約 774,292 件
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マイソロジー グラスバレー パスカ イアハート グラスバレー ○×3 1.18 ○↓×3 1.35 キャンセル時の時間 モーション全体の時間(最終HITから防御モーションに移るまでの時間) 虎牙破斬 0.85 2.03(1.43) 215(72→143) 空蓮華 1.18 1.96(0.93) 255(55→50×2→100) 獅子戦吼 0.58 1.06(0.93) 400 虎牙連斬 1.35 2.53(1.46) 330(109→74→147) 空蓮双旋華 2.21 3.10(0.96) 629(64→55×2→115→100×2→140) アンチェインド・ノート 5.62 5000(500×10) パスカ ○×3 1.18 ○↓×3 1.35 旋桜花 1.01 2.16(1.16) 380(127→179→74) 爆砕斬 0.71 1.33(0.60) 255(115→35×4) 虎牙破斬 0.85 2.03(1.43) 215(72→143) 空蓮華 1.18 1.96(0.93) 255(55→50×2→100) 獅子戦吼 0.58 1.06(0.93) 400 虎牙連斬 1.35 2.53(1.46) 330(109→74→147) 空蓮双旋華 2.21 3.10(0.96) 629(64→55×2→115→100×2→140) 桜牙爆砕斬 2.31 2.86(0.63) 574(88×3→100→70×3) 獅子天吼弾 1.68 2.70(1.16) 661(238→141×3) アンチェインド・ノート 5.75 5000(500×10) イアハート ○×3 1.18 ○↓×3 1.35 旋桜花 1.01 2.16(1.16) 380(127→179→74) 爆砕斬 0.71 1.33(0.60) 255(115→35×4) 獅子戦吼 0.58 1.06(0.93) 400 桜牙爆砕斬 2.31 2.86(0.63) 574(88×3→100→70×3) 獅子天吼弾 1.68 2.70(1.16) 661(238→141×3) アンチェインド・ノート 5.62 5000(500×10)
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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー(PSP) カノンノ 工藤晴香 モルモ 阪口大助 ガンゼル 龍田直樹 アウロラ 永島由子 ウィダーシン 島田敏 男ボイス1 根元幸多 男ボイス2 福原耕平 男ボイス3 金子英彦 女ボイス1 町井美紀 女ボイス2 吉倉万里 女ボイス3 川庄美雪 兵士 金子英彦 科学者A 平井啓二 村人 科学者B 山本圭一郎
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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー2(PSP) カノンノ・イアハート 伊藤かな恵 パニール 三輪勝恵 ジャニス 遠藤守哉 助手 高戸靖広 ウィダーシン 島田敏 ショー・コーロン 佐藤正治 ニアタ 大場真人 ビクター 粕谷雄太 ゲーデ 野島健児 男ボイス1 金子英彦 男ボイス2 河本啓祐 男ボイス3 戸塚利絵 男ボイス4 日置秀馬 男ボイス5 松村幸洋 男ボイス6 坂熊孝彦 男ボイス7 宮崎寛務 男ボイス8 金光祥浩 男ボイス9 藤本たかひろ 男ボイス10 宮坂俊蔵 男ボイス11 小野坂昌也 女ボイス1 佐藤聡美 女ボイス2 佐々木愛 女ボイス3 戸塚利絵 女ボイス4 西川真美 女ボイス5 三上枝織 女ボイス6 臺奈津樹 女ボイス7 上岡麻佳 女ボイス8 安田早希 女ボイス9 藤堂真衣 女ボイス10 斉藤佑圭 女ボイス11 関根裕子
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マイソロジー 0(ゼロ) R 光文明 (5) 呪文 ■この呪文を手札から唱える時、バトルゾーンに自分の《光神龍ヒストリー》があれば、コストを支払わずに唱えてもよい。 ■次のうちいずれかひとつを選ぶ。 相手のクリーチャーをすべてタップする。 バトルゾーンにある、相手のコスト5以下の進化ではないクリーチャーを1体裏向きにして、新しいシールドとして持ち主のシールドゾーンに加える。 作者:赤烏 サイクル DMW-04 「龍撃編 第4弾 竜族の王(エンペラー・オブ・ドラゴン)」の、名前に《0(ゼロ)》とある呪文 《マイソロジー 0》 《スペクタル 0》 《ヘヴィ 0》 《ハウリング 0》 《ツリー 0》 関連 《マイソロジー・スパーク》 0 収録 DMW-04 「龍撃編 第4弾 竜族の王(エンペラー・オブ・ドラゴン)」 DMWC-13 「デュエリスト・スペシャル1 ロード・オブ・トワイライト」22/140 評価 名前 コメント
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テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2 【ているず おぶ ざ わーるど れでぃあんと まいそろじーつー】 ジャンル ロールプレイングゲーム(シリーズ固有ジャンル名 君のためのRPG) 対応機種 プレイステーション・ポータブル メディア UMD 1枚 発売元 バンダイナムコゲームス 開発元 アルファ・システム 発売日 2009年1月29日 定価 5,200円 プレイ人数 1人 レーティング CERO A(全年齢対象) 廉価版 PSP the Best 2010年9月30日/2,800円 配信 【PSP/PSV】2013年11月28日/1,800円 判定 なし ポイント 戦闘バランスの悪さキャラ人選にやや難ありシステム面に特に不具合はなしティアとジェイドの贔屓が酷いユーザーによっては支持の声もあり テイルズ オブ シリーズ関連作品リンク 概要 問題点 システム・バトル面 キャラクター・ストーリー面 賛否両論点 「テイルズ オブ ゴールデンビクトリー」について 評価点 総評 その後 余談 概要 『テイルズ オブ』シリーズのキャラクターが共演する作品。前作『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー』の続編だが、世界観に若干つながりがある程度でまったく別の物語であるため、前作をプレイしていなくても遊べる。 自分で作成した主人公が、歴代シリーズのキャラ(全員ではない)と冒険するRPG。舞台的にはパラレルワールドのようなもので、ギルドを拠点としてクエストをこなしながらストーリーを進行させていく。 ダンジョンと戦闘シーンは『テイルズ オブ ジ アビス』に似た3D表示。 キャラメイキングにより主人公の顔つきや色、声などをかなり自由に選べる。装備によって主人公のグラフィックも変化する。主人公にデフォルトのキャラクターが設定されている他のシリーズと比べ、固有ジャンル名「君のためのRPG」が示すとおり、主人公=プレイヤーの分身であることが色濃く打ち出された外伝作品である。 問題点 システム・バトル面 クエストは「アイテムを一定数集める」「特定の敵を必要数倒す」という単純なもので、黙々と数をこなすことが必要になる。基本的に作業ゲーが嫌いな人にこのゲームは向かない。 料理をつくって納品するクエストで、ポトフ納品クエストの発生条件が怪しい。公式攻略本に書かれた条件を満たしても発生する場合しない場合に分かれる。公式発表では「発生条件は間違っていない」ということになっているが…。 職業や武器のステータスのバランスが悪く、強さに差がある。 クリティカル率や詠唱時間短縮などの戦闘スキルは、キャラ個人にではなく装備品への付加スキルとして与えられている。このため、職業の設定で装備可能アイテムが異なると、それがそのままキャラの強弱に反映されやすい。また、難易度が上がれば上がるほど、いかに強い装備品を手に入れられるかが明暗を分けてしまう。 大剣士の攻撃力が他と比べて突出しすぎている。その一方、腕に直接武器をつける設定ゆえに腕防具が装備できず防御が低くなりがちな格闘家やモンク、「一撃のダメージの少なさを手数で補う」と言われるが手数が多いほど威力の低下するゲームの仕様で悲しい攻撃力の双剣士はかなり不利である。 歴代シリーズキャラもそれぞれ戦闘スタイルや装備可能品が異なるため、彼らの強さの差についても同じ事が言える。大好きなあのキャラを使いたいのに、装備品のバランスや与ダメージの仕様がいまいちで二軍行き、というのはお祭りゲーとして悲しい話である。 「コチハン」という技には石化(=戦闘不能)効果があるのだがその発生確率が非常に高い。そのためこの技を覚える『エターニア』のチャットと『シンフォニア』のコレットはマニアモードのレベル上げに必須とも言われている。 原作の仕様上、複数の種類の武器を装備できるキャラが居るが、武器の種類による補正が一切存在しないため、単純に攻撃力の高い武器を選択することになる。これにより同系統の剣士でも斧を装備した剣士(戦闘画面では剣装備)の方が技性能は変わらないのにダメージは数段上という格差が生じている。 一周目終了くらいまではどの職業でも支障はなく、好みの問題でいける。だがチリも積もれば何とやら、周回してレベルを上げるに従って、わずかな開きだったステータス値はどんどん間をあけ、職業の格差は広がっていく。 難易度最高ランクの特別ダンジョン「世界樹の洞」にいたっては、大剣装備キャラや一部の術キャラ・秘奥義が優秀なキャラ以外はほとんどダメージが通らない。必然的に連れて行ける職業や歴代キャラは決まってしまうという状態に。 『ファンタジア』『エターニア』『リバース』『レジェンディア』から参戦した歴代キャラのなかには、秘奥義の存在しない原作を再現という理由で秘奥義無しのキャラクターがいる。が、一方で同じく秘奥義がない『テンペスト』のキャラクターに新しく秘奥義が追加されている。「秘奥義が無い=カットインが存在しない」という事も含めて原作再現という名の手抜きではと見る向きがある。 詳しく言うと『ファンタジア』『エターニア』『レジェンディア』は原作でそれらしい必殺技を持たないこと、『リバース』は「原作では二人一組で秘奥義を使うため一人では使えない」という理由で秘奥義がカットされた。無理に全員に秘奥義をつくってファンから捏造扱いされる恐れを考えたのかもしれないが、やはりないのは寂しいという声も否めない。ちなみに、後発のお祭りゲーである『バーサス』では登場キャラ全員が秘奥義が使えるようになっている。 因みに海外版『アビス』ではゲスト参戦のミントに「タイムストップ」という秘奥義が、本作と同時期に開発していた『ヴェスペリア』では隠しボスのダオスに、海外版『アビス』の使いまわしとはいえ「スーパーダオスレーザー」という秘奥義が新たに作られている(*1)。 また『シンフォニア』のプレセアや『アビス』のアニスは演出が目立つ隠し秘奥義や二周目からの追加秘奥義などを使用するのに対して、『エターニア』のリッドは代名詞ともいえる「極光壁→極光剣」に繋がらないなどと「ファンサービスとかじゃなくてスタッフが優遇したいから優遇してる」「スタッフはロリコン」などときつい意見も多々出てしまっている。 リッドの秘奥義に関しては『アビス』の頃から極光壁単体である。これはかなり前から「極光壁→極光剣」にしてほしいと言われていた事だった。またプレセアはともかくアニスが二周目以降限定でしかない「殺劇舞荒拳→十六夜天舞」というリッド同様のコンボ秘奥義を使っている事から不満の声が大きくなった面がある。なおリッドの極光剣は、2012年発売の『テイルズ オブ ザ ヒーローズ ツインブレイヴ』にて実現した。 秘奥義演出が微妙なものも少なくない。特に『イノセンス』の主人公ルカは不自然なモーションのせいで、秘奥義台詞「天を統べる覇者の証」をもじり「天を滑る覇者の証」と言われてしまっている。これに関しては『マイソロ3』でも修正されていない。 また、フィリアとエステルの「セイクリッドブレイム」が原作だとそれぞれ違う演出なのにエステルはフィリアに合わせられてしまっている。これに関しては『マイソロ3』で修正がかけられた。 『テンペスト』は該当ページを見てわかるとおりシリーズ屈指の不遇作品なので、救済サービスと考えられなくもない。他にもスキット用の顔グラフィックが作られたり戦闘以外のイベントでボイスが付いたりと、他作品では当たり前だった要素が本作で初めて叶えられている。 容量の関係かキャラクター一人につき使用可能な術技の上限数が20程に抑えられており、原作で技が多かったキャラは割を食っている。 『デスティニー』の主人公スタンなど、『マイソロ1』でほとんどの技を持っていたキャラも、技の数が減少している。 ちなみに『ヴェスペリア』の主人公であるユーリの技はたった7つである。スキット登場数も、彼とヒロインのエステルは他キャラの半分以下。本作の開発時期が『ヴェスペリア』と被っており、ゲスト参戦扱いのため。(ただし、エステルの方は術のエフェクトを他キャラと同様に流用していることもあり技数は普通並み)『マイソロ3』では他キャラと同様技数が20になった。 ストーリーに関するクエストを受けると、ストーリー上必要なキャラが1,2人強制的にパーティインすることがある。歴代キャラの加入レベルは一律Lv10(初期からのメンバーはLV1)のため、このときに強制加入キャラを育てていないと厳しい戦いになりがち。 実際、仲間になったばかりのLv10キャラをつれてLv40近くの敵がいるマップに行くクエストがある。ルカとアニーが強制加入する「ガレット村の精霊を求めて」というクエストがそれにあたる。強制加入メンバーが複数いるクエストは多いが、アニーはこのクエストの依頼を受けて初めて使用可能になるため、あらかじめ育てておく事ができない。したがって、依頼を受けてから地道にダンジョンでアニーのレベルを上げるか、諦めて強行するかという面倒くさい感じになる。 ただし、この点においては『マイソロジー3』で改善されている(待機しているメンバーもレベルは上がる)。 また一回も強制任務に参加しないキャラクターもいれば、作品オリジナルヒロインのカノンノよりも多く参加するキャラクターも存在する。 キャラクター・ストーリー面 シナリオ上でのキャラの出番の差が結構ある。重要シーンでは学者キャラしかろくに登場しない。 話の都合上、専門的な部分を解説してくれる学者キャラが必要ではあるが、それ以外のシーンでは他のキャラクターに活躍の余地を与えても良かったのではないだろうか。 また、学者は学者でも学生であるキールや、学者ではないものの天才的な頭脳を持つジーニアスなどは上記の扱いをほとんどされない。キールに至っては頭が固く、ほかの天才キャラに自分の意見を論破される役どころが多い。 学者以外で出番が多いのはヒロインのカノンノと船長という立場にいるチャットぐらいである。チャットは原作での影の薄さもあり「原作よりボイスつきの台詞が多くないか?」という意見までも見られるほど。 原作と比べて、キャラクターの性格の特徴に誇張傾向がある。 例えば『ファンタジア』の主人公クレスは情報収集のためにギルドを一時離脱し、有益な情報を入手するのだが、後に語られる情報収集の方法が「相手にダジャレを言って和ませ、聞き込みをしやすい雰囲気にする」というもの。 原作(特にSFC版)でもクレスがダジャレを言うシーンがない訳ではないが、なんとない発言が偶然ダジャレになってしまった程度のもので、今作のようにダジャレに自信があるそぶりは見せていない。 ちなみにクレスのダジャレキャラ化は本作特有ではなく、お祭りゲーや予約特典DVD(『アビス』やPSP版『ファンタジア』など)でも同様の誇張がある。 元々、PSへのリメイクの際にフェイスチャット(スキット)で追加された「僕は絶対にダオスをだおす(倒す)!」「カレーはかれぇ(辛ぇ)」が非常に有名になり、一人歩きしてしまった影響だろう。因みにPS版が出た段階でこのダジャレには批判の意見が結構な量で上がっていたりする。(特にダオス)それでも当時は今に至るまで誇張されるとは思いもしなかった為、賛否こそあれど微笑ましいレベルで済んでいたのだが…。 また、ダジャレとは別に原作ではその兆候すらなかった妙にホモ臭さを匂わせる一部の言動(*2)もこのダジャレキャラとの相乗効果で強く批判されることがある。 学者たちのスキットでジェイドの「中性子爆弾は綺麗な爆弾」発言には「不謹慎だ」という批判意見が多くみられた。 『レジェンディア』の主人公セネルの髪型がなぜかパーマに(顔グラも3Dモデルも)。『マイソロ1』では普通だったのに…。 『D2』のカイルの髪型も 「ドリアン」 と揶揄さえるような3Dモデルになってしまっている。 アビスキャラの持ち上げが異常。特にティア、ジェイドが顕著。 ジェイドはストーリーでかなり目立ち、下記の「テイルズ オブ ゴールデンビクトリー(以下、本文中はGV)」が大きな問題となっている。ティアも持ち上げや見下しが多い。 よく挙げられるのは「デスティニー」のリオンを「ティア持ち上げのため猪突猛進な性格に改悪」した挙句リオンを「軍人として無能」呼ばわりしたり、素直になれないリオンの様子を疑問に思うルカに対して「他人の顔色を伺ってるルカじゃ理解できない」など。 誤解の無いように付け足すが、リオンはリメイク版含めて入隊した経緯やその真意はともあれ、自分の実力でそれなりの地位にまで上りつめ、与えられた任をしっかりとこなしており、軍人としては非常に優秀である。むしろ、「アビス」本編や「ファンダム2」の設定や描写を見る限り、逆にティアの方がよっぽど軍人として無能と批判を浴びることも。 そもそも、ティアは本作のように一々他人をこき下ろすような性格ではない。この傾向は『バーサス』でも見られたが『マイソロ3』では大分大人しくなった。 エスコートタイトルではあまり参戦する機会のないキャラクターが登場したのでそれらのファンは喜んでいたのだが…。 氷の精霊であるセルシウスが『エターニア』枠のキャラクターとして登場し仲間になるのだが、原作と全く違う性格なためほぼ別キャラと化している。寧ろその雰囲気と担当声優から『シンフォニア』でのセルシウスを元にしているのではないかとも考えられるが、それならそれでなぜ外見を『エターニア』版にしたのか。そもそも操作キャラとなるのは『なりきりダンジョン2』と『3』でのコスチューム着用時のみである。 作品によって参戦するキャラクターの数が偏っている。キャラ扱いのほうに度を越したといえるほどの贔屓は無いといえ、お祭りゲーの宿命とでも言うべきなのだろうか…。 『アビス』からは6名。『ファンタジア』『エターニア』からは5名。キャラ総数の多い『デスティニー』『シンフォニア』からは7名など、全体的に各作品のキャラの出演数が多いのが特徴。 逆に『テンペスト』『レジェンディア』、そして緊急参戦の『ヴェスペリア』からは僅か2名のみ。『ヴェスペリア』は開発時期が本作と重なっていることを考えると妥協出来なくもないが、他2作の扱いは純粋に不当である。 他作品から2名以上追加メンバーがある中、『レジェンディア』からは1名しか追加されなかったことは波紋を呼んだ。また、他作品は主人公とヒロインは全員参戦したため、『レジェンディア』からヒロインのシャーリィでなく人気の高い女性キャラであるクロエが参戦したことが物議を醸した。ただ、シャーリィは原作での行動が(裏で複雑な事情があったとはいえ)問題視されがちでファンから批判されやすい為、それを考慮したのかもしれない。 シリーズのお祭りゲーでは初となる作中ムービー・EDムービーが挿入されたが、もの凄く微妙なクオリティ。 絵自体は恒例のプロダクションI.G.による美しい絵だが、まったく動かない。時折キャラの台詞があてられるたびに微妙に口元が動く程度……の連続。「紙芝居」を想像していただければ大体合っている。 その一方で、(続編の『3』以上に)これでもかと歴代キャラを詰め込み、映像と良い感じにシンクロしたボーカル曲が流れるオープニングアニメは好評。 ストーリーについても手放しに評価出来るとは言い難い。 大筋は一口に言えば「自分の中の負を越える」。マイナスの感情が暴走して魔物化した人々を止めてその心を救い、最終的にはラスボスまで浄化するというもの。それ自体は悪くないのだが、極端にいえば気の持ちようひとつという内面的なテーマのため、敵陣営の各々がそれなりに目的を抱いて主人公に向かってきた前作と比べると若干地味な感じは否めない。 負を乗り越える、という事で歴代キャラクターから3人が負の感情に取り付かれ、2人は原作再現とも言える形で取り付かれ、理由も「故郷を滅ぼした」「両親の仇」とかなり重い。だが、その中の一人である『アビス』のアニスだけ理由が「両親に甘えられなかった」と何故か妙に軽い。 確かにアニスはそうそう両親に甘えられる立場ではなかったが、「アビス」本編で特にそれがクローズアップされていた訳ではなく、もっと重いエピソードがあった。他の歴代キャラクターにも重い設定を持つキャラクターが多くいる中、何故アニスのみこの的外れ感が否めない設定が採用されたのか。 ラスボス「ゲーデ」のキャラクター性は実に賛否両論。いうなれば 「邪気眼」「厨二」 という表現がぴったりくるキャラクターであり、その台詞も「痛い…痛い…」「寒いよ…心が寒いんだよ…」などと、人によっては嫌悪感を示す事も少なくない。 「世界にある負の感情の具現化」という設定を考えればこれらの言動ももっともではあるのだが、設定そのものが抽象的な上、シリーズキャラクターとの敵対動機や人物背景が希薄であり、訴える叫びが激しいわりにプレイヤーがそれを実感しにくく、「見ているこっちがサムいんだよ…」と言われかねない難儀なボスとなってしまった。 賛否両論点 「テイルズ オブ ゴールデンビクトリー」について GVとは、本編ストーリーをクリア後に「周回プレイ」ではなく「継続プレイ」を選択すると遊べるようになる、いわゆるおまけクエスト(全4回)。『シンフォニア』のゼロスを演じている小野坂氏が別作品の特典DVD内で出した提案を、スタッフがアイデアをふくらませる形で実現したもの。 このクエストにおいて、キャラ崩壊はもはや通過儀礼。シリーズネタ・楽屋ネタ・中の人ネタ・パロディ・ネタバレ当たり前のやりたい放題なクエストとなっており、純粋にストーリーだけを楽しむタイプのファンにはややハードルが高い、というか"原作のイメージを根底から打ち壊す"ようなシーンも盛りだくさんで、受け入れられない層からは蛇蝎の如く忌み嫌われている。キャラの声優の演技も(特にジェイドの小安氏、ゼロスの小野坂氏など)、場面によっては完全に「中の人」のノリとなっている。 そもそも元ネタがDVD特典での小話であるため、それを知っている一部のファン以外には元ネタやノリが伝わらず、完全に置いてけぼりになってしまう。 あくまで一部ファン向けのオマケ要素であるため、「キャラ崩壊が嫌な人はやらないでください」という公式警告文が出されている。そしてネタをネタとして割り切れるプレイヤーならばそれなりに楽しめる内容であり、特典DVDネタが生かされている点は概ね好評であった。コレに関しては、非難一辺倒というよりは賛否両論が正しい。 特典DVDネタが分からない人は、無理してクエストを受けなければいいのではないかという考えもある。しかし、問題はそこではなく、クエストを受ける「条件」である。 このクエスト4編は、特定の条件を満たすとそれぞれイベントが発生し、受諾可能な状態になるのだが、クエストを受ける受けないに関わらず、イベントが発生した時点で各クエストに出演するキャラクター数名がギルドを離脱してしまう。という問題がある。 再びそのキャラクターを使いたければクリアしなければならない。たとえキャラ崩壊や過激な声優ネタ、シリーズネタを見たくないとしてもうっかり発生条件を満たしたが最後、クエストに呼べる仲間が減ってしまう。仲間を全員揃えておくためには、結局クエストをクリアせざるを得ないのだ。 ちなみに条件は、継続プレイを開始してから「ギルド内の全キャラに話しかける」「クエストを数回受ける」「次のクエストで離脱するキャラがパーティにいない」……何も知らないでプレイしていたら100%引っかかるというのは、流石に如何なものか。 継続プレイは「本編クリア後、ギルドを去っていた主人公が戻って皆の歓待を受ける」という設定で始まる。全キャラボイス付きで祝ってくれるので、まあ普通に考えれば「あのキャラに出迎えて貰える」と全員に話しかけてみるのが人情であろう。 「クエストを数回受ける」条件のハードルの低さは言うまでもない。ていうか条件なのかコレは 最終的に書悪の根源であるジェイドとゼロスを戦闘で成敗し(*3)、本クエストを全て終了すると継続プレイは自動的に終了し、周回へと引き継がれる。継続プレイはストーリーをすべて消化している設定上、通行可能ダンジョンや採取可能アイテムが全て開放されており、普通の周回よりも断然やりこみプレイに向いている。なのに上記のメンバー強制離脱も含めてこうした「GVありきな仕様」でプレイが縛られてしまっているのも、GV苦手派の不満を増加させている一因になっている。 評価点 主人公のキャラクターメイキング要素が前作から大幅に増加。せいぜい3パターンずつしかなかった声や顔パーツのバリエーションが増えて、自由度が上がった。 また、前作では主人公の性別が変わっても扱いが変化せず、女性主人公を選ぶと不自然な会話に聞こえるシーンがあったが、今作では性別に合わせてキャラの会話の端々が適宜変わるようになった(外見の評価が「凛々しい」→「かわいい」になるなど)。 ガイやゼロスなどは、そのキャラ設定(*4)から主人公への対応自体が性別によって異なる(*5)。 前作の不満点の多くが改善された。 攻撃中の軸ずれが今作で解消され、コンボ中に技が空振りする事が減った。技のTP消費量も前作の約半分ほどに軽減。モッサリ感もある程度改善された。 演出面も強化された。歴代キャラの秘奥義には描き下ろしのカットインがつき、効果音や術技のエフェクトなども一新され前作で感じられた手抜き感はほぼなくなった。 前作ではNPC扱いだったヒロインのカノンノが戦闘参加するようになった。 前作では歴代キャラクターが19人しか登場せず、しかも内5人は戦闘に参加しなかったが、今作では大幅に増えて約2.5倍の50名が登場。もともと原作から非戦闘員だった『リバース』のクレアを除く全員が戦闘に参加する(内2名は仲間にはならず敵として対戦のみ)。 前作で不評だったクエストごとのパーティ解散がなくなった。また、パーティを組むときに好感度によって加入をことわられることもなくなり、いつでも好きなキャラで自由にパーティを組めるようになった(ストーリークエストの特定キャラの強制参加は除く)。 戦闘BGMのクオリティの大幅向上。PSPの内蔵音源で演奏されたためSFC並みの音質だった前作とは異なり、ストリーミング再生によって原曲の迫力を損なわない仕上がりとなった(↓下記の音楽の評価の項目も参照)。 術技にスロット制を採用。戦闘中の操作キャラの術技ショートカットは十字キー+×ボタンの組み合わせによる4種類が基本だが、Lボタンを押すことで最大3つのスロットに設定された術技を瞬時に切り替えられる。わざわざメニューを開かずとも、4種類×3スロットで一度に12もの技を使用可能。 スキットは488本と多く、この手のお祭りゲーに求められる登場人物たちのキャラ描写を大いにフォローしている。作品の垣根をこえて同じような悩みをかかえたキャラ同士が仲良くなったり、意外な相性のよさが見られたり、原作のワンシーンを再現したやりとりなど、ギャグもシリアスも両立。実際に原作をプレイしていないとわからないマイナーな小ネタも随所に仕込まれている。シリーズのファンには嬉しいスキットが多数。 音楽の評価が高い。 ED曲はOPの「flyaway」と同じくBACK-ONの曲だが、周回するプレイヤーへのサービスとして1周目「Where is the future?」、2周目以降「Re start」と曲が異なる。 本作オリジナルの戦闘BGMはこれまでテイルズ歴代作品の音楽を担当した桜庭統・椎名豪・中村和宏の3人が作曲。通常戦・ボス戦など数種のシチュエーションに応じてそれぞれ3人全員が曲をつくり、プレイ中に一定条件を満たすと好みの作曲家の曲をセレクトできるようになる。また、主人公が専用装備を手に入れる「レディアント戦」は前作では中ボス戦の戦闘曲があてがわれていたが、今作では桜庭が専用の曲「Radiant Battle」を書きおろしている。 歴代作品からの曲は中村和宏がアレンジ(『レジェンディア』に関しては作曲者の椎名豪がセルフアレンジ。こちらも原作同様、オーケストラの音を使用したアレンジとなっている)。 これら戦闘曲はサウンドトラックのDISC3・4に収録されている。総数50曲近い大ボリュームとなっており、聴き応えもある。 総評 本作はテイルズ オブ シリーズから派生したいわゆる「お祭りゲー」である。したがって歴代のキャラが一堂に会するオールスター作品である。同時に、主人公を自分の手で作れる、クリア後解放されるダンジョンや難易度チョイスなど周回プレイに配慮している、web連動で他のプレイヤーが育てた主人公を仲間にできる等の要素から、シリーズを離れたやり込みゲーとしても楽しめるつくりとなっている。 前者の点から見たとき、特定の作品贔屓や度をこした冷遇、キャラを壊しかねないスタッフのお遊びなど、近年のテイルズ オブ シリーズに散見される問題はこの作品でも例外ではない。後者の点では、周回を想定した点が見られるにかかわらず、周回を重ねる(レベルを上げる)ほどにゲームバランスが怪しくなりがちなのは問題。愛情でカバーしきれるかというほどキャラの強さに差が出るのは、お祭りゲーとしてどうかというところであろう。 その一方、格段に自由度の上がったキャラメイキングやゲーム性、お祭りゲーの醍醐味であるファンサービス要素、また前作で改善要望の挙がった点の多くに対して工夫が凝らされたという事実そのものについてなど、評価されるべき点も決して少なくはない。(その成果は個々のユーザーに評価を委ねるとしても、少なくともユーザーの声の一部に何らかの回答がなされたことは事実)。キャラ贔屓に関しても、傾向はあるが他の作品に比べればそこまで極端でもないという意見もある。 ガッカリという人もいれば、良作の範疇だという人もいる。プレイヤーによってかなり評価の左右される作品である。 その後 今作と『テイルズ オブ バーサス』でシリーズの作品のファンの対立がより一層激しくなってしまった。 しかし今作はお祭りゲーとしてはまだ良いほうで、問題は、今作の時点で一部キャラ贔屓・優遇不遇作品の存在・原作を軽視した描写・キャラ崩壊などがあると感じているファンが一定以上いたにもかかわらず、その問題点を無視してさらに悪化させたことである。『バーサス』で上記の問題がなくなっていれば、今作もそこまで取りざたされなかったかもしれない。 一応この作品単体でみるとシリーズ間の優遇問題はあるものの前作と比べると登場人物が格段に増え、人数が少ないシリーズもそのぶんストーリー上でいい立場にあるなど確実に問題は改善されてはいた。そのため不快に感じるファンだけでなく、次回作へ期待するファンも多かったのだが…。 そんな中、バンナムは2010年7月に次回作『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3』を発表。 新職業の追加、装備品から装備品へのスキル添付、控えキャラも経験値取得などの新要素が存在するが、本作とはまた別な意味でキャラ贔屓などが発生していたり、細かな問題点も残っており、総合的には「現状維持」の域を出ない作品となっている。 余談 川上とも子氏演じるナナリーの最終作 上記、『テイルズ オブ バーサス』の際には川上とも子氏が病気療養中だった為にかかずゆみ氏が代役としてナナリーを演じた。病気療養中にも一部の作品には復帰していたのだが、テイルズシリーズについては再び演じる機会がないまま亡くなってしまい、以降はそのままかかずゆみ氏がナナリー役を引き継いでいる。
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梶尾真美(かじおしんじ) I、マイソロ1、マイソロ2、マイソロ3のシナリオライター。アルファ・システム所属。 本名は「櫻井真実」であり、マイソロ1以降は梶尾真美表記でアルファ・システムでプランナー兼シナリオライターとして13年間活動していた。 マイソロ3のシナリオは堀いつみ氏(ナムコ・テイルズスタジオ側)と二人体制。 現在は「有限会社カジオ企画」の代表取締役であり、「バンダイナムコエンターテインメントの代表コンテンツでもあるテイルズオブシリーズのゲームシナリオも手掛ける」と紹介されている。 父は小説家(SF作家)の「梶尾真治」であり、ゲームの開発現場を退いたのち、執筆のサポートをしている。父と共に2001年第32回日本SF大会星雲賞をメディア部門で受賞。史上初、親子で同時受賞と話題になった。
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テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー 【ているず おぶ ざ わーるど れでぃあんと まいそろじー】 ジャンル ロールプレイングゲーム(シリーズ内ジャンル名 君のためのRPG) 対応機種 プレイステーション・ポータブル メディア UMD 1枚 発売元 バンダイナムコゲームス 開発元 アルファ・システム 発売日 2006年12月21日 定価 5,200円 プレイ人数 1人 レーティング CERO A(全年齢対象) 廉価版 PSP the Best 2007年11月8日/2,800円 配信 【PSP/PSV】2013年11月28日/1,800円 判定 なし ポイント 異なる問題を抱えるオリキャラ達チェスターを筆頭に一部キャラ崩壊あり テイルズ オブ シリーズ 概要 評価点 賛否両論点 問題点 オリジナルキャラにおける問題点 歴代キャラにおける問題点 戦闘や演出における問題点 総評 その後 余談 概要 『テイルズ オブ』シリーズのキャラクターが共演する作品。略称は『マイソロ』。 自分で作成した主人公(=プレイヤーの分身)が、歴代シリーズのキャラと冒険するRPGで、ギルドを拠点としてクエストをこなしながらストーリーを進行させていく。 キャラメイキングにより主人公の顔つきや色、声などを選べ、装備によって主人公のグラフィックも変化する。 ダンジョンと戦闘シーンは『テイルズ オブ ジ アビス』のような3D表示。 主人公は世界樹が危機に陥ったときに生み出される守護者「ディセンダー」であり、異世界のディセンダーである「モルモ」に導かれ、世界を食らう魔物の侵攻から世界樹を守るべく戦う、というストーリー。 シリーズのキャラクターが共演する『なりきりダンジョン』シリーズによく似たコンセプトということで、GBAよりスペック、ソフト容量共に圧倒的に上回るPSPだからこその出来栄えを期待されていたのだが… 評価点 戦闘システム自体は、当時発売されていた3Dテイルズ作品の『シンフォニア』と『アビス』のいいとこどりをしたようなシステムになっている。 『シンフォニア』の「秘技」の概念や「ユニゾンアタック」に似たシステムの「連携奥義」、『アビス』の「フリーラン」や任意発動可能な「オーバーリミッツ」など。 『なりきりダンジョン』シリーズでは再現できていなかった特技→奥義などの連携ができたり、中級以上の術が発動しても画面が停止しないなど、当時のシリーズ作品に近い戦闘を携帯機で楽しめる。 やはり別作品のキャラの共演には夢があり、意外な組み合わせでのスキットにニヤリとさせられることは多い。 本筋のストーリー自体はそれなりに評価を受けている。一部の悪役の生い立ち、中盤で明かされるカノンノの正体、そしてそれらを通して、作品のヒーローであるはずの「ディセンダー」の存在意義・世界を守る理由などに切り込んだ点など。 賛否両論点 主人公は固定メンバーとしてパーティから外せず、シリーズキャラだけのパーティを組むことができない。 この点は続編でも同じ仕様になっている。ジャンル名にもなっている「君のためのRPG」というのがマイソロシリーズの前提と考えるならば、致し方ないのかもしれないが。 ただし、歴代テイルズキャラの共演を楽しみにしているユーザーが多いのもまた事実であるので、不満に思うユーザーがいても仕方ないかもしれない。 問題点 オリジナルキャラにおける問題点 本作オリジナルキャラ・「カノンノ」は堂々とパッケージを飾っておきながら、なんと仲間にならない。初見でこのことに気付けた人はどれだけいるのだろうか。 カノンノの声優は当時女優だった工藤晴香が担当している。声の仕事が本業ではない人物を起用するのはシリーズとしては珍しい。 案の定というか演技力は芳しくなく、カノンノの核心に迫る重要なシーンでも彼女のボイスのせいで興醒めしてしまうプレイヤーが多い。 本作におけるマスコットキャラ「モルモ」が「異常にうざい」と不評。 モルモは移動中常に主人公の回りを飛び回っている小動物。『アビス』のミュウポジションのキャラかと思いきや、戦闘に参加したり何らかの役に立ってくれる場面はない。 おまけに「ちょくちょく出しゃばる癖に何もしないし、何も出来ない」という有様で、酷いものだと「ケンカを吹っ掛けておきながら戦闘になるとプレイヤー一行に丸投げ」という展開もあり、かなりのストレス源になっている。 歴代キャラにおける問題点 登場するシリーズキャラはたったの19人であり、『なりきりダンジョン2(26人)』より少ない。各作品のパーティキャラやサブキャラが多く登場することを期待していたファンは出鼻をくじかれる事となった。 しかも登場キャラのうち5人は戦闘には参加しない。『デスティニー2』からはナナリーとハロルドが参加しているのだが、この2人が戦闘不参加なため、『D2』のキャラと共に戦うことはできない。 店頭POPには『ファンタジア』の主人公であるクレスの参戦も書かれていたのだが、実際は参戦しなかった。 本作には3つの街があり、シリーズキャラはそれぞれ別の街に住んでいる。 そのせいで一緒に冒険(ミッション)に行く際に、そのキャラを誘うために街を移動しなくてはならない上、ロードも入るのでテンポが悪い。加えて、好感度が低いとパーティインしてくれない。 更にミッションを一個終える度にパーティが解散してしまうので、ミッションの度にお気に入りキャラを求めて街移動を繰り返すハメになる。めんどくさい事この上ない。 一部のキャラクターが原作とは異なった性格になっていたり、特徴をやたら誇張されていたりする。 分かりやすいのが『ファンタジア』のチェスター。原作において唯一の肉親である妹を亡くしており、本作でもその設定が使用されているのだが、それを拡大解釈された結果、ただの危ないロリコン(あるいはシスコン)と化しており、批判を生んでいる。 原作において妹関連で異様な執着を見せる事はあっても、それはあくまで「妹思いの優しい兄貴」だからこそだったが、今作はそれの度があまりにも過ぎているため、一部ファンからは「チョスター」なるまったくの別人として扱われている始末。 『エターニア』の主人公、リッドも性格改変が酷い方向に向いている。 本作では食べる事しか頭にないバカという表現が決して誇張ではない有様である。原作での彼はシリーズの中でもかなりの常識人で、かつ切れ者な一面もたびたび見せていたが、今作でその名残が全く無くなってしまっていることから、ファンから非難されている。 ただし、ルーティが『アビス』のティアを持ち上げるために性格が改変されている。無償でルーティとナナリーを手伝っているカノンノと比べて「(ティアは)カノンノよりスタイル良くてカノンノより大人っぽくて~即戦力よ!」と持ち上げているが、原作のルーティなら口が裂けてもしない発言であり(*1)、何より参戦キャラでしかないティアが今作のヒロインであるカノンノを踏み台にしている点が批判されている。 『シンフォニア』のロイドも時折話題に上がる。 何かと本編シナリオや依頼において主人公一行に襲いかかってくる(それも原因が単なる早とちりなど)上に、対決クエスト中に頻繁に聞かされることになる「さっさと倒れろよ!」というセリフはロイドの言い方も相まってひたすら神経を逆撫でされるプレイヤーが多い。 シリーズキャラは武器や防具などを装備することができない。 一応何も装備してない主人公よりはステータスが高めに設定されているが、装備品によるスキルの恩恵を受けられず、最終的には埋めることができないほどのステータスの差がでてしまう。 戦闘や演出における問題点 戦闘でのモーションがやたらとモッサリしており、術のエフェクトもやや地味である。完成度の高いPS2のテイルズシリーズと携帯機の本作を比べるのは酷だとしても、全体的に作り込み不足感は拭えない。 特に秘奥義はエフェクトや演出が通常技とあまり変わらないため、とても地味に見える。カットインも存在しない。 戦闘システムは上記の通り『アビス』基準。「フリーランで敵の攻撃を容易に回避可能」といった点もそのままである。 とはいえ『アビス』よりはフリーランで避けられない術が多くなっているので、フリーラン一辺倒の戦いにはなりにくい。 術技の消費TPが多すぎる。初期習得の特技や初級術でさえTPが10以上必要であり、高レベルで習得する奥義や上級術にいたっては50以上消費する。 海外版では調整が入り、少しだけ消費TPが少なくなっている。 攻撃を連続で繰り出す際、軸補正が無いせいかコンボの途中で徐々に攻撃がズレていき、当たらなくなることがよくある。 戦闘BGMも異様に質が悪い。 戦闘BGMはPSPの内蔵音源を利用しているためと言われているが、それを差し引いても出来が微妙なのは否めない。 ボス戦などは原作の曲と比べるとかなり軽く聞こえる。 戦闘中のSEに関してもやたら軽く、爽快感を得る以前に行動をした実感がしづらい。 総評 クソゲーと断ずる程遊べない内容ではないものの、登場キャラの少なさや演出の違和感が多く、マイソロシリーズの第一弾としてはいまひとつなスタートとなってしまった。 キャラゲーとしても、近年シリーズ内で問題になっている原作キャラの歪な性格改変がこの時点から現れており、ファン向け作品としても評価は芳しくない。 それでもマイソロシリーズの基礎となるシステムは一通り完成されており、クエスト物のRPGとしてはよくできている。そして次回作以降は更なる発展や改善を遂げていくこととなる。 その後 2009年に続編『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2』が発売された。 「シリーズキャラが1つの拠点に集まる」など本作での不満点が概ね解消され、参加キャラも激増している。ただし、人選に偏りがあったり、特定のキャラにだけイベントが多い等の贔屓が見られたり、戦闘バランスがより微妙になったりなど新たな問題も発生した。 マスコットのパニールはモルモの反省を踏まえたのか、「母性溢れる優しいお母さん」という言葉がぴったりの万人受けするキャラクターとなっている。 2011年2月発売の『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3』で本作のカノンノが仲間キャラとして参戦している。モルモも闘技場の受付という形で登場している。 本作でカノンノ役を担当した工藤晴香が続投しているが、本作以降声優業を主体に活動するようになったため、演技力は向上している。 『マイソロ2』『マイソロ3』では本作とは別人のカノンノが登場し、それぞれ専業の声優が担当している。 余談 性格改変とは話が少しずれるが、『デスティニー』からのキャラクターは開発時期の問題もあったのか、戦闘スタイルはPS2版、性格はPS版のものとなっている。 PS2版をプレイした者が本作をプレイすると違和感を覚える事もあるが、それ故にPS2版の改変を受け入れられないPS版『デスティニー』のファンには比較的好意的に受け止められている。 この作品は基本的に周回プレイを前提としているため、クリアした際はシナリオ以外の全ての要素を引き継ぐことになる。そして、このゲームのラスボスは、敵を撃破した際にそれぞれHP・TPが若干回復する装飾品「ヒールバングル」「メンタルバングル」のいずれかを超低確率でドロップする。 この2つのアイテムはラスボスが落とす以外の入手手段がない上、クリア時の引き継ぎの中には所持していたアイテムも含まれるため、結果としてラスボスがいずれかの装飾品を落とすまで何度もリセットしては倒すという繰り返しの珍事が繰り広げられることに。ラスボス以外のボスやサブイベントのボスならまだしも、流石にラスボスがレアアイテムのために何度も倒されるRPGはそうそうお目に掛かれないだろう。 また「メンタルバングル」の方は、本作の術技の消費TPが軒並み異様に高いことから、実用性の面でもかなり有用な装備品となっていることも拍車を掛けている。 因みにこのラスボス、ネタバレ防止で名前は伏せるが、とあるゼリー飲料の当時の商品名に非常に名前が近いせいか、一部では「ゼリー」の愛称で親しまれている。
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その他キャラ(TOWなりダン2) その他キャラ(TOWなりダン2)フンダクル ルシア ジャン ガメル フンダクル 「いやー、大樹様の助けやわ~」 年齢:ガメルの父親らしい歳 性別:男 身長:不明 体重:体重計「計る前に壊れるってw」 声優:不明 RM3では「道具屋店主フンダクル」 モブキャラ。ND2は届け物クエ、RM3では納品クエ担当。 フンダクル商店の店主。名前の割に、アイテムの値段は手頃。マイソロ3にも出てくるがほとんど変わっていない。ただし、本人は気付いてないが知り合いの「麻」の売買で犯罪の片棒を担がされている。 [部分編集] ルシア 「あたちね、お兄ちゃんのお嫁さんになるの!だから守ってあげるの」 年齢:一桁前半(ND2)、一桁後半~ギリ10代(RM3) 性別:女 身長:ちびっこ 体重:やたら軽い 声優:不明 RM3では「女の子ルシア」 モブキャラ、ND2、RM3共に納品クエ担当。 教会にいる子どもの中で最年少。 TOWマイソロ3では、成長した彼女(の、そっくりさん)を見る事が出来る。そのルシアは、紛失した「セクシーな下着」を捜すように依頼してくる。何か・・成長したね。錆びた婚約指輪など、カオスな物探しを依頼する事もある。どうしたルシア [部分編集] ジャン 「兄ちゃん達がいるから、寂しくないよ!」 年齢:一桁後半~10代前半 性別:男 身長:ちびっこ 体重:ちびっこ並 声優:不明 モブキャラ、ND2、RM3共に退治クエ担当。 報酬が10ガルドとはなメガネだけだったりする事がある。小さな子供から金をふんだくる気は無いが、金欠の身には辛い・・だが、はなメガネはかなり後半にならないと販売されず盗めるモンスターもいないため、序盤で常時エメラルドリンg...あそびにんのコスが欲しいなら彼にすがるか修行でBランクを取るしかない。 後に彼のマイソロ3での報酬は少なくとも300ガルド以上。こっちは妥当だ。 [部分編集] ガメル 「お得意さんやし、むげに扱うのもなんやろ?」 年齢:10代前半(ND2)、おおお前誰だし(RM3) 性別:男 身長:ちびっこ→美青年レベル 体重:ちびっこ→美青年レベル 声優:不明 RM3では「行商人ガメル」 モブキャラ。ND2では主に救出クエ担当で、たまに依頼人やクエストのヒントを教えてくれる。 RM3では退治クエ担当。 見た目からはそう見えないがフンダクルの息子。たまにダンジョンの中に立っていて、「フンダクル商店ガメル支部」と称してアイテムを売ってくれる。↑しかし値段が少し高くなっている。出張手数料上乗せ疑惑 マイソロ3でも登場。立派な青年に成長している。
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マイソロジー・ソード ライディング・アーマー『スレイブハンター・ツヴァイ』に 装備されている実体剣。寸法も丁度良く、 非常に扱い易く、頑丈なのが特徴。
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放墜砲鎚(ほうついほうつい) 概要 放墜砲鎚とは、放墜鐘の追加特技のこと。 初出はD2のロニ。 登場作品 + 目次 デスティニー2 TOWレディアントマイソロジー3関連リンク 派生技 関連技 ネタ デスティニー2 習得者 ロニ・デュナミス 分類 追加特技 属性 武器 HIT数 2 消費TP 5 威力 599 詠唱時間 - 発動条件 エンチャント「追加特技」を装着して特技中○ボタン 技名にセンス溢れる、放墜鐘の追加特技。 放墜鐘でぶん投げた敵に向かって斧槍からビームを放つ。 威力は追加特技の中で最高だが、放墜砲鎚がうまくヒットするように飛んでくれる敵はあまりいない。 ちなみに技名の表記はPS2版が「放墜砲鎚」、PS2版攻略本、PSP版では「放墜砲墜」である。 台詞 (放墜鐘!)今だ! ▲ TOWレディアントマイソロジー3 習得者 ロニ・デュナミス 分類 秘技 属性 - HIT数 消費TP 15 威力 詠唱時間 - ダウン効果 放墜鐘でぶん投げた敵に向かって斧槍からビームを放つ。相変わらずビームは当てにくい。 余談だがマイソロ3の公式動画では「放墜砲墜」の表記であったが、 製品版では放墜砲鎚に直されている。 つまりPSP版D2は誤字で、本来は放墜砲鎚であったと考えて良いかも知れない。 (そもそものPS2版では放墜砲鎚) ちなみにPSP版D2、マイソロ3の開発はどちらもアルファ・システムである。 (アルファ・システムは誤字や誤植でも有名であるためPSP版D2はミスの可能性がある) ▲ 関連リンク 派生技 関連技 放墜鐘 ネタ