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さよなら!ピーボ ドクターマンはネオメカジャイガン格納庫にやってくる。 ドクターマン「(メイスン、ファラも、モンスターもジューノイド三獣士も敗れ去った。シルバにバルジオン…… ついに新帝国ギアは私1人になってしまった。だが、私は今世紀最高の頭脳を心のメカ人間科学者…… その頭脳の全てを告ぐことで、最高最先端の科学が作り上げた…… 最後のネオメカジャイガン・キングメガスの力を見せてやる……) 私に勝るものなど存在しないのだ!!」 ドクターマンがキングメガスに乗り込む。 シルバとともにネオグラードに潜入した修一は1人ネオグラードの残り、ドクターマンの姿を探していた…… ドクターマンの息子・蔭山秀一がドクターマンを探していると、通路にメカクローンたちが倒れていた。 秀一「あっ!」 秀一がキングメガスを発見。 ドクターマン「キングメガス、出撃!!」 キングメガスが飛び立つ。 秀一「ドクターマン!!」 キングメガスが地上に降り立つ。 ドクターマン「バイオ基地反応あり…… 地底ミサイル発射!!」 ミサイル地底がに潜る。 ピーボ「大変だ。地底ミサイルが向かってくる!」 南原「地底ミサイル!?」 ジュン「一体何よそれ!?」 基地内が爆発。 高杉「ドクターマン……」 ドクターマン「バイオマン! 貴様らの秘密基地を見つけたぞ……」 南原、ひかる「え?」 郷「何だと!?」 ドクターマン「バルジオンを研究して、バルジオンより遥に強力なバイオ粒子探知装置を作り上げたのだ…… ふっふっふ。ネオグラードのお返しをしてやる! 地底ミサイル発射!!」 地底ミサイルが地下の基地に命中。 郷「みんな行くぞ!」 一同「おう! バイオマン!!」 郷史郎、高杉真吾、南原竜太、矢吹ジュン、桂木ひかるが最後の変身を遂げる。 ピーボ「僕も行くよ。これが最後の戦いだからね」 レッド「よし、やろうぜ!」 レッドたちがバイオロボに乗り込む。 レッド「バイオロボ、発進!!」 ブルー「行くぞ!」 グリーン「おう!!」 ピーボ「みんな、行くぞ!!」 バイオロボが地上に降り立つ。 ドクターマン「キングメガスミサイル!!」 キングメガスの膝からミサイルが発射。バイオロボに命中。 ピンク「ああ……」 ブルー「あんなところからミサイル攻撃をするなんて……」 ドクターマン「はっは。キングメガスは全身が武器だ!」 ミサイル攻撃は続く。 一同「うわあっ!!」 ドクターマン「反バイオ粒子ビーム……」 キングメガスの手から反バイオ粒子ビームが発射。 ピンク「頭が割れそう……」 イエロー「わあっ!」 ピーボ「ううっ……」 ドクターマン「バルジオンより強力な反バイオ粒子エネルギーを開発したんだ…… 苦しめ苦しめ! 貴様らも終わりだ!!」 ビームが強力になる。 一同「うわああ……」 ピーボ「うわっ。僕を呼んでる……」 ピーボがバイオロボのパーツとなる。 バイオ粒子が上がる。 ピーボ「うわああっ!!」 レッド「ピーボ…… みんな頑張れ! バイオ粒子エネルギーが回復するぞ!!」 ピーボ「うおおっ!!」 グリーン「ピーボ、頑張ってくれ!!」 ブルー「頼むぞピーボ……」 バイオロボはパワーを取り戻す。 ドクターマン「おのれ…… キングメガスレーザー!!」 キングメガスレーザーがピーボに浴びせられ、コックピットが火花を散らす。 跪くバイオロボ。 ドクターマン「はは。バイオマン! 私の科学に太刀打ちできると思っているのか!!」 レッド「なんてすごい科学なんだ……」 グリーン「このままじゃ危ないぜ!!」 キングメガスの剣がバイオロボに斬りかかる。 レッド「ピーボ、最後の一線だ。もう1度頑張ってくれ!!」 グリーン「頼む!」 イエロー「ピーボ……」 ピーボ「そのつもりで来たんだぁ…… やるぞ!!」 ピーボは立ち上がって機械に乗り込む。 ピンク「ピーボ、頑張って……」 ブルー「ピーボ、頑張れ……」 ピーボ「うあああ!!」 レッド「バイオ粒子エネルギーが増えている! よし。バイオエネルギーを一気にスーパーメーザーに放出するんだ!! スーパーメーザー・バイオ粒子斬り!!」 バイオロボが猛ジャンプ。 レッド「スーパーメーザー・エネルギーチャージ!!」 バイオロボにバイオ粒子がチャージ。 レッド「スーパーメーザー・バイオ粒子斬り!!」 スーパーメーザーがキングメガスに斬りかかる。 コックピット内から火花が散る。 レッド「やったぞ! とどめだ!!」 とどめの一撃が炸裂。 ドクターマン「おのれバイオマン…… だがこのまま敗れ去るドクターマンではないぞ! キングメガスの爆発とともに、ネオグラードの反バイオ爆弾のスイッチが入る」 レッド「え?」 グリーン「何だって!?」 ドクターマン「あと1時間で、この地球はバイオ星のように木端微塵に吹き飛ぶのだ!! みんなを道連れにな……」 キングメガスからドクターマンの小型戦闘機が脱出。 大爆発最後のネオメカジャイガン、キングメガスは最後を遂げた。 ネオグラードでは、反バイオ爆弾のスイッチが入る。 秀一「一体何が起きたんだ!?」 戦闘機はネオグラードに向かっていた。 ドクターマン「バイオマンめ……」 バイオロボもネオグラードに向かっていた。 レッド「急げ! バイオロボ!! 反バイオ爆弾を止めなければ……」 グリーン「レッドワン! 時間がない!!」 ピーボ「急げ!!」 ドクターマンがネオグラードに帰還。 ふらつきながら席に座る。 バイオマンが氷山に到着。 そこにメカクローンが駆けつける。 レッド「ワン!!」 グリーン「ツー!!」 ブルー「スリー!!」 イエロー「フォー!!」 ピンク「ファイブ!!」 レッド「超電子!!」 一同「バイオマン!!」 バイオマンがメカクローンに挑む。 幾多の戦いを潜り抜けた5人に雑兵のメカクローンなど敵ではない。 拳、蹴りが次々にメカクローンを一掃する。 5人は壁を破ってネオグラードに侵入。 レッド「バイオソード!!」 レッドのバイオソードがメカクローンを撃ち抜く。 他の4人はメカクローンを落とす。 秀一がドクターマンの元に駆けつける。 秀一「ドクターマン!!」 ドクターマン「はははは。もうすぐだ…… もうすぐ、1発の爆弾が…… この地球を消滅させるのだ! ハッハッハ」 地球が爆発するイメージが浮かぶ。 ドクターマン「この地球を支配するのは誰か…… 世界最高の科学者は誰か…… 愚かな人間どもに、最後の証明をしてやるのだ……」 秀一「何だって!? やめてくれ! そんな恐ろしいこと…… 地球には何十億という人間が生きているんだぞ!?」 ドクターマン「私の偉大さがわからなかった、愚かな人間どもなど…… 滅んでも当然だ! 偉大な科学の復讐を受けるのだ……」 秀一「やめろ! やめてくれ父さん!!」 ドクターマン「誰だ……!?」 秀一「俺だよ。蔭山秀一!!」 ドクターマン「知らんな……」 秀一「父さんは、自分の子まで忘れてしまったのか!?」 爆発まであと9分しかない。 一方、バイオマンとメカクローンとの戦いが続いていた。 天井から反バイオ粒子ビームが放射。 ブルーとイエローのスーツが破れ、メカが砕け散る。 下からファラキャットが降り立つ。 レッド「ファラキャット!!」 ファラキャットがバイオマンに挑む。 ファラキャットの方が有利だった。 男性陣の剣がファラキャットを斬る。 レッド「でやあっ!!」 ファラキャット「ああっ!!」 グリーン、ブルー「おりゃあっ!!」 ファラキャット「ああっ……!」 イエロー、ピンク「ペアビーム!!」 ペアビームが炸裂。 ファラキャット「ああっ……」 ファラキャットはそのまま倒れ、大爆発。 バイオマンはようやくドクターマンの元に駆けつける。 レッド「秀一君! ドクターマン!! 反バイオ爆弾はどこだ!?」 秀一「駄目だ。父さんは……」 ブルー「時間がない。どうすれば……」 グリーン「梁塵回路をつけるんだ!!」 ドクターマン「私の体に、指1本でも触れてみろ…… この体は爆発するぞ」 グリーン「くっ……」 ピンク「どうしたらいいの!?」 秀一は懐から写真を取りだす。 秀一「見てくれ父さん! これを……」 写真には3人の家族が写っていた。 秀一「この赤ん坊が俺だよ。そしてこれが若い時の父さんと母さん!」 だがドクターマンは目をそらす。 秀一「そんな…… 父さんならプリンスを作った事件の時、姿を隠していた母さんが届けてくれた写真なんだよ!? よく見てくれよ!!」 ドクターマンが思い出しかける。 ピンク「ドクターマン!」 秀一「思い出してくれよ父さん……」 ドクターマンの目が閉じる。 爆発まであと1分を切った。 秀一「父さんは…… ドクターマンの跡継ぎとして、俺そっくりのプリンスを作ったんじゃないか! そして、俺が生きていることを知って会いたがった。まさか、そんな事まで忘れたわけじゃないだろう!?」 首を横に振るドクターマン。 秀一「父さんだって、子供が欲しかった時があったんだ!!」 ドクターマン「黙れ! 言うな……」 秀一「父さん…… 一度でいいから、俺の名前を呼んでくれ…… 父親らしく。それが、それが長い間…… 俺のたった1つの願いだったんだ!!」 レッド「ドクターマン! お前も最期だ…… せめて人の心を示してやってくれ!」 秀一「父さん……」 ピンク「あなたは、秀一君の父親なんでしょう!?」 ドクターマン「私は…… 地球で…… 最初にして最後の…… メカ人間だ…… 現代科学が…… 最先端に到達した…… 最高の科学者…… 偉大なるドクターマン……」 レッド「爆発するぞ!」 秀一「父さん! 父さん!!」 バイオマンと秀一が下がる。 ドクターマン「ああーーっ……」 ドクターマンが大爆発。 新帝国ギアは最期を遂げた。 秀一「父さん!!」 ブルー「レッドワン!」 テーブルから反バイオ爆弾がゆっくり出てくる。 レッド「反バイオ爆弾!」 グリーン「早く!!」 レッドがスイッチを押すとタイマーは14で止まった。 グリーン「止まったぞ!!」 レッド「これで地球は守られた……」 ブルー「やった……」 秀一「父さんは、メカ人間として死んだ…… でも、最期に…… 反バイオ爆弾のありかを教えてくれたんだ。そう信じたい……」 ブルー「そうだとも…… 秀一君!」 ネオグラードは雪に埋もれていった。 日本。 バイオドラゴンから郷たちとピーボが出てくる。 ひかる「ピーボ…… 本当に行っちゃうの!?」 ピーボ「うん。また、別の星を守らなくちゃならないんだ…… それがバイオ星人が、僕とバイオロボに託した使命なんだ! 郷「頑張ってくれよ。ピーボ!」 ピーボ「うん! 頑張るよ…… ちょっと寂しいけどな」 高杉「コラピーボ! そんなこと、言いっこなしだぜ!?」 ピーボ「ああ……」 南原「そうとも。ピーボはたくましくて、強いロボットになったよ……」 ピーボ「うん……」 ジュン「いつも私たちが応援してること、忘れないでね……」 秀一「僕もだぜ!」 ジュン「さよなら。ピーボ……」 ひかる「元気でね……」 ジュンとひかるがピーボにキスをする。 ピーボ「ぼ、僕どうしよう……」 高杉「ピーボ……」 南原と高杉がピーボの手にまた手を乗せる。 郷も手を合わせる。 郷「また会おうぜ!」 ピーボ「うん…… さよなら!」 郷たち「さよなら!」「さよなら!」「元気でな!」「ピーボ!!」 ピーボ「さようならー!!」 ピーボはバイオドラゴンに乗り込む。 ピーボ「バイオドラゴン、発進!!」 バイオドラゴンが浮上。 郷たち「ピーボ!」「ピーボ!!」「さようなら!!」「ありがとう!」 バイオドラゴンはすでに宇宙に出ていた。 ピーボ「さようなら。バイオマン…… さようなら。郷史郎・レッドワン…… 高杉真吾・グリーンツー…… 南原竜太・ブルースリー…… 矢吹ジュン・イエローフォー…… 桂木ひかる・ピンクファイブ…… そして大勢の地球の人たち。みんなすばらしい人たちばかりだった…… 僕は信じてるよ。この星は、いつまでも平和で美しいと…… 宇宙の青い、エメラルド……」 これからも、宇宙で語り継がれるであろう。ピーボとバイオマンという勇者が、宇宙で1番美しい星・地球の危機を救ったことを。しかし、バイオマンの正体を知る者は少ない……5人の若者は、歴史に名を留めることもなく、何処かへ立ち去って行った…… おわり
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前ページ次ページNameless Archives/2ちゃんねる・SM板/女が女を倒するヒロイン 題 バイオマン 作者 ID fqbLqPxO 取得元 女が女を倒す パート1,http //pie.bbspink.com/test/read.cgi/sm/1126264454/ 取得日 2006年07月16日 タグ cb fd mc rb アンドロイド バイオマン 二次創作 洗脳 概要&あらすじ イエローフォーとピンクファイブは新帝国ギアの卑劣な罠にかかる。反バイオ粒子によって無力化された彼女たちをファラとファラキャットは執拗に攻めかかる。そしてついに運命の時が訪れる。挿絵はこちら ご注意:以後の作品の著作権は、作者(書き込み主)にあります。 396 :バイオマン1:2006/03/03(金) 03 33 54 ID fqbLqPxO 395 ども。 んじゃ・・・ 「ついに追い詰めたわ!」 「覚悟しなさい!ファラキャット!」 ギアの秘密研究所を発見したイエローフォーとピンクファイブ。 その内部に潜んでいた、因縁の敵ファラキャットを二人は研究所の最深部に追い込んだ。 バイオソードを手に勇敢に構える二人の女バイオ戦士。 しかし、その名のとおり猫のようなしなやかな肢体と鋭い目つきで警戒のポーズをとる ファラキャットに動揺の色は全く見られない。 「それは果たしてどちらかしら?」 背後の声に振り向く、イエローとピンク。 新帝国ギアの最高幹部ビックスリーが一人ファラである。 「おかしいと思わないの?二人とも偶然ここに来るなんて?」 二人にも思い当たることがある。 つい数刻前、それぞれ街中でメカクローンたちの襲撃を受けた。 ほうほうの体で逃走していくメカクローンを追跡していくうちに イエローとピンクは合流し、この研究所を発見したのだ。 「・・・私たちをおびき寄せたということ!?」 「どっちでもいいわ!二人まとめてここで決着をつけてあげる!」 397 :バイオマン2:2006/03/03(金) 03 34 47 ID fqbLqPxO 「ふふふ。何も罠が無いとでも思うの? ファラキャット!」 主人の命に即座に従い、レバーを降ろす。 「「きゃああああああっっっ!!!!!」」 なんら攻撃を受けるでもなく地に伏せる二人。 一瞬、電撃のように体を蝕む衝撃が二人を襲ったのだ。 「・・・こ、これは・・・まさか・・・」 「想像のとおり。反バイオ粒子空間発生装置よ。 まだ限られた空間でしか使えない実験段階のしろもの。 だから、どうしてもここにおびき寄せる必要があったというわけよ。」 バイオマンの力の根源バイオ粒子。それと対を成し完全に消失させる反バイオ粒子。 バイオマンにとって忌まわしきもの以外何物でもない。 「くっ!!」 バイオソードを手にファラキャットに襲い掛かるイエロー、ピンク。 あまりにも危険な状況を理解し、速攻でしかける。 しかし、たった一瞬の反バイオ粒子の攻撃に明らかに力は弱まっていた。 ムチのように俊敏かつ鮮やかなファラキャットの脚から繰り出せれる蹴りがあっさりと二人にヒットする。 「ああああっ!!」「きゃああ!!」 美しく冷酷な紫猫の眼が二人を見下す。 「抵抗できないよう、もう一度食らわせてやりなさい。」 ガコン。 「「きゃああああ!!! いやああああああ!!!」」 二度目の放出に、ついに立ち上がる力さえも削ぎ落とされる。 398 :バイオマン3:2006/03/03(金) 03 35 24 ID fqbLqPxO 「ふふ。無様ね。」 「ま、負けるもん・・・ ピンクファイブが言い終わらないうちに、ファラキャットがその体を踏みつける。 ガッ 「あぁっ!!」 グリ・・・ グリ・・・ グリ・・・ 猫が獲物をもてあそぶかのように、銀色のブーツのかかとで、 ピンクファイブの肉体をバイオスーツごしにじわじわ、じわじわと踏みにじる。 グリ・・・ グリ・・・ グリ・・・ ピンクファイブの柔らかな肌が悲鳴を上げる。 「ああああ・・・・」 ファラキャットの無言の責めと無関心な目が、ピンクの屈辱感を際立たせる。 「ピンクファイブ・・・!!」 「うふふふ・・・悔しい? 悔しいかしら? 女バイオ戦士さん」 ファラがイエローフォーの顎を救い上げて眼前で問いかける。 「でもマスクで表情が分からないわね・・・ たっぷり、屈辱の表情を拝ませてもらいたいわねぇ。 まあいいわ、ファラキャット。」 即座に主人の声に答え、ピンクへの責め苦を止めるキャット。 あらかじめ用意しておかれたのであろう、鎖につながれた首輪を取り出すや 無常にも淡々と二人の首にはめられる。 ガシャ ガシャッ 「くっ・・・」 「な、なにを・・・・」 そして、鎖を手繰り寄せると、強引に二人をズルズルと引きずりながら別室へ運びこむ。 地面を這いながら、微かに視界に入った薄暗いその部屋の入り口が ピンクとイエローの二人には、これから迫り来るであろう絶望への扉に思えた。 399 :バイオマン4:2006/03/03(金) 03 36 35 ID fqbLqPxO 壁一面に何かの機材が隙間無く埋めこめられた一室 その中央の細い棒状の柱に、二人の身体は背中合わせに、 互いの両腕・両足がまとめて鎖で拘束され、もはや身動き一つ取れない状況だ。 「いい、ピンクファイブ・・・絶対に絶対にあきらめてはいけないわよ・・・」 「わかっているわイエローフォー。絶対に最後まであきらめず・・・必ず悪を打ち倒す。」 「そう、それが選ばれたバイオ戦士の使命。」 今まで何度と無く苦境を乗り越えてきた二人の目にはバイオ戦士としての光がともっていた。 しかし、その固い決意の一方で、ピンクファイブの脳裏に疑問が浮かんだ。 「(なぜ・・・?なぜ、あの反バイオ粒子で止めを刺さないの・・・?)」 「何をぶつぶつ言っているのかしら?」 ファラの手にはコントローラーらしきものが握られている。 そしてそこから延びたコードが二人の右手首に装着されたテクノブレスに接続されている。 「何をする気!?そんなものではこのテクノブレスを壊すことなんて出来ないわよ!」 「壊す?バカね。使わせてもらうのよ。 この反バイオ粒子を利用したジャミング装置でね。」 カチッ 「「!!」」 ファラがボタンを押した瞬間に、二人のマスクの部分のみが消え去った。 イエローフォーこと矢吹ジュンのりりしくも美しい素顔が、 ピンクファイブこと桂木ひかるのあどけなく麗しい素顔が露わになる。 「・・・・!!!?」 驚きに声も出ない二人。 「ようやくお顔を拝見できたわねぇ。 いい表情だわぁ・・・そのきれいな顔をもっと歪めてあげようかしら。ふふふ・・・」 400 :バイオマン5:2006/03/03(金) 03 39 33 ID fqbLqPxO 「な、なんで・・・!?」 「あなたたちのバイオスーツもとっくに研究済みよ。 そのテクノブレスとかいうものがスーツの制御装置だということもね。 だけど今はもう、私の思いのまま。スーツへの全ての命令は今からここから発せられるのよ。」 その言葉で、全ての状況を悟った二人に冷や汗があふれる。 ぺろっ ファラキャットが動揺を見透かしたかのようにピンクファイブの頬の汗を舐め取った。 「・・・・・!!!」 ぺろっ ぺろっ 何度も、何度も舌でピンクの頬を陵辱するキャット それが悪夢の始まりの合図かのように。 カチッ 「「あああああああっっっっ!!!!」」 電撃が体中にほとばしる。 スーツに伝わる電気信号が増幅されているのだ。 カチッ 「「あああっ・・・!! きゃあああああ1!!!」」 今度はスーツが収縮してギリギリと二人の身体を圧迫する。 「面白いわねぇ。あなたたちを守るためのスーツがあなたたちを攻撃しているんだから。」 「はあ はぁ はぁ 」 「はぁ はぁ ・・・ 」 息絶え絶えの二人。 「ふふふふふ。いい眺めだわ。 ちょっと趣向を変えてあげましょうかしら。ファラキャット」 いつものように事務的にキャットが黙々と行動を起こす。 今度は、二人は向かい合わせに、互いの身体を押し付けるように拘束された。 407 :バイオマン6:2006/03/03(金) 22 14 45 ID fqbLqPxO カチッ 「・・・・? ・・・あっ 」「・・・ えっ ・・・・ あっ 」 「な、何これ・・・? あ・・・あん ・・・」 「ジュ、ジュン・・・身体を・・・ か、身体を動かさないえ・・・ああん」 今までの苦痛から今度はスーツが全身の性感帯を刺激し始めた。 「や、やだ・・・ あふっ ・・・・」「あああっ・・・ そんな、そんな・・・」 やがて押し寄せる快感に身を捩じらせる二人。 互いの乳房が腹筋が太ももが擦れあう度に刺激が倍増されるかのようだ。 「ほーーーほっほっほっ どうやらあなたたちにはこういう使い方がお似合いかしら?」 「ば、バカに・・・・いやああ!!」「ダメ・・・ダメ・・・そんな・・・」 「ジュン・・・」「ひ、ひかる・・・・」 身を焦がす切なさに、二人は何とか自由が利く手を繋ぎ合わせた。 そうでもしなければ、この止めどなく押し寄せる波に耐えられそうも無かった。 勝気なジュンと、清楚なひかるが今までに見せた事のないような 何かに哀願するかのごとき儚い表情を描いた。 「あふっ あん あああ・・・」 「やだ・・・ でも・・・ ああっ ああっ・・・・」 そんな時、ファラキャットがいたずらのように人差し指でジュンの肢体をなぞる。 「ああああああっっーーーー!!」 全身が敏感になってしまったジュンにとって、いまやそれすらも凶器だった。 激しく身もだえするジュン。それは、擦り付けられるひかるの身体への更なる凶悪な刺激を意味していた。 「だめぇぇっ ジュンーーーーー!!」 「ひかるーーーーーーー!!あひいいいぃぃーー!!」 「いたずらが好きねぇ、ファラキャット。 じゃあ」 408 :バイオマン7:2006/03/03(金) 22 17 11 ID fqbLqPxO カチッ みるみるうちにスーツは薄く変化し、シースルー状態になっていく。 二人の肌の密着度が増し、刺激が全身に絡みつくように蠢く。 相手が女性型のアンドロイドとはいえ、露にされた肌も二人の羞恥心をいっそう高める。 ただでさえ、経験の乏しい男勝りなジュンとお嬢様育ちのひかるにとって、この状況に抗う術は無かった。 「うふふふふ。いい光景だわ。バイオスーツっていうのはこんないやらしい道具なのかしら?」 「あふっ・・・悔しい・・・悔しい・・・でも・・・でも・・・・」 「ジュン・・・ごめんなさい・・・・もう・・・わたし・・・」 ひかるが瞳を涙でうるませ、ジュンに哀願しはじめた。限界が来ていた。 「ひかる・・・あっ・・・あっ・・・」 視点がぼやけ始めたジュン。何かがはち切れたかのように互いの唇を重ねた。 「ん・・・」「う・・・んん・・・」 握られていた両手もいつしか、絡み合うようにまぐわいはじめていた。 「あらまぁ、なんて有様かしら。バイオ戦士さんたち。いいわよ、ここでじっくり見てあげてるから。」 そんなファラの挑発も、もう二人の耳には入らない。 眉一つ動かさず冷たく見下ろすファラキャット。 その瞳の中には、いやらしく火照り、白く輝く肌を寄せ合い 積極的に快感を受け入れ溺れる二人の女の痴態だけがあった。 409 :バイオマン8:2006/03/03(金) 22 18 01 ID fqbLqPxO 「お目覚めかしら二人とも。」 「ん・・・」「・・・」 いつの間にか気を失っていた二人に薄っすらと視界が広がる。 しかしそこには、再び冷酷な女幹部と従順な紫猫の姿があった。 二人はそれぞれ人の背丈程度の台のような物の上に固定されている。 「といっても、またちょっと眠ってもらうのだけれど・・・ ふふふ。最後に言い残すことを聞いておきたいのよ。」 「くっ・・」「止めを刺す気・・・?」 「た、たとえ私たちが死んでも私たちの意志は不滅だわ!!」 「必ずみんながギアの野望を撃ち下すわ!!覚えてらっしゃい!」 「他には?」 「・・・私は、誇り高きバイオ戦士イエローフォー 矢吹ジュン!!」 「私は!!選ばれた正義の戦士ピンクファイブ 桂木ひかる!!」 そう叫ぶと、覚悟したかのように静かに目を閉じる二人。 (( みんな・・・ あとはお願い・・・ )) 「ふふふ。また目覚めた時が楽しみだわ。」 しかしそんなファラの言葉を聴き終えることなく、二人の意識は薄れていった。 「始めるわよ。ファラキャット。」 410 :バイオマン9:2006/03/03(金) 22 22 17 ID fqbLqPxO 新帝国ギアの本拠地ネオグラード ドクターマンの玉座 「ドクターマン様、研究の成果を疲労させていただきます。」 「よかろう。」 「ファラキャット!」 カツ カツ カツ カツ ドクターマンの玉座へとつながる廊下に整然と響き渡る足音。 先頭のファラキャットに導かれて、両脇から付き従う二つの影。 かつて、矢吹ジュン 桂木ひかる とあだ名されていたモノ・・・ そのすらりと伸びた脚、細くしなやかな腕、なだらかな曲線を描くボディ 引き締まったヒップ、形良く熟れたバスト 二人の麗しい肉体は漆黒のスーツにぴっちりと覆われていた。 両手首・両足には、銀色のグローブとブーツが鮮やかに映える。 額には同じく銀色のヘッドギアが輝き、ジュンの力強くも端正な、ひかるの幼くも穏やかな美しさを際立たせている。 それはつまり、ファラキャットとまったく瓜二つの格好である。 異なる点を上げるとすれば、スーツの中央がファキャットの紫のデザインのそれではなく それぞれ、イエローとピンクの色違いになっているということだった。 まさしく、美しい三体の女豹の群れとも言うべきか。 妖しい色気を発しながら、まばゆいばかりの肉体美を誇示するかのように歩みを進める。 カツ カツ カツ カッ ザッ 一糸乱れることの無い動きで玉座にたどり着くや、 ドクターマンを前に機敏に方膝をつく。 411 :バイオマン10(完):2006/03/03(金) 22 23 40 ID fqbLqPxO 「ふむ・・・見事だな・・・。」 「はっ。完璧に仕上げておりますれば。」 ドクターマンが目をやり、ファラに促す。 「はっ。 ご覧になられましたように、この2体は完全に支配下にあります。 新たに開発したバイオチップを脳内に移植し、完全に融合し一体化。 洗脳などのように意識が再び元に戻ることはありえません。」 「ふむ。」 「更に、やつらめが用いていたバイオスーツを分解・再構築し装着させております。 スーツから発せられるバイオ粒子の作用により、半永久的に肉体は維持され朽ちることはありません。」 「生命体でありながら、実質的にわれらの忠実なメカに等しいと言うことか。」 「はっ。 まさに新帝国ギアの新たな戦士、バイオマン討伐への尖兵にふさわしいかと。」 「しかし、あの忌まわしきバイオマンがあっけないものよのう・・・ ふふふ・・・ よし・・・ それぞれ今から『ファライエロー』 『ファラピンク』と名乗るが良い。」 「おまえたち、ドクターマン様が名前をお与えになったのだぞ。」 イエローフォー・矢吹ジュン、ピンクファイブ・桂木ひかるは・・・ いや・・・ファライエローとファラピンクは静かに面を上げた。 美しくも、妖しく輝くその両眼にはもはやバイオ戦士としての光を失せていた。 「はっ!」「ありがたきしあわせ!」 「以後、ファラの配下で努めるがよい。」 「「フォア・ザ・マン!!」」 新帝国ギア、ドクターマンへの絶対なる忠誠を誓う、その言葉を発した時 誇り高きバイオ戦士イエローフォー 矢吹ジュン 選ばれた正義の戦士ピンクファイブ 桂木ひかる は完全に消え去り、 新たな美しき悪の僕が誕生した。 満面の笑みを浮かべ、ファラが3対を誘う。 「さあ、いらっしゃい。 私のかわいい子猫ちゃんたち・・・」 前ページ次ページNameless Archives/2ちゃんねる・SM板/女が女を倒するヒロイン Counter today - ,yesterday - ,summary - . 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放映期間 1984年2月4日から1985年1月26日。 リンク 大いなる力 大いなる力自体は、劇場版1:ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦で手に入れている。 登場レジェンド 郷 史朗(ごう しろう) 超電子バイオマンのレッドワン。宇宙飛行士であり、『超電子バイオマン』本編では「日本人初のスペースシャトルパイロット」ということになっている。500年前、宇宙人が照射した「バイオ粒子」という特殊な粒子を浴びた人間の子孫であり、その影響で動物と会話ができるという特殊能力を持つ。 言動 「恐れていては駄目だ! 地球に悪の手が伸びたときこそ、みんなの愛を寄せ合うんだ!」「超電子バイオマン(『バイオマン』OP)」の歌詞「おそれていてはダメだと 心にだれかのメッセージ」「地球に悪の手がのびる」より。 登場怪人 シルバ 『超電子バイオマン』に登場した、第三勢力の戦士。原典での名前は「バイオハンター・シルバ」。バイオマンのメンバーの先祖が浴びた特殊な粒子・バイオ粒子を巡る対立から、結果的にバイオ星を滅ぼしてしまった組織・反バイオ同盟が作った機械兵士。「バイオ粒子を戦争に利用されては危険」という反バイオ同盟の方針に従い、バイオ粒子の反応を持つものを全て破壊・抹殺するために作成された殺人ロボットであり、バイオ星壊滅の際に一緒に壊れたものと思われていたが、バイオ粒子反応を追って地球に降り立ち、バイオマンのメンバーと激しく衝突する。 同時に反バイオ同盟に製造された巨大ロボット・バルジオンをパートナーとするが、地球に到着する際にはぐれてしまい、そのため劣勢になると「バルジオンさえあれば…」と歯噛みする台詞が常となっていた。 劇場版4においては大ザンギャックの副官、仮面ライダーを抹殺する「ライダーハンター・シルバ」として登場する。 言動 「ライダー粒子反応あり!破壊!」『超電子バイオマン』本編では「バイオ粒子反応あり!破壊!」と宣言してから攻撃していた。 メカクローン 『超電子バイオマン』に登場した新帝国ギアの戦闘員。劇場版2においては合体戦闘員の一部として登場する。 豪快チェンジ 豪快チェンジ一覧を参照。
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【戦隊名】 超電子バイオマン 【読み方】 ちょうでんしばいおまん 【変身アイテム】 テクノブレス 【変身コード】 バイオマン! 【登場作品】 超電子バイオマン 【詳細】 ゴレンジャーからカウントして8番目のスーパー戦隊。 500年前、地球に飛来したバイオロボによって放射されるバイオ粒子を浴びた地球人の子孫、5人が変身。 「バイオ粒子」は高度な文明を持っていたが、「バイオ粒子」を巡る争いで滅んでしまった「バイオ星」の生き残りたち「バイオ星平和連合」によって齎された。 変身ブレス「テクノブレス」にて変身。 スーツはあらゆる衝撃に耐えることが可能。 装着者には時速120キロの走力や100メートルのジャンプ力を与え、 頭部の「超電子頭脳」には戦闘マニュアルが組み込まれている。 超電子頭脳へのダメージを防ぐのに、スイッチを切るのも可能だが、その間は仲間と通信ができなくなる。 必殺技は「バイオエレクトロン」。 「スーパーエレクトロン」という技の開発にて強化されるも、 強化スーツ内に宿る「バイオ粒子」に同調するには強力な体力や精神力が必要。 巨大ロボは「バイオロボ」。 地球を支配しようとする「新帝国ギア」と戦い、地球の平和を守る使命を全うし続ける。 【戦士】 【レッドワン】 【ヒーロー名】 レッドワン 【読み方】 れっどわん 【変身者】 郷史朗 【声/俳優】 阪本良介(現:坂元亮介) 【スーツアクター】 新堀和男 【変身コード】 レッドワン! 【登場作品】 超電子バイオマン 【グリーンツー】 【ヒーロー名】 グリーンツー 【読み方】 ぐりーんつー 【変身者】 高杉真吾 【声/俳優】 太田直人 【スーツアクター】 剣持誠石垣広文 【変身コード】 グリーンツー! 【登場作品】 超電子バイオマン 【ブルースリー】 【ヒーロー名】 ブルースリー 【読み方】 ぶるーすりー 【変身者】 南原竜太 【声/俳優】 大須賀昭人 【スーツアクター】 喜多川務 【変身コード】 ブルースリー! 【登場作品】 超電子バイオマン 【イエローフォー】 【ヒーロー名】 イエローフォー 【読み方】 いえろーふぉー 【変身者】 小泉ミカ矢吹ジュン 【声/俳優】 矢島由紀田中真弓(初代の代演)田中澄子 【スーツアクター】 辻井啓嗣 【変身コード】 イエローフォー! 【登場作品】 超電子バイオマン 劇中では変身するメンバーが交代する。 【ピンクファイブ】 【ヒーロー名】 ピンクファイブ 【読み方】 ぴんくふぁいぶ 【変身者】 桂木ひかる 【声/俳優】 牧野美千子 【スーツアクター】 竹田道弘 【変身コード】 ピンクファイブ! 【登場作品】 超電子バイオマン 【余談】 スーパー戦隊シリーズではめったにいない「色+数字」という組み合わせの戦士(以後は名称が被るため使わない)。
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登録日:2009/11/29 Sun 13 19 01 更新日:2024/01/01 Mon 00 23 02NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 80年代戦隊 80年代特撮ヒーロー ※土曜夕方18時です。 さよならイエロー ちょくちょく渋谷でゲリラ撮影 みんなのトラウマ カラフルな蛍光灯 グディーンヅゥ! コードネーム呼び戦隊 ジューノイド五獣士 スーパー戦隊シリーズ タイトルに戦隊がない テレビ朝日 ドクターマン バイオソード!←ビーム撃ちながら バイオミック・ソルジャー バイオ粒子のバイオマン パイタッチ マン戦隊 レジェンド戦隊 ワン!_ヅゥー!_スリー!_フォー!_ファイブ! 中川翔子オススメ 倍オマン←ところでオマンって何? 出渕裕 口あり戦隊 女だからってバカにしないでよ! 宮内タカユキ 岐阜県 弓万能説 悪を遮る壁になれ 新帝国ギア 曽田博久 村越伊知郎 東映 正統派レッド 特撮 第8作 自重しないセクハラ 超電子バイオマン 超電子鬼 鈴木武幸 「ワン!」 「ヅゥー!」 「スリー!」 「フォー!」 「ファイブ!」 「超電子!」 (♪ピポパポピポパポ...) 「バイオマン!」 スーパー戦隊シリーズ第8作。1984年放映。 【概要】 前作『科学戦隊ダイナマン』が『大戦隊ゴーグルファイブ』の延長線上のような作風をしていたのに対し、本作は更なるイメージの刷新が図られ、随所に意欲的な試みが取り入れられた。 結果的に、本作独自の要素となったアイデアも多い。 まず特筆すべきは、何と言っても戦隊シリーズ史上初のダブルヒロイン制であろう。 これまでの紅一点制から幅が広がり、男勝りなタイプの女性戦士と可愛らしいタイプの女性戦士が共存するチーム編成は、戦闘シーンの魅せ方や物語にも深みを与えた(*1)。 ストーリーは、基本的に、血の通った人間vs冷酷無情な機械という構図で組み立てられており、主人公5人は前作までと同様の明るくて親しみやすいキャラ付けがなされているものの、悪役側は、どこか愛嬌があった前作までとは違い徹底的にダークなキャラ付けがなされている(一部例外を除く)。 繰り広げられる作戦も情け容赦のないものが多く、特に序盤は胸をえぐるようなストーリーが数多く展開された。 また、その一方で、「機械とだって心を通わせることは出来る」ということを訴えるエピソードも少なくなく、特に終盤はそれがメインテーマになっているといっても過言ではない。 これまでの戦隊作品は、子ども向け作品ならではのツッコミどころの多さ(もちろん、本作にも無いわけではないが…)が半ば“仕様”であったため、『見方によっては全部ギャグにも見えるし、全部真面目にやっているともいえる』という作風のものが多かったのに対し、本作は基本設定がハードであったことから、よりシリアス回とギャグ回の棲み分けが明確になった。 「戦隊モノはたまにギャグに走る回がある」という、いわゆる“ギャグ回・ネタ回”の概念は本作を境に浸透したといえるかもしれない。 敵の編成もかなり特殊であり、他の戦隊作品のように「追い詰められた怪人が巨大化してロボ戦に突入する」のではなく、巨大ロボット・メカジャイガンのみが週替わりで新しく登場し、通常の怪人キャラは全てレギュラーメンバーで固定。 つまり、他の戦隊作品で喩えて言うなら、(戦闘員以外は)中ボス級以上の敵キャラしか存在しないとでもいうべき特殊な形式となっている。 バイオマン、および彼らが搭乗するバイオロボは必殺技のバリエーションが非常に多いことで有名であるが、その都合から、つまりどんな必殺技を直撃させようが結局怪人にはトドメを刺せないというシュールな展開が毎回々々繰り広げられる格好となり、さすがにヘンだと思われたのか、こんな形式を採った戦隊作品は今なおこのバイオマンのみとなっている。(*2) 敵キャラの大半がロボットであることから、無機質な不気味さで子どもたちにトラウマを刻み付けるようなシーンも少なくなかったが、何よりも、大人の事情のため主要メンバーの一人が戦死するという展開は色々な意味で本作における最凶のトラウマ展開となった。 前作でダークナイトなどのデザインを手がけた出渕裕は、再び続投してキャラクターデザインを担当。 特に、各話のメカジャイガンや、途中から登場するライバルキャラ、バイオハンター・シルバのデザインは今でも根強い人気を誇る。 また、今作からおもに敵側キャラや本拠地の初登場時に名前・名称のテロップが下部に挿入されるようになった。同時期に放映された宇宙刑事シリーズで導入された手法である。 前作までナレーションは『ハクション大魔王』などで知られる大平透氏が担当していたが、本作では『サザエさん』の波野ノリスケ役の村越伊知郎氏が起用された。(*3) また、前作までは敵キャラクターの声優を俳協の所属者が主に担当していたが、本作では村越氏の所属先であり、『仮面ライダーシリーズ』を中心に東映特撮を支えた劇団のテアトル・エコー所属の俳優陣が主に担当していた。 余談だがテアトル・エコーが戦隊のメインキャストに参加したのは、2023年現在まで本作のみである。 本作は主題歌とBGMの作曲者が初めて異なる作品となった。 本作のBGMを担当した矢野立美による楽曲も前作までとは趣がだいぶ変わっており、当時の流行をふんだんに取り入れたポップな曲調のものが多く、エレキギターやシンセサイザーのサウンドが効果的に活かされている。 一方で、ストリングスのアンサンブルによる荘厳な楽曲も評価が高い。 また、同年の『宇宙刑事シャイダー』の挿入歌で特撮デビューした歌手の宮内タカユキ氏と、作・編曲家の田中公平氏が戦隊シリーズに初参加。以後、彼らは様々な特撮番組やアニメ番組でお馴染みの存在となる。 主題歌は初めて歌謡曲畑から起用され、いずれも作詞・康珍化氏(かんちんふぁ)(*4)、作曲・加瀬邦彦(*5)の豪華コンビが手掛けている。 ED曲『バイオミック・ソルジャー』は当時の特撮ものの主題歌としては珍しくブラックミュージック風の陽気な曲調で、今なお印象に残っているというファンも少なくないのではなかろうか。 80年代の戦隊作品の中でも人気はかなり高い部類に入り、本作が初めてDVD化された際には、他の作品と比べても突出して良好な売り上げを記録したといわれている。 「47戦隊47都道府県」では岐阜県を担当。 世界最大の規模を誇るスーパーカミオカンデがある事が理由と考えられる。 【あらすじ】 話は500年前にまで遡る。 遠い宇宙にあった星・バイオ星は、高い科学技術を持っていたものの、超物質・バイオ粒子を巡る戦乱の果てに滅んでしまった。 辛うじて逃げ延びたバイオ星のアンドロイド・ピーボは、巨大ロボット・バイオロボを伴い、バイオ星人にとって「宇宙でいちばん美しい星」と語り継がれていた惑星・地球へと辿り着き、その場に居合わせた5人の地球人の若者(*6)に向けてバイオ粒子を浴びせた。 それが、かつての自分たち(バイオ星)と同じ轍を踏ませないための手助けになると信じて…。 そして500年後。自らを絶対的な存在であると信じて疑わない悪の科学者・ドクターマン率いる「新帝国ギア」が地球侵略に乗り出した。 各地の人々が無差別に殺傷されていく中、それに呼応して目覚めたバイオロボは、500年前のあの時の若者の子孫を探すべく行動を開始する。 バイオ粒子は人間に特殊な能力を授ける作用を持ち、その力を持った人間は「バイオマン」に変身することが出来るのだ。 バイオロボによって集められ、ピーボから事情を聞かされた現代の5人の若者はバイオマンに変身し、見事に新帝国ギアの撃退に成功する。 しかし、いよいよ戦いはこれからという時に、「イエローフォー」の小泉ミカだけは、その場からサッサと帰ってしまい…? 【登場人物】 ★郷 史朗/レッドワン(演:阪本良介) バイオマンのリーダーで、明るく優しい熱血漢。 本人曰く「日本人初のスペースシャトルのパイロット(*7)」で、その技能と経験ゆえか、第一話で新帝国ギアが襲撃してきた際も、他のメンバーと比べて格段に冷静に対処することが出来た。 バイオ粒子の影響で、動物と会話出来る能力を持っている。 リーダーとして他のメンバーを頼もしく支えるが、たまに「みんな落ち着け!(キレ気味)」と明らかに自分のほうがテンパっていることもあるのは御愛嬌。 幼い頃に死別した父親がいるというが…? ひとたび変身すると、バイオパンチで戦闘員を粉々に粉砕し、バイオソードに炎を宿して斬り付けるファイヤーソードなる固有技も持つ。 また、バイオソードを銃形態に変型させて敵を迎撃する役目は、もっぱら彼が引き受けることが多い。 数ある戦隊シリーズの中でも突出して模範的・典型的なレッドというべきキャラをしており、周りを濃いメンツに囲まれていながらも終始絶対的な主人公として君臨し続けた、恐るべきリーダーシップとカリスマ性を誇る。放送当時に憧れていた子どもたちは少なくない。 演じた阪本氏も(周りの殆ど全員が演技経験ゼロに近い新人で構成されている中で唯一の演技経験者だったため)撮影現場ではみんなを引っ張るリーダー的存在であったそうである。 ちなみに戦隊に出る前の初レギュラー作での同僚には後の大教授がいたそうな。 その後、俳優を引退した阪本氏であったが、かつて彼に憧れていた子どもたちの一人であった中川翔子氏らとの交流を機に徐々に芸能活動を再開。 が、その後ほどなくして大病を患ってしまい、現在も闘病生活が続いている。 ★高杉真吾/グリーンツー(演:太田直人) カーレーサーをやっていた青年。職業柄、機械には詳しく、バイオロボのメンテナンスを引き受けることも。ミカの後を継いでバイオマンのサブリーダーとなる。 変身した後はダンスのようなトリッキーな動きで敵を翻弄しながら戦い、固有技・超電子スコープによる分析も得意とする。 明るく純朴で、非常に呑気な性格。精神面はやや頼りなく、年下のジュンに小突かれたりすることも。 その性格が災いし、ひとたびミスをすると激しく落ち込み、ケアレスミスで仲間に迷惑を掛けたり、かと思えば自分ひとりだけ酷い目に遭うという展開が非常に多く、しかも「グリーンツー」という決めゼリフが「グディーンヅゥー」と聞こえるほどのガラガラ声などからネタキャラとして急激に再評価が進みつつある。 詳しくは当該項目参照。 演じた太田氏は役柄同様に車の運転技術は優れており、国内A級ライセンスを所持している。メタルヒーローシリーズでゲストキャラや準レギュラーを何度か務めた後、俳優を引退。 現在は会社を立ち上げ実業家に転向している。 年齢が顔に現れにくいタイプだったのか、本作の放送から約30年も経ったにもかかわらず、まったく老けたように見えないその容姿はファンを驚愕させた。 ★南原竜太/ブルースリー(演:大須賀昭人) マリンスポーツを趣味とする青年。本編ではそんな場面は殆ど出てこないが。 喜怒哀楽がハッキリした性格で義理人情に篤いが、そのぶん感情的になりやすい一面がある。 本人曰く、かつては不良少年だった時期があったらしい。 変身した後は、そのスピードを活かしたジャンプ攻撃などを得意とする。また、固有技・超電子イヤーによって敵の発する物音を分析する能力を持つ。 高杉とは次第に打ち解け、しばしば戦いでも絶妙なコンビネーションを発揮するようになる。 声質は割とイケメンボイスであるが、その独特の太い八の字眉毛から、しばしば「若い頃の志村けん」みたいな顔だとファンからネタにされる。香港の某アクション俳優とは無関係。わざわざブルーを三番手にしてる辺り狙ってはいそうだが。 夏季の私服があまりにも簡素であり、これには演者も内心不満に思っていたらしい。 演じた大須賀氏は俳優を引退した後、接骨院を開業した。近年になってTwitterのアカウントを取得し、ファンと同じ目線に立って当時の話を聞かせてくれる存在として親しまれている。 グディーンヅゥーのネタや、当時の自分が「志村けん」呼ばわりされていることも把握しており、よく自虐ネタにしている。 ★小泉ミカ/イエローフォー(演:矢島由紀) バイオマンの初代サブリーダー。カメラマン志望で、亡くなった兄の意志を受け継ぎ、アフリカまで撮影の旅に行くことが夢。 そのため、いきなりバイオマンのメンバーに選出されたことは不本意であり、自分の夢のために断ろうとしたが、郷の説得により事態を受け容れ、改めて仲間へと加わる。 クールで気が強い一匹狼のように見えるが、根は優しい性格で、仲間に対して次第に笑顔を見せるようになる。 ピンクファイブがピンチに陥れば、彼女が助けに行ってフォローしてあげるのは序盤における恒例の展開だった。 「おまえのようなカメラマンがいるか」と言いたくなるほどの圧倒的な貫禄と高い身体能力を兼ね備え、戦闘員を難なく蹴散らし、颯爽とバイクを乗りこなす。 変身後は、固有技・超電子ホログラフによって映像の記録や投写をするほか、攻撃が命中するたびにカメラのシャッターを切るようなアニメ演出が挿入されることも。 戦隊ヒロインには珍しいタイプのキャラだったが、敵の新兵器・バイオキラーガンから仲間を庇い、弱っていたところをトドメを刺され、遂に戦死してしまう。 演じた矢島氏は『宇宙刑事シャリバン』のベル・ヘレン役などでも有名だったことから、かなりの期待を一身に背負い、メンバー5人の中でも最も早くキャスティングが内定したほどであったが、ある日突然撮影に来なくなり、そのまま消息不明になるという前代未聞の事態が発生し、こんなストーリー展開になったのはそのため。 ほんの10話程度の出演となったが、もともと非常に優遇されての起用だったこともあり、序盤から活躍の機会には恵まれており印象的な場面は多い。 ★矢吹ジュン/イエローフォー(演:田中澄子) ミカの後を継いだ二代目イエロー。気さくな性格でありながら凛とした雰囲気を持つ少女。 当初は安易な気持ちでバイオマンに接近したため、ミカを喪ったばかりで心の傷が癒えていない郷たちに怒られて追い返されたこともあった。 が、バイオ粒子の適性があることが判明したため、晴れて正式にバイオマンの仲間に加わる。 おそらく純粋な身体能力はミカに劣ると思われるが、超電子ホログラフといった先代イエローフォーの能力は全て使用可能。 実はオリンピック候補生に選ばれるほどの優秀なアーチェリー選手であり、その能力を活かした固有技・バイオアローは強力無比。弓の威力は変身していない状態でも一級品で、戦闘員どころか怪人クラスにすらダメージを与えられるほど。 他のメンバーとも積極的に絡むが、特にひかるとコンビを組むことが多く、戦闘中に互いにフォローし合う事が多い。 第1話の時点ではオリンピックを目指して海外遠征に行っており、それでバイオロボが発見できなかった…という説明が劇中でなされているが、それなら結局バイオ粒子の適合者(500年後の子孫)というのは全世界に何人ほどいるのか、ハッキリとしない点が多く、その辺りの考察はファンによってさまざまな説が提唱されている。 演じた田中氏は、先述のイエロー降板を受けて急遽オーディションに参加。訓練こそ受けていたものの実戦経験は皆無という「それ何てロボットアニメ?」と言いたくなるような状況からレギュラー入りすることとなり、大変な苦労をしながらも大役を見事に務めあげた。 『超人機メタルダー』でのゲスト出演を最後に女優業は引退してしまったが、戦隊ファン向けのイベントなどでその姿を拝見することができる。 ★桂木ひかる/ピンクファイブ(演:牧野美千子) 植物に詳しい温和な女子大生。 心優しく、いかにも清楚なお嬢様といった雰囲気を醸し出しているが、単なるテンプレの清楚系キャラには留まっておらず、妙なところでノリの良さを発揮し、たびたび迷言を発する。 序盤の頃はピンチになる機会が多く、よくミカやジュンに助けられていたが、ここぞという時は勇敢な一面も発揮し、彼女の機転で危機を脱することも多かった。 また、初見で野草の薬効を見抜いて薬草として用いたりする場面があることから、アウトドア派なところも持ち合わせていると思われる。 OPでの遊園地でフルートを吹いている姿が印象的だが、本編でもフルートを片手に戦ったことがあり、その際にはフルートで敵を叩いて攻撃していた(どうやら、黄門様の杖くらいには頑丈なフルートであったらしい)。 また、夏服ではやたらヘソチラやブラチラをして大きなお友達を喜ばせてくれた。 おそらく変身前と変身後の強さの落差がメンバーで最も激しく、ピンクフラッシュやピンクバリヤーなど光線を使った技に長けている。また、バイオソードを使った固有技・レーザーソードによるその剣さばきの腕前は、何気にレッドにも負けていない。 演じた牧野氏はその後女優業を引退するも、嫁いだ先の佃煮屋の女将として店を大繁盛させる実績を築きあげ、芸能活動も徐々に再開するようになったものの、 2017年頃にワイドショーを賑わせた「舞台公演の主宰者の横暴な振る舞いに激怒した一部の役者が主宰者と対立する」というニュースにて、反旗を翻した当事者のひとりとして名前が挙がることとなり、変なところで有名になってしまった。 久々に名前を目にして驚いたファンも多かったのではないだろうか。 ★ピーボ(声:太田淑子) バイオ星で作られたアンドロイド。C-3POのパチモンとか言ってはいけない。 バイオマンをサポートする、指揮官兼マスコットのような存在。 そのメンタリティは人間そのもので、泣いたり笑ったりと豊かな感情を持つが、バイオロボと共に500年ぶりに目覚めたという経緯を持つことから、必然的に500年間ひとりぼっちだったということになり、時折その孤独な影を覗かせることも。 元はバイオ平和連合がバイオ粒子エネルギーの実験助手として作ったロボットで、滅亡寸前だったころのバイオ星の環境汚染を目の当たりにしてきたことから、自然環境に強い関心を持っており、たびたび動植物に関する知識やデータを披露してくれる。 言動からおそらく少年(の人格を持った)ロボットであると思われるが、その体型、身のこなし、声質などがいずれも女性的である(*8)ことから、近年では「男の娘ロボ」などと呼ばれることも。 やたら無茶振りが激しく、ぶっちゃけ終始上から目線のように見えるのは気にしてはいけない。 【バイオマンの装備・戦力】 ★バイオロボ バイオジェット1号と2号が合体した巨大ロボ。 言葉を話すことはないが、バイオマンをスカウトしたりと自我を持っている。 後半からの必殺技は必殺剣・スーパーメーザーから繰り出す「バイオ粒子斬り」。 バイオ・ロボといっても、某てつをとは関係ない。 ★バイオドラゴン バイオジェット1号と2号を輸送する空中母艦。 ★バイオレーサー レッドとイエローが乗るバイク。 ★バイオターボ グリーン、ブルー、ピンクが乗る自動車。 側面からターボミサイルを発射する。 【新帝国ギア】 総統ドクターマン率いる、メカ人間で構成された組織。 詳細は新帝国ギアを参照。 【余談】 本項目の冒頭にも書かれている、“自分の担当番号を順々に名乗っていく”というシンプルかつスピーディな名乗りの決めゼリフは本作を象徴する要素として有名であるが、これは元々、前作『ダイナマン』で本編時間が5分縮んでしまったこともあり、それを補うための、いわゆる時短のアイデアだったという。 一応、「レッドワン!」などの個別の名乗りとその決めポーズも設定されていないわけではなく、本編でも時折披露されている。 劇場版では時間の制約から解き放たれたためか、TV版では見ることが出来ないロングバージョンとでもいうべき全員ぶんの個別名乗りが実現した。ついでに敵側の名乗りも気合が入っている。 郷史郎役の阪本氏は、とある回の撮影途中に足を骨折するトラブルに見舞われ、本来主役を務めるはずだった回を他のメンバーに譲るなどして、無事に回復するまでを乗り切った。 なお、彼は実は蜘蛛が苦手だったらしく、とある回でジュンが蜘蛛にビックリしているそのすぐ横で、よく見るとジュン以上に明らかにビビっている微笑ましい姿が確認できる。 ミカ役を演じた矢島氏と違い、ジュン役の田中氏はバイクには乗れず、登場してしばらくの間はバイクに乗るシーンが無い。その後、バイクに乗るシーンが出てくるようになったが、そのいずれも、代役や牽引などによるトリックだったという。 また、特徴的な弓を射るシーンも、得意ではなく何度もNGを連発したとのことである。 本作は、製作しているうちに(主に特撮面で)想定外の予算をつぎ込むことになったことから赤字になってしまい、グリーンツーやブルースリーのスーツが明らかに色落ちしているにもかかわらず新調することも出来なかったのはそれが原因であるといわれている。 途中で姿をくらましたミカ役の矢島氏は、当然アフレコにも参加しなかったことから代役が必要となり、その声を務めたのは、キャストとしてクレジットはされていないものの、実は声優の田中真弓氏である(何気に声の再現度がかなり高く違和感は少ない。要所々々でどうしてもクリリンみたいな声になってしまうが)。 ノンクレジットであるにもかかわらずこんな無茶振りを引き受け、番組存続の危機を救ってくれた彼女に東映のスタッフは大変な恩義を感じたらしく、そのせいか本作以後、彼女は東映製のアニメにキャスティングされる機会が急激に増えることとなる。 普通、この手の番組で出演者に何かしらのトラブルがあった場合は、これまでに撮影した映像を流用したり、変身後の姿のみで登場させる等お茶を濁すような展開になりがちであるが、 本作に限って(小泉ミカが出てくるシーンの)新規映像のストックがギリギリまで残っていたのは、本作は“戦隊史上初のダブルヒロイン”ということをかなり意識し、ミカとひかるがメインになる回を優先して同時進行で撮影していたため、そのときの映像を使用できたからである。(*9) 当然、これらの映像は形に出来ず使用不能となってしまい、幾つかのストーリーは、ミカの担当部分をそのままジュンに置き換えるような形で再利用されることとなった。もし映像が現存してるんならそのうち公開してくれよ。 “謎の失踪”を遂げた初代イエローフォーはその後どうなったのか、どこで何をしているのか、今なお誰も何も語ろうとせず、東映特撮史上屈指の黒歴史となっているが、 高杉役の太田氏はとあるバラエティ番組に出演した際にこの話題に言及し、「00年代初頭の頃、仕事の関係で偶然立ち寄った、いわゆるオナベバーで“けったいな格好”をして働いているのを見かけたことがある」と証言したことがある。 2013年に放送された『~世界に誇る50人の日本人~成功の遺伝史』にて女子レスリング選手の吉田沙保里氏が、「自分の遺伝子は『超電子バイオマン』」と発言。作中でバイオマンの主題歌も披露した。 尚、当時バイオマンごっこではイエローフォーでもピンクファイブでもなくレッドワンを演じていたそうな。 【海外展開】 なんとフランスでも「ビーオマン」の名で放送され、大ヒットを記録した。 あまりの人気ぶりから、パワーレンジャーが来仏するまでは以降の作品も「バイオマンシリーズ」として放送されており、現在でも特撮ヒーローといえばバイオマンというフランス人ファンは多い。 フランスで毎年開催されているジャパン・エキスポでは主催者直々のオファーでキャストが招かれたこともあり、会場では主題歌大合唱が巻き起こるほどの盛り上がりを見せた。 また、アメリカでライセンス関係の事業を展開していたハイム・サバン氏も来日した際に放送されていた本作に目をつけ、特撮・アクション映像を流用したリメイク版を本国で売り込もうとした。 残念ながらどこのテレビ局からも相手にされず、企画は頓挫してしまったが、この時製作されたパイロットフィルムは後にパワーレンジャーシリーズの礎となり、決して無駄なものとはならなかった。 さらに、韓国でもフラッシュマンやマスクマンと共に『宇宙特攻隊バイオメン』として放送されソフト化を果たして居る。(ただし、現地での放送はフラッシュマンの方が先)。 バイオ粒子反応あり! 追記! 補足! 編集! 07.科学戦隊ダイナマン←08.超電子バイオマン→09.電撃戦隊チェンジマン △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- コメント欄 モンスターの中の人はガチホモ。 -- 名無しさん (2013-11-30 01 14 32) 最初のイエローが死んだときはショックだった(中の人の事情を知ったときも)。ピーボの中の人が「ヤッターマンのガンちゃん」だったのが好感が持てた。 -- 名無しさん (2013-11-30 09 25 35) ↑2だからジュウオウとあんなに仲良しだったのか!(お手々繋いでランラランララ~ン♪) -- 名無しさん (2013-11-30 09 40 58) 怪人関係が出ずジューノイドしか出ない珍しい特撮だった。しかしメッサージュウとアクアイガーの扱いがひどくないか?メッサージュウは1話で、アクアイガーはテレビランドのコミカライズ1話で最初に出てきた記念すべきジューノイドなのに。 -- 名無しさん (2013-11-30 11 36 04) バイオロボに搭乗しているとき大抵の戦隊は技の名前を言うけどこれでは言わずに必殺技を実行していたような気がする。 -- 名無しさん (2013-11-30 13 27 45) ストロング小林!?ストロング金剛じゃないの? -- 名無しさん (2013-11-30 22 08 23) ピンクのひかるさんは築地にいたんですね。 -- 名無しさん (2013-12-06 21 08 57) レッドワン「今度の戦隊は1号2号と呼ぶのか。」 -- 名無しさん (2013-12-07 00 31 35) ジェットマンに先駆けてメンバー内恋愛やる案もあったとかいう噂聞いた事あるが本当だろうか?郷がミカかひかるのどっちかとロマンスやる予定だったのかねぇ~? -- 名無しさん (2014-01-16 16 14 37) ↑6怪人に相当するメカジャイガン&ネオメカジャイガンが居たぞ。ロボ戦専用で等身大戦無かったけど。 -- 名無しさん (2014-01-16 21 37 23) 行動隊長アクアメッサー←ゴーカイのガセ -- 名無しさん (2014-01-17 00 32 09) ジュウオウの「おやび~~ん」という言葉に当時「萌え」を感じた。 -- 名無しさん (2014-05-09 21 40 55) レッド役の坂元さんは、スーパーヒーロー大戦でもいい無双っぷりを出してました。 -- 誉彦 (2014-05-10 19 04 07) 戦いの中で父親を失った郷さんはかわいそうだった。でもそれを乗り越えたからゴーカイジャーに大いなる力を与える重要なポジションを担う存在になったのかも。 -- 名無しさん (2014-06-02 21 11 07) 小さい頃は何も分からずに見ていたが、これまでに比べて暗くてハードな話のオンパレード。いきなりイエローは戦死、仲間内で喧嘩、何かとメンバー個別にピンチ、敵のボスは家庭崩壊・・・今見るとキツい -- 名無しさん (2014-07-14 16 16 41) 当時少年ジャンプの読者ページで「バイオマンの必殺技は99%敵を逃がしている」と投稿されていたな。 -- 名無しさん (2014-07-14 17 10 22) おまんが倍でバイオマン -- 名無しさん (2014-12-15 10 39 51) ↑お饅頭が倍? -- 名無しさん (2014-12-15 12 29 48) 「人間爆弾ジュン」このタイトルでザンボット3を思い出し真っ青になった思い出(無事でしたが) -- 名無しさん (2014-12-15 20 18 37) 不憫なメッサージュウとアクアイガー -- 名無しさん (2015-03-01 12 43 59) 「科学が発達するほど冷たく潤いのない世界になっていく」…今がまさにそうだな。80年代戦隊は「科学文明への警鐘」がテーマになっているといっても過言ではない。 -- 名無しさん (2015-03-24 16 25 13) そして30年後の第10話『トカッチ夕焼けに死す』 ファッ!? -- 名無しさん (2015-03-24 19 28 39) イエロー戦死という悲劇に見舞われているが、なかなかの名作です -- 名無しさん (2016-01-10 12 54 47) 新帝国ギアの項目を移転 -- 名無しさん (2016-09-03 06 45 59) 坂元さんガンだったのか。手術には成功したそうだが…。 -- 名無しさん (2016-10-04 08 39 07) モンスターの「ドクターマン様ぁぁぁ!バルジオンをお届けしますぞぉぉぉ!ぐわぁぁぁぁぁぁ!!」と叫んでの爆死は敵ながら天晴れな死に方だったわ。 -- 名無しさん (2017-09-18 11 01 39) 一から組織を作りバイオマンと張り合ったドクターマンってとんどもない奴だよな -- 名無しさん (2018-01-28 16 30 22) 吉田沙保里が子どもの頃好きだった作品 -- 名無しさん (2019-10-01 18 23 22) 君の心は輝いているか 戦うために選ばれたソルジャー ソルジャー バイオマーン -- 名無しさん (2019-12-19 21 58 19) 『電子』なのに『バイオ』なのはこれいかにw -- 名無しさん (2020-05-18 14 43 15) ↑スーパー戦隊オフィシャルムックに載ってたインタビューによれば、当時発売されて話題になってた「バイオ化粧品」に因んだ命名なんだとか -- 名無しさん (2020-09-03 17 47 09) 銃士戦隊フランスファイブ(ぼそっ) -- 名無しさん (2021-02-16 20 43 59) よくも悪くもイエロー戦死展開になってシリアスな作風に説得力出てるというか、でも本来の構想から大きく外れてるのも分かるというか…… -- 名無しさん (2021-11-04 15 59 55) ヒトツ鬼の戦隊モデルになるとしたら超電子鬼になるのかな? 電子戦隊デンジマンと被るだろうけど -- 名無しさん (2022-05-23 14 23 07) 名前 コメント
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前ページNameless Archives/2ちゃんねる・SM板/女が女を倒するヒロイン 題 バイオマン/挿絵 作者 ID eg3rAKMu 取得元 調教や洗脳で悪の奴隷になるヒロインpart10,http //sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1149609092/ 取得日 2006年07月16日 タグ cb fd mc rb アンドロイド バイオマン 二次創作 洗脳 概要&あらすじ イエローフォーとピンクファイブは新帝国ギアの卑劣な罠にかかる。反バイオ粒子によって無力化された彼女たちをファラとファラキャットは執拗に攻めかかる。そしてついに運命の時が訪れる。本編はこちら ご注意:以後の作品の著作権は、作者(書き込み主)にあります。 583 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/13(木) 04 01 27 ID eg3rAKMu 某スレで、バイオマンのSSを見て勢いで描いてみた。 ここの年齢層とか、つかみづらいので需要があるのか分からないんですが・・・(´・ω・`) ファラキャットに改造されたイエローとピンク。 (荒い上に唐突ですまそ。) ttp //up.spawn.jp/file/up28433.jpg 前ページNameless Archives/2ちゃんねる・SM板/女が女を倒するヒロイン Counter today - ,yesterday - ,summary - . Page created 2008-04-29,last updated 2008-04-29 20 51 21 (Tue),and copyright by 堕落姫乃眸.
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超電子バイオマン 主題歌 オープニングテーマ 超電子バイオマン 作詞 康珍化 作曲 加瀬邦彦 編曲 矢野立美 歌 宮内タカユキ エンディングテーマ バイオミック・ソルジャー 作詞 康珍化 作曲 加瀬邦彦 編曲 矢野立美 歌 宮内タカユキ キャラクターソング ・ 挿入歌
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【ちょうでんしばいおまん】 超電子バイオマン 1984年から翌年にかけて放映された、スーパー戦隊シリーズのひとつ 悪い地球人を宇宙の(とある星から授かった)パワーで倒すという斬新さが特徴。 また、女性戦士が二人になったのはこの作品が初である。 他にも巨大ロボット戦を重視したところも特色として挙げられる。等身大戦は使い捨て怪人ではなくレギュラー幹部と繰り広げる。 あとスーツのデザインがめっちゃかっこいい。あれはかっこいい。平成でも全然通じるスタイリッシュさ。 バイオロボのデザインも赤白黒でシンプルかっこいい。 OP・ED共に宮内タカユキ氏が担当。かっこいい。かっこいいだらけだ。 バイオマンのキャラクター 高杉辰吾(グディーンヅー) 滑舌の悪さがすごい。彼の滑舌はオンドゥル星人やマジイエドーに受け継がれている。 ついでにネタ人気も高い。 バイオロボのコア部分にスパナを置き忘れ、それが回路にぶつかり、ロボにエネルギーが回らなくなる →俺が代わりに!と回路の端と端を持って電流を通し、その場はなんとか逃げる →感電し気絶する →ピンクが用意した謎薬草をすり潰したものを口に入れられ復活 サブタイトルが殺人者グリーン 人間に擬態したロボットを倒したグディーンだが、その人間の息子に殺人犯と間違われて自信を無くす…といった内容 ちゃんとロボットだったんだろ?ならいいじゃないか と仲間に励まされるも 「でもあれは爆発しちまったんだ!人間じゃない証拠もない!」と発言。 人間は爆発しません。 グリーンツーブレーンアクションなる戦法で雑魚を蹴散らすが 全くブレーンらしさはない 小泉ミカ(イエローフォー) 10話で非業の死を遂げる。どうやら女優が失踪したらしい。 南原竜太(ブルースリー) いやその名前がやりたかっただけちゃうんかと 最近はいない青二才属性のブルー。超電子イヤーの使い手。袖はない。 桂木ひかる(ピンクファイブ) 夜の遊園地でコーヒーカップに乗りながらフルートを吹く不思議なピンク 郷史郎(レッドワン) リーダーシップ溢れるよくある昭和レッド。動物の声が分かる。 海賊戦隊映画にも登場。 矢吹ジュン(イエローフォー)※2代目 バイオマンになれるとわかった途端周りの扱いが一変する。胸はない。先輩は真田広之。 サポーター ピーボ バイオ星からやってきた男の娘ロボット。声優は旧のびた君 7~8話の狂乱っぷりはやばい。 バイオ星はもう… グディーンヅーだけ長いww主役は彼か -- 兎角 (2012-07-03 09 36 22) グディーンヅゥー=主役 -- 能島 (2012-07-03 11 52 23) 名前 コメント
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原曲・宮内タカユキ 作詞・康珍化、作曲・加瀬邦彦、編曲・矢野立美 スーパー戦隊シリーズ第8作目「超電子バイオマン」OP曲。 【登録タグ 1984年の楽曲 スーパー戦隊 宮内タカユキ 特撮 超電子バイオマン】 カバーした声優 佐久間紅美
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このページはこちらに移転しました 宇宙戦士バイオマン 作詞/492スレ110 緑の故郷を 後にして 遥かな宇宙へ 旅立つ君は 母なるこの星 守るため 明日を求めて 戦う男だ あぁーいつの日か 悪魔星人倒すまで 今日も君は行く 君は行く 戦え 正義のバイオマン 守れ 故郷の人々を 必殺 バイオスラッシュだー 碧き瞳を 輝かせ 紅の空へ 旅立つ君は 闇のカーテン 開くため 光を求めて 戦う男だ あぁーいつの日か 悪魔皇帝倒すまで 今日も君は行く 君は行く 戦え 正義のバイオマン 守れ 宇宙の人々を 必殺 バイオバスターだー