約 6,623,480 件
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作品一覧 作品一覧(プチ) 関連リンク 作品一覧 タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 廻る運命、狂う月時計 前篇 59 廻る運命、狂う月時計 後篇 59 吹き、荒れる、風 64 貴方の傍にいる事を 64 狂っている。 65 「無題」著者、香霖 66 稗田阿求の幻想郷 68 幻想郷 68 永遠亭 69 彼岸に逝く迄 70 心鏡 70 恋路の行方―前篇― 72 猫と香霖堂 75 乱れ咲き 76 恋路の行方―後篇― 82 恋路の行方―博麗― 82 寿命の灯火 83 寿命の灯火 83 流し雛 84 諸行無常 88 恋々文 88 夾竹桃 90 鬼手仏心の御言葉に因りて、辛酸を賜ふ 98 作品一覧(プチ) タイトル 作品集 サイズ ジャンル 主要キャラクター 備考 言訳なんてするはずない プチ32 やられっぱなしは癪だから プチ32 或る人を送る言葉 プチ33 瑣末事 プチ38 関連リンク twin氏運営サイト『幻想の隠れ家』
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Tank ┣Twin ┣Triple Shot ┣Quad Tank ┗Twin Flank 性能 砲口が二つある。 このままLv45まで育てるプレイヤーも少なくはない。 名前 コメント
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【TOP】【←prev】【GAME BOY】【next→】 TWIN タイトル TWIN ツイン 機種 ゲームボーイ 型番 DMG-TWJ ジャンル RPG 発売元 アテナ 発売日 1992-1-31 価格 3900円(税込) 駿河屋で購入 ゲームボーイ
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twin Author ◆wQx7ecVrHs 序章 ■1 ■2 登場人物
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今日 - 合計 - TWINの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 16時13分36秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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親:刻人 名前 twin(ツイン) 所属 無所属(C.laun) 年齢 19歳 髪色 水色 身長 163㎝ 眼色 赤 体重 57㎏ 異能 冷気を操る【50%】パイロキネシス【50%】 性別 男子 状態 特に現状に不満はない 一人称 おれ 二人称 あんた/おまえ/きみ/~の旦那(年上男子のみ)/~ちゃん 本名 ツイン・ジャック 「ひゃっふーーー!!派手にやろうよ!派手に!!」 「おれにわかるわけないじゃん!難しいことはパスねー!」 ◆詳細 C.laun所属。 メイン:地上曲芸:火の輪くぐり。 サブ:地上曲芸:アクロバット。 底抜けに元気。落ち込むとか反省が出来ないタイプ。 声がでかい。リアクションがでかい。態度がでかい。 日本のお茶やぜんざいが大好き。 ◆異能 ジャックフロストモード:冷気を操る場合「ジャックフロスト」と叫ぶ必要がある。 ジャックランタンモード:パイロキネシスを使用する場合「ジャックランタン」と叫ぶ必要がある。 でも実際は叫ばなくても使える。気持の問題。 ◆血縁者 Xeno兄ぃ。いろいろ出来る兄貴マジすげーけどおれも負けねーし! 「ゼノ兄ぃの言ってる事わかんねー!こうじゃなくてこうだって!!」
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TWIN 【ついん】 ジャンル ロールプレイング 対応機種 ゲームボーイ 発売元 アテナ 発売日 1992年1月31日 定価 3,900円(税別) 判定 ゲームバランスが不安定 ポイント ゴーレム仕事しろ敵の強さがデタラメBGMと戦闘時のグラフィックは良質 概要 ストーリー 概要・システム 評価点 問題点 総評 余談 概要 アテナ開発のゲームボーイ用のRPG。 主人公は戦士、魔法使いの職業のうちどちらかを選んで進めていく。 タイトルの『TWIN』の由来は「対となる職業の存在」「敵味方最大で2対2の戦闘が出来る」事から来ていると思われる。 ストーリー 光の世界をも支配しようとしたデスタークも精霊の力により敗れ去りその野望を果たせぬまま宝玉の聖なる力により地下深くに封印された。精霊の力により光と闇のバランスは保たれた。しかし時の流れと共に精霊とデスタークの存在も伝説と化し人々の心から消え失せようとしていた。 時は流れて… 概要・システム 拠点と洞窟を行き来し経験を積み重ね、復活してしまったデスタークを再び封印するのが本作の目的。 プレイヤーは最初に主人公の名前を入力し、職業(戦士or魔法使い)を決める。 戦士は攻撃・防御が高いが呪文が使用できない。 魔法使いは呪文が使用できるが攻撃・防御は戦士に劣る。 また、戦士と魔法使いで装備できる武具が異なる。 プレイヤーの操作は建造物内と洞窟を除いてサイドビュー方式。 建造物内では見下ろし視点となる。 洞窟内ではAボタンでジャンプする事が可能。このジャンプで崖を越えたり出来る。 洞窟の中には塔があり、基本的に塔の中にしかアイテムの入った宝箱は存在しない。 魔法使いのみ、拠点で呪文を購入する事が可能。呪文を使用する際には種類に応じてMPを消費する。 戦闘はコマンド方式。敵は最大2体まで同時出現する。 敵を倒してもその場で得られるのは経験値のみであり、ゴールド(お金)はその場で手に入らない。 倒した敵は「えもの」としてカウントされ、この数値が1以上の時に王に話しかけると倒した敵に応じてゴールドを入手出来る。 洞窟内のある場所では「ゴーレム」を販売するところがある。 このゴーレムは戦闘時一緒に戦ってくれるが操作はオートとなる。ただしHP、MPの最大値は固定。また、ゴーレムはHPが0になると土くれ(再購入は可)となってしまう。 主人公のHPが0になると全滅となり、えもの0、所持金半額で王の所に強制送還される。 再開はパスワード制。王に話しかけるか、或いはある道具を使用する事でパスワードが聞ける。 評価点 BGMはそこそこ良質。 戦闘時の緊迫した曲や塔内部の物悲しい曲調は雰囲気にマッチしている。 ただプログラム処理がまずいのか、道中のステータス表示や戦闘中などウインドウが表示される場面では一定時間ごとにBGMがスロー再生のように鳴ってしまう。 戦闘時のモンスターのグラフィックも当時のゲームボーイ作品としては頑張っている方。結構リアルに描かれており躍動感がある。 敵からしか入手できないレアアイテムの存在といった、規模は小さいながらもやり込み要素はある。 中には入手すると攻略がグッと楽になるような見返りが大きいものも。 職業の違いによる難易度の差異。 この差は再序盤の雑魚戦から表れる。全体的には戦士が有利な場面が多いが、後述する「りゅうきし」は魔法使いであれば多少はすごく楽に戦える。 洞窟の奥に進むと闇の世界に突入し、移動時のBGMが変化する等地味ながらも芸が細かい部分もある。 問題点 セレクトボタンでコマンドを開くのだが、「セレクトボタンを連続で押すと新たなコマンドが出現する」というわかりにくい方式。これに気付かないとアイテムを装備することもできず、序盤から大苦戦する。 一定距離を移動すると敵とエンカウントする方式だが、ジャンプや落下の途中でもエンカウントする。 遠くの足場に飛び移る途中でエンカウントした場合、それを覚えておかないと、戦闘が終わったあとで自然落下することになってしまう。場合によってはそのまま落下し続け、回復もしないまま次の戦闘に突入してしまう。 ゴーレムのAIがお馬鹿。 特定のゴーレムは呪文が使えるが、MPが枯渇しても唱えようとする事がある。この場合そのターンでは何もしない無駄行動扱いとなる。 呪文を使い切ってMPが足りないにもかかわらず呪文を連発しようとする様には苛立ちを覚える。 幸い一番強い「ホーリーゴーレム」はMPが0で呪文を使用しない為このような事が起こらないのが救い。 「えもの」のカウント表示数が255までしか行かない。 実際はこれ以上もカウントし続けているので損をすることはないが、現在値が途中からわからなくなるのは困る。 闇の世界に突入すると敵の強さが極端なインフレを起こす。 順当に進めるとこちらのHPが400にも満たない時点で200近いダメージをバカスカ叩き出す雑魚敵が出てくる。 闇の世界で戦う事になるボス敵「りゅうきし」は異様な防御力(*1)を誇り、戦士だとまともにダメージを与えられない。魔法アイテムを大量に持ち込むか、クリア目前までシナリオを進めてレベルを上げてから戻って来ないと、まず勝てない。 本作の魔法は属性の概念があり、こちらが敵に対して攻撃魔法を使った場合属性毎に半減されたり効かなかったりするのだが、こちらにそんな耐性を付ける手段は全くなく、しかも必中。こんな敵贔屓な仕様の為、敵が使用する攻撃魔法「ガスプ(*2)」は脅威となる。 中盤でこの有様なので、終盤はこのインフレがさらに加速する。 頻繁に255ダメージ(カンスト値)を出す雑魚敵が当たり前のように出現してくる。多めにレベルを上げておけば主人公ならば2発くらいは耐えられるようになるが、一度の戦闘で毎回最大HPの半分以上を持って行かれるのではたまったものではない。 因みに上述した一番強いゴーレムのHPは300強。2発喰らっただけで購入費がパーになる。 ラスボスは事前にそれまでのボスを全て倒してフラグを立てておかないと無敵なのだが、普通に戦えてしまう。 前述の竜騎士のような強さのおかしいボスもいるので、フラグを立てないままラスボスと戦うのはよくあることである。 無敵であることを示すメッセージなどもないため、フラグ忘れに気付かないと、倒せないことに気付かず延々とレベル上げをしてしまう可能性もある。 主人公が倒されると通常は王様のもとに戻されるが、ラスボスに限っては倒されるとラスボスの前に居る状態でバグる。一応脱出アイテムや雑魚敵に倒されることで脱出は可能。 洞窟内の塔について。 中に入っても何もないダミーの塔がいくつか存在する。宝箱すらなく本当にもぬけの殻なのである。そのくせ敵だけはしっかり出現するので無駄に時間と戦力を削がれるだけでストレスが溜まりやすい。 パスワードが長い上に入力に時間がかかる。 パスワードは文字選択式ではなくドラムロール方式であり、パスワードの入力だけで5分以上かかる事がざらにある。 余談だが、同社の過去作『ストライクガンナーS.T.G』のネームエントリーも同じ方式である。 文字選択式に出来ない理由があったのであれば、せめてバッテリーバックアップ方式にして欲しかったものである。 パスワードで再開するとなぜか装備が全て外された状態で始まるため、装備するのを忘れたまま戦闘に突入してしまう可能性がある。 こういったことからVCやswitch—onlineのような公式エミュレータ方式の配信があれば相性がいいはずなのだが、残念ながら現在のところ配信は一切されていない。 総評 内容はオーソドックスであるが戦闘のバランスが非常に悪い上にプレイヤーのモチベーションを削ぐような要素が多く、お世辞にも佳作とは言えない作品である。 ただ、BGMと戦闘時のグラフィックの質は良質であるので、鑑賞目的でプレーするならば悪くはないだろう。 余談 前述した通りパスワードがどこでも聞けるようになるアイテムがあるが、そのアイテムの名前が「いとでんわ」である。糸電話って…。 本作のBGMの一部は同社が過去に発売したファミコン用ソフト『ソードマスター』からの流用である。 没アイテムで「ばいあんのはり」というものが存在する。 戦士のみが装備可能な武器であり、デバッグ用で使われていたものなのかべらぼうに高い攻撃数値を誇る。 元ネタは池波正太郎の小説『仕掛人・藤枝梅安』だろうか。
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【検索用 Twinsfire 登録タグ 2008年 T VOCALOID ばすてぃP 曲 曲英 鏡音リン 鏡音レン】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:ばすてぃP 作曲:ばすてぃP 編曲:ばすてぃP 唄:鏡音リン・鏡音レン 曲紹介 曲名:『Twin's fire』(ツインズ ファイヤー) 歌詞 地上の刹那に 宿った光と影 揺らめく 色の無い荒野に足跡刻むため 彷徨い続けてるの 明日を探して 繰り返す痛み 僕達はその手に 真実が在るか分からない 持っていられるかも 分からないまま 燃えるように熱く 体中を駆け巡る Flames with blood 生まれた瞬間に 始まってるよストーリー 彼方に広がるのは... 皆で遺した 壊れそうな世界 尊い命の輝きの中で 笑い合う 生きていく 人様が作り出した運命を断ち切って Fire where it runs Twin's fire Oh Fire where it runs Twin's fire Oh 僕らを見ている 僕達の世界 枯れないように咲いてる花も 命を燃やしてる 生きていく 二人どこまでも行ける 運命を断ち切って Fire where it runs Twin's fire Oh Fire where it runs Twin's fire Oh Fire where it runs Twin's fire Oh Fire where it runs Twin's fire Oh Fire where it runs Twin's fire Oh Fire where it runs Twin's fire Oh コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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BACK INDEX NEXT 120 :twin ◆wQx7ecVrHs :2008/09/03(水) 01 04 29 ID ui86OJKz 昨夜の雨が嘘のように晴れ渡った青い空に浮かぶ太陽が、刻薄なまでの熱気を地上に提供する中を一人の少年が必死 の形相を浮かべながら全速力で走っていた。朝は大分涼しくなってはいるが、濡れた地面を暖める太陽の所為で蒸した 空気が蔓延る中ではそれも意味を成していない。結局、走り続ける少年にとっては熱さなど問題ではなく、バスに乗れ るかどうかの方が重要であった。それだから自身の寝坊の所為で予定のバスに乗り込めない危機に陥っている少年は暑 さに嘆く暇も持ち合わせていない。夏休みが明けて、初の学校だと云うのに遅刻をしては恰好が付かないし、何より幼 馴染の馬鹿にしたような笑みがま歌の裏に鮮明に蘇って来る。少年――藤堂彬はくそ、と恨めしげに呟いて、更に足を 速めた。 燦と輝く太陽は、彬を苦しめるように照り付ける。バス停までの道のりは、まだ遠かった。 ◆序章 「はあっ、はあっ、はあっ……あ」 彬はバス停までの道のりを百メートルほどまで詰めた時に、無情な光景を目にした。自分が乗らなければならないバ スは、丁度出発している所であり、最早手を振ろうとも要らぬ恥を掻く所まで来ている。彬はどうする事も出来ずに、 その場に立ち尽くすと茫然としながら空を見上げた。朝が来た事を喜ぶかのように縦横無尽に飛び回る雀達が、楽しげ に唄っている。それとは正反対に一気に気分が沈んでしまった彬には、その歌声が嘲笑のように聞こえて仕方がなかっ た。 @ 「はあ……初日から遅刻か」 最早バスの稼働音さえ聞こえなくなり、彬は項垂れながら閑散としたバス停を目指して歩き始めた。自宅から走り通 しで来たので、汗で着ているシャツが身体に貼り付くのが実に気持ち悪いが、今更後悔しても後の祭りだと云うのは自 明の理であった。結局、彬は何もかもを諦めて、俯きながら歩く。陽射しは相変わらず厳しいが、それも今の彬にはど うでも構わない事であった。それよりも、如何に現実染みた遅刻の言い訳を考える方が幾らか正しいと思っていた。 「初日から寝坊なんて、良い度胸してるのね」 びくりと彬の肩が跳ねる。聞こえるはずもない声が聞こえたのだから、一種物の怪の類にでも遭遇した気分であった。 だが、恐る恐る顔を上げてみれば、それを現実だと思わなければならない証拠が目の前にある。俯いていた所為で今の 今まで気付かなかったのかと考えると、彬は自分が心底間抜けだと思わざるを得ないが、初日から遅刻を確定させてい るのだから、それも当然であった。元より目の前の人物が自分を罵るのは目に見えている。 「おはよう、琴音」 「何を呑気に挨拶してるんだか……私が起こしに行かないと本当に駄目なのね」 どうせ罵られるのなら、いっその事爽やかに接してやろう、と云う彼の目論見は西条琴音の心底呆れたような声音で 紡がれた言葉によって一蹴され、追撃と云わんばかりに軽く額を突かれ、彬は申し訳なさそうな顔をして琴音を見遣っ た。烏の濡れ黑羽――或いは漆を塗った陶器のように艶のある黒髪を腰まで伸ばし、端正な顔立ちの中にある切れ長の 目を細め、僅かに頬を膨らませて見せる彼女の姿は可愛らしい愛嬌があるが、幼馴染として殆ど毎日顔を合わせている 彬にとっては別段気に掛かるような事ではなく、彬は「どうせ僕は琴音が居なきゃ起きれないよ」と投げ遣りに云った。 高杜神社の巫女を遣っているのも、彼女が生真面目な理由の一つなのだろうが、昔から常に姉のように在り続けよう としているので、彬は彼女の指摘などに反論はしない。実際、こうして自分が遅刻するのも厭わずに待っていてくれた りする、この関係が心地良くも思っていた。だが、何時見ても巫女服を着た琴音と、制服を着た琴音とで全く違った印 象を放つ姿は、拭い切れぬ違和感を彬に与える。今回もその例に漏れるような事は無かったが、口に出す事はしなかった。 「はあ……しかも汗だくじゃない。タオル貸してあげるから、せめてそのみっともない顔何とかしなさい」 そうして顔面にタオルを押し付けられる。彬はそれを受け取って、一言礼を云ってから遠慮なく顔中を伝う汗を拭い 始める。今日中に返さないと絶対何か云われるな、と心中に呟かずには居られなかったが、それも新しく湧いて出た疑 問によって瞬時に忘却の彼方に置き去りにしてしまった。 「そう云えば、先に行ったんじゃなかったの?」 「彬が時間通りに来ないから、待っててあげたのよ。お陰で色んな人の話を聞けたわ。髪の毛を切ったとか、仕事の手 伝いがどうのこうのとか。この暑い中、本当に色んな話を聞かされたのは誰の所為なのかしら」 何ともなしに尋ねたつもりだったが、皮肉ばかりを強調させて、大袈裟に首を振って見せる琴音を見ると、ありがた さよりも先に苛立ちが募ってしまう。が、此処で何かしら反発しよう物ならあらゆる脅迫や理屈で押し込められるのは 長い付き合いで承知している事である。彬は敢えて何も反発せず、わざわざ待っていてくれていた事に対する礼と、待 たせてしまった事に対する非礼を詫びた。琴音もそれで満足したようで、笑顔で「よろしい」云った。 「但し、今度何か奢ってね」 彬はそれを云って、楽しそうに笑う琴音を見て、嘆息を一つ落とした。丁度次のバスが近付いている。厳しい陽射し は、先刻よりも心なしか強くなっている気がする。彬は、学校初日から幸先の悪いスタートを切ったな、と頭上に広が る蒼穹に向かって呟いた。――やがて早く乗りなさいよ、と云う声を聞き、彬は冷房の利いた車内に乗り込む。時刻は 完全に絶望的な数字を表しているが、座席に腰を降ろして楽しそうに何を奢って貰おうだの、何時奢って貰おうだのを 楽しそうに話す幼馴染の姿を見ると、自然とどうでもよくなって行くのであった。 ――続 122 :twin ◆wQx7ecVrHs :2008/09/03(水) 01 06 24 ID ui86OJKz 投下終了。 73とリンクして 76を参考にさせて貰った。 BACK INDEX NEXT