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触れてはならないもの 変革の叛旗 COMMAND C-23 茶 2-2-0 U (自動B):このカードが、カット中で最初にプレイされた効果である場合、全てのプレイヤーは、この効果にカットインできない。 (自軍ターン):ジャンクヤードにあるカード3枚までをゲームから取り除く。 「変革の叛旗」の、「この効果にカットインできない」コマンドサイクル。 茶はウーイッグ爆撃や奪われた金塊の様なジャンクヤード対策効果。 普通この様なカードは、捕獲兵器や突貫作業などといった効果にカットインして使うものである。そうでなければ、カードアドバンテージ的に不利だからだ。 そのためせっかくの(自動B)効果も影が薄まってしまっている。 ウーイッグ爆撃との構文の違いに注意。ロゴスの私兵同様、このカードなら、自軍ジャンクヤードから1枚(または2枚)、敵軍ジャンクヤードから2枚(または1枚)、といった対象の取り方ができる。 関連カード 「変革の叛旗」の、「カットインできない」コマンドサイクル 同時期に配布されたプロモーションカードであるソレスタルビーイングも、同じ性質を持っている。 反撃の好機 武力蜂起 下劣な奸計 赤恥 凶弾の犠牲者
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忘れてはならない事 ◆jEaHSufpKg 空が綺麗だ。 ホテルの屋上と言うのは、空がきれいに見えるようだ。 所々輝く星、普段からしたら信じられない景色である。 普段なら星も見えないであろう。 そう、普段なら…普通なら。 この状況は普通などではないのだ。 殺し合い、そうあいつは言っていた。 それが夢でないのなら、僕は殺し合いに呼ばれている。 「……美しくないな」 一人で呟いても誰もいない。 ただ空しく声が消えていく。 ……独り言と言うのも美しくはないが。 「本当に、どういう事なんだろう…僕は、バトルタワーに向かってたのに」 少なくとも、バトルタワーに向かていたのは覚えている。 隣にはサファイア、前にエメラルドがいた。 そこで記憶が止まっているのだ。 まるで、そこで時が止まってしまったかのように。 あの後どう鉈かなんて記憶が無い。 ふと、そこで横に置いてあったリュックを見る。 僕がバトルフロンティアに持っていったのと同じバックだ。 わざわざ、気を遣ってくれたつもりなのだろうか。 「……ッ!そうだ、ZUZU達は!」 ここで思い出す、バックの中にはZUZU達がいるはずだ。 気付いたルビーは急いでバックの中を探す。 地図、懐中電灯、時計…モンスターボールは見当たらない。 「クッ………あ、あった!」 一つ、モンスターボールを見つける。 一体何が入っているか分からない。 「出てきてくれ!」 ボタンを押し、ボールを手から離す。 そこから出てきたのは、ルビーが知るポケモンだった。 「君は…エメラルドのジュカイン、なんで君が?」 ジュカインも、周りを見渡している。 なんで自分がここにいるのか、とでも言わんばかりの様子である。 「……もうモンスターボールは無い、ZUZUやMIMI…皆はどこに行ったんだ?」 バックの中にはカエルのストラップが入っていた。 どうやら、ゲコ太と言うらしい……。 正直言ってすごいセンスだと思う。 「どうすればいいんだろうね…」 どうやらこの殺し合いにはサファイアがいるようだ。 彼女がいれば心強いだろう。 しかし…あの時、ピンク色のジャージを着た少女を殺したあの少年。 もし彼みたいなのが参加者の大半を占めていたら? そんなの、勝ち目があるはずが無い。 「……とりあえず、信頼できそうな人を探すのが優先かな?」 考え終わり、ルビーはふとジュカインを見た。 まだ周りを見渡している所を見ると、まだ分かっていないらしい。 仕方ないか、と思い立ち上がりジュカインに近づいた。 「ねえ、キミはエメラルドのジュカインだよね?」 確認、と言う事でジュカインに近づく。 ここで、ジュカインがルビーの存在に気付いた。 こっちを見て、何やら顔をゆがめている。 ここで、ルビーはあることを思い出した。 (ああ…そういえば、エメラルドのジュカインって僕を嫌ってたよな…っていう事は) ルビーが考えているときにはすでにジュカインは攻撃態勢に移っていた。 ジュカインのアイアンテール! ルビーはもちろん吹っ飛ぶ、そしてその後ボコボコにされたのは、言うまでもない。 【B-1/ホテル屋上/1日目・深夜】 【ルビー@ポケットモンスタースペシャル】 [状態]:体中に傷 [装備]:エメラルドのジュカイン@ポケットモンスタースペシャル [道具]:基本支給品、ゲコ太ストラップ@とある魔術の禁書目録 [思考・状況] 基本行動方針:殺し合いには乗らない、サファイアを探す 1:まずはどうにかしてジュカインを止める 2:サファイアとの合流 3:信頼できそうな人を探したい [備考] ※28巻325話終了後からの参戦です ※バックはバトルフロンティアに持っていったバックと同じです、つまり四次元ではありません 【エメラルドのジュカイン@ポケスペ】 タツラ戦でエメラルドがレンタルしたポケモン 本当はエメラルドが受け取るはずのキモリだった ルビーを嫌う理由は28巻の322話を参照 【ゲコ太ストラップ@とある魔術の禁書目録】 学園都市内のラヴリーミトン製の、カエルのストラップ。 御坂美琴のお気に入りである。 携帯会社のハンディアンサービスでのストラップである。 白馬のカイザ様 投下順 漢、影虎。 白馬のカイザ様 時系列順 漢、影虎。 GAME START ルビー [[]] 目次
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◆誓ってはならない 「また、あなたがたも聞いているとおり、昔の人は、『偽りの誓いを立てるな。主に対して誓ったことは、必ず果たせ』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。一切誓いを立ててはならない。天にかけて誓ってはならない。そこは神の玉座である。地にかけて誓ってはならない。そこは神の足台である。エルサレムにかけて誓ってはならない。そこは大王の都である。また、あなたの頭にかけて誓ってはならない。髪の毛一本すら、あなたは白くも黒くもできないからである。あなたがたは、『然り、然り』『否、否』と言いなさい。それ以上のことは、悪い者から出るのである。」 誓ってはならない
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伝令官 番号 Z327 種類 職業3+ 前提 - コスト - 点数 - ボーナス - 効果 このカードを出したとき、木材2を得る。あなたはいつでもラウンドカードの山札を全て見て並べ替えてよい。ただし、ステージの順番は変えてはならない。 裁定 占い師がすでにステージを入れ替えている場合は、もとに戻さず、現在置いてあるステージ内でのみ並べ替えることができる。例)占い師によりラウンド8が野菜、ラウンド9が増員となっていた場合、伝令官によりその上下を変えることはできるが、増員をステージ2には戻せない。 亜麻色の髪がすでに出されていた場合は、ラウンド6に増員が確定するため、それを入れ替えることはできない。 英語版 Herald At any time, you may look at all the remaining unplaced Round cards and re-sort them. (Cards must remain in the appropriate game stage.) When you play this card, you receive 2 Wood. コメント 名前 コメント
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登録日:2020/12/27 Sun 21 23 57 更新日:2024/04/24 Wed 00 24 17NEW! 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 8時半 ZAYIN ZAYIN最強候補 ZAYIN詐欺 lobotomy corporation お前のようなZAYINがいるか アブノーマリティ メタ 偽装 初見殺し 最凶レベルの初見殺し 熟練管理人のおもちゃ 脱走用ゴング 詐欺 鬼畜ボタン ここが冒頭 ねえ、君。このボタンに触れてみたくないかい? 触れてはならないとは、『Lobotomy Corporation』に登場するアブノーマリティの一体である。 危険度クラスはもっとも安全なZAYIN。……なのだが。 概要 その外見は、ストライプ模様の金属製の箱の上面部分に赤いボタンがくっついているもの。 ……アブノーマリティというより無機物では?と思った諸兄もいるかもしれない。でも正真正銘のアブノーマリティです。 その箱の管理画面から向かって正面部分には、「クリック」と韓国語で書かれたプレートが貼られているが…… 特殊能力 さて。実際にこのボタンを押してみると……とんでもないことが判明するのだ。 触れてはならないは、以下の3つの特殊能力を持つ。 ①収容している間、準備、もしくは運営フェイズで触れてはならないに対してある特定のアクションを行うとそれに応じて異なる効果が発動する。 ・運営フェイズで収容室をクリック、ホイールする→全職員が死亡ORパニックを起こし即座にゲームオーバーになる ・運営フェイズで触れてはならないの名前欄をクリックして詳細ページを開こうとする→全収容室のクリフォトカウンターが0になる ・準備フェイズで触れてはならないをクリックする→画面にヒビが入る(もう1~2回クリックするとヒビが更に酷くなる)。 これらの状況において、同じようなアクションを間隔を空けず何度も行った場合、画面が揺れて韓国語で「触れるな!」と叫ぶ音声が流れる。 その直後、「lobotomy corporation」のロゴが反転した状態で画面に表示された挙句、 ゲームが強制終了する。 なんと、運営・準備フェイズのいずれかにおいても、触れてはならないを触ってしまうとそれに応じて大惨事が引き起こされる。 どちらの効果も、すぐくるかじわじわ来るかの違いでほぼゲームオーバー確定みたいな超凶悪な能力。ZAYIN詐欺ここに極まれり 更に、特殊効果を何度も起こした際には爆音&強制終了のコンボで管理人に対するダイレクトアタックを繰り出すオマケ付き。(*1) しかもこの時、強制終了直前のデータの一部が自動でセーブされる。 具体的には各アブノーマリティの情報開示&装備の抽出状態が記録され、職員の雇用や死亡、ギフトの獲得などは対象外。 このため強制終了した時点で職員が死亡していた場合、再起動してもその職員に装備させていたE.G.Oがロストするという素敵仕様(ビナー抑制後ならロストしない)。 職員全滅効果を発動させてしまった後にヤケクソとなってコイツを連打した場合、もれなく全職員のE.G.Oがスッカラカンとなる。 ②運営フェイズにて一定時間経過すると、収容室内の触れてはならないが他のアブノーマリティやアブノーマリティのエフェクトを模倣する(収容室名は触れてはならないのままなのでそこで判別可能、名前情報未開示ならO-05-47のままでそれでも判別可能)。 更に更に、姿やエフェクトを模倣して、管理人のミスを誘い何としてでも押させようとしてくる。上記の効果も踏まえて、お前本当にZAYINなのかと言いたくなるウザさ 総じて、その名前通り絶対に触れてはならない存在である。 触れたが最後、泣く泣く一日をやり直すのが最善策となってしまう。幸いクリフォト暴走が絶対に起きないため、こいつの対策は単純明快、無視し続ければいいだけ。 ペスト医師がいる場合、収容室の場所がランダムに入れ替わり、その対象にはこいつも含まれているため非常に危険である。一日が始まったら必ずこいつの収容室の位置を確認し、触れないよう意識する。模倣効果は、収容室の名前が変わってないのでミスらなければバレバレである。 なお、流石に一日が始まった時のアブノーマリティ抽出画面でこいつが来た時はクリックしても大丈夫である。ていうかできないとこいつの姿すら見れないし なお、その能力の都合上、エンサイクロペディアの内容が閲覧不可能、そしてエネルギーの生産も不可能という異例のアブノーマリティである。 情報開示だけはできるが、その方法は準備フェイズで何度もクリックして①の効果を発動させ、ゲームを強制終了させる、というこれまた特異な条件。まあPE-BOX入手できないので仕方ないのだが。 情報開示すれば、触れてはならないの名前が判明するようになるので、コイツの管理を行うなら一度はゲームを強制終了させよう。 裏技として、一日を開始→運営フェイズで強制終了→1日の再開→強制終了→…を繰り返すことにより、1日を進めることなくアブノーマリティの情報開示と装備の作成を進めることが可能となる。 これはコイツを収容した管理人にだけ与えられる特権であり、それ以外では絶対に真似することはできない。 職員も装備も足りない初期に引き当ててしまった、強いアブノマの情報&E.G.Oを強引にもぎ取る スライム娘や盲愛様、例のヤベー奴…等の装備は優秀だが管理が苦行クラスのアブノマに対し、装備だけをGETし本体はチェックポイントで追い返す 100%クリアを目的とした周で、回収しきれなかったアブノマをチェックポイントに持ち越すことなく図鑑だけ開示する …といった活用法が見込まれるコイツ特有の仕様であり、普段とは異なるプレイに興味があるならば収容するのも悪くないだろう。 当然ながら強制終了時点で職員が死亡していた場合、その職員の装備E.G.Oが失われてしまうことは忘れないように。 職員の安全を確保したうえで『詳細ページ』を連打することで被害を最小限に抑えることが可能。ビナーのコア抑制を完了させるとなお良し。 ステータス 作業ダメージ、作業の好み、製造できるE.G.O、全て不明である。 作業できないのでしょうがないね。 ストーリー 上述の通り、コイツのエンサイクロペディアは閲覧できない。が、レガシー版ではエンサイクロペディアのストーリーが設定されていた。 このアブノーマリティの傍には「このボタンを押してはならない」と書かれている。誰が書いたかを推察したところ、ずっと昔の職員だと思われる。 にもかかわらず、このボタンは何度も何度も押されてきた跡がある。というのも、多くの職員がこのボタンを押したい、という欲求に駆られるのだそうだ。中には、このボタンを押した過ぎて不眠症になってしまった職員すらいた。 実際にボタンが触れた場合、予想もつかない何かが起こる、と言われている。 曰く、地域一帯を壊滅状態にする大災害が発生する、施設の底から溢れる虹色の光とともにユニコーンが空から降臨する、全てを焦土と化す巨大な起爆装置が施設の地下で作動するとも噂されている。 これらの真偽を確かめる術はない。 ……盲愛様といい、謎が多いアブノーマリティである。 余談 このアブノーマリティの元ネタはSTEAMで配信中のゲーム、『Please Don't Touch Anything』だと思われる。 アートブックによると、このアブノーマリティの汚れは未知の成分の汚れが付着しているらしい。……一体何が出てくるんだ、これ。 極めまくった管理人の中には、全アブノーマリティのクリフォトカウンターを0にして再収容するための戦いのゴング代わりにする変態猛者もいるとか。大乱闘アブノーマリティブラザーズの始まりだ!! (´・ω・`)ふいー、この記事はこんな感じでいいかぁ。完成。 (´・ω・`)よし、「ページ保存」っと。 WARNING! 터치 마라(触れるな) (;・ω・)……え? ○○は死んでいる ○○は死んでいる ○○は死んでいる ○○は死んでいる ○○は死んでいる ○○は死んでいる ○○は死んでいる ○○は死んでいる ○○は死んでいる ○○は死んでいる ○○は死んでいる ○○は死んでいる ○○は死んでいる ○○は死んでいる 25日目 リトライ ( ゚д゚) ( ゚д゚ ) ねえ君、この追記修正ボタンを押してみたくないかい? 項目冒頭に戻るボタンはこちらです △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 触れるなという癖に自己主張が激しすぎる -- 名無しさん (2020-12-28 06 41 25) ハチジハァン -- 名無しさん (2020-12-28 07 59 35) ハチジハオスナ -- 名無しさん (2020-12-28 08 00 01) 準備フェイズが発生する度に、触れてはならないとランダムなアブノーマリティの収容室の場所を入れ替える。 -- 名無しさん (2020-12-28 10 46 00) 途中送信 ↑これペスト医師の能力で移動しただけだと思います -- 名無しさん (2020-12-28 10 46 36) 名前欄クリックは職員に影響せずに一斉に収容違反させるから管理人の遊びに使われる -- 名無しさん (2020-12-28 13 56 41) 触れてはならないの名前欄を試合開始のゴング扱いするニュータイプ管理人は何が見えてるんだ -- 名無しさん (2020-12-28 17 09 40) 俺は修正の技能無いからできないけど誰がタグの「lobotmy corporation」を「lobotomy corporation」に直しておいてくれ -- 名無しさん (2020-12-29 00 44 55) 八時半って何ぞと思いながら動画みたら...たしかにそうとしか聞こえん -- 名無しさん (2020-12-29 07 11 10) ゲームが強制終了するところ、管理人を直接殺してるんだろうか -- 名無しさん (2020-12-29 14 03 57) ヒビが入る演出で、ヒビが中途半端に入った状態でゲーム続行するって出来るっけ? -- 名無しさん (2021-01-01 13 19 45) 変態管理人のやってはいけない事リスト触れてはならないは戦いのゴングではありません -- 名無しさん (2022-01-19 22 22 14) ↑↑ヒビ割れてる状態でもスタートできるよ。なんならヒビは消える -- 名無しさん (2022-01-31 22 08 14) 日本語で『触れるな』の絶叫聞きたい -- 名無しさん (2022-04-07 02 25 49) ちなみに八時半は「만지지마」と言ってます、記事には「터치 마라」とありますが、これは間違い。 -- le (2022-08-05 22 28 16) これ、「만지지 마!」じゃないの? -- 名無しさん (2024-03-08 21 27 21) 名前 コメント
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◆姦淫してはならない 「あなたがたも聞いているとおり、『姦淫するな』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。みだらな思いで他人の妻を見る者はだれでも、既に心の中でその女を犯したのである。もし、右の目があなたをつまずかせるなら、えぐり出して捨ててしまいなさい。体の一部がなくなっても、全身が地獄に投げ込まれない方がましである。もし、右の手があなたをつまずかせるなら、切り取って捨ててしまいなさい。体の一部がなくなっても、全身が地獄に落ちない方がましである。」 姦淫してはならない
https://w.atwiki.jp/multiple/pages/332.html
忘れてはならないもう一人◆/VN9B5JKtM ラッド・ルッソと思しき白スーツの男が近くに居る。ウルフウッドからその知らせを受け、チョッパー達は西に向けて大通りを駆けていた。 まぁ正確に言えば走っているのはチョッパーだけで、残りの三人はその背に乗って周囲、特に後方を警戒しているのだが。 「ハッ、ハッ……!」 現在地はE-4の西端、そろそろE-3に差し掛かるところだ。 後ろから誰も追って来ないところを見ると無事に逃げ切る事ができたようだが、チョッパーの消耗が予想以上に激しい。 白スーツの男から逃げるため、背に三人の仲間を乗せて1km近く走って来たのだ。 それもマラソンのように自分のペースで走るのではなく、短距離走のような全力疾走。疲労が溜まるのも当然と言えよう。 「チョッパー君。疲れてるみたいだし、ホテルでしばらく休憩しようか」 「ハッ、ハッ……! まだ、大丈夫……ハァッ……!」 「そない息荒げて言うても説得力あらへんわ。もうじき放送や、ホテルの探索も兼ねてそれまでは休むで。ええな?」 有無を言わせぬウルフウッドの声色に押し切られ、チョッパーも渋々ながら承諾する。 確かに先を急ぎたいという気持ちはあるが、疲れているのは事実だし、ホテルに人が集まる可能性も十分にある。 最初の予定ではそのまま通り過ぎるつもりだったが、仲間を集めるという目的のためにはホテルに寄ってみるのも悪くはない。 やがて見えてきたのは、大都市の中心にでも建っていそうな立派なホテルだ。 チョッパーはホテルの前で足を止める。そこは殺し合いの開始直後にルフィが寝そべっていた辺りなのだが、この場にそれを知る者はない。 「ゴメンな、みんな。急いでるのに、俺のせいで……」 「みぃ。チョッパーはこのチームの要なのです。少しぐらいゆっくりしていってもバチは当たらないのですよ」 「え!? お、俺がチームの要!?」 「そうだよ。チョッパー君は怪我人の治療も出来るし背中にみんなを乗せて走れる、いざという時には戦う事も出来る。 ほら、チョッパー君がいないと私達とっても困っちゃうんだよ? だよ?」 「バ、バカヤロー! そんな風におだてられたって全然嬉しくねーぞ! このやろが!」 「とか何とか言いつつも本音が顔に出とるで。…………よし、この辺には誰もおらんようやな。入って来てもええで」 様子を探っていたウルフウッドが安全を確認し、手招きするのに従ってホテルの中に入って行く。 今までずっと雛見沢で暮らしていた梨花はこんな大きな建物は見た事がないのか、広々としたロビーを物珍しそうに見渡している。 チョッパーを休ませようと手近な部屋に入ろうとするレナをウルフウッドが引き止める。 「ああ、ちょい待ち。部屋は二階や」 「どうして? チョッパー君も疲れてるんだし、一階じゃダメなのかな? かな?」 「一階やと外から丸見えや。見つかったら窓から侵入されるかも知れへんし、あの火傷顔の女みたいにいきなり鉛弾ぶっ放すような輩もおるからアカン。 それに二階ぐらいの高さならヤバイ奴がドアぶち破って襲って来ても、嬢ちゃんら抱えて窓から飛び降りればええからな」 「レナ、俺も休むなら少しでも安全な場所がいいし、ウルフウッドの言う通りにしようぜ」 そう言われればレナにも断る理由はない。この中で一番こういった事に慣れているのは間違いなくウルフウッドだ。 ミカエルの眼でマスター・Cに暗殺者としての心構えを叩き込まれた彼は、殺人者がどのように考え行動するか、知り尽くしている。 ウルフウッドを先頭に階段を上り、目の前にあったパーティー用の大部屋を避けて隣の客室のドアに手を伸ばす、が。 「何や、鍵かかっとるんか?」 「まぁ普通はそうよね。でもフロントには誰も居なかったし……勝手に持ってけ、って事かしら?」 「あ、待って梨花ちゃん。確か支給品に……」 フロントに向かおうとした梨花を呼び止め、ゴソゴソとデイパックを漁るレナ。 中から取り出したのは一見何の変哲も無いフラフープのような輪。 それを見て何か納得したような梨花と、それがどうしたとでも言いたそうなウルフウッド、そして何が起こるか楽しみといった様子のチョッパー。 三対の視線が向けられる先で、レナがその輪をドアに押し当てた瞬間、輪のサイズに合わせてぽっかりと穴が空いた。 「おぉーっ! すげーぞ、レナ! 今のどうやったんだ!?」 「えへへ。この輪っかなんだけど、通り抜けフープって言って、壁とかドアにくっつけると向こう側に通じる穴が空くんだよ」 「ほぉー、けったいな道具もあるもんやなぁ」 彼等は放送まで一時の休息を取るため、穴をくぐり抜けて部屋の中へと入って行った。 ◇ ◇ ◇ 『ではこれより第三回目の放送を開始する』 時刻は午後六時。 ギラーミンの声が部屋中に木霊し、梨花の鼓膜を震わせる。 これから圭一の名が呼ばれるのだと思うと、やはりショックは隠せない。 だが、圭一の死は既に受け入れた。 レナも病院で圭一への思いを吐き出した。 どんなに悲しくても、辛くても、前に進む準備は出来ている。 それなのに。 今回の放送で呼ばれたのは彼の名だけではなかった。 「そんな……詩ぃちゃん……」 園崎詩音。前回の放送で呼ばれた園崎魅音の双子の妹。 彼女がこの殺し合いでどのように行動してきたのかは分からない。 仲間を探して歩き回っていたのかも知れないし、疑心暗鬼に囚われて他人を傷つけて回ったのかも知れない。 梨花自身、何度と無く繰り返してきた惨劇の中で狂気に囚われた彼女に殺された事もある。 だが、それでも。 彼女もまた、力を合わせて惨劇に立ち向かった、かけがえのない仲間だった。 また一人、大切な友人を失ってしまった。 せっかく運命を打ち破って掴み取った幸せが、指の間からポロポロと零れ落ちていく。 百年の時を生きているというのに、自分には何もできない。 仲間を守る事も。 仲間を見つける事も。 仲間の死を看取る事さえも。 思考の泥沼に陥りそうになったその時、梨花の頭にウルフウッドの手がポンと乗せられる。 「ニコ、ラス……」 「知り合いが呼ばれたんやろ? 辛いなら我慢せんと全部吐き出したらええ」 ガシガシと乱暴に頭を撫でられる。 態度はぶっきらぼうだが、その言動の端々からは気遣いを感じ取れる。 不器用な優しさが沁み込んで、荒んだ心を落ち着けて行く。 この馬鹿げた殺し合いに呼ばれて良かっただなんて思う事は、これから先どれだけ生きたとしても絶対に有り得ないけど。 それでもこの地で最初に出会ったのが彼だった事だけは素直に喜んでもいいかも知れない。 もちろんそんな恥ずかしい事、面と向かっては言えないが。 ウルフウッドは梨花の頭から手を放すと、未だ俯いたままのレナに視線を投げる。 「ワイらが邪魔やっちゅうなら横の部屋に引っ込んどる。落ち着いたらおまえらも来ぃや」 そう言うと、チョッパーを連れて通り抜けフープで壁を抜けて隣の部屋に移って行った。 後には梨花とレナ、そして二人を包む重苦しい沈黙だけが残された。 「…………んなさい」 「レナ?」 俯くレナの口から微かに声が漏れる。 「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」 「レナッ! どうしたの!? しっかりして、レナ!」 呼吸と間違えてしまいそうなほど弱弱しい声で、ここには居ない誰かに向かって謝罪を繰り返すレナ。 その肩をつかんで揺さぶり、必死に呼び掛ける。 いつまでも何もできないままではいられない。せめて仲間を慰めるぐらいは自分がしなければ。 「あ…………梨花ちゃん……わた、し……。どう、しよう……私、圭一、君との約束……守れ、なかったよぉ……」 「圭一との約束?」 その言葉を聞いて梨花が脳裏に思い浮かべたのは、劇場で見た圭一の最期の姿。 ライダーの固有結界から帰還した時には圭一は既に事切れていたため、梨花は圭一と会話する事は出来なかった。 だが、圭一と共に結界内にいたレナなら、圭一の遺言を聞いていてもおかしくない。 「圭一君……最期に言ったの……。みんなの事、頼むって……。レナになら……任せられる、って……なのに、詩ぃちゃんが……!」 圭一は自分が死ぬその瞬間まで、仲間の事を思っていた。 自分達は圭一にとってそれほどまでに大事な存在だったんだなと思うと、少しだけ誇らしくなる。 圭一が何を思って死んでいったのか、それを見たレナがどんな気持ちだったのか、その場に居なかった梨花には分からない。 それでも一つだけ確かな事がある。 「彼の最期の言葉を未来を生きるための糧にするか、それとも己を過去に縛りつける枷にするか、それはあなた次第。 でも、これだけは言える。圭一はレナに死んで欲しくなかったから、絶対に生きて帰って欲しかったから、だからそう言い遺したのよ。 だって、その『みんな』の中には……レナ、あなたも含まれているんだから」 圭一は繰り返す世界の中で、自分の命を賭けてレナを狂気から救い出した事もある。 その仲間思いな圭一が、レナの重石になる事を望むはずがない。 「あ……あ…………圭一君……魅ぃちゃん、詩ぃちゃん…………うっ、あ、あぁぁ……」 むせび泣くレナをそっと抱き寄せ、幼子をあやすように優しく背中を叩く。 自分はここに居ると、自分はどこにも行かないと伝えるように。 やがて嗚咽が止み、レナが勢い良く顔を上げた。 目の前で輝くその瞳には確かに意志の光が灯っている。 爛爛と、煌煌と、炯炯と、瞳の中で青い炎が燃え上がってゆく。 「そう、だよね……。まだ、梨花ちゃんが生きてる。沙都子ちゃんが生きてる。私が、生きてる。 それなのに、こんな所で立ち止まってちゃ、それこそ圭一君に合わせる顔がないよね……。 あはは、やだなぁ。何だか私、梨花ちゃんに慰められてばっかだね……」 「気にしないでいいのよ。悲しい時は支え合う、苦しい時は助け合う、辛い時は信じ合う、それが仲間ってものでしょう?」 たとえ自分一人では何もできないとしても。仲間と協力すれば、どんな困難だって乗り越えられる。 あの時、諦めかけていた自分に圭一がそう教えてくれたから。 「うん……ありがとう、梨花ちゃん。……圭一君も、魅ぃちゃんも、詩ぃちゃんも、きっと私達を見守っててくれるよね」 「ええ、きっと見守っててくれるわ……」 何もできないと嘆く前に、まずは自分に出来る事を精一杯やろう。 ◇ ◇ ◇ ウルフウッドはチョッパーを連れて隣の部屋に移動した後、部屋に備え付けの冷蔵庫から酒を取り出し、一人グラスを傾けていた。 隣ではチョッパーが同じく冷蔵庫から取り出したコーラを飲んでいる。 今回の放送ではウルフウッドやチョッパーの直接の知人が呼ばれる事はなかった。 「なあ、さっきの放送で呼ばれたアーチャーって、劇場に居たアイツだよな?」 いや、正確には一人だけ呼ばれたのだが、別に死んだからといってウルフウッドの心は全く痛まない。 と言うか正直、アレを知人とは認めたくない。 第二回放送までの悪行の数々を聞いた身としては、死んだのも今までの行いに対する報いではないかと半ば本気で思っているぐらいだ。 「劇場の横にでっけぇ穴が空いてたし、やっぱりあの片目の男にやられちまったのかな?」 ウルフウッド達がライダーと別れて劇場を出た時には二人はまだ戦闘中で、背後から轟く破壊音や叫び声を耳にしながら病院に向けて走っていた。 だがそれから約二時間後、劇場の傍を通った時には既に戦闘の音は止んでいて、地面にぽっかりと大穴が空いているのが遠目にも確認できた。 恐らくアーチャーと片目の男、二人の戦闘で出来たものだろう。それだけでもあの場であった戦闘の激しさを物語っている。 「さぁな。片目の男に殺られたんか、それともソイツを殺った後に別の誰かに殺られたんか、そこまでは分からへん。 一つ言えるんは、あの男を殺った奴がまだこの辺りをうろついてるかも知れへん、っちゅう事や。おどれも気ぃ抜いたらあかんで」 「お、おう! 大丈夫だ、レナ達は俺が守ってみせるからな!」 あの男は人間としては最低だったが、その倣岸な振る舞いに見合うだけの実力があった事も確かだ。 もしも、満身創痍だった片目の男がほぼ無傷のアーチャーを殺したのだとすれば。あの男はとんでもない化物だったという事になる。 パニッシャーが無い今、そんな相手とまともにやり合って生き残る自信は無い。 ウルフウッド達の代わりにアーチャーがあの片目の男と戦ってくれたようなものだから、一応は借りということになるのだろうか。 (最初から最後までいけ好かん奴やったが……。まぁワイは牧師やからな、祈るぐらいはしたってもええで) 口の中だけで聖句を呟き、酒杯を仰ぐ。 それで弔いは終わったとばかりに、アーチャーの事は頭から追い出す。 今はそんな事よりも先に考えなければならない事がある。 泣き虫リヴィオ。いや、今はリヴィオ・ザ・ダブルファングと名乗っているんだったか。 劇場で再会したリヴィオは僅かに昔の面影が残っていたものの、あの泣き虫リヴィオとはあまりに違いすぎた。 急速に成長した肉体、自分以上の身体能力、異常な再生力、そして体中に染み付いた血と硝煙の臭い。濃密な死の気配。 心当たりなど一つしかない。自分と同じ、ミカエルの眼の暗殺者。 幸い、と言うべきだろうか。先の放送ではリヴィオ・ザ・ダブルファングの名は呼ばれなかった。 だが、もう一度リヴィオと出会った時、自分は一体どうすれば良いのだろうか。 「それにしてもウルフウッド、お前って意外に優しかったんだな。見直したぜ」 「じゃかあしいわ。ガラやないっちゅうんは自分でもよぉ分かっとる」 そう、所詮人殺しは人殺しだ。 一度その手を汚してしまえば、あとはどこまでも堕ちていくだけ。 返り血で真っ赤に染まった手では、あの孤児院の子供達を抱きしめる資格すら無い。 だから何年も帰らなかったというのに。 古手梨花。 この地で出会った、まだ十歳かそこらの少女。 放っておくのも忍びないから余裕がある内は守ってやろう、最初に声をかけた時はその程度の気持ちだった。 実力もあり、信頼できる相手――そう、例えばヴァッシュ・ザ・スタンピードのような人間に出会えたらそこで別れるつもりだった。 それなのに。 図書館の近くで麦わらに出会った時も、劇場でレナ達と出会った時も。頑なまでに自分から離れようとしない。 知り合ってまだ半日程度しか経っていないのに、やたらと自分を信頼している。 あんな風に無垢な笑顔を向けられると。絶対の信頼を寄せられると。 あの孤児院での暮らしを、温もりを、思い出してしまう。 例えばウルフウッドと梨花の二人で行動していて、そこにリヴィオが襲撃してきたら。 自分の命だけでも一杯一杯なのに、梨花を守り、その上でリヴィオも殺さずに捕らえる。 自分には無理だ。 あの人死にを異様に嫌う男、ヴァッシュ・ザ・スタンピードならば。たとえ自分がボロボロになったとしても、誰一人として死なせずに場を収めるだろう。 だがニコラス・D・ウルフウッドにはそんな芸当は出来ない。あくまで人間でしかないウルフウッドには、全てを救えるほどの余裕は無い。 全てを掬い取ろうと欲張れば、掌中に収まり切らなかった命が手の端から零れ落ちてしまう。 それは守りたかった誰かの命かも知れないし、ひょっとしたら自分自身の命かも知れない。 それが嫌ならば、自分の手で誰かを切り捨てなければならない。 孤児院でギリギリの生活をしている子供達のためにも、自分は死ぬ訳にはいかない。 相手が誰であろうと、敵として自分の前に立ちはだかるのならば容赦なく引き金を引く。 危ないと思えば躊躇せずに銃弾を撃ち込む。祈りながら頭に二発、心臓に二発。それがウルフウッドの生き方だ。 そう、たとえあの泣き虫リヴィオだとしても、自分の敵になるならば……。 「チッ……見捨てられる訳、ないやろが」 「ん? 何の事だ?」 「何でもあらへん、こっちの話や」 あるいはこの殺し合いに呼ばれる前の、ヴァッシュと二人で旅をしていた頃のウルフウッドならば、リヴィオを切り捨てていたかも知れない。 だがこの地で梨花に出会い、今まで共に過ごしてきたウルフウッドには出来ない。 あの孤児院での生活を思い出してしまった今となってはリヴィオを切り捨てる事など出来ない。 (リヴィオ……あのアホンダラが。ワイが守りたいモンの中にはおどれも入っとるんやで) 自分を殺そうとしている相手がリヴィオだと気付いた時は、心臓が凍りつくかと思った。 身内に銃口を向けられている。そして自分も身内に銃口を向けている。 一歩間違えば身内に殺される。一歩間違えば身内を殺してしまう。 二度と味わいたくない、最悪の気分だった。 (せやけどこればっかりはトンガリに任せるっちゅう訳にもいかんからなぁ) それでも、これはウルフウッドがやらなければならない事だ。 ヴァッシュなら何があっても梨花達を守るだろう。 それどころか襲って来た相手さえも守ろうとするに違いない。 敵も味方も関係なしに、その場に居る全員を守ろうとする、それがウルフウッドの知るヴァッシュという男だ。 だが。ヴァッシュではリヴィオを殺さずに無力化する事は出来ても、救う事は出来ない。 リヴィオを救えるのは、ウルフウッドしかいない。 (待っとれや、泣き虫リヴィオ……おんどれはワイが救ったるからな) 決意は固く、けれども決して口には出さず。ウルフウッドは杯を空ける。 ◇ ◇ ◇ ウルフウッドが瓶を一本空けた頃、壁に穴が空いてレナと梨花が入ってきた。 「何や、もうええんか? なら出発前にメシにするで」 「二人とも、これでも飲んで元気出せよ。ホラ」 チョッパーが差し出したコーラをレナが笑顔で受け取る。 その目元はまだ赤いが、放送直後のような暗い雰囲気は消え去っている。 静かに、けれども明るい雰囲気のまま食事を済ませ、今後の予定を話し合う。 と言っても遊園地、廃坑、古城跡の順に回って仲間を集めるという方針に変わりはない。その前に軽くホテルを探索する、というのが加わっただけだ。 客室は一部屋ずつ確認するのは時間が惜しいので、フロントに全部屋の鍵が揃っているのを見て利用者は居ないと判断した。 もちろんレナ達のように鍵を使用せずに侵入した可能性もあるが、通り抜けフープのような支給品がそう多くあるとも思えないので先を急ぐ事にした。 レストランや浴場といったホテル内の施設も一通り見て回ったが、結局どこにも人影は無かった。 「ここには誰も居ないみたいだし、そろそろ出発にしよっか」 「俺もちょっとは期待してたのに、残念だな」 実は四人が部屋を出る数分前までは、他の参加者を探してゼロがホテル内の施設を回っていた。 だからほんの少しでも運命がずれていれば、彼等はこのホテルで出会うはずだった。 もし一階の部屋で休んでいれば、室内の物音や話し声が外に漏れていたかも知れない。 もし通り抜けフープがなければ、部屋に入るためにフロントにある鍵が必要になった。 もし部屋を出るのがあと少し早ければ、ゼロと同時期にホテルを探索する事になっていた。 そうなれば彼等はゼロと遭遇し、互いの目的が相容れない以上、激突は必至だった。 だが幸か不幸か、彼等はすぐ近くに居ながら互いの存在には気付かず、このホテルが戦場となる事はなかった。 いや、ここは素直に『幸運にも』と言うべきなのだろうか。 確かに危険人物の討伐もレナ達の目的の一つだが、超人的身体能力に瞬間移動、さらにはKMFまでをも駆使するゼロと交戦すれば甚大な被害を受けていただろう。 自分達が危地にいる事にも気付かないまま奇襲を受け、そのまま全滅する、という最悪の結果も有り得たかも知れない。 数々の偶然が重なり合い、レナ達は魔王の潜む伏魔殿を無事に抜ける事が出来た。 流れ行く景色を横目に見ながら、四人は次の目的地、遊園地へと先を急ぐ。 現在地はF-2エリアの北部を流れる川を越えた辺り。 もう間もなく、彼等は世界の中心へと、足を踏み入れる。 【F-2 遊園地前/1日目 夜】 【チーム名:○同盟チョッパー組】 1:主催者の打倒。 2:劇場を迂回して遊園地、廃坑、古城跡を訪れ21時までにB-4民家へ向かう。禁止エリアの場合H-4、G-4へ。 2:グラハムとの合流(先発が会えなかった場合) 3:サカキ、ミュウツー、片目の男(カズマ)、赤髪の男(クレア)、リヴィオ、ラッド、電気の少女(美琴)を警戒。 クレアという女性、佐山、小鳥遊、アルルゥ、ヴァッシュを信用。アーチャーはやや信用。 ハクオロも一応信用。真紅、沙都子は情報不足で保留。 ※別世界から呼ばれたということを信じました。 ※会場のループを知りました。 【トニートニー・チョッパー@ONE PIECE】 [状態]:腹部と顔にダメージ(中)、全身にダメージ(中)、疲労(小)、腕に○印、深い悲しみ、獣形態 [装備]:包帯、ランブルボール×4@ONE PIECE [道具]:支給品一式×4(2食分、水1/10消費)、タケコプター@ドラえもん、タオル、救急箱、病院で調達した医療道具、ホテルで調達したコーラ [思考・状況] 1:レナや皆を守り抜いてみせる。その為なら…… 2:仲間と会いたい 3:グラハムの様子を見る。(別れている為現在実行不能) 4:ギラーミンを倒し、脱出する。 5:イスカンダルの臣下になるかはまだ決められない。 6:川に落ちたゾロが心配。 [備考] ※参戦時期はCP9編以降。 ※『○』同盟の仲間の情報を聞きました。 【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】 [状態]:健康、深い悲しみ、私服、右腕に○印 [装備]:包帯、デザートイーグル(残弾数6/6)、シェンホアのグルカナイフ@BLACK LAGOON、常盤台中学の制服 [道具]:支給品一式×4(4食分、水1/10消費)、ドライヤー、双眼鏡、ゾロの地図 デザートイーグルの予備弾×12、不死の酒(空瓶)、絶縁グローブ@ポケットモンスターSPECIAL、通り抜けフープ、手榴弾×3 ロベルタのメイド服@BLACK LAGOON、ガムテープ、ビニール紐(少し消費) [思考・状況] 1:梨花、沙都子と一緒に必ず脱出する 2:グラハムが心配 3:何とかして首輪を外したい 4:イスカンダルの勧誘は保留。 [備考] ※『○』同盟の仲間の情報を聞きました。 ※梨花とウルフウッドの仲について察したようです。 【古手梨花@ひぐらしのなく頃に】 [状態]:健康、腕に○印 [装備]:包帯、真紅の衣装 [道具]:支給品一式×3(1食分消費)、インデックスの修道服@とある魔術の禁書目録、ミッドバレイのサクソフォン(内蔵銃残弾100%)@トライガン・マキシマム 蓮の杖@とある魔術の禁書目録、月天弓@終わりのクロニクル、フシギダネ(モンスターボール)@ポケットモンスターSPECIAL きせかえカメラ@ドラえもん、きせかえカメラ用服装イラスト集 [思考・状況] 1:必ず生き残る。 [備考] ※ウルフウッドを信頼、けどちょっとむかつく。 ※電車に誰か(橘あすか)が乗っているのに気づきました真紅に気づいたかどうかは不明です。 ※サクソフォンの内蔵銃に気付いていません。 【ニコラス・D・ウルフウッド@トライガン・マキシマム】 [状態]:全身の数箇所に浅い傷、腕に○印 [装備]:デザートイーグル50AE(8/8 予備弾25)、包帯 [道具]:支給品一式×2(1食分消費、地図と名簿は3つずつ)、SPAS12(使用不能)、チーゴの実×3@ポケットモンスターSPECIAL ○印のコイン、AMTオートマグ(0/7)、ヴァッシュ・ザ・スタンピードの手配書×二枚、洋酒 ロベルタのスーツケース@BLACK LAGOON(ロケットランチャー残弾7、マシンガン残弾80%、徹甲弾残弾10)、ヴァッシュの衣装 AK47カラシニコフ(30/40、予備弾40×3)、二重牙@トライガン・マキシマム、二重牙@トライガン・マキシマム 拳銃の予備弾30発 [思考・状況] 1:梨花たちについて行く 2:古手梨花を守る。(別れたなら同行者に託す) 3:リヴィオを救う。 4:ヴァッシュとの合流。 5:ジュンを殺害した者を突き止め、状況次第で殺す。 6:武器を手に入れる、出来ればパ二ッシャー [備考] ※自身が梨花の事を名前で読んでる事に気づいていません。 ※○印のコインの意味は不明です。使い道があるのかもしれませんし、ないのかもしれません。 ※ラッドの再生がミカエルの眼の改造技術に起因するものではないかと推測を立てています。 時系列順で読む Back あなたに会いたくて Next あなたへの手紙 投下順で読む Back あなたに会いたくて Next 裏表トリーズナーズ(前編) Back Next バッドエンドは突然に 竜宮レナ タイプ:ワイルド(前編) バッドエンドは突然に トニートニー・チョッパー タイプ:ワイルド(前編) バッドエンドは突然に 古手梨花 タイプ:ワイルド(前編) バッドエンドは突然に ニコラス・D・ウルフウッド タイプ:ワイルド(前編)
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山上の説教]におけるイエスの説教。平地の説教にも並列する内容が存在する。 マタイ5 38-42 「あなたがたも聞いているとおり、『目には目を、歯には歯を』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。悪人に手向かってはならない。だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。あなたを訴えて下着を取ろうとする者には、上着をも取らせなさい。だれかが、一ミリオン行くように強いるなら、一緒に二ミリオン行きなさい。求める者には与えなさい。あなたから借りようとする者に、背を向けてはならない。」 ルカ6 29-31 あなたの頬を打つ者には、もう一方の頬をも向けなさい。上着を奪い取る者には、下着をも拒んではならない。求める者には、だれにでも与えなさい。あなたの持ち物を奪う者から取り返そうとしてはならない。人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい。
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実際に見て狂う人が出る前に、聞いたストーリーをあげておきます。 レジェンド これは小さい頃、秋田にある祖母の実家に帰省した時の事である。 年に一度のお盆にしか訪れる事のない祖母の家に着いた僕は、早速大はしゃぎで兄と外に遊びに行った。都会とは違い、空気が断然うまい。僕は、爽やかな風を浴びながら、兄と田んぼの周りを駆け回った。 そして、日が登りきり、真昼に差し掛かった頃、ピタリと風か止んだ。と思ったら、気持ち悪いぐらいの生緩い風が吹いてきた。僕は、『ただでさえ暑いのに、何でこんな暖かい風が吹いてくるんだよ!』と、さっきの爽快感を奪われた事で少し機嫌悪そうに言い放った。 すると、兄は、さっきから別な方向を見ている。その方向には案山子(かかし)がある。『あの案山子がどうしたの?』と兄に聞くと、兄は『いや、その向こうだ』と言って、ますます目を凝らして見ている。僕も気になり、田んぼのずっと向こうをジーッと見た。すると、確かに見える。何だ…あれは。 遠くからだからよく分からないが、人ぐらいの大きさの白い物体が、くねくねと動いている。 しかも周りには田んぼがあるだけ。近くに人がいるわけでもない。僕は一瞬奇妙に感じたが、ひとまずこう解釈した。 『あれ、新種の案山子(かかし)じゃない?きっと!今まで動く案山子なんか無かったから、農家の人か誰かが考えたんだ!多分さっきから吹いてる風で動いてるんだよ!』 兄は、僕のズバリ的確な解釈に納得した表情だったが、その表情は一瞬で消えた。 風がピタリと止んだのだ。しかし例の白い物体は相変わらずくねくねと動いている。兄は『おい…まだ動いてるぞ…あれは一体何なんだ?』と驚いた口調で言い、気になって しょうがなかったのか、兄は家に戻り、双眼鏡を持って再び現場にきた。兄は、少々ワクワクした様子で、『最初俺が見てみるから、お前は少し待ってろよー!』と言い、 はりきって双眼鏡を覗いた。 すると、急に兄の顔に変化が生じた。みるみる真っ青になっていき、冷や汗をだくだく 流して、ついには持ってる双眼鏡を落とした。僕は、兄の変貌ぶりを恐れながらも、 兄に聞いてみた。『何だったの?』 兄はゆっくり答えた。 『わカらナいホうガいイ……』 すでに兄の声では無かった。兄はそのままヒタヒタと家に戻っていった。 僕は、すぐさま兄を真っ青にしたあの白い物体を見てやろうと、落ちてる双眼鏡を取ろうとしたが、兄の言葉を聞いたせいか、見る勇気が無い。しかし気になる。 遠くから見たら、ただ白い物体が奇妙にくねくねと動いているだけだ。少し奇妙だが、 それ以上の恐怖感は起こらない。しかし、兄は…。よし、見るしかない。どんな物が兄に恐怖を与えたのか、自分の目で確かめてやる!僕は、落ちてる双眼鏡を取って覗こうとした。 その時、祖父がすごいあせった様子でこっちに走ってきた。僕が『どうしたの?』と尋ねる前に、すごい勢いで祖父が、『あの白い物体を見てはならん!見たのか!お前、その双眼鏡で見たのか!』 と迫ってきた。僕は『いや…まだ…』と少しキョドった感じで答えたら、祖父は『よかった…』 と言い、安心した様子でその場に泣き崩れた。僕は、わけの分からないまま、家に戻された。 帰ると、みんな泣いている。僕の事で?いや、違う。よく見ると、兄だけ狂ったように 笑いながら、まるであの白い物体のようにくねくね、くねくねと乱舞している。僕は、 その兄の姿に、あの白い物体よりもすごい恐怖感を覚えた。 そして家に帰る日、祖母がこう言った。『兄はここに置いといた方が暮らしやすいだろう。あっちだと、狭いし、世間の事を考えたら数日も持たん…うちに置いといて、何年か経ってから、田んぼに放してやるのが一番だ…。』 僕はその言葉を聞き、大声で泣き叫んだ。以前の兄の姿は、もう、無い。また来年実家に行った時に会ったとしても、それはもう兄ではない。何でこんな事に…ついこの前まで仲良く遊んでたのに、何で…。僕は、必死に涙を拭い、車に乗って、実家を離れた。 祖父たちが手を振ってる中で、変わり果てた兄が、一瞬、僕に手を振ったように見えた。 僕は、遠ざかってゆく中、兄の表情を見ようと、双眼鏡で覗いたら、兄は、確かに泣いていた。 表情は笑っていたが、今まで兄が一度も見せなかったような、最初で最後の悲しい笑顔だった。 そして、すぐ曲がり角を曲がったときにもう兄の姿は見えなくなったが、僕は涙を流しながらずっと双眼鏡を覗き続けた。『いつか…元に戻るよね…』そう思って、兄の元の姿を懐かしみながら、緑が一面に広がる田んぼを見晴らしていた。そして、兄との思い出を回想しながら、ただ双眼鏡を覗いていた。 …その時だった。 見てはいけないと分かっている物を、間近で見てしまったのだ。 『くねくね』 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/11(金) 23 32 09.03 ID WOsjqhBX0 男「・・・なあ」 女「ん?何?」 くねくね 男「・・・なんでお前はいつもそうやってくねくねしてるんだ?」 女「仕方ないでしょう。私の一族はそういうモノなんだもの。貴方も知っての通りよ」 くねくね 男「・・・だけど都市伝説ではお前を見たら頭が狂っちまうはずだろ。何で俺はお前を見ても狂わないんだ?」 女「・・・さあ、何故かしら。私も長いこと田んぼに住みついてたけど、貴方のような人は初めてよ」 くねくね 男「一体お前は何なんだ?」 女「さあ・・・自分でも分からないわ。気がついたら田んぼにいたの。私の頭の中で声がするのよ。『踊れ』・・・ってね。だから私は踊っていたの。それが私の全てだった」 くねくね 男「・・・」 女「だけどね、貴方と出会って私は変わったわ。狭い田んぼの中が全てだった私を、外に連れ出してくれたもの。いっぱい楽しいことを教えてくれたわ。・・・人が居るところには行けないけど、私はそれでも十分よ。貴方が居てくれれば、私はそれで十分」 くねくね 男「・・・悪いな。いつか、お前が普通の女の子になったら、もっと色んな所に行こうな」 女「・・・うん」 くねくね 男「もっと近くへ来いよ」 女「えっ・・・でも、余り近づきすぎると何があるか分からないわ。貴方でも狂ってしまうかもしれない」 くねくね 男「・・・心配ない」 ぎゅっ 女「あっ・・・」 男「・・・もう狂ってるさ」 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/11(金) 23 46 26.33 ID WOsjqhBX0 男「お前さ・・・服って一着しか持ってねえの?」 女「うん、この白いワンピースしか持ってないよ」 くねくね 男「もっとさ、おしゃれしようぜ。そういうとこから変えていけばいいんだよ」 女「でも・・・私どんな服着たらいいか全然わかんないよ・・・」 くねくね 男「大丈夫、実は持ってきてるんだ。ほら」 女「わ、どうしたのこれ」 くねくね 男「姉貴のおさがりなんだけどさ、ちょっと着てみてくれよ」 女「・・・うん、ありがとう。着てみる」 くねくね 女「・・・」 くねくね 男「・・・」 女「・・・」 くねくね 女「・・・ねえ」 くねくね 男「・・・何だ」 女「・・・着させてくれない?」 くねくね 男「・・・自分で着れないのかよ・・・」 女「うん・・・ごめん」 くねくね 男「しょうがねえな・・・ほら」 女「・・・」 くねくね 男「・・・じっとできないのか・・・?」 女「・・・うん・・・ごめん」 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/11(金) 23 48 30.40 ID JWF6FMt+0 男「くねくね」 女「くね?」 男「くねくねくね」 女「くねー」 男「くねくーねくね!」 女「くねくねwwww」 男「くーねwwwwww」 女「くねくね」 男「くねくね」 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/11(金) 23 57 57.02 ID WOsjqhBX0 男「お前ってさ、何か好きな食べ物とかあるの?」 女「あるよー。えっと、米とわらともみがら」 くねくね 男「・・・まあ、無理もないか・・・」 女「あ、あと雀」 くねくね 男「・・・」 女「・・・ごめん、嘘だからそんな引かないで・・・」 くねくね 男「・・・まあ、好物の一つくらいあってもいいだろ。お菓子をいっぱい買ってるから、色々試してみろよ」 女「わ、ありがとう。じゃあ早速・・・」 ・・・・・・ ・・・・・・ 女「うん、これ美味しい。好きな味がする」 くねくね 男「へー、どれどれ?」 ・・・ 男「・・・『ねるねるねるね』?」 女「うん、何か懐かしい味がするの」 くねくね 男(・・・確かに響きは近いものがある、か?) 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 00 12 38.98 ID G2mkeATE0 男「やっぱりあれなのかな、今までお前を見たやつはみんな発狂したのかな」 女「・・・うん、多分そうだと思うよ・・・」 くねくね 女「可哀想なことしちゃったよね。もしかしたらまだ何処かの田んぼで踊り狂ってるのかも。。。」 くねくね 男「・・・別にお前は好きでそんなことしてたわけじゃないんだから、そんなに自分を責めるな」 女「・・・うん、ありがと。でもやっぱり気になるよ。今まで見た人の中には年頃の女の子も居たのに・・・」 くねくね 女「・・・私、あの子の人生、滅茶苦茶にしちゃったのかも・・・」 くねくね 男「・・・」 そのころ某所 狂う「君、好きだから私と一緒に死んでくれ」 「んな、何言ってんだあんt」 狂う「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」 「うわああああ!!なに斧なんか振り回してんd」 狂う「この世で一緒になれないのならせめてあの世でえええええ!!!」 「ぎゃああああああああああ!!!!!!!111」 彼らに関連性があるか否かは定かではない 41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 00 34 06.85 ID TKtqXWwa0 真っ白な服を着た人、 (男なのか女なのか、その窓からの距離ではよく分からなかった そうです) が1人立っています。 (あんな所で何をしているのかな)と思い、続けて見るとその 白い服の人は、くねくねと動き始めました。 (踊りかな?)そう思ったのもつかの間、その白い人は不自然な 方向に体を曲げるのです。 とても、人間とは思えない間接の曲げ方をするそうです。 くねくねくねくねと。 A君は、気味が悪くなり、お兄さんに話しかけました。 「ねえ。あれ、何だろ?お兄ちゃん、見える?」 すると、お兄さんも「分からない。」と答えたそうです。 ですが、答えた直後、お兄さんはあの白い人が何なのか、 分かったようです。 「お兄ちゃん、分かったの?教えて?」とA君が、聞いたのですが、 お兄さんは「分かった。でも、分からない方がいい。」と、 答えてくれませんでした。 あれは、一体なんだったのでしょうか? 今でも、A君は、分からないそうです。 「お兄さんに、もう一度聞けばいいじゃない?」と、 私は弟に言ってみました。 これだけでは、私も何だか消化不良ですから。 すると、弟がこう言ったのです。 「A君のお兄さん、今、知的障害になっちゃってるんだよ。」 52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 00 57 46.15 ID G2mkeATE0 女「・・・ねえ」 くねくね 男「何だ」 女「私達ってさ、傍目から見たらどう写ってるのかな?」 くねくね 男「傍目から・・・見れないだろ」 女「いや・・・確かにそうだけど、客観的に見てってことよ」 くねくね 女「やっぱさ・・・おかしいよね。貴方は普通の人間で、しかもそんなに優しいし。 私のほうは正体不明の化け物で、しかも貴方に依存しきってるのが現状だし」 くねくね 男「何だよ急に?」 女「うん・・・あのね、私・・・やっぱり田んぼに帰r」 男「俺はな」 女「・・・」 くねくね 男「好きな女の世話を焼いてやれないほど了見の狭い人間じゃねえ」 女「・・・・・・」 くねくね 男「それに、お前は正体不明の化け物なんかじゃない。少なくとも俺にとっては 何者にも変えがたい大切な存在なんだ」 女「・・・本当に?」 くねくね 男「ああ・・・。頼むから、どこにも行かないでくれ」 女「・・・うん」 57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 01 19 32.88 ID G2mkeATE0 男「思ったんだが、外に出られないのなら、テレビで世界を勉強するのはどうだ?」 女「てれび?何、それ?」 くねくね 男「・・・あー、そうか。テレビを知らないのか。あれだよ」 女「ん?あの箱がてれび?あれで世界の勉強が出来るの?どうやって?」 くねくね 男「んー・・・、説明するより実際に見たほうが早いな」 女「?」 くねくね 男「ポチッとな」 パッ! 女「!!??ええ??何これ、中に人が入ってるの!?」 くねくね 男「・・・・・・」 女「うわー、すごいねー。こんなちっちゃな人が居るんだー。あっ!大丈夫なのかな、私見ても。おーい、大丈夫ですかー?返事してくださーい」 くねくね 男(かわいい・・・) 女「あっ、この人私と似てる動きしてる」 くねくね 男「?どれどれ」 男「・・・・・・」 ・・・エスパー伊藤・・・。 男(確かに普通の人間の間接ではテニスラケットはくぐれんわな・・・) 女「ねえねえ、この人仲間かな?大丈夫かな?」 くねくね 男「・・・多分大丈夫だと思うぞ。ある意味お前より強烈なキャラだ」 女「?」 62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 01 36 24.44 ID G2mkeATE0 男「『くねくね』ってのは、みんな白い色をしてるもんなのか?」 女「さあ・・・私も実は同族には会ったことないんだよね」 くねくね 男「そうなのか・・・。でも、もしかしたら色を変えたら何か変化あるんじゃないか?」 女「色を変える?どうやって?」 くねくね 男「ふっふっふっ・・・、実はこんなものを借りてきたのだ」 どどんっ! 女「・・・何、これ?」 くねくね 男「日焼けマシーンだ。これに入って暫く待つと、こんがり小麦色の健康的な肌に変われるって寸法だ」 女「・・・・・・」 くねくね 男「早速試してみよう」 女「でも・・・私」 くねくね 男「まあまあ、とりあえず色々試してれば、お前を元に戻す手がかりが掴めるかもしれないだろ?」 女「・・・うん、そこまで言うなら・・・」 くねくね ウイーン・・・ くねくね 男(・・・スルメ焼いてるみたい・・・) ―30分後 男「・・・なんで全く色が変わってないんだ?」 女「うん・・・あのね、さっき言おうと思ったんだけど、年がら年中田んぼで日光浴びてても白かったのにこんな機械でちょっと焼いたくらいじゃびくともしないと思うのね・・・」 くねくね 男「・・・不覚」 71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 02 21 47.88 ID G2mkeATE0 男「質問があるんだが」 女「何?」 くねくね 男「お前はそうなる前の記憶は全く無いのか?」 女「・・・うーん、全くってわけじゃないけど、ほとんど覚えてないよ」 くねくね 男「思うにだな、そうなる前の記憶を思い出せば元に戻る手がかりが掴めるんじゃないか?」 女「んー・・・、でも本当にほとんど覚えてないんだよ・・・」 くねくね 男「実はこんな本を買ってきた」 女「ん?・・・『催眠術で記憶探検2』?」 くねくね 男「うむ、実に怪しいうえに1はどこを探しても見つからなかったが、この本によると簡単な催眠術によって自分の奥底に隠された記憶を探れるらしい」 女「ふーん」 くねくね 男「まあ、駄目元で試してみるか?」 女「うん、面白そう」 くねくね 男「・・・貴方は今、どこにいますか?」 女「・・・・・・」 くねくね 男「・・・そこから何か見えますか?」 女「・・・誰かが立っています」 73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 02 22 03.24 ID G2mkeATE0 くねくね 男「・・・その人は何をしていますか?」 女「・・・こちらをじっと見ています」 くねくね 男「・・・・・・」 女「少しずつ・・・こっちに近づいてきます・・・でも顔が見えません・・・もう目の前にいます・・・」 くねくね 男「・・・・・・」 女「私の髪に触れました・・・頬をなでられています・・・首筋から・・・肩へ・・・そして・・・顔が」 くねくね 男「・・・俺がみっつ数えたら戻ってきてください。いいですか?1、2、3」 女「ん・・・?どうなったの?」 くねくね 男「・・・何も聞くな」 女「?何何、何があったの?」 くねくね 男「何も無かったよ。インチキだこんな本」 女「嘘。絶対なんかあったでしょ。教えてよ、ねえ」 くねくね 女「ねーえー、おしえてよー」 くねくね 男「絶対ヤダ」 女「むー・・・、私のことなのにー・・・」 言えるか。あれは俺と初めて会ったときの記憶だ。 あのまま行くと、俺がいきなりあいつの唇を・・・。 男「うわわわっ!」 うーむ、我ながらなぜいきなりあんな行動をとったか未だに分からん。 やっぱり狂ってるのか・・・? 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/12(土) 00 31 19.57 ID G2mkeATE0 男「・・・なあ」 女「なあに?」 くねくね 男「もし、さ。お前と普通の人間の間に子供が出来たとしたら、そいつは一体どうなるんだろうな・・・」 女「・・・分からないよ。だけど、普通じゃないことだけは確かだと思うよ」 くねくね 男「・・・・・・」 女「どうしたの?」 くねくね 男「・・・俺は大丈夫だぞ」 女「?」 くねくね 男「俺は・・・たとえ子供が普通じゃなくても愛せる自信がある。それがお前の子なら尚更だ」 女「・・・えっ・・・」 くねくね 男「・・・愛してる」 女「・・・本当に?だって私人間じゃないんだよ?ば、化け物なんだよ?それに人前にだって出られないし自分じゃ何にも出来ないし、それに・・・それに・・・」 くねくね 男「愛してる」 ぎゅっ 女「あっ・・・」 くねくね 男「愛してる」 ・・・やがて男と女の間には可愛らしい娘が生まれた。娘は全く普通の人間で、どこもおかしな所はなかった。 両親は揃って首を捻ったが(もっとも、一人はいつも首を捻っているが)、娘が無事ならそれでいいという結論に到った。 ・・・当たり前のことだ。女は、元々は人間だったのだから。