約 2,206,704 件
https://w.atwiki.jp/nomoreheroeswr/pages/27.html
主人公には3種類のヒーロータイプがあります。 最初に選択したヒーロータイプは変更できません。 アサシン(Assassin) 斬撃系の殺し屋で刀による攻撃 ヒットマン(Hitman) 射撃系の殺し屋で銃による攻撃 グラップラー(Grappler) 掴撃系の殺し屋で拳による攻撃 ノーモア★ヒーローズ レッドゾーン エディション【CEROレーティング「Z」】 - PS3 NO MORE HEROES(ノー・モア・ヒーローズ) 特典 メタル“ビーム・カタナ"アクセサリー付き - Wii ノーモア★ヒーローズ 英雄たちの楽園 - PS3 ノーモア★ヒーローズ2 デスパレート・ストラグル(限定コレクターズBOX「HOPPER'S Edition」) - Wii ノーモア★ヒーローズ 公式ガイド UAAランカーズバイブル
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/8112.html
ノーモア★ヒーローズ 【のーもあひーろーず】 ジャンル 殺し屋アクションアドベンチャー 対応機種 WiiNintendo SwitchWindows(Steam) 発売元 マーベラスエンターテイメント 開発元 【Wii】グラスホッパー・マニファクチュア【Switch/Win】Engine Software 発売日 【Wii】2007年12月6日【Switch】2020年10月28日【Win】2021年6月10日 定価 【Wii】7,140円(税込)【Switch/Win】2,178円(税込) プレイ人数 1人 レーティング Wii CERO D(17才以上対象) Switch CERO Z(18才以上のみ対象) 判定 バカゲー ポイント Wiiリモコン+ヌンチャク連動の爽快アクションおバカ要素が満載なイカれ気味の世界観退屈なワールドマップとやや単調なゲーム性 ノーモア★ヒーローズシリーズ 概要 ストーリー システム 評価点・おバカな点 賛否両論点 問題点 総評 移植 余談 俺様の物語が始まる 概要 2007年にマーベラスエンターテイメントから発売されたアクションゲーム。 開発は、『シルバー事件』や『killer7』などで知られ、極めてアクの強いゲーム性またはゴア演出を得意とするグラスホッパー・マニファクチュア。 監督・脚本は上記作品同様に須田剛一氏。キャラクターデザインは『勇者30』や『ファイアーエムブレム 覚醒』でお馴染みのコザキユースケが務めている。 本作はビーム・カタナと多彩なプロレス技を駆使し、10人の上位ランカーたちと死力を尽くして激しいバトルを繰り広げる殺し屋アクションである。 主人公は米国暗殺者協会(UAA)第11位の殺し屋に認定されたトラヴィス・タッチダウン。 アメリカ西海岸を彷彿とさせる街・サンタデストロイを舞台に、さまざまなミッションを受けつつ、全米殺し屋ランキング1位を目指していく。 これまで須田氏の作品はADVがメインで、アクションと言えば独自性の強いASTG『killer7』ぐらいだった(*1)。 しかしキャラゲーでは『サムライチャンプルー HIPHOPサムライアクション』や『BLOOD+ ONE NIGHT KISS』と言ったチャンバラもの(*2)も手掛けている。 本作はそれらのような激しくスピーディーなアクションを氏の作る世界観で染め上げた意欲作と言える。 ストーリー 見知らぬ、マブイ女と朝まで飲んじまったのがキッカケだった。 あれよあれよという間に全米殺し屋ランキング11位に認定されちまった俺…。 早い話が、ランキング1位を目指せってことらしい。 俺の町、俺のビーム・カタナ、俺のライバル、俺の女。 こうして、イカれた俺の"殺し屋物語"が始まった。 (公式サイトより引用) システム ゲームシステムは極々単純。時折ミニゲームのような戦いが挟まれることもあるが、基本はWiiリモコンとヌンチャクでビーム・カタナを手に群がる敵をなぎ倒し、各ステージボスの撃破を目指す。 Aでビーム・カタナによる斬撃、Bで打撃攻撃を繰り出す。ABそれぞれ長押しでタメ攻撃も可能。両方ともWiiリモコンが上向きか下向きかによって上段攻撃と下段攻撃に変化する。 Bを2回押しでスープレックス投げ技、投げでダウン中の敵の上に立ってAでダウン攻撃、Zでロックオン&ガード、ロックオン中に十字ボタン入力で回避、①ボタンでビーム・カタナの充電モード移行、充電モード中にWiiリモコンを縦に振っての充電が基本操作となる。 相手に瀕死級のダメージを与えたり気絶している敵への投げ技に成功すると画面内にコマンドが指示され、時間内に成功させれば大ダメージを与えられる。 また、トラヴィスのビーム・カタナと敵の攻撃がかち合うと鍔迫り合いが発生。Wiiリモコンをグルグル回転させて押し勝てばビーム・カタナでの追撃チャンスが発生する。 画面右側にはビーム・カタナの電力ゲージが表示されている。攻撃を当てたりガードが発生する度に減少し、ゲージが無くなるとビーム・カタナでの攻撃とガードが行えなくなる(*3)。 敵を倒すとスロットが回り、全て同じ絵柄が揃うと「ダークサイドモード」が発動。画面右上の虎がゴールするまでの間、トラヴィスが何らかの強化を得ることができる。 次のランカーに挑戦する為にはUAAにお金を振り込む必要がある。お金はサンタデストロイの町の各地で受注できるミッションをこなすことで貯めることができる。 その他、お金を使ってトラヴィスのコスチュームや「ナオミ研究所」での新装備の購入、「サンダー龍興業事務所」でのトレーニングによるステータス強化に充てることもできる。 ミッションは「職業不安定所」で紹介される表の仕事・バイトミッション、「K-ENTERTAINMENT」での裏の仕事・殺しのミッション、町中の各地に点在し、一撃食らったら即終了のフリーファイトミッションの3種類がある。 バイトミッションはミニゲーム形式、殺しのミッションはアクションステージとなる。 後者の方が報酬が大きいが、こちらを受けるにはまず表の仕事(*4)をこなして信用を勝ち取る必要がある。殺し屋とて最初から荒稼ぎなどできず、まずは地道にコツコツと働かなければならないのだ。 エントリー料を振り込むとイベントが発生し、ランキング戦の会場(アクションステージ)の場所が指示される。 会場に着いてもすぐにランキング戦には挑めず、群がる雑魚を切り伏せながら進み、ランカー(ボス)の待ち受ける最深部を目指さなければならない。 ランカーを倒すとトラヴィスのランキングが上がり、さらに上位のランカーに挑戦できるようになる。これを繰り返してゲームを進める。 サンタデストロイの町はオープンワールドになっており、トラヴィス愛用のビッグスクーター「シュペルタイガー」での移動が基本となる。 スピードを出しすぎて壁にぶつかると転倒してしまうがペナルティなどは無く、トラヴィスもシュペルタイガーも全くの無傷で何事もなかったかのようにすぐ再発車できる。 一般人も歩いているがシュペルタイガーが近くを通ると驚く程度で、『GTA』などのようにこちらから危害を加えることはできない。 収集要素は上述した衣装の他、飲んだくれ親父のロビィコフから教えてもらえる「スペシャル技」やランキング戦のステージに隠されている「トレーディングカード」の他、様々なお宝が手に入る「UAA埋蔵金発掘」がある。 「スペシャル技」はボタン入力で繰り出す新技や「ミニマップ上に敵の位置が表示される」「ステージクリア時のボーナスが増える」などと言ったもので、取得すれば有利に進められる(*5)。 評価点・おバカな点 簡単な操作と爽快な戦闘 操作性は単純ながら、剣をズバズバ振って敵を倒していく爽快感は効果音や演出なども相まってかなりのもの。レーティングはCERO D(17歳以上対象)だが、倒した敵は炭になって消え去るだけなので出血耐性がない人も安心。ムービーでも同様で、倒されたランカーはやはり炭化していく。 ただし、これは日本含む一部の国の規制によるもので、無規制の北米版では夥しい血しぶきに首チョンパや縦に真っ二つなど、激しい流血表現とゴア描写があり、断末魔も「ヴァァァァァッ!!」と言った感じの壮絶なものが追加される。日本でも後の他機種への移植版(後述)や後のHDリマスター版では規制が取り払われている。 『killer7』や後の『LET IT DIE』のようにオーバー気味に作られており、死体は金をまき散らしながら爆発するように消滅するので、リアルさはそれほど無いが。 ともあれ、炭化表現は本作のハチャメチャな世界観にマッチした演出となっており、須田氏も「無規制のゴア表現が決定版なのか」という質問に対しては肯定せず、この演出が「よりエキセントリック」で好きだと語っていたほどである。 雑魚相手の戦いはさほど考える必要もないが、ボスであるランカーは独自の戦法をとってくる上に攻撃が通るタイミングが限られているため、一筋縄ではいかない。 とはいえ最低難易度のSWEETならゲームに不慣れな人でも然程詰まることなくクリアできる程度の難易度。一方で最高難易度のBITTERだとチュートリアル扱いの初戦ですら完全に殺しにかかってくる難しさになる。難易度によるストーリーの違いは無いのでプレイヤーの力量に合わせたプレイができる。 敗北してもステージ道中やボス戦前のチェックポイントからコンティニューが可能。その際には画面をぶった切る演出が入り、再挑戦にも気合が入る。 グラフィックは独特の陰影が印象的なアメコミ調で、ボイスも全て英語。『killer7』をより洗練させたような形で、世界観に良く合っている。 説明書もアメコミ形式と言うこだわりっぷりである。表紙にいきなりランカーの1人であるアメコミヒーロー風キャラがデカデカと大袈裟な英語書き文字と共に描かれているのも意表を突く。 随所に挟まれるメタ発言やコミカル要素、下ネタがアメコミ調のグラフィックやハードな世界観と組み合わさってカオスな様相を醸し出している。 過去の須田作品(とりわけ『花と太陽と雨と』と『killer7』)でも時折見られたバカゲー要素をひたすら突き詰めた作品と言える。 OPムービーから「テレビの前の兄弟、そろそろAボタンを押してくれ」という発言が飛び出す、「電車の中で居眠りしたら何故か夢の中でミニゲームが始まる」「レーティングの問題があるからシーンを早送りにする」など。 まずゲームを開始すると、主人公が今回の戦いに身を投じた経緯と言った導入部を全て「前回のあらすじ」の如くモノローグで流すという時点で常軌を逸している(*6)。 セーブポイントはトイレ。セーブから抜ける際はちゃんと水を流す。 この時便座に座るトラヴィスを前から映す構図となるが、セーブを行うかの選択肢が股間を上手に隠すように表示される。 メニュー画面やステージ中のアイコン、アイテム表示は『勇者30』の如く粗い平面のドット絵で描かれるのもまたシュール。 ダークサイドモードは、例えばバッタが揃えばストロベリー・オン・ザ・ショートケーキが発動し、トラヴィスが超サイヤ人褐色肌の金髪の姿に変化。スピードが大幅に強化され、敵を次々と撃破できるようになる。 「ロビィコフにスペシャル技を教えてもらうには7つのロビィコフボールを持って行く必要がある(*7)」「町中でBボタンを押すと物凄く速く走れるスペシャル技 "Memory of Child"」「ビーム・カタナ充電時は画面内のトラヴィスも股間のあたりでビーム・カタナを一生懸命縦に振る」「街中のゴミ箱からお金や衣装が入手できる」「ノーマルエンドのスタッフロールがどう見てもス〇ー・〇ォーズ」など、挙げだせばキリがない。 敵ボスであるランカーも一筋縄ではいかない個性派揃い。 明らかに浮きまくっているデザインのキャラも居るのだが、主人公自身が重度のオタクということもあり、妙に調和している。 いかつい男ばかりではなく、老若男女イロモノと、様々なランカーが待ち受ける。寧ろ、いかにもな「殺し屋」のイメージに沿ったキャラなどほとんどいない。 ふざけただけではなく、須田氏特有の複雑且つセンスに溢れた深みのあるシナリオも健在。 過去の須田作品に比べれば解り易い作りで、どっからどうみても本作がバカゲーであることは疑いようはないのだが、殺し屋同士の会話は部分的に取り出してみるとハードボイルドさや殺し合いへの虚しさ、殺しの道を選んだ者の業の深さを感じるセリフもあり単にギャグ連発というわけでもない。本作もまた、血の海を全力疾走する須田ワールド全開と言えるだろう。 ラストバトルでは須田作品御馴染みの、主人公やプレイヤーの「当たり前」を覆す衝撃の展開が待ち受ける…が、そこはやはり『ノーモア★ヒーローズ』で、ナンセンスなギャグも織り交ぜ、シリアス一辺倒にはならない独特の味を醸し出している。 極め付けは条件を満たした際に戦える真ラスボスとのやり取りと、その後の真のエンディング。最後の最後までプレイヤーを笑いと困惑で翻弄したまま、無茶苦茶な結末を迎える。このノリは完結まで徹底されている。 ゲーマーをうならせる演出も多い。 ボス戦前にクライアントから電話がかかってきてトラヴィスが電話を耳にあてるが、この電話の音声はWiiリモコンから再生される。 そのため、プレイヤー自身もトラヴィスと同じ姿勢で、同じ音声を聞くような恰好になる。スピーカーつきゲームコントローラーの使い方としては特筆ものだろう。 他の例に漏れず、日本国内版はゴア表現が規制されているが、それを逆手にとってむしろ残虐な演出として逆転させている珍しい例がある。 ショウステージが舞台となるボス戦の勝利後カットシーンにおいて、ボスが回転ノコギリで真っ二つに刻まれることになるのだが、海外版ではきっちり斬られるところまで映す。 それ対し、日本国内版はボスの悲鳴とともにステージの幕が閉じるようになっている。想像の余地で却ってグロい印象を与える粋な演出と言える。 賛否両論点 最強装備が非常に高額 本作の最強装備は3位撃破後に購入可能になる「椿Mk-Ⅲ」にカスタムの2種類を終えた物なのだが、それまでの装備の必要費用が25万程度だったのに対し、武器本体とカスタムパーツを全て購入するには160万という大金が必要になる。 本体だけで48万が必要。出力アップパーツは10万だが、電力無限化のカスタムパーツが99万も掛かってしまう。ちなみに全武器の入手がトゥルーエンドの条件でもある。 一応陳列可能タイミングと同時に解放可能になる「稼ぎやすい殺しミッション」もあるが、そのミッションの出現条件が「サソリ駆除のアルバイトで銀以上」という、慎重さが求められる内容(*8)になっている。また、このミッションでもそれなりに反復は必要。 無論、性能面は苦労に見合っただけの性能がある。 通常攻撃は若干隙があるが、トドメ攻撃は縦方向の物ですら巻き込み性能が高く(*9)、下段溜め攻撃とそこから派生する連撃は早い上に広範囲、さらに溜め攻撃の仕様でモーション中無敵&ガード不可(*10)と、全パーツを入手した後の性能は正に「最強」と言うほかない。 また、電力無限パーツを入手しないなら60万も必要無い。無くても充分強く、トゥルーエンド到達も可能なので、ここはもうやり込みの域だろう。 問題点 サンタデストロイの町がオープンワールドである意義が薄い 特に序盤はできることが少ないため、わざわざオープンワールドにする必要があったのかと感じることが多い。 仕事を受けた後の現場までの移動(帰り道含む)をプレイヤーが行わなければならない点や、セーブポイントであるトイレが自宅とランキング戦のステージにしか無い点も退屈さを助長させている。 一応帰り道に関しては「トラヴィスが川や海に突っ込むとシュペルタイガー共々拠点に戻される」という仕様があるので、一仕事終えたら大海原へと身投げすればショートカットできるが、この仕様は説明書などに記載されていない裏技(*11)である。というかこんなものが正規であってたまるか。 もちろん行きは自力なのは変わらず、水場がない場所ではこのテクニックが使えないため根本的な解決には至らないが。 ミッションも失敗時はすぐに再挑戦できるが、達成した後で再挑戦したい場合はまた受注に戻らなければならない。この往復が地味に面倒である。 特に「バッティングで敵を倒せ」というミッションは何度も挑戦してコツを掴む必要があるにも拘わらず、1回のミッションで挑戦できる回数は僅か3回なのでその都度往復が必要であり、練習も一苦労である。必須ではないとは言え、ゴールドのコンプリートを目指す人にはきつい。 新武器の陳列条件が分かりにくい その条件と言うのが「ナオミに特定のアイテムを渡し、リアルタイムで10~20分後に再び研究所を訪れる」というもの。 「リアルタイムで時間が経過した後」という条件が具体的に示されない事もあり、他の行動をしに行ったまま忘れてしまうユーザーも。 良くも悪くもゲームの流れが単調 本作はランキング戦 → 何度もミッションをこなしてお金を貯める → ランキング戦という流れを繰り返していく内容になるため、上述した内容もあってストレスが溜まりやすい。 ボスまでの道のりは群がってくる雑魚を斬り伏せていくだけ。時折、ステージ特有のギミックやイベントも挟まるが、基本やることは同じなので単調さを解消できているとは言い難い。結果、ゲーム全体で見ると濃いのはボス戦ばかりということに。 開発陣も自覚していたのか、後半になるとステージが短くなったりミニゲーム的な演出だけで大部分を占めたりなどで、まともなアクションステージがほとんど無くなっていく。 テンポは良くなるが逆に言えばすぐに話が進んでしまう。逆にエントリー料や武器代、トレーニング代の高騰でバイト関連に掛ける時間は増えていく。 ダークサイドモードはイベントが発生すると途切れてしまう。 そのため、周囲の敵を全滅させたタイミングで突入すると完全に無駄に終わる。運が悪いとそんなケースばかりという事も。 セーブデータは複数作れるが、ゲーム起動時は強制的に最新のセーブデータからの再開になり、どのデータから再開するかは選択できない メニューの「DATA」の項目から選択できるのだが、普段あまり使う機会がない上に場所が分かりづらいこともあり、トゥルーエンドを見ずにノーマルエンドでクリアデータを作ってしまった際に絶望してしまうプレイヤーも。 しかも、何故か本作はエンディング後のクリアデータ作成がキャンセルできない。セーブ画面を抜けるにはクリアデータをどこかにセーブするか、ゲームを終了するしかなく、前述のような事態になりやすい。特にクリア前のデータを全て上書きしてしまった場合は尚更。 ステージ中では収集要素であるトレーディングカードが存在するのだが、これがプロレスラーのマスクというマニアックなもの。 須田氏が熱狂的なプロレスファン(*12)であり、須田作品には必ずと言っていいほどプロレスネタが盛り込まれているが故だが、プロレスファン以外にはイマイチ収集意欲が湧かない。 次回作ではトラヴィスがハマっている萌えアニメ「ビザールジェリー」グッズが集められるようになった。一方で別の問題も発生したがそれは当該記事にて。 Wiiリモコンの電池消費が激しい リモコンを振るう動作の入力時にリモコン側からも音が出るのだが、その振るう機会が多いせいでリモコンの電池消費が他のソフトに比べて結構早い。 モーテルの階段を降りた直後にカメラがトラヴィスの背後に回るため、モーテルの階段付近の操作性が悪い。 乱戦になると処理落ちが発生する。特に狭い空間で多人数を相手取るタイプの殺しのミッションで顕著。 総評 ゲーム全体の流れは単調ながらも戦闘の爽快感は抜群で、本作が放つ独特の魅力もあり、虜になったユーザーは少なくない。 決して万人にお勧めはできないものの、世界観やグラフィック、本作独特のおバカ要素が気に入ったのなら是非遊んで頂きたい一作である。 移植 PS3 / 360版『ノーモア★ヒーローズ 英雄たちの楽園』 2010年4月15日に発売されたHDリマスター版。移植を担当したのはフィールプラス。 グラフィック向上はもちろんのこと、中井和哉氏(*13)らによる日本語吹き替えの追加、ボス戦のデモシーンのギャラリー機能、スロットで得た必殺技のストック機能などが追加された。 しかし、極長ロード&フリーズバグ&音ズレ地獄という有様(*14)であり、結果として2010年クソゲーオブザイヤー据置部門にノミネート。最終的に選外となったが、次点になってもなんらおかしくない代物であった(参照)。 また、Wiiリモコンの直観操作による爽快感がコントローラーのスティック操作になったことで失われてしまい、テンポの悪い動作を雑魚敵1体を倒すたびに毎回行わなければならなくなった。 さらに、街の北側の区域に行けなくなっており、マップが狭くなっている。ロード時間の速度向上の為に削除したそうだが、むしろ長くなっているのでもはや劣化としか言いようがない。アプデも行われたが、対応されたのは音ズレバグのみ。そこだけ直されても…。 なお、PS3版のレーティングはWii版同様CERO Dとなっているが、360版は表現が海外版準拠のためレーティングがCERO Z(18歳以上のみ対象)に上がっている。 PS3版『ノーモア★ヒーローズ レッドゾーンエディション』 2011年7月21日発売に発売されたHDリマスター版。表現が海外版準拠となりレーティングがCERO Zに上がっている。 『英雄たちの楽園』で問題になったロード時間やバグ等の諸問題は修正され、さらなる追加要素も実装されている。また、PS Moveに対応しておりWii版同様の直観操作による爽快感が味わえる。 一方、こちらは日本語吹き替えが廃止されWii版同様に英語音声+日本語字幕となっている。なお、シリーズで日本語吹き替えが実装されたのは前述の『英雄たちの楽園』のみとなっている(*15)。 ちなみに、海外ではこの『レッドゾーンエディション』が、『No More Heroes Heroes Paradise (英雄たちの楽園)』として国内同様PS3版のみ発売されている。 なお、『レッドゾーンエディション』限定のDLCとしてキャラクターのモデルやモーションを鑑賞可能な「ビューアーモード」があり、そこではシルヴィアの全裸を見ることができる(*16)。配信終了につき現在は入手不可。 + 『レッドゾーンエディション』限定の過激なDLC ※エロ注意 Switch / Win版『No More Heroes』 シリーズ新展開に合わせ、続編と共に発売された久しぶりのHDリマスター版。 Switch版は2020年10月28日にダウンロードソフトとして配信開始。パッケージ版は翌年8月27日に発売された『3』の限定版にのみ付属している。 移植は同じく須田作品である『killer7』のWin版移植を担当したオランダのEngine Softwareが担当している。 海外向けリマスターのローカライズであるため、タイトルにもお馴染みの『ノーモア★ヒーローズ』の表記が無い。 必然的に表現も海外版準拠であり、国内任天堂版では初のCERO Z扱いの移植となっている。 Joy-Conを使った体感操作への対応及び解像度の向上が行われており、常時60fps化による滑らかな挙動とPS3/360版とはうってかわって完璧な仕上がりとなっている。 価格も2,000円程度とお求めやすい。今からプレイするならこちらがオススメだが、無規制なので残虐表現に耐性の無い人は注意。 ただし、あくまでオリジナル版準拠で『英雄たちの楽園』『レッドゾーンエディション』の追加要素は無い。 2021年6月10日にはWin版がSteamで配信開始された。 余談 本作以降、須田氏の作品は『ロリポップチェーンソー』『KILLER IS DEAD』『月極蘭子のいちばん長い日』など、ぶっ飛んだ世界観のバカゲーに吹っ切れた作品が多くなっていく。 真のエンディングのラストでは、ヒロインのシルヴィアが「続編はないよ。エヘヘ」と言って終わる…と思いきや、最後にはデカデカと思いっきり「TO BE CONTINUED」と表示される。どっちなんだと突っ込んだプレイヤーは数知れずだろう。 実際は続編『ノーモア★ヒーローズ2 デスパレート・ストラグル』が発売されることになる。当初より本シリーズは3部作の構想だったらしく、やはり後者の方が本気だったようだ。 なお、『英雄たちの楽園』では『2』が既に北米で発売済みのためか「続編はないよ」の台詞が「ねえ、君。運が良ければまた会おうね」に変更されている。 Switch版はオリジナル準拠であるため、既に『2』も『TSA』も存在するにも拘わらず、そしてSwitch版『2』と同時発売にも拘わらず、「続編はないよ」に戻っており、完全にツッコミ所の大嘘になってしまっている。だがそれすらネタと思わせるのが『ノーモア★ヒーローズ』である。 同じく須田作品の『花と太陽と雨と 終わらない楽園』にて、「ホテル内の忘れ物51個を全て入手」「万歩計で51万歩以上カウントする」という条件を達成すると、トラヴィスの衣装が入手できる。 『戦国BASARA3』及び『戦国BASARA3 宴』にて、『英雄たちの楽園』でトラヴィスの吹き替えを担当した中井氏が演じる伊達政宗の第5武器に、ビーム・カタナとシュペルタイガーがデザイン元になった「暴走無頼剣」がコラボ装備として登場した。 攻撃力こそワンランク上の武器があるものの、属性が付与されているのに加え、ダッシュ時の速度にプラス補正がかかるという専用の仕様がある。 オリジナル版のみ「シャイニングスパイラルウンコ」の空耳で話題になった、元気ロケッツの「Heavenly Star」のPVが収録されている(*17)。 自宅で観ることができる他、作中でもナオミ博士の研究所などで「Heavenly Star」が掛かっているシーンがある。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/8735.html
ノーモア★ヒーローズ3 【のーもあひーろーずすりー】 ジャンル 殺し屋アクションアドベンチャー 対応機種 Nintendo Switchプレイステーション5プレイステーション4Xbox Series X/SXbox OneWindows(Steam) 発売元 マーベラス 開発元 グラスホッパー・マニファクチュア 発売日 【Switch】2021年8月27日【PS5/XSX/PS4/One】2022年10月6日【Win】2022年10月12日 定価(税抜) 通常版 6,800円KILLION DOLLAR TRILOGY 9,800円 プレイ人数 1人 レーティング CERO Z(18才以上のみ対象) 備考 限定版は『1』と『2』のパッケージ版が同梱 判定 バカゲー ポイント アクションゲームとして超パワーアップ滅茶苦茶な物語も(悪い意味でも)超パワーアップオープンワールド (後追いで)日本語音声が復活『ノーモア★ヒーローズ』シリーズ完結編(現状) ノーモア★ヒーローズシリーズ 概要 ストーリー 特徴 評価点 おバカな点 賛否両論点 問題点 総評 余談 その後の展開 宇宙まるごと大決戦!! 概要 アバンギャルドな作風で世界的にコアなファンを持つゲームクリエイター・須田剛一氏の代表作『ノーモア★ヒーローズ』シリーズの最新作にして(現状の)完結作。 キャラクターデザインのコザキユースケ氏、サウンドデザインの福田淳氏と言ったお馴染みのスタッフに加え、メインコンポーザーに俳優兼ドラマーである金子ノブアキ氏を起用している。 『ノーモア★ヒーローズ2 デスパレート・ストラグル』までは全米最強の殺し屋ランキングに挑む…という内容だった。 だが、本作はそこからスケールアップして地球侵略に訪れた宇宙人から地球を守るため、銀河系No1を目指しランキングに挑むというハチャメチャなストーリーになっている。 『2』は開発国でありながら日本での発売が大幅に遅れてしまったが、今作は全世界同時発売であり、ゲーム内の表現も国内外で共通となっている(後述)。 当初は2020年に発売する予定だったものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で開発体制の変更を余儀なくされた。 その後、開発体制が整った後も製品クオリティを考慮し、2021年に発売を延期することになった経緯を持つ。 ストーリー 全米No1の殺し屋 トラヴィス・タッチダウンは隠遁生活を終え故郷であるサンタデストロイへと帰還し自堕落な毎日を送っていた。 そんなある日、銀河の彼方から突如として地球にやって来た極悪宇宙人である "ジェフ・パディスト・6世"、通称 "FU(フー)"。 圧倒的な力を持つ彼は瞬く間に政府要人を殺し地上を焼き払い、配下の宇宙人たちと共に「地球征服」を宣言した。 そして、FUは地球侵略の余興として銀河系スーパーヒーローランキング戦を開催する。 トラヴィスは守るべき物のため、三度ビーム・カタナを手に取りランキングに挑む。 今ここに最強地球人VS最強宇宙人軍団による最終戦争が始まるのであった。 特徴 前作『Travis Strikes Again No More Heroes』は見下ろし視点アクションゲームとなっていたが、本作は『1』『2』同様のTPS視点の3Dアクションゲームに戻った。 操作デバイスこそWiiリモコンからJoy-Conになったが基本的な操作自体も『1』『2』に近い物になっており、トドメスラッシュやプロレス技時の体感操作も復活した。 ゲームの流れとしては『2』よりも『1』に近い物になっており、トラヴィスを操作して街中を探索するフィールドマップが復活した。 『2』ではランキング戦に挑むのが無料だったが、本作は『1』同様ランカーと戦うためには指定された額のお金を納めるように戻った。 地球侵略を目論む極悪エイリアンが相手なのに律義にいつものランカー戦をやるのかと疑問に思うかもしれないが、その理由も作中で語られている(*1)。 『1』『2』のバイトミッションは無くなり、代わりにマップの各所で依頼を受けるサブクエストとしてボランティアミッションが登場した。アルバイトではなく、あくまでボランティアである。報酬込みの。 『1』の殺しのミッションや、『2』の復讐ミッションに代わるフリーバトル「防衛ミッション」が登場。 アクションゲームとしての作りもガラリと変わっており、雑魚を切り伏せて進むアクションステージが廃された。マップの各所に雑魚・中ボスと戦える「指定試合」が存在し、指定された回数以上戦うとボス戦専用のマップに直接アクセスできるようになった。 指定試合はアイコンが赤と青が存在し、「赤・青・青」「赤・赤・青」などエピソード毎にランカーに挑むために必要な色とその数が異なる。赤は必ずクリアしなければならない「必須試合」で、青は余分に配置されている「任意試合」となる。 未クリアの指定試合は次のエピソードでも挑戦可能だが、こちらはクリア条件に影響しない。 マップ上のショップやミッションを示すアイコンは最初は「?」になっているが、実際に訪れるか、付近の公衆トイレの掃除をすると表示されるようになる。 ただし、指定試合の場所は大まかな範囲しか表示されないため、実際に探す必要がある。 これ以外にサブイベントも存在し、こちらでは『TSA』内の「Travis Strikes Back」同様のレトロなADVスタイルで展開される。 戦闘パートは上記の通り『1』『2』に近いTPS視点だが、操作方法やシステムは『TSA』の要素が多く盛り込まれている。 弱攻撃、強攻撃、ジャンプ、回避行動(*2)、デススキルなど、基本操作は『TSA』を踏襲している。それでいてガード、ロックオン、上述した体感操作なども復活しており、『TSA』寄りの操作性で『1』『2』に近いチャンバラを楽しめるものとなっている。 デススキルは「5個以上存在するチップの中から4つ選び使用する。チップはシナリオの進行の他マップの探索でも入手可」という仕様だった『TSA』とは違い、「シナリオの進行で順次解禁される全4種類のスキル。それ以上は種類は増えない」という仕様になった。 打撃攻撃は復活していないため、プロレス技を決めるにはコンボやデススキルをどんどん叩き込んで気絶させる必要がある。 ビーム・カタナの強化・交換要素がなくなり、ゲーム開始から同じものを使い続けるようになった。 新たに戦闘中に使える回復・バフ効果を持ったアイテムとしてSushiが追加された。 Sushiは各マップ及びボス戦前に屋台で購入可能。携帯していつでも食べられる代わりに効果はそこそこのテイクアウトと強化幅が大きい代わりに次の一戦で効果が消滅するイートインが存在する。 また、自宅地下のナオミ研究所でも出前を頼むことが可能。 本筋と関係ない収集アイテムとして『1』はプロレスマスク、『2』は「ビザールジェリー(*3)」グッズがあったが、本作ではデスマンカードとガチャポンフィギュアが存在する。 デスマンカードは作中作のゲーム「デスマン」に登場するキャラが描かれているカードで、街のあちこちに落ちている物を拾って入手する。 条件を満たすと「デスマン」も自宅でプレイ可能となる。 ガチャポンは特定のサブイベントを攻略すると拠点であるモーテル内にあるガチャマシンが解禁され、過去作に登場した敵や名場面を再現したフィギュアが入手できる。 『1』『2』の国内版はレーティングをCERO D(17歳以上対象)に抑える都合で「死んだ人間が黒い灰になって崩れ落ちる」という独特の規制表現がなされていたが、本作はCERO Z(18歳以上のみ対象)ソフトとして製作されたからか特に規制はなく、国内外双方のバージョンによる演出の違いはなくなった。 10年前に比べると国内も規制はかなり緩くなっており(*4)、前2作のSwitch移植版も国内ではCERO Zの無規制で発売されている。年月が経過した事による風潮の変化が大きいのだろう(*5)。 過去作同様「字幕と(英語音声の)キャラが言っていることのニュアンスが若干異なる」ことはあるがストーリー自体には違いはない。 当初は過去作同様に英語音声のみであったが、マルチプラットフォーム化の際に『英雄たちの楽園』以来の日本語音声も収録された。Switch版はVer.1.1.0へのアップデートで追加。 『1』からの続投キャラはいずれも『英雄たちの楽園』と同じ声優が演じている。 評価点 アクション部分が大幅パワーアップ。 ハードウェアの性能が上がったこともあって戦闘パートは常時60fpsでスピーディで滑らかな動作となっており、エフェクト・トラヴィスのモーションも視覚的にド派手な物になったため、爽快感アップ。 過去作では充電時に毎回足を止めて自家発電する必要がありいちいち隙が出来ていたが、本作では微量であれば足を止めないままチャージできるようになった。 また、プロレス技が成功すればカタナがフル充電されるようになり、これまで以上にプロレス技のメリットが大きくなると同時にうまく決め続けられれば途切れなくアクションを続けられる。 『TSA』より引き続き採用されているデススキルだが、本作では4つに絞られ4種ともに汎用性が高く使いどころを選ばない物になった。また、グローブに装着するチップでさらなる強化も行える。 前作のデススキルに存在した「4つしかセットできないにもかかわらず総数が多すぎる」「使える状況が限定的すぎるものがある」「発動時に潰されやすい」「リキャストタイムが長すぎる」という問題をいずれも解消している。 これにより、「出が早い弱攻撃で削りつつ相手が動き出したらデススキルで吹き飛ばして強制ダウンさせ、ダメージの大きい強攻撃でダウン値を溜め敵が気絶したらブン投げてトドメを刺し電力を回復し次の相手へ…」と言った具合に各要素を生かしたアドリブ・コンボ性のあるアクションをノンストップでバンバン使っていけるため、非常にテンポがよく気持ちがいいアクションを楽しめるようになっている。 一方、敵も宇宙人という事で人間とはかけ離れたトリッキーな攻撃を仕掛ける者が多く、バリエーション豊かになった上に手強くなった。 また、ステージが無くなり一戦毎に回復する仕様になったため、一戦に全力を注げるようになっており、それに合わせるかのように雑魚敵も一筋縄ではいかなくなっている。時代劇の斬られ役のようにバッサバッサと倒して行けた旧作と異なり一体一体が強いため、進化したアクションも併せて歯応えが味わえる。 後述の通りシナリオの流れに関してやや意見が分かれる部分はあるが、演出自体はピカイチ。 体感操作を用いてプレイヤー自身が相手の息の根を止めるというゲームとシンクロした演出も健在。 今回は上述の通り日本版も無規制になっており、過去作日本版(特に『2』)にあった不自然なカットやゴア表現の別物化も無く、ストレートに爽快感溢れる映像になっている。 その一方で、血の表現が「ノーマル」か「マイルド」かの選択が可能となっており、「マイルド」にするとRAINBOW、即ち虹色になる(*6)。 今作はトドメ以外に通常の被弾でもかなり血が出るのだが、KIRAKIRAの虹になってしまえば、派手な演出も相俟って残虐さ・グロテスクさは大幅に緩和される。ムービー時のゴア表現も無規制だが、これも虹と通常とでは全くと言っていいほど印象が変わる(*7)。 ちなみに、宇宙人勢は血の色が元よりピンクや紫だったり複数色だったりと特殊であり、トドメスラッシュの時は「ノーマル」でもカラフルな血が噴き出る。これが「マイルド」になると地球人含めた全ての者の血が虹になる。 『1』『2』の無規制版は首チョンパや人体切断にドバドバ噴き出る血の雨と、オーバーな残虐演出を(しかも生身の人間相手に)やっていたため、無規制版はきつ過ぎたという人や国内Wii版のコミカルな炭化演出に馴染んでいた人も安心(?)である。 最後の敵を殺害した際には画面が赤黒く染まりKILL(ボス戦では○○(ボス名) DEAD)と表示される演出が非常にクール。勝利のBGMも流れ、カタルシスのある演出になっている。 ボスごとに1エピソード仕立てとなっており、「いかにも」などこかの光の巨人風OPと80年代ロボアニメ的なEDが毎回必ず流れるようになっている。各ED後にはデフォルメ絵と共に「また見てね」と表示されるお約束の演出があり、次のエピソードに移る際にはこれまたどこかで見たような表示も…。 一部アニメーションパートは『SHORT PEACE 月極蘭子のいちばん長い日』にも参加していたAC部が担当している。そのAC部の作風が全開の6位戦は終始シュール且つカオスな展開になっている。 BGMは前作までの高田氏に代わって金子氏が担当しており、旧作と雰囲気の異なるものの新曲だけでも70曲近く用意されており、いずれも好評。 特に寿司屋ではやたらノリノリな曲「ITADAKIMASU」が流れ、来店の度に聴くことになるため非常に耳に残る。 各話のEDテーマ「プラハの夜」は金子氏が作曲のみならずボーカルも務めている。しかも章に応じて複数のアレンジが施されている。 序盤のランカー紹介シーンのBGMは金子氏が所属するRED ORCAの楽曲「Night hawk」のINSTバージョンであり、演出と共にこれから始まるランキング戦への戦意を高揚させてくれる。 さらに、この曲はラストバトルの一戦でも流れ、戦闘中の熱いイベントも相まっていやが上にも燃える演出になっている。 オープンワールドの改善・改良 フィールド探索は『1』では移動の面倒さや必要性の薄さから不評で、『2』でバッサリカットされていたのだが、本作では全体的に改善された上で復活した。 『1』はオープンワールドを用意しながらも基本はステージクリアタイプ、『2』はステージクリア型に特化したゲームデザインだったが、本作では逆にアクションステージの廃止と指定試合の導入で、オープンワールドの特色を活かしたデザインとなっている。 ルーチンワークのように同じ施設に通い、それ以外は精々アイテム探ししか探索する意義が無かった『1』に対し、本作では指定試合の捜索の他、フィールドのあちこちにボランティアの依頼人やTシャツをくれる友好的な宇宙人が居たり、フリーミッションが点在しているため、探索のし甲斐が出来た。 ミニゲームもフリーミッションも規定の施設から受けるのではなく、実際に発生場所に向かう形式なので、移動にもしっかり意味がある。 アイテム探しに関しても、ロビィコフボールぐらいしか無かった『1』に対して本作はジーンの子供、デスマンカード、植林場所と言った豊富な収集要素がマップの随所に散らばっており、オープンワールドらしい探し回る楽しみがある。 中にはラーメンの具材になるサソリを探す、宇宙人の抜け殻(どう見てもモアイ)を拳一つで破壊するという珍妙な物も 『1』ではパラメーターをアップする施設とナオミ研究所がモーテルを挟んで街の正反対に位置していたため行き来するのが面倒だったが、今作では(デスグローブのチップの作成やSushiの注文など本作の新要素も含めて)モーテルの地下に集約されている。 ファストトラベル、マーカーの設置と言ったオープンワールドの基本機能が搭載され、探索がしやすくなった。また、セーブポイントも各所に配置されている。 『1』では同じ街をゲームを通して行き来するだけだったが、今作ではいつものサンタデストロイに加えて4つの個性的なフィールドが追加され、計5つの多彩なエリアを持つオープンワールドとなった。 バイクはボタン一つでいつでも呼び寄せ可能。『1』でも運んできてもらうことが可能だったが、今作では瞬時に転送する形なのですぐに乗れる。ただし、転送場所は道路に限られるため、道から逸れた場所で呼び出すと付近の道路に現れる。 『2』ではフィールドもエントリー料もバッサリカットしたため、テンポと引き換えにボリュームを犠牲にしていたが、このように『1』の要素を改善しつつ復活させ、『2』ほどではないがテンポの良さも残しているため、テンポとボリュームを備えたある意味いいとこどりな作りになっている。 オープンワールドらしく、今作ではエンディング後もエンドレスでプレイが可能になっている。もちろん、いつも通りの周回プレイも可能なのでご安心を(*8)。 その他過去作からの改善点 過去作のミニゲームの中にはただの連打ゲーやタイミングよくボタンを押すだけ…と言うものがあったが、そうした単純すぎる物は廃されいずれも普通に遊べるものとなった。 『1』ではかなり意図的に稼ぎプレイをしないと後半のランキング戦に挑めなかったが、今回は指定試合やサブイベントをクリアしていれば普通に払える程度の金額になった。 主人公の強化には別のリソースを用いるため、振り込みの際にあまり残金を気にしなくて良いのもポイント。もちろん、Sushi購入には必要だが。 今作は中ボスクラスの強敵と何度も戦ったりと、難易度は高め(*9)。さらに『TSA』と違ってゲーム中に難易度変更は出来なくなった。 しかし、救済措置であるリトライルーレットとSushiが導入されているため、初心者でも詰みにくくなっている。 リトライルーレットは「攻撃力アップ」などの他、「その場復活」と言った強力なアシストがあり、しかも何度も負けているとルーレットが遅くなって目当てのアシストに止めやすくなる。 研究所の装置にアクセスすれば、倒した過去のランカーとも再戦が可能。リソース稼ぎにも利用できる。 ランカー戦前のシルヴィアからの電話が復活。『1』の時に比べると個人的な話題は少なく、ちゃんと対戦相手について解説してくれる。 おバカな点 そもそもこれまで一応は人間同士で戦っていたのだが、いきなり本作では宇宙人対地球人の大決戦になるというどこかのギャングチームばりのムチャクチャっぷり。 キャッチコピーは「宇宙まるごと大決戦」。最早、殺し屋の領分など霞んで見えすらしないほど遠くに飛び出している。と言うか、『ドラゴンボール』にそんなタイトルの映画がありませんでしたっけ? 個性派という言葉では言い表せない奇人変人超人まみれの「なんでもあり」なキャラクターも健在。 敵が宇宙人ということで、大ボス・FUを始め、従来に輪を掛けたぶっ飛んだ面子が揃っている。しかしそんなカオスぶりでも調和が取れているのが『ノーモア★ヒーローズ』の世界の不思議である。 FUは幼少期に地球に不時着し、出会った少年と心を通わせた末、彼の尽力で故郷に帰れたという感動的な過去を持ちながら、現在にて逆に地球侵略を目論むというぶっ飛んだ設定の悪逆非道キャラとなっている。言うなれば、侵略者になって帰ってきた『E.T.』である。 一方、悪の親玉で極悪人ながら、各ランカー戦前には対戦相手のランカーとの妙に人間臭いやり取りが描かれる。タピオカミルクティーを飲む、ダイナーで電話相手にブチ切れる、とんかつ屋で勝利祈願をするなどなど、憎き悪役のはずなのにどこか憎みきれない愛嬌も見せる。 相対するまで存在すら殆ど不明瞭だった『1』のジーン、仇敵ながら登場はラストバトルまでお預けだった『2』のジャスパー・バット・ジュニア、キャラ像が掴みにくかった『TSA』のジュブナイルと言った旧作の敵役(*10)と違ってイベントシーンに出ずっぱりであり、序盤から強い存在感を発揮している点も須田ゲーでは異質。 なお、冒頭ではFUの20年前のエピソードがジュブナイル作品風の暖かなタッチのアニメで描かれるのだが、何と本作の発表時には最初に『ノーモア★ヒーローズ3』であることを伏せてこのアニメだけ流している。その後、タイトルを公開し、世界中を困惑させたと言う。 お馴染みの主人公のトラヴィスも40を過ぎて中年に差し掛かったことで外見上は渋さが増したものの内面はあまり変わっておらず、ギャグ・シリアス双方で魅せてくれる点は変わらず。 『TSA』では舞台や演出の関係もあってか三枚目を抑えたクール且つ粋な面が強調されていたが、本作では感情を顕にする人間的な面やはっちゃけた三枚目部分が旧作に増して描かれている。 ゲーム開始時はラフな格好に前髪を下ろして髭を生やした、同一人物とはとても思えない姿で登場する。その後、フルアーマーモードへのHensinを経ていつものスタイルに戻る。しかし当初のラフな中年の恰好でのプレイも可能である。 シリーズヒロインのシルヴィアは『2』では意外な面を見せた末にトラヴィスと深い関係になり、『TSA』でもそれを感じさせる役回りだったが、今作では『1』の頃のような「掴み所の無い謎の女」の雰囲気が強く、またしてもトラヴィスとプレイヤーを終始翻弄する。 一方、何故か今回はそのランカー戦会場に合わせたコスチュームで登場し、時には大阪のおばちゃんスタイルで自転車を引いてきたり、ジャージ姿でゴミ出しをしたりと、イメージを崩す事も厭わない役者ぶりを見せる。年齢的にも違和感は無いし。 今作では、シリーズ過去作や近年の須田作品でお馴染みのコザキ氏に加え、何人ものイラストレーター、漫画家を招いている。多数のデザイナーによって生み出されたキャラが入り混じり、一層カオスさに磨きがかかっている。しかしそれでも調和が(ry 旧作のダークサイドモードではトラヴィスがスー◯ーサ◯ヤ人や本物の虎に変わっていたが、本作のフルアーマーモードではどっからどうみてもロボットにHenshinできるようになった。 強化形態であるフルグリーンモードの初解禁時はなんだかT字の物が飛び出して青緑色に変わるという何かを連想さざるを得ないような展開となっている。 デスグローブの強化チップの名前が前作はどこかの機動戦士染みたネーミングだったが今回は「タロウ」「ティガ」「ゼロ」…など、OP演出同様にどこかの光の巨人を彷彿させる名前になっている。 元々本作は2020年発売予定で延期したのだが、故に発売ギリギリまで調整できたのか「トリガー」まであったりする。 ボスマップの奇抜な演出も(後述のような賛否両論点のあるボスもあるにはあるが)引き続き好評。 宇宙空間でロボットバトル、アイドルのステージ、椅子取りゲーム、主観視点ホラーゲーム…などまさになんでもあり。また、ゲームルール自体が変わってしまいノーモア「らしい」解決法で突破する3位戦などは特に評価が高い。 最終章の展開はマーベラスネタ(*11)だの任天堂ネタだの、正にやりたい放題。特に後者は任天堂ハードで発売され、そして本シリーズが任天堂ハード発祥であることを最大限生かした演出と言える(*12)。でも後にマルチプラットフォーム化した。 最終決戦の最中には仲間達が一人ずつ駆け付けて敵にダメージを与えていくという、純粋に熱い展開(上述した「Night hawk」が流れる戦闘)もある。 トラヴィスの愛猫・ジーンは雄だった上に、突然シブい男性ボイスでしゃべるという設定が追加された(*13)が後付け感をさっぱり感じないほど非常にハマっている。 前作までは基本的に留守番だったが今作ではトラヴィスのデバイスの中に入る形で同行する事になり、ランカー戦のイベントでは姿を見せたり、戦闘中も画面外からアナウンスする。ストーリー上でもトラヴィスの良き相棒として色々とサポートしてくれるので、『TSA』のADVパートでのかなり生意気なキャラ付けと比較しても好感が持てる。 初めて出会った雑魚敵には児童誌風にトラヴィスとジーンが解説するという手の込んだカットが入る。 ただの猫だった『1』の頃のような戯れも可能。但し、ジーンも歳を重ねたので当時ほどは素直に遊んでくれない。また、体型は『2』時代のぽっちゃりに戻ってしまっている。 『2』ほど種類は無いが一緒に遊ぶ事もできる。喋れるようになった為に、失敗すると「へたくそ!」「ちゃんと投げろ!」などとストレートに罵倒されるが…。 そして追加された日本語音声では三木眞一郎氏のイケメンボイスで話すのでこちらもインパクト大。戦闘中の掛け声は特に気合が入っている。「スペシャルキルッ!」 ボランティアミッションもまたトンデモぶり。『2』のような8bitスタイルではなくなり、『1』のような普通の画面でのミニゲームになった。 ワニの跋扈する超危険な場所でゴミ拾い、ハイウェイを我が物顔で走る暴走族をバイクの体当たりでぶちのめす、戦車でワニが陸に上がってくるのを防ぐ(*14)と全体的にバカゲーテイスト満載な仕上がりになっている。ボランティアも変わったものである…。 フィールド上で人に話し掛けた際の会話画面は何故YouTubeのライブ配信風。 台詞はコメント欄のような形で表示される上、画面右上には視聴者数とコメント数が表示されるという無駄な拘りぶり。コメント数は台詞の数なのだが、視聴者数は一体…。 サブイベントではテキストADVが展開され、『TSA』のような豊富な須田作品ネタこそ無いものの、内容は理解し易くなっている。 思いがけない人情話もあり、『TSA』での三枚目を抑えたトラヴィスの粋な面を堪能できる。 と思いきや、抱腹絶倒のギャグもあったりと読み進めるのが楽しい作りになっている。 今作ではメニュー画面からメールチェックが可能だが、本編のメールだけではなくNetflixならぬNotflixからオススメ映画の紹介がスパムメール扱いで届くというネタも盛り込まれている(映画名はパロディ)。 賛否両論点 作風の変化 『TSA』を挟んだとは言えナンバリングとしては10年以上空いたことによる世相の変化や須田氏を始めとした開発スタッフが年齢を重ねたことによる思想の変化もあるのか、過去作とはやや作風が異なる印象を受ける箇所がある。 旧作は敵も同じ穴の狢且つ主人公側に「仇討ち」などの目的があっても、結局は「自らのエゴで同じ人間を殺して回る」内容で、その中で殺し合いの虚しさや無情さ、それでも戦い続ける事しか出来ない者達の悲哀を描いたハードボイルドな内容だったのだが、今作は「正義のヒーローが宇宙人から地球を守る」という創作物として正統派の世界観になっている。 そのため、旧作と同じテイストを求めていたファンからはやや不評を買う結果となった。この点も某ギャングチームの第4作と似ている。 逆に言えば後ろ暗さでバカ騒ぎに水を差される事が無く、気兼ね無しにおバカでド派手な戦いを楽しめるという事でもある。また、過去作の焼き直しになっていない点は評価できる。 一方、過去作キャラとの再戦関連のエピソードでは元の雰囲気を踏襲しているものもある。 一部の「やりすぎ」なメタギャグ メタギャグ自体は過去作でもやっているのだが、本作はある場面で特定の製作スタッフの個人名を名指するというギャグがあり、プレイヤー置いてきぼりの内輪ネタ感も感じなくはない。 そうでなくとも、今作は当たり前のようにメタ発言が飛び出す。笑い続けられるか流石に辟易するかは人によって分かれるだろう。 ディープなパロネタが増えた。 「三池崇史監督の映画」「プロレス」「ロボアニメ」「特撮」のどれかをある程度知らないとやや面白みが感じられないかもしれない。逆に言うと全部知っている人にはとにかく刺さりまくるギャグとなっているが。 特に三池監督については『2』でゲスト出演して以来、何かとネタが取り上げられるようになっており、今作では各エピソードの冒頭でトラヴィスとビショップの三池映画トークが毎度繰り広げられる。映画を知らないと付いていけない。 しかもあるシーンでは三池監督自身が『2』に続いて出演。『2』ではビームカタナを託す謎の人物扱いだったが、本作でははっきり正体が明言され、ファンであるトラヴィスが大はしゃぎする展開になる。 バナー広告からして「最後の一撃は、えげつない。」なんてものも(参考)…正にえげつない。 過去作でお馴染みの下ネタやB級映画的なセクシー要素、萌えネタも減少傾向にある。 トラヴィスがハマっていた作中作である「ビザジェリ」ネタもほぼなくなった。前作ではわざわざ専用ムービーを作る力の入れようだったのだが…。 趣味が変わったのか単に「ビザジェリ」が話題に出なかっただけなのか、今作ではトラヴィスは上述のように三池映画の話ばかりする。 もっとも作中のトラヴィスが童貞卒業して歳を重ねたため、あまりそうしたものにセンシティブに食いつくギャグが笑えるかと言うと意見が割れるかもしれないが。 『2』及び前作に存在したトラヴィス以外のプレイアブルキャラがなくなった。 シノブ、ヘンリー、バッドマン、バッドガールは登場はするのだが、いずれも操作することは無い。 もっとも、これに関しては『2』では問題点にもなっていた(詳しくは『2』の記事参照)ため、トラヴィス1人に絞ってゲーム性を高めたこと自体も悪いわけではない。そのトラヴィスも宇宙戦や各種ミニゲームなど操作感が変わるパートがあるため飽きの来ないゲームデザインにはなっている。 問題点 ランカー戦の展開。 本作にも個性豊かな10人のランカーが登場し、彼らと死闘を繰り広げる。実際にランカー戦に挑むまで顔も名前も不明だった『2』までとは異なり、今作は序盤でしっかり全員姿を見せ、ランカー紹介ムービーにてノリノリの演出で1人ずつ紹介される。 + しかし…(ネタバレ) なんとその10人の半数とは戦わない。乱入者に倒されるなど、何らかの理由で別のボスに変更される。つまり彼らはただのフェイクである。 過去作でもランキング戦の対戦相手が直前に変更されるというネタはあったのだが、精々一作に1回か2回で意表を突く演出になっていたのに対し、本作では乱発のし過ぎで逆に意外性がなくなっている。 また、前作までの乱入はそれ自体が一発ギャグや後の伏線にうまく生きていたのに対し、本作は「とりあえずとっかわる」という投げやりな感じになっているのもマイナス点。 乱入ボスはどれも地球人。つまり地球人代表であるトラヴィスVS極悪宇宙人軍団という図式でありながら、半数近くの宇宙人は戦う事すらなく無様に退場し、いつも通り地球人VS地球人のボス戦になってしまっている。 公式サイトにはランカー達の紹介がある一方、「その他」の項に旧作のライバルやいかにもボス然とした強敵らしきキャラが何人も載っている。つまり…。 7位戦に関してはシリーズファンなら予想の付き易い展開であり、このパターンが上手く働いた例と言える。ただ、前章から連続しているのは褒められた事ではないが…。 また、6位戦は他の乱入パターンとは少し違う形で意表を突き、展開的にも納得のできるものとなっている。 終盤のとあるエピソード。 本作は基本的に悪の宇宙人との戦いという分かり易い構図で、倒すべき敵もはっきりしており敵側の描写も多く、理解しやすい作りになっているのだが…。 + 軽いネタバレ エピソード9(ランキング3位撃破後~1位に挑戦するまで)はそれまでと一転して極めて難解な展開になっている。 エピソードそのものは「主人公がどん底に叩き落されるも、そこから再起して最終決戦に臨む」という王道のクライマックス展開であり、通常なら終局に向けて盛り上がるはずの所である。 だが、その一連の流れが今作や過去作と全くと言っていいほど繋がっていない上にプレイヤー置いてきぼりの超展開が続き、しかもそこにも自重せずにギャグが混じるため、完全に理解が追いつかない。 このエピソードで張られた伏線や謎は結局回収される事は無く、ゲームをクリアしても謎のままである。 『シルバー事件』『花と太陽と雨と』『killer7』など、理解するのではなく「感じる」展開を持って来るのは須田作品(特にPS2以前)では珍しくないが、本シリーズは比較的分かり易い作りだったため、初代からのシリーズファンだからという安心は通用しない。 ラストバトル最中にもとんでもない超展開があるものの、上記のような理不尽さは無く勢いで押し切るタイプであり、解答についても暗示はされている。 海外インタビューによると、当初ゲーム内に盛り込む予定だったムービーシーンを一時間近く削除及び改変してしまったとのことである。 実際の所、このエピソードの「難解さ」は過去の須田作品のようなプレイヤーを煙に巻く展開と言うよりは、描くべきストーリーがすっぽ抜けて訳が分からなくなっているような感覚であり、この改変の煽りを露骨に喰らった事が見て取れる。 ただし同インタビューにおける須田氏曰く「製品版の形も一つの完成形」とのことで、ただストーリーの細かな解説を盛り込めなくて意味不明になったというだけの話ではなく、意図的に整合性よりも観客の予想を裏切る展開を取ったと言える。もっとも製品版を見る限りそれがあまり良い選択だったとは言いにくいが…。 描くべきストーリーがすっぽ抜けたような感覚は『月極蘭子のいちばん長い日』でも似たような事をやっており、繰り返してしまったとも言える(*15)。 「多彩なエリア」とは上述したが、実際は進入不可マップが相当広い。 マップ画面を開くとマップのかなりの部分が進入不可エリアとなっており、シナリオが進むといずれ解禁されるのだろう…と思ってプレイするかもしれないが、結論から言ってしまうとこのエリアには立ち入ることはできない。マップのほとんどとは言わずとも、半分近くは無駄になっている。 マップ上はなんらかの施設や地形、移動可能な道に繋がる道路がしっかりと描かれており、「当初は使う構想だったが没になってしまった」感がありありと出ている。 最初から行ける「パーフェクトワールド」からして、面積の大半が進入不可。全然パーフェクトじゃない。 最後に行ける「ネオブラジル」は近未来的な高層ビル街が特徴的だが、そのビル街には入れない。ビル街を臨む公園内しか移動出来ず、しかも建物らしい建物もほとんど存在しないほぼ平地である。フィールドとして最後に解禁されるエリアだけに、尻すぼみ感が凄まじい。 3番目の「サンダードーム」も奥の歓楽街「ネオオサカ」以外は建物の無い不毛の大地だが、「ネオオサカ」にはしっかり入れる上にボス戦もサブイベントもある。しかし「ネオブラジル」にはそれすら無く、ビル街は本当にただの背景でしかない。 最終マップの「デーモンタワー」は一応エリアの1つという扱いではあるが、アクションステージ廃止の煽りを受けたのか、通路で雑魚を蹴散らしたらボス戦というもはやマップとして用意する必要があったのか疑いたくなるぐらい簡素なものとなっている。 前作までのあらすじやキャラ解説が全くなく、知っている前提で進む。 公式の発売前PVでは「過去作を遊んでなくてもノープロブレム」と言ってるが、はっきり言って全くの嘘である。 イントロダクショントレイラームービーでは「『3』が初めてのルーキーも安心して遊べる」「初見プレイヤーを無視したナンバリングは好みが真っ二つだからな。ユーザー思いだぜ!」と語られている。よくもまあ、いけしゃあしゃあと…。 単純に『1』『2』だけでなくスピンオフである『TSA』を(DLC編込みで)やっていないと分からないポイントがあり、完全に一見さんお断りの内容である。 + ネタバレ注意 『TSA』から続いている話がいくつかあるのだが、「倒したはずの『TSA』の黒幕がいきなり味方になっている」「『TSA』でせっかく復活したバッドガールは序盤で戦意喪失してしまい長期離脱する」「あるボスは『TSA』に登場したキャラの関係者だったのが前触れなしに発覚して結局見逃す」「ある敵は『TSA』でトラヴィスと因縁を持ち、彼に殺意を抱いている事が序盤から描写されるのだが、敵がその件について一言漏らしたことでトラヴィスが因縁があったことをようやく思い出す」という作品間のリンクのさせ方としても微妙な点がある。 何より『TSA』でトラヴィスの相棒として共闘したバッドマンは序盤で登場して早々に非業の死を遂げてしまう(*16)。実は生きていた、娘同様に復活する、などと言った展開は無い。その死がトラヴィスを戦いに駆り立てる理由の1つとなるため、要は『2』のビショップのような役回りになっている。仮にも主人公の1人なのだが…。一応、バッドガールが父のことを本当は慕っていたことが明かされ、キャラの意外な面の掘り下げに貢献できてはいるのだが、その親子の掛け合いがストーリー上で描かれないまま(*17)終わってしまうのは残念な所ではある。 最初のランカー「Mr.ブラックホール」は『TSA』で既に登場済みという事からなのか、自己紹介も無いままいきなりトラヴィスと会話している。しかし顔見知りなのかも判別に困るやり取りなので、『TSA』をやっていても分かり辛い。 また、『TSA』のADVパートで語られたトラヴィスの子供達は本作では存在こそ所々で語れるものの、実際に関わるのは最後の最後。しかも『TSA』をプレイ済みの人ですら置いてきぼりな登場の仕方である。 連続したドラマとして描きたいのであれば改めて本作でもっとこれらのエピソードを掘り下げるべきだし、逆に『3』から入る人を考慮するならばこれまでの話と無関係にするかのどちらかに吹っ切った方がよかっただろう。 逆に本作のサブイベントのADVパートは過去作とのリンクや他作品とのクロスオーバーが全く無い、独立した話になっている。 『2』でも『1』でモブ同然だったキャラの血縁者を黒幕にしたり、ショップの店員だったNPC(*18)の死を戦いの動機にする、と言った斜め上気味のリンクが存在したが、あちらは元が然程重要ではなかった為に知らなくとも影響は少なく、それでいて作品のテーマともうまく絡ませていた。 なお、上記のトレイラーではさり気なく「これ、絶対に『TSA』もやっといた方が良さそうだな…」と呟かれている。どこが「ルーキーも安心」なのか。 『1』『2』のキャラにしても扱いが悪かったり、微妙な登場のさせ方も見受けられる。特にメインキャラが顕著。 シノブもバッドガール同様に早々に戦線離脱し、終盤まで登場しない。バッドマンと違って命は助かり、バッドガール共々終盤に活躍シーンがあるのが救いだが。 ヘンリーは詳細も明かされないまま豹変し、トラヴィスとプレイヤーを翻弄するだけ翻弄し、何も明かさないまま退場する(*19)。エピローグで未だ暗躍している事が語られるが、1ネタ程度の扱いで本作のストーリーそのものには関われていない。と言うか、上述した「難解な展開」の主な原因はこの男である。『1』では真のラスボスであり、『2』ではプレイアブル化した上、ラストバトルで共闘までしたのだが…。 『1』『2』でビームカタナの強化をしてくれたナオミ博士は驚愕の姿での登場である。しかし何故そうなってしまったのかは本編中は語られない。 人物以外にも「ビザジェリ」に触れたり『2』に登場したグラストンベリーの話が急に出てきたりするのだが前作までをプレイしていないと全く分からない。 『2』でも「説明してたら長くなる」「長いと嫌われる」などという理由で説明を放棄していたが、旧作から時が流れた(一応の)完結編でもそのスタンスは変わらなかったようだ。ガチャポンのフィギュアに解説文を載せるなどやり方はあったように思えるが…。 ただし、過去3作を遊んでいても置いてけぼりにされるポイントに関しては、やろうがやらまいが一緒ではある。 挙句、スタッフロールでは本作のみならず『1』『2』『TSA』のキャラがさも本作に登場していたかのように表示される。本作から始めたプレイヤーには誰が誰だかさっぱり分からない。ガチャポンのフィギュアに(ry 『TSA』で顕著だった他作品とのクロスオーバーは本作では控えめで、コアな須田ファンは寂しく思うだろうが、逆に『TSA』で置いてきぼりを喰らったような人には「ノープロブレム」なのは確かである。ADVイベントも過去作ネタは皆無の独立したストーリーになっている。 しかしその数少ないクロスオーバー要素は、本作中での設定における説明が単純に足りておらず、元ネタを知っていようがいまいが分からないのは同じ。 『シルバー事件』シリーズからのゲストキャラで、『TSA』から引き続き出演のウエハラカムイはサブカル系男子風という従来と全く別の姿に変貌しての登場なのだが、それに関する説明は一切無い。しかし、トラヴィスはいきなり当人と気付いている。 ランカーの1人であるミドリカワミドリは曲者揃いのランカーの中でもかなり浮いた存在だが、それもそのはず。Switch版『シルバー2425』の初回特典コミックと須田氏の公式完全読本『SUDA51 OFFICIAL COMPLETE BOOK』に登場したキャラだからであり、コアなファンでなければネタに気付くのも厳しい。 その他、不親切な点 『TSA』のボスキャラ「ドッペルゲンガー」を探すサブイベントが存在するのだが、他の収集要素と異なり、メールで居場所を知らせる ⇒ 発見 ⇒ 次のメール、という感じで1つずつ回収していく形になる。 しかしそのメールに書かれているのは「どのエリアか」だけで他にヒントは無いので、後はそのエリアを宛ても無く探し回る羽目になる。回数も結構多く、しかし完遂時の報酬はしょぼい。 ボランティアの1つの発掘ミニゲームは3回ダメージを受けないように鉱石を発掘し、スタート地点に戻る形式なのだが、途中で雑魚敵との戦闘もある。 失敗してやり直しても雑魚戦は当然あるので再挑戦が面倒である。ミニゲーム自体の難易度も高めなので、やり直しの度に雑魚戦を消化しなければならず、億劫に感じがち。 倒したランカーと再戦可能なのは評価点なのだが、あくまで戦えるのはメインの試合だけで、一部のランカーに存在する第二形態や特殊イベントは再挑戦できない。 総評 アクション部分に関しては『ノーモア★ヒーローズ』以外の過去の須田ゲー含め上位の出来で、独創的なデザインやユニークなカットシーンに関しても相変わらずの尖りぶりである。 ゲームデザインも過去作の特色を折衷・進化させつつ独自性も出し、表現面では規制版と無規制版の折衷すらも行うという、正にシリーズの集大成と言える内容となっている。 アクションゲーム、オープンワールドゲームとしての完成度なら間違いなくシリーズ及び、須田ゲーの最高峰と言えるだろう。 その一方、殺しのエゴと業を描いた旧作と打って変わってタイトルの通りのヒーローものへと変化したことには、同じ雰囲気を求めていた一部のファンからは不満の声もある。 かと言って、正統派になった割にはストーリーは「一般的な商業作品に求められる整合性」を完全に放棄するという宛らPS2以前の須田ゲーのような難解ぶりで、ライトゲーマーに寄せたとも言い難い。 クリエイターの感性のみに任せた結果が良い方にも悪い方にも作用しており、方向性が変わっても須田ゲーらしい癖に溢れた作品となっている。 ただし、あくまで(過去作からのという意味と本作内でのという両方の意味で)線と点が繋がっていないことが問題というだけで、点に注目して見るならば十二分に見どころはある作品と言える。 余談 日本語音声は発売から1年以上経ってから追加されたが、My Nintendo Storeのトレイラームービーの時点からトラヴィス役の中井和哉氏が紹介を行っている。 発売前PVはシルヴィアが紹介を行うものだが、こちらは本編同様に英語音声。こちらは紹介している最中に「広告まであと○秒」の表示と共に動画広告が割り込まれるというYouTubeの仕様をネタにした作りになっている。 前作と違ってサブタイトルの無い本作だが、当初は付ける予定だったと須田氏は語っている。 その名も『ノーモア★ヒーローズ3 FINAL BOUT -宇宙まるごと大戦争!-』である。長い。 やはり長過ぎるということで、『ロッキー』シリーズ並みにシンプルになったとのこと。というかやっぱり『ドラゴンボール』じゃないか!(*20) 本作の敵サイドの登場人物にデーモン・リカテロというキャラが存在するのだが、このネーミングに関してある疑惑が存在する。 というのも、「リカテロ」という姓は現在のUnity Technologies社CEOジョン・リカテロ氏と同じであり、本作がUnityの対抗馬であるUnreal Engineを用いて製作されているためUEのライバルであるユニティの社長からとったネタではないかという意見。と、ここまでなら単なるひねったネーミングの域なのだが…。 実はジョン・リカテロ氏はUnity Technologies社に努める前にElectronic ArtsのCEOを担当していたのだが、同時期に須田氏たちはEAがパブリッシングを務めた『Shadows of the DAMNED』を製作していた。 だが、同作はEA側から様々な横やりが入った結果須田氏(及び共同開発にあたっていた三上氏)の当初のビジョンとは大きく異なる結果となってしまったことで有名であり、本作で敵キャラにリカテロと名付けたのは須田氏なりの意趣返しではないかという指摘がある。 もちろん、公式で明言されていない以上単なる偶然の一致という可能性もないわけではないが、意味深なネーミングと言えよう。というか本当だったら、それこそ公式に明言などする訳が無いが。 ちなみにデーモン・リカテロの初出は『TSA』であり、『Shadows of the DAMNED』がステージのモチーフになっている「Serious Moonlight」絡みで登場していた(*21)。偶然の一致と言う可能性もないわけでは(ry また、同作でのリカテロは「開発中のSerious Moonlightに勝手な異を唱えたクソ野郎」とされ、作中でもボロクソな扱いを受けていた。偶然の一致と(ry 須田氏曰く本作が『ノーモア★ヒーローズ』シリーズ最終作になる…とのことだが、この主張は二転三転しており作中でも次回作を匂わすギャグがあったりとはっきりしない。 実際、本作のエンディング自体は綺麗に終わるのだが、エピローグではまた新たな戦いが示唆される。 と言っても、「終わったと思ったら戦いはまだまだ続くらしい。一体いつになったら終わるのだろうか」という感じでギャグ作品の最終回などに時折見受けられる展開であるため、一発ネタ、続編への布石のどちらにも成り得る。 なお、雑誌の『Nintendo DREAM』にて行われた須田氏へのインタビューによると「続編の案はあるが、新規IPの計画を3本抱えているためすぐには取り掛かれない」とのことで、可能性が0ではないがすぐに出ることもないというのが実情と思われる。 もっとも、上記の発言を見れば須田氏が現在も精力的にゲーム制作に取り組んでいるのは明白であり、いずれ『ノーモア★ヒーローズ』の新作が開発される可能性は充分にあり得るだろう。 その後の展開 2022年には本作のPS5/XSX/PS4/One/Win(Steam)版が発表され、4月に海外にて先行発売。日本ではPS5/XSX/PS4/One版が同年10月6日に、Steam版は同月12日に発売された。PS5/XSX版は4K/60fpsに対応している。 なお、ハードが変わってもトラヴィスが付けているJoy-Con風のデバイスはそのままである。あくまで似てるだけですからね…。 + Switch版とPS5版の比較動画
https://w.atwiki.jp/nomoreheroeswr/pages/15.html
Weapon 斬撃 銃撃 掴撃 Apparel アクセサリー アウター インナー ボトムズ ノーモア★ヒーローズ レッドゾーン エディション【CEROレーティング「Z」】 - PS3 NO MORE HEROES(ノー・モア・ヒーローズ) 特典 メタル“ビーム・カタナ"アクセサリー付き - Wii ノーモア★ヒーローズ 英雄たちの楽園 - PS3 ノーモア★ヒーローズ2 デスパレート・ストラグル(限定コレクターズBOX「HOPPER'S Edition」) - Wii ノーモア★ヒーローズ 公式ガイド UAAランカーズバイブル
https://w.atwiki.jp/nomoreheroeswr/pages/20.html
レア 名称 最大レベル COS ATK DEF POW SR ダークホース SR サクラ SR ショーグン SR ムラマサ SR ジャック SR インターセプター SR テツジン SR レッドデビル SR ムサシ SR クノイチ R ダイミョー 40 4 R ジダイ 40 10 R ウォーリア 40 7 1140 1140 114 R シノビ 40 11 1798 1798 180 R ヤマト 40 2 R カブキ R マサムネ R ビームホーク R グンスイ R オヤカタ N セーバー 20 10 935 935 94 N マサカリ 20 6 558 558 56 N シラサヤ 20 5 462 462 47 N サムライ 20 4 371 371 47 ノーモア★ヒーローズ レッドゾーン エディション【CEROレーティング「Z」】 - PS3 NO MORE HEROES(ノー・モア・ヒーローズ) 特典 メタル“ビーム・カタナ"アクセサリー付き - Wii ノーモア★ヒーローズ 英雄たちの楽園 - PS3 ノーモア★ヒーローズ2 デスパレート・ストラグル(限定コレクターズBOX「HOPPER'S Edition」) - Wii ノーモア★ヒーローズ 公式ガイド UAAランカーズバイブル
https://w.atwiki.jp/nomoreheroeswr/pages/17.html
ビデオテープ スーツケース メダル ノーモア★ヒーローズ レッドゾーン エディション【CEROレーティング「Z」】 - PS3 NO MORE HEROES(ノー・モア・ヒーローズ) 特典 メタル“ビーム・カタナ"アクセサリー付き - Wii ノーモア★ヒーローズ 英雄たちの楽園 - PS3 ノーモア★ヒーローズ2 デスパレート・ストラグル(限定コレクターズBOX「HOPPER'S Edition」) - Wii ノーモア★ヒーローズ 公式ガイド UAAランカーズバイブル
https://w.atwiki.jp/nomoreheroeswr/pages/29.html
AREA1:ロサンゼルス ヘルター・スケルター AREA2:サンフランシスコ シノブ AREA3:ソルトレークシティ デス・メタル(DEATH METAL) AREA4:デトロイト キミー・ハウエル (Kimmy Howell) AREA5:ヒューストン ドクター・ピース(DR. PEACE) ノーモア★ヒーローズ レッドゾーン エディション【CEROレーティング「Z」】 - PS3 NO MORE HEROES(ノー・モア・ヒーローズ) 特典 メタル“ビーム・カタナ"アクセサリー付き - Wii ノーモア★ヒーローズ 英雄たちの楽園 - PS3 ノーモア★ヒーローズ2 デスパレート・ストラグル(限定コレクターズBOX「HOPPER'S Edition」) - Wii ノーモア★ヒーローズ 公式ガイド UAAランカーズバイブル
https://w.atwiki.jp/nomoreheroeswr/pages/28.html
ランク・ポイント(RP)を貯める事でランクアップ ノーモア★ヒーローズ レッドゾーン エディション【CEROレーティング「Z」】 - PS3 NO MORE HEROES(ノー・モア・ヒーローズ) 特典 メタル“ビーム・カタナ"アクセサリー付き - Wii ノーモア★ヒーローズ 英雄たちの楽園 - PS3 ノーモア★ヒーローズ2 デスパレート・ストラグル(限定コレクターズBOX「HOPPER'S Edition」) - Wii ノーモア★ヒーローズ 公式ガイド UAAランカーズバイブル
https://w.atwiki.jp/nomoreheroeswr/pages/16.html
スープレックスピザ 100モバコイン 行動コストが全回復する。 素敵な味わい。 ドラゴンビール 100モバコイン 攻防コストが全回復する。 刺激的な味わい。 ノーモア★ヒーローズ レッドゾーン エディション【CEROレーティング「Z」】 - PS3 NO MORE HEROES(ノー・モア・ヒーローズ) 特典 メタル“ビーム・カタナ"アクセサリー付き - Wii ノーモア★ヒーローズ 英雄たちの楽園 - PS3 ノーモア★ヒーローズ2 デスパレート・ストラグル(限定コレクターズBOX「HOPPER'S Edition」) - Wii ノーモア★ヒーローズ 公式ガイド UAAランカーズバイブル
https://w.atwiki.jp/nomoreheroeswr/pages/19.html
Assassin ウラギリビデオテープ全取得で習得背中から刺します。 ブサシスーツケース全取得で習得顎~腹のコンボです。 ジャベリンメダル全取得で習得頭に刺さります。 Hitman カンチョー Grappler テツコブシ ノーモア★ヒーローズ レッドゾーン エディション【CEROレーティング「Z」】 - PS3 NO MORE HEROES(ノー・モア・ヒーローズ) 特典 メタル“ビーム・カタナ"アクセサリー付き - Wii ノーモア★ヒーローズ 英雄たちの楽園 - PS3 ノーモア★ヒーローズ2 デスパレート・ストラグル(限定コレクターズBOX「HOPPER'S Edition」) - Wii ノーモア★ヒーローズ 公式ガイド UAAランカーズバイブル