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DC3/WE30-12 カード名:とっても幸せ 葵 カテゴリ:キャラクター 色:青 レベル:2 コスト:1 トリガー:1 パワー:7000 ソウル:1 特徴:《新聞》・《ウェイトレス》 【自】 このカードがアタックした時、このカードの正面のキャラのレベルが3以上なら、そのターン中、このカードのパワーを+6000。 【自】 アンコール [手札の、《新聞》か《ウェイトレス》のキャラを1枚控え室に置く] (このカードが舞台から控え室に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、このカードがいた枠に【レスト】して置く) 通常:えへへ~、いいでしょー? 羨め羨め~、なんてねー パラレル:わたしも、清隆さんの夢、い~っぱい見ちゃいました レアリティ:C illust.CIRCUS ダ・カーポ vs リトルバスターズ!収録 気合の入った? かな子?の互換。あちらと比べるとアンコールコストがキャラ指定のため、クライマックスを切ることはできないが、色に縛られにくいという利点がある。 レベル3が相手なら行きのパワーが13000となり、早出しメタからレベル3帯のバトルまで活躍できる。帰りは7000に戻るものの、手札アンコールがあるため盤面維持も容易。
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ぼけても幸せならいいんじゃないか?というのが最近考えていること。本人はぼけを自覚しなかったら無いのと同じ。 ぼけを気にするのは神経質な家族だと思う。おばあちゃんいやね、忘れちゃったの?で済ませられるおおらかな家族だったらおおきなことにはならないと思う。 徘徊は本人の不安の表れだから、徘徊さえなければ大丈夫なんじゃないかと思う。母と2人でいろんなところへ行ったが、ある場所がとても気に入ったらしく、思い出してはその後ずっと笑っていたことがある。 やり方によっては認知症だから覚えられないということはないのかもしれない。もちろん私は医者では無いからいい加減なことを言っておくが・・・。 私の場合は、忙しくて子供の面倒を見られなかった母と、親が仕事で家にいなくてほとんど会話が出来なかった子供のつかの間の修復時間だったと思うようになった。 技術的なことで出来なかったことは反省するが、やろうと思っていたのにしてやれなかったと思うことは無い。
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【検索用 ねなくてもさめなくても 登録タグ VOCALOID inuha ね 初音ミク 曲】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:inuha 作曲:inuha 編曲:inuha 唄:初音ミク 曲紹介 ゆっくりいきましょう… 曲名:『寝なくても覚めなくても』(ねなくてもさめなくても) 歌詞 (動画説明欄より転載) 結果は出た 何もできてないな 前に見た それなりの映画 君のことが とても気がかりだ 寂しいか? そうか…それでいいのか? 寝なくても覚めなくても 頭から離れないよ ペガサスは 空想の世界から 出られないんだ でもみんな知っているんだ わからなかった意味が今わかるんだ 寂しいか? いいか 僕ら友達だ この映画は前に見たから 結末はわかっているのに なんで感動してるんだろう なんて素晴らしいんだろう ああ… 寝なくても覚めなくても 頭から離れないよ コメント 名前 コメント
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「やっべ、俺もアイツを笑えねーなコレ……」 「あら、新入生?」 校舎の中で迷子になっている京太郎に煌が声をかけたこと。 これが、二人の出会いの始まりだった。 「では、須賀くんも長野から?」 「ええまぁ、そうですけど」 「すばらっ!」 「すばらっ!?」 同じ長野出身で、根は真面目なもの同士。 「おや、まだ明かりが……誰ですか、もう下校時刻は過ぎていますよ」 「あ、すいません! すぐ片付けますんで……」 「あら、須賀くん?」 ある意味で似たもの同士の二人。 「まぁ、何というか……癖みたいなもんですね。気が付くと雑用やってたりだとか」 「ふむふむ、献身的な精神ですね……大変、すばらです!」 「すばらって……」 「ですが、一人で頑張り過ぎるのも良くありません。きちんと周りにも頼ること!」 「花田先輩……」 話してみれば、打ち解けるのはすぐだった。 「花田先輩、少し教えて欲しいところが」 「お任せあれ!」 「……あれ、何だろう。おかしいところは無いのに違和感が」 共通の話題もあり、会話も尽きることがなかった。 「須賀くんは私の後輩とも面識があったんですね」 「すぐにこっちに転校してきたんで、そこまで仲良くはなれなかったですけどね。まぁ、優希のヤツなんかは――」 「……ふーむ」 「……? 花田先輩?」 「いえ、煌と」 「はい?」 「私も、煌と。名前で呼んでくれませんか?」 そして―― 「支えたいんです、あなたを。あなたが俺を、助けてくれたみたいに」 「……」 「一人で頑張り過ぎるのは良くないって、言ったじゃないですか。頼ってくださいよ、俺にも」 「……すみません。少し、胸を借ります」 「……花田、その妙に大きな包みは?」 「お弁当です! 京太郎くんも成長期ですからたくさん食べないと!」 「二人の愛妻弁当ってやつか。そりゃ、その量も――」 「いえ、これは須賀くんの分です! 私のはこっち」 「……成る程、須賀のやつが羨ましか」 「あげませんよ?」 「いらなか。見てるだけで満腹ばい」 「……花田、ちかっと痩せたか? 顔色も悪い」 「そう、ですか?」 「うん。そいけん、今日は早退した方がよか」 「しかし、お弁当を届けなければ……」 「そいくらい私がやる。花田はベッドで――」 「駄目です」 「はぁ?」 「これだけは譲れません。私が、絶対にやります」 「……ばってん、その弁当渡したら」 「……はい」 「……後で、須賀のやつに言っとかんとな」 「誰だろ、こんな時間に……煌さん!?」 「メールの返事が無かったので、もしかしたらと思って……やっぱり、部室に携帯を忘れてましたよ?」 「いや、びしょ濡れじゃないっすか!! どうしてこんな」 「携帯無いと色々と不便ですから……くしゅっ」 「ああもう、今すぐ入ってください! 風邪引いちゃいますよ!?」 「でも、迷惑が……」 「そんなこと言ってる場合ですか!」 「あうっ」 「勢いで風呂にまで入れたはいいけど着替えが……」 「ふふふ……このワイシャツ、中々にすばらです!」 「……まあ、先輩がいいなら」 「……布団が一組しかないから仕方ないとは言え……」 「zzz……」 「ね、眠れん……」 「すばらぁ……zzz……」 「……くしゅっ」 「38度、風邪ですね。今日は一日ゆっくりしないと」 「何故に……普通、逆では……」 「鍛えてますからっ!」 「くしゅっ」 「でも煌さん……学校は?」 「恋人を放って勉学が身に入るものですかっ!!」 「はは……こりゃ、梃子でも動かないな……」 「卒業式、か……煌さんも来年は3年生なんだよなぁ……」 「そう言う京太郎くんには後輩が出来ますね」 「お、ここにいたか」 「部長」 「もう部長じゃなか」 「あ……すいません、哩先輩」 「ん。で、最後に須賀と花田に言うことがあってな」 「はい?」 「何ですか?」 「あー、その……くれぐれも、新入生の前では」 「ああ、節度を守れってことですね」 「大丈夫ですよ。俺も煌さんも締めるとこは締めるべきってのは分かってますし」 「私も、京太郎くんのそういうところが好きになりましたから……」 「煌さん……」 「京太郎くん……」 「まるで出来とらん……」 「しかし、それよか心配なのは花田の……」 「花田、ちかっと須賀貸して?」 「ええと、何を?」 「一年に雑用ば教える。須賀が一番上手く説明しーゆっから」 「ああ、そういうことでしたら」 「そいぎ、また明日ー」 「すいません、お待たしちゃって」 「いえいえ、こうして待つのも楽しいですから……ん?」 「? どうしました?」 「いや……何だか、京太郎くんからいい匂いが……これは、香水? それに……コレは……虫刺されですか?」 「あー……すいません、実はさっき……その、鶴田先輩と転んじゃって……」 「……」 「……それで、その……鶴田先輩を、思いっきり抱き締めたみたいになっちゃって……この首のとこも、その時に……」 「なんとっ!?」 「すいません! でも、決してわざとじゃなくて――」 「怪我は!?」 「――へ?」 「そんなことになってたなんて! 怪我は大丈夫!?」 「あ、ああ……はい、俺も先輩も大丈夫でした」 「ほっ……」 「……」 「まったくもう、そんなことがあったら早く教えて下さい。凄く心配したじゃないですか」 「は、はは……すいません」 「……」 「きょーたろっ♪」 「わっ!? 危ないっすよ、先輩!」 「京太郎がそぎゃんヤワなヤツじゃないのは私がよー知ってる」 「そんなこと言っても……それに、京太郎って」 「もう一年の付き合いばい。京太郎も私のこと名前で呼んで欲しか」 「で、でも……」 「んー? 花田のことなら気にしなくてよか。もう話してある」 「……はぁ、わかりましたよ。姫子先輩」 「花田みたいに呼んでくれんもん?」 「すいません。それは、流石に」 「むー……まぁ、今はそれでよか」 「あ、京太郎くん! 後で明日のお弁当の具材を買いにいきませんか?」 「お! いいですね、荷物持ちなら任せて下さいよ」 「すばらっ! 頼りにしてますよ」 「えへへ……♪」 「んー? 京太郎、どこいくー?」 「どこって……煌さんが熱出したって」 「それで部活サボると?」 「……」 「そぎゃんことしたら花田も悲しむ。花田のこと思うなら」 「……でも煌さんだって、俺が風邪引いた時に」 「……あー、京太郎も頑固もんだったか」 「あの……姫子、先輩?」 「ん。どうしても花田んとこ行きたいなら私ば引きずってけ」 「……はぁ、わかりましたよ。今はメールだけに」 「そいでよか。今は練習!」 「……今は、ね」 「んふふ……♪ 」 「熱か? 痛か? 苦しか?」 「我慢せんでよかよ?」 「おねーさんがまとめて、もらったげるけんね♪」 「あはっ……♪」 「? 随分と、機嫌が良いようで」 「んふふ♪ 貰っちゃったぁ、京太郎の初めて♪」 「まぁ」 「……?」 「あの、どいて貰えます? 明日のお弁当の具材を買わなければ」 「それだけ?」 「はい?」 「自分の彼氏取られたんに、そぎゃんこと言える?」 「むぅ、何と言いますか」 「……京太郎のこと愛しとらんの?」 「それはありえません、が……そうですね。姫子、あなたは哩先輩のことは嫌いですか?」 「ありえん」 「そうです。それですよ」 「……はぁ?」 「好きな人が増えたからって、前から好きな人を嫌いになるわけじゃないでしょう?」 「それに、今だって私は京太郎くんを愛しています。愛されてもいます」 「……ですが別に、愛されなくても良いんです」 「京太郎くんも男の子ですから。私より魅力的な女性を好きになることもあるでしょう」 「むしろ、心配なのは……京太郎くんが私を気にしてその人を心から愛せなくなることですね」 「だって、そうでしょう? 想い人が自分を引きずって幸せになれないなんて……とても、悲しい」 「勿論、その時が来れば私は京太郎くんの前から消えるけど……陰ながら、彼には見えない場所で一生を支え続けます」 「私を踏み台にして彼の幸せが守られるなら……これほど幸せなことはない」 「だって、それが」 「愛するってことでしょう?」 「それでは、私はここで。セールに間に合わなくなっちゃいますから」 「ふふ、今日は彼の大好きなオムライスなんですよ♪」 【きっとそれは、とても幸せな】
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世界を抱きながら、少女は安らかな夢をみる いつか出会う日を想って、穏やかに微睡み続ける・・・・。 「ボクと契約して、はじめてのお客さんになってよ!!」 新しい季節の到来を感じさせるお昼時の観光街。賑やかで明るい風景 午前中で学校を終えた生徒たちがはしゃぎながら連れ添い、家族連れで賑わういつもの見滝原 そんな平穏な町並みを楽しげに歩いていたまどかに、けたたましい声が降りかかった 驚いて振り返った先には色合いのデタラメな服をラフに着崩した色白の少年の姿 まるで女の子のようにさえ見えるその少年は、困惑するまどかに一気にまくし立てる 「どうだい、そこの可愛いおさげさん♪そんなキミには絶対この新しく発売されたケータイがよく似合うと思うよ?この出会いを機に華やかに買い換えてみないかい?それはそうとボクは常々おもうんだよね。やっぱり友達同士で一緒のものを持ってるってのはとても大切な事だってね。っていうわけでキミの友だちも一緒にボクとけいや・・・・」 洪水のように営業トークをだだもらす少年から慌てて逃げ出すまどか 息を切らせながら全力疾走した後に、ちらりと振り返ってみる 人垣の向こうで「わけがわからないよ」とばかりに首をひねる少年をみて、思わずまどかは笑ってしまう 奇妙な人々との出会いが楽しかった、笑いながら街を歩く人々が嬉しかった 今日は両親は弟と出かけていて留守なので、めいいっぱい散策を楽しめる まどかは笑顔を浮かべながら、街中へ歩き出した。 カップを冷やさない、それでいて舌に火傷をしない適度な温度で淹れられた紅茶の香りを、少女は堪能する 目をつぶってカップを引き寄せ、音をたてずに頂く、小指は立てないのがマナー。 このお店はあたりだったらしい。大人数に振舞うようなお店では温度が低くて、あんまり美味しくないことが多いのだ。 マミは満足気に頷きながら、彼女が紅茶を好きになった理由に想いを馳せる 両親は父は日本茶を、母はコーヒーを好んで良く飲んでいた。 だから幼い彼女は両親のどちらも寂しくないように、背伸びをして紅茶を飲みはじめたのだ かつての自分を思って笑みをこぼす、初めて飲んだ紅茶の苦さに涙を浮かべる自分を見つめる両親の目は、 とても優しかったとマミは覚えている その時ヒョロヒョロと情けない顔でマミの対面のカフェテラスに少年が座った その姿からいつものようにほとんど契約を取り付けられなかったのだと判断し、苦笑して熱めの紅茶を淹れてあげた 彼はマミの茶飲み友達だった。あまり頻繁に会うこともないし、お互いのこともほとんど知らない それでも紅茶を飲むときは遠慮なく一緒にいた。それはずっと続いていたような当たり前の光景だった。 彼はかつて聞いたことがある、どうして自分なんかと一緒にいてくれるのかと。マミは笑いながらこう応えた。 「紅茶はだれかと一緒に飲んだほうが、きっとおいしいでしょう?」 優しげな香りを立てるお茶会は、あまりに穏やかで、まるでいつまでも終わらないようだった・・・・・。 視界いっぱいにお菓子の雨が降った。さやかは自分が夢を見てるのだと確信する え?お菓子の雨?いやたしかに最近一番見たくないものは「体重計」って単語だけど それにしたってこれはひどいんじゃない?どれだけストレス貯め込んでんのよ、わたし 乾いた笑いで呆れるさやかの意識を、強烈な尻餅の衝撃が引っ張り戻す おしりをさすりながら見た先には、同じく尻餅をつく少女と道路一面に散らばるお菓子 さやかはその菓子類の量に呆れる。確かに今日はバレンタインだがいくらなんでも多すぎた 一体この少女は何人の男子にチョコをあげるつもりなのか?いや彼女の口周りを見る限り食べるためのようだ じゃあ貰う方?女の子が女の子に?それってまさか同性愛?やだ、ダメだって、それは禁断の・・・・ バカな妄想を打ち消して散らばったお菓子を拾うのを手伝うさやか。無事に踏まれたりしているものはなさそうだ そこでふと自分の用意したチョコが消えていることに気付き、慌てて少女に話しかけようとしたさやかに 「ぶつかったお詫びだ、受け取りな」とでも言わんばかりにチョコを差し出し、そのままさっそうと少女は立ち去ってしまった。 いや、これ・・・・・・・わたしのじゃないし。 困惑しながら受け取ったチョコを手に、どうしようかと途方に暮れながら歩き続ける あれはさやかに取って大切なチョコだったのだ。別のもので簡単に代用するわけにもいかない こんな状態では恭介への告白もうまくいくわけないし、帰ろうかときびすを返しかけ、そこで立ち止まる。 ならば、なんだったらよかったのか?自分が用意したものだったら、何が変わっていたのか 手にしたチョコを見下ろす。これは凶器だった。いつかどこかの世界で、わたしを殺した物だった 誰かの恋が実ればわたしが悲しみ、わたしの愛が届けば誰かが泣く。どうやっても後悔する なら後悔しよう。後悔することから逃げれば・・・・それが一番後悔してしまうと知っていたから 手に握りしめたそれを胸に抱え、歩き出す。誰かに背中を押された気がした 名前も知らないその誰かにありがとうと胸の中でつぶやき、前を見据えた その眼前には同じ恋を秘める少女が、その先には対峙するべき想い人が、そしてその果てには・・・・。 先程からひっきりなしにチョコを口に運び続けていた手を止めて、杏子は道を振り返った。 さっきぶつかった少女、名前も知らない彼女のことを思い出す 知らない少女だ。当然名前も知らない。もう会えないような、それともすぐにひょっこり会えるような、妙な気持ち でもあいつはもう、あたしがいなくても大丈夫なんだろうな・・・と、どうしてか彼女にはそう感じられた。 寂しいぐらいにすっきりして空っぽになった胸の中を振り切るように、勢い良く空を見上げた 雲ひとつなく、馬鹿馬鹿しいぐらいに青く晴れ渡ったこの空に 不敵でいて、自信満々でいて、それでいて少し寂しげな表情を浮かべた・・・・。 その時、道を走ってきた子供たちの中のひとりが、はしゃぎ過ぎたのか転んでしまった ベソをかきかけるその男の子に、しょうがなさそうに歩み寄る そしてきょとんとしたその子の目の前に、チョコレートスティックをさし出して、 からかうような、元気づけるような、そしてとても楽しげな笑顔で笑いかけた。 「――――――食うかい?」 まどかは当てもなく街中を散策していた。バレンタインの静かな活気が街を包んでいる まどかは頬に手を当ててうっとりする。今日は運命の相手と出会えそうな気さえするから不思議だ 売店で熱々のホットドックを食べ、流行りのCDを聴き、ガラス越しにお洒落な服を眺める そうしているだけでわくわくしてくる。彼女はこの雰囲気が好きだった そのとき、ふわりとしたいい香りと共に、艶やかで綺麗な黒髪が視界を横切る 思わずぽんやりと見惚れていたまどかのまぬけな表情を、けたたましい騒音がひっくり返す 先程の少女がカフェテラスに突っ込み大混乱になっていた。 ひっくり返ったテープルからティーセットを避難させた少女と、頭から植木に転げ落ちた少年の姿が見える そして地面にへたりこんでいる少女のもとに近づき、おずおずと話しかけた どうやらメガネを無くしてまともに前も見えずに学校から家に帰ろうとしたらしい ここに来るまでの道中でも、似たようなことをやらかしてきたようだ ね、ねえ・・・・わたしも家まで付いていってあげようか?構わないで結構よ、ひとりでも全く問題ないから。 そのまま頭に乗っかったお茶菓子を振り払い、立ち上がろうとして 少女の頭がまどかのスカートの中に勢いよく侵入してきた。 あまりの事態に悲鳴もあげられないまどかと、なにやらもがいている黒髪の少女 その少女の手に通学カバンが触れたと思えた瞬間、 まどかのスカートを跳ね上げ、彼女はすっくと立ち上がり、艶やかな黒髪をなびかせ、 「なにか問題が?」と言わんばかりの態度で歩き出した ――――――今まさに車が行き交う赤信号の只中に向かって。 あわてて少女を引き戻して荒い息を付くまどかと、まどかを下敷きにしながら呆然としている黒髪の少女 苦笑いしながらもう一度家まで一緒に行こうと提案するまどかに、少女は赤面しながら頷いた 四苦八苦しながら立ち上がり、とりあえずは危なくないように手をつないで向き合う二人 「わたし、鹿目まどかっていうの。友達はみんなまどかって呼ぶよ♪」 「暁美ほむらよ。面倒だったら、ほむらでいいわ・・・・・」 “じゃあほむらちゃんって呼んでいいかな?“ “ちゃん付けなのね・・・・別にいいけど“ “あッ!ごめんね、いやだった?じゃ、じゃあ代わりに私のこともまどかちゃんって呼んでいいよっ!“ “謹んで遠慮するわ“ “そ、そっか・・・・ごめんね?“ “クスッ、貴女って変な人ね、まどか“ ガーンと目の前の「変な少女」にそう言われてしまい、傍目から見ても情けない表情になってしまうまどか そんなまどかに他愛のないいたずらを詫びるように目を細めるほむら 二人の少女はずっと待ち続けていた友達を迎えるような笑顔で笑いあった ふたりは手をとりあって歩き出した。 そうしないと危ないからだけど たとえそんな必要がなかったとしても、 きっとこの手を離そうとはしなかっただろう 世界を見守りながら、少女は夢を見続ける いつか出会うその日まで、いつまでも願いを抱き続ける そうしてその果てに、いつか少女は心に想う 穏やかに眠るまどかのくちもとが、やさしく笑った・・・・。 「 それはとっても幸せだなって 」 __i⌒i__ i⌒i__i⌒i_ .i⌒i /⌒, /´ _____ ) | __ _) | | __/ /___ | | ____ i⌒i | | | | i⌒i | | i⌒i (__ ___) | | (___ `,. | | | |_.| |__ / / .| | ヽ `、 / / | | __| | .ゝィ | _ ___ ) ` ´ | | ` ´ / 〈 i´ `i | | /´._ _ノ | | | | i⌒ 、 ゝィ _ \ ` / / / / / / | |_ / / / /_ヽ \ _,-一´ ) _,- 、_ ゝ_ノ ゝ_ノ 、__) ゝ_ノ ^ 、____ ィ ( ̄ _,---イ ( ̄ ,__入 __)  ̄  ̄ P U E L L A M A G I __i⌒i__ ○ _____ ○ _i´ `i__ M A D O K A (__ __) ○, _i´ `i__ (____ ` , ○ (_ __ `, M A G I C A __| |___ ,´ `、,/ ,` (_ _ ` i⌒i / / __i⌒i__ | | | | (__ __) ヽ / / / 〉 〉 ヽ `、 / / (__ __) / / .| | __| |___ / , ´ / / / / ` ´ i⌒ 、/ / __| |___ / / .| | i´ _ __) | | ゝ_ ノ _/ / ∧ ヽ / (__ __) ゝィ .! | ! (_) | | 、__ (__ ノ < > ヽ `、 | | _ ノ | ゝ、__,イ ゝ、___) ! ヘ ! ` ´ ゝィ ( __ ノ 6bx
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ほしがみえなくても【登録タグ ほ デフォ子 大豆 曲 曲は行】 作詞:大豆 作曲:大豆 唄:デフォ子 曲紹介 6作目です。夜景っていいですよね。 キラキラ光る夜景のようにキラキラ光る音が散りばめられたきらびやかで可愛らしい楽曲 歌詞 (動画より書き起こし) まばゆく揺れる 光のパズルのような 世界が滲む夜を ひとりで越えても 眠ることなく 目まぐるしくうつろう その先に探すもの 忘れたくないよ 星のない空を 明るい地上を 寂しいと冷たいと 君は言うけれど 明かりを窓に灯して 街を銀河にかえるのは きらめく色とりどりの 誰かの想いのかけらたち 瞳の奥まで照らす 瞬く夜が咲きこぼれる 星が見えなくても いつも 輝く世界に包まれている たとえかすかで 震えても構わない たったひとつのきらめき きっと見つけ出せる 闇の片隅で うずくまる君に ささやかにまっすぐに 光を届けよう さざめく心つないで 街を巡る星座にかえる ちょっぴり眩みそうでも まぶたを閉じないでみていて 瞳の奥まで照らす 瞬く夜が咲きこぼれる 星が見えなくても いつも 輝く世界に包まれている コメント 名前 コメント
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【検索用 ほしかみえなくても 登録タグ 2011年 UTAU ほ デフォ子 大豆 曲 曲は】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:大豆 作曲:大豆 編曲:大豆 唄:デフォ子 曲紹介 夜景っていいですよね。 曲名:『星が見えなくても』(ほしがみえなくても) 大豆氏の6作目。 歌詞 (動画より書き起こし) まばゆく揺れる 光のパズルのような 世界が滲む夜を ひとりで越えても 眠ることなく 目まぐるしくうつろう その先に探すもの 忘れたくないよ 星のない空を 明るい地上を 寂しいと冷たいと 君は言うけれど 明かりを窓に灯して 街を銀河にかえるのは きらめく色とりどりの 誰かの想いのかけらたち 瞳の奥まで照らす 瞬く夜が咲きこぼれる 星が見えなくても いつも 輝く世界に包まれている たとえかすかで 震えても構わない たったひとつのきらめき きっと見つけ出せる 闇の片隅で うずくまる君に ささやかにまっすぐに 光を届けよう さざめく心つないで 街を巡る星座にかえる ちょっぴり眩みそうでも まぶたを閉じないでみていて 瞳の奥まで照らす 瞬く夜が咲きこぼれる 星が見えなくても いつも 輝く世界に包まれている コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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第20話 許されなくても 「ラブちゃん、はい。これ、ミルクティーね。」 「……うん。」 「…あのね、最近美希ちゃんに紅茶の入れ方色々教わってるんだ。」 「………ふぅん。」 「……味、どうかな…?」 「………おいしーよ…。」 祈里はラブには分からないように、そっと溜め息を付いた。さっきからずっとこの調子だ。 あの気まずい別れ方をした買い物から一週間。せつなの様子が気になりつつもどうする事も出来ずにいた。 だから学校から帰宅した時、自分の家の前で一人佇むラブを見た時には心底驚いた。 上がっていいかな?そう尋ねるラブを二つ返事で部屋に招き入れた。 そのラブには似つかわしくない、少し硬い表情から決して楽しい話である訳ではないのは分かりきっている。 それでも、また気になっていたせつなの様子が聞ける。 不安、緊張、動揺、色んな感情がない交ぜになって手のひらに汗をかいてしまった。 しかし心の奥底が「嬉しい」と感じていた。 ラブが一人で。例えそれが祈里の不用意な行動を咎める為てあったとしても、自分から訪ねて来てくれた。 その事が自分でも信じられないくらいに嬉しかったのだ。 しかしラブは部屋に上がって見たものの、せつなの話どころか目も合わせようとしない。 遠慮がちに話かけてみても生返事がポツポツと返ってくるばかり。 こちらからせつなの様子を聞いてみてもいいものだろうか。 気まずさと居心地の悪さに逃げ出したくなりながら、祈里はラブのリアクションを待ち続けた。 チラチラとラブを伺いながら落ち着かなさに足がもじもじする。 部屋を見回すラブの視線。 ラブは祈里のベッドに腰掛けながら、シーツの端をいじくっている。 この部屋で、このベッドで何が行われていたのか。ラブは十二分に知っているのだ。 自分の恋人が親友に凌辱されたベッド。そこに触れながらラブは何を感じているのだろう。 淡いパステルカラーで纏められた、いかにも女の子らしい可愛らしい部屋。 それもラブの目にはどれほど穢れた淫靡な物として映っているのだろう。 まだ早かったのかも知れない。 祈里はつい舞い上がってラブを部屋に通してしまった事を後悔していた。 冷静でいられるはずがない。ここに祈里と二人きりでいるなんてラブには苦痛以外の何物でもない。 少し考えれば分かりそうなものだ。 何か適当に理由を付けて他所で話す事も出来たはずではないか。 (やっぱり、わたしってかなり駄目な子なんだわ…) 今からでも遅くない。部屋から出た方がいい。 何か言い訳……そうだ、図書館に返しそびれてた本があったっけ。 それを返しに行くって言えば……。歩きながらでも話せるよね。 「…あっあの、ねぇ。ラブちゃん、わたし、忘れてたんだけどちょっと図書館に用が…」 思いきって、そう声を掛けながらラブに近付いて行った。 「……ーーっ??」 ぐいっ、と手首を引かれ視界が反転する。背中でベッドのスプリングが弾み、天井が揺れて見える。 体にのし掛かる重み、シャツの裾がスカートから引き出され、ボタンが外されていく。 乳房が外気に晒されているのを感じて、ブラがずらされているのだと祈里はハッと我に返った。 「ーーっ!らっ、ラブちゃん!?」 思考停止しかけていた祈里が反射的にラブを跳ね退けようともがきかける。 「!!うぅっ、つぅ…! 」 力任せに乳房を鷲掴みにされ、祈里は痛みに顔を歪める。 揉むと言うよりは捻り、絞り上げるようなラブの指。 急激な刺激と下着の締め付けから解放された胸の先端が意志を無視して硬く尖る。 ラブはそこを容赦無くつねりあげた。 「いやぁぁ!!ーーっラブちゃんっ!」 「……おっきいね…。せつなより大きいな。」 ラブは祈里の悲鳴を無視しながら胸を乱暴にいじくり回す。 その淡々とした声に祈里の喉は一瞬で乾上がる。 恐る恐る目を向けると、そこにはすべての感情を押し隠したラブの顔。 すぅっ…と心に氷が張っていく。 「…ぅあ…、は……」 鈍い痛みに支配されていた胸にゾクリと甘い疼きが走る。 ラブが乳房を掴んだまま、その先端に舌を絡めてきた。 熱い口の中でも硬くなった乳首がきつく吸われ、ヌメヌメと舌が這い回る。 羞恥と混乱の中、自分の体が性的な快感に反応していると言う事実。 祈里は自分の反応の穢らわしさに頭の奥で赤い火花が散るのを感じた。 「いっ…イヤっ!ラブちゃん駄目!……あっ、やめ…っ!」 駄目だ。こんな事は絶対にさせちゃいけない。 こんな事をしたらラブが汚れてしまう。ラブの方が傷ついてしまう。 それに……、またせつなを悲しみの底に突き落としてしまう。 止めさせないと。突飛ばしてでも逃げないと……。 「……せつなは…嫌だって言うことも出来なかったんだよね…」 祈里の心の奥で何かがひび割れる音がした。 クタリ…と糸の切れたマリオネットのように力が抜ける。 あの夜のせつなが脳裏に蘇る。 抵抗すら許されず、気付いた時には信頼仕切っていた相手に裏切られ、体を汚された後だった。 絶望に彩られたせつなを更なる汚泥に沈めるような言葉を投げつけたのは自分。 薄ら笑いさえ浮かべ、せつなの心にナイフを突き立てたのだ。 ラブが祈里の足を割り、間に体を捩じ込む。 下着越しに触れてくる指に、祈里は目の前が暗くなるのを感じた。 秘裂をなぞられ、その上の突起を爪で引っ掻かれる。 そこは意志とは関係なく蜜を吐き出し、硬く勃ち上がってくる。 感じている。反応する自分の体に対する吐き気を催すほどの嫌悪感。 叫び、暴れ出したいほどの不快な快楽。 「……せつなはね、ここを弄られるのが好きなの…」 疼く突起を布で擦るようにしながらラブが囁く。 「…ゆっくり、焦らしながら口でされるのに弱いんだ。聞いてるこっちが蕩けちゃいそうな声出すんだよね。」 (やめて……ラブちゃん…お願いだから…) 「ブッキーだって知ってるよねぇ…?せつな、可愛かったでしょ?」 (知らない…!そんなの、知らない………) 知らない。自分から体を開き、愛撫をねだるせつななんて知らない。 甘い声で誘い、求めてくるせつななんて知らない。 唇を噛みしめ、きつく目を閉じ、時々堪え切れなくなって濡れた吐息を漏らす。 何も映らない虚ろな瞳。ただ温かいだけの人形。 それが、祈里の抱いていたせつな。 いや、違う。一度だけ知ってる。 初めての夜、意識の無いせつなを抱いた時。微笑みさえ浮かべながら柔らかく波打つ肌。 腕を伸ばし、体を絡め、うっとりと身を任せながら口付けに応えてくれた。 恋人との甘美な情事の夢に漂っていたせつな。 目覚めた後、親友の手で地獄に突き落とされるとも知らずに。 喉に込み上げる嗚咽を必死に飲み込む。 せつなを悲しませたくない? ラブを汚したくない? 嘘だ。自分が酷い目に合いたくないだけではないのか。 せつなを蹂躙しておきながら、自分が同じ目に合うのは耐えられないだけだ。 ラブの目が言ってる。 せつなはもっと苦しかった。 せつなはもっと悲しかった。 次は貴女が悪夢に追い立てられる番。 もう…甘い夢なんか見られない。 泣き叫ぶせつなを犯していた黒い影。 今夜からは自分が犯される夢を見る事になるだろう。 「ーっ!…うくっ、やぁっ…っ、あ…」 労りの欠片も感じられないぞんざいな愛撫。それでも体は忠実に刺激を受け取り、潤って行く。 嫌と言うほど思い知らされる。自分が玩んでいたのはせつなの抜け殻。 体なんて相手が誰でも触れられれば当たり前の反応を返すだけの物なのだから。 せめて涙だけは見せるまい。祈里は歯を食い縛り、喉の奥に声を閉じ込める。 意地か、罪の意識か、それとも捨て切れない矜持なのか。この行為で泣く事だけはしたくなかった。 (…………?) 不意に祈里を責め苛んでいた下腹部の感覚が遠退いた。 ずし…と体全体に重みがかかる。首筋の辺りにラブが顔を埋めている。 抑え、堪えるような息遣い。何かに耐えるように震える肩。 抱き締められている訳ではない。ただラブは祈里に覆い被さり、荒い呼吸を整えていた。 (…まさか、泣いてる……?) 「ダメだぁ……、出来ないよ…。」 「…………ラブ……ちゃん……?」 「……こんなの、無理………。」 「…ー!!」 諦めるような、呆れたような、少し震える声。 そこにはさっきまでの身を竦ませるような張り詰めた緊張感は消え失せていて。 「勘違いしないでよ……。ブッキーが可哀想とか、こんな酷い事出来ないとか、 そんなんじゃぜんっっぜんないからっ!!」 「………?」 「その気になれないの……。エッチな事とか…まっったく、そんな事する気分にならない。」 祈里の顔の横に両手をつき、ラブが体を起こす。 ベッドから降りるラブを見て、そのまま部屋を出て行くのかと思った。 だけど彼女はそうはせず、ベッドにもたれるように座り込んでいる。 「考えて見れば当たり前か。無理だよ、友達とこんな事するなんて。」 その時一瞬だけ合った視線。すぐに逸らされてしまったけど、その顔に浮かぶ表情。 気まずそうな、少し照れくさそうな、ばつの悪さを隠しきれない表情。 いつもの、よく知ってるラブの顔だった。 (…………友…達……………) 何気無く、発せられた言葉。ラブにすれば無意識の事だったのかも知れない。 そのあまりにもありふれた、特別視なんてしたこともなかった言葉。 (………友達……。) ラブへの罪の意識。ただ一人、せつなに求められる事への嫉妬、羨望。 しかしそれでも尚、捨て去る事の出来ない、狂おしい程の………。 ラブもまた、祈里のかけがえのない親友だと言う事。 姉妹のように育ち、お互い忘れてしまったような遠い過去から共有している記憶。 実の姉妹だってこれほど大切かどうか分からない、そう思えるほどに愛していた友達。 祈里の中で、ずっと堪えていた物が洪水のように堰を切って溢れ出した。 「ーーっ、ごめんっなさい…!」 祈里は両手で顔を覆い、溢れた涙を隠す。それでも震えて揺れる声は隠せない。 「…なんでよ。この状況でブッキーが謝るのはおかしくない?」 「…違う…!…違うの……!」 ラブだって本当は分かってるはず。 あんな事してごめんなさい。 ずっと謝らなくてごめんなさい。 それでも側に居続けてごめんなさい。 そして………… それでもまだ、せつなを愛していてごめんなさい。 何も言わないラブ。 夕暮れに染まり始めた部屋に祈里の嗚咽だけが響き続けた。 第21話 涙へ続く
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まほうがとけなくても【登録タグ IA ま タケノコ少年 曲】 作詞:タケノコ少年 作曲:タケノコ少年 編曲:タケノコ少年 唄:IA 曲紹介 タケノコ少年氏の31作目。 それはきっと(作者コメより転載) マスタリングはさぶろう氏が担当。イラストはいかり氏によるもの。 歌詞 (動画歌詞より書き起こし) 最悪の結末から逃げて繰り返す 永遠に解けることのない 魔法にかかったまま 描かれる物語 隠されてきた私の存在 「眠り姫、お前はもう目覚めない」 告げられたこと 嘘にできれば もう一度 君の手握らせてほしいの 叶わない 魔法が解ければ また笑いあえるの? 眠りを覚ましてほしいの 口付けで魔法が解けないとしても それはきっと伝えられない 幸せ 変わらない物語 無くしきれない伏線の存在 「眠り姫、どうすれば目を覚ますのか?」 聞く当てもない空想にできれば もう一度僕の手握ってほしいの 叶わない 魔法が解ければ また笑いあえるの? 眠りを覚ませられないの 口付けで魔法が解けないとしても それはきっと信じたくない柵 太陽が何度沈んで 時は巻き戻されても 君はその度ずっと 私を探してる 結末はわかっている 報われることはない 期待したくない 君の手握らせてほしいの 叶わない 魔法は解けないのに まだどうして待ってるの? 眠りを覚ましてほしいの 口付けじゃ 魔法が解けないと知ってても それはきっと伝えたくない 幸せ コメント 名前 コメント
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例え、届かなくても ◆auiI.USnCE ―――手を伸ばしても、きっと、届かない。届くわけが、ない。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 出逢いの切欠はなんだっただろう? 今はもうとてもおぼろげな記憶だけど。 でも不思議とウマはあった。 だから、ずっと一緒に居た。 大学まで一緒になった。 あいつの事、何でも理解できてる。 自惚れかもしれないけど。 そんな気がしたのよ。 でも、やっぱり、それは、そんな気でしかなかった。 あいつはどんどん先に行って。 まっすぐ、まっすぐやりたい事だけに一直線で。 前を向いて、ずっと進んでいく。 あたしはそんな、あいつに向かって手を伸ばそうとして。 追いつこうと、縋ろうとして。 でも、あたしは伸ばそうとした手が伸ばしきれなかった。 そのまま、宙を掴んで、ただ彷徨って。 結局、あいつの背には届かないんだろうなと、思ってしまった。 ――――あたしの手は、届かないと、そう、感じてしまった。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「さて、もう少しで山道には出るかな?」 「そうですね」 わざと明るく振舞いながら、銃を持って進む瑞希を、遊佐は冷たく観察しながら追随している。 とりあえず、瑞希を盾にしながら、行動をするという手段をとった遊佐は歩きながらも、高瀬瑞希という人間を観察していた。 盾にするつもりでも、どんな人間かは理解しておきたい。 自分の様に裏がある人間なのか、それとも真性のお人好しなのか。 まずそれを理解する為に、彼女を静かに観察し、そして冷酷に分析する。 時には会話を交えて、高瀬瑞希の本質を、知る為に。 いつものオペレーションの様に、見て、そして考え出した答えは。 (言うまでもなく、お人好しでしょうね) やはり、最初の印象の通り、ただのお人好しだった。 それも筋金入りのお節介。 ぶっきらぼうながらも、気遣いの忘れない優しい女性。 悪い事は見過ごせず、正しいと思った事を行う。 そんな、普通の女性でしかなかった。 悪く言えば、日常というぬるま湯につかった女でしかない。 だから、戦力的期待値など薄いし、遊佐や戦線の価値になる人間ではない。 盾にするのが、一番いい女ではあるのだが。 (けれど――) 一つだけ、引っかかる事がある。 些細な、問題。 気にする必要性が無い……とは言い切れない。 たった、一つの不確定要素。 それが、戦線や自分に仇名す可能性になる。 数パーセントでしかないかもしれない。 けれど、捨てきれない可能性。 「瑞希さん。詳しく聞きたいのですけど……」 「何?」 「貴方が言った『千堂和樹』は貴方にとって一体どんな人物なのですか?」 高瀬瑞希にとって、千堂和樹という存在が。 ただの腐れ縁と彼女が説明した存在が。 どうしても、その説明では納得いかないのだ。 遊佐の直感が、ただの腐れ縁ではないと告げている。 だから、彼女が、千堂和樹という人間に対して、どう思っているのか。 場合によっては、その感情が鋭い刃になる、その可能性を。 遊佐は、オペレーターとして捨てきれないのだ。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ なんとなく。 なんとなくなんだよ。 一緒にいれたらいいなって。 ずっと、出来るなら、ずっと。 そう思ってた。 そうだといいなって。 けれど、そんなは無理なんだなって。 何となく、だけど、そう解かったんだ。 だって、あいつは真っ直ぐに進んでいく。 どんどん先に行って。 あたしは、そんなあいつの背をずっと見ていくんだ。 それでもいい。 いいんだと思い込もうとしたんだ。 だって、あたしじゃあいつを振り返らせる事は無理だから。 あたしの手じゃ、きっとあいつには届かない あいつが真っ直ぐ行くと決めたら、絶対に止めないから。 だから、それで、いいと思った。 けれど――――それでも―――― ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「どうって、ただの腐れ縁よっ」 「本当に?」 「嘘つくはずないでしょ。そりゃあ、馬鹿だし一直線だけど……あたしはただ世話を焼いてるだけだし」 瑞希は呆れたように、遊佐に簡単に告げた。 そして、気に障ったのか少し歩く足を速めていく。 瑞希の背を見ながら、遊佐はその反応を分析し始める。 (腐れ縁だけでずっと世話を焼き続ける……ですか) 一応、筋は通っている。 けれど、納得は勿論出来るわけが無い。 遊佐の中で疑念は強まっていく。 高瀬瑞希は極度のお人好しだ。 それは間違いない。 けれど。 「瑞希さん」 「今度は何?」 「『銃の安全装置』が外れてますよ?」 「えっ……ま、まぁいつでも撃てるようにした方がいいか……と思って」 「暴発するかもしれませんから、平常時はかけておいた方がいいです」 「そう……解かったわ」 お人好しだからこそ、誰かを殺す可能性だってある。 例えば、『誰かを護るため』に。 勿論、簡単に殺す事なんてお人好しだからこそ、出来ないだろうけど。 でも、 (安全装置をはずしてたの……実は、私達を殺そうとしてたんじゃないですか?) 最初に、高瀬瑞希が遊佐と春原を見つけた時。 彼女が勘違いしなければ、遊佐が誘導しなければ。 二人纏めて、殺そうとしていたんじゃないのか。 その、千堂和樹の為に。 勿論、覚悟がぶれて、殺せず、今に至るのだろうけど。 そして、安全装置をかけられない理由が、未だに誰かの為にという意識があるのではないかと。 遊佐は、まるで他人事のように、観察し、分析をする。 勿論、今考えているのは、可能性の話でしかない。 考えている事が正解と言えるには、まだ大分弱い。 だから、遊佐は瑞希を観察し、見極める。 もし、遊佐が考えた通りならば、それはそれで考えは無数にある。 (それはそれで、扱いを変えて使いますよ、高瀬瑞希さん。貴方がどんな考えでも―――) だから、遊佐は静かに笑う。 冷静に、誰にも気付かれないように。 (今は――――私の駒でしかありません。私は私の目的に……その駒を有効活用する、それだけです) 目の前の駒を、上手く扱ってみせる。 その自身が、遊佐にはあるから。 遊佐にだって護りたいものはある。 その為に、遊佐は遊佐の本分を発揮する。 観察し、分析し、そしてそれを指揮官に伝え、場合によっては自らが判断を下す。 オペレーターとして、自らやる事をやる、それだけだ。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ そして、あたし達は殺し合いに呼ばれた。 理由はわからない。 わからないけど、殺さなければならない。 それはきっと悪い事だと思う。 してはいけない事だと理解できる。 けれど、もう、生きれないと一緒なのだ。 あたし達が生き残る可能性なんてきっと低いだろう。 なら、ならね。 あたしは、最後まであいつに真っ直ぐいってほしい。 ずっと、ずっと先へ。 真っ直ぐ貫いて欲しい。 あいつの背に手は届かなくても。 あいつの、進むべき道は護りたい。 他の何もかもを捨てても。 護ってやりたい。 だって、あたしはあいつが今でも―――― まだ、迷っている。 だから、あの子も助けた。 護りたかった。それもあたしの本心だった。 でも、それでも、あいつを、あたしは―― それでいいのか、解からない。 本当に、いいのか、解からない。 解かる訳、無い。 でも、だけど。 あたしは、あいつに真っ直ぐに進んで欲しい。 たとえ、あたしを見てなくても。 振り返らなくても。 それで、いいから。 いいから、あたしは。 あいつに生きて欲しいから。 だから。 その為に、戦うんだ。 【時間:1日目午後4時ごろ】 【場所:D-4】 遊佐 【持ち物:不明支給品、水・食料一日分】 【状況:健康】 高瀬瑞希 【持ち物:SIG SAUER P220(残弾14/15)、水・食料一日分】 【状況:健康】 101 spiral 時系列順 070 ただ、幸せな、笑顔 113 doll 投下順 115 風は秋色 046 ある日、森の中 遊佐 [[]] 高瀬瑞希 [[]]