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暇だから女友達にイタメール その884 http //ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1135099478/ テク無し 528 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 10 46 44 ID: i5ZzEsSA0 人いない? みんなまとめサイト読み直しでもしてるのか? 529 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 10 47 49 ID: 71JpDGZM0 ^ 528 いる。しょうがないから仕事してみたけど飽きてきた 531 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 10 51 34 ID: i5ZzEsSA0 ^ 529 俺は 仕事場に来てから 仕事できないことに気づいたwwwwwww 11:15までにスナイパが4人以上 ノ したら勇者する 532 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 10 52 30 ID: 5yrAYns90 ノ 533 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 10 52 37 ID: i2na5IMF0 ノ 534 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: sage 投稿日: 05/12/21 10 52 39 ID: kZYw8P/n0 ノシ 535 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 10 53 57 ID: 71JpDGZM0 ノ ^ 531 ガンバレ 536 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 10 53 58 ID: WtbcmYZZ0 今北ノ 537 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 10 54 36 ID: YkzTeQtj0 ノ 538 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 10 55 13 ID: eMvrO+h60 8人くらいいるんじゃね? 539 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 10 55 42 ID: 0fd5/EgW0 今北 ノ 540 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 10 58 51 ID: i5ZzEsSA0 おk スペックまとめてくる 541 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 10 59 13 ID: urvItLuH0 ノシ 542 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 10 59 24 ID: eMvrO+h60 ^ 540 勇者ktkr 543 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 00 07 ID: 4/Y81hLD0 ^ノ 544 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 00 16 ID: urvItLuH0 勇者様お待ちしておりました 546 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: sage 投稿日: 05/12/21 11 06 14 ID: kZYw8P/n0 wktk 547 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: 投稿日: 05/12/21 11 08 22 ID: i5ZzEsSA0 『泣き顔』 ・性別:[23] ・年齢:[男] ・特徴:[173 52 顔は中の下 ] ・性交渉経験:[蟻] ・相手との関係:[彼女] ・相手に送るメールの方向性など:[ 魔王や鬼畜はさけてほしい ] 『相手の特徴』 ・ニックネーム:[鉄瓶] ・性別:[女] ・年齢:[23] ・特徴:[ツンデレ(比率8:2ぐらい)] ・性交渉経験:[蟻] 『その他』 ・タゲに対する自分の思い:[とりあえず結婚が見えてこない](付き合いたい・突き合いたいだけ・どうでもいい等) ・勇者との仲の良さ :[最近gdgd](キスまで・下ネタを交わす・よく遊ぶ等) ^ 355(未来安価) 549 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 09 26 ID: 5yrAYns90 ^ 547 面白い奴だな 551 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 09 44 ID: ZKFnjQEf0 今北 ^ 547 ちょwwwww 555 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 10 32 ID: 71JpDGZM0 kskって^ 355かよwwwwwwwww 557 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 11 48 ID: eMvrO+h60 ^ 555ってことかね。 まぁ、どっちにしろ最安価。 560 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: 投稿日: 05/12/21 11 12 07 ID: i5ZzEsSA0 うはwwww ごめんね勇者久しぶりだからごめんね ^ 364 562 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 12 25 ID: i2na5IMF0 ^ 560 おまえいい加減にしろw 563 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 12 30 ID: jNrAJoz90 ^ 560 ちょwwwww 564 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 12 43 ID: 5yrAYns90 ^ 560 学習能力なしなお前には魔王ダ 565 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 12 45 ID: 4/Y81hLD0 ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww お前は何人笑い殺す気だwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 566 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: 投稿日: 05/12/21 11 12 46 ID: i5ZzEsSA0 もう俺死んだほうがいいかも ^ 570 567 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 12 49 ID: i2na5IMF0 ^ 560 レス番が200くらいズレてるぞ 570 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 13 11 ID: i2na5IMF0 ねぇ、OH開脚してください。開脚してくださいよ。ねぇ。もう?。OH?ねえ?、いいじゃないよ?。 減るもんじゃないし。 ○○(勇者の名前)、とても悲しい。悲しいです。ネエ?。開脚してくださいよ?、もぅ?。 誠意見せてくださいよ?、ねぇ?、も、もぅ?。 575 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: 投稿日: 05/12/21 11 14 41 ID: i5ZzEsSA0 ふう自分が笑い死にそうだった ^ 570 送信 潜伏スナイパ多そうで一安心 576 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 16 04 ID: eMvrO+h60 ん?まさか最近流行の頭の弱いgdgd勇者? 578 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: 投稿日: 05/12/21 11 17 42 ID: i5ZzEsSA0 ^ 576 gdgdにはならないようにがんばりたい… 返信に少し時間かかるかも 579 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 11 21 26 ID: i5ZzEsSA0 ^ 570返信 「あたしが体硬いの知ってるでしょうが! どうせアクロバティックな体位もできませんよ!」 orz ^ 586 586 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 24 11 ID: i2na5IMF0 おまえアクロバティックな体位でやりたかったのか? 俺は背面騎乗位ができれば満足なんだが なんかリクエストあったら今度頑張ってみるよ 590 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 11 26 36 ID: i5ZzEsSA0 ^ 586 送信 俺はどっちかというと座位が好きだ 向き合ってぺろちゅーしながら 593 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 11 33 20 ID: i5ZzEsSA0 ^ 586返信 「いや別にやってみたいのとかはないけど あんまバリエーションがないし不満なのかなぁって・・・」 それは俺のテクが無いからで… バリエーション少ないのかな… ^ 603 603 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 35 40 ID: 4/Y81hLD0 確かに最近マンネリだな。ちなみにタゲはフリスクとミンティアだとどっちが好き? 604 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 35 42 ID: WxPaJ/SS0 日本人のペニスの平均サイズは、長さ14.6cm、太さ(横幅)4.2cm らしいんだけど、俺の長さ10.2cm、太さ(横幅)3.3cmだったorz 粗チンでごめんな、テクでカバーするから嫌わないで欲しい;; 610 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 11 40 02 ID: i5ZzEsSA0 ^ 603 送信 ちょwwアナリスクは実行済みだおwwwwwww 613 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 11 41 02 ID: i5ZzEsSA0 ^ 604 本当にそれが平均なら俺はいちお平均以上 太さは測ったこと無いけどもうちっとあると思う 616 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 41 22 ID: 4/Y81hLD0 ^ 610 げ、マジで?前とかにも入れちゃった? 617 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 11 42 27 ID: i5ZzEsSA0 ^ 616 前はないな つーかそのあとが怖かったので もうやりたくないwwwww 618 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 43 49 ID: eMvrO+h60 アナリスク実行済みって、タゲ偉いな。エロいな。 そのあとどうだったの?w 619 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 11 45 13 ID: i5ZzEsSA0 挿入中に フリスクをタゲの*に タゲ「ちょっと!何入れたの?」 俺「秘密のアイテムをwwどんな感じ?」 タゲ「ん・・・なんか複雑な感覚が・・・」 キタコレ! 終了後にフリスクだとばれて 残りを一気食いされました キタ…コ…レ… 620 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 11 45 45 ID: i5ZzEsSA0 みす 一気食いさせられた 625 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 11 48 50 ID: i5ZzEsSA0 ^ 603返信 「あれはもういいから!! ミンティアってどんなんだっけ? とりあえず異物混入は却下の方向で べつにマンネリとは思ってないよ 刺激がほしいだけで(笑」 刺激、つまりアナリスクwwwww ^ 635 635 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 52 55 ID: WxPaJ/SS0 SMやってみない? 最近知り合いの子にやってもらったんだけど ハマっちゃった(*ノωノ) どうも俺はMっぽいから、タゲS役ね(^^)b 638 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 53 54 ID: ZKFnjQEf0 ^ 635 知り合いの子ってw 波瀾の予感w 642 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 11 55 05 ID: i5ZzEsSA0 ^ 635 ちょwwwww 2行目しかよまなそうな悪寒 浮気とかしたら… (ガクドル だが送信 644 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 11 55 39 ID: eMvrO+h60 泣き顔は浮気の経験とかないのか? 652 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 12 08 44 ID: i5ZzEsSA0 ^ 635 「なにそれ!!! 浮気したの!? 相手誰よ!! まさかユキちゃん?」 おーい弁解スナイポを要求する ^ 663 ^ 644 ねーよwwwww 653 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 12 11 02 ID: eMvrO+h60 ユキちゃんktkr 654 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 12 11 07 ID: i5ZzEsSA0 ごめん嘘ついた。 浮気したわ 655 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 12 12 01 ID: ZKFnjQEf0 ^ 652 「まさかユキちゃん?」て? リアルに知り合いにユキちゃんいるの? それとも以前イタメでユキスナイプした? それとも脳内返信? 656 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 12 12 15 ID: 4/Y81hLD0 ちょwwwwおまwwww 嘘はよくねぇwwwwww 658 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 12 12 38 ID: WxPaJ/SS0 浮気したの? 弁解スナイポ考えたんだが 返答によっては魔王にwwwwww 659 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 12 12 55 ID: i5ZzEsSA0 ^ 655 いや名前変えただけ このスレで浮気相手とかの名前は ユキだと認識しているwwww 663 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 12 14 20 ID: i2na5IMF0 ただの打ち間違いだよ ユキちゃんとするわけないだろ まさか浮気して欲しいのか? 666 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 12 14 22 ID: i5ZzEsSA0 ^ 658 このスレの安価の結果浮気しました あんかなら↓ 667 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 12 15 49 ID: ZKFnjQEf0 ^ 663 疑惑が深まる弁解ktkr! 669 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 12 17 21 ID: i5ZzEsSA0 ^ 663 送信 てかどう打ち間違えたんだとwwww 670 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 12 20 34 ID: i5ZzEsSA0 ^ 668 コテは変えている つり疑惑とかいろいろあったコテなもんで 671 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 12 22 36 ID: 4/Y81hLD0 安価で浮気じゃしょーがねー・・・ 672 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 12 23 08 ID: eMvrO+h60 ほう。 じゃぁ、そのうち身元がバレるか?w 鴨や武ちゃじゃないことは確か…だよな… 673 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 12 27 10 ID: 9hmzyCZD0 おや?なんかどっかで見た事ある鳥だな 674 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 12 27 25 ID: i5ZzEsSA0 ^ 663返信 「打ち間違いって何をどう打ち間違えたの? 浮気してないよね?泣き顔そんなことしないよね?」 胸がちくちくしてきた… ^ 685 ^ 671 だよね?wwwwww ^ 672 分かってる人間はもう分かってると思うよ 677 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 鳥は変えてないんだな 投稿日: 05/12/21 12 29 13 ID: i5ZzEsSA0 セルフ加速 683 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 12 32 26 ID: i5ZzEsSA0 みんな昼か? 人が減った… 685 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 12 32 32 ID: 4/Y81hLD0 ごめん、冗談だ。緊張をほぐそうとしたんだけど変な方向に行った。 とても大事な話がしたいんだけど、聞いてくれるかな? 結婚してくれ。 689 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 12 33 49 ID: 4/Y81hLD0 スナイプできるとは思わなかった。 「結婚してくれ。」がNGなら外してくれ。さすがに人の人生そこまで突っ込めない。 690 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 12 34 46 ID: i5ZzEsSA0 バレテルwwwwww ^ 685 送信 まじで結婚とかまだ無理だって… やっと貯金が大台乗ったとこなんだぞ 691 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 12 35 14 ID: dv+oQBHf0 ほほう、ついに10万の大台に 692 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 12 36 20 ID: ZKFnjQEf0 ^ 690 1千万あるなら結婚ぐらいすぐできるだろw 693 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 12 38 09 ID: i2na5IMF0 ^ 690 1000円じゃ無理スwwwwwwwwwwwwww 695 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 12 38 22 ID: i5ZzEsSA0 ^ 691-692 その間だwwww しかも車買う予定 696 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 12 39 26 ID: Q+tkiqpW0 ^ 695 車とタゲの子、お前はどっちが欲しいんだ? 699 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 12 42 39 ID: i5ZzEsSA0 ^ 685 「なんだぁ浮気とかは冗談なのね やっぱメールだとそこら辺わかんないから 取り乱しちゃったよ けど本気で言ってるの? そりゃゆくゆくはと思ってるけど 今すぐ?」 できればあと2年ぐらい待ってほしい ^ 710 ^ 696 とりあえずタゲと車のある 甘い生活 709 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 12 45 48 ID: oi6J2azq0 今すぐご両親に挨拶して 婚姻届を出しに行こう 俺の人生お前以外考えられない 一緒に幸せになろう 710 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 12 45 51 ID: Q+tkiqpW0 俺は今すぐでもしたい。 タゲが良いのならね。 けどハチロク欲しいし二年後くらいかな。 俺は車とタゲのいる甘い生活が欲しいんだ 711 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 12 45 51 ID: 9hmzyCZD0 車買おうと思ってる レクサスのGS430ってやつだ 少々値が張るが、クオリティーは高い だから結婚は2年くらい待って欲しい 車買ったら一番最初に助手席乗る?乗りたい? 714 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 12 46 16 ID: ZKFnjQEf0 じゃあ、2年後の今日に結婚しよう。 12月21日は君にプロポーズした記念日と定めます(笑 716 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 12 48 13 ID: i5ZzEsSA0 ^ 710 送信 俺どっちかというとインテRのほうがいいなwwwww ^ 714が普通にいいと思った 717 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage ちなみにユキ=鮫www 投稿日: 05/12/21 12 53 22 ID: i5ZzEsSA0 そろそろ 来客が来る予定 戻っても過疎なら続きします 718 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 12 54 25 ID: JBGhufRTO 全体的にテラアマス(´・ω・`) 737 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 13 35 15 ID: eMvrO+h60 今、テク無しの最初読んでるんだが、 今泣き顔の相手はどのへんから出演? 744 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 13 48 51 ID: i5ZzEsSA0 ただま 社長が馬鹿高いものを 即決で買った ^ 737 駄目従兄弟編からのタゲ んで返信 「車は絶対フィットだって! 2年かぁ、まぁそれくらいだよね 25過ぎたらもらってやってくださいな よし!24までがんばっていい男捜さないと」 え?あれ?wwwwwww ^ 753 746 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 13 51 53 ID: OPZyXEpB0 ksk 彼女ってゆじゃないの? 750 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 13 53 12 ID: i5ZzEsSA0 ^ 746 そうだけど? 自分のコテ変えてるんだから たげのニックネームも変えないと意味ないだろ? 753 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: sage 投稿日: 05/12/21 13 53 39 ID: sgmnYmqT0 いい男探せよ。俺はゆきと付合うから。 なんか浮気ばれてたみたいだね。クリスマスは本当に好きな人と過ごしたいから ゆきといるから。今までありがとう。後、車はマツダ以外嫌いだからホンダ死ね 757 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 13 56 17 ID: 71JpDGZM0 ^ 753 即死すないぽで次の勇者に立候補とは… 758 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 13 56 46 ID: i2na5IMF0 ^ 753 鬼だwwwwwwwwww 762 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 13 57 53 ID: i5ZzEsSA0 ^ 753 送信 ごめん俺もホンダ好きwwwwww 767 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 14 08 19 ID: i5ZzEsSA0 ^ 753 「けどユキちゃんはどうなの?元気かな? とりあえずいい男紹介してよ あと浮気は殺す」 元気なんじゃないですかね? 流れ的に冗談にしか思われない ^ 780 779 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 14 12 54 ID: e529+lii0 ゴメン、オナ禁するから許して タゲ愛してるよタゲ セミと同じくらい 780 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 14 12 56 ID: eMvrO+h60 「浮気は殺す」いい響きだ。 そういうことを言ってもらえることで愛を感じられるよ。 浮気以外にダメなことってある? そのへんで怒られてみたいお 788 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 14 16 11 ID: i5ZzEsSA0 ^ 780GJ 同タイムのなかよくがんばった 送信 ^ 779 いまだにオナ禁指令継続ますが?wwww エロDVDとかミタス 792 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 14 17 56 ID: e529+lii0 ^ 788 ちょっwwwオナ禁まだ続いてんのかwww 794 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします Mail: 投稿日: 05/12/21 14 20 43 ID: Bbeygh2E0 ^ 790 テクは最後の方ちょこっとwikiに乗ってないと思う。 10月だか11月だか・・ 823 名前: 泣き顔 ◆NBld.TdwUs Mail: sage 投稿日: 05/12/21 14 30 53 ID: i5ZzEsSA0 ちょwwww 先輩にばれたwww まじめに仕事するwwww テク無し14
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ルナサ ロダ up0332 彼の隣り スレネタ ■22スレ目 ルナサ/22スレ/378 ルナサ/22スレ/413
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能力比較 属性 耐久 集攻 集防 散攻 散防 俊敏 Aルナサ 音/冥 80 110 55 55 130 60 Dルナサ 音/毒 40 55 155 55 145 40 サマヨール ゴースト 40 70 130 60 130 25 属性相性 アビリティ考察 技考察Dルナサ 型考察Dルナサ:基本型 対ルナサAルナサ Dルナサ 属性相性 Aルナサ 音/冥 Dルナサ 音/毒 貫通する(4倍) --- 貫通する(4倍) 風 貫通する(2倍) 風/光/闇/冥 貫通する(2倍) 地 阻まれる(1/2) 水/毒/幻/音 阻まれる(1/2) 水/自然/毒/闘/音 阻まれる(1/4) --- 阻まれる(1/4) --- 効果がない 闘 効果がない --- ※アビリティが「吸音」の場合、音無効 アビリティ考察 名称 スタイル 効果 備考 吸音 共通 音属性のスキルを無効化し集弾と散弾が一段階上がる。 エンカレッジ等の補助技も無効化することができる。つよい。 封殺 A 攻撃を受けたとき3割の確率で受けたスキルを封じ込める。 呪い返しと併せて無理矢理受けることができる。 スローテンポ D 必ず後攻になる代わりに受けるダメージが0.9倍になる。 耐久の底上げに。元々Sが遅いのでデメリットはあまり気にならない。 技考察 Dルナサ 集弾技 タイプ 威力 命中 追加効果 備考 ベノムノヴァ 毒 120(180) 85 毒10% 自然属性の害悪共に強くなる。等倍の相手に使ってもゴミ火力。 散弾技 タイプ 威力 命中 追加効果 備考 カロンフェリッジ 冥 - 100 - 50の固定ダメージ。攻撃技を入れるなら基本はこれ。 弾幕オーケストラ 音 120 100 - 幻属性の害悪共に強くなる。等倍の相手に使ってもゴミ火力。 補助技 タイプ 命中 備考 呪い返し 冥 - 貴重な回復兼ダメージソース。 狐火 炎 85 集弾アタッカーは泣く。炎属性相手には無効なことに注意。 後ろの正面 闇 85 散弾アタッカーは泣く。狐火と違ってダメージはないことに注意。 エンカレッジ 音 100 積み対策その1。自分は効かないのにせこい。 アップビート 音 100 積み対策その2。自分は効かないのにry 子守唄 音 60 交換読みで使用。命中率のせいであまりあてにならない。 森羅結界 無 - 毒壺と併せて回復用に。 型考察 Dルナサ:基本型 アビリティ:吸音/スローテンポ 印:蒼の印/白の印 PP:H64/耐久調整/残りS 装飾品:毒壺/小型ビット/身代りの木札/望遠鏡/生命の符 確定技:呪い返し 選択技:ベノムノヴァorカロンフェリッジor弾幕オーケストラ/狐火/後ろの正面/エンカレッジorアップビート/子守唄/森羅結界 いわゆるルナサマヨール型。 半端なアタッカーに後出し、そのまま居座って天下を狙う。 というかDルナサはこれしかできない。 対ルナサ Aルナサ 注意すべき点 特になし。 対策方法 特になし。 Dルナサ 注意すべき点 音無効で驚異的な耐久値を持つ人形。 集弾アタッカーには狐火、散弾アタッカーには後ろの正面と隙がない。 半端なアタッカーでは弱点を突いても突破することは難しいだろう。 対策方法 4倍弱点の風を狙う。 狐火と後ろの正面が怖いため、治癒の符を持たせればより安定する。
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このページはこちらに移転しました 綺麗な泣き顔 作詞/tta 側にいるだけでいいと 君は言ってくれるけれど 何もしてやれないことが 本当に苦しすぎるよ 息が詰まりそうだ 気持ちを吐き出したい 精一杯のひとこと 君を絶対に泣かせない 泣き顔が綺麗だから 君を好きになった だけど泣いて欲しくなんかない 泣き顔が綺麗だけど 笑顔はもっと素敵だ だから笑って欲しいだけなんだ
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ルナサ1 1スレ目 61 「これを……受け取ってくれないかな」 俺はルナサに持っていたケースを渡す。 恐る恐るといった感じでルナサは受け取って、ケースの留め金をはずした。 「わあ…………」 静かにあがる感嘆の声。その声が聞けて心底ほっとした。 「幻想郷中を探し回ったよ。まさか外の世界のそれが、ここに残っていたなんてね」 ケースに収められたのは、長い長い年月を経てきたような、あめ色に輝くヴァイオリン。 「1730年作のグァルネリ・デル・ジェス。名器中の名器だ。外の世界なら、きっと億単位の値がつけられるだろうね」 ルナサの震える手がヴァイオリンのネックをつかみ、そして弓を握る。目がスクロールからペグ、そしてブリッジへとすばやく移動した。 どれもルナサにあわせて調整してある。 「こんなすごいのを……私のために……?」 どこか怖がっているかのような声に、俺は安心させるように笑ってみせる。 「約束しただろう。俺と君とで。君は最高の舞台で、最高の演奏を聞かせるって。そして俺は最高の舞台で、最高の演奏を聞くってね。だから、君に是非受け取ってほしい」 はっきりと、目を見て言ってみる。 しばらくして、ゆっくりとルナサはヴァイオリンを取り上げた。 静かに、演奏の姿勢をとる。 「いいよ、聞かせてあげる」 照れたように微笑んで。 「二人だけの演奏会、始めましょう」 プロポーズの言葉というより指輪代わりのヴァイオリン。 しかし実際買うとなったら全財産つぎ込んでも無理でしょうな。香霖堂の奥に埃をかぶっていたのを見つけだすしかないか。 1スレ目 147 俺達は言葉を交わさぬまま、ただ肩を並べて座っていた。 俺は静かに手元を見つめ、彼女…ルナサは空に浮かぶ半月を見上げている。 傍では、空中に浮かんだヴァイオリンが静かな音楽を奏でていた。 「……あの、さ」 「うん?」 振り返るルナサ。いつもの何処を見ているのかも分からない、糸のような眼。 けど、それなりに一緒にいて…こんな俺でも少しは、その奥に見える感情も見える気がした。 きっと…言うチャンスは、今しかない。 「俺…さ。ルナサの事…好きなんだ」 「……………ん」 ルナサはふいと前を向いて、立ち上がった。 そして、漂っていたヴァイオリンを手に取り…ゆっくりと、演奏を始めた。 その音楽は、俺が聞いたこともない…言葉ではとても表せない曲だった。 時に激しくうねり、時に優しく包みこみ…一時として同じ感覚を抱かせなかった。 ルナサは瞳を閉じ、一心不乱にその曲を演奏し続けている。 …それは、触れる事すらためらわれるほどに、眩しく輝いて見えた。 「……ふぅっ」 一体どれ位の時間がたったのか。一時間にも、一瞬にも思えた。 ルナサはバイオリンを下ろす。息は切らしていないものの、少し高揚しているようにも見える。 「どうだった?」 「どうって…凄かったよ」 今でも体中が震えていた。魂を振るわせる演奏とは、あの曲のことなのだろう。 「あれはね…たった今、体の中で聞こえてきた音楽そのままよ」 「…聞こえてきた、音楽?」 「あなたの思いを伝えられて…私の心が奏でた音。それを可能な限り…演奏したわ」 ルナサは、俺の瞳をじっとみつめて、そっとこう言った。 少し照れくさそうな…それでいて自信に満ちた笑顔を浮かべながら。 「私は不器用だから…音に乗せて思いを伝えてみたの。これが、私の気持ち。私の答え。 あなたの心に、私の心の音色は…伝わった?」 俺の答えは…誰に聞かれるまでも、無かった。 ルナサ姉さんはこんな風だといいな。 1スレ目 814 164 167見たいなノリでこれからもヘタレドリーム振りまいてもいいよね? 前みたいな一行告白とかあっさりふられたりとかそんなのもありだよね? 最近良作が多くてこんな風にビビってる俺はルナサ愛してるルナサ あなたの張りつめた心のA線にそっと手を当てて優しく豊かに震わせたい ルナサ「その嫌らしい手つきをやめなさい」 orz 1スレ目 969 …ヤバイ、道に迷った。 見渡す限り森、森、森。俺は呆れかえった。 神社の巫女に頼まれて普通の魔法使い、魔理沙の家の近くにある店に行ったのだが、これじゃあ今日中には神社に帰れそうに無いな。 それよりも、今日生きられるか考えないとな、下手すれば死ぬし。 そ ー な の か ー 何か聞こえたような気がするが、とりあえずは・・・ダッシュ! 「ハァ、ハァ、ハァ。走った、俺が、馬鹿だったぁ・・・」 走ったところで景色は変わらず、相変わらず木に囲まれた薄暗い森の中。 周りが少しずつ暗くなっていって、少し視界が狭まれる。 「このまま死ぬんだろうか・・・。あぁ、死ぬ前に外に帰りたかったなぁ・・・」 ここで死んだら誰か見つけるだろうか?・・・まぁ、いいか。 近くにあった切り株に腰かかり、・・・と、そこで遠くからバイオリンらしき音が聞こえた。 「これは・・・幻聴か?それでも、試してみる価値はあるかもな!」 そのかすかなバイオリンの音がする方向に向かって、もう一度走る。 走って少しして、突然視界が開けた。 そこに居るのは、黒い服に金色の髪、そして今バイオリンを演奏している少女だった。 (無我夢中で走っていたから気付かなかったが、良い曲だな) 俺は邪魔しないように、近くの切り株に腰かかり、目を閉じてその演奏を聴いた。 …と、バイオリンの演奏が急に止まり、少女がこちらを軽く見たあと。 「あなた、誰?演奏の邪魔なんだけど」 「ん?ああ、俺は・・・遭難者でいいのか?」 「私に、聞かれても困る」 彼女は間髪いれずに答えてきた。めげずに聞く。 「えっと、いきなりで悪いんだが、ここから何処に行けば神社にいけるかわかるか?」 「・・・とりあえずは、わかる」 「帰らないといけないんだ、教えてくれ」 こんな森の中で野垂れ死にはゴメンだ。すると、彼女はこちらを向いて。 「直線で行くには、あっち。今から走ったら、日が沈む前にいけるはず」 そう言って指差した方向を見る。俺が進んだ道の・・・・・逆、方、向。 「ありがとう。えっと、名前は?」 「名前を尋ねるときは、自分から名乗りなさい」 叱られてしまった。この年でしかられるとは、母親以来だ。 「あ、そうか。俺は、○○ってんだ」 「私は、ルナサ。ルナサ・プリズムリバー」 「ルナサ、か。ルナサはいつもここで演奏してるのか?」 「まぁ、そう」 ルナサが曖昧に答える。そして後ろを向いて歩きながら。 「早く帰ったら?急がないと、沈む前に帰れない」 「マジか!?それじゃ、ありがとう!」 急がないと、妖怪にに食われてしまう。 俺は不思議な少女、ルナサ・プリズムリバーの事を忘れて、生きるか死ぬかを考えながら走って帰った。 とりあえずは沈むギリギリに神社に戻れた。その代償として足が棒のようになったが。 「ぜぇ・・・ぜぇ・・・し、死ぬ。えーりんえーりん、助けてえーりん・・・」 前に元気になる呪文を教えてもらったので言ってみるが・・・、効果なし。くそっ、あの白兎め・・・。 「まったく、どうやったら昼に出かけて、日が沈む頃に帰ってくるのかしら?」 そう呆れ半分、疑問半分で言ってきたのが、この神社、博麗神社の巫女博麗霊夢だ。 それよりも、少し気になる事があって霊夢にたずねた。 「そうだ、少し気になったんだが・・・」 「なに?」 「霊夢のスリーサイz」 ―――ゴスッ! 鈍い音とともに俺の後頭部に激痛が走った。霊夢の手元を見るといつの間にか、お払い棒が。 「変なこと聞かない、次聞いたら地獄見るわよ」 「うぅ・・・冗談なのに」 「冗談に聞こえなかったわ」 俺の反撃もあっさりかわして、霊夢が答える。 「まぁ、それよりもだが」 気を取り直して俺は、今日の昼から起こった出来事を話した。 里に行ってから帰り際に道に迷った事。そこで金髪のバイオリンを演奏するルナサと言う少女にあったことなど。 一通り話した後。 「あんたね、行く前に地図渡したでしょ?」 「コレは、魔理沙が見ても解らん」 そう言って胸元のポケットにあった紙を見せる。適当に書かれた神社と、その上辺りにある店。・・・それだけ。 「それに、東西南北ぐらい書いてくれ」 「書いたところで解らないでしょ」 多少呆れながら霊夢が反撃をする。残念ながら対応策はある。 「解るぞ、このコンパスがあればな!」 そう言ってポケットからコンパスを取り出す。さながら外の世界で昔見ていたドラ○もんのような感じで。 「その、コンパスとやらをよく見てみなさい」 そう言われたので、よく見てみると・・・あっちらこっちらクルクル回転している。 「幻想郷では、東西南北なんて無いわ。あるのは上下左右と前後だけ」 霊夢から聞いた、この事で俺は呆然とした。 「そー、なの、かー」 かろうじて言った言葉がコレである。一気に形勢逆転、俺は崖っぷちに立たされた。 「解った?だから地図に東西南北かいても意味が無いの。・・・ってことで、あんたが晩御飯作ってよね」 そう霊夢からちっこい閻魔様の説教以上に厳しいお言葉を言われて、さらに地獄いきとも言われた。 俺が呆然としていると、目の前で霊夢がお払い棒を振りかぶっていた。 「さっさと・・・・動けぇ!!」 天秤打法奥義円月殺法を頭部にもろに食らった俺は、静かに昏倒する。 「だぁからチルノは、アホなのだぁ!!」 薄れ行く意識の中で、取り付かれたんじゃないかと思う程ノリノリの霊夢の声が聞こえた気がした。 チルノはアホじゃない!バカだ! 「そうそう、帰れる時期が決まったわよ」 何とか覚醒した後、霊夢がいきなり切り出した。 「そ、そうか!で、いつ頃だ?」 元々外から来た俺は、この幻想郷には慣れにくい。と、いう事で帰れるかと頼んだのだ。 「そう焦らないの。だいたい・・・一週間前後ね」 「一週間か・・・」 そう聞くと長そうで短いと考えられる。まぁゆっくり過ごせばすぐだろう。 「まぁ、ほとんどは紫の気まぐれだけど。二週間とかにはならないと思うわ」 霊夢がめんどくさそうに言ったその後。 「で、晩御飯は誰が作るんだっけ?」 殺気と有無を言わさぬ威厳をあわせて聞いてきた。ああ、怖い怖い。 「俺だよ・・・。今作るから待ってろって」 そういいながら台所に逃げ出すように向かう。 ――――翌日 俺は懲りずに森の中に入っていた。理由は、もう一度あの演奏を聴きたいがために。 今度は迷わずに・・・は行けなかった。その代わり耳を澄ましているとかすかに音が聞こえる。 俺はその方向にゆっくりと行っていた。気付いたら走っていたけど。 前と同じ場所に、いた。空からあふれる光に照らされて、そこだけ別の空間のように。そこに彼女はいた。 今度も同じ場所に座り、前回と同じように演奏に耳を傾ける。 ~~~♪ ~~~♪ ~~~♪ ゆったりと流れる曲、聴いていると悲しい気持ちになるかもしれない曲。 …と、演奏が終わったのか。ルナサが演奏をとめた。 「また来たの?・・・それとも、また迷ったの?」 こちらを見ずに聞いてくる。 「迷ったわけじゃなくて。ちゃんと来たんだよ。・・・途中迷ったけど」 俺の答えに、ルナサが少し笑ったように見えた。しかし、すぐに元の表情に戻った。 「アナタも懲りないわね。下手したら死ぬのに」 「死んだら死んだでいいさ」 自分が言ったのになぜか違和感がある。きっと鬱になったんだろう。 少しの沈黙の後。 「・・・ねぇ、・・・少し話・・・しない?」 多少赤みが差した頬と一緒に遠慮がちな声が聞こえた。 「ん、まぁいいけど」 俺はそっけなく答える。ルナサが少し安心したような表情をした後、近くの切り株に座って、自分のことを話し始めた。 自分は四姉妹なこと。自分が長女で、次女は白い服のトランペッター、メルランと言って毎回廃テンションな事。 三女は赤い服のキーボード担当のリリカで、毎回悩まされているなど。 中でも一番驚いたのが、ルナサが騒霊だということ。 「騒霊・・・?幽霊か」 「幽霊とは違うと思うけど、大体は同じ。私たちは演奏をするの。ポルターガイストも、騒霊なのよ」 そのほかにも色々と話してくれた。話しているときはルナサはうれしそうに話していた。 俺はその話をしっかりと聞く。 「・・・・だいたいこんなものかな?じゃあ次はあなたのこと」 いきなり話を振られたので、何を話して言いか戸惑う。 「お、俺も話すのか?」 「当たり前。私のことを話したのだからあなたも話すべきよ」 そう言われたので渋々話すことにした。 外の世界に住んでいたこと。一人で住んでいたことなど。あまり話すことがないのですぐに終わった。 「ふぅん・・・大変ね」 全部聞いた後、ルナサがそう感想を漏らした。 「まぁ、あと少しの辛抱だけど」 「どうして?」 少し興味を持ったのか、聞いてきた。一瞬言葉に詰まる。 「・・・・・・慣れるのは時間の問題だろうし」 本当のことを喋ろうとしたのだが、なぜか後ろめたい気持ちがあったので、つい嘘をついてしまった。 それきり話すことがなくなったので。お互い森の中の音を聞くことにした。 「姉さん!やっぱりここにいた」 声がしたほうを向くと、肩で息をしている赤い服の少女がいた。たしか、リリカと言ったか。 「どうしたの?リリカ」 ルナサが驚いて聞く。驚いてるようには見えないが。 「どうしたのじゃないわよ・・・、コンサートのリハーサルの時間がそろそろ始まるってのに・・・。 ん?姉さん、その人・・・誰?」 リリカがこちらに気付いて、訝しげに見た。 「ただの観客よ」 ルナサが素っ気無く答える。 「ふぅん・・・まぁいいや。姉さん早く!」 リリカがルナサを急かす。どうやら急ぎの用らしい。 「んじゃ、帰るとしますかな」 「私も急がないといけないから・・・」 「ん、じゃ」 そう言ってヒラヒラと手を振って帰る。・・・さて、神社に帰って霊夢の手伝いでもしてるか。 その翌日も、翌々日もいつもの場所に行ってルナサと話をしていた。 少しした後、帰って、神社の手伝いをする日々が続いた。 そのことを知ってか知らずか、霊夢が言った。 「どこで何しているかは私は知らないけど。あんまり仲良くしすぎると帰るとき辛くなるわよ」 それでも、今日もルナサのところに行く。 ――――そして、残りの日が一日になった。 朝起きて居間に出ると、いつもは俺よりも遅く起きる霊夢が何故か居る。そして霊夢はこちらを睨むと。 「今日が幻想郷に居られる最後の日。・・・友人には別れを言っておきなさい。たとえ、どんな結果になろうとも」 いつもと違う雰囲気に俺は押された。それからいつもの口調で。 「今日の朝食はあなたがやるんでしょ?早くして」 そう言われて俺は慌てて台所に向かった。 昼になり、俺はいつものように森へ向かったが・・・足取りが重い。 (あんまり仲良くしすぎると帰るとき辛くなるわよ)(別れを言っておきなさい。たとえ、どんな結果になろうとも) 霊夢の言った事が頭をよぎる。 「どうするか・・・」 今になって、仲良くしすぎた事に後悔した。このまま、伝えていいのだろうか。 ここに残る・・・そんな事も考えるが、それでは霊夢達が困るだろう。 いっそ死んでしまえば・・・、そう考えた後に考えを振りほどく。 「ふ・・・。自暴自棄の趣味なんて無いのにな」 思わず苦笑がもれる。行って、別れを言って、帰ればいいだけ。たったそれだけの事なのに、足取りが重い。 それでも、一歩一歩ルナサとの場所へ向かう。 …と、バイオリンの演奏がしっかりと聞こえてきたところで、足が止まった。 ―――行っては、彼女を傷つけるだけだ。 もう目の前に、ルナサの姿が見える。 ―――彼女の悲しむ姿は見たくは無い 今すぐここを立ち去りたい感情が全身を支配する。 ―――伝えたら、彼女が悲しむ。そんな姿は見たくは、無い。 気付いたら俺は、その場から全速力で逃げ出していた。胸が痛む。刃物で刺されたときとは違う、別の痛み。 だが、それもすぐに収まった。 その後俺は、適当にブラブラして。夕方頃に神社に帰った。 (今日が幻想郷に居られる、最後の日・・・か) 神社に帰るときも、何故か後ろめたい気持ちがあった。 「遅かったわね、いつもならもう少し早いのに」 いつもどうりの霊夢の口調に、胸が痛んだ。 「・・・ああ」 「・・・・・・別れは、言えた?」 確信をつくその一言に、俺は悪寒を覚えた。おもわず表情に出る。 「・・・まぁいいわ、あなたが、それでいいのなら」 霊夢も少し声のトーンを落として喋った。 「今日は、私が作るわ。あなたは、待ってなさい」 そう言って神社の中へ向かう。その後に続いて俺も、向かう。何故か、霊夢の背中が悲しみであふれているように見えた。 ―――そして、幻想郷から帰る日 俺と霊夢と紫とその式が博麗神社から東、じゃない左の所に居た。そこに、博麗大結界があるらしい。 あるといわれても、目には見えない。しかし、感覚でなんとなくわかる。 「最後に一回だけ、聞くわ。あなたは、外の世界、元の世界に帰りたい?」 紫が、そう聞いてきた。もう答えは揺らがない。 「・・・ああ」 「・・・じゃあ、いくわよ」 そう言って霊夢は構える。 「あ、ちょっと待って」 紫が止める。その後こちらに来て。 「この手紙、元の世界に返って寂しくなったら開くといいわ。きっと、元気になるから」 そう言われて渡された手紙を、ポケットに入れる。 「いいわ、じゃあ始めましょう」 霊夢は力を込めて、結界の封印に備える。 そして、結界に穴が開いた、感じがした。あとは歩くだけ。それだけで、元の生活に戻れる。 「待って!」 聞き覚えのある声に、反射的に振り向いてしまった。そこにいるのは、ルナサ・プリズムリバー。 「昨日、来なかったから、不安だった。それで、もしかしてと思って・・・」 そう言ってこちらに走り出してくる。 「愛の力は凄いわね。・・・けど」 紫が感想を漏らしたあと式に命令した。 「藍、止めなさい」 有無を言わさない命令に、式神は一瞬戸惑う。 「え?しかし・・・」 「いいから、止めなさい」 「・・・はい」 そう言われ、走ってくるルナサの体を、止める。 「っ!・・・放して!」 「駄目だ・・・紫様の、命令だ」 式が苦虫を潰したように答える。そして紫がこちらを振り向いて。 「さあ、行きなさい。もう少し時間はあるけど、あなたは決めたはずよ?」 ―――そうだ、元の世界に返らないと 自然に足が外の世界へと進む。霊夢は後ろを向いていた。 「行かないで!お願い・・・私は、あなたが居ないと駄目なのよ!!」 ルナサが必死に泣いて叫ぶ。俺は一瞬足を止めそうになった。 「・・・私は、あなたのことが・・・好き」 何かを喋ったような気がしたが、・・・聞かなかったことにした。 そして、霊夢が大結界を塞ぐ。 これで、終わった。あの人間は、外の世界へと行った。一霊の、悲しみを残して。 「うぅ・・・。どうして」 この前冥界の結界に居た、金髪の娘が泣きそうな言葉で言った。 「大丈夫、彼は帰って来るわ。・・・絶対」 紫が慰めにも似た真実を喋ったような気がする。実際、私も帰って来ると思う。 そうだ、帰って来たら引っ叩いてやろうか。そう思いながら、私は帰った。 元の世界に帰ってきた俺だが。どうせ親戚は誰も居ない、誰にも幻想郷のことを話さずに暮らしていた。 ―――そして、数日後 どうしてもこの平凡な毎日が馴染めない。幻想郷に居た頃は毎日が平凡じゃなかったからな。 もともと友人も少なかった俺に、幻想郷の人とか妖怪とかは普通に接してくれた。 …ふと、紫から渡された手紙を思い出し。開けてみることにした。 『 ○○へ 幻想郷に帰りたければ、あなたが迷った森で、私の名前を呼びなさい。 気が向けば、返してあげない事もないわ。 ただし、もう一度幻想郷に戻ったら。もう帰れないわよ。 by プリンセス☆マジカル☆ゆかりん 』 「・・・ずいぶん変わった手紙だな。・・・・・・俺が最初に迷った森、か」 戻ったら帰れない。それは俺には決められない決断だった。 ここでの平凡な生活も、悪くは無いのかもしれない。それでも、幻想郷に帰りたいと思った。 「・・・なんで戻りたいんだ?」 俺が戻りたい理由・・・。考えてもいなかった、今考えるか。 (スリルがあるから・・・じゃないな、別の理由があるのかもしれない) 頭の中での幻想郷の記憶を探してみると。ふと、思いつくのが一つあった。 「・・・ルナサ」 さまざまなルナサの表情や、話などが鮮明に出てくる。 (・・・・よし!) 気付いたら俺は外に出ていた。 俺が迷った森、それはそう遠くないところだった。 「紫ーーーー!!」 叫んでみる、返事が無い。・・・・もしや嘘つかれた?今度は別の名前で呼んでみる。 「プリンセスマジカルゆかりんーーー!!」 やはり返事なし。・・・少し違うのか? その後も色々試してみたものの、一つも当たらない。・・・やはり、これか。 「プリンセス☆マジカル☆ゆかりんーーーーー!!」 「はーい。プリンセス☆マジカル☆ゆかりんちゃん可憐に登場!」 …正直、冷めた。 「なによ、折角来てあげたのに・・・帰りたくないの?」 紫が膨れっ面で聞いてきた。 「いや、帰りたいさ。この数日で、自分の気持ちに決心がついた」 「そう?帰らせてあげてもいいけど・・・その前に問題」 まさか、蓬莱の弾の枝とか言わないよな? 「蓬莱の弾の枝を取ってk」「無茶言うな」 「最後まで言わせてよ・・・。蓬莱の弾の枝は取ってこなくていいわ」 当たり前だ、そんなこと言ったら幻想郷に行く必要があるじゃないか。 「そのかわり、あなたが幻想郷で一番大切に思う人、それを教えて」 「なっ・・・」 予想外の質問だった。まだ本人にも伝えてないのに、それを紫に教えるとは・・・。じ、自殺行為だ。 「さぁ、幻想郷に帰る?それとも帰らない?」 こうなったら覚悟を決めるしかないみたいだ。俺は一息おいて、深呼吸したあとに。 「ゴニョゴニョ」 耳元で喋った。しかも小声で。 「えぇ!?あのムグッ」 「言うな言うな~!」 慌てて口を押さえる。あーあ、経路から言うとこの後に新聞として配られるだろうに。 「解ったわよ・・・。じゃ、その本人の前まで送ってあげるわ」 「本当か!?」 「当たり前よ、マジカルゆかりんは嘘はつかないわ」 ついてます、それはもうついてますって。 「んじゃ、このスキマに入って」 そう言って出したスキマ。・・・うわぁ、怖いよ。 「さっさと入れー!」「うわっ!」 俺が躊躇っている所に、紫が蹴りを一発。そのせいで隙間の中に入ってしまった。 「頑張ってねー」 去り際にそんな事を言ってきた。あのスキマめ・・・。 案の定あの男は戻ってきた。コレでよかったのだろうか? …自分がよければ、いいのかもしれない。 「まぁ、とりあえず。祝い事は皆で楽しまないと。」 気付いたら館の目の前に居た。結構大きい。 「ここが、ルナサ達の家・・・?」 結構大きめな家にすんでるとは言っていたが、ここまで大きいとは。 中に入ろうとして、館に歩を進めていると。 「あ、あんたは!あの時の!」 声をかけられた方を向いてみると、リリカが駆け寄ってきた。その後、突然胸倉を掴んで。 「あんた!姉さんに何やったのよ!姉さん、数日前から元気が無くて。元々元気ないのにさらに・・・」 少しずつ声の音量が減っていって泣き顔になる。俺も不安になってきた。 「リリカ、ルナサはどこにいる?」 「あんたなんかに教えるか!絶対に!」 リリカは泣きながら反論した。 「姉さんなら、・・・いつものところよ」 後ろから声をかけられたの振り返ると、白い服の・・・たしか、メルランが居た。 「姉さん!なんでこんなやつに教えるの!」 「探し物が知っているなら、答えるのが普通でしょ?」 「でもっ・・・!」 「いいから、行かせてあげなさい」 そう言われてリリカは渋々と手を放す。 「・・・ありがとう」 「お礼を言ってる暇があったら、行ってあげて。姉さんも待ってるわ」 俺はいつもの場所に向かって走り出す。 「本当に、これでよかったの?」 リリカが聞く 「姉さんが幸せになればいいんじゃない?」 そう言って、男が居なくなった場所でメルランは静かに微笑む。 いつもの場所。森の中に太陽の光が降り注ぎ、そこだけが違う場所と思われる場所。そこに、ルナサはいた。 「ルナサ!」 ルナサに駆け寄る。ルナサは呆然としていた。 「・・・○○?何でここに?」 ゆっくりと振り向き、喋った。 「ルナサを探しに・・・来たんだ」 「どうして・・・?」 決まっている、そのためにスキマ妖怪にまで話したんだ。 「好きだから」 「・・・え?」 「俺はあの時、ルナサを見て胸が痛かった。何でかって外の世界に戻ってから考えたんだけど・・・少し前に解ったんだ。 俺はルナサが好きだってな」 ルナサは状況が飲み込めないようで、目が点になっている。 「つ、つまりあなたが、私のことを」 「何度も言わせるな、好きなんだよ」 流石に三度も言うと恥ずかしい。顔が真っ赤になってしまった。 ルナサの方を見ると、やっぱり真っ赤になっている。 「ルナサ。えっと・・・その、き、キスしても・・・いいか?」 「・・・いいわ」 二人は見つめあい、口付けを交わす。 「うわっ!」 突然後ろから声がかかったので思わず振り返ると。・・・魔理沙の姿が。 「ま、ままま魔理沙、どうしてここに?」 「あちゃー・・・ばれないと思ったんだが。お前達が押すからだぜ?」 魔理沙が見た方向を見るとスキマが。さらに中には幻想郷の面々が。 「魔理沙が出なければもう少しのびたかもしれないのに」 「私の力で永遠にすればよかったかしら?」 「久々にいいものがみれたな」 「いつ見てもいいわね。どう、私たちもやらない妖夢?」 「や、やめてください。幽々子様・・・」 「コレはスクープです!・・・でも、皆知ってますね」 「映姫様、サボっちゃっていいんですか?」 「いいわけないでしょう。でも、コレが見れたから良しとします」 「していいのかしら?」 「皆さん!私は中国ではありません!紅美鈴です!ホンメイリンです!」 …などなど、勝手に喋っている。 「まぁ何はともあれ」 『おめでとう!!』 それもうれしいのだが、それよりも・・・。 「紫ぃ・・・。あんた喋ったな」 「喋ってないわよ?連れてきただけ」 「同じだって・・・」 反省0の言葉に怒る気も無くなる。まぁこれはこれでいいか。 「めるぽMERUPOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!」 『!?』 全員が驚いてプリズムリバーの館の方を見ると、メルランの姿が。ああ、そういえば暴走するって言ってたっけか。 「これ、どうやって止めるんだっけ?ルナサ」 「ガッするのよ」 「ああ、そうだっけ。じゃあやるか」 「メルラン死ななければいいけど・・・」 そう言って二人は構える。 そして 「ガッ!!!!!」 ―――――END―――――― どうも、ずいぶんと長くなってしまいました。 っていうかまじめに書くとひどいことになりますね、はい。 すこしシリアスになってしまったのかも。そう思わないのかも。 ああ、萌えなくてすいません。でもこう書くしかないのです。 こんな作品でも萌えてくれれば光栄です。
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ルナサ 肩書き 種族 閃き コマンダー行動 陣形 得意術 盗み適性 騒霊 妖怪・霊体 弓 物理と術 トライアンカー 月 5 LP 腕力 器用さ 素早さ 体力 魔力 意志力 魅力 10 15 20 17 14 17 17 22 HP 斬LV 打LV 突LV 射LV 体術LV 地術LV 天術LV 増幅LV 120+ 0 2 0 4+ 1 0 月3+ 2+ 武器1 武器2 武器3 武器4 防具1 防具2 防具3 防具4 長弓 - - ヴァイオリン 革鎧 シルティーク 革のブーツ - 技1 技2 技3 技4 術1 術2 術3 術4 スペルカード 影ぬい でたらめ矢 - - ムーンシャイン - - - 死ね矢 HP成長 SP成長 WP成長 斬成長 打成長 突成長 射成長 体術成長 2 2 2 0 1 0 3 1 蒼龍成長 朱鳥成長 白虎成長 玄武成長 太陽成長 月成長 増幅成長 消費軽減 1 0 1 0 0 3 2 - プリズムリバー三姉妹の長女。後ろ向きな性格をしたリーダー的存在。 魅力と器用さこそ標準以上だが、それ以外が控えめなのはルナ姉の性格ゆえだろうか。 騒霊が持つサイレンや超音波は月レベル依存なので、天術を初期術のまま変えないと まともな威力が出るのはルナサだけ。サイレンは術スタンを有効に使っていきたい。
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ルナサ No.099 タイプ:おばけ/しょうき 特性:ぼうおん(音による技の効果を受けない) ガードアーマー(相手の攻撃が急所に当たらない) HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 100 75 100 80 100 45 ばつぐん(4倍) --- ばつぐん(2倍) おばけ/けもの/だいち いまひとつ(1/2) しぜん/しんとう/こころ いまひとつ(1/4) しょうき こうかなし あんこく/げんそう コスト:50(コスト技の威力:60) ルナサ 解説 育成例耐久型 覚える技レベルアップちびルナサ ルナサ たまご 技マシン 解説 高めの耐久能力を誇り、6タイプに抵抗できる憂鬱なる長女 実践で使える補助技は一通り覚えることができ、状態異常3種(混乱・猛毒・火傷)を扱える また、物理にも特殊にも硬いため耐久能力は高め タイプの関係で対物理にはやや弱いものの、コストが低くとよひめやせんだいのようにコスト技で倒されにくいのは大きなメリット 反面、直接火力に乏しい。A/Cは共に低い上に物理技はほとんど無く、特殊技の最高威力は演奏(威力100)だが癖が強い 立ち回りとしては変化技を駆使してPTが戦いやすい環境を整えてあげるのが主な仕事になる 呪いに置き土産、道連れとやたらと自分を犠牲にする技を覚える。そんなに自己嫌悪しなくても…… タイプの関係上、一致タイプを両方無効化するゆめこと相性が非常に悪い 相手からしてみても最大威力の逆鱗を封じられるので辛くはあるが、直接火力によるダメージの差で押し切られてしまいやすい 育成例 耐久型 性格:ずぶといorおだやか 努力値:HP252 防御と特防をお好みで 持ち物:たべのこし 特性:ガードアーマー 技:どくどく/かなしばり/(候補技)/(候補技) ()はお好みで ミラーコート/マジックコート/バリアー/ジャミング/おにび 「どくどく」による粘り勝ちを狙う型。いまひとつのタイプが4種類。 無効化出来るタイプが2種類のため、苦手な3種類でなければかなり持ちこたえられる事のできる型 「どくどく」に加え、「かなしばり」による嫌がらせで相手の行動を制限させ、交代させる為にも使える 弱点としては、同じ耐久型に選ばれるゆうかやかぐや系等と違い、光合成や自己再生等の回復技が無い その上に、強力な攻撃技は数ターン続く「えんそう」 先程の2体の覚えるものより心許ない「シャドーボール」「ポイズンボム」なのであくまで粘る事に徹しなければいけない 相手が特殊技を使ってくるのなら「ミラーコート」による反射が出来るが、物理技メインならバリアーで耐え忍ぶしかない 攻撃技が無く、毒毒1本にダメージソースを絞ると鋼タイプ相手にも不利。鬼火か攻撃技の採用も一考を 覚える技 レベルアップ ちびルナサ 1 おどろかす 5 かたくなる 9 ナイトヘッド 13 てだすけ 17 シャドーパンチ 21 しょうき みちづれ 25 あやしいひかり 29 クロスポイズン ルナサ 1 ナイトメア 1 ミラーコート 1 こごえるかぜ 1 ジャミング 1 みがわり 1 えんそう 1 おきみやげ 33 かなしばり 36 いたみわけ 39 マジックコート 42 シャドーボール 46 バリアー 50 ポイズンボム 54 えんそう 58 おきみやげ たまご トリック くろいきり くろいはもん じたばた ハイパーボイス みわくのひとみ 技マシン 06 ちび どくどく 08 ちび のろい 10 ちび どくづき 13 ちび れいとうビーム 14 ちび ふぶき 16 ちび ひかりのかべ 17 ちび みきり 18 ちび あまごい 27 ちび おんがえし 30 ちび シャドーボール 32 ちび かげぶんしん 36 ちび ポイズンボム 41 ちび おにび 43 ちび ひみつのちから 44 ちび ねむる 45 ちび メロメロ
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ルナサ・プリズムリバー 能力:『手足を使わずに楽器を演奏する程度の能力 『鬱の音を演奏する程度の能力』 所属:虹川楽団(旗揚げ時から登録。初参戦は第12回大会~) ファイト・スタイル ヴァイオリンのごとき繊細かつ大胆な絞め技 質実にして剛健。U3級の中では割とオールドスタイルのレスラー。 投打極バランス良く試合を組み立てる事が出来るが ユニット戦が多い虹川楽団の中ではどうも地味な印象が否めなかった。 参戦初期では唯一の大技『スードストラディヴァリウス』に頼りがちであったが 徐々にルナサロックシリーズを中心とした組み立てに。 更に技のバリエーションも増え、ファンの間からは『イケメン路線』と呼ばれるファイトスタイルを確立させた。 そのスタイルで一気に説得力を増したU3級上位選手へと上り詰めていった。 スードストラディヴァリウス 相手の片足を抱えたフィッシャーマンスタイルの状態から担ぎ上げ、そのまま垂直に落とすブレーンバスター。 極め技を主体としたルナサの数少ない投げ技であり、ここ一番で使う技である。 オリジナルは新日の井上亘が使用する「スタガリンブロー」ではないかと言われている。 技名は東方妖々夢で使用したスペルカード『偽弦「スードストラディヴァリウス」』より。 ちなみに「スード」とは「偽物」を意味する。 ストラディヴァリウス 通常のフィッシャーマンとは逆の足を抱えて持ち上げ、開脚式ドライバーで落とす技。 (抱え上げたときに、自分の両腕が共に外側から抱え込む体勢。エビ固めの体勢では正面から向き合う形) オリジナルは越中詩郎の「侍ドライバー 84」、またはダイナマイト関西の「グリーンフォール」。 技名は東方妖々夢で使用したスペルカード『神弦「ストラディヴァリウス」』より。 初公開時からその名称で広まっていたが、37回大会で正式アナウンスされた。 余談だが、みちのくドライバー2の登場以降、開脚式ドライバーは(細かい差で)多くの技が生まれ、 「侍ドライバー 84」にしても事前に公開されたものは試合で使われたものとは若干異なり、 抱え上げてから両手でそれぞれ相手の腿を抱え直すものだった。 さらに、混同されがちな「キー・クラッシャー 99」は、フィッシャーマンバスターと同様に相手の足の外側から腕を掛けるもの。 (自分の両腕が共に外側から抱え込むような体勢から抱え上げる。 相手の首と足に掛けた腕が、エビ固めの体勢では同じサイドから抱える形になるので、攻撃側の上半身がやや横向きになる) グァルネリ・デル・ジェス 相手の股下に頭を通し、向かい合う形で水平に担ぎ上げた後、相手を左に回転させ、 しゃがみつつ右手で足をロックしたまま左脇に相手の頭を通し、左手で相手の腕を押さえ、 首や背中にダメージを与えるという複雑な極め技。 自分の体を支点にして相手を逆さにぶら下げるタイプの技は、俗にコウモリ吊りと呼ばれる。 技名は東方妖々夢で使用したスペルカード『弦奏「グァルネリ・デル・ジェス」』より。 ルナサロックシリーズ オリジナルは新日所属のイケメンこと永田裕志のナガタロックシリーズ。 敬礼 文字どおりの「敬礼」のポーズ。 技に入る前にこれを行なうのがイケメンの法則。 ルナサロックI 変形足四字固め。 なお、オリジナルの方で特徴的なあの敬礼は、当初は出していなかったが、 第34回大会にて披露してくれた。 (その道の人に言わせると「敬礼ポーズがないと効果が出ない」のだそうである) ルナサロックII クロスフェイス。当初は、後述するルナサロックIIIへのつなぎとしてのみ 使用しており、単独では使用していなかった。単独で使用したのは第37回大会で、 IIIの方がIIよりも先に公開されるという逆転現象となった。 ちなみにクロスフェイスの名手としてはWWEのクリス・ベノワが知られているが、 元祖はこちらの方である。(永田選手がアメリカでの修行時代にベノワに伝授した) ルナサロックIII ルナサロックIIから移行し、相手の腕の下に肩を入れ、首を巻き込んで極める絞め技。 クロスアームスープレックス 通常のジャーマンスープレックスと違い、相手の胴前で腕を交差させて封じてから反り投げる。 両腕の動きが封じられているためほぼ受け身が取れない。 自身の初勝利を飾った技でもある。 るなぽー ルナサの使用するエルボースマッシュの名称。 特に、ロープで反動をつけ飛び上がってのエルボースマッシュはジャンピングるなぽーと呼ばれる。 技の命名は文だが、当のルナサ本人は嫌悪感を示している。 ちなみにこのジャンピング式は、アメリカでは「フライング・フォアアーム」と呼ばれている技。 その他の技 タランチュラ、月面水爆など 戦績 [部分編集] 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 以下は、第40回興行時点。 大会 試合 形式 対戦相手 試合動画 試合結果 備考 第12回大会 第2試合 LTU暫定王者決定戦(X2,X3) 霊夢,萃香,アリス sm2894657 ●(23 24 霊夢・妖怪バスター) ピンを取られたのはX3) 第14回大会 第2試合 LTUタイトルマッチ(メルラン,リリカ) 諏訪子,神奈子,早苗 sm2967000 ●(21 22 諏訪子・蛙落とし) ピンを取られたのはリリカ 第17回大会 第1試合 3vs3(メルラン,リリカ) てゐ,鈴仙,輝夜 sm3174407 ●(18 38 輝夜・永夜返し) ピンを取られたのはメルラン 第18回大会 第1試合 3vs3(メルラン,リリカ) 紫,幽々子,にとり sm3252612 ●(20 11 にとり・フラッドジャーマンスープレックス) ピンを取られたのはリリカ 第19回大会 第1試合 3wayBR『虹川姉妹最強決定戦』 メルラン,リリカ sm3334057 ●(15 15 メルラン・ゴーストクリフォード) 最初の脱落者 第22回大会 第4試合 3vs3(メルラン,リリカ) フラン,チルノ,ルーミア sm3586888 ●(22 19 フラン・頭掴みラリアット) 第23回大会 第2試合 TAG(メルラン) 幽々子,ミスティア sm3648879 ●(13 47 幽々子,亡霊クラッチ) 第24回大会 第3試合 4vs4(メルラン,リリカ,紫) ルーミア,チルノ,レティ,レミリア sm3719046 ●(23 55 ルーミア・ムーンライトレイ) 第25回大会 第1試合 LU3Tトーナメント(メルラン) 橙,ルーミア sm3787055 ○(17 15クロスアームスープレックス・橙) 初勝利 第27回大会 第1試合 LU3Tトーナメント準決勝(メルラン) にとり,椛 sm3930607 ●(19 47 にとり・エメラルド・ポロロッカ) ピンを取られたのはメルラン 第29回大会 第1試合 4vs4(メルラン,穣子,静葉) ルーミア,チルノ,ミスティア,リグル sm4135258 ○(18 09ジャンピングるなぽー・リグル) 第30回大会 第1試合 タッグ(メルラン) 穣子,静葉 sm4218472 ●(12 28 穣子・殺神バックドロップ) ピンを取られたのはメルラン 第31回大会 第1試合 3wayBR リグル,チルノ sm4310714 ○(13 19月面水爆・チルノ)○(15 17クロスアームスープレックス・リグル) 勝ち残り 第32回大会 第3試合 LU3W次期挑戦者決定戦 ミスティア sm4402640 ●(12 43 焼き鳥スプラッシュ) 第34回大会 第3試合 TAG(メルラン) リリカ,てゐ sm5354452 ○(15 55 ヒノファンタズム(メルラン)・リリカ) 第35回大会 第6試合 LU3Tタイトルマッチ(メルラン) にとり,椛 sm5552902 ○(16 31 ヒノファンタズム(メルラン)・にとり) LU3T第二代王者戴冠 第36回大会 第3試合 4vs4(文,にとり,椛) ミスティア,橙,藍,妖夢 sm5621154 ●(17 51 橙・飛翔毘沙門天) ピンを取られたのはにとり 第37回大会 第3試合 TAG(レティ) X1,X2 sm5817163 ○(17 56クロスアームスープレックス・X1) 第39回大会 第1試合 8WayRR『U3級時間差BR』 - sm6434221 ○(11 50 OtTRルール・パルスィ)●(13 18 静葉・OtTRルール) 4番目に脱落 第40回大会 第5試合 3WayTAG(メルラン) ミスティア,橙,チルノ,雛 sm9564258 ○(10 40るなぽー→エビ固め・雛)●(12 47 ミスティア・焼き鳥スプラッシュ) あと2人まで残る虹川楽団は同率2位 シングル 1戦0勝1敗 タッグ 7戦4勝3敗 (ルナサのフォールによる勝ちは2回・ルナサがフォールされた負けは1回)虹川楽団(メルランとのタッグ) 6戦3勝3敗 (ルナサのフォールによる勝ちは1回・ルナサがフォールされた負けは1回) 6人タッグ 5戦0勝5敗 (全て虹川楽団(ルナサ,リリカとのタッグ))(ルナサがフォールされた負けは1回) 8人タッグ 3戦1勝2敗 (ルナサのフォールによる勝ちは1回・ルナサがフォールされた負けは1回) その他8WayRR 1戦0勝 3WayTAG 1戦0勝 多いフィニッシュ技クロスアームスープレックス (3回) タイトル歴 LTU タイトル設置関係者,虹川姉妹として提案。暫定王者決定戦に敗北。 LU3T 第二代王者(パートナーはメルラン) 第35回大会~ 防衛なし 人間関係 メルラン・プリズムリバー 実妹にしてタッグパートナー。後に、共に第二代LU3T王者としてU3級タッグの頂点に立つ。 リリカ・プリズムリバー 実妹。元LU3W第二代王者。後に虹川楽団から離反してGM軍入りし、その威光を笠に着て姉達に服従を迫ったために対立関係に。 四季映姫・ヤマザナドゥ 雇い主。 入場曲 幽霊楽団〜Phantom Ensemble 評 東プロの音響担当で虹川楽団プリズムリバー三姉妹の長女。 当初は三人揃って勇んで登場しては蹴散らされるジョバーに甘んじていた。 堅実な試合を展開するも堅実的すぎるために一方的にやられがちで、 敗北後に沈み込んでしまう。 あまりにも勝てない事に姉妹同士口論となり、これを幽々子に利用され イベントマッチ『虹川姉妹最強決定戦』(第19回大会)が開催され、 長女にも関わらず次女メルランに屈辱のピンフォールを喰らう。 その屈辱を晴らす為にイベントマスター幽々子への挑戦状を叩き付けるが 逆に大技の直撃を喰らい敗北。 末妹リリカにも虹川楽団を脱退され、面目の立たない長女は 次女メルランと共にLU3Tトーナメントへ挑み、 初戦では元LU3W初代王者橙,そのパートナールーミアと真っ向からの勝負しかけ なんと橙から直接ピンフォールを奪う大金星を魅せる。 翌二回戦では惜しくも敗れたが、長女が一番駄目な子じゃないことをアピール。 その後も堅実な試合構築は健在。 メンタルの浮き沈みの激しささえなければ裏切りの末妹リリカへの直接制裁、 あわよくばLU3Wも夢じゃない所にいる。 しかし現在でも選手達からはやられ役扱いをされているようで、失礼な話ではあるが 『プリズムリバー姉妹に負けるなんて』という声がしばしばあがる。 大会運営業務としての虹川楽団は音響。 生演奏ではなく録音で、主に弦楽器を担当。 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 鬱を乗り越えて 第33回大会~ 第33回大会では、自身の出場はなかったものの、妹同士の対戦をメルランのセコンドに付く形で見守り、 リリカに沈められ、珍しく意気消沈したメルランをフォローに来るという形でリングに登場。 そして、次回大会、虹川楽団とシスターズでの、天子のケ○に敷かれる会を賭けての対戦が決定。 ここで虹川楽団が敗北した時は、GM軍の軍門に下ることになること、過去の対戦成績から 分が悪い戦いになることが必至だったことから、以前から囁かれていた移籍が現実味を帯びたと噂になった。 そして迎えた第34回大会では、これまで封印していたルナサロックIでの敬礼ポーズを解禁し、 メルランと共に並々ならぬ気迫で挑み、ついに久しく遠ざかっていた勝利を掴む。 これにより、かつてLU3Wタイトルホルダーだったリリカを沈めた実績をもって 虹川楽団として、LU3Tへの挑戦を表明した。 第35回大会で行われたLU3Tタイトルマッチでは、さらに新技を解禁。 パワーに勝る妹をフォローしつつ、試合をコントロールする巧者ぶりをみせ、ついに念願の ベルトを手にすることに成功した。 東方プロレス ファンBBSスレッド (関連スレ) Part1 【鬱躁】騒霊楽団応援劇場・初回公演【幻騙】 ※虹川スレッド このページを編集
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ルナサ5 新ろだ557 ギイ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛イ゛イ゛イ゛イ゛ 「だああああああああ!! 何できれいに鳴らねえんだよ!!」 魔法の森の端っこ、この不気味な森にしては珍しく光がさんさんと差し込む明るい広場の中で、俺は1人絶叫していた。 こんな森の中に1人でいたくはないが、人里の中でこんな音を出していたらどうしたって誰かに気づかれる。 里の人間に絶対に聞かれない場所を探した結果がここだった。まあ、万が一この酷い音を聞いたとしても、 ここなら妖怪の鳴き声にしか聞こえない。人間は近づかないはずだ。 こんな姿を誰かに見られたくはない。特にあいつには絶対に見られるわけには…… 「○○……?」 「おわぁっ!?」 よりによってこんなタイミングで出てこなくても……突然現れた「あいつ」に、俺は動揺を隠せなかった。 「お、お前、何でこんなところに……」 「いや、人里に用があって……家に帰ってたところ」 「それで何で俺のところに来るんだよ!?」 「あなたの声が聞こえたから」 「…………」 そうだ。そうだよな、すっかり忘れてたよ。確かにここなら人間は近づかないだろうさ、人間は。 そういやこいつは人間じゃなかった……ルナサ・プリズムリバーは。 「……さすがの耳の良さだな。あんな雑音だらけの中で俺の声を聞き分けるなんて」 「まあ、一応音楽家だし。それ、バイオリン……よね? 妖怪の鳴き声かと思った」 「ほっとけ」 「…………くっ…………ぷぷっ…………」 「……何だよ?」 「……に…………似合わ……ない……」 これだからこいつには見られたくなかったんだ……一見無口で暗そうだが、 思ったことを何の遠慮も無く素直に口に出しやがる。 ああ、笑いたい気持ちは分かるよお嬢さん。お前がいつも見る俺の姿は八百屋に買い物に来た時、 親父の仕事を手伝ってる姿だけだもんな。 こんな頭の悪そうな、体力だけが取り柄みたいな俺が人から隠れてバイオリンの練習……そりゃおかしいよな。 しかも自分はプロのバイオリニスト……ド素人である俺の音なんかちゃんちゃらおかしいに違いない。 気にしないでくれ、笑うがいいさ。笑ってくれよ。笑えばいいと思うよ。 「……ごめんごめん、笑いすぎた……元気出してよ」 どうやらどす黒いオーラが滲み出ていたらしい。 そのまま首を吊りかねない俺のヘコみっぷりに、さすがにルナサも気を遣って慰めてくれた。 「と、ところでさ、何でバイオリンの練習なんかしてたの? 何か力になれるかもしれないよ」 こいつは世話焼きなことで有名だ。こういう人間臭いところが騒霊だということを忘れさせる。俺に落ち度は無い。断じて。 しかし見られたからには仕方ない……相談に乗ってもらうとするか。 「……バンド?」 「ああ、里の音楽好きな奴らが立ち上げたんだ。今度の里の祭りで演奏を披露するつもりらしい。 俺がバイオリン担当に抜擢されたってわけだ」 「……○○、バイオリンなんて弾けたっけ?」 「さっきの音聞いてたろ? バイオリンなんて今まで触ったこともなかったよ」 「じゃあ、断れば……」 「まあそうなんだけどな、断りきれなくて……『弾けなくてもいいよ、今から練習してくれ』なんて言われたから」 「……祭りまであとどのくらい?」 「……2週間」 「断りなさい」 「今更それは出来ないっつーの! だからこうして人目を忍んで頑張ってんだよ……」 俺は断りきれない癖に責任感だけは人一倍ある。任された仕事を投げ出すような真似は出来なかった。 しかし、多少音楽の知識がある奴ならいざ知らず、俺は音楽のことなど何も知らない。音楽的センスも皆無だ。 独学では2週間で曲を弾けるまでになるなど到底不可能だった。そう、独学では。 「必死で練習したってこんなに短い期間じゃどうにも……どうするつもり?」 「そこで1つお願いなんですがね、ルナサさ~ん……」 「……え?」 「今から2週間、俺に稽古をつけてくれないか?」 「…………え……えぇ!?」 最初から無駄なプライドなど捨ててこうすれば良かった。ルナサに教えを乞えば2週間でも何とかなるかもしれない。 何しろバイオリンの腕だけで飯を食っているような奴だ。騒霊が飯を食う必要があるのかどうかは知らんが。 それに、ルナサが買い物にくれば必ず長々と立ち話をして親父にシバかれる程度の仲だ。無下に断られることは無いはずだ。 「なあ頼むよ、友達が舞台で恥を掻くのなんか見たくねえだろ?『見ねーよ』みたいな顔すんな」 「…………」 「…………」 「…………はあ、仕方ない……」 「いいのか!?」 「あなたのお店にもお世話になってるしね。時間が無いからすぐに始めるよ」 「わ~い、よろしくねルナ姉♪ …………すいませんもう言いませんから許して楽器は奏でるものであって殴るものじゃないからそれ降ろして頼むから勘弁しt そんなわけで、その日からルナサの指導のもと、猛特訓が始まった。いてえ。 ルナサは仕事の前後、時間が空くときに毎日俺がいる広場に来て、基本中の基本から俺にレクチャーした。 「背筋を伸ばせ」 「下を見るな。まっすぐ前を見ろ」 「左手で支えないで、できるだけ顎を使って支えて」 「音がブレてる。均等に伸ばせ」 「肩に力入りすぎ」 「その棒はそんなところに入れるための物じゃない」 ごめんなさい。 やはり指導者がいると練習の効率が違う。1人で練習していた時とは比べ物にならないスピードで上達していった。 しかし、ルナサの指導は思っていたよりかなり厳しい。キレたりこそしないが、普段の大人しい印象とは全く違う。 次から次へと注意が飛び交う、その澱みない教えっぷりには畏怖すら覚える。俺はついていくのがやっとだった。 「ル、ルナサ先生……ちょっと高度すぎやしませんか……まだ俺には無理ですよ……」 「何言ってんの、そんなこと言ってる暇は無いよ? ほんとは寝てる時間だって惜しいんだから」 「へーい……」 「まだ全然音に張りが無い。もっと集中して」 正直、引き受けたもののあんまり乗り気ではない。 仕事もあるし、迷惑をかけない程度に練習しとこう、というくらいに考えていた。 それなのに……こいつの教え方は本気すぎる。妥協が一切無い。 重箱の隅をつつくような細かいダメ出しに、だんだん嫌気さえ差してきた。 「……○○、聞いてる? 時間は無いんだからね」 だが、稽古を頼んだ俺が文句を垂れるわけにもいかない。 ルナサの指摘を受け入れ、歯を食いしばって練習に励んでいた。ルナサに対する反抗的な気持ちは高まっていく一方だった。 「……あ、今日はここまで……また明日ね」 時間が来ると、ルナサは急いで仕事の現場に向かう。俺はその度に、言い表せない感情に支配された。 悲しいような、寂しいようなあまり心地良くない感情……これが何なのかは分からなかった。 時は過ぎ、祭りまであと1週間を切った。 バンドのメンバーとの合同練習が何度かあり、何とかなりそうだという感触は掴んでいた。 いつもの広場で2人で練習を始めようとしていたら、ルナサの妹の1人……メルランが飛んできた。 メルランとリリカもしばしば姉の買い物についてくるのでよく知っている。時々店の前で勝手にソロライブを始める。 メルランが演奏を始めると客が上機嫌になって売り上げが飛躍的に伸びるので、密かに毎回楽しみにしている。 「○○さん、バンドの話聞いたよ! 頑張ってるわね~」 「ああ……まあな」 「メルラン、急にどうしたの?」 「そうそう姉さん、さっき白玉楼の妖夢さんがうちに来てね。 幽々子さんが今度のお花見ライブの件について話したいんだって」 「今すぐに? でも今日は夜も別の打ち合わせがあるから……○○に教えてあげられない……どうしよう」 ルナサは心底困ったという様子だ。ここまでうろたえるルナサはあまり見たことがない。 見かねてメルランが言った。 「わかった! じゃあ今日は○○さんには私が教えてあげるから」 「そう……それなら……○○、いい?」 「仕事の話だもんな。俺に構わず行ってきてくれ」 「うん、ごめん。じゃあメルラン、よろしくね」 そう言うと、ルナサは慌てて飛びたった。その背中を見送りながら、俺はいつもの何とも言えない気持ちに囚われた。 「じゃ、始めよっか?」 メルランの指導はどんなものだろうかと思ったが、さすがは今をときめく人気バンド、プリズムリバー楽団の一員である。 ルナサに負けずとも劣らない、的確で明快な教え方だ。 しかも、ルナサとは違い…… 「すごいすごい、ちゃんと出来てるよ! その調子!」 超優しい。 少し前進する度に、全力で賛美を浴びせてくれる。 褒めちぎられることにいい気になり、俺はいつになく真剣に練習した。気がつくとあっという間に数時間が経過していた。 「よーし、じゃあちょっと休憩しよっか」 メルランの一言を聞いて俺はバイオリンを降ろし、大きな木の根本に座り込んだ。 メルランも俺の側に腰を下ろした。 「でもほんとすごいわ○○さん。1週間でこんなに上達した人なんか見たことない。このペースなら間に合いそうね」 「ああ、ルナサにだいぶしごかれたからな……」 「うふふ、姉さんの練習厳しいでしょ?」 「ほんっと厳しいよな、正直やる気出しすぎでついていけねえよ。素人に向かって好き勝手言いやがっ……」 溜まっていた鬱憤が、つい口をついて出てしまった。そこまで言いかけて、俺は慌てて口をつぐんだ。 しまった……目の前にいるのは他ならぬルナサの妹だ。姉に対する不満を聞かされて気分が良いはずがない。 恐る恐るメルランの顔色を窺った。いつもの屈託の無い笑顔は消え、目は悲しみを湛えている。 「いや……あの…………ごめん」 「…………」 メルランがこんな暗い顔をしているのを見るのは初めてだ。やっちまった……怒らせちゃったな…… 気まずい沈黙。それ以上この場にいられず、俺が立ち上がろうとした時だった。 「……やっぱりそうか……」 「え?」 「……○○さん、ちょっと待っててくれる? 見せたいものがあるの」 そう言うやいなや、メルランは空へと飛んでいった。いきなりのことに、俺はあっけにとられて立ち尽くした。 一体何だ? どうやら怒ってるわけじゃなさそうだが…… 何を見せたいのか考える暇も無く、メルランはものの数分程で戻ってきた。 「ごめんね、ちょっと家まで取りに戻ってて。これなの。見て」 メルランが差し出したのは、1冊のノート。表紙に、女の子らしい丸っこい字でこう書いてあった。 「交換日記?」 「うん、私たち3人で回してるの。私たちは姉妹であり仕事仲間でもあるから、隠しごとは無しで何でも分かち合おうって」 「……そんなものを無関係な俺が見てもいいのか?」 「普通なら人に見せたりしないけど……○○さんなら大丈夫だと思って。秘密は守ってくれそうだし」 「まあ、人に内容を話したりなんかはしないけど……」 「それに、多分無関係ってわけでもないと思うわ。読んでほしいのは昨日の姉さんの日記」 「ルナサの……?」 言われるがままに、メルランが指さしたページの日記を読んだ。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○月×日 分かってる……悪いのは私…… ごめんね………… ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ルナサが書いた他のページは、整った文字で一面埋め尽くされているが、このページは弱々しい文字で 2行の文章が書いてあるだけだった。メルランは物憂げに言った。 「最近元気無いなーとは思ってたんだけどね。ここまで思い詰めてたなんて知らなかった」 俺は何も口に出すことができず、ルナサの日記を見つめたまま立ち尽くしていた。 力無く微笑むメルラン。 「まあ、大体分かっちゃいたけど……やっぱり○○さんが原因だったみたいね」 今まで避けていた現実を突き付けられ、溜め込んだ負の感情が一気に噴き出した。 本当は気付いていた。 時々ルナサの顔に影が差すことにも、それが俺のせいだということにも。 俺の反抗心が少しずつ表に漏れ出ていたからだ。 人気楽団のリーダーという大変な立場に追われながらも、ルナサは忙しいスケジュールの中毎日来てくれた。 そんなあいつに、俺は礼の一つも言わず、あいつの思いを全く受け取ろうとしなかった。 あいつは本当に俺のために頑張ってくれていたのに…… 素直に一言感謝を伝えられればここまで深刻になることも無かっただろう。しかし、馬鹿な俺は腹を立てるあまり、 つまらない意地を張ってそんなことからずっと目を背けていた。 自分の幼さ、強情さ、不甲斐なさに嫌気がさす。 慙愧の念が心に重く伸し掛かる。 昨日までの自分を殴り飛ばしたい。 いくら謝っても足りない…… 「大丈夫、気にしなくてもいいよ? ○○さん……」 俺の暗い心中を察したのか、メルランが俺の肩に手を乗せた。 「姉さんね、練習が厳しいっていうのずっと気にしてた。○○さんがイライラしてたのも薄々気付いてたみたい。 上達してほしいからついきつくなっちゃうんだって」 「…………」 「でもね、普通なら姉さんが初心者にあんなに厳しく教えることはないわ。○○さんのことを思うからこそなの」 「…………」 「それに姉さん、ほんとに○○さんとの練習を楽しみにしてたの。家でもあなたの話ばっかり」 「…………」 「あなたのこと褒めちぎってたわ。今までやったことないのにあの上達っぷりはすごいって」 「…………」 「とにかく、教えるのを嫌がったことは1度も無いわ。だから○○さんが気に病むことは無いんだよ」 メルランは懸命に俺を元気づけようとしてくれている。だが、落ち込みすぎてもうどうしようもなかった。 どのくらい時間が経ったか分からない。メルランが次に口を開くまで、かなりの間が空いた。 「……○○さんってさ……」 長い長い沈黙の後、メルランが口にしたのは予想だにしない言葉だった。 「姉さんのこと好きだよね?」 「……え?」 「○○さんにお願い。姉さんを救ってあげて。 あなたの機嫌を損ねたことで、姉さんほんとに苦しんでる。 あなたに完全に嫌われたらどうしよう、って思ってる。楽にしてあげてほしいの。 実は姉さんもね……」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「……とまあ、そういうわけだから。姉さんを助けられるのはあなたしかいないの。 きっとあなたならどうすればいいか分かると思うから……よろしくね」 そう言い残すと、メルランは背を向けて飛び立った。 ~数日後~ 「メル姉~」 「何? リリカ」 「ルナ姉は大丈夫なの? 今日家を出る時も死にそうだったじゃない」 「う~ん、やっぱ○○さんのことが気になるみたい。自分が○○さんを怒らせてるんだ……ってさ」 「お祭りって明日だよね。じゃあ今日が最後の練習でしょ~? やばいじゃん、 このままずっとギクシャクした関係だったら……ねえ」 「……ふふ、それならもう大丈夫よ」 「え? 何で?」 「多分、今の○○さんなら……心配しなくても……」 「……はあ?」 「うん、くっつくのは時間の問題ね。リリカ、お祝い用にお肉でも買ってきといて」 「何なのよー! 全然分かんないわよ!! つか何で私ー!?」 「あとプリン」 「あんたが食べたいだけでしょそれは!!」 「じゃ、始めようか」 いよいよ祭りの前日。ルナサはいつものように広場に来た。 「ビブラートがやらしすぎるから、もっと自然に」 「アップの時の音が死んでる。弱拍の音もきちんと鳴らせ」 「アーティキュレーションをはっきりと」 相変わらずの厳しい指導。俺にはレベルが高すぎる要求ばかりだ。 しかし、もう大丈夫だ。俺はルナサの思いをしっかり受け止めなければならない。 「ピッチのずれも気にして。少しのずれがバンド全体を狂わせるから」 「息をしっかり使うこと。弦楽器も呼吸が大事」 「適当に弾かない。1つ1つの音に意味があると思って」 メルランに急に核心を突かれて驚いたが、自分でも前から気付いていた。ルナサに1番伝えたいこと…… しかし、それはまだ言わないでおこう。それはまた、きちんと言葉にして伝える。 「……ふう、じゃあ今日はここまで。よく頑張ったね○○。明日はきっとうまくいくよ」 先にやるべきことがある。まずは今、俺がしなきゃいけないこと。 「……じゃあ、仕事に行くわ。健闘を祈る」 俺はずっとルナサを苦しめていた。俺にはこいつを救う責任がある。 メルランの話を聞いてから約1週間、悩みに悩んだ。その結果、1つの答えに辿り着いた。 「あ、あのさルナサ……」 「ん?」 自分の気持ちの清算のため、ルナサを救うため、今の俺にできることは…… 「明日……俺の演奏……聞きに来てくれるよな!?」 ルナサが2週間、俺に手渡してきた思い。少し遅れたが、明日俺の思いを全力で返す。共に作り上げた演奏に乗せて。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 『ただいま』 『あ、姉さんおかえり~』 『ルナ姉、また○○さんのとこ? ほんと毎日頑張るねー』 『大したことないわ、好きでやってるんだから。○○、ほんとに上達が早いの。ビックリしちゃった』 『へー、意外。○○さんって結構音楽の才能あるんだね』 『教えたこともすぐに飲み込んでくれるし。どんどん上手になって、自分まで嬉しくなっちゃって』 『やっぱルナ姉の教え方がいいんじゃないの?』 『でもちょっと厳しすぎたかも……』 『……姉さん、私たちに指導するようなノリは駄目よ? 相手は楽器を持つのも初めてなんだから」 『メル姉の言う通りよ、素人さんなんだから優しく教えてあげなきゃ』 『うん、気をつけてるんだけど……ついね……』 『はあ~、ほんと世話焼きなんだから』 『まあ、きっと○○さんは分かってくれてるよ。姉さんの愛情を』 『あ、愛情って……』 『あれ~、違うの? メル姉と私の間じゃもうそういうことだと思ってたんだけど』 『姉さん、○○さんの話のときは異常なまでに饒舌だもんね~? 誰だって気付くよ』 『……』 『あれ、黙っちゃった』 『ほらあ、認めなって。私たちも協力するからさ』 『……ええ、そうよ。私は○○のことが……』 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 祭り当日。俺はステージの上で拍手喝采を浴びていた。 小さな里なので、観客も全員顔見知りのようなものだ。誰もが俺がバイオリンなど弾けるわけがないと思っていた。 しかし、俺はやってのけた。バンドのメンバーも驚愕するほどの出来だった。 聴衆からは賞賛の嵐。メンバーも俺の肩を叩いて褒めちぎる。今の俺はまさに祭りのヒーローだった。 しかし、そんなことはどうでもいい。俺が本当に感想を聞きたいのはただ1人だ。 「わりー、頑張りすぎて喉乾いちまったからジュース買ってくるわ」 そんなことを言いながらステージから降り、押し寄せる友人達を適当にあしらいつつ、俺は人混みから離れた。 そして、あいつの所へ全速力で向かった。 今日のために毎日2人で頑張った、里の外れにあるあの広場。そこでルナサは待っていてくれた。 少し目を潤ませている。 「……聞いててくれたか?」 「……うん」 「……どうだった?」 「……良かったよ。すごく良かった」 「……そっか」 会話が途切れる。しばらくの間、2人とも黙りこくっていた。 何とも表現できない、奇妙な空気が流れていた。 俺が先に沈黙を破った。 「ルナサ……今までごめ……」 全て言い終える前に、突然ルナサが俺のほうへ駆け寄った。驚いて声が引っ込んだ。 気がつくと、ルナサは俺の胸の中にいた。 「それ以上言わないで。もういい……もういいの。私だって悪かったんだから…… 私が○○に辛く当たったのがいけなかったんだから……」 ルナサは俺の胸に顔をずっとうずめていて、表情が見えない。 「私ね、音楽を聴けば分かるの。演奏者がどんな気持ちで演奏しているか。 さっきの演奏……ほんとに気持ちがこもってた。バイオリンの音からあなたの声が聞こえたわ。 『ごめんね』って。それから……『ありがとう』って。 私のことを思って演奏してくれてるんだなって分かった……私はそれで十分よ」 「じゃあ……許してくれるのか?」 「許すも何も……」 ここでルナサは顔を上げた。瞳から、堰を切ったように涙が溢れ出している。しかし、その表情は優しく微笑んでいた。 すぐ目の前にルナサの顔がある。思わず胸が早鐘を打つ。こいつってこんなに……綺麗だったっけ…… 「私……絶対に○○に嫌われてると思ってた……だ、だから……演奏を見に来てくれって言ってくれたのが…… う、嬉しくて……ほんとに嬉しくて……」 しゃくりあげながら話すルナサ。涙は一向に止まる気配が無いが、その目は俺を見つめ続けていた。 「さっきの演奏を聞いて……この2週間、頑張ってきて良かったって……本気で思った。 あなたと頑張ってこれて良かったって…… だから、謝ったりするのはやめて……自分を責めるようなことはもうやめて…… 私は今本当に幸せだから……」 その言葉を最後に、ルナサはまた俯いて啜り泣き始めた。 俺はただただ気持ちが高揚している。演奏で気持ちが伝えられたことが分かって安心したから……理由はそれだけでは無さそうだ。 とにかく、ルナサがここまで言ってくれたのだ。後やるべきことは1つだけだ。 俺はルナサを強く抱きしめた。 「え……○○……?」 「分かったよ……お前は俺の気持ちを受け取ってくれたみたいだしな。もう謝るのはやめる。 ただ、やっぱりこれだけはちゃんと言わせてくれ」 「俺がここまで立派に演奏できたのはお前のおかげだ。 お前がいてくれて良かった……ありがとう……」 やっと言えた…… ここしばらくずっと薄暗い霧で覆われていた心の中が、一気に晴れ渡ったような気がした。 「私も……あなたに教えてあげることができてほんとに良かった……ありがとう……」 ルナサもか細い声で答えてくれた。もう離すまいとばかりに、一層力強くルナサを抱き寄せた。 この瞬間、2人の間にあったわだかまりは全て消えた。 幸せな気分に包まれ、俺たちはしばらく抱き合ったまま動かずにいた。 どのくらい経っただろう。気がつくと辺りは既に暗くなっていた。 「こりゃ祭りはもう終わっちまったかな……」 「うん、多分ね……ねえ、見て!」 ルナサが突然空を指さす。俺が見上げるのとほぼ同時に、1発の花火が盛大に爆発した。 祭りのフィナーレにして目玉である花火大会が始まったところだった。そういやそんなイベントもあったな…… 自分の演奏のことばかり考えて、他のイベントのことなど思い出しもしなかった。 「……綺麗……」 「せっかくだし、ここで見てくか?」 「……うん」 2人で地面に腰をおろし、次々と打ち上げられる大きな花火をずっと眺めていた。 本当に幸せな気分だ。邪魔する者は誰もいない。 花火はどんどん派手になり、祭りの終焉に向けて最高潮の盛り上がりを見せている。 言うなら今しかない……本当にルナサに1番伝えたいこと…… 「……ルナサ……」 「ん?」 「実は……俺お前のことg」 「おっと、そこまでよ」 「……へ?」 またも言おうとしていた言葉を途中で遮られた。ルナサは何故かニコニコと不可解な笑みを浮かべている。 「○○……もう1度言うけど、あなたの演奏ほんとに素晴らしかったわ。 まるであなたが喋ってるみたいに、あなたの気持ちが直接胸に響いたの。 『ごめんね』とか……『ありがとう』とか……それから……」 「!!!」 一気に顔が赤くなるのを感じる。まさか……そんなことまで伝わって…… 「あなたの熱い思い、届いてたわよ」 いたずらっぽく笑うルナサ。へなへなと崩れ落ちる俺。 「てめえええええええ……緊張してた俺が馬鹿みたいじゃねーか……」 「さっきからずっとそわそわしてたもんね。いつ言ってくれるのかなーって思ってたわよ」 「……ったく、お前にゃ敵わねえな……さすがは今をときめくプリズムリバー楽団のリーダーだよ」 「うふふ、あんまり音楽家を舐めないでもらいたいわね」 「……で、答えは?」 「……え?」 「『え?』じゃねーよ、俺の熱い思いに対する答えはどうなんだよ?」 ここでルナサは突然押し黙った。少し下を向き、神妙な面持ちになっている。 時が止まったような感覚。俺にはこの沈黙が永遠に続くように感じられた。 花火大会はいよいよ終焉を迎えようとしている。ラストを飾る特大の花火が打ち上がった。 その時だった。ルナサは顔を上げ、まっすぐに俺の目を見つめた。 「もちろん……私も大好きだよ、○○」 夏の夜空に開いた虹色の巨大な花火は、暗闇の中にいた俺たち2人を明るく照らした。 この2週間待ち望んでいた、愛する人の満面の笑顔がそこにあった。 ルナ姉と○○と音楽と Ⅰ(新ろだ2-220) 幻想郷の騒霊屋敷。 騒々しい幻想郷の中でも特に騒々しい姉妹が住むところ。 そこでは、常のように、騒霊達のコンチェルトが鳴り響いていた。 「~~♪~~~~~♪」 ヴァイオリン。トランペット。キーボード。 一見アンサンブルとして不釣合いな組み合わせだが、その実は非常に多彩で豊かな音が見事に調和した演奏。 落ち着いた音のヴァイオリンを奏でるのは長女のルナサ・プリズムリバー。 陽気な音のトランペットを奏でるのは次女のメルラン・プリズムリバー。 そんな音たちを纏め、不思議な幻想の音を奏でるのはリリカ・プリズムリバー。 そんな彼女たちの、演奏。 「お疲れ」 いつもの練習が終わると、彼女たちに声がかけられる。 最近この屋敷を頻繁に訪れている○○だ。 そして、その手には労いのアイス珈琲。 「ん、有難う」 「○○ー、ありがとー!」 「演奏の後の一杯は格別だよね~」 「リリカ、それは流石に年寄りくさい」 「にゃに~!○○、言ってくれるねぇ!」 あはははは・・・・・・楽しそうな笑い声が巻き起こる。 元々騒々しい三姉妹だが、○○がこうして輪に入るようになってから、特に騒々しさが増した気がする。 「○○、さっきの演奏はどうだった?」 真面目なルナサが、今の練習についての評価を聞いてくる。 これは毎回の定例行事みたいなものだ。ルナサ曰く第三者の意見は常に参考になるのだという。 少しではあるが、幻想郷に来る前に音楽を齧っていた○○は、自分なりの意見を言う。 「んー、いつもながら凄い演奏だったけど、やっぱりメルランの音が走ってる感じがしたかな。リリカが誤魔化そうとしてたみたいだけど。 後は単純に、メロディーラインが際立ちすぎてる感じ。色々入れ替わりもあったけど、全体的に」 「やっぱり良く聞いてるのね。だ、そうよ?メルラン、リリカ」 ルナサが意地悪そうに二人の妹に笑みを浮かべて向き直る。 「最近、厳しい人がまた増えた感じがしてやり辛いわ~」 「ほんと、そんなのは姉さんだけで充分だよね~」 そして愚痴を吐く二人。 まぁ、なんだかんだいって笑顔なので、本心からの言葉ではないのだろう。 この二人も、○○のことを決して悪くは思っていないのだ。 「でも、姉さん、○○が来てから楽しそうだよね~」 リリカが、ふと、そんなことを言った。 メルランはそうね~、などと呑気に相槌を打っているが。 ルナサは真っ赤な顔で大慌てである。 「え?え?あぁ・・・・・・いや!そ、そんなこと・・・・・・ないことも、えぇと、ない、けど・・・」 普段口数が多い方ではないとはいえ、割としっかりとものは言うタイプであるのに、珍しくこの調子である。 「やっぱり姉さんって・・・・・・」 「え、あ・・・・・・ぅ」 「だね~♪」 一転。立場逆転でからかわれている。 ○○はといえば。 「・・・・・・ん?どうしたんだ。まぁ、俺が少しでも練習の気晴らしになれてるなら嬉しいけど」 ・・・・・・全く察せていない。 「「肝心の○○はこれだしねぇ・・・・・・」」 二人そろって、意地悪そうな笑みを浮かべながらも、はぁ、とため息をつくのだった。 ○○と彼女たちの出会いは数週間前まで遡る。 外来人であった○○は、幻想郷の中を彷徨い、そして危険な目に遭いながらも、なんとか生き延びていた。 そして、湖の近くで見つけたのが、騒霊達の館だったというわけである。 行き倒れるかのような状況で、演奏帰りのプリズムリバー三姉妹と出会ったのが、最初。 助けられてから、人里に居を構えるようにはなったものの。 それ以来、幾度も彼女たちの館を訪れては、恩返しとして、色々な手伝いをするようになっていった。 普段の生活での手伝いは勿論のこと。 人里での演奏依頼の仲介をしてみたり、舞台のセッティングやら、何か企画してみたり。 今ではすっかり彼女たちと馴染み、良好な関係を築いている。 暇さえあれば、彼女たちの館で、何かしているぐらいには。 三姉妹達も、それを歓迎している。 「え?」 俺は耳を疑った。それは、あまりに唐突な提案だったからだ。 俺は、彼女たちの次のライブについての話し合いを聞いていた。 何か意見があったらいつでも言っていいよ、と発言権を貰って、だ。 この幻想郷で名高い幽霊ちんどん屋のライブプログラムの話し合いの場に自分が居ることに。 何だかむず痒さと、何とも言えない嬉しさと、奇妙なこの境遇にちょっと変な違和感を感じつつ、ボーっとしていたところに、だった。 そんなところに俺に対してこんな提案がされるなんて、それこそまさに現実味がない。 だから、俺はもう一度聞き返した。 「今、何て?」 「聞いてなかった?○○ったらダメだね~。だ~か~ら~」 リリカは、こう言葉を続けた。 「次のライブ、○○がメインボーカルってどうかな!?って話だよ!」 「元はね。姉さんの提案なのよ~」 メルランが言った。・・・・・・って、この突拍子のない話はルナサが提案者なのか。 ちょっと保守的なイメージがあったから、意外に思った。 「うん。○○って、結構音感もあるし、歌も悪くないから、さ」 「元からね。歌を入れた演奏ってやってみたいなって話してたの。 それに、○○は、私たちの音楽もいつも聴いてくれてるでしょ~。 だから一緒にやりやすいんじゃないかなって思ったらしいのよ~」 「面白そうだし私はだいさんせー!」 ・・・・・・参った。いきなりすぎて、どうしたものか。 そもそも、俺はそこまで歌が巧いと思わない。精々人並みか、それよりちょっと上ぐらいだろう。 それに相手は幻想郷きっての楽団、プリズムリバーの人(?)たちだ。 ――釣り合う訳が無い。 俺は、まず最初に、そう思った。 ここまで乗り気で言ってくれてるのに、断るのは心が痛いが・・・・・・。 「いや、ま、待ってくれよ。俺、歌、巧くないし、それに、君たちは歌なしでも凄い演奏が出来るし、ファンも沢山居るし。 そもそも、俺なんかがいきなり入ってファンが納得してくれるかどうか――」 すると、三姉妹の表情が固まった。 あ、あれ?やっぱまずかったか・・・・・・? 「・・・・・・○○は、一緒に、やりたくないの!?きっと楽しいよ!」 「そ、そうだよね~。突然すぎて、迷惑だよね・・・・・・」 妹二人はこんなこといってるし。 メルランは必死に俺を説得しようと「一緒にやれば楽しいよ!ねぇ、やろうよ!」と言ってくれて。 リリカは流石にまずったかな、なんて暗い顔をしてたりする。 ・・・・・・心が痛む。 しかも、止めに、だ。 「次の一度だけ、一度だけだから。・・・・・・ダメ?」 「やります」 こんな上目遣いに、あのルナサにお願いされてしまっては。 心のダムは決壊して当然だろう。いや、男なら絶対する。っていうかしなければ男じゃない。 ――かくして。○○のドキドキッ!歌の特別レッスン(はぁと)が、スタートした。
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「最近……」 「ん?どうした?ルナサ」 「最近……その……押し倒したりとか……そういうの流行ってるみたい」 「ん、そうみたいだな」 「○○も……その……そういうの……興味あるの?」 ルナサが真っ赤な顔をして聞いてくる。 「そりゃそうさ、俺も男だもんよ。……が」 「?」 ぽむ、とルナサの頭に手を置く。 「こうやって適当な所に座って、夜の風を受けながら一緒に居る方が心地良いと思わねぇ?」 「否定はしないけど……」 「ま、どちらにせよ俺等にはまだ早えぇよ」 「うん……。その、私もきっと、いつか決心すると思うか……ら……」 最後の方は、消え入りそうであまり良く聞き取れなかった。 「あんま無理はするなよ、他所は他所、俺らは俺らだ」 夜の冷たい風が、二人を軽く撫でていった。 5スレ目 151 ─────────────────────────────────────────────────────────── 香霖堂へ核弾頭チョコを買いに行った俺だったが、店を出て空を見上げると入道雲と雷鳴と湿気を伴った風。 こりゃ夕立が来るなと思い、弁当忘れても傘忘れるな、常備していた折り畳み傘を開いて帰り道を急ぐ。 そしたら案の定、5分も歩けば台風リポートよろしく弾幕のような雨が空から降り注ぐ。痛いってマジで。 「くっそ、跳ね返った雨しぶきでズボンの裾がビッチャビチャだ……ん?あれは……」 森にある廃屋の前を通り掛かると、珍しく騒霊三姉妹の長女、ルナサ姉さんが雨宿りしていた。 空と周りの光景を見比べながら、当社比130%くらい鬱な空気が漂っているように思う。 「…………どうしよう……」 「珍しいな。どうしたよ?」 「……雨宿り」 見りゃ分かるって。 「あとの2人は?」 「……夏風邪でダウン中」 幽霊って風邪引くもんなのか? まあ⑨も風邪引くくらいだし、可能性は否定できんが…… 「お大事に。しっかし、空を飛ぶにもこの天気じゃなぁ……」 帽子の飾りに避雷針よろしく雷が降り注ぎそうだ。 「……もういいや。走って帰る」 「マジで!?」 「……うん。それじゃ」 そう言って、土砂降りの雨の中を駆け出そうとするルナサ姉。 「おい、待てって!」 「…………何?」 「お前の家、結構遠いだろ?荷物だってそんなにあるし……傘、貸すからさ」 「……君の家も結構遠いよ」 「あー、まあなんだ、俺は雨に打たれるくらい平気だけど、女の子が身体冷やしちゃマズイだろ?」 「…………」 目を逸らして、何かを真剣に考えるルナサ姉。 ちょっと顔が赤いが、もしかして妹達の風邪移されたのに、無理して買い物に来た訳じゃないよな? 「……あーーもう!!ほら、傘!!」 埒が明かないので、半ば強引にルナサ姉に傘を押し付ける。 「…………凄くボロボロね。雨漏りしてる……」 「いやいやルナサ、俺と苦楽を共にした歴史が詰まった傘をボロ傘呼ばわりか?」 「…………うん。本人に似て、ボロボロ」 「俺のどの辺がボロボロなんだよ!?」 「……頭とか? うん、頭とか」 つうこんのいちげき!! こうかはばつぐんだ!! 「やかましいわ! だったら返せよ、もう!」 「…………」 傘を握ったまま離さない。 「……? おい、傘――」 「……これで我慢する」 「いや、無理しなくていいから。我慢とかしなくていいから」 「……これがいいの」 「…………俺に似て、ボロボロなのに?」 「…………君に似て、ボロボロだから」 もうちっとだけ続くぞい ふっかつのじゅもん:**********_ 「……で、結局二人で使うのな」 とりあえず俺が荷物持ち、ルナサ姉が傘担当。 「…………荷物、重くない?」 「別にこれくらい何ともないさ……しっかし、さっきの押し問答は何だったんだよ……」 「…………無駄な労力?」 「全くだ」 「しかし、あれだな」 「……?」 「相合傘って言うんだよな、こう言うの」 「…………出てけ」 「って、急に押すな! 押し出すな! ただでさえ傘小さいんだから!」 「半径2m以内の立ち入りを禁ず」 「いやいやルナサ、傘の持ち主俺だから! つーか嫌ならそっちから出ていくべきだろ!」 「……レディーファーストでよろしく」 「俺、頭しか傘に入ってねぇよ! メチャクチャお前優先!俺全身ビショビショ!!」 「…………じゃ、そのまま余計な事は言わないで」 言いたいことも言えないこんな理不尽な世の中じゃ……コンパロ。 「……なんか凄い理不尽じゃないか?」 「…………わかった」 「ん?」 おもむろにルナサ姉が俺の背後に回りこみ、そして…… ぎゅっ…… 抱き付かれた。 「!?!?!?!?!?!?」 「……こうすれば、わたしも君も傘の中」 「せせせ背中に胸当たあたあたくぁwせdrftgyふじこlp;!?」 お互い雨に濡れた衣服と、それから伝わる体温よって密着間は当社比180%増し。 「ん…………」 「とととと吐息が首筋っつーか胸胸胸くぁwせdrftgyふじこlp;!?」 ほのかに香る女の子の香り、そしてルナサ姉の重みによる存在感。 「……うるさいな。時に落ち着け。クールダウン」(字余り) 「いやいやいやいや、出来ないから! っつーか、おぶさるなっ!」 「…………理性の鍛錬だと思って、がんばっ」 何このスパルタ、ふざけてるの!? 「もう何か色々とヤバイから。角度とか。降ろしていいよな、いいよな!?」 「…………わたしを落としたら、もっとぼろぼろにするから」 「……傘? ……頭?」 「どっちがいい?」 「……どっちも止めて」 「…………ん、じゃあ頑張って」 「ったく……傘、離すなよ?」 「…………君こそ、わたしのこと、離さないで」 「わかってるって……」 「…………離さないで、ね」 「…………ああ、勿論」 離さないさ……絶対に…… 第一部 ~完~ ご愛読ありがとうございました。琢磨・W・椎名先生の次回作にご期待下さい。 5スレ目 415-416 ─────────────────────────────────────────────────────────── みすちーの屋台に足を運んだら、珍しくルナサ姉が鬱モード全開で独りで呑んでいた。 屋台の店主も対応に困っていたようだし、たまには誰かと呑むのも悪くないか。 そんな訳で、ルナサ姉と一杯やることになった訳だが…… ~二刻後~ 「ういー、やっぱ日本酒はキクなー」 かれこれ五合くらい呑んだだろうか、すっかり出来上がってしまった……俺だけ。 ルナサ姉はチビチビ呑むばかりで、やっと二合ほど空けた所か。 「……馬鹿。こんなへろへろに酔っ払って……ここで倒れたら介抱するの誰だと思ってるのよ……」 「そんなこと言うなよー。俺とルナサ姉の仲じゃないか」 もちろん性的な意味で。 「どんな仲よ……」 「ほらほら、そんなチビチビ呑んでないで、もっとグイッと行こうぜ」 そう言いながら、ルナサ姉の徳利になみなみ注ぐ。 「……いやよ。そろそろ酔いも回って来たし、今日はこれくらいにしておく……」 「まぁまぁ。いいから飲めよ」 「ちょ……やめ……んっ」 ズキ゛ュゥゥゥゥン!! 「……んぐっ。」 「うへへー。ルナサ姉に口移ししちゃったぜー」 「……最低……死んじゃえ、馬鹿」 「まぁまぁ。いい呑みっぷりだったから、もう一口!」 「…んっ!?」 ズキ゛ュゥゥゥゥン!! 「……んぐっ」 「なんだ、以外とイケる口じゃないか」 「……うるさい、馬鹿」 ~半刻後~ 「……もう一口ちょうだい」 「じ、自分で飲めよ」 あれからルナサ姉はもの凄いペースで呑み続け、とうとう一升瓶2本を空けてしまった。 もちろん全部口移し。同じく酒を口に含んだ俺も相当に酔いが回っている。 「うるさい……早くキスして。早く早く早く」 「ちょ待てルナサ姉、目が座ってる。つーか呂律もヤバい」 「キスしてよキス……もっとキミとキスしたい。ずっとずっとキスしてたい」 うーむ、ちと呑ませ過ぎたか? めるぽのようにテンションが上がって来ているルナサ姉。 そういう所は姉妹なのか似ているんだなぁ……と、ルナサ姉に絡まれながら思った夜の屋台。 「だってルナサ姉、いつもはキスしようとしただけで強姦魔扱いするじゃん」 「だって……恥ずかしいのよ。大好きなキミの顔が近くに来ると、胸が『きゅーん』ってなっちゃうんだから」 それ何てエロゲ? 「……しょうがねぇなぁ」 「ん……ちゅ……くちゅ……」 うわぁ!ルナサ姉の舌おいしい!!まろやか! ……じゃなかった。このお姉さん自分から舌入れて来ましたYO!! うーむ。たまにしか見せないルナサ姉の可愛らしい舌がこんな感触だったとは……ほんとグミみたいでちょっと感動。 「……ぷはっ! ダメ……離しちゃいや! ずっとキスするの……」 そして犯される俺の口内。何この絡み酒ならぬ迫り酒。 「大好きだよ……私を捨てたりしたら、許さ……ないぃ………………くぅ…」 絡むだけ絡んで寝やがった。 「……馬鹿。こんなへろへろに酔っ払って……誰が介抱するのと思ってんだよ……かわいい奴」 あえて言おう、そんなルナサ姉が大好きだと!! ~翌朝~ 朝起きて、目覚めてすぐに、二日酔い 「……ぅーん……頭痛ぇ……って、ルナサ姉? 何で俺の部屋の隅で体育座りしてんだ?」 「…………………」←昨日の記憶全部アリ。 ヤバイですよこの人、当社比300%くらい鬱モードまっしぐらですよ奥さん。 「そういや昨夜のルナサ姉ってば凄かったぞ」 「………もう死ぬ。もう生きてけない……」 「ちょ待て、縄を首に巻くな!そもそもとっくに死んでるから!!」 「……キミみたいな人にあんなこと……もうお嫁にいけない……汚された」 最後のディープキスは自分からやっておいて、酷い言われようだ。 「ほう……そりゃ好都合だ。他の奴に取られる心配がないからな」 「……!?」 「その……何だ、ルナサ姉がどうしてもって言うならさ……責任取るぞ?」 「……バカ、あっちいけ強姦魔……」 その日の夕方、2人の朝の会話をネタにした号外が配られ、ルナサ姉の鬱に拍車が掛けられたのは、また別のお話。 5スレ目 533 ─────────────────────────────────────────────────────────── 実録!呑んだ暮れバカップルの蕩けるような夕涼み(取材・射命丸文) …現在幻想郷で密かにアツアツなシチュエーションの宝庫として、当誌が独自に取材を続けているプリズムリバー三姉妹の長女、 ルナサ・プリズムリバーさんとAさん。この二名の呆れるほどにダダ甘な日常生活が、当社の密着取材によって明らかになった。 八目鰻の屋台の店主、ミスティア・ローレライさんの証言によると、二人は店主が目の前に居るにも関わらず(スキマ検閲削除) というスキンシップをとり、 更に店主の目の前で(青少年の健全な教育の為削除)という極めて大胆な行為に及んだという。 ミスティアさんは「ルナサさんって、もっと大人しい人だと思ってたけど、お酒が入ると……その、すごく大胆になるんだね」 と、赤裸々に証言しており、もしこれが二人きりの密室空間だった場合には、更に(PTAからの苦情により削除)と思われる。 また、プリズムリバー三姉妹の次女、メルラン・プリズムリバーさんと、三女、リリカ・プリズムリバーさんの証言によると、 メ「結局、朝になるまで帰って来なかった。帰って来た時にはこの世の終わりを迎えたような全開鬱モードの顔だった」 リ「姉さん曰く、お酒の勢いで行く所まで行っちゃったらしい。責任がどうこうとか、汚されてお嫁に行けないどうこうとか」 文々。新聞では、この証言を裏付ける決定的な音声記録の収録に成功した為、ふくろ綴じ付録として収録した。 ------------------------------きりとりません------------------------------ A「……ぅーん……頭痛ぇ……って、ルナサ姉? 何で俺の部屋の隅で体育座りしてんだ?」 ル「…………………」 A「そういや昨夜のルナサ姉ってば凄かったぞ」 ル「………もう死ぬ。もう生きてけない……」 A「ちょ待て、縄を首に巻くな!そもそもとっくに死んでるから!!」 ル「……キミみたいな人にあんなこと……もうお嫁にいけない……汚された」 A「その……何だ、ルナサ姉がどうしてもって言うならさ……責任取るぞ?」 ル「……バカ、あっちいけ強姦魔……」 -------------------------------------------------------------------------- 次週掲載予定の特別企画「実録・バカップルの全て ~上白沢慧音編~」は、担当者取材の為お休みさせて頂きます。 5スレ目 536 ─────────────────────────────────────────────────────────── ここ数日、ルナサ姉のソロライブに足を運ぶことが日課になってる俺ガイル。 ちなみに聴衆は俺だけ。つまりルナサ姉独占だ!ワハハハハ!!!!(社長AA略 「おはよう……今日も無駄に元気そうね」 「うぃっす、いい天気だな」 「そうね……少し、太陽がまぶしいけどね……」 お陰で向日葵畑の向日葵も元気そうだ。ゆーかりんは日傘差して暑そうだけど。 しっかし、ゆーかりんといいルナサ姉といい、真夏に上着羽織ってて厚くないのか? それにしても今日は日本晴れだ。昼間だってのに月まで見えてるぞ。 「このまま晴れてりゃ、夜には望遠鏡持って来て天体観測でも出来るんだけどな……」 「今夜は予報では雨だって……天気予報で言ってた」 俺も見たが、いつからヨシズミの天気予報は幻想入りしたんだ? 「あんな赤鬼の予報なんて当たってたまるかよ」 「大体、星のことなんて何も知らないじゃない……」 「いや、そうだけどさ、何か星を見てると、こうさ……不思議な気分にならないか?」 角度とか。 「あんまりじっくり観察する機会とか……うん、無いかも」 「たまには少しでいいから夜空を見てみろよ、けっこう綺麗だぞー」 「男のロマン……みたいなもの?」 「そうそう、それ。宇宙は男のロマンさ。正直どの星が何て名前でどれがどの星座とか知らないけどな」 「……ダメじゃん」 「でもさ、宇宙から地球を見たら綺麗だと思わないか?」 どっかの竹林に住んでる蓬莱人とか宇宙人なら、生で見れたんだろうけどさ、チクショー!! 「それは……そうね、ちょっと見たいかも」 「だろ?宇宙……この神秘がいいよなぁ……太陽とか……月とか……。ルナサ姉は月って感じだよな?」 「……何が?」 「月ってさ……ほら、静寂のイメージみたいな? そんなのがあるんだよ、俺の中で」 それ以前に、あんたの帽子の飾りは何なのかと小一時間(ry 「そう……。ねえ、知ってる?」 「何が?」 「月ってね……太陽の光を反射して光っているのよ?」 「いや、それくらい知ってるけど……それが?」 「その…ね、私が月……だから、太陽が」 そこに突然現れるメルラン。 「呼ばれて飛び出てめるぽっぽ!!(ぼいんっ!!)」 「ガッ!!……じゃなかった、ようメルラン!」 「メルラン…何しに来たの?」 二人きりのシチュエーションを害されて、少し不機嫌オーラが出てるルナサ姉。 「月食」 つまり邪魔しに来たんかい!! 「…で、何しに来たんだ? わざわざここまで…」 「それなんだけどね、ハッピーなことに懸賞で映画のチケット当てちゃったのよ」 そう言いながら、映画の特別鑑賞券を差し出すメルラン。どうやら「エンゲージ」という映画らしい。 「でもこれ、男女ペアチケットなのよ。だからいつも姉さんがお世話になってるお礼に連れてってあげようかなぁ~って」 「うむ。いつもいつもルナサ姉には上から下までお世話になっtヘギョッ!?」 えっちなのはダメですかそうですか。 「う~ん、でも姉さん置いて行くってのもねぇ……そうだ、キミが姉さんと二人で行けばいいのよ」 「「え!?」」 あ、ルナサ姉とハモった。 「いいのいいの。あなたと姉さんが仲良くなれば私もハッピー、あなたもハッピー」 「……キミは、私と一緒でいいの?」 「いや、俺はルナサ姉と一緒なら……それより、ルナサ姉は俺と一緒でいいのかよ?」 「うん……新聞でも話題になってるし、前から見たい映画だったから」 「決まりね。これであなたも私もハッピー、姉さんもハッピー、みんなハッピー」 こうしてルナサ姉と一緒に映画に行く事になった訳だが、そこから先は別の人が報告するのを待とうかと思う。 「メルランさん、ありがとうございました」 「いいのいいの。姉さんが幸せになってくれれば私もハッピー」 「そして、それを記事にできる私もハッピー……ですか?」 「そうそう。でも、あのチケット本当に貰って良かったの?」 「あの映画はウチが配給元みたいなものですから」 「文々。よ、お主も悪よのぉ……」 「いえいえ、お代官様ほどでは……」 「こやつめ、ハハハ!!!」 「ハハハ!!!」 ちなみに、裏でこんな会話があったのはナイショだとかウソッパチだとか… (続く?) 5スレ目 576 ─────────────────────────────────────────────────────────── おーい、ルナサー。前にルナサが頑張った成果のSSが出てきt いたっ!痛いっ!ちょ、バイオリンの弓で叩くな!地味に痛いから! 何なんだよ急に……あ?おやつのコーヒーゼリー食べただろって?んなことするわk いたっ!痛いから!地味に。OK、話し合おう。俺が喰った訳じゃないが二個にして返してやろう。どうだ? ……OK、交渉成立だ。つーか一個増えただけで収まるとか安い怒りだな いたっ!俺が悪かった!だから頬を膨らませて涙目で怒るな!幼児退行してるぞ! そんな訳なのでコーヒーゼリー買ってきます 5スレ目 787 ─────────────────────────────────────────────────────────── ルナサといちゃいちゃしたい 背中合わせで座っていたい いつも隣でルナサの奏でる音を聞いていたい リリカに茶化されたい ブンブン丸に記事にされたい 魔理沙に「おい、結婚式はまだか?」とからかわれたい ルナサが好きだ 6スレ目 164 ─────────────────────────────────────────────────────────── これから先、数え切れないほどの音を奏でる君へ ただの一度、1小節だけでも良い 僕の為だけに演奏して欲しい、その君に似たとても美しいバイオリンで 6スレ目 293 ─────────────────────────────────────────────────────────── コンコン 「あーい、開いてるから勝手に入ってくれー」 「お邪魔します」 「おう、ルナサか。どした?」 扉を開けてルナサが入ってくる。その手にはリボンの付いた紙袋を抱えていた。 「今日はどうした?食い物ならハバネロチップスくらいしか残ってないぞ?」 「……君が私の事をどう思ってるか良く分かった」 「冗談だ。で、本当にどうしたよ?俺の所に来るなんて珍しい」 「うん、これ」 と、手に持っていた紙袋を渡された。 うん、女性からのプレゼントはいつ貰っても嬉しいものだ。 「おう、ありがとう。開けても良いか?」 「うん、構わないわ」 紙袋を開けてみると、毛糸のマフラーが出てきた。 これから厳しくなる冬に、これは嬉しいプレゼントだ。 「おー、すげー、こりゃマジ嬉しいわ……って、長いなオイ!」 「う……その……君の事考えて作ったら何時の間にかこんなになっちゃって……」 モジモジしながら恥ずかしそうに話すルナサ。ああもうかわいいなぁ畜生。 しかし男冥利には尽きるが、こんなものを普通に撒いていたら余った部分が地面に擦れて汚れてしまう。 はてさて、どうしたものか。 「……そうだ、素敵な方法があったジャマイカ。ルナサ、ちょいジッとしてて」 「え?あ、ええ」 自分の首に片側を巻いて、その後ルナサの首に余った部分を撒いてやる。 あっという間にカップル用マフラーの完成だ。それでもまだ少し長いが、この程度なら気にならないだろう。多分。 「よし、これでルナサが余らせた部分の有効活用ができるな!」 「これは……かなり恥ずかしいんだけれど……」 「気にするなスネーク。よし、このままデートでもすっか!」 「え、ちょ、待っ……」 「出発じゃー、観念せーい」 そのまま俺とルナサは外に出て色んな場所を練り歩いた。二人で一つのマフラーをしたままで。 (省略されました・・。続きは文々。新聞の『幻想郷カップル特集』の一番目の記事を読んでください) 6スレ目 334 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「ここが私の家だけど……妹たちが起きるといけないから静かにしてね」 「ああ」 ガチャ 「ね~え~さ~ん?」 「おかえりなさ~い」 「きゃっ!ふ、二人とも起きてたの……?」 「そりゃあねぇ?我らがお姉さまが夜中まで帰ってこないとなれば、心配というものじゃないの」 「そういうこと。でもまさか男を連れて帰って来るとはね~」 「いや、あ、こ、これは……」 「……この子たちが妹さん?」 「はい~。私がリリカですぅ~」 「私がメルラン~~。お姉さまがいつもお世話になってますぅ~」 「○○……悪いけど今日は帰って……」 「あらお姉さま。まだいいじゃないの~」 「そうよ~ゆっくりしていってもらいましょうよ~」 「……うう~」 「わわっ、ちょ、ルナサ?」 「まぁお姉さまったら。抱きついちゃって。はしたないわ~~」 「お義兄さま、とりあえずあがってくださいな。お話はゆっくり聞きましょう~」 「…………ははは」 その後、口調がおかしい妹二人から朝まで質問責めにあったのは言うまでもない。 6スレ目 450 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「で?二人はどこまでいったの?」 「え……」 「こ、こら!そんなこと言えるわけないでしょ!」 「ふ~ん……ところで○○さん、姉さんってけっこう細身だから、胸なんて全然ないでしょ?」 「いや、脱ぐと意外に……」 「わーっ!わーっ!ちょっとー!!」 「ふふ、なるほどね~…………じゃあそれって、私よりあるのかしら?」 「え」 「ちょ、メルラン!何してるの!」 「だって、私も脱がないとわからないでしょ?ほら、少しぐらいなら触っても……」 「こら!そんなにくっつくなー!」 「あはは…………」 「…………ねぇ○○さん」 「な、なんだいリリカちゃん?」 「私、胸はないけど……あっちのほうなら自信あるよ……」 「お、おい」 「あーもうリリカまで!ほら○○、ぼけっとしてないで!」 「あ、ああ。二人とも、もういいから……」 「あら~、まだいいじゃない」 「それとも○○さん……私たちじゃ嫌……?」 「そ、そうじゃなくて……」 「………………うわぁぁぁーん!!!」 『ストラディヴァリウス』 ちゅどーん ルナサの部屋にて~ 「げ、元気な妹さんたちだね」 「………………」 「……なぁルナサ、そろそろ機嫌直してくれよ」 「………………」 「俺が悪かったからさ……」 「…………なんでここにいるのよ」 「え?」 「妹たちと遊んでればいいじゃない……」 「いや、そういうわけには……」 「いいのよ!私はメルランみたいに大きくないし、リリカみたいにうまくもないし!」 「…………」 「だから私なんかっ…………え?」 「……ルナサ……」 「ちょ、ちょっと……何よ……」 「ごめん……でも俺が本当に好きなのはルナサだけだから……」 「…………」 「…………」 「…………○○」 「……なんだい?」 「…………好き…………」 「…………俺もだよ」 「んっ……」 「…………」 「…………ぷぁ……○○……」 「ルナサ…………いいかい?」 「…………うん。でも妹たちが寝てるから、静かにね……」 「わかってる……」 「あっ……そこは……」 (省略されました・・全てを読むにはルナサかわいいよ!と5回言ってください) 6スレ目 461-462 ─────────────────────────────────────────────────────────── 流れを完全に無視してルナサを有名オーケストラのコンサートに連れて行ってみた。 「どうだった?」 「うん、流石はプロね。すごくよかった」 「そうか。喜んでもらえて何よりだよ」 「それにしてもあのヴァイオリン、どこのかしら……ストラディヴァリウスかしら……それとも……」 「……ルナサ?」 「あ、ごめんなさい。つい夢中になっちゃって」 「いいって。ルナサは本当に音楽が好きなんだね」 「一応本職だから……」 「そっか。じゃあさ、今度ルナサの演奏も聴かせてもらっていいかな?」 「いいわよ。来週あたり妹たちとコンサート開く予定だからそのときにでも……」 「いや、ルナサ一人の演奏が聴きたいんだ」 「えっ……ソロで?」 「うん。駄目かな?」 「…………考えておく」 フラグ成立 6スレ目 516 ─────────────────────────────────────────────────────────── ルナサ姉の髪に顔をうずめて匂いをかいでみた。 心がみるみる落ち着いていく。 あー、やっぱりいい匂いだなぁ…… ん? 「どうしたルナサ姉。どこぞの氷精みたいに顔を真っ赤にして口をぱくぱk…ちょ、ルナサ姉!?どーした!? 何でいきなり気絶するんだ!? おい!ルナサ姉!」 6スレ目 948 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「別に、人気が欲しくて演奏してるんじゃないわ」 彼女の口から紡がれた返事は、これ以上なく淡白だった。 コンサートを精力的にこなし、人気を集める彼女達を褒めたつもりだったのだけど。 「それでも、聞いてくれるものがいることはありがたいことなのだけど」 静かに呟き、グラスに注がれたアイリッシュ・ウイスキーを舌に転がす。 チェイサーすら用意しない、純粋なストレート。 周囲の世界は、彼女達が盛り上げた宴会で騒がしい。 そんなお祭り騒ぎだというのに、彼女と俺だけ静かな夜のバーに迷い込んでしまったかような錯覚を覚える。 「じゃあ、なんでコンサートを開くんだ?」 「誰も聞かない音に意味がある? 音は聞かれて初めて、本当の音になるの」 「哲学的で難しいなぁ」 騒霊の音楽家が、拘りがなかったらそれはそれで哀しい。 「難しいことはないわ。 だって、考えなくても聞こえるもの」 すっ…と、彼女が俺のほうに席を寄せた。 さらりとした髪が、ふわりと風に揺れる。 確実に度数が40%を超えるウイスキーを飲んでいるためか、紅潮した頬。 その赤い頬が煽情的なものに見え、俺の鼓動が跳ね上がった。 「このお祭り騒ぎも、過ぎ去れば木枯らしが吹く寂しい広場に早変わり。 だからお祭りは盛り上がれば盛り上がるほど、寂しいものになるわ」 ルナサは、グラスにウイスキーを並々と注いだ。 飲みすぎではないか? 心配になり、不安をルナサに伝えると 一気にそのウイスキーを呷った。 「おぃっ?!」 流石に酒に当てられてのか、バランスを崩して俺の胸に倒れこむ。 「あぁ、憂鬱だわ。 あなたといると嬉しいのに、お祭りはいつか終わってしまうの」 「ル、ルナサ……?」 「○○、あなたが好き。 でもそれを告白してしまった私は憂鬱」 「お、俺もルナサが――」 「待って。 その先を口にしたらきっと○○は酷く憂鬱な音を聞くことになるわ」 構うものか。 今ここで口にしない後悔をするよりずっとマシだ! 「ルナサ、俺もルナサが好きだ。愛している」 「○○…」 「ルナサ…」 二人の視線は、吸い込まれるようにお互いの瞳に 二人の顔は、重力に引き寄せられるように 緊張に震える唇は、ゆっくりと、お互いの温もりを求めて引き寄せられる。 「よーし!そこだー!姉さんいけー!!」 「ちょ、メルラン姉さん!!そこで叫んじゃ駄目ー!!」 「………」 「………」 「こ、今度にするか」 「だから、『酷く陰鬱な音を聞くことになる』って言ったのに。 あの子が邪魔しちゃうから」 10スレ目 104 ─────────────────────────────────────────────────────────── 白玉楼の花見、それは霊たちが一番熱狂する瞬間だ。 陽気な霊たちは一年に一度のこの日の為に、芸を披露したり酒を煽って愚痴を言い合ったり。 そして最後は騒霊の演奏に聞き入るのだ。 だが、やはり騒ぎが好きなものばかりと言うわけでもない。 騒霊の長女のように、騒がぬものもいる。 此処にも1人、そういった霊がいた。 「・・・」 満開の桜の火の下、彼は本を読んでいた。 はらはらと舞う桜の花びらを時折払いのけながら、黙々とページを進めてゆく。 「演奏、どうだった?」 ビクッと身体を強張らせ、声の方を向く。 金髪に黒の帽子、そして黒の衣服をまとい、バイオリンを携えた少女。ルナサ・プリズムリバーがそこにいた。 「あ、ああ、良かったよ」 どう答えても、しどろもどろに言ってしまっては不審なだけだ。 やはり訝しげな表情でこちらを見ている。 「怪しい」 「ま、まぁ座れよ」 そう言って、場所を空けると、訝しげな表情のままルナサは座った。 こうした付き合いは去年の春から続いていた。 一寸したきっかけで話し相手になった。時たまやってきては俺の隣で演奏し、少しだけ話をして帰ってゆく。 それじゃ寂しくないかと聞かれる事もあったが、別に寂しくなどない。俺も彼女も口下手だから、却って話し続ける事の方がしんどい。 その辺りは彼女の方も理解しているらしく、殆ど何も話さなくて何も言わない。 ・・・だが、それなら俺に会う必要など無いのではないか。 突然、降って湧いた疑問。そういえば、何故なのだろう。というか、なぜいままで気にならなかったのだろうか。 そう思って、ルナサに質問してみる。 「・・・なあ」 「なんだ、本の虫」 ・・・結構根に持つタイプだった! 「いやいや、ちゃんと聞いてたって」 「そうか。それじゃあ感想を聞こう」 そう聞かれると苦しい。聞いていたには聞いていたのだが、いかんせん本を読みながらなので大まかな内容しか覚えていない。 とりあえず、印象的だったことを言ってみる 「今回は2回とちってたな。まぁ、長く演奏してればそういう事もあるさ、きにするな」 「・・・・・」 あれ、黙ってしまった。まずい事を言ってしまったかな? そう思っていると、突然ルナサは嘆息し、 「・・・聞いてないようでしっかり聞いている」 そう、少し疲れたように笑った。 疲れているのかと聞くと、今日まで猛練習だったから、と返ってきた。 俺は、お疲れ様だな。と答え、そのまま本に目を戻し・・・ 忘れるところだった。 「なぁ、どうして此処にくるんだ?」 疑問をぶつけてみた。 「いちゃだめ?」 「いや、そうじゃなくてだな。ほら、お前妹いるだろ?どうして一緒にいないんだ?」 「・・・ああ、その事か」 ・・・?ルナサが俯いた。なにか嫌な事聞いてしまったのだろうか。 俺が余計な考えをめぐらせているうちに、ルナサは静かに語りだした 「妹たちといると・・・時々、疲れるんだ。姉妹なのに、しかも妹なのに。嫌な姉でしょう?」 それは・・・ 「妹を厭う姉なんて聞いたことも無い。きっと私は、嫌な姉」 そう、吐き出すようにいい終えた後、ルナサは俺の顔を見る。 聞いてしまったからには答えなければならないだろう。いつものようにそうかで済ませる事は許されない。 ルナサの真剣な眼差しがそれを物語っている。 俺は少し考えてからこう答えた。 「お前は考えすぎだな。世の中都合のいい事ばかりじゃないさ、たまには意見の違う事もあるだろ」 「・・・・・」 「大体人の趣味趣向なんて完全に一致しないんだし、合わないところが出てくるのは当然だろう。問題は生じたストレスをどう発散するかじゃないのか」 俺が語る間ルナサは静かに、真剣に聞いていた。そういえば、真面目な話なんてした事無かったなぁと思う。 俺が話し終えると、ルナサはそうかと言ったのち、こう続けた。 「何も考えてない奴の意見を聞いたらなんだかどうでも良くなった」 「・・・酷い奴だ」 「冗談。でも、本当にもう大丈夫」 最後に、ルナサは笑顔でそう締めた。 俺はその笑顔を見、そして自分の目的が達成した事を思い出して再び本に目を落とした。 「・・・ねぇ」 少しして、今度はルナサの方から声を掛けてきた。本を閉じ、ルナサの顔をまじまじと見る。 顔が赤いのは気のせいか。 「ん」 「貴方といると・・・凄く落ち着くんだ。だから・・・」 途切れ途切れでもここまで言われれば何を言わんとしているのかくらい俺にも判る。なので。 「ずっと一緒にいてくれ」 言葉尻を奪い、ついでにルナサの手も握る。 「俺も、お前のバイオリンを聞いていると落ち着くんだ」 顔が熱い。なんとなく気恥ずかしくなって、顔を背ける。その代わり、手はしっかりと握る。 「貴方は、聞いていないようで聞いている・・・本当に意地が悪い」 冷たいはず幽霊の手が、少し暖かく感じた。 10スレ目 554-555 ─────────────────────────────────────────────────────────── 君の演奏をずっとそばで聞きたいな、ルナサ 11スレ目 998 ─────────────────────────────────────────────────────────── 必要なだけの家具が置いてある以外これといって物品が見当たらないせいで、どこか寂々とした雰囲気の我が家の自室。そこで椅子に腰掛けて本を読みふける。 ページを捲る際に紙が擦れて音をたてるほか、ほぼ無音といっていいこの部屋で今、僕は一人ではなかった。 僕の背中から椅子の背もたれ越しに本を覗き込んでいる少女がいる。 彼女の名はルナサ・プリズムリバーという。 美しく光沢を放つ金の髪は、彼女の服装の基調となっている黒によって一層引き立てられ、見る者の目を奪う。よく整った目鼻立ちは、表情の変化の乏しさと相まってどこか西洋の人形のような印象を受ける。 手元の本のページを捲ると後ろから、あっ、と小さく声が上がった。 「ごめん。まだ読んでた?」 振り返って問うと、彼女は申し訳なさそうに、もうちょっとだけ、と答えた。 いいよ、と返して再び前に向き直る。戻した視線は本ではなく何もない部屋の中空へ。 彼女と出会ってから、何度季節が巡っただろうか。 里に来ていた彼女の演奏に惚れ込み、ソロ、アンサンブル問わずその演奏を聴きたくて彼女の元に足を運ぶうち、気がつけば、いつしかそれなりに親しい仲となっていた。 他愛のない雑談に興じ、時に演奏の手解きをしてくれる彼女との日々は本当に楽しいものだった。 ふと視線を手元に戻す。 本を持つ手の皺は、気がつけば随分深くなっていた。 僕は人間で彼女は騒霊。 彼女は老いる事はない。だがそれは僕の側の見解であり、彼女にしてみれば、僕の方が勝手に皺くちゃになっていっているように見える事だろう。 僕達は在り方が違う。 それでも彼女は今もこうして傍にいてくれる。何も変わらず、昔のように。 それがただありがたかった。 「ありがとう」 呟いたのは、彼女だった。 遠くへやっていた思考が不意に呼び戻される。 それが、読み終えるまで待っていてくれた事に対する感謝である事に気付くまで、少し時間が掛かった。 そんな僕の顔を覗き込んで不思議そうに彼女は続ける。 「ページ、捲って?」 首を傾けてこちらを伺ってくるその顔を見て、ふっ、と笑みがこぼれた。 僕の様子を見て何かおかしな事を言ったかとうろたえて、いよいよ身を乗り出してくる彼女。 「な、何?」 「なんでもない。うん」 只々笑って、なんでもない、と繰り返すだけの僕に彼女は納得のいかない様子だったが、本の続きの方が気になるようで結局追求は諦めたらしく、おとなしく背中の後ろに戻ってくれた。 視線は本に落としたまま、ページを指で捲りながらふと思い当たる。 「ルナサ」 「……何」 そういえば口にしたのは数える程だったかも知れない。 「好きだよ」 明らかに動揺しているのが雰囲気でわかるので実に面白い。振り返ってその赤い顔を見てやりたい気もするが、ヘソを曲げられても面倒なので我慢しておいた。 彼女はようやく搾り出したかのようなか細い声で僕に告げる。 「そんなの、知っているわ……莫迦」 そりゃ失礼。 うpろだ1108 ─────────────────────────────────────────────────────────── 何の因果かルナサが幼児化しました ルナサ「……プリン……あれ……?」 ○○「あれ?ルナサどしたの?」 ルナサ「あっ……わたしのプリン……」 ○○「ええっ!?こ、これルナサのだったの!?」 ルナサ「うぅっ……たのしみだったのに……」 ○○「あ、え、そ、そのごめんなさい……」 ルナサ「くすん……」 ○○「え、えーとっ、こ、今度一緒に買いにいこう!ねっ!?」 ルナサ「……いや……」 ○○「う、むっ、そ、それじゃあ」 ルナサ「今……いこ……」 ○○「で、でも暗いよ!?そ、それに夜道とか……る、ルナサと歩いたら変な事しちゃうかもしれないよっ!?」 ルナサ「……それでもいい……いこ……?」 ○○「あ、う、わ、わかったから。ちょ、ちょっと準備してくるから待ってて」 ルナサ「うん……」 道中 ルナサ「ほいひい……」 ○○(良かった……まだプリン売ってて) ルナサ「……ほしい?」 ○○「えっ?」 ルナサ「はい、あーん」 ○○「あ、そ、その……あーん」 ルナサ「……おいしい?」 ○○「うん、おいしいよ」 ルナサ「……たべる?」 ○○「ん、もっとくれるの?」 ルナサ「……たべる……わたし……?」 ○○「えっそ、それって……はわわわっ!?」 ルナサ「……○○にだったら……その……いい…よ?は、はじめてだけど……」 ○○「えええ、あああそそそそそのっ!!??」 ぼんっ! ○○「きゅ~」 バタン! ルナサ「……○○?」 リリカ「あ~心配してついてきたらこうなったか~」 メルラン「あらあら~しょうがないわね~」 リリカ「とりあえず、私が○○背負うから、メルラン姉さんはルナ姉の方よろしく」 メルラン「わかったわ~」 ルナサ「……かえるの?」 リリカ「う、うん帰りましょ」(なんかいつもと違うとやりにくいなぁ……私がお姉ちゃんになったみたい) 翌日 ○○「あ~あれっ?俺……」 ルナサ「……目が覚めた?」 ○○「よかった……ルナサが元に戻ってる」 ルナサ「昨日のことね……昨日、私変なこと言わなかった?」 ○○「そ、それは……」 ルナサ「……言ったのね……欝になりそう」 ○○「もうなってるじゃないか……でも子供のルナサも可愛かったなぁ」 ルナサ「……」 ○○「ルナサ?」 ルナサ「……今の私は可愛くないのかな……」 ○○「……大丈夫、今のルナサも可愛いよ。俺が保障する」 ルナサ「うん……ありがと」 リリカ「いつになったら結婚するのかねぇ、あのバカップルは」 メルラン「それはそれでみんなハッピー」 リリカ「……そうだね。ところでメルラン姉さん。私のコーヒーゼリーがないんだけど?」 メルラン「な、なんのことかしら?」 うpろだ1237 ─────────────────────────────────────────────────────────── 幻想郷を赤に緑に、そして恋色に彩った聖夜もいよいよ大詰め。 この日は人間の里だけでなく、妖怪の山も大いに賑わっていた。 『プリズムリバー三姉妹・クリスマスライヴ』 そう銘打った横断幕が掲げられた、河童、天狗合作の特設会場は熱狂の渦に包まれていた。 聖夜の締めくくりを飾った三人のアンサンブルが終わりを迎えると、観客席からは拍手が巻き起こる。 波が引くように次第に拍手の音は静まっていく。 それにつれて舞台の幕は閉じ、右手を水平に構えて礼をするルナサ、両手を大きく振るメルラン、人懐っこい笑みを振りまくリリカ、三人の姿を覆い隠していった。 「今回のライブも大盛況だったね!」 特設会場の舞台裏、三姉妹に用意された楽屋で、メルランは明るく言った。 笑顔を絶やさずに、リリカは返事をする。 「私たちのライブだもん、当然よね。それにしても、今年のクリスマスはイヴから出ずっぱりだったね」 「うんうん。さすがに少し疲れちゃったわ!」 ライブの興奮が未だ覚めやらぬのか、鼻息荒くメルランは何度も頷いた。 とても疲れてるようには見えないわ、とリリカは思う。 そんな二人の耳に、長い長い溜息の音が届いた。音のする方を向けば、そこには少しばかり肩を落とした長姉の姿。 間延びしたのんきな声で、リリカは尋ねた。 「どうしたの、ルナサ姉さん。やっぱり疲れちゃった~?」 「いや、そうじゃない……」 低いトーンの声で、気怠げに返事をするルナサ。 普通ならば様子が変だと訝るかもしれないが、メルランとリリカは特に気にしなかった。 「まあ、姉さんのテンションが低いのはいつものことだし」 「そうね~。もう時間も残り少ないけど、帰って私たちだけのクリスマスパーティーでもしましょ~」 クリスマス。パーティー。 その単語がルナサの心を揺さぶる。心象に浮かぶ、一人の男性の影。 もしかしたら、今この瞬間に隣にいるのは二人の妹ではなく、彼だったのかもしれない。 そう考えると、ただでさえ鬱に偏りがちなルナサの心は地霊殿よりも深く沈み込んでいった。 「……ごめん。ちょっと、一人になりたいんだ」 重苦しい雰囲気を身に纏い、ルナサは一人、楽屋の扉を開けて出て行く。 後に残されたメルランとリリカは顔を見合わせて、肩をすくめていた。 天上で細く光を放つ弓を背負い、ルナサは聖夜の空を翔る。 彼方に見えるのは里の明かり。あの光の下では恋人たちが夢のようなひとときを過ごしているのだろうか。 自分もその恋人たちの一人だった可能性はあったのだ。だが、その可能性は自らの手で消し去ってしまった。 失意がルナサの心を包み込んでいく。 今の心境を表すように、空を翔るルナサの体は失速し、妖怪の山の麓に広がる森の中へと落下していく。 ルナサは森にぽっかりと空いた広場のような空間に向かって落ち、そのまま頭から地面に激突するかと思われた。 だが、地面にぶつかるその寸前にルナサの体は反転し、ふわりと地面に降り立った。 「もう、クリスマスは終わってしまったかな……。 幻想の世界でも、制限時間ギリギリにヒーローがやってくるなんてロマンティックな話はない、か」 月を見上げ、ルナサは独りごちた。 期待しても無駄なことは分かっている。今、自分がここにいることを知っているのは、自分と空に輝く星々くらいのものだ。 前夜と当日に渡って恋人たちの日を盛り上げてきたというのに、そのせいで自分は一人きり。何という皮肉か。 ルナサの心を諦念が支配し、自嘲の笑みがこぼれる。 あの時、彼の誘いを受けておけばよかったんだ。ちょっと照れた顔をして、一生懸命に声を掛けてくれた、彼。 でも、その時すでに私たちプリズムリバー楽団には、いくつものクリスマスコンサートの依頼が舞い込んでいた。 多分、妹たちに任せても何とかなったんだろう。 メルランなら明るく笑って『任せといて!』と送り出してくれただろう。リリカなら『一つ貸しにしておくね~』と見送ってくれただろう。 だけど、私はプリズムリバー家の長女だから。幽霊楽団として、私たちの演奏を望んでくれる人を裏切るわけにはいかないから。 なんて融通が利かないんだろう。自分の性格を呪いながら、ルナサは愛用のヴァイオリンとその弓を手に取った。 手を触れずとも、楽器を使わずとも、音を奏でる能力を持つルナサは、あえて己の手でヴァイオリンを弾き始める。 人や妖怪はおろか、動物の影さえ見えぬ夜の森に、美しくも悲しい音色が響き渡る。 それは、ルナサの魂の響き。 知らず知らずのうちに、ルナサの目からは涙が溢れていた。それを拭いもせず、ルナサは演奏を続ける。 音が風に溶けて消えるように、私もこのまま闇に溶けて消えてしまえばいいのに。 常人が聞けば魂の奥底に封じられている自己破壊願望を呼び覚まされそうな、悲痛な叫び。 その叫びにわずかに打ち勝つ、希望に満ちた別の叫び。 「……いる! この音色、間違いない。ルナサがいる!」 聞き覚えのある、男性の声。いや、聞きたかった、男性の声。ルナサは演奏の手を止め、声のした方を振り向いた。 すると、森の木々の間から、草むらをかき分けて一つの影が近づいてくる。いつの間にか、ルナサの涙は止まっていた。 時間が経つにつれて、その影の正体がだんだんとはっきりしてくる。 それは一組の男女だった。一人の青年が、少女を背負っている。正確には、羽根の生えた少女のような姿を背負っていた。 荒く息をつきつつ、ルナサの前に現れた青年は鎖を手に絡めた懐中時計の蓋を開け、その中を覗き込んだ。 「ぜえ、ぜえ……。23時37分……はあ。制限時間ギリギリなんてロマンチックさはないけど……ふう、ふう。 どうにか間に合った……な」 汗だくになり、顔を真っ赤にして、白い息を吐き出すその姿はまるで蒸気機関車のようだ。 その蒸気機関車は背中の少女を下ろし、頭を下げた。 「はあ、はあ……。ちょっと強引だったけど、協力してくれて助かったよ。スターサファイア」 「いいわよ、別に。お礼、期待してるからね」 それだけを言い残すと、スターサファイアと呼ばれた少女は微笑みを残して飛び去った。 スターサファイアという名前にルナサは心当たりがあった。 「光の三妖精の一人、降り注ぐ星の光……。どうして、君と……?」 呆然と尋ねるルナサ。どうにか呼吸は落ち着いたのか、青年は笑って答えた。 「ルナサを捜すのに協力してもらったんだ。スターサファイアは生き物の気配を察知できるからな。 妖精だって分かるんだから、ひょっとしたら騒霊の位置も把握できるんじゃないかと思ったら、ビンゴだった。 だから、常に三人で移動している反応、つまりプリズムリバー三姉妹の反応を探ってもらったってわけだ。 それで、そこから一人だけ離れていく反応があるからもしかしたらと思って……」 「どうして、そこまでして私を……?」 青年は答えず、ただにっこりと笑ってリボンの結ばれた小箱をルナサの小さな手の中に押し込んだ。 その行動の意味が理解できず、ルナサは手の中の小箱と青年の顔を交互に眺める。 青年は言った。 「メリークリスマス、ルナサ」 「え……?」 「一緒には過ごせなかったけど、プレゼントくらいは渡したいと思って。お仕事ご苦労様」 意外な答えだった。 クリスマスの誘いを断ったのだから、とっくに愛想など尽かされているものだと思い込んでいた。それなのに、まだ私のことを想っていてくれるなんて。 ルナサは半ば反射的に聞いていた。 「あの……開けても、いいかな?」 「もちろん」 シュルリとリボンを解き、丁寧に包み紙を剥がすルナサ。 蓋を開けると、中から出てきたのは蒼く輝く宝石の付いた耳飾りだった。 「イヤリング……? リングに付いているこの石は……」 「月長石、ムーンストーンだよ。ルナサにピッタリだと思って」 ムーンストーン、愛をもたらすと言われる石。しかも、蒼く輝く物はなかなかの稀少品である。 おそらく青年は名前だけでこの石を選んだのだろうが、ルナサはそのことを知っていた。 止まったはずの涙が、ルナサの目から再び溢れる。 「……あ、ありがとう。ありがとう……! う、嬉しいよ、すごく……!」 青年はルナサの涙を人差し指で拭う。 「嬉しいなら笑ってくれ、ルナサ。俺は泣いた顔よりも、ルナサの笑った顔が見たいよ」 「ご、ごめん。笑うのはともかく、当分涙は止まりそうにないよ……」 笑いながら泣きじゃくるルナサの肩を抱いて、青年はルナサの傍に在り続けた。 青年のコートに包まれ、二人並んで座りながら、ルナサは左耳にかかる髪をかき上げた。 月の光を受けて、ルナサの左耳につけられた耳飾りの石が淡く青色に輝いている。 少しばかり自信なさげに、ルナサは尋ねた。 「どう、かな……」 「もちろん、似合ってるよ。すごく綺麗だ」 「……あり、がと、う」 真っ赤に染まった顔を見られたくないのか、ルナサは抱えた膝に顔を埋める。 すると、やけに汚れた青年の足元が目に入った。靴だけでなく、ズボンの裾まで砂にまみれている。 「足元、ずいぶんと汚れているね。どうかした?」 「ああ、昨日からあっちこっちのパーティー会場を駆けずり回ってたから」 「それは、私を捜して……?」 「まあな。虱潰しに回ったんだけど、まさか妖怪のパーティーだったとは。 たまたまスターサファイアに協力してもらえなかったら見つけられなかっただろうな。感謝、感謝」 ただ、クリスマスにプレゼントを渡したいがために、そこまでの苦労をしてくれたなんて。 三たび溢れそうになった涙を、ルナサは唾をぐっと飲み込んでこらえる。 前髪を整えるふりをして目の端に浮かんだ涙を拭い、ルナサは訊いた。 「ねえ。今、何時くらいかな。もしかして、もう日をまたいでしまった?」 青年はコートのポケットから懐中時計を取り出し、蓋を開いた。 時計の針を見て、青年は首を軽く横に振る。 「いや、あと十分もしないけど、まだ日付は変わってないよ」 「そう、よかった。それじゃ、私からもクリスマスプレゼントを」 ルナサはコートからスルリと抜け出すと、立ち上がって青年から少し距離を取った。 「まさか君と逢えるとは思ってなかったから何も用意できていないけれど、せめて君のために 『ルナサ・プリズムリバー、ソロ・コンサート』 を開かせて欲しい。聞いて、くれるかな?」 人前で単独演奏をすることなど滅多にないのか、ルナサは少し照れながら、小さく微笑む。 青年は黙って頷くと、少しの間拍手をした。 拍手が止めば開演の合図だ。ルナサはたった一人の観客に向かい、恭しく礼をした。 「けど、私の奏でる音は愁いに満ちた音。今日という素晴らしい日には少しばかり不釣り合いだと思う。 だから、代わりに聞いて欲しい。 他の誰も、メルランやリリカさえ知らない、君だけの音」 前口上を終えると、ルナサは目を瞑り、深く息を吸い込んだ。 そして、楽器にも自らの能力にも頼らずに音楽を作り出す。 それは、歌だった。 玲瓏たる歌声が、夜の森に静かに響き渡る。優しくさやかにあまねく大地を照らす、月の光のように。 繊細だが決して儚さを感じさせない、透明な存在感を持つ歌声で、ルナサは見事に歌い上げた。 ふうっと軽く息をついて、ルナサは唯一の観客に目を向ける。 「どうだったかな、私の……」 感想を求めようとして、ルナサは口をつぐんだ。 青年は、眠っていた。抱えた膝の上に手を組んで、その上に顔を載せて寝息を立てている。 疲れのためか、夜も遅いせいか、それともルナサの歌声に安らいだからか。 どこに獣や妖怪が潜んでいるともしれない森で、完全に無防備な寝顔を見せて眠りについていた。 歌の途中で居眠りをされているにもかかわらず、ルナサは優しげに笑った。 そして、眠っている青年の隣にしゃがみ込み、横から顔を覗き込んで呟く。 「お疲れ様。それから、夢をありがとう。……私の、サンタクロース」 チクタクと、青年の手の中で懐中時計は聖夜の終わりに向けて時を刻む。 ルナサの唇は愛しい彼の寝顔にそっと近づき、その頬に最後のプレゼントを届けていた。 新ろだ231 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「○○さーん、ちょっと助けてくださいよー」 白玉楼での花見でもしながら一杯している時に、幽々子さんの従者、妖夢が何やら助けを求めている。 「はいはーい。 …っとあれま」 妖夢の声に反応し、振り返ってみると、ほろほろと酔って、今にも眠りこけそうなプリズムリバー三姉妹の姉こと、ルナサと彼女を支え、心配そうに見ている妖夢だった。 「ずいぶんと飲まされているなー」 「えぇ、自らいつもより飲んでましたねぇ…」 やや呆れ口調になる妖夢の言葉に俺はあぁ、なるほどと一人納得した。 今の季節は春。 そして、よろしく春眠暁を覚えずな気温が彼女の感情に影響が出たんだろう。 まぁ、それだけではない。 一番の原因は… 「○○~…わらしのあいのえんしょうきいてぇ~…むにゃむにゃ」 そう、俺とルナサは近頃恋人になったのだ。 その間に色々な出来事を経て、公のカップルになったんだが…ここは割合。 つまりというなれば、恋人になったこといよって次女のメルランに負けぬ程のうかれっぷりが出てしまったんだろう。 兎に角、妖夢からバトンタッチ、そのままルナサを抱きかかえて、手頃な桜の木の下で下した。 そこから俺は胡坐をかき、右側の太ももにルナサの頭を置かせて寝かせた。 いわゆる膝枕…だろうか? 遠くでえんやかんやのドンチャン騒ぎと、さらさらと聞こえる風の音に耳を傾けること半刻。 朦朧としていながらも時折俺の名を呼んでいたルナサはいつの間にかスゥスゥとみている側が心地よくなるような寝息を立てて寝ていた。 可愛らしい寝顔に、名残雪の思わせるような白い肌。 どうやら酔いが覚めているようだ。 そんな寝顔を見ていると、ついつい手を出してしまうのが男の本能。 軽く頬を指で突いてみる。 物で言い表し難い弾力と共に、「んぅっ」とかわいくうめく声。 んー、たまらない。 2、3回ほど突いたあと、今度は指をルナサの唇にあててみる。 薄い桃色の唇は頬とはまた違った、瑞々しい弾力と共に、少し湿った液体が指に纏わりついた。 その指をそっと口に含んでみた。 僅かながら辛いお酒の味と、ルナサ特有の甘い味が口の中に広まり、脳内が蕩けていくような感覚が襲う。 「…もっと味わっても、いいよな…?」 俺は無意識のうちに口から邪な言葉が漏れた。 もっと直に味わいたい。 その思いに駆られ、俺は胡坐をかいたまま、寝ているルナサにキスをした。 先ほどよりも濃い味が口の中を駆け巡る。 至福の時だった。 だが、ルナサを無理やり起こしてまでいつまでもキスをするわけにもいかない。 名残惜しい気持ちを抱きながら俺はそっと唇から離れようとしたが――― ―――「ばれないとでも、思ったかな?」 ルナサの手が俺の後頭部をこれ以上離れさせないと言わんばかりに押さえられていた。 そして目の前には、顔を紅くさせながら悪戯っぽく微笑んでいる彼女の顔があった。 「…あはは、起こしてしまったか。 すまない」 俺は苦笑しながらもルナサを撫でた。 絹のようになめらかな金色の髪が気持ち良い。 「…○○のえっちぃ」 ルナサは拗ねた様な声で言いながらも怒っているわけでもなく、にっこりと微笑み、ゆっくりと身体を起した。 「きみに言われるなら、本望だな」 俺は起きたルナサにそっと抱き寄せて、俺の頬をルナサの頬にこすりつけながら、耳元で言った。 「……ばかっ。 でもそんな○○が大好きだよ」 ルナサは先ほどの仕返しとして俺の耳をかぷっとかぶり付き、そして抱きつく力を強めた。 「ぁいたたっ…俺もだよ。 ルナサ…愛してる」 俺は痛む耳を気にせず、お互いの顔を正面に向けたあと、もう一度キスをした。 今度はお互いを求める、激しくも暖かなキスを、桜の木の下で。 霊夢「うわ何この甘い空気もう口の中で砂糖が出来てしまうわ」 魔理沙「すごいぜ、私たちの前でイチャイチャしやがって。 だがそれがいい」 妖夢「はわわ…何て破廉恥な!」 幽々子「あらあらうふふ、何て若いのかしら…」 メルラン「姉さん、なかなかやるわねぇー」 リリカ「姉さん、そんなこと言ってないで早く止めて!」 紫「眼福眼福」 文「おぉ、すごいすごい。 新聞のネタになりますね!」 「…○○、私たち見られてるよ」 「気にするな。 公で堂々としてあいつらに砂糖を吐かせてやろうじゃないか」 数日後、各所から砂糖を吐く人が続出し、お菓子屋が売れなくなったのはまた別の話。 --------------------------ちるののうら-------------------------------------- 最近ルナサ分が足りない気がする。 新ろだ433