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合計閲覧人数: - デフォルメとは何か 特に、美術において対象を変形させて表現すること。古代エジプト美術やマニエリスムにみられるが、 特に、近代の絵画・彫刻に特徴的。変形。歪曲(わいきよく)。デフォルマシオン。 goo辞書から引用 当ページでは以上のデフォルメ本来の定義に従い、フォルムを改変(寸法を変更)する行為ををデフォルメと呼ぶ。 デフォルメは表現者の主観で行われる為、必ずしも作品を見た全員が納得するものではない。 (個人個人で感覚や価値観に違いがある為。時代背景や環境にも左右される) デフォルメに含まれないもの プラスチック整形技術上の制約や強度を確保する為、止む無くオーバースケールないしは省略された部分はあくまで技術的制約による形状変更であり、デフォルメには含まれない。(ピラー、フィンの厚み、筋彫りの太さや筋彫りのテーパー、ワイパー、リベット、スポークの太さ、グリル、パーツの質感等) コスト面等の理由による表現の省略(エンジンや内装等)、手抜きによって再現されない部分はあくまで省略であり、デフォルメとは言わない。 資料不足でやむなく想像を元に設計された部分や人為的ミスによって形状を誤った場合はあくまで資料不足・ミスであり、デフォルメとは言わない。 デフォルメ推進者の流言蜚語に対する注意 上記のような、デフォルメという単語の持つ定義を超えた、技術的・コスト的・資料不足・ミス等により正確に表現されていない点に対してもデフォルメという単語を使用していたり、デフォルメ否定派は(プラスチック整形技術上不可能な鉄板の厚み等の)細部まで再現を迫っているといった誤った主張にご注意下さい。また、塗装の厚みに関してもこれは技術的・コスト的な問題であり当ページでは扱っておりません。 ここで問題として取り上げるデフォルメとは スケールが明記されている実車を元にしたカーモデルに於いて、インジェクションキットメーカーが技術上・強度上・資料確保上の問題やミスではなく意図的に実車と異なるフォルムをカーモデルに与える事、意図的に全体ないし一部をスケール通りではない寸法で表現してしまったケース。 具体例はメニューのデフォルメの実例で示す。
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合計閲覧人数: - このページは、インジェクションキットメーカーは実車を元にしたスケール表記のあるカーモデルを設計する際にデフォルメを加えるべきでない理由を説明したものである。 注意:このページはある特定の個人がデフォルメが全くされていない・あるいは比較的デフォルメが控えめなキットよりもデフォルメされたキットを好むような個人の趣向に対して問題視するものではなく、あくまで不特定多数の様々な価値観を持つ消費者達に対して素材を販売するインジェクションキットメーカーは客観的に正確な形状を目指すべきだという主張である。但し、デフォルメされたキットを好む一個人による「メーカーはスケール表記をしたキットに於いても積極的にデフォルメを行うべきだ」という意見は完全に否定するものである。 意図的にスケール通りでない寸法でカーモデル全体ないし一部を表現した場合、1/24スケール表記と実際の商品に齟齬が生まれる。 解決方法としては、1/24スケール表記を外す、又は正々堂々とパッケージにデフォルメを行っている旨を明記し、デフォルメモデルとして販売する事が考えられる。このままスケール表記を続け、デフォルメを行っている旨を伏せたままデフォルメモデルを販売し続けた場合、デフォルメを好まない消費者が意図しない製品を誤って購入してしまったり、景品表示法に抵触する恐れがある。 意図的に実車の形状を軽視し、カーモデルに実車と異なる形状を与えた場合、「模型」の概念から外れる 模型(英語ではモデル)を辞書で調べると、「実物にまねて作ったもの」となっている(goo辞書より)。もちろん縮小模型を何から何まで実車通りで完璧に再現する事は不可能に近いが、仮に実車通りでなくとも、より実車に近づける事を目指して「実物にまねて作ったもの」が模型であり、最初から実車の形状を真似る気が無いデフォルメ行為がなされたキットは「模型」ではなく「創作物」にカテゴライズされる。実車の名前を冠し、スケールを明記して販売しているのだから実車の形状を尊重するべきであり、新たな創作物を販売したいのであれば「スケールモデル」以外のカテゴリで販売するべきである。 立体情報としての価値が薄れる 模型の価値のひとつに手軽に立体形状や内部構造の把握が出来ることが挙げられるが、意図的に誤った形状にされた場合その価値が薄れる。模型の価格とは、決してプラスチック等の素材としての価格なのではなく その立体情報とその形状にするためのコストに対して支払われるものであり、その肝心な情報をミスでなく意図的に歪める事は不誠実である。 実車と異なる点を見つけてしまった時、落胆してしまう。 10年前ならまだしも、現在ではインターネットの普及でいくらでも実車の高解像度の画像を見る事が出来、意図的にボディラインを変えられたキットは簡単に看破されてしまう。模型は楽しむのが一番であるが、時間を掛けて製作した作品が実は全然実車とラインが違っていると気が付いた時のショックは大きい。 以上の理由から、モデルとなった実車の名称とスケールを明記して販売するインジェクションキットに対してデフォルメを施すことはスケールモデルの定義に背き、社会的にも偽装表記と受け取られる完全なルール違反と言える。(くどいようだが技術的・コスト的・資料不足・ミス等が理由で実車を再現しきれないケースは該当しない。あくまでもより正確にフォルムを再現する為になんら障害が無いにも関わらず、設計者の主観を根拠に形状を弄んだ場合の話。念の為)
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デフォルメ肯定派への課題 ここではデフォルメ肯定派への課題を出題する。課題を解く過程で、如何にデフォルメ論が主観的で矛盾に満ちたものであるかを認識させられるだろう。 問 一辺2mの立方体を 1/24 スケールにスケールダウンするとしたら、どこをどうデフォルメすべきか答えなさい。 名前 コメント
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例:「タミヤ F40 は酷いデフォルメがなされている」という議論をしている場合、あなたが「タミヤ F40 のノーズの形状は実車とかけ離れている」と言ったのに対して否定論者が… 1:事実に対して仮定を持ち出す 「F40にはノーズのデザインが複数存在したんじゃないか?」 2:ごくまれな反例をとりあげる 「だが、時として尻尾が2本ある犬が生まれることもある」 3:自分に有利な将来像を予想する 「何年か後、犬に羽が生えないという保証は誰にもできない」 4:主観で決め付ける 「犬自身が哺乳類であることを望むわけがない」 5:資料を示さず自論が支持されていると思わせる 「京商もポケールもプロターもノーズが長い。フジミの方がオカシイ」 (実際にはポケール・プロターの方がタミヤより正確な形状になっている) 6:一見関係ありそうで関係ない話を始める 「消費者センターいけよだから 」 7:陰謀であると力説する 「それは、犬を哺乳類と認めると都合の良いアメリカが画策した陰謀だ」 8:知能障害を起こす 「おもちゃごときどうでもいいわキチガイw 」 9:自分の見解を述べずに人格批判をする 「犬が哺乳類なんて言う奴は、社会に出てない証拠。現実をみてみろよ」 10:ありえない解決策を図る 「おまえが勝手に実車を取材してフルスクラッチすればいいだろ」 11:レッテル貼りをする 「タミヤによほど恨みがあるんですね 」 12:決着した話を経緯を無視して蒸し返す 「ところで、実測値が提示されてないのだが」 13:勝利宣言をする 「犬が哺乳類だという論はすでに何年も前に論破されてる事なのだが」 14:細かい部分のミスを指摘し相手を無知と認識させる 「犬って言っても大型犬から小型犬までいる。もっと勉強しろよ」 15:新しい概念が全て正しいのだとミスリードする 「プラモデルはデフォルメをしないと売れない」
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合計閲覧人数: - 前置き 遠近法、パース/パースペクティブ(perspective)、空気遠近法は立体を平面に描く技法であり、立体を縮小コピーする為の技法ではないので縮小模型とは一切無関係である。 スケール効果、スケールエフェクトは素材の質感・塗装について扱った理論であり、ボディのフォルム・寸法をデフォルメする行為とは一切無関係である。そしてキットは通常無塗装で出荷され、塗装の厚みは個々の技量・塗料の種類に左右され、インジェクションキットメーカーが予め塗装の厚み分小さく設計する事は困難である。また素材表面の質感はインジェクションキットでは元々再現することが困難であり、寸法さえ正確であれば十分良心的である。 パネルラインやワイパー等の大抵のキットでオーバースケールになってしまっている部分は技術的・強度的に正確にスケールダウンすることは困難でありデフォルメとは一切無関係である。全く再現されないより、オーバースケールであっても再現されている方が良心的である。 当ページで扱うデフォルメとは「deformer」本来の定義に従い、なんら技術的問題が無いにも関わらずフォルム形状を歪める行為についてである。 以下はデフォルメ推進派の主張を取り上げ、同時にその主張の欠陥を指摘したものである。 主張1 #主観的理由 主張例A カーモデルは小さいので、実車を見たときと同じ視覚的効果を得る為に特徴を強調せねばならない。また、違和感を感じさせないよう(実車を見た時と同じ印象になるよう)デフォルメを加える必要がある。 この主張の問題点 デフォルメを行うにあたっての客観的で明確な基準が存在しない為、以下のような弊害が発生する。 車高や全幅をスケール通りではない寸法にした場合、特に実車に詳しい人物に違和感を感じさせてしまう原因になる。 何を以って特徴とするかには個人差があり、特定の人物が特徴と認識している部分を強調したとしてもその他の人物から見れば形状がおかしいとしか認識されない。(これはあくまで販売対象が広いインジェクションキットのメーカーは客観的に正確な寸法・形状を再現する事に努めるべきであるという意見に留まる。特定の個人がカーモデルを自分好みの形状に改造することを否定するものではない。) スケールモデルとしての問題点 特徴を強調しようと意図的にプロポーションを改変した場合、スケール表記から外れてしまう。 模型の定義は「実物を模した型」であり、個人々人が持つ自分勝手な脳内のイメージを形にしたモノではない(後者は模型ではなく像・創作物である)。 実車の形状に対する認識・理解度は様々であり、不特定多数を対象にしたインジェクションキットに於いて消費者に違和感を与えないという発想・目標設定そのものが間違っている。(実車の形状・構造を誤解していたり、認識が不十分な人物が模型から正しい情報・形状を学ぶ機会を奪うべきではない) 縮小模型はその性質上小さくて当然であり、小さいことに文句があるならよりスケールが大きいものや実車を買うべきである。 主張例B (主張例Aに付随して)縮尺が小さければ小さい程、より大きく強調する必要がある。 この主張の問題点 縮尺が小さい程大きく強調した場合、以下のように縮尺が小さくなるほど指数関数的に実車との形状の剥離が進行する。 縮小模型はその性質上小さくて当然であり、小さいことに文句があるならよりスケールが大きいものや実車を買うべきである。 主張2 #物理特性を考慮した理由 主張例A 縮小模型に於いては、眺める角度・距離が異なるために視点の違いを考慮して形状を変えた方が良い(車高を低く、また全幅を広くする等)。 この主張の問題点 ある特定の距離・角度から眺める事を想定して形状を最適化しても他の方向から見ると形状が崩れてしまう。模型を眺める角度や距離は消費者の自由であり一定では無い。 スケールモデルとしての問題点 視点等を考慮して形状を変更した場合、スケール通りでない部分が出てくる。そういった技法はスケールモデルの範囲外である。 主張例B 眼球の水晶体のレンズ効果を考慮しなければならない。(水晶体は対象物との距離によって焦点距離を変えるために屈折率が変わる。対象物との距離が短い程屈折率が上がる。) この主張の問題点 デフォルメ推奨派は水晶体の屈折率の数値やそれが視野に及ぼす影響についての客観的・科学的説明や、縮小模型に補正を加えるための計算式を提示できた事が無い。科学的・客観的手法を装った屁理屈である。 仮に対象物が近い場合は視野がレンズ効果が歪むという現象が事実であるとした場合でも、個人個人による水晶体の屈折率の違い、視力の違い、視力矯正方法の違い(コンタクトレンズ・メガネ等。メガネには球面レンズと非球面レンズがあり、レンズ効果の強度に差がある。)があり形状を補正する為の絶対的な基準値を設定する事がはたして可能なのか不明である。 スケールモデルとしての問題点 レンズ効果を考慮して形状を変更した場合、スケール通りでない部分が出てくる。そういった技法はスケールモデルの範囲外である。 主張3 #メーカーの販売戦略的理由 主張例A デフォルメをしない場合、複数のメーカーが同一車種のモデルアップする際にメーカー毎の差別化が図れない。 回答 1/12、1/16、1/20、1/24、或いはそれ以下のスケールのカーモデルでは技術的・コスト的制約等から実車の完全再現は困難であり、いかに技術的障壁を克服するか、あるいはエンジンの再現の有無、開閉等のギミックの有無、資料や取材力の違いから出るフォルムの正確性、また組み立てやすさ等でいくらでも差別化が可能である。 主張例B 幅広い客層を相手にするインジェクションキットメーカーはより多く販売する為にデフォルメを施すべきである。 この主張の問題点 デフォルメが行われているキットであってもその旨がパッケージに記載されておらず、また購入前のキットの寸法を計る事は常識的に問題があり、販売店によっては購入前に箱を開けられない・パーツが分割されている・内袋に入っている等で計測どころかじっくり見る事すら困難なケースもあり、デフォルメが施されているかどうかを購入前に判別する事は困難であり購入動機に直結する事は考えにくい。購入する動機としては車種選定や箱絵の方がずっと大きなウェイトを占める。 これまで述べた通り万人がデフォルメされたキットを望んでいる訳ではないしデフォルメされたキットを見て喜ぶわけではないので、デフォルメされている事は必ずしも付加価値とはならずネガティブ要素と受け取られる事もしばしばである。その為製品に意図的にデフォルメを加える行為は自社の首を絞める事になる。 公式にデフォルメを施している事を認めており実際デフォルメされた例が多数確認されているタミヤのカーモデルが、フジミ・アオシマ・ハセガワのカーモデルに売り上げで圧倒的な差を付けていたり売り場で他社製カーモデルより扱いが大きいかと言えばそうでもないのが現実である。 主張4 #デフォルメするかどうかはあくまで趣向・好みの問題だと開き直る 主張例 デフォルメを好むか好まないかは趣向の問題であり、インジェクションキットメーカーに於いても独自の裁量でデフォルメを施すか否かの決定が出来る。 この主張の問題点 寸法は各車種を特徴付け、判別する為の重要な要素である。モデルとなった実車名と縮尺を表記している模型に於いてはインジェクションキットメーカーが独自の裁量で形状を歪める行為は許されない。 もしもインジェクションキットメーカーが正確にスケールダウンした形状に対して不満があるのならば、スケール表記を外しノンスケールのジャンルで販売するか、あるいは実車をモデルにする事を辞め、自社デザインによる架空の車をモチーフとしたオリジナルキットを販売するべきである。 タミヤ模型の問題点 特に「リアル」「実車そのまま」「ミュージアムコレクション」等のキャッチフレーズを多用するタミヤ製品にデフォルメを施すことは消費者に対する完全な背信行為と言える。 そもそもタミヤ模型はデフォルメを施している事を製品に一切記載していない為、消費者にはデフォルメ製品と通常のスケールモデルを選択する余地が与えられていない。その為消費者らはタミヤ模型社員の趣向や好みを押し付けられ、自らの趣向や好みを発揮し望む製品を購入する機会を奪われている。 こういったルール・企業倫理の問題を趣向・好みの問題に摩り替えて強引に正当性を主張する人物は反社会的であり、社会のルールから逸脱している。|
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合計閲覧人数: - タミヤ 1/23.4(表記は1/24) FERRARI F40 タミヤ 1/23.4(表記は1/24) FERRARI F40 備考 実車 タミヤのキット ノーズ部分の比較 リアウイングの幅の比較 タミヤのイラストと商品説明 バリエーションキットの「コンペティツィオーネモンテシェル」 要修正点まとめ フジミのF40について 備考 タミヤ模型は製品にデフォルメを加えている事を認めている。(田宮模型全仕事より) しかしF40のキットのパッケージや取り扱い説明書にはデフォルメされているという注意書きは一切無い。 タミヤのフェラーリF40は20年以上前の設計(No 24077)であるが、2005年12月上旬にはバリエーションのモンテシェル(No:24284)を発売し、2007年3月にはパッケージをリニューアル(No 24295)している事かられっきとした現行製品であり、「旧製品であるから」「設計が古いから」といった言い訳は通用しない。 実車 フロントオーバーハング(前輪の車軸からノーズ先端までの長さ、リップスポイラー含)は実車マニュアルによると1048mmとなっている。1/24スケールでは約43.7mmが正しい事になる。 全長は4358mmとなっている。1/24では181.58mmが正しい。 F40(1987)オーナーズマニュアル 8ページ目に図面掲載 ※これらの写真は比較的距離を取って撮影されており形状は正確である。 フェラーリでありながらV12ではなくV8エンジンを搭載しクイックな運動性を持ち、308GTB(1,720mm)から288GTO(1,910mm)へ、288GTOから288GTO Evoluzione(1,970mm)へ、288GTO EvoluzioneからF40(1,970mm)へと徐々に全幅が増やされた結果、ワイドでファットで寸胴なフォルムとなったのがF40である。 タミヤのキット フロントオーバーハングは約49mm(実測、リップスポイラー含)となっている。実に5mm以上延長されている。実車のスケールに換算すると約1176mmとなる。 同時期にリリースされたフジミのF40ではオーバーハングは44mmとなっており、またタミヤ・フジミ共にホイルベース・リアオーバーハング長はスケール通りのほぼ正確な寸法になっている為、このノーズ長は資料不足ではなく意図的に伸ばされた(=デフォルメされた)ものであると見られる。 完成時の全長は186mmとなっている。4358/186=23.43となり、タミヤF40のスケールは1/23.4である。 本来のワイドでファットで寸胴なフォルムではなく、V12エンジンの512BB等のようなスマートで細長いフォルムとなっている。 ノーズ部分の比較 上がキットで下二つが実車のノーズ部分である。 ※上二つはほぼ真横からの撮影だが、一番下の写真はやや撮影位置が高い為ボンネットのラインが異なって見える。 完全に角度が一致していないが、やや上から見た場合はこうなる。 ※下の実車は北米使用の為バンパーとウインカーが異なっている。またホイールは社外品である。 リアウイングの幅の比較 実車のリアウイング幅は不明。 キットのリアウイング幅は57mm。実車のスケールに換算すると1368mmになる。 参考までに、フジミF40のリアウイング幅は63mmとなっている。実車のスケールに換算して1512mmである。 タミヤのイラストと商品説明 実車よりもノーズ部分を長く表現する意図が読み取れる。実車とは全く別物である。 タミヤはこのキットを力強さを感じさせるボディを実車そのままに再現。と宣伝している。タミヤ模型の社員は酷い乱視を患っているようである。 ノーズ長を適切な長さに修正するとこうなる。 バリエーションキットの「コンペティツィオーネモンテシェル」 キット内容はF40に追加ランナー・デカール・エッチング等が加わり整形色が白に変更されているがボディ形状は通常版と同一である。 「コンペティツィオーネ モンテシェル」バージョンの元となったのは、1993年のイタリアGT選手権にチーム「Jolly club Monte Shell」よりゼッケン7番をつけて出走したF40GT(シャシーNo80742)である。 F40GT(No.80742)は基本的には市販型と同じボディ形状だが前後フェンダーが叩き出されており、これはタミヤのキットでは市販型のボディを流用している為再現されていない。写真の実写とタミヤ、フジミがモデル化したキットではバージョンが異なるようである。 以下にF40GT(No.80742)の写真を示す。(下のイラストと比較するため左右反転している) こちらはタミヤのパッケージイラストの背景を黒にしたものである。実車との比較して明らかにデッサンが異なり実車のフォルムを再現する気が無い事がよくわかる。フジミのようにパッケージイラストだけワイドボディを再現しておいて中身はナローボディのままというよりは、箱絵と中身が両方とも間違った形状になっている方が良心的なのかも知れない。 しかし「研ぎ澄まされた刃物のようなフォルムはもちろん、ドアミラーやホイール、ブレーキなどF40コンペティツィオーネの特徴をとらえて再現。」などと、あたかもタミヤデフォルメ済みのフォルムを実車通りであると虚偽の宣伝をするのはやめてもらいたいものだ。 明らかに寸法が間違っているし、実車はタミヤのキットのような変な形状ではない。 要修正点まとめ ノーズの切り詰め(先端部の形状も鋭くなるよう改変されている為、単なる切りつめでは済まない) ドア横、サイドステップ等のエッジ修正 ボンネット後端の形状修正 リアクォーターウインドウのライン修正 リアウイング幅修正 エンジンフード分割線修正 フジミのF40について 実車はフロントスポイラーを含めて1048mmであり1/24で約43.7mm、一方フジミのF40は(プロトタイプをモデルアップした為)フロントスポイラーが無いにもかかわらず44mmのオーバーハング長があり、フジミですらややオーバースケールである事がわかる(実車のフロントスポイラー長が不明の為、具体的に何mmオーバースケールなのかは不明、おそらく1mm強程度)。
https://w.atwiki.jp/deformer/pages/21.html
合計閲覧人数: - タミヤデフォルメの問題点は、デフォルメそのものよりも不誠実な企業体質にある。 タミヤはデフォルメを行っている事を公式に認めている。(「田宮模型全仕事」参照のこと) しかし、ホームページや箱、組み立て説明書にはデフォルメを行っている事は一切書かれて居ない。 デフォルメがされている事が商品そのものに記載されていないどころが、「リアル」「精密」「実車そのまま」等、消費者に正確な縮尺模型であると誤解させる表現が多用されている。 この為、デフォルメを望まぬ消費者が誤ってタミヤ製品を購入してしまう恐れがある。
https://w.atwiki.jp/deformer/pages/20.html
合計閲覧人数: - タミヤ製1/23(表記は1/24) NISSAN GT-R (R35) タミヤ製1/23(表記は1/24) NISSAN GT-R (R35) 備考 デフォルメの概要 画像での比較 タミヤ模型の商品説明 他社製との比較 備考 2008年5月発売の比較的新しいキットである。シリーズ第300作目の記念すべきキットという事らしい(Item No.24300)。 デフォルメの概要 実車の全幅(バックミラー含む)は1,895mm(日産ホームページより)、1/24に縮小すると78.95mmだが、しかしタミヤのキットの全幅(バックミラー含む)は82mmでその差は実に約3mm、実車のスケールに換算すると73.2mmオーバースケールとなる。 また82mm/1.895mm=23.109・・・・となり、タミヤGT-Rの全幅は1/24ではなく1/23である。 画像での比較 実車とは随分形状が異なることがわかる。第300作目に相応しいデフォルメぶりである。 ※この実車のバンパーは社外品である。 ※実車の写真・キットの写真共にパースがかかっており全幅よりバックミラーの幅が狭く見えるが、バックミラーの幅の方が広い。 ※タミヤのキットが実際にどの角度から見てもフェンダーのボリュームが異常に大きい事はリンク先のその他の実例 - プラモ比較研究所で確認出来る。 キットの画像募集中 タミヤ模型の商品説明 タミヤ模型はこの意図的に全幅を広げたデフォルメモデルを正確な形状であるかのように説明しており、消費者が誤解し誤って購入してしまう恐れがある。以下タミヤ模型による説明文 「★全長197mm、全幅82mm。 ★空力の追求から生まれた凄みのあるフォルムをリアルに再現。」 世間一般で言う「リアル」とは現実のこと。また、現実的であるさま。実物そのままであるさま。写実的。(goo辞書より引用)となっており、意図的に寸法変えておいてリアルだと虚偽の宣伝をすると少々マズイ事になりそうです。第300作目に相応しい景品表示法スレスレ表記ですね。 タミヤ模型さんの言う「リアル」とは世間一般で使われている「リアル」とはまったく別の意味で、それは「1/24スケールと表記しつつも実際は1/23スケールで設計する事」という事なんでしょうかね? 他社製との比較 全幅(バックミラーを含めないもの) タミヤ 81.2mm フジミ 78.3mm アオシマ 79.2mm 全幅に関してはタミヤより3mm幅が狭いフジミが一番正確という事になる。 アオシマはタミヤよりは正確であるが1mmほど全幅が広げられデフォルメされている事がわかる。 このようにデフォルメの手法・量はメーカーにより様々であり、統一見解や絶対的な補正基準があるわけではなく各社が勝手な思い込みを基準に実車の形状を歪めている実態が確認できる。
https://w.atwiki.jp/deformer/pages/17.html
※このページは誰でも編集できます。 工事中 フジミ(京商)512BB 備考 京商の1/18スケールのダイキャストミニカーの縮小コピーと言われているキット。デフォルメというよりミス?技量不足?の可能性が高い。 タミヤばかり取り上げるのも不公平なので一応一個くらいはフジミを取り上げる 実車 この画像は至近距離から撮影されたものでパースがかかっている事に注意 以下の画像は遠距離から撮影されたもので形状は正確である。 実車のホイール径は15インチ(1/24に縮小すると15.875mm)である。 フジミのキット 画像募集中 ホイールのインチ径が大き過ぎる ルーフ形状がおかしい(潰れ過ぎ) ※幅を広くする、車高を低くする、タイヤ・ホイール径を大きくする手法は512BBやフジミに限らず広く見られる。
https://w.atwiki.jp/aniken/pages/182.html
語源はフランス語。「déformer」。カナ表記では「ディフォルメ」とも。 絵を描いている者なら耳タコだと思うが、デッサンやパースを理解していないといいデフォルメを描くことはできない。 まず立体的に描き、そこから立体的に描きようがないものを処理していくと考えた方がいい。 また、アニメの場合は作画枚数を減らすなどの四次元的なデフォルメも可能である。 アニメ的デフォルメの例 前髪の移動 以下のFlashムービーを参照。 (再生にはFlashプレーヤが必要。) (見れない場合はページ下の「アニメ絵のデフォルメについて.swf」というリンクから開いてください) 鼻の向き アニメ絵では、正面顔の鼻が変な方向に向く事がある。(あと、鼻のカゲを輪郭線だけ描いて塗らなかったり) これは深く考えず、カットによって描き方を変えてしまうのが一番なのだが、ピカソのキュビスム的作品と何らかの関連があるんじゃないかとか言ってみたりして。 余談 ピカソの何が凄いのか、という話。 有名な話かもしれないし、或いは間違ってるかもしれないので、あくまで管理人の解釈という事で納得していただければ。他の解釈とか知ってたら教えてください。 ピカソのあのヘンテコな画風は「キュビスム」という。 この名称の由来は、絵の中に四角形(キューブ)が多く含まれるからであるが、この名称に特に意味はなく、キュビスムを理解していない人が名付けたのではないかと思う。 ピカソの本来の目的は、絵を記号的に捉え、「四角形」といったごく単純な記号で再構成しつつ、かつ「モデルが何か分かるように」描く事らしい。 ピカソの絵はかなり崩れているが、どの絵も必ず「それが何か」分かるはずである。 その性質を見ればピクトグラムと同じとも言えるし、デフォルメの極限を目指していたとも言える。 ピカソの絵に登場する人物が、顔が正面を向いているのに鼻が横を向いているのは、「横を向かせた方が人の顔に見える」とピカソが判断したからだと思われ、そういう意味で、今のアニメ絵・マンガ絵の根幹にはピカソが居るのではないか、などと邪推したのが上の項目の一文。 もちろん、「最初に正面顔の鼻を横向きに描いたのがピカソだ」という資料は見たことがないので、全くの邪推。