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きみがこわれてしまうまえに 【君が壊れてしまう前に】14歳のぼくの毎日は、『ゴールドベルク変奏曲』のように、少しずつ変化しながら反復される。未来への漠然とした期待と不安を抱えながら。島田雅彦著の半自伝的小説。ピュアフル文庫。日記形式で物語が進行。人の日記を覗く感覚。そもそも「ピュアフル文庫」っつー名前に笑ったが、形式が形式だけにあっという間に読みきる。のだめカンタービレに出てくるようなクラシックの作曲家やら曲名やらがたくさん出てきて困惑。ピアノ歴4年の知識ではショスタコーヴィッチはわかりませんでした。コーラに抜いた歯を一日入れておくと柔らかくなるそうです。やっぱり飲みすぎは良くないのね。
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作詞:(бεб)P 作曲:(бεб)P 編曲:(бεб)P 歌:神威がくぽ・鏡音リン 翻譯:四海漂泊怪叔叔 如若終有相散時 若這段感情早晚會崩壞 就請松開你緊擁的雙臂 若僅僅凝視著你 觸碰了你 就不得不失去全部── 仿佛要描出傷口的形狀 難抑的沖動湧上了心頭 眼前唯一能看到的 只剩渾身沾滿鮮血的你 為何我們會相逢呢? 這是命運的惡作劇? 若相逢就注定彼此傷害 寧願此生從沒遇見過你 若這段感情早晚會崩壞 就請松開你緊擁的雙臂 若僅僅凝視著你 觸碰了你 就不得不失去全部── 在愛的沼澤裡泥足深陷 而越是愛你就傷得越深 從你我糾纏的指尖開始 世間萬物──化作齏粉 心底默數著璀璨的繁星 許下就此將你忘卻的心願 若相逢就注定彼此仇恨 縱使失去記憶又有何干 好想向你傳達 但卻無法向你傳達 如今思念深埋在心底 等待注定終結的命運 闔上眼簾 伸出雙臂 找尋沒有希望的明天 四處碰壁 找不到出口 這份感情注定永遠無法實現 若這段感情早晚會崩壞 就請松開你緊擁的雙臂 若僅僅凝視著你 觸碰了你 就不得不失去全部── 1 「壊れてしまう」指被破壞,多用於形容感情走到盡頭,歌詞中選擇包含了兩種含義; 2 「愛すれば愛するほど」指“愛得越深”,較難獨立成句,因此為保持歌詞工整而進行了適當添加
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【検索用 こわれてしまいました 登録タグ NEUTRINO Youtubeミリオン達成曲 こ めろう ニコニコ外公開曲 バーバパパ 人間 曲】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:バーバパパ 作曲:バーバパパ 編曲:バーバパパ 唄:めろう、バーバパパ 曲紹介 悲しみに明け暮れました 曲名:『壊れてしまいました』(こわれてしまいました) バーバパパのめろうオリジナル曲 バーバパパ本人のPCが壊れてしまった経験を歌にしている 歌詞 (転載元のWeb名(例:PIAPRO、動画説明文)より転載) 暑すぎてご機嫌斜めなのね グルグル回り続けて 秒針が響くだけ 前触れなく調子悪くなって 何故なの 面倒は増やさないでおくれよ なぁ 電源ボタン押して強制終了するのもよし 壁に刺さったプラグ抜いてリセットするのもあり 賢者に問いかけて自力で解決なんて無理 じゃあいっせーので321で はいGOの合図で行け あー 逝ってしまったんだ 再起不能に なってしまったんだ 悪い夢なら醒めてくれ どうにかこうにか頑張って 蘇生はできないものですかね サポート保証は切れちゃって 知識は微塵もございません (え?スマホも固まってしまった 時計も電池切れ? 邪鬼か?邪鬼がおるわここに!) 始まる音ギリギリ耐えたのね ありがとう これ以上先に進まないけど 動き出した秒針が響いて 伝えた 邪鬼はここを後にしたようだ だよな? 最終的にはいつかこうなって 終わるとわかってたけど 困ってしまうから せめて夢で伝えてくれ 永遠に朽ち果てぬ やつがあればいい 永遠に朽ち果てぬ やつがあればいい 永遠に コメント これすき -- 名無しさん (2022-01-18 17 38 02) 名前 コメント
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【検索用 もしもせかいかこわれてしまったはあい 登録タグ Fukase PolyphonicBranch VOCALOID ひなのすけ も リラル 曲】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:PolyphonicBranch 作曲:PolyphonicBranch 編曲:PolyphonicBranch 唄:Fukase 曲紹介 気づかないうちに、なくしてしまったもの。 曲名:『もしも世界が壊れてしまった場合』(もしもせかいがこわれてしまったばあい) illust:リラル(Twitter)、movie:ひなのすけ コンピレーションアルバム『IA THE WORLD ~夢~』収録曲のFukaseバージョン。 歌詞 (PIAPROより転載) なくしてしまったおもちゃ箱 中身は何だったのかな? 想い出せないままに僕は 大人になってしまったんだ 世界が一つじゃなくなって いつしか忘れてしまった こっち向いて ねぇ 笑って そう言ってうつむいても 手をひいてくれる人は いないよ さぁ回れよ回れ クルクルと ずっと傾いたままで そのうち呼吸ができなくなって 僕は夢から覚めるんだ 残念でした夢はまだ 覚めないままでした 箱の中身は錆びついた ブリキの人形だった 右→ 左← 上↑ 下↓ 秘密のドアは開かない アレレ?なんで…そうか、やっと 想い出が消えてくこと 平気になってしまった おめでとう さぁ回れよ回れ クルクルと 部品がコロコロ飛んで 支えて支えて僕はこのままじゃ 夢に飲み込まれてしまう ブリキの人形転がってく おめめがとれたら隠しちゃお 知らないふりして笑うんだ ありがとう さぁ回れよ回れ クルクルと もしもあの日に還れたら ダメだよダメだよ後ろ向かないで 僕を置いていかないで 覚めてもいいの? コメント きたああああああああああああッ!!! -- 名無しさん (2016-04-28 20 26 51) すごいです。 -- 名無しさん (2017-08-26 15 46 57) 名前 コメント
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757 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/05/30(日) 10 04 35 ID ??? ガラ ガラ ガラ ビヨーン ロラン「あ……洗濯機壊れた。どうしよう、まだ残ってるのに」 グエン「(ガラッ)私に任せたまえ!」 ロラン「グ、グエンさん!?どこから!そしてなぜ上半身裸なんですか!」 グエン「洗濯機が壊れたと聞いてね!さぁ私の胸を洗濯板に使いたまえ!」 アムロ「成敗!(カキーンッ)」 グエン「うおお!ロラーーン (キラーン)」 ロラン「ブツブツ(まだ半分しか終わってないのに…洗濯板って…まったく もう…ソシエお嬢様の胸でもあるまいし)ブツブツ」 アムロ「……乾燥機付きの新しいの買おうか、ロラン」 758 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/05/30(日) 10 44 06 ID ??? ここの兄弟なら買うどころか作れそうだがな キャプテン「……魔改造される確率56%。逃走経路の確認をする」 760 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/05/30(日) 12 45 36 ID ??? マイ「月光蝶で汚れを空中分解、この新型洗剤のサンプル試用をですね」 プル「あー、私やってみたいー♪」 プルツー「オチが読めるからやめるんだ姉さん!!」 761 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/05/30(日) 15 18 07 ID ??? 757 ガロード「ありゃ、やっぱここんトコの軸受けか…」 ロラン「直りそうですか?」 ガロード「ん…まぁね」カチャカチャ ロラン「…なんだか歯切れが悪いですね」 ガロード「う……… いや、その、前に壊れた所をさ…適当な材料が無かったんで、 ガンダリウム合金の切れっ端つかったのよ」 ロラン「はぁ?」 アムロ「おいおい…」 ガロード「そしたら、今度はそれを支えてる軸受けが壊れた訳」 アムロ「材質の選定は慎重にやらないと駄目だろう。 一部分だけ丈夫な材料にすればいいってもんじゃない」 ガロード「ん。 …けど、ウチの洗濯機ってハードな使われ方してるからなー。 普通のスチールだとやっぱり耐久性が…よし、外れた」 アムロ「ふむ、これか…なるほどな、見事にパックリ逝ってる」 ガロード「さて、適当なガンダリウム合金あったかなぁ…」 ヒイロ「俺が確保してこようか?」 ガロード「デスサイズの装甲引っぺがしてくるのは無しな」 ヒイロ「………」 アムロ「うーん、ボールベアリングを使ってるのか…マグネットコーティングで(ry」 ガロード「いや、それだと制御系も新しくしないと駄目だし、そもそもシールドが(ry」 カミーユ「だいたいここの軸受けの配置が(ry」 シーブック「それだとメンテがしにくくないか? こっちに(ry」 ロラン「あああああ、やっぱり収拾が着かなくなってきた…」 セレーネ「水でもひっかけとく?」つ【バケツ】 ロラン「やめてください!」 Dr.J「わしらに任せてくれれば(ry」 イアン「刹那! このGN軸受けで(ry」 ウモン「閃いたぞい!」 クリスママ「今日もお隣は賑やかねぇ…」 クリス「あははー… ロランの憔悴ぶりが目に見えるようだわ… 何か差し入れしてあげようかしらね?」 シュウト「ガンダイバー、誰か手伝ってー」 ガンダイバー1号「では、私が!」 シュウト「えっと、回転数はこれくらいで…」 アル「石鹸投入~」 ガンダイバー1号「それでは、右手だけミニマムスパイラル!」 ざばばばばば~~~… 762 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/05/30(日) 16 13 25 ID ??? うぉおおおおおおおおおおおおおお カミーユ「な、なんだこの気迫は」 シャア「これは、サイコフレームの共振?しかし、安心を感じない、むしろ、何かこう暑苦しいぞ」 ドモン「ぉおおおれの子の手が真っ赤に燃え(ry」 刹那「そうだ、俺が、俺たちが、ガンダm(ry」 キラ「恋姫に一騎当千アニメ化、世はまさに美少女三国志時d(ry」 劉備「龍ゥウウウ帝ェエエエk(ry」 呂布「多摩市ィイイイイイイイイ」 コウ「うぅおおおおお、キャ、キャロットォオオオオオ(頑張って人参を食べようとしている)」 シン「ACE:R出演決定ィイイイイイ!!汚名挽回してやるぅうう!!」 ギンガナム「わが世の梅雨が来たぁああああああ!!!」 マーク「どうしてそこであきらめるんだ、俺だってここで深海作物がトゥルルってg(ry」 シーブック「あつい、無駄にあついぞこれ」 ロラン「いったい何をしようと言うんですか」 セレーネ「ふふふ、これにも使い道ってのがあんのよ」 暑苦しい男どもの近くで洗濯物を干し始めるセレ姉さん 見事に水分が蒸発していく洗濯物の数々 セレーネ「はっはっはっは、見たか愚弟共、あたしにだって生活の知恵って物ぐらいあるのよ~」 ジュドー「さすが姉さん俺たちには思いつかないことを平然とやってのけるー(棒読み)」 ガロード「そこにシビレる憧れる―(棒読み)」 マイ「成るほど、モビルファイターの闘志をガンダムにトレースする事が出来るのなら」 アムロ「ララァ、オチが見えるよ」 764 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/05/30(日) 21 39 28 ID ??? 762 ルナマリア「シン、汚名は挽回しちゃ駄目でしょ」 シン「はっ…勢い余ってつい」orz ジェリド「古傷が…」orz レイ「気にするな、俺は気にしない」
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第6話 壊れてしまった光景 今でもはっきりと覚えている。 わたしが暗い闇の中で泣いていた時、差し伸べられた彼女の手。 その手は、とても温かくて。 きっと彼女の心も、こんな風に温かいんだろうなって、思った。 それからも、ずっと。 何度も泣きそうになったり、挫けそうになったわたしを、彼女はその手で助けてくれた。 彼女とわたしのいる光景は、いつまでも変わらないと思っていたのに。 ―――でも、それは、あっけなく壊れてしまった。 ――――彼女はもう、わたしに手を差し伸べてはくれないだろう。 1 「…カオルちゃん!この新作のドーナツ、ちょー美味しいよ!!何個でも食べれちゃいそう!!」 「ラブ、口の周りにクリームいっぱいついてるわよ…ほら、ハンカチ」 「……全く…子供じゃないんだから。もうちょっと落ち着いて食べられないの?」 「ふふ、ラブちゃんよっぽどお腹空いてたのね」 夏の日の夕方。 ダンスレッスンの終ったわたし達4人は、カオルちゃんのドーナツ屋さんで、恒例になりつつある、練習後のおやつパーティをしていた。……程々にしないと、太っちゃうかな……。 それはいつもの光景。 わたしたちの、ずっと繰り返されてきた変わらない日常。 「あれ?美希たん、ドーナツ食べないで、何飲んでんの??」 「……パインジュースよ。あたしはモデルだから、ラブみたいに食べ過ぎたりしないの」 「へえ、美味しそうね。ねえ美希、一口だけ飲ませてくれない?」 「―――――…ヤだ」 せつなちゃんの言葉に一瞬動きを止めたあと、それを断わり、美希ちゃんはまたストローでパインジュースを啜る。珍しいな。いつもなら飲ませてあげそうなものなのに。 ……わたしだったら、喜んで飲ませてあげるのにな…そ、それにか、間接キスって事になるし…。 「……それはそうと、やっぱりその帽子、似合ってるじゃない、せつな」 そう言うと、美希ちゃんは左隣に座ってるせつなちゃんのかぶっている帽子へ目をやる。 「ええ、素敵なものをありがとう、美希」 大きな赤いリボンのついた、広つば帽子。 この間の大雨の日、無理を言って美希ちゃんに付き合ってもらって、買ってきたもの。 せつなちゃんがクローバー、そしてプリキュアに入った記念、って彼女にプレゼントしたものだけど、実際かぶっている所を見るのは今日が初めて。 ……思った通り、すごく良く似合ってる。 わたしは内心、自分が選んで贈ったものをせつなちゃんが身に付けてくれたことが嬉しくて仕方なかった。 ほんの少しでも、彼女の傍に近づけた気がして。 いつでもせつなちゃんの近くに、わたしが存在しているような気がして。 「……お礼はあたしより、ブッキーに言ってあげて。あたしは選ぶのに付き合っただけだし。…大体、元はと言えば、プレゼント贈るって言い出したのもブッキーだしね」 美希ちゃんは素っ気なくも見える感じで言う。…今日の美希ちゃん、何かいつもと違う感じ…?それともせつなちゃんにお礼を言われて照れてるだけなのかしら…? 「そうだったの…ブッキー、本当にありがとう…」 「そ、そんな、お礼なんて……でもその帽子、きっと似合うって、わたし信じてた……」 真っ直ぐにわたしを見つめて、真剣な顔でお礼を言うせつなちゃん。 わたしは嬉しいような、くすぐったいような、そんな感じで彼女の顔から目線を外して。 でも…喜んでもらえたみたいで、良かった……。 何か贈り物をしたわたし自身が、せつなちゃんに幸せな気持ちをプレゼントされたみたい……。 「―――ホントありがとうね、ブッキー!せつなにこんな素敵なプレゼントしてくれて!!」 一瞬、わたしの思考が止まる。 ―――なんで、ラブちゃんが、ありがとうを、言うの? そんなわたしの気持ちに気付く訳も無く、ラブちゃんは明るい声で続ける。 「良く似合ってるよ、せつな~!なんかお嬢様っぽくて、イメージぴったり!」 「ふふ、ラブ、そんなに褒めると逆に嘘っぽいわよ」 「ウソじゃないよ!まあせつなは何でも似合うけどね。なんたってデキが違うもん!」 「……もう、あんまり言われると恥ずかしいわよ……」 「へへ…でもホントのホントに、せつなは何着ても、何つけても可愛くて、あたしの自慢だよ!」 わたしの中の幸せな気持ちはかき消えていた。 心の中に、代わりに嫌な思いが霧のように広がっていく。 ―――わたしのプレゼントは、ラブちゃんにあげた訳じゃないのよ……? ―――あなたの恋人を着飾らせて、あなたを満足させる為じゃないのよ……? ―――どうしていつもせつなちゃんとわたしの間に入ってくるの……? ―――わたしのささやかな幸せすら、あなたは許してはくれないの……? ―――わたしは…… 「……ちょっと!惚気るんなら家に帰ってからにしてくれない?……正直、一緒にいるこっちが一番恥かしいんだけど!」 美希ちゃんが、呆れたような少し強めな口調で、二人をたしなめる様に言った。 「タハハ…ごめ~ん、美希たん。そんなに怒んないで~」 「ご、ごめんなさい、美希……」 「……ったく。少しは周りの目を気にしたらどうなの?」 そう言って、美希ちゃんはチラッとわたしの方を見る。 ―――え? なんだろう、今の……。 もしかして、わたし、嫌な思いが顔に出てたかしら……? * 「……とにかく、今後そういった行為は慎むように!いいわね、二人とも!」 「は~い……」 「精一杯、慎むわ……」 二人の反省した様子に、さすがに美希ちゃんも言い過ぎたと思ったのか、気まずそうにジュースを飲む。 ラブちゃんとせつなちゃんも、無言でドーナツを口に運んで。 わたしはといえば、さっきまでの嫌な霧が、美希ちゃんの言葉のおかげか、ちょっと薄れてきた事にホッとしていた。 (ありがとう、美希ちゃん……) 心の中でお礼を言う。危なくまた自己嫌悪になるところだった。 せつなちゃんと一緒の場所に立っている事で満足しようって決心したのに。 ……まだわたしは完全に想いを振り切れてはいない。 ……せつなちゃんにプレゼントなんてしたのがその証拠だ。 (……しっかりしなきゃ) 自分に言い聞かせる。このままじゃわたしだけじゃなく、ラブちゃんまで嫌いになっちゃいそうだから。 わたしの勝手な片思いで親友まで失うなんて、最低だ…。 自分のせいで、この光景を壊したくない……。 そう考えながらラブちゃんとせつなちゃんへと目を向ける。 「…あれ?せつなちゃん、口にドーナツついてるよ?」 上品に食べる彼女には珍しく、せつなちゃんの唇にドーナツの欠片がついている。 「あ、や、やだ……ちょっとボーっとしてたから……。ラブ、さっきのハンカチ……」 「―――いいよ。動かないで、せつな」 そう言ってラブちゃんはせつなちゃんの顔に自分の顔を近づける。 一瞬の出来事で、わたしは目を逸らす事も出来ず――――。 せつなちゃんとラブちゃん。 チュッ という軽い音と共に。 二人の、唇が重なった。 あまりの衝撃に、わたしはただ茫然とする事しかできなかった。 顔が、離れた。 せつなちゃんもラブちゃんの行動にビックリしたらしく、目を見開いたままで。 その顔が、どんどん赤くなっていく。 「……これで取れたよ。せつな味のドーナツ、GETだね!」 ラブちゃんは屈託なく言うと、唇をペロッと舐めた。 「ラ、ラ、ラブ!人前ではやめろって美希にさっき言われたばっかりじゃない!」 「あ!そうだった!!ご、ゴメンね、美希たん!」 よっぽど動揺したのか、彼女らしくなく慌てた様子のせつなちゃん。 さすがのラブちゃんも、怒られたばかりなのを思い出したのか、焦って美希ちゃんに謝る。 「…………」 かなり怒っているのか、美希ちゃんは無言。 わたしは、衝撃が去って行くのと同時に、どんどん悲しみが溢れてきて。 このままだと、それが瞳から流れ出してしまいそう。 そう思って、それを見られたくなくて、俯いた。 ギュッ。 (え……?) 俯いたわたしの右手を、美希ちゃんの左手が握り締める。 まるで、わたしの涙の栓を止めようとするように。 美希ちゃんは相変わらず、無言のまま。 わたしはそんな彼女を、伺うように上目遣いで見た。 「…………」 美希ちゃんは何も答えず、少し遠い目をして、ジュースを口に運ぶ。 チュッ っという音と共に、彼女はストローに軽く口をつけた。 2 「まったく、ラブにも困ったものだわ……ブッキーからも何か言ってあげればいいのよ。あの子、あたしが何か言ったところで、もう慣れちゃってて効きやしないんだから」 こんな事言っている美希ちゃんの顔も、わたしにとって昔からの光景の一つ。 練習からの帰り道。わたしは「新しい香水作ったから、感想くれない?」っていう美希ちゃんの誘いに応じて、彼女の部屋へ遊びに来ていた。……一人でいたら、さっきのラブちゃん達のキスシーンを思い出して、また暗い気分になってしまいそうだったし……。 それに……。 「ま…まあラブちゃんだって悪気があってやってる訳じゃないんだし……」 「悪気が無かったら許されるってものじゃないの!天真爛漫だろうと、純粋無垢だろうと、周りに迷惑な行為をしてる時点で反省……ううん、猛省すべきなのよ」 子供の頃から、ラブちゃんが何かする度に、美希ちゃんはこうやって呆れたような、それでいてちょっと諦めたような口調でわたしに言うのだ。もっとも、わたしは彼女の言うようにラブちゃんに意見した事など一度もなく……大抵、今みたいに少し困った顔で微笑むことしか出来ないのだけれど。 「……あ、折角来てくれたのにゴメンね、ブッキー。今飲み物持って来るから」 そう言って美希ちゃんは部屋を出て行った。 わたしは小さな溜息をついて、心の中で尋ねる。 (……どうしてさっき、わたしの手を握ってくれたの?) わたしの心の中を読んだかのように、握られた手。 泣き出しそうだったわたしを、支えてくれた、手。 小さな時からずっと変わらない、差し伸べられた、あの温もり。 その答えを聞きたいのもあって、わたしはここに来たのだけれど。 美希ちゃんの勢いに押されて、何も言えなかった。 いや―――それだけじゃない。 怖かった、んだ。 (美希ちゃんは、知ってるの?……わたしの、せつなちゃんへの想いを……) それを確認するのが、怖い。 自分の邪な恋に、彼女は気付いているのだろうか。 女の子に、しかも親友の恋人に対する哀れで、報われない恋に。 だとしたら、きっと、美希ちゃんに嫌われてしまう―――。 ……もしかしたら、もう軽蔑されているかも……。 (それは…それだけは、嫌だ……) わたしの中の美希ちゃんは、気高くて、真面目で、潔癖な女の子のイメージで。 わたしの歪な恋など、許してはくれそうではない。 だから……たった一言が、聞けなかった。 彼女を失いたくないから。 隣に彼女のいる光景を、失いたくないから。 (美希ちゃんが、いなくなっちゃう……) その想像が恐ろしくて、思わず自分の肩を抱く。 (聞けないよね……やっぱり……) 今度は深く、大きな溜息をわたしはついた。 「お待たせ、ブッキー。紅茶で良かったわよね?……どうかしたの?」 美希ちゃんが飲み物の乗ったお盆をもって戻ってきた。 「あ、う、ううん!な、何でもないの!気にしないで!」 「……本当?なんかこの世の終わりみたいな顔してたけど……?」 慌てて首を振るわたしを怪訝そうに見る美希ちゃん。 「……何かあるなら相談してよね。……友達、でしょ?」 彼女は少し淋しそうに言う。 その言葉と表情が、わたしの胸を締め付ける。 でも……。 「わたしなら大丈夫だから……。そ、それより美希ちゃんの新作の香水に興味あるんだけど!?」 ……わざとらしく話題を変える。 今なら……答えが聞けたかもしれないのに。 臆病な子だ、わたし……。 「…そう―――分かったわ。ちょっと待ってね」 美希ちゃんはお盆をテーブルに置くと、ドレッサーの引出しから、黄色い小ビンを取り出した。 そのままベッドに腰を下ろす。 「こっち来て、ブッキー。つけてあげる」 言われるがまま、彼女の隣に座る。 彼女はわたしの左手を取ると、手首に香水を、シュッ、っと軽く吹き付けた。 「……試してみて」 わたしは手首を顔に近付け、その香りを吸う。 不思議な香りだった。 甘酸っぱくて、ほろ苦くて、なぜか胸が切なくなる……。 「……変わった香り……。美希ちゃん、これ何か効果とかあるの?」 「効果……は特に無いと思うわ。ただテーマを決めて作っただけだし……」 「テーマ?」 聞き返そうと顔を上げると、美希ちゃんの顔がすぐそばにあった。 彼女は、少し驚いているわたしの両手首を握ると、そのまま押しかかってくる。 (―――あれ?) そう思ったときには、わたしは彼女に覆い被さられるように、ベッドの上に倒れていた。 * 視界の中には美希ちゃんしかいなくなっていた。 澄んだ青い瞳。すっと高く整った鼻梁。そして、綺麗な…唇。 それらがスローモーションのように近付いてきて。 羽毛が舞い落ちるように、柔らかく、静かに。 唇同士が、触れた。 一瞬、わたしの頭の中が真っ白になった。 何が起きているのか、まるで理解できない。 その行為を拒否する、という当たり前の選択すら思いつかなくて。 ただ甘んじて彼女の唇を受け入れていた。 そんなわたしの無抵抗ぶりを、了承の印とでも思ったのだろうか。 最初はただ、わたしの存在を確認するだけみたいに、軽かった彼女の唇の感触が、変わる。 ただがむしゃらに、わたしの唇に押し付けてくるものへと。 それは、奪う、って言葉が相応しいように、強引で粗暴な、圧力。 そのうちに、それにも飽き足らなくなったのか、彼女の舌が、わたしの内へと侵入してきた。 それすらも、放心してるわたしに拒む事は出来ず。 わたしの口内を、手探りでなぞるように、彼女の舌が這い回る。 やがて、わたしの舌を見つけたそれは、歓喜したかのように絡み付いてきて。 その動きは、まるで暗闇ではぐれた恋人に、やっと会えたかのよう。 激しくて、一方的な抱擁を、わたし達の舌はずっと交わし続ける。 まるで軟体動物の交尾みたい……。 わたしは、ただそんな事を考えていた。 どれくらいたったのだろう。 視界の中から、美希ちゃんが消えていた。 ただ荒い息遣いだけが、わたしの左耳から聞こえている。 ちょっと、重いな。美希ちゃんって軽いイメージだったんだけど。あ、でも、わたしより身長あるし、こんなものなのかしら……。それとも―――もしかして太った? そうだとしたら、やっぱりカオルちゃんのドーナツ屋さんに行き過ぎなのがいけないと思うのよ。美希ちゃん、ドーナツ食べなくてもジュース飲むから…。それだって、結構カロリーあるわけだし……。 モデルさんなんだから、そういうとこも気をつけなくちゃ。烏龍茶とか、そういうのにした方がいいんじゃないかしら?余計なお世話って怒られちゃうかもしれないけど。 明日、言ってあげよう。 明日。 変わることの無い光景の中で。 「……喉、渇いちゃったね……。ブッキー、紅茶、飲む?」 美希ちゃんは疲れたような口調でそう言うと、わたしの上から身を起こした。 ショックで飛んでいた思考が戻ってきた。 「………………」 声が、出ない。 身体が、美希ちゃんがどいたのに、まだ重さを感じている。 彼女の方へ顔を向ける事すら出来なくて、わたしは、ただ天井だけを見つめていた。 そこで初めて頬に違和感を感じる。 濡れてるんだ……知らないうちに泣いてたみたい。 今までの事が、現実なんだって、徐々に認識する。 悪い夢でも見ていたと思っていたかったけど。 ―――だって、こんな事あり得る筈が筈が無いから。 美希ちゃんがわたしにこんな事をするなんて、あっていい筈がないから。 わたしの心の光景の中で、子供の頃の美希ちゃんが微笑んでいる。 その彼女なら、わたしに手を差し伸べて、ここから起こしてくれる筈。 何よりも、私の事を心配して、大切にしてくれる筈。 でも、そう思う一方で、分かってもいた。 その光景は、もう砕かれてしまったんだと。 もう修復する事の出来ないくらい、粉々に。 他ならない、彼女自身の手によって。 新しい涙が、頬を伝い、流れる。 わたしの心になど気付かないように、彼女は続ける。 「その香水ね、良かったらあげるわ。元々その為に作ったものだから。……せつなにプレゼントあげたのに、ブッキーは何も貰ってないでしょ。……だから、あたしからの、プレゼント」 美希ちゃんは淋しそうに、ちょっとだけ笑った。 違うよ、美希ちゃん。 わたしが聞きたかったのはそんな言葉じゃない。 わたしが聞きたかったのは――――。 「―――『片思い』がテーマなのよ。それ」 わたしは何も言わず、ノロノロとベッドから起き上がった。 そのまま、置いてあった鞄を持ち、ノブを回し、部屋のドアを開ける。 その間、わたしが彼女を振り向く事も、彼女がわたしに何か言う事も無かった。 後ろ手にドアを閉める。 なぜか見ていないのに、美希ちゃんも今のわたしと同じ表情をしてる事が分かった。 悲しい、顔を。 「……やっぱり、知ってたんだね。美希ちゃん」 わたしはそう呟いて、重い足を引き摺るように、彼女の家を後にした。 3 あれはいつの事だったろう。 ……確か、小学校に入ったばかりの事だったと思う。 近所の子供達と遊んでいて、草むらの陰にあった小さな―って言っても子供には充分大きくて深い―穴に落ちてしまった事があった。 這い上がろうとしても、湿った土のせいで滑るばかり。助けを呼んでも誰も来てくれなくて。 泣き疲れて、幼いながらに、わたしはここで死んじゃうのかな、って思った。 そのまま、日も落ちて辺りも暗くなりかけた頃。 彼女の―――美希ちゃんの声が聞こえた。 「ブッキー、そこにいるの!?」 「……み、ミキちゃん!」 「ちょっとまってて!」 少しして、古びたロープがわたしの前に下ろされる。 「それつかんで、のぼってきて!!ここまできたら、あたしがひっぱってあげる!」 わたしは必死に、そのロープを掴んでよじ登った。 そして、わたしの前に差し伸べられた、彼女の手。 それに縋って、わたしは穴から出た。 「……だいじょうぶ!?どこもケガしてない!?」 わたしに声をかける美希ちゃん。 その姿を見たとき、逆にわたしの方が不安になった。 「ミキちゃんこそ……ボロボロじゃない!!」 おそらくわたしを探してる最中、転んだり、引っ掛けたりしたのだろう。 いつもオシャレだった彼女の服はあちこち破けてボロボロで。 身体も、いたる所擦り傷や切り傷だらけ。 とても、将来モデルになりたい、って夢を持っている子の姿ではなかった。 それでも彼女は、わたしの手を握り締めたまま言ったのだ。 「いつもとかわらないよ!あたし、かんぺき!!」 ……いつもそうだった。 わたしが不安そうにしていたり、怯えたりすると彼女はいつもそう言って、笑う。 「でも、ち、でてるし……おようふくだって……」 「こんなのいたくないよ!ふくだってっこれしかないわけじゃないし!」 「でも……」 なおも心配するわたしを、彼女はギュッっと抱き締めた。 「ブッキーがぶじなら、いいの!それがあたしの、かんぺきなんだから!」 そんな彼女の目は、わたしを探している間ずっと泣いてたのか、真っ赤に腫れてて。 わたしはそれを見て、また泣き出した。 「なかないでよ、ブッキー……。」 「……だって……」 「あたし、ブッキーのわらってるかおがみたくて、がんばったんだから。だからわらって。これからだってブッキーがなきそうになったら、いつだってたすけてあげる。だから……」 わたしは涙を拭うと、心配そうな彼女に笑いかけた。 「……うん!わたし、しんじてる!」 その約束は、破られる事は無かった。 彼女は、それからも、いつもわたしを守ってくれていた。 辛いときや悲しいとき、真っ先に駆けつけて手を差し伸べてくれるのは美希ちゃんだった。 幼い頃からわたしにとって、彼女は何より頼れる存在であり、憧れであり、親友だったのに。 * 「あら、お帰りなさい、祈里。早かったのね。美希ちゃんのとこに寄って来るんじゃなかったの?」 「……ただいま……お互い練習で疲れてたから、帰ってきちゃった……」 涙の跡をお母さんに見られないように、と顔を伏せたまま、わたしは自分の部屋へと入った。 背中でドアを閉め、崩れ落ちそうになる足を懸命に動かし、明かりも点けずベッドへと飛び込む。 「…………」 頭の中がグルグルと回っている。 美希ちゃんはどうしてわたしの想いを知っていたのか? なぜそれでも彼女はいつも通りに振舞っていたのか? わたしを嫌いになっていないのか? ……疑問ばかりだ。なんの答えも浮かばない。 (それに―――) どうして、わたしに、キス、したの? 一番大きくて厄介な疑問。 それを考えた時、何故だか可笑しくなった。 キス、なんて言葉が今まで思い浮かばなかった事に。 それは―――あまりにもかけ離れすぎていたから、だと思う。 わたしの中での、キス、ってイメージと。 した事は無いけど、それはもっと甘くて、ロマンチックで、素敵なものだと思っていた。 ……今日見たラブちゃん達みたいに……。 ――わたしは頭を振ってその影像を打ち消すと、美希ちゃんと交わしたそれを思い出す。 あれは…違う。最初こそ優しいものだったが、その後の荒々しさはまるで嵐のようだった。 乱暴で、いやらしくて、深い――――――。 (……蹂躙、って言うんだっけ) あの行為には、その言葉が一番しっくり来る。 そうじゃなければ、略奪、だ。 涙が滲んでくるのが分かる。 まだ残っているあの感触を消し去ろうと、左手の甲で唇を擦る。 (……どうして、こんなヒドイ事……) わたしの知っている彼女は、こんな事をするような子じゃなかったのに。 (……美希ちゃんがわたしを泣かせた事なんて、あの時だけだったな……) わたしの信頼は裏切られてしまったんだろうか。 ―――違う、わたしが彼女を裏切っていたんだ。 自分の許されない恋を、彼女に告げずにずっと隠していた。 一番最初に相談すべき相手なのに、それも出来ずに。 ―――だから美希ちゃんは怒って、わたしにあんな事したんだ。 だとしたらこれは―――美希ちゃんを傷付けた分、わたしが負うべき、罰。 (―――もう、美希ちゃんに会えない………) それを考えた時、なんともいえない喪失感を感じた。 胸に……埋める事の出来ない大きな穴があいたみたい……。 プリキュアも、クローバーも、今後一緒にやって行く事は……出来ない。 彼女の隣に、わたしが立つ事も。 彼女の前に、姿を見せる事も。 ……きっと美希ちゃんは許してはくれない。 「…ごめんね、美希ちゃん……ごめんなさい……」 わたしの目から、また涙が零れ始めた。 * その時、左手首から、フッ、と香水が香った。 『―――『片思い』がテーマなのよ。それ』 美希ちゃんの、淋しそうな声。 その声が、もう一つの意味をわたしに教えてくれる。 混乱して見失っていた、最初に思いつくべき真実に。 「―――美希ちゃん、もしかしてわたしの事…………」 そう思った途端、全ての疑問が氷解していく。 美希ちゃんはどうしてわたしの想いを知っていたのか? ―――彼女は、見ていたんだ。いつでも、わたしだけを。 なぜそれでも彼女はいつも通りに振舞っていたのか? ―――彼女もわたしと一緒で、必死に想いを隠していたから。 わたしを嫌いになっていないのか? ―――有り得ない、だって・……。 どうして、わたしに、キス、したの? ―――………好き、だから。 なんでそれに気が付かなかったのだろう。 ……わたしが彼女の方を見ていなかったから、だ。 わたしには、せつなちゃんしか見えてなかったから……。 そこまで思い至った時、嫌悪しか感じていなかった彼女との行為が、胸の痛む、愛しいものへと変わる。 抑えていた感情を爆発させたような、不器用で、哀しいキス。 もしせつなちゃんに……キス……するような事があったら、わたしも同じようにするかも知れない。 一瞬でも永く、強く、自分の存在を相手に焼き付けるために。 「……美…希…ちゃん………」 暗い部屋の中で、わたしは美希ちゃんを今までないくらいに近くに感じた。 ずっと『親友』って枠の中に入れていたから分からなかったんだ。 美希ちゃんもわたしと同じように苦しんでいた事に。 こんなにすぐ傍にいた事に。 「……………」 自分の左手を、見つめる。 今でもはっきりと覚えている。 わたしが暗い闇の中で泣いていた時、差し伸べられた彼女の手。 その手は、とても温かくて。 きっと彼女の心も、こんな風に温かいんだろうなって、思った。 それからも、ずっと。 何度も泣きそうになったり、挫けそうになったわたしに、彼女はその手で助けてくれた。 彼女とわたしのいる光景は、いつまでも変わらないと思っていたのに。 ―――でも、それは、あっけなく壊れてしまった。 ――――彼女はもう、わたしに手を差し伸べてはくれないだろう。 ――――――……だったら。 ―――――――だったら今度は、わたしが手を差し伸べる番なのかもしれない。 同じ闇の中で迷っている今のわたしに、可能なんだろうか。 でも、おそらくそれが出来るのは、わたしだけなんだ。 子供の頃に彼女がしてくれたように、わたしが彼女を引き上げてあげたい。 わたしは涙を拭いて、ベッドから起き上がった。 ―――美希ちゃんに会わなければいけない……。 どうすればいいのか、何を言っていいのかも分からない。 でも―――。 リンクルンを取り出し、彼女の番号を押す。 変わらないと思っていた、今までの光景は壊れてしまったけれど。 ここからまた新しい光景が作られていく事を……わたしは、信じたい。 リンクルンに彼女が出るのを、暗闇の中、わたしはずっと待ち続けた。 了 第7話 その手の中にあるものへ続く
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「お~いハム蔵~! どこにいるんだ~」 たったった。陸上選手並みのスプリントで富士山麓の草原を走る少女が一人。 彼女の名前は我那覇響、765プロのアイドルの1人であり、沢山の動物を家族のように可愛がっている。 しかしバトルロワイアルが始まる少し前、彼女がいつもそばに置いていたハムスターのハム蔵がいなくなってしまったのだ。 「ハム蔵~! いたら返事するんだぞ~!」 響はハム蔵を探して東京から走り始め、富士山のふもとまで来ていた。 電波も届かない場所だ、バトルロワイアルが始まったことも彼女は知らないままだった。 しかしもはや日本全土は恐ろしい殺し合いという名の渦に飲まれてしまっている。 彼女もまた例外ではなく、その渦に巻き込まれるのだ……。 「ハムぞ――――って、ええっ!? 生首!?」 「おや、こんにちは。可愛いお嬢さんですね、光栄です」 「黒いポニーテールは……今日のラッキーアイテムではないのだよ」 富士の樹海を抜け牧場に出た響の前に、宙に浮かぶ生首と、バスケユニフォームを着た緑髪の大男が現れたのだ。 そして……「にこやかなポリゴン生首」川島隆太教授と、「キセキの世代」の一人緑間真太郎は、 突然の遭遇に驚く響を前にこう言い放ったのだった。 「では脳トレを」「始めるのだよ」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ Q:以下の漢字を組み合わせ、二文字の単語をつくれ 北 京 月 日 「まずはこちらの合体漢字からです。二時間もあれば解けるでしょう」 「……!? じ、自分、クイズは苦手だぞ~……」 川島隆太教授がどこからかホワイトボードを空中に召還し、緑間がサインペンでそこへ問題を書いた。 どちらかといえば間違いなく体育会系な響には、知恵の輪を解くがごとく難しい問題だ。北京と月日がなんだというのか? 北京ダックはたしかにいつまで経っても美味しいが……。 「うう、分かんないぞ! というか自分はハム蔵を探してるんだ、どいてくれないかなぁ!」 「それは出来ません。日本人として生き残るために必要なのは何より“脳”力。それが無ければ死ぬしかないのです」 「ついさっきも、この問題に答えようとしないクズがいた。人事を尽くさなかった結果、彼はこうなったのだよ」 「!? きゃああああああっ!?」 響は緑間が抱えているものを見て驚愕した。それは人間の生首! しかも額に「落第」のハンコが押されている。 「緑間くん、その落第生は富士山の火口にシュートしてしまいましょう」 「言われなくてもやるのだよ。――俺のコートはこの日本全土なのだから」 生首をくるくると人差し指だけで回すと、緑間はボール(生首)をしっかりと持ち、シュート態勢に持って行った。 「キセキの世代」緑間真太郎の持つ才能はどこからでも3Pシュートを決められるというものだ。 富士のふもとから火口までの三千メートル弱など、彼にとっては距離ですらない。 ボール(生首)を放る。 高い、高い、雲まで届きそうな放物線を描き……生首は火口へと消えていった。 「と、このように」 「答えられなかったら……自分もバスケットボールにされてしまう、ってことなのかっ……!」 「正解です。脳トレの成果が出てきましたね」 「分かったらさっさと答えるのだよ」 緑間の195cmの長身が響の前に立ちはだかった。 じりじりとした圧迫感が響を恐う。手に汗がにじみ、思わず足が望まないステップを踏みそうになる。 すでに問題が出てから五分か十分は経ったが、響には答えがまったく検討もつかない……! (北京……月日……北……日……ぺきん……うぅ、漢字は苦手だぞ……っ!! プロデューサー……みんな……もしかしたら自分、3Pされてしまうかもしれない!) 【上条恭介@魔法少女まどか☆マギカ 死亡】 【一日目・00時15分/日本・富士山】 【我那覇響@アイドルマスター】 【状態】混乱 【装備】なし 【道具】なし 【思考】 0:北京、月日、北京、月日? 1:ハム蔵を探す 【川島隆太教授@もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング】 【状態】健康 【装備】メガネ 【道具】支給品一式、ホワイトボード 【思考】 0:優れた“脳”力を持っている人間を選別する 1:脳を鍛える 【緑間真太郎@黒子のバスケ】 【状態】冷静 【装備】なし 【道具】支給品一式、サインペン 【思考】 0:今日のラッキーアイテムを手に入れる 1:川島隆太教授についていく
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このページはこちらに移転しました 泣いてしまう 作詞/169スレ707 泣いてしまうから行かないで 泣いてしまうから優しくしないで 泣いてしまうから 僕は泣いてしまう 悲しすぎると泣いてしまう 優しくされすぎると泣いてしまうんだ 残酷な奴を見ると泣いてしまう 優しい人を見ると泣いてしまう 泣いてしまうから 来てください 泣いてしまうから優しくして 泣きたいんだ僕は泣きたいんだ 今日は泣かせてほしいんだ あなたが好きだから泣いてしまう 僕はなんだって泣いてしまうよ 感情が高ぶって ああ泣いてしまう 涙が無限で乾かない 泣いてしまう 泣いてしまう
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登録日:2012/01/20(金) 17 29 56 更新日:2023/11/22 Wed 21 11 53NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 20代ホイホイ ED ED映像が未来予知? WANDS ZARD アニソン 坂井泉水 明日もし君が壊れても 東映版遊戯王 楽曲 歌う項目 神曲 遊戯王 遊戯王ED 明日もし君が壊れてもここから逃げ出さない疲れた身体を癒す君の微笑みよ 「明日もし君が壊れても」とは、WANDSの楽曲である。 後に作詞を担当した坂井泉水がZARDでカバー、作曲を担当した大野愛果が「fall apart again」というタイトルでカバーした(大野版は英語詩)。 アニヲタ的には遊戯王(東映版)のエンディングテーマとして有名だろう。 劇場版のEDにも採用された。 決してエロゲーのタイトルではない。 恋に破れた「僕」の心情を歌った曲であり、アニソンとは思えないほど切ない曲調が特徴的。 歌詞に時折出てくる「君」とは失恋した相手のことを指しており、「僕」は今でも彼女(彼?)のことを忘れられないでいる。 アニメーション EDのアニメーションもインパクトがかなり強い。 AメロとBメロにかけて、闇の中でキャラクターのカードが回転している。 背景には金色に輝く壁画がうっすらと映っている。 一通り回転が終わると黄金の石版と化し、次のキャラクターのカードに移る。 石版になったカードは横へと流れてフェードアウト。 ちなみに回転するカードの順は以下の通り。 遊戯→城之内→杏子→本田→ミホ→闇遊戯 イラストもなかなか凝っており、城之内は作中にも登場したミラクルヨーヨーを持っている。 闇遊戯のカッコよさは異常。 なお、これらの絵柄はBANDAI版のカードにも使用された。 そしてサビの部分では光に照らされたヒエログリフが書かれた黄金の壁画が全面に映し出され、ウジャド(第三の目)が描かれている箇所まで上昇していく。 その途中、エジプトの神々が描かれた石版の欠片も出てくる。 ラブソングな曲と似つかない(?)ほど、エジプトの雰囲気が出ているED映像となっている。 余談 なお、このED映像には原作における記憶編を思わせる場面がある。 主人公達のカード→闇のTRPG「記憶戦争」の駒となる人物のカード 黄金の壁画→記憶の石版or冥界の扉 このアニメが放映されたのは1998年で、記憶編の連載は2003年~2004年。 これは一種の未来予知なのか、それとも…? もしかしたらアニメスタッフの中にイリアステルがいたのかもしれない。 明日もしWikiが壊れても Call my name誰かが呼ぶ声アニヲタの深い悲しみ白い素肌のツヴァイが僕のPCに光を差す ネタかマジかわからないままこんな項目は時代遅れなのか僕らは一日中項目が立つのを待つだけ 明日もしWikiが壊れても二次から逃げ出さない疲れた体を癒す嫁の微笑みよ Lonely heart持て余す時間ぽっかり穴♂が空いたようだ 自分を抑えきれずに項目をむちゃくちゃにしてた あの項目を忘れられないと出会った頃、話してたね 本心を隠したレスまだ僕には救いがありそう? 明日もしWikiが壊れてもさ迷い続けるだろう 追記して初めて知った失う恐さを 明日もしWikiが壊れても何も見れなくなっても 安らかな時の中で僕らは歩き出すWikiのまぼろしを 次回予告 闇遊戯「項目を荒らそうとするWikiクラッシャーの魔の手が迫り来る…。 次々と犠牲になる項目たち…、まさか、杏子の項目が!? 更に、業を煮やした冥殿がラグナロクを引き起こそうとしている…。 やめろ!それだけはしちゃいけない! 次回、『激突、アニヲタ、闇の追記ゲーム!』 さぁ、ゲームの時間だ…」 あの恋が忘れられない方は追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] しかしよく前ボーカルと声が似てる人見つけてきたよね -- 名無しさん (2013-08-29 09 32 55) デュエルマスターの方はキライだったけど無印のこのアニメとOPの「乾いた叫び」そしてこのEDが大好きだ。 -- 名無しさん (2013-10-09 21 52 27) この曲があるから三期WANDSを頭ごなしに否定するのは間違ってると言える -- 名無しさん (2013-10-09 22 25 00) 上杉さんの歌の方がよく評価されてるけど、和久さんの歌唱力も相当なものだと思う。 -- 名無しさん (2013-10-09 23 47 46) 今でも大好きやわこれ・・・ itunes入れないのに、CDのレンタルができぬ・・・!!田舎めぇ・・・! -- 名無しさん (2013-10-09 23 52 36) ↑3ただファンとしては到底受け入れられる話じゃないんだよね。歌自体は嫌いじゃないから余計腹立たしいっていうか -- 名無しさん (2013-10-10 04 40 54) 大野愛果版は隠れた名アレンジ。 -- 名無しさん (2013-12-08 23 01 03) 2番は表遊戯が闇遊戯と別れた後の杏子に対する心情っぽいと思った -- 名無しさん (2013-12-08 23 14 06) てか遊戯王は最初っから古代エジプトと繋がりあるしカードも普通に人気のあるようそだったんだからこじつけじゃね? -- 名無しさん (2013-12-08 23 39 46) まさしく神曲! -- 名無しさん (2014-03-26 11 31 33) 昔ラジオで聞いた時は「明日覆う仕切りが壊れても」に聞こえてたw -- 名無しさん (2014-07-23 11 44 35) 映画版が一番好き -- 名無しさん (2016-03-15 00 54 16) すみません、エロゲーのタイトルかと思っちゃいました -- 名無しさん (2016-10-07 18 52 20) また君が壊れるなぁ… -- 名無しさん (2018-01-16 12 32 08) 好き -- 名無しさん (2019-01-29 14 33 14) 歌詞が解せない 彼女は今にも病気でいつ亡くなるかわからないみたいな感じを最初は想像したけど、"君"は「出会った頃の恋が忘れられない」みたいな一節があるしどうもつながらない -- 名無しさん (2021-11-25 11 38 28) 今や20代じゃなくて30代ホイホイと言うべきだよな… -- 名無しさん (2022-05-28 12 49 03) 名前 コメント
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197 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/02(月) 03 14 05.45 ID UJJpEsxQ0 期待してしまうんだ もしかしたら、あなたも私のことを好きなんじゃないかって 朝、起きるのが遅い私を起こしに来てくれる 優しいあなたの笑顔を見るたびに 部活に疲れて帰って、『おかえり』って笑顔で言ってくれるたびに いつもいつも、おいしい料理を私のために作ってくれて 『おいしい』って言うと『うれしい』って笑顔で言ってくれるたびに その一つ一つ、本当に何気ないことで、私は期待してしまうんだ あなたも、私のことを好きなんじゃないかって 期待、してしまうんだ・・・ ほんとうは―――― ――――わかっているのに それなのに、期待してしまう自分が情けなくて 悲しくて つらくて もう、これ以上あなたの笑顔を見ていたら ―――こころが、壊れてしまいそうだった もう、期待なんてしたくないんだ もう、苦しい思いをするのはいやなんだ だから だから 私は大学に入ると同時に、寮生活を始めた あなたの笑顔を見る事がないように あなたの声が聞こえないように もう、期待してしまわないように・・・ ねえ、憂。元気ですか?私は元気です。寮生活はとっても楽しいよ。新しい友達もできて、本当に楽しいよ 憂は楽しいですか?高校に入って、初めての部活。きっと、楽しいだろうね。毎日、毎日が楽しくてしょうがないんだよね だんだんと、連絡が来なくなる 拒否したのは、わたし 電話や、メールをたくさんしてくれたのに 私は、電話に出る事も、メールを見る事も出来なかった だって 今、あなたの声を聞いてしまったら 今、あなたの言葉を見てしまったら きっと この胸に、あなたの想いがあふれ出る 溢れて、溢れて止まらなくなる だから――― ―――ごめんね いつか、この想いが全てなくなったら あなたに会いたい あなたの笑顔を見て 家族として 姉として きっと、こう言うから 「ただいま」って きっと、あなたはその一言で全てを許してくれて 「おかえり」って いつもの優しい笑顔で言ってくれるんだろうね 今だから、今だから言います 私はそんなあなたが大好きです 世界で一番、大好きです だから、だからね それまで さようなら また、会える日まで さようなら、憂 世界で一番、大好きな人 おわり 感想をどうぞ 名前 コメント すべてのコメントを見る