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「『全知全能(ジ・オールマイティー)』は"未来を視る"力ではない。"未来を改変する"力だ」 漫画『BLEACH』の登場人物にして、最終章『千年血戦篇』のラスボス。 担当声優は一護の斬魄刀・斬月も演じている 菅生隆之 氏。 アルファベットの綴りは「YHWACH」と表記されており、神の聖名を表す神聖四文字「YHVH」が名前の由来と推測されている (聖四文字は「主の聖名はみだりに口にしてはならない」と普段はヘブライ語の頭文字のみを表記して代用していたら、 長い歴史の中で密かに口伝していた筈の真の名を失伝してしまったという物なので、実は本当に「ユーハバッハ」だった可能性も、 微粒子レベルで存在するかも知れない)。 余談だが、朽木白哉、藍染惣右介、銀城空吾など「歴代の一護が闘ってきたボスキャラは名前に色が入っている」という法則に彼のみ当てはまっていないが、 作者は作品完結後に「ごく初期の設定ではユーハバッハにはユーハバッハ・ベルツという仮名がついていた(BELTZはバスク語で「黒」)」と明かしている。 滅却師で構成された「見えざる帝国」の皇帝にして、現存する全ての滅却師の祖とされている。 「争いを好まない」と言いつつ敵どころか部下達も容赦なく殺す唯我独尊を絵に描いたような独裁者だが、 これは誕生時に視覚・聴覚・触覚や声帯の感覚が無く、所謂「四重苦」を持って生まれてきた事に由来している。 彼は霊子を奪う能力を持つのがデフォルトの滅却師でありながら他者に「魂を与える力」という真逆の力を持った最初の存在で、 他者に触れる、或いは触れられることで自らの魂の欠片を与え、その者の心身の欠陥を満たすことができる。 それと同時にその者が得た知識・才能・能力・経験などの全てはユーハバッハの魂に刻まれ、 さらにその人間が死ぬと与えた魂は自分に還り、その者の能力などを全て受け継ぎパワーアップする。 この能力によって人々は信仰していた神の名で自身を崇めたことで、その神の名を自ら名乗るようになった模様。 「滅却師の祖」とされるのは、彼の誕生以降の世代の滅却師が何らかの形でユーハバッハから力を与えられた者の血縁者のため。 これにより上記の四重苦を克服したのだが、他者を殺すなどして簒奪を続けなければいずれは四重苦に戻ってしまうため、 敵味方を問わず殺戮を続けているのである。 このため、因縁深い護廷十三隊の死神を殲滅すると同時に、霊王の力を取り込み、 現世・尸魂界・虚圏を一つにすることで、全ての人間を死の恐怖から開放することを画策した。 また、古参幹部らしきロバート・アキュトロン曰く「嘘が嫌い」とのことで、 それは単に嘘を付くのも付かれるのも嫌いという域を超えており、 存在意義が不要な(と自分が考えた)物が存在する事もユーハバッハにとって許し難い嘘らしい。 過去にも尸魂界に侵攻した事があったが、山本元柳斎重國に敗れている。 また、石田雨竜の祖父である石田宗弦はかつての部下(それも大幹部クラスだった)らしいが何らかの理由で離反されている。 + 考察 明らかに滅却師の範疇を逸脱した能力の持ち主だが、劇中では明確に公言されていないものの、 霊王を「父」と呼んでいた事や、霊王宮に来た時のユーグラム・ハッシュヴァルトの発言、 完結後のエピソードを描いた小説『Can't Fear Your Own World』で明かされた情報などから、 ファンの間ではユーハバッハは「霊王の欠片の所有者、もしくは霊王の欠片が人として転生した存在」という説が有力視されている。 + 戦闘能力 上記の通り「略奪」と「譲渡」の力を持ち、特に譲渡の力を発展させたのが「聖文字」であり、 これにより他者に自分の魂の一部を与えて強大な能力を獲得させることが可能で、 これを授けられた幹部達が「星十字騎士団」のメンバーである。 作者曰く、ユーハバッハには単語が本人の身体に刻印されたような形で見えており、 英単語に応じた能力を与えているのではなく、星十字騎士団の26人に中に欠員が出た際に、 欠けた文字を持つ者を選んで聖文字を与えていたらしい。 このため、文字を与えて力を外付けしていたというよりは、 聖文字を持つ者が元々持つ素質を発現させる類の能力らしい。 また、自身が不要と判断した滅却師から強制的に力を奪う「聖別」という能力もあり、 過去に起きた一護の母・黒崎真咲の死と雨竜の母の死の遠縁となっている。 ただし純粋な滅却師には必ず通用するらしいが、理由は不明ながら雨竜には効かなかった。 聖文字「全知全能(ジ・オールマイティ)」 ユーハバッハが自身に与えた聖文字。 未来を見通し、未来を意のままに改変するというチートな能力で、 これから起こりうる未来をその場で自分にとって都合のいい様に書き換えることができる。 この能力で完全虚化を制御した一護の天鎖斬月も卍解した瞬間にへし折り一切の反撃を許さず敗北させており、 さらに、未来すべてに対して力を行使することで井上織姫による事象の拒絶による斬月の修復も無効化している。 この力のため他人による予測に価値を感じておらず、前述の事情もあって、 現状報告を命じた部下が予測を述べたので処刑という暴挙に出て新章開始早々読者の度肝を抜いた。 ほぼ打つ手が無いように見える能力だが、霊王関連の事象には能力が及ばない。 また、あくまで干渉できるのは未来だけであり、過去改変能力は阻害することができず、 上記の斬月修復を阻害した際も、過去改編能力を持つ月島秀九郎により、 「ユーハバッハによって改変されなかった」という過去を後から挟み込むことで対処されている他、 過去改編を前提とした「月島が過去改編するという」未来を予知できていなかった。 この他、未来予知は視覚を通じて行うため、藍染惣右介は相性最悪の天敵で、 予知した光景も鏡花水月が起こす視覚も含めた五感に作用する完全催眠の効果対象であり、 誤認した未来に干渉しても改変は正常に機能しないため、「全知全能」を封殺されてしまう。 そして視覚に頼るということは、登場人物が突如過去の姿に戻るなどの事態が起きた場合に時系列を見誤るなど、 見えた光景の解釈をユーハバッハ自身が誤ることもあり得る。 また、劇中では機会が無かったが雨竜の「完全反立(アンチサーシス)」も、 既に起きて確定した物事を入れ替えるという性質上、戦いになれば対抗できる芽があるかもしれないとされている。 過去にある方法で封印されており、最初に尸魂界に侵攻した際は使用自体ができなかった。 アニメでは原作で描かれなかったその経緯が描写されている。 + ネタバレ注意 劇中で大きな決め手となったのは「静止の銀」と呼ばれる金属で作り出された鏃。 この金属は聖別で死亡した滅却師達の体内にごく少量発生する物質であり、 それ故に聖別の発動者即ちユーハバッハの血と鏃を混ぜることで、 ユーハバッハの能力を一瞬のみ停止、無効化にする効果を備えているのである。 ユーハバッハ達もその存在を知らず、そもそも1人の人間に発生する静止の銀はごく少量で武器など作れないはずだが、 石田竜弦は愛する妻も含めた聖別の犠牲者達を片っ端から解剖して金属を集め、この武器の生成に成功していた (雨竜が父と不仲なのはこの事情を知らないまま母の死骸を解剖した父を糾弾したため)。 竜弦がどこでこの物質の特性を知ったのかは不明だが、見えざる帝国の古参幹部の口から、 宗弦が聖別と同じく滅却師の力が消えるリスクがある滅却師最終形態の研究に固執していたと発言が出ていたため、 前の展開を振り返ると、上記の特性を発見したのは宗弦でかなり昔からユーハバッハの打倒を画策して、 滅却師最終形態にて静止の銀の人工的生成を試みていた可能性が高い。 MUGENにおけるユーハバッハ + Joey Jostar氏製作 Joey Jostar氏製作 『JUS』風ドットを用いたMUGEN1.0以降専用のちびキャラ。 通常形態、覚醒形態のモードを使い分けて戦う性能をしている。 通常形態は近接攻撃と飛び道具を高水準に備えたバランスの良い性能となっている。 覚醒形態は当身技を多数備えている他、高い防御性能を持つ。 AIもデフォルトで搭載されている。 DLは下記の動画から + 雑魚氏製作 EXユーハバッハ 雑魚氏製作 EXユーハバッハ 2019年のクリスマス記念に公開されたユーハバッハ。 記念日公開に合わせたとのことで、まだ未完成とのこと。 AIは未搭載だが、2023年3月にはFおとこ氏による外部AIが公開された。 攻撃レベルと防御レベルが存在し、永久を狙うように立ち回らせたりバリアの使用頻度を上げることが出来る。 参考動画 「[大会] [ユーハバッハ]」をタグに含むページは1つもありません。
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【作品名】BLEACH 【世界観】 現実の世界、空のある尸魂界、空のある虚圏、地獄、断界で単一宇宙×3+2α 【共通設定】 死神や虚(悪霊)、破面(進化した虚)は常人には見えない。壁抜けは任意で可能。全員物理攻撃は効く。 この手の漫画に多い魂を直接引きずりだしたりする攻撃を使えるやつはあんまりいない 作中キャラの攻撃はどれも不思議攻撃なので幽霊にも効くかと思われる 【名前】ユーハバッハ 【属性】滅却師の王 【大きさ】成人男性並 【攻撃力】 建物の一つが高さ・幅10キロ程度の大きさの町(千キロ程度か)の数倍の範囲を吹き飛して灰にする爆発を 自分の身で防いでも重傷だが生きていた(少なくとも肉体は保てていた)キャラの体を剣の一振りで真っ二つに切断可能 【防御力】 特殊能力欄により下記の攻撃に耐性をもつ 四大元素を凍らせる凍結 不思議雷 余波で65km程度の高さの建造物を100kmに渡って破壊する以上の攻撃で無傷なキャラを切断可能な攻撃が遥かに強靭になった攻撃 絶対零度の氷 音による幻覚 不思議毒 神経を相手の肉体に通して自在に操る能力 防御力を無視して相手を貫通する能力 致死量を操る能力 【素早さ】 常時全能により0秒行動 【特殊能力】 全知全能(ジ・オールマイティ) 未来の全てを見通し知ることができ、その未来を改変する能力。またこの能力で見知った力ではユーハバッハを殺すどころか傷をつけることすらできなくなる。そのためジ・オールマイティが発現してから作中にて起きた能力すべてに耐性をもつ 作中キャラがジ・オールマイティを指して「全知全能(ぜんちぜんのう)の力」と称しているため設定全能+未来を改変して全ての卍解を折ったり、自分が死んだ未来を改変したりしているため単一宇宙×3+2α常時全能 聖別(アウスヴェーレン) 自分が力を与えた相手から力・能力を回収したり、他のものに分け与えることができる。 このスレ的にあまり意味はないので割愛 死神や破面が見えるので不可視視認 【長所】作中屈指のチート能力 【短所】ヒゲ 【備考】一歩踏み出す 二度と戻れぬ 三千世界の 血の海へ 【備考2】この漫画のラスボス 参戦:vol.105 533 修正:vol.105 599 vol.105 564 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2020/06/12(金) 12 39 38.31 ID NDKUyTYd [1/6] ジャスミン考察 デリアよりわずかに身長が高いが防御力が低い とりあえずデリア前後と戦わせてみる 〇ディア―ネ 触手勝ち 〇インフィニア 触手勝ち 〇太田香奈子 リーチ差があるのでこっちの勝ち 〇取的 寄生勝ち 〇コーネリア リーチ差と数に差がありすぎる、勝ち ○大好きな絵 射程外から攻撃して勝ち ×デリア 防御力成人男性並みしかないので不利、触手の打撃で倒されて負け これ以降デリアが勝てない相手はジャスミンも勝てない デリア ジャスミン 大好きな絵 ユーハバッハ考察 単一宇宙×3+2α常時全能 アルセウス>ユーハバッハ>左天 567 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2020/06/12(金) 14 36 22.04 ID hays9V87 [4/8] 564 考察乙 漫画BLEACHはユーハバッハ、グレミィ・トゥミュー、バラガン・ルイゼンバーン、ゾマリ・ルルーで4名 ゾマリ・ルルーは4人目以降行き (前の場所 極上のサルバトーレ=ナッパ=シンシア>ゾマリ・ルルー>カッシスワーム) 599 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2020/06/14(日) 05 26 48.51 ID 6vfCz63l ユーハバッハ、敵である理由抜けてるけどラスボスで合ってるよね? 【備考】一歩踏み出す 二度と戻れぬ 三千世界の 血の海へ この漫画のラスボス
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登録日:2014/10/06 Mon 14 25 58 更新日:2024/04/10 Wed 23 18 49NEW! 所要時間:約 15 分で読めます ▽タグ一覧 A BLEACH Y・H・V・H だいたいこいつのせい ガンメタ コメント欄ログ化項目 ダーテン ダーテン←でも読まない奴も多い チート ネタキャラ バッハ パワハラ ブラック上司 ヘリで来た ヘリコプター誘拐おじさん ユーハ ユーハバッハ ユーハ味覚糖←ではない ラスボス リアクション芸人 佐村河内守 元凶 全知全能 全知全能←知らないことも割とある 再評価 千年かけて準備する男 千年で全てを取り戻す 千年血戦篇 卍解略奪者 嘘は言わない 始祖 恐怖政治 意外と若い 意外と親切 斬月 星十字騎士団 未来予知 未来改変 概念系能力者 滅却師 独裁者 珍しいタイプのラスボス 甘い奴にはとことん甘い 用意周到 皇帝 秘匿主義でもない 素直 聖別 聖帝頌歌 菅生隆之 藍染はこの人を見習うべき 見えざる帝国 訣別譚 起源 重瞳 陛下 髭 黒蟻 この項目はアニメ未収録のネタバレを含みます 封じられし滅却師の王は 900年を経て鼓動を取り戻し 90年を経て理知を取り戻し 9年を経て力を取り戻し 9日間を以て世界を取り戻す (聖帝頌歌(カイザー・ゲザング)) ─────まだ私を名も無き者だと思っているか 我が名はユーハバッハ お前の全てを奪う者だ “ A ” ユーハバッハ Yhwach [職業]滅却師(クインシー) 見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)皇帝 [所属]見えざる帝国「星十字騎士団(シュテルンリッター)」 [身長]200cm [聖文字]“ A ” [能 力]The Almighty ― 全知全能(ジ・オールマイティ) ― ― 未来を見通し、その未来を改変する [完聖体]?????? [CV]菅生隆之 漫画『BLEACH』の登場人物。 目次 † 概要 † 人物 † 性格 † 能力◇-血装(ブルート) ◇-聖別(アウスヴェーレン) ◇-全知全能(ジ・オールマイティ) 技 † 正体 † 出生から尸魂界侵攻前まで † 尸魂界血戦 † 本編の軌跡† 以下、最終決戦のネタバレ † その他の謎 † 余談 † 概要 初登場は484話「THE BUCKBEARD」より。 滅却師(クインシー)の組織『見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)』の総帥にして、配下達からは「陛下」もしくは「ユーハバッハ様」と呼ばれる『BLEACH』本編の黒幕。 また、帝国の精鋭部隊『星十字騎士団(シュテルンリッター)』の創設者である。 † 人物 風貌は立派な髭を蓄えた長髪の大柄な男。服装は見えざる帝国共通の白い軍服の上に赤黒いマントを羽織っている。 一見物腰は落ち着いているが、「争いを好まない」と言いつつ敵どころか味方である部下達も容赦なく殺す理不尽かつ冷酷非道な人物。 しかし、虚圏を占拠し第3十刃(トレス・エスパーダ)のティア・ハリベルを捕え、アズギアロ・イーバーンやリューダース・フリーゲンを始めとする破面(アランカル)を手駒にするなど、実力やカリスマは高い。 活躍を認めた部下を評価することもあるようで、霊王を取り込もうとしている自分を黒崎一護が邪魔するのを石田雨竜が止めた際には「よくやった雨竜」と称賛した他、奮闘の末に死を迎えた“R”のロイド・ロイドやジェイムズにも賛辞を送っている。 ……とはいえ、絶対的な恐怖の象徴として部下に見られているのも事実であり、部下の統率は恐怖政治に近い部分がある。 騎士団でも若手のバンビーズはユーハバッハのやり方や性格をあまり理解していなかったが、古株のロバート・アキュトロンなどは部下すら平然と切り捨てる冷酷さを熟知していた。 無論、心から忠誠を誓っている者も決して皆無ではない。 例として挙げるならば、労いの言葉を受けて感涙していた“R”のロイド・ロイド、処刑の決定を粛々と受け入れた蒼都、見捨てられてなお忠実であり続けたナナナ・ナジャークープ、能力に関する言い付けを徹底的に厳守したリジェ・バロ(*1)など。 ちなみに滅却師の始祖という言葉で誤解してしまうが、本編でのユーハバッハの年齢は1200歳そこらと(長寿の死神と比べれば)かなり若手の部類に入る。 1000年あまり前の幼いユーグラム・ハッシュヴァルトとの初邂逅の時点でユーハバッハは200年かそこらしか生きていない。 つまり後述の1000年前の戦いを整理すると、200年年程しか生きていないユーハバッハが数十年しか生きていない普通の人間(*2)を率いて、少なくとも1000年以上は生きている山本元柳斎重國が率いる護廷十三隊の死神に戦いを挑んだということになる。 ……中々アグレッシブというか無謀すぎる挑戦である……(『尸魂界篇』の一護たちよりは遥かにマシだが。) † 性格 人物欄でも記されている通り徹底的に容赦の無い冷酷非道な性格。 山本元柳斎は彼の部下を軽んじるところは千年前から変わっていないと言っているので、これは元々の性格の模様(*3) ただし、自身が気に入った相手には相当甘い。 一護に対しては当初「敵でも味方でもない」と言いながら接しており、彼が滅却師の力に目覚めて以降は尸魂界を滅ぼす前の最終決戦を除けば力を奪っても命を奪うことまではしなかった。 利用目的もあっただろうが、一護の出生の秘密も帝国に連れ帰った後で聞かせると言っている。 また、石田に対しては本当に甘いどころか破格の対応をしている。 まず相応の理由があったが、石田が騎士団に入ってからは即刻後継者に任命し、自分の側近にしている。 さらに石田が自身を後継者にした理由を素直に聞いても「ただ受け入れる愚者でなくてなにより」と評価した上で理由を語っている(*4)。 さらに霊王宮に向かう寸前に「訣(わか)れの挨拶を済ませたか? もう会えないぞ」と念入りに意思を確認するという普段の彼からは信じられない程の気遣いの言葉を石田に言っている。 もう一つ特筆すべき点は嘘を絶対に言わないことである。 作中においてユーハバッハは(自身の認識している感覚・情報の範囲内においては)本当に何一つ嘘を言ってないし、本作では非常に珍しく秘匿主義のキャラというわけでもない(*5)。 さらに言えば真実を言わなかったり適当に誤魔化すのが敵味方問わずに『BLEACH』で一番多い典型なのだが、ユーハバッハにはそれが全くない(*6)。 まず一護に関しても自分が知っていることは全部教えようとしているし、一護と初めて邂逅した時も懇切丁寧に彼の力の説明をしていたりする。 アニメ版『千年血戦篇』で補足されたが、無間での藍染惣右介との会話でも「私の力を脅威と考えるからこそここに来たのだろう?」と語る彼に対して素直に「そうだ」と認めた上で、「だが崩玉と融合したお前は殺すにも連行して封殺するにも時間がかかりすぎる」と言っている(*7)。 また石田に関しても後継者に任命した理由を話し、さらには石田が聖別を乗り越えた理由も率直に「私は知らない」と言っていたりする。 『BLEACH』のラスボス兼黒幕なだけはあって様々な事柄を知っているのは浦原喜助や藍染と同じなのだが、重要な情報を秘匿しがちな浦原や、自身が知らないことすら知ったかぶり、挙句に一護から「自身の知らないことが目の前で起きるのは怖いか」と煽られた際に強がった藍染とは決定的に異なるのである。 ちなみに一護との初対決を観れば分かるが、自身の想定を上回ることにはこれまた素直に驚愕し「しくじった」と自身の失策も認めている。 自分が知っていることはちゃんと話し、知らないことは知らないと答え、驚くときは素直に驚き、失敗した時もちゃんと自身の非を認め、脅威と感じた者には「特記戦力」と認定して然るべき対処をし、かつて自身が敗れた護廷に対しても十分な情報収集を行って配下に共有する(*8)。 つまりユーハバッハという人物は過去に大敗した経緯もあり、「全知全能」というチート能力を持っているのに反して、それに驕らずに情報収集も準備も怠らない用意周到な性格の持ち主なのである。 そして冷酷非情ではあるが甘いところもあり、なおかつ素直なところもあり、そして嘘や隠し事も一切しないという『BLEACH』どころか創作物では珍しいタイプのラスボスなのだ。 † 能力 一歩踏み出す 二度と戻れぬ 三千世界の 血の海へ (BLEACH 55「THE BLOOD WARFARE」) 滅却師は皆、周囲の霊子を集めて自分の力にする能力を持っているが、ユーハバッハは他の滅却師にはない力を先天的に持っている。 それは『魂を与える力』である。これは滅却師とは真逆の力であり、ユーハバッハの力の根源。 他者に触れる、或いは触れられることで自らの魂の欠片を与え、その者の心身の欠陥を満たすことができる。 これにより、1人の魂では埋める事が出来なかった傷が癒えていく(*9)。 それと同時にその者が得た知識・才能・能力・経験などの全てはユーハバッハの魂に刻まれ、その人間が死ぬと与えた魂はユーハバッハ自身に還る。 与えた魂が還って来る度にそれらを継承して強くなることができ、動くこともできなかったユーハバッハはこれを繰り返すことで自由な肉体を手に入れた。 ただし、これは決して便利なだけの力ではないらしく、魂の欠片を与えられた者は短命となるリスクを抱えることとなる。 中には魂を与えられてから数年、あるいは数ヶ月、時には数日で死ぬ者もいたという。 もっとも、ユーハバッハ本人にとってはすぐに力を回収できるため便利な長所と言えるのだが。 能力自体が魂の欠片を与えることで心身の欠陥を満たすというその能力の特異性からか、兵主部一兵衛との戦闘において、能力で力を半分に削られたにもかかわらず自力で元の力を取り戻している。 曰く、半分に殺(そ)いだその力でさえ自らに再び与える事が出来るらしい。 この触れることで自らの魂の欠片を与える力だが、研鑽ゆえか直接触れずとも魂の欠片を与えることもでき、作中では戦場に魂の欠片をばら撒くというとんでもないことをしでかしている。 こうした権能は死神にも有効であり、彼らが死ぬときも同様にユーハバッハに還るが、虚(ホロウ)にも有効なのかは明言されていない。 『千年血戦篇』最初期に登場した破面のイーバーンが滅却師の力を持っていたり、通常の滅却師にとっては毒である虚の力を奪ったことからおそらく虚にも有効かと思われる。 ……とことん主人公陣営を勝たせる気のないチート能力である。 滅却師(配下)が死のうと死神他(敵)が死のうと痛手はなく、逆に自身が強化され続けるのだから。 この能力を発展させたのが『聖文字(シュリフト)』。 他者の魂の内に能力の「頭文字」を直接刻むことでより深く強力な魂の欠片を分け与える事が出来る。 刻んだ「頭文字から連想する能力」が目覚めるという性質上、簡単にチート能力が手に入るように見えるが、後述の聖別で与えた力を回収しても聖文字の能力が失われてない事を考えると、ユーハバッハに頭文字から連想する能力自体を与えられるというよりも、ユーハバッハに与えられた魂の欠片によって対象者に眠っていた潜在能力が引き出されるようである。 実際、魂の譲渡と収奪を繰り返したユーハバッハは、多数の滅却師の魂を重ねて作られた存在と見る事が出来る。 つまり、ユーハバッハ自体が死神の浅打に近しい存在と化していると言える。 聖文字を刻印する儀式はユーハバッハの一部を対象の身体へと取り込む事で行われる。作中では血杯で行われた。 これによって、力を受け取った者が短命になるという欠点も克服している模様。 ◇-血装(ブルート) 滅却師全体の共通能力である、血管に霊圧を送り込むことで身体能力を跳ね上げる技。 アニメ版のキーワード解説にて滅却師の能力が高い者が扱えば卍解状態の死神に匹敵するという解説がされているので、 始祖として滅却師の頂点に立つユーハバッハが使えば、当然ながら他の滅却師が追随出来ないレベルの血装を展開出来る。 その証左として後述するユーハバッハ固有の血装の技がある。 また、この能力は全知全能の力と合わせると滅却師の血を引いている者の体の制御権を一時的に奪うことも可能。 作中では自身の剣を媒介にして一護の血装を無理矢理発動し、一護は為す術無く体を操られ霊王に止めを刺してしまった。 ◇-聖別(アウスヴェーレン) 掲げよ! 銀の紋章・灰色の草原・光に埋もれた円環の途 瑪瑙の眼球・黄金の舌・頭蓋の盃・アドナイェウスの棺 掲げるものは、お前の心臓! 聖別(アウスヴェーレン) 自身が不要と判断した星十字騎士団から与えた力と命を強制的に回収し、他者に与え直す能力。 力を回収された者は死に、与えられた者は更なる力を得て復活する。『BLEACH』においてとても珍しい死者を蘇らせることができる力。 さらに本作では絶対視された霊圧や霊子の概念すら無視するという点でも非常に稀有な能力。 アニメ版#25では上記の詠唱が追加され、術式の一つであることが判明した。 この能力説明でハッシュヴァルトは星十字騎士団と限定したが、「滅却師から」とするのが正確かもしれない。 力を回収された者が死ぬというのも、力を根こそぎ奪われたことによって衰弱死したというのが正しい。 作中聖別の対象となった者が辿ったのは「聖別によって力と命を失った者」、「力を失ったことによって衰弱死した者」、「力の一部を失った者」の3通り。 この事から、聖別では「力と命を徴収する」「力のみを徴収する」「命のみを徴収する」と匙加減が可能なのだろう。 この聖別を悉く逃れたのが石田雨竜であり、その理由は滅却師の始祖にして全知全能たるユーハバッハを以てしても分からない程である(*10)。 ◇-全知全能(ジ・オールマイティ) “眼”を開いた私は 今この瞬間から遥か未来に渡る全てを見通す事ができる 見通したものを全て“知る”事ができる そして知った“力”は全て私に味方する その力で私を倒す事はおろか 傷付けることすらできなくなるのだ それが我が力 『全知全能(ジ・オールマイティ)』 ユーハバッハの聖文字“A”の能力。 ハッシュヴァルト曰く「全てを知り 全てを見通す」能力だという。 全ての未来を見通し相手の力を知ることで、自分自身に対する全ての攻撃を無力化する。 文章だけを見ると誤解しやすいが、未来を見通しているが故に回避ができるなどではない。 といっても無力化したのは兵主部一兵衛の力のみで、それ以降能力を無力化したような描写はない。 戦闘にならないから仕方ないが…… その真の力は「未来を見通し、未来を意のままに改変する」能力。 この力により、その場でこれから起こりうる未来を自分にとって都合のいい様に書き換えることができる。 相手の立っている場所に罠を仕掛けておいて確実に罠を命中させたり、相手の武器を触れずして破壊したり、防御を無視して一方的にダメージを与える事が可能。 描写から見るに、月島秀九郎の「過去に自らの存在を挟み込む」能力とは異なり、言葉通りの意味で自由に書き換えることが出来るのだろう。 特別な発動条件なども存在しないため、任意のタイミングで自由に未来を改変できる。 なお、この力は夜になるとハッシュヴァルトと力が入れ替わり、ハッシュヴァルトは夜の間だけ「全知全能」の力を使用可能になるが、代わりにユーハバッハは「全知全能」の力を一時的に失ってしまう。 恐らく普段のハッシュヴァルトと同じように、夜は「世界調和(ザ・バランス)」が使えるものと考えられる。 作中最強クラスと言って問題無い非常に恐ろしい能力ではあるが、「完全無欠・抵抗不可能」な能力ではない。 まず一つ目に「霊王関連の事象は把握できない」こと。まあこれは霊王がよりチートだった、ということだろう。 次に、干渉できるのが「未来」という性質上?の弱点もある。 この能力は現在から先の分岐を見通して干渉している。なので、「過去改変能力」によって抵抗を許してしまう。 実際、「全ての未来において折られている」と改変されてしまった天鎖斬月は井上織姫の能力でも修復できなかったが、月島の能力によって「ユーハバッハに折られなかった」という過去を後から挟み込むことで再び修復可能な状態になった。 ユーハバッハが「月島が過去を改変すること」や「過去を改変した上で天鎖斬月を修復して再度向かってくること」は予知して改変しなかったことから、過去改変能力による新たな分岐については未来視の範疇外であると推察される。 また、石田に与えた聖文字の力「完全反立(アンチサーシス)」も既に起きて確定した物事を入れ替えるという性質上、対抗できる芽があるかもしれないとされる。 何故そんな面倒な能力を……と思うかもしれないが、他の団員の例から見てもどういう能力が芽生えるかは本人の資質によるものが大きいのだろう。 ただ、これらに関しては過去改変が行われた後で再び未来を予知して改変出来る上、実際未来視もしていたので明確な弱点ではない。 そして、未来視の能力で見る情報も藍染の「鏡花水月」の催眠によって誤認しうるという弱点がある。 あくまで未来を予見、予知して改変する……つまり「視覚」を使った能力であるため、完全催眠にかかっている場合、未来を予知する時点で間違った認識で未来を見てしまう。 当然、誤認した未来を書き換えたところで思い通りの結果にはならない。 なお、いつ鏡花水月の始解する瞬間を見たのか?についてだが、最初の侵攻時に藍染と会った後に体内時間を少し狂わされていた件から、この時こっそり見せられていた可能性がある。 それでなくとも藍染に関して未来視を使った時に「見てしまう」可能性は高く、根本的に相性が悪いと言えよう。 そして完全催眠の術中に陥ってしまっては未来改変したところで、「錯覚だ」で実は間違ってましたというオチになってしまう。 使用者の藍染は不死身の存在となっているので、直接使用者を倒そうにも世界を崩壊させる以外に打つ手が無い(と思われる)。 更に言うと完全催眠は『催眠されている』と思っても具体的な対策はほぼ取れないため、ユーハバッハも解除されるまで待つ必要があった。 ユーハバッハは一護が天鎖斬月を直して再び挑みに現れることを事前に見通すなど、予知の精度は極めて高い。 しかし、ここにもいくつかの穴がある。 一護が斬月を持って現れ、その斬月で斬られるというイメージを見ていたのだが、この時は丁度朝であり、ハッシュヴァルトから能力を返してもらう前後だったために単なる悪夢だと勘違いしていた。 しかも出刃包丁じみた元祖斬月の形状だったので、元々予知だと思っていなければ勘違いするのも当然な未来だった(*11)。 そのことから察するにほぼ自動で能力が発動して危機を察知できるはずなので強力な反面、状況によっては能力か夢か幻か判別できないということでもある。 更に実際の場面とはシチュエーションが異なっていたため、予知の内容によっては解釈が挟まる余地があり、簡単には使いこなせない能力だと思われる。 実際、能力を預かっていたハッシュヴァルトは断片的な未来予知しか出来なかった。 ただし、ユーハバッハや己の死を予知していたなど十分広範囲。 ハッシュヴァルトの未来視を改変できなかった件については、未来が確定して視えていたのか、上述の勘違いの件からユーハバッハがその未来を見逃していただけで改変できたのかは不明。 また、未来改変についても必ずしもお手軽に出来るわけではなく、ハッシュヴァルトには扱えず、ユーハバッハにとっても扱いづらいことがうかがえる。 まず、和尚戦終盤の敗北の瀬戸際まで未来改変を温存していたことも舐めプではなく使えなかったからである。 (制御に千年の月日を要した(*12)&制御出来なければ滅却師を巻き込む恐れがあったため) その後の描写にもこれは表れており、具体的には能力の行使に物理的にいくらかの時間を要する。 視た瞬間に全てを知って全ての改変を完了するような能力ではなく、視る事も、それを改変する事も手作業であるかの如く多少は時間を要すると察せられる。 何故ならば自分の死を書き換え、世界を崩壊させようとした時の天鎖斬月への干渉はヒビを入れるに留まり、完全には破壊できなかった。 忙しくて時間が不足していたからか藍染の能力が原因かは不明だが、干渉すれば瞬時に常に100%の結果が得られるわけではないということである。 石田竜玄がユーハバッハの能力を一瞬停止させる特攻アイテム「静止の銀」を持って侵入したことや、その静止の銀を使って息子の雨竜が不意打ちを仕掛けたことに至っては事前に察知すらできなかった。 雨竜の場合、過去改変能力の影響か、静止の銀の影響か、はたまたそれ以外の要因があるのかは不明だが、ユーハバッハの未来視から外れていると思われる。 そして雨竜によって一時的に能力停止させられた後に再度未来改変しようとした時は、流石に認識しておく間が必要だったのか、 ギリギリで天鎖斬月を破壊出来たのは良いが、その後の斬月には改変が間に合わずに敗北してしまった。 後述の真の能力を用いて、視た未来を自分を傷つけること無いように改変できる、ということかもしれない。 技 苦悶の環(クヴァール・クライス) アニメ版オリジナルの技。 敵の周囲を取り囲むように無数の神聖弓(ハイリッヒ・ボーゲン)を生成し、全方位から神聖滅矢(ハイリッヒ・プファイル)を連射して集中砲火を叩き込む。 破壊力・殺傷力の調整も自在であり、劇中では矢を刺した無数の瓦礫で一護を押し潰しながら動きを封じる芸当も見せている。 大聖弓(ザンクト・ボーゲン) 超巨大な神聖弓を作り出し、これまた巨大な神聖滅矢を複数発射する。 和尚に吹き飛ばされた際、自分自身を射って強制的に戻るために使われた。 矢を直接手に持って剣として使うこともでき、元柳斎にもこの矢剣でトドメを刺した。 外殻静血装(ブルート・ヴェーネ・アンハーベン) 「静血装(ブルート・ヴェーネ)」を体外へ放出し、自身を取り囲んで防御壁にする。 さらにこの防御壁やユーハバッハに触れた者の身体を侵食し、力と肉体を奪うことが出来る。 簒奪聖壇(ザンクト・アルタール) 天空に五芒星を展開し光を放ち、敵から力のすべてを奪い取る。 瀕死の身と化していた“R”のロイド・ロイドの息の根を止めたのは恐らくこの技。 “R”のロイド・ロイドが彼に変身していた時の技も恐らく使用可能と思われ、二枚屋王悦は1000年前の戦争のみならずその時のロイド・ロイドの戦闘情報もユーハバッハと対峙する際の参考にしていた。 滅却師は虚の力を取り込むとダメージを受けるなどし、卍解についても(メダリオンの力で)奪ったままでいると自身の完聖体が使えなくなるが、彼の場合はそのようなデメリットは恐らくない。 他の滅却師では扱えない「残火の太刀」や霊王の一部を吸収しているとはいえ、滅却師の天敵である虚の力ですら奪ってもデメリットは特に見受けられない。 † 正体 一護の母・黒崎真咲の死の元凶である。 真咲は純血統滅却師(エヒト・クインシー)であり、一護は母・真咲から滅却師の能力を受け継いでいた。 そして、9年前のグランドフィッシャー事件の背後では、ユーハバッハが「不浄」と取り決めた混血滅却師(ゲミシュト・クインシー)から力を奪うための儀式『聖別(アウスヴェーレン)』が行われていた。 これにより、一護の母・真咲と混血統滅却師であった雨竜の母・片桐叶絵が力を奪われ絶命した。 1200年前に誕生した滅却師の始祖であり、彼より後に生まれた滅却師には全員彼の血が流れている。 ユーハバッハはこのことから一護、雨竜を含めた滅却師を息子と呼んでいる。 一護の斬魄刀「斬月」(と思われていた存在)は一護の「滅却師の力の根源」であり、千年前のユーハバッハの姿を象ったものであった。 また、斬月自身も自らがユーハバッハであった自覚がある。 赤子の頃は目も見えず、耳も聞こえず、さらには口を利くことも含めて一切動くことさえ出来ないという有り様であったが、前述の能力を当時の人々から重宝されて三重苦を克服した。 また、この能力によって人々が信仰していた神の名で自身を崇めたことで、その神の名を自ら名乗るようになった。 少年期の姿は「天鎖斬月」に酷似している。 他者から魂を取り込み続けなければ赤子の頃のような全盲の身体に戻ってしまうため、敵味方問わず絶え間無く殺しているのである。 恐らく元ネタとなったのは「Y・H・V・H」。 † 出生から尸魂界侵攻前まで およそ1200年ほど前、現世のとある場所にて生まれる。 その赤子は生まれつき手足を動かせず、目、耳、鼻、口といった人が生きていく上で必要不可欠のあらゆる機能すらも不全な状態だった。 しかし彼は『自身の魂を分け与える力』と『力を分け与えた者が死亡するとその経験と力の一部が自身に還って来る』という特殊な能力を持っていた。 そして分け与えた力が戻って来る度にその子はあらゆる機能を取り戻し、周囲の人間はその奇跡の如く力を持つ子供に自分たちが信仰する神の名をつけた。 それこそがユーハバッハという名である(*13)。 その特異な力を行使し自身は200年という普通の人間ではありえない時を生き永らえながら滅却師の国を築いた。 周辺諸国や領土を侵略戦争で取り込みながら、その国は大きくなり、やがて光の帝国(リヒトライヒ)という名で君臨することになる。 ユーハバッハが200年程の歳月を生き、帝国の繁栄と統治が佳境に入った頃に、彼はある存在に戦いを挑むことを決断する。 それこそが尸魂界(ソウル・ソサエティ)である。 彼は尸魂界、そしてそこに住む死神という戦力が如何に脅威かも知り得ていたので、それに挑む新たな戦力として星十字騎士団を立ち上げた。 中でも彼が騎士団に求めていたのは自身と同じ力を持つ者の存在、すなわち『半身』であった。 徴兵制度で騎士団の兵を募る中、遂に彼は『自身の目』でその存在を探し当てた。 それこそが当時まだ少年だったユーグラム・ハッシュヴァルトである。 自身とバズビーの仇であるユーハバッハに求められ困惑するも、劣等感に苛まれていたハッシュヴァルトはユーハバッハに「お前こそが必要な存在だ」と言われ、迷いながらもその場の勢いでバズビーと訣別し、自分を求めてくれるユーハバッハに付いていった。 それから幾年月の果て(*14)騎士団の戦力が円熟したのを契機にユーハバッハは尸魂界に血戦を挑む。 + アニメ版#24ネタバレ。非常に重要な内容なので閲覧注意 しかし死神側も光の国が攻めてくることは事前に察知しており、帝国が尸魂界に攻め入る直前に交渉の場を設けた(*15)。 そしてユーハバッハの元に現れたのは、なんと零番隊にして死神の頭目でもある和尚こと兵主部一兵衛だった(*16)。 兵主部が提示した内容は世界を保つことを死神に任せて、帝国は自国の繁栄のみを追求する。また帝国には尸魂界は一切関与しない。 この2つの条約で尸魂界と帝国に不可侵条約を結ぶというものだった。 兵主部は互いに利しかないと言い条約を結ぼうとするが、そもそもユーハバッハは「かつて三界に分かれる前の世界に戻す」「今の世界で人間が死に怯えることを断ち切る」という信念と野望で尸魂界に攻め込もうとしていたので、その条約を一蹴。 それに対して兵主部は「ユーハバッハはなにも分かっていない」という一言ともに左を腕を出す。 そして兵主部の左腕の目とユーハバッハの目が同時に開かれる。 見せてやろう 見えているぞ 兵主部が左腕を開放してユーハバッハに見せたもの───それは三界がどのように成り立ったのか、そして霊王がどのような存在であるかだった。 これを見せてユーハバッハの士気を挫かんとする兵主部だったが、今の霊王の姿を見たユーハバッハは更に激昂する。 目と血装を開放し、今にも兵主部と戦わんとするユーハバッハに零番隊の頭目は誰もが想像も出来なかった一手をユーハバッハに撃つ。 なんと自身の左腕をユーハバッハに与えたのである。 しかしこの代償にユーハバッハは『自身の目』を封じられてしまう。 もはや死ぬまで目を封じられてしまったユーハバッハにこれで尸魂界に攻め込むことも脅かすことも出来ないと判断した零番隊の頭目は「手を引け」という一言ともに光の国を去る。 しかしユーハバッハもまた自身の目を封じられようとも戦意は微塵も揺らがずに尸魂界との血戦に挑むのだった。 † 尸魂界血戦 そして尸魂界の侵攻に乗り出したのだが、当時尸魂界でも世界や瀞霊廷を護る為に山本元柳斎が立ち上げた新たな組織が存在した。 それこそが他ならぬ護廷十三隊である。 アニメ版#7にて1000年前の初代護廷十三隊との戦いが補完されたが、文字通りの惨敗だった。 なにせ副団長であるヒューベルトを始め部下を根こそぎ全滅させられ、翻って敵方の隊長格はほぼ無傷だったのである(*17)。 そんな骸の上で哄笑しながら元柳斎を迎え撃とうとしたユーハバッハだったが、元柳斎との一騎打ちになるわけでも、隊長格全員でユーハバッハと戦ったわけでもなかった。 ここから護廷側が取った行動は後に「敵を討つのに利するものは全て利用する 荒くれ者の集う殺し屋の集団であった」とユーハバッハが述べるに相応しい一手だった。 なんとユーハバッハのすぐ後ろの死体の山の中から突如、元柳斎の右腕にして一番隊副隊長の雀部長次郎がユーハバッハを奇襲。 ユーハバッハはこれに全く反応出来ずに負傷、動きが完全に止まった直後に残火の太刀(*18)の直撃を受けるという凄惨窮まる敗北であった。 つまり復活したユーハバッハが護廷側の戦力把握と情報入手を徹底し、卍解奪掠などのガンメタを施し、最初の奇襲で雀部を葬ったことなどの戦術は全て千年前の教訓から得た物なのである。 ちなみにアニメ版ではこの時前述のように、和尚の手で全知全能の力を封じられており、ユーハバッハの目は普通の状態だった(*19)。 また作中では終盤に追い込まれた時を除くとピンチの時でも終始余裕の態度を保っているので想像し辛いが、実際は反攻までに1000年も時間をかけたことから、その自信の担保は完全復活と全知全能の制御あってこそのもので(その間、敵戦力の解析や対策も進んだが)、1000年前は心底追い込まれたものと思われる。 この戦いに敗れたことから復讐を目論んでおり、特に山本元柳斎や零番隊の頭目である和尚とは1000年前から浅からぬ因縁が存在する。 † 本編の軌跡 現世へ一護の足止めに行ったイーバーン、瀞霊廷へ元柳斎に宣戦布告に行ったリューダースの両名が戻ってくるなりいがみ合っていたところで初登場。 リューダースの右腕を吹き飛ばして制した後、彼らの報告に耳を傾ける。 そして預言者気取りで未来を語ったという理由でリューダースを殺した挙げ句、イーバーンに至っては可もなく不可もなしと言う理由で抹殺した。 一護が虚圏(ウェコムンド)に浸入したのを見計らい、自ら星十字騎士団を率いて瀞霊廷に侵攻開始。 側近のハッシュヴァルトと共に戦況を傍観していたところに更木剣八が来襲。これを難なく圧倒した直後、宿敵の元柳斎が来襲し交戦。 彼の卍解の前にあっけなく倒されたかに見えたが、倒れたのは影武者であり、自身は「無間」に投獄されている藍染に会っていた。 戻って影武者=“R”のロイド・ロイドに賞賛の言葉を送りつつ、瀕死に陥って苦しむ彼の息の根を止めたのだった。 そして激昂する元柳斎の卍解を奪い、瞬く間に彼を殺した。 この時に山本元柳斎の死体を踏みつけ凄まじい程に長い独白を口にしている。 + それがこちら 死しても逃さぬとでも言うつもりか 下らぬ 山本重國 半端者よ私が何故5人の特記戦力から貴様を外したか知る由も無かろう 貴様 何故左腕を治さなかったあの人間の女に命ずれば治す事はできた筈だ 何故それをしなかった解っている 貴様は人間を利用したくなかったのだ 知っているぞ貴様は藍染との戦いの最中も人間である黒崎一護を巻き込む事を案じていた そして今も尸魂界だけでなく 現世までもその背に負って私の前に立ち そして敗れた 貴様は弱くなった 山本重國 かつての貴様は違った 貴様が創設した当初の護廷十三隊は 護廷とは名ばかりの殺伐とした殺し屋の集団だった だが それ故に恐るべき集団だった それを束ねる山本重國 貴様は正に剣の鬼敵を討つに利するものは全て利用し 人はもとより 部下の命にすら灰ほどの重みも感じぬ男だった だが 我等滅却師を殲滅してそれは変わった安らかな世を手に入れた貴様らは守るべきものを増やし 慈しみ つまらぬ正義や誇りの為に二の足を踏む惰弱の一群に成り下がった 貴様は死ぬ迄 知らぬままだったが故に教えてやる 尸魂界はこれから死ぬが 護廷十三隊は千年前 我等と共に死んだのだ 原作では4ページ、アニメ版では若干早口で言ってるにもかかわらず2分はあるあまりにも長すぎる口上である。 おかげで読者や視聴者から「生粋の厄介ファン」「まさにアンチは純粋なファンをも遥かに凌駕する」など散々な言われように…… 言うまでも無いが、こんなに語ってなければ尸魂界にさらに壊滅的な被害を出せたはず(*20)。 そして後述する藍染の仕込みをハッシュヴァルトは分かっていたので、それを理解した上でこれを黙って聞いていた訳である。 その後はキルゲ・オピーの「監獄(ザ・ジェイル)」を破って現れた一護とも交戦し、捕えて連れて行こうとするも活動時間の限界が来たため断念し帰っていった。 ちなみにこの時に活動時間に余裕があるとユーハバッハは思っていたが、藍染が(恐らく嫌がらせ一辺倒で)ユーハバッハの感覚を若干狂わせて、活動限界の時間を誤認させていたのだ。 ハッシュヴァルトの方は藍染に直接会っていないので、当然ユーハバッハが活動時間を誤認していることに気付いていた。 一次侵攻が終わった後に雨竜を帝国に招き入れ、自身の後継者として配下に加える。 これは雨竜が混血統滅却師であるにもかかわらず、かつて聖別で力を奪えなかったため、雨竜には自身の力を超える何かがあるに違いないと睨んだためらしい。 ハッシュヴァルトは敢えて彼を配下にすることで行動を制限する意図もあったものと推測している。 そして再び瀞霊廷へ侵攻。 高台から戦況を見物し、霊王宮から修業を終えた一護が戦場に降り立つと、雨竜とハッシュヴァルトを連れ霊王宮にまで進攻した。 そこで零番隊の襲撃を受ける。 自らの親衛隊が王悦により倒されるものの、瀞霊廷に残した星十字騎士団達を聖別することで親衛隊を蘇らせると共に強化した。 その後自身は零番隊のリーダーである兵主部一兵衛と交戦。 滅却師の技を駆使して戦うも兵主部の斬魄刀の力により自身の力も名も奪われそのまま滅ぼされるかと思われたが、自らの聖文字を発動させることにより逆転し、兵主部を戦闘不能に追い込む。 ついには追いついてきた一護を利用して霊王を殺害しただけでなく、世界の崩壊を食い止めるべく浮竹が使用した神掛けにより現れた霊王の右腕も取り込むことに成功する。 死神達に時間を稼がれてしまったものの、口元以外が多数の目と影で覆われた異形の姿と圧倒的な力を手に入れる。 その力により霊王宮を自らの望む世界に作り替え、自らは銀架城(ジルバーン)に代わる新たな居城『真世界城(ヴァールヴェルト)』に君臨する。 † 以下、最終決戦のネタバレ 「真世界城」の玉座にて仲間達の助けにより親衛隊の防衛網を潜り抜けてきた一護と織姫を迎え撃ち、全知全能(ジ・オールマイティ)により2人を圧倒。 天鎖斬月を破壊して一護の心を折る。 そしてもはや親衛隊も不要と、石田や死神たちと善戦していたハッシュヴァルト、ジェラルド・ヴァルキリーから力を奪い葬った上で尸魂界に降り立つ。 そこで藍染と遭遇して交戦。彼をも圧倒し、更には阿散井恋次も軽くあしらい、そして天鎖斬月を修復して追ってきた一護を再び退け、遂にトドメを刺すことに成功した…… ― ―― ――― ……さらばだ一護 お前の抵抗は心地良かった せめて尸魂界(ソウル・ソサエティ)と共に滅べ △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- ……そうか 黒崎一護に視えているか かのように見えたが、それは鏡花水月が見せた錯覚であった。一体いつから黒崎一護を倒したと錯覚していた 鏡花水月の幻により生まれた隙に至近距離の月牙を喰らい、体を吹き飛ばされる。 「全知全能」によりすぐさま復活するも、駆け付けた石田に特殊な鏃(やじり)付きの矢を撃ち込まれてしまった。 この鏃は「静止の銀」という物質で作られており、聖別で死亡した滅却師達の心臓に血栓として現れていたもの。 「聖別」を行った者の血にこの銀を混ぜることで効果を発揮し、その者の能力全てをほんの一瞬だけ無にできるのだという。 竜弦がたとえ息子に憎まれようとも愛する妻の遺体を解剖していたのは、全てこの時のためだったのだ。 今まで他者から幾度も力を奪ってきた彼が、その副産物によって自身の力を失うことになるとは何たる皮肉だろうか。 そして、能力を停止させられてもなお天鎖斬月を砕くが、その中から現れた斬月により体を両断され、遂に力尽きることとなる。 道は閉ざされたぞ 一護 恐怖無き世界への道が 現世も 尸魂界(ソウル・ソサエティ)も 虚圏(ウェコムンド)も一つになるべきだ生と死は混じり合い 一つになるべきだったのだ だが それも最早叶わぬ お前のお陰でな 一護 無念だ お前のお陰で生と死は形を失わず命あるすべてのものは これから先も死の恐怖に怯え続けるのだ 永遠に 彼が今際の際に明かしたその目的とは、「現世、尸魂界、虚圏の境をなくすことにより生と死を一つのものとし、世界から死の恐怖を消し去ること」だった。 推測の域を出ないが、彼がハッシュヴァルトを聖別しなければ雨竜は一護の応援に駆け付けられず、「全知全能」を無力化されることはなかったかもしれない。 更に雨竜が使った鏃は彼が父から授かったもので、その父は何十年も前に自身の父(雨竜の祖父)が使っていた通行証によって真世界城へ侵入している。 聖別で混血統の滅却師はほぼ死滅し、さらに死神によって狩り尽くされたため、騎士団以外の滅却師などやって来るはずがなかったのだろうが、ザル警備も結果的には仇となった。 自身を唯一至上の存在とし、自分以外の存在全てを捨て駒或いは自分に抗う力を持ち得ないとした皇帝は、ある意味その報いを受けるような形で、友人だけでなくかつての敵たちとすら力を合わせた一護に倒されたと言える。 その後、小説『BLEACH Can t Fear Your Own World』にて、死後その遺体は和尚の手により新たな霊王として封印された事が明かされた。 † その他の謎 色々と能力を奪っており、その中でもあのジェラルドの能力を奪っているため、全知全能が破られても生き返れていたのでは?という疑惑がある。 明らかに進行上の都合と言えるが、もしかするとジェラルドは日番谷冬獅郎達の猛攻や彼の能力停止によって「奇跡(ザ・ミラクル)」の能力自体が残っていなかったのかもしれない。 もしくは雨竜が放った「静止の銀」の効果がこういったところにも影響していたのだろうか……。 読者からは何故奪い取った残火の太刀を使わなかったのか、よく疑問視されている。 使わなかった理由としては、 本当は扱うことができないから 使うまでもなかったから 強大な力で影響が大きすぎるので何となくやめた 宿敵である死神の力なんて使いたくないし使えば東仙要と同じ堕落になるから あくまで山本重國対策で使っただけだから 聖別の応用で自分の力を強化するために使ったから、 自分の力で戦う方がオサレだから ……などが考えられるが、真相は闇の中である。 といってもまっとうな頭の持ち主なら、相手が何らかの手段で卍解を奪還したことを考えればそんな不安定な代物使うより自分の力で戦ったほうが安定して戦えると考えるだろう。 チートじみた力を持っているのだからなおのこと。 滅却師に対しては自分のものを与えた後に返してもらっただけ、死神はそもそも滅却師の敵……という認識だからか基本的に冷酷に見えるのだが、人間(というか生者(*21))に関しては妙に見逃している印象が強い(一護や織姫をガン無視)。 これはウッカリや嫌がらせなどではなく、霊王を殺し現世・尸魂界・虚圏を1つにし、生と死の境をなくそうとしていた彼の慈悲(*22)だったのかもしれない。 また、前述したが作中において最も甘い対処をしたのは他ならぬ石田雨竜である。 石田に関しては最初に血杯を飲ませた後は完全に放置。 ハッシュヴァルトは騎士団に雨竜の動向を監視させていたと言っていたが、騎士団が最も活発に動いていた二次侵攻中盤までは自身の傍にずっと置き、なんと霊王宮でほとんどの騎士団がいなくなった後に自由行動を許しているのだ。 ユーハバッハは当然雨竜の母である片桐叶絵の仇が自身だということは熟知していたので、彼の翻意は見抜いていたはず(そもそも石田家自体が帝国と袂を別った過去がある故、なおのこと彼は注意すべき存在と言えよう)。 自身の血杯まで飲ませれば最後に聖別して始末出来ると踏んだのかもしれないが、それにしても「聖別を乗り越えた唯一の混血統滅却師である雨竜には始祖たる自分も理解出来ない、自身をも凌駕するなにかがある」とまで言い切った雨竜の対処に甘過ぎではなかろうか? ちなみに上述の配下にすることで行動を制限する意図云々はあくまでハッシュヴァルトの予想であり、ユーハバッハ本人はそんなことを一言も言ってないし、騎士団に命じた訳でもない。 ハッシュヴァルトが雨竜を警戒して付け狙ったのは、あくまでハッシュヴァルト個人の彼に対する警戒というか徹頭徹尾の個人的私怨であり、ユーハバッハはハッシュヴァルトに雨竜を警戒せよと命じた訳ではない。 最後の聖別時に「私にはもう息子すらいらない」とまで言い切っていたから始末する気だったのは間違いないだろうが、もしかしたら雨竜が聖別を最後まで乗り切ったなら明言した通り、生も死もない新たな世界で本当に「自身の後継者」に任命するつもりだったのかもしれない。 本文中にて何度も言ってきたが、ユーハバッハは(本人の主観に基づく範囲でなら)嘘を言わないし誤魔化しもしない。 さらにハッシュヴァルトですら雨竜はユーハバッハに認められた存在だと最後に言っているのである。 † 余談 アニメ版第2クール『決別譚』のOP映像では「満面の笑みを浮かべながら、ヘリコプターで雨竜を迎えに来て手を差し伸べる」というシュールな形で登場しており、視聴者の腹筋を破壊した(*23)。 ヘリから完全に身を乗り出してるし、どんだけ石田が好きなんですか、陛下…… ちなみにヘリの操縦担当はハッシュヴァルトである。 仕上げだ 星十字騎士団(シュテルンリッター)全名に伝えよ アニヲタWiki(仮)を徹底的に追記・修正せよ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ ジェイムズ(マスキュリン)に対しても死んだ時に「よくやった」と褒めてなかったっけ? -- 名無しさん (2022-12-13 20 59 14) コメントのログ化を提案します。 -- 名無しさん (2022-12-13 23 10 35) 破面を平和への礎にしたり部下や子孫に聖別したりする一方で山じいに執着みたいなものがあったり、一護や雨竜に配慮したりで気にいってる者とそうでない者とで雲泥の差。騎士団の人たちにとってある意味で心臓に悪いお方。 -- 名無しさん (2022-12-22 18 57 57) 上司にするなら無惨様とバッハ陛下、どっちがいい上司? -- 名無しさん (2022-12-22 19 47 56) 「嘘を言わない」って普通に嘘言ってないか?石田を混血滅却師ただ一人の生き残りと言ってたが混血である一護達生きてるじゃん -- 名無しさん (2022-12-22 20 19 29) ↑幼い頃から修行で滅却師としての力を発揮してた石田と違って、一護(聖別当時)や妹達はそうじゃなかったからカウントしていないのでは?🤔 -- 名無しさん (2022-12-22 21 22 47) その辺はかなり複雑だが大前提として黒崎兄弟は滅却師の血を引いているが滅却師ではない(色々混ざってるし)。一護が滅却師の血と力に目覚めたのはキルゲの霊圧を取り込んだときが初めて。でも石田は違う。純血と混血の間に生まれたが石田は生粋の滅却師で最初の聖別の時には両親と自身が滅却師であることも知っていた筈。にも関らず聖別を逃れたからユーハは石田を「史上唯一聖別を逃れた自身をも超える滅却師」と称した -- 名無しさん (2022-12-22 21 27 15) ログ化しました。 -- (名無しさん) 2022-12-26 20 40 25 斬月とユーハバッハの関係自体は当初から考えられてたと思う -- (名無しさん) 2023-01-12 10 32 04 ハッシュヴァルトが語ってる「支配者の仮面」から、性格と能力がニコイチで寝てる間に移動してる描写を考えると、藍染とかがよく使う事実を隠したり捻じ曲げたりするタイプの嘘はともかくとして、自分の心情については周囲に噓つきまくってるんじゃね?という疑惑がある。 -- (名無しさん) 2023-02-05 16 48 55 石田に対してゲロ甘なのこれ、目的達成後に復讐を受け入れて、その上で石田を次期後継者に据えるつもりだったとか…? ハッシュがそこまで欲を出さなければバズビー石田ハッシュの三人に殺されてやったとか -- (名無しさん) 2023-02-10 15 12 48 ヘリ陛下は流石に笑っちまうぞ! -- (名無しさん) 2023-07-12 17 50 24 なんつうか本当に石田が好きでスカウトしに来たんだって嫌でも分かっちまう絵面だったよな… -- (名無しさん) 2023-07-12 22 53 21 陛下もまたシリアスなギャグを体現しておられる。バトル漫画のラスボスがギャグをこなすのが新鮮に感じる。 -- (名無しさん) 2023-07-19 19 05 22 中の人は台本片手に「一護よ これは何と読むのだ?」ときいたりする人憑依するタイプ? -- (名無しさん) 2023-07-23 07 23 56 一護…一護よ…なんとからんのか( -- (名無しさん) 2023-08-02 19 58 37 一護…一護よ…なんとかならんのか…(脚本のカタカナ多数に対して -- (名無しさん) 2023-08-02 19 59 17 ↑まさか中の人もラスボス演じるはめになるなんて思わんかったやろな。 -- (名無しさん) 2023-08-02 20 16 43 ユーハバッハは最初から見えざる帝国の滅却師を死神にぶつけたり聖別などで皆殺しにするつもりだったんじゃないかと思う。目的である平和な世界作ったとしてもアイツ等基本的にヤバい奴らばかりだし人間に危害加える事を嬉々として行うだろうから陛下からしたら平和を乱す敵でしかないだろうし -- (名無しさん) 2023-08-10 23 47 23 ↑本人的には平和を望んでるのも嘘じゃないんでしょうがおかげで聖別で選ばれなかった騎士団メンバーの離別をまねいちゃってるのが悪手っぽいですな。離反されても問題にならない程陛下が強いのできっちり返り討ちにしてるのがさすがってなる。 -- (名無しさん) 2023-08-31 19 11 06 毎度OPの陛下は腹筋に悪すぎる。 -- (名無しさん) 2023-09-02 20 16 58 見えざる帝国の前身の光の帝国の時は今の恐怖政治とはまた違った政治体制だったのかしら。 -- (名無しさん) 2023-09-08 19 13 16 やはり千年前の戦いでは未来視を封じられていたんだな。 -- (名無しさん) 2023-09-24 16 51 45 今回のアニメは少しユーハバッハのルーツが出てきて解釈が深まったな -- (名無しさん) 2023-09-24 19 48 53 ユーハバッハが何で千年前むざむざ死神に敗れたのか納得のいく回答だった。死ぬまで目が開かれないからこその盛大な負け戦が必要だったのね。呪縛を解くためと、配下の滅却師たちに死神への憎悪を刻むために -- (名無しさん) 2023-09-26 22 43 57 聖別の対象者が一般兵にあたる聖兵にも対象だった模様。確かに原作だと聖別の光が瀞霊廷のあちこちに落ちたけど光の数に対して下にいた騎士団メンバーとの数が合わなかったからな -- (名無しさん) 2023-10-01 01 55 03 ↑聖別を受けた騎士団メンバーの中でも死を受け入れた者と反骨全開で抗った者に分かれてるのが良かった。 -- (名無しさん) 2023-10-03 20 44 44 ニコニコでお時間です黒蟻って言われてて笑った -- (名無しさん) 2023-10-09 23 53 00 霊王は生きた?状態で人柱、陛下は遺体でOKなのが気になる。 -- (名無しさん) 2023-11-05 19 02 42 BLEACHを章ごとに分けると「尸魂界篇」「破面篇」「死神代行消失篇」「千年血戦篇」で最初の三章のボス朽木「白」哉、「藍」染惣右介、「銀」城空吾と色が入っていて、初期設定ではユーハバッハもユーハバッハ・ベルツ(「ベルツ」はドイツ語で「黒」の意味)だったそうな。そして主人公は姓が「黒崎」→「黒裂き(=黒を打ち破る)」となるそうな。タイトルのBLEACHも漂白なので黒を浄化するという意味ではスゴい解釈 -- (名無しさん) 2024-02-16 13 30 39 名前 コメント すべてのコメントを見る
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【作品名】BLEACH 【ジャンル】漫画 【名前】ユーハバッハ 【属性】The Almighty―全知全能― 滅却師の始祖 【年齢】1010歳よりは上 【長所】能力「全知全能(ジ・オールマイティ)」 【短所】打ち切りみたいな急展開で倒された、能力が豊富にある筈なのに全然利用しようとしない 【備考1】享年 【備考2】1000年前から山本元柳斎重國と因縁があるので1000年よりも長い年月を生きている。 その10年後の話でも残骸が生きていたので1010歳。 なお、その残骸は一護の息子が触っただけで消滅した。 【備考3】 一歩踏み出す 二度と戻れぬ 三千世界の 血の海へ vol.2 修正 vol.4 977
https://w.atwiki.jp/sinnerei/pages/2470.html
【作品名】BLEACH 【ジャンル】漫画 【名前】ユーハバッハ 【属性】The Almighty―全知全能― 滅却師の始祖 【年齢】1010歳よりは上 【長所】能力「全知全能(ジ・オールマイティ)」 【短所】打ち切りみたいな急展開で倒された、能力が豊富にある筈なのに全然利用しようとしない 【備考1】享年 【備考2】1000年前から山本元柳斎重國と因縁があるので1000年よりも長い年月を生きている。 その10年後の話でも残骸が生きていたので1010歳。 なお、その残骸は一護の息子が触っただけで消滅した。 【備考3】 一歩踏み出す 二度と戻れぬ 三千世界の 血の海へ vol.2 修正 vol.4 977
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コメがない -- 名無しさん (2017-02-07 14 16 53) ハッシュバルトが実の息子だと思ってのに違かったし、一体どうやって滅却師たちに自分の血を受け継がせたんだ 生涯独身童貞なのか? -- 名無しさん (2017-02-14 23 17 25) 石田を後継者に指名した意味ってなんだったんだろう? -- 名無しさん (2017-04-07 03 01 16) 愛染が止め、石田が能力を消し、月島さんのサポートによって一護がとどめ。一護要る? -- 名無しさん (2017-08-08 11 22 49) なんで石田の矢に対処できなかったんだろう -- 名無しさん (2017-08-08 12 39 15) ↑2き…きっと一護じゃなきゃ間に合わなかったんだよ…(震え声) -- 名無しさん (2017-08-08 21 43 20) 一護以外じゃ藍染すら火力が全く足りてなくてダメージ与えられないから -- 名無しさん (2017-08-15 02 21 03) (何も考えてないだけやで -- 名無しさん (2017-10-11 20 21 38) 完全催眠の影響受けないのは一護だけなんだけど、ユーハ戦の場合は催眠対象選べないとかじゃないと成立しない話なんだよな -- 名無しさん (2017-11-13 10 13 11) マユリ様に「未来は見通せていても現実が見えてなかった」ってぐうの音も出ないことをdisられてて草 -- 名無しさん (2018-11-19 00 35 47) 「目の前の現実も、見えない男が!」 -- 賢しいだけの子供 (2018-12-25 01 57 29) ある意味師匠が定義する「最強の理想主義者」って感じなのかも、未来を改ざんできる以上考えた理想は全て現実になるわけでだからこそ過去と現在が見えてなかったという -- 名無しさん (2019-02-19 05 24 03) コイツはどっちかというと裏ボスという印象。ラスボスはやっぱ藍染だわ。 -- 名無しさん (2020-01-05 18 51 44) 斬月のおっさんの声で脳内再生されるからブレソルの声は違和感がある。せめてエコーかけてほしい。 -- 名無しさん (2020-03-08 14 59 07) というか設定上斬月と声が違うのおかしいやろ -- 名無しさん (2020-03-19 16 24 23) 声変わりしたんじゃない? -- 名無しさん (2020-03-24 11 26 56) ブレソルのクレジット見た限りだとあっちでも声優はオッサンと同じ人(菅生さん)みたいだけど。演技は少し変えてるみたいだが -- 名無しさん (2020-03-24 15 49 15) なんつうか、強い弱い以前に何がしたかったのか疑問なんだよな -- 名無しさん (2020-03-28 18 17 49) ↑小説読めばある程度察しがつくと思う -- 名無しさん (2020-03-31 19 35 38) キン肉マンかワンピースでこういう笑い方する奴いそう。「ユーハバッハハハハ」 -- 名無しさん (2020-03-31 20 08 19) 藍染、月島と過去のボスキャラが尽く弱点を突いてくるって構図は流石師匠だなと思わされるわ。 -- 名無しさん (2020-04-08 03 57 09) 全知全能の未来改変はともかく未来視は雨竜にしっかりと機能してる(ハッシュヴァルトがある程度雨竜の行動を先回りしてた)。それなのに雨竜に行動の自由を与えてる当たり、雨竜に対して悪意や敵意はなく本当に天に立つ自分の代わりの後継者にしようとしてたように思う -- 名無しさん (2020-05-07 16 59 42) ハッシュバルトが必死に妨害しようとしていたことから単に行動が無駄に終わる(※ユーハバッハ的には)だから放置していた様に思える。矢も予想外だったようだし。 -- 名無しさん (2020-05-07 19 03 20) ↑矢が予想外だったのは石田には(なぜか)全知全能が通用しないからじゃないのか?本当に石田を危険視・敵視してたならそもそも未来視関係なく本編が始まる前に排除行動を起こしてるはず -- 名無しさん (2020-05-10 20 20 49) 石田の行動も不完全ながら全知全能で読まれていたので、少なくとも石田に通用しないってのはないかと(先回りして装置を全て潰した件)。 -- 名無しさん (2020-05-14 01 33 19) ↑未来は不確定で未来視だけだとあまり意味はないってユーハバッハ自身も認めてなかったっけ? -- 名無しさん (2020-05-15 10 33 05) ↑未来は無数にあるとは言っていますが、そういった発言はありません。ハッシュヴァルトの未来視が不確定という話もありません。 -- 名無しさん (2020-05-15 12 38 27) 残月関係で過去が変わった影響で、鏃がわずかでも有効な未来にズレたとか。 -- 名無しさん (2020-05-17 07 20 02) 能力の欄で霊王の代わりが務まるって書いてるけどこれ霊王吸収後に話だよな。ユーハバッハ自身が霊王の代わりになるかは描写なかったと思う -- 名無しさん (2020-08-22 20 35 03) 結局ヒゲが伸びまくった意味は分からなかった。 -- 名無しさん (2021-04-08 21 18 42) こいつが最終決戦で残火の太刀使ってたらイッチー勝てなかったんじゃね? -- 名無しさん (2021-06-14 18 06 55) 未来改変能力が過去改変能力と錯覚にやられるって構図が面白い -- 名無しさん (2021-06-14 18 21 36) 漫画を読んだんだが、陛下の魂に一度でも触れると滅却師だろうが死神だろうが破面だろうが関係なく死後、ユーハバッハに力が還る対象になるんだってね。聖別も同様に、ユーハバッハに触れたことのある者しかされないという可能性もありそう。 -- 名無しさん (2021-06-29 08 12 11) 斬月のおっさんが猫とか魚とか綺麗な景色好きだったけどユーハバッハさんも猫とか魚とか綺麗な景色好きだったりしません? -- 名無しさん (2021-08-20 17 20 54) アニメではブレソルの演技ではなく、斬月のおっさんの声でやってほしい。そっちのほうがしっくりくる。 -- 名無しさん (2021-09-04 16 25 24) ↑去年公開された千年血戦戦編アニメ化決定のPVでは菅生さんの声でユーハバッハの台詞流してたぞ。そもそもブレソルの方でも菅生さんだけど -- 名無しさん (2021-09-04 18 45 39) 菅生さんなのは知ってるけど、アニメではブレソルの演技じゃなく斬月のおっさんと同じ演技でやってほしい。ブレソルの声じゃなく、あのエコーかかった声でやってほしい。 -- 名無しさん (2021-09-06 20 30 12) もしアニメで菅生さんがユーハバッハの声を斬月のおっさんと全然違う演技でやったら、ユーハバッハの声を斬月のおっさんに近付けてみたというMADを作って、ユーハバッハの声を少しでも斬月のおっさんの声に近付けた動画を作ってYouTubeに載せたい。多少違うくらいならいいが、全然違うとショックになる。 -- 名無しさん (2021-09-06 20 36 34) ユーハバッハが一護に倒された後にユーハバッハがなんか一護に色々喋るシーンで、破面篇の虚化会得シーンで白一護が一護に倒されたときに流れた曲を流してほしい。斬月のおっさん感を出しながら退場するほうが熱いと思う。 -- 名無しさん (2021-09-06 20 39 03) このオッサンすべてが意味不明 -- 名無しさん (2021-09-26 06 25 53) 実年齢を考えるとオッサンどころかジジイなんだよな。 -- 名無しさん (2021-10-06 10 15 08) ユーハバッハ陛下、新霊王のご就任おめでとうございます!どうしたんですか陛下、なぜ一言も口を聞いてくれないのですか?もしや無視しているのですか?聖別もされなくなるほど丸くなられたのは嬉しいですが無視は傷つきますね。お食事もされてないようですし。敵襲を受けても全く動かず能力も全く使われないのですね。もう戦闘はしないと誓っているのですか?流石、悟っていますね。即身仏のようだ。もしやこれが仏の境地ですか? -- 名無しさん (2021-10-12 11 33 43) 未来改編できても自分の滅びは避けられないのか。 -- 名無しさん (2022-05-25 10 33 01) 普通にしてる山じい、懲役されてる藍染、死亡してるユーハバッハ。どんどん状況が凄くなっている気がする。 -- 名無しさん (2022-06-21 00 21 05) YHVHからユーハバッハって読みを考え付くのがもうオサレ -- 名無しさん (2022-08-03 11 48 33) ↑2言うほど山じい普通にしてるか?🤔 -- 名無しさん (2022-08-03 12 07 29) アニメ版で色々と補完入りそうだな -- 名無しさん (2022-10-16 11 19 27) 今回の放送で分かったが確かに陛下相手に「未来」の話をしても意味ねえわ。ある意味最大の不敬にあたる。 -- 名無しさん (2022-10-18 11 36 53) アニメ第1話のCパートに流れる陛下の独白(単行本の詩)に痺れた。ラスボスはこのくらい絶望的で良い。 -- 名無しさん (2022-10-19 08 16 51) ユーハバッハ配下の破面と鬼舞辻無惨配下の十二鬼月…あなたはどっちになりたい? -- 名無しさん (2022-10-20 00 07 36) 昔山爺に負けた時は未来視無かったのかな。あっても霊圧負けしてて、戦ったら全ての未来が燃え盛る悪い顔した山爺のコマ表示されて逃げたんだろうか -- 名無しさん (2022-11-11 00 42 34) 斬月のおっさんいは悪いが原作ではヒゲが濃いおっさんという印象しかなかった。アニメで超カッコ良くなっててビビった。 -- 名無しさん (2022-11-11 09 05 45) 昔に負けたのはその時のユーハバッハが今よりも弱くて能力もそこまで強くなかったかもな。 -- 名無し (2022-11-12 13 25 56) 無敵かと思えるような反則な能力を持ち一癖も二癖もある部下たちを束ねるカリスマを持つ素晴らしいラスボスだった。○○が「ユーゴが見せた○だと思ってた」なので茶目っ気も充分。 -- 名無しさん (2022-11-20 16 12 29) 結果的に洞爺湖仙人がこのキャラのパロディになってしまった -- 名無しさん (2022-11-29 21 50 05) 久しぶりにみたら藍染はこの人を見習うべきのタグがあって爆笑した。というか藍染だけでなく浦原を始めとする色んなキャラが見習うべきだわ。ていうかホントに石田は陛下に溺愛されてんな。まあ石田からすると堪ったものではないんだが…… -- 名無しさん (2022-12-07 11 47 25) ここ見て今更気付いたけど、確かに嘘吐かないなこの方… -- 名無しさん (2022-12-07 22 45 10) ジェイムズ(マスキュリン)に対しても死んだ時に「よくやった」と褒めてなかったっけ? -- 名無しさん (2022-12-13 20 59 14) コメントのログ化を提案します。 -- 名無しさん (2022-12-13 23 10 35) 破面を平和への礎にしたり部下や子孫に聖別したりする一方で山じいに執着みたいなものがあったり、一護や雨竜に配慮したりで気にいってる者とそうでない者とで雲泥の差。騎士団の人たちにとってある意味で心臓に悪いお方。 -- 名無しさん (2022-12-22 18 57 57) 上司にするなら無惨様とバッハ陛下、どっちがいい上司? -- 名無しさん (2022-12-22 19 47 56) 「嘘を言わない」って普通に嘘言ってないか?石田を混血滅却師ただ一人の生き残りと言ってたが混血である一護達生きてるじゃん -- 名無しさん (2022-12-22 20 19 29) ↑幼い頃から修行で滅却師としての力を発揮してた石田と違って、一護(聖別当時)や妹達はそうじゃなかったからカウントしていないのでは?🤔 -- 名無しさん (2022-12-22 21 22 47) その辺はかなり複雑だが大前提として黒崎兄弟は滅却師の血を引いているが滅却師ではない(色々混ざってるし)。一護が滅却師の血と力に目覚めたのはキルゲの霊圧を取り込んだときが初めて。でも石田は違う。純血と混血の間に生まれたが石田は生粋の滅却師で最初の聖別の時には両親と自身が滅却師であることも知っていた筈。にも関らず聖別を逃れたからユーハは石田を「史上唯一聖別を逃れた自身をも超える滅却師」と称した -- 名無しさん (2022-12-22 21 27 15) ログ化しました。 -- (名無しさん) 2022-12-26 20 40 25 斬月とユーハバッハの関係自体は当初から考えられてたと思う -- (名無しさん) 2023-01-12 10 32 04 ハッシュヴァルトが語ってる「支配者の仮面」から、性格と能力がニコイチで寝てる間に移動してる描写を考えると、藍染とかがよく使う事実を隠したり捻じ曲げたりするタイプの嘘はともかくとして、自分の心情については周囲に噓つきまくってるんじゃね?という疑惑がある。 -- (名無しさん) 2023-02-05 16 48 55 石田に対してゲロ甘なのこれ、目的達成後に復讐を受け入れて、その上で石田を次期後継者に据えるつもりだったとか…? ハッシュがそこまで欲を出さなければバズビー石田ハッシュの三人に殺されてやったとか -- (名無しさん) 2023-02-10 15 12 48 ヘリ陛下は流石に笑っちまうぞ! -- (名無しさん) 2023-07-12 17 50 24 なんつうか本当に石田が好きでスカウトしに来たんだって嫌でも分かっちまう絵面だったよな… -- (名無しさん) 2023-07-12 22 53 21 陛下もまたシリアスなギャグを体現しておられる。バトル漫画のラスボスがギャグをこなすのが新鮮に感じる。 -- (名無しさん) 2023-07-19 19 05 22 中の人は台本片手に「一護よ これは何と読むのだ?」ときいたりする人憑依するタイプ? -- (名無しさん) 2023-07-23 07 23 56 一護…一護よ…なんとからんのか( -- (名無しさん) 2023-08-02 19 58 37 一護…一護よ…なんとかならんのか…(脚本のカタカナ多数に対して -- (名無しさん) 2023-08-02 19 59 17 ↑まさか中の人もラスボス演じるはめになるなんて思わんかったやろな。 -- (名無しさん) 2023-08-02 20 16 43 ユーハバッハは最初から見えざる帝国の滅却師を死神にぶつけたり聖別などで皆殺しにするつもりだったんじゃないかと思う。目的である平和な世界作ったとしてもアイツ等基本的にヤバい奴らばかりだし人間に危害加える事を嬉々として行うだろうから陛下からしたら平和を乱す敵でしかないだろうし -- (名無しさん) 2023-08-10 23 47 23 ↑本人的には平和を望んでるのも嘘じゃないんでしょうがおかげで聖別で選ばれなかった騎士団メンバーの離別をまねいちゃってるのが悪手っぽいですな。離反されても問題にならない程陛下が強いのできっちり返り討ちにしてるのがさすがってなる。 -- (名無しさん) 2023-08-31 19 11 06 毎度OPの陛下は腹筋に悪すぎる。 -- (名無しさん) 2023-09-02 20 16 58 見えざる帝国の前身の光の帝国の時は今の恐怖政治とはまた違った政治体制だったのかしら。 -- (名無しさん) 2023-09-08 19 13 16 やはり千年前の戦いでは未来視を封じられていたんだな。 -- (名無しさん) 2023-09-24 16 51 45 今回のアニメは少しユーハバッハのルーツが出てきて解釈が深まったな -- (名無しさん) 2023-09-24 19 48 53 ユーハバッハが何で千年前むざむざ死神に敗れたのか納得のいく回答だった。死ぬまで目が開かれないからこその盛大な負け戦が必要だったのね。呪縛を解くためと、配下の滅却師たちに死神への憎悪を刻むために -- (名無しさん) 2023-09-26 22 43 57 聖別の対象者が一般兵にあたる聖兵にも対象だった模様。確かに原作だと聖別の光が瀞霊廷のあちこちに落ちたけど光の数に対して下にいた騎士団メンバーとの数が合わなかったからな -- (名無しさん) 2023-10-01 01 55 03 ↑聖別を受けた騎士団メンバーの中でも死を受け入れた者と反骨全開で抗った者に分かれてるのが良かった。 -- (名無しさん) 2023-10-03 20 44 44 ニコニコでお時間です黒蟻って言われてて笑った -- (名無しさん) 2023-10-09 23 53 00 霊王は生きた?状態で人柱、陛下は遺体でOKなのが気になる。 -- (名無しさん) 2023-11-05 19 02 42 BLEACHを章ごとに分けると「尸魂界篇」「破面篇」「死神代行消失篇」「千年血戦篇」で最初の三章のボス朽木「白」哉、「藍」染惣右介、「銀」城空吾と色が入っていて、初期設定ではユーハバッハもユーハバッハ・ベルツ(「ベルツ」はドイツ語で「黒」の意味)だったそうな。そして主人公は姓が「黒崎」→「黒裂き(=黒を打ち破る)」となるそうな。タイトルのBLEACHも漂白なので黒を浄化するという意味ではスゴい解釈 -- (名無しさん) 2024-02-16 13 30 39
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「慄け死神共 これより 星十字騎士団(シュテルンリッター)がお前達を粛清する」 漫画『BLEACH』の登場人物。 担当声優はゴブリンスレイヤーやウェザー・リポートを演じた 梅原裕一郎 氏。 ユーハバッハの片腕として「見えざる帝国」のNo2を務める実力者。 帝国の精鋭部隊「星十字騎士団」の一人にして、その団長及び最高位の地位に君臨している。 非常に冷静沈着な性格の持ち主であり、ユーハバッハに対しては非常に忠実で、彼の命令は不可解で理不尽なものであっても絶対視する。 一方でそれ以外の仲間には常に無感情かつドライな態度で振る舞い、 必要とあらば相手がたとえ同じ星十字騎士団の幹部格であろうが、かつての親友であろうが容赦なく斬り捨てる。 一方で、石田雨竜に対してのみ必要以上に煽ろうとする傾向にある。 + ネタバレ 元々は同じ騎士団のメンバーであるバズビーことハザード・ブラックの幼馴染みであり、 約1000年前、現世にてユーハバッハが君臨する「光の帝国」の管轄下であった村で、 親を失い叔父と共に暮らしていた経歴を持つ。 その後、ユーハバッハに村を焼かれて叔父を失い、同じ経緯で住処を失ったバズビーから、 ユーハバッハへの復讐のために共に騎士団を目指す事を誘われる。 ハッシュヴァルトは復讐には消極的であったが、バズビーとの友情から彼と行動を共にしていた。 ただし、詳細な描写は省かれているが叔父はどうもハッシュヴァルトに虐待していたようなのだが、 バズビーはその事実を知らず、ハッシュヴァルトも語ることは無かった模様。 そして5年後、部隊を率いてやってきたユーハバッハに右腕として抜擢され、 そこで矢を作れずに落ちこぼれ扱いされていた自分が「分け与える能力を持つ滅却師」であることを初めて知り、 激昂するバズビーが放った矢からユーハバッハを護る形で彼と訣別し、 その後星十字騎士団に入団てたった3年で団長となる程に出世し、本編時点のようなドライな性格になっていた。 が、実はその道を選んでなおバズビーへの友情を内心捨て切れなかったらしく、 素性を偽って騎士団に入ったバズビーに対しても一定の距離以上踏み込ませないように牽制していたが、 そんなバズビーを目障りに思って粛清しようと進言した副団長のヒューベルトに対して規則を口実にしながらも威圧的に制止するなどしていた。 過去の描写を見る限り、ハッシュヴァルトはとにかく主体性に乏しい人物だったようで、 叔父にせよバズビーにせよユーハバッハにせよ、流されるまま誰かに付き従いがちな人格の持ち主であり、 迷いに追われると流されるまま進んでしまう傾向があり、ユーハバッハに従う道を選んだのもそのためだった模様。 そんなハッシュヴァルトにとって、一護達を裏切るふりをして帝国側に潜入した雨竜はまさしく自分の鏡合わせのような存在であった。 そのため、ユーハバッハに側に付くことなく勝機の無い戦いを雨竜挑むを罵倒し、一護達と過ごした数年よりも、 ユーハバッハ付くふりをして恩恵を与えられた一瞬の方が格段に成長した筈、利することが無いと指摘する。 さながら、友情と栄誉の2択で後者を選び、今の立場になった自分の事を指して正当化するかのように。 だが、「天秤は選択」というハッシュヴァルトの言葉に対し、 雨竜は「自分はその選択で彼等と共に居る事を選んだ。そこには利害も無ければ正解も不正解も無い」と断言する。 「僕らは友達だからだ」 その言葉を前にしたハッシュヴァルトは普段の無表情な彼らしからぬ怒り・妬み・僻みその他諸々の感情がごちゃ混ぜになったような鬼気迫る表情を見せ、 ユーハバッハや帝国のためという建前すら放棄し、完全に私怨だけで雨竜を殺害しようとした。 石田はハッシュヴァルトの過去は知らず、ただ本音のまま彼の問いに対して答えただけなのだが、 自分と同じくユーハバッハに見定められ、友情と栄誉・命という2択を迫られながら、 秤にかける事すらせずに平気で友情の方を選択した雨竜は、ハッシュヴァルトにとって彼が選んだ道全てを否定するような存在だったのである。 しかし、トドメを刺す前にユーハバッハがもはや自分以外何も必要ないと判断したため行った2度目の「聖別」の対象にされ、 即死こそ免れたものの致命傷を負い戦闘不能になり、当人の実力や相性とは無関係な形で敗北する。 これに対してハッシュヴァルトはこの出来事をユーハバッハの行為を裏切りとは考えず望まれば命を平気で差し出す忠臣のような態度を取りながら、 石田に対して「秤にかける事もできず、迷いに追われて決めたことは、全て後悔になる」と暗に自分の今の境遇への本音とも取れる言葉を告げた後、 死を待つばかりの自分に能力で傷を移してからユーハバッハの元に行くよう促すという、先刻の忠臣の態度とは矛盾するような行動を取り、 葛藤の末に石田がその提案通りにした後、やがて力尽きて死亡した。 そんな彼が握っていた剣の柄には、バズビーと出会った時に彼から友情の証として手渡された「B」のイニシャルが入ったバッジが埋め込まれていた。 バズビーとの友情もユーハバッハへの忠誠心も抱き続けながら、結局両名の破滅に繋がる要因そのものにもなっており、 おまけに上記のように主体性に乏しく流されがちな上に内面描写が非常に少なく、感情も滅多なことで表情に出さないため、 バズビーでなくても本心が非常に掴み辛い男なのだが、少なくとも死の間際に憑き物が落ちたように先刻まで敵視していた石田の行動を後押ししたのは、 彼に「自分が選べなかった道」を歩ませたかったためな事だけは間違いない。 + 戦闘能力 滅却師でありながら霊子を吸収して自らの力とするでだけなく、 ユーハバッハと同じ「他者に力を分け与える」ことのできる特性を持つ。 元々は与えた力ごと奪うことが出来るユーハバッハと違い、与えるだけの能力しか持たなかったため、 霊子の弓を作り出すことができず、滅却師としては珍しく剣を武器にして戦う。 京楽との闘いの時に白断結壁から霊子を徐々に奪い取っていた事から、 滅却師の基本能力である霊子吸収も後天的に使えるようになったようだが、使う場面は少ない。 また、連戦で疲弊していた上に冷静さを欠いていたとはいえ一護の天鎖斬月をたった一撃で両断したり、 星十字騎士団のバズビーを聖文字も使わずに一方的に倒すなど、見えざる帝国の最高幹部に相応しい実力を持っている。 加えて、ユーハバッハが眠りにつくと能力の入れ替わりが起こり、彼の「全知全能」が使用可能になる。 ただし、ハッシュヴァルトは完全には使いこなすことができず、 「未来が視える」まではできるが「未来を改変する」能力は使用できない。 世界調和(The Balance) ユーハバッハから与えられた聖文字「B」の能力で、ハッシュヴァトの与える能力の発展版と思わしき異能。 ハッシュヴァルトを中心に一定の範囲世界で起こる「不運」な事象を「幸運」な者に分け与える効果があり、 RPGで例えるなら、対象Aが対象Bに100のダメージを与えた所でこの能力を使うとそれを「不運」とし、 その「不運」を与えた「幸運」なAにはBに与えたのと同量の100ダメージがそのまま降りかかってくる。 他にも、ハッシュヴァルトの攻撃を防げばそれを幸運とし、次の攻撃は不運に見舞われ対処不可能になるなど、 事象の反転とも言える現象を起こす。 要は受けた不幸を他者に押し付けたり同等の不幸をもたらすことで幸運の均衡を保つ類の能力なのだが、 厄介なのはハッシュヴァルトの持つ逆五芒星の意匠がある盾「身代わりの盾(フロイントシルト)」とのコンボで、 この盾は「不運」の身代わりとなって、ハッシュヴァルト自身に降りかかった不運を移し取ることができ、 どんなダメージを負ったとしてもその傷は自動的に「身代わりの盾」に移し取られハッシュヴァルトは即座に回復するばかりか、 「世界調和」の能力で身代わりの盾に刻まれた分の「不運」を追加で相手にもたらす、 つまり常に受けたダメージを無効化した上に威力2倍の防御不能・回避不可攻撃として攻撃した対象に返してくるという反則的な戦術を使ってくる。 このため、能力の範囲世界外から攻撃を仕掛けるか何らかの方法でハッシュヴァルトの能力を封じない限り、 こちらから攻撃してもハッシュヴァルトには効かないばかりか攻撃した側が不利になり、 逆にハッシュヴァルトの方は攻撃し放題という理不尽な戦いを強いられることになる。 MUGENにおけるユーグラム・ハッシュヴァルト DonTuatua氏製作の『JUS』風ドットを用いたMUGEN1.0以降専用のちびキャラが公開中。 近接戦に秀でているが、原作では使用しなかった矢の飛び道具も備えている。 当身カウンター式の超必殺技を持つ他、一時的に全知能使用状態となる強化モードにチェンジする技がある。 AIもデフォルトで搭載されている。 DLは下記の動画から 出場大会 「[大会] [ユーグラム・ハッシュヴァルト]」をタグに含むページは1つもありません。
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七夜「死」貴となったその攻撃は速く、そして何よりユーハバッハの頬を斬りつけた。 「あ、当たった……!!」 「まだだ!! まだまだ!!」 出血が激しいが、激痛のおかげでかえって意識を保っている先代巫女が言った。七夜は息をめいいっぱい吸い込み、間髪入れずに斬撃を振るう。 ──セブンスヘヴン。 空間全体を覆い尽くす不可避の攻撃。「殺し」に特化した技は全知全能のもたらす無敵を貫通し、ユーハバッハに防御と回避を許さない。 「いけるぜ!」 魔理沙はこの隙を逃すまいと八卦炉を向ける。ユーハバッハが膝をついた。 「「視」えているぞ、霧雨魔理沙。そして忘れたか」 「!?」 ユーハバッハが手をかざすと、八卦炉は音もなく壊れた。それはかつてと同じ……。魔理沙は舌打ちした。 「くそっ!」 「まだだ! ユーハバッハ!! ……っ!?」 純狐が魔理沙の失意を吹き飛ばすように、純化させる能力を振るう。狙いはユーハバッハが重ねてきた魂。しかし、力は届かない。それどころか純狐の力は逆にユーハバッハに奪われていく。 「霧雨魔理沙、純狐。お前たちはもうわかっているだろう。一度私が視た力は、私には通じぬ。そして純狐よ、知っているだろう。お前の振るう能力は『言葉に依存せぬ原始的な力』。つまり全知全能を使うまでもなく私の、滅却師の基本的な能力とは相性が悪いと」 「くっ!」 「ユーハバッハ!!」 七夜は再びナイフを振るう。しかし、気づいた。「いつのまにか」自分とユーハバッハの直線上に、満身創痍の先代巫女が倒れている。胸から血を流し、「いつのまにか」致命傷を負わされている。 戸惑いが踏み込みを浅くし、加速がブレる。 そこを、ユーハバッハは霊子の弓で貫いた。 「ガハッ!!」 「我が全知全能を、限定的とはいえ無力化する素晴らしい力だ。だが、七夜死貴よ。その体はその力に沿うように作られてはいまい」 「ハッ! この体が彼岸を渡る前に、お前の魂を冥府に落とせば問題ないさ……ッ!」 「では、一人で死ぬが良い」 「……くそっ! ぐ、ぐわああああああ!!」 七夜の体から広がるヒビを、ユーハバッハは改変した未来を反映させて広げて行く。先代巫女が体を引きずって殴りかかるも、拳がユーハバッハに届く前に、ユーハバッハの体から湧き出る影によって押し流され、壁を突き抜けて吹き飛ばされた。 「くそっ……まだだ! まだ負けないぜ……!!」 唇を噛み締めて魔理沙は立ち上がるも、もはやユーハバッハは振り返ることなく魔理沙の体を刻んだ。「弓で鎖骨から肩が射抜かれた」未来を反映させて。 「つまらぬ。だが、それも仕方のないことか……私が定めたこの世界の特記戦力は、この場に誰一人としておらぬのだからな……」 ユーハバッハが言う。各々にその手でトドメを刺すために、ユーハバッハは霊子の剣を作り出した。まず最も致命傷を負っている先代巫女へ歩み寄る。 その時、先代巫女がここに来る時半壊させた天井がさらなる爆発によって吹き飛んだ。爆煙の中に降り立つ影。 ──助けは空から舞い降りた。 「あらゆる可能性を絶つ」ユーハバッハと「可能性を集約させた」七夜死貴。 「名前のないものには傷つけられない」ユーハバッハと「名前を持つ前の純粋な力を使う」純狐。 対比しているようで、決して拮抗とはいえなかった。徹底的に未来から襲い来る破壊に僅かに抵抗できている程度。死貴に備わった直死の魔眼を刺す未来も与えられない。だがその、ユーハバッハですら奪えない未来への時間稼ぎは、少しずつ味方を集めていく。 ユーハバッハは深い笑みを携えた。 「来たか。我が残骸よ」 「あんた……さっきまで寝てた……!」 「遅く、なった……」 全身に鎧を纏い、顔には六眼の仮面。その手には紅色に光る刀身を携えた破面の侍。 「侍の義によって……助太刀致す」 ユーハバッハは黒死牟の霊圧を感じとり、改めて感慨深く言った。 「来たか、私の残した唯一の残骸。愛すべき息子よ」 「ユーハバッハ。……事情は全て……夢で聞いている。なればこそ、お前に引導を渡すのは私だろう……」 刀を構える黒死牟を視て、くっくっくっ、とユーハバッハは肩を揺らす。何がおかしい、と黒死牟は問うた。 「ここまで順調に育ってくれるとは、全く一護もお前も、とんだ孝行息子だ」 「?」 ユーハバッハは語る。 「黒死牟、いや継国巌勝。お前はまさか、その力を己の力で手に入れたと思ってはいまいな?」 「……思ってなどいない! この力は……この舞台にて、さまざまな者に与えられたもの。お前を倒すべく託された私に対する恩恵に他ならぬ……!」 「そこがズレているのだ、継国巌勝。……お前は疑問に思わなかったのか、鬼の剣士であるお前の支給品が私に由来する斬魄刀、斬月であったことに。最初に戦ったものが、覚悟を秘めた異形の怪物。斧神であったことに……」 「っ!? な、何を……!?」 焦燥の黒死牟に、ユーハバッハは続ける。 「お前は斧神との戦いで不安定だった魂魄を安定させ、ウルキオラ・シファーとの戦いで始解と、死神化へと至った。そして我が居城に入り、卍解……つまり、帰刃にいたり、その霊圧はかつての一護に勝るとも劣らぬ領域に至った」 「まて……では、あの娘は……」 絞り出すような声だった。 「あの娘を殺すように仕向けたのは、お前なのか……!!」「そうだ」 目を見開いたのは両者だった。ユーハバッハの即答と同時に、響転を用いて斬月を振るう。しかし、斬月はユーハバッハの作り出した「斬月によく似た霊子の刀」にいともたやすく止められた。 「なっ……!」 「お前の誤算を教えよう、継国巌勝。一護にあってお前にないもの。それは純粋なる滅却師の血! 故にお前は私の「奪う力」には抗えぬ! 力を貰うぞ!! 継国巌勝!!!」 「ぐっ!! ぐぁあああああああああっ!!!!!!」 霊力が奪い尽くされ、だらりと腕をたらす黒死牟を投げ捨て、倒れ伏すものたちにユーハバッハは言う。 「最期に教えておこう。私がこの舞台で特記戦力と定めたのは、クリストファー・ヴァルゼライド、ベジータ4世、そして津上翔一だ」 ユーハバッハはかく語りき。 「この3人はそれぞれ、私にとっての未知であった。能力ではなく、生まれ持った力のみを磨き上げ、異能の神を蹂躙せし領域に、至る者たちだ。「能力」でなければ、我が全知全能では無力化できぬ。どの未来に置いても私が滅ぶ以外に選択肢がなければ、改変しても無駄だからだ」 しかし、ヴァルゼライドはクロノスらと相討ち、津上翔一は進化のきっかけすら掴めず、ベジータはつまらぬ情愛につまずき、動けずにいる。 「全てが私の「視」た通りとはいえぬ。しかし、此度の催しは私に多くをもたらした。……心から礼をしよう。諸君らの健闘を忘れまい」 ユーハバッハはそういうと、殺し合いの舞台──つまり、惑星そのものを自身の体から湧き出る「影」で覆い始めた。 かろうじて意識のある魔理沙は見覚えがあった。 これは、ユーハバッハが幻想郷を滅ぼし、すべての世界を一つにした時と── 元の世界において、三界を滅ぼした時と同じだった。 影が世界を覆う。 すべての境界が滅びゆく。 生と死が混ざり合い、全てが不変の永遠へと形を変えていく。 ユーハバッハはその光景を、いつ見ても美しいと思っている。これは救済に他ならないからだ。全ての生物……いや、形ある全ては「滅び」という不可避の事象を克服するのだ。その世界に恐怖はなく、痛みもなく、飢餓もない。憎しみも悲しみも、愛すらない。完全な世界の誕生は、創世の光景はいつ見ても美しい。 しかし、突如として影がその侵食を止めた。 それどころか、影には亀裂が入り、次々と砕けていく。 「──! なん……だと……!?」 それは、ユーハバッハの眼には映らなかった未来だ。だが、理由はわかる。 「稀神サグメか!!!」 ユーハバッハの叫びが轟く。答えは闇から現れた。 「そうだ、ユーハバッハ。神なるものよ。お前の『滅びの運命』を、反転させた」 「どうした? ユーハバッハ。表情に陰りが見えるぞ?」 ファニー・ヴァレンタインとサノスだった。 サノスの影には、力を使い果たしたのか、ぐったりして太い脚に寄りかかるサグメの姿がある。 「バカな、何をした……」 稀神サグメの能力は、「口に出す運命を反転させる」こと。一見、恐ろしい能力だが、さまざまな欠点がある。 定められた運命、の改変であり、完了した運命の逆転はできない。 口に出さねばならない。なにより口に出したとして、その運命が正確にその事象を改変するかはサグメ自身にもわからないのだ。 口に出したのは先の言葉通り滅びの運命の反転であろう。しかし、それがこうもピンポイントで作用するとは思えない。インフィニティ・ストーンですら、運命の強制はその一つや二つで不可能だ。第一、なぜヴァレンタインとサノスが「こうすること」が視えなかったのだ。 「ユーハバッハ。未来は見えるが、忘れることはあるのだな。私のスタンド能力、『D4C-ラブトレイン-』の能力を忘れたか?」 「──!!」 ユーハバッハは初めて、心の底から驚愕して見せた。 「そうだ。ラブトレインは、『私と私の範囲に幸福(幸運)をもたらし、どこかの誰かに害悪(不幸)を押し付ける』能力だ。つまり、お前のかつての部下の力──『B 世界調和(ザ・バランス)』と同質の力だ」 ヴァレンタインは続ける。 「そして、サグメの能力はお前が最も警戒した力、『A 完全反立(アンチサーシス)』と似たタイプの能力……。サグメの不安定さをソウル・ストーンで増力した私のラブトレインで補強したのだ。故に、こうも見事に運命は逆転した。……私はずっと、お前が幻想郷を崩壊させた時からずっと、これらの行動を起こすために動いていたのだ。まず、聖なる遺体をあの霊王の遺体に入れた。そうすれば、お前は「私」の行動を注視する」 ヴァレンタインの解説を、サノスが引き継いだ。 「ユーハバッハよ。お前の全知全能は、たしかにその場にいるものから派生する、すべての未来を見通し、影響を与える。しかし、派生した未来のその者が、『さらに派生させる未来』までは見えぬのだ。だからヴァレンタインと私は、本体ではないヴァレンタインにソウルのインフィニティ・ストーンを渡し、別次元で行動させたのだ」 「時間のズレは私が手に入れたタイム・ストーンで修正し、お前に知覚されないように」 「──!! 見事だ、ヴァレンタインよ。そしてサノスと稀神サグメよ。しかし、忘れてはおらぬか? 全知全能が使えぬとも、私の基本的な戦闘能力は変わらぬということを、滅却師の戦闘術は使えるということを……!!」 そう言うと、ユーハバッハはヴァレンタインの体からD4Cを引き摺り出し、そして救出し始めた。スタンドは精神エネルギー、つまり魂の塊だ。霊子の隷属に逆らえるはずもない。 ヴァレンタインは崩れ落ちた。 「サノスよ、残るはお前だけだ」 ユーハバッハは語る、己の勝利への道を。 しかし、サノスもまた、語るのだ。己の勝利への道を。 「サグメに反転させた運命は、滅びだけではない」 「何!?」 すると、ユーハバッハの腕がだらりと落ちた。力が抜けている。霊圧が半減している。かつて、兵主部一兵衛の斬魄刀、「一文字」に名を取られたような状態だった。 「お前の力を削いだ。魂を集める運命を、反転させてな。そして……」 黒死牟が、魔理沙が、先代巫女が、立ち上がる。運命の反転──ユーハバッハから奪った力を、彼らに与えたのだ。そして、さらなる助けは舞い降りる。 「少しばかりパーティーに乗り遅れたら、こいつは濃厚な接触じゃないか。オレたちも混ぜてくれよ」 いきなりの言葉と共に、暗黒色の、槍のようなモノがユーハバッハを貫く。 「ぐ……ッ!?」 ユーハバッハに与えられたダメージはかすり傷に過ぎない、それでも驚愕の声を上げながら、ユーハバッハは『未知なる攻撃』を放ってきた相手を見定めた。 「ルシファー……ベリアル……貴様らは、愚にもつかない『終末計画』に拘っていたはず……」 溜め息と共に、『ケイオスマター』を構えたルシファーがユーハバッハへと言葉を投げる。 「あの終末計画は失敗作だ。あの魔女は気付いていなかったがな。『深淵』とスパイラルネメシスによって全ての並行世界を滅ぼす……。その前提条件には大きな穴がある。ユーハバッハ、貴様だ。貴様はその全能で『深淵』もスパイラルネメシスも拒否し、ただ世界に存在し続けることができるだろう。俺の終末は『全てを滅ぼし、何もかもが消え去る』もの。それでは完璧な計画とは言えん。故に、一番の不確定要素である貴様をここで排除しに来た。なにか矛盾はあるか」 「この力は……なんだ……? 何故、私の全知で『視え』なかった」 「ケイオスマター。神の摂理に依らない混沌、理論上の空白を埋める架空要素。全知全能の神であれど、混沌そのものを予期することはできまい」 ルシファーの言葉と共に──、ユーハバッハの『全知』に、ノイズが混じり始める。 【シンプルな丸刈りアネ゛デパミ゛しねしねこうせん何も問題はないようじゃがのうパープル・ヘイヘイわざマシン22オーキドせんせいやるしかGO!!】 「なん……だと……!? 何故、我が全知に、こんな異物が」 【黄金だから】 影に穴が、あいた。 その穴の向こうから、黄金の輝きが向かってくる。 それは大爆発を起こして穴の亀裂をさらに広げてユーハバッハの前に立った。 「たぁーっ!! キサマがユーハバッハだな! 観念しやがれ!!」 超サイヤ人のベジータが、床を突き抜けて飛び出てきたのだ。 ユーハバッハは目を見開いた。 己の未来はもう、見えなくなっていた。
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──ユーハバッハは平和を想う。 朝が来た。 しかし、別に会場に晴天が降り注いだわけではない。会場の空は変わらない。曇りになったり、大気が濁ったりなど、空間に多少の変化はあるものの、この『舞台』はシュオルの土台にガイアが手を加え、さらに外膜の空間──宇宙とも呼べる──の小銀河を、アンチスパイラルの創造した隔絶宇宙で覆い、そこに参加者ごとの「時間軸ごとのズレ」の矯正、安定のために霊王の力とタイム・ストーンを用いていた。 つまり、参加者や主催者ら生物の感覚時間は滞りなく経過するのだが、実時間の経過によって極端な綻びが起こらないのだ。早い話、突然台風や大陸を割るようなレベルの地震、想定外の装備、設備の劣化などは自然発生しないようにできている。 そのために、この世界は朝から夜にかけてまでの時間経過が非常に曖昧であった。 しかし、ユーハバッハは「朝が来た」ことを確信した。目を開いたのだ。かつて兵主部一兵衛を倒した時のように──三界を破壊した時、目覚めたように。決して今まで寝ていたのではない、夢を見ていたわけでもない。今ここに、『全知全能』は正しく覚醒を果たしたのだ。 「今日は、より良い世界が見える」 ユーハバッハは満面の笑みを浮かべると、玉座から立ち上がった。 「どこへゆく?」 王室の扉の手前で、背後から声を掛けたのはガイアだった。ユーハバッハはきちんと振り返って答えた。 「門を開けに行く」 「ならぬ」 ガイアは即答した。 「おぬし、まさかおぬしが『負けた理由』を、忘れたわけではあるまい……」 「…………」 それは、正史世界のユーハバッハを指していた。 ──全ては繋がっている。 そのユーハバッハは、藍染惣右介の鏡花水月で不意をつかれ、石田雨竜のもたらした『静止の銀』でユーハバッハのほぼ全ての機能が停止していた瞬間に、黒崎一護の斬月に両断された。しかし、その3名だけに、ユーハバッハは破れたのではない。 黒崎一心と石田竜弦がいなければ、「静止の銀」は無かった。銀城空吾と月島秀九郎、井上織姫がいなければ斬月は折れたままだった。阿散井恋次と朽木ルキアがいなければ、一護の心は折れたままであった。 そして、藍染を含めて彼らが一護にここまでの助力を惜しまなかったのは、皮肉にも一護を育てるために画策し、与えてきた試練が育んだ絆がためだった。つまりユーハバッハ自身の奸計があの末路を招いたのだ。 だが、それ以前にも「あの」ユーハバッハはいくらでも黒崎一護を、一護に関わる者たちを葬る機会はあった。黒崎一護の成長を待ったことや全知全能の完全なる覚醒を待ったこと、最初に藍染に遭った時、既に認識をズラされていたが気にも留めなかったこと、『聖別』を逸ったためにハッシュヴァルドやジェラルドに自らトドメを刺してしまったこと、霊王を取り込んだことへの急激な負荷など、理由は様々あったが、結局それは第三者の視点では「慢心」していたのだと切り捨てられても仕方のない、無様な敗北であった。 故に、天と地を通してその事情を知るガイアは止めるのだ。今、ここに集まる者は、それぞれの元の世界の自軍の戦力と比べても、総合的な戦闘力はかつてないほど上である。……例外はアンチスパイラルぐらいだろうが、彼らはバカではない。いきなり敵側に寝返ることはなければ、絆される心配もない。少なくとも、その未来はユーハバッハにも、ガイアにも視えてはいない。 つまり、現状下界で蠢く生き残りどもと戦っても、まず負けることはない。万全の構えで待ちうければ、腕の一振りで全滅させることは容易いのだ。 だというのに……せっかくここまで戦力と舞台を揃えたというのに、時間をかけたというのに、門を開けて自ら敵を招くというユーハバッハの行為は、こちら側の勝利する確率を著しく下げるに等しい愚行である。例え未来に置いて「勝つ」以外の余地がなくとも、ガイアでなくとも止めるのは当たり前だった。 ユーハバッハはガイアの焦燥を受け止めた上で、言った。 「母よ、私は平和を望む。争いを好まぬ。しかし、幾多の世界をそうしてきて、ただ一つ分かったことがある。平和を求める行為は、すなわち争いを産むのだ。対価とする世界が肥大すれば、比例して争いの規模の膨れ上がる。そして、敵たるものが例え蟻に等しい群れであっても、卑劣な手段を用いて勝利すれば、それは自ずと、近い未来において自己の世界の崩壊を招くと知った。例えば敵が赤子であったとしても、私が齎らした試練を乗り越えた者たちは、この手で剣を交えた上で勝利せねば、それは真の勝利とは呼べぬのだ」 ユーハバッハはそれだけ言って、背を向けた。漆黒のマントが靡く。霊圧が実態を持った影が後に続く。ガイアはそこに向けて、わからぬ。と呟いた。そして、遠ざかる背中越しに「それが人間なのだ」という声を聞いた。 ユーハバッハはゲートガーディアンを見上げた。主催の居城と参加者の世界を繋ぐ門の守護者たるこの怪異──天使──は、主たるユーハバッハへの敬意と礼賛を欠かすことはない。 ユーハバッハは自らの手に集めた霊子で剣を作り、ガーディアンの5歩後方の地面をひと撫でした。強固な霊子で構成される道に、ざくりと大きな亀裂が走った。 「ガーディアンよ、ここを境界線(ゼミ・コーロン)とする」 ガーディアンは霊子一つ動かすことはない。 「お前は門番だ。我が世界に踏み込むものを、物言わず、尽く塵へ還す守護者だ。かつての我が子の誰よりも、私に忠実な僕(しもべ)だと言っても過言ではない」 ユーハバッハは続ける。 「ユーハバッハの名を持って命じ、そして禁ずる。ガーディアンよ、これからここに敵が来る。お前はその敵を、全霊を持って駆逐せよ。ただし、この線を越えた者には一切手を出してはならぬ。その者は試練を乗り越えた者、すなわち勇者(イロアス・エレティコス)だ。天使は勇者を阻んではならぬ」 ガーディアンはそこで初めて、視線を地面の線へと向けた。 ユーハバッハ再び居城へと、玉座へと戻っていった。 「いいじゃないですか、それ。要は哀れな者たちに力の差を教えてあげて、絶望に落としてさしあげるのでしょう? もしかしたら勝てる……などと、甘い希望にすがる者たちに現実を教えてあげるのですから、んー……さすがはユーハバッハ。私を見染めた男と言えますねぇ」 ユーハバッハが自ら門を開けたことを聞いた天津は、白スーツを翻して言った。おそらく天津が話しかけた相手であろう里見は、彼にしては珍しい真顔で沈黙している。 「私もサウザンドライバーの強化に加え、新たなG4システムを完成させたばかり……! つまり、私が飛電或人たちに勝つ可能性は言うまでもなく……」 「1000%と言いたいのだろう?」 天津はその通り! と唸った。里見は呆れていた。物も言えないほどに。 自分もこの男のように、人を騙し、改造し、命を弄ぶ真似はしていた、しかしそれは超人なき世界のために、幻想を捨てて大人の世界とするためという、彼なりの世界を想ったものなのだ。しかし、こうして客観的に見てみると、そんな自分すらなんとも情けなかったのかというか、ふざけたことをしていたのでは? と猜疑心が湧いてくる。ましてや、天津はヒューマギアという、ある種羨ましいほどの人類の科学の最先端を司るというのに、元の世界でやっていたことと言えば自ら仮面をつけて正義のヒーローと戯れていたのだ。 はっきり言って、天津は里見にとって、ヒーローごっこの幻想に執着する大人の次に、唾棄すべき存在と言えるのだった。 そんな男に「話が合いそう」というだけで粘着されているのだから、たまったものではない。 業を煮やした里見がいよいよ離れようとした時、ユーハバッハは現れた。 「天津垓よ。お前に前線をまかせたい。ガーディアンの5歩より後に来るものを、尽く打ち倒すがよい」 「ほぉー……いいのですかユーハバッハ。私が前線に出ると、それで全てが終わってしまいますよ?」 「かまわぬ」 「ユーハバッハ、私は何をするべきだい?」 「お前は『好きにせよ』。行動に「思想」にも制限は設けぬ。あるがままに振る舞うが良い」 ユーハバッハの複眼がぎょろりと里見を「視」た。里見はしばらくの間を開けて、了承の意を示した。 天津はウキウキと門へと歩いていった。その足は羽のように軽そうだった。 ユーハバッハは再び玉座についた。 リュウヤとアンチスパイラルにはあえて何も告げていない。彼らは余計な干渉を拒むと考えたからだ。計画的で潔癖のきらいがある里見と違い、その場その場で自身の考えで行動しても、この催しの締めとしては申し分のない働きをするだろう。例えばその刃が自身に向けられても……。 ──良い夢を見れそうだ。 とびきりの、平和の世界を。 ユーハバッハは誰にいうでもなく、その声を世界に溶けさせた。 最終章 プロローグ 誰がために鐘はなる old Collapse of a world ユーハバッハ next理想郷の残骸たち old 母なるものの憤怒 ガイア next 主催ジェノサイダー old 血戦、開幕 天津垓 nextドウグな彼女とドウケな社長 old 無し 里見義昭 next 幻想、語られずとも
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登録日:2016/07/18 Mon 15 34 19 更新日:2023/10/25 Wed 00 27 31NEW! 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 B BLEACH D4C イケメン チート ハッシュドポテト ヘリを操縦してきた ポテト ユーグラム・ハッシュヴァルト ユーゴー ラブトレイン 世界調和 側近 割と激情家 加害者にして被害者 千年血戦篇 哀しき悪役 天秤 悲劇の男 星十字騎士団 梅原裕一郎 概念系能力 概念系能力者 滅却師 皇帝補佐 秤 美形悪役 見えざる帝国 身代わりの盾 選択 金髪ロング 騎士団長 見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)皇帝補佐星十字騎士団最高位(シュルテンリッター・グランドマスター) ユーグラム・ハッシュヴァルト “ B ” ユーグラム・ハッシュヴァルト Jugram Haschwalth [職業]滅却師 [所属]見えざる帝国「星十字騎士団」 [誕生日]11月5日 [身長]189cm [聖文字]“ B ” [能 力]The Balance ― 世界調和(ザ・バランス) ― ― 世界に起こる不運を幸運な者に分け与えることで、世界の調和を保つ [完聖体]?????? [CV]梅原裕一郎 漫画『BLEACH』の登場人物。 目次 † 概要 † 人物 † 戦闘能力◇─ 世界調和(ザ・バランス)身代わりの盾(フロイントシルト) ◇─ 全知全能(ジ・オールマイティ) † 性格 † 活躍◇─ 第一次尸魂界侵攻 ◇─ 第二次尸魂界侵攻 ◇─ 真世界城 ◇─ 原作終了後 † 余談◇─ 対となる存在 ◇─ お時間です陛下 ◇─ OP映像 † 概要 「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」皇帝・ユーハバッハの側近で、「星十字騎士団最高位(シュルテンリッター・グランドマスター)」という肩書を持つ、星十字騎士団の事実上のリーダー格。 西洋の騎士のような風貌を持ち、長い金髪と異様に長い睫毛が特徴。 愛称は「ユーゴー(*1)」、もしくは(読者からは)「ポテト(*2)」。 † 人物 基本的に感情を表に出さず、ただユーハバッハの忠誠心に従って行動する。 相手がたとえ同じ滅却師(クインシー)であろうが星十字騎士団であろうが、かつての親友であろうが斬り捨てる冷徹な性格。 実際は彼はユーハバッハの半身も同然であり、夜になると眠りについたユーハバッハに代わり、彼の能力を使用することができるようになる。 また、この状態では性格もユーハバッハと似たような威圧感がある傲慢なものとなる。 同じく星十字騎士団のバズビーはかつての親友。 幼い頃は他の滅却師と違って霊子兵装も作り出せず、自分には才能がないとコンプレックスを抱えていた。 さらに当時養われていた叔父に「かわいいユーゴ」と言われており、虐待を受けていた節もある。 そんな頃に出会ったのがバズビーであり、天才を自称する傲慢な子供だったが、孤独で周囲に壁を作っていたハッシュヴァルトを子分にして「最強の滅却師になろうぜ」と呼びかけて『B』のバッジを渡した。 バズビーと出会って半年後、ユーハバッハにより自分たちの住処を焼き払われたハッシュヴァルトは、共にユーハバッハを殺すための鍛錬を行うようになる。 バズビーと共に5年修行しても相変わらず弓を作り出すことは出来なかったが、2人とも腕を上げ、星十字騎士団への募集がかかった時に共に入団して側近になり、ユーハバッハに復讐するチャンスを得ようとする。 しかし、そこでハッシュヴァルトを側近にすると宣言したユーハバッハから知らされたのは、ハッシュヴァルトは「霊子を吸収して自らの力とする」のではなく、 ユーハバッハと同じく「他者に力を分け与える」ことのできる滅却師であり、ユーハバッハが探していた後継者候補だった。 与えた力ごと奪うことが出来るユーハバッハと違い与えるだけの能力しかないため、これまで自分の力に気づけず、また無意識にバズビーもその恩恵に預かっていたことが判明する。 今まで劣等感に苛まれていた自らの価値や才能を知った彼は復讐を捨て、そのままユーハバッハに同行、星十字騎士団に加入し忠誠を誓うことになる。 その後は入隊後たった3年で騎士団長になっていた(*3)。 そして遅れて入って来たバズビーがとにかく噛みついて来たのだが、それを冷たくあしらっていた。 しかし当時の副団長であるヒューベルトがそんなバズビーの態度(とハッシュヴァルトの存在)が気に食わずバズビーを害そうとすると、冷たいどころか殺気染みた目つきで釘を刺していた(*4)。 † 戦闘能力 痛みは無い その天秤から 眼を逸らせぬ事以外に (BLEACH 70 FRIEND) 長年の鍛錬により、剣技に関しては作中屈指の域に至っていると思われる。 そのためか、基本的には剣技を使用する。 この剣技にしても別次元で聖文字も使わずに疲弊して冷静さを欠いていたとは黒崎一護の天鎖斬月をたった一撃で両断したり、バズビーも聖文字の力を全て駆使しても太刀打ちできなかった圧倒的な技量がある。 京楽春水との闘いの時に白断結壁から霊子を徐々に奪い取っていた事から、ユーハバッハに力を授かったことで滅却師としての能力も行使可能になっている。 やや慎重すぎるきらいもあるがとにかく冷静に動くので、敵を侮ったりもしない。 アニメ版『千年血戦篇』#25では、王属特務・零番隊の麒麟寺天示郎と対決するも、彼の槍さばきで「身代わりの盾」を弾かれて撃破されている。 その後は聖別によって復活するが、その時親衛隊と違って石田雨竜共々完聖体(フォルシュテンディッヒ)とはならなかった。 与える力を持つ特殊な滅却師のため、もしかすると完聖体にはなれないのかもしれない。 ◇─ 世界調和(ザ・バランス) 幸運によって救われた命は 同量の不運によって取り払われる 聖文字(シュリフト)“B”の能力。 ハッシュヴァルトを中心に一定の範囲内で起こる「不運」な事象を、「幸運」な者に分け与えることで世界の調和を保つ。 例えばハッシュヴァルトと戦っている人物Aがいるとした場合、そのAがハッシュヴァルトにダメージを与えたことを「幸運」とすれば、 その「幸運(与えたダメージ)」とバランスをとるために同量の「不運」がAに対し降りかかる。 この場合、Aがハッシュヴァルトに与えたダメージがそのままAに対して返ってくる。 逆にAがハッシュヴァルトの攻撃を防御した場合、その「幸運」とバランスをとるために同量の「不運」に見舞われる。 この場合、ハッシュヴァルトの次の攻撃は物理的な強度や防御・回避行動などを無視して必ずダメージを与えることができる。 ちなみに伊勢七緒の白断結壁に対しては力押しで破壊すると罠があるだろうと想定していたことと、能力ばれを警戒してか恐らく発動していない。 また、補助兵装として「身代わりの盾(フロイントシルト)」を持ち、後述の通り盾と聖文字のシナジーが厄介極まりない。 ちなみにユーハバッハには通用しないと思われる。どこまで通じるかは不明だが、事前に予知していれば死ぬ未来を書き換えられる上にそもそも聖別もあるため。 身代わりの盾(フロイントシルト) 逆五芒星の意匠がある専用武装の盾。 ハッシュヴァルト自身が受ける「不運」の身代わりにすることができ、自身に降りかかった不運を移し取ることができる。 どんなダメージを負ったとしても、その傷は自動的に「身代わりの盾」に移し取られハッシュヴァルトは即座に回復する。 さらに攻撃した時点で降りかかった不運と合わせて、「身代わりの盾」に刻まれた分の「不運」が追加で降りかかる。 ハッシュヴァルトにとっての「不運」は全て他者へ「分け与えられる」ことになり、本人は常に「幸運」に守られた状態でいられる、というわけである。 要約すると、この盾を持っている状態のハッシュヴァルトに攻撃をした場合、与えたダメージが無効化される上に2倍の威力の防御不能・回避不可の攻撃になって返ってくる。そして、ハッシュヴァルトの攻撃は如何なる方法をもってしても防御も回避も不可能となる。 能力を奪われなければ完全に他者を圧倒する能力であり、実にチート極まりない。 この能力を力技で攻略しようとしたら、攻撃者は範囲世界の外側に逃れたうえで、ハッシュヴァルトを範囲世界ごと消滅させるしかないと予想される。 また、ハッシュヴァルトを即死させれば、勝てる可能性もあるが、ハッシュヴァルトが死亡しても世界調和の効果が残っている場合、攻撃者も確実に相打ちになる事を前提で攻撃を仕掛ける必要が出てくる(*5)。 その為、世界調和の能力の全貌が明らかになっていない状況で、この方法を取ることは攻撃者にとって一か八かの危険な賭けになる。 その他、範囲世界にいる者に不運を分け与えるという事は、京楽や平子真子の卍解と同様に、能力の効果範囲内にいる者を敵味方問わず能力の対象となると考えられる。 能力の詳細が明らかではないためにはっきりとしないが、1対1か1対多の状況でしか使用できない、及び味方がいる状況では能力を使用できないと考えられる。 作中では明らかにならなかったが、雨竜との対戦で突然現れたり、ユーハバッハの聖別で能力を奪われた時、普段使っている剣は残っていたにもかかわらず、それ以上に目立つ盾がいつの間にか消えていたことから、ハッシュヴァルト自身の能力で作り出した武器だったと推測される。 盾に逆五芒星の意匠があったことから、ひょっとするとハッシュヴァルトが作れる唯一の霊子兵装だった可能性もある。 その場合、盾が破損したところで瞬時に修復できるので、盾を取り上げる、あるいは破壊してハッシュヴァルトを倒そうとしても全く意味がなくなる。 それ以外にも、完現術の類だった可能性もあるが、それは作中では判明しなかった。完現術の場合、媒体となった道具があるはずだが、それらしき描写も無いため不明。 ちなみにフロイント(Freund)とはドイツ語で『友達』を意味する。そのことから、彼の剣に仕込まれたとあるモノが媒体という説もある。 ◇─ 全知全能(ジ・オールマイティ) …酷な力ですね 陛下 …未来が視えるというのは 本来はユーハバッハが持つ聖文字“A”の能力。 ユーハバッハが眠りにつくと能力の入れ替わりが起こり、この能力が使えるようになる。 ただし、ハッシュヴァルトが使えるのは「未来が視える」までに止まっており、その後の「未来を改変する」能力までは使えない。 未来視自体も雨竜とのやり取りから断片的な様子だが見える未来は十分長い上に、未来視の精度も極めて高いのでやはり強力(これが原作終了後の展開に繋がっている。)。 ちなみにハッシュヴァルトは能力を扱えないが故に自分が死にユーハバッハも敗れる未来が確定して視えてしまっていた。 一方のユーハバッハは「無数に分岐する未来を見通せる」「未来を改変できる」という極めて強力だが扱いが非常に難しそうな能力であることに加えて(*6)、起床と能力入れ替わりによる未来視のタイミングが合わさった結果、本編の展開については悪夢だと勘違いして見逃してしまっていた(斬月の形状が昔のものだったことも余計に誤解しやすかった要因)。 この様な関係性のためハッシュヴァルトの未来視は絶対的なものだったのか、たまたまユーハバッハが把握していなかっただけなのかは不明瞭である。 なお、ユーハバッハの発言や行動から本編とは別の形の危うかったり敗北していた未来も見ていてそちらは改変(回避)していたはずである。 † 性格 作中では陛下の命に忠実で上記に記した通り冷徹な滅却師に見えるが、その実かなり複雑な内面を抱えていた模様。 かつて袂を別ったバズビーに関しても非情に成り切れずバズビーが知らないところでヒューベルトの敵意から守ったり、バズビーがユーハバッハに進言しようとするのを止めていたり、最後のバズビーとの決戦に於いてもとにかく戦いの静止を求めていた。 その姿は尸魂界侵攻時に可城丸秀朝に「無意識に殺し合いから論点をずらして静止にすり替えている」と語った彼とは思えない様子であった。 雨竜との決戦は陛下や帝国のためという言葉を表面では用いながらも実際はそんなことを全く考えておらず、徹頭徹尾私怨だけで雨竜を付け狙っていた。 そして最後に雨竜に問答するも帰ってきた言葉は「僕らは友達だからだ」(*7)という自身の選択を全て否定するかのような言葉。 この言葉を聞いた時のユーゴーの顔は普段の彼どころか『BLEACH』の中でもトップクラスに入る程あらゆる感情が綯交ぜになった鬼気迫る形相である。 そして陛下の存在も目的も完全に忘れてしまい、自身の全てを(意図せずに)全否定する雨竜を殺そうとしたのである(*8)。 その後の死に際に於いても自身を否定した雨竜に対して戦闘中の敵意が嘘のような雰囲気、文字通り憑き物が落ちたような顔で「ある提案」をした後に雨竜を送り出し絶命。 これにより雨竜は最終決戦に間に合い、ユーハバッハに致命的な一撃を与えられた。 つまり、ハッシュヴァルトの最後の選択がユーハバッハ打倒に大きく貢献したのである。 そして後述だが、ハッシュヴァルトはユーハバッハが死ぬ未来が視えていた。 こういった複雑な動向と内面がありながらもそれを文字通り誰一人、それこそ陛下やかつての友にも何一つ悟らせずに世を去ったのが彼という人間だった(*9)とハッシュヴァルトの側近だった女性が語っている。 読者に分かるのはハッシュヴァルトもまた自身の在り方と選択に悩みながらも歩みを止めずに進み続けた一人の人間だったということだけである。 † 活躍 ◇─ 第一次尸魂界侵攻 ユーハバッハに同行し、山本元柳斎重國の戦死を見届けた後、撤退する。 去り際に尸魂界へ乗り込んできた一護と交戦し、ユーハバッハに切れ目を入れられていた天鎖斬月を破壊した。 ◇─ 第二次尸魂界侵攻 他の騎士団員と共に尸魂界へ侵攻し、着任したばかりの一番隊隊長・春水と対峙する。 しかし副隊長の伊勢七緒が張っていた結界を警戒していたため手を出せず(*10)、ユーハバッハからの帰還命令により撤退した。 その後、敗北した蒼都とBG9を処刑している。 ◇─ 真世界城 ユーハバッハが霊王の力を吸収した後は、親衛隊のまとめ役として滅却師たちを指揮する。 その過程で、かつての友であるバズビーと遭遇し、交戦することになる。 自分たちが戦っても陛下には何も得がないとして戦いを止めるように何度も呼びかけるが、 満身創痍ながらもユーハバッハの敵として襲いかかり続ける彼を聖文字の能力すら使わず剣術のみで圧倒し続ける。 やめろと言ってるんだ………… バザード・ブラック!!! 最期は彼の渾身の「バーニング・フル・フィンガーズ」すら一蹴、右腕を斬り飛ばすと同時に斬り伏せる。 自身の負けを認め、自分より強くなった友に負けたことに受け入れて穏やかに死んだ彼に複雑そうな表情を見せたが、最後に彼にかけた言葉は何もなかった。 その後はユーハバッハの「全知全能」を得た状態で、裏切った雨竜と交戦。 一護をユーハバッハのもとへ向かわせるための時間稼ぎであることを承知しながらも、雨竜を嬲り者にして圧倒する。 途中雨竜の能力で傷を入れ替えられるものの、自身の能力で雨竜に再び同等のダメージを与えた後、自分のダメージを更に彼に受け負わせて虫の息にさせる。 その後、雨竜に能力を与えたユーハバッハへの忠誠より、友情を選択した雨竜に自身の思考や経験とが相まって激昂しとどめを刺そうとするが、 その瞬間にユーハバッハの「聖別」を食らい、即死こそ免れたものの致命的なダメージを負う。 最期までユーハバッハへの忠誠心は捨てなかったが、雨竜に対しては「友を助けに行く」という選択を後押しした。 そんな彼の握っていた剣の柄にはバズビーと出会った時に渡されたバッジが仕込まれていた…… ◇─ 原作終了後 明確に死亡しており、後日談でも直接活動する場面はない。 しかし未来視で自身やユーハバッハの敗北を事前に知っていたため、原作でちらちらっと登場していた側近の女性聖兵に事後処理を命じていた。 そのため、ユーハバッハに逆らい瀕死だったリルトット・ランパードとジゼル・ジュエル(とゾンビ化したバンビエッタ・バスターバインも)は銀架城(ジルバーン)にいたこともあって死神に捕らえられることもなく、速やかに救助されて現世に逃れて助かっている。 † 余談 ◇─ 対となる存在 劇中の活躍を見ると分かるが、雨竜のライバルキャラというかは、一護と雨竜、ハッシュヴァルトとバズビーの組み合わせにより、対になっているキャラである もっと言うと一護と雨竜の性格がなにか違えばハッシュヴァルトとバズビーのようになっていたかもしれないし、その逆もしかり。 ただ、天秤に掛けるまでもなく友達を選んだ雨竜と、迷いに迷って天秤にも掛けられず、その場の勢いで友を裏切ったのがユーゴーである。 天秤に掛けてなかったのは同じなのに選択も結果も得られたものも正反対というのは皮肉としか言いようがない。 戦闘能力でも解説した世界調和と身代わりの盾はまさにチートの極みであり、かつてバズビーと共に夢見た「最強の滅却師」に相応しい力である。 そしてこれを手に入れることが出来たのは、他ならぬたった一人の友と訣別した故。 果たしてこの得られた力と失った者を天秤にのせて釣り合っていたかは、他ならぬユーゴーしか分からないだろう。 ちなみにユーゴーとバズビーにも誕生日があるが、この2人の誕生日はなんと一護と雨竜と1日違いである。どこまでも容赦の無い設定を作る師匠である ◇─ お時間です陛下 第一次侵攻の一護を完敗させ、彼を連れて行こうとしたユーハバッハだったが持っていた剣の影が崩れ落ち、「これは」と少しばかり動揺していた。 戦いを傍観していたハッシュヴァルトは彼のもとに歩み寄り お時間です 陛下 活動時間に限界が来たので本拠地の帰還を促す。 ユーハバッハは「馬鹿な…まだ時間は…」と言いかけるが、少し前に収監されていた藍染惣右介の所に訪れていた時に彼の能力で感覚を狂わされていたことに気づく。 と普通のセリフだが、アニメで放送されると予想以上のクオリティにあっという間にEDに迎えていく体感時間の短さを感じる視聴者が多い中でこのセリフが再評価。 色んなシチュエーションに使える程の汎用性の高さでネットで使われるようになった。 原作やアニメでは前述したセリフだがネットでは「陛下お時間です」と順が逆になったものが使われている。 ◇─ OP映像 アニメ版第2クール『決別譚』のOP映像では「雨竜を迎えようとするユーハバッハのためにヘリコプターを操縦する」というシュールな形で登場しており、視聴者の腹筋を破壊した(*11)。 ちなみにシュールな絵面ではあるが、この状況を考察してみると操縦桿を握っているのはハッシュヴァルトなので、彼の気分次第で飛行機はどんな風にも動くということ……つまり同乗しているユーハバッハの命運はハッシュヴァルトが握っているとも考えられる。 仮に雨竜が飛行機に乗っていたら、それこそ速攻で飛行機を墜落させてたかもしれない…… 例え結果は変わらずとも 思うままに選択し 思うままに進む事に意味がある 後悔は無い 何一つ BLEACH 第681話「THE END TWO WORLD」 追記・修正はバランス良くお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 遂にポテトの項目もできたのか。でも、身代わりの盾と文字を併用するとバランスって何だっけ? とツッコみたくなるな。 -- 名無しさん (2016-07-18 15 53 01) 今一混同しちゃうんだけど、具体的に調和とD4Cの違いを挙げると考えると何があるだろうか -- 名無しさん (2016-07-18 16 25 20) 一応ダメージの反射は身代わりの盾の作用であって調和のみだとあくまでダメージの共有が限界っぽい点かな。あと、蒼都の防御力を能力で上回った描写があるから攻撃力にも転用できる -- 名無しさん (2016-07-18 17 36 45) どこぞの不慮の事故みたいな能力だな... -- 名無しさん (2016-07-18 18 58 24) いわゆる因果干渉系能力なのか? 落第騎士の天音みたいな -- 名無しさん (2016-07-18 21 45 18) ハッシュに限った事でもないけど設定が上手に活かされなかったのが残念。夜には陛下と力が入れ替わる設定とかあってもあんま意味なかっただろ -- 名無しさん (2016-07-18 22 59 50) ボタンずっと持っていたあたり本当の意味でバズビーのことは切り捨てられなかったんだな -- 名無しさん (2016-07-19 00 31 38) 読んでてよく分かんなかったけど、文書にされると凄い理不尽な能力だな。何がバランスだよ -- 名無しさん (2016-07-19 02 51 18) そういや中黒(・)が半角になってるけどいいのかねこれ -- 名無しさん (2016-07-19 04 22 24) 親衛隊達みたいに変態化しなかったからいまいち強さを掴めないね。戦った相手も雑魚狩りメインのバスビーと最近は全く出番がなかったから戦闘力がいまいち掴めない石田だけだし -- 名無しさん (2016-07-19 08 27 44) ↑両者を圧倒してたし一護の天鎖斬月を目にも止まらぬ速さで破壊したから、その時の一護レベルの強さはあるんじゃなかろうか。 -- 名無しさん (2016-07-19 10 35 47) 雨竜の実力を見れば次期皇帝でも納得するはずって陛下が言ってたけどこいつの方が強かったやん。完聖体出してないのはお互い同じだし -- 名無しさん (2016-07-19 12 08 53) ↑実力というよりも陛下を凌駕しうる潜在能力(完全反立)を持ってるって意味じゃない?ハッシュヴァルトには結局かわされたけど、完全反立そのものは無茶苦茶なレベルのチートだし。 -- 名無しさん (2016-07-19 12 20 36) ↑4変態化しなかったって言うか多分できんだろ。矢すら作れないってことはたぶん他の滅却師にできることはできない。だから剣しか使わなかったんや -- 名無しさん (2016-07-19 12 27 42) ↑9 ミスリード演出としてはかなりうまくいってただろう。最初未来視で何で和尚の体吹っ飛ぶの?ってなったところにハッシュに力が移って未来視で雨竜の計画を見破る。未来視ってかなりのインチキだなあと落ち着いたところで実は未来改変だったで和尚の描写が腑に落ちるようになるっていう。正直かなり感心したわ。 -- 名無しさん (2016-07-19 12 39 47) 剣の柄に付いてた『B』って能力のBalanceとバズビー掛けてるんかね? -- 名無しさん (2016-07-19 12 43 41) ↑あれってガキの頃貰ったバズビーのBのメダルだろ。ついでに言うならバズビーのHeatはユーゴの頭文字だからこいつらは互いの頭文字の能力持ってることになる。 -- 名無しさん (2016-07-19 12 48 15) 酷な力ですね陛下 …(打ち切りの)未来が視えるというのは -- 名無しさん (2016-07-19 14 32 51) ↑、↑2 その辺りを考えて二人の名と聖文字をネーミングした師匠は良い意味でニクいと思うわ。 -- 名無しさん (2016-07-19 15 23 02) ↑10親衛隊は化物の集まりだしな -- 名無しさん (2016-07-19 15 37 02) アスキン戦以降連載終了の影響のせいか、展開が早くなったから、あまり活躍出来なかったのがなんとも。 -- 名無しさん (2016-07-19 22 03 13) 仮にも騎士団最高位なのに蒼都に「おまえ如き」なんて言われたり、親衛隊にはさん付けするナックルに呼び捨て&こいつ呼ばわりされたり何であんな舐められてんの? -- 名無しさん (2016-07-19 23 37 06) ↑1いやアスキンさんは舐めてないだろ -- 名無しさん (2016-07-20 08 28 58) てかさ、何で呼び捨て こいつで舐められてると判断したの? -- 名無しさん (2016-07-20 08 33 28) 親衛隊より上のはずなのに親衛隊より格下かのような呼び方されるとか酷くね -- 名無しさん (2016-07-20 09 46 38) ナックル以外の親衛隊はハッシュヴァルト入団よりも前、それこそ見えざる帝国や騎士団設立以前からの最古参だからとか?それなら強引だけど多少は納得できるんじゃないかな? -- 名無しさん (2016-07-20 10 19 42) ↑1アスキンさんがリジェさんは最初に聖文字を与えられた滅却師と親衛隊のリーダーとか言ってるしリジェは最古参かもな -- 名無しさん (2016-07-20 10 53 19) 一歩間違えばあだ名はハッシュドビーフ→ビーフになってたわけか -- 名無しさん (2016-07-21 12 12 44) 本スレのタイトルにあった 虐待おじさん ぼくユーゴには笑わせてもらったなw -- 名無しさん (2016-07-25 19 50 07) スタークと同じく組織の中では屈指の実力を持ってはいるんだけど強さがちゃんと描写されなかったからいまいち消化不足感が否めない -- 名無しさん (2016-08-11 00 06 52) 身代わりの盾(フロイント・シルト)の「フロイント」はドイツ語でFreund・・・つまり「友達」って意味 ポテトにとって自分を不運から救い脱してくれた「友達」って・・・ -- 名無しさん (2016-08-13 00 30 27) 剣を持ち、更に能力が幸運と不運のバランス=“天秤” 陛下がヤハウェならポテトは熾天使ミカエルをモチーフにしたキャラとも言えるのかもね。 -- 名無しさん (2016-08-16 16 00 32) こいつとバズビーは確実に千年以上生きてるんだよな -- 名無しさん (2016-08-16 21 03 35) 完聖体、見たかったっすね、アイデアだけでもないかなぁ -- 名無しさん (2016-10-31 12 59 06) 滅却師本来の能力がほとんどないんだから完聖体できないのでは?白断鉄壁の霊子奪うくらいはできてたけど -- 名無しさん (2016-10-31 13 03 39) 髭がチャン一に倒される未来を見せていたってことはポテトは 最初から髭が負ける結末を知っていたってことかな? 過程は分からないみたいだけど -- 名無しさん (2017-01-28 17 36 09) 雨竜に激高し死ぬことも視ていたけど、自身の運命を受け入れたとのこと -- 名無しさん (2018-02-09 14 28 37) 全部知っていてその上であの激高だから察する物がある -- 名無しさん (2020-02-19 00 20 15) 千年血戦アニメ化・騎士団ブレソル実装が決定したね。とりまハッシュの声優は宮野真守に一票 -- 名無しさん (2020-03-28 02 36 47) 叔父の描写がなんとなく仄暗いなとは思ってたけど、やっぱり何かしらの虐待があったのかね。 -- 名無しさん (2020-03-29 16 22 47) 世界調和と身代わりの盾は紛うことなきクソコンボだけどあくまで世界調和の効果は一定範囲だからグレミィの隕石みたいな広域範囲殲滅攻撃だと不運逃がす場所がなさそうなんだよな。弱点と言えばそれくらいか -- 名無しさん (2020-04-23 23 48 30) 「身代わりの盾」完現術説見かけた。完現術者は他者に力を分け与える能力あるしかなり信ぴょう性が高い -- 名無しさん (2020-05-07 22 06 40) フルブリンガーじゃなくて銀城とごく一部のキャラだけでしょ。ハッシュヴァルトの能力の由来はともかくその書き方だとむしろ信憑性下がるわ -- 名無しさん (2020-11-29 21 23 55) 一護とハッシュが戦った場合のifを見てみたかった気がする。 -- 名無しさん (2021-06-29 18 38 18) バズビーの名前の頭文字がBで聖文字がH ハッシュの名前の頭文字がHで聖文字がBそしてBlEACHの最初と最後の文字がBとH -- 名無しさん (2022-05-29 11 54 37) ↑3別にフルブリングが使える奴らがそいつらだけなんて話出てないよ。霊王の欠片が体内にある、あるいは一護の身近にいた者が目覚めたのでは(織姫、チャド)?という条件の推測は提示されてたけど -- 名無しさん (2022-10-15 19 19 59) 身代わりの盾の所元の道具の面影になるの無いから完現術無理ってあるけど普通にあるじゃん。ユーゴーが死ぬまで手放さなかった大きくなると平べったくて盾みたいになりそうなバズのメダルが。フロイント=友達だし友達が世界の危険からユーゴーを守ってくれる能力とかむしろ直球だと思うよ。 -- 名無しさん (2022-10-17 20 09 45) 友人に対して不器用なイメージの人 -- 名無しさん (2022-10-28 21 53 49) 見せしめにすらならない、この部隊の戦意は削いだという言葉から原作だと手加減していたと思っていたが、アニメでまさかの6席真っ二つ。結構容赦ないのね -- 名無しさん (2022-11-01 16 48 37) 石田のことを気に入らないのは、帝国や陛下に仇なしたり次期皇帝に選ばれたからだと思っていたが、徹頭徹尾私怨だけで絡んでいた男。 -- 名無しさん (2022-11-02 17 36 05) 親衛隊以上は確実として特記戦力各人と同等ぐらいの強さではあるのかな -- 名無しさん (2022-11-08 23 47 20) そういや滅却師は死後どこにいくのだろうか?地獄・・?は分からん。死後に仲直りしてると良いね・・、いややっぱり生きて仲直りして欲しかったな -- 名無しさん (2022-11-11 23 33 00) この人ってどうやって倒せばいいんだよ… -- 名無しさん (2022-11-12 01 40 14) 石田がやったのが最適解。メンタルフルボッコにして圧し折ってやれば良い。まあ石田はそんなこと全く考えてなかったし、ユーゴーが勝手に石田に絡んで自分で自爆しただけなんだけど… -- 名無しさん (2022-11-22 15 56 18) ↑2 広範囲攻撃でぶっ飛ばすか、凍結させて動けなくするのが正解だと思う。 -- 名無しさん (2022-12-06 21 20 10) 雨の中新参者のお出迎えまでする騎士団長である。色々と働き者だが、この時から本能的に石田と相容れないと思ったのか超無表情である。 -- 名無しさん (2022-12-20 14 41 06) こいつならリジェの万物貫通の無敵状態も突破できるんやろな -- 名無しさん (2023-01-20 17 35 34) 今だと「お時間です陛下」の人感強くなった 原作だと何気ない一言だったが… -- 名無しさん (2023-07-21 23 33 16) 雨竜と同じタイプに見えたけど雨竜と違って友人に不器用な感じ -- 名無しさん (2023-07-23 08 18 41) ↑2 アニオタ陛下とセットで更に強いwww 「お時間です陛下」がここまで汎用性高くなるとは…おのれ藍染惣右介… -- 名無しさん (2023-08-02 20 02 55) ユーゴーとバズビーほぼ敵側の一護と雨竜やな。 -- 名無しさん (2023-08-02 20 15 15) ジジジ…デレッデレッデレッデレレレッデレッデレッデレッデレレレ→一斉に明かりが消えてー→陛下、お時間です。 1期から変わらないこの流れがホントに大好き。 -- 名無しさん (2023-10-01 07 59 08) アニメ見る限り、トラップルームとか固有結界の類に閉じ込められたら能力が発動しないのが弱点みたい。 -- 名無しさん (2023-10-01 15 55 22) 麒麟寺とのタイマンで盾を弾かれて、斬り伏せられたがバランス発動しないのは檻によって干渉されなかったのかな -- 名無しさん (2023-10-01 17 11 02) アニメ二期ラストで親衛隊と零番隊の戦いのアニオリ増し増しで良かった。 -- 名無しさん (2023-10-01 19 15 28) 世界調和は盾無しだとただの痛み分け能力だから回道の祖である麒麟寺相手だとデメリットにしかならないと思う -- 名無しさん (2023-10-04 20 10 03) 名前 コメント