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第35回地形地質勉強会 無事終了いたしました!! みなさまのご協力もあり、無事に終了することができました! ありがとうございました! 次回の勉強会もよろしくお願いします。 勉強会の写真 日時 : 2015年3月21日(土)・22日(日) 場所 : 名古屋大学東山キャンパス環境総合館6F 名古屋市営地下鉄名城線名古屋大学駅下車すぐ 研究発表会 3月21日(土)13:30~ 奈良大学大学院 OB 澤田 学 「新潟県上越・中越地方の積雪量の分布」 千葉大学大学院 小村 慶太朗 「根尾谷断層北端部に集中する山体重力変形地形の発達史」 千葉大学大学院 高木 颯汰 「濃尾活断層系,黒津断層の断層変位地形」 名古屋大学 高橋 瑛人 「利根川東遷事業以後における利根川下流低地の地形変化」 (敬称略) 1人30分(発表20分+質疑10分) 飲み物代として¥100/人いただきます. 懇親会会場 3月21日(土)18:00~ 名古屋元気研究所酒場(名古屋市中区錦3-22-1ナガタビルB1F) ¥3,500 3時間飲み放題コース 宿泊 R Bホテル名古屋錦 (名古屋市中区錦3-2-13) 喫煙シングルルーム 朝食つき 1泊2日 ¥6,590 巡検 3月22日(日)8:30~ 名古屋市内(熱田台地・名古屋城下町) 自動車は用いず,公共交通機関及び徒歩での巡検となります.動きやすい服装でおこしください. 交通費:¥600(地下鉄市バス一日乗車券) 入場料:¥500(名古屋城) 保険料:¥531
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カウンター 本日 - 第19回地形・地質勉強会 は終了いたしました。 次回も、よろしくお願いいたします。 2007年3月17日(土) 13 30~17 00 勉強会(会場:富山大学) http //www.u-toyama.ac.jp/ 会場はまでの交通は以下を参照ください。 http //www.u-toyama.ac.jp/jp/access/gofuku/index.html 勉強会は五福キャンパスの総合研究棟(キャンパスマップの8)4Fで行います。 富山駅から市内電車が約10分おきに出ています(大学前下車:終点)。 18 30~20 30 懇親会「いろり」(富山駅前新富町) http //r.gnavi.co.jp/r073300/ 20 30 解散 2007年3月18日(日) 巡検 立山町・富山市(旧大山町) 常願寺川中流域を中心に 8 45 大学前出発(ホテルから出発する人達は9 00出発予定) 9 30~10 00 富山地区広域圏クリーンセンター見学 10 30~11 50 立山カルデラ砂防博物館見学 *昼食* 13 15~14 00 立山博物館見学 14 15~14 30 亀谷の地すべり・活断層 14 50~15 10 天林露頭見学 15 20~15 35 佐々堤見学 16 00 富山駅解散 発表者,発表タイトルは以下の予定です。 要旨はこちら 中村諒(富山大学B4) 平成十八年豪雪による地すべりから起きた国道の通行止めに対する住民の対応と生活への影響 徳井峻(富山大学M1) 呉羽丘陵西部における農業土地利用変化 佐藤善輝(名古屋大学B4) 静岡県菊川低地の地形発達における地殻変動の影響 前川拓也(富山大学M2) 新潟県西頸城地方の海陸両地域における地質構造と地殻変動 石黒聡士(名古屋大学D1) IKONOSとQuickBirdのステレオ計測によるアンダマン諸島の海岸隆起の測量 高井寿文(名城大学・非) ハザードマップ基図の読図に関する研究 質問は直接メールか,掲示板まで… 掲示板 旧ホームページ 次回の勉強会の打ち合わせをしてきました!来週は巡検先の下見にいってきます。今回の懇親会はいつもと違うお店も予約しましたので、皆様どうぞお楽しみに! -- きたがわ (2007-02-06 00 16 47) 幹事お疲れさまですm(_ _)mよろしくおねがいします。 -- クラハシ (2007-02-09 15 52 53) 少しだけ、HPをいじりました。巡検の下見は、2月16日の予定です。 -- どーけ (2007-02-13 10 11 23) 勉強会の予定を更新しました!巡検当日は晴れるといいですねー。 -- きたがわ (2007-02-28 18 08 30) きたがわさんが更新してくれたのですね!!いいねぇ(^o^)vありがとうございます。 -- クラハシ (2007-02-28 21 08 51) 未掲載だった要旨も、見れるようになりました -- どーけ (2007-03-14 20 55 52) 先ほど名古屋に帰ってまいりました。勉強会・巡検お疲れ様でした。次回は20回記念です。ぜひぜひ参加してくださいね!! -- クラハシ (2007-03-18 23 24 59) とりあえず、集合写真だけ載せました。能登での調査が忙しいため、その他の写真の配布はしばらくお待ちください。 -- どーけ (2007-03-29 00 41 13) 名前 コメント
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第34回 地形地質勉強会 開催日決定!! 2014年11月29日(土)・30日(日) 場所:信州大学教育学部キャンパス(長野市西長野) 研究発表者 東北大学大学院 M1 大畑雅彦 能登半島北部の海成段丘と地殻変動 東北大学大学院 M1 宮崎真由美 三陸海岸北部における地形発達に関する考察 東北大学大学院 M1 高田裕哉 銅山川流域における地形発達に関する考察 信州大学大学院 M1 池田一貴 糸魚川-静岡構造線活断層帯中部・釜無山断層群の断層運動におけるテクトニックバルジの形成 富山大学大学院 M2 今井雄輝 地震活動から見た北部フォッサマグナ地域の地体構造 (敬称略させていただきます) 発表時間は1人20分,質疑応答は10分とします. 懇親会会場 千歳 夜噺 19 00~ \4,000- 2時間飲み放題付き 宿泊 長野第一ホテル 禁煙シングルルーム 朝食付き 1泊2日 \6,360- 巡検 糸井川-静岡構造線活断層帯中部区間の断層変位地形,断層露頭等の観察を考えております. ご希望の場所があればご連絡ください. 連絡先 geo.geo.benkyoukai@gmail.com
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無事終了しました!たくさんのご参加,ありがとうございました. 第37回地形地質勉強会 日時 : 2016年3月19日(土)・20日(日) 場所 : 千葉大学西千葉キャンパス理学部4号館3階301室 車で来られる方 京葉道路穴川ICより約5分 電車で来られる方 JR西千葉駅or京成みどり台駅~徒歩約5分 研究発表会 3月19日(土)13:30~ 静岡大学 B4 本多睦美 「IBMプロジェクトと国際深海科学掘削計画第352次研究航海の概要」 名古屋大学大学院 M1 高橋瑛人 「沈降域の沖積層の特徴―台湾・曾文渓デルタを例に」 千葉大学大学院 M2 林星和 「航空レーザー測量データに基づく温見断層南東部の断層変位地形の再検討」 東北大学大学院 M2 大畑雅彦 「能登半島北部の完新世海成段丘と地殻変動」 東北大学大学院 M2 高田裕哉 「肱折火山における天然ダム形成とその決壊」 東北大学大学院 M2 宮崎真由美 「三陸海岸北部における最終間氷期海成段丘の対比・編年と地殻変動」 東北大学大学院 M1 今村匡貴 「斜面崩壊発生に寄与する諸要素の考察と判別分析」 1人25分(目安:発表17分+質疑8分)(敬称略) 懇親会会場 3月19日(土)18:00~ 甘太郎センシティ―タワー店 1人3500円 宿泊 ・千葉大学ゲストハウス(東北大,名古屋大) 食事なし1800~3600円(部屋による) ・東横INN千葉駅前(信州大) 朝食付きシングル6,264円(税込) ※ゲストハウスとビジネスホテルで宿泊料に大きな差があります.なるべく公平になるよう,遠方から来る方を優先的にゲストハウスに割り振りました.ご了承お願います. 巡検 房総半島(南房総地域の地質と離水海岸地形) 3月20日(日) 時間 場所 千葉大学5号館 集合 8 30 出発 9 40 STOP①鋸山 10 25 出発 11 15 STOP②漁師料理たてやま 12 35 出発 12 55 STOP③館山・鉈切神社 13 20 出発 13 25 STOP④館山・見物海岸 14 05 出発 14 35 STOP⑤野島崎 15 15 出発・車組解散 17 15 西千葉到着・電車組解散
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無事に終了いたしました!!! 皆様ご参加いただき誠にありがとうございました!! -第41回地形地質勉強会- 日時 : 2018年03月20日(火)・21日(水祝) 場所 : 【巡検地】千葉県銚子市 銚子ジオパーク周辺 【研究発表会】千葉県銚子市市民センター 【懇親会・宿泊場所】民宿文治(朝夕食付) 写真は下の添付ファイルから 閲覧・保存してください!!
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無事に終了しました! 多数のご参加本当にありがとうございました! -第40回地形地質勉強会- 日時 : 2017年11月18日(土)・19日(日) 場所 : 【研究発表会】新潟県糸魚川市フォッサマグナミュージアム 【懇親会・宿泊場所】青海中学校セミナーハウス 会費 : (宿泊代・懇親会代・その他諸費全て込み) 【全日程参加】⇒5000円 【懇親会から参加】⇒4500円 【巡検から参加】⇒1300円 ※ただし,布団レンタルの方は上記金額に+1300円 1日目の受付時に集金するので,ご準備よろしくお願いいたします. ―――――――――――――― 【18日】 ◇研究発表会 (13:30~16:55) 【20分発表の方】 発表15分 質疑応答5分 【25分発表の方】 発表20分 質疑応答5分 13:00 フォッサマグナミュージアム集合 13:30~ はじめの挨拶 13:40~ 星加夢輝 様(新潟大学) 「火山砕屑物の運搬と堆積 -山形県肘折火山の例-」 14:00~ 田中知季 様(千葉大学) 「能郷白山付近における根尾谷断層北部の断層変位地形と活動履歴」 14:20~ 柏原真太郎 様(千葉大学) 「根尾谷断層北端部に集中する山体重力変形地形 -山上湿地におけるコアリングシステムの開発とその成果-」 14:40~ 休憩 14:50~ 水谷光太郎 様(信州大学) 「三重県中部布引山地東縁断層帯東部区間千里断層の活動性」 15:10~ 高橋啓太 様(新潟大学) 「能登半島南部,邑知潟断層帯西南部域における活断層の形成史」 15:30~ 阿部朋弥 様(産総研) 「津波堆積物と津波の規模について」 15:55~ 休憩 16:05~ 中村佳博 様(産総研) 「なぜ地震が起きると流体が発生するのか?:地震性流体の役割とその意義」 16:30~ 小河原孝彦 様(フォッサマグナミュージアム) 「ジオパークとは何か?~糸魚川の大地を保護して利用し,楽しみ,研究する~」 16:55 勉強会終了→移動 ◇宿泊について 勉強会終了後,宿泊施設・懇親会会場である青海中学校セミナーハウスに移動いたします. 宿泊料金 900円 400円/人 ・・・市から援助をいただけるとのことですので,金額訂正 . ------ 【寝具】 施設には,備え付けの寝具がございません.そのため, ①寝袋等の寝具を持参 ②運営側で手配する寝具セットのレンタルを希望(一式1300円のレンタル料がかかります). のどちらかの選択肢を選んでいただく必要がございます. ------ 【入浴】 セミナーハウスにお風呂はありますが,若干狭いです.そのため,糸魚川市内の日帰り入浴施設の利用をお勧めします.(勉強会会場から懇親会会場へ移動する際,入浴いただければと思います.) 入浴施設のリストは当日配布するパンフレットに列挙する予定ですので,そちらをご確認ください. ◇懇親会について (19時~開始予定) 懇親会は,宿泊場所であるセミナーハウスの大広間を用いて行います. オードブル・お寿司・新潟のおいしい地酒をご用意して皆さまをお待ちしております. 【19日】 寒波が流れ込む予報で,気温が下がることが予想されます.十分な防寒着を忘れずに! ◇巡検 07 00 起床・清掃 08 00 セミナーハウス出発(各自の車で) ↓(移動30分) 08 30~10 00 フォッサマグナミュージアム(見学時間:1時間30分 (15分の全体説明有)) ↓(移動5分) 10 00~10 45 長者ヶ原遺跡(見学時間:45分) ↓(移動5分) 10 45~11 00 美山公園給水塔(展望時間:15分) ↓(移動30分) 11 30~12 30 昼食@小滝公民館(休憩時間:1時間) ↓(移動15分) 12 45~13 15 高浪の池(観察時間:30分) ↓(移動15分) 13 30~14 00 小滝川ヒスイ峡 学習護岸(観察時間:30分) ↓(移動15分) 14 15~14 30 ヒスイ峡展望台(観察時間:15分) ↓(移動30分) 15 00~16 00 フォッサマグナパーク(糸魚川-静岡構造線断層露頭) (観察時間:60分) ↓(移動15分) 16 15 フォッサマグナミュージアム到着・解散
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更新日時:2009-03-19 11 17 45 (Thu) カウンター 累計: - / 本日: - 2009年3月20・21日 @富山大 日にちが決まりました!! 多くの方のご参加&ご発表を楽しみにしています. 【概要】 3月20日(金・祝) 13 30~17 00:研究発表会(会場:富山大学五福キャンパス 総合研究棟4F) 19 30~ :懇親会(会場:ごんべい舎、19~21時頃解散) 3月21日(土) 全日:巡検(場所:富山県西部方面、16時頃富山駅にて解散予定) 【詳細】 発表者 発表20分、質疑応答10分 (要旨はこちら) 安江健一:地形・地質概念モデルの作成について 石黒聡士:高解像度衛星画像のステレオ計測による地震性地殻変動の研究 牧仁:能登半島中~北部の変動地形 鮑 巴達拉胡:反射法探査データの再解析による日本海奥尻海嶺の構造 佐藤善輝:浜名湖沿岸沖積低地の地形発達史(速報) ※※ホームページへの要旨掲載に関して不都合があれば、その旨もお伝え下さい。 懇親会 会場:ごんべい舎(HP、場所) 会費:5,300円 宿泊先 ダイワロイネットホテル富山(HP、場所) 宿泊料金:幹事からのメールを参照してください 巡検(予定) 巡検先:富山県西部方面 参加費:1,300円 stop1 法林寺断層(南砺市福光町法林寺付近) stop2 散居村散策の道、高瀬遺跡など(南砺市井波) 12 00 昼食 (砺波市街地辺りにて) stop3 二上山(高岡市伏木古国府) stop4 雨晴海岸(富山県高岡市太田?) stop5 高岡市伏木北前舟資料館(高岡市伏木古国府) 富山大学までのアクセス http //www.u-toyama.ac.jp/jp/access/gofuku/index.html キャンパスマップもあります。総合研究棟の場所をご確認ください。 詳細が決まり次第,随時更新していきます.
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第36回地形地質勉強会終了!! 皆様のおかげで無事終了することができました。 また機会があれば、よろしくお願い致します。 (勉強会の写真は、現在整理しておりますので少々お待ちください...) 第36回地形地質勉強会 開催日:11月21日(土)22日(日) 開催場所:富山大学理学部3階 A337 (〒930-8555 富山県富山市五福3190) 車で来られる方 富山西ICより約10分 富山ICより約20分 電車で来られる方 JR富山駅より市内電車(大学前行き)~約15分~「大学前(終点)」下車~徒歩約5分 ※富山大学は3つのキャンパスにわかれています。当勉強会は「五福キャンパス」で行いますので、お気をつけください。詳しくは富山大学HPをご確認していただけると幸いです。 研究発表会 富山大学 B4 松田 卓巳 「2014年長野県北部地震の震源断層モデルと地表地震断層」 富山大学 B4 千野 結香 「弥陀ヶ原断層の1m‐DEMによる変動地形判読および空中写真判読」 富山大学 M1 上田 哲也 「モンゴル中北部の付加体形成過程とその起源」 新潟大学 M1 香取 拓馬 「断層崖が記録する変形構造と変質作用 ~岐阜県南東部、屏風山断層を対象とした研究 例~」 信州大学 M2 池田 一貴 「地震発生予測の高精度化に向けた活断層の活動性再評価 -2004年新潟県中越地震お よび2014年長野県北部の地震を例にー」 (敬称略) 発表時間は1人30分(発表時間20分 質疑応答10分)の予定です。時間が限られていますので、交代はスムーズにお願い致します。 ※飲み物代として1人120円いただきます。 懇親会 竹取御殿富山駅前店(19 00~21 00): 1人4000円 宿泊先 アパホテル(富山駅前) 1泊2日(朝食付き): 1人8540円 (新潟、名古屋、千葉、信州、富大OB) 富山マンテンホテル 1泊2日(朝食付き): 1人8350円 (信州) ※今回はこちらの不備でホテルがなかなか取れず、2つの宿泊先にわかれていただくことになります。また、例年より少し高い値段になります。誠に申し訳ございません。 巡検 富山県八尾地方を訪れる予定です。 集合:富山大学正門(8 30) STOP①:富山市科学博物館(410円) STOP②:神通川沿いの露頭 昼食:道の駅 林林 STOP③:猪谷関所館(150円) STOP④:猪谷の背斜・向斜 STOP⑤:常虹の滝 解散(15 30頃) 保険料(1人:230円) 巡検費(1人:560円) 寒くなる可能性がありますので、あたたかい服装をおすすめします。
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発表要旨 石村大輔(京都大) 「関ヶ原周辺の活断層の活動性と段丘面の編年」 1.はじめに 本研究で対象とした地域は,近畿三角帯(Huzita, 1962)の北東縁のほぼ中央に位置している.本地域は,南北をそれぞれ逆断層である養老‐桑名‐四日市断層帯・鈴鹿東縁断層帯と横ずれ断層である柳ヶ瀬断層帯などのセンスの異なる断層帯に挟まれた部分である.このため本地域には,横ずれ断層と逆断層が混在し,比較的小規模の活断層が複雑に分布している.岡田・東郷編(2000)では,地形学的に本地域の活断層のほとんどが活動度B級と推定されているが,定量的な議論は,池田山断層(東郷,1980;岐阜県活断層調査委員会,1998など)と宮代断層・垂井断層(杉戸ほか,2002)で行われているだけで,その他の断層ではデータが得られていない.段丘面の編年は,本地域がテフラ稀産地域であり,また地形面の発達が悪いため進んでいない.以上のように,活断層の変位量の記載・変位基準面の年代など,活断層の活動を知る上で必要な情報が十分に得られていない.そこで,本研究では各断層の変位速度,断層変位地形の記載,段丘面の編年を目的とした. 2.研究方法 本研究では,全域で1/20000及び1/10000の空中写真を用いて地形面区分と断層変位地形の解析を行い,現地踏査や火山灰分析を行い地形面の対比や編年を行った.これに加えて,変位量を求めるためEDMを用いて断面測量を行い,火山灰分析試料を得るためパーカッション採土器を用いて段丘面上で被覆土壌のボーリングを行った.これらにより得られた各断層の変位量と段丘面の編年結果から断層の上下変位速度を算出した. 3.結果 火山灰分析により本地域の段丘構成層と上にのる被覆土壌からK-Ah(7.3 ka),AT(26-29 ka),K-Tz(95 ka)(町田・新井,2003)などのテフラを検出し,加えて地形面の形状・分布・比高などから段丘面の編年を行った.各活断層の上下変位速度は,醍醐断層では0.1-0.2 mm/yr以上,大清水断層では0.1-0.4 mm/yr,関ヶ原断層では0.1 mm/yr,門前断層では0.04-0.06 mm/yr以上,宮代断層では0.4-0.6 mm/yr,垂井断層では0.1-0.3 mm/yr,池田山断層では0.5-0.6 mm/yr(最大1.3-1.7 mm/yr以上)という値が得られた. 【文献】 岐阜県活断層調査委員会(1998)池田山断層に関する調査成果報告書,岐阜県,97p. Huzita(1962)J. Geosci., Osaka City Univ., 6, 103-144. 町田・新井(2003)「新編火山灰アトラス[日本列島とその周辺]」,東京大学出版会,336p. 岡田・東郷編(2000)「近畿の活断層」,東京大学出版会,408p. 杉戸ほか(2002)活断層研究,21,51-57. 東郷(1980)法政大学教養部紀要,35,39-51. 山元貴継(中部大学) 「高蔵寺ニュータウンの開発と地形改変」 Ⅰ はじめに 名古屋大都市圏の郊外に相当する愛知県春日井市では,その東部に広大に広がる高蔵寺丘陵を造成して,目標人口8~10万人の「高蔵寺ニュータウン」の開発が進められた.1968年に本格的な入居が始まった同ニュータウンは,それまで荒廃した山林が広がり,「砂防地」指定をも受けていた高蔵寺丘陵を造成する際に,もともとの地形を活かした開発を想定していたとされる.すなわち,地形改変を最低限に抑えた上で変化に富む景観が展開する街づくりを行い,かつて谷であったところに幹線道路を,尾根線であったところに歩行者の通行道路を配する全体構造とすることで,同時に,自動車と歩行者との動線を分離し,当時問題視されていた交通事故を防ぐことを目指していた. しかしながら,実際にはニュータウンの開発に際してどのような造成が行われたのかについては,造成の完了した後に入居した住民には把握しにくい.また,ボーリング調査結果などの詳細なデータも,一般の住民には簡単に入手できるものではなく,その判断には専門的な知識が要求される.そこで本稿では,一般の住民も入手可能な地形図類の中でもとくに新旧の「都市計画図(国土基本図)」を用いて,ニュータウン開発に際して行われた地形改変を明らかにする手段を検討し,その結果をもとに地形改変の実態を示すことを目指した. Ⅱ 分析方法 本研究では,新旧の地形図のほか,春日井市役所で入手できるニュータウン開発前の1959年当時と2002年現在の「都市計画図」の比較をもとに,地形変化を分析した.具体的には,「高蔵寺ニュータウン」とその周辺の「都市計画図」上に50mメッシュを設定して,それぞれのメッシュごとの「最高標高」を判読し,汎用の表計算ソフトMicrosoft Excelを用いた標高データベースを作成した.そして,2時点での「都市計画図」について,同一の場所に相当するメッシュの「最高標高」どうしの差分すなわち標高変化を求めることで,埋め立てや盛り土,切り土の範囲や標高変化の量を分析した.そうして明らかにした標高変化量を再び地図上に重ねて図示し,諸施設の立地との関係を見たり,変化量の著しい箇所については現地調査を行ったりすることで,その課題を考察した. Ⅲ 結果 分析の結果,「高蔵寺ニュータウン」の範囲では,2002年現在と1959当時の標高の差分が正,すなわちニュータウンの開発を通じて標高が上昇した,埋め立てや盛り土によって造成された可能性の高い箇所が卓越していることを把握することができた.とくに,同ニュータウン北西側の斜面ではその値が大きいほか,かつての谷沿いに走っているとされる中央の通りも,実際には埋め立てによって造成された可能性が高いことが指摘された.また,埋め立てや盛り土によって造成された可能性が高い範囲は,大規模な集合住宅や,学校などの公共施設が配置されている箇所とも一致しやすい.敷地を広くとらなければならないこれらの施設は,必然的に大きな地形改変を伴いやすいが,地震などの災害時に避難路や避難場所となりやすいこうした場所こそが,埋め立てや盛り土によって造成された可能性が高くなる結果となった. なお,こうした結果については住民に対する公開も試みており,住民の多くが,「高蔵寺ニュータウン」の大部分が「丘陵を削って造成された」という認識を持っていることが明らかとなった.とくに開発の時期が古く,居住者の高齢化が急激に進んでいる同ニュータウンは,丘陵地を造成したことによる高低差や,高層住宅が多く,今後の高齢者の生活に多くの懸念が指摘されているが,さらに災害時には,こうしたニュータウンの造成に対する認識が災害時の誤った非難行動にも反映されかねない.「高蔵寺ニュータウン」はその構造自体から,緊急車両の乗り入れも難しく,対策が求められよう. ただし今回の分析では,新旧「都市計画図」の測量精度による誤差の可能性や,図法などの違い・地図の伸縮によるメッシュ設定の難しさも指摘された.また,メッシュを細かく設定すれば,より詳細な分析も可能であるが,その一方で危険とされる箇所が特定され,いたずらに不安や,ひいては各住宅の資産価値を下げる可能性もある.分析方法に対する吟味だけでなく,その結果の公開についても,多くの課題が残された. 横瀬 鑑(信州大学) 「黒姫山東部火山麓扇状地の形成過程」 長野県北部に位置する黒姫山は,最高峰の黒姫山(2053.4m)を含む外輪山と,小黒姫(2046m)と呼ばれる中央火口丘からなる典型的な“二重式火山”である.この火山は,長野県と新潟県の両県にまたがって位置する飯縄山・黒姫山・妙高山・佐渡山・焼山・斑尾山からなる妙高火山群(早津,1976a)の中央に位置し,比較的狭い範囲に6個もの火山が火山列をなして密集している点などから,火山研究の好対象とされてきた.これまで,黒姫山周辺では早津(1976a)や妙高団体グループ(1979)らによって地形・地質学的手法によって編年や形成史が論じられてきた.また近年では,沢田ほか(1992)や早津(1995),早津ほか(1997)によって,黒姫火山が大きく3つの活動期を有することや幾つかの火山灰の年代が明らかにされている.しかし,東部に広がる火山麓扇状地については,その形成過程や形成時期などは明らかにされていない.すなわち,火山活動に引き続いて起こる火山体の解体・開析と関わる火山麓扇状地の形成過程についての研究はまだ十分ではない. そこで本研究では,黒姫山東部に広がる火山麓扇状地の形成過程を明らかにし,より詳細な黒姫火山の形成史を明らかにすることである.研究方法は,20000分の1の空中写真をもとに地形分類図を作成し,黒姫山東部に広がる火山麓扇状地を分類する.そこで明らかになった地形面分布をもとに現地調査を行い,露頭の堆積物の層相に基づいて,堆積環境を挟在する示標テフラとの関係から火山麓扇状地の形成時期も考察する. 現段階では,東部に広がる牛臥山溶岩層と一括されていたものが,地形学的には2つ以上に細分されること,最も若く火山麓扇状地堆積物として一括されていたものが,少なくとも3面に分類できることが明らかとなった.今発表では,これらを中心に報告する. 参考文献 早津(1976a)第四紀研究,15,55-65. 妙高団体グループ(1979) 第四紀,18,1-8 早津(1985)「妙高火山群-その地質と活動史-」,第一法規,48-77. 沢田ほか(1992)名古屋大学加速器質量分析計業績報告書,14,164-176. 早津(1995) 妙高火山研究所年報,3,39-42. 早津ほか(1997)地学雑誌,103,207-220.
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無事に全日程終了しました。 たくさんのご参加、ありがとうございました。 次回は新潟大学にて開催予定です。 第43回 ー地形地質勉強会ー 日程 2/24(日)13:00~ 発表会地形 名古屋大学環境総合館 18:30~ 懇親会地質 まかまか栄本店 2/25(月) 9:00~ 巡検勉強会 名古屋市内 勉強会 2/24(日)13:00~ 発表20分 質疑5分 (※多くの方から発表の申込があったため、質疑の時間を短縮しました) 会場:名古屋大学環境総合館3階 講義室1 地下鉄名城線「名古屋大学」駅 2番出口から点線に沿ってお越しください。 ・発表順 13:00 米原和哉(名古屋大・M2) 天神川水系の礫径変化からみた堆積物の連結性 13:25 藤原龍信(千葉科学大・B4) 千葉市都川低地における沖積層の研究 13:50 鹿野健人(法政大・B4) 堆積速度変化に基づく完新世における関東平野中央部の河道変遷 休憩(15分) 14:30 柳田健一郎(名古屋大・M1) 四万十川中・下流域における河川漁撈の存続要因―漁撈者に注目して― 14:55 塩谷 輝(静岡大・B4) 静岡県西部三波川帯渋川超マフィック岩体の構造岩石学的研究 15:20 鈴木 俊(新潟大・M2) “古い断層”から何が分かるか-断層岩試料を用いた地殻強度推定の試み- 休憩(15分) 16:00 田所龍二(千葉大・B4) 開析谷形成時間を考慮した横ずれ活断層の平均変位速度推定ー根尾谷断層天神堂付近を例としてー 16:25 中村翔馬(法政大・B4) 離島における南海トラフ津波避難対策と実態 -東京都新島村を事例に- 巡検 9:00栄集合→見晴台遺跡(笠寺観音)→七里の渡し→熱田神宮(昼食:宮きしめん)→松重閘門→堀川→大須観音→名古屋城(15:00頃解散予定) 今回の巡検ルートの一部は以前NHKのブラタモリでも紹介されていました 参考までにどうぞ 宿泊 ホテルリブマックス名古屋栄EAST 1泊(朝食付き)4,500円 ホテルの詳細はこちら 懇親会 まかまか栄本店 1人3,500円 名古屋飯をご用意しています! お店の詳細はこちら 参加費 勉強会:100円 懇親会:3,500円 宿泊:4,500円 巡検:1,200円 →1,100円に変更しました 申込方法 熊澤(kumasky747@yahoo.co.jp)まで,参加者全員の【氏名・所属・学年・性別・発表/懇親会/宿泊/巡検への参加の有無】をお知らせください。 申込期限:1/25(金) ※1/26以降も受け付けますが、宿泊に関しましては手配できない場合がありますので、ご了承ください 1/25をもって参加申込を締切とさせていただきました。 ただし、勉強会(発表無)・懇親会・巡検への参加は1/26以降も受付可能な場合もあります。 詳細は熊澤までお問い合わせください。 ※名大内に自家用車で入構する場合は,駐車料金300円と手続きが必要ですので,自家用車でお越しになる場合はその旨と台数もお知らせください。 注意事項:今回の巡検では自家用車を使用しません。自家用車でお越しになった場合は,2日目の巡検中はコインパーキングなどをご利用ください。