約 2,192,581 件
https://w.atwiki.jp/itan_seihaisensou/pages/174.html
【裏設定】 ◉輪転機(疑似シン化最終形態) 新二次における『聖杯』の正体。 半年前、新一次の世界の存在を知ったジェラルデオ・煌殿・ブルボンが製作した聖杯の模倣物。 だがジェラルデオの頭脳を以てしても聖杯は製作出来ず(正確には製作時間が足りなかった)、解析が完了した聖杯の基礎理論を応用して造られた擬似聖杯と呼べる存在。 過去にジェラルデオがゼーレの命令で製作していた『エヴァンゲリオン初号機』が素体として用いられている。 本質は『兵器』であり、製作者のジェラルデオはこの輪転機を用いて『世界平和』を齎す『希望』の存在の登場に賭け、一部の候補者を交えた希望の選定儀礼『聖杯戦争』を開戦した。 使用するには『鍵』が必要で、鍵を所有しない存在は操作すら出来ない。鍵は世界に1つのみしか現存せず、模倣は不可能。 鍵の所有者はジェラルデオ・煌殿・ブルボン(初代)→ルルーシュ・ランペルージ(二代目)。 輪転機には下記の2つの特異性能が備わっている。 1つは『生命の同化』。 輪転機は全地球上の生命体を常に捕捉している。 輪転機の鍵を所有する者が使用する事によって、たとえ相手が何処に居ようとも無条件でその対象の生命を奪い取り、輪転機に同化させる事が出来る。 この同化から回避する方法は存在せず、同化した生命を対象の身体に戻す事は出来ない。 一度に捕捉可能な最大生命数などは存在せず、その気になれば一瞬で地球上の生命を同化させる事も可能。 2つ目は『生命の構築』。 上述の『生命の同化』によって蓄積された生命をベースに新たな生命体を再構築する。 再構築したとしても、ベースとなった生命の容姿や性格は遺伝せず、鍵の所有者が指定した通りの生命体が造られる。再構築後も鍵の所有者はその生命体の調整が可能。 新二次におけるサーヴァントの正体は、輪転機のこの特性を基に再構築された英霊である(スキルや宝具もジェラルデオがアカシックレコードに触れた得た情報を基に輪転機の膨大な魔力を利用して付与した)。 究極の倫理禁忌と呼べる存在。 上述の2つの特異性能の他にも膨大な魔力(生命エネルギー)が蓄積されており、それを転用すれば宝具さえ作成可能。
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/541.html
はじめての聖杯戦争 ◆qB2O9LoFeA 「おっ、いらっしゃいませー。」 その人物――便宜的に彼と呼ぼう――が最初に見たのは青い髪の少女が事務用らしいデスクの前でにこれまた事務用らしいイスに座って煎餅を食べている光景だった。 白一色の廊下。そこにデスクを挟んで立っている彼の顔を見ると「おぉっ!?もしかしてもしかすると‥‥」などといって少女は古めかしいMacを操作する。「とうとうあの世界から」とか「でも勝ち残れるかなー」とか「まあ予選次第かな」などと一人で呟いている。それに彼が困惑して声をかけようとしたとき、これまた古めかしいPHSが音を立てた。 「モッテイーケッサイゴニッワラッチャウーノワッアタシノハッ↑ズッ↑ピ。あ、もしもし?そっちもういれちゃっていい?うん、うん、なんかペース早くなってきたね。うん、そろそろルーラーさんにシフト代わるよ。んじゃねー。」 懐かしの着ウタならぬ着メロを響かせたPHSを切ると少女は彼に向き直りニッコリと笑う。 「おめでとうございます!こちらは第1回ムーンセル聖杯戦争受付です!詳しくはこの廊下の突き当たりにあります面接会場でご説明致します。あ、それとパンフレットどうぞ。」 そう言うと少女はデスクに山積みされた二つ折りの冊子を彼に渡した。彼の困惑は深まったが別の場所で説明するといわれた以上素直に従うのは彼の性格がそうなのかそれともこの異様な空間がそうさせたのか。 とにもかくにもデスクの横を通りすぎて彼は廊下を進み始める。少女の後ろにある段ボール――中には今手に持っているのと同じパンフレットがぎっしりと、恐らく百枚単位で入っている。それが何箱もあることを考えると千枚はおろか一万枚は下らないだろう。――に足をとられるも進んでいくが同じ光景を見続けているというのはつまらない。自然目線は彼の手にあるパンフレットへと向いた。 『第1回ムーンセル聖杯戦争~最強のマスターは俺だ!~』というタイトルの下で全身を金色の鎧で身を包んだ男が不適な笑みで腕組みしている写真が表紙だ。タイトル以外には『七番目のサーヴァントクラス決定!バーサーカー対ビースト完全決着!!』とか『スキルエラッタ プロトタイプルールとどこが変わったの?』とか『英雄王の英霊問答 第一回ゲストは仮面ライダーディケイドさん』とか『ついにあのエピローグが投下!?』などの煽り文句が並ぶ。 ページをめくると、左のページは七かけ二の十四のブロックに分けられていた。左の列にセイバー、アーチャー、ランサー、ライダー、キャスター、アサシン、バーサーカー←NEW!と並びクラスなるものの簡単な紹介文が書かれている。右の列にはスキルなるものが存在し、それぞれがどういった効果を持つのかが書かれていた。なかでも対魔力は太字で書かれていて、『魔力の代わりとなるものを用いた攻撃にも対応しました!』などとアンダーラインまで引いて主張している。 そして右のページの英霊問答というやたらきらびやかでこころもち材質も違うページを読もうとしたとき。 ! 今までなかったはずの扉が目の前にあった。 振り返れば白い廊下が延々と続きその果ては見えない。どうやらこの扉を開けるしかないようだと彼は悟ると銀色のノブを廻して部屋へと入った。 「お待ちしておりました。」 部屋へと入った彼をイスに座って迎えたのは黒髪の青年だった。どうぞこちらへ、という言葉と共にパイプイスを指される。彼は先ほどと同じようにデスクを挟んで青年と向き直った。 「上級AIのルルーシュ・ヴィ・ブリタニアと申します。」 そう言って頭を下げるとルルーシュは「規則ですので 価値 の測定を」というとその目に謎の紋様が浮かびすぐ消える。 彼はここがどこか、聖杯戦争とはなにかを尋ねる。それを聞いた青年、ルルーシュは一つ一つ説明を始めた。 「聖杯戦争とは今回我々『第1回聖杯戦争実行委員会』が主催を勤めます『第1回ムーンセル聖杯戦争~最強のマスターは俺だ!~』の略称です。」 「聖杯戦争は聖杯、つまり願望器の所有権を奪い合う戦いです。参加者の皆様には聖杯が再現した英雄をサーヴァントというプログラムとして操り、そのマスターとして最後の一組になるまで戦っていただきます。そして最後の一組には我々『第一回聖杯戦争実行委員会』から聖杯の所有権を譲渡いたします。」 「次に聖杯について説明します。聖杯は量子コンピューターを魔術的概念によって運用している自動書記装置です。地球が誕生してから地球に関する情報を全て記録しつづけています。それによって過去の英雄を再現することができるのです。」 「英雄を再現する際、一定の書式に基づいて再現されます。お手元のパンフレットの2ページを御覧ください。当聖杯戦争ではその七種類の書式に基づきサーヴァントという形で再現いたします。」 「マスターはサーヴァントを令呪と呼ばれるプログラムを用いることで使役できますが通常サーヴァントは自由意思を持ちます。サーヴァントの行動を強制させる場合令呪を一画以上使用してください。なお、一人のマスターには三つの令呪を予選参加時に支給いたします。令呪を全て使いきる、またはサーヴァントを失う等した場合マスターのデータは失われます。」 「今回、記念すべき第一回目の聖杯戦争を行うにあたりまして広くマスターの参加を募りました。有形無形問わず様々な伝達手段を試した結果、我々の予想を大幅に越える参加希望者が現れました。ですが、一度に適正に管理できるサーヴァントの数には限りがあります。そこで当聖杯戦争では臨時に予選を開催することになりました。」 「予選会場は『札幌』『仙台』『東京』『名古屋』『大阪』『高松』『博多』の七つの臨時サーバーで行われます。会場はそれぞれサーバー名の都市を再現しており、現地に配置されたエネミーを撃破することなどで本選参加のマスター及びサーヴァントを決定いたします。」 「お手元のパンフレットの四ページを御覧ください。そこに書いてある番号が参加希望者のIDです。参加希望者は聖杯戦争に道具を持ち込むことができますが、公正を期すために一度だけ元の世界に帰ることができます。その際再び聖杯戦争に参加するためにはお手元のパンフレットが必要です。また元の世界での準備期間は二十四時間とし、それ以上時間が経過した場合パンフレットが自動で消滅しますので遅れることのないようお気をつけください。また持ち込む道具は手に持てる範囲でお願い致します。浮遊、飛行できる物は持ち込む際それらの機能を無効化して検査いたします。ご了承ください。」 「参加希望者は予選開始まで一時データを凍結させていただきます。その後解凍の際一時的な記憶障害を起こす可能性がありますがただちにデータに影響はないものと考えられます。ご了承ください。」 「聖杯戦争のルールは事前に参加者への予告なく変更する場合があります。ご了承ください。」 「当聖杯戦争における参加者間のトラブルに『聖杯戦争実行委員会』は一切責任を持ちません。ご了承ください。」 「それでは さん。一時元の世界に戻られますか?もしくはデータの凍結に移りますか?」 「ルルーシュくんお疲れ~、さっきの人どうだった?」 「‥‥その名で呼ぶな連絡用AI。モデルと俺は関係ない。」 「えぇ~、でも運営用AIって言いにくいし。でどうだったの?」 「元の世界に帰ったよ。たぶん戻ってこないだろうな。」 「え!せっかくあの世界から来たのに!?あの世界ってたしか――」 二つの上級AIの会話する姿は、見るものが見れば既視感を得られるだろう。 もっとも所詮はただのデータ。ムーンセルが観測した人物の劣化コピーでしかない。 ムーンセルが外部の願望器と接続してもっとも興味を引かれたのは自らと似通った願望器だった。 その願望器は何万という人間のデータを集めその一つたりとも元の世界に帰ることはなかった。はずだった。 ある三人の人間の例外が発生するまでは。 そしてその願望器は、その例外が発生してすぐに消滅した。そのことは聖杯にあるシミュレートを行わせる。 なぜ聖杯は消滅したのか。 ムーンセルはその現象を観測するために動き出す。万全のセキリュティを整え、規格外の人数のマスターを集め、外部の願望器と接続しデータを集める。 そしてムーンセルは考えうる最高のAIを用意した。もっとも優秀でもっとも変化をもたらすであろうNPC達を。 ぶん、という音と共に突如二人の周囲が暗くなる。それを見て連絡用AIはため息を吐いた。 「ねぇ、セキリュティに廻すリソース減らさない?最近なんか体調悪いんだけど。」 「ただ処理落ちしているだけだ。何も問題はない。」 「いやいやいやまずいですよまだ予選も始まってないのにこれは!また『札幌』サーバー落ちてるし壊れるなあ‥‥」 「‥‥もうすぐ試験用に動かしている他のサーバーのテストが終わる。そちらのリソースを回せば対処は可能だ。」 「まあ元は全部ムーンセルだしね‥‥あっそうだ。エデンバイタルのことなんだけどやっぱりうまく接続できなかったよ。あっちの聖杯の消滅からアクセスができなくなってるみたい。神崎とローゼンは陽介くんが探してるけどなかなか見つからないっぽいね。あとアカシック・レコードはものすごい簡単にアクセスできたよ。『聖杯戦争やるのか!またあの殴り合いが見れるんじゃなっ!』ってムルムルって子が言ってた。やっぱ好きなんだね。」 「やはりムーンセル以外にもあの現象を観測していた存在はいたか。願望器ならありえるとは思っていたが‥‥」 外部との接続を強めるにしたがつてムーンセルはそのセキリュティを強めていった。それは同時に次々と現れる参加希望者達に対処するためでもある。 ムーンセルは、聖杯の消滅はウイルスの感染によるものという可能性を考えていた。あれだけのデータを集めれば悪性情報が紛れ込む可能性もある。それを考えたムーンセルは、その手足となりうるルルーシュこと運営用AIにセキリュティの強化をさせたのだ。 もっとも機能が違う連絡用AIにはそんなことはわからないしわかったとしても強化しようとは思わなかったが。 運営用AIは鳴り始めたPHSを手に取る。受付からの連絡でこちらに新たな参加希望者が向かっていることを聞くとしっしっと邪険に連絡用AIを追い払う。くちびるを尖らして出ていくのを見届けるとそれは天井を見上げた。なんとなく先程よりさらに暗くなっている気がするが彼にはそんなことは些末事。重要なのは聖杯戦争を滞りなく行うこと、そのためにセキリュティを万全にすることだ。 「全てはムーンセルのためだ。」 彼はそう呟くと扉に目を向ける。今まさにドアノブが廻り人が入ってくるところだった。 「お待ちしておりました。」 そう言うとそれは新たな参加希望者にパイプイスを指しめした。 《第二次二次キャラ聖杯戦争、登録開始中》 《主催者》 主催:聖杯戦争実行委員会 【運営用AI@第二次二次キャラ聖杯戦争】 [思考、行動] 聖杯戦争を成功させるためにセキリュティを万全にする。 [備考] 処理落ちしています。 外見はCLAMPデザインな感じの魔眼持ってそうな草食系男子です。 【連絡用AI@第二次二次キャラ聖杯戦争】 [思考、行動] 聖杯戦争をもっと楽しんでもらうためにデータの収集につとめる。 [備考] 処理落ちしています。 外見は青髪ロングの貧乳がステータスなロリです。 【探索用AI@第二次二次キャラ聖杯戦争】 省略 【ルーラー@?】 省略 後援:願望器に関わりのある人たち [思考、行動] 聖杯戦争を楽しむ。別に参加者を送り込んでも構わんのだろう? [備考] 本編投下マダー?(・∀・)っ/凵⌒☆チンチン [備考] 舞台はムーンセル・オートマトン@Fate/EXTRAです。 登場話は予選に参加している扱いです。札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、高松、博多の予選会場が用意されています。演出に使えばいいんじゃないでしょうか。 NPCが存在しており日常生活を送っています。なお、予選会場の時間は2002年の八月です。 マスターは最初記憶を失っている可能性がありますが、仕様です。最初から令呪はありますが、サーヴァントの契約はしていません。しようと思えばいつでもできますしひょんなことで契約してもおかしくはないですね。 予選会場内にはエネミーが配置されていてそれを倒したりすると本選に出場できますがそうじゃなくてもいいみたいです。 演出に使えばいいんじゃないでしょうか。 監督役のルーラーはたぶんジャンヌですがもしかしたら他のサーヴァントかもしれないし全然違う二次キャラかもしれません。演出に使えばいいんじゃないでしょうか。 予選は2002年8月1日(木)から8月31日(土)までです。それまでに本選に出場できなかった場合消滅させられます。 外部を観測していること、参加希望者が多すぎること、それにともないセキリュティを厳しくしていることでムーンセルが処理落ちしています。AIもサーヴァントも処理落ちしています。結果的にセキリュティに穴が開いているかもしれませんがルルーシュがそのうちなんとかすると思います。 持ち込める魔術礼装などは手に持てる範囲でお願いします。生きててもいいです。個人的にはアインツベルンのホムンクルスとかいい感じです。 魔力を用いない攻撃にも対魔力が対応するようになるという明らかなチートが行われました。そこまでして三騎士を強くしたいのでしょうか。 後援は基本的に見てるだけの煽り担当です。つまりにぎやかしです。
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/503.html
聖杯観測 ◆y0PHxpnZqw 贖う。 君が抱いた願いは誰の為に背負ったものだっただろうか。 願う。 君が焦がれた願いは誰が為に祈ったものだっただろうか。 この小さな箱庭の中で今も戦っている請願者達。 請願者達は、いつだって前を向いてばかりで後ろを振り向かない。 正義、悪、未来、過去。様々な要素が絡み合った彼らは、どうしようもないぐらいに手遅れだ。 生きるか、死ぬか。それ以外に与えられた選択肢はない。 「今も生き残る請願者達さん、こんにちは。定時報告の前にまずは祝福のエールを贈りましょう。 貴方達は多き請願者の中から勝ち上がった優秀な人種。 “聖杯”は願いを叶える瞬間を待ち望んでいます。 やるべきことはわかっていますね? 戦って、足掻いて、欺いて、想って、生き残りなさい。全ては己が願いを叶える為に」 頭に響く声は“使い捨ての住民”には聞こえない。 過剰な排除は禁じられていても、所詮は駒なのだ。 駒は掃いて捨てるほど存在する。 そんな哀れな駒達の為に神は言の葉を授けるのだ。 主よ、汝らの来世に恒久なる平穏を。 クスクスと笑い声を上げるシスターが、清涼なる神託を述べていく。 「……祝福の言葉はここまでにしておきましょう。 定時報告はただ一つ。“マスターとサーヴァントを含めた残存人数”だけよ。 現時点での生存人数は56人。つまるところ、貴方達以外は全て淘汰されました。 以上よ、それ以外の情報が知りたいのなら――教会に来なさいな。 教えるかどうかはともかくとして、抱く疑問を聞く程度のことはしてあげましょう」 奪う。 例え、何が起ころうとも生き残るのは一人だけ。 喪う。 “聖杯”は喪失を望んでいる。 幾多の犠牲により研ぎ澄まされた願いだけを聞き入れる。 願う。 清浄なる聖杯よ、此処にあれ。紅き血をもって、その器を満たせ。 なればこそ、君の願いはきっと叶うだろう。 「最後に一つ。無駄な悪足掻きはおすすめしないわ。 途中棄権なんて生易しい戦争じゃないって身を持って経験したでしょう? 残された選択は一つ、闘争だけ。貴方達も、私も。所詮は観測対象に過ぎない」 その果てに、“聖杯”は顕現されるでありましょう。 ――――だから、弁えろ。 もっとも、“聖杯”が願いを叶える保証なんて、何処にもないのだけれど。
https://w.atwiki.jp/wiki11_row/pages/437.html
第二次二次二次キャラ聖杯戦争 俺ロワ・トキワ荘にてに◆qB2O9LoFeAによって開始された亜種聖杯戦争企画。 この企画のスレが立ったのは2014年7月26日であり、のちに多く誕生する亜種聖杯戦争の始まりである。 (PSYREN聖杯が最初の亜種聖杯戦争と言われているが、実際は二次二次二次聖杯のスレが立ってから約1時間後にスレ立てが行われた) 設定上は『二次キャラ聖杯戦争』の続編で、『第二次二次キャラ聖杯戦争』(以下 二次二次)とはパラレルワールドの関係であるが、この設定が浸透しているかは不明である。 参加者は『募集期間内に投下された登場話をコンペ形式で決めていく』という形だったが、当時は二次二次のコンペが終了して間もながった事、二次二次の本編の予約が解禁前だった等で、パロロワ住民の注目が二次二次に集まっていた事もあり、最終的には投下された候補話20作全てが採用され、参戦作品として扱われることとなった。 また、スレの最初には『「第二次二次キャラ聖杯戦争」に投下したOP、および登場話を再利用して聖杯戦争をしていくロワ』と書かれており、これは350作品以上が投下された二次二次の候補作の受け皿的な存在としての役割を考えてたらしく、実際に候補話として投下された作品の4分の3以上は二次二次コンペ候補作を修正・流用している作品である。 スレ立ての約2週間後の8月7日に募集期間が終了し、8月11日から本編の投下が開始された。 参加作品・参加キャラの特徴としては Fateシリーズから多数の作品が参戦し、彼らの人間関係が複雑気味に絡み合っている。 「黒魔女さんが通る!!」「妖界ナビ・ルナ」などの児童文庫が原作のキャラが参戦している。 マスターの多くが義務教育を受けている頃の年齢の未成年(あるいは小学生高学年の少女)のキャラである。 といった所だろうか。 2017年11月8日に最終回が投下。約3年3ヶ月の年月を経て本企画は完結を迎えた。亜種聖杯としては4つ目の完結企画となった。 参加者(クラス順) No. マスター サーヴァント 名前 出展作 クラス 真名 出展作 No.01 遠坂凛 Fate/Extra セイバー アルトリア・ペンドラゴン Fate/stay night No.02 黒鳥千代子 黒魔女さんが通る!! セイバー テレサ クレイモア No.03 マイケル・スコフィールド PRISON BREAKシリーズ アーチャー ワイルド・ドッグ TIME CRISISシリーズ No.04 ナノカ・フランカ 蒼い海のトリスティア アーチャー 安藤まほろ まほろまてぃっく No.05 衛宮切嗣 Fate/Zero アーチャー クロエ・フォン・アインツベルン Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ No.06 アリス・マーガトロイド 東方Project アーチャー 赤城 艦隊これくしょん -艦これ- No.07 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン Fate/kaleid liner プリズマ ランサー カルナ Fate/Apocrypha No.08 高遠いおり 一年生になっちゃったら ランサー アリシア・メルキオット 戦場のヴァルキュリア No.09 日野茜 アイドルマスターシンデレラガールズ ランサー 真田幸村 戦国BASARAシリーズ No.10 希里ありす 学園黙示録HIGH SCHOOL OF THE DEAD ライダー 少佐 ヘルシング(裏表紙) No.11 クロノ・ハラオウン 魔法少女リリカルなのはA s ライダー 五代雄介 仮面ライダークウガ No.12 天沢勇子 電脳コイル キャスター 兵部京介 絶対可憐チルドレン The unlimited 兵部京介 No.13 色丞狂介 究極!!変態仮面 キャスター パピヨン 武装錬金 No.14 間桐慎二 Fate/stay night キャスター フドウ 聖闘士星矢Ω No.15 野比のび太 ドラえもん キャスター ドラえもん ドラえもん No.16 九重りん こどものじかん アサシン 千手扉間 NARUTO No.17 美遊・エーデルフェルト Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ バーサーカー 小野寺ユウスケ 仮面ライダーディケイド No.18 竜堂ルナ 妖界ナビ・ルナ バーサーカー ヒロ スペクトラルフォースシリーズ No.19 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン Fate/stay night バーサーカー ヘラクレス Fate/stay night No.20 三谷亘 ブレイブ・ストーリー バーサーカー サイト・シュヴァリエ・ド・ヒラガ ゼロの使い魔 外部リンク 支援サイト 第二次二次二次キャラ聖杯戦争@ウィキ スレッド 第二次二次二次キャラ聖杯戦争 第二次二次二次キャラ聖杯戦争【その二】
https://w.atwiki.jp/wiki11_row/pages/401.html
第二次二次キャラ聖杯戦争 新パロロワテスト板にて2014年6月22日から進行している二次キャラ聖杯戦争の非公式続編企画であり、前作共々バトルロワイヤルと名義上はそうなっているが首輪・放送・支給品等が無い。ただし武装や道具の持ち込みは可能。 参加者はマスターとサーヴァントの二人一組で行動し、人数は28組56名という事になっている。 今回はFate/stay night及びFate/Zeroの世界観に沿った形で進行されるが、舞台は冬木市やムーンセルでは無く、ムーンセルの子機のような存在である「方舟」が舞台となっている。 参加者の選出は『書き手が出したいと思った組み合わせを自分で出す』という前作のスタンスに投票形式を追加した形になっている。 今回も全く縁も所縁も無いキャラや因縁のあるキャラ等も多く、ロワ初参加の作品も見られるのが特徴。また「HELLSINGの各勢力の主力が揃っている」「逆襲のシャアを始め、ロボットアニメからの参戦が多い」「アメコミからまさかのデッドプール参戦」など注目株も多い。 初代二次聖杯との差異として「時間間隔の区切りが四時間単位に拡大したこと」「NPCの殺傷が明確なペナルティとして規定されたこと」「参加者にも会場内での生活が存在すること」が挙げられる。 これらの要因によって一話単位の時間進行の高速化、NPCを巻き込みやすい日中の戦闘の回避、NPCを装って学生や社会人として振る舞う、日中に繰り広げられる水面下の駆け引きなど独特の傾向をもたらしている。 これらのセオリーが聖杯戦争のルールと噛み合い、より原作に近い聖杯戦争を実現しているのである。 興味を持ったら、ぜひ覗いて頂きたい。 裁定者 ルーラー(ジャンヌ・ダルク)@Fate/apocrypha カレン・オルテンシア@Fate/hollow ataraxia 参加者 投票では350組以上の中から、以下の28組が参戦確定となった。 盛況を見せたコンペの候補作品が、別の聖杯戦争スレに転用されることなどもあり、その後の亜種聖杯の盛り上がりの火付け役ともなっている。 No. マスター サーヴァント 名前 出展作 クラス 真名 出展作 No.01 言峰綺礼 Fate/zero セイバー オルステッド LIVE A LIVE No.02 真玉橋孝一 健全ロボダイミダラー セイバー 神裂火織 とある魔術の禁書目録 No.03 聖白蓮 東方Project セイバー 勇者ロト ドラゴンクエストⅢ~そして伝説へ~ No.04 シャア・アズナブル 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア アーチャー 雷 艦隊これくしょん~艦これ No.05 東風谷早苗 東方Project アーチャー アシタカ もののけ姫 No.06 シオン・エルトナム・アトラシア MELTY BLOOD アーチャー ジョセフ・ジョースター ジョジョの奇妙な冒険 No.07 ジョンス・リー エアマスター アーチャー アーカード HELLSING No.08 衛宮切嗣 Fate/zero アーチャー エミヤシロウ Fate/stay night No.09 アレクサンド・アンデルセン HELLSING ランサー ヴラド三世 Fate/apocrypha No.10 岸波白野 Fate/extra CCC ランサー エリザベート・バートリー Fate/extra CCC No.11 遠坂凛 Fate/zero ランサー クー・フーリン Fate/stay night No.12 ミカサ・アッカーマン 進撃の巨人 ランサー セルベリア・ブレス 戦場のヴァルキュリア No.13 寒河江春紀 悪魔のリドル ランサー 佐倉杏子 魔法少女まどか☆マギカ No.14 ホシノ・ルリ 劇場版 機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness- ライダー キリコ・キュービィー 装甲騎兵ボトムズ No.15 本多・正純 境界線上のホライゾン ライダー 少佐 HELLSING No.16 狭間偉出夫 真・女神転生if... ライダー 鏡子 戦闘破壊学園ダンゲロス No.17 暁美ほむら 魔法少女まどか☆マギカ キャスター 暁美ほむら 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ-叛逆の物語- No.18 間桐桜 Fate/stay night キャスター シアン・シンジョーネ パワプロクンポケット12 No.19 ケイネス・エルメロイ・アーチボルト Fate/zero キャスター ヴォルデモート ハリーポッターシリーズ No.20 足立透 ペルソナ4 キャスター 大魔王バーン ドラゴンクエスト~ダイの大冒険~ No.21 野原しんのすけ クレヨンしんちゃん アサシン ニンジャスレイヤー ニンジャスレイヤー No.22 宮内れんげ のんのんびより アサシン ベルク・カッツェ ガッチャマンクラウズ No.23 ジナコ・カリギリ Fate/extra CCC アサシン ゴルゴ13 ゴルゴ13 No.24 電人HAL 魔人探偵脳噛ネウロ アサシン 甲賀弦之介 バジリスク~甲賀忍法帖~ No.25 武智乙哉 悪魔のリドル アサシン 吉良吉影 ジョジョの奇妙な冒険 No.26 美遊・エーデルフェルト Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ バーサーカー 黒崎一護 BLEACH No.27 ウェイバー・ベルベット Fate/zero バーサーカー デッドプール X-MEN No.28 テンカワ・アキト 劇場版 機動戦艦ナデシコ-The prince of darkness- バーサーカー ガッツ ベルセルク 外部リンク 支援サイト 第二次二次キャラ聖杯戦争@ウィキ 二次二次聖杯したらば(仮) スレッド 第二次二次キャラ聖杯戦争 第二次二次キャラ聖杯戦争 登場話候補投下スレ 第二次二次キャラ聖杯戦争 登場話候補投下スレ2 第二次二次キャラ聖杯戦争 登場話候補投下スレ3 第二次二次キャラ聖杯戦争 本スレ1 第二次二次キャラ聖杯戦争 本スレ2
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou/pages/225.html
花村陽介 ./ ., 、 ヽ / /| / | .| 、 '. ノ i ,| / | .|、 i ヽ ' / | / | / ヽ | 、.ト 、 , / .i ./ .|/ ヽi V ヽ i ..... . .、 , . .y. 、 、.| ... .. ミヽ、 i | .. , -―- 、 ,.-― ―-Y 、 ... ヽ .| /|.. .. . .| ゛ ′ ,- ―- 、 i .. , |/ / ト、, -―- 、 i / | r'v i . |/| ヽ / /i 、 | ゛‐-‐′ | 、 , // ./ .ト |. |/、 |) ヽ゛ミヽ , - 、 ' / !y、 .| .| ハ , ヽ // ゛ i | / ゛ ト i ヽ ′ .. 、 , |-′ ミ、゛ミ、 , ヽ / イ ...、 、_____ , ノ ト / ヽ .ヽ .-=彡イ=彡/リ ...、 ゛、- -‐/ /リ ノy ,ヽ-、 ...ヽ //yV ヽ、  ̄二 ̄ / /リ ハ / V / ..ヽ、 , ' , -‐''" ト ヽ、 ./ / .| /゛‐-、、 / .. ヽ、 、 '、、-‐'y i .ヽ、 / ../ y-― ' .| / ..... , -‐''" i 、 ,....., ,.. ト .i .| .‐-‐ ../ / .-‐,.. ... 、 .., -‐''" 、 、 .i゛‐' | | | | | , / ___| '-i. /゛- '/ i 、 .., - 、ヽ | | | / | | |っ./| / |ロ | / / // .|_ / , -‐''" ヽ |.... | | | | | |/ ./| /  ̄| i i .i i i |  ̄ ―-- 、 * 【登場作品】ペルソナ4 【登場話数】 【スタンス】対主催 【立場】マスター 【特徴】 【評価:SONS OF LIBERTY】 泉こなた ____ / -‐- 、 `ヽ '" \ . ヽ } . .} ________.ヘ、_//__ -‐=ニ二;. . . . . . . . . ./ . . . . . . . . . . . . ミ . ...、 / . . . . . . . . ./ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .\ /乂 . . . . . . . ./ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ノヽ ヘ..___,,./ニ=ー . . . . . . . . . .ト‐=ニ.__ハ__i__i / . . .;./ . . ./ . ./ | . . | . . . . . . .! ` . .i、 . . . . .', . . . . l| / . // . . / . . ' ̄`!ヾ|l . . . . . . | ,.斗-;- . . . | . . . l| // ,′ . | . . .| ヽ |lヽ . . . . | !| ヽ . . . | . .\. '" | . . . .l| . . l .イ芹芋ミ \ . l fチ芋≧ィ . . | . .\ヽ | . . ./| . . !八 ら jr} ヽ! ら jr} 儿ノ`} . .|ヽl | . / l . .| .ハ. 込zツ 弋zシ 从 . .'l. . | |/ l . | .! .{ '" `゙・ } . i . . | . | ' /ヾ! .! .` `ー'一′ イ . . | . .| . | / . ./ . .从 ._`≧‐--‐r=≦´/リ . .∧ .! . `、 / . ./ . ./ .ヾ}{__ノ 人}{ / .' .ヽ . . ! .| . . . ヘ / . ./ . ./ )/{ト一'`゙`ー/ / . / \ .! . . . . . . , ′ '. . .! " \ / / . / /⌒\ . . . . l / . / . . . .{{´ ̄`ヽ \ / '"/ /〉 V \ . .l / . / . . . . . . |i} \ l⌒l/! .|´ / V \ / . / . ./i . . . . . |i{ / | |<i .|r< V ∧ '. ./7 . . / .l . . . . . |j、 〃 _.ノ` ´) /=彡 V ∧ ,′' ,' . ./ /. . . . . . . . . .\}{ | ‐-‐ -'l / V___ゝ . ' | . / / . . . . . . . ./´ ̄ヽ ハ ー‐' ノl__/ V . . . ! |. ! !/ / . . . . . . . ./x=彡'´ {  ̄ニノ ./ 厶孑≦、ヾ V . . l |. ! /' ./ . . . . . . . . . . . ./ `‐一′〈/ 、_ } 、ヽ.}{ 〉 . .| jリ ,′ //, . . . . . . . . . . / / ,_, ゝ' } l 〉{/ . . . ! / .// .! . . . . . . . . .个x、_____`ー´ `ー'ヽ! { . . . . . . . | ' // .l . . . . . . . . . . ./, / l| i|  ̄`ー―=ニ }‐', . . . . . | * 【登場作品】らき☆すた 【登場話数】 【スタンス】対主催 【立場】マスター 【特徴】 【評価:小さな英雄】 火野映司 | || ∧ | || /ヽヘ | || / 、 ヽi | || / i| il | | || r-、 | | || l|.| | || _,,,r'--'‐-.r-、 | | || l|.| | || i / l ヽ r--、 _,,..-rt-..、 , -,_ .| | || l|.| | || l l,,,__ __,,, ヾ i_ | \ \ !-! '/ ,! | lr'.! l!.! | || ;l ェ=,〈 ェラ ; r.〉 ト、ヽ,ニ、ヽrM /',. .r'/| | | `|l.| _='ニ!_ ! .ノ,_,ゝ、 ! !ノ ト、.l ヽ、 / iノ! | l |l.| ノ-ミYミ' .l. ___ ./、 l ヽ ノ ! / / | l |l.| /ニ、ヽ〉.l. ヽ、 / /.ヽ ヽ r,≡'ノ' .'^iー / ..| 廴ノ l.! l r-、 '/ ノヽ--,r ' / ー、 Y/ i .l | Y | | || |l.| 〉、l ミ.|/ _/7´ | |/ / r, , `ヽ、 /^'ー 、 ー―' ´ ..| | || |l.| / .!.ミ.| V´ // .レ' / / / ヽ ,...--'-..、 ミ `ヽ,、 l-=、―-、 | | || |l.| ./ >-'、 l l/ . / / ,イ / i / ヽ  ̄ /´,rt-ミヽ、_ ヽ _,l | || ト.| / ト .ヽ ! // //_/ l ./ )ヽ / ./-、 ./i \ '/ ! !! !.l! 〈 l /l ̄ ̄` ー'-<_  ̄ `ー― ' / /| .l _/,| i l i !_`Y i= l /7 ノノ l. | i l .、_ム/ | / ム` ー- ,イ ./ .| .ト---r― _´..-ノ ! |ー.| .l'´ lヽミ| '^/〈_ /コレ,! ヽ,!〉 | | l ヽ! ゝムノ / / .! `ート.,!-r'r.t.´l ヽゞ.| .|ン ] ] !.! 7` ーtrニi´`i/| ヽ .l .! .| `ー― / イ l ヽ 廴´ _ | `i |i彡i_ゝr[ニヽ |ト!|〉二i./ Y./ ll / ./l l i l .ヽ | Yミー.-''-‐'ニヽ--‐, '´ ヾヽニ、!r‐,=-__ .l/7 、 _,!.l ヽ、 / .| l l ヽ ゝヽ__`ニ二´__`_二 -ヽ i | `i l´r三 |`ミ 、`\ .!. ` ー― / .! ヽ `ヽ `ー-|`ー―――----―i ノノ l | ゝir'´ | `ヾミ=l / l| ==ヽ ` ヽt--、-―――‐/´ir/ノi´ L/イ、 | `ヽ、ィ |ヽ 、_,/ / / ! // `ヾ、 ,i、,,,ノノノノノ〉-<´` ´7/| !ノ >彡/ | /イ | i / / .| | |i ̄フノノ !,!`ーt-'-'-i r'ヾr、 '-'rクrヘコl彡! |_ .l /| | | / | !、ヾニ////_ .| | |-、`i´ ,!ヽ Y´ヽ´)'ノ'  ̄ | レ/| l /`ヽ、,! `i、三-イ  ̄ Tuiヽ-、_\´レ' ` コ/ `iT l / `ヽ、 | | | `iー`' |.| | | _/ ヽ | | | | |.|,! 廴____,,,rイ´ ト、 ..| / ./ | | | / i ト、 ./ \ .! ヽ ヽ | | .! / l l /\| / / |.| // / l l / /| / / |.| // / l ! ´ ./ ..| / / |.| .// / ! l / .| r‐' / |.| * 【登場作品】仮面ライダー000/オーズ 【登場話数】 【スタンス】対主催 【立場】サーヴァント(ライダー) 【特徴】自らの出典作品のヒロインと同じ苗字のこなたとタッグを組んだライダーのサーヴァント。 英霊になっても明日のパンツを気にするのは相変わらずな模様。 会って早々に意気投合し対主催として戦い抜くことになり、最初に立ち寄った公園でこなたにせがまれ変身を披露。これが色々なフラグになった。 まず偶然同じ場所に居合わせた雁夜組に襲われ応戦。変身を済ませていたおかげで奇襲からの即死は免れトキと互角に戦うもこなたが雁夜の蟲に囲まれてしまう。 カンドロイドで護衛するも雁夜が潜ませていた蟲がついにこなたに取り付き映司も足止めされ、もう駄目かというところで遠坂凛が介入し錯乱した雁夜は撤退、命拾いをする。 しかし直後に変身時の歌を聞いていたステルスマーダー、天海陸とイスラが無力な存在を装ってパーティーに参入。 彼らの策謀によりイスラを襲った怪人(陸)を追いかけ凛とこなたから目を離した隙に凛はイスラに殺され、気絶していたこなたと場を離れていた映司は陸とイスラの嘘に騙されてしまう。 その後凛の自宅に向かう最中妲己から事のあらましを聞いたルルーシュとアルトリアに接触。上手くすればここで陸の嘘を暴けたがギアスを暴発させたルルーシュの失策で宥める映司の努力も空しく一触即発の状況となるが、アルトリアが自分の真名を明かしたことでその場は収まり柳洞寺へと向かうことになった。 その途中今度はディケイドに攻撃されるが、この時映司はこなた以外誰を信じて良いかわからない状況だったということもありカンドロイドを出し惜しんでしまう。 それが間接的に潜伏していた切嗣の奇襲を成功させ、当時最有力の対主催と謳われた金田一、太公望の脱落という最悪の事態を招く要因になった。 一番目立つ失敗をしたルルーシュの陰に隠れがちだが彼にも全く落ち度はないとは言えない。 また心眼が曇った結果との事だが、この場面に限らず映司の心眼スキルは基本的に重要な場面ほど働かない。 目的を果たした切嗣組には逃げられてしまい、相談した結果映司とこなたは陸組と共に学園に情報収集のため赴くことになった。無論、これも陸とイスラの誘導の結果である。 学園に着いて死者の多さに驚いた矢先、陸から柳洞寺に戻った士郎組の援護(暗殺)に向かうと告げられ、映司は自分が行くと反論するがまたも説き伏せられ結局残ることになった。 しばらくして掲示板を確認すると陸とイスラが死亡したことが発覚。ここに至り映司もいくつかの状況証拠からようやく陸とイスラの演技に気がついた。 士郎と話がしたいと思う反面ステルスだった陸を庇ったことと知り合いを失ったことで怒った士郎に問答無用で襲われる懸念もあり、意気消沈しながら遠坂邸に行くことになった。 到着と同時に教会組、ルルーシュ組に出くわし、情報交換の際ルルーシュの証言から陸組の自作自演が完全に確定し、自責の念に苛まれる。 その後士郎組がスザク団の攻撃を受けるとこれまで士郎から逃げていた自分を恥じ意を決して仲間とともに柳洞寺へ転移。しかしサブラクへの一斉攻撃からはハブられた。 その後は遠坂邸に戻り士郎に謝罪したり、リインフォースの魔法で再会した陸と和解しつつ新都連合への対策を話し合う。 決戦では当初ガウェインと共にランスロットと戦っていたがこなたからアレックスが窮地に陥ったことを伝えられ救援に駆けつける。 しかしキンブリーに結界を破られ後方のルルーシュらは無為無策と加速度的に状況は悪化。 そこで映司はアルトリアの提案に乗り彼女がDIOを倒すまでの僅かな間ディケイドの足止めを引き受けたがここでもミスを犯してしまう。 まず対仮面ライダーに特化したディケイドとの実力の差を認識していなかった事、そしてクロックアップ持ちでコンプリートフォームに変身済みのディケイドに対し、敵の動きを縛れるサゴーゾでも最速のラトラーターでも(状況的に出せないとはいえ)最強のプトティラでもないタジャドルで挑んでしまう。 当然と言えばそれまでだが敵うはずもなくディケイドがタイムスカラベ発動時に与えた一撃を除きあらゆる攻撃を見切られ、ほぼ完封されDIOへの援護にタイムスカラベ発動を許す事になった。 とはいえ映司自身は標的にされずに済み、さらにアルトリアと相討ちになったディケイドからスーパーメダルを授かるという幸運を得た。 その後はアレックスを連れて柳洞寺地下大空洞へ撤退し、攻め入ってきた切嗣、DIO、ヴァレンタインをスーパータトバに変身し迎撃。DIOの時間停止を打ち破り、タイマンでも互角に戦う。(ただスーパータトバはルール的には認められていない反則コンボなのでそれと渡り合ったDIOを称賛するべきなのかもしれない) 途中ヴァレンタインから吸血を行ったDIOがスタンドを進化させ窮地に陥ったがチームプレーでこれを打ち破り、崩れる大空洞から脱出した。 休む間もなくルルーシュ、ガウェインと共にヴァレンタイン、キンブリーを追撃するがギルガメッシュの加勢に阻まれ深山町へ後退した。 学園でギルガメッシュの調査をしていたがそこにヴァレンタインの群れが現れ自爆による奇襲を受ける。変身前の状態だったため大ダメージを受けてしまい戦線に加わることができずタジャドルで陽介、こなたを抱えて上空へ逃げ、ハイアットホテルまで飛び今度こそヴァレンタイン、そして魔改造死超に引導を渡した。 しかしギルガメッシュには一切太刀打ちできずパーティーは全滅。絶望する映司に死んでいった仲間達の幻影から嘲笑され批難と罵声を浴びせられ息を引き取る………という夢を見たのさ。 彼とて自分の犯した過ちに無頓着というわけではなく、一時は自爆特攻すら考えるほど気に病み、精神的に追い詰められていたが仲間達に励まされ持ち直した。 ギルガメッシュとの最終決戦では精神世界で大幅に力を増したこなたの供給のおかげで理性を保ちながらプトティラコンボのフルパワーを発揮できるようになった。しかしギルガメッシュも龍騎に変身しており装着者の性能差から通常フォーム相手でも苦戦を強いられる。 龍騎のファイナルベントに対しグランド・オブ・レイジとガウェインの斬撃で押し返しギルガメッシュに深手を負わせたが、ここでギルガメッシュが龍騎サバイブとなりさらにパワーアップしてしまう。 再度のファイナルベントを受け止めようとしたガウェインをストレインドゥームで援護するが魔力が足りず吹き散らされ、全身でドラグランザーを押しとどめたがやはり力負けしてしまい変身解除まで追い込まれるが、アンクのコアメダルと最後の令呪によって再度タジャドルに変身し、持てる全ての力でロストブレイズを放った。 ギルガメッシュは怯まず乖離剣エアを解放し力で捩じ伏せようとしたがその直前、マスター三人が放った至高の魔弾が命中しついに英雄王は敗北を認めブラックホールの中へ消え去った。 代償に映司の魔力も完全に枯渇しこなたと共に消滅を待つのみとなってしまうが、ルルーシュの機転、言峰の助け舟、陽介の力でコアメダルに映司の魂が入り消去を免れた。 そしてこれ以上仲間を巻き込むまいと判断したルルーシュの配慮で映司はこなたや陽介ごとガウェインにワームホールへと放り入れられ生還した。 カンドロイドの活用やコンボを活かした支援で光る場面もあったものの、肝心な時に判断ミスを犯す事が何度かあった。 DIO戦やギルガメッシュ戦では大きく輝いたが、それらはディケイドからスーパーメダルを貰っていたり、精神世界でこなたがパワーアップした結果であったりと他人に助けられた面も大きい。 また折角の心眼・真や自己犠牲といった保有スキルも描写されることはほぼなく、死に設定と化してしまった面が否めない。設定的には比較的優遇されている部類に入るが描写面においてはむしろ不遇なのかもしれない。 しかしマスターのこなたが純粋な一般人で、戦えるマスターが溢れている二次聖杯では寄られるだけで即死しかねないほどか弱い存在であるために映司の取れる行動が束縛されていた側面もあり、この点が戦えるマスターに引き当てられ、キルスコアこそ無いものの存分に場を引っ掻き回せたディケイドと大きく異なる。 とはいえ身体は失ったものの、スーパータトバ使用に伴うペナルティを受けることもなく生還したりと運の良さに関してはサーヴァント中随一と言えるだろう。 【評価:上様「バトライド・ウォー2もよろしく」】 ガウェイン ゝ‐". . . . . . . .;.;.Y.;.;. .`. ..、 冫. . . . . .;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;. . . . . . ヾ /. . . /;.;.. . . . . . . . . . . .;.;ヽ;.;.;. . . ヽ ノ. . . . . ./. . . . . . . . . . . . . . . . . . .ヽ . . . ゝ 7. . .{.;.;. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .;.;.;.}.;.! _ノ.;.;.;.|;.;.{;.;. . . {.;.;. . . . . . .;.;.!.;.;.i.;.;.;.}.;.;i.;.ト、 ソ.;.;.;.;.;.;.;.l.;.;.;.;|.;.;.;.;.;.i.;.;.;.;.l.;.;.;.;.;.;.!.;.;. . .}、 '彳. . !.;.;.;.;.リ.;.人.;.;i.;.;|.;.;.;.人;λ.;.!;.;. . . . } ). . .{.;.;.;.ン>_j\.;.;.;.;/_斗_".y. . .i. .( ´ }. . i;.;、;{ ‘-'` ヾ ,ゝ'‘-' ノ. .ゝ、! ".j;.;.ヽ丶. ''" i. . i′ ` ヽ.;.;.;∧ l /゙、 l へ.、〉、 _`_'_./> 、 ` 、_ __,,..、--- ..,, _/ ,|; > .. ー ./ > 、}_. . .`'' ー-- ,_ , ―― '' " ̄ `''‐- .._/ ;/ニ>、; >、/ > ̄、.  ̄ 丶._ /_,.-―‐-- ..,,_ ,.. -―,/ ;/=ニニ二>、 /__ > 、. __ `. .‐- ._ , ./. . . . . . . . . . . ゛''/ `''ー! ;/ニニニニニ二二/  ̄ ̄=_ > ̄、`丶. .\ !´. . . . . . . . . . . . . ./ __|'ニニニニニ二二二l  ̄=、、 >丶..ヽ_ !. . _,. -''" ̄ ̄゛'' ' !ニニニニ二二二二二二> 、 ||  ̄ -- .. _ {./ _,.-――+――‐┘ニニニニニニ二二二二二二> 、 =__  ̄ ‐- ,--― ―-'''''''''''''''"""丶_,.. -''"| /ニニニニニニ二二/丶、ニニニニニニ二> 、_  ̄ ̄==__. /;; ;;{;; ;|;;; ;;|;; ;;;},.┐ .レニニニニニ二二二/ ``<ニニニニニニ二!  ̄ ̄ ||==__―┤;; ;;|;; ;;|;;; ;;|;; ;;;|.lll| !ニニ二二二二二/ `"<ニニ二二| !! ||二二==__;;;;;;;| ;; ;;!;; ;;!;;; ;;;!;; ;;;;;!.lll| ! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `"<ニニ| !!ニニニ二二==____;;;;;;;l ;; ;;|;; ;;|;;; ;;;|;; ;;;;;! ̄ | " -‐ニニニニニニニ二二二二;;;;;;;l;;;; ;;!;; ;;!;;; ;;;!;; ;;;;i‐┐ | ‐-ニニニニニニニ二二二二―‐ヽ__」;; ;;!;;; _;;;|___|.llll| |_______ _,. -‐┐ =ニニニニ二== ̄ ̄ ̄ ̄ !i;.;.;` ー ┤´ ヽ''┘ |ニ二二二二二二\ _,. ‐ "ニ二二! || !!ニニニ.== ̄ * 【登場作品】Fate/EXTRA 【登場話数】 【スタンス】対主催 【立場】サーヴァント(セイバー) 【特徴】 【評価:虹の彼方に】 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア / / ;ィ \ ヽ / ; } // ; / ; } ヽ /,イ/} { /,. ' ;イ 〃 ;イ! ! } } '´/ , ! / ,. / /// / / i ! / ;′ / , ; i ;__,. ∠_/ム/ /' / .i i! }/ / / .,' 〃 i / 〃―-マ / , ア7 辷―--マム / ;′ i ハ ;イ /,ィ≧ュ、_‐-〃., // /フ_ ̄`_'; j '; / } i ,' | i '; i {{ しイ;i弐/‐i| / , / -‐ァ=テ芋ミ.\〃 ! i | .! ! ∨ ヘ ゝ込 _ _ _タ\! / / /弋‐ '{ i } }} }ノ 〃 ;、 i! ! i !. '; ! ∨ ト; 、  ̄ ̄ i|/ } ´ `¨`ー=ムィ / / , /| !i | !i !| ∨ .ヾ 、 ′ , / /,イ , | | i| i !. i| ∨ ヘ. \ , /イ // i .} !.リ リ i! } ∧ . \ i| , / / ∠/ /| ! '; ! } ∧ } \ i| / /, // ,' j;′ ヾ、 j / } ハ \ ー-=__- 、__ / ,ィ /| / ′ 〃 .i ! .} ト、 ー--` ̄¨¨´ .イ / / {/ ′ .リ } i \ . イ ,' ;イ ! リ ′ } {`ヽ、 \ . イ ム ; i ! ′ jハ;ィミx、` ‐-ゝ、. イ _ム.} i .i ! /〃|三三ミz≠ z二二二二二 } |ヾi i! ′!三ニイ三{ }三三三三三} ∧j ’ ノ三タ }三{ }三三三三三i} ト、 。ュ≦Y z. } ≠ミ{ }三三三三三i} .}ニ≧ュ、 。ュ≦三三iレニV /,z、 { }三三三三三i} .}、ヘ}三≧ュ、 * 【登場作品】コードギアス 反逆のルルーシュ 【登場話数】 【スタンス】対主催 【立場】マスター 【特徴】 【評価:世界一優しい嘘つき】
https://w.atwiki.jp/wiki11_row/pages/358.html
二次キャラ聖杯戦争 ◆.OpF6wOgZ2氏主導で俺ロワ・トキワ荘にて2011年11月23日から始まった企画であり、一応はバトルロワイヤルだが一般的なロワ企画とは異なり、首輪、放送、支給品等が無い。 参加者はマスターとサーヴァントの二人一組で行動し、全25組、総数50名という事になっている。 Fate/stay night及びFate/ZeroとFate/EXTRAの世界観に沿った形で進行される。 参加者の選出は企画者の意向により投票形式ではなく、『書き手が出したいと思った組み合わせを自分で出す』という形になっている。 全く縁も所縁も無いキャラや因縁のあるキャラ等も多く、ロワ初参加の作品も見られるのが特徴。当時放送されていたアニメや企画開始前に放送されていたアニメからの選出も多い。 また、完結編からは一度でもこのロワで投下したことがある書き手の予約のみを受け付けることとなった。 更に完結編の途中から「投下されてから24時間たったあと早い者勝ち」「予約する前に修正要請が出た場合、そのキャラの予約禁止」というルールも追加された。 2014年6月19日に最終話が投稿され、二次キャラ聖杯戦争は完結。約2年7ヶ月の時を経て壮大な物語は終幕した。 ルール 仮想電脳世界で行われるルール無用(ただしペナルティは存在する)の殺し合い。 参加者にはマスターとしての証であり、3回まで使用可能な令呪が刻まれる。 令呪は絶対命令権としても一時的なブースターとしても使用可能だが使い切った場合は失格。 一部非戦闘地域(冬木教会)があり、そこでの殺傷行為は能力低下等のペナルティが発生。 舞台となる冬木市にはNPCと呼ばれる一般人も配置される。 NPCは参加者の補佐や商売、特に意味も無く生活しているだけ等、多数存在する。 NPCを魔力炉に利用するのは問題ないが度を越した場合はペナルティ。 参加者には他の参加者の情報は一切知らされない。 サーヴァントに関する記録は月海原学園図書室で閲覧可能だが、大雑把な見当ではほぼ検索不可。 時間は無制限、最後の一人になるまで行われる。 全ての参加者には運営側より使用限度無しのクレジットカードが支給される。手続きを簡略して移動手段、食料、住居等を確保できるが、一般的に購入できない火器等は例外。 主催者 黒幕 魔王ゼロ@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー ギルガメッシュ@Fate/EXTRA CCC 主催者 トワイス・ピースマン@Fate/EXTRA 進行役 言峰綺礼@Fate/EXTRA 参加者 No. マスター サーヴァント 名前 出展作 クラス 真名 出展作 No.1 天野雪輝 未来日記 キャスター タマモ Fate/EXTRA No.2 ゼフィール ファイアーエムブレム 覇者の剣 ライダー アシュナード ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡 No.3 衛宮士郎 Fate/stay night セイバー アルトリア・ペンドラゴン Fate/stay night No.4 鳴上悠 ペルソナ4 ランサー クー・フーリン Fate/stay night No.5 天海陸 ワールドエンブリオ セイバー イスラ・レヴィノス サモンナイト3 No.6 枢木スザク コードギアス反逆のルルーシュ バーサーカー ランスロット Fate/Zero No.7 花村陽介 ペルソナ4 ランサー アレックス ARMS No.8 遠坂凛 Fate/stay night キャスター 蘇妲己 藤崎竜版 封神演義 No.9 鹿目まどか 魔法少女まどか☆マギカ アーチャー DIO ジョジョの奇妙な冒険 No.10 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア コードギアス反逆のルルーシュ セイバー ガウェイン Fate/EXTRA N0.11 名無鉄之介 私の救世主さま キャスター リインフォース 魔法少女リリカルなのはA s No.12 衛宮切嗣 Fate/Zero ライダー 門矢士 仮面ライダーディケイド No.13 園崎詩音 ひぐらしのなく頃に バーサーカー 美樹さやか 魔法少女まどか☆マギカ No.14 金田一一 金田一少年の事件簿 ライダー 太公望 藤崎竜版 封神演義 No.15 近藤剣司 蒼穹のファフナー セイバー セリス・シェール FINAL FANTASY VI No.16 泉こなた らき☆すた ライダー 火野映司 仮面ライダーOOO/オーズ No.17 ジョン・バックス 未来日記 アサシン ファニー・ヴァレンタイン ジョジョの奇妙な冒険 No.18 間桐雁夜 Fate/Zero アサシン トキ 北斗の拳 No.19 匂宮出夢 戯言シリーズ アサシン “壊刃”サブラク 灼眼のシャナ No.20 アシュヒト=リヒター エンバーミング セイバー テレサ クレイモア No.21 間桐慎二 Fate/stay night ライダー ラオウ 北斗の拳 No.22 羽瀬川小鳩 僕は友達が少ない キャスター ゾルフ・J・キンブリー 鋼の錬金術師 No.23 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン Fate/stay night ランサー 本多忠勝 戦国BASARA No.24 金城優 ベン・トー セイバー アストレア そらのおとしもの No.25 我妻由乃 未来日記 アーチャー ジョン=ドゥ エンバーミング 外部リンク 支援サイト 二次キャラ聖杯戦争@ウィキ 二次聖杯したらば スレッド 二次キャラ聖杯戦争 二次キャラ聖杯戦争・弐 二次キャラ聖杯戦争・参 二次キャラ聖杯戦争・肆 二次キャラ聖杯戦争・伍 二次キャラ聖杯戦争・陸(現行スレ)
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/313.html
月を望む聖杯戦争 ◆Ee.E0P6Y2U ……月が綺麗な夜だった。 彼がその坂を登るのは何度目だっただろうか。 僅かに息荒くしながら彼はたった一人で歩き続ける。 その途中風が吹く。道沿いに生い茂る木々がざわざわと生き物のように揺れた。 こんなにも涼しくて気持ちの良い夜だというのに、彼の身体はじっとりと汗ばんでいる。 この山のせいかな。 彼は学生服の襟元を正しながら思った。 その視線の先には延々と続く坂道だ。艶のないアスファルトの道が月に照らされぬっぺりと浮かび上がっている。 ゆるやなに蛇行しているため坂の上に何があるかまでは見えなかった。 こんなにも長い坂道では帰るのも一苦労だ。 この山の上には幽霊が出ると噂の屋敷があるが、幽霊だってこんな山の上には住みたくないに違いない。 と、そこまで考えたとき、あんな坂は山とは認めない、といっていたクラスメイトを彼は思い出した。純朴だが、変な奴だった。 実際、山というのには少し無理があった。それなりに長く、それなりに急な坂であるが、それでも一時間もあれば登り切れてしまう。 だから疲れはするが、別に登れない訳ではない。特に今日は月が綺麗だ。 彼は空を見上げた。都会の雑踏から逃れくっきりとその存在を示す星々の中心、漆黒の夜を背景に真ん丸と光る大きな月がある。 あれはきっと満月だろう。彼は理由もなく決めつけた。 あれがあるから今日は楽だ。実際、深夜にこの坂を上るのに道沿いに備えた電灯では少々心もとない。足下が見えるだけ楽なのだろう。 空を見上げる彼の頬をと不意に風が撫でた。熱がすう、と引いていくのが分かった。 寒いとまではいかなかったが、汗ばんだ体に冷えた風は少し堪えた。 早く帰った方がいい。 冬はまだ遠いとはいえ、こんな夜<じかん>なのだから。 そう思い彼が足を進めようとしたとき、 「……あら」 ――美しく響く銀色の声を聞いた。 そこには一人の少女がいた。 金色に光る瞳は夜の中浮かび上がる。その肌はぞっとするほど白い。 そして、おかしなくらい美しい月に照らされ、その銀色の髪は艶やかにきらめいた。 声は出なかった。 その美しさに見蕩れたか、少女の持つ妖しげな雰囲気に気圧されたか、彼は呆けたように彼女を見ていた。 「こんなところで“マスター”に出会うなんて、少し意外でした」 が、対する少女は素っ気ない。自分との邂逅を、意外と言いつつも何でもないことのように語った。 吹きつける風に真っ黒な服が音を立ててたなびく。そこでようやく彼は少女が法衣服を纏っていることに気付いた。 シスターなのだろうか。そんな、あまりにもぼんやりとした印象を、彼は抱いた。 ひゅうう、と風が吹いた。 少女の髪が舞った。銀色が月光に溶け込むようだった。 吹きつける風に彼は身体を震わせる。 ……今度ははっきりと寒気を覚えた。 早く、早く帰らなくてはならない。 「…………」 だが彼は足は止まっていた。歩くどころか、指先一つ動かせない。 だって、少女が見ているから。 金色の瞳はまっすぐに自分を射ぬいている。その無機質な視線は、あたかも自分の価値<バリュー>を測ろうとしているかのよう。 見竦められた彼は不思議な息苦しさを覚えた。ここにあるだけで、何か罪を覚えているかのような、奇妙な居心地の悪さがそこにはあった。 少女がシスター服を着ているから、なのだろうか。 彼は手に持った学生鞄を手放さないようぐっと手を握りしめた。 教科書やら新聞部の資料やらの、ずっしりとした重みが少しだけ心地よかった。 「いえ。どうやら貴方は“まだ”のようですね」 ……しばらくして、少女は興味を失ったように彼から視線を外した。 そしてふぅ、と息を吐く。そこには僅かに失望の響きがあった。 「“マスター”でないのなら、私に会ったところで何も意味がありません。 少し早かったですね、私に会うのが」 少女はそう言ったきり、彼の方を見なかった。 その言葉の意味は分からない。 自分が何か失敗したのだろうか。 ……そう思いはしたが、それ以上に視線から逃れられた安堵が大きかった。 彼はほっと胸をなでおろす。降りかかっていた圧迫感から逃れられたようだった。 彼は迷いつつも、再び歩き始めた。 何かを探すように坂を見つめる少女を無視して、彼は帰ろうとする。 もうこれ以上、彼女の前にはいたくなかった。 「ああ、それと一応」 すれ違いざま、少女がぽつりと漏らした。 「名乗っておきます。今の貴方には無用の情報でしょうが、近いうちに必要になると思われますので」 彼はもう少女を見ていない。恐らく少女も彼を見ていないだろう。 淡々と仕事をこなす、事務的な素っ気なさで彼女は言った。 “――――――カレン” 機械を思わせる冷淡な口調でありながら、しかしその名は、人を思いやる上質な音楽のように胸に響いた。 「カレン・オルテンシア。私の名前です」 そう彼女は名乗り、そして去って行った。 夜道はくれぐれもお気をつけを、と最後に付け加えて。 そうして彼は歩き続ける。 凍てつくよう月の光を受け、彼は一人歩いていた。 結局彼は、少女に対し一言も喋ることができなかった。 ◇ そうして坂を上り切ると、そこには大きな門があった。 例の幽霊屋敷のものだろう。その門は、来訪者を拒むようにそびえ立っている。 錠前はついていないようだった。入ることだけなら、誰でもできるだろう。 本当に人が住んでいるのだろうか。 門の向こうに続く薄暗い林道を眺めながら、彼は少し疑問に思った。 幽霊だって住みたくないだろう、と先程は思ったが、 それこそ幽霊でもなければこんなところ、住めないのではないだろうか。 彼は何となしに門に触れた。ぎぃと錆びついた鉄の音がする。 硬く、冷たく、来る者を拒絶するような門。しかしこの門はいま開いている。 迷い込む者を口を開けて待っているのだろう。人をおかしな世界にぱっくりと呑み込むことを、この門は待っている。 この先にいけば、きっと―― 風が吹き続けていた。 夜の林はいまや歌っている。あちらでも、こちらでも、揺れ動く木々が奇妙な音を立てていた。 彼は森全体がバケモノになった気がした。 バケモノはこうささやいている。 カエレ カエレ カエレ と。 「帰ら、なくちゃ」 ようやく彼は口を開いた。 その声は変に上ずっていた。自分の声だと言うのに、初めて聞いたようなおかしな乖離がそこにはあった。 それでも、自分がするべきことを確かめ、彼は門から離れ自分の道を行こうとする。 意を決して一歩を踏み出そうとした。 しかし、彼は幽霊を見た。 「え」 見て、しまった。 幽霊は森に現れた。 静まり返った夜の中、白い顔がぬうっと浮かび上がってきたのだ。 そのヒトガタは人と呼ぶには小柄過ぎた。膝までの丈しかないような小人が、闇に溶け込むような黒いローブを羽織っている。 ――真っ白な髑髏が夜の中浮かび上がった。 声は出なかった。悲鳴すら上げられない。 こんなにも近くにいるのに、今の今まで気配すら感じることができなかった。 その事実に彼はぞっ、と総毛立つ。 一秒もなかったと思う。 彼は一目散に駆け出していた。 学校<にちじょう>のものが詰まった鞄を放り投げ、去ろうとしていた異界への門を通り抜けた。 そして、とにかく走る。 走る。走る。走る。汗が吹き出て、視界が歪み、足が悲鳴を上げようと彼は走り続けた。 は、は、は、と彼は必死に息をする。 苦しかった。辛かった。しかし止まる訳にはいかなった。 止まればアレがする。アレは駄目だ。追いつかれれば、自分はただ死ぬしかない。 何故だか知らないが彼はそう確信していた。乱れぼやけ曖昧な意識の中にあって、その事実だけははっきりとしていた。 ――だってあれはサ雎ァ縺トじゃないか。サ雎ァ縺トに人は勝てない。それが聖h縺戦¥譁というものだろう、 彼は叫びたかった。助けて、と。 だが声は出なかった。言葉が見つからない。あるべきはずの言葉を、自分は知らないのだ。 ――メモリーを、預けた記憶を返してもらわなくては。 でも、帰らないと。カエラナイと。 その思いが意識を探る彼の手を邪魔する。 もう指先はかすっている。あとほんの少し、少しだけ手を伸ばせば、届くと言うのに……! 逃げ続けながら彼は必死に手を伸ばす。 あった筈の記憶へ、持っていた筈の想いへ、秘めていた筈の悲願へ、魔術師<ウィザード>としての力へ、 ただ生き残る為に。 だが、届きはしなかった。 だって、それよりも速く暗殺者<アサシン>が追いついてきたのだから。 そもそも勝負にすらなっていなかっただろう。 小柄な体を生かした俊敏な動きを長所とするサ雎ァ縺トに、ただの人間が逃げようなどというのは。 あれ、と彼は思った。身体が急に動かなくなっていた。 変な音がした。すると何故だか力が抜けて、気付けば鈍い音を立て地面に突っ伏していた。 ぎこちなく彼は首を動かした。すると大きな大きなお屋敷が見えた。ああこれが幽霊屋敷か、と納得する。古い造りをしたそれは、いかにもな外観をしていた。 事実幽霊が立っている。突っ伏した彼を見下ろし、手に持った刃をてらてらと赤く光らせながら。 「他愛ない。目覚める前のマスターなどこんなものか」 不意に、幽霊はそんなようなことを言った気がした。 笑っているような、泣いているような、奇妙な表情をした面が彼を無慈悲に見下ろしていた。 「本来はルールに抵触しているそうだが、これも主人の命令だ」 幽霊の言葉は遠い。目の前にいるはずなのに、ずっと向こうの方から聞こえているような心地がした。 どういうことだろう、と疑問に思ったが、すぐに答えが出た。 ああ、遠のいているのは自分の意識の方か。 幽霊が近づいてくる。その手には刃がある。 確実にトドメを刺すつもりなのだろう。万が一生き延びることがないように。 そうして死が彼に触れようとしたとき、 「そこまでです、アサシン」 凛とした声が響いた。 「一般NPCの大量殺戮は禁じられています」 遠のく意識を何とかつなぎ留める。少しでも気を抜けば持っていかれそうだ。 それでも彼は何とか顔を上げた。ここでオイテイカレる訳にはいかない。 そして、一人の聖女を見た。 「貴方は既に再三の警告を受けているので分かっているでしょう。 これはメモリー復帰前のマスターにも適用される条項です」 凛然と語るその姿は気品に満ち溢れており、その青い双眸には一切の迷いがない。 銀の飾りに収められた金色の髪、輝く甲冑とたなびく藍色。 何よりその手にあるものが異様だった。 それは旗だった。大きな大きな、背丈ほどもある旗を聖女は堂々と握りしめている。 「アサシン、ハサン・サッバーハ。今すぐに攻撃を止めなさい」 その警告には差し迫ったものがあった。 最後通告。聖女が決して悪を告発する際の、有無を言わせぬ戒めがあった。 それを前にして、幽霊は僅かにたじろいだようだ。トドメを指さんとしていた刃はぴたりと止まり、幽霊は聖女を見た。 対峙する二騎のサ雎ァ縺ト。 聖女と幽霊。それはまるで生と死を象徴しているかのようであった。 一対の狭間で、彼は必死に意識を繋ぐ。 ――ああ思い出してきた。 ――ここで僕がやるべきこと、やりたかったことは。 つう、と右腕に痛みが走った。 それまでのぞっとするほど冷たい刃の痛みとは違う、熱く煮えたぎる力を感じさせる痛み……! 強引に痛みを振り払い、彼は右手を掲げた。 そこには三画の光が灯っていた。見覚えのない奇妙な紋章。しかしそれが力であり印であり、何よりこの場にいる証明であることを彼はもう思い出していた。 「令呪……! いままさに“マスター”としての目覚めが始まっているのですか」 聖女が僅かに驚きを滲ませ、動きを止める。 その瞬間を見計らってのことだろう、幽霊の黒衣が静かに待った。 刃がきらめく。白の髑髏が目覚めつつある彼へ猛然と迫る。 「令呪を以て命じます――止まりなさい、アサシン」 が、それを聖女が制した。彼女がその腕に灯した光をかかげると途端に幽霊は動きを止め、ぬぅ、と唸り声をあげた。 「何故止める、ルーラー! その男はもはや一般NPCなどではない。この聖杯戦争の参加者たるマスターだぞ!」 「その判断は“裁定者”のサーヴァントである私が下します。 完全に記憶が覚醒しない間、彼はNPCであり保護対象になります。そして――」 不平を叫ぶ幽霊に対し、聖女はそこで一度言葉を切る。 一瞬の間が空く。その間に彼女は持ち合わせた溢れんばかりの容赦をすっぽりと置いてきたかのように、 「――アサシン。再三に渡る警告の無視した貴方は処罰の対象になります。 ステータス低下、令呪の剥奪等のペナルティを課します。貴方のマスターに伝えてください」 そう突き離すように告げた。 その言葉に幽霊は一瞬動きを止める。だが、一瞬だった。幽霊は何かに突き動かされるように再び地を蹴った。 その標的は地に伏せる彼ではなく、聖女。 「【空想電――」 聖女の下へと飛び込んだ幽霊はその左腕を解放せんとする。 空間がぐにゃりと歪み、そこから秘められた神秘が溢れ出る。そして聖女の命を奪わんと異形の腕が迫る。 「愚かな」 しかし、幽霊の神秘が届く前に、聖女は告げていた。 「令呪を以て命じます――アサシン、自害しなさい」 と。 聖女の掲げる光が迸ったとき、事は全て終わっていた。 幽霊は己の胸を自ら突き、末期の言葉一つも漏らすことなく静かに倒れた。 そうして再び森は静かになった。幽霊の身体は光に包まれ、その存在感を薄めていき、最後には跡形もなく消え去っていた。 騒いでいた木々も、耳障りなほどうるさかった風も、幽霊のように何時の間にか過ぎ去っていた。 月はたださんさんと輝いていた。そびえ立つ古屋敷の前で倒れ伏したまま、彼は手に届きそうなほど大きな月浮かぶ夜空を眺めた。 ――ああ、月が綺麗な夜だ。 そう思った時、またあの声が聞こえた。 「終わりましたか、ルーラー」 月と同じ色をした、凍てつくほど美しい声が。 揺れる銀の髪、人形のように美しい肌、映すものの罪を表すかのような澄んだ瞳。 カレン・オルテンシア。 闇の中より歩いてきたのは、会ったばかりのあの少女だった。 今度は法衣服ではなく奇妙なほど扇情的な漆黒の衣装を身に纏っている。 また、一枚の長い布が彼女を守るようにその身に絡んでいる。 紅い紅い、布だった。 「はい。結果としてアサシンを脱落させることになりましたが、まずかったですか?」 「いえ問題ありません。あれほどの警告を無視した以上、当然の処置です。 最後の攻撃はマスターの令呪でしょうね。あのアサシンも愚かなマスターを持ってしまったものです。 もっとも、そのマスターも今頃解体が始まっているでしょうが」 淡々と語るカレンらの声を、彼は現実味の薄い、どこか遠くのことのように聞いていた。 が、しかしもはや彼はそれを無視することができない。先ほどまでは全く意味の分からなかった言葉が、今や自分の身に迫った情報として頭に入ってくるからだった。 「……それで、彼ですが」 聖女――ルーラーと呼ばれていた少女が倒れ伏す彼を一瞥した。 その視線には傷つく者に手を差し伸べる慈しみが感じられたが、同時に聖女として確かな規範を重んじているような色があった。 「“マスター”として目覚めているようですね。令呪が刻まれ、記憶も取戻しつつある」 カレンが平坦な口調で言った。ルーラーのそれと違い、非常に事務的な響きだった。 「で、あなたはもう今の状況が分かるでしょう?」 頭上から問い掛けが降ってくる。 カレンのの声色は先ほどの、何も知らなかった頃に会ったときと何ら変ってはいない。 「……聖hィ戦争」 彼は声を絞り出した。その単語をひねり出すだけで、じん、と頭が痛んだ。 消された筈の、空白に上書きされた筈の言葉を思い出す。そんな矛盾が痛みを読んでいるのかもしれない。 「まだ記憶の封印が完全には解けていないようですね」 その様子を見てカレンがふぅと息を吐いた。 「まぁこうして覚醒の瞬間に居合わせたのも縁です。少し手伝ってあげましょう。 貴方が持っている筈の記憶をたどる形で状況を説明していけば、おのずと記憶の回復もできるでしょうし。 では、説明いたしましょう。この聖杯戦争――月を望む聖杯戦争について」 セイハイ、センソウ。 聖杯戦争。 その単語がようやく意識に浮かび上がってきた。 そう、それがずっと思い出せなかった。 届かなかった。 「聖杯戦争とは万物の願いをかなえる“聖杯”を奪い合う争い。 魔術師たちが己が望みを物にすべく七騎の“サーヴァント”を統べ競いあう。 あり大抵に言ってしまえば、万能の願望機を求め殺し合う。 そんなシステムのことです」 聖杯、サーヴァント、願望機……その単語が聞こえる度、脳みそをかきまぜられているような痛みが走る。 同時に、ああ、あの幽霊はサーヴァントだったんだな、と納得もしていた。 「サーヴァントとは聖杯がこれまでに観測し記録してきた膨大なデータから再現される、過去の英霊たち。 人類が生み出してきた情報の結晶。それを七つのクラスに当てはめる形で再現する。 セイバー、アーチャー、ランサー、ライダー、キャスター、アサシン、バーサーカー……彼らサーヴァントを参加者たるマスターは令呪によって従えるのです。 このシステムは当初、それぞれ一騎づつ選出された、七騎のサーヴァントで行われていました」 ですがこの“月を望む聖杯戦争”は違います。カレンはそう淡々と告げた。 「この“月を望む聖杯戦争”で呼ばれるサーヴァントはその何倍にも多い。 二十……いえ三十に近いサーヴァントが呼ばれることでしょう。 それはひとえにあの月に依るもの。 地球をその誕生から観察し続け、地球上のあらゆる生物、あらゆる生態、あらゆる歴史、そして魂さえも記録してきた――月の聖杯。 ある者はそれをこう呼びました。 量子コンピュータが魔術的概念により実現されている自動書記装置。 “ムーンセル・オートマトン”と」 そして、とカレンは月を背に言った。 「ここは月を手にしようとする者が集う箱庭。月に停泊せし放浪者。存在しない筈の二番目の月。その観測のされ方は様々です。 月は観測者次第でいかようにも姿を変え得る。貴方方がここをムーンセルの付随物としてみたように、ある者はそれを方舟<アーク・セル>として見た。 しかし何にせよ意味は同じです。それは……月に到る階段<スパイラル・ラダー>」 月の聖杯、ムーンセル、方舟……理解が追いつかない。何しろ思い出しながら、だ。 それでも、彼は一つ分かっていた。 そうか、自分はいまあの月を目指しているのか。妖しくも美しいあの月に、手を伸ばしている。 「ここはムーンセルが観測した過去。月より降りそそぐ情報を受け船が造り出したユメ。 例えばこの屋敷。ここはかつて一人の魔法と使いと、一人の魔女、そして一人の孤独な青年が住んでいました。地名自体は白犬塚というそうです。 少なくともそんな可能性を持った並行世界があり、月は観測した。それを再現した場所。 ここでは月が識る、土地や歴史、木々、水、空、そして人間が再現されている。 どこでもあって、どこでもない、過去であり、未来であり、現在である」 そう、それが今回の聖杯戦争の舞台。 彼はようやく思いだしてきた。自分が何者であったかを。 「貴方がたは様々な方法でこの方舟にアクセスしてきました。 量子ハッカー、魔術師<ウィザード>として月を見つけた者、古来より伝わる魔術師<メイガス>として月に到った者、全く異なる並行世界の力より月を探し当てた者、はたまた月のきまぐれか何の能力もないのに呼びこまれた者……その手段は様々です。 鍵は様々なカタチで観測されました。それはある時はデータ上に浮かび上がるコードとして、ある時は聖遺物の欠片として現れ“ゴフェルの木片”として。 ただそれを手にし。参加者としてマスターとなった以上、何かしら願いを持っているはずです。 月を望み、月に到る。万能の願望機を願った貴方がたには先ほど告げたように殺し合ってもらいます。 ――最後の一人となるまで」 殺し合う。その言葉もまた、カレンは淡々と言った。 「そして、私たちはその監督役。聖杯戦争が滞りなく行われるかを裁定する者。 私とルーラーは参加者ではなく、運営に携わるものということです」 よろしくお願いします。 言ってカレンはぺこりと頭を下げた。 隣りに佇むルーラーも軽く礼をした。彼も挨拶をしようとしたが、それよりも早くカレンが口を開いていた。 「監督役として、助けを請われれば出来る範囲で応えましょう。円滑かつ平等に活動が行える取り計らいましょう。 ですが場合によっては警告と、そして制裁を下します。先ほどのアサシンのように」 今しがたルーラーにより脱落させられた幽霊――アサシンの姿が脳裏を過る。 ルールを破れば、ああなる。彼女らにはそうする力がある。 「もっとも、余程のことがない限り私たちは手を出しませんが。現状、一般NPCへの度を過ぎた無差別殺戮は禁じられていますが、それ以外で大きく動くことはないでしょう。 NPCの殺人も、よほどひどくない限りは何も言いません。サーヴァントの魔力源として魂喰いを行うこと自体は何らありません。 その他追加ルールがあれば随時お伝えします。ただしルーラーにはその権現、各サーヴァントへ二回まで使用可能な令呪があることを覚えていてください」 令呪。 その単語を聞いた彼は右手の甲に刻まれた三画の紋様を眺めた。 先ほどはぼんやりとしていた光も、今やくっきりと確かな輪郭を持ってその手に定着していた。 「令呪とは本来マスターとしての証、たった三回だけのサーヴァントへの絶対命令権。 それがあるからこそ、貴方たちはマスターでいられる。 逆にいえば、失われた時点でマスターとしての資格を失います。令呪なくともサーヴァントを従えることができるのなら別ですが、そうでないのならば強制的にSE.RA.PHより消去<デリート>されます。 それを手に入れるまでが“予選”でした」 “予選” 思わず彼は聞き返していた。 「“予選”です。全てのマスターはSE.RA.PHにアクセスした際、そのメモリーデータを封印された状態でアバターが生成されます。 聖杯戦争のことは勿論、魔術のことも、自分が秘めた願いのことも、全て忘れた状態でこの街で過ごしてもらいます。 その状態に違和感を抱き、記憶の封印を解き、自らマスターであることを思いだす。そのとき初めて令呪が浮かび上がるのです」 そうか、だから忘れていたのか。 自分自身のことを、こうまでも。 彼は不思議と腑に落ちた心地になった。 「それが“予選”。中には自分がマスターであったことを思い出すことすらできず、NPCとして埋もれていく者もいます。 そんな中、貴方は思い出しました。マスターとして、月に認められたのです」 おめでとうございます。カレンは平坦な口調で祝福の言葉を漏らした。 彼はそれを呆然と受け止める。 まずカレンの顔を見つめ、次にくっきりと浮かぶ令呪を見つめ、最後に蘇りつつある自身の願いを見つめた。 ――ああそうか、僕は……月を望んでいたんだな。 「記憶封印の解除と同時に、月よりサーヴァントが宛がわれます。 日常の違和感に気付き、心に刻んだ願いを思い出し、サーヴァントと契約する。 それが参加者に与えられた最初の試練」 胸が昂揚するのが分かった。自分はいま、喜んでいる。 最初の試練を、辛くも自分は突破したのだ。 「サーヴァントを手に入れれば、あとは残りのマスターを全て倒すだけです。 それだけで、貴方は月に到れる」 そんなこと簡単だろう、と彼は奇妙な自信に支配された。 先ほどの状況を突破できたのだから、あとはもう大丈夫、と。 根拠もなく思っていた。 カレンは顔色一つ変えず口を開く。 「ですが」 そこで、それまでカレンの隣で無言を保っていたルーラーが、どういう訳か顔を背けた。 「貴方にもうその資格はありません」 ――え? 「だって、貴方もう死んでいるもの」 ……その口調は相変らず平坦で、事務的で、淡々としていて、それでいで優しさやいたわりといったものを感じさせた。 彼はそこでようやく己の胸を窺った。 アサシンに一突きされた胸からは血がだくだくと流れ、心臓部はぽっかりと穴が開いていた。 身体<アバター>は既に解体が始まっている。情報が剥がれ落ち傷口は泥のように黒ずんでいた。 「あの時点で一般NPCだった貴方は保護対象でありましたが、だからといってその際に受けたダメージの回復まではできません。 貴方が助かる見込みはもうないでしょうね。目覚めるのが、あと少しだけ遅かったですね。 帰ろうなんて、思っているから。帰る場所もないのに」 ああ、そうか。 そういえば、さっき 自分はどこに帰ろうとしていたのだろうか? そもそも、僕の名前は。 「貴方の脱落は傷を見た瞬間分かっていました。 それでもわざわざ丁寧に説明したのは、半分マスターとして覚醒していた貴方のデータが、変な形で残らないようにするため。 死んだことにすら気づかず、サイバーゴーストになんてなられても監督役として困るもの。 だから、納得して死んでもらいます」 カレンはそう言って目を閉じた。 それはまるで冥福を祈るよう―― せめて名前を教えて欲しい。 僕の名前を、僕が何というカタチをしていたかを。そしてできることなら呼んで欲しい。 でも、無理だろうな。 そう思ったからこそ彼はただ陶然と月を見ていた。 綺麗な綺麗な、月。 空に浮かぶ月は依然変わらず手が届きそうで―― 「では、聖杯戦争を始めます」 ――絶対に届きはしない。 ◇ そうして、月海原学園の一学生を演じていた筈の彼は、消滅した。 彼がいかな願いを持った、どんな魔術師であったのか、カレンは知らない。 ただ、もう彼にまつわる全ての情報が解体されてしまったことは確かだった。 それを見届けたカレンは一言呟いた。 「では、聖杯戦争を始めます」 と。 「始まるん……でしょうか」 その呟きをルーラーはどこか自信なさげに反芻した。 「まだ、あとから目覚める人も居るんじゃないですか。 さっきのあの人のように」 「かもしれませんね。でも、恐らくないでしょうね。 記憶の封印を解けるとしたら、大体今ぐらいがリミットでしょう」 封印された記憶と、長く付き合えば付き合うほど元の記憶は埋もれていく。 だから、この辺りが限界だとカレンは当たりをつける。 恐らく各マスターが目覚めた時間にそれほど差はない。あって数時間程度の差だろう。 だから実質聖杯戦争が動き出すのは今ぐらいからだ。 「一体、どんなサーヴァントが呼ばれているのでしょうね」 ルーラーがぽつりと漏らした。 これから始まるであろう戦いに、思いを馳せるように。 カレンは視線を上げた。 その視線の先には、この丘から見下ろした街の光がある。 錆びれたマンションがある。昔ながらの商店街がある。できたばかりのレジャープールがある。奇妙な噂の絶えない名家の屋敷がある。人を導く教会がある。 月が用意した此度の聖杯戦争の舞台。 今頃街では多くのマスターがサーヴァントと出会っている頃だろう。 いかなる英霊、あるいは反英霊がこの地に呼ばれたのか。 それはまだ分からなかった。 ――ただひとつ分かることがあるとすれば、 カレンは無言で空を見上げた。 月が、ある。 美しく輝く、月が。 こんなにも近しくあの光を拝めるのは、きっとここだけだろう。 ――みなあの月を望んでいる、ということでしょう。 【アサシン(ハサン・サッバーハ)@Fate/hollow ataraxia 脱落】 【プロローグの青年 @Fate/EXTRA 脱落】 【二次二次聖杯戦争 開幕】 主催 【カレン・オルテンシア@Fate/hollow ataraxia】 【ルーラー(ジャンヌ・ダルク)@Fate/Apocrypha】 BACK NEXT OP.1聖杯戦争序幕 ~ 宙船、来たる ~ 投下順 001 言峰綺礼・セイバー OP.1聖杯戦争序幕 ~ 宙船、来たる ~ 時系列順 001 言峰綺礼・セイバー BACK 登場キャラ NEXT 参戦 ルーラー(ジャンヌ・ダルク) 029 初陣 参戦 カレン・オルテンシア 050 主よ、我らを憐れみ給うな
https://w.atwiki.jp/wiki11_row/pages/403.html
二次キャラ聖杯戦争・聖杯大戦 第二次二次キャラ聖杯戦争の発足後の2014年9月3日から俺ロワ・トキワ荘にて、 ◆ACfa2i33Dc氏が開始した聖杯戦争企画。 参加者は『白(月)』の陣営と『黒(地球)』の陣営に分かれて対抗戦を行う。10騎VS10騎によるチームバトルが特徴。いずれかの陣営が全滅した場合、聖杯がその姿を現す。 参加者 月(白)の陣営 No. マスター サーヴァント 名前 出展作 クラス 真名 出展作 No.01 トゥーサン・ネシンバラ 境界線上のホライゾン セイバー ネロ・クラウディウス Fate/EXTRA No.02 セブルス・スネイプ ハリー・ポッターシリーズ セイバー 市丸ギン BLEACH No.03 ディオ・ブランドー ジョジョの奇妙な冒険(第一部) ランサー タケ きのこたけのこ戦争if No.04 ジョセフ・ジョースター ジョジョの奇妙な冒険(第三部) アーチャー 天龍 艦隊これくしょん No.05 カレン・オルテンシア Fate/Hollow ataraxia ライダー リュカ(DQV主人公) ドラゴンクエストV No.06 影森の正吉 平成狸合戦ぽんぽこ アサシン 二ツ岩マミゾウ 東方project No.07 直枝理樹 リトルバスターズ! キャスター ルサルカ・シュヴェ―ゲリン=マレウス・マレフィカルム Dies irae-Amantes amentes- No.08 ルナティック(ユーリ・ペトロフ) TIGER BUNNY バーサーカー バオー/橋沢育郎 バオー来訪者 No.09 夜神月 DEATH NOTE セイヴァー 葉隠覚悟 エグゾスカル零 No.10 坂本ジュリエッタ エアマスター デストロイヤー パッションリップ Fate/Extra CCC 地球(黒)の陣営 No.01 雅緋 閃乱カグラ SHINOVI VERSUS -少女達の証明- セイバー 呉島貴虎 仮面ライダー鎧武 No.02 阿良々木暦 物語シリーズ セイバー 鑢七花 刀語 No.03 セレスティア・ルーデンベルク ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 アーチャー セッツァー・ギャッビアーニ ファイナルファンタジーVI No.04 鬼龍院皐月 キルラキル ランサー ディルムッド・オディナ Fate/ZERO No.05 小泉ジュンイチロー ムダヅモなき改革 ライダー ワムウ ジョジョの奇妙な冒険(第二部) No.06 神長香子 悪魔のリドル アサシン 明智光秀 戦国BASARA No.07 沢木直保 もやしもん キャスター 隼鷹 艦隊これくしょん No.08 遠野四季 真月譚月姫(漫画版) バーサーカー 人類種の天敵 ARMORED CORE for Answer No.09 鹿目まどか 魔法少女まどか☆マギカ バランサー 博麗霊夢 東方Project No.10 間桐シンジ Fate/Extra ウォーダンサー 速水厚志 ガンパレード・マーチ 外部リンク 支援サイト 二次キャラ聖杯戦争・聖杯大戦 @ ウィキ スレッド 二次キャラ聖杯戦争・聖杯大戦
https://w.atwiki.jp/outerzone/pages/228.html
あなたは唐突に中空に浮かんでいた。 そこは、まるで小惑星帯のように星々が動き、またぶつかり合っている宇宙空間のようだ。 周囲を見渡すと、銀髪の青年が目の前に立っていることに気づいた。 「やあ。この地に最後まで残ったマスター」 青年は柔らかい物腰で語り掛ける。 「改めて自己紹介しておこう。僕はこの聖杯戦争を司る裁定者、ルーラーのサーヴァント『アルヴィース』だ。 聖杯戦争の本選開始まで、後1時間も無い。そこで君に質問を一つしよう」 アルヴィースは指を一本立てた。 「『この聖杯戦争は聖杯のあるべき場所『楽園』に辿り着く者が既に確定している。そして、それは君ではない』」 その言葉をアルヴィースが口にした瞬間、あなたの頭の中を何かが通り抜けた。彼の言ったことは真実であると思うようになった。 「そう知ったとしても、君は戦えるかい? 奇跡に手を伸ばせるのかい?」 聖杯を手に入れるのは自分ではない。そう悟ったあなたの返答は―― 『そうだとしても、確定した未来の後は白紙でしょ? 勝者の横からぶん殴って聖杯を手に入れられる可能性がある以上、未来が決まっていても、まだ現在を変える余地があるなら私は決してあきらめないわ』 『だったらそいつが聖杯にたどり着く道を探り、横から令呪をかっさらって私が願いを叶える』 『辿り着く者が決まっていたとしても、その後聖杯を手に入れるとは限りません。あなたが測定した未来でも現在を変える権利は今を生きる僕たちにあり、そして聖杯を手に入れるのは僕です』 『だったら私は……その未来を超えて聖杯戦争を止める!』 『私は! そんなこと信じない! 私は聖杯を手に入れて過去をやり直す!』 『波紋の催眠術みてーなこと使って言われても信じられねーな。それに俺は黒幕をぶちのめすのが目的なんだ。聖杯は悪人の手に渡らなければそれでいい』 『だとしても、私は『歌で人を幸せにするため』動き続け、だからこそ人が互いを傷つけあうこの聖杯戦争を止めたいです』 『私が辿り着かなくても、マスター皆が幸せになれる。そんな願いを叶えてくれるマスターを探してご奉仕します!』 『私はきっといるだろう誰も傷つけずに聖杯を手に入れて願いを叶えたいマスター達を探してみんなでその場所へ行きます。そうすれば本当にたどり着ける人間が誰だか分からなくなっちゃいますから」 『私自身が辿り着かなくても、そのマスターを傀儡にすれば結果は変わらないですねぇ』 『…………うるせー! 勝手に未来なんて決めてんじゃね―!! 私は絶対ゆりねをブッ殺すんじゃオラ―!!』 『俺は聖杯にたどり着く結果より、そこまでの過程で何を信じたくて、何を願いたいかを知りたい。だから手に入らないとしても戦う』 『私は聖杯も奇跡も何もわかりません。ですけど聖杯戦争を止める気持ち、ライダーさんを信じる気持ちだけは持ちたいです』 『あらかじめ決まってる出来レースだったらそんな問いかけ意味あるの? ただのチートじゃない。私はそんなことを信じずに聖杯へとたどり着いてみせるわ』 『私が辿り着かなくても、マスター皆が幸せになれる。そんな願いを叶えてくれるマスターを探してご奉仕します!』 『……だったら全てぶっ潰してやる』 『私は……聖杯を手に入れる。そのためならそのたどり着く人が聖杯に向かう途中でその人を殺してでも聖杯にたどり着く』 『もし聖杯が手に入らなくても、私が先輩を殺しさえしなければそれでいいんです』 『それでも俺は最後まであきらめずに戦い、生きるよ』 『オレはどうなってもいい。ただレオが辿り着くために戦うだけだ』 『誰が聖杯にたどり着いても、僕が希望に溢れた聖杯戦争にしてみせるよ』 『洗脳など私にとっては無意味だ。聖杯を手に入れるのは私以外にいない』 『その辿りつく者ってのは『主催者』か『黒幕』の事じゃねえのか? もしくは辿り着いたヤツをそいつらが利用するとか。どっちにしても聖杯に繋がる道を見つけ裏から操ってる黒幕野郎をブチのめしてみせるぜ』 『それなら俺はそのただ一人だけが生き残る未来をぶち壊す!』 『俺は俺が聖杯にたどり着けなくても、戦いを止めるため、人を救うため戦うだけだ』 『……オレはあの時引けなかった引き金のために戦う。無駄死にだとしても奇跡に手を伸ばす』 『それでも例えばマスターみんなでそこに行きさえすれば、誰が本当にたどり着く人間かなんてわからなくなっちゃうでしょ? 私はそのために戦うわ』 「君の『覚悟』は受け取った。その意志が強く保たれん事を」 あなたとアルヴィースの距離が離れてゆき、小惑星帯のような景色は暗闇に塗りつぶされていった。 ◇ ◇ ◇ 教会内で言峰綺礼とDIOがそれぞれ手を後ろに、前に組んで空中投影パネルの前に立つ。 カウントタイマーが00 00 00 00になった瞬間、パネルにマスターの名前とサーヴァントが並んで表示された。 No.01 遠坂凛セイバー No.02 巴あやセイバー No.03 レオナルド・ビスタリオ・ハーヴェイセイバー No.04 衛藤可奈美セイバー No.05 二階堂ルイアーチャー No.06 ジョセフ・ジョースターアーチャー No.07 ヴィヴィアーチャー No.08 桃宮いちごアーチャー No.09 オネストランサー No.10 ルビー・ローズランサー No.11 邪神ちゃんランサー No.12 吉野順平ライダー No.13 香風智乃ライダー No.14 七海千秋ライダー No.15 ウィキッド/水口茉莉絵ライダー No.16 新条アカネキャスター No.17 間桐桜キャスター No.18 千翼アサシン No.19 ユリウス・ベルキスク・ハーウェイアサシン No.20 狛枝凪斗アサシン No.21 ザキラバーサーカー No.22 エドワード・エルリックバーサーカー No.23 上条当麻バーサーカー No.24 衛宮士郎アルターエゴ No.25 コラソン/ドンキホーテ・ロシナンテアルターエゴ No.26 イリヤスフィール・フォン・アインツベルンブレイド No.XX ミザリィアヴェンジャー、フォーリナー 【傭兵システム】アーチャーエミヤ 【傭兵システム】ランサークー・フーリン 【傭兵システム】アサシン燕青 「ミザリィを除いた全マスターの端末に回線を接続」 綺礼が口を開く。 「只今を以って聖杯戦争の本戦開始を宣言する。これより各自元の世界に戻るための扉は消え去り、聖杯を手に入れ帰還できるのはただ一人となった。 その事実を認識し、皆存分に殺し合い給え。そして汝自身を以って最強を証明せよ。 されば『天の聖杯』は勝者の元にもたらされん」 ◇ ◇ ◇ ビッグアイ屋上。 真下で正月のパレードが行進している中、ガラクシアはそれを怒りの念を込めて睨みつけた。 「憎み、恨み、叫び、吠え、全ての者に何物とも知れぬ怒りを抱いてきた同志たちよ」 ガラクシアは高らかに宣言する。 「時は満ちた。今こそ、我らガラクシアの底無き憎悪を存分に叩きつける時だ!」 ガラクシアの胴体から機械の部品が作り出され、一つの何かが構築されようとしている。 出来上がっていく形は、巨大な爆弾だ。 完成した瞬間、ガラクシアはためらいなく起爆。轟音が鳴り響き、爆風が夜空を赤く染めた。 ◇ ◇ ◇ 物質転換炉、特別捜査官ルームにてオペレーターが叫んだ。 「『ビッグアイ』屋上で大規模な爆発が確認されました!」 「録画をズームして爆発の対象を確認」 動揺するオペレーターに対し、冷静にアルヴィースは指示を下す。 「これは……女性です! 女性が爆弾に体を変換しているようです!」 「顔認証システムで全ての監視カメラから同一人物をチェック」 意図が分からないままオペレーターは指示に従い検索を始めた。 「確認できました。対象一致者はB-1地区『Eアイランド』内、D-2地区『ラストアンコール』屋上。D-5地区タウンゼン街、C-6地区ティア―ブリッジ1のケーブル上です。 その全てが、10名以上の武装した人間を連れています」 「起動兵を随伴した防衛隊を出動。武装した人間共々テロリストグループ「ガラクシア」として処理。抵抗するなら射殺も許可」 「了解しました」 驚きを隠せないルーム内のメンバーはアルヴィースに尋ねた。 「捜査官……あれは我々にとって未知の起動兵なのでしょうか……。自我を持つ起動兵は我々も所持していますが」 「あれは憤怒と憎悪の結晶だ。これが未知というならこれから先僕たちはさらに未知なる異変を目撃することになる」 そう言ってアルヴィースはモニターに目を向けた。 「これで全ては始まった。これからは君たちマスターが未来を、世界を創るんだ。 叶うならば、停滞と閉塞の未来ではないことを」 アルヴィースは誰にも聞こえぬ小声で呟く。かつて自身が見届けた『二つ』の『世界創造』を思い起こして。 ――――聖杯戦争、開幕――――