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姉と弟 (痛みの刻印) COMMAND C-033 青 1-2-0 R (防御ステップ) 「特徴 女性」を持つキャラ1枚をリロール、またはロールする。その場合、「特徴 男性」を持つキャラ1枚をリロール、またはロールする。 移動 再生 出典 「ブレンパワード」 1998
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姉と弟。 第1話 姉と弟。 第2話
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―――――――― 『っ……、…』 「……ねぇ、羊、さん?」 『!』 「……どうしたの?」 『ふー…、ふー……!』 「けが、したの?」 『寄るなッ…!』 「うっ…」 『は……』 「でも、くるしそうだよ!」 『っ、やめ…』 「ねぇ、――、ばんそうこう、もってる?」 「もってるー!」 『っ、この…』 「うわぁッ?! び、びりびりした…」 『だから、いっただろう』 「っ、」 『な――!?』 「いっ、う」 「おねえちゃん!」 『キミ、何して…!?』 「だって、ほっとけないんだもん!」 『……、』 「でき、たぁっ!ばんそうこうはれたよ!もういたくない?」 『……キミは…』 「えへへ、いたくなったら、ばんそうこう、だよ!」 『…バンソウコウ』 「そ!ばんそうこう!」 「も、へいき?」 『――あぁ、もう、へいきだ』 「「やったー!」」 ―――――――― 「ゆーちゃん、入るよ」 「だめ。…いやだめっつったろ、なんで入ってきてんだ」 スイネからアドバイスをもらったその日の夜、榛名有依は弟である榛名譲の部屋へと押し入った。 「だめだ」と言ったにも関わらず、扉を乱暴に開けた姉に「返事聞く気が無いなら聞くなよ」とか 「もっと静かに開けろよ」だとか、いろいろと文句を言いたかったが、面倒くさいのでやめた。 ―――まぁ、乱暴に扉を開けた割には、姉の表情が暗い、というのも、理由だったのだが。 「あの、さ。ちょっと話したいことあるんだけど、笑わないで聞いてくれる?」 「どうしたんだよ、姉貴らしくねーな」 「その、ね――アタシ、変なんだ」 変?とユズリは首を傾げる。元々変なのに、何を今更。 なんてことは、言えなかったが。 椅子でくるくると回りながら、姉の話を聞いてみることにする。 「ここ最近ずっと、自分が変なんだ。いる人、物、全部数字に見えたり、シャーペンが出せたり、飛ばせたり なんでかって深く考えようとすると、頭がガンガン痛むんだ」 「………」 「こんなこと、友達に話したら笑われるだろうしさ、ゆーちゃんに―――?」 ユウイは、途中で話すのを止めた。 いや、止めざるを得なかった。 すとん、と自分の後ろの壁に何かが突き刺さったのである。 ふ、と見てみると、鋏だった。 「―――!?」 「姉貴の「変」ってのは、コレのことか?」 気付けばユズリは椅子から立ち上がっており、彼を囲むようにして数本の鋏がふよふよと浮いている。 瞳が灰色に鈍く輝くその姿は、まるで自分のようで。 「もしかして、あんた、も―――?」 「……まさか、姉貴も、なんてねぇ…」 はは、と力無く笑い鋏を消してどすんと床に座るユズリ。 まさか姉まで「殺されて」能力を手に入れているとは思っていなかったのだろう。 自分と同じように「姉も殺されていた」という事実を受け入れたくなかったのかもしれない。 「「死んで」手に入る能力らしいぜ、これ」 「死ん、で……」 「俺は友達の女に殺された。階段から突き落とされて、鋏で、こう…な?」 左手でVサインを作り、それを腕に宛ててみる。死因を話すのは辛くは無いようだった。 ユウイは、と言えば。まさに何も言えない、の状態。まさか、自分の弟が自分と同じ能力を持っているだなんて。 「そっ、か…前にゆーちゃんが病院に運ばれたのって」 「そ、コレが原因」 「ぶっちゃけ、特殊能力とかには憧れてたけど、ちょっと、精神的にきちぃな。「殺された」っつーのは――」 「て、ことはさ」 「?」 「ゆーちゃんも、友達、殺しちゃってるんだよね…」 「…そう、だな」 「………」 「………」 「…辛くないの?」 「………」 「………」 「…辛ェに決まってんだろ、アホ姉貴…」 (持っていないものを手にしたからといって) (必ずしも、幸せになれるわけではない) (……そのことを、私たちは忘れてはいけない) 姉と弟 ―――――――――― 「くっ…、ここ、は…」 『あぁ、目が覚めたのね!よかった…』 「お前は……?」 『大丈夫。私は何もしないわ。ただ、貴方を助けたいだけ』 「お前、頭が残念なのか…?!今は戦――ッつぅ!」 『ほら、傷に響くでしょう!お願いだから、大人しく…』 「何故、私を助ける…?ただの人間、の、くせに」 『そんなの関係ないわ。困っている人がいたら助ける、当たり前のことよ』 ――――――――――
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気が付いたとき、マルスは草原にいた。 見知らぬ場所、見知らぬ男、ゲーム、首輪、殺し合い。 不穏な言葉がぐるぐると頭をめぐる。 自分はまだ夢を見ているのではないだろうか。 だが、おそるおそる首に伸ばした指が触れた物は、暖かな肌ではなく冷たい金属だった。 どっと冷たい汗が噴き出した。 髪をなぶる風、手の下にある草の感触、鼻に入ってくる湿った土の匂い。 にわかに周りの全てがリアリティを増し、迫ってくる。 そしてようやく現状を理解する。 さして起伏の無い大地に、さして高くない草むらが広がっている。見晴らしは良好だ。 遠くまで広く見渡せ、遠くからも広く見られる。 このままではまずい。自分はあまりにも無防備だ。 マルスは慌てて立ちあがり、後ろを振り向き、そして一瞬動きを止めたがすぐに駆け出した。 「大丈夫ですか!?」 少し離れた場所に、女が一人倒れていた。 「あの、本当にもう大丈夫ですか?」 「……ええ。もう落ち着いたわ」 マルスの問いかけに、金髪の女、カチュアは静かに答えた。 二人は今、小高い丘の下の崖のように切り立った壁に背を預けている。 背を預けられる場所があるだけで、安心感はずっと違った。 一人ではないせいかもしれない。マルスは隣のカチュアを見た。 まだ少し青い顔をしているが、確かにもう落ち着いているようだ。 年はいくつだろう。なんとなく自分より上に見える。 自分の身近にいる年上の女性ということで、彼は脳裏に姉を思い浮かべた。 「それにしてもあなた、けっこう抜けているのね」 「えっ、いやっ、あの……」 急に振り返られてマルスはしどろもどろになった。 それに気づいているのかいないのか、カチュアはくすくすと笑いながら続ける。 「もし私が危険人物だったらどうするの?」 「そんな! 意識の無い人をあんなところに放っておくなんて、できません!」 「ありがとう。やさしいのね」 年上の女性にそう言われ、マルスは気恥ずかしさから顔をそむけながら「いえ……」と呟いた。 倒れていたカチュアは、マルスが声をかけるとすぐに目を覚ました。 目覚めた直後はぼうっとしており、マルスの質問にもうつろな瞳を返すだけだったが、 のどに手をあて首輪に触れた瞬間、真っ青になった。 マルスには彼女の気持ちが痛いほどよくわかる。 だからなるべく落ち着いた声でゆっくりと、自分はゲームに乗っていないこと、 ここは見晴らしが良すぎて危険であることを伝え、震える彼女の手を取り場所を移動した。 カチュアは移動中に初めて口を開き、「夢、じゃないのね?」と小さな声で呟いた。 そうだ、夢に決まっている! そう叫べたらどんなに良かっただろう。 マルスは唇を噛み、まるで自分に言い聞かせるように「はい」と答えた。 「そう……」と返したきり彼女はもう何も言わなかったが、その足取りは先程よりも幾分か しっかりしたものになっていた。 そして二人は自己紹介をし、情報交換を始めたのだった。 まず、支給品を確認する。 二人ともに入っていたのが、地図、食料、水、時計、方位磁石、参加者名簿。 そして、マルスの鞄には鋼の槍と銀の盾が、カチュアの鞄には魔月の短剣とガラスのカボチャが それぞれ入っていた。 マルスは元々剣を得意としており、慣れない槍、しかも重たい鋼の槍では、両手に持たねば 振ることもできない。だから一緒には使えない銀の盾は、カチュアに渡した。 それから、名簿を見ながら知ってる名前を探す。 マルスは名簿に自分の最愛の人の名を見つけたとき、激しいショックに襲われた。 「そんなっ……!!」 こんな残酷なゲームに彼女まで招待されているなんて! 激しい怒りと悲しみを、マルスは身を震わせて必死に耐えた。 カチュアはそんなマルスの背中を、何も言わず、ただやさしく撫でた。 どれくらいそうしていたのだろう。 ようやく立ち直ったマルスが醜態を見せたことを詫びると、カチュアは「いいのよ」と微笑んだ。 カチュアと話しながら、芯の強い女性だ、とマルスは思う。 こんな異常な事態に放り込まれても泣くことも喚くこともせず、逆に動揺する自分を励ましてくれた。 その様子がますます彼に自分の姉を思い起こさせた。 やさしく物静かで強い姉。 暗黒戦争の折、姉は自分を逃がすため囮となり、ドルーアの手に落ちた。 あのときの後悔、絶望は今でもありありと思い出せる。 困難の末ようやく取り戻し、これからはともに平和な日々を迎えられると思っていたのに……。 「じゃあマルス、あなたの知り合いはシーダ、オグマ、ナバール、チキ、ハーディンのこの五人なのね?」 「ああ、そうだ。シーダは僕の婚約者でペガサスナイト。オグマとナバールは仲間の剣士。 チキはマムクートの女の子だ」 「マムクートって?」 「竜人族だよ。背中に羽があるけど、他は僕たちと変わらない。でも竜石を使えばドラゴンに 変身できるんだ」 「変身……そんな人がいるのね……」 「うん。ドラゴンになれればとても強いんだけど、普段は本当にただの女の子なんだ。 もし竜石が取り上げられていたら……とても心配だ」 「そう……なら早く見つけなくちゃね。とりあえずこの四人は信頼できるのかしら?」 「もちろんだよ。彼らはこんな馬鹿げたゲームに乗ったりしない。僕が保証する!」 「頼もしいわ。じゃあハーディンという男は?」 「ハーディンは……」 マルスは言葉につまり、下を向いた。 「信頼できないってこと?」 カチュアの問いかけに、マルスはゆっくりと首を振る。 「違う……。彼はもう、僕の知っている彼ではないかもしれないんだ」 「どういうこと?」 「長くなるけど……」 マルスは自分とハーディンが戦争中ともに戦った仲間であること、だが戦争も終わり平和になった と思った矢先、自分に遠征を命じその留守中に自国に攻め込んできたことを簡潔に話した。 「戦後のハーディンを知る者は、みんな口を揃えて彼は変わったと言うんだ。 僕にはそれが信じられなかった。ハーディンは強くて誇り高い、信頼に値する人物だったから。 でもアリティアを攻められてわからなくなった。だから直接会って真意を問いただそうと、 彼の元へ向かっていたのに……」 「ここへ連れて来られたのね」 マルスは無言で頷いた。 ハーディン。彼はどこにいるのだろう。そしてその彼は、自分の知るハーディンなのか。 会って確かめるしかない。 その思いは、ここでも元の世界でも同じくらい固く強いものだった。 「カチュア、君の知り合いはどうだい?」 「私の知り合いは……」 少しの逡巡の後、カチュアは四人の名を挙げた。 「一番注意し泣けてはいけないのはランスロット・タルタロスね。暗黒騎士で、実力も性格も最悪。 まかり間違っても味方にはならないわ。 ランスロット・ハミルトンは聖騎士で実直な人。ヴァイスは幼馴染で、少し強引で我侭な性格よ」 「それじゃあハミルトンとヴァイスは信頼できるんだね?」 その問いかけに、カチュアは口に手を当て考えるそぶりを見せた。 「……わからないわ。状況が状況でしょう? 彼らがどんな行動に出るかは確信がもてないの。 それほど深く彼らのことを知ってるわけじゃないし……。ごめんなさい」 「いやっ、そんなことはないよ! ではデニムというのは」 「……彼は私の、弟よ」 その瞬間、マルスは雷に打たれたようにぴくりと震えた。 「そうね。年はあなたとそう変わらないと思うわ。やさしくて真っ直ぐな子よ。 真っ直ぐすぎて他の事まで気が回らなくなるから、時々困っちゃうけど」 少し悲しげな顔でそう言うカチュアに、マルスは胸が締め付けられた。 彼女の顔と姉の顔が完全にだぶって見えた。 自分を守ってくれた姉。自分は守れなかった姉。 もうこれ以上、つらい目にあわせるわけにはいかない。 「カチュア、すぐ出発しよう。そして仲間を、君の弟を見つけよう」 「マルス?」 急に立ち上がって荷物をまとめだしたマルスに、カチュアは目をしばたかせた。 「僕にも姉がいるんだ。カチュアのように、強くてとても優しい姉が。いつも僕を守ってくれた……。 僕にはあなたの弟の気持ちがわかる! きっとあなたを心配している! だから一刻も早く、探しに行こう。あなたたちが再会できるまで、僕が必ず守ってみせる!」 一気にそこまで捲くし立ててから我に返り、急に気恥ずかしくなった。 カチュアに視線を移すと、彼女はびっくりしたように目を丸くしている。 「あっ、その、急に変なこと言ってごめん! でも僕にも姉がいるのでとても他人事とは思えなくて……」 少し恥ずかしそうに言うマルスを見て、カチュアはくすりと笑った。 「ありがとう。そう思ってもらえて嬉しいわ。マルス」 「……はい!」 この人を、必ず守ってみせる。 カチュアの笑顔を見ながら、マルスはそう心に誓った。 ※ ※ ※ マルスの後ろについて歩きながら、自分はなんて幸運なのだろうとカチュアは考えていた。 自分は弱い。戦うどころか身を守る術さえ持っていない。 ランスロット・タルタロスのような男に会えば、一瞬で殺されてしまうだろう。 だが、彼女が一番初めに出会ったのは、彼とは正反対の、正義感に溢れとてもやさしい──── 利用しやすい男だった。 (本当に嬉しいわ、マルス。だってあなたはちゃんと、姉さんの言うことを聞いてくれそうだもの) まだ少し話しただけだが、マルスはランスロット・ハミルトンと同じ種類の人間のようだった。 我が身の不遇を訴えちょっとおべっかを使ば、思い通りに動いてくれる。 頼りなさそうではあるが、身代わりくらいにはなってくれそうだ。 とても強いという、やはり利用しやすそうな仲間の話も聞けた。 何かあったら彼らを頼るのもいいだろう。 まずは人を集め、利用できるだけ利用し、邪魔になれば殺す。 自分を仲間だと信じている奴を刺すのなんて、ヒールを唱えるよりも簡単なことなのだから。 カチュアにとって大事なのは、自分と自分のそばにいてくれる弟のことだけだった。 彼女は思う。 理想や、大義や、見ず知らずの人々の命よりも、側にいてくれるたった一人の人間のほうが大切だと、 なぜ男たちはわからないのだろう。 この世界ではたった一人しか生き残れないという。 ならば生き残るのは、自分か弟だ。 デニムは自分のことを思ってくれているだろうか。 理想のためではなく、自分のために戦ってくれるだろうか。 もし戦ってくれるのなら……自分は愛する弟のために死んでもいい。 でももし、そうでないのなら……。 「そういえばカチュア、君は元の世界では何をやっているの?」 後ろを振り返ったマルスが唐突に尋ねた。 慌てるそぶりも見せず、カチュアが答える。 「私はプリーストよ。神父だった父に手ほどきを受けたの」 マルスは一瞬怪訝そうな表情になったが、すぐに笑顔で「人々を助ける尊い仕事だね。姉上と同じだ」 と言い、前に向き直った。 「ええ。同じね」 カチュアもにっこりと笑う。 マルスが怪訝な顔を浮かべたのも無理はない。 彼の世界の聖職者があまり着ない色の服を彼女が纏っていたからだ。 もっとも、それは彼女の世界でも同じことなのだが。 (デニム、待っててね。姉さんが探してあげるから。だから、もう、離れちゃダメよ……) 草原に風が吹き渡り、カチュアの黄金の髪と漆黒の衣を揺らした。 【D-6/草原/1日目・朝】 【マルス@紋章の謎】 [状態]:健康 [装備]:鋼の槍 [道具]:支給品一式 [思考]1:デニムに会えるまでカチュアを守る 2:仲間たちと合流する 3:ハーディンを探し、真意を問いただす [備考]:参戦時期は、第2部 8章より前です 【カチュア@タクティクスオウガ】 [状態]:健康 [装備]:魔月の短剣@サモンナイト3 [道具]:支給品一式、銀の盾@ティアリングサーガ、ガラスのカボチャ@タクティクスオウガ [思考]1:自分の身を守る(手段を選ばない) 2:利用できそうな者を探し、仲間に引き入れる 3:デニムと合流する [備考]:参戦時期は、Chapter-4 バーニシア城より前です 007 Vice(不道徳者) 投下順 009 家畜にガムはいらないッ 007 Vice(不道徳者) 時事系順 009 家畜にガムはいらないッ マルス 048 深く沈む カチュア 048 深く沈む
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基本情報クエストレベル 出現条件 特徴 マップ攻略 ボスQ.Lv15 ドロップアイテムボスドロップ 道中ドロップ 基本情報 クエストレベル Q.Lv 15 25 35 45 出現条件 特徴 ボスまでの距離が短く難易度も高くないため、経験値稼ぎに向く。 マップ攻略 ロケーション:カデナの森 スタート後は右に進み洞窟内に入る。 洞窟内は4つのルートに分かれており、その内1か所にボスがいる。残りはオオヤドカリ(土) ①水場の先 ムラサキタケがいる縦穴を下りずにボムツボミ(土)がいる所を進んだ先。 忍びならボムツボミがいる所から上を通って敵を無視することができる。 ②毒沼の先 縦穴の途中で横にある毒沼を進んだ先。天井のつららを落として足場にしながら進む。 最も難しいルート。特に戦士の場合つららを落とそうとして足場のブロックを壊してしまう可能性がある。 ③滝の上 縦穴を下りた先にある滝の上の道を進んだ先。 ④滝壺 上記の滝の上ルートからさらに下りた所の先。 ボス マンドレイク 基本的には財宝を求めてのものと同じ。 最初は人型の部位(???)のみが地上に出ている。これのHPを0にすると地面から本体が出てくる。 本体の攻撃が終わると???が復活するので再度HPを0にする必要がある。 この為、本体が出ている間にいかに最大火力を出せるかがカギ Q.Lv15 ??? 種飛ばし 放物線を描く種を飛ばし、地面に落ちるとハサミ型のトラップになる。攻撃で破壊可能。 皇女・戦士は、種を飛ばすタイミングにジャンプ斬りをすれば、ボスに攻撃しつつ種を空中で処理可能 忍びはボスをロックオンして、空中でY連打している時に、ボスの斜め左上を陣取れば種が地面につく前に処理可能だが、消し漏らしやすい。 忍びの空中攻撃が終わって地上に降りる際に、設置されたタネに被弾しやすいので、空中ジャンプかドラゴンダッシュのどちらかを残しておいて安全に着地しよう。 ちなみに、地面に落ちた種が溜まったら、斜め下ドラゴンダッシュで地面を撫でると溜まった種を一掃できる。 花を閉じる→ドクロバチ召喚 上記の種飛ばしを数回行った後に行う。 花を閉じている間は無敵だが、しばらくすると再び開いて種飛ばしを行う。 本体 ???の体力をゼロにすると本体が現れる。 必ず「悲鳴」→「衝撃波」→「本体が地面の中に逃げる」の順で行うので、衝撃波を確実に避けて最大火力で反撃しよう。 悲鳴 本体の周りに円形の攻撃判定。混乱の追加効果あり。 近付かなければ無害。 忍びのドラゴンダッシュは無敵時間のおかげで悲鳴を出している間も突っ込める。 衝撃波 地を這う衝撃波を2回放つ。これも混乱の追加効果あり。 この後に長い硬直があるので攻撃のチャンス。 皇女 衝撃波回避後、全力でドラゴンキャノンをぶっ放す ゲージが少ないならドラゴンショットで火傷させてから斬りまくる 戦士 悲鳴の間にバーサク状態へ チャージしながら衝撃波を避けてため斬りを当てる マルチプレイなら皇女や魔女に重なってドラゴンガードで衝撃波を防ぐと、味方がフルパワーで攻撃できる 忍び いつも通り攻撃。レベルが低い内はドラゴンフットをしっかり当てていこう。着地時に衝撃波に当たらないようにだけ注意 魔女 足場魔法を唱えると衝撃波に当たらなくなるので、呪文詠唱に集中できる。 ドラゴンゲージがあるなら足場魔法→ドラゴンインプット→好きな魔法連打 ドロップアイテム ボスドロップ Q.Lv 15 25 35 45 Lv25武器+1~3 道中ドロップ Q.Lv 15 25 35 45
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基本情報クエストレベル 出現条件 攻略 ボスマンドレイク 宝箱ボス宝箱 道中宝箱 基本情報 クエストレベル Q.Lv 経験値 報奨金 TIME 15 最大440Exp 8000Gold 30 00 25 最大920Exp 12000Gold 20 00 35 最大1640Exp 16000Gold 15 00 45 最大2600Exp 20000Gold 15 00 出現条件 「氷壁のむこう」クリア 攻略 ロケーション:カデナの森 4つのルートのどれかにランダムで配置されるボスを探すクエスト。 スタート後は右下に進み、薄い床を通り抜け洞窟内に入る。左の洞窟は封鎖されているため行く必要はなし。 洞窟内は4つのルートに分かれており、その内1か所に目的のボスがいる。残りはオオヤドカリ(土)ボスを倒して宝箱からペンダントを手に入れるとクリアゲートが出る。倒した部屋の入口に出てくるため、ボスを倒してから他の宝箱を探す時は注意。 ①水場の先 ムラサキタケがいる縦穴を下りずにボムツボミ(土)がいる所を進んだ先。 忍びならボムツボミがいる所から上を通って敵を無視することができる。 ②毒沼の先 縦穴の途中で横にある毒沼を進んだ先。天井のつららを落として足場にしながら進む。 最も難しいルート。特に戦士の場合つららを落とそうとして足場のブロックを壊してしまう可能性がある。 ③滝の上 縦穴を下りた先にある滝の上の道を進んだ先。 ④滝壺 上記の滝の上ルートからさらに下りた所の先。 マップが狭く敵も弱い割に武器ドロップの内容が有能で、ストーリークリア前の稼ぎ場に向いている。 ボス マンドレイク 財宝を求めてを参照 宝箱 ボス宝箱 Lv5武器+2~3、Lv25武器+1~3 Q.Lv 軽剣 ソード アックス 両手剣 15 N パタ+2R パタ+3 N ハンティングソード+2R ハンティングソード+3 N フェリングアックス+2R フェリングアックス+3 N ツーハンデッドソード+2R ツーハンデッドソード+3 25 N パタ+3R スティレット+1 N ハンティングソード+3R スパタ+1 N フェリングアックス+3R バトルハンマー+1 N ツーハンデッドソード+3R ヒュージソード+1 35 N スティレット+1R+ スティレット+2R++ スティレット+3 N スパタ+1R+ スパタ+2R++ ラッキーソード N バトルハンマー+1R+ バトルハンマー+2R++ バトルハンマー+3 N ヒュージソード+1R+ ヒュージソード+2R++ ヒュージソード+3 45 N スティレット+2R スティレット+3 N スパタ+2R ラッキーソード N バトルハンマー+2R バトルハンマー+3 N ヒュージソード+2R ヒュージソード+3 Q.Lv クナイ 手裏剣 魔導書 魔道具 その他 15 N 包丁+2R 包丁+3 N かんざし+2R かんざし+3 N 木の巻物・第三章R 木の巻物・最終章 N ぬいぐるみ+2R ぬいぐるみ+3 N ドラゴナイト 25 N 包丁+3R 小刀+1 N かんざし+3R 十字手裏剣+1 N 木の巻物・最終章R 木の経典・第二章 N ぬいぐるみ+3R 呪符+1 N ドラゴナイト 35 N 小刀+1R+ 小刀+2R++ 小刀+3 N 十字手裏剣+1R+ 十字手裏剣+2R++ 十字手裏剣+3 N 木の経典・第二章R+ 木の経典・第三章R++ 木の経典・最終章 N 呪符+1R+ 呪符+2R++ 五岳真経図 N ドラゴナイト 45 N 小刀+2R 小刀+3 N 十字手裏剣+2R 十字手裏剣+3 N 木の経典・第三章R 木の経典・最終章 N 呪符+2R 五岳真経図 N ドラゴナイト 道中宝箱 ① 上層足場の上 全員 ② 上層洞窟の上 全員 ③ 上層洞窟の中 全員 ④ 下層入口、壊せる足場の上 先に足場を壊しすぎると入手できなくなる ⑤ 下層上から1番目の通路右上 忍び、盗賊 ⑥ 下層上から2番目の通路途中 全員 ⑦ 下層縦の通路の一番下 物陰に隠れている ⑧ 下層上から4番目の通路足場の上 全員
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501 姉と弟。1 sage 2010/04/19(月) 23 47 17 ID Kaw9ZtDj 「姉貴!また勝手に俺の部屋を漁っただろ!?」 先月から高校生になった少年――氷川太郎は、姉の氷川舞に詰め寄る。 それを受け、舞は平然とした顔で、 「え?それがどうかしたの?」 と言った。 その返答に苛立ちを増した太郎は、先ほどよりも声を大きくする。 「姉貴と同じ高校に入ったら、もうこんなことはやめるって約束しただろ!」 それに対し、理解できないといった顔で舞。 「……タローちゃんが高校生になったからこそ、だからこそ、お姉ちゃんはむしろ今までよりも厳しくタローちゃんを見守らなくちゃいけないのよ」 そして大人が子供に言い聞かせるように、 「タローちゃんにはまだよくわからないかも知れないけれど、世の中は危険な誘惑でいっぱいなのよ。お姉ちゃんはタローちゃんをそんな誘惑から守っているの」 言い終わると舞は太郎の頭を優しく撫で始めた。 ちなみに舞は高校二年生で太郎と年は一つしか違わない。 更に身長差もかなりなもので、太郎の179cmに対して舞は148cmしかないのである。 なので、軽くつま先を立て精一杯腕を伸ばし太郎の頭を撫でる童顔の舞は、おしゃまな小学生にしか見えない。 「や、やめろよなっ!いつまでも俺の事を子供扱いすんなっ!」 太郎は声を荒げると踵を返し、自分の部屋のドアを開けその中へと消えていってしまう。 「タローちゃん……」 哀しげな声が舞の口から漏れた。 小学生の頃、舞はこんなに可愛い弟がいる自分はなんて恵まれた人間なのだろうかと思っていた。 舞はいつもどこへ行くにも太郎を連れて歩き、太郎もそれを喜んでいた。 しかし舞が中学にあがり太郎と学校が離れると、自然と二人の心の距離も離れた。少なくとも舞はそう感じていた。 なので舞はその分を埋め合わせる為に家では出来る限り太郎と触れあう事にする。 具体的には、まず、毎日必ず一緒にお風呂に入るようにした(今までは週に2、3回程度だった)。 次に、それまでは別々だった子供部屋をひとつにする事を両親に提案した。 それは弟の非行防止にもなるし、勉強も私が教えるからと。 弟はイマイチ納得していないようだったが無理やりに押し切った。 そうこうしている内に太郎も小学校を卒業する。舞は『あぁ、やっとまたあの頃に戻れる』そう思い歓喜した。 しかし、その喜びも長くは続かない。 ――太郎の身長が急激に伸び始めたのだ。 すぐに、背の低い舞は太郎に身長を抜かれた。それでも最初、舞はその変化を歓迎していた。 『タローちゃんは私の為に男らしくなっていってるんだ!』 だがそれも舞が中学三年、太郎が中学二年の秋までだった。 舞は、学校の廊下で並んで歩く太郎とおそらくはクラスメイトであろう女を見てしまった。 ただ、弟が、私以外の女と歩いている。その事実だけでも許せない、許してはいけない。 だけどそれだけではない。 弟とその女の身長差だ。 当時の太郎の身長は170cm、横に並んだ女は約160cm。 自分と。舞と並んでいる時とは何かが違っていた。 ――そう、まるで二人がお似合いの彼氏彼女であるかのように見えたのだ。 502 姉と弟。2 sage 2010/04/19(月) 23 49 17 ID Kaw9ZtDj 舞は自分をこんなに小さく産んだ両親を心の底から怨んだ。 いくら太郎という素敵な弟を作ってくれたからといって帳消しになりはしない。 こうして舞は、心の中で両親に感謝をする事をやめた。 そんな舞も高校生となり、またもや弟とは離ればなれに。 ――この頃から舞は、太郎の抜けた体毛、血をふいた紙、切った爪などの収集を始める。 白い体液も手に入れたかったが、同じ部屋を使っていることがあだとなり、それは叶わなかった。 太郎の痕跡をポケットに忍ばせ堪える高校生活、そんな時分、太郎は舞の想像を超えた暴挙に出る。 なんと太郎は、舞とは違う高校に行きたいなどと到底舞には理解できない事を言い始めたのだ。 これには舞も驚き、怒り狂った(それを表情に出すことは無かったが)。 愛し合っている二人が特に理由もなく、別々の場所に通う必要は無いはずなのだ。 表面上は冷静に、しかししつこく同じ高校に行くよう諭す舞についには折れた太郎は、その代わりにと三つの条件を舞に出す。 一つ、部屋を別々に戻すこと。 二つ、部屋に自分の許可なく入らないこと。 三つ、人の入浴中、浴室に侵入してこないこと。 舞はそれらの条件を即座に呑んだ。 初めから守る気などはさらさら無かったが……。 ――そして太郎は舞と同じ高校に通い始めた。 太郎が怒って部屋に閉じこもってしまいやることが無くなった舞は、夕食までの時間を自分の部屋で『タローちゃんグッズ』を眺めながら過ごすことにした。 「ふふ、別々の部屋なのは寂しいけど、タローちゃんのこのお汁が手に入るようになったのは棚ぼただったな」 呟きながら手に持ったカピカピの紙を鼻に近づけ、スーッと深くその香りを吸い込む。 「あぁ……、タローちゃんの匂い……、素敵……」 何度も何度も嗅ぎ続けていると、下半身がピリピリと痺れたような感じになる。 だが、彼女はオナニーをしない。 自分の何もかもを太郎の為に取っておきたかったからだ。 今後、たとえオナニーをするとしても、それは太郎に「俺に見せつけるようにオナニーしろ」と言われた時だけ。 そう決めていた。 精液の付着したティッシュを心ゆくまで堪能した舞は、それを大切そうに密封式の透明な袋に入れると次に太郎の爪の入った小瓶を取り出す。 蓋を外し、手の平に小瓶の中の爪をいくつか取り出すと、まずは親指の腹でその感触を楽しむ。 舞は、太郎の足の親指の爪が特に気に入っていた。 その大きさ、ザラザラとした固い感触、独特で深く乾いたような匂い……。 これらの爪には太郎の古くなって切り離された魂の一部が宿っているのだと舞は考えていた。 半年前の爪だから、半年前の魂の一部が。 「つまり過去のタローちゃんが私の手の平の上にいるのと同じことなんだよね……、こうして、いつまでも変わらずに私と……」 この上ない安らぎを感じる。 「そういえば、タローちゃんの集めてた漫画で似たような事をしている人がいたっけ」 あちらは自分自身の爪だという違いはあったが。 彼も、私のように過去を懐かしみながらその爪を口に含んだりはしたのだろうか? 舌でさんざんなめ転がし、前歯で軽く噛んだことは? 唾液とあわさる事によってより濃厚になった匂いを嗅いだことは? ……あの漫画が、舞は何故か無性に読みたくなっていた。 503 姉と弟。3 sage 2010/04/19(月) 23 51 45 ID Kaw9ZtDj 舞、太郎、母親三人での夕食が終わると、すぐに太郎は自分の部屋に戻っていった。 「ねぇ、舞。また太郎と喧嘩でもしたの?太郎、何か機嫌悪そうだったけど」 母親は二階にある太郎の部屋のあたりを見つめながら尋ねた。 「ううん。別に、喧嘩なんてしてないよ」 この馬鹿は突然何を言い出すかと思えば私とタローちゃんが喧嘩をした?喧嘩をしたかだって? それに『また』?『また』と言ったのかこの女は。 タローちゃんが本当は照れているだけだということがわからないのだろうか?……まぁ、わかっていないんだろうな。 所詮は『結婚』なんてイカレた事をした惨めな売女だ。頭蓋の中に四十過ぎのおっさんの汚い精液が詰まっているのだ。 「そう、それなら良いけど」 母親は立ち上がると、テーブルの上に置かれた食器を流しに持って行く。 「あ、お母さん、私も手伝うよ」 舞は母親が一度には持ちきれなかった食器などを手に取りながら腰を上げた。 洗い物を済ませ、浴槽に湯を張ると舞は階段を上り太郎の部屋のドアをノックした。 「タローちゃん、お風呂沸いたよー」 「あー、わかったぁー」と太郎。 少しの間をおき、 「ちょっとさ、部屋、入っても良いかな?」 舞はそう言うと太郎から返事をもらう前にドアを開けた。 「おまっ、俺は入って良いなんて言ってないぞ!」 「ああ、うん、でも良いんでしょ?」 「全っ然、良くない!」 「見られて困るものでもあるの?」 「別にないけど、これはプライバシーの問題だから!」 「プライバシーの意味は?」 「……確かあれだろ、自分の私生活を守る権利とかそんな感じだろ」 「お姉ちゃんが部屋に入るとタローちゃんの私生活は脅かされるの?」 「……いや、何もそこまで言うつもりはないけどさ」 「じゃあプライバシーの問題じゃないじゃん」 太郎の顔が苦虫を噛み潰したそれになる。 「と、とにかく、勝手に人の部屋に入るのはやめてくれよ」 「入る前に確認はしたはずだよ?」 「だから入って良いとは言ってなかっただろ!」 「そんなにお姉ちゃんが部屋に入ると都合が悪いの?」 「そこまでは言ってないってさっきも言っただろ!」 「ならなんで入っちゃダメなの?」 「入るなとは言ってない!俺が許可してからにしろって言ってるんだ!」 「わかった、じゃあ許可して」 「だーかーらー、入ってから言っても遅いんだって!」 「だったらお姉ちゃんはどうすればタローちゃんの部屋に入れるの?」 「何度も言わせんなっ!俺が入れと言ったら入れ!」 「わかった、入れって言って」 太郎は頭を滅茶苦茶にかきむしる。 「あーーーー!もういいよ!入れ入れ!」 504 姉と弟。4 sage 2010/04/19(月) 23 56 37 ID Kaw9ZtDj 「うん、入りました!」 満面の笑みで舞。 「……はいはい、それで何の用?」 呆れ顔で太郎。 「ちょっとタローちゃんの漫画読ませてもらおうかなぁーって」 「漫画ってどの漫画?」 「ほら、前にタローちゃんが『最悪なんだけど格好良い敵役が出てくる』とか何とか言ってお姉ちゃんに読ませてくれたのがあったでしょ?」 「あぁ、……でもあの漫画、絵が気持ち悪いからあまり好きじゃないって言ってなかったっけ?」 「うん、そうなんだけど、何だか急に読みたくなっちゃって」 「まぁ、それは良いけど、前に読ませたのはそいつが出てくる四部の途中からだったよな?今回は最初から読む?」 「四部って?」 「あれは一部二部三部四部って主人公を替えながら続いてんの」 「へぇ、そうなんだ。ああ、でも別に最初からは読まなくて良いの、タローちゃんの言ってたキャラが気になるだけだから」 「……ん。じゃあ少し待ってろ」 部屋のクローゼットを開き、中の衣装ケースに詰めた漫画本数冊を取り出しパラパラとページを捲る太郎。 「あー、ここからだな。でっと……」 更に数冊を確認し、計12冊の漫画本を床の上に積み上げた。 「え?こんなにあるの?」 「あるよ」 「四部の途中からなんだよね?」 「そうだよ」 「無駄に多くない?」 「いや、多いけど面白いから無駄ではないよ」 「はぁ……、ま、いいや。じゃあ借りてくね」 「おお、別に急いで返さなくても良いからな」 「はーーい」 部屋から出て行こうとしている舞の後ろ姿を眺める太郎。 「……姉貴が少年漫画ねぇ……」 小さく呟く、すると、 「ん?何か言った?タローちゃん」 舞は閉じかかったドアの隙間から顔を覗かせる。 「いや、特に何でもないよ」 「……そう?」 舞が出て行くと、今は完全に閉じられたドアを見つめながら、これまた小さく太郎が呟いた。 「……やっぱ、可愛いよなぁ、姉貴」 太郎は幼い頃からいつも一緒にいて頼れる姉の舞に強い憧れを抱いていた。 端的にいえば『好き』だった。 しかし、当時それはあくまでも肉親としての『好き』であり、姉を異性として見るような事はなかった。 ――太郎が中学にあがり、舞の身長を追い越すまでは。
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673 姉と弟。5 sage 2010/05/02(日) 22 00 23 ID RJcgIXC0 「ほら、タローちゃん!早く学校行くよ!」 「ちょっ、ちょっと待てって!お姉ちゃんっ」 ――太郎、中学一年の春。この時、まだ太郎は舞の事を『お姉ちゃん』と呼んでいた。 「もー!また遅刻しちゃうでしょ!」 ワタワタと慌てて教科書を鞄に詰め込んだ太郎の腕を引っ張って家の玄関まで来た舞は、 「これからは寝る前に次の日の準備をすることっ!」 そう言って、軽く太郎の額にデコピンをした。 今ではほとんど同じ高さになった姉の目を恨めしく見ながら太郎は、 「昨日はお姉ちゃんがお話がしたいって言って深夜まで俺を付き合わせたんだろ……」 「それとこれとは関係ないでしょ?」 シレっとした顔で舞。 「あ、あるだろ!」 「寝る前に次の日の準備をしておくことと、それと、何の関係があるの?」 「そっちじゃなくて遅刻の話だよ!」 「そうそう、遅刻するから急がなきゃだね!」 舞は、靴を履いた太郎の腕に自分の腕を絡ませると玄関の扉を開け、 「いってきまぁーす!」 急ぎ足で学校へと向かった。 ――それから数ヶ月後、季節が秋になる頃には太郎は舞よりも背が高くなっていた。 その変化の中で太郎は、今まで『姉』として好きだった舞を『異性』として意識し始める。 だが、これはあくまで太郎の認識である。 舞は、それよりもずっと前、太郎が小学二年の時から自分を女として好いているのだと思っていたのだ。 原因は小学二年の太郎が舞に言ったあるセリフにあった。 「お姉ちゃん、大人になったら結婚しようね」 舞はすぐに泣き笑いの表情になり「もちろんだよ!」と返事をした。 しかし、そのすぐ後、太郎は知る。 「僕、大人になったらお姉ちゃんと結婚するんだ」と語った太郎に担任の教師が、 「残念だけどね、姉弟では結婚出来ないんだよ?」 そう教えたからだ。 更にはクラスメイト達からも、 「お姉ちゃんと結婚なんて気持ち悪ぅ」 不味いものでも食べたような顔で馬鹿にされた。 学校が終わり、舞との下校中、泣きながら太郎は舞に姉弟では結婚出来ない、ごめんなさいと繰り返した。 舞はその瞬間から『結婚』というものに悪感情をいだくようになった。 何故、本当に好きあっている私たちが結婚出来ないのだろうか? 姉弟であるという理由だけで。 今まで結婚に憧れを感じていた舞だからこそ、裏切られた反動も大きかった。 弟を泣かせた糞以下な制度が『結婚』、私たち姉弟を祝福しない最低な契約が『結婚』、 お互いを真の意味で信頼しあえない豚共が涎を垂らしながら喜んでするのが『結婚』。 舞にとっての『結婚』は、脳をウジ虫に食い荒らされた犬畜生の作り出したイカレたモノだという事になった。 こうして舞の心に大きな変化をもたらせた太郎の結婚発言は、当然太郎自身にも作用した。 太郎はより強い結婚への憧れ、そして『姉』を『異性』として見てはならないという戒めを持ったのだ。 そして幼い記憶の中で持ったことすら忘れていたその戒めが、中学生になった太郎を苦しめる。 『姉を異性として意識してはならない』『姉とは結婚出来ない』『姉と結婚したいなんて言う奴は異常者だ』。 そんな中で太郎は舞の呼び方をお姉ちゃんから姉貴へと変えた。 これが太郎なりのけじめの付け方だった。 674 姉と弟。6 sage 2010/05/02(日) 22 01 41 ID RJcgIXC0 ――太郎が中学二年になり、その半分が過ぎた頃、太郎と舞の身長差は20cm以上にもなっていた。 勉強もスポーツもそこそこ出来、顔も悪くない太郎は結構な数の女子から告白をされるようにもなった。 ……ホモなんじゃないかと噂が流れるほど、太郎はその全ての告白を断ったわけだが。 どんなに可愛い子の告白も、姉の顔がチラついてしまい到底受ける気にはなれなかったのだ。 太郎にとって、姉以上に魅力的な女性は存在しなかった。 『このままではマズい』 そう思った太郎は中学三年、姉とは違う高校に行こうと考える。 これはすぐに舞の反対に合い流れてしまったが、その事に安堵している自分を感じ太郎はそれをひどく嫌悪した。 湯に浸かり、ボーっとしていると色々な事を思い出す。 それも、大抵は嫌な思い出ばかりだ。 太郎は湯船の中の湯を両手ですくうとバシャリと顔にかけ、思考を切り替えようとする。 「入るよー」 脳天気な声と共に浴室に侵入してくる舞。 舞はペタンと風呂用の椅子に座ると、シャワーで身体を流し始める。 ババッっと素早く顔を背けた太郎が、 「あ、ああ、姉貴っ!風呂には入ってくるなって言っただろ!」 大声を出すと、 「えーーー?何てー?シャワーの音で聞こえなーい」 狼狽える太郎に白々しく返す舞。 律儀にシャワーの音が止むまで顔を背けながら待っていた太郎は、 「も、もう一緒には入らないって約束しただろ……」 シャワーの音が無くなったせいか、より裸の姉が近くにいることを意識してしまい小声になりながらも言った。 そんな舞がいる方向とは逆の壁を向いて縮こまる太郎の顔に手を伸ばし直に触れると舞は、 「今までは毎日一緒に入っていたじゃない」 太郎を自分の方に向かせながら言う。 やけに色っぽく。 「そっ、それはそうだけど……、今はもう、高校生だし……」 少しだけ抵抗をした後、すぐにされるがままになった太郎は姉の顔だけを見るようにしながら言葉を返す。 「それを言うなら、中学生で一緒に入っていたのもおかしかったんじゃないの?」 舞は太郎の濡れた頭を撫で、微笑みながら言った。 「中学の時に一緒に入りたいって言ったのも姉貴だろ……」 「でもタローちゃんは嫌がらなかったでしょ?」 「何度もやめろって言った……」 「タローちゃんが、本当のホントに嫌だったらお姉ちゃんも少しは考えるけどね」 言いながら湯船の中に入り、太郎に身体を寄せる舞。『ザー』っと湯船から湯が溢れ出す。 「あったかいねぇ」 太郎の開いた脚の間に収まり、男らしくなった胸板に頭を預けて深く息を吐く舞。 太郎はそんな舞の無防備さ(わざとやっているのだが)に胸の鼓動が早くなり、その音が舞に聞かれていやしないかとヒヤヒヤする。 舞は背こそ低くて胸も控えめだが、腰はしっかりとくびれているし、お尻もポテンとして非常に可愛らしい。 何よりも全身がマシュマロのようにフワフワモチモチしているので、ただ触れているだけでも太郎はドキドキだ。 それに姉弟まったく同じボディソープ、シャンプーとリンスを使っているはずなのに、姉からは頭がどうにかなりそうな程の甘い女の香りがしてくる。 更に、舞がお尻を動かす度にその柔らかな桃肉が太郎の股間に擦れ、必死で意識を逸らしていないとすぐさま勃起してしまいそうになる。 姉を異性として見ないように努力をしているつもりの太郎にしてみれば、この時間は大変につらいものだった。 ……あとでこっそりと姉の裸体、匂い、柔らかさを思い出しながらオナニーをしているのだからまったく無駄な足掻きではあるのだけれど。 「ねぇ、タローちゃん」 舞は呟くとまたお尻の位置を少しずらす、それが上手いこと太郎のアレの先を刺激した。 「あっ……」 大きくなった太郎の先端が腰に当たり、思わず声も漏らす舞。 675 姉と弟。7 sage 2010/05/02(日) 22 03 25 ID RJcgIXC0 何かを言おうとして黙り込んでしまった舞の頬がどんどんと紅くなっていく。 舞は太郎の精液の付いたティッシュを嗅いだり、全裸で風呂に侵入したりは出来るが、こういう事にはまだまだウブだった。 生まれて今まで太郎一筋、男性アイドルやイケメン俳優をも素通りして過ごしてきたのだから当然といえば当然である。 普段の気の強さもなりを潜めてただただ俯き紅くなる。だが決して太郎の男性な部分から離れようとはしない。 そんな舞に、太郎は、 ふおおおおおお!かかかかか可愛いよォ!可愛すぎるだろ俺の姉貴!ふぉう! ああ、あああ真っ赤っかだよぉ……、俺のおちんぽで姉貴のプニプニほっぺが真っ赤っかになっちゃってるよぉ…… あッんッ!おっお尻動かしちゃらめぇ!んふァ!らっらめぇッ!いあっ!いあっ! おっ俺たち姉弟なんだからねっ!あっ、おっ……おっお尻ぃいいいいいいいいいい!気持ちいい!気持ちいいです!はい! で……でもでもでもっ!姉弟でこんな事いけないんらからぁ……ハァンッ!波打っちゃう!そんなに腰を動かすと俺のおちんぽ波打っちゃうから! くそぅ……、い~い匂いらなぁ……、姉貴の匂いに溺れて俺ちゃん酔っちゃんちゃん…… うわああああ、姉貴の柔らかフニプニボディたまらないのだ!もうこうなったら姉貴の水分を含んでペッタリとした髪の中で窒息死するしかない! おもいっくそスーハースーハー嗅いで嗅いで嗅いで嗅ぎつくしての窒息死は名誉の戦死です! ぐぬおおお、姉弟でなければ!姉弟でさえなければ今すぐ抱きしめて顔全体を舐め回して俺エキスと姉貴エキスをごっつんこでファンタジーは常にそこにある現実なのに…… ふわっ!エエッ!?今、この娘、肩の部分で俺の乳首にダイレクトアタックかましてきましてよ!?ナニッ!?そんなやり方も出来たのっ!? 追加注文!追加注文お願いしますとか思ってたらおちんちんにも刺激がきたああああああああああ! 「ね、ねぇ、タローちゃん……」 「ん?どうした姉貴」 頬を紅く染め小さく声を出した舞に、同じく頬を染め小声で尋ねる太郎。 「そろそろ、あがろっか……」 ポツリと舞。 「そ、だな」 頷くと太郎はタオルで股間を隠しながら別のタオルで身体を拭き、パジャマに着替えると浴室をあとにした。 その後、自分の部屋に戻った太郎が姉をオカズに全力でオナニーをしたことはあえて言うまでもない。 次の日の朝。 太郎が目覚めると、何故かベッドの中には舞がいた。 「あれ……?なんで……?お姉、ちゃん……?」 寝ぼけ眼で状況を確認する太郎。と、 「へ?俺、パンツ履いてない?」 自分のお尻を触りながらベッドに散乱する丸まったティッシュを眺めること数十秒。 「うわああああ!」 そ、そうだ!昨日はオナニーしてそのまま寝ちゃったんだ! て、ていうか姉貴に絶対オナティッシュ見られたよな、うわ、恥ずい! 慌てて精液の付着したティッシュ数枚をゴミ箱に捨てる太郎。 そしていまだ太郎のベッドで眠り続ける舞に目を向けた。 「おーい、姉貴ー、朝だぞー」 小さく声をかけるが起きる気配はない。 あどけのない寝顔だ。それにとても幸せそうな……。 無意識に太郎は、そんな少女の寝顔を見せる舞の頬に唇を触れさせる。 『ハッ』と我に返り、舞から顔を離した時にはもう遅かった。 「ふひひ……、タローちゃんからチューされちゃったぁー」 ベッドに横になりながら顔だけを太郎に向ける舞。物凄いにやけ面だ。 「あ、姉貴……、起きて……」 驚きたいのか泣きたいのかわからないような情けない顔で後ずさる太郎。 「高校生になってからタローちゃん、なぁーんか冷たいから心配してたけど……」 「良かった」嬉しそうに呟くと、太郎にキスされた頬を大切そうに手の平で覆う舞。 幸せそうな姉を見て太郎は、 ま……、まぁいいか。でっ、でも姉弟でキスなんて本当はダメなんだからねっ!今日はサービスなんだからっ!そもそも俺の部屋に勝手に入ってベッドにまで無断で侵入するだなんて―― などとゴチャゴチャしたことを考えながらも、隠しきれない笑みを浮かべていた。
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姉と弟を見守る誰か 07/11/23 22 27 11 ID QgJU04EB 東京で初めて雪が降った日、信じられない光景を見た。 うちの姉が・・他の男と歩いていたのだ。 姉ちゃんは腕を男の腕に絡ませて、男と楽しそうに喋っていた。 今日、姉は学校を早退していた。 AやBがいうには、具合が悪かったらしい。 だから今日は珍しく・・静かな帰り道を歩いていた。 それが、今目の前の光景は何なんだろうか。 学校を早退したんじゃないのか?具合が悪かったんじゃないのか? あぁ・・ずる休みか・・。 男とデートするために、そうか、そうか。 男の外見はまさしく、世でいう『イケメン』の部類に入る容姿だった。 しかも制服は、うちの学校の制服・・同じ学年だろうか。 それに姉ちゃんも弟の俺がいうのも何だが、美人の分類に入る方だ。 白のマフラーと手袋・・あれは確か、妹が誕生日にプレゼントしたものだ。 周りからすれば美男美女カップル・・間違いないだろう。 (姉ちゃんが・・他の男と・・) 普通どこかの弟なら、姉が彼氏と歩いていると驚くか、あぁ彼氏できたんだなと そっけない態度しかとらないだろう。 でも、俺は今まで姉ちゃんからいろいろなことをされてきた。 隙あらばの抱きつき・・バスタオル一枚での俺の部屋への奇襲攻撃・・。 普通の姉と弟の関係をはるかに超えた、いわばブラコン・・超ブラコンか? いやでも、ブラコンじゃなく恋人・・まぁ、そんな関係なんだろうと思っていた。 素直に喜べばいい、姉ちゃんに彼氏ができたことを。 素直に喜べばいい、もう姉ちゃんから何もしてこないだろうと。 素直に喜べばいい、やっと普通の姉と弟の関係に戻れることを。 でも、この胸のモヤモヤは何だろうか。 なんで素直に喜べないのだろうか。 あっ、あぁ・・きっと今ままでの姉ちゃんの行動から、まさか彼氏をつくるなんて思ってもみなかった からかな・・そうだ、きっとそうだ。 だってあの姉ちゃんが・・あの下ネタが好きな姉ちゃんが・・。 俺の事を好きと言ってくれる姉ちゃんが・・いなくなる。 俺は気づいたら家に着いていた。 先に帰っていた妹に「あれ?今日はおねえちゃんと一緒じゃないの?」と不思議がられた。 俺はそんな妹の言葉も聞きもせずに、部屋に入った。 (よかった・・いいじゃねぇか・・姉ちゃんにやっと彼氏ができたんだぞ?) 俺は自分に問いかけた。 (学校早退までして・・男にべた惚れなんだぞ?もう俺にうるさく言ってこないんだぞ) さっきの光景を、日常だと言い聞かすために。 (しかも美男美女・・もう姉ちゃんは・・俺に・・俺に・・) そして、胸のモヤモヤをとるために。 (俺のこと・・好きではなくなったのかな・・) 胸のモヤモヤはとれなかった。 そして、泣いた。 おもいっきり、泣いた。 『HAPINESS WINTER』 序章 弟の気持ち 「HAPINESS WINTER」 一章 姉の気持ち (はぁ・・めんどくさいな) 私は今、男と腕を組み歩いている。 いつもなら弟としか組まないのに、なんでこんな男と・・。 その理由は、昨日の学校にさかのぼって・・。 「お願い!この通り!!」 「だからなんで私なのよ!A!!」 Aが私に土下座して頼んできた。 男・・いや、Aの従兄弟とデートしてくれって・・ちょっと待って! 「私は弟としかデートしないって何回もいってるでしょ!」 「いやぁ・・それはわかってるけどさ・・約束しちゃって」 「約束って・・なによ」 Aがいうには、従兄弟は元彼女のストーカーに困っていたらしい。 そして従兄弟に「お願い!一日だけでいいから彼女のフリして!!」としつこく 言われたらしい。 「・・んで、ゲームに私が負けたら彼女のフリしてあげるって言って 案の定、ゲームに負けたと・・」 「そう!で、私明日用事あると思い出して・・」 はぁ・・なにその勝手な理由、自業自得じゃない。 「・・じゃあ断れば?」 「いや!それは私が約束破ったことになるじゃない!」 「仕方ないでしょ!!Aが悪いんだから!!!」 これで引き下がるだろう・・と思った私がバカだったわ。 Aはいきなり立ち上がって、私の肩を掴みユサユサと揺らした。 「だからだから!!姉に頼んでるんでしょう!!Bも明日用事あるっていうし!」 さらに勢いよく私の肩を揺らすA・・あぁ、気持ち悪くなってきた・・。 「わ・・わかったから・・もう、揺らさ・・ない、で・・」 「えぇぇ!いいの!!ありがとう姉~!!」 肩を揺らすのをやめてAは私に抱きついてきた。 「・・で?明日の何時からなの??」 「そっ・・それが・・」 抱きつくのをやめ、Aは後ろへ引き下がった。 そして、申し訳なさそうな顔をして・・。 「昼からなんだ・・だからさ、早退して行ってくれないかな?」 あぁ、やっぱり断ればよかった。 で、今ここに至ると。 しかも来てみたらAの従兄弟うちの学校の制服着てるし。 従兄弟が言うには「Aさんが姉さんも制服着てくるからって貸してくれて・・」だそうだ。 まったく・・用意だけはいいんだから。 けどどっから持ってきたんだろう?Aのことだからどこかの男子から かっぱらってきたんだな・・ま、いいか。 そしてAの従兄弟とのデート(嘘)が始まったのであった。 「・・あぁ、名前聞いてなかったね、何て言うの?」 「あっ!僕はVといいます。Aさんからはモジモジ野郎って言われてるんですけど・・」 確かに、「僕」っていってるし、なんかなよなよしてるし・・。 「じゃあ、モジモジ君でいいね。じゃあモジモジ君・・」 「えぇっ!モジモジ君って・・」 私はモジモジ君のツッコミを無視して、今回のデート(嘘)の目的の事を聞いた・・。 「でさ、例のストーカー女は・・」 「あっ、あぁ・・もういますよ、姉さんの後ろに・・」 「えっ!」と私は後ろを振り向いた・・あぁ、なんとなくわかるわ。 帽子を深々とかぶって、マスクをしてこちらをジーッと覗いている・・。 しかもその視線は私を見て・・いや、睨んでいる。 あぁ・・私殺されちゃうんじゃないかな。 「あの・・そろそろ行きましょうか?」 「えっ・・あぁ、そうね」 V君及びモジモジ君に言われて、私たちは昨日のAの妙な助言で腕を組んで歩いた。 1分・・5分・・10分・・。 あぁ!なによこのどんよりとした空気は!!なにか喋らないと・・。 「あのさ・・「あの、姉さんは弟がいるんですよね・・」 「えっうん・・いるけど」何よ、喋れるんじゃない。 「それがどうかした?」 「あの、Aさんから聞いたんですけど、弟のことが好きみたいで・・」 「えっ!まぁ、そうね、弟はかっこいいから」 何いってんのかしら私、モジモジ君引いてないかな・・。 「そうですか・・よかった、僕だけじゃないんですね」 「うん・・ってえぇぇぇえぇぇぇ!」 私は引いてしまった。モジモジ君、君はまさか・・。 「・・いや!弟が好きじゃなくてですね!そっその・・」 「あっ・・あぁ、そうなんだ」 何だ、ホモじゃないのね。じゃあ一体・・。 「僕、妹のことが大好きなんです・・」 へっ?妹? 「妹って・・自分の?」 「はっ・・はい、だから彼女と別れた、っていうか付き合ってないんですけど」 そっ・・そうなんだ、私だけじゃないのね。 「でも、付き合ってないっていうのは・・」 「あっちの勝手な妄想なんです、僕と勝手に付き合ってるとか学校で噂流して、んで 気が付いたらストーカーまがいのことされちゃって・・」 「そっ・・そう」大変ね・・モジモジ君。 「それで、妹は・・」 「あっ、あぁ、風子っていうんですけどもうこれがかわいくて、かわいくて・・」 「そう・・そうなのよね・・」私も頷く。 「で、妹のことしか考えられなくなって・・でも、妹はもてて俺の友だちや 下級生、しかも数学の担任にも言い寄られているらしくて」 「そう、私も大変なのよ・・」 似ている・・今の私と弟の状況と似ているわ。 -そこから私とモジモジ君の話はふくらんでいって・・。 腕組んでるの忘れるぐらい話し込んでしまった・・。 あぁ、弟は私に惚れこまないかな・・。 デートが終わり、私はモジモジ君と別れた。 あっ・・ストーカー女がモジモジ君に着いていった、まぁいいか。 さぁ、私は早く家に帰って弟の顔を拝みましょうかね♪ 家に帰ると、妹が不思議そうな顔をして階段を覗いていた。 「どうかした?妹」 「えっ・・あぁうん、おにいちゃんが何か暗いの」 「えっ?そうなの?」 はは~ん・・私と一緒に帰れなくていじけてるのね、かわいい弟♪ 「じゃあ、私が弟の様子見てくるわ」 私は勢いよく階段を上っていった。 さぁ弟、私が今「体」で元気づけてあげるからね♪ 「HAPINESS WINTER」 二章 妹の気持ち 「ふぅ…重いな」 私は妹といいます。 私の家族には、双子のおとうとちゃんと美人のおねえちゃんがいます。 「でもこれ…何に使うんだろう?」 私は今、おねえちゃんに昨日頼まれた「ある物」を買って家に向かっています。 その「ある物」とは…。 「でもこんな量のロウソク何に使うんだろう…」 …最近おねえちゃんの部屋から「そう!これよ!」といいながらドタバタうるさかったな…。 それと何か関係あるのかな?その後なんか眠たそうなトロンとした目でおとうとちゃんの 部屋に入ってるっけ…もちろん追い出されているけど。 「はぁ、おねえちゃんはいいよなぁ…」 おねえちゃんは昔からもてた。 体は出るとでててお腹とか引き締まってるし…背は高くて髪の毛もキレイだし…。 …でも、おねえちゃんはおとうとちゃんしか目に入ってない。 「私も…好きなのにな…おとうとちゃんのこと」 でも、お姉ちゃんみたいにセクシーじゃないし、どちらかといえば…いや、全然子供っぽい。 でもでも…最近おねえちゃんみたいにおとうとちゃんに迫っているよ。 …今のおねえちゃんみたいに軽くスルーされているけど。 「…もっと大胆にいった方がいいのかな?」 そう、私はまだ高校生。 もっと成長するはずだよ、おねえちゃんみたく。 よし、頑張ろう。 「おとうとちゃん…えへへ」 もうおとうとちゃんが帰ってきてると思って、私は走って帰った。 「ただいまぁ…まだ帰ってきてないな」 私が先だったか…いつもなら二人とも先に帰ってきているのに。 そしておねえちゃんはスカートひらひらさせながら、おとうとちゃんにぱんてぃ見せてたっけ。 …おとうとちゃんは軽くスルーして部屋に戻るけどね。 「まぁ、いつも早く帰ってくるわけ…」 私がその言葉を言いかけたとき、突然玄関の扉が開いた。 私はすぐに後ろを振り向いて…なんだ、おとうとちゃんか。 あれ…?おねえちゃんと一緒じゃない。 どうしたんだろ、ケンカでもしたのかな…いや、ケンカしても必ず二人で帰ってくるし。 じゃあおねえちゃんの用事?でもでも…。 私が考えているうちに、おとうとちゃんは靴を脱いで階段を上がりだした。 …とても弟ちゃん悲しい顔してた。 「あれ?今日はおねえちゃんと一緒じゃないの?」…無視だ。 そして、部屋に入りガチャリと音がした…鍵をかけたんだ。 おとうとちゃんが鍵をかけるなんて、夜おねえちゃんに襲われないように かけるのと、後は…。 …落ち込んで、部屋にこもる時だ。 何があったのかな、おとうとちゃん。 でも、今私がいっても何もできないな…きっと。 …と私が心配そうに階段を覗いていると、お姉ちゃんが帰ってきた。 「どうかした?妹」 おねえちゃんは私に聞いてきた。 「えっ…あぁうん、おにいちゃんが何か暗いの」 「えっ?そうなの?」 驚いた様に返事したおねえちゃん…そして顔がニヤニヤ顔になり「ウフフ♪」とか …とても喜んでいる。 「じゃあ、私が弟の様子見てくるわ」 そういって、ニヤニヤ顔のまま階段を上がっていった。 …まぁ、おねえちゃんにまかせとけばいいかな。 -そして私がキッチンで料理の用意をしようとしたとき。 事件は、起こった。 「いいかげんにしろよ!姉ちゃん!!」 「なっ…弟、いきなりなにを…」 …おとうとちゃんとおねえちゃんの大きな声が聞こえる。 そしてその声を聞いたとき確信した。 おとうとちゃん、怒ってる。 おにいちゃんはめったに怒らない、温厚な性格だ。 しかも優しいし、私の料理の手伝いもしてくれる…私はそこに惚れたのかなぁ。 …って、今はそんな話じゃないよ~。 「何で弟の俺にそんなことするんだよ!!」 「そんなことって…昨日までずっとしてるじゃない!!」 あぁ…ケンカしてる、めったにケンカしない二人が。 「昨日までって…そうやって…そうやって」 …あれ、いきなり黙り込んじゃった…。 ケンカは終わったのかな?私は心配で階段の方に向かった。 「そうやって!弟の気持ちで弄んで楽しいのかよ!!」 「えぇ!何言ってるのよ!!私は弟が好きだからしてるんじゃない!!」 私は階段を一段ずつ上っていった、そして上がっていくごとに大きく聞こえる ケンカする二人の声…。 「何が!俺が好きだよ!彼氏がいるくせに!!」 えっ…?今おとうとちゃん何て言ったの。 おねえちゃんに、彼氏がいるって…。 「!!見てたの…弟」 えぇ…なんでそこで驚くの?なんでそこであれは違うって言わないの…? おねえちゃん。 「今まで彼氏がいて、それで俺に近づいて…」 「おっ、弟…」 「俺は…俺は…」 「おっ、弟、あれはね」 「姉ちゃんなんか大嫌いだ!!!」 …私が上がりきった頃には、おとうとちゃんは扉を勢いよく閉めて、鍵をかけた。 そして、おねえちゃんは…。 「…えっぐ、ひっく、ひっ…く」 …その場に座って泣いていた。 そして私の方を見て、フラフラと泣きながら階段を下りていった。 私はその場で立ち尽くしていた。 そして何を思ったか、階段を下り携帯である人の番号を探した。 「あった…Aさんの番号」 続く……
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