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トレード バトルカードヒーロー公式サイトをご覧ください。 ↓オープニング
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トレード バトル カードヒーロー / Trade Battle Card Hero メーカー 任天堂 発売日 2000年2月21日 対応機種 GBC.3DS"VC" トレーディングカードゲーム 高速カードバトル カードヒーロー 2007年12月20日 DS 『トレード バトル カードヒーロー』の続編 新たなルール「スピードバトル」も加わった カードヒーロー スピードバトルカスタム 2009年7月29日 DSiウエア 「スピードバトル」に特化して、システムの改良や新カードの追加もされた 動画掲載サイト 3DS バーチャルコンソールとダウンロードソフト か行 た行 ゲームボーイ ニンテンドウDS ニンテンドーDSiウェア 続・気になるゲーム PR トレード バトル カードヒーロー攻略ガイドブック 高速カードバトルカードヒーロー―任天堂公式ガイドブック Nintendo DS (ワンダーライフスペシャル NINTENDO DS任天堂公式ガイドブック)
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【TOP】【←prev】【GAME BOY】【next→】 トレード バトル カードヒーロー タイトル CARD HERO トレード バトル カードヒーロー 機種 ゲームボーイカラー対応 型番 DMG-AHHJ ジャンル カードバトル 発売元 任天堂 発売日 2000-2-21 価格 3800円(税込) タイトル CARD HERO + BATTLERKIT 7 カードヒーロー + バトラーキット7 機種 ゲームボーイカラー対応 型番 DMG-AHHJ ジャンル カードバトル 発売元 任天堂 発売日 2000-2-21 価格 5500円(税込) 駿河屋で購入 ゲームボーイ ゲームボーイ
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高速カードバトルカードヒーローはルールによって勝利条件がちがいます。 •スピードバトル •ジュニアルール •シニアルール •プロルール (未完成) トレード&バトルカードヒーロー(前作)についてはコチラ
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トレード バトル カードヒーロー 機種:GB,GBC 作曲者:大久保高嶺 開発元:任天堂、インテリジェントシステムズ 発売元:任天堂 発売年:2000年2月21日 概要 ごく普通の少年ひろし(名前変更可能)が、カードゲーム『カードヒーロー』を通して数々のライバルと出会い、勝ち進んでゆく姿を描いたトレーディングカードゲーム。 一度お蔵入りになりかけた所をゲーム雑誌『ファミ通』の編集者が注目しバックアップ、発売までこぎつけたという経緯を持つ。 同誌の殿堂入りソフトとして高い前評判をもって発売されたが、子供向けを意識した独特なキャラクターデザインや曖昧な購買層の設定が相まって思う様には売れなかった。生産本数に見合わぬ売上げの低さだったことは、2023年現在でも新品が投売りの状態で買える事からもうかがえる。 2007年12月20日にニンテンドーDS用の続編『高速カードバトル カードヒーロー』が発売され、2011年8月10日に3DSにてバーチャルコンソールで復活した。 収録曲 サントラ未発売のため曲名は動画サイトから転用 曲名 作・編曲者 補足 順位 オープニング 説明書に歌詞がついている 第2回209位ゲームボーイ79位第3回任天堂206位 自宅 主人公の家 マップ画面 マルヒゲヤ カード購入 パック購入時 チュートリアル1 クミちゃんとバトル チュートリアル2 ためお・クラマクラブのジュンとバトル メインバトル 通常のバトル パソコンバトル パソコンとバトル トトリデ戦 ジョーカーズのトトリデとバトル ジュン戦 ジョーカーズのジュンとバトル ナルシー戦 催眠されたシロウ・ジョーカーズのナルシー・マスターXとバトル としお戦 ジョーカーズのとしお・デロデーロとバトル カドマサル戦 カドマサルとバトル プレイ映像
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登録日:2009/08/04 (火) 19 10 55 更新日:2023/05/06 Sat 02 52 00NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 3DSでGB版配信決定 DS GB インテリジェントシステムズ カードヒーロー ゲーム ゲームボーイ ワンダーマスター 任天堂 唸るぜ切り札_サンダー! 隠れた名作 『カードヒーロー』任天堂が2000年2月21日に発売したGB用ソフト。トレーディングカードゲームを題材としたオリジナルゲームである。 2007年12月20日にニンテンドーDS用の続編として『高速カードバトル カードヒーロー』が発売された。 また、実際のトレーディングカードゲーム『カードヒーロー・トレーディングカードゲーム』も同時に発売された。 CM はじめまして、マルヒゲヤです。幻のカードゲーム『カードヒーロー』入荷しました。奥が深いんだけどカンタンに遊べて、実によく出来ている。う~んこの面白さ、一言じゃ語れないんだよね…。あっ、それからマルヒゲヤは、ゲームボーイソフト『カードヒーロー』の中にあるからね! 新感覚カードバトル ゲームボーイ&カラー共通カートリッジ トレード&バトル カードヒーロー 『ウルトラマンティガ』のホリイ隊員役の増田由紀夫がマルヒゲヤ店長を演じている。 ストーリーを進める中で操作方法やルール、戦略を教えてくれるチュートリアルが備わっており、説明書を読まない人やカードゲームをあまり知らない人でもプレイしやすい内容となっている。 デッキごとの駆け引きの面白さや詰め将棋にも似た思考パターンなど、ゲームシステムとしては完成度が高く、オリジナルカードゲームにもかかわらず、携帯機のカードゲームとしてはNo.1と推すファンも存在する。 しかし、キャラデザ等が原因か、思うように売れなかった。 あらすじ 主人公「門マサル」がカードバトルで悪者と戦うクールなアニメ「カードヒーロー」! 始まったばかりのこのアニメにひろし君は今、夢中。 NANTENDO(ナンテンドウ)から発売されているトレーディングカードゲーム、その名もすばり「カードヒーロー」をさっそく買いに出かけました。 カードショップ「マルヒゲヤ」でスタートセットを買ってきたひろし君は、幼なじみのクミちゃんと一緒にいよいよカードヒーローを始めることになりました。 ひろし君はマサルのようにカッコ良くカードバトルができるようになるのでしょうか…? 登場人物 ひろし(名称変更可能) 主人公。小学四年生。ぼーっとした普通の男の子。いま巷で人気のカードヒーローに興味を持つ。 とめぞう 主人公の祖父。ひろしが生まれてすぐに渡米し、最近帰国。TCGに詳しい。 クミちゃん 主人公の幼なじみ。負けず嫌いだけど根は優しい女の子。強気な性格をもって朴訥としたひろしをぐいぐい引っ張る。ツンデレヒロイン? ためお 主人公に無理やり勝負を挑んでくる。『タコッケー』が大好き。 マルヒゲヤ店長 カードショップ『マルヒゲヤ』の5代目店長。主人公はここでカードを買ってゆく。本名は丸髭円男(まるひげまるお)。 クラマさん お金持ちの老人。カードヒーロー同好会『クラマクラブ』のオーナー。 あみちゃん 面倒見の良い女の子。主人公に戦略のアドバイスをしてくれる。デッキ名がすごく……エロいです……。 ゆういち あみのいとこ。小学1年で、クラマクラブ最年少。 こまい クラマクラブのチャンピオン。『ポリゴマ』の使い手。クラマクラブで遊ぶ少年たちの中では年長者。 すぎやま 同年代のこまいに勝つために、お金をはたいて必殺の『サンダー』を手に入れたクラマクラブメンバー。 シロウ ひろしのクラスメイトで、クラマクラブ8人目のメンバー。おとなしい性格で物事をあれこれ考えるのが得意。 トシ クラマの孫。何不自由なく育った為、ワガママな性格になってしまった。 門マサル 本作の真の主人公。 ……ではなくゲーム中、度々視聴することになるアニメ『カードヒーロー』の主人公。背水の逆転劇。 「バトルでケリつけるぜ!」 デロデーロ 本作のラスボス。 ……ではなく劇中劇『カードヒーロー』に登場するマサルの宿敵で、悪の組織『デロデロ団』のボス。 ルール 本作が戦闘に使うフィールドは10マス(それぞれのプレイヤーを模した『マスター』の固定に1マスずつ、残りは『モンスター』キャラクター設置のための2×2マスずつ)しかない。 図で表すと ◆=マスター □=モンスター □ □ □◆□ □◆□ □ □ となる。 デッキも最大で30枚のカードで構成されるなど、非常にコンパクトな構成になっている。 一見すると寂しげな印象を受けるが、実際にプレイしてみると思いがけない戦略の幅に驚かされる。これはキャラクターによって攻撃できる場所が限られていることによるもので、プレイヤーは前衛モンスターと後衛モンスターを巧みに使い分け、相手の攻撃を避けつつ敵側の陣営を崩すなどといった臨機応変な選択眼が要求される。 まぁ、詳しいルールはゲームをプレイすればおk。 欠点といえばCPUの思考時間が非常に長いことだろうが、その分、思考レベルは高いので初心者から上級者まで、なかなか手応えがあるバトルが楽しめる。 また、GB版のカートリッジはポケモン金銀と同様に内蔵時計を持っているため、バックアップ用電池の消耗が早い。そのため、中古で出回っている殆どはバックアップ用電池が消耗している可能性が高い。 負けて挫けそうになる君へ、マサルとデロデーロからのアドバイスだ 「勝利への道しるべ 秘伝!五つの指標」 一つ、行動する前に結果を想像しろ。 二つ、目先のダメージより先の為のレベルアップ。 三つ、相手をレベルアップさせるな。攻撃を諦め気合いだめをする方が良い時もある。 四つ、最後まで諦めず生き延びる手段を探せ。 五つ、敗北は次の勝利へのヒントである。相手の手を盗め。 OPの出来が非常に良く、そのかっこよさは異常。是非見てみよう! アニメ「カードヒーロー」主題歌 『Card Hero MASARU(カードヒーロー マサル)』 作曲:おおくぼさん 作詞:さかもとくん うた:ふるたくん(予定) さだめを背中に 想いを胸に刻んだ 男は今立つ バトルにすべてを賭け 手にしたカードに秘められし力 呼び覚ませ叫べ怒りの心を無限のパワーで 怪しく輝くストーンの魔力 忍び寄る影を蹴散らし行け行け門マサル バトルでケリつけるぜ 炎の生き様がスパーク 男は旅人 孤独なロンリーヒーロー 時空を切り裂き 唸るぜ切り札サンダー 安らぐひととき 自ら許すことなく 男は今行く バトルに命を賭け 勇ましき人よ選ばれし者よ 沈み行く闇に明かりを灯せよ希望の光を 見果てること無き夢をただ求め 振り向くな進め我等がヒーロー門マサル バトルで意地見せるぜ 輝く明日へ向けバーニング 平和を愛する 優しきロンリーヒーロー いざ行け無敵の その名はカードヒーロー 続編、派生作品 ■ カードヒーロー・トレーディングカードゲーム GB版と同時に発売した、GB版のルールをそのまま再現した紙のTCG。 GB版のパッケージ版には、これのプロモーションカードが付属していた。 あまり売れなかったようで、僅か1年で展開が終了している。 ■ 高速カードバトル カードヒーロー 2007年にDSで発売。 最大の目玉は、新ルールの「スピードバトル」が追加されたこと。 通常バトルの簡易版といった内容だが、これはこれで独自の戦略があって面白い。 また誤解されがちだが、いつものルールもちゃんと遊べる。 カードは、新カードの追加はもちろんのこと、既存のカードも(名前や絵柄の変更はあるものの)基本的に踏襲されている。 CPUの思考時間も快適になっているので、今から遊ぶならこちらだろうか。 ただし、カードバランスもほぼそのままなことには批判もある。 強いカードは相変わらず強く、弱いカードは弱いまま。ヤミーェ…。 なおゲームの最後には、意外な人との対決が待っている。 ■ カードヒーロー スピードバトルカスタム 2009年にDSiウェアで配信。 高速〜から、スピードバトルだけを抜き出したもの。 特にストーリーは無く、ひたすら対戦するだけ。 ただし 全体的なカードバランスの調整 日替わりバトル、ドラフトバトルの追加 など、ただの手抜き移植ではなく、単体で遊べるようにきちんと作り込まれている。 シリーズファンなら是非プレイしてもらいたい。 ■ ファイアーエムブレム0 2015年から2020年まで展開されていたTCG。 カードヒーローシリーズと同じく、開発元:インテリジェントシステムズ、発売元:任天堂で作られており、ルールに類似性が多く見られる。 カードヒーローシリーズと比較してゲームバランスや拡張性が大きく見直されているほか、紙のTCGとして展開するにあたっての分かりやすさ(*1)も重視されている。 その甲斐もあり、5年半にわたる展開終了まで禁止カード・制限カードが一切制定されなかったという驚くべきゲームバランスの良さを保っている。 現在は展開が終了しており、カードの入手が難しいが、カードヒーローシリーズのファンなら一度は触れてもらいたい。 追記・修正でケリつけるぜ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ぼくは…うまれて はじめて ほんきで おこった! -- 名無しさん (2013-09-29 00 06 26) 高校の時に二人で買って、そのまま実際に発売されたカードゲームでも遊んだわ -- 名無しさん (2014-06-06 19 08 56) 無双できるのはシニアまで、プロクラスが本番 -- 名無しさん (2014-06-06 19 18 15) 一部カードのバランスはともかく、ほとんどのカード効果が両プレーヤーを対象に取ることができるから、めちゃ自由度の高いんだよなコレ -- 名無しさん (2015-06-28 01 44 53) 一部カードが手に入らなくなりレア化(最高ランクの合成に必須)とかあるんだよな…そりゃ売値も高いわ。 -- 名無しさん (2015-11-01 22 50 28) 非公式だけどブラウザ版がある。もちろん対人戦も出来るぞ。久々にケリを付けたくないか? -- 名無しさん (2016-05-06 16 35 16) DS版も悪くはないんだけど…、なんというかコレジャナイ感が。 -- 名無しさん (2016-05-06 18 05 12) ブラックマスターが文字通りのブラック企業である。味方→味方で攻撃してHPを1にしてから、バーサクパワーをかけて敵に攻撃(攻撃したモンスターは自滅する。自滅した場合はペナルティを受けず、空いたスペースに次のモンスターを置ける。)が日常茶飯事。 -- 名無しさん (2018-10-14 08 06 11) 名前 コメント
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今日 - 合計 - トレード バトル カードヒーローの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 16時19分38秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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トレード&バトル カードヒーロー 出版社 アスキー 講談社 小学館 ティーツー出版 KADOKAWA(エンターブレイン) 出版年月 2000年3月 2000年3月 2000年3月 2000年4月 2000年4月 ISBN 978-4-7572-0737-0 978-4-06-343176-6 978-4-09-102840-2 978-4-88749-050-5 978-4-7577-0021-5 税込価格 748円 880円 922円 935円 935円 ゲーム概要 2000年2月21日発売。ハードはGB(対応)。
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トレード バトル カードヒーロー とは、【ゲームボーイ】・【ゲームボーイカラー】用のゲーム。 概要 ストーリー ゲームシステム キャラクター メインキャラクター バトルセンター限定 カード 関連作品 攻略情報 移植・リメイク 紹介映像 リンク コメント 概要 トレード バトル カードヒーロー 他言語 Card Hero (英語)(*1) ふりがな とれーど あんど ばとる かーどひーろー ハード 【ゲームボーイ】 【ゲームボーイカラー】共通 メディア ロムカセット ジャンル トレーディングカードゲーム 発売元 任天堂 開発元 インテリジェントシステムズ プレイ人数 1~2人 発売日 2000/02/21 (日本) 値段 GBC 3,800円(税別)3DS 628円(税込) レーティング CERO A(全年齢対象) 対応機能 通信ケーブル シリーズ カードヒーローシリーズ 移植・リメイク 3DS 【バーチャルコンソール】 【ゲームボーイ】 【ゲームボーイカラー】共通ソフトとして発売されたゲーム。 90年代後半で爆発的ブームとなったトレーディングカードゲーム(TCG)を題材にしており、先駆者である【ポケモンカードGB】と異なりオリジナルキャラクターを採用した。 元々はお蔵入りとなっていた企画を「週刊ファミ通」の編集者がバックアップた事で発売に漕ぎ着いたという経緯を持つ。 TCGにしては珍しく属性や専用カードの概念が存在しておらず、位置取りや進化時の回復、リソースを重視して戦うというプレイヤースキルに大きく依存した作風が特徴的。 また、黎明期故に「ライブラリーアウト(*2)が存在しない」「撃破されたカードのリソースが返却される」「先行/後攻による手札などの違いが無い」等、後世から見ると珍しい仕様も多い。 「週刊ファミ通」では特集を組みクロスレビューで高得点を与える等、本作を猛プッシュしたものの、独特すぎてどの層を狙っているのか分からない風貌のキャラクターや、ポケットモンスターシリーズ以外がイマイチなハードという点が相まって商業的には喜ばしい結果は得られなかった。 また、ゲームボーイ故にCPUの思考時間が長い上に処理アニメーションも長く、1試合にかかる時間が凄まじく長いという問題点も存在する。 同日には実物のTCG、【カードヒーロー・トレーディングカードゲーム】?も発売されたが短命に終わっている。 2007/12/20には【ニンテンドーDS】向けに続編の【高速カードバトル カードヒーロー】?が発売された。 ストーリー 「門マサル」がカードゲームで悪者と戦うクールなアニメ「カードヒーロー」! 始まったばかりのこのアニメにひろし君は今、夢中。NANTENDO[ナンテンドウ]から発売されているトレーディングカードゲーム、その名もズバリ「カードヒーロー」を早速買いに出かけました。 カードショップ「マルヒゲヤ」でスタートセットを買ってきたひろし君は、幼なじみのクミちゃんと一緒にいよいよカードヒーローを始めることになりました。 ひろし君はマサルのようにカッコ良くカードバトルができるようになるのでしょうか…? ゲームシステム フィールド画面基本はフィールド画面で主人公を操作して対戦相手を探したりカードを手に入れたりする。町の移動画面は全体マップから選ぶ形が取られる。カードはマルヒゲヤでコインかお金を使って購入可能。 ルール互いのフィールドに「ストーン」を使って手札からモンスターを出し、相手マスターのHPを0にする事と勝利。30ターン経過した場合はHPが多い方が判定勝ちとなる。互いのマスターはダメージを2軽減する「シールド」があるため、何かしらの方法で攻撃力を上げたり固定ダメージの特技を使ったりと言った手段を取らねばならない。 アタックモンスターは他のモンスターやマスターに対して攻撃が可能。各アタック毎に記されている「パワー」の数値分だけダメージを与えられる。いわゆる通常攻撃であり、基本的にはこれでストーンを消費する事はない。 特技モンスターは「アタック」だけでなく、「特技」という様々な特殊能力が設定されている。大体の場合は「ストーン」をいくつか消費して特殊な攻撃を行える。中には消費しないものがある。一部の特技は射程が設定されており、「ひとつとび」は2マス先、「ふたつとび」は3マス先だけを攻撃できる。「うまとび」という将棋の桂馬の動きの攻撃しかできないものや、どこでも攻撃できる「どこでも」、間に邪魔がなければ1マス離れて攻撃できる「まっすぐ」、まっすぐと同じだか1マスで1パワー減る「へるまっすぐ」、まっすぐと同じで何体いても貫いて1マスごとに1パワー減る「かんつう」が存在する。この特技の攻撃には「ダメージ(D)」という「パワー」とは異なる数値が設定されており、Dで数値が記載されているものは防御力を上げる能力を無視してダメージを直接与えられる。 レベルアップ相手のモンスターを倒した場合、ストーンを1消費して「レベルアップ」を行える。レベルアップすると能力が上がり、そのモンスターのHPが全回復する。基本的にはモンスターの初期パワーは2、レベルアップで3となるため、レベルを上げる事で相手マスターへのダメージが通るようになる。 気合溜め行動しなかったモンスターは「気合溜め」状態となり、1度だけアタックのパワーか防御力が+1される。攻撃・被ダメージ・移動の何れかの行動を取ると気合溜めは解除される。 3階級のバトルルールジュニアルール・シニアルール・プロルールという3種類のルールが存在しており、ルールによってマスターのHPが変わったり、強力なマスターを使用できたりする。 ブレンドくんマルヒゲヤで使用できる機械。カードを3枚入れると別のカードが手に入る。これでしか手に入らない珍しいカードもある。 キャラクター ※【高速カードバトル カードヒーロー】?にも出ている同一人物はそちらの名称でページを作ってください。 メインキャラクター 【ひろし】?主人公。名前変更可能。 【クミ】? 【とめぞう】? 丸髭円男(マルヒゲヤ店長)? クラマ? 【ためお】? こまい? すぎやま? 【あみ】? 【ゆういち】? タクミさん? 【シロウ】? 【トトリデ】? 【ジュン(トレード バトル カードヒーロー)】? 【ナルシー】? 【としお】? 【門マサル】? 【デロデーロ】? バトルセンター限定 【ノリコ】? まりこ? 【うずまさ】? 【ジェニー(トレード バトル カードヒーロー)】? 【いでがわ】? 【だいすけ】? 【ためこ(トレード バトル カードヒーロー)】? 【きのした】? 【ますよ】? 【らっきぃズ】? 【エリカ(トレード バトル カードヒーロー)】? 【おばちゃん】 【けにしき】? 【ざだい】? 【タメ】? ボボコフ? 【マスターX】? 【ジャン・ケソ】? カード 【マスター(トレード バトル カードヒーロー)】?プレイヤーの分身となる存在。特殊能力はない。 【ブラックマスター】?攻撃的な特技を使用できるマスター。 【ホワイトマスター】?防御的な特技を使用できるマスター。 【ワンダーマスター】?変わった特技を使用できるマスター。特技はカスタマイズが可能だが、一度決めると決め直せなくなる。 ※【高速カードバトル カードヒーロー】?で名前が変わっていたり、肩書きが付いたカードは別の項目として扱っています。また、マジックカードの項目は作らないでください。 MONSTER MAGIC(第1弾) No 分類 名前 レア度 備考 001 モンスター 【マナトット】? ★1 ゲームを進めると生産中止に 002 スーパー 【パパトット】? ★5 パック排出なし9,500円以上持っている時、ジャン・ケソから購入可能 003 モンスター 【ゲッティ】? ★1 004 モンスター 【ポンカー】? ★1 005 スーパー 【ポポンカー】? ★3 006 モンスター 【ウォータ】? ★2 007 モンスター 【タコッケー】? ★2 008 モンスター 【ボムゾウ】? ★2 009 スーパー 【ボムノスケ】? ★2 010 モンスター 【コワイル】? ★3 011 スーパー 【ワイルダー】? ★2 012 モンスター 【シゴトにん】? ★3 013 モンスター 【ジャレス】? ★3 014 スーパー 【ジャレット】? ★4 015 モンスター 【ポリゴマ】? ★3 016 スーパー 【エルゴマ】? ★4 017 モンスター 【ビヨンド】? ★1 018 モンスター 【ルージュ】? ★1 019 モンスター 【マッコイ】? ★1 020 モンスター 【ヤンバル】? ★1 021 モンスター 【ガンター】? ★1 022 スーパー 【ドガンター】? ★2 023 モンスター 【ヴァルテル】? ★2 024 モンスター 【ケッコウ】? ★2 025 モンスター 【スライ】? ★2 026 マジック ヒーリング ★1 027 マジック ハードシールド ★1 028 マジック パワーダウン ★1 029 マジック ウェイクアップ ★2 030 マジック でなおし ★2 031 マジック ドロー5 ★2 032 マジック レベルチェンジ ★2 033 マジック バサークパワー ★2 034 マジック サンダー ★3 035 マジック パワーアップ ★3 マジカルワールド(第2弾) No 分類 名前 レア度 備考 036 モンスター レイラ? ★1 037 スーパー 【レイババ】? ★3 038 モンスター 【ラッティ】? ★1 039 スーパー 【ドラッティ】? ★2 040 モンスター ヤミー? ★2 041 モンスター 【ガンガラ】? ★2 042 スーパー 【ドンガラ】? ★3 043 モンスター 【クロロウ】? ★2 044 モンスター 【コカッパー】? ★2 045 スーパー 【カッパラー】? ★4 046 モンスター 【チャーミ】? ★2 047 モンスター 【スッピーン】? ★2 048 モンスター 【チュトロ】? ★3 049 モンスター 【ぎんじ】? ★3 050 スーパー 【アップル】 ★3 051 モンスター 【ルースター】? ★1 052 モンスター クレア? ★3 053 モンスター 【テレポ】? ★3 054 モンスター 【ラティーヌ】? ★3 055 マジック かまいたち ★1 056 マジック バイバイ ★2 057 マジック フエルストーン ★2 058 マジック とくぎふうじ ★2 059 マジック パワー2 ★2 060 マジック あくまのダンス ★3 061 マジック だいちのいかり ★3 062 マジック ワープ ★3 063 マジック ゆうだち ★4 064 マジック ハイヒーリング ★4 065 マジック あっかんべ ★4 066 マジック てんしのラッパ ★5 ブレンドくん限定マナトット+へんしんミラー+あっかんべ ストレンジカインド(第3弾) No 分類 名前 レア度 備考 067 モンスター 【ラブレー】? ★2 068 モンスター 【ゲイリー】? ★2 069 モンスター 【ヌンチャ】? ★1 070 モンスター ガサッツ? ★2 071 モンスター 【ラオン】? ★3 072 モンスター レオン? ★3 073 モンスター 【ビター】? ★3 074 スーパー スイート? ★3 075 モンスター 【ペンスキー】? ★3 076 モンスター ダイン? ★4 077 モンスター 【おやこだま】? ★1 078 モンスター 【ジャベール】? ★1 079 モンスター 【トリゴミー】? ★2 080 マジック キエルストーン ★1 081 マジック シャッフル ★1 082 マジック ハリケーン ★1 083 マジック ならべかえ ★2 084 マジック マッドファイア ★2 085 マジック ゆうわく ★2 086 マジック ぶよシールド ★2 087 マジック ローテーション ★2 088 マジック おまもり ★3 089 モンスター 【にゃあお】? ★5 ブレンドくん限定マナトット+へんしんミラー+★4スーパー SUPER INCLUDE(第4弾) No 分類 名前 レア度 備考 090 モンスター 【カップン】? ★1 091 スーパー 【ガブッチョ】? ★4 092 モンスター 【ヤンペロン】? ★2 093 モンスター 【なぞえもん】? ★2 094 モンスター ドンチャン? ★3 095 モンスター 【ガスキン】? ★4 096 モンスター 【ウズフラー】? ★2 097 モンスター 【ガァガ】? ★2 098 モンスター 【ナイリー】? ★3 099 マジック リフレッシュ ★1 100 マジック ジアーゲン ★1 101 マジック ブラックレイン ★1 102 マジック かげぬい ★1 103 マジック リターン ★2 104 マジック バイコストーン ★2 105 マジック バウンシールド ★2 106 マジック おはらい ★3 107 マジック きあいだめ ★4 108 マジック みがわり ★4 109 マジック へんしんミラー ★4 110 モンスター 【モーガン】? ★5 ブレンドくん限定マナトット+ダイン+★4スーパー 関連作品 【高速カードバトル カードヒーロー】? 【カードヒーロー・トレーディングカードゲーム】? 【ファイアーエムブレム0】前衛・後衛の概念や最大3の射程、中央に出す主人公カードなど、一部ルールが本作と共通。 攻略情報 ブレンドくん錬金術参照攻略サイトバトルセンターまで進めていれば使用可能。種銭として1500~2000円ほどが必要。「SUPER INCLUDE」を買い漁り、ブレンドくんで手筈通りに合成してカードを売るだけ。「SUPER INCLUDE」は全体的にレアリティが高いため高値で稼げる。基本的には★4スーパーと★1マジック*2、★3スーパー(またはドンチャン)とおはらい*2、★3スーパー+バウンシールド+かげぬいで「あっかんべ」を作った後、ナイリー+バイコストーン+リターン(バイコストーン)、バウンシールド+なぞえもん+リターン(バイコストーン)、バウンシールド+バイコストーン+★2モンスター、★2スーパー+★1マジック*2で「バサークパワー」を作る。そのバサークパワーを素材にし、★3スーパー(またはドンチャン)+バサークパワー+★1マジック、★2スーパー+バサークパワー+リターン(バイコストーン)、バサークパワー*2+★2モンスターで「あっかんべ」を作る。後はあっかんべ、★1モンスター、★2モンスター、ガスキン、★3マジック、★4マジックを全て売る。これを繰り返すだけ。他のパックのカードを揃える際やパパトットを購入する場合でもこれで元手を増やすと良い。パパトットを購入する場合、売って種銭するためのカードを手元に残すのを忘れないように。 移植・リメイク 【バーチャルコンソール】2011/08/10に【ニンテンドー3DS】向けに配信。通信対戦はできない。 紹介映像 リンク 公式ホームページ コメント デフォルトネームは今作がひろしで高速がサトル、シリーズの続編が出たらタツミやシュンタロウになるのだろうか? - 名無しさん (2021-06-12 10 48 15) 名前 全てのコメントを見る
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トレード バトル カードヒーロー 【とれーどあんどばとる かーどひーろー】 ジャンル トレーディングカードゲーム 対応機種 ゲームボーイカラー(全GB共通) 発売元 任天堂 開発元 インテリジェントシステムズ 発売日 2000年2月21日 定価 3,800円 配信 バーチャルコンソール【3DS】2011年8月10日/600円 判定 良作 カードヒーローシリーズトレード バトル / 高速カードバトル / スピードバトルカスタム 概要 ストーリー 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 当時流行期であったTCG(トレーディングカードゲーム)をオリジナルルールでゲーム化されたソフト。 一度お蔵入りになりかけた所を、ゲーム雑誌「ファミ通」の編集者が注目しバックアップ、発売までこぎつけたという経緯を持つ。 ストーリー 主人公「門マサル」が、カードバトルで悪者と戦うアニメ「カードヒーロー」。ひろしはこのアニメの大ファンだった。 そんな折、ひろしが生まれてすぐ渡米した祖父が、久しぶりに帰国。彼がお土産に買ってきたカードがきっかけで、ひろしはTCGとしてのカードヒーローにも興味を持つようになる。 友達のクミとカードヒーローを始めたひろしは、カードヒーロー同好会「クラマクラブ」に入会。果たして、ひろしはマサルのようにカッコよくカードバトルができるようになるのだろうか? 特徴 いわゆる『マジック:ザ・ギャザリング』型のカードゲーム。あらかじめ用意したデッキから手札を引き、「ストーン」(以下「石」と表記)というリソースを消費して「モンスター」を召喚して攻撃させたり「マジック」カードを使ったりして、最終的に相手「マスター」に攻撃を与えてそのHPを0にすれば勝利となる。 本作においてゲームで使うフィールドは以下のような構造になっている。他の同型のTCGに比べるとコンパクトな構造と言える。 後 後 マはそれぞれのプレイヤーを模した「マスター」が配置されているマス。前・後は「モンスター」カードを設置できるマス。一人のマスターが2x2=4体まで自分のモンスターを設置できる。攻撃しない代わりに移動したり位置を交換したりもできる。通常攻撃では隣接している相手にしか攻撃できず、前衛は後衛の壁のようになっている。また、後マスにのみモンスターが設置されている場合、それを所有しているマスターのターンの始めに後マスから前マスに移動する。 前 マ 前 前 マ 前 後 後 本作で用いるカードは「モンスター」と「マジック」の2種類。 「モンスター」はそのモンスターを場に召喚して攻撃を行ったりできるカード。モンスターを召喚するには石1個と一緒に場に置き、次のターンまで待つ必要がある。 モンスターにはHPと通常攻撃が全カード共通して設定され、カードによっては特殊攻撃・常に効果を発揮する特殊効果もそれぞれ設定されている。特殊攻撃は使用に石を消費するものもある。 HPと攻撃は1刻みの数値設定が行われており、モンスターのHPは最大でも6。HP1の差で命運が分けられていると言っても過言ではない。 特殊攻撃は遠隔攻撃が可能なものが多いが、攻撃できる範囲はカードにより異なっている。1つ飛び、2つ飛び、どこでも、貫通、桂馬飛びなどなど。 モンスターには前衛向け・後衛向けという分類が行われている。どちらも前マス・後マスにも置けるものの、慣れないうちは分類通りに設置した方が良い。 前衛はHP・通常攻撃の威力が高いが、1マス以上隔てた相手には攻撃できない・できても威力が低いケースが大半を占める。 後衛はHPが低く、通常攻撃の威力は低く0のものすらあるので前衛に出されるとなにもできないが、高性能の遠隔攻撃が使える場合が多い。 「マジック」はその場で効果を発揮するカード。効果発動に必要な石の消費数は各カード毎に異なり、基本的にマジックで消費された石が戻ってくる事は無い。 極一部のマジックのみ、シニア以降のルールにおいてはマスターの特技としてカードの消費無しに使用可能である。詳細は後述。 なお、スタックやカウンター、インスタントといった概念が存在せず、「全てのアクションは宣言即解決」「相手プレイヤーのターン中に取れる行動がない」という特徴もあり、この点でも非常に簡潔でまとまったルールとなっている。 各プレイヤーは毎ターン開始時に石3個を貰える。貰った石と手札をリソースとして、モンスター召喚や魔法の発動といった行動を行う。 本作最大の特徴と言えるのがこの石に関する扱いである。モンスターの召喚やレベルアップに使った石は、そのモンスターのHPが0になると手元に戻る。また、マスターのHPは石の数で表され、マスターがダメージを受けた際には受けたダメージ分の石を入手できる。つまり、追い詰められるほどリソースが増え、その分できる事も増えていく。相手の残り個数に注意を向けつつ攻撃する必要がある。 モンスターを強化するシステムとして「レベルアップ」と「気合い溜め」が存在する。 相手モンスターを倒すとそのモンスターにレベルアップの権利が与えられる。Lvが上がるとモンスターによっては攻撃の威力や効果範囲が拡大することがある(最大Lv3まで)。 レベルアップするには1レベルごとに石を1個消費する必要があり、レベルが上がったモンスターはHPを全回復できる。この回復がカードヒーローの勝敗の分け目になると言ってもいい。 一部のモンスターにはスーパーカードという特殊な進化形が用意されている。召喚するには「スーパーカードが手札にあるとき、それに対応したモンスター(「ボムノスケ」なら「ボムゾウ」)がLv3になる権利を得た時に交換して出す」というもので引きにも左右されるが、その分強力な攻撃技や特殊効果を持っている。 マスターには攻撃を2ポイント軽減するバリアーが常備されており、大抵のモンスターは初期状態で攻撃力2以下の技しか使えないため、レベルアップなどによる攻撃力の上昇やダメージ系の技の駆使が非常に重要となる。 先述した通り、全てのモンスターは場に出すときに必ず1個消費する。このため各モンスターの性能差は他のTCGに比べかなり平坦な形になっており、TCGでは多くの場合「強いモンスターを出す」のが目的なのに対し、本作では「強いモンスターに育てあげる」のが目的になっていると言える。 なお、味方のモンスターを倒してレベルアップすることも可能だが、この場合自分のHPの石を支払うペナルティが与えられる(*1)。 モンスターに何も行動させずにターンを終了すると、モンスターは自動で「気合い溜め」を行い、吹きだしに[!]マークがつく。 受けるダメージを1減らし(*2)、次の通常攻撃のダメージを1増やすという状態。1度でも攻撃を受けるか攻撃をすると解除される。1の差が命運を分けるカードヒーローではその意味はとても大きい。 ルールは以下の3種。 ジュニア マスターの最大HPは5、デッキ枚数は20枚(*3)。最も基本的なルールであり、ゲーム開始からしばらくはこのルールでプレイすることになる。 シニア マスターのHPとデッキ枚数はジュニアと同じだが、マスター自身が石を消費して三種類の特技を使用可能となっている。守り寄りのホワイト、攻撃特化のブラック、隠しマスターとしてテクニカルなワンダーの3種から選べる。 また、マスターによるダイレクトアタックも可能。1ターンに何度でも使えるが、石3個でパワー2という効率の悪さなので、メインの攻撃手段にはならない。 さらに、シニア以上では味方モンスターの「追放」(フィールドからの除去)ができるようになる。高レベルのモンスターを追放して石回収、敵にレベルアップの権利を渡さないために瀕死のモンスターを追放するなどの使い道があるが、一度実行するたびにマスターのHPが1減る。 プロ HPは10、デッキ枚数は30枚に。単純に数が増えただけだが、取れる戦略の幅は大きく広がる。 プロ限定の特殊能力として、マスターのHPを2削ることで石1個を生み出す「メイクストーン」が追加されている。基本的には悪あがきの手段だが、思わぬ逆転の一手になることも。 評価点 非常によくまとめられている完成度の高さ 仮にも第一作目であり、当時は続編を出す予定も無かったにもかかわらずゲームルールが非常に良くまとめられている。 どのカードも一長一短の性能を持っており、HP1の差で命運が分かれるため、性能で負けてもHPの差で優位に立てるケースもある。一見「誰得」なカードにも、意外な使い道があったりする。 TCGによくあるような死にカードがほとんど無い。序盤に手に入る少数のカードには完全上位互換のカードが存在するが(*4)、カードの新シリーズ発売時期の問題、カードのレアリティの問題や、HPが低く倒されやすい点をメリットとする考え(*5)もあるため一慨に死にカードとは言えない。 コンパクトな構成に反して、戦略の幅は広い。プレイヤーには前衛キャラクターと後衛キャラクターを巧みに使い分け、相手の攻撃を避けつつ敵側の陣営を崩す等といった臨機応変な選択眼が要求される。相手の割り込み要素がないことから詰め将棋的とも評されている。 とても丁寧なゲーム説明 最初にプレイする際はクドさを感じるかもしれないが、操作説明は非常に丁寧。ストーリーを進めていくうちに、基本的なルールを完全把握できる。 操作説明をちゃんと聞いていれば、それを応用したバトルイベントを容易に攻略可能な為、しっかり聞いておく事をオススメしたい。 子供向けでありながらも王道かつ斬新な、熱いストーリー展開 創作物でよくある「物語の世界で戦う主人公」ではなく「TVの影響でTCGを始めた主人公」なので、プレイヤーにとっても親しみやすい。 近所の友達とよく遊んだ光景を軸に物語が進み、後半では悪の組織的な集団も登場し、終盤の盛り上がりっぷりは絵柄から想像できない程に熱い。 登場人物も個性豊か…というか、カオス。特にエンディング後の『バトルセンター』で登場する対戦者達はお笑いコンビ、ワラ人形を持った女性(その名も『 のろい ますよ 』)、関取、大阪のおばちゃん、 高い知能を持ったチンパンジー とクセモノ揃い。 ほんわかしたキャラデザに反して、黒い任天堂要素満載な個性を見せる人物も多い。(一応)メインヒロインのクミはヤの付く自由業の皆様顔負けの恫喝をやってのけるし、サブキャラのお母さんは事ある毎に一々風刺を含んだトゲのある毒舌台詞を披露してくる。 時計機能と連動した、継続プレイを促す仕組み 家にいるお母さんに話しかけると、1日につき50円の小遣いが貰える。現在のゲームで言う「ログインボーナス」のような要素である。 誕生日には「カードショップから商品券が送られてきた」という名目で500円に増える。カード購入の為の資金を調達する手段に乏しい序盤でこのボーナスを入手できると一気に攻略が楽になるが、誕生日翌日になると貰えなくなってしまうので注意。 ある程度攻略すると、カードショップにおいてレアカードを単品で購入可能な「シングルカード」を利用可能になる。このシングルカードのラインナップは日によって変化するので、マメに確認してみるとカード収集が楽になる…かもしれない。 生産終了したという設定で早々に通常パックから出てこなくなるカードが存在しているのだが、ある程度攻略を進めるとこの生産終了カードもシングルカードのラインナップに並ぶようになる。バトル以外の要素において何かと重宝するので、余裕があれば集めておこう。 カードショップやカードゲームコミュニティの雰囲気を手軽に体験できる 本作でのカード入手方法はバトル勝利によって獲得したポイントを使い、作中のショップでカード3枚入りのパックを購入して引き当てるというもの。 今でこそTCGを原作とするゲーム作品においてよく見かける方式だが、本作と同時期に発売されていたTCGを原作とするゲーム作品は、対戦の勝利報酬としてポイントではなくカードをそのまま受け取る方式のものも多かった。そんな中でTCGの醍醐味の一つと言えるだろう、パックを剥くドキドキ感を表現しようとした本作は中々に画期的ではある。 他にも上述したシングルカードや、多少高額ではあるものの確実にスーパーカードを入手可能なパックなどもカードショップの雰囲気作りに一役買っている。ショップの商品に付けられた値札とにらめっこしつつ、限られた予算でどのようにデッキを強化するか頭を悩ませるという、TCGプレイヤーあるあるを気軽に味わえる。 時折行われる大会で獲得ポイントにボーナスが付いたり、大会の賞品としてカードが貰えたりといった具合に、カードゲームコミュニティの雰囲気も対戦のモチベーション向上を伴う形でそこそこ再現できている。 対戦相手によっては同意を得た上で未所持のカードを譲ってくれたり、デッキに入れていないカードのトレードを持ちかけてくれたりする事もある。 悪の組織的な集団に属する相手であっても此方が勝利すれば相手のカードを強だt…もとい譲ってくれる。当然だが現実でカードを強奪しようとするのは立派な犯罪なので、絶対真似しないように。 賛否両論点 当時の需要と絶妙に噛み合わなかったキャラデザイン 本作のキャラやカードのグラフィックは子供向けを意識したデザインで描かれているが、本作発売当時のTCG市場では『遊☆戯☆王』や『マジック・ザ・ギャザリング』のようなリアルなモンスターデザインが好まれており、デザインだけで本作を敬遠した層も少なからず存在していた。 子供向けを意識したデザインとしても『ポケモンカードゲーム』が国産初のTCGとして既に世に出回っており、後発の本作にはどうしても注目が行き辛い状況が生まれてしまっていた。 本作はあくまでゲーム作品なので、リアルTCG作品とパイを奪い合う事は無いのでは?とお思いの方もいるかもしれないが、少なくとも『ポケモンカードゲーム』と『遊☆戯☆王』については、その人気の高さから本作よりも先にGB版作品が発売されてしまっていたので…。 上述した作品群が円熟期を迎えつつある2020年時点では、『ポケモンカードゲーム』とも一味違う独自のデザインを評価する声も見られる。世に出る時期を間違えた、とでも評すべきだろうか。 痒い所に手が届かないデッキメイク機能 カードヒーローマニアの「タクミ」を頼ると、所持しているカードを元にして自動でデッキ構築を行ってくれる。しかしデッキのバランスに拘るという彼の性格が災いしてか、或いは技術力の限界故か、自動構築で出来上がるデッキはお世辞にも強いとは言い難い内容となっている。 この為デッキメイク機能はそれに頼りきりになるのではなく、自力で大まかなデッキ構築が可能になるまでの補助として使用するのが適切であろう。 デッキメイク機能を使用して作られたデッキは、強制的に「タクミ(数字)ごう」という名前に上書き変更される。 一応後からプレイヤー自身の手で変更も可能だが、地味に面倒臭い。どうしても名前を変更したくないデッキがある場合、先にデッキメモを購入して複数個のデッキ内容を保存可能にしておき、デッキメイク機能は名前が変わっても差し支えないデッキを上書きする形で使用するといいかもしれない。 ゲームバランス 基本的に大半のカードはレアリティ相応の強さに抑えられておりゲームバランスは良好なのだが、それでも「一部行き過ぎな性能を持つカードが存在する」というTCG界隈のお約束については、このゲームも例外ではない。 + 強カード一覧 ヤミー カードヒーローでは基本的にピンチに追い込まれる程に手持ちの石が増え、反撃の手段もまた増えていくのだが、ヤミーの場合石1個を消費して相手の石を最大2個奪う(*6)という強力な特技を持っている。 石の所有数がそのままアドバンテージとなりうるプロルールにおいて、相手の石を奪ったり減らしたりするカードは非常に強力。こういったカードは大したデメリットも無く、反撃のチャンスを潰せてしまうのである。 レベルアップ可能な上に、素の戦闘能力も平均的な前衛モンスター並にある。明確な欠点は事実上存在しておらず、速攻デッキなど特殊な構成のデッキでなければ3枚積み安定。「出せば勝ち」というような極端な性能ではないのだが、便利すぎるので通信対戦では禁止カードにすべきと主張する向きもある。 最大の問題はこんなに強力なスペックを持つこのカードがレアカードでもなんでもない、精々アンコモン止まりのレアリティだと言う事。入手時期がマジックカードを使う機会の少ない序盤、ジュニアルールの時期なのが理由だと思われるが、それを差し引いても性能に見合って無さ過ぎる。 モーガン 終盤に入手できる最強クラスのモンスター。後衛モンスターでありながらHP5、レベル1の時点で2パワーの通常攻撃という前衛モンスターの平均値に並ぶスペックに加え、石の消費無しでフィールド上のどこでも攻撃可能な特技まで有している。 「前衛モンスターがどこでも攻撃を使える」と言う表現が相応しいか。当然ながら此方も特殊な構成のデッキでない限り3枚積み安定。 最高レアのカードであり入手困難といった欠点はあれど、それらを考慮しても後衛モンスターとして異常なスペックである事には変わりない。 にゃあお 此方も最高レアに属する後衛モンスターで、レベルアップこそしないもののHP5に2パワーの通常攻撃と前衛並みのスペックを持つ。 最大の特徴が特技として持つ「ワープ」。同名のマジックカードと同じ性能でありながら、石消費はマジックカード版より1個少ない2個となっている。 にゃあおを召喚する為に1ターンのタイムラグを挟まなければならない点や、1ターンにつき1回しか使えないという制約こそあるものの、石2個・手札消費無しでモンスターの位置を行動済みだろうと移動不能だろうとお構いなしに交換できるというのはデメリットを補って余りある。 攻撃済みの前衛モンスターを相手の反撃が届かない位置に避難させるもよし、相手の前衛を後ろに飛ばして置物化するもよし、HPが少ない相手後衛を前に引きずり出して、此方の前衛の餌にするもよし。にゃあお1体で劇的に戦局が変わるという訳ではないものの、相手からすれば厄介な事この上ない。 単体のスペックも驚異的ではあるが、それ以上に罪深いのは、同様の特技を持つモンスター『テレポ』をHP・消費する石の数において完全な下位互換としてしまっている点であろう。 テレポがにゃあおに勝っているのは「ゲーム序盤、ジュニアルールの時点で使用可能」という一点のみ。しかもこのテレポ、ゲーム開始時にランダムで決まるプレイヤーのID番号次第ではパックから出てこない事がある為、下手すればテレポを一度も使わないまま先ににゃあおを入手してしまう可能性すら存在している。 エルゴマ 2回行動モンスター『ポリゴマ』のスーパーカードだが、HPが3という耐久力の無さと引き換えに、なんと5パワーで2回行動が可能。 ポリゴマの少ないHPを意識しての調整だろうが、このゲームは石4個で使える『てんしのラッパ』や、『ぎんじ』がやられることで登場する『ハッピー』の特技でLvを上げられる為、ポリゴマを出して即エルゴマに進化させるという手段でリスクを軽減可能。ポリゴマの耐久が気になる場合は、全てのスーパーカードに進化可能な『なぞえもん』を使うという手もある。この為スーパーカードさえ引ければ召喚自体は比較的容易。 更に2回行動という特性故に、普通にモンスターを倒してレベルアップした場合でも、他のスーパーカードと異なり即座に行動に移る事が可能。フィニッシャーとしては極めて優秀である。 たとえ進化できずとも、3パワーで2回行動可能なLv2ポリゴマの時点で相手マスターにとっては十分な脅威。これもエルゴマの地位向上に拍車をかけている。 エルゴマの攻撃を全てマスターに当てれば、最低でも6個の石を落とせる。マスターのHPが5しかないジュニア・シニアルールであれば、条件さえ揃えば無傷からの1ターンキルも極めて容易となっている。 超火力スーパーカード自体は他にも存在してはいるが、一度超火力で攻撃すれば軽減不能の自爆ダメージで一発退場してしまう『ボムノスケ』や、Lv4まで上げる必要がある上にリスクもデカい上級者向けの『ガブッチョ』と癖の強いカードが多い。更には両方とも火力の代償とでも言わんばかりに、エルゴマ以外の他スーパーカードと比べてHPが低く、エルゴマ程お手軽に超火力をたたき出せる訳ではない。 スーパーカードは「デッキからカードを引かなければ進化できない」という制限がある為、狙って活躍させられるとは限らない。『リフレッシュ』等のデッキ圧縮用マジックカードを使えば大分出しやすくなるが、そこまでの手間をかけてボムノスケやガブッチョ(更には、他のスーパーカードも)の降臨を狙うのなら、同じ手間でエルゴマ呼ぶ方が良くね?という結論になる。 もっと言えば、スーパーカードを引かずとも単体で安定して火力を出せるポリゴマや『ダイン』『ガスキン』『ビター』(*7)で良くね?となってしまいがちな訳で…(*8)。 マジックカード『ジアーゲン』と『かげぬい』のコンボ これらのカードは共に消費石が1個、併用しても計2個と極めて負担が軽い。 『ジアーゲン』には「次のターンに対象のモンスターが別の場所に移動しなければ、そのターン終了時に除去される」という効果がある。これに「1ターンの間移動(と追放)ができなくなる」効果の『かげぬい』を組み合わせるコンボによって、石2個という低コストで、ほぼ確実に敵モンスターを除去可能となっているのである。 このコンボの強みは対処法が非常に限られており、その為に成功率が高いという点にある。 具体的に挙げるならば、状態異常を全て除去する(マジックカード『ゆうだち』や、後衛モンスター『クレア』の特技)か、モンスターを強制的に移動させる(マジックカード『ワープ』『ローテーション』や、上述の『にゃあお』など)かのどちらかしか明確な対処法が存在していない。 カード2枚と石を消費してまで除去したいモンスターがいるかどうかや、相手のターンの間に自滅されたり、ペナルティ覚悟で同士討ちさせてレベル上げに使われたりした場合は此方が損した形になるリスクを考えると、強力は強力だがゲームバランスを崩すほどではない。加えてワンダーマスターが相手だと、特技として常時使用可能な『ローテーション』であっさり対策されてしまう。 だがそれらを差し引いても石1個だけで相手の行動を縛れるジアーゲンの驚異は変わりなく、強力な性能と評していいだろう。 ワンダーマスター 冒頭でも述べた通り、条件を満たす事で使用可能となる隠しマスター。ゲームを最後の最後まで進めなければ入手できないが、そのスペックは相応に高い。 自分と相手のモンスターの配置を時計回りor反時計回りに回転させる移動系マジック『ローテーション』を、石さえあれば自ターンにいつでも、何度でも発動させられる。 相手の陣形を崩したり、倒されたくないモンスターを後衛に避難させたりと使い所はかなり多く、『ワープ』と比べて小回りがきかない点を差し引いても凶悪である。 他のマスターとは異なり、入手時に第三の特技を6種類のマジックの中から選択できるのだが、一部の特技候補…具体的には『リフレッシュ』が強すぎる。 手札を捨てて、捨てた枚数分のカードをデッキからドローするという所謂「デッキ圧縮」用のマジックであり、それが石1個の消費だけで無制限に使用可能なのである。 TCG経験者であれば「デッキ圧縮が使い放題」という説明だけでも凄惨な光景が思い浮かぶだろうが、その予想は概ね正しい。実際「リフレッシュ持ちワンダーマスターでエルゴマを高速召喚し、最速4ターンで決着」というデッキテンプレが生み出されており、当時の対戦環境で猛威を振るっていたのである。また、エルゴマ以外の強カードとも相性が良いという点も見逃せないだろう。 但し、思考停止で『リフレッシュ』を選ぶのが正解とは限らない。ホワイトマスターと同様の感覚で運用可能な『ウェイクアップ』や、相手の手の内を読む必要こそあるものの、上手く使えば相手のコンボを不発にできる『リターン』も十分な性能を有しており、考えて組まれたデッキであれば負けず劣らずの活躍を披露できる。 一応ホワイトマスターやブラックマスターでも、デッキ構築とプレイング次第で十分ワンダーマスターに対抗可能である点は強調しておきたい。 上述したカード群ほどの性能ではないものの、石2個で特技を使った瞬間に大ダメージを与えつつ退場する為、相手モンスターに倒されレベルアップに利用されるリスクを回避可能な『シゴトにん』、石1個という低コストながら攻撃・防御双方に使えて利便性の高い『きあいだめ』、相手が満を持して投入した切札モンスターの能力をコピーしてしまえる『へんしんミラー』など、他にも強力なカードは複数存在している。 問題点 操作とCPUの判断が非常に遅い 1つの操作を行うだけでも非常に遅い。選択を間違えてキャンセルするだけでも時間がかかる為に、ストレスが溜まりやすい。 CPUの判断が非常に長く、ターン初めの「考え中」から1分以上画面が動かないケースもしばしばある。カードヒーローを遊びながら他の作業をやる位でないと、とてもではないがまともに遊べない。 モノクロGBモードだとCPUクロック周波数がGBCの半分にもかかわらず、もっさり操作や思考時間が多少軽減される。GBC対応の際に最適化の手順を誤ったのかもしれない。 バーチャルコンソール版でもこの点は改善されていない。また前述のモノクロGBモードにする方法もない。 滅多に発生しないものの、フリーズバグが存在している 対戦中に相手の「考え中」が表示されたまま、何分経過しても一切動かなくなってしまうというもの。本作のオートセーブ機能が災いし、リセットしてやり直しても敵のターンから始まってしまい、リセット前と同様に固まってしまう為どうしようもない。 公式サイトにも記述されているが、一度リセットした上で特定のコマンドを入力すればバトルを強制終了させられる。但し、その試合には負けた事になってしまうので注意。 作中のバトルで降参するには、カードの購入資金にもなる「メダル」を消費しなければならないが、このコマンドを使えば実質的にメダル消費無しでの降参ができてしまう。だからどうしたという話ではあるが。 先攻が後攻より有利となるルール上の仕様 基本的に先攻のほうが後攻より有利。最初の所持石は互いに3、1ターン目も互いにドローできるため、引きの運にも左右されるが優劣はある。 しかも先攻側は即座にターンを終了する事で手札と石を多く得た状態で後攻に回る事もできる為、選択肢が多いという点においても先攻が有利となってしまう。 パッケージやOPにタイトルで登場している「マサル」とその宿敵の「デロデーロ」の扱い 何も知らずに購入したプレイヤーはマサルが主人公だと思った人もいただろうし、主人公のひろしが何らかの形で関わると思った人も多いだろう。…マサルとデロデーロはテレビ番組「カードヒーロー」に登場する架空の存在であり、ゲーム中にTV番組の中で何度か登場するだけである。 大半のプレイヤーが主人公のひろしを初めて目にするのは、パッケージの裏面や説明書の中身など、お世辞にも目立っているとは言い難い箇所である。本主人公なのに扱いが悪すぎる。 一応『バトルセンター』のコンピューター(*9)で戦う事が可能だが、あくまでシミュレーターなので自分と同じデッキしか使ってこない。 マサルの声優や、なりきりコスプレイヤーといったマサルのデッキを再現した対戦相手も出てこない。 隠しマスターの特技選択 ワンダーマスターは第三の特技を6種類の候補から選択できるのだが、一度特技を決めてしまうと二度と変更できない。ワンダーマスターを入手できるのは最後も最後、特技の選択を誤った場合や、他の特技を試したくなった場合は、それまでに集めたカード資産を投げ捨てて最初からやり直す破目になる。 選択できる特技はどれも一長一短な性能を有しており、場合によってはデッキの内容すら左右しうる為非常に悩みやすい。 バグ 毎週水曜と金曜にホワイト/ブラックマスターのみが参加可能な大会が行われるが、対戦前にデッキ内容の変更を行い、デッキメイク画面でキャンセルしてデッキ選択画面に戻ると他のマスターのデッキを選べてしまう。 これにより真逆のマスターはもちろん、ワンダーマスターでも大会に参加可能。他マスターでは使えない特技を使用可能となる為、プレイヤー側が格段に有利となってしまう。 メダルの所有数が10枚以下の場合、受付の右側の男「ギャンブル」に賭けバトルを持ちかけられ、勝てば所有コイン倍増、負ければ全没収されるという対戦イベントがある。 このバトルを受ける前に上記の大会で優勝すれば、メダル50枚分も併せて掛け金に充てられる。この賭けバトルに勝てばカードの大人買いも余裕で行える程の資産を得られる。 バグではないが、バランスブレイカーとなりうる仕様 + ゲームの楽しみを崩壊させる恐れがあります。閲覧注意 一定以上までゲームを進める事で、任意の要らないカード3枚と別のカード1枚を交換してくれる「ブレンドくん」を利用可能になるのだが…。 特定の手順でカードを交換し、最終的に手に入った高額で売れるカードを大量売却する事により、2,000円程度の元手さえあれば所持金の無限増殖ができてしまう。条件さえ整えば上述したギャンブルですらお役御免である。 当然ながらブースターパック購入・カード収集の楽しみを大いに削いでしまう可能性がある為、錬金術のご利用は計画的に。 続編以降の作品では「特定のカード3枚と別のカード1枚を交換」という仕様に変更されている。スタッフも無限錬金は流石に問題だと判断したのだろう。 総評 運の要素が薄く、極端なパワーカードもそれほど存在せず、戦略に重点を置いた独特なカードゲーム。 敷居も低いのでかなり遊びやすく、ゲームシステム的には傑作と言える高い完成度を誇っている。 携帯ゲーム機でこのような本格的なカードゲームを遊べる事自体がだいぶ貴重でもあったのだが、 しかし動作の遅さとキャラデザインが足を引っ張ったか、大規模なファンの獲得には至らず、隠れた名作止まりになってしまった。 余談 ゲーム自体の問題ではないが、現在中古市場に流通しているソフトの大半は、そのままの状態ではセーブできないと考えた方がいい。 これはカートリッジ内に時間をカウントする為の特殊チップと、そのデータを保持するための電池が内蔵されており、この電池が切れている場合はセーブが保存できなくなるのだが、カウント動作維持により常時電力を消費するため電池が一年程度しか持たない、という仕様が原因である。 一応電池交換の方法がないでもないが、リスクを伴うため自己責任で。電池交換方法についてはこちらを参照されたし。 バーチャルコンソール版を買えば電池の心配は不要だが、通信ケーブル機能が未対応となっており肝心の対人戦ができないのが泣き所である。 なお少し前に発売された同社の有名タイトルでも同様の問題は起こっていた。リアルタイムクロック仕様の宿命である。 ストーリー上のラスボスに負けると、既存のカードゲームにありそうでなかった衝撃の展開が待っている。 + ネタバレ注意 バトルに負けると、戦いの前に宣言された通りに使用しているデッキ内のカードすべてを燃やされる。 しかし、直後に仲間達が駆け付けてきて「自分が使用していたものと全く同じ内容のデッキ」「ラスボスと同じ内容のデッキ」「ラスボス対策を施したデッキ」の3つを持ってきてくれるという熱い展開が待っている。 燃やされたカードはラスボスに勝つと全て弁償してもらえるので、カードを失う心配はいらない。諦めずに挑み続けよう。 発売約2ヵ月後にはワゴン入りしてしまい、激しい値崩れを起こしてしまった。 決して本作が不出来だったという訳ではなく、ゲーム自体を出荷し過ぎた…つまり需要の見誤りが原因の模様。 ゲームの発売後、実際にカードゲーム化されて販売された。スタートセットやゲームにも出た4種類のブースターパックの他、ホワイト/ブラックマスターそれぞれの戦術に合わせてカードを収録した「マスターセレクション」というブースターパックも発売されていた。 「先攻プレイヤーは1ターン目のドロー無し」といったルール調整がなされており、また『シトラス』『ズガンター』『かげ呪い』といったTCG版からの新規カードによってゲーム版ともまた違った戦術を楽しめる。 しかし賛否両論点でも触れた通り、当時のTCG市場は既にライバルと呼ぶにはあまりにも凶悪過ぎる相手が席巻しており、シェアを獲得するには至らなかった。 アドバイザーとして、ファイアーエムブレムシリーズ生みの親である加賀昭三氏が参加している。 当時のファミ通のインタビューにおいて、ディレクターの坂本賀勇氏が「ストーリー本編を全てチュートリアルにしたのは加賀氏から提案されたのがきっかけであった」と語っている。 このゲームに登場する主人公「ひろし」は、当時任天堂社長であった「山内溥」氏から名前を取られている。 オープニングのクオリティが地味に高いが、このBGMに歌詞があることは意外と知られていない様子。 歌詞は説明書に掲載されている。ただし、途中セリフの密度が半端ではない箇所がある為に、初音ミクなどの音声ソフトでもなければ歌唱は困難を極める。 本作の発売から7年後、ニンテンドーDSにて実質的な続編の『高速カードバトル カードヒーロー』が発売された。詳細は同作の頁を参照されたし。 後に任天堂が発売したTCG『ファイアーエムブレム0(サイファ)』において、カードヒーローとの類似点が見られる。 開発は本作と同じインテリジェントシステムズであり、ノウハウを流用しているのはほぼ間違いない。 一部の本作プレイヤーはFEサイファをカードヒーローの精神的続編と見做して、同TCGを楽しんでいる…らしい。