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キョウイクイインカイノインボウ【登録タグ ID DG パワーパンプ レスト状態変更 水橋かおり】 autolink DG/S02-046 カード名:凶育委員会の陰謀 カテゴリ:イベント 色:緑 レベル:1 コスト:1 トリガー:0 あなたは自分のキャラを2枚選びレストする。2枚レストしたなら、あなたのキャラすべてに、そのターン中、パワーを+2000。 何者ざます!? いまから大事な改造手術を始めるところなのに レアリティ:U illust.原田たけひと 全体強化イベント。 追加コストとしてキャラを2体レストする必要があるが、普通は後衛2体を寝かせてやればいいので、 基本的には普通にコスト1でパワー+2000。 新たな挑戦者、総攻撃チャンス!、相合傘などと比較しても、非常によいコストパフォーマンスである。 今後の全体強化のスタンダードになれそうな、優秀な一枚。
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阿鼻叫喚の地獄と化した東京の街角を、三人の若い男女が歩いていた。 高校生・津川竜哉とその恋人の武田英子、そして竜哉の兄の道久である。 彼らは―― 次の瞬間、粉々のミンチ肉と化した。 「変態ってやっぱりいる。気の毒な人で、DNAが狂っていて……アブノーマル」 三人の若者を戦車で砲撃したのは、もちろん我らが東京都知事・石原慎〇郎である。 「彼らはまだ何もしてなかったですよ。なんで殺したんですか?」 神戸がGTRの中から石原の暴挙をたしなめる。阿鼻叫喚の地獄と化した東京の街角を、三人の若い男女が歩いていた。 高校生・津川竜哉とその恋人の武田英子、そして竜哉の兄の道久である。 彼らは―― 次の瞬間、粉々のミンチ肉と化した。 「変態ってやっぱりいる。気の毒な人で、DNAが狂っていて……アブノーマル」 三人の若者を戦車で砲撃したのは、もちろん我らが東京都知事・石原慎〇郎である。 「彼らはまだ何もしてなかったですよ。なんで殺したんですか?」 神戸がGTRの中から石原の暴挙をたしなめる。 「奴らは放っておくと必ずワイセツで非道徳的な行為に及ぶ。俺にはわかる」 「どうしてわかるんですか」 「勘だ」 「……彼らの産みの親が石原都知事、あなただからじゃないんですか」 「何ぃ?!」 石原は目をパチパチさせた。 「知ってますよ。彼らはあなたが昔書いたエロ小説の登場人物でしょ。 恐らく今のあなたにとって彼らの存在は黒歴史のはず。不健全な漫画アニメを 弾圧している都知事自身が昔は不健全な小説を発表してた事実をほじくり返されたら まずいですもんね。だからロワに乗じて彼らを殺――」 そこまで言って、神戸は自分が余計なことを喋りすぎたのに気付いた。 いつの間にか石原の戦車砲が神戸のGTRに向けられているではないか。 「何か言ったかね?」 「い、いえ。別に何も」 「ふん、口の利き方には気をつけるんだな」 石原は戦車砲を元に戻した。 「はい……(汚いなこの老害さすが汚い)」 神戸は忌ま忌ましげに石原の戦車を睨みつけることしかできなかった。 【一日目・午前0時35分/東京都/天候・嵐】 【神戸尊@相棒】 [状態]健康 [装備]ニューナンブ@現実 [道具]警察手帳@現実、スカイラインGTR@現実、支給品不明 [思考]1 石原慎〇郎を杉下右京に近づかぬよう監視する 2 杉下右京を捜す 3 主催者を逮捕する 【石原慎〇郎@現実】 [状態]健康、チック症 [装備]レオパルド2@サガ2秘宝伝説 [道具]支給品一式その他不明 [思考]1 杉下右京を抹殺する 2 日本の漫画とアニメを抹殺する 3 変態やロリコンを抹殺する 【津川竜哉@太陽の季節 死亡確認】 【武田英子@太陽の季節 死亡確認】 【津川道久@太陽の季節 死亡確認】 死因:石原の砲撃
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ようこそ絶望学園(前編)◆AJINORI1nM ドラえもんは、未来に帰った。 朝、目が覚めると、ドラえもんはどこにもいなかった。 机の引き出しも、タイムマシンなんてない普通の引き出しに戻っていた。 ドラえもんがいないへやは、がらんとしていて、いつもより広く感じる。 だけど、すぐになれると思う。 涙なんて流さない。 さみしくなんてない。 ドラえもんがいなくたって、ひとりでちゃんとやれるんだ。 約束したんだから。 ひとりでちゃんとやれるって、ドラえもんと約束したんだから。 「起きろーッス。朝ッスよー。起きる時間ッス」 だれかがぼくをゆすってる。 だれだろう? 聞いたことのない声だ。 「う~ん……」 のび太が眠たい目をこすりながら体を起こす。 いったいだれがぼくを起こしにきたんだろう、と部屋を見渡し、驚いた。 「………え?」 目を開けると、そこは野比のび太の部屋ではなかったのだ。 どこかのホテルだろうか。 一般人にもそれと分かる、一級の内装が施されている。 その一室にあるベッドの上に、のび太は眠っていたのである。 「ふ~、起きてくれて良かったーッス。 もうすぐ学園長と凶育委員長から新入生の皆さんに挨拶があるんで、少しの間だけ待ってて欲しいッス」 「ペ、ペンギン!?」 「ペンギンじゃないッスよ。オイラはプリニーっス」 のび太は目を丸くして、人語を話しプリニーと名乗るそれを見た。 ベッドの横に立つそれはペンギンのような見た目をしている。 しかし、ペンギンとは違い背中には蝙蝠のような小さな羽が生えており、 腹部は中身が出てしまうのを防ぐかのように縫いつけられている。 着ぐるみ、という言葉が似合いそうな外観をしているが、そうではない。 大きさは小学校低学年よりも低く、中に何者かが入っているとは考えられないのだ。 ならばこれは生物なのか。それとも遠隔操作されているロボットか、意思持つぬいぐるみか。 何れ(いずれ)にせよ、のび太を起こしたのはこのペンギンもどき、プリニーであるようだった。 「んじゃ、これでオイラの役目は終わったんで帰るッス。さいなら~ッス」 「あ、ちょっと!」 プリニーはそれだけ言うと姿を消してしまった。 一瞬の出来事だった。 少しだけ動いたかと思うと、次の瞬間には消えていたのだ。 「一体全体……何がどうなってるのさ………」 のび太は部屋の中を改めて見渡した。 テーブル、棚、ベッド、机と椅子。 粘着テープクリーナーとメモ帳、ゴミ箱も備え付けてある。 扉は二つあり、どちらか一方が外に続く扉で、もう一つがシャワー室か何かへと繋がっている扉なのだろう。 壁にはテレビが埋め込まれており、電源が付いていない為、 真っ暗な画面は部屋の中を反射する事しかしていなかった。 ここまでならば、宿泊施設にあるような一般的な設備だ。 何故このような場所で眠っていたのかと言う疑問を除けば、取り立てて変わっているような所は特に無い。 しかし、明らかな異常が一つだけ。 壁の一つ、その一面の数箇所に分厚い鉄板が打ちつけられていた。 鉄板の位置からして、恐らくは窓に当たる場所を塞いでいるのだろう。 「な、何なんだよ……これ……」 鉄板は大きな螺子(ねじ)で厳重に打ち付けられており、 まるで牢獄に閉じ込められているような嫌な圧迫感をのび太に与えていた。 目覚めれば見知らぬ部屋に居た。 喋る奇妙な生物(?)。 壁に打ち付けられた複数の分厚い鉄板。 不思議な事なら今まで何度も経験してきたのび太であったが、 それ等はドラえもんが関わっての出来事である。 ドラえもんが帰った今となっては、そんな事、起こる訳がない。 「と、とにかく外に出なくちゃ……」 二つある扉のどちらかは外に続いている筈だ。 そうでなくては困る。 外に出る為、まずは手前の白い扉を開けようとのび太が動き出したその時─── 『キーン、コーン…、カーン、コーン…』。 ──学校のチャイム音が部屋の中に響き渡った。 何の変哲も無い、極普通のチャイムだ。 にも関わらず、妙な不安を感じるのは気のせいだろうか。 チャイムが鳴り終わると同時に、 部屋の壁に備え付けてあったテレビの電源が勝手に点いて、砂嵐の画面が映った。 徐々に砂嵐の画面は鮮明になっていき、一つのシルエットが浮かび上がってくる。 「あー、あー…! マイクテスッ、マイクテスッ!」 テレビから響いた、能天気な声。 聞き覚えのある、懐かい声。 まだ画面はちゃんと映っていないが、のび太がこの声を聞き間違えるはずがない。 「ドラえもん!!」 画面から聞こえた声は、確かにドラえもんの声だった。 画面に映るシルエットも、どことなくドラえもんに似ている気がする。 なので、のび太はそのシルエットがドラえもんなのだと確信してしまった。 きっとぼくをこんな所に連れてきたのもドラえもんの仕業に違いない。 考えてみれば、しゃべるペンギンなんてドラえもんのひみつ道具でも無くちゃこの世に存在するわけがない。 ほら、テレビがきれいに映ってきたぞ。 「大丈夫? 聞こえてるよね? えーっ、ではでは…」 しかし、そこに映し出されたのは─── 「新入生のみなさん、これより、入学式を執り行います」 ──ドラえもんではなかった。 奇妙な配色をしたクマのぬいぐるみだ。 右半身が白で、左半身が黒。 大きさはプリニーと同じくらいだ。 画面後ろに舞台幕が映っているので、モノクマが居るのはどこかの体育館のステージの上なのだろう。 「失礼な! ヌイグルミじゃないよ! ボクはモノクマだよ! キミたちの…この学園の…学園長なのだッ! そっちの言ってることは全部聞こえてるんだからね!」 画面に映るモノクマが突然叫んだ。 当然、のび太は何も喋ってはいない。 それなのにどうしてモノクマは叫んだのか。のび太には理解できなかった。 「だからさぁ…ヌイグルミじゃなくて……モノクマなんですけど! しかも、学園長なんですけど! もう、入学式なんだからオマエラ静かにしてよね。 体育館にオマエラを集めて式を始めなくて、本当によかったとボクは思います。 入学式はこのままで行うので、悪しからず」 先程からモノクマは、『みなさん』や『オマエラ』と複数形でのび太に語りかけている。 のび太と同じ状況の人物が他にも居るのだろう。 しかし、のび太はそれに思い至らない。 頭の回転が遅いせいかもしれないが、別の事を考えていたからだ。 モノクマの声は、ドラえもんとそっくりどころか全く同じ声なのだ。 だから、あのモノクマというのはドラえもんがどこかから操作している未来の道具に違いない。 もう会えないなんて言ってお別れしたから、直接会いづらくてこんなまどろっこしい事をしているのさ。 のび太の顔はにんまりと綻んでいる(ほころんでいる)。 一生会う事はないと思っていたドラえもんと、また会える。 そう思うだけで、心の中が温かい気持ちでいっぱいになった。 「ドラえもんったら、照れてるのか知らないけど、こんなことしなくったって直接会いに来れば──」 「ご静粛にご静粛に…えー、ではではっ!」 のび太の声はモノクマの声によって遮られたが、気にはならない。 入学式、とドラえもんは言っていた。 多分、何か面白いことを始める気なんだ。 たまにあるのだ。 ドラえもんが未来の道具を使ってのび太を驚かせるという事が。 今回のこれも、そういうものなのだろう。 「起立、礼! オマエラ、おはようございます!」 「おはようございますっ!!」 だったら、とことん付き合おう。 せっかくの再会なんだから、楽しまなくちゃ損だ。 のび太は笑顔を浮かべて元気よく挨拶を返す。 「では、これより記念すべき入学式を執り行いたいと思います! まずは、凶育委員長から、オマエラに向けてお言葉があります。 それでは凶育委員長、お言葉をどうぞ!」 モノクマの言葉と共に、カメラが移動する。 誰か、この映像をカメラで撮影している者が居るようだ。 カメラはステージ右側から歩いてくる、いかにも教育者然とした女性を映している。 左右に結んだ金髪を、大きく縦巻きにしたロールヘア。 アーチャー族の伝統衣装に身を包み、手には教鞭を握っている。 両の耳は、人間離れした尖り方をしていた。 “変わった人だなあ”、とその女性の両耳を見ながらのび太は思った。 「学園長より紹介を預かりましたが、アタクシが悶侮省、由緒まがまがしき凶育委員会の委員長ざます。 まずはみなさん、この酷立絶望学園へのご入学、おめでとう、と言っておくざます」 (なんだかスネ夫のママみたいな人だなあ。それに絶望学園なんて、変な名前の学校) 凶育委員長は一呼吸置くと、どこか憂いに満ちた表情で話を続けた。 「アタクシは、昨今の凶育現場の現状を嘆いていたざます。 凶師の質は年々落ちていき、それに比例するかのように、これからの社会を担う生屠達もどんどん腑抜けていく一方。 凶育者として、凶育委員長として、これは見過ごせない由々しき事態ざーます! アタクシの夢は、いつか必ず不良を一人残らず無くして、全生屠を優等生にして社会に羽ばたかせること。 改造手術で無理矢理にでも不良生屠を優等生に変える、ということもしてきましたが、 それは塩味のコーヒーに砂糖を入れるような行為と、とある無免許凶師に言われてしまったざます。 そして凶育委員会を潰され、失意に打ちひしがれていたアタクシが出会ったのが、ここにいらっしゃるモノクマ先生ざます!!」 言われてモノクマが、“いや~、照れますな~”、と頬を赤らめて頭を掻いた。 「生屠達自らが優等生になりたいと思うような凶育でなければ、 いくら改造手術を施したところで、第二第三の不良が生まれるだけ。 生屠の自主性を伸ばさなければ、真の優等生と言う事はできない。 モノクマ先生の凶育論に、アタクシは感激したざます。 この方を凶師に迎えれば、手のつけられない不良共を必ずや優等生へと生まれ変わらせることができる! そう確信したからこそ、凶育委員会は総力を挙げて、この絶望学園は設立するに至ったんざます!!」 凶育委員長の弁からは、彼女が凶育に向ける並々ならぬ熱意が伝わってくる。 凶育者としての使命感に燃える彼女を止めることは、最早誰にもできないだろう。 「モノクマ先生の指導を受ければ、 どんな不良もどうしようもないクズでさえ、 優等生としてこの学園を卒業できるざます! ……アタクシからは以上ざます」 五分と続かない演説だったが、校長のお話やら来賓のお言葉やら、 そういったものが非常に苦手なのび太にとっては、眠りこけるのに充分な時間だった。 「……………」 「コラーッ!! 寝るんじゃない!! まだ式の途中だぞ!!」 「うわあっ!」 テレビから発せられた大声に驚き、のび太は目を覚ました。 居眠りをして起こされるのは、いつもの事である。 「さてさて、入学式はこれにて終了です。オマエラ、お疲れ様でした」 式の途中と言った直後に式の終わりを告げる。 なんともふざけた学園長である。 しかし、モノクマとは、こういう性格をしているのだ。 「それじゃあ、入学式も終わったことだし、授業の説明に移りたいと思います。 オマエラはこの絶望学園に入学したわけですが、入学したからには、 もちろん“卒業”してもらわなければなりません。 そのためには授業を受けて、良い成績を取らなければ卒業することはできません」 授業と聞いて、のび太は暗い気持ちになった。 良い成績を取るとか、優等生だとか、そんなものはのび太とは無縁の話であった。 遅刻忘れ物は当たり前で、どのような科目であろうとテストで0点を取ってしまうおちこぼれ。 いや、“おちこぼれ”どころか、 先程凶育委員長が言っていた“どうしようもないクズ”にのび太は該当してしまうかもしれない。 良い成績を取らなきゃ卒業できないなんて、ぼくには無理だよ……。 「心配しなくても大丈夫、大丈夫。たった一つの授業を受けるだけで卒業できるからね。 なんてちょろい学校なんでしょう! オマエラ、良かったね」 授業の数が一つであろうと、のび太に得意科目というものはない。 心配するなと言われても、不安が拭い去られる事はなかった。 「えー、ではでは…肝心の授業内容ですが……」 「ちょっと待ってもらえるかな?」 と、突然の声がモノクマの言葉を遮った。 女性の声だが、凶育委員長のものではない。 カメラが動き、声を発した人物を画面に捕える。 そこに立っていたのは一人の女性。 女性の後ろには、背中だけしか映っていない男性の姿があった。 「な、何者ざますか!? 今は授業説明の最中ざますよ!!」 「何者かって? そうだね……僕のことは親しみを込めて、『あんしんいんさん』さんと呼びなさい」 『あんしんいん』と名乗るその女性の姿は、正に異様の一言に尽きる。 顔つきは若く見えるのに、髪は色素を全て失っており雪よりも白い。 巫女装束を身に纏い、腕を胸の前で交差させて微動だにさせていない。 いや、微動だにできないと言うのが正しいのだろう。 のび太の部屋の窓を塞ぐ鉄板でも留めるのに使うような巨大な螺子が、 まるで彼女の内から湧き上がる何かを押さえつけるかのように、 安心院さんの腕に、脚に、体に突き刺さっているのだ。 腕に突き刺さる螺子によって、彼女の交差する腕は体に縫い止められてしまっている。 何故か左腕だけは螺子によって体と繋ぎとめられていないようだったが、 そんな事は見た目のインパクトにとって些細な事でしかなかった。 「あんしんいんさん? その安心院さんが、一体全体何のご用? 絶望学園に入学希望の方ですか?」 「入学希望者でも転校希望者でもないよ。簡潔に言わせてもらうと、うちの生徒を返してほしいんだ。 めだかちゃんがうちの学園から居なくなるのは別に良いんだけど、いや良くないのかな? まあそれは置いておいて、少なくとも赤さんは必要な人材だからね。 取り戻しに来たってわけさ」 「取り戻す? ダメダメ!! もう入学式は終わったし、そのめだかちゃんも赤さんもこの学園の大切な生屠さんです!! 連れ戻させたりなんてさせないよ!! ボクは学園長として、学園の生屠達を守る義務がある!!」 モノクマはまるで熱血教師のように叫んだ。 正義はこちらにあると言わんばかりの態度だ。 「勝手に拉致して勝手に監禁して本人の意思もなく勝手に入学させておいてそりゃないぜ。 僕だってそんなことをしたことは、一度だってないのにさ。 だけどそっちがそういう態度なら、こっちも勝手に連れ戻させてもらうとするよ」 「無駄ざます!! うちの可愛い生屠達を連れ出すおつもりなら、アタクシとPTAを倒してからにするざます!! 生屠達には指一本触れさせないざますよ!!」 「凶育委員長……」 凶育委員長は学園の生屠を誘拐しようとする賊を討ち果たさんが為、 凶育に燃える眼差しで安心院を鋭く睨みつけている。 モノクマはその姿に感動したように瞳を潤ませて、凶育委員長を見つめていた。 「PTAの皆様っ! 出番ざます! 学園を脅かす侵入者を処分するざます!!」 凶育委員長がPTAに収集を掛ける。 しかし、いくら待ってもPTAらしき人物は現れない。 凶育委員長の顔に焦りが出始めた。 「PTAの皆様!? どうして誰も来ないざますか!?」 「PTA? パーフェクト・ターミネイト・エージェントの連中なら、 さっきちょちょいとのしてきたばかりだから、 永遠にここには来ないと思うぜ? 七千九百三十二兆千三百五十四億四千百五十二万三千二百二十二個の異常性(アブノーマル)と、 四千九百二十五兆九千百六十五億二千六百十一万六百四十三個の過負荷(マイナス)、 合わせて一京二千八百五十八兆五百十九億六千七百六十三万三千八百六十五個のスキルを持つ僕にかかれば、 これくらいの芸当は朝飯前さ。実際、まだ朝飯前の時間だしね。 おっと、今は異常性(アブノーマル)を一つ貸してあるから 一京二千八百五十八兆五百十九億六千七百六十三万三千八百六十四個のスキルだったぜ。 こりゃまた失敬」 「ま、まさか……! そんな嘘に、アタクシは騙されないざます!」 「た、たた大変なことになったッスー!!」 驚愕の表情を浮かべる凶育委員長の許に、一匹のプリニーが大変慌てた様子で駆け寄って来た。 「何事ざますか!?」 「ピ、PTAの方々が何者かによってやられてしまってるッス!! PTAは全滅ッスー!!」 「なんですって!? そんな……、あぁ……」 凶育委員長はプリニーの報告に余程のショックを受けたらしく、 額に手を当てふらりとその場に倒れてしまった。 「むぎゅぅ」 床に倒れると痛いので、プリニーの上に倒れ込む。 プリニーは凶育委員長と床の板挟みになって潰れているが、プリニーだし問題ないだろう。 「ああ、凶育委員長……!! ……よくも……よくも委員長を……! 許さないぞ!! このボクが相手だ!!」 叫んだモノクマは舞台から跳躍すると、安心院と対峙する。 安心院を睨みつけるモノクマではあったが、その体表には冷や汗らしきものが流れていた。 対する安心院は涼しげな表情でモノクマを見つめ返している。 「目の前の悪の迫力に…正直ブルッてるぜ。 だ、だけどなぁ…。 ボクは悪に屈する気はない…最後まで戦い抜くのがモノクマ流よ…。 どうしてもうちの生屠を連れ出そうっていうなら…。 ボクを倒してからにしろ──ッ!! 生屠達の為、そして凶育委員長の為にも、ボクはオマエに負けたりなんかしない!!」 額に青筋を立て、キラーンと手から爪を出し宣言すると、テトテトと安心院に向かって突進する。 だが、その短い手足をいくら動かしたところでモノクマの突進の速度など高が知れていた。 安心院の許に辿りついた瞬間、簡単に足踏みされて動きを封じられてしまう。 モノクマは安心院の足の下で手足をばたばた動かすことしかできなくなった。 「ぎゅむ…!」 「これで満足かな?」 「ギャー! 学園長への暴力は、校則違反だよ~ッ!?」 「いや、ウチここの生徒やないし」 「…………………」 「ん?」 「…………………」 モノクマは押し黙るとぴくりとも動かなくなった。 代わりに、モノクマから不気味な機械音が、間隔を開けて定期的に発せられるようになる。 その機械音の間隔は、時間が経過するとともに速く短くなってゆく。 異変を察した安心院がモノクマを体育館の中空へと投げ飛ばした次の瞬間。 モノクマは爆炎と共に木っ端微塵に吹き飛んだ。 内部に爆弾でも仕込まれていたのだろう。 もしも安心院がモノクマを投げ飛ばしていなければ、爆発に巻き込まれ、最悪死亡していたかもしれない。 しかし、一京を超えるスキルを保有する安心院にこんな爆発が効くかどうかは疑わしいのだが……。 「ふぅ。危ないところだったぜ」 「ほんとほんと。ボクが手加減してなかったら、オマエ今ので死んでいましたよ」 先程爆発した筈のモノクマの声が体育館内に再び発せられた。 声の許を見てみれば、そこには傷一つないモノクマがステージ上に立っている。 同じような作りの個体が他にいくつも用意されていたのだろう。 「ふーん。で、モノクマくんだっけ? 君は一体何匹居るのかな」 「六百匹……じゃなくて七億匹だぜ。 まあつまりぶっちゃけ、冗談だぜ。 でも、モノクマは学園の至る所に配置されているから、安心してね。安心院さんだけに」 モノクマはふざけた調子で安心院に返答する。 元々モノクマにまともな答えなど求めていなかったのか、 “そうかい”と一言だけ告げると、安心院は踵を返して体育館の入口へ向けて歩き始めた。 「あれれ? どこに行くつもり?」 「言っただろ。僕はうちの学園の生徒を取り返しに来たのさ。 だから、今から生徒を迎えに行くところだよ。 ここに寄ったのは、うちの生徒に手を出したのがどんな奴かを見に来ただけってところかな」 「おやおや。これはいけません。いけませんなぁ……。 学園への不法侵入の罰を、まだお二方には受けてもらっていませんよ?」 「そんなものを受ける義理も義務も僕達にはないぜ」 「甘い!! チョコラテのように甘い考えです!! そんなんだからオマエは凶育者として三流以下なのです!!」 モノクマの声を受けて、安心院は歩を止め振り向いた。 少しだけ冷やかな目線でモノクマを見つめる。 「当然だよ。僕は凶育者じゃなくて創設者なんだからね。 というか、その口ぶりからすると、もしかして最初から僕の事は知っていたのかな?」 「生屠の家庭環境や周辺の事情を把握するのは当然の事でしょ? その資料の中に、オマエのこともあったんですねぇ。うぷぷぷぷ……。 この学園では、校則は絶対の掟なのです。許可なく学園に侵入するのは、校則違反に当たります。 そして学園の敷地に入ったからには、学園のルールに従ってもらいます! 郷に入っては郷に従えって言うでしょ?」 「それで?」 「えー、テレビの前の生屠諸君! 校則を破る者を発見したその時は、お尻ペンペンレベルの体罰じゃ済まないからッ!」 安心院には返事をせず、カメラに向き直ったモノクマは生屠達へ向けてメッセージを送った。 そして心底愉快そうな顔を作り、高らかに“おしおき”の始まりを宣告する。 「今回は侵入者である安心院なじみ(あじむ なじみ)さん、不知火半纏(しらぬい はんてん)クンの為に、 スペシャルなおしおきを用意させていただきましたぞっ!!」 モノクマの言葉と共に、床から赤いボタンが迫り上がって来た。 いつの間に取り出したのだろう。 モノクマの手には裁判官が使うような木槌が握られている。 その木槌を大きく振り上げると、迫り上がったボタンへ向けて勢いよく振り下ろした。 “おしおき”と言う名の処刑が始まるのだ。 『超高校級の見せしめ用おしおき』 「やれやれ。何が始まるって……」 口を開いた安心院であったが、その言葉を最後まで良い終える事はできなかった。 どこからか飛来した金属製の首輪が彼女の首にしっかりと装着され、 首輪に繋がれた鎖が凄まじい勢いで引っ張られたのだ。 不知火半纏の首にも同様に首輪が嵌められ、安心院なじみと同じ場所へと引き摺られていく。 『ぶー子あやうし! 大怪獣襲来!』 二人が辿りついた場所は学園のどこかなのだろうか。 魔天楼が立ち並ぶ街中で、 巨大なモノクマがまるで怪獣映画のようにビルを破壊しながら二人に近付いてくる。 二人の周りはビルで隙間なく埋め尽くされており、逃げ場など無い。 と、そこへ空からプリンセスぶー子が飛来してきた。 外道天使☆もちもちプリンセスの主人公である。 そのぶー子が、巨大モノクマから町を、人々を守る為に二次元の世界からやってきたのだ! 戦闘を開始するぶー子と巨大モノクマ。 戦いは激しさを増していき、一進一退の手に汗握る戦いとなっている。 ぶー子とモノクマの戦場は徐々に移動していき、安心院と半纏の居る場所へと近づいてくる。 逃げ場のない二人の許へ、とうとうぶー子とモノクマがやって来てしまった。 戦闘に巻き込まれた二人はぶー子とモノクマの双方から殴られぼこぼこにされている。 ぶー子もモノクマも、次の攻撃で勝負を終わらせるつもりだ。 双方の放った必殺ビームを悪平等の二人がもろに食らったところで、画面に砂嵐が走った。 『悪平等inファイナルステージ』 画面の砂嵐が収まると、場面が移り変わっていた。 アイドルが踊るような舞台で二人は踊らされている。 舞台は巨大なトラバサミになっており、完璧なステージを披露しなければトラバサミが閉じてしまうのだ。 殴られ、必殺ビームを受けぼろぼろの二人であったが、流石は悪平等といったところか。 安心院は当然のように華麗な踊りと歌を披露。 半纏も、審査員に背中を向けながら完璧なバックダンサーとして踊りきった。 採点の時はきた。 一点、二点とステージ右端の採点ランプが下から順に点灯していく。 二十点で合格だが果たして……。 十八点……十九点……。 後一点で合格というところで、モノクマが登場! ランプが破壊されてしまっため二人は見事不合格に! 不合格が決まると同時にトラバサミは閉じられ、また場面が移って行く。 『スーパー・悪平等・ブラザーズ』 画面は8ビットの世界を映し出している。 ドットのキャラクターになってしまった悪平等の二人は、 横スクロールアクションのような画面をひたすら走る。 半纏はプレーヤーに背中を見せながら蟹のように移動している。 頑張ってゴールを目指す二人だったが、そんな二人の目の前からドットモノクマの大群が押し寄せてきた。 敵に当たったらゲームオーバーだ! モノクマを避けようとする二人だが、画面狭しと押し寄せるモノクマを避ける術は存在しない。 大量のモノクマによって、二人は画面の外へと押し流されてしまった。 『はじめてのイタズラなチュウ』 二人が放り出されたのは真っ暗闇の空間だ。 周りを見渡してみると、遠くに白馬に乗った王子様が居るではないか。 王子様へ向かって駆け出す二人。 もうすぐ王子様の許へと辿りつける、 というところで二人の目の前にモノクマが運転する巨大なローラーが出現した。 慌てて引き返す二人だったが、時すでに遅し。 唸りを上げるローラーに二人は巻き込まれてしまった。 ローラーが通り過ぎた後には地面にうつ伏せで倒れる二人の姿が! ぺらっぺらの紙みたいにならなくて良かったね! 『人外★失格』 奈落へと落ちて行く二人。 落ちたところは巨大なゴミ箱の中。 なんとか這い出した二人の前に広がるのは、西洋の町並みだった。 汚れた浮浪者のような二人へ向けて、小学生風のモノクマ集団が一斉に石を投げつけてきた。 これにはたまらず二人は逃げ出した。 しばらく走り振り返ると、追ってくる者は誰もいない。 ほっとしたのも束の間。 街並みが舞台のように回転すると、雪の降る街並みへと転じてしまった! それに伴い気温も急激に下がり、二人の動きは一気に鈍くなる。 寒さと痛みに凍える二人は、血を吐いて雪の上に倒れ込んでしまった。 「な……なんだよ……これ……」 適温に調節された部屋でテレビを見つめるのび太の顔は青ざめている。 画面に映る二人は度重なる“おしおき”でどんどん傷付き、衰弱していた。 こんなものを見せられたって、全然楽しくも面白くもない。 目を逸らしたいのに、何故か画面から目を話す事ができなかった。 “こんな事やめてよドラえもん!!”。 心の中で叫ぶが、“おしおき”はまだまだ続いて行く。 『安心院なじみ大統領、不知火半纏首相就任パレード』 安心院と半纏は、一九六一年式のリンカーン・コンチネンタルをオープントップ改造した、 パレード専用のリムジンに乗っていた。 新たに就任した大統領と首相を祝う豪華なパレードが行われているのだ。 “安心院大統領万歳!”。 “不知火首相万歳!”。 そんな言葉が書かれたプラカードを持つ群衆が、二人に声援を送っている。 しかし、国家元首のパレードで何も起こらない筈がない。 群衆の声援に応える二人に向かって、二発の銃弾が放たれた。 銃撃を受けてうずくまる二人。 二人を狙撃したのは一体誰だ! リムジンの場所から数百メートル離れた地点に、 スナイパーライフルを携えて立ち去る一匹のモノクマの姿があった。 眉毛は太く、葉巻をくわえた渋いモノクマだ。 その姿は、まるで伝説の殺し屋のようであった……。 『銀河まるごと超決戦』 荒野のただ中に悪平等の二人は立っている。 何もなかった二人の周辺に、名のある武術家のモノクマ、武将のモノクマに戦士のモノクマ。 果ては気を操る宇宙人のモノクマまでが現れ二人に襲い掛かる。 戦わなければ生き残れない! ぼくらは戦うことを強いられているんだ! 次々と襲い来る強敵難敵を、満身創痍でありながら二人はかろうじていなしていく。 だが、倒しても倒しても新たな敵が現れる。 どんどん現れる。 じゃんじゃん現れる。 やがて、敵ですら見動きが取れない程ぎゅうぎゅう詰めになり、 二人は大量の敵に圧迫され押し潰されてしまった。 『ウォーター・イリュージョン・ショー』 お次の舞台は水槽の中。 綺麗な水の中を二人は漂っている。 と、そこへ手品師の恰好をしたモノクマが登場。 水槽の上に飛び乗り手に持ったステッキを振るうと、水槽に幕が下りた。 鳴り響くドラムロール。 その音が終わると同時に幕が上がる。 するとどうでしょう。 水槽の中には悪平等の二人の他に、サメの大群が加わっているではありませんか。 驚愕する悪平等をよそに、再びモノクマがステッキを振るい水槽に幕を下ろす。 そして再び鳴り渡るドラムロール。 さて、手品は成功するのでしょうか。 ドラムロールの終わりと共に勢い良く幕が上がった。 なんということでしょう! 水槽の中には悪平等の二人の姿がないではありませんか! しかも、水槽の水が青から赤に変わっています! 素晴らしい! 手品は大成功です!! 自慢げなモノクマに向けて、観客から盛大な拍手が湧き起こった。 『クイズ! 三割の確率で聞きました!』 クイズ番組のセットが用意されており、奥にはABCの三つの扉があります。 頭上には“三分の一の確率で処刑!”の文字が。 どうやら三つの扉の内、一つだけ処刑の扉があるようです。 扉に向かう悪平等の足取りは非常に重い。 安心院さんは、手品の影響か左腕の肘から先が無くなっています。 不知火クンの右手も半ばから消失しています。 手品ってすごいですね。 さてさて、ようやく三つの扉の前に到着した二人ですが、どうやらAの扉を選択したようです。 と、次の瞬間! Aの扉に足が生え、走って逃げてしまいました。 逃げてしまったものはしょうがない。 今度はBの扉に手を伸ばします。 と、次の瞬間! Bの扉にも足が生え、Aの扉同様逃げてしまいました。 二人の前にはCの扉が立ちふさがっています。 いやいや、それはないだろうと首を横に振る安心院さんですが関係ありません。 中々開けてくれない二人に痺れを切らしたCの扉が勝手に開いたかと思うと、 中から巨大な口が飛び出し二人を飲み込んでしまいました。 もう画面にはCの扉しか映っていません。 いよいよ、お次が最後の“おしおき”となります。 『補習』 長大な教室。 机と椅子に囲まれた教室の真ん中でベルトコンベアーが動いています。 ベルトコンベアーの行きつく先では、巨大なプレス機が稼働しており、定期的にベルトコンベアーの上をプレスしていました。 ベルトコンベアーの上には机と椅子が二脚ずつあり、そこに安心院さんと不知火クンが背中あわせに座っています。 別に縛られているわけでも拘束されているわけでもありませんが、授業中的呪縛により二人は見動きがとれません。 そんな二人に向かって、教卓カーに乗ってやってきたモノクマ先生がやってきました。 黒板には『プレス機』について書かれています。 歯車で巻き上げた巨大な金属の塊を、下に落として物体をぺちゃんこにするのです。 黒板の右下には、今日の日直である安心院さんと不知火クンの名前が書いてありました。 不知火クンは相変わらず先生に背中を向けっぱなしですが、モノクマ先生は気にしていません。 さあ、モノクマ先生による補修が始まりますよ! 二人が学ぶのは『生命の始め』です。 排卵、受精、着床という三段階を経て生命は誕生するのです。 プレス機が鉄塊を落とす重苦しい音が、嫌でも二人の耳に入ってくる。 耳にプレス機の音が入って来る度に、床が振動しプレス機の威力を二人に伝えていた。 今まで何回思いを巡らせただろうか。 安心院のいかなるスキルも、このおしおきを脱するには無力だった。 腑罪証明(アリバイブロック)による空間移動も発動せず、その他のスキルもことごとく効果を発揮しない。 もしかしたら、スキルを無効化するスキルを使われているのかもしれない。 だが、安心院には“スキルを無効化するスキルを無効化するスキル”があり、 それを無効化されたとしても“スキルを無効化するスキルを無効化するスキルを無効化するスキルを無効化するスキル”…… と、無効化を無効化するスキルを持っている為無意味な筈だった。 それなのに、安心院のスキルはどれも効果を発揮する事が無い。 一京を超えるスキルを持ちながら何もできない状況で、彼女達悪平等は何を思っているのだろうか。 まあ、何を思っていようとおしおきは恙無く(つつがなく)進められるんですけどね。 補習も終盤に差し掛かってまいりました。 最後に学ぶのは『生命の終わり』です。 始まりがあれば終わりがある。 当然の事ですね。 さて、生命の終わりとはいったいどういうものなのでしょうか。 圧死、撲死、焼死、毒死、凍死、溺死、憤死、斬死、餓死、病死、窒息死、感電死、自死。 色々ありますね。 さてさて、二人が迎える終わりとは? ───ずん。 テレビから、重い重い音が響いた。 画面に映るプレス機の周りには赤い血が飛び散り、辺りにグロテスクな模様を描いている。 「嘘だ……こんなの……嘘だよね?」 そうだよ。ドラえもんがこんな事するわけないじゃないか。 ほら、プラカードを持ったモノクマがプレス機に近付いて行くよ。 きっとあのプラカードには“ドッキリ大成功!”の文字が書いてあるはずさ。 悪平等の二人を押し潰した鉄の塊が持ち上がり、その下をモノクマが覗き込んだ。 汗を掻きながらカメラに向かって振り向いたモノクマがプラカードを翻す(ひるがえす)。 そこに書かれていたのは、のび太の淡い希望を打ち砕く“死亡確認!”の文字。 これで、侵入者へのおしおきは終了した。 画面は暗転すると、再び体育館を映し出す。 投下順で読む 戻る 次へ:ようこそ絶望学園(後編) 時系列順で読む 戻る 次へ:ようこそ絶望学園(後編) キャラを追って読む 行動開始 野比のび太 ようこそ絶望学園(後編) 行動開始 安心院なじみ ようこそ絶望学園(後編) 行動開始 不知火半纏 ようこそ絶望学園(後編) 行動開始 ドラえもん ようこそ絶望学園(後編) 行動開始 モノクマ ようこそ絶望学園(後編) 行動開始 凶育委員長 ようこそ絶望学園(後編) ▲
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キャラクター名 レア度 属性 最大Lv 初期攻撃力 初期防御力 最大攻撃力 最大防御力 必要魔力 備考 [魔神]エトナ+ レア+ 邪 50 2050 1150 14950 8390 22 [小悪魔]エトナ+ レア+ 邪 50 1920 1040 14000 7590 20 プリニーカーチス+ レア+ 邪 50 1480 1420 10800 10360 20 [箱入り娘]ロザリンド+ レア+ 邪 50 1280 1830 9340 13350 21 ティンク+ レア+ 邪 50 1420 1480 10360 10800 20 タロー+ レア+ 邪 50 1920 1040 14000 7590 20 アクターレ+ レア+ 邪 50 2010 1040 14660 7590 21 シュラ+ レア+ 邪 50 1700 1130 12400 8240 21 [苦悩の優等生]マオ+ レア+ 邪 50 1830 1170 13350 8540 21 極上のサルバトーレ+ レア+ 邪 50 1700 1130 12400 8240 20 超勇者オーラム+ レア+ 邪 50 1850 1240 13490 9050 20 フーカ+ レア+ 邪 50 1670 1670 12180 12180 24 アラミス+ レア+ 邪 50 1430 1370 10430 9990 19 凶育委員長+ レア+ 邪 50 1890 1210 13780 8830 22 [魔神]エトナ レア 邪 40 1820 1020 11430 6410 22 [小悪魔]エトナ レア 邪 40 1710 920 10740 5780 20 プリニーカーチス レア 邪 40 1320 1260 8290 7920 20 [箱入り娘]ロザリンド レア 邪 40 1130 1630 7100 10240 21 ティンク レア 邪 40 1260 1320 7920 8290 20 タロー レア 邪 40 1710 920 10740 5780 20 アクターレ レア 邪 40 2010 1040 12620 6530 21 シュラ レア 邪 40 1510 1010 9480 6350 21 [苦悩の優等生]マオ レア 邪 40 1630 1040 10240 6530 21 極上のサルバトーレ レア 邪 40 1510 1010 9480 6350 20 超勇者オーラム レア 邪 40 1650 1100 10360 6910 20 フーカ レア 邪 40 1480 1480 9300 9300 24 アラミス レア 邪 40 1270 1220 7980 7660 19 凶育委員長 レア 邪 40 1680 1070 10550 6720 22 プリニー レア 邪 1 100 100 100 100 999 [ナルシスト]中ボス+ レア+ 邪 50 2000 1030 14590 7510 22 [ナルシスト]中ボス レア 邪 40 1730 1020 10870 6410 22 [おしゃま]ハナコ+ レア+ 邪 50 1490 1350 10870 9850 20 [おしゃま]ハナコ レア 邪 40 1280 1250 8040 7850 20 ルチル+ レア+ 邪 50 2300 1500 16770 10940 25 ルチル レア 邪 40 2100 1300 13190 8170 25
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本編(時系列順) 【オープニング】 話数 題名 作者 登場人物 000 ようこそ絶望学園(前編)ようこそ絶望学園(後編) ◆AJINORI1nM モノクマ、凶育委員長、安心院なじみ、不知火半纏、野比のび太、ドラえもん 【朝(06:00~07:59)】 話数 題名 作者 登場人物 001 [[]] 002 [[]] 003 [[]] 004 [[]] 005 [[]] 006 [[]] 007 [[]] 008 [[]] 009 [[]] 010 [[]] 011 [[]] 012 [[]] 013 [[]] 014 [[]] 015 [[]] 016 [[]] 017 [[]] 018 [[]] 019 [[]] 020 [[]] 021 [[]] 022 [[]] 023 [[]] 024 [[]] 025 [[]] 026 [[]] 027 [[]] 028 [[]] 029 [[]] 030 [[]] 031 [[]] 032 [[]] 033 [[]] 034 [[]] 035 [[]] 036 [[]] 037 [[]] 038 [[]] 039 [[]] 040 [[]] 041 [[]] 042 [[]] 043 [[]] 044 [[]] 045 [[]] 046 [[]] 047 [[]] 048 [[]] 049 [[]] 050 [[]] 戻る
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本編(投下順) 【オープニング】 話数 題名 作者 登場人物 000 ようこそ絶望学園(前編)ようこそ絶望学園(後編) ◆AJINORI1nM モノクマ、凶育委員長、安心院なじみ、不知火半纏、野比のび太、ドラえもん 【001~050話】 話数 題名 作者 登場人物 001 シゴフミ ◆AJINORI1nM 今井蛍、極上のサルバトーレ、黒神めだか、モノクマ 002 漢たる星 ◆w0VG2k/jOY 玉依シイナ、雷電、モノクマ 003 セレスティア・ルーデンベルクの激情 ◆yNQGqYZGMg セレスティア・ルーデンベルク 004 狂ってしまったガキ大将 ◆IhDOJMUTe6 剛田武、腐川冬子、舞園さやか 005 家族のために ◆IhDOJMUTe6 苗木誠、セレスティア・ルーデンベルク、大神さくら 006 [[]] 007 [[]] 008 [[]] 009 [[]] 010 [[]] 011 [[]] 012 [[]] 013 [[]] 014 [[]] 015 [[]] 016 [[]] 017 [[]] 018 [[]] 019 [[]] 020 [[]] 021 [[]] 022 [[]] 023 [[]] 024 [[]] 025 [[]] 026 [[]] 027 [[]] 028 [[]] 029 [[]] 030 [[]] 031 [[]] 032 [[]] 033 [[]] 034 [[]] 035 [[]] 036 [[]] 037 [[]] 038 [[]] 039 [[]] 040 [[]] 041 [[]] 042 [[]] 043 [[]] 044 [[]] 045 [[]] 046 [[]] 047 [[]] 048 [[]] 049 [[]] 050 [[]] 戻る
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ようこそ絶望学園(後編)◆AJINORI1nM 「いやっほうっ!! エクストリ───────ムッ! アドレナリンがぁ───染み渡る───ッ!!」 体育館のモノクマは、酷く興奮しているようだった。 「うっひゃっひゃっひゃ! ぶっひょっひょっひょっひょ!! そう言えば、一京なんちゃら個のスキルを持ってるなんて言っていましたねぇ。 そんなもの、全然意味無いのにドヤ顔で語っていましたねぇ。 笑っちゃうよねーッ! 時を止めるだとか、全ての攻撃を反射するとか、 万象、宇宙の理を操り、永劫の回帰を繰り返すとか、そんなスキルも持っていたのかな? なんなんでしょうねそれ。なんで、どうしてそんなに小賢しいんでしょう。 弱いから、つまらないから、物珍しげな設定をひねり出して、頭が良いとでも思わせたいの? せせこましい、狡猾すからしい、理屈臭く概念概念、意味や現象がどうだのと、呆れて物も言えないよ。 そんなもので、卵を立てた気にでもなってるの? 能力に名前? 馬鹿臭い。 力を使う時の危険要素? アホじゃなの? 質量の桁が違えば相性に意味なんてないし、使用に危険を伴う力なんてただの使えない欠陥品じゃない。 少し考えれば幼稚園児だって分かる事を、自分の矮小さを誤魔化すためにみっともなく誤魔化してるんだよね。 絶望が足りない。怒りが足りない。強さにかける想いが純粋に雑魚なんだよ。 能無しのくせに、クマを素手で撲殺する程度の膂力もない分際で、際物めいた一芸さえあれば山さえ崩せると迷妄に耽ってさ。 そんなもの無駄無駄無駄ッ! 徹頭徹尾最強無敵! 誰であろうと滅尽滅相!! 力、ただ力! レベルを上げて物理で殴ればそれで充分、特殊な能力なんて何も要らない! 必要ないんだ白けるよ!! これをつまらないなんて思うなら、それは、その人がつまらないだけなのです!」 ここまで言い切り満足したのか、ご満悦の表情でふぅー、と一呼吸入れる。 が、次の瞬間にはモノクマの顔は怒りを滲ませた表情に変わり、先の言葉に短くこう付け加えた。 「ただしラスリベ、テメーはダメだ。 ボクは怒りの日を決して忘れない」 何に対する怒りなのか、えらくどすの利いた声であった。 「あ、そうそう。安心院さんには言い忘れてたけど、 実はボクことモノクマには、超魔王プロテクトが施されちゃったりしています。 更に、超魔王カルトも積まれているんですね~。 ………え? なぁに? 超魔王プロテクトの事、知らないの? 本当に? しょうがないなあ。じゃあ、特別にどんなものかを教えてあげるね」 超魔王プロテクトと超魔王カルトについての説明を、モノクマはもじもじしながら語り始める。 きっと、自慢したくて仕方なかったのだろう。 「超魔王プロテクトは、一回だけあらゆる攻撃を無効にしてしまいます。 ですので、核攻撃だって、一回だけならへっちゃらです。 超魔王カルトは、超魔王カルトを持つ仲間の数だけ、超魔王プロテクトの効果を持続させてくれる優れ物です。 ここまで言えば、後はもうわかりますね? そうです! ボクに対する攻撃は、モノクマの数だけ無効となるのです! どうです? すごいでしょう?」 モノクマはそう言って、えっへんと体を逸らしている。 力こそ全て、特殊能力なんて馬鹿馬鹿しいと散散言っておいてこれである。 ふざけているとしか言いようがない。 実際、ふざけているのだろう。 自分が面白ければ、他はどうだっていいのだ。 「うぅん……」 「あ、委員長。気が付かれましたか?」 プリニーに介抱されていた凶育委員長が、ここでようやく目を覚ました。 辺りを一度見渡してから、モノクマに問いかける。 「……あら? 先程の侵入者は、どうしたんざますか?」 「ご安心ください。今し方、おしおきを実行したところです。PTAの皆様の仇は討ちました!」 「まあ! 流石はモノクマ先生ざます! ナガレイシざます! あなたを凶師として迎え入れたアタクシの目に、狂いはなかったんざますね!」 「当然ですよ! ボクを誰だと思っているんですか。 なんてったって、ボク、モノクマですよ?」 凶育委員長はモノクマの見事な手腕に思わず涙ぐんでしまった。 モノクマ先生ならば、きっとアタクシの理想を実現してくれるに違いない。 「モノクマ先生!」 「凶育委員長!」 「モノクマ先生!」 「凶育委員長!」 「先生!!」 「委員長!!」 「あの~……お取り込み中のところ悪いんスけど……、 時間が押してるんで、そろそろ授業説明に入らないとやばいと思うッス」 モノクマと凶育委員長が感動的に抱き合っているところへ、側に居たプリニーが一言物申した。 確かに、授業開始時刻までもうすぐだ。 流石にこれ以上は茶番を続けるのも難しいだろう。 「おっと、そうでしたそうでした。 それではッ! 改めましてこれからオマエラが受けてもらう授業について説明させていただきます! 授業内容はいたって簡単! オマエラには今から、殺し合いをしてもらいます!!」 …………え? コロシアイ? のび太の思考が一瞬停止する。 「コロシアイってなんだよ……、何言ってるのか……全然わかんないよ……!」 「殺し合いは殺し合いだよ。 殴殺刺殺撲殺斬殺焼殺圧殺絞殺惨殺呪殺… 殺し方は問いません。 『お互いに殺し合って最後の一人になった生屠だけが外に出られる…』 それだけの簡単なルールだよ。 自分以外のクラスメートが全員死んだら、それで授業終了です。 単位取得となり、この酷立絶望学園から卒業する事ができます。 最悪の手段で最良の結果を導けるよう、せいぜい努力してください。 うぷぷ…こんな脳汁ほとばしるドキドキ感は、鮭や人間を襲う程度じゃ得られませんな…。 超、ドキドキする~!」 モノクマの言葉に、のび太の背中がゾワリとした。 コロシアイ……殺し合いだって? 画面越しとはいえ、ついさっき人が殺される場面を見たばかりだった。 冗談で言っているとはとても思えない。 「何言ってるんだよ! そんなこと……やっていいわけないじゃないか! ドラえもん! 殺し合いなんて悪い冗談なんでしょ? さっきの人達だって、実は生きてるんだよね? ねえ、ドラえもん! ドラえもん!」 「うるさいうるさいうるさーい!!」 なんなんだよさっきっからうるさいな! ぐだぐだ言わずにさっさとちゃっちゃと殺し合えって言ってんの!! それにボクはモノクマだって何遍言えばわかるの!? ドラえもんドラえもんって誰なんだよそもそも誰だよそれ誰なんだー!!」 のび太の叫びに応えるかのように、モノクマの怒号が画面から大音響で鳴り響いた。 両手を高く上げ、怒りの形相を作っている。 そんなモノクマの様子にたじろいだのび太は、思わず後ずさり尻餅をついてしまった。 「ドラえもん……、ああ、今日の黎明辺りにここに侵入してきた青い狸が、確かそんな名前だったざます。 その時撮った映像を使って、立ち入り禁止区域に入ったらどうなるかを生屠達に教えるとおっしゃってたじゃないざますか」 ドラえもんが、ここに侵入していた? 一体、どうして? そんなの、決まっているじゃないか。 さっきテレビに映っていた、安心院さんと言う人と同じ理由だ。 モノクマと凶育委員長に誘拐されたのび太を助けるために、未来の世界から来てくれたんだ。 そう思ったのび太だったが、心に湧き起こった感情は嬉しさではなく不安だった。 のび太が目を覚ます前にドラえもんがやって来ていたと言うのなら、今ドラえもんはどうしているんだろう。 不法侵入者は、“おしおき”の対象となる。 だったら……まさか………。 「あー、はいはいそうでした、そうでした。 あれがドラえもんかぁ。 いやあ、ずっとアオダヌキって名前だとばかり思ってましたよ。 でも、古臭い名前ですね。 いつの時代の名前だよって感じ? しかも名前が“ドラ”えもんって……うぷぷぷ。 そもそも“ドラ”ってどういう意味なんでしょう。 オマエラ、気になるりますよね? そこで図を用意しました。ちょっとこれを見てください」 まるで何かの解説者のように振舞うモノクマの後ろに、打楽器の描かれたフリップが出現した。 クレヨンで描かれた、下手糞な絵であった。 「ドラというのは打楽器の銅鑼から来ていましてね、鐘を突いて音をだす事から、 金を尽く、お金を使い果たす、と言う意味が込められているんですよ。 つまり、働かないくせにお金ばかり食らうぐうたらの穀潰しって事ですね。 ドラ猫も同様で、悪さをする猫という意味で付けられました。 そんな言葉を名前に付けるなんて、なんというDQNネーム! モノクマは驚きを隠せません。 ちなみに、ボクの名前の由来はモノクロのクマだよ。 シンプル・イズ・ザ・ベストってやつ? 最近は捻り過ぎてないわぁって名前が大変多いですけど、 見てる方は面白いんで、 ペットやゲームのキャラに名前を付ける感覚でじゃんじゃん奇天烈な名前を自分の子供に付けちゃってください」 「モノクマ先生は大変物知りなんざますね。アタクシ、感心するばかりざます」 「そんなぁ。これくらい常識ですよ。じょ・う・し・き。 自慢するような事じゃありませんって」 てれてれと頭をしばらく掻くと、モノクマは“おっと、授業の説明がまだでしたね”と授業内容の説明を再開した。 だが、のび太の胸中はそんなことよりもドラえもんの安否の方が心配だった。 「授業内容は、さっきも言った通り、クラスメート同士で殺し合って最後の一人を目指してください。 クラスメートは、後で名簿を渡すので確認してくださいね。 それでは、ルールの細かい説明に移りたいと思います。 殺し合いと言っても、何も素手で殴り合えなんて言いません。 別にそれでも良いんですが、それだとなかなか相手は死んでくれませんよね? そこで、ボクから入学祝いとして、ささやかなプレゼントをご用意いたしました。 オマエラには、これから大きめのバッグを支給します。 中には、殺し合いに役立つ……かもしれない道具をいくつか入れてあります。 全員に最初から配られる支給品は、一日分の水と食料、 クラスメートの名前が書かれた学生名簿、学園の案内図、 コンパス、暗闇を照らす懐中電灯一つ、腕時計一本、包帯と三角巾、筆記用具とメモ帳、 それと電子生屠生屠手帳です。 水と食料は、ちゃんと個人個人の一日分を支給します。 小柄な人の食糧は少ないですし、大柄な人の食糧は多いです。 電子化された生屠手帳、その名も電子生屠手帳は、学園生活に欠かせない必需品だから、 絶対に無くさないようにね!! それと、起動時に自分の本名が表示されるから、ちゃんと確認しておいてね。 単なる手帳以外の使い道もあるんだけど、それは後で説明します。 ちなみに、その電子生屠手帳は完全防水で、水に沈めても壊れない優れ物! 耐久性も抜群で、十トンくらいの重さなら平気だよ。 詳しい“校則”もここに書いてあるんで、各自、じっくりと読んでおくよーに! 何度も言うけど、校則違反は絶対に許さないからね! えーと、あとは……そうそう! 支給品は他にもあるんだよ! 全員に平等に支給される基本支給品以外に、一つか二つか三つ、 プリニーが適当に選んだ支給品を各々のバッグに入れています。 きっと殺し合いに役立つ道具が入ってると思いますが、外れ支給品も多かれ少なかれ存在しますね。 説明書を付けてたり、面倒で付けていなかったりもしますが、そこら辺は運も実力の内って事で、どうかあしからず。 支給品についての説明は以上です。 次は、星階級制度についての説明を致します。 星階級制度とは、いわゆるランク付けの事ですね。 オマエラは最低ランクの星なし(ナッシング)から始まって、 他の学生を殺すごとに星一つ(シングル)、星二つ(ダブル)、星三つ(トリプル)、 と星が増えていき、階級が上がって行きます。 三人殺せば星三つ! 当然、階級が上がればそれだけ恩恵が与えられます。 優等生なんですから当然ですね。 積極的に殺って殺って殺りまくる優等生には様々な特典が用意されています。 最高階級の幹部生になるには、星三つの状態から更に二人殺しちゃってください。 合計五人殺せば、幹部生(スペシャル)になれる計算ですね。 あ、星なしがトリプルの生屠を殺したからって、通常より星が多く貰えるとか、そんな事はありませんよ? 一人殺したら、貰える星は一つだけです。 なので、こっそり隠れて、優等生が疲れ切ったところを襲おうなんて考えても無駄です。 ちゃんと、積極的に授業に参加しましょうね。 オマエラ、わかったかな? それでは、次の説明に移ります。 就寝場所についてです。 オマエラにはこれから授業を受けてもらうわけですが、就寝は寄宿舎内の個室でのみ可能です。 他の場所での故意の就寝は居眠りと見なし罰します。 ただし、これは星なしの場合です。 シングルは施設内ならどこでも就寝可能、 ダブルは施設以外でも建物内なら就寝可能、トリプルは建物の外でも就寝可能です。 スペシャルには、耐寒、耐熱、防音、衝撃にも耐える高性能な寝袋を進呈しちゃいますよ。 これを使えばどこでも安心して眠れますね。 寄宿舎の個室の鍵は基本支給品の中に入れていますが、最初はどこの寄宿舎も鍵が開いた状態です。 部屋の中に入ったらしっかりと鍵を閉めましょう。 建物はどこも防音性が高いので、隣の部屋でマシンガンをぶっ放しでも隣の部屋に聞こえることはありません。 安心して殺れる時に殺っちゃってください。 でも、耐衝撃性はそこそこなので、籠城作戦を実行しても扉や壁なんかを壊される可能性がありますね。 あまりおすすめはしません。 窓はご覧の通り頑丈な鉄板で塞いであるので、窓から中が見えたり侵入されたりする事は、多分ありません。 次は、校内放送についてです。 朝六時、昼十二時、夕方十八時、深夜零時、一日に四回の校内放送を行います。 校内放送では、誰が死亡して、残りの生屠が何人になったか、そして立ち入り禁止区域になる場所をお伝えいたします。 絶望学園はとても広い学園です。 そのため、殺し合いが進んで生屠の数が減って行くと、なかなか他のクラスメートを見付ける事が難しくなっていきます。 そこで登場するのがこの禁止区域です! 禁止区域に入る事は校則違反となります。 ですので、禁止区域に入る生屠にはおしおきが待っています。 第一放送から一時間ごとに禁止区域を増やしていって、どんどんオマエラの行動範囲を狭くしていくからね。 これで、他の生屠達と出会い易くなりますね。 だからオマエラ、積極的に動き回ってよね。 そう言えば、禁止区域に入ったらどうなるか、おしおきを録画した映像を流す予定だったのでした。 でも、もうおしおきの映像は生放送で流しちゃったしなぁ。 どうしよっかなぁ。 ……うん、決めたぞ! せっかくなんで、これも放送しちゃいましょう! 夜中にこの学園に侵入した奴がどうなったのか、オマエラに見てもらおうと思います! 映像、スタート!」 モノクマの掛け声と共に画面が乱れると、テレビはどこかの森の中の映像を映し出した。 画面中央には青い狸の置き物がある。 夜に撮影されたものなのか、辺りは真っ暗闇だ。 「やい! のび太くん達を返してもらうぞ!」 青い狸の置き物が突然喋り出した。 いや、これは置き物ではない。 ドラえもんと名付けられた、子守り用のネコ型ロボットである。 声はモノクマと同一のものだが、不思議とモノクマのような不快感は感じられない。 感情を露わにするドラえもんの前に、森の奥から何者かが近付いてきた。 絶望学園の学園長、モノクマだ。 「なんですか騒がしい。ここは関係者以外立ち入り禁止ですよ」 「お前がのび太くん達を誘拐した犯人だな!!」 「誘拐なんて人聞きの悪い、いや、クマ聞きの悪い? まあいいか。 これは誘拐じゃなくて、入学だよ? 絶望学園に入れるなんて、大変名誉なことなんですからね」 「うるさい! パパさんやママさんにあんなことをしておいて、その上のび太くんを誘拐するなんて、ただじゃ済まさないぞ!!」 「あんな事ってどんなこと? ボク、わかんないなぁ」 「とぼけるな!! タイムテレビで一部始終を見たんだ!! 絶対に……絶対に許さない!!」 ドラえもんの目は血走り、怒りで我を忘れている雰囲気さえあった。 のび太くん達を救うためならなんだってやってやる。 そんな決意の下、ドラえもんは腹部に装備している四次元ポケットに手を突っ込んだ。 「きゃあ! 何をする気なの!? 怖いよ~! こうなったら、対侵入者用のおしおきに頼るしかないね! 召喚魔法を発動する! 助けて! グングニルの槍ッ!!」 ドラえもんがポケットの中から何かを取り出そうとした次の瞬間、 ドラえもんの体はいくつもの槍に貫かれていた。 それは刹那の出来事。 人間離れした動体視力の持ち主でも、ドラえもんの体が槍に貫かれる瞬間を視認できなかった。 モノクマの言葉が言い終わったその直後に、何の前触れもなく、 入れ換わるように串刺しのドラえもんの姿がそこに出来上がっていたのだ。 「ボクと同じ声って……キャラ被っちゃってるじゃん。 やめてよね、そういうの。 マスコットは、ボクだけで充分なの!」 そう言い残すと、モノクマは元来た道を引き返し、闇の中に消えて行く。 後に残されたのは、全身を槍に貫かれた子守りロボットのなれの果てが一体だけ。 「の……び太……くん………ご……め………」 その言葉を最後に、特定意志薄弱児童監視指導員ドラえもんは機能を停止した。 グングニルの槍は、正確にドラえもんの中枢を破壊していたのだ。 ドラえもんが機能停止してから数秒後、画面は暗転し、元の体育館を映し出す。 「ドラえもん……そんな………何で……何で!!」 今の映像がフェイクだという発想はのび太にはない。 小学生特有の純粋さで、今の録画映像は本物だと思いこんでしまっていた。 実際、本物なのだから間違っていないのだが、これは嘘だと疑えていたら、どれだけ彼の心が救われていたろうか。 ドラえもんは、一緒に暮らした大事な家族で、かけがえのない親友で、そして大切な……大切な………。 「うっ……ひっく……ドラえ………」 ドラえもんが、死んだ。 もうドラえもんと会えなくなると知った時は、確かに悲しかった。 それでも、ドラえもんは未来の世界で生きている。 未来の世界で元気にやっているんだとばかり思っていた。 死ぬだなんて、考えもしなかった。 生きていればもしかしたら、もしかしたらいつか奇跡が起きてドラえもんと再開できる日が来たのかもしれない。 だけど、ドラえもんが死んでしまってはその奇跡も起こらない。 死は、永遠の別れを意味するから。 のび太の両目からは、涙が止めどなく溢れていた。 「おわかりいただけただろうか。 立ち入り禁止区域に入るとそうなるか、これでオマエラ理解してくれたと思います。 時間も押してることだし、後はちゃちゃっと終わりにしちゃいますか。 お次の映像はこちら! 今度の映像は凄いよう。 なんてったって、オマエラ一人一人の為に撮った特別な映像だからね! これを見れば、きっとオマエラ、卒業したくなると思うよ! それでは、はりきっていってみましょう!!」 ドラえもんと同じ声が響いてくる。 懐かしい声。 でも、違う声。 こんなの、ドラえもんじゃない。 まともに聞く価値もない。 それなのに、どうしてもちゃんと聞いてしまう。 もう聞く事の出来ない、たった一人の親友の声だから……。 「のびちゃ~ん。聞こえてる?」 突然聞こえた声に、のび太は驚いてうつむかせていた顔を上げた。 今の声はママの声だ。 顔を上げたその先に、テレビ画面にパパとママの姿が映っている。 二人が居るのは野比家の居間。 そこで二人は、この映像を見るであろう自分達の息子に向けて語りかけている。 「のび太、突然の事で驚いたが、国立の学園に数日間入学するそうじゃないか」 「誰でも優等生になって卒業できる、新しい学園らしいわね。 今日突然そんなお話を受けて、ママ驚いちゃったわ」 パパもママも、どこか嬉しそうな顔でカメラに向かっていた。 “二人とも騙されているんだ”。 のび太はすぐにわかった。 そうでなければ、パパもママもこんな顔をしているはずがない。 両親からのび太へ向けたメッセージは続く。 二人の姿を見ていたら、悲しくなってさらに涙が溢れてきた。 と、唐突に映像が乱れ始める。 しかし、それも数秒で収まった。 再び映像が鮮明になると、のび太は絶句した。 言葉が詰まって出てこない。 画面からは両親の姿は消えていた。 それだけではない。 居間の様子もがらりと変わっている。 部屋の中は滅茶苦茶に荒らされ、人間同士が揉み合ったような跡がある。 壁も床も一面傷だらけで、窓ガラスも割られていた。 どう見ても、両親に何かあったとしか思えない。 『絶望学園に入学した野比のび太クン… そんな彼を応援していたご家族のみなさん。 どうやら…そのご家族の身に何かあったようですね? そして聞こえる、あの懐かしい声。 違う。これはドラえもんの声じゃない。 モノクマの……絶望学園の学園長の声だ。 『では、ここで問題です! このご家族の身に何があったのでしょうかっ!?』 モノクマの声が終わると、画面には 『正解は“卒業”の後で!』 という文字がでかでかと映し出された。 のび太の体は震えていた。 ドラえもんだけじゃなくて……パパと……ママまで……。 映像が終わると、モノクマの居る体育館に画面が切り替わる。 「うぷぷぷ……。 どうですオマエラ? 俄然、殺る気が出てきたでしょう? 先生、信じてるから。 オマエラなら優等生になって卒業できるって、信じてるから。 だから…… 殺りたい放題、殺らして殺るから、殺って殺って殺って殺りまくっちゃってくーださーいねーッ!! それでは、これからチャイムと共に授業開始です。 豊かで陰惨な学園生活をどうぞ楽しんでください! それじゃあ、まったね~!」 『キーン、コーン…、カーン、コーン…』。 殺し合いの始まりを告げるチャイムが絶望学園に響き渡る。 同時に、時空ゲートがのび太の体を包み込み、学園敷地内のどこかへと瞬時に転送した。 【安心院なじみ@めだかボックス】 死亡確認 【不知火半纏@めだかボックス】 死亡確認 【ドラえもん@ドラえもん】 死亡確認 主催者 【モノクマ@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】 【凶育委員長@魔界戦記ディスガイア3】 【学生バトルロワイアル】────授業───開始 投下順で読む 前へ:ようこそ絶望学園(前編) 戻る 次へ:シゴフミ 時系列順で読む 前へ:ようこそ絶望学園(前編) 戻る 次へ:シゴフミ キャラを追って読む ようこそ絶望学園(前編) 野比のび太 [[]] ようこそ絶望学園(前編) 安心院なじみ 死亡 ようこそ絶望学園(前編) 不知火半纏 死亡 ようこそ絶望学園(前編) ドラえもん 死亡 ようこそ絶望学園(前編) モノクマ シゴフミ ようこそ絶望学園(前編) 凶育委員長 ▲
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第107話「「死神」の時間・7時間目」(2014年42号) ☆化け物対決、一触即発!!(P90) ☆キャラ人気投票の結果は巻頭をチェック!!(P90) ☆もぬけの殺!!(P107)「もぬけの殻」 第108話「「死神」の時間・8時間目」(2014年43号) ☆超戦士、激突ッ!!!!(P167) 第109話「「死神」の時間・9時間目」(2014年44号) ☆烏間VS(バーサス)死神!! 究極レベルの超タイマン!!!(P125) ☆目がみょーんは ズーム仕様!!(P126) ☆一致団結 全員暗殺!!(P143) 第110話「世界の時間」(2014年45号) ☆今は胸(ぶき)をそっとしまい、一歩ずつ前へ…(P111) 第111話「進路の時間」(2014年46号) ☆第一志望、殺し屋…!?(P103) 第112話「2周目の時間」(2014年47号) 超特大センターカラー ☆TVアニメ&実写映画情報一気出し!!超特大C(センター)カラー!!(P91) ☆進路に悩む渚。 導き出した答えは…(P97) ☆下手すりゃ 教師生命、懸かる!!(P115) 第113話「1周目の時間」(2014年48号) ☆ダメだぞ!! 絶対にダメだからな!!(P45) ☆再凶育、開始…!?(P63) 第114話「渚の時間」(2014年49号) ☆夜の学校。そこで待つのは…(P77) ☆あーんさーつでーすか? コーロローのロー!!(P95)赤塚不二夫の漫画『天才バカボン』のキャラクター・レレレのおじさんの台詞「おーでかーけでーすか?レーレレーのレー!!」 第115話「学園祭の時間」(2014年50号) 表紙&センターカラー 触手(て)のひらの上で Shall We Death?(表紙)映画『Shall We Dance?』 アニメ&映画製作絶好調Cカラー!!(表紙) ☆TV(テレビ)アニメ&実写映画制作快調!!秋の文化祭編突入C(センター)カラー!!(P91) 彼(あ)の広き心、合衆国(ステーツ)の大地のごとく――(P91) ☆マツタケさんを擁する E組山の幸攻勢にA組は―――!?(P111) ※その他 (ジャンプNEXT!!2014年vol.5) 表紙 秋の夜長にこの一殺!!(表紙) 来年1月よりTVアニメ放送!!(表紙) 表紙&TVアニメ制作快調!!殺せんせーアニメポスター!!(表紙)
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基礎知識 ディスガイアのツボも御覧ください。 基礎知識 主要リンク シリーズ未プレイ者向け基礎知識 移動キャンセル 各種攻撃方法による経験値 マナ獲得率 宝箱の色と中身 2までのシリーズ作品との変更点まとめ 施設名称等 購買(チュートリアル1クリア後利用可) 魔ビリティー/魔ビリティー研究室(チュートリアル2クリア後利用可) 凶室(チュートリアル3クリア後利用可) ホームルーム(チュートリアル3クリア後利用可) 委員会(チュートリアル3クリア後利用可) 魔チェンジ(1-3クリア後利用可) 学級界 その他の変更 主要リンク 旧作攻略サイト http //www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/1349/disgaea.html (基本システム確認の参考に) アイテム計算式 http //chikakakakaka.hp.infoseek.co.jp/test.html ※リンク切れ シリーズ未プレイ者向け基礎知識 移動キャンセル 戦闘中、攻撃等を実行する前なら何度でも移動をキャンセルして元の位置に戻ることが可能。 連携のために移動させたり、補助魔法を受けるため後ろへ戻る、邪魔な相手を持ち上げておく、魔物を使っての投げレシーブ、弟子の魔法の使用、他者に効果のある魔ビリティ(サファイア:隣接男性キャラの能力20%上昇、呪術師:マップ内の敵能力5%減少。利用後はベースパネルへ)等の利用が可能。 各種攻撃方法による経験値 マナ獲得率 タワー攻撃、連携攻撃は人数で等分(端数切捨て)。 合体技は基本的に各々が60%ずつ獲得(端数切捨て)。 ただし戦闘演出オンの場合は二人の攻撃範囲が重なっている対象だけが合体技の対象とみなされ、 それ以外の攻撃対象は倒したキャラが100%獲得する。 戦闘演出オフの場合、二つの特殊技のうちどちらかの効果範囲に入っていれば、合体技の対象とみなされる(各々が60%ずつ獲得)。 宝箱の色と中身 宝箱には茶色・青色・緑色の3色が存在する。 色によって中に入っているアイテムのRarityが違う。 茶色・ノーマル~レジェンド、経験値、ヘル 青色・レア~レジェンド 緑色・レジェンドのみ なのでアイテム界で緑色の宝箱を見つけたら積極的に開けていこう。 2までのシリーズ作品との変更点まとめ 施設名称等 暗黒議会>ホームルームなど 購買(チュートリアル1クリア後利用可) 品揃えを増やす場合、ホームルーム(旧暗黒議会)で各種委員会を設立後、誰かを所属させる必要がある。 (「正義戦隊」の委員会を設立し、キャラクターを所属させると「ベルト」が店に並ぶようになる) マナポーションがよろず屋で購入可能に。 魔ビリティー/魔ビリティー研究室(チュートリアル2クリア後利用可) 様々な特殊効果を発揮する能力。2の特殊能力のようなもの。 付け替え不能の各職業固有の魔ビリティーに加え、付け替え可能な汎用魔ビリティーを人型なら1つ、魔物なら2つ装備することが可能。 固有キャラの場合、付け替え可能な専用魔ビリティーもある模様。 戦闘MAPでは、魔チェンジによって魔物の固有魔ビリティーの効果を受けることも可能。 付け替え可能な魔ビリティーは、魔ビリティー研究室でマナを支払うことで購入可能。 また、WMが事実上廃止され、特殊技の習得、強化も魔ビリティー研究室でマナを支払って行うことに。 習得できる魔ビリティー、特殊技は職業/種族、ランク、レベルなどによって決まっている。 また、こうして覚えたものは転生しても習得したまま。 凶室(チュートリアル3クリア後利用可) 凶室内の席の位置に応じて様々な効果が発生する。 隣接している席のキャラ同士は、連携率が20%上昇する。 所属委員会に応じて、他にもそれぞれ効果がある(隅の席にいると経験値25%上昇の「隅っこ同好会」や、担任凶師の凶育方針により、最前列のキャラがレベルアップ時の能力に修正を受ける「凶育委員会」など)。 また、席替えやホームルームを行うことも可能。 ホームルーム(チュートリアル3クリア後利用可) 以前の暗黒議会。 委員会の作成なども行う。 委員会(チュートリアル3クリア後利用可) 以前の師弟システムを継承。 委員の能力に応じて、委員長の能力値にボーナスがつく。 戦闘MAPで隣接時、委員の魔法を委員長が使用できるようになるが、習得は不可。 (習得に関しては学級界で行う。同じ委員会に属していないと継承不可。特殊技、魔ビリティーを継承可能。) 魔チェンジ(1-3クリア後利用可) 戦闘MAPにて、魔物型キャラが同じ委員会に所属の人型キャラと隣接して「魔チェンジ」を選択することで実行可能。 種族に応じた武器へと変化し、人型キャラに魔物固有魔ビリティーとパラメータを加算する。 魔チェンジ中は種族に応じた専用の特殊技が使用可能。 効果は2ターン。効果が切れると、その戦闘中は魔チェンジした魔物は出撃不可になる。 「魔チェンジ研究会」に所属することで、効果と持続ターン数を強化できる。 学級界 委員会所属により学園に出現する「フーテンのプリさん」に話しかけることで行く事が可能。 強化するキャラクターと強化項目を選択し、ランダムダンジョンに挑む。 ダンジョン内でジオブロックを連鎖して消すと、選んだキャラのマナが加算される。 9階では不思議な凶室が出現し、あらかじめ選んだ項目を強化できる。 強化できるのは移動力、ジャンプ力、反撃回数、投げ射程、クリティカル率の各能力の上昇、特殊技、魔ビリティの継承のいずれか一つ。継承は、同じ委員会の所属しているキャラクターの特殊技、魔ビリティを継承する。 10階連続でクリアするとキャラクターの装備適性が上昇する。 キャラの素質ごとに潜る際に選択できる回数は決まっているが、転生で回数はリセットされ、能力は転生後も引継ぐ。 その他の変更 各施設は、初期状態では使用不可。シナリオ進行に合わせて使えるようになっていく。 特殊技の効果範囲や予備動作エリア、各種パラメータの見直し。 魔物キャラが「投げレシーブ(投げられたキャラを自分が向いている方向へ投げ返す)」可能に。また各種委員会に入ることで「2段投げ(タワーの途中のキャラが投げる)」などが可能に。 WMの事実上の廃止。 得意武器の特殊技のみ習得可(学級界ではそれ以外も継承可能)。 同一の敵に特定の2種の特殊技を続けて指定して攻撃を開始することで、合体技が発動する。 ジオパネルのほかにジオブロック(立体)が登場。普通に攻撃して破壊するほかに、同色のブロックを隣接させることでも消滅する。形状によっては連鎖も発動、以前と同様にボーナスゲージが上昇する。ただし横に2つ以上つながっているブロックは持ち上げることが出来ない。 携帯袋の容量が32に。 マップ上のオブジェクトの一部を持ち上げ、投げることが可能。また盗賊は木箱や樽を作成できる。オブジェクトの一部は攻撃してHPを0にすることで破壊することもできる。 ジオエフェクトの新効果「レベル○キャラ強化/弱体化」。レベルの下一桁が○のキャラを強化/弱体化する。 逆界賊の委員会にメンバーを所属させることで、アイテム界で逆界賊を行うことが可能。逆界賊でしか手に入らないアイテムやイノセントがある。船の種類によって出撃可能数と制限ターン数、獲得できるアイテム/イノセント数が変化する。アイテム界より難易度は高い。 イベント中、△ボタンでイベントスキップ。 ジオパネル連鎖等の演出短縮可能。 前作では1億ダメージは10000万と表示されたが、今作より1億に表示が変わった。
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ストーリー攻略 ストーリー攻略 第一話 魔界の優等生 第二話 マオのココロ 第三話 一号生筆頭! 第四話 勇者アルマース 第五話 大戦争 第六話 大逆転 第七話 目には目を 最終話 超決戦 後日談 超魔王降臨 エンディング分岐 記録屋での並び順 第一話 魔界の優等生 チュートリアル1 チュートリアル2 チュートリアル3 チュートリアルは解説を見れば攻略方法がわかる。 練習用MAP マイク稼ぎにいいかも知れない。一番手前にあるジオブロックを一番手前のパネルに載せて破壊すると良い 魔界最強の入口 ベリル、狂子、明日禍の3人が敵。アルマースは中立。 まず狂子と明日禍が近づいてくるから連携で倒す。次にベリルが来るので倒す。 普通に進めた場合ベリルの魔法がかなり痛い。3つほどレベルを上げて挑むとかなり安全です。 ちなみに負けるとラズベリルEND。 魔界最強の回廊 特に書くことがないステージ。 魔界最強の中庭 特に書くことがないステージ。 魔界最強の十字路 プリニーとオーク3兄弟が出てくる。プリニーを投げてオークのHPを減らせると楽になる。 また、ジオブロック破壊でボーナスゲージも溜められるので稼ぎにいい。 経験値稼ぎ場所その1、序盤で辛くなったら戻ってくるのも良いだろう。 詳しくは稼ぎにて。 最強の魔王 中指はなるべく早く倒しましょう。最後まで残すとステータスが上昇し倒せなくなる恐れが・・・ (中指は最後の一体になると魔ビリティでステータスが2倍になるため) 二回目入ると指がLV1000台と勝てない強さになっているので気をつけてください。 第二話 マオのココロ チュートリアル4 チュートリアル5 チュートリアル6 今回からジオブロックの連鎖がつくようになりました。 連鎖の仕組みはそれほど難しくなくぷよぷよなどをやったことがあるならそれほど悩むことは無いでしょう。 幼馴染との思い出 ここで負けてもラズベリルENDなので注意。 ココロの大金庫 竜が眠る凶室 調理への渡り廊下 経験値稼ぎ場所その2。無抵抗のジオブロックを殴るだけなので簡単。 詳しくは稼ぎにて。 家諦科調理実習室 恨めしき記憶 ココロの大金庫 第三話 一号生筆頭! 烈火旋風 書くこと無し 学徒炎乱 沸血肉踊 暗惨たる体罰 初回はLV10以上のアイテムが無いと入れない 悪夢見る日々 強行凶育の罠 稼ぎ場所その3。 詳しくは稼ぎにて。 凶育委員会の陰謀 (1回のみの戦闘) 赤パネルの上に青ジオブロックを乗せて壊すと全消し可能 強襲!PTA (凶育委員会の陰謀クリア後) 第四話 勇者アルマース 魂の凍てつき 教師としてあるまじき台詞が出てきます。(凶師だからいいのか?) ここに来た時点では相手はかなりレベルが高いです。しかし、弱体化のジオブロックで敵を弱らせればそれほど苦心しないでしょう 無秩序な冷鬼 ジオブロックを破壊しない場合はとても苦戦するが破壊さえしてしまえばかなり楽になる ジオブロックに敵が乗っている場合、特殊技は上の敵に当ってしまう点に注意 通常攻撃で遠距離を攻撃出来るキャラが欲しいところ、いないのであればこれを機に一人用意するのも良い 永久の零 サファイアが仲間になる ヒールを覚えるので今後の回復役になってもらえれば道中が楽になります。 稼ぎ場所その4。 このマップは敵レベルアップジオブロックがあるので倒せるぎりぎりまでレベルを上げて倒せばお金と経験値を一気に稼げます。 詳しくは稼ぎにて。 覚めやらぬ殺意 寒空の心理室 (1回のみの戦闘) 不毛な復讐心 ココロの大金庫 ラズベリル、リリアンの狂子、折り鶴の明日禍が仲間になる 第五話 大戦争 走らない廊下 プリニーへタルを投げて終了 整理整頓回廊 稼ぎ場所その5。効率は悪いが弱いキャラの育成にでも。 詳しくは稼ぎにて。 死聴覚室 今回は戦闘が2回起こる。1回目は3号生が本気を出さずに挑んでくるらしいです。 1度目はさほど目立つものはないのですが、2回目の戦闘では攻撃力+50%と防御-50%が1マスおきに存在して、下手に防御-50%に乗るとかなり痛い目にあいます。乗るなら攻撃力+50%のマスに。 連鎖死の合戦場 朽ち果てる怨念 稼ぎ場所その6。敵を合体させLv99にするのでちょっと強いキャラが必要。 詳しくは稼ぎにて。 犠牲者の恍惚 悪夢幻の如く 大将首の在処 第六話 大逆転 邪悪なる心渦 稼ぎ場所その7。非常に手間がかかるが敵のレベルをこちらで調整出来る。 詳しくは稼ぎにて。 苦悶の咆哮 伝説の学び舎 悪辣な呪人形 サヨナラのジオブロックが置いてあり、ここに上にいると無条件で自爆をしてしまいます。 何マスかに何も無いところがあるのでそこから攻撃すればノーダメージで倒すこともできます。 攻撃は銃ではなくマオやアルマースのスキルや弓で攻撃しましょう。赤側の奥にかなり微妙な位置に敵がいて倒しにくいです。 マオのイベントで覚えたスキルでならエフェクト外からの攻撃でもぎりぎり効果範囲に入るので使うことができます。 一番奥のシャーマンはしばらく動かないのでゆっくり料理しよう。 滞留する血涙 残忍な運命図 サルバトーレとの2度目の戦闘。道中には攻撃力+50%、回避、防御+50%が置いてあり同ステータスで挑むと痛い目を見ます。 なのでできるだけレベルを高くして挑みましょう。最奥にサルバトーレがおりそこは敵強化50%とさらに痛い。 がエフェクトからなんマスか離れていると勝手に向こうからやってくるのでレベルがぎりぎりなら待ってましょう。 第七話 目には目を 裏切りの報い 満たされぬ渇き 屍食いの暗躍 1回目はワープを使って向こう側にいかなければならない。一度にいけるのは3人まで。といってもそれほど強い場所というわけでもないので一番強いキャラクタでいけばすぐに終わる。相手はクール系でくるので耐性には気をつけましょう。 2回目以降は稼ぎ場所その8に。シナリオ上では一番レベルの上げやすいマップに変わります。 Lv99の敵x9を倒す必要があるので前準備も必要。とはいえ工夫次第ではすぐに条件は揃うので試す価値はあるでしょう。 詳しくは稼ぎにて。 嘆きの弔鐘 まっすぐ1本道で移動+1のジオブロックがある敵はLvUPのジオブロックに乗っているので早く進まないととんでもないことになる。 ちなみに手前のほうから順に倒して言った場合最終的に奥にたどり着いたときは相手は80~90台のレベルとなってしまうため初めのうちに持ち上げで一気に投げ飛ばして進んでいったほうが何かと楽です。 彷徨える狩人 死の道行 普通ルートならアルマース抜きで邪悪マオ戦、バッドエンドなら本心マオとの1対1の戦闘です。 最終話 超決戦 超勇者の鎮魂歌 特に特徴のある場所ではありません。最終話らしくそれなりのレベルに加えそれなりの数がいます。 ここで苦戦するようならレベルを上げてみるのも良いかも。 もたもたしてると魔チェンジして襲い掛かってきます。が数が半分になるので面倒なら魔チェンジするのを待ってから突っ込みましょう。 超勇者の死徒 校舎の増改築をし続けていた宇宙刑事があいてです。中央に超強化3倍があり周りをぐるっと回りこんで横から進入する形になってます。進入禁止があるのでそれを破壊して行きましょう。周りにも雑魚がいるのでチャント裁いてからいきましょう。なお中央に聖竜がいてクールを所持しているので移動するときに少しでも中央に近いとクールの射程に入るので移動するときは気をつけましょう。超強化の上にいるのでクールのレベルでもかなり効きます。 進入禁止を破壊したらそのまま突っ込むより向こうがやってくるのを待つほうが何かと安全です。 超勇者の願望 (1度のみ)敵は4人だけと数が少ない。がそのぶんレベル70近くとかなり高い。一人一人に集中してたこ殴りで責めましょう。大BOSSはそれらしくHPが1万超えとなかなかの数字です。4人とも攻撃力が半端じゃないので回復手段を多めに用意しておきましょう。 勝つとイベントがありますが(いろんな意味で)かなりあついです。 ラストバトル ラストは急に最高Lvが上がっている。だがそれよりもBOSSは魔ビリティー「虚ろう正義」により奇数ターン物理無効、偶数ターン魔法無効なのでそちらに注意。 ほかに魔人が4人護衛についている。そちらもかなり強いので気をつけないと反撃等でやられることもあります。まさに最終決戦にふさわしい舞台です。全戦力を投入して一気に勝負をつけましょう。魔ビリティーの関係上物理攻撃キャラメインばかりだとつらいので一部魔法使い系のキャラクターも編成に入れましょう。 後日談 超魔王降臨 追試 エクストラマップ 学園内にいるNPCに話しかけると議題にあがります。 ビッグスター様 極上のサルバトーレ 怪しげなコスチュームの人 別ゲームの主人公 迷子の女の子 芸人らしき人 別魔界の魔王 史上最凶最悪の魔王 ??? 十紳士 十紳士は一定以上のマナがないと議題にでません。 筋肉伝道師ビッキー アニマルキング吾郎 逆境少女ポリーヌ 召喚王ひろし 凶室の女王さわやかさったん 魔立邪悪学園 凶師募集中 PS3版に登場していたエクストラボスや追加DLCだったキャラクターを仲間にする戦闘が発生します。 後日談に突入した段階でアデル、ロザリンドの凶師募集が出現します。 時空を超えし者 2週目を始めることが出来る。2週目を始めると魔人が作成できるようになり、かつ十紳士を仲間に加えることが出来るようになります。DLCキャラはパーティから離れるので要注意。 平行世界の案内人 追加シナリオへ突入することが出来ます。 初期状態ではラズベリル編、テスト争奪バトル編、初恋!?超不良伝説編が選択できる。 邪悪学園文禍祭編はテスト争奪バトル編と初恋!?超不良伝説編をクリア後、死立魔神学園編は邪悪学園文禍祭編クリア後、それぞれ選択可能に。 エンディング分岐 一周目で見れるエンディング ノーマル(魔王マオ)END 分岐条件なし ストーリーを一話~最終話まで順にクリアする スタッフロール後セーブ可、後日談へと突入。 二周目に入りたい場合はマオの部屋やや下にいる時空を超えし者(グラは覆面) に話しかけ選択肢で「はい」を選択する 超勇者(じいや)END 第8話「ラストバトル」で超勇者オーラムにマオでとどめを刺す スタッフロール後セーブ可、後日談へと突入。 時空の渡し人がじいやに戻る。 二周目に入りたい場合はマオの部屋やや下にいる時空を超えし者(グラは覆面) に話しかけ選択肢で「はい」を選択する ※マオのLV500以上 アルマース魔王END 第8話「ラストバトル」で超勇者オーラムにアルマースでとどめを刺す (注意:アルマースのみでクリアが必須、ベースパネルから他キャラを出していけない) イベント戦有(イベント戦で負けると普通にGAME OVERなので負ける必要無) スタッフロール後セーブ可 セーブデータを選ぶと二周目がプレイ可能 ※上記三つのEDには味方殺しの有無、とどめを刺すキャラのレベルも条件。味方殺しが99体以上なら邪悪マオEDに ラズベリルEND1 第一話「魔界最強の入口」のラズベリルとの初戦闘で敗北する スタッフロール後セーブ可 セーブデータを選ぶと二周目がプレイ可 ラズベリルED2 第二話「幼馴染との思い出」で敗北する スタッフロール後セーブ可 セーブデータを選ぶと二周目がプレイ可 入れ違いED(勇者マオEND) 第一話「最強の魔王」をクリア後、六話をクリアするまでにもう一度「最強の魔王」ステージに挑み勝利する (注意:2戦目以後は敵レベルが1000を超えている) スタッフロール後セーブ可 セーブデータを選ぶと二周目がプレイ可 人間界(邪悪マオ)END 第七話「死の道行」までに味方を99体以上倒す(※注) イベント戦2回有(イベント戦で負けると普通にGAME OVERなので負ける必要無) スタッフロール後セーブ可 セーブデータを選ぶと二周目がプレイ可 ※注:味方殺しについて 基本的にディスガイア1、2に準拠していると思われる。 ディスガイア1における仕様は次の通り 1.味方キャラの攻撃や特殊技、反撃によるダメージで味方が倒れた回数がカウントされる 2.プリニー爆発によるプリニー自身及びプリニー爆風のダメージによるものはカウントされない 3.ジオブロック・ジオパネル関係のダメージもカウントされない ラハール(オヤジ)END 二周目以降限定 二周目以降、最終話に行くとホームルームで議題 「いつもと違うエンディングを見たい」 という項目があるのでそれを可決させる イベント戦有(敵はLv500×3。イベント戦で負けると普通にGAME OVERなので負ける必要無) スタッフロール後セーブ可 セーブデータを選ぶと二周目がプレイ可 ラズベリル編END 追加シナリオの「ラズベリル編」をクリアする 死立魔神学園編END 追加シナリオの「死立魔神学園編」をクリアする 記録屋での並び順 ラズベリルEND1 入れ違いEND ラズベリルEND2 人間界END ノーマルEND アルマース魔王END 超勇者END ラハール(オヤジ)END ラズベリル編END 死立魔神学園編END