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part2 389 ---- 「……あれ。あの芋女、まだ帰ってきてねぇの?」 坊主頭のコニー・スプリンガーが、呆れを滲ませた口調で告げる。 宿舎の面々は、それに苦笑を返した。 「ああ。『ぶっ倒れる寸前まで走れ』って言われてから、実際に何時間かは走ってたんだけどな。 気がついたら姿が消えてたんだ。 まぁ最後の方は走るフォームも保てないくらいヘロヘロだったし、今頃どっかで伸びてるんだろうぜ」 「でもよ。噂じゃ、へばった所で教官連中に腕掴まれて、どっかの小屋へ引きずり込まれてたって話もあるらしいぞ」 「無理もねぇ。厨房から勝手に芋盗んできた挙句、あの鬼教官の前で舐めきった態度で喰ってたんだ。 教官共にも面子はあるだろうし、二度と舐めた態度取れないように絞り上げるだろ」 「ああ。徹底的に人格否定してきたもんな、あのハゲ……」 苦い思い出を笑いの種に変え、『第104期訓練兵団』の新兵達は各々の方法で寛ぎ始める。 話の発端となった芋女とは、彼らの同期生であるサシャ・ブラウスに早くも付けられた渾名だ。 新兵への“洗礼”として恫喝を繰り返す訓練教官の眼前で、 豪胆にも厨房からくすねたふかし芋を貪り喰っていた事がその由来だった。 当然その行為は訓練教官の逆鱗に触れ、サシャはその後数時間が経つ現在もなお罰を受けている。 しかしその内容たるや、同期生達が思い描くよりも遥かに過酷なものだった。 ※ 「ほら、たっぷり喰えよ。パンを恵んでやった上に、極上のソーセージまで喰わせてやってるんだぜ? もうちっと旨そうに喰えよ」 駐屯兵の一人が、鷲掴みにした少女の頭を自らの腰へと引きつける。 「ごぁっ……!!お、ごぉっ!!」 少女は栗色の瞳を見開き、目一杯に開いた唇を震わせて呻いた。 物置小屋を照らす蝋燭の灯が揺れる。男と、その足元に跪く少女の影も揺らぐ。 少女は、かのサシャ・ブラウスだ。 真新しい制服に身を包んだまま、屈強な兵士への奉仕を強いられている。 場には跪くサシャを囲むようにして、他に数名の男の姿があった。 いずれも好色そうな笑みを浮かべ、ズボンを脱ぎ捨てた下半身に滾る怒張を誇示している。 少女新兵に対する、口腔奉仕の強制。 これは城郭都市の兵団内において、珍しい話ではない。 巨人の侵入を防ぐべく築かれた城壁内部は、ある意味で閉鎖空間にも等しい。 その中で治安維持を司る兵団員には、それなりの威厳が求められる。 いわゆる娼婦を買うことすら、民間人からの信頼を損ねるとして固く禁じられていた。 とはいえ、兵士達も男だ。性欲は溜まる。 そこで新米女性兵士への懲罰として、口腔を用いた性欲処理をさせる事が水面下で慣例化しているのだった。 いかに懲罰を建前とするからといって、膣での性行為に及ぶのは様々な面から具合が悪い。 しかし口を用いるだけならば大きな問題とはならない、との考えだ。 実際、過去にこの懲罰を受けた女性兵士がその事を口外したという例はない。 この時世に兵士を志願するような者は、皆なにかしら退くに退けない事情を抱えている事が理由の一つ。 また、汚されたのが口のみという、恥でありながらも辛うじて許せる範疇である事も一つだろう。 そうした歴代少女達の忍耐こそが、陵辱の連鎖を生んでいるとは皮肉な話だが。 「オラ、ボケッとしてんじゃねぇ!朝まで掛かっても終わんねぇぞ!!」 別の一人が、サシャの瞳と同じく栗色をした髪を掴み、横向かせた鼻先へと怒張を突きつける。 「う、うっ……!!」 サシャは怯えの表情を浮かべていた。 細い眉は垂れ下がり、アーモンド型に開かれた瞳は横向きに凍りつき、白い歯を覗かせる口は震える時を吐くままにして。 しかし男は、そんなサシャに情けをかけない。 顎を掴んで顔を自らの陰部に正対させる。 サシャが薄い唇を引き結んで抵抗を見せると、鼻をきつく摘み上げて呼吸を絶ち、堪らず開かれた口に怒張を捻じ込む。 男はよく鍛えられた二の腕を持っていた。 その腕力でサシャのポニーテールに結わえられた髪の根元を掴み、引き寄せるのだ。 当然、少女の口内にはいきなり逸物が深く入り込む事となる。 「ご……っ!!」 生理的な反応として少女が呻くが、男は引きつけを緩めない。 成人男子として恥のない直径と長さを持つ逸物が、半ば以上、口内へと埋没しては抜かれる。 口腔奉仕に不慣れな少女にとっては、それだけでも充分につらいようだ。 「おえ、うぉえお゛っ、ぇ、おも゛っ…………!!」 唾液の攪拌される音と、舌を丸めたまま呻く独特の呻きが小屋に響く。 サシャの手は苦しさのあまり男の脛を掴み、小指の爪は浅く突き立ってすらいるが、男にはやはり容赦がない。 「もっと顎を下げろ、舌を引っ込めろ!この俺を見上げて奉仕するんだ!!」 男は恫喝するような口調でサシャに叫んでいた。 サシャは、そう強制されているのだろうか、それら一つ一つに返事を示す。 しかしなにぶん口内を突かれている最中であるため、ぁい、ぁい、という情けない響きだ。 それは彼女の立場の惨めさを、よく表す返答だった。 幾度も幾度もサシャの口内を出入りするうち、男の逸物はやがて艶やかに濡れ光りはじめる。 逸物と口の接合部にあたる部分から、時おり艶めく糸が滴り落ちるのも見て取れる。 息継ぎのために逸物が一旦引き抜かれた際には、その先端部と口内に太い唾液の線が結ばれている事もあった。 伸びきった唾液の線はやがて自重に負けて切れ、サシャの容のいい顎から垂れ下がる。 汗に濡れた前髪、恐れに見開いた瞳、荒い息を吐いたまま唾液を垂らす口。 それは年頃の少女が見せるには、余りにも惨めな顔といえる。 だが男達にしてみれば、そのあられもない表情にかえって嗜虐心を煽られるようだった。 「もう一度だ」 震えるサシャに、先の男が再度逸物を咥え込ませる。 パンを咥える時のように口を大きく開けさせ、半ばまで。 そして今度は、さらにその奥にまで先端を押し進める。 「んう゛っ……!!」 未知の部分への侵入に、強い嘔吐感を覚えたサシャが抵抗を示した。 唇をすぼめ、細腕で必死に男の膝を押しやろうとする。 しかし、仮にも対巨人の駐屯兵として訓練を積んできた男に力で敵う筈もない。 むしろより一層の力で腰を推し進められ、無理矢理に深くまで侵入される事となる。 男の陰毛がサシャの鼻先に触れた。 太い逸物が、根元まで口内に入り込んだ事になる。 「うむ、おごっっ……!!!」 サシャは目を硬く瞑り、頬を膨らませて苦悶の表情を作っていた。 無理もない。逸物の先端は彼女の口腔を席巻し、その喉奥にまで入り込んでいるのだから。 「へへへ、喉奥がヒクついてやがる。 吐くんじゃねぇぞ。お前が盗んで喰いやがった芋も、今の俺達にゃあ貴重な食料なんだからな」 男は諭すようにそう言いながらも、一方ではまるで容赦なくサシャの喉奥を抉り回す。 人間の身体構造からして、そうされれば嘔吐を誘発すると解ろうものだが。 「お゛っ、おおぉ゛えっ!!!おごっ、ごぇ、えええ゛っっ!!!」 濁った呻きが漏れる。 太い怒張で喉奥深くを抉られ、いよいよ水音が強まっていく。 サシャ・ブラウスの表情は悲壮なものだ。 眉は鋭く顰められ、見開かれた瞳には涙袋が隈のような濃い陰影を形作っている。 かつて、巨人と遭遇したシガンシナ区の住民達の表情がそうであったように。 生命の危機を感じるという点では、同じかもしれない。 喉奥を異物に埋め尽くされ、こじ開けられる。その未知の感覚に、サシャは心底から恐怖しているようだった。 数分に及ぶ攪拌。その間ただ一度たりとも、逸物が口から抜かれる事はない。 喉を塞がれて思うように酸素を取り込めないサシャは、次第に苦しみを訴えて身を捩りはじめる。 「苦しいか。なら舌を使ってアレを押し上げてみろ、少しは気道が確保できるぞ。 娼婦どもも使う、ディープスロートのコツだ」 男は嘲るように告げ、文字通り必死でそれを実践する少女を嗤った。 喉奥に達して以来、逸物には単なる唾液とは明らかに異なるものがこびり付きはじめていた。 唾液、涎、あるいは痰……そのようなものがない交ぜになり、粘液の膜となって陰茎に絡み付いている。 それは激しい前後運動の中で白い氷柱のように垂れ下がり、石床にぴちりと音を立てて滴っていく。 「お゛っ、ろえ゛っ、ろ゛っ、おお゛っ……お゛っっ!!」 本当に少女のものか疑わしいほどの低いえづきが、短いスパンで繰り返されていた。 濡れ光る赤黒い怒張が、残酷なまでのストロークで前後する。 湿ったものが激しく攪拌される音……男女の交わりが深まった時に聞かれる音。 一体どれだけ、そのような事が繰り返されたのか。 サシャの顔は汗と涙に塗れ、延々と走らされ続けた時と同じようになっていく。 そしていよいよ、嘔吐の予兆を見せ始めるようになっていた。 男はそれを待ちわびていたかのように責めを強める。 喉のもっとも深くまでを亀頭で押し開いたまま、サシャの後頭部を押さえ込むのだ。 苦しみの頂点で姿勢を維持される。 これに平気でいられる道理もなく、サシャは目を見開いたままで激しく背中を震わせる。 そして六度目にこの固着を為された時、ついに彼女は喉奥を開いたままで胃液を溢れさせた。 「ご、んごえええ゛え゛っ!!!!」 顔中を苦悶に歪め、逸物に開かれた口の端から白い液が迸る。 普通の少女であれば、そこで大きく口を開き、さらなる本格的な嘔吐へ向かうだろう。 しかし、サシャは違った。 「も、もぉ゛っ、おうっ!!」 一度自らが溢れさせんとしたものを啜り上げ、無理矢理に呑み込む。 その瞳には狩猟民族特有の前を射抜く鋭さがある。 「ほぉ、面白い娘だ」 兵士達はこれに感嘆を示す。食い意地の張っている新米だとは思っていたが、これほどとは。 しかしその気丈さを見たがゆえに、屈服させたいという欲求も強まるのだった。 ※ 夜はすっかり更けていた。 サシャ・ブラウスへの懲罰は今もなお続いている。 もう何人もの兵士が彼女の喉奥を蹂躙し、その喉奥へ精を放った。 サシャはその全てを無理矢理に飲み込まされ、十分な休息もなしに更なる喉奥への陵辱を受け続ける。 口元からは様々な粘液が漏れ、白い首を伝って制服の襟元へと垂れ落ちていた。 すでに抵抗をやめ、力なく床についた両手の間には、いかな彼女とて救いきれなかった白い吐瀉物が液だまりを作っている。 少女は明らかに疲弊しきっていた。 目元には幾筋もの涙の跡が見られる。 アーモンド型に爛々と開いていた瞳は、いつしか半開きになり、時おり瞳孔が瞼へ隠れるかのように上向く。 「…………も、もう…………許して ください…………。」 濡れ光る逸物を一旦引き抜かれた所で、サシャは力なく訴えた。 虚ろな瞳はかろうじて白目を剥くのを堪えている状態であり、白い吐瀉物を残す口元にも張りはない。 限界なのは誰の目にも明らかだ。 しかし、男達に容赦はない。 「まだだ、続けるぞ」 兵士の一人は威圧するような口調で言い、サシャを顎を掴み上げる。 本当に骨の髄まで、灸を据える腹積もりでいるらしい。 「う、ぁ…………」 臭気を放つ怒張が鼻先に突きつけられ、何度も味わった地獄が再び繰り返されると少女の脳裏に告げる。 その絶望的な現実を前に、サシャはただ、為されるがままになるしかなかった……。 終
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part1 401 調査兵団への入団後、新兵達は訓練に明け暮れた。 ほとんどの訓練は次期調査出発地カラネス区への移動や移動先での旅団の設営と して作戦行動に組み込まれており、新兵達は各々緊張感をもって忙しく過ごした。 各自のスリーマンセル(班長+班員+新兵の小隊)が固定する頃には、新兵が顔を合 わせるのは何日かに1度の座学の時間だけとなっていた。 ある日の夕方、ジャンの班は久しぶりにトロスト区に立ち寄った。その日はトロスト区 での外泊日として外出が許可され、先輩方は馴染みの酒場で大いに盛り上がった。 ジャンもしばらくつきあったのだが、日頃の疲労が出たのかもともと酒に強くなかった のか、具合が悪くなって宿営地(と言っても訓練学校の校庭)に帰されてしまった。 携行用の簡易ベットと資材で一杯の狭いテントの中、ジャンは一人気持ち悪さをこら えてまんじりともできなかった。テントの外からは時折、宿営地を出入りする他の班の ざわめきが聞こえてきた。 やがて夜も更け、どうにか吐き気もおさまったので、水を飲みにテントを這いだした。 もちろん食糧や水は班で携行していたが、ジャンは冷たい井戸の水が飲みたかった。 勝手知ったる訓練学校の敷地で暗闇でも迷うことなく食堂の裏手の井戸に辿り着 く。 かすかな月明かりを頼りに汲み上げポンプの中に水が残っていることを確認して アームを上下させると、キィキィという音はやがて手ごたえとともにガボガボと いう音に代わり、注ぎ口から勢いよく水が飛び出した。 ジャンは顔を洗い、水を飲み、ようやくひと心地がついた。 ふと、背後の厨房で物音がしたような気がした。 振り返ると、消灯したままの厨房の勝手口が開き、人影が出てくるところだった。 人影はまっすぐ近づいてきて、足元のタライに屈み込んだところで初めてこちらの 存在に気づいたようだった。よほど驚いたのか後ろに飛びすさった。ごとん、と何 かが落ちる気配がした。 「あ、こんばんは」 ジャンは慌てて挨拶をした。班が学校の許可を得ているので井戸使用をとがめられ るはずもないのだが、時間が時間なので身許を明らかにしようと気を利かす。 「夜分すみません、自分は調査兵団所属一等兵ジャン・キルシュタインであります。 軍務で宿営のお許しをいただき、ごやっかいになっております」 敬礼の姿勢で名乗ったのだが、相手の反応が鈍い。距離をおいたままこちらの様子 をうかがっているようなので、引き続き怪しいものではないと弁明を続けようとし た時、予想外の返答が返ってきた。 「…ジャン?」 かすかな小声は、聞き覚えのある女性のものだった。同期で入団したあいつだ。 「…サシャか?お前なん…」 ジャンが驚いて声をあげると、電光石火の勢いで手が伸びてきて口をふさがれた。 「シッ、静かに」 一言ささやくと、次の瞬間サシャは足元に落ちた何かを拾い上げ、ジャンの腕を強引 に掴んで演習林に向かって走り出した。そのあまりの気迫にジャンは敵襲なのかと聞 こうとしたくらいだったが、すぐに別の可能性に気づき、黙ってサシャについて走った。 サシャのとった行程は荒っぽかった。腐葉土で足跡の残りにくい林を通り、長靴を脱 いで小さな池を歩いて渡り、最後に舗装された街道に出て完全に追跡を不可能にし てみせた。しばらく歩き、追手の気配がないことを確かめてからジャンはサシャの背中 に声をかけた。 「…で。戦利品は…なんなんだ?」 ジャンの息はまだあがっていた。落ち着いたとはいえ、弱った体には負荷の大きい強 行軍だった。声をかけられたサシャは黒髪をぎくっと揺らし、立ち止まって振り返った。 「えへへ、お見通しでしたか~」 サシャは疲れた様子も見せずに、薫じた肉の塊りを嬉々として出して見せた。 「お前…」 「あー大丈夫ですよ~、これは私のお肉です。食堂の冷蔵庫をナイショで使わせても らったのは悪かったですが、出してきただけですから~」 「んなわけねぇだろ、いったいどうやって入手したんだ」 「本当ですって。もう学校にいない上官のを…以前いただいたんです。誰にも咎めら れたりしませんて」 「じゃなんでここまで逃げたんだよ、お前の班、今夜どこにいるんだ」 ジャンは宿営地のことを気にした。今歩いている街道なら、いくつかの分岐を経れば すぐに校庭に戻ることができる。騒ぎになっていなければ、そしらぬ顔で先輩方が戻 る前にテントに帰れるだろう。 「…学校の校庭です…。ジャン達が設営した隣に後から来ました」 「…やっぱ逃げたんじゃねぇか」 口では冷たく言ったものの、サシャの目的地が同じだったことが分かり、ジャンはなに かほっとした。 「とっさに仕方なかったんです。あそこで話すのを聞かれてもまずいと思って」 「…変なことに巻き込まないでくれよ」 「絶対大丈夫です、約束しますよ」 「はぁ~、何やってんだか…」 大げさに嫌がって見せたが、本心ではなかった。敬語の毎日が続いた後だったので、 久々の同期との気軽なやりとりはなんだか懐かしかった。相手がサシャということも大 きい。妹分、というほどではないが、謙虚さのないジャンを面倒くさがらずに接してくれ る貴重な…ある意味変わった女の子だったから。 サシャは、超大型巨人の出現のせいで皆と食べる約束をした「この肉」を食べ損ねた 経緯、巨人襲撃の後奇跡的に壁の上から再発見できたことなどを聞かれもしないの に説明した。 ジャンは正直な人間は好きだった。サシャにしてもコニーにしても、馬鹿だが悪いヤツ らではないと認めていて、また、あれだけ喧嘩を重ね、散々嫉妬しているエレンに関し ても、彼が常に本音であるからこそできる喧嘩だった。 (エレンや…ミカサはどうしているのか) 口外を禁じられた異常事態(巨人から出てきたエレンをミカサが抱え出したこと、エレ ンが巨人になってミカサとアルミンを救い、軍の秘密兵器として扱われていること)を 思い出してしまい、ジャンはそれを振り払おうとサシャに声をかけた。今やるべきこと に集中すれば、答えの出ない考えを頭から締め出せることをジャンは心得ていた。 「お前、こんなに長い間抜けだしてて大丈夫なのか?」 「大丈夫ですよ、先輩方は酒場に行きましたもん。あれはオールする勢いでしたよ」 「そうか。どの班も似たり寄ったりだな」 壁外調査を控え、ハメ外しが大目に見られるのは周知の事実だった。また、トロスト区 には花街があることは新兵ですら知っていた。 「だとしても、バレないうちにさっさと帰るぞ」 「はーい」 ジャンがもう怒っていないことに安心したのか、サシャは笑顔で答えて速度を上げた。 慌ててついて行くジャンは「待ってくれ」とも言えず、校庭に着く頃には息も絶え絶えに 疲れていた。 校門の守衛をどうごまかすかという問題は、勝手知ったる訓練学校のこと、街道から もぐりこむ秘密の出入口を使うことで解決できた。二人は難なく校庭の宿営地に戻り、 それぞれのテントの前で別れた。 「それじゃ」 「おやすみなさい」 ジャンは挨拶もそこそこにテントにもぐりこんだ。まだ誰も帰った気配のないことを確か め、予想外の運動で汗に濡れた服を脱ぎ、体を拭いた。涼しい夜気が心地よかった。 「ジャン、入っていいかな」 突然サシャの声がしたので、ジャンは文字通りびくりと驚いた。 「や…ちょっと待ってくれ」 下着一枚でいたので、慌ててシャツとスパッツを身につける。脱ぎ散らかしてあった服 を背嚢につっこみ、「どうぞ」と出した声は少しうわずっていた。 「何度もごめん、どうせなら一緒にお肉を食べようと思って…」 入ってきたサシャも、シャツとスパッツの簡単な恰好に着替えていた。手には、先ほど の塊りから切り取ったら肉の切り身を持っている。ランタンに照らされたサシャは瞳が きらきらと輝いていて、なんだか初めて会う人のようだった。 「どういう風のふきまわしだよ、お前が食べ物を分けるなんて…」 「えへへー、やっぱりこのお肉は一人で食べるのはもったいなくて」 照れ笑いなのか、あまり見たことのないサシャの表情にジャンはどきっとした。また、 驚きながらも、酒のせいで食べ損ねた夕食を食べられるかと思うと、気遣いが素直に 嬉しかった。 「狭くて悪ぃけど…まぁ座って」 サシャを簡易ベッドに座らせ、自分は床に背嚢を置いてあぐらをかく。サシャが肉を半 分よこした。なかなかの分量で、持ち重りがした。 「こんなにいいのか?」 ジャンは思わず尋ねた。 「うん、大きいから大丈夫、他のみんなにも分けますよ」 「とか言って、我慢できなくて途中で喰うなよ」 「ジャン、それひどいですね。まぁ、あんまり時間がたつようなら傷む前に食べるかも しれないですけど。…本当はパンがあればいいんですけど、今日はこのままですね。 早く食べましょう」 「そうだな。…いただきます」 しばらくの間、二人はもくもくと燻製肉-いわゆるハム-を味わった。上官の所持品だっ ただけあってなかなか美味しく、何よりこれだけの量をじっくりと味わえることが至福 だった。 「あー美味しかった…もっと切ってきましょうか?」 自分の分を食べ終わり、まだ最後の一枚を食べているジャンを見ながらサシャが聞い た。ジャンはそれを飲み込むと、自分の腹具合を確かめながら慎重に答えた。 「…確かに全部くっちまいたいくらい美味かったが…オレはもういいかな」 もっと食べたいのも本心だったが、夜遅くの(食べ慣れない肉の)食事が明日にたた る気もしたし、どうやら複雑な経緯を経た肉を他の同期にも味わってもらいたいのも 本心だった。 「そうですか…ジャンがそう言うなら…そうします」 若干未練を見せつつ、サシャも同意する。満腹感と連帯感がないまぜになり、二人は 不思議な幸福感に満たされていた。 「ね、ジャン」 サシャがのんびりと口火を切った。 「その…前にキスした時のこと、覚えていますか?」 覚えているも何も、ジャンもたった今、早朝の林の中での思い出を反芻していたところ だったのだが、ついなんでもないフリをしてしまう。 「え?…ああ、まぁな…そんなこともあったな」 サシャは追撃の手をゆるめなかった。 「ジャンは…あのキスは気に入りました?」 「気に入るっておまえ、んな勢いでやっちまったものをどう言えと…」 見上げた先にあったサシャの瞳がこちらを見つめており、ジャンはまたしても目が離 せなくなった。 記憶にあるのと同じ、かすかに甘いサシャの香りが感じられる。このまままたキス… もしかしたらその先…に進むのだろうか? 予想に反して、サシャが近づいてくる気配はなかった。それどころか、静かに目線を 外すと下を向いて気弱な声でつぶやいた。 「ごめんなさいね…強引なことをして」 気勢を削がれたジャンはサシャの表情をうかがった。戸惑う空気に気づいたのか、 サシャは顔を上げて笑顔を作った。 「やだな、そんなに困らないでください~。ちょっと思い出がほしかっただけ…ジャンの 気持ちも考えないでごめんなさいね…えっと、そろそろ行きますね…」 サシャは立ち上がった。目の前をサシャの白い手が横切った時、ジャンはとっさにそ れを掴んでしまった。自分の行動に慌てながらサシャを見上げると、驚きが混じった 笑顔がそこにあった。こういうのなんて言ったっけ…毒をくらわば皿まで…? 若干失礼なジャンの思考をよそに、サシャはつながれた手の温かさを全身で受け止 めていた。嬉しかった。…嬉しかったが、ジャンの目の鋭さが気になった。…そういえ ば、ジャンて経験がないみたいだったっけ…もしかして緊張しているの…?…かわい い…。今度はサシャが目を逸らせなくなる番だった。 ランタンに照らされたジャンのまっすぐな鼻筋、かくばった顎をまじまじとながめなが ら、高まる心臓の鼓動が下半身のずきずきする感覚を強めているようで恥ずかしかっ た。ジャンの顔先にはやばやと腰があるのが嫌で、手をつながれたままストンとベッド に逆戻りする。 サシャを引き戻した格好になったことで、ジャンは遂に覚悟を決めた。手をつないだま ま中腰になって顔を近づけ、サシャの唇に触れた。 唇は湿っていて、温かかった。覚えのあるサシャの甘い匂いがした。サシャが小さく口 を開け、舌で舌に触れてくる。ピコピコと挨拶をしているようで可笑しかった。ちょっと 顔を離してサシャを見ると、サシャも笑っていた。 多分何かのスイッチが入ったのだろう。自分でも驚くほど早く、次にすべきことが イメージできた。ベッドに座るサシャを優しく抱きながら、一緒に横向きに倒れていく。 狭い中だが、二人とも筋力があるので周囲にぶつかるようなヘマはしない。サシャを 仰向けにさせてシャツのボタンを外し、喉、胸元、下着越しに胸にキスをする。甘い匂 いにくらくらした。サシャが手を伸ばして頭を抱いてくるのが照れくさかった。 下着の下から両手を入れ、乳房をたぷたぷと揉んだ。肌がしっとりとしていて、手のひ らに吸いつくようだった。寒さが気になったが、下着をたくしあげて両方の乳房をあら わにしてみる。 陽に焼けた首から上と違って乳房は白く、青白い血管が透けて見えそ うだ。たっぷりした乳房の上にちょこんと乗った小さい乳輪とピンク色の乳首が可愛ら しい。ジャンは躊躇なく、つんととがった乳首を吸った。 「ひゃ…」 頭に置かれたサシャの手に力が入った。気をよくしたジャンは強く弱く、乳首を吸い続 けた。また、反対側の乳房も、寒くないように片手でしっかりと覆って揉み続けた。 じわじわとサシャの体が汗ばんでくる。同時に、スパッツに阻まれた股間が痛くなって きた。 「サシャ、いっかい脱ごう」 色気がないと分かってはいたが、この狭い場所でサシャを脱がして自分も脱ぐのが 得策とは思えず、ジャンは休戦を申し込んだ。 「…ふぁい」 身を起こしたサシャが乱れた髪の毛を顔から払うと、見たことのない潤んだ瞳が現れ た。ぼうっと上気した頬が陶酔を物語っている。 「…大丈夫か?」 優しくたずねたつもりだったが、かすかに達成感が滲んでしまう。 「もう、はずかしいですぅ、そんなに見ないでくださいぃ」 サシャははだけた胸を隠しながら顔も隠そうとするので、いっこうに脱衣が進まない。 さっさと下着一枚になったジャンは、脱いだ衣類をまとめながらちゃちゃを入れた。 「おいおいたのむぜ、きっちりご指導ご鞭撻してくださいよ」 「なんでそんなに余裕があるんですか、ずるい」 「なんでと言われましても…」 「ずるいずるい。やだ、もう…明かりを消してくださいぃ」 そう言うなり、サシャは吊り下げてあったランタンに手を伸ばしてつまみを一気に回し た。ランタンの芯が引っ込み、ジジジという音とともに炎が消える。明るさに慣れてい たせいで、何も見えない真っ暗闇が訪れた。 「なんだよ、消すなよ…」 思わず抗議するジャンに、サシャは答えない。 静かな衣ずれの音だけが、黙って服を脱いでいる気配を示していた。 ランタンの煙の匂いに、かすかに甘い酸のような匂いが混じった。 「ジャン、ずるいですよ」 ベッドの横にいたジャンに、サシャの温かい裸身が正面から抱きついた。豊かな胸が 自分の胸に押しあてられ、ふわふわした陰毛が腹にあたる。どうやらサシャは簡易 ベッドの上で膝立ちしているらしく、顔がジャンの顔とほぼ同じ高さにあった。ジャンは 手探りでサシャの背中や、引き締まった、けれど男よりははるかに柔らかい尻をまさ ぐった。 サシャの胸が離れ、今度は頬を両手で包まれた。サシャの手は…女性にしては硬い 方だろう。兵士の荒れた手だ。でもとても温かかった。サシャが遠慮がちにそっと口づ けてくるので、ジャンはサシャを引き寄せ、こちらから舌を差し入れた。 「ん…くちゅ…ジャン……ジャン」 中で応えてくれる舌に、自分の舌を絡める。 「サシャ…」 「…はぁ…ジャン美味しい…」 以前サシャに聞いた、キスで相手の好き嫌いを判断する云々の話を思い出し、ジャン は密かに安堵した。 サシャはジャンの頭、首、肩など場所を変えて触れてきた。やがて両手が腰まで届く と、下着を下げて尻に触れてくる。ジャンは片手でサシャの背中を支えつつ反対の手 を下ろし、下着の中で限界まで硬くなった先端を取り出すとサシャの茂みに差し込んだ。 中は温かく潤っていた。優しく前後に擦り動かしながら、先端の花芯、中央の窪み、 後ろの窪みの位置を確認し、それぞれの反応を確かめる。前方と中央に触れる度に 潤いが増した。 「あぁぁ…ジャン…気持ちいぃです……ひゃう!」 ジャンの先端がサシャの先端に触れると、サシャはびくりと体を震わせた。この頃に は目が暗闇に慣れていたので、白く反りかえる喉元が見えた。ジャンは一旦体を離す と、火照ったサシャの頬に手をあてながら軽くキスをした。 「オレも…限界だ…」 サシャを再びベッドに横たえて、上からのしかかった。体液が混ざりあって滑り、勃起 はやすやすとサシャの中に入っていく。 「あ、ああぁぁっ」 サシャはジャンの腰にかけていた両手をぱたりと落とし、求めていた力強さと快感に 身を任せた。背中が弓なりにしなる。 「ジャン、すごい…すごいですぅ…」 サシャの体温が更に上がり、体内の締め付けが徐々に強まる。ジャンは完全に サシャの中に入ると、すこしずつ前後に動き始めた。締め付けられる快感にぞくぞくし ながら、背中の下に手を入れてサシャを引き寄せ、更に深く突き上げる。 「サシャ……」 「ジャ…ンが…奥まで…来てる…ああっ!!」 サシャは突き上げられながらとぎれとぎれに声を発した。手をジャンの背中にかけよう とするのだが、律動と快感に翻弄されて力なく動かすばかり。目の縁には涙が光って いた。 「サシャ…」 ジャンは目尻にキスをして涙を吸ってから、腰を動かし続けながら、サシャの充血した 突起に指を当ててそっと撫でた。 「だめ、そこは、ひゃう!あぁ!!」 ジャンの指が突起に触れるや、サシャは身悶えをした。それが快感なのか不快なの か、やめてほしいのか続けてほしいのか自分でも分からないほどの刺激らしく、言葉 もなく苦しげに体を捩る。ジャンは動きを止めてサシャを抱きしめた。サシャを支配し ている快楽が内側で暴れているかのように、サシャはビクビクと体を震わせた。 「ん…んん…」 身悶えしながらもジャンをさがし、キスを求めてくるサシャの様子に、ジャンは律動を 止めることができなくなった。激しく動くたびに快感で勃起が怒張し、体液が結合部か ら溢れていく。 「サシャ…もう…」 「ジャン…きて」 サシャは快感のせいで朦朧としているようだった。ジャンは伸ばされたサシャの指を つかみ、一層激しく突き上げ、一番深いところで動きを止めて絶頂を迎えた。 ジャンが奥深くでびくびくと放出する瞬間、それまで激しく締め付けていたサシャは 弛緩し、優しくジャンを抱きかかえた。 「…ふーっっ」 ジャンは繋がったまま大きく息をついた後、目を逸らしながらサシャと唇を重ねた。 そして目をあわせないままサシャの胸元に顔を乗せたので、サシャは優しくジャンの 汗ばんだ髪を撫でた。 「サシャ……なんて言うか…」 「照れくさいですか?」 「ん……」 ジャンは再び身を起こすと、きつい目でサシャを見つめ、 「ありがとう」 と言い、最後に目をつむってサシャにキスをした。サシャは微笑みながらキスを受け、 「こちらこそ、ですよ」 とつぶやいた。 しばらく抱き合ったあと、やがてジャンが体を離して立ち上がり、背嚢から清拭用の布 を引っ張り出してサシャに差し出した。二人は無言で湿ってしまったそこここを拭き、 使った分を油紙の袋にまとめた。ジャンがランタンを点灯すると、今度はサシャが気恥 しさを感じて訴えた。 「見ないでくださいよ~」 散らばったサシャの服をかき集めて差し出しながら、ジャンが面倒くさそうに答える。 「…お前、右側の乳の下にほくろがあるのな」 「!!見ないで下さいって言ってるのに!」 サシャは服をひったくると、後ろを向いてしまった。 ジャンはテントの中を点検しながら、マッチのリンの匂いで幕内の匂いがごまかされた けれど、やっぱり入口を開けて空気を入れ替えよう、などと考える。悪酔いの具合の 悪さは、爽やかなけだるさに置き換わっていた。考えたくないのに考えてしまうこと や、逆に浸り続けていたい状況があったとしても、いつだって目の前のすべきことに集 中するしかないし、それが最善なのだ。次のすべきことは…。 どうやら身支度をし終えたサシャに、ジャンは声をかける。 「サシャ…よだれの跡ついてるぞ」 怒ったサシャが顔を洗いにテントを飛び出したのは言うまでもない。 テントの換気をしながら、無様ににやけるジャンの顔を、夜半に出た下弦の月だけが 見ていた。
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part1 373 サシャ・ブラウスの朝は早い。 朝靄にまぎれて兵舎を離れ、演習林の中で根菜を集めて粥にしたり、時には野鳥を捕ら えて干し肉にしたりと、食料調達に余念がない。 ある朝、サシャは前日に設置した罠を確認しようと林に入った。足を踏み入れてすぐ、 鳥たちの様子がおかしいことに気づいた。いつもならチュルチュルと恋歌を鳴き交わして いるところが、その日はヂヂヂ、ギャギャギャ、という警戒音があたりに飛び交っていた。 サシャは用心深く歩を進めた。自分以外の誰か、または何かが森に入っていることが想 定されるため、先に相手を見つける必要があった。 まわれ右をして兵舎に帰る、という選択肢はなかった。実技演習の時に偶然良い獣道を みつけ、機会をうかがってようやく設置した仕掛けだったので、なんとしても成果を確認 したかった。また、他人に見つかったら後が面倒だ。…演習林の中で狩猟をしてはいけな いという軍規はなかったが、していいという記述もない、という察しがつくくらいにはサ シャも成長していた。 分け入っていくにつれて嫌な予感がして足を早めた。どうも騒ぎの中心は仕掛けたあた りらしい…鹿か猿でも掛ったのだろうか?立体起動装置があればさっさと上から確認でき るところだが、あいにく装置は夜間、倉庫で厳重に保管されているのだった。 やがて目的地付近から、枝が揺れる大きな音が聞こえてきた…獣ではないようだ、「チク ショー」という怒声も聞こえてきたから。誰かが争っているのだろうか? サシャは、声が若いことにほっとした。うまくすれば上官ではなく、罠も気づかれない かもしれない。それにしても位置が近すぎる…そう思いながら身を隠して付近を確認した サシャは、「あっ」と叫んで駆け出した。 そこには、木の枝から逆さまにぶら下がったジャンが「かかっていた」。サシャは前日、 地面に置いたワイヤーの輪を埋め、そこを踏むと輪が締まって足をとらえ、同時に引き下 げておいた木の枝が元に戻る「括り罠」を仕掛けていたのだが、どうやら誤ってジャンが そこを踏んでしまったのだ。 「ごごごごめんなさいぃぃ…う、うごかないでください、今とりますから~」 「クソッ、外れろ!はずれ…あぁ?サシャか?助けてくれ、早く!」 ジャンは足首のワイヤーを外そうと暴れていたが、サシャが来たことに気づくと大人し くなった。 サシャは青くなってジャンの体をひっぱり下ろした。2つの「疑問」が頭の中をかけめぐ る。1つめは、「小動物用の罠だから人間では反応しないはずなのに、機構に問題があった の?」という技術の問題。2つめは、「ここは授業の時以外誰も来ないのに、どうしてジャ ンが?」という疑問だった。 「大丈夫ですか?…今切るので、頭に気をつけてくださいね?」 「ちょ、ちょっと待て!下に何もないだろうな!!」 サシャは小刀を取り出し、的確な動作でワイヤーと枝の接合部分を抉った。半分ほど切 れたところで木のしなりが二人分の体重に負け、枝はメリメリと裂けながら地面に向かっ て下がってきた。ジャンは頭を打つことなく、積もった落ち葉でふかふかの地面に難着陸 した。 「ふぅ~、よかったですね~、まっさかさまに落ちなくて済みましたよ」 「よかったですねじゃねぇよ!!さっさとワイヤーほどきやがれ!!」 「待って下さい、枝の残りを切りますから」 文字通り頭に血が上ったジャンは、地面に着くや憤怒の形相でサシャをにらみつける。 とはいえ片脚をサシャの膝の上に抱えられ、しかも刃物を使われているので大人しくされ るがままだった。 どうやら自分の仕掛けだとバレているみたい…サシャは手を動かしながら考えた。どう しよう、告げ口されたら懲罰房行きかな。なんとか黙っててもらえる方法は…そうだ、 ジャンの弱点!…いや、そんなの知らないし…。何か好きなものをあげて懐柔?でもこの 括り罠はもう使ってしまったし…またいいポイントをみつけるには時間がかかる…干し肉 がまだちょっとあるけど、多分それじゃ足りないだろう…どうしよう~。 やがて最後の繊維が千切れ、ようやくジャンは解放された。枝が外れればワイヤー(立 体起動装置の予備ワイヤーをくすねたもの)をほどくのは簡単だった。サシャはなんとか ジャンの怒りを反らそうと、つとめて陽気に話しかけた。 「取れましたよ!足は大丈夫ですか?歩けます?いやー、ブーツを履いててよかったです ね~」 ジャンはいまいましそうにサシャを見やると、肩につかまって立ちあがった。どうやら 怪我はないらしく、数歩歩くことができた。時々痛そうに顔をゆがめたが、やがて屈伸と ストレッチをし、どこにも脱臼や骨折がないことを確認した。 そんな様子を眺めていたサシャは、急に気が抜けて空腹を感じ、「残っている干し肉を今 食べようか」などと考え始めた…その時、ジャンがくるりとこちらを向いた。 「ちょっと整理しようか」 表情は先ほどより落ちついていたが、やはり怒りをこらえているようだ。サシャは生唾を 飲み込んでから頷いた。困ったような笑顔を浮かべながら。 「あ、あのー…大変もうしわけなかったと言うか…」 「…ってことは犯人はお前でいいんだな」 「は、はいぃぃ…」 「助けてくれたことには礼を言う。ひっかかってからの時間はそれほど長くなかったし」 「はぁ…よかったです…」 「いったい何を考えてこんなモン作ったんだ?誰を呼び出してはめようとした?!」 「へ?だれって……誰でもないですよ?」 「じゃあなぜ!!嫌がらせか?」 「???何を言っているんですか?ウサギの通り道ですよ?ウサギが食べたいからに決 まっているじゃないですか!!」 「!」 ジャンはなんともいえない表情をすると、頭に手をやってその場にしゃがみ込み、小さ くつぶやいた。 「…芋女…」 ようやくサシャもジャンの怒りの正体が飲み込めた。…つまり、罠にかかっている間中、 誰にやられたのか、といったいらない考えを巡らせてしまったのだ。誰も通りがからない 早朝、いつ助かるのか分からない不安もあったろう。サシャはジャンが気の毒になった。 「ごめんなさい…」 しおらしくジャンの隣に膝をつく。ふと、先ほどの疑問が再度頭をよぎった。 「ジャンはどうしてここに…?」 「オレは散歩だよ、散歩」 ジャンの言い方はなんだか必死だった。そして、ちら、と木々の間に目線を走らせたの をサシャは見逃さなかった。何かを探しているのだろうか? サシャもつられて辺りを見渡す。すると、罠にした木の先に黒いものが落ちているのが 見えた。拾おうとしてサシャが立ち上がると、気配に気づいたジャンがはじかれたように 跳ね起きた。しかし足がまだ本調子ではないらしく、先にたつサシャに追い付けない。サ シャは手早く拾った。黒い手帳だった。昨日の演習の時に落としたのだろうか。 振り返ってジャンに差し出すと、ジャンはひったくるようにして受け取った。 「……」 「なんだよ、なんだっていいだろ!」 ジャンは先ほどと表情が違っていた。また赤くなっているが、これは…羞恥?…なんだ かよく分からないが、触れられたくないのだろうと察したサシャは話題を変えた。 「…ジャン、本当にごめんなさい。…人が来るところは避けたつもりだったんだ。人がい ると獣も通らないし」 「ふん。…まさか罠があるとはな。」 息を切らしながらもジャンは徐々におちつきを取り戻しているようだった。 「オレも油断していたとはいえ…お前、本当に猟師だったんだな」 どうやらジャンものってきたので、サシャは勢い込んで話し出した。 「私はまだまだ…。獲れるのは鳥ばかりだし。括り罠だって、本来大型動物には効かない はずなんだ。未熟だから迷惑かけちゃって…」 「…大型動物…」 「いやごめん、だから人間も当然かからないはずだったんだ!山では周囲に標識を出して 注意を促すんだけど、それは猟師にしか分からない印だから…」 「あー…まぁ悪気がなかったのは分かったよ…」 「本当?よかった!…お詫びと言ってはなんだけど、昨日作った干し肉があるんだ。…よ かったら食べる?」 サシャの言い方は、いかにも本心ではあげたくないけれどもやむなく、そして先方がど うしてもと希望するなら特別に、という気持ちがにじんでいた。そのためジャンも、サシ ャの精一杯の詫びの気持ちを汲むのも悪くない、という気になりはじめた。 「そうか…それは何の肉なんだ?まさか鶏舎の…?」 「えー、イタチやキツネじゃあるまいし。ヒヨドリの肉だから美味しいよ。日持ちがする からもう少しとっておけるんだけど…でも食べたいのならあげるから。あとムカゴもある し…」 「ちょっと待て、そんないっぺんに珍味を並べられても…ヒヨドリだって?ギャーギャー 鳴くあれか?」 ジャンは自分が知っている「食べ物」とかけ離れた感覚に、歩み寄りの気持ちが早くも 萎えていくのを感じた。 「ヒヨドリは美味しいよ!!果物しか食べないから臭みがぜんぜんないんだ!食べれると ころが小さくてちょっと物足りないけど、でも噛めば噛むほど味があって幸せと言うか… カラスも美味しいし食べでがあるけど、あいつらは獲るのが難しいから…」 「あ~、うん、分かった、オレはいいよ、遠慮する。サシャのタンパク源を奪っち ゃ悪い」 「…いいの?」 サシャがあからさまにほっとした顔をしたので、ジャンはなんだか可笑しくなってしま った。こいつの頭の中の90%くらいは食欲でできているんだろうな…。 「いいっていいって。お前は本当に色気より喰い気をだよな」 本当に、何の他意もなく言った一言だった。 「え…ジャンは喰い気よりも色気がよかったんですか…?」 急に、サシャが嬉しそうな反応を見せ、ジャンは戸惑った。 「そうは言ってねぇが…」 「よかったー。食べ物があまりないから…要らないって言うし…ジャンが喰い気よりも色 気がいいなら、話は早いですね」 「おいなんだよ、何の話が早いって?」 「またまたー。男と女がする色気の話なんて分かり切っているじゃないですか」 「はぁ!?」 「朝礼までにまだ時間がありますね、善は急げ、ですよ。ええと、目隠しがあって広いス ペースは、っと…」 どうやら事態は妙な方向に進みつつあるらしい。ジャンは、何やら辺りを点検している サシャを茫然と眺めた。が、気をとりなおしてなんとか言葉を絞り出す。 「ちょっと待て、なんでオレがお前と男と女なんだ!?それのどこが詫びになるのか説明 してくれ!」 乾いた枯れ葉を集めてより一層ふかふかにする作業に没頭していたサシャは手を止めて ジャンの方を向いた。そして考え深げにジャンの表情を確認すると、何かに納得したのか、 やさしい笑みを浮かべてこう言った。 「…故郷の村では、夜這いは若衆の最高の楽しみでしたよ。…大丈夫、何も怖いことなん てないですから」 やはりそういうことなのか、というある種の絶望と、言葉の中の微妙な誤解…いや誤解 ではないのだが今はそれはおいておこう…を感じて、ジャンは頭をかきむしりたい衝動に かられた。 「…お前の言いたいことは分かった。分かったから少し冷静になろうぜ、な?…あー、 あれだ、お前もっと自分を大切にした方がいいぞ?」 ジャンは精一杯「余裕がある」と思われそうな声色で説得を試みた。 対するサシャは全くの自然体、何の力みもつくりごともない。 「大切に…されていますよ?村の若衆は皆優しかったし、誰とするかは選ばせてくれたし …ここでも、たまにお肉をくれる人はいるし…」 またもや聞き流したいのに聞き流せない情報が飛び込んできた。 「お前、肉が喰いたくてそこまで…?」 「ちがいますよ~、その人が勝手にくれるんです~。ナイショだけど実はその人好みじゃ ないから、ちゃんと断っているんですよ?でも『もらってくれるだけでいい』って言うか ら…」 ジャンは心底その相手に同情した。同時に、サシャにも男の好みがあるという事実に新 鮮な驚きをおぼえた。…えり好みするということは、オレはひょっとして気に入られてい るのか?それともやむなく…?しかしそれ以上は考えたくなかったので、こうなったら雑 談でごまかそう、と自分に言い聞かせた。 「…お前から『好み』って言葉が出るとこわいな…く、喰われそうだ、はっはっは」 「…あっはっは、まさか噛んだりしませんよ~。でもキスで本当の好みが分かりますから ね、食べるのと近いのかも~」 「?」 「え、分からないんですか?かわいいなー、と思っていても、キスしたら『なんか違う』 って思うことありません?」 「へぇ?」 ジャンは記憶をさぐってみたが、入隊前の子ども時代の無邪気なチュウくらいしか出て こず、キスの善し悪しにまでは思い至らなかった。ふと、目の前のこいつはいったい何人 の男とキスをしたのかという好奇心が頭をもたげ、そんな自分に少しだけイラついた。 「あ、今、『そんなに経験豊かでうらやましい』って思いました?」 こう言われてしまっては、ものすごくイラつかざるをえない。 「思うかよ、イモ女」 「ジャンは大丈夫ですよ。なんかキスって、遺伝的に遠ければ遠いほど美味しいらしいで すよ?ミカサは東洋人だから…きっと美味しいって思ってもらえますよ~」 「!!」 これは完全な不意打ちだった。周囲に気づかれているかもしれないとは思っていたが、 ここまであからさまに指摘されたのは初めてだった。 「大丈夫ですよ、言いふらしたりしませんから。自作の恋の詩を書いた手帳、演習の時で すら持っていたなんてジャンは本当にロマンチストですね」 「ちょ…おま……見たのか!?」 「わわ、ごめんなさい~、見るつもりなかったのに見えちゃったんです~」 先ほどサシャが黒い手帳を拾った時、偶然ぱらりと開いてしまったのだが、そこは 狩猟で鍛えたサシャの目のこと、瞬時に内容を理解してしまったのだった。 サシャの言葉が真実であると見てとったジャンは、ふと感じた疑問を口にした。 「お前それじゃ…そっちは罠の件、こっちは手帳の件でイーブンじゃねぇか…なんで詫び とか言い出すんだ?」 「へ?…あれ、そうですよね…えへへへ、なんでだろう」 …えへへじゃねぇ…。ジャンは全身の力が抜けてその場にしゃがみこんだ。周囲には早 春の赤みがかったブッシュが茂り、梢では鳥たちが楽しげに鳴き交わしていた。 やがて、サシャも隣にしゃがみこみ、さみしそうにつぶやいた。 「…だって、ジャンがミカサに切ない片思いしているのみんな知っているじゃないですか。 これで私が『ジャンが手帳に詩を書いてた』って言ったら、わたし完全に悪者ですよ、こんなカード使えません…」 「そうか…『みんな知っている』のか…」 「気づかない方がおかしいと思いますけど」 「……」 「……」 「あー、チクショウ!どさくさにまぎれてヤっときゃよかったな!」 沈黙に耐えかねて、ジャンがヤケクソの冗談をとばした。 「…今からでもします?」 いつからそこにいたのか、隣でサシャがほんのり頬を染めて微笑んでいた。
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ウォール・ローゼ南区第104期訓練兵の中で第9位の成績。 ウォール・ローゼ南区ダウパー村出身。 芋女 狩猟村の出で村は森の中にあったらしい(第15話のサシャの台詞より)。
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サシャ・ブラウス (Sasha Blouse) 身長168cm/体重55kg(CV:小林ゆう) ウォール・ローゼ南区ダウパー村出身。 第104期訓練兵団を9番で卒業。 黒髪の少女(アニメ版では濃茶色の髪)。 他人には敬語で話し、仲間内での諍いは避けるなど一見如才ないように見えるが、性格は型破りで天衣無縫。 並外れて食い意地が張っており、入団式でも蒸した芋を食べていたことを咎められ死ぬ寸前まで走らされた。 兵団の厨房や倉庫から食糧を盗みつまみ食いすることもしばしばで、厳しい懲罰を加えられても一向に改めない。 仲間からの評価は衆口一致で「バカ」。兵団に入った理由も「美味しい物が食べられる」と友人に話すほどで、 将来の領土回復で食糧供給が増えることを期待しており、このポジティブな考えにエレンたちは驚かされた。 元々は辺境の寒村暮らしで、一族の狩猟の伝統に誇りを持つ。 ウォール・マリア陥落後の難民増加で近隣に農耕民の移住者が増えてきた世相を受け入れられず、 やや排他的だった(農地が増えたために狩猟の場と食い扶持が減ったことへの不快感も原因にある)。 そうした態度を諌めた父親との対話で自分の小心さや劣等感を意識したこともあり、 兵団に入ってからは負の面は極力見せずに周囲との調和を保つようにふるまっている。 誰に対しても敬語で話すのは、故郷の訛りを隠すためであったり、それに引け目を抱えつつも仲間意識は培っており、 弱者への思いやりも見せるようになる。 (彼女の一族の訛りは、作者の出身地である大分県西部の日田市周辺の方言が用いられているそうだ) 天性の勘の良さと狩猟生活で得た鋭い五感と執念、身のこなしの良さもあり戦闘能力は割と高い。 ただし、行動原理における闘争心や使命感が弱いため勇猛さに不足しており、 仲間からはいまひとつ頼りない印象を持たれている。 初陣で植えつけられた巨人への恐怖心と、巨人討伐の道義心の狭間で悩みながらも、調査兵団に入団した。 聴力は特別に高く、ミケの嗅覚よりも先に巨人の足音に気付いたほど。 ウォール・ローゼ内で巨人が出現した際、襲われた村で置き去りにされた子供を助けるため、 立体機動装置も刀身も装備していない状態で、単身巨人に立ち向かい、見事生還した。
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サシャ CV 立野 香菜子 属性 水 所持スキル 水の刃・改 フリーズ 成長タイプ Int,Wis 加入クエスト 活人祭 脱退クエスト サシャの決意 マヤに住む少女。とある陰謀により、生贄として捧げられるところを、陰謀を暴いた主人公に救出される。 高Lvプレイヤーの手伝い無しの場合、中盤以降で手に入るNPC。 INT、WISが上がりやすい為、放置狩りには若干心もとないかも? 所持スキルにフリーズがあるため、クエ イベント 対人で大活躍できる。 遺忘無しの場合、若干ステが心もとないので、お金をかけて開花させるNPC
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. 【作品名】セブン=フォートレスリプレイ 宝珠の七勇者 【名前】 サシャ=アライアス(原作最高ブースト状態) 【属性】 元病弱な妹、手足が伸びる勇者、すっとこどっこい+498勇者と1黒幕の力 【大きさ】小柄な少女+数百m(推定300m程)の光剣 【攻撃力】宇宙規模世界破壊級の数十倍の攻撃力を誇る光剣を振るう。 攻撃力の基準は、世界粉砕級魔王が自分の世界粉砕級攻撃に数十発も耐えるため。 それを一撃で一刀両断した。 【防御力】描写無し。軽装の達人の少女の五倍程度の堅さ(肉体強度は並) 【素早さ】そこそこ強い剣士並×攻撃を当てる事に関してのみ二倍速 【特殊能力】手足が10mほど伸びる。 【長所】 攻撃力がとんでもない。当たれば。サイコロ? そんなもの振ってませんよ。 【短所】 当たらないとどうにもならない。世界破壊すると自分もおっ死ぬ。遅い。 【戦術】 踏み込み10m腕を伸ばしながら光剣で地面ごと薙払う。 【備考】 攻撃力の参考元 移動するだけで進路上にあった数多の世界を破壊した魔王と同等の魔王を一刀両断した。 この魔王は惑星人類を三度滅ぼしたら息切れする程に消耗していたが、 その消耗した分の失った力も取り込んでいる為、最低でも魔王の全力の半分以上は有る。 >世界について 舞台となる世界は人間が住まう8個の主八界とその世界が浮かぶ精霊界。 最も上位の神・超至高神が眠る央界。 その下の二柱が住まう神界、その下の一般の神様達が住まう天界。 邪神の眷属達が住まう闇界、世界創造時に生まれた混沌や闇を封じた冥界。 神界天界への侵略を防ぐ幻夢界、闇界冥界から出てくるものを封じる幻夢界からなる。 これらを纏めたものが超至高神の作り出した“世界珠”であり、 更に主八界の一つには我々の地球と類似した世界ファー・ジ・アースが含まれる。 このファー・ジ・アースは地球を世界の中心とするが、宇宙もちゃんと広がっている。 更に“世界珠”の外には広大な何も無い暗黒と無数の星々が輝いている。 この星々の一つ一つも全て世界である。 規模が同じであるかは不明だが、同程度と推測できる。 サシャが倒したものと同等の魔王は、この星々(世界群)を粉砕して移動した。 26スレ目 787 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2007/01/30(火) 00 41 32 ID C58qWKOc サシャ 300mの距離から一方的に攻撃できるので上へ上へ ルージュ>ユミエル>バズまで行けるぐらいで ルージュの上ぐらいになるかしらんね まあ、再考察する気が無いけど 20スレ目 920 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2006/08/31(木) 09 51 25 ID O8Ny9h4h サシャ考察。 柾木天地と同じく。 攻撃力は半端無いが、防御と素早さがアレなので。 (通常兵器の壁)>サシャ=アライアス 柾木天地 ぐらいだろうか。 .
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サシャ・ブラウス 年齢:16歳(アニメ公式HPより) 性別:女性 身長:168cm 体重:55kg 家族:母、父 髪:黒 所属:第104期訓練兵団→調査兵団 ウォール・ローゼ南西、ダウパー村出身。 訓練兵団卒業成績は、総合9位。 食欲と食への執念が尋常じゃない。 サシャは綴りによるが、Sachaならフランス語、Saschaならドイツ語。しかしいずれも男性名。ブラウス(Brauss)はドイツ姓。
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#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (heith=120) サシャ CV 立野 香菜子 属性 水 所持スキル 水の刃・改 フリーズ 成長タイプ Int,Wis 加入クエスト 活人祭 脱退クエスト サシャの決意 マヤに住む少女。とある陰謀により、生贄として捧げられるところを、陰謀を暴いた主人公に救出される。 高Lvプレイヤーの手伝い無しの場合、中盤以降で手に入るNPC。 Int,Wisが上がりやすい為、放置狩りには若干心もとないNPC 所持スキルにフリーズがあるため、クエ イベント 対人で大活躍できる。 遺忘無しの場合、若干ステが心もとないので、お金をかけて開花させるNPC
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名前:サシャ 年齢:16歳 身長:152cm 性別:女性 性格:器用に相手に応じて性格を変える。普段は御淑やか。 容姿:憂いを帯びた紫碧色の眼に、薄い紫がかった長髪。病的なまでに肌が白く、華奢な身体。黒い露出の少ない無地のワンピースに、無地のサンダル。車椅子にのっている。 階層:B1 廃工場(ムスペルヘイム) 武器:瘴気 罪(渇望)「この世界が早く消滅しますように。」 能力1:負の感情が芽生えると、自身の身体は、瘴気で包まれる。 その場合、媒体となる自身以外、瘴気に触れた者(物)は急激に腐食していき朽ちる。また、その瘴気を操る事も可能。 例)瘴気を銃弾のように放つ。瘴気を剣状にするなど。 ※また、長らくこの能力を使用する事はできず、使用してる間は、自身には苦痛が伴う。 備考:ただただ、この世界が終わって欲しいと願う女性。 「神々の黄昏(ラグナログ)」後の、外界の環境に適用できる人間を作ろうという実験が行われ、その実験体であり、唯一の生き残り。実験名:サシャ だった事から、この名前を今も名乗っている。