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KC/S67-044 カード名:二式大艇 カテゴリ:イベント 色:緑 レベル:2 コスト:2 トリガー:0 あなたは自分のキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+3000し、次の能力を与える。『【永】 前列にこのカードがいるなら、このカードがアタックする時、あなたはかわりに相手の後列のキャラを1枚選び、このカードはそのキャラを防御キャラとしてフロントアタックしてよい。』 四発の大型飛行艇「二式大型飛行艇」、通称「二式大艇」です。 レアリティ:U illust. 東雲ルリヲ 「艦隊これくしょん -艦これ-」5th Phase収録 ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 神威型補給艦1番艦 神威改母 2/1 6000/1/1 緑 対応カード
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名称 二式大艇 略称 二式大艇 武装 プライマリ セカンダリ 1番席 爆撃照準 250kg爆弾x8発 2番席 九九式二号三型 20mm機関砲 3番席 九九式二号三型 20mm機関砲 4番席 九九式一号二型 20mm機関砲 5番席 九九式一号二型 20mm機関砲 6番席 九九式一号二型 20mm機関砲 クラスター爆弾+60kg爆弾混載型 プライマリ セカンダリ 1番席 二式六番二七号 クラスター爆弾x8発 60kg爆弾x8発 2番席 九九式二号三型 20mm機関砲 3番席 九九式二号三型 20mm機関砲 4番席 九九式一号二型 20mm機関砲 5番席 九九式一号二型 20mm機関砲 6番席 九九式一号二型 20mm機関砲 2000kg爆弾搭載型 プライマリ セカンダリ 1番席 爆撃照準 2000kg爆弾x2発 2番席 九九式二号三型 20mm機関砲 3番席 九九式二号三型 20mm機関砲 4番席 九九式一号二型 20mm機関砲 5番席 九九式一号二型 20mm機関砲 6番席 九九式一号二型 20mm機関砲 魚雷搭載型 プライマリ セカンダリ 1番席 爆撃照準 58cm魚雷x2発 2番席 九九式二号三型 20mm機関砲 3番席 九九式二号三型 20mm機関砲 4番席 九九式一号二型 20mm機関砲 5番席 九九式一号二型 20mm機関砲 6番席 九九式一号二型 20mm機関砲 概要 日本海軍の飛行艇。日本軍にとっては貴重な大型爆撃機枠となる。 優秀な搭載量に加えて20mm機関砲を各所に備え、防御力も高い。ただし構造上底部が死角となる。 1番席には下方索敵レーダーを搭載している。 コメント 日本機としては異例の頑丈さ。戦闘機単機での撃墜は至難の業。一方で対艦攻撃ではAAで一方的に削られるうえに図体がでかいから被発見率も高いとやや難しい機体 -- Shokaku (2021-04-01 21 35 35) 名前 コメント
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連山もある -- (名無しさん) 2022-04-01 23 19 59
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あたしが水上機母艦、秋津洲よ! 大型飛行艇運用支援や洋上補給の為に建造された飛行艇母艦。 自慢の大艇ちゃんは今ではオーパーツって言われてるかも。 だめだめ、二式大艇ちゃんはあげないからね! アークスとしてはTe/Boとして前線の皆を頑張って支援するかも! え?大艇ちゃんを踏んづけてないかって? そ、そんな事無いかも!!
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このページは、部員が撮影した一枚を掲載するページである。 雷撃を行う二式大艇 匿名乗機と思われる二式大艇が、敵空母へ雷撃を実行している瞬間を捉えた一枚。 雲中を進む二式大艇 コクピットから二式大艇を望む。恐らく匿名乗機から醤油乗機を撮影したものと思われる。 ソ連試作重戦車 残骸と化した重戦車。匿名が保有する、ソ連の試作重戦車と言われている。足回りからしてKV系統だろうか。 STA-1 和菓子乗機のSTA-1。射撃訓練であろうか、それとも試験だろうか。 遠近法を最大限に利用した2枚。大きなマズルブレーキと、小さく見える砲塔との差が絶妙である。2枚目の背景の爆発もまたいい味を出している。
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「このあたりで、いいかな」 大和の遺体をおぶったまま街を抜け、温泉の近くまでたどり着いた ヒグマ提督は腐ってもヒグマそのものである強大な腕力で地面に穴を掘る。 これ以上誰にも遺体を損壊させないように。彼女が安らかに眠れるように。 やがて出来上がったやや大き目な穴の中に四肢の無い大和の遺体を降ろし、 再び土を掛けその姿は完全に見えなくなった。 本来は火葬するべきなんだろうか。土に埋めてもやがて微生物に分解されるだけだ。 艦載機型深海棲艦に捕食されるのと最終的には同じ結果になる。 「いや、いいんだこれで。これ以上大和の体を傷付けるなんてできない」 艦これの提督にとって艦むすを轟沈させることは最大の罪だ。一隻でも沈めれば無能呼ばわりされる。 大破したまま進軍すれば機体をロストする危険を負い、轟沈すれば育てた娘は二度と帰ってこない。 たとえラストダンス目前でもダメコンを積み忘れていたら帰還させるのが提督の仕事だ。 そもそも、艦体これくしょんというゲームの目的は作戦を完遂して深海棲艦を駆逐することなどではない。 危険な海域に艦むすを送り込むのはあくまで新しい艦むすをドロップするためである。 味方を一隻も沈めずに全ての艦むすをコレクションすること。それがあのゲームの究極目的といえる。 そして、もし沈めてしまった場合はどうするか。またその艦むすが出るまで海域をぐるぐる回り続けるか ひたすら建造を繰り返すだけだ。沈めた娘に再び会えるまで。それは長く苦しい道のりである。 「まあ、あくまでゲームの話だけどね。現実なら、どうすればいいのかな?」 五匹の羆嵐一一型がヒグマ提督をせかすように周囲をパタパタと羽ばたいている。 現実は更に厳しい。轟沈したら二度と建造もドロップもできないのだから。 死んだ者は生き返らない。生きてる者に出来ることは、その事実を後悔し、反省し 教訓として生きる糧に変えていくことのみである。 そう、過去は変えられなくとも、未来は変えられるのだから。 「島風、天龍殿、天津風、ビスマルク、那珂ちゃん、龍田さん、球磨ちゃん……。 いまこの島に居る艦むす達、連れてこられた娘も、私が造ってしまった娘たちも、 もう轟沈させない。鎮重府へ帰還させる。それがこのゲームのクリア条件だ。」 「ギィ!ギギィ!!」 「え?なに?」 突然、羆嵐の一匹がけたたましい奇声を上げながら提督の体毛を引っ張りだした。 他の羆嵐は街の方へと飛んでいく。まるで提督に早く来いと言わんばかりに。 「わ、わかった!なにか不味い事が起こったんだね!そっちへ行くよ!」 羆嵐に誘導された提督は大急ぎで街の方へ戻り、建物の陰に隠れる。 そしてしばらくした後、温泉地帯に数体の飛行物体が出現し、提督たちが 居たあたりに着陸した。その姿をみて提督は思わず目を見開く。 「あれは……二式大艇!?なぜここに!?」 二式飛行艇一二型、二式大艇。。当時の日本の技術の粋を集めて開発された、世界屈指の性能を誇った傑作飛行艇である。 戦艦を破壊する為に造られたとされるその機体は大量の魚雷を搭載できるスペースと強固な装甲を合わせ持った 空の怪物だが、目標の敵戦艦が真珠湾攻撃で既に壊滅していたため使いどころを失い主に空輸任務で活躍したとされる。 「そういえば覚えてないけど龍田ちゃんや天津風ちゃん以外も作ってたような…… まさか、秋津州ちゃんを造ってたのか?……いや、でもなんか変だぞ?」 二式大艇の数が多すぎる。秋津州の最大搭載数は一機。スロットをすべて埋めても 三機しか乗せることは出来ない。どうみても10機は要るようにみえるのだが。 やがて、二式大艇の中からうつろな目をした小さな小さなヒグマが数匹降りてきて、 手に持った小さなシャベルでヒグマ提督が大和を埋めたあたりの土を掘り始めた。 「な、何をするんだ!?やめろ!」 五匹の羆嵐が飛び出そうとするヒグマ提督を止める。 そして、掘り起こした地面から露出した大和の白い眠り顔を 見下ろすコロポックルヒグマから、何やら聞いたことのある声が聞こえてきた。 『……死んでいる?嘘!?あのバケモノを誰が沈めたのよ? やっぱり私の他にも艦むすが?それとも深海棲艦同士で潰しあってるの?』 「……んん?あのCV、野水伊織?秋津州じゃない……ひょっとして瑞鶴?」 『あら?こんな所にもヒグマが?せっかくだからついでに資材に変えてやろうかしら?』 「うおおっ!?」 振り向くと、いつの間にか一機の二式大艇が至近距離まで近づいていた。 『あれ?その帽子……ひょっとしてアンタが噂のヒグマ提督ってヤツかしら?』 「瑞鶴?瑞鶴なのか?この機体を操作してるのは?なんで二式大艇を搭載してるの? いや、それよりも―――」 『その周りに飛んでるの、アタシがあの化け物と遣り合ったときに使ってたヤツだよね。 新型のタコ焼き?まあいいわ、0.99%は味方なんじゃないかって期待してたんだけどなぁ』 数機の二式大艇がヒグマ提督の周囲を取り囲む。 『議論の余地はないわね!くたばれ深海棲艦!』 二式大艇の機体下部に設置された7.7mm機銃が火を噴きヒグマ提督に襲い掛かった。 慌ててしゃがんで回避し、五匹の羆嵐が旋回し、二式大艇を蹴りで吹き飛ばして ふらついた隙にコックピットハッチを破壊して中の操縦ヒグマを捕食し 正面に居た一機の機能を停止させる。 「あ、ありがとうみんな!」 『うーん、やっぱ厄介ねあのタコヤキ。まあ、もう敵じゃないんだけどね』 羆嵐がパイロットを捕食している場所目掛けて、急降下してきた二式大艇が機体を衝突させた。 機体に挟まれて潰される一匹の羆嵐。さらに他の二式大艇が7.7mm機銃をその場所に集中砲火させ、 二体の二式大艇が潰れた羆嵐を巻き込んで爆発炎上する。 「み、味方ごと!?」 『まず一匹!どうよ!航続距離が無駄に長いだけの産廃でもこれくらいできるのよ!』 「……だ……」 ヒグマ提督は激昂し叫んだ。 「ダメじゃないかそんな戦い方!捨て艦戦法とか一番やっちゃいけないだろ!」 『は?神風とか末期の帝国海軍の基本戦術じゃん?日本軍人は国の為に命を捨てて戦うものよ』 あえて大破させて突撃させる捨て艦戦法というものはある。 だがそのプレイングはユーザー間で激しく忌み嫌われている物だ。 特攻兵器に北上さんやゴーヤが嫌悪感を示す等、味方に犠牲を出しながの 作戦遂行はゲームコンセプトから逸脱している。 『『『万歳!万歳!瑞鶴万歳!!!』』』 瑞鶴のボイスで喋る二式大艇以外の機体が一斉に声を上げる。 レイテ海域で瑞鶴が沈んだ時、脱出時に乗組員たちが叫んだ言葉だ。 やはりこの機体群を操作しているのは瑞鶴で間違いないのだろう。 『おー、可愛い奴らめ。やれやれ、もうこの島で信用できるのはコイツらだけか』 「そんなに慕われてるなら、なんで特攻なんかさせるんだ」 『決まってるじゃない、戦争に勝つためよ。くたばれ提督もどき深海棲艦!』 再び二式大艇の機銃がヒグマ提督に向けられ、火を放つ。 「うおおお!!」 咄嗟に、ヒグマ提督は羆嵐を掴んで背を向いた。まるで艦載機を庇うように。 (戦争?帝国海軍?いったい何のゲームをしているんだ瑞鶴?狂ってしまったのか?) 呆然とするヒグマ提督。今度こそ終わりなのか。 ―――その時だった。 ―――大和を埋めた地面から何かが飛び出し、そのままの勢いでヒグマ提督を蹴り飛ばしたのは。 「いてっ!」 地面に倒れ込んだことで機銃の雨を回避したヒグマ提督。 突然乱入してきた謎の存在は再び飛び上がり蹴りで二式大艇の装甲を貫き、 振り向きざまに胴体に付いた砲台でもう一機を撃墜した。 『な、なんてパワー!?新手の深海棲艦ね!』 「え?何?マジで何が起きたの!?」 乱入者は、基地の固定砲台に人間の足がついたような容姿をしていた。 マヌケな風貌でありながらその実力は戦艦水姫に匹敵する恐るべき耐久力を持つ悪魔。 「ほ、砲台子鬼!?」 『地上型かぁ、機銃じゃどうしようもないわね。これならどうかしら!?』 二式大艇の一機のハッチが開き、数機の魚雷が突然出てきた砲台子鬼目掛けて発射される。 日本海軍自慢の酸素魚雷だ。まともに当たれば一溜まりもない。 だが、砲台子鬼は避けようともせず、 『シュゥゥゥーーーー!!!!』 足を大きく回転し魚雷の側面を蹴り飛ばし、残りの魚雷を誘爆させ攻撃を防いだ。 そのまま発射直後で膠着した二式大艇に砲弾を発射し、そのまま撃墜する。 「え?今のCV……!?」 『馬鹿な!今のは金剛型の榴弾弾き!?それに、さっきの飛び蹴りは32文人間噴進砲!?』 なにやら聞いたことがある格闘術の名を呼びながら残った二式大艇は動揺する。 『ありえない!なんで深海棲艦が艦むすの技を使えるのよ!?』 『そうですかネ、深海棲艦と艦隊娘は表裏一体。あり得る話かもね』 「この声、金剛ちゃん!?」 『やあ提督、ほんのちょっとはしっかりしてきたみたいネ』 まる連装砲ちゃんを深海棲艦化したかのような容姿の砲台子鬼は イギリス帰りのハスキーボイスで返事をした。 「な、なんで?」 『さあ?大和の置き土産とでも思っておいてほしいネ。 もっとも、あまり時間はなさそうだけど』 『ふざけるな!金剛のボイスで喋るな深海棲艦風情が!』 砲台子鬼は仁王立ちして二式大艇に話しかける。 『落ち着くネ瑞鶴!今仲間割れなんかしてる場合じゃないね!』 『落ち着いてられるか!くそ、もういいわよ!』 二式大艇は空へ離脱し、何かを大量に詰めた残りの機体と共に何処かへと向かっていった。 『次は輸送部隊じゃなくて本隊を派遣してあげるわ!覚えてなさい!』 何かを集めていたらしい二式大艇の群れは見えなくなった。 「た、助けてくれてありがとう、キミは一体?本当に金剛なのかい?」 『ぜかましの連装砲ちゃん、金剛の肉体に宿った魂。大和が捕食した様々な ものがハイブリッドした深海棲艦。……うーん、でもやっぱキツイね』 砲台子鬼はふらついて倒れそうになる。あわてて抱き留めるヒグマ提督。 『脳が喰われてたのが割と致命的ネ。もうあまり喋れないかも』 「金剛ちゃん!」 表情のない砲台子鬼に、確かに金剛の笑顔を見た気がした。 (―――大丈夫、私達は、いつでも提督の傍にいて、守ってあげるネ―――) 頭の中に聞こえたその声を最後に、砲台子鬼は奇声を上げるのみになった。 いつの間にか整列していた羆嵐と共に、ヒグマ提督は涙を流しながら敬礼をした。 「ありがとう、金剛ちゃん、大和ちゃん。瑞鶴が何やってるか分からないけど、 きっと彼女も私が止めてみせるよ。私は提督なんだから」 **** 「ありえない、あれが金剛?そんな馬鹿な」 コロポックルヒグマが次々と運んでくるPFD製戦闘糧食と新作の羆の大和煮の缶詰を ほおばりながら、座り込んだ瑞鶴改二甲乙は頭を抱える。 深海棲艦を倒すと艦むすをドロップすることがある。 その理由は機密事項で明らかにされていない。 一説では深海棲艦は艦むすのなれの果てで、浄化することで救い出しているらしいのだが だとすればいま自分が戦っているのは。 「ふん、どっちにしろ一回殺さないといけないんでしょ?なら迷う必要ないじゃない」 「「「「「万歳万歳!瑞鶴万歳!!!!」」」」」 やることがないコロポックルヒグマ達が瑞鶴の周りで騒いでいる。 マンセー要員というやつか。自我を消してる割に表情豊かな連中だ。 「お前たちももうすぐ出撃よ。準備なさい」 瑞鶴は立ち上がり、廃墟になっていた建物類が綺麗に整備され 今まさに大規模な飛行場として生まれ変わろうとしているのを目の当たりにする。 瑞鶴がふらつきながら辿りついた破壊され焼け焦げた遊園地。 何気なく寄り付いたその建物の中にゴロゴロと転がっていたウェルダンのステーキと化した 大量のヒグマ達。搭乗員の補充の為、それらを全て捕食した後だった、 この味方が誰も居ない絶望的な戦場で戦い抜く新しい戦略を思いついたのは。 「常時高速建造材と高速修復を搭載?凄いじゃないあのヒグマ達。 建築関係の羆だったのかしら?まっさかねー!」 焼け焦げたヒグマ。穴持たずカーペンターズと呼ばれたヒグマ達から生まれた コロポックルヒグマは恐るべき速度で遊園地を航空基地へとリニューアルしていた。 あちこちに飛ばしている二式大艇が集めたモノクマの残骸などを資材にして 次々と建物が完成してく。既に飛行場には大量の富嶽編隊が駐留していた。 航空基地支援システム いくら瑞鶴が強くなったとはいえ空母である以上一度に行使できる飛行機の数は 限られている。だが陸上基地を用いることでその限界は突破できるのだ。 「数百、数千の富嶽連隊。等身大ならアメ公も蹴散らせるのにな。 まあいいや、いずれ滅ぼしてやるわよ」 ああすればよかった、こうすればよかった。歴史の修正。 その思想はどちらかというと深海棲艦のものなのだが。 そもそも特攻兵器を全力で行使している時点ですでに 艦むすとはかけ離れた存在に成り果てていることに 当人は気付いていないんだろうな。 【B-5 街の東端/夕方】 【穴持たず678(ヒグマ提督)】 状態 ダメージ(中)、全身にかすり傷、覚醒 装備 羆嵐一一型×4、砲台子鬼 道具 なし 基本思考:ゲームを終わらせる 0:責任を取るよ、大和、金剛……。 1:艦これ勢を鎮圧し、この不毛な争いを終結させる。 2:島風、天龍殿、天津風、ビスマルク、那珂ちゃん、龍田さん、球磨ちゃん……。 3:私はみんなが、艦これが、大好きだから――。もう、終わりにしよう。 4:大和を弔う。彼女がきちんと、眠れるように。 ※戦艦ヒ級flagshipの体内に残っていた最後の航空部隊の指揮権を勝ち取りました。 ※砲台子鬼は戦艦ヒ級flagshipが体内で製造していた最後の深海棲艦です。 【Bー8 航空基地/夕方】 【瑞鶴改ニ甲乙@艦隊これくしょん】 状態 疲労(大)、小破、左大腿に銃創、右耳を噛み千切られている、右眉に擦過射創、左耳に擦過創、幸運の空母、スカートと下着がびしょびしょ 装備 12cm30連装噴進砲 、試製甲板カタパルト、戦闘糧食(多数) コロポックルヒグマ&艦載機(富嶽、震電改ニ、他多数)×100 道具 ヒグマ提督の写真、瑞鶴提督の写真、連絡用無線機 [思考・状況] 基本思考 艦これ勢が地上へ進出した時に危険な『多数の』深海棲艦を始末する 0 深海棲艦を殺す……。殺し尽くさなきゃ……。 1 危険な深海棲艦が多すぎる……、何なのよこの深海棲艦たちは……ッ!! 2 偵察機を放って島内を観測し、深海棲艦を殺す 3 ヒグマ提督とやらも帝国とやらも、みんな深海棲艦だったのね……!! 4 ヒグマとか知らないわよ。ただの深海棲艦の集まりじゃない!! 5 クロスレンジでも殴り合ってやるけど、できればアウトレンジで決めたい(願望)。 [備考] ※元第四かんこ連隊の瑞鶴提督と彼の仲間計20匹が色々あって転生した艦むすです。 ※ヒグマ住民を10匹解体して造られた搭載機残り100体を装備しています。 矢を発射する時にコロポックルヒグマが乗る搭載機の種類を任意で変更出来ます。 ※CFRPの摂取で艦載機がグレードアップしましたが装甲空母化の影響で最大搭載数が半減しました。 ※艦載機の視界を共有できるようになりました。 ※艦載機に搭乗するコロポックルヒグマの自我を押さえ込みました。 ※モノクマから、『多数の』深海棲艦の『噂』を吹き込まれてしまっているようです。 ※お台場ガンダムを捕食したことで本来の羆謹製艦むす仕様の改ニに変化したようです。 ※穴持たずカーペンターズが転生した建築コロポックルヒグマ達によって E-8のテーマパーク跡がリニューアルされ航空基地が建設されました ※航空基地支援システムにより本来使用できない艦種、陸上機、水上機 を思考リンクにより無数に行使できるようになりました 【戦闘糧食】 瑞鶴がお台場ガンダムの装甲(CFRP)を握り飯状に手で丸めて作った瑞鶴お手勢の携帯食料。 食べると戦意高騰と共に艦載機が補充される。美味しそうだが人間が食べると 歯が欠けたり人体に有害な成分を摂取して死に至るので注意しよう。
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832 :taka:2013/10/27(日) 12 00 15 呂号が一斉攻撃を開始し始めた頃、船団が存在する海域に接近する複数の機影がいた。 海面に波を立てる様にしてすれすれに航行している大型機、日本海軍が誇る世界最強の飛行艇二式大艇だった。 8機の二式大艇は水上機母艦を基地とし、ミッドウェー周辺で偵察や潜水艦狩り(捜索レーダーと磁気探知装置を搭載していた)を主な任務としていた。 呂号艦隊が効率的に狩りを行えるのも、彼らが的確な情報収集をしてくれて正確な敵艦隊や船団の情報が手に入るからである。 だが、今回は彼らも船団襲撃に参戦したのである。 呂号が一斉雷撃を行い護衛艦隊を壊乱させ、まともに反撃出来ない状態にした所で止めを刺す。 呂号が第一の矢であるなら二式大艇は第二の矢だ。この第二の矢で護衛艦隊を壊滅させ、船団を文字通り丸裸にする。 船団を食い放題にする海狼の宴を完成させる為に、彼らは危険を推して艦隊襲撃に参加したのだ。 もっとも、二式大艇の搭乗員達の士気は極限まで高まっていた。 栄えある敵艦隊攻撃に参加出来るのだ。まさに飛行艇乗りの華というやつである。 相手は潜水艦ではない。戦闘艦なのだ。それに魚雷をぶち当て撃沈し戦果を上げる。飛行艇乗り冥利に尽きる。 秋津洲で何時もとは違う800kg航空魚雷を2本搭載し、意気揚々と迫るは敵艦隊の姿! 『秋津洲より入電! 呂号戦隊が攻撃を開始しました! 敵護衛空母に魚雷命中、撃沈確実也との事!』 搭乗員達の歓声が上がる中、攻撃隊の指揮を執る海軍中佐は獰猛な笑顔を浮かべた。 「ドンピシャだぜ。こっちも今敵艦隊を視認した! 最高の時期に突入出来るぞ!! 二班! 打ち合わせ通りだ、海軍必殺の魚雷を敵艦隊の横っ腹にお見舞いしてやれ!!」 8機の大艇は艦隊の前半分を狙う四機、後ろ半分を狙う四機と二手に別れる。 「敵は既に陣形を崩し、各々回避行動に移っている! 出来るだけ大型艦を狙えよ!! 曹長、景気付けだ、あれを流せ!! ついでに突撃ラッパも鳴らせ!!」 やがて敵艦隊へと超低空飛行で迫る二式大艇の1機から朗々とワーグナーの調べが流れ始めた。 ブリュンヒルデが率いるワルキューレの騎行。それをスピーカーで大音響で流していた。 「中佐殿、大丈夫なんでしょうかこれ? 幾らなんでも危険では?」 「俺が大丈夫って言ったらこれは大丈夫なんだ! 強襲するときゃワーグナーを流して突撃って日本海軍の基本なんだよ!! ワーグナーは独国の伍長の占有じゃない、日本海軍だってワルキューレ騎行を流して問題ないんだ!!」 「そーなのかー」 「高速戦艦隊だって水雷戦隊だって空母の艦載機部隊だってワーグナーを流しながら突撃する! バルチック艦隊との決戦からの伝統だ! あの艦隊の連中を沈めて海路と補給を遮断しミッドウェーの海兵隊を石器時代に戻してやる!!」 「第二班了解、ヤンキーの軽巡と重巡に魚雷をぶち込め! 奴らをやっつけてやる!!」 「編隊を崩すな、投下後は反対側にそのまま離脱し追跡を撒いてから母艦に帰還する! 雷撃体勢をとれ!!」 8機はそのまま護衛艦隊へと突入していく。 普通の攻撃機であれば導入が本格化された航空レーダーで探知できていただろう。 だが、彼ら大艇は文字通り海面スレスレの超低空を飛行している。 初期型のレーダーで探知出来るわけがなく画面は真っ白、見張りは雷跡を監視するので必死だった。 故に彼らが気づいた時には、8機のワルキューレが艦隊の横っ腹へ突撃してきていた。 833 :taka:2013/10/27(日) 12 00 49 「日本海軍お得意の神経戦だ、音量を最大にまで上げろ! 投下準備、ダンスのお時間だ!!」 慌てたような対空火砲は、殆ど機体の上を通りすぎてしまった。 加えて予期してなかった対空戦闘に乗組員たちは大わらわで、陣形が崩れて密集した攻撃を行えないのも米軍にとって最悪だった。 8機の大艇は己の獲物の横っ腹に食いつくと、次々と800kg航空魚雷を投下していく。 「一番機、敵旗艦と思しき重巡に一発命中!」 「二番機、敵重巡に更に二発当てました。大火災が発生しています!」 「三番機、軽巡に一発命中、爆発を確認!」 「よくやったいいぞぉ、後でラムネを奢ってやる!」 次々と入る戦果報告に目をぎらつかせながら、中佐は自機の獲物を捉え魚雷の投下を指示した。 「俺達の獲物はあの軽巡だ、あれを片付けろ!」 「投下っ」 至近弾を何発も浴びて水しぶきを浴びながら、中佐の機体は魚雷を投下した。 通りがけに銃座から20mmを浴びせつつ、艦尾の方向に飛んですり抜けていく。 やがて、軽巡の前部から2本の巨大な水柱が上がり、前部砲塔の1つが爆発して吹っ飛んだ。 「ハッハァー! 軽巡1隻撃沈確実だぁ、ザマァ見ろ!!」 弾薬庫に引火して、大火災を起こしている軽巡を見て中佐が喝采をあげる。 真っ先に敵艦隊から離脱していく中佐機に、残りの爆撃を終えた7機が続いて離脱を開始する。 損傷を受けている機体もあったが、どれも乗員は無事との報告が入っていた。 「攻撃終了だ。後は呂号に任せて秋津洲 (水上機母艦)に戻るぞ。今日はみんなに俺秘蔵のビールを飲む権利をやる!!」 機内と、通信越しに乗員たちの歓声が響き渡った。 その後、八機の二式大艇は追撃してきた2機のドーントレスを返り討ちにし、無事に母艦へと帰還したという。 重巡1隻と軽巡二隻を撃沈。駆逐艦数隻に損害を与えた彼らは司令部から直々に賞賛されたが、中佐は司令官から直々に説教を受けたとか。 〉バルチック艦隊との決戦からの伝統だ! * * * + うそです n ∧_∧ n + (ヨ(* ´∀`)E) Y Y *
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登録日:2014/04/12 (土) 22 59 00 更新日:2022/07/18 Mon 15 31 29NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 二式飛行艇 傑作機 受け継がれた血脈 大日本帝国 川西航空機 巨人機 帝国の遺産 恐るべき機体 海軍 秋津洲 空飛ぶ戦艦 至高の存在 航空機 菊原静男 要求試案の無茶ぶりに定評のある海軍 軍事 飛行艇 二式飛行艇 鹿屋航空基地史料館野外展示(*1) 二式飛行艇は、大日本帝国海軍が第二次大戦中に運用した大型飛行艇である。連合軍内でのコードネームは「Emily(エミリー)」。 レシプロエンジン搭載型飛行艇としては当時最高峰と名高く、今なお「これを超える設計の飛行艇は生まれていない」とまで賞される傑作機。 性能諸元 開発経緯 その性能と技術的特徴派生機 実戦での活躍 現存する二式大艇 創作における二式大艇 立体化 余談 性能諸元 略符号:H8K2(一二型) 通称:二式大艇 開発:川西航空機 全幅:38.00m 全長:28.13m 全高:9.15m 翼面積:160m2 自重:18.4t 正規全備重量:24.5t 最大重量:32.5t 発動機:三菱製 火星22型(離昇出力1,850hp)4基 最高速度:465km/h 航続距離:7,153km(偵察過荷) 固定武装:20mm旋回機銃5門、7.7mm旋回機銃4門 爆装:爆弾最大2t(60kg×16または250kg×8または800kg×2)または航空魚雷×2 乗員:10-13名 誰の目から見てもデカァァァァァいッッ説明不要!な巨人機である。 開発経緯 ワシントンとロンドンで行われた二度の軍縮会議の結果、列強各国は「海軍休日」と呼ばれる建艦停滞期へ移行することとなった。 これを受けて対米劣勢を決定づけられた大日本帝国海軍は、不足するであろう艦艇戦力補充のために大型超長距離攻撃機の開発を構想する。 それらは大中の陸上攻撃機と飛行艇の4種に大別されていたが、その先鞭となったのが本機の前身機である九七式飛行艇だった。 こいつはこいつで、最大速度385km/hかつフル装備時航続距離5,000kmというバケモノだったが、開発内示から制式採用まで4年もかかっている。 後継機の開発にも同等の期間がかかることを懸念した海軍は、九七式制式採用からわずか7ヶ月後の1938年8月21日、後継機開発計画として『十三試大型飛行艇』の正式試作を川西に発令する。 その性能要求はもはやイジメか何かのような過酷なもので、ざっと挙げると 最高速度は240ノット(444km/h)以上。これは当時の主力戦闘機と同格であることを示す。 航続距離は偵察装備時7,400km以上、攻撃装備時6,500km以上。ぶっちゃけB-29よりも3割増で長い。 20mm機銃を多数装備し、なおかつ重装甲で敵戦闘機との接敵時においても生存性を高く保つこと 雷撃任務においてその確実性を期すべく小型機並みの操縦性を保持すること 1t爆弾または800kg魚雷2発を装備可能な重攻撃機としての搭載能力 何これ……ふざけてるの?ってか本当に完成させる気あったのかこれ!? 川西側は九七式の設計に携わり経験を積んでいた菊原静男技師を設計主務に任命、総力を上げて開発に邁進することとなった。 初飛行こそつつがなく行われたが、水上滑走/着水時の波飛沫からくるプロペラや尾翼の破損問題の解決に難航、制式採用決定は1942年2月5日となった。 奇しくも前任機と同等の開発期間となっており、結果的に海軍の懸念は的中した。まあ開発が遅れたの半ばあんたらのせいだけどな その性能と技術的特徴 川西の総力をあげて開発されたその性能はまさに白眉と言うべき傑作だった。それをここに挙げていこう。 ※性能は最もデータの多かった一二型を基準とさせて頂く 最高速度は当時の陸上爆撃機等と比較してもなお優良とされるほどのもので、実際当時の主力戦闘機ほどではなくとも高速足り得るものだ。 それを担保していたのが当時帝国で最強と言われていた火星エンジンの搭載と、スリムかつ背の高い独特の機体構造だった。 飛行艇というものは着水時の安定性を第一とするためずんぐりとしているのだが、本機では高速力もまた必須だったためにこんな体型となっている。 各バイタルパートに施された防弾鋼板と20mm機銃のもたらす防衛能力は破格のものであり、哨戒任務中に接敵した敵爆撃機や哨戒機を追い回して撃墜した例も多々見られたという。 画像検索で見ていただくとよくわかるが、機首下面にかつお節のような出っ張りがちょこんとふたつある。 これは開発経緯で少し述べた波飛沫による破損問題解消のための消波装置だ。 また機体は防御力をよく維持しながらもギリギリまで軽量化されており、さらには長距離行のために便所や仮眠用ベッド、冷蔵庫まで完備している。 銃座は20mm機銃に合わせて動力式を採用しており、長期間の任務における兵員の疲労緩和などにも目を向けていた。 ただ防水塗料は粗悪だったようで、機体底部の水密は不完全だった。事故予防のための水の汲み出し(人力)は欠かせなかった。 また気化ガソリン漏出のため艇内火気厳禁で、この点はアメリカには敵わなかったという。 派生機 晴空 十三試大艇試作一号機の改修機をベースとした輸送型。最終生産機数は36機。 実戦での活躍 大型で高速、かつ大火力な防御火器を備えた本機は連合軍機から見ても侮り難く危険な機体だった。 イギリスの航空評論家であるグリーン氏曰く「Formidable(恐るべき、手に負えないの意)」。 その速力と長大な航続距離を活かした長距離偵察/哨戒/爆撃任務に従事し、その過程でフォイっと寄ってきた哀れなカモを血祭りに挙げている。 1943年11月にP-38ライトニング3機と交戦した玉利義男大尉機はエンジン2基停止、被弾230箇所という壮絶な損害を受けてなお帰還し、本機の防御能力の高さを証明している。 大戦後期-末期においても帝国軍多発機で唯一と言ってよい、連合軍機を撃退しうる強力な機体であったことは疑いようがない。 しかし、戦況の悪化に伴う制空権喪失からその防御力にも限界が見え始め、巨体であるがゆえに早期退避・隠蔽もままならず空襲による喪失機も出ている。 生産・運用コストの高さや川西の紫電への注力もあって、末期には生産はほぼ打ち切りとなっていた。 最終生産機数は167機。そのうち終戦時の残存機数は二式大艇5機、晴空6機の計11機。 そのうち8機が事故喪失や海没処分等で喪失したため、米軍からの引き渡し通達時の現存数はわずか3機のみだった。 現存する二式大艇 詫間海軍航空隊所属の第426号機(詫間31号機)がアメリカに引き渡されて性能確認試験が行われている。 この際アメリカ式の徹底的な整備と良質な燃料を提供されたことで持てるポテンシャルをフルに発揮し、その際の指揮官から 「日本は戦争にこそ負けたが、飛行艇技術では世界を相手取り勝利した」 という最上級の評価を受けている。 この詫間31号機は長らくアメリカで保管されていたが、1979年11月13日、返還運動と協議の果てについに日本への帰還を果たす。 その後はお台場の船の科学館で野外展示されていたが、2004年以降は海自の鹿屋航空基地で野外展示されている。 また、サイパン島近海には二式大艇の残骸が眠っている場所があり、ダイビングスポットとして同地の観光資源となっている。(*2) 創作における二式大艇 有名な機体だけあってウォーシミュレーションにはだいたい参戦している。 松本零士の『ザ・コクピット』シリーズの「大艇再び還らず」に本機が登場しているが、劇中ではB-17との撃ち合いの果てに フライングボディプレスで海没極刑処分を執行する という荒業を見せている。できない……とは言い切れないのが恐ろしい。 と言うか志摩元の『帝国護衛艦隊、太平洋を往く』でも全く同じ事をやっている 艦隊これくしょん -艦これ-では、2015年春、二式大艇の母艦であった水上機母艦、秋津洲の実装に伴って実装。 触接率が大幅に上がるなど侮れない効果を持っている…のだが、秋津洲、神威、日進しか使えないのと3人とも二式大艇を装備するよりも重要な仕事があるため、基本的に彼女達には使って貰えない。秋津洲は二式大艇ちゃんLOVEなのだが 一方で2016年春イベントで追加された新要素「基地航空隊」で、航空隊に二式大艇を配置するとその部隊の僚機の行動半径が延伸されるという付加機能が備わり一転して重宝される存在となった。 機体後方部のみだが映画版この世界の片隅にでワンカットながら晴空も出演している。 立体化 日本が誇る飛行艇ということもありハセガワなどから1/72や1/144のプラモデルがリリースされている。 1/144では何度か塗装済み組立品のものが発売されているがいずれも人気が高くプレミアがついている。 余談 本機を設計した菊原技師は後、試作中の水上戦闘機「強風」を紫電への改造案の提示、更には紫電改への改造などに尽力した。 同氏は終戦後も引き続き川西に在籍、新明和工業になっても長年勤め取締役にもなっていた。 1952年に航空機の研究・生産禁止は解除されたものの、既にジェット機などの分野では大きく後れを取っていることを自覚しており飛行艇での生き残りを模索していた。 資金不足だったことから間に合わせで様々な実験を行っていたがある程度研究成果が出ており、更にはアメリカで試験された二式飛行艇を アメリカの飛行艇技師が賞賛したことでこれに興味を抱いたUF-1など飛行艇を製造していたグラマンを通じて日本にアメリカ海軍からUF-2の供与。 更には防衛庁から研究の依頼を受けたことで試験飛行艇UF-XSの製作を行い、これを元に国産対潜飛行艇PS-1の開発が行われた。 菊原技師はその間にも堀越二郎などと共にYS-11の開発にも参加しておりまさに日本が誇る飛行艇設計者の頂点に立つ方であった。 だがPS-1は哨戒機運用の変化や旅客機としては失敗したが軍用機では成功を収めたP-3の登場などもあり受注数は伸び悩んだ。 しかし早い段階から救難機としての価値を見出しており、受注を打ち切られる前に構想をまとめたことから救難機US-1として飛行艇の開発・運用は継続された。 US-1は1982年から2017年に引退するまで約900回の出動と800人以上の人命救助に貢献した。 菊原技師は1991年に亡くなったが亡くなる前に既に次の飛行艇の基本構想を固めており、これは次の飛行艇に引き継がれた。 そして現行最終発展形こそが世界に誇る救難飛行艇US-2であり、菊原技師の遺した飛行艇の系譜は今なお脈々と受け継がれている。 追記・修正は二式大艇に乗ってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 4発飛行艇とかいうロマンの塊 -- 名無しさん (2014-04-12 23 08 30) 確かこいつはやろうと思えば現代でも十分通用するスペック持ってるんだよね(近代化改修は必要だが) -- 名無しさん (2014-04-13 10 20 37) だからマルフォイやめれww -- 名無しさん (2014-04-14 03 59 19) 艦これの件は94のご老人で菊原は昭和五年大卒だから菊原が94だとしたら大卒時10歳だぞ、どう考えても別人 -- 名無しさん (2014-04-18 15 27 55) ラバ空外伝では着水時にナメて浮上してきた敵潜水艦を押しつぶしてたな -- 名無しさん (2018-07-19 23 25 25) 当時の本文で何があったのかと思ったら、紫電改開発エア爺の話か アレに生えてきた設定の一つに「大艇の開発にも関わっていた」ってのがあったな、確かに -- 名無しさん (2018-07-19 23 37 37) 名前 コメント
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KC/S67-042 カード名:神威型補給艦1番艦 神威(かもい)改母 カテゴリ:キャラ 色: レベル:2 コスト:1 トリガー:1 パワー:6000 ソウル:1 特徴:《艦娘》・《補給艦》 【永】 他のあなたの《艦娘》のキャラすべてに、パワーを+1000。 【自】[手札を1枚控え室に置く] このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の控え室の「二式大艇」を1枚選び、手札に戻す。 提督、どうされましたか? 荷物が心配ですか? 神威がしっかり運びます。ご安心くださいませ。え、違う? レアリティ:C 「艦隊これくしょん -艦これ-」5th Phase収録 ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 二式大艇 2/2 EV 緑 対応カード
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533 :ひゅうが:2016/08/12(金) 23 11 46 神崎島ネタSS――「1937年6月」その5 ――1937(昭和12)年6月29日 神崎島鎮守府「中央即応集団」基地 「提督より命が下った!」 妖精さんこと温水逸雄大佐は、指揮台の上から声を張り上げた。 「わが隊は、これより長躯太平洋から東シナ海を抜け、上海へ向けて長距離飛行を断行する。 途中、詫間空および佐世保空から同任務にかかる帝国海軍航空隊と会同。 以後か彼の指揮下にて上海を目指す!」 言葉を切る。 彼らの機体は大型である。乗員の数も、小さなものでも14名。 大きなものだと25名を数えるのだからその責任は極めて大きい。 「第一戦略爆撃隊は即応できない!上海の特殊な地勢が理由であり、それこそがわが中央即応集団がゆく理由である!」 温水は、かつて詫間空に在籍していた。 彼の機体は、大型機らしく長大な航続距離をもって太平洋上で索敵任務にあたった。 そして、その過酷な任務から消耗を続けた部隊の中にあり、昭和20年6月に撃墜されるまでその任務を果たし続けた。 「諸君!のろまな亀といわれた我々だが、この島にきてからの戦歴をみてもわかるように亀は強い! ちょっかいをかけてきた敵機を返り討ちにしたことも数知れず。 今度も全機欠けることなく戻ってくると私は確信している!以上だ!」 「では、ワカレ!」 「応!」 妖精さんたち…というよりはほとんど普通の人間そっくりにしか見えない集団が動き出す。 総勢400名以上。 彼らが向かうのは、滑走路ではなく桟橋だった。 「みんなー。頑張ってくるかも!」 「おお!秋津洲さんが見送りだ!」 「たぎるぜ!」 「秋津洲ー!俺だー!ケッコンしてくれー!」 「提督もげろー!」 …いろいろと台無しな声を上げつつ、中央即応集団に所属する二式大艇改「晴空」および、超大艇「蒼空」はエンジンをまわし、補陀洛湾へするりと滑り出した。 1機あたり700名近い人員を詰め込むことができる「蒼空」が2機、200名あまりを搭載できる「晴空」は20機あまり。 海軍詫間航空隊が総動員した97式大艇17機とあわせれば、1回あたり7000名近い人間を輸送することが可能である。 これぞ「艦娘」という特殊な存在を「空輸」し、迅速に各地へ展開させるという深海大戦において活躍した戦略航空機動システム。 彼らが「中央即応集団」という字を冠する理由だった。 さらには飛行艇だからといって侮ることもできない。 原型機となった二式大艇は「空飛ぶ戦艦」と呼ばれ、かのB-29以上の堅牢さと重武装を誇った名機である。 発動機換装や装甲追加によっていささかゴツゴツしてはいるが、彼らは毎時500キロというこの時代の飛行艇としては反則級の速度で大量輸送を可能としているのだ。 最寄りの台湾を基地とするならば、数時間も経たずにピストン輸送が可能である。 「隊司令。離水します。」 「うん。ゆくぞ。」 温水は、駆逐艦朝霜のような獰猛な表情を浮かべ、機長(女性型)に合図した。 そういえば、日辻司令はもう詫間にいるかな?こんどはこちらがK作戦をやるようなことになったが… そんなことを考えながら。 535 :ひゅうが:2016/08/12(金) 23 12 25 【あとがき】――我慢できなかった。反省はしている。