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スマホのgpsアプリで夫の浮気調査をする違法性や注意点。スマホのアプリ利用した亭主の浮気リサーチをやるメソッドや危険性。 配偶者の生活があやしくなって、浮気に感づき始めたときはとてつもなく残念ですよね。 急に、スマホをロックして置いておくようになり、密かに人とコンタクトを取るようになったり、残業が不規則に多くなったとき。 乙女としてのセンスとしては、端的な不貞の赤信号だとわかるのに、客観的な裏付けではないから正直に言わない。 自分がもらった贈り物でない女性向け商品の受取証が発見されたり、二人で寝泊まりしたことがない高級ホテルの領収書を見つけたとき。 夫のワイシャツを洗浄するとき、私のではないパヒュームの匂いが付いているとき。 酷く苦しいので、絶対にエビデンスを取得して密会を終わりにさせたい、姦淫をしている女性に慰謝料を支払ってほしい、あるいは、離別の裁判なってしまったときに私自身が強くなるように構えておきたい。 そのような心の状態になることは、妻として当然のことです。 スマホのgpsアプリでの夫の浮気調査 スマートホンの通話記録チェック。 配偶者の携帯テレフォンへと、姦通リサーチを行うアプリをインストールしておいて、携帯の通信履歴検査やラインを使用したコンタクト点検をする手段もしますよね。 しかし、所有者の同意なしでこういうことを実行してしまったら、配偶者であってもプライバシーの権利侵害などの違法行為となり得るので要注意。 加えて、違法行為によって手に入れた証左は法的価値が無いものとなる、相手側の弁護士に言い立てられると、厄介な立ち位置になる。 gpsを購入・レンタルして夫の浮気調査 GPS端末を使用した、独力での浮気検査をするプロセスや注意すべき点。 gps機器を主人のかばんへ対して仕込んでおいたり、携帯に対してスマートフォンのアプリダウンロードしておいて行動パターンをリサーチする方法は、不貞リサーチを行うための支払いが低価格で、探偵業者へ要請するよりも前にこれを自分でやってみようかなって比較しますよね。 しかし、残念なことにgps機器を活用した自力での密会追求だけになると、リーガルな手段で慰謝料チャージできる犯跡だと査定されにくいです。 よくあるケースでは、ラブホがあるゾーンで90分よりも長く滞留していることがgps端末で確認できたとしても、「ひとりで映画を見ていただけ」などとはぐらかしをされてしまうと、裏付けだと宣告されにくいです。 詰まる所、姦淫をしたという決定的な証拠と見なされるには、亭主と情婦が「不貞行為」を行ったファクトが明確に知覚可能なものであることが肝心となる。 自分で尾行して夫の浮気調査をする注意点 セルフで尾行して亭主の不貞の場面や異性の家を調査をするための方法や注意すべき点。 夫の言動がが不審だと勘付いた時、自分で追跡を行って配偶者の浮気の現場や浮気相手の居所をチェックを行ってやりたくなりますよね。 示談で済ませるにしても裁判するにしても、慰謝料請求をしていくためには、情婦のマンションを知らなければならないので。 ただし、探偵社では無いにも関わらず「探偵行為」をしてしまうと、違法行為と見なされかねない。
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各国の浮気率 ウィキ・タキオンの木全君が興味深い話と資料を持ってきたのでここに書く。 このページはウィキリングらしからぬ、下(しも)の情報を含んでいます。 まずは北欧の浮気率。 北欧の国ではいわゆるフリーセックスな国が多く、特にスウェーデンなどでは性交した異性の数などを聞いて驚いてしまうが どうも、オープンな彼らにとっていわゆるセックスは浮気には入らないという寛容な人も多いらしく、日本の男性が羨ましく思いそうな話であるが だとするなら、何が浮気になるのかという話。彼らの浮気とはデートしたり、いい感じになったりするのはマズイらしい。 (この記事は北欧を日本人の価値観で勝手に擁護する人たちが近年多いので、「北欧はフリーセックスではない」とかムキになって反論している 人たちがいますが、そういう類の記事ではありません。現実を書くだけです。ただ、日本人はマネしないほうが良いでしょう(^^) ただし、価値観に個人差のある北欧諸国は必ずしも全員がそうとは言えないようだ。 それではまず、農業の国、デンマークの現状から。 デンマークのテレビ局「TV2」の報道によると、デンマークに新た進出した、ノルウェーの不倫専用の恋人紹介サイトvictoriamilanに、 サイト立上げ後のわずか3カ月で、6万人ものユーザーが登録し、国民の注目を集めているそうだ。 完全なる匿名性を保証する不倫サイトのスローガンは、「情熱を思い出せ、浮気相手を探せ」となっているそうだ。 だが、それ以前にこのニュースを報道したテレビ局によるとデンマーク人の約70%が、過去に浮気を経験しているという驚きの割合となっている。 参考・ロケットニュース24 次ぎにデュレックス社というコンドーム世界№1シェアを誇るメーカーが定期的に調査している情報。 global sex surveyより 2005年の調査結果。41カ国、計31万7000人に調査。調査対象は欧米、ロシア、オセアニア、日本を含むアジアなど。 不倫はノルウェー人がトップ。ノルウェー人(70%)、フィンランド人、ニュージーランド人、スウェーデン人(それぞれ64%)トルコ人(58%)とつづく。 資料元の記事が少しおかしかったので修正。 不倫はやはりノルウェー人。北欧は5ヶ国しかないのに3ヶ国も入っている(笑) 自分は納得なのだが、最近の若い人はマスコミに洗脳されてるから、「意外」とか言いそうですね。 白人は浮気しないとか、日本のマスコミは平気で言いますからね。 このページの主旨とは違うが、こんな調査も。 この調査、デュレックス社は避妊具のメーカーの調査なのでこういった調査も。 避妊具を使用しないセックス。 世界的には異性の性歴を知らずに避妊具を使わないセックスをした成人は(47%)。 リスク管理があまく避妊具を使用しないセックスが多いのはノルウェー人(73%)、ギリシャ人(70%)、スウェーデン人(66%)である。 避妊具を使用して最もリスクをおかさないのはインド(21%)、香港(24%)、スペイン(27%)の人たちである。 避妊具を使用しないセックスは日本は43%と47%が平均の世界と比べれば少ない。 北欧は性教育が~などと言っている人はなんなのだろうと言いたいですね。避妊具の使用率が低いノルウェー人、スウェーデン人。 また、イタリア人の10人中8人以上の82%が車の中でセックスをしたことがある。 公園でのセックスに関してはオーストラリア人がトップで54%。 バイブを使用したセックスはオーストラリア(46%)とアメリカ(45%)で最も多かった。 さすがアングロ国家ですね(笑) 初体験の年齢。 世界の人々が初体験をしたのは平均17.3歳。 アイスランド人は他のどの国の人よりもセックスを早く経験し(15.6歳)、ドイツ人(15.9歳)、スウェーデン人(16.1歳)、デンマーク人(16.1歳)がそれに続く。 初体験が最も遅いのはインド人(19.8歳)で、ベトナム人(19.6歳)、インドネシア人(19.1歳)、マレーシア人(19歳)が続く。 アジアは保守的ですね。 書き途中。
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夫の浮気調査で証拠を掴み慰謝料請求を合法的に行う方法。結婚相手に対する姦通探査を依頼し、慰謝料接収できる裏付けを確保する探偵業者のおすすめ。 ワイフの直観だと、疑惑行為をしているに違いないと気になるようなシチュエーションが持ち上がっても、このことをハズバンドに対してぶつけてみても、でたらめな反論を延々と続けるばかりで、てんで自白しない。 それだけでなく、「旦那を信用できないお前がおかしい」というような、さも疑いをかけるわたくしが悪いかのような話しぶりで、メンタルが崩壊する。 夫の浮気調査をして証拠を掴む ハズバンドへの不品行検査を委任し、正当に慰謝料徴発できるプルーフを持つための探偵業者のチョイスの仕方。 加えて、スマートホンの操作記録確認や、snsでのトーク検査、或いはスマホアプリやGPSを運用した、自力での密会調査をやる戦略や違反行為などもガイダンス。 携帯やスマホでの夫の浮気調査 スマートホンの通話記録点検やsnsを使用したトーク確認で実行するダンナのための不貞リサーチをするハウツーや危険性。 配偶者の挙動が怪しいと勘付いたら、お風呂中でなければ就寝後になってから主人の携帯電話の通話記録確認やLINEを使った通話検査をして、不可解なウーマンがいるかチェックをやることが多いですよね。 他の女に対して、I love youとか、一緒にまたご飯に行こうとかメッセージを送っていると、妻としての気持ちなら確かな密会と考えますよね?。 でも、裁判になった時には「不貞行為」が事実でなければ、密会だと裁決されにくいです。 賠償面では、「不貞行為」をやった事実が明確に知覚可能なものがプルーフと評定されます。 ラインなどSNSでの夫の浮気調査 LINEを使用したメッセージだけだと、客観的ではありませんからご留意が必要です。 スマホのアプリでの旦那のための不貞探査の戦略や注意すべき点。 sns等の操作記録点検。 配偶者のアイフォンやアンドロイドへ、不品行追求のスマートフォンのアプリを入れておいて、携帯の履歴チェックやLINEを使用したコンタクト調査の方法もしますよね。 気をつけなければいけないことは、当人の許諾なしにそんなことを実行すると、パートナーであってもプライバシー権の侵害とかの違法行為とされかねない。 それだけでなく、違反行為によって入手した裏書きは効力が無いものだと、加害者側の弁護人に主張されると、厄介な状況になってしまいかねない。 gpsを利用した自力での夫の浮気調査 gps端末を活用した、自力での不貞検査を行う進め方や注意点。 gps装置を結婚相手のカーへ対して仕込んでおいたり、アイフォンやアンドロイドにスマホアプリダウンロードしておいて行動パターンを調査することは、浮気チェックを行う支払いがお得で、探偵さんに対して要請するよりも前にこれを自分がやってみようかなというように感じますよね。 ところが、悔しいことにgpsツールを役立てた自力での不品行追求だけでは、公的な方法で慰謝料徴発を実行するための決定的な証拠だと評決されにくいです。 よくあるケースでは、高級ホテルが存在する土地で1時間以上止まっていることがgpsでデータを取ることが可能となったとしても、「一人でドラマを見ていただけ」などと抗弁をされると、動かぬ証拠であると見なされにくいです。 要は、不倫の客観的資料と判定されるためには、亭主と異性が「不貞行為」をした事実が公正に認知できるものであることが必須となる。 探偵や興信所での夫の浮気調査 不貞探査にお勧めの探偵事務所。 弁護士事務所がマネージメントしている、慰謝料請求や法律で手腕を発揮してくれる探偵さん。 浮気チェックの値段が割安で、腕前も豊かだから口コミで人気の探偵会社。 配偶者の様子が不可解になって、姦淫に察知しはじめた瞬間はたいへん残念ですよね。 突然、スマホをロックするようになり、密かに人とコンタクトを取るようになったり、出張が並みはずれて多くなったとき。 乙女としての気持ちとしては、間違いなく不貞の知らせだと感じるのに、決定的な証明ではないために誤魔化される。 私へのプレゼントとは異なる婦人向け商品の受取証が落ちていたり、家族で宿泊したことがない都内の旅館の受取証を見つけ出したとき。 主人が着ていたワイシャツを洗浄するとき、女性ブランドの香料のニオイが付いているとき。 ずいぶんと不本意なので、確かな裏付けを取得して密会を認めさせたい、姦淫をしている相手に慰謝料を要求したい、または、離婚で裁判なってしまったときに私自身が優勢になるように用意しておきたい。 こんな心境になることは、ワイフとして自然なことです。 夫の不倫相手の自宅を知るため合法的に浮気調査 けっして不倫分析の料金は安くないですが、弁護士先生が経営している探偵会社ですから法律で強い。 姦通分析にかかる価格やロイヤーに依頼するお金が、淫女からの慰謝料で全額支払えるとなれば、悔しい思いを少しでも解消できる。 手始めに無料での相談をWeb申し込み下さい。 不品行リサーチにかかる金額を減らしたい時に推奨である探偵会社。 お金が低価格で、浮気調査の腕前が人気の探偵業者はHAL(ハル)探偵社であります。 支払いでいざこざになることが頻繁にあった探偵業界で初の、成功報酬を導入した探偵さん。 以前のボッタクリ会社の中には、価格を前金で払っても正当なチェックをしてくれなかったり、浮気相手の顔が認知不可能な証拠写真であるなど、劣等な探偵さんも頻繁にあったようです。 姦通リサーチお金が最も安価な探偵会社に頼みたい場合はお見積り照査がおすすめ。 万が一、何社かの探偵さんに自分でお見積りをしてもらう場合には、ほとんどのケースで興信所へわざわざ赴いて面談をすることなしに見積もりを提出してもらえません。 それに対して、ウェブサイトでのお見積り一括参照なら、一回の作業で複数の探偵会社の見積もりが確保できます。 さらに、公安委員会へ探偵業者の届け出を出していて、昔年に行政処分を受けていない、確かな探偵会社のみが登録されている。
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一重の桜がもう散り始めている。 「あと五十回、てところか?」 ぽつりと政宗が呟いた。 桜を一体何回見られるのだろう、と、らしくもなく感傷に浸って背後に問いかける。 「にいちゃん、生姜は同じところに植えたら駄目だべ。だから今年はここには別のものを植えるといいだ」 「じゃあ紫蘇を植えるか。生姜は離した方がいいのか?」 「んだ。違う畑に植えるのが一番いいだよ」 「それは無理だ。俺はひとつしか畑を持ってない」 生真面目な返答は得られず、かわりに背後では和やかに「今年の畑」の議論が繰り広げられている。 小十郎といつきが帳面を持ち出して書き付けている様子を眺めた。今年は生姜と南京の量を増やすらしい。 どうして同じところに同じものを植えたら駄目なのかよく分からない。田んぼは毎年同じ稲を植えるだろうに。 政宗はぱちんと白扇を閉じた。小十郎の顔がようやく上がる。 「政宗様、何か御用ですか」 「……別に」 大儀そうに立ち上がり、庭に出る。ひらひらと散る桜を見上げ、目を細めた。 「川の堤防のことで徳川に協力を仰ごうと思ってるんだが、どう思う」 「徳川に、ですか。三河の技術者でも呼ぶのですか?」 「いや、本多が一人いたら、人手が足りるんじゃねぇかって思ってな」 小十郎は少し思案してから「よろしいかと」と答えた。そしてすぐにいつきと畑談義に戻る。 政宗は不機嫌さを隠そうともせずに二人の前から立ち去る。 しかし二人は畑の広げ方を論じることに熱中していたため、政宗の様子に気づかなかった。 三年目の浮気2
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ジョセフ:バカいってんじゃねぇぜ おまえとおれは ケンカもしたけど 一つ屋根の下暮らしてきたんだぜ~ッ? バカいってんじゃあねえぜッ おまえのことだけは 一日たりとも忘れたことなどなかったオレだぜッ! スージーQ:よく言うわ~ッ いつもだましてばかりで わたしがなんにも知らないとでも思っているのねッ! J:よく言うぜ~ッ 惚れたおまえの負けだろォ? モテない男が好きなら オレも考え直すぜ~ッ! S:バカ言ってんじゃないわッ J:バカ言ってんじゃあねぇぜッ S:遊ばれてるのわからないなんて かわいそうだわッ J:47年目の浮気ぐらい大目にみろよッ S:開き直る その態度が気に入らないのよッ! J:47年目の浮気ぐらい大目にみてよォ~ッ! S:両手を着いて謝ったって 許してあげないッ!! J:バカやってんじゃあねぇぜ 本気でそんな 荷物をまとめて涙も見せずに 旅立てるのかよォ~ッ? バカやってんじゃあねぇぜ 男はそれなりに 浮気もするけど本気になれない 可愛いもんだぜッ! S:よく言うわ~ッ そんな勝手な言葉が あなたの口から出て来るなんて 心うたがうわ J:よく言うぜ~ッ いつも甘えてばかりで やきもちやいても可愛くねぇぜ 大人になりなよォ~ッ! S:バカやってんじゃないわッ J:バカやってんじゃあねぇぜッ シーザー:スージー泣かすな 波紋を喰らって イナカへ帰りなッ! J:47年目の浮気ぐらい大目にみろよッ C:開き直る その態度が気に入らないッ ジョジョッ!! J:47年目の浮気ぐらい大目にみてよォ~ッ! C:おちおち向こうで 休んでられない このスカタンがッ!! J:47年目の浮気ぐらい大目にみてよォ~ッ! C:開き直る その態度が気に入らないッ ジョジョッ!! J:47年目の浮気ぐらい大目にみてよォ~ッ! C:両手をついて謝ったって 許すなスージー 原曲【三年目の浮気/ヒロシ&キーボー】 元動画URL【http //www.nicovideo.jp/watch/sm24529783】
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政宗に剣術を教えたのは小十郎である。隻眼となった姫君を励ますために始めたこと だった。体を動かせば嫌なことを考えずにすむと思い、わざときつい鍛錬を積ませた。 ――小十郎、今日こそそなたに勝つぞえ! 脳裏に蘇るのは、幼い頃の政宗の声。一生懸命たすきをかけて鉢巻を締める姿が 微笑ましくて、小十郎は隻眼といえど愛らしい姫君を誇らしく思ったものだ。 いつしか自分と変わらぬ腕前になり、南蛮に興味を持って言葉を次々と覚え、格好も どんどん男らしくなっていった。 男の名を名乗るようになり、ついに家督を継いだときは眩暈を覚えたものである。 小十郎が仕えているのは、奥州の名門伊達家の息女、で、あったはずなのだが。 (もしかして、俺のせいか?) そんなことはないと首を振る。 時は戦国乱世。混迷を極めたこの国では、女が戦場に出ることも、家督を継ぐことも 珍しいことではなくなりつつある。 けして、自分のせいではない。時代が彼女を駆り立てているのだ。 多分。 素足のまま庭に出ると木刀を構え、呼吸を整える。 剣の師から教わったことと政宗に教えたことを思い出しながら木刀を振るう。 力の込め方、足の運び方、呼吸の方法。すべてを忠実に再現する。 一心に剣を振るい、雑念を振り払う。しかしじゃれ合う二人の姿は、いつまでたっても 小十郎の頭から離れることはなかった。 冷やした酒とつまみを持って家康にあてた部屋に入る。忠勝と地図を見ていた家康は 地図をたたんで忠勝を下げた。 「いいぜ、別に。俺の大事な土地の話してたんだろ?」 「何、確認してただけだ。忠勝ならどんな岩や崖も崩せるが、崩しすぎると山が壊れるからのう」 「違いねぇ」 家康が持った杯に冷やした酒を注ぎ、家康は政宗の杯に酒を注いだ。とろんと白く濁った 酒を一口飲むと、家康の目が開かれた。 「うまいな」 「だろ? 奥州一の蔵秘蔵の酒だ。俺くらいしか飲めねぇ、specialな酒だぜ」 「さすがだな。三河にゃこんなにいい酒はねぇぞ」 「そうか? 色々あるだろ。例えば……ウナギとか」 「あれかぁ。あれはな、夏に食うとうまいぞ。白焼きにしてもいいしたれにつけてもいいし。 たれをつけて焼いたやつを飯にまぶしてな、茶漬けにしてみろ。精もつくしうまいし、 たまらねぇなぁ」 政宗は腹を抑えた。先ほど夕餉を取ったはずなのに空腹を訴えるように腹が動いたせいだ。 空腹をごまかすために酒を飲む。家康は楽しそうに笑うと、箸をとってつまみの おひたしに手を伸ばした。 「これはなんだ」 「わさびだ。酒に合うって聞いて試してみた」 「うん、うまい。さすがだな!」 政宗は家康を見つめながら杯を取り、再び酒を飲み干す。 米やこうじの甘みに惑わされがちだが、濁り酒はかなり強い酒精を取ることになる。 飲み過ぎないようにしないとな、と思いながら政宗は目を伏せた。 思うように酒を飲んだことはあまりない。過ぎるようなことがあれば、小十郎がいつも それとなく酒を水に変えてしまう。 今日は、どう出るだろうか。家康から酒を受けながらぼんやり考える。 (いや……) 片倉の屋敷に帰ったと聞いている。だとすれば、酒をすり替えるようなまねはできない。 いつも以上に気をつける必要がある。 三年目の浮気6
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春になってから、小十郎は忙しくなった。 北の一揆衆との折衝に、三河と甲斐に対する縁談破棄。奥州内の豪族とささやかながらも 揉め事が発生したため、合戦で慌しい時期もあった。 一連の騒動が片付いたと思ったら、今度は田植えの時期である。兵たちは家に返し農作業に 従事させる。そのため、城の警備や兵の調練はどうしても甘くなる。 政宗に何かあらぬよう、本来なら勤めではない城の警備役も、小十郎は勤めていた。 それらの仕事に加えて、畑の管理も怠ってはならない。あれはすべて伊達家の、政宗の 口にはいる大切な食材だ。水や肥料の与え方、苗の管理まで何もかもが目を離せない。 夜中に畑に出るわけにもいかないので書類の確認を夜中に行っていると、夜着に着替えた政宗が部屋に入ってきた。 「何かご用ですか」 筆を置き、頭を下げる。政宗は小十郎の目の前にどかっと座った。あぐらをかいて座ったため、 裾が割れて白い脚が見えた。 あばたの跡こそ広がっているものの、筋肉のついた脚は男と違いしなやかで艶かしく、小十郎は一瞬目を奪われる。 「また徹夜か。戦の最中じゃねぇんだから、無茶するんじゃねぇよ」 「仕事を溜めてしまっただけです。政宗様にご心配いただくほどのことではありません」 「昨日も、明かりが灯ってた。その前も明け方までついてたし、その前もそうだったじゃねぇか」 「……よくご存知で」 政宗の閨と小十郎の居室は近い。政宗の守り役になったときから部屋を変えていないため、 明かりがついていたら互いに分かる場所になっている。 「政宗様も、あまりお休みになられておられないのではないですか」 「……別に。昼過ぎにちょっと寝てるからいいんだよ」 政宗はちょいちょいと指を動かした。小十郎は膝を近づける。政宗は無造作に小十郎の頬を挟む。 「お前が倒れたら他の連中が困るんだよ。さっさと寝ろ。これは命令だ」 小十郎は頬から政宗の手を外し、頭を下げた。 明日までに政宗に渡さねばならぬ案件が二つ。一揆衆から届いた書状の返書。 懲りずに四国から送られてくる書状に対する政宗の返書の添削。様々な書類が小十郎の机の上に散らばっている。 これらを今夜中に仕上げねば、政宗の機嫌を損ねてしまう。 「大丈夫です。ですから、その命を聞くことはできません」 顔を上げてはっきりと命を拒む。 「!」 ぱん、といい音がした。逆の頬に平手を食らう。口の中に苦味が広がった。 「政宗様」 「Do as you like(勝手にしろ)! 人が折角心配してやってんのに!」 「ご心配には及びません。この小十郎のことでお心を痛められぬな」 「知るか! もうお前なんか心配しねぇよ! 勝手に徳川呼ぶぞ!」 「どうぞ」 三河の徳川家康は、政宗のよき理解者であり同盟国の国主である。また、政宗に婚姻を申し出てきている。政宗に害を与えるような男ではない。 「……! もういい!」 ものすごい勢いで障子戸が閉まる。書斎と寝室を区切っている几帳の飾り紐がひらひらと揺れた。空気が電気を帯びたような気配を感じる。 小十郎は頬に手を当てた。 政宗は感情の起伏が激しい上に気難しいところがある。今の政宗は不機嫌そのものだったが、ただ単に機嫌が悪いだけではなかったような気がする。 どうしてあんなにイライラしていたのだろう。今更ながら心配になる。 (……まさか) ふとした答えが浮かび上がるが、まさか、と一笑して答えを心の中に留める。 そして机に向き直り、長曾我部元親に宛てた政宗直筆の手紙に朱墨を加える作業を再開した。 三年目の浮気3
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小十郎は政宗の上に立たない。対等にすらなろうとしない。常に下にいようとする。 家来なのだから当たり前だが、今日ほどその態度に苛ついたことはない。 「お前は、俺の何なんだよ」 「俺の、主君でしょう。それ以外のなんだというのです」 首を振った。喉がひどく渇いた。荒くなりはじめた息を抑え、また俯く。ぱたぱたと 涙が零れた。 頬が痛い。 「なんで、俺を叩いた」 「…………」 小十郎は沈黙を守る。わずかに息を飲む音を聞いた。 「俺を許せないんだろ? 俺に嫌気が差したんだろ? 誰にでも抱かれようとする女に なんか仕えたくねぇんだろ?」 答えはない。 乱れた心がさらに乱れる。自分でも抑えられない。叫んで、なじって、目茶苦茶に暴れたい。 「なん……で、怒った? 俺を叩いた? 俺が、お前のことを考えなかったからか? 伊達のことを考えなかったからか? 今更、俺は女になろうとした。……蔑めよ。詰れよ」 小十郎が動いた。顔に手が添えられる。無理やり上を向かせられる。首が痛い。 「勝手すぎんだよ」 聞いたこともない声音だった。いや、どこかで聞いた。あれは、戦場のどこだっただろう。 「俺の主君だろ? 奥州の筆頭だろ? いつも俺の都合なんざ構やしねぇってのに、 いざ心が傾いたら俺の都合ってか? 俺はなんだ? 家来だろ?」 「こじゅ……ろ」 「それとも情夫か?」 「違う……」 唇を塞がれる。小十郎から動くのは初めてのことだ。いつも政宗が誘う。 ねっとりと這い回るような舌から逃げるが、すぐに動きを封じるように絡め取られ、 口腔を嬲られる。熱を、呼吸を奪われるようで苦しい。息ができない。 情欲を隠そうともしない小十郎が恐ろしかった。 ――小十郎を、怒らせた。 そう結論づけると、納得がいった。 怒って当然だ。酷いことをしたし言った。小十郎でなければとっくに愛想を尽かすだろう。 唇をようやく解放される。何度か瞬いて溜まった涙を落とす。 手首をつかまれた。強い力に顔をしかめる。 体が傾く。天井が見えた。小十郎の顔は、鬼のように恐ろしい。戦場でもここまで 恐ろしい顔をしていない。 圧し掛かられると、いつも以上に重い。体の動きを封じられ、顔が近づいてくる。 「勝手にしてりゃいいんだ。俺はあんたに従う。そう決めた。――それの、どこが不満だ。言ってみろ」 「……だから……だ」 小十郎の動きが止まった。 いつも政宗の都合を第一に考えて、自分のことなど気遣わない。 この手が育てている野菜は、政宗の気に入るように作られる。珍しい野菜を育てたいことを 知っている。手を出さないのは、政宗が気に入らないからだ。 「お前は俺の家来だ。俺の傍にいて当たり前だ。俺の言うことを聞いて、俺の言うとおりに 動いて。……お前は、俺の、道具なのか? ……お前は、俺の、家来だろ?」 声が震える。恐れているのは小十郎ではない。 みじめな自分を恐れている。 「嫌だったら、嫌だって言えよ。お前は俺の自慢の家来だ。誰にも渡さない。触れさせない」 小十郎の目が見開かれた。 伴侶とはならない。立場が入れ替わることもない。 ならば小十郎はなんだ。 ――自慢の家来。 分かりきった答えだ。 手を伸ばして引き寄せ、目を閉じて首筋に顔を埋める。 ごめんなさい。 声にすることは躊躇われた。 小十郎は政宗を許す。そうやって、胸の中に激情を溜め込ませている。 いつも、小十郎の都合なんか考えない。どんな我がままを言っても無茶をしても、 小十郎は黙って従う。 小十郎は大切だ。けれど、自分と対等になることはありえない。 惹かれた相手は家来でしかないことを、改めて思い知らされる。 「……好きにしろ」 「政宗様?」 「今日だけ、特別だ。お前の好きに動け。やりたいようにやれ。俺の都合なんか 考えるんじゃねぇ。……なぁ、小十郎」 膝を立て、背中に手を回した。政宗をいつも守る背は広くて大きい。幼い頃からこの背に 守られてきた。厚い胸に顔を寄せた。 こんなに大切なのに。どうして放り出そうとしたのだろう。 「俺を、穢せ」 小十郎も家康も傷つけた自分を許せなかった。 三年目の浮気10