約 2,228,081 件
https://w.atwiki.jp/galeos/pages/421.html
ヘアリーセル白血病(HCL)は、慢性リンパ性白血病(CLL)の稀な類縁疾患で、 日本名は有毛細胞性白血病とか毛様細胞白血病と言われています。 結節性多発動脈炎と関連ありか? ヘアリーセル白血病の具体的な症状は、慢性リンパ性白血病に比べると、より多く正常血球が減少します。 そして個々の患者さんによって症状が大きく違うのも特徴です。 減少する血球の種類やその程度によって、貧血、易感染状態(感染症になりやすい状態)、出血傾向(出血しやすく、止血しにくい状態)に苦しみます。 (私も治療前に貧血で気を失ったり、少しだけですが紫斑が出たりして、驚いたことがあります。) 正確にはヘアリーセル白血病の中にもタイプがあるそうで、薬の奏効率が変わるらしいです。 欧米型(典型例) 血球減少の程度は強い 進行は比較的早い 薬の効きはよい 日本型(亜型[variant]) 血球減少の程度は弱い 進行は比較的遅い 薬の効きは悪い 症例が少ないため、はっきりとした 分類基準がなく、必ずどちらかに あてはまるとは限りません。 大切な事なので、詳しい診断は 医師にお願いします。 私の場合は、白血球増加を伴わない欧米型(典型例)で、正常血球減少の程度が強く、 中でも特に好中球の減少が著しく、感染症に苦労しました。 ヘアリーセル白血病本体より感染症でダメになるんじゃないか?と思ってしまうほど長く苦しいものでしたが、 インターフェロン-αによる前処置(2003/5)を受け、クラドリビン投与(2003/9)により無事に 完全寛解(2003/12)しました。(詳しくは闘病記で) しかし再発(2006/10)してしまい、クラドリビンによる再治療(2007/2)を受け、 そして現在に至っています。 分類表のどこに位置するのか表記してみます。1. 急性骨髄性白血病 (acute myeloid leukemia, AML) (M0) 最も未分化な急性骨髄性白血病 (M1) 未分化型骨髄芽球性白血病 (M2) 分化型骨髄芽球性白血病 (M3) 急性前骨髄球性白血病 (APL) (M4) 急性骨髄単球性白血病 (AMMoL) (M5) 急性単球性白血病 (AMoL) (M6) 急性赤白血病 (AFL) (M7) 急性巨核芽球性白血病 2. 急性リンパ性白血病 (acute lymphoblastic leukemia, ALL) (L1) 芽球は小型で均一性(子供に多い) (L2) 芽球は大型で不均一性(成人に多い) (L3) バーキット型(芽球は大型で細胞質に空胞を有する細胞が多い) 3. 慢性骨髄性白血病 (chronic myeloid leukemia, CML) 4. 慢性リンパ性白血病群 (a) 慢性リンパ性白血病 (chronic lymphocytic leukemia, CLL) (b) 前リンパ球性白血病 (prolymphocytic leukemia, PLL) (c) 有毛細胞性白血病 (hairly cell leukemia, HCL) (d) 大顆粒リンパ球性白血病 (LGLL) 5. 慢性骨髄増殖性疾患群 (myeloproliferative disorders,MPD) (a) 真性赤血球増多症 (polycythemia vera,PV) (b) 本態性血小板血症 (essential thrombocythemia,ET) (c) 慢性好中球性白血病 (chronic neutrophilic leukemia,CNL) (d) 骨髄線維症 (myelofibrosis) 6. 成人T細胞白血病 (adult T-cell leukemia/lymphoma, ATL/ATLL) 7. 骨髄異形成症候群 (myelodaysplatic syndromes, MDS) (a) 不応性貧血 (refractory anemia, RA) (b) 環状鉄芽球を伴うRA (refractory anemia with ringed sideroblast, RS) (c) 芽球増加を伴うRA (refractory anemia with excess of blasts, RAEB) (d) 慢性骨髄単球性白血病 (chronic myelomonocytic leukemia, CMMoL) 8.その他の白血病 (a) 混合系統白血病 (mixed lineage leukemia, MLL) (b) 低形成白血病 (hypoplastic leukemia) (RAEB-Tを除いた) 血液のどこが病変(ガン化)しているのか表記してみます。
https://w.atwiki.jp/galeos/pages/26.html
血液 赤血球 血管内溶血と血管外溶血 PNH 血小板 Bernard-Soulier症候群 白血球系 白血病 ATRA ヘアリーセル白血病 腫瘍崩壊症候群 Hodgkin病 VAHS? 再生不良性貧血と骨髄線維症 血液テスト MGUS? 血漿蛋白異常 多発性骨髄腫 原発性マクログロブリン血漿? CAD 無脾症 胸骨裂孔 血球貪食症候群 針刺し ‰パーミル 体内鉄総量3g Fe3+→胃酸→Fe2+→十二指腸 §Maturation Of Erythroblast(EBL)- 赤血球の成熟過程- ProEBL→BasophilEBL→PolychromaticEBL→OrthrochrmaticEBL→ Reticulocyte→Erythrocyte imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。
https://w.atwiki.jp/alternative_medicine/pages/8.html
がんの心理療法 @ ウィキ 利用者は、自らの意思によって本サイトを利用し、利用にかかわるすべての責任を負うこととします。 ■エルマー・グリーン(アメリカ)の研究 400例の自然退縮の文献を分析 生還に関する共通項は、必ず「何かの方法を固く信じていたこと」。 ■アイゼンク(イギリス)の研究 約1300人を対象とした、15年間の追跡調査 「自律性のない」「ひきこもる」性格 → 約46%がガンで死亡。 「自律性のある」「前向き」性格 → 約0.6%がガンで死亡。 ■グリアー(イギリス)の研究 早期乳がん患者の、13年間の生存率を比較 闘争心で対応したグループ → 5年後に約75%、6年後以降の生存率は下がらず 病気を否定したグループ → 約75%、13年後は約50% 冷静に受容したグループ → 漸減、13年後は約25% 絶望に陥ったグループ → 4年後に約15% ■スピーゲル(アメリカ)の研究 86人の転移乳がん患者を対象とした、10年間の追跡調査 1年間50回の心理療法(グループ療法)を施したグループの生存期間は、 なにもしなかったグループ の約2倍 ■ファウジー(アメリカ)の研究 初期の悪性黒色腫(メラノーマ)の患者を対象 6週間6回のグループ療法+外科治療のグループは、 外科治療のみのグループに比べて、生存率が高かかった。 ■『幸せはガンがくれた』より 心が治した例の一部 余命3週間の膵臓がん → 「腸を動かせば何とかなるだろう」病院の庭を歩き続ける → 退院、19年後も生存 乳がん → 手術するも反対側に転移 → 金銭的理由で手術せず → 主治医を変える「治りますよ」と言われる、明るい心と笑顔を指導される → 40年後も生存 余命1ヶ月の胃がん → 信仰を続ける → 夫との関係を省みる → 30年後も生存 余命1年の肝臓がん → 人任せにするより自分でやってみよう → 3年後エコー検査でがん消失 → 8年後も生存 余命3ヶ月の肺がん → 「自由を拘束されないで生きる」手術拒否 → 2年後も生存 脳腫瘍の男児 → バイオフィードバックとイメージ療法 → 1年後がん消失 余命2年のヘアリーセル白血病 → イメージ療法、心理療法 → 3年後異常なしと診断 余命二週間のリンパ肉腫 → 画期的な新薬と偽り水を注射 → 腫瘍が解け、胸郭の水も消失 → 2ヶ月間無症状 → 新聞にて新薬の効果が否定される記事を読む → 二日後に死亡 ■サイモントン療法 サイモントン夫妻が考案した心理療法 平均余命1年の患者159名を4年間治療 ガン消滅・退縮 → 36名 症状安定 → 17名 死亡した患者の平均寿命は20.3ヶ月 51%の患者が、ガンの診断以前と同じレベルの生活を維持 「生きる意志」を強化するためのイメージ療法 ガン細胞が治療によってダメージを受け体外から排出されるイメージなど エネルギーが満ち気分が改善するイメージなど 健康になり人生の目標に近づき、周囲ともよい関係を築き、意味のある人生を送っているイメージなど
https://w.atwiki.jp/rena531/pages/17.html
※このページは現在編集中です 検査と症状の進行 おおまかに症状の発生から、症状の進行とそれに伴った治療についてです。より具体的に何があったかについては闘病記をご覧ください。 ①初期、レナは後脚をふんばったときにキャンと鳴きました。ジャンプしてボールをとったときです。その後階段を昇るときに鳴きました。始めは関節炎を疑いました。そうではなくてもラブラドールは股関節の障害がとても多い犬種なので、その種の障害が疑われました。 ②しかし当然、病院で股関節の検査をしても異常はみられません(とはいえ、もし異常があったら股関節の障害で治療が始まっていたかもしれません)。一番初めは、関節の内部の炎症の疑いということで消炎剤を処方してもらいました。うちの場合、診察で後ろ脚しか診てもらわなかったため、不安に思って次の日に前の脚も触診して欲しいともう一度病院にいったことが幸いしました。2度目の診察時に獣医さんはお願いした前足だけでなく全身をくまなく触診してくれました。その結果、捻挫や打撲、関節の病気などではないことが濃厚となり、念のため血液検査をしておこうということになりました。 ③血液検査の結果、白血球が測定できないほどの数値になっていることがわかりました。 ④この結果を受けて、白血球の増加が当初の疑いのように炎症によるものなのかガンによるものか正確な診断を得るために、病理学の専門に血液を送りました。しかしこれは獣医さんが家族に不安を与えないためにウソではない範囲で気を使ってくれた表現でした。本当のところは白血球の増加パターンからガンだということはある程度確信があり、適切かつ効果的治療の方針を決めるために病理の診断が不可欠だったそうです。 しかし診察結果の到着には一週間近い時間が必要でした。獣医さんも至急の診断を送るよう催促してくれました。ですが、どうしても症状が進行してしまいます。ではなぜ診断を待たねばならなかったのかといいますと、どの抗がん剤がガンに反応するかも病理の専門的診断がないと予測ができないのだそうです。推測で投与した抗がん剤は意味がないどころか、万が一ガンではなかった場合も含め、本人を無駄な危険にさらすことになります。レナは病理の結果を待っているまでの一週間でかなり痛みが増してきてしまい、痛み止めの薬の容量も増えてしまいました。もし獣医学の大学付属病院であれば病理学が併設されていて診断が早いのかな?と思いましたが、北関東の片田舎にはそのような場所はなく、歯痒い思いもありました。 抗がん剤の効果を高めるためには痛み止めは少量に抑えられるならその方がよいそうなのですが、痛みで生活が困難になり始めたため仕方なく投与しました。 ⑤検査の結果が届きました。“急性リンパ性白血病あるいはリンパ腫の白血化”という結果でした。獣医さんは症状から判断して前者であるという判断をし、治療プログラムを2つ提案してくれました。抗がん剤と痛み止めを用いた延命治療プログラムと抗がん剤を使用しない痛み止めのみで最期を迎えるプログラムです。抗がん剤による延命治療と聞くと、どうしてもイメージでは苦しんでボロボロになって、生きていても仕方がないような状態で・・・といったことが頭をよぎりました。レナのために本当によいのは何か?そのため、わたしたちは漢方医に意見を求めたりと迷走しました。最初の大きな選択をしなくてはなりません。 もう一度獣医さんと話し合いました。すぐに不安なところは直接話し合うべきでした。素人推測で勝手に突っ走ってましたが、現代の獣医学の実際は違っていました。抗がん剤による延命治療が本人の大きな負担となることは変わりませんが、吐いたり下痢を引き起こしたりすることは昔と比べて少ないという説明をうけました。わたしたちは延命プログラムを選択しました。 ⑥抗がん剤の投与を開始しました。しかし抗がん剤治療は、血液の赤血球と血小板の数値に投与量が左右されます。レナが最初の抗がん剤治療を受けるとき、すでに両者の数値が悪化しており、通常の1/4程度しか投与できませんでした。抗がん剤治療を行わないで最期を迎えますか?という選択肢を与えられたほどです。わたしたちは、わずかでも薬の効果が出てくれる可能性にかけて病気と闘うことを選択しました。 .
https://w.atwiki.jp/rena531/pages/18.html
※このページは現在編集中です 症状 まず大きなショックを受けたことですが、治療をしなかった場合1~3週間の命であること、治療をした場合でも1ヶ月~3ヶ月の命であることを宣告されました。 段階別に ※医学的な段階ではありません。ここでの段階分けの基準は、看病していて大きな転換があった時期で分けました。具体的には初期を検査~抗がん剤投与開始、中期を投与開始~非ステロイド系痛み止めの処方、末期を後脚の麻痺や寝たきりの状態としています。 [初期] [●病気:痛みが進行し始めます。段差の大きいところを歩くことは避けてあげてください。どうしても頻繁に段差があるところを通らねばならない場合は、大きく長い板をかけるなどで緩やかな角度にしてあげることで負担が少なくなります。 ●愛犬:本人はなぜ自分の体が痛いのかわからず、痛いのはその場所に何かあるせいかと思うようです。そのためいつも居る場所に近づかなくなったりします。 ●家族:痛み止めの薬としてステロイド系の痛み止めが処方されるかと思います、喉が渇いて水を飲む量が増えますのでお水を切らさないように注意してあげてください。飲量の増加にともない、トイレに行く回数が増えます。我慢はストレスに大きく高めてしまいますので、外でトイレをする習慣がある場合、出来る限り頻繁に連れて行ってあげてください。レナの場合,3時間おきに行ってあげるとちょうどよかったです。 [中期] ●病気: ●愛犬: ●家族: [末期] ●病気: ●愛犬: ●家族: .
https://w.atwiki.jp/within90/
リンパが腫れるという症状を、みなさんは一度くらい、経験したことがあると思います。 例えば首の近くが風邪などで腫れることがあると思いますが、それがリンパ節なのです。 では、リンパ節などのような役目を持っているのでしょうか? それは、免疫に関することです。 免疫は人間にとって、とても大切なものですよね。 免疫システムがあるから、進入してきたウイルスや、いろいろな病気から体を守ることが出来るのですからね。 リンパ節はこの大切な免疫を作ったり、抗体を作ったりする役目を持っています。 また、リンパ管において、異物を処理してくれると言う働きをします。 このように体にとって大切なリンパ節がガンになってしまう病気が、悪性リンパ腫です。 では、どのような症状が体に起こった場合、「自分は悪性リンパ腫かもしれない」と疑ってみたほうが良いのでしょうか? 一番わかりやすいものは、リンパ節が腫れる症状です。 そのほかにも、倦怠感、発熱、汗などの症状もあります。 ですが、これらは残念なことに、初期段階では自覚症状として気が付く人が少ないのです。 痛みがないケースが多いため、体の異変に気づいてから、病院に行くと、すでに腫瘍が大きくなっていると言った場合もあります。 腫瘍が大きくなっていた場合、すでに、他の部位にも転移している場合があります。 他のガンでも言われていることですし、病気全般に言えることですが、痛みがあったり、体に異変を感じたりしたら、すぐに病院に行くべきです。痛みが出てからでは、すでに遅いのです。子宮体がんについて
https://w.atwiki.jp/rena531/pages/15.html
※このページは現在編集中です 急性白血病について レナとわたしたちが闘った病気のことについて紹介します。まずはじめに知ってほしいことは、発病の兆候がとても気付きにくいことです。うちは関節炎かと思いました。よく注意してみてあげてください。獣医さんでさえ初見では気付きませんでした。しかしこの病気はたった一日でどんどん症状が進行してしまいます。対応する時期が早ければ早いほど、治療の効果も高いと思います。 ※(注意)ここにある情報についてですが、素人なりに集めた情報と経験談です。この1事例経験を通しての情報が正確な情報といえるのか?情報として一般性が高いのか?などの判断は獣医さんや専門書の判断を仰いでください。                                           .
https://w.atwiki.jp/farminginfo/pages/18.html
牛白血病(うしはっけつびょう、英 bovine leukemia)とは牛白血病ウイルス感染を原因とする地方病性牛白血病と病原微生物が不明な散発性牛白血病の総称。 日本では家畜伝染病予防法の届出伝染病に指定されており、対象動物は牛、水牛。 牛白血病ウイルスはレトロウイルス科デルタレトロウイルス属に属するRNAウイルス。 地方病性牛白血病ウイルスは節足動物による機械的伝播、垂直伝播、血液を介する伝播を引き起こす。 地方病性牛白血病は大部分は無症状であるが、一部では数年の潜伏期の後に元気消失、食欲不振、下痢、便秘などの症状を示し、数週間で死に至る。 散発性牛白血病は子牛型、胸腺型、皮膚型に分類され、子牛型はリンパ節の腫大、胸腺型は胸腺の著しい腫脹、皮膚型は発疹、丘疹を形成する。 治療は行われない。 日本ではと畜場において牛白血病と診断された場合には全部廃棄処分となる。 感染ルート 対策
https://w.atwiki.jp/fps-syndrome/pages/8.html
症状 第一段階 FPSを愛し、FPSにのめりこんだプレイヤーのうちの何割かは、現実とFPSの世界を混同しはじめる。 第一段階では、一般人とのコミュニケーションになんら問題はなく、社会へも適応できている。しかし、「会話を行う際、首を動かさず体ごと回って目線を合わせる」「やたらと物音に敏感になる」「バール(カナテコ)などに対して強い興味を持ち始める」、といった初期症状が観察される。 この段階で治療を開始できた場合、高い確率で症候群は完治する。 肉体上に現れる症状としては、手の一部分にガングリオン(良性の腫瘍)が発生する。 第二段階 行動に大きな影響が出てくる。 第二段階では第一段階での症状に加え、患者の行動に一般人との著しい変化があらわれる。 落ちている物に対して異常な興味を示し、それが例えば空き缶などの場合に特に反応を示す。透明な包装紙が落ちていた場合、地雷だと思い、無意識に避けて通っている。特にこの頃の患者は、空き缶を手榴弾とみなし、ゴミ箱に投げこむ際に"Fire in the hole!"(爆発するぞ!という意味)と叫ぶ事が多いため、これを目安として第一段階と区別する。 他の特徴としては、「初めて入る部屋のドアの前でルームクリアリングの方法を考える」「曲り角を曲がる際、曲がったあとの方向を確認しつつ角を中心に大きく弧を描くように動く(カッティングパイ)」「狙撃手 (スナイパー)からの攻撃を回避するために、窓の前や開けた場所を避けて行動する・物陰に隠れる」「気が付くと身を隠す場所を求めている」「畳んだ傘をアサルトライフルのように構える」、といった戦術的な行動が増えることが挙げられる。 第三段階 現実とゲームの区別が付かなくなる。 第一・第二段階の症状を全て併せ持つ。この段階になると、患者は概して非常に無口になる。 しかし、特定の単語、例えば「Roger(了解)」「Negative(ダメだ)」「Enemy Spotted(敵を発見)」「Incoming!(敵襲!)」「lol(Laugh Out Loud、激しく笑った)」「Hi」や「Bye」、そして「Nice shot」などの言葉は自然に出てくる。そのため、この段階の患者とコミュニケーションを取る事は非常に困難で、例えば挨拶でさえも(上記のような)簡潔な定型句でないと反応を示さなくなる。 また、この段階の患者は自分自身がFPSの中の登場人物であると思い込み、「バニーホップ(ジャンプを連続で行いながらくねくね曲がる動作)をすると移動スピードが上がる」、といった非現実的な思考に基づいて行動するようになる。 そのほか、患者自身の特徴的思考としては、「どんなにひどい重傷を負っても、ヘルスキットを使用することで確実に完治が可能」、「たとえ死亡しても、一定時間経てば再び生き返ることができる」「バズーカやパンツァーシュレックなどを足元に撃ちこめば、その爆風で大ジャンプできる」、「現実はFPSのエンジンで動いている」、「全ての事柄は時間が経つかUseキーを押すことで完了する」、太陽光の反射を見て「HDR(High Dynamic Range)レンダリングが綺麗だ」、水面を見て「ピクセルシェーダの使い方が巧い」、などがある。また多くの患者から、視界の中央にクロスヘアーが、視界の周囲にはヘルスやアーマーなどのステータス表示やレーダーパネルが見えるという症例も報告されている。 第三段階の患者の多くはバール(カナテコ)やチェーンソー、ナイフを所持する、または所持を熱望する傾向にある。第一段階の症状はここにきて非常に強く発現し、反射神経が良くなる事も多い。 だが、残念な事に、この段階からの治療成功例は非常に少ない。 治療法 FPS以外のジャンルのゲーム(Third Person Shooting Game TPSなど)をプレイさせることで、ゲームの存在を認識させ、効果的に血と硝煙のFPS世界から連れ戻す事が可能であると考えられている。 しかし、症状が第三段階まで進行した患者は、それすらもゲーム中におけるミッションのオブジェクティブ(任務の目標)と認識する事が多く、必ずしも効果的な治療法とはなりえない。また、副作用として「リアルじゃないからクソ」症候群が発症する可能性もある。 今後の研究に多くの期待が寄せられている。 アダルトゲームは別の症状を誘発させる恐れがあるので近づけてはならない。
https://w.atwiki.jp/jiisan/pages/44.html
娘が入院していた頃、病院で友達になったSちゃんも白血病でした(詳しくはわかりませんが、年齢からしておそらくリンパ性だと思われます)。 タイプ的にもSちゃんは、本田美奈子さんに通じるところがあるような気がします。 しっかり者でがんばり屋……いわゆるストレスがたまりやすいタイプです。 Sちゃんが亡くなったあと、お母さんから聞いた話ですが、亡くなる前日に初めてお母さんに「今日だけ病院に泊まってネ。」と、おねだりしたそうです。 なんという強い心を持った少女なんだろうと思いました。 以前、娘が時間差療法で劇的に症状が好転したあと、Sちゃんのお母さんと少し話をしたことがあります。 自分の娘の症状が好転した理由を話し、それを参考にしてSちゃんにも是非元気になって欲しかったのです。 ところが話をしているうちに「白血病に時間差療法は効果があるのか?」という疑問が生まれました。 それは、時間差療法のひとつの柱である血管新生の阻害により、ガン細胞の栄養補給路を断つという戦略が、果たして白血病にも効果があるのかという疑問でした。 つまり白血病は血液のガンなので、かたまりを作りません。 そしてもともと血管内にあるものですから、新生血管を阻害しても栄養補給路を断つことにはならないからです。 だから私は、アガリクスとフコイダンの話だけをしました。 話しているうちに、Sちゃんのお母さんも次第に打ち解けてきて、突っ込んだことも教えてくれるようになりました。 白血病治療の中心ともいえる骨髄移植のドナーが見つかったということで、ドナーはSちゃんの妹さんです。ガン細胞は完全に消えないけれど、骨髄移植に踏み切るつもりだとおっしゃっていました。 その話を聞いて、私は「それではもうアガリクスも飲めなくなる……」と少し暗い気持ちになりました。 ここで少し白血球とその治療法について考えてみましょう。 白血病は血液のガンといわれています。 症状が比較的ゆっくり進む“慢性”と、激しく進行し命に関わる“急性”とがあり、さらに“リンパ性”と“骨髄性”に分けられます。 リンパ性とは白血球の中のリンパ球を作る元になる細胞(芽球といいます)が増える病気で、骨髄性とは骨髄球を作る芽球が増える病気です。 一般的に本田美奈子さんのような成人の方では骨髄性が、Sちゃんのような子供にはリンパ性が多いとされています。 血液は骨髄の中にある骨髄幹細胞から作られます。それが造血幹細胞に分化し、さらに赤血球を作る赤血芽球と白血球を作る白血芽球に分かれます。 白血芽球はさらにリンパ芽球と骨髄芽球に分かれ、いろいろな種類の白血球の前駆細胞へとなっていきます。 白血病はこの段階の細胞が異常に増え、血管内に溢れ出し、正常な白血球が減ることにより免疫異常が起きてくる病気です。 治療法としては、抗ガン剤治療が主体ですが、かたまりを作らない全身的なガンなので、手術や放射線治療のような限局的な治療は意味をなしません。 そして抗ガン剤により白血球細胞がすべて消えたあと(完全寛解といいます)骨髄移植をすれば完治の可能性も高くなります。 この骨髄液の適合確率は約40,000分の1といわれ、たいていの白血病患者さんは自分に適合するドナーを待っている状態のようです。そんな条件の中でSちゃんは幸運にも妹さんが適合しました(兄弟であれば、適合確率は非常に高くなります)。 しかし、白血病細胞が消えないうちに骨髄移植に踏み切ることは、少なからず不安を覚えました。 でもSちゃんの身体はもうこれ以上の抗ガン剤治療に耐えられる力は残っていないとのことでした。お母さんとしてはこの骨髄移植に賭けたいということのようで、先生方もそれをすすめていたようです。 白血病はとてもやっかいな病気です。 私は他の固形ガンであれば、時間差療法により、ほとんどのガンが症状の改善を示すと思っています。 それはガンの増殖能力と免疫の処理能力の関係です。ガンは大きくさえならなければ、それ自体が身体に悪さをすることはあまりありません。 事実、私の娘も妻も、ガンが直接の原因で具合が悪くなったことは一度もありません。 娘が痩せたのはガンが原因かもしれませんが、体調をくずした原因はすべて治療によるものです。 つまりガンによる直接の症状のほとんどが、正常細胞を圧迫することによる臓器不全が原因だといえます。 ですから、時間差療法のようなガンをそれ以上大きくしないことを主眼においた治療をすれば、症状は快方に向かうはずです。 症状の改善とはガン細胞が減ることではなく、元気に生きられるということです。 身体に負担になるような治療を避け、ガンの増殖能力を押さえ、免疫の処理能力を高めれば、たとえガンが治らなくても元気で生きられる時間は大幅に長くなります。 しかし、白血病はちょっと違います。正常な白血球が減ってしまうため、ガン細胞の増加が直接免疫力低下の原因になってしまうのです。 免疫力が低下すると普通ならなんでもないような病気が重大な結果になってしまうことがあります。 たとえばSちゃんは、ひどい口内炎に苦しめられていたようですが、普段はおとなしくしているヘルペスウイルスが免疫力の低下に伴って口の周辺で増殖するためだと考えられます。 ガン細胞を直接攻撃できるのはとりあえず抗ガン剤ですが、これを使用することで当然正常な細胞もダメージを受けるので、ただでさえ弱っている免疫力がさらに低下してしまいます。 そのため、白血病の治療中は無菌室に入れられ、パサパサの加熱食しか食べられなくなります。 娘は抗ガン剤治療による白血球の減少で加熱食は食べましたが、無菌室に入るところまでにはいたりませんでした。 しかしSちゃんは治療中のほとんどの時間を無菌室で過ごしていました。それほど白血病の治療は辛いものだと思われます。 ほかのガンのように、血管新生を阻害することによりガンの栄養補給路を断つ、という戦略がとれないので、アガリクスなどにより免疫力の向上を図ることは大切なことだとは思います。 しかしここで、考えなければいけないのは免疫力の向上とはどういうことなのでしょうか? 免疫は主に白血球が担当しているので、単純に考えれば白血球の数が増えれば免疫力が上がることは想像できます。 実際、私の娘はアガリクスなどを飲み始めてから抗ガン剤治療の際、それほどひどい血液の数値の低下は見られなかったようですが、これは抗ガン剤を変えたことが原因かもしれないので、ハッキリした因果関係を証明することはできません。 また、元気になった今でも抗ガン剤治療の後では、やはり白血球の低下はおきているようです。白血球が増えるためには白血球が分化して分裂する必要があります。アガリクスなどに白血球の分裂を促進させる力があるのでしょうか。 仮に、増え過ぎている白血芽球が速やかに分化すれば、白血病はそれだけで治る可能性はあります。しかしこれはそんなに簡単な問題ではありません。 免疫力が向上するもうひとつの方法は、白血球細胞が活性化することかもしれません。細胞が活性化するということは活発にタンパク質合成をするということでしょう。 免疫賦活剤といわれるものには、どちらの効果があるのでしょうか? また逆に免疫抑制剤とはどのような原理の薬なのでしょうか? 知りたいものです。 抗ガン剤も白血球を作る元になる細胞を攻撃するのですから一種の免疫抑制剤といえるかもしれません。 つまり、白血球に対する抗ガン剤治療中にアガリクスなどを飲むということは相反する行為である可能性もあるわけです。白血病が抗ガン剤を使わずに免疫賦活剤だけで治るならこれほど良いことはないのですが……、それをどうやって試せというのでしょう。 白血病に抗ガン剤が効くのは確かなこと――というか、抗ガン剤が白血病に効いたのでほかのガンにも効くかもしれないという程度で使っていると書いてある本もありました。 他のガンであれば、抗ガン剤と免疫療法の併用は確実に効果があると思われます。 しかし、白血病に限っては免疫療法が逆効果になる恐れもあるわけです。特に骨髄移植をした後では逆に免疫抑制剤を使わなければなりませんが、アガリクスなどの免疫賦活剤を飲むことはできなくなるのは当然のことなのです。 いくら白血球の型が適合していても、拒絶反応は出るようです。そのために、免疫力をギリギリまでおとす治療をしなければならないのです。それまでの抗ガン剤治療のダメージにこの免疫抑制剤、いわば徹底的に身体の元気を奪いとる治療なのです。 抗ガン剤により白血病細胞が消えた後(完全緩解)、この免疫抑制の試練に耐えれば白血病は完治します。 しかし、それだけの体力がない場合、あるいはSちゃんのように完全緩解できずに移植を受けた場合、壮絶な治療の苦しみが無駄になる最悪の結果を迎えることになります。あまりにも辛く悲しい死に方なのです。 さらに他のガンの場合は、体力(免疫力)があれば、ガンが自然消滅して完治することもありますが、白血病の場合は病気の進行が即免疫力の低下につながるので、完治するという期待は相当薄いと思われます。 白血芽球が白血球に分化せず、分裂して増えることが原因なのですから、一番良い方法は、これを分化させ正常な白血球になるよう誘導することだと思います。 しかしそれには、生命の本質性まで理解がおよばなければ現実化することは難しいのです。当時、そのヒントになるのが、トカゲのシッポなどの再生という仕組みであると見当はつけましたが、あまりに難しいので考えることを中断してしまっていました。 今日、大好きな本田美奈子さんの訃報に接し、この問題をまた考えてみようと心に誓いました。 (2005年11月26日) 白血病とは簡単にいうと白血球が少なくなる病気です。 そのため免疫不全となり、すべての病気に対する抵抗力が下がり命を落としてしまう病気です。 もちろん、白血病に対しての抵抗力も落ちると考えられるので、病状は加速度的に進行してしまいます。 しかし、直接の死因は免疫力の低下による、他の病気での症状によることがほとんどのようです。(すべてかもしれません) 病院の無菌室にいれば病状が進行しても、命にかかわることはないようです。 このことから白血病細胞(白血芽球)は身体に対して直接の悪影響をおよばさないことが想像されます。 このことは、他のガンとも共通していると考えられます。もともとは身体の一部で本来なら白血球になる大切な細胞なのですから、当然のことともいえるでしょう。 ですから治療としては、このガン細胞を取り除くというのは、あまり好ましい方針とは思えません。大切な細胞を取り除くというのは身体にいいわけがありません。 しかし、他のガンと決定的に違うのはガン細胞の成長を抑えるということが、白血病では非常に困難であるという点です。 白血病細胞はかたまりを作らず血管内に存在するので、これに栄養を与えないということはほぼ不可能です。 また他のガンはガン細胞が大きくなっても免疫力を高めることは十分可能ですが、白血病細胞が増えることイコール白血球が減少することになるのでこれも難しいと思われます。 まして骨髄移植をしたあとは、逆に免疫力を落とす必要さえあるのです。 となると、白血病に対しては次のガンを治す、ガンを利用するというレベルまで高めなければ克服することは困難なのです。 これは本当に生命の本質まで理解しないと、到達できないようなレベルで現在ではまず不可能でしょう。 いきおいガンを取り除くという、最悪の治療になるのはやむをえないことになるのです。 しかしヒントはあると思います。 そのひとつは再生という現象です。 再生ではトカゲのシッポがあまりにも有名ですが、イモリはトカゲよりも再生能力の強い動物です。シッポ以外にも足の再生もできるのです。そしてひとつ面白い事実があるのです。 イモリもガンにかかります。顔に皮膚ガンのできたイモリの前足を切ったら、やはり足は再生してきました。と同時に顔にできていたガンがきれいに消えたそうです。 これは何を意味するのでしょうか? 白血病細胞である白血芽球は要するに白血球の前駆細胞(前の段階の細胞)であります。もちろんガン細胞ですから分裂能力は持っています。 その他のガン細胞もそれぞれの機能を持った細胞になる前駆細胞なのではないでしょうか? ですから当然分裂能力はあります。 それぞれの機能を持った細胞になると分裂能力は失われ、それぞれの役目を果たしたら死んでいく運命にあるのです。 これを完全分化の細胞ということができます。 ガン細胞は分裂能力を持っていることから、未分化の細胞と考えられるわけです。 前述のイモリの顔にできたガン細胞も、顔の皮膚になる前駆細胞で分裂能力をもった未分化の細胞です。 これが、足が切断されるという身体全体にとっての緊急事態が発生し、未分化度をさらに高め骨や筋肉にもなれる細胞(幹細胞)になったのではないでしょうか? そして切れた前足の部分に集合し、未分化の細胞のかたまりからまた整然と分化して、足としての機能をはたすようになったと思えます。 もちろんガンでない健康なイモリも再生能力はあるので、ガン細胞が直接再生という機構に関係しているわけではないと思います。 分化能力の高い幹細胞が分裂して整然と分化するのが再生の基本でしょう。 しかしある程度未分化のガン細胞もこれに参加したほうが素早く再生できる可能性があり、イモリの顔のガンが消えたのだと考えました。 動物の中にはもっと再生能力の高いものもいます。 プラナリアという生物は身体を半分に切ってもそのおのおのが元通りの状態になることができます。 つまり身体を切られたことにより1匹が2匹になってしまうのです。 これは身体のあちこちに万能細胞とよばれる分化全能性(あらゆる細胞になれる可能性を持った細胞)をもった細胞があるためで、切られて足りなくなった部分を万能細胞が分裂、分化して補うことができるのです。 このプラナリアが自らの意思でふたつに切れるかどうかはわかりませんが、新しくできたふたつの個体は遺伝子のまったく同じクローン生物ということができます。 多細胞生物でも分裂によって増えることができるということです。このようなことは、ヒドラやサンゴでも“出芽”という形で行われます。 身体の一部分に植物のような芽がでてそこから新しい個体が誕生するのです。 これらを無性生殖とすぶのですが、これは植物ではあたりまえの現象です。 小学校の頃に行った水栽培で使用した球根なども栄養生殖ですし、ソメイヨシノもすべて栄養生殖です。ソメイヨシノは種子による生殖能力はなくなっているので、花見の桜はすべてクローン生物ということになります。 これはその昔、単細胞生物が多細胞生物になった理由を考えると、当然のこととして理解できそうです。 本来生物は繁殖するのが大きな目的だと思います。 そのためには単細胞生物で分裂によって増えるのが最も効率のいいやりかたです。 しかしこれではすぐに増え過ぎて栄養が足りなくなってしまいます。 そこでやむをえず細胞同士が共同生活をするようになったのが多細胞生物で、なかでも有性生殖は繁殖ということに関しては、不利な方法だといえるでしょう。 多細胞生物でも分裂や出芽などの無性生殖のほうが有性生殖より効率がいいのは明らかです。 しかし生物には繁殖の他に変化(進化)を求めるという目的もあるようです。 そのためにふたつの個体の遺伝子を混ぜ合わせるという有性生殖が主流になっていると考えられます。 さて随分脱線してしまいましたが、つまり多細胞生物の細胞にも、栄養状態がよくなれば無性生殖をする能力はあると思います。 そのなかでも強い全能性を持っているのがプラナリアの体内にある万能細胞で、イモリの足を作る幹細胞はそれよりは劣るようです。 また、人間などはあまり再生の能力は高くないといえるでしょう。 しかしまた少し脱線しますが、人間にも万能細胞はあるようです。 それは受精卵から分裂して細胞が8個くらいの状態の時には、すべての細胞に全能性があるそうです。 これをES細胞といい培養して増殖させれば臓器移植の際、まったく拒絶反応が出ないことになるので、医療の世界では実際に研究されているようです。 現在ではまだそれを都合よく分化させる技術まではないようですが、あまり遠くない将来に実現するかもしれません。 しかし医学では心臓とか肝臓とかだけ作ればいいのですが、全体を作ることも、もちろん理論的には可能なわけです。 そうなると、ある特定の人間のクローンが大量にできるという、マンガのなかの世界が現実になってしまう恐れもあるわけです。 これは科学だけでなく、宗教、倫理上の大問題でもあります。 いくら法で規制してもできるとなるとやってみたくなる人間は必ずでてくると思いますが……。 さて多細胞生物の分裂増殖に関してはもうひとつ条件があると思います。 それは細胞同士の相互関係です。 たとえば、イモリの前足を切ってその付け根に、後足の付け根の細胞を移植しておくと、再生して生えてくるのは前足ではなく後足になるそうです。 これは再生のために集まった未分化の細胞が、すぐ隣にある細胞(移植された後足の付け根の細胞)の情報を読み取り、それにより後足になるよう分化したと考えられます。 このようなことは発生直後の動物であるショウジヨウバエなどを使っていろいろな実験が行われているようです。 たとえば大きな羽が4枚あるものとか、触覚の部分に足が生えているものとかを人為的に作り出すことが可能なようです。 発生後のある段階で細胞移植をするとこのような奇形ができるそうです。 このことからも細胞はまわりの細胞の情報を読み取り、それにより自分の運命を決めていると考えられます。 生物体の基本ともいえるタンパク質の情報を持っているのは遺伝子です。ちなみにヒトでは約3万種類ものタンパク質を使っているそうです。 その数多いタンパク質をいつどこで、どのくらい作りだすかによって、細胞個々の性質ひいては全体としての多細胞生物の性質が決まります。 遺伝子だけではとても多細胞生物の性質は説明できません。 細胞内の栄養状態、細胞同士の相互関係を考えることが、多細胞生物の本質を探るうえではかかせないことなのです。 私は娘に飲ませている健康食品から、この細胞同士の相互関係に関わっているのが高分子多糖体ではないかと見当をつけていました。 娘に飲ませているキトサン、フコイダン、そしてアガリクスのベーターグルガンなどはすべて高分子多糖体です。 そして細胞の模式図をみると、細胞膜の表面にタンパク質が小島のように浮かび、それにつきささる形で高分子多糖体は存在しています。 あたかもアンテナのような形です。 ちなみに赤血球の型であるA,B,Oを決めているのも、この細胞膜に突き刺さった高分子多糖体とのことです。 高分子多糖体というと何かとても甘いようなイメージですが、実はほとんど煮ても焼いても食えない代物です。 カニの殻やキノコの菌糸体などは人間が食べてもほとんど消化吸収されません。 糖には五炭糖(炭素が5個ある)と六炭糖がありますがそれらが3個以上結合したものを多糖体とよぶそうです。 多糖体の結合は非常に強いので簡単に消化吸収することはできないのです。 この糖同士の結合を主鎖といい、それに側鎖がついていろいろな種類の多糖体ができるようです。 このへんはアミノ基とカルボシル基の主鎖にいろいろな側鎖が結合することにより性質が決まるアミノ酸とよく似ているような気がします。 実は多糖体については最近になって注目されているようですが、まだ私のような素人でも読めるような本はほとんど販売されていないようです。 そこでまた素人の勝手な想像ですが、細胞はこの多糖体を名刺として使っているのではないでしょうか? 多糖体は第二の遺伝子とよばれるほどその種類は多く、同じ生物の個体内でも組織や器官により、特異的な多糖体が細胞膜に存在しているようです。 そして多糖体はその結合力の強さから生物体の構造を支える材料としても、使われることが多いのです。 また植物細胞の細胞壁もセルロースという多糖体を主成分としています。 また細菌類でも細胞壁を持っているものもいます。 こう考えると海中で生活していた生物が陸上に進出する際、その身体を支えるために細胞壁でとりかこんだような気もしますがどうでしょう? 藍藻類や海藻、また寄生生物である菌類には細胞壁はあるのでしょうか? (2005年12月5日) 「その2」へ >