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座敷童子(ざしきわらし)は、主に岩手県に伝えられる精霊的な存在。岩手県の金田一温泉「緑風荘」の座敷童子が有名。 一般的には、赤面垂髪の5、6歳くらいの小童(童子のことも童女のこともある)で、豪家や旧家の奥座敷に居り、その存在が家の趨勢に関ると言われるため、これを手厚く取り扱い、毎日膳を供える家もある。座敷童子は悪戯好きで、夜になると客人のふとんの上にまたがったり枕を返したりするが、見たものは幸運が訪れるといわれる。 小さな足跡を灰やさらし粉の上に残し、夜中に糸車をまわす音を立てるともいわれ、奥座敷で御神楽のような音をたてて遊ぶことがある。その姿は家の者以外には見えず、また、子供には見えても、 大人には見えないとする説もある。狐持や犬神持に類似した構造を持つが、座敷童子の住んでいることを迷惑がらず、むしろ神として保護し、周囲の人間も座敷童子の居る家に対して、一種畏敬の念を持って接する点が、狐持や犬神持とは異なる。座敷童、ザシキワラシ、座敷童衆とも表記する。同様のものに「座敷ぼっこ」「蔵ぼっこ」「座敷小僧」などがある。 柳田国男の『遠野物語』や『石神問答』などにより知られる。『遠野物語』には17話・18話に座敷童子の話がある。「この神の宿りたもう家は富貴自在ということなり」とのこと。『遠野物語』での表記は「ザシキワラシ」または「座敷ワラシ」。「ザシキワラシは座敷童衆なり」の注がある。『十方庵遊歴雑記』には、岩手県江刺市(現・奥州市江刺区)稲瀬の座敷童子についての記述が見られ、家の土間に居る座敷童子を、「コメツキワラシ」、「ノタバリコ」、「ウスツキコ」等と言い、 奥座敷にいる色の白い最も綺麗な座敷童子を「チョウビラコ」と呼んでいる。 また、手を出して人を招き、火事、洪水、津波などの災禍を知らせる為、「細手」、「長手」と呼んでいる例もある。 その他これに類するものに遠州門谷の「座敷坊主」、徳島の「アカシャグマ」、 その他「クラワラシ」、「クラボッコ」と呼ばれる、土蔵の中に居る座敷童子も存在する。石川の「マクラガエシ」は、ある家の座敷に寝ると、特に二本差しや髭を立て洋服を着て高慢な顔をしたものが泊まると隣室に引き出すという。四国金毘羅宮の、奥の院周辺の家には、夜になると仏壇の中から「アカシャグマ」が出てきたと云う。アカシャグマとは、赤く染めたクマの毛のことで、これを被った小さな子供のようなものが、家の持ち主の婆さんをくすぐることが毎晩だったと云う。 座敷童子の由来は明白でないが、東北地方には新生児を間引いて屋内に埋める風習があり、その間引かれた子供の霊を祭る信仰を核として、呪術師の使役する役霊、つまり仏教で云う護法童子、 民間でいう心得童子の信仰が加味され、今日に伝わったものと考えられる。この場合、東北地方の蚕神、竈神として祭られる「オクマイサマ」、「オシラサマ」と同様、ある種鎮魂信仰としての側面が強い。 しばしば小説や映画やドラマの題材になる。 文学上の座敷童子について、よくあるモチーフは以下の通り。 ある栄えている家があり、そこには座敷童子がいると言われていた。ある夜、男が道で見慣れぬ童子に会う。どこから来たかと聞くと、その栄えている家から来たと答える。どこへ行くのかと聞くと、別の家に行くと答える。はたして、それまで栄えていた家は没落し、童子の行った家は栄えた。(この話は『遠野物語』18話にある) 子供たちと座敷童子が遊ぶ。その姿は大人には見えない。 子供たちが集まっている。数を数えると一人多いのだが、誰が多いのかわからない。しばらくしてもう一度数を数えると、こんどはちゃんと合っている。さっき多かった一人は座敷童子であろうということになった。
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特徴 補足 特徴 登場スレ 1 種族 座敷童 職業 超開拓民 性別 男、断じて男 身長 163cm 肌の色 肌色 服装 和服 髪 漆黒色、髪型は禿(かむろ) 目 焦げ茶色、アーモンド型。 印象 生意気なクソガキ 外見年齢 14歳くらい 実年齢 250歳 能力 不明……酒乱? ・解説 東の果てにあるとある島国から文字通り流れてきた少年。一言で言うと、クソガキ。きっとクソガキ。嗚呼クソガキ。 座敷童「……お主、いくら中の人だからって容赦せぬぞ?」、中の人「すんまそん」 補足 ・座敷童だが、人を幸せにするか不明。本人すら自覚してない。 ・イベント好き。何故なら、酒が飲めるから。でも酒の耐性は低い。 ・ファーストキスはお馬さん。セカンドは小人。……コイツ男にモテ過ぎじゃね? ・多分、変態の原石。ていうか、もう変態だとおもう。 ・一度、女になる。人間だと思い込む。名はカグヤ。超人的な変態。嗚呼変態。 ・機織りができる。 +...
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(ver.1.4.0β15実装/最終更新 ver.1.4.x+) 基本データ 所属 村人陣営/村人系 役職表示 座敷童子 占い結果 村人 霊能結果 村人 毒見結果 無毒 精神鑑定 正常 夜投票 無し 登場 超闇 ログ表記 [童] 他の【村人】の投票数を+1しますが、処刑されると投票者のうち1名を【熱病】にしてしまう役職です。 特徴 生存している間、【村人】の処刑投票数が+1されます。【座敷童子】が何名生存していても補正値は+1です。 処刑された時は処刑投票者からランダムで1名にサブ役職【熱病】を付加します。 【探偵】、LW【天狼】、4日目までの【難題】は、【座敷童子】の【熱病】の対象外です。 ver.1.4.0β16から所属が座敷童子系に変更されました。 コメント 名前 コメント
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座敷童女 怪物族。『妖怪』と分類される種族の一つで、 かなり希少な種族である。人間の女児のような外見をし、 各地をちょろちょろと放浪する癖を持っている。 座敷わらしよりは大人しい個体が多い。 しかし気に入った家を見つけるとわずかな間無断で居ついて、 家主さえ知らない間に勝手に恩返しをして去って行く。 本来一箇所に留まる事を知らない生物であるが、 家主と比較的近い血縁関係の者が転生した座敷童女の場合、 稀に長期間居つく事もあるようである。 その可愛らしさから人気も高く、あちこちで狙われている。
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家族で引っ越した田舎町。 古びた日本家屋が今日から我が家だ。 ずっとマンション住まいだったので新鮮だし、意外と住心地も悪くない。 何も問題はない。 なぜか俺の部屋にへんな女の子が居る以外は。 本人は座敷童子と主張している 「つまりあれか?家に住み着くとその家に幸せが訪れる、というあれか?」 「そうよ、本当はあんたなんかどうでもいいけど、幸せにしないと私の存在意義が揺るぐのよ べ、別にあんたの為じゃないんだから! 勘違いしないでよね?」 ま、別にホントに幸せが訪れるとかはどうでもいい。 真性ロリの俺は座敷ちゃんが同じ部屋にいるってだけですでにイッちまいそうな程幸せだからだ。 「で、幸福を呼ぶ具体的な方法なんだけど。ちょっとした儀式が必要なのよ」 「儀式?」 なんかヤバい、怪しい宗教みたいだ! 「別に大したことじゃないわよ? わ、私を…だっこしなさい」 ?だっこ? 「な、なでなでしなさい」 … 「な、なによその目は! 仕方ないじゃない、伝統的な儀式なんだから! 私だって死ぬ程嫌なんだけど我慢してあげるんだからね!?」 ビバ、伝統! 合法的に幼女をだっこ出来るなんて素晴らしい! 「よーし、では遠慮なく熱い抱擁をくれてやるぜ」 「ちょ…や、やさしくしなさいよ!?」 きゅ なでなでなで… 俺のなでなでに気持ち良さそうに目を細める座敷ちゃん。 「な、なにニヤニヤ見てんのよ!儀式だから仕方なくなでさせてやってんだから!調子にのるんじゃないわよぅ!」 なでなでなで… 「はぅぅ…はわわ…」 頭頂部が弱いらしい。 斯くして儀式は無事に終わった。 座敷ちゃん曰く、三日後から劇的な幸せが訪れるらしい。 俺はワクテカしながら待った、座敷ちゃんも付きっきりだ。 「結果を見届けなきゃいけないからいるだけなんだから!」 とは本人談だか 物欲しげに足元にまとわりつく様子はいかにも『ナデナデシテー』、って感じだ。 そして四日目の朝がきた。【続く】 そして迎えた四日目の朝。… 俺の親父が脳溢血で死んだ。 「おいおい!座敷! 幸せが訪れるんじゃねぇのかよ!? なんで親父が死んでんだよ!」 当然、座敷ちゃんを問い詰める。 「莫大な保険金がおりたでしょ? 幸せになれたじゃない」 彼女は酷薄な笑みを浮かべて平然と言い放つ。 「こんなのは違う!」 「我儘ね、いいわよ? さぁ私をなでなでしなさい あんたに似合いの幸せを運んであげる…」 こいつは… 今更ながら彼女の危険性に背筋が冷やした。 しかし、俺はすでに魔に魅入られたている。 何もかもが手遅れだった。 そして時は過ぎた… 家族、友人、知り合いは皆変死し 俺自身も原因不明の事故で半身不随。 もう右手しか動かす事が出来ない。 そして彼女はいまも俺のそばにいる。 『右腕だけは残してあげる、なでなでに必要だし、ね』 天涯孤独で不自由な身体になった俺を彼女の世話で何とか生きていられる。 そして今日も彼女は俺になでなでを強いりながら嘲笑う。 「幸せでしょう? あんたの好きな幼女と二人っきりの甘い生活だものね?」、と。
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◆基本情報◆ レアリティ:R コスト:4 属性:無 配置:全て 制限:なし 能力:なし 分類:女性 進化前:座敷もっこ 進化先:R+座敷童子 限界突破回数:10回 ◆カードイラスト◆ +画像を表示 イラストレーター/はなぉ。 ◆ステータス◆ LV 1 10 20 30 40 HP 80 90 100 110 120 AT 32 36 40 44 48 AG 12 12 12 12 12 ◆カード説明◆ 座敷童子は子供の姿をした家の守り神。幸福をもたらしてくれる神様で、座敷童子のいる家は繁栄し、座敷童子の去った家は衰退するといわれている。 ◆ダンジョンアビリティ◆ 結界突破白+3 城の結界を抜けるためのバリアを発生させることができ、白属性モンスターに+10%のダメージを加算する ◆行動◆ 特技:幸福の祈り(ゲージ:4) 味方全員のクリティカルLV2の確率が100%アップする(3ターン) 発動確率:100% 効果1属性:無 効果1範囲:絶対 攻撃範囲 ■■■ ■■■ ■■■ 前列:幸せの訪れ 範囲内の味方のクリティカルLV2の確率を50%アップする(2ターン) (lv35~) 範囲内の味方のクリティカルLV2の確率を60%アップする(2ターン) 発動確率:100% 効果1属性:無 効果1範囲:相対 攻撃範囲 クリティカル率 効果係数 □■□ 100% ×0.5 □○□ □■□ 中列:幸せの踊り 前面の味方のクリティカルLV2の確率を50%アップする(2ターン) (lv30~) 前面の味方のクリティカルLV2の確率を60%アップする(2ターン) 発動確率:100% 効果1属性:無 効果1範囲:相対 攻撃範囲 クリティカル率 効果係数 □□□ 100% ×0.5 □○■ □□□ 後列:幸せの踊り 前面の味方のクリティカルLV2の確率を50%アップする(2ターン) (lv40) 前面の味方のクリティカルLV2の確率を60%アップする(2ターン) 発動確率:100% 効果1属性:無 効果1範囲:相対 攻撃範囲 クリティカル率 効果係数 □□□ 100% ×0.5 □○■ □□□ ■考察 クリティカルLv2を上昇させるというユニークなスキルを持つR HPとAGが低いため、仕事をさせるのは難しいかもしれないが、メインアタッカーに付与できればその効果は結構大きい。 後1コスト低ければ非常に使い勝手が良かったかもしれない ■関連カード 第1弾 オリンポス 覇王覚醒 座敷もっこ ■コメント ヴィシュヌ -- 2013-11-24 18 45 31 能力とか関係なく個人的に好きなキャラ。是非ともお兄さんになりたい -- 2014-03-03 22 44 30 前列の効果範囲が相対じゃなく絶対になってます 修正お願いします -- 2018-01-20 09 55 37 コメント すべてのコメントを見る
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さ行の妖怪 日本 妖怪 座敷童子とは、一応東北地方の屋敷に出る妖怪である。 でも汎日本的に、家にいて掃除したり悪戯したりする何かちっちゃい者 の伝承がある。 普通の子供みたいなのから、ノタバリコ チョーピラコと呼ばれる若干不気味なものまでいる。それについて、柳田は、資料にならんのか、村上健司は、「水子を家の中で処理した」風習との関連を示唆している。 多田克己によれば、夫婦で出るとか。 柳田國男は『妖怪談義』で、巫女の使う使い魔との関連を示唆している。村上健司によれば、座敷童子について「大工の後悔など」が化けて出たとされる地方があると言う。 参考文献 村上健司『日本妖怪大事典』 多田克己『幻想世界の住人たち 日本篇』 柳田國男『妖怪談義』
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担当:座敷童女◆AxN64oY9xA キャラデザ担当:とろ ◆E3/SZ713KY (通称:とろ) 座敷童子 名前: 座間ちとせ 性別: 女 人種・種族・国籍:座敷童子・妖怪・日本 年齢: 13歳 生年月日: 1946年6月25日 没年:1959年9月13日 住所: 純一の家(現在は) 身長・体重: 145cm、軽い 学歴・職歴: 小卒(中1にてこの世を去る) 職業・所属: 座敷童子 肉親関係: 両親 友人関係: なし 配偶者: なし 子供: なし 身体的特徴: おかっぱセミロング、いつもお手玉やおはじきをもっている 精神的特長・クセ: からかうときは喉奥で笑う、いらいらすると髪をいじる、突発的な出来事に弱い 信仰: なし 生活信条:子供は遊ぶのが仕事 好きなもの: 遊ぶこと、金平糖 嫌いなもの: 遊ぶことを邪魔されること、つまらない人間 幼少時の環境: 戦後まもなく生まれたこともありあまり遊ぶことが出来なかった。 また生来人というものをあまり信用せず、クラスでも孤立していたため遊ぶ相手もいなかった。 中学1年のとき事故で死亡。あまりのことに自身の中で納得できず幽霊になる。 こんなことならもっと遊んでおくべきだった、友達を作るべきだったと悔やむ。 青年時の環境: 神気を得て座敷童子となる。そのとき髪が銀髪となる 近年の環境: 座敷童子として活動する。しかし幾らかしても家人が自分の存在に気づかなかった場合さっさと家を出てしまい、その家を意識的に滅ぼす 物語中の目的: 色々なことで遊ぶ その目的を邪魔する存在: 自分の中にある人を信じられない気持ち、これをしてどうなるのかという虚無感 ■サンプル …………。 今さらながら、俺は百物語をしたことを後悔していた。 先ほど出合った花子さんにしろ、メリーさんにしろ、怪異・妖怪などと呼ばれるものが俺の周りに集まりだしたのがそれのせいだろうことは明白である。 ああ、軽い気持ちで百物語とか受けた半日前の俺マジで死ね。首吊って死んでしまえ。 ??? 「くすくすくす……」 何やら視界に髪の毛ロングな和風少女が映っている気がするが、それは間違いなく疲れ目に起因するに幻視に違いない。旬に勉強教えてたのがそんなに響いたのか、俺は案外デリケートさんだな。 ??? 「ねぇ、お兄さん?」 ああくそ、幻聴まで聞こえて……ってもう面倒くせえな、現実はいつでも非常ってか、くそ。 純一 「なんだよ、言っとくが俺は何もしてやらないぞ」 ??? 「ねえ、私と遊びましょ?」 聞いちゃいねえ。これがゆとり教育の成果なのか。だとしたら政府はもう少し考えてから行動に移して欲しいね。まあ完全週休二日制は俺もお世話になってるからあまり強くは言えないがな。 純一 「そもそも、お前は誰だ。少なくとも俺の知り合いにはお前みたいな人の話ないがしろにするような奴はいないぞ」 ??? 「人に名を尋ねるときは、自分から名乗るものよ?あなたちゃんと小学校を出ているの?」 少女が喉奥で笑う。なんだこいつ。 120 名前: ◆AxN64oY9xA [] 投稿日:2008/06/19(木) 03 15 34.21 ID YaySnAEl0 俺は一つため息を吐きながら、どうやら話が進みそうに無いことを理解してちゃっちゃと自己紹介をする。 純一 「俺は大泉純一だ。歳は18。これで満足かよ」 ??? 「それぐらい知っていたわ。いつから此処にいると思っているの?」 また少女が笑う。今度は先ほどまでより少し声が高く、それが厭に感に触る。 なんだ、これは一発教育的指導をしても構わないのか。ぴーぴー泣かしてやりたいのだが。 少女が一頻り笑った後、俺に顔を向ける。 病的なまでに白い顔だ。白粉でも塗っているのだろうか。 座敷 「私は座敷童子。ねえ、純一。私と遊ぶのと七代先まで祟られるの、どっちがいい?」 どう見ても俺より年下にしか見えない少女に呼び捨てにされる。そんなどこか倒錯めいたこの光景は凄く違和感にあふれていた。唐突に少女が穏やかな笑みを浮かべる。先ほどまでとはどこか違うような笑み。表情の奥に何かが蠢いているような、そんなうそ寒い笑みだった。 なんとなく、気分が悪くなる。肺が圧迫され、胃の中のものが今にも逆流しそうだった。 純一 「……祟るのは違うだろ。確か家を潰すだけだ。それでも十分に害悪だけどな」 俺は無理に平静を装う。脂汗がつう、と一滴流れ落ちた。 いよいよ眩暈がし出した俺だがしかし、座敷童子がふうんとつまらなそうに呟くと、引いていた血が緩々と元通り循環を始めた。 なんだったんだろう、さっきのは。……中てられた、のか? 座敷 「じゃあ、何して遊ぼうか」 座敷童子が笑顔で聞いてくる。いよいよ俺は、過去の俺を張り倒したくなってきた。 以下広告sage
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それを何と呼べばいいのだろうか。 湿った風に威圧が混ざり、心がざわめく。その場を離れたいのに体は動かない。 『畏怖』 これ以上の説明のしようがない。恐怖ではない。本能が知っている。 … ぬちゃ…ひた…ぬちゃ…ひた… … 俺はどうなるんだろうか。 …… ことの始まりは日常的な『非日常』の中で起きたんだ。 「ちょ、おま、それ、だめーーー」俺は座敷ムスメを必死でとめようとした。 だが一足遅く、座敷ムスメは俺を振り返り、にやりと笑うとマウスをクリックした。 お気に入りフォルダにザックリ詰められた俺の虹コレクションがずらりと展開される。 「あふ、もう、死にたい…」俺の日常は、この座敷ムスメに出会ってから大きく変わった。 「…へ…(微笑)」冷たい目線が俺の胸をえぐる。いや、いっそ本当にえぐっていただきたい。 こいつはいつもこうだ。死んだじいちゃんは座敷ワラシとかは守り神だから大切にしろとかいっていたけど、こいつは疫病神の類じゃないかと疑うくらい嫌がらせする。 この前なんか、俺が072のフィニッシュのタイミングを見計らって、HGのポスターを目の前に広げやがった。もう、俺の心は「フォー」でしたよ。 そんな毎日を送る俺だが、その日は特にひどかった。 へこんでいる俺を尻目にやつは更に追い討ちをかけていたのだ。 俺はやつの行動に気づいて悲鳴に近い声を上げる。「や、やめてぇえええええーーーー」 ぽちっ。 マウスをクリックする音がコミカルに響いた。俺の2Gに近い虹コレクションはあっという間に削除された。 「も、もういやだーーーーー」俺は叫び声を上げてアパートを飛び出した。 どこをどういったんだろう。俺はさ迷い、いつの間にか暗い森にいた。 い、いや、本当に何でこんなところにいるんだろう。とりあえず、冷静になった俺は森を出なきゃと思った。 方角もわからないが、とにかく歩いた。程なくして社が見えた。 「…神社?」だれかいるかな、と期待を込め足を運んだ。日が落ち始めていたので、小走りに境内に入った。 そこには確かに神社だった。古びて色のはげた鳥居にぽつんと小さな御堂(?)があった。 「だれかいませんかー?……いませんよぉお」反応が無いので自分で言葉を返す。 むなしかった。 っぽ、ぽつっ、ぽつっ…。 と水滴が落ちたかと思うとざぁっと雨が急に降り出した。 しょうがないので、俺は古びた扉を、ぎぃっと押し開き中に入って、雨宿りさせてもらうことにした。 「やまねぇえなぁ」俺はきっとずいぶん歩いたんだろう。家を出たのは昼ぐらいだったのに、今は日が落ちかけているのだから。 無性に眠たかった。やまない雨にうんざりしていた俺はいつの間にかうたた寝をしていた。 気がついたら日は完璧に落ちていた。 雨はまだ、降っている。俺は無性に後悔していた。だがいまさら夜の森を行くつもりはない。ポケットからライターを取り出し火をともした。 夜のお堂は薄気味悪い。ライターの揺らめく火に俺の影が踊る。 「あっち!!」ライターの点火部が熱されて熱かった。俺は仕方なく燭台がないか探すことにした。 と、すぐ見つかった。小さな祠の前に二つの燭台があり、幸いにもろうそくがまだ残っていた。 早速、火をつけた。明るさにほっとする。 まぁ、つかの間の安堵だったんだがな…。 「は」と目が覚めた。 俺は不覚にもまた寝ていたらしい。だが、先ほどと何か雰囲気が違う。 重苦しさ、息苦しさに包まれる。 燭台にはまだ火はともり、影がゆらゆらと揺らめいている。そして違和感に気がついた。 祠の扉が開かれている。そして、ぶあっと何か黒い影が飛び出した。 それは俺の背後にべちゃっという音を立てて落ちた。 それを何と呼べばいいのだろうか。 湿った風に威圧が混ざり、心がざわめく。その場を離れたいのに体は動かない。 『畏怖』 これ以上の説明のしようがない。恐怖ではない。本能が知っている。 … ぬちゃ…ひた…ぬちゃ…ひた… … 振り向くのが恐ろしい。そして… 「ねぇえ? こんなところで何をしているの」甘い、甘い声が耳に届く。 ひた…ぬちゃ…ひた…ぬちゃ… 俺のすぐ後ろでささく声に混じってなにか、不安を呼び覚ます音がなる。 白い指が俺の頬をなでる。 「硬くならないでいいのよ。でもここは…」もう片方の白い指が俺の腰をまさぐる。 ず、ず、にちゃっ… 何の音だろう? ふわりと甘い香のにおいが鼻腔をくすぐった。 「あ、あなたは…だれ?」やっとのことで声を絞り出す。 「あら、私のお家に無断ではいってそんなこというのね」いいながらも俺の体を這う指は止まらない。 はっきり言おう。すごく気持ちがいい。このまま身をゆだねてしまいたかった。だが。 ぬちゃ…にちゃ…ぬちゃっ… この音が俺の理性に警告を発している。早くにげろと。 「か、勝手にはいって申し訳ありませんでした。もう、出て行きますから…」 「話をするときは人の目を見て話す」と何者かは俺をぐいっと振り返らせた。 そこには袴を着た巫女がいた。長い黒髪。白と朱の巫女衣装。 だが…。きれいな形のふじ額にはウジが湧き、頬はこけ、白い首は半分が腐り落ちていた。 「うっ」俺は口元を押さえた。生前はさぞ美しかったと思えるだけにその姿には例えようもない恐ろしさがある。 「あなたの精気がほしい」そいつはそういった。 じりじりと顔を近づける。この距離になると甘い香のにおいに混じって腐臭が漂う。 朽ちかけた女は俺のズボンをおろし、俺のイチモツに顔を近づけた。 「あら、もう、こんなにして」さっきの愛撫で俺のそれは怒張していた。そして畏怖に支配された今もそれは不思議なことに張り詰めていた。 「あ、あむ…ん」じゅぷ、じゅぷ…と女の頭が上下に振幅する。得も知れぬ快感が俺を支配する。もう俺は果てそうだった。 「も…う、だ…め」息も絶え絶えに俺は、果てた後どうなるかを考えていた。 そして… 「そこまでじゃ!!」ぴんと張り詰めた声が甘い空気を切り裂いた。 扉の先に小さな黒い影が仁王立ちしていた。 「なぁに、いまいいところなの…に!?」ごんとすごい音をたてて朽ちた女に黒い影がぶち当たった。あまりの勢いに女は横倒れになる。 「あ。」俺のイチモツ君は解放され、それと同時に発射した。白い液体が空を飛ぶのがスローモーションで見えた。 「早く、にげるぞ」黒い影が俺の手をつかみお堂の外に連れ出した。 「ま、まちなさ…」声は見る見る遠ざかる。 俺はもうなにがなんだかわからなかった。 「ここまでくれば大丈夫じゃろ」程よく開けた場所に出た。空には月が煌々と照る。 影は、座敷ムスメだった。「愚か者め。不用意に土地神になぞ、つけこまれおって」 「助けにきてくれたのか」「ち、ちが、たまたま外を散歩してたら通りかかっただけじゃ。お前みたいなエロ坊主なぞ知るか」 「そうか。ところであれはなんだったんだ」「うむ。あれはここら一帯を守護する土地神だったのだが、あまりの淫乱さに封印されたのじゃ」 「目覚めたてじゃったから、良かったがそうでなければ…ええい。考えるだけで恐ろし…い!?」言いかけて座敷ムスメが凍りついた。 「どうした?」「い、いかん、はよう逃げんと」「え」振り向くと黒髪を振り乱した巫女が、遠くに見えた。どんどん近づいてくる。 「うあ、はやっ」座敷ムスメは俺を置いて走り出していた。朽ちた体とは思えぬほどの力強さが傍目からも判る。 「は、はやい、はやいよ。けどこういう時こそ焦ったらまけなのよね」「いいから、早く来い!!」俺の軽口を、きっと睨み座敷ムスメはさらに加速した。 俺も必死で走る。「…さ…い。ま…さ…い。まちなさーい」どんどん声が近づいてくる。 俺は振り返って驚いた。後ろを追いかけてくるのは絶世の美女だった。着物からはみ出た巨乳がたぷんたぷん揺れている。形相はしかし、鬼のようだった。 「ひ、ひぃ。なんかいきかえってるーーーー」「あ、さてはさっき果てたお前の精気をすすったな!! がんばるんじゃ、あと少しで森を出れる」 そしてなんとか森をでることができた。 森の向こうで悔しがる土地神の姿が見えた。 「何で追ってこないんだ?」「霊は何かに執着し、その…何かから力を得るもの…がある。やつももっと…ち…からがあれば…追ってこれたかも…しれんが」 座敷ムスメが苦しそうに答えた。…苦しそう? 「お、おい、どうした」「う…む。家から…離れすぎた…時間切れじゃ…」すぅっと姿が薄れ始めている。 「おい、座敷ムスメ!!」「ぬ、まえから…言おうと…思ったが…わしは、おまえの…」 「おまえの!?」「ふ…なんでも…な…」言い終えず、娘は腕の中ですぅっと消えた。 「座敷むすめーーーーーーーー」 あいつとの様々な思い出が脳裏をよぎる。ひたすらいじめられた記憶しかないが、それでも悲しかった。 俺は後悔を胸に帰路についた。 家に着き、いすに座る。ここはあいつの特等席だったな。 「おれ、座敷ムスメの事好きだったんだな」心の中の思いを口にした。 と、ガタンン!!! と大きな音がひびいた。驚きながら、振り向くと。 「お、お前!?」顔を真っ赤にした座敷ムスメがいた。 「な、な、な、なにを口走ってるんだおぬしは!この変態、ロリコン、ペド野ろ…ぎゅむ」俺は口汚くののしる座敷ムスメを思いっきり抱きしめた。 「よかった、本当によかった」涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら喜んだ。 「ぐ、ぐ、くるしい」ぐっと俺を突き放し、座敷ムスメは俺の涙顔をみつめた。 「…む。むぅ。わしも…お前が無事で…その…良かったぞ」と一言残すと、ぱっと消えた。 それから、2、3日は姿を見せなかったんだが…。 「ちょ、おま、それ、だめーーー」とまた俺の悲鳴を上げる毎日は続いている。 -了-
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古くから続いている家には座敷わらしという子供の姿をした妖怪が住んでいるという。「わらし」とは子供を示す言葉で「座敷童」や「座敷童子」と書かれる。 【座敷わらし】 家の者に姿を見せる事はほとんど無く、家族では無い者、家の外の者が目撃する例がほとんどである。人間の前に姿を見せるのはその家を去る前兆であることが多い。(岩手県) ザシキワラシは地域によってチョウピラコ、カラコワラシ、ウスツキコとも呼ばれている。 座敷わらしの足跡 家の者に対しては姿を見せる機会がほとんど無いが、囲炉裏や風呂場の灰の上に小さな足跡をつけているのが目撃される事はあったと言う。 座敷わらしの背かっこう 目撃譚などにで語られる座敷わらしの背かっこうは十二、三歳ばかりの童子であると語られる(*1)。座敷わらしが高等小学校(現在の中学校に相当する)に出たという話もあり、運動場で遊んでいると、見知らぬ一人の子供がまじって遊んでみたり、体操の時間にも一人多いということがあったりしたと言う。座敷わらしと言うと童画などに描かれる幼児のような見た目が想像されがちではあるが、人前に現われる時は小学校の高学年から中学生ぐらいの見た目のようである。 【音と富】 家の者にとって、座敷わらしを感じる事の多くは「音」である。掃除をしているような音、鼻をかむような音、米を脱穀しているような音、ぼそぼそとしゃべっているような音、いずれも音だけが感じられるが、姿を見る事は出来なかったという。 家の外の者が座敷わらしの姿を見る事は、その座敷わらしが住んでいる屋敷の家運が衰える兆しであった点を踏まえれば、家の者が姿無き音を耳にするのは家運の安定を知らせる兆しであったとも言える。 ウスツキコという異称は、ウスをつく音をさせる事に由来する。 【童子】 童子(どうじ)は修験道で用いられていた身体や財貨を護る霊的な存在たちとも関連して来る(*2)。これには福をもたらす存在として「ちいさき者」(一寸法師)が信じられてきた歴史ともつながって来る。 【街の座敷わらし】 市街地や都市の家や賃貸住宅の一室に、幼児の姿の妖怪が現われるという目撃談も多く、これらも一般にザシキワラシと称される。 その家に住んでいる者が姿を見る、という目撃状況や性質から考えれば、これは「童子」の性質を帯びていた東北地方のザシキワラシの伝承に較べ、より妖怪としての性質が高い。油赤子などのような家に宿る幼児の妖怪と見た方が近しいのかも知れない。 入場口