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もりに、あるゆっくりの群れに人間が来た 人間は奥に行き、また群れがいたそこなかの他のまりちゃとは髪色や帽子が違う子まりちゃに目をつけ、ガスを撒き散らし、ゆっくりたちを眠らせた。 もりを出た人間、うしろから「たいへんだぜ!おちびを盗まれたあ!」「「な、なんだって⁉︎」」 人間は車に乗りパワーウインドウを開いて、子まりちゃを片手に 『わっはっはっはっ、子まりちゃはいただいた! さらばだ、ゆっくり諸君‼︎ さらば‼︎ うあっはっはっはっはっあーはっはっはっ』 車は走り去っていった。
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『まりちゃ復活』 13KB 虐待 日常模様 野良ゆ 子ゆ 都会 虐待人間 七作目 読後の不快感には責任を負えません あしからず 「まりちゃ復活」 さむーい冬 今日もこの街のあちこちでゆっくりが寒さと飢えに苛まされていた 「しゃむいいいい!ゆじぇえええん!!しゃむいのじぇええっ!!」 「ゆびええええん!おにゃかしゅいたああ!ゆっぐじじたいよおお!」 薄汚い体をした一口まんじゅう大の子ゆっくり、れいみゅとまりちゃが、繁華街の路地裏の片隅 放置されたまま錆だらけの壊れたエアコンの室外機のそばで、悲鳴混じりの不満をぶちまけていた 「おちびちゃん、ゆっくりだよ、ゆっくりいい!」 二匹の親だと思われる、子ゆっくりに負けないくらい薄汚いバレーボール大のれいむが、 わめき散らす我が子を必死になだめているが焼け石に水 朝から今年一番の冷え込み、おまけに北北東の風、風速8メートル 遮蔽物もろくにない路地裏でただでさえ栄養状態の悪い子ゆっくりにとってはもはや拷問に久しい 「ゆびいいい!なにかたべたいのじぇえええ!おにゃかずいだあああ!!」 「きゃわいいれいみゅがざむいざむいだよおおお!おがあじゃああん!!たじげでええ!!」 「ゆううう…がまんしてね、もうすぐまりさがごはんさんをもってかえってくるよおお!」 「までないのじぇええ!ごはんじゃんたべたいい!あまあまだべだいいい!!」 「れいみゅもあまあまあああ!あばあばああ!ゆびいいいいざむいいい!!」 「ゆあああ!まりざああ!!なにじでるのおおお!!このままじゃおちびじゃんがあああ!!」 ついに親のれいむも子ゆっくり同様に泣きわめきだした、子育てのうまさを自称するれいむ、 本来なら子供を制御するのが役割のはずだが所詮はこんなもの だがそれも無理はないことかもしれない、一昨日ひからびたパンの耳、おそらくはサンドイッチショップが ゴミ出ししたときに偶然落ちた数本を、これまた運良くつがいのまりさが持ち帰って以来何も口にしていなかった、 これでは燃費の悪い子ゆっくりはおろか、成体のゆっくりでも不満が高まるのは当然だった れいむのつがいであり、二匹の親でもあるまりさが狩りから帰ってくるのを待ち続け 哀れで無様な三匹はゆんゆんぎゃあぎゃあと耳が腐るようなコーラスを奏でだした 三匹は知るよしもないが、予定ではた・く・さ・んのごはんさんを持ち帰るはずのゆっくりまりさが戻ることはけしてない なぜか、 最強の父親(自称)狩りの名人(自称)であるまりさは 三匹がいる場所から徒歩で4~5分ほどの場所、公園脇のゴミ収集場所付近の路上で 中身のアンコをぶちまけて自慢の黒い帽子ごとぺちゃんこになっているからだ その日まだ回収前の生ゴミの袋に運良く出くわしたまりさは、のらゆっくりの悪行の一つであるゴミあさり すなわちゴミ袋を枝で切り裂きまんまと生ゴミの狩りに成功したのもつかの間、 後ろから近づいてきたゴミ収集車に挽き潰されたのだ ゴミ収集の作業員は今年一番の冷え込みの中、最後の収集場所のゴミを回収するのに夢中だったのと 日々の疲労も重なってまりさを挽き潰したことに気づかなかった その上まりさが食い破ったゴミ袋から生ゴミがあふれ出していため その後始末に追われて悪態をつきながらその場を走り去った 誰かが気づけばまりさの死骸もやがて処分されるかもしれない あるいはカラスの餌か いずれにしろゴミとしての終わりをむかえることだろう そんなことになっているとはかけらも想像できない、残された大小の汚れまんじゅう三匹は相変わらず泣き続けていた 「…ゆええ…おなぎゃずいだ…ゆええ…ゆええ…」 「ゆびいい…ゆっゆっ…」 変わったことと言えば子ゆっくりの鳴き声がだんだんか細くなったことだ、 泣きわめいたことで残り少ない体内餡がつきかけているのだろう れいみゅとまりちゃ、ギョロギョロとした眼ばかり大きい典型的な栄養失調の顔が力なく地面に近づく 「おじびじゃああん!じんじゃだめだよおおお!まりざあああ!!なにじでるのおおお!!!おじびがあああ!!!」 れいむはといえばいよいよ危ない我が子の状態に動揺し絶叫した 「おじびじゃんがじんじゃうう!はやくなにがたべさせないど!!ゆうううもうこれじがないよおう!!」 れいむは何かを覚悟したような表情になると今まさに死の淵にある子供達に叫んだ 「おぢびじゃん! こうなっだらおかあさんはおたべなさいをするよ!! おかあさんをたべてまりさががえってくるまでがんばっでねええ!!」 「ゆうう…おがあじゃ…」 「ゆっくじ…ゆゆ」 子まりさはさすがに母親の爆弾発言に顔を上げて何かを言いかけるが、 子れいむのほうは早くも非ゆっくち症の発作を起こしかけているらしく言葉が出ない 「まりざがかえってきたらつだえでねええ!!れいぶは…れいむは まりさのこともおじびじゃんのこどもだいすきだったってえええ!!!」 涙で顔面をぐしょぐしょにした薄汚い醜悪な笑顔浮かべながられいむは我が子に湯呼びかける 「おかああじゃああん…ゆっぐじいい…」 子まりさがかすれた声で絶叫する、子れいむもまたのろのろと顔を上げて何とか母親のほうを見上げた 「さあ、おたべなさなさぎゅびゅぼ!!」 我が子に最後のほほえみをむけると「おたべなさい」と叫ぼうとした親れいむ だが言い切る前に額の部分が爆発したように弾け両目が勢いよく飛び出した そして涙とよだれだらけの小汚い顔に、情けない表情を浮かべた子ゆっくりのれいむとまりちゃに、 親れいむの皮膚が餡子が髪の毛がお飾りが破片となって降りかかった 「やったー!」 「すげえ!ストライクじゃん」 当然といえば当然だがゆんゆんぎゃあぎゃあ大声で泣きわめいていたために、 ゆっくりの最悪の天敵、小学生悪ガキボーイズを呼び寄せてしまったのだ 親れいむの顔が爆発したように砕けたのは二人組のバッドボーイズの一人が投げた小石が、 みごと命中したためだった 「ゆっ…ゆび?…」 「お…きゃあしゃ…ゆっ?」 子ゆっくり二匹は状況が飲み込めず目の前にあるかつては母親だったもの、 いまは物言わぬ崩れまんじゅうをしばらくの間馬鹿面で見つめていた 「…お…おぎゃあああじゃああ!」 「にゃんでぇぇ…!」 ようやく事態が飲み込めた二匹は絶叫した、なんで、どうして、 お食べなさいをして自分たちを助けようとした母親が目の前で無惨な骸と化したのかと 「おきゃ…うげえええ…くじゃいいい…」 子れいむが惨殺死体となった母親ににじり寄る、 だがその瞬間弱った体をビクンと大きく震わせると激しく嘔吐を始めた ゆっくりだけが敏感に感じ取る例の死臭を嗅いだためだ、 そして元々餓死しかけていた子れいむにとってそれは致命的なダメージだった 「げええ…げえ…もっちょ…ゆ…」 体内のなけなしの餡子をちっぽけな中枢餡とともにあらかたはき出してそれきり子れいむは動かなくなっていた 「あれ、なんだよ、小さいの一匹しか残ってないぞ」 「ほんとだー どうすんのこれ」 そこら中に小汚い皮とアンコが散乱した惨状に顔を見合わせる子供達 「どぼじで…」 「あん?」 たった一匹残った子まりちゃが薄汚い泣き顔で二人を見上げ叫んだ 「どぼじでごんな…まりちゃのおきゃーしゃんといもうど…なんでえええ!」 瀕死の状態のまりちゃは精一杯の声を張り上げて、この理不尽な仕打ちを糾弾した 「なんでごろじだのおお! まりちゃだちなんじもわりゅいごどじでないでしょおおお!」 「うるせーよ」 スニーカーのつま先で石を投げた少年の方が軽く子まりちゃを蹴り転がした それだけでコロンと文字通り石ころのようにころがる子まりちゃ 「いびゃいいい!!」 「おまえらがぎゃあぎゃあ喚くのが悪いんだよ! うるせえんだよ!ゆっくりは!」 「そうだそうだ!ゆっくりはうるさい!ゆっくりは死ね!」 「いびゃいいい!ゆっゆっ…」 泣きわめく子まりちゃをつま先を器用に使って潰さない程度の力加減で転がす二人 子供達にとってはじゃれているに等しい行動だが、とうの子まりちゃにとっては暴力の雨あられだった 餓死寸前の子まりちゃの体力はあっという間に尽きていく 「…ゆっ…ゆっ…」 ついに息も絶え絶えの子まりちゃはぐったりとうつぶせのまま小刻みに震えるだけとなった 「あーもう死ぬな こいつ…」 「もろい!もろすぎる!ゆっくりまんじゅう!」 「ギャハハハ」 「でも…この死骸片付けないと怒られるよね」 「う…」 ゆっくりを殺しても潰してもいいけれど後片付けはちゃんとする、 それが彼らの通う学校を含むこの街のルールだった しかし誰だってゆっくり殺しは大好きだが、小汚い死骸を片付けるのは気が進まない 思わず顔を見合わせる少年二人 「そうだ…どうせ片付けるなら面白くやろうぜ」 「えっ? どうやって?」 「ちゃっちゃらっちゃーちゃーちゃー ポポポポーン オレンジジュースううう!」 「あれ、給食に出てきたやつじゃん 飲まなかったんだ」 「これまずいメーカーのだからな まあみてろ」 そういうと石を投げた少年はジュースバックを開けてマジで死んじゃう5秒前の子まりちゃに振りかけた 「…ゆ…ゆゆゆ…なにこれ!あまあま!あばあばだああ!まりちゃふっかつうう!だいふっかつうう!」 少量のオレンジジュース、ゆっくりにとっての万能薬、が体にしみこんだ途端、 あれほど惨めったらしい顔と姿の子まりちゃに劇的な変化をもたらした 「まりちゃはふっかつしたよお! ふじみでごめんねえええ!」 ぴょーんと飛び上がるとドヤ顔で、元気いっぱいの声で叫ぶ子まりちゃ、 それを見下ろす少年の目は怒りのあまり瞳孔が開ききっていた そのまま足を振り下ろし子まりちゃを一気に踏みつぶしてしまってもおかしくなかった だが 「申し訳ありません まりちゃさまあ!」 「ゆ?」 オレンジジュースを振りかけた方の少年が棒読みで叫ぶと驚いてその姿を見上げる子まりちゃ 「ゆっくり反省しましたー(棒) 今のジュースはお詫びの印ですー(棒)」 「ゆゆ…やっとはんせいしたんだね! ほんとならさいきょうのまりちゃが えいえんにゆっくりさせるところだけど まりちゃはか・ん・だ・い・だからふたりとも ゆるしてどれいにしちぇあげるね」 偉そうにふんぞりかえって大声で宣言する子まりちゃ オレンジジュースを使った少年の肘をもう一人の少年が小突いて「正気なの?」と小声で訪ねる それに片笑いで目配せすると「まりちゃさまー(棒)どれいにしていただくまえにー(棒) くそれい…おかーさんといもうとさんをすて…まいそーしてあげたいのですがー(棒)」と 抑揚のない声で言う少年 その微妙な様子にもちろん馬鹿で調子乗りの子まりちゃが気づくはずもない 「ゆっ! そうだよ! つみほろぼしにおはかをつくってね! それからまりちゃをつれてかえってかいゆっくりにしてね! そしたらあまあまをいっぱいもってきてね! けーきしゃんじゃないとせーさいするよ! それからびゆっくりもよういしてね! それから…」 べらべらとキンキン響く耳障りな声で虫のいい要求を繰り返す子まりちゃ 二人の少年はこめかみの血管がぶち切れそうになりながら、 それでも一人が子まりちゃを片手に乗せ もう一人の子まりちゃを蘇生させた方の少年が 少し離れたところに設置されている ゆっくり専用ゴミ箱備え付けのスコップを取りに走った 「よっこらしょ!結構重いなあ」 「ゆ! なにしちぇるの! まりちゃのおかあさんといもうちょ もっとていねいにあつかうのじぇ まったくつかえないどれいなのじぇ」 ついさっきまでの瀕死の状態は嘘のように、ゆっくり特有の根拠のない尊大さと 愚鈍な横柄さを振りまきながら少年の手のひらで喚き散らす子まりちゃ 背を向けてスコップで死骸を掬い上げて 専用ゴミ箱に放り込む少年の肩が小刻みに震えていた 怒りが憤怒の感情がその小柄な体を締め付ける 「おわりましたー(棒)まりちゃさまー(棒)」 作業を終えて振り向いた少年は能面のような顔と抑揚のない声でそういった その怒りのゲージが頂点に達している雰囲気は さっきから子まりちゃを手のひらにのせたままで いい加減かったるくなってきたもう一人の少年が思わずひるむほどだった が 馬鹿という小麦粉の皮がアンコをくるんでうごいているのがゆっくり その中でもさらに馬鹿の最右翼である子まりちゃが気づくはずもなかった 「おそいのじえええ!つかえないどれいなのじえええ! もういいからおまえはあまあまもってこい!そしたらすぐしぬのじぇ!」 大声でよだれをまき散らしながらわめき散らす子まりちゃ それをよそに少年二人は無言で頷きあうと、子まりちゃを乗せて運んでいた少年がその手のひらをくるりと返した 「ゆ!? まりちゃ!おしょらをとんでるのじぇ!まりちゃはてんしにうまりかわ ぶぎょ!!」 聞いただけで激怒しそうな台詞をともに落下するこまりちゃ そしてアスファルトの上に顔面から着地した 「ゆ…ゆ… ゆぎゃあああ!まりちゃのしんじゅもうらやむはぎゃあああ!!」 黄ばんだ飴細工の歯が何個か折れて転がり、痛みと衝撃でまりちゃは転げ回って泣きわめく 「なにずるうだじぇええ! おまえびだいなくぞどれいはすぐしぬんだじぇええ!」 自分を落とした少年を短いお下げで指しながらわめき散らす子まりちゃ 「まりささまー だいじょぶですかあああ(吹き出しながら)」 そういってまたオレンジジュースを少量振りかける 「ゆゆっ! まりちゃふっかつ! だいふっかつうう!」 「ああうぜえ」 子まりちゃがドヤ顔で再び叫ぶとすかさずその後頭部をつま先で蹴り転がした 「いだいい!」 無理もないことだが怒りのあまり力加減を間違えた少年 衝撃で子まりちゃの右目が飛び出して転がる 「まりちゃのおめめがあああ!しんじつをみつめるたかのめがああ!」 「鷹が聞いたら泣いて怒るぞ」 「まりささまーだいじょうぶですかあああ(嘲笑しながら)」 また降りかかるオレンジジュース 「ま…まりちゃふっかちゅ…」 さすがに飛び出した右目は元に戻らないがそれでもヨロヨロと起き上がろうとする子まりちゃ 「ああうぜえ(爆笑しながら)!」 「ゆびょ!」 少年のつま先が今度は子まりちゃの顔面に突き刺さる、 その衝撃で残りの歯が砕け散り薄汚れた黒帽子が吹き飛んだ 「まりちゃのひゃがああ ゆっくりじだおぼうじぎゃあああ!」 転がった帽子をすかさず踏みつけ、その足を右に左にスイングさせる少年、 ナイスアシスト! 「まりちゃさまーだいじょうぶです ぶはははは」 降り注ぐオレンジジュース 「まりじゃ… ふっがじゅ…」 「ああうぜえうぜえ」 げしげし どぼどぼ まりじゃ…ふっか… げしげし どほどほ ふっかじゅ… げしげし 「…ゆ…ゆ…」 10分後 そこに調子こいてふんぞり返っていた子まりちゃの栄光の姿はなかった 代わりに泥だらけの傷だらけ 歯は残らず砕け散り両目が吹き飛び 自慢(笑)の金髪が斑はげになり、 お飾りもお下げも失った哀れな痙攣まんじゅうがいるだけだった 栄枯盛衰世の習い 驕るまりちゃは久しからず 「あージュースもうねーな」 「でももうジュースかけてもだめだろうね」 「ゆ…ゆぎ…」 「結構楽しめたな またやろうぜ」 「…ゆ…ゆ…」 「そうかそうか まりちゃも賛成か」 「…」 そしてゆっくりゴミ箱に心底汚そうにつまみ上げたこまりちゃを放り込むと 「せめてもの慈悲じゃ…」と吹き出しながらちょっぴり残ったジュースのしずくを ゴミ箱に振りかけ大笑いで駆け出す少年達 そのすがすがしい後ろ姿が遠ざかったあとゴミ箱の中では小さな奇跡が起きていた 降りかかった微量のオレンジジュースが危篤状態の子まりちゃの意識をわずかにとりもどし、 「もっちょゆっぐりじだかっじゃ…」 とテンプレを呟いてそれきり二度と動かなかった 奇跡終了ー おしまい
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登録タグ:ジョーク・ネタ セクシャル 下ネタ 危険度1 真実 「まりちゃんズ」というグループの『まりちゃん』という歌。 これは ひどい 動画サイトなどで視聴できるが、その際はイヤホンを忘れずに。 まりちゃんズは、後にメンバーのうち一人を抜いて「藤岡藤巻」として再結成され、大橋のぞみと映画『崖の上のポニョ』の主題歌を歌うことになる。 食事中の人は見ない方が良い。 分類:ジョーク・ネタ、真実、セクシャル 危険度:1 コメント 吹いたwwwwwwww -- 1 (2010-12-11 18 15 36) ※下品です -- あ (2010-12-12 12 46 14) のぞみちゃん逃げろwwww -- 名無しさん (2010-12-29 18 04 11) 曲はいいね、たぶん・・・うん。ipodとかに入れる人いるのかな? -- ななし (2011-01-14 22 00 47) 藤岡藤巻結構すきだけどな -- はらたく (2011-03-02 22 00 18) フルで聴いてみたが…。最初の方は、『うわコイツ(歌詞の中の「僕」)キモッ!』ってなるが、最後まで聴くと…キモさと切なさが同時に押し寄せてくる(ような気がする)。 -- NnC (2011-03-03 09 02 52) まりちゃんもするだろw あwたwりwまwえw -- とまと (2011-03-03 13 28 48) (苦笑) -- まり (2011-03-03 14 36 26) なんでこんな人達にポニョの歌を… のぞみちゃんがこの事実を知ったら… -- 澪 (2011-03-07 10 57 45) こwれwはwwwいきなり問題発言ww -- クロス (2011-03-07 15 52 11) ちょwなんだこれ、うんk、ゲフンゲフン・・・ -- 名無しさん (2011-03-21 12 37 26) ごめん・・・俺のipodにまりちゃんズの曲全曲入っている・・・個人的に「SM夜曲」もオススメ -- 河童太郎 (2011-03-21 15 02 05) ちょっっ・・・まっっwwwww -- シグナル (2011-04-10 17 25 19) wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww -- 天空 (2011-05-13 17 27 16) どこかのフラッシュでブスの歌ってありましたが、それを歌ってるのこの人と聞きました。 -- サスケファイター (2011-05-13 18 41 15) とんだ神曲だった -- すたれ (2011-05-13 19 21 47) 画像検索のぽにょの塩焼きはひどかったぞ・・・ -- 名無しさん (2011-06-19 13 09 20) 4秒で大笑い -- ありんこ (2011-06-27 16 29 15) ちょっ・・・う○こ・・・・ -- 名無しさん (2011-08-04 13 00 58) 歌詞貼ってください(*´ω`*)↓ -- 名無しさん (2011-08-04 15 36 28) うちのウォークマンの音楽ダウンロードでまりちゃんって調べたら本当にでてきちゃったよ・・・音楽ダウンロード、今すぐまりちゃんの歌を消しなさい! -- みさき (2011-08-04 15 56 33) 天地真理のファンだと言う説が有るらしいが、だから昔のままホルマリン漬けにしたかったとか言う事か? -- 名無しさん (2011-08-15 23 32 17) うんこうんこばっかうるせーなー -- りょう (2011-08-25 22 00 10) まりちゃんズは「ブスにはブスの生き方がある」が一番好き。 -- あみ (2011-08-25 23 04 25) 金太の大冒険と同じレベル。 -- みっちん (2011-08-27 15 35 43) ばかみてぇ -- 名無しさん (2011-08-27 16 04 29) 変態だー!! 「僕はロリコン」以上の衝撃だった… -- 名無しさん (2011-09-29 19 52 37) こ れ は ひ ど い -- 名無しさん (2011-10-15 13 50 41) 歌詞はひどいけど・・・検索してはいけないのか?ホントに -- 検索推進化【リア充】 (2011-10-15 19 35 52) ぶはっwwwガキがこんなの聞いたら喜ぶぜ☆ -- 名無しさん (2011-10-15 20 19 03) コレは酷いw -- 名無しさん (2011-11-04 01 39 02) 尾崎家のババアは流行ったなwww -- あんぐ (2011-11-11 10 52 31) う・・・う◯こ!? -- 名無しさん (2012-02-14 23 14 14) 19 ブスにもブスの生き方がある と言う歌では? -- 名無しさん (2012-02-20 22 48 44) うoこいってんならトイレいけよ・・・・ -- てれび (2012-02-21 10 09 11) 大橋のぞみ、芸能界卒業したみたいだね。 -- 星奈 (2012-03-06 13 49 59) 森山直太郎もうんこの歌歌ってたな -- 名無しさん (2012-04-08 17 58 28) 牛乳トイレット ペーパー海苔ワロタwww -- 名無しさん (2012-06-30 20 38 33) 尾崎家の祖母は名曲であり迷曲w -- 名無しさん (2012-07-09 22 04 00) う -- 名無しさん (2012-07-10 00 41 38) うんこ -- 名無しさん (2012-07-14 12 06 52) うんk・・いや、なんでもないっすごめんなさい・・ -- 名無しさん (2012-07-24 14 25 00) 藤岡藤巻のライブって18禁なんだね… -- 名無しさん (2012-07-24 15 02 03) 俺この曲大好きwww -- スーパー名無しさん (2012-08-22 18 22 14) 少し切ないwww うんこってそんなに悪いか? -- アキレール (2012-08-29 12 42 02) う○こう○こうるせぇなwwwwww -- 名無しさん (2012-10-13 19 10 11) 10↑ええwwマジすかそれwwwそれもある意味検索してはいk -- 名無しさん (2013-01-06 08 49 20) ガッチンボーのtrー -- ゆうぞう(仮) (2013-01-21 18 57 51) ↑誤爆。ガッチンボーのテーマよりはマシだと思うw 以外と好きだったりする。 -- ゆうぞう(仮) (2013-01-21 18 59 26) なぜここまで愉快なのかwwww -- HUNK (2013-01-21 19 54 08) あはははははははっ!!すんごいバカです。(笑) -- 愛国者の元陸上自衛官@切込隊長 (2013-04-06 22 31 35) ザ・黒歴史って感じやねW -- 名無しさん (2013-04-07 08 34 10) ははっ…、 あああ…、酷い -- 有魔 (2013-04-10 17 14 27) 泣いた -- 名無しさん (2013-04-17 15 35 00) まりちゃんのうんこ妄想したら馬鹿だぞ -- (2013-04-18 21 42 17) き〇がいww -- 名無しさん (2013-04-29 18 57 13) 久しぶりに大声出してワロタwwwwwwwwwwwwwww -- 幼音アリア (2013-04-29 23 25 46) まりちゃんズは知ってたけど、ポニョの人と同一人物とは初めて知ったw -- 名無しさん (2013-05-02 09 34 44) ブス・ブサイクに追い討ちをかけるようなことするのは酷い。コイツらも一生懸命頑張ってるんだぞ!まあ、俺は自称ブサイクだけど。 -- スイマヤー (2013-07-15 19 30 03) モーツァルトのようなお下品レベル(笑) -- 愛国者の元陸上自衛官@切込隊長 (2013-08-15 08 20 57) ひでぇよ -- チルノ⑨ (2013-08-16 23 31 33) ちと凸してくる。 -- 道化師-遥- (2013-08-27 20 37 43) 歌詞あれはダメだろ…。でも少し吹いたwww -- 燐 (2014-01-13 18 19 03) おい!ダメだのぞみちゃん!その人は危険だ!!早く逃げるんだ! -- 七紙 (2014-04-06 08 21 40) 口からとかwwピンクとかww -- てい (2014-04-06 17 31 44) するだろー!ww -- イ カ 2号 (2014-04-14 22 39 07) めっちゃわろたwwww -- ぴりる (2014-06-02 17 09 05) 馬鹿みたいな歌だな -- ひうふゆ (2014-06-27 18 56 37) ?? -- G~ (2014-07-06 23 41 32) ?? -- zz- (2014-07-12 18 16 13) 始まったとたん、吹いたww -- 名無しってことでいいか? (2014-07-16 16 11 55) 最低(笑) -- 名無しさん (2014-08-01 17 03 37) まりなちゃん?(乱視) -- 名無しさん (2014-08-02 11 07 00) めちゃ吹いたwww. -- ひうふゆ (2014-08-17 02 32 52) ある意味神曲wwwwwww -- 名無しさん (2014-09-11 18 53 25) 聴く気は無いです -- 真 終わる世界 (2014-11-02 21 33 45) 出だしから神 -- 名無しさん (2014-12-21 12 06 52) ↑5 UDK姉貴は関係ないだろ!訴訟(きそ)の準備に入らせてもらう! -- 霊夢 (2014-12-21 12 59 36) 神曲認定はよ -- 名無しさん (2014-12-27 23 32 44) 藤岡藤巻は芸能界から消えたのかしら? -- ハスミン (2015-01-27 23 41 18) 3分間も聴いてるの苦痛だった... -- 噂のあああ (2015-02-23 09 10 58) これは酷い -- 名無しさん (2015-04-05 17 55 28) よくもあんなキチガイな曲を!! -- 名無しさん (2015-05-24 18 18 41) まりちゃんてホントにいるのかな -- 名無しさん (2015-06-10 10 20 13) スカトロじゃ~~~!! -- 名無しさん (2015-06-21 20 44 40) まりな うぉーっと、UDK~ -- 名無しさん (2015-08-03 06 54 37) よその子位泣ける。涙腺崩壊曲 -- 名無しさん (2015-08-24 00 04 44) 尻くらいあったっていいだろう -- ゆみ (2015-11-10 11 03 42) なにこれ -- まり (2016-10-10 15 58 30) 続の歌詞悲しすぎ -- 名無しさん (2016-10-10 17 38 57) ボクハウ○コヲスルタビニィ~ -- ウオノメチャッピー (2018-08-22 12 27 22) 黄色ってやばくない?病院行った方が…… -- 名無しさん (2019-05-05 23 18 23) 全国のまりちゃんに謝れ -- 佐野ケンタッキー (2020-05-20 15 27 07) いきなり冒頭から「う◯こ」は最早草も生えない -- メタトンNEO (2020-06-06 15 50 33) 歌詞がヤバすぎて最後まで聞くのに時間がかかった -- ゲーム太郎 (2020-09-12 16 35 15) 吹いたwwww -- ねろ (2021-03-02 19 04 16) 全米が感動した!(?) -- ねろ (2021-03-02 19 04 55) こんなこと考えてるから冷たくされるんだろうがよwwww -- 名無しさん (2021-04-29 07 43 40) まさにクソ歌 -- 名無しさん (2021-08-11 13 17 40) まりなーずは関係ないだろ! -- いい加減にしろ! (2021-09-25 10 57 13) うわぁ… -- 甘夏 (2021-11-10 16 23 28) どん位ひどいんだろうと思って聞いてみたら初っ端からやらかしてくれて吹き出したwww -- 名無しさん (2022-11-06 14 11 22) これみてうわあ、ってなるひとは、元モーニング娘。(全盛期の頃)「石川梨華はうんこするの?」みたいなスレ見たらまじドン引きだと思う -- 名無しさん (2023-08-26 15 05 01) 一応「気持ち悪い」という概念はあるのね -- めろん (2023-10-28 23 21 09) 名前 コメント
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まりちゃん ==自己紹介フォーマット== 名前:まりちゃん 背番号:15 ポジション:FW 2006年度成績:○○試合○○得点 好きなサッカーチーム: 生年月日:1983年4月2日 趣味・特技:まっちゃんを殺すこと 出身高校:田園調布雙葉高校 出身大学:フェリス女学院大学 好きな健康食材:黒酢 メンバーから一言: 個人HP: ============== 次へ→えりこちゃん
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『まりちゃであそぼう』 18KB いじめ 小ネタ 子ゆ 虐待人間 いつもの小ネタです。ちょっと長めです。 「ゆわぁぁぁぁ?!ほんとーでずがぁぁぁぁ?!」 「ゆゆぅ!かいゆっくち?!ゆっくちー!」 「ゆわーい!あまあまいっぱいたべるのじぇー!!」 薄汚い野良の一家が喜び跳ね回る。 揉み上げやお下げをブンブン振り回して、満面の笑みを浮かべている。 今にも死にそうなほどの、不幸を絵に描いたような顔は何処へいったのやらである。 「さあ、くそどれいはさっさとれいむたちを、おうちにあんないしてね!」 「あまあまよこしぇー!くしょどれー!!」 「かわいーまりちゃを、さっさとゆっくりさせるのじぇー!」 すでに飼いゆっくりになったつもりで居るのか、野良一家は大はしゃぎ。 私を見下すようにニヤニヤと笑いながら、偉そうに命令を始める。 「何勘違いしてるの?私はそこのまりちゃだけ貰うって言ったのよ?あんた達は要らないわ」 『ゆゆ?!』 私の言葉に驚く野良一家。 ぽかんと口を開けて固まる一家の中から、私は子まりさだけを摘み上げると持っていたビニール袋に放り込む。 「ゆわーい!おしょらをとんでるみちゃーい!」 キリッと眉毛を吊り上げて、お決まりの文句を言いながらビニール袋の中に消えていく子まりさ。 そしてそれを間抜け面で見つめるれいむ親子。 「ゆっがぁぁぁぁぁ?なにじでるのぉぉぉぉ?おちびちゃんをどこにつれていくのぉぉぉぉぉ?!」 「ゆぅぅぅ?!まりちゃだけじゅるいよぉぉぉ!!れーみゅも 『グチャ』 びゃ?!」 私は足元で騒ぐ子れいむを踏み潰した。 子れいむは汚らしい音を立てると、アスファルトのシミになった。 「ゆっぎぃぃぃぃ?!でいぶのおちびちゃんがぁぁぁぁぁぁ?!どぼじでこんなごどずるのぉぉぉぉぉ?!」 親れいむは潰れた子れいむには目もくれずに、私に向かって罵声を浴びせる。 私はわざとらしくため息を一つつくと、五月蝿い親れいむの口を足で踏み抜いた。 「がびゃん?!げべぇ?びびゃぁぁぁぁ?!がにごべぇ?ぼうばっでぶどぉぉ?!」 口を潰された親れいむは、泣きながら私を見て呻きながら何かを訴える。 だが私はそれ以上この親れいむに関わる気が無いので、足早にその場を後にした。 「やい!くそにんげん!まりさとおちびが、かいゆっくりになってやるんだぜ!こうえいにおもうんだぜ!!」 「のじぇー!のじぇー!まりちゃは、しゃいこーのゆっくちなのじぇ!こーえーにおもうんだじぇ!!」 ゆっくりが居そうな公園に入った途端、私を出迎えてくれた野良まりさの親子。 このまりさ達はまだ野良になったばかりのようで、比較的外見が綺麗だ。 だが野良落ちするだけあって、私を見下すようにニヤニヤと笑いながら、何故か得意そうに仰け反る。 私は先程度同じ様に子まりさだけ持ち上げてビニール袋に入れると、親まりさを放置して公園内を散策する。 「ゆゆぅ?!…ま、まつんだぜぇぇ!どうして、おちびちゃんだけつれていくんだぜ!まりさもかいゆっくりにするんだぜぇぇぇ!!」 しばらく思考停止していた親まりさが再起動すると、慌てて私を追いかけてくる。 息を切らして必死に跳ねてくるのは良いが、何より耳障りなのはその大声である。 私は振り返ると、こちらに跳ね寄ってくる親まりさの顔面に蹴りを入れた。 ドカッ! 「ゆぎぇびょ?!」 間抜けな音を出して吹っ飛ぶ親まりさ。 多少加減をしているとはいえ、私が履いているのは安全靴。 顔面が大きく陥没した親まりさは、ボールのようにコロコロとどこかに転がっていく。 この公園は地元でも有名なゆっくりの掃き溜め。 私はもっと沢山の赤まりさと子まりさを集めたいので、あんなの一匹に何時までも構っていられないのだ。 「ゆゆぅ?!ここはどこなのじぇ?!まりちゃ、ねんがんのかいゆっくちに、なったのじぇ?!ゆわぁぁぁぁい!!」 「ゆっぷっぷ!めぬけなおかおの、にんげんがいるんだじぇ!これはまりちゃの、どれいなんだじぇ?」 「ゆぅぅ…おとーしゃ…おかーしゃ…どこなのちぇー?かくれんぼしてにゃいで、ゆっくちでてきちぇね!!」 部屋の中央に集められた赤まりさと子まりさの集団。 その数ざっと赤まりさ10数匹、子まりさ20数匹といったくらい。 不安そうに周囲を見渡しては涙目になるものや、早速私を見下してニヤつくものもいる。 同じ赤まりさ、子まりさでも多様な反応を見せてくれて、思わす私もニヤけてしまう。 私はその内の一匹、私の足にしーしーをしようとしていたやつを持ち上げる。 全体的な汚れ方から、あまり外に出てない野良のようだ。 「ゆゆぅ?なんなのじぇ?まりちゃのこーきなせーしゅいで、くしょにんげんをきよめてやるところだった…ゆっげぇぇぇ?!」 私は一匹の子まりさを持ち上げると、軽く握り締めてその感触を確かめる。 子まりさはとても柔らかく、まるで水風船のように握り締める度に形を変える。 子まりさは苦しそうに顔をしかめると、餡子を吐き出さないように口を必死に閉じる。 少し手の力を緩めると子まりさの表情が和らぐが、再び力を込めると涙目でうめき声を上げる。 「ゆぅぅぅ?!なにしちぇるのじぇぇぇぇぇ?!まりちゃが、くるちがってるのじぇー!やめるのじぇー!」 「そーなのじぇ!いくらそのまりちゃがよわむちでも、まりちゃをいじめるのはゆるしぇないのじぇ!!」 「どれーがはんらんをおこしたのちぇー!ゆるせないのちぇー!せーしゃいしてやるのちぇー!!」 固まっていたまりちゃ達が、一斉に動き出して私の周りに集まってくる。 頬を膨らませて私を威嚇したり、強気な子まりさの陰に隠れて震えていたりと様々な反応を見せてくれる。 「何してるのって?そりゃ、まりちゃで遊んでいるのよ」 『ゆゆぅ?!』 私の言葉が分からないのか、私の手の中の子まりさを含めたまりちゃ達が困惑する。 私はそんなまりちゃ達を無視して、手に持った子まりさにゆっくり用の座薬「ゆっくりかんちょー」を挿す。 「ゆゆぅ?!しょこはまりちゃの、でりけーとぞーんなのじぇ!きやすくさわ…ゆっぴゃい!ちゅぶぶぶぶ?!」 少し恥ずかしそうに顔を赤くする子まりさだが、あにゃるから進入にした異物に不快そうに顔を歪める。 これは本来ゆっくりが便秘になった時に使う物。 ただし赤ゆっくりに使うと、中身が全部下痢になって排出されるという危険な薬。 子ゆっくりでも1つが限界なのだが、ここはあえて5個投入してみる。 「ゆっぴきぃぃぃぃ!ひっぎぃぃぃぃ!まりちゃのぷりちーあにゃるがいちゃいのじぇぇぇぇぇぇ!まりちゃのなかに、はいってこにゃいでぇぇぇ!!」 イヤイヤと尻を振る子まりさ。 涙をポロポロと零しながらも、少し頬を赤くしてお下げを振り回す。 だが私はその尻を無理やり押さえつけると、座薬をどんどん挿入していく。 そして最後に、子まりさのあにゃるをボンドで塞いで準備完了だ。 子まりさの反応があまりにも面白かったので、つい座薬を8個も突っ込んでしまったのは秘密にしておこう。 「ぎぇじょじょじょ!ごべばばぁぁ?!ぶっちゅ!ぶっちゅ!じゅんばばばっばばば!!」 座薬を突っ込まれた子まりさが、真っ青な顔で奇声を上げる。 両目が別の生き物のようにグルグルと動き回り、体全体からびっしりと変な汗を流している。 この薬は乾燥したうんうん、ゆっくりの餡子をお汁粉状にして排便させるという物だ。 それを過剰に摂取させればどうなるのか。 「よし!手榴弾!くらえい!!」 私はタイミングを見計らい、子まりさのお下げを無意味に毟り取る。 そして手榴弾に見立てた子まりさを、まりちゃ軍団の目の前の床に叩き付けた。 バシャ!! 『ゆゆぅぅ?!』 叩きつけられた子まりさは、まるで水風船が破裂するように中身を撒き散らして砕け散る。 最前列にいたまりちゃ達は、思いっきりその餡子を浴びる事になった。 中枢餡を含む体内の餡が、すべてお汁粉状に変換された子まりさ。 本来はこれがあにゃるから排出されるのだが、今回はそこを塞がれていた為逃げ場が無い。 もう少しタイミングが遅ければ、うんうんとして排出される餡子が、口や目玉から餡子が流れ出ていただろう。 つまり今飛び散ったのは、この子まりちゃのうんうんになる。 「ゆっぴゃぁぁぁぁ?!くっしゃぁぁぁぁい!これ、うんうんなのじぇぇぇぇぇぇ!ゆんやぁぁぁぁぁ!!」 「ゆびゃぁぁぁぁぁん!うんうんしゃん、こっちにこにゃいでよぉぉぉぉ!まりちゃは、せーけちゅのきれーじゅきなのじぇぇぇぇ!!」 「うんうん!うんうん!ゆんやぁぁぁぁぁぁ!まりちゃのきれーなおかおに、うんうんついちゃったよぉぉぉぉぉ!!」 液体状うんうんを浴びた子まりさ達は、狂ったように跳ね回って泣き叫ぶ。 私にはうんうんなのか餡子なのかは解らないが、まりちゃ達ににはしっかり認識出来ているようだ。 中には全身うんうん塗れになった赤まりさもおり、まるでおはぎのような姿のまま気絶してしまっている。 私に向かってこようとした連中も、この惨状に戦意を喪失したらしく駄々をこねるように転がり回って逃げていく。 一応床にはビニールシートを敷いてあるので、私には特に被害無し。 服も簡単に洗えるジャージ姿なので、問題なしである。 「ど、どーなってるのじぇ?…まりちゃが…うんうん?…にゃんで?どーしちぇ?」 「まりちゃが、うんうんになったのじぇ?…こんにゃの、しんじられにゃいのじぇ…ゆえぇぇぇぇ…」 この惨状を少しはなれた所で見ていたまりちゃ達は、状況を理解出来ないで固まっている。 同胞がいきなり爆ぜてうんうんになるとは、思ってもみなかった事だろう。 私は固まっていた赤まりさ達を5匹ほど摘みあげると、部屋内に用意してあったホットプレートの上に乗せる。 「ゆゆぅ?なにこりぇ?………ゆっぴぃぃぃ!あっちゅい!あっちゅい!ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!」 「ゆびゃぁぁぁぁぁん!まりちゃのびあんよがぁぁぁ!うじゃいんぼるともまっしゃおの、せかいいちのしゅんしょくがぁぁぁ!!」 「おかおあっちゅい!おとーしゃぁぁぁ!おかーしゃぁぁぁぁ!ゆんやぁぁぁぁぁ!!」 私は熱さから逃れようと飛び跳ねたり泣き叫ぶ赤まりさ達をフライ返しで一箇所に集め、死なない程度に焦げ目をつけていく。 赤まりさ達のしーしーや皮が焼ける臭いが漂い始め、部屋中を甘い臭いで満たしていく。 私は弱り始めた赤まりさの塊に、小麦粉をオレンジジュースと生卵で溶いた物を少しずつ垂らしていく。 「ゆちゃぶちゃ!あみゃあみゃ?!…あっちぃ!あっちゅい!ゆっびゃぁぁぁぁ!」 「あびゃびゃ!びべぇぇ!あみゃい!あみゃい!ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!」 オレンジジュース効果で少し体力と傷が回復する赤まりさ達。 だがホットプレートの熱から逃れられた訳ではない。 一瞬だけ和らいだ表情も、すぐに歪んで再び騒ぎ出す。 私は次第に固まっていく赤まりさの塊を、両面丁寧に焼いていく。 「はい、赤まりちゃ焼き完成!食べたこと無いけど美味しいよ!まあ、こんな汚い野良なんか食べたくないけどね!!」 「げじゅ…びゅば…ぎぎ…びび…ゆっ…ち…じじ…ゆっく……」 私は焼きあがった赤まりちゃ焼きを皿に盛り付けると、他のまりちゃ達によく見えるように皿を床に置いた。 赤まりちゃ焼きにされた赤まりちゃ達はどれも死んでおらず、苦痛に歪んだ表情を浮かべながら痙攣している。 こんがりと焼け目のついたそれは、れみりゃ辺りに食べさせればさぞ喜んだ事だろう。 「ゆっぎゃぁぁぁぁぁ?!なんなにょこれはぁぁぁぁ!!どーしちぇ、こんにゃひどいことができるのじぇぇぇぇぇ?!」 「ゆっぴぃぃぃぃ!こわいのちぇぇぇぇぇぇ!どーちてぇぇぇぇ?!まりちゃ、かいゆっくちになれちゃのにぃぃぃ!ゆんやぁぁぁぁ!!」 「ごめんちゃいぃぃ!あやまるからもうやめちぇよぉぉぉ!ゆっくちさせちぇよぉぉぉぉ!!」 赤まりちゃ焼きを見たまりちゃ達は、ゆんゆんと泣き出したり、餡を吐き出したりと大騒ぎ。 部屋から逃げ出そうと壁に体当たりしたり、私に許してもらおうと必死に頭を下げたりしている。 私はそんなまりちゃの中から一匹の子まりさを捕まえる。 「やめりょぉぉぉ!はなしぇぇぇぇ!まりちゃはつよいのじぇぇぇ!ほんきなのじぇぇぇぇ!いちゃいことしたら、ぶっころしゅのじぇぇぇぇ!!」 子まりさは私の手の中で体をブリブリと動かし、涙目で私を睨みつける。 だがおそろしーしーを漏らして、ガタガタと震えているので説得力が無い。 私はそんな子まりさのあにゃるから金属製の串を刺していき、中通餡を傷つけないように口から貫通させる。 「ちゅば!びゃびゃびゃ!いっちゃい!いっちゃい!これちょっちぇぇぇぇ!ゆっびゃぁぁぁぁぁん!」 子まりさは串刺しになりながらも、ブリブリと体を揺すって痛がる。 その行為が余計に苦痛を伴うとは考えられないらしい。 私は子まりさの刺さった串の両端を、ガスコンロの隣に取り付けてあるハンガーの上に乗せる。 そしてガスバーナーナーに点火する。 「ゆびぴぴぃぃぃ!!ゆっちゃい!あっちゃい!あっちゃい!まみちゃ、あちゃいのいやなぼちぇー!!」 子まりさは上手く喋れないながらも、ポロポロと涙を零して叫び声を上げる。 私は子まりさの刺さった串をコロコロと転がしながら、子まりさ全体に火が通るように子まりさを回す。 帽子や金髪に火が燃え移り、あっという間に丸はげ饅頭になってしまった子まりさ。 それでも両目を見開いて、体をくねらせて必死に火から逃れようとする。 これは赤、子ゆっくり様に作られたゆっくり丸焼き器だ。 家でも手軽にゆっくりの丸焼きを楽しめるようにと、加工所が作った面白アイテム。 嫌がる人も多いが、こうやって生きた状態で使う方が味がよくなるそうだ。 成体ゆっくり用や、貸し出し専用でドスまりさ用もあるらしい。 いずれドスまりさの丸焼きも見てみたい等と考えていると、子まりさ全体にこんがりと焼き色がついている。 両目はカラカラに乾燥し、だらしなく開いた口からパリパリになった舌が伸びている。 見た目がかなりグロテスクな、まりちゃの丸焼きの完成だ。 「はい、まりちゃの丸焼き完成よ!良かったら食べてね!」 「ゆっびぃぃぃぃぃ!こんにゃの、たべられるわけないのじぇぇぇぇぇ!!」 予想通りの返答を返すまりちゃ達。 それはそうだろう、私もこんな醜いものは食べたいと思わない。 とりあえず赤まりちゃ焼きの皿の上に乗せておいて、今度は餡子を吐いて死に掛けていた赤まりちゃすべてをボールに入れる。 赤まりちゃ達にはオレンジジュースをかけて、応急処置しておく。 「あみゃ…あみゃ…?ゆわぁぁぁい!あみゃあみゃしゃん、ゆっくちしちぇるよぉぉぉ!」 「ゆっくちー!あみゃあみゃしゃんで、まりちゃ、ふっかちゅー!かわいーまりちゃが、げんきになっちゃよー!!」 それまで死にそうな顔をしていた赤まりさ達が、急に元気に騒ぎ出す。 ボールの底や体についたオレンジジュースを舐め取っては、幸せそうに微笑んで体を振るわせる。 「しあわしぇー!しあわしぇー!しあわ…ゆっげぇぇぇぇ?!げろげろぉぉぉぉぉ?!」 「ゆぶぶぶぅぅ?!ごばばぁぁぁぁ!がじゅ!げじゅぅぅぅぅ!!」 「びゅびゃぁぁぁ!がびゅ!げぼぼぼぼぅ?!あばあば?!あばあばばばば?!」 それまで幸せそうにしていた赤まりさ達が、突然餡子を吐き始める。 どの赤まりさも、不思議そうに目をまん丸に見開きながら、餡子を吐いている。 実はオレンジジュースの中に飼いゆ躾用の薬、「あまあまだいきらい」というやつを雑ぜておいたのだ。 これを適量甘いものに雑ぜてゆっくりに食べさせると、あとから苦味や辛味がゆっくりの舌を襲いあまあまが嫌いになるという変な薬。 実際にこれであまあまが嫌いになる事もあるそうだが、あほなゆっくりはこれで懲りずにあまあまを食べ続ける。 最近ではむしろ、規定量以上を投与して殺ゆ剤として使われる事の方が多いそうだ。 試しに使ってみたが、面白いほどの効果だった。 私は餡子の上に萎れて皮だけになった赤まりさ達を、餡子を吐いてぐったりしていた子まりさの口の中に無理やり押し込んだ。 「ゆびゃ?!ゆっびぃ!ぶもももも!ゆっぎぃぃぃぃぃ!やべべべぇぇぇぇ!ぐももも!ごばっ!げぼっ!」 弱っていた子まりさはあまり抵抗もせずに、無理やり赤まりさの残骸と餡子を口に押し込められてうめき声を上げる。 私はボールの中の餡子をすべて子まりさに食べさせると、子まりさのあにゃると口をテープで塞いだ。 「ぶぶっ!ぶびぃ!ぐぶご!ぼぼぼ!ぶぎぇ!」 弱っていた子まりさは、両目を血走らせながらごろごろと周囲を転がり始める。 体中から変な汁をダラダラと垂れ流し、ガタガタ震えたり体をグネグネとくねらせてのた打ち回る。 大分元気になったようなので、私は子まりさにゆっくり興奮剤を注射する。 「びゅびゅぅぅぅ?!じゅぶ?!ぶっぼぉぉぉぉぉぉ!!」 針が刺さると一瞬顔をしかめる子まりさだったが、しばらくすると顔を火照らせて両目を真っ赤に血走らせる。 底部から小さなぺにぺにを隆起させると、腰を振るように体をクネらせて他のまりちゃを追いかけ始める。 「ゆんやぁぁぁぁぁ!なにこのまりちゃ?!きもちわるいのじぇぇぇぇぇぇ!」 「ゆっぴいぃぃぃぃ!やめちぇよぉぉぉ!まりちゃ、じゅんけつのばーじんしゃんなのじぇぇぇ!あいのにゃいしゅっきりは、したくないのじぇぇぇぇ!!」 一匹の子まりさに、発情した子まりさがのしかかる。 だが口が封じられている為、相手に噛み付いて押さえ込む事が出来ずに逃げられてしまう。 それでも他のまりちゃを求めて跳ね回る子まりさ。 ぺにぺにも先ほどより膨らんできている。 「ゆびゃぁぁぁぁぁぁん!やめちぇよぉぉぉ!まりちゃ、しゅっきりしたくにゃいぃぃぃぃ!!」 今度は部屋の隅に、一匹の子まりさを追い詰めるれいぱーまりちゃ。 ニヤニヤと笑いながら子まりさを見つめると、さらに膨らんだぺにぺにを子まりさの頬に押し当てる。 私は吹き矢を取り出すと、動きの止まったれいぱーまりちゃのぺにぺに目掛けて矢を放つ。 フッ! パン! 「ぶじょぉぉぉぉ?!」 「ゆっびゃぁぁぁぁぁ!なにこりぇぇぇぇ?!きもちわりゅいのじぇぇぇぇぇぇ!!」 割と近距離で狙ったこともあり、見事吹き矢はれいぱーまりちゃのぺにぺににヒットする。 ぺにぺには風船のように破裂すると、精子餡を子まりさにと自身に大量に浴びせた。 「ゆっぴぃぃぃ!あかちゃん!まりちゃ、ばーじんしゃんなのに、あかちゃんできちゃたよぉぉぉぉ!ゆんやぁぁぁぁ!!」 「ぶじゃ!ぶごご!ぶもぉぉぉぉ!!」 額から生えた茎を見てゆんゆんと泣き始める子まりさと、ぺにぺにが粉砕された痛みに周囲を転げ回るれいぱーまりちゃ。 しばらくすると、れいぱーまりちゃの額からも茎が生えて赤ゆが実り始める。 二匹は実った赤ゆに餡子を吸われ、見る見る内に衰弱していく。 「やめ…ちぇ…まりちゃの…しゅわない…で…まりちゃ…しんじゃ…のじぇ…ゆ…ぇぇ…」 「ぶ…もも…ご…げ…げ…ぶぶ………」 母体とは正反対に、幸せそうな寝顔でユラユラと揺れる数匹の赤ゆ達。 これからの、ありもしない幸福な生活でも思い浮かべているのだろう。 あまりにも幸せそうなその顔が少しムカついたので、私は弱った二匹の親共々素足で赤ゆを踏み潰した。 「ゆひっ…ゆぅぅ…どぼじで…どぼじで、まりちゃたちをいじめりゅの?…まりちゃ、ひっしにいきちぇるんだよ…」 「しょーなのじぇ…まりちゃはこーきなそんじゃいなのじぇ…だいじにあつかわにゃいと、だめなのじぇ…」 「まりちゃは、しぇけいにひとつのほーせきなのじぇ…しょれを…しょれを…どぼちて、こんなことができるのじぇ…?」 部屋の隅で固まっていたまりちゃ達が、私に怯えながらも必死に訴える。 涙目で私を睨みながら、しーしーを漏らさんばかりにガタガタと震えている。 中には最初に爆死した子まりさのうんうんを体につけた奴も混ざっている。 「どうしてって?あんた達は、あまあま沢山食べたいと思ってるでしょ?」 「とーぜんなのじぇ!あまあましゃんはとーってもゆっくちできるのじぇ!ゆっくちだけにゆるされたしあわしぇなのじぇ!!」 「それと同じ事よ。私もまりちゃと沢山遊びたいのよ。まりちゃが泣き叫ぶ姿を見たり、潰れていくのを見るととってもゆっくり出来るの!」 「ゆゆぅ?!」 「これは人間だけに許された幸せなのよ!だから私をもっとゆっくりさせてね!」 私の言葉を聞いたまりちゃ達は、しばらく引きつった表情で固まった。 だが私が一匹の子まりさを踏み潰した途端、息を吹き返したように騒ぎ始める。 「いやじゃぁぁぁぁ!まりちゃ、しにちゃくなのじぇぇぇぇ!しぇかいのだれよりも、ゆっくちしゅるのじぇぇぇぇ!!」 「ゆんやぁぁぁぁぁ!ここはじごくなのじぇぇぇぇ!まりちゃ、わるいゆめをみちぇるのじぇぇぇぇぇ!ゆめしゃん、はやくしゃめてねぇぇぇ!!」 「ゆっぴゃぁぁぁぁぁぁ!こっちくりゅなぁぁぁぁぁ!まりちゃ、しにたくないのちぇぇぇぇぇ!ゆっびゃぁぁぁぁぁぁん!!」 散り散りに逃げるまりちゃや、その場で震えて動けないまりちゃ達。 駄々をこねるようにただ泣くまりちゃや、恐怖でしーしーを漏らすまりちゃ。 私はそんなまりちゃ達の中から一匹、また一匹と無作為に選んでは踏みにじり、ひねり潰す。 一匹死ぬ度に他のまりちゃが悲鳴を上げて、一匹踏み潰す度に他のまりちゃが元気良く逃げ回る。 部屋の彼方此方に餡子が散乱し掃除が大変そうだとふと思ったが、それ以上にまりちゃ達の行動が私を楽しませてくれる。 他のまりちゃを囮に逃げようとするまりちゃ。 逃げ場の無い部屋の壁にかじりつく様にはりつくまりちゃ。 いじわるしにゃいでと、ただ泣き叫ぶだけのまりちゃ。 死んだふりをしてやり過ごそうとするまりちゃ。 あのまりちゃはどうやって遊んであげようか。 あのまりちゃはどうやって潰そうか。 まりちゃはとても楽しい私のおもちゃ。 まりちゃはとてもゆっくりできる。 まりちゃ遊びは楽しい娯楽。 まだまだ遊びは終わらない。 完 沢山のまりちゃで遊びたくなったので書いてみました。 特に意味はありません。 まりちゃは全滅しても生えて来るので安心できますね。 徒然あき
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『冬のまりちゃ』 11KB いじめ 小ネタ 不運 飾り 日常模様 野良ゆ 子ゆ 現代 よくある季節ネタ おさげあき 虐待描写無し、少しだけいじめっぽいものがある程度 おさげあき 26作目 「しゃむいよぉぉぉぉぉ……ゆっくちできにゃいぃぃぃぃぃ……」 一匹の薄汚い子まりさが公園の中をずーりずーりと這っていた。 ただ這っているだけのように見えるがこれでも狩りの最中だ。 子まりさの両親は数日前に人間に喧嘩を売ってあっさり殺された。 子まりさは比較的おとなしい性格だったため人間に見逃してもらえたがこの時点で子まりさの命運は尽きたと言ってもいいだろう。 幼い子ゆっくり一匹で生きていけるほど野良の生活は優しくないし冬の厳しい季節を乗り切るなど不可能だからだ。 数日間は親が残した食料で何とか食いつないでいたがついにそれも尽きた。 食料が尽きたところでやっと狩りをする子まりさだが…… 「どうちてたべものみつからにゃいの……?まりちゃはかりのめいじんにゃのに……どうちて……?」 公園内を這ってるだけで食べ物が見つかるなら苦労はない。 最強で狩りの名人というまりさ種にありがちな勘違いを餡子脳に刻んだ子まりさ。 どうせその辺を適当に歩いていればすぐ食べ物が見つかるだろうと思っていたのだろう。 仕方ないのでその辺の草で我慢しようと思ったが食べられそうな草は既に食い尽くされている。 最大の狩場であるゴミ捨て場が人間による野良ゆっくり対策で手出しが出来なくなったため皆が一斉に食べられる草を食料として刈り取ってしまったためだ。 「にゃんで……?どうちてくしゃしゃんがにゃいの……?こんにゃのおきゃしいよ……」 厳しい現実を早くも突きつけられた子まりさは這うのをやめてポロポロ涙を流す。 「ゆっぐ……えっぐ……だれかまりちゃをたすけちぇにぇ……まりちゃ……ゆっくちしちゃいよ……」 だが誰も子まりさを助けようとしない。 当然だ、野良ゆっくりは自分が生きていくだけで精一杯なのだ。 こんな助けても何の得にもならないゴミクズに手を差し伸べるほど野良ゆっくりは優しくない。 「まりちゃ……ちゅかれちゃよ……もうおうちでゆっくちしゅるよ……」 早々に狩りを中断し我が家であるダンボールへずーりずーりと這っていく子まりさ。 両親とのゆっくりした空間であった我が家も今では自分だけ。 孤独を嫌うゆっくりにとって自分しかいない我が家はもはやゆっくりぷれいすでは無くなっていた。 「ゆっくち……かえっちゃよ……」 ようやく我が家のダンボールへとたどり着いた子まりさ。 ダンボールは横倒しになっているので小さい子まりさでも簡単に入る事が出来る。 お腹ペコペコだが今は少しでも落ち着いた場所でゆっくりしたい。 そう思いながら我が家へと入ろうとした瞬間、北風が吹いた。 「ゆっひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!しゃむいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!ゆっくちできにゃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」 今日は今年一番の低い気温、それでも風が吹かなかったので何とか我慢出来たが自分に叩きつけられる冷風に子まりさは激しく悶絶した。 「しゃしゃしゃしゃむいぃぃぃぃぃぃぃ!まりちゃちんじゃうぅぅぅぅぅぅぅ!」 しーしーをぷしゃあ!と噴出し悶え続ける子まりさ。 「ゆひぃ……ゆひぃ……かじぇしゃん……まりちゃにいじわりゅしにゃいでにぇ……まりちゃ……こまっちぇるよ……」 子まりさが無意味に風に懇願するが…… ビュォォォォォォォ!! 偶然にも今まで以上に強く冷たい風が吹き荒れた。 「ゆんぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!ちゅめたいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!やめちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!もうやめちぇぇぇぇぇぇぇぇ! まりちゃがわるきゃったでしゅぅぅぅぅぅぅぅ!かぜしゃんはゆっくちしちぇましゅぅぅぅぅぅぅぅぅ!だきゃらやめちぇくだちゃいぃぃぃぃぃぃぃ!」 子まりさは悶絶しながらも風に向かって謝罪し続けた。 だが風はさらに強くなっていく。 「ゆっひぃぃぃぃぃぃぃぃ!ほんちょにはんしぇいしちぇましゅ!まりちゃはげしゅでしゅ!これからはこころをいれかえて…… ゆゆぅぅぅぅぅぅぅぅ!?まりちゃのしゅてきなおぼうちぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」 強風により子まりさ自慢の素敵なお帽子が飛んでいってしまった。 必死に追いかけようとするが寒さで満足に動けない。 やがて子まりさの帽子は空の彼方へと消えていった。 「ゆんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!まりちゃのたいしぇちゅなおかじゃりしゃんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 子まりさは二度と戻ってこない自分の大切な帽子を失った悲しみで泣き叫んだ。 ちなみに子まりさ同様に今の強風で他の野良ゆっくりのお飾りもそこそこ飛ばされ辺りから野良ゆっくりの悲しみに満ちた絶叫が響いていた。 特にまりさ種の悲鳴が多い。 最強で自分自身に絶対の自信があるまりさ種が帽子を失うというのは死ぬのと同じようなものらしい。 「ゆっぐ……えっぐ……おうちにはいりゅよ……もうにどとおしょとにはでにゃいよ……」 子まりさがようやく落ち着きのそのそと我が家へと入っていく。 自分の大切なお飾りを風で吹き飛ばされたのだ。 子まりさが言うように二度と外へは出ないだろう。 「ゆっくち……ゆっくち……ゆっくちしちゃいよ……まりちゃはゆっくちしちゃいだけにゃのに……どうちてゆっくちできにゃいの……?」 子まりさは我が家の中で溢れ出る涙をおさげでぬぐい続けながらひたすらゆっくりを望んだ。 -数時間後- 「おーい、まりちゃ」 「……ゆぅ?」 いつの間にか寝ていたらしい子まりさを一人の男が起こす。 「に……にんげんしゃん……にゃに……?まりちゃはにゃんにもしちぇにゃいよ……?」 両親を人間に殺された事でおそろしーしーを漏らしながら男を怒らせないように言葉を選びながら尋ねる子まりさ。 「そんなに怯えなくてもいいよ、俺は一匹で寂しく過ごしてるまりちゃにいいものを持ってきたんだ」 「ゆゆ?いいもにょ?」 「ああ」 男は手に持っていたビニール袋の中からイチゴを一つ取り出して子まりさに見せる。 「ゆゆ!?しょれは……あみゃあみゃしゃん!?」 「ああ、とっても美味しいあまあまだぞ」 「ゆゆ……しょれ……もしかしちぇ……まりちゃにくれりゅの……」 「もちろん、今日はクリスマスだしな、俺も一人寂しくクリスマスを過ごすつもりでこうしてイチゴとケーキを買ってきたんだ」 「けーき?けーきしゃんもありゅの?」 「ケーキはあげないぞ?これは俺のものだからな」 「ゆゆ……ゆっくちりきゃいしちゃよ……」 両親がいてお飾りが健在ならば強気の態度に出たかもしれないが今は無理だ。 何より親を殺されたトラウマが子まりさの中に強く根付いている。 「でもイチゴだけでもお前ら野良ゆっくりには十分だろ?こんなあまあまは滅多に食べられないからな」 「ゆん……」 「でもタダであげるつもりはないんだ、まりちゃもお礼として俺にあるものをくれたらこのイチゴはまりちゃのものだ」 「ゆゆ?にゃに?まりちゃには……あげりゅものなんちぇにゃんにもにゃいよ……」 「あるじゃん、おさげが」 「ゆゆ!?」 男の言葉に驚く子まりさ。 「本当は帽子を貰おうとしたが何故かまりちゃには無いみたいだし代わりにおさげでいいよ」 「や……やじゃよ……まりちゃのおしゃげしゃんはいのちよりたいしぇちゅなもにょなんだよ……ゆっくちりきゃいしちぇにぇ……」 「嫌ならイチゴはあげられないな、どうする?」 「しょんにゃ……しぇめちぇほきゃのものにしちぇくだちゃい……まりちゃはにゃんでもしましゅきゃら……」 「俺はおさげが欲しいんだ、他のもので代用する事は出来ない」 「しょんにゃ……まりちゃのおしゃげしゃんはとっちぇもぷりちーできゃわいくちぇえきしゃいてぃんぎゅで……」 「そのエキサイティングなおさげが欲しいんだ、どうエキサイティングなのかは俺にも分からんがね」 「ゆぅ……ゆぅ……」 「それにまりちゃはお腹が空いてるんじゃないのか?あまあまを食べられなくて餓死するかあまあまを食べてゆっくりするかどっちがいい?」 「ゆっくち……あまあま……ゆっくち……ゆっくち……」 あまあまを食べればゆっくり出来る。 その言葉を聞いた腹ペコ状態の子まりさには満足な思考をめぐらすのは不可能だろう。 ゆっくり出来ない今の状況を少しでも改善したい。 もはや子まりさの頭はそれでいっぱいだった。 「わかっちゃよ……まりちゃのおしゃげしゃんをあげましゅから……あみゃあみゃしゃんをくだちゃい……」 「分かってくれてよかったよ」 男は子まりさのおさげを掴んで少しずつ引き抜いていく。 「い……いぢゃいぃぃぃぃぃぃ!まりちゃのおしゃげしゃんがぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 「あまあまを食べるためだろ?我慢しろ」 「ゆっぐぅぅぅぅぅぅぅ!」 子まりさは歯を食いしばって耐えた。 だが男は少しでも痛みが長引くようにじわじわと抜いていく。 「いっぎぃ……!はやきゅおわっちぇ……!まりちゃを……ゆっくちしゃしぇて……!」 「良い顔だな、やっぱコイツを選んで正解だった」 ブチブチと嫌な音を立てながら抜けていくおさげ。 子まりさはしーしーをぷしゃあ!と噴出しながら痛みに耐えている。 「おにぇがいでしゅ……!はやきゅぬいちぇ……!ほんちょにいちゃいんでしゅ……!」 「まあ十分楽しんだしそろそろ終わらすか」 ブチン 「ゆっぴゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!まりちゃのおしゃげしゃんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!たからものがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 おさげを失う事には同意したがそれでも大切なお飾りを失う悲しみは耐えられないのだろう。 子まりさは盛大に泣き叫んだ。 「ゆっぐ……えっぐ……おしゃげしゃん……まりちゃのおしゃげしゃん……これで……まりちゃは……ごみくじゅになっちゃった……」 「ゴミクズになったまりちゃ!約束だしこのイチゴはまりちゃのものだ!ゆっくり味わっていってね!」 男は子まりさの前にイチゴを落とすと早々に去っていった。 ちなみに子まりさのおさげは公園のゴミ箱に捨てた。 「うう!それにしても寒い!今夜は今年一番の冷え込みになるらしいしさっさと家に帰って暖まろうっと!」 去り際に男が漏らした言葉もまりちゃには聞こえていなかった。 「おしゃげしゃん……でみょ……あみゃあみゃおいちい……むーちゃむーちゃ……ちちちち……ちあわちぇぇぇぇぇぇ……」 お飾りを失った悲しみと今まで食べた事の無い美味しいイチゴの味で顔を奇妙に歪めながら子まりさは最後のゆっくりした時間を堪能していた。 -その日の夜- 「ゆぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ……」 子まりさはガタガタと体を震わせていた。 あまりの寒さで寝る事すら出来ない。 「しゃしゃしゃしゃむいぃぃぃぃぃぃぃ……ゆっくちできにゃいぃぃぃぃぃぃぃ……」 今までも寒い日はあったが帽子である程度の寒さは凌げたが今夜の寒さはこれまで以上。 たとえ帽子があっても耐えられない寒さなのだ。 帽子もおさげも無くなった今の子まりさには生きて明日を迎える事は出来ないだろう。 「どうちて……おうちのにゃかにいるにょに……こんにゃにしゃむいの……?」 我が家といっても横倒しでフタが開いたままのダンボールだ。 冷気は容赦なく侵入してくる。 両親がいればフタを閉める事も出来たが力の無い子まりさには無理だ。 「ゆっくち……ゆっくち……しゃしぇて……だれきゃ……おちょうしゃん……おきゃあしゃん……」 当然誰も答える者はいない。 それどころか近くの住宅から人間の楽しげな声が聞こえてくる。 今日はクリスマス、暖かい家の中で美味しいものを食べながら思う存分ゆっくりしているのだろう。 僅かに聞こえてくる声でそう判断した子まりさ。 「にゃんで……どうちて……まりちゃだけこんにゃにみじめにゃの……?どうちてまりちゃはゆっくちできにゃいの……?」 子まりさは悔しさや悲しさ、そして理不尽さで涙を流すがその涙も冷気ですぐ凍りつく。 腹を空かせた状態ならばとっくに死んでいてもおかしくないがイチゴを食べた事で無駄に長生きするハメになった子まりさ。 「ゆ……にゃに……?こにょしろいにょは……」 やがて空から雪が降ってきた。 子まりさにとっては初めてみるもので最初は綺麗な光景に感動していたが…… 「ゆひぃ……!ちゅめちゃい……!ゆっくちできない……!しろいちゅぶちゅぶしゃん……まりちゃをいじめにゃいでにぇ……」 開けっ放しのダンボールの中にまで侵入してくる雪。 おまけに時折風も吹くものだから子まりさの体に冷たい雪が容赦なく叩きつけられる事になった。 今夜はホワイトクリスマス。 だが子まりさにとってはナイトメアクリスマスとなってしまった。 「あっ……がっ……」 ついに満足に喋る事も出来なくなった子まりさ。 それでも必死に何か喋ろうとしているようだ。 不満をぶちまけて少しでもゆっくりしようとしているのか、それともただの命乞いかは分からない。 最後の力を振り絞って子まりさは何かを喋ろうと口を動かした。 「ま……り……ちゃ……は……」 だが最後まで言い切る前に子まりさの体は完全に機能を停止させた。 最後の最後までゆっくり出来なかった子まりさの表情は虐待お兄さんが見たらニヤつく事が確実なほど素敵に歪んでいた。 うっすらと雪に覆われた子まりさだが完全に雪で覆い尽くされる事は無く、子まりさが死んだら風が止むあたりさすがだ。 こうして子まりさの素敵なゆん生は幕を下ろしたのである。 だが寒さで死ぬのは子まりさだけではない。 明日の朝を生きて迎えられるゆっくりはどれくらいいるのだろうか。 それでも全滅しないところを見るとゆっくりも意外とタフなのかもしれない。
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『かいぞくまりちゃ』 12KB いじめ 小ネタ 群れ 子ゆ 希少種 虐待人間 いつもの小ネタです。 ゆゆゆ~んゆんゆんゆゆ~んゆんゆん♪ とある農村の田園から、何やら楽しそうな歌声が聞こえる。 まだ水を引いただけで、田植えの始まっていない田んぼの中を、金色の塊が移動している。 「ゆゆ~ん!まりちゃたちは、さいきょーのかいぞくしゃんなのぜ!」 『だじぇ!のじぇ~!』 子ゆっくりのまりさの一団が声をそろえて楽しそうに、田んぼの中で「水上まりさ」の練習をしているようだ。 その数ざっと十数匹。 集団を引っぱって移動しているのは、少し大きめの子まりさ。 木の枝を器用に操り、号令を取りながら帽子の船を漕ぎ進めている。 この子まりさ達は、この水田から30mほど離れた場所の沼周辺に住む、野生の群の子ゆっくり。 田植えの準備で人が居ないのを良い事に、この水田で水上まりさの練習をしながら、海賊ごっこをしているようだ。 「ゆゆ~ん♪おちびちゃんたち、とってもゆっくりしているね!これなら、ぬまのにとりたちも、こわくないよ!」 「ゆっふん!どうなんだぜ?!まりさが、ていあんしたことに、まちがいはないんだぜ?!ちいさいうちから、くんれんすれば、りっぱな、すいじょうまりさになれるんだぜ!」 子まりさ達を誇らしげに見守るのは、この群の保母役のれいむと教育担当の教官まりさ。 保母れいむは、まりさ主催の「水上まりさ」の訓練の様子を見に来たのだ。 ちなみに他の子ゆっくり達は、現在昼寝中。 これはまりさ種用の特別授業なのだが、子まりさ達はとても楽しそうにしている。 教育担当のまりさが考え出した、「さいきょうのかいぞくだん」という名のこの教育訓練。 授業や訓練を嫌う子まりさも、積極的に参加している人気の訓練だ。 「つよい」や「さいきょう」が大好きな子まりさを、「さいきょうのかいぞくだん」という言葉を使って訓練に参加させようという作戦だった。 効果は絶大で、どの子まりさも文句一つ言わずに訓練を受けている。 将来有望な水上まりさを生み出せると期待されていた。 「ゆんしょ!ゆんしょ!まりちゃはかいぞく!さいきょーかいぞく」 『のじぇ!のじぇ!ゆんしょ!まりちゃはかいぞく!だじぇ!だじぇ!ゆんしょ!まりちゃはさいきょー!』 帽子の上で尻をブリブリと振りながら、オールを必死に漕ぐ子まりさ達。 汗をかきながらも、その顔は自信に満ち溢れていた。 「ゆんしょ!ゆんしょ!にとりをたおしぇ!ゆんしょ!ゆんしょ!にんげんをたおしぇ!」 『まりちゃはつよーい!まりちゃはさいきょー!』 両目と汗をキラキラと輝かせながら、眉毛をりりしく吊り上げる。 訓練も順調に進んでいるようだった。 ただ、この訓練には問題があったのだが、れいむもまりさも気がついていなかった。 まず一つ目の問題。 「なんだこりゃ?うるせぇと思ったら、やっぱりゆっくりか!俺んちの田んぼで何やってるだ?!このクソゆっくりが!」 いくら波が少ないとはいえ、民家に近い田んぼを使っての訓練。 子まりさ達の、その賑やかな声を聞いた少年が様子を見にやってきた。 その手には虫取り網ならぬ、ゆっくり取り網と、大きな虫かごならぬ、ゆっくりカゴが握られていた。 「ゆゆぅ?!どぼじでにんげんさんがぁぁぁ?!までぃざぁぁぁぁ!どぼなってるのぉぉぉぉ?!」 「ゆっがぁぁぁぁぁ?!いつのまにぃぃぃ?!」 目を飛び出さんばかりに見開いて大声を上げる、保母役のれいむと教官まりさ。 この二匹は、一生懸命訓練をしていた子まりさ達に見入っていたせいで、少年が近づいてきた事に気がつかなかったのだ。 そして田んぼを、大きな水溜りくらいにしか考えていなかったのだ。 二つ目の問題。 「ゆゆぅ?なんなのじぇ?!さいきょーのかいぞくまりちゃに、やっつけられたいのじぇ?いたいめみたくなかったら、しゃっしゃとあやまるのじぇ!」 『そーなんだじぇ!そーなのじぇ!まりちゃはさいきょー!ゆっくちー!』 リーダの子まりさが少年を睨みつける。 それに続いて他の子まりさ達も同じように、少年を睨みつける。 だが当然ながら、少年はそんな事で怯える様子を見せない。 「ゆわぁぁぁ!おちびちゃんたち!みんな、ゆっくりにげるよ!れいむについてきてね!」 「おちびちゃん!にんげんさんにあやまるんだぜ!そしたらさよならするんだぜ!ごめーんね!するんだぜ!」 「ゆゆ?せんせーなにいっちぇるのじぇ?まりちゃがどーして、あやまるのじぇ?!まりちゃは、さいきょーのかいぞくさんだよ!」 『そーなんだじぇ!そーなのじぇ!まりちゃは、つよーいつよーい、かいぞくしゃん!くそにんげんが、さっさとあやまってね!』 青ざめた顔で子まりさ達を避難させようとする、教育れいむと教官まりさ。 だが子まりさ達は言う事を聞かないばかりか、調子に乗る一方だった。 この訓練で常に「さいきょー」と唱和させていたせいで、すっかりその気になってしまった子まりさ達。 自分達を「さいきょーのかいぞく」と信じて疑わない。 どんな相手でも勝てると思ってしまったのだ。 そして三つ目の問題。 「みんな、くしょにんげんに、こうげきかいしなのじぇー!」 『ゆゆ!こうげきかいしー!しぇーの…』 ぷっくぅぅぅぅぅぅぅ!! リーダー子まりさの号令に従い、子まりさ達がいっせいに膨れ上がる。 どの子まりさも自信たっぷりな顔で、少年を見上げている。 「それがどうした?まったく、勝手に田んぼに入ってきやがって!米が不味くなったらどうすんだ!」 『ゆゆ?!』 水上まりさは移動手段として用いられるのが殆どで、攻撃手段として用いられる事はない。 不安定な水の上では体当たりも危険な行為。 木の枝を武器に戦う場合も同様で、立ち回るにもバランスを保たねばならないし、突き刺すにしてもある程度速度が必要になってくる。 だが水上まりさの移動速度は、成体でもそれほど速くはない。 下手すれば、アメンボやカエルに負けるくらい速度では、同種の水上まりさとしかまともに戦えないだろう。 唯でさえ有効な攻撃手段がない上に、この子まりさ達はまだ戦闘訓練は受けていなかった。 故にこの様な赤ゆっくりくらいにしか効かない、「ぷくー」という何ともお粗末な攻撃手段に出たのだ。 当然ながら少年にダメージを与えることはなかった。 「みんな、もーいっかいぷくーなのじぇ!そしたら、よわーいにんげんは、あっというまにしんじゃうのじぇ!」 『ゆおー!ゆおー!よわーいにんげんは、ゆっくちしにぇー!!』 ぷっくぅぅぅぅぅぅ!! 「だから、意味ねえってそんなもん。まったく、ゆっくりはバカだな」 少年は呆れ顔で子まりさ達を眺めると、持っていたゆ取り網で一気に掬い上げた。 『ゆわぁぁぁぁい!おしょらをとんでるみたーーーーい!』 固まって集まっていたせいで、一掬いですべて救い上げられてしまう子まりさ達。 訓練の成果か、子まりさ達は息ぴったりにお決まりの台詞を口にすると、楽しそうにキャッキャとはしゃぐ。 「ゆっわぁぁぁぁ?!おちびちゃんがぁぁぁぁ!!」 「かえすんだぜぇぇぇ!まりさのせいとを、かえすんだぜぇぇぇぇ!!」 少年が捕獲した子まりさ達を、かごに入れているのを見たれいむとまりさは、慌てて少年の前に飛び出してきた。 「あーまた出てきた。でも、もうかごに入らないから要らないや」 「ゆゆ?!なにいっ… 『グチャ』 ゆっげぇぇぇ?!」 「れいむぅぅぅ?!どーしてこ 『グチャ!』 ゆっぶぅぅぅ!!」 少年はそう言うと、れいむとまりさを足で踏み潰した。 「ゆっぴぃぃぃ?!せんせー?!どぼじでつぶれちぇるのじぇぇぇぇぇ?!」 『ゆっぴゃぁぁぁ?!ゆっくちー!ゆっくちぃぃぃぃ!!』 潰されたれいむとまりさを見た子まりさ達は、大声を上げて泣き叫ぶ。 「こりゃ生きがいいや!これなら面白くなりそうだ!」 少年はそんな子まりさ達を見て、満足そうに笑った。 「おらー!いけー!さっさと進めー!お前等強いんだろー?!」 「おい!そっちに行くなー!突付いて帽子から落とすぞー!ちゃんと前に進めー!!」 「ゆぐっ…ゆえぇ…まりちゃ、かいぞく…よわーい、かいぞく…」 『ゆえぇぇぇん!ゆえぇぇぇぇん!おうちかえりゅ!かいぞくなんちぇ、もうやじゃ~~!!』 少年達数名が、沼に浮かんでいる水上子まりさ達に、向かって声援を浴びせる。 子まりさ達は両目に涙を浮かべて、口に咥えた木の枝のオールを漕いでいる。 先頭を進むのは例のリーダー子まりさなのだが、抉られた片目の代わりに黒塗りの牛乳瓶の蓋が接着されており、さらにマジックで顔に斜めに線が引かれている。 頬には大きな切り傷、自慢のお下げも引きちぎられて、代わりに草で編まれたお下げの様な物を無理やりこめかみにねじ込まれていた。 海賊団のリーダーと言う事で、少年達に改造されたのだ。 「おらー!もっと声出せ!きこえねーぞ!根性のねーやつは、掬い上げてケツ蝿叩きだぞ!」 「ゆっひぃぃぃぃ!ゆんしょ!…ぐすっ…ゆんしょ!…ゆひっく…まりちゃは、なきむし…ゆえぇぇぇぇん!」 『ゆんしょ…ゆんしょ…まりちゃはよわむし…ゆびゃぁぁぁぁん!』 泣きながらも、リーダー子まりさに続いて進んでいく子まりさ達。 どの個体も体のあちこちに傷があったり、目を取られていたりと少年達に遊ばれた形跡がある。 ただ、どの個体も共通して後頭部の髪の毛が毟り取られて禿げ上がっており、地肌には数字や記号、マークなどがマジックで書かれていた。 「ゆんしょ…ゆんしょ…ぐすっ…まりちゃは…ゆゆぅ?にゃんだか、おぼーちが、ひっぱられるの…ゆっぴゃぁぁぁ!やめちぇ!おぼーちしじゅむぅ!!」 「ゆゆぅ?!どーしたのじぇ?なにかあったのじぇ?」 最後尾を進んでいた星のマークが描かれた子まりさが、突然水中に沈んでいった。 その声を聞いた子まりさの数匹が、慌てて周囲を見渡す。 「あー!くっそ!俺のやつが一匹持ってかれた!」 「まあ、まだ一匹だろ?っと、そろそろ始まったか!よーし頑張って生き残れよー!どくろまりさー!」 星マークを子まりさに描いた少年が、悔しそうにコブシを握る。 それを合図と言わんばかりに、他の少年達が一気に盛り上がり始めた。 「ゆゆぅ?なにがあったんだじぇ?…ゆっわぁぁぁぁ!やめちぇぇぇぇ!ひっぱらにゃいでよぉぉぉ!まりしゃ、おぼれりゅぅぅぅ!!」 「ゆっぴぃぃぃ!にとりなのじぇぇぇぇ!ゆんやぁぁぁ!おぼれりゅぅぅぅ!!」 「ぜんたーい、とまりぇー!なにがあったのじぇ?ほうこくしゅるのじぇ!ゆっぴぃぃぃ!どーして、まりちゃのおともだちが、しずんでいくのじぇぇぇぇ?!」 後ろが騒がしい事に気がついたリーダー子まりさは、慌てて振り返って状況を確認する。 だがすでに何匹かは水中に沈んでおり、今も帽子が傾いて転覆している子まりさ達が数匹いた。 「ゆびゃぁぁぁん!みんな、にげるのじぇぇぇぇ!がんばって、ぬまさんから、だっしゅつしゅるのじぇぇぇぇ!」 『ゆっびゃぁぁぁい!ゆんしょ!ゆんしょ!』 リーダー子まりさの指示に従い、慌てて動き出す子まりさ達。 リーダの後を必死になって追いかける。 「かぱー!きょうはまりさがいっぱいだね!あとで、ほぞんしょくにしようね!」 「そうだね!いいあいでぃあだよ!それじゃあ、ぜんぶつかまえるよ!」 『ゆっぎゃぁぁぁぁぁ!にとりだぁぁぁぁぁぁ!!』 「みんな、おちつくのじぇ!くんれんをおもいだすのじぇ!まりちゃたちは、つよーい、さいきょうのかいぞくしゃんなのじぇ!」 『ゆゆぅ?そーだよ!まりちゃはつよーいかいぞくしゃん!ゆっくち、ゆっくち、にとりをやっつけりょー!!』 沼から顔を出したにとり達が、うれしそうに子まりさ達の周りを泳ぎ始める。 その姿に怯える子まりさ達だったが、リーダー子まりさの一声で急に強気になる。 そう、元々この子まりさ達は、この沼のりとり達と戦う為に水上まりさに育てられたのだ。 自分達の使命を思い出したと言うよりは、少年達にボロボロにされたプライドが、「さいきょーのかいぞく」と言う言葉で蘇ったのだ。 子まりさ達は得意げに眉を吊り上げて、にとり達を見下すようにニヤついた。 「みんな、せんとーじゅんびだよ!!」 『ゆゆ!じゅんびかんりょーだよ!ゆっくち!せーの!』 ぷっくぅぅぅぅぅぅ!! 子まりさ達の一斉ぷくー。 子まりさ達は勝利を確信して、ニヤニヤと笑みを浮かべた。 「ゆゆ!まりちゃたちの、しょーりなのじぇぇぇぇぇ!ゆっへん!」 リーダー子まりさが得意そうに仰け反り、大声で勝利宣言をした。 「ゆっぴぃぃぃ!やめちぇよぉぉぉ!まりちゃ、にとりきらいなのじぇぇぇぇぇ!」 「げぼごぼおぉぉぉ?!ゆっくち!ゆっくちぃぃぃぃ!!」 「やじゃやじゃぁぁぁぁ!だれかたすけちぇよぉぉぉ!ゆんやぁぁぁぁぁ!!」 「どーなってるのじぇ!にとりは、しんだはずなのじぇぇぇぇぇ!こんなの、うそなのじぇぇぇぇぇ!!ゆっぴぃぃぃぃ!」 リーダー子まりさの勝利宣言の直後、にとり達がいっせいに子まりさ達を襲い始めた。 子まりさ達は何もする事が出来ないまま、次々に水の中に消えていく。 ゆんゆんと泣き叫ぶ子まりさや、しーしーを漏らして怯える子まりさ達。 その様子を呆然と見つめるリーダー子まりさ。 「どーしちぇ…まりちゃたちは…さいきょーなのに…かいぞくしゃん…なの…に…ゆぼごご…げぶ!ごぶ!」 「かぱー!おしえたとーりにやってるね!えらいよ、おちびちゃん!」 「ゆっくちしずんでいってね!まりちゃ!にちょりのごはんしゃんになってね!」 子まりさと同じくらいのサイズの子にとりによって、水中に沈められていくリーダー子まりさ。 残った片目からは、何時までもポロポロと涙を零していた。 「よっしゃ!最後まで残ったの俺のやつだ!俺の勝ちー!」 「くそー残念!でもこれって、運任せだからなぁ…」 「そこが面白いんだろ?それにしても、面白い子まりさ達だったな!固まって逃げたと思ったら、一斉ぷくーだってさ。はははは!」 「あんなの怖がるにとりが居る訳無いのになー!あははははっ!」 少年達は、子まりさ達がにとりに沈められていく姿を思い出して、大笑いした。 この沼は村の間では「にとり沼」と呼ばれ、古くからカッパ縁の地として有名な沼だ。 今では村の観光名所になっている場所で、昔この沼で溺れそうになっていた子供をにとりが助けた事があるそうだ。 それ故に普段平気でゆっくりを潰す子供達も、にとりにだけは手を出さないでいた。 その上、毎月一回程この沼にはきゅうりを奉納する習慣があり、村人とにとりは友好的に暮らしているのだ。 それが面白くない他のゆっくりが、時々この沼を狙って現れたりするのだが、大抵駆除されるか子供のおもちゃになっている。 それでも懲りる事無く、この沼を手に入れる為に現れるゆっくり達は後を経たない。 この子まりさ達の様なゆっくりが、再び現れるのも時間の問題だろう。 完 徒然あき
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『まりちゃの武勇伝』 19KB いじめ 小ネタ 野良ゆ 子ゆ 虐待人間 いつもの小ネタです。ちょっと長めです。 「ゆんゆんゆーん!ゆっくちゆっくちー!」 得意げに眉を吊り上げて、まるで胸を張るかのように仰け反りながら、這いずって行く一匹の小汚い子まりさ。 少しでも自分を大きく見せようとしているのか、大げさに尻やお下げをフリフリ振って英雄気取りで小汚いダンボールの家に凱旋する。 「ゆっくちただいまのじぇ!!きょーは、ざっそーしゃんと、ありしゃんをたくさんたおしたのじぇ!!ゆっへん、ゆっくち!!」 公園の植え込みの裏に隠れるように置かれたダンボールの中に入ると、満面の笑みを浮かべながら高らかに宣言する子まりさ。 倒したと言っても、その辺に生えている草に体当たりをし、蟻を数匹踏み潰した程度。 それでも未熟な子ゆっくりを増徴させるには十分の戦果である。 「ゆぉぉぉ!おねーちゃ、すごいのちぇ!かっこいいのちぇー!ぶゆーでんなのじぇー!!ゆっくちー!」 「おねーちゃん、すごいにぇ!おとーしゃんみたい!かがやいてるよー!ゆっくちー!!」 その声を聞いた妹達も思わず両目を輝かせて、ゆんゆんキャッキャとはしゃぎ出す。 子まりさも妹達の反応を見て、嬉しそうに顔をほころばせながら、りりしく眉毛を吊り上げてみせる。 気を良くした子まりさは、尊敬の眼差しで自分の事を見つめる姉妹達に、得意そうに「ぶゆーでん」を語り始める。 この子まりさは、先日親であるまりさに「ぶゆーでん」を聞かされた。 カマキリと死闘の末に勝っただの、卑怯な毛虫をやっつけただのという、スケールの小さい体験談を熱く語られた。 それでも子ゆっくり達にとっては、壮大な冒険活劇に聞こえていた。 盛り上がった子ゆっくり達に乗せられた親まりさは、ごみ漁りをしていた所を人に見つかり、必死に逃げ回った体験談を捏造して、人間を倒して追い払っただのとの調子に乗って語ったりもした。 「おとーしゃん、すごいのじぇ!さいきょーなのじぇ!えいゆーなのじぇ!すーぱーひーろーしゃんなのじぇ!!」 そんなほら話に一番魅せられていたのが、長女であるこの子まりさ。 両目をキラキラと輝かせながら親まりさの話を聞き、飛び跳ねたりユラユラと体を動かしたりしながら、まるで自分が主人公になったつもりで話に聞き入っていた。 元々まりさ種は自信過剰で、自分達がこの世で一番強いゆっくりだと思っている。 故にまりさ種のゆっくりが○○と戦って「勝った」という話が大好きなのである。 その上野良生活で大して遊べなかった反動からか、親の嘘で塗れた話に引き込まれていった。 「すごいのじぇー!すごいのじぇ!!まりちゃも、おとーしゃんにまけないくらいの、さいきょーのぶゆーでんをつくるのじぇ!!」 「ゆふふ、つよーいおちびちゃんなら、きーっとりっぱな、ぶゆーでんをつくれるんだぜ!がんばるんだぜ!!」 「ゆぅぅ!そーなのじぇ?!やっぱりまりちゃは、さいきょーなのじぇ!ゆわぁぁぁい!ゆわぁぁぁぁぁい!」 親まりさから意味もなく褒められて、ご機嫌の子まりさ。 ユラユラと幸せそうにカラダをゆらし、空想に思いを巡らせてはニヤニヤと微笑むのだった。 その日から子まりさは、毎日のように外に出かけては何かと戦っていた。 「ゆふふ!まりちゃは、とーっても、ちからもちさんなのじぇ!このでんせちゅは、ずーっとかたりつがれるのじぇ!!」 ある時は、妹が躓いた小さな小石をお下げで吹き飛ばし。 「ゆっぷっぷー!まりちゃがこわいのじぇー?!おくびょーなのじぇ!ひんじゃくさんは、かわいそーなのじぇ!!」 またある時は、風に流されて飛んでいく風船を見上げて罵声を浴びせ。 「ゆわーい!これはでんせつのけんなのじぇ!かっこいいのじぇー!まりちゃ、えいゆーけっていなのじぇ!!」 またある時は、捨ててあったアイスの棒を拾って大喜びした。 そんな「ぶゆーでん」を、毎日親まりさや妹達に楽しそうに語るのが、子まりさの日課になっていた。 「ゆゆーん!きょーもまりちゃのぶゆーでん、いーっぱいつくるのじぇ!!」 今日も元気いっぱいにダンボールを飛び出した子まりさは、何時ものように決めポーズを取るかのように得意そうに仰け反って宣言する。 だが今日は何時もの出陣とは少し違う。 「ゆゆーん!おねーちゃ、きょーもかっこいいのちぇー!ゆっくちー!」 「おねーちゃんのかつやくが、じかにみれるなんて、れーみゅはとーってもたのしみだよ!ゆっくちー!」 子まりさの後を追って元気に飛び出してきた妹ゆっくり達は、幸せそうに体を揺らしならが朝日に輝く姉の後姿を見て微笑む。 子まりさもそんな妹達の声援を背中で聞きながらニヤニヤと笑うと、より一層体を仰け反らせて得意そうに眉毛を吊り上げた。 今日は妹達にせがまれて、かっこよく戦う自分の姿を見せる事になったのだ。 歩く自爆装置、生きた死亡フラグと比喩されるゆっくり、それも子ゆっくりが警戒心ゼロでウロウロしていれば大抵ろくな事が起こらない。 普段から親まりさに外は危険だと言われてきてはいたが、ここ最近「ぶゆーでん」で調子に乗りまくっていた子まりさにはそんな忠告など忘却の彼方だった。 「ゆっくちー!まずはあのありさんなのじぇ!まりちゃのつよさをおもいじるのじぇー!!」 早速小さな蟻を見つけた子まりさは、軽快に跳ねて蟻の側までやってくる。 そして頬を膨らませて蟻を威嚇すると、小さく飛び跳ねて蟻の上に飛び乗った。 「よーくみておくのじぇ!まりちゃのひっさつ!ぷくーあんど、あたっくしゃんなのじぇ!」 『ゆぉぉぉぉぉ!おねーちゃん、かっこいい!(のちぇー!)』 蟻の上に乗ったまま、キリッと眉毛を吊り上げて仰け反る子まりさ。 妹達はその姿に見惚れ、子まりさの周りをピョンピョンと飛び跳ねる。 「ゆゆゆ~んゆっくちー!まりちゃは~さいきょ~♪さいきょ~のゆ~っくち~♪」 『ゆっくち~♪おねーしゃんはさいきょ~♪ゆっくち~!!』 子まりさは自分を褒め称える妹達を見て上機嫌になり、思わず体をユラユラ揺らしながら自分を称える歌を歌いだす。 するとそれに合わせて妹達もユラユラと揺れだし、即興で子まりさを称える歌を歌いだした。 「よーち!きょーもぜっこーちょーなのじぇ!まりちゃ、かっこよくきまってるのじぇ!ゆっくち~!!」 自画自賛な歌が一通り歌い終わると、子まりさは再び得意そうに仰け反り妹達を引き連れて次の獲物を探しに出かけた。 「ゆゆぅ…おねーちゃ、おなかすいたのちぇ…ゆっくちー…」 「れーみゅもおなかがすちゃよ…ごはんしゃん、むーしゃむーしゃしちゃいよ…」 「ゆゆぅ?そーいえばおなかがすいたのじぇ…なにかごはんしゃんをさがすのじぇ!」 ドラ○エのように列を作って行進する子まりさと妹ゆっくり達。 だが妹ゆっくり達が立ち止まり、お腹がすいたと子まりさに訴える。 子まりさ達は、親まりさが狩りと言う名のごみ漁りに出かけてから、昼になるまで何も食べないで草や小さな虫と戦ってウロウロしていた。 今までは「ぶゆーでん」に夢中になって気がつかなかったが、燃費の悪い子ゆっくりの腹もそろそろ限界が来たのだ。 「まりちゃはかりのてんさいなのじぇ!よーくみてるのじぇ!ぜーったい、おいしいごはんさんをとってくるのじぇ!ぶゆーでんなのじぇ!!」 今まで食料調達などした事の無い子まりさだったが、自信たっぷりに仰け反って宣言する。 妹達を連れて「ぶゆーでん」を紡いだ事により、もはや自分に出来ない事は無いと確信しての宣言だった。 「さーすがおねーしゃんなのちぇ!ぶゆーでんなのちぇ!いきるでんせつしゃんなのちぇ!!」 「おねーちゃん、とーってもたよりになるにぇ!とーってもゆっくちしちぇるにぇ!ゆっくちー!!」 そんな子まりさの姿を見て、妹達も一緒に仰け反ってキャッキャとはしゃぐ。 妹達も子まりさの強さに酔いしれ、自分達も強くなったと勘違いしているのだった。 「ゆゆぅ?…あれはくそにんげんなのちぇー?おとーしゃがいってたのちぇ!くしょにんげんは、あまあまをいーっぱい、もってるのちぇ!」 「ゆゆぅ?!あまあま!!れーみゅ、あまあまたべちゃい!いーっぱーたべちゃいよ!ゆっくちー!」 「ゆふふのふ…ここはぶゆーでんのおねーちゃんにまかせるのじぇ!おねーちゃんはでんせつなのじぇ!ゆっくち!!」 子まりさは妹達にそう言うと、ベンチに座っている青年の前まで元気よく跳ねていく。 そして青年を見上げると、得意そうに眉毛を吊り上げて大声で叫んだ。 「やいくそにんげん!でんせつのまりちゃさまに、あまあまよこしてしぬのじぇ!こわければ、あまあまたくさんおいてにげてもいいのじぇ!」 「ん?…げぇ!臭そうな汚れゆっくりだな…しっ!しっ!あっちいけ!飯が不味くなる!」 そんな子まりさを見た青年は鬱陶しそうに顔をしかめると、コンビニ弁当を食べる手を止めて子まりさを追い払うように手を振る。 一方子まりさは、汚れていると言われたのが頭にきたのか、両頬を膨らませて青年を睨みつける。 「ぷっくぅぅぅ!まりちゃ、きたなくないのじぇ!おはなしゃんより、おほししゃんよりもきれーなのじぇ!ばかにするんじゃないのじぇー!!」 「ゆぉぉ!おねーちゃ、つよいのちぇー!くそにんげんが、びびってしんじゃうのちぇー!やっぱりおねーちゃはすごいのじぇぇぇ!!」 「おぉ、あわりぇあわりぇ!くそにんげんは、おねーちゃんにみじめにころされるんだにぇ!ゆっぷっぷー!!」 膨れ上がった子まりさを見て圧倒的な力の差を確信し、勝利の喜びを飛び跳ねたり、踊ったりで表現する妹ゆっくり達。 だが青年は、そんな妹ゆっくり達を見て気分悪そうに顔をしかめると、足で二匹を転がすように軽く蹴る。 「ゆゆぅぅ?!こーりょこーりょ………ゆびゃぁぁぁ!おかおがいちゃいぃぃぃ!ゆんやぁぁぁぁぁぁ!」 「ゆびぇぇぇぇぇん!れーみゅのぷりちーふぇいすがぁぁぁぁ!どーちてこんなことしゅるのぉぉぉ?!とっぷあいどるに、しっとしちぇるのぉぉぉ?!」 二匹の妹ゆっくり達は、大した外傷もないのにグネグネと体をくねらせて、ゆんゆんと大泣きを始める。 三流芝居なのか本気なのかはわからないが、それでも子まりさを激昂させるには十分だった。 子まりさは大きく息を吸い込むと、青年に向かって大声で叫ぶ。 「ゆっがぁぁぁ!なにしてるのじぇぇ!ゆるざないのじぇぇ!!えいえんにゆっぐちざぜであげるのじぇぇぇぇ!まりちゃをおこらせた、おまえがわるいのじぇぇぇぇぇ!!」 青年は顔を真っ赤にして怒る子まりさを気にも留めず、二匹の妹ゆっくりを蹴りながら花壇の方へ移動を始める。 子まりさはそんな青年の態度にさらに地団太を踏むように飛び跳ねると、青年の足に体当たりを始める。 「いっちゃいぃぃぃ!おねーちゃぁぁぁ!ゆっぴぃぃぃぃ!ころころいちゃいのじぇぇぇぇぇぇ!!」 「おめめがまわりゅりゅぅぅぅぅ!おかおがいちゃぁぁぁぁぁ!ゆびゃぁぁぁぁぁん!ゆびゃぁぁぁぁぁぁん!」 「やめるのじぇぇぇ!くらうのじぇぇぇ!くらうのじぇぇぇぇ!いもーとがいたがっちぇるのじぇぇぇ!ゆぐぅぅぅぅぅ!!」 転がりながら涙としーしーを撒き散らし、子まりさに助けを求める妹ゆっくり達。 子まりさはそんな妹達に気を配りつつ、必死に青年の足を追いかけて体当たりを仕掛ける。 だが子まりさの体が青年の足に触れる前に、青年の足は先に進んでしまい、子まりさの体当たりは青年には当たらない。 子まりさは体当たりが空振りする度に悔しそうに唇を噛み締め、涙目になりながら必死に青年の足目掛けて跳ね寄って行く。 「ゆひっ…ゆひっ…ゆぅぅ…まつの…じぇ…まって……まっ…て…ゆぐっ……ひっ…ひっ…まりちゃ…の…たいあたり…くらっちぇ…よぉ…ゆっぐ…」 青年の歩く速度はそれほど速くはないのだが、子ゆっくりが追いつけるほど遅くもない。 飛び跳ねる度に息を切らせ、着地する度に目に溜まった涙をこぼす子まりさ。 「ゆん…ゆ…ん…ゆっぐぢ……ゆぐっ……ゆぐっ…まりちゃ…ぶゆーで…ゆぐっ…ゆ……ゆんべぇ?!」 青年が急に足を止める。 子まりさはそれに気がつかずに、顔面から青年の踵にぶつかっていく。 子まりさは顔を真っ赤に腫らして、おさげで顔を覆いながらゆんゆんと泣き始める。 「ゆびぇぇぇぇん!ゆびぇぇぇぇぇん!いたいのじぇぇぇ!どーちてぇぇぇ?!まりおちゃ、むてきのぶゆーでんしゃんなのじぇぇ!こんなのひどいのじぇぇぇ!!」 「はははっ!無敵だって?!ゆっくりって奴は、何時でも夢ばかり見てるんだな!ほら、よく見て置けよ!お前の無敵のぶゆーでんが泣いてるぞ!」 そう言いながら青年は、背後で泣き喚く子まりさを足で蹴飛ばして自分の前に転がす。 子まりさはコロコロと不規則に転がりながら、周囲に涙と涎を撒き散らす。 青年はそんな子まりさを足で突ついて起こし、子まりさの位置を微調整する。 「いちゃい!いちゃい!ゆびゃぁ!やめちぇ!ゆびぇぇぇ…ゆぇ……ぇ…ゆぅ?」 ゆんゆんと泣く子まりさが、目の前の物体に気がついた。 「ゆびっ…ぎぎぃ…いがい…おべーじゃ…だずげげ…ゆっぐぢ…ゆぐぐ…ぎ…」 「いびゃい…げ…ぎ…ゆ…ぢ…だずげ……ぼうや…だ…ぼうぢ…がえ…る…ゆじ…じじ…ぎ…」 そこにはガタガタと震える二匹の妹ゆっくり達がいた。 頭からは割り箸を1本ずつ生やし、両目を小刻みに動かしながら涙を流している。 割り箸は口の中からも見えており、妹ゆっくりの舌を貫通して地面に突き刺さっている。 口から涎と餡子を少量吐き出しているが、割り箸が邪魔で餡子が上手く吐き出せないでいる。 たった1本の割り箸が刺さっただけで、身動きはおろか言葉もろくに喋る事が出来ない妹ゆっくり達を目の前にして、子まりさは両目をまん丸に見開いて思考停止する。 「………ゆひっ…!なにごれぇぇぇぇ?!まりちゃのかわいーいもうとだちがぁぁぁ?!なにがあっだのぉぉ?!どーじでこうなっだのぉぉぉ?!」 「何言ってるんだ?見てなかったのか?やっぱりゆっくりは呑気だなぁ。ゆっくりしてるって言うやつか?」 ようやく硬直が解けた子まりさは、涙を流しながら大声で騒ぎ出す。 今見ているものが信じられないと言わんばかりに、体を大きくくねらせながら妹ゆっくり達を何度も見比べる。 子まりさは、あまりにも必死に青年の足を追いかけていたせいで、青年が妹ゆっくり達に割り箸を突き刺していた事にまったく気がついていなかったのだ。 「ゆっぎぃぃぃ!ひどいのじぇぇぇ!ひどいのじぇぇぇ!どーちて、こんなことできるのじぇぇぇ!まりちゃたち、とーってもゆっくちしてたのにいぃぃ!!」 「どうしてって?そりゃ、お前がゆっくりしてたから、助けられなかったんだろ?それにお前が俺に絡んでこなけりゃ、こいつ等は幸せに暮らせたんだ。全部お前が悪いんだよ」 「ゆっぐぅぅぅ?!なにいってるの…じぇ…」 青年を涙目で睨みながら両頬を膨らませて飛び跳ねる子まりさ。 青年に向かって罵声を浴びせ問いかけるが、青年の返しに少し戸惑う。 そして無残な姿に変わり果てた妹達を見て再び固まる。 「ゆぎぎ…おべーじゃ…どぼじで…までぃじゃ…いだいの…おべーじゃ…の…ぜいなのぢぇ?…ゆげぼっ!がばっ!べべっ…ゆっ…ぢ…ぎぎぃ…」 「おねーぢゃ…どーじで…だずげでぐれな……おねーじゃだけ…ゆっくぢじでだ…の?…ゆびぃぃ…ゆぐっ…ゆがっ…ゆっぐぢぃ…ゆっぐぢぃ…」 「はははっ!そーです!お前達のおねーちゃんは、お前達が苦しんでいる間にゆっくりしてたんですよ!ゆっくりしていってね!」 「ゆがぁぁぁぁ!なにいってるのじぇぇぇ!まりちゃ、ゆっくちなんか、じてないのじぇぇぇ!まりちゃ、くしょにんげんとたたかってたのじぇぇぇ!どぼじでしょんなこというのじぇぇぇ!!」 苦悶の表情を浮かべながら、涙目で子まりさを見つめる二匹の妹ゆっくり達。 二匹は必死に口を動かして、途切れとぎれになりながらも子まりさに対しての罵声を紡ぎ出す。 子まりさはその視線から、思わず目をそらしてしまう。 そしてそんな二匹の言葉を、顔を真っ赤にしながら否定する。 「いつ戦ってたって?全くこのゆっくりは嘘つきだな。お前達はこの嘘つきゆっくりに騙されたから、こんな酷い目にあったんだぞ!」 「ゆぐぃ…おべーじゃ…うじょついてだ…のぢぇ?……ゆっぐぅ…じんじでたのにぃ…ゆるぜないの…ぢぇ…ゆびぇ…ゆびぇ…」 「おねーぢゃ…うぞづき…ゆっくぢだっだにょ…?じょんな………ひどいよぉ…ぎぎぃ…がが…ゆっぐぢ…」 「ゆびゃぁぁぁ!まりちゃ、うそなんかついてなのじぇぇぇ!!………ゆっぐぅぅ!ぜーんぶ、このくしょにんげんが、わるいのじぇぇぇ!ぶゆーでんの、えいゆーまりちゃがやっつけてやるのじぇぇぇ!!」 青年の言葉に驚き、カッと両目を見開く二匹の妹ゆっくり達。 ブルブルと大きく震え出しながら、餡子まじりの涙を流して子まりさを睨み始める。 子まりさはそんな二匹達に大声で訴えると、身を翻して青年の方を向く。 そして唇を噛みながら、青年を見上げて睨みつける。 「ぶゆーでん?えいゆー?また適当な嘘ばかりついて…こんなに弱いゆっくりが、何を言ってるんだ?」 「ゆぅぅ!まりちゃ、よわくなんかないの…ゆわぁぁい!おしょらをとんで………ゆっぴぃぃぃぃ!いたいのじぇぇぇぇぇぇぇ!!」 青年は子まりさの言葉を聞いて、大げさに首を傾げてみせる。 そして体当たりをしようとしてきた子まりさをあっさり捕まえると、咥えていた爪楊枝を手に持ち変えると、爪楊枝で子まりさの底部を何度も突き刺していった。 子まりさは幸福な浮遊感に思わずテンプレセリフを吐くが、すぐに底部に走る痛みに顔をしかめてゆんゆんと泣き始める。 「いっちゃい!いっちゃい!やめちぇ!やめちぇよぉぉ!まりちゃのきゅーとで、しゅんそくな、ぷりちーあんよしゃんが、いたいっていってるのじぇぇぇ!ゆびゃぁぁぁぁぁ!!」 爪楊枝を刺される度に大きく体を震わせて、底部をうねうねと波打たせる子まりさ。 しーしーと涙をダラダラと溢れさせ、イヤイヤと体をくねらせるが青年の手からは逃れる事が出来ない。 底部が穴だらけになると、今度は頬や顔の周りに爪楊枝を刺されていく。 「いちゃぁぁぁぁ!ゆびゃぁぁぁん!ゆびゃぁぁぁん!ごべんなじゃいぃぃぃ!あやまるから、ぼうやめちぇよぉぉ!かわいーまりちゃが、やめてっていってるのじぇぇぇぇ!!」 「ほらしっかり見たか?これが『ぶゆーでん』だぞ?これが『えいゆー』だぞ?こんなに弱いのに!あっいけね(棒読み)」 楽しそうに爪楊枝を子まりさに刺していく青年。 串刺しの妹ゆっくり達に見えるように、大げさな動きをつけて何度も子まりさを突き刺していく。 そしてわざとらしく、子まりさの目に爪楊枝を突き刺した。 「ゆっひぃ………ゆっぎゃぁぁぁぁ!まりちゃのつぶらな、ほーせきよりきれいなおべべがぁぁぁぁぁぁ!!」 「あぁ、悪い悪い。ほら、お前があんまりグネグネ動くから、間違って目を刺しちゃったよ!(棒読み)じゃあ、せっかくだから爪楊枝はこのままにしておくよ!」 子まりさはより一層大きな悲鳴を上げると、まるで水揚げされた魚のように青年の手の中でグニャリグニャリと体を揺らす。 青年は子まりさに全く悪気が無さそうに謝ると、目に刺さった爪楊枝をそのまま奥に押し込んでいく。 「ゆっじゃぁぁぁ!びびゃぁぁぁぁぁぁぁ!!どっで!どっで!!どっでよぉぉぉぉぉ!!!いだぁぁぁぁぁぁぁぁ!ゆぎべぎぃぃぃぃ!じょばぁぁぁぁぁぁ!!」 噴水のようにしーしーを吹き出させ、尻をブリブリと振り回しながら脱糞する子まりさ。 青年はそんな子まりさを見て顔をしかめると、妹ゆっくり達の目の前に子まりさを叩きつけるように地面に投げつけた。 「汚ねぇな!この糞ゆっくりが!!」 「じゅんばぁ?!………ゆ…ぎぎ…げ……ゆ…ぢ……ぢ…ど…ぼじ……まり…ぢゃ……えいゆ……ぶゆー…ぎぎ…ゆ…っぢ…ゆぐぐぅ…ぐずっ……」 子まりさは地面に叩きつけられた衝撃で餡子を吐き出し、全身に開いた穴からも少量の餡子を飛び出させる。 ビクビクと体を痙攣させながら、掠れた声でブツブツと何かを呟きポロポロと涙をこぼす子まりさ。 半分飛び出た無事な方の目をキョロキョロと動かして、助けを求めるかのように目の前の妹ゆっくり達を見る。 だが妹ゆっくり達の目は、悲しそうな、がっかりしたような、子まりさを憐れむような色をしていた。 「おべーじゃ………ぼんどーに…よわいの…ぢぇ?…ぼんどーに…いばばで、うじょづいてだのぢぇ…?」 「おねーぢゃ…うぞづき…ぶゆーでん…じゃなかっだ…の…うぞづき……うぞづ……ぎぎ……ゆっぢ…ぢ…」 「ぢが……までぃ…ぶゆーで…ん……ぼんどー…なのぢぇ…ぼんどーなの……ゆぅ……ゆちっ?…いちゃ…?」 妹ゆっくり達に責め立てられて、半死ながらも悔しそうに唇を噛みながら顔を上げる子まりさ。 力なく顔を左右に振って、違う違うと言うかのような仕草をする。 青年はそんな子まりさの姿に満足したのか、少し笑いながらどこかに行ってしまう。 子まりさは情けない顔でポロポロと涙をこぼし泣いていたが、その体に新たな痛みが走り、思わず体を震わせる。 何者かが体の上を這い、チクチクと痛みを与えている。 「いちゃ………なに…ゆぅぅ…?…あれ…にゃに…?」 目の前を小さな黒いものが横切る。 それは弱った子まりさの目では追えないほどの速度で移動し、次第にその数を増やしていく。 「いちゃ…いちゃ…なに…?…やべで…いちゃ…ゆぅぅ……まじゃか………ありじゃん…?…ゆぅ!…」 子まりさは驚きを隠せなかった。 それはかつて自分が倒したアリであり、それが大群を連れて自分に群がり始めていたのだ。 「やべちぇ…いちゃ…い…だずけ…いもーちょ…」 じわじわと湧き出る涙をこぼし、妹ゆっくり達を見上げて助けを求める子まりさ。 だがその妹達にも大量のアリが群がり始めていた。 「いじゃ…いじゃ…ゆぎぎ…やべ…べ…いがが…ありじゃん…ぼうやべべ…ゆ…ぢ…ゆっぐ…ぢ…ぢ…ぢ…」 「おね…じゃ…がが…いがが…ゆっぢ……ぢ…やじゃ…ぼう…おうぢがえる…る…ゆ…ぎぎ…あり…あり……あり…あり…」 「ぞんな………ありじゃ…ん……どぼじ…で……ゆ…ぢ…までぃぢゃ……ありじゃん…たおじだの…に…ぃ…ゆぐっ…」 子まりさは目を伏せるように下を向き、歯を食いしばりながらブルブルと震えて再び泣き出した。 アリが子まりさを噛む度に小さく震えて嗚咽をもらし、かすかに動くお下げでアリを叩こうとする。 だがお下げでアリに触れるより先にアリが動き、結局子まりさはアリに攻撃する事が出来ないでいた。 「おどーじゃ……ゆっぐち……だずげ…で……ゆぅぅ…ぐぐ………ぎ…ぎ…」 子まりさは頼みの綱である親まりさに助けを求める事しかできなかった。 ゆぅ…ゆがっ…ぎ……いだ………ご………い……ゆる……で… 「ゆぅ……このごえ……おどーじゃ……?……」 子まりさの叫びが聞こえたのか、朦朧とした意識の中で聞き覚えのある声が聞こえてくる。 霞んでいた視界が鮮明になり、最後の希望にすがる思いで重たい体を少しずつ動かし、親まりさの姿を探す。 「おどーじゃ………おどーじゃ…どこ………ゆ…ぢ……までぃぢゃ……ここなの………だずげ…で………ゆぅ……うぅ?!」 そしてやっとの思いで、親まりさらしきゆっくりの姿を捉える。 だがその目に映ったのは、ボロボロになって涙としーしーを垂れ流す哀れなゆっくりの姿。 普段見慣れたかっこいい親まりさではなかった。 「なにあ…れ………おどーじゃ…?……どぼじ…で…?」 親まりさは人間の少年達に蹴られて転がされ、木の棒で何度も叩かれたり、何度も刺されたりしていた。 親まりさは子まりさ同様に情けない顔で泣き叫び、薄汚れた体をグネグネとくねらせながら必死に少年達に謝罪していた。 子まりさは自分がボロボロにされた時以上に驚き、しばらくその光景をじっと見続けた。 「おどーじゃ………ぶゆーでん…は……?…えいゆー…は?………ゆっぐぢ……ゆ…ぢ…ゆびゃ……ゆびゃぁぁぁ…あ…ぁぁ…ぅぅ……」 固まったままの子まりさが、両目から餡子まじりの涙を流し、最後の力を振り絞るかの如く泣き叫ぶ。 だがその声も親まりさには届かないのか、親まりさは地面に頭をぶつける勢いで少年達に頭を下げていた。 子まりさは目を背けようにもろくに目を動かす事も出来ず、少し飛び出した目玉のせいで瞼を瞑る事も出ないまま、その体をアリに蝕まれながら親まりさ の最後を見届けた。 完 徒然あき
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『きたないまりちゃ』 9KB いじめ 小ネタ いたづら 子ゆ れいぱー 虐待人間 いつもの小ネタです。 公園に捨ててあるお菓子の袋の中に、一匹の子ゆっくりがいる。 薄汚さから野良だと思われるそのゆっくりの周囲には、成体のゆっくりは見当たらない。 親に先立たれたのか、それとも子供だけ捨てられたのかは分からない。 その子ゆっくりは力なくノソノソと袋から這い出て、涙目で周囲の雑草を食べ始める。 「むーちゃ…むーちゃ…にがいのじぇ…むーちゃ…むーちゃ…ふちあわしぇ…」 世界中の不幸を背負っているかの様な覇気のない顔。 全体的に肌は汚れて、金髪もベタベタしている。 何故か底部が異常に汚れており、帽子も汚れやささくれが目立つ。 帽子についたリボンも少しかけており、灰色のそれはあちこちに何かのシミがついている。 自分の不幸を誤魔化すかのように、何かをする度に「ゆっくち」と子声で呟く。 だがその表情は微塵もゆっくりしていない。 「ゆぅ…きょうもがんばっちぇ…かりしゃんをしゅるよ…」 通常ゆっくりにとっての狩とは、食糧確保以外にも自分の力を誇示する手段としてよく使われる。 野良の場合、殆どがゴミ漁りに当たるこの行為なのだが、それでもゴミを漁って沢山食料を持ってこれる者は「ゆっくりできる」のだ。 この子まりさも、どうやらゴミ漁りに出かけるようなのだが、今は午前10時。 それも休日となれば、当然ながらゴミは置いてないだろう。 そうとも知らず、重い体を引きずるように這う子まりさ。 ちなみに私はこの汚い子まりさを、すぐ近くで観察している暇人。 加工所産「にとり帽子」のおかげで、子まりさは私を認識出来ないらしい。 にとりと言うゆっくりは、普段かぶっている帽子を横にずらすだけで他のゆっくりから認識されなくなるそうだ。 この帽子もそれと同じ原理で、横にかぶるだけでゆっくりから認識されなくなる優れ物。 たったこれだけの事で姿が見えなくなるとは、流石いい加減な不思議饅頭。 まあ、そのおかげでこの至近距離で子まりさを観察出来るのだ。 ただ近づき過ぎたせいか、風に乗って時々子まりさの臭いが鼻を刺激する。 洗ってないカブトムシが、牛乳を拭いた雑巾の上にいるような、何ともいえない悪臭だ。 私はその臭いに少し腹が立ったので、子まりさの家であるお菓子の袋をゴミ箱に捨ててあげた。 生意気に袋の中には、風で飛ばないように石が置いてあった。 この石も、もしかしたら宝物なのかもしれないと思い、花壇の土の中に埋めてあげた。 改めて子まりさを見てみると、先程から必死に這いずっているが、まだ1mも進んでいなかった。 このままでは日が暮れると思い、私は手を叩いて大きな音を出してみた。 パンッ!! 「ゆっぴゃい!!」 乾いた大きな音に驚いた子まりさは、しーしーを漏らしてガタガタと震え始める。 そして恐る恐る振り返り、私の方を見て再び驚きの声をあげる。 「ゆぅぅ…ゆ?………ゆっぴぃぃぃぃぃ!まりちゃの、すてきなおうちがにゃいよぉぉぉ!どこいっちゃのぉぉぉ?!」 ポロポロと涙を流し、その場でピョんピョンと飛び跳ねる子まりさ。 帽子や肌についたゴミがポロポロとこぼれ落ちる様子を見ていると、なんだか背中が痒くなってくる。 子まりさはゆんゆんと泣きながら、袋が置いてあった場所まで跳ねてくる。 そして周囲を何度も見渡ては、しーしーを漏らしながら大声で泣き喚く。 「ゆぅぅぅ?!おうち!おうち!まりちゃのおうちぃぃぃぃ!ゆっくち!ゆっくちぃぃぃ!ゆえぇぇぇぇぇぇぇん!!」 身を屈めて尻をぷりぷりと振って泣く子まりさ。 その姿に少しイラッとしたので、思わず私は帽子を蹴り飛ばす。 「ゆびぇぇぇぇぇぇ………ゆぅ?あたまがすじゅしい…ゆんやぁぁぁぁぁぁ!まりちゃのおぼーち!しゅてきなおぼーち!ゆえぇぇぇぇぇぇん!!」 子まりさは帽子が無くなっている事に気がついて、狂ったように跳ね回る。 涙と涎としーしーを周囲に撒き散らしながら、コロコロと駄々をこねるように転がって泣き始める。 栄養状態が悪そうな割には、意外と元気である。 しばらくジタバタすると、ようやく帽子を見つける子まりさ。 力なくズリズリと帽子に向かって這っていく。 私は子まりさが帽子にたどり着く直前で、帽子を踏みつけた。 「ゆ?」 一瞬視界から帽子が消えた事に、驚き固まり子まりさ。 ぽかんと口を開けて目を丸くしたまま動かなくなる。 私は帽子を踏みつけたまま、何度も地面に帽子を擦り付けるように踏みにじる。 「ゆゆ?ゆ?ゆ………ゆっびゃぁぁぁぁ?!どぼじておぼーちが、ぼろぼろになっちぇるのぉぉぉぉ?!ゆんやぁぁぁぁぁぁぁ!!」 ボロ布のようになった帽子を必死に舐めながら、ポロポロと涙をこぼして絶叫する子まりさ。 当然そんな事をしても、帽子が修復される訳はない。 「まりちゃのおぼーち…はやくなおっちぇ…まりちゃのおぼーち…いちゃいのいちゃいのゆっくちー…おぼーち…おぼーち…ゆっくち…」 それでも子まりさは舐める事を止めない。 私は子まりさの帽子に青汁を少しかけてみる事にした。 「ぺーりょ…ぺーりょ…ぺーりょ?………ゆっぴゃぁぁぁぁぁ?!げろまじゅぅぅぅ!にがががぁぁぁ!ゆっげぇぇぇぇ!げろげろぉぉぉぉ?!」 両目を飛び出さんばかりに見開いて、餡子を吐き出す子まりさ。 苦しそうに顔をしかめ、ガタガタと震えて涙をこぼす。 これだけ泣いていて、よく体の水分が無くならないものだと感心する。 餡子を吐いて荒い呼吸をする子まりさ。 少し落ち着いたのか、恐る恐る舌を伸ばして帽子を舐める。 「ゆばっびゃぁぁぁぁぁ!にがぁぁぁい!くっしゃぁぁぁい!まりちゃのおぼーちが、ゆっくちできなくなったよぉぉぉぉ!!」 青汁の水分を得たせいで臭いも酷くなったのか、子まりさはお下げをぶんぶん振り回して臭いを拡散しようとしている。 私はそれを見て少し触るのを躊躇ったが、ボロ濡れ帽子を子まりさの頭に乗せてみた。 「ゆわぁぁ!おぼーちしゃん、おかえりなっしゃ……くっしゃぁぁぁい!にっがぁぁぁぁい!ゆんやぁぁぁぁ!ゆっくちできにゃいよぉぉぉぉ!!」 帽子が頭に乗った途端に、ぱっと笑顔になる子まりさ。 だがそれもほんのわずかな間。 臭いと滴る青汁の苦さに顔を歪めて、周囲をピョンピョンと飛び跳ねる。 それでも帽子を振り落とさないのは、お飾りに異常に執着するゆっくりの習性か。 子まりさはしばらく跳ね回ると、疲れてしまったのかそのまま眠ってしまった。 こんな無防備な生き物が生きて行けるのかと不安になった私は、家から持ってきた少量の生ゴミで、子まりさを埋めるとその場を後にした。 翌日。 昨日と同じ場所に行ってみると、そこには元気に跳ね回る子まりさがいた。 「くっしゃいぃぃ!うるしゃいぃぃぃ!なんなのこりぇぇぇぇ?!ゆっくちできにゃいよぉぉぉ!ゆえぇぇぇぇん!!」 生ゴミに囲まれていたせいか、小バエに集られている子まりさ。 膨れてみたり、お下げを振り回したり、尻をブリブリ振ったり、ピョンピョンと飛び跳ねて小バエを追い払おうとする。 だが小バエは子まりさの周囲を旋回するだけで、逃げようとはしない。 こんな小虫にまで馬鹿にされるとは、なんと哀れな生き物か。 私は哀れみのつもりで、子まりさに殺虫スプレーを吹き掛けてやった。 「ゆゆぅ?…むししゃんが、みーんなおちちゃのじぇ!ゆわーいゆっくち…ゆっげぇぇぇ?!なにこにょにおいぃぃ!のどがいちゃいのじぇぇぇぇ!!」 殺虫スプレーを吸い込んだのか、ゆんゆんと泣き始める子まりさ。 苦しそうに舌を出し、何度も咳をする。 しばらくすると咳のし過ぎで疲れたのか、ぐったりとした子まりさはそのまま眠ってしまった。 更に翌日。 公園を覗いてみると、あの子まりさは少年達に石を投げられていた。 「くっせー!きたねー!何このゆっくり?!きもちわりー!」 「あはは!ほらほら!しっかり避けないと怪我するぞ!」 「ゆんやぁぁぁぁ!やめちぇよぉぉぉ!どーしちぇまりちゃをいじめるのぉぉぉ?!ゆえぇぇぇぇん!ゆえぇぇぇぇん!」 石と言っても、本当に小さな小石。 だが子まりさにとっては恐怖の大岩なのだろう。 必死に跳ね回ったり尻をブリブリ振って逃げ回るが、この子まりさは元々体力がない。 すぐにバテて地面に顔を埋めてしまう。 「ゆんゆんやぁぁぁぁぁ…ぐしゅ…ひぐっ…みんないじめりゅ…むししゃんも…ねこしゃんも…くさしゃんも…いししゃんも…にんげんしゃんも…ゆぅぅ…ぐしゅ…」 子まりさはブルブルと震えながら、悲しそうにぽろぽろと涙をこぼす。 「あはは!なんか泣いてるぞ!しかもしょんべんもらしてる!きったねー!まりさ菌がうつるぞー!」 「うわーきったねー!にげろにげろー!はははっ!」 少年達は子まりさに興味をなくしたのか、その場を去っていくと他の野良ゆっくりを捕まえて遊び始める。 残された子まりさはお下げで涙を拭うと、捨ててあるお菓子の箱を目指してよろよろと這いずっていく。 「ゆぐっ…ひぐっ…まりちゃ…きちゃなくにゃい…くしゃくにゃい…よ…ゆっくち…ゆっくち…ぐしゅ…ひぐ…ゆえぇ…」 悲しそうに目を下に伏せ、溢れる涙をぐっと堪える様に歯を食いしばる。 だが、やっぱり悲しくなって泣き始める子まりさ。 空のお菓子の箱に入ると、力なく呟いた。 「ゆっくちおかえり…まりちゃのすてきなおうち…」 子まりさはどうやらそのまま眠ってしまったらしい。 私は寝ている子まりさを箱から出すと、空箱をゴミ箱に捨てておいた。 それから数日後。 運良く生きながらえていた子まりさだったが、どうやらその運も尽きたらしい。 「んっほぉぉぉぉう!かわいいまりさねぇぇぇぇ!でも、きたなくて、くっさいわぁぁぁぁ?!ちゃんとまむまむあらっているのかしらぁぁぁ?!」 「やめちぇよぉぉぉ!まりちゃのまむまむ、ばーじんしゃんなのじぇぇぇぇ!さわっちゃだめにゃのぉぉぉ!ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!」 ボサボサの髪を振り乱したれいぱーありすが、子まりさのまむまむを凄まじい勢いで舐めている。 子まりさは必死に逃げようと身をよじるが、れいぱーの舌で辛め取られ動きを封じられている。 「ずぅぅ!はぁぁぁ!ずぅぅ!はぁぁぁ!くっさいわぁぁぁ!あらってない、べんじょむしさんのにおいねぇぇ!んっほぉぉ!こうふんするわぁぁ!ありすをさそっているのぇぇぇ?!」 「ゆびゃぁぁぁん!まりちゃ、くしゃくないのじぇぇぇぇ!いいにおいなのぉぉ!へんなこちょいわにゃいでぇぇぇぇ!!」 両目を血走らせたありすは、大きく息を吸い込んで子まりさのまむまむの臭いを嗅ぐような仕草をする。 子まりさはそれが恥ずかしいのか、顔を真っ赤にして両目を瞑る。 「つんでれねぇぇぇ!いいわぁぁぁ!たとえどんなにくっさくても、ありすのあいはびょうどうに、わけあたえらえるのよぉぉぉ!!」 「ゆんやぁぁぁ!やめちぇよぉぉぉ!まりちゃ、ばーじんしゃんなのぉぉぉ!ゆっぴゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」 それから子まりさは、何度もれいぽぅされて額から大量の茎を生やして干からびた。 ありすは満足そうな顔をしていたので踏み潰しておいた。 子まりさと額に生えた実ゆっくり達は、皆同じように救われないほどの苦悶の表情を浮かべていた。 完 れいぽぅシーンは都合によりカットされました。 細かい描写は他のHENTAI作家さんにお任せします。 徒然あき
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『飼われまりちゃ』 13KB いじめ 小ネタ 子ゆ 透明な箱 いつもの小ネタです。 「まりちゃをかいゆくちにしゅるのじぇ!まりちゃは、とーってもつよいのじぇ!まりちゃのめーれーきかないと、いたいめみるのじぇ!!」 元気良くそう宣言する一匹の子まりさ。 得意そうに眉毛を吊り上げて、踏ん反り返っている。 その後ろでは親れいむと親まりさが、飼いゆっくりにしろと同じ様に自信たっぷりに踏ん反り返る。 「れーみゅは、とーってもかわいいゆっくちだよ!かいゆっくりにしにゃいのは、おーばかだよ!いっしょーのしょんだよ!」 その隣では尻をプリプリと振りながら、片目を閉じてニヤニヤと微笑む赤れいむ。 だがこの一家は全体的に体が汚れており、帽子やリボンに変なシミやゴミが付いている典型的な野良一家である。 「うーん…どうしよかな?…」 そんな一家を目の前にし、腕を組んで悩む一人の少年。 品定めするように、親まりさと子まりさを見比べる。 「どーしたんだぜ?!まりささまのつよさをさとって、びびってうごけないんだぜ?!ゆっぷっぷっぷ!これだから、よわむしさんはこまるんだぜ!」 「ぷっぷー!くしょにんげんは、まりちゃをみてびびってるのじぇー!しーしーもらしゅのじぇ?ないちゃうのじぇ?おぉあわりぇ、あわりぇ!!」 まりさ親子は少年を見下すように笑い始めると、二匹そろって少年に尻を向けて屁をこく。 れいむ親子も飼いゆっくりになれると確信したのか、ウネウネと動きながらあまあま持って来いとか、ゆっくりさせろと騒ぎ始める。 「よし、こっちに決めた!やっぱ、小さいほうが良いかな?」 「ゆわーい!おしょらをとんでるみたーい!さいこーのきぶんなのじぇー!!」 少年はそう言うと子まりさを捕まえ、野良一家に背を向けて歩き出す。 子まりさは突然の浮遊感に、ゆっくりお決まりの台詞を口にしてキャッキャとはしゃぐ。 「ゆゆっ?!ちょ、ま、まつんだぜぇぇぇ!!までぃざもかいゆっくりにじろぉぉぉぉ!まてぇぇぇ!このくそにんげんがぁぁぁぁ!!」 「ゆっがぁぁぁぁ!れいむもつれていけぇぇぇぇ!れいむをゆっくりさせろぉぉぉぉ!」 「ゆっぴぃぃぃ!まちぇまちぇぇぇぇ!れーみゅをかいゆっくちにしろぉぉぉ!まちぇぇぇぇぇ!!」 子まりさだけを持って去ろうとする少年を、慌てて追いかける三匹のゆっくり。 鬼のような形相で、唾を撒き散らしながら必死で跳ねる。 だがそれでも少年の足の方が速く、少年は自分の自転車のカゴに子まりさを入れるとそのまま自転車を漕ぎ出す。 「までぇぇぇぇ!までぇぇぇぇ!までぃざのしゅんそくから、にげられるどおもうなぁぁぁ!ゆひー…ゆひー…よ、ようやくおいつ 『グチャ!』 びゃ!」 「おぉ?何か轢いた!グチャっていった!」 それでも何とか少年に追いつき、自転車の前に踊り出た親まりさ。 だが少年は何の躊躇いもなしに、自転車で親まりさを轢いていく。 親まりさは体を真っ二つにされる形で轢かれ、呻き声を上げると動かなくなる。 しかし少年は特に振り返ろうともせず、そのまま家に帰っていった。 「ゆがが!なにやってるのぉぉ?!くそにんげんが、にげちゃ………ゆっぎゃぁぁぁぁ?!までぃざが、はんぶんずつになっちゃったよぉぉぉぉ!でいぶ、じんぐるまざーになっちゃっだのぉぉぉ?!」 「ゆんやぁぁぁぁ!おちょーしゃん、、どーちておたべなしゃいしてるのぉぉ?!ゆっぴぃぃぃぃぃぃ!!」 やっとの思いで、親まりさまりさの元まで跳ねてきたれいむ親子。 親れいむは、親まりさの姿を見るなり罵声を浴びせ始める。 だがすぐに、両目を飛び出さんばかりに見開いて死んでいる親まりさに気がつき、涙を流しながら絶叫する。 それに続いて赤れいむも、親まりさの死に顔を見てゆんゆんと泣き始める。 れいむ親子は、まりさの死体のそばで何時までも泣き続けるのだった。 「ゆぺーっち!いちゃい!…ゆっぴぃぃぃ!なにしちぇるのじぇ、このくしょどれー!まりちゃおこるのじぇー!!」 少年は家に着くとすぐに透明な箱を取り出し、その中に子まりさを乱暴に入れて蓋をした。 幸い箱の底には土が敷いてあったため、子まりさは大した怪我も無い。 子まりさは着地の痛みに顔を歪めるが、すぐに体勢を立て直して少年を涙目で睨みながら罵声を浴びせる。 「えっと、ゆっくりって何でも食うんだったかな?とりあえず、これでいいか」 だが少年は子まりさ事を気にしておらず、蓋に付いた小さな小窓を空けると、そこから粒上の餌を箱内に入れてすぐに蓋を閉じた。 そして子まりさの様子を観察するかのように、箱の中をじっと覗いた。 「ゆっがぁぁぁ!きーてるのじぇ?!このくしょどれー!おわびとして、あまあまたくさんもってこいのじぇー!ぷんぷんぷん!!」 「あれー?食べないな。腹減ってないのかな?まあいいか、TV見よう!」 子まりさは少年の態度に腹を立て、頬を膨らませて怒鳴る。 少年はそんな子まりさの様子には気が付かず、餌を食べ始めない事を不思議がりながらも他の部屋に行ってしまった。 「それにしても、あんちゃんから貰ったあの箱すごいや。ゆっくりの鳴き声が聞こえなくなるなんて。これなら母ちゃんに、五月蝿いって言われずに済むな」 少年は満足そうに笑うと、お気に入りのアニメを夢中になって見始めた。 その日は、それ以上少年が子まりさを構う事はなかった。 一方子まりさは空腹に腹を立てて、少年を見かけるたびに叫び続けたが、少年に気付いてもらう事はなかった。 「うぅ…もう朝か…ん?こいつ、まだ寝てるのかな?朝だってのに、のん気なやつだ…」 「ゆぴー…ゆぴー…ゆぴー…」 母親に無理やり起こされた少年は、両目をこすりながら布団から這い出る。 そんな少年の目に止まったのは、何だか幸せそうに眠っている子まりさ。 もちろん幸せそうに見えたのは少年にだけで、よく観察すれば頬に涙の後が付いているのが解っただろう。 だが少年には、子まりさの寝顔がとても腹立たしく見えたのだ。 「おら!起きろ!朝だぞ!ほら、さっさと餌を食え!起きろー!!」 「ゆちゃ、むにゃむにゃ…『バンバンバン!』 ゆっぴきぃ!なんなのじぇぇぇ?!ゆわぁぁ…おねしーしーしちゃったのじぇ…ゆえぇぇ…」 少年は箱の中に餌をばら撒くと、子まりさを起こそうと箱を強く手で叩いた。 箱は丈夫な造りの為、少年が叩いた程度では軋みもしなかったが、子まりさを叩き起こすには十分な程の振動を与えた。 子まりさは振動に驚き跳ね起きると、ショックで少ししーしーを漏らす。 しーしーを漏らした事に気がついた子まりさは、顔を真っ赤にして両目に涙を浮かべる。 だがすぐに目の前に少年が居る事に気が付き、慌てて少年を睨み始める。 「ゆゆぅぅ!おまえのせーなのじぇ!おまえのせーで、まりちゃはおねしーしーをしちゃったのじぇー!ゆるせないのじぇぇぇぇ!!」 「おぉ、起きた起きた。朝から元気な奴だな。ゆっくりってうらやましいな、学校行かなくて良いし、のん気でさー」 少年はそう呟くと、子まりさが怒っている事に気が付かずそのまま学校に行ってしまう。 「ゆぅぅ!まつのじぇぇぇぇ!まりちゃ、おこってるのじぇー!!ぷんぷんぷーんのじぇ!!」 涙目で頬を膨らませ怒る子まりさだったが、その声は少年に届く事はなかった。 「ゆぅぅ…おなかすいちゃ…くしょにんげん、あまあまもってくるのじぇー…ぐすっ、ゆえぇぇ………どこなのじぇ…まりちゃ…ひとりぼっちなの…じぇ?さみしいのじぇ…ゆびゃぁぁ…」 薄暗い部屋の隅に置かれた箱の中で、本日何度目か分からない命令をする子まりさ。 最初の内は怒って跳ね回ったり、膨れ上がったりして怒ってみた。 だが子まりさの命令を聞くものなど誰もおらず、大声を張り上げた分だけ、動いた分だけ腹が減るのであった。 子まりさは力なく身を伏せると、一人ぼっちの寂しさを紛らわせるように目を閉じた。 「ゆうぅぅぅ…おとーしゃ…おかーしゃ…いもーちょ…どこなの…じぇ?ゆえぇぇぇ…」 だが目を閉じ思い出すのは、家族と共に暮らした楽しい、ゆっくりとした日々の事ばかり。 子まりさは身を震わせて涙をこぼすと、狭い箱の中をノソノソと動き回り、居るはずもない家族を探し回った。 「あれ?なんだこいつ、のん気に寝てやがる。まったくゆっくりって、本当にゆっくりしてるんだな!おい起きろ!餌だぞ!良いもってきたぞ!!」 「ゆぴゃ!…なんなの…じぇ………ゆうぅぅ!くしょにんげん!あいたかっ…ゆぅぅ!なにしてるのじぇ!さっさとあまあまもってくるのじぇぇぇぇ!!」 帰ってきた少年に叩き起こされる子まりさ。 寂しさのあまり思わず涙を浮かべるが、慌てて少年を怒鳴る。 だが少年には聞こえておらず、少年は持っていたビニール袋から何かを取り出して子まりさの箱の中に入れる。 「ほら、お前ら甘い物が好きなんだろ?給食で出たメロンだぞ!…まあ皮だけど、ゆっくりには充分だろ?残さず食えよ!」 「ゆぅぅ?!あまあま?おいししょーなにおい!ゆわぁぁぁい!どれーのくせによくやったのじぇ!ほめてつかわしゅのじぇ!ゆっくちー!!」 メロンの皮から漂う甘い匂いに、思わず微笑んで飛び跳ねる子まりさ。 幸せそうに体を揺らすと、メロンの皮に向かって這って行く。 少年はそんな子まりさを満足そうに眺めると、またどこかに行ってしまう。 子まりさは少年がいなくなった事には気が付かず、にっこりと笑いながら大きな口を開けてメロンの皮に齧り付いた。 「ゆっくちいただきまーしゅ!むーしゃ、むー…ゆぅぅ?!なにこりぇ!かたいのじぇぇぇぇぇ!しょれに、あんまりあまあまじゃないのじぇぇぇ!!」 幸せそうに皮を齧る子まりさだったが、その皮の硬さに顔をしかめる。 その上少年が綺麗にメロンを食べたせいで、その熟れたオレンジ色の身は殆ど残っていなかった。 しばらく不満そうに頬を膨らませて飛び跳ねていた子まりさだったが、空腹には勝てずに再びメロンの皮に噛みつく。 「むーちゃ…むーちゃ…あまあま…にがにが…やっぱりかたいのじぇ…どぼちて………ゆっくち…ゆっくち………ゆえぇぇ…」 もはやいくら文句を言っても、どれだけ怒っても何も解決しない事を悟ったのか、子まりさは両目に涙を浮かべると顔をしかめながらメロンの皮に齧りついた。 その日、子まりさは少年の姿が見える度に何かを叫んだが、少年が子まりさを見る事はなかった。 子まりさは少年が見えなくなる度に、ブルブルと身を震わせて涙をこぼした。 「おい、朝だぞ!あれ?なんだ、全然メロンの皮が減ってないじゃないか!ちゃんと食えって言ったのに!」 「ゆぅぅ…なんなの…じぇ…ゆっくち…まりちゃ、ゆっくちしたしのじぇ…ゆっくち…ゆっくち…ゆっくちさせちぇよぉぉ…」 少年が箱を揺すったせいで、子まりさが力なく身を起こす。 頬には涙の跡が残り、両目は真っ赤になっていた。 「ありゃ?なんか元気がないな。日に当てた方が良いのかな?じゃあ、今日は特別にベランダに出してやるぞ!ありがたく思えよ!!」 その子まりさの元気の無さに気が付いた少年は、子まりさの箱を持ってベランダに出ると、一番日の当たりの良い場所に箱を放置した。 「ゆぅぅ…なんなのじぇ…まぶしいのじぇ…でも、とーってもきれいなのじぇ…!きらきらしてるのじぇ!ゆっくちー!」 「おっ…なんだか元気になったみたいだな。じゃあ、その皮食べ終わるまで、次のエサは無な。じゃあな!」 子まりさは朝日の眩しさに目を細めるが、その美しさに思わず微笑む。 少年はそんな子まりさを見て満足そうに笑うと、学校に行ってしまった。 子まりさは朝焼けを、幸せそうにいつまでも眺めていた。 「ゆぅぅ…あついのじぇ…のどがかわいたのじぇ…ゆっくち…おみじゅ…おみじゅがのみたいのじぇ…」 苦しそうに顔を歪める子まりさ。 呻くような声を上げると、水を探してノソノソと力なく箱の中を彷徨う。 綺麗だった朝日も、日が高くなるとその熱で少しずつ水分を奪い、子まりさをジリジリと苦しめた。 帽子を被っている分、多少日差しから逃れる事は出来ているだろう。 だが真っ黒なその帽子は日の光を吸収し、子まりさの頭を熱する。 子まりさは何故こんなに暑いのか、何故こんなにのどが渇くのか解らずに狭い箱の中を逃げ場探して彷徨い続ける。 「ゆっくち…あまあましゃん…おみじゅをちょーだいにぇ…むーちゃ…むーちゃ…」 メロンの皮にわずかに残ってた水分を求めて皮を齧るが、殆ど乾いていて満足にのどを潤す事が出来ない。 「ゆぅぅ…いじわるしにゃいでよぉぉ…まりちゃ、かわいそーなのじぇ…ゆっくちしたいのじぇ…ゆびぇぇぇ……ゆぅ…あそこなら、すずしそーなのじぇ…?」 ゆんゆんと泣いていた子まりさだったが、メロンの皮に出来る影を見つけて、何とかそこに身を隠して休む事にする。 「ゆぅぅ…ここなら、すこしすずしいの…じぇ…ゆっくち…ゆっくち…」 少し楽になったのか、子まりさはそのまま寝てしまう。 だが影はすぐに形を変えて移動し、子まりさは再び日の下に晒されてしまう。 「ゆぅ…ゆぅ…ゆっくち…ゆゆっ!どーしちぇまりちゃ、またあつあつなのじぇぇぇぇぇ?!」 暑さに目を覚ました子まりさは、再び影の中に身を隠すとぐったりと眠り始める。 「かげしゃん、いじわるしにゃいでね…まりちゃは、ゆっくちしたいだけなのじぇ…」 そしてまた日が子まりさを照らし、子まりさは慌てて影の中に入る。 そんな事を繰り返している内に子まりさはすっかり弱りきってしまい、少年が帰ってくる頃にはろくに動けなくなっていた。 「ゆぅぅ…おみじゅ…ゆっくち…おとーしゃ…おかーしゃ…ゆっくち…ゆっくち…」 「あれー?もしかして死んでる?」 帰宅した少年が、子まりさの箱を取りにベランダに出る。 だが子まりさはその事に気がつく余裕もなく、力なく震えては小声で何かをボソボソと呟くだけだった。 少年は殆ど動かない子まりさを見て首を傾げると、箱の蓋を取った。 「おーい!生きてるか?…うっわ!くっせー!何だこの臭い?駄目だこりゃ、捨ててこよう!」 少年は子まりさに触ろうとするが、その前に鼻を付く異臭に気が付くと、顔をしかめて慌てて蓋をしてしまう。 日の下に放置されたメロンの皮と、子まりさが食べずに放置した魚のえさが、土の水分を吸って箱の中に異臭を充満させたのだ。 少年はその臭いのせいで子まりさが要らなくなり、箱を抱えると近所の公園まで持って行った。 「とりあえず、花壇に捨てておけばいいか!次は土じゃなくて、砂を入れようかな?」 少年はそう呟くと、箱の土を子まりさごと花壇の土の上にぶちまけた。 子まりさはコロコロ転がって箱の外に出る。 幸い転がったおかげで、少量の土を頭から被るだけで土に埋もれる事はなかった。 「じゅべっべ…げぼっ…ごぼっ…っち…ゆっくち…」 「あれ?生きてたのか?でもこいつ、最初は威勢が良かったのに、あんまり元気じゃなかったからなぁ…病気持ちだったのかな?つまんねぇの」 子まりさはむせながらも、何とか体についた土を払って力なく震える。 少年はその弱りっぷりを見て面白くなさそうに顔をしかめると、砂を手に入れるために砂場に向かった。 「さて、砂をーっと。おっ!ゆっくり発見!こいつはあれより元気かな?」 「ゆゆぅ!なにしゅるんだじぇ!はなしゅんだじぇ!ぷくーしゅるんだじぇ!!」 「ははっ!元気がいいや。今度はこれにしよう!!」 砂を箱に入れていた少年は、早速別の子ゆっくりを見つけて捕まえる。 自分の手の中で、ブリブリと元気良く体を動かす子ゆっくりを見て、その様子に満足そうに笑う少年。 「ゆっ…ち…ゆ…ち………ゆえぇ…ぇ………ぇ…………」 捨てられた子まりさは、そんな様子を見て狩れ果てたはずの涙を一粒零す。 そして身震いをすると、そのまま崩れる様に地面に伏して動かなくなった。 「だしぇー!だしぇー!ゆっくちせーさいしてやるんだじぇぇぇぇ!!」 「おぉ!何言ってるか分からないけど、もの凄く元気に動いてる!これなら、さっきの奴みたいに簡単に死なないかな?ラッキー!」 少年はそんな子まりさに気がつく事も無く、新たに手に入れた子ゆっくりを見て満足そうに微笑んだ。 完 徒然あき