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649 姉妹 [sage] 2010/03/19(金) 00 19 10 ID bi/G7I2b0 そろそろ、外の景色が見えなくなってきた。 日が暮れかけた居間で、私たちは抱きしめあったまま座ってる。お互い何もしゃべらなくて、私が抱きしめた時のままずっと、憂は私の胸にもたれかかってる。でも眠ってはない。わずかに響く心音と呼吸のリズムが私の体を伝って響いてくる。 憂の側にいることが、こんなにうれしいなんて。 出来た妹だねって、よく言われる。 勉強も家事もギターも、なんでもそつなくこなしちゃう。あの和ちゃんだって、憂を褒めてくれる。誰よりも優しくて、気がついて、そこにいるだけでみんなを和ませて。ほんのささやかな気遣いができる自慢の妹。 でも、そんなやさしい憂は心が繊細。 人から言われた何気ない一言が気になって、思わず言っちゃった自分の言葉を気にしちゃって、もう、何も手がつかなくなっちゃうくらい考え込んじゃう事がある。そんな憂の代わりに私はご飯作って、ギター弾いて、おもしろい話をしてみるんだ。 がんばらなくてもいいんだよって。 でも、やっぱり憂はやさしいから、私に心配かけないようにさびしく笑って、自分の部屋に閉じこもっちゃうんだ。 日が完全に落ちてからどのくらい時間がたったんだろう? 私の後ろに時計があるから時間は分からない。空気が少しずつ冷えてきて私はほんの少しだけ憂を強く抱きしめる。 ぎゅーるるるるるぅ。 むぅ…我ながらなんとデリカシーのない音。憂の頭がゴソゴソ動いた。 憂「ごめんね、そろそろご飯…」 ぎゅう。 唯「だめっ。憂は私といっしょに休むの!」 梓「部活? 憂に?」 唯「きっと憂にもやりたい事あると思うんだ」 帰り道アイスを買って、河原に腰を下して何とか切り出せた。家の外で憂のことを一番知ってるのは、あずにゃんだと思ったから。 梓「でも何で急に?」 唯「憂ったら、私に遠慮して部活やらないのかなぁって。それに、私も部活を始めて色々楽しいし、友達増えたし。憂もどうかなって!」 しばらく黙ってアイスを食べてたあずにゃんが言った。 梓「本当ですか?」 思わず、アイスを落としそうになった。 唯「なにが?」 梓「憂の事話してるのに、全然うれしそうじゃないですもん」 650 姉妹 [sage] 2010/03/19(金) 00 23 34 ID bi/G7I2b0 だって……私じゃダメなんだもん。 軽音部に入って、たくさんの人と付き合いながら気付いたんだ。りっちゃんとだけできること。澪ちゃんとだけ話せること。ムギちゃんとだけ笑えること。和ちゃんにだけ教えたいこと。その人の前だけで出来ること、話せること、相談できることあるんだなって。 今だって、憂の事はあずにゃんにだけ、話してる。 そしてそれは、憂にも同じ事だと思ったから。 憂の悩みは私には受け止めてあげられなくても……もしかしたら別の人ならできるかもしれないと思ったから。 梓「それはないですよ」 いつの間にか地面を見つめていた視線を上げる。 梓「憂にとって、唯先輩と一緒にいられる時間が一番大切だと思ってるはずですよ。だって、唯先輩のこと話してるときの憂、いっつも笑ってますもん」 その時やっと気付いたんだ。 憂に甘えっぱなしで、姉として、私は憂のことちゃんと守ってあげてなかった。 勉強も掃除も料理も出来ない頼りない私だけど、憂を守るんだ。守らなくちゃ。それだけは、誰にもゆずれない。絶対に。 家に帰ったら、カーペットに座り込んでたところを後ろから抱きしめて。びっくりして振り向く憂になんて声をかけてあげればいいかわからなくって、ただこうやって必死に抱きしめるとゆっくり、もたれかかってきてくれたんだ。 あれから何時間立ったんだろう。 息を吸い込んだら、冷気が体の中で広がっていくのが感じられるくらい冷え切った部屋。カーテンすら引いてない窓から見える範囲ではどの家の明かりも消えて、暗闇に包まれた静かな部屋で私たちはお互いのぬくもりを感じながらただ座ってる。 これでよかったのかな。 声が反響して自分の耳に入ってきて、無意識に声が出たことに気付いた。もぞもぞと憂の頭が動いて目だけがこちらを見つめる。 唯「ねぇ、憂。 私が……お姉ちゃんで、よかったの?」 憂の目がそっと細くなって、私の胸に頭をもたれかけた。 憂「お姉ちゃんが、お姉ちゃんでよかった。本当によかったよ」 憂の声を聴いた瞬間、体の真ん中でまるで吹き上がるように熱いものがこみ上げてきて、涙が止まらなくなった。憂もびっくりして顔を上げるけど、我慢できなくって声を出して抱きしめた。 唯「ういーっ、ういっ・・・!」 憂が私を抱きしめてくれた。暖かくて、優しくて、愛おしくて。私はぐーぅぎゅうるるるうるるぅ……oh。 思わず涙も止まって、二人で笑っちゃった。 憂「なんか作るね」 唯「うん!」 あー、もう。やっぱりどっちが姉だかわかんないよ。
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世の中にはやたら妙な言葉を思いつく人のあるもので、例えば、滅多に無いことを表す言葉の一つには、『盲亀浮木』というものがある。 これは百年に一度、海の底に住む盲目の亀が海面を目指した時、偶然にも浮木に出来ている穴に首を突っ込もうとする確率のことを示し、 前述の意味を成す。また、無上甚深微妙法、百千万劫難遭遇という言葉もある。この全文は喩えではないが、後の方の『劫』というのは、 一辺が約七キロの立方体の中に芥子粒を満たし、それを百年に一粒ずつ取り出してさえ、一劫にならぬほどの長い時間を表している。 因みに億劫という言葉があるが、これはこの『劫』から来ている。一劫でも気が遠くなるというのに、億では面倒どころの騒ぎではない。 さて、何故こんな前置きが必要だったかと言うと、今の自分の状況が状況であるからだとしか言いようがない。僕は説明が下手なのだ。 だからこんな面倒な言葉を使って説明するしかない。現況に陥る確率の話は盲亀浮木の一言で済むし、僕がここに来てからの時間経過、 勿論ながら体感時間の方だが、それは、百千万劫という説明が最もしっくり来るだろう。それでは現在状況を具体的に説明しようか。 ……僕はマダム・マルチアーノ邸にいた。のみならず、姉妹と共同作業に勤しんでいた。あまつさえ、それは僕らギルド兵の上官となる、 ある二人の姉妹との共同作業であった。搗てて加えて、任務中に接触する姉妹は彼女だけではなかった。尚且つ──これ以上は無いか。 とは言っても幸運なのは、彼女たちのどちらも、僕の直接の上官ではないということだった。僕の上官はセプ様だ。その二人ではなく。 この仕事の打診があったのは二日、いや、あれは三日前だったか。ちょっと不明瞭だ。今現在僕と働いているジューン様とジュライ様が、 僕を呼び出した。場所は第一演習場。別名、『何も無いところ』。それはどうでもいい。ジューン様はホットの缶コーヒーを僕にくれた。 それから、今日のことを伝えた。セプ様にあることを考えたという話をされてぴんと来た。そうか、勤労感謝の日だ。それで全部悟った。 セプ様ほど働いている姉妹は他にない。これだけは何をされようと変えない持論である。エイプリル様だろうがジュライ様だろうが、 その意見を変えることは出来ないだろう。僕は話を聞き、そうして受け入れた。正に勤労への感謝をされるべき人へ、僕たちがするのだ。 彼女たちが僕に話を持ちかけたことで、何をするかの大体の予想はついた。料理だ。僕は炊事兵だった。おっと、言っておくけれども、 この炊事兵という奴は、姉妹兵の中でもエリートに含まれる連中である。戦闘も出来るし料理も出来る男なんて、そう多くないんだから。 更に僕は自負があった。炊事兵たちにおいて、頂点に立っているという自負があった。これは秘密があって、以前セプ様にほんの少し、 手ほどきを受けたことに由来する。彼女が教えてくれたのであれば、僕はトップにいなければならなかった。姉妹の名誉の為にもである。 僕は年末三姉妹について質問した。彼女たちもまた、セプ様に感謝するべき存在であるだろう、普段あれだけ世話掛けてるんだから。 ジュライ様たちに手抜かりはなかった。第三世代の括りで、オーガスト様主導の形で、彼女たちは独自に行動を始めているらしかった。 そうか、ならば安心だ。オーガスト様の真面目さは隊の誰もが認めるところだ。流石はエイプリル様に憧れる者の一人であるという声も、 良く聞くことである。僕は二つ返事で請け負って、それから料理の話をした。和洋中どれにするか、ランチかディナーか、などの話だ。 僕としては一番盛り上がるディナーが良かった。料理は僕はどれでも良かったが、セプ様が作るのは洋食中心なので、それではと僕らも、 同じように洋食にした。決めた後から、いつもとは違う夕食を楽しんで貰うというのも悪くない案ではなかったかと思ったものだったが、 決まってしまったものは変えられなかったし、いつもの洋食でも、セプ様が楽しめるくらいの良い味にしてしまえば、万事問題なかった。 僕たちにはメニューを考える必要があった。その話があった次の日に、僕たちは多少邸宅から遠くにある商店街にて密会した。理由には、 触れる意味は無いだろう。セプ様にバレると全部水の泡だ。せめて当日まで隠し通しておきたかったのだ。僕らは道中にメニューを決め、 車を駆使して買い物をして回った。ゴールド免許持ちとして一つ言っておこう。ジューン様の運転は大変宜しい。実に教本通り過ぎて、 現実に即していないほどに宜しい。だけれども途中で交代したジュライ様の運転は、あれは……もう、酷いものだ。二度と乗らない。 『赤信号は渡れ、黄信号は渡れ、青信号は渡れ』を本当にやっちゃうんだから恐ろしい。人を撥ねてしまいそうになったのも、絶対に、 一度や二度ではない。しかも行きと帰りに同じ人を撥ね飛ばし掛けた。偶然というのは、心底恐るべきものであると、僕は確信した。 フルコースで行くらしかったので、買い物の量は必然的に増えた。それらが僕の両腕の中に収められたのは言うまでも無いことだろう。 アミューズも作ると聞いた時は少し眉を上げて驚きを示したが、荷物量とフルコースで、との言葉が先にあったので、それだけだった。 食前酒食後酒はジュライ様が用意するので、買わなかったけれど、彼女の飲むお酒というのが一体洋食フルコースに合うものなのかは、 心配事として残った。魚料理と肉料理の狭間での口直しには、僕とジューン様のブランデー入りシャーベット派と、ジュライ様の酒派の、 二つに割れたが、結局これはオーガストたち四人がシャーベット、後はお酒、ということで決着をつけた。チーズの用意も忘れていない。 僕と仲間の良く行くバーに行って、美味しいチーズを買った。値段も張ったが、そこはそれ、金に糸目などつけていられない事態なのだ。 それから僕は、十二姉妹それぞれの好みを尋ねた。つまりコーヒー、紅茶、食後酒の需要についてである。結果、最後の一種を除いて、 二つとも用意することになった。ジャニアリー様、エイプリル様、ジューン様、それにオーガスト様とセプ様は紅茶党だったし、 フェブラリー様とマーチ様、メイ様はコーヒー党だった。オクト様たち? 彼女たちも紅茶党と言えば紅茶党だが、彼女らのあれは、 紅茶なんかじゃないと言いたい。僕は三人が紅茶を飲むところを見たことがあった──角砂糖を使いすぎなんだ、あの甘党娘たちは! 僕らは材料を買って帰った。それが十一月二十二日のことだ。だが予定は覆った。二十三日に姉妹隊は仕事をこなさねばならなかった。 そうして今日だ。材料はちゃんと保存していたので、今日、二十四日、僕たちはすぐに始めた。セプ様は昨日の仕事で疲れたので、 ジャニアリー様が説得して、部屋で休ませていた。これは大変な好都合であった。ここで、僕らの考えたメニューを幾らか公開しよう。 まず食前酒。悪いがお酒には詳しくないのでこれは余り知らない。ジュライ様に任せているし、きっと場に合うお酒が出て来るだろう。 アミューズ。サーモンでクリームチーズを包んだ。考えてみたらチーズは後で出すんだから、別のものにすれば良かったかもしれない。 オードブル。マスカルポーネを添えたイチジクのプロシュート包み。何でこうチーズが被るのだろう。もう諦めた。開き直ってしまおう。 アントレ。これは僕の趣味を通させて貰った。コーンスープだ。僕はコーンスープが好きなのだ。姉妹たちは快く許可してくれた。 メインディッシュの魚料理。クーリビヤック。ウナギの案もあったが、無難に鮭を使った。実はこの料理、初めて知った。ジューン様作。 口直し二種類。シャーベットとお酒。今回もお酒は分からない。シャーベットは、ジューン様が掛かりっきりになって作っていた。 メインディッシュの肉料理。豚頬肉の煮込み。鴨胸肉のロースト。また口直し。その後、牛ステーキを赤ワインソースで。机上整理。 チーズ。白カビ、フレッシュ、山羊乳、セミハード、ウォッシュ、プロセス、ブルータイプだ。多すぎたかもしれないが、まあいいか。 デザート。ちっちゃなケーキの詰め合わせだ。いわゆるプチフールという奴である。それと同時に、コーヒー他の飲み物も出す。 完璧ではないが、心が篭もっているなら、それは料理が完璧であるだけのもの以上の料理になるだろう。僕たちは作りながら話し合った。 これらの料理をどのように運び、どのように並べるか。これを見た時のセプ様の反応はどんなものになるだろうか? 僕たちは笑った。 彼女の喜ぶ顔が目に見えた。僕らはますます腕によりを掛け、セプ様の為にと頑張った。料理が完成した時には、皆で抱き合ったものだ。 常に冷静であるように見える二人がそこまでの感情を露にするということが珍しくって気圧されたが、すぐにそれは気にならなくなった。 二人の意見で、眠り姫を起こしに行く役目は、僕が仰せつかった。ジャニアリー様は不服のようだったが、僕の頑張りは否定出来ない、 とか言って、仕方がないから我慢してやる、という態度を取った。僕はそれに甘えてセプ様の部屋まで行き、優しくノックした。しかし、 彼女は起きなかった。僕は何度かノックしてから、それでも返答が無かったのでドアを開けようとしたが、ノブに手を掛けた丁度その時、 セプ様が割とはっきりした声で、返事をした。そこからの一瞬が、僕にとってこの日における何番目かの、酷く緊張する瞬間だった。 「夕食の用意が整いました、セプ様。どうぞ、食卓までお越し下さい」 僕がここにいることを話してなかったので、彼女はこの声の持ち主が誰なのかに思い至るまで一秒くらい掛かった。それでも凄いと思う。 寝起きにそこに存在しない筈の人間の声を聞かされ、一秒で見抜いてみせたのだ。これを不十分と言うのなら、どんな記録を求めるのか。 「着替えてから行きますから、先に戻っていてもいいですよ」 「いえ、お待ちします、セプ様。これが自分の任務ですから」 彼女の着替えは早かったのだろう。服を着替える音はそう長い間していなかった。が、何かあると感づいてか彼女は薄化粧を施して来た。 美しかった。彼女の清楚な美しさを引き立たせる化粧だった。僕は迂闊にも見惚れてしまって、任務を忘れ去ってしまうところだった。 「では、行きましょうか」 これは彼女の言葉である。僕は短く、はい、と答えて歩く彼女の横に並んだが、声は呆っとしていたことだろう。顔も赤かったであろう。 食卓までセプ様と共に歩いた。綺麗に片付けられた卓上には、雰囲気作りの為の蝋燭が立てられており、火も既に灯された後であった。 ジャニアリー様の横の席が、セプ様の席だった。これは至極当然なことだろう。そしてセプ様の隣三席が、年末三姉妹の席であるのも、 同じように至極当然のことだろう。彼女たちは常通りに座ったんだと思う。ニルソン様も来ていた。僕は彼に会釈して、挨拶とした。 彼はにこやかに微笑んで返してくれた。セプ様の案内が済んだので、厨房のジューン様とジュライ様を呼び、姉妹たちの許へ行って貰う。 時間を確認。急いだ方が良いだろう。二人の姉妹はカートに食前酒とアミューズを先に並べておいてくれた。僕はそれを持って行って、 配膳した。ジューンとジュライ、それにジャニアリーとエイプリルによる今回の晩餐の意義説明が行われていた。セプ様は僕を見て、 ニルソン様とは違った種類のにこやかな微笑を浮かべた。僕はそれで赤くなってでくの坊になるほど、ルーキーという訳ではなかった。 僕も笑みを返して、厨房に引っ込む。様子を窺わずに容易に勤しんでいていいのは、ジュライ様の計らいだ。彼女が厨房の電話に、 通信して知らせてくれると言ってくれたのだ。ありがたいことだった。あれこれと要される作業をして時間を潰し、ジュライ様の連絡で、 カートに皿を並べて、持って行く。すると意外なことが起こった。僕は最初の話の時点で、共に食卓を囲むことを提案されていたけれど、 断っていたのだ。折角十二姉妹とマルチアーノ様、ニルソン様が和気藹々としているところに、僕が入って行っても良いとは思えない。 だから辞退した。失礼だったかもしれないが、固辞していた。しかし、十五脚目の椅子が、僕の出て行ったそこには用意されていた。 最初は気付かないふりをしてその場を辞してしまおうとしたが、セプ様が僕を見た。ジュライ様も見た。ジューン様も見た。というか、 その場にいる全員が僕を見ていた。焦った。十二姉妹たちに加えて、マダムにも、ニルソン様にも見られているのである。とても焦った。 エイプリル様が小さく咳払いして立ち上がろうとしたが、セプ様がそれより先に立ち上がろうとしたので、彼女は口の端を綻ばせて、 その動きを止めた。セプ様は僕を呼んだ。席はセプ様と対面する位置にあり、右にメイ様、エイプリル様、ニルソン様が座っており、 左にはジュライ様、ジューン様、オーガスト様が座っていた。料理は誰が運ぶか、そして僕が食べるならその分はどうするか心配したが、 これは僕が騙されていたことがはっきりしただけで終わった。ああ、前者については、騙す騙さないは関係ないが。ジュライ様がやった。 僕の分は隠されていただけで、ちゃんと作られていた。アントレは大体鍋で作ったものなんだから一人分くらいの余りはあったし、 メインディッシュは僕の手が及んでいないので、僕の分が作られていたことを知らなかったのも無理の無いことであった。つまりは、 僕の拒否は最初っから無視されていたのである。残念だがアミューズとオードブルは味わえなかったな、と思っていると、ジュライ様が、 彼女の分のを僕に分けてくれた。絶品だった。美味しかった。これ以上に美味しいものがあるだろうかと感じられるくらいの味だった。 続いて魚料理を食べ、口直しにシャーベットを食べ、肉料理二種類を食べ、口直しを食べ、更に肉料理をもう一品食べた。味は良かった。 が、僕にはセプ様の嬉ぶ顔の方が重要だった。因みに、ジャニアリー様がお酒に弱いことが明らかになった。彼女は口直しのお酒で酔い、 ほんのり赤らんだ顔で、彼女の親友にべたべたし始めた。大抵毅然とした態度で、誰かに甘えるようなことが無いので、その珍しい姿は、 セプ様を逆に喜ばせた。セプ様が甘やかすので、酔った彼女は調子に乗って悪ふざけを始めたが、これは即座に手厳しく戒められた。 三つ子たちはお酒を欲しがり、メイ様が勝手に飲ませようとするのを止めるのが、エイプリル様の専らの仕事だったと言っていいだろう。 ジューン様は、ジュライ様がいてもいなくても、頻りに話し掛けて来た。彼女もジャニアリー様でないにしろ、お酒には強くないようだ。 朱が差している、というのはこういう表情のことを言うのだと、僕は知った。チーズがやって来て、僕たちは喜んでそれに取り掛かった。 これらを選んだのは僕なのだとジューン様が皆に言うと、賛辞の声が次々と上がって、僕はくすぐったい気持ちになった。嬉しかった。 沢山用意した筈のチーズがあっという間に無くなったと思っていたが、時間はそれ相応に経過していたようだ。時計を見てそれと知った。 デザートだ。飲み物も出る。僕はコーヒーを飲んだ。数少ない同士として、メイ様が僕の首に腕を回して引き寄せ、親しげに喋りかけた。 この人は素面でこれだから困る。ここまで体が密着するようなコミュニケーションを取ることは、僕の得意とすることではないのである。 完全に酔っ払ったジャニアリー様が、無断でお酒を厨房から取って来て、ちょっぴりずつ飲み始めた。メイ様もそれに引っ張られて、 僕に腕を回したまま、飲み始めた。新しいグラスに酒を注ぎ、僕にも飲ませようとする。あれ、この人ももしかして酔ってるのだろうか? しかしながら最終的には、見かねたセプ様とエイプリル様がジャニアリー様に飲酒の停止を命じ、節度ある晩餐会が続けられ、終わった。 僕は後片付けをしないでもいい特権を与えられたが、今度こそそれを辞退した。どうせやるなら最後までやりたかったし、後片付けには、 セプ様も参加するのである。どうしてこれを参加せずに終わらせられるだろうか。いや、参加する他に手はない。年末三姉妹を寝かせ、 オーガスト様にも眠るように勧めた後で、彼女は厨房へやって来た。ジャニアリー様は三姉妹よりも先に眠った。メイ様もだ。やっぱり、 彼女も酔っていたのだろう。エイプリル様は手伝おうとしたが、セプ様は彼女がゆっくりしていることを望んだので、手伝いを諦めた。 ジューン様とジュライ様? 彼女たちも同じようにセプ様が休むことを求めた結果、居間でテレビを見たりしている。残り二名はだって? フェブラリー様にしろマーチ様にしろ、後片付けをする気は無いようだった。作るのはあなた、食べるのは私、片付けるのもあなた、か。 しかしながらその辺の態度も魅力の一つだと、以前マーチ隊の兵士に長い説明を受けたので、僕はそう大して何も感じることはなかった。 それよりもだ、僕がセプ様と二人っきりで後片付けをするということの方が、余程気に掛かることであったのだ。僕は話しかけなかった。 彼女が話しかけた時にだけ、言葉を返した。若さに任せて突っ走ってしまいたかったが、僕は臆病だったのだろう。但し仕事の終わり頃、 セプ様に、体を大事にして下さいね、ということだけは忘れなかった。それは、セプ隊に所属する兵士全員の共通の願いであったからだ。 その後、僕はジューン様とジュライ様、セプ様に挨拶し、他の顔を合わせた姉妹にも挨拶して邸宅を出ることにした。だけれども最後に、 予想外の人と話すことになった。マルチアーノ十二姉妹の偉大有徳なる母、マダム・マルチアーノ。我らがマルチアーノ様と呼ぶ女性だ。 彼女は、彼女の娘の為に僕がここまで献身してくれたことを感謝し、誇りに思い、また、嬉しく思うと告げた。彼女は丁寧に礼を言った。 僕が仰天し恐縮したことは言を俟たないことだ。マダムは何か僕にお返しをしようとした。僕はそれを、ここ数日で三度目だが固辞した。 マダムはそれ以上何も言おうとしなかった。僕は夜の挨拶を述べ、お休みなさい、と返された後に名前も呼ばれて、再度恐縮しながら、 自分の寝床へと戻った。幸せな気分で、心まで暖かに、眠ることが出来た。その日僕は、生まれてから見た中で一番いい夢を見た。 ──それで、翌日、朝。僕は僕に届けられた命令書を読んで、やれやれ、と思った。命令書を届けた兵士は、僕を罵って羨ましがったが、 それは互いに信頼し親愛の情を抱いているからこそ出る言葉で、彼は僕をぐっと抱き締め、頑張れよ、と言ってくれた。命令書には、 マルチアーノ十二姉妹隊セプ隊所属兵である僕宛に、新設されたマルチアーノ邸内部警備巡回兵への異動命令が記されていた。 いやはや、マダムもその娘たちも見栄の後ろに隠された本心を暴くのが本当にお好きらしい。僕は命令書をぐっと握り、邸宅へ向かった。
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七曜姉妹 七人の、それぞれ役割を振り分けられたアンドロイドによって構成される。 七曜姉妹の特色は、死亡しても、死亡時点の記録を、 情報集積コンピュータ、もしくは死亡していない他の姉妹に、 転送するというところにある。それにより死亡した姉妹は、 専用の設備によって、記憶を引き継いで復活することが可能である。 また、ロマノフ・ギルドは七曜姉妹を統率する、より高位の指揮官型アンドロイドを開発しているというが、定かではない。 サンディ 指揮官型。武装はスチェッキン全自動拳銃、二挺。 マンディ 電子情報戦型。武装はAK74突撃銃。 マーズ 防御型。武装はAK105突撃銃。AK74と弾薬が共通。 メルクリウス 接近戦型。武装はギルド兵と同じ突撃銃に、 消音グレネードランチャーと、消音器をつけたもの。 AK74突撃銃と弾倉が共通。 ユピテル 支援型。武装はRPK74軽機関銃。AK74と弾倉が共通。 ヴェヌス 爆発物型。武装はAK74M突撃銃。 AK74を折り畳み銃床にし、木製部品を樹脂に置き変えたもの。 プルート 狙撃型。武装はドラグノフ狙撃銃。 設定画 (画像をクリックで拡大化) 高位指揮官型(ネタバレ注意)
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姉妹鯖について 姉鯖は2ちゃんねるのニュー速VIP板で企画された鯖で、現在は一般鯖として稼動しています。 それに伴い、本スレもネトゲサロン板に移行しました。 諸注意 TSやハイド透視、ステルス移動などの升ツールはダメです。 発言マクロもログ流しうざったいからだめです。 基本的には自分で解決しましょう。 遊ばせて貰ってる身で感謝してないヤツは帰れ GM様に言えばなんでも解決できると思うなm9(^Д^)プギャーー ← by Wiki管理者 GM紹介 姉鯖のGMはアイテムロスト等の積極的なサポートや救済はしておりません。 鯖内で普通にプレイしていますので、何かありましたら直接話しかけるかWisをお願いします。 GMの方が特定のキャラと仲良くしていると感じても、ここでは普通の事です。 ゲームマスター クリームソーダ : ユーザーサポート担当 トリスウイスキー : ユーザーサポート担当 リリアーナ : ユーザーサポート担当 カフェオレ : マナー、ルール担当 alice : イベント担当(休眠中) 鯖管理者 フルーツ牛乳(◆TapXvJs8MU) サーバー仕様 定期メンテナンスは毎月1、8、15、22、29日の朝05時31分~35分です、場合によっては06時35分まで延長することがあります。 バージョンアップやバックアップのため、予告なくメンテナンスを30分程度行いますのでご留意下さい。 エミュレーターはAthenaを使用させてもらっています。(10/21現在Ver1456) 鯖1 鯖2 鯖3 OS FreeBSD 5.4 FreeBSD 5.4 Windows XP Pro CPU Intel Pentium4 2.40B GHz Intel Pentium4 2.40B GHz Intel Pentium4 3.2E GHz MAINBOARD ASUStek P4PE/LAN ASUStek P4PE/LAN ASUStek P5GD2 DELUXE MEMORY PC-2700 512MB CL2.5 PC-2700 512MB CL2.5 PC-2700 512MB CL2.5 PC-2700 512MB CL2.5 PC2-4300 DDR2 512MB CL4 JEDEC PC2-4300 DDR2 512MB CL4 JEDEC PC2-4300 DDR2 512MB CL4 JEDEC PC2-4300 DDR2 512MB CL4 JEDEC VIDEO RIVA ZXR128 nVIDIA GeForce6600GPU Giga-LAN corega CG-LAPCIGT corega CG-LAPCIGT corega CG-LAPCIGT HDD Maxtor 4D040H2 Maxtor 4D040H2 Maxtor 4D040H2 Maxtor 4D040H2 Maxtor 4D040H2 Hitachi HDS722516VLSA80 Seagate ST380021A IBM IC35L060AVV207-0 ROUTER NTT-ME MN9300 Allied Telesis AR260S NEC BR1500H NTT-ME BA5000Pro YAMAHA RT56v ONU NTT FX-ONU-E NTT GE-PON-ONU UPS APC BKPRO500W
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748 紛らわ姉妹 [sage] 唯「昨日私、憂に私をあげちゃった」 澪「え・・・?何をあげたって?」 唯「だから私を憂にあげたの。憂と一つに結ばれたんだよ」 澪「えあ・・・う、あ・・・つ、つまり、そのえっと・・・」 律「姉妹で、って事か・・・?」 唯「そうだよ!」 澪「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待て!お、お前何言ってるかわかってんのか?」 律「お前達姉妹なんだぞ?そんな事出来るわけないじゃないか!」 唯「本当に結ばれたんだよ、私達は真剣なんだよ!うん!」 澪「いや、真剣って言ったって・・・それは・・・なあムギ?」 紬「ハァ、ハァ・・・」 律「ダメだこりゃ・・・」 澪「待て待て唯、もう少し落ち着いて順を追って話してくれ」 唯「うん、あのね、昨日学校から帰ってきた時にね・・・」 唯「終わったよ憂・・・」 憂「あ、お帰りお姉ちゃん・・・ってその前髪どうしたの!?」 唯「やっちまいました・・・明日卒業アルバムの撮影なのに・・・」 憂「あ・・う・・・だ、大丈夫だよ!全然可愛いよ!!」 唯「全然・・・」 憂「ちっ、違う違う、すごく可愛いよお姉ちゃん!!」 唯「もういやだ・・・明日学校に行きたくない・・・みんなに笑われる・・・」 憂「お姉ちゃん・・・」 唯「そしてこの滑稽な顔がクラスから学校中に広まり、世間から後ろ指をさされ 私はお嫁にも行けず、後はもう朽ち果てていくのみなんだ・・・」 憂「そんな事ないよ!お姉ちゃんはどんなになってもお姉ちゃんだし、 それにもしお嫁に行けなくなっても、私が一生お姉ちゃんのそばにいるから!」 唯「憂・・・ありがとう、私、もう憂のお嫁さんになっちゃおっかな・・・エヘヘ」 憂「お姉ちゃん・・・」 唯「憂・・・」 澪「そ、それから?」 唯「うん、それで夕食食べてお風呂入って、その夜は憂と一緒に寝たんだよ」 紬「ハァ、ハァ・・・」 律「・・・・・」 2010/10/15(金) 18 14 28 ID OOYYk1aV0 [1/2] 749 続き [sage] 憂「お姉ちゃん・・・電気消すよ・・・」 唯「うん・・・・」 憂「お姉ちゃんの布団で寝るの久しぶり。・・・お姉ちゃんの匂いがする」 唯「え、そんな・・・恥ずかしいよ・・・」 憂「クスッ、お姉ちゃん可愛いよ・・・」 唯「憂・・・」 憂「お、お姉ちゃん、もう私我慢出来ない!!」 唯「あっ、憂・・・!」 ぎゅーーーーーーー~~~~~っ 唯「ああっ、駄目ぇ、うい~激しすぎるよぉ~!」 憂「お姉ちゃん、これがええのんか~?」 唯「今度はお返しだぁ!憂よりもっと強く抱きしめてやるー!えいっ!!」 憂「きゃーっ!苦しいよぉお姉ちゃん~!!」 唯「今度はチュ~の嵐だぁ!!」 憂「アハハ、お姉ちゃんくすぐったいよ~!!」 唯「・・・とまあ、そういう訳で、めでたく憂と結ばれたんだよ!」 澪「・・・いや、そういう訳って・・・どういう訳?」 唯「だから、憂と一線を越えちゃったんだよ!」 律「っていうか、それっていつもお前が梓にやってる様な事じゃないか・・・」 唯「はぁ~、もう私達後戻り出来ないよ・・・禁断の恋だよ、昼ドラだよ・・・」 澪「よしよし、わかったから、もういいか唯? まったく・・・急に変な事言い出すから何かと思ったよ、なあムギ?」 紬「こっ、今度、唯ちゃんの家に泊まりにいってもいいかしら!?」 律「こいつは・・・」 梓「あ、おはよう憂。どうしたの?今日なんかやけに嬉しそうだね」 憂「エヘヘ~、実は昨日お姉ちゃんとねえ・・・」 ~終~ 2010/10/15(金) 18 15 48 ID OOYYk1aV0 [2/2] 感想をどうぞ 名前 コメント すべてのコメントを見る 同感です(苦笑) -- (名無しさん) 2010-11-17 11 41 40 ラブラブ過ぎてもうこの二人は姉妹としては見れない・・・。(苦笑) -- (名無しさん) 2010-11-16 10 31 18
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うちの3姉妹 wikiへようこそ うちの3姉妹 wikiは、うちの3姉妹に関することを順次更新する予定です。
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3姉妹ジョーク その1 Q.切れた電球を替えるのに、3姉妹のうち何人までが必要か? A. ゼロ。レイが取り替えようとして電球を落っことし、次にルリが やろうとするが背が届かず、最後に有希が「電球がなくとも読書には充分」と 判断し、結局取り替えない。 その2 3姉妹の家で、火事が発生した。 レイはとりあえずA.T.フィールドで身を守った。 有希は3人の身体に完璧な耐熱コーティングを施した。 ルリは消火器を取ると、火を消した。 その3 ある大富豪がこう言った。 「私にもし青いキリンを見せてくれる者がいたら、莫大な賞金を出そう」 それを聞いた2組の3姉妹はそれぞれこんな行動を取った。 ハルヒはSOS団のメンツを引き連れ、手当たり次第に探し回った。 アスカはそんな生物がいるのかどうか、文献やネットの資料を調べた。 翠星石は「そんなのいるわけないですぅ」 有希は情報操作で青いキリンを生み出そうと試みた。 ルリは家事が忙しく、キリンどころではなかった。 レイは青いペンキを買いに行った。
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116 平沢姉妹のお正月 [sage] 2010/01/02(土) 03 59 08 ID 21hmv5ol 世間はまさにお正月。 テレビを着ければ特番三昧だし、外は買い物や初詣に出かける人でにぎわっていて、何か日本中が浮かれたような気分でいるようだ。 こんな独特な雰囲気に、私は毎年不思議とわくわくしてしまうのだけど… 「ふわ~あ…ねむーい…」 「……」 お姉ちゃんはいつもと変わりない様子。 まぁ、それがお姉ちゃんらしいといえばらしいんだけど… 「あの…お姉ちゃん?」 「んー?」 「初詣行かない?今日は天気いいし」 「今度皆で行くからいいよー…」 「じゃあ…買い物に行こう!」 「今日は近所のお店お休みだよー…」 「じゃ、じゃあ…散歩に…」 「寒いからいいよー…」 「そっか…」 どうにもお姉ちゃんはその気になってくれない。お正月ボケって言葉もあるくらいだし、だらだらしちゃうのは仕方ないと思う、けど… お姉ちゃんいつも部活のことで忙しそうだし、せめてお正月くらいは二人きりでゆっくり出かけたかったな… ま、しょうがないか。こうして一緒にいられるだけでも幸せだって思わなきゃバチが当たるよね… 「……」ジー 「…さ、それじゃおもちでも焼こうかな!」 「…憂」 「ん?なに?」 「…気が変わった!」 「え…?」 117 平沢姉妹のお正月 [sage] 2010/01/02(土) 04 03 05 ID 21hmv5ol 「今から初詣、行こう」 「え?な、なんでいきなり?さっき皆で行くって…」 「いいから!立って立って!」 「わ、お、お姉ちゃん?」 結局、私たちは初詣に行くことになった。あんなにだらけてたのに、どうして… 色々と考えながら近所の神社に向かって通りを歩いていると、お姉ちゃんは不意に私の手を握った。 「…お姉ちゃん?」 「憂、ごめんね」 「え?な、なんで謝るの?」 「だって、さっきすごく寂しそうな顔してたから…それって私のせいでしょ?」 「うっ、ううん!違うよ?あれはただ私が…」 ここまで言って、私は口ごもってしまった。 私がそういう顔をしていた理由は確かにお姉ちゃんにあるわけで、そうじゃないなんて取り繕うのはなんとなく不自然な気がしたのだ。 そして同時に、素直にお姉ちゃんに甘えたいような…そんな気がしたのだ。 「憂?」 「…お姉ちゃん」 「なに?」 「私たまには…甘えてもいいのかな」 「え?」 「な、なんていうかその…私が寂しい気持ちになったのはお姉ちゃんのせいだ、だなんて言っても…いいのかな」 「…もちろんだよ」 お姉ちゃんは立ち止まって私の両手を優しく包んだ。手袋越しに、ぬくもりが伝わってくる。 118 平沢姉妹のお正月 [sage] 2010/01/02(土) 04 09 35 ID 21hmv5ol 「遠慮なんかしないでわがまま言っていいんだよー。だって憂は私の妹なんだもん」 「うん……ありがとう、お姉ちゃん」 「だから…私もわがまま言って憂に甘える~♪」 「きゃっ?お、お姉ちゃんこんなとこで抱きついちゃ…」 「いいんだもーん♪私は憂のお姉ちゃんなんだからっ♪」 「も、もう…結局甘えるのはお姉ちゃんの方なんだから」 「えへへー♪ところで憂は初詣の願い事、何にするの?」 「…内緒だよ♪」 「え~、教えてくれたっていいじゃーん!」 …ごめんねお姉ちゃん、こればっかりは言えないかも。 『大好きなお姉ちゃんと、たくさん一緒にいられますように』だなんて言うのは、いくら素直になっても恥ずかしすぎるから… でも、その代わり… 「お姉ちゃん♪」 「あれ、憂もなんだかんだ抱きつくんじゃーん」 「いいんだもーん♪だって私はお姉ちゃんの妹なんだからっ♪」 おわり あけおめSS投下! 一応正月ネタということで書いてみました
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3姉妹無双 レイ「この戦、勝つわ」 有希「敵将、討ち取った」 ルリ「敵将、討ち取りました。今から援護に向かいます」 有希「ルリ、気をつけて、敵は火計を企んでいる」 ルリ「任せてください」 レイ「・・・・逃げるが勝ち。」 レイ部隊敗走 ルリ「ちょっとーーーーーーーーーーー!!」 有希「・・・・・・・・・・終わった。」
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今作の新規要素 ナゾナゾ姉妹チョコ・カコの出す宿題(クエスト)を解く 各問題で姉妹のどちらかの条件を満たすとチョコのビーズかカコのおはじきがもらえる。 両方を満たすと両方とももらえる場合と、引き分けで両方もらえない場合がある。 7問トータルで姉妹のどちらからもらったものが多いかで8/24の姉妹イベントが変わる。 問題NO. 問題内容 期間(期限) 答え・攻略法 1問目 公園に姉妹それぞれの宝物を隠したので探して 8/3~4(夕) 場所はランダム。ビーズとおはじき両方取得可能。チョコのビーズ:水飲み場エリア中央奥の木の根元、土管の奥、回転遊具手前の石畳カコのおはじき:公園シーソーの支点足元、ブランコ、大きいタイヤの裏報酬のビーズとおはじきも両方取得可能。 2問目 チョウを捕まえてきて 8/6~8/7(夕) チョコ:白いチョウ(モンシロ)カコ;黄色いチョウ(アゲハ)同数の時は引き分けで、ビーズもおはじきも貰えない。 3問目 公園に隠した恐竜王冠を探して 8/9~8/10(夕) 43.パラサウロロフス:滑り台下42.パキケファロザウルス:消火栓足元27.アノマロカリス:土管近くの飛び石の一番大きい飛び石の足元49.マメンチザウルス:低い鉄棒下26.アカントステガ:砂場中央あたり32.ガリミムス:ブランコ内の左奥37.ディノドンザウルス:光が占いをするエリア・左の草原の右下チョコが好きなのはパラサウロロフスカコが好きなのはアノマロカリス両方持っているとビーズとおはじき両方取得可能。2周目以降のラウンドでは姉妹が好きな王冠を持っている場合、宿題開始直後に話しかけると即終了する。 4問目 私達の好きな魚を釣ってきて 8/12~13(夕) チョコ:ホウボウ→沈没船マストの上、投げカコ:ハリセンボン→茜屋前(ベンチのあるところ)、投げ、イソメ両方釣っていくとビーズとおはじき両方取得可能。 5問目 テントウムシの星の数 8/15~8/16(夕) 捕まえたテントウムシの、星の数の合計が姉妹のどちらかに近いほうが勝ち。チョコ50カコ150アカホシ…2、フタホシ…2、ヨツボシ…4、ナナホシ…7シロトホシ…10、ウスキホシ…12、ニジュウヤホシ…28星の数を100に調節すると引き分けにできるが、ビーズもおはじきも貰えない。 6問目 かくれんぼ対決 8/18~8/19(夕) どちらか一方を見つけたら終わりなので注意。隠れると言いながら丸見えなので、画面を調べる必要はあまりない 7問目 借り物競争 8/21~8/22(夕) オオカミの本→光の部屋泡の出る水色のもの→サイモンの部屋洗面桶中のせっけん誰かの足跡→茜屋入り口にある靴の中敷クシャミの出る粉→靖子の家の台所空を描けるもの→診療所、診察室の机にある青いボールペン両方見つけて持っていくとビーズとおはじき両方取得可能 ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!攻略wiki