者なんで。」 -- 強襲サイヤ人 (2015-03-11 21 23 52) 最近、他人の家で一服するのが楽しいです。家主が驚くのをわくわくしながら待っているのに誰も来てくれません。どうすればいいですか。 -- 強襲サイヤ人 (2015-03-23 22 49 39) 名前 コメント
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XBOX360ハード年間売上 2006 2007 2008 01月1週 18,235 01月2週 9,035 01月3週 01月4週 02月1週 02月2週 02月3週 02月4週 03月1週 3,379 03月2週 3,333 03月3週 2,910 03月4週 3,492 04月1週 3,889 04月2週 2,963 04月3週 2,900 04月4週 2,307 05月1週 3,205 05月2週 2,105 05月3週 2,026 05月4週 2,044. 06月1週 2,219 06月2週 2,533 06月3週 7,583 06月4週 3,369 07月1週 3,154 07月2週 2,370 07月3週 2,942 07月4週 2,664. 07月5週 3,872 08月1週 2,691 08月2週 2,112 08月3週 2,445 08月4週 09月1週 09月2週 09月3週 09月4週 10月1週 10月2週 10月3週 10月4週 11月1週 11月2週 11月3週 11月4週 12月1週 4,053 12月2週 35,343 12月3週 17,168 12月4週 17,213 12月5週 16,909
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登録日:2021/03/18 Thu 00 11 26 更新日:2024/03/08 Fri 17 06 55NEW! 所要時間:約 30 分で読めます ▽タグ一覧 318(サイヤ)の日の1126(イイブロ)の時に立った項目 DRAGON BALL とうとう出来た項目 サイヤ人 ツフル人 ドラゴンボール ドラゴンボール悪役リンク フリーザ軍 ベジタリアン ←名前的な意味で 何故かなかなか立たなかった項目 侵略者 傭兵 初登場がサイヤ人編 地上げ屋 大猿 宇宙人 尻尾 惑星サダラ 惑星ベジータ 戦闘民族 戦闘生物 最強 ←自称 格差社会 残虐 狂暴 猿 異星人 種族 第6宇宙は割とまとも 蛮族 超サイヤ人 野菜 貴様はこの星の人間ではない!! 生まれは惑星ベジータ!! 誇り高き全宇宙一の強戦士族、サイヤ人だ!!! サイヤ人とは、「ドラゴンボール」シリーズおよび関連作品に登場する宇宙人の種族。 【概要】 【身体的特徴】◆尻尾 ◆毛髪 ◆顔 ◆男女比 ◆非戦闘タイプ 【身体能力】◆老化・寿命 ◆宇宙空間の適応能力 ◆変身能力 ◆食性 【戦闘力】 【惑星ベジータ】 【社会】◆王族 ◆エリート ◆下級戦士 【文化】◆文明 【歴史】『Z』『GT』◆前史 ◆ベジータ王の進出 ◆フリーザとの対立 『超』◇前史 【個別のサイヤ人】 【第六宇宙のサイヤ人】 【余談・その他】 【概要】 「宇宙最強の戦闘民族」を自称する宇宙人の種族。 その豪語にたがわず高い戦闘能力・戦闘センスと、戦闘民族にふさわしい凶暴かつ残忍な性格を持ち、破壊や略奪を生業とする。(*1) 全盛期でも数千人という少数民族でありながら、その狂暴な行いから全宇宙で恐れられ、作中でもナメック星人の最長老やスラッグ一味など、多くの勢力・宇宙人がその名を知っている。 さらにある時期からは宇宙に覇を唱えたフリーザ軍にも所属し、強大な勢力を誇った。 しかしさまざまな軋轢が関わって、最終的にフリーザによって滅ぼされてしまった。 その滅亡したサイヤ人の数少ない生き残りであるカカロット=孫悟空が、「ドラゴンボール」の主人公として活躍する。 設定としては、原作漫画で明示されたもののほか、アニメ『ドラゴンボールZ』『ドラゴンボールGT』のアニメオリジナルエピソードで描かれたものや、 鳥山明監修の元に描かれた『ドラゴンボール超』(*2)『ドラゴンボール超 ブロリー』、それに各種ムック本で原作者から語られた裏設定など多岐にわたる。 加えて、長期連載特有の設定変更・後付け設定もかなり多い。 (あえて一例をあげるなら「ベジータはサイヤ人の王子」というのも後付けである。初登場時点では単に「ナッパと同列のエリート」でしかなく、王子と明示されたのはナメック星編からだった) そのため、時期や媒体によってサイヤ人の来歴や悟空の父バーダックのキャラクターには差異がある。 【身体的特徴】 見た目は地球人、とりわけ東洋人(モンゴロイド)に近い、黒髪・黒目・黄白肌の持ち主(*3)。 ただし猿のものによく似た細長い尻尾が伸びており、ここが地球人に対する唯一の差異である。 ◆尻尾 外見上最大の特徴である尾はサイヤ人でも重要な器官で、いくつかの用途・特質がある。 まず最大の要素は、これが大猿への変身に必要な器官である点。 サイヤ人は満月を見ると、その月が発する波長「ブルーツ波」を目から取り込み、さらに尻尾で反応させて、肉体を大猿に変身させられる。 第二の要素は、これを握られると力が抜ける点。 尾を握り絞められるとサイヤ人は全身の筋肉が弛緩し、立つこともままならなくなる。大猿でもそうなる。 これについて「弱点」と見做されているが、サイヤ人同士が争った際(例えばメスを巡るオス同士の争いなど)、「尾を握れば勝てる」というルールを設けて、サイヤ人同士で殺し合いにならないようにするために、種族として進化した帰結、ともされる。 ただしこの特性は、鍛錬によって克服することも可能。 第三の要素は、これが四肢に並ぶ器官でもある点。 本人の意思で器用に動かすことができ、背後のものを持ち上げたり相手を殴ったり、鍛えれば自重を支えて持ち上げることも可能。 ただ、相手に握られると力が抜けるため、普段はベルトのように腰に巻く人も多い(フリーザ配下のサイヤ人は皆こうしていたが、悟空は腰に巻くことは無かったため、惑星ベジータにおける文化と考えられる)。 第四の要素は、再生可能な点。 切断されても何年かすれば生え変わるし、触れなくても自分の意志だけで切り落とすことも出来る(尻尾を握られて力が抜けていても可能)。 ただ、ナメック星人のような「自分の意志で再生する」ことはできず、生え変わるにも年数がいるため、出来れば避けたい方法ではある。 また仙豆やフリーザ軍のメディカルマシーン等、傷を完治させる道具や能力を用いても、切断された尻尾だけは再生できず、生え変わりを待つしかない。 そのうえ、ベジータや悟飯など理由もなく(*4)再生しなかった者も多い。生涯で再生できる回数には限界があるのだろうか。 地球人との混血の例では、悟飯は誕生時は尻尾を持っていたが、悟天、トランクス、パン、ブラは生まれつき尻尾を持っていない。 親が超サイヤ人に変身できるようになってから生まれた者には尻尾は生えないのだろうか。 ◆毛髪 サイヤ人の毛髪は黒のみ。 また髪型は生まれた時から決まっているようで、ベジータは髪型を変えられる地球人に対して「不気味」と発言している。 ただ、新陳代謝で生え変わらないというのではなく、悟空は相手の刀で髪が一部切れたが、やがて元に戻った。 またナッパのようにハゲる場合もあって、事情はいろいろある模様。 髭に関しては地球人と同じく、生えるし蓄えもする。 ただ、ベジータ王は茶髪(*5)で、またベジータ王とともに反逆したサイヤ人の中には青い髪の女性もいる。 これらの理由は不明。ツフル人の混血だったりするのだろうか。 また、髪や眉などは黒だが、尻尾の毛だけは茶色い。 黒髪のサイヤ人でも、大猿に変身するとなぜか全身の毛が茶色くなるなど、考えてみると不思議な生態も多い。 地球人との混血のサイヤ人は、地球人同様に毛髪は伸びるし、地球人側の髪色が遺伝すれば髪色が黒以外になる事もある。 ◆顔 作者の裏設定では「サイヤ人は顔の種類が少ない」というものがある。 実際、バーダックの一族やベジータの一族には同じ顔の人物が多く、顔が遺伝することが分かる。 またターレスは「下級戦士は使い捨て故タイプが少ない」と妙な言い回しをしている。下記の出生率の低さを克服するため、遺伝子操作でも行われていたのかもしれない。やれそうな種族に200年ばかり奴隷扱いされていたらしいし。 ◆男女比 種族である以上、女性のサイヤ人ももちろんいる。 いるのだが、出生するサイヤ人の男女比は男:80~90%に対して女:10~20%と非常に不均等な格差がある。 (バーダック編など往時のサイヤ人社会が描かれるシーンでも、女性は目に見えて少ない) 当然男のサイヤ人は子供を産めないため、単純計算で一人の女性サイヤ人が五人から十人以上は子供を産まないと、女性サイヤ人が産まれず人口の維持すらままならない。 そのうえ、サイヤ人は男も女も戦闘に参加することが弊害を生む。 まず女性サイヤ人が戦死してしまえばもう子が産めないというのは当然。 また戦闘となれば肉体を酷使するため、仮に妊娠(受精・着床)していても過剰な運動や被ダメージにより気付かぬうちに流産する、ということも考えられる。 さらにサイヤ人と言えど、女性はやはり男性に比べて筋力や戦闘力が落ちるようで(*6)、それが前線に出れば戦死の危険性が高くなる。 サイヤ人はもとから少数民族であったが、それはおそらくこの極端なまでの女性の少なさと、女性まで戦うという血の気の多さが原因だろう。 なお劇中世界では、フリーザに惑星ベジータもろとも消し飛ばされた際、女性のサイヤ人が一人残らず死亡している。 そのため、劇中世界(第7宇宙)の純粋サイヤ人は消滅する運命にあり、実質は絶滅状態である。 ただしトランクスとパンが結婚して子供を産み、その子供たちが近親相姦をして子供を成すのを繰り返せば、サイヤ人の血を濃くしていく事は一応可能。 またサイヤ人の女性には気の強い者しかいないとされており、その影響でサイヤ人の男性は気の強い女性を好む傾向がある。 気の強い地球人女性を妻とした悟空とベジータも、例外ではない。 ◆非戦闘タイプ 基本的に戦闘民族で、肉体も精神も戦闘向けなものが多いが、ごくまれに「非戦闘タイプ」というものも生まれる。 戦闘力は低く、好戦的な性格も持たない。 ほとんどはそうと分かった時点で追放されたり、前線を離されて後方の業務についたりする。 悟空とラディッツの母親であるギネはこの非戦闘タイプだが、当初バーダックとチームを組んで前線に出ていたと語られているため、戦闘力次第ではとりあえず前線に送られるのかもしれない。 【身体能力】 地球の十倍の重力を持つ「惑星ベジータ」でも難なく動ける屈強な肉体を持つ。 代謝能力も高く、地球人の数倍もの食事を摂取し、それゆえに回復能力やタフネスも非常に高い。 作中ではベジータやバーダックの治療に当たったフリーザ軍兵士が、予想したよりも早く回復した彼らに驚き、バーダックは「お前らとは出来が違う」と返していた。 さらに瀕死状態から回復すると、戦闘力が大幅に上昇するという特質がある。与えられたダメージを肉体が学習し、回復期間中に「同じ敵に遭遇しても勝てる」ように強化するのだろう。 そのため、多くの死線を潜り抜けたサイヤ人には、エリートクラスやフリーザ軍の幹部に迫る人物も現れている。 生来持つ戦闘に関する才能・センスと、凶暴で好戦的な性格、そしてこの「戦えば戦うほど強さを増していく」という特性こそが、サイヤ人が戦闘民族たりえる所以である。 ただしこの「瀕死状態からの回復」は、「瀕死になった時点でそのまま死んでしまうことも多い」「即死してしまえばそれまでである」ため、安全に回復できる手段がない状況下での修行としては極めて非効率。 というか前線で戦っているのなら近くに『安全に回復できる』医療設備などあるはずがなく、重傷を負って帰還するまで持ちこたえられず、という者も多かったと思われる。 またサイヤ人はこの方法以外で「自分を鍛える」ことはしないようで、「生きているあいだは戦うだけ。生きていけば強くなるが、死ねばそれで終わり」という、刹那的というか建設的ではない生き方をしていた。 後述するように生後間もなくの戦闘力検査で進路が決まることも考えると、実際には努力に余り期待していないのかも知れない(*7)。 また、もはやサイヤ人の常識・肉体特性とは関係ないほど強くなってしまった悟空やベジータは、瀕死から回復しても現段階以上のパワーアップはできなくなっている。 地球人との混血のサイヤ人は、純血よりも潜在的戦闘力が高くなるとされるが、純血に比べると戦闘を好まない傾向があるようだ。 ◆老化・寿命 老化現象は非常に遅い。戦闘能力を維持するため、肉体的に若い期間が長くなっているという。 現にベジータやナッパは五十代になっても肉体面は壮健なままで、顔についても老化がほとんどない(*8)。 さらに「青年になるまでは幼児体形のままで相手を油断させ、成人相応となると一気に戦闘向けの体形に成長し、以後ほとんど老化しない」という設定もある。 幼少期から壮年期まで描かれた悟空はこれに当てはまり、16歳まではクリリンよりわずかに高い程度だった背丈が、たった三年間でブルマを見下ろすほどに成長した。 寿命に関しては作中で老衰死した人物がおらず、また作者が二種類の完全に矛盾する発言をしており、種族としての限界寿命は不明瞭。 「寿命は地球人と同程度だが、戦闘に適した年齢に達すると老化が鈍り、壮健な時期を長く過ごすが、ある程度の年齢になると急速に衰えがくる」という話と、 「寿命そのものは地球人よりもはるかに長いが、その寿命を迎える前に戦死する者がほとんどで、結果として平均寿命は短い」という話があり、 前者の場合は「戦死しなくても寿命は地球人並み」、後者の場合は「戦死しなければ地球人より長く生きる」となり、まったく別の話となる。 映画『DB超ブロリー』では白髪や皺など明確に老化したパラガスが描かれ、どちらかというと現行は前者の設定が有力なようだ。 ちなみに、混血のサイヤ人では『GT』のパンが100歳以上生きている描写が確認できる。 ◆宇宙空間の適応能力 ギャグ描写を除けば宇宙空間で生きる能力は無い…… ……とされてるがギャグ描写抜きにしても、バーダックやブロリー、『神と神』における悟空など、成層圏はおろか明らかに宇宙としか思えない場所にまで出張っている場面が多く、 その辺りを踏まえて近年では「長時間は無理だが短時間なら宇宙空間でも活動できる」という設定に落ち着いている。 それを踏まえてもブロリーなんかは明らかに長時間宇宙空間で活動しているとしか思えない描写がされているが、ベジットやブロリーは、バリアを張って自分を包み込むことで、本来なら存在できない空間でも生きていく描写があるため、宇宙空間と断絶できる空間を作り出せる実力があればある程度は宇宙空間でも活動できる、といった所だろうか。 逆にフリーザはバリアなど張らなくても、宇宙空間で生きていくことができるのだろう。 なにせバリアどころか、片腕と下半身が無くなって脳が露出し、意識もない状態で漂っても生きていたし。 ◆変身能力 いわゆる「変身型宇宙人」であり、通常形態から肉体を変化させて戦闘力を上げることが可能。 一般には大猿の変身能力が有名で、また作中では超サイヤ人への変身も行われた。 これら関しては該当項目を参照。 ◆食性 非常に大食いかつ悪食な面をもつとされる。 地球人と同じ食事はもちろん、宇宙人の死骸さえ口にする場面もあった。 悟空は少なくともパンやコーヒーを苦手としていたが、他のサイヤ人にもそれぞれ好みがあるのかは不明。 酒を嗜んだりギネが肉を切ったりしていたので、余裕があれば食事や飲酒を楽しむようである。 地球人との混血のサイヤ人もやはり大食いである。 【戦闘力】 成人した一般的なサイヤ人(*9)の戦闘力は、おおむね1500~10000前後と思われる。 ベジータは初登場時点で18000という数値を誇っていたが、この時点で「サイヤ人としても超がつくほどの天才戦士の数値」とされており、一般的なサイヤ人ではこれには到底及ばない。 またバーダックは10000前後という数値で、これが下級戦士であるにもかかわらずサイヤ人社会で一目置かれるレベルであるため、一般的なサイヤ人は多少前後してもこれぐらいが最高レベルと推定される。 サイヤ人の戦士としては弱いラディッツが1500、エリート層の生まれに誇りを持つナッパが4000~5000(ただし有り余るタフネスや防御力、格闘技術や大技などで8500の悟空とも渡りあえるレベル)とあり、 またカードゲームなどではトーマ:5200、パンブーキン:5000、トテッポ:4400、セリパ:2500、という数値もある(*10)。 従って、並の成人サイヤ人の戦闘力は1500~10000のあいだぐらいと思われる。 (ただし、ラディッツは曲がりなりにも前線に出ており、アニメではクリリン・ヤムチャ・天津飯・餃子が神様の神殿で修業前に過去の世界でサイヤ人2人と戦い敗北するも、神様からこの二人は半人前と評されているため、ラディッツよりも下の可能性がある。ファミコンソフト・強襲サイヤ人ではこの二人と同型のパンプキン・オニオン・ブロッコというサイヤ人が登場し、戦闘力もラディッツ1500に対し400・450・500と高くても三分の一程度である。これでも地球程度の惑星侵略には十分な数値ではあるのだろうが。) 参考までに、フリーザ軍の戦闘員としては戦闘力2000もあればフリーザ自身が優秀と認めるほど。 フリーザ直属に抜擢される精鋭でさえラディッツ級の戦闘力1500に驚愕し、その動きを目で追うことも出来ず一撃で倒されていた。 このことからもサイヤ人の多くは並の兵士よりも使える人材だったと分かる。 ただこれは一般兵の話で、軍の幹部クラスを基準にするとエリートサイヤ人でもそこまで突出した戦闘力というわけではない。 フリーザ一族はもとより、彼の側近であるギニュー特戦隊(中堅クラスで40000前後)やザーボン&ドドリア(20000以上)、上級兵士に分類されるキュイ(18000前後)など、一般的なサイヤ人が及びもつかないような相手は結構いた。 しかし、フリーザ親子を含めた彼らはあくまで「種族のなかで突然変異的に超常の戦闘力を持って生まれた個体」に過ぎず、種族全体がこんなに強いわけではない。 サイヤ人は「戦闘要員であれば基本的に誰でも1000以上の戦闘力を有する」点で、他の種族とは根本的に異なっているのである。 さらにサイヤ人は単なる戦闘力だけではなく、上述したような戦闘センスやタフネス、回復力などといった身体能力で他の宇宙人よりも優れたものを持っており、さらにベジータ王三世の時代には、団結力や集団戦法まで身につけるようになった。 彼らが「宇宙最強の戦闘民族」を名乗るのも、誇張や傲慢さこそあれ、決して故なきことではない。 【惑星ベジータ】 エイジ550ごろにサイヤ人が漂流・入植した、サイヤ人の第二の母星。 旧名は惑星プラントで、先住民としてツフル人が高度な技術を以って繁栄していたが、サイヤ人はやがて彼らを滅ぼし、その技術力を手に入れるとともに、星の名前を「惑星ベジータ」と改称した。 惑星ベジータの重力は地球の十倍もあり、この星で肉体を鍛えていたことも、サイヤ人が屈強に育つ一因。 また、この星で満月になるのは八年に一度だけ。 原作では惑星ベジータについて、宇宙から見た姿しか描かれず詳細不明だったが、アニメ作品や近年のシリーズ展開などで国土が描かれることもある。 やはり断片的ではあるが、フリーザ政権の入植や技術提供によるものか、惑星フリーザの居城やフリーザ軍円盤型宇宙船を思わせる設備・居住区・宮殿などが散見され、またサイヤ人ではない各宇宙種族も居住、医療区画や宇宙港などに従事していた。 サイヤ人が惑星ベジータ(プラント)に流れ着く前は惑星サダラに居住していたが、激しい内紛の結果、消滅してしまったらしい。 また、パラガスは惑星シャモから連れてこられた奴隷どもに建設させた立派な宮殿や銀河のいたる所から集めたならず者たちが従ぅ僕としてお待ちする「新惑星ベジータ」を作り上げ、王家の生き残りであるベジータを迎えて「サイヤ人の宇宙帝国」を復活させる…としていた。 だがこれは完全な欺瞞であり、グモリー彗星が激突すると分かったからこそ荒廃した惑星を環境の良い星に見せかけた上でおびき寄せ、ベジータを含めたZ戦士たちを新惑星もろとも葬り去る計画であった。 現に新惑星ベジータはその後グモリー彗星によって消滅している……という顛末と具体的に何があったかはわざわざここで語るまでもなく皆さんMADでお馴染みですね。岩盤とか一人用のポッドとか伝説の超サイヤ人とかいろいろありました。 【社会】 サイヤ人の国家・社会は、生まれによる階級制となっている。 大きく分けて「王族」「エリート」「下級戦士」の三階層に分かれており、先天的な素質によって分けられ、後天的要素では覆らない。 その区分けは生後間もない調査で決まるとされ、生まれた時点の戦闘力の数値によって決められるという。ただし、戦闘力以外の要素も関係している模様。 なお悟飯(四歳)の戦闘力数値が710と計算された際、ラディッツのみならずベジータやナッパも「サイヤ人としてもあり得ないほど高い」と語っており、生後の測定でもそんな数百という数値にはならないとみられる。 こうした出自時点での強さが一生を決定づける社会構造の中で、異常なまでの戦闘力を伴い誕生したブロリーは、ベジータ王に「サイヤ人の社会/王家の支配をも揺るがす」と危惧されて処刑(DBZ)/流刑(DB超)を宣告されてしまった。 四歳児の710でもありえんのに、生まれた時から戦闘力10000だの測定不能なんてのを見ればそりゃ怖くもなるわな…… ◆王族 劇中ではベジータ王家のみが存在する。 この王家では、当主=王となる人物は代々「ベジータ」の名を世襲することが決まっており、作中で活躍するベジータは正式には「ベジータ四世」(*11)、その父親は「ベジータ三世」である。 しかしサイヤ人は古代から(少なくともツフル人と接触した200年前から)王家によってまとめられていたという。 するとベジータ一世(ベジータの曽祖父?(*12))より以前から王家が存在したと思われるほか、ベジータ王(三世)は「サイヤ人を統一した」と言われることも多いことから、 元はサイヤ人も複数の部族に分かれ、それぞれに王家もあって、ベジータ王家はそのうち新興の王家だったが、ベジータ王三世の時代に統一され、他の王家は滅びた、というのが一番近いだろうか。 ちなみに、(アニオリであるが)ベジータの弟であるターブルも王族でありそれなりの戦闘力を持つが、非戦闘タイプであり戦いを好まない性格であるために飛ばし子にされている。 また、ターブルの命名規則は不明だが、ベジータが地球に移住してからは王族特有の命名規則は(末裔のベジータJr.を除いて)崩れており、ブルマが命名した衣装由来の名前となっている。 ◆エリート この階級については確定しているのがナッパ一人しかいないため詳細不明だが、 ナッパは自らを「名門出のエリート戦士」と名乗っていること=血統に由来する名門があるということと、自分の生まれに誇りを持っていることから、 やはり王族と同様の、血統によって、生まれる前から決まっている要素があるのだろう。 王族とエリートサイヤ人は大猿になっても理性を失わないという特徴がある。 ターレスとバーダックはエリート戦士と同等以上の戦闘力を後天的に築き上げたが、大猿に変身すると理性を失う。 しかしこの両名より弱いはずのナッパは大猿に化けても理性を失わず、これがエリートに受け継がれる特性ならば「名門出」という発言とも合致する。 また王族は同じく大猿化しても理性を失わないが、もしかしたらナッパたち名門は、王族を祖先とする分家の末裔かもしれない。 確定ではないが諸々の描写から、パラガスもエリート階級の可能性が高い。 このパラガスも、ベジータ王に対する敬虔な態度や、(ベジータを騙すための演技とは言え)ベジータに見せた紳士らしく洗練された振る舞い、およびそれに対して違和感を覚えないベジータの様子などから、 「名門」という表現にふさわしい貴族的な教養がエリート階級にはあるものと推測できる。 なおパラガスの息子ブロリーもエリートと推測されるが、彼は大猿化すると理性を失うという、ナッパとは異なる姿を見せている。 もっともブロリーの場合、サイヤ人の中でも突然変異というかかなりイレギュラーな人物なので、この様子を以って断定はしがたい。 ◆下級戦士 サイヤ人の大多数を占める階級。 一般国民に当たるが、やはり全員が兵士という扱いで、全員が戦うことを当然と考えている。下級戦士ではないサイヤ人はほぼいない。 下級戦士であっても戦闘力が高くなれば、主力として抜擢されて激戦区に投じられたり、サイヤ人内部でも知られた存在となれるが、他方でベジータやナッパが強く見下していたように、エリート層のような扱いは受けられない。 上述した通り、大猿に変身すると理性を失い暴走することが先天的に決まっており、こればかりはいくら戦闘力を上げても克服できない。 全体的な下級戦士は王族・エリートよりも粗野な部分がより強く、良くも悪くもサイヤ人らしい。 戦闘服も使い込んでいる様子があったりする。 また生後間もない調査で、戦闘力が極端に低いとみなされた場合、サイヤ人社会からは半ば切り捨てられ、辺境域の強敵がいないであろう星へと飛ばされる。 これは過酷なサイヤ人社会では強くなる前に死ぬことが予測されるため、そんな強敵のいない星に送って育たせるためでもあるが、乳幼児のうちに飛ばすため結局は死ぬ可能性も低くない。 しかし生き抜くことができれば、サイヤ人の本能と、送っている途中での宇宙船内部におけるサイヤ人らしさの教育(*13)、そして大猿に変身するゆえの現地社会からの切り離し(*14)によって、辺境でも強いサイヤ人が育っていく事となる。 こうした「飛ばし子」となるのは下級戦士が多い。ただ、稀にエリートや王族でも先天的に数値の低い個体が産まれることもあり、その場合は彼らも飛ばし子となる。 戦闘力1500のラディッツでも弱虫扱い、というのは一定以上の戦闘力をキープし飛ばし子扱いを免れたサイヤ人の中では、ということでもある。 映画『ドラゴンボール超 ブロリー』に登場した飛ばし子のビーツは成人しても戦闘力が1000未満であった。 最強ジャンプに載った鳥山明のコメントでは、ラディッツのように「一定以上の戦闘力を持ち王族やエリートの直属の部下に選ばれた一般サイヤ人」のことを「上級戦士」とも表現している。 別の場では「上級戦士=王族」、「中級戦士=エリート」と扱っていて言葉の定義に混乱も見られるが 【文化】 とにかく「戦闘」が文化の根底にある。 破壊や殺戮を楽しみとし、強いことが誇りとなり、社会的なステータスともなる。 ただし「正々堂々とした戦いぶり」などの名誉意識は持ち合わせておらず、基本的に「勝てばいい、それが全てだ!」という気質を持つ。 逃げることや命乞いも恥と思わず、騙し討ちや集団による袋叩きも平気で、スカウターなどで「勝てそうにない相手」を確認すると無理をせず引き上げる分別もある。 (バーダックは自分と同等以上の相手にも勇んで襲い掛かるが、これはサイヤ人の中でもイレギュラーな気質で、なればこそ他のサイヤ人も彼に一目置いていた) ベジータもナメック星編で敵が分散した機会を狙ったり、人造人間編で敵の強さ(と悟空の体調)を図るべく悟空戦を隠れて観戦し、19号を倒した後は消耗を隠しわざと余裕がある様子を見せてゲロに一時撤退を選択させたりと、それなりに狡猾に立ち回っていた。 いろいろミスって台無しにすることも多いけど。 プライドも高く、サイヤ人という種族について強力な誇りやアイデンティティを持つ一方、同じサイヤ人でも弱い人物や、血統・階級が低い相手を見下すなど、サイヤ人内部での差別意識も強い。 異種族に対しては差別意識・断絶意識がさらに強く、他種族とは全く融和しようとしない。それどころか露骨に見下げる言動も数多い。 フリーザ軍に所属した時期も顕著で、フリーザ軍は原則として多種族の混成部隊であるのだが、 サイヤ人だけはサイヤ人のみで軍団を組織しており(*15)、そのために戦力不足となっても他の種族を仲間に組み込むことはせず、往復二年間も費やして飛ばし子(カカロット)の回収を選択したほど。 ベジータでも苦戦するような場所に当時の悟空なんて連れて行っても足手まといにしかならないので、ラディッツが自分のパシリが欲しかっただけじゃね?という説も根強い さらにフリーザという軍総帥兼宇宙最強の個人や、サイヤ人最強のベジータと同等以上に強いギニュー特戦隊・ドドリア・ザーボン・キュイetcを擁するフリーザ軍にありながら、「サイヤ人こそ宇宙最強の戦闘民族」と公言してはばからない始末。 バーダックも病み上がりの身を案ずる医療担当兵に「お前らとは出来が違うんだ」とあしらい、話しかけてきた宇宙港兵士には全く聞いていなかったりと、異種族に対してはまともなコミュニケーションを取らない。 これでは周囲の宇宙人から疎まれていたことは想像に難くなく、キュイもベジータが苦戦しナッパやラディッツも死んだ事に対し「無敵のはずのサイヤ人さまを苦しめたのはどなたさまで?」と、普段の言動に対する皮肉もたっぷり込めてなじっている。 (サイヤ人は大猿化が戦力となるが、理性を失った場合は大猿以外の味方は巻き込んでしまうため、他の種族とは組めない、というのも一因だろうが……) 雇用主でありサイヤ人に詳しいフリーザも「サイヤ人というのはバカなほど頑固」と表現している。 さらにサイヤ人は「これはサイヤ人として持っていて当たり前の情愛」というものがない。 たとえ同族だろうがそれこそ親子兄弟だろうが、個人的な付き合いがなければ「他人」と見做し、あっさり見捨てたり殺したりする。 「子供が親を殺す、それがサイヤ人だ!」「自分の息子に殺されるとは、これもサイヤ人の定めか……」 ただ、これに関しては「個人的な繋がりがあれば別だが、なければ同族でも他人」というもので、個人として長く付き合っていれば情愛や仲間意識を抱くこともある。 例えばバーダックは、息子生誕の報告を受けても「ほっとけ」と吐き捨て、実際に見ても戦闘力の低さだけで「クズか」と吐き捨てたが、 チームを長らく組んできたサイヤ人の仲間が殺された際には激怒し、フリーザへの造反まで決めている。 バーダックの仲間たちも、バーダックが倒れた際には慌てて心配の声を掛けたりしていた。 「息子よりも仲間が大事」というよりも、この時点での息子には触れたこともないため情を培っておらず、仲間たちとは長らく生活を共にしてきたため深い友情を持っていた、ということだろう。 情愛の基準が「家族」「同族」といった社会性や関係ではなく、個人の付き合いだけで生まれるのだろう。(*16) ベジータは、再起不能になったナッパを長い付き合いがあったにもかかわらず「動けないサイヤ人は必要ない」と切り捨て処刑しているが、 ナッパの側は自分が殺されるとは夢にも思っておらず、本気で驚愕していた。 ドラゴンボールの話を聞いて、その話題をベジータが初めて振った際にも、ナッパは「ラディッツを生き返らせるもの」と常識として考えていたようで、 やはりサイヤ人と言えども独自の発展による仲間意識や情愛を持っている。 なんだかんだでベジータもナッパにアドバイスを幾度となく送ってサポートしており、本格的に切り捨てたのは悟空に倒されて動けなくなってからなので、本人が思っているほど仲間意識が全くなかったわけではないと思われる。 個人的な縁がなくても、サイヤ人同士、親族同士といった縁を強調する場合もある。 一例はラディッツで、悟飯をさらう際に「俺にとっても甥だ、できれば傷つけたくない」と語ったり、尻尾を掴んだカカロットに対して「実の兄弟であること」を強調して動揺させたりしており、「骨肉の情の概念」自体はよく分かっている模様(ただし実際に動揺することは嘲笑の対象)。 またあるゲームでは、悟飯の素質を見抜いたラディッツが、彼を連れて行って狂暴なサイヤ人として養育する場合もあった。 ターレスもカカロットや悟飯を「生き残ったサイヤ人のわずかな仲間」と呼んで親近感を抱き、幾度となく仲間になるよう勧誘している。 ついに悟空が仲間にならないと悟った際には、失望と自戒混じりに「カカロットのガキを連れて行こうとした俺が柄にもなく甘かったのだ!」と叫んでいたが、このセリフからするとターレスは本気で悟空たちを仲間にしたかったものと思われる。 そしてパラガスも、息子を抹殺しようとするベジータ王に必死に諌言したり、暴走のまま星を破壊するブロリーを羽交い締めにして止めようとするなど、父親の愛情混じりの行動を見せている。 男女間・家族間の意識というものも、一般には乏しい。 基本的には男女個人同士の一夜限り・快楽のみの肉体関係に過ぎず、それが長い愛情となることは少ないらしい(特に下級戦士は顕著)。 そのため「家族」という形態そのものが存在せず、例えばバーダックにも兄弟は一応いるのだが、それが誰なのかはバーダックにもわからず、意識すらしていない。 一方で、トーマが自然に「息子の誕生祝」という言葉を発したり、セリパが「凱旋ついでに会ってきたらどうなんだい」と勧めたりと、親子関係の概念があることは示唆している。 とはいえそんな誘いをバーダックが「くだらねえ冗談だ」「どうにでもしろ」と吐き捨てた際には、トーマもセリパもこれといって気分を害した様子もなく、それが当然の反応を返している。 唯一「超」でのみ、バーダックが妻的なサイヤ人・ギネと繁殖関係以上の絆で結ばれていたが、これは稀有な例。 さらにバーダック自身「ギネの甘ったるい病気が移った」とぼやいており、サイヤ人の社会・文化として、こうした恋愛感情は否定的に扱われている模様。 ベジータは魔人ブウ編にて、家族を持って丸くなった自分に違和感と嫌悪を抱き、バビディの魔術を誘発するほど追い込まれてしまうが、 これも「家族を愛し、地球を愛するような人間像」がサイヤ人として好ましくないものであることを示している。 ◆文明 ツフル人やフリーザ軍から得た技術により、高度な機械文明に暮らしている。 フリーザ軍の戦闘ジャケットを日常生活でも着ている者が多い。 ベジータによれば肩アーマーがないものは旧タイプとのこと。カラーバリエーションも多いが王族以外のサイヤ人は黒が殆ど。 前述の妊娠出産に予想される困難を補うためか、カプセル状の保育器が使われている。 TVSPでは病院に多数並んでいたが、『DB-』ではバーダックの自宅に置かれていた。 傷の治療には酸素マスクを着けて水槽に浸かるメディカルマシーンが用いられる。 携帯できない上に回復速度ではデンデや仙豆に劣るため本編での活躍は少ないが、悟空曰く気持ちが良いとのこと。 【歴史】 『Z』『GT』 『エピソード・オブ・バーダック』なども。 ◆前史 かつて「伝説の超サイヤ人」が出現したという。 もともとの母星は「惑星サダラ」だったが、サイヤ人同士の内紛の果てに星を消し飛ばしてしまう。 その際に脱出したのか、それとも別の宇宙人に囚われた一団があったのかは不明だが、エイジ550頃、大勢のサイヤ人を乗せた「謎の宇宙船(*17)」が惑星プラントに漂着、現地の支配民族ツフル人と接触する。 この時のサイヤ人は、獣皮だけの粗雑な衣類をまとった、粗野で原始的な狩猟民族で、「欲しいものは奪い取る」だけのものだった。 ただ、いちおう当時から王とエリートがサイヤ人をまとめる、という形式はあったようだ。 このツフル人との関係はやや不明瞭で、住むところもないサイヤ人をツフル人が寛大な心で迎え入れ、高度な知識を与えたにもかかわらず、サイヤ人は狂暴性を増してツフル人から略奪するばかりであったとするものもあれば、 ツフル人はサイヤ人の屈強さに目をつけ、技術力を駆使して奴隷として扱ったが、やがてサイヤ人の側もツフル人の技術を盗み取っていき成長していった、とする者もある。 ともかく、サイヤ人は高度な技術力と文明・社会性を獲得していったが、いつしかサイヤ人とツフル人の関係は険悪なものとなっていった。 ◆ベジータ王の進出 そしてあるとき、サイヤ人の王族に一人の傑物が現れる。 ベジータ三世、のちのベジータの父にして一般にベジータ王と呼ばれる人物である。 彼は王家の権威を補強し、これまでばらばらだったサイヤ人をまとめ上げ、統率の取れた一団に仕立て上げる。 そしてエイジ720~730頃、ベジータ王はサイヤ人全員を束ねてツフル人に対する全面戦争を開始。 さらにベジータ王は惑星プラントにおいて八年に一度だけ迎える満月の夜を計算に入れており、一斉に大猿化したサイヤ人軍団は、その圧倒的な戦力でツフル人を絶滅させた。 以後ベジータ王は、制圧した惑星プラントを「惑星ベジータ」と改称して支配。 ベジータ王家の世襲による専制国家を作り上げた。 エイジ731頃からは、ベジータ王は宇宙進出を企画。 さらなる略奪と戦闘欲求を満たすため、他の異星人に対する軍事力の提供を考える。 しかし外宇宙への航行技術は持っていなかったため、コルド大王・フリーザ親子の組織と接触。 彼らの経営する宇宙の地上げ屋稼業に協力することを決め、「友好同盟」を結んだ。 宇宙にはフリーザ一族のみならず裕福な種族や難民種族も多くあり、それら種族に対する別荘用、もしくは移住用の星として、環境の良い星を探しだし、現地住民を絶滅させたうえで、その星を求める種族に売り渡し、巨額の報奨金や各種惑星の文明を獲得していった。 さらにこれら暴力的な地上げ行為は、サイヤ人の戦闘欲求を満たすもので、いろいろな面で満足のいくものだった。 他方、サイヤ人の戦闘力と手際の良さなどはフリーザにとっても満足のいくもので、傭兵・精鋭部隊として大いに重宝された。 フリーザの側もサイヤ人および惑星ベジータにそれなり以上に投資しており、スカウターや戦闘服、メディカルマシーンや宇宙船などを支給している。 また宇宙進出開始時期と被るエイジ731頃には、ベジータ王は王妃を迎えたとのこと。 ◆フリーザとの対立 しかしフリーザと組んで程ないエイジ735頃には、サイヤ人側で早くも不協和音が流れ出していた。 まずこのころには、惑星ベジータにおいてサイヤ人同士の内乱が多発。 さらにベジータ王もフリーザへの嫌悪感を強めている。 フリーザはサイヤ人を「部下」として扱ったが、ベジータ王は「対等な同盟者」と考えていたらしく、それがフリーザに「俺たちを奴隷として扱っている」と強烈な反感を抱く原因となっている。 (ただし、フリーザを弁護するわけではないが、フリーザの頭の中には「対等な同盟者」なるものは存在せず、いかなる他人も「部下」か「敵」、さもなければ「商売相手」としか思っていなかったはずで、サイヤ人に対する「奴隷扱い」も配下全ての宇宙人と同列な扱いをしていただけだろう。フリーザ一族の側が同盟と明言しながら下に扱っていたとしても、露骨に他種族より冷遇していない以上は「奴隷扱い」との自己評価が的確とは言い難い。フリーザが悪辣だったというよりも、ベジータ王が高望みをしすぎた、というほうが正しそうである) さらにベジータ王には「自らによる全宇宙の支配」という野心も芽生えており、現時点における宇宙の支配者・フリーザへの憎悪は日に日に増していった。 他方でフリーザの側も、サイヤ人に対する疑念があった。 特に近年は、 サイヤ人の中に際限なく強くなっていくものが現れ、しかもそれがひとりふたりではなく全体として増え始めたこと(フリーザ軍の傭兵として各星系の最前線で戦うにつれ、ツフル人とは比較にならない強敵と交戦し、「死の縁まで追い込まれたが回復してパワーアップしたサイヤ人」が増えたものと推測される) サイヤ人同士での団結力を強めていったこと(ベジータ王がツフル人殲滅時に集団戦法・戦術を組み込んだものが、より発展・普及したものと思われる) 伝説とされる超サイヤ人に対する懸念(当のサイヤ人でも伝説扱いするぐらいだったのだが、フリーザには何か感じるものがあった模様) ベジータ王の不遜な態度と不穏な動きを探知していたこと など様々な要因があって、フリーザ側もベジータ王の粛清のみならず、サイヤ人全体の処分も考慮するようになる。 そしてエイジ737、ついにベジータ王がフリーザへの反旗を翻す。 当時フリーザは少年時代のベジータ王子に特別な関心を寄せており、彼を部下(かつ人質)として招聘していた。 ベジータ王はそれに乗じ、「王子ベジータを引き渡す」という名目で惑星ベジータ近くまで来ていたフリーザの母船に乗り込むと、エリート級サイヤ人からなる部隊を率いて反乱と攻撃を開始した。 しかしフリーザとの実力の差はあまりに大きく、しかも率いたエリート部隊もいざフリーザを前にしては委縮してしまう。 憤慨したベジータ王はそれでもフリーザに襲い掛かったが、指一本触れることも出来ず一撃で敗死。 直後にエリート部隊も一掃され、フリーザは惑星ベジータの破壊とサイヤ人絶滅を決意した。 その後は各地のサイヤ人に惑星ベジータへの招集命令を出したり、ドドリアの部隊に暗殺させたりしたのち、満を持してフリーザ自らの手で惑星ベジータを「花火」にした。 この時点で女性のサイヤ人は一人残らず死亡し、種族としてのサイヤ人は実質滅亡する。 生き残ったサイヤ人はフリーザ軍在籍のベジータ、ナッパ、ラディッツ、ターレスの四名と、フリーザが把握していなかったカカロット(孫悟空)、ブロリー、パラガス、ターブルなどの、男性数名だけとなった。 一方、ベジータ達についてはフリーザは引き続き重用するつもりだったため、彼らの心証を不必要に悪化させないためにも「巨大隕石の衝突で滅んだ」と伝達した。 (ただし、ナッパは惑星ベジータ消滅の真相を独自に調べていたようで、のちにベジータとラディッツにも伝えている) 以後はフリーザ軍の一角を占めながら活動するが、本編劇中に至って生き残ったサイヤ人もほとんどが死亡。 生き返った悟空とベジータや、生き残ったターブル、ブロリーの4人はそれぞれ現地へと帰化していき、悟空とベジータは地球で得た妻子を育みながら(*18)、サイヤ人の血脈は地球人の遺伝子の中に消えていく事となる。 かくして、宇宙最強の民族であるサイヤ人は滅ぶ。 突然味方であったはずのフリーザに星ごと虐殺されてしまうという末路は、その経緯を知る由もない多くのサイヤ人にとっては理不尽な悲劇としか言いようがない。 えらそうなことをいいやがって…… きさまらサイヤ人は罪のない者を殺さなかったとでもいうのか? だから滅びた…… だがサイヤ人は、その多くが己の力に驕り高ぶり、罪のない者達への破壊と略奪を繰り返してきた者たちである。 そんな彼らがより強い者によって滅ぼされたのは、悟空がフリーザに言った通り「因果応報」だったのだろう。 しかしかつてのサイヤ人の功罪を是としながら、かけがえのない親友であったクリリンの命を奪った フリーザに悟空は逃れ得ぬ「因果応報」を突きつける。 悪行が己の身を焼き滅ぼすに至ったサイヤ人と変わらぬ結末は、悟空の怒りと決意を示す言を機として迎えられようとしていた... オレが滅ぼしたんだ サイヤ人はなんとなく気に入らないんでね…… こんどはこのオレがきさまを滅ぼす 『超』 超サイヤ人ゴッド、破壊神などの設定が追加され、映画『ドラゴンボール超 ブロリー』にて悟空の父バーダックなどのキャラクターや最期が変更された。 ◇前史 1000年前に「伝説の超サイヤ人」が出現、恐るべき殺戮と破壊を行い宇宙を震え上がらせたという。 これについて「ヤモシなるサイヤ人が正義の心を持ち、五人の仲間と共に反旗をひるがえした。他の戦闘員たちに追い詰められたヤモシは初めて超サイヤ人になったが、その変化と恐ろしいまでの戦いぶりに他のサイヤ人たちは恐れおののいた。やがてヤモシは多勢に無勢で倒されたが、これが伝説の超サイヤ人」と作者が明かした。 ただこの場合、作中で語られた「伝説の超サイヤ人」像と異なる。伝説が千年も口伝されるうち曲がったとも思えるが。 サイヤ人が栄えたとある時期、上述のヤモシと似たような経緯で善良なサイヤ人の中から超サイヤ人ゴッドが出現し、邪悪なサイヤ人に挑む。 善良なサイヤ人は後一歩のところで力及ばずに敗れ去り、超サイヤ人ゴッドの伝説はサイヤ人の歴史から抹消された。 この超サイヤ人ゴッドとなった善良なサイヤ人とヤモシの二人は鳥山明曰く「ある意味同一人物」とのことで、関連性が示唆されている。 ……が、原作の前日譚である『ドラゴンボール-』ではフリーザが「超サイヤ人に超サイヤ人ゴッドですか…」と伝説の超サイヤ人と超サイヤ人ゴッドは別物であるかのように捉えているので結局は不明のままである。 上述の騒動と同一の事件なのかは不明だが、ゲーム『ドラゴンボール レジェンズ』で語られた歴史によると、正しい心を持っていた超サイヤ人ゴッドの一族は「悪のサイヤ人」と呼ばれるサイヤ人に敗れ去ったという。 それ以降は超サイヤ人ゴッドの一族から発生したサイヤ人は「敗北者の血統」と呼ばれ、一方で勝ち残った悪のサイヤ人の子孫が一般的に知られているサイヤ人とのこと。 超サイヤ人ゴッドを撃破した悪のサイヤ人とは何者なのかという事に関しては現在まで明確には明かされてはいないが、『スーパードラゴンボールヒーローズ』に登場する太古のサイヤ人、カンバーは「悪のサイヤ人」の異名を持ち、超サイヤ人ゴッドを見て明確に敵意を示す描写があり、彼こそが太古の超サイヤ人ゴッドと戦った悪のサイヤ人ではないかと示唆されている。 フリーザによるサイヤ人絶滅計画について、破壊神ビルスがベジータ王を しょうもない理由で 嫌い、フリーザに惑星ベジータ消滅を指示した一幕もある。 尤も、これがなくてもフリーザの行動は変わらなかったと思われる。 【個別のサイヤ人】 当wikiに項目のあるサイヤ人のみを記す。 ×印は開始時には既に故人であった者 ▼印は作中で死亡してそのまま生き返らなかった者 純血種カカロット/孫悟空 ベジータ ナッパ▼ ラディッツ▼ ターレス▼ バーダック× ベジータ王× パラガス▼ ブロリー▼ブロリー(ドラゴンボール超) バイオブロリー▼ ギネ× 混血孫悟飯未来悟飯▼ 孫悟天 トランクス パン 融合ゴジータ ベジット ゴテンクス 別次元出身ケール ゴクウブラック▼ 過去のサイヤ人カンバー ?セル▼ (*19) 【第六宇宙のサイヤ人】 『ドラゴンボール超』では、本編世界とは別次元の「第六宇宙」が登場。 悟空達がいる第七宇宙と対になるその宇宙にも「サイヤ人」が存在する。 惑星サダラに居住し、高い戦闘能力や地球人黄色人種に似た容姿などは共通しているが、猿のような尻尾が退化しているという相違点もある。 男女比率の極端な傾斜など、他の特性はどうなのか不明。 もっとも異なる点は「気性」で、基本的に善良な性格を持ち、戦闘能力も他の惑星などに雇われての悪党退治に活用するという。 惑星サダラが健在なのもそのためと思われる。 また激しい憎悪や憤怒を抱くことがなかったためか、超サイヤ人の存在が伝わっていなかった。 漫画版『超』では「伝説のサイヤ人」という名で似たような存在が伝わっていたことをキャベが発言している。 第七宇宙のサイヤ人とは異なるデザインの剣道の胴と垂のような防具を着けているが、 ベジータ曰くフリーザ軍に取り込まれる前のサイヤ人の民族衣装に似ているという。 【余談・その他】 純血のサイヤ人の名前は、全て野菜に由来する。 作者曰く「戦闘民族なら肉だろうというのを逆手に取って、野菜由来」とのこと。 「新項目、『サイヤ人』の追記・修正をしていただきたく、お迎えに参りました」 「なに!? 新項目『サイヤ人』……?」 「もう一度! 最強の戦闘民族サイヤ人の優秀さを、全宇宙に知らしめてやろうではありませんか!! あなたの手で、最高の種族項目を築き上げるのです!!」 「……ちっ(くだらん……)」 「どこへ行くんだあ?」 「ふおおっ?!?」 「お前が項目を追記・修正する意思を見せなければ、俺はこのWikiを破壊し尽くすだけだぁ!!」 「もう駄目だ、おしまいだあ……!」 「さ、ベジータ王。↙項目変更ボタンです。何なりと追記・修正ください」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\戦闘力/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 超サイヤ人はずっと前からあったのにサイヤ人は今までずっと無かったのか -- 名無しさん (2021-03-18 00 53 36) 一通り項目読んだけどどう見ても悪の種族です本当にありがとうございました。サイヤ人をこの世から消し去ってしまえ~ -- 名無しさん (2021-03-18 01 17 53) セルをサイヤ人に入れるのは個人的に違和感がある -- 名無しさん (2021-03-18 01 21 30) 仲間(ナッパ)さえぶち殺す良くも悪くもサイヤ人意識がクソ程強いベジータがブルマと結婚しトランクスをもうけて。穏やかになった自分を捨て去るがために洗脳されてから、ゴクウと本気で戦いたがったのを見るに、環境さえ用意できれば戦闘狂気質も矯正可能なんだよね -- 名無しさん (2021-03-18 02 13 49) 超とか見てないから違うのかも知れんが第六宇宙のサイヤ人が伝説の超サイヤ人になった善のサイヤ人なんじゃねぇの? -- 名無しさん (2021-03-18 03 38 01) 動けないサイヤ人は必要ない→動けないサイヤ人程、回復させるべきというツッコミ見てて思ったのが、第6宇宙のサイヤ人が第7宇宙の一般サイヤ人より明らかに強いのは、瀕死のサイヤ人を見捨てたりしなかったせいなんかな -- 名無しさん (2021-03-18 08 26 45) 背骨が砕ければさすがに回復不能だったんじゃないかな。ナッパは。 -- 名無しさん (2021-03-18 10 05 21) パンの孫の孫悟空とベジータの子孫のベジータJrも一応混血じゃない?玄孫の代でも超化してるってどんだけサイヤのDNA強いねん -- 名無しさん (2021-03-18 10 29 37) 息をするようなブロリーオチでダメだった -- 名無しさん (2021-03-18 11 09 22) スーパーはあったけどこっちはなかったのか!? -- 名無しさん (2021-03-18 15 29 19) 名前の由来は野菜だけど食事の傾向は肉食なのはご愛敬 -- 名無しさん (2021-03-18 15 33 47) ↑鳥山先生も肉食種族なのに野菜名というギャップを狙ったらしいね -- 名無しさん (2021-03-18 16 57 21) 些末だし意味ない話だけど、ベジータの年齢設定変更でサイヤ人滅亡の時期も少し動いてるんだよね -- 名無しさん (2021-03-18 17 38 28) 悟空やら超ブロやら、穏やかな気質を持ったサイヤ人しかスーパーサイヤ人になれないのに種族全体がアレなせいで望みの戦士が見つからずに終わるって言う皮肉 -- 名無しさん (2021-03-18 17 51 25) 「だから滅んだ」まさにこの台詞通りだわ -- 名無しさん (2021-03-18 17 53 50) 皆さんMADでお馴染みですね ??「僕もそう思いまs」 -- 名無しさん (2021-03-18 18 43 38) いつしか、ベジータ一族の一人であるターブルも記事化してほしいけど出演機会に疎いから厳しいかな? -- 名無しさん (2021-03-18 18 58 17) アニオリのサイヤ人も生き残ってるのターブルだけなんだよねえ。彼も戦闘向きじゃない温厚気質なんで幼いうちに星から追放されて(王家の恥ということかな?)無用な争いしなかったから生き残れたという。 -- 名無しさん (2021-03-18 19 05 19) 大猿化すれば全員が一万超えの戦闘力でナッパならリクーム辺り、当時のベジータでもギニューを上回るんだから最強を名乗ってもおかしくはないんだよね -- 名無しさん (2021-03-18 19 45 17) 本編だけ見ると例の1人用ポッドはサイヤ人のモノかと思ってたが、色々考慮するとツフル人の遺物か、あるいはフリーザ軍のモノなのか。まあ技術的なものに興味なさそうなサイヤ人の移動手段を補完するのには良い設定だが。 -- 名無しさん (2021-03-18 20 02 49) ↑ベジータ王に宇宙進出手段がなくてコルド軍の協力を仰いだことと、悟空のナメック星行き宇宙船が一人用ポッドの改良版でそれのコクピットとフリーザの宇宙船がほぼ同じ構造だったことを考えるとおそらくフリーザ側由来だろうな -- 名無しさん (2021-03-19 06 45 50) サイヤ人のページがこのwikiに無かったのは凄い意外だったわ -- 名無しさん (2021-03-19 15 43 53) ベジータや悟飯の尻尾が再生しなかったのは、ある程度の戦闘力を超えたサイヤ人は新たな可能性に片足を突っ込んだことで尻尾は不要と肉体がみなして尻尾が生えないようになる感じかな?悟天やトランクスは父親がその領域に入った後に作られた子供だから生まれつき尻尾が無かったとか…(その領域に踏み入れた後に尻尾があった場合は全身真っ赤な更に恐ろしい姿になる危険性もあるし) -- 名無しさん (2021-03-19 16 44 05) 人造人間編でサイヤ人の厄介さが何度もクローズアップされてたけど、確かになぁ… -- 名無しさん (2021-03-19 19 58 47) なぜ中々立たなかったというかあんま必要なかったからね。本編で出る純サイヤ人が悟空、ラディッツ、ナッパ、ベジータくらい。GTや超も含めてメインメンバーはほぼ超サイヤ人になっているので、そこから外れる人物は個別で事足りるし、それ以外はほぼモブだからね。 -- 名無しさん (2021-03-23 10 27 52) 悟空の「だから滅んだ」がこれ以上ない位的を得てる -- 名無しさん (2021-03-24 19 16 51) 地球人との混血の場合、戦闘力も遺伝するよね -- 名無しさん (2021-03-25 03 51 34) 文化の説明を見る限りでは、戦闘民族というよりは乱暴民族だな。本来はこういう種族だという事を踏まえると、ベジータが本能でブロリーに怖気づいたのも納得できる -- 名無しさん (2021-04-08 16 25 11) ナメック星人の項目も作ろうかな サイヤよりは簡単に済みそう -- 名無しさん (2021-04-24 02 21 54) 原作の漫画では地球人との混血で強いのがポコポコ生まれてたけど、地球人との遺伝子相性が凄いというより配合できさえすればどんな種族相手との混血でも強いの生まれてきそうな感じではある -- 名無しさん (2021-04-24 08 11 38) ↑2 実はこっちで草稿がほぼできてます。色付けとかがまだなのと、せっかくなのでピッコロ記念日までお待ちください。 -- 作成者 (2021-04-24 09 41 50) ↑わかりました。がんばってください。 -- 名無しさん (2021-04-24 13 56 17) 地球人との間では、輸血はできないのだろうか。できたとしても、サイヤ人の血を輸血したら、狂暴性が増すとかの副作用がありそうだけど -- 名無しさん (2021-06-11 15 56 21) ↑ 子供は作れてもサイヤ人と地球人とで輸血とか生体移植とかも成り立つとも限らないよな。現実でも人間同士でも人種が違っても子供は作れるが血液型とかの違いがあったり生体移植で拒絶反応とかもあるわけだし -- 名無しさん (2021-06-13 09 55 44) 悟空もフリーザの「サイヤ人は罪のない者をを殺さなかったとでもいうのか?」指摘に「だから滅びた」と返すあたり間違いなくお友達になりたくない種族 -- 名無しさん (2021-06-28 18 38 26) 悟空も地球育ちのサイヤ人とは名乗っても善人なだけに種族の歴史自体は否定的だろうしな -- 名無しさん (2021-06-28 21 32 08) サイヤ人には変声期が訪れないタイプ(悟空・バーダック・ターレス)と幼少期に声変わりするタイプ(ベジータ・ラディッツ)に分かれているよね -- 名無しさん (2021-08-06 14 20 30) バーダックって兄弟いたの?どこにあったのその設定? -- 名無しさん (2021-12-09 15 36 38) 混血枠にセルがいて思わず笑ってしまったwたしかにサイヤ人の細胞が二人分組み込まれてはいるけどさ -- 名無しさん (2022-01-24 17 46 25) ↑2 「マイナス」の時の「最強ジャンプ」収録の作者インタビューらしいな。 -- 名無しさん (2022-01-24 21 38 38) 後天的な環境で穏やかになれるだけマシだけど。基本性質が北斗のモヒカン並のヒャッハー気質すぎる、そりゃだから滅びた…… -- 名無しさん (2022-04-04 19 05 38) サイヤ人関連の後付け設定はいつ見ても上手いなーって思うのが多い -- 名無しさん (2022-04-15 14 36 52) 穏やかに暮らす方が強くなれるってのが科学的に示されたことで、第七宇宙のサイヤ人は滅ぶべくして滅んだってのが示されてる。 -- 名無しさん (2022-11-21 23 14 44) 純血の髪の色については、アニメスタッフへの鳥山メモに「基本黒ですが演出で多少の変更は可」みたいのがあるから、旧アニオリのモブとかについては単なる画面映え優先だろうな。茶系は色素が薄いってケースも考えられるが -- 名無しさん (2022-11-22 12 39 44) ↑ つまりは青系もそんな感じなのかもね。トランクスとブラはブルマ由来ということもあるけど、モブに青髪いるし -- 名無しさん (2023-09-12 07 44 31) 悟空みたいに幼少時に他の惑星に送り込まれたり、パラガス親子やターブルみたく追放されたサイヤ人(と異星人との混血含めた子孫)が他にもっと大勢、最低でも数百人〜数千人は銀河中に散らばって住んでいてもおかしく無いと思う。 -- 名無しさん (2023-12-27 02 04 12) いつか女性サイヤ人の生き残りorその子孫(もちろん女性)が劇場版でもいいから出てこないだろうか。 -- 名無しさん (2023-12-27 22 53 32)
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今週は仕事で売上について いろいろ考えさせられました。 なので、売上という言葉自体を勉強しなおしました。 売上とは、会社が営業活動によって得た収益のことです。 業種によって商品や製品を販売したり サービスを提供したりなど 細かい違いはいろいろありますが、 そこから得られる収入すべてのことをいいます。 この売上が会社にとっての収益となります。 ちなみに営業活動以外で得た収入、 たとえば配当金や受取利息などは 売上には入りません。
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サイヤ人(サイヤじん)は、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』、『ネコマジンZ』、『銀河パトロール ジャコ』および『ドラゴンボール』を原作とするアニメシリーズ、コンピュータゲームに登場する架空の人種、宇宙人。 特質 惑星ベジータに住んでいた宇宙最強クラスの戦闘種族。元々は「惑星サダラ」が母星だったが種族の内紛で崩壊し、放浪の末に後に惑星ベジータと名付けられた惑星を先住民族から奪い取り新たな母星とした。古来より多くの星を襲い財を成すという乱暴で非道な生活をしており、さらにそのサイヤ人をフリーザ一味が力により配下にしていた。銀河パトロールでも子供の時以外は太刀打ちできず、人類だけを全滅させるウイルスをばら撒く「絶滅爆弾」も効かない。 少数民族であり惑星ベジータ消滅前には全部で数千人あまりしかおらず、戦闘民族であるためにその数を大きく増やすことが難しいとされている。サイヤ人はほとんどが下級戦士で、中級戦士はわずか10人ほど、上級戦士に至っては王族であるベジータとベジータ王のみ。バーダックは下級戦士としては上位にいるが中級戦士にはなれていない。階級は持って生まれた潜在的な戦闘力で決められるが、その後に大きく戦闘力が上がれば昇級が可能。 性格と外見 サイヤ人は程度の差はあれど基本的に生まれた時から凶暴で残忍かつ冷酷な性格である。好戦的で本能的に戦闘そのものを好む。地球に送られた赤ん坊の孫悟空も当初は手が付けられないほどの暴れん坊だったが、頭を打って以降は激しい性情がおさまり、養父である孫悟飯や師匠となる亀仙人らの教育も受けて純粋で素直な少年へと成長した。凶暴な性質が消えた一方、好戦的な気質は残っており亀仙人いわく純粋な誇り高い武道家であるため、世の平和や正義より前に強者との戦闘を楽しみたいという動機で戦い、一方で仲間や地球を思う優しさを持っており何度も地球の危機を救った。 冷血で単純な思考なので、通常、恋愛や結婚という概念はあまりなく、繁殖目的以外でバーダック夫妻のように絆で結ばれることは珍しい。家族という概念はあまりないので、王族以外は血の繋がりにこだわりはない。実際、バーダック、ギネ、ラディッツ、カカロットの家族4人が揃ったことはない。バーダック自身にも兄弟はいるかもしれないが、バーダック自身もよく解っていないし興味もない。 サイヤ人には女性もいるが、ラディッツが地球に来たエイジ761の時点で男性数名しか生存しておらず、純血のサイヤ人は途絶える運命である。隔世遺伝が起こることで、一世紀もの時を経て純血サイヤ人に匹敵する戦闘力を持つ個体が生ずることもあるらしい。 ヒューマノイドタイプの体形に黒髪と黒目を持ち、風貌は地球人における黄色人種に似ているが、猿のような茶色く短い毛の生えた長い尾がある。満月を見ることで大猿に変化する。これは月に照り返された太陽光に含まれる1700万ゼノを超えるブルーツ波が目を通じ、尻尾に反応することで起こるもので、大猿化後は戦闘力が通常の10倍にアップする。たとえ尻尾が切れてしまっても、一定期間を置けば基本的には自然に再生する。尾を強く握られると力が抜けてしまうという弱点があるが、鍛えることで克服することができる。悟空、再生可能であるため、弱点と成り得る尻尾はその気になれば自分で切断できる。ベジータの切れた尻尾はメディカルマシーンでは再生できなかった。自身の意思で動かすことができ、それで物を持ったり体を支えることができる他、悟空やラディッツのように叩いて攻撃に使うことも可能。ベルトのように腰に巻きつけた状態でいる者も多い。尻尾の生えてこなかった子供は高い資質を持っている。 純粋なサイヤ人は全て黒髪。ベジータは「純粋なサイヤ人は頭髪が生後から不気味に変化したりはしない」と証言している。悟空やベジータが短髪なのに対し、ラディッツのように腰より下まで伸びる長髪を持つ長髪タイプのものもいる。悟空はムラサキ曹長や桃白白の刀によって髪が一部切れたことがあるが、その後元に戻っている。サイヤ人の髪事情も地球人と同じく禿げることがあり、髪型が変わらないというわけではなく髪質が少し違うだけである。また、男は髭も生え、ナッパやベジータ王のように髭を蓄えている者もいる。精神と時の部屋で、約3年の修業を終えて出てきた直後の悟空とベジータは髭が大量に伸びきっていた。 第6宇宙のサイヤ人の性格は、戦闘民族だが礼儀正しく穏やかで、第7宇宙のサイヤ人とは性格が全く異なり、雇われて悪人を倒すことを仕事としている。拠点は惑星サダラ。尻尾については、昔はあったが今の彼らにはない。 身体の特質と能力 サイヤ人は地球のおよそ10倍近い重力を持つ惑星ベジータで生まれ育ち、屈強な体を持つ。また、非常に大食漢で地球人の数十倍も食べる。 身体の回復力が高く、地球人より遥かに短い時間で負傷や病床から復帰できる。修行などによる戦闘力上昇のほか、瀕死状態から回復することにより戦闘力が大幅に上昇する。そのため悟空のように、まれに下級戦士でも激しい戦闘や修行を繰り返すとエリート戦士の戦闘力を超える場合がある。この「戦えば戦うほど強さを増していく」という特性と優れた戦闘センスこそ前述の凶暴で好戦的な性格と併せてサイヤ人が戦闘民族たりえる所以であり、サイヤ人の平均戦闘レベルを上回っているはずのフリーザ一味の戦士の中にも、そのサイヤ人の特性を把握していて自分より戦闘力が下のサイヤ人を心の底で恐れている者がいるという描写が劇中で何度かあった。超サイヤ人ブルーのベジータが瀕死から回復してもパワーアップすることはなく、これについてトランクスは「極限まで鍛えられているため瀕死からの復活でのパワーアップはおそらくもうできない」と推測している。 寿命に関しては、戦闘民族であるために最も闘いに適した年齢に達すると老化が鈍り、長く強いパワーが保てるが、寿命は地球人と同程度であり、ある程度の年齢になると急速に衰えがくる。そもそも戦闘民族であるサイヤ人の宿命ゆえ、戦闘で命を落とす者がほとんどである。80歳頃までは若者のままであることが判明した。原作でも悟空、ベジータは青年期と最終話までの間で外見がほとんど変わっておらず、サイヤ人たちの外見が変わらないその若さに、ブルマがひがむシーンが度々ある。『銀河パトロールジャコ』ではジャコが「子供時代が長く、青年になるまで幼児体形のままで相手を油断させる。その後、一気に戦闘に向いた体形に成長し、以後ほとんど老化しない」と説明している。青年になるまで子供姿の期間が長いという特徴は、少年時代の孫悟空や魔人ブウ編以降5年ほど経ってもまったく成長しない孫悟天やトランクスなどに、この特徴が顕著に表れている。 サイヤ人は生身の状態では宇宙空間で生存することができないとされているが、悟空が成層圏まで飛び出して戦ったことは宇宙人なのでギリギリ息はできていたらしい。実際、ある程度の時間であればサイヤ人が宇宙空間で活動している例があり、子供の頃の悟空が月までウサギ団を連れて行ったり、ベジータは悟空との初対決の際、地球を破壊しようとしていた。 限られたサイヤ人はパワーボールと呼ばれるエネルギー球を空中に射出し酸素と混合させることで満月時と同じ波長の光線を発する人工満月を作ることができる。これにより衛星を持たない天体においても大猿に変身することが可能となる。ベジータのみが使い、「はじけて混ざれ!」の言葉と共に人工満月を作り上げる。 地球人との関係と混血 地球の人間との交配が可能であり、それによって生まれた混血の子供は純血のサイヤ人よりも潜在的な戦闘力が高い。ただし、好戦的な本能はその限りではない。悟飯に関しては幼少期から青年期に至るまで主に怒りと自らに迫る危機によって潜在能力を爆発させることが度々あった。ベジータはラディッツ戦での孫悟飯の戦闘力を「他のサイヤ人の子供に比べ、戦闘力が異常に高い」と評していた。 地球人とのハーフであるトランクスとブラは母親のブルマと同様、紫色の髪、青い目をしており、髪も伸びる。同じくハーフの悟飯や悟天、クォーターのパンは父親、母親ともに黒髪のため3人とも黒髪。幼少期の悟天は悟空と瓜二つで同じ髪型であったことから、成長とともに悟空に頻繁に間違えられるようになり、それが嫌で強引に髪型を変えた。 サイヤ人の特色である尻尾も遺伝するが、作中では悟飯以外に尻尾が生えている混血サイヤ人は登場しておらず、赤ん坊のトランクスについて、クリリンはブルマに尻尾を切ったのかと尋ねたが、回答は描かれていない。公式ガイドブックでは悟飯以外の尻尾については、生まれつき持たない混血サイヤ人は特に強大な戦闘力を秘めており、悟天やトランクスのように幼少の内から自然と超サイヤ人への変身も体得してしまうことが多いと解説されている場合と、生まれてすぐに切られたと解説されている場合がある。 サイヤ人の血統は地球移住後には悟空とベジータしか存在せず、子孫の多くは地球人の血が濃く、特性も地球人に近い。 その他サイヤ人の細胞・身体を持った者 サイヤ人の力に惚れてサイヤ人の身体を得る者や、サイヤ人の力で世界征服を企む者やサイヤ人を滅ぼそうと企む者など、サイヤ人の力や細胞を悪用する者も少なからず存在しており、元々サイヤ人ではない者がサイヤ人に成り代わり、サイヤ人の力や身体を手にしている。 ギニューのボディチェンジという技で孫悟空と身体を入れ替えることに成功し、孫悟空の肉体を得たが、使い慣れていない肉体であったためその身体のスペックを充分に引き出すことはできなかった。 ドクター・ゲロが造り出したバイオテクノロジーによる人造人間のセル。ドクター・ゲロは戦闘の達人たちの細胞を集めて合成させた人造人間の研究を始めたが、時間がかかりすぎるために断念、コンピュータだけがその作業をそのまま休むことなく続けていたことにより完成した。蜂のように小さい虫型のスパイロボットがコンピュータにデータを送るついでに戦闘の達人たちの細胞まで集めており、孫悟空、ベジータ、ピッコロ、フリーザ親子、そして数種の生物の細胞を組み合わせて造り出された。人造人間17号と18号を吸収し、第2形態、完全体へと進化する。種族としての分類は地球人。サイヤ人の増強能力と、ピッコロの再生・復活能力を併せ持っている。更にサイヤ人の細胞により、死の淵から生還するごとにパワーアップする特性のおかげで自爆後奇跡的にコアだけは残っており体を再生させ、さらに強くなり、超サイヤ人2のようなオーラとスパークを纏った状態で復活した。 原作の世界から分岐した並行世界のザマスが、時の指輪で並行世界の未来へと移動し、超ドラゴンボールを使ってザマスと孫悟空の心と体を入れ替え、孫悟空の肉体を得た。悟空の技であるかめはめ波や瞬間移動なども使いこなし、超サイヤ人2にまで変身した。その後、ダメージを受けては回復を繰り返し超サイヤ人ブルーの変異形態である超サイヤ人ロゼへと変身する。更に本気で人間たちを倒すためにポタラを使ってゴクウブラックと合体し、合体ザマスとなった。ザマスの「不死身」とブラック(サイヤ人)の「戦いの中で無限に成長する」特性を併せ持ち、戦闘力そのものもポタラ合体の効果で格段に上昇。界王神さえも遙かに上回るレベルに達しているが、正式に界王神になったわけではない彼らの合体は人間同様1時間で解けてしまう。 社会・歴史 かなり昔、サイヤ人の星が惑星べジータですらなかった頃、サイヤ人でありながら正しい心を持ち、仲間5人と共に反旗をひるがえしたヤモシという男が戦闘員たちに追い詰められ、はじめて超サイヤ人になったが、その変化と恐ろしいまでの戦いぶりに他のサイヤ人たちは驚愕。やがてヤモシは多勢に無勢で力尽きて倒されてしまうが、これが伝説の始まりとなる。 惑星プラントに移住以前は惑星サダラに住んでおり、仲間割れで星が消滅した。 エイジ550頃、謎の宇宙船で宇宙を漂流していた原始サイヤ人が、スカウターなどを生み出すほどの知的で高度な文明を持ち自分たちの半分の身長しかないツフル人が住む、プラント星に漂着。原始サイヤ人は一般的に獰猛で野蛮な性格をしており、獣の皮を身にまとい発達した文明を持たない粗野で原始的な生活を送っていた。農耕文明を持った経験が無く、あくまでも欲しい物は敵から奪い取る純然たる狩猟民族で、サイヤ人の種族を代々の王が治めてきた。 720 - 730頃にかけ、プラント星において、ベジータの父親であるベジータ王の指揮の元でサイヤ人たちが団結し反乱を起こしたことにより、ツフル人と全面戦争になる。惑星プラントの大半を占めていたツフル人は自ら作り出した高度な武器で迎え撃つも、非常に少数の民族でありつつ好戦的で強いサイヤ人が徐々にツフル人を制圧していく。惑星プラントにおいて8年に一度迎える満月により一斉に大猿化したサイヤ人たちの侵攻が大きな脅威となり、ツフル人は大きなダメージを受ける。ツフル人の文明を取り入れ装備や服装まで一新しながら少しずつ数を増やしていったサイヤ人がツフル人を圧倒した結果、ツフル人は滅亡。ツフル人を絶滅させた後は惑星プラントを乗っ取り、惑星ベジータと名を変えて支配。その際、ただ一人の王を頂点とする専制君主国家が打ち立てられた。 彼らの文明や使用している戦闘ジャケットはフリーザ一味が開発したもので、軍に取り込まれる前のサイヤ人は異なる形状の戦闘服を着用していた。また、メディカルマシーンの治療液はツフル人が開発したものであり、後にフリーザ軍に技術が渡ることになる。鳥山の説明ではスカウターを発明したのはツフル人で、これに目をつけたのが戦闘服や宇宙船も発明したフリーザ軍の優秀な技師ギチャムであり、改造を施して兵士たちの攻撃の運用に使い始めたという。スカウターも戦闘服も宇宙船もコルド軍の支給品である。 サイヤ人の社会は、ベジータ王を頂点にした専制国家で王位は世襲制であり、代々の王は「ベジータ王」の名を受け継ぐとされる。王族以外の全国民が兵士で、国全体として国民たちは戦うことを主な仕事としている軍隊組織のような社会構成。生まれた直後の戦闘力で、身分が、王族、エリート、下級戦士とランク分けされる身分制度社会である。戦闘力が高いと、激戦区で戦うほか、王族に仕えられる場合もあるが、低くて下級戦士に分けられた子供はサイヤ人にとってたいした戦力を持たない辺境の星に送られる。ジャコが「地球のようにたいした戦力を持たない人間が支配している星には、たいてい子供を送り込みジワジワと人間を減らしていく」と言っている。『銀河パトロール ジャコ』のおまけストーリー『DRAGON BALL- 放たれた運命の子供』では、悟空は生まれてから3年近く保育機に入れられ、「飛ばし子」として宇宙ポッドで地球へ送られた。 エイジ731頃にサイヤ人は宇宙進出を開始。他の異星人に対する戦闘提供を思いつき、戦いを外宇宙に求めていったが、ツフル人を絶滅させてしまった弊害により文明の発達が遅れてしまい、今のままでは更に遠い外宇宙へは行くことができないことを悟る。フリーザと同業者として友好同盟を結び宇宙の地上げ屋を始めたサイヤ人は、高文明でリッチな異星人と手を結び、その異星人の別荘用、もしくは移住用の星として環境の良い星を探しては襲撃し、他の星に住む住民を絶滅させては、乗っ取った星を他の異星人に商品として高額な値段で売り渡すことで、文明や金銭を得ることを主な仕事とした。星の地上げ行為は好戦的なサイヤ人にとって一石二鳥であり、それがどんどんエスカレートしていった結果、ついには生まれてすぐの赤ん坊までもが戦闘レベルの低い惑星に送り込まれ、赤ん坊が成長してからその星の住民を絶滅させてしまうというような、遠大な作戦までをも生み出した。生まれた直後の戦闘力の数値が低い者は孫悟空のように赤ん坊の時から強敵のいない辺境の惑星に送り込まれる。 エイジ731頃には妃を娶ったベジータ王を始めとするサイヤ人は、その高い戦闘能力と好戦性から全宇宙支配を目論むフリーザに重宝されており、フリーザ一味との契約の元、傭兵的役割もつとめたが、フリーザは実質、サイヤ人たちを支配下に置いたうえで星を攻めるときには傭兵のように使っていた。 宇宙の傭兵として、星々を侵略することで、その星の文明を吸収し発展し繁栄してきたため、メディカルマシーン、元々はツフル人のものだった戦闘服やスカウターなど、高度な文明はサイヤ人独自のものではなく、すべて略奪物や同盟を結んだ星から戦闘に特化した技術を抽出した結果である。宇宙船技術などは地球の科学者も目を見張るほどだが、これはツフル人や漂流宇宙船を造った何者かによるもので、サイヤ人そのものの技術ではない。 エイジ735頃、惑星ベジータにおいてサイヤ人同士の内乱が多発。ベジータ王も長年にわたり自分たちを奴隷のようにこき使うフリーザに対し疑念を持ちつつ、サイヤ人による全宇宙の支配を目論むようになり、ベジータ王たちサイヤ人はフリーザに反感を強め始めていく。エイジ737頃、フリーザが「サイヤ人の住む惑星ベジータに攻め込んだときに王とに戦った場合も、まったく変身する必要もなく勝ってしまった」と語っている。惑星ベジータ消滅の1ヶ月前が描かれており、超サイヤ人や超サイヤ人神の伝説に不安を覚えたフリーザが、星ごと滅ぼすためにサイヤ人たちに惑星ベジータへ戻るよう招集命令を下していた。悟空はフリーザの企みを感じたバーダックによって地球に飛ばされ、ベジータとラディッツは聞こえなかったフリをして収集命令を無視して助かっている。 ベジータたちにはこれからも手駒として使うには都合の悪い事実であるため、惑星ベジータの消滅は巨大隕石の衝突によるものと伝えられていた。 ラディッツが語ったサイヤ人が環境のよい星に乗り込んでそこの住民を絶滅させる行為を、クリリンはピッコロより極悪という趣旨のことを述べ、悟空はフリーザとの戦いにおいて、罪のない者たちを数多く殺した点ではサイヤ人も同罪の筈という趣旨のことを言われるが、そのために滅びたという趣旨で答えている。 惑星ベジータ エイジ550頃に原始サイヤ人が謎の宇宙船で漂着したサイヤ人の故郷である惑星。巨大隕石の衝突が原因で消滅したと伝えられていたが、フリーザによって破壊されたというのが真実。後に破壊神ビルスが「惑星ベジータを消滅させるように」とフリーザに命令したことが判明した。旧名は惑星プラント。惑星ベジータの重力は地球の10倍もあり、この星で体を鍛えていたことも、サイヤ人が強力な戦闘力を持つ要因の一つとなった。悟空は赤ん坊の頃から地球で育っているため、10倍の重力でも苦戦していた。 ベジータ王率いるサイヤ人が高度な科学力をもった先住民族のツフル人を滅ぼしたのちに惑星プラントを惑星ベジータに改名、自らの母星としたことになっており、これに準じてオリジナルエピソードが製作されている[注 17]。またこの星では、満月は8年に一度しか来ない[23]。 原作では惑星ベジータの様子が描かれていないが、ラディッツやフリーザの回想シーンに宇宙から見た惑星ベジータが描かれている。『DRAGON BALL- 放たれた運命の子供』では星の様子が描かれており、サイヤ人の生活や悟空の母ギネが働く肉の配給所も描写された。 第6宇宙では惑星サダラが現存しており、サイヤ人はそこを拠点として活動している。第6宇宙のサイヤ人は略奪行為なども行っていない為、第6宇宙には惑星ベジータは存在しない。 超サイヤ人 超サイヤ人(スーパーサイヤじん)とは、サイヤ人が戦闘力上昇のために変身した姿。 変身に必要とされる条件は、一定以上の戦闘能力と穏やかで純粋な心、あるいは純粋な悪の心を兼ね備え、極端な危機感や強い怒り、悲しみに苛まれていること。エイジ762以降に孫悟空たちが超サイヤ人に次々と覚醒するまでは、一千年にひとりあらわれるという言い伝えの伝説がサイヤ人の間で浸透しており、ベジータもそう口にしていた。どんな天才でも越えられない壁を越えてしまう、あらゆる種族の戦闘力を超越するサイヤ人、血と戦闘を好む全宇宙最強の戦士と呼ばれる。超サイヤ人が多発したのは、サイヤ人の個体数が少数化したことにより種そのものが絶滅の危機にあることも関係している。 超サイヤ人になることができる条件として体の中のS細胞というものが必要。悟空やベジータの子供が比較的簡単に超サイヤ人になれたのは、あるていどまで多くのS細胞をすでに受け継いでいるため。第6宇宙のサイヤ人は特に絶滅の危機にも陥っていないが、キャベは通常状態のベジータと互角程度の力を持っていたため、ベジータに対する怒りで超サイヤ人に覚醒している。第6宇宙では超サイヤ人の存在は知られていないらしく、超サイヤ人に変身した悟空を見てシャンパやキャベが驚いていた。 変身といっても、満月を見て変身する時のように体格が極端に大きくなったり獣のようになったりするわけではなく、髪の毛が逆立って金髪と緑色の目、また眉も金色、そして黄金の気のオーラを纏うのが特徴である。変身時の戦闘力は通常時と比べて格段に上昇する。 トランクスと悟天が簡単に超サイヤ人になったのを知って、ベジータが「超サイヤ人のバーゲンセール」と評した。『ネコマジンZ』に登場するオニオが覚醒しているほか、第6宇宙のサイヤ人であるキャベ、カリフラ、ケールも覚醒している。 超サイヤ人は一定の壁を超えることで、超サイヤ人2、超サイヤ人3へと段階的に発展するが、それに比例するように気の消費が激しくなっていくため、状況に応じて使い分けている。また、老界王神により、体に負担がかかりすぎて寿命を縮める要素も指摘されている。 僧帽筋下部辺りに力を集中することで怒りの感情に関係なく覚醒できる。ただし、容易にできることではないらしく、キャベに教えられてすぐに超サイヤ人に覚醒できたカリフラは彼に天才と称された。 地球襲来前のナッパはサイヤ人と地球人との血が混じり合った、強力なパワーを持つ雑種のことを「スーパーサイヤ人…ってとこか」と表していた。 超サイヤ人(第1段階) 超サイヤ人の最初かつ基本的な形態。軽い興奮状態になり、好戦的になる。髪が金髪に変わり瞳が緑色になる。黄金色(黄色い)オーラをまとうようになる。 元々好戦的であるベジータは性格の変化が目立たないが、悟空の場合は普段は「オラ」である一人称が、超サイヤ人になると「オレ」に変わっていた(精神と時の部屋での修行後は変身後も「オラ」と言うようになる)。悟空やトランクスのように正しい心を持ったまま変身した者に関して、争いを好むかどうかはもともとの性格による。後述の超サイヤ人第2段階よりは少ないものの体に負担がかかる模様で、悟空は心臓病が一気に進行している。 後に鳥山明の気持ちとしては今までの10倍ぐらいの変化という感じで描いていたと思うと語っている。後述の超サイヤ人第2段階および超サイヤ人第3段階との対比で「超サイヤ人第1段階」と呼ばれることや、超サイヤ人2および超サイヤ人3との対比で超サイヤ人フルパワー共々「超サイヤ人1」と呼ばれることもある。 変身したキャラクター 孫悟空 トランクス(未来) ベジータ 孫悟飯(未来) 孫悟飯 孫悟天 トランクス ゴテンクス ベジット オニオ ゴクウブラック キャベ カリフラ ケフラ ヤモシ 超サイヤ人第2段階 超サイヤ人を超えるという観念の元に生み出された。超サイヤ人フルパワーとは異なり、第1段階から派生した別ベクトルの変身形態。筋肉が大きく膨れ上がり、身体に纏うオーラがバーナーの炎のような激しいものへと変わる。パワーとスピードが第1段階よりも遥かに増す。第1段階よりエネルギーを消費し、体への負担も大きくなる。悟空は精神と時の部屋で実験的にこの形態になったが、それ以外で使うことはなかった。作中にて最初にこの形態に変身したのはベジータで、自らを「超(スーパー)ベジータ」と呼んだ。 変身したキャラクター ベジータ トランクス(未来) 孫悟空 超サイヤ人第3段階 トランクスがセルとの戦いで変身した姿。トランクスはベジータがセルに痛めつけられたことからこの形態に変身した。悟空も精神と時の部屋の修行中に悟飯の前で変身している。筋肉が第2段階よりも、さらに大きく膨れ上がり、髪の毛が第1段階や第2段階の超サイヤ人よりも、さらに広がる。トランクスが変身した際には完全体のセルから、「パワーだけは私を十分に超えている」と評され、通常の超サイヤ人を遙かに超えたパワーだったため、トランクスはこれが超サイヤ人を超えた姿と思いこんでいた。だが、あまりにも膨れ上がった筋肉のせいでスピードが殺されてしまっているためセルには一切攻撃が当たらず、エネルギーの消費が第2段階よりもさらに激しいためにすぐに息を切らしてしまい、逆に弱点を指摘されるだけの結果になった。悟空は精神と時の部屋の修行中に変身したときに「こんなにふくれあがった筋肉ではパワーは大きく上がってもスピードが殺されてしまう。でかいパワーも相手にあたらなければなんにもならない」と指摘し、この弱点を把握した後に修行の方針を変更している。セルから弱点を指摘されたトランクスは「父さんはだからあえてこの変身をしなかったんだ。こうなるのがわかっていて」と発言しており、ベジータがこの変身を作中披露するシーンはなかった。しかし、この形態の欠点を指摘していたセル自身も、超サイヤ人2の悟飯に追い込まれた際、逆上するあまりパワーに傾倒しすぎて動きを鈍らせてしまうという同様の失敗を犯している。 変身したキャラクター トランクス(未来) 孫悟空 カリフラ 超サイヤ人フルパワー この形態は第1段階の姿のまま、体や精神に大きな負担をかけずに超サイヤ人としての真の実力を発揮することができる。第2段階と第3段階はエネルギーを非常に激しく消費し、体の負担も大きくなることから総合的なバランスを考えた上では第1段階が一番安定していることを踏まえ、悟空と悟飯は精神と時の部屋での修行や、その後の日常で常に超サイヤ人の状態を維持することで普段から第1段階の状態に体を慣れさせることにより、超サイヤ人になったときの落ち着かない気分を消して興奮状態を克服した。同時に、パワーアップしても体への負担をごく小さくすることにも成功しており、気を高めることで高い戦闘力を発揮し、第1段階の姿のまま第2段階のベジータや第2段階と第3段階のトランクス(未来)をも上回る強さを見せている。落ち着かない気分を消し興奮状態を克服したため、変身後の悟空も一人称がそれまでの第1段階時の「オレ」から通常状態時と同じ「オラ」になっている。悟空はブウ(純粋)との最終決戦にて、通常状態で元気玉を作って放ったが、ドラゴンボールによる体力全快後はこの形態に変身して元気玉を押し戻しブウ(純粋)にとどめを刺した。なお、この形態の時は通常時や驚いた時などにおいて、超サイヤ人の特徴である鋭い目が丸く描かれており、魔人ブウ編ではベジータや悟天とトランクス(現代)も同様の描写がなされている。 超サイヤ人2 当初は名称はなく、「超サイヤ人2」という呼称自体は悟空が魔人ブウ編にて、後述の超サイヤ人3の説明をするために便宜上のものとして付けた。 容姿は超サイヤ人に比べて、前髪などがさらに逆立ち、全身に常時稲妻状の火花が散るのが特徴。 超サイヤ人第4段階の良好な身体バランスを保ったまま、全てにおいて超サイヤ人を超越する力を持てるが、体への負担も大きくなる。この状態は温厚な悟飯でさえも超サイヤ人第1段階以上に好戦的になるほどだが、これは精神力で抑えることが可能。 セルゲームにて孫悟飯が超サイヤ人から変身する形で覚醒したのが初登場。登場当初は超サイヤ人を遥かに超えた戦闘力を持つ最強の形態として描かれた。セルゲーム終了後の厳しい修行により、悟空とベジータも魔人ブウ編までに変身を会得した。亜種を除けば、初めて覚醒したのが悟空以外であった唯一の形態。原作にて超サイヤ人2に変身したのは、悟飯と悟空、ベジータの3人。また、超サイヤ人に変身したばかりのカリフラが、キャベがケールに殺されそうになった際に変身した他、力の大会では師匠として敬愛するベジータを貶されたキャベも変身している。 連載終了後、原作者の鳥山は超サイヤ人2のことを忘れており、「自分で描いているのに、長髪になっている超サイヤ人3をずっと超サイヤ人2だと思っていた」と語っている。 変身したキャラクター 孫悟飯 孫悟空 ベジータ ベジータ(魔人) トランクス(未来) ゴクウブラック カリフラ キャベ ケフラ 超サイヤ人3 悟空が魔人ブウ(無邪気)との戦いで初披露。悟空いわく、「時間のあるこの世では使うエネルギーが多すぎるため、あの世でしか使ってはいけない技」とのこと。現代の少年トランクスはこの形態を「ウルトラ超サイヤ人」と呼称している。 身体的特徴は逆立った髪がそのまま腰の辺りまで長く伸びる他、それまでの超サイヤ人と異なり、眉毛が縮退し、眼窩上隆起(がんかじょうりゅうき)が起こる。変身を解くとこれらの身体的変化は元に戻る。超サイヤ人2同様、常時、体の周りをスパークが飛び交う。悟空においてのみ、前髪が一束垂れ、さらに瞳に瞳孔が黒く現れる。 初めて悟空が披露した時は変身に慣れていなかったため、変身を完了するまでにやや時間が掛かった。変身の際は周囲の建物が破壊されたり、雲の状態が変わるなど、驚異的なエネルギーの増大を示唆する何らかの影響が周囲に現れる。悟空の初変身の時に地球全体が揺れるなど、その凄まじさが強調され、原作では珍しくスクリーントーンも使われた。 なお、変身を解除すれば髪や眉は元に戻る。魔人ブウ(無邪気)と互角の戦いを見せ、その戦闘が悟飯、悟天、トランクスら新世代をさらなるレベルへの修行に鼓舞させることにもなった。それでも、悟空は悟飯ら若い世代に魔人ブウを倒してほしかったため、この時はまだ全力ではなく、魔人ブウ(無邪気)を本当は倒せていたと後に発言している。 それまで最強を誇った超サイヤ人2を更に超越したパワーを発揮できるものの、エネルギー消費が著しいため生きている状態では短時間しかこの形態を維持できない。一時期の悟空のように死者である場合はその制限がないが、死者の悟空がこの世に1日だけ帰ってきていた時に、この形態に変身した際には、その異常な力から現世にいられる時間が大幅に減った。フュージョンにより基礎能力が大幅に向上したゴテンクスは、精神と時の部屋での修行により比較的短期間で習得した。変身時は、その驚異的な戦闘力で魔人ブウ(悪)を追い詰めたが、膨大なエネルギー消費という欠点ゆえ、変身時間が終了してしまい窮地に陥った。ゴテンクスが超サイヤ人3でいられる時間は5分。 悟空は魔人ブウ(純粋)との最終決戦にて、生きている状態で初めて超サイヤ人3のフルパワーを出して戦った。1分間、気を溜め続けることに専念できれば、魔人ブウを完全に消し去ることができる域にまで気を高められるはずと推測したが、生きている状態での気の膨大な消費量と、魔人ブウ(純粋)の戦闘力が想像以上でダメージも大きく、1分間以上気を溜め続けるも、実際はそこまで気を高めることができずに超サイヤ人そのものの変身時間も終了した。 初めて悟空を「お前がナンバー1だ」と素直に認めさせるほどの強さを見せた。 この形態のフルパワーで破壊神ビルスに挑むも、全く歯が立たずビルスの2発の攻撃で敗れた。 変身したキャラクター 孫悟空 ゴテンクス 超サイヤ人ゴッド 言われる最強のサイヤ人。本作の前日談である『銀河パトロール ジャコ』のおまけストーリー『DRAGON BALL- 放たれた運命の子供』においてフリーザがその存在を語った際には、「超サイヤ人神(ゴッド)」と表記されていた。破壊神ビルスと渡り合えるほどの戦闘力を誇る。神のような質の高いクリアな気[74]を持っており、その力は神の域に達していない者には感じ取ることすらできない。 正しい心を持った5人のサイヤ人が手を携え、その正しい心の光をもう1人に注ぎ込む、という超サイヤ人ゴッドへの変身条件を聞いた悟空は、孫悟飯、孫悟天、ベジータ、トランクス、そしてビーデルが身ごもっていた悟飯の子(のちのパン[75])ら5人の光をその身に受け、超サイヤ人ゴッドに覚醒する。これ以外の単純なエネルギー(気)の譲渡については、単なるパワーアップでしかなく、神の域の力に達することはできないと、作中ピッコロやビルス(『ドラゴンボール超』ではウイス)が指摘している。 その容姿は、全身を炎のようなオーラが包み、頭髪も炎のように赤色に変化。目は輪郭線があるものに変わり、瞳孔は黒・虹彩は赤の二色の瞳となる。体格は通常時より若干スリムになった。漫画版では従来の変身で発生したスパークに変わり、光の煌きに包まれる。 悟空は変身後、初めて体感するその驚異的な力に「こんな世界があったなんてよ」と感動するも、自分自身の力でその域に辿り着けたわけではないことに不満を見せる。基本的に闘いを試合としてしか考えていないので、5人の力を借りるというのはフェアではなく抵抗があったが、さらに先の世界への好奇心が勝っていた[76]。その力をもってしてもビルスを倒すには至らない上に効果時間が切れてしまうが、悟空はそのことに気付くことなく闘い続けた。超サイヤ人ゴッドの変身が解けて通常の超サイヤ人へと変化しても大幅には戦闘力が下がることがなかったが、これについてビルスは、天才的な格闘センスを持つ悟空が超サイヤ人ゴッドの世界を体験したことで、それを身体が吸収してしまったと考えている。 その後、悟空は追い詰められながらも、気まぐれに破壊を行おうとするビルスに激怒し、チチの祈りと、これまで共に戦ってきた仲間たちの声援を受け、無意識に一瞬だけ再度変身。ビルスが放った巨大な光球を相殺して地球と仲間たちを守り、彼を驚愕させた。再度変身したことについてビルスから一体何が起こったのかを尋ねられたが、無我夢中だった悟空は「知らねえよ」と答えている。また、ビルスと比較しての強さは「ビルスの強さが“10”だとしたら、超サイヤ人ゴッドの悟空の強さは“6”といったところでしょうか。ただ、サイヤ人は強い相手との闘いで強さをドンドン増しますので、長く戦うほどその差は縮まり、やがて逆転することも可能かもしれません」と述べている。条件を満たしているならば他のサイヤ人も超サイヤ人ゴッドへ変身可能だが、変身するサイヤ人自身の戦闘力によって強さは変わってくる[76]。 伝説の中の伝説の存在と言われており、神龍のみがその詳細を知っていた。過去にも一度だけ、悪しきサイヤ人を倒すため正しい心を持つ少数のサイヤ人の中から現れたが、反乱途中で変身が解け、力尽きたという。フリーザが恐れていた「伝説の超サイヤ人と超サイヤ人ゴッドは、ある意味、同一人物。かなり昔、正しい心を持ち仲間5人と反旗をひるがえしたヤモシという男が、はじめて超サイヤ人になったが力尽きて倒されてしまう。以後、ヤモシの魂はさまよい、更なる救世主である超サイヤ人ゴッドを求めて、正しい心を持つサイヤ人6人を探し続けている」「それでゴッドになるには、あの儀式がいる」と答えている[5]。 悟空は超サイヤ人2、3は超サイヤ人のパワーアップしたバリエーションに過ぎず、ビルスとの闘いの後、平常時と超サイヤ人(1)を極めたほうがレベルを上げられて体力の消耗も少ないと悟った。もう2や3に変身することはないと思われたが、後々に変身可能となった超サイヤ人ブルーへ覚醒して以降も、超サイヤ人1〜3いずれにも変身している。しかし、いずれの場合も全力で闘う場面ではなく、体力の温存や、敵の実力を探る時や、修行中の変身となる。破壊神ビルスとの闘い終盤の、外観は超サイヤ人1でも神の域に近しい戦闘力を保っていた時のように、神の域の力を手に入れた後に変身する超サイヤ人1〜3が、神の次元に近い戦闘力を持っているのか、それともそれ以前と同じ戦闘力のままなのかは言及されていない。もうゴッドの力を吸収して自分のものにしたのなら、ゴッドに変身する必要はないはずだったが、悟空は、第6・第7宇宙破壊神選抜格闘試合でのヒットとの対戦で、5人の協力を必要とする手順を踏まずに独力でこの形態に変身しており、これ以降に何度も変身しているので超サイヤ人3より上位の形態として扱われている。またベジータもゴクウブラック戦でこの形態に変身しており、ブルーと比べて消耗が少ないというメリットを利用して一瞬だけブルーに変身するという戦術で戦いを優位に進めた。 企画当初、山室直儀の案ではマントを付けているゴツいデザインだったが、鳥山明によってデザインし直された[78]。そのデザインについて鳥山明は「超サイヤ人が(進化するにつれ)どんどん派手になっていき、超サイヤ人3では髪も伸びていた。なのでできるだけ削ぎ落とし、サイヤ人の神様ということで、逆に限界までシンプルにした[79]」「どんどんマッチョになりはじめた悟空、ハデに変身する悟空に抵抗があったので、軌道修正をしたかった[76]」「キャラクターが変身を重ねるごとにマッチョになっていったので、今回の変身はスリムにしたいという思いがあった[80]」と語っている。髪色が赤いのは、鳥山によると「単に強そうだから。金色は使ったし、青だとあまり強そうではないし、ビジュアル的に赤がわかりやすい」という理由から。 変身したキャラクター 孫悟空 ベジータ 超サイヤ人ブルー “超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人の超サイヤ人”。どういった形態なのかは前述のように悟空が劇中で説明していたが、初登場時に作中では正式な名称についての言及は無かった。悟空とベジータが修行中に「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人」の呼称を用いていたが、名称が長くて言い辛く舌を噛んでしまっていたため、それを見ていたウイスが「超サイヤ人ブルー」という略称の使用を提案していた。 超サイヤ人ゴッドのパワーをその身に取り込んだ状態のサイヤ人が、更に超サイヤ人に変身した姿。超サイヤ人ゴッドと同じく、炎のようなオーラで全身を包むが、そのオーラの色は赤色から水色に変化している。頭髪や目つきは超サイヤ人ゴッドと異なり、超サイヤ人1時のような逆立った頭髪と鋭い目つきとなり、色もオーラと同じく水色となる。また、神の域の力に達していない者には、超サイヤ人ゴッド同様その気を感知できない。気泡のようなオーラが混じる。 悟空は破壊神ビルスとの闘いの中、神の域の力を無意識にその身に取り込み、超サイヤ人ゴッドの変身が解けて通常の超サイヤ人に戻っても大幅にパワーダウンすることはなかったが、この形態は他のサイヤ人の協力なしで神の次元の力を引き出せる上、超サイヤ人ゴッドを超える戦闘能力を持つ。依然として破壊神ビルスには敵わないものの、この姿に変身した悟空とベジータが2人で協力すれば、ウイスによると「なんとか互角に闘えそう」な域に達している。 悟空と共にウイスの下で修行したベジータも、この形態に変身が可能。ウイスには修行の際、悟空に遅れを取っているという発言をされているが、戦闘力の話なのかこの形態になった順番かは不明。ベジータが神の域の力をその身に取り込んだ経緯は描かれていないが、ベジータは他のサイヤ人の力を借りずに自分1人の力で神の力を得たと、悟空が発言している。 頭髪やオーラを水色に変化させたことで、ある限界を超え、強く、そして穏やかになり、冷静に闘えるようになっことを表現している。作中でも、悟空はゴールデンフリーザ相手に劣勢にありながら、体力の消耗が激しいというフリーザ自身も気付いていなかった弱点を見抜き、それまで闘いをほぼ見ているだけだったベジータもその弱点に気付いている。原作では新たな力を得ると自惚れがちだったベジータも、冷静かつ確実にフリーザを倒そうとするなど、落ち着いた精神状態が特徴。 体力の消耗が激しいため短期間での2回目の変身では約10分の1以下ほどまでに力が落ちるといったデメリットが語られており、キャベ戦で一度変身したベジータが次の試合でヒットに負ける原因となった。ただしその後、精神と時の部屋で修行を重ねたことでベジータはこの弱点を克服しており、ゴクウブラックとの再戦時には、あえて超サイヤ人ゴッドをベースにして闘い、攻撃の瞬間だけ超サイヤ人ブルーになるという戦術を用いて体力の消耗を軽減させた。また、悟空は別アプローチとして溢れ出すブルーのオーラを体内に封じることで正面から弱点を克服し、常にブルーのパワーを100%発揮できる「超サイヤ人ブルーの完成」に到達した。しかし莫大なパワーを体内に納める行為は常に自滅してしまうリスクを背負うことを意味し、悟空自身まだ習熟していないのもあって体への負担は大きく、限界が近づくとオーラが放出されてしまう。 変身したキャラクター 孫悟空 ベジータ ベジット