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登録日:2009/05/28(木) 01 06 23 更新日:2024/03/11 Mon 15 12 59NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 SRW Z せっちゃん たぷたぷ グローチー・スター グローリー・スター シンの嫁 スター3 スパロボ スパロボ主人公 スフィア スフィア・リアクター スーパーロボット大戦 セツコ バルゴラ バンプレストオリジナル ヒロイン ミニスカ 不幸 不憫な子 主人公 乙女座 乳揺れ 巨乳 悲しみの乙女 意外とでかい 誕生日はドラえもんと同じ 誕生日をシンと同じにするとSPがおそろ 高口幸子 全てを撃ち抜け、悲しみも! 運命も! ザ・グローリー・スター フルバースト!! スーパーロボット大戦Zの女(リアル系)主人公。 CV:高口幸子 BGM:THE RIGHT STUFF→涙拭う翼 年齢:19歳(Z)→20歳(ZSPD) 概要 階級は少尉で、機体の操縦が丁寧である点を評価され、先行試作量産機であるバルゴラのデータ収集を目的とした部隊「グローリー・スター」に配属されチーフのデンゼル・ハマー、スター2トビー・ワトソンと共にブレイク・ザ・ワールドに巻き込まれて行く。 コールサインはスター3。 生真面目だが内気で気の弱い性格。 趣味はスイーツの食べ歩き。 名前の由来は女優の原節子で愛称はせっちゃん。 ゲーム開始時では能力面でも一部の能力がカツ以下で部隊の他のメンバーの方が能力が高い等、正直主人公とは思えない節がある。 その点ではアイビスに似ている。 というか、彼女との共通点が意外と多い。 ストーリー中でも初期の段階では三号機にてデータ収集と援護を主に任されていた。 しかし、セツコ一人になってからは戦いの中で成長していき、特に後継機のバルゴラ・グローリーに乗り換えてからはSP回復等の優秀なスキルに加え、強力なALL武器やMAP兵器を備えた最強ユニットの一つになる。 隊の中ではシン・アスカやカミーユ・ビダンと特に仲が良く、年下のメンバーからは姉の様な存在として慕われており、人付き合いは悪くない模様。 その中でも特にシンとの絡みが多く、フリーダムガンダムと戦う際にはカミーユやシンとシミュレーションを繰り返したりしていた。 そして彼女の最大の特徴は 「不幸」 な点である。 スパロボ史上最も不憫な主人公と言われており、その辺の不幸体質キャラが霞む程の不幸っぷりで、可哀相過ぎて話を進められないプレイヤーが出る程。 また、メインとなるルートはZガンダムや種死を始めザンボット3の人間爆弾エピソードやグラヴィオンメンバーの喧嘩等、やたら暗い話が多く、スパロボなのに鬱ゲーをしている気分になれる。 劇中の主な不幸(以下ネタバレ注意) ○初登場でいきなりティターンズに絡まれる ○チーフにセクハラ発言をされる ○突如出現したアサキムによりチーフが殺される ○カシマルのオーバースキルによりトビーに好意がバレる(トビーは婚約者がいるが劇中でセツコが知っている描写は無い)。 ○その直後またもアサキムによりトビーが殺され、レイプ一歩手前の執拗な言葉責めと暴力を受けトラウマになる。 ○ジエーにセクハラされる ○トビーに扮したアサキムの策略により悲しみに心を支配されバルゴラ(の武器)の特殊能力である「悲しみの乙女のスフィア」が発動する。 ○スフィアの影響で味覚、視覚等五感を少しずつ失っていく。 ○最終的に戦う(特にアサキムを倒す)事以外に生きる意味を失いつつある。 余談だが不幸な境遇(と言うより被虐体質)故か、地味に人気がある。 バルゴラをデザインした明貴美加も、お気に入りのキャラである事を語っている。 必殺技発動時のカットインでのたぷたぷ乳揺れはツィーネよりも淫猥で、恐らくプレイヤーから精液を搾りとった総量はあの痴女を超えている。 そのせいか記事冒頭の「フルバースト」が「ブルンバスト」に聞こえるというプレイヤーがいるとか、いないとか…。 しかしソレナンテエロゲ?な展開や、最後まで不幸に沈んだままの後ろ向きな暗い性格等が原因でスパロボ主人公としては不人気な方である。 同人等では大概、というか案の定凌辱もの等酷い目に遭っているが、本編が十分酷いのでそのまんまな気もする。 シンがストーリーでセツコそっちのけで主人公してる為かファンによる二次創作ではトビーとよりもシンと絡む事が多く、『シンの嫁』と言われる事も。 ……ステラもルナマリアも生存するのにね。 まあ、弟っぽいシンと姉っぽいセツコは相性が良いのだろう。 …寧ろお姉ちゃんじゃね? 第2次Zでは名前だけちょいちょい出て来る。 最初に彼女の名前を出したのはやっぱりシン。 アイムに狙われるアサキムを援護する際、『アイツはセツコさんを…!』と怒りを露にした。 また、プロフィールをシンと同じ9月1日生O型にすると…スタッフもう狙ってるだろ…? 尚、先にスーパー勢が合流した場合は神勝平が名前を出す。 そして再世編にてウェインとの初対決の時に合流する。 この際のウェインとの会話は必見。 ……が、数話もしない内に一時離脱し、以後、終盤まで復帰しない。 とは言え、唯一人ユーサーやガイオウの真意を見抜く等、要所で活躍。 本作でひとまずではあるが、アサキムとの因縁にも決着がついた。 また、スフィアの副作用は克服している様子(甘い物を食べてたり、バルゴラを降りて街を出歩いてたりしている)。 第3次スパロボZにおいて、時獄篇では中盤以降に名前がちょいちょい語られるのみ。 他の世界へ跳ばされている。 天獄篇では満を持して再登場。 乗機もバルゴラ・グローリーSへとパワーアップし、本編でも割と早い内から部隊に加わり、途中ほんの僅かな離脱がある以外は、ルート分岐以外ずっと部隊にいてくれる。 オリジナルのみで描かれる連獄篇でも2話から登場し、勿論最後まで離脱しない。 『集中+』、『直撃』、『魂』とリアル系のお手本の様な優秀な精神コマンドを習得する。 覚える精神コマンドが『気迫』以外シンと被っており、シンは『気迫』の代わりに『加速』を習得する為、組ませると結構相性が良い。 他にも『集中』を覚えないガロードやバナージ等のリアル系のお供にも向いている。 少年系と相性が良いお姉さんとか最高です! ZSPDで20歳になったのをきっかけに酒を嗜む様になったが、それでハマったらしく、天獄篇では完全な飲兵衛と化している。 また、連獄篇でバルゴラに乗り換えたステージでは、それ以後の戦闘台詞が全て専用のパターンに差し替えられる。 色気すら漂う異様なローテンションだが、反面気力は限界を大幅に振り切って200という超本気モードである。 関連人物 ●デンゼル・ハマー グローリー・スター隊長。 コールサイン「スター1」。 スキンヘッドが特徴の好漢で、当初はバルゴラ1号機に搭乗。 戦闘でセツコの3号機が損傷した事で機体を交換するが、これがセツコの不幸の始まりであった……。 エグゼクター事件以降はとある縁から並行世界の彼とトビーとチームを組んでいる。 尚、スキンヘッドは当人曰く剃っているだけらしい。 ●トビー・ワトソン グローリー・スターのメンバー。 コールサイン「スター2」。 金髪が印象的な青年で人当たりが良い。 密かに思慕を寄せていたが、後に最悪の形で離別する事に……。 ●アサキム・ドーウィン 仇敵にして宿敵。 セツコ編では和解不能の完全な悪役。 再世篇・天獄篇では関係性こそ変わらないものの、その行いによって生まれる悲しみを止める為に戦う事を決意する。 ●ランド・トラビス 傷だらけの獅子のスフィア・リアクター。 好対照な青年で、セツコが陰なら彼は陽。 底抜けにポジティブなその生き様は、セツコにも良い影響を与えている。 ●クロウ・ブルースト 揺れる天秤のスフィア・リアクター。 セツコの中では彼=借金でイメージが固まっているらしい。 実際間違ってはいないが。 ●ヒビキ・カミシロ いがみ合う双子のスフィア・リアクター。 彼にグローリー・スター式のトレーニングを課す。 この時のセツコは本物の鬼教官である。 因みに、不幸主人公として有名なセツコだが、ヒビキの方はそれ以上に(しかもシャレにならないレベルの深刻さで)不幸だったりする。 ●バルビエル・ザ・ニードル 怨嗟の魔蠍のスフィア・リアクター。 翠の地球で「オリオン」の名で呼んでいた頃からの因縁。 彼のスフィアはセツコの「悲しみの乙女」と相性が悪い。 セツコの男運の悪さの極みの様な人物で、愛憎入り混じった強烈な感情を向けており、何度も激突する事に。 ●元3rd候補生 ZSPDで登場したアッシマーのパイロット。 嘗て、セツコよりも前にグローリー・スターに入隊したパイロットであったが、デンゼルと折り合いが悪かった事が原因でスター3になれずに落第。 ティターンズ兵となっていた。 セツコを本気で激怒させた貴重な人物であり、最期は彼女に敗北した。 備考 中の人は後にTVアニメ『スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター』でミツコ・イスルギ役も演じている。 「自らの利益と私利私欲の為だけに戦争を煽り、常に自分は安全な場所を確保した状態で世界を弄び続ける悪女」であるミツコは、数え切れない程の傷を心身に負いながらも世界の平和にする為に戦争を終わらせる為に戦い続けるセツコとはまさに対極の存在と言えるだろう。 「こちらスター3、チーフ、追記、編集宜しくお願いします!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] そう言えば絡みが好評なシンって女難ネタとかで肉食系や攻撃系なヒロインと関わってばかりなせいかセツコみたいな正統派儚げヒロインや姉属性要素満載の相手との組み合わせがやたら新鮮だった。 -- 名無し (2013-11-07 01 11 20) スパロボZのシン敵対ルートでは撃墜したシンの救出を主人公に任せるのが良かった気がするな、セツコだと特に…アスランが行ったが落ち込むシンをロクに助けようとせずにキラの方に行って、やっぱり任せとくのは不安だのこんな風になると思ったなタイミングでカミーユ達がシンに戻って来いと通信繋げたのは吹いた。 -- 名無し (2013-11-17 00 48 36) カオスな家族構成なシンとご近所付き合いしていたネタは平和で良かった。 -- 名無し (2013-11-19 23 36 10) 本人があのミニスカ履ける性格とは思えないんだよな、自分なりに突っ張りとかの類で履いてんのかな。 -- 名無し (2013-11-22 00 29 21) 記されてる通りにシンとの二次創作が多いが、その中でガチ対決したSSでバルゴラ版フルウェポンコンビネーションみたいなのやってたが、ああいうのもゲーム中に欲しかったと思うの贅沢かな? -- 名無しさん (2013-12-08 19 39 07) 第3次Zに出るとしたら乙女座繋がりでシン同様にセンチメンタルな運命と味方モードのハムさんが待ち受けてそうだ。 -- 名無し (2013-12-29 22 02 16) ↑あの剣鉄也に自分から訓練を申し出たセツコの性格なら喜んで師事を受けそうだな -- 名無し (2013-12-30 20 29 17) シンとセツコの関係はなんでエロい臭いがするんだろうw4畳半の部屋がよく似合う -- 名無しさん (2014-02-13 14 59 11) スパロボの主人公の中で一番幸せになって欲しい人だわ……… -- 名無しさん (2014-02-13 18 24 29) セツコ単体だと、平行世界の仲間二人の件がマズい、あの二人ってキラと屈服呼ばわりされる和解するハメになったシンみたいだ。 -- 名無し (2014-02-13 22 54 28) 初代Zでセツコは一人でどこかに飛ばされたENDがあったが、あれだと飛ばされたのが第2次Zだったとかでクロスが好評なシンやカミーユに勝平と再会したり平行世界のレントンとかに驚いたりOGで絡むようなキャラと出会ったりで良いことづくめだった気がする。 -- 名無し (2014-02-13 22 59 22) 全てを撃ち抜け、悲しみも!運命も!ザ・グローリー・スターフルバースト!!のセリフでシンのデスティニーを撃破した時は戦闘前セリフが相まって凄いハマり具合だった。 -- 名無し (2014-03-29 01 18 56) そういや再世篇でスフィアの反作用克服してるみたいだけど、これってサードステージに至ったって事かな? -- 名無しさん (2014-05-10 12 26 46) ついで魚座のスフィアもついたりしないかなあ・・・ジェニオンにつく予想もあるけど見た目ならこっちもまけないw -- 名無しさん (2014-05-10 12 32 38) ↑↑それだとスフィア関連でセツコさんが無双状態になるから、都合上で一時退場させないとバランスブレーカーになってたとこだったのがあの扱いの悪さだったで説明つく、アサキムやアイムも他で大変な時に介入して来たのは迂闊にセツコさんを刺激したらマズいだったとかで、でもセツコさんって積極的にスフィアを兵器として使いそうもないのが難点だ。 -- 名無し (2014-05-10 12 55 32) 仮にスフィア・アクトができるとして、いつかの次元獣みたく悲しみのトラウマをムリヤリ思い出させるのかな? -- 名無しさん (2014-05-12 11 38 07) そもそも並行世界のトビーにも婚約者がいるわけなんで、どっちにしろセツコは悲恋で終わるのか -- 名無しさん (2014-07-27 13 23 08) スペシャルディスクでアクエリオンアルファが繰り出す不幸断絶拳の直撃を食らってもダメージ0なんだぜ…。 -- 名無しさん (2014-12-04 17 34 49) 連獄篇ではレイズナーっぽい新型機に乗るみたいだな -- 名無しさん (2014-12-14 05 07 25) たぶんクロウも別機体乗ってたからスフィア搭載機に乗れない状態になってそうねランドに至ってはpvに居ないくらいだし・・・ -- 名無しさん (2014-12-15 08 15 46) セツコの場合は正式採用狙ったバルゴラの量産機じゃないか?テストプレイでそっちのパイロットやってるとかさ -- 名無しさん (2014-12-15 11 42 33) 「私は悲しみの王女!グローリー・セツコ!(ボル◯ィック◯ューターを構えながら)」 -- 名無しさん (2015-02-09 10 00 46) 新カットイン、大人っぽいというか色気があるね -- 名無しさん (2015-03-03 01 01 53) 敵キャラや敵組織が改良した機体に乗る運命なのかな?無印だとジエー 新作だとサイデリアルに改造されたっぽいしバルゴラ -- 名無しさん (2015-03-09 09 51 46) 天獄編でも安定の不運っぷりである。ヒロイン度も結構上がったが -- 名無しさん (2015-04-08 06 10 34) 男運悪過ぎィ!どうしてこうも毎回変なオトコばっかり寄ってくるんだ・・・。 -- 名無しさん (2015-04-08 06 20 22) つシン -- 名無しさん (2015-04-10 13 25 02) 半ば公式で憎しみなんかの強すぎる感情を持つ人間に好かれ易いって判明したな…スフィアによるものなのか本人の資質なのかは分からんが -- 名無しさん (2015-04-12 05 43 37) 第三次の新カットでは右袖からちょこんと出た手が今作屈指の萌えポイント -- 名無しさん (2015-04-12 09 03 56) ストーカーにさらわれたあと別のストーカーに救出される人 -- 名無しさん (2015-04-19 05 09 30) ↑「みっともない三角関係」・・・アルトを見習えという時点で酷過ぎるwww -- 名無しさん (2015-04-24 08 34 58) 酔っ払ってシンを逆レする薄い本はまだですか? -- 名無しさん (2015-05-01 10 37 59) ↑5 女性が憎い変態パツキンに裏切られただけでも相当キッツイのに、その後現れたのが憎しみそのものが服着て歩いてるかのような超変態……せっちゃんマジ災難すぎる。 -- 名無しさん (2015-05-03 16 17 40) 連獄篇でバルゴラに乗り換えた後のせっちゃんがエロい -- 名無しさん (2015-05-03 18 40 52) クロウとせっちゃんの漫才が地味に笑える。ツッコミのようなボケ役のせっちゃんとボケのようなツッコミのクロウの会話が面白い -- 名無しさん (2015-05-07 22 29 27) せっちゃんのパズルゲットだよ! -- 名無しさん (2015-05-09 15 37 24) シンには悪いけどセツコはずっとグラハムと組ませてました。(おとめ座だし集中・加速でお互いカバーできるし) -- 名無しさん (2015-06-26 20 16 54) ↑何気にシンも乙女座という事実。しかもUXだと戦闘台詞でグラハムとの絡みもあるという 乙女座トリオ結成の瞬間である -- 名無しさん (2015-07-04 18 22 20) S心擽るのに母性溢れるお姉さんな所が男運悪い遠因かと -- 名無しさん (2015-08-15 07 53 49) ↑2全員(セツコ含む)ガンダム関係者じゃねーか!w -- 名無しさん (2015-08-15 07 58 23) 特徴を説明する際の前振りが地味に酷過ぎるww -- 名無しさん (2015-11-08 04 45 40) 新カットインのちょっと長いらしい袖が可愛い -- 名無しさん (2016-02-29 06 55 08) 初代Zやってて気付いたけどセツコの元々の世界ってDC戦争シリーズみたいな世界観なんだな -- 名無しさん (2016-03-16 11 48 37) この人処女なのかな? -- 名無しさん (2016-10-22 18 26 02) Dボゥイと知り合って彼の境遇を知ったらどう思うんだろうか? -- 名無しさん (2016-10-24 03 10 08) 下手したらハゲマッチョのデンゼルが悲しみの乙女のスフィア発動させてたんだよな… -- 名無しさん (2017-08-22 12 09 09) SEEDFREEDOMのキラ・ヤマトがまんまスパロボZ時代のセツコとか忠犬シンがスパロボZのセツコルート言われてて天啓だった。さらにキラの女体化絵も割とセツコだった。 -- 名無しさん (2024-03-11 15 12 59) 名前 コメント
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セツコ「病院、行きましたか?」 ルナ「・・・行ってない。」 セツコ「どうしてですか?」 ルナ「あなたに紹介してもらった病院なんて、行かない!」 セツコ「嘘・・・だからですよね・・・ シンくんの気を引くために、赤ちゃんが出来たなんて嘘を付いたんですものね」 ルナ「違う! わたしは、本当に・・・」 セツコ「だったら、ちょんと病院で見せられるはずですよね? それに、ルナマリアさんが彼の子供を産めるハズがないじゃないですか・・・ シんくんの彼女は私なんですから・・・」 ルナ「私だって、シンの彼女になりたかった! それなのに・・・ なんで、 どうして・・・」 セツコ「・・・シンくんなら、そこにいますよ・・・聞いてみたらどうですか?」 ジジッ・・・・・・・・・ シン「ウギャアアアアアアアアアアアアアッーーーー!!!」 レイ「どうしたシン、呼吸が荒かったぞ、医務班に診せるか」 シン「大丈夫だ、心配要らないって・・・・ただの夢だ」 メイリン「夜間通信です、ルナさんがあなたに話したいことがあると・・・」 シン「・・・・・・・・?」 ジ・エーデル「ガクガクブルブル」 桂「どうした?」 ジ・エーデル「か、かつら!?」 桂「"かつら"じゃない"けい"だ!アスランと一緒にすんな。それより見てないならチャンネル変えるぞ」 ピッ 黒ウサギ・お姉さん「まっ種~♪」 ピッ キラケン「キラ後ろ後ろ」 ピッ アサキム「ブラックメールそーしん♪ 月光号の艦橋で待ってます byシン 」 セツコ「あ、メールだ」 ピッ クワトロ「それじゃ明日来てくれるかな?」 ピッ ジャミル「言われてみれば確かに聞こえる空耳アワーのコーナーです。 影山さんからの投稿でCrest of "Z"」 ピッ オルソン「それではスタンバイお願いします」 アテナ「ミイヤでエクソダスの歌です」 桂「オルソン達なにやってんだ?」 シン「はあ、こたつっていいですね……文化の極みですよ」 セツコ「うん、ぬくぬく……」 ツィーネ「あ゙~……マジ出たくない」 シン「おっさんくさい、っていうか何でアンタが俺のトイメンにいるんだよ」 ツィーネ「あらカッチーン、ほら」ぐに シン「!??」 セツコ「シンくん?」 ツィーネ「みゅふふふ…」ぐにぐにくにくに シン「あ……が……く……」 セツコ「シン君、だいじょうぶ?なんだか辛そうだけど…」 シン「あ……う……大丈夫、で、す」 ツィーネ「いつまで耐えられるかしらねー?」くにくにくに セツコ「し、シン君……!」 ラクス「ほうって置きなさい。悪いのはシンです」 シン「だからなんであんたまで………あ……が……」 ツィーネ「フフ、頑張るわね」 ツィーネ「にゅふふふふふ」クニクニクニ シン「…ッい、いつまでもそうやってられるって…思うなよッ!!」 プニュンッ ツィーネ「あうんッ……こ、この…ガキの癖に////」クニクニクニ シン「そ、そんなの関係ないだろうッ…//////」プニュプニュプニュ ツィーネ「ふ、あう、ふ、ん……コイツ…//////」クニクニクニ シン「負けてたまるか…アンタは倒す、今日…此処で!!(パリーン)」プニュプニュプニュ、クリッ ツィーネ「!?(クリティカル)」 くて… セツコ(何かしら…さっきからコタツがギシギシと揺れて…シン君もツィーネも真っ赤で………ッ!?) ガッシャーン!! セツコ「二人とも正座!!」 シン「ハ、ハイッ」 ツィーネ「腰が抜けて…////」 セツコ「あ、ああ、アナタね…ッ!?何か他に言うことはないの!?」 ツィーネ「テクニシャンでした」 セツコ「知ってるわよッ!!」 ミネルバのUNでよく見られるスレ なぜなにZEUTHを語るスレ5(552) ドラマ『不幸の旅』(637) ハマーンとクワトロの関係に萌えるスレ3(329) シンとセツコの逢瀬を目撃した奴の数→(143) フロスト兄弟VSキラキラコンビ2(133) ルームメイトが彼女連れこんで来るんですが(72) トビーの友人アーサー4(801) 『キミゼス』の攻略についてなんだがスレ12(666) セツコ「皆さん、特訓お疲れ様でした。焼きたてクッキーと紅茶をどうぞ」 シン「で、シミュレーションの調子はどうなんだ?レイ」 レイ「ありがとう、セツコ。正直に言って芳しくないな。このままでは、インパルスは ジュール隊長のものになる」 ルナマリア「う・・・」 ステラ「・・・(クスン)」 シン「まだ時間はあるんだ、頑張ろうぜ!」 セツコ「私も手伝います。ここから巻き返しましょう」 ルナ ステラ「「おーっ!」」 ルナマリア「でも、取りあえず今はおやつ~」 セツコ「あれ?ステラさん、どうしたの?」 ステラ「ん・・・耳の中がむずかゆい・・・」 ルナマリア「あれれ、耳かきしてあげるよ。おいでステラ」 レイ「っ!よ、よすんだルナ!」 セツコ「ステラさん、逃げてーっ!」 ステラ「ステラ、痛いのは嫌ぁぁ!」 シン「ステラは俺が守るっ!」 ルナマリア「・・・な、泣いていいかな?(グスン)」 シン「ま、まぁまぁ。ステラ、俺がやってやるから、ここに頭を乗せて」 ステラ「ん~♪ちもちいい~♪」 セツコ(う、シン君の膝枕、いいなぁ~・・・) ルナマリア「あ~、次私も!私も!」 セツコ(うぅ、ルナさんまで・・・私もやって欲しいけど、言えないよ~) レイ「ルナ、ステラ、終わったならシミュレーションルームへ行くぞ」 ルナマリア「え~、また~」 レイ「そうか、インパルスは諦めるのか」 ルナマリア「う・・・行きます。ジュール隊長の『このきょしぬけがーっ!』は、聴きたくないわ」 ステラ「ステラも頑張る」 シン(レイ、すまん。恩にきるぜ) レイ(気にするな。俺は気にしない) シン「さてと、セツコさん、こちらへどうぞ」 セツコ「え、で、でも」 シン「え・・・嫌だったりします?」 セツコ「(ブンブン)そんな事ないです!お、お願いします・・・」 シン「(う、うなじが・・・落ち着け、落ち着け俺)セ、セツコさん、もし何かし欲しい事があったら ちゃんと言って下さいね。俺、まだ頼りないかもしれないけど、頑張りますから」 セツコ「うん、ありがとう。でもね、シン君は頼りなくなんてないよ・・・」 シン「セツコさん・・・あ、お、終わりましたよ」 セツコ「ありがとう。それじゃ次は私がしてあげるね」 シン「は、はい!」 セツコ「ちょっと恥ずかしいから、向こうむきでね」 シン(う・・・セツコさんの太もも、思ったより柔らかい・・・) セツコ「(言ってはみたけど、手が震えるよぉ。落ち着いて、落ち着いて)直感、直撃、魂」 シン「え?」 セツコ「ガナリー耳かき、クロスレンジモード!フルインパクトッ!」 シン「い、いやぁぁぁぁ!!」 クワトロ「フッ、今のはシンか。若さ故か・・・」 ハマーン「・・・・」 クワトロ「どうした、ハマーン?」 ハマーン「い、いや、膝枕で耳かきをしてやるのはいいのだが、こちらを向かれていると・・・」 クワトロ「私と君の間で恥ずかしがることもあるまい。それに今は、ただのシャアとハマーンだ」 ハマーン「シャア・・・」 クワトロ「まぁ、本当ならセツコ君のようなミニスカートが希望なのだが、流石に 年齢的に厳しいものがありそうか」 ハマーン「(逃げてニコッ)ここで朽ち果てろ!シャア!(グサッ)」 クワトロ「ギャアァァァァッ!」 もしもシンが幼児にもどったら シン「セツコお姉ちゃ~ん」 だきだき セツコ「あ、あれ?シ、シン君?///」 シン「そうだよ?あ、さっきサングラスをかけたおじちゃんにね」 ポシェットからなにか取り出す セツコ「はい。セツコお姉ちゃんアメチャン好きだよね?」 セツコ「う、うん///大好きだよ///」 シン「だからあげるね。ナメてね。」 セツコ「うん///ありがとう///」 シン「エヘヘ。あ、キラのお兄ちゃん達とゲームする約束してたからまた後でね(ニコッ)」 セツコ「うん。またねシン君///」 トテトテ セツコ「…シン君かわいかったな///」 トビー(霊)「いや~昔見たアニメで若返り薬の作り方があったの思い出して試したら出来たよこれがまた~」 アーサー「トビー…俺の体使って変なもん作らないでくれよ」 クワトロ「ふ…私がおじちゃんか…このシャア・アズナブルが…」 アムロ「すごくショック受けてる(汗)」 セツコ「シンく~ん。ねえ……」 ステラ「シン!」 シン「あー? ステラか。何かあったの?」 ステラ「んとね、新しいぱんつ買ったの。似合う?」(ぴら) シン「ぶおっ!? み、見せるな馬……って、ローレグのパンティか。これは……うーん、中々に脱がせた……いやいや! か、可愛いと思うよ」(目が血走るほど凝視) ステラ「ほんとっ!? はう……うれしい///」 ルナ「こるあああっ! 何やってんのよアンタはああああ!!!」 シン「る、ルナ!? ち、違う! 誤解すんな! 俺は」 ルナ「ローレグ萌えなんて邪道でしょうがっ!!」(ぴら) シン「なっ、紐パン!? ……って、違う! 見せるな汚らわしい!」(それでもガン見) ルナ「……んだとコラ」(♯) シン「い、いや違う! 大人っぽくてとってもセクシー! 魅力の値が大幅アップしてるぜルナ!」 ルナ「ステラ? その馬鹿床に転がして」 ステラ「?? うえい」(足払い) シン「ぐはっ! 痛……う?」 ルナ「フッ、覚悟しなさいシン! これでも汚らわしいってかあ!?」 シン「や、止めろルナ! 一体何をす……うおおおおっ!?」 ステラ「楽しそう。ステラも混ざる」 シン「ふぐぐぐぐ!? ぐはっ、ストップだステラ! 周りの視線が……!」 セツコ「……ローレグ。紐のパンティ。た、対抗するには……」 シン「……死ぬかと思った。衆人環視で顔面騎乗なんて……もうお婿にいけないよ」 セツコ「あの、シン、君」 シン「でも、柔らかくって良い匂いだったな。ルナもステラも女の子なんだよな」 セツコ「……シン君ってば!」 シン「今度は布を取り去った状態で堪能すべきかな? ……やべ。股間が天狗状た……って、うおわあ!?」 セツコ「何が天狗ですって?」 シン「記憶から抹消して下さい。って、セツコさん? 今回は一体」 セツコ「あのね。……その、捲ってみて?」(自分のスカートを指差す) シン「うう?」 セツコ「///」 シン「あの……セツコさん」(汗) セツコ「は、早く! どうせなら一思いに!」 シン「その……何か、嫌な予感がするんで止めときます」 セツコ「いやぁ! そんなにじっくり見ないで/// ……って、え?」 シン「さいなら!」(脱兎) セツコ「あっ! そ、そんなあ…… ……折角、はいてないのに。シン君の馬鹿」 クワトロ「ええい! シン=アスカはニュータイプか! 折角のチャンスを!」 ハマーン「危機を感じ取る能力では、それに匹敵するやもしれんな」 アムロ「情けない奴! シンとあろう者が何て度量の小さい!」 ハマーン「……お前達、何故そんなに必死なんだ?」 クワトロ「見せてもらおうか。貴様のスケートの腕前とやらを」 ラクス「流石赤い彗星ですわ。通常の3倍のスピードで滑ってます」 アムロ「こ、これが……スケート……」ガタガタプルプル ラクス「アムロ隊員はスケートは初めてみたいですね」 ハマーン「…ここで止めるか……続けるか………シャア!(涙目)」プルプル ラクス「まあ、壁に捕まりながらクワトロ大尉に助けをこうなんて、これは珍しい。女帝も形無しですわ」 シン「ゆっくり行きますよセツコさん」 セツコ「う、うん」プルプル シン「それじゃ、そろそろ」 セツコ「え、やだ、まだ離さないで!」 ラクス「まあ、こちらは微笑ましいですわ。青春ですわ。ラブコメですわ。ねえ、キラ」 キラ「それでも!守りたい世界があるんだぁ!(ガンガンプレイ中)」 アスラン「キラァァァ(同じく)」 キラケン「わしじゃ!可愛いキラケンじゃ!(同じく)」 イザーク「この、民間人がぁぁ!!(同じく)」 ラクス「………クスン」 シン「じゃあ、離しますよ」 セツコ「え、そんな急に………キャッ」 シン「セツコさん!」ダキッ セツコ「あ、ありがとうシン君///」 ラクス「ああ、私にもあんな時代がありました」 ツィーネ「おばさんかあんたは………ん?」 琉菜「(斗牙はエイナとスケート練習中。今なら)え、エイジ!」 フェイ「そおっと、そおっと……キャッ」 エイジ「おっと」ダキッ フェイ「あ、ありがと……//」 エイジ「あんたスケート初めてか?」 フェイ「ええ、だったら何よ」 エイジ「良かったら教えてやろうか」 フェイ「な、べ、別にいいわよ!これくらい1人で………キャッ」 エイジ「おっと」ダキッ フェイ「う……ありがと///」 エイジ「無理すんなって。あいつを見返すんだろ。協力してやってもいいぜ」 フェイ「え、でも……」 エイジ「誰かに教えてもらった方が上達は早いぜ」 フェイ「………礼は言わないわよ///」 エイジ「おう!」ニカッ 琉菜「なんか別なフラグが立ってる!!」ガビーン ラクス「………涙が」 ツィーネ「はい、ハンカチ」 セツコ「………手………離さないでね(手を繋いだまま滑ってる)」 シン「大丈夫ですよ(同じく)」 セツコ「…キャッ(シンに抱きつく)」ドン シン「セツコさん!」 クワトロ「む、すまんな」 シン「クワトロ大尉!」 クワトロ「だが当たらなければどうと言うことはない!」シュッ シン「速っ!」 セツコ「何をやらせても様になるわね………キャッ!」 シン「い、今のはルナ?」 クワトロ「この私についてくるだと!」 ルナマリア「忘れたの、私も赤なのよ」 クワトロ「チィ、まだだ、まだ終わらんよ!」 ルナマリア「ザフトレッドは伊達じゃない!」 シン「なんか生き生きしてるなルナ」 セツコ「か、風でスカートが……///」 セツコ(今ステラちゃんとルナマリアさんは機体の調整中。カミーユ君は修羅場、レイ君は艦長室。シン君を誘うなら今!) 琉菜(斗牙はエイナとのほほん。リィナはアナ姫とペットについて熱いトーク。ミズキは二日酔い。この間スケートでフラグを立てたフェイさんは訓練。今度こそエイジを…!) ラクス(キラケンさんは食堂。アスランは無駄な努力(育毛)。久しぶりにキラと……) ハマーン(アムロ・レイは今ブライト・ノアと話をしている。シャア……今こそ) セツコ「シン君!今から私と……」 琉菜「エイジ!良かったら、わ、私と…い、一緒に…!」 ラクス「キラ!久しぶりデートしませんか!」 ハマーン「シャア!私と……」 エイジ「おう、シン。ハ○ケ○ジャーのDVDが手に入ったぜ」 シン「本当か!?」 エイジ「応よ、一緒に見ようぜ!」 シン「もちろんだ!」 クワトロ「○リ○ンジャーか…………私も一緒にいいかな」 キラ「あ、僕も暇だから仲間に入れてよ」 エイジ「もちろんだぜ!」 シン「特撮が好きな奴に悪い奴はいないさ!」 クワトロ「では、何かつまむものを買って行くか」 キラ「見終わったらみんなでガンガンやりましょうよ」 女性陣「「「「……………」」」」 ハマーン「皆、暇なら私の部屋でトランプでもしないか(涙)」 セツコ「はい、私部屋から何かDVD持ってくので何か見ながらやりましょう(涙)」 ラクス「私、出来れば恋愛ものを希望しますわ(涙)」 琉菜「私はたくさんお菓子買って行きますね(涙)」 シン「大体、砂糖砂糖っていう方がおかしいんだよ」 カチャ(スプーンを手に取る) セツコ「そうですよ、人を砂糖製造機みたいに」 バリッツ(ポッチーの袋を開ける) クワトロ「しかし君達は恋人同士ではなかったのかね?」 シン「その前に俺たちは一人の軍人です」 ヒョイ(パフェをすくってセツコの口に運ぶ) セツコ「あむあむ(パフェを食べる)……ですからきちんと弁えて行動はしているつもりです」 ヒョイ(ポッチーをシンの口にもっていく) シン「ポリポリ(ポッチーを食べつつ)…ですから、人をそんなバカップルのように言われても困るであります」 ぺロッ(セツコの口元についたクリームを舐め取る) セツコ「んん…戦争が終わるまでは、お互いに節度をたもちながら行動しているつもりです」 チュッ、チュッ(シンの唇に付いたチョコを取りつつ) クワトロ「ふむ……困ったなアムロ。これではこのスレの大前提が損なわれてしまう…」 シン「セツコさん、あーん」 セツコ「あーん。シン君もあーん」 シン「ん」 クワトロ「さて、どうしたものか……」 アムロ「とりあえずお前のグラサンには何も見えていないことは確かなわけだな」 ハマーン「……シャア……あーん」 クワトロ「ん?ああ、安心しろ、虫歯など一本も無い綺麗な歯だぞ、ハマーン」 ハマーン「ッ!?痴れ者がぁぁッ!?」 アムロ「人中ッ!?」 シン「とりあえず、今日はセツコさんの部屋で寝ましょうか?」 セツコ「そうだね、お風呂はどっちから先に背中流そうか?」 ???「最後のパワー叩きつけろ~♪」 琉菜「(斗牙は今はいない。今度こそチャンス!)ねえ、良かったらこれから買い物に付き合ってくれない!」 シン「え?」 琉菜「(しまった!声が似てるから間違えた!?)」 シン「買い物?……何か重いものでも買うの?」 琉菜「(ど、どうしよ)え、ええ……」 シン「そっか、女の子1人じゃ大変だもんな。いいよ付き合うよ」 琉菜「ええ!」 セツコ「……あれはシン君?」 セツコ「な、なんで琉菜ちゃんと一緒に……!」 セツコ「ど、どうしよう………とりあえずエイジ君に知らせてみようかしら……」 エイジ「おい、重くないかそれ?」 フェイ「別に。普段から鍛えてるから問題ないわ」 エイジ「女が無理すんなって。半分持ってやるよ(フェイの荷物を半分奪い取る)」 フェイ「あ………ありがとう///」 エイジ「うわっ、重っ!」 フェイ「………無理しなくてもいいわよ」 エイジ「なんの男に二言はねぇ!」 フェイ「………クス」 セツコ「………ツィーネは駄目だからミズキさんかエニルさん、またはラクスさんに相談しよ」
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セツコはシンと共に自室にいた。ベッドだ。服は脱いでいない。身につけたままベッドの上に横になり、セツコはシンの思うがままに弄ばれている。抗う気力は、ベッドに押し倒された時に根こそぎ奪われていた。 シンの指が頭を撫で、髪を梳き、瞳がセツコの唇を視姦し、乳房をなぞり、うなじを見つめ、女そのものを視線が貫く。 着衣のままに自分の体の奥までも見透かす様なシンの視線に、セツコは知らず、細胞一つ一つに微熱を孕ませていた。 シンの赤い瞳はルビーの色と言うには生々しく、血の色と言うには輝きが強かった。血色の炎、といおうか。悲しみと怒りに流した血涙が紅蓮の炎のような激情に炙られて凝固し、生命の通貨たる血は感情を表す何よりの媒体になっている。 その瞳に映る自分の痴態ははたしてどんなふうに映っているか、不安や羞恥よりもはしたないまでの高揚と、猥らな想いがセツコの胸に去来していた。 少しでもシンの目に女として魅力的に、飢えた虎のように貪りたいという衝動を与えられる位に、美味そうに見えているといい。優しく抱きしめて、愛しさを心底から感じられる位に愛してもらえる位に、可愛く見えているだろうか。 溺れるほどに肉と心の交わりを交わしてなお、セツコは自分がシンに愛されているのか、時に自問してしまう、自虐的な所がいまだに残っていた。 耳の輪郭と裏側をシンの人差し指が触れるか触れないかの境界で、かすかに擦りたて、時に爪を立て、抓り、多種多様な刺激を与えてセツコの体から強ばりをぬぐい去り、シンの慰撫に対する抵抗の全てを奪っていた。 与えられる痛みとかすかな痒みに似た気持ちよさの中で、セツコは母親のおなかの中の胎児の様に背を丸め、きゅっと瞼を閉じて零れ出そうになる吐息を必死に堪えていた。 MSを操縦するにはあまりにか細く見える右手は震えながら握り拳を作り、喉の奥からシンによって際限なく引き出される声を殺すように、桜の花びらを張り付けたような可憐な唇に押しつけられている。 白魚の様な指を丸めて作った拳に、かすかにセツコの歯が立てられた。そうでもしなければ声を抑えきれぬのだ。 しっとりとした湿りを帯びた淡い桜色のセツコの中を丹念に丹念にかきわけ、シンは飽く事無く何度も何度も進入と後退を繰り返した。同じ作業を何度も何度も繰り返し、セツコの反応をその瞳に映し続けている。 急角度で反り返った先端が何度もセツコの体の中に擦りつけられ、どんな凹凸も逃すまいと浅く小刻みに動き、時には奥に秘された宝を狙うように大胆に奥深くまで侵入してくる時もある。 不意の侵入と上下左右前後に動く侵入物の動きに、セツコは翻弄され、握りしめたシーツもすり合わせた太もも、切なげに震えて、黒いミニスカートから零れる眩いまでの太ももが揺れた。 入口の辺りで浅く小刻みに動かれるのも、大胆なほどに奥の奥まで突きこまれるのも、どちらにも抗う気を損なわせる痛みに似た快楽があった。 苦痛のベクトルへ向かわずにこそばゆさを伴う気持ちよさを、無償でセツコに与え続けているのは紛れもなくシンの技量に依る。 そのまま突き込まれれば自分の肉を破って本当に体の中を突き刺しそうなほど硬い、棒状の感触と、それを巧みに操るシンに、セツコは恍惚と酔いしれていた。こんな状況がずっと続けばいいと、切なく思う自分に気付いて久しい。 (シン君、すごく上手……) 眉間に深い皺を刻み、セツコは少年の卓越した技量に一抹の羞恥を感じながら、ただただ驚いていた。 震える唇も、小さく握り締められた右手も、先程から快楽をごまかすようにシーツを握ってしわくちゃにしてしまっている左手も、もじもじと擦り合わせていた太ももも、すべてはシンの所為だ。 「…………」 当のシンは、先程から固く唇を結び、まるで実験結果を冷徹な目で見つめる科学者の様な瞳でセツコの奥を、淡々と見つめている。 若い学究の輩の様に謹厳な顔つきのシンであったが、すぐ目の前に荒くなる吐息を必死に堪える美女がいては、そんな表情も別の意味合いを持つ。 セツコへの海の底よりも深い、などという陳腐な言葉では足りぬ思いやりも、胸をかきむしり心臓を抉り出してしまいたくなるほど狂おしい程の独占欲も、時の果てを迎えても決して色焦る事の無い愛情もその瞳にはない。 それらの感情のすべては今はまるで死んでしまったかのようにどこかに追いやられていた。 ほんの数時間前までとはまるで別人の様なシンのそんな瞳が、自分の体を見つめている。暖かさを失ったガラス玉の様な眼が、自分に向けられている。そう考えるだけで、セツコは我知らずに甘く、桃色を帯びた吐息を薄く開いた唇から零していた。 零れた吐息に触れた風さえも淡く色づいて地に落ちそうなほどに艶やかな、セツコの声。その声を一言でも聞いてしまったら、性の快楽を知らぬ未成熟な少年でさえも、ソレに対する渇きにも似た欲望を抱かせてしまうだろう。 だというのに、シンはまるで反応を示さなかった。意識せぬが十分以上に艶やかすぎるセツコの声を耳にしても、まるで石木に変わったみたいに無表情のままだ。セツコを抉り、中から掻き回し、なじませるようにこすりつける行為だけを繰り返している。 「ん……あ……」 「痛くない?」 「う、ん。……大丈夫だから、続けて。……お願い」 「分かった」 セツコの体を慮る言葉も、了承を伝える言葉もどこか今までの様な熱はなく、まるでセツコに対する情熱の一切を失ってしまったのではないかと錯覚してしまうほどに淡々としている。 続きを懇願するセツコの声にも、冷淡ともいえる声で短く応じたきりだ。ただ機械的に作業をこなしているような印象さえある。一体、二人の間に何があったというのだろう。 セツコだけがいつもと変わらぬ清楚さと共に隠し持った、どこか背徳感さえ感じさせる、清らかな淫らさとでも言うべき矛盾した艶姿を演じているきりだ。 シンにとっては毎夜の如くセツコから引き出しているその姿は、すでに見る価値を失ったとでも言うのか、シンはいっかな機械的な様子を変える素振りはなく、ひたすらに同じ作業を繰り返す。 絶える事の無いシンの動きは、その時間に比例して加速度的にセツコの体と心を蝕んでいた。理性や道徳、倫理観といった堅固に築かれた筈の心の中の砦が、快楽を始めとする極めて原始的な感覚に崩されつつあった。 このような行為に対する免疫などほとんどないセツコにとっては、最近になってようやく与えられる快楽を制御する術を、なんとなく掴み始めた程度だ。こうまでねちっこく、ゆるゆると悦楽の種火を与えられては抑えの利きようもない。 「ふう……ぅう……」 「どうしたの? 痛かった? やめる?」 瞼を閉じて懸命に堪え様としているセツコに、立て続けに浴びせかけられるシンの言葉。 掌の上で踊るマリオネットを愛おしむ傀儡使いの様な、はっきりとした一線の引かれた言葉であった。操り人形と操るものと、愛着や執着、労わりはあるが、けっしてそれ以上の感情を向ける事はない関係を告げるような言葉。 ようやく意地悪げな感情の色をかすかに帯びたシンの声に、セツコはほんのわずかに首を横に振って答えた。薄く開いた唇からは絶え間なく密度の薄い霧の様な吐息が零れはじめていた。 首を振って答えたのは、もう言葉で答える余力さえもないからだ。その首を横に振るう動作でさえ臨終の床の病人の様に力が無い。爪先から手の指先まで電気信号と共に伝達された心地良さが、セツコの体から力を奪い去っていた。 横に振られた繊細なガラス細工の様に儚い輪郭を描く顎が、シンの手に捕らえられた。 痛みを感じはしない程度に力を加えられ、セツコは頭の動きを封じられる。首を動かす自由を奪われ、セツコは両足の内側や足の指先を切なげに擦り合わせて今感じている感覚を打ち消そうともがいた。 けれど、そんなセツコの心と体に氷水を浴びせられたように強張らせるシンの言葉が聞こえた。 「こら」 年の離れた幼い弟妹を叱るように柔らかな叱咤だというのに、シンの口から紡がれたというだけで、セツコにはもう抗う事が出来なかった。 叱られた。怒られてしまった。その事に喜びを噛みしめていた心が真っ先に萎縮し、それは体にも伝播した。びくりと、わずかに肩を震わせて、電流が走ったように体が硬直する。 シンに怒られるのでは? そんな恐怖からではない。では、シンに嫌われてしまうかもしれない。そんな不安ではない。 自分の顎を捉えて自由を封じたシンの手の感触に、体が喜び、心が歓喜の歌を歌ったからだ。今確かに自分に触れているシンの手の感触。 なんどもセツコにぬくもりを与えてきた手。悲しみの殻に閉じ込められ、絶望の闇に心を塗りつぶされていた自分に差しのべられた手。それが、今はこんなにも確かな実感を伴って自分を束縛している。 シンの指から伝わる力強さが、彼が今ここにいる、自分の隣にいるという時間をより一層強く与えてくれて、その事に心が喜ぶ。心も体も喜んでいる。シンがいる。シンを感じられる。シンに与えられ、自分も彼に与えられるものがある。 それに気づき、セツコはなによりもまず喜びを覚えたのだ。 そっと、シンの唇がセツコの耳に寄せられる。自分の髪がかすかにシンの体に触れる感触。自分の頬に当たるシンの黒髪の感触。少しだけ野生の獣の様な匂いを含んだシンの匂い。 耳に当たるシンの吐息を意識した時、セツコは大きく息を吐きだした。こんなに近くにシンがいる。こんなに近くでシンの声が聞こえる。こんなに近くに、シンの傍に居てもいい。それが、なによりも、嬉しい。 そっとシンが囁く。夜陰に乗じて姫君の寝所に忍び込む秘密の恋人の口にする愛の言葉の様に甘く、夢の中でこの世ならぬ快楽を与える代わりに、現実の世界で二度と満足出来ぬ快楽を与える夢魔の睦言の様に、危険な言葉。 嬲るようにゆるゆると耳から忍び入ってきた言葉が、自分の耳朶を震わせ、鼓膜がそれを麻薬の様な甘美さと危険さを共に認識させる。シンの言葉、という事実が幾倍にもその言葉の効能を強くし、セツコに対して絶対的な呪縛になる。 「あ……」 「動いたらダメだって言っただろ?」 「……ごめん、なさい」 「分かったら、もう動いちゃダメだぞ」 「……はい」 大好きなご主人様に怒られた子犬の様に、セツコはたちまちの内にかすかに上気しつつあった美貌を暗く沈め、申し訳なさそうに瞳を閉じる。あまりにも従順で、素直な様子が気に入ったのか、シンはセツコの頭を捕えていた手を離す。 「ん……」 そして、離れた手は、今度は愛しげな挙措でセツコの頭を優しく優しく撫で始めた。すべすべと何の抵抗も与える事無くセツコの髪は、シンの掌の愛撫を一から十まで受け入れていた。 最近逞しさを増してきたシンの手の下で、セツコの艶やかな黒髪は持ち主同様に、シンの与えてくれる感覚を受け入れているように見えた。 何度も何度も、決して痛みを与えぬようにと加減されて滑ってゆくシンの手と指。たとえそこに痛みが加えられようとも、セツコは新たな喜びと共に甘受しただろう。 シンに与えられるモノが、例え苦痛であれそれは『シンに与えられる』という前提が存在する。ならばセツコにとって痛みも快楽も羞恥も何もかもが拒絶する理由の一切を失う。 痛みさえも、セツコにとってはシンを感じる事の出来る要素として受け入れても構わぬモノへと変わっていた。 シンに何かを与えられるという事。シンに何かを与える事が出来るという事。シンから何かを奪われるという事。シンから何かを奪う事が出来るという事。強奪され略奪され搾取されても、それがシンによるものであるなら、セツコはそこに幸福を見出すだろう。 二人は、そんな関係になっていた。 身も心も自分に預けきったセツコの様子に、シンが心変わりをしたようだ。セツコの髪を梳き、頭を撫で、頬を愛撫する手を止めずに、はっきりと労わる響きのある声を出した。 「ごめん。すこし意地悪だったかな」 「ううん、いいの。シン君の好きにして。私、大丈夫だから……。シン君がしてくれるなら、なんでも平気」 頭を撫でられる度に胸が暖かくなり、セツコは至福の法悦に包まれて、どこまでも美しく、かすかに『女』の匂いを漂わせる微笑を浮かべていた。 セツコの頬に添えられたシンの親指が、少し力を込めてセツコの頬を押し込みながら撹拌する様に頬を撫でた。揃えられた四指は、輪郭をなぞって緩やかに耳たぶに辿り着き。、耳裏に優しい刺激を加えている。 セツコの赤くなった顔に浮かぶ微笑はあどけない幼女の如く無垢。 瑞々しく濡れた唇が形作る笑みは天空に輝く三日月を写し取った様に美しい。 そんな笑みも、一拍の間を置いて動きを再開したシンによって、たちまち恍惚の色を隠そうとしても隠しきれない切なげなモノへと変えられる。シンに突きこまれセツコの中を堪能しているモノは、途方もない硬さでセツコの体の中でその存在を主張し続けている。 セツコが体の中から溢れる感覚に支配されつつあるというのに、シンは息を荒げる様子さえなく、ひたすらに入れては出し、出しては入れてを繰り返していた。 セツコは動こうとする体を必死に抑え込もうとしていた。 ――分かったら、もう動いちゃダメだぞ そう言ったシンの言葉が、呪いの様にセツコの体の中と心に張り巡らされて自由を奪っていた。たった一つの言葉だけセツコを支配してしまえるほど、今のシンは絶対的な存在になっていた。 赤い赤い、血の様なシンの瞳がセツコを見つめ続けている。あの瞳に私の体はどう映っているのだろう? そう思うだけでセツコはどうしようない羞恥とほんのわずかな不安を覚え、体はそれに比例するかのように熱を帯びていった。 早く終わって欲しい。 ――嘘。 手を離してくれないかな。 ――ホントにそうなったら、寂しくて仕方なくて、泣きたくなってしまうのに? ……うん。ほんとうはシン君と離れたくない。もっと傍にいたい。せめて好きに動いていいって言ってほしい。こんな風にされるままというのは落ち着かないもの。 ――そんな気ないくせに。彼にされるのが好きなのに。もっと、私の体のどこもかしこもシン君の好きにして欲しいのに。彼の望む事は全部してあげたくて、彼が欲しいと思うものはなんでもあげたいのに。 ほんとうは、私も、シン君にしてあげたい。彼の為に何かしたい。できる事はすべてしてあげたい。 ――それが本音。でも、それだけじゃないでしょう? シン君にできる事はなんでもしてあげたい、けど、それだけじゃない。私なのだから、隠さないで言ってみて。 まだ、もっと続けて欲しい。まだ半分も終わっていないんだもの。シン君には私の全部をあげる。だからシン君にもいろんなものを私に与えて欲しい。喜びも怒りも悲しみも憎しみも苦しみも、それと、ほんの少しでいいから、愛も。 シン君、私は私の全てをあなたに捧げられる位にあなたの事が大好き。だから、ほんの少しでいいから、私にもシン君の“好き”をください。 ――ほら、ようやく素直になれた。この時間がいつまでも続くといいね。今だけは、シン君は私だけを見ていてくれるから。シン君と私だけの時間だから。 そう、ね。ずっとこうしていられたらいいのに……。このままシン君と二人で、ずっとずっと隣で、手を繋いで肩を抱き合って笑いあって、そんな風にしていられたらどんなに幸福な事だろう。 心の中で、セツコは二人の自分の間で揺れ動いていた。今、シンがセツコに施してくれている行為を、もっともっと続けて欲しいと切望する自分。シンがセツコにするように、自分もセツコにいくらでもしてあげたいと渇望する自分。 どちらも自分。どちらも心からの望みだった。 純粋なまでの独占欲。余物の混じらぬ想いでシンを求める自分。ここまで誰かを求める気持ちになったの初めてだった。 自分でも信じられないくらいにシンが欲しい。シンでなければ嫌だ。シンの隣には自分がいたい。シンの瞳にはいつも自分が映っていたい。シンの戦う理由になりたい。シンの生きる理由になりたい。 自分がそう思うのと同じくらい、シンにとって自分が大切であって欲しい。少しでいいからシンの好きが欲しい、それは半分本当、半分嘘。 一度でも彼の“好き”をもらってしまったらもう自分の思いは止まらない。もっともっとと、飽きる事も満たされる事もなくシンを求めてしまう。代償に自分の全てを捧げろと言われたなら、躊躇なく捧げつくすほどに強い想いで、シンに飢えてしまう。 ――なんてわがままなんだろう。 呆れ、自嘲する自分の声を聞きながら、セツコの心は夢想へと飛んだ。シンにしてあげる自分を夢見心地のまま思い描く。 シン君は喜んでくれるだろうか? そもそも私は上手くできるだろうか? もし私が拙いばかりに彼に不快な思いをさせてしまうくらいなら、このままただされるだけの関係でもいいのではないだろうか? ああ、でも。シン君が、喜んでくれたら。私に微笑んでくれたら。あの手で私の頭を撫で、頬を撫でて褒めてくれるなら。そっと唇に口づけてくれるのなら。 自分はそれだけで幸福の頂に登り詰めるだろう。セツコにはそれが太陽が東から昇るのと同じくらい当たり前の事実のように思えていた。それほどまでにセツコの心はシンのモノへと成り変っていた。 行動のすべてのベクトルが根底的にシンの喜怒哀楽の感情へ対するものになり、シンには笑顔を浮かべていてもらいたい、シンの愛情をすべて独占して心も体もそれを実感し続けていたいという想いが体の中で氾濫している。 “シン・アスカ”を求め、“シン・アスカ”に何かを与えて欲しいという事がセツコの心も肉体も魂も何もかもが、最優先にしている事だった。 その浅ましいまでの欲望に対する罰であったか、それまでセツコの体の中を蹂躙と愛撫の狭間で刺激し続けていたシンが、完全に抜き取られてしまう。 「あ……」 名残惜しさを微塵も隠さぬ自分の声に、はしたない、と感じたのは一瞬だった。つい今しがたまで異物を受け入れ、敏感になっていた体の中に、シンの吐息が吹き込まれていた。 「ふぅ……うん」 くた、と力尽きたように体から力を抜くセツコに、シンがこれまでよりも幾分柔らかい声をかけた。目の前で心地よさげに脱力しているセツコの艶めかしい肢体に、満足げな笑みを浮かべている。 セツコのやや熱を持って赤くなった頬を手のひらで触れるかどうか、という程度に撫でながら、続きを強要する。穏やかに続きを促す声は、世界の黄昏まで巨狼を束縛する糸のようにセツコの心を絡め取っていた。 「ほら、頭を動かして。じゃないと続けられないでしょう? …………耳掃除」 「うん」 やや恥ずかしげにセツコが体を起こし、その場で体の向きを変えて再びシンの膝に遠慮がちに頭を乗せた。 そう、セツコは今、シンに膝枕をしてもらいながら耳掃除をしてもらっていたのだ。シンの手にはそれまでセツコの体の中――耳の穴を丹念にたっぷりねっぷりと掃除していた耳かきが握られていた。 うんしょ、と小さく声を出し、自分の膝の上で頭の向きを変えるセツコに、いますぐ抱きしめたいという強い衝動を感じつつ、シンはかろうじて自制する。 (ていうかセツコさん、エロすぎ) これまでの鉄面皮は、シンなりに必死にセツコの喘ぎ声や色っぽいにもほどの在る反応を堪えていたせいらしかった。股間の布地を押し上げる雄々しいテントを悟られぬようにするのに、シンはかなり苦労させられた。 それと同時に、目の前のこの人が自分の腕の中にいる事が、今になっても信じられないくらいに嬉しかった。 セツコの体を自分の指や舌が愛撫し、自分の体の下で喘ぎ、上気するセツコの姿は、自己満足な欲望が見せる淫らな夢の中の出来事のように信じられない。 両手の指では足りぬほど交わっても、時折シンはセツコが自分と恋をし、愛を囁く間柄になった事が幸せすぎて、信じられなくなってしまう。 幸せすぎて、不意にこれは君の見ている夢なんだよと、誰かに言われてしまいそうで怖い。だから、そんな事が無いように、いつか、この幸せが当たり前になる位にもっともっと、この人と一緒にいよう。一緒に生きて行こうと、シンは決めていた。 今度はシンの方に顔を向けた姿勢で膝に頭を置いたセツコが、真下からシンの顔を見上げて、ふふ、と嬉しそうに笑う。 「なにかおかしかったですか?」 「だって、今度はシン君の顔が見られるもの。それが嬉しくって」 「そっか。ちょっと照れ臭いかも。痛かったらすぐに言ってくださいね」 「うん。よろしくお願いします」 「任された」 「終わったら、私がシン君の耳掃除してあげるね。ふふ、ちゃんと膝枕してあげるから楽しみにしてね」 「か、からかわないでくださいよ」 時折こうしてセツコに言い負かされてしまう事が、どこかこそばゆい悔しさをシンに覚えさせるが、それさえも幸福の一つだった。自分の方に顔を向けて膝に頭を預けるセツコの耳をそっと開いて、シンはまた耳かきをセツコの耳孔に入れた。 そうしてシンはセツコの耳掃除を再開しましたとさ。 ――おしまい
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セツコ 自室 「・・・コ・・ツコさ・セツコさん」 シンがセツコを起こす。 「・・・シ、シン君・・」 ベッドの中より添うシンとセツコ。「すごく、うなされてましたよ」 「・・・シン君・・・お願い・・・抱きしめて・・・」 「えっ・・・」 「お、お願い・・だから・・・」 「はっ、はい」 涙声で懇願するセツコをシンは抱きしめる。 セツコは華奢な身体をますます縮めシンの腕の中で身体を震わす。 「ア、アサキムが私に黒歴史を見せたの・・・」 「えっ?!それは夢じゃ?」 「アサキムならできる、なんだってする」 セツコは泣いている。 「どんな黒歴史を見せたんですか?」 セツコは一瞬、身体を強ばらせる。 「・・・そこはバルゴラが量産され戦禍を拡げる世界・・・」 セツコを抱くシンの腕に力がこもる。 「セツコさん!夢だ!そんなの夢です」 シンが怒鳴るがセツコは続ける。 「バ、バルゴラがバルゴラのパイロット達が、 あ、あんなに嬉しそうに楽しそうに・・・」 「セツコさん!」 「・・・わ、私・・・笑いながら…痛っ!」 シンはこれまでよりも強くセツコを抱きしめる。 「夢ですセツコさん、そんなのは」 「シン君・・・痛いよ」 「あっ」 シンは慌て力を緩めセツコに語りかける。 「セツコさんはアサキムは信じて俺は信じないんですか?」 シンは力強くセツコに言う。 「そんな事ない、そんな事ないよシン君」 「だったら、もうやめて下さい」 セツコは涙をこぼしながら頷く。 「ほら、もう泣かないで下さい」 「ありがとうシン君」 シンは時計を見る。 「うわっ!もうこんな時間!」 シンはベッドから飛び出す。 「セツコさんシャワー借りますね」 「あっ、うん」 セツコは一瞬、微笑むと暗く落ち込んだ。 シンに全てを語れなかった。 バルゴラがオーブを焼いた事を。 「セツコさん」 「な、何?」 シンがシャワー室から顔を出す。 「一緒に入りませんか?嫌ならいいですけど?」 「えっ!?あっ!い、いいけど」 シンはガッツポースをとるとセツコを手招きした。 セツコは歩くシンのもとへ。 アメリア大陸 某所 「やっと救援か」 バルゴズの中でセツコは呟いた。 「こちらは新地球連邦所属カイメラ」 「新地球連邦?カイメラ?聞いた事無いね?」 セツコはハッチを開け外にでる。 「一機だけ?」 「あいにく皆、忙しくてね」 「セツコ・オハラ中尉だ世話になる」 「アサキム・ドーウィン」 前へ戻る 次へ進む
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セツコ「シン君…今日の休暇空けておいてって言ったよね?」 シン「ハイ…」 セツコ「それなのに行方不明の挙句、金髪の女の子と裸で洞窟にいたんだってね?」 シン「それに関しましては、様々な理由がありまして…」 セツコ「ほうほう」 シン「まず金髪の女の子が崖でくるくる回って踊っておりまして」 セツコ「崖の上でね…」 シン「落ちまして」 セツコ「崖の上で回ってれば落ちるわね」 シン「助けようと海に飛び込んで、死ぬ気か!!と思わず一喝しましたら叫び始めまして」 セツコ「叫んだ…?」 シン「それで、まぁ、抱き締めて『君は俺が守るから!!』と言って宥めまして」 セツコ「抱き締めて…護るから…」 シン「それで服を乾かさなきゃとして裸にならざるをえませんでして…」 セツコ「その割には向こうの女の子は随分とシン君にべったりだったとアスラン君から聞いてるんだけど」 シン「(あの凸!!毛根薙ぎ払ってやる!!)ええっと、それは…」 セツコ「ヨウラン君の話だと、以前に街中で胸を触った子だったと…」 シン「あ、あれは不可抗力というか幸運な事故と申しますか…」 セツコ「……ラッキースケベ……」 シン「!?」 セツコ「一週間私の部屋に来るのを禁止します!!」 シン「ちょ、ちょっと待ってくださいよ、セツコさん!!ステラは別に…」 セツコ「へぇぇぇ…ステラって呼び捨てなんだ?私は『セツコさん』なのに?」 シン「いや、それは、ちょ、怒らないで下さいよ~」 ヨウラン「いつもデッキでいちゃついてる報いだ!!」 ヴィーノ「俺達の哀と怒りと憎しみの密告だ、ラキスケ野郎!!」 シン「一週間セツコさんの部屋に行くの禁止かぁ…」 | \ __ / _ (m) _ピコーン |ミ| / `´ \ ( A`) ノヽノヽ くく シン「そうだ!セツコさんの部屋に行くのが禁止なら、 セツコさんを俺の部屋に連れ込めばいいんだ!」 シン「セツコさんッ!!戦争も終わったことだし、その、二人で…」 セツコ「二人で…?」(ドキドキ) シン「パ、パン屋でも開きませんか?」 レイ(てっきりプロポーズするのかと思ったんだが…) カミーユ(流石に恥かしかったんだ…) クワトロ(フッ…若いというのは良いものだな) レントン(ケーキ屋にして、漫画版的死亡フラグを立ててしまうのを回避するなんて流石ッス、シン兄さん!!) セツコ「パン屋…何か楽しそう」 シン「俺がパン焼いて、セツコさんが看板娘やって」 セツコ「そうなるとお店の名前決めなきゃね」 シン「…………アスカ・ベーカリーとかはどうです……?」 セツコ「そうね、シン君がパンを焼くんだものね」 シン「そうじゃなくて…いや、それもあるんですけど…」 セツコ「けど…?」 シン「…………い、いずれ…セツコさんもアスカになるんだから……別に構わないんじゃ…って//////」 セツコ「あ………うん///////////」 レイ・カミーユ・クワトロ・レントン(ワンクッション置いてプロポーズしたッ!?) 月光号にて ゲイン「ん?ホランド…辛党のお前にしては珍しく甘い肴を用意したんだな?」 ホランド「あん?そんな筈はねぇ、大吟醸に合う取って置きの激辛なツマミを……って甘ッ!?」 ゲイン「奴等の仕業か…」 ホランド「ああ、だろうよ」 シン「zzz・・・ムニャムニャ・・・」 セツコ「シン君、シン君、大丈夫?」 シン「らいじょーぶらいじょーぶ、まだ飲めまふ・・・zzz」 セツコ「まったく、たいして強くないの背伸びしちゃって。可愛いぞ、コラ」 シン「ムニャムニャ・・・セツコさん・・・すzzz」 セツコ「シンく~ん、『す』の次はなにかな~?」 シン「・・・セソzzz」 セツコ「っく!そ、それより、こ、この書類にサインして」 シン「ふ、ふぁ~、女ムニャ昏?・・・女・・・読めニャイ・・・」 セツコ「が、外泊届よ、外泊届!ほ、ほら、グラディス艦長が心配したら困るでしょ!!」 シン「ふぁ~い(カキカキ)・・・ムニャムニャ」 セツコ 「よしっ!(ガッツ)」 シン「はぁ……疲れた」 セツコ「大丈夫、シンくん?」 シン「いや、ルナの訓練に付き合わされてさ……」 セツコ「そっか。じゃあ、お姉さんが癒してあげよっか?」 シン「え?」 セツコ「大丈夫、お姉さんに任せて……」 シン「うわっ! な、なんか……最近積極的になってません?」 セツコ「アデットさんにね、色々教えてもらったの……だから、ね?」 シン「ちょ、ちょっと、まt」 シャギア「やあ、シン・アスカ」 セツコ「きゃあっっ!?」 シン「ぬお!」 オルバ「おやおや、またあられもない格好だ。たまに尋ねてみたらこれだよ兄さん」 シャギア「爛れてるな、オルバよ」 セツコ「うぅぅ……またどうして貴方達なんですかぁ! せっかくの二人の時間だったのに……ひどい……」 シン「し、しかも何で俺の部屋にいるんだよ!? つか、どうやって鍵を!?」 シャギア「ふっ、私達が何者かを忘れては困るな」 オルバ「買い物のツケから暗殺まで。なんでもござれの僕らに不可能はないのさ!」 シン・セツコ「「胸張って言うな!!」」 シャギア「おお、さすが仲の知れた同士。タイミングもばっちりだな」 シン「うっ!」 オルバ「ま、お楽しみの途中みたいだったし?」 セツコ「はう……」 シャギア「来たばかりだが、帰るか、オルバよ」 オルバ「そうだね、兄さん」 シャギア「では続きを楽しんでくれたまえ。セツコ・オハラ、シン・アスカ」 オルバ「子供ができたらまた呼んでくれよ」 シン「とっとと帰れ!!」 バタン シン「えっと……」 セツコ「ぐすん……」 シン「そ、その……せ、積極的なセツコさんが見たいなぁ……」 セツコ「!」 シン「駄目、ですか?」 セツコ「……見たいの?」 シン「は……はい」 セツコ「じゃ、じゃあ……お姉さん、頑張ります」 シン「はい……」 セツコ「えい!」 シン「のわ!」 親愛の情を表現するのが不器用でハグくらいしかしらなさそうだからな… 酔わせたら シン「カミーユ~…いつもありがとうなぁ……」ぎゅ カミーユ「シ、シン!?」 エマ「ふふ、いい友人が出来てよかったわね、カミーユ」 シン「エマさんもいつも祝福ありがとうございます~」ぎゅ エマ「ちょ、ちょっとシン!?」 クワトロ「わ、私にはヘンケン艦長が…!」 エマ「変な声まねしないできださい!」 シン「大佐も俺が突っ込む前にハイメガランチャーで敵削ってくれてありがとうございます~」ぎゅ クワトロ「私は大尉だよ、だがこのぬくもり…嫌いでは無いが」 ハマーン「シャア!貴様まさかそんな趣味が!」 シン「ハマーンさんもいつも覚醒ありがとうございます~」ぎゅ ハマーン「は、はにゃ~ん」 セツコ「ど、どなたですか!?未成年のシン君にお酒のませたのは」 シン「あ~セツコさんだ~」ぎゅ~ セツコ「きゃあっ!ちょっ、シ、シン君!」 闘志也「あ、セツコに抱きついたら離れなくなった」←装甲下げ役のことでハグ希望者 ラクス「もう他の人には見向きしないでしょうね」←シード発動の希望がけのことでハグ希望者 アスラン「上司として何をいってもらえるか期待したのだが…」 レイ「どちらかというとあなたは迅速係でお礼を言われると思いますよ」 ※ミカベルネタです。シーンはレイとセツコが対峙しているのを野次馬が見ているの図。 セツコ「単刀直入に聞くけれど……レイ君…好きなの?」 物陰 アムロ『告白シーン!?』 ラクス『まぁ、甘酸っぱい』 セツコ「シン君の事が!!」 物陰 ガッターン アムロ『カミーユ!!』 クワトロ『カミーユが見事な足ズッコケを!!』 レイ「な、何を言っているのですか、セツコ…シンも俺も男ですよ…?酷いじゃないですかセツコ、人をオカマかホモみたいに!!」 ダッ セツコ「待ちなさい、コラ、オネエ走り!!話しはまだ終わってないわよ!!」 物陰 カミーユ『うちのシンは、今どういうドラマに巻き込まれてんだ?一体どういう人間関係に…』 クワトロ『図で見るとこうだよ』 つ セツコ→シン:年下少年への甘いLOVE ルナマリア→シン:放っておけない世話焼き女房的LOVE ステラ→シン:ワンコ的無邪気LOVE レイ→シン:キケンなLOVE? アスラン⇔カガリ(ラブラブ) カミーユ『な、なんだこりゃーー!!シンを中心にラブサークル発生?恋愛センター!? な…なんという事だ…清い交際をしなきゃいけない16歳でこんな爛れた関係が……… ………この凸の人はシンLOVEではないんですか?』 クワトロ『注目されてなければされてないで不満なのだね』
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(セツコさんの肌凄く気持ち良い……) すべすべとした処女雪の肌は何の引っ掛かりも抵抗もなくつるつるとシンの舌を滑る。 普段は仄かに香る程度のセツコの甘い香りを吸い込みながらシンは何度もチュッ、チュッと音を立てて啄む。 「あ、あの……シン君ッ…」 首筋に唇を這わせるシンに、耐えかねたようにセツコは声を上げる。 ご褒美のご馳走を前にお預けを食らったように不服そうに見つめるシン。 そんなシンに真っ赤になりながらセツコは小さな、今にも消え入りそうなか細い声でポソポソと言う。 「私、そのまだ帰艦してから……シャワー浴びてないの……だから、その……」 汗臭いよ、と徐々に小さくなっていく声に、シンは返事代わりにセツコの首筋を啄む。 「ひゃッ」 赤く鬱血した跡を、丹念に舐めていくシンの頭を無意識に包み込むと、柔らかくも癖の強い黒髪を撫でる。 「汗臭くない……?」 「あんまり……ていうか、寧ろいい匂い……セツコさんの匂い……俺、かなり好きみたい…」 子犬のように、髪の毛に顔を埋めると鼻を項に押し付けるシンに愛しさが湧き上がる。 圧し掛かっているようで、腕を支えに、セツコに負担をかけまいとしているシンのさりげない優しさに胸がそれだけで一杯になる。 「シン君……灯りを……消して欲しいの……」 視界に映る灯りを見上げながら囁くと、セツコの視界を上体を起したシンが覆いつくす。 「い・や」 獰猛な獣が一変して好奇心と悪戯心で一杯の子供の顔になる。 「でも、恥かしい……」 「もっと恥かしいことするんだろ?気にするな、俺は気にしない、ってね」 「ちょ、ちょっと、私は…んッ」 文句を言おうとするセツコの唇を強引に塞ぎ、先程よりももっと貪るように口付ける。 強張っていたセツコの身体がくたっとしたかと思うと、力が抜けていく。 セツコの唇と舌をとりあえず堪能したシンは顔を離すと、セツコは不機嫌そうに頬を膨らませていた。 「ズルイ……キスで誤魔化してる…ッ」 「嫌いだった?」 「~~~~ッ!!うう~~もういいわよ」 子供のような拗ね方をするセツコに、初めて彼女が見せる一面に、どうしようもなくだらしなく顔が緩みそうになるのをシンは必死に堪える。 とめどなく、彼女を求めようとする本能が暴れる力を強くする。 シンは、そっとセツコの豊かな膨らみに手をやんわりと乗せる。 セツコの身体が硬くなる。 「セツコさん……いい…?」 少しだけ躊躇ってから、セツコは瞳を伏せ、恥じらいながらも小さく頷く。 その仕草に、思わず滅茶苦茶にしてしまいたくなる衝動を堪えながら、軍服の上着に手をかける。 インナーになっただけでも充分に主張する膨らみに、ごくりと喉を鳴らす。 その音に、セツコは一層の恥じらいと、シンの中の男が自分を求めている事に喜びを抱く。 インナーをめくり上げると、セツコは促すように腕をあげ、脱がしやすくする。 薄い水色の可愛らしいブラジャーが露わになる。 (ふぅん、ルナのとは違うんだ) 以前見たルナマリアのブラジャーがフロントホックだったのに、セツコのはどうやら後ろについているらしいと、シンは妙なところに感心した。 不思議そうな顔をするシンに、セツコはそんなに自分の下着は変なのかなと心配になるが、シンはすぐにセツコの背中に腕をまわす。 一瞬硬くなるセツコの緊張をほぐすように、チュッ、チュッとシンは唇といわず、首筋や額に唇を落としていく。 そのじゃれ合いのような、優しいキスに、セツコは恥じらいと喜びを隠し切れぬように頬を緩める。 セツコの身体から緊張が抜けた隙を突くように、シンはブラジャーのホックを外す。 ぷるん、とそう聞こえそうにカップから零れる乳房に、シンは目を奪われる。 「や、やだ……ッ」 シンの『雄』としての視線から逃れるように、咄嗟に手で胸を覆い隠そうとするセツコの腕を、素早くシンの左腕が捕らえる。 シンとセツコの瞳がその刹那絡み合う。 シンは、そっと空いている右手をセツコの乳房に添えると、やんわりと、じっくりと撫でる。 「ふ………は……んん……ッ」 シンの手の感触に、その手の驚く程の熱に、セツコの全身がゾクゾクと震える。 まるで電流でも流されたように、セツコは自分の身体の毛穴が広がるのを覚えた。 シンもまた、まるで搗き立ての餅のような柔らかさと、張りのある感触に酔いしれて行く。 撫で回しているだけで不思議な快感が手から炙られる様に伝わってくるような事は初めてであり驚く。 知らず知らず、撫でる手の動きが強く、掻き回すように、こね回すように動く。 シンの瞳が、空いている乳房の薄紅色の頂に向けられる。引き寄せられるようにその頂をひと舐めする。 「んぁッ」 小さく悲鳴を上げると、シンは少し唇を吊り上げると、更に舐め始める。 ちろちろと焦らすように頂を舐めたかと思えば、その周囲をこそぐように、舌を這わせる。 「ふッ……ふッ…」 既に腕の拘束を解かれたセツコは、切なげに眉を寄せ、指を噛みながら押し寄せる波に必死に堪えているようだった。 その仕草の可愛らしさと、艶やかさに、堪らずシンはセツコの耳元に顔を近づける。 「我慢しないで」 そうワザと耳元で囁いてから、耳たぶをなぞり、耳の穴に舌を差し込む。 「あああぁんッ」 ビクンっと震わせるセツコに、まるでシンは初めてお酒を桂達に飲ませれた時の事を思い出す。 身体がふわふわとし、堪え切れないむず痒さとも言うべき感覚が熱を伴い、身体を満たす。 早くこの熱を吐き出してしまいたい、そう本能が告げるのを無理矢理押さえ込むと、シンは自ら上げた嬌声に恥らうセツコの唇に吸い付く。 マシュマロのような唇の感触と、熱いくらいの舌を味わい、わざとセツコがより恥らうように、彼女の唾液を音を立てて飲み干す。 そして、同時に、彼女の唇を割って自らと彼女のとで混ざり合った唾液を流し込む。 こくん、と喉を鳴らして飲み込むのを横目に見遣りながら。再び乳房を焦らすように、何度も舌を這わす。 敢えて頂を避け、ゆっくりとわき腹、慎ましい窪みにゆっくりとズラしていく。 セツコの身体がしっとりと汗ばむのを舌先の変化で感じ取る。 セツコは、ハッキリと自分の身体が汗を滲ませている事を自覚し、恥じらいに顔を覆う。 けれども、自分の身体の芯の部分が熱した焼け石を取り込んだように熱く、更にその先を、まだ足りないと淫らに求めるのを感じる。 もっと思うがままに蹂躙されたいという被虐的な欲望がチラつく。 音を立てて、シンが乳房に吸い付くと、視界にチカチカッと火花が散る。 「あぁんッ……んんんぅぅ………ッ」 最早、最初のような優しい愛撫ではなく、形が変わるほどに乳房をこね回し、その頂を指で微かな傷みと痺れが走るくらいに抓り、爪の先で引っかく。 熱い吐息が、剥き出しの神経のように敏感になったセツコの薄紅色の頂にかかり、止めとばかりにシンは歯で軽く噛み擦る。 「ひゃぁぁあんッ」 瞬間、頭が真っ白になり、セツコは背中を仰け反らせる。 耳を塞ぎたくなる程の淫らな声が部屋に響き、コレが自分の声なのかと耳を疑う。 完全に達したのを確認すると、シンは愛しげにセツコの髪の毛をそっと撫で、汗で張り付いた髪の毛を優しく丁寧に梳いてやる。 「気持ちよかった?」 「ばか…」 ニコニコと聞いてくるシンの明け透けさが少し小憎らしくなり、そっぽを向く。 しかし、そっぽを向いたセツコの頬に甘えるようにシンが口付けを落とすと、すぐに機嫌が直ってしまう自分の現金さにセツコは呆れる。 ◆ (やばい……セツコさん……マジで可愛い…) シンは、目の前の女性の艶姿に、心が驚くほど満たされていくのと、同時に狂いそうな程乾いていくのを覚えた。 堪能したと満足すると同時に、気が触れそうな程の飢えが湧き上がる。 ルナマリアを抱いた時と全く違う自分の心の動きにシンは戸惑う。 ふと、そこでセツコが恨みがましそうにジッとシンを見上げているのを感じた。 「ズルイ…」 「え?」 「私ばかり脱いでズルイ……」 そういうことか、と赤服の上着を脱いだだけの自分の姿に苦笑する。セツコの身体に溺れるあまり、全く気が行かなかった。 「ゴメン、ゴメン」 そういって、シンはベルトを外し、上半身をシャツごとインナーを脱ぎ捨てる。 キャッ、と小さな悲鳴を上げて、セツコは頬を染めながらシンの細身ながら鍛えられた筋肉質な身体を見る。 シンにとっては別に男の裸の何処に照れる必要があるのかわからなかったが、その初心な少女然とした仕草と、汗と自信の舌でテラテラと灯りに照らされ淫らに光沢を放つ姿のギャップにいよいよ歯止めが利かなくなり始めた事を自覚する。 シンはセツコを再び抱き寄せつつゆっくりと押し倒す。 「シン君…」 澄み切った湖が今にも溢れかえるように、瞳を不安と愛しさで潤ませたセツコに湧き上がる恋慕の想いのままに、 シン達は幾度目になるのかわからない口付けを交わす。 「ん……ん、ふ…ッ」 舌を絡める事に慣れ始めたのか、何時しかセツコからもぎこちないながらも自らシンの唾液を欲するように舌を滑らせていく。 (キス、気持ちいい……シン君も、そう思ってくれてるかなぁ……) 自分ばかりが尽くされている気がして、せめてものお返しとばかりにシンの首に腕を絡ませて唇に吸い付いてくるセツコに答えるように、シンは力強く抱き寄せる。鍛えられたシンの胸板に、セツコの形の良い乳房が押し潰され、互いの鼓動すら溶けていく快感に二人は完全に酔いしれる。 シンはキスだけでは飽き足らず、いたるところに唇の雨を降らせ、舌で味わっていく。 舌が徐々に下がっていき、臍に差し込むと、セツコが身を捩らせる。 「んふふふ、いやあ、く、くすぐったいッ」 「ここ?」 身を捩り逃れようとするセツコと、其処をワザと舐めていくシン。 淫らでありながら何処か無邪気な子犬同士のじゃれ合いに身を投じていく。 そして、シンの手が太腿に触れたところで、セツコの動きが止まる。 「あ、ちょっと、待って…シン君ッ」 慌ててシンを止めるセツコをシンはジッと見つめる。 「ダメ?」 シンは、何処かねだるように、それでいて優しい視線をセツコに向ける。 (ズルイわよ、その眼……) どこか母性本能をくすぐるこの瞳に、セツコは弱かった。普段誰も寄せ付けない鋭い瞳が時折甘える事に臆病な迷子の子供のようになるのをセツコは知っていた。というよりも、ある程度落ち着いたZEUTHの女性陣は気づいている。 隠し通せていると思っているのは当のシンのみであり、ミヅキに至っては、「そこが可愛らしいのよね」等と言っていたくらいだ。 シンは意識せずに向けてくるが、本人が意図して出来るようになった時を想像するとセツコは何か末恐ろしい気がした。 願わくば彼がこの瞳を向けてくれるのが自分だけであれば良いのにと、叶わぬ夢を見つつ、セツコはこくんと頷く。 シンの手がミニスカートの中を伝い、可愛らしいフリルをあしらった薄水色のショーツに手をかける。 (セツコさん……濡れてる……) 薄水色のショーツの中央が、その奥に隠された茂みが透けるほどに濡れている事に、セツコが自分の拙い愛撫で充分に感じてくれているのだという喜びと、その余りにも淫卑な眺めに目眩を覚える。 「シン君……早く……そんなに見ないで……」 羞恥に涙さえ浮かべるセツコに、シンの中の加虐心が刺激される。ワザと焦らすようにショーツを下ろしていくと、それだけでセツコは熱い吐息を漏らす。 「セツコさん……腰、上げて?」 シンの言葉に素直に従い、僅かに腰を上げると一気に心はショーツを脱がし、スカートのホックを外しベッドの下に落とす。 シンの眼前に、生まれたままのセツコの姿がある。 新雪の如き白い肌は、与えられた快楽と、羞恥に薄っすらと桃色に染まり、絹糸のような黒い髪をシーツの上に広げ、星色の瞳を涙で潤ませたセツコは何者よりも美しく、淫らであり、どこか神々しかった。 「セツコさん……すっげぇ……綺麗……」 本心からそう漏らしたのだとわかるシンの声に、嬉しさと恥じらいでセツコはもどかしげに身を捩る。 まるで、シンの瞳の持つ紅に、己の身がまさに焦がされ炙られているような熱の高まりを覚え、セツコは切なげにシンを見上げる。 「恥かしいよ…シン君…」 何処か誘っているのではないのかとさえ思える、艶めいた声に、シンの中の最後の防波堤が決壊の軋みをあげる。 シンはセツコの乳房を荒々しく吸い上げると、汗ばんだ谷間に舌を差し込む。 「いや……だぁ…」 自分の汗を舐め取っているという羞恥に堪えきれず目尻に涙を浮かべる。 シンは、それすらも己のものだというように、涙を唇で拭う。 そうしてセツコがシンの唇に気をとられているのを見逃さずに、シンの右手が太腿をすべり、セツコの秘所へと伸びていく。 「あッ」 止める間もなく、シンの指が湿り気を帯びたセツコの茂みを弄ぶように掻き分け、先程から絶えず蜜を溢れさせているクレバスをなぞる。 「あッあっ……んッふ……はっ…ん、ああ……や、やんッ」 短く、断続的なセツコの喘ぎ声にクラクラしながらシンの右手は秘所の形に沿ってすべり、割れ目を何度もなぞり続ける。 溢れる蜜はすべりを促し、それが更なる快楽を呼び起こし、一層甘い蜜を沸き出でさせる。 セツコは更なる快楽を受ける一方で、最もそれを欲している所には一向に手を伸ばさないシンに視線で「どうして?」と問う。 シンはその視線を受けると、イジワルな笑みを浮かべ、セツコの唇にちゅっとキスをする。 「……んッふ……はっ………や、やんッ」 嬉しいと感じると同時に、それがシンがワザとイジワルをしていることへの誤魔化しだと気付き、セツコは避難の声を上げようとするが、口を開けばシンによってもたらされる快楽に抗えないただの雌としての鳴き声しか零れず、セツコは自分がシンに捕食される立場なのだという事実を改めて思い知る。 それは同時に、彼女に、シンに対して軽い被虐的な快感を促す事になる。 すっかりと蜜で濡れてしまった指とセツコを見比べるシンに、セツコは目を背ける。 薄紅色に染まった頬に一つキスを落とすと、シンはセツコの腿を両手で開き、その隙間に顔を近づける。 「すごいな……セツコさんのここ……凄く綺麗で、凄く濡れてる……」 「い、いやあ…シン君…言わないでぇ……恥かしい……」 瞳から涙を溢れさせながら懇願するセツコの声を無視して、シンはゆっくりと唇を桜色を湛えた淫卑な花弁に重ねる。 セツコの腰が、それだけのことで跳ねる。 しかし、シンは腕で太腿を掴み、強引に開き、自分の肩に乗せると、セツコの秘所を更に責め立てていく。 濃密なセツコの中の最も隠された場所、其処から生々しく、何処か蠱惑的な『女』の香りがシンの脳を蕩かしていく。 貞淑であり、慎ましいセツコとの大きなギャップに、彼の理性は最早無きに等しかった。 「あぁッ…ヒッ……ひゃん……あっ……んッ…ふ……はっ…ん、ああ……や、やんッ」 いやいやと首を振る動きに合わせて揺れるセツコのたわわな乳房と、それに掛かっている黒髪がサラサラと流れ、シンの欲望を一層煽る。 シンは舌で幾度も幾度も花弁を舐め、指で閉じ気味のセツコのクレバスを開くと、顔全体を押し付けるように舌を捻り込ませる。 奥へ奥へと舌を伸ばすと、更に溢れる蜜がシンの顔を濡らしていく。 シンの唇が卑猥な水音を立ててセツコの秘所を味わうのを、ひたすらに与えられ続ける快楽と、いやらしく部屋中に響く音にセツコは羞恥心の余り死んでしまいたいと思う。その一方で自身の流す蜜がシンの顔を淫らに濡らしていく事に、何処か安心感、満足感、優越感が満たされていくのを覚える。 知らず、知らずシンの頭を抑え付けている自分の姿に気付く。 (嫌だ……私って……やらしい……シャワーも浴びてないのに……シン君に舐められて……悦んでる………) シンは尚も攻め立てることを止めず、太腿の内側に舌を這わせ、音を立てて跡を残す。 そして、再び蜜で濡れそぼった秘所に顔を埋める。セツコの腰は既に小刻みに震え、彼女に限界が近いことを教えていた。 シンは、必死にそれでも尚恥じらいを見せるセツコの顔を見遣りながら、最後の一押しをする。 クレバスの上にある小さな真珠は、剥き出しになり、既に痛いほど充血していた。 (セツコさんって、何か甘い……何でだろ…身体が甘く作られてるのかよ……) 卑猥で麻薬のように蠱惑的な砂糖菓子を食べているような錯覚に陥りそうになる。 何処までも埋没し、溺れて行ってしまうのではないのだろうか。 そんな栓のなき事を考えながら、剥き出しの真珠を唇で挟みこむ。 「ひぃん…ッ」 ガクガクと震えるのにも構わず、真珠を舌で何度も転がし、最後とばかりにちゅうっと思い切り吸い上げる。 「ひぃッあああーーーーーッ」 一際高く鳴くと、セツコは足をピンと伸ばし、唯一しがみ付けるものであるかのように、シンの頭を抑え付ける。 ◆ 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」 二度目の絶頂に達し、豊かな胸を上下させている腕の下に組み敷いたセツコを見つめるシンには最早気を遣ってやれる余裕は無かった。 シンは息を整えつつあるセツコの涙に濡れた頬に口付けると、そっと懺悔する。 「セツコさん、先に謝っておくね、ゴメン……ホントは俺、出来る限りで優しく、上手にするつもりだったんだ……」 荒い息を上げながら、シンを見上げるセツコに、内心もう一度『ゴメン』と呟く。 「けど……無理みたいだ……セツコさんのあんな姿見せられたらもう歯止め利かない……」 そう言って、シンはズボンを下ろし、『ソレ』を引き出した。 知識としてしか知らないモノがそこまで大きいと実際には初めて目の当たりにしたセツコは目を見開く。 自分のモノへと注がれる視線が気恥ずかしくシンはセツコを抱き締めると、そっと手を背中に回させる。 「幾らでも引っ掻いてくれていいから……」 その言葉の意味するところを察して、セツコは息を呑む。 未知の体験への隠しきれない不安と恐れがセツコの顔に浮かぶ。けれども、その瞳は決心の色が込められ、決して拒むことはないと訴えていた。 「シン君……」 「なに?」 甘える声に、シンは抱き締めたままセツコを見つめる。 「私の全部を上げるから……シン君のを……私に下さい」 その言葉にシンは一瞬驚きこそすれども、すぐさま決心したように頷く。 「わかった。セツコさん……力抜いてね……」 宛がうと、シンはゆっくりと己の分身でもってセツコの秘列を抉じ開けていく。 狭い中を強引に進んでいくと、引っかかりのようなものに阻まれる。 「あ、ぐ、うう、くぅ……」 苦悶の表情に顔を歪めるセツコは、背中に回した手に力を込める。 ふと、苦痛に呻くセツコの瞳がほんの僅かに驚きに揺れる。指の腹に、シンの背中に塞がりかけている『引っかき傷』らしき蚯蚓腫れが触れた。 それを誰がどのような状況で付けたのかがすぐに思い当たり、セツコは苦痛とは異なる理由から唇を噛み締める。 身体を貫く凄まじい痛みを超える『嫉妬』がセツコの心を覆う。 痛みに耐えながらそっと指の腹で彼女が付けたであろう場所を探り当てると、セツコは微かな優越感と共に爪を立てる。 シンの腰がゆっくりと進んでいくにつれ、セツコを襲う痛みも大きくなっていく。しかし、それにも関わらずセツコはしっかりと、『彼女』の痕跡を塗り潰すように、シンの中に自分の名残だけを残すように、セツコは痛みと独占欲の狭間でシンの背に爪痕を刻む。 ぶつん、という音をシンは聞いたような気がした。 「ああぁぁ……ッ」 喉を震わせ、破瓜の痛みに零れ落ちるセツコの涙に舌を這わせると、セツコが痛みに眉を寄せながらも、蕩けるような瞳でシンを見上げる。 セツコは事実蕩けそうな幸福感に包まれていた。 身体を貫く痛み以上に、シンに全てを捧げることが出来た幸福感と、彼に自分の爪痕を刻み込むことが出来た幸福感で胸が一杯だった。 頭を撫でてやりながらも、少し動くだけで恐ろしく絡みつき、締め付けてくるセツコの膣に歯を食いしばり堪える。 「ゴメン…そんなにもう余裕ないみたいだから……」 「うん、いいよ……きて」 どちらからともなく交わした口付けを合図に、シンは腰を動かし始める。 破瓜の血と、互いの体液が徐々にすべりを良くし、シンは意識せずに律動を早めていく。 「あ、あ、あ、あ、あッ、あッ、あ」 一突き毎にセツコの喉を震わせる声に、次第に艶が現れる。 その艶やかな声に刺激され、更にシンは抉り込むように腰を動かす。 「ああッッ、や、やん、つよ…ッ、すぎ……ッ……くん…シ、ン……くんッ…」 手を伸ばすセツコの意図を反射的に察すると、その手をそっと握り締める。 微かに、熱に浮かされ、汗と快楽と痛みに塗れた表情に、童女のような無垢な笑みが浮かぶ。 セツコの笑みにシンの胸を言い足りる言葉が無い程に愛しさが埋め尽くしていく。 目の前のこの女が狂おしい程に愛しい、どんなことをしても離したくない、何を言われようともこの腕の中に閉じ込めておきたい。 「セツコさん、セツコさん……ッ、セツコ……!!」 「シン君…、シン君…、シン…くんッ…あ、ああッ…ん、ふッ、あん…ッ…シン、くん……すき…」 互いの名前以外に言葉を知らない動物のように、二人は互いを強く、それ以外の全てを手放すことに欠片の躊躇もないように抱き締め合う。 セツコは途方もない幸福と愉悦と悦びと枯渇と満足と飢餓と愛しさに突き上げられるようにシンの名を連呼する。 今だけは、この刹那の夢においては全てを忘れて、ただの淫らな、蕩けそうな程に好きな人に溺れている女でいたかった。 そして、一方で自分の欲深さに罪悪感を抱く。どんな事をしてでも、この人を縛り付けておきたい。例えこの先何があろうとも、何時、何処で、誰といようとも、決して自分から逃れられないように、そんな恋慕の呪いを唱える自分に捕われたシンへの罪悪感を。 「好き、シン君。好き、すき、シン君、すきなの、好き、シン君大好き、愛して…る……シンッ!!」 やがて、限界に達したセツコは、薄れ行く意識の中でシンの熱い迸りが自分の奥深くに幾度も幾度も注ぎ込まれるのを恍惚と共に甘受していた。 『好き』と、『愛している』と、セツコはシンを縛り付ける呪いを唱え続けながら。
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※黒せっちゃんです注意 「俺の体が目当てだったんですね…!最低っ…」 灯りが点いていない薄暗いセツコの自室、肩をワナワナと震わせ、怒りに満ちた、紅蓮の炎のように赤い目の尻に涙を溜めながら、 シンは裏切られた悲しみを籠めて侮蔑を吐き捨てた。 「…それがどうかしたの?」 「なっ…!?」 しなやかな栗色の髪を手でいじりつつ、シンの方に顔すら向けずセツコは全く意に介していない様子で返す。 「私がどうであろうとシン君は私の事が好きで好きで堪らないんでしょう?なら、関係無いじゃない」 「そんな、アンタの事なんか…!もう好きなんかじゃないっ!!」 「そう、ならいいの。それじゃあね」 返答を聞くなりセツコはあっさり、なんの未練も無さそうに部屋を後にしようと踵を返した。 「あ…っ、い、行かないで…!」 逆に、未練たらたらにシンはセツコを止めようと震えた涙混じりの声で呼びかけた。 無表情だったセツコはほくそ笑み、また表情を戻してシンの方に振り向く。 「どうして?私の事好きじゃなくなったんでしょ?」 今まで可愛がって貰っていたのに、いきなり捨てられ、今まさに去っていこうとする御主人様を必死で止めようと鳴く子犬の様と 形容するのがピッタリな今のシンを、冷たく突き放す。 冷たく突き放された子犬は、まだどうにか鳴こうとするのだが、全く態度を変えない御主人様にとうとう泣き出してしまった。 「ぅ…ちがっ…、…ぅぅ…行っちゃ、やだぁ…!ぅっ…」 顔をくしゃくしゃにし、ぼろぼろと大粒の涙を流し、すっかり弱々しくなった消え入りそうな声で諦めず、懸命に鳴く。 その様にビクンっと、脳の奥底から背筋に何かが駆け抜ける、オーガズムに似た感覚にセツコは震えた。 「素直じゃない子ねシン君は…。ほら、男の子なんだから泣かないの…」 シンに歩み寄ってそっと涙を拭ってやり、そのまま優しく抱きしめてやる。 セツコの制服をぎゅっと握りしめ、シンは呻きながらすすり泣く。 もう離すまいと抱きしめる力を強くし、セツコは先程のより邪悪にほくそ笑む。 もう自分なしでは生きられない、完全に依存しているであろう目の前の御馳走に、セツコは舌を舐めずった。 シンの部屋前 ツィーネ『フフフ、たっぷり遊んであげようかしらね』 シン『クッ、こんなことで俺は…』 セツコ「この声は………何故シン君の部屋に……?」 ツィーネ『ほーら、たっぷり味わいなさい』 シン『うわ、止め、鞭は止めろって!』 ツィーネ『あはは、可愛い声で泣くのね。いいわすごく可愛いわよあなた』 シン『待って! そんなの入れられたたら死んじゃうって!』 セツコ「! 何してるのツィーネ!! 私のシン君に……あれ」 ツィーネ・シン「ん?」 テレビ画面には連ザ ツィーネ→グフイグナイデット使用 シン→デスティニー使用 戦況 デスティニー劣勢 セツコ「鞭……死んじゃう…そういうこと………」 ツィーネ「ん~、なんかよくわからないけど何を想像したのかしら。わ・た・し・のシン君の?」 セツコ「いや、あの……///」 クワトロ「お約束だな」ピキーン ハマーン「だがそれがいい」ピキーン アムロ「いや、むしろ何故ツィーネがシンの部屋で2人っきりで連ザをしてたのか突っ込むべきだろ」ピキーン ティファ「あなたに………修羅場を」ピキーン アムロ「さらりと酷いこと言ったぞこの娘!」 ツィーネ「いらないなら彼頂戴よセツコ」 セツコ「ダメ! 絶対にダメ!!」ダキッ シン「ちょ、セツコさん!(胸が、胸が!!///)」 ツィーネ「ふーん、どうしても?」 セツコ「どうしてもです!」 シン(ああ、柔らかくて………暖かい) ツィーネ「だったらしっかり捕まえてな。じゃないと奪っちゃうからね」タッタッタ セツコ「………まさかツィーネまでシン君のことを………あれシン君?」 シン「……zzz」 セツコ「寝ちゃったんだ…………フフ、シン君の寝顔可愛いな」ナデナデ ツィーネ「フフフ、どう? 私の作戦」 ハマーン「気があるフリをして相手に危機感を感じさせ、2人の仲を深めるだと!」 クワトロ「なんという作戦だ!」 アムロ「初めてまともに成功した気がする……」 ツィーネ「当然よ。ニュータイプも大したことないのね」 ハマーン「ググ……黙れ俗物!」 クワトロ「認めたくないものだな」 ツィーネ「あんたも大変ね」 アムロ「………わかってくれるか」 ハマーン「シャア、次は共同作戦だ!」 クワトロ「そんな決定権がお前にあるのか!………といいたいが仕方ない」 アムロ「やめろ!」 シン「プレゼントですか」 クワトロ「その通り。シンプルだが日頃の感謝を込めてプレゼントすれば好感度アップ間違いなしさ」 シン「で、でもプレゼントって言っても何をあげれば……」 ハマーン「そんな貴様のために私が用意してやった」 シン「あ、ありがとうございます。中身はなんですか?」 ハマーン「それは開けてからのお楽しみだ」 シン「わかりました。ありがとうございます。今から渡して来ます!」 シン「セツコさん!」 セツコ「あ、何シン君?」 シン「こ、これ」 セツコ「え?」 シン「プレゼントです。いつもお世話になってますのでその気持ちです」 セツコ「シン君………もう、別にそんな気を使わないでいいのに…………あけていい?」 シン「どうぞ」 セツコ「何かしら…(ゴソゴソ)こ、これは!」 駅伝の時使ったチアガールの衣装 セツコ「………シン君」 シン「ち、違います! これは俺じゃなくてその!」 セツコ「ふーん、そんな趣味なんだ」 シン「(視線が冷たい…)違うんです!誤解です!俺はその…」 セツコ「………着て……あげようか…?」 シン「だから、あの………え?」 セツコ「でも恥ずかしいからシン君の部屋で……ね///」 シン「………はい///」 ハマーン「成功だ」 クワトロ「流石アクシズの女帝だなハマーン」 アムロ「結果オーライなのか……?」 レイ(今日は部屋に帰れそうもないな) ティファ「あなたに、力を…」←チアガール姿 シン「ああ、最近ミネルバの艦内の温度が低いのと、このテーブルに毛布がついている物体の 関連性がわからないんだ」 レイ「それはコタツと言って、ヤーパン伝統の暖房器具だ」 シン「へぇ、これで暖まれるのかぁ。って、なんのための空調設備なんだよ!」 レイ「それはギルの発案なんだ。長期に渡り作戦活動をしていると、四季を感じる事を忘れてしまう。 それは人間性や人間関係に良くない影響を与えかねないかららしい」 シン「ふうん、そんなもんかね。」 レイ「まぁ、入ってみればい。後、この綿入りのコートを羽織るんだ」 シン「サンキュ♪お、お、あったけぇ~」 レイ「いいものだろ?ミカンもあるぞ」 シン「・・・・なぁ、ちょっとした事でも幸せな気持ちになれるんだな」 レイ「ああ、そうだな。そうだ、そのまま眠ると風邪を引くから気を付けてくれよ」 シン「大丈夫さ。眠てしまったら、レイが布団をかけて・・・くれ・・・るzzz」 レイ「ふふ、言ったそばからか。さて、飲み物も用意しておくか」 セツコ「あ、あれ?ねえ、私は?シン君と炬燵に入るの、私じゃないの?向かい合って足を絡めたり、 ミカン持ってきたついでに横に入りこんだり、寝ちゃったシン君に、あんな事やこんな事をしたり って、ねぇ、ないの??え、これで終わり?ぉ-ぃ!ぉ-・・・」 セツコ「Zzz……」 シン「ミカン持ってきましたよー……って、寝ちゃってる」 セツコ「スカって……そんな……」 シン「このままだと風邪引いちゃうな。毛布を……って、あれ?毛布が無くなってる」 セツコ「へくちっ」 シン「うーん、無いのなら仕方ない……という訳で隣、失礼しますよ」 シン「あ~……あったかくて……気持ち……いい……Zzz…………」 クワトロ「ふむ、上手くいったようだな」 ハマーン「シン・アスカの個室からあらゆる毛布、布団を回収するとはな」 クワトロ「こうまですれば、互いに冬のせいにして自らの身体で暖め合わざるを得まい」 ハマーン「総ては貴様の思惑通りというわけか。流石といっておこう」 アムロ「それはいいが、ロックの掛かった部屋で眠る彼らに一体誰が毛布をかけてやるんだ?」 クワトロ「あ………………」 レイ(その前にどうやって毛布を回収してきたんだ?) セツコ「おこたの中でアイスを食べるって、なんだか幸せ……」 シン「ははは、本当に幸せそうですね。でも、確かにおいしいです」 セツコ「~♪」 シン「……セツコさん」 セツコ「はい?」 シン「口の中が冷たくなっちまったから暖めてください」 セツコ「へ?」 ちゅ セツコ「!?!?……ン、ちゅ……んふ……ん……ぷは」 シン「ははっ、甘かったですよ。セツコさんの中」 アムロ「……シンのラムレーズンのアイスにブランデーでも混ぜたか?」 クワトロ「少々濃いめにな」 ハマーン「グッジョブだ、シャア」 カミーユ「珍しくお節介が成功してますね(パシッ)」 クワトロ「フッ、私とて、日々変化してきているのだよ(パシッ)」 アムロ「あ、それポン(パシッ)」 ハマーン「よい牌に出会えたな。リーチ!」 カミーユ「させるかーっ!追っかけリーチ!」 クワトロ「くっ安牌がさだまらん。ところでこの勝負、負けたら脱ぐのか?」 ハマーン「シンやガロードならいざ知らず、見飽きた貴様の裸なぞいらんよ」 クワトロ「つれない事を・・・私はまた見たいと思っているのだがな」 ハマーン「っ!!(ガシャン)」 アムロ「山が崩れたか。」クワトロ「バップだな」 ハマーン「謀ったな!シャア!」 シン「・・・ムニャムニャ・・・セツコさ~んzzz」 セツコ「うふふ、このくらいのブランデーで酔い潰れるのは、坊やだからかな?」 クワトロ「暇だから私自作の人生ゲームやらないか?」 アムロ「めちゃくちゃ嫌な予感がするがいいだろう」 ハマーン「私もやろう」 シン「あ、クワトロ大尉。なんですかそれ?」 クワトロ「ちょうどいい。セツコ君も呼んで一緒にやろう」 シン「?」 セツコ「人生ゲームですか。面白そう…」 アムロ「では俺から行くぞ。………6か」 『同級生を妊娠させる。1回休み』 シン「うわー」 ハマーン「最低だな」 アムロ「な、なんだこのマスは!」 セツコ「中学生ゾーンからいきなりハードですね」 クワトロ「自作でやるからにはそれくらいしないとな。次は私だ………8と」 『無免許運転をして次の順番の人をひき逃げして捕まる。3回休み。引かれた人は1回休み』 シン「俺何もしてないのに休み!?」 クワトロ「認めたくないものだな…」 ハマーン「長くなりそうだな。次は私だ!…彼氏に捨てられ、やけ食いをする………80BS払う……(ジー)」 クワトロ「何故私を凝視する?」 セツコ「次は私………えっと『何もなし』」 シン「それはそれで寂しいですね」 数分後 アムロ「よし、高校生ゾーンに入ったな」 シン「じゃあ、次は俺ですね………えっと何々『彼女が出来てプレゼントを贈る。50BS払う』」 セツコ「(ジィー)」 シン「な、なんですかセツコさん!」 セツコ「別に……」 アムロ「……同級生を妊娠させた。高校をやめて社会人ゾーンへ」 クワトロ「現実なら本当に最低だな」 ハマーン「というか中学の時の妊娠させた娘はどうなった」 アムロ「あまり生々しい発見は止めてくれ。ゲームなんだから」 セツコ「シン君はそんなことしないよね」 シン「え、いや、わからないですよ。双六だし」 セツコ「!……ふーん、そうなんだふーん」 シン「せ、セツコさん?」 ハマーン「人生ゲームで軽い修羅場だな」 クワトロ「そんなつもりじゃなかったのにな……」 シン「子どもが生まれた。みんなからお祝いに50BSもらう」 セツコ「ふーん、結婚してないのに子どもがね……」 シン「セツコさん。ゲーム、これゲームですから」 アムロ「なあ、妊娠させてばっかで俺には子どもが生まれないのだが……」 クワトロ「私なんかすでに4人と結婚していることになってるぞ………まあ作ったのは私だが」 ハマーン「何故私は1人なのだ……」 エイジ「なんかピリピリしてるな」 キラ「人生ゲームって結構カオスになるからね」 ラクス「どうせなら一緒に遊んでる人と結婚出来るようにすればよろしいのに」 クワトロ「しまった! その手があったか!」ピキーン ハマーン「赤い彗星も地に落ちたなシャア!」ピキーン アムロ「また、妊娠させて1回休みか」ピキーン セツコ「…………」 シン(セツコさん………なんか言ってくれよ) セツコ「え?シン君がいつもどんな感じか、ですか?そうですね…私の見たままでよかったら」 セツコ「えーと…そう、まずは上からですね。上から激しく攻め立てる感じで。あれは多分、上に気を引き付けて逃げられないようにするのが狙いのような気がします」 セツコ「それから次は、突然下から突き上げるようにあの大きなのを突き刺すんです。凄いですよ?ほんとに大きいんですから」 セツコ「最後に一番激しく、身体ごとぶつかって叩きつけるんです。大体いつもそんな感じですね。終わった後ですか?そうですね、たまになんだか寂しそうに佇んでいたりするときもあるかな」 セツコ「え?印象ですか?…えーと、いつも思うんですけど、よくあんなふうに動けるなあって。やっぱり男の子なんだなって思います」 セツコ「それから…あの上からと下からの、なんていうか、連携って言えばいいのかな。あれはスゴいと思います。あんなふうにされて立っていられる人なんて、いないんじゃないんですか?とにかくスゴいです」 セツコ「あとは…私が調子良かったりすると二回連続の時とか、多いときには四回ぐらいするときがあるんですけど、さすがに辛そうですね。シン君、てかげんとか知らないから毎回全力ですから」 セツコ「大体こんな感じですね。シン君の乗ってるデスティニーガンダムの『フルウェポン・コンビネーション』は」
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「セツコさん、大丈夫?」 やりすぎてしまったかなと、気遣わしくシンが見つめる先で、セツコは肢体を小刻みに痙攣させながらシンを恨めしげに見上げる。 シンはその『怒ってます』といわんばかりの視線にたじろぐ。 「馬鹿……シン君の馬鹿、エッチ、サド……ッ」 そう言いながらも、セツコはシンの腕枕に子猫のように擦り寄る。 余りに幼い仕草に、シンの口元が綻ぶ。 「一応言っておきますけど、俺は悪いと思ってませんから」 そう言ってセツコを抱き寄せる。どこかホッとする甘い香りに、シンは鼻をセツコの髪に押し付ける。 芳しい香りは、おそらくセツコ自身から立ち昇る香りなのだろう。 くすぐったそうにセツコが身体を微かに捩るのを、腕でしっかりと抱き留める。 「シン君が悪くないなら、誰が悪いの?」 頬を膨らませるセツコに、シンは意地悪く唇を吊り上げ、囁く。 「決まってるじゃないですか。セツコさんですよ。散々人を煽る声を上げといて、それで責任はありませんっていうのは通用しないでしょ?」 「ば、ばかぁ!!」 ぽすっと力なくシンの胸を叩くセツコの頬は林檎のように赤い。 つい先程までの自分の痴態を思い出しているのだろうかと、シンは抱き寄せながら考える。 抱き寄せた身体の温もりに、香りに、柔らかさに、後からとめどなく愛しさが込み上げる。 『愛してる』そう何度交わっている時に言いそうになったことか。 けれども、まだ自分の強さではソレを言う資格がないと、シンは感じる。 彼女を支えることが出来るようにならなければ、ソレを言っても彼女の重荷になってしまうだけだ。 彼女の足手まといだけは死んでもゴメンだと思う。 「セツコさん…」 「なぁに?」 疲労からか、とろんとした瞳を向けるセツコの髪をそっと撫でる。 「セツコさんは…この戦いが終わったらどうするつもりです?」 絹糸のようなセツコの髪を撫でながらシンが尋ねる声に、情事の後の心地よい虚脱感と、自分の髪を滑るシンの手の心地よさ。 頭を預けた彼の胸から伝わる鼓動に夢見るように耳を済ませていた彼女はその問いにすぐには答えられなかった。 「内緒…全てが終わったら教えてあげるね…」 「約束ですよ?」 「うん」 「セツコさん、俺もね、この戦いが終わったら言いたい事があるんですよ。セツコさんだけに」 「何?」 「だから内緒ですって」 まだ今は言えないから。だけど、せめてコレくらいは許して欲しいとシンはセツコを抱き寄せ深く口付ける。 蕩けるように微笑むセツコを胸に抱き締めると、セツコは甘えるように抱き締め返してくれる。 貴方を心から愛しています 唇だけを動かし、声に出さずにそっと囁く。 今の臆病者の自分にはコレくらいしか出来ないから。 ◆ 月明かりを浴びながら胸元までシーツで覆い上半身を起こしたセツコはジッと傍らの愛しい人の寝顔を見つめる。 そっとお腹に手を当てると、何度も何度も注ぎ込まれた熱がまだ余韻として残っている事に頬を染める。 ひと時とはいえ、こんなにも幸福で良いのだろうか。 そっと、少年と青年の過渡期にあるシンの頬を撫でる。この一年共に戦っていく中で随分と精悍になったものだなと思う。 手の焼ける弟だとばかり思っていたのに、戦いでも、そして愛し合う事においてもリードされっぱなしだ。 セツコの耳にシンが眠りに就く間際の言葉が甦る。 『セツコさんは…この戦いが終わったらどうするつもりです?』 満ち足りた想いと心地良い虚脱感に身を任せていた時に、不意に口にされた言葉にセツコは一気に現実に引き戻された。 夢が終わりに近付いている事を今更思い出したのだ。 どうするも何も、恐らく自分にはそんな時は来ない。 『内緒…全てが終わったら教えてあげるね…』 涙を堪えながら、それでも潤んだ瞳を見られぬようにシンの胸板に擦り寄って呟いた言葉が震えていなかった事に安心する。 身の内に沸き出る不安を掻き消したくて、シンの匂いを吸い込む。今だけはもう少しだけこの優しいひと時に甘えていたい。 『約束ですよ?』 『うん』 その約束は恐らく守られないだろう。 きっと自分は彼を裏切ってしまう。それも、彼の中に手痛い傷すら残すやり方で。 どうせ消えてしまうなら、陽炎のように消えてしまう存在であれば良いというのに。 それでも、自分に此処までどうしようもなく利己的なまでの強い感情があった事を喜ばしく思っている。 自分勝手な女だと思う。 シンはとてつもなく厄介な女に捕まってしまったのだろう。 消えることを知っていて、それなのに忘れられぬように幾度も幾度も呪いをかけてしまうような女なのだから。 セツコはそっとシンの頬を撫でていた手を自分の頬に当てる。 シンの熱が伝わってくる気がした。 身を乗り出してセツコはシンの顔を見下ろす。 シンの頬に、幾つもの滴が落ちる。 滴はセツコの瞳から零れ落ちていた。 「ゴメンね、シン君。だけど、愛してるよ」 セツコは月の光を浴びて淡く浮かび上がる百合の花のような笑みを浮かべ、そっとシンの唇に自分の唇を重ねる。 それはとても儚いキスだった。
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ステラ「シン……好き」 シン「ステラ………でも俺達は…」 ステラ「大丈夫。シンは私達と血が繋がっていないってセツコ言ってた」 シン「!!」 ステラ「ステラはシン好き………シンは?」 シン「俺は……俺もステラのことが…」 物陰から 琉菜「……負けちゃったか」 エイジ「お、どうしたんだお前」 琉菜「うるさい……ほっといて」 エイジ「ほっとけって目の前で泣いてる奴ほうって置けるかよ!ほら、ハンカチ」 琉菜「あ、ありがとう」 別の物陰 斗牙「ステラ……」 フェイ「何、あなたも失恋?」 斗牙「………ああ」 フェイ「ならちょっと付き合わない?私も失恋したばっかりなのよ」 キラ「(はふはふ)ちょっと!(はふはふ)妹とくっついちゃったよ!(はふはふ)」 キラケン「(はふはふ)まさかまさか(はふはふ)じゃな」 アスラン「(はふはふ)そんな慌てて餅食うと喉につまるぞ」 ルナマリア「(はふはふ)2クール目で恋敵組も半分脱落ね」 ステラ「………ネコさんだ」 ステラ「………あ、危ない」 キキッー ガシャーンッ シン「ただいま………あれ、セツコ姉さん。どうしたんだ?」 セツコ「シン君……ステラちゃんが………ステラちゃんが」 キラ「妹死んだー!!(ポリポリ)」 キラケン「涙でポテチがしょっぱいわい(ポリポリ)」 アスラン「どうなる!どうなる続き!(ポリポリ)」 ルナマリア「せっかく………シクシク……せっかく結ばれたのに……(ポリポリ)」 シン「ステラが……そんな……ステラァァ!」 セツコ「シン君落ち着いて」 シン「うるさい!本当の姉じゃないくせに!」 セツコ「!……知ってたの」 シン「ああ、全部知ってる。ステラが教えてくれた」 セツコ「………そう」 シン「なんで黙ってたんだよ。俺は…俺は……クッ」 セツコ「シン君!」 シン「ステラ………ステラ…ステラ……ステラ…」 ???「雨の中何してるの君」 シン「………え」 ミヅキ「はい、傘。風邪ひくわよ」 シン「………どうも」 ミヅキ「良かったら何があったか話てみて。それだけでも楽になるわよ」 キラ「(もきゅもきゅ)前途多難すぎだよね。(もきゅもきゅ)姉編」 キラケン「(もきゅもきゅ)栗の殻をむくのと同じで大変じゃのう」 アスラン「(もきゅもきゅ)そう言えば本物のシンを最近見ないな」 ルナマリア「(もきゅもきゅ)オーブに現在泊まり込みで撮影中です。(もきゅもきゅ)もちろんセツコさんその他スタッフもね」 メイリン「(もきゅもきゅ)これオーブで撮ってたんだ……」 セツコ「最近はドラマで盛り上がってるけど私の出番少なくかしら」 クワトロ「そうだな。だがヒロインは後半勝負な奴もいるから大丈夫だ」 ハマーン「前半のヒロインが死んじゃったからおこぼれでヒロインになったのもいるがな」 アムロ「しかも前半ヒロインが死んだおかげでいつも後半ヒロインはあまり人気が出ないとか良くある話だ」 ルナマリア「それって誰の」 ファ「話ですか?」 シン「まだマシじゃないか。俺なんか最初から主人公だったって設定なのに凸とか議長とか前作の主人公とかに出番を盗られ、さらに前作の主人公を落としたらバッシングの嵐。そしてしまいには主人公降格………はぁ」 セツコ「シン君!」 シン「セツコ姉さん……」 セツコ「やっと見つけた。ここ数日、どこ行ってたの…?」 シン「………」 セツコ「帰りましょう。私達はたった2人の家族なのよ」 シン「……だからなんだよ。本当の家族でもないのに」 セツコ「シン君……」 シン「俺はもう1人で生きられる!あんたとは何も関係ない!」 セツコ「シン君……!」 キラ「(コリコリ)鬱だね」 キラケン「(コリコリ)鬱じゃのう」 ルナマリア「(コリコリ)これからどうなるのかしら?」 アスラン「(コリコリ)そろそろ軟骨が切れそうだからコンビニ行くけどついで何か欲しいものあるか?」 キラ「スク○イドDVDbox」 キラケン「キ○肉マンDVDbox」 ルナマリア「聖闘士○矢DVDbox」 アスラン「ついでに買えるものじゃない!!しかも、スパロボに全然関係ない!」 キラ・キラケンでタッグ↓ r ‐、 | ○ | r‐‐、 _,;ト - イ、 ∧l☆│∧ (⌒` ⌒・ ¨,、,,ト.-イ/,、 l |ヽ ~~⌒γ⌒) r ⌒ `!´ `⌒) │ ヽー― ^ー- ( ⌒γ⌒~~ /| │ 〉 |│ |`ー^ー― r | │ /───| | |/ | l ト、 | | irー-、 ー ,} | / i | / `X´ ヽ / 入 キラケン キラ カミーユ「大変だシン!」 フォウ「あなたのお姉さんが階段から落ちて昏睡状態らしいわ!」 シン「何だって!?」 病院 セツコ「…………」 シン「そんな……セツコ姉さん…」 ディアッカ「非グッレイトォ。残念だが回復の見込みはごくわずかだぜぇ!」 シン「そんな………嘘だ……セツコ姉さん…嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ」 キラ「(ペロペロ)主人公……壊れないかな」 キラケン「(ペロペロ)うおっ!先にわしのガリ○リ君が壊れたわ!」 アスラン「(ペロペロ)っていうかこの医者KYすぎだろ」 ルナマリア「(ペロペロ)アスランやキラさんみたいですね」 アスラン「うっ」グサッ キラ「またまた、そんな褒めないでよ」 ルナマリア「(これがフリーダムの力ね)」
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短編その2――『シン君はケダモノです by セツコ 』 シン・アスカとセツコ・オハラの交際はもはやZEUTH内では周知の事実だった。 ルームメイトが居る為、シンの部屋に泊まり込めない二人がちょくちょくセツコの部屋に入り浸って、朝仲良く二人で部屋から出てくる様子が頻繁に見受けられている。 それに加えて、時折人の目と場所を忘れて仲睦まじく微笑みあう姿は、相手の居ないZEUTHの隊員達に嫉妬を超越した憎悪を抱かせるほどだった。 生活雑貨や食料品、マーケット、バザーの開催の為に数日ほど町の近くに滞在する事が決まったある日、シンは当然の如くセツコの部屋に泊まり込み、月が沈み太陽が昇るまでその腕の中にセツコを独占していた。 飢えた虎のように貪った快楽と引き換えにした倦怠感が、血流に乗って体内を流れる中、シンはゆるゆると意識の覚醒の階段を踏んでいた。素肌に触れるシーツは、今も二人分の体液を吸った生々しい湿りが残り、多少不快ではあった。 シンは肌着の一枚も羽織っていない剥き出しの裸体だった。軍人というにはいささか薄い肉の付き方だったが、コーディネイターという出自ゆえの人並み意味以上に頑健な体と、引き締められた筋肉の筋は、しなやかな鞭の様な肉体を構成している。 見た目の細さに相反して理性が取り払われた時に、この体がどれだけ凶暴な獣に変わるのか、シンとベッドを共にしているセツコが誰よりもよく体で理解している。 指や唇に良く馴染み、舌がその味をすっかり覚えた愛しい人の体を求めて、無意識にシンの手が傍らで眠っている筈のセツコへと延びる。 寝ぼけ眼のシンの手が、二度三度と空を掴んだ。それでもシンは同じことを繰り返してから、ようやくおかしいと感じたらしい。 「……セツコさん?」 昨日の夜、というかほんの三時間前なのだが、戦闘の影響で一日お預けを食らった所為で多少虐めすぎたから、まだ疲れが取れずに眠っているだろうな、と回転の鈍い頭で考える。 起こさないようにと、働きの鈍い頭なりに気を使って手を伸ばしたのに、セツコの体の在るべき場所には何もない空間があるきりだった。 あれ? と思い、むにゃむにゃと口を動かしながら上半身を起こし、薄暗い部屋の中、同じベッドの上で自分の隣で横になっている筈の女性に目をやる。 なんだ、ちゃんといるじゃないか。いつもどおりの光景に、シンの胸の奥から安堵の吐息が零れた。幸福すぎる現実が時に、自分にとって都合の良い夢を見ているだけではないかと、何度か思った事があった。 安堵はその危惧こそが幻であると感じる事が出来た為に感じたものであった。 かすかに濡れたままのシーツの上に広がる茶を薄く刷いたの黒髪。シンの指が何度も梳き、撫で、愛おしんだセツコの髪。長く伸ばされたその髪の暗闇に溶け入るような黒が、シーツの白とよく映えている。 何度も吸い、味わい、舐めた唇はいつもより瑞々しさを増し、ほんのりと濡れた桜の色が、匂い立つ様な色香よりも花の蕾の開花を待つ様な可愛らしさを覚えさせた。 今は固く閉じられた瞼に隠された瞳。そこにシンの姿だけが映っている時、シンがどれほどの喜びを感じているのかを、セツコは知っているのだろうか。 薄い生地のパジャマに隠れている凝肌の白は、薄暗い部屋の中でもシンの瞳が見逃す事はない。ゆるく背を折り、シンの方を向いて横になった姿勢で、セツコは心地良さげに穏やかな寝息をついていた。 息を吸い、吐く度に上下する緩やかな隆起を描く薄い作りの胸。サイズが合っていない所為で、ゆるゆるになったパジャマの隙間から時折覗く裸身が、早朝になろうかという時刻なのに、早くもシンの理性を強く揺さぶっていた。 片手で抱え込めてしまうくらい小ぶりな、甘酸っぱい果汁を湛えた桃を思わせる小尻に、触れる指をふっくらとした触感で押し返す、焼きたてのパンみたいに柔らかな体……。 「ん?」 と、ようやく意識が覚醒し終えようかというシンの眉が盛大に八の字に寄った。つぶさに観察していたセツコの寝姿に、強い違和感を覚えたからだ。 そのまま肉と肉とがふやけて溶け合ってしまうほどに重ね合った二枚の肉片は、舞い散る桜の花びらそのもののように小さく儚く―― 掌全体にたっぷりとした重量とどこまでも白い肉の中に埋没してゆく柔らかさを堪能させてくれた乳房は、穏やかな丘の様に平坦に―― 撫でまわし握り押し込み広げ、様々な反応を見せては手の平を通じて愛する人の存在と快楽を伝えてきた尻肉は一回りも二回りも小さく、青い果実のように変り―― 何より浮かべる笑顔がシンにとって世界の何物にも代えがたい宝物となったセツコの美貌は、今や十歳前後のあどけない少女のそれに変わっていた。 立ちあがって二人が並べば、だいたい、シンのお腹にセツコの頭が来るくらいの身長差だ。 「ち、小さくなってる!?」 「ふみゅぅ?」 ありえないと撃墜された詩翅の様に心の中で叫ぶシンに、十九歳の少女の青さと女の艶を併せ持った姿から、未成熟でまだまだ青い甘酸っぱい果実の幼い姿へと変わったセツコは、可愛らしい声を上げながら目を覚ました。 眠たいよぅ、と無意識に主張している眼を、手の甲でこすりこすりしながら、セツコもシン同様に体を起こした。自分の状態に気付いていないのか、セツコはいつもの朝が来たとばかりに微笑を浮かべてシンに挨拶をした。 「おはよう、シン君」 「……お、おはよう。……セツコさん、ですよね?」 「そうだけど、どうかしたの?」 「いや、あ、あははは」 丈が合っていない所為で椛の葉っぱみたいに小さくなった手はパジャマの袖の中に隠れ、ゆるゆるになった襟元からはほとんど隆起していない幼い乳房が半ば以上覗き、シンの目に極めて危険な情景を映していた。 誰にも触れられた事の無い色をした綺麗な二つのサクランボがちらちらとシンの目に映り、しかもそれを本人が無意識にやっているからなおいっそう性質が悪かった。その二つの小指の先ほども無い果実の先端部分を、ついつい目で追ってしまう。 (……!? 何を見惚れてるんだおれは、そういう趣味じゃないだろ! ペドフィリアじゃあるまいし!!) シンの乾いた笑いが気になったのか、頭が働きだしたのか、セツコの顔にあれ? という色がかすかに浮かび上がり始めた。 「……シン君、大きくなった?」 パジャマの袖に隠れた右手を口元に上げ、セツコがシンの腕ほども無いような小首をかしげて、無垢な瞳で問いかける。 (かわいいなあ~) 罪人に地獄行きを命じる閻魔大王だって微笑み返すような、可愛らしいことこの上ない仕草だった。大人の時のセツコも時折こう言う仕草を見せて、年に似合わぬ子供っぽさがシンの胸をときめかせたが、今の幼い姿でやられると純粋に微笑ましくなる。 「シン君?」 「ああ、ええっと、たぶんおれが大きくなったんじゃなくって、セツコさんが小さくなったんじゃないかなーなんて思ったりするんだけど」 「私が小さく……?」 何を言っているんだろう、ともう一度首を傾げるセツコだったが、自分の視点がいつもより低い事や、サイズが合っている筈のパジャマがやけに大きく、自分の体との間に大きな隙間を作っている事に気付く。 ぺたぺた、ぺたぺたと、小さな手がセツコ自身の胸や腰、お尻を撫でまわし一つ一つを確かめて行く。 体の隅々まで知り尽くした恋人が、幼く変わったとはいえ、いやだからこそ、そうやって何の他意も無く自分の体を弄って一つ一つ確かめる様に触れている光景は、思いもよらぬ興奮をシンに与えていた。 ダボダボになったパジャマの袖を捲り、ぶかぶかになっている胸元から自分の眼を撫でまわしながら、セツコがやけに淡々と呟いた。 「本当だ。ちっちゃくなってる」 少しだけパジャマの生地を盛り上げていた胸元が、もぞもぞとセツコ自身の小さな手で動き、その中でどのように指が動いているのか、本人は全く意図していないだろうが、見ている方にとってはあらぬ想像を掻き立てられる行動だった。 (く、無自覚なのか。セツコさん、それ以上はもう……!!) 何が“もう”だ。何が。地の文に突っ込みを入れさせるな。 「……シン君、どうしよう?」 自分の太ももを思い切り抓って邪念と死闘を繰り広げていたシンに、ようやく事態を理解したのか、不安に揺れるセツコが声をかける。そのセツコの声の調子に、流石にシンも冷や水を浴びせられた様に正気にかえる。 「えっと、スフィアの影響なんですかね? その……ちっちゃくなったのって」 「分からない」 しょぼん、とセツコは小さくうなだれた。最近ではそう見せる事が少なくなった影を負った様子だ。流石に全く考えてもいなかった事態に気が弱くなっていても仕方はないだろう。 「まあ、しばらくは戦闘も無いだろうから、そのうちに治るといいんですけど」 「……」 セツコはずいぶんと可愛らしく縮まった自分の掌を見つめながら、小さく小さくため息をついた。 とりあえず、服から何とかしないとね、と二人が気付いたのは、セツコがグローリー・スターの軍服に袖を通した時、ジャケットだけで太ももまで隠れた時だった。 下着は一切サイズが合わずこれまだダボダボのインナーのみを着て、穿いてないセツコがスカートが穿けないよぅ、とちらちらと生足を覗かせながら困る様子は、幼いからこそ余計にやばかったと後にシン・アスカは語る。 「うわぁ」 「セツコが小さいです」 「どうしたどうした?」 それから数十分後、シャイアから購入した女の子用の衣類を身につけたセツコの姿が食堂にあった。 シンと手を繋いで姿を見せた十歳かそこらの女の子の登場に、色めき立つ、とまではいかぬが、どうした? と善意で声を掛けてくる者が後を絶たなかった。この部隊には良くも悪くもお人よしが多い。 この娘がセツコだと説明され、また本人の話から確かにそうらしいと分かると好奇心を露わにした面々に囲まれてしまった。 クロワッサンとカフェオレ、サラダにハムエッグ、かぼちゃのポタージュと軽めの朝食を摂っていたセツコだが、流石に集中する視線に居心地の悪さを感じたのか、もじもじと身を捩って小さく抗議の声を挙げた。 「あの、そんなに見られると恥ずかしいです……」 「いや、でもねえ、小さいころから可愛かったんだね、セツコちゃん」 「私もそう思いますよ、セツコ」 「あぅ、その、ありがとうございます」 コーヒー片手に嘘偽りなくセツコを褒めた桂と、アナ姫の言葉にセツコは照れ臭さを誤魔化す為にカフェオレのカップに口をつけた。 実際に今の外見の年の頃は、一年戦争で両親を失い、孤児として引き取られた頃と前後する位だから、誰かに可愛いと言われた記憶が無いため、こうやって直球で褒められるとくすぐったいような嬉しさと恥ずかしさが込み上げてくる。 アナ姫の方もアイアン・ギアーのチル以外に同年齢に近い相手が出来たのが嬉しいのか、そこはかとなく嬉しそうな雰囲気を滲ませている。 桂やアナ姫以外にも食堂に集まった面々が面白そうに見つめてきて、セツコはますます恥ずかしそうに縮こまってしまう。シンはその傍らで、可愛いなもう、とセツコが小さくなってしまった事に対する動揺など銀河の果てに投げ捨てて頬を緩めていた。 「でもどうして小さくなってしまったんでしょうね?」 「変な泉に落っこちちゃったとか? 水を被ると小さく、お湯を被ると元に……」 「試してみたけど、元には戻りませんでした」 「セツコさんは昨日までは変化なかったんだけどな」 「ふぅん。ま、おれとしては二人が昨日の夜何をしていたかを聞きたい所だけど」 「シンがセツコの部屋にお泊まりしただけではないのですか?」 「アナ姫にはまだ早いかな。肉親じゃない大人の男と女が同じ部屋で寝泊まりするのはちょっと特別なんだよ」 「へえ、そうなのですか? シン、セツコ」 「え、あ……はい。特別、です」 「あ、あははは」 何を吹き込むつもりなんですか桂さん、と二人は乾いた笑いを浮かべながら桂を睨んだが当の本人は、そんな二人の視線などどこ吹く風と逆にウィンクをし返してきた。 セツコと一つしか年が違わないが、積み重ねた人生経験の差は断崖絶壁と言っていい位に差があった。 「でも小さなセツコも私は好きですよ。その服もとってもお似合いです」 「……ありがとうございます」 そういってセツコはぴらっと今自分が穿いているスカートの裾を抓んだ。シャイアに事情を説明して購入した服は、セツコが地球出身という事もあってエマーン風のものではなかった。 どこから調達したのか、格調高く古風な意匠のサテンのドレスだった。スカートの丈はずいぶん小さくなったセツコのくるぶし近くまであり、裾が床に触れてしまいそうだ。 スカートの裾や丸いシャツ・カラーの襟先の縁には、波型の精緻かつ光沢のあるレースがあしらわれ、セツコの髪と肌の対比の様に、黒いドレス生地に良く映えている。 足元を飾るエナメルの黒靴は磨き抜かれて美しい光沢を放っていたし、小さく飾られた赤いリボンも可愛らしい。他にも襟や袖口を縁取るレースが過剰なまでに少女性を演出していたが、それを見事に着こなしているのだから見る分にはまさしく目の保養といえた。 神に愛された職人が、魂を込めて作り上げた愛玩人形の様に見事な出来栄えの深窓の令嬢ぶりだ。ただ座っているだけでも思わず身惚れてしまうほどに可憐であった。 「こんな可愛い服は着た事が無いから、似合っているって言われても正直実感が沸かないかな」 「そうですか? そんなに可愛いのに。ねえ、シンもそう思うでしょ」 「うん、可愛い。セツコさんは可愛いしセツコさんが可愛いしドレスもセツコさんも可愛い」 アナ姫にコンマ一秒で反応し、シンは当然だと顔で語りながらうむうむと頷く。 「まあ」 「即答か、やるねえ。女冥利に尽きるんじゃない? セツコちゃん」 「あうぅ」 と一層セツコは恥ずかしげに縮こまるばかり。スカートの裾を握りながら、可愛い可愛いと連呼される周囲の声に首から耳まで赤くするセツコの様子に、シンはますます頬が緩むのを抑えきれそうになかった。 朝食後、様々な人間の好奇の視線を満身に浴びたセツコが、見られる事の快感に目覚めたかどうかは分からないが、とりあえず二人はセツコの部屋に戻っていた。まだ太陽は低く、一日は随分と時間を残している。 使い慣れたベッドの上に二人並んで腰を下ろす。 「この後はどうします? バザーでも見に行きますか? その格好じゃいつもみたいにシミュレーションもできないでしょ」 「単純に手と足が届かないくらいに短いものね。そうだね、ちょっとわがままを言ってもいいかな?」 「なんですか? セツコさんの方からそう言ってくれる事って少ないですから、おれにできる事なら何でもしますよ」 「お出かけするのも、部屋にいるのも今日はシン君とふたりっきりでいたいの。こんなちっちゃな体になっちゃったから、シン君は詰まらないかもしれないけど、今日はずっと一緒にいて欲しいの」 セツコはおずおずと手を伸ばして、シンの右手に自分の左手を重ね、ずいぶんと高い位置になってしまったシンの顔を見上げながら、恐る恐ると聞く。無論、シンはそのセツコのお願いを喜んで受けるに決まっていた。 「それはおれだってそう思っていますよ。おれだってセツコさんとはいつだって二人で居たいんですから。セツコさんがちいさくなっちゃったからって、この気持ちを変えるつもりなんてないですよ」 「シン君、ふふ、なんだか幸せすぎて怖いな。それに、私が小さくなったらシン君がなんだかいつもより優しい様な気もするし」 「そうですか? おれはいつもと同じつもりですけど。でもまあ、小さくなったからこそ出来る事ってありますよね」 そういってセツコの両脇に手を差し込んで持ち上げ、その軽さに本当に小さくなったんだなあとシンは改めて実感する。自分の膝の上にセツコを乗せて、そのおなかの上で手を組み合わせた。 ほんのりと伝わるぬくもりがシンの心を優しい気持ちにした。 「こんな風におれの膝の上に乗っけるなんて、元のままじゃできないですし」 「私が重いって事?」 と実年齢の約半分くらいになったセツコは、むぅ、とふっくらほっぺを膨らまして後ろのシンを見上げた。本人としては睨んでいるつもりかもしれないが、ちょっと拗ねた女の子にしか見えないからちっとも怖くない。 「そうじゃないですってば。でもやっぱり元に戻れないと不安ですよね。おれ、傍にいる事しかできないですけど、どんな時だってずっと一緒にいますから」 「うん、ありがとう、シン君。そう言ってくれるのが一番うれしい。でも」 「でも……」 「傍よりも隣にいて欲しいかな。今みたいに、ね?」 「はい」 そう言ってセツコは眼を閉じてシンの胸板に頭を預けた。自分のおなかの上で組まれたシンの手に自分の手も重ね合わせ、全身でシンの存在を感じる。あったかいな、気持いな、ずっとこうしていたいな、幸せだな――体と心をそれらの想いが満たしてゆく。 この体も悪いことばかりじゃないかなとセツコは思う。けれど…… 「ひとつだけ、この体だと困る事があるなあ」 「なんです?」 「あの、ね」 「はい」 「シン君の赤ちゃんが、産めないかなあ、って……」 うっとりとしたままシンに身も心を預けていたセツコの言葉が本心からのものである事は疑うべくもない。腕のなかの幼女の言葉に、シンは時が止まった様に固まった。 「……」 「ご、ごめんね。変なこと言っちゃって」 「いえ、でも、赤ちゃんは産めないかもしれないですけど、それ以外の事は出来ますよね」 「え? ……ししし、シン君」 セツコのお腹の上で組まれていたシンの手が解け、右手はセツコの胸元へと延び、服越しになだらかな隆起を描く淡い膨らみを丹念に撫でまわしはじめ、残る左手はスカートの隙間から、人間に欲情した蛇のようにするりと侵入してセツコの生足へと伸びた。 ぴり、と優しくシンの指先に抓まれた二粒の小さな肉粒から走る快楽の電気信号や、ねっとりと粘度の低い液体を撹拌するように円を描いて、自分の足をまさぐるシンの手に、セツコは驚きに背筋を伸ばして、耳を赤くした。 「シン君そういうしゅみ……んむぅ」 背後を振り返り驚きを口にしようとするセツコの唇を、肩越しに伸びてきたシンの唇が塞いだ。 小さな花びらの様なセツコの唇を、シンのそれが完全にふさぎ、セツコの抗議はシンの口の中に飲み込まれ、差し込まれた舌に絡めとられてそれ以上の言葉を封じられた。味覚器官の接触はセツコの思考を鈍らせるには十分な快楽を生む行為だった。 まだ朝だと言うのに、セツコは早くも幼い体に悦楽の楔を打ち込まれようとしていた。そのまま抱すくめられたような姿勢でベッドの上に横にされ、唇から離れたシンが、歯と 舌を器用に使ってドレスのボタンを外してゆく。 今度は服の内側に侵入したシンの指が、すっかり手慣れた様子で、小さくなったセツコの乳房を揉みほぐし、撫でまわし、男を受け入れるには早過ぎると見える体を開花させていた。 「シン、くん、だめだよ。まだ、朝……」 「優しくしますから」 優しくする、その言葉と裏腹にシンの心の中は欲情した獣のように相手への思慮に欠けた凶暴な欲望が渦巻いていた。 セツコさんは、少し虐めるくらいが一番反応がいい―――幼くなっても変わらぬセツコの性情に、シンは背筋を走るゾクゾクとした嗜虐の快楽を感じていた。 ――同刻食堂にて ピキーンという例の音が複数名の脳裏に閃いた。 焼き鮭定食に在りついていたカミーユが唐突に叫んだ。 「さすがにそれは犯罪だぞ、シン!!」 BLTサンドとブラックコーヒーを口にしていたクワトロが立ち上がった。 「これが若さか……」 その対面でオムレツを突ついていたハマーンが眦を釣り上げてクワトロを睨んだ。 「血の涙を流すほど悔しいというのか、シャア!!」 一人、アジの開きを解していたアムロが、そんなハマーンとクワトロを見て呟いた。 「お前達もう一度付き合ったら?」 せめてもの反攻の証に、自分の上に覆いかぶさるシンのうなじに小さな歯を立てながら、セツコは熱に浮かされたような声を、切なげに零した。 「シン、君……の……ケダ、モノォ……んんぅ……」 「ケダモノは、ケダモノの恋人もケダモノにしようと思います」 「ふあぁ……」 セツコの極上のソプラノは、快楽という指揮者に従順に従い、長い事部屋の中に木霊した。 ――おしまい。