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登録日:2023/07/09 Sun 18 41 16 更新日:2023/11/12 Sun 20 08 10NEW! 所要時間:約4分で読めます ▽タグ一覧 お酒は二十歳になってから アルコール アルコール飲料 イギリス ウイスキー スコッチ スコットランド ハードボイルド 村上峡児 次元大介はたまにスコッチ派になる 滝隆一 蒸留酒 諸伏景光 酒 飲み物 当記事は飲酒を勧める物ではありません!! また、20歳未満の飲酒は法律で禁じられています。 スコッチウイスキーとは、イギリスのスコットランド地方で生産されるウイスキーのこと。 概要 現在世界的ブームになっているモルト(大麦麦芽)ウイスキーの主役的存在。 スコッチウイスキーを名乗るには、イギリスの法律に定められた以下の条件を満たさなくてはならない。 スコットランドの蒸留所でもろみを醸造すること。 上記の通り醸造したもろみを蒸留すること。 蒸留した原酒はアルコール度数が94.8度以下であること。 700ℓ以下のオーク樽で熟成すること。 スコットランド敷地内で3年以上熟成させること。 イギリスの物品税倉庫もしくは許可された場所で熟成すること。 水、カラメル着色料以外の添加物を入れないこと。 ボトリング時にアルコール度数が40度以上であること。 スコッチであれば一定の品質が保証されている事になるなど手厚く保護されている。 日本もこのくらい国を挙げて国産ウイスキーのサポートをしてほしいものである。 特徴的な点として、ピート(泥炭)という大昔の植物の死骸が燃料化した物を使うことが挙げられる。 製造段階でモルト(大麦麦芽)を乾燥させるが、そこでこのピートを燃料としてモルトを燻す。 乾燥と同時に煙の香りがモルトに移り、スコッチ特有のスモーキーな香りになる。 このピート、内陸では木々が原料になっていて焚き火のようなカラッとした香りになったり、海辺で産出されたピートは海藻原料なのでヨードの香りがしたりと個性がある。 ただし、最近ではピートを使わないノンピート銘柄が人気で、そちらが増えている傾向。 原料による分類 モルトウイスキー モルト(大麦麦芽)を100%使用し、ポットスチルと呼ばれる単式蒸留器で蒸留したウイスキー。 この蒸留器が重要で、モルト100%であっても単式蒸留でなければモルトウイスキーを名乗れない。 現在世界中でブームが過熱して、希少性の高いものは暴騰してもはや資産扱いになっている。 スコットランド中にひしめく蒸留所の数だけ個性があり、とにかく多種多様で複雑怪奇。 奥深いを通り越してもう深淵。その為マニアックなコアファンが多く、人気が上がり続けているカテゴリ。 単独の蒸留所だけで作ったものをシングルモルトウイスキー、 複数の蒸留所のモルト原酒をブレンドしたものをブレンデッドモルトウイスキーと呼称する。 グレーンウイスキー 穀物類を連続式蒸留器を使用して蒸留したスコッチウイスキー。 その穀物がモルトであっても、連続式蒸留器で蒸留するとモルトウイスキーではなくグレーンウイスキー扱いになる。 連続式蒸留器は単式蒸留器よりも大量生産に向いているものの、原料の味わいが残りにくく、淡泊な味になる傾向。 製造されるほぼ全ての原酒は上述のモルトウイスキーを混ぜ合わせて、後述のブレンデッドウイスキーとして製品化される。 少量ながらシングルグレーンウイスキーとして単体でボトリングされるものもある。 ブレンデッドウイスキー 上述のモルトウイスキー原酒とグレーンウイスキー原酒をブレンドしたウイスキー。 モルトウイスキーブームではあるものの、世界的な市場規模は圧倒的にこのブレンデッドが最大。 大手企業が自身で所有する数多の蒸留所から、多数の原酒を集めてブレンドするのが主。 世界一売れているスコッチ『ジョニーウォーカー』や次ぐ『バランタイン』などがそのパターン。 様々なモルト原酒をグレーン原酒を繋ぎにしてブレンドする事で、調和の取れたまろやかな味わいになる傾向。 近年では単体の蒸留所でモルトとグレーンの両方の原酒を製造し、単独でシングルブレンデッドウイスキーを製造する蒸留所も出てきた。 熟成樽について スコッチでは現在はナラやカシであれば様々な素材の木樽で熟成する事が認められているが、概ね他の酒を熟成した樽を再利用する場合が多い。 バーボン樽熟成 現在最も主流の樽での熟成。 アメリカンホワイトオークという素材が使われており、バニラやフレッシュフルーツの香りが生まれやすい。 アメリカンウイスキーの一種であるバーボンは新樽を使うのがルールである為、一度使った樽はバーボンに再利用できない。 そこでスコッチの蒸留所や業者が買い取ってスコッチの熟成に利用する流れ。 シェリー樽熟成 過去に主流だったもの。ドライフルーツやレーズンのような派手で重厚な香味が生まれやすい。 スペインの酒精強化ワインであるシェリーを運搬する為の樽。熟成する樽ではない。 元々シェリーを熟成する樽は再利用する為に入手しにくかったが、昔は運搬用の別の樽に移し替えての輸出が認められていた。 そのシェリー運搬用の樽を利用した物が本来のシェリー樽熟成。現在は樽での輸出が禁止されたので出回らない。 現在ではスコッチ熟成に使う為だけに疑似シェリーを樽に詰めてシーズニング(味付け)した樽を使うのが主。 かつてシェリー酒の運搬に使われていたスパニッシュオーク、伝統的にシェリー酒の本熟成に使われるアメリカンホワイトオークのどちらもある。 樽材によって同じシェリー樽でも味わいはかなり異なるので、なかなか難しい。 その他レアカスク系 現在ではポートワイン樽やラム樽、メスカル樽からブランデー樽まで幅広い使用が認められている。 日本のミズナラ樽もそのうちの一つ。 全期間をこれらで熟成させるわけではなく、仕上げの数か月~1年間だけ移し替えて熟成させる追熟(カスクフィニッシュ)と呼ばれる利用法が主。 熟成期間について ワインは「1995年」「2010年」などといった具合に樽詰めした西暦を表記するのに、ウイスキーは何故「12年」「18年」と年数表記なのかという疑問を持った方もいるだろう。 その理由はウイスキーの熟成期間の表記はあくまで最低熟成年数であるから。 ワインは同じ年に仕込んだ樽は時期を揃えてボトリングするが、ウイスキーは「12年」なら最低12年間熟成していれば13年物だろうが14年物だろうが自由にブレンドして使える。 ウイスキーの蒸留所は基本的に様々な時期の様々な樽の原酒が貯蔵されていて、「12年」という商品には12年以上経った原酒を色々とブレンドして味を調整するのが通常。 なので例えば「グレンリベット12年」を樽に戻して2年熟成させれば、「グレンリベット14年」として棚に並んでいる商品と同じ味になるかと言ったら全くならない。 あくまでただグレンリベット12年を追加で2年熟成しただけのボトルである。 この辺りの誤解が多いので注意しよう。 シングルモルトスコッチの6大産地 多種多様な個性も生産地が同じならある程度傾向が絞れる、という事で登場した産地別分類法。 正直例外が多すぎてあまりアテにはあらないかも? あくまで傾向として参考にしよう。 ハイランド地方 最も広く最も歴史ある産地。広すぎるので東西南北に更に四分割することもある。 傾向として牧歌的で伝統的な、程よくピートが効いた銘柄が比較的多いだろうか。 その他、バチバチにシェリー樽熟成の効いた派手な銘柄からノンピーテッド銘柄まで幅広い。 例としてダルウィニー蒸留所、クライヌリッシュ蒸留所、グレンドロナック蒸留所など。 スペイサイド地方 元々はハイランドの一部だったが、特に栄え始めたので分化した。 フルーティーで華やかな銘柄が多いとされ、スコッチシングルモルトが一番売れているのがここ。 また、世界で一番売れているシングルモルト銘柄のトップ3もここ。 初心者向けなのでウイスキー慣れしていない日本人にも大人気。 例としてグレンフィディック蒸留所、グレンリベット蒸留所、マッカラン蒸留所など。 ローランド地方 3回蒸留など他よりライトでフルーティーな酒質の傾向。 モルトウイスキーの製造にはハイランドが優れるとされてきたが、近年ローランドにも新規蒸留所が増えてきている。 またグレーンウイスキーの大手蒸留所もここ。 例としてグレンキンチー蒸留所、オーヘントッシャン蒸留所など。 キャンベルタウン地方 かつて栄えていたが、色々あって(*1)ほとんどの蒸留所が廃業して寂れてしまった地方。 今ではわずかな生き残りの蒸留所があるのみなのだが……その生き残りの一つであるスプリングバンク蒸留所は超ド級の人気銘柄になっている。 「ブリニー」とも表現される不思議な塩味が特徴(当然ウイスキーに塩分が入り込む余地はない)で、甘じょっぱい独特の味わいが個性的。 例としてスプリングバンク蒸留所、グレンスコシア蒸留所など。 アイラ島 小さな小島だが、蒸留所がひしめき合っている。ピートを鬼のように効かせた煙たさが特徴。 しかもアイラ島で掘り出されるピートは海藻が原料の為、海藻に含まれるヨード成分などが強いクセとなる。 慣れない人には「正露丸の臭い」「薬臭い」と表現される事が多いが、まさに同じ成分が入っているのでさもありなん。 しかし慣れると癖になってくるため、モルトファンの間ではカルト的に人気を誇っている。 中にはノンピートのボトルを出す蒸留所もあるが、そっちはそっちで高品質。 例としてラガヴーリン蒸留所、アードベッグ蒸留所、カリラ蒸留所など。 アイランズ地方 アイラ島以外の島々にある蒸留所群。 それぞれ島は散らばっているので環境的共通項は少ないが、個性が強く人気は高いし、値段も高い傾向。 海辺である事が殆どで、ピーテッドタイプならアイラ同様にヨードの香る海産系のスモーキーさ。 全体として唯一無二の個性を感じさせる銘柄多め。 例としてスカイ島のタリスカー蒸留所、オークニー諸島のハイランドパーク蒸留所、アラン島のロックランザ蒸留所(旧アラン蒸留所)。 代表的な銘柄 ブレンデッドウイスキー ジョニーウォーカー 言わずと知れた世界一売れているスコッチウイスキー。最大手メーカーのディアジオ所有。 創業者ジョン・ウォーカー氏が紅茶のブレンドをヒントにウイスキーをブレンド販売したところから始まった。 ブレンドのお手本と言われることもある程、王道で評価の高い銘柄。 最も安価なレッドラベル、12年熟成のブラックラベル、15年熟成でモルト100%のグリーンラベルなどバリエーションが豊富。 国内でも特にブラックラベル12年が「ジョニ黒」の愛称で親しまれている。 高度経済成長期以前はとてつもない高級品だったが、それは中身よりも税金のせい。 現在は規制緩和され、ありがたい事に2000円台でジョニ黒が味わえる。 銘柄の特徴としては、他の大手普及品のブレンデッドに比べると幾分スモーキー寄り。 スモーキーさやフルーティさなど、スコッチの全要素を網羅しているような味わいなので、初心者の好みを探る銘柄としてもジョニ黒の名前が挙がる事がある。 バランタイン スコッチ永遠の二番手。首位と同じくらい歴史が古く由緒正しい。最大手メーカーのペルノリカール所有。 成り立ちも創業者の少年期から割とジョニーウォーカーと似ている。 21年熟成や30年熟成など、ジョニーウォーカーよりも長熟のレギュラーボトルに強い。 またスコッチとしては珍しく、公式でウイスキーカクテルをバンバン推しているのも特徴的。 近年バレルスムースなど低価格帯の新銘柄も多く、初心者にも楽しみやすい。 ジョニーウォーカーはブラック12年が代表ボトルなら、こちらはなんと言ってもバランタイン17年が象徴的。 17年は『ザ・スコッチ』(意訳:これぞスコッチウイスキー)と謳われるブレンデッドの王様。 元々高めだったのに、近年は値上げで6000円を超える場合が多いので買いづらいが、スコッチ好きなら一度は飲んでみるべき傑作ボトル。 シングルモルトウイスキー 地域別に比較的初心者向けの定番品を紹介。 スペイサイド地方 グレンフィディック12年 単独の蒸留所の原酒のみを使って製造するモルトウイスキーという括りの中では最大規模の販売量の銘柄。 だいたいザ・グレンリベット蒸留所か、グレンフィディック蒸留所のどちらかが毎年世界一になる。 バーボン樽原酒にシェリー樽原酒をブレンドしたオーソドックスなタイプのウイスキーで、青リンゴや洋ナシの華やかな香りが特徴。 ノンピート(泥炭で燻してスモーキーな香り付けをした麦芽を使っていない)な上にハイボールでも香りが立つので初心者にも飲みやすい。 単なる初心者向けの飲みやすいだけの銘柄かというとそんなこともなく、よくよく味わうとモルトのコクや複雑な味わいが楽しめる。 そろそろ初心者を脱したと思ったらもう一度このボトルに戻ってくると、その完成度の高さが改めて実感できるかも知れない。 ザ・グレンリベット12年 グレンフィディックのライバル敵蒸留所のスタンダードボトル。数年負け越しだったが、2022年は競り勝って世界1位の座を獲得した。 ほぼ全ての原酒がバーボン樽で熟成されており、同じフルーティー系でもシェリー樽も使われるグレンフィディック12年とは味わいが異なる。 飲み口がとにかく優しく軽やか。バーボン樽特有の甘み強め・酸味少なめのフルーティーさを味わえる。 グレンフィディックよりさらに初心者向けかもしれない。 こちらもハイボールでもストレートでもなんでもござれ。安価なので購入もしやすい。 ハイランド地方 グレンドロナック12年 シェリー樽の人気から高騰気味で、7000円を超えるちょっとお高い定番品。全行程をシェリー樽で熟成したシェリー樽熟成100%のスコッチ。 世のシェリー樽好きを魅了している人気銘柄で、上位グレードは投機の対象になってしまうほど人気が過熱した事も。 比較的辛口寄りのオロロソと、オロロソよりは甘口のペドロヒメネスという2種類のシェリー樽を使用している。 シェリー樽の味わいとはどういうものかを味わいたいなら、これほど適したお手本は無いくらいの逸品。 シェリー樽の教科書のような銘柄。 ダルウィニー15年 クラシックモルトシリーズと言われる、シングルモルトブームの先駆けとなった由緒正しいシリーズの内の一本。 リフィル樽という、一度以上スコッチの熟成に使用した後の樽を再利用して熟成させる方法を取る。 再利用した分だけ樽から染み出す要素が薄くなるので通常はあまり歓迎されない方法なのだが、 ダルウィニーは敢えてリフィル樽を使用する事で樽の味わいよりも原材料であるモルト本来の味わいを堪能できるという玄人好みの品。 なのでスタンダード品としては比較的長い熟15年という成期間を経ても樽感は強くなく、モルトの優しい甘みとコク深さが特徴的。 また、ほのかに内陸系ピートのスモーキーさも楽しめるクラシカルなスタイル。 シングルモルトとしてはかなり地味だが、素朴で落ち着く牧歌的な味わいの銘酒。 ローランド地方 グレンキンチー12年 クラシックモルトシリーズのローランド代表。 フルーティーさやハーブのような香りが楽しめるが、全体的に繊細。飲み口も優しくスルスルと飲めてしまう系。 シェリー樽がメインらしいが、あまりシェリー樽感は強くなく、飲みやすさが一番の印象かも。 味は結構違うものの、キャラクターとしてはダルウィニーに近い牧歌的な雰囲気がある。 キャンベルタウン地方 グレンスコシア ダブルカスク キャンベルタウンでほぼ唯一入手性の良いグレンスコシアの、下から2番目の価格帯のボトル。 一番安いキャンベルタウンハーバーとの価格差以上に味が良いと評判。 バーボン樽とシェリー樽を合わせた定番の構成。 キャンベルタウンモルトの中でも特に塩味がはっきりとしており、かなり個性的。 塩バニラアイスや塩キャラメルのような独特の甘じょっぱさが味わえる。 アイランズ(アイラ島以外の島々) タリスカー10年 こちらもクラシックモルトシリーズのアイランズ代表。 スカイ島という島にあるタリスカー蒸留所のシングルモルト。 ベーコンのようなスモーキーさと黒コショウのようなスパイシーさ、それらに負けないフルーティーさが特徴。 燻製のような煙の香りが強いピーテッドタイプなのである程度人を選ぶが、モルト好きには大人気の銘柄。 国内ではハイボールが特に絶品と評判だが、当然ストレートも飲みごたえがあっておいしい。 タリスカー蒸留所は上述のブレンデッドウイスキー、ジョニーウォーカーを支える重要な蒸留所の一つでもあり、ジョニ黒のスモーキーさが気に入ったなら次はこちらを試してみてほしい。 ド派手で刺激的な、シングルモルトの醍醐味が味わえることだろう。 ハイランドパーク12年 オークニー諸島のメインランドで作られるシングルモルトウイスキー。 クラシックモルト以前からシングルモルトを売り出していた老舗、ハイランドパーク蒸留所のスタンダード品。 個性の強いシェリー樽原酒を中核に、大人しめのリフィルシェリー樽原酒を合わせてバランスを整えた1本。 程よくスモーキーさが効いており、使用されるピート(泥炭:麦芽を燻す為の植物由来の化石燃料)はオークニー諸島固有の若い物だそう。 まだ炭化しきっていないヘザーの草花が混じっており、草や花、蜜の香りが混じる独特の香りになっている。 ちゃんと味わうには複雑で難しめだが、質の高い調和の取れた銘柄なので初心者にも飲みにくくはないはず。 ウイスキーに慣れた後でも再度立ち返って味わいたい1本。 アイラ島 ボウモア12年 スモーキーな風味をバチバチに効かせることで有名なアイラ島産スコッチの一種。その中では安価に手に入る1本。 ボウモア蒸留所のシングルモルトは15年や18年の評価が特に高いが、その下に位置するスタンダード品に当たる。 バーボン樽主体で上位クラスとはちょっとキャラが違うものの、熟成が短めであるが故に輪郭がはっきりした分かりやすい美味しさ。 「アイラの女王」と讃えられた味わいの一端を味わえるかも。 同じアイラの定番品、アードベッグやラフロイグと比較するとピートのスモーキーさは優しめで初心者向け。 ラガヴーリン16年 クラシックモルトシリーズのアイラ島代表。 アイラの巨人とも謳われるアイラモルトの王様的存在。評判のいいアイラモルトの中でも別格扱いをする人も多いほど。 混沌とすらしている複雑な味わいが多くのモルトファンを惹き付けている。 が、近年スタンダード品の16年も大高騰しており、初心者には値段的に非常に厳しいものがある。 年に数度、入荷のタイミングでかなり買いやすい値段に下がる時期があるのでそこを狙おう。 ネット通販サイトでもAmazonや楽天などの集合店型ではなく、個別の酒類専門店の方が安く買いやすい。 スコッチウイスキーを愛飲する、またはこれと何らかの関わりがあるキャラクターなど 滝隆一(太陽にほえろ!) 七曲署の5代目若手刑事。「スコッチ」のあだ名で呼ばれていた。 テキサスこと三上刑事の後任として第217話から登場、優しい性格であったが、その性格が仇となり先輩刑事が射殺されてしまった過去を持つ。 登場初期は冷徹な性格だったが、次第に一係の面々と打ち解けていき、一時期他の署に異動したが2回の再出演を得て復帰。 それからはシリアスな一面とコミカルな一面を持った若手刑事達のリーダー格として活躍したが、過去に受けた銃弾が元の古傷が悪化して殉職、その1年後に演じた沖雅也氏も鬼籍に入られてしまった。 諸伏景光(名探偵コナン) 故人。公安警察の捜査官。 作中における犯罪組織である黒の組織に潜入捜査をしていた折、幹部に酒の名前にちなんだコードネームを与える同組織では「スコッチ」と呼ばれていた。 結城凱(鳥人戦隊ジェットマン) バードニックウェーブを浴びた5人の戦士「鳥人戦隊ジェットマン」のメンバーの一人・ブラックコンドル。 仮にも戦隊メンバーでありながら酒・タバコ・ギャンブル好き、おまけに喧嘩っ早いと、ヒーローらしからぬアウトロー気質な自由人で、特に酒はマッカランのストレートを好んで飲んでいた。 村上峡児(仮面ライダー555) スマートブレイン社の社長にして、薔薇の特質を備えたローズオルフェノク。 劇中ではスコッチを「バー・クローバー」での定番として愛飲する姿が見られた。 ボーバトン魔法アカデミーのアブラクサン(ハリー・ポッターと炎のゴブレット) 三大魔法学校対抗試合(トライウィザード・トーナメント)に参加するために、ホグワーツ魔法魔術学校を訪れたボーバトンの生徒達が乗る馬車を引いていた天馬。 校長のマダム・オリンペ・マクシーム曰く「シングルモルトウイスキーしか飲まない」という。 バーニー・ヘイズ(ゴジラvsコング) ポッドキャスト『タイタンの真実』の配信者である陰謀論者の男。 妻の形見として「カズナリ」という銘柄のシングルモルトウイスキーを懐に入れており、「これを開けるのは俺が負けを認めた時だ」と語るが、このウイスキーが終盤で思わぬ展開を呼び込む事になる。 次元大介(ルパン三世) ルパン三世の相棒で世界最高峰のガンマン。 アメリカンウイスキーの「I.W.ハーパー」や「ジャックダニエル」の愛好家として有名だが、スコッチ好きでもあるようだ。 しかしながらアニメ版では「バーボンしか飲まない」と言ったと思えばルパンから「スコッチ派のお前が~」と言われていたりと一定してしない。 さらに言ってしまうと、ワインも喜んで飲んでいる描写がある。 それもあってか、公式プロフィールではバーボンとスコッチの双方が好物として挙げられている。 追記・修正は酔いが醒めてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] スコットランド地方の人はお酒を余り飲めないって知ってたかい?少ッチだからさ!HAHAHA! -- 名無しさん (2023-07-09 23 14 49) 美味しんぼでスコッチウイスキー特集やってたね。説教臭い部分もあるが読み応えはある。(ただし20年以上前なので古いかも) -- 名無しさん (2023-07-09 23 56 17) スコットランド伝統料理の1つがこのスコッチウイスキーを振りかけて食べるハギスなんだが、このハギスが癖ものでな… -- 名無しさん (2023-07-10 02 14 01) スモーキーと書けばカッコいいが「煙の臭い」と身も蓋もなく拒絶されたりも。まあ、湿気た石炭の煙にかけるようなもんだし。 -- 名無しさん (2023-07-11 02 30 35) ラフロイグは煙たくてしょっぱくて美味い。しょっぱくないけどしょっぱい香りがする -- 名無しさん (2023-07-12 06 10 46) 記事にも書いてあるけど、産地によって煙の香りも全然違うのが面白い。島系なら海藻が原材料になるからヨードの香りがして、内陸系ならカラッとした焚火の香り。 -- 名無しさん (2023-07-23 10 10 42) ジェットマンの結城凱はマッカランのストレート愛飲してる -- 名無しさん (2023-07-23 10 22 54) バキのドイルがアードベッグを傾けていたシーンが印象的。 -- 名無しさん (2023-07-23 10 35 44) 名前 コメント
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ウィスキー【WHISKY】 戻る | 次へ ウィスキーの原料としては、大麦麦芽、ライ麦、トウモロコシ、ピート(ヒートが炭化したもの)、小麦が使用されている。産地により、スコッチ・ウィスキー、バーボン・ウィスキー、カナディアン・ウィスキー、アイリッシュ・ウィスキーなどに分類される。 I・W ハーパー I・W HARPER カティ・サーク CUTTY SARKカティ・サーク スパニッシュ・シェリー・バレル 限定生産 CUTTY SARK SPANISH SHERRY BARREL LIMITED EDITION クラン・マクレガー GLAN MACGREGOR Fine Blended SCOTCH WHISKY グレンフィディック12年 Glenfiddich SPECIAL RESERVE Single Malt Scotch Whisky AGED 12 YEARS グレンリベット12年 THE GLENLIVET George Smith's Original 1824 Pure Single Malt Scotch Whisky AGED 12 YEARS シーバス・リーガル12年 CHIVAS REGAL AGED12YEARS PREMIUM SCOTCH WHISKY ティーチャーズ・ハイランド・クリーム TEACHER'S HIGHLAND CREAM ボウモア12年 BOWMORE 12 マッカラン12年 The MACALLAN Single Highland Malt Scotch Whisky 12 ワイルド・ターキー8年 Austin Nichols WILD TURKEY Aged 8 Years KENTUCKY STRAIGHT BOURBON WHISKEY I・W ハーパー I・W HARPER バーボン |上に戻る| カティ・サーク CUTTY SARKカティ・サーク スパニッシュ・シェリー・バレル 限定生産 CUTTY SARK SPANISH SHERRY BARREL LIMITED EDITION alc.40° 安価なスコッチ・ウィスキー。カクテルにも使用。 http //www.cutty-sark.com/ |上に戻る| クラン・マクレガー GLAN MACGREGOR Fine Blended SCOTCH WHISKY alc.40° 安価なスコッチ・ウィスキー。カクテルにも使用。 http //www.mercian.co.jp/indexed.html?products/index.html/ |上に戻る| グレンフィディック12年 Glenfiddich SPECIAL RESERVE Single Malt Scotch Whisky AGED 12 YEARS alc.40° 三角形の瓶が特徴的なシングルモルトのスコッチ・ウィスキー。 http //www.suntory.co.jp/whisky/distillery/glenfiddich.html/ |上に戻る| グレンリベット12年 THE GLENLIVET George Smith s Original 1824 Pure Single Malt Scotch Whisky AGED 12 YEARS alc.40° 蜂蜜のような甘さが特徴のシングルモルトのスコッチ・ウィスキー。 |上に戻る| シーバス・リーガル12年 CHIVAS REGAL AGED12YEARS PREMIUM SCOTCH WHISKY alc.40% スコッチ・ウィスキー。カクテルに使うのはもったいない。 http //www.kirin.co.jp/brands/sw/chivas-regal/index.html |上に戻る| ティーチャーズ・ハイランド・クリーム TEACHER S HIGHLAND CREAM alc.40% スコッチ・ウィスキー SUNTORY |上に戻る| ボウモア12年 BOWMORE 12 alc. ヨードチンキ臭い(笑)スコッチ・ウィスキー。 http //www.suntory.co.jp/whisky/distillery/bowmore.html |上に戻る| マッカラン12年 The MACALLAN Single Highland Malt Scotch Whisky 12 alc.43° シングルモルトのスコッチ・ウィスキー。 http //www.suntory.co.jp/whisky/distillery/macallan.html |上に戻る| ワイルド・ターキー8年 Austin Nichols WILD TURKEY Aged 8 Years KENTUCKY STRAIGHT BOURBON WHISKEY alc.50.5% バーボン。ストレートで飲むときはチェイサーをお忘れなく。 http //www.wildturkeybourbon.com/ |上に戻る| 戻る | 次へ
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443 :フォレストン:2013/08/31(土) 11 08 12 英国面に骨の髄まで浸かっていますが、英国文化には敬意を払っているフォレストンです。 提督たちの憂鬱 支援SS 憂鬱英国ウィスキー事情 スコッチ・ウイスキーは英国の代名詞の一つといっても過言ではない。 史実では世界中に輸出され、英国の5大輸出品目の一つにまでなっている。 しかし、この世界ではアメリカの禁酒法により大きな被害を被り、さらに第2次大戦が早期に終結したうえに、アメリカそのものが消滅してしまったため、有力な市場を失ってしまった。 ただでさえ、零細な醸造所が多い英国の酒造メーカーは軒並み経営危機に陥ってしまったのである。 しかし、ここで以外なところから救いの手が差し伸べられる。 白州次郎。英国を愛し、スコッチを愛し、ゴルフを愛した、英国人以上に英国人とまで言われた男である。 白州は夢幻会派では無かったが、元々、英国との関係修復には賛同していた。しかし、現状の国民感情を考慮すると困難であることもまた理解していた。まずは英国をより良く知ってもらうことから始めるべきであると、英国の政府高官にスコッチ・ウィスキーの輸出を提案したのである。 444 :フォレストン:2013/08/31(土) 11 09 35 憂鬱日本でのウィスキーの知名度は低く、玄人向けの飲み物というのが、現状であった。 とにかく周知させなければ始まらない。ここで白州は大胆な手を打った。 既に開始されていたテレビ放送のCMに、自ら出演してスコッチ・ウィスキーを大々的に宣伝したのである。 サヴィル・ロー仕立ての、スリーピースのスーツに身を包んだ、白州が見せる圧倒的なダンディズムは、 当時の日本男児の琴線に触れ、ウィスキーを嗜む大人が急増することになる。 英国からのウィスキー輸出量は急増し、醸造所は俄かに活気付き、需要が供給に追いつかなくなるほどであったが、そこは誇り高いジョンブルである。品質を下げてまで大量生産などは絶対にしなかった。 日本側の資本(経団連所属の商社)で大量生産するという話が幾度も上がったが、品質を下げるのは論外と、全て拒否している。 結果として、英国産ウィスキーに法外なプレミア価格がつくことになる。 445 :フォレストン:2013/08/31(土) 11 11 30 これを黙って見ていなかったのが、国内の酒造メーカーである。 壽屋(現サントリー)や大日本果汁(現ニッカ)も、ブームに乗ってスコッチ・ウィスキーの生産を始めることになる。 始めは試行錯誤の繰り返しで、品質的にも対抗出来なかったが、水と材料を吟味し、英国へ技術者を直接派遣するなどの努力の甲斐もあって、英国に引けをとらない高品質なウィスキーを生産することが可能になっていった。 また、年を追うごとに日英間の技術交流も活発になっていき、英国人と最初に仲直りしたのは酒造メーカーの人間だとまで言われることになる。 現在では、世界で最も権威のある賞であると言われる、英国際ウィスキー賞に国内メーカーのウィスキーが入賞するまでになっている。 日英のウィスキー職人の切磋琢磨は、これからも続いていくことだろう。 446 :フォレストン:2013/08/31(土) 11 25 43 あとがき 英国と言えば、スコッチウィスキー。これは外せません。 実はウィスキーも浮き沈みが激しい歴史を持っていまして、20世紀だと、アメリカの禁酒法で痛い目を見ています。ただ、第2次大戦中にアメリカに輸出して、アメリカ人がウィスキーを飲むようになったおかげで、一息つけたわけです。が、憂鬱世界では、第2次世界大戦は早期に終結してしまったうえに、アメリカが無くなったこの世界では、冗談抜きに消滅の危機なので、日本を市場にして、生き残りを図るというのが、今回のSSの主旨なわけです。 日本は戦争で荒廃していないので、国民の購買力は高いので、多少高くても売れるでしょうし、文化交流で対英国感情を好転させる効果も期待出来るので、一石二鳥ですねw
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「響き」ライブラリー ウイスキー, シングルモルト モルトウィスキー・コンパニオン マイケル ジャクソン (著) 土屋 希和子 (翻訳), 山岡 秀雄 (翻訳), 土屋 守(監修) 業界的には、これ読んでなきゃモグリです。 2007.1 もちろん、スタンダードになるだけあって、テイスティング結果は基準たるものだし、読んでいてどんどん飲みたくなる。もちろん多少の異議は読む人ごとにあるとは思いますが、共通言語たりえる手応えがあるのはやっぱり本書のみ。 内容(「MARC」データベースより) 世界を代表するウィスキー・ライターが著したモルトウィスキーのバイブル。新たに500ボトルのテイスティングを追加。全蒸留所の説明も大幅に改稿。原著第5版の翻訳。 2001年の前書もあります。著者はビールでも同じような本を出してるんですが、うちにはありません。 DATA 出版社 小学館; 改訂版版 (2005/02) スコッチウィスキー、その偉大なる風景 マイケル ジャクソン (著),ハリー・コリー ライト(写真) 山岡 秀雄 (翻訳) 写真がいい。 2007.1 内容(「BOOK」データベースより) 「モルトウィスキー・コンパニオン」の著者、マイケル・ジャクソンが、スコットランドを旅しながら、ウィスキーを語る。美しいカラー写真を多数掲載。巻末に蒸留所のデータを完全収録。 DATA 大型本 144ページ 出版社 小学館 (2002/10) 書籍ライブラリ トップに戻る
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Scotch Ole スコッチウィスキー 30ml コーヒーリキュール 30ml 牛乳 30ml ビルド。コリンズグラス。 参照 カクテルタイプ
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ウィスキー に該当するカテゴリー ウィスキーの蒸留所 Category1:Distillery Distillery Category2: Category3: ウィスキーを販売している店 Category1:Liquor Store 酒屋 Category2: Category3: ウィスキーをメインとして提供する店 Category1:Whisky Bar ウィスキーバー Category2: Category3: Memo 蒸留するところ、販売するところ、消費するところと、それぞれでカテゴリが異なります。 コメントを簡単に書き込めます。 内容によっては、管理者がMemo欄に移動したり、削除したりすることがあります。 名前
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ウィスキー
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edit マイケル・ジャクソンの著書 シングルモルト、ウイスキー一般、ビールの著述で画期的かつ偉大なる功績を残され、2006年ご逝去されました。謹んでご冥福をお祈りします。 モルトウィスキー・コンパニオン マイケルジャクソン (著) 土屋 希和子 (翻訳), 山岡 秀雄 (翻訳), 土屋 守(監修) 内容(「MARC」データベースより) 世界を代表するウィスキー・ライターが著したモルトウィスキーのバイブル。新たに500ボトルのテイスティングを追加。全蒸留所の説明も大幅に改稿。原著第5版の翻訳。 業界的には、これ読んでなきゃモグリです。 2007.1 もちろん、スタンダードになるだけあって、テイスティング結果は基準たるものだし、読んでいてどんどん飲みたくなる。もちろん多少の異議は読む人ごとにあるとは思いますが、共通言語たりえる手応えがあるのはやっぱり本書のみ。著者ご逝去のため続きを書く人がいません。 2001年の前書もあります。著者はビールでも同じような本を出してるんですが、うちにはありません。 小学館; (2005/02) スコッチウィスキー、その偉大なる風景 マイケルジャクソン (著),ハリー・コリー ライト(写真) 山岡 秀雄 (翻訳) 写真がいい。スコットランドってどんなとこ? 2007.1 内容(「BOOK」データベースより) 「モルトウィスキー・コンパニオン」の著者、マイケル・ジャクソンが、スコットランドを旅しながら、ウィスキーを語る。美しいカラー写真を多数掲載。巻末に蒸留所のデータを完全収録。 大型本 144ページ 小学館 (2002/10) ウッシュリスト ウィスキー・エンサイクロペディア マイケル・ジャクソン (著), 土屋 希和子 (翻訳), 山内 肇他 (翻訳 内容(「MARC」データベースより) スコットランド、アイルランドからアメリカ、日本まで、世界各国のウィスキーを網羅し、その歴史、製法から魅力、楽しみ方まで、すべてを解き明かす究極の書。世界の蒸留所のデータを収録。 大型本 288ページ 小学館
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世界の国々には様々な国や地域で愛されてきた味があると申せましょう。そうしたものはその国独自のスパイスであったり、調味料であったり、素材であったり、色々な特色があります。そして、そうした料理を楽しむことができるのが、お酒であると申せます。例えば、焼肉などコリアンフードには本来ならば韓国焼酎やマッコリといったもの合うとされていますが、そうしたものよりも日本の焼酎などを好んで飲まれる方も少なくありません。そうした方の多くはいわゆる飲まず嫌いであったり、全く別の機会にそれのみを飲んで美味しく感じなかった、という理由からという場合があると申せます。それもそのはずで、料理とお酒はそれぞれの味を引き立てるパートナー同士といえる関係があるからです。今や日本で味わえない国はない、とまで言われているほど飲食業界が盛んで、また、これだけグローバル化されている世の中で、色々な国の食材や味付けを楽しむことがあっても、そのパートナーは日本の物やフランスワイン、スコッチウィスキーなどに限定せず、ましてや飲まず嫌い、食わず嫌いなんて本当に勿体ない話でありましょう。一度、その国のお料理を堪能するためにもその国のお酒をもたしなんでみては如何でしょうか。
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書籍ライブラリ 健やかで朗らかな日常 ワイン・ウイスキー・シングルモルト・ビール ワイン edit ワインづくりの思想 麻井宇介 内容(「BOOK」データベースより) 良質なワインは何に由来するのだろうか。かつては、ボルドーやブルゴーニュだけが永遠に偉大な産地だとする銘醸地信仰があった。第二次大戦後、醸造技術の進歩と品種の世界的拡散によって風土の壁は乗り越えられ、新興産地が続出した。知識と技術を手にしたつくり手たちは、本当につくりたいものが何かを明確化してワインづくりに邁進している。日本のワイン水準を飛躍的に高めた醸造家が、酒づくりの到達点を示す。 以外と希有な、「作り手」が書いたワイン本。類書の中で別格の手応え。 2006.1 ワインに関する本は、それなりにたくさん読んだ(つもり)。その多くはワインの「飲み手」や「売り手」が書いたものだけれど、これは「作り手」が書いた本。しかも著者は日本や第三世界の実質的なワイン黎明期からずっとワインをつくり続けてきた人。ということは、フランスやイタリアという「本場」の「テロワール」の中で育ったワインを有り難がる世の人々を前に、ワインの味を本質的に決めているのは何かということをずっと探り続け、挑戦してきた人でもある。そして彼が得るに至った確信が何であったのかは読んでのお楽しみ。 数あるワイン本の中で別格。仏訳・伊訳されて本場へ逆輸入されてもおかしくない本だと思う。 著者略歴 麻井 宇介(「BOOK著者紹介情報」より) 本名・浅井昭吾。1930年(昭和5年)、東京に生まれる。1953年、東京工業大学工学部卒業。メルシャン株式会社を経て、現在国立民族学博物館共同研究員、酒造技術コンサルタント。元山梨県ワイン酒造組合会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 中公新書 (2001/09) ◇ edit 田崎真也が選ぶ 毎日飲むワイン―3000円以下のおいしいワインを楽しむ 田崎 真也 内容(「MARC」データベースより) 毎日飲むために、3000円以下のワインを味わいのタイプ別、今日食べる料理から合わせるタイプ別に分類して解説。原語を基準にしたインデックスで、家にあるワインがどのタイプかもわかる。 断片的知識ではありません。これでこそガイドブックです。 2007.1 私がワインにハマり、ウイスキーにハマり、シガーにハマるきっかけになった本。本当にお世話になりました。本書がなかったら私は今頃...今でも色あせない内容は買って損なし。一度は読むべき本だと思います。 新星出版社 (1997/07) edit 新版 田崎真也が選ぶ 毎日飲むワイン―3000円以下のおいしいワインを楽しむ 田崎 真也 内容(「MARC」データベースより) 3000円以下のリーズナブルで毎日の家庭料理に最適なワインを、地域別・銘柄別に紹介。料理とワインの相性早見表や、各国のワインの特徴などを紹介した世界ワイン地図なども収録。97年刊の新版。 そんじょそこらのワイン紹介とは違います。改訂版。 2007.1 97年版とは一部重複もありますが、新版が必要だっただけあって大幅に改訂されています。従ってこちらも買って損なし。ただし、旧版の方がベーシックな産地のものが多い印象があります。先に買うなら旧版かな。 新星出版社; 新版版 (1999/08) ウイスキー・シングルモルト edit マイケル・ジャクソンの著書 シングルモルト、ウイスキー一般、ビールの著述で画期的かつ偉大なる功績を残され、2006年ご逝去されました。謹んでご冥福をお祈りします。 モルトウィスキー・コンパニオン マイケルジャクソン (著) 土屋 希和子 (翻訳), 山岡 秀雄 (翻訳), 土屋 守(監修) 内容(「MARC」データベースより) 世界を代表するウィスキー・ライターが著したモルトウィスキーのバイブル。新たに500ボトルのテイスティングを追加。全蒸留所の説明も大幅に改稿。原著第5版の翻訳。 業界的には、これ読んでなきゃモグリです。 2007.1 もちろん、スタンダードになるだけあって、テイスティング結果は基準たるものだし、読んでいてどんどん飲みたくなる。もちろん多少の異議は読む人ごとにあるとは思いますが、共通言語たりえる手応えがあるのはやっぱり本書のみ。著者ご逝去のため続きを書く人がいません。 2001年の前書もあります。著者はビールでも同じような本を出してるんですが、うちにはありません。 小学館; (2005/02) スコッチウィスキー、その偉大なる風景 マイケルジャクソン (著),ハリー・コリー ライト(写真) 山岡 秀雄 (翻訳) 写真がいい。スコットランドってどんなとこ? 2007.1 内容(「BOOK」データベースより) 「モルトウィスキー・コンパニオン」の著者、マイケル・ジャクソンが、スコットランドを旅しながら、ウィスキーを語る。美しいカラー写真を多数掲載。巻末に蒸留所のデータを完全収録。 大型本 144ページ 小学館 (2002/10) ウッシュリスト ウィスキー・エンサイクロペディア マイケル・ジャクソン (著), 土屋 希和子 (翻訳), 山内 肇他 (翻訳 内容(「MARC」データベースより) スコットランド、アイルランドからアメリカ、日本まで、世界各国のウィスキーを網羅し、その歴史、製法から魅力、楽しみ方まで、すべてを解き明かす究極の書。世界の蒸留所のデータを収録。 大型本 288ページ 小学館 ◇ edit 土屋守氏の著書 土屋 守(「BOOK著者紹介情報」より) 1954年新潟県佐渡生まれ。学習院大学文学部卒。週刊誌記者を経て1987年から93年までイギリスに滞在。日本語情報誌の編集長を務める。作家、ジャーナリスト、ウィスキー評論家。スコッチ文化研究所代表。1998年ハイランド・ディスティラーズ社より「世界のウィスキーライター五人」の一人に選ばれる スコッチ三昧 土屋 守 内容(「MARC」データベースより) ウイスキーの蘊蓄、ここに極まる。全編Q A方式によって、第一人者がスコッチの新しい魅力を語る。入門編から、製法、歴史、風土、文化、蒸留所巡りのノウハウまで、これ一冊でスコッチ通になれる本。 入門ハウツー本。付け焼刃でもいいから手ぶらで行くのはイヤ、という時に。 新潮選書 (2000/05) ISBN-10 4106005905 ISBN-13 978-4106005909 シングルモルトを愉しむ 土屋 守 内容(「BOOK」データベースより) “キング・オブ・ウィスキー”シングルモルトの魅力あふれる世界を、「世界のウィスキーライター五人」に選ばれた著者が縦横に語り尽くす。 光文社新書 (2002/11/15) ISBN-10 4334031722 ISBN-13 978-4334031725 モルトウィスキー大全 土屋 守 出版社からのコメント スコットランド(アイルランドも含む)でつくられたスコッチの原酒シングルモルト119種類、全113蒸留所の味とデータ、その歴史とエピソードをスコットランドの風土とともにオールカラーで完全紹介。 見開き一項目。蒸留所の写真があるので何となく親しみが出てくる。ウイスキーそのものの情報より、蒸留所にまつわるエピソードなんかが多い。『モルトウイスキー「蒸留所」大全』って感じ。 小学館 (1995/12) ISBN-10 4093871701 ISBN-13 978-4093871709 ブレンデッドウイスキーの本もあります。 ブレンデッドスコッチ大全 内容(「MARC」データベースより) ブレンデッド・スコッチだけを解説した初のガイドブック。有名ブランドから通好みの一本まで、主要スコッチ100銘柄を詳細な記事と美しい写真、歴史やエピソードなどの楽しいコラムで完全ガイド。索引、年表など付録も充実。 土屋守氏 最近の著作(新潮選書 2007/10) ウイスキー通 出版社からのコメント 世界的ウイスキー・ジャーナリストが、今まで紹介されることのなかったアメリカとカナダのウイスキーを詳述。また、スコッチの最新事情やアイリッシュ、ジャパニーズの歴史と現状も詳説した。五大ウイスキーのすべてがこの一冊でわかる、ウイスキーファン待望の一冊。読みやすいQ A方式で、現地写真もふんだんに掲載。 ◇ edit もし僕らのことばがウィスキーであったなら 村上 春樹 内容(「MARC」データベースより) スコットランドのアイラ島で名高いシングル・モルト・ウィスキーを賞味し、アイルランドで町や村をまわりながらアイリッシュ・ウィスキーを楽しむ。そんな2週間を綴った、ウィスキーの匂いのする小さな旅の本。 思わずグラスとウイスキーを取り出して、飲みたくなること請け合い。 村上春樹のスタイルが好きならこの本も気に入るだろうし、好きじゃないならこの本も気に入らないでしょう。司馬遼太郎の歴史紀行と同じです。 新潮文庫 (2002/10) ISBN-10 4101001510 ISBN-13 978-4101001517 ビール edit 知識ゼロからのビール入門 藤原 ヒロユキ 私が知る限り、ビール入門はこれがベスト。 2008.1 内容(「MARC」データベースより) 世界には85スタイルも旨いビールがある! 究極のつまみレシピ、なるほどの発泡酒論、優秀ビールお取り寄せアドレスなどが満載。のどにしみる美味しい一冊。 著者略歴 藤原 ヒロユキ (「BOOK著者紹介情報」より) 1959年、大阪生まれ。イラストレーター。ビール好きが高じて、ビール鑑定家の称号である「ビアテイスター(マスター・ブルーイング・イバァリュエイター)」、「ビア・クオリティ検定士」、コンテストの審査員を務めることができる「シニア・ビアジャッジ」、料理とビールの相性をアドバイスできる「ビア・コーディネイター」、「ビアアドバイザー」など、ビールの専門家としての資格を次々に取得。ビール缶や瓶、グラスなど「ビール関連グッズ」の収集家でもある。また、メジャーリーグやソフトボールなどのアメリカンスポーツやスキー、スノーボードにも造詣が深い。HP「BEST BEER!」の監修も手がける。 幻冬舎実用書芽がでるシリーズ (2004/07) ISBN-10 4344900596 ISBN-13 978-4344900592 ご感想などお寄せ下さい。 お名前 コメント