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唯「そうだよね…ちゃんと話さなきゃダメだよね… 分かったよみんな、ちゃんと話すね えっと…うぅ…本当に急だし勝手なんだけど… 私今日で… けいおん部を辞めます」 律澪紬梓憂「えっ!」 憂「そんなぁ…」 律「アハハな、何言ってんだよ唯」 紬「そうだよ唯ちゃん。こんな時に冗談なんて」 梓「そ、そうです悪趣味です」 澪「(やっぱり…)」 唯「みんなごめんね…冗談じゃないくて、私ね本当にけいおん部を辞めようと思ってるの」 律「ふ、ふざけるなよ。ちょっと待てよ唯」 憂「そうだよお姉ちゃん!私お姉ちゃんと音楽やりたくてけいおん部に入ったんだよ それなのに」 澪「ちょっとみんな落ち着け!」 律「落ち着けって!澪分かってるのか!唯が部を辞めるっていってるんだぞ」 澪「分かってるよ。けどまずは唯の話を聞くのが先だろ」 律「それは……そうだけど…」 梓「…ぁたしの…」ウルウル 唯「あずにゃん?」 梓「ぁたしのせいですか?あたしが先輩に酷い事…言ったから… グス私が悪いんですね…私そんなつもりじゃ…」 唯「違うよ!あずにゃんのせいじゃないよ!」 梓「ごめんなさい私先輩に酷い事… あやり…ますか…ら なんどでもグスン…ぁあやま…ヒックりますから…何でも…しますからグス せんぱい…やめないで…やめないで」 澪「ちょっと梓落ちつけ」 梓「だってしぇんぱいがぁ…うわぁーーーん」 紬「梓ちゃんいったん座りましょう?ね?」 梓「せんぱぃ…グス…ヒック」 澪「よし、とりあえずみんな落ち着いて唯の話を聞こう まず唯、けいおん部がイヤになったのか?」 唯「ううん!そんな事ないよ」 紬「だったら何で!?」バタン 梓「うぅ…せんぱぃ…ごめんなさぃ…せんぱぃ…」 澪「ちょっとムギも落ち着けって座って座って 梓も話が前に進まないから、な? 唯順番に話してくれ。何でけいおん部をやめたいなのか?この2週間何をしていたのか?」 唯「うん…分かった えっとまずは私が音楽室を出てった後、家に帰って料理をしようと思ったんだ 憂に姉らしいところを見せたくて…でも結局失敗しちゃって憂にまた迷惑かけちゃって」 憂「お姉ちゃん迷惑なんて私」バタン 澪「憂ちゃん今は唯の話を聞こう」 憂「ぅ…すいませんでした」ストン 唯「それでお風呂に入って考えたんだ私って今まで全部憂に頼ってばっかりだったって」 憂「そんな事!?」 澪「憂ちゃん!」 憂「………」 唯「憂もけいおん部に入っくれて私本当に嬉しかった けど憂がこの1週間疲れてるのも感じてたんだ そりゃそうだよね、 けいおん部の練習の後、家事全部やって寝る前に宿題やギターの練習 これだけやったら疲れて当たり前だよ」 憂「お姉ちゃん…」 唯「だから憂の負担が減ればと思ってまた次の日料理したんだ 結局あんまり上手くはいかなかったけど、 憂は美味しいって言って笑ってくれたんだ」 憂「本当に美味しいかったよ」ウルウル 唯「ありがとう憂。 でね、その笑顔を見たとき私もスッゴい嬉しかった たくさん失敗したけど、それを吹き飛ばすくらい嬉しくて、それでこの笑顔またみたいな~って」 澪「それで部活に来ないで、家に帰って料理を?」 唯「うん…けいおん部にはあんな事があってちょっと行きづらいってのもあったから… けどそれよりも、 もぅ一回美味しいって言葉が聞きたかったから、次の日も本を見ながら作って それを憂はまた美味しいって言ってくれた。 そしたら止まらなくなって… 授業中もずっと今日は何作ろうか考えてた、どんな料理なら憂が笑ってくれるだろうって、 授業が終わったら材料を買って家で作ってを繰り返してた。」 澪「和が唯はやり始めたらまわりが見えなくなっちゃうって言ってたな…」 唯「うん多分それ当たってると思う」 澪「けいおん部はどうしようと思ったんだ?」 唯「その時は辞めるなんて考えていなかったよ ただあの美味しいって笑ってる顔が見たくて それしか考えていなかった。 部活に誘ってくれるムギちゃんやりっちゃんには本当に悪いと思ったけど…」 紬「唯ちゃん…」 律「……………」 澪「調理実習室に行ったのは何でだ?クッキーの為だけか?」 唯「ううん違うよ。 最初は料理の事で分からないことがあったて、 本みてもさっぱりだったから家庭科の授業終わりに先生に聞いたんだ。 そしたらその先生が顧問の家政部が、ちょうどその料理の調理法と似たものを作るからって、誘われて」 澪「それで見に行ったんだな?」 唯「うん! 私がけいおん部だって知ってる子がいて驚いてた。 それでグループに混ぜてもらって教えてもらったよ 私はへたっぴだからグループの子に迷惑かけちゃったけど みんなフォローしてくれて最後はみんな美味しいって誉めてくれた。 憂の時と同じくらいポカポカした気分になれたんだぁ」 澪「それからは放課後、家政部に行ったのか?」 唯「ううん。行けなかった…」 澪「行けなかった?」 唯「家政部の子達の顔みたら、けいおん部のみんなの事思い出して、自分がみんなを裏切ってるって思った だって家政部にいるときスッゴい楽しかったから… それでちょうどその日に澪ちゃんから連絡もらったんだぁ」 澪「だから1週間時間をくれって言ったわけか」 唯「うん、自分でいろいろ考えたくて… けいおん部は私が初めて熱中できた事だし、みんなの事は大好きだから」 澪「で、決めたんだな」 唯「うん… 最後にみんなに私の作ったもの食べてもらいたくて、家政部の人達にお願いしてクッキーの作り方を習ったんだけど、結局失敗しちゃった… みんな本当にごめんなさい せっかく私にギター教えてくれたのに」 紬「唯ちゃん」 梓「そんな…私は嫌です!私は先輩のギターに憧れてこの部活に入ったんですよ その先輩がいなくなるなんて… そんなのって…ヒック…そんなのって」 唯「あずにゃん…」 梓「一緒に…いてグス…くれるって…」 バンッッッ!!!! 澪「り、律!」 唯「りっちゃん…」 律「何だよそれ… 2週間ぶりに来たと思ったら辞めますって…しかも料理が作りたいからって 何考えてんだよ!」 唯「ごめんりっちゃん。けど私どうしても」 律「聞きたくないんだよそんな事!!!! ハァ…ハァ… なぁ唯?どうしちゃったんだよ… 2週間前は楽しくやってたじゃんか 言い過ぎた事は謝るからさ、また一緒に楽しくやろうぜ」 唯「………ごめん」グッ 律「…そうかよ…お前の気持ちは分かったよ 見損なったよ唯!お前はギターの腕を憂ちゃんに抜かれそうだからって逃げてるだけなんだよ!!! そんな弱虫こっちから願い下げだ もぅお前はけいおん部でも何でもない、それに私の友達でもないからな! 何だよクッキーなんか作って来て、 こんなマズいのしか作れないのに、何が料理だ! こんなもんいらないんだよ!!!」 バン!!!!ボロボロ 紬「りっちゃん!!」 澪「律やり過ぎだぞ!せっかくの唯が私達の為に…」 律「うるさい!こんな弱虫なんて 弱虫なんて…大っきらいだ!!!!」 ダッダダダダ バタン 紬「りっちゃん!」 ガタッ 澪「ムギ辞めとけ!今行っても逆効果だよ」 紬「そんなぁ……」 ストン 憂「ごめん…なさぃ…」ウルウル 唯「憂?」 憂「私がけいおん部に入らなければ、お姉ちゃんがけいおん部を辞めることも、律さんが怒ることもなかったのに… 本当に…ごめんなさい 私今すぐにけいおん部辞めます だからお姉ちゃんけいおん部に戻ってきて お願いお姉ちゃん」ウルウル 唯「憂…それはできないよぉ」 憂「何で!?それだったら誰も悲しまないよ!? 律さんだってお姉ちゃんがけいおん部に戻ったらすぐに許してくれるよ!」 唯「違うんだよ憂… 私が今やりたい事は料理なんだよ 誰かに私の料理なんてまだまだマズいし、へたっぴだけど、もっと上手くなってみんなに美味しいって言って欲しいんだぁ 正直今はその気持ちが、ギターを弾きたいって気持ちより大きいんだよ… そんな人がけいおん部にいたって邪魔なだけだよ、きっと」 憂「そんな…」 唯「それに憂だって音楽やりたいって言ったでしょ 憂がけいおん部入るって決めた時 お姉ちゃんみていたらギターやりたくなったって言ってくれたよね? 私凄い嬉しかったよ。 だから憂はギターを悔いの残らないよう頑張って」 憂「お姉ちゃん…ゥゥ…お姉ちゃ~ん」ウルウル ダキ 唯「憂今までありがとう 憂のサポートのおかげでたくさんけいおん部で思い出作れたよ。 だから次は私が憂を、美味しい料理でサポートするね」 ヨシヨシ 梓「ゅぃしぇんぱい…」グスグス 唯「あずにゃんも今までごめんね 先輩なのに足ひっぱっちゃって… けどあずにゃんと一緒にできた半年間、スッゴい楽しかったよ。ありがとうあずにゃん… ギター頑張ってね」 梓「やっぱりエッグ…イヤです…わたし…ゆぃせんぱいといっしょじゃないとイヤです」 唯「……ごめんね」 梓「うぅ…せんばぃ…」 ダキツキ 唯「ごめんねあずにゃん…ダメな先輩でごめんね」 ヨシヨシ 紬「唯ちゃん…掛け持ちじゃダメなの?」 唯「ムギちゃん… ほら私って不器用でしょ?だから一つ覚えたらもう一つ忘れちゃうんだ だから料理と音楽両方はきっとムリだよ…」 紬「そっか…」 唯「それに一生会えないわけじゃないんだよ、ムギちゃんとはクラスも一緒だし 私ムギちゃんが持ってきてくれたお菓子くらい、美味しいの作れるよう頑張るね。」 紬「……うん分かったわ。私は唯ちゃんを応援すわ 唯ちゃんが決めた事だもん! 例え部活が違ってもいつまでも友達だよ」 唯「もちろんだよムギちゃん」 澪「唯…」 唯「澪ちゃんさっきはありがとう おかげで上手く話せたよ… 私がけいおん部辞めるって分かってた?」 澪「分からなかったけど、何となく覚悟はしてた。最初に電話で話したのは私だしな」 唯「さすが澪ちゃんだね♪ …ごめんねいつも損な役回りばかりやらせて!澪ちゃん大好きだよ」 澪「………………バカ唯///グス」 唯「へへへ♪ ……でも最後にりっちゃんには嫌われちゃったな」 澪「グスッ…あいつはけいおん部の中でも一番唯と気があったからな、唯が辞める事を受け入れられないんだよ …許してやってくれるか?」 唯「もちろんだよ!それに私が逆の立場ならりっちゃんみたいに怒ったと思うs…」 澪「唯…お前…」 紬「唯ちゃん涙…」 唯「あれ?あれ?おかしいな…ここにくる前にね、覚悟はグスッ覚悟は…きめてね…ヒックきたんだよ… きらわれてもグスン…しょうがないt……」 ギュ 澪「唯もぅいいんだぞ」 紬「唯ちゃん」グスッ 唯「みぉ…ちゃ…ん……ぅぅうわぁーーー」 その日私達は音楽室でたくさん泣いていた 泣くことで何かが変わることはないけど、 それでも泣かずにはいられなかった。 そうして翌日からけいおん部に唯が来ることはなくなった。 ―――――― ――― 唯が辞めて1ヶ月がたとうとしていた。 その影響で軽音部全体にもかなり変化がおきている まずリードギターが梓になり 梓の元のポジションを憂ちゃんが担当した。 唯がいない軽音部では当然の結果である そしてもっとも大きな変化が 練習前のティータイムの時間がなくなってしまったのである。 しかもそれを実行したのは 普段から練習をしようと言っていた梓や私ではなく、 ティータイムの時間を唯と同じくらい楽しみにしていた律であった。 唯との話合いから3日間 律もまた部活に来なくなってしまった 私達はそれを仕方がないものだと受け入れ、律に部活に出るよう強制する事は無かった しかし週明けの日 律はフラッと部にやってきた まるで何もなかったように… 音楽室に来た律は挨拶もないまま、ドラムの椅子に腰かけるとスティックを持ちだし 練習し始めた。 無言の律に私達は唖然としていたが、 律に流されるよう各々楽器の準備を始めた。 全員の準備が終わると律は練習を辞めて、 初めて言葉を発し、3日間部活を休んだ事を詫びたが、そこに唯の話がでることはなかった。 その後私達は全員で練習した 次の日も、律は音楽室に来るとドラムの椅子に腰掛け練習を始めた 次の日も、その次の日も 翌週からムギがお菓子を持ってこなくなり、私達は音楽室に来たら部活をやるという、軽音部としてはヒドく当たり前の事をするようになり ティータイムの時間はなくなっていった。 4
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「今日けいおん部に入部しました1年2組平沢憂です。頑張りますのでよろしくお願います」 律「憂ちゃん何堅苦しい挨拶してるんだよ。ほら早くこっち来て」 唯「そうだよ憂~今日は憂の歓迎会の特別ケーキなんだよ。早く座って食べようよ」 梓「唯先輩はケーキの事しか頭にないんですか」 律「ほぉ~って事は梓はケーキいらないんだ~ほぉ~なるほどな~」 梓「そ、そんなこと言ってないです!」 澪「まったくお前ら騒がしいぞ!」 紬「憂ちゃんも早く座ってね今紅茶入れるから」 憂「あ!手伝います」 澪「憂ちゃんは今日の主役なんだからいいんだよ、座ってて」 唯「ほらほら憂はこっちに座って」 憂「ぉ、お姉ちゃんそんなに引っ張らないで」 律「では憂ちゃんが席に座ったところでせ~の」 律澪唯梓紬「ようこそけいおん部へ」 皆さんこんにちは平沢憂です 私はけいおん部に入部することにしました。 学園祭の前にお姉ちゃんのふりをしてギターをひいたのを、けいおん部の皆さんが気に入ってくれて お姉ちゃんにも 「憂がけいおん部に来てくれたら嬉しい」 と言われたので決心しました これでお姉ちゃんと一緒にいれる時間が増えて私も幸せです。 そして今日はけいおん部に入部した私の為に皆さんが歓迎会を開いてくれたのです 律「いやぁ~しかしこれでけいおん部も6人か。部長としては感無量だよ」 唯「ところで憂はギターやるんだよね? 楽器ないけど大丈夫?またバイトしてギター買うの?」 澪「(うぅ怖くないバイトがいいな…)」 梓「それなら大丈夫です。わたしのギターが1本余ってるのでそれを憂にあげます」 律「ナイスだ梓!」 憂「ごめんね梓ちゃん…必ずお金返すから」 梓「憂お金なんて別にいんだよ。私も早く憂と演奏したいし」 憂「ありがとう梓ちゃん」 唯「うぅ~んギー太の弟だからギー次だね」 梓「唯先輩変な名前つけないで下さいよ」 唯「えぇ~可愛いじゃん」 憂「(ギー次かぁ///)」 紬「ところで憂ちゃんこれから晩御飯とかは大丈夫なの?今までは憂ちゃんが作ってたんでしょ」 憂「はい私もそこが心配だったんですけど、朝下ごしらえしておけば、そんなに時間かかりませんし、 お姉ちゃんも手伝ってくれるって言ってくれましたから」 唯「えっへん!まかせといて」 律澪梓「(心配だぁ~)」 ――――――― ――― 数日後 ~音楽室~ ジャッジャー♪ 憂「ふぅ~」 紬「憂ちゃん本当に初心者なのかしら…」 澪「うん、私もまさかこれほどとは思わなかったよ」 唯「あずにゃんあずにゃんこれどうやるんだっけ?」 梓「またですか?これは昨日も教えたじゃないですか…」 唯「ごめんよ~忘れちゃった」 憂「お姉ちゃんそこはこうすればいんじゃないかな?」 ジャッジャー 唯「おぉ~本当だ!!!」 律「おいおい大丈夫か唯…」 梓「まったく唯先輩はもっと憂を見習うべきです これじゃどっちがお姉ちゃんか分からないですよ!」 唯「うぅ…」 憂「ぉ、お姉ちゃん」 澪「梓ちょっと言い過ぎだぞ けど唯、梓の言うことも一理あるぞ。」 律「ギターで負けたら、唯の勝てるとこなくなっちゃうな」ニシシシ 唯「うわ~~~んみんなのバカ~~~」 タタタッバタン 憂「お姉ちゃん!」 紬「りっちゃん言い過ぎよ、唯ちゃん帰っちゃったじゃない」 律「う~ん…冗談のつもりだったんだけどやりすぎたか」 澪「まぁ唯が最近怠け気味なのはあるし、 これで少しでもやる気がでてくれればいんだけどな」 梓「そうです!せっかく人数も増えたんですから唯先輩にも頑張ってもらわないと!」 憂「(お姉ちゃん大丈夫かな…)」 ―――――― ―――― うぅ…りっちゃんもあずにゃんもひどいよ~ トボトボ けど… 確かに憂は料理もできるし掃除もできるし今は私よりギターもできるし… みんなが憂を誉めるのも当然か また考えたら涙でてきちゃうよ~グスン 飛び出して来ちゃって恥ずかしいから、今日はお家に帰えっちゃお…トボトボ ガチャ 唯「ただいま~」 って憂はまだけいおん部か… はぁ~ホント私ってダメなお姉ちゃんだ… 憂はギターの練習だけじゃなく家事も全部やってくれてるのに 唯「ぁそうだ!今日は憂が帰ってくる前に私が料理を作ろう! 私だってやればできるってところを憂に見せなきゃ そうと決まれば料理料理♪」 ~台所~ 唯「えっと下ごしらえはしてあるんだよな…って私憂が何作ろうとしてたか知らないや! ま、まぁきっと何とかなるよね… よしやるぞ~」 料理風景は効果音のみでお楽しみ下さい グツグツグツグツ ピコンビッシャーン ドンガラガッシャーーン ボックドゥガース モモチョンガーピタゴラピッピ ………………ドブスン ――――――――― ――――― 部活終了後 ~平沢家前~ お姉ちゃんあれから帰ってこなかったけど大丈夫だったかな… 憂「ぁ!良かった…明かりついてる」 ガチャ 憂「ただいま~お姉ちゃ~ん どこにいるの~?」 なんだろこの匂い… この世のものとは思えない匂いが… キッチンの方からかな? ガチャ 憂「お姉ちゃん?キッ…チ……ン……… キャーーーー何これ!!!!」 唯「ぅ~~ぃ~グス」 憂「どうしたのお姉ちゃん!? ぁ、頭からち、血が~~~~!!! それにフライパンが天井にささってるよ!?それにそれに壁一面に肉片が飛んでるよ!?何!?何があったの!?それより早く救急車呼ばないと!」 唯「ぅぃ~グス大丈夫…私ケガはないよ…」 憂「だって頭からそんなに血が!」 唯「これトマトソースだよ…」 憂「え!ぁ…ホントだ…びっくりした けど一体何があったの?」 唯「グス…憂がね…帰ってくる前に料理しようと思ったんだけど…失敗しちゃって…」 憂「(これが料理の失敗なの?戦場だよ…) そ、そっか~お姉ちゃん頑張ってくれたんだね!ありがとうお姉ちゃん。 けどまずはお風呂に入って、ってまだお風呂は焚けてないけどとりあえずシャワー浴びてきて 体の汚れ落とさないと!」 唯「けど片づけないと…」 憂「大丈夫片付けは私がやるから!ね?」 唯「うぅ…ごめんね…」 憂「いんだよお姉ちゃん」 ~お風呂~ シャーーー 唯「私はホントダメダメ姉だ…」メソメソ また憂に迷惑をかけてしまった 練習終わりで疲れてるはずなのに こんなんじゃいつまでたっても憂の負担になっちゃう 唯「諦めちゃダメだ!憂の為にも明日も頑張って料理にチャレンジしよ!」 ―――――― ――― 次の日 ~音楽室~ ガチャ 梓憂「失礼します」 律「おぉ~お二人さん!チース」 紬「今お茶用意するわね」 梓「あれ?唯先輩はまだですか?」 律「それが唯のやつ今日はどうしても外せない用事があるらしく休みだ」 梓「そうなんですか…憂聞いてる?」 憂「ううん何も…(お姉ちゃん昨日あの後も元気なかったからな…)」 梓「そっか…」 澪「梓昨日の事気にしてるのか?」 梓「いや…別に私は…」 紬「唯ちゃん怒ってなかったわよ」 律「私も謝ったけど何か逆に今までごめんねって謝られたぞ」 梓「そうですか(唯先輩…)」 ―――――――― ――― 同時刻 ~平沢家~ 唯「ふふふ!さぁ~昨日のリベンジの開始だ! 今日は材料も買ったし、何より秘密兵器も購入済みだから絶対に憂に美味しいご飯を食べさせてあげるぞ!」 『サルでもわかる料理本』 ペラ 唯「ちゃんとレシピ通りに作れば私にだってできるんだから よし!まずは君からだよ玉ねぎ君!」 ザクザクザクザク 唯「おぉ~泣けるよ~涙が止まらないよ~、けど唯負けちゃだめだよ~」ウルウル ミジンミジン 唯「ノォ~~~~~~」 ――――― ―― ジューーー 唯「ふぅ…何とか一段落だぞ。あとはしっかり焼くだけ焼くだけ 何だけっこう簡単だね♪」 ピーンポーン 唯「あれ?誰だろう…はぁ~い今あけますね~」 お約束の15分後… 唯「ふぅ…いや~あの新聞屋さんなかなか帰ってくれなかったな ってあれ?この焦げ臭い匂いは… ノォ~~~~~~~」 コゲコゲ 唯「無念なり…やっぱり私にはムリな… ううん!ここで諦めるからダメなんだよ! 頑張るって決めたんだから! よし!やるぞ~~~~」 ――――――― ――― 部活終了後 ~帰り道~ 梓「ぁ!じゃあ私こっちだから…」 憂「ぅ、うんじゃまたね梓ちゃん」 梓「憂…」 憂「なに梓ちゃん?」 梓「………ううん何でもない。じゃあね」 タタタッ 憂「(梓ちゃんお姉ちゃんの事聞こうとしてたのかな…)」 ~平沢家~ 憂「(今日も明かりがついてるって事はお姉ちゃん帰ってるんだ) お姉ちゃんただいま~」 シーーーン 憂「(まさか!?また…)」 タタタッガチャ 憂「お姉ちゃん大丈夫!?」 唯「ぁ!憂おかえり~ごめんごめん気づかなかったよ」 憂「ぁ…うん、ただいま(今日はフライパンささってない…) えっと…すぐにご飯作るね」 唯「それにはおよばないよ憂! ジャーーーン!」 憂「(……………炭?)」 唯「えっと…見た目は悪いけど さっき味見したらなかなか美味しかったよ!ホントだよ!」 憂「ぅ…うん、そうだよね。料理は見た目じゃくて味だもんね。私食べるよお姉ちゃん」 唯「ありがとぅう~い~じゃあ今ご飯よそうね 憂は座ってて」 憂「う、うん…(これ何なんだろ…多分ハンバーグ的なものだよね…)」 唯「はいご飯。よしじゃあいただきます」 憂「ぃただきます…(あぁお姉ちゃんがランランとした眼でこっちをみてるよ~ あんな目のお姉ちゃん相手に食べれないなんていえないよ~)」 唯「憂どうしたの?やっぱり不味そうかな…ごめんね上手く作れなくて…」シュン 憂「そんな事ないよ!お姉ちゃんが作ってくれたからもったいないだけだよ。 (憂覚悟をきめるのよ!お姉ちゃんの料理で死ねるなら本望だよ) そ、それでは逝きます…」 ガリ…モグモグモグ 唯「どうかな?やっぱり…不味い?」 憂「(……あれ?)なぜか美味しい…」 唯「(なぜか?)ホント!?」 憂「うん、ホント美味しいよ!ちょっと焦げっぽいけどそれがちょっと香ばしくって、美味しいよお姉ちゃん!」 唯「やった~ けど実はたくさん失敗しちゃったんだ…それ作るのにお肉2キロも使っちゃった」 憂「(2キロ…)けど諦めるなかったんだね。そこがお姉ちゃんの偉いところだよ ありがとうお姉ちゃん」ニコッ 唯「(あれこの感じ…)こちらこそいつもありがとう憂」 憂「えへへ~」 唯「よ~し私もたくさんたべるぞ~」 パクパク 唯「んまい♪」 ―――――――― ―――― 夜 ~唯の部屋~ 「ありがとうお姉ちゃん」ニコ うれしかったな…料理を作ってありがとうって言われたの初めてだよ それにあの時憂の笑顔を見た時の気持ち… 桜高祭でライブをやった後 観客のみんなから拍手もらったときも今みたいな気持ちだった… 何か嬉しいような…ちょっと恥ずかしいようなこの気持ち 何だろ… 2
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2の1 純「あ~!やっと授業おわったよ~!」 憂「ふふ、お疲れ様♪」 梓「まあ、このあと部活あるけどね」 純「あー、めんどくさ…」 梓「ジャズ研そんな面倒なの?」 純「いやいや、実際楽しいし でも行く前はなんか面倒くさくなる時あるじゃん?それだよ」 梓「私はそんなことないけど… それに純はいつも言ってるじゃん」 純「梓は真面目だからね… 憂なら分かってくれるよ!」 憂「へ?」 純「ねえ、憂!」ずいっ 憂「……」ニコニコ 憂「…?」 純(そうか、憂は帰宅部じゃねえか…!)キュピーン 純「私の味方はいないのかあ!!」 憂「え、ええ!?わ、私はいつでも純ちゃんの味方だよ?」 純「なにも分かってない、憂は!」 憂「??」 梓「はあ…バカバカしい……」 純「あ、そうだ!梓!」 梓「なに?」 純「けいおん部に行こう!」 梓「はい?」 ・・・・・・ 部室 がちゃ 梓「お疲れ様でーす」 律「おう、梓」 純「こ、こんにちは~!」 唯「あれ?」 梓「ちょっと来たいって言ったんで連れて来ました」 律紬「佐々木さん!!」びしっ 純「す、鈴木ですう!!」 律紬「あれ…?」 澪「こら!」ごん 律「ぐふっ」 律「うが~…」 紬「……」じー 澪「! ……?」 紬「はあ…」 澪「?」 律「あー…」 澪「なに…?」 律「まあ、純ちゃんってのは覚えてんだけどな なあムギ」 紬「う、うん」ショボ 純「いい加減覚えてくださいよ…」 唯「私は覚えてるよ! 鈴木純ちゃん!ほら!!」 律「名乗った後に言っても説得力ないぞー」 梓「ていうか純、どうしていきなり来たのよ?」 純「へ?」 澪「ジャズ研は大丈夫なのか?」 純「あう…」 純「だ、だって…私もお茶飲んだりお菓子食べたりしたいも~ん!!」 梓「は、はあ?」 純「ジャズ研行ったらすぐ練習だしさ~」 澪「それはいいことだと思うけど…」 梓「……はっ!」 梓(私、ツッコめなかった!この空気になれてる!?) 純「たまには一息入れたい!」 紬「お茶やお菓子ぐらいならいつも出しても構わないけど?」 純「え、マジですか!? って違うんです!そんながめつい理由じゃなくて!」 唯(釣られた) 律(一瞬だけむっちゃ顔うれしそうだった) 唯「ていうかさー、それなら純ちゃん、けいおん部に入れば良かったのに」 純「」ぴたっ 純「……」 純「いや…だってそれは………ねえ?」 梓「私に同意を求めてきても無駄だよ」 律「よっしゃー!!それなら、だ!」 澪「なによ?また変なこと考えてるんじゃないだろうな」 律「けいおん部が羨ましいけど、けいおん部には入りたくない…それを解消する方法がある!」 紬「なあに?」 律「第一回!純ちゃんとけいおん部部員が二人きりになって、けいおん部の雰囲気を味わわせてあげよう大会いいい!!」 唯「どんどん!パフパフ~!!」 梓「…なんですか、それ」 澪「ていうか、二人きりって絶対普段のけいおん部の雰囲気は出ないだろ」 律「面白ければいーんだよ!」 紬「私は大賛成よ~♪」 澪「なにを考えてるムギ」 紬「澪ちゃん!けいおん部以外のお友達と触れ合うことも大切なの!」 澪「ま、まあそうだけど…」 律「ムギ……」 紬「これをきっかけとして、けいおん部以外の部活の人達も… また新たな扉が開かれるわ……うふふふふふふ」じゅる 澪「やっぱりそこか」 律「ムギェ……」 律「まあとにかく決行ー!」 唯紬「おー!!」 純「マジですか…」 純「……」ちら 澪「?」 純「や、やりましょう!ぜひ!!」 律「よおーっし! んじゃトップバッターは誰だあ?」 唯「ほいっ!私が行きます!」 律「おう、任せたぞ 唯捜査官!」 梓「本当にやるんですか」 律「ったりまえだろー!」 紬「私達は移動しましょう」 律「澪も、ほら」 澪「あ、ああ」 律「それじゃあな~」 ばたん 純「……」 唯「えへへ」 純(まあ澪先輩が来るまで適当にやり過ごすか…) 唯「純ちゃん!」ずいっ 純「は、はい?」 唯「もふもふ入りまーす!!」ばっ だきっ 純「き、きゃあああああああ!!」 ・・・・・・ 純「ぐあー…」ぐたー 唯「純ちゃんのもふもふ可愛いよね~」 純(なるほど、梓が愚痴るのも分かる) 純「…可愛いですかね、これ」 唯「うん」 純「実はこのくせ毛、コンプレックスなんですよね」 唯「コン…え?」 純「劣等感を感じてるというか…」 唯「れ……え?」 純「…もういいです」 唯「それにしても純ちゃん、可愛いな~」 純「な、なんですかいきなり」 唯「あずにゃんや憂も可愛いし、二年生は可愛い子ばかりだね!」 純「まあ憂や梓は可愛いと思いますけど…あ、そうだ憂の話…聞かせてくれません?」 唯「ふえ?」 純「なんか気になって」 唯「えへへ、いいよ~」 純「幼稚園の時はどんな感じでした?」 唯「うーん、いつも一緒にいたよ 憂ったらいつも私の傍にいてね…可愛かったな~」 純(どうやらシスコンなのは憂の一方的ではないらしいな) 唯「あ、でもね 私が小学校に入ると憂だけ幼稚園に残って…憂は泣いてたけど、一年たてばまた一緒にいれるよって言ってあげたんだあ その一年でだいぶたくましくなったみたいで…小学校じゃ、『どっちがお姉ちゃん?』状態だったよお」 純(そのころから自立していたのか…!) 唯「そして中学入ったら、お母さん達があまり家にいなくなって憂が家事をし出したんだあ」 純「へ~、偉いですね」 唯「うん!いつもいつも感謝してる! まあ口に出すのは照れ臭いけどね」 唯「あっ、もうこんな時間だね 15分ごとに交替だった!」 純「そうなんですか?」 唯「うん!それじゃあね、純ちゃん!」 純「はい!」 ばたん 純「ふう…なんか和んだな~」 こんこん 純「あ、どーぞお」 純(って偉そうだな私) がちゃ 紬「こんにちは~♪」 純「あ…えと」 紬「ムギでいいわよ?」 純「あ、じゃあムギ先輩」 紬「ええ、私も純ちゃんって呼ぶわ♪」 純「は、はい」 紬「」ニコニコ 純(なんか可愛らしい人だな~ 話したことないな) 紬「」ニコニコ 純「……」 紬「」ニコニコ 純(な、なんも話すことない~!! どうしよう…なにが好きとかわかんないよ) 紬「純ちゃん」 純「ひ、ひゃい!?」 紬「ふふ…つかぬことを聞くけど…いいかしら?」 純「な、なんでしょう?」 紬「澪ちゃんのどこが好きなの!?」 純「は、はひい!?」 紬「あら…純ちゃんは澪ちゃんが好きって聞いたけど」 純「あ、憧れてるだけで好きとは…」 紬「そうなの?梓ちゃんからそうやって聞いたけど」 純(梓め…) 紬「じゃあ梓ちゃんが好きなの?」 純「なんでそうなるんですか!!」 紬「えー、でもこの前言ってたじゃない 『諸君、私は梓が好きだ 諸君、私は梓が好きだ 諸君、私は梓が大好きだ 浅頭筋が好きだ下垂体が好きだ 唾液腺が好きだ筋紡錘が好きだ 視床下部が好きだリンパ腺が好きだ 生殖器が好きだ甲状腺が好きだ骨格筋が好きだ 平原で街道で 塹壕で草原で 凍土で砂漠で 海上で空中で 泥中で湿原で この地上に存在するありとあらゆる生物の中で最も梓が好きだ 梓!私だ、結婚してくれ!』って」 純「どこの少佐ですか!そんな演説してないです!てかただの変態じゃないですか!」 紬「あれは流石の私も引いたわ」 純「引いたんですか!?」 紬「それよりもお茶にしましょうか 純ちゃん、ティータイムしたいようだし」 純「そ、そんなことないですけど…」 紬「うふふ♪」 かちゃかちゃ 純「で、でも梓のことは好きですよ」 紬「へ?」 純「も、もちろん友達としてですけど!一緒にいて楽しいし、ああ見えて優しいし…?」 紬「」ぼたぼたぼたぼた 純「って、お茶に鼻血たれてるう!!」 紬「あ、ついうっかり…」 純「もう、はいティッシュです 拭いてあげますよ」 紬「へ!?い…」 純「?」さっ 紬「!?」 ぶしゃあっ!! 純「ぎゃあー!!!」 2
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2の1 純「あ~!やっと授業おわったよ~!」 憂「ふふ、お疲れ様♪」 梓「まあ、このあと部活あるけどね」 純「あー、めんどくさ…」 梓「ジャズ研そんな面倒なの?」 純「いやいや、実際楽しいし でも行く前はなんか面倒くさくなる時あるじゃん?それだよ」 梓「私はそんなことないけど… それに純はいつも言ってるじゃん」 純「梓は真面目だからね… 憂なら分かってくれるよ!」 憂「へ?」 純「ねえ、憂!」ずいっ 憂「……」ニコニコ 憂「…?」 純(そうか、憂は帰宅部じゃねえか…!)キュピーン 純「私の味方はいないのかあ!!」 憂「え、ええ!?わ、私はいつでも純ちゃんの味方だよ?」 純「なにも分かってない、憂は!」 憂「??」 梓「はあ…バカバカしい……」 純「あ、そうだ!梓!」 梓「なに?」 純「けいおん部に行こう!」 梓「はい?」 ・・・・・・ 部室 がちゃ 梓「お疲れ様でーす」 律「おう、梓」 純「こ、こんにちは~!」 唯「あれ?」 梓「ちょっと来たいって言ったんで連れて来ました」 律紬「佐々木さん!!」びしっ 純「す、鈴木ですう!!」 律紬「あれ…?」 澪「こら!」ごん 律「ぐふっ」 律「うが~…」 紬「……」じー 澪「! ……?」 紬「はあ…」 澪「?」 律「あー…」 澪「なに…?」 律「まあ、純ちゃんってのは覚えてんだけどな なあムギ」 紬「う、うん」ショボ 純「いい加減覚えてくださいよ…」 唯「私は覚えてるよ! 鈴木純ちゃん!ほら!!」 律「名乗った後に言っても説得力ないぞー」 梓「ていうか純、どうしていきなり来たのよ?」 純「へ?」 澪「ジャズ研は大丈夫なのか?」 純「あう…」 純「だ、だって…私もお茶飲んだりお菓子食べたりしたいも~ん!!」 梓「は、はあ?」 純「ジャズ研行ったらすぐ練習だしさ~」 澪「それはいいことだと思うけど…」 梓「……はっ!」 梓(私、ツッコめなかった!この空気になれてる!?) 純「たまには一息入れたい!」 紬「お茶やお菓子ぐらいならいつも出しても構わないけど?」 純「え、マジですか!? って違うんです!そんながめつい理由じゃなくて!」 唯(釣られた) 律(一瞬だけむっちゃ顔うれしそうだった) 純「ティータイムが目当てなんじゃなくて、何て言うんだろう… ちゃんと練習もやりたいけど、いつもお茶もしたいっていうか…」 梓「結局お茶したいだけじゃん」 純「そうじゃなくて…もう、むきーーー!!!」ワシワシ 澪「ついに壊れた…」 唯「ていうかさー、それなら純ちゃん、けいおん部に入れば良かったのに」 純「」ぴたっ 純「……」 純「いや…だってそれは………ねえ?」 梓「私に同意を求めてきても無駄だよ」 律「よっしゃー!!それなら、だ!」 澪「なによ?また変なこと考えてるんじゃないだろうな」 律「けいおん部が羨ましいけど、けいおん部には入りたくない…それを解消する方法がある!」 紬「なあに?」 律「第一回!純ちゃんとけいおん部部員が二人きりになって、けいおん部の雰囲気を味わわせてあげよう大会いいい!!」 唯「どんどん!パフパフ~!!」 梓「…なんですか、それ」 澪「ていうか、二人きりって絶対普段のけいおん部の雰囲気は出ないだろ」 律「面白ければいーんだよ!」 紬「私は大賛成よ~♪」 澪「なにを考えてるムギ」 紬「澪ちゃん!けいおん部以外のお友達と触れ合うことも大切なの!」 澪「ま、まあそうだけど…」 律「ムギ……」 紬「これをきっかけとして、けいおん部以外の部活の人達も… また新たな扉が開かれるわ……うふふふふふふ」じゅる 澪「やっぱりそこか」 律「ムギェ……」 律「まあとにかく決行ー!」 唯紬「おー!!」 純「マジですか…」 純「……」ちら 澪「?」 純「や、やりましょう!ぜひ!!」 律「よおーっし! んじゃトップバッターは誰だあ?」 唯「ほいっ!私が行きます!」 律「おう、任せたぞ 唯捜査官!」 梓「本当にやるんですか」 律「ったりまえだろー!」 紬「私達は移動しましょう」 律「澪も、ほら」 澪「あ、ああ」 律「それじゃあな~」 ばたん 純「……」 唯「えへへ」 純(まあ澪先輩が来るまで適当にやり過ごすか…) 唯「純ちゃん!」ずいっ 純「は、はい?」 唯「もふもふ入りまーす!!」ばっ だきっ 純「き、きゃあああああああ!!」 ・・・・・・ 純「ぐあー…」ぐたー 唯「純ちゃんのもふもふ可愛いよね~」 純(なるほど、梓が愚痴るのも分かる) 純「…可愛いですかね、これ」 唯「うん」 純「実はこのくせ毛、コンプレックスなんですよね」 唯「コン…え?」 純「劣等感を感じてるというか…」 唯「れ……え?」 純「…もういいです」 唯「それにしても純ちゃん、可愛いな~」 純「な、なんですかいきなり」 唯「あずにゃんや憂も可愛いし、二年生は可愛い子ばかりだね!」 純「まあ憂や梓は可愛いと思いますけど… あ、そうだ 憂の話…聞かせてくれません?」 唯「ふえ?」 純「なんか気になって」 唯「えへへ、いいよ~」 純「幼稚園の時はどんな感じでした?」 唯「うーん、いつも一緒にいたよ 憂ったらいつも私の傍にいてね…可愛かったな~」 純(どうやらシスコンなのは憂の一方的ではないらしいな) 唯「あ、でもね 私が小学校に入ると憂だけ幼稚園に残って…憂は泣いてたけど、一年たてばまた一緒にいれるよって言ってあげたんだあ その一年でだいぶたくましくなったみたいで…小学校じゃ、『どっちがお姉ちゃん?』状態だったよお」 純(そのころから自立していたのか…!) 唯「そして中学入ったら、お母さん達があまり家にいなくなって憂が家事をし出したんだあ」 純「へ~、偉いですね」 唯「うん!いつもいつも感謝してる! まあ口に出すのは照れ臭いけどね」 唯「あっ、もうこんな時間だね 15分ごとに交替だった!」 純「そうなんですか?」 唯「うん!それじゃあね、純ちゃん!」 純「はい!」 ばたん 純「ふう…なんか和んだな~」 こんこん 純「あ、どーぞお」 純(って偉そうだな私) がちゃ 紬「こんにちは~♪」 純「あ…えと」 紬「ムギでいいわよ?」 純「あ、じゃあムギ先輩」 紬「ええ、私も純ちゃんって呼ぶわ♪」 純「は、はい」 紬「」ニコニコ 純(なんか可愛らしい人だな~ 話したことないな) 紬「」ニコニコ 純「……」 紬「」ニコニコ 純(な、なんも話すことない~!! どうしよう…なにが好きとかわかんないよ) 紬「純ちゃん」 純「ひ、ひゃい!?」 紬「ふふ…つかぬことを聞くけど…いいかしら?」 純「な、なんでしょう?」 紬「澪ちゃんのどこが好きなの!?」 純「は、はひい!?」 紬「あら…純ちゃんは澪ちゃんが好きって聞いたけど」 純「あ、憧れてるだけで好きとは…」 紬「そうなの?梓ちゃんからそうやって聞いたけど」 純(梓め…) 紬「じゃあ梓ちゃんが好きなの?」 純「なんでそうなるんですか!!」 紬「えー、でもこの前言ってたじゃない 『諸君、私は梓が好きだ 諸君、私は梓が好きだ 諸君、私は梓が大好きだ 浅頭筋が好きだ下垂体が好きだ 唾液腺が好きだ筋紡錘が好きだ 視床下部が好きだリンパ腺が好きだ 生殖器が好きだ甲状腺が好きだ骨格筋が好きだ 平原で街道で 塹壕で草原で 凍土で砂漠で 海上で空中で 泥中で湿原で この地上に存在するありとあらゆる生物の中で最も梓が好きだ 梓!私だ、結婚してくれ!』って」 純「どこの少佐ですか!そんな演説してないです!てかただの変態じゃないですか!」 紬「あれは流石の私も引いたわ」 純「引いたんですか!?」 紬「それよりもお茶にしましょうか 純ちゃん、ティータイムしたいようだし」 純「そ、そんなことないですけど…」 紬「うふふ♪」 かちゃかちゃ 純「で、でも梓のことは好きですよ」 紬「へ?」 純「も、もちろん友達としてですけど!一緒にいて楽しいし、ああ見えて優しいし…?」 紬「」ぼたぼたぼたぼた 純「って、お茶に鼻血たれてるう!!」 紬「あ、ついうっかり…」 純「もう、はいティッシュです 拭いてあげますよ」 紬「へ!?い…」 純「?」さっ 紬「!?」 ぶしゃあっ!! 純「ぎゃあー!!!」 ・・・・・・ がちゃ 律「おーい、時間だ…ぞ……」 紬純「……」 律「部室中血まみれじゃねえか!何があった!!」 紬「ご、ごめん…つい鼻血を……」 律「またかよ」 純(また!?) 律「まあいいや、私がやっとくよ 交替だし、ムギはとりあえず唯たちのとこ行っとけ」 紬「う、うん」 ばたん 律「はあ…こりゃひでえなあ 鈴木さんも手伝ってくれ」 純「あ…はい」 ・・・・・・ 律「ふうっ!きれいになったな!これでいいだろ」 純(へえ…) 純「律先輩ってだらしない先輩だって思ってたけど、意外としっかりしてるんだ…」 律「声に出してるぞ」 純「はうっ!」 律「まあいいや んじゃ、時間もないし…とりあえずなんか話すか なんかある?」 純「特に律先輩と話すことはないですね」 律「おい」 純「ていうか、唯先輩とムギ先輩が相手で疲れましたよ…」 律「私は慣れてるけどな」 純「とりあえずツッコミはうんざりなんで、ボケに回ります」 律「私もボケがいいけど」 純「普段は梓がツッコミしてくれるんで気楽なんですけどね」 律「私は澪とだとボケかな~」 純「憂はくせ者ですね」 律「唯も相当だぞ」 純律「……」 純「なんか似た者同士ですね私達」 律(さしずめ、純ちゃんと憂ちゃん、梓の関係は梓とムギがいないけいおん部ってところなんだろうな) 純「あれ、もう時間ですよ?」 律「うはっ、ホントだ!早っ!」 律「んじゃ交替だな!ばあい」 ばたん 2 戻る
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たこつぼや 自作 24歳で就職するが32歳で辞表を提出しフリーとなった、愛知県出身の漫画家TKが運営する同人サークルで、 特に『THAT IS IT』『レクイエム 5 ドリーム』、そして「ありゃー…唯とうとう死んじゃったのか…」のセリフは 2chなどでコピペ化した『万引きJK生 けいおん部』の「けいおん!3部作」と呼ばれる作品で爆発的人気となったのは何? (2012年10月1日 一問も答えさせる気がないペーパーがあったっていいじゃないか ) タグ:漫画 Quizwiki 索引 さ~と
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1 2 3 4 5 6 7 8 9 唯「けいおん部へようこそ」 2009/11/07 http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1257589753/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 唯のタルトって字面がかわいい -- (名無しさん) 2021-04-23 17 16 21 この律は擁護出来ないし唯が許しても自分が唯の立場なら今更なんだよとしか思わない。 -- (エピファネイア) 2014-10-31 18 28 32 梓は最初の発言を反省して律に楯突いてまでも唯の事を気にかけていたのに律と来たら…。律が辛い思いしてるとか言うけれど唯が味わって来た辛い思いと比べたら全然比較にならないでしょ。 -- (名無しさん) 2013-04-25 06 09 31 これは唯以外擁護できないよ 律や梓を擁護してる奴いるけど、これ唯ポジが律や梓だったら叩くんだろ? -- (名無しさん) 2013-03-21 04 56 39 唯の自己犠牲精神に泣いた -- (名無しさん) 2013-03-20 16 12 26 唯がイケメンすぎた やさしい人ってつらい思いするよね -- (名無し) 2012-08-13 17 38 08 ↓2別に読者には何もしていないことに間違いないが唯に対して暴言吐いたり無視したり気遣いも理解しないなど唯好きからすれば嫌がらせも度を越していると思う。 -- (名無しさん) 2012-08-13 12 42 07 律と憂のせいで -- (名無し) 2012-08-13 12 24 20 確かにこの律は悪かったと思うし最後の方は都合が良すぎだなと思うが良い作品か悪い作品か評価するのは人それぞれだろ、良い評価をしている人に対しおかしいと言うのはお門違いだ。 律が良い役でも悪い役でも必ず出て来るアンチ共って何なんだ、原作やアニメの律がお前等に何かしたか?そんなに律が嫌なら見に来るのを止めればいいだけの事。 -- (名無しさん) 2012-08-13 07 02 08 律は最後に謝っただけなのにそれでいい人?笑わせてくれるよ。唯は苦渋の決断で軽音部をやめるときに暴言を吐いた律を澪の頼みもあって許しているんだから最後の場面で謝るのは律だけだろ。律もお前のせいでどれだけ唯が外に気持ちを出さなかったとはいえ辛い思いをしてきたのかと思うと律だって辛い思いをしているっていう用語発言が薄っぺらく感じてしまう。 -- (名無しさん) 2012-08-13 06 23 11
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・・・・・・ がちゃ 律「おーい、時間だ…ぞ……」 紬純「……」 律「部室中血まみれじゃねえか!何があった!!」 紬「ご、ごめん…つい鼻血を……」 律「またかよ」 純(また!?) 律「まあいいや、私がやっとくよ 交替だし、ムギはとりあえず唯たちのとこ行っとけ」 紬「う、うん」 ばたん 律「はあ…こりゃひでえなあ 鈴木さんも手伝ってくれ」 純「あ…はい」 ・・・・・・ 律「ふうっ!きれいになったな!これでいいだろ」 純(へえ…) 純「律先輩ってだらしない先輩だって思ってたけど、意外としっかりしてるんだ…」 律「声に出してるぞ」 純「はうっ!」 律「まあいいや んじゃ、時間もないし…とりあえずなんか話すか なんかある?」 純「特に律先輩と話すことはないですね」 律「おい」 純「ていうか、唯先輩とムギ先輩が相手で疲れましたよ…」 律「私は慣れてるけどな」 純「とりあえずツッコミはうんざりなんで、ボケに回ります」 律「私もボケがいいけど」 純「普段は梓がツッコミしてくれるんで気楽なんですけどね」 律「私は澪とだとボケかな~」 純「憂はくせ者ですね」 律「唯も相当だぞ」 純律「……」 純「なんか似た者同士ですね私達」 律(さしずめ、純ちゃんと憂ちゃん、梓の関係は梓とムギがいないけいおん部ってところなんだろうな) 純「あれ、もう時間ですよ?」 律「うはっ、ホントだ!早っ!」 律「んじゃ交替だな!ばあい」 ばたん 純「…唯先輩、ムギ先輩、律先輩ときたら……」 純「次は澪先輩!?」パアア こんこん 純「いらっしゃ~い!!」ばっ 憂「へ?」 純「……」 憂「……」 純「…なんで憂がいるのよ?」 憂「え?梓ちゃんに呼ばれてきたんだけど…わ、私じゃいけなかった…?」 純「いや、そうじゃなくて…」 憂「うう…」ウルッ 純「あわわわわわわ」 ・・・・・・ 憂「へえ~、けいおん部のみなさんと?」 純「う、うん」 純(ふう…宥めるのに五年の時を有したぜ) 憂「じゃあ私がいる意味ないんじゃ…」 純「ううん、大丈夫大丈夫!憂が来てくれてうれしいよ!」 憂「えへへ」 純「…でも」 憂「普段いるから別に話すことはないよね」 純「うん」 憂「うーん……じゃあ普段話さないようなことを話そっか!」 純「話さないようなことって?」 憂「えっと…わかんないけど」 純「……あ、そうだ 唯先輩の話してよ!」 憂「へ?」 純「幼稚園から今までで変わったこととかさ!」 憂「そうだなあ…あんまり変わってないと思うけど……」 純「唯先輩から聞いたけど、幼稚園の時は憂は唯先輩に寄り添ってたみたいだね」 憂「そう…だったのかなあ?あんまり覚えてないけど…」 憂(クリスマスのことなら覚えてるけどね) 憂「あの日くれたホワイトクリスマス~♪とってもね嬉しかった♪」 純「ん?」 憂「ふふ、お姉ちゃんがくれたんだよ ホワイトクリスマスをね」 純「??」 憂「~♪」 純「…本当に大好きなんだね、唯先輩のこと」 憂「うん!お姉ちゃんのためなら家事でもなんでもしてあげちゃう!」 純「たまにはお姉ちゃんに甘えなよ?唯先輩も…」 憂「え?」 純「ん~、なんでもない!」 憂「?」 純「あーもう時間じゃない?」 憂「時間って?」 純「15分って決まってるらしいよ」 憂「そうなんだ じゃあ私いくね、楽しかったよ純ちゃん」 純「私も!」 憂「えへへ…ばいばい」 ばたん 純「…あの姉妹を見てると和むね、やっぱ」 こんこん 純「あ、どーぞー」 がちゃ 澪「こ…こんにちは」 純「うあああああああああああああ!!?」 澪「ひいいい!!」 純(そうだ、しまったあ~ 完璧に心の準備ができてなかった~) 澪(わ、私が悪いの…?)ビクビク 澪「あ、あの…ごめんね?純ちゃん」 純「へっ!?め、滅相もございますられん!! ささっ、こちらにどうぞ!」 澪「あ、うん…ありがと」 すたっ 純「……」 澪「……」 純(ですよねー) 純(梓の話によると、澪先輩はあまり積極的じゃないから私が積極的にいかないとね) 純「澪先ぱ…」がたっ ばしゃあっ 純「うああっ!お茶があっ」 澪「だ、大丈夫か!?」たっ 純「あっ…」 澪「怪我はない?」 純「は、はいい…」 澪「気をつけてね?」 純「はひいい…」 純(はい、天使!! どうしようもない私に天使が降りてきましたーマッキー様々ですー) 澪「」ふきふき 純「……」 純(こんなに可愛くてカッコイイ人が他にいるだろうか?いや、いない! だって天使だもの! …そうだ、告白しよう) 純「み、澪先輩!」がしっ 澪「へっ!?」 純「わ、私…ずっと前から澪先輩のことが……」 澪「え……」 純(い、言っちゃえ私!!) 純「す…」 がちゃん! 後輩A「ダメです、純先輩ー!!」 純澪「!?」 後輩B「抜け駆けは許しませんよ!!」 純「…なんでいるのよ」 後輩A「だって私達は澪先輩のファンですから!」 後輩B「随時傍で見守るのは当然の義務です!」 純「ストーカーじゃん!」 後輩A「断っじて!!ストーカーなんかじゃありません!!!」 後輩B「私達は澪先輩をいつも見て、いつも見て、いつも見て、いつも見て、たまに家まで追いていって、窓から澪先輩の私生活を観察する!清く正しいファンなのです!」後輩A「なのです!」 純「ストーカーじゃん!」 澪「い、家まで…」 後輩A「もちろん、授業中も廊下から見守ってますから安心してください!」びっ 純「安心できるかあ!ていうか授業どうしたの!?」 後輩B「澪先輩のためなら授業は二の次です!」 純「ある意味尊敬する!」 後輩AB「さあ澪先輩!私達の愛を受け取っ…」 がん!! 純「やめんかあ!」 ・・・・・・ 後輩AB「うう…」 後輩A「ひどいですよお、純先輩」 後輩B「殴らなくてもいいじゃないですかあ」 純「本当なら通報してるところだけど」 後輩A「まあいいや じゃあ少し自重します!」 後輩B「ここからは澪先輩への質問タイムで~!」 澪「ええ!?」 純「よし、みんな座ろう 時間がないぞ~」コロッ 澪「」 ・・・・・・ 後輩A「はい! 澪先輩は好きな人いますか!?」 純(いきなり気になる質問キタ!) 澪「え…えと」 純・後輩ズ「」きらきらきらきら 澪「あ…えと、いない…かな?ははっ」 後輩ズ「」ずーん 純(澪先輩の処女は守られた!) 後輩B「じゃあじゃあ、この三人の中で好きな人はいますか!?」 澪「え!?」 純・後輩ズ「」きらきらきらきら 澪「あ…ぜ、全員好き…かな?」 後輩B「ぐはっ!」ばたっ 澪「ええ!?」 純(一人脱落か…)ちらっ 純(あとは後輩Aだ…どうやって落とすか…… まあそんなことはいい!まずは質問だ! 私のこと好きですか?…よし、これでいこう!) 純「澪先輩!私のことs」 がちゃ 律「はい、時間だぞー」 純「」 澪「ふう…やっと終わった……」 律「ご苦労様」 純「……」 後輩A「あ、待ってください澪先輩~!」 むくっ 後輩B「待って~!」 澪「ひ、ひいいっ!」だだだっ ばたん! 純「……」 律「次が最後だからな」 ばたん 純「……」 がちゃ 梓「じゅ…」 純「うああああああああああああああああああああああ」 梓「ええええ!?」 ・・・・・・ 純「ぐっ…うぇっ」 梓「よしよし」 純「うう……」 梓「まあまあ」 純「ぐすっ」 純「よし、いつまでも泣いてても変わらないよね!!」 梓「おお、復活した」 純「梓!」 梓「ん?」 純「好きだ!!」 梓「は?」 純「私は梓が好きだ! 梓、私だ!結婚してくれ!」 梓「な、なに言って…」 純「はあ、やっぱり私にはけいおん部は合わないね」 梓「へ?」 純「個性が強すぎ!振り回されちゃうよ!ということだから! んじゃジャズ研いってくる!」 ばたん 梓「……」 梓「…なに?」 ・・・・・・ ジャズ研 純「たっだいまー」 後輩C「あ、純先輩おつかれさまでーす」 純「え、今帰るの?」 後輩C「はい、先輩達も帰りましたよ それじゃ私も」 ばたん 純「……」 純「やっぱけいおん部かもねー」 おわり 戻る
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純「…唯先輩、ムギ先輩、律先輩ときたら……」 純「次は澪先輩!?」パアア こんこん 純「いらっしゃ~い!!」ばっ 憂「へ?」 純「……」 憂「……」 純「…なんで憂がいるのよ?」 憂「え?梓ちゃんに呼ばれてきたんだけど…わ、私じゃいけなかった…?」 純「いや、そうじゃなくて…」 憂「うう…」ウルッ 純「あわわわわわわ」 ・・・・・・ 憂「へえ~、けいおん部のみなさんと?」 純「う、うん」 純(ふう…宥めるのに五年の時を有したぜ) 憂「じゃあ私がいる意味ないんじゃ…」 純「ううん、大丈夫大丈夫!憂が来てくれてうれしいよ!」 憂「えへへ」 純「…でも」 憂「普段いるから別に話すことはないよね」 純「うん」 憂「うーん……じゃあ普段話さないようなことを話そっか!」 純「話さないようなことって?」 憂「えっと…わかんないけど」 純「……あ、そうだ 唯先輩の話してよ!」 憂「へ?」 純「幼稚園から今までで変わったこととかさ!」 憂「そうだなあ…あんまり変わってないと思うけど……」 純「唯先輩から聞いたけど、幼稚園の時は憂は唯先輩に寄り添ってたみたいだね」 憂「そう…だったのかなあ?あんまり覚えてないけど…」 憂(クリスマスのことなら覚えてるけどね) 憂「あの日くれたホワイトクリスマス~♪とってもね嬉しかった♪」 純「ん?」 憂「ふふ、お姉ちゃんがくれたんだよ ホワイトクリスマスをね」 純「??」 憂「~♪」 純「…本当に大好きなんだね、唯先輩のこと」 憂「うん!お姉ちゃんのためなら家事でもなんでもしてあげちゃう!」 純「たまにはお姉ちゃんに甘えなよ?唯先輩も…」 憂「え?」 純「ん~、なんでもない!」 憂「?」 純「あーもう時間じゃない?」 憂「時間って?」 純「15分って決まってるらしいよ」 憂「そうなんだ じゃあ私いくね、楽しかったよ純ちゃん」 純「私も!」 憂「えへへ…ばいばい」 ばたん 純「…あの姉妹を見てると和むね、やっぱ」 こんこん 純「あ、どーぞー」 がちゃ 澪「こ…こんにちは」 純「うあああああああああああああ!!?」 澪「ひいいい!!」 純(そうだ、しまったあ~ 完璧に心の準備ができてなかった~) 澪(わ、私が悪いの…?)ビクビク 澪「あ、あの…ごめんね?純ちゃん」 純「へっ!?め、滅相もございますられん!! ささっ、こちらにどうぞ!」 澪「あ、うん…ありがと」 すたっ 純「……」 澪「……」 純(ですよねー) 純(梓の話によると、澪先輩はあまり積極的じゃないから私が積極的にいかないとね) 純「澪先ぱ…」がたっ ばしゃあっ 純「うああっ!お茶があっ」 澪「だ、大丈夫か!?」たっ 純「あっ…」 澪「怪我はない?」 純「は、はいい…」 澪「気をつけてね?」 純「はひいい…」 純(はい、天使!! どうしようもない私に天使が降りてきましたーマッキー様々ですー) 澪「」ふきふき 純「……」 純(こんなに可愛くてカッコイイ人が他にいるだろうか?いや、いない! だって天使だもの! …そうだ、告白しよう) 純「み、澪先輩!」がしっ 澪「へっ!?」 純「わ、私…ずっと前から澪先輩のことが……」 澪「え……」 純(い、言っちゃえ私!!) 純「す…」 がちゃん! 後輩A「ダメです、純先輩ー!!」 純澪「!?」 後輩B「抜け駆けは許しませんよ!!」 純「…なんでいるのよ」 後輩A「だって私達は澪先輩のファンですから!」 後輩B「随時傍で見守るのは当然の義務です!」 純「ストーカーじゃん!」 後輩A「断っじて!!ストーカーなんかじゃありません!!!」 後輩B「私達は澪先輩をいつも見て、いつも見て、いつも見て、いつも見て、たまに家まで追いていって、窓から澪先輩の私生活を観察する!清く正しいファンなのです!」後輩A「なのです!」 純「ストーカーじゃん!」 澪「い、家まで…」 後輩A「もちろん、授業中も廊下から見守ってますから安心してください!」びっ 純「安心できるかあ!ていうか授業どうしたの!?」 後輩B「澪先輩のためなら授業は二の次です!」 純「ある意味尊敬する!」 後輩AB「さあ澪先輩!私達の愛を受け取っ…」 がん!! 純「やめんかあ!」 ・・・・・・ 後輩AB「うう…」 後輩A「ひどいですよお、純先輩」 後輩B「殴らなくてもいいじゃないですかあ」 純「本当なら通報してるところだけど」 後輩A「まあいいや じゃあ少し自重します!」 後輩B「ここからは澪先輩への質問タイムで~!」 澪「ええ!?」 純「よし、みんな座ろう 時間がないぞ~」コロッ 澪「」 ・・・・・・ 後輩A「はい! 澪先輩は好きな人いますか!?」 純(いきなり気になる質問キタ!) 澪「え…えと」 純・後輩ズ「」きらきらきらきら 澪「あ…えと、いない…かな?ははっ」 後輩ズ「」ずーん 純(澪先輩の処女は守られた!) 後輩B「じゃあじゃあ、この三人の中で好きな人はいますか!?」 澪「え!?」 純・後輩ズ「」きらきらきらきら 澪「あ…ぜ、全員好き…かな?」 後輩B「ぐはっ!」ばたっ 澪「ええ!?」 純(一人脱落か…)ちらっ 純(あとは後輩Aだ…どうやって落とすか…… まあそんなことはいい!まずは質問だ! 私のこと好きですか?…よし、これでいこう!) 純「澪先輩!私のことs」 がちゃ 律「はい、時間だぞー」 純「」 澪「ふう…やっと終わった……」 律「ご苦労様」 純「……」 後輩A「あ、待ってください澪先輩~!」 むくっ 後輩B「待って~!」 澪「ひ、ひいいっ!」だだだっ ばたん! 純「……」 律「次が最後だからな」 ばたん 純「……」 がちゃ 梓「じゅ…」 純「うああああああああああああああああああああああ」 梓「ええええ!?」 ・・・・・・ 純「ぐっ…うぇっ」 梓「よしよし」 純「うう……」 梓「まあまあ」 純「ぐすっ」 純「よし、いつまでも泣いてても変わらないよね!!」 梓「おお、復活した」 純「梓!」 梓「ん?」 純「好きだ!!」 梓「は?」 純「私は梓が好きだ! 梓、私だ!結婚してくれ!」 梓「な、なに言って…」 純「はあ、やっぱり私にはけいおん部は合わないね」 梓「へ?」 純「個性が強すぎ!振り回されちゃうよ!ということだから! んじゃジャズ研いってくる!」 ばたん 梓「……」 梓「…なに?」 ・・・・・・ ジャズ研 純「たっだいまー」 後輩C「あ、純先輩おつかれさまでーす」 純「え、今帰るの?」 後輩C「はい、先輩達も帰りましたよ それじゃ私も」 ばたん 純「……」 純「やっぱけいおん部かもねー」 おわり 戻る
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こんにちは!平沢唯です! 桜高けいおん部に入部して、3ヶ月が経ちました! 顧問の春巻先生がうっかり屋さんで、何度は廃部の危機に陥ったりはしたけど私は元気です! 今度は夏休みを使って、けいおん部のみんなとムギちゃんの別荘で合宿することになりました! 唯「合宿楽しみだね~!」 澪「そうだな!時間を気にしないでめいっぱい練習できるんだもんな!」 律「えー、せっかく海に行くんだから遊ぼうよ~!」 澪「それじゃ合宿の意味ないだろ。せっかくムギが別荘貸してくれるんだから有意義なものにしないと…」 唯「あ、ねえねえ!春巻先生も一緒に行かないかなっ!」 律「やだよ、どうせトラブルのもとになるんだしぃー」 澪「ム、ムギはどうかな…?」 紬「いいですよ。人数が多いほうがきっと楽しいわ~」 唯「よーし、春巻先生に聞いてみよう!行くよりっちゃん!」 律「なんで私が~?」 職員室 春巻「お~田井中、平沢、夏休みは人が少なくて寂しいちょー」 律「うっ嫌な予感…」 唯「そう思って!今度みんなでムギちゃんの別荘に合宿に行くの!先生もどう?」 春巻(琴吹の家はお金持ちちょー。行きたいけど、遭難とかしたら困るツィー) 春巻「考えておくからまたあとで来てくれウォン」 さわ子「けいおん部の子達ですか?いいですね~」 春巻「夏休みの外出は命に関わるホイ」 さわ子「?? いいじゃない、あの子達も明るいし、きっと思い出になるわよ?」 春巻「ちょ~(あいつらがいない時は学校に来ても食べ物がないノラ)。」 さわ子「いってらっしゃい。誘いにきてくれたんだから余計な心配なんかいらないじゃない」 澪「ほんとに春巻先生きても大丈夫かなぁー」 唯「なんで?」 律「あいつバカだし」 澪「な、なんかあったら…困るし…」 唯「え?なんかって?」 澪「え!? いや、だから…」 唯「?」 紬「とりあえず、部活終わったらまた聞きに行きましょ?ここに住んでるんだもの、ちょっと遅くなったって大丈夫よ」 コンコン 律「龍先生ぇ~」 春巻「おー田井中。先生も合宿に行くちょー」 律(やっぱりか…) 春巻「あと電車代貸してくれホイ。給料全部落としたちょー」 律「このバカ教師!!」 さわ子「ちょっと田井中さん!?先生に向かってそれは無いんじゃないの!?」 律「だってぇー龍先生がぁー」 さわ子「な…何よ」 律「また給料なくしたからお金貸せって」 さわ子「生徒に金を借りるなっ!!」バシン! さわ子「しょうがない人ねー。先生の電車代、部費で出してあげたら?引率ということで、それくらいなら問題ないでしょ?」 律「まぁそうだけど…。ほんとみんな龍先生に甘いよなぁー」 さわ子「春巻先生も、もう少ししっかりしないとね」 春巻「申し訳ないちょー」 律「さわ子先生がけいおん部の顧問だったら良かったのになぁー」 さわ子「こらこら」 当日 紬「先生、仕事があるから後で行くって言ってたけど迷子にならないかしら」 澪「いくらなんでも龍先生も大人なんだし、それは心配しすぎじゃ…」 律「電車代も渡してきたんだろ?心配いらないって」 唯「うん、いこういこう!」 紬「大丈夫かしら…」 3時間後・駅 春巻「遅くなったホーイ」 春巻「たしかポケットにお金を入れてあるちょー」 春巻「ほあたぁっ!?ポケットに穴が空いてるちょー!!」 春巻「困ったちょー。音楽室の鍵も閉められちゃったし食料もお金もないウー」 春巻「たしか琴吹の別荘は浜辺にあるって言ってたホイ、海沿いを行けばいつか辿り着けるちょー」 翌日の夜・露天風呂 紬「春巻先生、来なかったわねぇ~」 澪「き、きっと仕事が忙しいんだよ」 律「あいつ携帯も持ってないから不便なんだよな~」 唯「りっちゃん見て見てー!タコ!!」 律「まなんとかなるか♪唯見てろよ、私がもっと大きいの作ってやるからなっ」 澪「ほんと、ムギの別荘はいいところにあるよな」 紬「ううん。本当はもっと大きいところ使える予定だったんだけど、急に使えなくなっちゃって」 澪「海を目の前に波の音を聞きながら温泉に浸かって」 紬「?」 澪「月も海面にキレイに反射して、潮風も気持ちいいな」 律「ムギ!澪のやつロマンチックに浸っちゃってんの、そっとしといてやれ」 ガサガサ 澪「ずっとこうしていたいなぁー。うん、いい詩も浮かんできそうだ」ウットリ ガサガサガサガサ 澪「えっ?り、りつ…なんかぁ…」 律「澪?どした?」 澪「そこの木の陰になんかいる…」 律「はぁ~?野良猫かなんかだろ」 ガサガサ 澪「ひいぃ~~」 春巻「秋山見つけたちょーー!!!!」 澪「いやああああああああ!!!」 ハラッ 唯「あ、澪ちゃん!タオル、タオル!」 春巻「みんないるちょー!助かっ たイェーン!!」 紬「きゃあっ!」 ボカッ! 律「現れていきなり覗きをするとはふてぇーヤローだ」 翌日 春巻「ちょー。琴吹の別荘はいい部屋だホイ。まるで天国ちょー」 春巻「食べ物もいっぱい冷蔵庫にウー。菊池の家を思い出すちょー」 春巻「夏休み終わるまでずっとここにウィー」 ドンパァンドンパァンジャジャジャジャジャ 春巻「楽器の音がうるさくて眠れないみょー」 ―――― 澪「りつー、ゆいー、ほら起きて練習するぞー」 紬「そうよ。いっぱい遊んだんだから、少しは練習しなくっちゃ」 律「えー、もうちょっと休もうよー」 唯「そうだよ澪ちゎん、無理はいけないよー」 澪「何しに合宿きたんだよ!ほらりつー!!」 律「へーいへい、だってさ、唯ー」 唯「おなかすいたー」ゴロゴロ 澪「おーきーろー」 澪「そんなこと言ってないで、まだ寝るまで時間あるだろ?」 紬「澪ちゃーん。私もちょっとだけ、疲れちゃった」 澪「しょうがないな、じゃぁもう一回だけだから、しっかりやるぞ」 ドンパァンドンパァン ガチャ! 春巻「うるさくて寝られないホーーイ!!!」 律「お前はもう帰れ!!」 最終日 律「よーし!今日で最後だし思いっきり遊ぶぞーっ!」 唯紬「おーーっ!!」 澪(ムギまでっ!?)「まったく…。まぁ今日くらいいっか」 春巻「え?もう帰っちゃうホイ?」 紬「ええ、今日までしか借りられなかったんです。」 春巻「いやちょー!俺は帰らないちょりそーーーー!!」 律「子供みたいなこと言うなっ!」ビシッ 春巻「海には食べ物がいっぱいあるちょー」 澪「龍先生ー!もう帰りますよーっ!」 春巻「先に帰っててちょーー!」 春巻「なるべくたくさんの食料をここで手に入れて帰るちょー」 春巻「岩場にはいっぱい蟹とか貝がいるちょー」 春巻「フジツボって食べられるちょ?」 カリカリ 春巻「つ、爪が剥がれたマオーー!!…フジツボは諦めるちょー」 春巻「カニなら取れるホイ」 ガシッ 春巻「やめるちょーー!放すリューーー!!!」 春巻「カニも強いちょー」 春巻「魚が食べたいノラー」 春巻「カモメがいっぱいいるちょー。きっとあそこには魚がたくさんいるんだちょー」 春巻「枯れ木は落ちてるホイ、いかだを作るちょー」 春巻「できたちょー!わははははははは!これで俺も満腹だホイ!出航ローーーン!!」 春巻「待ってろミャオ!今食ってやるちょー!!」 ガタガタ 春巻「なんだホイ!?」 ザパァ! 春巻「サ、サメちょーーー!?サメに連れていかれるホーーーーーイ!!!」 春巻「誰か止めるちょーーー!!」 春巻「ずいぶん遠くまで着ちゃったちょー。琴吹の家もおっかないホイ」 カーカー バサバサ 春巻「やめるホイ!俺は死体じゃないちょーー!」 ガブッ 春巻「うまちょー」 春巻「もう陸が見えないちょー」 春巻「ここはどこだちょーーーーーー!!!」 ―――――――――――― 二ヶ月後、春巻は台湾沖で漁船に救出された 死体と間違え襲ってきた海鳥を食べて生き延びたという ―――――――――――― 3