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なのは「ねぇ、フェイトちゃん。」 フェイト「何?」 ユーノ「シン君ってどう見ても18歳じゃないよね?」 はやて「せやな、何処をどう見ても高校生位にしか見えへんし……どんな裏技使ったんや?」 フェイト「そんなの1+1より簡単だよ、婚姻届にはシンの年齢を16じゃなくて、私と同い年にして偽装して記入したから♪」 …………… フェイトの言葉に硬直する3人…… はやて「な、なんやてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!???」 なのは「フェ、フェイトちゃん!隠蔽工作は犯罪だよ?!」 ユーノ「君、執務官だよね?それはやっちゃ不味いと思うんだけど……」 フェイト「大丈夫ばれなきゃ問題ないし、愛に年齢はいらないって前、誰かが言っていたし。」 はやて「そういう問題やないと思うんやけど……」 フェイト「だって、シンが18歳になるまで待っていたら何処かの誰かに取られたら嫌だから。」 なのは「まぁ、好きな人を他の誰かに取られたくないって言う気持ちは分からなくはないけど……」 フェイト「本音で言うと、私の方がもう我慢できなくなったから籍を入れて、挙式して夫婦になればもうこっちのものだから。」 はやて「本音はそっちかーーー!!!」 ユーノ「ならどうやって婚姻届のサインを書いて貰ったの?」 フェイト「シンが入院中に見られたら困る所だけを隠して、ここにサインしてって頼んだら書いてくれたから大丈夫♪」 なのは「(全然大丈夫じゃないーーーー!!それよりもちゃんと見てサインしようよ、シン君)」 はやて「フェイトちゃん、相当な嫁馬鹿になっとるな……」 フェイト「ありがとう、最高の褒め言葉だよ♪…それに…」 なのは「まだ何かあるの?」 フェイト「「責任を取れ」って言われたら取るしかないかなぁって思って…」 なのはやユー「「「(だめだ、早く何とかしないと……)」」」 フェイト「早く仕事を終わらせて愛する嫁基シンの待つ家に帰ろう~♪」 ヤンデレデレデレフェイトそん×ツンデレデレシン-03 一覧へ
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シンがヴィヴィオらと共にスカ達に拉致られたということで脳内保管プリーズ。 フェイト「シ~~~ン!!」 キャロ「落ち着いてください、フェイトさん。」 フェイト「これが落ち着いていられないよ!!スカリエッティ…!ヴィヴィオだけならまだしも、私の嫁まで攫うなんて…」 エリオ「でも、何でシンさんまで攫ったんでしょうか?シンさんは魔導師でもなんでもないただの一般人ですし……」 はやて「それなんやよな~攫われる理由が見つからんし……」 ヴァイス「それであ~んなことやこ~んなこととかされてなきゃ良いけどな。」 フェイト「あ~んなことや…こ~んなこと……?」 以下、フェイトの妄想 スカリエッティ「はっはっはっはっは、まずは君の肉体に痛みと恐怖を刻み込む。」 シン「助けて!フェイトさん!フェイトさあああぁぁん!うわぁぁぁぁぁぁあ!!!」 スカリエッティ「ハハハハハ!そう、それだよ!まさに至福の悲鳴だ!」 妄想終了 フェイト「(パリィン!)……スカリエッティ…シンに少しでも何かしたら……ブッコロス。」(種割れ眼) なのは「(フェイトちゃんの眼が完全に逝っちゃっている……)」 エリオ「(しばらくシンさんのご飯が食べられないのか……)」 ヴァイス「あ、あれ?」 シグナム「今の言葉は完全にテスタロッサの神経を逆撫でしたようだな……」 その頃…… シン「(何でこうなったんだ……こいつらに拉致られたかと思ったら、いきなり「飯を作ってくれ」だもんな。)」 シンはスカリエッティのアジトの厨房で鍋を掻き回していた。 鍋の中身は黄土色になっており、人参やじゃがいもといった野菜が一口サイズの形で切られて入っていた。 鍋の中からは独特の匂いが食欲を引き立てていた。 シンの得意料理の1つ、「カレー」である。 ウェンディ「シ~ン!腹へったッス~!」 チンク「止めろ、ウェンディ。行儀が悪い。それに姉達だって我慢しているんだ。」 スプーンを片手にドンドンと叩くウェンディをチンクが咎める。 シン「ん……こんなもんか。」 シンは味見をすると1つ1つの皿にご飯とカレーを装って行く。 ナンバーズ達は食べ始めると余程、空腹だったのか、皆凄い勢いでカレーを平らげていく。 セイン「シン!おかわり!」 ウェンディ「あたしもッス!」 チンク「姉もだ。」 ノーヴェ「私にもくれ!」 シン「はいはい、沢山作ったからそんなに慌てるな。」 おかわりと差し出された皿にカレーとご飯を装って行くシン。 シン「(こいつら、俺にご飯を作らせるために拉致ったとか言うオチじゃないだろうな……はぁ、夕飯の買い物も行ってないし…フェイトさん達、お腹すかせてなければ良いけど……)」 そして、話は飛びに飛んでスカリエッティラボ戦。 フェイト「シン!!!」 シン「フェイトさん…?」 フェイトはアジトでシンの姿を見つけると一目散にシンに向かってダッシュし、押し倒さんと言わんばかりの勢いでシンを抱く。 フェイト「良かった…無事で…」 シン「…あの…その……心配かけて……すみませんでした……」 フェイト「謝らなくて良いよ。……ごめんね、すぐに助けに来られなくて……守るって約束したのに…」 シン「別に良いですよ…その…ちゃんと来てくれただけで十分です…」 フェイト「シン……」 シン「フェイトさん……」 最早、周りなどお構い無しに2人だけの世界に入ろうとしていた。 スカリエッティ「君達…勝手に2人だけの世界にはいr……ヒィ!!」 フェイトの表情は先ほど、シンに向けていた表情とは打って変わり、嫁補正がバリバリかかったストフリやインジャが裸足で逃げ出しそうなくらい、恐ろしい表情をしていた。 フェイト「うるさい……人の嫁を攫っておいて良くそんな事を平然と……」 スカリエッティ「よ、嫁?君が嫁j…」 フェイト「うるさい!シンは私の嫁、異論は認めない!!そして、私の嫁を攫ってただで済むと思わないよね?」 スカリエッティ「え、ちょちょちょちょ……ちょっと待って!!!」 フェイト「答えは聞いてない。」 スカリエッティ「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」 その後は、フェイトがアジトに残っていたナンバーズを無双し、スカリエッティは生きているのが不思議な位、非情に惨い姿で逮捕されたのは別の話とする。 おまけ フェイト「シン、何もされなかった?」 シン「はい、まぁ……あると言えば。」 フェイト「何!?…何されたの!?」 シン「ご飯作ってくれって言われたからそれやっていただけですね。」 フェイト「そうなんだ、良かっ………って、良くないよ!!」 シン「ど、どうしたんですか?」 フェイト「私達はシンの手料理を食べられなくて本局の食堂で我慢している間にシンの手料理を食べてるなんて許さない!」 シン「ふぇ、フェイトさん、落ち着いて下さい!」 フェイト「もう落ち着けないよ!!私の許可なく、私のシンの手料理を食べるなんて万死に値する大罪だよ!!」 訂正…シン救出から数日後にも、また一騒動あったのも別の話とする。 ヤンデレデレデレフェイトそん×ツンデレデレシン-04 一覧へ
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嫁の朝は早い。 隣でまだ夢の世界に居る伴侶を起こさないようにしながら起床し、寝巻きから着替えると愛する家族が今日も無事に1日を頑張れるように準備する。 結婚時に婿の義母から送られた雷マークのアップリケが入った真紅のエプロンに身に纏って、朝食の準備をしながら、黄色、赤、桃色のそれぞれ色が違った3人分の弁当箱に炊き立ての白米に栄養バランスを考えて作ったおかずを詰めていく。 嫁の名前はシン・ハラオウン。旧姓、シン・アスカ。 時計が7時を回った頃には、テーブルには既に朝食が並び終わる。 台所に赤い髪の少年と桃色の髪の少女が顔を出す。エリオ・モンディアルとキャロ・ル・ルシエだ。 この2人は事情でフェイトに引き取られており、フェイトは勿論、シンの事も慕っている。 シンにとってもこの2人はフェイトと同じ位大切に想っている。 「おはよう、エリオ、キャロ。」 「おはようございます、シンさん。」 「朝ご飯はすぐできるから着替えて来いよ。」 「はい!」 2人は元気よく返事をすると着替えが置いてある部屋に向かう。 2人と入れ違いに白い子竜が現れ、器用にシンの左肩に乗っかる。 「キュクルー。」 「おはよう、フリード。」 「キュー。」 この竜の名前はフリードリヒ、シン達は「フリード」と言う愛称で呼ぶ。 シンがフリードに挨拶するとエリオとキャロが制服に着替えて戻って来る。 「あれ?フェイトさんは?」 「キュクルー?」 「……全く、あの人は……」 「起こしてきましょうか?」 「いや、俺が起こさないとあの人は絶対起きないって分かっているから。」 シンは呆れながら寝室に戻る。 寝室に戻るとダブルサイズのベッドの上に人一人分位の膨らみがある。 この人物こそ、シンを嫁と宣言した張本人、フェイト・T・ハラオウン。 シンはその膨らみを揺する。 「フェイトさん、早く起きて下さいよ。フェイ…」 シンはそのまま、問答無用にベッドの中に引き込まれる。 目の前には満面の笑顔でいるフェイトの姿があった。 「おはよう、シン♪」 「おはようございます。」 「今日も可愛いよ。」 「起きているなら起きて来てくださいよ…もう朝ごはんも出来ていますし、2人も起きてますよ?」 「ねぇ、シン。朝のチューは?」 「…………」 シンはやっぱりかと思いながらフェイトに少し触れる程度に口付けをする。 し終わるとシンは余程恥ずかしかったのか視線をそらす。 「…これで良いでしょ?早く起きて下さい。」 「え~…」 「…………文句を言うなら、朝ご飯抜きにしますよ?」 「わ~~!!待って、マッハで行くから30秒で行くからそれは待ってぇ!!!」 フェイトにとって、朝食…しかも、シンの愛情たっぷり(フェイト談)の朝食が食べられないのは死活問題に繋がる程大問題であった。 「やっぱり、シンのご飯は美味しいね。」 「そうですか?」 「そうだよ、おかげで私達は今日も一日頑張れるからね?エリオ、キャロ。」 「はい!」 「そっか、ありがとう。」 朝食が終わると3人の出勤の時間が迫ってきていた。 「シンさん、行ってきます!」 「行ってきます!」 「行ってらっしゃい。3人とも気をつけて…」 「はい!」 「あ、待って。シン。」 「?どうしま……」 そこでシンの言葉が途切れる。 それもそうであろう、フェイトから先ほどより深く長く厚い口付けをされている。 しかも、エリオやキャロが見ている手前で…… 余談であるが、その行為はそれから時間にして約3分程続いたと言っておく…… 近居の住民から見れば最早、それは日常茶飯事になっていると告げておく。 「行ってくるね、シン。愛しているよ。じゃあ、行こうか?エリオ、キャロ。」 「あ、はい……」 「は、はい。」 フェイトはそんな事を気にもせずにエリオとキャロを連れて出勤して行く。 「何であの人はいつもいつも……」 シンは家の外で出勤する3人を赤面で見送る。 そんなシンに声が掛かる。 それは隣に住む年配の婦人であった。 「あらあらシンちゃん、今日も随分とラブラブね。」 「どうなんでしょうか?ちょっと度が過ぎていると言うか何と言うか……」 「若い頃なんてみんなそうよ?あたしだって、旦那と結婚したばかりの頃はそうだったわよ?」 3人を見送り終わるとシンは家に入り、自身の仕事を開始した。 家の各部屋の掃除や洗濯物を干したり、朝食に使用した食器洗いと仕事は沢山ある。 「まさか、こう言う生活を送る事になるなんて思わなかったな……」 シンは家事をしながら、今の自分と少し前…コズミック・イラに居た頃の自分を見比べている。 その時の自分ならば、MSに乗り、死と隣り合わせの状態で幾多の戦場を駆け抜けて行く戦士としての生活を送っていた。 だが、今はそれとは全く反対…反対どころか、天地が引っ繰り返ってしまうほど違う生活を送っている。 フェイトと出会い、彼女と結婚し、彼女の嫁となってからは主夫としての生活を送る毎日。 「今の俺をレイやルナ、ミネルバのみんなが見たら何て言うだろうな。」 レイは何も言わなかったり、ひょっとしたら「お前が選んだ道だ、俺は気にしてない」とでも言うだろうか? ルナマリアやメイリン辺りは「あんたが主夫ぅ!?嘘でしょ!?」とか言いそうだ。 ヨウランやヴィーノならば、恐らく大爆笑して笑い転げているかもしれない。 「俺も主夫じゃなく、パートとか何か仕事見つけた方が良いよな…」 以前、そんな話をフェイトにしたら、物凄い血相を変えて、「ダメダメダメ!絶対にダメ!私の嫁を危ない所には行かせられないよ!!」と猛烈に反発される。 心配をしてくれるのは嬉しいのだが… 「でも、たかが仕事をするだけなのになんでそんなに反対するんだろう?」 とシンはそう考えながら家事に没頭をしていた。 時計が12時を指した頃… 機動第六課の食堂ではフェイト、エリオ、キャロはシンが詰めてくれた弁当を開けようとしている。 「シンさんが作ってくれるお弁当はいつも美味しいですね。」 「うん。」 「シンの愛情がたっぷり入っているから当然だよ。」 フェイトは今日の弁当に詰められているおかずを見る。 「今日も美味しそう♪」 「今日も愛夫弁当なの?」 「ええな~、フェイトちゃんは旦那の愛情たっぷりの弁当で。」 向かいの席に座るフェイトの十年来の親友、高町なのはと八神はやてはフェイトの弁当を見ながら言う。 「なのは、はやて……」 「何?」 「何や?」 「シンは旦那じゃないよ…」 「「え?」」 「シンは私の嫁だよ!!勿論、異論は認めないよ!!!」 「「…………」」 フェイトの剣幕に2人はただ、黙ると言う選択肢しかない。 「シンは私の嫁、異論は認めない。」これが今のフェイトの名(迷?)台詞となっている。 「ねぇ、少し貰っても良い?」 「ダメ!!絶対ダメ!!」 弁当を2人から遠ざけるように腕で隠すフェイト。 「そんなケチケチせんでもええやん。ちょっとだけやから…」 「シンの愛情がたっぷり詰まったのお弁当にはたとえなのはとはやてでも指一本触れさせないよ!!!」 「はやてちゃん……フェイトちゃん、結婚してから変わったね。」 「せやな……」 「あ~……シンお手製のお弁当が食べられて幸せ……」 弁当を美味しそうに食べるフェイトを遠い眼で見つめるなのはとはやて。 十年来の親友はいつの間にか遠くの方へ行ってしまった。 そんな感情に襲われていた。 ヤンデレデレデレフェイトそん×ツンデレデレシン-05 一覧へ
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「ヤンデレ」とは 「ある対象に対して社会通念上から病的とみなされるほど深い情念や執着を抱え込み、それを原動力として過激な求愛、排他、自傷、他傷など極端で異常な言動に駆られるキャラクター、もしくはその状態」のことであり 大きく分けて 「ある対象に好意、恋愛感情を持っているが、第三者が割り込む、介入や対象に届かない、通じないことへの煩悶によるストレスの蓄積が募り精神に異常を来たしたキャラクター、もしくは状態」 「トラウマやコンプレックス、フェチズム、思想など初めからなんらかの精神的な傷や執着があり、それがある対象に恋愛感情を持つことで浮き彫りになったり悪化して一種の暴走をするキャラクター、もしくは状態」 の2パターンに分けられる 他で定義される「ヤンデレ」 ■狭い意味では、精神的に病んだ状態にありつつ他のキャラクターに愛情を表現する様子をいう。厳密な精神医学理論の背景があるわけではなく、格段の医療知識に基づかないユーザー側のヒロイン分析法であることに注意。ツンデレとは違い、「病んでいる」「デレている」間の変化の意味はなく、愛情に相反して攻撃的な行動を取ってしまうアンビバレンス(両価性)を指す。正常な状態からヤンデレ化することを「闇化 (病み化)」「黒化」などともいう 。交際相手への愛情表現の異常な度合いがファンの間で好まれる。【ウィキペディアより抜粋】 ■ヤンデレとは、愛する人を想うあまり精神が病んでしまった人間のことを指すキャラ付け記号のことである。一見、普通のキャラクターのように見えるが、主人公(または、好意を抱いているキャラ)にはデレであり、話が進むにつれ、何らかの要因(主人公や他キャラへの嫉妬、精神的ショック)などにより、病んでしまう(ヤン)キャラクター、もしくはその状態を指す。【アンサイクロペディアより抜粋】 ■普段は優等生的なキャラクターに見えるが、主人公に惚れており(デレ)、ストーリーの進行に従って明らかになる何らかの事情*1により、精神的に病ん(ヤン)でしまう女性、もしくはその状態を指す。具体的には、主人公や対抗するヒロインに対して物理的行動を起こすなどが挙げられる。キャラクターの持つ背景設定が感情的な行動として強く表現され、そこが魅力となる。【はてなダイアリーより抜粋】 ■ある対象に対して社会通念上から病的とみなされるほど深い情念や執着を抱え込み、それを原動力として過激な求愛、排他、自傷、他傷など極端で異常な言動に駆られるキャラクター、もしくはその状態である【ヤンデレ大全より抜粋】
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戦いは終わった。俺達、ザフトの敗北と言う形で…… 俺はまた亡くしてしまった…… 家族や故郷を初めとした…親友や共に戦って来た仲間に守りたかった人やこれまで自分が信じて来た正義(モノ)…それらを全てを俺は亡くした。 「一緒に戦おう……」 「それが俺達の戦いだ。」 俺から全てを奪った男は手を差し伸べながら何も知らないような涼しい顔で俺に言う。 当然、俺はそんな事は死んでもごめんであり、その男の手を突っ撥ね、その男から背を向ける。 「元」上官の頭の毛が薄い男が何か言っていたが俺は気にしなかった。 それから間もなく、俺はオーブからプラント政府へと強制連行されて行き、旧デュランダル派の全責任を負わされることとなり、処刑が決定となっていた。 それに俺はあのフリーダムを唯一落としたパイロットであることからあのピンク頭の信者達の言う「聖剣伝説」に汚点をつけた存在は何であろうと消し去るべきだとなんたら言っていた。 全く、もう故人の犯した罪をそれに関係している人間を殺すことで終わらせるとはこれじゃプラントも末だな。 それに「聖剣伝説」じゃなく、「邪剣伝説」と称したほうが後の世のためだと俺は思うがな…… 「最後に言い残すことはありますか?シン・アスカ。」 この女は相変わらず人を見下したような眼で見るな… あの底なし沼のような眼で見られるだけで腹立たしくなってくる。 「ふん、さっさと始めろ。このピンク頭が……死ぬまであんたのアホずらを俺は見たくもないんだよ。」 そして、俺はその果てには住んでいた世界からも切り捨てられた。 信じていた人の忌むべき遺産…神聖なる歌姫とその騎士達の手を払い、愚かな反逆者と称され、俺は処刑され、死んだ…… ……その筈だった。 次に意識を取り戻した場所はあの世ではなく、見知らぬ場所だった。 しかも体中…両腕から腹部や足にかけて痛みが襲われている状態だ。 部屋は清潔感を漂わせている事からここは何処かの病室であることが理解できた。 それよりも自分は何故、生きている?間違いなく自分は確かにあの時、死んだ筈。 あの時、公開処刑場でクライン派に歯向かった者の見せしめと称して、クライン派の兵達により、銃殺刑で俺は殺された。 体を次々に撃ち抜かれた時の感覚はまだ覚えてる……なのに自分は訳が分からない場所で一命を取り留めた。 それから間もなく一人の人物が入って来て、その人物の特徴に不快感を覚えてならない。 「あ……気がついて良かった。」 そう、似ていたからだ……特に髪が……あの金髪は死んだ親友と俺が守れなかった星と言う名を持っていた少女に…… 話によると俺はこの都市の郊外に突如できた巨大なクレーターの中央で発見されており、発見された当初は死んでいてもおかしくないほどの重傷の傷を負っていたとの事だ。道理で体中に何かしらの治療を施された跡がある訳だ。 正に九死に一生を得たと言う訳らしいが、俺にとっては余計な事でしかないと思っていない。 普通ならば、生きていて良かったと思うであろうが、俺はそちら側の人間ではない。 寧ろ逆であった、何で死なせてくれなかったのかと思う。逆に生き残っても喜んでくれる人も泣いてくれる人もいない。 俺と言う存在を必要としてくれる人は既に誰一人としていない、誰にも必要とされないのに生きているのは俺にとって、拷問以外の何でもなかった。 しばらくその女の話を聞いていて分かった事は、ここはコズミック・イラではなく、ミッドチルダと言う世界らしい。 そうでもなければ、A級戦犯である俺は殺されている筈…… 後、元の世界に戻るのはどうとか言っているが、もうどうでも良くなってきた、俺はあの世界では殺された。 それは誰にも否定できない事実だ。 万が一、戻れた所で政府に捕まれば、プラントに引き渡され、また処刑されるのは分かりきっている。 それからしばらくの間、その女は仕事が終わった時間になると毎日の日課のように俺の病室に訪れて来る。 話の内容は様々だ、家族のこと、仕事のこと……一々上げていたらきりがない。 俺はその女に対して適当な返答と相槌を返す程度でしか喋らなかった。 「あ、そろそろ面会終了の時間みたいだから私、もう行くから。明日も来るから。」 「……えぇ。」 正直、この女はステラと色々似すぎていて、見ていて嫌な感じしかしない。 この女もあいつらと同類だ。俺から全てを奪ったあいつ等と……「可哀想」と哀れんで同情する振りをして、内心はそれを笑っている。 ある日、俺はあの女と顔を合わせるのが嫌になる拒否感とかが頭の中でぐちゃぐちゃに混ざり始めて来て、もう全てが嫌になって仕方なくなって来ていた。 俺はあの女が見舞いの品として持って来た果物を剥く時に使っていたナイフでリストカットする。 理由などない、ただ死にたかった。それだけである。 そして、意識を取り戻すな否や行き成り、あの女から平手打ちを受ける。 女の表情からは明らかに怒っていることが伺えた。 「何で……何でそんなことをしたの!?」 「……あんたには関係ないだろ。俺が死のうがどうしようが……」 「関係なくないよ!!私が君を助けたのは君に生きていて貰いたいから……」 どんなに良い言葉を並べても所詮、ただの綺麗ごとでしかない。 やがて、俺自身も耐えられなくなり、とうとう…それは決壊する。 「あんたに……」 「ぇ……?」 「あんたに何が分かる!!元に居た世界で全てを亡くした挙句、生きていることさえも許されずに処刑されて、死んだかと思えば、この世界で死んでもおかしくない状態で発見されて…何で死なせてくれない!何で放って置いてくれないんだ!俺にはもうこの選択しか残されてないんだ!!」 「!!!」 俺は怒りのままに今まで自分が抱えていたモノを全て吐き出す。 全て吐き出し終わった後に気付いたことだが、これは八つ当たりとしか言えない行動だ。 冷静に考えても俺のやっている事はただ、無闇に駄々を捏ねる子供でしかない。 これでは、餓鬼だと言われても反論できない…… しかし、何時まで経っても反論の言葉を並べて来なかった。 そして、気がつくと俺はその女の腕の中で抱かれていて、彼女の啜り泣く声と女の胸の鼓動が伝わって来る。 この女は泣きながら発せられた小さな言葉に耳を傾けた… 「ごめんね………何も……何一つ分かってなくて……本当にごめんね……」 「な……」 女の双方の紅い瞳からは滴が流れ落ちており、その時、俺はわかった。 ああ、この人は本気で俺なんかのために泣いていると…… あれから分かったことがある。俺は俺が気付かない間に他人が信じられなくなっていたらしい。 つまり、俺は今まで目の前に居る…泣いているこの人の善意を平然と踏み躙っていた。 退院を数日後に控えたある日…… 病室を訪れた彼女に俺は告げる。 「あんたは俺を生かした、それは帰る場所も行く宛もない俺にとって耐え難い仕打ちだ。その責任は取って貰いますよ?」 言っている自分も馬鹿だと思ってしまう内容に自身で呆れていた。 向こうも「何言っているんだ、こいつ」みたいなことを考えているんだろうな… そう、思っていた。 「じゃあ、責任を取ってあげるから左手を出して?」 だが、意外なことに彼女は気になどせず、自分の用件を言い。俺はそれに従うように左手を彼女の前に出す。 彼女は俺の左手を握ると何かを俺の薬指に通した。 その俺の左手の薬指には銀色に輝くリングが填められている。 これってまさか…… 「私なりのやり方で……ね?」 そう言うと彼女はニッコリと満面の笑みを浮かべながら言い放つ。 見ると彼女の左手にも同じような物が填められていた。 それから約一週間後、俺はこの人…フェイト・T・ハラオウンさんの嫁となった。 ヤンデレデレデレフェイトそん×ツンデレデレシン-02 一覧へ
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ヤンデレ天国 ブランド HOBiRECORDS ポータルサイト ヤンデレ天国ポータルサイト 価格 2,000円+税 【真誠学園シリーズ】 イラストレーター 京作 シナリオライター 福 第一弾 ヤンデレ天国~真誠学園高等部編~ 「姉ちゃんをどっかに閉じ込めちゃえば、携帯なんて必要ないよね?その方が姉ちゃんのためにも一番いいよね!」「血のつながってない偽物の家族なんて壊してやるよ!お前が俺しか見れないように……全部全部全部っ!俺がぶっ壊してやるよ!!」 あらすじ 主人公の女の子が「義弟の翔」と「学校の先輩・淳志」二人のヤンデレ男子に付きまとわ――好かれ過ぎて大変な1日を描いたストーリー。 キャスト 翔(CV.梶裕貴)淳志(CV.鳥海浩輔) 公式サイト 公式サイト(試聴有) ヤンデレ評価(ヤンデレとしてどうだったかをお教えください) 選択肢 投票数 投票 ☆5 40 ☆4 1 ☆3 1 ☆2 2 ☆1 2 第二弾 ヤンデレ天国~真誠学園付属病院編~ 「お前をこき使っていいのは俺だけだ。お前で遊んでいいのは俺だけ…。そう……俺だけだ……」「貴女を危険にさらす、全てのものを排除しましょう!フフフッ……それがいい。それがいいです!」 あらすじ 神経科の研修医として働き始めたばかりの主人公が、患者である栄と、主人公の指導担当である隆明、二人の男性に好かれ過ぎていくストーリー。 キャスト 栄(CV.前野智昭)隆明(CV.平川大輔) 公式サイト 公式サイト(試聴有) ヤンデレ評価(ヤンデレとしてどうだったかをお教えください) 選択肢 投票数 投票 ☆5 9 ☆4 1 ☆3 1 ☆2 1 ☆1 1 第三弾 ヤンデレ天国~真誠学園御家庭編~ 「どうして? 自分の子供が、何を考えてるか把握するためだよ。親としては当然のことだろう?」「あんな男、家族でも何でもないよ。戸籍上の……紙っぺらだけの存在じゃないか。僕や母さんのように、お前と同じ血を持っていない…!」 あらすじ 主人公は真誠学園高等部の2年生。優しい父親の元、双子の兄の直弘と一緒に暮らしている。いつまでも変わらない日常を過ごす――はずだった。修学旅行の朝。 突然、父親に呼び出される主人公。居間に行くと、そこには兄の姿もあった。そして、父親から聞いたのは――『修学旅行なんて行かなくていいから』――耳を疑う言葉だった…。 キャスト 元(CV.遊佐浩二)直弘(CV.松原大典) 公式サイト 公式サイト(試聴有) ヤンデレ評価(ヤンデレとしてどうだったかをお教えください) 選択肢 投票数 投票 ☆5 5 ☆4 0 ☆3 1 ☆2 1 ☆1 2 【華麗なるシリーズ】 イラストレーター 坂本あきら シナリオライター 福 第四弾 ヤンデレ天国~華麗なる三条家編~ 「姉様が……俺との約束を忘れるなんて……そんな事ないよね?」「貴女は私だけの主です……。他の誰にも渡しなどしない」 あらすじ 主人公・三条恵里菜は、幼馴染みである山科誠の誕生パーティーに呼ばれていた。中盤に差し掛かった頃、パーティーのメインイベントが始まる。それは…恵里菜と誠の『婚約発表』を報告する場でもあった。何も知らされていない恵里菜と執事の水無瀬は、互いに顔を見合わせる。そして、二人には内緒にしていたと、誠は笑顔で告げるのだった。翌日から誠との同棲生活が始まり、3人の関係は次第に変化してゆく。 キャスト 山科誠(CV.柿原徹也)水無瀬康紀(CV.森川智之) 公式サイト 公式サイト(試聴有) ヤンデレ評価(ヤンデレとしてどうだったかをお教えください) 選択肢 投票数 投票 ☆5 0 ☆4 0 ☆3 1 ☆2 3 ☆1 1 第五弾 ヤンデレ天国~華麗なる西園寺家編~ 「若狭と居ても、危険なだけだ。それより俺と居る方が断然、安全だと何故気づかない?」「ほら、誰にも触れて欲しくない部分ってあるじゃない? 僕の場合、それが部屋なだけ。だから――絶対に入らないでね?」 あらすじ 町外れにある古びた洋館。何時からそこに建ち、誰が住んでいるのか…。気味悪がった人々は一人も近づくことはない。ある日のこと。主人公は錆びついた門前に立ち、チャイムを押す。彼女を出迎えたのは、館の住人である双子の青年達だった。 キャスト 西園寺蘭(CV.櫻井孝宏)西園寺若狭(CV.羽多野渉) 公式サイト 公式サイト(試聴有) ヤンデレ評価(ヤンデレとしてどうだったかをお教えください) 選択肢 投票数 投票 ☆5 6 ☆4 0 ☆3 1 ☆2 1 ☆1 1 第六弾 ヤンデレ天国~華麗なる徳大寺家編~ 「お前に俺が居ないとダメなように、俺にはお前が必要なんだ……。だから、自由にはさせてやれない。俺以外の人間を頼るというなら、尚更ね……」「姉さんの傍にいられなくなるのなら、二人で、父さん達のところに行こうか? だって、その方が楽しいじゃない。こんな世の中にいても、つまらないでしょ?」 あらすじ シスコンな義兄と実弟の二人に囲まれ、日々、過剰なまでのアプローチに呆れていたある日のこと。呼び出された主人公は両親から見合い話を聞かされる。一度は断ったものの、本人の知らないところで両親が話を進めてしまう。納得のいかない義兄と実弟は、見合いを阻止しようと動き出すのだった。 キャスト 徳大寺克己(CV.間島淳司)徳大寺歩(CV.阿部敦) 公式サイト 公式サイト(試聴有) ヤンデレ評価(ヤンデレとしてどうだったかをお教えください) 選択肢 投票数 投票 ☆5 1 ☆4 0 ☆3 2 ☆2 1 ☆1 1 BLシリーズであるヤンデレ天国BLACKは第四弾まで発売中。
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こちらにはヤンデレかどうか疑問の上がったキャラクターたちを掲載します 戯言シリーズ(ざれごと-シリーズ)無桐 伊織(むとう いおり) ジャングルはいつもハレのちグゥダマ 涼宮ハルヒシリーズ(すずみや-ハルヒシリーズ)朝倉 涼子(あさくら りょうこ)
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ヤンデレ世紀第一話 ヤンデレ世紀第二話 ヤンデレ世紀第三話 ヤンデレ世紀第四話 ヤンデレ世紀第五話
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433 :ヤンデレの薬 [sage] :2007/11/25(日) 21 36 33 ID gK1hC/nj 「ついに完成だ!」 怪しげな研究者が怪しげな研究室で何か薬を開発していた。 「ヤンデレの薬が!」 この科学者の名前は薬丸、ヤンデレが大好物でヤンデレ系作品で彼がやったり読んだことが無い作品は無い程だ。そんな彼はどんな人でも(女限定)ヤンデレにできる薬の研究をしていたすべては自分の欲望を満たす為に 「宮本君!」 名前を呼ぶとくるぶしまでとどく長いツインテールで背丈は158くらい、割とスレンダーな女の子が出てきた。 「なんですか教授」 「この薬を全国に散布してくれ」 薬瓶を彼女に渡す。 「わかりました」 434 :ヤンデレの薬 [sage] :2007/11/25(日) 21 38 42 ID gK1hC/nj 研究室を出た後彼女は考えていた 「彼氏と別れて気付いたのは良いけどこの想い教授にどう伝えよう、とにかく仕事頑張ってチャンスを探しましょう!」 ちなみに彼女はしっかりしているけどドジです。 「きゃ!?」 自分のツインテール踏んでこけました パリーン 「教授……」 「お、早かったね宮本くんぐ!?」 いきなり抱きつかれキスされました。 「私教授が好き!」 彼女は半泣きで自分の気持をうったえてきた。 「でも君には彼氏が」 「ずっと前にわかれましただから私のモノになってください」 「わかったこれからは君を真剣に愛そう!ぐッ?」 いきなり腹から激痛が走る 「アハハじゃあずっと私しか見れないようにしてあげます!他の女なんかに渡さない!」 ぐりぐりと包丁を動かす。 「みやもとく……」 薄れゆく意識の中で彼は思った、最高に幸せだ! 変態は死ぬまで変態だった。 彼女は血だらけだった、多分他の助手の女の子達も殺したのだろう 「さて、ホルマリンとか用意しなきゃね、教授待っててくださいねアハハハアハハハアッハハハハハハ」 研究室無いに響くのは彼女の悲しく狂った笑い声とスキップする音だけだった。
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シンの方は軽い昼食を済ませ、朝干して置いた洗濯物のとり込みが終わり 洗濯物の仕分けが終わった時に時計は既に午後3時30分を回っていた。 「もうこんな時間か…そろそろ夕飯の食材を買いに行かないとまずいか。」 シンは買い物籠を手に持ち、夕飯の献立を考えながら買い物に出かける。 うちの家族はとりあえず良く食べる。食べ盛りのエリオやキャロだけでなく、フェイトも良く食べる。 「まぁ、それだけ良く食べてくれると俺の方も作り甲斐があるんだけどな……」 シンは家からそれほど離れていない距離にある行きつけのスーパーに着き、 入るとすぐさま、食材コーナーへ足を運ぶ。 「今日はこんな物かな?……あ、そうだ。醤油が切れそうだったからそれも買って行かないとな。」 良さそうな食材を買い物籠に入れた後、調味料コーナーで醤油を入れると会計に向かう。 スーパーを出た後、シンは来た道を辿り、家に戻る。 家に戻り、シンは買って来た物を乱雑にならぬよう1つ1つ丁寧に冷蔵庫へ入れて行く。 「こっちは、今日の夕飯で使うから良いとして、こっちは冷蔵庫だな。」 整理が終えると軽く背伸びをして、数刻後… 「それじゃ、夕飯の準備でも始めますか。」 愛用のエプロンを着用し、夕食の準備を始めて行く。 「シ~ン♪ただいま~!!」 夕飯の準備を開始してからしばらくすると玄関の方から聞き慣れた声が聞こえて来る。 「おかえりなさい、フェイトさん。」 「うん、ただいま♪」 フェイトは料理をしているシンに手を回し、抱きつく。 その表情は、にへらっとしており、それは駄々甘としか言いようのない位ふにゃふにゃとなっている。 こちらも余談の話となるが、フェイトのシン熱基シン馬鹿ぶりは結婚後も、その勢いは留まらずに日に日に増して行き、今は亡き嫁の親友と同じ声をしている某赤鬼のような怪人の台詞を借りれば「言っとくが俺は最初からクライマックスだぜ!」な状態である。 「フェイトさん、制服が皺になりますできれば、早く着換えて来て下さい。」 「う~…もうちょっとだけ。」 「仕方ないですね……後、少しですよ。そういえば、2人はどうしたんですか?」 「少し遅くなるって言っていたけど、もうちょっとしたら帰ってくるよ。」 「あなたはあの2人の保護者でしょ?あの2人に何かあったらどうするんですか!」 「2人は先に帰って良いって言っていたし、そこまで物騒じゃないでしょ?」 「それはそうですけど……」 「それに……」 「はい?」 フェイトは人差し指の先端を振り向いたシンの唇に軽く当てる。 「!」 「私じゃなくて、私達だよ?シン。あの二人から見たらシンも保護者なんだよ?」 「…そうなんでしょうか?」 「そうなんだよ。」 その数分後、フェイトは渋々、シンから離れると部屋に戻り、制服から部屋着に着替えると降りて来る。 降りて来るとエリオとキャロも既に帰宅しており、テーブルにはシンが作った夕食が既に並び、4人がそれぞれの席につく。 「「「「頂きます。」」」」 4人は仲良く和気藹々な雰囲気に包まれて夕食となる。 夕食が終了するとシンは夕食に使用した食器を洗い、エリオもそれを手伝っていた。 フェイトとキャロはシンに促されて、入浴中。 「はぁ~……」 「どうかしたんですか?フェイトさん。」 「私、まだ押しが足りないのかなって……」 「押し?」 「うん、押し。(思い切って押し倒しそうかな……でも、シンの嫌がる事はしたくないし……あ、意外に嫌よ嫌よも好きのうちになるかもしれない…)ぎゅふぎゅふ…ぎゅふふふふふふ♪」 「ふぇ、フェイトさん……?」 突然、傍から見れば不気味……否、変態としか言えないフェイトの表情にキャロはやや引き気味になる。 その後、フェイトとキャロが浴室から出た後、フェイトはバスタオル1枚でシンに迫ろうとしたが、シンのフライパンのフルスイングによって、フェイトは床へ沈み、床とこんにちはをしたのは別の話としておく。 2人が出た後に入れ替わるようにシンとエリオが入浴する。 「(すごいな~…シンさん、良く鍛えられてる。)」 「どうしたんだ、エリオ?」 湯船に浸かっているエリオはシンの体を洗っている所を見ていた。 自分とは違い、良く鍛えられている体だというのが一目で分かる。 「いえ…良く鍛えられているなぁって思ったんです。」 自分の体とシンの体を見比べてもその差は一目瞭然だ。 「お前は、これから成長をはじめる頃だからな、そこまで気を落とすな。」 シンは体についた泡を流し終えると湯船に浸かり、エリオの頭をポンと軽く叩く。 「そういえば、話は変わるんですけど…」 「今度は何だ?」 「シンさんとフェイトさんが結婚する時に何か凄い揉めたって聞いたんですけど、本当なんですか?」 「エイミィさん達の話によるとそうみたいだな。」 「そうみたいって……知らないんですか?」 「何か俺が入院している間にクロノさんやリンディさんと凄い喧嘩したって言うことしか聞いてないしな…」 その頃、リビングでは…… 「えへへへ~、シンの体は綺麗だな……」 外を歩いていたら確実に通報されかねないような変人と言わんばかりの表情をしたフェイトがいる。 下品な表現であるが、鼻からは鼻血、口からは涎がダラダラと垂れていた。 文字通り「変態です、どうもありがとうございました」と言われても反論の余地が無いほどに変態(「シンの為なら変態にだって何だってなれるよ! byフェイト」)となっている。 彼女は魔法でシンの入浴シーンを絶賛盗撮……基鑑賞中。 キャロはと言うとそんなフェイトの変態行為にドン引きしており、フリードを抱え、リビングの隅でガタガタと震えている。 「(エリオくーーーん!!シンさーーーーん!!!お願いですから早く出てきてくださーーーーーい!!!!)」 それは声にならないキャロの心の叫びだ。 シンとエリオが入浴から出て来たのはキャロの心の叫びを放ってから約数分後の事であった。 フェイトは着替えている間に自分が床に垂らした鼻血と涎を拭いて証拠隠滅。 シンは入浴から出ると入浴前に一時中断した、切り上げた食器洗いを再開する。 「お疲れ様、シン。」 食器洗いを終えると、エプロンを壁に掛け、リビングに戻り、座るとフェイトがシンを抱きしめ、 そのまま、フェイトの腕の中に入り込む。 「やっぱりシンは抱き心地がいいな~。」 「そうですか?」 「うん、ついでにシン分も補給♪」 シン分とはなんでもないのだが、フェイト曰く、一日を活動するために必要な栄養素とのことだ。 そして、行ってきますのチュー位大事な物らしい……? 「そういえば、シン。」 「今度は何ですか?」 「お兄ちゃんが「そろそろ、兄さんって呼んで欲しい」って嘆いていたよ?後、母さんも似た感じで…」 当初はフェイトが結婚する発言でフェイトと彼女の義兄クロノ・ハラオウン、義母リンディ・ハラオウンが大喧嘩していたのだが、フェイトがシンを紹介した時に2人とも一目でシンの事を気に入ってしまったとのことである。 フェイト程ではないにしろ、この2人もシンを溺愛している。まるで本当の兄弟や親子のように… やがて、夜は更けて行き、エリオとキャロは部屋へ戻り、シンとフェイトも寝室へ戻って行く。 「ねぇ、シン。」 「何ですか?」 フェイトに呼ばれ、首だけを横に向けるとかなり真剣な顔つきをしたフェイトが見える。 「子供、何人位欲しい?」 「…へ?」 真剣な表情から発せられた言葉とは全く間逆な内容であった。 シンは思わず間が抜けたような声を上げる。 だが、フェイトの方はとても真剣な表情をしていた。 「5人?6人?私は一部隊位作れる位は欲しいかな。」 「ちょ、ちょっと待って下さいよ。何でそんな話に……」 「本当はエリオやキャロが独り立ちできるようになってからって思っていたんだけど……」 「?」 「それよりも……私の方がもう我慢できないよ。」 「な、何がですか?」 「シンは初めてだよね?大丈夫、私もだから……」 「だから、何がですか?!フェイトさん。」 「大丈夫。私で満たしてあげるから、私もシンで満たして……ね?」 見ると、もうフェイトの眼はもう色々と逝っちゃっているとだけ話しておく… おまけ シンが歯止めが聞かなくなって暴走したフェイトに食べられている頃、エリオとキャロの部屋では… 2段ベッドの下段で横になっているキャロが上段で横になっているエリオに話しかける。 キャロ「ねぇ、エリオ君、起きてる?」 エリオ「何?キャロ。」 キャロ「弟と妹、どっちが出来ると思う?」 エリオ「僕は弟が欲しいな、キャロは?」 キャロ「私も弟が欲しいかな。」 とそう遠くない未来の事を話していたとだけ言って置く。