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タブンネ刑務所 悪い事をしたタブンネが収監される刑務所、主に盗み食いやムカつかせた罪で収監される 朝4時に看守のチラチーノの目覚ましビンタで強制的に起こされる そのまま夜までベロベルトのパワーウイップに打たれながら農場で強制労働 トイレはタブンネ100匹につき1つしかなく、 我慢できずに漏らそうものならきれい好きなチラチーノ看守がハチマキを巻いて容赦なくスイープビンタ 食べ物は一日一回昼にオレンの実半分、一応死なないように栄養剤代わりの超苦い漢方薬をたっぷりと振りかけてある それをカビゴン所長たちがまともな食事をしてるのを眺めながら食べさせられる、 クリスマスやお正月には申し訳程度のケーキやお雑煮も出るがカビゴン所長に眼の前で全部食べられてしまう 空には警備のムクホークが監視の目を光らせ、脱獄を試みるタブンネに容赦なく捕まえる 脱獄を試みたり、看守に逆らったタブンネは後悔処刑、処刑は看守が交代で行い、看守によって方法は異なる メブキジカだったら宿り木の種を植え付けた後死ぬまで放置、ポリゴンZならメガネをかけて急所めがけて破壊光線など 監獄結婚は自由で子供を作ることも可能で後先考えずに卵を産むタブンネは多いが子供の分の食事は支給されない タブンネは耳がいいので夜泣きなどさせようものなら仲間のから袋叩きに、死んだらそのまま食べられてしまうことも 夏には運動会が行われる、種目はバッフロンとケンタロスによるタブンネ綱引き(たいがいロープ役のタブンネが千切れて引き分け) 今年生まれたばかりのチビタブンネをキャンプファイアーや針山に強制的に投げ入れさせるタブンネ玉入れ カビゴン所長がバトン代わりのタブンネリレー(落としたら看守からキツいお仕置き)など タブンネ刑務所からの生還率は約20パーセントほど、出所したタブンネは驚くほど性格が良くなる 名前 コメント すべてのコメントを見る
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とある野生タブンネがお腹を空かせて街の近くを物欲しげにウロウロしていた時。 一人の変なオッサンに声をかけられた。 「ねえ、そこのタブンネちゃん。キミ、可愛いね~。よかったらテレビに出てみない? 実はおじさんはタブンネちゃんが主役のテレビ番組を作ってる監督なんだ。 こうしてたまに外に出て新しいアイドルタブンネちゃんをスカウトしてるの。 どう、キミ出てみない?テレビに出たら皆の人気者になれるし、ギャラで美味しい木の実もた~くさん貰えるよ」 「ミッミィ?」 このタブンネ、人間に可愛いと言われたことなんか一度もないし、野生の世界の辛酸をそれなりに舐めてきた子、 そんな子にとって『皆の人気者になれる』『美味しい木の実もた~くさん』という甘い言葉はあまりに魅力的で ついホイホイと怪しいオッサンの後に付いて行ってしまったのだった。 オッサンがタブンネを案内したのは大きなビルの一室、テレビ撮影のスタジオ。 高い天井にライトが幾つも煌めき、町のジオラマが部屋の中央にでんと置かれている。 ジオラマを囲むのは無数のカメラ。大勢の人間がそれらの間を忙しそうに行ったり来たりしていた。 「ここでタブンネちゃんを撮影するんだよ。楽しみでしょう」 「ミッミィ♪」オッサンの言葉に嬉しそうなタブンネ。 でも、ちょっと待てよという風に考え込んだ後、オッサンに「ミィミィ」と何かを聞いた。 オッサンはタブンネのテレビ番組を作っているだけあってタブンネの言葉がわかるのか 「ああ。何をすればいいのかわからないって?」とタブンネに言った。 「簡単だよ。あのジオラマを踏んだり蹴ったりして壊してくれればいいの」 「ミミッ?」 「ん?壊しちゃっていいのかって?いやいや!キミ野生の子でしょう? 野生のタブンネのワイルドな可愛さを表現するためなんだから、豪快にぶっ壊してもらわないと困るよ~」 「…ミィ~?」なんだか納得いかない様子だが監督と名乗るオッサンの言う事は聞くつもりみたいのタブンネ。 「じゃっ、テレビに出るための特殊なオシャレをしないとね。 あっちにメイク係さんがいるから言う事を良く聞いて綺麗になるんだよ」 オッサンの言葉に従い部屋に入るタブンネ。鏡の前にちょこんと座って美人のお姉さんにメイクアップしてもらう。 「…ミミィ~?」タブンネはメイクが進んでいくにつれて不審げになっていった。 なぜならタブンネに施されたメイクはボコボコした皮膚に変な角、コロモリみたいな羽と どう見てもタブンネ的には綺麗とは程遠いものだったからだ。 でもお姉さんは怪獣みたいなメイクをされたタブンネを撫でながら 「うん、最高!とっても良くできたよ!これなら子供たちも大喜びだわ!」と、しごくご満足のご様子。 こうなると野生のタブンネも「今ニンゲンさんの間ではこれが綺麗なのかなぁ…」と思わざるをえなかった。 「メイクできたかい?おおっ。最高じゃないか。メイクさんの腕もいいけど、 素材のタブンネちゃんが最高だからだね!じゃあ早速撮影開始だ。スタンバイOK!」 オッサン監督の言葉に従ってスタジオが動き出す。場の緊張感にタブンネもドキドキしてきた。 「シーン6、スタート!」カチン! オッサンの言葉とカチンコの音を合図にジオラマにとてとてと走り出すメイクされたタブンネ。 「(豪快にブッコワス…)ミギャオ~。ミミィ~」 短い腕や足を懸命に振り回してタブンネ的に思い切りジオラマ模型の家々を壊していく。 が、傍目から見ると単にじだんだでも踏んでいるようにしか見えなかった。 「タブンネちゃん!もっと思いっきり!もっと迫力のある絵が欲しいんだよ!」 「(思い切り…?)ミギャァ~~オン!ミギャ~ン!」 オッサンの言葉を受けて体の動きを激しくして、ボディプレスやヒップアタックまでしてジオラマを壊すタブンネ。 スタジオ中にズシンズシンと軽い地響きまでひびく勢いになっていった。 「そう!いい感じだよ!そこだ!そう!最高だよ、その壊しっぷり!いいぞ!もっと!」 オッサンの褒め言葉に嬉しくなるタブンネ。それに何だか物を思い切り壊すのが楽しくなってきた。 「ミギャァオオ~~ン♪ミギャ~~♪」 「よし、いいぞ!そろそろ登場シーン行こう!」 調子にのって暴れまくるタブンネの前でオッサンがどこかへ合図をした。と、その時。 「エルエルッ!」シュンという音と共にテレポートでエルレイドがタブンネの前に現れた。 「ミミィ?!」いきなりの事にビックリするタブンネ。競演のポケモンさん?聞いてないよ?と思いながら どうしよう、とタブンネがオッサンの方を向きかけた瞬間。 エルレイドの正拳突きがタブンネの鼻先に思い切りめり込んだ。 「ミバァァァ!」鼻血ブーしながら後ろに倒れかけるタブンネ。 しかしそれをエルレイドは触角を掴んで止め、今度は強烈なハイキックをタブンネの側頭部に叩き込んだ。 「ミガァァ!」痛みに目の前で星が飛ぶタブンネ。 「おお!上手くなったじゃないか!今のは良い絵になったよ!」興奮したオッサンの声。 「ミヒィ…ミギュウゥ…?」側頭部の強打でクラクラする頭でどういう事なの?と必死で考えようとするタブンネだが 「エルレイッ!」考えが纏まる間も無くエルレイドのパンチを腹部に受け、ジオラマを壊しながら吹っ飛んでいった。 「今だ!必殺サイコカッター!!」オッサンの指示に従いエルレイドが仰々しいポーズをキメながら 肘の刃を伸ばし、体の前後でクロスさせて 「エルレイッド!」という掛け声と共にサイコカッターが発射された。 吹っ飛んで受身の取れないタブンネにそれが避けられるハズもなく 「ミッ…」という微かな声を断末魔としてタブンネは頭頂部から股まで縦に真っ二つにされてしまった。 左右に割れた胴体から血や内臓が派手にブチ撒けられる。 「よっしゃあ!カーット!」カチン! オッサンはカチンコを鳴らした後、嬉しそうにエルレイドに近づいて頭を撫でた。 「いや~。さんざんお前を叱った甲斐があったわ。よくここまで上手くなったもんだよ。 これで今週のタブンネQも撮影終了だ。いい絵が撮れたしきっと視聴率も上がるな!」 「エルエルッ♪」オッサンの言葉に嬉しそうなエルレイド。 実はオッサン監督が言っていたタブンネが主役のテレビ番組とは 『ネンブータ博士によって産み出された超巨大タブンネの怪獣が正義の味方エルレイマンに成敗される』という番組 タブンネQの事なのであった(スポンサー:タブンネ虐待愛好会)。 タブンネQに登場するタブンネ怪獣は全て実際のタブンネが特殊メイクで扮したものであり タブンネ怪獣のヤラレシーンが(グロ断面図にはモザイク入り)迫力あって最高と 一部の特撮マニアにはウケているようである。 勿論、一般のお子様や保護者にはグロすぎると大ブーイングで視聴率的には最悪なのだが 監督のオッサンは「まだ迫力が足りないのか!ようし!次こそもっと派手にモツをブチ撒けるぞ!」と 正反対の方向に熱意を燃やしているようで、タブンネQが続く限り スタジオの一室でこのタブンネのようにモツを晒して横たわるタブンネは絶えないであろう…。 お わ り エルレイドかわいい -- (名無しさん) 2012-02-19 08 31 32 むしろ円谷監督は過剰な残虐描写には反対してたんだよなあ… -- (名無しさん) 2012-08-21 04 41 04 名前 コメント すべてのコメントを見る
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「ミッミッ♪」 パソコンに向かって仕事をしていたら、飼っているタブンネが何かを持ってきた。 ん、タブンネちゃんどうしたの? 「ミィミィ♪」 タブンネが持ってきたものを見てみると、それは博物館の広告だった。 『シッポウ博物館でタブンネ展を開催!いろいろなタブンネを見ることができます!』か…タブンネちゃん、これに行ってみたいの? 「ミィ!」 よし、それじゃあ今度の日曜日に行ってみようか! 「ミィミィ♪」 タブンネは嬉しそうに鳴いた。 そういえばこの子、生まれてから一度も自分以外のタブンネを見たことがなかったからなぁ… そして日曜日、タブンネを連れてシッポウ博物館に行った。正面には大きく、タブンネ展のポスターが貼られている。 「ミィミィミッ♪」とタブンネは早く入りたいのか服を掴んで引っ張ってくる。 タブンネちゃん、この日をずっと楽しみにしてたもんなぁ、そんなに急がなくても大丈夫だよ。 タブンネ展の会場に入ると、さっそく数匹のタブンネが展示されているのが目に入る。 タブンネは、展示されているタブンネに嬉しそうに駆け足で近付くと「ミッミッ♪ミィィ?」と話しかけていた。 展示品に話しかけるなんてタブンネちゃんはお馬鹿さんでかわいいね♪ 「ミィィ?ミィ?」 いくら話かけても返答がないので、展示品のタブンネの胸に触覚を当ててみるタブンネ。 「ミ…ミ?ミィ……ミギャアア!?」 もう、何びっくりしてるの?剥製から心臓の音が聴こえる訳ないでしょ?ホントタブンネちゃんは天然なんだから♪ あ、ホラ、あそこに色違いのタブンネさんの剥製もあるよ。綺麗だね~、こんなのめったに見られないよ。あれっ、タブンネちゃんどうしたの? タブンネは隅の方でブルブルと震えていた。 人がたくさんいるから怖かったのかな?大丈夫よ、私がおててをつないであげるから♪さっ、次のコーナーに行ってみようか。 次のコーナーにあったのは、ホルマリン漬けの子タブンネやベビンネだった。 「ミキャアアアア!!」 またタブンネちゃんびっくりしてる。たしかにホルマリン漬けっておめめが白くなってたりお口をパックリ開けてたりしててちょっとグロテスクだもんね、でも子タブンネちゃんやベビンネちゃんだったらかわいいから私は平気だよ♪ あ、見て!このホルマリン漬け、卵の中のベビンネちゃんの成長過程がわかるようになってるよ。すごいね~。 「ミヒィ…ミヒィ…ミヤァ…」 プルプル タブンネは泣き出してしまった。 どうしたの?もしかしてベビンネちゃんや子タブンネちゃんのことを見て童心に帰っちゃったのかな?甘えんぼさんだなぁ♪ じゃあもう次のコーナーに行こうか。 次のコーナーにも、タブンネのホルマリン漬けがあった。しかしそれは先程のものとは違い、腹を切られて内臓が見えるようになっていた。 へー、このコーナーはタブンネの体の構造とかがわかるんだ…ふぅーん、タブンネの体の中ってこういう風になってるんだね。勉強になるなぁ… 「ミ…ミヤァ……ァ…ァ…」 ガタガタ タブンネは展示されている同族の骨格標本に戦慄していた。 タブンネちゃん、骨格標本を指して何か言ってるよ、きっとあれに触ってみたいのね。 でも骨格標本は触ったりするのはダメって注意書きがしてあるからダメみたい…どこかに触れるコーナーはなかったっけ? あ、あそこに触れるコーナーがあったわ! 「ミ…ミィミヒィ?』プルプル そこには、プラスチックのケースに入れられた何かがあった。そして、そのケースには人間の手が入るサイズの穴があり、中の物を触れるようになっている。 ねぇねぇタブンネちゃん、あれ、タブンネの脳味噌が直接さわれるんだって! 「ミヤァアアア!!」 ポロポロ これでタブンネの脳味噌の感触や重さがわかるのね、すごいわ!ねえ、タブンネちゃんもせっかくだから触ってみようよ。 「ミャ、ミャア!」 フルフル 遠慮しなくていいのよ、ここは展示品に触ってもいいコーナーなんだから♪ グイッ タブンネの手がケースの穴に入り、中の脳味噌に触れた。 「ミィィイイイイィィィ!!!」 急いで手を穴から抜こうとするタブンネだったが、太い腕が穴にすっぽりとはまってしまっていた。 「ミィャア!!ミィィィ!!ミピィィィ!!」 フルフルフルフル なかなか穴から手が抜けず、タブンネは同族の脳味噌の感触を味わい続けた。 もう、タブンネちゃん興奮しすぎだよ♪ 帰り道 今日は楽しい一日だったね、お土産コーナーでかわいいベビンネちゃんの触覚ストラップも買えたし♪ 「………」 タブンネ皮でできたおそろいの帽子も買っちゃったわ、タブンネちゃん似合ってるよ♪ 「ミ……」 あれ、タブンネちゃん疲れちゃったの?まぁ、たくさんはしゃいだもんね。そうだっ、今度の日曜日には世界のタブンネ料理展に連れてってあげようか! 「ミギャァァアアアアア!!」 終わり
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とある採石場。 タブ虐愛好会が借りたこの場所に、何組ものタブンネ家族が集められた。 タブンネたちの顔には、不安と決意の両方の感情が浮かんでいる。 そんなタブンネたちの目の前には、大きな岩や、無数の石が転がる急斜面がある。 タブンネたちはここで競争をさせられることになっている。 競技内容は『ヒルクライム』と『ダウンヒル』の2つ。 1位でゴールしたタブンネとその家族には大量の木の実が与えられる。 そして、それ以外のタブンネはその場で即座に殺されることになっている。 競技に参加するタブンネと、そのタブンネの家族たちがそれぞれ所定の位置に誘導されていく。 タブンネたちにとって、過酷にすぎる2つの競技がいよいよ開始される。 ヒルクライム編 ダウンヒル編 名前 コメント すべてのコメントを見る
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家のタブンネは飴が大好きで、暇さえあればいつも飴を舐めていている。 今もほら、口の中でコロコロ転がして、ほっぺなんか押さえちゃって可愛い。 しかし、あの馬鹿でかい体で毎日何袋も空けるから食費以外に金がかかる。 それに寝るときまで飴を舐めるもんだから、朝になるとベッドに飴がべったりと 引っ付いて掃除が大変。虫歯も怖いし、どうしたものか……。 と悩んでいたら一つ名案が。 いつも通り十時消灯。タブンネは飴の袋を抱えて寝床へ向かった。俺もその隣に、 寝そべり、タブンネが寝付くのを待つ。 やがて、いびきが聞こえてきた。よし、そっとベッドを降りて、タブンネの脇に立つ。 あーあーやっぱり、シーツには飴がべったり。それを剥がして、今度は俺が飴を舐める。 もちろん新しい飴をね。程よく舐めたところで、そっとタブンネの背中、毛の中に埋めてやる。 笑いを押し殺して、俺も眠りに付いた。 翌日、リビングへ向かうタブンネの背中を指差し、わざとらしく驚く。 「タブンネ、背中に飴ついてる。とってあげるよ!」 返事を待たずして、俺は飴と一緒に周りの毛も毟り取った。 ミヒィ! と悲鳴を上げてぴょんと跳ねるタブンネ。 涙目で振り向いてきたので、飴を見せる。 「駄目じゃないか。あれほど言ったのにまだ舐めてるからこんなことになるんだぞ」 しゅんとしてうな垂れるタブンネ。今は反省してるけど、タブンネは食いしん坊だからまた 飴を舐めて寝るんだろうなあ。 ああ可愛いよタブンネ。一ヵ月後にはどれくらい毛が残っているか楽しみだね! 名前 コメント すべてのコメントを見る
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「ミッミッ♪」 パソコンに向かって仕事をしていたら、飼っているタブンネが何かを持ってきた。 ん、タブンネちゃんどうしたの? 「ミィミィ♪」 タブンネが持ってきたものを見てみると、それは博物館の広告だった。 『シッポウ博物館でタブンネ展を開催!いろいろなタブンネを見ることができます!』か…タブンネちゃん、これに行ってみたいの? 「ミィ!」 よし、それじゃあ今度の日曜日に行ってみようか! 「ミィミィ♪」 タブンネは嬉しそうに鳴いた。 そういえばこの子、生まれてから一度も自分以外のタブンネを見たことがなかったからなぁ… そして日曜日、タブンネを連れてシッポウ博物館に行った。正面には大きく、タブンネ展のポスターが貼られている。 「ミィミィミッ♪」とタブンネは早く入りたいのか服を掴んで引っ張ってくる。 タブンネちゃん、この日をずっと楽しみにしてたもんなぁ、そんなに急がなくても大丈夫だよ。 タブンネ展の会場に入ると、さっそく数匹のタブンネが展示されているのが目に入る。 タブンネは、展示されているタブンネに嬉しそうに駆け足で近付くと「ミッミッ♪ミィィ?」と話しかけていた。 展示品に話しかけるなんてタブンネちゃんはお馬鹿さんでかわいいね♪ 「ミィィ?ミィ?」 いくら話かけても返答がないので、展示品のタブンネの胸に触覚を当ててみるタブンネ。 「ミ…ミ?ミィ……ミギャアア!?」 もう、何びっくりしてるの?剥製から心臓の音が聴こえる訳ないでしょ?ホントタブンネちゃんは天然なんだから♪ あ、ホラ、あそこに色違いのタブンネさんの剥製もあるよ。綺麗だね~、こんなのめったに見られないよ。あれっ、タブンネちゃんどうしたの? タブンネは隅の方でブルブルと震えていた。 人がたくさんいるから怖かったのかな?大丈夫よ、私がおててをつないであげるから♪さっ、次のコーナーに行ってみようか。 次のコーナーにあったのは、ホルマリン漬けの子タブンネやベビンネだった。 「ミキャアアアア!!」 またタブンネちゃんびっくりしてる。たしかにホルマリン漬けっておめめが白くなってたりお口をパックリ開けてたりしててちょっとグロテスクだもんね、でも子タブンネちゃんやベビンネちゃんだったらかわいいから私は平気だよ♪ あ、見て!このホルマリン漬け、卵の中のベビンネちゃんの成長過程がわかるようになってるよ。すごいね~。 「ミヒィ…ミヒィ…ミヤァ…」 プルプル タブンネは泣き出してしまった。 どうしたの?もしかしてベビンネちゃんや子タブンネちゃんのことを見て童心に帰っちゃったのかな?甘えんぼさんだなぁ♪ じゃあもう次のコーナーに行こうか。 次のコーナーにも、タブンネのホルマリン漬けがあった。しかしそれは先程のものとは違い、腹を切られて内臓が見えるようになっていた。 へー、このコーナーはタブンネの体の構造とかがわかるんだ…ふぅーん、タブンネの体の中ってこういう風になってるんだね。勉強になるなぁ… 「ミ…ミヤァ……ァ…ァ…」 ガタガタ タブンネは展示されている同族の骨格標本に戦慄していた。 タブンネちゃん、骨格標本を指して何か言ってるよ、きっとあれに触ってみたいのね。 でも骨格標本は触ったりするのはダメって注意書きがしてあるからダメみたい…どこかに触れるコーナーはなかったっけ? あ、あそこに触れるコーナーがあったわ! 「ミ…ミィミヒィ?』プルプル そこには、プラスチックのケースに入れられた何かがあった。そして、そのケースには人間の手が入るサイズの穴があり、中の物を触れるようになっている。 ねぇねぇタブンネちゃん、あれ、タブンネの脳味噌が直接さわれるんだって! 「ミヤァアアア!!」 ポロポロ これでタブンネの脳味噌の感触や重さがわかるのね、すごいわ!ねえ、タブンネちゃんもせっかくだから触ってみようよ。 「ミャ、ミャア!」 フルフル 遠慮しなくていいのよ、ここは展示品に触ってもいいコーナーなんだから♪ グイッ タブンネの手がケースの穴に入り、中の脳味噌に触れた。 「ミィィイイイイィィィ!!!」 急いで手を穴から抜こうとするタブンネだったが、太い腕が穴にすっぽりとはまってしまっていた。 「ミィャア!!ミィィィ!!ミピィィィ!!」 フルフルフルフル なかなか穴から手が抜けず、タブンネは同族の脳味噌の感触を味わい続けた。 もう、タブンネちゃん興奮しすぎだよ♪ 帰り道 今日は楽しい一日だったね、お土産コーナーでかわいいベビンネちゃんの触覚ストラップも買えたし♪ 「………」 タブンネ皮でできたおそろいの帽子も買っちゃったわ、タブンネちゃん似合ってるよ♪ 「ミ……」 あれ、タブンネちゃん疲れちゃったの?まぁ、たくさんはしゃいだもんね。そうだっ、今度の日曜日には世界のタブンネ料理展に連れてってあげようか! 「ミギャァァアアアアア!!」
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30年ほど前、とある温泉街にタブンネ達が現れるようになった 最初は温泉に入るタブンネがかわいいと観光客や地元の人に可愛がられていたが 店の食べ物を盗む、観光客に襲いかかる、人間用の温泉を占領し中で糞をして使用不能にするなど タブンネの悪行に頭を悩ませるようになった 困った町の人々が「腕のいいトレーナーを雇って追い払ってもらおう」と考えるようになり始めたころ ある出来事が起こった 赤ちゃんタブンネを抱っこしたタブンネが源泉の中で茹でられている温泉卵をしゃがんで物欲しそうに見ていると 観光客の男が後ろから押してタブンネ親子を温泉の中に落としたのだ その男は「でっぷりとした身体で熱湯を目の前にしゃがみこんでいる姿が、上○竜兵に見えてついやってしまった」と後に語る 男の言う上島○兵でもまず入らない70度の熱湯に頭から突っ込んでしまった親子タブンネは 親の方はバシャバシャと必死にもがきいて上がることが出来たが、子供は泳いで登る事が出来ずにそのまま死んでしまった 数分後、温泉卵の担当が子タブンネの死体を回収すると、なんともいい匂いが漂ってきたという 子供をかえしてという縋りつく母タブンネを尻目に、後ろ脚を引きちぎり皮を剥いて肉を齧ってみると 絶妙な温度で溶かされた脂と皮のゼラチン質が半生の肉と混じり合い、何ともいえぬいい味になっていたという そう、後にこの温泉の名物となる、温泉タブンネの誕生である 温泉街から野生タブンネがいなくなった今では温泉旅館それぞれが出産用のタブンネを飼育している 卵から生まれるや否や、タブンネは十数匹ごとに鉄の籠に集められ、そのまま小型クレーンで70度の源泉に漬けられる その後、板前さんによって刺身にされ、カラシ酢味噌かポン酢でいただく 子タブンネ達は籠の中でもがき苦しみ、お湯からあがって来た時には目を白く濁らせ舌をだらんと垂らして絶命している 宿泊客は希望なら、出来る工程を見物する事も可能だという その他にもタブンネ達による身体を張ったリアクション芸も人気だ 特に人気なのはタブンネちゃんの激辛クラボの実まんじゅうニコニコ食いだという、 泣いたら子供を目の前で天ぷらにされるタブンネちゃんの必死な笑顔が笑いを誘う 「皆さんに笑ってもらえてタブンネ達も喜んでいます 温泉タブンネはここでしか味わえない絶品ですので皆さんもぜひ温泉街にいらして下さい」 と町一番の老舗旅館の女将は笑顔で語る 激辛饅頭のニコニコ食い良いねwあれ…このタブンネちゃん今、泣きそうな顔をしなかった?www -- (名無しさん) 2012-12-11 01 41 25 鉄籠に入れられてからクレーン車で運ばれるまでの子タブンネちゃん達がアトラクション気分でウキウキはしゃいでいるとなお美味しいよね。 -- (名無しさん) 2012-12-11 09 56 58 ↑ミィアドレナリン的にはそれが理想だが生まれたてなのにママ無しお乳無しで鉄籠inでは甘え呼び声が徐々に切羽詰まる様子しか楽しめないな -- (名無しさん) 2012-12-11 17 05 58 生まれてすぐに安堵も知らずに親と引き離され苦痛に満ちた生涯を終える…食材系ベビンネちゃんの運命だな。鉄籠の中でもみくちゃになりながらママあちゅいよおどこにいるのぉってチイチイ可愛く甘え泣く声が次第に濁ったデス声に変わる様は是非とも生で拝見したい。 -- (名無しさん) 2012-12-27 06 34 02 名前 コメント すべてのコメントを見る
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タブンネ短篇集「四谷タブンネ」 タブンネは疲れていた。つい半年前までは家族四匹を養うためバリバリ仕事をしていたが、ある日会社内で花火をして火事を起こしクビになってしまった。 さらに悪評が広まり再就職しようにも門前払いをくらってしまう始末。家族には言えず、毎日出勤と偽っては公園で時間を潰し、給料日だった日には消費者金融から借りた金を給料だミィといって渡していた。 「もう嫌だミィ・・・なにもかもどうでもいいミィ・・・」タブンネは朝、家から出るとそう呟きながらいつもの公園を通り過ぎ、通勤客で混雑する四ツ谷駅へと足を運んだ。 足の踏み場もない程混んでいる朝の四ツ谷構内、彼らは今日も職場で汗を流すのだ。しかしこのタブンネは違う、 彼には行く場所がない、半年前と現在の落差にタブンネの精神はもう限界だった。すると右側から何かが光ってやってきた。○ノ内線が来たのだ。タブンネはそれに気づくと前へ歩き、 電車が目の前に来るタイミングで線路内へダイブ!!バギャッというなんとも言えない音を残し、タブンネの体は四方八方へ飛び散った。タブンネは耐えられなかったのだ。 今の生活も、今後来るであろう暗黒の日々も。まさに絶望に支配されタブンネは散っていった。 エピローグ その後、残されたタブンネの家族はタブンネが残した借金と、ラッシュ時の電車を止めた損害賠償として莫大な金額を請求され、 尻の毛まで抜かれたあと夫を追うように心中した。死してもなお他に害を及ぼすタブンネ、恐ろしや恐ろしや。 おわり
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タブンネ刑務所 悪い事をしたタブンネが収監される刑務所、主に盗み食いやムカつかせた罪で収監される 朝4時に看守のチラチーノの目覚ましビンタで強制的に起こされる そのまま夜までベロベルトのパワーウイップに打たれながら農場で強制労働 トイレはタブンネ100匹につき1つしかなく、 我慢できずに漏らそうものならきれい好きなチラチーノ看守がハチマキを巻いて容赦なくスイープビンタ 食べ物は一日一回昼にオレンの実半分、一応死なないように栄養剤代わりの超苦い漢方薬をたっぷりと振りかけてある それをカビゴン所長たちがまともな食事をしてるのを眺めながら食べさせられる、 クリスマスやお正月には申し訳程度のケーキやお雑煮も出るがカビゴン所長に眼の前で全部食べられてしまう 空には警備のムクホークが監視の目を光らせ、脱獄を試みるタブンネに容赦なく捕まえる 脱獄を試みたり、看守に逆らったタブンネは後悔処刑、処刑は看守が交代で行い、看守によって方法は異なる メブキジカだったら宿り木の種を植え付けた後死ぬまで放置、ポリゴンZならメガネをかけて急所めがけて破壊光線など 監獄結婚は自由で子供を作ることも可能で後先考えずに卵を産むタブンネは多いが子供の分の食事は支給されない タブンネは耳がいいので夜泣きなどさせようものなら仲間のから袋叩きに、死んだらそのまま食べられてしまうことも 夏には運動会が行われる、種目はバッフロンとケンタロスによるタブンネ綱引き(たいがいロープ役のタブンネが千切れて引き分け) 今年生まれたばかりのチビタブンネをキャンプファイアーや針山に強制的に投げ入れさせるタブンネ玉入れ カビゴン所長がバトン代わりのタブンネリレー(落としたら看守からキツいお仕置き)など タブンネ刑務所からの生還率は約20パーセントほど、出所したタブンネは驚くほど性格が良くなる
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「ミッミッ!(みんなのためにやたいをひらきました!)」 「ミッミッ!(とってもおいしいおにくをただであげます!)」 「ミッミッ!(だからかわいいわたしをいじめないでください!)」 裸エプロン(豚に真珠だ、汚い豚ケツさらすなアフォキメェ)のタブンネが屋台を開いたようだ。香ばしい匂いが鼻をくすぐる。 「一つよこせ」 「ミッミッ!」 短い豚足でうまく肉を焼いていくタブンネ。ふとこの肉の出所が気になった。 「おい、こいつをどこで仕入れた」 聞くと、タブンネは耳をしなだらせて屋台の奥でじゃれあう子タブンネを一瞥した。 「ガキか」 「ミィ……」 タブンネがボロボロと涙をこぼしている。 「早く焼けよデヴ」 俺は励ますつもりでグーパンをタブンネの顔に全力で叩き込んだ。 「ブフヒィ!」 気持ち悪い鳴き声だぜ。血を撒き散らしながら後ろへ倒れるタブンネ。まだおちんこもんでるみたいだな。 元気出せよチンカス。 鼻が縮んだそいつの腹を数回蹴りつけたところで、誰かが俺を制止した。 「やは」 テレビで見たことがある。こいつは料理評論家のネン・ブターだ。タブンネの肉には特にうるさいと巷では有名である。 「わたし、お肉食べました。とってもおいしい、ブービックでした。あなたも、どうですか?」 タブンネがビクリとした。そういえば最近ポケモンが行方不明になる事件が多発している。 このウンコ野郎、騙してやがった上に罪のないポケモンを…… 「おいぃ、この落とし前どうつけてくれんだよ」 「ミッミッ!」 タブンネは駆け寄ってきた子タブンネを抱いて俺によこした。この豚畜生め、自分の子供を犠牲にしてまでたすかりたいか。もう許さん。 子タブンネを鉄板の上に置いた。 「ピィ! ピィ! ピィ!」 跳ねて逃げようとしたので、タブンネを上に乗せてやった。さらに上から鉄板に押しつける。 「ビャアアアアアア!」 「ブヒョオオオオオ!」 ジュワジュワと美味そうな音とタブンネ母子の絶叫のコーラスが心地よい。臭いが酷いのはご愛嬌。 「ピギィィィィィ!」 子タブンネの声が消えた。なんだもう死んだのか。 「ミピィッ!」 タブンネを鉄板から下ろしてやった。ぜえぜえと息を整えているタブンネの焼けた腹に、塩と七味をすりこむ。 「ビヒョガッビイ゙!」 打ち上げられたコイキングみたいにのたうち回るタブンネをネンと一緒に笑う。 「食べても、いいですか」 もちろんさ。屋台にあった割りばしを渡すと、ネンは獣のようにタブンネに食らいついた。割りばしいらねえ。 「ピョアガッッピィブォオミィプィ!」 可愛らしかった鳴き声が跡形もない。これはタブンネと呼べるだろうか。 ガツガツと口を血で汚しながらタブンネをかじるネンもなんか恐い。 もういいだろ。俺は残った子タブンネをつれて帰宅した。これからたっぷり可愛がってやると言ったらガタガタ震えていた。 明日から楽しくなりそうだぜ。 翌日、タブンネの屋台はネンに乗っ取られた。 他ポケやガキンネを犠牲にしておいて何が「優しいわたし」だよ。どうせ屋台も無許可だろうし最悪のクズンネだな -- (名無しさん) 2012-12-12 19 16 27 ↑間違えた優しいじゃなくて可愛いだった。お詫びにタブンネ焼きます。ジュウウウ!「ミギャアアアアッ!?」 -- (名無しさん) 2012-12-12 19 21 21 名前 コメント すべてのコメントを見る