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下校時刻。 結論から言うと、承太郎の願いは半分ほど叶い、半分裏切られた。 承太郎の取り巻きの少女たちを追い払い、念のために人通りの少ない裏門から下校しようとした、 その時だった。 突如、炎の渦が承太郎を襲った。といっても彼自身にダメージはない。その波紋のように広がる炎が示すのはただ一つ。 敵の襲来。 「やれやれ……ずいぶんせっかちな連中だな。何人か巻き添え食らっちまうじゃあねーか」 「ゴチャゴチャうるさい。来るわよ」 いつの間にか隣にはシャナがいた。その姿は炎髪灼眼、黒いコートに例の長刀を構えていた。 その姿はまさに美麗。小さな体躯には信じられないほどの圧倒的な存在感。 シャナの言った通り、陽炎のような空間の歪から敵と思わしき物体が三体、裏門の外側の道路に降り立った。 その姿はトランプのカードを巨大化させ、頭と手足をつけた ―――ちょうど、不思議の国のアリスにでてくるような、カードの兵隊だった。 彼らはシャナと承太郎を標的ととらえ、それぞれ微妙に違う構えをとる。 それに呼応するようにシャナらも構えをとり、一瞬緊張が走る。 シャナ、承太郎は同時に走り出した。 「私は右のと真ん中やるから、お前は左のやつやって!」 「ああ」 シャナの命令を承太郎は意外と素直に受け取る。 カードの兵隊が大量のトランプを打ち出す。 風を切る音とともに、それらは千本ナイフのごとく襲い掛かった。 「――やあっ!!」 「オラオラオラオラオラ――ッ」 シャナは斬撃、承太郎はラッシュでトランプを弾き落とし、 同時に間合いをつめて敵本体への攻撃を開始する。 シャナは斬撃で斬った構えのまま、逆袈裟に斬り上げる。 対する兵隊はギリギリでこれを避ける。その際間に合わず腕が片方飛ばされたが、 ダメージはないようで兵隊はそのままシャナとの距離を離す。 承太郎も昨日の様にはいかず、 スタープラチナの射程距離に届く前に後ろに飛び、距離を離された。 今回は二人のみが標的らしい。 「シャナッ!」 「うるさいっわかってる!」 シャナはこれを避け、前後の二体の気配を感じる。 しかし未だ余裕のある、好戦的な目つきでいた。 間をおかず、今度は最初に襲ってきた兵隊が炎弾を乱発する。 シャナはこれもくぐるように避け、さらにその勢いで兵隊に向かって間合いを詰め、 今度こそ渾身の一撃を見舞う。 火の粉を舞い散らせるそれは芸術とも呼べるような、美しく激しい刀さばき。 避ける間もなく兵士は真横一文字に斬られ、炎の塵と化した。 しかし、シャナの避けた炎弾は封絶に巻き込まれた数人の生徒へ向かっていた。 「まずいゼ……オラアッ!」 事態に気づいた承太郎は一時兵士を無視し、 スタープラチナで近くに落ちていた石を一つ拾い、思い切り炎弾へと投げつける。 「なにしてんのっ。それっぽっちじゃ……」 シャナが叫ぶ。無数の炎弾に一つだけ石を投げるという、その行動は明らかに無謀に見えた。 さらにその行動が生んだ隙を、承太郎と対峙する兵隊は見逃さずトランプ&炎弾を正確に撃ち込む。 承太郎はラッシュで弾き返そうとするも、完全には防げず炎に焦がされ、数枚のトランプが刺さる。 「ぬうっ!……いや、一発でいい。スタープラチナの目なら……一発で充分だぜ」 炎弾が生徒に激突するよりも速く、石は炎弾の一つを弾いた。 弾かれた炎弾は軌道を変え、別の炎弾を弾く。 さらに弾かれた炎弾は別のを弾き、その軌道を生徒から絶妙にずらす。 まるでビリヤードの達人技のように、炎弾は連鎖反応で生徒を避けて周囲に激突した。 無茶苦茶な光景に一瞬唖然とするシャナであったが、すぐに承太郎の援護に行く。 兵士はシャナに標的を変えようとしたが…… 「てめーの相手は、俺だぜ」 すでに背後にはスタープラチナが立っていた。完全に射程距離である。 「やられた分は―――やりかえさねーとなあーッ。 オオオオラオラオラオラオラオラオラオラオラアアアアアアアッ!!!!」 兵士はまさに紙くずのようにくしゃくしゃに折られ、燃えながら粉々に吹っ飛んだ。 「……やれやれだぜ。また学ランを仕立て直さなきゃならねーな」 長ランの焦げた部分を見ながら、承太郎が言った。 結果的に援護の必要のなかった、シャナが言う。 「お前……なんて無茶するのよ。そんな怪我までして」 「別に、大した怪我じゃあない。バンソーコーでも貼ってりゃ治る。例のトーチもねえしな」 「なんで、そこまでする……」 言いかけたシャナは言葉を切り、彼らが出てきた裏門の方向へ鋭い視線を向ける。 裏門自体は戦闘のせいでボロボロになっていたが、それ以外変わった所は ないように見えた。 「……連中の、ボスか」 「多分ね。気をつけて、さっきの雑魚とは比べ物にならない」 その力の大きさは承太郎も感じることが出来た。それほどの、大きな力…… 先ほどの兵隊が出てきたように、空間が歪む。今度は薄い白色に包まれた男の姿が見えた。 長身で先の細い体つきに、白の上品なスーツを身にまとう。 顔から指先まで、妙に儚く耽美的な美しさがあるが、それの出す雰囲気は、異様な違和感。 それは戦闘時のシャナと似ているが、ベクトルは全く逆。 生気を吸い取るかのような気味の悪さだった。 「私の自慢のカードたちをこうもあっさり倒すとはね。思った以上の戦闘力だ」 「申し訳ありません、フリアグネ様。私も戦闘に参加していれば……」 男が抱える人形がしゃべった。見覚えのあるそのフェルト人形は、 昨日承太郎たちを襲ったあの人形だった。 「ああ、マリアンヌ。謝ることはない。むしろ私は安心しているんだ。 こんな危険な輩に愛しい君を二度と送らせるものか」 調律の狂ったピアノのように、奇妙な抑揚で話すその男はフリアグネと言うらしい。 「あの姿に油断するな。あれで幾多ものフレイムヘイズを殺してきた“狩人”だ」 「うん、わかってる」 「これはこれは、“天壌の劫火”アラストール。こんなところで会うことになるとはね。 それに“狩人”なんて、僕はただ純粋に宝具を集めているだけなんだけどね。 しかし貴方の新しい器……なるほど、噂に違わず美しいが少々輝きがすぎるね」 フリアグネは勝手にシャナを値踏みするように勝手に論評する。 言われたシャナは当然いい気はしない。 「それともう一つ、炎もまともにつかえないフレイムヘイズの噂は本当だったようだね。 ふふ、“天壌の劫火”もずいぶんと堕ちたものだね」 あえて逆なでするように仕向け、嘲笑混じりの表情を浮かべるフリアグネ。 痛いところを突かれたのか、シャナは一瞬悔しそうに唇を噛み、 それでも刀はギリギリで出さないようにしていた。 もちろん、ほんの一瞬でも隙をみせれば叩き込むつもりだった。 しかし戦闘の天才とも言える彼女にさえそれをさせないこの男が、 相当な手練であることを、この事態は示していた。 「おっと、そう身構えないでくれるかな。今日はただの偵察さ。やりあうつもりはないよ……それと」 フリアグネは芝居がかった動作でクルリと向きを変え、承太郎へと視線を変える。 「こいつがマリアンヌの言っていた『謎の力を使う人間』か。 ミステスでもなさそうだしとっとと殺してしまおう、ねえマリアンヌ」 「フリアグネ様。油断してはいけません。この人間、あの『くるみ割り人形』を粉々にしたのですよ」 「ああ、私の愛しいマリアンヌ。人間ごときが紅世の王に敵うなんて、 一体そんなことがありえると思うのかい? 人間は君へのエネルギーでしかないのにさ。まあ、今回はやめとくけどね」 見ている側がイライラしてきそうな芝居調の会話に満足したのか、 フリアグネは背をむけ、出てきたときと同じ白い炎の中へと向かう。 「それでは失礼するよ“天壌の劫火”とそのフレイムヘイズ。次会った時は……殺してやる」 調子のずれた、しかし最後だけ寒気を感じる狂気じみた声を残し、狩人は去ろうとした。 「まちな」 低く、大きくも騒がしくもないが、体の芯まで響きそうな声がした。 今まで押し黙っていた承太郎だった。しかしフリアグネは興味がないのか無視して歩き出す。 その時だった。 フリアグネの右頬を、何か鋭いものが掠めた。彼の頬に一筋の切れ目が走る 「――な、にっ!?」 さすがのフリアグネも手を頬に置き驚愕の表情で振り向く。 視線の先にはスタープラチナを出した承太郎。 ・・・・・ 「わすれものだぜ。フリアグネ」 二人の軌道上、フリアグネから斜め後ろの裏門の壁にトランプが一枚突き刺さっていた。 承太郎は獲物に標的を定めるように睨み付ける。 まさに“狩人”のように。 「……ふっ、ふふふ……はははははははっ!!はははははははは!!」 一瞬呆然としたフリアグネだが、その後狂ったような笑い声を上げた。 「思った以上に楽しめそうだな……人間のくせに」 「俺は承太郎だ、覚えときな……てめーはこの空条承太郎が必ずブチのめす」 今度こそフリアグネは白炎の中へと消える。 陽炎のように空間が揺れめき、そして跡形もなく消える。 同時に封絶が解ける。例によって世界に音や光その他もろもろが戻る。 後には戦闘の傷跡の残る裏門が残された。 突然の惨状に慌てふためく数人の生徒たちをよそに、 シャナと承太郎はその場に立ったままでいた。 「なに余計なことしてんのよ。ここで戦うことになったら間違いなく生徒が死んでたわ!」 もはや恒例になった、シャナの承太郎に対する怒りは、言葉そのものの意味と、 あれほど堂々と宣言したことをあっさり崩したことに対しての失望だった。 「……悪かったな。だがそんな奴だったらこんなセコい真似はしないと思ったんでな」 言葉の割には特に後ろめたさもなさそうに、承太郎は言った。 もっとも、彼の場合大体同じような調子でしゃべるので区別をしづらいというのもあった。 「いずれにせよ、今回の事件、フリアグネが絡んでるということがわかった。 奴もこれから本格的に攻めてくるだろう。討滅も近い、気を引き締めるのだな」 「うん、わかってる。……それと、おまえ」 アラストールの忠言を真摯に受け止め、肯いたシャナは、承太郎に目を移す。 「なんだ」 「さっき言おうと思ったんだけど、なんでわざわざ危険な真似してまであの生徒を守ろうとしたの。 下手したら自分もやられていたのよ? どうして……」 シャナは問いかける。それは昨日もした質問。 納得のいく答えが返ってくるとは思わなかったが、それでもせずにはいられなかった。 今まで見てきた人間より、遥かに強い意志を持つ、この男に。 「……さあな。助けられると思ったから、ぐらいしかよくわからん」 「……言うんじゃなかった」 実は無意識のうちに期待していたシャナは、本気で落胆した。 そしてそんな自分にまた落胆した。 しかし…… 「……? こいつは……」 シャナの指先から炎が発せられる。 それは承太郎をそっと包み込み、学ランから怪我まですべて治していく。 炎が消えたとき、承太郎の学ランは新品同様にまで戻っていた。 「トーチがないとできないんじゃあないのか? 」 「そんなこと一言も言ってないわよ。自分の存在の力でも自在式は使えるのよ。 そもそもトーチを使うなんて最近出来た方法らしいし。 あんまし使うのはもったいないからおまえの体の修復だけするけど」 「……そうか、悪いな。感謝するぜ」 「なっ、うるさいうるさいっ。ほら、出来たわ。行くわよ」 「やれやれ、他のところは……まぁなんとかなるだろう。以前も問題なかったからな」 二人は騒ぎが大きくなる前に裏門から脱出した。 シャナは「以前」という言葉が気になったが言わないでいた。
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承太郎一行がエジプトへ向かい、死闘の末にDIOをを倒した旅から一年が過ぎた……。 生き残った三人は、それぞれ母国にて平穏な日常を過ごしていた。 承太郎も特に危険な目に会うこともなく、一年前の出来事が嘘のような生活を送っていた。 しかし日常はなんの前触れもなく破られることになる……。 まるで彼にスタンドが発現した時のように。 その奇妙な炎の襲来によって。 灼眼のシャナ×ジョジョの奇妙な冒険 シャナが助けたのが空条承太郎だったら・・・ 承太郎が妙な気配に気づいたとき、すでに紅蓮の炎は燃え広がっっていた。 陽炎のような揺らめきの中で、行き交う人々は動きを止めている、時でも止まったかのように。 「これは…まさか、新手のスタンド使いかッ!?」 ここ一年、何もないということに安心しきっていた節はあった。 しかし一年前出会っていなかった。 例えばDIOの残党が承太郎たちを襲うということは充分にありえたはずだった。 承太郎はスタープラチナを出した。まだ戦闘の勘は鈍っていない。 あたりを見渡す。炎は攻撃と言うより別の能力のために使っている。そう承太郎は判断した。 まだ明るいはずの空は暗く、止まった人々はエジプトでの死闘を思い出させた。 (こいつは、時が止まっているのか?) 試しに道路の破片を拾い、投げてみる。破片は承太郎の手から離れ、勢いよく飛んでいった。 (……時そのものは止まっていない、もしスタンド使いだとしたらスタンド、あるいは本体は何処だ?) スタープラチナの目が周囲をくまなく調べる。敵を探すため。しかしその必要なすぐになくなった。 ズドン、という重い着地音。 承太郎が音の方へ向くと、なにかのオマケでついてくるような、チープなフィギュアを巨大にしたようなものがいた。 着地したそれは、ガクンと首の間接を90度曲げて上を向くと、いきなり口から炎を出した。 承太郎は身を構えたが、炎は自分の周辺の人々へ襲い掛かり、人々を燃え上がらせた。 ただし彼ら自身には目立った外傷はなく、燃えるというより炎がまとわりついているようだった。 人形が口を開ける。口を動かす機構がなかったのか、バリバリと口を無理やり裂いて開けていた。 「いただきまぁーす」 人形がしゃべった。 人々の炎は、人形の口の中へと吸われて言った。 先ほどの言動から、どうやら“食べる”ことをしているらしい。 「何だ……こいつは。スタンドか? 能力は一体…?」 DIOの残党なら自分を真っ先に襲うはず。それともまた別のスタンド使いか? そもそもスタンド使いなのか? 承太郎が考えを整理しようとした時、 「にんげん…なんで動いてんだぁ? まぁいいや、食べよっと」 人形が承太郎に気づいた。そしてその発言から、少なくとも自分の敵であることを確信した。 承太郎へ襲い掛かる人形。その大きさは承太郎を軽く超える。 「やれやれ…」 承太郎は特に慌てなかった。冷静に人形の動きを察し、 人形がその裂けた口で承太郎に噛み付くよりずっと速く、顎から下を砕いた。 「ぎゃあああああっ!な、なんだよあいつ……」 「てめー、本体はどこだ?この能力はてめーのスタンド能力か?」 スタープラチナは倒れた人形の頭を持って持ち上げさせた。 「??? なんのことだよぉ。封絶は僕じゃないよぉ?」 「……封絶? この変な炎のことか? てめー以外にもスタンド使いがいるのか」 「だからその『スタンド』ってなんだよ? お前フレイムヘルズでもねぇし、何者なんだよぉ」 話は噛み合わない。承太郎の質問は通じず、人形のスタンド?は 意味不明な単語(彼らの能力に対する名称であることは理解した)を使う。 「てめーは一体……」 言葉は別の襲撃によって切られた。承太郎は数発の火球を避けた。 「うへへばーかっ、油断したな。今度こそいただき」 「オラオラオラオラアアアアアアッ」 不意打ちを仕掛けた人形は、台詞を言い切る間もなくジャンクと化した。 火球の方向を見る。少し離れたところにブリキでできたロボットが撃ったばかりの口から煙を出していた それとは別に女性が承太郎に襲い掛かった。金髪のフランス人形のようだった。 (他にもいたか…)承太郎は迷うことなく拳を打ち込む。 「オラァッ!????何ッ!!」 その美女の胴はハリボテだった。胴体を貫かれたまま美女は薄笑いを浮かべ、両手を承太郎へと向ける。火球が発射されるのはほぼ同時だった。 (まずいッ!『世界』ッ!!) 承太郎は時を止めた。DIO戦以来だった。 しかし静寂の世界は一瞬で破られた。火球は承太郎の肩を掠めたが、承太郎は道路脇へ吹っ飛んだ。 「くっ……」 (久しぶりで身体がなまってたか? それともこの空間の影響か? いずれにせよ、止められる時間はほんの刹那、か……) 承太郎は立ち上がる。そしてロボットと美女がスタープラチナの射程距離内に入るのを待った。そのときだった。 突如ロボットが動きを止める。かわりに上半身と下半身が斜めに綺麗に斬られていた。 ブリキの残骸から、少女が現れた。 ブリキの破片は、切り口から火花を散らせ、爆発して消えた。 その煙の中から少女が一人、現れた。 今までの敵とは明らかに違う、その姿。 小学生にも見える体躯だが、片手には身長ほどある長刀を持ち、その長い髪と瞳は炎のように深紅だった。 なによりも違うのは、その姿全体から発せられる強烈なオーラ。 まるで生命エネルギーを爆発させているかのような存在感は、先ほどの人工的な美女とは正反対だった。 「……やれやれ、敵か、味方か…」 味方であってほしい、と承太郎は思った。 「くっ……フレイムヘイズしかも炎髪灼眼が来るなんて……」 少女と承太郎のちょうど間にいた美女は明らかに動揺していた。 どうやらさっきの人形が言った『フレイムヘイズ』と呼ばれる者らしい。 (どうやら奴らの敵のようだな……) 「ここは逃げて、フリアグネ様に報告しなけれ……なっ!?」 少女はすさまじいスピードで美女へと突撃した。 そして空中で彼女の体を逆袈裟に斬った。美女はブリキのロボット同様真っ二つになった。 アクロバットのように一回転して少女は着地する。ふと、承太郎と目が合う。妙な間が数秒空いた。 突然、少女が承太郎(もとい、スタープラチナ)に斬りかかってきた。 「ぐぅッ!」 その鋭い斬撃を、承太郎はスタープラチナによる目と脚力で紙一重で避ける。少女の攻撃はなおもやまない。 (まずい、さっきの連中とはレベルが違う。ポルナレフのチャリオッツ……いや、それ以上か!? ) 隙をついて威嚇がわりに一発打ち込む承太郎。少女はそれを避け、後ろに下がって距離を置く。 互いにギリギリの間合いで相手の出方をうかがう状態だった。 しかし、そのときだった。 「まて、奴は『燐子』ではない。……どうやら人間だ」 声の主は見えなかったが、どうやら少女のところから出ているらしい。重く深い、まるで賢者のような声だった。 少女はその声に答える。 「えっ!? でもなんか変なの出してたけど」 「だがよく視れば『紅世の者』ではないことはわかるだろう。なぜ封絶内を動けるかは知らぬがな」 「何なのよこいつ……トーチでもないし…それに妙に戦い慣れてる。こいつ今の私の攻撃を避けた…」 少女は見えない相手と会話を続ける。もはや戦闘の必要がないのか、構えをといて 承太郎をヘンな生き物でもみるかのようにじろじろと眺めた。 無論承太郎はいい気がしない。 「……おい、てめーら一体何者だ? このフザけた人形といい、事情を知ってんなら話してもらうぜ」 「は? ちょっと、事情を聞きたいのはこっちのほうよ! 何でおまえ人間のくせに封絶内に入れるのよ」 「勝手な専門用語を使ってんじゃねぇ。まずこの状況をてめーらが説明するのが先だぜ」 「なっ、なによ人間のくせに生意気言って??っ」 「こっちはいきなり巻き込まれて迷惑してるんだぜ。とっとと答えろッ!」 互いに強情者の会話は完全に平行線をたどっていた。このままでは第二戦目が開始されていただろう。 人格ある第三の存在が自体を収拾した。 「落ち着け、相手は人間だ…多分な。人間よ、確かにお前の言う通りだ。 お前が何も知らずに巻き込まれたと言うなら、まず我々が説明するのが先であろう。 もちろん、その代わり我々からお前への問いにも答えてもらうぞ……いいな」 「ああ」 短く早く、承太郎は答えた。少女はまだ不服そうだが、この声には逆らえないようだった。 その声と少女は語って伝えた。 この世界の隠されたもう一つの面。 もうひとつの世界『紅世』のこと、そこからこちらの世界へ災いをもたらす『紅世の徒』のこと。 そしてそれらを倒すために存在する、彼ら『フレイムヘイズ』のことを。 「ところで……あれだけ派手にやって酷いことになってんだが、どうするつもりだ?」 その前に、承太郎が適切な突っ込みを入れた。 確かに燐子との戦闘で街の一角は無残にも荒れ果ててしまった。店のショーウインドーは割られ、道路は所々歪にへこんでいる。 とても誤魔化せるほどのレベルではない。 「今直すから別に問題ない。……これは、もう助からないわね。使わせてもらうわ」 少女は先ほどの戦闘で人形に喰われていた人々のうち、親子であろう女性と少年に向いて、人差し指を高く上げる。 すると二人の姿は消え、代わりに蛍のような光が少女の指へ引き寄せられていった。 「今のは……」 「あとで説明するから黙ってて。…これなら足りるわね」 ふいに光が弾け、破壊された部分へ舞い散る。するとその光は、破損された部分に溶け込むように修復していった。 ものの一分程度で、その一角は何事も無かったかのような元の姿を取り戻していた。 ついでに承太郎の長ランとすり傷も治っていた。 「これでよし、と。もう封絶を解いてもいいわね」 「まて、まだ人形の破片が残ってるぞ」 承太郎が言った。ブリキやフィギュアの人形は既に火花とともに散って消えていたが、 少女によって斬られた美女の残骸だけはまだ残っていた。 「おかしいわね、確かにとどめを刺したはず……」 そういいかけたとたん、突如残骸が爆発した。威力はたいしたことないが、二人が怯んだ隙に、残骸の中から小さな人形が飛び出した。 承太郎は構えたが、人形はあっという間に空の彼方へ消えていった。 「あれがさっきのの本体だったみたいね。まぁアレが告げ口すればむこうも本腰入れるでしょうね」 「うむ、久しぶりに『王』を討伐できるかもしれぬ」 少女と声との会話に承太郎は一人、肩透かしを喰らい『やれやれ』といった態度だった。 それとほぼ同時に、街に喧騒が戻る。あまりに突然元の世界に戻ったので、承太郎は少しの間船酔いのような違和感を感じることになった。 「それで、その炎の空間の名前が『封絶』。『紅世の徒』ってのはそこで人間の『存在』を喰って殺す、ってこと。わかった?」 「……奴らは『封絶』を張ることで、誰にもバレずに人を喰ってるってわけか」 「そうよ、お前、見た目の割に飲み込みが早いのね」 少女は先ほどのことを根に持っているのか、やたらと承太郎に突っかかる。 先ほどの戦闘のあった場所から少し離れたところ。 野外式のカフェに座って、二人(三人?)は話を続けた。 「……それで、喰われた奴はなんつった? そうだ、『トーチ』とやらになるって言ったな。どういう意味だ?」 「存在を喰われた人間がそのまま消えたらその場所の歪みが大きくなって、問題が起きたり私達に勘付かれたりするのよ。 それを防ぐためのクッションみたいなのがトーチ。後でお前にも見えるようにしてあげるわ」 夕暮れが近いためか、人通りは多い。 そのなかで長ランの大男と黒いコートを着た小学生のような少女のツーショットとはなかなかシュールだった。 しかし、それを気にする二人ではない。時々邪魔な好奇の目を眼光で追い払いつつ、承太郎は言った。 「やれやれ、正直ブッとびすぎて信じがたいが……俺たちの知らないとこでそんな無差別殺人が行われていたとはな。 それで、その『紅世の徒』には手下の『燐子』……あのフザけた人形と、『王』という黒幕がいる……というわけでいいな」 「そうだ。そして彼らを討滅すべく世界中を飛び回るのが我々フレイムヘイズだ。我々、『紅世の徒』を倒す目的の王が 人間を器にすることでその力を分け与え、各地を飛び回っているというわけだ」 「フン、偉そうなこと言ってるが、てめぇも人間を利用してやってんじゃねぇか。 勝手に殺されるのを防いでるのはありがてえがな」 「お前っ!! それ以上アラストールを侮辱するな! たたっ斬られたい!?」 「いや、この男の言っていることもあながち間違いではない。……さて、今度はこちらが質問してもよいか?」 「……約束だからな。何でも質問してくれ」 「なんであんたは封絶の中で動けたのよ。それにあのヘンな人間みたいなのはなに!? アレのせいでてっきり燐子かと思ったじゃない」 ペンダントからの声ではなく、少女のほうが先に口を開いた。承太郎はこの手の声や態度が本能的に嫌いだった。 「やかましいッ! 質問は一つずつにしろ。……まずお前の言う『ヘンな人間』のことだが、あれは『スタンド』という、超能力みたいな能力だ。 俺のジジイ曰く“生命エネルギーの具現化”ということらしいがな。色んな種類のスタンドがいるが、俺のスタープラチナの場合は人型スタンド。 射程距離は2mぐらい、能力は鉄棒をねじ切るぐらいのパワーと超精密動作を得意とする、『接近パワー形スタンド』だ」 「スタンド……昔我らの仲間から奇妙な力を扱う人間がいるという話は聞いたことがあるが…まさかこの目でみることになるとはな」 「とりあえずヘンな人間の正体はわかったわ。でも私が一番知りたいのは、どうして封絶内で動けたかってことなんだけど」 「うむ、その仲間の言った能力者も、封絶内では動けなかったそうだが……特殊な宝具などは持っていないのか?」 承太郎は少しの間迷った。『世界』の能力について口外すべきかどうか。 一応味方の存在とはいえ、それを伝えるかどうかは選択の余地があった。 「さあな……俺にはわからん」 承太郎は誤魔化すことを選んだ。 「釈然としないわね。本当は知ってるんじゃない? ……まぁいいわ。話すことはもうない?」 「……あるかときかれりゃ山ほどあるがな。例えばスタンド使いでしか見えないスタンドが なんでてめーらに見えるのかとかな。ところでてめーら、これからどうするんだ?」 「どうもこうもないわよ。徒の気配を追って見つけたら全員倒す。それだけよ」 少女はぶしつけにそれだけ言う。アラストールと呼ばれたペンダントが補足する。 「もし可能ならば、お前にも協力してもらいたい。理由は不明だがお前は封絶内でも動くことが出来る。 先程の戦闘で燐子を倒すほどの力も持っている。なにより土地勘もあるしな。 ……どうだ? 人助けと思って我々に協力してくれないだろうか」 「アラストール! こんなヤツいなくても私たちで充分……」 「……わかった、このままその無差別殺人集団をのさばらせるわけにはいかねえからな」 「お前もっ!! 徒がどれだけ危険な奴らか、さっきのでわからなかった? 私たちは命がけでやってるのにそんな簡単に言わないで!!」 少女はテーブルを叩いて言った。彼女の頼んだ飲み物が少しこぼれた。 カフェの周囲を含めて静寂が訪れる。周囲の人々も何事かと目を向けたが、 その少女のただならぬ気迫に皆目を背けた。 承太郎はコーヒーの残りを飲み干し(よって無事だった)、 声を荒げるわけでもなく、落ち着いた口調で言った。 「詳しくは話せんが……俺たちは一年前、お前らの言う『王』のような存在の男とその一派を、 エジプトまで行って殺してきた。この能力でな。だから足手まといにならねぇ自身ならある。 それに命の危険なら、俺は充分すぎるほど経験してきたぜ。仲間を失う恐ろしさもな」 少女とアラストールは感じた。この男は、決して軽はずみで物事を言わない。 この男の言葉には、嘘も誇大表現もない。体験した重みをそのまま言葉にしている。 彼には、自分たちの体験したことと同じくらいの重みを持っているということを。 「だからこそ俺は、そんな簡単に人の命を奪う、徒とやらを見過ごしはしねえ。 てめーらが頼まなくとも、俺は勝手にそいつらを追うぜ。誰にも文句は言わせねーぜ」 少女を睨み付けるようにして、承太郎は言った。 少女はその迫力に一瞬押されたような動揺を見せたが、 ばつの悪そうな表情をすると、おもむろに立ち上がって承太郎に背を向けた。 「今日はこれで話は終わりね。行こう、アラストール」 「まて、トーチが見えるとか言うのはどうした? それに話は終わっちゃいねーぞ」 「ああ、忘れてた」 そういうと少女は何か呪文のような言葉をつぶやいて人差し指を承太郎に向ける。 すると指から弾丸のように炎が撃ち出され、承太郎を貫いた。 「これでしばらくは見えるわ。まさか本当に使うときが来るとはね。 それと話の続きなら、どうせまた会うことになるだろうから、その時にしといて」 それだけ手短に言うと、少女はカフェを後にしてさっさと歩き出した。料金は払わなかった。 承太郎は飲み物代(承太郎:コーヒーのブラック、少女:ミルクココア、砂糖を追加)を払った。少女を追うことはしなかった。 「また会う……か。出来れば二度とかかわりたくねーがな」 そんな悠長なことを言える段階はとっくに過ぎたことを自覚しつつ、承太郎は呟いた。 「……なんなのよ、アイツ。ワケわかんない」 街中を歩きながら、少女は独り言ともつかないことを言った。 ペンダントの声に向かっていっているのだが、傍目からはイラついた少女がぶつぶつ独り言を言っているようにしか見えない。 ほとんどその通りなのだが。 「少なくとも只者ではないな。……その短い時間で一体どんな人生を歩んできたのだろうな」 我々には関係ないがな、と声は付け足す。 「そうよ、アイツがどんなヤツだろうと、どんな超能力もってようと、結局は人間なのよ……」 声、アラストールは少女の言葉に、表現しづらい微妙な感情を含んでいることを感じ取った。 それは今までないことだった。 「しかしあの男、なかなかよい眼をしていた。かなりの器をもっているようだな」 「だから! なんでアラストールはアイツの肩を持つのよ」 「事実を言ったまでだがな」 「そうかも知れないけど……。私は嫌。あんなヤツ、絶対足手まといになるに決まってる!!」 少女は一際強くそういった。しかし少女の脳裏には、なぜかその男の顔が浮かんだまま消えなかった。 その淡いグリーンの瞳、そしてあまりに力強いその意思を感じる視線を。 その理由がわからないので、余計彼女は苛立ちを増徴していた。
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* 「悪い……どーも耳が遠くなったようでな。もう一度言ってくれ」 承太郎の部屋は、ただでさえ馬鹿みたいに広い空条家の敷地内の離れにある。 正しくは離れすべてを承太郎が一人で所有していて、ハウスキーパーの人以外母親でさえ立ちいえない。 (というより母の過保護から逃れるべく、この離れに住み着いたといったほうが正しい) 「だからこの部屋で寝るっていったでしょ」 家の人にシャナの存在を知られないよう、伸張に離れまで移動した一行。 承太郎は自室から少し離れた空き部屋にシャナを泊まらせる予定だったが、 「敵に備えて一緒にいるのに、何で別の部屋にいなきゃいけないのよ?」 「……てめーら。帰ってくれ、平井ん家に……今スグだッ!!」 承太郎は必死の抵抗を試みるも 「あきらめておとなしく寝ろ」 の言葉で退かざるを得なかった。承太郎といえども、人間の一生をはるかに凌ぐ時間 を過ごしたこの年長者には、そうそう簡単に逆らうことは出来なかった。 承太郎にそう命令したアラストールのペンダントを、シャナはすでに敷いてあった布団の下に押し込んだ。 「何してんだ」 「着替えるから見えないところに言ってもらったのよ。お前もそうして」 「そういう決まりなのだ。貴様も早くどこかへ潜り込め」 「モグラか、俺は」 周囲に承太郎が身を隠せるほどのスペースはなかったので、 障子越しの廊下で背を向けて座ることになった。 「(出てこうとしたら入れと言うし、入ったら追い出しやがって……なにがしてーんだ、てめーらは)」 とぶつくさ文句を言いながらもなぜか素直に従った承太郎だった。 「のぞいたらぶっとばすからね」 「のぞかねーし見たくもねーがな」 その後しばらく黙っていると、障子越しに衣擦れの音が聞こえてきた。 ふと疑問に思い承太郎が聞く。 「そういやお前、荷物はどうし―――」 「のぞくなって言ったでしょ!!」 「しねーよ。着替えとかの荷物はあんのかって聞いてんだ。特に持ってるように見えなかったが?」 「大体のものは、黒衣の中に入ってる」 「黒衣……? ああ、あのコートのことか。刀なんかもか?」 「そう」 「寝巻きは?」 「ないわ。替えの下着があるだけ。体の汚れはアラストールが清めてくれるから、本当は必要ないんだけど」 「やれやれ……ずいぶんと便利なものをもってんだな」 幾多ものスタンドに出会ってきた承太郎にとっては、 その程度の某四次元アイテムは特に驚くべきことでもなかった。 「確かタンスの一番下の段にガキのころ使っていたジャージがあるはずだ。それを使え」 「……わかった」 簡潔な返事を聞いた承太郎は立ち上がってまた続けた。 「今から空き部屋にある布団かなんかとってくっから、それまでに着替え終わらせてろよ。 つーか俺のスペースとっとけよ」 「何言ってんの?」 「……あ?」 予想外の答えに承太郎の動きが止まった。同時に嫌な予感も走る。 「お前はそこの廊下で寝てもらうから。まあ別に布団敷くのは勝手だけど」 そのあまりにも身勝手な言い分を完全に理解するのに数秒かかった。 次にプッツンするのにはコンマ一秒もかからなかった。 「てめ―フザけんじゃあ―――」 そうして勢い任せに振り返ったのが不運だった。 振り返りざま、思いのほか障子に近かったため腕が障子に激突、 元々立て付けの悪かった障子の戸はバランスを崩し、シャナのいる部屋側に倒れていく。 中では、恐らく着替え途中のシャナがいる。こういったケースの場合、大抵男側が不利なようにできている。 危機はフリアグネ率いる徒の軍団だけではない。 もっと身近の、一見味方と思えるものにこそ本当の危機は隠れていたのだ! しかし、このような緊急事態において、承太郎は慌てなかった。 よくあるラブコメ主人公のようにうろたえることもせず、呼吸一つ乱さなかったッ! なぜならッ! 彼には最強のスタンド『スタープラチナ』があったからである。 まだ障子の倒れる角度が30度に入る前に、スタープラチナの正確無比な高速動作は障子を支え、 元の位置に押し込むことに成功したのだ。 「ちょっとお前っ! なにしてんのっ!これだから男は―――」 もはや弁明するのも馬鹿らしく思ってきた承太郎は、乱雑に固定させた障子戸ごしに騒ぐシャナの 罵詈雑言を無理やりねじ伏せる。 「ええいやかましいッ! それよりもだ、てめーらこそ押しかけてきた分際で俺の部屋をひとりぬくぬく使うったあ どういう了見だ!? てめーらがここで寝ろ、さもなくば帰れッ!!」 命を懸けたポーカーの前でさえ冷静沈着だった承太郎の、普段絶対見せないようなヤケッパリぶりだった。 シャナも負けてはいない。 「あんたが自分から引き入れたじゃない。私たちは一度も入りたいなんていってないわよ。 お前が承諾したんだから、どう使おうと私たちの自由でしょ」 「……一分だけ待つぜ。お前が今すぐ元の格好に着替え、そこから出て行くまでの猶予期間だ。 でてこなけりゃあ、問答無用でつまみ出すからなッ!! クソッッ!!」 承太郎は廊下側に振り返って、怒り任せにスタンドでない拳で柱を殴った。 大した威力ではないが、周囲に振動が充伝わるパワーだった。 元々立て付けが悪いおまけに、承太郎の乱雑な立て付けでさらに悪化した 障子戸を再び倒すには充分すぎるほどの。 承太郎がパタンという音に気づいて振り返ったとき、すでに時は遅かった。 時を止めるスタープラチナといえど、一度過ぎてしまった時を戻すことは不可能だ。 廊下と部屋を遮るものがなくなった今、着替え途中で口論に集中したせいで半裸状態のシャナと、 完全に向かい合う状態になってしまった。 清らかな小川の如くつややかな黒髪にそぐわったその肢体は、まるで芸術品。 不埒な想像を与える隙もなく、ミケランジェロの彫刻のような神々しささえ漂っていた。 もっとも、承太郎にしてみればそんなことは足の指の間のカスよりもどうだってよいことだった。 目の前の芸術品なんかより、この重苦しい沈黙とその後の惨劇。 そして自分の怒りをぶつける対象についてのことのほうにのみ思考を働かせていた。 眉一つ動かさず、停止したままの承太郎。 対するシャナは、あまりにも想定外の事態に思考が間に合わずきょとんとしていたが、 状況がわかるにつれその顔が周知に真っ赤に染まり、そのベクトルが怒りに変換されていくのに 時間はかからなかった。 「こ、こ、この…………」 噴火寸前の活火山の如く、全身を震わせてありとあらゆる殺気を視線の先の人物にあてているシャナ。 そよ風一つの刺激でも大爆発しそうな危険爆弾と化した彼女に、 やれやれと肩を落とした承太郎がダメ押しの一言。 「とっととその貧相な胸を隠せ。ションベン臭えガキが」 プッツンという音を、承太郎は確かに聞いた。 「この大バカ―――――――――ー!!!!!!!」 「上等だッ!! うおおおおおっスタープラチナ――ッ!!」 さすがのアラストールも、この不毛極まりない死闘を止める術はもちえなかった。
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前回のあらすじ シャナは体育教師をぶっ飛ばした 承太郎も参加しちゃった 二人は停学になった ジャンプSQ創刊した その後について少し。 あれだけの暴力沙汰を起こしながら、 シャナと承太郎の処分については停学一週間という激アマな結果となった。 理由はこの件で例の教師の横暴が明らかになっただけではなく、 実は以前から彼は生徒にセクハラ行為を働き、 中には明らかに犯罪行為とも言えるものもあったことが判明したり、 高校自体が空条家の多大な寄付を受けていた関係もあったり(ホリィさんがなんか勘違いして送っちゃったものらしい) そう言ったもろもろの事情が重なっての結果だった。 要するに学校側は面倒なのでうやむやにしたいという思惑だったわけだが、 二人にとってはどうでもいいことだった。 ちなみに体育教師は全治一ヶ月のち解雇となったそうである(本人の希望だそうで) そして変化はクラス内でも起こった。 停学から復帰した後の話だが、今回の一件より近づきがたい不良扱いだった(実際そうだった) 二人は『普段は恐いけどいざというときは頼りになる兄貴(と姉貴?)』 と言ったような用心棒というか番長のポジションに認識された。 元々一部女子にカルト的人気であった承太郎は、この事件を機にさらにファンを増やす結果になった。 ちなみに元からファンだった自称承太郎親衛隊の生徒たちと 新参の彼女らに言わせるとミーハーファンの間で妙な抗争が勃発し、承太郎の悩みを増やした。 シャナのほうは男女ともに主にクラス内で以前より気さくに話しかけられるようになった。 シャナの態度は以前のままそっけないものだったが、クラスメイト達、 特に女子は慣れたようでお構いなしに話したり髪をとかせてもらったりしていた。 ちなみに女生徒の一人にそのそっけない反応を『承太郎さんみたい』と言われ一日中不機嫌だったときがあったとか。 「やれやれ、ま、停学なんざいつものことだが…… むしろフリアグネの調査に時間を裂けてラッキーといったところか……なあシャナ」 「なによその含みのある言い方。……そうね、どうせ今回の件がすんだら他に行くわけだし、 あんたはともかく私にはどうでもいいことだけど」 「……そうか。ま、別にいいけどよ」 承太郎たちはテキパキと支度を終え、教室を後にしようとした。 時間は丁度昼休みだが自宅へ待機するよう命令がでたので仕方ない。 「あ、あの……じょ、承太郎……くん」 蚊の鳴くような微かで弱弱しい声だったが、自分の名が呼ばれたので承太郎は振り向いた。 一人の少女が立っていた。まるで立っていることさえ不安定のような、 気弱そうだが素直で優しそうな出で立ちだった。 緊張しているのか頬を染めて、うつむきながらもなんとか上目で承太郎の顔を見ようとしていた。 本人は意識していないつもりだろうが、 その姿はそこらへんの男を落とすには十分すぎるほどのグッとくる仕草であった。 そんな姿は常時生命エネルギーを振りまいているシャナとは真逆の存在のように見えた。 「どうした?」 「えっ……あっあの、その……」 少女はしどろもどろになりながらもなんとか声を出そうとしていた。 承太郎はそれを急かすこともなくただ少女を見据えて答えるのを待っていた。 「さ、さっきは……その、助けてくれて、ありがとう……体育で、倒れ掛かったとき……」 最初は記憶になかった承太郎だが、少女の言葉を参考に記憶を反芻して、例の体育授業の際、 教師に無理やり走らされた挙句倒れ掛かった少女だと思い出した。 クラス内の女子であったが、いつも教室の隅で本を読んでいるおとなしい印象の娘であった。 「……あのときのか。確か……」 「よ、吉田です。吉田一美……です」 「ああ、悪い。最近どうも記憶力が悪くてな。吉田……調子はもういいのか?」 「あっ……はい、ちょっと貧血起こしただけなので、もう大丈夫です……」 「そうか」 互いにあまり会話が得意ではないためだろうか。何人もの天使が通り過ぎたであろう空白ができる。 「あ、あの……あ、ありがとう……た、た、助けて……くれて」 恐らくそれが一番言いたかったのだろう。まるで壊れてしまうのではないかと言うほど顔を真っ赤に染め、 それでもなんとか感謝の言葉を搾り出した。 そういった後吉田はしばらく承太郎の顔を見ることが出来なかったが、覚悟を決めて顔を上げた。 承太郎の表情はいつもと同じ感情をよみづらい表情であったが、不思議と以前吉田が抱いていたような 冷たく恐い印象は薄らいでいた。 初めて真正面から承太郎と向き合った(吉田さんとしてはそのつもり)だったからかもしれない。 「いや、礼にはおよばねえぜ……むしろ言うなら、こいつに言いいな」 承太郎は珍しく口元を少し上げると、後ろで立ったままことが過ぎるのをまっていたシャナに親指で指した。 突然自分に話題が振られたのでシャナはあわてた。 「ちょ、ちょっと、なんで私が! 私は別に……」 「ありがとう平井ちゃん。平井ちゃん、最近恐いと思ってたけど……やっぱり優しいね。 今度一緒にご飯食べよ」 吉田はシャナへと向くと、承太郎のときとは違いリラックスしたような様子で言った。 その柔和で穏やかな様子が吉田の本当の姿のようだった。 シャナのほうは、そういえば平井ゆかりはこの吉田という女生徒と幼馴染だったと 言うことになってたっけ、といったことを考えていたりした。 しかしその一方で、これまで係わり合いを避けてきた一般の人たちから 感謝されるという今まで無かった体験をして、 シャナには自分にもよくわからない感情が生まれていることを感じた。 「別に、ただあの教師が憎たらしかったから倒しただけよ」 相変わらずつっけどんな態度に承太郎は「やれやれだぜ」とでも言う風に肩を落とした。 「な、なによその態度は。ほら、とっとといくわよ!」 シャナはあわてた様なイラついたような様子でさっさと教室を後にした。 少し遅れて、承太郎がゆっくり教室を出た。が、廊下に出た瞬間他クラスの積極的な女子達に囲まれ、 校門を後にするまでかなりの労力を要することとなった。 「なあ……あれってやっぱり……」 そんな一般男子高校生には羨ましいことこの上ない様子を教室から眺めながら、田中は言った。 「だよな。うーん……あんな完璧超人に彼女がいないわけがないと思っていたが、 まさかロリ趣味だったとは……盲点だったなあ」 「おい馬鹿! 聞かれてたら死ぬぞお前!」 「大丈夫だって。しかしあの承太郎君も丸くなったんじゃない? 思い出すなあ~あん時俺ら承太郎にケンカふっかけてさ……ッ!?」 へらっと笑っていた佐藤の顔が一変し、隠れるように顔を伏せた。 「おい、どうした」 「い、いや、ちょっと、一瞬目があったからさ……」 恐らく承太郎のことだろう。あれだけ平気な振りしておいてやっぱり変わってないらしい。 そんな佐藤の様子がおかしく、田中は快活に笑った。 「話しかけちゃった……初めて……」 一方吉田は、周りのことが入ってこれないぐらい、『承太郎にお礼を言う』という一代イベントの 緊張からの開放やただのミーハーと思われたのではという自己反省やらで一人いつまでも突っ立っていた。 「あの~吉田さん……」 「ひゃっ! あ……池くん。どうしたの……?」 「いや、今日あいつの見舞いに行く件でちょっと――」 「ところでよシャナ。フリアグネを探す暇は十分出来たが、今のところ策はあるのか?」 とりあえず自宅へ向かいながら、承太郎は聞いた。 「ないわ」 「ねーのかよ」 シャナはあっさり否定した。 「基本フレイムヘイズは徒が自分から動かない限りこっちで見つけることは出来ないの。 言わなかった? むこうが動けば居場所がわかる。私たちフレイムヘイズはそれを追って倒すっていうこと。 ま、今やるとしたらこの町をうろついて手がかりを探すぐらいね」 「ふん、ずいぶんと非効率的なこった。よくそれで今まで逃げられなかったもんだ」 「うるさいうるさい! 今までそれでやってきたからいいの」 そこまで言ってシャナはあることに気づいてあ、と間の抜けた声を出した。 「そう、手がかりと言えば、この町のトーチのことがあったわね」 「トーチ? ……それがどうかしたのか?」 シャナのかけた自在法がまだ持続しているのか、承太郎は今でもトーチを見ることが出来た。 今は見えないものの、登校の時小学生の集団のなかにまだ新しいトーチを灯した子供を見つけていた。 そしてその光景を目の当たりにするたび、己が理由のためだけに関係ない人々の存在を奪う徒たちへの 怒りが腹の奥から沸くのを感じていたのだった。 「多すぎるのよ、町の人口に対して。少なくとも食べるだけの目的なら、 こんなにトーチにする必要はないわ。明らかに以前からこの町に定住してたって感じ」 そこまで言うとシャナは少々挑戦的に承太郎に目をやる。 その視線は「言ってる意味わかる?」と言っていた。 「……喰うだけなら、ワザワザ住み着く必要はねーってことか。 これだけトーチが増えて違和感が増加すればお前らを呼び寄せてるようなもんだからな」 少し考えて、承太郎は答えた。 「……正解」 シャナはちぇ、と残念そうに、しかし内心は承太郎の理解力に関心しながらも言った。 アラストールが補足する。 「そうだ、彼らにとってフレイムヘイズは天敵。 よほどの戦闘狂でもない限り我々との接触は避けるのが普通だ。 我々も含め奴らは基本休むことなく世界を廻る。 人間と違い定住しなくとも十分生活できるほどの力があるからな。 逆に一定の場所に住み着けば、それだけ我々に見つかる可能性も広がる。今のようにな。 もっとも、よほど気に入ったのかある地域に隠れるように定住していた徒の話もあるらしいが…… それを今回の敵にあてはめるのはいささか的外れであろう」 「つまり、いちいちリスクを犯してまで住み着くってことは、他に理由があるってことか?」 「多分ね」 「そいつは何だ?」 「知らないわよ。わかんないからこうして手がかり探すことになるのよ あいつらが出て行かない分、私たちはやりやすいけどね」 「……やれやれ」 結局、この日は一日中徒との遭遇や手がかりを探すという どう見ても非効率的かつ低確率な行動をすることになったが、 他に手段があるわけでもないので承太郎は素直に従うこととなった。 学生服のまま町に繰り出そうとするシャナを『さすがにこの時間はまずい』と承太郎が止め、 一時帰宅の後探索へ繰り出すこととなった。 もっとも、黒いロングコートを着た黒髪の美少女と、 薄いグレーのロングコートに同色の帽子を着用した美青年のコンビは 春先の町にはえらく浮いていてむしろ学生服のほうが目立たないのでは? といったところだった。 「やれやれ、まさか本当に一日中歩くとはな。結局ムダ足だったしよ」 「うるさい。文句言うな」 まだ短い日も暮れて、危険な時間は過ぎたということで帰路につく二人だった。 相変わらずの喧嘩をしながら、二人は坂道を歩いていた。 お互い精神的に疲れてきたのか、会話は昼間よりさらにやっつけ気味になっていた。 ふと、承太郎が足を止めた。不審そうにシャナが聞く。 「なに止まってんの。置いてくわよ」 承太郎は答えなかった。 その視線をたどって坂道を見下ろせば、そこには昼間歩いた町が一望できた。 夜の町は人口の光で彩られていて、昼間より遥かに活気付いていた。 そのネオンに照らされる承太郎の背中は、見ため以上に年不相応な、 哀愁と力強い生命力が宿っていた。 「ちょっと、聞いてるの?ちょ……」 動かない承太郎に駆け寄り、その顔を覗き込んだシャナは不意に言葉を切った。 その男の眼差しが、あまりに深く、そして力強かったから。 シャナは思い返す。普通に考えて、紅世だとか徒だとかトーチだとかわけのわからないことに 巻き込まれたのにも関わらず、逃げることも怯えることもせず、それどころか人間のくせに(燐子とはいえ)徒を蹴散らすとんでもない男。 何にも属せず誰にも屈さないその姿はフレイムヘイズのそれと違わない。 その男の妙にいらだつ自信っぷりは、てっきり『スタンド』と呼ばれるあの奇妙な背後霊によるものとばかり思っていた。 拳銃を持って自身が強くなったと勘違いしてるヤクザ者のように。 しかし、シャナは思う。 多分この男は、仮に徒と戦う能力がなくとも、彼らに屈することはなかっただろう。 例え勝ち目のない絶望的戦力差をみせられても、僅かな勝機を求めて戦うだろう。 ―――なんとなく、この男について知りたいと思った。 戦いの世界とは無縁なはずの場所で生きているはずのこの男は、一体どんな人生を送ってきたのだろう。 ひょっとしたら、自分の足跡と通じるものがあるかもしれない。 それはシャナにとって初めての感情だった。 が、その前に 「聞いてるの!? このっデカブツ!」 いい加減いらついてきたシャナは承太郎にミドルキックをお見舞いした。 油断していたのか承太郎は攻撃を受けたが、彼女にとってのミドルキックは承太郎にとってのローキックで、 上手い具合に太ももの裏に命中した。 「ぐあっ、てめーなにしやがる!」 「あんたがボケっとしてるから悪いのよ!」 「ザケんじゃあねーぞてめえ!」 「なによ、やる気?」 「上等じゃあねーか。いい加減てめーの甘ったりー声に嫌気が差したところだったぜ 昨日の続きといく――」 「あら、承太郎」 殺伐とした雰囲気のなかまるで場違いな、のほほんとした声が通った。 二人が振り向くと、そこには妙齢の女性が人畜無害な笑みを浮かべていた。 年齢はわかりづらいが、30代、もしかしたら20代後半かも知れない。 手には買い物袋を下げていたところを見ると、買い物帰りばったり出会ったようだ。 「なに、あんたの知り合い?」 承太郎は答えず、苦虫を噛み潰したような苦渋に満ちた表情をしていた。 状況がさっぱり理解できず、シャナは承太郎と女性を交互に見る。 そんなシャナに女性は気づいたらしい。 「あら、あらあらあらあら~~~~~~」 女性はシャナを見るなり子供が母の日にこっそり母の似顔絵を描いていたのを見つけたかのような、 少し意地の悪そうな、そして無邪気で純粋に嬉しそうな表情を浮かべた。 承太郎の方は反比例するように、今度は頭を抱えだした。 「ちょっと、この人あんたのなんなの? ねえ」 「ね、ね、あなた、名前なんていうの?」 女性はシャナに聞いた。本当に承太郎とは正反対の無邪気でこっちまでほっとしてしまうようなオーラを発していた。 「私……? シャ、じゃなかった、平井ゆかり」 何故自分の名前を聞くのか、その意味が理解できないがそれでもとりあえず仮の名を答えた。 「へぇー平井ちゃんっていうの。へええ~」 そういうと女性は意味ありげにちらっと承太郎に見やった。 ――よくわからないが承太郎とこの女性は、親密な間柄らしい。 昼間の女生徒による異様な人気からして、『そういう関係』の女性だろうか、とシャナは思った。 「おいお袋。言っとくがこいつはあんたが考えてるような……」 「あーあーいいのよ承太郎。あなたが選んだ人ならいい女の子に決まってるもの。 でもママ嬉しいわぁ~。もう夢みたい。ウフフフ」 (お袋、って確か母親のことだっけ。あ、そうか、この人はこのデカブツの母親か。なるほど) やっと二人の関係がわかってシャナはひとまず安堵した。 それ以外の感情も僅かにあったようにもみえたがそれは本人も含め誰も気がつかなかった。 わからないことは早いうちにハッキリしておかないと気がすまない性分なのだ。 そしてコンマ一秒後、そのとんでもない事実をもう一度反芻して、 「ってええええええええええええッ!!!!!」 シャナは今まで出会ったどんな強大な徒と対峙したときよりも、 どんな不思議な現象に巻き込まれたときよりも大きな、驚愕の声を上げた。 「なんで、こーなってんの?」 「俺は知らん」 「我も知らん」 十分後、空条家にて。 皇居のようにやたら広いわりには意外と質素なキッチンのテーブルに、二人は仲良く座らされていた。 目の前には豪勢な料理。 「なんで、私が、こいつと、一緒に、食卓を囲んでるのッ!」 シャナはいちいち語気を強めて言ったが、プロの料理人が振舞ったかのような 和洋折衷の料理の前にはどうにも迫力に欠けた。 「やれやれ、どこをどー見たらこんなチビジャリにそんな想像ができるんだろうな」 「なんか言った?」 「……別に」 「もぅ~照れなくていいのよ承太郎。ウフフフ、承太郎みたいないい子が彼女が出来ないわけないって、 ずっと前から知ってたわ。 ママに紹介してくれないからずっと寂しかったけど……それにしてもカワイイ娘ねぇ~~。 娘にしちゃいたいっ!!あ、そうだ!承太郎と結婚してくれればママの娘になるじゃな~~い。 なんちゃって、エヘ」 「エヘじゃあねーよこのアマ。とうに四十超えたくせによ」 承太郎とシャナの無敵タッグによる必死の説得も虚しく母――ホリィの勘違い及び妄想は止まらなかった。 いつにも増して人畜無害な満面の笑みを浮かべ、シャナに対する賛辞がラジオDJの如く流し続け、 同時に手は和風を中心とした豪勢な料理を作り、テーブルに並べていった。 シャナのいつもの迫力も、空腹状態で揚げ豆腐の香りを前にしてはさすがに太刀打ちは無理だったようだ。 シャナが不意をつかれて驚いたところをホリィのハイテンションに乗せられ、 そのまま空条家に直行ということになった。 「おまえ本当にこの人の血の繋がった息子なの?」 その後、自分の境遇を思い出し『育ての親』だと解釈したものの結局承太郎から 本当の親であることが判明された。 「てめーで500人目くらいだな。ンなこと言うのはよ」 承太郎とホリィに会った人は大体そういった反応をとるので(例えるならゲップをしたあとry) 承太郎自身はもう育ての親ということにしようかと考えたほどだ。 「まっててねゆかりちゃん承太郎。いま赤飯炊き上がるからね~」 「……」 「ま、あきらめるこったな。ほれ、食いな。………………味は保障するぜ」 なるべくホリィに気からないように小声で、承太郎は言った。 さすがのシャナももう流れに任すしかないと思ったか、おとなしく食べることに集中した。 承太郎に保障されなくとも、漂う香りの時点でプロ並みの味であることは予想がついていた。 こんな美味しいものを毎日食べてるのか、とシャナは少しばかり承太郎を横目で見やる。 ――どうせいつも食べるだけ食べて感謝の言葉一つ言わないんだろうな、とシャナは思った。 そういえば、とシャナは思い出す。 最近、いわゆる『料理』を食べていなかったこと。 いつもメロンパンばっかで、アラストールから小言を言われてたこと。 ――――そして、なによりも。 「やっぱり二人で登下校とかしてるの? 手つないだ? デートした? も、もしかして……もうチューしちゃったりしてきゃあああああああああああ」 「やかましいぞこのアマァ―――ッ!!」 たった三人しかいないはずなのに騒がしくて、それでいて妙に心地いい。 自分がかつてフレイムヘイズとなる前。 思い出すことも少なくなったあの頃の感覚を、シャナは思い出していた。 空条家の屋根にて。 昨日と違い雨もなく、むしろ満点の星が輝く夜空の下、 シャナは膝を折った体育座りでどこを見るともなくぼんやりとしていた。 「ねえ、アラストール」 「どうした?」 「ふふ、こうして何も用がないのに呼ぶのって、久しぶりだよね」 年相応の屈託のない少女の笑顔が、そこにはあった。 「フレイムヘイズになってからは、そのような余裕もなかったからな」 「うん、それでいいと思ってた……」 フレイムヘイズとしての使命を負ったその日から、 自らの背丈ほどのある長剣の名を名乗る少女はただひたすら徒を討滅することを生き甲斐とした。 それ以外のことはいらないと思った。 命を懸けて戦う以上、余分な感情を持てばそれが命取りになることもありうるから。 戦場という冷たい空間には、日常の温かさは絶対に持ち込めないから。 「今までこれでいいと思ってた……あのクラスのときも……承……あんなのに会ったときも……」 必要最低限の干渉。 今までの行動が間違っているとは、今でもシャナは思ってはいなかった。 しかし、それでも心の隅に残る違和感は拭えない。 「……確かに、他人……特に一般人との関係を持つことは、 戦いの中に余計な感傷をもちこむ可能性がある。 普通の日々の温もりを知ることが、徒との戦いへの足かせになることもあるかもしれない。 それらは決してよいことではない。しかし……」 アラストールは続けた。 「悪くはなかろう」 恐らくアラストールに表情があったら笑っていただろうな、とシャナは思った。 その問いにシャナは答えなかった。代わりに微笑んだ。 本当に、なにも知らない少女のような可憐さで。 そのうち心地よい疲労が体を覆い始めるのを感じた。 そういえば一日中歩き回ったっけ、とシャナは思った。 ――――今日は、上がってきて欲しくないな。 まどろみながら、少女は思った。 「やれやれ、やっとこさ開放されたぜ」 楽しい(?)団欒も終わった後、ホリィはゆかりことシャナを送るよう命令し、 承太郎も丁度出て行きたかったのですんなり承諾した。 もちろんシャナを送るなんてことはするわけがない。 そもそも家を出たときにはすでにシャナの姿は見えなかった。 すぐ帰る気もないのでコンビニ、ゲーセン、 闇賭博場などを闊歩した後、帰宅したのは12時過ぎであった。 賭博場を仕切るディーラーとの心理戦に疲れたので、 帰るなり承太郎は上着を脱いでそのまま布団へ直行、すぐに眠り始めた。 ―――――先客に気がつかなかったのは、承太郎にしては珍しいミスだった。 To Be Continued→
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その日は天気が快晴であった以外、特に変わったところはなかった。 授業も例によって生徒たちはギャンブル時のカイジの如く緊張感が張り詰め、承太郎だけが無敵のアカギ状態でいた。 ところがその奇妙な均衡は、四時限目になって崩れることとなった。 事件はシャナが来て初めての体育の時間に起きた。 話は変わるがこの学校の教師、特に承太郎のクラスで授業をする教師は大抵、『まとも』か『消極的』な態度をとる。 もし承太郎の機嫌を損ねるようなゲスな真似をした場合、承太郎の怒りの鉄拳を見舞うことになるからだ。 もちろん承太郎もそう何度も教師を殴っているわけではないし、『俺が教師たちを粛清しよう』と意気込んでいるわけでもないのだが。 ようはただでさえ不良のレッテルを貼られ、見下すような目つきで自分を見る教師に対して軽く敵対しているという下地があり、 そしてさらにその中にクズ野郎がいれば怒りが上乗せされてプッツンくる、というわけだった。 以前一度無能のくせに授業中はおろか校内でも風紀と言って気に入らない生徒を自分の都合で注意、 挙句には理不尽な理由で停学処置まで強行する教師がいた。 そんな教師が承太郎の素行と長ランに目をつけ、調子に乗って学帽を無理やり取ろうとしたのが彼の不運だった。 教師は今まで自分が承太郎の視界に入らなかったことがいかに幸運であったかを理解した。 無論その後教師は十分に気合を入れられ二度と学校に戻ってこれなかったのは言うまでもない。 というわけで承太郎を恐れる教師たちは少なくとも彼の見えるところでは極端な真似は避けて通っていた。 しかしそれは裏を返すと彼の見えないところではそういったことをしているとも取れるし、 実際そうしてる教師は少ないもののいた。 そもそも承太郎は不良なのでわざわざ自分の知らないところで起こった教師の不祥事には興味がない。 前述したが彼が教師を粛清させるのは単純に『気にいらねぇ』というただそれだけのシンプルな理由だった。 そこで今回の体育教師だ。 他の教師が承太郎に目をつけられないよう自粛してるなか、承太郎が毎回体育の授業を サボっているのをいいことに彼だけは好き勝手にやっていた。 下手に権力を持った小市民ほど手に負えないものはない。 その教師も例外でなく、むしろ元から他の教師以上に臭いゲロのような性格でその日の気分で 意味もなく生徒を脅したり、女子生徒にセクハラ行為を行っていたりした。 自分だけが教師の権力を最大限に行使してると勘違いしているこのクズ教師は、 弱いものいじめを楽しむクソガキ共のように、 その横暴ぶりも日増しにエスカレートしていたのだった。 その日、体育教師はある決意を持っていた。 最近やたら職員室を騒がせる存在、平井ゆかり。 特に注意人物というわけではなかったはずだが、そんなことは俺には関係ない。 他の教師たちは承太郎の時のようにただただ恐れているだけだが、俺は違う。 体育教師と言う権限を最大限に行使して、最近調子に乗ってる不良少女の鼻を明かしてやるぜッ ……クククク……ムハハハハ…… といった感じにのたまった彼が授業の最初に行ったことは、突然の無期限ランニングだった。 今までの記録やその一見華奢な体つきから、体力的に特に突出しているわけでもないこの少女に 精神面は太刀打ちできなくとも体力面なら圧勝できるだろう。 音を上げさせるまでやめねーッ! ヒャハハッハアア! という安易な発想からの行動だった。 しかしどれくらい長期間走らせようとも、他の生徒がヘバるだけで肝心の少女は 息切れ一つ起こさず淡々とペースを保っていた。 速くも遅くもないが、素人目にもわかるほどの無駄のないフォーム。 恐らく秒単位で合っているだろうペース。 彼女は日夜徒と命がけで戦うフレイムヘイズである。当たり前と言えば当たり前だ。 教師が疑心を感じ始め、彼女にペースを上げるよう指示しても、結果は同じだった。 一緒に走らせられた他の生徒たちは、もはやいい迷惑を通り越して殺意が芽生えていた。 しかし理不尽なことに一番いらついていたのはこともあろうに教師本人だった。 (チクショオオオオォォォォ!! どおおなってやがんだああああ!? 平井ゆかりの記録は どれもそんなに大したもんじゃあなかったはずなのによお――っ! ガキのくせに余力のこしやがってクソがッ! 最初からクライマックスでいろ! こおおおなったら意地でも泣きみせてやるッ!! 他の連中なんざどーなってもかまやしねええええ――ッ!!) 「コラアッ!! 遅えぞそこオオオォォ!! 休んでんじゃあねええッ!」 「……くっそ……あンの教師め……しまいにゃあ死者でるぞ」 10分たった時点で普段走りなれていない文化部やインドア派の生徒たちはペースが落ち始め、歩き出すものも多かった。 しかしそれを教師は許すはずもなく、必死に抗議するもいつもの横暴のこともあって彼らでは歯が立たなかった。 そして15分が経過するかしないかのころ、 一人の女子生徒が足元をふらつかせ、その場に倒れこむように 座り込んでしまった。体も慣れてないうちの突然のマラソンである。 その顔色は誰が見てもわかるぐらい真っ青だった。 「おいそこっ! 何してる! とっとと立てぇ!」 すかさず体育教師が上手くいかない状況への憤りもあって、八つ当たりに彼女を怒鳴り散らす。 女子生徒は既に限界ギリギリだったのか、肩で息をして答えられる状態ではなかった。 体育教師はそんなことお構い無しにずかずかと歩み寄り、強引に女子生徒の腕をつかみ上げる。 「根性が足りんぞおっ。立てッ!」 女子生徒は声にならない悲鳴を上げる。それを見た周囲の生徒たちが非難の声を上げるが、 興奮している教師には効果はなかった。むしろ火に油と言ったところである。 「おいアンタ! いきなりこんな走らせて、これもう体罰だぜ!? いいかげんにしろよ!!」 「やかましいッ!! 俺に指図すんじゃあねえ―――ッ!」 教師は耐えかねず抗議した細身の男子生徒を殴り飛ばした。近くの女子生徒たちが悲鳴をあげる。 「ええいうるさいッ!! お前らも気合が足りんからこうなるんだっ! さあ……お前も走れよオオオ! さぼってんじゃあねええ――ッ」 「ひっ……嫌っ……やめ……」 腕を引っ張っても立ち上がれなかった女子生徒に教師は、 乱暴に髪を掴んで無理やり立ち上がらせようとした。 髪をおさえる女子生徒は、ほとんど呼吸音だけのか細い悲鳴をあげる。 「てめえ……いいかげんに……」 ついに堪忍袋の緒が切れた。先ほど殴られたハンサムな生徒と大柄な生徒が同時に駆け出す。 そして教師のツラに拳をブチ込むべく腕を引いた。 しかし、彼の出番は突如奪われた。射程距離に入ろうとしたその瞬間、 まるでトラックが衝突されたが如く、教師は弧を描いて飛んでいってしまったからだ。 「ゴフウウゥ!!??」 頭から落下した教師は妙な声をあげる。 あっけにとられた制と全員が顔を上げると、教師がいたところには、先ほど蹴り上げた足を見せたまま 女子生徒を支えている例の少女、平井ゆかりの姿があった。 シャナは息も絶え絶えな少女を抱えながら、教師に一応の質問をする。 冷めた少女と阿呆みたいに怒り狂う大の大人の対比は、ずいぶんシュールな光景だった。 「この授業、一体どんな意味があるっていうの? 答えて」 「きさまッ! きき教師を足蹴にしたなッ!!」 「聞いてるの? こんな単純運動を延々と続けることで何を教えるのか答えて」 「このクズがッ! 俺を誰だと思ってんだコラア!!」 「自分がやらせたことの説明もできないの?」 「わかってるのかッ! これは違反行為だッ!! 停学、いや退学にイイイイイイッ!! しィてエェェやるぞオオオオオオオ―――ッ!!」 全く話が噛み合わない。シャナはこの激情に身を任す男の底を見た。 シャナの心情は単純だった……『不快』……ただそれだけの感情だったが 彼女の怒りをかうには十分な感情だった。 「き、き、ききさまはアアアアアッ ただじゃあすまさんぞォ――!! わかって……!?」 教師のわめき声が止んだ。教師は見た。無言で自分を睨みつける少女を。 少女は女生徒を先ほどの男子生徒たちに渡す。そしてゆっくりと教師に近づいた。 その華奢な外見からは想像も付かないほどの圧倒的な威圧感を。 教師は気づいた。なぜ他の教科の教師たちが彼女を恐れたか。 それは決して自分の不手際を的確に指摘されただけではない。 それだけなら逆ギレでもして黙らせることは容易だっただろう。 しかし彼女は違う。まるで戦場の兵士のような、 『ぶっ殺す』と言ったときには本来の意味で『殺している』であろう気迫。 蛇に睨まれたカエルのような、純粋な意味での恐怖。 それらをこの教師は、本能で理解した。 (や、やべ――よコイツはよオオオオオオオオ! 不良なんて生やさしいもんじゃあねえ! やられるッ! 殺されるウウウゥゥゥゥゥ!!!!) 「いいかげん、目障りなのよね……」 「ま、まてっ平井! やめとけ! 教師を殴ったら停学だぞ。 内申書にも影響が出るよォーッ!だからなっ落ち着いてそのコブシおろそうなっ、ねっ☆」 「うるさいッ!」 ズガン、と鈍い嫌な音が響いた。 シャナの拳は正確に教師の横っ面に打ち込まれた。 殴られた状態からきりもみ回転し、教師は再度地面に激突した。 先ほどの生徒――佐藤は面食らった様子で女生徒を受け取り、その洒落にならない様相にあせった。 「おおい田中、手伝ってくれ。吉田さんもう歩くのも無理っぽい」 「おう、まかせな……っておい」 「あ……」 歩くどころか立つことも難しくなった女生徒――吉田は、佐藤の腕をすりぬけて地面へ倒れこむ。 慌てて引き戻そうとする佐藤だが間に合わなかった。しかし、その時。 「……大丈夫か?」 力強く、しかし相手を傷つけないほどの優しい力によって、吉田の体は元に戻され支えられていた。 「……え?」 吉田は顔を上げた。その顔は逆光でよく見えなかったが、そのズ抜けた体格、 そしてどこで仕立てたんだと突っ込みたくなる長ラン。 男女問わず誰もが畏怖し、しかし心では憧れている男の腕に、彼女は抱かれていた(ような状態だった) 「な、なんで……お前が……?」 佐藤が困惑した様子で聞いたが、 「は、はうぅぅぅ……」 さっきまでの血の気の失せた表情とは逆に、 今度は蒸気が出そうなほど顔を真っ赤に染めた吉田が再度気を失った。 「……やれやれ、後は頼んだぜ」 「え、ああ? って吉田さん! 大丈夫!?」 吉田を今度は横にいた田中に渡し、承太郎は教師らのところへ悠然と歩いていく。 「承太郎……だよな、あいつ。何があったんだ?」 「さあ……でも、ひょっとしたら、ね……」 さすがにシャナも一般人に致命傷や後遺症を残さない良心はあったが、 それでもその一撃は間違いなく教師の顎を粉砕した。教師はうずくまったまま顎を押さえ、 なんとかシャナから逃げようと必死にもがいてた。 「ひいいいいい~~」 「ちょっと力が弱すぎたみたいね……一般人相手じゃいまいち力の加減に困るわ」 「(うっうううう~~~っ。ちくしょう、人を殴るたぁなんて非常識なヤツなんだ、クソッ。 今は退散だッ。後で校長に訴えてやる! こんだけヒドイ怪我をさせたんだッ! 絶対退学にしてやるっ いやそれだけじゃあ腹の虫が収まらん。退学にしたら毎日アイツん家に無言電話かけてやる! 精神的に追い詰めてェェェェそれから……)」 ズドン、という地響きが一つ。 教師は今までの罵倒も忘れた。恐怖で体が動かない。 「ま、まて……」 「まだ意識があったのね。今とどめをさしてやるわ」 「ヒイイッ、お、俺にちかよるなあああああああああ――!!」 シャナは油断していた。すでに負けを体で表している一般人相手なので しかたないといえばそうであったが。 教師が無我夢中で手足を動かした際、偶然にも舞った砂がシャナの視界を妨げた。 「ッ!?」 (い、今だッ) その一瞬の隙を、教師は見逃さなかった。 脱兎の如く、恐らく普段使われないエネルギーを含めた100%の全速力で、校舎側へと逃げ出す。 (チクショオオオオオオオオ!! 今は逃げるしかね――――ッ!! だが平井ッ! この借りはぜってー返す。退学じゃあすまさん! 毎日無言電話をかけてカミソリとか送りつけてエエェェェ! ついでに朝刊の四コマ漫画だけ切り取ったりして! 精神的に痛めつけてやるぜッ――ッ!) そんなことを考えながら走っていたとき、 「!?」 突如差し出された棒のような障害物につまづく教師。 その勢いで、彼は再度宙に舞った。 「グベェ!! こ、今度はなんだ!?」 教師はふと 視界には、誰かの足。 ゆっくりと視線を上げる。長い脚、それを包むコートのようなものは長ランだと気づく。 「な、にぃ……」 さらに見上げる、その先には……奴がいた。 氷のように冷たい、貫くような視線。 この学校の、いや、この界隈の誰もが恐れるその男。 ケンカ最強、自由奔放。 誰にも飼われず、自分の意思のみで動く、無敵の白金。 「じょ、じょう……太郎……」 「やれやれ……ずいぶんと……楽しそうなことしてるな?」 「う、宇和わわああああああああああああああ」 教師は叫ぶが早いが人間の限界を超えた光速ダッシュで逃げ出した。 しかしッ。 「あ、あれ?」 確かに飛び出して、今は背後にいるはずの承太郎が何故か自分の前にいた。 「くそうっ!」 アキレス腱が破壊される覚悟でもう一度逃げ出す。だが。 「ぎゃにいいいいいい。な、なんでえええええええ!?」 再度承太郎が眼前に立ちはだかる。 (これは夢だっ! 幻覚だからどうってことないんだああうわははははあああああああああ) 「てめー、前から俺のいないとこで好き勝手やってたらしいな。 知らねえとでも思っていたのか?あ?」 「ひ、ヒイイ(ゆ、夢じゃないい!?)」 「本来ならおめーが二度と外へ出れねーくらい殴りつけるところだったがな……。 その傷じゃあ、弱者をなぶってるようでちょいと後味が悪い」 (な、なんで承太郎がこんなとこにいるんだああああああ? で、でも今の言葉ッ。 どーゆーワケか俺をかばったよなあ。あいつ、意外といい奴だったのかああ。 悪かったな~承太郎。これからお前の言うこと何でも聞く犬になるぜ。フヘへへヘ――) 「と、言うわけでだ。後はあいつに任せるとするぜ」 「え?」 承太郎がアゴで指した先。圧倒的な存在が、もう一人。 「へえ、たまには役に立つじゃない」 いつも立ってるだろ、という突っ込みはしない承太郎だった。 「今回は感謝するぜ、平井……こいつをブチのめす口実ができたからな……」 「そう、それじゃ次で最後ね。覚悟はいい? センセイ……」 逃げ出そうにも自分より体格のいい承太郎がガッチリ捕まえているので逃げ出せない。 眼前には走ることで従来の破壊力からさらに加速を増やし、 自分のところへ突っ込んでくる少女。 この瞬間、教師は少女の動きがものすごくスローに見えたという。 だからと言って何の意味もなさなかったが。 「ヒィエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!」 今世紀最大級の拳が、教師に最後の打撃を与えた。 無重力状態の感覚と、薄れゆく意識の中教師は、この世にはどうしようもなく 恐ろしいものが少なくとも二つ存在したことを知り、 もう二度とこんな目に会うような行為も職業に就くこともしないと心に誓った。 体育教師→カワイソーなほど殴られ入院決定。再起不能(リタイヤ) To Be Continude→
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「ん……」 シャナはまぶしい陽光に目を刺激され、目を覚ました。 (あれ……私……どうしたんだっけ?) 休止中の思考回路を徐々に働かせながら、シャナは自分が部屋の中、 そして布団の中で毛布に包まって寝ていたことに気づく。 (そうだ……あのデカブツが家に引き入れて、私は部屋、アイツは廊下で寝させるつもりだったっけ……) シャナは横向きから仰向けに移行し、うっすらと目を空ける。 視界には雲ひとつない、スガスガしい蒼穹が広がる。 (綺麗な空……そら? あれ? ……なんで部屋の中なのに青空が……?) それがキーだったのか昨日の惨劇が一気にフラッシュバックし、 シャナは布団から跳ね起きる。全て思い出したらしい。 部屋の有様は……とにかく酷い有様だった。 例の障子は全て粉々に破壊され、壁、床から押入れまで 台風が過ぎ去ったかの如くめちゃめちゃに切り刻まれ、 破壊の限りを尽くされていた。天井には一つ、何かが落下してきたようなぽっかりと丸い穴が開いていた。 正しくはスタープラチナが拳を突き上げた痕だったわけだが。 あの後……世にも恐ろしい大乱闘はアラストールの必死の説得と承太郎の (まずい……これ以上やったら家が破壊されるッ!) という危機感によって承太郎が一応折れ、形式上の和解でなんとか最悪の事態まで発展せずには済んだ。 しかし前述の通り室内はもはや廃墟同然だった。おまけに争った際、 シャナは封絶を展開しなかったため直すこともできなかった。 ここまで大騒ぎして今更別の部屋に移動するのも癪だと互いに思ったらしく シャナは承太郎のジャージに着替えて(承太郎が小学生のころに着用していたものだったが、 それでもシャナには大きすぎてどう見ても着せられていた) 部屋の奥で布団に包まり、廊下と部屋の境目に突き刺された贄殿遮那(障子がふっとんだので一応) を挟んだ廊下側で承太郎が寝袋を使って寝ることにした。 そして冷静さを取り戻したシャナ達は、この破壊活動で家の人々や野次馬が集まり シャナの存在がバレることを危惧して脱出しようとしたが、 承太郎は「なあに、いつものことだ。どーせ誰も来やしねえ」とさらっと言ってのけ、 事実しばらくしても本当に誰も来なかったため流れで家にいることとなった。 修復等ややこしいことについてのことは後回しということで、とりあえず今日は就寝することにした彼らだが、 承太郎は毛布越しから伝わる殺気のせいで眠ることの出来なかった。 もっとも破壊された部屋のリフォームについてこいつらからどうやってリフォーム代を引き出すか 策を練るなど考えることはいくらでもあったのであまり苦にはならなかったが。 一方のシャナは、承太郎に裸を見られ、あまつさえ暴言を吐かれたことをまだ怒ってはいたが、 先ほどの戦闘に力を費やしすぎたのか、疲れが徐々に襲い結局一時間経つか経たないかのうちに眠ってしまった。 眠りに入る寸前、意外にも彼女が抱いた感覚は羞恥でも憤怒でもなく『温かみ』だった。 それは久々に温かい布団(奇跡的に無事だった)で寝たためか、 承太郎の手を介してもらったホットミルクの効果かは、定かではなかったが。 「まぁ……元はといえばアイツが悪いわけだし、別にいいよね……アラストール」 「知らん」 さすがのシャナも少々罪悪感を覚えたのか独り言のようにアラストールに尋ねた。 アラストールの答えはシャナの求めたものではなかったが、シャナはそれを肯定と解釈し さっさと布団を畳んで押入れ――と呼ばれていた戸棚にしまう。 ギシッという足音に振り向くと既に学ランをバッチリ着込んだ承太郎が立っていた。 シャナは表情から今の感情を読み取ろうとしたが常にポーカーフェイスな承太郎に対しては無駄なことだった。 「やっと起きたか……家の連中が来る前にさっさと失せな。 それと俺の周囲20m以内では絶対着替えるなよ。これ以上の破壊はうんざりだからな」 「あ、あんたが離れなさいよこの変態――ッ!!」 シャナはこの男に一瞬でも罪悪感を抱いたことを後悔した。 To Be Continued→ 承太郎→部屋のほかに、コンポと久保田利信のCDが全て破壊されたことに再度激怒 部屋については修理工を呼んでリフォームさせる予定。代金はシャナらに弁償させる予定 シャナ→物的被害はないが、精神的被害を負い、ついでに承太郎との亀裂をを互いにさらに深めた 近所の住人→「また空条家のドラ息子が暴れてるよ」と我関せずな態度 空条家使用人→ほぼ上と同じ ホリィ→プリンスの新譜を自室でヘッドホン大音量で聴いていたので存在に気づかなかった。
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「本当に……なんなのよ……アイツは……」 時刻は夜。承太郎の家のちょうど頂上の位置に、シャナは座っていた。 夕方ごろから小雨が降っているのだが、雨はシャナの周りをドーム上に避けて落ちていった。 小雨のドームの中、シャナはひざを抱えて独り言のようにポツリと言った。 もう一体何度目の台詞かもわからないが、人格者なためちゃんと聞いてあげているアラストールは、 しかしその妙に湿っぽい口調に一瞬「その手の感情を抱いたか」と不安がよぎったが、次には 「アイツ絶対おかしいわ! やっぱり人間になりすました徒なんじゃない?ねえアラストール」 と叫ぶのを聞いて杞憂であったことを知った。 そこまで言ったときシャナの方は、いつの間にか自分がアラストールと会話をするのが 当たり前のような状況と思っていたことに気づいた。 「あ……えっと、今……」 「そこまで気になるのか? あの男が」 「あ、当たり前でしょ。大体あいつ人間の癖にシャリシャリ出てきて、 勝手にダメージ食らってそのくせ徒に啖呵切って、それでヤレヤレとか変に落ち着いてるのよ。 なんて変な、じゃなくて、その……いやな、嫌な奴!」 シャナの一方的な言いがかり的文句を聞いたアラストールは、しばしの沈黙の後に、 「ふむ、確かにああいった人間に出会うのは我もお前も初めてだからな。混乱もするだろう。 あやつは確かに奇妙な能力を持っているが……お前が言うほど酷い男でもないと思うがな」 「そんなことないわっ。だってアイツ見た目から不良だし、それに……えっと、デカイし……」 悪口を言う割には、具体的な部分が出てこないシャナに、人知れず苦笑したアラストールは言った。 ・・・・・・・・・・・・・ 「お前の苛立ちは、あの男そのものではなく、あの男が我々の世界に入ってきたことが原因ではないか?」 「えっ……」 物心ついた頃からの親代わりの存在の思いもよらぬ言葉に、シャナは刹那、言葉を失った。 「違うか?」 「…………」 シャナの苛立ちの原因。承太郎を気に入らないと思っていた理由。 シャナはフレイムヘイズとなるため、それだけのために育てられ訓練を受け、アラストールと契約を結んだ。 その他のフレイムヘイズとはまったく違う、純粋な戦士としての存在だった。 シャナ自身それを誇りに思い、戦場こそが自分の生きる場所とし、徒との戦いに明け暮れる日々を日常と信じた。 そこにはもちろん使命感や正義の精神があった。そしてその中に『自分が特別な存在である』という自負もあることに、 シャナは自覚的だった。事実そうであるし、そう思うことに誰も文句は言わないだろう。本人もそれでいいと思っていた。 自分とアラストールとの『日常』には誰も立ち入ることができない。そう思っていた。 しかし、そいつはシャナの知らない普遍的な日常から、シャナしか知らない『日常』へいともあっさりと入ってきてしまったのだ。 日常から非日常へ。 非日常から日常へ。 フレイムヘイズになるため、非日常の世界で使命を果たすために捨てていったもののなかにいながら、 そこに交わると軟弱と化すであろう場所にいながら、その男は赤子の手を捻るが如く燐子を倒した。 その姿に、シャナはまるで日常をすべて捨てた自分が日常にいるその男に負けているような劣等感を抱いていたのだった。 一見単純ながら実はそんな複雑な思いを内包していたことに、シャナは気づいた。 「……私、何も知らないあいつが徒を倒していくのが悔しかったのかも。 何も知らないのに怖がらないし、むしろ自分から立ち向かってるみたいだったし……」 「安心しろ。だからといってお前が弱いという理由にはならん。そうだろう?」 「うん。もちろんよアラストール。でもあいつ、一体何があってあんな……」 言い終わる前に物音がした。シャナは敵襲の場合に備えて構えをとる。 視線の先には屋根の縁に捕まった手。 そして次に髪の毛と同化した学帽が現れたので、シャナは警戒を解いた。 「うわさをすればなんとやらね」 「一体何があったかあやつに聞くか? 」 「……やめとく」 そんな会話をしている間に、承太郎は屋根の緩やかな坂を上ってきた。 雨はまだ降っているが傘は差さず、学ランが濡れるのもおかまいなしといった様子だった。 「やっぱりてめーらか。何してんだこんなとこで」 「あんたには関係ないでしょ……何でここがわかったの? 」 「封絶といったか? あれが発動したときと同じ気配が上からしたんでな。 念のために上ったらおまえらだったって話だ」 承太郎の言葉にもう封絶の気配を感じ取れていることに心中で驚く二人だった(厄介なので顔には出さない) 「ふん、そう。フリアグネがおまえも標的にしてるっぽかったから、念のためいるのよ。 それより私たちは忙しいんだから、用が済んだならとっとと引っ込んでて」 「忙しい……ね。そうは見えねーがな」 「何よ、文句あんの? 」 「別にねーがよ、ついでにお前らに聞きたいことがあってな」 言いながら承太郎は先ほどから左手に持っていた魔法瓶のふたを開け、裏返してホットミルクを注いだ。 それをずいと無遠慮にシャナに差し出す。 「飲みな、春先とはいえまだ冷える。まあ、フレイムヘイズとやらが風邪を引くのかどうかは知らんがな」 真顔で差し出されたそれを、特に断る理由もなかったので素直に受け取る。無論、感謝の言葉はない。 久しぶりにシャナは手と手の交差を感じた。承太郎の手は、大きくてゴツい割に、温かかった。 程よく温かい牛乳を飲みながらシャナが言う。 「で、なによ。聞きたいのならとっとと言って」 感謝どころか余計に投げやりな対応だが、それを気にする承太郎ではない。 むしろどんな事実であろうと一切の慰めもごまかしもせず、率直に言い放つ彼女の態度には敬意さえ抱いていた。 と言っても今回のことは元々屋根の上に封絶の気配があったので確かめに行っただけであって、 ホットミルクも実は自分で飲むために用意したのをついでに持っていったものだった。 「結局スタンド使いと紅世の連中の関係でわかったことはないのか? 」 おもむろに承太郎が聞いた。もっとも納得のいく答えを期待している風ではなかったが。 「昨日の今日でわかるわけないでしょ」 「……我が同胞の話だが、数十年ほど前、やはりお前のように封絶内で動き、さらに徒と互角に渡り合った男がいたらしい。 ただその男はお前の背後霊のようなものではなく、手から太陽のようなエネルギーを流して戦ったと言う。 名前もあったそうだが少なくともスタンドという名前ではなかった。何と言ったか……。ひょっとしたら関係があったかも知れぬ」 「そんな話初めて聞いたけど」 「昔、ヴィルヘルミナが一度だけした話だ。我もつい昨日記憶の隅から掘り起こしたばかりでな」 「その男の話も興味深いが、今は関係なさそうだな。……ところで、だ」 承太郎は少し間を置いてから、訝しげな表情で言った。 「おまえらがうちの屋根にいられちゃあ、おちおち安眠もできねえ。平井ん家にでも帰るか家に入ってくれ」 「おまえの知ったことじゃないわ。でも、アラストール? 」 「ふむ、襲撃の際は双方近くにいたほうがなにかと有利だ。しかし……」 「どうした?」 「お主、妙に女に淡白な様子だったがまさかその手の趣味が??「ねぇよ」」 承太郎の的確な突込みが小雨の降る空に虚しく響いた。
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翌日、この街に住む大抵の人々にとって普通の朝が来る。 それは昨日もそうであり、明日もそうであると無意識のうちに誰もが信じている。 承太郎は仕度を終え、いつものようにキスをせがむ母をやりすごして家を出た。母、ホリィにトーチはなかった。 (ちなみに昨日、帰るなり妙にま自分を見る承太郎に、彼女が最高にハイになったのは余談である) 一応現役の高校生である承太郎は、当然のように学校へ向かう。途中どこから沸いて出るのか、 彼の取り巻きの女子生徒達(ほとんどが彼の嫌いな『うっとおしいアマ』である)が、一方的に登校を共にする。 承太郎はもちろん彼女らを無視し、彼女たちもそれでも彼といることを至福の時間としているらしい。 昨日の戦闘が、嘘のような日常。 しかし承太郎は既に知っていた。日常が非日常に破られるときは、いつも突然と言うことを。 そしてほとんどの人間は、自分が非日常のなかにいることに無自覚であることに。 教室に着くと、とりあえずクラス内にトーチとなった人がいないか確認する。 登校時に一人、どこかのサラリーマン風の男を見た以外、この学校ではまだトーチを確認してはいなかった。 「やれやれ」と承太郎が気を抜きかけた瞬間、妙な違和感から横の席を向いた。 少女がいた。承太郎に一年ぶりに非日常の世界に、戦いの世界に引きずり込んだ少女が。 「遅かったじゃない。女の子はべらせて、いい身分ね」 「……なんでてめーがいる。転校手続きでもしたか? 」 承太郎は少女を見て言った。格好は当たり前だが制服、髪も眼も通常時の黒だった。ご丁寧にペンダントも下げていた。 「話の続きはまたって言ったでしょ。あんたはまだわからないことがあるし、どうせまた会うなら近くにいたほうがいいって、 私は反対したんだけど、アラストールと相談してあんたのいる学校に割り込ませてもらったわ」 「“割り込む”だと? それとそこの席はすでに平井ってやつの席のはずだが……」 「ああ、ここの子トーチだったわ。家族全員やられてたわ。ちょうどいいから存在の力を操作して成り代わったの。 あんた以外の人間はみんな私を『平井ゆかり』って認識するのよ。」 「馬鹿な……」 「本当よ、確かめてみれば」 少女はそういうと、なぜか意地の悪そうな笑みを浮かべた。まだ昨日のことを根に持っているらしい。 承太郎は少女の言ったことが事実であることを察したようだった。落ち着いた口調で言う。 「本当の『平井ゆかり』を……誰も覚えちゃいねーのか……」 「そうよ」 承太郎自身、平井ゆかりという少女と特に親しかったわけではない。 孤独を好む一匹狼な性格のうえ、教師をも恐怖の対象とするほどの不良であったことから、 この学校に彼に憧れる者はいても、彼自身と親しい者はほとんどいなかった。 平井ゆかりに対しても、承太郎は「クラスメイト」ぐらいの繋がりで、彼女のほうもそうであった。 しかし……。 「気にいらねぇな。さっきから成り代わるとか割り込むとか……。 てめーが平井ゆかりで遊んでるようにしか見えねーぜ」 例えそれだけの関係だとしても、確かに存在したはずの彼女をいとも簡単に消し、 例の少女が当たり前のように成り代わって目の前にいるというのは、とてつもなく理不尽なように思えた。 「トーチになって時点で彼女は死んでいたのよ。 もうとっくに『物』になってるんだから成り代わるぐらいどうって……」 バァン、と破裂音に似た鋭い音が教室に響く。承太郎が叩いた机は中心から見事に陥没していた。 「そんな単純な問題じゃあ……ねーだろ」 クラス全体の空気が凍る。クラスの、いやこの学校で最も恐れられている存在、 承太郎がなにかの理由で隣の席の平井ゆかりに怒りを向けいているのだ。 呼吸をも許されぬような緊迫感の中、少女だけがその影響を受けていなかった。何故そこまで怒りを自分に向けるのか 理解できない、といったような表情をしたいる。 少女自身は、承太郎の言いたいことはわからなくもなかった。いくら物だと言っても、 つい昨日まで普通に接していた人間のことをそう簡単に死んだと割り切ることは出来ないだろう。 自分の行為は死者に対する冒涜と捉えたのかもしれない。 でも、と少女は思う。 (……それだけじゃない。なんだろう、そんな単純な、表面的な道徳観からじゃない。 もっと深い……よくわからないけど強い意思のような……) 他のフレイムヘイズと違い徒に恨みもなく、逆にフレイムヘイズだから仲間意識も薄く、 長い間トーチを『物』として扱ってきた少女にとって、 承太郎の普段表に出さない心情を完全に理解することは出来なかった。 「やっぱりこいつの近くにいるのは間違いだったんじゃない? アラストール」 不機嫌なままそっぽを向いた承太郎をちろりと見て、少女は周りに聞こえぬ程度の声でペンダントに囁いた。 アラストールは周りを気にしてか答えなかった。 授業の予鈴だけが、無常に響いた。 ちなみにこの日、イラついてる承太郎&授業をかき乱す平井ゆかりの二人によって 教師及び生徒が地獄のような重々しい時間を過ごしたのは言うまでもない この日、承太郎のクラスの生徒たちは四時限目の授業終了チャイムが福音に聞こえたそうだ。 牢獄のような教室から脱走すると、教室には未だ軽度のこう着状態の続く承太郎と少女が残っていた。 そんな苦労をよそにいつもは教室以外で一人で昼食をとる承太郎は「静かでいいぜ」とのんきに思っていた。 少女も同じようで、かばんからごそごそとなぜかメロンパンをとり出して食べ始めた。 それを食べるときだけ、今まで見せたこともないような年相応の無邪気な笑顔だった。 「てめえは行かねぇのか? てめえがどっか行ってくれりゃあ最高なんだがな」 「嫌。あんたがどっか行けば」 「てめーが行け」 「なによ、えらそーに。絶対行かない!」 「やかましい。失せろ」 「うるさいうるさいっ!! 大体お前、質問の続きあるんじゃないの!? 」 承太郎と少女は隣同士の席のため、近距離で火花を散らしてにらみ合う。 しかし少女のほうは、メロンパンの甘い誘惑でか顔が半分ほど緩んでいて、なにかちぐはぐな表情をしていた。 「質問……? ああ、そうだったな」 結局今回の争いは『昨日の質問の続き』ということで休戦となった。 ちなみに承太郎は謝罪の一言もなかった。というかしたくなかった。 「昨日……てめーらは確か燐子が出てきたしばらく後から来たが、先回りすることはできないのか? 」 「無理よ。そんなこと出来たらこんなとこにいないわ」 「……残念ながら、まず不可能だ」 少女が即答し、ペンダントのアラストールが説明をする。 どうやらこれが彼らのやり方やしい。 「我々は奴らが人喰いなどの行動を起こすときに出る『存在の力』を追って奴らの居場所を知ることが出来る。 しかし奴らがその力を使わずにいるとき、この広い中から奴らを見つけ出すことはまずできん」 「つまり大抵後手にまわるのか……フレイムヘイズってのは」 「しかたないわ。あいつら、私たちに見つからないよう必死なんだから」 「……その間にヤツらに喰われている連中もいるんだがな」 承太郎は自分の考えを遠慮なく言った。まだ彼にとってフレイムヘイズは信用に足る存在ではなかった。 彼らは徒の討滅を目的としているのは理解できたが、そこに固執して「人を救う」ということがあまり重要視されていない、 そんな風に承太郎は思っていた。 「……そんなの、しょうがないじゃない。それに、変な話だけどトーチがいないと壊れたのも直らないし。 お前の傷だってトーチの存在の力で治したのよ」 痛いところを突かれたのか、もしくはただ単にメロンパンの効果か(恐らく後者だ、と承太郎は思った) 少女は若干勢いを落としたような言い方をした。 どうやら彼女らの意識の問題ではなく「そうとしか行動できない」ためだ、 と理解した承太郎はそれ以上深く言及するのをやめた。 「そうか……にしてもてめー、本物の平井ゆかりとは似てもにつかねー やかましいガキだってえのに、よくもまあ……」 そこまで言うと承太郎は何かに気づいた様子で言葉を切った。 怪訝な表情で見る少女をじっと見て、承太郎は言った。 「そうだ……てめーの名前はなんだ? 」 「はぁ? だから私は平井ゆかりに……」 「違う。てめーは平井本人じゃあねえだろ。てめー自身の名前だ」 その質問は予想外だったのか、少女は不意をつかれてわずかに目を伏せた。 「そんなもの……ないわ。フレイムヘイズは大体単独で行動してるから、名前なんて必要なかったし。 ……徒や他のフレイムヘイズからは『炎髪灼眼の討ち手』とか使ってる刀の名前の『贄殿遮那』って呼ばれてるけど」 「贄殿遮那……ややこしいな。じゃあ俺はおめーのことを『シャナ』って呼ぶぜ。 平井ゆかりとわけなけりゃ本物に申し訳ないからな。お前もてめーとばかり呼ばれたくはねえだろ」 「……勝手にすれば? 」 少女??シャナは特に気にすることもなくそっけなく言って、 メロンパンの最後のひとかけらを、名残惜しそうに食べきった。 「それでシャナ。さっきのことだが……」 「いきなり呼び捨て? 別にいいけど」 「奴らが行動を起こして存在の力を使わない限り、居場所はわからないと言ったな? 奴らがてめーらに対してもそうなのか?」 「そうね、でも昨日、燐子のひとつが逃げたから徒は私たちの存在を知ったはず。これがどういうことかわかる? 」 「……奴らは逃げるか、手段があれば俺たちを襲う……いずれにしても行動を起こすということか」 「そ、あんた一応それだけ考える脳ミソはあるみたいね。奴らは必ず動くわ。 逃げれば追う、来るなら迎え撃つ。それだけよ」 なんとも単純な行動だが、他に方法はないのだろう。承太郎はそれとは別に、今の会話から重要な事実に気づいた。 「するとこうしてる間にも、奴らがここに襲ってくる可能性もあるんじゃあないのか?」 「やつらは大体夕暮れ時に存在の力を使うわ。それにいざとなれば封絶つかえばいいし」 「……」 こいつら、やっぱり信用できねえ???、承太郎は人命をまるっきり無視したような言い分に閉口した。 「……少なくともここをまきこむようなマネはすんじゃあねーだろーな」 昼休み終了のチャイムが虚しく響いた。
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【主人公】 「ジョジョの奇妙な冒険」はそのタイトルが示すとおり主人公は「ジョジョ」と呼ばれる人物である。 コミックの「ジョースター家(つまりジョジョ)の系譜図」にはそれぞれの部において中心人物であった各々のジョジョが画像付きで掲載されている。 空条承太郎は3部の「ジョジョ」であるため少なくとも3部では主人公であると言える。 【速度】 スタープラチナ:公式の資料であるJOJO-A-GO!GO!のスタンド能力チャート(スタンドの設定)において 破壊力A・スピードA・射程距離C・持続力A・精密動作性A・成長性E(完成)と書かれている このスピードとは能力に絡まないスタンド本体の速度(攻撃速度)であり、時を止める能力とは別物(パワー、スピードの六つの評価の下に書いてある) ジョジョの奇妙な冒険世界の人間の戦闘速度:スタンド能力チャート(スタンドの設定)ではランク付けで A(超スゴイ)B(スゴイ)C(人間並み)D(ニガテ)E(超ニガテ)の五段階評価をされている ジョセフ・ジョースターの項から、ジョセフ・ジョースター(光速の10倍)は人間なので、それより二段階速いスタープラチナはジョセフより速い戦闘速度を持つ事となる 【作品名】 ジョジョの奇妙な冒険 【ジャンル】漫画 【名前】空条承太郎 【属性】スタンド使い。 第三部 スターダストクルセイダーズ主人公 【大きさ】身長195cm体重82kgの男性 【攻撃力】オラオラのラッシュ:20m前後の顔の大きさがある敵のスタンド(ハイプリエステス) に飲み込まれ、 その巨大な歯(ダイヤ並みの硬さ)に押し潰されそうになるが、 歯の中を粉々に砕きながら掘り進み脱出。 その後他の歯もまとめてへし折る。 ラッシュの後に放ったパンチ一発で敵のスタンドを校舎の壁を突き破って吹き飛ばし、 その衝撃で校舎の壁数十m四方に屋上まで届くほど亀裂が入る。(VS花京院) 【防御力】上記のラッシュと互角に張り合えるパンチを受けても戦闘続行可能。 ロードローラーを上空から叩きつけられ、押し潰されそうになるが8秒間程度ならラッシュで耐え切れる。 人間の体に楽々風穴を開けた後100m以上先に吹き飛ばすパンチ力を持つ敵のスタンドとラッシュで相殺しあえる。 目潰しを食らったにも関わらず敵スタンド(ザ・ワールド)の全力蹴りを拳で迎撃し粉砕する。 (スタンドのダメージは本体にも反映されるため、両方共通の耐久) 補足として、承太郎は、数百m位飛ばされて、途中でビルの一部を砕いてから、路面に接触して数十mスライディングしても無傷だった 。 精神耐性×2 魂攻撃耐性(後述) 【素早さ】上記の【速度】設定より攻撃速度は光速の10倍より速い。 またスタープラチナと互角に殴り合いができる「ザ・ワールド」の格闘攻撃にも普通に反応できるため反応速度も光速の10倍より速い 長距離移動速度は時止めの5秒を加味してもその5秒中に移動できる距離が10mより短い程度の速度。 壁や地面をスタンドで殴ることで戦闘速度相応での移動が可能。 一発殴る毎に10mくらい進める、移動中に更に殴ることで向きを変えたり移動距離を伸ばしたりできる。 【特殊能力】スタープラチナ 本体からの射程距離:2m 大きさ:承太郎より一回り大きい 時を止める(『スタープラチナ・ザ・ワールド』)。 ・止まった時間の中では、このスタンドと本体だけがほぼ自由に行動できる。 ・時間停止は制限時間は5秒・一度停止した後に再発動するには何呼吸か(数秒)おかねばならない。 ・他者が時間を止めた場合でも、本体共々ほぼ自由に行動できる。(ただし行動可能時間は3秒程度と短い) ・視力および動体視力も極めて優れており、顕微鏡や機械以上の映像認識力を持つ。 ・ なお、スタンドは幽霊を攻撃することが出来るので不可視確認×1 物理無効無効×1 物体をすり抜けて干渉可能 (ただし、あまり厚い壁はすり抜けられないとの話。最低でも腕はすり抜け可能。よくて自分の身長分くらいか?) 【長所】時間停止の分大きさ攻防速が同程度の相手にはまず負けない 【短所】本体は普通の人間 【戦法】時止め全力疾走→相手の皮膚や装甲をすり抜けて心臓だの配線だの内部を破壊しまくる 相手がちょっと内部引っかき回したぐらいじゃ倒れなさそうな見た目の場合はオラオラのラッシュで 【精神耐性について】 スタンドは普通の精神力では操れないが花京院は自在に操れる 精神耐性×1 花京院はDIOを見ただけで足がすくんで体中の毛が逆立ち全身が凍りつきゲロまで吐いて行動不能になったため精神攻撃×2 (なおこれは作中で花京院が「恐怖は乗り越えた」と明言しているため精神攻撃として十分と判断する) そのDIOを見てもなんともない承太郎は精神耐性×2 魂攻撃耐性について スタンド使いは才能が足りないとスタンドが暴走し宿主を攻撃して行動不能にし、最終的に死をもたらす(乙雅三やホリィ・ジョースター)ため、スタンドを制御できる承太郎は魂耐性 old 【作品名】 ジョジョの奇妙な冒険 【ジャンル】漫画 【名前】空条承太郎 【属性】スタンド使い。 第三部 スターダストクルセイダーズ主人公 【大きさ】身長195cm体重82kgの男性 【攻撃力】オラオラのラッシュ:20m前後の顔の大きさがある敵のスタンド(ハイプリエステス) に飲み込まれ、その巨大な歯(ダイヤ並みの硬さ)に押し潰されそうになるが、 歯の中を粉々に砕きながら掘り進み脱出。その後他の歯もまとめてへし折る。 ラッシュの後に放ったパンチ一発で敵のスタンドを校舎の壁を突き破って吹き飛ばし、 その衝撃で校舎の壁数十m四方に屋上まで届くほど亀裂が入る。(VS花京院) 【防御力】上記のラッシュと互角に張り合えるパンチを受けても戦闘続行可能 ロードローラーを上空から叩きつけられ、押し潰されそうになるが8秒間程度ならラッシュで耐え切れる。 人間の体に楽々風穴を開けた後100m以上先に吹き飛ばすパンチ力を持つ敵のスタンドとラッシュで相殺しあえる。 目潰しを食らったにも関わらず敵スタンド(世界)の全力蹴りを拳で迎撃し粉砕する。 (スタンドのダメージは本体にも反映されるため、両方共通の耐久) 補足として、承太郎は、数百m位飛ばされて、途中でビルの一部を砕いてから、路面に接触して数十mスライディングしても無傷だった 精神耐性×2 魂耐性×2(後述) なお、スタンドはスタンドでしか破壊されない。 【素早さ】第6部の時点でスタンドのスピードの速度が無限大設定のメイド・イン・ヘブンに反応できる。 よって主人公である全盛期の第3部でも無限速反応、かつ戦闘速度も無限速。 壁や地面をスタンドで殴ることで無限速での移動が可能。 一発殴る毎に10mくらい進める、移動中に更に殴ることで向きを変えたり移動距離を伸ばしたりできる。 【特殊能力】スタープラチナ 本体からの射程距離:2m 大きさ:承太郎より一回り大きい 時を止める(『スタープラチナ・ザ・ワールド』)。 ・止まった時間の中では、このスタンドと本体だけがほぼ自由に行動できる。 ・時間停止は制限時間は5秒・一度停止した後に再発動するには何呼吸か(数秒)おかねばならない。 ・他者が時間を止めた場合でも、本体共々ほぼ自由に行動できる。(ただし行動可能時間は短い) 視力および動体視力も極めて優れており、顕微鏡や機械以上の映像認識力を持つ。 なお、スタンドは幽霊を攻撃することが出来るので不可視確認×1 物理無効無効×1 物体をすり抜けて干渉可能 (ただし、あまり厚い壁はすり抜けられないとの話。最低でも腕はすり抜け可能。よくて自分の身長分くらいか?) 【長所】機械を超える精密な動作。スタンドはスタンド使い以外には見えないし、破壊不能。 【短所】本体は普通の人間 【戦法】時止め全力疾走→相手の皮膚や装甲をすり抜けて心臓だの配線だの内部を破壊しまくる 相手がちょっと内部引っかき回したぐらいじゃ倒れなさそうな見た目の場合はオラオラのラッシュで 【精神耐性について】 スタンドは普通の精神力では操れないが花京院は自在に操れる 精神耐性×1 花京院はDIOを見ただけで足がすくんで体中の毛が逆立ち全身が凍りついた精神攻撃×2 そのDIOを見てもなんともない承太郎は精神耐性×2 魂耐性について 資格のある者は矢に貫かれても魂を破壊されて死なずにスタンド使いになれる(魂耐性×1) しかし才能が足りないとスタンドが暴走する(乙雅三)(スタンドを制御できる承太郎は魂耐性×2) old 【作品名】ジョジョの奇妙な冒険(SFC) 【ジャンル】RPGゲーム 【備考】コブラチーム開発、この作品の存在自体が奇妙極まりない 【共通設定・世界観】 ジョセフの大きさ:脳の神経細胞が承太郎(成人男性並みの大きさ)と同等の大きさの人間並み 真面目な医学サイトいわく、神経細胞の大きさは 「細胞体の大きさは、大きいものでは10分の1mm以上あるが、小さなものではわずか200分の1mmしかない。」 とのこと 最低値の10分の1mmを採用し、承太郎の大きさを170cmと仮定すると約289kmの巨人になる 精神攻撃:この作品では相手を罵倒する事によって精神ダメージを与えて戦意を喪失させて勝利する事ができる(ギャグではなくガチ描写) 有効対象は人間(肉の芽と言う物体によって脳を操られている奴にも有効)、動物(鷹、犬)、人外(吸血鬼、ゾンビ、脳で繁殖する寄生生命体) 死に掛けの状態でも自分の主人の能力を明かさない程の忠誠心で、戦いを挑んでくる敵を相手にしても戦意を喪失させる事ができる 射程は声が届く範囲まで 車に乗って襲い掛かって来た相手にも有効なので、対戦相手が車程度の大きさの乗り物に乗ってるなら中の人にも効く 【名前】承太郎 【属性】スタンド使い、人間 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】先鋒並の耐久力を持っている相手を三回の攻撃で倒す事ができる 【防御力】先鋒を一撃で倒す攻撃にギリギリ二回まで耐えて戦闘続行可能 常人の約20倍の精神力を持っている 【素早さ】成人男性並み 【特殊能力】精神攻撃:共通設定参照 常人の100倍以上の精神力を持つ相手を一撃で戦意喪失させる 傷薬:自分の体力を1/4回復できる、99個所持 栄養剤:自分の体力を3/4回復できる、99個所持 漢方薬:自分の体力を1/2回復できる、99個所持 【備考】百科事典を限界まで読ませた状態で参戦 時を止められるが、イマイチ描写がハッキリしないので省略 【戦法】精神攻撃、相手が機械なら省略して普通に戦う 【参考】 【先鋒】 【名前】ジョセフ 【属性】スタンド使い、人間 【大きさ】約289kmの大きさの壮年男性並み 【攻撃力】大きさ相応の人間並み 【防御力】大きさ相応の人間並み 常人の約20倍の精神力を持っている 【素早さ】大きさ相応の人間並み 参戦vol.1 vol.93,100.129.130修正 312格無しさん2020/11/29(日) 10 02 54.55ID W87xj30e 素早さが光速の10倍のジョセフ・ジョースター それより速い空条徐倫 それと同じ速さで時止めがある空条承太郎 なので 猪八戒>空条承太郎>空条徐倫>ジョセフ・ジョースター>越前リョーマ 0647 格無しさん 2020/10/25 18 47 48 そして空条承太郎修正と再考察 修正箇所は素早さの移動 【素早さ】壁や地面を殴ることで戦闘速度相応(光速)で移動可能。 ・一発殴る毎に10mくらい進める、移動中に更に殴ることで向きを変えたり移動距離を伸ばしたりできる。 再考察 簡易テンプレ 攻撃力 自身の体躯より大きい巨大なダイヤ硬度を粉々にするラッシュ+人間を数十m吹っ飛ばすパンチ+透過による内部破壊 自身と同等の攻撃力の敵と殴り合いできる攻防力 射程距離は2m+戦闘、反応速度は光速+承太郎の移動速度は達人並+スタプラの壁殴りで光速移動可能 魂攻撃耐性+精神攻撃耐性×2 5秒間の時止め 近距離戦闘に時止め+αとストレートにまとまったスペック。 大きい相手には負けないまでもまず勝てないのでビル破壊より上は怪しい。 そのためランキング2の速度インフレが激しいマッハ1000の壁のミラクルロピット(近接光速反応、戦闘)から見ていく。 ○ミラクルロピット 速度互角、攻防差で勝ち ×イゾウ 速度互角、攻防差で負け ×男賢者 超光速からの防御無視負け ×坂田銀時 先手とられて撲殺負け ○就実桜 相手の方が反応速いが倒されないので時止め→内部破壊で勝ち 光速60cm反応に光速移動(その状態で攻撃できるか書いてない)で紙防御かつ達人以上攻撃だから攻撃範囲的にストライダー飛竜、攻防速的にイゾウと男賢者と銀時に勝てないのでその下かと思う ○越前リョーマ 速度で負けてるが攻防的に倒されないので時止め→内部破壊勝ち こっから上は攻防速的に負けか分けばかりでアリス、マフィン(999)、クミぐらいにしか勝てないし ビル破壊上の大きい軍団にもまず勝てないので位置は 猪八戒 空条承太郎 越前リョーマ (中略) 0648 格無しさん 2020/10/25 18 55 01 647 考察乙 対イゾウは時止めで先制攻撃からの内部破壊で勝ちじゃないか 0649 格無しさん 2020/10/25 18 56 51 647 って自分で書いててアホなミスしてた イゾウから3連敗だから イゾウ 空条承太郎 ミラクルロピット でした、申し訳ない 0650 格無しさん 2020/10/25 18 59 12 648 異論ありがとう イゾウには反応互角だから時止めと究極二刀凶星斬で相討ちになって承太郎だけ死んで時止め解除されるかと思う 0653 格無しさん 2020/10/25 19 31 57 650 あー、開幕距離で時止めと同時に届く攻撃があるのか。納得した 237格無しさん2019/08/02(金) 08 05 23.70ID ETZR7bWU 235 確かにそれだと ジョナサン・ジョースター ジョセフ・ジョースター 空条承太郎 東方仗助 ジョルノ・ジョバァーナ が主人公の根拠書いてないから修正行きになるな つか、東方仗助の場合は超重力を振り切ったから次元の壁を突破するって ジョニィのタスクの能力を適用できないよなこれ(ジョニィのテンプレでジョジョの奇妙な冒険と繋がってると言い難いのでって書いてあるし) そもそもゴールドエクスペリエンスが超重力を振り切ったってどこだよ 241格無しさん2019/08/02(金) 10 29 27.37ID CwCIU4NL 242 236 スタンドを矢でぶち抜かれるとダメージ受けるんだから4,5部の最初の魂破壊耐性ダメなんじゃないの 魂を引きずり出すブラックサバスがスタンド使い相手にはスタンドを引きずり出してるし GEが普通に同じ矢でダメージ受けてるんだから耐性が付いてるとは言えない スタンド使いの素養があれば死なない、スタンド使いはレクイエム化できるくらい成長してるなら死なない これだけでしょ 242格無しさん2019/08/02(金) 14 05 52.73ID A4HrVu/t 246 241 肉体に矢を刺された結果魂にもダメージ負うのとスタンドに直接矢刺されるのを混同してないか 246格無しさん2019/08/02(金) 15 18 36.33ID CwCIU4NL 249 242 してないよ 魂破壊されて死んだのは掃除してた爺さんやん 逆に直接体に刺されて魂破壊された描写なんかあった?4部で 247格無しさん2019/08/02(金) 18 20 54.08ID vuwiQ6SR 248 というかホワイトスネイクがスタプラ承太郎に反応させずに攻撃したって あれ承太郎がジョーリン庇って反応が遅れた上に 不意打ちだったからじゃないの? 248格無しさん2019/08/02(金) 19 24 16.45ID UgbD+DoK 247 ジョンガリAの銃撃のとこのシーンだな まちがいなく不意討ちで反応には使えない 249格無しさん2019/08/02(金) 21 19 48.12ID A4HrVu/t 246 俺が勘違いしてたら申し訳ないんだが×1のところは掃除員の爺さんみたいな魂に直接刺されてるケースじゃなくて 肉体を刺すだけで魂に干渉して適性が無かったらそのまま死ぬってことを言ってるんじゃないか? 254格無しさん2019/08/03(土) 12 17 17.31ID YDov+iUd 255 ていうか承太郎がMIHの攻撃に反応できてるシーンってどこだ? オラオラのラッシュはことごとく躱されてるし スピード的に全然追いついてないぞ 最後の攻防はダイバーダウンが攻撃を受けた瞬間を アナスイが承太郎に伝えたのがきっかけだから 承太郎の反応じゃ全然追いきれてないし 255格無しさん2019/08/03(土) 14 09 26.23ID wiZPbPa9 257 238 239 253 考察乙 254 最強スレのルール上、無限速の1000倍の速度でも1/1000倍の速度でも同じ無限速として扱われるってだけで誰も作中で追いついてるとは言ってないと思う 257格無しさん2019/08/03(土) 15 28 08.42ID YDov+iUd 259 255 承太郎のテンプレ見る限りMIHのスピードに反応できる と明言されてるが 作中では全く見えてないし反応すらできてないんだけど そもそも攻防も反応もまともにできてないのに 258格無しさん2019/08/03(土) 18 23 45.05ID YI7brlFK 249 そんな描写あったっけ?4部で矢を刺された結果霊体がダメージ受けてる場面とか全く思い付かないんだが 259格無しさん2019/08/03(土) 20 34 41.88ID wiZPbPa9 260 271 257 承太郎の反応が無限速未満だったらアナスイの情報を受けてから時を止めるまでの間にプッチは無限に行動できることになる 260格無しさん2019/08/03(土) 21 19 54.72ID YDov+iUd 263 259 そもそもMIHは加速して無限速に到達するスタンドじゃないのか 劇中描写ではどんどん加速していってるし たしかに設定では速さ無限だけど …最強スレ的にはあの時点で無限速になるだけか 261格無しさん2019/08/03(土) 21 56 58.53ID tci+6R82 ジョジョの主人公だけど、文庫か何かの後書きで作者が「第何部は誰々が主人公」みたいなことを箇条書きで発言してたはず ただ、本当に文庫だったかどうかすら怪しいレベルでうろ覚えだし、そもそも何巻の後書きだったかすら覚えてないので、どっちにしろ今の俺にはテンプレの修正は出来ないが 263格無しさん2019/08/04(日) 07 09 56.86ID o8UgXYAR 264 268 260 無限に加速するって徐々に速度が上がるの? 前々から気になってたんだけど、無限速って初手から相手を上回れる速度だせるタイプじゃなくて、徐々に速度が上がり加速速度に上限がないってタイプなら、考察変わらない? 264格無しさん2019/08/04(日) 10 26 30.74ID CkUcAU61 263 最強スレでは基本的に加速度を考慮しない ルールか考察の仕方に書いてたはず 265格無しさん2019/08/04(日) 14 38 27.14ID ZPgMGj64 何言ってんだこいつ? 加速度考慮しないってのはそれとは違うだろ、故意に言ってんのか? 無限に加速する設定でどこまで加速してるか不明だから無限大にできない事例なんか過去にいくらでもあるんだが 266格無しさん2019/08/04(日) 15 02 44.28ID /3S7ROhS そういうことか MIHは無限に加速する設定じゃなく 速度無限という設定から無限速とってたはず 267格無しさん2019/08/04(日) 15 45 25.94ID /3S7ROhS あった 最強『漫画作品』決定戦 vol.150 https //yuzuru.5ch.net/test/read.cgi/csaloon/1303566805/ ここの343~362での議論がジョジョ無限速の発端 このあと漫画スレでテンプレが修正されて他スレにも広がっていった 268格無しさん2019/08/04(日) 18 38 51.79ID bGhlyADW 263 MIHは最初は承太郎たちでも視認できる程度の速さだった それがどんどん速くなってって最終的に宇宙を一巡させた だから最初敵スレではプッチの最高速度は光速の288万倍とかで、 しかもこの加速するものを最初から最高速で扱っていいのか? ってのが疑問視されてて当時は初手からこの速度は出せないとして考察されてた それが設定で速度無限だから無限速だろって 認められた流れだったはず 269格無しさん2019/08/04(日) 18 41 01.69ID bGhlyADW それはそうと、ホワイトスネイクがスタプラ承太郎に対する攻撃は 徐倫庇った上での不意打ちだから どのみち反応、戦闘速度には取れないし、 他のスタンドに適応も出来ないと思う 271格無しさん2019/08/05(月) 08 21 22.75ID oCFqk/Pz 259 書き方おかしくないか 承太郎がMIHの攻撃に対応できてるから無限速になってるけど 272格無しさん2019/08/05(月) 14 38 44.88ID 1gVbZluD 設定で無限大の速度のプッチのスタンドの攻撃をくらった瞬間に指示を出せるアナスイに遅れる事なく時止めの発動が出来る みたいな書き方で良いかな 273格無しさん2019/08/05(月) 19 11 30.25ID sCWhsvZl 太郎はそれだと無限速反応で時止めできるだけで戦闘速度が無限速の根拠が無い あと3部が全盛期である根拠が無いな 275格無しさん2019/08/05(月) 22 21 19.50ID r2mjZs5p 突っ込まれたジョジョの奇妙な冒険のこれまでの議論のまとめ ジョナサン・ジョースター 主人公の根拠不明 ジョージ・ジョースター 時間無視が付かない ジョセフ・ジョースター 主人公の根拠不明 空条承太郎 主人公である根拠不明、戦闘速度は無限速でない、魂耐性が付かない、3部が全盛期の根拠が不明 東方仗助 主人公である根拠不明、無限速ではない、次元の壁を突破する根拠不明 ジョルノ・ジョバァーナ 主人公である根拠不明、無限速ではない、魂耐性が付かない 283格無しさん2019/08/07(水) 15 51 40.47ID bWoAVXB2 284 結局ジョジョは全員修正行きか? 284格無しさん2019/08/07(水) 15 57 17.34ID VTuKPuFZ 283 ジョニィ以外ね 291格無しさん2019/08/08(木) 13 32 13.52ID kkXzqoUQ 298 とりあえずジョジョは共通で MIHが初速から無限速ではなくだんだん加速していくことで無限速になるタイプであるため 作中の攻防時に無限速(最大速度)になっている根拠が必要 仮にMIHが無限速であっても、承太郎は反応して時間停止はできているが戦闘速度は全く追いついていないため戦闘速度まで無限速にはできない ホワイトスネイクの承太郎への攻撃は不意打ちなので反応、戦闘速度はとれない なので他のスタンドの評価に相対的に当てはめることはできない あと漫画議論で「スタンド評価は素のスペック」とか 「最大値のスペック」とかあるが そんな設定はない。あるなら原文を引用する必要有り ってとこかな vol.113 670 :格無しさん:2016/07/24(日) 12 48 55.98 ID xEFh32WY (省略) ちなみにこれジョジョの時止め時間のカウントとと戦闘速度無限速のスタプラの拳の進む距離から 承太郎の身長を少なくとも有限よりは大きいサイズにしたりとかできるのか? 今コミックス手元に無いから本当に使える描写があるのかは確証無いが 671 :格無しさん:2016/07/24(日) 18 24 58.17 ID u9K9yijS ジョジョの時止め時間って絶対値じゃなくて使用者の主観時間じゃなかったか? 672 :格無しさん:2016/07/24(日) 21 00 39.31 ID xEFh32WY 主観時間でも客観時間でも一秒は一秒じゃん "一瞬"とかは主観か客観かで変わるのがスレの慣例だった気がするけれども 673 :格無しさん:2016/07/24(日) 21 31 32.92 ID u9K9yijS この場合身長の大きさ分移動するのに無限速反応で1秒かかるってのやりたいわけだから 無限速反応の人が体感する1秒なのか一般人が体感する1秒なのかでは話が違うでしょ 675 :格無しさん:2016/07/24(日) 21 57 47.78 ID xEFh32WY 673 ttp //www2.nict.go.jp/aeri/sts/afs/One-Second.html 一秒の定義が個人の体感によって変わるなんて聞いたことない 676 :格無しさん:2016/07/24(日) 22 12 23.86 ID kXc/h0Z+ スタープラチナの時止めの原理は相対性理論でしょ? スタプラの考察に相対論を持ち出さざるを得ない以上 承太郎と対戦相手は違う時間の流れにいると考えるべき 677 :格無しさん:2016/07/24(日) 22 17 40.25 ID xEFh32WY 673の脳内では反応速度速い卓球選手はカップラーメン作るのに3分待ったつもりでも50秒くらいでまだ硬い麺を食べ始めてしまうんだろうな 678 :格無しさん:2016/07/24(日) 22 49 10.33 ID 2Cx0BtCV 677 実際そうでしょw 679 :格無しさん:2016/07/25(月) 02 25 38.89 ID kugMrwFx 反応速度によって体感時間が変わらないと一瞬とかがそのキャラの反応速度で考察されの全部修正しなきゃならんからな 682 :格無しさん:2016/07/25(月) 11 54 41.97 ID IlNlZWAU 一瞬は反応速度依存で変わることになってるけど一秒は誰が計っても一秒にしかならんよ 683 :格無しさん:2016/07/25(月) 17 35 22.89 ID eGvGrdQZ 質問 エロラノベに1000分の1秒にも満たない時間の間に6回受け答えをした奴がいたんだけど これは6000分の1秒反応ということにしていいのかな 受け答えは生返事などではなくちゃんと会話になっている(おまけに超長い) まだ2巻だし現在過去未来を束ね云々とかいったそのうち時間無視になりそうな描写もあるが質問しておく 684 :格無しさん:2016/07/25(月) 17 47 11.72 ID rHa+HIKP 683 とりあえず既存の巻全部読んでからにすれば? その様子じゃまだまだインフレしそうだし 685 :格無しさん:2016/07/25(月) 19 32 39.38 ID EiQyis3I 時間の流れが違うなら一秒でも違うでしょ ましてスタープラチナ速く動くことで相手を止める能力なんだから 686 :格無しさん:2016/07/25(月) 21 02 57.09 ID IlNlZWAU 昔と違って今の承太郎のテンプレって 素の状態で無限速なのが更に速く動くことで止まった時間の中でも 普段と同じように動けるようになるって感じだし関係ないでしょ ていうかDIOの方は普通に時間停止能力だったはずだし 原理の問題ならそっちから持って来ればいいんじゃね 687 :格無しさん:2016/07/25(月) 22 39 09.35 ID kugMrwFx ところで無限速に無限の距離から反応するのは無限速になるんだっけ? 仮に承太郎の大きさを変えるとなると反応距離も変わることになるけど 688 :格無しさん:2016/07/26(火) 12 25 05.21 ID BJT8ZGxB 承太郎の大きさを仮無限速に1秒かかるから無限とした場合 神父から承太郎へねな攻撃も距離的に1秒以上かかることになって前提条件が崩れるのでは 689 :格無しさん:2016/07/26(火) 14 25 56.10 ID xB6oGQtN その場合反応速度を常人並にすれば矛盾しなくなると思う 690 :格無しさん:2016/07/26(火) 19 30 09.31 ID 0bTFF+KJ だとするなら戦闘速度だけでもきちんと描写を書かないといけないな というか今のテンプレ無限速に反応したから戦闘速度も無限速って理由になってないような 反応しただけじゃ反応速度しか取れないと思うんだが vol.101 235 名前:格無しさん[] 投稿日:2014/06/07(土) 19 45 15.46 ID 8n4QXYoB 空条承太郎 素早さ修正 【素早さ】持続力(スタンドを出していられる時間の評価)ゼロにも関わらず 行動可能なGER(スピード無し)より速い(スピードA)なので0秒行動 236 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/06/07(土) 19 51 58.07 ID s+jmArX0 235 ジョジョの持続力ってAとかの記号表記だから 持続力0は持続時間0秒のことではないと思うけど 237 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/06/07(土) 19 59 53.17 ID tjTzPuzB 235 さっさと直せ じゃなきゃ除外送りにするぞ 238 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/06/07(土) 20 09 19.82 ID UzBiQ4vq 235 持続力0=持続時間0秒は別に良いけど ゼロよりAが上とする理由は無いだろ 239 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/06/07(土) 21 17 29.66 ID subujmt+ [1/2] 235 いくらなんでもそりゃ比喩表現だろ それが通ると「君は運動神経ゼロだ」って言われたキャラは一歩も動けなくなるぞ vol.100 158 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/04/28(月) 17 58 04.81 ID 8YrahcTF [1/2] 【素早さ】0秒空間で動ける これどっから? 159 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/04/28(月) 18 02 46.33 ID BGYisb+O [1/3] 157 スタンドを殴れるのはスタンド使いがスタンドを出現させているからであって そうでない相手まで倒せるわけではないだろうし 魂攻撃×3はおかしいかと もしくはスタンドに対する攻撃が魂攻撃×3ならそれを耐えられる承太郎は魂耐性×3じゃないの 160 名前:格無しさん[] 投稿日:2014/04/28(月) 18 13 00.00 ID VF+UrhQB [2/3] ジョジョにでる幽霊も魂そのものだと思うけど駄目なら魂攻撃はいいや あと時間の止まった空間で攻撃に反応し殴ったり移動もできる 161 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/04/28(月) 18 14 26.18 ID 8YrahcTF [2/2] 時間の止まった空間で攻撃に反応し殴ったり移動もできる これだたの時間停止耐性でしょ 162 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/04/28(月) 18 16 54.73 ID BGYisb+O [2/3] 【防御力】 上記のラッシュを受けても生きている花京院を1撃で絶命させるパンチを受けても戦闘続行可能 だけど 花京院が生きてても戦闘続行可能じゃないとダメだと思う 0秒行動可能なDIOでも止まるので時間操作×2 0秒行動は時間停止耐性ない あるのは時間無視 スタンドは普通の精神力では発現できないが乙雅三は暴走させながらも発現させた 精神耐性×1 スタンドを自由に動かせるジャンケン小僧は精神耐性×2 意志の強いほうが勝つというジャンケンでジャンケン小僧に勝利した露伴 精神耐性×3 このへんだけど精神力が強い、では精神耐性は付かない 露伴は戦闘不能になるとそれに伴ってスタンドも使えないが気絶してもスタンドを出していられる花京院 これ精神耐性関係なくね ポルナレフに話しかけただけで屈服させられるDIOと問題なく戦える承太郎は精神耐性×6 ポルナレフが単純にびびっただけちゃうの それに「DIOが話掛けて屈服」が精神攻撃扱いされるとしたら DIOに話しかけられても平気、で精神耐性とらなきゃ 160 それは魂攻撃ではなく物理無効無効 164 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/04/28(月) 18 36 52.41 ID T9hyLDyn [5/7] (省略) 空条承太郎について 現Wikiにしているものと 163のものに共通した指摘だけど 大きさ欄がないので承太郎本人の大きさが不明 あとスタンドの大きさや形などの説明もない 情報がないのに「スタンドと本体だけが」と言われても困るし要修正 あとジョジョからは複数参戦しているし主人公である根拠も載せといて 163 時間停止の制限時間とかスタンドはあまり厚い壁はすり抜けられないとか 他にも色々あるけど現テンプレに載っている必要な情報を抜くのはどうかと思うよ 165 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/04/28(月) 18 41 26.00 ID T9hyLDyn [6/7] 164 ちょっと間違えた ×現Wikiにしているものと 163のものに共通した指摘だけど ○現Wikiに載っているものと 163のものに共通した指摘だけど 201 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/04/29(火) 11 46 12.32 ID IQm99IpL [6/6] テンプレの修正や質問への回答が必要そうなモノをまとめ (省略) 空条承太郎について 164 承太郎本人とスタンドの大きさ等が不明なので要修正 (省略) 203 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/04/29(火) 12 31 13.11 ID M4zd3L3P [1/4] 201 承太郎の大きさは195cm82kg。スタプラは承太郎より一回り大きい (省略) 206 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/04/29(火) 12 57 16.86 ID IQm99IpL [7/9] (省略) 203 承太郎は了解したけどテンプレ形式にしたほうが 修正が楽なので出来ればテンプレにしてくれると助かる、なくてもなんとかなるけど あと主人公である根拠は素早さ欄にある第3章の主人公ってことでいいのかな (省略) 224 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/04/29(火) 17 04 46.01 ID IQm99IpL [10/10] 空条承太郎だけどWikiに反映するのは 203と 213、 後は 163から不可視確認と物理無効無効に精神耐性×2と魂耐性×2でいいのかな 防御力は微妙だけど 163は本体の防御かスタープラチナの防御かが不明なのでひとまず見送り (省略) 226 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/04/29(火) 18 01 05.68 ID BvpswXMx 224 スタンドのダメージは本体にも反映されるから、両方といえば両方になる 一応。承太郎は、数百m位飛ばされて、途中でビルの一部を砕いてから、路面に接触して数十mスライディングしても無傷 292 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/05/01(木) 13 38 20.75 ID LsgrRuSC 空条承太郎再考察 精神耐性と魂耐性の追加、耐久力の上昇。不可視視認と透過無視も加わった。 上を見ていく ○貴宮忍 精神攻撃耐えて殲滅勝ち ○夜香 美貌耐えて内部破壊勝ち ○霧雨魔理沙 無限速からの透過無視内部破壊勝ち ○東方仗助 時間停止からの内部破壊勝ち ×南雲一鷹 乗り込めず範囲爆破負け 惑星破壊の壁に行く ×鉄刃 無理 ○クプロ 内部破壊勝ち ○十六夜京也 内部破壊勝ち △管野孝 反射されても平気だろう。わけ ×鋼 乗り込めず追放負け ○仮面ライダースーパー1 内部破壊勝ち ×ウルズ 美貌は耐えるも接触による魂捕食で負け ○小田切統果 内部破壊勝ち △4 0秒行動軍団 耐久分け ×クラウド・ストライフ 異次元追放負け ○ロックマントライブキング 視認して透過無視の内部破壊勝ち ○主人公(VO4) 常時精神攻撃耐えて相手の自爆勝ち △コン・バトラーV 乗り込めないが相手の攻撃も回避可能。 ×宇宙戦艦ヤマト 乗り込めず惑星破壊負け ×七代千馗 睡眠負け ×ガイバー グラビティ・インプロージョン負け △一方通行 攻撃届かず無限速分け ○西行寺幽々子 透過無視の内部破壊勝ち ○闇遊戯 常時能力耐えて不可視視認→透過無視の内部破壊勝ち ×秋せつら 美貌負け ○ロング・ファング 魔眼耐えて内部破壊勝ち ×ヤツ 吸い込まれ負け ×暁古城 常時能力負け △清夢騎人 近づけず無限速分け ×ヴァーミリオン・CD・ヘイズ 分解負け コン・バトラーVと=かな vol.75 829 :格無しさん:2012/08/14(火) 16 54 19.46 ID dnZpW2iK 承太郎再考察 無限速 防御無視で超光速戦闘の壁にいるキャラクターにはだいたい勝てる 惑星破壊の壁から ×ゴーゴーファイブ~マジンガー サイズが大きいので内側まで入り込めない ○鉄刃~ストロンガー 先手内部破壊勝ち ×宇宙戦艦ヤマト サイズが大きいので内側まで入り込めない ○エックス 先手内部破壊勝ち ×猫の神 でかすぎる ○仮面ライダーカブト 先手内部破壊勝ち ×ブレードライガー シールドに触れた時点で少なくとも自分の手は蒸発する ×ポスタル 認識出来ない。その内ゴーストタウンで負ける ○カイエン~オサレ 先手内部破壊勝ち ×ケロロ~コンバトラー サイズが大きいので内側まで入り込めない ○貴宮 先手内部破壊勝ち ×ダブルオークアンタ~ガイバー サイズが大きいので内側まで入り込めない ○月蔵 先手内部破壊勝ち ×鋼 サイズが大きいので内側まで入り込めない ×ウルズ 美貌 存在抹消負け ×管野 反射負け 宇宙戦艦ヤマト>空条承太郎>仮面ライダーストロンガー vol.17 574 :格無しさん:2008/07/08(火) 15 58 13 じょうたろーテンプレ変えていいかい? 【名前】空条 承太郎 【属性】スタンド使い 【攻撃力】オラオラのラッシュ:20m前後の顔の大きさがある敵のスタンド(ハイプリエステス) に飲み込まれ、その巨大な歯(ダイヤ並みの硬さ)に押し潰されそうになるが、 歯の中を粉々に砕きながら掘り進み脱出。その後他の歯もまとめてへし折る。 ・ラッシュの後に放ったパンチ一発で敵のスタンドを校舎の壁を突き破って吹き飛ばし、 その衝撃で校舎の壁数十m四方に屋上まで届くほど亀裂が入る。(VS花京院) 【防御力】本体は人並み。 完全な不意打ちでトラックに撥ねられた時などはしばらく行動不能になった。 スタープラチナの防御:スタンドはスタンドでしか破壊されない。 ロードローラーを上空から叩きつけられ、押し潰されそうになるが8秒間程度ならラッシュで耐え切れる。 人間の体に楽々風穴を開けた後100以上先に吹き飛ばすパンチ力を持つ敵のスタンドとラッシュで相殺しあえる。 目潰しを食らったにも関わらず敵スタンド(世界)の全力蹴りを拳で迎撃し粉砕する。 【素早さ】 スタープラチナ:亜光速のチャリオッツの剣の速度を覚え、 それを上回るアヌビス神の剣撃が40~50cmまで迫ってから カウンターパンチをぶち込める速度。 更に上記の自分のカウンターパンチの速度を覚え 更に加速したアヌビス神の剣を真剣白羽取りが可能。 ※下記設定原文 あまりにスゴイスピードのため光の速度を超え、 全盛期(18才の時)最大5秒時を止めることができた スタンドは20~30mジャンプ力を持ち、DIOの移動と同程度の速度で本体も一緒に飛ぶ。 (ただ空中での方向転換は建物を蹴ったりしなければならない) 【特殊能力】スタープラチナ 本体からの射程距離:2m 時を止める(『スタープラチナ・ザ・ワールド』)。 止まった時間の中では、このスタンドと本体だけがほぼ自由に行動できる。 時間停止は制限時間は5秒・一度停止した後に再発動するには何呼吸か(数秒)おかねばならない。 他者が時間を止めた場合でも、本体共々ほぼ自由に行動できる。(ただし行動可能時間は短い) 視力および動体視力も極めて優れており、顕微鏡や機械以上の映像認識力を持つ。 スタンドは幽霊を攻撃することが出来る。 物体をすり抜けて干渉可能(ただし、あまり厚い壁はすり抜けられない。 最低でも腕はすり抜け可能。よくて自分の身長分が限界と思われる) 【長所】機械を超える精密な動作。スタンドはスタンド使い以外には見えないし、破壊不能。 【短所】本体は普通の人間 【戦法】時止め全力疾走→相手の皮膚や装甲をすり抜けて心臓だの配線だの内部を破壊しまくる 相手がちょっと内部引っかき回したぐらいじゃ倒れなさそうな見た目の場合はオラオラのラッシュで 575 :格無しさん:2008/07/08(火) 17 25 28 574 DIOの移動は豹並みだから時速60kmくらいって書いた方がいいぞ。 576 :格無しさん:2008/07/08(火) 17 28 53 さて剣速が亜光速かどうかで延々とループしようじゃないか。 単に軌道上に剣を置いてそこを通っただけだ、 いや全力で振り切って袈裟切りにしただのなんだの 577 :格無しさん:2008/07/08(火) 17 30 41 原文でスタンドのスピードが光速を超えているとあるので異論の余地はない。 584 :格無しさん:2008/07/08(火) 20 52 50 577 豹並みのスピードのDIOにギリギリ勝つ奴が常時光速と。ほう。 585 :格無しさん:2008/07/08(火) 20 58 51 584 近距離と遠距離の区別をしっかり付けてから出直してきぃや 586 :格無しさん:2008/07/08(火) 20 59 26 585 それを言うなら反応と移動じゃね? 588 :格無しさん:2008/07/08(火) 21 26 52 585 ああ、豹並みのスピードは移動速度の話だったのか。 それにしても常時光速な奴が、散弾銃相手に訓練してるレベルの相手に苦戦するとは思えんけどな。常時光速なら神父に負ける意味がわからんし。 590 :格無しさん:2008/07/08(火) 21 53 12 588 設定と描写がいくつかある内の最大値を取るスレです。 591 :格無しさん:2008/07/08(火) 21 55 49 スタプラは常にその速度だって100%確信できる設定じゃないからなぁ 593 :格無しさん:2008/07/08(火) 22 00 21 588 6部終盤は年だったとかとかディスク取られてた 後遺症とかいくらでも理由はつくだろう。 世界はスタプラより上だから光速以上。 光速以上の奴が散弾銃の弾を指でつかむ訓練をしちゃおかしいってことはない。 むしろそういう地道な訓練のおかげで「時を止める能力」が発現したんだから 間違ってなかった。 594 :格無しさん:2008/07/08(火) 22 02 33 588 スタプラが近接戦闘で真っ向正面から冥土に迫り負けた事は一度もない筈だが? 606 :格無しさん:2008/07/09(水) 08 59 08 594 596 いやだからさ。常時光速反応なやつが、メイド神父の動きを捉えられないわけがないだろうと。 本気で常時光速と言ってる奴は本編を読んだことがあるのか疑問。ブランクや、DISK関係の後遺症を考えるにしても流石に常時光速→たかだか超音速は無理があると思う。 時止めが光速化じゃなくて、常時光速だから時を止められるようになった、という解釈を採用するなら、そもそも時止めはできないわけだし。 というか、光速のくだりの文だけでは常時光速とは言いきれないはず。 607 :格無しさん:2008/07/09(水) 09 27 28 最大値が光速超えと採用すればそれ以外の素早さ描写なんて何もいらないのがルール。 逆に描写との矛盾というなら時止め中は超光速とかいう説の方が よほどメイド戦やDIO戦の描写を無視してるだろ。 ナイフとか磁石とか実際に世界の時を停止させている設定とかから考えて無理がある。 609 :格無しさん:2008/07/09(水) 09 35 42 電線内で光速移動のレッチリに追いつけるのがスタプラだけ発言。 光速に近い速度で移動するハングドマンを切れる剣より更に速い剣に 後だしでカウンターを入れられる攻撃速度と反応速度。 光速を超えってくだりの文だけじゃなくて 作中で相応の描写や評価がされていると思う。 612 :格無しさん:2008/07/09(水) 10 32 23 でも超光速設定はどうとでもとれる書き方だからな スピードを求めるならそこ以外からが適当だ 613 :格無しさん:2008/07/09(水) 11 08 13 やはりハングドマンの袈裟切りと縦切りか 614 :格無しさん:2008/07/09(水) 11 10 27 レッチリに追い付けるってのも、時止めたらそりゃ追い付けるしな 615 :格無しさん:2008/07/09(水) 11 13 33 高々2~3秒の時止めだけで 電線の中を光速で移動中のレッチリに追いつける訳無いだろJK 616 :格無しさん:2008/07/09(水) 11 30 27 モグラ叩きみたいに前方の穴から自分の背後の穴へ 地下の電線を通って移動するのが光に等しい電気のスタンド。 光に追いつけるのはスタプラだけだってことは スタプラなら光速で相手が背後に出現しても反応が それに追いついてパンチをぶち込めるって意味だと思うけど。 617 :格無しさん:2008/07/09(水) 11 37 10 615 時が止まってるんだったら光速だろうと牛歩だろうと同じ 追い付けないなら、それはクロックアップみたいな単なる高速移動 618 :格無しさん:2008/07/09(水) 11 51 09 時間停止のタイミングの問題だろ。 619 :格無しさん:2008/07/09(水) 11 53 28 なんか本編読んでない人が多いみたいだから言っとくけど、メイド神父の速度は作中で提示されてる。具体的数値は忘れたけど、少なくとも光速には及ばない早さだったはず(新幹線の早さくらいとか言ってたかも。ちょっとうろ覚え) 上で言ってたのはそういう事。後遺症云々は置いておくにしてもね。 620 :格無しさん:2008/07/09(水) 11 55 47 地下を光速移動しまくってる奴をモグラ叩きしなきゃいけないから 適当に2秒止めたとしても相手の位置は捕まらない。 光に追いつくってのは普通にスタプラが速いから反応できるってことだろ。 621 :格無しさん:2008/07/09(水) 11 57 43 619 作中で光速超えてる設定と超音速の30倍以上(神父)があったとして 最大値しかテンプレに乗せないから遅い方の描写は別にいらないんだよ。 622 :格無しさん:2008/07/09(水) 12 00 06 いらないというか、検討に値しない。ルール的に そういうのは個別の強さ議論スレでどうぞとなるわけで。 623 :格無しさん:2008/07/09(水) 12 19 00 617 お前はジョジョ第3部から第6部を100万回読み直せ 624 :格無しさん:2008/07/09(水) 12 26 23 ちなみに 619が言ってるシーンは時間加速は時計の針の回転から 30倍と明示され、そこからどんどん時間加速が進んでいってる状況のこと。 例えば神父のスタンドの通常スピードがスタプラより大分劣り、 半分以下の速度だとしても30倍も加速させられたら圧倒されて当然じゃない? 最強スレ的にはスタプラより速い⇒30倍神父はスタプラより速い スタプラが光速なら神父はそれより速いってだけ。 625 :格無しさん:2008/07/09(水) 12 32 58 621-622 お前等は何を言っているんだ? ○○のシーンではこうなってるけど、××のシーンではこうなっているから、△△というスペックだろう、ってやり取りはこのスレでよくあることだろ? 最大値ってのは、他の描写を完全無視していいとこどり、じゃないだろ。 まあ解釈の違いもあるからなんとも言えんが。しかし光速以下のスピードを捉えられない光速は明らかにおかしい。 光速設定は書き方が曖昧で、その一文だけじゃどちらにせよ光速には出来ないかもしれんから、作中の描写で光速と判断できなければ光速は認められなそうだけどな。 626 :格無しさん:2008/07/09(水) 12 46 35 625 作中で光速と以下と明言されてないから スタプラが光速超えてるなら神父もそれより速いだけだよ。 明言されてるのは時間の倍速ね。 627 :格無しさん:2008/07/09(水) 12 49 12 最大値採用は他の描写無視していいとこどりするって意味だよ。 音の攻撃くらってようが、トラックに引かれてようが光より速い設定だったら、 そんなもん関係ない。 628 :格無しさん:2008/07/09(水) 12 51 42 山破壊するパンチで敵が死ななくても、敵の耐久力がすごいだけで 山破壊の威力が否定されたりしないしな。 629 :格無しさん:2008/07/09(水) 13 05 03 光を超えとか光にも追いつけると言われてるスタプラが超光速認定されないとは解せんな。 635 :格無しさん:2008/07/09(水) 15 27 38 攻撃力・防御力・スピードなどは、描写、設定、複数の描写・設定からの推測の中から最も大きなものを採用する ってルールだろ? 設定からの推測で超光速ってのがあるんだからそれを採用すればいいだけだろ 636 :格無しさん:2008/07/09(水) 15 45 08 まず間違いないね。解釈の問題で否定するか下方修正をかけたがる意味がわからん。 GERのように拡大解釈しまくりというわけでもなく、 その他いくつかの描写から作中でも示唆されてる内容だし。 637 :格無しさん:2008/07/09(水) 15 49 56 【名前】空条 承太郎 【属性】スタンド使い 【攻撃力】オラオラのラッシュ:20m前後の顔の大きさがある敵のスタンド(ハイプリエステス) に飲み込まれ、その巨大な歯(ダイヤ並みの硬さ)に押し潰されそうになるが、 歯の中を粉々に砕きながら掘り進み脱出。その後他の歯もまとめてへし折る。 ・ラッシュの後に放ったパンチ一発で敵のスタンドを校舎の壁を突き破って吹き飛ばし、 その衝撃で校舎の壁数十m四方に屋上まで届くほど亀裂が入る。(VS花京院) 【防御力】本体は人並み。 完全な不意打ちでトラックに撥ねられた時などはしばらく行動不能になった。 スタープラチナの防御:スタンドはスタンドでしか破壊されない。 ロードローラーを上空から叩きつけられ、押し潰されそうになるが8秒間程度ならラッシュで耐え切れる。 人間の体に楽々風穴を開けた後100以上先に吹き飛ばすパンチ力を持つ敵のスタンドとラッシュで相殺しあえる。 目潰しを食らったにも関わらず敵スタンド(世界)の全力蹴りを拳で迎撃し粉砕する。 【素早さ】 スタープラチナ:亜光速のチャリオッツの剣の速度を覚え、 それを上回るアヌビス神の剣撃が40~50cmまで迫ってから カウンターパンチをぶち込める速度。 更に上記の自分のカウンターパンチの速度を覚え 更に加速したアヌビス神の剣を真剣白羽取りが可能。 ※下記設定原文 あまりにスゴイスピードのため光の速度を超え、 全盛期(18才の時)最大5秒時を止めることができた スタンドは20~30mジャンプ力を持ち、DIOの移動(時速60キロくらい)と同程度の速度で本体も一緒に飛ぶ。 (ただ空中での方向転換は建物を蹴ったりしなければならない) 【特殊能力】スタープラチナ 本体からの射程距離:2m 時を止める(『スタープラチナ・ザ・ワールド』)。 止まった時間の中では、このスタンドと本体だけがほぼ自由に行動できる。 時間停止は制限時間は5秒・一度停止した後に再発動するには何呼吸か(数秒)おかねばならない。 他者が時間を止めた場合でも、本体共々ほぼ自由に行動できる。(ただし行動可能時間は短い) 視力および動体視力も極めて優れており、顕微鏡や機械以上の映像認識力を持つ。 スタンドは幽霊を攻撃することが出来る。 物体をすり抜けて干渉可能(ただし、あまり厚い壁はすり抜けられない。 最低でも腕はすり抜け可能。よくて自分の身長分が限界と思われる) 【長所】機械を超える精密な動作。スタンドはスタンド使い以外には見えないし、破壊不能。 【短所】本体は普通の人間 【戦法】時止め全力疾走→相手の皮膚や装甲をすり抜けて心臓だの配線だの内部を破壊しまくる 相手がちょっと内部引っかき回したぐらいじゃ倒れなさそうな見た目の場合はオラオラのラッシュで これでいいか? 638 :格無しさん:2008/07/09(水) 15 55 46 防御の所ほんの少し修正 人間の体に楽々風穴を開けた後100m以上先に吹き飛ばすパンチ力 (自身と同等の攻撃力)を持つ敵のスタンドとラッシュで相殺しあえる。 641 :格無しさん:2008/07/09(水) 16 28 55 チャリオッツの剣速は、漫画の描写から亜光速よりは遅いんじゃないかとか言われてるな それでも亜光速に近い速度ではあるようだが 642 :格無しさん:2008/07/09(水) 16 36 51 同じ超光速のワールドのパンチとスタンドでオラオラ無駄無駄ラッシュ しまくってるから近接超光速対応の反応と攻撃速度でおK。 643 :格無しさん:2008/07/09(水) 16 56 20 どっちにでも解釈できる設定なら詳細不明で考慮外だろう 642 ザ・ワールドって何故に超光速? 645 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 05 19 643 光速超えてるスタプラのパンチと同等以上だったからだろ。 ラッシュで若干競り勝った。 646 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 08 18 Q.スタプラが超光速の根拠は? ↓ A. 同じ超光速のワールドのパンチとスタンドでオラオラ無駄無駄ラッシュ しまくってるから近接超光速対応の反応と攻撃速度でおK。 ↓ Q.ザ・ワールドが超光速の根拠は? ↓ A. 光速超えてるスタプラのパンチと同等以上だったからだろ。 ↓ Q.スタプラが超光速の根拠は? ↓ (最初に戻る) 647 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 09 07 643 スピードは光速を超えてるって書かれてるんだから何処にも不明点はないだろ。 そのものズバリ光にも追いつけるとも言われてるし。 648 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 10 33 646 別に642はスタプラの超光速の根拠ではなく 上のレスの亜光速の方を採用する必要がないってことだろ。 649 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 12 22 647 光速を超えるという記述は、その後の時止めができるという部分に掛かっている また精神とスピードが成長することで時止めが可能になったという設定もある これだけ設定があれば「超光速で動くことで時を止めているのでは?」となるのは自然 なので普段から超光速であるという根拠がないと、普段は光速を超えずにそのギリギリが限度とも考えられる 650 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 12 44 Q.スタプラが超光速の根拠は? ↓ そういう設定です。 ↓ そうは読めない ↓ いや、そうとしか読めない だろ実際。 651 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 13 40 結局、どちらの主張も確定的な根拠がないんだよね まさに詳細不明って奴だ 652 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 15 03 言葉の解釈の違いだからな 653 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 17 03 相手の主張が間違っていると証明することは、 自分の主張が正しいと証明することには一切繋がらない もっと確実な設定がないなら超光速は無理 光速か亜光速で我慢しなさい(それが採用できるかは別として) 656 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 25 29 スタプラが超光速なのは確定 でもそれが何のスピード(移動速度なのか短距離戦闘速度なのか)なのかわからないからもめてる ってだけだろ 657 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 26 35 もし光速を超えることで時を止めてるなら、普段の戦闘シーンは超光速にできないな 658 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 27 26 ちがう スタプラが超光速なのは確定だが それが時止めの原理だから時間停止中だけなのか普段から超光速なのかをもめてる 660 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 32 55 656 いやいや、ジョジョの近接パワー型のスピードと言った場合に 「移動力」を指すことはないから。テンプレにも書いてある。 661 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 37 37 おれジョジョ全く知らないからへんなこと言うかもしれないが あまりにスゴイスピードのため光の速度を超え、 全盛期(18才の時)最大5秒時を止めることができた これだと俺は 「時を止める原理」ではなく、「時を止めることができるようになる原理」 と受け取る 662 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 45 54 自称「よく知らない人」が全ジャンルで強行に超光速を主張してた輩と同じこと言ってるのは笑いどころだな そんな設定あるのか?という当然の疑問に答えられず消えていたが 664 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 49 24 661 だよなぁ。 世界ってスタンドが散弾銃の弾丸を指でつまむ訓練してて その最中に突然、世界の時間が静止していたって描写がある。 無意識での時間停止能力の発現 ⇒その後意識的に時間を支配する感覚を持ち、止められる時間が長くなる この世の時間を停止する能力を手にするには物凄いスピードが必要ってことで 時止め中だけは光を超えてるってわけじゃないと思う。 665 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 50 45 念のため自演乙と言っておこう ここはジョジョ考察スレじゃないんだ ああかもしれないこうかもしれない、というんじゃ詳細不明で考慮不可が結論だ 666 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 52 51 「超光速で動くことで時を止めている」設定はどこにもない。 ただし「速度が光を超えた結果、時間停止能力を得た」設定もない。 667 :661:2008/07/09(水) 17 54 06 662 笑われても実際良く知らない人だしなぁ。 曖昧で終わって色んなスレで議論してるけど 結局 651と 657と 658が焦点だと思ったわけよ そしたら「もし」で否定するより原文ママを重視した方がいいんじゃないか?と思っただけ うん。やっぱり門外漢が口出すことじゃなかったみたいだ 668 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 56 12 さて、いつも通りそろそろチャリオッツの亜光速の剣速を検証する作業に入る頃合か。 まあ、漫画作品の運営議論スレ同様に軌道上に剣を置いた、いや振ったで平行線になりそうだがな。 669 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 57 26 667 まあ要するに 647ってことだな。 670 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 59 30 修正されたテンプレがチャリオッツ準拠で、 超光速で時止め云々はおまけ(と言うか備考?)なのに、どうしてそっちを議論するんだ まさか、解釈の分かれる設定文を【素早さ】のメインにしてるわけじゃ無いだろうし 671 :格無しさん:2008/07/09(水) 17 59 59 670 669みたいなのが未だにいるから vol.12 520 :格無しさん:2008/03/31(月) 20 02 17 承太郎再考 ○ドシン 罵倒勝ち ×カズマ王子 凶眼負け ×間薙シン 地面に飲み込まれ負け △グレートエクスカイザー 速すぎて声が届かず分け ○アーカード 罵倒勝ち △ウルトラマンパワード 声が届かず分け ファイヤーバルキリー ○騎士ガンダム 罵倒勝ち △ビルバイン 機体の中まで声が届かない ○スーパージオン 罵倒勝ち ×エンペランザ 吸い込まれ負け ×カメキチ 声を反射され自滅負け ×神野マヤウェル 睡眠負け ×ティーダ 即死負け △ネオガンダム 中まで声が届かない ゲイン・ビジョウwithエンペランザ>空条承太郎>スーパージオン vol.1 69 :格無しさん:2007/07/12(木) 23 05 49 承太郎考察 ○アルベルト 時止め内部破壊勝ち ×アルファモン 反応負けするだろう ×アトム マッハ10には勝てない アルファモン>空条承太郎>アルベルト
https://w.atwiki.jp/jojoandmtg/pages/129.html
《空条承太郎/Joetarou Kujou》 《空条承太郎/Joetarou Kujou》 UR 2/2 クリーチャー・スタンド使い (R)(4):空条承太郎を反転する ----- スタープラチナ クリーチャー・スタンド 幽波紋1 二段攻撃 3/4