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何か肝試しの前フリがされたと思いなされ →Aに声をかける →Bに声をかける →他にはいないかな? うお!ヤベェ!ヤベェ!マジ焦る。 みんな順調にペアを作っていっているじゃないか。 自慢じゃないが、オレはペアを作るのが苦手だ。 幼稚園から先、これでどれだけツライ思いをしてきたか… 特に6年の時の担任!山岡!テメェよくも! っと、今はそれどころじゃない。 焦ったオレは、片っ端から女子に声をかけるが、 みんな既に相手を決めているようで、色よい返事は無かった。 チクショウ…これはもしかして、久々の男男ペア屈辱コースか? オレは半べそをかきながら… →周囲を見渡した →屈辱を受け入れた →ウホルート? 「としあき君。もしかして、まだ相手、決まってない?」 不意に後ろから声がした。女の子の声だ。マジか。落ち着け。 とりあえず落ち着いて周囲を見渡す。 しかし周りは、にわかカップルばかりだチクショウ。 「ここだよ、としあき君」 声はすれども姿は見えず。目の前にはダンボール箱があるだけだ。 「アタシだよ」 ガサゴソと音を立てて、ダンボール箱は人型にトランスフォームしていく。 「ちょっと待って。今、顔の部分を外すから」 するとその中から、見覚えのある人物が顔を出した。 イマドキ珍しいくらい真っ黒な髪をオダンゴにした小柄な娘。 間違いない。同じクラスの山崎羽子(ヤマザキハコ)だ。 「もし良かったら、だけどさ…アタシと一緒に行かない?」 なんと。 いいのか!?大丈夫なのか!?アタマの中では警告アラームが鳴ったが、 女の子の方から声をかけてくれるという幸運を逃したくなかった。 「やっぱ…嫌…だよね」 もの凄く寂しそうな表情になる羽子。これはイカン。 「行くよ。うん。よ…喜んで」ぎこちなく答えるオレ。 「ホント?…良かった。…よくわからないけど、みんなアタシに声かけてくれなくてさ」 発見できなかったからじゃないかな。 そのセリフをオレは、ギリギリのところでノドの奥へ飲み込んだ。 それにしても…なんて格好をしているんだこの娘は。 全身がダンボール箱のロボで、ロボの頭だけ押し上げて顔を出している。 「あのさ…」オレは耐えられなくなって聞いた。 「その格好、何?」 「これ?これは特捜文房ステショナンっていう番組の クーゲルシュライバーロボのコスプレだよ。弟が大好きなんだー」 特捜?クーゲルシュライバー?何故今そのコスプレを? 疑問符が脳の中を飛び回る。が、せっかくだし、話をあわせてみよう。 「そういう番組があるんだ。ほかにもロボがあるの?」 まあこのあたりが妥当な線かな。 「あるよー。ダーマトグラファー、スーパーイレイザー、 トライスケーラー、そして画鋲ロボが合体する設定なんだ」 画鋲?もうどんな番組なのか、オレには想像もつかない。 が、彼女は嬉しそうに話を続ける。 「最初は弟を喜ばそうと思って、こんな格好してみたんだけど、 なんだかだんだん自分も楽しくなってきちゃって。今ではずっとこの格好だよ」 何だ。優しい子なんじゃないか。変だけど。あれ、まてよ。 「え、でも、教室じゃ普通の制服だったよね。それは…」 「あの制服もコスプレだから」 マジか。落ち着け。こんな超ド級コスプレイヤーが身近にいたとは。 その後しばらくオレたちは、番組のこと、コスプレのこと、クラスのこと 働きたくないでござるのこと、色んなことを話した。 「次の組~ いいぞ~ 暗闇でドッキリ~」 あ、オレ達の順番がまわってきたみたいだ。 「ドキドキするね、としあき君」 ダンボール人間と一緒に歩くシチュエーションも、ある意味ドキドキだぞ。 薄暗い玄関を通り、もっと暗い廊下を二人で歩いていく。 コツン…ガサゴソ…コツン…ガサゴソ… 夜の学校ってのは、結構コワイ。度胸のあるヤツでも、多少は恐怖を感じるだろう。 異界、とでも表現すればいいのか。独特の雰囲気がある。 「あのさ、としあき君。もし嫌じゃなかったら、だけどさ」 うお!ダンボール箱がしゃべった!?…いや、羽子だってば。 羽子もやっぱり怖くなってきているのか、少し歩くのが遅くなっている。 オレはその速度にあわせて、自分の歩くスピードをおとした。 「嫌じゃなかったら、何?」 怪訝な顔をするオレの方に、羽子はカサコソと手を伸ばしてきた。 「手、つなご」 異論無しでーーーっす!オレの脳内会議は、0.1秒で賛成多数により会議終了した。 「うん。いいよ」 ガサッ…そりゃそうだよな。羽子はご丁寧にも、ダンボール手袋を自作していた。 生で握りたかった…生で握りたかったよ… それでもちょっと(かなり)嬉しくなったオレは、恐怖が吹っ飛んでしまい 肝試しなのに妙なハイテンションで廊下を突き進んでいった。 「さてと。そろそろ何かしかけてくる頃合だよなぁ」 「しかけてくるって…何を?」 「いやほら、肝試しなんだから、怖がらせるために色々あるだろ。 オバケに化けたヤツが急に出てきたり、コンニャクをクビスジにヒタヒタしたり」 「コンニャクかどうかわかんないけど…なんかロボの頭部がしけってきてる…」 は?そう言われて確認すると、脅かし係のヤツが必死にコンニャクをくっつけていた。 「オイ、バレバレだぞ。もう諦めろ」 コンニャクを一瞬で奪い、言葉でバッサリ斬りつけるオレ。 「ダンボール箱人間が恋人のお前と!コンニャクが恋人のオレと! 一体どれだけ違うってんだチクショウ!」 泣きながらコンニャクマスターは逃げ去っていった。メイワクなヤツ。 オレはその辺にテキトーにコンニャクを捨てた。何をしてたかわからんからな。 「恋人って言われちゃったね…」 ツッコミどころはそれであってるんだろうか。 「あの人、コンニャクが恋人なんだって。面白いね」 ツッコミどころはあってるが、それはそれで嫌だな。 「ねえ、としあき君。…どういう意味なのかな」 「いやもうここはいいよ。先に進もうぜ」 暗闇の中を手探りで進むオレ達。非常灯だけでは足元がおぼつかない。 自然と緊張度が高まっていく。そろそろ次の罠かな。 「としあき君。手、ちょっと痛い」 緊張からか、オレは無意識に手を強く握りすぎていたようだ。 「ゴメン!オレ気づかなくて」ス…とちからを緩めると、羽子が何故か握りかえしてきた。 「うん…大丈夫だよ。でも、ちょっと嬉しかった」 その後、渡り廊下ゾーンを抜け、理科室のどうしょうもないトラップを抜け、 美術室のもっとどうしょうもないトラップも抜け、オレ達は体育館に来た。 「あ~…これは…落とし穴だなぁ」 見るからにアヤシさ抜群の落とし穴が目の前にある。 →見え見えだ。速攻回避 → つまんねぇイベントだったな…またフラグ立てるの失敗かとっしーEND →羽子が避けられるように気をつけよう 「羽子、ここに落とし穴があるぞ。足元気をつけろ」 オレは羽子に注意をうながした。 「落とし穴があるんだ。何かもうよく見えないよぅ」 コンニャクでしけりきった頭をどうにか抱え、羽子はフラフラ歩いている。 これ、危ないよな。確かにコスプレは大切な趣味かもしれないけどさ。 身の危険をおかしてまでチャレンジするような事じゃないだろう。 「もうそんなグニャアタマ、とっちまえよ」 オレはフヤケきった頭部を無理やり奪うと、ポーイと体育館の真ん中へ投げ捨てた。 「あー!酷いよ!としあき君、アタシの頭どこやったのーっ?」 おろおろしながら暗闇をフラつく羽子。ヤベ、やりすぎたかも。 「どこ…頭はどこ…?」フラフラしながら羽子が歩いている。ヤバい!転ぶ! オレはとっさの判断で羽子を支えにダッシュする。しかし… ドスン! フラつく羽子を支えきれず、オレと羽子は落とし穴に落ちてしまった。 落とし穴は思った以上に深く、オレはバランスを崩すのを自覚していた。 ヤバい。超ヤバい。これ、頭から落ちる… でも…羽子だけはかばわないと。 羽子をグイと引き寄せるオレ。バランスは完全に崩れた。 案の定オレは頭部を痛打した。意識が遠のいていく… 今日は…いつだ…? これは夢だろうか… いや…数日前の…あの日だ。 ポカポカ陽気となり、ようやくすごしやすくなってきた3連休。 初日のうちに部屋の掃除と洗濯をすませ、食材を買い終えたらやる事が無くなってしまった。 う~む…これはイカン。 ニートは仕方ないにしても、ひきこもりはダメかもわからんね。 いやしかし、今日は買い物に出かけたぞ、オレ。 スーパーで50%オフと50円引きを間違って買ってきたがなぁー! とは言え、本当にやる事の無いオレは、そのままベッドに倒れこんだ。 BGMが無いと寂しいじゃないか。スイッチオン。 BGMはネットで適当に落としたハウスだのテクノだのだ。 クラブにも行った事ねぇのに、曲だけは聴きまくりだ。 ふとオレは、バッグの中に押し込んであった封筒の存在を思い出した。 こないだ同じ学校の、通称「紳士」からかっぱらってやったモノだ。 何か「盗んだヤツは絶対に許さないよ」とか言ってたけど、どうでもいいや。 どれ中身は…と。 こ…これは! ヤツはとんでもないモノを持ってました。 こ…ここが… 世界中の夢とスリルとファンタジーをかき集めた遊園地の王者! 難攻不落のデートスポット!超人気テーマパーク!オレ達の最後の楽園! フタバーランドか! しかし…そんな所に俺は何故、一人で来ているのか。 その理由は3つある。 一つは、遊園地遊び放題のペアチケットを無料で入手できたから。 ありがとう。紳士。 一つは、にも関わらず女の子を誰も誘えなかったから。 いつも通りだな、オレ。 一つは、それにも関わらず意地を張って、一人で遊びに来たからだ。 まったくもって、としあきだな、オレ。 まあしかし、遊園地なんてガキの頃に1回来たっきりだ。 せめて楽しんで帰らないと、損するばっかりだな。 「うおおお!これがナントカマウンテンか!」 「ぐあああ!これが500m自由落下体験!」 気付いた時には、オレは我を忘れて熱中していた。 はしゃぎすぎなのは自覚しているが、止める気も無い。 うう…周りのカップルの視線が突き刺さる… すまないバカップル諸君。 むしろ、妙に沢山いる係員も気になるところだが。 変な格好だな。係員というよりも、警備員って感じだ。 何だ?オレ、もしかしてマークされてんの? イラッとするなぁ ちょうど12時だし、メシでも食いに行くか。 イライラする時は場面をかえるのがイチバン。 いい加減腹も空いた俺は、園内のショップで昼食を買う事にした。 さすがに時間が時間なので、もの凄い人数の客が並んでいる。 おお、まるで人がゴミのようじゃないか。 あまり人がいっぱい居るところは苦手だが、昼食時にゼイタクは言ってられない。 並ぶこと15分。ようやくオレの番になった。 「いらっしゃいませ!何になさいますか!」 うわ。元気いいなぁ。 満面の笑みで店員のお姉ちゃんがオレに話しかけてくる。 イマドキ珍しいくらいの黒髪を、お団子にまとめていて、凄く可愛い。 メニューをゆっくり吟味する時間は無い。 ここは男らしく、一発で注文するのがいいだろう。 「えっと。サンドイッチでいいや」 本当に適当に決めて注文するオレ。 「はい?申し訳ありませんが、もう一度ご注文お願いいたしまーす」 うわぁ…またやっちまったよ、オレ。 聞こえてなかったのか、どもって聞き取りずらかったのか… 鬱になるなぁ… 「サンドイッチひとつ」 ちょっと(自分に)キレぎみの発音で注文するオレ。 店のお姉ちゃんもちょっと困り顔になった。 ゴメン。 「ご一緒に、ピザはいかがですか?」 あ?サンドイッチにピザだ? ちょっとそれはどうかと思うぞ。 ていうかピザって。まさかオレの腹を見て言ったかキサマァ! しかし、キレぎみ発音で一瞬後悔してしまったオレは、 お姉ちゃんの勢いに押されて、他にも色々と買ってしまった。 可愛かったな。同じくらいの歳だろうか。 木陰に移動して、買ったばかりのサンドイッチをほうばる。 もふもふもふもふ。。。んー、いまいち。 ちょっとパサパサしてる。これが好きって人もいるんだろうけど。 味はともかくとして満腹になり、少し遊び疲れていたのもあって オレは芝生の上でちょっとだけ昼寝をする事にした。 何分くらい寝ていたのだろうか。 子供たちの歓声で眼を覚ました。 ああ、しもんきん。しもんきんじゃないか。 しもんきんは、このフタバーランドのマスコットキャラだ。 一時より人気が無くなって、隠れ里に売り払われたって聞いたけど。 まだまだ大人気じゃないか。 ♪パパとママはベッドでもっちもっち ママが転がりこう言った 「お願い 欲しいの」「しごいて」 お前にもっち 俺にもっち うん もっち♪ って歌は、まあ、今更言うまでもなく有名だよな。 俺もガキの頃は熱唱したもんだ。 そのしもんきんが、子供たちに囲まれてモコモコ動いている。 もちろん昔ながらの着ぐるみ式だ。 子供だけじゃなく老若男女を問わずに、しもんきんは大人気だ。 愛らしいまるっこさが、人気の秘密だと俺は睨んでいる。 再び歓声があがり、急に子供たちがいなくなってしまった。 どうやら次は、実装石にまとわりついているようだ。 子供ってのは、まったく現金だな。 あれ? しもんきんの様子がおかしい。 何故かピクリとも動かない。 トラブルでもあったのだろうか。 どうする、オレ? →何かあったのかもしれない。助けに行こう →トラブルに巻きこまれるのはご免だ。誰かが助けるだろう。→頭部強打で死亡END 「おい!大丈夫か?おい!」 しもんきんの中の人に話しかけるオレ。 小声でキョドって注文してたさっきのオレとは別人のようだ。 きっと顔もイケメン風になっているに違いない。 「ああぅ…かっ…はぁ」 しもんきんの中から、いかにも苦しげなあえぎ声が聞こえてくる。 普段ならハァハァしちゃうところだけど、さすがに空気嫁。 どう考えても大丈夫じゃなさそうだな。 軽い酸欠状態なのかもしれない。 とりあえず、頭部を外さないとな。どうやるんだろう? 後ろにチャックでもあるのかな。 「な!?何をなさるんですか!や…やめてください!」 気付いたのだろうか、急に暴れ始める。 中身は…女の子か? 暴れられた拍子に、しもんきんはスポンと半分に割れてしまった。 中には汗だくになった女の子が入っていた。 イマドキ珍しいほどの黒髪に、お団子ヘアーが可愛い。 はて…どこかで。 「な!なななななな何て事をするんですか! 子供の夢が壊れちゃうじゃないですか! 駄目ですよ!駄目なんです! しもんきんの中に人がいるなんて知られたら駄目なんですよぅ!」 酸素を得て元気になったのか、本格的に暴れ出した。 思わず半分こされたしもんきんを手渡してしまう。 「ぜはー!ぜはー!…ああぅ…」 しもんきんの中の娘は、苦しそうにもがいている。ぬいぐるみの中ってのも大変なんだなぁ 「なぁ…それをかぶったら、アンタホントに酸欠になっちまうぞ。 とりあえず息が整うまで、上半分は取った方がいい。 見られたくないなら、どっかその辺の木陰でこっそり取ればいいじゃないか。 ほら、そっちの木陰に一緒に行こう」 我ながら、何と適当なアイデアだろうとは思ったが、オレの提案に同意したのか、 しもんきんの中の娘はフラフラと木陰に歩いていく。 なんか危なっかしいなぁ。 一応つきそっておくか。 木陰でしもんきんは、汗だくの正体を現した。 あれ?この娘はやっぱり、さっき売店にいた女の子じゃないか。 よくもピザって言いやがったなチクショウ。 いや…それだけじゃないな…えぇと… 「ぷはぁ!やっぱり着ぐるみってハード! まさか呼吸困難になるとは思ってなかったよ。 でもこれじゃ、せっかく憧れのしもんきんになったのに、 全然子供たちに夢を与えられないね…」 心なしか、寂しそうにつぶやくしもんきん。 いやいやいや。しもんきんでなくて。 「でも、さっき子供達は、みんなアンタに笑顔でまとわりついてたぜ。 十分に夢を与えているんじゃないのか?」 「そう…かな。そうだといいな」 しもんきんはニッコリと笑顔になった。凄くステキな笑顔だ。 「あのさ…君、何て名前?」 しもんきんに聞くオレ。何だか知り合いのような気がしたってのもある。 「他人に名前を聞くときは、まず自分から名乗るものだと思うよ」 汗を拭きながら聞き返すしもんきん。いや、まったくだ。 「オレは…としあきだよ」 ちょっと照れながら答えるオレ。 ところが、しもんきんの答えは信じられないものだった。 「うん。知ってるよ」 「え…それってどういう…」 ホントに驚いたオレは、当然の質問をする。 「あ!もうこんな時間!ショップの方に戻らなきゃ… 縁があったらまた会おうね。としあき君!」 言うが早いかしもんきんは、走って行ってしまった。 いやいやいや。しもんきんでなくて。 結局名前は聞けずじまいか。縁があったら…ねぇ。 縁が…縁… 薄暗い部屋の中で、オレは目を覚ました。頭がズキズキする。 オレは一体…そう思い目線をずらすと、ダンボール箱の塊が見えた。 「羽子…オレ…」 「としあき君、アタシの事かばってくれたんだよ…ゴメンね」 その時気づいたが、オレは羽子に(ダンボール)ヒザマクラされていた。 慌てて起き上がるオレ。ちょっとフラッとする。 「まだ寝てなきゃダメだよ」 「いや、もう大丈夫だよ。それより…聞いていいかな」 「何?」 「ここ、どこだ?」 「体育準備室。としあき君、頭を打って具合悪そうだったから…」 そっか…オレ、気絶でもしてたってワケか。 「あともう一つ、大事な事」 「何?何でも聞いて」 「ウチの学校ってさ、バイト禁止だよね。 羽子さ、何で遊園地でバイトしてたの?」 自分でもイジワルな質問だと思う。 だけど、二人の間に疑問なんて作りたくなかった。 「エヘヘ…やっぱりバレちゃったね。 バイト中は化粧バッチリだったから、絶対バレないと思ってたのに」 「自分でネタばらししてたじゃないか。 スグに気づかないオレもどうかと思うけどな。 「あんまり自慢にならない話なんだけど。ウチ…貧乏なんだ。 お父さんの運送会社の経営がうまくいってないんだって。 せめて自分の学費くらいは、自分で稼ごうって思って。 それでバイトしてたんだ…」 そっか。そんな事があったのか。それじゃ仕方ないかもな。 オレが鬼畜ならここで 「事情なんて知った事かー!これはルール違反ですよ? ルールを侵したらどうなるか、わかるだろ?どうよ?どうよ?」 みたいな、こないだクソみたいな教師に言われたセリフを そっくりそのまま流用して恫喝しちゃったりするんだろうけど。 羽子は涙目になっている。可哀想な質問をしちゃったかな。 「でもね…これで肩の荷が下りたかも。秘密って気分が重くて」 そう言うと羽子はニッコリと笑顔になった。 ああ、この笑顔は、しもんきん。しもんきんじゃないか。 「あの…さ。さっきは悪かったよ。 フザけてたワケじゃないんだけどさ。アタマ…その」 「ダーメでーーーーーーーーーーーーーーーーっす! そんなんじゃゼッタイ許さないから!」 そ…そこまで許してもらえんもんなの? 表情に出さずに驚くオレを知ってか知らずか、羽子はオレに飛び掛ってきた。 ガポッ!一瞬なにが起きたかわからなかったが、オレはスグに理解した。 オレの目の前には、羽子の顔があった。 羽子はオレを自分のダンボール箱の中に取り込んだんだ。 「ちょ…羽子。どういうツモリだよ」 「…ここまできたらもうガマンできないよ、としあき」 羽子はギュッとオレにしがみついてきた。 「バイトの時の化粧のアタシも、ダンボール箱の中のアタシも 本当のアタシじゃないと思う… 本当のアタシの顔を知ってるのは、としあきだけなんだよ。 さっきの笑顔、あれ、アタシだから」 「…ここまできたらもうガマンできないよ、としあき」 羽子はギュッとオレにしがみついてきた。
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物語の主人公 ふたばの主役 容姿は様々である
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としあきP ふたばちゃんねる住民もアイマスが大好きなんです。 やったことないけど ニコ動一覧 タグ-としあきP タグ一覧: P名 P名_と デビュー2007.8中旬
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としあき としあき基本設定ブルふた少女との関わりについて 上記以外の設定 これまでに登場したとしあき達 イラスト 基本設定 本名「双葉としあき」、ふたば☆ちゃんねる住人。 とっしー。童貞。包茎。眼鏡。ただし、目は悪くないとしあきもいるし、イラストだと掛けていないことも。 なぜかブルガリアに親戚がいる。血縁関係は不明。 色々な「としあき」がいるが(下記参照)、「20代の青年」が基本か。そこに「バイク乗り」という設定が比較的よく組み合わされる。 ※『としあきの数だけ設定がある』ように、各SSにそれぞれ違った姿の「としあき」が登場する。 ▲ ブルふた少女との関わりについて 一人のとしあきがブルふた少女を受け入れるパターンと、二次裏の多数のとっしーが協力し合ってブルふた少女をリレーし助け合うパターンがある。 女子あき宅に訪れるパターンもあり。名前は「十師 亜希(とし あき)」。なおオーソドックスなパターンの場合、彼女はとしあきの友人として登場することがある。 ▲ 上記以外の設定 今のところ、14歳、大学生、フリーター、ニート、極道のとっしーが登場。その他にも12歳、高校生、予備校生、まれに社会人のとっしーが登場している。ちなみに最高齢は40手前。 最も多いパターンは20代の青年(学生やフリーター)であろうか。 中免ライダー。元高校球児。元キャッチャー。ただし上記の中でも「中免ライダー(バイク乗り)」設定はパターンの一つとして定着したが、後の二つは廃れ気味である。 結構マゾ、時折ヘテロ、ついうっかり大麻に手を出しちゃったことも。 苗字を「双葉」以外に変えたSSや、外見に独自の設定を加えたSSもある。SS別の、より詳細な設定については以下を参照。 ▲ これまでに登場したとしあき達 SS別の設定解説まとめ。 ※名前の後ろの( )内がリンクでないものは、設定に関する記載が無かったり、直接のリンクが無いもの。 エロメイン14歳としあき(サドロリあき設定)及び「48人のとしあき」└『魁!ブルガリア高校』 双葉としあき(即興あき設定) 双葉としあき(おいらの一日目) としあき(駄目な人たち) としあき(女装ノヴ君) 二寺浦としあき(13歳メイジ) まったり日常としあき(改行できないあき) → SS解説└弐場駿明(ブリリアント☆銀河聖皇女ブルガリス様!) 双葉敏明(ガタガタあき設定) としあき(剣呑あき設定) 双葉としあき(淡々とあき設定) としあき(女医) としあき(通い妻あき設定) 双葉としあき(編集者) としあき(ブラふた少女) 組織ネタ双葉としあき(鳩あき設定)及びとし&あき → SS解説 敏明(忘却あき設定)├双葉としあき(大学生メイ)└としあき(捨てる話) → SS解説 双葉俊彰(かなあき設定) としあき(クールデレあき設定) 双葉利明(新あき設定) 双葉としあき・クローヴィス(黒あき設定) → SS解説 としあき(バイク逃避行あき)、としあき(逃避) としあき(204スレの編集者) → SS解説 短編、その他としあき(女将明治) としあき(宿題) → SS解説 としあき(メカメカメイジ) ▲ イラスト 右下がとしあき。右上は刺客ショタ。 ▲
https://w.atwiki.jp/2jiwiki/pages/102.html
としあき 誕生日: 2003/04/12 主な活動場所: nov/may/jun/dec/てすとjun/id 概要: nov/may/jun/dec/てすとjun/idにおける住人の名。 基本的に不特定だがid板だけIDがつく。 基本的に無職童貞。 解説: 【元ネタ】 二次裏で同人サークル「回転ソムリエ」の同人誌「15回転」を求めて「としあき」という名で暴れた者がいて、住人が面白がってとしあきを名乗って書き込み、管理人さんが二次裏のデフォルト名にした。 【二次裏での動向】 その後、nitro+のアンケートに大量にとしあき名義で投票したため、管理人さんが名前の入力欄を無くしてしまい、以後「」となった。 そしてmayだけがとしあきに戻った。その後増設された板はとしあきがデフォルト名になっていたが、decてすとはなぜか名無しになった。 img/datと異なり、他の板でとしあきがキャラとして使われることはあまりないが、idでは俺の姿のとしあきがキャラとして活動している。 「」の中にはとしあきと混同されるのを嫌がる者もいるが、当wikiでは「」になる以前のとしあきと現在のとしあきの区別をつけるのが難しいため、としあきと「」を併記することがあるのをお断りしておく。 「俺が! 俺達が! としあきだ!!」 カテゴリ: ふたばキャラ 関連項目: 「」 俺 関連リンク: ふたば倉庫 (ふたばキャラ→俺) 上に戻る memo: 訂正、追加情報等。 名前 コメント 最終更新日:2010年02月25日 (木) 17時54分44秒
https://w.atwiki.jp/may3dcustom/pages/98.html
スレ住人の最多数を占める 掲示板群「ふたば☆ちゃんねる」内、「二次元裏@ふたば」「避難所」「えろげ@ふたば」のデフォルト名の事。なお、「二次元裏@ふたば」では、2004年7月15日よりデフォルトネーム「としあき」及び名前記入欄は廃止されており、現在二次裏住民たちは“「」”と名乗っている。(発音については諸説あるが、“としあき”と読まれる事が多い) 2005年5月27日にmay鯖でとしあき復活。 由来 2003年4月の頭に「としあき」と名乗る人物が、「回転ソムリエ 15回転」云々の同人誌の画像アップロードを要求するなどして、さんざん暴れ回った。それを見て名前を「としあき」にして書き込み面白がる住人が続出し、二次裏がとしあきだらけになった。その状況を見た管理人が、半ば見せしめ・半ばおもしろがって(ふたばの管理人は変なところでノリがよい)、システムのデフォルトネームを「としあき」に変更したのが由来。一過性のものかと皆思っていたが、予想外に持続しており今に至る。 同年6月半ばには素敵なロゴが開発されている。 避難所、えろげ板は作成時に二次裏の設計がそのまま流用されたので、デフォルトネームも同じく「としあき」が使用されている。 http //d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%C8%A4%B7%A4%A2%A4%AD 愛称として「とっしー」という用語も使われる 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gikosummary/pages/821.html
名前 としあき 酉 ◆bbJ51LkJGI クッキーとは幼稚園からの友達であり、 よく高台で配信をし合っている。 マイクラをやっており、 クッキーとは仲のいいやつである。 正義感がある。やってはいけないことは絶対にやらないタイプだ。素晴らしい! 星座 うお座 |好きな食べ物| 蜜柑、桜桃、肉じゃが、筍、高野豆腐、焼き鳥(もも)、 カレー 好きな飲み物 ミックスジュース、モンスターカオス、カルピス、爽健美茶。 嫌いな食べ物 海老、卵(ゆで卵、生卵、目玉焼き)、生姜焼き、チーズ、ぼすパフェ以外のぼす料理 好きなアイス(31) ポッピングシャワー、オレオ クッキーアンドクリーム |嫌いな飲み物| 牛乳(そのまま) 好きな曲 アニソン 好きなyoutuber、人物 hamano、野獣先輩、ヒトラー(総統閣下シリーズ)、松岡修造、兄貴(ビリー・ヘリントン)、阿部さん、キボクラ、シュワちゃんなど多数 嫌いな人物 ぼす パソコン歴は8年。 耐性:エロ=◎ ホラー=◯ グロ=△(ひよこミキサーとかは見れる) エ口用語はよく知っている。 マイクラ1.6.2をやっている。 猫派。 ぼすとは会うたびに喧嘩を売る。 2015年9月12日頃まで風呂敷ギコを使っていたが、最近、内藤ホライゾンを使い始めた。 としあき商店(ギコっぽいでやってるお遊び) + ... 高台にある商店。 9月下旬にオープンした。 2015年10月20日にぼすセットを発売予定。 2016年春 走れぼすという玩具を発売予定。 概要 資本金500万円 資金{流動資産}700万円 従業員2人 子会社ぼす商店{高台に位置する。内藤商店を買収したもの} 上場はしていない 所有している土地の面積 10m² 2015年の固定資産税 税額 21万円 法人税3万円 人件費20万円ボーナス2万円 売上金2015年10月 120万円 強盗されたことはない 試食した人の感想(P・Dさん) クソみてえな気分だ。 ヤギでも屠殺したのかパッケージが臭かった。 Mさん ぼすカレーの色は食欲なくす ぼすに食べさせたい。 Kさん まっずwwwww 石ちゃん いずま~{まずい~} などと評判は悪い。なぜなら、ぼす料理だもの。 商品 + ... としあき商店で発売予定の玩具。 価格 4,000円(税抜) 風呂敷ギコをミニ四駆にした形。 •最高速度100km/h •くそぼすなどと言うと、7種類のぼすの声を出して駆け寄ってくる。 •単三アルカリ電池三本が必要。 2016年春発売。色はバイオレット、ルビーレッド、イエロー、ブラック、シルバー、ピンク、ホワイト、サファイアブルー、エメラルドグリーンの9色。 早期発売で、シャア専用仕様(金色のラインが入った赤)が選べる。(最高速度300km/h) (2015.12.10~2016.3.10) 先行発売! 特別仕様 阿部さん、シンジ(エヴァ)、カヲル、野獣先輩、兄貴(ビリー・へリントン) 発売期間(2015.11.28〜2015.12.31) 二次発売 再販(レッド&グリーン)とパープル 声 ハンバーガー最高! んだとてめえええええええ くそぼす言ったなてめえええええええええええええ 聞いてんのかてめえ は?何言ってんだてめえ ああああああああああああ???????????? ぶちふああががgsがはsjうぇうwぎぇぐえwぐぇうgwくぇさふぅあしゅsygすぞてめええええええええええええええ!!!!!!!!!!!! ぼすセット(料理) + ... としあきが考えたぼす料理セット。 これであなたもぼす料理が作れます!!!!! 内容は ぼすが作ったカレー、甘口、中辛、辛口の各10個ずつで30個。 ぼす焼き芋(三重県産) 20個。 ぼすが作ったピザ 毒々しいソースを使用。50個。 ぼすパフェ チョコチップクッキー、ポッキー、チョコアイスの甲、抹茶アイスの乙、いちごアイス、いちごソース、冷凍いちごが付いた丙の3種。どれが入ってあるかは買ってからのお楽しみ!15個入り。 ぼすシチュー ビーフシチュー味、クリームシチュー味、キノコシチュー味の各15個ずつで45個。 ハンバーガー・チーズバーガー(ぼす特製) 各15個入り。30個。 販売価格 4,000,000円(税抜) 発売予定日 2015年10月20日。ぼす10周年記念 販売場所 としあき商店、日本(大阪全域、横浜市全域(主に横浜みなとみらい21)、東京23区、津、旭川、岩手、松山、広島、長崎市全域、沖縄のコンビニ、スーパー。)、中国、朝鮮半島(板門店を除く)北米、ローソン板門店、ぼすの家。 10月に試食会を行う予定。 初回特典(10月20日~翌1月5日)までに購入すると、ぼすの像(金・銀・銅)の3体が貰える。(購入時、欲しい色を選択すべし。) GoogleMaps plugin Error GoogleMapsの埋め込みタグを入力してください。 GoogleMaps plugin Error GoogleMapsの埋め込みタグを入力してください。 { https //www.google.co.jp/maps/@35.4607435,139.6309145,15.02z 後、としあきの歴史も見るんだよ おう、あくしろよ としあきの歴史 + ... 2011年4月頃 なんとなく、ギコっぽいを始める。 同年 クッキーと親しくなる。また、ギコっぽいを教えた。 2012年 配信を初めて行う。 2013年 -----ギコっぽい中断----- 2014年 再開 としあきという名前になった。 2014年 ぼすに会った。おちょくって、うどんで首吊ってしねなどと言われる。 2015年正月 マイクラを買った。 7月頃 猛虎魂らと出会う。 2015年9月 としあきが住民一覧に載る。 2015年9月 ぼすファンクラブに入る。 9月13日頃 内藤ホライゾンになった。 2016年6月 新しいパソコンになる
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アバターでも一発キャラでもない参加者全員のこと。 原則として画像を貼らないので尻穴被弾しかしないが、汎用(被弾)画像などを使用して尿道に被弾することがある。 とっしーと呼ぶことがあるが、中には気安く呼ばれるのを嫌う者もいるので注意が必要である。 画像レスで被弾してる場合一発キャラなのかとしあきなのかわからない場合があるが、 被弾を待つのも手である。 そうだね機能がついてからはその場の状況説明や的確な感想に「そうだね」が集中したりする。 画像会話(レス画像)を使う場合は画像に他のアバターが入っていると勘違いが起きるので注意だ。
https://w.atwiki.jp/seriale/pages/3036.html
12/09/07(金)19 32 16 No.8626904 del ■フューチャー・イズ・マイルド■ としあき 地球に取り残された唯一の人類 よく分からない理屈のスーパー機械で五万年生きている、精神的に成長はしていない為、若々しい(幼い) オナニーの自分流行が五億周して最近は露出オナニーにハマっている 体臭は70イカぐらい 12/09/08(土)03 35 36 No.8629164 del -(123747 B) サムネ表示 基本ゆるキャラって事でちょっとキモさ控えめ(マイルド)に仕上げてみましたよ 12/09/08(土)11 43 26 No.8629720 del -(133381 B) サムネ表示
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完成した企画(詳細の記入をお願いします) としあきアイ としあきアイ 【趣向など】 透視 【企画主】 としあき 【メンバー】 プログラム:としあき 絵:としあき 【内容】 突発小物 としあきアイの不思議パワーで眼鏡OLさんを思う存分視姦しよう 完成日:2011年8月頃 プレイ時間合計 約5分 サンプル画面 ※サムネイルは製作者の未許可にて使用。