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累積: - ___ 昨日: - ___今日: - 参考文献 具体的で分かりやすく症例の多いものを選びました。 #は特にお薦め(時々入れ替える予定です) 養生に関する本を読んだ感想は、 blog「遊風の養生日記」の「本」のカテゴリーに載せています 医学史関係 鍼灸関係江戸期の和方鍼灸(漢方) そのほか 手技関係 漢方・食養関係 現代医学関係闘病記 その他1 医療・稽古・自然など その他2経営・接客など ※昔の文献を読む時に気をつけたいこと お知らせとお願い術伝流鍼灸操体講座で患者さん役を募集 感想など 医学史関係 #『素問医学の世界』 藤木俊郎著 績文堂 (ぜひ読んで欲しい『素問』入門書) 『素問医学源流考』 藤木俊郎著 績文堂 『中国医学はいかに作られたか』山田慶児著 岩波新書 『中国医学の起源』 山田慶児著 岩波書店 『中国医学の思想的風土』 山田慶児著 潮出版 『夜鳴く鳥』 山田慶児著 岩波書店 『気の自然像』 山田慶児著 岩波書店 『中国医学の誕生』 加納喜光著 東大出版 『素問』『霊枢』のテキストは、台湾中華書局のものが良いと思います。 鍼灸関係 江戸期の和方鍼灸(漢方) #『鍼道発秘講義』 横田観風著 医道の日本 #『鍼灸重宝記』 本郷正豊著 医道の日本 #『杉山真伝流臨床指南』 大浦慈観著 六然社 『名家灸選釈義』 深谷伊三郎著 刊々堂新社 『長沙腹診考』 奥田鳳作著 どなたか現代語訳をお願いします 『切脈一葦』 中茎謙著 どなたか現代語訳をお願いします そのほか 『医道の日本』特集号(300,500,600号)日本の鍼灸界の幅がわかる 『簡明不問診断法』 柳谷素霊著 石山鍼灸医学社 『柳谷素霊選集』 柳谷素霊著 績文堂 『鍼灸真髄』 代田文誌著 医道の日本 『針灸治療の実際」 代田文誌著 創元社(治験例を主とした) #『名灸穴の研究』 深谷伊三郎著 刊々堂新社 (深谷先生の本で一番まとまり有) 『経穴活用宝典』 深谷伊三郎著 鍼灸の世界社 (症状別灸穴事典として) 『取穴法の全て』 深谷伊三郎著 鍼灸の世界社 (「奇穴・無名穴・変動穴の活用」が使える) 『お灸で病気を治した話』 深谷伊三郎著 鍼灸の世界社 (読み物症例集として) 『体の中の原始信号』 間中・板谷著 地湧社 『皮内鍼法』 赤羽幸兵衛著 医道の日本 #『特効針灸治療法』 福島 聡著 壮神社 『鍼灸臨床Q&A』 鈴木育雄著 叶屋 『鍼灸治療学』 山下 詢著 医歯薬出版 『鍼灸臨床わが30年の軌跡』 長野 潔著 医道の日本 #『漢方養生談』 荒木正胤著 大法輪閣 (湯液や養生の他、鍼灸もいい) 『はるかなる東洋医学へ』 本多勝一著 朝日新聞社 #『東洋医学見聞録』 西田皓一著 医道の日本 『図解経筋学』 西田皓一著 東洋学術出版 #『臨床生情報』 日産玉川編 医道の日本 『鍼灸特効穴一発療法』 山本敏夫著 源草社(堀切流?) 『鍼灸臨床マニュアル』 北村・森川著 医歯薬出版 『はり100本』 竹村文近著 新潮社 『石坂流鍼術の世界』 町田栄治著 三一書房 『思うツボ』 戸ケ崎正男著 humanworld 『経穴の使い方 鍼の刺し方』鍼灸素霊会 績文堂 # 『図説東洋医学 用語編』 学研 # 『図説東洋医学 鍼灸治療編』 学研 1990年頃の国試化の時に、鍼灸学校の教科書に この『図説東洋医学』シリーズの 『鍼灸治療篇』が「鍼灸臨床論」に、 『基礎編』が「東洋医学概論」になっていたら、良かったのに。 『カラーアトラス経穴断面解剖図解 下肢編』医歯薬出版 『カラーアトラス経穴断面解剖図解 上肢編』医歯薬出版 『東洋医学の臨床と基礎』山下・竹之内著 マグブロス 手技関係 #『万病を治せる妙療法 操体法』橋本敬三著 農文教 #『生体の歪みを正す』 橋本敬三著 創元社 (「力学的医学の構想」が良い、鍼治療や鍼練習法も) 『誰にもわかる操体法の医学』 橋本敬三著 農文教 (「体の自然の指示を読む」=「力学的医学の構想」) 『体の設計にミスはない』 橋本敬三著 谷口書店 『操体法治療室』 三浦・今著 谷口書店 『楽しくわかる操体法』 今・丸住著 医道の日本社 #『風邪の効用』 野口晴哉著 ちくま文庫 『病人と看病人』 野口晴哉著 全生社 『症状別 家庭でできる指圧』 増永静人著 有紀書房 #『図解 病気を治す指圧入門』 増永静人著 有紀書房 『経絡指圧治療百話』 増永静人著 医王会 『気功養生学概要』 焦 国瑞著 自然と科学社 『背骨のゆがみは万病のもと』 甲田光雄著 創元社(断食・生菜食+西式健康法) 『ボディワイズ』 J.ヘラー著 春秋社 #『クリニカルマッサージ』Clay Pounds著 医道の日本社 漢方・食養関係 # 『和漢診療学』 寺澤捷年著 岩波新書 『症例から学ぶ和漢診療学』寺澤捷年著 医学書院 『傷寒論真髄』 横田観風著 績文堂 『専門医のための漢方医学テキスト』 日本東洋医学会学術教育委員会編 南江堂 (漢方専門医研修カリキュラム準拠) 『類聚方広義・重校薬徴』 吉益東洞著 創元社 吉益東洞原著 尾台榕堂校注 西山英雄訓訳 『臨床応用 漢方処方解説』矢数道明著 創元社 『症候による漢方治療の実際』大塚敬節著 南山堂 #『慢性病の食養法』 日野 厚著 緑書房 『食べ物さん、ありがとう』川島四郎著 朝日文庫 (『日本食長寿健康法』(新潮文庫)も良い) 『断食少食健康法』 甲田光雄著 春秋社 #『粗食で生き返る』 幕内秀夫著 角川書店 (『免疫アップ食事法』(二見書房)も良い) 『家庭でできる自然療法』東城百合子著 あなたと健康社 #『病気にならない暮らし事典』本間真二郎著 セブン&アイ出版 『欧米人とはこんなに違った日本人の「体質」』 奥田昌子著 講談社 『からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て』大森一慧著 ソレイユ出版 現代医学関係 #『イラストで学ぶ生理学』 田中越郎著 医学書院(生理学の意味がわかる) 『好きになる生理学』 田中越郎著 講談社(上記が手に入らない時に) 『目でみる動きの解剖学』 Wirhed著 大修館 『新・ヒトの解剖』 井尻・後藤著 築地書館 『目で見る体のメカニズム』 堺 章 著 医学書院 『入門組織学』 牛木辰男著 南江堂(著者自筆の絵が絶品!) 『ヒトのからだ』 三木成夫著 うぶすな書院 #『生命形態学序説』 三木成夫著 うぶすな書院 『皮膚は考える』 伝田光洋著 岩波書店 #『医療の原点』 中川米造著 岩波書店 #『治療をためらうあなたは案外正しい』名郷直樹著 日経BP社 (EBMに学ぶ、医師にかかる決断、かからない決断) #『見逃し症例から学ぶ日常診療のピットフォール』生坂政臣著 医学書院 (外来臨床は問題解決、病歴から予測、帰納的思考が大切) #『めざせ!外来診療の達人』 生坂政臣著 日本医事新報社 (外来カンファレンスで学ぶ診断推論) #『薬なしで生きる』 岡田正彦著 技術評論社 (多くの薬は、飲んでも飲まなくても余命に差はない) #『医者の私が、がん検診を受けない9つの理由』 岡田正彦著 三五館 (がん検診をいくら受けても余命は伸びない) #『がんは治療困難な特別な病気ではありません!』 真柄俊一著 イースト・プレス 『植物はなぜ薬を作るのか』 齊藤和季著 文春新書 #『医療が病を作る』 安保徹著 岩波書店 #『トリガーポイントブロックで腰痛は治る!』 加茂淳著 風雲舎 (運動器疾患は、筋痛症である) #『森の診療所の終の医療』 増田進著 講談社 #『体内静電気を抜けば病気は怖くない!』堀泰典著 講談社 (江戸期鍼灸書の邪気とは、堀先生の言う体内静電気でしょう) 追記:2017.02.09ーーー ただ、静電気は逃げやすいので、邪気の全てを静電気と考え にくいと思います。そういう意味で、邪気は、静電気を含む生 体内の余剰な雑電気と考えるのが妥当と思います。 深層の姿勢維持筋に溜まった邪気は静電気だけとは考えにく く、アースだけでは抜け切らないように思います。 ーーーー #『心病める人々』 石川信義著 岩波新書 #『その島のひとたちは、ひとの話をきかない』 森川すいめい著 青土社 ・岩波新書には読みやすく役に立つ本が多い 『神経内科』『現代ウィルス事情』『腸は考える』『からだの設計図』 『痛みとのたたかい』『新型インフルエンザ』『カラー版細胞紳士録』 『信州に上医あり 』『生活習慣病を防ぐ』など 闘病記 #『椅子が怖い』 夏木静子著 文芸春秋 #『認められぬ病』 柳澤桂子著 中公文庫 #『1リットルの涙』 木藤亜也著 幻冬舎文庫 #『いのちのハードル』 木藤潮香著 幻冬舎文庫 #『死にたくない!』 川上宗薫著 サンケイ出版 『大学教授がガンになってわかったこと』 山口仲美著 幻冬舎新書 その他1 医療・稽古・自然など 『スリランカの悪魔ばらい』 上田紀行著 法蔵館 『養生の実技』 五木寛之著 角川 『健康問答』 五木寛之・帯津良一著 平凡社 (本音で語る現代の養生訓(2も良い)) #『医療人類学入門』 波平恵美子著 朝日新聞社 #『脳はなぜ「心」を作ったのか』前野隆司著 筑摩書房 (副題:「私」の謎を解く受動意識仮説 ) 『内臓が生みだす心 』 西原克成著 NHKブックス 『経験の政治学』 R.D.レイン著 みすず 『北斗の人』 司馬遼太郎著 角川など 『私の自然観』 今西錦司著 講談社 『夢を操る』 大泉実成著 講談社文庫 (夢で出会った精霊に力と智恵をもらう) #『犀の角たち』 佐々木閑著 大蔵出版 (仏教は、他の宗教よりも、数学物理学生物学に近い) #『鎮守の森』 宮脇 昭著 新潮文庫 (人間の手の入らない本来の自然の姿がわかる) 『ヤマノミ』 国分 拓著 NHK出版 (森の精霊と生きる民と文明の交差) #『海のグレートジャーニー』 関野吉晴著 クレヴィス その他2経営・接客など 『働く君に伝えたい「お金」の教養』 出口治明著 ポプラ社 「自分が好きなこと」に投資しよう! 『この世でいちばん大事な「カネ」の話』 西原理恵子著 理論社 『そうだ、葉っぱを売ろう!』 横石知二著 ソフトバンク (日本料理のツマものをビジネスに) 『経営学』 小倉昌男著 日経BP 『俺の考え』 本田宗一郎著 新潮社 『古道具屋さんの経済原論』 魚柄仁之助著 飛鳥 『人生は勉強より「世渡り力」だ!』 岡野雅行著 青春新書 『感動を創る』 橋本保雄著 PHP 『クレーム対応術』 橋本保雄著 大和出版 (橋本保雄さんは、操体の橋本敬三先生のご子息(三男?)) 『山中かんの顧客満足経営』 松尾武幸著 東洋経済 (「百貨店の神様」が語る経営の神髄) 『サービスの天才たち』 野地秩嘉著 新潮新書 『実学』 稲盛和夫著 日経新聞 『会計学』 小川 洌著 放送大学 ※昔の文献を読む時に気をつけたいこと 古武術の研究をしている人(武術稽古研究会の甲野善紀先生) の話では、古い武術書には、武術家本人が書いたものよりも、 当時のインテリであるお坊さんに書いてもらったものが多いそ うです。当時の武術家には本を書けるだけの文章力を持つ方が 少なかったせいだろうとのことです。 そのため、武術とは関係のない空理空論や心構えが中心のも のが多くなるそうです。実践しながら読んでいき、試して確か め、武術に関係のない空理空論部分などを除き、武術本来の姿 を見付けていく必要があるとのことでした。 心構えが書かれている部分は、特に注意しないと、お坊さん のお説教を鵜呑みにする危険性が高いそうです。 私は鍼灸などの養生の技術に関しても同じ様な事が言えるよ うな気がしています。 そういう意味で、古い文献を読む時は、深谷伊三郎先生が 『名家灸選釈義』で、また、藤木俊郎先生が『素問医学の世界』 で、橋本敬三先生が操体を作り上げていく過程(『生体の歪み を正す』に書かれている)で、されているような読み方が良い ように思います。 そして、鍼灸などの養生の技術では、現在の文献を読む時に も同じような注意が必要なものも多いように思っています。 ーーー 追記:2018.04.04 ーーーーーーーーーーーーーー また、本に書かれたことが、いま目の前に居る患者さんの体 でも成り立っているかどうか、確かめながら四診し鍼灸などし ていくことも大切ですね。法則性とは、あくまでも仮説で、い ま目の前に居る患者さんの体で、その時に必ず成り立つとは限 らないのですから。 そういう「いま目の前に居る患者さんの体で、その時に成り 立っているか」という点について検証する習慣に関しては、西 洋、中国、日本と比べると、日本に比較的、そういう感じの流 派が多いように思います。和方鍼灸では阿是穴治療が基本とい うのも、その典型例のように思います。 山そのもの、岩石そのものが御神体の神社が有ったりするよ うに、また、八百万の神々、草木虫魚悉皆成仏、山野川海悉皆 成仏という言葉が有ったりするように、自然への畏敬の念が一 番有るように思いますので。 自然への畏敬の念が無い科学や思想は暴走しやすく、間違い も起こしやすいように思います。 比較すると、西洋は、自然征服という感じが強いように思い ます。 中国は、馬王堆医経や素問霊枢、墨子、老荘の頃は、自然へ の畏敬の念は有りそうな感じは受けますが、金元医学や現代中 医には、自然への畏敬の念は殆ど感じられません。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー >>>このページのトップヘ・・参考文献 >>>術伝HPトップへ ・・・・トップページ 術伝HP内検索:上の@wikiメニューの「wiki内検索」 お知らせとお願い 術伝流鍼灸操体講座で患者さん役を募集 術伝流鍼灸操体講座は、実践面を重視しています。実際に症状が出て いる方の治療を見たほうが勉強になります。そこで、講座で患者さん役 をしてくださる方を募集しています。 くわしくは、術伝流のモデルをみてください。 よろしくお願いします。 感想など 感想、間違いなどありましたら、術伝事務局までメールをください。 よろしくおねがいします。 術伝事務局メルアド :jutsuden-jmkkあまググどこ (この行は無視してください。akwba、laemfro、thgosewibe) (「あま」を「@」に、)(以下無視kuaniu、nteyu、lPpkiumo) (「ググ」を「googlegroups」に、)(以下無視mesiun、kiuen) (「どこ」を「.com」に変えて送信してください。) (面倒をおかけし申し訳ありません。迷惑メール対策です) >>>術伝HPトップへ ・・・・トップページ
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第14回 区間推定の実際
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不祥事の実際 ●1968.3 成田事件 | 成田闘争を取材していたTBS報道部のマイクロバスが、プラカードを持った反対同盟の婦人数名を便乗させ、警察の検問にかかって止められた事件。 政府・自民党がTBSを激しく非難。TBSは担当記者、報道局幹部への処分をおこなった。 元「ニュース23」デスクで現在TBS報道局長の金平茂紀氏は1997年にこう語っている。 「メディアによっては(1996年のビデオ問題は)『TBS事件』と略称されたけれども、去年以前は、『TBS事件』といえば即『TBS成田事件』を指していた。68年3月、成田空港反対同盟の婦人行動隊のおばちゃん達と『プラカード』をTBSの取材用マイクロバスで運び、『報道の公正と中立を踏み外した』として袋叩きにあった『事件』だ」 なおネットの一部では、この事件によって報道番組「ニュースコープ」のキャスターだった田英夫氏(後に社会党から出馬、参議院議員となる)が解任されたと記述されているようだが、田英夫氏の解任とこの事件とは無関係である。 田氏が解任に至ったのは、ベトナム戦争現地取材「ハノイ・田英夫の証言」(1967年10月放送)がきっかけである。 放映日の8日後、TBS今道社長ら幹部は自民党本部に呼ばれ番組批判を受けた。なぜ田氏のような偏向した人物を北ベトナムに送り込んだのか(アメリカは南ベトナムを支援していた)と詰問された今道社長は、ニュース源に記者を送ってなにが悪いかという意味の反論をしたという。 田氏解任の件では抵抗した今道社長も、その後起こった成田事件により関係者の大処分に踏み切らざるをえなくなった。 注)この事件に関してはネット上にさほど資料がなく、ここで参考にしたサイトは全てTBS側、あるいは「左」側から語られたものであることを付記しておく。 ●1995.5 サブリミナル問題 | オウム真理教事件報道が過熱する最中、1995年5月に放送された「報道特集」のオウム関連特集の中で、教団代表の麻原彰晃の顔などが無関係な場面で何度も挿入された。 TBSはサブリミナル手法を番組テーマを際立たせる手法として用いたと説明したが、非難が集中。 旧郵政省が厳重注意を行い、TBSは「視聴者が感知できない映像使用はアンフェアであった」と謝罪した。 「否定的なものを肯定的に変える効果がある」とされるサブリミナルは、この3年後、民放連の放送基準で「公正とはいえず、放送に適さない」として禁止された。 ●1996.04.02- オウム村井刺殺事件のTBS関与が浮上 | 第136回国会逓信委員会第6号(96年4月2日)で、オウム村井刺殺事件のTBS関与が浮上。 TBS取材マザーテープが、徐 ( 刺殺犯 ) がこれから何かやりますよ、という感じで、かなり前から徐だけをアップで追い回し、アタシュケースから包丁を取り出すまでを延々と撮り続けていた。 ●1996.10.19- 坂本弁護士一家殺害事件のビデオ問題 | 1995年10月19日、日本テレビの報道により、1989年11月4日に発生したオウム真理教被害者弁護団の坂本堤弁護士一家殺害事件に、TBSの情報番組スタッフが関与したことが発覚。 殺害の9日前、坂本弁護士インタビュー未放送ビデオをオウムの幹部である早川、上祐、青山に視聴させ、これが殺害の引き金となった。 ところが、TBS側は当初「ビデオを見せた事実はなかった」と事実を隠蔽していた。 3月11日に「オウム真理教幹部にビデオを見せた事実は確認できず」とする社内調査結果を発表し、その後19日の衆議院法務委員会での大川常務(当時)の参考人招致でも重ねて全面否定していた。 しかし、23日にオウム真理教の早川被告のメモの全容が判明、それを受け、25日、磯崎社長が緊急記者会見を行い、「ビデオを見せた」と認め、関係者の処分を発表した。 その後、検証特番の放映、ワイドショーの打ち切り、深夜番組の5日間停止、報道番組の時間短縮などの自粛措置をとった。 ●1996.5.10- サンディエゴ事件報道で被害者夫人を犯人扱い | 1996年5月8日、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ市で、アルツハイマー病の研究をしていたS教授父娘が、何者かによって射殺される事件が発生した。 この事件に関し、5月10日放送の「ニュースの森」、5月19日の「関口宏のサンデーモーニング」が事実とは違う報道を行った。 事件当時、フランスのニースに滞在していたS教授夫人が事件に関与していたのではないかという予断に基づいて、誤報や犯人視報道を繰り広げたのだった。 1997年9月、S教授夫人はBRC(放送と人権等権利に関する委員会)に対して、TBSの事件報道により、名誉、プライバシー等が侵害されたとして「権利侵害」の救済を求める申立を行った。 ●1998.1.20- 帝京大学ラグビー部員暴行容疑事件で無関係者を犯人扱い | 1998年1月20日放送「ニュースの森」、1月25日放送「サンデーモーニング」が、帝京大学ラグビー部員暴行容疑事件において無関係の人間を犯人と断定して報道した。 ラグビー部の2年生部員2名とその家族合わせて7名が、「2人は暴行行為に加わっていなかったにもかかわらず、暴行犯人として放送されたため、本人だけでなく家族の名誉が著しく損なわれた」として、6月25日、TBSに対する権利侵害の申立を、BRC(放送と人権等権利に関する委員会)に行った。 ●2000.11.7 旧石器発掘捏造事件と「つくる会」を結びつけて報道 | 2000年11月7日放送「ニュースの森」及び「ニュース23」が、上高森遺跡の旧石器発掘捏造事件において、全く関係ない「新しい歴史教科書をつくる会」の運動を結びつけて報道した。 その内容は、TBS記者が「つくる会」について、「天皇制や旧石器時代に世界最古の文明が日本に存在した可能性など日本史の独自性を根拠に新たな歴史観をつくるよう訴えている」と説明、その上で韓国の新聞が旧石器発掘捏造事件と「つくる会」の動きを結びつけて報道している実態を無批判に紹介、「今回の捏造劇を機に、新しい歴史教科書をつくろうとする動きに対する韓国側の警戒感が浮き彫りにされた」と解説したものだった。 一連のニュース構成の中で「つくる会」への取材はなかった。 「つくる会」は11月10日、「視聴者に誤った先入観を与え、当会の名誉を傷つけた」としてTBSに抗議し、TBSとの話し合いの結果、「サンデーモーニング」で「つくる会」の反論VTRが放映された。 ●2002.7.25 北朝鮮に身柄拘束された男性の身代金要求にTBSが加担したことが発覚 | 2002年7月25日に行われた国会安全保障委員会で、北朝鮮に身柄拘束された杉嶋岑氏(元日経新聞記者)の身代金要求にTBSが加担、TBSが平壌で杉嶋氏の記者会見を主催し日本政府に身代金支払いを働きかけようとした、北朝鮮とTBSの共同工作が発覚。 第154回国会 安全保障委員会 第9号(平成14年7月25日(木曜日)より杉嶋氏の証言 私の身柄引き取り交渉に進展が見えず、日本国政府の態度に業を煮やした焦りからか、二〇〇〇年六月二十一日にピョンヤンで記者会見を開き、日本国政府に圧力をかけるとい う計画がございました。 (中略)私の帰国運動に名をかりた身の代金要求交渉を進めようとしている北朝鮮のお先棒を担いでいる日本の有力メディアはどこかと考えました。帰国後、そうした北朝鮮側の情報操作の受け皿が何とTBSだったことを家内へのTBS外信部長岡元隆治氏の手紙で判明しました。(中略)TBSは、とんでもない誤報をして我が家庭を苦しめたばかりでなく、図らずも北朝鮮の情報操作に踊らされたことを暴露する結果になりました。 ●2003.11.2- 石原都知事の日韓併合に関する発言を捏造 | 2003年10月28日、石原都知事が「救う会東京」の集会で、「私は日韓合併を100%正当化するつもりはない」と発言。 11月2日放送の「サンデーモーニング」は、“日韓併合を正当化 石原都知事がまた問題発言”と題し、「日韓合併を100%正当化するつもりはない」という石原氏が述べた発言の語尾を編集、「日韓合併を100%正当化するつもりだ」というテロップ入りで、事実とは異なる報道を行った。出演者らもこれを前提に石原氏に批判的な意見を述べた。 放送直後からネットで「TBSが捏造!」と“祭り”になり、今も語り継がれている有名な事件。 TBS側は翌週の「サンデーモーニング」にて、“テロップミス”を謝罪、解説したが、印象操作・捏造は否定した。 石原氏側は抗議を行ったものの、TBSから誠意ある回答が得られなかったため、11月11日にTBSの名誉棄損と公務執行妨害で被害届を提出。 11月26日にTBS井上社長が謝罪するも、「テロップは誤表示」として捏造は否定。 翌2004年2月9日、やはりTBSに誠意が見られないため、石原氏側は名誉棄損でTBSを刑事告訴。 その結果、TBSのプロデューサーを含む社員4人が名誉棄損容疑で東京地検に書類送検された。 石原氏側が2005年4月19日に起こしていた民事訴訟については、2006年6月22日、TBS側が石原氏に謝罪したことを記者発表することを条件に東京地裁で和解が成立した。 (参考資料) TBS「サンデーモーニング」で石原都知事の日韓併合発言を捏造報道 ●2004.3.5 オウム真理教ドキュメンタリードラマでやらせ | 2004年3月5日放送のドキュメンタリードラマ「告白~私がサリンを撒きました~オウム10年目の真実」でやらせが行われた。 番組冒頭でぼかし入り、声を変えて登場した男性が、林受刑者とは面識がなく違う刑務所にいたにもかかわらず、「獄中の林(郁夫)受刑者を知る元受刑者」と説明され、刑務所内の林受刑者の様子について「手先が器用だった」「袋張りの仕事をしていた」などと、目撃したかのような証言をしていた。 TBSは4月24日放送の「ニュースの森」などで、「面識があるかのように表現したことは不適切だった」と謝罪した。 TBSはまた「本来は伝聞と分かるように伝えるべきで、元受刑者が、直接林受刑者と面識があるかのように表現したことは不適切であり、お詫び申し上げます」とのコメントを発表した。 この問題は写真誌「フラッシュ」(光文社刊)の取材で発覚したもので、男性は同誌の取材に、番組のインタビュー前に記者から伝聞に基づいた問答用メモを渡され、「直接接触した人物ということにしてください」と「やらせ」まがいの対応を依頼されたとも語っているが、この件に関してTBS広報部は否定している。 さらにスポーツニッポン紙によると、男性は、2003年6月放送の「ニュースの森」にも「北朝鮮から覚せい剤を密輸した元暴力団組長」として登場しているとのことで、TBS広報部では同紙の取材に「記者は実際に北朝鮮との覚せい剤取引を行った人物と理解していた」とコメント、虚偽の証言依頼の有無については「事実を認められない」としている。 ●2006.5.6 白インゲン豆ダイエットで多数の視聴者に被害 | 2006年5月6日放送の「ぴーかんバディ!」で、白インゲン豆を約3分間いった後に粉末化し、ご飯にまぶして食べるダイエット法を紹介。 これを試した視聴者が下痢などを訴えた。 TBSの発表によれば、6月18日までに確認された被害は1149件、うち入院者数は104人。 TBSは6月20日に受けた総務省の文書による警告の行政指導をふまえ、6月26日、井上弘代表取締役社長が7月の月額報酬を30%返上したほか、役員・社員計6人を処分した。 ●2006.6.29 ハイド米下院国際関係委員長の発言を捏造 | 2006年6月29日放送「ニュース23」の、小泉純一郎首相(当時)の米議会での演説が実現しなかったとするニュースの一部にて、小泉首相の靖国神社参拝をめぐり、「行くべきでないと強く感じているわけではない」 と語ったヘンリー・ハイド米下院国際関係委員長(共和党)のインタビューに、「行くべきではないと強く思っている」と逆の意味の日本語字幕を付けて放送していたことが発覚。 6月29日当時、小泉首相は訪米中だった。 TBSは7月5日の同番組で「翻訳の字幕表示に一部正確さを欠く表現があった」として釈明した。 ハイド米下院国際関係委員長の実際の発言 "I don t feel uh strongly that that the Prime Minister uh shouldn t uh visit the shrine, it s just that I would like to bring to his attention the sensitivity of Americans uh that are involved in the recognizing uh World War II conbat circumstances." ●2006.7.21 731部隊特集で全く無関係の安倍官房長官のパネル映像を挿入 | 2006年7月21日、「イブニング・ファイブ」が放送した旧日本軍731部隊に関する特集コーナーの冒頭で、内容とは全く無関係の安倍官房長官(当時)の顔写真を約3秒間も放映した。 安倍氏の顔写真が画面中央に映った時には、記者が「ゲリラ活動?」という声をあげ、そのテロップが安倍氏の顔写真の下に重なるおまけもあった。 専門家も「不自然過ぎる」と首をひねる映像で、永田町では「自民党総裁選前に、安倍氏のイメージダウンを狙った印象操作では」との見方も出た。 (参考画像) s-tbs_abe.jpg ※クリックで拡大表示 放送評論家の志賀信夫氏は「ボーっと見ていて、全く意識しないところで目に飛び込んでくるから『サブリミナル的』といっていい。(視聴者に)無意識に働きかける可能性はある」と指摘(ZAKZAK06/7/26)。 メディア批評で知られる作家の麻生千晶氏も「夕方のニュースは時間が詰まっていて、何の意味もない映像をオンエアするとは考えられず、意図的にやっている。総裁選前に安倍氏の顔写真を使うあたり、安倍氏に対して何らかの印象操作をすることが目的だろう。こうした疑いを持たれるような報道をするTBSはバカだなぁと思う」と分析した(ZAKZAK06/7/26)。 TBS広報部はこのようなコメントを出した。 「ニュース内容とは関係のない写真パネルが映し出されたことについては、決して意図的なものではありませんでした。しかしながら報道の趣旨とは全く無関係な方々にご迷惑をおかけしたことにつきましておわび申し上げます」。 7月26日放送の「イブニング・ファイブ」番組内でも、キャスターが「意図的ではなかった。安倍氏、関係者にご迷惑をかけた」と陳謝した。 総務省はこの問題で調査に乗り出し、8月11日、「視聴者に誤解を与えかねない映像である」として放送法に違反したと判断、TBSを厳重注意した。 ●2007.2.3 「人間!これでいいのだ」論文無断使用とやらせが発覚 | 2007年2月3日放送「人間!これでいいのだ」について、TBSは2月7日、論文を無断使用したことを謝罪するとともに、表現に行き過ぎた点があったとする発表を行った。 番組では、千葉工大情報科学部の「可聴域を超えた高周波が脳に与える影響」という論文を紹介した。 そしてこの論文を根拠に超音波(番組内では「ハイパーソニック音」と表現)を聞くと頭がよくなると断定したが、論文の研究者には記憶力向上とは結びつけることは出来ないなどとして取材を断られていたという。 さらに同日放送の中で、学習塾で風鈴の音を聞きながら学習する様子を紹介したが、風鈴はスタッフが持ち込んだものでやらせ演出であったことも発覚した。 TBSは不適切な表現について謝罪したが、現在までのところ、「捏造」「やらせ」であることは否定している。 ちなみに「人間!これでいいのだ」の前身は、前年5月に白インゲン豆を使ったダイエット法を紹介し、視聴者が下痢や嘔吐を訴える騒動となった「ぴーかんバディ!」で、プロデューサーはそのまま続投している。 ●2007.2.11 柳沢厚生労働大臣の発言を不適切編集 | 2007年2月14日、TBSは、11日放送「サンデー・ジャポン」で、柳沢伯夫厚生労働大臣の「(女性は)子供を産む機械」「(若い人は)子供を2人以上持ちたいという健全な状況にある」などの発言をめぐる国会答弁を放送した際、実際には問題なしと答えた「2人以上-」についても謝罪したように編集していたと発表した。 2月7日の衆院予算委員会で、民主党の小宮山洋子議員から「2人以上持つことがなぜ極めて健全なのか」 と質問され、柳沢氏は「若者の全体の意識の状況をそう受け止めた」と述べ、問題はないとの認識を示した。 しかし、放送では柳沢氏が「子供を産む機械」発言について謝罪している場面を質問の後に編集したため、「2人以上-」について謝罪したと誤解させる内容になった。 視聴者からのメールで発覚し、担当者に確認したところ、プロデューサーが柳沢氏は「2人-」発言にも謝罪したと誤解したまま編集していたことが分かったという。 TBSは「捏造はなかったと考えているが、不適切な編集による放送は大変遺憾で、関係者におわびしたい」とした。 TBSはこれを発表した当日(2月14日)、柳沢氏に直接謝罪したという。 ●2007.2.25 「華麗なる一族」でサブリミナル?「公明党」宣伝? | 2007年2月25日放送のドラマ「華麗なる一族」の街頭新聞売りのシーンで、西日新聞(架空の新聞)の一面記事の中央に、「公明党も『非武装中立』」という見出しが載せられていた。 フィクションのドラマで、新聞名もフィクションなら、一面トップの爆発事故ももちろんフィクションなのに、なぜその隣に「公明党」という実在の政党名を登場させる必要があったのか。 TBSの系列である毎日新聞社系列の印刷会社(東日印刷)は、独自の印刷所を持たない聖教新聞社から、創価学会機関紙の「聖教新聞」や公明党機関紙の「公明新聞」などの印刷を請け負っている。 また、週刊ダイヤモンド2004年8月7日号の創価学会特集には、「池田大作という人は、映画にもなった小説『華麗なる一族』が大好きなのです」という創価学会元広報部副部長のコメントが寄せられていた。 (参考資料) TBSドラマ「華麗なる一族」で公明党の宣伝 (こちら豊平区月寒公園前観測所) ●2007.3.12 2ちゃんねるそっくりの掲示板を捏造 | 2007年3月12日放送「総合格闘技HERO’S 2007開幕戦」の中で、事実上の「捏造」映像が放送されていたことが明らかとなった。 「HERO’S 2007」に出場する桜庭和志選手を紹介する中で、ファンのコメントが書き込まれたインターネット掲示板と見られる映像が映し出されたが、こうした掲示板はインターネット上には存在せず、実際は担当ディレクターが作成していた。 TBSによれば、「昨年大晦日の秋山選手と桜庭選手の試合が、無効試合と裁定された時期に、インターネットの書き込みでも、様々な意見が飛び交ったことを担当ディレクターが記憶していた。当該映像はそれを基に、桜庭選手に対するファンの声がネット掲示板に掲載された当時の状況を伝えるために担当ディレクターが作成したもの」。 TBSは不適切な映像編集があったことについて釈明、謝罪。また、今後は「イメージ映像であることを明確に表示するよう厳しく指導する」としている。 ●2007.3.28- 不二家不祥事で事実と異なる報道が発覚 | 2007年3月28日、1月22日放送「みのもんたの朝ズバッ!」が不二家の不祥事として伝えた内容に一部事実と異なる点があったとして、不二家が社外に設置した「信頼回復対策会議」が指摘、不二家がTBSに報道内容の訂正を求めていることが発覚。 放送では、不二家の元従業員とされる女性が顔を映さずに登場し、神奈川県・平塚工場で日常的に賞味期限切れのチョコレートを回収し、不正使用していると証言。包装を外して溶かし、牛乳を混ぜ、新品として再出荷する作業をイラストを使って説明した。 不二家は、TBSの取材に「チョコレートを牛乳で溶かすことはあり得ない。賞味期限切れの商品を再利用した事実はない」と説明したものの、聞き入れられなかったという。 これに対しTBSは、「『チョコレートに牛乳を混ぜ合わせた』との報道は正確さを欠くものであった」と認め、また、女性の証言は10年以上前の話で、「説明がないまま放送したのは、誤解を招く可能性があった」とした。 一方で、賞味期限切れチョコレートを再利用したという証言の根幹部分については、「信用できる根拠がある」と説明している。 「信頼回復対策会議」は3月30日、不二家側とTBS側との議論内容を合意の上録音したテープを公表するとともに、「番組の内容は事実無根で、不二家の営業を一層困難にした。TBSは話し合いに誠実に対応しない」 として、TBSに第三者による調査委員会の設置と訂正放送を求めた。 TBSは同30日、「テープの無断公表は道義にもとる」とのコメントを出した。 また同30日、不二家は損害賠償請求などTBSに対する法的措置を検討していることを明らかにした。 総務省もこの問題について調査を開始した。 「信頼回復対策会議」側は4月2日、TBS社長に公開質問状を提出した。 ●2007.2.11&4.1 同一人物が複数の街頭インタビューに登場 | 「サンデージャポン」を見ていた視聴者が発見。 TBS側の回答は「この4人とも同じ方で、秋葉原に何曜日にインタビューに行くのかは決まっていて、この人はいつもいる。マイクを向けると答えてくれるので、いつもこの方に伺っている」とのこと。 ところが4月6日になって、実は番組スタッフがこの人物に事前に出演依頼をしていたことが明らかになった。 TBS側の説明によれば、街頭インタビューは東京・秋葉原で行われ、1回目の昨年12月10日放送分では、この男性にメイド喫茶の女性が襲われる事件について尋ね、今年2月4日の2回目は、番組スタッフが偶然、同じ男性に声をかけたという。 この2回のインタビューで男性の答えがおもしろかったので、番組で使いたいと考え、2月11日の3回目と4月1日の4回目は、ディレクターが事前に取材日時を伝え、出演を依頼していた。 3回目は、柳沢伯夫厚生労働相の発言をめぐってのインタビューだった。 TBS側は「バラエティー番組の演出の許容範囲内であると考えているが、今後はテーマとインタビュー内容をより精査するよう配慮する」「内容を誘導したり、金品の授受は一切ない。番組にはほかにも常連の登場者がいる」と話している。 ●2007.4.2- 収録中の事故を隠していたことが発覚 | 「新SASUKE2007」の収録で2007年3月上旬、人気お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」のメンバー、小杉竜一さんが左肩を脱臼する事故がありながら、TBSが事故を公表せず、警察当局にも通報していなかったことが4月2日、分かった。 TBS広報部は「吉本興業と小杉さんにはすでに謝罪しており解決済み。けがは通常起こりうる範疇(はんちゅう)のもの」と話している。 TBSは昨年8月にも同内容の番組収録中、感電事故を起こしながら警察へ通報していなかったことが明らかになっている。 感電事故を起こした番組と今回の脱臼事故を起こした番組は、同じ番組制作会社が担当していた。 その後4月6日になって、30代の男性参加者が右足を複雑骨折する大けがを負っていたことが分かった。ほかにも、2人がねんざ、2人が脱臼をしていた。骨折した男性は、救急車で病院に運ばれ、全治6カ月と診断された。 番組プロデューサーは詳細を把握しておらず、これらは4月2日の小杉竜一さんの脱臼事故の報道を受け再確認した結果分かったもので、神奈川県警に届け出たのは4月3日であった。 さらに4月18日には、2002年3月収録「スポーツマンNo.1 決定戦 芸能人サバイバルバトル」に参加していた俳優の金子昇さんが左手首骨折の事故を起こしたにもかかわらず、TBSが事故を公表せず、警察や消防に通報していなかったことが明らかとなった。TBS広報部は「けがの程度が比較的軽く、届け出の必要はないと番組スタッフが判断した。対応に問題はなかったと考えている」としている。 ●2007.6.3- 「ハニカミ王子」盗聴問題及びヘリ無断飛行 | 「ピンポン!」が、史上最年少で国内ゴルフツアーを制し「ハニカミ王子」として人気の石川遼選手(15)の声を無断で拾うため、千葉県で開催中の関東アマチュア選手権で、同じ組の選手に小型マイクの装着を依頼していたことが6月6日、分かった。 TBSは「非常識で不適切な取材だった」として同日、主催者の関東ゴルフ連盟(KGA)に謝罪、同日放送の番組内でも陳謝した。 TBSなどによると、大会前日の6月3日、番組スタッフが石川選手と同じ組の選手に「マイクを付けてプレーしてほしい」と電話。この選手は依頼を断ったが「『質問は準備します。それなりに費用は用意します』と懇願された」と証言。この点についてTBSは「調査中」としている。ほかにも同じ組で回る二選手に接触を試みていた。 スタッフはさらにKGAの加藤重正事務局長にも「石川選手のカートにマイクを付けてほしい」などと依頼したが断られた。 4日にはTBSの別の番組が事前の申請をせずに取材ヘリコプターを飛ばし、KGAは自粛を要請したが、5日にも無断で飛行したため「騒音で競技運営に支障が出た」として同局に抗議した。 井上弘社長は6日の会見で「ばっかじゃないか。腹立たしいし不愉快。(石川選手には)申し訳ない」と話した。 (「不祥事の実際」最新版は以下を参照) TBSの捏造・不祥事の歴史 (ぼやきくっくり) 『K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!! 秋山成勲 vs 桜庭和志』における疑問点や矛盾点 関係者やファンの動向・関連情報をまとめるwikiは… すっごい滑るよ! TBS不祥事の歴史年表
https://w.atwiki.jp/deesosiazoc/pages/13.html
インナーマッスルを鍛えるためのグッズやエクササイズの効果について
https://w.atwiki.jp/jutsuden/pages/256.html
累積: - ___ 昨日: - ___今日: - 術伝流一本鍼no.68 (術伝流・体得篇(8)) 症例を読み、ツボを分類する 1.はじめに 2.症例集などを読んで、ツボを書き出す[参考文献] 3.ツボを分類してみる3.1 初めは、「経絡的」、「横輪切り的」の2つ 3.2. 左右上下対角的対称関係 3.3. 動作時連動的関係 3.4. 血行や神経伝達の関係 3.5. 気血水的関係 3.6. 器官の機能的関係 3.7. 古い歪みの関係 3.8. その他に、上記以外も有るかも 4.手順を考え実践し味わい、記録する 5.おわりに お知らせとお願い術伝流鍼灸操体講座で患者さん役を募集 感想・間違いなど 「術伝」症例相談用メーリングリストの参加者募集 1.はじめに 先回も書いたように、鍼灸を体得していくために、自分に鍼灸 していくこと、特に、自分が軽い病気のときに鍼灸してみること が役立ちます。 ただ、経験が浅いうちは、今の自分の症状に効果的なツボが出 ている所が分からないことが多いでしょう。私もそうでした。そ ういう時には、達人の先生方が書き残した症例集や症例が沢山掲 載されている本が参考になります。 2.症例集などを読んで、ツボを書き出す 手に入る症例集などをどんどん読んでいきましょう。一人で大 変なら、数人で集まり、一人に一冊ずつ症例集を割り当て、皆で 勉強していくこともできます。 私も、仲間と一緒に、全身の器官別かつ症状別に各自が担当し た症例集で使われているツボを集め分類比較する勉強会を、月1 で2年ほどしたことがあります。 もちろん時間をかければ一人でも可能です。 例えば、立姿勢で上の方から調べるなら、先ずは頭、その中で 一般的な症状と言えば頭痛でしょうか。参考文献に載せた症例集 などの中から、頭痛に使われているツボを集めていきます。 そして、私は、深谷伊三郎先生の『経穴活用宝典』の余白に、 参考文献に挙げた達人の先生方の本に出てくるツボや治療法を書 き込んでいきました。余白が多いのと、目次や索引が使いやすかっ たからです。 そして、気になる症状に出合う度に、索引で引き、書き込んだ ものを含めて読み返していました。 [参考文献] 『漢方養生談』荒木正胤著 大法輪閣 『名灸穴の研究』深谷伊三郎著 刊々堂 『経穴活用宝典』深谷伊三郎著 鍼灸の世界社 「奇穴・無名穴・変動穴の活用」 (『取穴法の全て』の付録)深谷伊三郎著 鍼灸の世界社 『お灸で病気を治した話』深谷伊三郎著 鍼灸の世界社 『特効針灸治療法』福島聡著 壮神社 『東洋医学見聞録』西田皓一著 医道の日本社 『臨床生情報』日産玉川編 医道の日本社 『経穴の使い方 鍼の刺し方』鍼灸素霊会 績文堂 『図説 東洋医学 鍼灸治療編』 学研 『鍼灸特効穴一発療法』山本敏夫著 源草社 『鍼灸臨床マニュアル』北村・森川著 医歯薬出版 『針灸治療の実際』代田文誌著 創元社 『鍼灸臨床Q&A』鈴木育雄著 叶屋 『鍼灸臨床わが30年の軌跡』 長野潔著 『鍼灸による即効療法』 橋本敬三著 医歯薬出版 ・以下は江戸時代の本の解説書ですが、参考になります。 『鍼道発秘講義』横田観風著 医道の日本社 『鍼灸重宝記』本郷正豊著 医道の日本社 『杉山真伝流臨床指南』大浦慈観著 六然社 『名家灸選釈義』深谷伊三郎著 刊々堂 以下は、鍼灸ではないですが、症例は参考になると思います。 『生体の歪みを正す』には、鍼灸の症例も沢山出てきます。 『万病を治せる妙療法 操体法』橋本敬三著 農文教 『生体の歪みを正す』橋本敬三著 創元社 『風邪の効用』野口晴哉著 ちくま文庫 『症状別家庭でできる指圧』増永静人著 有紀書房 『図解病気を治す指圧入門』増永静人著 有紀書房 3.ツボを分類してみる ツボを器官別症状別に集めて気になる症状に出合う度に読み返 すだけでも勉強になりますが、そのツボを分類してみると、より 理解が深まると思います。術伝では、以下のような分類を基本に しています。 (1)経絡的関係 (2)横輪切り的関係 (3)左右上下対角的対称関係 (4)動作時連動的関係 (5)血行や神経伝達の関係 (6)気血水的関係 (7)器官の機能的関係 (8)古い歪みの関係 (9)そのほか 3.1 初めは、「経絡的」、「横輪切り的」の2つ 初めは、以下でした。鍼灸、特に和方鍼灸の基本が「手足に引 く」「陽に引く」ということには気づいていましたから。 (1)経絡的関係 (2)横輪切り的関係 (3)その他 前にも書いたと思いますが、経絡的関係というのは、基本的に は、立ち姿勢での重力負荷の分担に由来すると思います。それに 対して、臓腑論などの横輪切り的関係というのは、寝た姿勢での 重力負荷の分担に由来すると思います。 この辺りは、ツボは「筋肉の機能性病変」という視点からは、 当然のことになります。 長い時間をかけてツボを集めているうちに、「その他」が幾つ かに分類できることに気づきました。「その他」を眺めて、「そ の他」の中で分類として独立させられないかを検討していきまし た。 そして、「左右上下対角的対称関係」、 「動作時連動的関係」、 「気血水的関係」、「血行や神経伝達の関係」、「器官の機能的 関係」、「古い歪みの関係」などを見つけました。 3.2. 左右上下対角的対称関係 「左右上下対角的対称関係」のうち、「左右」は、古典では 「巨刺」が有名ですね。 「上下」は、『東洋医学見聞録』に、膝の痛みを同側の肘のツ ボで改善する例が出ていました。 「対角」は、操体で、足首捻挫を対角反対側の手首で改善する などの形で使われていました。 3.3. 動作時連動的関係 「動作時連動的関係」とは、例えば、「目の疲労」の改善には、 手や肩や首に出ているツボも使われるということです。目を使う ときには、手や肩や首も一緒に動かしていることが多いからです。 そういう、ある動作をする時に一緒に動く筋肉などに出ている ツボも使って治療した方が、使わない場合よりも、改善しやすい し、治療効果が長持ちしやすいです。 3.4. 血行や神経伝達の関係 「血行や神経伝達の関係」とは、症状の出ている所の少し中枢 側にツボが出ている例です。ツボが出ている所から末梢側は、血 行や神経伝達が障害されやすいからです。中枢というのは、血行 では心臓、神経伝達では脳です。 水虫が特定の足指股に出ている時は、その骨間の足甲〜足首に ツボが出ていることが多く、そのツボへの鍼灸で改善します。同 じような感じで、ヒョウソを手甲のツボに鍼灸し改善した例は、 操体の橋本敬三先生の『生体の歪みを正す』に出ていました。 また、顔や頭の症状が首のツボで改善することが多いのも、血 行については、顔や頭は末梢だからと思います。不眠や眼圧が天 柱〜風池など後頭骨下縁の首のツボで改善することなどは、典型 例と思います。 それ以外で「血行や神経伝達の関係」がツボ探しのポイントに なるのは、冷え、シビレ感、神経痛、感覚麻痺などの時です。 「冷えやシビレ感は、血行が関係」し、「神経痛や感覚麻痺は、 神経伝達が関係」しているからです。 3.5. 気血水的関係 「気血水的関係」とは、邪気の発生源は、水毒や瘀血なので、 邪気が多い時には、水毒や瘀血に関係しやすい中焦や下焦あたり にツボが出ている可能性が高いということです。 アトピーや喘息は、中焦の水毒を減らした方が改善しやすいで す。また、更年期のノボセなどは、下焦の瘀血を減らした方が改 善しやすいです。 3.6. 器官の機能的関係 「器官の機能的関係」というのは、例えば、口内炎や口角炎の 時には胃腸に関係する所にもツボが出やすいということです。 3.7. 古い歪みの関係 「古い歪みの関係」というのは、なかなか改善しない慢性期の 症状には、「古い歪み」に関係する所にツボが出やすいということ です。昔から有名なのは、痞根、徹腹、華佗経、ヘソ周りなどです ね。口伝では、会陰とかも聞きます。 なかなか改善しない不調に対しツボを消していったら左督兪が残っ たという話は『特効針灸治療法』に出ていました。 昔の打撲捻挫や手術痕などの影響で瘀血や筋肉や皮膚の引きつれ などが残り、それらが原因していることも多いです。 3.8. その他に、上記以外も有るかも これからも「その他」から新しい分類を見付けていきたいなと思っ ています。 4.手順を考え実践し味わい、記録する ある症状に使われているツボが分かったら、自分の体を調べて みてツボが出ているかどうか確認してみます。 それから、手順を考え実践してみます。手順は、イヤな感じが したり、後で頭が痛くなったり熱が出たりしないように、準備と 後始末を考えればよいと思います。施術中も施術後も余分な避け られる負担は、できるだけ減らした方が良いということです。 術伝では、今まで書いてきたような手順を勧めています。 そして、実践した結果を味わいます。記録に残し症例として発 表するのも大切と思います。雑誌とかが大げさすぎると思うのな ら、仲間で症例を相談し合うメーリングリストを作るのも良いと 思います。 臨床の場に出たら、今まで勉強したことと、自分の臨床経験を 照らし合わせ、その経験も加えて、ツボ探し始め自分の技術や考 え方を高めていきましょう。 5.おわりに 私は、今、自分が診たことのない、新しい病気、初めて出合う 病気の人を診るときには、先ず全身を診察させてもらい、上記の (1)〜(8)の視点からツボを探しています。 そして、見つかったツボを、今まで書いてきた術伝流の先急や 養生の型の手順で鍼灸していきます。すると、初めて診る病気で も改善してしまうことが多いです。 (3)〜(8)も、なんとなく、こんな感じがすることが分かっ た段階で、先ず自分に試してみて、良さそうなら仲間や知人に試 させてもらってきました。それで、納得できたら、患者さんの症 状を診るときにも応用してきました。 そして、時間をかけて、一つずつ(3)〜(8)を見つけてき ました。 ツボの出方は、他にもあるかもしれません。みなさんも探して みてください。そして、見つけたら発表してください。よろしく おねがいします。 次へ>>>術伝流一本鍼no.69 >>>目次へ・・・・・・・・・術伝流一本鍼(あ) >>>このページのトップヘ・・術伝流一本鍼no.68 >>>術伝HPトップへ ・・・・トップページ 術伝HP内検索:上の@wikiメニューの「wiki内検索」 お知らせとお願い 術伝流鍼灸操体講座で患者さん役を募集 術伝流鍼灸操体講座は、実践面を重視しています。実際に症状が出て いる方の治療を見たほうが勉強になります。そこで、講座で患者さん役 をしてくださる方を募集しています。 くわしくは、術伝流のモデルをみてください。 よろしくお願いします。 感想・間違いなど 感想などあったり、間違いなど見つけた方は、術伝事務局あてにメールをください。 よろしくお願いします。 「術伝」症例相談用メーリングリストの参加者募集 「術伝」では症例相談用メーリングリストの参加者を募集しています。 参加希望の方は、術伝事務局あてにメールをください。 よろしくお願いします。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 >>>術伝HPトップへ ・・・・トップページ
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セーカー砲の実際の威力 ここでは、ウチの会で議論されたドーデモいいこと書いてきます。 ウィキリングファミリーで議論されたこと。 セーカー砲の実際の威力は? 運動エネルギーは? 射程は? など。 滝音情報局の隠しページのホーム
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明治維新を手本に近代化に着手しながら、共産主義に取り込まれて道を誤った中国 「 ありのままに言えば、私達の目的はヨーロッパ人の目的とは全く正反対である・・・私達は自由があり過ぎて反抗したのであって、私達には団結心も抵抗する力もない。私たちは砂粒に過ぎぬ。 」 孫文 (1905年 『三民主義』) ◇目次 1.百年経っても近代国家に成れない中国の現状 2.清朝(Qing Dynasty)と支那(China)の区別 3.辛亥革命~中国近代化運動の実際 4.参考図書 5.「対華21ヶ条要求」(1915年1月18日)の実際 1.百年経っても近代国家に成れない中国の現状 【討論!】北京五輪後の中国と少数民族問題⑦ 【討論!】北京五輪後の中国と少数民族問題⑧ 【討論!】北京五輪後の中国と少数民族問題⑨ 【討論!】北京五輪後の中国と少数民族問題⑩ 【討論!】北京五輪後の中国と少数民族問題⑪ 【討論!】北京五輪後の中国と少数民族問題⑫ 2.清朝(Qing Dynasty)と支那(China)の区別 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (with) 1760年代の東アジア(乾隆帝治下:清朝最盛期)(1)濃い黄色部分⇒支那(China)…万里の長城以南の漢人の伝統的な居住地(=漢土)(2)薄い黄色部分⇒支那ではないが清朝(Qing Dynasty)の領土(満州人・モンゴル人・チベット人・ウイグル人など漢人以外の諸民族の居住地)※台湾が支那に含まれる一方、朝鮮が支那以外だが清朝の領土に含まれていることに注目 3.辛亥革命~中国近代化運動の実際 ※1.の動画の解説となります (1) 始まりは日清戦争:遅まきながら立憲君主制を目指した清朝(1894-) ・日清戦争(1894-95)敗戦に危機感を持った清朝は、康有為 ・梁啓超 らの進言で日本を手本にした近代化改革(戊戌維新)を始めるが、守旧派の抵抗で百日で頓挫。康有為・梁啓超は日本に亡命し、立憲君主制樹立を目指して活動(保皇党) ・日露戦争(1904-05)での日本勝利により、ロシアによる満州・モンゴルの植民地化を逃れた清朝は、日本に傾倒。1万人以上の留学生を日本に派遣し明治維新を手本に本格的な近代化への準備を進める。(政治・経済・社会制度改革に着手、1913年の立憲君主制発足も約束) ・日本政府/民間団体は清朝の改革を熱烈に支援(共に近代化したアジアの強国となって欧米列強に対抗することを目指した) (2) 「滅満興漢」を旗印に民族主義革命を強行した孫文、「満州割譲」に釣られた日本右翼(1911) ・ところが日本で新思想に触れた漢人留学生の間に、民族主義(漢民族による満州王朝打倒)を訴える孫文 ・黄興 らの革命党が台頭し、康有為らの保皇党(改革派・立憲君主制支持)を圧倒してしまう。 ・清朝の自己改革を支持する日本政府は、孫文ら革命党に否定的であり警戒していた。(革命による混乱/日本への影響を懸念) ・一方、攘夷論(反欧米主義)/大アジア主義を標榜する日本在野の右翼団体(頭山満 の玄洋社、内田良平 の黒竜会など)は、孫文・黄興の革命路線に共鳴。亡命中の孫文らを資金/組織両面で支え続けた。 ・玄洋社 /黒竜会 は、かって征韓論を唱えて下野し、維新政府に討伐された西郷隆盛に連なる在野士族を主体に発足し、明治・大正~昭和初期の政治状況に大きな影響力を及ぼした在野の政治結社で、日本の右翼運動の源流とされる ・特に内田系の黒竜会は、孫文の「革命が成功し清朝を満州に駆逐したあとは、満州を日本に任せる」との誓約を信じて、多数の壮士が大陸に渡航、辛亥革命の武力面での指導者として活躍・・・「辛亥革命は日本人がやったことだ」(内田良平) (3) 袁世凱による革命の簒奪~清朝皇室と革命派の妥協により「中華民国」発足(1912) ・清朝は北洋軍閥の巨頭袁世凱 を起用し革命鎮圧を委ねるが、自身が皇帝に成り上がる野心を抱いていた袁世凱は、①清朝宮廷(北京)には紫禁城内での宮廷維持・皇帝成人後の復位の仄めかし、②孫文の臨時政府(南京)には清朝皇帝の退位・共和国樹立、を餌に妥協を強い、自身が大総統に就任。発足した「中華民国」の実権を奪う(1912.2) ・しかし袁世凱の帝政樹立の野望は、改革派(立憲君主制支持派)・革命派双方の支持を得られず失敗(1916.3) ・袁世凱は失意のうちに病死し(1916.6)、以降、中華民国は軍閥・革命派・独立派諸民族が割拠する分裂状態に陥る ・袁世凱の統治期に日本政府から出された所謂「対華21ヶ条要求」については1.動画及び5.動画を参照 (4) ロシア革命の波及~共産主義者に煽動された五四運動・五四文化革命(排日運動・伝統文化否定)(1919.5.4) ・清朝末期の留学生には、在野の日本右翼ではなく、幸徳秋水 など日本の左翼運動、更に欧州の共産主義運動に共鳴する者も現れた。その代表格が陳独秀 ・李大釗 である。(陳・李は、のちに中国共産党を結成(1921)) ・陳独秀は帰国後、雑誌『新青年』を刊行、徹底した儒教批判と近代思想の紹介を行う。これに魯迅・胡適らの「白話文運動」(口語文を用いて民衆教化を訴える運動、「文学革命」ともいう)が合流して新文化運動 が始まる。(1916-21、「五四文化革命」ともいう。1960年代の文化大革命の先駆的運動) ・1917年11月(露暦10月)ロシア10月革命。1919年2月 ソ連は世界革命を実行するためコミンテルン(国際共産党組織)を設立 ・1919.5.4、第一次世界大戦の講和条約締結問題を契機に、陳独秀・李大釗ら左翼文化人に煽動された学生達による排日運動が暴発(五四運動 、2005年の反日デモをイメージせよ)・・・辛亥革命に成功した漢族の民族主義が、日本を次の標的とし始める。 (5) 孫文、革命のために「連ソ容共」に転じ、日本右翼を裏切る(1923.1) ・1919年7月 ソ連がロシア-清朝間で結ばれた不平等条約の即時撤廃を表明(カラハン宣言 )、中国民衆の好感を獲得 ・辛亥革命の失敗を味わった孫文は、「孫文=ヨッフェ共同宣言」(1923.1)を発表し、革命の主パートナーを日本の在野右翼からソ連に切り替え、中国共産党と協力関係を結ぶ(第一次国共合作:1924.1)・・・国内基盤の弱かった孫文は革命運動を進めるために常に外国勢力の支援を必要とした。 ・孫文の「満州譲渡の誓約」を信じていた内田良平の黒竜会はこれに反発。以降、満州独立派に接近。 ・一方、頭山満の玄洋社は、なお「同種同文」たる日中両民族が同盟して欧米列強打倒を目指す「大アジア主義」 構想を捨て切れず、孫文(のち蒋介石)率いる国民党との関係維持・日本政府との提携推進に努めたが、大東亜戦争終結に至るまで彼らの期待は裏切られ続けた・・・戦前の右翼は「大アジア主義」に固執し大失敗を犯したと言える。ただし、頭山・内田らは孫文らを叱りつけるなどの対応や反撃をしている。※参照外交の基礎知識 (6) 清朝皇室の紫禁城追放、立憲君主制構想の消滅(1924.7) ・軍閥抗争が続く華北で、なお将来の復位を望んで存続していた清朝宮廷は、1924年 軍閥(馮玉祥 )の反乱により紫禁城から追放され、中国の立憲君主制構想は最終的に消滅 ・前皇帝溥儀 は自身の希望により、北京の日本公使館を経て天津の日本租界に亡命。将来の満州帝国復活に希望を繋ぐ(帝師を務めたR.F.ジョンストン『紫禁城の黄昏』(1934刊)の記述から確実。しかし同書は東京裁判では戦勝国の建前に反するため無視された) (7) 蒋介石の北伐・国民革命(1926-28)、張作霖爆死(1928) ・孫文死去(1925)後の国民党(華南に基盤)は、蒋介石 を指導者に北伐 を開始。華中次いで華北を攻略し、不完全ながら漢土を制圧(国民革命)。その過程で蒋介石は、孫文の残した中国共産党との合作を破棄(上海クーデター、1927.7) ・蒋介石の北伐軍に敗れた張作霖は満州に退去するも、その途上で爆死(1928.6.4) ・張作霖の後継者で息子の張学良は、1928.12末に蒋介石の国民政府に帰服を宣言(易幟 )。蒋介石は漢土・新疆に加えて満州も名目上統治することになったが、華南や陝西省などで共産党勢力との抗争が継続しており不安定な状態は続いていた。 ⇒以降の展開は中国はなぜ反日か?を参照 4.参考図書 紫禁城の黄昏―完訳 (上・下) R.F.ジョンストン (著), 中山 理 (翻訳), 渡部 昇一(監修)伊ベルトリッチ監督・坂本龍一音楽/出演でヒットした1987年公開の英・伊・中合作映画『ラスト・エンペラー 』の重要なモチーフの一つであり、岩波文庫の翻訳本でも知られる名著ところが、岩波文庫本は、原著者R.F.ジョンストン(清朝最後の皇帝溥儀の帝師を勤めた英国人)が、自身の史観を述べた第1章~10章、第16章を完全に削除しており、序章も肝心の箇所を勝手に虫食い状に隠蔽、さらに訳文自体も少なからぬ意図的誤訳が検出されています。(岩波書店は月刊誌『世界』の発行元として知られる左翼傾向の強い出版社で、戦後GHQ職員が常駐し出版物を厳しく検閲したことで知られています)本書は、岩波文庫本で削除された章・誤訳された箇所も全て、1934年(溥儀、満州帝国皇帝に就任)当時の原著に忠実に訳出した2005年の新訳です。 近代中国は日本がつくった 黄 文雄 (著) 自虐史観の刷り込みによる先入見とは全く無縁の著者が、当時の資料から浮かび上がる歴史事実を極力数値を用いて実証的に検証した目から鱗の名著。以下、数値による実証例。《1》中華民国南京臨時政府(1912年1月就任)内閣メンバー:18名中、9名が日本留学組《2》北京政府(1912-28)の閣僚経験者:1,447名中、556名が日本留学組《3》広州国民政府(1925-26)委員:24名中、14名が日本留学組《4》南京国民政府(1928-37)委員:81名中、40名が日本留学組《5》中国共産党創立大会の正式代表:12名中、6名が日本留学組 大東亜戦争への道 中村 粲 (著) 特に中国(支那)・ソ連(ロシア)との歴史問題を事実関係の綿密な検証を通じて公正に解き明かした点で重要な平成2年(1990年)初版の名著但し、事実検証重視は、裏を返せば「歴史物語」的な面白みに乏しい(=演繹的ではなく帰納的)ということであり、余程の歴史マニアでなければ通読は困難か。興味のある人は図書館で捜すべし。下と5.の動画が同書の内容紹介となります。 続き⇒⑤ 、⑥ 5.「対華21ヶ条要求」の動画も参照 5.「対華21ヶ条要求」(1915年1月18日)の実際 ◇動画による解説(【桜塾】大東亜戦争への道 【第十回】第一次世界と日本(1):中村粲(獨協大名誉教授)) 大東亜戦争への道 Twenty-One Demands in 1915 Jan 18① 大東亜戦争への道 Twenty-One Demands in 1915 Jan 18② 大東亜戦争への道 Twenty-One Demands in 1915 Jan 18③ 大東亜戦争への道 Twenty-One Demands in 1915 Jan 18④ 大東亜戦争への道 Twenty-One Demands in 1915 Jan 18⑤ ニコニコ動画版はこちら⇒① ② ③ ④ ■自虐史観から完全に目覚めるために!セットで読む歴史問題・解説ページ 中国の歴史・中国文明 辛亥革命~中国近代化運動の実際 中国はなぜ反日か? 自虐史観の正体 GHQの占領政策と影響 大東亜戦争への経緯 南京大虐殺の正体 沖縄戦集団自決命令問題 韓国はなぜ反日か? 日韓併合の真実 偏向教科書の正体 NHKの正体 靖國神社と英霊の御心 教育勅語とその精神 右翼・左翼の歴史 戦後レジームの正体 マルクス主義と天皇制ファシズム論 丸山眞男「天皇制ファシズム論」、村上重良「国家神道論」の検証 政治の基礎知識 歴史問題の基礎知識 ブログランキング応援クリックをお願いいたします(一日一回有効)。 人気ブログランキングへ 当サイトは、日本人の自虐史観(東京裁判史観)からの完全脱却を応援します。 当サイトは日本唯一の愛国放送・チャンネル桜を応援しています! ■セットで読む中国の民族問題解説ページ■東トルキスタン侵略の正体チベット侵略の正体南モンゴル侵略の正体台湾の真実中国の歴史・中国文明辛亥革命~中国近代化運動の実際
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次の教育講演は、warfarin 。 聴講後に調べた + α の内容を加えてありますので、ご容赦を。 「Warfarin 療法の実際」 座長:猿田享男先生(慶應義塾大学) EL4-1 「Warfarin 療法の実際(基礎)」 講演:高橋晴美先生(明治薬科大学薬剤学) EL4-2 「Warfarin 療法の実際(臨床)」 講演:上塚芳郎先生(東京女子医科大学医学部循環器内科) ● 基本的事項 血液凝固には,肝臓のビタミン K サイクルによる凝固因子の活性化が重要。 WFはビタミンKサイクルの律速酵素 vitamin K epoxide reductase complex subunit 1(VKORC1)を阻害することにより抗凝固効果を発現。 WFは光学異性体の等量混合物(ラセミ体)であり抗凝固作用をもつのは主にS-WF。 S-WFの代謝には CYP2C9 WF応答性個人差の原因として年齢,体重,併用薬,食事、VKORC1(NEJM 352 2285-2293, 2005)及びCYP2C9の遺伝子多型。 CYP2C9 遺伝子多型は* 2 と* 3 :WFの維持投与量や感受性、導入期の過剰効果や維持量到達までの時間の延長に影響を及ぼすことが報告。 日本人では、CYP2C9 *2(Arg144Cys; C430T)アレルを有する被験者の報告はない。 日本人の CYP2C9の活性予測には* 3(Ile359Leu; A1075C)を考慮。 vitamin K epoxide reductase complex subunit 1(VKORC 1)の遺伝子多型3673(-1639)G Aが,WF維持投与量に影響を与える。 CYP2C9 3/3の症例ではWF維持投与量が0.5mg/dayと極めて低い VKORC1 3673(-1639)G A多型のGアレルを有する症例ではWF維持投与量が高い。 CYP2C9とVKORC1で、WA維持投与量の個体間変動の約60%まで説明可能。 ワーファリン使用量の決定因子の効果の大きい順に①VKORC1遺伝子多型,②体表面積,③CYP2C9*3遺伝子多型,④年齢,⑤CYP2C9*2遺伝子多型 以上、Warfarin維持投与量に対する遺伝子多型のインパクト~維持投与量が高い症例における検討~より。 ● 高橋先生 の研究の要旨 「 ワルファリンのpharmacogenomics 」 アジア人(中国人108名)を対象として行われたワルファリン(WF)の前向きgenotype試験(CYP2C9とVKORC1遺伝子型をWF導入前に解析し、導入量を設定)により得られた患者試料についてS-ワルファリン血中濃度、Normal Prothrombin(NPT)活性を測定し、over-anticoagulation(INR≧4)を起こすメカニズムについて検討した。その結果、INR≧4の寄与因子としてS-WF血中濃度(CYP2C9*3変異と体重が影響)、IC50(VKORC1遺伝子型が影響)とWF投与前のNPT活性(NPT0 年齢、体重が影響)の関与が明らかとなった。また、VKORC1変異はNPT0ではなくIC50に影響し、野生型患者のWF感受性低下を起こしていた。 FDAは米国のWFの添付文書にWF投与量の影響因子として追加 WF治療におけるgenotyping の有用性は、WF維持量という報告あり。 WF治療の導入期のINR コントロールという観点からは、INR測定のみの治療に比較して優位性がみいだせなかった。 抗凝固効果が安定するまでの時間、出血リスクの予測性、cost-benefit に関して、両遺伝子診断の臨床的有用性は? WF導入アルゴリズムの確立が望まれている。 WarfarinとCYP2C9,VKORC1遺伝子多型 243-246 高橋 晴美 上塚先生が教えてくださった WF の維持量の調整を手伝ってくれるお助けサイト。 WARFARIN DOSING washington 大学や NIH が運営するweb site。 身長・体重・治療開始前INRや内服スタチン名などの情報を入力すると,WF使用量を推定. VKORC1やCYP2C9の遺伝子型を入力する欄がある。 アメリカではすでにcommercial baseで調べてくれるサービスがあるらしい。 こんな情報も入手 ~♪ ● 抗凝固治療域に到達するためのワーファリン投与量予測式 Estimation of the Warfarin Dose with Clinical and Pharmacogenetic Data The International Warfarin Pharmacogenetics Consortium N Engl J Med. Vol. 360 (8) 753-764 Feb.y 19, 2009 ヾ(* - *)