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マジカルバケーション part59-306~309 306 :マジカルバケーション:2011/11/27(日) 02 06 04.32 ID 6W9XPkpd0 主人公は『魔法大国コヴォマカ』にある魔法学校ウィルオウィスプに通う見習い魔法使い。 15人のクラスメートたち+担任の女性教師マドレーヌと一緒に臨海学校へ行くことになるが キャンプ地のヴァレンシア海岸は毎年行方不明者が出るという、いわくつきの場所だった。 案の定海岸は謎の生物エニグマに襲撃され、クラスメートたちは攫われてしまう。 マドレーヌは生徒を助けるためにわざとエニグマに連れ去られ、異世界へ飛んでしまう。 残った主人公もクラスメートたちを助けるため自ら異世界へと旅立つ。 バラバラになったクラスメートたちを助けつつ、訪れる町村で起こる事件を解決しながら旅を続けるうちに 自分たちを襲った魔物エニグマのこと、コヴォマカやウィルオウィスプの隠された歴史が明らかになっていく。 エニグマたちは魔法使いに取り憑き『融合』することで精神を支配し、主人公たちの世界を裏側から侵略しようとしていた。 魔法学校の校長は、エニグマとの戦いに備えて魔法使いの素質がある子供たちを集めていたのだった。 最初は生徒たちをエニグマに近づけないようにしていたが、それでも何人もの魔法使いがエニグマに取り憑かれてしまった。 あるエニグマの話によれば、もう魔法学校の卒業生のうち5人に1人はエニグマ憑きという所まできているらしい。 校長は考えを改め、毎年の臨海学校で子供たちを故意にエニグマと会わせるようにし 社会の仕組みに飲まれる前の純粋な心を持っているうちに様々なことを学ばせ始めたのだという。 クラスメートの一人・ガナッシュは、エニグマや裏の歴史に深い関わりを持っていた。 彼にはヴァニラという姉がいて、彼女もまた臨海学校でエニグマと出会い、取り憑かれてしまった魔法使いの一人だった。 狂ってしまったヴァニラは暴れて大勢の兵士を殺してしまった。今は捕えられ、とある城に幽閉されているという。 ガナッシュは最初こそ主人公たちと同じようにクラスメートを助けるために行動していたが 姉ヴァニラの事件の真実を知り、エニグマとの融合で得られる魔力を逆に利用して囚われの姉を助け出そうと考え始める。 物語中盤の最後、ついにガナッシュは仲間たちが止めるのも聞かずに、最も強い力を持つと言われるエニグマの王の所へ行ってしまう。 307 :マジカルバケーション:2011/11/27(日) 02 09 14.84 ID 6W9XPkpd0 そんなガナッシュについていったクラスメートが一人だけいた。キャンディという少女である。 キャンディにとって優秀なガナッシュは魔法使いとしての目標であると同時に、恋心を抱く憧れの男子でもあった。 良い成績を取らないと認めてくれない両親のことや、どうしてもガナッシュに近づけない苦しみ そのガナッシュが唯一心を開くオリーブというクラスメートへの嫉妬などの心の闇を利用され エニグマの中でも王に次ぐ実力を持つエキウロクリュという大物に取り憑かれてしまっていたのだった。 やがてキャンディはガナッシュをエニグマ王に会わせるため、二人を追いかけてきた主人公たちの前に立ちはだかる。 彼女はもはやエニグマに支配される寸前で、姿も人間ではなくエキウロクリュそのものになってしまった。 まだ少しだけ自我が残っているキャンディを仲間たちは必死に説得するが、その声も届かず戦闘になってしまう。 自分のせいでキャンディが狂ってしまったことを悔やんでいるオリーブは、彼女とは戦えず戦闘に参加出来ない。 戦闘終了後、ついにキャンディは完全にエキウロクリュに心を支配され、仲間たちも諦めかける。 しかし、その時やっとオリーブがキャンディと向き合い、彼女に対する思いを語った。 オリーブの思いが通じ、キャンディとエニグマとの融合は解かれ、取り憑いていたエキウロクリュは消え去った。 エニグマとの融合を解いた代償としてキャンディは魔力を失い、魔法が使えない体になったことをマドレーヌから告げられる。 だが、そんなことよりも大切なものがあることを知ったキャンディは「これでいい」と涙を流す。 308 :マジカルバケーション:2011/11/27(日) 02 11 43.33 ID 6W9XPkpd0 キャンディを救った主人公たちは最後に残ったガナッシュの捜索を再開し、物語はクライマックスへ。 主人公たちはガナッシュに追いつくも、彼はもうエニグマ王ケルレンドゥと融合しようとしていた。 ここで、パーティーメンバーとして連れてきたクラスメート一人ひとりがガナッシュに対する思いを語る。 彼らの説得や、マドレーヌから姉のヴァニラにまだ救いが残されていることを告げられ、ガナッシュの心は揺らぐ。 しかし一歩遅く、彼は既にケルレンドゥに取り込まれそうになっていた。 ガナッシュは諦め自分を倒せと言うが、仲間たちは絶対に助けると誓い、最後の戦いに突入。 主人公たちによって見事ケルレンドゥは倒され、ガナッシュは融合を解かれる。 最後のクラスメート・ガナッシュを救った主人公たちは全員揃って元の世界に戻り、エンディング。 エピローグではガナッシュを除く14人の仲間のうち、最終決戦に連れて行ったキャラ+主人公のみ後日談が見れます。 クラスメートと主人公の後日談は主に魔法学校を卒業したあとの話。教師になったり、結婚して子供産んだり、キャラによって色々。 ガナッシュの後日談は元の世界に帰ってきて少し後の話。 ガナッシュは最終決戦の時にケルレンドゥとの融合を解いたせいでキャンディと同じように魔法を使えなくなってしまったのですが それでもケルレンドゥと融合し続けているフリをしてエニグマたちを制御するという試練を背負って生きていく決意をし 見事にエニグマやエニグマ憑きの魔法使いたちを支配下におさめ、侵略戦争を阻止することに成功。 その後、姉のヴァニラを迎えに行き、無事に拘束を解かれたことが語られます。 309 :マジカルバケーション:2011/11/27(日) 02 15 34.44 ID 6W9XPkpd0 以上です。 簡単といいつつ結構長くなってしまいました・・・。 マジカルバケーションはとにかくキャラクターが多くそれに伴ってイベントもたくさんあり 本当は各クラスメートごとのイベントや途中で寄る村ごとのイベントも書きたかったのですが 全部書いたらキリが無くなってしまうので省きました。 あと、このゲームにはクリア後に行ける隠しダンジョンが3つあるのですが ただダンジョンを攻略するだけで特にイベントなどは無かったので、そちらも書きませんでした。 もしご要望があれば、各クラスメートの省いてしまったイベントやエピローグの後日談なども書きます。 あと不明な点などあればそれにも答えます。 それと、プレイ済みの方からツッコミがきそうなので一応補足を2つ。 キャンディ戦に参加できないキャラはオリーブのほかにもう一人います。 そのキャラが参加しない理由はメインストーリーとは関係ない理由ですのでカットしてしまいました。 あと、キャンディは完全に魔法を使えなくなったわけではなく、マドレーヌ曰く 「今までエニグマとの融合を解いた人がいないから、一生使えなくなるかどうかは分からない」 ・・・が正解です。 ゲーム中でも育てれば再び魔法が使えるようになるので、一応魔力は戻ったんじゃないかと思われます。
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マジカルバケーション part59-306~309 306 :マジカルバケーション:2011/11/27(日) 02 06 04.32 ID 6W9XPkpd0 主人公は『魔法大国コヴォマカ』にある魔法学校ウィルオウィスプに通う見習い魔法使い。 15人のクラスメートたち+担任の女性教師マドレーヌと一緒に臨海学校へ行くことになるが キャンプ地のヴァレンシア海岸は毎年行方不明者が出るという、いわくつきの場所だった。 案の定海岸は謎の生物エニグマに襲撃され、クラスメートたちは攫われてしまう。 マドレーヌは生徒を助けるためにわざとエニグマに連れ去られ、異世界へ飛んでしまう。 残った主人公もクラスメートたちを助けるため自ら異世界へと旅立つ。 バラバラになったクラスメートたちを助けつつ、訪れる町村で起こる事件を解決しながら旅を続けるうちに 自分たちを襲った魔物エニグマのこと、コヴォマカやウィルオウィスプの隠された歴史が明らかになっていく。 エニグマたちは魔法使いに取り憑き『融合』することで精神を支配し、主人公たちの世界を裏側から侵略しようとしていた。 魔法学校の校長は、エニグマとの戦いに備えて魔法使いの素質がある子供たちを集めていたのだった。 最初は生徒たちをエニグマに近づけないようにしていたが、それでも何人もの魔法使いがエニグマに取り憑かれてしまった。 あるエニグマの話によれば、もう魔法学校の卒業生のうち5人に1人はエニグマ憑きという所まできているらしい。 校長は考えを改め、毎年の臨海学校で子供たちを故意にエニグマと会わせるようにし 社会の仕組みに飲まれる前の純粋な心を持っているうちに様々なことを学ばせ始めたのだという。 クラスメートの一人・ガナッシュは、エニグマや裏の歴史に深い関わりを持っていた。 彼にはヴァニラという姉がいて、彼女もまた臨海学校でエニグマと出会い、取り憑かれてしまった魔法使いの一人だった。 狂ってしまったヴァニラは暴れて大勢の兵士を殺してしまった。今は捕えられ、とある城に幽閉されているという。 ガナッシュは最初こそ主人公たちと同じようにクラスメートを助けるために行動していたが 姉ヴァニラの事件の真実を知り、エニグマとの融合で得られる魔力を逆に利用して囚われの姉を助け出そうと考え始める。 物語中盤の最後、ついにガナッシュは仲間たちが止めるのも聞かずに、最も強い力を持つと言われるエニグマの王の所へ行ってしまう。 307 :マジカルバケーション:2011/11/27(日) 02 09 14.84 ID 6W9XPkpd0 そんなガナッシュについていったクラスメートが一人だけいた。キャンディという少女である。 キャンディにとって優秀なガナッシュは魔法使いとしての目標であると同時に、恋心を抱く憧れの男子でもあった。 良い成績を取らないと認めてくれない両親のことや、どうしてもガナッシュに近づけない苦しみ そのガナッシュが唯一心を開くオリーブというクラスメートへの嫉妬などの心の闇を利用され エニグマの中でも王に次ぐ実力を持つエキウロクリュという大物に取り憑かれてしまっていたのだった。 やがてキャンディはガナッシュをエニグマ王に会わせるため、二人を追いかけてきた主人公たちの前に立ちはだかる。 彼女はもはやエニグマに支配される寸前で、姿も人間ではなくエキウロクリュそのものになってしまった。 まだ少しだけ自我が残っているキャンディを仲間たちは必死に説得するが、その声も届かず戦闘になってしまう。 自分のせいでキャンディが狂ってしまったことを悔やんでいるオリーブは、彼女とは戦えず戦闘に参加出来ない。 戦闘終了後、ついにキャンディは完全にエキウロクリュに心を支配され、仲間たちも諦めかける。 しかし、その時やっとオリーブがキャンディと向き合い、彼女に対する思いを語った。 オリーブの思いが通じ、キャンディとエニグマとの融合は解かれ、取り憑いていたエキウロクリュは消え去った。 エニグマとの融合を解いた代償としてキャンディは魔力を失い、魔法が使えない体になったことをマドレーヌから告げられる。 だが、そんなことよりも大切なものがあることを知ったキャンディは「これでいい」と涙を流す。 308 :マジカルバケーション:2011/11/27(日) 02 11 43.33 ID 6W9XPkpd0 キャンディを救った主人公たちは最後に残ったガナッシュの捜索を再開し、物語はクライマックスへ。 主人公たちはガナッシュに追いつくも、彼はもうエニグマ王ケルレンドゥと融合しようとしていた。 ここで、パーティーメンバーとして連れてきたクラスメート一人ひとりがガナッシュに対する思いを語る。 彼らの説得や、マドレーヌから姉のヴァニラにまだ救いが残されていることを告げられ、ガナッシュの心は揺らぐ。 しかし一歩遅く、彼は既にケルレンドゥに取り込まれそうになっていた。 ガナッシュは諦め自分を倒せと言うが、仲間たちは絶対に助けると誓い、最後の戦いに突入。 主人公たちによって見事ケルレンドゥは倒され、ガナッシュは融合を解かれる。 最後のクラスメート・ガナッシュを救った主人公たちは全員揃って元の世界に戻り、エンディング。 エピローグではガナッシュを除く14人の仲間のうち、最終決戦に連れて行ったキャラ+主人公のみ後日談が見れます。 クラスメートと主人公の後日談は主に魔法学校を卒業したあとの話。教師になったり、結婚して子供産んだり、キャラによって色々。 ガナッシュの後日談は元の世界に帰ってきて少し後の話。 ガナッシュは最終決戦の時にケルレンドゥとの融合を解いたせいでキャンディと同じように魔法を使えなくなってしまったのですが それでもケルレンドゥと融合し続けているフリをしてエニグマたちを制御するという試練を背負って生きていく決意をし 見事にエニグマやエニグマ憑きの魔法使いたちを支配下におさめ、侵略戦争を阻止することに成功。 その後、姉のヴァニラを迎えに行き、無事に拘束を解かれたことが語られます。 309 :マジカルバケーション:2011/11/27(日) 02 15 34.44 ID 6W9XPkpd0 以上です。 簡単といいつつ結構長くなってしまいました・・・。 マジカルバケーションはとにかくキャラクターが多くそれに伴ってイベントもたくさんあり 本当は各クラスメートごとのイベントや途中で寄る村ごとのイベントも書きたかったのですが 全部書いたらキリが無くなってしまうので省きました。 あと、このゲームにはクリア後に行ける隠しダンジョンが3つあるのですが ただダンジョンを攻略するだけで特にイベントなどは無かったので、そちらも書きませんでした。 もしご要望があれば、各クラスメートの省いてしまったイベントやエピローグの後日談なども書きます。 あと不明な点などあればそれにも答えます。 それと、プレイ済みの方からツッコミがきそうなので一応補足を2つ。 キャンディ戦に参加できないキャラはオリーブのほかにもう一人います。 そのキャラが参加しない理由はメインストーリーとは関係ない理由ですのでカットしてしまいました。 あと、キャンディは完全に魔法を使えなくなったわけではなく、マドレーヌ曰く 「今までエニグマとの融合を解いた人がいないから、一生使えなくなるかどうかは分からない」 ・・・が正解です。 ゲーム中でも育てれば再び魔法が使えるようになるので、一応魔力は戻ったんじゃないかと思われます。
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マジカルバケーションのエロってあるかい? http //sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1122041860/ 種別/SS創作 分類/作品単独 検索ワード/マジカルバケーション
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【TOP】【←prev】【GAMEBOY ADVANCE】【next→】 Magical Vacation タイトル Magical Vacation マジカルバケーション 機種 ゲームボーイアドバンス 型番 AGB-P-AMVJ ジャンル RPG 発売元 任天堂 発売日 2001-12-7 価格 4800円(税別) タイトル Magical Vacation バリューセレクション 機種 ゲームボーイアドバンス 型番 AGP-P-AMVJ ジャンル RPG 発売元 任天堂 発売日 2006-2-2 価格 2800円(税込) 駿河屋で購入 ゲームボーイアドバンス
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マジカルバケーション 機種:GBA 作曲者:増子司 開発元:ブラウニーブラウン 発売元:任天堂 発売年:2001年 概要 『聖剣伝説 Legend of Mana』の開発スタッフが設立したブラウニーブラウンの処女作となるRPG。 美麗なグラフィックやメルヘンテイストな世界観、豊富なやり込み要素などが評価され、現在でも根強い人気を持つ。 続編としてニンテンドーDSで『マジカルバケーション 5つの星がならぶとき』が発売されている。 音楽は「女神転生」シリーズなどで有名な増子司氏が作曲。女神転生の様なダークな曲はあまりなく明るいファンタジックな曲が中心。 広大なフィールドに数多くの施設やダンジョンが用意されているため、曲数はかなり多め。 音楽の評価も高いが残念ながらサントラは発売されていない。 収録曲(仮曲名) 曲名 補足 順位 Magical Vacation タイトル画面 Login, Menu メニュー画面 Plane of Material 物質のプレーン(魔法学校) Harmonica ガナッシュのハーモニカ Valencia Seaside ヴァレンシア海岸 Enigma Invasion, Enigma Forest エニグマ襲来、エニグマの森など Plane of Light 光のプレーン Seaside Cave, Forest Cave, Brownie Hole 海岸の洞窟、森の洞窟、ブラウニーの穴 Toruuna Village, Gugande Village トルーナ村、クガンデ村 Benaconcha Ruins, Jera Airspace ベナコンチャ遺跡、ジェラ風穴 Wakutei Village ワクティ村 Reemittsu Palace, Kisunika Mine, Donahii, Lakyuuho レーミッツ宮殿、キスニカ鉱山、リドナヒー、ラキューオ Peeples Town, Gearava Village, Moiroroto Village ピップルスタウン、ゲアラヴァ村、モイロロト村 La Roche Tower, Tandoori ラ・ロッシュの塔、タンドーリ Serial Murder Puppets Case, Gearava Village Ruins 殺パペット事件、ゲアラヴァ村(廃墟) Kiido Monga, Zundoko Hole キードモンガ、ずんどこ穴 Café au Lait Remodel! Evil Power Generator カフェオレ改造!魔動力ジェネレーター Plane of Darkness 闇のプレーン House Search, Spirit Theme やさがし、精霊のイベント Masala Tea Village, Tapioca Tea Village, Tree Man Village マサラティ村、タピオカティ村、ツリーマンの集落 Aqua Beat Castle, Pyramid アクアビット城、ピラミッド Basorimo Village バソリモ村 Molpied Volcano モルビエ火山 Plane of Death, Gram Masala 死のプレーン、ガラムマサラ Gazpacho Village, Evil Bus Junction ガスパチョ村、魔バス合流イベント Riginio Jungle, Death Corridor リギニオ密林、死の回廊など Shisabarei, Moginasu s Evil Den シサバレイ、モギナス魔窟 VS Battle 通信対戦 Standard Battle 通常戦闘 Battle Standby 戦闘前イベントなど Boss Battle ボス戦 Last Battle ラスボス戦 Battle Result バトル勝利 Clear BGM 1 クリアBGM1 Clear BGM 2 クリアBGM2 Ending スタッフロール Epilogue エピローグ PV
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登録日:2012/01/18 Wed 01 52 48 更新日:2024/02/24 Sat 08 25 48NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 GBA RPG ギスギスシーン多し ゲーム ゲームボーイアドバンス ブラウニーブラウン マジカルバケーション 中島美嘉 任天堂 神作 臨海学校 至宝の雰囲気ゲー 隠れた名作 鬱展開 魔法学校 最も強い武器は、友情だ。 マジカルバケーションは2001年に任天堂から発売されたRPG。ハードはGBA。 開発元はブラウニーブラウン。 CM みんな、どこに行っちまったんだ。 どこに消えちまったんだよーーー!! 一人にすんなよ…。 わかったよ。絶対に…… 助けてやるから……! 最も強い武器は、友情だ。 15人の仲間から、選んでバトル。 組み合わせ次第で、運命が変わる。 ゲームボーイアドバンス MAGICAL VACATION マジカルバケーション 夕方、砂浜にひとり取り残された中島美嘉が、仲間の奪還を誓う。 因みに項目冒頭のCMにある『最も~』は本作のキャッチコピーである。 GBA初期の作品ながら、 ドット絵で表現された質の高いグラフィック、魔法学校の生徒達を中心に展開される重くて切ないストーリー、独特な世界観、キャラクター、台詞回し、戦闘システム(賛否両論ではあるが)等、ゲームとしての完成度は高く、さほど有名ではないもののプレーヤーからの評価は概ね良好な、正に「隠れた名作」と言える作品。 2006年にはニンテンドーDSで続編「5つの星がならぶとき」が発売されている。 ■あらすじ 魔法学校ウィルオ・ウィスプに通う主人公とそのクラスメイト達はそれぞれの思いを胸に秘めながら、学校行事の1つである臨海学校を迎える。 臨海学校は何事も無く終わるかと思われたが、突如として闇の生物「エニグマ」が現れ様相は一変。クラスメイト達は次々と別の世界へと連れ去られてしまう… 果たして全員無事に元の世界に戻れるのか… そして「エニグマ」の目的とは… ■キャラクター ◆クラスメイト達 主人公 ゲーム開始時に名前、性別、属性(後述)を選べる。「はい」「いいえ」しか喋らないタイプの主人公。 名前の入力時にセレクトボタンを押すと… キルシュ・ピンテール 炎属性。愛されるバカ1。属性からして熱血漢な男の子。考えるよりまず行動。アランシアと幼馴染みだが、現在はキャンディのことが好き。やれやれだぜブラザー。 キャンディ・ミントブルー 風属性。明るい性格の女の子。ガナッシュのことが好きなのだが…。オリーブとの修羅場は壮絶。パーティー加入後彼女を扱うには少々愛が必要。 カベルネ・チープトリック 毒属性。パペット族の男の子。いたずら好きな性格だが、過去に兄を亡くしており傷心気味。カエルグミ縛りには必須。 シードル・レインボウ 美属性。芸術を愛する男の子。気取ったところがあるが意外と現実派。属性の相性も悪いカシスとはあまり馬が合わない様子。文鳥係。若干中二病 カシス・ランバーヤード 刃属性。口調が乱暴なうえに女の子をクドきまわる悪いクセがある。元気のないカベルネを気にかける等面倒見のいいところも。 アランシア・スコアノート 音属性。おっとりとした性格の女の子。キルシュの幼馴染みだが、最近の話題がキャンディばかりなことにご立腹な様子。 ショコラ・クラックス 石属性。よく無口でボーッとしているマッドマンという種族の男の子。頭に生えているはっぱは貴重なアイテムだったりする。( ∵ )←大体こんな感じ セサミ・アッシュポット 虫属性。ショタ。キルシュを「アニキ」と慕う男の子。虫が大好きでいつもポケットに詰めている。初めて見たこんにゃく様に驚いたある意味一番常識人(?)で最年少。 ピスタチオ・メイプルウッド 木属性。愛されるバカ2。落第寸前のヴォークス族の男の子。ヘタレ。キャラとしての能力も素早さ以外は最弱クラスだが、あるレベルでブレイクスルーを果たすと強キャラの一角に。語尾に「~っぴ」と付ける。 オリーブ・ティアクラウン 獣属性。ロリ。大人しく、相手の考えていることを分かる力がある。本人はこの能力をあまり快く思っていない。 ブルーベリー・レイクサイド 水属性。生まれつき身体の弱い女の子。生真面目でかなりの優等生。レモンと仲がいい。アフロ言うな レモン・エアサプライ 雷属性。サバサバとした性格のニャムネルト族の女の子。ピラニアハンター。根は優しくブルーベリーと仲がいい。ちょっとおっかない カフェオレ・ラスティネイル 古属性。愛されるバカ3。古代機械の男の子(?)。元は骨董市場で売られていた。値段は500ブラー。機械のくせに飄々としている。 ペシュ・ファーマー 愛属性。語尾に「~ですの」と付ける委員長タイプの女の子。愛の大使という種族に属する。縛りプレイ時には欠かせないキャラ。 ガナッシュ・ナイトホーク 闇属性。誰かといるより独りでいることを好む男の子。姉が以前の臨海学校で行方不明になっており、臨海学校の地に何かあると踏んでいる。ガナッシュさんじゅうごさい。 ◆先生 マドレーヌ 主人公達を受け持つ先生。天然。海岸でナマコを見て「おいしそ~」とか言っちゃう。実は作中最強候補。 グラン・ドラジェ ウィルオ・ウィスプの校長。ノリが軽かったりするが、偉大な魔法使い。色々と秘密を抱えているようだが… ◆その他 エニグマ 固有名詞ではなく種族名。闇の生物と呼ばれる。様々な種がいるが他の種族と融合することで強力な力を得ることが出来るのは共通している。 ポット族 各地に生息し独自のコミュニティを築いているツボ達。便利なヤツから邪魔なヤツまでいる。 「死ぬときは、はげしく割られて死にたい」 こんにゃく様 こんにゃくの体を持つ種族。こんにゃくイモで増える。仲間を求めて旅をしている固体と各地で出会う。ぺたこーん。 ■特徴的なシステム ◆属性 ある意味このゲームの目玉かもしれないシステム。 このゲームでは物理攻撃はあるものの魔法主体で戦っていくバトル設計がされており、魔法に属性が付いていること自体はさほど珍しくはないがこのゲームではその属性がなんと16種類もある。多すぎるという声もあったり無かったり 属性は(矢印は強弱関係) 炎→風→毒→美→刃→音→石→虫→木→獣→水→雷→古→炎 の13種類に加え、これら全てに強い 闇 と、唯一闇に強い 光 更に、どれとも干渉しない 愛 の計16種類。 それぞれクラスメイトが属性を1つづつ持っており、光は主人公専用属性。隠しキャラに1人だけ光属性がいるけどね! また、それぞれ属性ごとに「精霊」がおり、それらと仲良くなり戦闘中に呼び出して魔法を使うと、1体につき2倍、最大7体で128倍の威力に増幅させることができる。 しかし、全ての属性の精霊7体全てと仲良くなるのは修羅の道。特に「愛」は初見では厳しすぎる。他にも「光」「闇」とか…明らかに制作側がフルコンプ阻止に狙いすまして嫌がらせしてるとしか思えない。 ◆「レッツ○○」 「レッツ○○」とは通信機能のこと。どの通信も上手く利用すればゲーム進行の大きな助けになる。というか助けになりすぎッ レッツおんせん 物語の途中にある文鳥温泉に訪れると追加される通信。 相手側のカートリッジの温泉に入ることで主人公の能力が上がる。 また、何回か通信を行うことで温泉の外観が変わり、効能(上昇する能力)も変わる。 条件によってはただのドラム缶風呂になったりする… レッツたいせん 初めから存在する通信。 その名の通り相手のパーティーと対戦を行う。 但し、レベル調整等は行われないので場合によっては瞬殺したりされたりすることも。 レッツアミーゴ 初めから存在する通信。 通信をすることによって相手の主人公が初めに選んだ属性の魔法が自分も使えるようになる。 更に、条件を満たすことで本来初めに選べない光、闇、愛の魔法を主人公が使えるようになる。 そして、その条件が 愛→初めに選んだ属性が同じ5人と通信する 闇→100人と通信する 光→闇の魔法を含めた光以外の魔法を全て習得する …要するに、全ての魔法が使いたいのなら100人との通信が必須ということ。 ……が、結局周りにこのソフトを持っている人がいなくて誰とも通信出来なかった人も多いのではないだろうか。 (一応発売当初公式のアミーゴイベント等は開催されていたが) いま、手にとったアナタは更に難しい。取り敢えずもう一個買おっか。 余談だが、カフェオレとカベルネは金色のガッシュ!!の魔物コンテストに掲載された事がある。 (勿論盗作なので賞は無効となった) GBA本体とソフトを2つずつと通信ケーブルを用意して1人で100回アミーゴした方は追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] キャンディは性格が悪いから嫌い。アランシアのほうがキルシュのことをわかっていると思う。おっとりしたしゃべり方も可愛いし。 -- 名無しさん (2013-11-15 20 49 41) ↑キャンディが好きなのはガナッシュでキルシュはただのクラスメイトだから、アランシアよりキルシュの事が分かってないのは当然じゃない? -- 名無しさん (2013-11-15 21 16 40) シードルとカシスは馬が合わない、というよりは悪友みたいな感じじゃなかったか -- 名無しさん (2014-08-22 18 26 42) キャラ名が飲食物由来だと知って、グラン・ドラジェの名前の元となった飲食物探したけど結局分からず… -- 名無しさん (2014-08-22 19 05 53) ↑フランス菓子に「ドラジェ」(アーモンドを砂糖のコーティングしたヤツ)が有るからそれだと思う。 -- 名無しさん (2015-01-06 23 04 39) シードルとカシスは悪友ってイメージの方がしっくり来るね。今だと其の筋の貴婦人方から人気が出そうな組み合わせ -- 名無しさん (2015-02-09 21 36 45) 最後のガッシュの件、マジの話かよ…つかそんな盗作事件あっただなんて知らなかった -- 名無しさん (2016-09-10 21 55 05) あったなそんなこと、雷句先生も言及してた。 -- 名無しさん (2016-09-10 22 14 02) 初期verだと101人と通信するとアミーゴのデータが全部吹っ飛ぶとか聞いたが・・・うっかり愛属性取得し損ねたら大変だな -- (2016-09-10 22 31 33) DSでリメイクしてくれたらすれちがい通信とかでもっと楽になったろうな~と思ってる間に2018年だよ -- 名無しさん (2018-09-12 11 35 46) WiiU配信のやつってアミーゴがめちゃくちゃ緩和されて主人公ゲーム開始時から闇になれたな。闇は一般属性に強いしボスが闇ばかりだから大分難易度下がった筈 -- 名無しさん (2021-06-25 21 42 36) 名前 コメント
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マジカルバケーション マジカルバケーションキャラクター コメント 株式会社ブラウニーブラウンが開発し、2001年12月7日に任天堂株式会社から発売されたゲームボーイアドバンス専用ゲームソフト。公式のジャンル表記は「コミュニケーションRPG」。 マジカルバケーション キャラクター 未定:主人公(男女選択) ゴウカザル:キルシュ・ピンテール 髪型+火の属性→ほのおタイプ コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 登場人物 -- (名無しさん) 2019-10-18 17 42 13 草案 エルフーン:キャンディ・ミントブルー -- (ユリス) 2017-02-17 23 02 55 ・ダブハスネル、ラドハスネル、ピグハスネル:フシデ、ホイーガ、ペンドラー ・タコせんし、オクトポーチ、サンダーモラスク:タッツー、シードラ、キングドラ ・アネモネイッチ、ワンダーコーン、べにきんちゃく:ハスボー、ハスブレロ、ルンパッパ ・エルファントム、パオパピオン、ファレーナ:ケムッソ、マユルド、ドクケイル ・プギーモ、わるいプギーモ、ピキーモ:ピンプク、ラッキー、ハピナス -- (リモーネ) 2013-05-10 17 49 48 精霊 ・トースト:ポカブ 火+豚みたいな鼻をしているので。 ・エア:チルット ・ブー:ドガース ・パウダー:チラーミィ 綺麗好きなところから。 特性あくしゅうのポケモンとはチームを組まないこと。 ・スラッシュ:コマタナ キズぐすり類を全て捨てた状態で仲間にすること。 ・ハミング:オタマロ ・フリント:イシツブテ ・バズ:カブルモ レンズ系のアイテムを持っている状態で仲間にすること。 ・スティック:クヌギダマ まつぼっくりが兄弟なので。 ・ガル:ラクライ 緑色でかつ哺乳類型なので。 ・フロー:ミズゴロウ ・テスラ:チョンチー ・クロック:ギアル ・ニルヴァ:ニューラ ニョロトノを1,000匹以上倒してから仲間にすること。 ・ルクス:トゲピー ・ウィッシュ:コロモリ ニョロトノを1匹でも倒したことがあるのならば、仲間にしないこと。 -- (リモーネ) 2013-04-28 22 19 43 モンスター ・イエローグラモス、マンモスロデオ、マンムーナイト:ウリムー、イノムー、マンムー ・フライトード、スカイホッパー、ウィグログ:フイギダネ、フシギソウ、フシギバナ ・ポロルート、がーがーグース、ワポル:ポッポ、ピジョン、ピジョット ・かみつきライアン、フレイムレオ、ベルディゴー:コリンク、ルクシオ、レントラー ・オカルトダック、パラダック、サモンダック:ポリゴン、ポリゴン2、ポリゴンZ ・Mrビューティ、Mrセクシー、Mrモラール:トゲピー、トゲチック、トゲキッス ・クッピポーン、ブッチョン、マップタツーン:キバゴ、オノンド、オノノクス ・きんいろうさぎ、はなうたうさぎ、うたうたいうさぎ:ルリリ、マリル、マリルリ ・ナイフドレス、グラディウス、ソードフェアリー:ビードル、コクーン、スピアー ・メイプルーン、アルグリーナ、アリアーテ:クルミル、クルマユ、ハハコモリ ・セロリアック、テレアスモス、コンバットボール:ナゾノクサ、クサイハナ、ラフレシア -- (リモーネ) 2013-04-27 22 29 05 モンスター(主にGBA版) ・ディナソール、ヴァシュラン、ナサローク:フカマル、ガバイト、ガブリアス ・サイクロン、テンペスト、イグニス:タツベイ、コモルー、ボーマンダ ・ひふきこうもり、クロバティー、そよかぜこうもり:ズバット、ゴルバット、クロバット ・ダミーゴースト、ボロファントム、ダークタフィー:ゴース、ゴースト、ゲンガー ・かぜはちどり、アラームラビン、スパークル:ムックル、ムクバード、ムクホーク ・ブリキスピナー、クロムスピナー、アクセルスピナー:コイル、レアコイル、ジバコイル ・ブリキクロック、クロムクロック、アクセルクロック:ギアル、ギギアル、ギギギアル ・ウェレンガー、シンバルン、ダーモーマター:ゴニョニョ、ドゴーム、バクオング ・ペラルドン、ドクカビリザード、トーチリザード:ヒトカゲ、リザード、リザードン ・チャッピー、ココン、ゆうわくいもむし:キャタピー、トランセル、バタフリー ・ベルチャーム、ユーレロラム、ウラウール:メリープ、モココ、デンリュウ ・バゴーン、アイスバーグ、ガボーン:イシツブテ、ゴローン、ゴローニャ ・ジェムフロッグ、アンバーフロッグ、ランパゴ:オタマロ、ガマガル、ガマゲロゲ ・ドリモグラ、クリザーリタ、ギガンドゥーロ:サイホーン、サイドン、ドサイドン ・カボチおばば、あんこくかぼちゃ、メロリアン:ヒトモシ、ランプラー、シャンデラ ・ゴリハンマー、てっきゅうエイプ、ゴリドリール:ワンリキー、ゴーリキー、カイリキー ・ヨルポチョン、ポチョン、パンジー:ピィ、ピッピ、ピクシー ・ピリピルゼリー、アンスティンガー、ときめきくらげ:ユニラン、ダブラン、ランクルス ・ノーマジーン、リーマジーン、ノスタルジーン:タマザラシ、トドグラートドゼルガ ・ドロジャム、ようがんレード、ソルティーバター:バニプッチ、バニリッチ、バイバニラ -- (リモーネ) 2013-03-27 23 21 54 ルーマオ:ダーテングorアルセウス ロマシュマ:ウルガモス むしくいで太陽をかじる サザエイヌ:イシズマイ からにこもる必須 海賊ラッコ:ミジュマル KB:ゲノセクト(ハイテク満載の警備用ロボット。 容姿そっくりすぎる) ロックオン、でんじほう必須 SPザウルス:グラードン マジカルカサゴ:ハリーセン トーテムボム:ネンドール多数 全員だいばくはつ(この技のみ習得)必須。 ユガ・ターバ:アサナン コイマリ:シャンデラ トコナメ:ホーホー モーモー:ヘイガニ どこでも繁殖できる強い生命力の持ち主なので。 -- (リモーネ) 2013-02-19 18 02 33 {5つの星}でのキャラクター ポモドーロ:バシャーモ シュガー:エンペルト カフェラテ:ネンドール チャイ:チェリム、ルンパッパ ジャスミン:チルタリス、ミミロップ オウ・リュウキ:マスキッパ ゴツム・ロー:ドサイドン、マタドガス(後者は紫色かつ、とにかく臭いので。) ニーベ・ケジャー:ミロカロス、パルシェン キジカ・ログマ:バクーダ、カイリキー(後者は腕4本なので。) ナジョ・ドルーゴ:ピジョット ビエ・マルク:ズルズキン、ドンカラス -- (リモーネ) 2012-12-04 00 26 57 カフェオレはゴビット又はネンドール又はギギギアル(ギアソーサーではぐるまロボ。)で。 セサミはカブルモで。(メガホーンでかぶとむし むしのていこうでかなぶん。) シードルはロゼリアで。(バラの魔法を使うから。アロマセラピーでホワイトローズ。) カシスはキリキザンで。 -- (リモーネ) 2012-11-24 22 31 11
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マジカルバケーション 【まじかるばけーしょん】 ジャンル コミュニケーションRPG 対応機種 ゲームボーイアドバンス メディア 64MbitROMカートリッジ 発売元 任天堂 開発元 ブラウニーブラウン 発売日 2001年12月7日 定価 4,800円(税別) プレイ人数 1~2人 レーティング CERO 全年齢(全年齢対象) 廉価版 バリューセレクション2006年2月2日/2,667円(税別) 配信 バーチャルコンソール【WiiU】2015年8月19日/702円(税8%込) 判定 良作 マジカルバケーションマジカルバケーション / 5つの星がならぶとき 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 その後の展開 概要 『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』のスタッフが旧スクウェアから独立し立ち上げた、ブラウニーブラウン(*1)の処女作。 非常に美麗なパステル調の2Dグラフィックスや、世界観、魅力的なキャラクターの多さなどから話題になり、1作目は日本国内のみで発売ながら20万本以上を売り上げた。 特徴 基本的に魔法を使って戦う戦闘 主人公含む自分のパーティは全員が魔法使いである。 パーティは主人公の通う学校のクラスメイトで構成されるのだが、クラスメイト15人中14人を戦闘で使用できる(1回の戦闘で出撃可能なキャラは6人) 残り1名はストーリー序盤のわずかな時期のみ加入のゲストキャラ的存在。 魔法の属性の数も多く、火、水等のメジャーなものから美、刃、獣など一風変わったものも多く全部で16種類の属性がある。さらに属性それぞれに相性がある。 ここは逆に言えば「多すぎてややこしい」という難点と表裏一体だが、戦闘中にいつでも相性を確認できる為ある程度緩和される。 得意な属性の相手に撃てばダメージが増加し、反対に苦手な属性の相手だとダメージが減る。但しそれ以上に気をつけなければならないのは、相手の属性と自分の魔法が同じ属性という場合。何と魔法でのダメージが1になってしまうのである。 + 属性とクラスメイトに関する、簡単な説明。長いので折り畳み 火属性 特に目立った特長は無いが、威力が高く使い勝手のいい攻撃魔法が揃う。 酸素として燃やしてしまうからか風属性に強いが、そもそも熱さを感じない古属性は苦手。 使えるクラスメイトは「キルシュ・ピンテール」決めるときは決めてくれる熱血バカな兄貴分。アランシアと幼馴染だが、現在はキャンディにお熱の様子。「カエルグミを消費してMPを全快する回復ポイント」を利用した際、ミミズグミを見つける事がある。 風属性 速さを上昇させる魔法が恐ろしく便利。但し、高位魔法を覚えるまでは威力不足に苦労する。 得意な毒属性は吹き飛ばしてしまえるが、苦手な火属性が相手だとよく燃える燃料にされてしまう。 使えるクラスメイトは「キャンディ・ミントブルー」おしゃべり大好きなクラスのムードメーカー。 …と思いきや、実はまさかのヤンデレ枠だったり。 本来はカエルグミを消費して消滅させなければならない障害物を、アイテム消費無しで消す事が可能。 毒属性 攻撃魔法の威力自体は今一つだが、毒の状態異常によるスリップダメージ蓄積は決して侮れない。 お姫様を毒林檎で眠らせるというおとぎ話のお約束からか美属性に強いが、風属性には吹き飛ばされる。 使えるクラスメイトは「カベルネ・チープトリック」パペット族と呼ばれる、心を持った人形の少年。1年前に故人となった兄を思い出すのか、最近塞ぎこみがち。パーティにいる間はフィールド上のカエルグミを捕獲できなくなる。一見不利益な特徴に思えるが…? 美属性 単体攻撃魔法しか覚えないが、あらゆる状態異常を回復する「ホワイトローズ」は美属性の特権。 刃で美しさは切れないからなのか刃属性には強いが、汚される毒属性は大の苦手。 使えるクラスメイトは「シードル・レインボウ」魔法のみならず詩文や絵画の製作にも才能を見せる芸術家だが、意外と現実主義的な言動が多い。とあるイベントを経て、テコでも動かないとされる障害物・桜文鳥を動かす術を習得する。 刃属性 何と魔法にも拘らず前列の敵単体しか攻撃できないという漢仕様。その代わり威力は絶大。 どういうわけか音属性に対して強い。音すら切り裂くという事だろうか? 一方その刃で切れない美属性を苦手とする。 使えるクラスメイトは「カシス・ランバーヤード」年齢不詳の例外数名を除くとクラス内最年長で、妙に世間慣れしている。面倒見のいいクラスのまとめ役。此方の持つカエルグミを捨てさせようとする刃の精霊と契約する際は、是非とも彼を連れて行きたい。 音属性 確率で当たった相手を眠らせ行動不能にできる。全体攻撃魔法を覚えれば雑魚散らしに便利。 衝撃波か或いは共振か、得意な石属性を粉砕可能。また、どういうわけか刃属性に弱い。 使えるクラスメイトは「アランシア・スコアノート」のんびりやだが時折鋭い指摘をする事も。キルシュと幼馴染で、彼がキャンディにお熱なのが面白くないようだ。罠宝箱の中から時々コインを見つける他、特定のアイテムを持っていれば音の精霊と契約しやすくなる。 石属性 味方の守りを上げられる…のだが、このゲームでは物理攻撃が不遇な為若干影が薄い。 質量で押し潰してしまうからか虫属性に強く、砕かれるからか音属性には弱い。 使えるクラスメイトは「ショコラ・クラックス」マッドマンと呼ばれる、石のような体を持った種族の少年(?)。 たー けー てー すー石を蹴って動かした際にミミズグミを発見できる他、後述する家捜しで貴重な能力成長アイテムを入手可能。 虫属性 相手の力を下げられる…のだが、このゲームでは物理攻撃が以下同文。単体攻撃しかできないのも痛い。 得意な木属性ならば食い荒らしてボロボロにできるが、石属性には押し潰される。 使えるクラスメイトは「セサミ・アッシュポット」キルシュを慕っている少年。クラス最年少の為か、珍しい虫を見ると全てを忘れて追いかけ回す悪癖あり。モンスターが潜む罠宝箱を識別でき、うっかり罠宝箱を開けてしまう前に警告してくれる。 木属性 攻撃魔法の威力は若干低いが、相手の精神(魔法防御)を下げる事がある為使いやすい。 植物が無ければ生物は生きていけないという理由から獣属性は得意だが、食い荒らされてしまう為虫属性は苦手。 使えるクラスメイトは「ピスタチオ・メイプルウッド」犬のような種族、ヴォークスの少年。怖がり・お調子者・落第寸前の成績と三拍子揃った劣等生(*2)。「無料でHPを全快する回復ポイント」を利用した際、カエルグミを見つける事がある。 獣属性 パーティ全員の全MPを集めてぶっ放す最強魔法「みんなのちから」を使用可能。しかし他の魔法はというと…。 得意な水属性なら飲み干してしまえる。木属性が苦手なのは上述の通り。 使えるクラスメイトは「オリーブ・ティアクラウン」否応無しに相手の心を読んでしまうという特異能力が原因で、人付き合いを苦手とする少女。うっかりミミズグミの隠れた穴を調べてしまった際に飛び出してくるモンスターとの戦闘を回避できる。 水属性 相手の守りを下げられるが、その真価は低消費、且つ早期に全体攻撃魔法を使用可能な点にある。 電気を分散させてしまうからか、それとも純水ならばほぼ電気を通さないからか、雷属性を得意とする。獣属性は飲み干されてしまう為苦手。 使えるクラスメイトは「ブルーベリー・レイクサイド」優秀な魔法使いの家系に生まれ自身も文句無しの優等生だが、病弱ですぐダウンしてしまうのを気にしている。特異な言語を使用する種族・ウォーターピープルの会話を理解し、人間の言葉に翻訳する事ができる。 雷属性 確率で相手をしびれさせる事が可能。全体攻撃魔法こそ無いが、攻撃範囲は広めのものが多い。 他作品では水属性に撃つと有効な事が多いが、このゲームに限っては「こうかはいまひとつ」なので控えるように。その代わり、古属性の古代兵器はショートさせられる為得意。 使えるクラスメイトは「レモン・エアサプライ」猫のような種族、ニャムネルトの少女。友達思いの姉御肌だが、若干…というか結構乱暴な言動が玉に瑕。その真骨頂は当たり屋の如く此方の通行を妨害してくるピラニアに絡まれた時。サクッと殺して撃退してくれる。 古属性 「いにしえぞくせい」と読む。古代の戦闘兵器を呼び出す魔法(?)で、相手の速さを下げる効果あり。 古代兵器は熱を感じない為、火属性の相手は得意。雷属性はショートしてしまう為苦手。 使えるクラスメイトは「カフェオレ・ラスティネイル」魔法学校の校長が骨董市で買ってきたという古代機械。他人に影響されやすいらしく、口調がコロコロ変わる。「特技」と言えるかは微妙だが、彼を外すと通れなくなる場所がある、あるイベントの発生までプレーン間の移動は彼のジェネレーターに頼る破目になる、属性の説明とは逆に砂漠を長時間歩くと真っ先に倒れる等、シナリオへの絡みも多い。 闇属性 シナリオ中では忌み嫌われる属性だが、相手からMPを吸収する効果がある為性能は極めて実用的。 光・愛以外の全属性に対して優位に立てるが、苦手な光属性にだけはその闇を切り裂かれてしまう。 使えるクラスメイトは「ガナッシュ・ナイトホーク」本来はえびふりゃーが好きな心優しい少年なのだが、自身の属性ゆえに人付き合いを避けたがる傾向がある。先述したストーリー序盤のわずかな時期のみ加入するゲストキャラ。その為か、他のクラスメイトのような特技は無い。 光属性 極悪な威力と効果範囲を兼ね備えた攻撃魔法を使えるが、その分燃費の悪さも極悪。 自身の光を持って切り裂く事が可能な闇属性を得意としている。苦手な属性が存在しない、事実上最強の属性。 使用できるクラスメイトは(主人公と隠しキャラを除くと)居ないが、担任であるマドレーヌ先生がそれらしき魔法を使用するシーンは存在する。 愛属性 全属性で唯一のHP回復魔法を使用可能。但しHP回復魔法は使う度にMPを全消費してしまうのでご利用は計画的に。 回復・補助魔法に特化している為か、それとも愛は全てを包み込むからか、属性の強弱には一切関係していない。 使えるクラスメイトは「ペシュ・ファーマー」愛の大使と呼ばれる種族の少女。真面目で世話好きなのだが、その健気な努力はしょっちゅう空回りしている。ミミズグミの隠れた穴を調べてしまった際、稀に精霊との契約に使うコインを発見する事がある。 毎ターンキャラのパラメータに応じてMPが回復するので、ある程度なら気兼ねなく魔法が使える。 精霊コンボというシステムにより、場に出ている精霊の数に応じて魔法の威力が上昇する。苦手な属性の精霊が場にいると精霊コンボが相殺されてしまう、相手の召喚した精霊を横取りできるといった要素によって、本作独自の駆け引きが味わえる。 あえて相手と同族性のクラスメイトをぶつけ、魔法による被害を最小限に抑えつつ相手の精霊コンボを徹底的に妨害する…といった戦法もある。 通信対戦 お互いに育てたパーティを使って、対戦を行う事も可能。勝率が高ければ、能力値を補正してくれる特殊な称号が手に入る。 ルールは本編中での戦闘ほぼそのままだが、幾つか対戦時限定の要素が存在する。 お互いに全員MP0の状態からスタートする。手数に関わってくる為、ターン開始時のMP回復に関わるパラメータはできるだけ上げておきたい。 ターン開始時に3体精霊が召喚される。召喚される精霊はランダムに選ばれる為、戦術に組み込むのは難しい。 ターン終了時に、召喚されていた精霊が全て消滅してしまう。1ターンの間で、いかにして精霊コンボを成立させるかがカギとなる。 最高の称号は全ての能力値を10上昇させてくれる。これは終盤の店売り装備品1~2個分とほぼ同等の補正。 但し、この称号を得る為には通信対戦を500回以上戦った上で無敗をキープするというとんでもない条件の達成が必要。八百長以外で手に入れたユーザーは居るのだろうか? アミーゴシステムという、別の同カセットと通信する機能による特典 いずれも必須ではないが、攻略や通信対戦が格段に有利になる。 「レッツアミーゴ」では相手のセーブデータの主人公をアミーゴとして登録する。 アミーゴが戦闘で使用する最大8種類の魔法を「極意」として装備し、自分の主人公やクラスメイトも使えるようにできる。 アミーゴの極意によって使えるようになった魔法は、極一部の裏技的な例外を除いてどれだけ使っても魔法レベルを上げる事ができない点には注意が必要。 「極意」を装備すると、そのアミーゴの属性が持つ耐性(と、弱点)を得る事もできる。同じ属性の極意を装備しても効果は重複しない。 主人公の初期属性と異なる属性の相手を始めてアミーゴ登録した場合、主人公が相手の属性のLv1魔法を覚える。 最初は精霊を1体呼ぶ程度しかできないが、使い続けていけばクラスメイトと同様の多彩且つ強力な魔法だって覚えられる。 「レッツおんせん」では相手セーブデータの温泉に入る事で、無条件でパラメータを上昇させられる。 このモードのみ、本編を進めて温泉を見つけないと解禁されない…のだが、温泉の位置は序盤も序盤なのであっさり解禁できる。 自分の温泉に一定の数だけ他のプレイヤーが入ると、お金を払ってより多くのパラメータが上昇する可能性のある温泉に改築する事も可能。改築しても喜ぶのは通信相手の方だが、より高い効果を持った温泉なら相手も快く通信に応じてくれる…だろう。多分。 よくゲームを扱った漫画で題材となる「楽しいが子供達をひきこもらせない、メーカーにもプレイヤーにもその家族にも嬉しいゲームを作れないものか」→「ゲームの中(作品の出来)と外(プレイヤー同士の交流)で何倍も楽しめる作りで大ヒット」という展開を体現しようとしたものと言えよう。 しかしこうした交流を促す仕組みの黎明期であるが故に、その試みは決して弊害の少ないものではなかった。詳細は後述する。 評価点 GBAの発売から一年も経っていないにもかかわらず美麗なグラフィック 概要でも触れたが、とにかく圧巻の一言。序盤のエリアである「ヴァレンシア海岸」で感動したプレイヤーも多い。 他にも「ミモレットの森」「レーミッツ宮殿」などはGBA後期と言われても違和感が無い。 但しシナリオを進めていくと、この美麗さ故に不気味さが強まってしまう一面や、進める場所を判別し辛いという思わぬ弊害もあるのだが。 『聖剣LoM』のスタッフが手掛けているだけあり、キャラクターデザインや雰囲気はかなりそちらと似通っている(*3)。キャラの顔グラフィックなど、PSの『聖剣LoM』にも劣らないほどに亀岡氏のタッチを表現しており、この点でもGBAの性能を発揮していると言える。 独特なシナリオ 主人公のクラスが臨海学校に来ていると、エニグマと呼ばれる生き物が突如現れクラスメイトと先生をさらっていく。それを助けに行くというストーリー。 最初に主人公の性別と、初期属性として15種類の魔法の属性のうち闇・光・愛を除いた中から1つを選んでスタートする。説明書には属性ごとに「初心者向け」「上級者向け」などの説明もある。 慣れないうちは「初心者向け」とされる火・毒・木・雷を選んでおけば、ほぼ間違いは無い。 ある程度システムが分かってきたら、仲間になるクラスメイトや戦うボス敵の順番に応じて属性を選ぶというのもアリ。 初めこそ順調に仲間が見つかっていくがエニグマの妨害や仲間の失踪などにより、出発点である光のプレーンから闇のプレーン、死のプレーンと徐々に闇の世界に足を踏み入れていくなど暗い世界観がある。 15人のクラスメイトそれぞれに魅力があり、彼らの会話は見ていて面白い。 亀岡氏の独特な絵柄とデザインも相俟って、どのキャラも『聖剣LoM』のキャラと言われても違和感が無いほど。主人公2人を見て『聖剣LoM』の主人公を連想した人もいる事だろう。 こんにゃくやパペットなど様々な種族の集落が各地にあり、それぞれに掟や習慣などがあり色々な所に行ってみたくなる。 本編中の難易度設定も実に絶妙。 きちんと戦闘をこなしてさえいれば難しすぎる事はないし、かといってレベル上げを怠ると要所要所で闇属性の強敵が登場するのもあって詰みかねない。 やりこみ要素が豊富 クリア後の隠しダンジョンが3種類存在している。メインである1つは50階までフロアがあり、さらに3段階から難易度を選べる。 また隠しキャラも非常に多い。隠し仲間が9人、隠しマジックドール(*4)が3体の合計12人。 レベルは999まで上がり、魔法それぞれに用意されている魔法レベルも99まで上がる。 フィールドの各地にワープポイントがセットしてあり、ワープポイントとしての登録さえしておけば戻る時非常に楽。 賛否両論点 シナリオの傾向・賛否両論点編 本作シナリオにおいて一貫しているメッセージは「失敗も成功もそれだけが全てではない、躓きだって巡り巡って自分の糧となる」というもの。 最初の臨海学校におけるマドレーヌ先生の台詞等、こうしたメッセージ性があからさまに透けて見えるシーンが結構多い。このスタッフからのメッセージを理解できるかどうか、理解できたとしても共感できるか否かでシナリオに対する印象が大きく変わる恐れがある。 よくあるRPGのような勧善懲悪・因果応報的な展開も決して無い訳ではないが、本作においてそのような展開によるカタルシスはまず期待できないと言ってしまっていいだろう。 + ネタバレ注意 クラスメイトの何人かがエニグマと融合してしまい戦う事になるのだが、そのうち一人のイベントが「ある時を境に好き放題場を引っ掻き回す上、他クラスメイトの心を抉る様な言動まで見せるが、最後に可哀想な境遇と必死に努力していた事を明かされる」という内容になっており、結果としてそのクラスメイトに対する賛否を強烈に分けてしまっている。 一応「エニグマと融合してしまうと負の感情が増幅してしまう」という理由付けはなされているが、クラスメイト同士の衝突もその後の和解も、全てが彼らの人生における糧となる…といった具合の俯瞰的な見方ができない場合、スタッフの依怙贔屓に見えてしまうのも致し方ない部分がある。 『聖剣LoM』を遊んだ事がある方には「エスカデ編の雰囲気」と説明すれば分かりやすいだろうか。 それもそのはず。本作のシナリオはエスカデ編と同じ人物が手掛けているのである。雰囲気が似通うのも自明の理と言えよう。 問題点 アミーゴシステムに存在する、割と致命的な問題 現在のWi-Fi通信のようなネットワーク環境がないGBAではリアルお友達と通信してアミーゴを集めるしかないわけだが、隠し要素は10人アミーゴを集める毎に開放される。前述の漫画で描かれるような「ソフトを発売して間もない頃の小学生達の間」とかはともかく、数年経って(*5)買った大人ゲーマーは今でも同じソフトを持っている相手が近所にいるか探す時点で既に困難である。それを10人も集める難度に関しては最早言うまでもない。 本作の主人公は条件を満たせば愛・闇・光の属性魔法を習得でき、更に闇・光の魔法を習得した場合は主人公の属性が習得した魔法と同属性に変わり、見た目も変化する。しかし闇の魔法を習得する条件は「別々の100人」と通信する事、愛の魔法は「別々の、自分と同じ属性を選んだ5人」と通信する事、そして光の魔法は(闇・愛を含む)それ以外の魔法を全て習得する事。要するに1人プレイのみではどうあがいても不可能なのである。 さらに3種類の隠しダンジョンのうち2種類は闇、光それぞれの魔法を会得していなければ侵入できない為、例によって1人プレイでは以下同文。 手間はかかるが、ゲーム機本体と本作ソフトを2個ずつ用意し、一人でアミーゴ登録→片方のデータ初期化を繰り返せば、もう片方のROMのアミーゴは100人にできる。 GBAが旧世代機と化して久しい現在、オリジナル版においてこの手段以外で全ての隠し要素を解禁するのは限りなく不可能に近い。 バーチャルコンソール版ではこの問題点が解消されている。詳細は余談の項目にて。 キャラクター性能に関する問題 魔法と比べると、キックやビンタなどの物理攻撃があまり役に立たない。精々、魔法が効き辛い一部ザコ敵の体力を削る程度しか出番は無い。 上述した理由故に、力のパラメータが事実上の死にパラメータになってしまっている。本作のコンセプトが魔法で戦うRPGなので、仕方ないといえば仕方ないのだが…。 勿論、物理攻撃が完全に役に立たないのかと言われればそうでもない。例えば序盤に登場する闇・光・愛属性の敵はまさに上述した「魔法がきき辛い敵」に該当している。極稀にしかエンカウントしない光・愛はともかく、闇属性の敵はボスの取り巻きとして出現する事が多く、1人位は力の高いキャラを入れておくとストーリー攻略が安定しやすい。 但し、あくまでもストーリー攻略において安定しやすいだけである。本腰を入れての隠しダンジョン攻略や通信対戦でのガチンコ対決を視野に入れるのであれば、必然的にMPや速さの高いキャラクターばかり入れた、似たり寄ったりのパーティ編成で戦う破目になるだろう。 前述した通り、本作ではゲーム開始時に主人公の属性と性別を決めるのだが、性別で男性を選ぶと力、守り、HPが高くなる。力は事実上の死にパラメータであり、魔法攻撃を仕掛けてくる相手が多い本作では守りも相対的な重要度は低い(*6)。 対して女性の場合は速さ、精神、MPが高くなる。このゲームは速さの高い順に行動するので基本的に速さは高い方が有利であり、精神は魔法攻撃に対する防御力で、魔法が主軸となるこのゲームでは非常に重要な能力である。MPについては言わずもがな。 このゲームの基準だと男主人公は弱キャラ、女主人公は強キャラに分類されてしまう。さらに主人公はパーティから外せない為、男主人公を選んだ場合は常に弱キャラをパーティに入れなければならないという破目に陥ってしまう。 フォローしておくと、男主人公は力や守りが高くなるタイプのキャラ中において魔法関連の能力値が比較的高く、自分で属性や魔法を決められるという点もあって魔法での戦闘がしやすい方ではある。…あくまでも弱キャラの括りの中では、だが。 精霊に関する問題 このゲームには精霊が各地に存在しており、それぞれの精霊に応じた条件を果たす事で契約できる。大抵の精霊は要求するアイテムを渡せば契約成立となるのだが、例外も存在している。その例外の中でも特に酷いのが愛の精霊「ウィッシュ」と契約する際の条件で、それまでに獲ったカエルグミの数、およびカエルグミを一度でも購入したか否かによって契約できるかが決まってしまうのである。 カエルグミは道端やダンジョン内など様々な場所に分布しており、さらに捕獲すれば回復アイテムとして使用できる為序盤では何も考えずに獲ってしまう場合が多い。そうでなくとも各地の店で普通に売られている回復アイテムの為、知らずに買ってしまったユーザーも多い筈。 1匹でもカエルグミを獲ってしまうと、或いは一度でも購入してしまうとそのセーブデータでは愛の精霊をコンプリートできなくなってしまう。攻略情報無しの初見プレイでは精霊コンプリート不可能と言っても過言ではない。一応序盤でそのような伏線が有るが、情報を得る場所が分かりにくい上、さらに意味も分かりにくい。 さらに、序盤イベントでどうしても1回はカエルグミを捕獲しなければならない。 これはカエルグミ捕獲がストーリー進行に必須なイベントとなっている為。捕獲直後に現れる傷ついたクラスメイトにカエルグミを渡せば、捕獲数をゼロに戻す事ができる。 当然クラスメイトにカエルグミを渡さずイベントを進めてしまうと、そのセーブデータでは以下同文。 トドメとばかりに終盤には「カエルグミが大量に存在し、さらに触れただけでカエルグミを捕獲できてしまう」という特徴を持ったダンジョンまで存在する。本作スタッフはそんなに精霊コンプリートをさせたくないのか。 さらに上記の愛の精霊の問題をクリアしても、光の精霊「ルクス」と闇の精霊「ニルヴァ」の問題が存在する。 光の精霊は、それまでに契約した闇の精霊の数によって契約できるか否かが決まる。闇の精霊と2体以上契約していると契約できなくなってしまうものも多い。 闇の精霊と契約するには、精霊が呼び出したモンスターとの戦闘に勝利する必要がある。これだけならまだいいが、問題は精霊が出現する条件。カエルグミを一定数以上捕獲しないと出現しないのである。最後の一体に至っては何と1000匹捕まえる必要がある。ここまでくるとプレイヤーに対する嫌がらせとしか思えない。 さらに最後の光の精霊及び闇の精霊は前述の光、闇それぞれの魔法の習得が義務付けられている隠しダンジョン内に存在している。通信環境がなければそもそも精霊コンプリートは不可能である。 以上の点から、精霊コンプリートを狙うのであれば まず通信プレイの為の環境を整える → 序盤から終盤にかけてカエルグミ無捕獲無購入縛りプレイし、全ての愛の精霊・隠しダンジョン以外の光の精霊6体と契約する → 別々の100人との通信を達成して闇属性魔法を習得し、主人公の属性を「闇」にする。同時にカエルグミを1000匹捕獲 → 闇属性魔法の習得が必須の隠しダンジョンに入り、そこにいる闇の精霊と契約する → 全ての魔法を覚えて光属性魔法を習得し、主人公の属性を「光」にする → 光属性魔法の習得が必須の隠しダンジョンに入り、そこにいる最後の光の精霊と契約する → その後残り全ての闇の精霊と契約する …という何ともややこしいプレイングを求められるのである。 精霊に関する問題はまだまだある。具体的には刃の精霊「スラッシュ」と美の精霊「パウダー」の2体。こいつらは契約する際に、手持ちの回復アイテムを捨てるよう要求してくるのである。 刃の精霊の方は、特定のクラスメイトをパーティに入れておけば捨てたカエルグミをこっそり回収してくれる。後々の回復アイテム所持についていちゃもんを付けられる事もない。 美の精霊は輪をかけて性質が悪い。MP回復アイテムであるミミズグミを一定数以上所持していると契約できない上に、後々ミミズグミを一定数所持すると「今すぐミミズグミを全て捨てるか、自身との契約を解消するか」の二択を迫ってくるのである。当然、契約解消した場合再契約する手段は無い。 厄介な事に、他の精霊の中には「ミミズグミを一定数以上捕獲すると出現する精霊」「契約の際ミミズグミを要求してくる精霊」が存在している。精霊コンプリートを狙う場合はこれら他の精霊と先に契約を済ませておき、美の精霊との契約は後回しにするのが楽。 なお、隠しダンジョン攻略や通信要素を全て度外視してもよいのであれば、本編中で使い手が登場しない光属性(ルクス)、および使い手が序盤にゲスト参戦するだけの闇属性(ニルヴァ)の精霊との契約は一切行わずとも全く問題ない。 ウィッシュやスラッシュ、パウダーなど他属性の精霊についても、ストーリー本編であれば最大16倍の威力上昇を見込める4体程度で十分。精霊コンプリートは他作品における「全メンバー最強装備」「全ての技を習得」といったやり込み要素に近い位置づけとなっており、本編攻略には然程影響を与えない。初めて本作をプレイする際は、契約した精霊の数をあまり気にせず楽しむ方がいいのかもしれない。 実際、作中のとある場所において「精霊が7体集まらなくても気にするな」「愛の精霊との契約にこだわらないほうがいい」というアドバイスを聞く事ができる。本作スタッフも精霊コンプリートの難度の高さを認識し、それに対して不満意見が出る事を予想していたらしいが、それならばもう少し手心を加えて欲しかった。 シナリオの傾向・問題点編 本作は徐々にシナリオが暗くなっていく流れがある。 鬱イベントが多いものの基本的にはどれも救いが残されており、そこまで酷くはない。しかし中盤になって訪れるマサラティ村のイベントは中々にきついものがある。 + シナリオのネタバレあり、閲覧注意! イベント自体は「とある病気にまつわる迷信と、それによる差別・偏見」が引き起こす問題に主人公たちが巻き込まれる、という内容となっている。 迷信の詳細は「とある少年の父親が病気にかかって命を落とした。その病気は悪魔にかかる不治の病であり、その病気にかかった男の子供もまた悪魔である」というもの。 これだけでも病気で父親を亡くした少年の傷口に塩を塗るような腹立たしい内容だが、その真相は「病気の特効薬が危険な場所にあり誰も取りに行く勇気が無く、しかし薬を取りに行けなかったという事実を認めたくないがためにかつて存在した迷信を引っ張り出して親子に責任転嫁した」というもの。当然ながら親子には微塵の非も無い。 主人公達が上記の真相を聞かされた後、差別を受けていた少年が「村長の娘が悪魔の病気にかかった」と嘘を吹き込まれ、病気の特効薬である薬草を取りに行く事になる。主人公達の助太刀もあって無事薬草を手に入れられたのだが、結局少年は「村長の娘に薬草を渡す」のと引き換えに村を出て行ってしまうのである。 その後、病気になどかかっていない村長の娘が事情を知り、少年の後を追って旅に出る事になる。 このイベントの何が酷いかというと、他の村でのイベントとは異なり「迷信に基づく差別と迫害」という根本的問題がこれっぽっちも解決に向けて動かない(*7)上、少年に嘘を吹き込んだ張本人に対しては一切お咎め無しという点。確かに現実でもこの手の迷信や差別は解決の難しい問題ではあるのだが、何もここまで徹底的にやらんでも…。 その人物に話しかけると、少年から「村長の娘に必ず渡して欲しい」と託された筈の薬草を何の感慨も無く渡される。この時点で彼に対して明確にどす黒い感情が芽生えたプレイヤーも決して少なくはないだろう。 一応、救いも存在してはいる。主人公の選択次第では、村を出た少年と村長の娘をとある場所で無事再会させる事ができる。 この為、よりにもよって最序盤のイベントでありながら例外的に救いの見当たらない内容となっているトルーナ村の方がきついと漏らすプレイヤーも、少数ではあるが存在している。 戦闘システムの問題 戦闘で精霊コンボを使う事により魔法威力が上昇するのだが、その上昇幅がとんでもないインフレを引き起こしてしまっている。 精霊コンボとは場に出ている同種族の精霊の数に応じて威力を上げるシステムなのだが、精霊が1体増える毎に魔法の威力が倍になる。 このゲームには精霊を2体同時に出すダブルコールの魔法が存在する。速さを調整してやれば「主人公、及び主人公と同族性の仲間の内より速い方がダブルコール、然る後攻撃魔法」という手順を踏めば、最低でも4倍の威力を叩き出せる。マジックドールを活用すればより高い倍率も狙える。 更に前述のアミーゴシステムを使えば、本来1種類の魔法しか使えないクラスメイトでも別属性の魔法が使えるようになる。これを活用すれば「速さを高めた他5人でコール魔法を連発し、最後に行動する1人が攻撃魔法」という手順で通常の128倍という世紀末レベルの威力を持つ攻撃魔法を、相手に一切妨害の隙を与える事無くぶっ放す事だって可能なのである。勿論そこまでにかかる手間も尋常ではない為、ロマン砲の域ではあるが。 主人公達が臨海学校で乗ってきたバスを家探しする事ができるが、これによって手に入る温泉セットは全て揃えると全てのパラメータに大幅な補正がかかる為、バランスブレイカーとなる可能性がある。 しかもバスと合流しさえすればコマンド一つで家捜し可能となる為、その気になれば序盤にセットを全て揃える事も可能。但し正攻法で温泉セットを入手できる確率は結構低いので、何度も家捜しを繰り返す根気か、奥の手である乱数調整に手を出す覚悟のどちらかが必要となるが。 取り返しのつかない要素の存在 光・闇・愛の精霊の他にも、プレイング次第で取り返しがつかなくなってしまう要素は比較的多め。 光属性魔法を習得し「光」の魔法使いになってしまった場合、闇属性魔法の習得が必須の隠しダンジョンには二度と入れなくなる。 闇属性限定ダンジョンにいる敵の図鑑登録や隠し仲間加入、さらには闇の精霊との契約を行わずに光属性になってしまった場合、そのセーブデータでは諦めざるを得なくなってしまう。主人公の属性を変える際は注意しておくように。 隠しキャラの何人かは、一度手順をミスしてしまうとそのデータでは二度と仲間にならない。 上述した闇属性限定ダンジョンにいる隠し仲間の他、難易度を選べる隠しダンジョンのボスを倒すと仲間になるキャラも厄介。最初に最低難易度でボスを倒した場合、二度と仲間にできなくなるのである。 当然だが、隠しキャラはパーティが5人以下でないと仲間にできない。うっかり6人パーティで条件を満たしてしまい、一度しか仲間にするチャンスの無い隠し仲間を逃してしまうと泣くに泣けない。 メニュー画面から、成績表という形でプレイングの評価を見る事ができる。のだが… この評価においては「対モンスターの勝率」「仲良くなった(=契約した)精霊の数」「HPが尽き気絶した回数」など、一度ケチがついてしまうと取り返しがつかなくなる要素の比重がかなり高め。一度でもモンスターとの戦闘から逃走したら最高評価はまずありえないと考えてよいだろう。 幸いにして、評価が影響するのは自分の温泉の改築パターンのみ。通信をしないのであればそこまで気に病む必要は無い。 評価が高ければゆっくり浸れないんじゃないかと思う位に豪華な外観の温泉に改築する事も可能。逆に評価が低いとまさかのドラム缶風呂コースに。 基本は評価が高い状態で改築すれば、より効能の高い温泉となる。しかし、これはあくまで有志の検証に基づく非公式情報だが……何らかの設定ミスが原因で、本来高評価で改築する程より高くなるはずの効能の設定が逆になっており、より高い効能を狙うのであればむしろドラム缶風呂の方が良いのではないかとする報告が存在している。……信じるか信じないかは閲覧者次第。 総評 知名度は他のメジャーどころのRPGに劣るものの、荒削りながらも面白味のある戦闘と、GBA初期とは思えない美麗なグラフィック。 独特でありながらも魅力的なキャラクターとストーリー等、評価点は多い。 やり込み要素も、通信必須のものや取り返しがつかないものこそ多いが中々に骨太な内容となっている為「王道から外れたRPGを遊びたい」人にも、「徹底的にRPGを遊び倒したい!」という人にも安心してお勧めできる作品である。 目玉でもあったアミーゴシステムの欠点は擁護し辛いが、しかしこうした試行錯誤の積み重ねがNintendo Switch Online等の「プレイヤー同士の交流を促す仕組み」の発達に繋がっていると考えれば、中々に感慨深いものがある…と言えなくもないか。 その後の展開 現在でも中古ゲームを取り扱う店を探せば、格安で本作ソフトを入手可能。ゲーム機本体とソフトを2個ずつ買って一人で隠し要素を楽しむ事もできる。 勿論、相応の手間と時間はかかるが…。 本作で誕生したアミーゴシステムだが、あろうことか本作で見られた問題点がほぼ据え置きの状態でブラウニーブラウンの次作品にも採用されてしまった。 解禁されるのが本当に欲しい人だけ解禁すればいいようなオマケ要素程度でしかないのがせめてもの救いか。 公式サイトには本作の前日談が漫画として公開されている。リンクはこちら。 本編と同じタッチの絵でギャグ漫画調なのでなかなか新鮮である。 2006年6月22日にDSで続編『マジカルバケーション 5つの星がならぶとき』が発売された。 詳細については当該記事を参照されたし。 2015年8月19日にWii Uでバーチャルコンソールが配信開始。 ハードの制約から通信機能を使用できないが、セーブデータがある状態でタイトル画面内の「つうしん」を選択すると、オリジナル版で通信機能を使用しなければ得られない以下の効果を、VC版でも得る事ができる。 主人公の属性が「闇」になる。 すでに習得している魔法と光属性魔法を除いた、全ての属性のLv1魔法を習得する。 中々外部出演の機会に恵まれない本作であったが、『大乱闘スマッシュブラザーズX』にて漸く「男の子(本作の男主人公)」「女の子(本作の女主人公)」「キルシュ」が登場を果たした。…シールとして、ではあるが。 その後に出た『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』においても「マジカルバケーションの主人公(男女両方)」「こんにゃく様」と、続編から「カフェラテ」がスピリッツとして登場している。
https://w.atwiki.jp/eshurion/pages/4.html
MV~マジカルバケーション~ 長編 今のところなし 短編 サボり ガナッシュ夢 魔法学校のあの場所でサボってみよう