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バーンアウトシリーズリンク 機種 タイトル 概要 判定 メインシリーズ PS2/GC/Xb BURNOUT 日本未発売。「リスク(危険運転)」を犯して「リワード(ブースト)」を手に入れるという、常識を覆すレースゲーム。初代作の時点で既にゲームとしては高い完成度であり、レーシングとクラッシュが融合したシステムが高く評価された。 良 PS2 BURNOUT 2 POINT OF IMPACT 渋滞に突っ込み多重事故を起こし被害総額を競う「クラッシュ」や、パトカーにライバルをぶつけ逮捕させる「チェイス」が登場。前作からゲーム性が進化され、特にクラッシュはインパクトを重視した派手な描写となった。日本版の発売はサミー。 良 バーンアウト3 テイクダウン この作品からエレクトロニック・アーツより発売。開発チームの一新によるド派手なクラッシュがプレイヤーを魅了させる。シリーズ作の要となる、ライバル車を破壊する「テイクダウン」要素と、その数を競う「ロードレイジ」が新たに追加された。良質なロックミュージックとナビゲーターのCrash FM等が高く評価され、シリーズ最高傑作と評価するファンが多い。 良 PS2/360 バーンアウト リベンジ 一般車を飛び道具として扱う斬新なレースゲーム。トラフィックをふっとばすトラフィックチェックのシステムで一般車を無双できる爽快感は抜群。360版ではハードの性能を活かした大幅なパワーアップを遂げている。更にはオンラインにも対応。 良 PS3/360 バーンアウト パラダイス 「バーンアウト・ドライビングの聖地、パラダイスシティへようこそ…。」オープンワールドで新たに生まれかわった作品。現在でも色褪せない非常にリアルなクラッシュのクオリティは必見。オープンワールドで非常に自由度が高く、楽しみ方はプレイヤー次第。オンラインでは500個以上ものチャレンジが登場。 良 PS3/360/Win バーンアウト パラダイス THE ULTIMATE BOX 発売当時までに配信されたダウンロードコンテンツを収録した廉価版。 PS4/One/Switch/Win Burnout Paradise Remastered 上記を次世代機向けにリマスターし、DLCを全て収録した完全版。Win版・PS4 Pro・One Xは4K画質に対応。 スピンオフ PSP バーンアウト レジェンド 開発はEA UK。『3』をベースに過去作の要素を追加。PSPでもクラッシュのクオリティは健在。 良 DS Burnout Legends 日本未発売。開発はベルギーのVisual Impactが担当。 PS2/PSP バーンアウト ドミネーター 開発はEA UK。グラフィックこそ上位クラスだが、それと引き換えにボリュームやゲーム性が劣化。『2』以来のブーストチェーンシステムに切り替わった。B zによるオリジナルタイアップ曲が収録。 なし PS3/360/iOS/Android Burnout CRASH! DL専売。クラッシュイベントにスポットを当てたスピンオフ。玉突き事故で街を滅茶苦茶にしろ!現在は配信終了でプレイ不可。 オムニバス PS2 Burnout Anthology 日本未発売。『3』『リベンジ』『ドミネーター』をまとめて収録。 その他、携帯アプリで一作リリースされている。 なお、サクセスから発売されたPS『SuperLite1500シリーズ』の『BURN OUT』とは本シリーズとの関係はない。 関連作品 機種 タイトル 概要 判定 関連作品 AC スリルドライブ この作品から影響されシリーズが誕生した。 良 AC/DC/GC/PS4/Switch 斑鳩 トレジャーの縦スクロールシューティング。「敵弾に意図的に接触する」という逆転の発想が、本シリーズ誕生に大きな影響を与えた。 良 PS2 マッデン NFL 06 EAスポーツの長寿人気アメフトゲーシリーズ。海外では幅広いハードで発売されているが国内ではPS2のみ発売(*1)。『リベンジ』でトレイラーとタイアップ車が収録(*2)、『マッデン』で『リベンジ』の体験版が収録された(*3)。 BLACK Criterion GamesのFPS。『リベンジ』でタイアップ車が登場。 良 PS3/360/Win Need for Speed Hot Pursuit (2010) Criterion Gamesによる初の『Need for Speed』作品。本シリーズの要素が輸入されている。 良 PS4/One/Win/Switch Need for Speed Hot Pursuit Remastered 『パラダイス』と同様、発売10周年に次世代機向けにリマスターされた。『Need for Speed』シリーズとしてのリマスター作品は初となる。 PS3/360/PSV/Win Need for Speed Most Wanted (2012) Criterion Gamesによる『Need for Speed』作品第二弾。開発スタッフが「『バーンアウト パラダイス』の精神的続編」と明言した程、それに伴ったゲームシステムとなっている。しかしシリーズらしからぬ異質な内容からか『NFS』ファンからは不評となってしまったが、本シリーズファンからは絶賛。評価こそは分かれるが、オープンワールドレースゲームとしての完成度は高い。 良 WiiU Need for Speed Most Wanted U Need for Speedシリーズ 『Hot Pursuit』以降、本シリーズの要素を輸入した作品が登場するようになった。また、2020年からはCriterion Gamesが以降のシリーズの開発を引き継ぐこととなった。 Three Fields Entertainment作品(*4) PS4/One/Win Danger Zone DL専売。『バーンアウト3』のクラッシュイベントを強く意識した作品。バーチャル空間が舞台となっている。PS4らしく綺麗なグラフィックで本家譲りのクラッシュを体験できる。 Danger Zone 2 DL専売。今度は公道が舞台のストレス発散にはもってこいの一作。ブーストで公道を爆走したり、トラフィックチェックで車をぶっ飛ばすことが出来、本家にますます近づいた。 Dangerous Driving DL専売。『3』のレース系イベントを強く意識したものとなっている。こちらは初代から『リベンジ』までの精神的続編(*5)と言える、実質リメイク作品。 概要 レーシングゲームにおいて、本来意図的にやるべきではない「クラッシュ」に焦点を置いたレーシングゲーム。 シリーズのモットーは「リスク=リワード」であり、開発は主にCriterion Gamesが担当している。 危険な走りでブーストを溜め一気に加速、渋滞に突っ込んで爆発させたり、対向車に衝突することで被害総額を稼ぐなどでクリア条件を達成させる。 このゲームにおいて、車とは乗り物ではなく車輪のついた鉄クズ・走る爆弾といった類である。 走る舞台は公道なので、普通に車が走行している。 これらに衝突し、物理法則を無視した車体転倒を操り大惨事を招くのが本策のウリ。 なお、シリーズ総じてストーリー、キャラクターは一切存在しない。 『CRASH!』以降、本シリーズは完全新作が発売されていないが、現在でも最新作を待ち望むユーザーが多い。 2024年現在でも非公式のコミュニティサイトで多数のフォロワーによって投稿され続けいている。 シリーズの評価点 グラフィックは綿密。ハードの性能を引き出し、背景や車体、クラッシュ、爆発シーンなどを美しく彩っている。 シリーズのゲームエンジンはミドルウェア開発部門のCriterion Softwareが開発した「RenderWare」を使用している。 据置機では常時60fpsでスムーズに動作し、さらには処理落ちがほとんど起こらない。 最近のゲームならともかく、PS2で激しいハイスピードレーシングバトルを繰り広げられてもフレームレートが安定していられるのは流石である。 『バーンアウト3』からは発売元がEAになった事で、BGMは洋レーシングゲームらしく、多数の実在アーティストを使って様々な楽曲を収録。ロックな音楽でゲームを盛り上げてくれる。 Guns N RosesやAvril Lavigne等の豪華アーティスト曲の収録や、さらにはB zなどによるタイアップ曲も作られている。 車を破壊するという爽快感。 「破壊」をウリにしているだけあってか、クラッシュの描写には特に力を入れている。 『2』からは相手の車をクラッシュさせるモードが搭載。 テイクダウン(相手の車をクラッシュさせる行為)数を競う「ロードレイジ」や、渋滞に突っ込んで被害総額を競う「クラッシュ」イベントが特に好評を得ている。 シリーズの問題点 実車は一切登場しない。 車を破壊してなんぼのゲームなので、出せるわけがないのだが。 ただし、本シリーズの車両はほぼ全て「実車っぽくしている」ので、ある意味擬似的に実車を使っているとも言える。実車との類似点を探してみるのも面白い。 後に本シリーズの要素を受け継いだ『Hot Pursuit』や『Most Wanted』等、実車を使っているケースもあるものの、破壊描写はあえて控えめになっている。 人間も一切出てこない。 事故を起こしてなんぼのゲームなので、出せるわけがないのだが。 血が一切流れないので、「子どもにやらせても安心だ!」という意見もある。 一部作品では車に人が乗っているように見えるが、どんなに激しいクラッシュをしても微動だにしないので恐らくマネキンである。マネキンであってほしいが。 『パラダイス』ではアップデートによりバイクを走らせることが可能になったが、クラッシュするとライダーが突然消滅してしまう。 バイクはどれも200km/hを軽く超えるものばかりなので、事故を起こしてしまえばそれこそたまったものではないので、消滅させた方が妥当だとの見方もある。 日本では知名度が非常にマイナーで平凡以下。 ただし、最近では『パラダイス』のリマスター版の発売や人気Youtuberによる紹介もあり、徐々にだが知名度は向上している。 内容が内容なので、人を選ぶシリーズとなっている。本格的なレースゲームを求めているプレイヤーには全く向いていない。
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2010-09-14 10 39 58 (Tue) バーンアウト リベンジ(バーンアウト リベンジ) 発売日 2006/03/23 [プラチナコレクション 2007/03/15] 発売元 エレクトロニック・アーツ 開発元 クライテリオン ジャンル1 レース ジャンル2 - 価格 ¥7,140 [プラチナコレクション ¥2,940] オフラインプレイ 1-2 システムリンク - xboxLive 2-6,コンテンツダウンロード ローカライズ - その他 - マイクロソフトサイトより スピードとスリルを満載のバーンアウトシリーズ最新作、「バーンアウト リベンジ」がユーザーの脳を揺さぶります! ”ベストレースゲーム賞 (E3)”、“Game Award Future優秀賞 (TGS)” と前作は多くの話題を振り撒いてきました。シリーズ第 4 作目となる「リベンジ」は好評だった「BurnOut 3 Takedown」をベースにより派手に、スリリングに、そしてなにより対戦を強化しています。シミュレーター系とは全く違う爽快感タップリ、”クールにバカをやろう” という言葉がピッタリのレースゲームです。
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バーンアウト レジェンド メーカー Electronic Arts 対応機種 PSP(UMD.DL).DS(海外のみ) 発売日 2005.9.13 ジャンル アクションレース 交通ルール完全無視のカーアクションゲームバーンアウトシリーズ??の一つ バーンアウト3 テイクダウン??をベースにしていてます 続編 バーンアウト ドミネーター
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バーンアウト ドミネーター / Burnout Dominator メーカー Electronic Arts 対応機種 PS2.PSP(UMD.DL) 発売日 2007.3.7 ジャンル アクションレース バーンアウトシリーズ??の一つ 写実描写のレースゲームですが、「激突! 破壊! 爆発!」の3拍子でライバルカーをクラッシュさせる 続編 バーンアウト パラダイス?? 次作 バーンアウト レジェンド 前作
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バーンアウト ドミネーター 【ばーんあうと どみねーたー】 ジャンル アクションレーシング 対応機種 プレイステーション2プレイステーション・ポータブル 発売元 エレクトロニック・アーツ 開発元 EA UK 発売日 2007年9月20日 定価 【PS2】7,140円【PSP】5,040円(各税5%込) レーティング CERO B(12歳以上対象) 廉価版 【PS2】EA SY!1980 2008年7月24日/1,980円【PSP】EA BEST HITS 2008年8月21日/2,940円(各税5%込) 配信 【PSP】2010年7月15日/2,200円(税5%込) 判定 なし バーンアウトシリーズリンク 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 暴走(はし)りたくて、破壊(こわ)したくて、ウズウズするぜ~! 概要 シリーズでおなじみ、レースゲームでありながら意図的に事故を起こさせ、他車を破壊しながらゴールを目指すという、クレイジーなレースゲーム。 本作は前作『バーンアウト リベンジ』がベースとなっており、『BURNOUT 2 POINT OF IMPACT』(以下2)以来のブーストチェインが復活。 本作は開発元が異なるため、スピンオフ作品とされている。 特徴 ドリフト、対向車線走行など、危険な走りをすることによってブーストが加算され、より速く危険な走りが可能になる。 相手から衝突されたりするとブーストが減少する。クラッシュしたり、相手からテイクダウンされるとブーストが減少する。 本作は『2』にあったブーストチェインが復活した。 ブーストが最大まで溜まると「SUPERCHARGE」がオンになり、ブーストの色が赤から青に変わる。 スーパーチャージブーストを使用するとブーストが減少し、上記の危険な走りをする事によって黄色いメーターが増加する。最大まで溜めればメーターが点滅。 ブーストが全てなくなるとバーンアウト達成となり、黄色メーターが全て溜まっていたならブーストが全て回復し、スーパーチャージブーストを継続できる。この流れの繰り返しをバーンアウトチェーンという。 逆に溜まっていなかった場合はSUPERCHARGEが終了しノーマルブーストに戻る。戻ってもブーストを最大まで溜めればまた発動できる。 本作は6つのシリーズがあり、CLASSIC、FACTORY、TUNED、HOT ROD、SUPER、RACE、DOMINATORの順で攻略していく。 シリーズ内の車を5台全てアンロックするとDOMINATORチャレンジがアンロックされ、ゴールドメダルを獲得すればDOMINATORカーをアンロックする。 DOMINATORシリーズをプレイするにはDOMINATORカーを最低一台以上入手しておく必要がある。 危険な走行で点数を競う「マニアック」系のイベントが追加。 種類は多彩で、「MANIAC」「DRIFTチャレンジ」「NEAR MISSチャレンジ」「BURNOUTチャレンジ」「DOMINATORチャレンジ」「TOTAL MANIAC」の6種類がある。 因みに「BURNOUTチャレンジ」は本作で最初にプレイする事となる。 マニアック系のイベントは前述のブーストチェーンにより点数を倍増させる事ができる。 前作まではただイベントをクリアしていくだけで新しい車をアンロックできたが、本作ではアンロックするのに条件がつくようになった。 条件は様々で、一定以上のドリフトやニアミス、特定の車を数回テイクダウンする等。 評価点 グラフィックがPS2、PSP共にかなり綺麗。PS2/PSPシリーズでは最高クラス。 敵車を破壊できるという爽快感は本作でも健在。 過去作『2』『3』『リベンジ』に登場したスペシャルカーが一部登場。 ただ本作ではほぼ全てノーマルカー扱いであるが、過去作の車両同士でレースが出来るというオールスターな気分を味わえる。 クラッシュブレイカーの使用制限が無くなった。 前作では特定以上ランクのイベントでないと使用できなかったが、本作では最初のレースイベントから使用できる。 相変わらずサウンドトラックの評価は高い。 EA TRAXとして多数の曲が収録。本作はAvril LavigneやAlice In Chains、Saosin等豪華なアーティスト曲が勢揃い。 特に本作の為に書き下ろされたタイアップ曲であるB zの「FRICTION」が収録された。パッケージ表に「B z FRICTION収録」と表記されている。 歌詞は全て英語だが、まさしくバーンアウトらしい歌詞に仕上がっている。 Avril LavigneのGirlfriendも収録されており、英語、日本語、スペイン語、中国語の4種類が収録。 前作に続き日本コースも登場。首都高のコースだった前作とは違い、山道と市街地を走るコースになっている。 勿論コースの作り込みは高く、洋ゲーに有りがちな「おかしな日本」は全くといっていい程存在しない。 『リベンジ』で難易度が高かったバーニングラップ(1ラップタイムアタック)の難易度が低下した。 ノークラッシュでショートカットを多めに通らないとゴールドが難しかったが、本作はショートカットを通らず1回クラッシュしてもゴールドクリアが可能になった。 また『リベンジ』ではコース中の障害物が多く走り辛かったが、本作ではそれが殆どなく走り易くなった。 やりこみ要素の特殊テイクダウンがやや簡単になった。 本作では「スペシャルショートカット」と呼ばれており、コース中の黄色い障害物に相手をテイクダウンするとショートカットがオープンする形式に。 過去作では特定の一般車や分かり辛い場所にテイクダウンする所があった。 『3』は20個、『リベンジ』は24個だったが、本作では16個と数も減っている。 『リベンジ』にはなかったシングルモード(いわゆるイベント、コース、車が自由に選択できるモード)が復活した。 賛否両論点 トラフィックチェックの廃止。 『リベンジ』で追加された要素で、同じ向きに走っている一般車を吹き飛ばす事ができるというもの。 車をぶっ飛ばす爽快感が大きく好評だったのにもかかわらず削除された事に不満の声が多かったが、車を避ける緊張感が再び出せるようになったという声もある。 問題点 ボリュームが過去作の半分程しかない。 イベント数が過去作と比べ大幅に減少しており、『3』は173、『リベンジ』は169もあったのに対し、本作はたったの88。 当然車の数も少ない。『3』は67台、『リベンジ』は79台(360版はスポンサー車を含み89台)に対し、本作は36。 これは後述のクラッシュイベント自体が存在しない為仕方がないとはいえ、レース専用だけでも『3』は56台、『リベンジ』は59台もある。本作は1シリーズにたった6台しかないのは少なすぎる。 本作が最も批判された点として、バーンアウトシリーズにおける目玉要素でもあった、道に車を突っ込んで大事故を起こし被害総額を競うクラッシュイベントが削除された。 ただ、無理に作っても『リベンジ』のクラッシュイベントより作り込みや進化が甘くなることはもはや目に見えており、少しでも他の要素を充実させようとした結果かもしれない。 本作の元である『2』にもちゃんとクラッシュイベントはあった上、敵車を追いかけてテイクダウンさせる「チェイス」も存在しない。そのくせマニアック系は無駄に数が多い。 新規追加された「DRIFTチャレンジ」「NEAR MISSチャレンジ」「BURNOUTチャレンジ」はただその内容をひたすら行う単調なイベントなので面白味があるのかというと微妙。 レースゲームなのに車の性能表がない。 レースゲームにあって当たり前な速度やハンドリング、重さ等の性能は本作には一切無い。2007年のレースゲームでこれはおかしい。 なお本作と同じ開発元である『レジェンド』にも性能は存在していなかった。 敵車が硬くなり、テイクダウンがやりにくくなった。 前作までならブーストしてなくても敵車にぶつかれば簡単に吹き飛ばせられたが、本作ではスーパーチャージブーストを使用しないとなかなか吹っ飛んでくれない。 ただ敵車を壁にぶつければいとも簡単にテイクダウンできるし、最終ロードレイジイベントの要求テイクダウン数が過去作では30だったのに対し本作では15と低くなっているのが良心。 ブーストチェイン中は常にボタンを押しっぱなしにしなければならないので、指が痛くなりがち。(特にPSP版) ボタンを一瞬でも離してしまうとその時点でチェインが終了しノーマルブーストに戻るので、マニアック系のイベントだとスコアの倍率がリセットされてしまう。 その為、途中でポーズをしたい時はボタン押しっぱなしにしながらポーズをする必要がある。解除する時も同様。 最終イベントの「TOTAL MANIAC」の難易度が異常に高い。 これはMANIACイベントと同じだが、ゴールドの要求スコアが桁違いに多く、これまでのMANIACイベントとは比べ物にならない程の難易度を誇る。 そのため今までプレイしてきたMANIACイベントと同じだと思ってプレイすると泣きを見る羽目になる。下手すればブロンズすら取れず、初見ならこれクリアさせる気があるのかと思ってしまう程。 どれくらい難しいのか簡潔に書けば「最高速度が最も速いDOMINATORカーで常に最高速度を出しながら最低25チェーン以上稼いで危険走行をひたすら繰り返しクラッシュしないでそこそこ長いコースを二周半以上走る」というもの。コースを3周走ればイベントは終了する。 更にタチが悪い事にDOMINATORチャレンジと同じくゴールドメダルを獲得しなければクリア扱いにはならず、ブロンズ、シルバーメダルを獲得してもエンディングが見られない。 一応、コースを一周半するまでに一回クラッシュしても立ち直れるし、このイベントで出現する一般車の数がいつもより控えめなのが良心か。 過去作ではトロフィーを全て獲得するとスペシャルカーを手に入れられたが、本作では全て集めても何も起こらないのでトロフィーを集めている意味が薄い。 ゲームを進めていくとメニュー画面右下に亀裂が最大二回入るようになるが、PSP版は酷く処理落ちする。幸いオプションで消す事が可能。 総評 バーンアウトとしての面白さは健在してはいるものの、過去作の半分ほどしかないボリューム、シリーズ定番のクラッシュイベントの削除によりファンから不評を買った。 ただ単体としての出来は悪くない。過去作と比べて劣っているだけなのだ。勿論レースゲームとしては十分楽しめるし、難易度はTOTAL MANIACを除けばシリーズ中簡単な方であり、過去作から劣化しているという点に目を背ければ十分楽しめる。 余談 本作の曲の大半が『バーンアウト パラダイス』に収録された。 B zのFrictionも収録されているが、Girlfriendは英語のみの収録となった。 PSP版は追加されたコースのデータが2つ存在するが、現在入手不可能。動画1 動画2 日本版での使用は公式には認められていないが、使用自体は可能だったらしい。 このゲームのPSP版のゲームエンジンは後にPSP版『ニード・フォー・スピード シフト』に流用されており、よく見比べると挙動や演出などが似通っていたり、効果音が一部使い回されていたりする。
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