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性能 火属性メインの魔法アタッカー。 レベルアップで火・氷・闇の3属性を習得するため中盤までは敵の弱点をつきやすく、たまり易い赤ハートで出せる必殺技も使いやすい。 しかし終盤は光・風でしか弱点をつけない敵が多いため、これらの魔法を習得できる迅雷のマントなどの装備品は買い逃さないようにしたい。 レベルアップで全回復するためMP切れで困る機会は少ないが、範囲魔法を連発したい場合はマジックマスターのパッシブがあると楽。 マジックマスターは一部の装備品のほか、店売り素材と天然酵母のみで最初から作れる極上のバターブレッドで簡単に追加できる。 合体攻撃 アミル:横1列防御ダウン→リック:敵1体攻撃 町 常に主人公と同行しているが、本拠地とパン屋で会話可能。 船修復後、本拠地で話しかけると出航できる。 パンの好み 必殺技 名称 習得Lv 消費ハート 使用効果 対象・エリア 属性 黄 青 赤 緑 ファイト - - - 10 攻撃力・防御力アップ 味方1体 - シャドウバインド - - - 15 移動不能,魔法攻撃 遠距離・敵横1列 - イリュージョン 35 - - - 精霊化 透明化 味方横1列 風 マジックオーブン - 45 - - パン化,魔法攻撃 敵全体 火 魔法 名称 習得Lv 消費MP 使用効果 対象・エリア 属性 ブレイズ 初期 3 ---- 敵1体 火 ソルブレイズ 13 15 ---- 敵横1列 火 フリーズ 3 ---- 敵1体 水 ドレイン 4 HP吸収 敵1体 木 ダークアロー 19 14 ---- 敵全体 闇 アビスアロー 28 ---- 敵全体 闇 ヒール 4 HP回復 味方1体 木 アンチドウテ 6 毒治療 味方1体 水 ウェイクアップ 6 眠り治療 味方1体 火 コンフューズ 4 混乱 敵1体 風 ルナコンフューズ 21 8 混乱 敵横1列 風 スリープ 8 眠り 敵横1列 風 アンチスペル 6 忘却 敵1体 光 カオスゲート 23 13 石化 敵1体 闇 アタックダウン 3 攻撃力ダウン 敵1体 水 ブレイク 8 防御力ダウン 敵横1列 木 アタック 11 精霊化 バーサーク 味方1体 火 エグジット 10 フィールド移動 味方全体 風 パッシブスキル 名称 習得Lv 魔力の恵み 18
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アミル 主な登場作品 『ウトナと3人の騎士』 フミルの双子の兄。 外見はフミルと同じ。
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「アミルちゃんは無限大ッ!!!」 “炎のアミルちゃん” 川堀 アミル 身長:1.56[meter] 体重:49[kg] スリーサイズ:84-56-81 利き腕:両利き 家族:砂のアミルちゃん(他にもいるかもしれない) 好きな言葉:「大福」 好き:楽しいこと、機械工作、アップルパイ、レラ クラス:ブレイズ・ヴァンパイアー かつては「メイドちゃん」と名乗っていたがから傭兵に転職したすごいアミルちゃん。メイドちゃん時代は綾に仕えていた。 アミルという名前はなんとなく適当に思いついた物を使っていて、本当の名前は記憶に無いらしい。 吸血鬼の一族であるが、過去の記憶はないためどこの生まれなのかも解らない。 吸血鬼故に持つ驚異的なパワーを重視した戦法を好み、とりあえず突っ込んで燃やすスタンス。 趣味は機械弄り。暇さえあれば屑鉄置き場から使えそうな物を拾って作業場にこもっている。 当初はメイドちゃんとして生活していたが「なんとなく」の一念でメイドを辞める。 流れ着いたフロート・シーでも屑鉄置き場をあさっていたがうっかり禁止区域に立ち入ってしまい、 捕まえにきたレラに交戦の末捉えられるがそれ以降レラのことを気に入り「なんとなく」ついていくことに。 現在はレラ直属の雇われ傭兵として共に異能都市にやってきた。 Skill 緑の炎 手から自在に発生させられる炎。吐くこともできる。色が緑色なこと以外は普通の炎。 吸血鬼の肉体 吸血鬼ゆえの強靭な肉体。 回復力、耐久力も常人をはるかに超えているが、アミルちゃんは力に特化している。 細腕ながらに鋼鉄をも砕くパンチを放つことができ、跳躍力は最大で十数mにも及ぶ。 Arms ・ブレイザーキャノン 大型ガトリングガン。総重量を50kgは超える大型。動力はアミルちゃん自身が放つ炎で賄っている。 普段はバックパックとして纏められ、構える際には展開されガトリングガンの形になる。 破壊力はすさまじいが反動はアミルちゃんのパワーと気合で補っており、あまり連続で使用し続けると肩が外れる。 ・マント 布製。特に効果はないがカッコイイのでお気に入り。 アミルちゃん自身が炎使いのため、その他の衣服も含めてすべて耐火性のものを着用している。 PL-205:パイロン・ツーオーファイブ(カスタム) 全高:15.53[meter] 全幅:12.37[meter] 本体重量:37.67[t] 全備重量:42.24[t](ブレイザーキャノン装着時) メーカ:Pylon Industry パイロン社製の作業用マシン。 最新モデルからは1世代遅れるものの、未だに使い続けられよく見かけるタイプ。 ほぼ角の存在しない丸っこいデザインは大凡人型とは言いづらいシルエットを持つが、一応腕・脚は二本ずつある。 胴体に直接埋め込まれた頭には360度回転するメインカメラが取り付けられている。 価格と頑丈さをウリにしたマシンのため繊細な動きには期待できない。 別売りのマニピュレーターキットもあり、通常の三つ指タイプから運搬用の電磁石ハンド、解体用ドリルに丸ノコとバリエーションが豊富。 元々が作業用のため耐久性に長けており、直接殴っても問題ない他、整備されていない足場でも安定性を保つことができるという利点がある。 飛行や高速移動はできず戦闘には向かないが、その他の雑用には駆り出されることが多い。 武装 ブレイザーキャノン アミルが独自に開発した専用のアタッチメント。 操作の精密さに掛けるために複雑な機構を持つ武器を扱うことはできなかったが、右腕を丸ごと換装することで解決した。 ガトリングガン+火炎放射器といった構造になっており、腕全体を覆うように分厚いシールドが取り付けられている。 ガトリングガンの反動の強さというデメリットは機体の持つ高い安定性でカバーされており、腕全体で狙いをつけることにより高精度化に成功している。発射速度は1800/分。 スタンスティック 伸縮して携帯も可能な棒状の打撃装備で、本体の電力を経由することで電撃が流れるようになっている。 ブレイザーキャノンの装備中は右腕が使えないため、マシンの左手首に仕込み直接振るえるようにしている。
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《人名/は行》 フミルとアミルの愚かなる子・フアミル +出典 『その炭鉱の名は。』 『World End Diner ~世界の終わりのレストラン~』 『その炭鉱の名は。』 『World End Diner ~世界の終わりのレストラン~』 ロボット「Fuamil.OR」として登場。ダイナーの側でオーダークエストを発注しているオーダーロボ。
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アミル 女性 元幽霊 誕生日 5月16日 好きなもの 果物 初期レベル18 レベル1時の能力 HP100 MP35 SP50 力20 頑強15 魔耐15 知力20 精神20 器用30 素早さ25 運5 魅力25 スキル スリープアロー チャームアロー 元気づける 《カウンター遠突》 〔運上昇〕 わかりやすい遠距離アタッカー 幽霊時代の特徴である隠密はスキルとしては持っていない……が、隠しイベントで自動隠密のアビリティを獲得できる パッシブスキルで運が高そうに見えるが実は成長率は最低、喰われて死んでるし SPと器用さ、次いで素早さと魅力がよく上がる。 体力と魔耐、MPの成長率はあまり高くない。魔法職よりは後方からSPスキルを使う戦い方が向いている。
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アミルをお気に入りに追加 アミルのリンク #blogsearch2 アミルとは アミルの97%はお菓子で出来ています。アミルの1%は下心で出来ています。アミルの1%は愛で出来ています。アミルの1%は媚びで出来ています。 アミル@ウィキペディア アミル アミルの報道 イラン核施設近くで爆発 軍は防空演習と説明(AFP=時事) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【東京国際映画祭2021】グランプリに「ヴェラは海の夢を見る」コソボの男性中心社会に迫る - TOHOKU360 【ONE】秋元皓貴が強豪ジェンリャンと、若松佑弥が中国のヨンと対戦。女子アトム級GP決勝・スタンプvs.フォガットも=12月3日(金)(ゴング格闘技) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 古代の「二日酔い対策」指輪か、イスラエルで発見 - CNN.co.jp 首位イランが後半ATに2発で劇的逆転勝利!《カタールW杯アジア最終予選》(超WORLDサッカー!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 第34回東京国際映画祭 クロージングセレモニー開催 各受賞作品や受賞者が発表(otocoto) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 第34回東京国際映画祭閉幕、グランプリなど各賞の受賞結果は? - スクリーンオンライン “見えない海辺”が示すもの。バフマン・ゴバディ監督『四つの壁』が提示する、人間を取り巻くいくつもの“壁”(MOVIE WALKER PRESS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ナポリDFクリバリが人種差別の被害を告白「彼らはスポーツと何の関係もない」 - Goal.com ACミランがアタランタ撃破! ナポリは開幕7連勝、日本代表DF吉田麻也はフル出場【セリエA3日結果まとめ】(フットボールチャンネル) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ストラングラーズの最新作が、見事バンド史上最高の全英4位を獲得。追悼作だから、という理由だけでない、今のシーンでも闘えるこの力強い曲のMVを見て欲しい。 - rockinon.com ナポリを支える新たな“クリバリの相棒” 守備陣に欠かせぬ27歳のCBとは(theWORLD(ザ・ワールドWeb)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 元RIZINヘビー級戦士・アリアックバリが衝撃の失神KO負け、イラン英雄の壮絶ダウンに安否を気遣う心配の声=ONE(イーファイト) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース interview with Amyl & the Sniffers - ele-king.net アミル・アンド・ザ・スニッファーズ、来たる新作より新曲“Hertz”がビデオと共に公開 - NME Japan ロンドン情報の児島さんと一緒にキャンペーンしている「今、ロックが来ている!」シリーズ。今週はアミル・アンド・ザ・スニッファーズの新作。 - rockinon.com <乙嫁語り>超豪華仕様のワイド版発売 森薫の肉筆再現 こだわりの紙、製本(MANTANWEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 日本男子バレー、29年ぶり快挙を手繰り寄せた石川祐希の背中。因縁イランと10年の激闘、新時代の幕開け(REAL SPORTS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース アタランタがヴェローナの逸材CBロヴァート獲得! スパーズ行き望むロメロ後釜に?(超WORLDサッカー!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース Amyl and The Sniffers ──メルボルンのパンク・バンド、アミル・アンド・ザ・スニッファーズの新作 - ele-king.net 【バレー】初日から波乱! イランが優勝候補のポーランドを倒す 東京五輪男子(バレーボールマガジン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【トレセン】2021年度 第76回国民体育大会関東ブロック大会 少年の部 千葉県メンバー掲載! - ジュニアサッカーニュース アミル・アブラシ、フライブルクから古巣グラスホッパーへ - kicker日本語版 最終節で5位転落のナポリ、ガットゥーゾ退任へ…会長が指揮官との別れをSNSで発表 - Goal.com イラン、ヤバい。 - ダイヤモンド・オンライン 日本人初のMotoE参戦! 大久保光選手インタビュー - おたくま経済新聞 周南・政所に自家焙煎コーヒー店 東京からUターン、地域に根差した店目指す - 高田馬場経済新聞 【ONE】RIZIN無差別級T準優勝・アミル・アリアックバリが“114秒”衝撃のKO負け、デビュー戦は大の字ダウンで轟沈 - イーファイト ニトログリセリンが首位奪還、貼付薬も3位に - 日経メディカル 残忍な「破壊者」で「教授」 IS新最高指導者マウリ容疑者 - AFPBB News 『乙嫁語り』で学ぶ19世紀中央アジアのお嫁さん事情 - ダ・ヴィンチニュース 米、IS新指導者を国際テロリストに指定 - AFPBB News ナポリ、コソボ代表DF獲得が決定的に - Football Tribe Japan アミル・アンド・ザ・スニッファーズ、ジョシュア・ツリーで撮影したMVを公開 - http //rollingstonejapan.com/ アミル・アンド・ザ・スニッファーズ、“Some Mutts (Can t Be Muzzled)”のビデオが公開 - http //nme.com Amyl & The Sniffers(アミル & ザ・スニッファーズ)〈Rough Trade Records〉から最新アルバムをリリース - TOWER RECORDS ONLINE - TOWER RECORDS ONLINE ガレージパンク・バンド Amyl and the Sniffers、ラフトレからデビューアルバムをリリース! - indienative コスプレイヤー衣装自作に6年、本格的すぎてヤバイ - ASCII.jp 完成度高すぎな『乙嫁語り』アミルコスプレイヤー 海外ロケ2度敢行 - おたくま経済新聞 ファンの執念が作り上げた『乙嫁語り』アミル衣装がすごすぎる - おたくま経済新聞 『シャイニング・ハーツ』アミル・マナフレアが待望のフィギュア化、11月発売 - マイナビニュース パン屋はお休み? アミルの可愛い南国リゾート風の水着がスケスケ - ASCII.jp 冬のソナタ またでるよ 冬のソナタ 韓国KBSノーカット完全版 DVD BOX(初回限定 豪華フォトブックレット&スペシャル特典ディスク付) 本当に長い間、待たせてごめんなさい。「冬のソナタ」韓国KBSノーカット完全版をいよいよお届けします。 映像は韓国KBSのオリジナルそのままに、音楽に関してもユン・ソクホ監督が想いを込めて監修し、一部楽曲を変更しました。初回限定特典にはぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/ユン・ソクホ監督&田中美里の対談スペシャルDVDの他、DVDオリジナルポストカード、シリアルNo付 豪華フォトブックレット(20P)を封入しております。 今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!)に加えて、映像特典の【スペシャル短編集】には、ペ・ヨンジュンのスノーボードシーンの撮影風景も収録しています。 【ここが違う!8つのポイント】 ◆今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!) ◆ファン待望の「ダンシング・クィーン」「白い恋人たち」をついに収録。 ◆日本語吹替を再収録。萩原聖人さん、田中美里さんが担当、その他主要人物もなつかしいあの声で。 ◆本編は日本語字幕に加えて韓国語字幕も収録 ◆一部変更した楽曲をユン・ソクホ監督が想いを込めて監修!(一部BGMはオリジナル版より変更されています) ◆<初回限定特典1>スペシャルDVD:★ぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/★ユン・ソクホ監督&田中美里の対談 ◆<初回限定特典2>豪華フォトブックレット:シリアルNo付(20p) ◆<初回限定特典3>DVDオリジナルポストカード3枚 アミルのキャッシュ 使い方 サイト名 URL アミルの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ アミル このページについて このページはアミルのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるアミルに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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「エリックさん、これ、僕の畑で採れたトウモロコシです。よろしければどうぞ。」 「おおっ!若者よ、気が利くじゃないか。大切にするぞ。」 この若者――ラグナが村に来てから早いもので二年目の夏が訪れていた。 最初はエリックが種を売ったついでにその作物について講義したり、度々相談を持ちかけられたりしたものだが、今では対等に、畑や作物についてあれやこれやと議論――例えば水の微調節や素材の味を生かした調理法について――するようになった。 現に今貰ったトウモロコシは一粒一粒が大きくつやもあり、いますぐ噛り付いても美味そうな程だ。実際には生で食べることは出来ないが。 「それでは、僕は用事がありますので。」 「おう、またな若者。」 ラグナはぺこりと一礼すると、足早に南地区を後にした。ルピア山道へ行くところをみると、おそらく蔓草の遺跡にある畑の世話をしに行くのだろう。 「こんちはー。」 若者と入れ違う形でやってきたのは、図書館に住み着いてこちらも早二年のセルフィだ。 村人の施しで生きていると言っても過言ではない彼女は、食べ物を買う時は商売に関してきっちりしているロゼッタの雑貨屋を避けて、わざわざこの農場まで足を運んでいるのだろう。 「いらっしゃい。今日のおすすめは今朝採れたてのトマトだ!もちろん、俺が丹精こめて作った自信作だぞ!」 「ふーん、じゃあそれ貰おうかな。あとはキュウリあるかな?」 「もしかして、またサンドイッチか?たまには他の物も食べないと体に悪いぞ?」 「いーじゃない、ちゃんと野菜は挟んでるんだし。」 「そういう問題ではなくてな……全く、ラピスさんが心配するのもよく分かる……。」 「ふーん、ラピスから聞いたんだ。ラピスから。」 「だ、だったら一体なんだっていうんだ?」 ラピスの名前を口にした途端、急ににやにやと笑いだした。 背中を嫌な汗が伝い、聞きたくないと思いながらも先を促す。 「いやね、あたし一昨日本の片付けしてたのよ。で、二階から教会が見渡せるんだけど……ちょうどステラさんが酒場から帰ってくる頃にエリックが教会から出ていくの、見ちゃったんだ~。」 見られていた。 思わずこめかみに手をあてうなだれる。 セルフィはにやにや笑いを崩さない。 「別に二人が何してたのかは訊かないけどね。やましい事が無いならステラさんに内緒でこそこそしてるのはどうかと思うなぁ。……って、その様子だとやってんのね、やましい事。」 すっかり頭を抱えてしまったエリックの様子を見て、あきれた、とセルフィが呟くのが聞こえた。 おそらく本人はほんの少しおちょくるつもりだったのだが、想像以上の反応が返ってきたのだろう。 「頼む、この事はどうか内密に……。」 「う~ん、それはエリック次第かなぁ。……さっきも訊いたけど、キュウリある?」 まったくこの娘は油断も隙もない。 エリックはその後秘蔵の冷蔵庫からキュウリを持ち出し、トマトと一緒に他の住人より割安で売っている野菜を、更にいつもの半値で売る事になった。 「じゃ、またね!」 ややげっそりした顔のエリックを残して、セルフィはエリック農場を後にした。 (まさかそこまで発展してたなんて、エリックも中々手が早いわね。いや、ラピスもああ見えて結構……。) 「ぁ痛ッ!」 「すみません、大丈夫ですか?」 「あ、タバサ……。」 予想以上の収穫にあれこれ考え事――下世話な想像と表現した方が正しいが――していたセルフィは、ちょうどヴィヴィアージュ別邸から出てきたタバサとぶつかってしまった。幸いにも、買った野菜が地面に落ちてしまうことはなかった。 「いや、あたしがボーッとしてたのがいけないんだよ、ごめんねタバサ。」 「いえ、こちらこそ。ところでそのお野菜、エリック様の農場で採れたものですか?」 「ああうん、まあね。」 「お野菜は普段マテリアルでラグナ様が出荷したものを買っているのですが……エリック様のお野菜もとっても美味しそうですね、今日はエリック農場で買ってみます。」 それでは、と一言別れの挨拶を告げると、タバサはエリック農場に向かって歩き出した。 「あ……。」 今は行かない方が、と言いかけたが、何故かと聞かれても答えられないので止めた。 (エリックはともかく、ラピスには色々借りがあるからなぁ……。) エリックに乞われなくとも、セルフィにははじめから言いふらす気は毛頭無かった。ただ、そういう素振りを見せれば野菜安く買えるかなぁ、という打算的な考えはあった訳だが。 (ま、なんとかごまかせるでしょ。さ、帰ってサンドイッチ作ろーっと。) 鼻歌まじりで帰路につくセルフィであった。 「はあ……。」 営業時間が終わり、訪れる人が途絶え一人になったエリックの口からは思わずため息が漏れる。 セルフィと別れた直後、農場に初めてタバサがやってきた時にはタイミングの悪さにひやひやしたが、純粋に自分の野菜を褒めてくれる彼女のおかげで少し落ち着く事が出来た。 この際見られてしまったものは仕方がない。そもそも自分に彼女と結婚する準備が整っていないのがいけないのだ、と半ば開き直ってその後はいつも通りに過ごした。 売れ残った野菜を冷蔵庫にしまいながら、ラピスとのこれまでの出来事を思い出す。 一目惚れだった。 それから毎日教会に通って、少しずつ話をするようになった。 甘いものが好きだと知って、見るのも嫌なチョコレートやジャムを毎日のようにプレゼントした(後になってエリックが甘いものが嫌いだと知った時、ラピスは大層驚いた)。 聖夜祭を一緒に過ごして想いを告白した時、顔を赤らめて恥ずかしそうに、でもとても嬉しそうに頷いてくれた彼女の顔を忘れることはきっと出来ないだろうと思う。 そして、その夜初めて彼女を抱いた事も……。 回想に浸っていると、コンコン、と控えめにドアを叩く音が静かな家に響いた。 エリックは日誌を書く手を止めて、はてと考える。この時間帯に訪ねてくるのはよく一緒に夕飯を食べるダニーやルートだが、近頃彼らとそういった約束をした覚えはないので、エリックには来訪者の見当がつかなかった。 「どちら様ですか?」 「こんばんは、エリックさん。」 その声に、どきんと心臓が高鳴る。 「ラピスさん!どうぞ、開いてますから。」 「ええと……すみません、両手が塞がっているのでドアを開けてくれませんか?」 「分かりました。」 かちゃり、とエリックがドアを開けると、大きなキャベツとジャガイモが視界に飛び込んできた。それらが進行して来たので体を避けると、ようやく大きなかごを抱えたラピスが現れた。 「どうしたんですか、この野菜?」 「ラグナさんが持ってきてくれたんです。若草の遺跡で育てていた春野菜がたくさん収穫できたからって。わたしとシスターステラだけでは食べきれない程で……。その、よかったらエリックさんにもと思って。」 「ありがとうございます。」 礼を言ってかごを受け取った。 「エリックさん、ご飯はまだですか?よかったらこの野菜で何か作りませんか?」 「いいですね!何にしましょうか?」 「えっと――」 ラピスと料理を作るのは好きだった。二人で共同作業をしている、という感覚が強いからだろう。 トントンとリズムよく包丁が野菜を切る音。コトコトと鍋の中で食材が煮える音。時折交わされる会話。 そのすべてが心地良かった。 お互い料理は作り慣れているため、調理も後片付けもテキパキと進んだ。 今は食後のリラックスティーを二人で向かい合って飲んでいる。 「美味しかったですね。」 「そうですね。やっぱり素材が良かったんじゃないですか?若者は最近大分慣れてきたみたいですから。」 「ラグナさん、毎日頑張ってますからね。くれぐれも無茶はしないで下さいって言っているんですけど……。」 そう言ってはぁ、とため息をつくラピス。村に唯一のナースとして、そして一人の友人として純粋に心配していると頭では分かっていても、ちりちりと胸が焼けるような焦燥感を感じてしまう。 そんな思いを振り払うように、リラックスティーを飲み干すと 「今夜はこれからどうしますか?」 一言、そう聞いた。 答えは今夜ラピスが来た時から分かってるのに。 「シスターステラは今日も酒場に行っていて……その、帰ってくるまでまだ時間があります。ですから、その……」 頬を赤らめながら、うつむきがちに話すラピスに、愛しさがこみあげる。 椅子から立ち上がってラピスに近づき、優しく頬を撫で、そっと口づけを落とした。 二人でベットに腰掛け、静かに唇を重ねる。 「ん……」 舌をラピスの口内に進入させ、彼女のそれと絡ませ合う。深く深く、お互いの熱を伝えあって溶けてしまいそうな程に。 エリックはこのままいつまでもこうしていられるように思ったが、ラピスが胸板を軽く叩いたのを合図に唇を離す。 背中に回していた右手を耳にもっていき、やわやわと耳たぶを揉むと、顔を真っ赤にしたラピスが 「あっ……。」 と小さく吐息を漏らした。 「耳、弱いですね。」 低い声で囁くとそのまま耳に口づける。 「やっ、そんなに……!」 ラピスの体から力が抜け、そのままエリックに押し倒される形になった。 耳から離れ、軽く唇にキスを落とすと、服の上から胸を揉みしだく。 ラピスはその手を押し戻すように自らの手を重ねると、上目遣いで懇願する。 「エリックさん……服、脱がせて下さい。」 そんな頼みは無視してこのままラピスの体を味わいたい、という衝動を堪えて大人しく体を起こす。ラピスのシスター服に染みやしわを作ってしまうのは避けたかった。 体を起こしたラピスがするすると服を脱いでいく。普段は服に隠れている、陶磁器のように白く美しい肢体が次第にあらわになっていく。 自身の中心が熱く滾るのを感じながら、エリックも服を脱いだ。 裸になった二人は今度こそベットで重なり合い、二人分の重みを受けてベットのスプリングがぎしり、と小さく抗議の音を立てる。 ああ、やっぱり一人用のベットに二人で寝るのは狭い。 頭の隅で小さく嘆きながら、思考の大部分をラピスの体を堪能する事に集中させる。 露わになったラピスの秘所にそっと触れると、先程の愛撫によってわずかに湿り気を帯びていた。 くちゅくちゅとわざと音を立てて指をゆっくりと出し入れする。 内部は熱く、エリックの指をやんわりとしめつける。 指を二本に増やしてそれぞれに動かすと、ラピスの腰がびくりとはねた。 「はうっ……あっ、そんな…風にっ、しないで……」 「どうしてですか?ここはこんなに濡れてるのに。」 そう言って指を引き抜きラピスに見せてやる。 「やあっ、……今日のエリックさん、いじわるです……。」 「たまにはこういうのもいいでしょう?」 そう言って快感でピンと立った乳首を吸い立てる。 「ひゃううぅぅ!」 ラピスはひと際大きな嬌声をあげると、とたんに体が弛緩した。 どうやら絶頂に達したらしい。 「そろそろ……入れますよ。」 既に怒張した己自身を愛液でぬめる秘所におしあてる。 「きて……エリック……。」 名前を囁くその声の艶にぞくりとしながら、ゆっくりとラピスの中を押し開く。 もう幾度もエリックを受け入れたそこは、今回もまた優しく包み込んだ。 腰を動かしながら、彼女が悦ぶポイントを確実に攻め立てていく。 「はあっ、あっ、や、くう……エリック!私、私また……!!」 ラピスが背中にきつく爪を立てるが、それすらも快感へと変わっていく。 「俺も……そろそろ……このまま中に……」 二人で絶頂への階段を一気に駆け上がる。 「きて!エリック!エリックぅ!」 「ラピス!……うっ!」 「――っ!!」 白濁を彼女の中へ放つ。 乱れた息を整え、ゆっくりと引き抜くと愛液と混じり合いラピスの股とシーツを汚した。 ラピスの横へ顔を近づけると、どちらともなく深く口づけを交わし合った。 情事の後のけだるく、だが幸福感に満ちた時間は去り、今は二人とも身支度を整えていた。 時計を見ると、そろそろステラが村人達との歓談を終え、教会へと足を向ける時間である。 その前に彼女をいつものように教会まで送り届けなくてはならない。 だが、今日は一つだけ、いつもとは違う事をする予定である。 「準備が出来ました。行きましょう、エリックさん。」 「ラピスさん、その前に少しいいですか?すぐ終わりますから。 「?……はい。」 いつもと違う様子のエリックにラピスは少しいぶかしげながらも素直に頷いた。 どくんどくんと心臓がうるさく早鐘を打っている。 落ちつけ。今日のために散々苦労してきたじゃないか。このくらいのこと、大丈夫なはずだ。 「ラピスさん、俺はあなたを愛しています。」 「はい。」 突然の愛の告白に驚きながらも頬を染め、ラピスは頷いた。 「そして、一生添い遂げたいと、そう思っています。……でも、情けない事に俺にはまだ準備が出来ていません。」 目だけでぐるりと周りを見渡す。一階建の狭い家。ベットはシングルベット。これではとてもラピスを迎えることなどできない。 「けど、いつか必ずあなたを必ず迎えにいきます。だから……」 そういってポケットから小さな小箱を取り出し、開いてラピスに見せる。 「……!」 ラピスがわずかに息を飲むのが伝わった。 星空を一部分切り取って、それをそのまま固めたような石。 ラピスラズリ。 「これは約束の証として、受け取ってください。」 「……はいっ!」 今にも泣き出しそうな真っ赤な目をして、それでもとても奇麗な笑顔でラピスは返事をかえした。 ――その年の冬の月。 この村に、新たに若い夫婦が誕生したという。
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草原を吹き抜ける風が、10月の色づき始めた秋の匂いを乗せて抜ける。 グリンヒルから北へ向かう森を抜けて、平原と林が交互に続く一本道を一行は歩いていた。 ビクトール、フリック、リィナ、シロ、ムクムク。 「かーっ!もうドレミの精は腹一杯だ!ドーミーソー♪ってよ。 耳がおかしくなっちまうぜ。もう帰るか?」 ビクトールがボサボサの髪をぐしゃっとかきながら愚痴る。 「おいおい、おまえがサウスウィンドウの酒場で仕入れた噂を元に、こうしてはるばる出かけてきてるんだぜ?」 肩をすくめるフリックの青いバンダナが風になびく。 10月にしては気温が高く、青いマントは荷物袋に入れている。 「でも、本当にあるんですか?奇跡の水が湧く泉、なんて。」 リィナはサラサラの黒髪を揺らしながら、男たちの歩幅に難なく着いて行く。 「ああ。確かな筋から聞いた話だ。傷や怪我の部分をその水で洗うと、すぐに良くなるらしい。」 まるで、もうお宝を手にしたように意気揚々と話すビクトール。 「どーせ酔っ払って気が大きくなった誰かが、話を大きくしてるってだけじゃないのか? 行ってみたら、ただの温泉、なんていうオチかもな。」 実際、フリックは真に受けていない。 「まっ、それならそれでいいじゃねえか。ひとっ風呂浴びて、グラスランドの酒で一杯やろうぜ。」 ビクトールは重そうなリュックをぺしぺしと叩く。 「あら、ビクトールさん、お酒をお持ちになったんですね。フフフ。楽しみだわ。」 リィナの黒髪が秋の太陽に艶めく。 「おいおいビクトール、おまえそれが目的なんじゃないだろうな。 あと、リィナ、おまえまだ18だろう?」 フリックも酒は嫌いではない。 「ふふふ。」 リィナが口を開けずに笑う。 「おまえはそうやって固いことばっかり言ってるから女にモテないんだ。」 ビクトールには言われたくないだろう。 「・・・・・・・・まあ、無事たどり着ければいいがな。」 フリックは聞こえないふりをした。 「ワンワン!!」 と、その時シロが鳴き、勢い良く走り出した。 ムクムクが、猛スピードで飛んでくのを追いかけたのだ。 2匹は、木々が折り重なるようになっている林の一角に、獲物を追うかのごとく飛び込んでいった。 「??おいおい、なんだ!?」 「わからんが、とにかく行こう!!」 人間たちも、わけがわからないままに後を追う。 色づき始めた広葉樹と、カラス瓜のようなオレンジの実がたくさん房を垂れる果樹の間を縫って、3人は走った。 途中、緑のツルが絡まってできた大きな大きなトンネルをくぐり、麦の穂に似た黄金色の草が続く茂みをかきわけて進んだ。 熟れた果実のような匂いや、澄んだ小川の水しぶきの匂いや、雨で湿った土のような匂いを抜けていく。 先頭のムクムクは赤いマントを翻して飛び、そのあとに耳をピンと立てたシロが続き、 見かけによらず駆け足が早い熊のようにビクトールが追って・・・・・・・ 「あっっ!」 どしん、という音でこの奇妙な追いかけっこは中断することになる。 「いったぁあい~。」 最後尾のリィナが石につまづいて前のめりに転んだ。 右足首を押さえている。 「リィナ!大丈夫か?」 息を切らせて戻ってきたのはフリックだった。 額の青いバンダナに汗がにじんでいる。 「大丈夫、じゃないみたい。。イタタタ・・・・。」 起き上がろうとしてバランスを崩したリィナの体を、フリックが支える。 「くじいたみたいだな。無理するなよ。ほら、ゆっくり立って、せーのっ」 フリックはリィナを片手で押さえながら、スッと彼女の前に背中を入れる。 「いいか、この際遠慮は無用だぞ。しっかり捉まってろな。」 リィナの体を軽々と背負い、フリックは照れ隠しなのか早口で言いながら、 スカートから出る膝のあたりに腕を入れて固定した。 おんぶの完成だ。 「フリックさん、やさしいのね。フフ。ひろいせなか。」 リィナの低い囁き声が、フリックの右耳を間近で揺らした。 背中に女性特有のやわらかい肉感が張り付き、花の蜜のように甘い匂いが鼻腔をくすぐる。 白くて細い手が首に回され、色とりどりの宝石を埋め込んだ腕輪が揺れる。 「おいおい、大人をからかうもんじゃないぞ。」 反射的に言葉を返す。 彼女の赤いくちびるがハートのかたちに変わる様子を気配で感じ取り、フリックは苦笑する。 まいったな。どうしてこう、女ってやつは・・・・・・ 女・・・・もやがかかった昔の記憶が、フリックの脳裏に浮かぶ。 しかしそれが鮮明な形を持つことはない。 甘い密度を持った記憶は、彼の頭の中で封印されるかのごとく、奥深くにしまわれている。 記憶が色彩を取り戻そうとする時、フリックの頭の中には白い霧がかかる。 彼の欲望は、その本体を現すことがないまま、煙に巻かれるように霞んでいくのだった。 単純に、理性と欲望という話ではない。 軸の部分でフリックの生き方を決めているのは、自責の念だった。 それは理性と複雑に絡み合って、フリックのあらゆる欲望にブレーキをかける。 生涯をかけて、という決意を持って自らの剣に付けた名。 それは剣自身の重みよりも重く、フリックの心に存在していた。 オデッサ・・・・・・・。 一人の男として、守りたい女を守るということ。 それは、生きる証であり、生きてゆく目的であり、それを果たすことで初めてゆるしが与えられる・・・・・。 その熱い気持ちは、オデッサを失ったフリックの中で行き場をなくし、激しい戦いの中へと向けられた。 この数年間をこうして過ごして来たフリックの体は、鍛えられ、研ぎ澄まされた。 いまこうしてリィナを背負い森を行くことなど、まるで苦ではない。 ふぅ・・・・。 やっと頭の中の白いもやが去り、彼はため息をついた。 「あいつら、どこまで走っていったんだか。このまま闇雲に進んでも、合流できるかは微妙だな。」 ため息の理由とは、全く関係のないことを口にする。 2人は、折り重なる木々の林を抜け、ぶどうがたくさん垂れる甘酸っぱい匂いの場所を過ぎ、 地面に白い岩が多くなってきた森のはずれへと来た。 「そうですね、もうすぐ日も暮れるでしょうし、夜を明かす場所を探した方がいいかもしれないですね。」 おとなしくおぶわれていたリィナが同意する。 「それにしても、あいつら、俺たちを探しに来ても良さそうなんだがな。目当ての場所にたどりついたのかな。」 木々の影が少しづつ濃さを増して伸び、虫の声が薄いガラスのように透明な響きを奏でる。 秋の日暮れは、刻一刻と近づいていた。 その時。 「はっ」と、かすかな声をあげ、リィナが感覚を研ぎ澄ますように目をつぶった。 その指はフリックの肩ごしに、南東の方角を示す。 「フリックさん、あっちの方だと思うわ。」 カード占いを生業としてきた彼女の勘は、信頼できる。 フリックはリィナに言われるがまま、進路を変えて進んだ。 しばらく行くと、かすかに水の音がする。 「あそこ、なんだか不思議なかんじ・・・・・。 この森の神聖な空気には始めから気付いていたけど、あのあたりはなんだかそれが濃い・・・。」 「あのあたりって、おまえ、あれは岩にしかみえないぞ?」 リィナが指差した先にあるのは、白くごつごつとした1枚の大きな岩の壁だ。 そこには入り口らしきものも見当たらない。 「まあ、ともかく近くまで行ってみるか。」 地面からところどころ半輝石の岩肌がむき出しになっていて、フリックは足元に注意して進む。 「・・・・・・えっ???、これは??」 岩の目の前まで来た2人は、想像していた光景とまるで違うものを目前に、立ち尽くした。 そこには岩などなく、それがあるはずの場所には、洞窟があるのだ。 中央奥に、白くキラキラ光る輝石や乳白色の光を放つヒスイの原石で囲まれた、大きな泉。 その周辺には紫の小さな実をつけた植物が、垣根状に群生しているのが見える。 洞窟自体が光を放つ性質の岩でできているのか、中はほのかな明るさで満ちていた。 「ここは・・・・・、もしかして・・・。」 背中を押されるように中に足を踏み入れたフリックは、そっとリィナを降ろす。 空気は水辺特有の湿り気が全くなく、外気より数段暖かい。 「泉があるわ、確かに。」 リィナは地面に手を着いてゆっくりと起き上がる。 「あらっ?足が、全然痛くない・・・・・??」 そのままスタスタと歩き出す。 「リィナ・・・・。ここは、例の場所か・・・?まさかホントに・・・・。」 フリックは、頭がぼうっとしてくるのを感じていた。 呼吸がゆっくり深くなっていく気がする。 「フリックさん、この泉の水、飲んでみて。とても、おいしいわ。」 リィナが手招きしている。 吸い寄せられるように、女の方へフラフラ歩く。 身をかがめ、水を一口、すくって飲んでみる。 フリックは、その液体が喉を通過してゆくのと同時に、奇妙な感覚に襲われた。 水がいっぱいに入ったコップが、頭の中でたおれてしまったような感じ。 そして、サラサラとした透明な液体がこぼれ、それが脳にしみこんで、全身に拡散してゆくような不思議な感じだ。 無意識に、おいしい、という言葉がこぼれた。 吸い込まれるように、もう一度泉に手をいれ、たっぷりとすくって飲む。 今度は、しかし、先程と全く違う感触がフリックの体に流れ込む。 液体から固体への変化途中のような流体が、ぬるぅっと粘膜に跡を残しながら食道を通過して、消える。 消えたかと思えば今度は、まるでゼリーのように、ぷるり、ぷにゅり、とした質感を伴って、ずっしりと頭の中に現れる。 フリックは生まれて初めて感じる感覚に、自ら飲み込まれるように、目を閉じていた。 彼が女性に魅力を感じた時、それを避けようとするかのごとく、頭の中に立ち込めていた白いもや。 今、どこからかその大きな波がやってきて、彼をまた、大きく包み込もうとしていた。 しかし、彼の中に流れ込んだゼリーのような何かは、その白いもやを静かに吸収していく。 冷えた氷が発する白いけむりが、空気に吸い込まれてゆくように、密やかに。 空を目指して水しぶきをあげる噴水の、こまやかな水滴が風に乗って落下していくように、ゆっくりと。 フリックの中で、ひととおりのことが、始まって、終わった。 ゼりーのような塊は、白いもやを吸い取って、溶け、なくなった。 まるでいつも置いてある家具がなくなったように、 フリックの頭の中にある種の自由が戻った。 フリックは、静かに目を開ける。 リィナは、足を横に投げ出して無防備に座り、夢から覚めたような目のフリックに向かって視線を投げる。 「フフフ。おかえりなさい、フリックさん。」 歌うような調子で、語尾に余韻を持たせた甘い声が、フリックの耳に入る。 リィナは垣根状の木のそばで、紫色の実を親指とひとさし指でまあるく挟んで摘み取ると、 指ごと口に入れるようにしてそれを食べる。 白く細い指先が、木の実の汁で赤く色づいた唇に吸い込まれ、ちゅぷっと鳴る。 「この木の実、あまくて・・・おいしいわ。フリックさんも、ひとついかが?」 リィナは、紫の小さな実を差し出す。 まあるく形作った親指とひとさし指で、果実を掴む指のスローモーションがフリックを誘う。 深い緑色を帯びた妖艶なリィナの瞳や紫の実から染み出た赤い汁や泉に映る乳白色の岩やチラチラ視界に入るバンダナの青・・・ フリックは、目に入ってくる色彩が今までにないくらいくっきりと、その魅力を増したのを感じた。 彼はそして、リィナの方へ歩み寄り、目の前の女をまぶしそうに見た。 ちゅぷっ リィナのひとさし指が果実ごと男の口に入れられる。 その指は意思を持って、男の薄い唇に留まり、それをなぞる。 フリックの眼差しが、熱っぽさを帯びる。 「ふふふふ。・・・・・フリックさんのそういう顔、見たかったの。ずっと。」 リィナがしっとりと潤みをもった眼でフリックを見上げる。 「おまえ、大人の男をからかうと痛い目にあうぞ。」 リィナの細い手首をきゅっと握りあげるフリック。 「もう遅いが、な。」 語尾にいくぶん微笑を含んだ言葉がリィナの耳に感知されるより早く、 フリックはもう片方の手でリィナのあごを持ち上げ、その赤いくちびるを奪った。 なんだか変だわ・・・。 くちびるから伝わる優しい刺激に、リィナは違和感を持つ。 リィナの抱いていたフリックのイメージとは、何か違うのだ。 違うのだけれど・・・・・ フリックの腕がリィナの腰に回り、手のひらがくびれをなぞるようにゆっくりと這う。 「んっ・・・・」 とてもあまい声が、リィナの口からこぼれる。 リィナはフリックに好意を抱いていた。 大切な女性を失った過去があると誰かに聞いて、彼の抱えるものを思うと同時に、強く惹かれた。 惹かれたら、抱かれたいと思った。 過去を背負う男には、色気を感じる。 その男の身に起こったこと、くぐってきたつらさ、こらえている奔放さ、抱いている野望を知りたいと思う。 その男の腕や胸や腹、しぐさや手順や感触、汗や声や匂いを余すことなく味わいたいと思う。 誘惑することには自信があったし、フリックはそういうことに不慣れに見えたから、難易度は高くないと思った。 それに関しての読みは当たった。実際、こうして今、男の腕の中にいるのだし。 でも、なにか、違う。わたしが思っていたのとは、なにか・・・ 「リィナ。綺麗だ・・・」 声色を持たない囁きが、熱い息に乗って耳の間近で放たれる。 やっとのことで立っているつま先に、力が入ってしまう。 「どうした?まだ足が痛いか?」 そうではないという答えを知っているくせに、微笑交じりにフリックが言う。 彼の右手は、おしりの肉感を楽しむようにリィナの体を這い続け、左手で黒く美しい髪をなでる。 「フフフ。」 挑むように男の目を見て微笑んでから、リィナは思う。 前のような余裕が失われたことが、フリックに伝わってしまうだろうか・・・? リィナは、自分の理性がだんだんと溶け行くのがわかった。 でも、それは今まで彼女が経験してきた溶けかたとは、なにか違う。 理性が溶けて、自分が液体のようになってしまう過程がリィナは好きだ。 そしてその中に男を飲み込んで、自分という女を思い知らせてやりたいと思う。 数人の男の体を、リィナはそのやり方で征服してきたつもりだった。 くちびるをたくさん濡らしてペニスをくわえ、根元に指を這わせ、舌を太いすじに沿って移動し、 下から上までぬるぬるにして、その唾液が根元にとろとろ溜まってきたら、 先端を口に入れて根元から上まで一気に指をぬるっとすべらせる。 そしてその逆・・・・・・・ 男の喉ぼとけが宙を仰ぎ、せつないため息と懇願の声が漏れると、リィナは満足だった。 ペニスに焦がれたことは、いままで一度もない。 男に抱かれていても、快感の絶頂に達したことが、リィナにはない。 18歳。大人びてはいるが、女として生きた年数はそう長いわけではなかった。 フリックの手は、おしりからやわらかい内ももに伸びる。 シルクの薄いスカートが、めくりあげられて不規則なヒダを作る。 「ぁ・・・・」 透けるように色素の薄い太ももがあらわになり、リィナのくちびるは唾液の糸を引きながらうっすら開く。 「・・・・・・・・・リィナ 」 そっとフリックが呼ぶ。 自分の名前が、こんなにもやさしく耳を満たすなんて、リィナは知らない。 「おまえが、欲しい。」 あ、もうだめだ・・・とリィナは思う。 フリックの瞳は、熱っぽく、強く、まっすぐにリィナの心に入ってきた。 ストレートな感情がストレートに乗った言葉とまなざし。 リィナの体は正直に反応する。 下腹部がズキズキとうずきを訴え、リィナの足に愛液が伝う。 2人は見つめあう。 こんなふうに、男の目に捕われるのは初めてだ。 自分は、瞳にギラギラした欲望を灯した男しか知らなかったのだと解る。 「そんなに綺麗な目をして求められたら、どうしていいかわからないわ。」 思ったことを口に出してみる。 フリックがリィナを抱きしめた。 そっと、やさしく、包むように・・・・・。 地面に寝具と青いマントが重ねて敷かれる。 そして、フリックはリィナのからだを組み敷く。 リィナは、もう何もつけていない。 「バンダナで縛っても、いいのよ。」 なにかを誤魔化すように、リィナが茶化す。 ふっ、とフリックが笑って、額のバンダナを取り、地面へ無造作に投げる。 くっきりと浮き出たリィナの鎖骨から、南国の花の香りが立ちのぼる。 フリックの舌が鎖骨に沿ってできたくぼみをなぞり、右手が胸に円を描く。 乳首が、桃色を濃くして尖る。 「っっっぁあ・・・・・」 リィナの背中が少し反ると、フリックは素早くその隙間に手を入れ、指を這わせる。 「・・・ぁ」 全身の触感が、次の刺激に備えて緊張する。 ツーっという線形の刺激がリィナの背から腰まで降りる。 「んっっぁ」 ますます弓なりになるリィナの体は、反るほどに桃色の先端を男の顔へと近づける。 フリックの尖らせた舌先が、誘うように目の前で揺れる乳首に触れる。 リィナの顔が宙を仰ぎ、腰まである黒髪が、流れるような旋律を奏でて青く敷き詰められた寝具に落ちる。 「リィナ・・・」 名前を呼ばれるたびに、腰の周辺がとろけそうになる。 前かがみになったフリックのシャツの胸元から、たくましい筋肉がのぞく。 リィナは眼を奪われ、それに触れたくて男の背中に手を回す。 シャツ越しに、硬い筋肉の流れがリィナの手に伝わる。 「・・・・・・・フリックさんのからだ、見せて・・」 消えそうな、リィナの声。 フリックはいったん体を起こし、自ら着ていたものを、すべて、脱ぎ捨てた。 無駄な肉のない、引き締まった戦士の体が現れる。 無言のまま、しかし照れることなくリィナを見つめるフリック。 「ああ、素敵・・・・わたし、とても、・・・・・」 リィナは立ち上がると、男の体に吸い寄せられるように、首に手を回した。 ハート形に形成された赤い唇が、フリックの首筋をなぞって肩まで降りる。 フリックはリィナの背中に手を回す。 なだれ込むように2人は青い寝具の上に重なり合う。 激しいキスに、唾液が混ざり合ってこぼれ、鼻がぶつかりあって形を変える。 リィナの太ももに、硬くなった男性器の熱感と、ぬるっとした体液の感触が伝わる。 フリックのペニスにリィナの手が伸びる。 「ぅっ」 小さくフリックが呻いた。 男の切れ長の目が心地よく閉じられる瞬間を、リィナは視界に捉える。 その様子が彼女を駆り立て、リィナのくちびるは必死に男性器を求める。 ひざまずき、咥え、貪る。 「んぐぅ」 味覚が男性器の味を感知する。そしてそれは、とても甘美だ。 リィナの舌の奥からは、絶えることなくぬるぬるした唾液が分泌され続け、粘膜と粘膜を媒体する。 ぐちゅぅっ、くちゅ、くちゅ、くちゅ リィナは無心にフリックのペニスを口に出し入れし、しごく。 ああ・・・わたし、これがすごく欲しい・・・・・・・・ ずちゅっ、くちゅぅ これにわたしを全部奪われて・・・・ はじめての実感だった。 男性器が自らの身に沈むことを、リィナが欲したことはなかった。 だって、それに至るまでの過程が、一番楽しかったから。 今、リィナの花弁は哀れなほどにヒクついて、くねるような動きを繰り返す。 ああ。。。。触れられただけで、しんじゃうかも・・・・ 頭の中でイメージする快感の感触は、海辺のプルメリアの花のように純白だ。 でもそれとは対極の色彩を伴って、リィナの女性器は真っ赤に膨らんだクリトリスを覗かせていた。 フリックは、黒く艶やかな髪が上下に揺れる様子を見下ろしていた。 四つん這いで顔をうずめる女の体は、くねくねと左右に白いカーブ状の軌道を描く。 きれいな女だ・・・・ そう感じるほどに、そのすべてを奪ってしまいたいという欲望が膨らんでいく。 顔中を唾液でべとべとにしたリィナの頭に、そっと触れる。 「おいで・・・リィナ・・」 フリックは立ち上がり、リィナを後ろから包み込むように抱くと、潤いが溢れる場所に手を伸ばした。 ぬちゃぁぁ 蜂蜜の瓶を傾けたような、ふくらみと艶を持った愛液に触れる。 リィナの女性器が、自分を求めている。 雄の衝動がフリックの全身を駆け巡った。 それをこらえるように、リィナのあごを引き寄せ、柔らかいくちびるに吸い付く。 「んっ、ぁぁ、フリックさん・・・あ、はやくぅ・・・」 フリックの顔にそっと手をやり、リィナがねだる。 「・・・・・・・まだだ」 短く男は答え、リィナの膨らみきったクリトリスの少しだけ右の部分にひとさし指をあてた。 !! リィナが息をのむのが体越しに伝わる。 フリックの指の腹がクリトリスを横から、ゆっくり、圧迫する。 ぐ ちゅ 指は移動させず、右側から中心に向かって数ミリだけ角度をつけて押す動きを繰り返す。 「んんんんんぅぅ・・・・ぁぁああ」 リィナのクリトリスが、根元からぐぐぅっと硬さをまして立つ。 フリックは手を休めない。 クリトリスの付け根の右側に中心を置き、時計回りに、まあるく這う動きにシフトしている。 フリックの描く円が卑猥な音を紡ぐ。 ぐちゅり、ぐちゅり、ぐちゅり、ぐちゅり、ぐちゅり、ぐちゅり、ぐちゅり、ぐちゅり 「んくっっうううん、ああああっあっあっ」 女の膝がガクガクと震え、真直ぐに立っていた体はだんだんと内側に崩れる。 フリックはリィナの体を支えながら、片手のひとさし指と中指を女の口に入れる。 「んぐっ、ううっ、うっっ」 舌を使おうとするリィナ。 が、淡々と続いているクリトリスへの間接的な刺激は彼女に余裕を与えない。 ぐちゅり、ぐちゅり、ぐちゅり、ぐちゅり、ぐちゅ 緩急のない刺激が女の体を弄び、女はすがるような眼で首をイヤイヤと振る。 「リィナ。綺麗で・・・・いやらしいな、おまえ・・・」 掠れそうなくらい低い声でフリックが言い、リィナの耳の中に舌を入れる。 同時に男は、クリトリスの根元に置いていた指の腹を、その先端に向かってゆっくりとなであげた。 ぬるぅぅぅぅぅぅ リィナが呼吸を止める。 フリックは、クリトリスの先端に柔らかい指の腹だけを残し、左右にほんの1ミリの触れ幅で、小刻みな刺激を与える。 「あっ、だ、だめぇ・・・っっあああああああああいっ、イクぅ・・・ああああああああああっっっ」 声が大きくなり、リィナの口もとから男の指がこぼれた。 女の眼が歓喜と空白の色を浮かべて、絶頂に達したことを告げる。 このタイミングだ。 経験が、フリックをすばやく次のモーションへ導く。 いまだ快感を体に残してガクガクと体を震わすリィナを、青い敷布の上へと押し倒す。 フリックは正面から折り重なり、力の入らない足を割って、一気に女を貫いた。 ずっちゅっっっっ 重みのある音とともに、女が嬌声をあげる。 フリックは最奥を確認し、その部分のさらに1点をイメージして腰をゆっくりと使い始める。 「ぃああっ!!ひっああああ!!!」 リィナの口が大きく開き、空をつかむように高く上がった手が行き場を求める。 フリックは女の体にかぶさり、くちびるを押し付けるような短いキスを繰り返す。 そうしながらも右手は女の黒髪をなで、視線はいやらしく女をなめまわす。 ずっ ずっ ずっ ずっ ずっ ずっ 弱い秋雨の粒が岩を打つように、ゆっくりと、単調なリズムで出し入れされるペニス。 それは、男が狙った一番奥の1点を、やさしく、しかし確実に捉えて繰り返される。 「あんっ あっ ぅん あっ あっ んっ」 リィナは、自分の腰から下に、空間が広がっていくのを感じている。 ちょうどこの洞窟のように、やわらかいクリーム色の光に満ちた空間。 とろけるような腰から下の感覚と、はぁはぁと荒くなる自分の必死な息遣いが相反するように存在する。 「ああっ、はっ、はっ、あっ、きっ、きもちいいぃ・・・・っ」 フリックの眼と、リィナの眼が、いきもの同士の会話を交わすようにつながり合う。 見えるのか感じるのかわからないけれど、瞳の深い深いところまで、たしかに。 「リィナ、とても、いい気持ちだ・・・・・・」 フリックが、リィナの顔に触れるか触れないかの距離で囁く。 言葉と瞳とからだで、お互いを伝え合う2人。 リィナの膣に、しびれる様な快感がじゅわぁぁっと流れ、ぎゅぅぅぅんと締まる。 それを感じ取ったフリックが眉間をゆがめて甘い声を漏らす。 ソフトに繰り返されていたフリックの腰の動きが強く早くなる。 「あああん、ああああああはぁっ、っあぁ、ああ!!」 リィナの声がボリュームを増してゆく。 つやつやしたくちびるは唾液にまみれ、涙がにじんだ眼は、すがるように男の顔を仰ぐ。 リィナの下腹部の中心のあたり、女性器の最奥よりももっと中の奥の方で、なにかが揺さぶられる。 それは、膨らみながらリィナの五感に迫ってきて、まるでリィナの体を奪おうとしているかのようだ。 体の中で風船が突然ふくらみはじめて、どんどん大きくなって、破裂してしまうような恐怖がリィナを襲う。 すごく感じているのだけど、でも、なんかこんなの、すごく怖ぃ・・・・・・・・・・・ 腰を打ち続けるフリックを見上げ、眉間をゆがめながら首を横にぶんぶん振るリィナ。 「リィナ。はあ、はあ、だいじょうぶだから・・・・そのまま・・・・」 フリックの呼吸も、荒さを増してきた。 「ああああっ!!!!なんか なんか ぁだ だめっ ぇぇえええええっっっ!!!!!」 泣きそうな声をあげながら、リィナの体は大きな快楽の波にさらわれた。 なにかがはじけるようにリィナの膣から飛び出し、そのぶんの圧力を取り戻すかのように膣がぎゅううううっと締まる。 搾り取るような、内側に向かって全体が縮む女の動きは、フリックを限界に押しやった。 「リ ィ ナっ、リィナっ ぅぅっ リィナ!!!!」 何度も女の名前を呼びながら、フリックは熱い熱いねつを解き放った。 ぐおーっ、ぐおーっ、ぐおーっ 地響きを通り越して地割れするのではないかというレベルのいびきを聞きながら、シロはうるさそうに片目を開ける。 小高い丘。クスの大木の根元に深緑の大きな酒びんと一緒に転がっているビクトールは、完全につぶれている。 ビクトールが寝そべるちょうど真上の枝に凛々しく立ち、煌々と照る満月を眺めているムクムク。 追いかけっこの発端となった彼は、多くは語らない。 風にはためく赤いマントと、卵の黄身のように輝く月が、たいへん鮮やかである。 やっぱり・・・。シロは思う。 やっぱり旅はキニスンと一緒がいい。 あのとき、自分は光り輝く洞窟がくっきり見えていたのに。 あっちへ行こうと何度も何度も吼えたのに。 「わーった、わーった、ハラ減ってるんだろ?ははーん、トイレか。ま、そのへんでやれや。」 ビクトールではまさに話にならなかった。 ムクムクはなぜか途中から眼を見て話してくれないし。 やっぱり旅はキニスンと一緒がいい。 シロが再び眼を閉じようとしたときに、びゅぅぅぅとやさしく東風が吹いた。 ざわざわざわっと木の枝がちいさく揺れて、雲の少ない秋の夜空がより一層くっきりと澄み渡る。 ムクムクがキーッっとひと鳴きして、ぼよん、という奇妙な音を残し飛び立つ。 彼は月に向かっているようだ。 ぐおーっ、ぐおーっ、ぐおーっ、ぐがぐぉっ、ごー ビクトールが寝返りを打つ。 シロは両耳をパタンと閉じると、今度こそ、と目を閉じた。 「ん、ふ りっくさん・・・・・?」 リィナが意識を取り戻すと、隣にフリックがいた。 やさしいやさしい瞳が、リィナのすべてを包む。 いとおしそうに、フリックはリィナの前髪をかきあげる。 青いマントから、ふんわりと南国の花の匂いがする。 「可愛かった・・・・」 フリックが、ちらっっと眼を逸らしてつぶやく。 リィナは、真っ赤になった。 くすぐったいって、こういうことかしら。 「リィナ、俺は、半端な気持ちで・・んぐっ」 言いかけたフリックの口を、リィナは手で押さえる。 「だめよ。言わないで。だいじな気持ちを伝えるやり方、フリックさんが教えてくれたわ。」 リィナは、くちびるをハート型に作る。 「いいの。言葉じゃないやり方で、これからも、たくさん伝えて欲しいわ・・・。」 フリックが、リィナの体を引き寄せ、抱きしめた。 リィナはフリックの匂いを吸い込む。 フリックにリィナの、リィナにフリックの体温が伝わる。 見つめあう瞳。 お互いの存在の奥の奥まで潜っていくように、2人は長い間そうしていた。
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【名前/ニックネーム】 アミルガウル 【レベル】 80 【性別】 新郎w 【種族】 牛 【職業】 戦士 【一言】 ヤロ~共!!今日も殺戮だ~~~~^^えへへへw ページ作っときましたー!掲載SSと一言よろしくね(´・ω・`)ノ -- nepi (2008-04-29 14 35 51) 酒豪参上!!!w呑まれてなんぼ!・・・元気ですか~~!!! -- アミルガウル (2008-05-25 23 46 58) 新郎牛戦士かぁw なんか今日は寝付かれないや。。明日は眠い1日になりそう(´・ω・`)zzz -- nepi (2008-05-26 01 50 58) 69おめめw 70なったら風鳴密道に装備拾いに行こうねー♪ -- nepi (2008-06-30 22 30 04) おめです~^^70になったら一緒に塔いこうねー♪(蹴 -- フレイラ (2008-07-01 00 13 22) ありありwwやっと上がったて~^^早く72にして3次PET出したいな~w -- アミルガウル (2008-07-02 17 17 23) うへwwもう74か。早いなぁw -- フレイラ (2009-01-05 07 46 07) この間、言いそびれてしまったので。 -- ユッカ (2009-01-08 23 03 39) 操作を間違えてしまいました(>△<) 74レベルおめでとうございます!! -- ユッカ (2009-01-08 23 04 18) ユッカs、フレイラありありよ~^^まったり地道にいきますさ~wも~すぐ1人暮し!!!w -- アミ (2009-01-09 21 44 27) 80ほんとめでたい!並んだねぇ。抜かされないようにしなくっちゃ(´・ω・`)ウムウム -- nepi (2009-04-24 01 07 25) ありりwwここからはまったりさ~^^ -- アミ (2009-04-26 15 35 33) おぉぉーΣ(・ω・*)ノノ80行ったのかーw -- フレイラ (2009-04-27 23 05 12) 名前 コメント
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アミルガウル 【名前】 アミルガウル 【レベル】 78 【性別】 男 【種族】 牛族 【職業】 戦士 【ひとこと】 #ref error :画像URLまたは、画像ファイル名を指定してください。 コメント お小遣いあげるからメールしておいで(人・ω・)★ http //ylm.me/index.html -- age (2011-12-08 04 51 50) 名前 コメント