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登録日:2012/02/22 Wed 00 31 34 更新日:2024/01/01 Mon 01 57 30 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 WORST ガンダム ガンダムMS_IGLOO ガンダム戦争項目 クローズ ジオン ジオン公国 ジオン公国軍 ジオン共和国 ジオン独立戦争 一年戦争 一週間戦争 伝説 全ての始まり 全てはここから始まった 地球連邦 地球連邦軍 宇宙戦争 戦争 架空の戦争 機動戦士ガンダム 機動戦士ガンダム0080 第08MS小隊 金持ち父さんと貧乏父さんの取っ組み合い 宇宙世紀0079(ダブルオーセブンティナイン)。 地球から最も遠い宇宙都市サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。 この一ヶ月あまりの戦いで、ジオン公国と連邦軍は総人口の半分を死に至らしめた。 人々は自らの行為に恐怖した… 一年(いちねん)戦争(せんそう)とは、宇宙世紀における地球連邦とジオン公国との間で行われた戦争のこと。 ●目次 【概要】 【開戦~一週間戦争】 【ルウム戦役】 【南極条約】 【地球侵攻作戦】 【V作戦とビンソン計画】 【ガルマ・ザビの戦死】 【オデッサ作戦】 【ジャブロー降下作戦】 【オーストラリア方面軍反抗作戦開始】 【キャリフォルニアベース奪還作戦】 【チェンバロ作戦】 【星一号作戦】 【和平調印締結】 【一年戦争後】 【概要】 機動戦士ガンダムにおけるストーリーの核となる戦争であり、後々の宇宙世紀シリーズでも重要な位置付けにある。 なお、戦争が起こった規模は地球全域、3以外のサイド、一部の月面都市、ルナツー、ソロモンやア・バオア・クー要塞等、 宣戦布告をしたサイド3や僻地である火星や木星以外はほぼ全て戦場になっている。 この戦争後も宇宙世紀は数々の戦乱が巻き起こっていくが、一年戦争ほどの規模で行われたものは存在しない。(*1) (もう一度この規模の戦争が起きると今度こそ人類は滅びると危惧する登場人物も多い。) なお、「一年戦争」という呼称及び戦争期間が1年間だったということが設定されたのはΖガンダム製作時においてで、初代ガンダム本編では登場しない。 (戦争が一年で終わる・終わったことなんて戦争中にわかるわけがないので当然だが) また、ジオン側からは「独立戦争」とも呼ばれる。 放送中に発売された「記録全集」や現在のガンダムの設定の大半のベースとなった「ガンダム・センチュリー」においても この戦争の年表はどちらも現在のものとは大きく異なり、1年で終わっていなかったりガンダム本編中の出来事がU.C.0080に起きたとされていたりする。 …というより、そもそも放送中にも被害状況の設定などが変更されているらしく、第15話「ククルス・ドアンの島」の冒頭で、 「この大戦で4つの宇宙都市(注:図でサイド1・2・4・5にバツ印がある)の群れが消滅し、わずかサイド6のいくつかの宇宙都市が残るのみである。」 と、サイド3・6・7以外のコロニーは全滅している(*2)という説明をしておきながら、 第37話でテキサスコロニー(サイド5にある設定)が登場していたのは知っての通り。 まあテキサスコロニーも、巨大ミラーが大きく破損し、ミラーの調整自体もできなくなって内部環境は砂漠化、住民も全員脱出(*3)し、 しかも「周辺には岩とコロニーの残骸が漂っている」と言われるなど、壊滅状態ではあった。 戦災で住民が一人もいなくなり、管理もされなくなって荒れ果てたコロニーが、外見を保っているから「健在」とは言えないだろう。 パラレルワールドである『ガンダムTHE ORIGIN』における一年戦争前夜及びルウム戦役などの描写も、従来のアニメ版の設定とは異なる点が多い。 【開戦~一週間戦争】 U.C.0079 1月3日7時20分 地球から最も遠いスペースコロニー群サイド3が、ジオン公国を名乗り地球連邦政府に対して宣戦布告を行った。 宣戦布告と同時に行われた先制攻撃によって月面都市グラナダを占拠、同時にサイド1、2、4への奇襲を敢行し、核と毒ガスによって住民ごと駐留連邦軍を壊滅させた。 当初は30 1という圧倒的な国力差によって連邦軍が勝利すると思われていた(*4)が、ジオン軍は人型機動兵器モビルスーツ・ザクを開発し戦線に投入。 その革新的な兵器を持ってしてジオンは、地球連邦総司令部ジャブローに対しコロニーを直撃させて消し飛ばす『ブリティッシュ作戦』を決行。 サイド2のコロニーの一つ『アイランド・イフィッシュ』の住人2000万人を毒ガスで皆殺しにした後、コロニーをその軌道から外し、ジャブローへの落下軌道に投入した。 なおそれの指揮を執ったやつは「現場が間違ってやりました」と即座にトカゲの尻尾切で逃げ出した しかしジャブロー落着を阻止しようとする残存する連邦宇宙軍艦隊の全力をあげての艦砲射撃、地球からの大量の核ミサイルによる迎撃、 そしてコロニーにたまたま不時着していたマゼラン級トーチタスのクルーと、 シロー・アマダをはじめとするコロニー内のわずかな生き残りの決死の努力もあって、 コロニーは落下の途上で崩壊し3つに分断、かろうじてジャブロー直撃コースは免れることなる。 作戦自体はジオンの失敗に終わったものの、破壊されたコロニーの残骸は地上(オーストラリア、バイカル湖、北米大陸に落下。 この結果オーストラリア大陸の東部、シドニー周辺は消滅し後に「シドニー湾」とも呼ばれる最大直径500キロメートルの巨大なクレーターが誕生する。 そう、『機動戦士ガンダム』OP冒頭のコロニー落下の映像はこの場面である(*5)。 落下時の破壊の他に津波等の二次災害も発生し結果的に大損害を与える。 【ルウム戦役】 ブリティッシュ作戦の失敗の為にジオン公国は再度コロニー落としの実行に迫られた。 その為にジオンはそれまで進行していなかった(*6)サイド5へ攻め込み占領→コロニー落としと言う計画を試みる(*7)。 それに対し連邦軍もレビル将軍を総大将にし、残存艦隊をかき集めて迎撃に当たった。 戦闘開始前、ギレン・ザビ総帥は「人類史上 決戦ノ舞台 宇宙ノ試シ無シ マシテ艦隊決戦ノ試シ無シ 諸君 歴史ヲ生ムベシ」と演説したという。 戦力比は1対3と尚も連邦が有利であり(*8)、ジオン側はコロニー落としの為の工作もあって苦戦する。 しかし、コロニー落としを放棄し艦隊の迎撃の為にモビルスーツを投入すると、連邦側が苦戦を強いられる様になる。 後にエースとして称されるシャア・アズナブル、ジョニー・ライデン、シン・マツナガ、ランバ・ラル、黒い三連星らは この戦いで幾隻もの連邦艦を轟沈せしめ、頭角を現した。 あとなんかやたらでっけぇプラズマ砲台で2隻くらい沈めたが、この大砲がその威力ほど活躍できなかったのは、ミノフスキー粒子散布下における遠距離戦が如何に困難かをまざまざと表す結果となった 更にレビル将軍の旗艦が沈没し将軍も黒い三連星に囚われた為に指揮系統が乱れ、連邦艦隊は壊滅させられてしまった。 開戦からこのルウム戦役(およびサイド5消滅)までの短期間にジオンがもたらした死者数は人口の半分、五十億人を超えたと言われる。 その大部分は、非武装の一般市民、民間人であった。 さらにコロニー落としにより、直撃したオーストラリアのみならず地球全体への環境に、重大な悪影響を後々まで残すこととなった。 【南極条約】 コロニー落としが失敗に終わったとは言え、連邦に大打撃を与えた事を背景にジオン側は和平交渉を行う。 …とは言えその要求内容は和平交渉とは名ばかりの事実上の降伏勧告にも等しい内容であった。 しかし、宇宙艦隊は壊滅状態に陥り、コロニー落としとルウムで敗戦のショックとトラウマから立ち直れない連邦側に反論材料は無く、 このまま交渉が成立しそうになった時に奇跡は起こる。 レビル将軍がジオンから逃げ出して「ジオン側も消耗しきっている」という内情を暴露したのである。所謂「ジオンに兵なし」演説である。 それで足元を見た連邦は再び強気の交渉に臨み、ついにジオン有利の和平交渉は成立せず、戦争のルールの取り決めである南極条約(*9)の成立に留まった。 とはいえジオンにとっては、この「条約締結」によって「ジオン公国は条約を結ぶに足る国家であると、連邦も認めた」という、 「独立戦争」ならば十分満足してよいほどの成果ではあった。なおマ・クベ しかしジオン首脳部は、これで戦争を終わらせる、あるいはここから外交戦に移行する、と考えることはなかった。 開戦から南極条約締結までを俯瞰すれば、ジオンは本来の戦略目標「ジャブローへのコロニー落とし」「戦争の早期終結」にことごとく失敗。 ジオン軍の誇ったMS隊も大きな損害を被り、開戦前から長年に渡って鍛えられたベテラン兵士はほとんどが失われた。 その「十分に訓練を積んだ兵士」の補充は、ついに最後まで果たされなかったのである。 また、かくして漸減した兵力では、ルナツーに籠城した連邦艦隊の攻略は不可能となり、「連邦宇宙軍の殲滅」という第二目標も果たせなくなる。 逆に言うと連邦軍は大きな損害は出しつつも、「ジャブローへのコロニー落としはなんとしても防ぐ」という戦略目標自体は達成したのであり、 緒戦は戦略的には連邦の勝利というべき結果となった。 但し、「たかが1サイド分の戦力の反連邦賊軍によって宇宙艦隊が壊滅」、「総指揮官が捕虜にされた」と言うのは事実であり、 レビル将軍の「ジオンにとっては ギリギリの勝利 」と言う発言や宇宙戦記上の歴史において後に「ルウムの敗退」として語られる事から、 連邦にとっては「戦略的な勝利」というにはあまりにも厳しい展開であったことは間違いない。 その後、連邦政府・連邦軍は軍制改革を視野に入れて行動を開始することになる。 【地球侵攻作戦】 かくして、戦争の早期終結のためのジオンの計画は、大幅な変更を余儀なくされる。 長期戦を嫌うジオン(*10)は地球の資源や拠点を占拠して連邦軍の戦意を削ぎ落とし、長期戦に備える為に「地球侵攻作戦」を実行に移す。 第一次侵攻作戦でオデッサ地方を占領し資源を確保、第二次侵攻作戦でキャリフォルニアベースら北米を占領、第三次侵攻作戦では東南アジアからオセアニア・オーストラリア、 また別の軍がアフリカ地方を占領し、実に地球上の半分程度がジオンの支配下に置かれたのである。 だが、この快進撃がかえって各地での兵站に支障を生じさせることになり、連邦側のゲリラ戦法や慣れない地球での暮らしもあって、ジオン兵の戦意は衰えていった。 単純に降下部隊の位置だけ見ても、西アジア(オデッサ)、北アメリカ(キャリフォルニア)、東アジア、東南アジア、オーストラリア、アフリカと、 大陸規模で距離が離れており、各軍が連携できなくなって孤立。 ただでさえ「連邦の1/30」の国力を、宇宙軍と合わせて分散させてしまった。 またマゼラアタック、ドップ、ルッグン、ガウなど「地球攻略用に開発した陸戦・航空兵器」は、いざ実戦に投入すると多くの欠陥・問題点を露呈した(*11)。 頼みのザクも、重力下では関節部を中心に故障が多発したという。(*12) そして、快進撃の影で非道な行為も多数行っており、先のコロニー落としやコロニー潰し、スペースノイド虐殺も相まって、ジオンのやり方に嫌気がさして脱走する兵士も出始めた。 こうして、重力に魂を引かれたジオン公国は泥沼に埋もれ、戦争は膠着状態となっていったのである。 そして消耗しながら戦線を維持するという、開戦当初に最も恐れていた展開にひた走る。 ギレンが開戦前に豪語していた「一カ月で戦争を終わらせる」という計画は、もはや完全に潰えていた。 【V作戦とビンソン計画】 一方の連邦側は、この膠着した戦況に、むしろ光明を見出した。 連邦軍が大損害を出したのは、モビルスーツに対応した軍を持たなかったからであることは明白である。ならば、モビルスーツに対応した軍隊を作り上げればいい。 幸いにもジオン側は、上記の事情から動けなくなっており、時間稼ぎは容易だった。 かくして連邦は、ジオンに対してゲリラ攻撃を展開して時間を稼ぎ消耗を強いる一方、モビルスーツの研究に着手(*13)。 スペースコロニー・サイド7にてモビルスーツを、ジャブローにてその運用を行うための戦艦を開発した。 最近の設定では実は開戦の一年以上前から連邦の諜報活動やジオンからの亡命者によってジオンがモビルスーツという兵器を開発したことを掴んでいて それへの対応策としてRX計画をスタートしており、それを統合して加速させたのがV作戦である。 更に先の戦いで失われた艦隊を再建するべく、ビンソン計画を実行に移す。 こちらは既存艦艇にMS運用能力を付与して再設計・建造する方針であった。 かくして連邦のモビルスーツであるRXシリーズと、モビルスーツ運用型戦艦ペガサス級が完成。 サイド7で開発された機体を、ジャブローから発したペガサス級二番艦ホワイトベースが受領し、そこから量産の上、各部隊へ輸送される手筈であった。 だが、これがジオン軍にも知れ、シャア・アズナブル率いる部隊がサイド7に潜入。 そして迎えたU.C.0079 9月18日、民間人の少年アムロ・レイが試作機に乗り込みザク2機を迎撃、史上初のモビルスーツ同士の戦闘が行われた。 この時登場したRX-78-2ガンダムは、以降ジオン軍にとって多大な脅威となる。 【ガルマ・ザビの戦死】 サイド7での交戦を潜り抜けたもののRXシリーズは各自1機を残して大破、正規軍人も多数死傷した為に民間人が主体となって運営する事を迫られる。 かろうじてルナツーにたどり着くものの、民間人の兵器運用とルナツーの戦力消耗を避ける為に、碌な支援も出せずに地上へと送り出したのである。 U.C.0079 9月23日、ホワイトベースは大気圏直前での戦闘による進路変更によってジオンの勢力下である北米地帯へ降下。 ジオンの守備隊の波状攻撃で消耗していったが、危険をおして駆け付けた補給部隊による補給や、 ジオン側の水面下での足の引っ張り合い思惑もあって、辛くもこれを撃破し、同10月4日には司令官であったガルマ・ザビ大佐を戦死させるという大戦果を挙げた。 この際、ガルマ大佐と同行していたシャア少佐がガルマを守りきれなかったとしてドズル・ザビ中将により左遷されている。 【オデッサ作戦】 U.C.0079 11月 V作戦以降、徐々に持ち直してきた連邦軍は、ジオン軍の生命線であるオデッサの鉱山を抑えるため、大規模反抗作戦「オデッサ作戦」を発動。 連邦側はいまだモビルスーツが普及していなかった(*14)事もあって正面戦力370万、後方支援部隊400万という、三国志演義か太平記かというくらいの 大規模な戦力を投入する事でジオン軍を撃退。 ジオン側の司令官マ・クベ大佐は「南極条約違反は承知だが、負けたくないから」とわざわざご丁寧に公開通告しながら水爆ミサイルをぶっ放したが、 間一髪ガンダムによりミサイルは爆破前に撃破された。 ……ちなみに連邦は南極条約の締結によってジオンを「条約を結びうる国家」として認めたので、 マ・クベの行いは「我らジオンは国家ではない非合法の武装集団」と自ら宣告するに等しい暴挙であった。しかしジオンの条約破りはこの後も散発した。 この戦いにより、地球でのミリタリーバランスは一気に連邦軍へと傾くことになる。 またジオンの敗残兵力は宇宙に脱出したり、アジアやアフリカ方面に逃げ延びる等した。 『THE ORIGIN』ではこのオデッサ作戦と後述のジャブロー降下作戦の時期が入れ替えられている。 【ジャブロー降下作戦】 オデッサでの敗北を受けたジオン軍は、連邦軍の本部であるジャブローへの奇襲を行う。 水陸両用モビルスーツに加え、ドム、グフといった機体を量産し、大規模部隊をジャブローに降下させるとともに、 マッドアングラー隊が内部に潜入し破壊活動を行う計画を立てた。 なお、ジオンの投入戦力は「ジャブローの完全攻略」には少なすぎ、実際には宇宙船ドッグの破壊と、それによる連邦宇宙艦隊打ち上げの妨害であった(*15)。 が、ジャブローの対空網の堅牢さとホワイトベース隊の活躍、連邦軍の量産型モビルスーツ・GM(ジム)が本格的に戦線に投入されたこともあり、作戦は失敗。 ジオン軍はジャブローからの全面撤退を余儀なくされた。 また、ジャブロー降下作戦の戦力はキャリフォルニアベースから出された戦力であり、 ホワイトベース隊との交戦とガルマの死亡でガタガタになっていたキャリフォルニアベースの戦力は大幅に減退したのである。 作戦目標といい結果といい影響といいグダグダである。そりゃ負けるわ。 【オーストラリア方面軍反抗作戦開始】 U.C.0079 11月22日 連邦軍オーストラリア方面軍独立MS小隊「ホワイト・ディンゴ」をはじめとする各部隊、一斉に反抗作戦を開始。 作戦は順調に進み25日にはアリス・スプリングの奪還に成功する。 【キャリフォルニアベース奪還作戦】 U.C.0079 12月15日 ジャブロー以降、ジオン軍は北米キャリフォルニアベースやアジア方面に戦力を集め、連邦軍の所有する宇宙港を攻めていた。 だが、連邦軍がキャリフォルニアベースを奪取すべく作戦を開始、EXAMシステム搭載機を中心に編成して戦力でキャリフォルニアベースを襲撃する。 ジオン軍も負けじとEXAMシステム搭載機を戦線に投入するが、物量差もありキャリフォルニアベースを奪取されてしまう。 欧州オデッサに続いて北米キャリフォルニアまで連邦が勝利したことにより、戦局は本格的に宇宙へと移っていく。 この際ジオン将兵がふるいにかけられ、宇宙に戻れる者と、地上にてその脱出を支援する者の2つに分けられたが、 後者は(一部を除いて)士気も果て、地上ではあちらこちらで投降が相次いだ(*16)。 また宇宙への「栄転」を命じられた者たちも「シャトルで打ち上げられた後は宇宙空間で漂い続け待機、ジオン宇宙軍の助けを待つ」という無茶な作戦だった為、 地球連邦軍に気付かれルナツーから落ち武者狩りに来たボールやらジムやらで狙い撃ちにされ、多数の将兵が散っていった。 そりゃ現場の人間は「蛆虫ぃぃぃぃぃぃっ!!」とか言いたくなるわけである またこの辺りから現場の兵士やジオン将兵…特にザビ家に対し反感を持っている高官達は「ジオンの敗北」を予見していた。 【チェンバロ作戦】 U.C.0079 12月24日 連邦軍はジオン軍の宇宙要塞ソロモンを陥落するべく、GMを本格的に戦線へ投入。 さらに連邦主力の第二艦隊はもう一つの新兵器、ソーラ・システムを投入。第三艦隊とホワイトベース隊を囮にしつつ進行開始。 陽動に引っかかったうえにソーラ・システムの大規模照射を二度も受けたジオン軍は壊滅的な損害を出してしまう。 これに対してジオン軍はドズル・ザビ将軍が巨大MAビグ・ザムに搭乗し、第二艦隊に特攻、ティアンム司令官を戦死させる。 だがスレッガー・ロウの尊い犠牲とアムロ・レイが駆るガンダムの活躍もあり、ビグザムは撃墜されドズルは戦死、ジオン軍は敗退に追い込まれる。 まさしく危急存亡の秋であったが、ジオン軍のおさむらいバカ一騎当千の豪傑アナベル・ガトーの八面六臂の活躍によって多くのジオン兵が九死に一生を得ている。 その獅子奮迅の戦いぶりに連邦軍は戦戦慄慄し、子々孫々までこの戦いを「ソロモンの悪夢」と称したのは有名である。 チェンバロ作戦後、連邦はソロモンを「コンペイトウ」に改称し、進軍拠点として活用する。 対してジオンはニュータイプを実戦投入し、エルメスやブラウ・ブロなどによる奇襲を行うが、ことごとく撃退され戦力消耗に終わる。 またこれらの戦いの中で、連邦ではワッケイン大佐、ジオンではマ・クベ大佐やバロム大佐など多くの重役が戦死した。 【星一号作戦】 U.C.0079 12月30日 ジオン公国の国家元首デギン・ソド・ザビ公王は、連邦軍と和平交渉を行うべく、レビル将軍と接触。しかし、それを良しとしないギレン・ザビの手によって暗殺されてしまう。 ソーラ・レイがギレンの命令により発射され、デギンの乗艦であるグレード・デギンはレビル将軍直属の艦隊もろとも消滅。 この時ソーラ・システムも失われてしまう。 U.C. 0079 12月31日 大打撃を受けた連邦軍はホワイトベース隊を中心に戦力を再編。星一号作戦を発令し、宇宙要塞ア・バオア・クーへ進軍。 連邦が切り札と総大将を失ったこともあって当初は連邦を圧倒しつつあったジオンではあるが、 デギン抹殺の罪を挙げてキシリア・ザビがギレン・ザビ総帥を粛清・暗殺したことによって、3分程度であるが指揮系統に乱れが生じてしまう。 しかしその3分間を見逃さなかった連邦軍は、ジオン側の守りの要であるドロス艦隊を撃滅、防衛線を突破して揚陸・制圧を本格化させる。 更にギレンの死亡とキシリアのクーデターに反発して、エギーユ・デラーズの艦隊や便乗した部隊などギレン派の部隊が戦線を離脱、これにより戦局は一気に連邦側に傾く事となる。 更に言えばせっかくの新型のリック・ドムやゲルググも学徒兵などを中心に載せていたせいで元々戦果が悪かった上に、 ソーラレイ発射後も依然として連邦が数を圧倒していた(とされることが多い)ことを加味すると(*17)ギレンの見通しの信憑性もやや怪しいところがある。 敗戦を悟ったキシリアは撤退を試みるも待ち伏せていたシャアの放った砲弾で死亡。 さらに脱出艦も連邦艦隊の砲撃で破壊され、激戦の末、連邦軍は勝利を収める。 しかしこの戦いで連邦艦隊も戦力の大半(※あくまで参戦部隊)を失う。ホワイトベース及びガンダムも喪失した。 サイド3やグラナダ、ア・バオア・クー戦参加部隊の残存戦力(及び離脱したギレン派)に対抗できる力は既になく、 連邦軍が現有兵力でジオンの本拠地サイド3を攻略・制圧することは難しかった。 ただし全世界ではMS8000機が稼働中、4000機が生産中であり、時間さえあれば再建は可能だった。 ホワイトベース隊の補充戦力として、グレイファントムとガンダムNT-1も直に届いただろう。 ルナツー、ジャブローといった重要拠点も健在である。 更に後の作品を見る限り、この作戦に参加した艦隊も相打ちに近いほどの被害を受けたわけではなく、連邦の一般的な兵士やエースなどはかなり生還している。 一方でジオン公国は指導者であるザビ家が全滅しており(*18)、政府も軍も大混乱に陥る。 更にジオン軍の被害は(生え続けるジオン残党から目を逸らすと)連邦の比ではなく、 いくら宇宙・地球各地に残存戦力が残ってるにしても既にア・バオア・クー戦時点で学徒兵まで動員しMAと言うのすらおこがましいオッゴなんてのまで投入して、 それすらも大勢が死亡したため、最早まともな訓練を積んだ兵士なんてものは当然の様に亡くなっているか(ジオン残党にはなぜか元エースも多いのでこれも目を逸らす必要があるが)、 傷ついて戦線離脱したり、逃げ出したりして尽き果てていた。 元々3ヶ月の間に主に天パが一般兵からエース級まで片っ端から潰しまくったのも少なからず響いている。 なにより、ア・バオア・クーを失った以上、ジオン本国サイド3は連邦軍の攻撃に対して無防備な状態である。 コロニーはミサイル一発・メガ粒子砲一発で簡単に穴が開くから「本土決戦で逆転」なぞ不可能だし、 どれだけぶっ放せばコロニーを壊せるかは他でもない、サイド1・2・4・5を滅ぼしたジオンが連邦よりも熟知しているため、ジオン側も滅亡の瀬戸際に立っていた。 【和平調印締結】 U.C.0080 1月1日 ここに至り、ザビ家の全員の死亡を聞いたジオン公国の和平派は、この機に議会を占拠。 また和平派の中心人物首相ダルシア・バハロは、生前のデギン・ザビからの密命も受けていたため、これも和平派の正当性を補強することにつながった。 連邦にしても、ゴップ大将を中心として「ジオンの和平工作」を予測していた人物は多く、 「ジオンは完全に滅ぼさねば将来に禍根を残す」とするジーン・コリニー、ジャミトフ・ハイマンら強硬派も、戦況を鑑みてか派手な反対はしなかった模様。 結果、ジオン首相ダルシア・バハロの移動した月のグラナダにて和平調印が行われ戦争は終結した。 オーストラリア方面軍への停戦命令が伝わらず、ホワイト・ディンゴ隊、ヒューエデン要塞基地攻略作戦を開始。 翌2日停戦命令が届くもわずかに間に合わず、公国軍ヴィッシュ中尉戦死。 ジオン軍は数機のHLV打ち上げに成功する。 また、他の最前線においても和平調印の事が伝わらなかった為に交戦状態のままで敵部隊を駆逐したが、事後報告でそれを知って慟哭した部隊も多数いた模様。 宇宙世紀0080(ダブルオーエイティ)。 この戦いのあと、地球連邦政府とジオン共和国の間に終戦協定が結ばれた。 【一年戦争後】 ジオン公国はジオン共和国と改名。 ???「連邦の言うことをなんでもホイホイ聞くしか能が無い傀儡になったってわけだ。どっかで聞いた話だろ?」 なお、連邦とジオン共和国間の戦後条約として結ばれた「グラナダ条約」では「自衛と治安維持に必要な範疇に限りジオン共和国の軍備を認める」という趣旨の文言がある。 普通に考えればこれだけの戦争の直後なのだからジオン共和国独自の軍事力保持など認めず、防衛は連邦軍を駐留させて行わせる方が良いような気がするのだが、 実はこのグラナダ条約には 必要な時には連邦軍がジオン共和国軍を指揮下に置くことができる とも定められており 連邦にとっては普段はジオン共和国が自費で維持している戦力を有事に活用することができるし、小規模な戦力に留めておけば反乱の危険も少ないいう目論見だったらしい。そうなった時にジオン側が素直に従うかはさておき メタ的に言えば『Z』の時点でエゥーゴ・ティターンズ・ザビ家残党と別に、ジオン共和国にも独自の軍を持たせておいてストーリー上で必要なら出そうという作劇面での都合である。 それはさておきサイド3健在のまま停戦を行った共和国を公国の後継と認めず、戦争続行を望むジオン軍人も多かった。 それら敗残兵の多くはアステロイドベルトのアクシズに逃げ込み、地球圏に残った兵たちはU.C.0083に再びエギーユ・デラーズに率いられ、星の屑作戦に参加する事になる。 また、地球各地に残った部隊はアフリカやアジアを拠点に潜伏しながら各地でゲリラ戦を行っていた。 共和国及び連邦圏内に残った者も戦勝側である連邦の締め付けや、これまでジオンが繰り広げた虐殺・暴虐に起因する迫害でまっとうな生き方を許されない者も多数いた模様。 これらの出来事は後の歴史に禍根を残すこととなる。 連邦側も国土である地球に大きなダメージを受け、一年戦争前よりもますますスペースコロニー側に依存する傾向に陥ってしまう。 地球連邦がジオン公国を打倒したという結果で見られることが多い一年戦争だが、内実はまさに「勝利者のいない戦い」であったのかもしれない。 ジオン公国の国営企業であったジオニック社、ツィマッド社、MIP社は解体されて地球連邦及びアナハイム・エレクトロニクス社(AE)に吸収される。 一年戦争時はあくまでも一企業にすぎなかったAE社はジオン技術の獲得によって地球圏におけるMS開発の中心となり、やがて自らの采配で戦乱を巻き起こす「死の商人」へと変貌していく。 追記・修正はボールでザクを1ダース落としてからお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] この年表とファースト見た限りじゃどう考えてもジオンが悪いんだが、後付けに次ぐ後付けで連邦も勝るとも劣らないクソになってしまった -- 名無しさん (2014-01-29 19 28 29) 正直、一度は連邦美化の作品も見てみたい。 -- 名無しさん (2014-01-29 19 44 30) 連邦美化でなくてもいい、また初代やポケ戦のような、「一生懸命な兵隊さんvs一生懸命な兵隊さんわをやってほしい。 -- 名無しさん (2014-01-29 22 41 30) よくガンダムは善悪の戦いじゃないとかいうが明らかにジオン悪で初代は話作ってるよね。 -- 名無しさん (2014-03-21 07 55 30) ジオンの敗因、連邦の勝因って何? -- 名無しさん (2014-03-28 23 08 58) ↑ジオンは内部抗争で物的、人的資源を浪費してしまったのが痛かった。ただでさえ国力差(一年戦争のような国家総力戦ではこれが勝敗を決める)が大きいのに、これでは勝てるわけがない。 -- 名無しさん (2014-03-28 23 15 12) ようするにサビ家の指揮の元で戦った事が敗因だわな。 -- 名無しさん (2014-03-28 23 16 49) でも開戦初期やア・バオア・クーで猛威を振るえたのはギレンの指揮による所が大きいのでは? ギレンだからこそあそこまで勝ち、ギレンだからこそ最後に負けたと思います。 -- ビギナー (2014-04-06 18 24 37) 地球連邦軍が本気で戦った戦争だもんな。それ以降は局地戦がメインだし。特にVガンと落差が激しかったり。 -- 名無しさん (2014-04-06 18 34 53) ↑×2ギレン総帥は自信過剰なところがあるからなー。当初のプラン(コロニー落としでショックを与え、連邦を降参させる)が破綻した段階で、完全勝利以外の勝ち方を考えるべきだった。よりにもよって、「地球上での」「泥沼の」戦いという連邦に圧倒的有利な状況になったのは痛すぎる。 -- 名無しさん (2014-04-06 18 49 53) ア・バオア・クー戦って、連邦・ジオン共に戦力的な差はあまり無かったっぽいな。連邦本隊はソーラレイでやられてるし、トップのレビルさん死んでるし、WB隊主導の寄せ集めになってるからな。 -- 名無しさん (2014-06-06 13 14 03) 度重なる後付け作品のせいでMS実戦投入後の密度がとんでもないことに 新型機も週間ペースで開発されてると言われても違和感ないレベル -- 名無しさん (2014-06-06 13 27 15) ↑2 -- 名無しさん (2014-06-06 13 38 36) ↑ミスった ↑3 レビルは死んだし本隊は壊滅したけど作戦は通知してあっただろうし、ジオン兵士は学徒兵が大半。連邦はここまで生き残ってきた連中だからな。数の上が同数でも練度でジオンが不利だわ -- 名無しさん (2014-06-06 13 39 58) 正直ルナ2地球に落として宇宙から連邦締め出せばジオンも宇宙移民の独立を騙って他のサイドの人間にも支持されて万々歳だったと思うんだが -- 名無しさん (2014-06-06 13 40 38) 何処となく太平洋戦争の日本とアメリカみたいな印象があるな -- 名無しさん (2014-06-06 13 45 05) ↑当時の日本はジオン公国のモデルその1だからな(その2はナチスドイツ)。そのため、現代の日本国とドイツ連邦から、戦後ジオンがどんな国なのかを想像する人もいるそうな。 -- 名無しさん (2014-06-06 18 36 10) 敵も同じ人間なんだ、って痛感するシーン多かったな。普通相手を少しでも知ってしまうと引き金引けなくなるわ -- 名無しさん (2014-06-06 22 34 06) ↑初代の「時間よ、止まれ」なんか、その「敵も同じ人間」を敵側から書く(ジオン兵が「連邦兵も同じ人間」と感じる)というアクロバティックなことやらかしてるし。 -- 名無しさん (2014-06-15 15 11 08) 連邦の余裕の勝利見たいに言われるけど戦争初期に受けたダメージを考えると何年も戦う余裕が有るわけ無いんだよな -- 名無しさん (2014-09-18 12 25 34) ブリティッシュ作戦が失敗したのが痛かったよな。それで連邦を本気にさせちゃったわけだし。 -- 名無しさん (2014-09-18 17 06 40) 世界崩壊のひとつ -- 名無しさん (2014-09-21 01 43 29) やっぱ一年って短過ぎると思うんだ。後のMSVとかは別にしても、生産数や配備、パイロット育成、戦術研究が早すぎる。宇宙世紀が我々の世界は -- 名無しさん (2014-09-23 03 52 34) ↑続き。宇宙世紀が我々の世界とは何もかも進んで、人も異常に居ると異質ではあるのだが、あの速さはどうなのだろうか? -- 名無しさん (2014-09-23 03 55 35) まあそうはいっても、連邦政府は米国とちがって本土攻撃されて圏内の人口の半数死亡してるからなぁ 地球にコロニーが落ちた時点で、どうやってもジオンは勝てなかったって言い切れるよいな状態ではないな。 確実に社会や経済基盤は崩壊寸前だろうしな…連邦政府を崩壊させずによく戦争継続できたもんだ ↑10 ルナツー落としたら確実に地球が終わる(笑) ルナツーは実在の小惑星ユノーを地球のラグランジュにもってきた設定で、デカさシャレにならん。ユカタンの恐竜を絶滅させた原因になったとされる隕石のつくったクレーターよりも更にデカいからな -- 名無しさん (2014-12-29 13 18 42) ↑それを考えると、一週間戦争で連邦領コロニー皆殺し コロニー落としのコンボを決めたのはうまいやり方だった。市民の半数を殺せば、単純計算で連邦の税収は半分に落ちる。被災地に回すヒトやカネを考えれば(連邦政府は被災地支援と戦争を並行しなければならなくなる)、軍に回せるヒトやカネは半減どころではない。国力差を埋めるには絶好の手段だった。 -- 名無しさん (2014-12-29 16 14 56) 連邦もあそこまでジオンを追い込んでいて、降伏勧告ではなくダルシアらの行っていた工作にのってレビルがデギンとの和平会談に臨んだあたり…多少妥協しても1日でも早く終戦して復興を加速させたい思惑があったのかも。 戦況は覆したし、あの大規模な宇宙艦隊の短期間での再建も、連邦がいくら巨大であの状態からでは、そうとう無理したのは想像に難くはない、レビルもデギンとの接触を目前に、「辛いのだな、ジオン"も"」と本音を漏らすような独り言いってたしね。 その後の素早いグラナダ条約の調印をみても、レビルとデギンの会談前にはダルシアらにより和平条約の内容はできあがっていて、すでに調印するだけだったのではないかとおもう -- 名無しさん (2014-12-29 18 53 04) ↑確かに ジオンは総帥が法だからね 連邦だって豪州大陸にコロニー落とされたし、これ以上は連邦政府だって望まんでしょ -- 名無しさん (2015-02-12 17 18 25) 後付しすぎて毎日新型生まれてるみたいな状態になってそう -- 名無しさん (2016-06-02 15 30 35) だって初代の方が人気だもん -- 名無しさん (2016-10-05 19 47 08) ↑8 史実の太平洋戦争も、5年ぐらいかかってたしなぁ。……3年だっけ? -- 名無しさん (2016-10-08 15 30 16) まあメタ的には当時の考察力の限界としかね。そもそも1stがリアル系路線のパイオニアなんで、あれでも相当に設定練られた方。 -- 名無しさん (2016-10-13 10 00 56) 最後って両軍ともボロボロなんだよね。連邦はかき集めた宇宙艦隊壊滅的、ジオンはグラナダとサイド3に艦隊(ドロス級も1隻)残ってたけど指導者のザビ家ほぼ全滅。 -- 名無しさん (2016-11-24 19 38 36) なんかもうここの外伝多すぎて飽和状態になってる気が -- 名無しさん (2017-05-06 00 21 36) 連邦という大国相手に一年持たなかったジオンを想うと、アメリカという大国相手に4~5年もふんばった日本はやはり、にほんよいくにつよいくに、せかいにかがやくえらいくに、だったんだなぁ、と思えてくる。 -- 名無しさん (2018-01-09 17 43 48) ガンダムが稼働し始めてから大破するまでの3か月くらい間に生み出されたMS、MAのロールアウトペースがヤバすぎるw -- 名無しさん (2018-07-21 17 37 44) ジオンが、当初とは違う予定の南極条約を受け入れたのは、呑まなければ今度は連邦がそれをやってくるという懸念もあったんだろうな。なにせ、国力、戦力自体は連邦のほうが上だし、現に種では、連合が核を大量にプレゼントしたり、戦略ビーム(レクイエム)をぶっ放してたし。もしそうなったら、ジオンはあっという間に壊滅だろうからなぁ。 -- 名無しさん (2018-07-25 09 07 55) ↑5ギレンの野望ではレビルが生き残りサイド3を制圧する完全勝利シナリオでも、どうせ両方生き残って元気にグリプス戦争始めるから大した問題ではない(暴論) -- 名無しさん (2018-07-25 12 50 37) ↑x2あと、「連邦と国際条約を結んだ=連邦がジオンを正式な国家と認めた」という既成事実を作りたかったというのもあるだろう。 -- 名無しさん (2018-07-25 15 10 42) 連邦のほうが敗戦国同然、しかもジオン共和国の承認するはめになるとか勝ったのどっちだよ -- 名無しさん (2018-09-19 20 40 14) ↑それに関してはジョニー・ライデンの帰還でゴップが語ってる通り、勝ったのは連邦でもジオンでもなくスペースノイドだった、てことなんだろうさ -- 名無しさん (2018-10-29 12 57 16) ↑7ジオンのモチーフは旧大日本帝国だったらしいが、そこまで最近の「日本ホルホルマンセー」ではないだろう -- 名無しさん (2018-11-04 12 38 26) もし、レビル将軍の脱出を許さなかったらジオンは勝てたのだろうか? -- 名無しさん (2019-05-15 17 36 09) レビルがいなくても連邦がMS開発を行うかどうかによると思う -- 名無しさん (2020-03-17 17 55 11) なんだかんだ、戦略目標はすべて連邦が達成しているというのが面白い。ジオンの「活躍」は良くても戦術的勝利まで。ブリティッシュ、ルウム、地球降下、オデッサ、ジャブロー、キャリフォルニア、ソロモン、ア・バオア・クー、すべて「戦略目標」を果たしたのは連邦の側なのよね。 -- 名無しさん (2020-06-24 22 59 37) よく分からんのが、地球侵攻なんてせんでも小惑星かなんかを地球に落とし続けるんじゃダメだったのかな?ルナツーの残存艦隊ももう一度決戦を挑まざるを得なくなるし -- 名無しさん (2021-07-24 14 27 22) それは南極条約で禁止されたから不可能。やるなら開戦と同時に一気にやるべきだった。 -- 名無しさん (2021-08-29 09 17 02) ↑2 ジオン独立戦争記だと地球降下作戦前にマスドライバーを用いた投石攻撃で降下作戦地域の対空網を無力化したと言う説明があったよ。 よく考えたら降下作戦地域はコロニー落としの影響がないから対空装備は健在だった筈だから対策は必要だからね。 -- 名無しさん (2021-09-10 15 03 21) 闇に埋もれたMSとかメチャクチャ多すぎて草生える -- 名無しさん (2022-01-24 01 06 10) 9月18日のサイド7遭遇戦以降が異常に濃い戦争 -- 名無しさん (2022-01-24 02 21 37) 戦略の大事さがよくわかる -- 名無しさん (2022-01-27 22 29 42) もしかして、現実でもオデッサで戦いが? -- 名無しさん (2022-03-06 22 34 59) ウクライナ侵攻を受けて、オデッサの呼び名はオデーサに改名されたけど……まぁ、宇宙世紀の世界では、ロシアのウクライナ侵攻が行われず、結果呼び名が変更されることがなかった、という設定にすればいいか。オデーサ作戦なんて、ちと感じよくないし。 -- 名無しさん (2022-04-01 09 43 26) 当時はまさかここまでコンテンツが長く続くとは思わなかっただろうから仕方ないとはいえ一年戦争が舞台のスピンオフとかも入れると一年は無理があるよな。せめて十年はほしい。 -- 名無しさん (2023-09-28 19 08 14) 名前 コメント
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一年戦争 ジオンがふっかけた戦争。 このゲームでは原作と同じくこの戦争の後半4ヶ月前後を描いたものである。 ジオン独立戦争とも。 地球連邦軍 ミッション レベル 勝利条件 敗北条件 制限時間 出撃不可 解放条件(~クリア) 入手可能パーツ はじまりの峡谷 ★ 敵部隊の殲滅 なし 5 00 宇宙・水中専用機 初期 アクティブサスペンション 空冷装置 ランバ・ラル特攻! ★ 敵部隊の殲滅 なし 7 00 宇宙・水中専用機 はじまりの峡谷 アクティブサスペンション 防砂装置 強化装甲 オデッサの激戦 ★★ ドム3機の撃墜 ビッグ・トレーの撃沈 13 00 LLサイズ・宇宙・水中専用機 ランバ・ラル特攻! 空冷装置 動作記憶装置 嵐の中で輝いて ★★★★★ アプサラスIIIの撃墜 なし 18 00 LLサイズを除く、汎用機のみ出撃可能 星一号作戦 廃熱処理装置 ジャンクパーツ ジャブローに散る! ★★ ズゴックS型の撃墜 なし 15 00 LLサイズ・宇宙・水中専用機・水中不可機 オデッサの激戦 強化装甲 br;防水装置 br;ステルス 深海に潜む ★★★ 脱出ポイント到達・またはグラブロの撃墜 U型潜水艦の撃墜 13 00 LLサイズ・宇宙専用機・水中不可機 ジャブローに散る! 防水装置 ステルス ソロモン攻略戦 ★★★ ビグザムの撃墜 ホワイトベースの撃沈 18 00 地上・水中専用機 ジャブローに散る! マグネットコーティング エルメスのララァ ★★★★ エルメスの撃墜 なし 18 00 LLサイズ・地上・水中専用機 ソロモン攻略戦 マグネットコーティング 新型マグネットコーティング ポケットの中の戦争 ★★★★ ザクⅡ改の撃墜 なし 15 00 汎用機のみ出撃可能 星一号作戦 新型マグネットコーティング 耐低温ラジエーター 星一号作戦 ★★★★★ ジオングの撃墜 ホワイトベースの撃墜 30 00 LLサイズ・地上・水中専用機 エルメスのララァ 新型マグネットコーティング ビームコーティング ※攻略ワンポイントアドバイス ガンダムが買えるようになったら素直に購入し乗り換え、MC版が出たら更に乗り換えるといい。 ソロモン攻略戦では右側のエリアに出てくるビグロに要注意。エリア移動後うかつに前進するとビーム砲に溶かされる。 ジオン公国軍 ミッション レベル 勝利条件 敗北条件 制限時間 出撃不可 解放条件(~クリア) 入手可能パーツ 偵察部隊掃討作戦 ★ 敵部隊の殲滅 なし 5 00 宇宙・水中専用機 初期 アクティブサスペンション 青い巨星 ★ 敵部隊の殲滅 なし 7 00 宇宙・水中専用機 偵察部隊掃討作戦 防砂装置 br;強化装甲 オデッサ防衛戦 ★★ ガンダムの撃墜 なし 13 00 LLサイズ・宇宙・水中専用機 青い巨星 空冷装置 震える山 ★★★★★ ガンダムEz8の殲滅 なし 18 00 LLサイズ・地形専用機 宇宙要塞ア・バオア・クー 対低温ラジエーター ジャブロー攻略作戦 ★★ ガンダムの撃墜 なし 15 00 LLサイズ・宇宙・水中専用機 オデッサ防衛戦 防水装置 海底を行くもの ★★★ 脱出ポイント到達またはU型潜水艦の撃墜 U型潜水艦2隻の戦域離脱 15 00 LLサイズ・宇宙・水中不可機 ジャブロー攻略作戦 防水装置 ソロモン撤退戦 ★★★ 脱出ポイント到達または敵部隊の殲滅またはガンダムの撃墜 なし 15 00 地上、水中専用機 ジャブロー攻略作戦 制御バーニア ニュータイプの脅威 ★★★★ ガンダムの撃墜 なし 18 00 地上、水中専用機 ソロモン撤退戦 マグネットコーティング 特殊燃料 全方位姿勢制御バーニア サイコミュ増幅装置 ルビコン作戦 ★★★★ エリアDのアレックスの撃墜 なし 15 00 LLサイズ・地形専用機 宇宙要塞ア・バオア・クー チョバムアーマー 宇宙要塞ア・バオア・クー ★★★★★ ガンダムの撃墜 なし 30 00 LLサイズ・地上・水中専用機 ニュータイプの脅威 特殊燃料 ※攻略ワンポイントアドバイス 本作では実弾強化に伴いザクⅡが強くなった。コイツを強化すればゲルググが出るまで十分いける。敵としてはガンダムが何回か出現する。同時に味方エースも出てくることが多いので彼らを囮にして戦うと安全。うかつに接近するとSPアタックで両断されることも。 購入できるようになったらビグロを買っておくとGを稼ぐのが非常に楽になる。多少無理してでも購入しておきたい
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『一年戦争前史』 20世紀末、人口増加にともなう地球環境の悪化は、ほとんど末期的な状況を呈していた。 近い将来、人類の生存圏としての地球は完全な破綻を迎えることは明らかであり、残された道はただ一つであった。 宇宙への移民である。 この一大事業は地球連邦政府によって推進された。紛争調停・経済交流を主目的として創設された地球連邦は、 諸国家に対して強い強制力を持つものではなかった。 しかし、スペースコロニー計画という巨大プロジェクトを軸に、権力組織としての実体を備えた組織へと変わっていった。 連邦政府は、コロニーへの移住権を切り札に、紛争の停止、資源の一括管理、経費の分担、労働力や技術の提供を諸国家に強制した。 こうした活動のうちに地球連邦政府は巨大化していった。 こうして約半世紀をかけて最初のスペースコロニーは完成し、人類は宇宙への移民を開始した。 これにともない西暦(D.C.)を宇宙世紀(U.C. )へと移行、本格的な宇宙時代が始まる。 月の軌道上に存在する重力の安定した点、ラグランジュ・ポイントには次々とコロニーが建設され ”サイド”と呼ばれるコロニーの集合自治体を形成していった。 月もまたその中の中継基地として開発が進み、多くの街が造られ、人類は着実に宇宙へと、その居住圏を拡大していった。 移民が進み、人類の半数以上が宇宙で生活するようになると、地球連邦政府と宇宙移民者(スペースノイド)の間に軋轢が生まれ始めた。 エリート意識を持った地球連邦が、各サイドを植民地のように扱いだしたのだ。 それに対し、政治家ジオン・ズム・ダイクンは”コントリズム(サイド国家主義)”を提唱、連邦の政策を批判した。 ”コントリズム”(後に”ジオニズム”と呼ばれる)とは、これ以上の地球の汚染を防ぐため、人類は宇宙に移り住み、 それにより人類は新たなる進化の段階に進むことができると考えた思想なのである。 ジオン・ズム・ダイクンは、この思想をサイド3で実践した。 宇宙世紀0058年、サイド3は地球連邦からの独立を宣言、ジオン共和国を樹立した。 連邦政府はサイド3に対し経済圧迫を加え、各サイドに対しても弾圧を強めた。 しかし、これは連邦政府への更なる不満をスペースノイド達の間に生む結果となった。 ジオンの思想に協調するものが、多数サイド3へ集まったのである。 宇宙世紀0068年、ジオンは志半ばで病死し、ジオンの右腕だったデギン・ソド・ザビが第2代首相となった。 一部でジオンはこのデギンに毒殺されたとの噂が流れたが、真相は定かではない。 そして翌年、サイド3はデギンを公王とし、ジオン公国を宣言。 ザビ家による独裁体制が敷かれた。 宇宙世紀0078年10月、ジオン公国は長年にわたり準備を進めてきた地球連邦政府への独立戦争を決行すべく、 国家総動員令を発令、開戦は秒読み段階に入った。 『一年戦争勃発』 宇宙世紀0079年1月3日、ジオン公国は地球連邦政府に対し宣戦布告をする。かくしてジオンの独立戦争が始まった。 ジオン公国軍は宣戦布告と同時に、地球周回軌道上の連邦軍艦隊に対し攻撃をかけた。この戦闘でジオン軍は新兵器「モビルスーツ」を初投入し、連邦はその威力を思い知ることになった。 また、ジオン軍によって、戦場に散布された”ミノフスキー粒子”は電波を乱反射させる特性によりレーダーを無力化した。 このため遠距離のレーダーによる索敵は不可能となり、レーダー誘導の兵器は全く役に立たなくなった。 戦闘は有視界による近距離戦闘が中心となり、ジオン軍の新兵器「モビルスーツ」は小回りの利く人型機動兵器として、その有用性を発揮した。一方、レーダーに頼った艦艇による砲撃戦を主戦術とした連邦軍艦隊は、成す術もなくこれに大敗したのである。 時を同じくしてジオン別動艦隊は、サイド1、2、4に奇襲攻撃をかけ、NBC(核・生物・化学)兵器の無差別攻撃により 3つのサイドを全滅させ、約30億人を虐殺した。 『コロニー落とし』 ジオン軍の攻撃は宇宙だけでなく地球に対しても行われた。 全長約30km、直径約6.5kmの巨大な円筒形であるスペースコロニーを地球に落とす「ブリティッシュ作戦」である。 1月4日、ジオン軍工作部隊によりサイド2のコロニーの1つに装着された核パルスエンジンを点火。 正規の軌道をそれたコロニーは地球へと向かって自由落下を始めた。 地上落下時の破壊力はヒロシマ級原子爆弾300万発分、これは人類史上最大級の破壊兵器である。 その落下目標地点は、連邦本部であり地球上で最大の規模を誇る軍事基地、南米「ジャブロー」であった。 これを察知した連邦軍は、コロニー落としの落下コース付近にいる集結可能な残存艦隊を集め迎撃を開始した。 ジャブローを失えば後がない連邦軍は執拗な攻撃を繰り返す。 しかし、ジオン軍のモビルスーツの前にまたも連邦艦隊は敗北した。 1月10日、コロニーは大気圏へと突入を開始する。ここでジオン軍に大きな誤算が生じた。 連邦艦隊の攻撃で破損していたコロニーは、大気圏突入の衝撃で崩壊、アラビア半島上空で四散してしまったのである。 バラバラになったコロニーはコースを外れて落下、ジャブローは難を逃れることになった。 コロニーは北アメリカとオーストラリア大陸に落下、ジャブローは無事だったものの、地球連邦政府は大きな損害を受ける結果になった。 1月3日の開戦からコロニー落としまでの7日間の激戦は、後に「一週間戦争」と呼ばれた。 『ルウム戦役』 一週間戦争後、失敗に終わったジャブローへのコロニー落としを再度敢行すべく、ジオン軍は艦隊の再編成を開始した。 ジオン宇宙攻撃軍総司令ドズル・ザビ中将が指揮をとり、所有艦艇の大部分を集結させ、大艦隊を編成したのである。 こうして再度ブリティッシュ作戦を実行するべく、サイド5(ルウム)に向けてジオンの大艦隊が出撃した。 対する連邦軍も総力戦を決意、名将と名高いレビル将軍の指揮下、ルナ2艦隊を中心に残存艦隊を集結、 ジオン艦隊の3倍もの大艦隊でサイド5へと向かった。 1月15日、ジオン軍と連邦軍の艦隊はルウム宙域で激突、総力戦を展開する。こうして宇宙世紀史上最大の艦隊戦が始まった。 当初、圧倒的な数の優位と名将レビル将軍の采配により、連邦艦隊は優勢に戦いを進めていた。 ジオン艦隊はコロニー落としのための、工作部隊とその護衛に戦力をさかねばならず、苦戦を強いられらのである。 やがて、ドズル・ザビ中将はコロニー落としを断念、全戦力を艦隊戦に投入する総力戦に切り替える。 そして、この戦いでも勝敗を分けたのは”モビルスーツ”だった。 艦艇数で劣るジオン軍は大量にモビルスーツ「MS-06S ザクII」を戦線に投入、連邦艦艇の攻撃に当たらせた。 ミノフスキー粒子散布下のレーダーの効かない状態で、小回りの利くザクに対し、連邦の艦艇は有効な攻撃手段を持たず、 次々と撃沈されていった。 そんななか、5隻もの艦が一瞬にして沈められるという出来事がおこる。 機体を赤く塗装しており、連邦から「赤い彗星」と恐れられたシャア・アズナブル少佐の驚異的な戦果であった。 こうしたエースパイロットの働きもあり、戦いの流れは大きくジオン側へと傾いていった。 連邦軍の敗色が濃くなり出したそのとき、敗北を決定づける出来事が起こった。 乗艦を撃沈され脱出したレビルが、ジオンの特殊部隊「黒い三連星」に発見され、捕虜にされてしまったのだ。 艦隊の司令官であり、カリスマ的存在だったレビルを失ったことにより、連邦艦隊の士気は低下、この後、全艦撤退することになる。 この戦いで連邦艦隊は宇宙戦力の大部分を失うという決定的な打撃を受けた。 しかし、ジオン軍も勝ちはしたものの、コロニー落としは失敗し、多くの艦艇を失う苦しい勝利となった。 一週間戦争とルウム戦役。この二つの戦いによって55億人もの人間が死亡した。 この数は地球圏の総人口の約半数に当たるものだった。人々は自らの行為に恐怖したが、戦いはまだ終わらなかった。 『南極条約締結』 1月28日、ジオン公国から地球連邦政府に対し、休戦条約締結の申し込みがされた。 ルウム戦役の大敗で宇宙戦力のほとんどを失い、弱体化していた地球連邦政府はこの提案の受け入れを決定。 1月31日に永久中立地帯である南極大陸で条約締結が行われることになった。 実はジオン公国の戦争目的はこの条約締結にあった。 人口や資源で連邦より圧倒的に劣るジオン公国は、長期戦になれば勝ち目がない。 そこで短期決戦で連邦軍を圧倒し、その軍事力を見せつけることにより、連邦に休戦条約締結を受け入れさせることが真の目的だったのである。 その内容も休戦条約とは名ばかりのジオン公国の独立自治権承認、連邦軍の軍事縮小といった事実上の降伏勧告であった。 何十億人ものコロニー市民を虐殺したのも、ジャブローにコロニー落としを(結局失敗に終わったが)行ったのも、 すべてはこの条約締結を有利に進めるための材料づくりに過ぎなかったのである。 1月31日、南極大陸の連邦軍基地でジオン、連邦双方の代表団による、休戦条約締結のための条約会議が行われた。 ここまではジオン公国側がほぼ思惑通りに事を進めていた。しかし、ここで全く予想外の出来事が起こった。 ルウム戦役で捕虜となっていたレビル将軍が、奇跡の生還を果たしたとの報が会議場に飛び込んできたのだ。 会場は騒然となり会議は一時中断された。 レビル将軍は、通信可能な回線を使い演説を行った。 「我が連邦軍以上にジオンも疲弊している! ジオンに残された兵力は少ない!」 これが後に言われる「ジオンに兵なし」の演説である。 この演説により、連邦軍は息を吹き返した。連邦の代表団は徹底抗戦を決意。条約は大きくその内容を変更することとなった。 結局、「南極条約」はNBC兵器の使用とコロニー落としの禁止、木星資源採掘船団の不可侵、 捕虜の取り扱いについてを取り決めた程度の戦時条約にとどまった。 ジオン側の思惑はもろくも崩れさり、戦争は長期化の様相を呈した。 『地球侵攻作戦開始』 戦時条約にとどまった南極条約の締結により、短期決戦による戦争終結、独立自治権の獲得というジオン公国の思惑は完全に崩壊した。 この段階で終戦協定を結んでも、ジオンにとって有利な条件は望むべくもなく、もはや残されているのは徹底抗戦への道だけであった。 そうと決まればジオンの対応は早かった。 地球上の軍事拠点と鉱物資源、化石燃料の確保のため、兼ねてから進められていた計画「地球侵攻作戦」を、すぐさま実行に移したのである。 コロニー国家であるジオンは固有の資源を持たない。戦争を終結させるためにも、資源の確保は不可欠の問題であった。 かくしてジオン軍の地球侵攻作戦は開始される。艦底にHRSL(降下用カプセル)を装着したムサイ級巡洋艦が多数、 地球の衛星軌道上に集結したが、これを食い止めるだけの戦力は連邦軍には残ってなかった。 2月7日、衛生軌道上からのジオンの宇宙戦闘艇によりミノフスキー粒子が散布された。 レーダーが使用できなくなった地球上の連邦軍は、正確なジオン軍の降下地点を掴めず、 有効な迎撃をする事も出来ないまま、降下作戦を許すことになる。 ジオン軍は2月中に大規模な降下作戦を3回行った。 連邦軍バイコヌール基地とウラル山脈周辺に対して行われた第一次降下作戦。 カリフォルニア基地とニューヨーク周辺に対して行われた第二次降下作戦。 そして、第三次降下作戦は北京周辺、マレー半島周辺、オーストラリア北岸が選ばれ、 ザクを収容した多数のHRSLが各降下ポイントに向けて投下された。 この一連の降下作戦で、地球上の数々の重要な拠点がジオン軍の支配下に落ちた。 中でも連邦軍にとって最大の痛手となったのは、北アメリカのカリフォルニア基地を奪われたことだった。 連邦軍にとって南米ジャブローに次ぐ大規模な軍事基地であり、海軍軍港、空軍基地、宇宙港、 各種兵器の開発生産施設まで有した一大軍事拠点だったのである。 カリフォルニア基地は、占領後ジオン軍の地球侵攻の中心基地となり、兵器工場はモビルスーツ生産工場に改装され、 以後、地球上で使用するモビルスーツの大半は、ここで開発、生産されることになった。 『地球侵攻作戦』 一週間戦争、ルウム戦役、地球降下作戦と、立て続けに大規模な軍事行動をとったジオン軍だが、連邦軍同様戦力の疲弊は著しかった。 ましてや地球上の各占領地区を防御、維持するためには、戦力の状況は急ぎ解決しなければならない課題となっていた。 4月に入ると、ジオン軍は占領した各地の工業施設を使い、戦力の増強を開始。 特に地球上のジオン軍の中心基地であるカリフォルニア基地では、様々な地上用のジオン製兵器の生産が行われた。 中でも幸運だったのは、占領時に潜水艦とその造船所を無傷で手に入れたことだろう。 コロニー国家であるジオンにとって”海”は未知の存在だった。 潜水艦の造船技術など有るわけもなく、それを無傷で手に入れたことは、何よりの収穫だったといえる。 ジオン軍はさっそく潜水艦を改良、モビルスーツ搭載能力を持たせ、ジオン潜水艦隊の設立を急いだのである。 航空機もまた、コロニー国家であるジオンにとってノウハウのない分野だった。 コロニー内という特殊な条件下では航空機の飛行実験は行うことが出来ず、コンピュータによるシミュレーションだけで設計がなされた。 そして地上で初めて生産され、空を飛ぶことになったジオン製の航空機は多くの問題点を抱えていた。 例えば、ガウ攻撃空母と呼ばれる超大型の戦略空中空母などは、推進器として18機もの熱核ジェットエンジンが使用されていたが、 常に下方ジェットエンジンに30%の推力を振り分けないと、浮力を維持することができないという無駄の多い代物だった。 もちろんジオン軍のお家芸であるモビルスーツも地球用機体の開発、生産が進められた。 水中用や砂漠用といった局地戦用モビルスーツは今後の作戦展開上、必要不可欠な存在であったし、 何よりもジオンの汎用モビルスーツである「ザク」にしても、宇宙用と地上用では内部機構に違いがあったのである。 こうしてジオンは地球の占領維持に努力を重ねたが、戦局はその後、停滞することになる。 『膠着状態』 ジオンの地球侵攻作戦により、連邦軍は、喉元にナイフを突きつけられた格好になった。 しかし、現状でこれに対抗するだけの戦力のない連邦軍にとって、まず軍備を補強するのが先決だった。 こうして、0079年4月「ビンソン計画」と「V作戦」が発動された。 「ビンソン計画」とは、ジャブローを中心とした生産拠点にて、マゼラン級巡洋艦、サラミス級巡洋艦といった、 宇宙艦艇を急ピッチで建造、先の戦いで壊滅した宇宙艦隊を再建させるという計画である。 「V作戦」はジオン軍と連邦軍の決定的な戦力差である、MSの開発、量産を究極的な目標とする計画であった。 一方、地球侵攻し成功したとはいえ、ジオンにしても連邦にとどめをさせるほどの戦力を有しているわけでもなかった。 ジオンの国力では地球侵攻で得られた占領地を維持していくのが精一杯だったのである。 4~8月にかけて、両軍とも戦力増強や資源採掘に重点が置かれ、各地では小競り合いやゲリラ戦が展開されるだけで 大規模な作戦は行われなかった。 『連邦反撃開始』 その間、連邦軍は「ビンソン計画」を急ピッチで進めていた。 先の敗戦で得た教訓をもとに、各所に改良を加えた再設計による艦艇を新造、着実に宇宙軍の再編を進めたのである。 「V作戦」も確実に進行していた。 7月にはRXシリーズで一番開発の遅れていた「RX-78 ガンダム」の一号機がサイド7で完成、最終テストを開始した。 また、同時期に南米ジャブローではRXシリーズの母艦となるペガサス級強襲揚陸艦の1番艦「ホワイトベース」が就役していた。 このホワイトベースとRXシリーズは、一年戦争終結までに多大な戦果を挙げているが、特にこの時期にジオンに与えた衝撃は大きかった。 ホワイトベース隊はサイド7にてMSの受領中にジオン軍と交戦、正規の乗組員がほとんど死亡し、少年少女達で運営されていたにも関わらず、 10月4日には北米シアトルで、ザビ家の末子ガルマ・ザビ大佐を戦死させたのである。 「V作戦」の進行に伴い、9月にはMSの試作と生産が並行して行われた。 少数ではあるが、先行量産型MSがロールアウトしたのもこの時期である。 これら、量産用の生産ラインが完成する以前に造られたMSはいずれも「試作」的な要素が強く、比較的高性能な機体が多かった。 これらのMSは、これ以上のジオンの侵攻を防ぐため、戦略上重要な地域に優先して配備された。 東南アジアをはじめ、地下資源が豊富で、旧世紀来の工業施設などが置かれているような地域である。 そして、10月、ようやくMSの量産体制が完了。 ジオン軍との戦力差を埋めるべく、急ピッチで「RGM-79 ジム」の量産が開始された。 ジムのコンピュータには、テスト用試作機「RX-78」で得られた実戦データが組み込まれており、 新米パイロットが操縦しても高い戦闘能力を発揮した。 また、量産機でありながらビーム兵器の使用も可能で、この点でもジオン軍の「ザク」を凌駕していた。 かくして、反撃態勢を整えた連邦軍は、いよいよ反撃作戦を開始したのである。 『オデッサの戦い』 黒海の港、オデッサ。そこには地球侵攻に成功したジオン公国軍の最重要拠点の一つがあった。 ジオンは中央アジアから東ヨーロッパ一帯の鉱山を奪取、その根拠地がオデッサに置かれていたのである。 地球連邦軍は均衡状態にあったヨーロッパのミリタリーバランスを一変させるため、反抗作戦の矛先をオデッサに向けた。 作戦が成功すれば、ジオンは最大の資源供給地を失い、以後の戦いも有利になるはずである。 連邦軍はこの戦いに地上兵力の半数を投入した。 この作戦には「V作戦」の成果であるペガサス級強襲揚陸艦とRXシリーズのMSが、後方撹乱の任務をおって参加していた。 もちろん、ジオンはこの連邦軍の動きを察知してはいた。 しかし、オデッサ方面の指揮官、マ・クベ大佐の上官であるキシリア・ザビ少将は、本来、月の制圧維持がその最大の任務であり、 ”黒い三連星”をマ・クベのもとに送るのが精一杯であった。 彼らはルウム戦役でレビル将軍を捕虜にしたエース部隊であり、彼らをもって連邦軍の新型MS部隊に対抗しようとしたのである。 戦争終結まで続く、ザビ家内部の不協和音により、これ以上の増援は見込めず、ジオン軍は窮地に陥ることになる。 そして11月7日、オデッサを中心に陣形を整えたジオンに対し、連邦の侵攻が始まった。「オデッサの戦い」の始まりである。 『オデッサの敗戦』 オデッサでの激戦は3日間続いた。マ・クベ大佐は、南極条約で禁止されている核兵器をも使用して オデッサを防衛しようとしたが、結局は、レビル将軍率いる連邦軍の前に撤退を余儀なくされた。 ジオン軍高官達は宇宙巡洋艦ザンジバルにて宇宙に撤退。 残された兵は連邦軍に投降したが、一部はアフリカのジオン勢力圏に撤退、その後も戦い続けた。 一部宇宙に撤退したジオン軍は、「ビンソン計画」により宇宙艦隊の増強を続ける連邦軍を横目に本国の防衛準備に取りかかった。 もとより宇宙でもジオン軍の戦力増強は行われていた。宇宙要塞ソロモンが5月に、宇宙要塞ア・バオア・クーが6月に完成。 これによりジオン軍は、ソロモン、ア・バオア・クーと月面基地グラナダを結ぶ本土防衛ラインを完成させていたのである。 『潜水艦部隊の活躍』 オデッサでの敗戦によリ、ジオンは地球での勢力圏を縮小せざるをえなかったが、まだ連邦に対抗できる戦力が残っていないわけではなかった。 特にこの頃、活発に動いていたのが潜水艦部隊である。 地球侵攻に成功したジオン軍は、まず地球用の局地戦用のモビルスーツの開発を急いだ。 砂漠やジャングルなど、ある程度過酷な環境も想定して作られていたモビルスーツではあったが、 実際その環境下で使用してみると、予想以上に機体にかかる負担が大きく、作動不良が相次いだ。 事を重く見たジオン軍は、急ぎ局地戦用モビルスーツの生産に乗り出したのである。 特に、地球上の7割を占める海を手中に収め、地球でのイニシアチブを取るために、水陸両用のモビルスーツが必要とされた。 コロニー国家故に海を持たないジオンにとって、水中用モビルスーツの開発は困難なものだったが、 局地戦用、水陸両用のモビルスーツの生産は急ピッチで進められた。 5月には、これらのMSは、連邦軍カリフォルニア基地を占領した際に接収し、MSを搭載出来るように改造された潜水艦に配備された。 海水による機体冷却が可能な水中用モビルスーツは、高出力のジェネレーターを使用でき、 固定武装としてメガ粒子砲の装備で、高い戦闘力を持ったジオンの水中用モビルスーツは、連邦海軍の脅威となった。 9月には、ジオンの潜水艦部隊による大西洋の連邦軍残存艦隊掃討戦が行われた。 開戦時のコロニー落としの際、降り注いだコロニーの破片による津波や異常気象で、すでに太平洋方面の大部分の艦隊を失っていた連邦海軍は、 このジオンによる掃討戦で、事実上海での主導権を失ったのである。 11月27日、この活躍目覚しい潜水艦部隊が、ジオン再反撃のチャンスをつかんだ。連邦軍本部ジャブロー基地入り口の発見である。 『ジャブロー侵攻作戦』 天然の地下大空洞を利用して作られた地球連邦軍本部ジャブロー基地は、地球最大の軍事基地であった。 総敷地面積42万平方km、45万人が生活する巨大な軍事基地である。そこには本部を始め、宇宙艦艇建造ドッグやMS工場などがある。 核攻撃にも耐えられるといわれるこの地下基地は、まだ正確な所在がつかめず、ジオンの地球制圧にとって大きな障害であった。それゆえ開戦当初、ブリティッシュ作戦において、ジオンはコロニー落としの最終目標をジャブローにとしていたのだ。 しかし、ブリティッシュ作戦は失敗。その後のジオン軍は牽制のための定期爆撃を仕掛けることぐらいしかできなかった。 連邦軍はその間にジャブローで力を蓄え(ビンソン計画)、緒戦で受けた痛手を回復したのである。 ジオン軍は歯噛みをしつつもそれを観ていることしかできなかった。 シャア・アズナブル大佐率いる、潜水艦部隊マッドアングラー隊は、ペガサス級強襲揚陸艦ホワイトベースの失態につけ込み、 ついにジャブロー基地の正確な攻撃ポイントを発見したのである。 11月27日、マッドアングラー隊の水陸両用モビルスーツがジャブローに向かうホワイトベースを追撃、 カムフラージュされた宇宙艦艇用の大型ハッチを発見した。 「我、ジャブローの最大の入口を見つけり」 この報告にカリフォルニア・ベースは色めきたった。 かくしてジオンのジャブロー侵攻作戦は開始されたのである。 『ジオンの衰退』 11月30日、ジャブロー基地破壊の命を受け、カリフォルニア・ベースより飛び立ったジオン軍ガウ攻撃空母編隊は、 ジャブローに対して、MSによる降下作戦を行った。 だがジャブロー上空の対空砲火は予想以上に激しく、ジオン軍はガウ、MS部隊双方ともに甚大な被害を受けた。 無事に降下したMSも、この戦いで実戦投入されたRGM-79ジムの本格量産タイプを筆頭とする連邦の地上部隊と交戦、苦戦となった。 また、先行してジャブロー内に侵入した特殊工作隊の破壊工作(MS工場に爆薬を仕掛けようとした)も失敗に終わったため、 ジオン軍は撤退せざるをえなかった。 ジャブロー侵攻作戦の失敗により、ジオンの地球での勢力は大きく後退した。 ジャブロー基地を攻めるだけの余剰戦力がなくなってしまったのみならず、カリフォルニア基地の兵力が激減したため、 連邦軍は後背を気にせず各地のジオン軍を掃討できるようになったのである。 ヨーロッパから撤退したジオン軍にとって最大の鉱山地帯であるアフリカ。 12月初め、ここで連邦軍による掃討作戦が行われた。 これは残るジオン軍最大の拠点を叩くことで、地球のジオン勢力を一掃し、宇宙に出るに当たり後顧の憂いをなくそうというものだった。 ジオン軍はこのアフリカが落ちればあとがなくなる。 オデッサの敗戦以降、アフリカにはかず多くのジオン兵が逃げ込んでいたため、善戦はしたが、 やはり連邦軍の圧倒的な物量の前には役に立たなかった。 一部、地下に潜伏し、戦後も戦い続けたような部隊を除いて、ジオン軍は敗走することになる。 こうして地球において、ジオンの勢力が駆逐されつつある中、主戦場は再び宇宙へ戻っていった。 『星一号作戦』 ジオン最大の宇宙艦隊が駐留する、宇宙要塞ソロモンを攻略し、地球圏の制宙圏を奪取する。 そして、ソロモンを基点に全艦隊でサイド3占領に向かう。 これが、混沌とした戦局を打開する為に連邦が計画した「星一号作戦」の全貌である。 12月2日、ティアンム大将指揮下の大艦隊が出撃した。 艦隊を構成する数十隻の艦艇には「ビンソン計画」に従い、すべてMS搭載能力が与えられており、 将兵は一週間戦争、ルウム戦役の雪辱をはらす一念に燃えていた。 また、前後して、作戦の目標がソロモンであることをジオン側に悟らせない為に、 第13独立部隊所属の強襲揚陸艦ホワイトベースを始めとする囮艦が、それぞれの方向へ出撃していった。 12月5日、ティアンム艦隊はルナ2に入港。 ここに駐留していた艦隊と合流した。ここに来て、ジオン側でも集結した連邦艦隊の目標がソロモンであることを察知していた。しかし、ソロモンに対して行われた増援は、わずかに試作モビルアーマー1機という、心もとないものであった。 決して出せる兵力がなくなったのではない。 実際、本国により近いア・バオア・ク-や、キシリア・ザビ少将が守る月には、新造艦が優先配備されていた。 これは、ソロモン要塞防御の指揮を執る、ドズル・ザビ中将が政治闘争において兄妹に敗れたことを意味するものであった。 12月20日未明、ワッケイン大佐が指揮する第3艦隊が、まずルナ2を出港した。 続いて第5、第9艦隊が続き、2日後の22日、艦隊主力であるティアンム艦隊がルナ2を後にした。 その頃、第13独立部隊ホワイトベースは、幾多の敵と交戦しながら、ソロモンを目指していた。 ホワイトベースはレビル将軍によってニュータイプ部隊と宣伝されており、それ故にジオンの集中攻撃を受けていたのである。 しかし、RX-78-2ガンダムの奇跡的な活躍を始めとする奮戦によって、そのいずれも撃破していた。 12月24日、ホワイトベースは合流した第3艦隊とともに、サイド4の残骸に紛れつつソロモンの宙域に突入した。 ソロモン攻略戦の始まりである。 『ソロモン攻略戦』 第3艦隊はパブリク型突撃艇を展開し、ビーム撹乱幕を形成する特殊ミサイルをソロモンに発射。 これによってビームが拡散されるようになり、要塞主砲及び対空砲座の大部分が無力化した。 だがそれは連邦軍のビーム砲を封じる結果にもつながる。 そのため、ドズル中将はこの作戦をMS戦に持ち込む為の戦術だと考えたが、連邦には別の勝算があった。 この作戦は、サイド1の暗礁宙域に隠れていた連邦主力のティアンム艦隊が、 連邦軍の要塞攻略用秘密兵器「ソーラ・レイ」をソロモンに向けて展開する時間を稼ぐために実行されたものだったのである。 戦いの最中、姿をあらわしたティアンム艦隊に対して、ドズル中将も戦艦グワランを主力とした遊撃艦隊を出撃させたが、 兵力差が大きく、兵からは援軍を求める声も上がった。しかし、ドズル中将はその要請を一蹴した。 兄妹に助けを求める行為など、彼のプライドが許さなかったのである。これが、ソロモンの致命傷になった。 400万枚にも及ぶ巨大な反射ミラーを用いて、要塞に光の焦点をあわせ、太陽の光熱でこれを焼き払う「ソーラ・システム」という、 予想もしなかった兵器の攻撃により、ソロモンの要塞設備、温存艦艇及び遊撃艦隊、そして大量のMSが破壊された。 戦闘のイニシアチブは連邦の手に移り、連邦のMS部隊はソロモンに取り付きつつあった。 マ・クベ大佐率いるソロモン支援艦隊も、既にグラナダを出撃していたが、間に合いそうもなかった。 全兵力の4分の3を失ったドズル中将は残った艦艇とMSをソロモンに集結させ、最後の一戦を行うことを決意、 自ら試作型巨大モビルアーマー”ビグ・ザム”に乗り込み、出撃した。 強力な拡散ビーム砲と、ビームバリアを搭載したビグ・ザムの戦闘力は圧倒的であり、ソーラ・システムの第2射に 注意を集中して、防御が手薄にしていた連邦艦隊は虚を付かれた形となった。 ビグ・ザムは、瞬く間に戦艦5隻、巡洋艦8隻を撃沈した。 この際、連邦総旗艦である「タイタン」が沈み、ティアンム大将が戦死している。 ビグ・ザムは、最終的にホワイトベース隊の肉迫攻撃によって破壊、ドズル中将は戦死した。 だが、中将は自らの死をもって稼ぎ、残存ジオン艦隊をサイド3方面から脱出させたのである。 12月25日、陥落したソロモンに連邦艦隊が入港した。戦争は最終局面を迎えようとしていた。 『ソーラ・レイ』 12月26日、温存されていたレビル将軍率いる艦隊がソロモンに入港した。星一号作戦は、最終段階に入ろうとしていた。 終結した連邦艦隊に対して、ジオン首脳部の動揺は少なかった。 彼らにとっては、ソロモンの陥落はある程度予想されたものだったのである。 ギレン・ザビ総帥は月とア・バオア・クーを結ぶ最終防衛ラインで連邦艦隊を撃滅できる成算があった。 彼の手元にはソロモンに送られなかった新型の艦艇、MSがまだ残っていた。 そして、「ソーラ・レイ・システム」と呼ばれる決戦兵器の存在があった。 「ソーラ・レイ」は、サイド3の「マハル」と呼ばれる密閉型コロニーを、巨大なレーザー砲の砲身として使用する、 究極の決戦兵器として開発された。 1回の発射のために、サイド3の電力のほぼ全てを消費し、直径数キロのレーザーを発射するというシロモノである。 29日、連邦艦隊はソロモンを出港した。作戦目標は、ジオン最後の宇宙要塞であるア・バオア・クー、そしてサイド3だった。 そのころ、サイド3のジオン本国では、ソーラ・レイの使用に備え、民間用の電力の使用制限が行われていた。 すでに、「マハル」からの強制移住が行われるなど、ジオン国民はかなりの圧制を強いられていた。 長い戦いにおいて、多くの成人男子が戦場に駆り出されてもいた。 すでに徴兵ラインは15歳以上にまで下がり、学徒兵動員が盛んに推奨された。 こうした状況を憂慮した、ジオン公国公王デギン・ソド・ザビは、独自に連邦との和平交渉を行うべく、 戦艦グレート・デギンに座乗し、連邦艦隊との接触を試みた。 しかし、それは実権を握るギレン総帥にとって容認できないことであった。 12月30日、戦艦グレート・デギンは、連邦軍第1連合艦隊指令のレビル将軍と、レーザー通信を用いた接触に成功した。 しかし、デギン公王が接舷した連邦軍旗艦フェーベに乗り込もうとしたその時、ギレン総帥は決断を下した。 ソーラ・レイを用いて、連邦艦隊もろともデギン公王を消滅させようと考えたのである。 直径4キロのレーザーが3秒間に渡って宇宙を切り裂いた。 その光量は、人類が生み出した最大のものであり、光は、地球上からでも観測されている。 集結していた連邦艦隊は、ソーラ・レイの照射によってその3分の1を一瞬のうちに失った。 レビル将軍をはじめとする多くの将兵が戦死し、指揮系統に壊滅的な損害を受けた。 『ア・バオア・クー攻略』 しかし、連邦軍首脳は「ジオンに時間を与えれば、再びソーラ・レイを使う機会を与えることになる」として、 残存艦隊にア・バオア・クーへの再進撃を命じた。 12月31日、連邦軍は戦艦マハル、ホワイトベースを中心に残存艦隊を再編し、ア・バオア・クーへの進撃を再開した。 ジオン軍もまた、ソーラ・レイの威力を目の当たりにして士気は上がっていた。 連邦軍は要塞砲を無力にすべく、パブリク突撃艇、宇宙戦闘機を繰り出した。 しかし、ソロモンの戦訓を得ていたジオン側は対空ミサイルで応戦、突撃艇は次々と撃沈されていった。 すでに要塞攻略の切り札であったソーラ・システム搭載艦艇は、ソーラ・レイの照射とともに失われており、 打つ手のない連邦軍は、MS隊を射出、各艦艇もア・バオア・クーに突入した。 戦局は当初、ジオン優位に進んでいた。 しかし、全軍を指揮していたギレン総帥が、キシリア・ザビ少将の手によって暗殺されるという出来事により局面が変わった。 これで一時的に指揮系統の混乱が起きたジオンは、戦線を支えていた大型空母ドロスを失い、防衛力が低下した。 連邦艦艇は次々とア・バオア・クーに接舷、戦いは白兵戦に持ち込まれた。 この激戦のなかで、勇名を馳せたホワイトベースも沈んでいった。 正午を過ぎる頃、戦いの趨勢は決した。 ジオン艦艇の中に不利を察して、小惑星帯の宇宙要塞アクシズや暗礁宙域へと落ち延びる艦も出始めた。 全軍を指揮していたキシリア少将も、ザンジバル級機動巡洋艦によって脱出を計ろうとしたが、 サラミス級巡洋艦の砲撃によって、乗艦を撃沈され戦死。 これにより、ア・バオア・クーは陥落した。 『終戦』 一族のほとんどが死に絶え、ザビ家独裁は崩壊した。 残されたジオン公国議会はの動きは素早かった。 ザビ家派を排除し、再び共和制へ転換して国家維持を図ったのである。 年も明けぬ間に、ジオン共和国を名乗った政府は、サイド6を通じて終戦協定の締結を申し入れた。 戦いに勝利したとはいえ、連邦もまた疲弊しきっており、この申し入れは受諾された。 ジオン軍の中には、終戦を認めておらず、小惑星アクシズや暗礁宙域に逃れた部隊も数多く存在した。 しかし、連邦政府は復興政策優先のため、彼らの存在を無視した。 これが後々の禍根になっていくのである。 こうして、終戦協定は月面都市グラナダで批准された。ときに、U.C.0080年1月1日のことであった。 しかし、この終戦は始まりの終わりでしかなかった。 総人口110億人中、60億人が死亡してもなお、人類は戦いに飽いてはなかったのである。
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一年戦争 U.C.0079~U.C.0080 U.C.0081 01月03日 07 20、ジオン公国が地球連邦軍に独立を宣言。それと同時に宣戦布告をする。宣戦布告と同時にサイド1、2、4へ奇襲敢行。シーマ部隊ほか、NBC兵器無差別投入。コロニーの落下により、大規模な気象変動を惹起。 (1/3~1/10までの戦闘を一週間戦争と呼ぶ。この期間の戦闘で総人口の25%に相当する30億人が死亡) 01月04日 21 30、ブリティッシュ作戦発動。アイランド・イフッシュが落下を開始する。 01月06日 地球連邦軍艦隊がアイランド・イフッシュに対して攻撃を開始。 01月09日 アイランド・イフッシュが落下阻止限界点を突破する。 01月10日 8 35、アラビア半島上空でアイランド・イフッシュ、空中分解。 8 41、アイランド・イフッシュ前部が地上(オーストラリア・シドニー付近)に落着する。 01月11日 サイド6が中立を宣言する。 01月13日 ジオン公国のドズル・ザビ中将麾下の宇宙攻撃軍がサイド5に侵攻を開始する。 01月14日 レビル中将麾下の地球連邦軍第1連合艦隊がルナツーからサイド5に向けて出立する。 01月15日 22 40、ルウムにて連邦軍とジオン軍が交戦状態に入る(ルウム戦役) 01月16日 ジオン公国軍の黒い三連星がレビル中将を捕らえる。 01月22日 地球連邦軍が極秘裏にレビル中将奪還作戦を開始する。 01月28日 ジオン公国がサイド6を通じ、地球連邦政府へ休戦条約締結を打診する。 01月31日 条約締結の交渉中にレビル中将生還の報道が流れる。休戦は成立せず「南極条約」が締結される。 02月07日 ジオン公国軍が地球侵攻作戦を開始する。 03月01日 第1次降下作戦を開始する。 03月11日 第2次降下作戦を開始する。 03月13日 ジオン公国軍が北米のキャリフォルニア・ベースを制圧する。 03月18日 第3次降下作戦を開始する。 04月01日 地球連邦軍が「V作戦」と「ビンソン計画」を発動する。 09月15日 ペガサス級戦艦「ホワイトベース」がサイド7に向けジャブローを出発する。 09月18日 ジオン軍のシャア少佐麾下のモビルスーツ小隊が連邦軍試作モビルスーツ「ガンダム」と交戦する。史上初のMS同士の戦闘。 09月23日 ホワイトベースが地球に降下を開始する。 10月01日 公国軍、コロニアル作戦開始。アジア方面において攻勢をかける。 10月03日 モーゼフ博士とアレフ技術大尉を中心とする技術陣によって、RGM-79(G)ベースのEXAM実験機、RGM-79BDの製作が開始される。 10月04日 ザビ家の末子、ガルマ・ザビ大佐がシャアの策略であるホワイトベースの攻撃により戦死する。 10月05日 ガルマ・ザビ直轄部隊、「ホワイトベース」に対して攻撃するも壊滅。 10月06日 サイド3でガルマ・ザビ中将の国葬が行われる。ギレン・ザビ、全地球規模の演説を展開。 ランバ・ラル大尉麾下の部隊が地球に降下する。シロー・アマダ地球に降下第08小隊隊長就任。 10月07日 ホワイトベース、日本列島山陰地方に到着。 10月09日 ホワイトベース、マチルダ隊より2度目の補給を受ける。 10月10日 公国軍、再度のルナツー強襲を敢行。ムサイ級「アグリコラ」以下4隻からなる小艦隊が、ルナツー部隊のオデッサ攻略戦支援を牽制。 10月11日 レビル大将、オデッサ作戦のため部隊集結を急ぐ。 10月12日 チベ級「バルバロッサ」を旗艦とする公国軍ゲルド艦隊、ルナツーを強襲。 10月15日 キシリア少将、戦場視察の目的で、ザンジバル級「キマイラ」にて地球へ降下。 ジョニー・ライデン少佐麾下のプリムス艦隊、護衛任務に就く。 10月16日 MS-06Z及びMAN-03、開発開始。 10月20日 連邦軍各部隊、集結地点ワルシャワに到達。野戦本部設立。 10月22日 サイド6より発進したサラミス級「コルシカ」「カリマンタン」を中核とする連邦艦隊、ルナツーへ帰投中に公国軍の待ち伏せを受ける。 10月25日 オデッサ作戦最終確認。陽動部隊を多数各地へ派遣。 10月25日 エース部隊を擁するキマイラ艦隊、サイド3を出港。 YMS-14先行量産型24機、キマイラ艦隊へ配備完了。 10月28日 公国軍、スパイを通じてオデッサ作戦の開始日時を察知。 10月30日 ジオン公国軍が「マッド・アングラー隊」を発足する。司令官にはシャア・アズナブル大佐が任命される。 10月?日 コジマ大隊所属第08小隊、アプサラス捕獲・撃破のため公国軍射爆場潜入が、捕獲失敗。シロー一時期遭難。 11月01日 キマイラ艦隊、サイド7を強襲。 11月03日 キシリア少将、タシケント鉱山地帯の第102採掘基地を視察中に、連邦軍MSの奇襲を受ける。MAX-03喪失。 11月05日 旧サイド5宙域における公国軍の前線基地建設を確認すべく、連邦軍偵察部隊が侵入。ランバ・ラル大尉 戦死。 11月06日 ジオン軍特務小隊「黒い三連星」がマ・クベ少佐支援のためザンジバル級巡洋艦にて地球へ降下する。 11月07日 連邦軍がオデッサ作戦を開始。 6 00、オデッサ作戦を開始する。 深夜、マチルダ・アジャン中尉が乗ったミデアが黒い三連星によって撃破される。 ホワイトベース隊、黒い三連星を撃退する。 11月08日 オデッサでの前線、膠着状態に。 11月09日 17 00、マ・クベ少佐、オデッサ基地を放棄し、ザンジバル級戦艦で宇宙へ脱出する。 連邦軍第4軍、包囲網を突破、以後さしたる反撃を受けずに進軍。 連邦軍、敵掃討開始、オデッサ作戦終了。 11月10日 連邦軍、観艦式挙行。MSの存在は公表されず。 11月11日 サラミス級「サモス」「クエッタ」他1隻からなる連邦艦隊、オデッサより発進した資源輸送艦隊を襲撃。 MA-08試作1号機完成。 11月14日 第2次グラナダ会戦。連邦軍、爆撃隊に偽装した戦艦による奇襲攻撃を敢行。 11月16日 MAN-03、1号機及び2号機完成。 11月17日 公国軍ギレン総帥、宇宙艦隊に対する補給の優先方針を布告。 11月18日 シャア大佐がベルファストでホワイトベースらしき艦を発見する。 ホワイトベースがベルファスト基地に入港する。 連邦軍、ベルベット作戦発動。北アフリカ・レパント地方にて攻勢に転ずる。 11月19日 公国軍第26潜水戦隊(フラナガン隊)、停泊中の「ホワイトベース」を確認。 11月20日 連邦軍、RGM-79の実戦配備本格化。 11月21日 ホワイトベース、ジャブローに向けて出港する。 11月22日 「マッド・アングラー」移動。「ホワイトベース」追撃を続行。 連邦軍オーストラリア方面軍、反攻作戦を開始。 11月23日 公国軍突撃機動軍、マ・クベ師団に送り込んだ試作機YMS-15及び同機の開発陣の回収を命令。 連邦軍独立MS小隊「ホワイト・ディンゴ」、レインボゥ・ヴァレーの公国軍陣地を襲撃。 公国軍、以前より計画が進められていたニュータイプ部隊を正式に設立。 11月24日 「マッド・アングラー」、連邦軍対潜空母「ヒマラヤ」を撃沈。 11月25日 マットアングラー級「ズアイ」、YMS-15輸送任務に就く。 11月27日 ホワイトベースがジャブローに到着する。シャア大佐、ジャブローの宇宙船ドック口を補足する。 11月30日 ジオン公国軍、ジャブロー攻撃を行うも失敗する。 公国軍、降下作戦に引き続き特殊部隊によるジャブロー施設破壊を試みるが失敗。 11月?日 アプサラス撃破。シロー、アイナ行方不明。 12月02日 ジャブローよりホワイトベース(第13独立部隊)を含む4隻の囮艦が順次宇宙へ向けて発進する。 12月06日 公国軍特務部隊「サイクロプス隊」がガンダムNT-1奪取のため地球に降下する。 12月11日 ガンダムNT-1、サイド6のリボー・コロニーに到着する。 12月14日 23 00、公国軍のキリング中佐、サイクロプス隊によるルビコン計画を発動する。 12月19日 18 20、サイクロプス隊、ガンダムNT-1の奪取に失敗する(ルビコン作戦)。 12月24日 テキサスコロニーにてホワイトベース隊、公国軍と戦闘。 18 10、地球連邦軍第3艦隊、サイド4の残骸を利用してソロモン至近距離まで到着する。 19 30、ドズル・ザビ中将、ビグ・ザムで出撃する。残存部隊大半はドズル・ザビ中将の援護に着く。 20 25、グラナダよりソロモンへの救援により、マ・クベ艦隊が出港する。 20 40、ドズル・ザビ中将が宇宙要塞ソロモンの放棄を決定する。 21 15、ドズル・ザビ中将、戦死。これによりビグ・ザムの量産は不可となる。 21 20、アムロ・レイ曹長、ガンダムでソロモン内部に侵入。他のモビルスーツもこれに続く。 12月25日 14 00、サイクロプス隊のバーナード・ワイズマン伍長、ガンダムNT-1と交戦、中破させる(クリスマス作戦)。ワイズマン伍長は戦死。これによりNT-1のホワイトベース隊への譲渡は不可能となった。 12月29日 星一号作戦発動。 12月30日 21 05、公国軍、ゲルドルバ照準でソーラレイを発射する。 12月31日 ア・バオア・クー攻略戦開始。 8 10、ア・バオア・クー攻略戦開始。 9 25、ア・バオア・クー司令室内でギレン・ザビ総帥死亡。 10 ??、シャア・アズナブル大佐が完成度70%といわれるMSNー02ジオングを駆って出撃。 10 ??、ガンダム、ジオング交戦。アムロとシャアは脱出し、白兵戦を始める。 10 10、公国軍超大型空母「ドロワ」撃沈。 11 ??、エギーユ・デラーズ大佐、指揮下の艦艇と共に戦域を離脱する。 12 05、キシリア・ザビ少将、ア・バオア・クー脱出直後にシャアのキャノン砲により戦死。 18 00、ジオン共和国臨時政府、サイド6を通じて、連邦政府に対し終戦協定締結を打診する。 U.C.0080 1月1日 15 00、月面都市アンマンにて連邦、共和国政府全権団、予備交渉後にグラナダにて終戦協定を締結する。
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登録日:2009/06/18(木) 19 09 16 更新日:2024/04/19 Fri 22 17 29NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 エース エースパイロット ガンダム チート ニュータイプ パイロット パーソナルカラー パーソナルマーク フィクション マクロス ロボット ロマン 専用機 憧れ 撃墜王 猛者 生還率の異常な高さ 称号 空軍 絢爛舞踏 肩書き 軍事 軍人 過去の遺物 飛行機乗り エースパイロット(Fling Ace Pilot 仏 As 独 Experte 日 撃墜王) 空対空の航空戦によって敵機を多数撃墜したパイロットに贈られる称号のことで、 第一次世界大戦フランスにおいて採用されて以来世界各国で広く用いられ続けている。 語源は諸説あるが、『カードのエース』から来ているもよう。 称号の設立当初は「敵10機撃墜を持ってエースパイロットとする」と定められていたが、 後戦意高揚や航空機価格の上昇のため、「敵機5機撃墜を持ってエースパイロットとする」に引き下げられた。 尚、アメリカ陸軍では「爆撃機乗りとかが可哀想じゃん」との観点からエース制度は採られていないとか。 ルーデル?知らん 大日本帝国では 「撃墜王」 「最多撃墜者」 等は有ったが、正式には「エース制度」は無かったらしい。 というのも、「部隊で任務にあたった以上、その勲功は部隊全体のものであり、個人が誇るべきものではない」という、 いかにも全体主義らしい考えがあったためである。 現時点での最高撃墜数は、ドイツ空軍の黒い悪魔「エーリッヒ・アルフレート・ハルトマン」(352機)であり、 戦闘機一機あたりの単価高騰や機体数自体の激減から、今後塗り変えられることのない数字であると言われている 戦争を題材としたアニメや漫画において、敵機を多数撃破したパイロットに与えられる勲章でもある。 現在の科学技術の進歩を鑑るに、システムの一部となり戦闘機もミサイルキャリアーとしての性格が強くなっているため、 エースは既におとぎ話の存在であるとも言える。 考えてみれば「エースのいる軍隊」より「みんなエースの軍隊」の方が強いのは当たり前か。 以下、アニヲタWikiに登録されている実在のエースパイロット エイノ・イルマリ・ユーティライネン エーリッヒ・アルフレート・ハルトマン 笹井醇一 坂井三郎 ハンス・ウルリッヒ・ルーデル ハンス・ヨアヒム・マルセイユ 武藤金義 岩本徹三 菅野直 以下、アニオタwikiに登録されている架空のエースパイロット 【ガンダムシリーズ】 アムロ・レイ シャア・アズナブル ユウ・カジマ ノリス・パッカード コウ・ウラキ アナベル・ガトー ヤザン・ゲーブル ザビーネ・シャル ゼクス・マーキス キラ・ヤマト シン・アスカ ラウ・ル・クルーゼ パトリック・コーラサワー グラハム・エーカー ウルフ・エニアクル ラーガン・ドレイス アセム・アスノ オブライト・ローレイン セリック・アビス 【マクロスシリーズ】 マクシミリアン・ジーナス ロイ・フォッカー 一条輝 マリア・フォキナ・バンローズ イサム・アルヴァ・ダイソン ガムリン木崎 オズマ・リー ミハエル・ブラン 早乙女アルト 【エース・コンバットシリーズ】 サイファー(ガルム1) ラリー・フォルク(ピクシー) ラーズグリーズ隊 メビウス1 黄色の13 ロングレンジ部隊 【その他】 ポルコ・ロッソ(紅の豚) 追記・修正は、新たなエースパイロットを見つけるか、エースパイロットの方にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] なぜ魔王西澤廣義の名前がないし -- 名無しさん (2013-11-11 20 04 18) ↑そりゃ、アニヲタwikiに項目が無いからじゃね? -- 名無しさん (2013-11-11 21 31 52) エースを超えるスーパーパイロット -- 名無しさん (2013-12-21 05 06 35) パトリック・コーラサワーェ -- 名無しさん (2013-12-21 07 17 00) 新劇のアスカはユーロ空軍のエースパイロットらしいけど どういう意味なんだろう -- 名無しさん (2014-01-03 10 45 03) バーニィ -- 名無しさん (2014-01-03 10 46 05) ↑パイロットとしての腕はそんなに…… -- 名無しさん (2014-03-12 21 46 22) エスコンにアンタレスは含まれないの? -- 名無しさん (2014-05-15 19 54 38) それこそ有人人型兵器みたいな完全に新しい分野でも誕生しない限り、現代戦にエースは戻ってこないのかな? -- 名無しさん (2014-05-15 20 09 37) ガンダムでエースを集めた部隊(小隊)ってキマイラ部隊や黒い三連星の他にあったっけ? -- 名無しさん (2014-05-15 23 15 03) ↑6 セカンドインパクトの直後あたりに色々なことから紛争があって……と思ったけど、アスカ14だからなぁ……。年齢があわないか; やっぱり、技術がすごかったから、実戦はしてないけどエースと呼ばれていたとかかなぁ。それはそうと、エースが出てくるのは戦争の中でだろうから、今の日本にエースが存在しないのは幸せなのかもしれない……。え、アメリカ軍とかロシア軍とかは色々戦ってるのにエースについて聞いたことがないって?後ろにCIAやKGBが立ってないか? -- 名無しさん (2015-12-31 21 31 25) あと、ガンダム外伝にて、「戦場にエースパイロットと呼ばれる者たちがいる。彼らは味方を生かし、敵を殺す。だが彼らも最強ではない。強さには限界がないのだから……」というナレーションにしびれた。 -- 名無しさん (2015-12-31 21 33 22) 一人爆撃機乗りがいますねぇ… -- 名無しさん (2016-12-15 08 01 57) 知ってるか?エースは3つに分けられる。強さを求める奴、プライドに生きる奴、戦況を読める奴、この3つだ。あいつは― -- 名無しさん (2016-12-15 08 10 32) 現在の軍パイロットがみなエースだとすると、そこから飛び出てくるのはスーパーエースしかないなっ!あるいは、エースレベルの技術の持ち主がみなノーマルになって、スーパー級がエースと呼ばれるようになるとか -- 名無しさん (2016-12-15 10 19 42) ↑9 あと1機撃墜すればエースなんだってアルに嘘ついたシーンの事じゃない? -- 名無しさん (2017-05-23 22 42 40) だいたいエースが出てくるってことはひとりひとりが働きすぎの負け戦ということなので、だいたいエースがあまりいないほうが勝つ -- 名無しさん (2017-09-20 11 23 46) ↑数が多い部隊や勢力はいくつも奇跡を起こせる、一機当千のスーパーロボットとパイロットが集う所帯だからね… -- 名無しさん (2021-06-26 21 51 14) キエフの幽霊なる噂が今回出てるらしい -- 名無しさん (2022-02-25 15 51 38) 結局キエフの幽霊はウクライナ側が戦意高揚のために作った架空の人物だったな -- 名無しさん (2022-06-22 16 17 09) ガンダムだと主要キャラは大体エースなような -- 名無しさん (2024-04-13 20 06 40) 何故ヤマトシリーズの古代や加藤兄弟の項目が無いの? -- 名無しさん (2024-04-19 22 17 29) 名前 コメント
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12/02/04~12/04/25 ログ 【機動戦士】一年戦争TRPG【ガンダム】 避難所 http //yy44.60.kg/test/read.cgi/figtree/1328600092/ 一年戦争TRPG(イラスト集) (TRPイラストwikiへ) キャラクターテンプレ アンリ・ブクリエ アルエット・シャンテ アンナ・ライシェ スザク ダン メッシュ・ラムザ ラグト・ゼクセン ラッシュ・レイモンド 【基本設定】 人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって既に半世紀が過ぎている 地球の周りの人工都市は人類の第二の故郷として人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった 宇宙世紀0079、地球から最も遠い宇宙都市サイド3はジオン公国を名乗り地球連邦政府に独立戦争を挑んできた この1ヵ月半あまりの戦いで人類は総人口の約半数を死に至らしめた人々は自らの行為に恐怖した 【入隊希望者へ】 ああ、君か……ようこそ、我が軍へ いや、楽にしてくれて構わんよこの戦争の行く末は君の働きにかかっていると言っても過言ではあるまい さてと、では早速だが君に働いてもらうとしようか、まずはこの書類を書いて欲しい、全てはそこからだな ははは、健闘を祈るよ 【入隊志願書】 【名前】 【所属】 (連邦/ジオン)軍 【階級】 【年齢】 【性格】 【容姿】 【長所】 【短所】 【備考】 【機体】 【武装】 【備考】 http //www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg?cmd=upload act=open pageid=643 file=zaku.gif
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12/02/04~12/04/25 ログ 【機動戦士】一年戦争TRPG【ガンダム】 避難所 http //yy44.60.kg/test/read.cgi/figtree/1328600092/ 一年戦争TRPG(イラスト集) (TRPイラストwikiへ) キャラクターテンプレ アンリ・ブクリエ アルエット・シャンテ アンナ・ライシェ スザク ダン メッシュ・ラムザ ラグト・ゼクセン ラッシュ・レイモンド 【基本設定】 人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって既に半世紀が過ぎている 地球の周りの人工都市は人類の第二の故郷として人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった 宇宙世紀0079、地球から最も遠い宇宙都市サイド3はジオン公国を名乗り地球連邦政府に独立戦争を挑んできた この1ヵ月半あまりの戦いで人類は総人口の約半数を死に至らしめた人々は自らの行為に恐怖した 【入隊希望者へ】 ああ、君か……ようこそ、我が軍へ いや、楽にしてくれて構わんよこの戦争の行く末は君の働きにかかっていると言っても過言ではあるまい さてと、では早速だが君に働いてもらうとしようか、まずはこの書類を書いて欲しい、全てはそこからだな ははは、健闘を祈るよ 【入隊志願書】 【名前】 【所属】 (連邦/ジオン)軍 【階級】 【年齢】 【性格】 【容姿】 【長所】 【短所】 【備考】 【機体】 【武装】 【備考】 http //www43.atwiki.jp/nanaitatrp?cmd=upload act=open pageid=638 file=zaku.gif
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一年戦争TRPG(スレ紹介)(なな板TRPG広辞苑) http //www18.atwiki.jp/trpirasuto?cmd=upload act=open pageid=50 file=zaku.gif EMS-04 ヅダ http //www18.atwiki.jp/trpirasuto?cmd=upload act=open pageid=50 file=www_dotup_org2688646.jpg アルエット・シャンテ伍長
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エースパイロット 兵器に限らず、各種マシンの搭乗員として優秀な人材。 撃墜王と認められれば昇格可能。基本的にパイロットの 長所を特化した能力を持つ傾向にある。 下級スキルとしてパイロットがある。
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喧嘩番長4 一年戦争の攻略 喧嘩番長4 一年戦争の攻略ゲーム 攻略本・サウンドトラックなど 攻略サイト その他 ゲーム パッケージ メーカー公式HP 価格 発売日 備考 公式HP Sony PSP ¥ 5,229 2010年2月25日 攻略本・サウンドトラックなど 表紙 タイトル 出版 価格 発売日 備考 攻略サイト サイト名をクリックで攻略サイトへ移動します。 サイト名 感想 その他 戻る