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四八(仮) -SHIJU HACHI- 弐十二 より 440 :個人的評価 訂正1:2008/02/11(月) 01 37 57 ID g+/q1CQZ (前略) 長野8 (後略) 500 :497:2008/02/11(月) 04 43 54 ID Q7lMUjeS (前略) 信州信濃の名物は……8点。ナレーションの絶妙さと合わせて、四八最高傑作。 (後略) 530 :なまえをいれてください:2008/02/11(月) 09 33 16 ID BU0fAlKg (前略) 長野 地域色を出しつつ想像の余地と不快感を煽るオチが良い。麦人さんの朗読がいい味を出している。 7点 (後略) 546 :なまえをいれてください:2008/02/11(月) 12 42 04 ID RbFt+Mni (前略) 長野 『信州信濃の名物は』 ネタ系のシナリオの中では一番良かった ちゃんと書けば、短くても、ネタ系でも楽しめる物になるという証拠 ギャグシナリオだけど、不快感でゾッとした、6点 (後略) 556 :なまえをいれてください:2008/02/11(月) 13 29 22 ID uxhmWHCZ (前略) 長野県 『信州信濃の名物は』 生理的に来た!今もとろろが食えない。 8点 (後略) 568 :なまえをいれてください:2008/02/11(月) 14 04 29 ID 6vuzEst3 (前略) 長野県 信州信濃の名物は 6点 一発ギャグだがそこそこ面白い (後略) 676 :なまえをいれてください:2008/02/12(火) 05 36 49 ID aa94A3De (前略) ◆信州信濃の名物は…むり 評判良いみたいだが自分は駄目。単純にこの類が苦手なだけなので シナリオがどうこう判断が出来ない。 (後略) 704 :なまえをいれてください:2008/02/12(火) 10 34 43 ID paP2OPPJ (前略) 信州信濃の名物は とろろである。ブラックジョーク。声優の朗読も雰囲気がある。★8点 (後略) 四八(仮) -SHIJU HACHI- 弐十三 より 83 :なまえをいれてください:2008/02/14(木) 02 47 55 ID KWUZXj92 (前略) 長野 とろろ 8点 格調高いお下劣話し。 山奥の寒々とした一軒家の雰囲気は満点。悪趣味なオチが強烈。 (後略) 291 なまえをいれてください sage 2008/02/16(土) 19 26 33 ID Wnu8eFn2 (前略) 長野「信州信濃の名物は」:5点 オチを見た時はポカーン、だったけど話は面白かった。 「ある意味」怖い話のような気がする。 (後略) 【盗作】四八(仮) -SHIJU HACHI- 弐十四【蟹】 より 862 :なまえをいれてください:2008/03/07(金) 17 41 11 ID CwA6qzkW (前略) 3位 長野シナリオ 8点 (後略)
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登録日:2011/11/27 Sun 08 24 55 更新日:2024/02/07 Wed 22 19 00 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 10年に一つのクソゲー KOTY PS2 YouTubeで陣内がやったゲーム このゲームの存在がホラー だいたいこいつのせい インフレの元凶 クソゲー クソゲーオブザイヤー ゲーム ツッコミ教材 バンプレスト ヒバゴン ファミ通 ホラー ヨンパチショック ルー語 伝説のクソゲー 問題点しか見当たらない 四八(仮) 四八(笑) 四八マン 年末の魔物 本当にはなかったし別に怖くもない話 検索してはいけない 検索してはいけない言葉 筒井康隆 陣内智則にツッコまれる事で初めて完成するなんか 飯島多紀哉 四/ <仮 四八(ヨンパチ)マン、参上! 八 『四八(仮)(しじゅうはち かっこかり)』とは、2007年11月22日に発売されたプレイステーション2ソフトのこと。 発売元はバンプレスト、開発元はアルカディア・プロジェクト。株式会社シャノンも開発に携わっている。 シナリオライターは「学校であった怖い話」シリーズでその手の愛好家の間では有名な飯島多紀哉氏。 概要 本作は所謂ホラーゲームで、47都道府県にまつわる怖い話や都市伝説を読み進めてゆく。 制作サイド曰く「ネットでなんでも調べられる時代だからこそ地元を徹底取材して土着の話に拘った」とのこと。 それらの他に「あなたシナリオ」という、シナリオを一定数読み進めると自動的に発生する主人公を題材としたシナリオがある。 「あなたシナリオ」は12個に分かれており、全てを読み終えるとエンディング。 「契力(シナリオを読む際や住人の状態回復などに用いられる、言わばお金のようなもの)」、 「住人移動」などといった斬新なシステムが多く組み込まれているのも特徴。 これだけ見ると普通のホラーゲームだが、 このゲームは「ホラーゲーム」ではなく「伝説のクソゲー」として名を馳せている。 ホラーゲームにとって重要な要素であるシナリオ・システム・デバッグその他もろもろ、どれもダメというどうしようもないゲーム。 たけしの挑戦状及びデスクリムゾンと並んで「10年に一つのクソゲー」と呼ばれるが、たけ挑は狙って理不尽なゲームとして作られており、 デス様は(実を結んだかは別として)少なくとも制作サイドの前のめりなチャレンジ精神は読み取れたことから、両方ともバカゲーとして楽しむ余地はあったが、本作にはそんなものは一切ない。 ただひたすら手抜きと技術不足とユーザー軽視だけがこもった典型的な負のクソゲーである。 問題のあるシナリオ 大阪シナリオ 「大阪トンネル巡り」 大阪には色々な食べ物があって良いよね!→でも有名なトンネルも多いんだ→このトンネルにはこんな伝承が~→トンネル探索もおススメだよっ! 完 タイトルから溢れる地雷臭、そして終始地元ガイド。内容もかなりペラペラ。 なお、ただひたすら地元ガイドを行う県は他にもある。島根、静岡、愛知など。 シナリオ開始直後に声が聞こえてきたらそれは観光案内である覚悟はしておいた方が良い。 沖縄シナリオ 「花見」「家族旅行」 家族で遊んでいたら幽霊が……。 話はまあ聞けないこともないが語りが変。 「ブロッサムをシーイング」 「ガールがストップしてたのさ」 「暇をマッシュしてたら」 所謂「ルー語」。驚かせるシーンでも語りは変わらないので緊張感が削がれる。 そもそも県関係ない。 そしてこのシナリオの語り手を務める「黒井クララ」という娘、なんと00歳。 これは他のシナリオで、100歳以上の魔女っ子として登場するため。 神奈川シナリオ 「奇声」 神奈川に引っ越してきたぞ→何か変な声が聞こえる、ここ出るのかよ→こいつら何か言ってるぞ? 当ててみよう→「る」「あ」「ば」「い」「と」「五文字です」 県無関係の謎ミニゲーム。岩手などもこの類。 謎の声が文字を1つずつ読みあげてゆく、聞こえた文字を上手く繋ぎ合わせて1つの名詞にする。 ↑の答は「アルバイト」。聞こえた文字をそのまま繋げるだけでは不正解。順番を前後させる必要がある。 全問正解したら契力9000もらえる。 消費する契力は1シナリオ読むのに多くて100ほど、県を解放(県シナリオを読める状態にすること)するのに150ほど。 それでいてシナリオを読み終えた後にも契力を入手できるため、9000あったらそのまま最後まで行ける。 ゲームを進めるのに面倒な契力関連の問題を一気に解決してくれるので早い段階でプレイしておくといいだろう。 岩手シナリオ 「生き埋め」 いきなり真っ黒な画面から始まってノーヒントで前後左右に移動し続けるだけのミニゲーム。 回数制限つきで制限回数以内に脱出できなかった場合終始画面が真っ黒なだけで終わる。 マッピング作業をすることになるがそこまでして見たい結末が待ってるのかと言われると……。 東北のシナリオの出来は全体的に悪く全滅気味である。 宮城シナリオ 「ダンボール」 語り手の家に謎のダンボールが届く。 そのダンボールには12時になるまで開けるなという謎の警告が……。 分岐は9つもあるため充実しているように見えるが、 ①12時を回ったから開けてみる→中から謎の手が……→完 ②12時を回ったが電話などでもたついてなかなか開けない→ダンボールが勝手に開いた→背後から謎の手が……→完 ③語り手が怪しがって捨てたダンボールを別の人(中村大吉)が拾う→中から謎の手が……→完 結末はこの3つのみ。必ず誰かが行方不明になって終了。 そして結局最後までダンボールの中身も送り主も謎のまま。謎を解明するシナリオがなく9個ある分岐の無駄遣いである。 しかも選択肢による分岐ではなくランダム分岐なので、非常に面倒。 広島シナリオ 「ヒバゴン」 この写真見てよ、変なものが写るんだ→山姥やら蛇やら猿やらが一瞬写る→また見てね〜 完 全シナリオの中でもトップクラスのクソさ。もはやシナリオなのかも怪しい。 猿や蛇が出たならまだマシ。場合によってはヒバゴンと全く関係ないオッサンが出てきて終了する。 しかも○ボタンを押すと何も写らず叱られる。 連打で読み飛ばす者への真面目に見ろという仕掛けだと思われるがそんなとこに力を入れるくらいなら(ry 四八のエンディングは話の種類に関係なく、見た回数で決まるので、短くボタン連打してるだけで終わるためRTAをするにはもってこいのシナリオ。終了時の獲得契力が消費契力を上回るので途中で詰みになることもない。通称「こっえーボクの」(*1) やる人がいるかは知らん。いました。 あまりにも飾り気も見所もなさすぎて解説動画ではこれを枠外に追いやって他エピソードの紹介が挟まれるほど。 後に某クソアニメでこのRTAのネタが扱われた。 あなたシナリオ 都道府県の話を何回か読んでいくと突然挿入される全12話のメインストーリー。 このゲームの設定が「試作品の四八というゲームのテストプレイヤーに選ばれて四八をプレイする」という内容のためその四八に関わることに巻き込まれていく。 しかしシナリオ中にプレイヤーの分身である主人公が四八を絶賛してたり、続編の制作や映画化が決定したりとプレイヤーの感情と真逆の事が起こるため全く感情移入できない。 更にメインライターの飯島氏にネットアンチの事に関して愚痴られる。 ついでにシナリオのオチも酷い。 とはいえネタや突っ込みどころがあるシナリオならまだいい方で、 単純に出来が悪く読んでてつまらない上に長い話や、観光案内ばかりに当たるとかなり苦痛になる。 そのためビバゴンやダンボールは「短いだけまだマシ」と言われることも。 そもそも都道府県の都市伝説を題材としたゲームなのだがその地域に関係ない話しかないというコンセプトを無視してしまっている都道府県が多数ある。 この手の話ならもってこいの京都はタクシーに乗せた客が消えるというテンプレホラー話が1話のみしかない。 こんな有様のため各地に取材にしに行ったとは言っているが遊びに行ってただけじゃないかと言われてしまっている。 バグ それでも頑張って読み進めようとすると、今度はバグが邪魔をする。 特に有名なバグに、「白枠バグ」というものがある。 ロード時、ときどき画面に豆腐のようなものが出現することがある。 豆腐の大きさはランダムで、運が悪いと画面のほとんどが埋まる。 発生条件は不明で、しかも発症したらそのセーブデータはリセットしようが一生直らない。 セーブデータを複製しておくしか回避法がない、非常に厄介なバグ。 「豆腐バグ」「都豆腐県」などと呼ばれることもある。 またフリーズが頻発するため、セーブはこまめにしておきましょう。 →セーブ画面から戻るため×ボタンを押すとときどきフリーズ 仕方なく電源を入れなおした→豆腐バグ。 と、どこをどう進んでもバグの可能性があるというバグ尽くし。 なお、フリーズに関するメーカー側の回答は「メモカを抜き差しすれば直る」。実際にそんな真似をしたらどうなるかは言うまでもない。 これはゲームのシナリオではなくシステムにホラー感を植え付けることにより、ゲーム中いつ起こるかわからないバグにビクビクしながらゲームを続けるという全く新しいホラーゲームのジャンルを確立しようとしたのではないかという意見も上がっている。 その他 シナリオとバグの酷さに持っていかれがちだが、 基本部分の出来もかなり酷く、プレイしていて苦痛になる配慮のない作りになっている。 シナリオを読んだり住民を復活させるのに必要な契力の存在。話を読むのにかなり足を引っ張ってくれるので面倒。前述の神奈川県のミニゲームをクリアすると一気に空気と化すが。 本作の特徴とも言える「住人移動システム」だが、上手く活かされておらず面倒なだけのシステムとなっている。多くのシナリオにキャラ制約があり、読むためには1人ずつチマチマ移動させ県に連れてくる必要があるため、非常にめんどっちい。シナリオの結果次第では住民が行方不明になったり、死亡したりするがこの状態が活かされることはかなり少なく、大半の場合シナリオを読み返すために契力を使って復活させる作業になる。 当然シナリオを選んだらそのシナリオに必要な住民を移動させたり復活させてくれるという配慮は無い。 しかも住民には状態と言う物もあり死んだりしたら契力を使い復活させなければ再読できないので余計に面倒。 バックログやスキップ機能など便利な機能がほとんど無く、プレイし辛さに拍車をかける。 その上にランダム分岐があるためシナリオのコンプリートを目指すのはかなり面倒。 富沢7姉妹が出てくるシナリオは総じてダメ。愛知、大阪、岡山、静岡、広島、三重、山口県。広島はヒバゴン、それ以外は全て観光案内。2022年にこのゲームをプレイした陣内智則曰く「終わり〜!?(広島)」「案件やないか!(静岡・三重)」この7姉妹は条件を満たすと千葉シナリオで集結する。 EDのBGMがへなへな。見事最後までクソを貫き通した。BGM「飯島の屁」などとネタにされている。 全ての話の分岐を読み切った県は緑色になるのだが、なぜか東京のみどうしても1つのシナリオが完了扱いにできず緑色にならない。公式曰く「次のシナリオに分岐するためのシナリオだから」(*2)だそうだが完全なフラグミスである。 あなたシナリオが全て完了するとエンディングになるのだが、その後2周目に突入するか続きをプレイするか選べるが2周目は契力のみを引き継いで他の情報が全てリセットされる弱くてニューゲーム状態。しかも2周目の追加要素や特典もないため存在意味自体がほぼない。 評価点 主人公の設定を変えることが出来る。名前や性別はおろか、家族構成まで変更可能。夫と妻がいる設定に出来たりと自由自在。もっとも本編には全く関係ないため、小ネタに過ぎないのだが。 オープニングは出来が良い。このゲームで最も怖い部分とも。 全てのシナリオが酷いという訳ではなく東京・岐阜・新潟、長崎あたりのシナリオは分岐も充実しておりそこそこ面白い。ただ長崎シナリオには盗作の疑いがある分岐はないがゲスト作家の筒井康隆氏による長野もよく出来ており、語りや起承転結がまとまっていて普通に本を出せるレベル……なのだが、怖いことは怖いのだけれど、本来プレイヤーが求めているのはそういう怖さではない。他のシナリオがまともに怖い話なら、完成度の高い異色シナリオとして成立したのだろうし、筒井氏もそのような前提で執筆したのかもしれないが(*3)。 稲川淳二氏、水木しげる氏ら、有名ゲストが多数出演している。稲川氏に至ってはムービーで出演している。完全に無駄遣いである。長野の話を含めてこういうゲストが出演したり脚本担当をしているエピソードは割と良く出来ている為、完全に他の話や豆腐バグが総評で足を引っ張っていることが分かる。 東京シナリオ「オンラインゲームの悪夢」に登場するキャラクター「忍」が可愛い。そっち発売しろよと言いたくなる。ヤンデレ? 吉池マリア? 知らん 各都道府県の怪談話という題材自体は面白い。殆ど活かされてないのだが。 住民の状態や現在地によってシナリオが変わるシステムの発想自体は悪くない。現実はただ入れただけで面倒なものになっており邪魔なだけのシステムになってしまっているが。 余談 1項目では収まり切らないほど、問題点だらけ。 当時大賞確定と言われていた『エルヴァンディアストーリー』を容易く蹴落とし、クソゲーオブザイヤー2007大賞を受賞した。 総評の結句では、「で、製品版のタイトルはいつ決まるんすか?」とストレートに皮肉られている(*4)。 それだけでなく以後ノミネート作の基準が跳ね上がる現象、ヨンパチショックを引き起こした。 その結果、『ダメジャー』や『ジャンライン』、『バグ姫』、『スベリオン』等の新時代を担うクソゲーが発掘されるに至る。 とはいえヨンパチを超えるクソゲーは当分の間現れないだろうと言われていたが、結果は嵐やアジノコにつながっていく…。 ファミ通レビューでの点数はなんと26点。大奥記(13点)やデスクリムゾン(13点)、プロゴルファー猿(12点)の2倍という、誰がどうみてもありえない点数である。 ゲーム内でファミ通が取り上げられているため、低得点は付けられなかったのだろう。 が、一見高いこの点数も、わりと採点が甘いファミ通基準ではお世辞にも高いとは言えない。 ましてやタイアップまでしている作品が40どころか30も満たないと考えると実は滅茶苦茶低い(ファミ通レビューにおいておよそ25点前後またはそれ以下の作品はクソゲー率が高いとされる)。ファミ通も遠まわしながら酷評していたと思われる。 またKOTYスレで、タイトル文字を並び替えただけの「四八マン」というキャラが誕生した。 またKOTY2011年据置部門次点の『code_18』からも、「C18マン」という弟分が生み出された。 シナリオライターの飯島氏は2019年3月に自身のブログにて「『四八』の真実」と題した記事を投稿し、その中で四八の制作に関する話と本当にゲーム内で浮き彫りにしたかったこと、及び(仮)の付かない完全版と称する精神的続編『アパシー学校であった怖い話 極(旧タイトル:学怖inヨンパチ 極)』の宣伝を行った。 残念ながら『極』はゲーム機用ではなくPC用DLソフトであり、実質的は同人ゲームとなる。 この記事の中で、四八が未だ叩かれる理由として「稚拙なシナリオやバグではなく、ネットユーザーを否定的に捉え攻撃していたこと(*5)が一番の要因」という見解を述べた。 お笑い芸人の陣内智則氏はファイナルソード等をはじめとしたクソゲー実況を自身のYouTubeチャンネルにあげる企画を行なっているが、2022年に本作をプレイ。 元々の陣内のコントのスタイルとヨンパチの話の理不尽な終わり方から初手ヒバゴンを筆頭に視聴者の予想通りの反応を連発。 結果、本作をもとにした新作コントを制作・投稿した。詳細は当該項目も参照。 \追記・修正お願いします/ 四 (仮) 八 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コメントが長くなっていたのでリセット -- 名無しさん (2017-05-26 17 56 52) 実況動画上がってたから見てみたら想像の数倍くらいシナリオの内容が酷くて笑った -- 名無しさん (2017-08-22 17 37 07) 本家KOTYで四八超え確定はアジノコと嵐かな?誤当地とかサモンライドも同格かもしれないけど -- 名無しさん (2017-09-07 20 09 12) やっばり伝説のクソゲー実況は作業用BGMとしてもお笑いとしても最高。どうしても自分ではプレイする気にはならんが、あの実況だと四八(仮)のいいところも見えてくるんだよね。システム回りさえ親切でランダム要素が無ければ、もう少しはまともに遊んで貰えただろうに。 -- 名無しさん (2017-09-07 20 16 37) リメイクして「四八」としてだせば汚名返上……できるか? -- 名無しさん (2017-12-30 00 50 15) クソゲーはプレイしてみないと真のやばさがわからないの意味が分かったゲーム。あの2007年製のゲームとは思えないぐらい不便でやってて苦痛になるシステムのクソさ度合いは確かにやってみないとわからなかった。 -- 名無しさん (2018-01-27 21 14 04) けど実際47都道府県分も怪談集めるのは大変だと思うんだ。完全にコンセプト倒れだけどさ -- 名無しさん (2018-01-27 23 05 38) 「忍」がかわいい→修のがかわいい(洗脳) -- 名無しさん (2018-02-17 21 15 24) これ丁寧に作り直したら話題性もあるしヒットするんじゃない。そもそものアイデアとかシステムにも面白そうな部分あるし。 -- 名無しさん (2018-04-07 17 36 32) 企画は悪く無いんだよね。企画は……。 -- 名無しさん (2018-04-07 17 39 08) RTAやってる人いるぞ。 -- 名無しさん (2018-05-20 03 54 12) ↑3 ただ肝心の話が壊滅的だからなー。面白くするには新作一つ作るくらいの労力が必要では… -- 名無しさん (2018-06-20 15 26 48) 劇中で本作を褒め称えるシナリオ書くってどんだけ自画自賛してるんだ -- 名無しさん (2018-06-28 01 23 05) アイディアはすごく良いんだけどそれを活かせるだけの力量がなかった。キャラクソゲーよりは悔やまれる要素は多い。 -- 名無しさん (2018-06-28 12 48 45) 荒れる記事には「誹謗中傷禁止」の注釈ガコメ欄にあるけど、ここにはないのね -- 名無しさん (2018-06-28 14 29 54) 忍と同じシナリオに有馬って可愛いキャラもいるんだけどマイナーすぎて誰も知らない -- 名無しさん (2018-08-23 18 43 33) 石塚祐子先生曰く「長かったり短かったり面白かったり残念だったりドキドキしたり残念だったり残念かと思いきや予想外に残念だったり」 -- 名無しさん (2019-05-05 22 06 11) これを擁護しスレッドで暴れた党首マンの話がとても面白い -- 名無しさん (2019-09-25 11 15 08) 水木先生のシナリオだけ見るととてもクソゲーには思えんな -- 名無しさん (2020-07-11 15 13 22) 「ゲーム内で自画自賛」とか物凄い名作であっても苦笑・失笑されるのに、よりによってこんなクソゲーで… -- 名無しさん (2020-07-13 20 21 42) ↑2 このゲームの問題点は糞シナリオもあるけど、それ以上にシステム回りの不便さとバグ(仕様)。 某実況とかは実況者の編集とポジティブさと運でその辺が見事に隠れてる。一部は確かに面白い、だが実際にプレイしたら大火傷する可能性が高い。 -- 名無しさん (2020-07-13 20 48 36) クソゲーという概念に「ただプレイしているだけでもシステムが壊れてプレイ不能になる」という革命をもたらした -- 名無しさん (2020-08-07 18 38 33) 名前をぼかしてすらいない実在のホテルや博物館に幽霊が出る~ってネタにしてるけど、これ怒られたりしなかったのかな -- 名無しさん (2021-01-16 03 04 08) ↑9 あれファンとアンチとで揉めて荒れるから書いてあるんであって、四八においてそれはあり得ないからな。寄ってたかってボロクソ言われてるものほど守ってもらえないって妙な気もするけど。 -- 名無しさん (2021-04-29 19 26 52) 唐突過ぎる展開なのは分かってるけど、新聞シナリオの七姉妹の真相はまあまあ好き -- 名無しさん (2021-05-07 16 17 49) 単純にシナリオの面白さなどの主観を排してシナリオ周りだけ見てもかなりダメな部類だからな。「○○の部分はいい」「この部分はアレンジしたら面白そう」レベルならともかく「これは良ゲー。叩いてる奴がおかしい」みたいな擁護はあり得ないからそうそう荒れない。ニコニコの百科では擁護(というか批判意見叩き)が出たけど、あれはファンじゃなくて多数意見に楯突きたい逆張り荒らしだと思うし。 -- 名無しさん (2021-05-07 16 31 06) ×単純にシナリオの面白さなどの主観を排してシナリオ周り 〇単純にシナリオの面白さなどの主観を排してシステム周り -- 名無しさん (2021-05-07 16 31 45) 山芋の話が気持ち悪いのなんの… -- 名無しさん (2021-07-16 09 59 03) 関わっている人は怪談界隈の人で有名な人が出演していたりするのになんでこうなった -- 名無しさん (2022-01-01 23 04 54) タグにもあるけど、YouTubeで陣内がやってたな。 単体ではクソゲーだけど、陣内のツッコミ芸との相性は抜群だったw -- 名無しさん (2022-05-20 22 04 40) 陣内曰く「吉本は若手芸人向けのツッコミ教材としてこれを使うべき」「動画を見返すとツッコミ漏れが沢山あってヘコんだ」 -- 名無しさん (2022-06-13 20 23 46) 陣内智則にコントのネタにされてて草 -- 名無しさん (2022-08-20 19 12 05) 投票数がちょうど48になってるから押すの止めとこう -- 名無しさん (2022-08-28 23 58 02) 記念に魚拓とっておいたぞ -- 名無しさん (2022-09-02 23 10 02) 本作がKOTYで盛り上がってた頃、普通に「クソゲーまとめWiki(現ゲームカタログ)」は読んでいたが、あまりに酷い事ばっかり書かれてるので、「たぶん、実況プレイ動画とかで観てもよほどSAN値を削られるような内容なんだろう」と思って当時そういうのを一切観てこなかった。陣内智則のおかげで、「端から観てるとこんなにメチャクチャ笑えるのか」と初めて知った。 -- 名無しさん (2022-12-02 16 52 50) ゲーム実況が普及した今、ツッコミ芸人の実況芸専用ゲームとして続編出せそう。 -- 名無しさん (2023-01-14 20 48 43) ある意味一定の地位を獲得したとはいえ、制作側(というか飯島)はクソゲー扱いは不本意っぽいから続編出さないんじゃないかな。これでもしツッコミ待ちのクソゲーとしてリリースしたらそれこそ本当にクソだし -- 名無しさん (2023-03-01 17 19 00) 名前 コメント
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四八(仮) 要約スレpart3-60 part56-369,370,372~378,384~387 60 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/22(木) 19 23 17 ID xoa+oTPz0 保守代わりに書いておくか。 『四八(仮)』 各都道府県に伝わる民話や怪談を体験出来る本当に恐ろしいゲーム。 ちょっとだけ話を抜き出して書くと ・ある日、謎のダンボールが送られてきた → ダンボールから何か出てきた→ 悲鳴 → 完 ・ヒバゴンって知ってる?と写真を見せられる → ヒバゴンのドアップ写真 → 怖いでしょ?じゃーねー! → 完 (※どちらも1、2分で終了) 凄惨なバグ、極悪サポート、勝手に動き回ってクリアを阻むNPC、個性的なゲスト、etcが現れる異色作。 369 :四八(仮):2011/05/10(火) 06 35 52.71 ID 6xmMsWrnO ストーリーは一本道で、ゲームが強制終了(ここはバグではなく仕様)する選択肢を選ばない限り必ず同じエンディングになります。全12話構成です。 OP ある日、主人公佐藤隆明の元に一通の電話が届く。 「佐藤隆明さん、おめでとうございます! このたび、まったく新しいタイプのゲームのサンプルモニターとして、一万人の中からあなた様が選ばれました。」 電話の相手の女性に誕生日、血液型、性別、家族構成、住所を聞かれそれに答えると、 一週間後、周防勇人という差出人からプレステ2用の始めて耳にするゲーム『四八(仮)』が佐藤の元に届く。 さっそく起動すると、オブザーバー(サポーター的な感じ)を5人(※)の中から選び、オブザーバーは、最初に佐藤の出身地の怪談を紹介すると、佐藤はそれにのめり込んでいくのであった… ※①執事風のおじいさん ②ツンデレ男。「絶対に俺をオブザーバーに選ぶなよ!」 ③顔がむくみぎみのメイド。アニメ声 ④ミリタリオタ風の中年男 ⑤男か女か判別しづらい鹿の着ぐるみを着た女。萌え声 誰を選んでもストーリーにほぼ変化はありません。ここでは⑤で進めます。 370 :四八(仮):2011/05/10(火) 08 06 31.85 ID 6xmMsWrnO 1話 佐藤の元にある日、一通の招待状が届く。それは周防からのもので、 モニターから意見を伺う為の情報交換会を兼ねたパーティーを主催するというものであった。 それほど遊んでないがせっかくだから行ってみる。すると、他にモニターに選ばれた五十人ほどの男女が四八(仮)について語り合っていた。 なかなか話しかけるタイミングがつかめないでいると、パーティーの司会者が壇上に現れ、四八(仮)親睦会が始まってしまう。 そして、招待状の中にある番号の書かれた紙でくじ引きが始まるが、おかしな事に佐藤の招待状にはそんな紙は入っていないのだ。 結局、佐藤以外の全ての人が当選しプレゼントが渡された。それも何故かカッター、万能包丁、トンカチといった妙な物だ。 プレゼントを貰ってない人が居ないか問う司会者。佐藤は手を挙げ、紙が入ってなかった事を伝える。 すると「おめでとうございます!!あなたこと本日の主役、四十八人目のお客様でございます!!」 不思議に思いながら壇上に上がると、司会者に羽交い締めにされ、他の参加者に次々と凶器を振り下ろされる。 佐藤は、ストレスを発散させる為の生け贄に当選してしまったのだ。なすすべもなくボコられる佐藤。 ふと気がつくと佐藤は自宅のベッドに居た。悪夢をみていたようだ。 現実世界でも同じ招待状が届いていたので、せっかくだから行ってみる。すると、パーティーは昨日であり、持ってきた招待状も無くなっていた。 しかも、ホテルマンが言うにはパーティーの主催は佐藤で、昨日もしっかりパーティーを楽しんでいたとの事。 もちろん身に覚えはない佐藤。違うと言っても話は平行線のまま動かず、仕方なく佐藤は狐につままれた思いでホテルを後にするのであった。 372 :四八(仮):2011/05/10(火) 09 01 40.84 ID 6xmMsWrnO 2話 少しずつ、四八(仮)を進める佐藤。 夜の十時過ぎに家のチャイムが鳴る。覗き穴をみると女の子が居た。知り合いではないが怪しくはなさそう。 ドアを開け応対すると、あのゲーム本当に素晴らしいですといったお礼を言われる。 佐藤は自分がお礼を言われるような覚えが無く戸惑っていると、女の子は立ち去ってしまう。呼び止めるが姿はもうない。 あのゲーム?四八(仮)の事だろうか?そういえばあの女の子は四八(仮)に出演していた女の子だ。 何故お礼を?四八(仮)を遊んだから?彼女はモニターの住所を送り主から聞いて、わざわざ一人ずつ訪ねているのだろうか? 3話 なんだか体調の良くない佐藤。四八(仮)を始めてからだ。時折、意識も飛ぶ。家族も心配し病院を進めるが、病院は嫌いだ。 それでも四八(仮)を続ける佐藤。ゲームは中盤に入るだろうか。止めたくてもついつい遊んでしまう。 4話 四八(仮)のプレイを続ける佐藤。コツもつかめてきた。そんなある日、一通の手紙が届く。差出人の名前は無い。封を切ると一枚の紙があり、こう書かれていた。 『お前の遊んでいるゲームは危険なゲームだ。これ以上ゲームを続けてはならない。続ければ続けるほど、深みに嵌っていくのだ。 もしそのゲームを終わらせれば、大変なことが起こる。今ならまだ、取り返しはつく。そのゲームを今すぐにやめろ!』 誰が差出人なんだろうか?こんな手紙を信じれる訳が無い。嫌がらせだ。 373 :四八(仮):2011/05/10(火) 09 53 31.87 ID 6xmMsWrnO 5話 佐藤が外を歩いていると、見ず知らずの若者に声をかけられた。その若者が言うには、佐藤が四八(仮)に出演しているらしい。 その若者の名は坂上修一といい、彼は四八(仮)にはまってて、毎日といっていいくらいやっているという。 だからこそ佐藤に気がついたのだが、佐藤は四八(仮)に出演した覚えはない。佐藤が人違いでは?と尋ねると坂上は 「え?佐藤隆明さんじゃないんですか?」 確かに名前は合っている……どういう事だ?佐藤は困惑するが、坂上も顔も名前も一緒なのに違うなんて…と困惑するが、 坂上は発売前だから隠しているんだと勘違いし、佐藤の前を立ち去ってしまう。 彼は何者だろう?四八(仮)を知ってる事からモニターなのは確かだが… 6話 今日も四八(仮)をプレイする佐藤。四八(仮)を始めてから、妙な事ばかり起こっているような気がしてならない。 だがゲームは止めたくない。進める事で真相がわかるような気がするのだ。 その時、いきなり自宅のドアが乱暴に叩かれる。「おい。いるのはわかってんだよ!」 誰だろう?家族も不審に思っているに違いない。家族?私には一緒に暮らす家族など居ただろうか? ……何を考えているんだ私は。家族は留守で私はそれをいい事に四八(仮)に熱中していたんじゃないか。佐藤はそう思った。 依然として叩かれるドア。覗き穴を覗くと、肉付きが良く、髭を蓄えた人物が怒りの表情を浮かべ立っていた。見覚えはない。 ドアを開けると、その人物はゲームのシナリオを依頼されていたらしく。その原稿料が払われていないと佐藤に詰め寄る。 しかし佐藤には、シナリオを頼んだ覚えなんてない。 佐藤は人違いでは?と返すが、その木原浩勝と名乗る男は、佐藤のことを周防勇人だと言い、更に詰め寄る 結局「次に会うのは法廷だぜ!」と言い残し去っていく木原。何故、木原は佐藤と周防を勘違いしているのだろうか? 374 :四八(仮):2011/05/10(火) 10 25 18.45 ID 6xmMsWrnO 7話 木原はもう来なかった。きっと人違いだと気付いたのだろう。ただ、いつ書状が来るかと思うと胃が痛い。 後から知ったが、木原は名の知れた作家で、もしマスコミにでもこの話を持ち込んでいたら…自分が正しいと思っていても後ろ暗い。 みんな今日は帰りが遅いな…。でも帰ってきた時にゲームをしてたら良い顔されないので、一旦ニュースでも見ることにした佐藤。 するとそのニュースでは、ゲームを使った新手の詐欺で周防勇人が逮捕されたと報道していたのだ。 大掛かりな詐欺会社を経営していた周防は、自社で開発したゲームに特殊な映像と音声を仕組み、 モニターに送るという手口で、モニターの意識を錯乱し、その隙に窃盗を行う、窃盗をさせる等を繰り返していたのだ。 驚きを隠せない佐藤。そうか、体調が悪いのも、妙な出来事も全部四八(仮)のせいなのか! 今まで佐藤を訪ねたり声をかけた人々も、このゲームのせいで意識が変になってしまったのかもしれない。 彼らも被害者なのか…なんて恐ろしいゲームなんだ…。 …だが……ここまでやったのにもったいない。せっかくだから続けよう。周防も捕まったんだし、もう操られる心配もないだろう。誰にもバレやしない。 それに詐欺会社が作ったゲームにしてはかなり面白い。このまま遊んでエンディングを見てみたい! 引き続き四八(仮)を続ける佐藤。 375 :四八(仮):2011/05/10(火) 11 32 38.21 ID 6xmMsWrnO 8話 あれから数日、周防の名前もすでに世間には忘れ去られていた。警察からの連絡も特に来ない。 佐藤は四八(仮)を続けていた。だが、体調不良は相変わらずなものの、不可解な事などは起きなくなっていた。 事件が公になり、皆四八(仮)を止めたからだろうか? ある日、ポストに封筒が入っていた。それには何の名前も書いていない。 佐藤は、以前にも同じような手紙(4話)が届いていたのを思いだす。 中にはやはり一枚の手紙。そこには… 『もう手遅れだ』 何が手遅れだってんだ?そういえば今まで届いた郵便はどれも全て四八(仮)に関してのものだった。これもそうだろう。 しかしコントローラーを置く事はできない。ゲームの先が知りたい。ごみ箱に手紙を投げ捨てる佐藤。 9話 四八(仮)を続ける佐藤。このゲームは本当に良く出来ているとつくづく感心させられる。普通に販売しても売れるのではないだろうか?周防も馬鹿だなぁ。 その時、家のチャイムが鳴る。「お届け物でーす」また手紙だ。差出人は稲川淳二。 中を見ると稲川の怪談チケットが入っていた。なんで私に…? 数日後、せっかくだから行ってみる事にした佐藤。 (そこで稲川が橋の下の幽霊の怪談をしているムービーが5分程流れる。スキップ不可) その独特の語りにすっかり引き込まれた佐藤。怪談が終わり帰ろうとすると誰かに呼び止められ、 そいつは、佐藤が話しかけても無視して身体を引っ張っていき稲川淳二の楽屋まで連れていき稲川と対面。 稲川「久しぶりですね。お元気にしておられましたか?ゲームの制作は進んでますか?発売日は決まったんですかねぇ? タイトルは…そうそう『四八』」 何を勘違いしているんだこの男は!?佐藤はゲームなんて作っていないし、稲川とも初対面だ。人違いでは? しかし、稲川はゲームを作るからゲストで出てほしいと佐藤に頼まれていると主張する。原作者は別の名前だが、確かに佐藤らしい そして『四八』の広告チラシを見せられ愕然とする佐藤。自分は知らないぞ… 376 :四八(仮):2011/05/10(火) 12 17 39.58 ID 6xmMsWrnO 10話 四八の発売日が迫り、稲川淳二出演のCMがテレビで流れ始める。 「この四八というゲーム、ある隠された秘密があるんですよ…この話を聞いた時、私ぞ~~っとしましたよ。 このゲーム…本当にやばいですよ…あなた、覚悟した方が良いですよ?」 テレビ番組や雑誌でもしきりに特集が組まれるようにもなった。 この四八の内容は、佐藤の遊んでいる四八(仮)に酷似しているのだ、この奇妙な一致は何だ? 周防の事件について詳しく調べると、周防の作ったゲームは四八(仮)ではなく別の恋愛シミュレーションだったのだ(東京シナリオでプレイ可) では、佐藤の手元にある四八(仮)とは一体何なのか?誰が届けたのか? 数日後、その真相を知るために四八発売元のバンプレストにアポ無しで凸する佐藤。すると出迎えてくれたのは、ゲームのオブザーバーで登場した女(ユウ)。 ゲームとは鹿の着ぐるみを着て、可愛く(佐藤視点)、元気だったユウが現実では無愛想で態度も最悪だった事にショックを受ける佐藤。 やがて、会社の一室で四八のプロデューサー(石川肇)と話す事に。 佐藤は自分が遊んでいるゲームが『四八(仮』という作品で、今度バンプレストから発売されるゲームに瓜二つであることを何とか伝えようと必死に語った。 すると、石川は新作出す度にいちゃもんつける奴が居やがると不機嫌そうに嘆く。 もちろん佐藤にそんなつもりはなく、ただ自分が体験した不思議な出来事の真相を知りたいだけである。しかし石川は聞く耳を持たない。 「四八の原作者は飯島多紀哉という奴で、彼に伝えておくから彼と話してくれ。盗作したって言いたいんでしょ?」 まるで信じてくれない。 結局、佐藤の連絡先だけ聞き、一人で出ていく石川。佐藤も仕方なくバンプレスト本社を後にする。 377 :四八(仮):2011/05/10(火) 12 50 09.21 ID 6xmMsWrnO 数日後、佐藤の元に四八原作者の飯島多紀哉から電話が届く。近くの喫茶店で話しをする事に。 佐藤は前と同じく、自分が遊んでいるゲームが『四八(仮』という作品で、今度バンプレストから発売される四八に瓜二つであることを必死に伝えようとした。 すると、飯島がおもむろに語り始める。 飯島の会社に差出人不明の企画書とシナリオが送られてきて、それを見て面白いと感じた飯島がそれを元にして作ったのが『四八』なのだという。 自由に使って欲しいと書かれたメッセージも付いていたので、自分の作品として制作したのだ。そして世に発表された途端に出てきた佐藤。 飯島「私があなたの作品を盗作したって言いたいんでしょ?貴方があの企画書を送ってきたのに人が悪いですね 貴方が欲しいのは金ですか?四八原作者としての名声ですか?」 飯島も全く佐藤のいう事を信用して居なかった。佐藤の言う事を理解出来ない飯島は、次第に苛立ちを見せる。 「ネットの某匿名掲示板ではあらぬ捏造や誹謗中傷で酷い迷惑を受けているし。 あの手の匿名掲示板なんてね、自作自演なんですよ。知ってます?自作自演。自分で書き込んだものに自分で答えるんですよ。 勝手にあることないこと捏造して、それを自分で自画自賛して、いかにも多くの人間が賛同しているかのような錯覚を与えるんです。 あなたも誹謗中傷しているアンチなんでしょ?」 その態度に酷く困惑しながらも、何とか飯島に信じて貰いたい佐藤はその四八(仮)の実物を見せると言い、飯島の予約したホテルに持っていく事にする。 378 :四八(仮):2011/05/10(火) 13 27 57.87 ID 6xmMsWrnO 数日後。約束通り、佐藤は飯島の予約したホテルの一室に四八(仮)を持って行き、ゲーム機にセットする。 ……が動かない。そんなはずは……飯島が勝ち誇ったような態度を取る。 「どうして動かないんですか?w …それで何が欲しいんですか?お金?四八原作者としての名声?」 そんな三文芝居は止めて現実的な話をしようという飯島。だがもちろん佐藤にはそんなつもりはないので反論すると。 今度は、四八のデータを佐藤がハッキングしたんだと言う飯島。でなければ発売日の四八の情報など知る事は出来ない。 これも、もちろんそんな事はしていない。結局、この後全く話が進まず解散となった。 家に帰って四八(仮)をセットすると、今度はしっかりと動く。どういう事だ? ユウも、いつも通り元気な姿で佐藤を出迎えてくれた。するとどういう事か大勢のゲームの登場人物が、 次々と四八の原作者は佐藤隆明だと、佐藤に語りかけてきたのだ! そうか…そう言われたらそんな気がしてきた佐藤。いや、誰かが仕組んだ罠だ。誰が?家族?友達? そういえば私に友達はいただろうか?家族は?戸惑う佐藤。 数日後、飯島から電話が届く。 「やってくれたねぇ、あんた あんただろ?匿名掲示板に好きなこと書きまくっているのは! 『四八』の原作者は、佐藤隆明だという書き込みをしたじゃないか! お決まりの自作自演までして、しかも頻繁にしつこくしつこく書き込んで!一体何が目的なんだ!名声が欲しいのか!」 佐藤は否定する。佐藤もどうしていいのか、どうしたいのかすらわからなくなりかける。 そのうち飯島は電話を切ってしまう。 384 :四八(仮):2011/05/10(火) 17 20 20.80 ID 6xmMsWrnO 11話 『四八』発売が迫る。今はもう某匿名掲示板への迷惑な書き込みも無くなっていた。 雑誌を見ると、『四八』原作者のところには飯島多紀哉ではなく、佐藤隆明の名が入っていた。何故? やはり佐藤にはゲームのシナリオを書いた覚えがないのだ。やはり誰かに騙されて…それとも自分の頭がおかしいのか… そんなある日、佐藤に一本の電話が届く。飯島だ。なんでも『四八』についてファミ通のインタビューがあるので、アイドルのきららちゃんと一緒にインタビューをお願いしたいとの事。 急な誘いに戸惑いながらも、流されるままに承諾してしまう佐藤。 収録場所に行くと、きららちゃんの他にバカタール加藤、吉池マリア。 彼らに『四八』を絶賛されると佐藤も嬉しくなった。きららちゃんの質問にもスラスラと答える事ができる佐藤。 佐藤は発売されてない四八の全てを知りつくしていた。やはり、このゲームの原作者は私なのだろうか?佐藤はそう思い始める。 インタビューが終わり、飯島と話す。飯島によるとすでに『四八』の続編や映画化の話も多くの会社からきている等、 すでに様々なコンテンツ展開が予定されていると言うのだ。続編を正式に書いて貰う事を依頼されると、佐藤は二つ返事で承諾する。 そして『四八』発売日が明日に迫る。みんなが『四八』を楽しみにしている。みんなの嬉しそうな顔が浮かぶ。みんなが楽しみにしているのだ、佐藤の『四八』を。 多くの人が恐怖し驚き、時には笑うだろう。続編の話も決まった。みんなの反応も楽しみだ。映画のオファーまで在って夢のようだ。 …夢? 本当に、『四八』は私が考えたものなのだろうか?再び苦悩する佐藤。佐藤には『四八』を作った覚えがない。 なら家族に証明して貰おう。でも私に家族は何人居る?そもそも家族は居る?何処に居る?もしかしたら誰も居ない? それよりも私は誰?私は佐藤隆明だ。それさえ本当なのか?そう思い込んでるだけなのかも。いや、確かに佐藤隆明だ。 私は佐藤隆明。 私は佐藤隆明。 私は佐藤隆明。 私は… 385 :四八(仮):2011/05/10(火) 19 10 29.75 ID 6xmMsWrnO 最終話 私は佐藤。私は佐藤。私は佐藤。 佐藤は病院に寝ていた。佐藤を心配そうに見つめる5人の医者。(オブザーバーと同じ人) 佐藤からは私達のことはどう見えるのだろう。医者達が呟く。 佐藤は独り言のように淡々と怪談を話していた。どうしてこんな話を永遠と…?そんな病気なんて知る由もない。始めてのケースだ。 だが、同様な患者の数は、増加傾向にある。何故だろう。 佐藤を散歩に連れていく事を頼まれたユウ。車椅子に乗せられ、顔には目以外を包帯でぐるぐる巻きにされている佐藤。 ユウは佐藤に話しかける。話題は、今度バンプレストから発売される四八というゲームが佐藤の話にそっくりな事。 もしかしてあのゲームを考えたのは佐藤?すると佐藤は言う。 「この世界を考えたのはあなたも同じなんですよ?あなたも佐藤隆明さんじゃないですか」 包帯を取りはじめる佐藤。 「あなたの名前も佐藤隆明。思い出して下さいよ。わかりますか?この世界は… あなたも、この病院も、この世界も、すべて『四八(仮)』の中にある」 四八(仮)とは?(仮)って何?困惑するユウ。 「佐藤隆明がそこでプレイしているゲームのことです。私も佐藤隆明。あなたも佐藤隆明。この世界を知りつくしているのも佐藤隆明。この世界は『四八(仮)』の中にある」 386 :四八(仮):2011/05/10(火) 19 14 38.70 ID 6xmMsWrnO 佐藤の話を聞いている内に、洗脳状態になるユウ。『これからは私が佐藤隆明なのですね?』 「いいえ。ずっと昔から、あなたも佐藤隆明です」 ユウは佐藤の付けていた包帯を渡されると、自分の顔に巻いていき、車椅子に座る。佐藤はユウを何処かに運びながら話す。 「佐藤隆明さん、おめでとうございます!このたび、まったく新しいタイプのゲームのサンプルモニターとして、一万人の中からあなた様が選ばれました。」 佐藤はユウに誕生日、血液型、性別、家族構成、住所を聞く。虚ろなユウから発せられる答えは全て佐藤と同じ物であった。 佐藤が病院の鉄でできた四八号室の扉を開けると、そこは異空間が広がっていた。 そこに居たのは、同じく顔に包帯を巻いた人々。彼らも皆、佐藤隆明なのだ。 「さあ、佐藤さん。『四八』の世界をお楽しみください 私も、あなたも、あの全ても、みんな最初からこの世界の佐藤隆明です」 佐藤はそう言うとユウをそこに残し、出て行ってしまう。扉も消えてしまった。 皆の口からはひたすら「私は佐藤隆明。私は佐藤隆明」ユウもその仲間になり、同じく呟くのであった。 「私は佐藤隆明。私は佐藤隆明。」 そして砂嵐のあと暗転する画面に浮き上がる文字。 あ な た は 本 当 に 佐 藤 隆 明 で す か ? (終わり) 387 :四八(仮):2011/05/10(火) 19 29 07.24 ID 6xmMsWrnO 以上でメインシナリオは終わりです。セーブすると二周目と表示されますが、何度やり直しても変化はありません。 シナリオの最期の方は、理解しにくい点がありますが、 好意的な取り方をすればプレイヤーに考えさせ、それぞれプレイヤーによって様々な解釈が出来るんだよと言う事なのかも知れませんね。 そのうち、都市シナリオについても軽く追記したいですが、そちらを他に書きたい方がいらっしゃれば、書いて頂いても構いません。 以上、結構はしょりましたが、メインシナリオを大まかにまとめました。見てくださったスレ住民の皆様。まとめWikiの皆様、ありがとうございました。
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四八(仮) 要約スレpart3-60 part56-369,370,372~378,384~387 60 :ゲーム好き名無しさん:2009/01/22(木) 19 23 17 ID xoa+oTPz0 保守代わりに書いておくか。 『四八(仮)』 各都道府県に伝わる民話や怪談を体験出来る本当に恐ろしいゲーム。 ちょっとだけ話を抜き出して書くと ・ある日、謎のダンボールが送られてきた → ダンボールから何か出てきた→ 悲鳴 → 完 ・ヒバゴンって知ってる?と写真を見せられる → ヒバゴンのドアップ写真 → 怖いでしょ?じゃーねー! → 完 (※どちらも1、2分で終了) 凄惨なバグ、極悪サポート、勝手に動き回ってクリアを阻むNPC、個性的なゲスト、etcが現れる異色作。 369 :四八(仮):2011/05/10(火) 06 35 52.71 ID 6xmMsWrnO ストーリーは一本道で、ゲームが強制終了(ここはバグではなく仕様)する選択肢を選ばない限り必ず同じエンディングになります。全12話構成です。 OP ある日、主人公佐藤隆明の元に一通の電話が届く。 「佐藤隆明さん、おめでとうございます! このたび、まったく新しいタイプのゲームのサンプルモニターとして、一万人の中からあなた様が選ばれました。」 電話の相手の女性に誕生日、血液型、性別、家族構成、住所を聞かれそれに答えると、 一週間後、周防勇人という差出人からプレステ2用の始めて耳にするゲーム『四八(仮)』が佐藤の元に届く。 さっそく起動すると、オブザーバー(サポーター的な感じ)を5人(※)の中から選び、オブザーバーは、最初に佐藤の出身地の怪談を紹介すると、佐藤はそれにのめり込んでいくのであった… ※①執事風のおじいさん ②ツンデレ男。「絶対に俺をオブザーバーに選ぶなよ!」 ③顔がむくみぎみのメイド。アニメ声 ④ミリタリオタ風の中年男 ⑤男か女か判別しづらい鹿の着ぐるみを着た女。萌え声 誰を選んでもストーリーにほぼ変化はありません。ここでは⑤で進めます。 370 :四八(仮):2011/05/10(火) 08 06 31.85 ID 6xmMsWrnO 1話 佐藤の元にある日、一通の招待状が届く。それは周防からのもので、 モニターから意見を伺う為の情報交換会を兼ねたパーティーを主催するというものであった。 それほど遊んでないがせっかくだから行ってみる。すると、他にモニターに選ばれた五十人ほどの男女が四八(仮)について語り合っていた。 なかなか話しかけるタイミングがつかめないでいると、パーティーの司会者が壇上に現れ、四八(仮)親睦会が始まってしまう。 そして、招待状の中にある番号の書かれた紙でくじ引きが始まるが、おかしな事に佐藤の招待状にはそんな紙は入っていないのだ。 結局、佐藤以外の全ての人が当選しプレゼントが渡された。それも何故かカッター、万能包丁、トンカチといった妙な物だ。 プレゼントを貰ってない人が居ないか問う司会者。佐藤は手を挙げ、紙が入ってなかった事を伝える。 すると「おめでとうございます!!あなたこと本日の主役、四十八人目のお客様でございます!!」 不思議に思いながら壇上に上がると、司会者に羽交い締めにされ、他の参加者に次々と凶器を振り下ろされる。 佐藤は、ストレスを発散させる為の生け贄に当選してしまったのだ。なすすべもなくボコられる佐藤。 ふと気がつくと佐藤は自宅のベッドに居た。悪夢をみていたようだ。 現実世界でも同じ招待状が届いていたので、せっかくだから行ってみる。すると、パーティーは昨日であり、持ってきた招待状も無くなっていた。 しかも、ホテルマンが言うにはパーティーの主催は佐藤で、昨日もしっかりパーティーを楽しんでいたとの事。 もちろん身に覚えはない佐藤。違うと言っても話は平行線のまま動かず、仕方なく佐藤は狐につままれた思いでホテルを後にするのであった。 372 :四八(仮):2011/05/10(火) 09 01 40.84 ID 6xmMsWrnO 2話 少しずつ、四八(仮)を進める佐藤。 夜の十時過ぎに家のチャイムが鳴る。覗き穴をみると女の子が居た。知り合いではないが怪しくはなさそう。 ドアを開け応対すると、あのゲーム本当に素晴らしいですといったお礼を言われる。 佐藤は自分がお礼を言われるような覚えが無く戸惑っていると、女の子は立ち去ってしまう。呼び止めるが姿はもうない。 あのゲーム?四八(仮)の事だろうか?そういえばあの女の子は四八(仮)に出演していた女の子だ。 何故お礼を?四八(仮)を遊んだから?彼女はモニターの住所を送り主から聞いて、わざわざ一人ずつ訪ねているのだろうか? 3話 なんだか体調の良くない佐藤。四八(仮)を始めてからだ。時折、意識も飛ぶ。家族も心配し病院を進めるが、病院は嫌いだ。 それでも四八(仮)を続ける佐藤。ゲームは中盤に入るだろうか。止めたくてもついつい遊んでしまう。 4話 四八(仮)のプレイを続ける佐藤。コツもつかめてきた。そんなある日、一通の手紙が届く。差出人の名前は無い。封を切ると一枚の紙があり、こう書かれていた。 『お前の遊んでいるゲームは危険なゲームだ。これ以上ゲームを続けてはならない。続ければ続けるほど、深みに嵌っていくのだ。 もしそのゲームを終わらせれば、大変なことが起こる。今ならまだ、取り返しはつく。そのゲームを今すぐにやめろ!』 誰が差出人なんだろうか?こんな手紙を信じれる訳が無い。嫌がらせだ。 373 :四八(仮):2011/05/10(火) 09 53 31.87 ID 6xmMsWrnO 5話 佐藤が外を歩いていると、見ず知らずの若者に声をかけられた。その若者が言うには、佐藤が四八(仮)に出演しているらしい。 その若者の名は坂上修一といい、彼は四八(仮)にはまってて、毎日といっていいくらいやっているという。 だからこそ佐藤に気がついたのだが、佐藤は四八(仮)に出演した覚えはない。佐藤が人違いでは?と尋ねると坂上は 「え?佐藤隆明さんじゃないんですか?」 確かに名前は合っている……どういう事だ?佐藤は困惑するが、坂上も顔も名前も一緒なのに違うなんて…と困惑するが、 坂上は発売前だから隠しているんだと勘違いし、佐藤の前を立ち去ってしまう。 彼は何者だろう?四八(仮)を知ってる事からモニターなのは確かだが… 6話 今日も四八(仮)をプレイする佐藤。四八(仮)を始めてから、妙な事ばかり起こっているような気がしてならない。 だがゲームは止めたくない。進める事で真相がわかるような気がするのだ。 その時、いきなり自宅のドアが乱暴に叩かれる。「おい。いるのはわかってんだよ!」 誰だろう?家族も不審に思っているに違いない。家族?私には一緒に暮らす家族など居ただろうか? ……何を考えているんだ私は。家族は留守で私はそれをいい事に四八(仮)に熱中していたんじゃないか。佐藤はそう思った。 依然として叩かれるドア。覗き穴を覗くと、肉付きが良く、髭を蓄えた人物が怒りの表情を浮かべ立っていた。見覚えはない。 ドアを開けると、その人物はゲームのシナリオを依頼されていたらしく。その原稿料が払われていないと佐藤に詰め寄る。 しかし佐藤には、シナリオを頼んだ覚えなんてない。 佐藤は人違いでは?と返すが、その木原浩勝と名乗る男は、佐藤のことを周防勇人だと言い、更に詰め寄る 結局「次に会うのは法廷だぜ!」と言い残し去っていく木原。何故、木原は佐藤と周防を勘違いしているのだろうか? 374 :四八(仮):2011/05/10(火) 10 25 18.45 ID 6xmMsWrnO 7話 木原はもう来なかった。きっと人違いだと気付いたのだろう。ただ、いつ書状が来るかと思うと胃が痛い。 後から知ったが、木原は名の知れた作家で、もしマスコミにでもこの話を持ち込んでいたら…自分が正しいと思っていても後ろ暗い。 みんな今日は帰りが遅いな…。でも帰ってきた時にゲームをしてたら良い顔されないので、一旦ニュースでも見ることにした佐藤。 するとそのニュースでは、ゲームを使った新手の詐欺で周防勇人が逮捕されたと報道していたのだ。 大掛かりな詐欺会社を経営していた周防は、自社で開発したゲームに特殊な映像と音声を仕組み、 モニターに送るという手口で、モニターの意識を錯乱し、その隙に窃盗を行う、窃盗をさせる等を繰り返していたのだ。 驚きを隠せない佐藤。そうか、体調が悪いのも、妙な出来事も全部四八(仮)のせいなのか! 今まで佐藤を訪ねたり声をかけた人々も、このゲームのせいで意識が変になってしまったのかもしれない。 彼らも被害者なのか…なんて恐ろしいゲームなんだ…。 …だが……ここまでやったのにもったいない。せっかくだから続けよう。周防も捕まったんだし、もう操られる心配もないだろう。誰にもバレやしない。 それに詐欺会社が作ったゲームにしてはかなり面白い。このまま遊んでエンディングを見てみたい! 引き続き四八(仮)を続ける佐藤。 375 :四八(仮):2011/05/10(火) 11 32 38.21 ID 6xmMsWrnO 8話 あれから数日、周防の名前もすでに世間には忘れ去られていた。警察からの連絡も特に来ない。 佐藤は四八(仮)を続けていた。だが、体調不良は相変わらずなものの、不可解な事などは起きなくなっていた。 事件が公になり、皆四八(仮)を止めたからだろうか? ある日、ポストに封筒が入っていた。それには何の名前も書いていない。 佐藤は、以前にも同じような手紙(4話)が届いていたのを思いだす。 中にはやはり一枚の手紙。そこには… 『もう手遅れだ』 何が手遅れだってんだ?そういえば今まで届いた郵便はどれも全て四八(仮)に関してのものだった。これもそうだろう。 しかしコントローラーを置く事はできない。ゲームの先が知りたい。ごみ箱に手紙を投げ捨てる佐藤。 9話 四八(仮)を続ける佐藤。このゲームは本当に良く出来ているとつくづく感心させられる。普通に販売しても売れるのではないだろうか?周防も馬鹿だなぁ。 その時、家のチャイムが鳴る。「お届け物でーす」また手紙だ。差出人は稲川淳二。 中を見ると稲川の怪談チケットが入っていた。なんで私に…? 数日後、せっかくだから行ってみる事にした佐藤。 (そこで稲川が橋の下の幽霊の怪談をしているムービーが5分程流れる。スキップ不可) その独特の語りにすっかり引き込まれた佐藤。怪談が終わり帰ろうとすると誰かに呼び止められ、 そいつは、佐藤が話しかけても無視して身体を引っ張っていき稲川淳二の楽屋まで連れていき稲川と対面。 稲川「久しぶりですね。お元気にしておられましたか?ゲームの制作は進んでますか?発売日は決まったんですかねぇ? タイトルは…そうそう『四八』」 何を勘違いしているんだこの男は!?佐藤はゲームなんて作っていないし、稲川とも初対面だ。人違いでは? しかし、稲川はゲームを作るからゲストで出てほしいと佐藤に頼まれていると主張する。原作者は別の名前だが、確かに佐藤らしい そして『四八』の広告チラシを見せられ愕然とする佐藤。自分は知らないぞ… 376 :四八(仮):2011/05/10(火) 12 17 39.58 ID 6xmMsWrnO 10話 四八の発売日が迫り、稲川淳二出演のCMがテレビで流れ始める。 「この四八というゲーム、ある隠された秘密があるんですよ…この話を聞いた時、私ぞ~~っとしましたよ。 このゲーム…本当にやばいですよ…あなた、覚悟した方が良いですよ?」 テレビ番組や雑誌でもしきりに特集が組まれるようにもなった。 この四八の内容は、佐藤の遊んでいる四八(仮)に酷似しているのだ、この奇妙な一致は何だ? 周防の事件について詳しく調べると、周防の作ったゲームは四八(仮)ではなく別の恋愛シミュレーションだったのだ(東京シナリオでプレイ可) では、佐藤の手元にある四八(仮)とは一体何なのか?誰が届けたのか? 数日後、その真相を知るために四八発売元のバンプレストにアポ無しで凸する佐藤。すると出迎えてくれたのは、ゲームのオブザーバーで登場した女(ユウ)。 ゲームとは鹿の着ぐるみを着て、可愛く(佐藤視点)、元気だったユウが現実では無愛想で態度も最悪だった事にショックを受ける佐藤。 やがて、会社の一室で四八のプロデューサー(石川肇)と話す事に。 佐藤は自分が遊んでいるゲームが『四八(仮』という作品で、今度バンプレストから発売されるゲームに瓜二つであることを何とか伝えようと必死に語った。 すると、石川は新作出す度にいちゃもんつける奴が居やがると不機嫌そうに嘆く。 もちろん佐藤にそんなつもりはなく、ただ自分が体験した不思議な出来事の真相を知りたいだけである。しかし石川は聞く耳を持たない。 「四八の原作者は飯島多紀哉という奴で、彼に伝えておくから彼と話してくれ。盗作したって言いたいんでしょ?」 まるで信じてくれない。 結局、佐藤の連絡先だけ聞き、一人で出ていく石川。佐藤も仕方なくバンプレスト本社を後にする。 377 :四八(仮):2011/05/10(火) 12 50 09.21 ID 6xmMsWrnO 数日後、佐藤の元に四八原作者の飯島多紀哉から電話が届く。近くの喫茶店で話しをする事に。 佐藤は前と同じく、自分が遊んでいるゲームが『四八(仮』という作品で、今度バンプレストから発売される四八に瓜二つであることを必死に伝えようとした。 すると、飯島がおもむろに語り始める。 飯島の会社に差出人不明の企画書とシナリオが送られてきて、それを見て面白いと感じた飯島がそれを元にして作ったのが『四八』なのだという。 自由に使って欲しいと書かれたメッセージも付いていたので、自分の作品として制作したのだ。そして世に発表された途端に出てきた佐藤。 飯島「私があなたの作品を盗作したって言いたいんでしょ?貴方があの企画書を送ってきたのに人が悪いですね 貴方が欲しいのは金ですか?四八原作者としての名声ですか?」 飯島も全く佐藤のいう事を信用して居なかった。佐藤の言う事を理解出来ない飯島は、次第に苛立ちを見せる。 「ネットの某匿名掲示板ではあらぬ捏造や誹謗中傷で酷い迷惑を受けているし。 あの手の匿名掲示板なんてね、自作自演なんですよ。知ってます?自作自演。自分で書き込んだものに自分で答えるんですよ。 勝手にあることないこと捏造して、それを自分で自画自賛して、いかにも多くの人間が賛同しているかのような錯覚を与えるんです。 あなたも誹謗中傷しているアンチなんでしょ?」 その態度に酷く困惑しながらも、何とか飯島に信じて貰いたい佐藤はその四八(仮)の実物を見せると言い、飯島の予約したホテルに持っていく事にする。 378 :四八(仮):2011/05/10(火) 13 27 57.87 ID 6xmMsWrnO 数日後。約束通り、佐藤は飯島の予約したホテルの一室に四八(仮)を持って行き、ゲーム機にセットする。 ……が動かない。そんなはずは……飯島が勝ち誇ったような態度を取る。 「どうして動かないんですか?w …それで何が欲しいんですか?お金?四八原作者としての名声?」 そんな三文芝居は止めて現実的な話をしようという飯島。だがもちろん佐藤にはそんなつもりはないので反論すると。 今度は、四八のデータを佐藤がハッキングしたんだと言う飯島。でなければ発売日の四八の情報など知る事は出来ない。 これも、もちろんそんな事はしていない。結局、この後全く話が進まず解散となった。 家に帰って四八(仮)をセットすると、今度はしっかりと動く。どういう事だ? ユウも、いつも通り元気な姿で佐藤を出迎えてくれた。するとどういう事か大勢のゲームの登場人物が、 次々と四八の原作者は佐藤隆明だと、佐藤に語りかけてきたのだ! そうか…そう言われたらそんな気がしてきた佐藤。いや、誰かが仕組んだ罠だ。誰が?家族?友達? そういえば私に友達はいただろうか?家族は?戸惑う佐藤。 数日後、飯島から電話が届く。 「やってくれたねぇ、あんた あんただろ?匿名掲示板に好きなこと書きまくっているのは! 『四八』の原作者は、佐藤隆明だという書き込みをしたじゃないか! お決まりの自作自演までして、しかも頻繁にしつこくしつこく書き込んで!一体何が目的なんだ!名声が欲しいのか!」 佐藤は否定する。佐藤もどうしていいのか、どうしたいのかすらわからなくなりかける。 そのうち飯島は電話を切ってしまう。 384 :四八(仮):2011/05/10(火) 17 20 20.80 ID 6xmMsWrnO 11話 『四八』発売が迫る。今はもう某匿名掲示板への迷惑な書き込みも無くなっていた。 雑誌を見ると、『四八』原作者のところには飯島多紀哉ではなく、佐藤隆明の名が入っていた。何故? やはり佐藤にはゲームのシナリオを書いた覚えがないのだ。やはり誰かに騙されて…それとも自分の頭がおかしいのか… そんなある日、佐藤に一本の電話が届く。飯島だ。なんでも『四八』についてファミ通のインタビューがあるので、アイドルのきららちゃんと一緒にインタビューをお願いしたいとの事。 急な誘いに戸惑いながらも、流されるままに承諾してしまう佐藤。 収録場所に行くと、きららちゃんの他にバカタール加藤、吉池マリア。 彼らに『四八』を絶賛されると佐藤も嬉しくなった。きららちゃんの質問にもスラスラと答える事ができる佐藤。 佐藤は発売されてない四八の全てを知りつくしていた。やはり、このゲームの原作者は私なのだろうか?佐藤はそう思い始める。 インタビューが終わり、飯島と話す。飯島によるとすでに『四八』の続編や映画化の話も多くの会社からきている等、 すでに様々なコンテンツ展開が予定されていると言うのだ。続編を正式に書いて貰う事を依頼されると、佐藤は二つ返事で承諾する。 そして『四八』発売日が明日に迫る。みんなが『四八』を楽しみにしている。みんなの嬉しそうな顔が浮かぶ。みんなが楽しみにしているのだ、佐藤の『四八』を。 多くの人が恐怖し驚き、時には笑うだろう。続編の話も決まった。みんなの反応も楽しみだ。映画のオファーまで在って夢のようだ。 …夢? 本当に、『四八』は私が考えたものなのだろうか?再び苦悩する佐藤。佐藤には『四八』を作った覚えがない。 なら家族に証明して貰おう。でも私に家族は何人居る?そもそも家族は居る?何処に居る?もしかしたら誰も居ない? それよりも私は誰?私は佐藤隆明だ。それさえ本当なのか?そう思い込んでるだけなのかも。いや、確かに佐藤隆明だ。 私は佐藤隆明。 私は佐藤隆明。 私は佐藤隆明。 私は… 385 :四八(仮):2011/05/10(火) 19 10 29.75 ID 6xmMsWrnO 最終話 私は佐藤。私は佐藤。私は佐藤。 佐藤は病院に寝ていた。佐藤を心配そうに見つめる5人の医者。(オブザーバーと同じ人) 佐藤からは私達のことはどう見えるのだろう。医者達が呟く。 佐藤は独り言のように淡々と怪談を話していた。どうしてこんな話を永遠と…?そんな病気なんて知る由もない。始めてのケースだ。 だが、同様な患者の数は、増加傾向にある。何故だろう。 佐藤を散歩に連れていく事を頼まれたユウ。車椅子に乗せられ、顔には目以外を包帯でぐるぐる巻きにされている佐藤。 ユウは佐藤に話しかける。話題は、今度バンプレストから発売される四八というゲームが佐藤の話にそっくりな事。 もしかしてあのゲームを考えたのは佐藤?すると佐藤は言う。 「この世界を考えたのはあなたも同じなんですよ?あなたも佐藤隆明さんじゃないですか」 包帯を取りはじめる佐藤。 「あなたの名前も佐藤隆明。思い出して下さいよ。わかりますか?この世界は… あなたも、この病院も、この世界も、すべて『四八(仮)』の中にある」 四八(仮)とは?(仮)って何?困惑するユウ。 「佐藤隆明がそこでプレイしているゲームのことです。私も佐藤隆明。あなたも佐藤隆明。この世界を知りつくしているのも佐藤隆明。この世界は『四八(仮)』の中にある」 386 :四八(仮):2011/05/10(火) 19 14 38.70 ID 6xmMsWrnO 佐藤の話を聞いている内に、洗脳状態になるユウ。『これからは私が佐藤隆明なのですね?』 「いいえ。ずっと昔から、あなたも佐藤隆明です」 ユウは佐藤の付けていた包帯を渡されると、自分の顔に巻いていき、車椅子に座る。佐藤はユウを何処かに運びながら話す。 「佐藤隆明さん、おめでとうございます!このたび、まったく新しいタイプのゲームのサンプルモニターとして、一万人の中からあなた様が選ばれました。」 佐藤はユウに誕生日、血液型、性別、家族構成、住所を聞く。虚ろなユウから発せられる答えは全て佐藤と同じ物であった。 佐藤が病院の鉄でできた四八号室の扉を開けると、そこは異空間が広がっていた。 そこに居たのは、同じく顔に包帯を巻いた人々。彼らも皆、佐藤隆明なのだ。 「さあ、佐藤さん。『四八』の世界をお楽しみください 私も、あなたも、あの全ても、みんな最初からこの世界の佐藤隆明です」 佐藤はそう言うとユウをそこに残し、出て行ってしまう。扉も消えてしまった。 皆の口からはひたすら「私は佐藤隆明。私は佐藤隆明」ユウもその仲間になり、同じく呟くのであった。 「私は佐藤隆明。私は佐藤隆明。」 そして砂嵐のあと暗転する画面に浮き上がる文字。 あ な た は 本 当 に 佐 藤 隆 明 で す か ? (終わり) 387 :四八(仮):2011/05/10(火) 19 29 07.24 ID 6xmMsWrnO 以上でメインシナリオは終わりです。セーブすると二周目と表示されますが、何度やり直しても変化はありません。 シナリオの最期の方は、理解しにくい点がありますが、 好意的な取り方をすればプレイヤーに考えさせ、それぞれプレイヤーによって様々な解釈が出来るんだよと言う事なのかも知れませんね。 そのうち、都市シナリオについても軽く追記したいですが、そちらを他に書きたい方がいらっしゃれば、書いて頂いても構いません。 以上、結構はしょりましたが、メインシナリオを大まかにまとめました。見てくださったスレ住民の皆様。まとめWikiの皆様、ありがとうございました。
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登録日:2022/08/27 Sat 01 44 40 更新日:2024/03/23 Sat 21 10 16NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 KAN YouTubeで陣内がやったゲーム can なぜベストを尽くしたのか ゆっくり解説 エンタで陣内がやるゲーム コント ツッコミ教材回答例 ネタジン ファンサービス ムッシー ルー語 呪いの館 四八(仮) 大島てる 本当に怖いのは幽霊ではなく吉本です 槓 稲川淳三 缶 都道府県 陣内智則 驚異の再現率 四八(陣)とは、陣内智則が自身のyoutubeチャンネル「陣内智則のネタジン」(以下ネタジン)で公開したコントである。 一部の人間ならタイトルから察せるだろうが、伝説のクソゲーと言われる四八(仮)を元にしたコントである。 【最初に・陣内智則と四八(仮)】 ネタジンでは陣内の新旧コント動画を公開している他、レトロゲーや難ゲー、そしてクソゲーを主に公開処刑実況プレイ動画なども公開している。 元々の陣内の芸風と相性抜群のゲーム実況動画が人気を集める中で、視聴者からの悪意に満ちたリクエストに答えてクソゲーオブザイヤー2007大賞受賞作である四八(仮)の実況プレイ動画も公開された。 陣内は章の自由選択開始と同時にノーヒントで広島県を選択する「開幕ヒバゴン」というミラクルを見せ、その後一つの話が終わり画面に「完」の文字が出る度に「終わり~!?」「博物館案内やないかい!」といった〆のツッコミを叫んでは「すごいな四八!」とその魅力に感嘆する(棒読み)という陣内の本ネタのような流れが自然と生まれていき、チャンネル視聴者からも大きな反響を呼び、ネタジン内での四八(仮)実況プレイは動画3本が公開され、さらに約2時間半のライブ配信まで行われた。 プレイを重ねて陣内は四八を「若手芸人のツッコミの教材」「神クソゲー」と評し、さらに「四八を元にネタ作ってみよかな」と発言。そして約2か月後に公開された新ネタがこの四八(陣)である。 コント前の前振りコメントで陣内は「元ネタのゲームの時点でボケているのでネタ作りは難しかった」と述べ、「余所でこのネタをやることはないだろう」とも発言している。 まあパロディコントの一つなのにそのパロディの元が過去作のテトリスやぷよぷよや桃鉄ほどの知名度があろうはずもない少々マニアックなネタ故、番組放映でできないのも残念ながら当然というやつだろう。 【コントのあらまし】 四十七都道府県の怖い話が収録されているというホラーゲーム「四八(陣)」を入手した陣内。 早速プレイする陣内だが、そのとんでもない内容に彼のツッコミは止まらない…… (なお、元ネタ通り話のご当地色は0である) 東京都「眠らない部屋」 大学へ通うために上京してきたアキトは、知人のテルさんの紹介で、築20年の駅近で2LDK、家賃600円という部屋に住むことができた。 だが夜になると、いろんなことが起きすぎて眠れないという…… 「テルさんて多分大島てるやな!」 山形県「心霊写真」 山形県のある心霊トンネルを友達とドライブ中に車が突然動かなくなった語り部の女性。 パニックになる彼女を面白がった友達が撮った写真には、明らかにこの世ならざる者が写っていた…… 「この世のものではないけど!かわいい!」 北海道「祟り」 5年前、お盆休みに北海道のおばあちゃんの家に遊びに来たある姉弟。 おばあちゃんの家は隣がお墓で、いたずらっ子の弟は夜中にそのお墓まで肝試しに向かいお墓を荒らす。 翌日、弟は原因不明の体調不良を訴え…… 「原因明らかやろ!」 愛知県「呪われた教室」 あの怪談師・稲川淳三が語る恐怖のエピソード…… 「誰やねん!」 福岡県「愛は勝つ」♪KAN 「カラオケのタイトル画面やん!KANさん福岡出身やけど!」 愛媛県「カエルの怨霊」「悪魔の人形」「呪いの館」「明日とん汁」 数々の怪談が立て続けに語られていく…… 「こんなに『完』を欲したことはないわ!」 沖縄県「深夜のアルバイト」 コンビニ夜勤アルバイト時の恐怖体験……を日本人の友達から聞いた外国人女性が語る。 いわゆるルー語で「そのウーマンがナッシング!ヒーは怖くなって……」などと怪談を語るという、まさかの元ネタほぼそのままのボケ。 それだけ元ネタ時点で完成されたボケだったということか…… 「何でまた聞きしたアメリカ人が喋んねん!体験した日本人が喋れ!」 大阪府「吉本興業」 本作で最も怖い話。ある大阪の超大手お笑い事務所で起きた事件…… 「吉本怖っ!」 【まさかの続編】 好評につき2022年10月8日にはまさかの続編が公開された。 こちらの前振りでは陣内は「こんなにチャンネルに貢献してくれた四八(仮)に出会えてよかった」と感謝を述べた後、四八(仮)シリーズはこれで完結すると宣言した。 栃木県「廃墟ホテル」 これは鬼怒川温泉にある廃墟ホテルに行った時のお話です。 毎晩、「私を忘れないで」という悲しい老婆の声がするという噂があり私たちは興味本位で肝試しに行くことにしました…… 「モラル0のイカれた家族の話や」 長野県「不気味な店主」 そば粉もんじゃを注文したものの、不気味な店主の老人は「今日は気分が悪い。帰ってくれますか。」と告げる。 仕方なくトイレだけ借りることにしたが、トイレから出てくると店主の姿はなく、鉄板の上になんとも美味そうなもんじゃ焼きができていたためこれはありがたいと完食した。 ふと店の奥に目をやると店主がうずくまっており…… 長野県で食べ物ネタということでオチを察した君はもう立派な四八(仮)ファンだ。 「汚っ!」 神奈川県「霊の声」 はっきりと悲しい霊の声が入ってしまった曲…… 「誰の何の曲やねん!」 兵庫県「ムッシー」 兵庫県 加古川市にある向島公園から撮影された『ムッシー』という未確認生物。 全長10メートルもある青黒い大きな生物が川面でうごめいているのを度々目撃されているという…… 「観光案内やないか!」 山梨県「御神木」 「某神社の境内にある木にはいわくが噂されているんだって」 「え?何それ!」 「ゆっくり解説やないか!」 青森県「立入禁止」 あの怪談師・稲川淳三が語る恐怖のエピソード…… 「パクった上にグダグダやないか!」 群馬県「姥捨山」 その昔、役に立たなくなった老人を山に捨てる伝承があった。 ある旅人がその山を歩いていると何やら不気味な袋が捨てられていた…… 「『缶』やったんかい!」 岡山県「呪いの藁人形」 私を裏切った男を呪ってやろうと思い藁人形を作ろうとした…… 「『can』やないねん!」(*1) 山口県「四」 ①筒 ①筒 ②筒 ③筒 1索 2索 3索 7索 二萬 三萬 中 中 中 中 「カンした」「ええわもう!」 京都府「吉本興業」 京都には「祇園花月」という吉本の劇場があり、ある若手芸人が出番のために祇園花月に向かった…… 「吉本怖っ!」 【余談】 2chのSSには陣内が四八(仮)をプレイするというSSが存在する。 こちらも陣内のコントの空気感を完全再現しており、この動画を見て思い出した視聴者もいくらかいた様子。 2023年夏には両作品のネタをブラッシュアップし、「怖い話のDVDを見る」というテイとしてリメイクされた「あなたの知らない怖い話」というコントが公開された。 必要最低限の改変の為、誤当地なのもそのまま。 追記修正は四八(陣)をプレイしてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 「陣内がエンタでやるゲーム」と評されたファイナルソードじゃなくて、こっちがコントのネタになったか -- 名無しさん (2022-08-27 02 42 17) 他に陣内のコントに向いたクソゲーってあるかね?こうやってガンガンクソゲーコントやって欲しい -- 名無しさん (2022-08-27 02 51 56) すっかりクソゲーハンターみたいになりつつある陣内智則。ファイナルソードは実際プレイした時にああいうタイプのゲームはあんまやったことなくてセオリーがわからないから期待していたようなツッコミが飛ばなかったけど、ヨンパチはヴィジュアルノベルに近いからか凄く的確にプレイヤーと同じところにツッコミ入れてたのがハマったって感じ -- 名無しさん (2022-08-27 06 42 51) 因みに2015年3月13日、『陣内智則「四八(仮)?」』というタイトルのSSが2chに投稿されたことがある(興味のある方は 四八(仮) 2ch 陣内 とかで検索して欲しい)。作者もまさか、何気無く書いたであろうネタが現実のものとなるとは予想しただろうか...という本当にあった怖い(?)話。 -- 名無しさん (2022-08-27 07 52 32) 福岡と沖縄はギリギリご当地要素あるから元ネタよりはこっちのがマシかも 吉本の本社は新宿にあるけど… -- 名無しさん (2022-08-27 08 41 42) 「完」の出るタイミングが完璧に原作リスペクト -- 名無しさん (2022-08-27 09 47 04) こういう企画を通せるのは流石は“芸能人”と感心してしまった。TVは見なくなって久しいけど、本物は違うなぁと。 -- 名無しさん (2022-08-27 10 41 26) これ記事になるとは思わなかった。 -- 名無しさん (2022-08-27 19 49 50) うん、こっちの方が絶対面白いわ -- 名無しさん (2022-08-28 22 23 07) まさかの続編に衝撃ですよ -- 名無しさん (2022-10-08 19 04 28) 都道府県と怪談(?)が全く関連性ないところまで再現してるのもポイント高い -- 名無しさん (2022-10-08 19 19 46) もう日本一のヨンパチファンでしょ陣内 -- 名無しさん (2022-10-13 21 16 21) YouTubeに上がってる陣内智則の映像を片っ端から観ていると、このネタは細かいところで意外と過去作のネタの再利用(使い回し)をしていることが判るのだけど、再利用の仕方が巧みで無理なく取り込んでいるのであまり悪い気分にはならない。 -- 名無しさん (2022-12-02 17 14 22) プレイ動画が神懸かりすぎててコントの方が面白くなかった。 -- 名無しさん (2023-06-01 03 27 04) 名前 コメント
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四八(仮) 機種:PS2 作曲者:鈴木克崇、ハクエイキム 編曲者:松本安生 開発元:アルカディア・プロジェクト、シャノン 発売元:バンプレスト 発売年:2007年 概要 バンプレストより発売されたホラーゲーム。 様々な事情から伝説のクソゲーとして有名になってしまった。 作曲は鈴木克崇氏が担当(黒歴史ではない模様)、編曲にはピアニストのハクエイ・キム、ドラマーの松本安生が参加している。 収録曲 曲名 作曲・編曲者 補足 順位 四八 メインテーマ 鈴木克崇 全国地図で流れるので暗転→完の切なさをより盛り上げてくれる 四八 童歌 鈴木克崇 ファミ通の付録DVDに使われていた本編未使用曲でオプション12番 四八 ラウンジジャズ 作曲:鈴木克崇編曲:ハクエイキム バンプレストと飯島に凸する時のテーマ 四八 ディキシー 作曲:鈴木克崇編曲:松本安生 伝説のED サウンドテスト1番 鈴木克崇 メインテーマのアレンジ。狐につままれたような時によく流れる サウンドテスト2番 鈴木克崇 メインテーマのアレンジ2。事件を振り返るシーンでよく流れる サウンドテスト3番 鈴木克崇 怪異が来る直前によく流れる サウンドテスト4番 鈴木克崇 観光案内でよく流れるピアノ曲 サウンドテスト5番 鈴木克崇 心霊現象のジャブでよく流れる サウンドテスト6番 鈴木克崇 メインテーマのアレンジ3。稲川淳二や河童のミイラのテーマ サウンドテスト8番 鈴木克崇 メインテーマのアレンジ4。気持ち悪い花が歌う時に流れる サウンドテスト9番 鈴木克崇 メインテーマのアレンジ5。あなたシナリオでよく流れる サウンドテスト10番 鈴木克崇 主人公が四八(仮)を遊んでいる時によく流れる サウンドテスト11番 鈴木克崇 メインテーマのアレンジ6。お面で嫁を脅す姑のテーマ。 サウンドテスト13番 鈴木克崇 忍とサンフランシス小山のテーマ サウンドテスト14番 鈴木克崇 忍といちゃつく時に流れる サウンドトラック なし タイトルバックのBGMはオプション未収録 PV
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四八(仮) 【しじゅうはち】 ジャンル 47都道府県ミステリー 機種 プレイステーション2 発売元 バンプレスト 発売日 2007/11/22 メディア DVD-ROM1枚 プレイ状況 一周クリア? 総合評価 Fを超越 概要・システム・あらすじ 今更ここで説明する必要がないほどの伝説的クソゲー。以上。 プレイ感想という名の被害報告 SFCソフト「学校であった怖い話」のファンであった自分は、このゲームの存在を知った時とても期待した。期待して期待して予約までしてしまった。 そう、フルプライスで発売日に手に入れたのである。これほど楽しみにしていたファンは日本で何人いただろうか。おそらくあまりいなかっただろう、と思われる。 つまり何が言いたいかというと、期待した分裏切られた時の絶望は大きく憎しみも深いと、いうことである。 プレイ感想という名の被害報告 ※以下、ネタバレ全開 まず最初に選んだ ●神奈川県「奇声」 東京は首都だし、最後の方にとっておこう。そう考え、すぐ隣りの首都圏神奈川を選択。どんな話だろうとわくわくしながら選択。 「あー」「おー」「えー」 あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! 『俺は確かに神奈川県の怪談を選択したと思ったら、いつの間にか聞きとりクイズをやらされていた』。 な…何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何をされたのかわからなかった…。 頭がどうにかなりそうだった…都道府県無関係だとか時間の無駄だとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…。 この時点で嫌な予感がした。いや、既に遅かった。もっと前に気がつくべきだったのだ。しかしファミ通でもそこそこの点で、やばそうな前評判がなかった本作を回避するなど無理ゲー過ぎである。 買ってしまったものは仕方がない。四七都道府県もあるのだから、ハズレの一本や二本あるだろう。このミニゲームもゲームに必要なポイントを稼ぐには効率がいいし、箸休めとしては脱力感がなかなかだ。 そう気を取り直し、静岡県を選択した。神奈川のすぐ近くだが、自然にあふれた静岡県ならば、きっと伝承風の怖い話が出てくるに違いない。 そう思って期待して選択したのがコレ。 ●静岡県 「奇石博物館」 ( Д ) ゚ ゚ 奇石ってなんだ。奇跡じゃなくて奇石か。ああ、これもまた箸休めの話なんだなーくじ運が悪いんだからしかたないなー観光案内だと思って読んでみるかー。と諦めてプレイ。静岡県の中でよりにもよってなんで奇石なのかさっぱりわからんが、まあ鉱物は大好きだから…。 しかし。 なんなんだろう、これは。観光地紹介というか博物館紹介にもなっていない。 ほら大きくて珍しい石でしょ?って言われても、テレビ石くらい知ってるし、石としてはそれほどに珍しいものではない。というか小さいのは大抵の化学系博物館のミュージアムショップで売ってる。 箸休めにしたって面白くない。 嫌な予感がしてきたが、生来のくじ運のなさを信じ(?)他の話に希望を託した。 そして選んだのがコレ。 ●埼玉 「棚婆」 なぜこれを選んだのかは忘れたが、学怖の岩下さんが出てきたので安心したような記憶がある。しかしなんだこれは。やっと怖い話っぽくなってきたぞ!と気分が盛り上がったところでぶつ切り終了☆ 何が起こったかは、読者の想像力にお任せしますオチ。丸投げで怪談にすらなっていない。プロローグで終わってるようなもの。 ●長野県「信州信濃の名物は」 …元々嫌いだったとろろが、絶対に食べられないものの一つとなりましたとさ。何これ?これが目玉のゲストシナリオの一つだって?ふざけるな。 もう我慢の限界だった。単純に面白くない。 というよりも、出来が云々というよりも、それ以前の問題なのだ。 怖い話を期待して買ったはずなのに、なぜか一話も怖い話が読めていない現状。 時間もお金もドブに捨てたようなものだ、ということに気がついてしまった。 さらに「あなたシナリオ」についても言及しておこう。 これは早い話、四八(仮)が自分ちに送られてきて、モニターとしてプレイするという展開。 「あなたシナリオ」は都道府県を数話進めるごとに挟まれる。が、話の進みが遅くていらいらする。さっさと都道府県の話を読みたいので邪魔でしかない。 設定的にはこっちがメインだって言うなら、一話一話のボリュームもっとよこせ。内容も激薄で怖いんだか怖くないんだか。 しかも「ゲーム内容が現実にも侵食してきて」…なシナリオからは、自分の苦手なサイコホラー系のにおいがしてきてこの時点でやる気ゼロに。 あーほんとにやばいよねーいろんな意味でーという気分になってきてしまい、「あなたシナリオ」で「このゲームやべー」という何回目かの流れになった時に表示された、『本当にゲームを終了しますか?』という選択肢でつい『はい』をぽちっと押してしまった。 そしたら本当にゲームが終了した。 何を言ってるかわからねーと思うが(略) あっというまにスタート画面送り。 直前にセーブしてたからよかったが、セーブしてなかったらここまでのプレイデータがパアになるところだった。どんな罠だ。演出としてもどうなんだこれは。 そもそもこれはゲームなのか?ゲーム未満だ。やってて楽しいか?いんや時間の無駄だ。と、やっと諦めることができ、自分はゲームを本当に終了してしまった。 その後、友人から「どうだった?どこまで進んだ?」と聞かれた時は、割と面白かった青森県の話を挙げて「おもしろかったよシナリオによっては・・・えっどこまで進んだかって?忙しくてハハハ」と答えるしか無かった。 発売前にその友人に「新作出るんだって!買おうよ、自分は予約したよ」と言っていた身としては「えっゴミだったよ」なんて言えるはずもなかった。むなしい。 そしてある時、思い出したように四八(仮)の評判をネットを見てみると、祭りになっていた。 とんでもないクソゲーとして大騒ぎである。クソゲーなのはプレイしたからわかっていたが、意外にも被害者が多かったようであるのと、その混乱ぶりが予想以上で少しだけ笑えた。このゲームを買って初めて楽しいと思った瞬間だった。 そしてネットでなによりびっくりしたのはなんとこのゲームはとんでもないバグゲーであったらしい。という事実。 自分は幸運にも白枠バグは起きておらず、またメモリーカードにも異常は確認されなかった。 もしかしてバグが出るほど長時間プレイせずさっさと見捨てからかも知れないが、とにかく幸運だった。 その後、ソフトをバグ無しと交換してもらえると聞き、問い合わせをし、交換してもらった。が…まあ、各所で言われている通りの対応をされた。 とりあえずメモリーカードは当然送らなかったし、抜き差しもしてないとだけ言っとこう。 総評 結論。これはクソゲーどころか鳥よけ円盤である。 クソゲーとすら呼びたくない。 普通クソゲーと言ってもいいところや愛される所の一つや二つはあるものだ。たとえそれがクソゆえのネタ的意味でであろうがなんだろうが。(例:デスクリとか大奥記とか)しかしこれはまったくそれがない。ただ不愉快になるだけである。 そして怖い話じゃない。 百物語やってて眠くなった奴の話す「何寝ぼけてんの?馬鹿なの?死ぬの?」っていう『怖い話』よりひどいレベル。というか怪談ですら無い。それが7~8割収録されている。あまりに多すぎて、こんなもん有料で聞かされちゃたまらん。 そういえば稲川淳二のムービーもアレだった。語ってる話は怖いのかも知れないけど飛ばせないし、早送りできないし、字幕は出ないしで苦痛すぎで笑えた。 さらにゲームじゃない。 最初にプレイヤーデータを家族構成とか職業とか詳細に入力しまくるのに関係ない。 その他、契力とかいうポイントシステムや、登場人物が死んでるとシナリオによってはプレイできない縛りとか、四七都道府県を読むことで開放とかシステムだけはいろいろあるのにどれもこれもゲームが面白くなるわけじゃなく、めんどくさいだけ。隠しとかぜんぜんない。 そもそもなぜか「四七都道府県を開放できない(コンプリ不可)」ステキ仕様。なぜか東京だけ開放不可なのである。 四八(仮)の流れが 都道府県シナリオを数話読む→あなたシナリオ のエンドレス。んで、あなたシナリオが終わると強制的にクリア。 何がしたいんだコレ。 未完成って設定にしてもひどい。あなたシナリオは中途半端でつまらん上に唐突に終わる。 さて、この10年に一度とか、PS2最高のクソゲーとか、色々と悪名高い鳥よけの円盤である本作だが、もしちょっとやってみようかな~と思った酔狂な人がもしいるのなら大事なメモリーカードのためにも、バグのない修正版の購入をオススメする。 基本中古で100円で売られているが、メモリーカードを破損させてまで遊ぶ価値は全くないので、どれくらい市場に出回っているか知らないが、修正版を探してもらいたい。品番が違うのでそこで判断。 まあ基準からするとややお高めのこのゲームを購入して、かつゲームの内容がないよう状態に心が折れず、発売元の対応にも負けず、やっと手に入れた修正版を売り払った奇特な人間が何人いたのかは知らないけどね。 ちなみに自分の修正版は、郵送されて来た梱包状態のまま。 多分二度とやらないだろう。
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登録タグ オカルト・サスペンス クソゲー ゲー無 ジョーク・ネタ ホラー 危険度1 汚物 サウンドノベルなのに シナリオは糞 コンプ不可能な 仕様 ゲーム進行を不可能にするバグ バグに対して メモリーカードを抜き差ししろ という「対処法」を伝えてきた メーカー もはや伝説のクソゲーである。 ↓題名をモジってこのようなAAが作られた 四 (仮) 八 関連項目:CRAZYBUS 分類:ホラー、ジョーク・ネタ、オカルト・サスペンス、汚物 危険度:1 コメント 整理しm・・・・うぎゃあああああぁぁぁぁああ!!(撲殺 -- SEA (2012-08-02 22 31 28) ところで、記事にAA付けたけど問題ないかな -- ローディー (2012-08-02 22 41 29) ↑大丈夫だ、問題ない。ヨンパチマンだったっけ?w これについてはクソゲーオブザイヤー通称KOTYで詳しく記載されてるよ。たしか初回版買った人ほぼ全員にバグが起こったときの対応法が記載された神キレと簡素なパッチ、あと涙を拭くためのハンカチが同梱されたものを送ったらしい・・・w情報間違ってたらスマソ -- てけとぅけ (2012-08-11 07 20 12) クソゲー越して黒歴史ゲー -- 名無しさん (2012-08-18 10 30 55) 助けて四八マーン! -- 名無しさん (2012-08-24 00 48 31) 四 -- 名無しさん (2012-08-24 00 48 40) (仮) -- 名無しさん (2012-08-24 00 48 53) 八 -- 名無しさん (2012-08-24 00 48 59) コレより最も酷いのはリッジレーサー3d -- 名無しさん (2012-09-09 05 00 40) ↑確かに。あれは激糞ゲー。二度とやりたくないほどだ。 -- 名無しさん (2012-09-09 12 49 00) この前近所のワングーに置いてあった -- 名無しさん (2012-09-09 14 01 35) ブッコフで105円www -- 名無しさん (2012-09-16 00 31 48) でもとろろの話はきつかったけどな -- 名無しさん (2012-09-16 10 33 45) クソゲーwwwwwwwwwwww -- 100¥ (2012-10-24 19 09 17) やべぇwwwwwwwwwwwwwww -- 名無しさん (2012-11-25 22 00 25) 友達から10円で買えとせがまれている -- 名無しさん (2012-11-28 17 36 08) 画像検索のあれ何?? -- HUNK (2012-12-16 16 29 27) 関係無い話だけと最新出たクソゲーはダークエスケープ3Dかな(^_^;)にしてもこのゲームは酷い… -- ポケ (2012-12-22 19 57 06) 鉄拳のやつと名前被る。 -- 7743 (2012-12-22 22 59 33) ↑↑ダークエスケープってあの2人同時プレイ前提超難易度ガンシューか、素材はいいのにひでぇよなあ -- 名無しさん (2012-12-30 23 05 19) (このコメントは削除されました。) ヤフオクで売ってた -- 100¥ (2013-01-12 16 22 55) ↑↑↑名無しさんそうですあのゲームは本当に酷いですありがとうございました -- ポケ (2013-01-15 01 09 02) 学怖作った所じゃないか。学怖は好きなのに‥。 -- 名無しさん (2013-01-15 08 28 54) 説明だけで笑ったw -- 田中のことは一生忘れない (2013-01-15 11 02 19) こっちもゲオに105円で売ってたwwwダークソウル買った^q^ -- にる (2013-02-13 18 53 58) 自分はこれをフリマで10円で買いました。ベランダに吊るして烏除けとして大いに役立っています。 -- MaxAdept (2013-02-21 23 50 15) 四 -- りょう (2013-02-24 06 54 50) (仮) -- 名無しさん (2013-02-24 06 55 33) 八 -- りょう (2013-02-24 06 55 48) 今日は四八(仮)デー!!! -- 名無しさん (2013-04-08 13 25 38) あ、ほんとだ。 -- あああああ (2013-04-08 15 09 07) いいな…果てしなく好きだ -- 有魔 (2013-04-09 19 16 22) コッ...エーボクノ......完 -- ヒバゴン (2013-05-07 19 42 43) ↑お前学校であった怖い話ファンとONIファンの人に謝ってこいよ -- 名無しさん (2013-05-18 17 12 30) TASさんもお手上げのゲームだ・・・ -- ダルタン、上条sry)の人 (2013-05-18 22 47 07) オンラインゲームの悪夢に出てくる忍という女の子が可愛かったから満足。200円の価値はありました!定価?買うわけないだろ馬鹿じゃねーの -- 名無しさん (2013-06-12 02 30 00) 学怖との差が… -- 名無しさん (2013-06-20 09 14 30) 「ビバゴン」 -- 名無しさん (2013-07-12 03 08 25) どっちかというと「しじゅうはち」だからサ行じゃね? -- 名無しさん (2013-07-26 19 03 05) で、本当のタイトルはいつ決まるんですか? -- POSOの革 (2013-08-02 02 29 58) ↑ゲームが完成してないのに本当のタイトルなんて作れないだろぉ -- TASK (2013-08-02 21 50 58) 一部の話は普通に面白いけどひどすぎる -- 名無しさん (2013-08-06 17 20 56) そこまでいうほどゲームとして破綻してるかな、とはこういう記事見るたび思う -- 名無しさん (2013-08-07 08 51 45) ↑ゲーム進行不可の上、セーブデータが壊れる時点でゲームとして破綻しているわい -- 名無しさん (2013-08-17 03 07 31) ↑それはそうなんだけどね。個人的には嫌いなゲームじゃなかったってだけだから。 -- 名無しさん (2013-08-19 07 46 02) 四 -- チルノ⑨ (2013-08-31 11 43 16) (仮) -- チルノ⑨ (2013-08-31 11 43 38) 八 -- チルノ⑨ (2013-08-31 12 10 17) やったことないがゲームとして成立してない物を売ってはダメだろ、ふざけすぎ -- 名無しさん (2013-09-23 21 57 55) ツ◯ール作品の方が100倍マシ -- 名無しさん (2013-10-13 23 39 42) シナリオよりバグが怖いゲーム -- 黄色い電気ねずみ (2013-11-18 17 16 50) 都市伝説という名のただの県紹介でわろたwwwんなもん誰でも知ってるわ -- 名無しさん (2013-11-18 18 14 56) ↑4いや…そこはデスクリムゾンだろ… -- 八雲紫 (2013-12-28 17 58 23) とろろの話はビートたけしの痰壺ゴックンのネタのパクリだしなぁ -- 名無しさん (2014-02-24 21 53 42) く、糞だ・・・ゲーム進行不可能のバグって・・・ -- 究極生命体・エニグマ (2014-03-09 22 01 10) ガール●レンドの方じゃないのかよ -- 【檻】 (2014-03-31 12 47 21) ストーリーより画面右下に現れる『完』の字が怖いwww -- 名無しさん (2014-04-08 22 15 53) 48…普通だな! -- 名無し (2014-04-20 15 47 44) ゲームを超えた何かwww -- キラキラ (2014-04-25 18 36 37) 何故乗せたしwww -- 名無しさん (2014-06-24 00 00 26) 何かしらの記録でギネスに認定されてほしい。 -- ユッキー改めアズマッキー (2014-09-03 20 54 38) これ確か稲川淳二さんが出てなかったか? -- John (2014-10-07 00 04 13) ↑出てるよ。 -- 名無しさん (2014-10-14 21 24 34) 近くの古本市場で売ってた。1000幾らするのかよwww -- 名無しさん (2015-02-11 17 19 24) 四 -- 名無しさん (2015-03-15 18 06 57) (仮) -- 名無しさん (2015-03-15 18 07 30) 八 -- 名無しさん (2015-03-15 18 07 46) ↑もっと上手に四八マン書け。 -- ヒバゴン (2015-04-21 22 31 27) トロロ…んぐぇ…。 -- 名無しさん (2015-04-28 14 20 47) この前初めて、プレイ時間30時間経ったが未だに千葉と東京と鹿児島と大阪と愛媛と福岡と香川と山梨が残ってる -- 戦刃骸 (2015-05-02 21 22 50) 香川と福岡がどうしても一つ埋まらない -- 戦刃骸 (2015-05-02 21 24 53) コッ…エーボクノ…完 -- ヒバゴン (2015-05-04 14 32 17) ぜ -- 名無しさん (2015-05-09 20 59 20) 55時間以上かかって ようやく全部緑色にしたぜw -- 戦刃骸 (2015-05-13 22 23 30) ↑よくセーブデータ消えなかったな -- worldさん (2015-06-13 20 08 07) 最近四八の動画を見てるんだが愛すべきクソゲーに思えてくるのは人気実況者の力なのかゲーム自体のポテンシャルなのか -- 名無しさん (2015-07-25 23 15 55) 例の有名実況者が実況してましたねぇ・・・ -- 名無しさん (2015-08-03 06 55 48) ニコ動でレトさんが実況してたやつだ -- 名無しさん (2015-09-15 06 49 02) 四 -- 名無しさん (2015-09-15 06 53 49) (八) -- 名無しさん (2015-09-15 06 54 19) 間違えた(^p^) -- 名無しさん (2015-09-15 06 54 57) このページ必要か? -- 名無しさん (2015-09-17 17 57 42) このゲームの実況動画で大量の時間をドブに捨ててしまった…恐ろしい… -- 名無しさん (2015-09-23 08 14 03) 実況でこれ見た。 -- ミスト (2016-01-10 17 58 11) これを定価6800円で売った販売側にも狂気を感じる -- 名無しさん (2016-05-31 18 48 38) 実況動画を見たけど、なかなかにキチった内容でしたな。でもどうしてかな、このタイトルのセンス……嫌いじゃないかも(苦笑) -- 名無しさん (2016-10-21 17 20 46) 観光案内の話( -- 名無しさん (2017-04-17 02 45 33) ヨンパチマン参上! -- 名無しさん (2018-02-26 09 24 58) クソゲーオブザイヤーの王者 -- ヨンパチマン (2018-06-24 23 52 11) (仮)ってことはもしかして開発途中のゲームをそのまま売ったのかな? -- 名無しさん (2018-08-14 11 04 12) 「信愛」は良いシナリオだった -- 名無しさん (2019-02-20 19 08 28) 恐らく一番恐ろしいのはED 理由は調べればわかる -- 野獣4ね (2019-02-21 13 32 09) 四八(仮) -- イキスギ太郎 (2019-03-04 21 37 30) 地元の古本市場で3000円で売られてて草 -- 名無しさん (2019-05-09 10 25 17) ※100%になりません -- 名無しさん (2019-06-01 14 46 29) 知名度だけはあるから意外と値崩れしないのよねコレ -- 名無しさん (2020-01-06 18 09 40) 実況見たけど結構好き。メインシナリオ(?)とか結構面白かった。バグはともかく -- 名無しさん (2020-02-08 15 01 44) 四 -- 検いけ愛好家 (2020-02-26 14 11 40) (仮) -- 検いけ愛好家 (2020-02-26 14 12 20) 八 -- 検いけ愛好家 (2020-02-26 14 12 39) ミスった -- 検いけ愛好家 (2020-02-26 14 12 53) はどいゲームだ -- 検索してはいけない言葉依存症の人間 (2020-03-22 16 47 50) ↑ひ -- 検索してはいけない言葉依存症の人間 (2020-03-22 16 48 07) くそやん -- ふれでぇ (2020-03-30 11 15 37) 四 -- カボス注意報 (2020-04-16 12 54 23) (仮) -- カボス注意 (2020-04-16 12 54 38) 八 -- 名無しさん (2020-04-16 12 54 51) 突然バグって進行不可になるのである意味めっちゃ怖いゲーム -- クリスマス島 (2020-05-08 12 51 33) 遊んだことがある -- サムザー敏光 (2020-06-02 19 58 12) 四 -- メタトンNEO (2020-06-04 20 38 04) (仮) -- メタトンNEO (2020-06-04 20 38 36) 八 -- メタトンNEO (2020-06-04 20 38 56) あの日見たカビゴンをぼくは忘れない -- 名無しさん (2020-06-08 23 42 12) クソゲーオブザイヤーでは2007年にヨンパチショックを引き起こしたことで有名らしい -- 名無しさん (2020-06-09 00 15 30) オープニングに無駄に力入れてそれ以外はほぼ終わってる(ゲストシナリオ除く)ゲーム。 -- 名無しさん (2020-07-15 09 23 31) 出てくるガキなんか腹立つ -- ざわっち2号 (2020-08-25 15 00 29) 観光案内www -- ゲーム太郎 (2020-08-25 20 40 38) 涙を拭くハンカチ同封www -- 名無し (2021-02-05 20 59 03) このゲームは忍のヤンデレっぷりが良かった。 -- れいやん (2021-03-08 02 10 44) サモンライドといいクソゲーはOPだけで疲れ果てるのかな -- 名無しさん (2021-04-02 10 54 21) 東京がクリアにならないのが仕様って書かれるとかさすがにヤバすぎだろ -- ナイル (2021-06-05 16 27 28) 四 -- KOTY受賞おめでとう (2021-06-29 01 12 27) (仮) -- KOTY受賞おめでとう (2021-06-29 01 12 48) 八 -- KOTY受賞おめでとう (2021-06-29 01 13 22) ↑「信愛」いい話だと思うじゃん?あれも盗作疑惑あるからね。 -- まるか (2021-10-16 03 59 10) クソゲーオブザイヤー任命しそう -- ねろ (2021-12-15 07 52 48) 後悔要素なくない? -- 国際音声記号 (2022-02-26 14 28 28) クソゲーの基準をあげた代表的なやつかwwwww -- RYOすけ (2022-03-10 20 32 56) ^2見る分は楽しいがプレイするとマジてクソすぎて発狂するぞ...もし今だったら不採用だろうけど -- いっしーの森 (2022-04-23 10 52 55) これの最速クリアTAS動画があったから見た。時間の大切さを知るいい機会になった -- 名無しさん (2022-05-02 23 30 10) このゲーム陣内さんが気に入ってて草 -- 霧雨カッキー (2022-06-12 15 21 18) 「汚物」タグいる? -- 名無しの権兵衛 (2022-11-01 17 49 04) ヒバゴンマラソンしようぜ -- 名無しさん (2022-11-09 09 06 39) ↑2 まあある意味汚物だし… -- 名無しさん (2022-12-27 01 04 50) ↑3信州信濃の名物は のことかと -- 名無しさん (2023-02-02 14 07 34) クソゲーオブザイヤーがラジー賞にならなかった原因 -- 名無しさん (2023-02-02 14 34 56) ヒバゴンゲー -- 名無しさん (2023-04-19 14 20 14) これ陣内さんが実況して、ネタにしていたな -- 名無しさん (2023-08-04 17 12 20) なんかそれってゲーム以前の問題では・・・ -- めろん (2023-10-01 12 01 27) アンシャントロマンもいずれ追加されそう -- 名無しさん (2024-01-25 17 08 43) ヒ バ ゴ ン -- 名無しさん (2024-03-20 14 57 27) からすまAがやってた -- 理不尽に吹き飛ばされたおっさん (2024-03-29 15 18 16) 名前 コメント
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「修正依頼」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。依頼内容は「全体的な内容の修正」です。 四八(仮) 【しじゅうはち かっこかり】 ジャンル 47都道府県ミステリー 高解像度で見る 裏を見る 対応機種 プレイステーション2 メディア DVD-ROM 1枚 発売元 バンプレスト 開発元 アルカディア・プロジェクトシャノン 発売日 2007年11月22日 定価 6,800円(税別) プレイ人数 1人 レーティング CERO C(15才以上対象) 判定 クソゲー ポイント 2007年クソゲーオブザイヤー据え置き機部門大賞「完」で強引に〆る手抜きシナリオまみれホラー無関係のショボいミニゲーム好きに読ませてくれない邪魔なシステムゲーム進行を不可能にする致命的なバグアドベンチャーとして当たり前な機能も未搭載方針転換を促進したKOTYの革命児 KOTYゲーム一覧 概要 ゲームシステム 特徴・問題点 都道府県別シナリオ ただの観光案内になっているもの 県と無関係なもの 話自体に問題があるもの 全体を通して あなたシナリオ システム面 バグ・不具合 ゲスト関係 評価点 総評 余談 全国47都道府県の"究極の恐怖"がここに集結!! 概要 「47都道府県で語られている実際の都市伝説をモチーフにしたADV」がテーマ。SFC/PS時代の名作である『学校であった怖い話』の後継企画でもある。 ゲーム開始時にオブザーバーに読み上げられるように、「(仮)」までが正式タイトル。 主な通称は『ヨンパチ』で、作中でもそう呼称するキャラクターが複数人いるため、半公式の呼称と言える。 ゲームデザイナーの飯島多紀哉氏は、『学怖』『BURAI』『ラストハルマゲドン』などの数々の名作を生み出した飯島健男氏の新PNである。 氏は『PANDORA MAX』シリーズの失敗により、代表を務める会社「パンドラボックス」と共に自身も活動を休止していた。 それが2005年にゲームの専門学校の講師として再び表舞台に姿を現しており、続いて翌年1月、都市伝説をテーマとした新作ソフトとして『四八(仮)』の公式サイトが公開され、一般から都市伝説の募集を始めた。 当初は謎のシナリオライター「T.I」として名を連ねていたがやがて飯島健男氏と同一人物であることを明かした。 その後、パンドラボックス改め新会社「シャノン」を立ち上げたことにより、本作は氏の復帰作としても注目を集めた。 公式サイト公開から約2年が経過した2007年11月、ついに本作は発売された。 しかし、その実態は想像を絶するクソゲーであった。 ゲームシステム 本作では日本地図型のメニュー画面から読みたい県のシナリオを選び、ADV形式で読み進めていく。 シナリオは自由に選べるわけではなく、右上に表示される「契力」というポイントが必要で、シナリオによって必要数が異なる。 契力はシナリオクリアによって獲得できるため、必要数と獲得数から契力切れにならないよう進めていく必要がある。 シナリオによっては選択肢によるルート分岐があり、登場人物の顛末やシナリオの内容が変化する。 これによりキャラクターが離脱した場合、そのキャラクターが登場するシナリオは利用できなくなってしまう。 離脱したキャラクターはメニュー画面から契力を消費することで復活させることができる。 だが、バッドエンドが続くと契力が切れてしまうので、なるべくグッドエンドに進むことができるよう選択していく必要がある。 また、県をまたいで登場するキャラクターも存在し、メニュー画面から「住民移動」させて対応するシナリオを解放させる場合もある。 一部シナリオにはミニゲームが含まれ、こちらもシナリオの内容と契力の獲得に影響する。 都道府県シナリオとは別に、冒頭からプレイヤー自身の身に起こる「あなたシナリオ」が発生する。 都道府県シナリオを一定数進めるごとに物語が進んでいき、最後まで進めることでゲームクリアとなる。 特徴・問題点 都道府県別シナリオ 発売前にはイベントが行われ、「ネットで何でも調べられる現代だからこそ、地元を徹底取材しての"土着の話"にこだわった」と語られた。またパッケージ裏には「四七都道府県の究極の恐怖が集結!」「実際に取材を敢行!」と謳われている。 しかしその実態は、「都市伝説ですらない、ただの観光案内」や「地元とは無関係の話」だけで片付けられている県ばかりである。 ただの観光案内になっているもの その話も施設の公式サイトや観光パンフレットに載っている程度の内容。 佐賀県 とある酒造家が所有する「カッパのミイラ」にまつわる話なのだが、「拝観料は取らない」「お茶も出してくれる」などと妙に酒造家を持ち上げる。そして、全く怖くないにもかかわらずBGMだけはおどろおどろしい。 静岡県 県内にある岩石の博物館「奇石博物館」の紹介。ごく普通の観光案内を長々として、最後に「展示されてない収蔵品の中に、呪われた石があるんだって」と言って終わり。 実際の博物館にはそんな噂はなく、風評被害を与える営業妨害とも取られかねない。女郎蜘蛛の伝説など、他に題材にできるネタもあっただろうに。 熊本県 初っ端から下ネタの連呼であるうえ、語り部の話し方がウザい(*1)。内容も油すましや河童の話、永国寺やトンカラリンといった場所の話をするだけ。 愛知県 桃太郎神社の話をするだけ。こちらも語り部の話し方が妙に遅い猫撫で声なのでイライラさせられる。 三重県 愛洲の里の牛鬼の話をするだけ。映像はなぜかアニメ絵である。 山口県 平家蟹の紹介をするだけ。 群馬県 ブンブク茶釜の昔話をするだけ。 県と無関係なもの このようなシナリオが1県でもあったら、そもそも県ごとにシナリオを分けた意味がない。 沖縄県・高知県・愛媛県 「私個人が○○したら幽霊が出ました、終わり」というだけのいわゆる心霊体験の話。 沖縄は語り部の少女がなぜか琉球方言ではなく、「ブロッサムをシーイング」「ガールがストップしてたのさ」など、いわゆる「ルー語(*2)」を話す(*3)。 + 補足 好意的に解釈すれば、戦後以降の沖縄方言「ウチナーヤマトゥグチ」で見られる「ネイティブ英語と日本語と琉球語が入り混じった独特の表現」を誇張したものとも考えられるが、こんなやり方では沖縄県民への侮辱と取られても仕方ない。 単純にボケとして見てもセンスが悪く、「地元の取材どころかちゃんと沖縄方言すらちゃんと調べていないのでは?」との疑惑も持たれた。そもそも、沖縄以外のシナリオでは語り手が標準語で話しているため、沖縄だけを変える必要など全くない。 愛媛で聞ける3本の話の内2本は、登場する幽霊が違うだけであとはほぼ同じ話である。 後に飯島氏が同人誌で語ったところによると、この3県はゲームに出演する予定だった小学生のジュニアアイドルが書いたシナリオをそのまま使ったらしい。「ゲストシナリオ以外はすべて自分で書いた」と豪語していたはずだが? 四国(香川県・愛媛県・高知県・徳島県) 4県とも県無関係。地方別に直しても分ける意味がない。 香川は衛生系の下ネタ話なので不快になりやすく、『学怖』キャラの細田を起用したためにキャラレイプという二次被害まで生じている。しかもランダム分岐で4つ話があるため、運が悪ければ何度も同じ話を見ることになる。 和歌山 全員悪人による痴情のもつれ。 兵庫 親戚の水槽を覗く話。 宮城県 分岐が9つもあるが展開も結末もほぼ同じ(*4)で意味不明のまま終わる。こちらも選択肢なしのランダム分岐なので、運が悪ければ何度も同じ話を見ることになる。 秋田県 初めは心霊写真を題材にした話かと思いきや水関係の怪談に急に転換し、写真も話の結末も何一つ噛み合っていない。 岩手県・神奈川県・徳島県 県とは無関係のミニゲームでお茶を濁しているだけ。 岩手は「生き埋めになった洞窟から脱出する」というものだが、なんと脱出成功時のグラフィックしか用意されていない。付いたあだ名は「土のリグレット」である。スタッフロールの取材先には遠野伝承園がクレジットされているが、作中には全く出てこない。 神奈川は「格安のマンションを借りたら、夜中に幽霊たちが言葉の並び替えゲームを仕掛けてきた」という形の意味不明なミニゲームである。幽霊たちは棒読みボイスで喋るうえ、正解すると「オオー」という声と拍手で喜ぶためシュール極まりない。 回答の中に「伊藤博文(いとうひろぶみ)」があるが、読み方を間違えているせいで「いとうひろふみ」と入力しないと正解にならない。問題すらまともに作れていない有様。 徳島では隣県高知の「介良事件」と思われる話が出ているのに、肝心の徳島の話がない。 茨城県 なぜか雛祭りにまつわる呪いの人形の話。雛祭り人形の生産地としては埼玉県の方が有名だが、どちらにせよ呪いの人形の所縁はない。内容自体はまともな部類だが、4つの分岐すべてが似たような展開なので水増し感がある。 宮崎県 ほとんど鹿児島の話。 福島県 静岡と同様に名所の営業妨害。 しかし悲しいことに、そのシナリオは完成度としてはまだマシな部類だったりする。逆にタチが悪い。 鹿児島県 こちらも、シナリオの主な舞台である、実在する営業中のホテルが作中の設定として「幽霊が出る」というあらぬ噂を立てられ営業妨害を受けている。シナリオがマシな部類に属する点まで共通している。 山形県 人面動物に関する世間話をするだけ。 なお、宮崎にある神社の話も聞けるのだが、その神社は宮崎ではなく福岡にある。観光案内すらもまともにできていない。 京都府 社会学者ブルンヴァンのベストセラーでも有名になった「タクシーの中で消える幽霊」の話をするだけ。 栃木県 「九尾の狐が死んで出来た石が那須にあります」という観光案内。それだけならまだしも、観光名所の説明もそこそこに九尾の狐が中国にいた頃や陰陽師との戦いに話がジャンプする。やはり県自体はほぼ無関係。 平家蟹やカッパのミイラもそうだが、妖怪や伝奇、民俗学に興味のある人なら誰でも知っているような話である。 その中国の話も、殷周期の話をしているのに「皇帝(*5)」「戦国乱世(*6)」などという言葉が出てくる。中国史の基礎的な知識すら不足している。 山梨県 「ゲストである筒井康隆氏の所に原稿をもらいに行ったら、原稿に書かれたものと酷似した怪奇現象が起きる」という話。しかし、筒井氏は山梨ではなく兵庫在住である。 このシナリオでは「私も従業員もご覧になっていないのです」という、テキストメインのゲームにあるまじき文法ミスが含まれた台詞がある(*7)。 話自体に問題があるもの 青森県 分岐した先の話がすべて肩透かしとなっており、酷いシナリオの1つとして悪名高い。 + 内容折りたたみ 冒頭は、「東京からキリストの墓について取材に来たオカルト記者が、墓を管理する職員の男から資料館にまつわる怪談を聞くが、『本題よりも面白い話がある』としてその周辺で起こっている超常現象の話を聞かされ、思いがけない収穫から現地に調査に向かう」というもの。この後、男から聞いた超常現象が見られる場所のうち、取材前日に車で奇妙な焼身自殺を遂げた人物がいたという「水芭蕉群生地」、その先の迷ヶ平にある、特殊な能力を持つ仙人が住んでいるとされる「エデンの花園」のいずれかを目的に移動することになる。ここまでは期待できそうな導入なのだが…。 前者の場合、「焼け焦げた車は見つかったものの、事件があった様子もなく錆だらけで放置されていた。騙されたと思い男を問い詰めようとしたが、アポ取り時にはつながった電話番号は使われておらず、名刺に書かれた管理事務所に向かうと無関係の墓地に辿り着いたため、不審に思いながら東京に引き返す。後日、改めて調べたキリストの墓の管理事務所の電話番号・所在地は全く別物で、男の名を尋ねても同名の職員は存在しないことが判明。結局、記事はお蔵入りになった」という話。エピソード中には男の正体や事件との関連性を匂わせる描写も一切なく、使い古されたオチを取ってつけただけの結末と化している。 後者の場合、「迷ヶ平に着いてもエデンの花園なる場所は見当たらず、立ち寄った飲食店でその場所や焼身自殺について尋ねてみても情報が掴めるどころか訝しまれる一方だったため、それらがすべてデタラメであったことを察し、意気消沈してきのこ鍋定食を食べて終わる」というもの。ホラーを気取るつもりすら感じられない、くだらない起承転結オチである。 なお、行き先決定後さらに移動方向の選択肢が出るが、選択を間違えると「どこまで行っても目的地に辿り着かないので現地の人に聞いたところ、目的地から真逆の方向に進んでいたことが分かり、編集者が悔しがって終わり」である。分岐展開としての存在意義すらも疑わしい薄っぺらさである。キリストの墓や焼身自殺・仙人以外の男の話など、通常のオチと重複しない題材は山ほどあったのだが。 新潟県 箕澄という男性と2人で怪奇スポットを訪れた女子高生が「(寂れた場所なので)もし殺されたら、死体はなかなか発見されないかもしれない。想像したら、ぞくぞくしてきた。正直言うと、箕澄さんは私のタイプかもしれない。」と、全く前後の繋がりがない謎の独白をする。 この女子高生は本作には珍しいほど善良な真面目キャラである。親友の不可解な自殺について知っているとはいえ、初対面の男にこんな感想を持つのは不自然。途中のテキストが削られたのだろうか? 長崎県 長崎シナリオの「真愛」はそこそこ評価が高いのだが、そういうシナリオに限って盗作疑惑がある始末。 パクり元は楳図かずお氏の『楳図かずおこわい本 怨念』に収録されている『谷間のユリ』と思われる。 ちなみに結末の1つで地元のデートスポットが出てくる以外は、やはりこの県である必然性がない話でもある。 広島県 手抜き・意味不明の極みが広島シナリオ「ヒバゴン」である。少女に心霊写真を見せられ、その後少女が「みんなに自慢しちゃおう」と言って終わるだけの話であり、なんと1分で終了する(*8)。タイトルのヒバゴンは全く関わっておらず、もはや広島県民に訴えられてもおかしくないレベル。 「ヒバゴン」というUMA(未確認生物)がタイトルなのだが、この写真に浮かび上がる像はランダムなので、ヒバゴンと全く関係ない写真になることもある。この程度の話ですらコンセプトが崩壊している。 山姥や蛇、場合によっては少女の知人が写るにもかかわらず、シナリオは一切変化なし(*9)。 ボタンを連打していると写真に何も写らないという、真面目に見ろと強制するような仕様がある。こんなところ以外にも力を入れるべきところはたくさんあるのに、力の入れ方を完全に間違えている。 このシナリオ唯一の登場人物である少女は「心霊写真」と呼ぶが、そもそもヒバゴンはUMAであって心霊ではない。 また、現れるヒバゴン(?)は細身のゴリラのような姿だが、実際にはそれに加えて逆三角形の顔を持つのが通説とされる。どこまでも手抜き感の漂うシナリオである。 北海道 語り手の少女が関東(*10)から遊びに来た従姉妹とその友人2人で、実在する心霊スポット舞台をめぐる物語となっている。一見ホラーものとして本格的だが、妙に楽観的な語り手が雰囲気をぶち壊している。 + 内容折りたたみ 最初に訪れるのは過去に自殺者が続出し、その霊が彷徨っているとされる「平和の滝」である。 ここを訪れた際に「もう生きていても仕方ない」と低い男性の声が聞こえるが、語り手は全員がその声を聞いたにもかかわらず「空耳だった」と断言して片づける。その声の話題もそこで終わっており、怖さが全くない。 次に訪れるのは切ろうとすると祟られるとされる「恵庭のご神木」であり、道路もこの樹を避けるようにして広げられている。 木には過去に切り倒そうとした傷跡が残っており、語り手がその傷跡をほじくると、中から血のような赤い液体が出てくる事態に見舞われる。が、語り手は驚くこともなければ、誰かがご神木にトマトジュースを入れたんだろうと解釈して片づけてしまう。恐怖心を誤魔化すために冗談でやり過ごしたという様子もなく、本当にサラッとそう述べて終わりである。そもそもホラースポットめぐりで来ているのに、そのコメディ的発想はどこから湧いて出てくるというのか。 メインとして訪れるのが「藻岩山百段階段」であり、登るたびに段数が変わり、段数を数えると突然子どもが「いくつあった?」と訊いてくると言われている。ここで段数を答えると不幸に見舞われるとされ、作中では段数を正確に答えないと階段を降りるときに突き落とされてしまうと紹介している。 真夜中にそれを試してみようと階段を登るが、実際に「今何段?」と聞こえてくるのは不気味な低い声であり、しかもわずか2段目のところで聞こえてくる。それ自体は演出ミスではなく語り手も驚いている展開なのだが、問題はそれに対する従姉妹の友人の答えである。 語り手たちは正しく「二段です」と答えたが、なぜかその友人は段数を間違えたなどではなく唐突に「今川焼きです!」と答える。 当然ながら今川焼き自体もシナリオには一切関係しないものである。一応、そう答える友人はやたらお腹を空かせているぽっちゃり女子という個性を事前に描写されているので「"今"何段?と訊かれた結果"今川焼き"を連想してしまった」「つい今食べたいものを答えてしまった」という流れにも見えるが、ホラーを名乗るゲームにはあるまじきネタであろう。 登り始めたばかりだから突き落とされずに済んだとのことだが、その友人が東京に戻った後のことについて語り手は「あれから連絡ないから無事だろう」という。「便りがないのは良い便り」ということわざもあるが、どう考えても連絡がないことを心配すべきでは…? と、このように北海道は一見まともそうで、理解に苦しむつまらないギャグが挿入されるばかりで怖さを全く感じさせない珍妙なシナリオとなっている。「ホラーの皮を被ったギャグ」を狙ったにしてもネタが滑っており、何より本作のコンセプトにそぐわない。 大阪府 語り手は地元の人の雰囲気を演じようとしているのか、無駄にハイテンションな口調で語る。大阪弁をまるで使わないにもかかわらずである。 一応一人称だけは「うち」だが、訛りは全くない。また他のシナリオに出演した際には「私」と言う。 そして肝心の内容は食べ物とトンネルの話のみ。 幽霊が出るとされる「犬鳴トンネル」が紹介されるが、肝心の中身には触れず、トンネルがまっすぐではなくカーブがかかっていることに不気味さを感じると語る。当たり前のことだが、カーブのかかったトンネル自体は高速道路などにいくらでも存在しており、不気味でも何でもない。 「旧石切トンネル」なるトンネルでは火災事故で多くの死者が出たことを語るが、前述したようにハイテンションな口調で語るため、内容の暗さとまったく噛み合っていない。それどころか事故で亡くなった人の話を「死んじゃったんだって!」と声高らかに語るのは不謹慎である。ここは実際に訪れたらしいが、心霊体験らしい体験は一切なく、ただのホラースポットの観光で終わる。 なお、作中では石切トンネルと紹介されているが、実際は「生駒トンネル」である。 福岡県・富山県 福岡、富山でも同様にトンネルのホラースポットが出るが、こちらは実際に探索可能。ただし、出来栄えはお世辞にも良いとは言えない。 福岡の犬鳴トンネルは懐中電灯を持って探索するという本格的なホラーを味わえる…のだが、途中から急にノベルものに変わり、探索ものとしてのホラー感は味わえなくなる。 富山の肝試しも同様で、イベント自体に対したホラーがなく、肩透かしを食らうことになる。オチが存在している分だけマシなのかもしれないが、それも「夏休みの行事で会ったはずの友人が、実は同じ日の病院で亡くなっていた」という使い古されたオチ。 大分県 「観光地の取材中に心霊写真を見せ、10年ほど前に事故死した女子高生について尋ねたら取材拒否された」だけ。起承転結の「起」で終わってしまい、写真や事故に関する追加情報は一切なし。 千葉県 『学怖』で人気の高かった「逆さ女(*11)」を下敷きにしたシナリオがあるのだが、話に違和感を感じるものとなっている。 + 内容折りたたみ 坂上修一がメールで全国の怖い話を募ったところ、荒井昭二から「逆さ女」に関する返信が来た。「あなたが怖い話が好きだからこそ話した。壁新聞には載せないでくれ」という併記を無視して載せると、帰り際の正門で他県からわざわざやってきた荒井に約束破りを咎められた後、自室に逆さ女が現れ殺されてしまう…というもの。 頼みを無視された荒井はともかく、初対面の逆さ女に「約束を破ったね」と咎められる理由が謎。 『学怖』の荒井曰く「彼女は、正当化する理由がないと殺人を犯すことができないんです。約束を破ることが、殺人の理由になるかというと、ちょっと……とは思いますけれどね。」「それで(*12)、逆さ女の心には、約束を破った人を殺さなければならないという考えが定着してしまったということなんですよ。」とのこと。しかしながら、わざわざ新聞記事のネタ募集に怪談を送っておきながら「載せないでくれ」「約束を破ったのだから身をもって知れ」という態度の荒井や、他者間の約束破り(*13)で己の殺人行為を正当化する逆さ女など、どうにも違和感がある。 ちなみに、本作の逆さ女は異様な寄り目になっており、人によってはギャグに見えることも。 また、中古対策のようなシナリオ解放条件に攻略スレ民の怒りを買った(参照)。 細田友晴は時勢を反映したつもりなのか、メールで2ch(現:5ch)風スラングを多用するオタクキャラとして描かれている。しかしあくまで2ちゃんねる「風」でありまともになりきれてすらいない支離滅裂かつ不快な口調であり、オタクキャラすらまともに再現できていない。 当時の2ちゃんねるではこの表現に対し「こんな口調の奴どこのネットコミュニティにもいねえよ」「よほど2chで叩かれたのが嫌だったんだな」「これがネットの評価が憎い飯島が悪意を込めて描いた俺らか」などと嘲笑された。 観光案内だらけになった結果、正統派ネタキャラ風間望が輝けない事態になった。語り部が風間しかいない学校であった怖い話と言ったら分かりやすいだろうか。 長野県 ホラーというより気分の悪くなるお下品ネタ。 しかも、話のタイトルが「信州信濃の名物は」。なんの嫌味だろうか? もっともこのシナリオは過激なブラックユーモアで知られる筒井康隆氏のコラボシナリオであるため、狙って不快な話を書いた可能性は高い。ネタの好みはともかくシナリオ自体の出来は良く、他のシナリオがまともに怖い話なら完成度の高いネタ・異色シナリオとして成立していたと思われる。 が、やはり長野県民からの心証がよくないのは火を見るより明らか。ここでもシナリオの都道府県制が足を引っ張っている。 奈良県 人面の土蜘蛛について説明した後、蜘蛛退治のミニゲームでお茶を濁すだけ。 肝心の人面蜘蛛も俗にいう「雑コラ」レベルの出来栄えである。 東京都 ファミ通編集部が舞台となるシナリオ「犯人は誰だ!」は、推理ものかと思わせつつ実際は推理要素皆無。オチも単なる内輪ネタ。 そして、そもそも怪談でも都市伝説でもない。そのくせ、全シナリオの中で最も長大かつ複雑に作られている。 全体を通して 上記の例以外にも、話のフリだけで終わったり、オチが唐突かつ意味不明だったりするシナリオが多く、何も味わえずじまいとなる。 「暗転して舞台が変わるのかと思ったらそこで終わりだった」というような話が多発するせいで、暗転するたびに「完」の文字が出ないか怯えなければならない。そんな部分で怖がらせてどうする。 一部のシナリオはボイス付きだが、残念ながらヒバゴンや観光案内、伝承といったハズレ枠ばかり。「中身のなさをボイスで誤魔化しているのか?」と勘繰ってしまうほどである。 この有様に加えて、最初に自分の出身として選んだ県から始まることから、早々に不快な気分を抱えたままゲームを始めることが多発することになる。 登場人物は全体的に「自惚れが過ぎる」「内心で頻繁に悪態をつく」「自分さえ良ければいいと考える」「人の話を聞かない」といった人格的に問題のあるキャラが多い。その結果として、彼らが酷い目に遭ってもあまり感情移入できず、単なる因果応報に見えてしまう。 よりによってこの傾向は実在の人物であるファミ通社員が顕著。 話の数はかなり多く、ついでにゲストシナリオは面白いものが多い。加えてゲーム自体の難易度は高くない。それゆえに「クソシナリオだらけでも何かおもしろいシナリオがあるのでは?」「たくさん見たら隠し要素の1つや2つぐらいはあるかもしれない」と、ついつい進めてしまう謎の中毒性がある。そして結局何もなく絶望することになる。 あなたシナリオ 都道府県別シナリオとは別に存在する、プレイヤー自身を主人公とした全12話からなるシナリオ。 ストーリーは「主人公が発売前の謎のゲームソフト『四八』をめぐる怪現象に巻き込まれる…」という一種のメタフィクション的内容。本作のタイトルに(仮)が入っているのはこのため。 選択肢はあるものの、基本的に一本道。ある話では「ゲームをやめるか?」という選択肢が出るが、それを選ぶとセーブできず本当にゲームオーバーとなる。普通は選ばないように思えるが、一部のシナリオは一見どうでもいい選択肢にもちゃんと分岐があるため、そのノリで選んでしまいがち。 中にはきちんと台詞を覚える選択肢があるが、正解しても失敗しても同じというものまである。 12話すべてを読み終えるとエンディングになる「あなたシナリオ」は都道府県シナリオで一定回数の結末を見るごとに自動的に発生するのだが、すでに見た結末にまた辿り着いても1回とカウントされる。つまり、たとえヒバゴンや観光案内であっても、何回も同じ話を繰り返し見るだけでエンディングに辿り着けてしまう。 大抵のプレイヤーは、都道府県シナリオを大して見ない段階でエンディングを迎えてしまう。エンディング後もそのまま各都道府県シナリオを続けられるのだが、その所々に「あなたシナリオを予言」するネタが挟まっており、すでに見たものを予言されることになる。 + ストーリーネタバレ 展開は夢オチに始まり精神病オチに終わるという、期待の割にはあまり独創的とは言えないもの。更に言うなら飯島氏の手による『学校であった怖い話』の小説版とほぼ同じオチである。 肝心の物語は、「自身を含め、『四八』に魅入られたプレイヤーたちが『四八』の世界を生み出し、伝染させている」というものだと考えられるが、明確な説明はない。上記のように都道府県シナリオも読み切れず、伏線が回収できないまま早い段階でエンディングが発生してしまうため、あまり馴染めない。 後述するオブザーバーのうち、着ぐるみの女性を選んでいた場合、結末の最中に「ますますわけわかめ!」というくだらないギャグを挟むため、余計に萎える。 シナリオ内ではやたらと『四八』が持ち上げられる。ゲーム内のキャラクターが絶賛するのは序の口で、発売前に続編の製作が決定、さらに映画化のオファーが複数寄せられるなど噴飯ものの展開も。なんと発売元のバンプレストまで持ち上げられている。 作中で主人公もどんどんハマっていくのだが、現実のプレイヤーは全くハマれない。主人公と現実のプレイヤーをダブらせて没入感を出す目的があるのだろうが、作品自体のクオリティが低いために失敗しているのは言うまでもない。そもそも、たとえ本当に良作だったとしてもこのような自画自賛は不適切だろう。 プレイしてきた『四八』が発売前のゲームだと知った主人公が、本来の『四八』制作者たちを訪ねるシーンがあるが、なぜかソフトの現物を持って行かない。しかも2回続けて。手ぶらでスタッフの元を訪れておきながら、「うちにそのソフトがあるんです、パッケージまであるんです、なぜ信じてくれないんですか」と主張しだすという正気を疑うような言動をとる。「なら見せてみろ」と言われてようやく持っていく有様。 都道府県シナリオでも指摘されているが、「○○ちゃんが話していた話」「自分で自画自賛」など重複表現が目立つ。 また「いただく」という言い方の使い方を何度も間違えている。この言葉は本来自分自身がへりくだって言う「謙譲語」のはずなのだが…。例:「お兄さん、まだプレゼントいただいてないですよね?」「このお兄さん、まだいただいてないんですけど」 尊敬語と謙譲語の取り違えは改まった場の会話としてはかなりまずい間違いなのだが、それを何度も繰り返しているあたりにユーザーに対する開発スタッフの態度がにじみ出ているとも取れる。 エンディングBGMは「オンラインゲームの悪夢」というシナリオのBGMをジャズ調にアレンジしたものである。 脱力物の音が鳴り続け、曲全体として力の抜けた雰囲気が漂うもので、ホラーゲームのエンディングとしては全く相応しくない曲調となっている。 前述のようにゲーム中盤でいきなりエンディングが始まり、進行中のホラーシナリオを残したままこの曲を聞かされるため、多くのプレイヤーはどう世界観を捉えていいのかわからず混乱してしまうこと必至。 エンディングのあと、このままプレイを続けるか、2周目に挑むか選択できるのだが…。 前者を選ぶと、再び好きな都道府県シナリオをプレイできるようになるが、全シナリオの結末をコンプしても何も起こらないという恐ろしいバグがある(*14)。後者を選ぶと、契力のみを引き継いだうえで読んだシナリオや主人公の設定が初期化される(後述)。 追加要素などは一切なく、再びあなたシナリオも発生する。これを12話まで読み終えると再びエンディングとなり「2周目を遊びますか?」と聞かれる。 ここで「このままプレイを続ける」を選ぶと、セーブデータの「2周目」という表示が消える。つまり2周目を選んでも何の特典もない。なお、3周目は存在しない。 システム面 2007年当時のADVならすでに標準装備と言っても過言ではないオートモード・バックログ閲覧・ムービースキップなどの機能が未搭載。さらにメーカーロゴも飛ばせない。文章スキップは一応あるが遅く、既読・未読の判定もできない。そのうえ「ランダム分岐」というシステムのせいで、シナリオを読むのに非常に手間が掛かる。 一応、ランダム分岐は一度見たものが出にくくなり、全部見たシナリオでは自由に選べるようになる。とはいえ、ランダム分岐のあるシナリオ自体が大抵ろくでもない話やパターン違いの水増しばかりなので、何度も読もうとする人がいるかどうか…。 飯島氏曰く「バックログが見られないのはミニゲームにおいてカンニングされるのを防ぐため、あえてそうした」とのこと。しかし、それならミニゲーム中だけ使えなくすれば済む話である。SFCの『かまいたちの夜』でさえできていた技術なので、工数的な問題からオミットされた説がある。 おまけに「選択肢が表示されている間はセーブ不可」な始末。PS2のADVでありながら「既読部分をスキップし、選択肢が出たらセーブする」ができないとは…。 解説役となる「オブザーバー」を5人(*15)の中から選択する。選んだキャラは操作方法の説明(*16)をするのと、「あなたシナリオ」の後半に登場するだけ。台詞回しが違うだけで展開は同じ。 着ぐるみの女性はアニメ声のはしゃいだボイスで喋るのだが、肝心の役者が不景気な表情をしておりビジュアルと台詞が合っていない。 メイドは台詞には問題ないが、役者があっていないのか画質が悪いのか、若干むくんだ顔に映っておりメイド好きからもそっぽを向かれた。 軍曹はよくあるスパルタ軍人キャラかと思いきや、実際はミリオタにもなりきれていない、ただの痛々しいオッサンである。 プレイ開始時、主人公の性別と家族構成を入力する。人数に関しては親や配偶者は1人ずつまで、祖父母は2人ずつまでなど常識的にしか入力できないが、自分の性別に関係なく妻や夫がいることにできてしまう。たとえば、自分が男でも夫がいることにできたり、妻と夫の両方がいることにできたり…など。 ここで入力した情報はオブザーバーのセリフと「あなたシナリオ」の登場人物にちょっと影響するだけでゲーム内容自体に変化はないため、適当に入力しても構わない。 このゲームの特徴として「住民移動システム」というものがある。これは話を見ることで増える住民情報を移動させることによって、移動先の話の展開が変わるというものなのだが…。 実際はあまり活かされておらず、移動を必要とするのは大抵ストーリーの開始条件となっているときだけである。数個のシナリオ開放に使うだけで、それ以外のメリットが一切ない。それゆえ、面白みがなく非常にめんどくさいだけのシステムとなってしまっている。 たとえば各地の心霊スポットを巡っている記者がいるのだが、青森でこの記者の情報を登録した場合、福島の話を見るためにはこの住民を福島へ移動させなければならず、さらに青森の話を再び見たい場合は青森に戻さなければならない。 このシステムがまともに活かされている話は長崎と新潟で、特定の人物が存在しない場合にその話の裏側を見られる。きちんと作り込めば良いシステムになっただろうに…。 住民には「生存」「死亡」「錯乱」「行方不明」のステータスがあり、「生存」以外の場合は契力を消費することで回復・蘇生ができる。 しかし、このシステムもあまり活かされておらず、契力を払って「生存」に戻さないとシナリオが読めなくなるだけの場合が多い。どのみちコンプリートのためには間違った選択肢を選ばざるを得ないため、こまめに契力を払って復活させるだけのつまらないシステムとなっている。このシステムが活かされているのは前述の長崎と新潟であり、特定の人物が死亡しているとシナリオが出現する。その人物を死なせていること自体に意味がある良演出と言える。また、宮城シナリオでは人物を死なせたままにしておくとランダム分岐が減る。 なぜか住民情報画面においてL2R2で「状態」にカーソルを合わせて方向キーを上下させると、「呪い」「憑依」というゲーム内では発生しないステータスを確認できる。 また、年齢00歳と表記されたキャラが数人いる(*17)。初見では設定ミスにしか見えない。「--」や「??」でよかったのでは…? シナリオ選択画面ではその県にいる住民の人数が表示されているように見えるが、実際は初期状態での人数に過ぎず、住民移動しても人数表示は変化しない。バグなのか、単純に作り込んでいないのか…。 「契力」はシナリオを読んだり、ミニゲームをすることで増やせるが、シナリオの開放や住民状態の回復など何かと消費しやすく、特に序盤でのやりくりに苦労する。 契力はこのゲームの重要な要素の1つと説明書にあるが、はっきり言って読みたい話が自由に読めないだけの邪魔な存在。通常プレイではすぐに枯渇するため選択肢が減り、契力のせいで自分の思うようにシナリオを開放したり、住民の状態を回復したりできない。 大半のシナリオは終了時の獲得契力が少なく、読むたびに消費する分を差し引いた黒字はわずか。また、分岐次第で赤字になってしまうシナリオがあるうえ、都道府県の開放時にも消費する。通常プレイでは減る一方なので、ヒバゴンなどの黒字かつ短いシナリオを連打したり、特定のミニゲームで稼ぐ必要がある。 契力が5以下になるとゲームオーバーだが、収支が黒字になるシナリオを1つでも知っていれば回避可能。ちなみに、ゲームオーバーは「『四八(仮)』の世界を維持するためのエネルギーである契力がなくなり、世界が消滅する」というもの。このゲームの惨状を考えればある意味唯一のハッピーエンドである…かもしれない。 救済措置なのか、とある県のミニゲームをクリアすると最大9000もの契力を一気に入手できてしまうため、これだけでEDまで余裕で到達できてしまう。というか、このミニゲームの存在を知らないとシナリオコンプは難しい。 通常プレイの場合、エンディングに到達した時点での契力はゲームスタート時より少ないことが多いため、「契力だけを引き継いでプレイしなおす2周目」は実質弱くてニューゲームである。 本作では、あえてグラフィックの画質が粗めにされている。これはかつて『学校であった怖い話S』に対して、「グラフィックが綺麗であるため怖さが削がれる」という指摘があったためと思われる。 だが、おかげでせっかく萌えを狙ったツインテールや眼鏡の女性キャラがかなり映えないイメージに…。 実写でなくアニメ絵(画質はクリア)を使った「オンラインゲームの悪夢」は、イラストの少女(グラフィック)だけは評価された。粗めにした他のシナリオが失敗だった証左とも言える。 ちなみに、伝承が語られるいくつかのシナリオでもアニメ絵を採用しているが、伝承の雰囲気作りに貢献しているとは言い難い。 出演者の演技 大半の出演者は驚き顔が下手。逼迫したホラーシーンでも違和感のある驚き顔が表示されるため、もはや顔芸にしか見えない。ここまで皆が下手だとそういう演技指導が入っているとしか思えず、ただの社員だったSFC版の方が演技が上手いと当時よくネタにされていた。 同じ実写サウンドノベルの「428」では静止画撮影でも実際に喋ったり、演技をしたりなど工夫をしているのだが、本作はそういった演技もないため不自然さを感じる静止画が多い。 いくつか前述されているが、サウンドや写真といった素材がテキストと噛み合っていない部分が多い。 東京のシナリオでは、冒頭で主人公がケータイで電話をするシーンがあるが、手に持っているのはコードレスフォンの受話器。また、主人公が「生首が俺を睨んでいるように見えやがる」「生首が俺を見ている」と独白するシーンがあるが、画像の生首は両目を閉じている。 石川のシナリオでは「今は夏の終わりなのに、あの人はコートを着ている」「まだまだ暑い。半袖で十分だ」というテキストが出るが、背景に写っているモブたちは長袖を着ている。 千葉のシナリオでは画像の男子生徒は皆冬服、女子生徒は夏服を着ている。 新潟のシナリオは女子高が舞台なのだが、男女の声が混ざったガヤ声が使われている(*18)。またテキストでは「あの写真は今もアルバムにしまわれている」と出るのに、画面には写真立てに入った写真が表示されている。 沖縄は「花見」をテーマにした話だが、背景写真の桜は沖縄の咲き方と違う(*19)。沖縄の人物がルー語を喋ることもそうだが、ここのスタッフは他県の季節など基本的な情報すら理解していない。 秋田シナリオでは話の途中で効果音が鳴るのだが、主人公は「ジャンジャンジャンという耳障りな鐘の音」と言うが、実際の効果音はどう聞いても「カランコロン」である。 他にも年齢どころか性別すら合わない呻き声を使い回す、刃物で肉を切り裂く音・拳で鳩尾を殴る音・拳銃を撃つ音・本を天井に投げつける音が同一であるなど、効果音の不自然さが目立つ。 あるシナリオでは平凡な霊体験を怖がる少女キャラクターが、別のシナリオでは「齢千年を超える本物の魔女」であったりする。「魔女が記憶を失っていた」「少女が後に魔女になった」などの間を補完する描写は一切なく、設定の伝達ミス疑惑が指摘されている。 幽霊などが現れるシーンは文章による説明が少なく、ただSEと一枚絵でワッと驚かせるものばかり。「自分の名前で食える」ライターなら表現の1つも入れたらどうだろうか? しかもショッキングなSEが鳴った後に間を置いて画像が表示されるため、怖がろうにも怖がりづらい。 テキストメインのゲームでありながら「出たら出たで→出たら出た出」「もの→のも」「先→左記」「パーテーション→パテーション」など、一目で気づくような誤字が散見される。 登場人物はバストアップのグラフィックで表示されるのだが、1人ずつしか表示されないことが多い。 そのため複数の人物が会話しているシーンではキャラが互い違いに表示されたり消えたりして、妙に時間がかかる。『PANDORA MAX』シリーズでさえ3人同時に表示できたのだが…。 サウンドテストはBGMが70曲以上あるかのように見せかけておきながら、実際は20曲程度しかなく、あとはすべて笑い声や風の音のバリエーション。 「ヒント館」というコマンドもあるが、説明書に載っている文章をそのまま収録しただけであり、あまりありがたみを感じない。シナリオよりこちらを削るという発想はなかったらしい。 バグ・不具合 セーブデータのロード後、画面に謎の真っ白な長方形(白枠)が現れ、画面の一部を覆ってしまうことがある。 + 白枠バグ 白枠の位置・大きさは出現する都度ランダムであり、画面がすべて埋まることもある。回避方法は不明(*20)なので、複数のセーブスロットを使い分けるしかない。 県選択画面で常に一部分を隠し続けるのも厄介だが、何より怖いのは出現したが最後、ロードしなおしても二度と消えない(当該データが事実上の使用不可になる)こと。 おそらく、コマンドのメッセージを表示するための枠が、何らかのコマンドエラーで消えずそのまま残るという、同人・パソコンゲームでもよくある症状。 アップデートで直せるものだが、当時のPS2作品にアップデート機能はないため、直接会社に連絡して改善版と交換してもらえなければ泣き寝入りするしかない。泣き寝入りするほどの価値が本作にあるのかはまた別の話だが(*21)。 メモリ管理周りのプログラムに不具合があったときにもこのような現象が起こることがある(*22)。 セーブ後、「セーブを終了しますか?」という問いに対し×ボタンを押すと高確率でフリーズする。 これに対するメーカーサポートの返答は、「メモリーカードを抜き差しすれば直る」というもの。仮にもゲームの仕様に詳しいはずのメーカーが、子供向けのゲームでさえ警告がなされるほどのタブーな取り扱いをアドバイスとして提示したという事実が当時波乱を生んだ。 ムービーやエンディングでもフリーズすることがある。原因は不明。よって回避も不可能。 これらのバグはその仕様ゆえ、「シナリオのホラー要素よりもバグの方が遙かに怖い」とまで言われるほどである。 山梨のシナリオで、筒井康隆氏と旅館の女将の会話中に突然画面がブラックアウトし、その状態が数十秒も続いてから唐突に筒井氏原作のシナリオに移行する。終了後の2人の会話はブラックアウト前の会話と繋がっておらず、テキストがいくつか飛ばされたかのような印象を受ける。 群馬は2本のシナリオのどちらかがランダムで始まるのだが、なぜか最初に「シナリオ1」「シナリオ2」という一文が表示される。 ランダム開始のシナリオは他にもあるが、この現象はこのシナリオのみ。デバッグ用のテキストだろうか? 内蔵電池が切れたPS2では時計を設定しないと絶対にランダム分岐しない県が5つ(北海道、東京、大阪、愛媛、鹿児島)ある。 他のランダム分岐シナリオは未読ルートに分岐しやすくなる仕様なので気付づきにくい。 千葉の「新着メールをチェックする」は既読のメールも表示されるので意味がない。 シナリオのすべての結末を見るとその県が緑色で表示されるが、東京だけは緑にならない。 攻略本によると「アルバイト男の事情」というシナリオのみ結末が存在しないための仕様とのことだが、あえてそのような仕様にする意図がせいぜいシナリオコンプリートの特典が用意できなかったことをごまかす苦肉の策程度しか見出せず、ただの不具合であると思われる。しかも、その不具合を公式にはアナウンスしないと宣言。 ゲスト関係 多彩なゲストが参加しており、こちらは概ね評価は高いが、やはり問題もある。 稲川淳二氏の怪談ムービーが収録されている。怪談の内容自体は高評価だが、ムービースキップがないこととランダム分岐、さらにはフリーズバグのせいで非常に読みづらく、グラフィックもゲームに取り込んでいるわけでもテキストを表示するなどの補助があるわけでもなく、稲川氏が喋る光景をただ録画しているだけなので、ゲームに慣れたプレイヤーからするとやや不満。 水木しげる氏の「ノツゴ」と筒井康隆氏の「本陣の怪異」のグラフィックは、ただ真っ白な原稿用紙が表示されるだけ。 ちなみに、鳥取にある「水木しげる記念館」もゲーム中に登場するが、入口近くがちょっと映るだけである。 つのだじろう氏の東京シナリオでは、冒頭で無意味なランダム分岐が立ちはだかる。他のランダム分岐シナリオは未読ルートに分岐しやすくなる仕様なのだが、なぜかこのシナリオだけは変わらない。 評価点 前述の通り、ゲストシナリオは割と好評。だがそれはあくまでもゲストが「書いた」シナリオ限定で、「イラスト提供のみ」や「出演のみ」のシナリオはやはり残念な出来である。 タイアップゆえにレビューで出来に見合わない点数を付けざるをえなかったファミ通編集部らを始めとしたゲスト(*23)については、「飯島の罠にかかった被害者」とも言われる。 通常のシナリオでも、ものによってはかなり面白いと感じられる話もある。 もっとも、非常に多いシナリオ数をはじめ、前述のバグや契力システムのややこしさもあり、面白いシナリオに辿り着く前にやめてしまう可能性は高いが…。 「オンラインゲームの悪夢」に登場する2Dキャラ「忍」はとても可愛いと評判。絵師は芳ゐ氏。 …なのだがこの話の最後には本作の現物が送られてくるというある意味一番恐ろしいオチへの分岐が仕込まれていたりする。このゲームがKOTY大賞であるというネタを知っている人にとっては、かなり意外性のあるネタ的結末として語り継がれた。 近年では『ファイナルファンタジー』シリーズの作曲も担当している鈴木克崇氏のBGMもクソゲーのお約束と言うべきか概ね好評。メインテーマのアレンジばかりで曲数が少ないのが残念だが…。 また声優も、シナリオ内で登場キャラを演じる野川さくら氏や井ノ上奈々氏、ナレーションを務める麦人氏など、こちらも名の知れた顔ぶれが見える。しかしこちらも残念なことに、女性声優の声は実写のイメージと合っていないとの指摘が多い。またギャルゲーホラーの「オンラインゲームの悪夢」には声が使われていないなど、首を傾げざるを得ない部分もある。 オープニングの映像はそこそこ怖い。後述のパッケージを除いた作中で一番怖いところとまで言われている。 物語の選択肢で登場人物を生還させたり、他県に移動させてシナリオが解放されるなど、ゲームシステムのアイディア自体は面白い。 ただし、前述の通りこれらのシステムはあまり活かされていない。 総評 いろんな意味で触れ込みと違う・あからさまに手抜き コンプ不可能のシナリオ・不親切なシステム・致命的なバグ・盗作疑惑・杜撰なメーカー対応…。 全方位に隙のないクソッぷりは、まさしく史上最強のクソゲーと呼ぶにふさわしいもの。『たけしの挑戦状(1986)』『デスクリムゾン(1996)』に次ぐ10年に一度のクソゲーである。 本作が2作と異なるのは、『たけ挑』のような斬新なアイデアをもって既存のゲームの概念を破壊しようとしたチャレンジ精神、『デス様』のような制作者の作品愛・責任意識・前のめりの情熱といった、ポジティブな姿勢をほとんど持ち合わせていない点であろう。 住民移動システムなど、きちんと生かすことができれば斬新なゲームになりそうな土台がないわけではないが、残したイメージも含め「負」の要素が強いクソゲーである。 余談 パッケージ裏のデザインだけは怖い。 さらにゲスト作家全員の顔写真付き宣伝もありパッケージだけだと面白そうに見える。 スタッフロールの最後では「原作:飯島多紀哉」の文字が表示されるが、やがて崩れ落ちて飯島氏の名前がプレイヤー名(*24)に置き換わる。 ストーリー上の演出によるものなのだが、発売当時は「責任を逃れるために原作者の座をプレイヤーへ押し付けたようにしか見えない」とネタにされた。 飯島氏がゲーム中に実写で登場するのだが、その中で「捏造や誹謗中傷でひどい迷惑を受けている」「匿名掲示板なんて自作自演」などと、どうもネットコミュニティに対してのバッシングと思われるような発言をしている。かつて自身の作品を批判された腹いせなのだろうか?(*25) 作中でその種の嫌味な人物を演じるうえでなら、そういったテキストを混ぜる手もあるだろう。しかし、不満を感じながら遊んでいるプレイヤーにとっては、やはり神経を逆撫でする要素に他ならない。 ファミ通ではなくゲーマガから発売された『四八(仮) 完全ガイド』の帯には「シナリオのすべてが完になる!?」とあるが、実際にはならず厳密には「ゲーム内で埋められるすべてのシナリオが~」である。 「完になる!?」と疑問符がついているのは、本当はならないことを示唆しているのかもしれないが…。 ちなみに、この攻略本には「蕎麦屋の怪」というゲーム未収録シナリオが載っているが、これは本来没になった高知のシナリオへのブリッジ的存在なので、このシナリオだけ載っていても全くの無意味であった。 後に飯島氏は、同人誌で「非常に不本意な出来だった」「プレイヤーはどう思っただろうか」と、本作の出来の悪さを認めている。 曰く、「僕は、開発作業はおろか、デバッグにも参加していない」「頑張ってくれた開発会社さんに迷惑をかけるわけにもいかないので、(自分への批判の声に)あえて何も言わないように努めました」とのこと。 発売から何年も経った後ではブログで開発会社もろともかなり辛辣に批判したり(*26)、シャノン公式サイトで『戦国乱世百花繚乱』『鳴神学園都市伝説探偵局』と共に「ほとんど開発に携わっていない」とアピールしたりと、界隈でクソゲー扱いされている作品との関わりを避けようとする動きも見られた。ただし氏の発言が事実である可能性には留意されたい。 今はなき公式サイトに掲載されていたムービーの映像は、実際のゲームには全く出てこない。 同サイトのシステム紹介のページには当初「シナリオを読破し、住民を150人見つけると、隠しシナリオが出現します…。」と書かれていたが、キャラは150人もいないし、揃えても隠しシナリオなどないので全くの嘘である。 後に人数などを修正し「シナリオを読破し、全住民137人から、ある人物を、ある条件で集めると、隠しシナリオが出現します…。」と表記が変更されたが、隠しシナリオ自体がないのでどのみち嘘である。あるいは「ある人物を、ある条件で集めると」とわざわざ指定して修正したことを考慮すると、実はかなり複雑な条件で本当に存在するのかもしれないが、発見されたとの報告は未だにない。 ファミ通クロスレビューの採点は「7/6/7/6」の26点である。 タイアップ関係の都合上率直な評価がしにくかったと思われるが、当時のファミ通において26点という点数は平均以下で、むしろタイアップしたことを考えるとかなり辛い採点と言っても過言ではない。 一方の競合誌『電撃プレイステーション』では最低ランクの「D評価」が与えられていた。 発売当時、年間のクソゲー日本一を競い合う場所として盛り上がり始めた「クソゲーオブザイヤー(以下KOTY)」スレにてあっさり2007年度KOTY据置部門大賞を受賞した。 全方位に隙のない出来の悪さから本スレでも「クソゲーというジャンル」として扱われるほど。 そのあまりにも衝撃的な内容でKOTYの評価基準そのものを一新せしめ、いわゆる「四八ショック」を引き起こした。 前年までは多くの話題作がKOTY候補として騒ぎ立てられることが日常茶飯事だったが、翌年の2008年以降は「ガッカリ」程度の選評では有無を言わさず門前払いされるようになり、また前年以前のクソゲーもKOTY動画でネタにされることはほとんどなくなった。 しかし、翌年以降もこのボーダーラインを軽々と超えていくクソゲーが登場していくのである。 学術論文の題材に用いられた。 ゲームを学術的に研究するという国内でも珍しい学会「日本デジタルゲーム学会」の2012年夏季研究発表大会にて、当時山形大学助教だった吉永大祐氏により『「四八ショック」とは何だったのかーインターネット上のゲームユーザーコミュニティにおける「クソゲー」概念とその変容ー』という題目で発表された。なお同研究は2013年度学会賞を受賞している。 千葉県などで『学校であった怖い話』のキャラが登場するが、同時期に発売された公式同人のアパシー・シリーズに比べて言動がSFC版やPS版に近い(*27)。このゲームの救いとの声も。 特に飯島氏自身が「PS版はノータッチだったから」と同人で暴走の極みにされているPS版追加主人公の倉田恵美が原作ベースになっており、なおかつその設定で元祖主人公の坂上と共演しているのは貴重である。役者の髪がおさげなので外見上はかなり印象が変わっているが(*28)。 とはいえシリーズネタや内輪ネタが多く、学怖シリーズの前知識がないと何が起きているのか分からない話もある。 実はキャストの中には今やTravis Japanメンバー(要するにジャニーズ)の川島如恵留氏がいたりする。 『ファイナルソード』でクソゲーハントに目覚めたお笑い芸人の陣内智則氏が自身のYouTubeチャンネルでプレイ動画を公開。映像に突っ込むというスタイルの陣内氏と本作の突っ込みどころが噛み合った動画はすぐに話題に。 陣内氏は3回目のプレイの際「まだ突っ込めてないところがたくさんある」「ツッコミの教材として使える」と本作を評価している。 これだけならよくある有名人のゲーム実況であったが、なんと2022年8月、本作のパロディコント「四八(陣)」を制作・公開した。当然シナリオはネタ用に作られたオリジナルのものだが、沖縄だけは最大のツッコミどころであるルー語が完全再現されている(*29)。 好評を受けて同年10月には第2弾が公開された。前回ネタにされなかった観光案内が誇張されたうえで取り入れられているほか、今度は長野シナリオが忠実に再現されている。 「(陣)」第2弾をもって本作関連の動画は完結したが、翌年に元ネタの要素を薄めてホラーDVDの設定に変更した「あなたの知らない日本の怖い話」が公開された。 + 四八(陣)第1弾 + 四八(陣)第2弾 + あなたの知らない日本の怖い話
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四八(仮) -SHIJU HACHI- 弐十二 http //game13.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1202538381/414-889 http //f15.aaa.livedoor.jp/~kako/test/read.cgi/48/1202538381/414-889 四八(仮) -SHIJU HACHI- 弐十三 http //game13.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1202917470/82-303 http //f15.aaa.livedoor.jp/~kako/test/read.cgi/48/1202917470/82-303 【盗作】四八(仮) -SHIJU HACHI- 弐十四【蟹】 http //game13.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1203999468/862-866 までを集計。 ※10点満点。一人が幅のある点数をつけていた場合は高い方を採用。 ※「他」欄には正の整数でない採点を記載。 以下の書き込みからは、シナリオ名、人名が明記してあるもののみ採点しました。 四八(仮) -SHIJU HACHI- 弐十二より 527 :なまえをいれてください:2008/02/11(月) 09 04 15 ID O29gqpvk 10 火葬場(岐阜は普通に面白い) 9 信愛(盗作云々は別として、話と仕掛けは面白い) 8 大作家(吉池と加藤をパラレルにした仕掛けは良かったと思う) 7 幽霊ホテル、心霊写真(徐々に真実がわかるのが好き) 6 仮面夫婦、来訪者(雰囲気は良い) 5 東京アルバイト系(一応分岐は多い) 4 相談、おいでおいで(オーソドックスだが、短いしオチが安易) 3 遺産(一応ネタバレまではドキドキ感を味わえたが、タルい) 2 その他分岐があるもの(雛祭りは和んだ)、稲川と木原(ファンじゃないのでだるかった) 1 地底霊界(いくら大御所とはいえだらだら長者て…)、観光系(こんなのばっかりだが) 0 学校であった怖い話(作者による名作レイプここに完成、まとまりのないメールからの新聞作りはただただ苦痛) (例) 東京アルバイト系→東京:アルバイト男の事情(総合)に2点 稲川→大阪:劇場の恐怖、呪われた旅館に各2点 木原→福島:安達ヶ原ふるさと村、兵庫:件に各2点 その他分岐があるもの→茨城:雛祭りにのみ2点 観光系→特定判断が難しかった為保留 以下の書き込みは(例)の通りに集計しました。 【盗作】四八(仮) -SHIJU HACHI- 弐十四【蟹】 より 862 :なまえをいれてください:2008/03/07(金) 17 41 11 ID CwA6qzkW 俺の評価 1位 岐阜シナリオ群 9点 2位 長崎シナリオ群 8点 3位 長野シナリオ 8点 4位 オンラインゲームの悪夢 7点 5位 鹿児島シナリオ群 7点 6位 小日向バイトシナリオ群(ファミ通関係除く)6点 7位 新潟シナリオ群 6点 8位 山梨シナリオ 6点 9位 秋田シナリオ 5点 10位 茨城シナリオ 4点 11位 愛媛シナリオ群 4点 12位 沖縄シナリオ群 4点 13位 あなたシナリオ 4点 14位 和歌山シナリオ 4点 15位 香川シナリオ 4点 あとは全て0~3点かな。 (例) 1位~5位,7位~15位→各県(総合)及びあなたシナリオに加点 6位→東京:アルバイト男の事情(総合)に加点 0~3点→特定判断が難しかった為保留