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八つ墓村 メーカー フロム・ソフトウェア 発売日 2009/4/23 対応機種 DS 横溝正史さん著の推理小説、金田一耕助シリーズ「八つ墓村」を題材にしたADV 過去に大量虐殺事件があった村を舞台に、再び起きた連続殺人の謎に挑む 関連 犬神家の一族
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八つ墓村 part63-58~62 58 八つ墓村:2012/09/13(木) 19 29 29.36 ID KxT5Tkkb0 永禄9年、とある村に尼子氏の落武者たち8人が逃げ延びてきた。 村人は落武者たちが持っていた三千両の黄金に目が眩み、彼らを襲撃して首を刎ねた。しかし、肝心の黄金はどこにも見当たらなかった。 その後、襲撃の主導者だった庄屋の田治見庄左衛門が、突如発狂して暴れ回り、村人7人を殺して自害した。 落ち武者の祟りだと考えた村人たちは、武者たちの墓を立て、彼らを明神として崇めることにした。 そして村は「八つ墓村」と呼ばれるようになった。 昭和二十数年。 天涯孤独の青年・寺田辰弥は、自分が田治見家の跡取りだと知らされる。だが、辰弥の父・要蔵は異常な人物だった。 要蔵は妻子ある身で辰弥の母・鶴子を見初め、彼女を監禁し力づくで妾にした。やがて辰弥が生まれたものの、鶴子に恋人がいた事を知った要蔵は、鶴子と辰弥を虐待するようになった。 耐えかねた鶴子は辰弥を連れ、村から逃げ出した。だがそれに激昂した要蔵は、罪もない村人32人を惨殺してしまった。 八つ墓村の人々は要蔵の事件を忘れられず、辰弥が八つ墓村に来ることに不安を感じていた。 金田一は辰弥の依頼で、彼と共に八つ墓村へ向かう。 59 八つ墓村:2012/09/13(木) 19 38 14.75 ID KxT5Tkkb0 そして辰弥が村に現れた途端、殺人事件が次々と発生。犠牲者たちに何の共通点もない無差別殺人のようだった。 迷信深い村人たちは、要蔵の子である辰弥を疑う。だが、異母姉の春代と従妹の典子は辰弥を信じていた。そして辰弥は母が隠した手紙から、自分が要蔵の子ではないと知る。 犯人の目的がまるで分からず、警察の捜査は行き詰まる。村人たちは疑念と不満を募らせ、ついに辰弥を私刑にかけようと襲撃する。 辰弥は鍾乳洞に逃げ込むが、春代までもが何者かに殺されてしまった。 60 八つ墓村:2012/09/13(木) 19 44 35.32 ID KxT5Tkkb0 真犯人は森美也子。彼女は田治見家と並ぶ村の名家・野村家当主の弟の嫁。 犯行の動機は、典子の兄・慎太郎と結婚する事である。 美也子は慎太郎と相思相愛だったが、美也子が亡き夫の遺産で裕福なのに対し、慎太郎は戦後落ちぶれて一文無し。実直だが気位の高い慎太郎は、美也子に求婚することが出来なかった。 美也子は、慎太郎に田治見家を継がせれば、彼が堂々と自分に求婚してくれるだろうと考えた。 だが春代を除く田治見家の人々は、人格者の慎太郎を疎んじており、彼に跡目を譲りたくないばかりに辰弥を捜し当てる程だった。美也子は邪魔な田治見家を皆殺しにしようと企む。 彼女は目的をカモフラージュする為、無関係な人々まで殺して無差別殺人に見せかけた。そして村人たちの心理を巧みに扇動し、彼らに辰弥を襲わせ抹殺させようとしたのだった。 結局、春代が死に際に噛みついた傷が化膿し、美也子は壮絶な病死を遂げる。 辰弥は田治見家を慎太郎に譲り、鍾乳洞の中で見つけた三千両の黄金を持って村を去る。 慎太郎は田治見家の財産を元手にして村に工場を建て、村人たちの迷信深い思想を近代化し正そうとするのだった。 61 八つ墓村:2012/09/13(木) 19 48 35.20 ID KxT5Tkkb0 辰弥の本当の父は、僧侶の英泉。元は亀井陽一という教師で、鶴子の恋人だった。 彼は要蔵の事件に責任を感じ、村を去って僧になった。よその出身だった上、過酷な修行が彼の容貌をすっかり変えてしまったため、村の人々も彼の正体に気づかなかった。 英泉は一目見て辰弥が自分の子だと気づいたが、辰弥の性格を知らないばかりに、彼が事件の犯人なのではと疑ってしまい、父と名乗れずにいたのだった。 典子は辰弥に一目惚れし、いかなる時も彼の味方だった。辰弥は彼女の愛に応え、二人は結婚する。 慎太郎は三千両を掘り当てて美也子と結婚するつもりだったが、事件の真相を知り、心に傷を負ってしまった。彼は生涯独身を貫くことを決め、いずれ辰弥と典子の間に生まれるであろう子供の二人目を養子に迎えることにした。 しばらくして金田一の元に、典子が妊娠したという吉報が届いた。 (END) ※「三千両を発見する」「辰弥の実父が分かる」「典子と結婚」の三つは、ゲーム中でフラグを立てることにより追加されるイベントです。 発生させなくてもクリア可能ですが、全て見るのが原作と同じエンド。 また、ゲームでは金田一の依頼人は辰弥ですが、原作での依頼人は美也子の義兄です。 62 :八つ墓村:2012/09/13(木) 19 49 40.24 ID KxT5Tkkb0 今日はここまで。バッドエンドは後日投稿します。
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八つ墓村 part63-58~62 58 八つ墓村:2012/09/13(木) 19 29 29.36 ID KxT5Tkkb0 永禄9年、とある村に尼子氏の落武者たち8人が逃げ延びてきた。 村人は落武者たちが持っていた三千両の黄金に目が眩み、彼らを襲撃して首を刎ねた。しかし、肝心の黄金はどこにも見当たらなかった。 その後、襲撃の主導者だった庄屋の田治見庄左衛門が、突如発狂して暴れ回り、村人7人を殺して自害した。 落ち武者の祟りだと考えた村人たちは、武者たちの墓を立て、彼らを明神として崇めることにした。 そして村は「八つ墓村」と呼ばれるようになった。 昭和二十数年。 天涯孤独の青年・寺田辰弥は、自分が田治見家の跡取りだと知らされる。だが、辰弥の父・要蔵は異常な人物だった。 要蔵は妻子ある身で辰弥の母・鶴子を見初め、彼女を監禁し力づくで妾にした。やがて辰弥が生まれたものの、鶴子に恋人がいた事を知った要蔵は、鶴子と辰弥を虐待するようになった。 耐えかねた鶴子は辰弥を連れ、村から逃げ出した。だがそれに激昂した要蔵は、罪もない村人32人を惨殺してしまった。 八つ墓村の人々は要蔵の事件を忘れられず、辰弥が八つ墓村に来ることに不安を感じていた。 金田一は辰弥の依頼で、彼と共に八つ墓村へ向かう。 59 八つ墓村:2012/09/13(木) 19 38 14.75 ID KxT5Tkkb0 そして辰弥が村に現れた途端、殺人事件が次々と発生。犠牲者たちに何の共通点もない無差別殺人のようだった。 迷信深い村人たちは、要蔵の子である辰弥を疑う。だが、異母姉の春代と従妹の典子は辰弥を信じていた。そして辰弥は母が隠した手紙から、自分が要蔵の子ではないと知る。 犯人の目的がまるで分からず、警察の捜査は行き詰まる。村人たちは疑念と不満を募らせ、ついに辰弥を私刑にかけようと襲撃する。 辰弥は鍾乳洞に逃げ込むが、春代までもが何者かに殺されてしまった。 60 八つ墓村:2012/09/13(木) 19 44 35.32 ID KxT5Tkkb0 真犯人は森美也子。彼女は田治見家と並ぶ村の名家・野村家当主の弟の嫁。 犯行の動機は、典子の兄・慎太郎と結婚する事である。 美也子は慎太郎と相思相愛だったが、美也子が亡き夫の遺産で裕福なのに対し、慎太郎は戦後落ちぶれて一文無し。実直だが気位の高い慎太郎は、美也子に求婚することが出来なかった。 美也子は、慎太郎に田治見家を継がせれば、彼が堂々と自分に求婚してくれるだろうと考えた。 だが春代を除く田治見家の人々は、人格者の慎太郎を疎んじており、彼に跡目を譲りたくないばかりに辰弥を捜し当てる程だった。美也子は邪魔な田治見家を皆殺しにしようと企む。 彼女は目的をカモフラージュする為、無関係な人々まで殺して無差別殺人に見せかけた。そして村人たちの心理を巧みに扇動し、彼らに辰弥を襲わせ抹殺させようとしたのだった。 結局、春代が死に際に噛みついた傷が化膿し、美也子は壮絶な病死を遂げる。 辰弥は田治見家を慎太郎に譲り、鍾乳洞の中で見つけた三千両の黄金を持って村を去る。 慎太郎は田治見家の財産を元手にして村に工場を建て、村人たちの迷信深い思想を近代化し正そうとするのだった。 61 八つ墓村:2012/09/13(木) 19 48 35.20 ID KxT5Tkkb0 辰弥の本当の父は、僧侶の英泉。元は亀井陽一という教師で、鶴子の恋人だった。 彼は要蔵の事件に責任を感じ、村を去って僧になった。よその出身だった上、過酷な修行が彼の容貌をすっかり変えてしまったため、村の人々も彼の正体に気づかなかった。 英泉は一目見て辰弥が自分の子だと気づいたが、辰弥の性格を知らないばかりに、彼が事件の犯人なのではと疑ってしまい、父と名乗れずにいたのだった。 典子は辰弥に一目惚れし、いかなる時も彼の味方だった。辰弥は彼女の愛に応え、二人は結婚する。 慎太郎は三千両を掘り当てて美也子と結婚するつもりだったが、事件の真相を知り、心に傷を負ってしまった。彼は生涯独身を貫くことを決め、いずれ辰弥と典子の間に生まれるであろう子供の二人目を養子に迎えることにした。 しばらくして金田一の元に、典子が妊娠したという吉報が届いた。 (END) ※「三千両を発見する」「辰弥の実父が分かる」「典子と結婚」の三つは、ゲーム中でフラグを立てることにより追加されるイベントです。 発生させなくてもクリア可能ですが、全て見るのが原作と同じエンド。 また、ゲームでは金田一の依頼人は辰弥ですが、原作での依頼人は美也子の義兄です。 62 :八つ墓村:2012/09/13(木) 19 49 40.24 ID KxT5Tkkb0 今日はここまで。バッドエンドは後日投稿します。
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登録日:2019/1/3(日) 19 37 00 更新日:2024/04/04 Thu 23 00 51NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 ミステリー 八つ墓村 因習村 小説 屋敷 岡山県 悪夢 旧家 村 横溝正史 死蝋 津山事件 祟り 虐殺 金田一耕助 金田一耕助の事件簿 鍾乳洞 鎧武者 八つ墓村へ帰ってきてはならぬ。おまえが村へ帰ってきたら、26年前の大惨事がふたたび繰り返され八つ墓村は血の海と化すであろう。 概要 「八つ墓村」は横溝正史の長編推理小説で、金田一耕助シリーズの一つ。 実在の事件を下敷きに山村の根深い因習や落武者の祟り、宝探し等の多くの要素を織り混ぜた独特の作風は後世のミステリーに大きな影響を残した。 あらすじ 終戦後の神戸で天涯孤独の身で暮らしていた青年寺田辰弥は、ある日自分を探すラジオ放送が流れていることを聞きつける。 探し主である弁護士の下を訪れると、自分は岡山県は八つ墓村にある旧家「田治見家」の人間で、そこの跡取りの位置にいることを聞かされ、 後日に肉親の祖父(母方で田治見家の者ではない)と引き合わされるが、会って早々に祖父は口から血を吹いて死んでしまった。 それから程なくして、辰弥は名前すら知らなかった生まれ故郷に舞い戻るが、そこで自分の身の回りの人間が死んでいく奇妙な事件に巻き込まれる。 舞台 本作の舞台である八つ墓村は岡山県と鳥取県の県境にあり、田畑はそうでもないが炭焼きと牛飼いで栄えている辺境の山村である。 この「八つ墓村」という気味の悪い名前になった発端は、戦国時代にまで遡る。 尼子義久の家臣だった8人の落武者たちが財宝とともに逃げ延びてきて、村人たちは彼らを歓迎してかくまっていたのだが、やがて毛利氏による捜索が厳しくなるにつれ災いの種になることを恐れ、また財宝と褒賞に目がくらみ、武者達を皆殺しにしてしまう。武者大将は死に際に「この村を呪ってやる! 末代までも祟ってやる!」と呪詛の言葉を残す。 その後、村では財宝を探す者達が怪事に巻き込まれるなど奇妙な出来事が相次ぎ、しまいに村の頭だった田治見庄左衛門が発狂して村人7人を殺して自分も自害するなどの惨事となり、祟りを恐れた村人たちは野ざらしになっていた武者達の遺体を手厚く葬るとともに村の守り神とした。これが「八つ墓明神」となり、いつの頃からか村は「八つ墓村」と呼ばれるようになった。 時は下って大正時代、庄左衛門の子孫である村の旧家「田治見家」の当主が発狂し、村人32人を殺す前代未聞の事件が発生。 奇妙なことの積み重なりで村人達は深い因習に囚われていた。 ◆登場人物 【主役】 寺田辰弥 本編の主人公。7つの時に母を亡くし、以後は父親に育てられるも彼は実父ではなく母親の連れ子だという事を知っていた。 諏訪弁護士の捜索で「君は要蔵の息子で田治見家の跡取り」として、八つ墓村に呼び戻される。 金田一耕助 私立探偵。じっちゃん。 【田治見家の人々】 「東屋」と呼ばれる村の分限者(金持ち、資産家)の一族。 元々近隣の山林を支配する大地主で、戦後の農地改革の際にも山林が対象外だったので西屋と違い勢力を失わなかった。 近代以後は牛を放し飼いにする牧畜も始めており、下記の要蔵が逃亡後、彼によってこの放し飼いの牛が食い殺されていたという恐ろしい(*1)エピソードが語られている。 田治見小梅・田治見小竹 一卵性の双子の老姉妹。辰弥の大伯母。両親を失った要蔵を育てた。 辰弥が跡取りとなることを望んでいる 田治見要蔵 田治見家先代当主。 本編の約27年前(*2)、妻子がありながら井川鶴子を無理矢理、自分の妾にした。 それでも大正11年の9月に鶴子が子供(辰也)を産んだときは素直に喜んだものの、半年ほど後(後述の凶行は4月下旬)に辰弥の父親が亀井陽一という噂を聞いて、鶴子と辰弥に暴行。 鶴子母子が家出して10日余り後、「見つからないのは村中で鶴子の味方をしている」と思い込み(*3)、猟銃と日本刀で武装して32人を虐殺し、山の中へと姿を消した。 田治見久弥 要蔵の長男で、田治見家当代当主。 なお、やつれていること以外は父親に瓜二つ。 末期の労咳(肺結核が進み肺壊疽に達している)で先がないことを理由に辰弥を探していた。 薬とすり替えられていた毒によって病死に見せかけて毒殺されてしまう。二番目の犠牲者。 死に際に辰弥に「ほんまにええ男やな…。田治見家でこんなええ男が産まれるとは…」と意味深な台詞を残す。 田治見春代 要蔵の長女。 1度嫁いだが、病気で子供が産めない体となったため離縁され、実家に戻って小梅、小竹の身の回りの世話をしている。 美人で良識のある人だが、「弟」である筈の辰弥に惹かれていく。 【里村家の人々】 田治見家の分家筋(母方の里村家を継いだ要蔵の弟)の一族。 小竹&小梅は「兄よりすぐれた弟なぞ存在しねえ!」というような考え方だったので、上記の(兄より優秀だった)要蔵の弟を嫌っており、 久弥もその影響を受けて自分が死んでも慎太郎には跡を継がせたくないと思っていた。 里村慎太郎 要蔵の甥。元軍人(階級は少佐)。 里村家は没落し現在貧しい暮らしを送っているがプライドが高く、後述の美也子から恩義を受けれる立場なのに断っており、自力で事業を立ち上げる計画をしている。 なお、要蔵の弟はすでに故人であり、他の親戚の久野恒実より彼の方が近親者なので要蔵の子供が全員死ねば、小竹&小梅が反対しても彼が田治見家を継ぐことになる。 里村典子 慎太郎の妹。26年前の事件のさなかに8か月で生まれた。天真爛漫な性格。 【その他の人物】 井川丑松 辰弥の母方の祖父。 田治見家の使者で、法律事務所で辰弥と再会するが、何者かがぜんそく薬のカプセルに毒を混入しており、それを飲んで死んでしまう。 最初の犠牲者。 野村荘吉 「西屋」と呼ばれる村の分限者だった一族(戦後農地改革で農地を失い没落)。美也子の亡き夫・達雄の兄。 森美也子 荘吉の義妹で、未亡人。 慎太郎の助言で戦後財産管理をしっかりしておいたので、西屋没落後も彼女は金銭的に余裕があり、慎太郎の事をよく思っており、 典子曰く「兄さんが頼めば美也子さんは必ず助けてくれる」が、慎太郎は彼女に頼ろうとしないので彼女も協力できないらしい。 長英 麻呂尾寺の住職で英泉の師匠。老齢で中風にかかり、伏せっている。 英泉 長英の弟子で、長英にかわって麻呂尾寺のことを取り仕切っている。度の強い眼鏡をかけている。 洪禅の死後、辰弥が自分を殺そうとしていると疑ってしまう。 洪禅 蓮光寺の若い住職。 三番目の犠牲者で、酢の物に混入されていた毒で死んでしまう。 それを運んだのがたまたま辰弥だった(+辰也だけ自分の酢の物を食べてなかった)為、また辰弥は疑われる羽目に。 妙蓮 通称「濃茶の尼」。 要蔵の32人殺しによって家族を殺され、気が触れてしまった女。 迷信深く八つ墓明神の祟りを恐れている。手当たり次第他人のものを盗む癖があるため、村人達からは疎まれている。 梅幸尼の死後、何者かに崖から突き落とされて死亡。5番目の犠牲者。 なお、これまでの殺人はいずれも「村で対になるものの片方が死ぬ」であったが、 この時だけはすでに「尼」の梅幸が殺されたにもかかわらず、彼女も殺されてしまった… 梅幸 慶勝院の尼。妙蓮とは対照的なきちんとした尼で、村人の人望もある。 辰弥の「ある秘密」を知っており、それを密かに打ち明けようとしていたが、その矢先、洪禅と同じ方法で殺されてしまう。4番目の犠牲者。 久野恒実 村の診療所の医者で、田治見家の親戚筋(要蔵のいとこ)。 しかし医師としての腕は心もとなく、診療所の薬品管理も杜撰である。 それでも戦前は他に頼るもののない村人たち(田治見家なども含む)からは敬われていたのだが、戦後下記のサービスも腕前もいい新居医師が来たことで、 患者が向こうの方に行って彼の診療所は閑古鳥が鳴く状態になり、子供もたくさんいるので生活が困窮。身内の情けで久弥の主治医を任されていた。 中盤、ある手記を残して行方不明となり、警察から最重要容疑者として疑われるが… 新居修平 疎開医者。確かな技術と円満な人柄で、村人の信頼を得ている。 余談 ネット上ではよく犬神家の一族(特にスケキヨ)と混同され、 両脚を八の字に突き出しさかさまに突っ込む図式 に「八つ墓村」とキャプションがつけられることも。ただし逆パターンは少ない気がする。 映像化されると「〇〇(犯人か辰弥のことが多い)が落ち武者の末裔」という設定がつくことが多いが、実は原作でも要蔵の32人殺しの事件についてはこれを匂わせる描写があり、要蔵の逆恨みとはいえ事件の火種になった鶴子の恋人だった男の名は「亀井洋一」というのだが、尼子氏の重臣に「亀井氏」というのがいるため、実際に血縁があったかはさておき村人が連想した可能性は大いにありうる。 追記・修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 首狩り武者殺人事件は祖父の雰囲気を受け継いでるけど、この話が基になってるのかな -- 名無しさん (2019-01-03 20 23 42) 都市伝説の杉沢村では八つ墓村は杉沢村伝説から作られたと言う部分が入るのもあるな -- 名無しさん (2019-01-03 22 38 36) 古い作品だし、折りたたみで事件の真相とかも付け加えてもいいんじゃないかしら。 -- 名無しさん (2019-01-04 21 18 02) 金田一は狂言まわしで、主人公が苦難の末に財宝と嫁を手に入れる冒険活劇。金田一主役にした映像化作品では大抵典子の存在が薄くなる。 -- 名無しさん (2019-01-06 17 29 40) 鶴太郎の金田一では最後に村を立ち去ろうとするとなんと武将たちの霊がさわやかに見送ってくれるというすごい終わり方だった。観月ありさもそこに居た。 -- 名無しさん (2019-01-15 09 38 57) 渥美清のはある意味ひでぇ。金田一は「洞窟が危険」という理由で村人相手に推理を披露しているがその間にショーケンが妖怪と化した真犯人に追っかけまわされていた・・・。 -- 名無しさん (2019-01-15 09 40 41) 辰弥が死ぬバッドエンドは「横溝正史シリーズⅡ」だけかな? -- 名無しさん (2020-05-02 19 21 27) ↑4というか渥美清の完全に金田一が脇役なホラー状態の奴でも扱いが悪い……出会うほどに(色を知って)美しくなっていく、というのがやはり演じさせにくいのだろうか…… -- 名無しさん (2020-06-27 22 00 15) 他の作品に出てくる村や島もそうだけど祟り神にでも取り憑かれてるんじゃないかと思うレベルで曰く付きな風習が多いな。 -- 名無しさん (2020-08-29 21 53 37) 複雑で撮影に手間が掛かる為か原作通りに映像化されるのが稀な作品 -- 名無しさん (2020-09-21 00 04 22) 故郷に戻ってきた主人公が、タイプの違う三人のヒロインに囲まれるラノベ -- 名無しさん (2021-02-18 23 42 32) 稲垣吾郎版は典子が出てこないことを除けば傑作だと思う。しっかりホラー一色ではなくミステリーに落とし込んでた -- 名無しさん (2022-02-08 23 17 08) 古谷一行版は尺もあったのにレギュラーキャラ以外全滅なバッドエンドにしちゃったんだろうな… -- 名無しさん (2023-11-04 00 52 11) 名前 コメント
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amazonで探す @楽天で #八つ墓村 を探す! 土22TBS 1978.04.08~1978.05.06 wikipedia 前 獄門島1977年版 次 仮面舞踏会1978年版 Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / Pandora検索 / dailymotion検索 / bilibili検索 1 1978/04/08 2 1978/04/15 3 1978/04/22 4 1978/04/29 5 1978/05/06
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・多治見要蔵 大正×年当時の東屋当主。 早く両親を失い、二人の伯母に育てられた。 眼と眼のあいだがつまって、額がせまく、顎のとがっているところが、いかにも険悪な相。 若いころから、粗暴残虐の振舞いが多かった。 ・田治見久弥 要蔵の息子。 田治見家の現当主。 四十一歳だが、肺病でやつれているせいか五十にはたしかに見える。 骨ばった皮膚には生気がない。 病人特有の、ギラギラと油のういたような眼。 顔色にはどこか精悍の気が溢れている。 ゴロゴロ痰のからまるような声。 長いこと床についており、気むずかしくなっている。 里村慎太郎を嫌っており、彼が来るといつも機嫌が悪い。 ・田治見春代 要蔵の長女。 歳は三十五、六。 いちど結婚したが田治見家に戻っている。 少し髪のちぢれた色の小白い、いかにも生気のない顔色。 かん高い調子の声で、いかにも仰山そう。 なんとなく声の調子に熱がなく、動作がのろのろとしている。 心臓でも悪いのか、蒼くむくんだような顔。 眼のいろに力がない。 まずまずやっと十人並みという器量。 善良で気の好さそう。 腎臓が悪い。 ・田治見小梅/小竹 双生児。 生涯良人を持たず、いかず後家として田治見家の一切の采配をふるう。 たぶん、もう八十を越えている。 皺の一筋から、皮膚のシミにいたるまで、そっくり同じ。 猿が二匹座っているような感じ。 真っ白な髪を、ちんまりうしろにたばねて、背を丸くして座っている。 顔も体も掌の中に丸めてしまえそうなほど小さい。 若い頃はさぞ美しかったろうと思われるような面影。 年齢のわりには色艶もよく、歯のない唇を、巾着の口のようにすぼめている。 里村慎太郎を嫌っている。 ・里村慎太郎 要蔵の弟、修二の子。 要蔵の母の実家を継いだ。 年齢は春代とおっつかっつというところ。 戦時中は少佐で、参謀本部づき。 尾羽打ち枯らして村に戻り、失意の身で百姓の真似事のようなことをやっている。 独身。 肥り肉の、色の白い大男。 体はいたって頑健。 頭は丸刈り。 不精髯がもじゃもじゃと生えていて、かなり爺むさい感じ。 人間ぎらい。 どんなときでも眉根ひとつ動かさず、平々淡々としている。 大胆不敵とも一種の虚脱状態にあるとも見える。 ・里村典子 慎太郎の妹。 八カ月の早産で生まれた。 額の広い、頬のこけた醜い女。 成熟しそこなったという感じ。 月足らずということが、ひとめで分かるようなひ弱さ。 日陰に咲いた花のよう。 びっくりするほど長い首で、必ずしも悪いかたちではなく、反対に、どこかなまめかしいところがあった。 体が弱く、少し働きすぎるとすぐ倒れる。 うまれたての赤ん坊のように、天真爛漫。 大胆で楽天的で勇敢。 ・井川鶴子 村の博労の娘。 郵便局の女事務員。 辰弥の母。 辰弥が七歳の時に死亡。 小柄で万事小造り。 顔も小さければ、眼も鼻も口もちんまりと小さく整っていてまるでお雛様のよう。 子供と変わらないほどの小さな手。 終始沈んだ様子で、口数も少なく、外へ出ることはめったにない。 口調は物柔らかな岡山弁。 真夜中などに発作に襲われて激しく泣き出すことがあった。 ・井川丑松 博労。 鶴子の父。 年齢はたぶん六十から七十までのあいだ。 胡麻塩頭を丸坊主にしている。 渋紙色に染めあげられた顔色。 ゴツゴツと節くれ立って、煙草の脂に染まった指。 どう見ても田舎のひと。 ・寺田辰弥 要蔵と鶴子の息子。 亀井陽一と鶴子との子だという噂がある。 寺田虎造の養子。 物心ついてから、ずっと神戸でそだつ。 商業学校を出た年に養父と衝突して家を飛び出し、和解の機会がなかった。 徴兵されて南方に送られ、昭和二十一年に復員。 学生時代の友人に世話をされ、新興の化粧品会社に就職。 焼け火箸でも当てがったような疵跡が体の縦横無尽にある。 肌はたいへん白く、きめも細かで、女のように美しい。 幼いときから孤独になれ、ひとの意見を叩いたり、他人の同情にすがったりすることを好まない。 日頃はいたって弱気なくせに、最後の土壇場になると、不思議なほど勇気が出てくる性分。 非常につかれたときや神経を使いすぎたときに、夜寝ているとかなしばりの状態におちいる癖がある。 ・森美也子 野村家の当主荘吉の弟、達雄の未亡人。 年齢はたぶん三十をいくらか出ているのだろう。 焼け出されるまでは東京にいた。 美しいのみならず、都会的に洗練されている。 肌の白くてきめの細かいことは上質の練り絹を見るよう。 面長な、どちらかといえば古風な顔立ち。 古臭い感じはどこにもなく近代的な才気がピチピチ躍動している。 髪をアップにした襟足の色気はこぼれるばかり。 魅力ある体臭。 姉御肌。 日本の女には珍しい大胆さと実行力を持った女。 同性の眼から見るとかげのある。 ・亀井陽一 村の小学校の訓導。 鶴子と言いかわしていた。 八つ墓村の出身ではなく、他から転勤してきた。 地質に興味を持ち、よく鍾乳洞の探検に出かけていた。 ・長英 隣村の真言寺、麻呂尾寺の住持。 よほどの高齢。 色艶もよく、いかにも福々しい眉をした。 体も大きくよく肥えていた。 中風で長く臥している。 起居が不自由だが、呂律は怪しくない。 ・妙蓮 濃茶に庵室を結んでいる。 通称濃茶の尼。 年齢はもう五十か、あるいはもっといっている。 兎口の唇は三つに裂け、まくれあがって、その下から馬のような大きな、黄色い乱杭歯がのぞいている。 盗癖がある。 電気を消すと寝られず、いつもつけっぱなしで寝ている。 ・梅幸 姥ヶ市(バンカチ)にある慶勝院の院主。 年齢は六十を越えているらしい。 村のちゃんとした筋目のもので、春代が物心ついた時分からすでに尼であった。 きれいで上品。 色白の小ぶとりにふとった顔は、観音様のように柔和。 ・英泉 麻呂尾寺の所化。 五十の坂をとっくに越したらしい年配。 戦後まもなく寺へころげこんできた。 以前は満州の寺で布教にあたっていた。 長英とふるいお馴染み。 胡麻塩の毛のこわそうな。 度の強い眼鏡をかけているので、眼がつりあがったように見える。 両の頬にいっぽんずつ、深い皺がたてに走っている。 ・洪禅 田治見家の菩提寺、禅宗の蓮光寺の和尚。 年齢は三十をちょっとすぎたばかり。 痩せぎすで、度のつよそうな眼鏡をかけた。 書生にちょっと毛の生えたようにしか見えぬ。 ・諏訪 弁護士。 八つ墓村出身で、野村家の縁者。 色の白い、でっぷりと肥った、いかにも人柄のよさそうな人物。 辰弥探索の件は商売気をはなれて引き受け、八つ墓村から関係者が神戸へ出て来たときには、いつも宿を提供していた。 事務所は北長狭通三丁目、日東ビル四階にある。 自宅は上筒井。 ・新居修平 疎開医者。 年齢は四十五、六。 色の白い、鼻下に美しい髭をはやした紳士。 言葉は歯切れのいい江戸弁。 肌ざわりが柔らかい。 ・久野恒実 要蔵の従兄。 村の医者。 年齢は六十ちかい。 痩せぎすで眼のギロリとした、胡麻塩の髪の毛の硬そうな。 面長の鼻の高い、若いときは相当好男子であったろうと思われるような顔立ち。 たくさんの子持ち。 新居医師に患者を奪われて困窮している。 探偵小説に夢中。 ・吉蔵 博労。 年頃五十前後。 顔も体もゴツゴツといかつい、井川丑松と同じような体質の男。 ・周吉 西屋の若者頭。 六十くらい。 白髪の老爺。 皺の深い、眼玉のギロリとしたあから顔。
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登録日:2016/01/03 Sun 11 07 09 更新日:2024/03/08 Fri 22 44 27NEW! 所要時間:約 13 分で読めます ▽タグ一覧 サスペンス ホラー ミステリー 八つ墓村 名作 因習村 寅さん 屋敷 岡山県 旧家 映画 村 松竹 横溝正史 死蝋 津山事件 渥美清 白い手 祟り 祟りじゃ~!! 野村芳太郎 金田一耕助 鍾乳洞 鎧武者 「祟りじゃ~!!」 ■八つ墓村■ 『八つ墓村』は、1977年に公開されたサスペンス、ミステリー……に見せかけた松竹制作のホラー映画。 監督は野村芳太郎。 【概要】 横溝正史原作の金田一耕助シリーズの同名作品を映画化したもので、前年に公開されて空前のブームを巻き起こした『犬神家の一族』(角川映画)大ヒットを記録。 制作は監督の野村を始め、名作『砂の器』(1973年)を手掛けたスタッフが参加している。 入念なロケハンにより導き出された、山村への普遍的な郷愁を沸き起こさせるような画面作りは流石の一言である。 主演の寺田辰也役は『傷だらけの天使』『前略おふくろ様』などで当時人気を博していた萩原健一。 金田一耕助役は『男はつらいよ』で日本人に愛され続けた渥美清。 ただし、本作では出番が極力抑えられており、事件の調査も物語の合間に挿入されるのみで、他の金田一映画の様に推理が物語の中心には据えられていない。 『八つ墓村』は金田一耕助シリーズの中でも最も映像化された回数の多いタイトルなのだが、宣伝にも使用された「祟りじゃ~!!」のセリフはその年の流行語になり、『ルパン三世』や『8時だョ!全員集合』といったテレビ番組でパロディが登場したほど。 加えて格調高い音楽と映像、そして、歴代の映像化作品にて数々の名優が演じて来た多治見要蔵の中でも最も怖ろしいと讃えられる山崎努による鬼気迫る村人32人殺しの場面により、それらの中でも特に有名な作品となっている。 【作風】 金田一耕助の実写版は角川版『犬神家の一族』以降、原作の時代を再現するのが定番となっているが、本作では物語の舞台が現代(公開当時と同じ1977年)、金田一耕助の姿が洋装(と云うか普通のおっさん)という、と角川版以前の金田一耕助物に倣ったアレンジとなっており、その為か現在では金田一耕助のイメージからは外れた異色の作品となっている。 一方、物語の真相や演出面にて明確なオカルト的要素が加えられており、そうした部分から純粋なミステリー映画と呼ぶのには疑問を呈する声も。 ファンからも特に賛否両論の激しい渥美清の演じる金田一耕助だが、格好こそ原作とは違っているものの演者本人が「他に何の取り得も無いが推理だけは人並み以上の人物」として作り上げた金田一像は、原作者の横溝正史をして「最も自分のイメージに近い金田一耕助」と言わしめた事は知っておきたい話。 【物語】 ――昭和52年。 幼い頃に実の母親と死別し、現在は義理の親の許からも離れて空港職員として暮らしていた寺田辰也は、上司から新聞の人捜し欄に自分を探す広告が出ている事を知らされる。 連絡先である大阪の諏訪弁護士の許を訪れた辰也は、そこで母方の祖父であると云う井川丑松に出会う。 しかし、会って間もなく丑松が変死。 検死の結果、毒殺である事が判る。 丑松の変死を知って駆けつけた森美也子から、出生不明の自分が岡山のとある村の分限者(金持ち)である「東家」こと多治見家の出身であり、母の鶴子が前当主の要蔵の妾であった事、それでいながら腹違いの兄である現当主の久弥が若くして病に伏せたまま余命幾許もなく、他ならぬ自分に家を継がせたがっている事実を聞かされる。 家を継ぐ事はともかく、自分の過去に興味のあった辰也は美也子に同行するが、そこで村の名前が少し前まで「八つ墓村」と呼ばれていた事と、その忌まわしい名前の由来となった村人による落ち武者殺しの故事と祟りの噂を知る。 そして、辰也が村に来たのに合わせるかのように義兄の久弥の毒殺を皮切りに連続殺人が相次ぎ、村には「八つ墓明神」の祟りの噂が流れ、辰也が犯人であるかの様な空気が流れる。 そんな中、辰也は偶然から入り込んだ多治見家の地下に広がる鍾乳洞の中で屍蝋化した鎧武者姿の死体を発見。 その死体こそが自分の父である先代の多治見家当主の要蔵の死体であり、20数年前に起きた要蔵による村人32人殺しの事実をも知った辰也は村を出ようとするが……。 ※以下はネタバレ注意 【登場人物】 ■寺田辰弥 演 萩原健一/吉岡秀隆(少年期) 実の母親に死なれて以来、孤独な人生を送ってきた青年。 物心付く以前から背中に大きな火傷跡がある。 自分の出生に興味を持ち「八つ墓村」を訪れた事から、数奇な運命に巻き込まれる。 ちなみに少年時代を演じた吉岡氏は後にNHKで『悪魔が来りて笛を吹く』(2018年)、そして『八つ墓村』(2019年)と金田一耕助役を演じることになる。 ■森美也子 演 小川真由美 「東家」の親戚である分限者「西家」の美しい若後家。 当主である義兄の荘吉に代わり家を仕切り、辰也の迎えにも来た。 ■多治見久弥 演 山崎努 辰也の義兄。 現在の「東家」の当主だが若くして病み付き、後継者として大金を掛けて辰弥を探し出した。 辰弥と対面した直後に死亡。 検死により丑松と同じく毒死であると判明。 普段から飲んでいた薬に毒が混ぜられていた事が判るが……。 ■多治見春代 演 山本陽子 辰弥の義姉。 余所に嫁いでいたが病により子宮を失い、生家に戻された。 そうした事情からか肩身が狭く、様々な事実を突きつけられて複雑な感情を抱く辰弥にも理解を示し同情的。 ■多治見小竹 演 市原悦子 ■多治見小梅 演 山口仁奈子 『八つ墓村』を代表する名物キャラクター。 要蔵の大伯母で、一卵性双生児の双子の婆。 無駄に怪奇的な演出をされている。 高齢だが、絶大な支配力により多治見家を仕切っている。 ※市原悦子は当時まだ40ちょっとの年齢なのに流石の演技力である。 ■多治見おきさ 演 島田陽子 要蔵の正妻であったが、20数年前の虐殺事件の最初の犠牲者となる。 ■多治見要蔵 演 山崎努 先代の多治見家当主であり、妻帯者でありながら鶴子を力ずくで犯して強引に妾にして辰弥を生ませた。 しかし、鶴子の生んだ辰弥が鶴子の恋人と言われる亀井陽一の子ではないかとの噂を聞いて嫉妬に狂い、鶴子に暴行(辰弥の火傷はこの頃に要蔵が火鉢を押し付けて出来た物)。 命の危機を感じた鶴子が辰弥を連れて姿を消した事で完全に狂い、日本刀と猟銃で村人32人を次々に虐殺。 山に逃れた後に家に戻り、落ち着くまで鍾乳洞に匿われていたが、大伯母達に毒入りの食事を運ばれて密かに殺されたと見られている。 ■久野恒実 演 藤岡琢也 多治見家の親戚。 村で唯一の医者だが腕が悪く薬品管理も杜撰。 本人も政界に出たがっており、湯水の様に金を使うのを諭されている。 ■森荘吉 演 浜村純 「西家」の当主だが本人は盆栽弄りに興味を示し、家の事は弟の未亡人である美也子に任せっきりで言いなりになってしまっている。 ■吉岡太一郎 演 浜田寅彦 多治見家の親戚。 ■井川丑松 演 加藤嘉 鶴子の父親で辰弥にとっては母方の祖父。 大阪まで辰也を迎えに行くが面会直後に死亡。 司法解剖により毒殺された事が判明する。 ■井川勘治 演 井川比佐志 鶴子が要蔵に浚われてしまった後に井川家に迎えられた養子。 辰弥に村に居た頃の鶴子の話を聞かせる。 ■濃茶の尼 演 任田順好 一応は尼僧だが、28年前の事件で家族を失い狂信に捕らわれた。 「祟りじゃ~!!」の名言の人。 ■工藤校長 演 下條正巳 分校の校長。 辰弥の本当の父親の事を知っている。 金田一の調査にも協力していたが……。 別に金田一から「おいちゃん」とは呼ばれたりはしていない。 ■諏訪弁護士 演 大滝秀治 大阪に事務所を構える弁護士で、依頼を受けて辰也を探していた。 ■亀井陽一 演 風間杜夫 28年前の分校の訓導。 辰也の実の父親との噂がある。 ■井川鶴子 演 中野良子 辰弥の母。 要蔵から逃げ出した後には過去の事を話さなかったが、幼い頃の辰弥に「あんたは竜の顎で生まれた」と、繰り返し言い聞かせていた。 ■尼子義孝 演 夏八木勲 毛利に滅ぼされた尼子義久の弟。 ■落ち武者 演 田中邦衛 演 稲葉義男 ……etc. 義久と共に逃げ延びて来た家臣。 嘗て(1566)、戦に敗れて村に逃れて来た義孝を主とする8人の落ち武者。 狼藉を働くでもなく荒地を開墾し住み着き、村人とも交流していたのだが、毛利の出した報奨金に目が眩んだ村人達に祭りに誘われ、毒入りの酒を呑まされ身動きがとれなくなった所を惨たらしい方法で惨殺された。 五朗さんがリンチを受けた末に火を点けられ、首を曝されるなんて映画は後にも先にも本作位の物だろう。 原作ではこの事件は、彼らの祟りを装った財産目当ての殺人だったのだが、本作では祟りを装った復讐劇と見せかけてやっぱり祟り、という二段構えになっている。 ラスト間近の炎上する多治見家を見下ろす武者達の亡霊が凄まじくもいい笑顔なので注目したい。 ■庄左衛門 演 橋本功 多治見家の祖。 騙し討ちで落ち武者を殺した村人のリーダー。 その功績により毛利から土地を与えられ、村一番の金持ちになるも後に発狂し、村人7人を殺した後に自らの首をはねて死んだ。 ■磯川警部 演 花沢徳衛 岡山県警本部の責任者。 原作同様に「岡山編」を代表する金田一の理解者の模様。 ■矢島刑事 演 綿引洪 磯川の部下。 ■新井巡査 演 下條アトム 村の駐在。 リアルでは工藤校長の演者の息子で、後にウルルン言ったり鬼をサポートする運命。 ■金田一耕助 演 渥美清 一見すると朴訥なおっさんだが実は探偵。 既に名前を知られている様で、諏訪弁護士の依頼を受けて「八つ墓村」を訪れた。 【撮影場所】 舞台となる岡山県のみならず、1年以上の入念なロケハンにより、村の一角が別の土地やスタジオ内のセットと云う事も。 特に、物語の核心となる鍾乳洞のロケーションには全国各地の鍾乳洞をつぶさに調査したらしく、北は岩手県から南は沖縄まで、と拘りに拘り抜いた場面構成が光る。 ただし、撮影場所が各地に広がった影響からか撮影期間が2年以上も掛かってしまっている。 物語で大きな役割を果たす多治見家は、外観は岡山県の吹屋ふるさと村にある広兼邸だが内部はスタジオ内にセットが組まれて撮影された。 尚、クライマックスの炎上シーンは実際に屋敷を組んで燃やしている。 【三大トラウマシーン】 本作では前述の様に祟りが事件の目眩まし所か、事件の真相として語られている。 それだけに、元々怪奇指向の場面が本作では特撮まで用いて描かれており、たまたま子供時代にTVで見たりして、内容も解らないままにトラウマを抱えてた人も少なくない模様。 ①落ち武者惨殺 毒入りの酒を呑まされた落ち武者が村人達に惨殺される場面。 非常に長い上に特撮もふんだんに使用された直接的なグロ描写は、80年代のスプラッターブームを先取ったかの様である。 ②村人32人殺し 落ち武者殺しとは対照的にかなり短い場面として纏められているものの、鬼気迫る山崎努の冷酷な演技と律動する劇判、流れるように展開される芸術的な殺人描写の構成は怖ろしくも美しく、歴代の映像化された『八つ墓村』の中でも本作を最高の物と言わしめる最大の売りとなっている。 ③鍾乳洞の逃走劇 クライマックスとなる、辰也が迷宮のような鍾乳洞の中を真犯人の手から逃れようとする場面。 祟りにより豹変した真犯人による追跡劇がスローモーションで描写され、犯人の息遣いがSEとして被せられている。 ※この他、冒頭の管理事務所の場面にてガチの心霊現象が映り込んでいるとの噂が根強い。 説明するまでもなくハッキリと映っているので自分の目で真偽を確かめてみるのがいいだろう。 追記修正じゃ~!!お前が居ると文字が化ける…出ていけ~!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コレ見てから大分経つまで金田一シリーズとは気付かなかったよ -- 名無しさん (2016-01-03 14 56 26) ドリフでパロディコントに使われてたのは覚えてる -- 名無しさん (2016-01-03 16 58 52) この「人間の犯人と思ったら本当に祟りだった」例があったものだからひぐらしやうみねこの祟りや魔法説もアリと思ってた -- 名無しさん (2016-01-03 19 36 36) 原作では尼子義孝と家臣ではなく、尼子義孝の家臣だった落ち武者たちなんだよな -- (2016-01-03 19 46 42) 五歳ぐらいの時におかんに見せられてトラウマになった。20年以上経ってからまた見ても怖かった -- 名無しさん (2016-01-03 20 08 42) 結局誰が犯人なのか記事見てもよく分からんな -- 名無しさん (2016-01-03 20 55 55) 真犯人は映画見てね! -- 名無しさん (2016-01-03 22 17 08) ↑2そもそも書いてないしね。 -- 名無しさん (2016-01-04 14 59 01) 落ち武者殺しのシーンで尼子の落ち武者を、野武士と同類として危険だから騙し討ちして当然って言ってた奴がYou tubeにいたが半農半武士の時代になにをいってるんだと思ったわ -- 名無しさん (2016-01-04 15 27 08) 原作の犯人の動機のヤンデレ振りと身勝手さは怨霊とは違う意味で背筋が凍るレベル -- 名無しさん (2016-01-09 14 41 32) 閉鎖的な地域が舞台なのにロケ地はかなり多くの場所を回ったと聞いて驚く -- 名無しさん (2016-05-23 21 25 56) ↑そして要蔵の虐殺を撮影した滋賀県の村が今はないというのも衝撃 -- (2016-05-24 22 10 06) ↑8 5歳の子供に八つ墓村見せる母ちゃんて......。 -- 名無しさん (2016-10-21 18 32 53) 譏廼SO縺」縺ヲ逡ェ邨?〒逋ス縺?焔縺悟?繧九す繝シ繝ウ縺梧叛騾√&繧後◆縺ョ縺ァ隕九◆縺代←縲√?縺」縺阪j縺励☆縺弱※繧九°繧 -- 名無しさん (2016-10-28 19 18 20) 無駄に長いってどうゆうことやねん -- 名無しさん (2017-11-17 01 30 22) 文字が化けるってwww -- 名無しさん (2018-08-22 17 12 25) 犬神家も獄門島も元凶は同情出来る余地が合ったけど、要蔵にはただの1mmも同情できる余地がないですねこれは -- 名無しさん (2018-09-19 17 40 59) 実は、登場人物たちが会話するシーンに、窓に手が映るというナゾの怪奇映像も存在する・・・。 -- 名無しさん (2018-09-19 22 51 41) 祟りだったら、金田一のジッチャンいてもどうにもならないよなぁ汗 それはそうと、怪奇現象とかって、撮影前に、ちゃんと厄払いはやったのか……? -- 名無しさん (2019-01-02 14 56 45) 金田一シリーズから殺人を抜くと寅さんになり、寅さんシリーズに殺人を加えると金田一シリーズとなる(寅さんに出てくる人間関係は結構シビアで陰湿なものも多い)。だから渥美清は決してミスキャストではない。 -- 名無しさん (2020-04-28 12 47 29) ↑そもそも横溝先生が大絶賛だったからね。石坂さんの場合は男前すぎると言ってる。 -- 名無しさん (2020-04-28 13 23 08) さくら「もしもし?あ、お兄ちゃん、まさか八つ墓村に来てないでしょうね?テレビで言ってたけど双子のお婆さんの片方が行方不明だって…それに金田一さんって人、お兄ちゃんに瓜二つなんだもん」寅次郎「…あ…実はその金田一さんに頼まれて影武者やってんだよ。信州のある事件とバッティングしちゃったとかで頼まれたんだよ。しばらく此処にいるから」 -- 名無しさん (2020-05-02 16 21 49) 大体の映像化はこれがベースになってる場合が多く、メインヒロインの典子さんと結ばれてハッピーエンドってのは中々再現されなかったと言う -- 名無しさん (2020-08-30 23 00 21) ガチの心霊現象 アレ、スタッフじゃない? -- 名無しさん (2022-02-06 21 40 43) この世界、悪霊どころか、自分の脳をゴリラと人間のハーフに移植して復活した科学者がいる世界だから -- 名無しさん (2022-06-08 22 42 06) 田舎の美しさと怖さが表現されてる映画だと思う。旅とかよくする人は好きなんじゃないかな? -- 名無しさん (2023-03-25 15 06 16) 終盤の追走劇は2年近くかけながら全国の鍾乳洞回ってロケしてただけにかなりの入魂ぶり -- 名無しさん (2023-05-03 11 48 42) 名前 コメント