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妊娠糖尿病 妊娠糖尿病とは 妊娠糖尿病(gstational diabeyes melitsu GDM) 発症率:約0.5~5.3%(糖尿病の既往を持つ妊婦は0.7%程度) 原因:生活習慣病の増加傾向、妊婦年齢の高齢化 今後も妊娠糖尿病の増加が懸念される。 又、妊娠糖尿病は分娩後に糖尿病に移行する頻度が高い。 定義と診断 定義:妊娠中に発生したか、または初めて認識された耐糖尿の低下 (日本産科婦人科学会が定義) ※妊娠初期から糖尿病型を満たす、又は糖尿病網膜症が認められるものは糖尿病と診断 妊娠中に初めて発見された耐糖能異状が妊娠糖尿病と診断 75g糖孵化試験による妊娠糖尿病の診断基準 早朝空腹時に75gのブドウ糖を負荷し、静脈血漿ブドウ糖価が以下のうちの2点を満たすもの ・負荷前値:100mg/dL ・1時間値:180mg/dL ・2時間値:150mg/dL 分娩後に改めて75g糖負荷試験を行い、病型を糖尿病型、境界型、正常型に分類する 妊娠糖尿病の周産期合併症 妊娠糖尿病の糖代謝異常は軽症な症例があるが、様々な合併症がある 胎児奇形 糖尿病合併妊婦からの出生時には奇形発生リスクが増加する 心血管系、中枢神経系、筋骨格系、消化器系、泌尿器系など全ての臓器で奇形が生じる 奇形の発生確率は非糖尿病妊婦に比べ252倍高い 母体でブドウ糖、ケトン体、アミノ酸が胎芽の器官形成に影響を及ぼす 初診時の妊娠糖尿病スクリーニングで疑われる 実際の初診は7~10週目頃が多く、受精後7週目までに器官形成終了する その為、初診の時に妊娠糖尿病と診断され血糖管理を行っても期間形成期での管理は不可能 妊娠前から糖尿病を診断されていた場合は血糖を十分にコントロールする必要がある 計画妊娠を行う音で、奇形発生リスクを最小限に留めることが出来る 巨大児 ペダーセン(Pedersen)の高血糖高インスリン血症が原因 母体の高血糖が胎児の高血糖を引き起こし、胎児インスリン分泌が促進される インスリンの成長促進作用により、巨大児が生じる 巨大児は分娩時合併症を引き起こす 胎児発育遅延 インスリン治療で母体の過度な低血糖が胎児発育遅延を引き起こす 食後1時間値の血糖が130mg/dL未満に管理された場合に発症率が上がる 血糖管理は高血糖でも低血糖でもなく、健康妊婦の血糖値に限りなく近づけることが重要 新生児低血糖 新生児低血糖は胎内での慢性的な高血糖状態に順応した結果、膵β細胞の過形成が生じる 臍帯切断後に過剰な糖の供給が途絶えるがインスリン分泌が持続する為に 低血糖症状が生じる そのほか その他の合併症として 新生児の高ビリルビン血症 低カルシウム血症 呼吸障害 などが高頻度で症状が出ている 病態と栄養 一般的に軽度のものが多い ⇒糖尿病合併症以上に食事療法の治療が中心的 妊娠初期:妊娠悪阻の経口摂取障害が生じ、妊娠前と比較して血糖値は10%減 妊娠中期:胎盤の熟成に伴い、胎盤ホルモンはインスリン抵抗性が出現。インスリン必要量増加 妊娠末期:妊娠前のインスリン必要量の2倍量 ※妊娠末期にインスリン必要量が減少する場合は、胎盤昨日低下を疑う必要あり 栄養管理の基本 妊娠糖尿病に対する特定の食事摂取基準に関する指標がない 非肥満妊婦は標準体重×30kcal+350kcal 肥満妊婦は標準体重×30kcal を基準として栄養管理を行う施設が多い 栄養管理目標 日本産科婦人科学会・栄養他者問題委員会は血糖管理目標値を設定 食前血糖値:100mg/dL以下 食後2時間血糖値:120mg/dL以下 インスリン療法 適正な栄養管理が行われていても、目標血糖値に達しない場合に適応 食後の血糖値上昇が著しい場合は1日1~2回のインスリン注射では不十分な場合が多い ⇒強化インスリン療法が必要
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妊娠糖尿病(にんしんとうにょうびょう) 関連サイト 妊娠糖尿病|みんなの妊娠用語・出産用語辞典|-たまひよweb- 糖尿病|みんなの妊娠用語・出産用語辞典|-たまひよweb- 妊娠糖尿病-妊娠用語辞典 妊娠糖尿病-妊娠・出産のお金大辞典- 関連用語 妊娠中毒症 インスリン 胎児 胎盤 羊水 血糖検査 尿検査 胎児発育遅延 妊娠中の病気 巨大児
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胎児発育遅延(たいじはついくちえん) 関連サイト 子宮内胎児発育遅延・不全(IUGR)|みんなの妊娠用語・出産用語辞典|-たまひよweb- 胎児発育遅延(IUGR)-妊娠用語辞典 子宮内胎児発育遅延-妊娠・出産のお金大辞典- 子宮内胎児発育遅延(不全)-よくわかる用語辞典|赤ちゃん 子育てインフォ 関連用語 胎児 早産 たばこ 妊娠中の安静
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子宮内胎児発育遅延(子宮内胎児発育不全) ►► トップに戻る 【 PR広告 】
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妊娠糖尿病Gestational Diabetes Mellitus (定義)妊娠中に初めて発症したか、または初めて認識された耐糖能低下。 糖尿病合併妊娠Pregestational Diabetes (定義)糖尿病の診断を受けている女性が妊娠した場合。その妊婦を糖尿病合併妊婦と言う。 ☆臨床上は妊娠糖尿病も糖尿病合併妊娠も同様に扱う。 妊娠=インスリン抵抗性と高インスリン血症。 インスリン抵抗性: 妊娠中は、胎児に十分な栄養とエネルギーを供給するために胎盤からGH(成長ホルモン)、CRH(コルチコトロピン放出ホルモン)、胎盤性ラクトゲン、プロゲステロンなどのインスリン拮抗ホルモンが放出される! したがって、妊娠糖尿病は、これらのインスリン抵抗勢力に打ち勝つだけのインスリンが母親の膵から放出できない時に発症する。 GDMスクリーニング 全妊婦に対して行う。 初期スクリーニング:妊娠の可及的早期に行う。 中期スクリーニング:妊娠24週前後に行う。 食後血糖2~4時間値で100mg/dl以上は陽性。 75gOGTTへ。 食事療法**2005年厚生労働省推奨 妊娠初期25~30kcal/kg+50Kcal 妊娠中期25~30kcal/kg+250Kcal 妊娠末期25~30kcal/kg+500Kcal 産褥期 30kcal/kg+450kcal 授乳は積極的に行わせる。授乳前後に捕食をさせ低血糖を防ぐ。 エネルギーの内訳は、炭水化物:35~40%、蛋白質:20%、脂質:40%。 3食の内訳:朝はインスリン抵抗性が大きいので少なめにする。 朝食:10% 昼食:30% 夕食:30% 必要な時、軽食など:30%
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S 妊娠糖尿病 100B2 糖尿病合併妊娠について誤っているのはどれか。 a 2型糖尿病が多い。 b 糖質摂取量は維持する。 c 経口糖尿病薬を用いる。 d 血糖管理で新生児合併症は減少する。 e 空腹時血糖は100mg/dl以下を目標とする。 ○ a ○ b × c 禁忌 ○ d ○ e 正解 c
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C 子宮内発育遅延 102A4 均衡型の子宮内発育遅延をきたしやすいのはどれか。 a 妊娠糖尿病 b 18 trisomy c 血液型不適合妊娠 d 胎児心室中隔欠損 e 妊娠高血圧症候群〈妊娠中毒症〉 × a ○ b × c × d × e 正解 b 100B3 不均衡型の子宮内発育遅延をきたしやすいのはどれか。 a 風疹感染 b 妊娠糖尿病 c Down症候群 d 血液型不適合妊娠 e 妊娠中毒症〈妊娠高血圧症候群〉 × a × b × c × d ○ e 正解 e
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妊娠高血圧症候群(にんしんこうけつあつしょうこうぐん) 関連サイト 妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)|妊娠・出産の用語集・体験談|プレママタウン 妊娠高血圧症候群|みんなの妊娠用語・出産用語辞典|-たまひよweb- 妊娠高血圧症候群後遺症|みんなの妊娠用語・出産用語辞典|-たまひよweb- 子癇-よくわかる用語辞典|赤ちゃん 子育てインフォ 関連用語 妊娠中毒症 体重管理 胎児発育遅延 妊娠糖尿病 血圧測定 妊婦検診 腎臓病 尿検査
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C 胎児発育・成熟の検査 小項目 羊水検査,絨毛検査,超音波検査,胎児成熟度検査 101B90 妊娠30週の胎児診断の組合せで適切なのはどれか。2つ選べ。 a 水頭症―――――CT b 心奇形―――――MRI c 低酸素血症―――コントラクションストレステスト〈CST〉 d 染色体異常―――絨毛検査 e 胎児発育遅延――超音波検査 × a × b ○ c × d ○ e 正解 ce 101H40 31歳の初妊婦。妊娠10週に経腟超音波検査で1絨毛膜2羊膜性双胎妊娠と診断された。妊娠30週の腹部超音波検査で,両児の羊水量に明らかな差が認められる。 羊水の少ない方の児によくみられるのはどれか。2つ選べ。 a 貧血 b 心拡大 c 発育遅延 d 皮下浮腫 e 膀胱拡張 ○ a × b ○ c × d × e 正解 ac 診断 双胎間輸血症候群
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糖尿病 出典 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 糖尿病(とうにょうびょう、Diabetes Mellitus DM)は、糖代謝の異常によって起こるとされ、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が病的に高まることによって、様々な特徴的な合併症をきたす危険性のある病気である。一定以上の高血糖では尿中にもブドウ糖が漏出し尿が甘くなる(尿糖)ため糖尿病の名が付けられた(Diabetes=尿、Mellitus=甘い)。ここでは1999年に日本糖尿病学会によって分類された病因による分類である「1型糖尿病」「2型糖尿病」等を用いて説明する。かつては「インスリン依存性糖尿病(IDDM)」「インスリン非依存性糖尿病(NIDDM)」等に分類されていた。これは治療法からみた分類法で1985年に日本糖尿病学会によって分類された。 なお、腎臓での再吸収障害のため尿糖の出る腎性糖尿は別の疾患である。東洋医学では消渇と呼ばれる 血液中のブドウ糖濃度(血糖値、血糖)は、正常では常に一定範囲内に調節されている。これは、ブドウ糖が脳をはじめとした各器官の主要なエネルギー源となるのに対し、一方で組織の糖化ストレスをもたらす有害物質として働くからである。血糖が上昇したときの調節能力(耐糖能)が弱くなり、血糖値が病的に高まった状態(または、高まることのある状態)を糖尿病と言う。 名前のとおり、血糖が高まる結果、尿中に糖が排出されることになる。しかし尿中に糖が排出されること自体は大きな問題ではなく、糖が利用できない細胞レベルでの飢餓による糖尿病性昏睡や持続的な高血糖による慢性変性である糖尿病慢性期合併症が問題となる。一番多いといわれる2型糖尿病では糖尿病慢性期合併症の予防が最も重要視されている。合併症は治療が困難なものが多く、他の生活習慣病と同じように予防が重要視されている。予防を行うためには早期発見と治療効果判定が不可欠であり、それを目的とした糖尿病の検査が多数存在し、それらを総合的に判断し、治療するという戦略がとられている。 治療の目的は1型糖尿病、妊娠糖尿病、2型糖尿病といった病型で大きく異なる。 最も頻度の多い2型糖尿病を念頭に説明する。1型糖尿病は自己免疫性疾患であり、病態の発症は異なる。 耐糖能の低下はインスリン作用が不足することによって起こる。インスリン作用は、血中にインスリンが必要なだけ分泌されることと、血中からインスリンが必要なだけ消費されることの、両方が必要である。血中にインスリンを分泌するのは膵臓にあるランゲルハンス島の内分泌細胞であり、血中のインスリンを消費するのは肝臓や脂肪、筋肉等である。従って膵臓での分泌や、脂肪筋組織での消費に問題が起こると糖尿病になる。膵臓でのインスリンの分泌は血糖値に応じてランゲルハンス島から分泌され、肝臓等各組織でのインスリンの消費はグリコーゲンの合成や脂肪の合成、タンパク同化を促している。 これらのバランスが崩れることで2型糖尿病は発症するといわれている。 血糖値が高いということが直接、生体にとって不利となることは短期的には少ない。血糖値が高いということがタンパク質の糖化を起こし、糖尿病慢性期合併症を引き起こすという可能性は示唆されているが、これらは2型糖尿病が発症し10年などかなり長い時間が経過してから起こることである。一般的に2型糖尿病は高血圧と同様、自覚症状はほとんどない。多飲、多尿というものは相当進行してからでないと出現はしない。血糖値が高いということは検査値の異常以外何も示さないように思える。しかし、血糖値が高い理由が別の病態を示していることもあり注意が必要である。 血糖値が高いということは、血液中にエネルギー源がたくさんある状態という意味にもなるが、エネルギーが必要なのに細胞がグルコースを取り込むこむことができない状態でも起こりえる。グルコースは細胞内に入り初めてATPとなりエネルギーと変わる。グルコースを細胞内に取り込むのに必要なのがインスリンと呼ばれるホルモンである。糖尿病の患者はインスリンが不足することで細胞内が飢餓の状態となり、意識障害など全身状態が悪化することが知られている。これが糖尿病性昏睡と言われる病態であり、患者は著しい高血糖を示しているが飢餓の病態となっている。また、この軽症例としてシックデイという病態も知られており、インスリンを導入しているような2型糖尿病の患者では気をつけなければならないところである。これらは糖尿病の数少ない自覚症状とも考えられる。 糖尿病慢性期合併症は基本的には血糖のコントロールをしていれば発症を遅らせることはできる病態である。発症してしまうと、心筋梗塞や腎不全など命に関わる合併症が出現しなくても生体は予備能がかなり低下してしまい、日常生活に支障をきたすこともある。例えば、糖尿病性網膜症では前増殖期以降になると低血糖による高血圧で網膜剥離を誘発することもあるため運動ができなくなり、糖尿病性腎症でも運動を行うと尿蛋白が増え、腎臓に負担がかかることから禁止される。合併症が生じてから、あわてて糖尿病自体の治療をしようと考えても、血糖値の変動で合併症が生じえるような全身状態になってしまうと、強化インスリン療法など強力な治療は行えなくなっている。 世界保健機関 (WHO) によると、2006年の時点で世界には少なくとも 1億7100万人の糖尿病患者がいるという。患者数は急増しており、2030年までにこの数は倍増すると推定されている。糖尿病患者は世界中にいるが、先進国ほど(2型の)患者数が多い。しかしもっとも増加率の高い地域はアジアとアフリカになるとみられており、2030年までに患者数が最多になると考えられている。発展途上国の糖尿病は、都市化とライフスタイルの変化にともなって増加する傾向があり、食生活の「西欧化」と関連している可能性がある。このことから糖尿病には(食事など)環境の変化が大きくかかわってくると考えられる。 国内の食事事情は糖を使った食品や炭水化物が非常に多く、そのような食事を繰り返すことにより食後高血糖とインスリン分泌過多を繰り返すことによるインスリン抵抗性となり、インスリンの効きが悪くなり高血糖を維持、尿に糖が排出されることが分かっている。また食後高血糖とインスリン分泌過多を繰り返すことにより、膵臓のランゲルハンス島β細胞が少しずつ死滅し、インスリン分泌能力が低下する。尿糖は血糖値がおよそ180mg/dlを越えると尿に排出されるが、実際に食後血糖値の測定を行うと300mg/dlを越える人も多く、中には500mg/dlを越える人もいることが分かっている。 先進国において、糖尿病は 10大(あるいは5大)疾病となっており、他の国でもその影響は増加しつつある。米国を例にとると、北米における糖尿病比率は、少なくともここ20年間は増加を続けている。2005年には、米国だけでおよそ 2080万人の糖尿病患者がいた。全米糖尿病協会(American Diabetes Association) によると、620万人の人々がまだ診断を受けておらず、糖尿病予備軍は4100万人に達する。 日本国内の患者数は、この40年間で約3万人から700万人程度にまで膨れ上がってきており、境界型糖尿病(糖尿病予備軍)を含めると2000万人に及ぶとも言われる。厚生労働省発表によると、2006年11月時点の調査データから、日本国内で糖尿病の疑いが強い人は推計820万人であった。厚生労働省の2006年の人口動態統計(vital statistics)によれば、全国の死亡率の都道府県ワースト1位は1993年から14年連続で徳島県である(10万人当たり19.5人、ちなみに最低は愛知県で7.5人)。 特定の疾患等による死亡率で10年以上継続して、同一の県が1位であるのは他にあまり例を見ない(他の地域的な高率としては、精神医療の分野において、秋田県が1995年から2006年まで12年連続自殺率1位であることなどが挙げられる。秋田県の自殺率、すなわち人口10万人当たりの自殺者数は42.7人で、全国平均は23.7人である)。糖尿病は生活習慣病の一種であるだけに、治療型から保健指導型の予防医療への転換を図らない限り、その死亡率を劇的に下げることは容易でない。徳島県は医療機関数・医師数などが全国平均よりも高い県であるだけに、徳島県医師会や医療機関、徳島県その他行政機関及び地域住民の糖尿病予防に対する知識と意識の低さが、毎年、要因として指摘され続けているが、少なくとも統計上の結果としては、ほとんど改善されていない。徳島県は2005年11月に「糖尿病緊急事態宣言」を宣言したが、数値の上では何ら結果を出さず、かえって10万人当たりの死亡率は前年の18.0人から19.5人にまで悪化した。全国初の20人越えも視野に入り、死亡率最低の愛知県と比べ3倍にも達する勢いで、更に増加傾向にある。特定の疾患の地域間格差としては極めて異例といえる。また徳島県では肥満という要素でも、20歳以上の男性の37.2%が肥満であり、全国平均の28.4%を大きく上回っていて、糖尿病予備軍としての肥満の若者の存在は更に将来の展望を厳しいものにしている。 なお、なお厚生労働省の2007年の人口動態統計(vital statistics)(概数)によれば、徳島県はワースト1位を15年ぶりに脱し、平均14.2人(人口10万人当たり死亡率)ワースト6位になった(全国平均は11.1人) 糖尿病の四大原因は、加齢、遺伝、肥満、運動不足と言われているが、徳島県に限らず、公共交通機関が少ないマイカー頼みの地方社会が死亡率が高い傾向がある。 2006年は、徳島県を筆頭に、2位鹿児島県(14.2人)、3位福島県(14.1人)、4位鳥取県(13.7人)、5位青森県(13.6人)がワースト5であり、逆に東京都(9.9人)の他、岐阜県(9.5人)、長崎県(9.5人)、大分県(9.5人)、宮崎県(9.3人)、滋賀県(9.1 人)、埼玉県(8.9人)、奈良県(8.5人)、神奈川県(8.4人)、愛知県(7.5人)の10都県が10万人当たりの死亡率が10人を下回る。際立った地域格差が見られるのも糖尿病死亡率の特徴で、死亡率の低い地域に九州の高齢者が多い地域も入っていることから、加齢や遺伝以外にも、食習慣や運動習慣が大きく影響することは以前より指摘されている。 世界糖尿病デー 上述の通り、現在、糖尿病を世界の成人人口の約5~6%が抱えており、その数は増加の一途を辿っている。また糖尿病による死者数は、後天性免疫不全症候群(AIDS)による死者数に匹敵し、糖尿病関連死亡は、AIDSのそれを超えると推計している。このような状況を踏まえ国際連合は、国際糖尿病連合(IDF)が要請してきた「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」を2006年12月20日に国連総会で採択し、インスリンの発見者であるバンティング博士の誕生日である11月14日を「世界糖尿病デー」に指定した。日本でも、2007年11月14日には東京タワーや鎌倉大仏、通天閣などを「世界糖尿病デー」のシンボルカラーである青にライトアップし、糖尿病の予防、治療、療養を喚起する啓発活動が展開された。 なお、国連が「世界○○デー」と疾患名を冠した啓発の日を設けたのは、12月1日の「世界エイズデー」に続き「世界糖尿病デー」が2つ目である。 糖尿病は、耐糖能が低下する機序(メカニズム)によって1型糖尿病と2型糖尿病に分けられる。また近年、境界型糖尿病も重要視されている。それぞれの病型によって原因は異なると考えられている。一言に糖尿病といっても多種多様な病気を含んでいて、本来症候群とでもいうべき疾患群である。糖尿病患者のほとんどを占める1型、2型の原因については確定的なことは何も分かっていない。ここでは提唱されている仮説について分類と合わせて述べていく。1型と2型を除いたほとんどの糖尿病については原因が明らかなことが多い。 === 1型糖尿病 === 1型糖尿病(いちがたとうにょうびょう)(ICD-10 E10)は「インスリン依存型糖尿病」ともいい、膵臓のランゲルハンス島でインスリンを分泌しているβ細胞が死滅する病気である。ほとんどの患者が20歳までに発症することから昔は小児糖尿病とも呼ばれていた。しかし、20歳を過ぎて発症する例も少なくない。血糖を下げるホルモンであるインスリンの分泌が極度に低下するか、ほとんど分泌されなくなるため血中の糖が異常に増加する。20世紀前半にインスリンが治療応用されるまでは、極度の食事制限を要する致死的疾患の一つであった。血中に自らの膵細胞を攻撃する自己抗体が認められるものを1A型(自己免疫性)、ないものを1B型(特発性)とする。飲み薬は無効で、患者はかならず注射薬であるインスリンを常に携帯し、毎日自分で注射しなくてはならない。インスリンを注射しなければ、容易に生命の危険に陥る。また、1型糖尿病のなかでも、特に20歳を過ぎてから発症する「劇症1型糖尿病」という数日間でインスリンが枯渇するさらに危険な病もある。診断の基準としては抗GAD抗体、抗IA2抗体が陽性かどうかが重要である。2型と違い遺伝素因は少ないとされている。生活習慣病である2型とは違い、1型は生活習慣病ではない。また1型糖尿病では甲状腺疾患を合併しやすいことが知られているため女性では注意が必要である。(社)日本糖尿病協会では小児糖尿病生活指導講習会(糖尿病サマーキャンプ)を支部などを通じて毎年開催している。 ====1型糖尿病の原因==== 自己免疫の異常が重要な要因の一つと考えられている。しかし、自己免疫系はそれ自体が不明な部分を多く残すため、1型糖尿病の発症メカニズムも正確には明らかではない。 一方、1型糖尿病の一部には自己抗体が証明されず、膵臓にも炎症細胞の浸潤が証明されないものもある。これはあきらかに自己免疫性とは言えないものである。アジア、アフリカ人に多いとされるこの病型の原因についてはほとんど不明である。 === 2型糖尿病 === 2型糖尿病(にがたとうにょうびょう)(ICD-10 E11)は「インスリン非依存型糖尿病」ともいい、インスリン分泌低下と感受性低下の二つを原因とする糖尿病である。欧米では感受性低下(インスリン抵抗性が高い状態)のほうが原因として強い影響をしめすが、日本では膵臓のインスリン分泌能低下も重要な原因である。少なくとも初期には、前者では太った糖尿病、後者ではやせた糖尿病となる。遺伝的因子と生活習慣がからみあって発症する生活習慣病。糖尿病全体の9割を占める。基本的には除外診断によって診断していく。気をつけるべき点としては2型にみえる1型糖尿病が存在するということである。SPIDDM(slowly progressive IDDM)と言われるものがある。1型にしては30~50歳で発症と発症年齢が高く、臨床像は2型そのものだが徐々にインスリン依存状態に陥っていく。こういった患者は抗GAD抗体が持続陽性となっており、検査をしないと1型とわからない。SU剤が一時期効果あったかのようにみえることもあるが基本的に1型糖尿病であるのでSU剤は進行を進める作用となるので注意が必要である。 ====2型糖尿病の原因==== 2型糖尿病の原因についても明らかではない。主な病態が「インスリン抵抗性」と「インスリン分泌低下」の二つであり、それぞれに原因が提唱されている。大筋を言うと、遺伝的に糖尿病になりやすい体質の人が、糖尿病になりやすいような生活習慣を送ることによって2型糖尿病になると考えられている。そのような生活習慣とはどのようなものかについては意見の食い違いがある。遺伝的な原因としては、東アジア人種において[[KCNQ2]]遺伝子上の塩基配列の個人間の違いが2型糖尿病の引き金となる比較的確かな証拠が得られている === 妊娠糖尿病=== 妊娠糖尿病は、妊娠中のみ血糖値が異常となる症状をいう。疾病及び関連保健問題の国際統計分類|ICD-10 O24.4、O24.9。 妊娠中は、hPLやエストロゲン、プロゲストロンなどの妊娠中に増加するホルモンにより、耐糖能が悪化しがちであることによる。一般には、出産後に改善する。一方、もともと糖尿病患者が妊娠した場合は、糖尿病合併妊娠と呼ばれる。とは言え、もともと糖尿病であったかどうかを完全に確認できているわけではなく、妊娠糖尿病で発症し、分娩後もそのまま糖尿病が治らないこともままある。基本的に食事療法が行われるが、改善しない場合、後述の胎児へのリスクもあり、また飲み薬は催奇形性の懸念があるためインスリン注射療法を行うことになる。胎児への影響があるため、通常時より厳格な管理を必要とし、六分食やインスリン持続皮下注 (CSII) などを行うこともある。 妊娠糖尿病では先天異常のリスクが高まるが、妊娠初期から正常血糖を保っていれば、通常の妊娠と同等である。早産も多く、羊水過多、妊娠高血圧症候群の頻度も高いハイリスク妊娠のひとつである。妊娠糖尿病では巨大児になりやすいため、難産になりやすい。また妊娠糖尿病では中枢神経系よりも身体の発育が良いので、出産のときに頭が通っても肩が通らない肩甲難産になりやすい。そのため、分娩が長引く場合は帝王切開が良い。 治療 概要としては以下のとおりである。 糖尿病の治療は病因、または重症度(進行度)によって異なる。2型糖尿病初期において最も重要なのは食事療法と運動療法である 食事療法、運動療法でコントロールがつかない場合は経口血糖降下薬、インスリンといった薬物を使用する 治療効果判定は血糖値に準ずるパラメータで行うこととなっている。治療する目的は糖尿病の各種合併症を防ぐことである