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二刀流(にとうりゅう)とは、両手(右手と左手)にそれぞれ刀もしくは剣を持って、攻守をおこなう技術の総称。二刀剣法とも呼ばれる。また、左右両方の手それぞれが、武器を扱うことから、二つの異なる手段をもって事にあたること、あるいは同時に二つのことを行うことなどを意味するようにもなった。 目次 [非表示] * 1 概要 o 1.1 日本 o 1.2 諸外国 * 2 スポーツにおける二刀流 * 3 その他の二刀流 * 4 現存する二刀剣術 * 5 関連項目 * 6 外部リンク 概要 [編集] 日本 [編集] 日本の武術での二刀流は、右手に本差を左手に脇差を持った形が最も多い。基本的に両手で把持して使用する目的で作られている日本刀を片手で使用する事、両手を別々に使用すること等、日本刀での二刀は難しく、二刀を中心とする流派は少ない。日本の剣術から生まれた剣道でも二刀流を行う剣道家がいる。一刀で行う剣術に習熟する方法として、まず二刀を練習して慣れてきたら一刀に戻すという方法が行われることもあった。 二刀剣法の技術は、多くの古武道で継承されているが、形は様々で、左手に打刀を持つものや、逆手で扱うもの、珍しいものでは二振りの脇差を使う、二刀小太刀術(柳生心眼流、天道流など)や二丁十手、二丁鎌なども存在する。手裏剣術では、片手に刀を持っていることを前提にして逆の手で手裏剣を打つ技もある。日本で二刀流を重視する剣術流派としては、宮本武蔵が開いた二天一流が最も有名である。 また、史上の人物としては新田義貞が二刀流の使い手として有名であり、「太平記」では両手に持った太刀で矢を次々と叩き落とす場面が描かれている。 中国や東南アジアの影響が多い沖縄の沖縄古武道では、釵やトンファー等の武器を両手に一つずつ持って使う。 諸外国 [編集] ヨーロッパでレピアにおける二刀流は 左手のマインゴーシュという短剣と併用される。フェンシングや剣道から見ると奇異だがレピア&マインゴーシュの組み合わせは非常にポピュラーであった。西洋では元来剣は右手、左手は盾で防御という概念の上に構成されているため二刀流は左の盾と考えると困難なものではない。また、突きが主な攻撃なので、斬りよりも防御しやすいという点もある。 このマン・ゴーシュには大型の鍔がついていたり十手のように鍔がフックとなっていたりするので、相手の剣を受け止めると動けなくなる。片手に短剣の二刀流の利点は間合いが長短二つあることだ。特に突きは離れた間合いから両者は急速に接近するので一撃目が失敗しはじかれても 次はダガーで脇腹をさすことができる。 中国では双剣や双刀、東南アジアではシラットやエスクリマ、クラビクラボーンなどの武術で二刀流(東南アジアや中国では、短棒二本や短剣二本や長短の剣など二刀流のバリエーションが多い)が行われ、日本とは違い比較的一般的であった。 西部劇等で、同時に二丁の拳銃を扱うことは、「二丁拳銃」と呼ばれる。 スポーツにおける二刀流 [編集] 剣道では、二刀流を公式試合で使うことが認められている。全日本学生剣道連盟では1992年から解禁された。試合では、基本は小太刀で敵の攻撃を受け流し、太刀で打つ。小太刀は防御や崩しが中心であり、小太刀の打突は基本的に有効打とされない。厳密に言えば、完璧な形で決まれば小太刀の打突も有効打となるが、間合いの短い小太刀で完璧な打突は決まる事がほとんど無いうえ、太刀での打突に比べて小太刀での打突は判定自体も厳しくなるので、小太刀の打突は有効打とされないという認識が一般的である。また太刀も一般の物より短めの竹刀を使う。かつて、二刀流の相手に対しては胸突きが認められていた時期があったが、平成7年のルール改正以降は認められていない。 スポーツチャンバラでは、二刀の部では二刀流が義務づけられ、異種の部では二刀流が認められている。 ルネッサンス期のイタリアではフェンシングの技術として、利き手でレイピア、逆の手で短剣を扱う技術があったが、防御専門であり用途は盾に近い。 また、プロ野球において、両打ち(スイッチヒッター)の選手を二刀流と呼ぶことがある。また、投手と野手を兼任する選手も二刀流と呼ばれる。全く違う投球フォームを二種類持つ選手を二刀流をもじって二投流と呼ばれたこともある。 その他の二刀流 [編集] * 俗語、隠語として、両性愛者(主に男性)を表現する場合もある。両刀使いとも表す。 * 酒と甘味の両方を好む人のことを指す。これは、甘党には下戸が多く、酒好きには甘味が苦手な人が多いため。 現存する二刀剣術 [編集] * 二天一流 (二刀が主流) * 武蔵円明流 * 天真正伝香取神道流 * 新陰流 * 心形刀流 * 柳剛流 * 影山流 * 大石神影流 * 徳永双流 * 渋川流(現存する広島藩伝の渋川流には二刀剣術が伝わっている) * 神道夢想流杖術(打太刀が二刀の型がある。) * 駒川改心流(小太刀と帯刀状態の太刀の二刀で両刀居合詰と称する) * 大東流の合気二刀流(大東流は柔術を主体とした流派) * 柳生心眼流(甲冑組討を主体とした総合武術、小太刀の二刀、太刀と鞘での二刀等) * 天道流(小太刀の二刀を使う技法がある) * 一角流(十手と鉄扇の二刀技法) * 浅山一伝流(陣鎌術に二丁鎌を使う技法がある) 関連項目 [編集] ウィクショナリー ウィクショナリーに二刀流、二刀流の項目があります。 * マインゴーシュ * ソードブレイカー 参照:ウィキペディア「二刀流」より http //ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E5%88%80%E6%B5%81 榎本劍修堂 / 劒人倶楽部 埼玉県さいたま市見沼区大谷399 剣道 通販 / 竹刀 通販
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二刀流 アイドレスWiKiの該当ページ L:二刀流 = { t:名称 = 二刀流(技術) t:要点 = 剣,笑顔,両手 t:周辺環境 = 大量の死体 t:評価 = なし t:特殊 = { *二刀流の技術カテゴリ = 個人技術として扱う。 *二刀流の効果 = 所持することで二つまでの片手白兵装備を持てる。白兵評価を-2する。 } t:→次のアイドレス = 張り付いた笑顔(強制イベント),圧倒的虐殺(絶技),変則剣(アイテム),暗黒の目覚め(イベント) } 派生前 剣技→挑戦の塔または語り部またはカトラスまたは修行プランの剣術修行の旅もしくは竪琴 刀投げ→比野火焔2→比野火焔(プロモ前) 暮里藍実 傘で落下→竜太郎の盾→晋太郎の恋人(あゆみ版)→手を繋いで話さない(久珂あゆみ版)
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二刀流は、2択を両方選択するためのコスト。 ※例 葬双剣デス・フレーム・ソード アンコモン 火/闇 コスト5 呪文 ■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 ■次のうち1つを選ぶ。 ●相手のパワー4000以下のクリーチャーを1体破壊する。 ●相手のタップされていないクリーチャーを1体破壊する。 ■二刀流3(コストを追加で3払う。そうした場合、両方を選ぶ) (F)右の剣で敵を焼き払い、左の剣で敵を死に晒す。 このように、能力が2択になっているカードに備わっている。 必要な行動をすれば両方選択ができる能力である。 二刀流[数]=呪文を唱えた時に追加で[数]マナ払えば両方選択 またその内容が、マナコストを指さない場合もある。 ※例 プレゼント交換 アンコモン 闇/水 コスト4 呪文 ■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置かれる。 ■次のうち1つを選ぶ。 ●自分はカードを2枚引く。 ●相手は手札を2枚選んで捨てる。 ■二刀流――自分は手札を2枚選んで捨てる。(そうした場合、両方を選ぶ) (F)プラマイ、ゼロ! むしろマーイ! 二刀流という単語の後に行動が記されている場合は、その行動が二刀流コストとなる。 続編として三刀流四刀流は出るのかー!? この能力を持つカード タクティクス・デストラクション 記憶兵機メモリーロスト・ハリケーン
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二刀流【成句】にとうりゅう 武器を二種類以上装備できるステータス配分を示す。キャラや組み合わせによって有用性や実現難易度が異なる。 (以下、ver.4.23現在) ルシアン・イスピン・ナヤトレイ 複合武器と、突き武器・斬り武器のどちらかを装備できるステータス配分。 突き武器を装備できるSTABか斬り武器を装備できるHACKを確保し、もう片方は複合武器を装備できる程度に確保する。 複合武器で高速ステを目指すと、前者になりやすいか。 モナ二刀流の場合、STAB125・HACK65かSTAB65・HACK125が必要になる。 ボリス・マキシミン 刀と、太刀・大剣のどちらかを装備できるステータス配分と考えるのが自然か。 刀を装備できるHACKを確保し、太刀を装備できるSTABか大剣を装備できるINTを確保する。 太刀や大剣の必要HACKの方が高い場合はそれに合わせる。 前者は高速爆ステ志向、後者はHACK特化魔剣士型とも言えるか。 モナ二刀流の場合、STAB43・HACK125かHACK125・INT47が必要になる。 ティチエル 昔の魔テチの場合、INTもMRも上げることになるので、結果的に魔杖と聖杖の二刀流になることは多かった。 片方が戦杖の場合、攻撃or白魔法にも特化した殴テチということになるか。 魔杖を装備できるINT、聖杖を装備できるMR、戦杖を装備できるHACKのうち二つが必要になる。 モナ二刀流の場合、HACK95・INT125・MR117のうち二つが必要になる。 シベリン 槍装備に必要なSTABと棒装備に必要なHACKを確保する。 シベリンはSTAB依存とSTAB+HACK依存の異なる範囲を持つ攻撃スキルを使えるので、両方扱える意味合いは大きい。 モナ二刀流の場合、STAB125・HACK65が必要になる。 ミラ 鞭装備に必要なHACKと連接棍装備に必要なSTABを確保する。 ディレイ短縮を目指すと、二刀流になりやすいか。 モナ二刀流の場合、STAB65・HACK125が必要になる。 ジョシュア スモールソードを装備できるSTABとワンドを装備できるINTを確保する。 今後STAB+INT依存のスキルが実装されるなら、火力特化ステとなるか? モナ二刀流の場合、STAB79・INT79が必要になる。 (クロエ) ver.5.56現在、武器が一種類しかないので二刀流は不可能である。 ランジエ 物理銃を装備できるSTABと魔法銃を装備できるINTを確保する。 ジョシュア同様STAB+INT依存のスキルが実装されるなら、火力特化ステとなるか? モナ二刀流の場合、STAB81・INT81が必要である。 イサック クローを装備できるSTABとカーラを装備できるHACKを確保する。 カーラ装備で短ディレイを目指すとこうなるだろうか? アナイス セプターを装備できるINTとハンドベルを装備できるMRを確保する。 ただし、アナイスの場合は型によってスキルが限られること、他のキャラほどディレイの影響を受けないことから、 よほど短ディレイにこだわることが無い限り、わざわざ二刀流にする意味はあまり無いと思われる。 モナ二刀流の場合、INT125・MR117が必要になる。
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二刀流 L:二刀流 = { t:名称 = 二刀流(技術) t:要点 = 剣,笑顔,両手 t:周辺環境 = 大量の死体 t:評価 = なし t:特殊 = { *二刀流の技術カテゴリ = 個人技術として扱う。 *二刀流の効果 = 所持することで二つまでの片手白兵装備を持てる。白兵評価を-2する。 } t:→次のアイドレス = 張り付いた笑顔(強制イベント),圧倒的虐殺(絶技),変則剣(アイテム),暗黒の目覚め(イベント) } 二刀流圧倒的な虐殺 死体の山 張り付いた笑顔 二刀流のムラマサ 花明かり灯る暗闇の中で 塔にて(その2) 圧倒的な虐殺 死体がある。 骸が転がっている。 躯が横たわっている。 屍が朽ちている。 尸が臥している。 死体はバラバラに引き裂かれていて、 遺体はぐちゃぐちゃに潰されていて、 遺骸は頭が破裂していて、 死骸は圧倒的なまでに虐げ殺されている。 あの顔は悲しみで泣いていて。 その顔は恐怖に凍り付いていて、 この顔は苦痛に歪んでいて、 どの顔も絶望していた。 ――暗転 死体の山 死体の山に立つ中年男。微動だにしない。 襤褸い着物と腰まで伸びた白髪は、血煙を浴びて斑に赤黒い。 闇。 夜明けが遠く、静寂が周囲を包む。 鳥の声さえなく、ただ砂を風が冷やしている。 男はなにも呟かない。 落ちくぼんだ眼窩、焦点の定まらぬ目。 呼吸は浅く、吐く息には障気が混じっていた。 ――殺しても殺したりぬ なにもかも、つまらない煩わしい。 ――いっそ、この刀で頸動脈を破き死んでしまいたい。 血をぶちまけて、殺意に熱る躯を冷やし、この死体の山に紛れて、朽ちていきたい。糞尿と汗と血の臭いに塗れて、一つになって眠りたい。 星明けに僅かに閃いた斬撃を、中年は気だるげに受け止めた。 「お前も俺と死ぬか?」 現れた青年は、答えない。 黒く塗られた刀を納めて剣には遠い間合いを取った。 「居合い、そうか――」 男は、踏みつけていた死体から、刀を抜いて、 「お前が、か...イアイド」 刀二本を八の字に広げて、男は薄く笑う。 張り付いた笑顔 山のように積まれた死体を目に、怒りを露わにする青年。 「莫迦野郎」 舌打ち。瞳は怒りで燃えていた。 「力に溺れて――それでなにが出来るってんだ」 「溺れてはいない。ただ――刀の聲を聞いたのだ」 殺人鬼特有の、張り付いたような笑み。 「殺し方を教えてやろうと」 「ムラマサの声か。」だがそれは、 ムラマサ、それは戦いの果てに聞こえる、 刀を騙り語りかけてくるもの―― 数多の闘争が生み出した、殺しの神。 人が人を殺すという、力の夢想。 「ムラマサ。その正体は幻なり」 青年は、唱える。語る。 「人は、逃げる。自らの技の力から、 此は我にあらず、ムラマサの業なり、 我は刀の思うがままに振るうのみ、と――」 とどのつまりそれは。 「とどのつまりそれは、妄想だ。知ってるだろう」 死体の山の頂を睨み、青年は吐き捨てた。 「剣士なら。自分の力を他人のせいにすな。自分の過ちを刀に押しつけんな。自分の弱さに負けるんじゃねえ!」 薄く笑う中年。 「強いな、尊敬すら覚える」 死体を蹴り飛ばす。 「だが、それだけだ」 ――二刀を構える、その笑みは張り付いたように不気味だった。 二刀流のムラマサ 二刀流―― 両手にそれぞれ刀を持つ剣術、戦法であり、有名どころでは二天一流の宮本武蔵だろうか。 二天一流であれば、右手に大刀を持ち、左手に小刀を持ちそれぞれを攻撃防御に使い分ける。 左手の小刀で敵の攻撃をさばき、生じた隙を右手の大刀で斬り込むのだ。 「二刀か――」 男も、右に大刀、左に小刀。典型的な二刀流のそれだった。 二刀剣技は、キノウツンでは珍しい。 攻防一体のちまちました剣術が、性に合わないのだろう。 概念は理解していても、目に見えて流行ると言うことはなかった。 「珍しい、けどさ」 疾風とともに、左の刀を突き出すムラマサ。 「対策は――知っている」 青年は鞘を引き刀を垂直に抜き上げ、上段から二本の刀を押さえ込む。 一瞬の、早業だった。 居合い膝と身体の折り畳み効果で抜き放たれた剣は、先に振り上げていた相手の斬撃よりも速い。 見るものが見れば、小野派一刀流の立合抜刀「竜巻」に似ていると言うだろうか。 二刀流の弱点は、本来両手で扱う刀の保持の難しさにある。 ならば、二刀のコンビネーションに翻弄される前に、先制で相手の腕を傷つけて二刀持ちを困難にするのが最善である。 刀の切っ先が、左手首を捉え――仮に、この攻撃が二刀で受け止められたとしても、突きで喉を刺す――斬りつける。 両手に刀を持つ状態では対応できない、二段構えの技だったが、 「対策とはその程度か――」 あがったのは、失望の声だった。 中年は左手の刀をあっさりと放り出していた。 地面に小刀が落ちたが、手首狙いの斬撃はそれで素通りしてしまった。 残る右手の刀が横一文字に斬りつけてくる。 意表を突かれ、バックステップで躱すと、中年は微笑みを崩さずに更に斬撃を繰り出す。 青年はそれをなんとか受け止めた。 しかし、その次の二本目の斬撃を躱すことができなかった。 あの一瞬で、落ちた刀を蹴り上げ回収していたのだ。 血が男の黒い袴に吸われて新しい染みを作る。 息もつかさぬ二刀の連撃、躱しきれない。 斬撃のたびに、青年の体は浅く切り裂かれ、血しぶきをまき散らす。 一か八かで青年は転がって距離を取った。 首筋一ミリを切っ先が通り抜けたが、なんとか間合いを取ることに成功する。 ムラマサは笑みを張り付けたまま、その様子をぼんやりみている。 「――致命傷は避けたか。貴様、奇妙な動きをするな」 「お互い様 なんだ、今の二撃目。 全然見えねえ―― 二撃目だけじゃねえ。ときどき、ところどころ、いつの間にか俺の目の前に刀が現れてきやがる。どんなトリック使ってやがる」 懐から手ぬぐいを引っ張り出して、止血する。 「見えてないのだ。達人でさえ、落ちる木の葉を躱すのは難しい」 「――なんだそりゃ」 師匠みたいだな、と呟く。 「"もののふの、八十に夜をかわせども、頬刺す紅葉の、止むることなし"」 「エロい詩だな、それヒント?」 青年は、膝を落として再び剣を納めた。 「ま、いいけど」 右手を柄の上でぶらぶらさせ、青年は真剣な顔つきになる。 中年男の細い瞳が、更に細くなる。 二刀のムラマサは、両手に持つ刀を頭上で交差させる。 それが必殺の構えであろうことは、青年にも理解できた。 よどんだ空気がよりいっそう濃密になっていく。 二人の間で、殺気が混じりあって、固形化しそうなほどに張り詰める。 「なあ、なんで...殺人鬼なんかに。其の技と動作、俺にはあんたの心がムラマサに墜ちきってるようには見えねえ。何があった――」 「...さてな、もはや、覚えておらぬ。」 嘯く男。 「覚えていたとしても、貴様に話すつもりはないが」 「...なら訊かねえよ」 青年の目は、未だ怒っている。 「貴様は先ほど、こう言ったな。ムラマサの声は妄想だと。 ――確かにそうだろう。幾千の戦闘経験が導く無意識の聲。 声とはつまり、侍の本能だ」 本能だと呟くその言葉は、笑みに隠せないほどに重く沈んでいた。 「強くありたいのであれば、逆らう理由などあろうはずもない」 「違う。そんなもので強くなったなんて言わせねえ」 ぼやく、青年。 「青臭いのは知ってるさ。けどな、だが、」 二刀流のムラマサの背後を見つめて、頭を振る。 叫ぶ。 「それでも、ムラマサなんて妄想だ。妄想なんだよ。 妄想だと振り切って、受け止めちまえよ。 そしたら、声なんて消えて無くなる。声なんて無くても、いつでも最高の剣技が出来る。 そのときこそ、俺らはムラマサを超えて、真の強さをもぎ取るんだ! そうだろ! 知ってるだろう!!」 淀んだ空気が、動いた。 先に動いたのは、ムラマサだった。 裂帛の気合いを持って放たれた、神速の大刀。 青年はそれを刀を抜かないまま、半身に逸れて避けた。 そして、垂直に抜刀した刀の柄で、見えない二撃目、 ――目には感じられぬほど"ゆっくりと近づいてくる小刀"を弾き上げた。 「まさか――」 「落ち葉よりも遅い剣か――」 苦笑する。 「確かにこれは見えないな...」 交錯。 闇の静寂の中で、チンという納刀の音が、気味の悪いぐらいに響いた。 「――左腕を切った。これで、もう、あんたは次の一撃を受けられない」 「なんて奴だ。我が秘奥を、見抜く...か」 「...悪いが、別世界の雑学だがね。 人は、速い動きと遅い動きを同時に見ることは出来ない。 ってのは、"知ってる"。 動体視力ってのは順応してない動きを認識できない。 って、前に、フジの雑学番組でやってたからな」 と、理解できないことを言う。 「だから、八十に夜をかわせども、頬刺す紅葉ってあんたのヒントは、 ――無数の矢を躱せても、その途中に舞い降りた落ち葉を払うことが出来ないって意味なんだろうと、そう言う生理現象に着目した"速い剣と遅い剣"を駆使する剣術なのだろうと、まあ、理解できた。 そんでもって、そこまでわかれば、あとはどうとでも対応できる」 「わかって、即座に対応できたのは貴様だけだ。どうやった」 「最初の一撃を目を閉じる。ってのは、マンガじゃよくあるよな」 隠す必要もないのか、青年はいとも簡単に答えた。 「なんて...奴だ」 「あとは、目を開いてあくびの出るほど遅い刀を弾くだけ...それだけだ」 全部答えて青年は右手をぶらぶらさせた。 「さて、次は俺の番だ」 どっと、風が流れ込んだ。 周囲から、血の臭いを流していく。 風に流されて――どこからともなく、花びらが青年の背中へと舞い落ちる。 それは、幻である。 だが、確かに、この国に散った魂たちが、彼の背中を後押ししているかのように見えた。 その光景に、中年男に張り付いていた、笑みが消えた。 「藩国の...守護者――」 「んな綺麗なもんじゃねえよ」 苦笑を張り付けたまま、青年は刀を抜き放つ。 花明かり灯る暗闇の中で 「右城サコン。あんたを逮捕する――刑が執行されるまでは、自殺も許さない。 そのつもりでいろ」 「逮捕――だと?」 「あまり喋るな、それこそ死ぬぞ」 全ての死に、祈りをささげながら注意する青年。 「――どうせ死刑になるのなら、今殺せば良いだろう」 全身を袈裟斬りに切られて、立つことすらままならぬ中年男。 刀は二本とも斜めに折れていた。 逮捕と言ったが、場合によっては絶命する可能性は高かった。 「てやんでえ。さばくのは裁判官と魚屋の仕事で、剣士の仕事じゃねえよ」 嘆息して、青年は黒い刀を鞘に収める。 「綺麗事じゃ、ダメなのは知っているさ。 だが、それでも俺が斬るものは俺が選ぶ。少なくとも、それが出来るときは」 「...なら、貴様はなにを斬るというのだ」 「この国の――」 言いかけて、死にかけの男と、横たわる無数の死体を見て、やめた。 「いや、なんでもねえよ」 風に舞う桜の花びらが、星明かりに淡く、光っていた。 塔にて(その2) 「し、死ぬ...」 いや、5回は死んだ。 死なされて活かされて、また死んだ。 戦いで死ぬ前に、ムラマサに殺される前に、剣術の修得で本当に死にそうだ。 剣術師範――学生服を着たどう見ても学生の少年が、"刀に腰掛けて"嘆息した。 「全体的に、へっぽこではあるが。まあ"今日は"よしとしよう」 怖い言葉が聞こえた。 「最後の二刀流は苦し紛れにしてはよかったな」 「ああ、あれっすか...」 ダメ元でやってみたのだが、 「何度も、練習しましたからね、あれから」 「珍妙な奴だ。結果的に糧になっているようだが、居合いとは相性悪かったろうに」 「そうでしょうね。けど、無駄にしたくはないから――」 ムラマサに関わるあらゆる背負って、その先を示す。 そのためには、全部を受け止めなければならない。 技も、そして罪も。 この国の悲しみを斬るために。 全部(はる)
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スキル名 分類 消費AP 対象 更新 【二刀流】 能力 ― ― ver3.1.0plus(2021/11/22版) 効果 武器に短剣・長剣を装備している場合、補助装備に長剣を装備できるようになる。補助装備に装備した長剣の攻撃力補整値は防御力補整値として加算される。補助装備に長剣を装備している場合、自分が使用するファイタースキルで与えるダメージを+1する。 編集 二刀流 ◆短評 ◆裁定 (詳細は質問箱を参照) Q. A.(回答日付) ◆相性の良いスキル、スキル組み合わせ例 【】: ※以下別クラスのスキル 【】:
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腕防具の変わりに武器をもう一つ装備する。 消費1の武器の二刀流なら消費は合計で2になるので注意。 命中率は高いほうが優先される。 変身キャラの中には二刀流なのに1つしか武器を装備していない残念なやつもいる。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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二刀流 両手武器を片手で持てる。
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二刀流 Battlespell 1(風) / 0f あなたのメイン戦闘クリーチャーは戦闘終了時までAtkを2倍にする。 -- http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/27456/1135510382/89 コメント欄 名前 コメント
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