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テクノスジャパンが1987年にAC向けにリリースした『双截龍(ダブルドラゴン)』を初代とするゲームシリーズ。 通称は「双截龍シリーズ」または「ダブルドラゴンシリーズ」。 同社の代表作であり、アーケードアクションゲーム全盛時代の大ヒット作である。ゲーム音楽の評価も高い。 1995年3月には『ダブルドラゴン』のタイトルで対戦格闘ゲームにもなっている。 同作は海外でも人気があり、1994年には実写映画が作られた。また北米のみのアニメ版も存在する。 また、同会社の人気シリーズ『くにおくん』シリーズの中でも2.5等身のディフォルメキャラがメインの「ダウンタウン」系列では、 このシリーズの主人公二人をモチーフとしたダブルドラゴン兄弟「りゅういち」「りゅうじ」が彼らの技を引っ提げて登場しており、 初登場作『ダウンタウン熱血物語』では登場時にダブルドラゴンシリーズのメインテーマが掛かったりする。 余談だが『レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ』は当初『ダブルドラゴン』の続編として製作されていたが、 版権の獲得に失敗したため別のゲームとしてリリースされたという経緯がある。 本項目では、シリーズについては紹介のみとし、 主に NEOGEO用の対戦格闘ゲーム『ダブルドラゴン』について扱う 。 ダブルドラゴンシリーズ双截龍(ダブルドラゴン) ダブルドラゴンII ザ・リベンジ ダブルドラゴン3 ザ・ロゼッタストーン DOUBLE DRAGON IV (NES(FC)) リターン・オブ・ダブルドラゴン(SFC) Battletoads Double Dragon The Ultimate Team(FC、MD、SFC、GB) DOUBLE DRAGON Ⅴ THE SHADOW FALLS(SFC) ダブルドラゴン アドバンス(GBA) ダブルドラゴン(Zeebo) ダブルドラゴン(モバイル) ダブルドラゴン ネオン(PS3、XBOX360) ダブルドラゴン4(PS4) ダブルドラゴン外伝 ライズ・オブ・ザ・ドラゴン(PC / PS5 / PS4 / Xbox Series X|S / Xbox One / Nintendo Switch) ダブルドラゴン(NEOGEO版)概要 キャラクター システム MUGENにおけるダブルドラゴン ダブルドラゴンシリーズ 双截龍(ダブルドラゴン) 1987年にテクノスジャパンからリリースされたAC向けアクションゲーム。同シリーズの初作に当たる。 前年にヒットした同社の『熱血硬派くにおくん』のシステムを踏襲した格闘アクションゲームで、 ベルトスクロールアクションというジャンルを確立した作品でもある。 ストーリーは、双截拳の使い手であるビリー・リーとジミー・リー(2P用キャラ)の拳法家兄弟が、 暴力組織「ブラック・ウォリアーズ」に誘拐されたビリーの恋人マリアンを救出するために戦うというもの。 空中で回転する全方位攻撃「龍尾嵐風脚」は、のちの格闘アクションゲームに影響を与えた。 プレイヤーからは「肘ゲー」と呼ばれるほどエルボーアタックの性能が良く、ほぼ全ての敵をハメてしまえる。 そのため同ジャンルのゲームの中では非常に難易度が低い(逆に肘打ちを封印すると難ゲーと化す)。 完全な移植とは言いがたいが、ファミコンやゲームボーイ、セガマークIIIにも移植された。 海外のみゲームギアにも移植されたが、出来は悪かった。 ダブルドラゴンII ザ・リベンジ 1989年にテクノスジャパンからリリースされたAC向けアクションゲーム。前作の続編。 前作で救出したマリアンが冒頭でいきなり射殺され、復讐のために戦うという内容になっている。 前作で猛威を振るったエルボーが、使い道が無くなるほど弱体化されたため難易度は上昇した。 ファミコン移植版は適度にアレンジされ、そつなく遊べる無難なアクションゲームとなり、ミドルヒット商品になった。 なお、「熱血シリーズ」でお馴染みの「爆魔龍神脚」と「天殺龍神拳」は本作ファミコン版が初出。 後にXbox360で『ダブルドラゴンII ワンダー・オブ・ザ・ドラゴン』としてリメイクされたのだが、やたら出来が悪かったらしい……。 ダブルドラゴン3 ザ・ロゼッタストーン 1990年にテクノスジャパンからリリースされたAC向けアクションゲーム。 主人公のリー兄弟がロゼッタストーンの謎を追いながら世界(次元の狭間まで)を旅するという内容。 前作までの犯罪組織との戦いと違い、ゴーレムやクレオパトラなどが登場する何でもありな設定になっている。 またリー兄弟の他に、チン兄弟、ユキーデ兄弟、大山兄弟の三組の兄弟を選択する事ができる。どうだ兄弟。 三人で遊べる筐体ではリー兄弟の三番目の弟「ソニー・リー」が登場。これじゃ「トリプルドラゴン」じゃねえか いきなりどうしてこうなったという無茶な展開やゲーム性の劣化のために評価は低く、 「名シリーズの展開を潰した駄目な三作目」みたいに言われる事が多いが、 これは製作が外注で、それもゲーム製作が初めての会社が担当したためらしい。 海外版では、ショップでアイテムや新たな技を購入したり、 リー兄弟以外のプレイヤーを選択するために追加コイン投入という課金制度を取り入れたが、 これも当時はプレイヤーに馴染まず、日本版では撤廃されている。 ファミコン版は2面ボスのチン・セイメイ、3面ボスの柳生乱蔵をそれぞれ倒すと仲間にする事ができる。 こちらもラスボスのクレオパトラが異常に強く、謎の処理落ちも手伝いシリーズ最狂の難易度を誇る。 この後ダブドラシリーズのナンバリングタイトルは2017年の『ダブドラ4』まで長い間止まってしまうものの、折に触れてリメイク作品が作られていく。 ……が、それらのリメイク作品はどれも「『1』のリメイク」や「『1』と『II』の要素を合わせた作品」などであり、 日本製から海外製まであらゆるダブドラ後継作で徹底的に『3』の話は避けて通られた。 『ダブドラ4』など、時系列を「実は『1』→『3』→『II』の順だった」と組み替えてまで「『ダブドラII』の続編」である事にこだわりを見せている。 一応「『ダブドラ3』は存在しなかった」まで行ってないのが救いと言うべきなのだろうか……。 DOUBLE DRAGON IV (NES(FC)) 北米のみで発売されたダブルドラゴンのファミコンオリジナルタイトル。 ……しかし、ダブルドラゴンとは名ばかりの出来で、3以上に不条理、超が付いても足りない程の高難易度という、 もはやバランス崩壊そのものな酷い出来となってしまっている。 とにかく敵の出現数が異常に多く、自然と長期戦に持ち込まれてしまう。 しかもタイム設定が異常なまでに短い為、タイムアップでゲームオーバーという地獄の責め苦の様なバランスになっている。 ……というのもこのゲーム、開発はテクノスではなく北米のゲーム会社で、単純にダブルドラゴンの版権を借りて作ったという代物なのである。 その為、別の国で発売された際には、ゲームの著作権だけをタイトーが買い取って、『ターゲット:レネゲード』という別ゲームとして発売したりと、 色々と曰くが付き纏うタイトルとなってしまった。 せめてもの救いは、『ソルスティス』等で、本格的なプログレをファミコンなどで演奏・披露してきた奇才・ Tim Follin氏が楽曲提供している点だろう。 リターン・オブ・ダブルドラゴン(SFC) 1992年10月16日にテクノスジャパンから発売されたSFC用アクションゲーム。 初代のリメイク的な内容。海外版タイトルは『Super Double Dragon』。 フレーム数が低いため動きがもっさりしており、爽快感が薄くヒットには至らなかった。 「つかみ」という当て身投げのようなアクションがあり、上手く使いこなさなければクリアは難しい。 Battletoads Double Dragon The Ultimate Team(FC、MD、SFC、GB) 1993年にRare社から北米のみで発売されたコンシューマ用アクションゲーム。 Rare社の『Battletoads』とのクロスオーバー作品らしい。 DOUBLE DRAGON Ⅴ THE SHADOW FALLS(SFC) 1994年7月にLeland Interactive社から北米のみで発売されたSFC用対戦格闘ゲーム。 正規の版権を得たゲームだが、見た目は似ても似つかない。さらに剣などの刃物も振り回す。 北米で放送されたアニメを原作にしており、キャラクターはアニメ準拠の濃いものになっている。 ダブルドラゴン アドバンス(GBA) 2004年3月5日にアトラスから発売されたGBA用アクションゲーム。初代にアレンジを加えた移植作。 操作感が良く、コンボの種類が豊富で内容のレベルが非常に高い。それでいて作風は別物にせず、初代のエッセンスを意図的に残したリメイクとなっている。 開発者が初代ダブルドラゴンの大ファンであり、リメイクに並々ならぬ情熱が注がれたようだ。 下記サイト(外部リンク)で開発者のインタビューを読む事ができる。 GAME COMMANDER ダブルドラゴン アドバンスへの道 ダブルドラゴン(Zeebo) 2009年に、Zeeboというブラジルのゲーム機で発売された (このゲーム機は既に取り扱いは終了しているようで、現在遊ぶ事はできないらしい)。 基本は1のリメイクでブルノフも登場。ビリー達のアクションは『アドバンス』のものを継承しているようだ。 1面と2面は原作を踏襲、途中にオリジナルのステージが挟まり、最終面はまた原作と同様。 取り敢えず1面で壁を壊して出てくるのがアボボ以外の雑魚というのはどうかと思う。 ダブドラファンなら「そこはアボボじゃねえのか!」と叫ぶ事は間違いない。 アボボはステージボスに昇格しており、道中の中ボスクラスではなくなったようだ。 追加されたオリジナルステージには和風の場面もあり、忍者の歩行方法がやたらおかしい。 全体に地形の起伏が少なく、落下死する場所も「ここに敵を叩き落として遊ぼう」というものにはなっていない。 ただひたすら平坦な道を進んで、出てきた雑魚を倒して先に進むだけになってしまっている。 ダブルドラゴン(モバイル) 2011年にiPhoneのアプリになって登場。 Zeebo版と同じところが作ったようで、上記の特徴はほぼ受け継がれている。 オリジナルステージは新規に作られている。 特筆すべき点としては、ラスボスのウィリーが双截拳の奥義書を奪ってパワーアップし、一度倒すと紫色のオーラを纏って素手で挑んでくる。 これは『アドバンス』で果たせなかった幻の展開である (『アドバンス』では、双截拳には元々奥義書など存在せず、リー兄弟が身に着けた武術そのものが奥義書であるという展開だった)。 あとブルノフが謎の消滅を遂げない(普通の敵と同様に点滅して消える)史上初の作品。 ダブルドラゴン ネオン(PS3、XBOX360) 『魂斗羅 Dual Spirits』を開発したアメリカのWayforwardが開発。日本ではアークシステムワークスが2013年に販売している。 上記海外製作品があまりにもアレだったので「メリケン製ダブドラ」という時点で嫌な予感がする人も多いだろうが、 この作品は洋ゲーらしくノリノリのバカゲー要素満載、かつ原作ダブドラへの愛とリスペクトも満載した仕上がりで、 わけのわからん超展開の中に「そう言えば、これってあの場面のオマージュじゃないか」と思い出せる場面も数多く見られる。 でもやっぱりラストは超展開なので、どうしても受け入れられないという人がいても仕方なさそう……。 過去作アレンジのBGMも良好。 ダブルドラゴン4(PS4) 2017年配信。上記の海外製とは別物で、日本のスタッフが製作した27年ぶりの正伝タイトル。 ファミコン版2を強く意識した作品で、グラフィックや音楽など当時を懐かしみながら楽しめる。 やり込み要素のタワーモードも搭載。攻略していけば敵キャラを使う事もできるようになっていき、 さらには『II』のラスボス「謎の格闘家」や『3』の仲間達まで使用可能に。 リー兄弟が日本上陸と言う新展開を見せてくれるが、これまで歴代タイトルに登場してきた日本人キャラクターの再登場は無く、 くにおやさぶ等のゲスト出演やクロスオーバーも無かった。 くにおくんの方ではたまにジミーが出たりしていたので少し残念。日本のダブルドラゴン兄弟vs本家双截拳なんて盛り上がっただろうに。 尤も、ダブドラの世界は核戦争で世界が大きな被害を受けているとの事なので、そちらのくにお達もただでは済まなかったのかも知れない……。 ダブルドラゴン外伝 ライズ・オブ・ザ・ドラゴン(PC / PS5 / PS4 / Xbox Series X|S / Xbox One / Nintendo Switch) 2023年配信。海外製の一作で、キャラのグラフィックはカートゥーン調になっている。 設定上は初代の前にあたるが、登場する敵組織は歴代のオールスター状態。 ローグライト要素を導入し、キャラを育てながら戦っていく。 ダブルドラゴン(NEOGEO版) 1995年3月にNEOGEO用の対戦格闘ゲームとしてリリースされた。 特にサブタイトルなどは付けず『ダブルドラゴン』のタイトルで、海外版も『Double Dragon』である。 ROM容量は178Mbit。 ちなみに1996年にはプレイステーションに移植されている。 ただしテクノスジャパンは1995年末に倒産しており、このPS版はアーバンプラントという会社による移植である。 同社は後に同じテクノスジャパンの『超人学園ゴウカイザー』のPS移植版も発売した。 概要 旧作と同じくビリーとジミーのリー兄弟を主人公とした内容だが、ストーリーはほぼ単独のもの。 設定面では米国産実写映画版の影響が強く反映され、最終ボスも映画に登場したコガ・シューコーになっている。 アボボなど旧作の印象的な敵キャラが使用キャラクターに加わっているなど、シリーズファンならニヤリとする要素もある。 また、過去作品では捕らわれの身のヒロインというポジションであったビリーの恋人マリアンが、 格闘技を習得したまるで別人のようなキャラクターになって登場し、昔からのファンを驚愕させた。 その実写版だが、日本では未上映のため知らない方も多い。 世紀末な世界を舞台に、二人の兄弟が古代の遺産「メダリオン」を巡る騒動に巻き込まれ、 闘いの果てに悪の野望を打ち砕く内容である。 肝心の内容…?あ~、聞こえんなあ。 当時の他のNEOGEOのゲームと比較するとグラフィックは微妙だが、 長くアクションゲームを作ってきたテクノスの開発だけあって操作性は良好。 対戦前イントロでの各キャラクターの登場シーンもかなり凝っている。 ただ、操作感はともかく技全体で気絶値が高く設定されているためすぐ気絶する点や、 カウンター時のダメージ増加が極端に大きすぎる点など、バランス面はあまり良くない。 CPU戦ではCPUの行動が超反応気味のため難易度は高いが、 超反応すぎて『龍虎の拳2』のようにパターンにハメる事ができる。 余談だが声優陣がやけに豪華である。 キャラクター 使用可能なキャラクター ビリー・リー、ジミー・リー、マリアン、アボボ、ブルノフ、 レベッカ、アモン、チェンフー、ダルトン、エディ CPU専用キャラクター(家庭用のみ隠しコマンドで使用可能) デューク(中ボス)、コガ・シューコー(最終ボス) システム 操作系はネオジオなのでレバー+4ボタンだが、パンチとキックに分かれておらず、 威力ごとに弱・中・強・特強の4段階になっているのが特徴。 空中では2段ジャンプ、空中ガードが可能。空中ガードは地上技でもガードできる万能ガード。 ジャンプ 全キャラクターで2段ジャンプが可能。また、1段目のジャンプで攻撃をした後でもジャンプできる。 ダッシュ レバー→→で前ダッシュ、←←で後ダッシュ。一足飛びのステップ形式。 ダッシュ中はジャンプ扱いになっており、ジャンプ攻撃、2段ジャンプ、空中ガードができる。 パワーゲージ パワーゲージと体力ゲージが一体化されており、体力は黄色、パワーは青色で表示される。 パワーゲージはヒット・ガード問わず攻撃を当てると溜まり、体力ゲージの残量と同じだけ溜めれば超必殺技が使用できる。 そのため、体力がほとんど残っていない状態では事実上連発できる仕様になっている。 カウンターダメージ 攻撃モーションに入った相手に攻撃を当てる事で威力が大幅に増加する。 カウンターの威力は他の攻撃と比較にならないほど高く カウンターD攻撃(特強攻撃)なら必殺技を上回り、3発で終わる事もある。 気絶 攻撃全般で気絶値が高く設定されており、威力の高い攻撃では数発で気絶してしまう。 立ち気絶とダウン気絶の2種類あり、気絶させた際に当てていた攻撃のダウン属性の有無で決定される。 ダウン気絶は一部を除き、↓+ボタンで出る専用の追い討ち攻撃でしか追撃できない。 MUGENにおけるダブルドラゴン 全キャラが移植されている。 AIが搭載されているキャラで比較的見かけるのは、 主役のビリーとその兄ジミー、女性キャラのマリアンとレベッカ、脅威の火力を見せる男ダルトン。 さらにですからー氏によってアボボ、ブルノフ、チェンフー、デュークが製作され、今後活躍の場が広がる事が期待される。 MUGENならではの夢の対戦レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズとの直接対決では大いにファンを盛り上げた。 詳細は殊勲者ダルトンのページにて。 ベルトアクション版からは、『1』のビリー・リー、アボボ、『II』のアボレ、『3』のチン・セイメイ、 『アドバンス』のビリー・リー、ブルノフ、チン・タイメイ、レイモンド、キクチヨ、ウィリーが製作されている。 『1』の雑魚キャラのガードマンも制作されていたようだが、公開先の4sharedが消えていて入手不可能。 また海外版の格ゲー『V』のビリー・リーと、ラスボスのシャドーマスターも製作されている。
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双截龍 ダブルドラゴンアドバンス 機種:AC, FC, Mk3, GB, GBA, PS4, NS 作曲者:山根一央 発売元:テクノスジャパン, セガ(Mk3), アトラス(GBA) 発売年:1987(AC), 1988(FC,Mk3), 1990(GB), 2004(GBA) 概要 ベルトスクロールアクションの創始ともいわれる名作アクションゲーム。アーケード版は海外で大ヒットした。 タイトルのテーマ曲は人気が高く、『ダウンタウン熱血物語』でもアレンジされた曲が使われている。 またネオジオ版でも同名のゲームがあるが、そちらは対戦格闘ゲームの別物。 後にゲームボーイアドバンスで『ダブルドラゴンアドバンス』としてリメイクされた。 またXbox Live Arcadeでアーケード版が配信されていたが、提供元の倒産により現在は終了している。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 補足 順位 オープニング(双截龍) タイトル画面、ラストバトル 第1回ファミコン48位第2回ファミコン46位オープニング140位第2回アーケード114位1980年代68位 スラム街(ブラックウォリアーズ出現) MISSION 1 工場地帯(大乱闘) MISSION 2 闘いのあとで 未使用曲 旅立ち(新たなる闘い) MISSION間移動デモ 森林編 MISSION 3 1980年代124位 大男アボボ登場 ボス戦 大要塞(宿敵ウィリー) MISSION 4 エンディング(マリアンとの再会) エンディング FC版追加曲(曲名は暫定) 洞窟 MISSION 3中盤 洞窟2 MISSION 3後半、MISSION 4中盤 サウンドトラック オリジナル・サウンド・オブ・ダブルドラゴン DOUBLE DRAGON SOUND COLLECTION VOL.1 FC版を収録 PV(FC)
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73-61~62 61ダブルドラゴン22021/04/23(金) 18 41 46.88ID n+xGOgOq0 ファミコンでは1989年発売のアクション。ゲームではひらがな表記ですが漢字にしています。 199X年…。核戦争後のニューヨークは暴力によって支配されていた。 年々、巨大になっていく暴力組織であったが、二人の若者によって脆くも崩されていったのだ。 二人の名は「ビリー・リー」と「ジミー・リー」。人は彼らを「ダブルドラゴン」と呼んだ。 だが彼らにも宿敵がいたのだ。その宿敵との戦いは代々続いてきた事であり、戦う事は運命なのだ。 そしてある日「ビリー」の恋人である「マリアン」が奴に殺された…。 ●MISSION1 -敵のアジトへ- ダブル・ドラゴンの怒りは宿敵に向けられた。 ●MISSION2 -ヘリポートー 「やつら、あのヘリで逃げようってわけだな…、そうはさせるかっ!!」 ●MISSION3 -ヘリ内での戦い- 「しまった!!」「おまえらだけでいかせるかっ!!」 ガガシシッ!!! ヘリはネオンに照らされる夜空へと飛び立った。 ●MISSION4 -海底基地- ヘリコプターは謎の島へと降りていく。 ●MISSION5 -死神の森- 「この道は、どこへ続いているんだ…?」 「とにかく進むしかないようだな。例えこの道が、死の道でも…」 ●MISSION6 -悪魔の館- 「こ、これはいったい!?」 辺りに邪悪な空気が満ちている。 ●MISSION7 -罠の部屋- ビリー…、ここから先は危険…。 「今のは、マ、マリアンのこえ!?」「いや、そんなはずはない…、しかし何か嫌な予感がするぜっ。」 ●MISSION8 -幻影- 「おい! お前らのボスは何処にいる!」 「ふっふっふっ。おまえらがボスに敵うわけはない。そのまえにお前らは、自分自身に殺されるのさ。」 (敵のラッシュの最後に自分自身の見た目が同じキャラと戦う。) ●MISSION9 -対決- 「ま、まさか…、そんな馬鹿な…」「マ、マリアン…」 (マリアンがいるが触れると消える。代わりに最後のボスが現れる。) 「俺の拳法とお前らの拳法との間で繰り返されてきた長い戦いに、決着をつける時が来たのだ。 俺の幻影を破らなければお前らに勝ち目は無いぞ。さあ、かかってこい!」 「俺は負けるわけにはいかないんだ! 覚悟しろ格闘家!!」 (姿を消したりする最後のボス。倒すとエンディング。) 「ついに長い戦いも終わる時が来たのだな……。最後に我が拳法に残る古い言い伝えを教えてやろう…。 幻影が広がれば悪魔は蘇り、二匹の竜が天を駆ける時、天使は舞い降りる……。 暴力という悪魔は私とともに消える…。さらばだダブル・ドラゴン…」 謎の格闘家は死んだ。格闘家が最後に言った言葉は何を意味する者だったのだろうか…? とにかくビリーとジミーの復讐は終わったのだ。 「二匹の竜が天を駆ける時、天使は舞い降りる…」 その夜、宿命の対決に勝ったダブルドラゴンの下に天使は舞い降りた。 (スタッフロール。死んだはずのマリアンが目を開けて、ビリーと抱きしめあって終わり。) 62ゲーム好き名無しさん2021/04/23(金) 18 44 31.87ID n+xGOgOq0 ニンテンドースイッチオンラインにあったのでクリアして投下 ちなみにダブルドラゴン1は敵にマリアンを誘拐されて、敵を倒して救出してキスするだけです
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ダブルドラゴン ダブルドラゴンデータ 概要 ゲーム内容LVアップによる成長 MODE B(対戦モード) 他作品との関連 裏技 データ アークシステムワークス:2009年02月24日配信 テクノスジャパン:1988年04月08日発売 ジャンル:ベルトスクロールACT プレイ人数 1~2人(交互プレイ)(MODE Bのみ2人同時プレイ可) コントローラ:リモコン・GC・クラコン 使用ブロック数:13 攻略ページhttp 紹介ページVC公式 概要 本来はタイトル画面の「双截龍」が正式なタイトル。 ベルトスクロール型アクション。熱血硬派くにおくんの発展系にあたる作品。 アーケード版からの移植だが、削除・追加された要素が多く別物と言っていい。2人協力プレイの削除 対戦モードの追加 経験値によるプレイヤーキャラの成長 その他ゲームバランスの調整 くにおくんから進化した最たるものは落ちているアイテムを武器として使用できるようになったこと。これは後の同社作品を含めてベルトスクロールアクションのお約束となった。 本作の世界設定は漫画北斗の拳に影響を受けていると思われる。パッケージイラストもそれっぽい。アーケード版のスタッフはブルース・リーに多大な影響を受け、その世界観をゲームで表現したかったと語っている。 ゲーム内容 主人公ビリーを操ってブラックウォリヤーズに囚われた恋人のマリアンを救出するのが目的。兄のジミーはこの時点ではまだ登場しない。が、実は… 初期状態(LV1)ではBボタンでパンチ、Aボタンでキック、A+Bボタンでジャンプ。左右どちらかを2回押すと頭突き。 地面に落ちているアイテムは拾って武器にできる。ダイナマイトは投げると爆発する。 敵はダメージを与える他に穴に落とす事でも倒せる。 LVアップによる成長 敵を倒すとその種類や方法に応じて経験値を取得する。1000ポイント集まるとLVが1上昇する。LVは最大で7まで上昇し、攻撃力の上昇や新しい技の習得などの恩恵がある。 LV2で習得アッパー グロッギー状態の敵にパンチ 回し蹴り グロッギー状態の敵にキック LV3で習得飛び蹴り ジャンプ(A+B)が自動的に強化される LV4で習得髪つかみ グロッギー状態の敵に触れる 髪つかみキック 髪つかみ状態でキック連打 背負い投げ 髪つかみ状態でパンチ LV5で習得馬乗り ダウン中の敵に重なって下を押す 馬乗りパンチ 馬乗り状態でパンチ連打 LV6で習得肘打ち 敵が後ろにいる状態でパンチ LV7で習得旋風脚 回し蹴りが自動的に強化される MODE B(対戦モード) 本作では削除された2人協力プレイの代わりに対戦モードが収録されている。 敵も含めた全6キャラから1組を選び対戦する。ちなみに同キャラ対戦しかできない(え…?) 他作品との関連 本作はベルトスクロール型ACTというジャンルを確立した。カプコンがストリートファイターの続編としてファイナルファイトを作った事からも影響を窺える。 GBAでアーケード版をさらに改良したダブルドラゴンアドバンスが発売された。 VCで配信されているソフトダブルドラゴンII The revenge(FC) 熱血硬派くにおくん(FC) ダウンタウン熱血物語(FC) VCで配信が期待されるソフトダブルドラゴン(マスターシステム版)(SMS) ダブルドラゴンII ザ・リベンジ(PCエンジン版)(PCE) ダブルドラゴンII ザ・リベンジ(メガドライブ版)(MD) ダブルドラゴン3 ザ・ロゼッタストーン(FC) リターン・オブ・ダブルドラゴン(SFC) ダブルドラゴン(NeoGeo版)(NeoGeo) コンバットライブス(SFC)本作(アーケード版)のスタッフによる派生作。 レイジ・オブ・ドラゴンズ(NeoGeo)当初はダブルドラゴンの新作として開発されていた。 関連するアーケード作品熱血硬派くにおくん(AC) ダブルドラゴン(AC) ダブルドラゴンII ザ・リベンジ(AC) ダブルドラゴン3 ザ・ロゼッタストーン(AC) コンバットライブス(AC) 裏技 経験値稼ぎステージ2後半にある3階建てのビルで、一度3Fに登ってから1Fに降りる。そこで最初に敵がいた場所を殴り続けると何故か経験値が入っていく。
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ダブルドラゴンII part73-61~163 61ダブルドラゴン22021/04/23(金) 18 41 46.88ID n+xGOgOq0 ファミコンでは1989年発売のアクション。ゲームではひらがな表記ですが漢字にしています。 199X年…。核戦争後のニューヨークは暴力によって支配されていた。 年々、巨大になっていく暴力組織であったが、二人の若者によって脆くも崩されていったのだ。 二人の名は「ビリー・リー」と「ジミー・リー」。人は彼らを「ダブルドラゴン」と呼んだ。 だが彼らにも宿敵がいたのだ。その宿敵との戦いは代々続いてきた事であり、戦う事は運命なのだ。 そしてある日「ビリー」の恋人である「マリアン」が奴に殺された…。 ●MISSION1 -敵のアジトへ- ダブル・ドラゴンの怒りは宿敵に向けられた。 ●MISSION2 -ヘリポートー 「やつら、あのヘリで逃げようってわけだな…、そうはさせるかっ!!」 ●MISSION3 -ヘリ内での戦い- 「しまった!!」「おまえらだけでいかせるかっ!!」 ガガシシッ!!! ヘリはネオンに照らされる夜空へと飛び立った。 ●MISSION4 -海底基地- ヘリコプターは謎の島へと降りていく。 ●MISSION5 -死神の森- 「この道は、どこへ続いているんだ…?」 「とにかく進むしかないようだな。例えこの道が、死の道でも…」 ●MISSION6 -悪魔の館- 「こ、これはいったい!?」 辺りに邪悪な空気が満ちている。 ●MISSION7 -罠の部屋- ビリー…、ここから先は危険…。 「今のは、マ、マリアンのこえ!?」「いや、そんなはずはない…、しかし何か嫌な予感がするぜっ。」 ●MISSION8 -幻影- 「おい! お前らのボスは何処にいる!」 「ふっふっふっ。おまえらがボスに敵うわけはない。そのまえにお前らは、自分自身に殺されるのさ。」 (敵のラッシュの最後に自分自身の見た目が同じキャラと戦う。) ●MISSION9 -対決- 「ま、まさか…、そんな馬鹿な…」「マ、マリアン…」 (マリアンがいるが触れると消える。代わりに最後のボスが現れる。) 「俺の拳法とお前らの拳法との間で繰り返されてきた長い戦いに、決着をつける時が来たのだ。 俺の幻影を破らなければお前らに勝ち目は無いぞ。さあ、かかってこい!」 「俺は負けるわけにはいかないんだ! 覚悟しろ格闘家!!」 (姿を消したりする最後のボス。倒すとエンディング。) 「ついに長い戦いも終わる時が来たのだな……。最後に我が拳法に残る古い言い伝えを教えてやろう…。 幻影が広がれば悪魔は蘇り、二匹の竜が天を駆ける時、天使は舞い降りる……。 暴力という悪魔は私とともに消える…。さらばだダブル・ドラゴン…」 謎の格闘家は死んだ。格闘家が最後に言った言葉は何を意味する者だったのだろうか…? とにかくビリーとジミーの復讐は終わったのだ。 「二匹の竜が天を駆ける時、天使は舞い降りる…」 その夜、宿命の対決に勝ったダブルドラゴンの下に天使は舞い降りた。 (スタッフロール。死んだはずのマリアンが目を開けて、ビリーと抱きしめあって終わり。) 62ゲーム好き名無しさん2021/04/23(金) 18 44 31.87ID n+xGOgOq0 ニンテンドースイッチオンラインにあったのでクリアして投下 ちなみにダブルドラゴン1は敵にマリアンを誘拐されて、敵を倒して救出してキスするだけです 63ゲーム好き名無しさん2021/04/24(土) 07 52 40.40ID yQ1yWtVa0 3はマリアンいなくて変なババアなんだよな 2で死んだからだと思ってたわ
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ダブルドラゴン 登場キャラクタープレイヤーキャラ 味方キャラ ブラック・ウォリアーズ プレイ動画 ダブルドラゴンII ザ・リベンジ敵キャラ ボスキャラ プレイ動画 ダブルドラゴン3 ザ・ロゼッタストーンプレイヤーキャラ ボスキャラ プレイ動画 コメント テクノスジャパンから発売されたアクションゲームシリーズ。 登場キャラクター プレイヤーキャラ ルカリオ♂:ビリー・リー バシャーモ♂:ジミー・リー 味方キャラ ミミロップ♀:マリアン ブラック・ウォリアーズ ゴーリキー♂:ウィリアムス ドテッコツ♂:ローパー コジョンド♀:リンダ カイリキー♂:アボボ ズルズキン♂:ボロ サワムラー♂:ジェフ ドンカラス♂:ウィリー ものまね→じわれ(マシンガン)必須。 プレイ動画 <ノーミスクリア> http //www.youtube.com/watch?v=avoqnkCxAPk http //www.youtube.com/watch?v=5aoi9mJmnqY feature=related http //www.youtube.com/watch?v=LGT58JH3a2A feature=related <肘打ち封印プレイ(嘘)> http //www.youtube.com/watch?v=Z_HrrBt571s feature=related http //www.youtube.com/watch?v=3K4X0x4k_NY feature=related http //www.youtube.com/watch?v=eS5HbeaRISs feature=related http //www.youtube.com/watch?v=Y3NbOiShaXE feature=related http //www.youtube.com/watch?v=4paQrp2-Lp4 feature=related http //www.youtube.com/watch?v=MxEcgi26bTM feature=related ダブルドラゴンII ザ・リベンジ 敵キャラ エビワラー♂:右腕 テッカニン♂:忍者 ボスキャラ ボスゴドラ♂:ブルノフ ハリテヤマ♂:アボレ ダイケンキ♂:チン・タイメイ ゲンガー♂:謎の格闘家 プレイ動画 <プレイ集> http //www.youtube.com/watch?v=DZHX6PHI4LI feature=related http //www.youtube.com/watch?v=kTuvecS2LZg feature=related http //www.youtube.com/watch?v=IZilkUmmwuo feature=related <2人プレイ> http //www.youtube.com/watch?v=DdLQ5x5yZDE feature=related ダブルドラゴン3 ザ・ロゼッタストーン プレイヤーキャラ ダゲキ♂:大山兄弟 ニョロボン♂:ユキーデ兄弟 コジョフー♂:陳兄弟 ボスキャラ アギルダー♂:柳生乱蔵 ローブシン♀:ヒルコ(蛭子) サマヨール♀→デスカーン♀:クレオパトラ 弟2形態はサイコキネシス必須。 プレイ動画 http //www.youtube.com/watch?v=LJNCq0IMooQ http //www.youtube.com/watch?v=I8Old_ihp-c feature=mfu_in_order list=UL http //www.youtube.com/watch?v=BZ28TjV6i6k feature=mfu_in_order list=UL http //www.youtube.com/watch?v=FPoNlqsLK7M feature=mfu_in_order list=UL http //www.youtube.com/watch?v=_sHCYYU22wo feature=related http //www.youtube.com/watch?v=ZX75ePKv8D8 feature=related http //www.youtube.com/watch?v=m62C7UAUva8 feature=mfu_in_order list=UL http //www.youtube.com/watch?v=A931VvCPubs feature=mfu_in_order list=UL コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 ダブルドラゴン アドバンス ボスキャラ ニョロトノ♂:キクチヨ マルマイン♂ ドリュウズ♂ ゾロアーク♂ ハッサム♂ ボスゴドラ♂:五虎将 -- (ユリス) 2018-09-09 14 21 51 第2形態はサイコキネシス必須のミス確認されたので修正お願いします。 -- (名無しさん) 2011-04-22 07 55 16
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ここでは、『ダブルドラゴン(アーケード)』とFC及びGB移植版を紹介する。 ダブルドラゴン 概要 ストーリー 特徴 評価点 問題点 総評 余談 家庭用移植 ダブルドラゴン(ファミコン) 概要(ファミコン) アーケード版からの変更点(ファミコン) 評価点(ファミコン) 問題点(ファミコン) 賛否両論点(ファミコン) 総評(ファミコン) 余談(ファミコン) ダブルドラゴン(ゲームボーイ) 概要(ゲームボーイ) システムなど(ゲームボーイ) 評価点(ゲームボーイ) 賛否両論点(ゲームボーイ) 問題点(ゲームボーイ) 総評(ゲームボーイ) その後の展開(ゲームボーイ) ダブルドラゴン 【だぶるどらごん】 ジャンル アクション 対応機種 アーケード 販売元 タイトー 開発元 テクノスジャパン 稼動開始日 1987年6月 プレイ人数 1~2人(同時プレイ可) レーティング CERO B(12歳以上対象) 配信 アーケードアーカイブス【PS4】2014年11月22日/823円(税8%込)【Switch】2018年1月18日/823円(税8%込) 判定 良作 ダブルドラゴンシリーズ 概要 前年に稼動されたアーケード版『熱血硬派くにおくん』の流れを受け継ぎつつ、ベルトスクロールアクションというジャンルを確立したゲーム。 『熱血硬派くにおくん』を手掛けた岸本良久氏が本作のディレクターを務めていることから、上記の後継作として作られた側面が垣間見られる。 ちなみに題名は『双截龍』と書いて『ダブルドラゴン』と読む。 ストーリー 功夫道場を営む、双截拳使いの双子の兄弟ビリー・リーとジミー・リー。誘拐されたマリアンを救出するため、暴力組織「ブラック・ウォリアーズ」の本拠地へと殴り込む。 特徴 いわゆるベルトスクロールアクション。奥行きのある横スクロールのゲームである。しかも2人同時プレイが可能。 全4面だが、ステージ3は前半の森林地帯と後半の敵のアジトの入り口に分かれているので実質的には全5面。本作はステージ1からステージ3までステージが途切れることなく繋がっている。 8方向レバー+3ボタン(パンチ、ジャンプ、キック)でプレイヤーキャラクターであるリー兄弟を操作する。 パンチもしくはキックで通常攻撃。 パンチ2発を相手に当てると、相手がかがんで隙ができ、様々な追い打ちをかけることが可能。 キックだと1発で相手がかがみ、同様に追い打ち可能。但しキックは避けられてしまうことがある。 ジャンプは障害物や穴を飛び越えるのに使用。また、ジャンプ中にパンチもしくはキックボタンを押すと飛び蹴りを出せる。 但し本作の飛び蹴りは、後のベルトアクション等で一般的となった操作(自分の向いている側に蹴りが出る)とは違い、ボタンにより向きが固定される(パンチボタンだと左に、キックボタンだと右に蹴りが出る)。 その他、ボタンとレバーの組み合わせにより、肘打ち(背後攻撃)やソバット等の技で攻撃できる。 道中では金属バットやナイフ、ムチ等といった武器が入手でき、それらを手にして攻撃することも出来る。 また落ちているドラム缶や岩は、持ち上げて投げつけたり、蹴り飛ばして転がしたりできる。 敵にも武器を使ってくる者がいる。ダウンさせると落とすので奪い取って活用できる。 評価点 殴る蹴るの爽快感 本作は「暴力表現」にかなり力を入れてあり、豊富な攻撃方法で相手を叩きのめすことが出来る。 「髪を掴んで膝蹴り」と「背負い投げでぶん投げる」という追い打ち攻撃が可能。どう敵をひるませて、その敵にどう追い打ちを加えるかが、本作を楽しむポイント。 武器もまた「金属バットをフルスイング」「投げられたナイフを叩き落して投げ返す」「火のついたダイナマイトを投げ返す」などなど…。 ステージによっては地形もまた武器となる。ベルトコンベアに巻き込んだり剣山に突き落としたり…。 優れたBGMが多い。 特にタイトル画面の曲は、後の『ダウンタウン熱血物語』でダブルドラゴン兄弟(りゅういち・りゅうじ)とのバトルのシーンでも使われている他、数多くのシリーズ作品にも使用される名曲である。 ステージ1のBGMも良曲で、後の『熱血硬派くにおくんSP 乱闘協奏曲』(3DS)でも本作を再現した場面(*1)で使用されている。 爽快感あるSE。 敵に打撃を与えた時の「バギィッ!」という音、バットのスイング音なども妙に生々しい。 即死攻撃が一長一短になっている 後述する即死攻撃(機関銃の弾丸など)が敵にも当たる仕様となっている。このためリスクを伴うが上手く敵に当てることで一撃で倒せたりする。また一長一短にすることでゲームバランスがとられている。 問題点 「肘打ち」が極めて強力で、リーチが長いうえに相手は何故か無防備に食らってくれる。これだけで最後まで進めてしまうほど。難点といえば後方にしか出せず、威力がやや小さいという程度。 せっかく多彩な攻撃方法があるのだから、本作をより楽しむのであればいろんな技を試してみるべきだろう。 ちなみに肘打ちを使用禁止にすると、かなり難易度が上昇する。通な方は是非試して欲しい。 一方、左右2回レバー入力、いわゆる普通のゲームでいうダッシュ動作をすると頭突きになる。リーチが短く起き上がり時に使えるか、程度でしかない邪魔なアクション。意図せず出てしまうため操作性の悪さの一因となっている。 最終面のトラップが難しい。 最終面の前半には「せり出してくる石壁」と「槍を突き出してくる彫像」のトラップが存在しており、いずれも体力の3/5以上奪われた挙句大きく押し戻される(槍の方は即死。但し敵にも当たる)。 このうち石は飛び出し方にムラがあって何とか避けられるものの、槍は近づくと間断なく突いてくるため、祈りながら像の手前を通過するしかなかったりする(一応、ジャンプしながら通過すれば多少当たりにくくなる)。 ラスボス「ウィリー」は機関銃を使用してくるが、この弾丸の威力は『熱血硬派くにおくん』のラスボス「さぶ」の拳銃と同じく一撃必殺という極悪仕様。たとえ体力満タンでも食らうと即座に1人ミスとなる(但し弾丸は敵にも当たる。命中すれば一撃で倒せるが自分も喰らう可能性があるのでリスクが大きい)。 おまけにウィリーは機関銃での殴りや後ろ蹴りといった打撃技も使ってくる。これらの小技で足止め後に撃つという即死連携は精神的ダメージが大きい。しかし相変わらず肘打ちには弱いので接近戦を挑み肘打ちを連発すればあっけなく倒せたりする。 一部の敵が投げるダイナマイトの爆風も巻き込まれると即死する。これは敵も同様。 ナイフは食らうと痛いが『くにおくん』のドスと違って即死しない。また投げられたナイフはパンチやキックで叩き落せる。 2人プレイ時ではウィリーを倒した後、マリアン(ヒロイン)を賭けてプレイヤー同士が対決するという超展開。 しかも「一方が死んで、生き残った方がヒロインのキスを受ける」か「両者が時間切れなどで同時に死んで両者ゲームオーバー」の二択である。 故意でもない限り同時に死ぬことはないが、もし本当にそうなった場合、通常のゲームオーバーの表示だけ一瞬行われ、コンティニュー待ちをすっ飛ばして早々にタイトル画面に戻ってしまう。 バグが多い 地形の当たり判定が怪しく、おかしな場所にめり込んで転落死するポイントがあらゆる場所にある。また、ハシゴに登っている最中にわざと転落死すると即座にゲームオーバーになるといった厳しいバグも… 致命的なのは、最終面の槍のトラップ辺りに出てくる敵(ローパー)がダメージを受けたポーズのまま固まってしまい、倒せなくなるというバグ。こうなると先に進めなくなり、タイムオーバー、ゲームオーバーを待つしかない。 総評 多彩な方法で相手を叩きのめす、バイオレンスな爽快感が人気を集めた作品。 ベルトスクロールアクションのジャンルを確立した一作である。 余談 本作の構想は『熱血硬派くにおくん』の開発の最終デバッグ段階に入った頃に練られており「落ちた武器を拾える」「同時プレイが出来る」といった要素で発展したものとなる。 世界に売れるように日本のツッパリの抗争ではなく、アメリカのストリートファイトをモチーフにした作品となった(*2)。 当時としては過激な暴力描写のために、一部のファンからは「発禁になるのでは」と噂されたりもした。 実際にアメリカの一部の州で稼動禁止の措置が取られたこともある。 ただアメリカでは大いに人気を博し、1994年には実写映画まで制作されている(日本では正式公開されず)。 ステージ1にこっそり「熱血硬派くにおくん」の看板が存在している。 また、ビリーとジミーがガレージから出てくるところからゲーム開始となるが、ガレージに置かれている車が『ロードブラスター』(*3)のプレイヤーカーであるLX-5という小ネタもある。(*4) 家庭用移植 本作はFC、GB、セガ・マークIII、GBA、ジェネシス(海外版MD)、Atari Lynx、XboxLive、PS4に移植されている。 FC版に関しては下記記事を参照。 GB版はFC版同様にアレンジが加えられた移植となっており、新たなトラップが追加されている。 FC版とGB版はバーチャルコンソールとして、前者はWiiで後者は3DSでそれぞれ配信中。 セガ・マークIII版はFC版準拠のキャラクターデザインだが、AC版と同様に2人同時プレイが可能。 GBA版は初代をベースに様々な要素を加えたアレンジ移植となっている。詳しくは『ダブルドラゴン アドバンス』参照。 ジェネシス版とAtari Lynx版、XboxLive版はAC版ベースの移植となっているが、ともに処理落ちがなくなりゲームスピードが速くなっている。またジェネシス版ではリンダ(女ザコ)の髪型と服の色がAC版と違う。 ジェネシス版はセガから承諾されてない非公式ソフトであり、XboxLive版は配信終了している。 PS4/Switch版は「アーケードアーカイブス」の作品としてダウンロード販売が行われている。こちらは著作権の絡む一部グラフィックの差し替えがされている事を除けばAC版の完全移植となる。 スマホ及びPC向けに『ダブルドラゴントリロジー』の名目で3タイトルがセットになったものが配信されている。基本的にはゲーム部分はAC版のまま移植されているが画面に表示されるライフ、スコアなどの部分が高解像のものに差し替えられていて変更できないためその点では完全移植でない。 ダブルドラゴン(ファミコン) 【だぶるどらごん】 ジャンル アクション 対応機種 ファミリーコンピュータ 販売・開発元 テクノスジャパン 発売日 1988年4月8日 定価 5,800円 プレイ人数 1~2人(交代プレイ) レーティング CERO B(12才以上対象)※バーチャルコンソール版より付加 配信 バーチャルコンソール【Wii】2009年2月24日/500Wiiポイント【3DS】2013年2月6日【Wii U】2014年1月22日/上記共に500円 判定 なし ポイント シングルドラゴン化経験値でレベルアップ 概要(ファミコン) アーケード版をFCへと移植したもの。ゲームハードの性能差から完全移植ではなく 様々なアレンジが施されたアレンジ移植となっている。 アーケード版からの変更点(ファミコン) 2P同時プレイがオミットされて交代制になってしまった。この為、ビリー一人で「ブラック・ウォーリアーズ」からマリアンを救い出すストーリーとなっている。 ミスをした場合もその場復活ではなく戻り復活となっている。 ステージやギミックの追加 ステージ数はAC版と同様に4面だが洞窟内などの新たなマップが多数追加され、ギミックも増加した。 ジェフの代わりに中国武術を使う「チン・タイメイ」が登場。チン・タイメイは後にアーケード版『II』に逆輸入される等、シリーズの常連キャラクターとなる。逆にジェフは移植の際に消される事が多い悲運のキャラクターに レベル制の導入 攻撃を当てた際の攻撃方法に応じて経験値が溜まるようになり、1000を超えるとレベルが上昇し、アクションが解禁されていく仕様となった。 最初はパンチとキックに加えヘッドバットしか出来ないが、レベルが上がるとジャンプキック、肘打ちなどのAC版のアクションに加え、回し蹴りや腰かけパンチといった追加アクションも使用可能となる。 基本的に後に覚えるアクションほど獲得経験値が少ない。その為、効率よく成長させるにはある程度アクションを制限して戦う必要がある。 なお、FC版と同系統のゲームボーイ版ではレベル制は廃止されている。 対戦モードの追加 「GAME MODE B」は対戦格闘モードとなっており、ビリーと、リンダやウィリアムスなど敵キャラクターの中からキャラクターを選択して対戦を行う。 通常モードに比べ、キャラクターが大きくなり、使える技も異なるが、残念な事に同キャラ対戦しかできない。例えばビリーを選択したら色違いのジミーとしか戦えないのである。ついでにアボボ( ボロ)は「GAME MODE A」とデザインが全く変わらない。 ラウンドの概念はなく、どちらかが倒れればゲーム終了となる。2Pと対戦するかCPUと対戦するかは選択可能。 ちなみにFC版と同系統のゲームボーイ版の同モードではリー兄弟での2P対戦しかできない。 評価点(ファミコン) 概ね、アーケードの要素は移植できており、また、処理落ちが厳しかったアーケード版に比べるとスムーズに動く。 レベル制により、選択肢が多くて迷いやすかったアーケード版に比べると様々なアクションに満遍なく触れる事が出来る。 後に他社の『マイティファイナルファイト』にも同じようなシステムが採用されている。 敵のロジックの変更により武器攻撃がかなりあて易くなった。また、獲得経験値も多いため積極的に使う事が推奨される。 接触判定が怪しいといったアーケード版のようなバグもないわけではないが、大半は気にならないレベルかプレイヤーが有利になるものが多い。 問題点(ファミコン) 同時プレイのオミット やはり二人同時に遊べるベルトアクションというアーケード版の評価点がオミットされてしまったのは残念な点である。 変更点により難易度が跳ね上がってしまった。 戻り復活となった為、最終面のボスラッシュシーンなどでやられてしまった場合はやり直しとなっており、かなり厳しくなった。 コンティニュー不能。アーケード版はやや乱暴だがコンティニューしまくるパワープレイが可能だった分、クリアのハードルが上がってしまった。 体力回復手段に乏しいため、ダメージの大きい投げナイフや爆弾にあたったり、即死トラップに安易に引っかかるようでは到底クリアできない。また、アーケード版に比べてギミックやステージの追加により即死するポイントが増えている。 FC版と同系統のゲームボーイ版ではエクステンド制が追加されている。 追加ルートやギミックの問題。ステージ3以降から前触れもなく無限ループが随所に挟まり、ルートを知らなければ何度も同じ場所を回る羽目になる。加えて、アーケード版から健在のせり出す石壁など(*5)、強力なギミックがあっという間に体力を削っていく。 FC版と同系統のゲームボーイ版では追加ルートとギミックは廃止された。 バトルモードは敵キャラクターが操作できるという点のみが目新しく、プレイするには微妙な出来。グラフィックをはじめ、アクション含めた全ての要素がオリジナルモードとは違うため、同じ名前のキャラクターが登場する別ゲームのような扱いになっている。 必殺技などの派手なアクションは少なく、また一試合のやりきりである。どちらが勝ってもゲームオーバーの音と共にタイトルに飛ばされるのも味気ない。 賛否両論点(ファミコン) 肘打ちはアーケード版に比べて避けられるようになり若干当てづらくなったが、リーチや威力は最強クラスである為、依然として双截拳最強奥義として君臨している。 + ジミーの扱いについて、ネタバレ 2Pキャラクターだったジミーはウィリーを倒した後に登場するラスボスになっている。アーケード版における最後のプレイヤー同士の殺し合いを再現したものと思われるが、実はオープニングのマリアン拉致シーンの中に色違いのジミーらしきキャラクターがいる。アーケード版のプレイヤーキャラクターが完全に裏切ってラスボスになるという点もある意味斬新ではあるが… FC版と同系統のゲームボーイ版ではジミーは対戦モードにしか登場しないので、敵としての登場はない。 総評(ファミコン) アーケード版からFC版への移植は必然的にアレンジ移植となる事が多く、本作でも例外ではないものの、残念ながらアーケード版からの劣化部分をアレンジによって補いきれておらず、特にコンティニュー不能や戻り復活制になった事で難易度が跳ね上がってしまい、気軽に遊ぶにはやや厳しい物となってしまった。 余談(ファミコン) 本作のデフォルメされたリー兄弟のグラフィックが『ダウンタウン熱血物語』に登場するダブルドラゴン兄弟の顔グラフィックのモチーフになった。 後にアークシステムワークスからリリースされたくにおくんシリーズ『ダウンタウン乱闘行進曲 かちぬきかくとうSP』『ダウンタウン乱闘行進曲マッハ』には本作の「チン・タイメイ」に酷似した紫髪で上半身裸の格闘家キャラクター「つばき」が黒幕として登場している。 同作にはダブルドラゴンからのゲスト参戦としてリー兄弟(*6)も登場しており、彼らが所属するチームのストーリーでは「つばき」と対面したジミーが「チン・タイメイ」と呼ぶシーンもある。 + 裏技(ネタバレ) 無限レベル稼ぎ MISSION2の最後にて、2階のリンダを1階に誘導して1人だけ倒し、3階まで上ってから1階へ戻る、すると残してきたリンダが消えているが攻撃判定が残っており攻撃すると無限に経験値が入り簡単に最大のレベル7まで上げることができる。 ボスをスルー MISSION2のチン登場後に戻って梯子を下り、チンを画面から消すとクリア扱いとなる。MISSION4の砦に登場するアボボも近くに上れる崖があり無視して進める。 2018年9月19日に配信された『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』にファミコン版が収録されている。 ダブルドラゴン(ゲームボーイ) 【だぶるどらごん】 対応機種 ゲームボーイ 発売元 テクノスジャパン 発売日 1990年7月20日 定価 3,500円(税別) 配信 バーチャルコンソール 3DS 2011年6月22日/500円 判定 なし ポイント 国内唯一のGB版シリーズFC版をベースに色々追加若干アーケード寄りになった内容ジミーどこいった? ダブルドラゴンシリーズ 概要(ゲームボーイ) ファミコン版をベースにゲームボーイに移植した物。 今作はテクノスジャパンのゲームボーイ初参入タイトルでもある。 システムなど(ゲームボーイ) 操作方法 基本的な操作方法はFC版を踏襲していて、十字キーでプレイヤーの移動、Aボタンでパンチ、Bボタンでキック。 十字ボタンとABボタンの組み合わせで様々な技を繰り出す事が出来る。技の種類はFC版とほぼ同様だが、ヘッドバッドと馬乗りが削除されている。 肘打ちはFC版では敵に対して背を向けた状態では距離に関係なく発動させる事が出来たのだが、今作では敵が近くにいる時にしか発動する事が出来なくなっている。 FC版とは異なりレベル制が廃止されていて、デフォルトの状態から全ての技を使う事が出来る。 ステージ及びミス関連 ステージはAC、FC同様に全4ステージ(スラム街、工場、怪しげな森、ウィリーのアジト)構成。 各ステージ内でプレイヤーのライフがゼロになると、ステージ内のシーンの最初からやり直しになる「戻り復活」がFC版から継続採用。 FC版とは異なりスコアエクステンドが採用されていて、一定のスコアを稼ぐと1UP。 VSモード 今作はタイトルメニューでは対戦モードを選ぶ事が出来る。今作の対戦は1PのCPU戦が削除され、通信ケーブルを用いた2P対戦のみが収録。 その他 今作のキャラクターデザインはおおむねFC版に準じているが、女雑魚のリンダだけは大幅にデザインが異なり、ヘアスタイルが黒髪ツインテールで服装がミニスカートとロングブーツに変更されている。 評価点(ゲームボーイ) レベル制の廃止 今作はFCに存在していたレベル制が廃止された事により、アーケード版と同様にデフォルトの状態で全ての技を繰り出せる様になった。 最初から全ての技を繰り出せる様になった事により、戦闘の自由度はFC版から大幅上昇。 特にFC版では後半のレベルにならないと使えなかった旋風脚や肘打ちが最初から使える点は大きく、数発の攻撃で敵を吹っ飛ばす爽快感を非常に早い段階から行える様になったのは良い。 ファンサービスの多さ 今作はファミコン版をベースに制作されたのだが、アーケード版初代をはじめ、当時リリースされていたシリーズ作品から様々な要素が導入された、シリーズのトリビュート的な作品にもなっている。 アーケード版初代からは、2面のボス前で扉から次々と敵が出現するラッシュが再現されている他、3面の前半がまんまアーケード3面の流れをなぞっている。4面後半では串刺し地帯こそ存在していないものの、アーケード同様トラップが2種類になり、かつアボボ戦のシチュエーションも再現。 一方、『II』からは2面でFC版7面のベルトコンベア付きの落とし穴が存在していたり、3面ボスのアボボ戦が同ステージの地面が徐々に崩れる仕掛けを再現。4面の前半のラストではアーケードの3面ボス戦を彷彿とさせるシチュエーションが待ち受けている。また、4面の後半にはFC版3面のヘリの扉を彷彿とさせるトゲ付き扉のギミックも。この他にも、アボボの攻撃パターンにブルノフの得意技であった掴んでからパンチで追撃する攻撃が実装されていたり、『II』のアイテムの手榴弾がアーケード版のダイナマイトの代わりに導入されている。 スコアエクステンドの採用 FC版はスコアエクステンドが実装されていなかったことから、残機はデフォルトの3機のみで進めなければならず、戻り復活の存在もあいまって、ミスが許されない非常にシビアなゲームになっていた。 だが、ゲームボーイに移植された際にスコアエクステンドが採用された事によって、戻り復活こそ健在なものの、FC版よりトライしやすくなっているのは良い。 ステージの仕掛けについて FC版の特定ステージではアーケードに存在していない無限ループの仕掛けが存在していたのだが、ゲームボーイ版ではカットされ、アーケード原作同様の一本道に回帰したのは良い。 賛否両論点(ゲームボーイ) 肘打ちについて 今作ではアーケード、FC版同様に肘打ちが使えるのだが、発動可能な間合いが狭くなった分強力な攻撃になっている。 一方で、発動可能な間合いが狭くなった事によって出しづらくなり、これまでの移植版と比較して連発しづらくなっている。 肘打ちが使いづらくなった反面、今作ではただの立ち蹴りが非常に優秀な技に昇格している。リーチあり、出が早く当たれば敵は必ず怯む、そこからコンボもつながると欠点なしのレベルとなっている。 登場する敵について ダブルドラゴン名物の一つである大男「アボボ」は、当時のROM容量の都合なのか、1画面に最大で1体までしか出現しない。 アボボの最大出現数が減少した事によって、彼と戦うシーンについては簡単になったのだが、原作やFC版のファンからは「迫力が足りなくなった」という意見も見られている。 問題点(ゲームボーイ) 相変わらずの高難度 今作はFC版をベースにしているのだが、ベース作品の難易度が非常に高かったので、今作も非常に難易度が高くなっている。 FC版同様に戻り復活を採用。最終面のボスラッシュシーンなどでやられてしまった場合はやり直しとなるのだが、ミスからの再開地点がFC版より遠くなっているため、各エリアの奥でミスした場合は復帰まで時間が掛かってしまう。また、相変わらず体力回復手段にも乏しい。 FC版同様にコンティニュー不能。 無限ループこそ削除されたものの、ステージ内の仕掛けも相変わらずキツい。 2面に落とし穴付きのコンベア地帯が追加されたのだが、画面の制約なのか、コンベアから穴を飛び越える際のタイミングが「穴の手前」になってしまい、序盤にしては繊細なジャンプアクションを行う必要のある難所と化してしまった。 3面後半の洞窟の後半ではFC版と同様に横移動リフトが存在するのだが、スクロールの仕様が変更された事により初見殺しのシーンと化してしまった。 4面名物のせり出す壁は弱体化しているのだが、その代わりなのか、今作で導入されたトゲ付き扉地帯が非常にキツい。ラスボスのウィリーがあまり強くない事も相まって、今作屈指の難所である。オマージュ元である『II』のヘリの扉は雑魚やボスを巻き込む事があるため、武器の代わりとしても使えたのだが、今作のトゲ付き扉の場合は敵が巻き込まれず、完全な罠になってしまった点も難易度を引き上げている。 影も形も無くなってしまったジミー 今作は白黒のゲームボーイに移植された作品という事でグラフィックの差別化が難しかったのか、ビリーの色変えキャラクターであるジミーが1Pプレイではリストラされてしまった。 ジミーが登場しないという事もあってか、二人でのプレイは対戦格闘しか存在せず、結果FC版以上に シングルドラゴン と化しているのは否めないだろう。 盛り上がりに欠けるようになってしまったラスボス戦 アーケード原作やFC版におけるラスボス前の雑魚ラッシュやラスボス戦のBGMはタイトル画面で使われている「ダブルドラゴンのテーマ」になっていて、最終決戦に臨むプレイヤーを盛り上げていたのだが、今作のこれに該当する場面ではBGMが切り替わらず、ステージ道中の曲がそのまま流れ続ける。 曲自体は悪くないのだが、元々が道中向けに作られていたという事もあってかミスマッチで、原作やFC版と比べて盛り上がりにくいと言わざるを得ない。特に、元を知っているプレイヤーは「曲が変わらない?」と違和感を覚えるのは間違いない。 「ダブルドラゴンのテーマ」はタイトル画面で使われており、曲自体はROMの中に入っているのだが……。 総評(ゲームボーイ) テクノスジャパンのゲームボーイ初参入タイトルとして発売された今作は、ファミコン版をベースに更なるアレンジを施した作品となった。 辛口難易度は相変わらずなものの、初期ゲームボーイソフトにしては健闘している部類と言えるだろうか。 その後の展開(ゲームボーイ) 今作発売後のゲームボーイにおけるテクノスジャパン製タイトルは、同じく自社の看板タイトルであるくにおくんシリーズのみがリリースされる事になった。 一方でゲームボーイのダブルドラゴンシリーズは、国内では今作のみがリリースされたのだが、海外では『Double Dragon II』を1991年12月にリリース。これは1990年12月7日に発売された『熱血硬派くにおくん 番外乱闘編』のキャラクターとBGMを差し替えて発売された。 また、開発こそ異なるが、アーケードの『3』と『バトルトード』とのコラボレーション作品『バトルトード ダブルドラゴン』もリリースされていて、シリーズの海外人気を窺わせる。さらに海外では独自にアニメ化され、それがSFCの『Double Dragon V』となり、さらに後年『ダブルドラゴン ネオン』という独自の新作が発売されている。同人作品『アボボの大冒険』も有名。日本発祥のゲームでありながら海外で独自の進化を遂げた作品である。
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+目次 ダブルドラゴンシリーズ ダブルドラゴンビリー(DD) ダブルドラゴン(NEOGEO)ビリー(NGDD) ダブルドラゴン ネオンビリー(DDNN) スカルマゲドン【ボス】 ダブルドラゴンシリーズ テクノスジャパンがくにおくんシリーズ「熱血硬派くにおくん」の1年後の1987年にリリースした、いわば「海外輸出用くにおくん」的なベルトアクションゲーム。後のシリーズでは対戦格闘ゲームブームに便乗しネオジオにて対戦格闘ゲームもリリースされている。 テクノスジャパン倒産後もアトラスからGBAでリメイクされ、現在ではアークシステムワークスが権利を保有。2013年に3DSでFC版が販売されたのを皮切りに2017年にNintendo Switchよりダウンロード専用ソフトとして新作「ダブルドラゴンIV」がリリースされ、2018年より「Ⅱ」のAC版もアーカイブスより購入可能。 スマブラではリンクのように旧作のベルトアクションシリーズを元にした4頭身キャラと格ゲー版(および2013年に発売された『ダブルドラゴンネオン』風)を元にしたリアル頭身キャラの3タイプのキャラが参戦している。 ダブルドラゴン ビリー(DD) ニューヨークで兄のジミーと共にカンフー道場を営んでいた青年。悪の組織『ブラックウォリアーズ』に攫われた恋人のマリアンを助け出すために組織に立ち向かう。ベルトアクションシリーズをモチーフとした4頭身キャラ。 ジャンプ回数 カベジャンプ 壁張り付き 滑空 しゃがみ歩き ワイヤー復帰 2回 可能 不可能 不可能 不可能 不可能 最も操作行動が幅広い『ダブルドラゴン アドバンス』の時の動きをベースとしつつ各作品のアクションも使えるようアレンジ。 最大の特徴は立ち状態の相手に打撃を当てることで相手を強制的に屈ませ、そこから強力な技に繋げることができるという点である。 またしゃがみ状態の相手を掴んだ場合「髪つかみ(頭部つかみ)」となり、普通のつかみより脱出されにくいという利点を持つ。 ダブルドラゴン(NEOGEO) ビリー(NGDD) こちらは対戦格闘版をベースにしたリアル頭身バージョン。 ダブルドラゴン(NEOGEO)版はベルトスクロールアクション版とは服装が違い袖なしシャツを着ているが、ダメージが蓄積すると衣装が変わりパワーアップする。 ジャンプ回数 カベジャンプ 壁張り付き 滑空 しゃがみ歩き ワイヤー復帰 2回 可能 不可能 不可能 不可能 不可能 ダブルドラゴン ネオン ビリー(DDNN) アークシステムワークスより発売された新作バージョンのビリーが参戦。 NEOGEO版同様リアル頭身だが、服装は初代オマージュのようなノースリーブベストの衣装に戻っている。 「ソング」を集めることで自身を強化するという独特なシステムを持ち、スマブラでもそのシステムを反映して闘うようになっている。 ジャンプ回数 カベジャンプ 壁張り付き 滑空 しゃがみ歩き ワイヤー復帰 2回 可能 不可能 不可能 不可能 不可能 スカルマゲドン【ボス】 「I m your worst nightmare…Skullmageddon!!」 「ネオン」における最終ボスで、鎧と大剣を持ち編み笠を被った骸骨姿の怪人。顔からの炎、大剣による斬撃や高速移動を使う
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ダブルドラゴン / 双截龍 【Double Dragon】 メーカー テクノス 発売日 1987年 対応機種 AC.FC.GB(モノクロ).3DS"VC".セガ・マークIII.MD(海外).XBLA.C64.ZX.Atari ST.Amiga.Atari 2600.Atari 7800.Atari Lynx.Zeebo ブルース・リー愛好家によって作られたベルトスクロールのアクションゲーム ダブルドラゴン シリーズの1作目 FC.GB.セガ・マークIII版はそれぞれの機種の性能に合わした移植となっていて AC版の完全移植はXBLA版 リターン・オブ・ダブルドラゴン / Return of Double Dragon 【Super Double Dragon】 1992年10月16日 SFC SFCへのアレンジ移植版 ダブルドラゴン アドバンス アトラス 2004年3月5日 GBA GBAへのアレンジ移植版 収録 100% Dynamite?? C64.ZX Action Masters?? amiga Activision Game Vault Volume 3?? Windows(Atari 2600 バージョン) 関連 ダブルドラゴン (ネオジオ版) 同名タイトルのネオジオ版 Battletoads & Double Dragon コンバットライブス 続編 ダブルドラゴンII ダブルドラゴン3 Double Dragon V 3DS バーチャルコンソールとダウンロードソフト Double Dragon V Xbox Live Arcade た行 ら行 アーケード ゲームボーイ ゲームボーイアドバンス コンバットライブス スーパーファミコン セガ・マークIII ダブルドラゴン シリーズ ダブルドラゴンII ファミコンゲーム メガドライブ 脱獄 PR
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ダブルドラゴン アドバンス 【だぶるどらごんあどばんす】 ジャンル アクション 対応機種 ゲームボーイアドバンス メディア 32MbitROMカートリッジ 発売元 アトラス 開発元 パオンS-NEOミリオン(ライセンス提供) 発売日 2004年3月5日 定価 4,800円(税別) 廉価版 ベストプライス 2004年11月26日/2,800円 判定 良作 ダブルドラゴンシリーズ 概要 特徴 評価点 問題点 総評 余談 概要 アーケード版『ダブルドラゴン』をベースに、ファミコン版の1作目や『ダブルドラゴンII』、スーパーファミコン作品『リターン・オブ・ダブルドラゴン』の要素を組み込んでいる。 さらにグラフィックを一新し、新技や新ステージ、新たな敵キャラクターを加えたダブルドラゴン史上最高傑作。 本作を手がけたプロデューサーである海老沼氏はオリジナルのスタッフではないものの(*1)、曰く「ダブルドラゴンを作りたくてテクノスジャパンに入社した」と言うほどのダブルドラゴンファンであり、原作へのリスペクトが凄まじい。 特徴 概要のとおり、アクションは基本的にアーケード版『I』をベースにしているものの様々なシリーズの要素が詰め込まれており、あらゆる作品の技が使用できる。 『I』からは「ヘッドバット」や「肘打ち」、『II』からは「龍尾嵐風脚」、FC版『II』からは「天殺龍神拳」「爆魔龍神脚」、『リターン・オブ・ダブルドラゴン』からはジャンプ中の「急降下キック」や「バックソバット」、ガードによる「パンチキャッチスルー」とまんべんなく技が採用されている。 A+Bボタンのニーダウン(しゃがみ)中は敵が一切攻撃してこない上「天殺龍神拳」(ニーダウン中Aで発動する強力なダッシュアッパー)の間合いに勝手に集まってくれる為あまりに強力すぎる点がやや問題があるが、アーケード版の肘打ちくらいのノリで楽しめるためむしろプラス。 ただし、空振ると隙が生まれる上にアボボのハンマーパンチ、スティーブのラッシュ攻撃等には一方的に打ち負けるので肘打ちほどの超性能ではない。あくまで威力が高く当たりやすい攻撃という範疇に収まっている。(出典のFC版「ダブルドラゴン2」でも非常に強い技であったので原作リスペクトともとれる) 同様に「龍尾嵐風脚」(ジャンプ回転蹴り)も判定が強く、ほぼガードされない強力な技となっている為、危機的状況を打開しやすい。こちらも多くのシリーズで採用されている上に本作においても双裁拳の代表技と明言されているので意図的に強く調整されているものとみられる。 ダッシュ攻撃や馬乗りパンチなどアーケード版『熱血硬派くにおくん』(あるいはFC版『ダブルドラゴン』)の流れや、ダウンした相手にストンピングをかますアクションは『コンバットライブス』をも汲み入れた技体系となり、まさにテクノスジャパンのベルトスクロールアクションの集大成とも言える。 浮いた敵に対する追撃要素も取り入れ、爽快感も激増。また掴み膝蹴り3発目↑同時入力でFC版の蹴り上げが発動するなど、ファンを思わずニヤリとさせる仕掛けが心憎い。大技による豪快なスタイルだけでなく、じっくりと泥臭く撲殺するスタイルでも楽しめる、非常に懐の深い体系を実現している。 「爆魔龍神脚(強力な飛び膝蹴り)」は単体で使うと隙が大きい技だが、「天殺龍神拳」で敵を打ち上げた直後に使う事で落ちてきた敵をまとめて吹き飛ばす事が出来る。どちらも威力が高いので組み合わせると強力なコンボとなる。 アボボやチンといった巨大キャラでも掴んで投げる事が出来るようになった。これにより爽快感が増し、テンポも良くなっている。 それまでの作品ではタイマンでも圧倒される敵キャラが多数いたが、本作ではタイマンならば全ての敵を圧倒できる。それほどまでにプレイヤーの性能が高くなっている。 新規書き下ろしグラフィックはかなり『北斗の拳』を意識している模様。 プレイヤーキャラクターのモーションは原作以上にブルース・リーをリスペクトしており、非常にかっこよい。 本編の他には1人で2体のキャラクターを操作する「一人ダブルドラゴンゲーム」と体力が続く限り敵を倒し続ける「サバイバルゲーム」がある。ちなみに「サバイバルゲーム」は1人プレイ専用なので、ジミーは使用できない。 「一人ダブルドラゴン」はセレクトボタンでビリーとジミーの操作権を変えるという仕様であり、操作していない方は棒立ちとなり、一方的に攻撃される。しかしながら巧みに操作を切り替える事で片方のキャラクターを囮にしたり、2人がかりのコンボを決める事も出来る。 一方でそれ以外の部分は変更なし、かつプレイヤー同士の当たり判定もあるので1人プレイ以上に難しい上級者向けモードとなっている。 評価点 追加ステージが4つ加わり、全部で8ステージになった。BGMもかつての名曲を良アレンジして使われている。 ステージ3と4は『リターン・オブ・ダブルドラゴン』の中華街面とトラック面からインスパイアを受けた面で、ステージ6はファミコン版1の洞窟面からインスパイアを受けた面。ステージ7は『ダブルドラゴンII』の要塞ステージをアレンジした面で、BGMも同ステージのものになっている。 アーケード版の武器アイテムに加えて、『ダブルドラゴンII』の「チェーンハンマー」、『リターン・オブ・ダブルドラゴン』の「ヌンチャク」、新アイテムの「アックス」と「ダブルカリスティック」が追加された。 「ヌンチャク」の使い勝手は『リターン・オブ・ダブルドラゴン』に似ており、リーチが広く、攻撃速度も速いのであらゆる敵を一方的に完封してしまえるほどに強い。 アックスなどの隙が大きい武器もあるが、いずれもリーチや威力の面で優れており、それまでのシリーズで見られた死に武器はない。間違って拾ったとしても任意に捨てる事も可能なのでストレスは少ない。 武器を持っている状態でも蹴りは使用可能。隙が少なくかつ一撃で相手が怯むので、蹴りを入れた後に攻撃すればどんな武器でも確実に当てられる。 落ちている武器を持ち替えるアクションが廃止されており、拾った武器は攻撃を受けて落とすか、ガードボタンで自ら捨てる以外では持ち替えたりしない。この為、武器が大量に落ちているような場所で戦っても不意に武器を広って隙を作ってしまう事が無くなっている。 敵キャラクターの追加。 『ダブルドラゴンII』から再生怪人「ブルノフ」と中華系棒術使い「チン」、『リターン・オブ・ダブルドラゴン』からマーシャルアーツ使い「スティーブ」が追加。さらにファミコン版『ダブルドラゴンII』の最終ボスからインスパイアを受けた拳法家軍団「五虎将」がステージ7のボスとして登場する。 このうち「五虎将」の設定がFC版『II』から大きくバージョンアップされた。まず原作では対戦前も倒した後も名前が語られず、「謎の格闘家」と書かれるのみだった者にレイモンドと名前が与えられた。FC版『II』の冒頭のマリアン殺害が無くなったので、両者の対決は(相手がウィリーに荷担しているとは言え)純粋に武術家同士の正々堂々の戦いに設定変更。マリアンが死んでいないので、対戦後に唐突にマリアンが生き返るというFC版『II』の超展開も消滅。「こんな形で会いたくは無かった」と事切れるレイモンドの死がウィリーへの怒りを燃え上がらせ、最終決戦に繋がっていく熱い展開になっている。ステージ7の全体を通してFC版『II』の最終ステージをそのまま展開しており、直接対決のBGM「Fight of Fate」はシリーズ屈指の名曲である。 本作の新規キャラクターとしてステージ3のボスの中華系拳法家コンビ「ハン・ユンフー&ウォン・ガーリョン」とステージ4のボスの勘違い侍「キクチヨ」が加わった。 キクチヨは真剣を持っている場合があり、斬られると一撃死する。大振りなので回避は容易だが、アーケード版『くにおくん』の雑魚ヤクザのドス攻撃のような緊張感が味わえる。 ステージボスを倒した後やエンディングにデモ専用のイラストが追加された。 これによって、アーケード版では解りづらかったストーリーが理解できるようになり、本作で追加された敵キャラクターもストーリーにうまく組み込まれるようになった。 BGMの選曲やアレンジはファンをうならせる納得の仕事。特にラストステージ直前の面で流れるファミコン版『II』最終面のBGMアレンジは至高の一品。 シリーズの問題点を修正しつつ良い部分だけを集約したバランス シリーズ通しての問題点となりやすかった処理落ちは完全に解消。非常にスムーズに遊べる。 賢すぎる敵のAIも調整されており、全体的にガードが甘く、ある程度ならば強引に押し切る事も出来る。難易度設定を上げる事でアーケード版並に手ごわくする事もできる。 トラップの難易度も予兆動作が挟まるなどでマイルドに調整されており、初見でも気を付ければ回避可能になっている。 性能が低く使いづらい死にアクションはほぼない。あらゆるアクションの性能が高く、様々な戦い方を愉しめる。 問題点 コンティニューは有限制なので、ベルトスクロール初心者には少々キツいものがある。 一応、オプションで残機やコンティニューの回数を増やしたり、裏技でコンティニュー回数の最大値を増やすことが出来る(*2)が、無限にはならない。 50,000点ごとのスコアエクステンドも存在するので、これまでの作品に比べると遊びやすくはなっている。 アーケード版『ダブルドラゴン』に登場した敵「ジェフ」と武器「段ボール」は削除された。 「段ボール」に関してはアーケード版のデザインでは強そうに見えないので仕方ないが、せっかくの良リメイク作品に出演できなかった「ジェフ」は非常に惜しい。韓国製のリメイク作品『ワンダー・オブ・ザ・ドラゴン』ではリー兄弟の同門という設定を与えられ、中ボスとして登場しているが、そちらはゲームの出来は良くない……。 追加された敵「スティーブ」がステージボスでもないのに強すぎる。 パンチやキックのリーチが長い上に攻撃判定が強い。時折、強烈なラッシュ攻撃をしてくることもある。これを挟まれる形で受けると一気にライフがなくなる。 ステージ4のトラックの上ではスティーブが大量に出現する上にトラックから落とされると一撃死なので、うまく対処できなければ次々と残機を失う事になる。 一応、ラッシュ攻撃にも予兆があり、また使用後にネクタイを締め直す動作で大きな隙が生まれるために落ち着けば十分に対処が可能。 アーケード版では最終面まで通用した肘打ちが、ステージ2以降に登場するこの敵に対しては返り討ちを食らうハメになる。 ステージ6の難易度 ステージ6の洞窟では落ちると一撃死の水場がいたる所にあり、少しでも吹き飛ばされると簡単に落ちてしまう。加えてこのステージのみ、敵を全滅させた後の制限時間が回復が行われないので、通常のプレイではタイムオーバーによるミスがほぼ確実に起こってしまう。 総評 歴代シリーズの要素を合わせて一作に昇華させた、まさにダブドラの集大成、決定版、完成版と言えるシリーズ最高傑作。 アクション、グラフィック、ストーリー、BGMの全てにおいて高水準で再構成された、リメイク作品の鑑と言える作品である。 余談 製作する際、アドバイザーとして参加していた「くにおくん」こと滝邦夫・元テクノスジャパン社長が「『ストII』みたいなコマンドを入れろ」等の無茶な要求を突きつけたがプロデューサーが「そんなものダブルドラゴンに相応しくありません」と言い切って全部突っぱねた。 本作は「海外での販売価格を抑えるため」という理由によりアドバンスのソフトとしては最低限レベルの32Mという容量に抑えられてしまっている。(当時のアドバンスのアクションゲームの容量は64~256Mが主流) しかしながら、出来上がった作品をプレイした「くにおくん」は「お前、いい仕事したな」とプロデューサーを褒め称えたという。 GBA版は廉価版や海外版も含めてプレミアソフトとなっている。 同名タイトルの移植版がNintendo Switch/プレイステーション4/Xbox One/Steamで2023年11月9日に配信。 海外版も収録されており、音源がクリアになったクオリティーアップ版、1台で2人同時プレイも可能となり、入手難易度のハードルが下がった。