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▽タグ一覧 ガンダムシリーズ サムネ統一 集中線 音MAD素材 ニコニコで【強いられているんだ!】タグを検索する 概要 機動戦士ガンダムAGEの登場人物イワーク・ブライアのセリフ。 「“上”のヤツらは裕福な生活を送りながら、くだらない思想をぶつけ合っている。 俺達は、そのしわ寄せでこんな生活を……強いられているんだッ!」 それなりにシリアスなシーンなのだが、濃い顔のおっさんのアップと集中線によってネタ化してしまった。
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380 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/10/09(火) 17 58 14.74 ID ??? 道路工事中 カガリ「ストップ!すまないが車とMSは通行止めなんだ」バイト中 イワーク「穴ほりを強いられてるんだ!!」 サーシェス「不満なら辞めちまえ!!新入り!」現場監督としてバイト中 カタギリ「こらえろ、こらえるんだ!イワーク!!」通りすがり カガリ「なんだ!お前は!」 イワークで書いて見ました 383 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/10/09(火) 21 07 26.00 ID ??? 380 サーシェス「新入り!手前ぇ作業前の一人KYはどうした!規則だろうが!!」 イワーク「危険予知を強いられているんだ!!」 サーシェス「こるァ!!新入りッ!!高所作業の時は安全帯しっかり着けろやッ!!」 イワーク「二丁掛けを強いられているんだ!!」 サーシェス「新入りッ!!休憩時間はしっかり休憩しろ!!休憩所にアクエリア○用意してるから飲んどけ!!」 イワーク「熱中症予防の水分補給を強いられているんだ!!」 サーシェス「新入り!終業時間だ!さっさと上がれ!!」 イワーク「17時きっかりの終業を強いられているんだ!!お疲れ様です監督!」 サーシェス「おう、お疲れさん!」 カガリ「…バイトなのにきっちりしすぎじゃないか?」 サーシェス「バイトだろうが副業だろうが、金貰ってんならきっちりやるのが普通だろうが」
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登録日:2012/05/27 Sun 05 14 29 更新日:2023/01/24 Tue 18 39 57NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 イベント イワーク・ブライア ガンダム ガンダムAGE ガンダムロワイヤル スクラップ デスペラード プレイヤーが課金を強いられている モバゲー 何故か二刀流なデスペラード 強いられた項目 強いられているんだ! 強化イベント 機動戦士ガンダムAGE 運営がイベントを強いられている 運営が病気 運営の悪乗り 2012年2月24日~29日にモバゲーのガンダムロワイヤルで開催されたイベント。 ガンロワではよく見られる、カードを集めて、機体を強化するイベント。 ■イベントの特徴 ●他の多くの強化イベントと共通の特徴 手に入れたカードで自分の機体を強化出来る。 強化には資金も必要。強化資金はカード毎に異なる。 イベント捕獲対象機体の捕獲に成功すると1機毎にカード1毎獲得。 捕獲またはのミニゲーム成功でフィーバー発生。数分間、大量のイベント捕獲対象機体が一度に複数機出現。 通常の強化カードは全15種類。 15種類全て使用するとイベント限定背景を獲得出来る。 通常イベント強化カード15種類を全て使用すると、新たにエクストラ強化カード15種類が解放される。 エクストラカード15種類全て使用でイベント限定フレームを獲得。 レベル上限に達している機体は上限突破アイテムを使うことで、1つにつき1レベル更に強化可能。 レア度4、5のカードは機体レベル上限突破アイテムと交換可能。 カードは売却することも出来る。 毎日ログインボーナスでカードを1枚貰える。 他のプレイヤーとカードに贈ったり、逆にカードを貰うことが出来る。 カードの獲得数によって決まるランキングが存在。 ランキングで最終順位が一定以上でランキング報酬を獲得。 ●他の多くの強化イベントにあって、本イベントには無い特徴。 カードを使った時にランダムで手に入るパーツを集めて完成させる機体が存在しない。 ダブルフィーバーは無し。その代わり通常時のレア度の高いカードの入手率が、他の強化イベントより高い。 カードを贈った時に手に入るレアカードが存在しない。 ●本イベント特有の特徴 カードを使用するとランダムでスクラップが手に入る。 スクラップはスクラップ交換所でイベント限定機体やアイテム等と交換可能。交換したい物によって、必要なスクラップの数は異なる。また、それぞれ交換出来る回数が決まっている。 スクラップ交換所にはA~Eのアイテムリストが存在。最初はAのアイテムリストからしか交換不能。スクラップを一定数交換すると新たなアイテムリストが解放される。 ログインボーナスで手に入るカードの種類はランダムではなく毎日同じ。このカードは通常の捕獲でも入手可能。 ログインボーナスで手に入る種類のカードを他のプレイヤーに贈ると、未入手のカードがあればその中から1枚、未入手のカードが無ければレア度4、5のカードがランダムで1枚必ず手に入る。 ■イベント報酬 ●スクラップと交換出来る物 資金 アイテム 訓練コクピットや機体格納庫、スペシャル強化アイテム等の他、 次のイベントである「バトルイベント ガンダムファイト」で使えるキャラガシャメダルが入手可。 イベント限定機体 ザクⅢ改、百式改等。 ナビ エミリー・アモンド、ユリン・ルシェル、マシュマー・セロの3名。 ●ランキング報酬 ガンダムエクシアリペア_v1、ミレース・アロイ(ナビ)等 システム面での最大の特徴はやはりスクラップを手に入れ、様々な物と交換出来るという点。 報酬を選べるので欲しい物だけを選べるのが利点 ……と言いたいところだが、一定数のスクラップを交換しないと次のアイテムリストが開放されないので、欲しい報酬を貰う為には、 欲しい報酬+アイテムリスト開放数のスクラップが必要となってくる。 例えば百式改を手に入れるには、交換数50個+リスト開放数70個=計120個のスクラップが必要ということになる。 因みに無課金の筆者の場合、スクラップの総獲得数は62個。 運営「とりあえず金払え」 追記・修正を強いられているんだ! △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- 強いられているんだ!! ……急にすまなかったな。 さて本題に入ろう。 タイトルで分かるように、このイベントは機動戦士ガンダムAGEの人気キャライワーク・ブライアと乗機のデスペラードがメインのイベントである。 因みにガンダムAGEメインのイベント第二弾でもあったりする。 何の気なしにトップに行って、不意を突かれたプレイヤーは多いだろう。 兎に角イワークさんづくしであり、先程は省いた特徴を上げていくと、 イベントの進行キャラがイワークさん イベントのタイトル イベントのキービジュアルにアップの集中線付きイワークさん キービジュアルで百式改、エクシアリペア、ザクⅢ改より大きく前に描かれたデスペラード イベントがスクラップ集め イベント捕獲対象機体がデスペラード スクラップでデスペラードを交換出来る ログインボーナスは必ずデスペラードカード デスペラードカードを他のプレイヤーに贈ると未獲得のカードが、(コンプ済みの場合はレア度4、5の中から)1枚ランダムで貰える為、価値が高い 通常カードコンプ報酬 ファーデーンの下層(イワークさん達の住処)の背景 エクストラコンプ報酬 機体に集中線が掛かるフレーム また、ランキング報酬もカオスであり、 イワーク・ブライア(ナビ) ナビに集中線が掛かるフレーム デスペラード(二刀流) の3つが報酬に含まれている。 しかも入手難易度が難しい順に、以下の並びになる。 1 イワーク・ブライア(ナビ) 2 デスペラード(二刀流) 3 ミレース・アロイ(ナビ) 4 ガンダムエクシアリペア_v1 5 ナビに集中線が掛かるフレーム ……何かおかしくね? また、このイベントで手に入るデスペラード(通常)は、イベント限定機体とはいえ、 スクラップ10個のレア度1の癖に専用モーション付きだったり、素材としての改造度が高めと、優遇されている。 因みに次イベント以降、デスペラードは簡単に手に入る。 スクラップ返せ。 追記・修正を……、 頑張ってくれ!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] やっぱり課金ってクソだよな! -- 名無しさん (2016-03-08 07 24 55) ↑本田翼「解せぬ」 -- 名無しさん (2016-03-08 12 25 54) 名前 コメント
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169 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/12/31(火) 06 44 28.80 ID ??? それは学校の休憩時間での出来事。 イーノ「ジュドー、ZZでZザクと勝負だ!」 ジュドー「ZZと勝負?」 イーノ「時間は今日、学校が終わったら。場所はジュドーの家の前。 僕が乗るのは改造したZザク、その名も『デスZザク』だ」 ジュドー「……そのネーミングセンスってどうなの? ああ、行っちゃった……」 イーノはどこかへ行ってしまった。ジュドーに近づくビーチャやモンド。 ビーチャ「いやー、聞いてましたよジュドー君」 モンド「ZZとZザクが勝負だって?」 ジュドー「いきなり戦えって言われてもな……。でも俺、やるよ」 その日の授業が終わって家に帰った後、ジュドーはさっそくZZに乗りこんだ。 アル「どうしたの?」 ジュドー「実はかくかくしかじかというわけなんだ」 アル「そんなのZザクが勝つに決まってるじゃん」 ジュドー「いやいや、俺の勝ちだね」 アムロ「面白そうだな。見せてもらおう」 兄弟達がみんな家の外に出てイーノを待った。 いつの間にか来たのかビーチャやモンドもいる。 しばらくその場に立っていると……、イーノは本当にやってきた。 AGEの機体、デスペラードにザクの頭をのせたもので。 イーノ「これが『デスZザク』だよ。ジュドー、勝負!」 170 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/12/31(火) 06 46 45.36 ID ??? ジュドー「そんな機体あり……?」 イーノ「僕が改造したのさ。これはモビルスタンダード『デスZザク』! 次世代モビルスーツのスタンダードになる機体だよ」 ジュドー「モビルスタンダード『デスZザク』って……。 まあ、いいや。じゃあいくぞ!」 そうジュドーが宣言して攻撃をかけようとした時、一人のAGEのキャラが あわてて走ってきた。 イワーク「そのデスペラードは自分がなけなしの金をはたいて買った 大切なものなんだ!」 フリット「あれはイワークさん!」 ジュドー「何だって? なけなしの金?」 イーノ「あれ? ジュドー、攻撃してこないの?」 ジュドー「ダブルビームライフルは捨てる。ハイメガキャノンも使わない」 イーノ「えっ、そんなことをしたら戦力ダウン間違いなしだよ」 ジュドー「俺はビームサーベルだけで戦う!」 ジュドーは本当にビームライフルを地面に捨てるとイーノの出方を待った。 デスペラードのザク頭はスコップを持ってZZと同じようにじっと立っている。 ジュドー(ハイメガキャノンは撃てる。 けどそうしたらあの機体を完全に破壊する可能性がある。 なけなしの金を使ったあの人がかわいそうだ) イーノ(ZZは強力だ。近接戦闘だけなのはこっちにとって好都合だよ」 フリット「何があったんですか、イワークさん」 イワーク「協力を強いられているんだ。娘のことで」 ジュドー(ビームサーベルで足の関節を切るか……?) イーノ(なかなかZZ動かないな……) フリット「娘……? まさかイーノ=アッバーブが誘拐!?」 イワーク「いやいや、そんな大それたことじゃない。 だが強いられているんだー。あのことで」 171 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/12/31(火) 06 51 31.41 ID ??? ジュドー(ビームサーベルであの武器のスコップを破壊するか……? もしそうしたらイーノはスコップから手を放して殴って攻撃してくるだろう。 ここはサーベルで腕の関節を切断する! そうすればあとでデスペラードを修理する時も楽なはずだ!) イーノ(ZZが仕掛けてきた!) フリット「あのことってなんなんですか? 教えてください!」 イワーク「あのことが娘にバレたらと考えると……。 父親の威厳を守ることを強いられているんだ……」 デスペラードに接近するZZ。 そのままビームサーベルを振り下ろすが……、 見事にクリーンヒットとはいかなかった。 ジュドー(Zのシールド!?) イーノ(ジュドー、これはZザクなんだよ。 Zのシールドでビームサーベルを防ぐくらい簡単なことさ) フリット「娘さんに知られちゃいけないことってなんですか!?」 イワーク「それは教えられない……。 デスペラードを貸すことを強いられているんだ、 そうしなければあれを見ていたことをバラすと……」 172 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/12/31(火) 06 55 44.21 ID ??? デスペラードは、いやZザクは右手にスコップを持ち 左手にZのシールドを構えている。 ジュドー(こっちにスキができた!?) イーノ(今だ! スコップの振り下ろし! これでZZに勝った!) フリット「あれを見ていた? あれって何か教えてください」 イワーク「秘密を強いられているんだ……。 あれが家の中にあると知ったら娘に色々言われるに違いない」 ジュドー(ふー、スコップを回避したぞ。 ビームサーベルではなくてわざわざスコップを持ってくるとはあの武器には何かあるとみた) イーノ(そんな。なんて速さなんだ) フリット「家にあるあれとはいったいどういうものなんですか!?」 イワーク「それは言えない。あれを買ったことが娘に知られたらと思うと……。 自分自身にあれを秘密にすることを強いているんだ。 それなのになぜイーノ=アッバーブにバレたのか……」 ジュドー(今度ははずさない!) イーノ(うわっ、ビームサーベルが腕に!?) フリット「何を!? 何を購入したというんですか!?」 イワーク「あれを店の中で見かけた時、自分の心の中に強いられてしまったんだ。 あの商品をレジへ持っていくことを……。 せっかくなけなしの金でデスペラードを買ったばかりなのに。 それを娘が聞いたら無駄遣いと言われること間違い無しだ……」 173 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/12/31(火) 06 59 44.56 ID ??? ZZとZザクの戦いはまだ続いている。 セレーネ「ねえ、兄さん」 アムロ「なんだい、愚妹よ」 セレーネ「グマイって……。まあ、いいか……。 私、ZZとZザクの勝負より イワークさんが何を秘密にしているか気になるんだけど。 『あれ』っていったい何かしら」 結局ZZはZザクに勝ったがイワークさんはみんなに『あれ』が何なのか 最後まで話の核心を教えてくれなかったという。 イーノ「はい、修理完了」 イワーク「おお、デスペラードが元の通りだ」 イーノ「だってそういう約束だったでしょ? 使ったらすぐに返すって」 ジュドー「それはいいんだけどさ。イーノ、イワークさんの言ってたあれって何?」 イワーク「それは秘密だ。秘密を秘密にしてくれー」
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416通常の名無しさんの3倍2019/11/20(水) 17 23 55.10ID Oi2InxSa0 イワーク「新しいポケモンをプレイすることを強いられているんだ。 なぜなら名前が!」 フリット「ハガネールさんだから!」 イワーク「名を間違えているぞ……」 フリット「冗談。イワークさんだよね」 エミリー「もちろん忘れてないわよ」 ヒイロ「俺もポケモンをやったことがあるぞ」 アムロ「ヒイロが? あまりポケモンをやるイメージではないが」 ヒイロ「『じばく』や『だいばくはつ』を使えるポケモンを軸に パーティーを組んでいた」 アムロ「じばくにだいばくはつ……」 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ
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昼下がりの午後、学校帰りにしては少し早いだろうか。 二人の女性が民家のテーブルで紅茶を啜っている。 所謂コタツやちゃぶ台といった純和風のものではなく、大理石で作られた高級感溢れるテーブルだ。 素材が良いためか黒光りし、お洒落なカップがみなみの腕とともに映り込む。 そして台座を取り囲むかのように装飾されたソファーが置かれている。 唯一欠けた長方形の一片の先には大型のプラズマTVがかけられていて、 大人数でも不自由することなく番組を鑑賞することができるのだ。 無論、隣に置かれている最新機種のDVDプレイヤーでハリウッド映画を見ても良い。 このまま何も無ければディスクの選別に映りたいところだ。 優雅なひと時を過ごしたければ、アクション物よりは感動巨編を推しておこう。 とは言え、彼女達にそれほどの猶予は残されていないのだが。 「で、少し落ち着いた?」 6/と名乗った女性が言った。 はい、と力が抜けた声で頷くと、彼女は頬杖をついたまま軽く笑う。 狂人との追いかけっこで疲弊仕切ったみなみにとって、助けてくれた6/は言わばお姉さんのようなものであった。 恐怖に震える自分を優しく慰めてくれて、さらに温かい紅茶まで淹れてくれた人だ。 毒が入っているのではないかと思ったが、堂々と彼女が紅茶を飲んでいる姿を見ると疑っていた自分が恥ずかしくなった。 本人曰く『荒事には慣れている』らしく、こんな状況にもさほど動じていない。 「なら良かったわ。そのままじゃこれから先なんて生きていけないもの」 そう言ってツインテールを後ろに下ろす仕草は先輩の柊かがみに似ていた。 この人といるとなんだかとっても不思議な気分になってくる。 初めて会ったはずなのに、まるで昔からの友達のように優しくしてくれて、 何故だか考えていること全てを見透かされている気がした。 しかし今まで余裕を保っていた笑顔が神妙な顔つきに変わる。 「じゃあ落ち着いたところで本題に入るけどいいかしら?」 それから互いに情報交換を簡潔に行った。 もっともみなみは6/に慰められている内に身の回りのことを話してしまっていたため、ほとんど話せることはなかった。 対する彼女は"自称"どこにでもいる大学生で紹介してもらった名前もペンネームらしい。 いつも通り趣味でネット上のSSを読んでいたところ、いきなりこの殺し合いに呼ばれたのだとか。 どんなSSを読んでいるのかを聞いてみたら、何やら困った顔で『クロスオーバー物』と返された。 趣味に対する質問で戸惑うところは、眼鏡をかけた級友に似ていると思う。 「うんクロスオーバー物だよクロスオーバー! それはそうと次は支給品いってみようか」 やたら強調してきた後、彼女はデイバッグの中身について尋ねてきた。 今ではすっかり落ち着いているが、思えばまだ一度もバッグを開いていないことに気づく。 なんでも今こうして口にしている紅茶も彼女の支給品らしい。 殺し合いにとても使えるとは思えないのだが、せっかく用意してあるんだから使わないと勿体無い とのことなので、二人でゆっくりと味わっていた。 「では空けてみます」 「うんうん」 テーブルから身を乗り出して、みなみのバッグを興味深そうに覗き込む。 中身に手を入れる私の腕も緊張に震えていた。すると最初に当たったのは何やら大きな筒のようだった。 鉄でできているのかひんやりとして冷たい。鉄パイプにしては太すぎる。 「これは・・・・・・」 「少しカラフルだけどバズーカ砲みたいね」 出てきたのはしましま模様のバズーカだった。 白の代わりにマゼンダ色が使われた奇抜なコントラストは驚いたが、要は派手な武器だということらしい。 泉先輩がいたら喜びそうな、あるいはクレームをつけそうな配色ではある。 「これはみなみちゃんが持っていた方がいいわね」 「私がですか?」 「当然よ。身を守れる物は一つでも多い方がいいわ」 バズーカを6/に渡そうとするが、彼女はそれを拒否してみなみに返す。 みなみからすれば胡桃一つで戦う6/の方が頼りなさそうに見えたので、是非とも受け取ってほしかったのだが。 よくよく考えてみると胡桃を武器にするのもおかしな話だ。 サラリーマンに襲われていた時に駆けつけてくれた彼女は、まるで魔法のように大量の胡桃を生み出した。 どのような仕組みかはわからないし、聞いたところで理解できるとも思えない。 手品師を自称してくれたらまだそういうことにできたのだが、彼女は普通の女子大生だとしか名乗らない。 出会いが違えば彼女を薄気味悪いとさえ感じたであろう。 しかしみなみにとっては6/は命の恩人、傍にいてくれるだけでありがたかったのだ。 (私もいつかは・・・・・・) 6/の行動は、彼女にみなみを守りきれない可能性があるということを示していた。 いつかは親愛する高良みゆきのように6/も離れ離れになって、一人で戦わなければならないかも知れないのだ。 また命を狙われるという恐怖に立たされることを考えると、受け取った武器を抱きしめられずにはいられなかった。 「まあ、そんな顔をしなくても私が守るから大丈夫よ」 「は、はい」 みなみが震えていることに気づいたのか、6/は肩を叩いた。 そうだ、今は彼女がいる。すごい強い力を持つ6/が自分を守ってくれるのだ。 一人ぼっちで寂しかったみなみには彼女の笑顔はとても心強く映った。 「というわけで次の支給品は?」 「今出します」 彼女に言われて再びバッグに手を入れてみると、次はカウンタのような物が出てきた。 ボタン押して回数を数える機械をハイテクにしたものだ。 一部折り曲げるところがあり、先端には『T』と書かれたUSBメモリが接続されている。 何か特別な仕事で使う機械なのかも知れない。 「えーとトライアルメモリ・・・・・・仮面ライダーアクセルに使うことでアクセルトライアルへと強化する。 ライダーあんまり詳しくないからよくわかんないわ」 「か、かめんらいだー?」 以前泉先輩が言っていた、『人知れず悪と戦う、正義のヒーロー』の噂を思い出した。 彼女の家で、怪物らしき人々同士が戦っている映像も見せてもらったことがある。 先輩曰く、一説では本物とされるけど、よくできた特撮ドラマとされる説がほとんどだとか。 その反面、撮影場所と思わしきところで時折謎の失踪事件が起きているとも聞くため、 現場を確かめようとしている者達も現れているらしい。 (Trial、和訳すると挑戦。 戦いや試合をいどむこと。あるいは困難な物事や新しい記録などに立ち向かうこと・・・・・・) 頭の中で、みゆき先輩に教えてもらったことをなぞって意味を再確認する。 仮面ライダーは正義の戦士だからこの場合、前者の意味が正しいだろう。 しかし今のみなみにとってはむしろ後者に当てはまる。 揺れ動くメーターを模した文字に、みなみはあまりいい印象を抱くことはなかった。 「これはもういいです」 これから起こる現実を否応なく突きつけられたような気がして、みなみは即座にメモリをバッグの中に閉まう。 殺し合いに挑戦しろというメッセージなのか、それともただの偶然なのかはわからない。 ただ、みなみにはこれが主催者からの当て付けのように思えてならなかった。 「あ」 「うん、なんだこれ」 最後に出てきた物は、人形だった。 と言っても綿や布でできた子供向けのものではなく、 非常に細かいディーテルまで再現されたアニメのキャラクター、所謂フィギュアというものである。 年齢としては小学生ぐらいであろう少女が、白を基調としたフリルのドレスを着せられている。 童顔を彩るのはきれいなピンク色の髪の毛。 真っ赤なリボンからちょこんと突き出たツインテールがかわいらしい。 「ゆたか?」 みなみは思わず級友の名前を口にしていた。 小早川ゆたか、みなみの学校の初めての友達にして一番大切な友達の名前だ。 人見知りが激しい自分に手を差し伸べて、みんなと仲良くなるための一歩を後押ししてくれた友達だ。 もちろん瓜二つというわけではないが、フィギュアの少女は小早川ゆたかにとてもよく似ていた。 両手足がロボットのものになっていたが、ゆたかに似ていることを考えれば些細なことである。 (ゆたか、あなたもやっぱりここにいるの?それとも・・・・・・) 彼女も自分のようにこの殺し合いに呼ばれてしまっているのだろうか。 それとも今も変わらず学校で日常を賛歌しているのだろうか。 そうであって欲しい。ゆたかはこんなところにいないで、いつも通りの生活を送っていて欲しい。 自分だってこんなに震えているんだから、彼女も殺し合いなんて怖いに決まっている。 (ゆたかまで死なないよね) 不安そうに人形を見つめていると、目の錯覚だろうか。 大丈夫だよ、と微笑んでくれた気がした。 ☆ (さて、どうしたものかしらね) 指でわっかをくるくる回しながら、人形を見つめているみなみを観察する。 元気を取り戻してくれたことはうれしいのだが、いかんせんこれからどうするかは考えていなかった。 対主催行動を取るつもりもマーダー化するつもりも無い。 精々ここで岩崎みなみを守ることぐらいであろう。 (外に出て他参加者と遭遇するのも馬鹿馬鹿しいし) マーダーなら言わずもがな、対主催と会う気にもならない。 バトルロワイアル打破のために色々と働かされるに決まっているからだ。 そうでなくともお節介に振り回されて、マーダーと遭遇、死亡というのがオチである。 (かといってこのままだと死ぬのは確実なんだけど) 近い将来にここ、板橋区も禁止エリアに設定されるだろう。 助かりたければゲームに乗るか首輪を外すかしなければならない。 (守るって言ったんだから、そこらへんしっかりしなきゃね) 画面の中のあいつは、例え空想のキャラクターでも全力で守ろうとした。 作品そっくりのパラレルワールドだとかやっぱり作り物だとか、そういった細かい理屈はどうでもいい。 柊かがみを始めとする仲間達に出会い、彼らと笑いそして泣き、命があることを感じ取っていたのだ。 6/からすれば、あいつも自分を元にしたキャラクターに過ぎない。 だがそれでも画面の中で生き続けている彼は、書き手を放棄した自分よりもずっと輝いている。 だから守る。 最低限岩崎みなみが家に帰れるように、帰り道を用意してやる必要がある。 そのためには最低限首輪だけでもなんとかしなければならない。 目の前の嫁を見捨ててしまうようでは、もう一人の自分や他の書き手の方々に顔向けできないであろう。 (当分は首輪の回収と解析が目的になるかな) 第一放送終了後はある程度参加者が減っているはずだ。 殺された人達から首輪、あわよくば支給品を拝借しサンプルを集める。 みなみには惨いところを見せてしまうので申し訳ないが、そうでもしないと彼女を助けることはできない。 とそこまで考えて6/はティーカップに手をかけた。 (うん、巴マミということだけあって中々いい茶葉を使っているわね) 茶独特の苦味はほとんど感じず、ほのかな香りを残しながらも口の中にするっと入っていく。 紅茶なんて飲みなれている程ブルジョアではないが、金持ちの気分に浸るのも悪くはない。 放送まではここでゆっくりとティータイムだ。 コーヒーブレイクで話を乗り切った連中もいるんだし、しばらくは様子見をしても良いかも知れない。 手元のわっかが首輪であれば、多少は考察する時間もできたのだが。 「お前が首輪だったら良かったのに」 「はい?」 「あ、いやこっちの話」 独り言に返してきたみなみを適当にはぐらかす。 今6/が弄んでいるのは支給品の『ワナ師の腕輪』だ。首に巻くには小さすぎる。 装備していれば罠にかかることの無い効力はダンジョン攻略には頼もしい。 しかし罠が仕掛けられているシチュエーションなんてロワにはほとんど存在しない。 ホーム・アローンの小僧でも参加していない限りは役に立たないであろう。 (でも仕掛ける側としては面白いのよね) 一番ポピュラーな罠といえば落とし穴が候補にあがるだろうか。 子供でも真っ先に思いつき、スコップと掘る土さえあれば誰でも実行できる。 穴に落とすだけならかわいいものだが、針なんか設置してみると即座にティウンティウンする危険な代物に変わる。 そうでなくても上階を目指している時の落とし穴はうざったい。 だからこそ、見事に罠に嵌った相手を見ると妙におかしくなってくるのだ。 まるでばら撒いたフラグが望んだ形でリレーされた時みたいに、 その人をコントロールできた気分になって妙な興奮に包まれる。 思えばこの家にはろくな防犯設備がない。あるのは精々監視カメラぐらいである。 熱線照射装置や防犯用のロボなんて豪邸ぐらいにしか置いていないであろう。 これしきの家でそこまでのレベルを高望みするのがむしろ筋違いかも知れない。 まあ、暇を弄べば動きたくなるものだ。 6/はワナ師の腕輪を左手にはめて、立ち上がってみる。 一軒家にしてはかなり広いので機材はそこそこ揃っていると期待する。 ひぐらしの沙都子のような巧妙なトラップは無理だが、もしかしたら襲撃者の時間稼ぎ用にはできるかも知れない。 (・・・・・・試しに作ってみる?) 【板橋区の民家/1日目・午後】 【◆6/WWxs9O1s(女)@カオスロワ書き手】 [状態] 健康、無限の胡桃使用可能 [装備] 胡桃@現実、ワナ師の腕輪@風来のシレンシリーズ [道具] 巴マミの紅茶セット@魔法少女まどか☆マギカ、基本支給品一式 [思考・状況] 基本:自分は自分なりに頑張る 0:この家に罠でも仕掛けてみようか 1:民家で休憩させてもらう 2:第一放送終了後まで篭城する 3:みなみを保護し家まで送り届ける 4:首輪解除を念頭に動くが、主催を妥当するつもりはない ※元カオスロワ2の参加者です 【岩崎みなみ@らき☆すた】 [状態] 健康 [装備] ディケイドバズーカ@仮面ライダーディケイド [道具] トライアルメモリ@仮面ライダーW、まどかタイタス@現実?、基本支給品一式 [思考・状況] 基本:不明 1:民家で休憩させてもらう 2:6/氏(女)に守ってもらう 3:いつか私も戦わなくちゃいけないのかな? 4:ゆたかもここにいるの? ★ 「家まで大分近づいてきたもんだねえ」 静観とした街中に、二人の主婦が足を踏み入れた。 野比玉子と剛田家の母である。同盟を組んだ彼女達は練馬区を目指していたのだ。 ルールブックによると放送時に死亡した参加者の名前が伝えられるらしい。 ならばそこで死んだ人数を把握して、残り人数次第でこれからの動きを考えるのも悪くはない。 白髪の女性や彼女といた男性のように、手強い人間がうようよしているのだ。 本格的に動き始めるには彼らが消耗するまで待ってからでも遅くないだろう。 また、この会場の中で自分達の家がどうなっているのかを確かめてみたかったこともある。 「この調子だと夕方には着くかしら」 「商品が荒らされてなければ願ったりだけど」 「最近物騒ですからね」 眼鏡の中にいつもの笑みを取り戻したことを確認すると、剛田武の母親は安堵してため息をつく。 元々この提案は彼女の方から持ち出したことだ。 殺し合いに優勝するというプレッシャーから心を削っていた玉子の頭を冷すため、 住み慣れた我が家に行くことを勧めてみたのだ。 当初は人を殺そうと焦っていたので反対されるのではないかと懸念したが、意外とすんなり了承された。 歩いていて大分落ち着いてきたのか、普通に会話をこなせる程度にはなっている。 「さてと、そろそろこれも使ってみるかね」 そう言ってジャイアンの母はバッグの中から平べったい機械を取り出した。 成人男性の手に収まるほどの四角いそれの中央には、液晶型の画面が広がっている。 「あらスマートフォン」 「すまーとふぉん?ああこれが噂の」 テレビのCMでも聞いたことがあるが、まさか実物が支給されていたとは気づかなかった。 パソコンで店のウェブサイトを建設しているものの、年のせいか最新の機械にはそれほど詳しくないのだ。 「説明書には首輪探知機って書いてあるのにおかしいねえ」 「多分アプリケーションで選択できるようになっているんじゃないかしら」 玉子はジャイアンの母の手からスマートフォンを取って電源をつけてみる。 不慣れな動作ながらも指で画面のアイコンをスライドさせ、『首輪探知機』のアプリケーションを起動させた。 すると画面が周囲の地図に書き換わり、中央に赤い点が二つ点滅している。 21と22、なるほどこれが自分達に割り振られた番号か。 管理されているみたいであまり良い気分はしないが、便利な物を手に入れたということで我慢した。 「じゃあ家に帰るついでに隠れている人を殺していきましょうよ」 「・・・・・・そうだね」 まるで近所の売店でお買い物をしていくかのように玉子は言い放つ。 今の彼女には人の命など特売セールの卵よりも安っぽい物なのだ。 対しジャイアンの母は了承することしかできないし否定する理由もない。 愛する息子達に幸せを与えようと、二人の主婦は新たに標的を定め始める。 【板橋区/1日目・午後】 【野比玉子@ドラえもん】 [状態] 健康、精神は若干壊れ気味(本人自覚なし) [装備] ショットガン@ルーファウス(残弾0) イナバ製作所製パニッシャー(重機関銃残弾残り弾数100%/ロケットランチャー残弾10発)@カオスロワ [道具] 基本支給品 [思考・状況]基本:優勝して、野比のび太を蘇らせる。 1:剛田さん(ジャイアンの母)と組んで他の参加者を皆殺しにする。 【ジャイアンの母@ドラえもん】 【状態】 健康、上半身裸、顔面に打撲痕 【装備】 己の肉体、首輪探知機@パロロワ 【道具】 基本支給品一式(ランダム品0~1。本人確認済み) 【思考】基本:優勝して、野比のび太を蘇らせる。 1:野比玉子と組んで他の参加者を皆殺しにする。 2:体力を温存しつつ、ひとりずつ確実に仕留めていく。 ※首輪探知機に他の機能があるかどうかは後の書き手に任せます。 【支給品紹介】 【ワナ師の腕輪@風来のシレンシリーズ】 ◆6/WWxs9O1s(女)に支給。 装備すると罠にかからなくなり、隠れた罠を目視することができるようになる。 またモンスターに罠をかけることも可能。 罠を拾って自分で仕掛けることもできるが、一度自分でしかけた罠はもう拾うことができない。 ※ロワ会場に罠があるかどうかは不明 【巴マミの紅茶セット@魔法少女まどか☆マギカ】 ◆6/WWxs9O1s(女)に支給。 巴マミが愛用している2人分のティーカップとポット、そして紅茶の葉のセット。 茶葉は少なく見積もっても5人分はある。 癖がなく飲みやすい。 それ以上でも、以下でもない。 【ディケイドバズーカ@仮面ライダーディケイド】 岩崎みなみに支給。 雑誌「てれびくん」のスペシャルDVDに登場する仮面ライダーディケイド(というかDVD)専用武器。 要するにファイズサウンダーやハイパーガタックみたいなものである。 仮面ライダークウキこと小野寺ユウスケが組み立てた付録が実物のバズーカに変化した。 一応怪人を倒すだけの力はあり、弾数不明。 カオスロワではジャイ子の妹に支給されていた。 【トライアルメモリ@仮面ライダーW】 岩崎みなみに支給。 『挑戦』の記憶が込められたガイアメモリ。 他のガイアメモリと違い、カウンタのような形状をしている。 アクセルドライバーからアクセルメモリを引き抜いて代わりに挿入することで、 仮面ライダーアクセルトライアルに変身する。 アクセルからアクセルトライアルへの変化 パンチ力:10t→2.5t キック力:12t→3t ジャンプ力:ひと跳び47m→90m 走力:100mを3秒→0.27秒 のように、パワーと防御力を犠牲にしている代わりにスピードが飛躍的に上昇している。 マキシマムドライブ(必殺技)は 『最大加速して相手に突っ込み、10秒間T字を描くように連続蹴りを叩き込むマシンガンスパイク』 で、威力は蹴った量に比例するため未知数。 ただ、10秒以内にマキシマムドライブを止めなかった場合、自身にのみダメージが及び強制的に変身を解除してしまうらしい。 【まどかタイタス@現実?】 岩崎みなみに支給。 必殺技はマジカル☆ビームラリアット。 figmaのまどかとプラモデルのガンダムAGE-1 タイタスを悪魔合体させた代物。 まどかの両手足がタイタスの物になっている。 魔法少女になった鹿目まどかの体細胞が増殖し、超硬質化することでタイタスの手足を形作っている。 【首輪探知機@パロロワ】 ジャイアンの母に支給。 スマートフォンの形をしている。 参加者につけられた首輪を探知することができる。 有効範囲は少なくとも半径30m以上。 死人の首輪に反応するかどうかはまた次の人に任せます。 055:ぼのぐらしのなく頃に~秋葉原編~ 投下順 057:それは小さな祈りなの 055:ぼのぐらしのなく頃に~秋葉原編~ 時系列順 057:それは小さな祈りなの 027:もう一人の私へ ◆6/WWxs9O1s(女) [[]] 027:もう一人の私へ 岩崎みなみ [[]] 038:鬼神心母 ~Ogress Heart Mothers~ ジャイアンの母 063:母の来襲 038:鬼神心母 ~Ogress Heart Mothers~ 野比玉子 063:母の来襲
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ズガンを……強いられているんだ!(集中線) ◆pA8Bpf.Qvk その場にいるのは三人の男達であった。 殺し合いが開始して早々に出会った三人組。 一人は、両肩が妙に膨れた筋肉質な男。 一人は、先の男に勝るとも劣らない筋肉質な身体に、一眼レフのカメラを首に下げた男。 一人は、狙撃銃を肩に掛け、ニヒルな笑みを携えた男。 三人は輪を描くように立ち合いながら、顔を突き合わせていた。 「それにしても損な事に巻き込まれたなあ。どうすんだい、おっさん達はよ」 薄い笑みを携えながら口を開くは、狙撃銃を装備した男―――ライル・ディランディ、またの名をロックオン・ストラトスだ。 ライルは肩にまで掛かる長い髪を揺らして、二人の男に声を掛けた。 「ともかくこの首輪を何とかしたい。これがある限り俺たちは―――」 答えたのはカメラを首に下げる男―――フランク。ウエスト。 男は額に手を当て、頭を悩ませながら答えた。 「殺し合う事を強いられているんだ!!」 フランクの言葉を遮るように叫んだのはイワーク・ブライア。 暑苦しい顔を憤りに染めて、心中の苛立ちを吐き出す。 「……イワークの言うとおりだ。俺は殺し合いに乗る気はないが、死ぬわけにもいかない。この首輪を解除できれば道も見つかるんだろうが」 「まぁ、そう簡単にいく訳がないよな。奴さんだって馬鹿じゃねえんだ」 「生き残ることを……強いられているんだ!!」 思わず三人の間に溜息が流れる。 首輪により命が握られているという、あまりによろしくない状況。 これからどう行動していけば良いのか、思わず途方に暮れてしまう。 「……誰か、来るみたいだな」 その時であった。 三人の前に一人の女性が現れたのは。 女性は、どうにも時代錯誤なドレスを身に纏い、愉しげな笑みを浮かべていた。 その笑みに警戒心を抱いたのは、フランク・ウエストとロックオン・ストラトスだ。 戦闘の中に身を置いていた二人の第六感が、女性の危険性を声高に叫んでいた。 ロックオンは狙撃銃を構え、フランクは拳を固めて身構える。 「止まりな。それ以上近づくんじゃねえ」 銃口と女性とを重ね合わせながら、ロックオンは警告を飛ばす。 不遜な物言いに、女性は笑顔で頷いた。 「分かった」 その一言と共に女性は右手を振った。 直後、トンという軽い音がロックオンとフランクの耳に届く。 音のした方へ、二人は視線を送った。 「なに……!?」 「……おいおい、マジかよ……!」 そこには、その逞しい胸板に一本のナイフを生やしたイワークがいた。 白色のポロシャツが、ナイフを中心として赤色に染められていく。 苦悶の表情で呻きながら、イワークは倒れ伏した。 二人は驚愕に顔を染めて、再び女性の方を見る。 「こうやっといて……ほら、目印だ☆」 驚きに動きを止める二人を前に、女性は再び右手を振るった。 女性は素手である。 先程も、今も、素手だ。 百戦錬磨の二人が、相手の装備を見誤る筈がない。 女性は確かに素手なのだ。 だというのに、女性の動作に伴うように、何処からともなくナイフが飛んできた。 「くっ……!」 「っ、冗談にもなんねえぞ……!」 何もない空間から、ナイフが出て来た。 少なくとも、二人にはそうのようにしか見えなかった。 唐突に発生したナイフを何とか回避する二人であったが、攻撃はそれで終わらない。 ナイフは空中で向きを変え、何度も何度も突撃を繰り返す。 ジリ貧だ。 どれだけ逃げ惑おうと、攻撃は止むことがない。 いずれ捕まり、その身体が刺し貫かれるだろう。 「くそっ……!」 窮地にあって、いち早く決断したのはフランクであった。 飛び回るナイフに向かって、フランクは逆に一歩を踏み出す。 その丸太のように太い右腕を縦のように掲げて、ナイフの前へ身を差し出した。 右腕に激痛が走る。 だが、鋼のような筋肉は骨にすら至らせる事無くナイフを止めた。 「ロックオン、聞け」 攻撃が止んだ隙に、フランクは小声でロックオンへと話し掛けた。 視線の先では、再び女が右腕を振りかざしている。 「俺が奴の注意を引きつける。お前はその隙に奴を狙撃してくれ……できるか?」 「オーライだ。だけどお前は大丈夫なのかよ」 「任せておけ。ナイフの一本や二本でどうこうなるほど柔な身体じゃない」 「分かった。一分で良い、時間を稼いでくれ」 フランクの右肩を叩き、ロックオンが後方へと走っていく。 その無防備な背中に再びナイフを飛ばそうとする女であったが、それより早くフランクが動く。 己の右腕に刺さっていたナイフを引き抜き、女に向けてぶん投げた。 「お前の相手は俺だ」 「はっはっはっ、どうもそうみたいだね。じゃあ、お世話してあげると良いよ」 女は、フランクへと視線を向けた。 そして、両手を掲げる。 光と共に現れたのは、山羊のような頭をした執事服の男達だ。 「「「「通信教育で鍛えた空手の技を見せてやる!」」」」 山羊頭の男たちも、何故か女と同じ声をしていた。 右手に光の剣を宿しながら、揃ってフランクへと突っ込んでくる。 が、フランクに近接戦を仕掛けるのは自殺行為。 素手で数多のゾンビを千切っては投げを繰り返してきたフランクにとって、山羊達はただの雑兵に過ぎなかった。 大振りの右ストレートやバックドロップ、頭を掴んで地面に叩きつけるなどして、山羊達が蹂躙される。 「「「「うわぁぁああああああああああああ!!!」」」」 そろって消滅する山羊達を視線の端に捉えながら、次いで女本人から距離を取る。 時間稼ぎは、おそらく十分。 あとはこの女に狙撃を悟られなければ良い。 狙撃の邪魔とならないよう距離をとり―――、 パン そして、銃声が鳴り響く。 銃弾は、回避されることなく直撃した。 (な……に……?) フランク・ウエストの、その胴体に。 (ば、馬鹿な……ロックオン……) 衝撃に揺さぶられる意識の中、肩ごしに銃声の方角を見る。 そこには、悪びれた様子もなく笑みを浮かべているロックオンがいた。 「目印だ☆」 動きを止めたフランクに、ナイフが飛来する。 避ける事などできやしない。 ナイフがその胸板に突き刺さった。 「あるぇ?」 倒れるフランクをスコープ越しに見ながら、ロックオンは首を傾げていた。 別段ロックオンにフランクを裏切るつもりなどなかった。 本気で女を狙おうとして引き金を引き、だが銃弾はてんで的外れなところに飛んで行った。 その先にいたのがフランクというだけ。 狙撃命中率8パーセントは伊達ではなかった。 「いやはやすごいなあ……」 罪の意識すら持つ気がないのか! というツッコミが聞こえてきそうな状況だったが、ロックオンは大して悪びれた様子もなく行動を始めた。 狙撃銃を仕舞い、惨状に背中を向ける。 あの女と一対一で戦って勝てる要素などない。逃げるが勝ちという奴だ。 何人殺そうと、何千人殺そうと関係ない。 何故なら彼らはド外道集団ソレスタルビーイング。 「さて、どうするかねぇ」 ―――そう。これが、これこそが、ソレスタルビーイングだ! 【G-03 森林/1日目・深夜】 【ロックオン・ストラトス(ライル・ディランディ)@武力介入できないCBシリーズ】 [状態] 健康 [装備] 狙撃銃@武力介入できないCBシリーズ [道具] 基本支給品、ランダム品(0~2) [思考・状況]基本思考:殺し合いに乗るつもりはないが、いぞという時は… 1:譲二から逃げる ◇ 「あれ、行っちゃったか」 そして、場に残された女―――右代宮譲二……またの名をジョージ・ベアトリーチェは一つ呟きを零した。 1000年を生きたとされる黄金の魔女にして、六軒島で発生した事件全ての犯人とされる女だ。 女は遠ざかっていくロックオンの背中を見詰めながら、空を見上げた。 これからどうするか、右代宮戦人もこの場にいるのか、そんな事を考えながら、殺し合いの場を歩き出す。 【G-03 森林/1日目・深夜】 【右代宮譲二(ジョージ・ベアトリーチェ)@譲犯シリーズ】 [状態] 健康 [装備] 無し [道具] 基本支給品、ランダム品(1~3) [思考・状況]基本思考:殺し合いに乗る。 1:さて、どうしようか ※外見はベアトリーチェです。譲二の姿、ベアトリーチェ人格になれるかは不明です そして、ド外道狙撃手と譲二(犯人)が消えた惨劇の場。 場に残されたのはガチムチ男の二つの死体。 血に塗れた二つの死体は、誰にも見付けられることなく、風に吹かれる。 「う……」 その時、死体の片割れがピクリと動いた。 いや、動いたどころか声すら発した。 フランク・ウエスト。 彼の死体が何故だか動いている。 「くそっ、ロックオンの奴……よくも……」 遂には、立ち上がる。 フランクは、死んではいなかった。 狙撃銃で撃ち抜かれ、ナイフで胸を刺され、それでも死なない。 かのバイオハザードでは、ゾンビに噛まれて、アサルトライフルで撃たれて、チェインソーで斬られても、余裕で動き回って特殊軍隊を素手で叩き潰す程のタフネスぶりだ。 狙撃銃とナイフだけでは死亡するに至らない。 「……最初から裏切るつもりだったのか……」 とはいえ制限により、その不死身寸前の耐久力も大幅に低下している。 これだけの傷を負った今では、そこまで無茶をすることもできないだろう。 「くそっ……!」 腹部の傷を抑えながら、フランクは歩き出す。 まだ死んでたまるか、その一心でバトルロワイアルの場を進んでいく。 【イワーク・ブライア@ガンダムAGE 死亡】 【G-03 森林/1日目・深夜】 【フランク・ウエスト@デッドライジング】 [状態] 腹部に銃創、胸部に刺し傷、疲労(中) [装備] 富竹のカメラ@ひぐらしのなく頃に [道具] 基本支給品、ランダム品(0~2) [思考・状況]基本思考:殺し合いには乗らない。生還する 1:傷の手当をする 2:ロックオンと男声の女を警戒する ※参戦時期は、少なくともデパートからの脱出前からです 【富竹のカメラ@ひぐらしのなく頃に】 普通のカメラ。 【狙撃銃@武力介入できないCBシリーズ】 ロックオン(兄)が使用していた狙撃銃。GN(チート)粒子は使用していない普通の狙撃銃です sm08 「あたしは絶対認めない」 時系列順 sm10 勝治死す!ポヨヨン・ウェイ・スター sm08 「あたしは絶対認めない」 投下順 sm10 勝治死す!ポヨヨン・ウェイ・スター ロックオン・ストラトス sm61 逃げんなよ…逃げんなよ…逃げんなよソレスタルなんちゃら!! フランク・ウエスト sm32 ホテル「早速人ですか……」 イワーク・ブライア GAME OVER 右代宮譲二 sm69 嗤うJ/這いよる邪悪
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369通常の名無しさんの3倍2022/03/05(土) 14 19 02.65ID OvLg+/ft0 とある街角。歩いているイワークさんがいきなり叫んだ。 イワーク「『Cいられているんだ』!」 フリット「イワークさん、いきなりどうしたんですか!?」 イワーク「野球でCのチームを応援することを強いられているんだ! シカゴカブスとかシンシナティレッズとか。セリーグなら広島東洋カープ」 フリット「イワークさんはシャアと同じ広島ファンだったの!?」 するとたまたまそばにいたマ=クベがその言葉に反応した。 マ=クベ「メジャーリーグなら私も好きだぞ。 シャアがいかに野球に詳しくとも、図に乗らせるわけにはいかんのだよ」 フリット「えっ!? マ=クベさんが野球!? 意外。どこのチームのファンなんですか?」 マ=クベ「テキサスレンジャーズだ。テキサスでのベースボールの死闘を見るのは楽しいのでな」 あまりの意外さに驚くフリット。 フリット「マ=クベさんといえば壺の趣味ぐらいしかイメージなかったので……、びっくりしました」 マ=クベ「それは誤解だ。私には他にも興味を持つものがたくさんある。 確かに骨董品もその一つだが、例えば壺の美しさだけを愛でるのではない。 その背後にある歴史も非常に興味深いのだ。中国の壺だったら中国史に思いをはせる等」 フリット「そういう歴史にも詳しいんですね。すごいなあ」 すると、そのタイミングで2人の人物が現れた。サイ=サイシーと五飛だ。 サイ=サイシー「中国史に詳しいだって!? そりゃあ嬉しいよ!」 五飛「まったくだ」 2人はとてもいい笑顔のまま話を続けた。 五飛「ところでこういうものに興味はないか? 『中日ドラゴンズ』というのだが」 サイ=サイシー「メジャーリーグだけでなく、中日もぜひ! 一緒に中日ファンになって応援しよう!」 その日の夜、みんながそろった夕食の場でフリットは家族にこのことを話した。 アムロ「なぜそこで巨人の話題が出ない! 野球の話なんだぞ!?」 ロラン「アムロ兄さん、落ち着いて。はい、おかわりのご飯です」 フリット「これ、イワークさんにもらったオロナミンC。アムロ兄さんにどうぞって」 その晩のオロナミンCを飲んだアムロはとてもテンションが高く、元気ハツラツだった。 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ
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他にネタが投稿される前に、少しばかりネタを補充 スカーレットブーケを捌くことを強いられているんだ!! ネタ的には遅いし微妙ですけど・・・ まあ、この手のものは常に電光石火のスピードで修正されるので・・・ 当然メンテ当日にはすでに修正されていますw それにしても・・・ imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (コピペ元.jpg) ※上記の写真は3月前哨戦シリーズ時のラインアップです このラインアップコピペしてどうやってスカブーを強いられたんだか・・・ この謎の原因が分かった方は是非ゲームの分析の欄にでも投稿してみてください。 コメント等は以下で 名前 コメント 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 爺「なんだっていい!売り上げを伸ばすチャンスだ!」 4 (57%) 2 そんなことよりスカブー欲しい 3 (43%) 3 ネタ的にはインパクトないな 0 (0%) その他 投票総数 7
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大人しかった依頼人、魔術師見習いバンダルが突然襲い掛かってきた時、状況を尋ねるPCにみなぎる自信と共に答えた一言。その時彼はやる気に満ち溢れており、操られていることに対する動揺や抵抗などは微塵も持ち合わせていないようだった。--N澤 名前 コメント