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防具 (剣道) 防具(ぼうぐ)は、剣道や剣術の稽古で装着する、体の保護具のこと。剣道においては、正式名称を剣道具(けんどうぐ)という。なぎなた、銃剣道、槍術、日本拳法、逮捕術などの稽古でも類似の防具が用いられる。 防具の原形は17世紀半ば頃から直心影流剣術などで存在したが、現在に近い形の防具が完成したのは江戸時代後期になってからである。鎧や兜を参考に、携帯性や装着時の動きやすさ、形状や材質などが試行錯誤され、改良が重ねられた結果、現在の様式へと落ち着いた。 以下、特に断らない限り剣道の防具について述べる。 種類・構造など 剣道具は、面(めん)・籠手(こて。小手または甲手とも表記する)・胴(どう)・垂(たれ)の4種から成る。なぎなた防具ではこれにすね当てが加わり5種になると共に、小手の様式が剣道用と多少違ったものになる。 それぞれの構造や特徴を以下に示す。太字は各部の正式な呼び名である。 面 * 頭部と喉の保護具。顔面の部分は金属の格子(面金)で保護され、竹刀が顔に当たらないようになっている。肩から頭頂部にかけては刺し子(面布団)で覆うような造りになっている。喉を保護する部分は突き垂と呼ばれ、突きを受ける部分であることから、特に強固に作られている。 * 面単体では後頭部を保護できず、また頭髪に接する部分が汗や皮脂によって劣化しやすくなるため、それらの弱点を補う目的で手ぬぐい(面下、面タオルなどとも称する)が併用される。 * 面金(横金)の上から6本目と7本目の間(少年用の面では5本目と6本目の間)の位置は物見と呼ばれ、視界確保のために横金の間隔が他の部分よりもわずかに広くなっている。また、面の内側には、面金を取り巻くように土手状になった部分(内輪)がある。面を着装する際は内輪の下端に下顎を載せ、さらに目の高さを物見の位置に合わせる。 * 面を装着する際、面紐により面を固定するが、面紐の取り方は2通りあり、一つは両側面から取られているものと、もう一つは面の頭頂部から取られているものとがある。人によってそれぞれだが、後者の取り方は関西から九州にかけて多い取り方である。なお、なぎなたで使用する面紐の取り方は、後者にあたる。 * 面金の材質はかつて鉄や洋銀(洋白)が主流であったが、後に面の軽量化の観点からジュラルミンなどの軽合金が広く使われ始めた。ただし軽合金製面金は強度的に十分とはいえないため、より高い耐衝撃性を必要とする一般成人向け防具には、比較的低比重ながら強度・耐蝕性・美観のすべてに優れるチタン製面金が使われるようになった。 * 1997年には、物見を中心にして数本の面金(横金)を省略し、その部分を透明なポリカーボネート樹脂板で覆った構造の面(商品名:武楯面(むじゅんめん))が長谷川化学工業から商品化された。着装時の視野が広く確保できること、また着装した選手の顔が外から見えることが特徴で、現在では試合用としても公認されている。 小手 * 手から腕(肘より前)にかけての保護具で、左右一対。刺し子で作られた小手布団(腕を保護)と、鹿革または合成皮革などで作られた小手頭(拳部分を保護)とを主部とし、その両者を筒と呼ばれる強固な部分でつないだ構造を持つ。 * 竹刀や薙刀を握れるように、小手頭の掌側(手の内)は薄い革でできている。また、小手頭の先端部は、親指を入れる部分が他の部分から独立して分かれている(なぎなた用ではさらに人差し指部分も分かれている)。 * 少年用などの小手を除いては、手首を保護する目的から、小手頭と筒との間に生子(なまこ)もしくはケラと呼ばれる部分が作られている。小手によってこの部分が1段のものと2段のものがあるが、機能的には両者ともさほど変わらないとされる。 * 手袋と同じように指部分が5つに分かれた小手や、衛生面を考慮し水洗いできる材質で作られた小手などもある。 胴 * 胸から腹、脇下にかけての保護具。胸部分(胴胸)は硬い芯材を革で覆った構造を持ち、打撃を受け止める腹・腋下部分(胴台)はプラスチックや竹、バルカナイズドファイバー(英 vulcanized fiber、板紙を重ね合わせて特殊工法で圧縮したもの。単にファイバーともいう)などの非常に丈夫な素材で作られている。 * 竹製の胴台の場合、表面に牛の革を張り、その上に漆を塗り重ねて美麗に仕上げるのが一般的である。表面の塗りは、色・仕上げ方法共に多種多様であるが、黒色光沢(黒呂)塗りが最も一般的で数も多い。その他、革張りの上に漆をかけないもの(生地胴)、竹の表面に直接漆を塗って仕上げるものなどもある。なお、プラスチック製やファイバー製の胴台は、革張り・漆塗り仕上げの胴台の様式を模したものとなる。 * 胴胸にはしばしば、雲型や蜀紅(しょっこう。蜀江や曙光と記す場合もある)などと呼ばれる伝統的な文様の刺繍が施される(蜀紅については面の突き垂にも施される)。近年は目立つ文様や色遣いを避けたシンプルな「点刺し」(「ベタ刺し」とも)が好まれる傾向にある。 垂 腰、局部の保護具。最上部の垂帯と、3枚の大垂・2枚の小垂から成る。他の防具と異なり直接打撃を受けないことから、強固な材質は使われず、全体が刺し子及び布地である(装飾部材としては皮革も含まれる)。なお、中央の大垂には、垂ネームという、自分の所属団体や名前を示す布製のゼッケンがはめられる。 すね当て すね打ちが有効となるなぎなた競技固有の防具。左右一対。数本の竹材を紐で連結した構造のもので、これを左右両脚のすね部に巻き付けて使用する。 着装の順序 剣道具は、垂・胴・(手ぬぐい)・面・左小手・右小手の順に身に着ける。取り外す場合はその逆の順序である。 初級者の稽古では垂・胴のみを着け、面・小手は着装しない場合もある。また、日本剣道形の稽古や審査では垂のみを着装する。 なぎなたの場合、すね当ては胴を着けた後に着装する。 参照:ウィキペディア「防具(剣道)」より http //ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%B2%E5%85%B7_%28%E5%89%A3%E9%81%93%29 榎本劍修堂 / 劒人倶楽部 埼玉県さいたま市見沼区大谷399 剣道具 通販 / 竹刀 通販
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手甲(てっこう、てこう・手っ甲)とは、衣類、あるいは武具(防具)の一種。 目次 [非表示] 1 概要 2 種類・類例 3 用例 4 脚注 5 関連項目 概要 [編集] 汚れ、外傷、寒さ、日射などから肌や体を守るために、上腕から手首や手の甲までを覆うようにして装着する、革や布で出来た装身具のこと。手首に固定する際は、縫い付けてあるひもか小鉤(コハゼ)が使われる。手の甲には、中指側に縫い付けられた輪を通して固定することが多い。 歴史は古く、縄文時代の鷹匠埴輪という名称がつけられた埴輪が出土しているが、この埴輪には肩には鷹が、手首には手甲が象られていて、鷹の止まり木として使う腕を、保護するために使われていたと推測されている。また手甲の起源としては、武具として、刀から(太い血管の通っている)手の甲や手首を守るためのものであったとの説もある。 種類・類例 [編集] 手筒[1](現在の腕貫[2])と形状的には重複する部分もあり、両方の機能を備えるものに、肘の関節手前まで覆うものもあれば、手の甲は覆わずに手首だけを覆うものもあり、「...手筒」や「...手甲」とどちらかの名称がつけられたため、明確な区分がない場合もある。そのため腕貫と手甲と手筒が混同されたり同意である場合もある。 半手甲・半手筒 - 手首から肘に向かい三寸から四寸の長さのもの。 山付き手甲 - 手の甲まで被う形状のもで手の甲のところが椀状に盛り上がった形をしているもの。 長手甲 - 手首から上腕まで被う形状のもの。 手甲付き手筒 - いわゆる長手甲で手の甲まで被う形状のもの。 類例として、言葉の意味を体系するなら以下の様になる。 手甲 - 手の甲から腕まで被うもので、籠手[3]などを含む手筒のこと。 手筒 - 手の甲は被わない主に布製の手甲をさし、腕貫も意味する。 腕貫 - 汚れ防止として使われるもの布性のものをさし、腕袋と腕に通す編み籠の筒の総称。 腕袋 - 毛糸や綿などを使った保温や防寒のための、腕に通す筒状の布。 腕貫(籐や竹で編んだ筒) - 毛筆での記述に使われる汚れ防止のための、腕に通す編み籠の筒。汗で着物が纏わり付かないようにするための、腕に通す編み籠の筒。 用例 [編集] 時代の変遷とともになくなってしまったものや、現在でも武道に使われるものから、古式ゆかしい装束を固持する人々の間では、根強く残っているものもあり、また祭りのなどの演出としての装束の一つにもなっている。 武者鎧といわれる鎧兜の籠手としての手甲で戦(いくさ)に使用されたもの。 武芸における護身用の防具で武士や忍者や渡世人などがつけていた革製や刺子などが入った布製もの。 旅支度の装束や飛脚が使っていた日除けや汗を拭うための布製のもの。 庭師や鳶職や大工などの職人は、刃物を扱うことや材料や木の枝葉による外傷から身を守ったり、長袖の服を着用すると袖が邪魔になることがあるため、手の甲を覆わない手甲を、袖の上から装着して作業をすることが多い。 様々な職において、腕の汚れ防止や袖口からの物や汚れの侵入を防ぐために用いる。 農作業などの野外活動において、日焼け防止としての機能もある。 現在でも昔ながらの装束を好む建築関係者や、太鼓打ちなどに代表される祭りの装束として、実用や正装や扮装として用いられている。 実用品としてではなくアクセサリーとしての要素が強いが、「和のリストバンド」として近年その存在が見直されてきている。 脚注 [編集] ^ 手筒には別の意味として、火縄銃を改良した和式拳銃の意味もある。 ^ 腕貫には日本刀についている革緒。槍の石突きにある穴。腕輪。といった意味がある。 ^ 籠手の多くは手甲に金属の鋲や漆塗りの木片などを縫いつけたものでもある 関連項目 [編集] 弽 籠手(小手) 脚絆 - 足における手筒のようなもの。 甲掛 - 足における手甲にようなもの。 参照:ウィキペディア「手甲」より http //ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%8B%E7%94%B2 榎本劍修堂 / 劒人倶楽部 埼玉県さいたま市見沼区大谷399 剣道具 通販 / 竹刀 通販
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剣道禁止期間 敗戦後(昭和20年から)、剣道を含む武道全般がGHQにより全面的に禁止とされた。この間は、諸道場はもちろん、学校などでも剣道を行うことはできなかった(ただし一部では密かに続けていた地域もある)。この期間中に剣道を何とか復活させようと愛好者たちが策を練った末に、剣道の要素を取り込んだ撓競技(しないきょうぎ)が生み出され、フェンシングに似せた防具やルールを採用するなどして、従来の剣道とは無関係という名目で行われた。その後、GHQの占領終了ととも剣道禁止令が解除され、撓競技は役目を終えた。 剣道の起源の剽窃・捏造問題 一部の韓国関係者が、「剣道の起源はコムドである」と主張しているが、そのソースがネットにて公開された際、多くの捏造点が認められ、現在では完全に否定されている。この起源剽窃問題は、全日本剣道連盟(全日本剣道連盟の正式声明)にて取り上げられ、日本起源であるという事実を国際的に広報すべく、英語版ウェブサイトにも掲載された。 脚注 1. ^ 高野佐三郎の詠んだ歌にも、「剣道は 神の教えの道なれば やまと心をみがくこの技」とある 2. ^ また、FIKのGAISF加盟に関しては、韓国に本部のある世界剣道連盟がGAISFに加盟する手続きを取ったため、FIKが本来の剣道の国際的な国際競技団体であることを公式に認めてもらうためがだけに加盟を決断したとも言われている。これに関しては、「コムド」、「韓国起源説」や当記事の剣道の起源の剽窃・捏造問題の部分を参考のこと。 3. ^ 公式では認められてはいないが地域によっては十級まで級位が存在する。 4. ^ 一般的に一般会場よりも合格率が高く出る傾向がある。 5. ^ うち1回は外国人対象で行われる。 6. ^ 地区や支部によって異なる。支部によっては一級の受審資格を二級合格後、一定の日数が経過してからという規定であることもある。また、過去においては一級受審条件として、中学生以上とのことになっていた。 7. ^ 六段は剣道家の中では一番の「鬼門」と称されて、五段までは順調に1回で昇段を重ねていった者、また競技会で優秀な成績を修めた者でも、六段取得には10回以上かかっても合格できない者が多々存在する。現在の段位制度での最年少六段合格者は29歳だが、その年齢で合格できる者は剣道界全体でほんのわずかな存在である。一般の受験者からは、「40歳になる前に合格できれば相当な存在」とも呼ばれている。前述の通りにより、六段以降の段位取得者は一気に減少していく。 8. ^ なお、2006年11月の審査では合格率0.7%という過去最低を叩き出した。 参照:ウィキペディア「剣道」より http //ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%A3%E9%81%93#.E9.81.B8.E6.89.8B.E3.81.AE.E6.9C.8D.E8.A3.85 次回「関連項目」へ~ 榎本劍修堂 / 劒人倶楽部 埼玉県さいたま市見沼区大谷399 剣道具 通販 / 竹刀 通販
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名称 「剣道」という呼称は、柔術に対する講道館の柔道を参考に、1895年(明治28年)に武術奨励のため設立された大日本武徳会が、江戸時代以来の剣術を学校の体育に採用できるよう稽古法を改め、大和魂など精神の修行をするため[1]、名称を1919年(大正8年)頃に剣道としたと記録に残っており、明治末から大正初期頃に成立したものといわれる。ただし、1667年(寛文7年)の安倍立伝書に「剣術は日用の術なので剣道という号にする」という記述があるほか、山岡鉄舟や勝海舟の著書に「剣道」という表現があるなど、江戸時代や明治初期にも使用例はある。昭和初期までの文献における「剣道」という語は、今日でいう「剣術」を意味していることが多い。 関連団体 国内は2団体、世界には1団体である。 国内 全日本剣道連盟 国内最大の剣道団体。日本体育協会、日本オリンピック委員会、国際剣道連盟に加盟している。 日本剣道協会 竹刀による打突だけではなく、体当たり、足払い、組み討ちも認めている。 世界 国際剣道連盟 (International Kendo Federation, FIK) 1970年に設立。以来、3年ごとに世界剣道選手権大会を開催している。44ヶ国の剣道団体が加盟している(2003年7月現在)。IOC公認団体GAISFに加盟。IOC承認国際競技団体になることを目指している。 全日本剣道連盟はJOC、国際剣道連盟はIOC傘下のGAISFに加盟[2]をしているが、剣道のオリンピック加盟には一貫して反対の立場を取っている。 試合形式(全日本剣道連盟) 剣道の試合は常に1対1で戦う。これは団体戦の場合も同じである。選手は試合場に入り二歩進んでお互いに礼をし、三歩進んで蹲踞したあと審判の「始め!」の声がかかってから立ち上がって勝敗が決するか規定の試合時間が経つまでお互いに技を出し合う。原則として三本勝負であるが、一本勝負も認められている。 試合場 板張りの床に境界を含め1辺9mないし11mの正方形ないし長方形の試合場を作り、そこで試合をする。境界は普通、白のラインテープを貼って分ける。また、試合開始時の立ち居地は試合場中心付近に白のラインテープで示される。 試合時間 試合時間は5分、延長戦の場合には3分が基準である。しかし、運営上の理由などからこれ以外の試合時間を採用することも認められており、公式大会の決勝戦では、2007年より試合時間が10分へ変更された。 技 全ての技は、竹刀で防具の決められた箇所を打つものである。 小手を打つ技 小手打ち、引き小手打ち 面を打つ技 面打ち、引き面打ち、小手面打ち 面の喉当てを突く技 突き(小中学生は原則禁止。高校生以上でも、この技を禁止とすることもある) 胴の胸当てを突く技 胸突き(以前は相手が上段の構えを取っている時のみ一本になった。後、相手が二刀流の場合のみ認められていた。現在は認められない。) 胴の右側を打つ技 胴打ち、引き胴打ち 抜き胴 胴の左側を打つ技 逆胴打ち これに、技を出す直前までの流れから「相(あい)〜」「抜き〜」「返し〜」「払い〜」「すり上げ〜」「引き〜」などの接頭辞が付く場合もある。 一本 一本とは全日本剣道連盟によれば、 充実した気勢、適正な姿勢を持って、竹刀の打突部(弦の反対側の物打ちを中心とした刃部)で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるもの である。審判はこれに該当しているかどうかを判断して旗を挙げる。 反則 反則を一試合中に二回犯した場合は、相手に一本を与える。 相手に足を掛けまたは払う。 相手を不当に場外に出す。 試合中に場外に出る。 自己の竹刀を落とす。 不当な中止要請をする。 相手に手をかけまたは抱え込む。 相手の竹刀を握るまたは自分の竹刀の刃部を握る。 相手の竹刀を抱える。 相手の肩に故意に竹刀をかける。 倒れたとき、相手の攻撃に対応することなく、うつ伏せなどになる。 故意に時間の空費をする。 不当な鍔(つば)迫り合いおよび打突をする。 試合中にガッツポーズとみなされるような行為をする。[要出典] 審判員 3人の審判員(1人の主審、2人の副審からなる)が紅白の旗を持ち、旗を挙げることで有効打突の意思表示とする。2人以上が有効打突の表示をした場合、もしくは1人の審判員が有効打突を表示し2人が判定の棄権を表示した場合、一本となる。 また、主審は次のどれかの場合、「止め」の宣告と同時に紅白両方の旗を平行に揚げ、試合を中断させることができる。 反則の事実 負傷や事故 危険防止 竹刀操作不能の状態 異議の申し立て 会議 試合者より試合中止の要請があった場合 (この場合、主審は中止要請の理由を質し、不当な中止要請の場合は審判の合議の上、反則となることもある。) なお、試合中止は副審から申し出ることもできる。その際に副審が「止め」の宣告後、直ちに主審が「止め|の宣告をして試合を中止する。 鍔(つば)迫り合いが膠着(こうちゃく)した場合、主審は 「分かれ」の宣告と同時に「両旗を前方に出し」、両者を分け、その場で、 「始め」の宣告と同時に両旗を下ろし試合を継続する。「分かれ」の場合の試合時間は中断しない。 勝敗 勝敗は、試合時間のうちに三本勝負の場合二本、一本勝負の場合一本先取した選手を勝ちとする。また三本勝負において一方が一本を取り、そのままで試合時間が終了した場合にはその選手を勝ちとする。試合時間内に勝敗が決しない場合には、延長戦を行い先に一本取った選手を勝ちとする。延長の代わりに判定あるいは抽選によって勝敗を決する場合、あるいは引き分けとする場合もある。判定および抽選の場合には勝者に一本が与えられる。団体戦における代表戦も原則1本勝負である。 二刀流 原則として二刀流は禁止されていないが、ルール上の制限などから使用者の数は少ない。 昭和初期において、学生の間で試合に勝つためだけの二刀流が横行し、団体戦において二刀流の剣士を防御一辺倒の引き分け要員とするなど卑怯な手段が用いられたため、一部の学生の大会では二刀を禁止するようになった。戦後、剣道が全日本剣道連盟の元に復活した際も、学生剣道界では戦前に倣って二刀を禁止したために、二刀を学ぶ者が非常に少なくなってしまった。 ただし、伝統が断絶するのを危惧する声もあり、1992年(平成3年)に大学剣道(公式試合・昇段審査)では解禁された。しかし、高体連・中体連の公式試合・昇段審査においては未だに禁止されており、また小学生においては片手で竹刀を用いての打突は一本として有効ではないとされるため、高校生以下では事実上禁止されているに等しい状況である。 二刀流の竹刀は大刀と小刀を用いる。それぞれ長さと重さが決められており、男性の場合、大刀は3尺7寸以下(一刀の場合は3尺9寸以下)、小刀は2尺以下となっている。 長らく二刀流が否定されていたため、また上記の通り竹刀の長さ、および二刀流の相手に対しては胸突きが認められていたというハンデキャップがあるため、指導者、使用者とも少ないのが現状である。 榎本劍修堂 / 劒人倶楽部 埼玉県さいたま市見沼区大谷399 剣道具 通販 / 竹刀 通販
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剣道とは 平成12年4月、称号・段位審査規則の改正を行い、範士を称号・段位を通じ最高位としたものに改めました。この際、九段および十段を審査しないこととしました。 段位は剣道の技術的力量を示すもの、称号はそれに加え指導力や識見などを備えた剣道人としての完成度を示すものとして、審査員選考委員会の選考に基づいて任命された審査員による審査を経て、授与されるものとしました。 称号と段位の合格者の登録および証書の交付は本連盟が行い、審査は五段以下の段位は各都道府県剣道連盟に委任しており、称号および六段以上の段位は本連盟が東京・名古屋・京都その他主要都市で行っています。 剣道称号・段位審査規則 日本剣道形 剣術は創生期から幾多の流派に分かれ、形も各流派によって異なっていました。大日本武徳会は、将来の剣道の普及・発展を図るためには各流派独自の形に基づいて、新たに基本となるべき共通の形を選定する必要性を認め、明治44年12 月に調査委員会を発足させて、草案造りを進め、大正元年10月に太刀の形7本、小太刀の形3本、合計10本の「大日本帝国剣道形」を制定しました。 なお、第2次世界大戦後の本連盟発足に伴い、この形は名称を「日本剣道形」と改めて現在に至っています。 居合道と杖道 居合道は、日本刀の操法に由来するものであり、室町時代にその起源があるといわれます。勝負を抜刀の一瞬にかける居合道の修業は、死生一如、動静一貫をめざす心身鍛錬の道となっており、剣道と表裏一体の関係にあります。居合道には流派が多いため、従来は各人が演武を披露するだけでしたが、昭和41年の第1回全日本居合道大会では勝敗を判定し、優勝者を決めました。 これを契機に昭和44年「全日本剣道連盟居合」7本が制定され、同55年に3本の追加、平成12年に更に2本の追加がなされ、現在12本になっています。 居合道の試合は、2名の出場者が、真剣または模擬刀を用い、あらかじめ定められた全日本剣道連盟居合と各流派の形、合わせて5本を6分以内に演武し、その「修業の深さ」、「礼儀」、「技の正確さ」、「心構え」などを審判員が判定して勝敗を決します。 居合道と杖道 杖道は、長さ128cm、直径2.4cmの杖を用い攻撃よりも変化に応じて相手を制圧するのが本旨です。 17世紀初頭に夢想権之助によって創始された神道夢想流杖が起源です。 杖道は、昭和31年に本連盟に加入し、同43年には太刀を「打」、杖を「仕」とする基本12本、その応用技12本が制定され「全日本剣道連盟杖道」として発足、同49年に第1回全日本杖道大会が開催されました。 杖道の試合は、2組の出場者が、規定の術技を仕打交代して演武し、その「充実した気勢」、「正しい姿勢」、「正確な打突と打ち込みの強弱」、「間合と間」、「礼法」などを審判員が判定して勝敗を決します。 参照:全日本剣道連盟「剣道について」より http //www.kendo.or.jp/kendo/index.html 榎本劍修堂 / 劒人倶楽部 埼玉県さいたま市見沼区大谷399 剣道具 通販 / 竹刀 通販
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@スーパーバイオで 剣道の防具を洗濯する ユーザーさんからメールをいただきました。 剣道の防具、ニオイませんか? 剣道の防具、洗濯してますか? 剣道の防具をスーパーバイオで洗うとよいそうで、有難いことで詳しい洗濯方法までご紹介していただきました。 剣道の防具が臭くてお困りの方は参考にご覧ください。 ●新座剣友会様のホームページに掲載されております「防具を洗濯してみよう」がとても分かりやすいので参考にご覧ください。 剣道の防具、洗濯してきれいになりました! 子供の剣道防具。使い始めて3年ほど(週2,3回使用)ですが、剣道の防具はとても汗臭く、汗が抜けない独特の重さがあり、カビ臭もしていました。 子供が汗に弱い体質ということもあり、特に夏場の暑さの中、剣道防具が蒸れた状態で汗まみれで使うので、とても気がかりでした。 今までは、剣道の防具は家で洗うことができなかったので、熱い湯で絞ったタオルで拭き、陰干ししか方法がありませんでした。ところが、気休め程度であまり効果がないのが実情でした。剣道防具の洗濯は諦めていました。 そんな時に東北のあるクリーニング屋さんでは、剣道の防具をスーパーバイオで洗濯しているということを耳にしました。 自宅でスーパーバイオは衣替えやカーテン、スニーカーなど洗う時に以前から使っていましたので、ものは試しと思い、他の衣類を洗うついでにスーパーバイオで洗ってみました。 剣道防具の洗濯方法 参考にしてください。 <洗ったもの> 剣道の防具 : 面・篭手・胴(小学生が使う基本タイプ) 竹刀袋・防具袋(素材は化学繊維) <使ったもの> 二層式洗濯機 風呂(浴槽) スーパーバイオ たらい <洗剤液> お風呂の残り湯を洗濯機に入れ、お湯を足して40度位にする スーパーバイオを適量入れよくかき混ぜる 途中、お湯を足した時は洗剤も足す。 夏の白い服→カーテン→衣替えした冬物を順に漬け込み、残りの洗剤液を使いました <洗い方> まず面と篭手を一緒に漬け込みました。 面は型が崩れないように、そのまま逆さに漬けました。 篭手紐はほどこうと思いましたが、後で組み上げることができそうもないので、そのまま漬け込みました。・・・約3時間 胴は予想外で、洗濯機に入らなかったので(二槽式は小さい)改めてお風呂で漬け込みました。・・・やはり3時間位 このとき、竹刀袋と防具袋も一緒に漬け込みました。 これだったら、洗濯機でなく初めからお風呂でまとめて漬け込めばよかったのですが、当初はカーテンを漬け込むのが第一目的でしたので・・・ ※ 漬け込み後の洗濯液は〝真っ黒〟防具の素材から出る「藍色」もありますが、それとは違う汚さにビックリしました。 <すすぎ> 洗剤液から出し、脱水槽で20秒ほど脱水。 胴は脱水機に入らないので1時間ほど、風呂場に放置し、洗濯液が抜けてからすすぎました。 ある程度、液が抜けたのでたっぷりの水につけ数回上下に揺する。 水を抜いて、ホースで全体に仕上げのすすぎ水をかける。 <干す> 脱水機で20秒ほど水を飛ばす。 面は、形を整え、水抜きがいいようにたらいで浮かせて干す。 胴は脱水せずに、水を抜いてから風通しの良い外に陰干し。 篭手は初めたらいに立てて干していましたが、充分水が抜けたのでハンガーに干しました。 予想以上に、乾きは早いのに驚きました。夏の晴天日で、2日ほどで乾きました <仕上がり> 素材の臭いはありますが、防具の汗臭さやかび臭さはまったくなくなりました。 防具を触った感じも、さらっとして、今までの触って重い感じがなくなりました。 (私は柔軟剤が好きでないので使いませんでした。一瞬考えましたが、柔軟剤の匂いと素材の匂いが混ざると・・・と考えると・・・やはりやめました) 今まで、剣道防具は家で洗えなかったし、クリーニング店でも防具は特殊な店しか扱ってくれなかったので、こんなに簡単にさっぱり、すっきりできるとはおもいませんでした。洗い後の防具の爽やかさにびっくりです。 洗剤のスーパーバイオも、衣替え等漬け込みの後の物を使えるので、とても効果的かつ経済的です。 この方法なら数ヶ月に一度、防具を洗うことができ、子供も喜んでいますし私も安心です。 参照:「剣道の防具を洗濯する方法」より http //www.barjp.com/kinuya/shop/rams/sbio/koebio2.html 榎本劍修堂 / 劒人倶楽部 埼玉県さいたま市見沼区大谷399 剣道具 通販 / 竹刀 通販
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関連項目 * 剣術 * 竹刀 * 木刀 * 日本刀 * 武士 * 剣道家一覧 * 剣豪人物一覧 * 日本剣道形 * 全日本剣道選手権大会 * 全日本剣道演武大会 * 国民体育大会 * 全国健康福祉祭(ねんりんピック) * 全国青年大会 * 玉竜旗全国高等学校剣道大会 * 剣道漫画 * コムド * 神戸高専剣道実技拒否事件 参照:ウィキペディア「剣道」より http //ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%A3%E9%81%93#.E9.96.A2.E9.80.A3.E9.A0.85.E7.9B.AE 竹刀 竹刀(しない)は、剣術・剣道の稽古および試合で防具に打突するための、日本刀の代替品である。文字通り、竹で出来ている。現代では耐久性に優れたカーボン製のものもある。稀に「ちくとう」という呼び方もする。 安土桃山時代に一部の剣術流派で打ち合い稽古のために袋竹刀が発明され、更に江戸時代になって防具の発達にともない割竹刀(わりじない)が発明された。一般に竹刀といえば、割竹刀のことを指す。 竹刀が普及した事によって、直接打ち合う稽古や試合が盛んとなった。 「しない」という呼び名は、「撓(しな)う」ことに由来するという説がある。そのため、撓と書いて「しない」と読む事もある。全日本剣道連盟の前身は、全日本撓競技連盟という名称であった。 以下、本項では特に断らない限り、割竹刀について説明する。 概要 縦に8分割した竹片4つを合わせ、鹿の皮などで出来た部品で纏めて作る(これを「四つ割り竹刀」という)。剣先から柄までに一本の弦(つる)を張り、弦が張られた側を峰(棟)とし、反対側を刃に見立てる。 鍔は牛革製・プラスチック製(一部には猪皮製・鮫皮製などの鍔もある)が多く、穴があいた円盤状になっている。柄頭側から柄に通し、滑りにくいゴム等で出来ている鍔止めを同様に柄に通して固定する。近年では、鍔と鍔止めが一体になっている鍔も販売されている。鍔は簡単に着脱できるため、鍔と本体を分離して竹刀袋に入れて持ち運ぶ事が出来る。だが簡単に着脱出来てしまうため、練習中に鍔が外れてしまうこともある。 また、WWE等、海外のプロレスでは、大きい音が出るという利点から、ケンドースティックという名前で凶器として用いられる。 長さ 元々は定寸の日本刀とほぼ同じ長さであったが、江戸時代末期に試合を有利にするため4尺を超える竹刀を使用する者が現れ(5尺3寸≒161cmの長竹刀を使用した大石進が有名)、周囲も次々に対抗し、長いものが一般化したといわれている。 その長大化に歯止めをかけるべく、安政3年に講武所の男谷信友が「撓は柄共総長サ曲尺ニて三尺八寸より長きは不相成」とし、上限を3尺8寸までと決めた。この3尺8寸の規定は明治以降の剣道に受け継がれた。ただし、山岡鉄舟や中山博道など、あえて短い竹刀を用いて稽古をした剣士もいた。 現在、剣道の竹刀には長さの分類があり、主に小学生用の36(3尺6寸、109cm)、中学生用37(3尺7寸、112cm)、高校生・大学生・社会人用38(3尺8寸、115cm)、大学生・社会人用39(3尺9寸、118cm)がある。大学生以上の場合、3尺9寸が上限となっているのは、従来の3尺8寸を、日本人の体格向上にあわせて1寸伸ばしたものである。 形状 一般の竹刀の柄の断面は円形だが、一部には小判型といって楕円形のものもある。小判型の柄は日本刀に近い手の内で握ることができるため、初心者にはこちらのほうが良いとする意見もある。ただし、竹製の場合は小判型といっても片手小判(左手で握る部分のみ楕円形)であり、カーボン製の場合、片手小判と両手小判がある。 参照:ウィキペディア「竹刀」より http //ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E5%88%80 榎本劍修堂 / 劒人倶楽部 埼玉県さいたま市見沼区大谷399 剣道 通販 / 竹刀 通販
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剣道(けんどう)は、日本の武術である剣術の竹刀稽古(撃剣)を競技化した武道で、剣の理法の修練により人間形成を目指す修行の道である。 名称 「剣道」という呼称は、柔術に対する講道館の柔道を参考に、1895年(明治28年)に武術奨励のため設立された大日本武徳会が、江戸時代以来の剣術を学校の体育に採用できるよう稽古法を改め、大和魂など精神の修行をするため[1]、名称を1919年(大正8年)頃に剣道としたと記録に残っており、明治末から大正初期頃に成立したものといわれる。ただし、1667年(寛文7年)の安倍立伝書に「剣術は日用の術なので剣道という号にする」という記述があるほか、山岡鉄舟や勝海舟の著書に「剣道」という表現があるなど、江戸時代や明治初期にも使用例はある。昭和初期までの文献における「剣道」という語は、今日でいう「剣術」を意味していることが多い。 関連団体 国内は2団体、世界には1団体である。 * 国内 全日本剣道連盟 国内最大の剣道団体。日本体育協会、日本オリンピック委員会、国際剣道連盟に加盟している。 日本剣道協会 竹刀による打突だけではなく、体当たり、足払い、組み討ちも認めている。 * 世界 国際剣道連盟 (International Kendo Federation, FIK) 1970年に設立。以来、3年ごとに世界剣道選手権大会を開催している。44ヶ国の剣道団体が加盟している(2003年7月現在)。IOC公認団体GAISFに加盟。IOC承認国際競技団体になることを目指している。 全日本剣道連盟はJOC、国際剣道連盟はIOC傘下のGAISFに加盟[2]をしているが、剣道のオリンピック加盟には一貫して反対の立場を取っている。 試合形式(全日本剣道連盟) 剣道の試合は常に1対1で戦う。これは団体戦の場合も同じである。選手は試合場に入り二歩進んでお互いに礼をし、三歩進んで蹲踞したあと審判の「始め!」の声がかかってから立ち上がって勝敗が決するか規定の試合時間が経つまでお互いに技を出し合う。原則として三本勝負であるが、一本勝負も認められている。 試合場 板張りの床に境界を含め1辺9mないし11mの正方形ないし長方形の試合場を作り、そこで試合をする。境界は普通、白のラインテープを貼って分ける。また、試合開始時の立ち居地は試合場中心付近に白のラインテープで示される。 試合時間 試合時間は5分、延長戦の場合には3分が基準である。しかし、運営上の理由などからこれ以外の試合時間を採用することも認められており、公式大会の決勝戦では、2007年より試合時間が10分へ変更された。 技 全ての技は、竹刀で防具の決められた箇所を打つものである。 * 小手を打つ技 小手打ち、引き小手打ち * 面を打つ技 面打ち、引き面打ち、小手面打ち * 面の喉当てを突く技 突き(小中学生は原則禁止。高校生以上でも、この技を禁止とすることもある) * 胴の胸当てを突く技 胸突き(以前は相手が上段の構えを取っている時のみ一本になった。後、相手が二刀流の場合のみ認められていた。現在は認められない。) * 胴の右側を打つ技 胴打ち、引き胴打ち 抜き胴 * 胴の左側を打つ技 逆胴打ち これに、技を出す直前までの流れから「相(あい)〜」「抜き〜」「返し〜」「払い〜」「すり上げ〜」「引き〜」などの接頭辞が付く場合もある。 一本 一本とは全日本剣道連盟によれば、 充実した気勢、適正な姿勢を持って、竹刀の打突部(弦の反対側の物打ちを中心とした刃部)で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるもの である。審判はこれに該当しているかどうかを判断して旗を挙げる。 反則 反則を一試合中に二回犯した場合は、相手に一本を与える。 * 相手に足を掛けまたは払う。 * 相手を不当に場外に出す。 * 試合中に場外に出る。 * 自己の竹刀を落とす。 * 不当な中止要請をする。 * 相手に手をかけまたは抱え込む。 * 相手の竹刀を握るまたは自分の竹刀の刃部を握る。 * 相手の竹刀を抱える。 * 相手の肩に故意に竹刀をかける。 * 倒れたとき、相手の攻撃に対応することなく、うつ伏せなどになる。 * 故意に時間の空費をする。 * 不当な鍔(つば)迫り合いおよび打突をする。 審判員 3人の審判員(1人の主審、2人の副審からなる)が紅白の旗を持ち、旗を挙げることで有効打突の意思表示とする。2人以上が有効打突の表示をした場合、もしくは1人の審判員が有効打突を表示し2人が判定の棄権を表示した場合、一本となる。 また、主審は次のどれかの場合、「止め」の宣告と同時に紅白両方の旗を平行に揚げ、試合を中断させることができる。 * 反則の事実 * 負傷や事故 * 危険防止 * 竹刀操作不能の状態 * 異議の申し立て * 会議 * 試合者より試合中止の要請があった場合 (この場合、主審は中止要請の理由を質し、不当な中止要請の場合は審判の合議の上、反則となることもある。) なお、試合中止は副審から申し出ることもできる。その際に副審が「止め」の宣告後、直ちに主審が「止め|の宣告をして試合を中止する。 鍔(つば)迫り合いが膠着(こうちゃく)した場合、主審は 「分かれ」の宣告と同時に「両旗を前方に出し」、両者を分け、その場で、 「始め」の宣告と同時に両旗を下ろし試合を継続する。「分かれ」の場合の試合時間は中断しない。 勝敗 勝敗は、試合時間のうちに三本勝負の場合二本、一本勝負の場合一本先取した選手を勝ちとする。また三本勝負において一方が一本を取り、そのままで試合時間が終了した場合にはその選手を勝ちとする。試合時間内に勝敗が決しない場合には、延長戦を行い先に一本取った選手を勝ちとする。延長の代わりに判定あるいは抽選によって勝敗を決する場合、あるいは引き分けとする場合もある。判定および抽選の場合には勝者に一本が与えられる。団体戦における代表戦も原則1本勝負である。 二刀流 原則として二刀流は禁止されていないが、使用者の数は少ない。 昭和初期において、学生の間で試合に勝つためだけの二刀流が横行し、団体戦において二刀流の剣士を防御一辺倒の引き分け要員とするなど卑怯な手段が用いられたため、一部の学生の大会では二刀を禁止するようになった。戦後、剣道が全日本剣道連盟の元に復活した際も、学生剣道界では戦前に倣って二刀を禁止したために、二刀を学ぶ者が非常に少なくなってしまった。 ただし、伝統が断絶するのを危惧する声もあり、1992年(平成3年)に大学剣道(公式試合・昇段審査)では解禁された。しかし、高体連・中体連の公式試合・昇段審査においては未だに禁止されており、また小学生においては片手で竹刀を用いての打突は一本として有効ではないとされるため、高校生以下では事実上禁止されているに等しい状況である。 二刀流の竹刀は大刀と小刀を用いる。それぞれ長さと重さが決められており、男性の場合、大刀は3尺7寸以下(一刀の場合は3尺9寸以下)、小刀は2尺以下となっている。 長らく二刀流が否定されていたため、また上記の通り竹刀の長さ、および二刀流の相手に対しては胸突きが認められていたというハンデキャップがあるため、指導者、使用者とも少ないのが現状である。 参照:ウィキペディア 「剣道」より http //ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%A3%E9%81%93 次回は「選手の服装」~ 榎本劍修堂 / 劒人倶楽部 埼玉県さいたま市見沼区大谷399 剣道具 通販 / 竹刀 通販
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剣道(けんどう)は、日本の武術である剣術の竹刀稽古(撃剣)を競技化した武道で、剣の理法の修練により人間形成を目指す修行の道である。 目次 [非表示] 1 名称 2 関連団体 3 試合形式(全日本剣道連盟) 3.1 試合場 3.2 試合時間 3.3 技 3.4 一本 3.5 反則 3.6 審判員 3.7 勝敗 3.8 二刀流 4 選手の服装 5 歴史 5.1 明治 5.2 剣道の誕生(大正〜昭和(敗戦まで)) 5.3 現代(第二次世界大戦後) 6 段級位制・称号 6.1 段級位制 6.2 称号 6.3 十段位制・称号 7 剣道禁止期間 8 剣道の起源の剽窃・捏造問題 9 脚注 10 関連項目 11 外部リンク 名称 [編集] 「剣道」という呼称は、柔術に対する講道館の柔道を参考に、1895年(明治28年)に武術奨励のため設立された大日本武徳会が、江戸時代以来の剣術を学校の体育に採用できるよう稽古法を改め、大和魂など精神の修行をするため[1]、名称を1919年(大正8年)頃に剣道としたと記録に残っており、明治末から大正初期頃に成立したものといわれる。ただし、1667年(寛文7年)の安倍立伝書に「剣術は日用の術なので剣道という号にする」という記述があるほか、山岡鉄舟や勝海舟の著書に「剣道」という表現があるなど、江戸時代や明治初期にも使用例はある。昭和初期までの文献における「剣道」という語は、今日でいう「剣術」を意味していることが多い。 関連団体 [編集] 国内は2団体、世界には1団体である。 国内 全日本剣道連盟 国内最大の剣道団体。日本体育協会、日本オリンピック委員会、国際剣道連盟に加盟している。 日本剣道協会 竹刀による打突だけではなく、体当たり、足払い、組み討ちも認めている。 世界 国際剣道連盟 (International Kendo Federation, FIK) 1970年に設立。以来、3年ごとに世界剣道選手権大会を開催している。44ヶ国の剣道団体が加盟している(2003年7月現在)。IOC公認団体GAISFに加盟。IOC承認国際競技団体になることを目指している。 全日本剣道連盟はJOC、国際剣道連盟はIOC傘下のGAISFに加盟[2]をしているが、剣道のオリンピック加盟には一貫して反対の立場を取っている。 試合形式(全日本剣道連盟) [編集] 剣道の試合は常に1対1で戦う。これは団体戦の場合も同じである。選手は試合場に入り二歩進んでお互いに礼をし、三歩進んで蹲踞したあと審判の「始め!」の声がかかってから立ち上がって勝敗が決するか規定の試合時間が経つまでお互いに技を出し合う。原則として三本勝負であるが、一本勝負も認められている。 試合場 [編集] 板張りの床に境界を含め1辺9mないし11mの正方形ないし長方形の試合場を作り、そこで試合をする。境界は普通、白のラインテープを貼って分ける。また、試合開始時の立ち居地は試合場中心付近に白のラインテープで示される。 試合時間 [編集] 試合時間は5分、延長戦の場合には3分が基準である。しかし、運営上の理由などからこれ以外の試合時間を採用することも認められており、公式大会の決勝戦では、2007年より試合時間が10分へ変更された。 技 [編集] 全ての技は、竹刀で防具の決められた箇所を打つものである。 小手を打つ技 小手打ち、引き小手打ち 面を打つ技 面打ち、引き面打ち、小手面打ち 面の喉当てを突く技 突き(小中学生は原則禁止。高校生以上でも、この技を禁止とすることもある) 胴の胸当てを突く技 胸突き(以前は相手が上段の構えを取っている時のみ一本になった。後、相手が二刀流の場合のみ認められていた。現在は認められない。) 胴の右側を打つ技 胴打ち、引き胴打ち 抜き胴 胴の左側を打つ技 逆胴打ち これに、技を出す直前までの流れから「相(あい)〜」「抜き〜」「返し〜」「払い〜」「すり上げ〜」「引き〜」などの接頭辞が付く場合もある。 一本 [編集] 一本とは全日本剣道連盟によれば、 充実した気勢、適正な姿勢を持って、竹刀の打突部(弦の反対側の物打ちを中心とした刃部)で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるもの である。審判はこれに該当しているかどうかを判断して旗を挙げる。 反則 [編集] 反則を一試合中に二回犯した場合は、相手に一本を与える。 相手に足を掛けまたは払う。 相手を不当に場外に出す。 試合中に場外に出る。 自己の竹刀を落とす。 不当な中止要請をする。 相手に手をかけまたは抱え込む。 相手の竹刀を握るまたは自分の竹刀の刃部を握る。 相手の竹刀を抱える。 相手の肩に故意に竹刀をかける。 倒れたとき、相手の攻撃に対応することなく、うつ伏せなどになる。 故意に時間の空費をする。 不当な鍔(つば)迫り合いおよび打突をする。 試合中にガッツポーズとみなされるような行為をする。[要出典] 参照:ウィキペディア「剣道」より http //ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%A3%E9%81%93 榎本劍修堂 / 劒人倶楽部 埼玉県さいたま市見沼区大谷399 剣道具 通販 / 竹刀 通販
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1.神話としての武神 「古事記」によると、天孫降臨(テンソンコウリン)に先立ち,出雲の国を治めていた大己貴命 (オオクニヌシノミコト)と国譲りの交渉をした「経津主命(フツヌシノミコト:香取神宮)」と 「武甕槌命(タケミカヅチノミコト:鹿島神宮)」のニ神が、十握剣(トツカノツルギ)を地に 刺して談判したことが武道の始まりといわれ、このニ神が「武神」といわれている。 2.歴史としての武神 源氏の氏神「八幡大菩薩(ハチマンダイボサツ)」を鎌倉幕府以降の武士達が崇敬した。 3.剣道の誕生 (1) 紀元700年代:撃刀(タチガキ)、撃剣(タチウチ)と称した。 鎬(シノギ)と反(ソリ)のある刀剣(世界で唯一)を以って自分の身を守る方法が生まれた。 (2) 紀元1300年代:兵法(ヒョウホウ)と称した。 各流派の元祖が現れ、一般庶民も帯刀するようになり、真剣から刃引き、そして木刀での 「形稽古」を行った。 (3) 紀元1700年代:剣術(ケンジュツ)、剣法(ケンポウ)、刀法(トウホウ)と称した。 防具を着け、竹刀で打合う稽古が主流になった。 (4) 江戸時代:江戸中期に、一部の者が剣道と称した。 武士道が生まれた。 ◎武士道:武士が必ず実践しなければならない倫理の綱要 ◎武士道の徳目:正義、勇気、仁愛、礼儀、至誠、名誉、忠節、克己 など (5) 明治時代以降:剣道と称した。 (6) 明治9年に「廃刀令」が発令され、剣道の影が薄くなった。 帯刀は,「軍人」、「警察官」、「大礼服着用の者」のみしか許されなくなった。 (7) 明治28年:剣道の精神的効果が見直され、「大日本武徳会」が誕生した。 各流派を統合し、「打突の部位」「打突の方法」等が統一された。 (8) 明治44年:中等学校の正科となり、翌年に武道専門教員養成所の「武道専門学校」が誕生した。 (9) 大正元年:「大日本帝国剣道形」が制定され、以後2回加註され現在に至っている。 (10) 大正2年:高等師範学校(現 筑波大)にて武道専門教員養成が始まった。 《参考》 「面紐の結び方」が2種類あるが,これは次の流れによるものである。 ◎「面金の最上部」から付ける:北辰一刀流の結び方 千葉周作が流祖である北辰一刀流が水戸東武館に伝えられ、高弟の内藤高治が「武道専門学校」 の主任教授となった関係で、関西地方に伝えられた。 ◎「面金の下部4・5段目」から付ける:神道無念流の結び方 斉藤弥九郎から根岸信五郎に伝えられた神道無念流の高弟 高野佐三郎が「高等師範学校」の教授 だった関係で、関東地方に伝えられた。 (11) 昭和16年:国民学校の必修科目となり、戦局に伴って、武技の面が極端に強調された。 (12) 昭和20年:敗戦により占領軍に差止められ、大日本武徳会も解散させられた。 (13) 昭和25年:愛好者の強い要望で「しない競技(スポーツ)」として復活した。 (14) 昭和27年:全日本剣道連盟が結成された。 (15) 昭和28年:剣道試合・審判規則が制定された。 (16) 昭和32年:称号段位審査規定が施行された。 (17) 昭和37年:中学校の正科体育の1単元に入り、翌38年に高等学校にも入った。 (18) 昭和38年:全日本剣道道場連盟が結成された。 (19) 昭和41年:第1回全日本少年剣道練成大会が日本武道館で開催された。 (20) 昭和50年:「剣道の理念」を制定し、武道としての剣道を明記した。 (21) 平成 元年:学校の格技場を「道場」と称する法案が成立した。 (22) 平成 7年:現在の剣道試合・審判規則が施行された。 (23) 平成12年:現在の剣道称号・段位審査規則が施行された。 参照: http //www.net1.jway.ne.jp/ibadoren/rekishi.htm 榎本劍修堂 / 劒人倶楽部 埼玉県さいたま市見沼区大谷399 剣道具 通販 / 竹刀 通販