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【作品名】重戦機エルガイム 【ジャンル】アニメ 【名前】ダバ・マイロード 【属性】ポセイダル反乱軍 【年齢】18歳 【長所】本名はカモン・マイロード 【短所】他人に自分の人生の枠を組まれて何が面白いものか! vol.2
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【作品名】重戦機エルガイム 【ジャンル】アニメ 【名前】ダバ・マイロード 【属性】ポセイダル反乱軍 【年齢】18歳 【長所】本名はカモン・マイロード 【短所】他人に自分の人生の枠を組まれて何が面白いものか! vol.2
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のっける通訳 ダバさん ダバさん(拓哉) 2002.2.18 サッカー全日本試合中ベンチ/選手(剛)
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ダバ・ソイ 基本データ COST EXP 性格 CV 作品名 32800 600 性格 高橋伸也 機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079 ステータス レベル 指揮 射撃 格闘 守備 反応 覚醒 補佐 通信 操舵 整備 魅力 1 40 138 120 122 118 0 80 55 94 48 70 99 345 520 506 506 502 0 366 338 380 331 373 習得アビリティ 習得アビリティ 習得Lv 習得アビリティ 習得Lv 習得アビリティ 習得Lv 射撃センス 1 ムードメーカー 2 協力 8 地上戦闘適応 16 緊急発進 24 幸運 29 熱血 35 射撃戦特化 45 地上適応力 55 習得スキル 習得スキル 習得Lv 習得スキル 習得Lv 習得スキル 習得LV スウェー 1 エネルギーチャージ 12 ストライクアシスト 28 スカウト条件 No. クエスト名 達成条件 044 灼熱のゴビ 機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079 STAGE01『炎の魔神と砂漠の妖精』をステージクリア レベル別ステータス + サンプル値 レベル 指揮 射撃 格闘 守備 反応 覚醒 補佐 通信 操舵 整備 魅力 1 40 138 120 122 118 0 80 55 94 48 70 5 47 148 130 132 125 0 88 61 102 54 78 10 53 158 142 144 137 0 98 70 112 63 88 15 61 170 154 152 151 0 108 78 122 71 98 20 71 183 168 165 161 0 118 88 132 81 108 30 100 220 199 202 195 0 143 112 157 111 136 40 129 253 238 239 232 0 170 133 178 138 165 50 158 289 277 276 269 0 194 160 202 159 191 60 194 338 324 324 317 0 225 195 239 193 228 70 243 395 380 383 376 0 272 236 281 240 275 80 292 451 439 442 435 0 317 283 325 282 319 90 329 498 486 487 483 0 348 323 362 316 355 99 345 520 506 506 502 0 366 338 380 331 373 備考 戦闘ボイス有り ボルク・クライの部下。 地上戦闘適応と地上適応力に加えて、射撃センスや熱血を併用することで、地上限定だが回避を主体とした戦闘継続力を高めることができる。 シナリオで乗るガンキャノンの武装は射撃のみであることから、射撃センスのおかげでサナ・ニマより数発分多く攻撃できる利点がある。 しかし、ピクシーが全力で北に突出すると移動力や地形適応の差でリーダーエリアに追いつけなかったり、クエストを達成した結果早い段階で撤退させられたり、自身の得意分野とステージ構成が絶妙に噛み合わない。ある意味不遇なキャラと言える。
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ダバ・マイロード (異界の聖戦) (勇者の再臨) CHARACTER CH-001 赤 2-4-0 R (戦闘フェイズ) 《①》このカードと交戦中の敵軍ユニット1枚のテキストと、まだ未解決のその効果を、ターン終了時まで無効にする。 エルガイム系 男性 子供 [2][1][2] 出典 「重戦機エルガイム」 1984 このカードと専用機のセットが成立するユニット エルガイム エルガイム(ランドブースター装備) エルガイムMk-Ⅱ プローラー エルガイム&エルガイムMk-Ⅱ エルガイム&ディザード
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収束する者ダバ・インプ P 闇文明 (2) クリーチャー:リビング・デッド 2000 ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンに自分の、名前に《DX(ダーククロス)》とあるクリーチャーがあれば、自分の山札を見る。その中からそのクリーチャーと同じ名前を持つクリーチャーを好きな数選び、相手に見せてから自分の手札に加える。その後、山札をシャッフルする。 作者:赤烏 フレーバーテキスト DMWD-03 「DARKSTORM ―悪龍デッキ―」集まれこの青炎の下へ。魔方陣がお出迎えだ。 収録 DMWD-03 「DARKSTORM ―悪龍デッキ―」 評価 名前 コメント
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1ドリーマーズ 1人の少女、ファンネリア・アムが、息を切らして荒野を駆けている。 盗賊団の1人、ハッシャ・モッシャの乗るマシンナリィ(戦闘メカ)・ゼッダが、アムを追う。 ハッシャ「冗談じゃないぜ。当てないように撃つ方が、よっぽど腕がいるんだぜ。ファンネリアに当てるわけには行かねぇの。──そこだ!」 ハッシャの砲撃が、アムのすぐそばの地面に炸裂する。 アム「もう! ハッシャ・モッシャ、射撃が近過ぎるんじゃないの!?」 アムが坂道を転げ落ちる。 アム「きゃっ! ハッシャ・モッシャめ…… 遅いんだぉよ、あいつが!」 1台のワークス(移動工場と居住空間を兼ねるトレーラー)がやって来る。 操縦席の青年、ミラウー・キャオが、アムが駆けて来るのに気づき、慌てて停車させる。 キャオが外に降りると、アムが倒れている。 アムは薄目で、キャオに気づきつつも、苦しそうに倒れている素振りをする。 キャオ「おい、大丈夫か?」 アム「うぅ、助けて!! あ、期待外れ……」 キャオ「えっ?」 アム「向こうで盗賊に襲われて、私、身ぐるみ剥がされてしまって…… お願いです。後生ですから、助けてください!」 キャオ「身ぐるみ剥がされちゃいないじゃないの」 アム「大事な物は、みんな盗られちゃったのよ!! えぇ~ん!」 キャオ「そ、そいつは…… で、相手は多いのか?」 アム「多くない、多くないわ。スケベそうなのが1人だったんだけど、中古のマシンナリィ持ってて、怖かったわ~!」 キャオ「そ、そうか。よぉし、マシンナリィ1台ぐらいなら任せとけって!」 キャオがフロッサー(エアバイク)に乗り、駆け出す。 キャオ「取っ返してやっからな! 待ってろよ!」 アム「待ってるわ、逞しいお方!」 キャオ「お、ヒヒッ! 行くぜ、山賊ども!」 キャオの姿が見えなくなり、アムは平然と行動を開始する。 アム「あ~あ、もう少しマシだとねぇ…… さて、これでリーリン姐さんの出番とね」 ワークスの荷台には、ヘビーメタル(巨大ロボット兵器)、主役メカのエルガイムが積まれている。 アム「やだぁ! このヘビーメタル、半完成品じゃないの!?」 ワークスに設置されているクレーンに乗り、上方からエルガイムの全身を見渡す。 アム「よいしょ…… あ、完成品らしい。良かった」 ワークスの車内で呑気に昼寝している、主人公ダバ・マイロードが目を覚まし、外に出る。 操縦席にいるはずのキャオがいない。 ダバ「あれ?」 女盗賊ミヤマ・リーリンの乗るフロッサーの一団が近づいて来る。 アム「やっと来た!」 ダバがリーリンたちに気づき、操縦席に乗り込み、ワークスを始動させる。 アム「きゃっ……!」 リーリン「動いた!? アムの奴が動かしてんのかい?」 部下A「いや、アムはクレーンの上だ」 アム「オートマチックなの? 誰かいるの?」 ダバが操縦席から顔を出し、アムに気づく。 アム「あぁっ、まだもう1人いた!」 リーリン「坊や1人かい? かわいそうだね、私と出会ったってのがさ!」 リーリンはフロッサーをワークスへ叩きつけると、自らは機体の上に飛び乗る。 ダバはワークスを自動操縦に切替え、ルーフから顔を出す。 リーリンがセイバー(ビーム剣)を突きつける。 ダバ「うわっ!」 リーリン「まったく、可愛いね…… このスットコドッコイのオッチョコチョイのところがさ」 リーリンがセイバーで斬りつけ、ダバは身を翻してかわす。 リーリン「ふふっ、やるじゃないか」 ダバ「キャオの奴、どこに行ったんだ? あなたは何なんです? このワークスもヘビーメタルも、父の形見なんだ。ホバーサドルをぶつけ、その上、土足で上がり込み、セイバーで斬りかかって、たまんないな!」 リーリン「なら、さっさと降りちまいな。そうすりゃ楽になるよ。ファンネリア・アム! ぼうっとしてないで、手伝ったらどうなんだ!?」 ダバ「無茶でしょ」 リーリン「これが私たちの商売なんだから、しょうがないだろ? 今夜の酒代もいるんだよ!」 ハッシャ・モッシャが銃を放つ。 リーリン「やめないか、ハッシャ・モッシャ! 傷物にしたら、高く売れないだろ! ま、ミヤマ・リーリンに会ったの、身の不運とあきらめな」 ダバもセイバーを抜き、リーリンと斬り結ぶ。 リーリン「坊や、うまいね!」 ダバが勢い余って、足を踏み外す。 ダバ「わぁっ!」 リーリン「ふふっ、かわいそうだがこれで…… ん?」 ダバは必死に、脚だけでワークスの縁にしがみついている。 リーリン「こいつ……! アム、手を貸したらどうなんだ!?」 アム「ワークスは動いてるのよ? 私には、とてもできないわ」 リーリン「ぶりっ子するんじゃないよ! 売れない芝居小屋から引き取ってやった恩を忘れて! このガキャ!」 ダバ「ガキよりは坊やの方が、可愛らしくていいな」 リーリン「遊んでんじゃないんだよ!!」 ダバが大勢を立て直し、リーリンの剣をかわして飛びのく。 背後にいたアムと、しばし目が合う。 リーリンが斬りかかり、再びダバとリーリンの戦いとなる。 部下A「てめぇも手伝ったらどうなんだ!」 アム「逃げ回る役、やったんでしょ? セイバーもライフルも持っちゃいないよ」 ダバ「いけね、ハッチ開いてない」 盗賊の部下の1人が、銃を放つ。 部下A「さっさと引っ込んじまえってんだよ!」 リーリン「ヘビーメタルに傷つけんじゃないよ! せっかく新品らしいんだからさ!」 ダバ「こんな、ハンドメイドのヘビーメタルを盗ったって……」 リーリン「こういうの流行ってんだからさ、高く売れるんだよ」 リーリンが大きく跳躍し、セイバーを振るう。 ダバがセイバーを振って、迎え撃つ。 リーリン「きゃぁぁっ!」 絶叫と共に、リーリンの片腕が斬り飛ばされる。 リーリンはかろうじて、もう片方の手で、ワークスの淵にぶら下がる。 ダバ「親分さんが腕をやられた! 助けてやれ!」 ハッシャ「あ、姐さん!?」 リーリン「ハ、ハッシャ・モッシャ…… 早く、早くしないかよ!」 ハッシャ「姐さん、もうちょっとの辛抱ですぜ ──姐さん、降りて」 ハッシャのゼッダが、マニピュレーターでリーリンを受け止める。 ハッシャ「姐さん、そ、その腕!?」 アム「あんたがドジだからよ!」 部下A「何言ってんの。お前がもっと色気出して、あいつをボケっとさせりゃうまくいったんだ!」 盗賊の部下がフロッサーにアムを乗せ、駆け去る。 アムが振り返り、ダバに微かに笑いかける。 キャオが帰って来るが、ワークスを見失う。 キャオ「あれ、あらら? ワークスはどこへ行ったんだ?」 停車していたはずのワークスが動いているのに気づく。 キャオ「あの女、ワークスを盗み出すために!? おい、ダバ! ダバ・マイロード! まだ寝てんじゃないだろうな!?」 ダバ「何だよ? どこに行ってたんだ?」 キャオ「あれ? あ、あの、ちょっと、あそこまで盗賊捜しに……」 ダバ「ふ~ん、マメなんだね」 キャオ「キャビンの中なの?」 ダバ「何がさ?」 キャオ「何がって…… あのさ、おいダバ!」 ダバ「何だよ?」 キャオ「知らないのか?」 ダバ「ファンネリア・アムって、女の子のことか?」 キャオ「名前聞き出したの!? ヒャヒャ、こいつ…… 俺より先に、よくやるじゃないの。どうしたんだよ?」 ダバ「行ったよ、仲間と一緒に」 キャオ「え、仲間がいたの!? 誰、そいつは!?」 ダバ「悪い男とか女がついてたな、あの子」 キャオ「そんなの…… あんな可愛い子にかよ!?」 ダバ「普通じゃないの? 可愛い子にトゲがあったりなんかするのは。親父が言ってたよ」 キャオ「あの女……!」 その夜、ダバたちはワークスを停め、野営をしている。 キャオは炊事でスープを煮ており、ダバは傍らで、親指立て伏せで体を鍛えている。 ダバ「87、88、89……」 キャオ「俺はやっぱ、ポセイダルの正規軍に入りたいな。エルガイムがありゃ、二つ返事で入れてくれっだろ?」 ダバ「俺は反対だ。親父は正規軍には、エルガイムは見せない方がいいって言うし。それに、クワサン・オリビーを捜したいしな」 キャオ「へっ、血は繋がってないってのにさ。熱、熱っ!」 ダバ「けどさ……」 キャオ「明日は、プリャーモに入ってみようぜ」 ダバ「キャビンよりこっちの方がいいよな」 キャオ「コード・センサーはいいのか?」 ダバ「ああ、オンしてる」 盗賊の部下2人が、密かにダバたちを監視している。 部下A「あの馬鹿、俺たちが追いかけてるなんて、考えてないぜ。リーリン姐さんの腕の仕返しができるってもんだぜ。姐さんに報せな」 部下B「へぇ」 リーリンはアジトで、部下たちの手により、切断された腕に義手を接合する処置を受けている。 リーリン「痛ぁっ!」 部下C「押さえていろって!」 ハッシャ「あぁ……ごめんなすって」 部下C「姐さん、これでおしまいです」 リーリン「な、何だよ?」 部下C「ちょいと痛みますけどね。なんせ、腕をくっつけるんだから」 リーリン「ぎゃぁぁっ!」 部下C「終わりました、姐さん!」 リーリン「終わったかい……」 部下C「動かしてみてください」 接合された義手が、元の腕のように動く。 ハッシャ「わぁ、すげぇや」 リーリン「どきな。見てな。ミヤマ・リーリンの名前に賭けても、この2つの腕さえあれば あのガキに、落とし前をつけさせてもらうよ! プリャーモの連中は呼んだろうね?」 ハッシャ「ゼッタが、もう1台来ます」 翌朝の早朝。 ダバとキャオは、ワークスの側でシュラフで寝ている。 アムが、ターバンとフード姿で現れる。 ダバの顔を指で突いてみるが、目を覚まさない。 アム「どういう神経してんだろ? こいつら」 ダバ「ん、ん…… あっ!?」 ダバが飛び起きる。 アムがとっさに、銃を構える。 ダバも銃を抜くが、アムがその銃を弾き飛ばし、キャオの頭に銃があたる。 キャオ「わぁ~っ! ど、どこだ!? なな、何が来た!? お、女……? こんな朝っぱらから、女かよ!? おい、ダバ……」 ダバ「おぅ、起きたか」 アム「よく寝てられんね、あんたら。いい神経してるよ」 キャオ「あ! おめぇ、昨日の女盗賊の片割れの、ファ、ファン……」 アム「ファンネリア・アムってんだよ」 ダバ「また騙しにきたのか?」 アム「騙すつもりなら、とっくの昔にやってるよ!」 ダバ「そりゃそうだ。何しに来たんだ?」 アム「姐さんの腕を斬ったのが、あんただって、どうもね……」 ダバ「何だよ、見てたんだろ? 信じてないような口ぶりだな」 キャオ「何しに来たんだよ、ビラビラターバン」 アム「早く逃げろって、教えにきたのにさ!」 ダバ「逃げた方がいい?」 アム「人がせっかく、二日酔いの頭痛を堪えて、早起きしてきた甲斐がないのね!」 ダバ「ちょっと彼女、今言ったの、どういうこと? ねえ、彼女……」 アム「ファンネリア・アムっての!」 ダバ「お前たちの仲間が、また俺たちを襲うって言うのか?」 キャオ「当たりめぇじゃねぇか! 行くぞ。その女は見張りだ!」 アム「違うってば!」 ダバ「ファンネリア!」 アム「何さ?」 ダバ「ありがとう」 アム「イーッ!」 ダバとキャオが、ワークスに乗り込む。 アム「ダバ・マイロードって言ったな……」 キャオ「怖いね、あぁいうの」 ダバ「あんなのは、持て余すね」 アムの乗るフロッサーが、ワークスの横に並ぶ。 アム「そりゃ、あんたが勝手だからよ」 キャオ「あっ、こいつ!」 アム「あんたら勝手が何で、そんなワークスとヘビーメタル持ってんのさ?」 ダバ「いつ追っ手が来るんだよ?」 アム「あたしゃ知らないわよ」 ダバ「追いつかれそうだ!」 リーリン一味のゼッダやフロッサーが、接近して来る。 アム「早いって!」 キャオ「ほれ見ろ、見張りだったんじゃねえか。騙しやがって」 アム「騙してないったら!」 ダバ「キャオ、レーザーキャノンをリモコンで試し撃ちしてみろ」 キャオ「よし、やるぞ」 キャオがレーザーを撃つ、 ダバは、ワークスの上に立ち、周囲を見渡す。 ダバ「マシンナリィが2台か!」 ハッシャのゼッダに加えてもう1台、ゼッダが加勢している。 部下D「ははっ! あんなハンドメイドのヘビーメタルに、姐さんがやられたっての!? おぉ、嫌だ…… ゴロッゾ、前へ出ろ! 奴らの足を止めろ!」 ダバ「まずいな。今度は、かなり組織的だぞ」 アムの隣に、リーリンの乗るフロッサーが並ぶ。 リーリン「アム! あんた、奴らを逃がしたね!?」 アム「ちゃうわ、相手は2人よ? 撃ち合い負けしちゃったのよ。パックちょうだい」 部下E「落とすなよ、ほれ」 リーリンのフロッサーを操縦している部下が、アムに褒美を放る。 アム「へへ、儲けちゃた」 ダバ「あれ? キャオ。フローが置いてないぞ」 キャオ「何だ?」 ダバ「スパイラルフロー(*1)、どうした?」 キャオ「夕べ整備したとき、ギア・デッキに置いたでしょ、ギア!」 エルガイムを覆う幌が、風に煽られて飛んでゆく。 ダバ「あ、幌が…… あっ、あったあった!」 ダバがスパイラルフロー(エアバイク)に乗って発進する。 岩陰に身を潜めつつ、ワークスを狙う盗賊たちの何人かを、銃で仕留める。 部下「うわぁぁっ!」 ダバ「わぁ、やだ…… おい、死ぬなよ」 ゼッダが迫って来る。 ダバは倒れている盗賊を放り、スパイラルフローでワークスの方へ向かう。 ダバ「ごめんよ! キャオ、エルガイムを出そうよ」 キャオ「やれんのかよ?」 ダバ「人をやるのは嫌だよ。気持ちが悪い…… 不気味だ」 キャオ「わかった」 ダバ「その代わり、ゼッタは撃退してみせるって。あれならマシンだからな。やっても不気味じゃない」 キャオ「了解!」 エルガイムを乗せた荷台が直立してゆく。 部下D「ヘビーメタルを出そうってのか? 撃てよ! ハッシャ・モッシャ、モタモタするな! ヘビーメタルが動くぞ!」 ハッシャ「ワークスの足を止めりゃいいんだろ?」 盗賊たちの砲撃が迫る。 ダバ「ベッドルームかキャビンか、ヘルメットはどこに置いたっけ…… ドッキング・センサー!」 スパイラルフローが大きく舞い上がり、変形し、エルガイムの頭部に収容され、コクピットとなる。 ダバ「あ、こんなところにあった」 ダバがエルガイム頭部内に放置していたヘルメットをかぶり、戦闘準備に入る。 キャオ「ダバ、何してんの!? 早くしなよ!」 ダバ「やってるよ。いつでもいい、離してくれ。視界良好だ。こんなに追いつかれちゃったの?」 キャオ「出すぞ!」 エルガイムがワークスを離れ、出動する。 盗賊たちの砲撃が依然、呻っている。 ダバ「射撃が正確になってる。あのキンキラキンのゼッタか」 盗賊「ハッシャ、頼むぜ!」 カロモン「姐さん!」 リーリン「まっすぐ行きな! 正製ヘビーじゃないんだ。仕留めるさ。坊や!」 ダバ「邪魔なのは、あの2機か」 エルガイムが大地を蹴り、大きく跳躍する。 部下E「飛んだ!」 リーリン「ジャンプだろ!」 エルガイムが空中から地上に降り立ち、盗賊のフロッサーが煽られて転倒する。 部下「怖い~!」 ダバ「キャオ、ランチャーがいる!」 キャオ「わかってる!」 リーリン「転びなよ!」 リーリンの砲撃が、エルガイムの膝関節の一部を砕く。 ダバ「あの女……! 女って怖い! キャオ!」 キャオ「こっちからも来てんだよ!」 ワークスもまた、リーリンらの砲撃に襲われている。 アム「ありゃ、駄目だ。あれじゃ囲まれちゃう」 ダバ「そこまで行く。我慢しろ!」 リーリン「このぉ!」 リーリンの2撃目が、エルガイムの脚の一部を砕く。 エルガイムが何とかワークスまで辿り着き、ランチャー(ビーム砲)を腕に装着する。 ダバ「ごめん!」 エルガイムのランチャーが、加勢してきたゼッダを仕留める。 部下D「何で当たった? ぐわぁぁっ!」 ダバ「ははっ!」 リーリン「役立たずが…… 口だけ生まれたのかい?」 部下E「姐さん!」 エルガイムの2撃目が、リーリンの乗るフロッサーに命中する。 操縦手の部下が、地面に振り落とされる。 リーリン「くっ……!」 部下E「わぁぁっ!」 リーリンのフロッサーは操縦手を欠き、制御を失って狂ったように走り回る。 ハッシャのゼッダが必死に追う。 リーリン「わぁ~、離れちゃう~! 誰か止めとくれ~!」 ハッシャ「姐さぁん!?」 フロッサーがクラッシュし、リーリンが宙に投げ出される。 リーリン「きゃっ! ハッシャ・モッシャ、落ちるぅ~!」 ハッシャ「落ちるなぁ、姐さん!」 ハッシャのゼッタがリーリンを受け止めて、そのまま一味共々、逃げ去ってゆく。 リーリンのフロッサーを運転していた部下が、倒れている。 ダバたちが地上に降りて、駆け寄る。 ダバ「おい」 部下E「う、うぅっ……」 ダバ「動けないのか?」 部下E「う、打ちどころが悪かった……」 ダバ「キャオ、怪我人だ、怪我人」 部下E「医学部にいたことだってあるんだ、無駄だよ。坊や……」 ダバ「ん?」 部下E「頼みがある。俺の胸ポケット……」 ダバ「ポケット?」 部下E「手形がある」 ダバが彼の胸ポケットから、手形を見つける。 部下E「そ、そいつだ。そいつを、プリャーモのアマンダラ・カマンダラに、届けてくれ……」 ダバ「いいけど……」 キャオ「死んじゃったんだろ?」 ダバ「まだ生きてるよ」 部下E「すまない、とどめを、た、頼む……」 ダバ「やってやれよ」 キャオ「えっ? ば、馬鹿言え…… やったれよ」 アムがやって来る。 アム「何、グズグズしてんのよ? そんなの放っぽいといて、早く逃げないと」 キャオ「何言ってんの!? この人が、とどめ刺してくれって言ってんだよ。やってやんないと」 ダバ「ん、お亡くなりになっている」 キャオ「え?」 ダバ「この人、知ってるの?」 アム「カロモンって人。2・3日前に転がり込んできた人よ。よくは知らないわ」 ダバ「ふうん…… キャオ、移動するぞ。エルガイムの修理は、移動しながらやる」 ダバたちはこうして、アマンダラ・カマンダラなる人物を捜し、プリャーモの地を目指す。 (続く)
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ドリーマーズ アゲン 工場星メッタがスヴェート目掛けて落下を始め、正規軍兵士たちがパニックに陥っている。 「敵前逃亡は銃殺刑だぞ!」「メッタが落ちてくるって言うじゃねぇか!」「逃げるが勝ちさ!」「貴様らぁ!」 エルガイムのコクピット。 アムの傍らで、クワサン・オリビーが空ろな表情でコアムの歌を歌い続けている。 アム「オリビー……」 スヴェート。 マーハル・セヌーマとハンス・アラハートを従えたオルドナ・ポセイダル(実は影武者ミアン)。 3人の前で、アマンダラ・カマンダラ(真のポセイダル)と執事のエイマンが近衛兵に取り押さえられている。 アマンダラ「私をどうするつもりだ。なぶり殺しにでもするのか?」 天井が爆発する。 すかさずアマンダラが近衛兵を振り払い、降って来る瓦礫をかわす。 近衛兵が瓦礫の下敷きとなって、アマンダラは自由となったものの、エイマンもまた下敷きとなる。 アマンダラ「エイマン!? チッ……」 ポセイダル「アマンダラを止めよ! オリジナル・オージェに乗せてはならん!」 マーハルたち「はっ!」 ダバ・マイロードのエルガイムmk-II(マークツー)が降下してくる。 ダバ「ポセイダル、いたかぁ!」 エルガイムmk-IIが降り立ち、アマンダラを追うマーハルたちは足止めされてしまう。 ダバ「逃がすかぁ!」 アマンダラが巨大な扉の向こうへ消える。 mk-IIが扉をこじ開ける。 アマンダラの前にそびえ立つ黄金色のヘビーメタル、オリジナル・オージェ。 ダバ「う!?」 オージェがひとりでに動いて攻撃を放ち、直撃を食らったmk-IIが吹っ飛ぶ。 ダバ「生きているのか……? あのヘビーメタル!」 アマンダラ「オリジナル・オージェのキーは生体反応だ。ダバ・マイロードくん、ポセイダルの恐ろしさというものを教えてやるよ」 アマンダラが乗り込むや、オージェの全身から生気がみなぎる。 突然、ポセイダルが苦しみだす。 ポセイダル「ああぁぁ……っ」 マーハルたち「ポセイダル様!」「しっかりなさって下さい!」「ここは危険です、早くあちらへ!」 アマンダラ「バイオリレーションとは、こういうことだ。人の生体エネルギーをパワーの源とする。カモン・マイロード、ヤーマンの血の結束を持っても、私のバイオリレーションには勝てんよ」 ダバ「そんなことはないっ! そんなことは……」 アマンダラ「ならば、試すがいい」 アマンダラの顔にみるみる生気が漲り、ミアンが演じていたポセイダルそっくりの顔になってゆく。 ダバ「ヤーマンの血のもとに!!」 アマンダラ「ポセイダルに逆らう者には死を!!」 海上をエルガイムが行く。 コクピット内で、オリビーが苦しみ始めている。 オリビー「はぁ、はぁ、はぁ……」 リリス「オリビー、どこが苦しいの? オリビー、目を開けて、お願い!」 アム「急ぐわ、ターナに!」 ギャブレーの乗るアトールが飛来して、エルガイムに迫る。 アム「アトール!?」 アトールが急降下し、エルガイムを海面に押し付ける。 アム「このぉ、沈められるものかぁ!」 ギャブレー「クワサンはどこか! mk-IIか? ターナにいるのか!?」 アム「ギャブレー!?」 ギャブレー「クワサン・オリビーを取り戻したのは知っている。彼女はどこか」 アム「あんたに関係ないでしょ!?」 ギャブレー「ある!! 私はクワサンを愛しているのだ! 私は本気だ!!」 アム「……わかったわ」 リリス「アム!?」 アム「その代わり…… スヴェートへ潜り込んだダバを助けてくれる?」 ギャブレー「おぉっ、助けるとも! クワサンはどこだ!?」 リリス「アム、やめてぇ!」 アム「オリビーはここにいるわ」 リリス「駄目ぇぇっ!」 ギャブレー「何と、何と!!」 アムがエルガイムの外に出る。 ギャブレーもアトールから降り、銃を構える。 ギャブレー「嘘ではないのだな? 渡してもらおう」 アム「中よ」 ギャブレーが、エルガイムのコクピットを覗く。 ギャブレー「あぁ…… 何といたいけな」 ギャブレーは、気を失っているオリビーを引き上げにかかる。 アム「手伝おうか?」 ギャブレー「すまんな」 アム「ほ…… ほら」 リリス「やめてってばぁ! ダバが悲しむよぉ!」 リリスがギャブレーに、必死にまとわりつく。 リリス「悪魔の手先のミラリィだぞ! 呪いをかけられたくなかったらオリビーを離せぇ! 離せ~っ!」 ギャブレー「えぇい、うるさいっ! 愛の前にはミラリィが何だ!!」 リリス「べぇ~だ!」 アム「おやめ、リリス」 リリス「だってぇ……」 アム「ダバを助ける約束は守れるわね?」 ギャブレー「男に二言はない。約束は必ず守る」 一方のダバは、オリジナル・オージェの圧倒的なパワーの前に苦戦を強いられている。 ダバ「ハァ、ハァ…… 何だ、あのパワーは? まるで吸い取られる感じがする」 アマンダラ「つくづく身のほどを知ったようだな、カモン・マイロードくん。ヤーマンの血が結束したからといって、スヴェートをパワー源にしているこのオージェを突破することは、無理だよ」 ポセイダル「うぅっ…… 何だ…… 私の生体エネルギーが放出してゆく…… フル・フラット、消えてゆくのか…… あなたの力が……」 マーハルたち「ポセイダル様、どうなさいました? ポセイダル様」「メッタの衝突まで、もう時間がありません。すぐシャトルを用意させます」 ポセイダル「私は逃げん。私をラキシスの心臓へ連れて行きなさい」 マーハルたち「ラキシスの心臓!?」「あそこへは、誰も生きては近づけません!」 ポセイダル「そうだ…… あの部屋は、私にしか開けられん」 エルガイムmk-IIの放つ銃撃を、オージェがバリアーで防ぐ。 ダバ「マキシマムパワーでも、かすりもしない!?」 アマンダラ「私の前では何者も無力だ」 ダバ「格闘に持ち込めば、mk-IIのパワーだって!」 アマンダラ「甘いな」 mk-IIがオージェに飛び掛るが、オージェのパワーの前に左腕を引きちぎられ、吹き飛ばされる。 ダバ「うわぁぁっ!」 アマンダラ「私の予定した以上の行動をしなければ、良い生活ができたものをなぁ」 ダバ「他人に自分の人生の枠を組まれて、何が面白いものかぁっ!」 アマンダラ「ならば、つまらなくしてやる」 オージェが剣撃を放つ。 とっさにmk-IIがランチャーを放つと、意外にも今度はオージェに命中する。 ダバ「当たった!?」 アマンダラ「チッ、フィールドを離れすぎたか」 ダバ「エネルギー切れか?」 オージェが立ち位置を変えると、再びオージェの全身の生気が満ち、猛攻が繰り出される。 ダバ「うぅっ…… さっきのパワーダウンは何だったんだ!?」 アマンダラ「すべてのフィールドでパワーが繋がらんとは…… そろそろカタをつけさせてもらうぞ、カモン・マイロード!」 オージェが、巨大な鎌を構える。 その姿に、死神のイメージが浮かび上がる。 ダバ「何だ…… あれは!?」 正規軍艦隊がガストガルを上昇してくる。 巡航艦サージェ・オーパスのブリッジには、ギワザ・ロワウがいる。 ギワザ「ガストガルを逃れようとする船は全て落とせ。一隻たりとも逃がすなよ。メッタはどうなっている?」 通信兵「はっ! 標準時間で10分後にはスヴェートを直撃します」 ギワザ「10分後には私がペンタゴナの王か……」 一方、反乱軍の帰還・ターナ。 ロンペ「反乱軍のスヴェート撤退、完了しました」 セムージュ「ダバくんとはまだ、連絡がとれないのか?」 ロンペ「はい。厚いジャマーのため、救助に向かったキャオ、レッシィ両名からも通信が途絶えたままです」 セムージュ「メッタ衝突まであとわずか…… 我々はまだリーダーを失うわけにはいかないんだ!」 スヴェートでは、レッシィがヌーベルディザードを駆ってダバを捜し回っている。 レッシィ「ダバ、どこに紛れ込んだの? ──上!?」 上階で待ち構えていたグルーンが体当たり。 レッシィ「えぇい、このっ!」 衝撃で床が抜ける。 ヌーベルはとっさにそばの鉄骨につかまるものの、グルーンはそのまま落ちてゆく。 レッシィ「ふぅ…… あれは…… 何だ!?」 眼下に巨大な十字架が見える。 ヌーベルがゆっくりと降下してゆく。 四方八方から、レーザーの雨が降り注ぐ。 ヌーベルが機体を破壊されながらも、どうにか着地する。 レッシィ「こんなのがあるってことは…… ここがスヴェートの心臓部?」 レッシイがヌーベルから降りて、単身、前方を目指す。 レッシィ「人が……?」 マーハルとハンスが倒れている。 レッシィの目の前で、2人の体が砂のようにボロボロに崩れ去る。 レッシィ「これは!? ──ポセイダルの秘密、この目で確かめてやる!」 真っ暗な通路を駆け抜けた末、視界が明るくなる。 巨大な女神像。 その足元へと続く階段の途中で、ポセイダルが倒れている。 レッシィ「これは!? ──ポセイダル!?」 ギャブレー艦スレンダースカラから、ギャブレーの乗ったバッシュが飛び立つ。 イレーネ「作戦参謀殿、メッタはもう近くまで来ているんですよ!?」 ギャブレー「反逆者となるのは私1人でいい。お前たちは正規軍の指揮下へ戻れ」 イレーネ「なぜです、ギャブレー殿!?」 ギャブレー「フッ、私はギャブレット・ギャブレーだ……! 義に死してこそ華だと思わんか!!」 バッシュが飛び去る。 イレーネ「はぁ…… 何と能天気な……」 レッシィ「ダバはどこ!?」 ポセイダル「少年は今…… 真なるポセイダルと戦っている」 レッシィ「真なるポセイダル?」 壁面のスクリーンに、ダバたちの戦いの模様が映し出される。 レッシィ「あれは!?」 ポセイダル「オリジナル・オージェのエネルギーは、スヴェートそのものから取っている…… 私を祭壇まで連れて行きなさい…… 私なら彼を止められる」 レッシィ「あなたが止める……? そんなことは信じられない!」 ポセイダル「信じないのは勝手だ…… 数分後にはメッタの衝突で皆死ぬのだぞ、レッシィ……」 レッシィ「あなたにはそれも止められるというのか?」 ポセイダル「無論だ……」 ダバ「やはり一定の距離を離れないな…… パワーを出せるフィールドが決まっていると見たぞ」 オージェの猛攻の前に、mk-IIが後ずさる。 背後は壁で、もはや退路はない。 ダバ「しまった!」 アマンダラ「私の両親は、これ以上のむごいやり方でヤーマンになぶり殺しにされた」 ダバ「何だと……!? アマンダラ!」 アマンダラ「それに比べたら、私は優しい男だと思って欲しいな!」 ダバ「そんなデタラメをっ……!!」 オージェの大鎌で、mk-IIの首が叩き切られ、吹っ飛ぶ。 同時に、mk-IIの繰り出したセイバーが、オージェの喉元に深々と突き刺さる。 アマンダラ「ミアンめ…… バイオセンサーを切ったのか!? うぅっ…… 私の夢を…… 私の世界を……!」 オージェがmk-IIを吹き飛ばす。 mk-IIは地面に倒れて、もはや動かない。 アマンダラが息を荒げ、その容姿が急速に老いてゆく。 ダバ「動け! 動いてくれ!」 アマンダラ「許さんぞぉ!! 小僧!!」 ダバ「動けぇっ!!」 再びのオージェの鎌。 あわやというとき、その刃をギャブレーのバッシュが受け止める。 ギャブレー「生きているのか、ダバ!」 ダバ「ギャブレーか!?」 アマンダラ「私の選んだ若者が…… 揃って私に歯向かうというのか!」 ギャブレー「お前の時代は終わった!」 アマンダラ「若造があぁぁ──っ!!」 オージェの全身が炎に包まれる。 ポセイダル「マシンなど使わずとも…… あなたの愛だけで…… 私は自由に操られましたのに……」 レッシィの目の前で、祭壇に座したポセイダルの体が砂のように崩れ去り、消滅する。 レッシィ「ミアン……!」 オージェが煙を噴き上げつつ動きを止め、崩れ落ちる。 突如、スヴェート全体が激しく揺れ始める。 ダバ「な、何だ!?」 ギャブレー「スヴェートが動き始めたんだ!」 レッシィ「ミアンの言ってたことって、このこと!?」 アムの乗るエルガイムの周囲、建造物がどんどんせり上がってくる。 リリス「アム、低すぎる!」 アム「でも、高度は下げてない!」 ギワナ「バ、馬鹿な! スヴェートが飛ぶなど聞いてはいない!」 空から、メッタが火の玉と化して飛来する。 海上から浮上したスヴェートがメッタを避け、メッタは何もない海上で爆発する。 ダバ「この感覚は?」 ギャブレー「空を飛んでいるみたいだが……?」 ダバはmk-IIを捨て、スパイラルフロー・ヴュイで脱出する。 アム「これじゃ、下にいるダバたちは……」 リリス「溺れるわけないでしょ、ダバが…… あ?」 アム「何?」 リリス「こっち……かな?」 ギワザ「フフフ。しかし、スヴェートの今の動きは最後の力と見た。反乱軍のザコどもを叩けば、もう終わりだな」 ダバたちがようやく、アムのエルガイムのもとにたどり着く。 ダバ「アム! エルガイム!」 アム「ダバぁ!」 リリス「ギャブレーが来てくれたの!?」 ギャブレー「クワサンのためには、多少の苦痛は耐えてみせる!」 ダバ「アム、コクピットを!」 エルガイムのハッチが開き、リリスが真っ先にダバに抱きつく。 リリス「ダバぁ!」 ダバ「リリス!」 アム「ダバ、よく無事で!」 ダバ「ありがとう……」 ダバがアムにキスを残し、自らエルガイムに乗り込む。 ダバ「ポセイダルは死んだ!! 一気にギワザと決着をつける!!」 セムージュ「やった! 聞いたか諸君! 我らがリーダー、カモン・マイロードはポセイダルを倒したぞ!! 残るギワザ艦隊を打ち倒し、ペンタゴナに自由を取り戻すのだ!!」 反乱軍兵たち「カモンがポセイダルを倒したのか!」「カモン・マイロードがいる限り」「反乱軍は勝てるぞぉ!」 反乱軍が一気に沸き返る。 ギワザ艦隊から次々にヘビーメタルが出撃する。 反乱軍も勢いに乗って迎え撃ち、乱戦状態となる。 ダバ「ギワザの船を沈めれば、事は済む!」 エルガイムがギワザのサージェ・オーパスに挑む。 ガニア・キラーズのアシュラ・テンプルが追いすがる。 ガニア「反乱軍こそ、貴様を潰せば烏合の衆! カモン・マイロード!」 リリス「ダバぁ!」 ガニア「ギワザ殿はお前の死がお望みだ!」 キャオがディザードを駆って駆け付け、アシュラ目掛けて斬りつける。 ガニア「何だ!?」 キャオ「あんたらねぇ! ギワザには、世界を背負ってくだけのパワーはないんだよ!」 ガニア「こんなところに…… うおぉぉ──!!」 エルガイムとディザードの連携の前に、アシュラが大爆発する。 通信兵「ガニア・キラーズの反応、消えました。我が軍の損傷、フリゲート艦3隻、ヘビーメタル34機……」 ギアザ (ここは…… 機を譲るしかないというのか) スレンダースカラ内。 乗組員「ギワザ艦隊が後退を始めました」 イレーヌ「よし、ギャブレー殿に最後の奉公だ。さよならね…… プラネット・ボンバー用意!! 目標ギワザ艦隊── ファイヤー!!」 プラネット・ボンバーが地表めがけて放たれ、ギワザの艦隊へと降り注ぐ。 ギワザ「な、何事だ!?」 通信兵「低軌道上からのプラネット・ボンバーです」 ギワザ「また近衛隊か!? 反乱軍なのか!?」 ギャブレー「イレーヌ!? 愛(う)い奴…… 良いタイミングで!」 ダバ「セムージュ、バスターランチャーだ!」 セムージュ「よし、バスターランチャーを落とせ!」 ターナから投下されたバスターランチャーを、エルガイムが手にする。 ダバ「バスターにエネルギーを回す。落ちるぞ」 リリス「とどめだからいい。やれ!」 通信兵「正面、エルガイムです。ギワザ様……? ギワザ様!?」 ギワザはすでに艦橋を離れ、1人で脱出用シャトルに乗り込んでいる。 ギワザ「こんなところで死んでたまるか…… あんなガキどもになめられて……」 ダバ「最期!!」 リリス「撃てぇっ!!」 ギャブレー「違う! ギワザはシャトルだ!!」 ギャブレーのバッシュが、ギワザのシャトルに追いすがる。 ギワザ「私に逆らうヘビーメタルがここにもいる…… ここにも!」 ギャブレー「ギワザ……!」 ダバ「ギワザ!!」 ギワザ「軍を立て直してくれば、烏合の衆なぞは……」 エルガイムのバスターランチャーが、ギワザのシャトル目掛けて火を吹く。 ギワザ「叩きのめしてくれる…… あ? がああぁぁ──っ!!」 バスターの光の中に、ギワザがかき消えてゆく── 反乱軍兵の間を、通信が飛び交う。 通信『何、投降する? 正規軍のどこの部隊だ?』『ラジャー、受け入れる』 セムージュ「よぉし、指定した海上へ降下してくれ」 勝利に沸き返っている反乱軍兵たち。 セムージュ「喜んでいる暇はないぞ! 各艦艇のチェック、スヴェートに集結させるんだ!」 決戦を終え、ダバが仲間たちのもとを発つ日がやって来た。 アム「いいところあるのね、クワサン・オリビーをダバに返すなんて」 ギャブレー「『ギャブレーさん』ではなくて…… 『お兄ちゃん』と呼ばれ続けるのは、私の本意じゃない……」 レッシィ「でもギャブレー、あなたがクワサンを返すって言ったときから、ダバはコアムに帰るって言い出したのよ」 アムがちらりと、キャオを見やる。 アム「何で今日はついてかないの? 冷たいじゃない?」 キャオ「俺だって自立したいんだよ。いつまでもダバ、ダバじゃあるまい? な、リリス」 リリス「フフッ、今度は私とミラリィ探しをするんだよね」 ダバがオリビーを連れて、セムージュと固く握手をかわす。 セムージュ「いつでもまた、スヴェートにな」 ダバ「ありがとう。本当にありがとう、セムージュ。そして…… みんな!」 アム「おぅ!」 キャオ「近寄らねぇぞ! 近寄ると、泣いちゃうからなぁ!」 レッシィ「そ、勘弁ね……」 リリス「そ、堪忍ね、ダバ……」 ダバ「さ…… クワサン・オリビー、故郷へ帰ろう」 オリビー「うん、お兄ちゃん」 バイオリレーションの後遺症か、オリビーがミアンと同じ仕草で耳元を撫でる。 ダバがオリビーを抱き上げ、オリビーが子供のように笑い転げる。 オリビー「アハハハ! アハハハッ……」 ギャブレー「あれは、一生治らん…… ダバめ……」 反乱軍兵たちに見送られ、ダバとオリビーを乗せたターナが飛び立つ。 レッシィ「アマンダラは、ヤーマンの血族者全てに対して、復讐を完成させたのよ……」 アム「復讐を…… 完成させた!?」 レッシィ「今日から一生、人形になってしまったオリビーの面倒を見るのよ…… そして、歳をとって死んでゆくのよ。2人とも……」 レッシィが涙をこぼす。リリスもアムの髪に顔を埋め、肩を震わせる。 アム「それが…… 復讐か…… でも、ダバはそれを選んだのよね……」 アムも大粒の涙を流し始め、がっくりと膝をつく。 ダバたちの生まれ故郷のコアムを目指し、ターナが飛び去っていく。 (終)
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GMしょぼすけのマダミス狂気山脈シリーズ 概要 立卓回数が増えてきたのでカテゴリ独立。しょぼマダミスで行われた狂気山脈シリーズもこちらに重複して記載している。 狂気山脈 陰謀の分水嶺(製作者:まだら牛様、ダバ様) 配信日:2020/08/07 GM 隊長:野原正太郎(しょぼすけ) PL 登山家:桐谷登(きりやん) 記者:染谷凪斗(んそめ) 調査員:結局梅花(たらこ) 医者:観葉癒芽(あろえ) 教授:五十嵐素敵(ぐちつぼ) 狂気山脈 陰謀の分水嶺 星ふる天辺(製作者:まだら牛様、ダバ様) 配信日:2020/09/11 GM 隊長:野原正太郎(しょぼすけ) PL 登山家:桐谷登(きりやん) 記者:染谷凪斗(んそめ) 調査員:結局梅花(たらこ) 医者:観葉癒芽(あろえ) 教授:五十嵐素敵(ぐちつぼ) 狂気山脈 陰謀の分水嶺 薄明三角点(製作者:まだら牛様、ダバ様) 配信日:2021/05/17 GM 隊長:野原正太郎(しょぼすけ) PL 登山家:桐谷登(きりやん) 記者:染谷凪斗(んそめ) 調査員:結局梅花(たらこ) 医者:観葉癒芽(あろえ) 教授:五十嵐素敵(ぐちつぼ) 狂気山脈 陰謀の分水嶺(製作者:まだら牛様、ダバ様) #アモアス狂気山脈 配信日:2021/08/23 GM しょぼすけ PL 登山家:高田健志 記者:めーや 調査員:ふじみや 医者:しんたろー 教授:足湯 狂気山脈 陰謀の分水嶺 星ふる天辺(製作者:まだら牛様、ダバ様) #星ふるアモアス狂気山脈 配信日:2021/09/23 GM しょぼすけ PL 登山家:高田健志 記者:めーや 調査員:ふじみや 医者:しんたろー 教授:足湯 狂気山脈 陰謀の分水嶺(製作者:まだら牛様、ダバ様) #アモアス狂気山脈02 配信日:2021/09/30 GM しょぼすけ PL 登山家:アベレージ 記者:中野あるま 調査員:プテラたかはし 医者:サントス 教授:黒川クロム 狂気山脈 陰謀の分水嶺 薄明三角点(製作者:まだら牛様、ダバ様) #薄明アモアス狂気山脈 配信日:2021/10/22 GM しょぼすけ PL 登山家:高田健志 記者:めーや 調査員:ふじみや 医者:しんたろー 教授:足湯 狂気山脈 陰謀の分水嶺 星ふる天辺(製作者:まだら牛様、ダバ様) 配信日:2021/11/19 #星降るアモアス狂気山脈02 GM しょぼすけ PL 登山家:アベレージ 記者:中野あるま 調査員:プテラたかはし 医者:サントス 教授:黒川クロム 狂気山脈 陰謀の分水嶺 薄明三角点(製作者:まだら牛様、ダバ様) 配信日:2021/12/16 #薄明アモアス狂気山脈02 GM しょぼすけ PL 登山家:アベレージ 記者:中野あるま 調査員:プテラたかはし 医者:サントス 教授:黒川クロム 狂気山脈 陰謀の分水嶺(製作者:まだら牛様、ダバ様) 配信日:2022/02/05 #DBD狂気山脈 GM しょぼすけ PL 登山家:まお 記者:フルコン 調査員:あっさりしょこ 医者:EXAM 教授:べるくら 狂気山脈 陰謀の分水嶺 (製作者:まだら牛様、ダバ様) 配信日:2022/03/05 #圧村狂気山脈 GM しょぼすけ PL 登山家:So5u 記者:KoHeU 調査員:yujiroow 医者:iSeNN 教授:Holon 狂気山脈 陰謀の分水嶺 (製作者:まだら牛様、ダバ様) 配信日:2022/03/23 #アモアス狂気山脈03 GM しょぼすけ PL 登山家:なかのっち 記者:ハッチャン 調査員:ズズ 医者:詩人さん 教授:ポン酢野郎 狂気山脈 陰謀の分水嶺 星ふる天辺(製作者:まだら牛様、ダバ様) 配信日:2022/03/26 #星ふるDBD狂気山脈 GM しょぼすけ PL 登山家:まお 記者:フルコン 調査員:あっさりしょこ 医者:EXAM 教授:べるくら 狂気山脈 陰謀の分水嶺 星ふる天辺(製作者:まだら牛様、ダバ様) 配信日:2022/04/09 #圧村狂気山脈 GM しょぼすけ PL 登山家:So5u 記者:KoHeU 調査員:yujiroow 医者:iSeNN 教授:Holon 狂気山脈 陰謀の分水嶺 星ふる天辺(製作者:まだら牛様、ダバ様) 配信日:2022/04/20 #星ふるアモアス狂気山脈03 GM しょぼすけ PL 登山家:なかのっち 記者:ハッチャン 調査員:ズズ 医者:詩人さん 教授:ポン酢野郎 狂気山脈 陰謀の分水嶺 薄明三角点(製作者:まだら牛様、ダバ様) 配信日:2022/04/24 #薄明DBD狂気山脈 GM しょぼすけ PL 登山家:まお 記者:フルコン 調査員:あっさりしょこ 医者:EXAM 教授:べるくら 狂気山脈 陰謀の分水嶺 薄明三角点(製作者:まだら牛様、ダバ様) 配信日:2022/05/25 #薄明アモアス狂気山脈03 GM しょぼすけ PL 登山家:なかのっち 記者:ハッチャン 調査員:ズズ 医者:詩人さん 教授:ポン酢野郎 狂気山脈 陰謀の分水嶺(製作者:まだら牛様、ダバ様) 配信日:2022/08/17 GM 隊長:しょぼすけ) PL 登山家:ぎぞく 記者:Is 調査員:はたさこ 医者:とれいん。 教授:ボスナ to be continued…?
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『エスケープ・ラン』 作者・ユガミ博士 84 ペンタゴナ・ワールド・惑星コアム*** 地球では、連邦政府の乗っ取りを画策していたティターンズの野望を剣桃太郎を 始めとする良識ある政治家達とヒーローの活躍により阻止する事が出来たその頃・・・。 その他の地域ではどのような戦いが行われていたのか。今回ペンタゴナ・ワールド の戦いを見てみよう。ペンタゴナではかつて支配者として君臨していたポセイダルが 黄泉がえりにより復活。再び軍を編成し、ペンタゴナ各地を襲っていた。さらに Gショッカー地下帝国軍の新生7大将軍の1人に迎えられ、HM(ヘビーメタル)だけで なく、鳥型戦闘獣を戦力に加えている為、各地では苦戦を強いられていた。 ビギューン、ビギューン ポセイダル軍のHM・グロイアが惑星コアムの都市を襲撃していた。 キャオ「くっそー、ポセイダルの奴!」 リーゼントが特徴のミラウー・キャオがポセイダル軍の攻撃に憤慨する。 ダバ「やらせるか!」 かつて反乱軍を率いたダバ・マイロードは愛機エルガイムに乗り込み、 ポセイダル軍から人々を守る為、戦っていた。 アム「ターナへは怪我をしている人を優先してー!」 レッシィ「慌てずに乗り込むのよ!」 ダバの仲間であるファンネリア・アムとガウ・ハ・レッシィはキャオと共に 都市に住む民間人を脱出させるため、避難活動を行っていた。 治安部隊隊員A「うわぁぁぁ!」 都市に配備されている治安部隊隊員の1人が攻撃を受け、倒れてしまった。 リリス「ダバ、攻撃が来るわ!」 ダバ「分かっている。(クワサンの為にも、負けるわけにはいかない!)」 向かって来る敵にダバはすかさず、セイバーで切りつけた。 さて、この戦いを敵戦艦から見る者がいた。 85 ギワザ「ふむ、戦況はまずまずのようだな。」 ポセイダル13人衆の第3席、ギワザ・ロワウはワイングラスを片手にブリッジから 戦況を眺めていた。 ギワザ「(ふふ、ポセイダルよ。私は必ず、貴様より上を目指して見せる。 Gショッカーの世紀王候補をとなり、バトルファイトを勝ち抜き、創世王へと なってみせよう。そうなれば、このペンタゴナだけでなく、全宇宙が私の者となるの だからな。)」 ギワザはワインを一口飲み、静かに野望の炎をたぎらせるのであった。 戦闘獣オベリウス「ぎゃぁおぉぉ!」 戦闘獣オベリウスの破壊光線が都市を破壊していく。 ???「うわぁぁ。」 ???「大丈夫か!?」 ???「ああ、何とかな。しっかし、やっかいな星に来ちまったな。」 ???「とにかく、今はあの戦艦を目指そう。」 フードをかぶった謎の2人組はワークスを目指して、歩き出した。 彼等の正体は? ダバ「く、何とかあの戦闘獣を何とかしないと!」 だが、オベリウスのミサイル攻撃がダバの乗るエルガイムへと向かって、 攻撃してきた。 リリス「きゃぁぁぁ!」 ダバ「く、ここまでか!」 コックピットに乗るダバとリリスにピンチが降りかかる。だが、そこへ・・・。 ビューンビューン 後方からのビーム攻撃によって、ミサイルは撃ち落された。 ダバ「今の攻撃は!?」 ダバが後ろを振り向くと、こちらへと向かって来る、緑のSL機関車と赤い 戦闘機がやってきた。 ダバ「あの機体は、もしかして・・・。」 ブルース『お久しぶりです。ダバ・マイロード。』 アイザック『ミト王子の依頼により、この戦闘に助太刀いたします。』 通信を開くと、緑の機関車―J9Ⅲ号からI.Cブルースが、赤の戦闘機― ブライスターからアイザックが通信を送ってきた。J9とJJ9はGショッカー から守る為、エドン国を離れられないミト王子により同じくGショッカーの 脅威に晒されているペンタゴナやグラドス等を助けて欲しいと依頼されたのだった。 (なお、銀河烈風隊はエドン国の治安維持を任されたため、残っている。) ブルース「避難民の脱出は我々、JJ9が行おう。まだ残っている人達はJ9Ⅲ号に 乗ってくれ。」 アイザック「了解だ。戦闘は我々、J9が引き受けよう。ブライシンクロンマキシマム!」 ブライサンダーはブライガーへと変形し、ダバ達の戦場へと加わった。 キッド「喰らえ、コズモワインダー!」 ブライガーの2丁のコズモワインダーで敵HMを撃ち倒してく。 86 一方、J9Ⅲ号が加わった事により避難もだいぶ進んでいた。 ジミー「まだまだスペースはあります。押さないで。」 スージー「怪我している方はこちらへ。」 JJ9のメンバーであるジミーやスージー達が避難民をJ9Ⅲ号へと入れていく。 だが、そこへ思わぬ存在がやって来た。 バーツロイド「脱出なぞ、させないぞ!」 ロック「な、何だ!コイツ等。」 DDリッチマン「ドロイドですよ、確か宇宙人犯罪者であるアリエナイザー達が よく使う人型兵器です。」 武器商人であるDDリッチマンはドロイドの事を説明する。 どうやらギワザはエージェント・アブレラからドロイドを購入していたらしく、 都市の住民を捕らえる為、投入してきたようだ。バーツロイドはアーナロイドを 出現させ、住人を捕らえるように命令する。アーナロイドは左手の銃で攻撃を 始めた。 ???「うぉっと!」 ???「トモカ!」 ???「大丈夫だ、コウ。」 先程のフードを被った2人組の1人に当たりそうになり、被っていたフードが 外れた。そして、もう1人もフードを外す。トモカと呼ばれた人物は小さな眼鏡 が特徴の痩せ型の男性。もう1人のコウという少年は赤い髪と少女のように 美しい顔立ちが特徴。よく見ると、背中に剣を担いでいた。 コウ「よくも!」 コウは剣を取り出すと、凄まじい覇気を出しながら少年とは思えない動きで、 次々とアーナロイドを切り倒していく。 トモカ「コウ!・・・ち、しょうがねぇなぁ。」 トモカという男性も懐からトランプを取り出し、アーナロイドに向かって 投げると、こちらも切り倒していった。 ロック「ひゅー、やるじゃない。」 ロックも拳銃でアーナロイドを撃ち倒していく。 バーツロイド「調子に乗るなー!」 バーツロイドがロックへと攻撃をしようと迫るが・・・。 ズキューン バーツロイド「ぐわぁ!」 ???「・・・バラノイアかと思ったが、違ったか。」 J9Ⅲ号の屋根からバーツロイドを狙撃したのは色々なマシンがちぐはぐに くっついているようなロボットだった。 ロック「あいつは・・・?」 ジミー「ロックさん、避難完了しました。」 スージー「皆さんも早く中に。」 戦っていた間、避難も完了し、いつでも発進が可能な状態になっていた。 その事を聞き、戦っていたロック達はJ9Ⅲ号に乗り込み、都市から脱出した。 87 J9Ⅲ号が脱出した所を見届けると、ダバやJ9達も撤退を始める事にした。 ロック「よーし、最後に戦闘獣を倒していきますか。ブライソードビーム!」 リリス「ダバ、バスターランチャーよ。」 ダバ「バスターランチャー、シュート!」 ドゴォーン ブライガーのブライソードビームとエルガイムのバスターランチャーの2大 攻撃を受け、戦闘獣オベリウスは破壊された。 ギワザ「く、ダバ・マイロード達は!?」 攻撃が晴れると、ダバ達は既に撤退をして、その場にはいなかった。 ギワザ「く、この次は覚えていろよ!」 ギワザは苦々しく顔を浮かべ、モニターを見るのであった。 J9Ⅲ号*** さて、無事合流を果たしたダバ達は改めて、J9とJJ9チームとの再会を喜んだ。 そして、ドロイドと戦ったコウ、トモカ、そしてちぐはぐなロボットと会った。 ダバ「先程はありがとう。僕はダバ・マイロード。よろしく。」 コウ「俺はコウ、コウ・ヤガミだ。」 ピート「女の子なのに、俺とか使うんだな。」 コウ「俺は男だ!」 トモカ「よせよ、コウ。俺はトモカ・タイガ。ま、気軽にトモカでいいぜ。」 女に間違われ、コウは激昂するがトモカがそれを諌めた。 ダバ「そういえば、君達の名はここらでは珍しいな。」 トモカ「ま、俺達はこの星系の生まれじゃあねぇからな。」 ブルース「というと生まれは?」 コウ「・・・信じられないかもしれないが、実は俺達は。」 そこでコウは自分達が遥か未来の世界から来た事を教えてた。コウ達によると、 地球は人が住める星ではなくなり、時の女王・フセの予言により、惑星が衝突 するという事を聞き、人々は脱出。以後、100万の昼と夜が流れ、天界と呼ばれる 場所へと訪れた100代目のフセは地球を再生しようと試みるものの、思わぬ事態で 天界のバランスが崩れ、宇宙が崩壊しようという危機にまで陥り、生き残った人々は 天界の周りの8つの衛星に移り住み、フセの事を二度と話さず暮らしていた。 そんな中、コウ達はフセの遺志を継ぎ、地球を再生させる使命を持っており、様々な 苦難があったが、地球は再生。しかし、その過程でコウやトモカ、その他の仲間は それを見届ける前に死んでしまったのである。そして、気がつけばコウ、トモカは この惑星におり、調べてここが過去の世界であり、別の宇宙だという事を知ったのであった。 ブルース「そんな事が・・・。」 ロック「随分、スケールのデカイ話だぜ。」 アイザック「おそらく、黄泉がえりと時空転移が同時に起こったのだな。」 ダバ「君達はこれから、どうするんだい。出来れば、このまま残って、ポセイダル と戦って欲しいのだけれど。」 コウ「・・・分かった。しばらくやっかいになる。」 トモカ「まぁ、行く当ては無いけどな。」 コウ、トモカは他に行く当てが無いので、しばらくダバ達と行動を共にする事を決めた。 ダバ「君は?」 バラリベンジャー「・・・俺はバラリベンジャー。バラノイアを追っている。」 アイザック「ん?バラノイアというと、あのマシン帝国の事か?」 バラリベンジャー「ああ、俺はバラノイアのマシン獣だ。」 バラリベンジャーとは、廃棄されたマシン獣やバーロ兵が皇帝バッカスフンドへの 恨みから、一つになったマシン獣で、その行動目的はバッカスフンドへの復讐。 しかし、車にひかれそうになった猫を助ける等、他のマシン獣とはどこか違っており、 その事からオーブルーこと三田裕司と友情が芽生えたが、バラノイアに洗脳され、 その命を散らしたのであった。彼も黄泉がえり、時空クレバスでペンタゴナへと訪れ、 バラノイアを追っていたのであった。 バラリベンジャー「バラノイアがいなかった以上、ここにいる意味は無い。失礼する。」 ロック「待てよ。」 バラリベンジャーが出て行こうとすると、ロックが止めた。 ロック「どうだい、アンタもしばらくここにいないか?」 バラリベンジャー「何?」 ロック「俺達は依頼で、宇宙各地をまわる事になる。そうすれば、アンタの敵も 見つかると思うがねぇ。いいだろ、ブルース。」 ブルース「戦力には申し分ない。私は反対しないよ。」 バラリベンジャー「・・・何故、俺に手を貸す?」 ロック「ちょっとしたおせっかいさ。」 バラリベンジャー「分かった。しばらく、世話になろう。」 ロックも父親の復讐のために宇宙へとあがったので、人事とは思えないらしい。 バラリベンジャーはロックの申し出を受ける事にするのであった。 88 ○ダバ・マイロード→エルガイムに乗り込み、ポセイダルと戦闘。 ○リリス・ファウ→ダバと共にエルガイムに乗り込む。 ○ミラウー・キャオ→住民の避難活動を行う。 ○ファンネリア・アム→住民の避難活動を行う。 ○ガウ・ハ・レッシィ→住民の避難活動を行う。 ○J9チーム→JJ9チームと共にミト王子の依頼で、ダバ達を助ける。 ○JJ9チーム→J9チームと共に、ミト王子の依頼で、ダバ達を助ける。 ○コウ→黄泉がえりと時空転移でペンタゴナ・ワールドへ、ドロイドを倒す。 ○トモカ→黄泉がえりと時空転移でペンタゴナ・ワールドへ、ドロイドを倒す。 △バラリベンジャー→バラノイアかと思い、戦闘に介入。ロックによりしばらくJJ9チームと行動を共にする。 ●ギワザ・ロワウ→惑星コアムの都市を攻撃。 ●戦闘獣オベリウス→惑星コアムの都市を攻撃。ブライガーとエルガイムにより撃破される。 ●バーツロイド→アーナロイドを指揮。バラリベンジャーに倒される。 ●アーナロイド→バーツロイドと共にJ9Ⅲ号を襲撃。 89 【今回の新登場】 ○ダバ・マイロード(重戦機エルガイム) 本名はカモン・ワーラー三世で、ヤーマン族カモン王朝の王子。行方不明となった義妹で 許婚であるクワサン・オリビーの捜索と立身出世を望むキャオにつきあう形で故郷を後にし、 ポセイダル正規軍への入隊を志向したが成り行きから反乱軍に身を投じることとなる。 ポセイダルの治世への疑問から現体制の打倒を志向するようになり、ステラ・コバンの死後に 反乱軍を統べるシンボルとしてカモン王朝の継承者であることを明かしカモン・マイロードを 名乗るようになる。戦後は、新世界の建設に関わることなく、精神失調を来たしたオリビーを 介護するため隠棲する。しかし、新たな戦乱から再び、エルガイムに乗る。 乗機はエルガイム及びエルガイムMk-Ⅱ ○リリス・ファウ(重戦機エルガイム) この世界ではほとんど絶滅した有翼人「ミラリー」(妖精)の数少ない生き残り。 見世物小屋で見世物にされていたところをダバに助け出され、行動を共にするようになった。 趣味は裁縫で、宇宙服まで自作。 ○ミラウー・キャオ(重戦機エルガイム) ダバの幼馴染で、世に出るつもりの無かったダバを連れ出し、共に旅をする。 お調子者だが優秀なメカニックで、一行のHM及び艦船のメンテナンスを手がける。 ○ファンネリア・アム(重戦機エルガイム) ミヤマ・リーリン一家に身を寄せており盗賊家業を働いていたが、ダバの一行を 襲った際にダバに惚れ、ダバらと行動を共にするようになる。ダバがエルガイムMk-Ⅱ を手に入れると、エルガイムの専任パイロットになる。 ○ガウ・ハ・レッシィ(重戦機エルガイム) ポセイダル陣営の名家ガウ家の出身。家柄に加え実力も兼ね備えており、若くして十三人衆に 取り立てられ将来を嘱望されていたが、ダバに惹かれポセイダル軍を離脱。 乗機はヌーベル・ディザード等。 ○ジミー見城(銀河疾風サスライガー) J9Ⅲ号に乗り込んだカップルの男性。スージー張とは年齢の関係上、結婚できないため、 駆け落ちした。主にメカニックを担当。終盤、スージーと無事、結婚する。 ○スージー張(銀河疾風サスライガー) J9Ⅲ号に乗り込んだカップルの女性。ジミー見城と駆け落ちする。終盤、無事結婚した。 ○DDリッチマン(銀河疾風サスライガー) J9Ⅲ号を開発した武器商人。ビッグゲームのため、JJ9チームに提供する。 仕事の仲介役でもある。 ○コウ・ヤガミ(神八剣伝) 赤い髪と瞳をして学生服を着ている。女性とよく間違えられるので、そのことをとても嫌い、 逆切れして暴走することも。父から託された珠がはめ込まれた刀・ムラサメを用いて戦う。 父のカジヤと共に氷天で暮らしていたが、氷天がオオワリ軍に攻め込まれた際、自身の母が 生きていることを知り、手がかりである珠とムラサメを手にし母を捜す旅に出る。 「宙」の珠を持つ。 ○トモカ・タイガ(神八剣伝) ギャンブラーで勝負師。親が破産したため、金品しか信用できない性格になったしまった。カード型電磁カミソリが武器。珠はサイコロにはめ込まれている。 機天で借金取りに追われていたところにコウたちと出会う。「水」の珠を持つ。 △バラリベンジャー(超力戦隊オーレンジャー) 廃棄されたマシン獣やバーロ兵が自分達を廃棄したバッカスフンドへの恨みから 誕生したマシン獣。バッカスフンドへの復讐のため、エネルギーを確保するべく 発電所等を襲っていた。しかし、子猫を助ける等、他のマシン獣とは違っており、 その事を切欠で三田裕司と友情が芽生えるが、バラノイアに洗脳されてしまう。 最後はオーブルーの乗るジャイアントローラーで倒され、塵となって消えた。 ●ギワザ・ロワウ(重戦機エルガイム) ポセイダル軍13人衆の第3席。実質的なリーダーで、ポセイダルではなく彼に忠誠を誓う者が 多い。野心家でポセイダルの座を狙っている。ネイ・モーハンを愛人にしていたが、あっさり 見捨てるなど冷酷な人物である。 ●戦闘獣オベリウス(グレートマジンガー) 第1話に登場した鳥型戦闘獣。ミサイル攻撃や破壊光線を使う事が出来る。