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特徴 基本情報 EQUIPMENTS 基礎能力値 バーストタイプ アクション 登録タグ 特徴 そんなモビルスーツで、このジ・Oと対等に戦えると思っているのか! 型式番号PMX-003で読みはジ・オ。「機動戦士Zガンダム」のラスボス機体。全高28.4m、本体重量57.3tと、当時としてはかなりヘビーなMS。機体名は「神の意思」を表す。当初からシロッコ専用機として開発されており、「シロッコ設計」の「シロッコ開発」による「シロッコ専用」の究極のワンオフ機体。 武装はスカート内部の2本を含んだ3本のビームソードに大型ビームライフル1丁のみ。(*1)これはシロッコの過去の経験から、「MSに必要なのは多少の被弾ではびくつかない装甲と、搭乗者の技量に確実に応えられる優秀なインターフェイス」であると考えたためである。 意外にもアムロとMSへの感性が似ており、彼が後に設計をする事になったνガンダムも過剰な火力の武装を廃し、素直で扱いやすいもの(*2)が多くを占める。 機体背部には推力38,200kgの大型バーニアを1基、小型の推力16,200kgの小型バーニア6基を搭載し、MAにも匹敵する推力を誇る。上記のバーニアに加えさらに全身に50基もの姿勢制御用スラスターを備え、敵機を正面に据えたまま360度あらゆる方向に移動可能なのも特徴。 これらの要素とシロッコのパイロットとしての技術も加わり、46話で初登場して以来、Zガンダムとの最終決戦までただの一度も被弾が無かった。 初代ガンダム無双から皆勤機体。設定上はシロッコ以外操縦不可能な機体だが本作ではそんな事は無く、10回搭乗すれば誰でも操縦可能なのでご安心を。あいも変わらず攻撃速度が鈍重。一応スーパーアーマーは多少付いてるのだが、鈍すぎる攻撃速度のせいで殆ど活かせていない。 CSの追加に加え、C2・C4・C6が差し替えられた。いずれも格闘属性であるためより「マグネティック・ハイ」の恩恵が強くなり、さらに格闘特化機体となった。この事からマグネは常に装備しておきたい。 雑魚殲滅はそれなりに得意な反面、タイマンでは攻撃速度の鈍さからかなり不利。今作ではSP攻撃の火力が低く、密着してSP2を叩き込んでもあまりダメージを与えられない。SP攻撃の3種中2種が射撃攻撃というのも格闘型のシロッコと相性が悪い。 さらに追い討ちをかけるかの如く、バーストタイプが本機との相性最悪。前述の通り格闘特化のこの機体に「射撃攻撃で体力回復」のサイコミュシステムはあまりにも相性が悪い。(*3)まだ「格闘攻撃で体力回復」のバイオセンサーの方が使いやすくなったであろう・・・ただし、シロッコのバーストタイプであるプレッシャーは周囲の敵に射撃属性のダメージを与える特性を持つため周囲に敵がいる場合は何もせずともサイコミュシステムが機能する。 誤解無きよう言っておくと原作再現としては正しい。ジ・Oのサイコミュシステムはシロッコ専用に調整されているものでバイオセンサーとは特に関連性は無い。 原作再現してしまったが為にゲームシステムとの噛み合わせが悪くなってしまった例でもある。 これを上手く扱うにはそれこそシロッコ並みの技術が必要。強機体と呼ばれているゴッドガンダムやスサノオらと対等に戦えるようになれば真のガンダム無双も余裕だろう。 基本情報 登場作品 機動戦士Zガンダム メインパイロット パプテマス・シロッコ EQUIPMENTS 武装 対応技 ビームソード N1~N6,C2~C6,D1~D4,DC,SP,JSP ビームライフル C1,SP2,JSP,CS 基礎能力値 項目 数値 カンスト数 FIGHT 173 2 SHOT 147 1 DEFENSE 173 2 ARMOR 5500 1 MOBILITY 350 2 THRUSTER 600 1 ※カンスト可能(右は必要スロット数) バーストタイプ サイコミュシステム 射撃攻撃ヒット時に少し体力が回復する アクション 攻撃アクション 行動 属性 範囲 備考 通常攻撃 N1 ビームソード 格闘 前方 左から右へ水平斬り N2 右から左へ逆水平 N3 左腕で薙ぎ払い N4 左腕&右隠し腕で薙ぎ払い N5 右腕&右隠し腕で薙ぎ払い N6 4刀で薙ぎ払い チャージ攻撃 C1 ビームライフル 射撃 前方 なんてことは無い普通のビームライフル。レベルアップで最大5連射可能 C2 ビームソード斬り払い 格闘 前方短範囲 前作よりさらに変更。隠し腕のビームソードで目の前を左→右の順で斬り払う。どちらかというとタイマン向け。マグネは乗るがヒット数が少ないので正直微妙 C3 左突き→交差斬り 左手のビームソードで突き刺し、隠し腕で交差斬り。発生がやや遅いがガード不能の為、突き刺し→地上SPがほぼ確定で入る C4 ビームソード回転斬り 全方位中範囲 今作雑魚戦の主力。体を右に捻り、上昇しつつ回転斬り。若干のタメが入るがスーパーアーマー持ちなので多少の攻撃ならば無視しつつ巻き込める。また攻撃範囲が広く、少しながらも後ろにも判定があるため敵との軸がずれても当てやすい。具体的にはスサノオのC5に近い。C5が使いづらいので空中コンボへはこちらを C5 挟み込み→斬り上げ 前方中範囲 隠し腕のソードで挟みこみ、両腕のソードで斬り上げる。ジ・OのC攻撃の中では比較的発生が早めだが、高難易度ではあっさり受身を取られて反撃されやすい。空中コンボへはC4を C6 竜巻斬り 前方広範囲 4本のソードで薙ぎ払いつつ巨大竜巻を発生させる今作の雑魚戦の主力その2。相変わらず発生は激遅だが、竜巻は範囲が広く、マグネでの吸い込みが凄まじい。威力も高めなので当てられる状況ならば敵エースにも当てたい。SPゲージの回収率も優秀だが、被弾で中断させられないようにCSは溜めておくと吉 チャージショット CS ビームライフル 射撃 前方 右→左の順でビームライフルを放つ。アリオスのものと似ているが、こちらの方が発生が遅め。その代わりビームの幅はこちらのほうが太い SP攻撃 SP ビームソード斬り上げ 格闘 前方中距離突進型 隠し腕のビームソードで連続斬り上げ、〆に両腕のビームソードで斬り払い。エースには受身を取られやすいので使うならノックダウン装備で。攻撃範囲もそれ程広くなく、突進速度も遅い上に威力も微妙 SP2 ビームライフル一斉連射 射撃 前方広範囲長射程 前方扇状に狂った様にビームライフル連射。JSPよりも範囲・威力に優れる。離れているとヒット数が減って威力ガタ落ちになるのでなるべく密着して当てよう。広範囲にばら撒く性質上、MAにも優秀。攻撃範囲の広さは魅力だが、ばらまく性質上フィールド制圧には使いにくい JSP ビームライフル連射→ビームソード斬り払い 射撃→格闘 前方広範囲 隠し腕のビームライフルで連射、〆にビームソードで前進しつつ2回斬り払う。SP2に比べて威力や範囲でこそ劣るものの、こちらも強力。エアマスター装備でSP2に負けず劣らずの威力になる。カウンターや空中コンボの〆にどうぞ。ノックダウン無しでもフルヒットするので序盤はこっちをメインにした方が良いかも ダッシュ攻撃 D1 ビームソード 格闘 前方 右側の隠し腕で左側に斬り払い。下方向にリーチが長い D2 左側の隠し腕で右側に切り払い。こちらも同様 D3 D1と同じ D4 D2と同じ D5 パンチ 前方 両手でパンチ!リーチ短い・範囲狭い・コンボに繋げ辛いの3重苦 DC ビームソード挟み斬り 前方広範囲 4本のビームソードで挟み込む。発生が遅いが範囲が広く拾いやすい。ゲージ回収にも優秀 登録タグ カンスト可能 サイコミュシステム ジ・O パプテマス・シロッコ 機動戦士Zガンダム
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制限機/NT対応機 開発コスト 基本開発P ???(ガブスレイ) ???(ハンブラビ) 2500 -??? -??? 性能 種別 搭載 修理値 稼動時間 盾 移動 HP 装甲 先制 回避 補給 通常 21 44 6 - 汎3 312 28 39 64 19100 武器 種別 名称 威力 回数 AP 命中率 属性 通 ☆ 距離1 距離2 距離3 距離4 切払 ビーム 格闘 ビーム・ソード 130 - 1 - 80 - - - ○ ○ 射撃 ビーム・ライフル 74 - 3 - 54 60 54 - × ○ 格闘 隠し腕ビーム・ソード 89 - 2 7 82 - - - ○ ○
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231通常の名無しさんの3倍2019/07/30(火) 10 53 38.64ID uDDVqTPj0 シロッコ「動け!動け!動いてよ! 今動かなきゃ、今やらなきゃ、みんな死んじゃうんだ!」 PMX-003 ジ・O@第465代横綱 シロッコは不安よな ジ・O動きます シロッコ「動け! このポンコツが! 動けっ てんだよぉ!!」 PMX-003 ジ・O@第465代横綱 ……やっぱり動くのやめます \ココカライナクナレー!!/ シロッコ「ぐぇーーー!!」 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ
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469: ナイ神父Mk-2 :2017/01/14(土) 00 30 55 ジ・OⅡ 全高:38.2m 全長:40.87m 重量:225t 装甲材質:ガンダリウムγ 武装:200mm専用マシンガン 背部24連装対空ミサイルランチャー×2 胸部連装120mm機関砲×2 背部680mmカノン砲×2(対空ミサイルランチャーと選択式) 背部大型ミサイル×1~4(対空ランチャーとの選択式) 専用ビームソード×4 3連装式ザクバズーカ×2 陽電子リフレクター「シュナイドシュッツSX1021」×4 他一部大型兵装及び改造兵装保持 概要 大洋がジ・Oを改良して作り上げた陸戦型の大型MSで有り、CE80年代にはユーラシアにも少数供与された機体である。コンセプトはOTパイロット単独による敵拠点の破壊を目的としており、武装も対MSには聊か過剰とも言える火力の物が複数備わっている。しかし、ジ・O譲りの高い運動性と12基のホバーによって平地での運動性と機動性はドワッジやザクⅢの其れを凌駕しており対MS戦闘に置いても非常に脅威と言えるがその代りパイロットも最高峰の人選が必要とされる。ゲート開放作戦の折には確認出来るだけで大洋、ユーラシアそして、南アフリカの3カ国で2桁に留まって居ることからその操作性の難しさが伺える。 73式陸上戦艦(ダブデ相当) 全長:215m 全幅:85m 武装:680mm連装砲×2 155mm連装砲×6 40mm対空機関砲×12 概要 大洋連合が南アフリカの要請を受けて設計した陸上戦艦であり、戦後の南アフリカ陸軍の旗艦を勤めた艦と成っている。武装は主に主砲の680mm連装砲と成っており、70式や71式の後期型と同口径と成っている為非常に高い対地攻撃能力を有している。又、移動方式に無限軌道を採用している事から前述した2機種よりも安価に用意でき尚且つ南アフリカ単独でも建造が可能な仕様となる。その反面火力はユーラシアや大洋が主力にしてる機体に比べて面制圧能力では劣る部分も見られているが、アフリカでは重要な戦力として運用されており80年代のゲート間戦争に置いても進行してきたザフトに対して手痛い打撃を与えている。 470: ナイ神父Mk-2 :2017/01/14(土) 00 31 29 伊勢型戦艦(仮称) 全長:390m 全幅:53.65m 武装:680mm3連装砲3基9門 460mm3連装副砲2基6門 155mm対空連装機関砲40基 40mmガトリング砲80基 概要 大洋が高濃度ミノフスキー粒子下での使用を前提に計画された艦の一つである。CE55年ミノフスキー粒子を発見した大洋はその強力な誘導兵器や通信に対する妨害能力に目を付け、ミノフスキー粒子散布下での運用兵器の開発に当っていたその過程で開発されたのが大洋系列のMSであり、大型のMSである。又、此れと同時にミサイルの大半が高価なだけのロケット弾に変わってしまう事を考量して行われた計画が、水上艦艇としての戦艦の復活である。計画としては既に陸上用を目的として大型のホバー陸舟艇の開発も進められていたが、ホバー艦はその特性上波の荒い海域での活動は困難な為、純粋に海軍で運用できる砲艦を欲した。其処で計画されたのが当艦である。武装は当時のMS用の武装や宇宙艦隊用の武装を流用して開発され更にミノフスキー粒子下で著しく落ちる命中性を補う為に旧世紀の戦艦の様な大量の対空火器を搭載する事で艦の計画は出来上がった。しかし、当時の戦況では海軍の出番は少なく又、ミノフスキー粒子の本格散布に至る情勢では無いとして開発は凍結されている。 471: ナイ神父Mk-2 :2017/01/14(土) 00 33 16 以上ですWIKIへの転載は自由です。ジ・Oに関しては聊か強くし過ぎた感じも有りますが此処までしないと多分ユーラシアに輸出する必要性が薄くなるので少し強めの機体にさせて頂きました。
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技術レベル7 ガルバルディβ アッシマー 技術レベル8 マラサイ ハイザック・カスタム ハイザック 技術レベル9 ギャプラン ガブスレイ 技術レベル10 バーザム ハンブラビ 技術レベル11 バウンド・ドック ジ・O
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搭載13 ガルバルディβ 搭載14 ハイザック 搭載15 ハイザック・カスタム 搭載16 マラサイ バーザム 搭載17 ギャプラン ガブスレイ アッシマー 搭載18 「ティターンズ搭載18」をタグに含むページは1つもありません。 搭載19 「ティターンズ搭載19」をタグに含むページは1つもありません。 搭載20 ハンブラビ 搭載21 バウンド・ドック ジ・O
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選択不可キャラクター 脱出 宇宙を駆ける 人の心の光 総意の器 終末の光 新世界へ 登録タグ 選択不可キャラクター (キャラ名)? ((条件付のキャラ名)?((条件)のみ可)) [部分編集] 脱出 難易度:★★★ 制限事項: 1Pパイロット:シャア限定 パートナー禁止 搭乗機固定(未クリア時のみ) 制圧効果:特になし 目標 金:2000機以上撃破 銀:1500機以上撃破 銅:1000機以上撃破 戦場:ア・バオア・クー 攻略情報 [部分編集] 宇宙を駆ける 難易度:★★★★ 制限事項: 1Pパイロット:シロッコ限定 パートナー禁止 制圧効果:特になし 目標 金:パラス・アテネに搭乗してクリア 銀:ハンブラビに搭乗してクリア 銅:ジ・Oに搭乗してクリア 戦場:グリプス2 攻略情報 [部分編集] 人の心の光 難易度:★★★★★ 制限事項: 1Pパイロット:シャア限定 パートナー禁止 制圧効果:特になし 目標 金:2000機以上撃破 銀:1500機以上撃破 銅:1000機以上撃破 戦場:アクシズ宙域 攻略情報 [部分編集] 総意の器 難易度:★★★★★★ 制限事項: 1Pパイロット:フロンタル限定 パートナー固定 制圧効果:特になし 目標 金:ギラ・ズールに搭乗してクリア 銀:ギラ・ズール(アンジェロ機)に搭乗してクリア 銅:シナンジュに搭乗してクリア 戦場:パラオ宙域 攻略情報 [部分編集] 終末の光 難易度:★★★★★★ 制限事項: 1Pパイロット:クルーゼ限定 パートナー禁止 制圧効果:特になし 目標 金:ジンに搭乗してクリア 銀:デュエルガンダムに搭乗してクリア 銅:プロヴィデンスガンダムに搭乗してクリア 戦場:ヤキン・ドゥーエ宙域 攻略情報 [部分編集] 新世界へ 難易度:★★★★★★ 制限事項: 1Pパイロット:シン限定 パートナー固定 制圧効果:特になし 目標 金:ザクウォーリアに搭乗してクリア 銀:ガナーザクウォーリア(ルナマリア機)に搭乗してクリア 銅:デスティニーガンダムに搭乗してクリア 戦場:メサイア宙域 攻略情報 登録タグ ガナーザクウォーリア(ルナマリア機) ギラ・ズール ギラ・ズール(アンジェロ機) ザクウォーリア シナンジュ シャア・アズナブル シン・アスカ ジン ジ・O デスティニーガンダム デュエルガンダム ハンブラビ パプテマス・シロッコ パラス・アテネ フル・フロンタル プロヴィデンスガンダム ラウ・ル・クルーゼ
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特徴 基本情報 能力値 バーストタイプ コンビネーションバースト 習得スキル 台詞 登録タグ 特徴 生の感情丸出しで戦うなど、これでは人に品性を求めるなど絶望的だ。 常に世の中を動かしてきたのは、一握りの天才だ! 地球連邦の木製資源採掘船ジュピトリスの責任者。自身を「歴史の立会人」と称し、傍観者的立場を貫いていた。 強力なニュータイプ(以下NT)の資質を有し、事態を予見する洞察力や独自にMSを開発し推し進める知識を持った天才肌の軍人。またNT能力だけでなくパイロットとしても一流で、自らが開発したジ・Oでファンネルの軌道を予測し、撃破するほど。(*1) 本人は「世界を治めるのは女性」という理念を持ち、サラやレコアと言った女性を配下に置いている。(*2)一方で天才こそが世界を統括するにふさわしく、そして自分もまた天才であるといった発言が多い。 長くなるため詳細は省くが、その数々の言動から恐らく彼は自分の命令通りに動く女性を表に立たせ、当のシロッコは裏で暗躍する事で自身へ及ぶ被害を最小限に減らしていたのではないかという見方(*3)もできる。 初代ガンダム無双からのレギュラーキャラ。初代ではジュドー・ルーと3人で進んでいくのだが・・・ルーを口説こうと(*4)する・ドモン・東方不敗とやりあう・ジュドー達と協力する内に心がどんどん浄化されていくという、普段からは想像もつかない綺麗なシロッコに出会える。(*5)ついでに言うと武者ガンダムとの最終決戦では、武者のあがきに対して自身の最期を皮肉るような発言もしている。 ステータスはやや格闘寄り。途中まではFIGHTばかり高くなり使いづらい印象を覚えるが、Lv49,50になるとスキルに待望のスナイプとハードストライクの両方が出現するため、実は大器晩成タイプな天才。スナイプとハードストライクを両立させ、数少ないサイキック(SPゲージ自動回復)も覚えるのは大きなアドバンテージ。基本的にどの機体に乗せてもその天才ぶりを遺憾なく発揮してくれる。 また習得スキル数も30と主人公勢やシャアに並ぶほど。天才と自称するだけの事はある。 バーストタイプはレアなプレッシャー。スキルも良くステータスも格闘寄りのため、格闘タイプの機体と相性がよい。しかし自作の専用機ジ・Oは今作猛烈な弱体化を受けた。なぜなのか・・・ SPが強力な機体との相性は抜群で、バースト→適当に旋回→SPゲージ回収→SPのループがやたら強い。ダブルオーライザーのライザーソードループ、ターンエーの核投擲ループなどは特に強烈。愛機は残念ながら・・・ アルティメットモードではリボンズと協力するが内心は互いに警戒し合い、最後には壮絶なディスり合いで互いの袂を分かつという、一歩間違えればギャグのような展開まである。 基本情報 登場作品 機動戦士Zガンダム 声優 島田敏 主搭乗機体 ジ・O 能力値 能力値 Lv1 Lv50 FIGHT 88 190 SHOT 86 180 DEFENSE 80 175 バーストタイプ プレッシャー 近くにいる敵の体力をじわじわ減らす コンビネーションバースト 通常 ジ・O 宇宙 地上 習得スキル No. Lv スキル名 効果 1 1 パイロットセンス パイロットポイント獲得量が上昇する 2 1 カリスマ チームポイント獲得量が上昇する 3 41以下 ジャンク屋の目利き 戦闘終了後のお金獲得量が上昇する 6 41以下 ヘッドショット 一定確率でチャージ攻撃1の射撃によって、エース機以外の敵を一撃で撃墜できる 7 41以下 エースキラー 敵エースパイロットとの戦いを有利にする 8 1 テンプテーション 異性の敵エースパイロットとの戦いを有利にする 10 41以下 一機当千 エース機以外との戦いを有利にする 12 41以下 ノックダウン SP攻撃で確実に相手をパワーダウンさせる 14 41以下 小さな巨人 巨大な敵との戦いを有利にする 15 41以下 シャングリラ魂 モビルアーマーの部位を破壊しやすくなる 16 41以下 マグネティック・ハイ 格闘によるチャージ攻撃で周囲の敵を引き寄せる磁場を発生させる 17 41以下 インパルス 射撃によるチャージ攻撃で周囲を巻き込む電撃を発生させる 18 50 ハードストライク 格闘攻撃のヒット時、一定確率でボーナスダメージが追加される 19 49 スナイプ 射撃攻撃のヒット時、一定確率でボーナスダメージが追加される 20 43 エアマスター 空中での攻撃のダメージが上昇する 22 45 撃墜王 撃墜数の増加に伴い、攻撃力と防御力が上昇していく 23 41以下 見切り 一定確率で敵の攻撃を無効化する 24 1 パリィング ガード崩し攻撃を受けてもガードを崩されなくなる 25 41以下 スカイアイ ガードできない方向からの敵の攻撃もガードすることができる 26 41以下 サイコヒット 敵に攻撃をガードされてもダメージを与えることができる 28 42 サイキック SPゲージが徐々に増加する 32 41以下 ハイテンション SP攻撃のダメージが上昇する 33 41以下 集中 SPゲージがたまりやすくなる 34 41以下 共振 バーストゲージがたまりやすくなる 35 41以下 スピードスター ダッシュの移動速度が上昇する 36 47 空間認識能力 スラスターゲージの消費量が減少する 37 1 スペシャル スラスターゲージの回復量が上昇する 38 1 カスタマイズ アイテムの効果を増幅させる 39 41以下 覚悟 アイテムが全て強化アイテムになる 40 41以下 対話 仲間を救援した時の回復量が上昇する 以上全30スキル 台詞 [部分編集] 条件 台詞 キャラ選択時 私の使命は、重力に魂を引かれた人々を解放することだ 出撃 通常 世界の都合というものを洞察できない者は排除すべきだ! 私の戦いを見るがいい! 私が私を天才と呼ぶそのゆえんを貴様らに見せてやろう! 私は歴史の立会人に過ぎん・・・・・・だが、この戦闘は興味深い ジ・O ジ・O、出るぞ! ガンダム 私の知らない武器が内蔵されている・・・・・・わけはないな、ガンダム出る! 騎士ガンダム このパプテマス・シロッコ、あなたの御為なら・・・・・・とでも言えばいいか? 僚機・パートナー出撃 天才の戦い方、ご覧にいれよう 特定ミッション出撃 今は防衛に専念しろここぞというときだけ出ればいい 混戦になるだろうがその隙に乗じて救出してみせよう 出撃(総大将) 君は世界を手に入れるかもしれんもっとも私を倒すことができたらの話だがな 途中出撃 味方機と合流 常に世の中を動かしてきたのは一握りの天才・・・・・・そう、私と君のような天才だよ 救援 敵エース機遭遇(総大将) 私の手で引導を渡してやろう 敵エース機遭遇返し 男性 男の嫉妬は見苦しいぞ 女性 貴様ごときが勝てると思っているのか? 年少パイロットアムロ{1st}キラ{SEED}アスラン{SEED}カガリ{SEED}ディアッカ{SEED}イザーク{SEED}ララァフレイ?ファリィナオードリーハサウェイ 賢しいだけの子供が何を言う! データ要求 接近敵200機を撃墜を見る 新しいモビルスーツのためにデータが必要でな……手伝ってほしいなまずは敵の撃墜を見たい 敵200機の撃墜に成功敵エース機との戦闘を見る ふむ、まずまずだな次はあのモビルスーツと戦ってほしい 敵エース機の撃墜に成功要求クリア! 戦場に出現! データは十分だが……君はいい腕をしているもう少し、そばで見てほしい、いいね? フィールド制圧 このフィールドは我々が接収した エース機撃墜or100機撃墜 通常 私にあの敵を討たせたいのならここはすべて任せてもらいたい 私から逃げられるとでも? 私は、私がいなければ時代は変わらないと感じているに過ぎない これが天才の戦い方というものだよ! モビルスーツというものはこう扱うのだよ ジ・O そんなモビルスーツでこのジ・Oと対等に戦えると思っているのか ファンネル搭載のMS ふふふ、ファンネルを使ってしまっては手応えがないか フィールド制圧賞賛 エース機撃墜or100機撃墜賞賛 通常 君はいい素質を持っているようだ 私は、君という人間が好きだ 時の運に乗ればこのくらいはな 戦場の空気の変化を理解しているようだなその君の感じ方は、素敵だ いい腕だ、私が見込んだだけはある その力、私のために役立ててくれると嬉しい エマレコア 大人には大人の男が似合うものだ君の野望を叶えられる男は私だけだよ サラ サラ、君の成長楽しみにしているよ フィールド陥落 生の感情丸出しで戦うなど、これでは人に品性を求めるなど絶望的だ 敵がエース機or100機撃墜 決められた役割を演ずるというのは、難しいものだな 私も、世俗での生き方を忘れているようだ 1000機撃墜 ふ・・・・・・世界を掌握するのも、悪くない 1000機撃墜賞賛 私は君を、他のパイロットとは同じに扱わんよ C攻撃 通常 ふんっ! ふははははは……!! ファンネル攻撃 ファンネル! 沈め、サイコヒット! SP,JSP攻撃 逃げられはせん! いい気になるな! JSP攻撃 墜ちろっ! 蚊トンボ!! SP2攻撃 死にに来たか! いい気になるな! バースト発動 ふっははははっ!! はははははっ・・・・・・! サイキックだ!! いくぞ! コンビネーションバースト メイン 事態は見えてきた! 行くぞ! パートナー 勝てると思うな! コンビネーションバースト特殊掛け合い サラ サラ、君ならできる……!(シロッコ)はい、パプテマス様のために!(サラ) レコア 私は、あなたに賭けたのです……(レコア)やはり世界は女性が導くべきだ!(シロッコ) エママリューナタルタリア? (各種汎用セリフ)やはり世界は女性が導くべきだ!(シロッコ) 年少パイロットアムロ{1st}キラ{SEED}アスラン{SEED}ラクス{SEED}カガリ{SEED}ディアッカ{SEED}イザーク{SEED}フレイ?ファリィナオードリーティファ (各種汎用セリフ)ふっ、子供が私に合わせるか……(シロッコ) ララァ 行きます! 援護を!(ララァ)ふっ、子供が私に合わせるか……(シロッコ) ハサウェイ 突っ込むしかない……!(ハサウェイ)ふっ、子供が私に合わせるか……(シロッコ) ロラン ふっふっふっ、君は私が導こう……!(シロッコ)僕に……力、あるんでしょうか……?(ロラン) シャア{CCA}フロンタル (各種汎用セリフ)ふっ、いい道化だな……!(シロッコ) シーブック 事態は見えてきた! 行くぞ!(シロッコ)力のようなものを感じる……!!(シーブック) リボンズ 事態は見えてきた! 行くぞ!(シロッコ)人間風情が天才ねぇ……??(リボンズ) 鍔迫り合い 小賢しいことを! Aフィールド攻撃開始 何をしている、後方の部隊は防衛に回れ 受け身 その程度っ! パワーダウン 動け! なぜ動かん!? 苦戦 撃墜の危機 撃墜 私・・・・・・だけが・・・・・・! 撤退 私だけが、死ぬわけがない・・・・・・ 戦闘に勝利! ふ・・・・・・子供のような軍相手ではつまらんな 戦いしか知らぬ俗人どもに私の崇高な志は理解できないのだよ 特定ミッションクリア 行かせてやれあんな蝿ごときに、振り回されることはない ミッション失敗 トレーニング上級訓練 準備はいいな?遅れる者は置いて行く! 登録タグ NT インパルス エアマスター エースキラー カスタマイズ カリスマ サイキック サイコヒット シャングリラ魂 ジャンク屋の目利き ジ・O スカイアイ スナイプ スピードスター スペシャル テンプテーション トレーニング ノックダウン ハイテンション ハードストライク パイロットセンス パプテマス・シロッコ パリィング プレッシャー ヘッドショット マグネティック・ハイ 一機当千 共振 対話 小さな巨人 島田敏 撃墜王 機動戦士Zガンダム 空間認識能力 見切り 覚悟 集中
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―――ウルトラマン。 赤の代わりにドス黒く、捻じれた紋様を体に刻まれたウルトラマンだった。 試作型のゼスト。 実験段階で、以前のゼストを模して作られた、できそこないのゼスト。 数多の打ち捨てられたユーゼスの妄執だけが容となったもの。 ウルトラマンを超えるウルトラマン、帰ってきたゼスト。 第252話 命あるもの、命なきもの 偽神 ゼスト・ザ・リターン 登場 ◆ ◆ ◆ 「LUA■DYEWT■■―――!」 人にあらざる言葉でゼストが咆哮する。 モニターには、それを無理に人語に翻訳した結果できたでたらめな言葉の羅列が表示される。 それもところどころ認識されず、黒く塗りつぶされていた。会話など、できそうにもない。 「―――速いッ!?」 軽く500mは離れていた距離を、残像だけを残しゼストがつめる。 背中の黒い羽が可変翼のように自在に動き回り、加速力を高める。まるで悪魔の翼だった。 組んだ両腕がギリギリで間に合う。そこに、ゼストの正拳が撃ち込まれた。 「しかも―――重い!」 不死鳥相手も一歩も引かなかったソウルゲインが後ろにたたらを踏む。 両腕を組んだためできた死角をかいくぐり、ショートフックがソウルゲインに叩きこまれる。 セオリー通りともいえるが、正確にインパクトの瞬間に拳をひねり、ダメージを倍増させるゼスト。 当たった瞬間、金属をこすれあわせるような不快な音が、ソウルゲインの集音マイクから聞こえてきた。 体が倒れるよりも早く、足を踏み出し軸とする。地面を蹴るようにアッパーカット。 ブレードの部分も合わせて、かなりの射程を持つこの一撃を、背面ぞりでカオスロイドはかわすと、 そのまま両足を空に浮かせ、逆にソウルゲインの顎に1発喰らわせて見せた。 後ろに一回転すると同時に、地面に着く衝撃を、足のバネを使い前へ跳躍する力にソウルゲインは変える。 だがゼストも、縦回転蹴りの勢いをまったく同じ方法で前進する力に変える。 お互いの額がぶつかり、腕が組み合わされ、正面から力比べとなった。 「く……おおおッ!」 「■AAZYI■WWAER――!」 旺盛な修羅の生体エネルギーを吸い、フルポテンシャルを発揮するソウルゲインが、あろうことか押し負けていた。 組み合わされたソウルゲインの手には、ひびが入り始めている。 無理に手を返すと、磁石同士が反発するように距離をとる。すかさず、拳の雨が繰り出された。 腰を低くし、重心を下げていたゼストは、背杉を伸ばし、高速回転。 回転の力でそのラッシュを左右にそらし―――さらに紫の輪が帯のように体からにじみ出る。 それでも連打を続行していたソウルゲインの腕に光がぶつかると、それは拘束具へと変貌。 腕をつたってソウルゲインの体へと巻きついてきた。さらに収縮し、ソウルゲインをがんじがらめにする。 黒光のリングが、ソウルゲインに身動きを許さない。それを見届けて初めて回転を停止するゼスト。 もがくソウルゲインを、逆に暴れれば暴れるほどリングは、ソウルゲインを締め上げる。 ゼストが後ろに手をゆっくりと引く。 その腕が、光の粒子にほどけていく。そして、先ほどグルンガストとアンジェルグを引き裂いた輪へ。 腕全体を一本の刃へと変換する、ウルトラスラッシュ。 それはオリジナルの八つ裂き光輪や、3人目のウルトラスラッシュのように手のひらサイズではない。 断頭台のギロチンのように巨大なそれが、もう一度放たれようとしている。 (―――ジュデッカより強い!) ソウルゲインを尻目に、腕を鋭く尖らせていくゼスト。それは徐々に弧を描くように曲がり、円を作る。 はやり金属音を打ち鳴らし、地面を奔るウルトラスラッシュが――― 空を切った。 黄色い光がソウルゲインにあたり、ウルトラスラッシュの進路からはじき出した。 「まさかとは思ったが……こんなものまであるとはな。神になるというのはあながち嘘ではないようだな」 紅茶を飲み下し、男が呟いた。もうこのアクションで誰かわかる。 シロッコである。 乗っているのは、エステバリスカスタムにではない。なんと、ジ・Oに乗っていた。 「まだ設計すら終わっていない段階のこれがすでに完成品として存在する。なるほど、時空を超える証明だな」 ジ・Oのビームサーベルが、・キャッチリングを溶かす。 どうやら、内から外れずとも、外からなら外すことは可能のようだ。 実はこの男、最初の段階……ミオが人質に取られた段階で、すでにエステバリスカスタムのコクピットにいなかった。 こっそり倒れこんだ隙に脱出し、乗り換える機体をラミアがフォルカに気を向けていた間に物色していたのだった。 そして、比較的多かったMSの中で、ジ・Oを発見し、乗り込んだというわけだ。 ちなみに…… 「ちょっとシロッコさん、私も機体を選ばなきゃ……」 「今出て行っては吹き飛ばされるだけだろうが、かまわんかね? それに奥に換装用のパーツもあった。工具型のマシンがやってもらってきたほうがいい、今のままでは足手まといだ」 突き放すようにシロッコが言い放つ。 ミオは、シロッコの乗っていたエステバリスのコクピットにいた。グルンガストもアンジェルグも、コクピットは胸にある。 つまり、誘爆さえしなければ、腰をぶった切られようがパイロットはなんでもない。流石は特機ということだ。 もっとも、これがまともなマシンのエネルギー攻撃なら爆破して臨終だろう。 フォトンをぶつける、ウルトラ一族特有の力をゼストも持っていたからこそ助かった。 きれい過ぎる切断面。何の抵抗もなく2機を切り裂いたが、切れすぎるためきった周囲を傷つけることはなかった。 シロッコはジ・Oを手に入れたが、ミオはすぐに操縦方法の分かるロボットが見つからなかった。 なにしろ、あまり量産期やらバリエーションの面で劣るあの世界のマシンは、ここには用意されていなかったのだ。 だから、とりあえず側のマシンのコクピットに押し込んで……という調子だ。マシン同士の戦いの最中、生身というのは危険極まりない。 ラミアも、実はジ・Oの影になる場所にさっきまでいた。 フォルカとの会話の調子から、引き込むことはできると思ったのも半分、シロッコの嗜好の問題からも半分。 そういった理由でミオのついでに助けたわけだ。 この男の快進撃はさらに続く。 やたら捨て鉢なラミアの態度(もっともこれはラミアの心理状況のせいであり、見当ハズレだが)から、なにかあると推測し、 ジ・Oに乗るついでに端末からヘルモーズにアクセス。自爆があることまで掘り当てて見せた。 とにかく、この男はもっともおいしいところをかっさらっていた。 「フォルカ・アルバーグ、と呼べばいいかな? とにかくこの戦艦は残念ながらあと10分少々で爆発するようだ」 「何……!?」 「残念だが、事実だ。急いで脱出せねばならん。だがそのためには………」 ゼストの、いったいどれだけマッハを超えているか分からぬ飛行能力を生かした飛び蹴り。2機とも、バーニアを吹かせそれをよける。 「……あれを倒さねばならん……お互い素性を説明する時間もないが、協力してくれるな?」 「分かった、後ろは任せる!」 フォルカも、時間を惜しみ即答。 シロッコと、フォルカ。 奇妙な共同戦線がここに張られた。 ◆ ◆ ◆ 私は……どうすればいいだろう? なにも守るものなく、生身のままラミアは目の前の戦いを眺めていた。 あれが、ゼストの試作型。……ユーゼスさまの最終目標、そのできそこないの人形。 ゼストは、自爆に巻き込まれれば自分も滅びるというのに、何の迷いもなく戦っている。 その神にもなれる力を、ただ単一の目的のために暴力的に振るうことを許されている。 迷いもしない。悩みもしない。目の前のものを抹消する……完璧な戦闘人形。 あれが、私の目指したものだったのか? ジ・Oとソウルゲイン、2体の軌道兵器を前に互角以上の戦いを繰り広げる黒い神。 いったん開放すれば、破壊しつくすまで止まらないため封印された。 意志を持たぬ力、それはユーゼスが最も忌み嫌ったであった。それをラミアは知らない。 だからこそ、意思を持たぬことはユーゼスに使える時では美徳と思っていた。 ヘルモーズへのダメージを気にすることなく、加速していく黒と黄と青の閃光。 ゼストに、機神拳が叩き込まれる。しかし痛みを感じることなくゼストは応戦する。 当然だ、 い た い と認識する心すらゼストにはないのだから。 あれが、私の目指したものだったのか? ゼストに自分を重ねようとして……どうしてもそれができなかった。 自分の鏡写しのそれは、酷く醜かった。 やはり、顔をそむけてしまう。 それどころか、ラミアは自分がああなることを「いやだな」と思ってしまった。 何も疑わず、なにも選ぶこともせず、なにも感じずに生きて行ける世界。 それは、きっと楽園だろう。 だけど、一度知恵の実を口にした人間は、もう二度と楽園に変えることはできなかった。 いや、きっとそれは違う。 知恵の実を食べたからこそ、人間は人間になれたのだ。 人形のような生を否定し、荒野を歩き傷つくことを選択した。 そう、選択したのだ。誰からか強要されたのではなく、自分の意思で自分の自由を。 「―――自分の意思で選べ、か」 大きな衝撃で、格納庫の瓦礫が右へ左へと動く。それは、天井からも降り注いだ。 ラミアの上に、落ちてくる鉄塊。ラミアはそれを見つめて、これで終わるのか、と漠然と思い目を瞑った。 その時、一体の無事だったマシンが倒れ、彼女を守るようにそれを阻んだ。 いつまでたっても落ちぬ飛礫に、ゆっくりと眼を開ける。 そして自分を守ったものを見上げ、ラミアは目を見開いた。 今から楽園を捨て、荒野を歩こうとする『人間』を、楽園の使いである天使が守った。 先ほどまで、人形であろうとした自分の乗っていたものが、自分を守ったのだ。 穢れを知らぬ純白も、黒くくすんでいた。荘厳だった天使を模した神像だったころの見る影もなかった。 ―――神の卵より生まれし雛鳥だ 最初に乗る際、ユーゼスが言った(・・・・・・・・)言葉だ。 「そうか……お前もまだ生まれてなかったのだな」 そっと手伸ばし、手でくすみを払う。もっとも、大きすぎる体の前に、その行為にまったく意味はない。 単純に、感傷だ。人間のみが取りうる、意味のない『遊び』という概念に当たる行動。 不意に、神像から一条の光が放たれた。 最初の時と違う感情を抱き、最初の時のように腕を広げて光を迎え入れる。 ここからだ。ここからもう一度始めるのだ。そうだろう? 自分なりに、自分を探してみよう。そのためには、もう一度ユーゼスに合わなければ始まらない。 「謳おう―――ラーゼフォン!」 歌を歌う。生を謳う。 羊水に広がっていく細波。ゆっくりとラミアが眼を開く。 ラーゼフォンの真の眼が即座に解放された。どこからか流れ出す聖歌。 今までの死を運ぶ陰気な歌ではない。命の輝く様をありったけの方法で表現した生命讃歌。 「歌……?」 フォルカと、シロッコは、この戦場に流れる歌を耳にして、動きを止めた。 ゼストは、動きを止めない。心がないから戦場に歌が響くおかしさが分からない。 「受けろ、幻影の印を……!」 ラーゼフォンの光の剣が、ゼストに振り下ろされる。 そのまま、右斜め上に。次いで横に。今度は左下に。フィニッシュに、右上方に切り上げる。 「ミラージュ・サイン!」 機体の軌跡が、五芒星を描くのではない。剣の軌跡が、相手の体に五芒星を刻み込む。 最後に、すれ違い様に胸に剣を付き立てた。 紛うことなき、『A』の世界……彼女がもといた世界のアンジェルグに設定されていた本当のミラージュサインのモーション。 だが、ゼストの肉体に傷を付けることはかなわない。盛大に吹き飛びはしたが、外見上なんの変化もなかった。 ゼストが、またも高速回転。リングが、今度はラーゼフォンに。 しかし、当たる直前に音障壁が展開される。波動をあやつり物質を共鳴させる能力が、自由の拘束を一時阻んだ。 その一時の間に、環からラーゼフォンは脱出する。 天に掲げる腕から光が迸り、それは輝く弓を形作る。逆の手には光の矢が生まれる。 それらを一つに合わせ、一気に引き絞った。もちろん呼ぶ名は―― 「標準セット……イリュージョン・アロー!」 ――彼女の愛機のそれだ。 ゼストはそれが直撃することを平然と許し、真っ直ぐにラーゼフォンへ。 矢から、盾に。赤い盾が、ゼストのカカト落としを受け止める。ビッグオーの渾身の鉄拳より重かった。 だが、中身がない。破壊衝動はあっても、心の重心を定め相手を打ち倒そうという覇気がない。 イングラム・プリスケンのほうが、よっぽど強い。 腕が軋む。足裏が虚空を踏みしめ、体が沈んだ。更に槍のように真っ直ぐ捻り込まれる拳。 だが、ラミアからすればかわすのはたやすい。ユーゼスから、幾億の世界から集めた戦闘モーションを最適化して作るその動き。 それはラミアもそれは持っているのだ。だからこそ、分かる。 愚直なまでに、一片の揺らぎもないプログラミングの攻撃。そこからまったく変化や緩急がない。 誰かの繰り糸に従うままの戦闘人形。 ラミアが意図的に、大振りにラーゼフォンの腕とそこから伸びる光の剣を振るう。ゼストが姿勢を低くしたため、頭上を通り過ぎる。 それはゼストへの攻撃ではなく、その頭上にたれる糸を断ち切るような動きだった。 伸ばしきった腕が、体を前に倒し、バランスが崩れた。その状態においてAIから選ばれる最適の行動をゼストは実行。 すかさず足元をすくう屈み蹴り。 相手の動きを考え、それがくると予見し、自分の判断に従って、ラミアは事前にステップを踏むように飛翔。 蹴りは届くことはなかった。ラーゼフォンの腕からあふれる光が、ゼストを焼く。 相手がこちらの行動パターンを認識しているともゼストは考えない。 だから、それに合わせて戦い方を変えようとも思わない。当然だ、ゼストにはそう認識する心がないのだから。 ラミアは、正確に相手の定まった動きを認識し、自分独自の動きを加え、戦い方を微細に変える。 横槍から、腰を軸に振りぬかれる拳がゼストを追撃した。 ソウルゲインの機神拳がゼストの腹に拳のあざを作った。初めてゼストにダメージらしきものが見える。 ダメージがあっても痛みがないため、動きが鈍ることはない。相変わらず機敏な動きを、ジ・Oのビームライフルが妨害した。 仲間と信じて疑わぬように、2機ともラーゼフォンに動きを合わせてゼストを攻め立てる。 ゼストが、初めて後退して距離をとる。 腕を胸の前で組むと、そこから波紋のようにウルトラ念力が攪拌しながら撒き散らされた。 「こちらの後ろに下がれ!」 ラミアが、前に立つシロッコとフォルカに呼びかけた。 2人とも、その言葉の意味にある二重の意味を即座に理解した。 彼女が今仲間であること、そして何より自分たちの信じて賭けた可能性は、間違っていなかったと。 ソウルゲインと、ジ・Oが、ラーゼフォンの側にすっくと立った。昔から気心知れた戦友のように。 それを守るように同じく波紋を広げ、音障壁を展開。ウルトラ念力と音障壁がぶつかり合い、相殺されていく。 動くたびに金属音を鳴らすゼスト。それを退ける完全調和〈パーフェクトハーモニー〉。 ゼストの体から放たれる熱量が、増大した。 メキメキと音を立て、体の細部が太く、長く変化していく。 ウルトラマンに近かった姿が、元来あったゼストにより近くなる。 「……これからが本番ということか」 残り時間はあと、8分。最後の攻防が、始まった。 桁外れの光波が、うねり狂う。 ゼストの体を、衣のように包み込んだ。 上半身をねじる。腕をねじる。 人型の限界まで全身のバネをねじりあげ、3機までの数百mあるにもかかわらず、ゼストが、その場で拳を繰り出した。 低く、サイドスローの投球の要領で、光波が天井に投げつけられる。 最も硬い、ズフィルートクリスタルでできた結晶隔壁が、36枚すべて貫通し、電灯の光を反射しながら膨大な水晶が降り注ぐ――! 「何だと!?」 フォルカの、驚嘆の声。いくらソウルゲインでもこれほどの現象を、単純な腕力で起こすことはできない。 常軌を逸したパワーだった。 機械でも、まして生物では絶対に再現できない剛力。神にのみ、許された力。 受ければ、圧殺確定の量が、隙間なく落ちる。 にも関わらず、その状態を前に一瞬硬直したラーゼフォンへとゼストが転移する。 速すぎて、コマ落ちした映画か何かのように、一瞬で掻き消え、そしてまた現れる。 本能的な恐怖で、音障壁と、盾を限界の出力で張った直後。 光が、目の前で瞬いた。強烈な速力で伸びる腕が、空気と擦れあい、摩擦で熱だけでなく光まで放った。 光の巨人の拳が、盾に当たる。音障壁は、風船がはじけるような音と共に爆ぜ、盾は鏡のように散った。 神の力を前に、内部の無数の歯車やワイヤが振動し、デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)の腕が震えた。 ラーゼフォンの姿勢制御をすべて放棄。結果、その状態を維持しようという反発をゼロに変え、後ろのラーゼフォンは回転しながら落ちる。 もし、まともに踏ん張って受けていれば、腕だけでなく胸まで貫かれていただろう。そうなればひとたまりもない。 そう確信できるほどの圧倒的な衝撃が伝わってくる。 ラーゼフォンを、先に離脱していたソウルゲインが何とか受け止めた。 そして、時は動き出す。一瞬の攻防ゆえに、落ちてこなかった水晶が、ゼストに降り注いだ。 小山より大きく積もったそれに、ゼストが埋まる。無数の青白い稲妻が、水晶の隙間から空中へ走った。 ゼストは、無傷。黒い翼を広げ、腕を組み光波をまとい空から彼らを眺めている。 「クッ!」 ジ・Oの大口径ビームライフル。牽制にすらなりはしない。片手をかざし、それを平然と受け止める。焦げ一つない。 全身を包んでいた光が、小さな塊になって収束していく。その数、500以上。蛍の光に近いそれが、引き伸ばされて槍に変わる。 今度は、ソウルゲインが前に出る。フォルカ以外に、アレを打ち落とせるものはいない。 指を2,3回振り、握る。まず、40本。フォルカは、後ろにそらすことなく正確に打ち落とす。 80本。これもフォルカは打ち落とした。だが、槍の一本一本があまりにも重い。ソウルゲインの手の動きが、鈍っていく。 160本。 「うおおぉおオォォオオッ!!」 機神拳のラッシュ、ラッシュ、ラッシュ。息を告ぐ暇なく拳が解けぬように力を込める。 一本打ち落とすのに、50発。最低でもそれほどこめなければ、そらすことも難しい。そして一本でもこちらに届けば致命傷になる。 最後、320本。 「どけッ!」 ひびが入った拳が、ほぼ限界。そこで膝を突きかけたソウルゲインの前にラーゼフォンが割り込んだ。 ラーゼフォンが、禁断の歌を、歌う。その波紋で、ほんの15度ばかり進路をそらされた光の槍は、3機の周囲を円を描くように着弾。 機体と着弾点は、腕一本分程度しか開いていない。あと少し遅れたり、出力が足らなければ、容赦なく自分たちに到達していただろう。 ラーゼフォンの指先が、光を宿す。あふれる光が剣の形に収斂された。 だが、光の神の操る光に比べれば、微々たる物だ。 距離を詰めなければ、大火力の爆撃で確実に押し切られるとラミアは判断した。 神を見上げ、天使が舞う。ジ・Oが、効かないと分かりながらも眼くらましにビームライフルを連射。 人間の作った機械にまったく目を向けない。だというのに、完璧にラーゼフォンとジ・Oの攻撃を防いでいる。 当たったとして損害は軽微にもかかわらず、一発たりとも当たることを許さない。 灰キックが近くにいたラーゼフォンに叩き込まれ、金属隔壁にラーゼフォンがめり込んだ。 ゼストはまた前で腕を組む。ウルトラ念力の構えだ。 先ほどまでとは段違いに強力な、頭が割れるほどの禍々しさ。 振りかざされる、鉄槌。 彼らの視界を閃光が染めた。全身が産毛立ち、圧力と痛みとなって押し寄せる。 質量を持つに至った念力が、機体を透過し叩きつけられた。 「あぐッ……ぅ……」 振動する衝撃波が耳朶を叩き、音を受容しない。 ゼストの瞳が、彼らを睥睨してニヤリと笑った気がした。 しかし、それはありえない。ゼストには、感情を持つという心がないのだから。 ゼストは、鏡。巨大な壁として立ちふさがり、見るものの心理状況を跳ね返す。人間だけが持つ、想像力が恐怖の幻影を作り出す。 勝てる気が、まったくしない。絶望の化身……いや神か。 その心理が、そのようにゼストを認識させる。それほどの戦力の差だった。 湖畔に立つように、ゼストが着地。更に腕を振り上げ、刃を作ろうとする。大きすぎる力が、天井を貫く。 ラーゼフォンを、どうにか起こす。 ようやく立ち直りかけた鼓膜を、轟音がつんざいた。 銃声。 ゼストの体が僅かに傾いた。再び、銃声。今度ははっきりと体が傾いた。 「……グランゾン並とはまた驚かされた。これはいったいどれだけ未来の、私の世界の兵器だ?」 ジ・Oが、両手で巨大なランチャーを抱えていた。側には、ヒュッケバインが転がっている。緑色の009タイプだ。 ……なるほど、ヒュッケバインはガンダム――つまりは宇宙世紀の兵器にも見えなくもない。 グランビトン・ランチャーをさらにゼストにシロッコは打ち込んだ。 ブラックホールキャノンと違い、グラビトンランチャーは出力機関を内部に搭載している。ジ・Oにも扱うことはできた。 それでも不意打ちで驚かす程度だったためか、体を立て直そうとするゼスト。 「ええい……ユーゼスの科学力はバケモノか!? 足止めしている間にそちらで手をうて!」 ラーゼフォンの横を、ソウルゲインが通り過ぎる。 重力芯の中、動きを鈍らせているこの瞬間なら、全力で近接戦闘を仕掛けられる。 「これなら……行けッ!」 狙うは、変身前のゼストに残っていたあざの場所。 ソウルゲインの拳が砕けるのが早いか、ゼストが砕けるのが早いかの勝負。 最初は、ソウルゲインの破片のみが撒き散らされていた。だが回数を増すごとに、少しずつ銀色の粉が混ざっていく。 ピシィ―――! ついに、大きく横に走る黒い筋。血こそ非生物なので流れないが、それは間違いなく裂傷だ。 重力の中、耐えかねたように膝を突くゼスト。ついに、ゼストがひるみを見せる。 しかし、それもすぐに収まり、反撃を仕掛けてくるだろう。 即座に、次の一手を任せるためにソウルゲインが離脱する。 「謳えラーゼフォン! お前の禁じられた歌を!」 何処からともなく聞こえるかすかな響きが、大きくなっていく。 護る歌から戦いの歌へ。声の質が移ろっていく。 ラーゼフォンが歌う。ラーゼフォンのみに歌うことの許された、調律の歌を。 3体に増えた外敵をまとめて消滅させるため、ゼストは躊躇なく切り札を切った。 それを使えば、エネルギー消費で自分の存在が危なくなるとか、そんなことは考えない。考える心がない。 カオス・ウルトラスラッシュと違い、両腕が発光する。形だけを真似られたカラータイマーから、両腕に力が流れていく。 黒い神の、究極の力………ゼストファイナルビーム。 「GR■EEZZZUI■OWW■!!」 ゆっくりと腕を交差させ、前に突き出す。漏れ出す力が、コントロールを失い暴れるが、それを強引にまとめあげる。 あるべきでない力を、暴れる力を一つにすることで、強烈な不協和音が、ゼストのいた場所から放たれる。 次の瞬間、収束と拡散を繰り返し切れ切れの光が巨大な柱となりラーゼフォン達に直進する! 『ラァァァァ―――――――――――――――――!!』 旋律が、カタチある歌となりラーゼフォンから放たれる。 今までのラミアでは引き出せなかった力をラーゼフォンは汲み上げた。 グランゾンの時のように、拮抗状態が作り出される。神の炎と天使の歌。押し合い、中心をゆがめていく。 だが、あの時のようにはならない。 なぜなら、今は共にある人間がいるのだから。 何も言っていないにも関わらず、重ね合わせるように闘気が歌に混ざっていく。 ソウルゲインの手から、青龍鱗に混じって放出される力で、より荒々しく、より激しい歌に変化する。 戦いしか知らぬ修羅の奏でる歌が、完璧の調和が作り出す。 一気に膨れ上がる凄まじい反動に吹き飛ばされないように、後ろからジ・Oが2機を支えた。 隠し腕が展開されライフルを掴む。ジ・Oのビームライフルをゼストのカラータイマーを打ち抜いた。 ほとんどダメージにならないそれは、ゼストの放つ力に間隙を作る。 極限の虚無の力を押し返していく。 重力に引き込まれるように、後ろの壁が落ち窪み、陥没していた。 すり鉢状にえぐれていく壁とラーゼフォンたちの間に立つゼストは、吹き飛ばされまいと足を踏ん張っていた。 だが、徐々にめくれ上がるように体がのけぞっていく。 光すら捻じ曲げるほどの『破壊』。 歌が一気に押し切った。 「UUUUUUU■■Lt―――」 逆に、ゼストが光に飲み込まれていく。光を拒否する神の断末魔が、最後に格納庫へ木霊した。 ヘルモーズを完全に貫通し、青空の向こうまで光が伸びていく中、解け崩れていくゼスト。 そして―――爆発。 「終わったの……?」 奥からブラックサレナが姿を見せる。ミオは呟いた。 どうやらカーペンターズによる装着は、成功しているようだ。 あとは、IFS――イメージ伝達系の操作システム。いったん起動させれば十分ミオにも動かせた。 それにラミアが答える。 「終わったさ。……ひとまずはな」 シロッコが、時間を確認する。 「あと、5分弱。どうにか間に合ったか。……残念だが、話している暇はない。下でまた合流しよう」 シロッコが、安堵の空気を漂わせる全員に言った。やはり指導者というのだろうか、その姿は実に似合っている。 「……ああ、そうだな」 流石に修羅王にもこのときばかりは弛緩があった。 先ほどの戦闘で壁面は穴だらけだ。すっかり荒れ果て、瓦礫の山となっている上を、4機が飛ぶ。 あとは、脱出するだけ。 フォルカが、まず飛び降りた。ソウルゲインはジ・Oをぶら下げている。 何しろ、ジ・Oだけは単独で飛行ができない。この高さから落下すれば死あるのみだ。 「……落とさないように頼む」 「分かっている」 簡単なやり取りをしながら、落ちていく2機を、ラミアは見ていた。 「んー? どしたの、ラミアちゃん」 ラミアちゃん、という言葉に眉をひそめながら、ラミアは初めて自分の心情を吐露した。 「結局、自分のやったことは背信行為だ。自分のやったことは……正しかったのか? これでよかったのか?」 息を吐きながら、ラミアが言った。ミオは頬を指で書きながら、苦笑いで答えた。 「それは、私にもわかんない。けどね……」 指をびっと立てて、笑ったままミオは、 「自分が正しいことをしてるって、わかってやってる人なんてだれもいないよ。 だから失敗して頭えたりすることもある。あの時こうしてれば、って思うことだってあるよ。 でも、私たちは頑張って動かなきゃいけない。だって、私らは生きてるだから」 生きてるんだから、というところには強いアクセントがあった。 マシュマーたちの魂と触れ合ったからこそ、言える言葉だった。死んだ人たちだって、あれだけ頑張っている。 生きてる自分たちが、サボってる暇なんてない。 おそらく、そういうものだろうと、今のラミアは理解できた。 ポンポンと、ブラックサレナがラーゼフォンの肩を叩く。 「………そういうものなのか?」 「そういうもの」 うんうんと頷くミオ。あと時間は、2分もないが、脱出するには十分すぎる時間だ。 最後に落下していく白と黒。 ついに、戦艦が轟音と共に燃え落ちる。 ――戦いは、新たな局面へ。 【ミオ・サスガ 搭乗機体:ブラックサレナ(劇場版機動戦艦ナデシコ) パイロット状況:悲しみ。強い決意。首輪なし。 機体状況:ほぼ良好。中のエステバリスカスタムのモーターが磨り減っているため、なにか影響があるかも 現在位置:E-5 第一行動方針:とりあえずおりて合流 第二行動方針:対主催のために動く(クォヴレー説得・空間操作装置破壊など) 第三行動方針:戦力を結集する 最終行動方針:ユーゼスの打倒 備考:ヴィンデルから自分がDGに取り込まれた後の一連のあらましを聞きました。 ディス・アストラナガンの意思(らしきもの?)を、ある程度知覚できます イングラムが知覚したことを、ミオもある程度知覚できる(霊魂特有の感覚など) シロッコとの情報交換メモを所持 クォヴレーがシロッコを目の敵にしていると認識 ラミアに関する情報をシロッコから入手(ヴィンデルの言葉と合わせて疑念) マサキの危険性を認識、また生存を確認。マイも警戒 ディス・レヴを通じて、ヴィンデルの死を薄々感じています】 【ラミア・ラヴレス 搭乗機体:ラーゼフォン(ラーゼフォン) パイロット状態:良好 機体状態:EN 2/3ほど消費、装甲表面にひび。 現在位置:E-5 第1行動方針:ユーゼスと会ってみる 最終行動方針:自分の確立】 【フォルカ・アルバーク 搭乗機体:ソウルゲイン(バンプレストオリジナル) パイロット状況:完治 、全快、首輪なし 機体状況: 損傷(小) ソウルゲインで再生中 EN1/2ほど消費 現在位置:E-5 第一行動方針:ユーゼスと会う 最終行動方針:殺し合いを止める 備考1:フォルカは念動力を会得しました。 備考2:ゾフィーの力により機体の神化が可能となりました 備考3:ユーゼスの目的を知りました】 【パプテマス・シロッコ 搭乗機体:ジ・O (機動戦士Zガンダム) パイロット状況:軽度の打ち身(行動に支障はなし) 機体状況:良好 グラビトンランチャー所持。ビームライフルをいくつか所持。もしかしたら他にもガメてるかも。 現在位置: E-5 第1行動方針:脱出を目指す。 最終行動方針:主催者の持つ力を得る。 補足行動方針:十分な時間と余裕が取れた時、最高級紅茶を試したい(ただしもう気は緩めない)。 備考: ラミアを完全に彼は信用していません。マサキ危険視。 リュウセイのメモを入手。反逆の牙共通思考の情報を知っています。 ユウキ・ジェグナン厳選最高級紅茶葉(1回分)を所持】 前回 第252話「命あるもの、命なきもの」 次回 第251話「闘鬼が呼んだか、蛇神が呼んだか」 投下順 第253話「冥宮のプリズナー」 第253話「冥宮のプリズナー」 時系列順 第255話「辿り着けばすでにそこは終わりの始まり」 前回 登場人物追跡 次回 第251話「闘鬼が呼んだか、蛇神が呼んだか」 イキマ 第255話「辿り着けばすでにそこは終わりの始まり」 第251話「闘鬼が呼んだか、蛇神が呼んだか」 ミオ・サスガ 第254話「それぞれの『意思』」 第250話「糸の切れた人形」 ラミア・ラヴレス 第254話「それぞれの『意思』」 第248話「限りある永遠の中で」 フォルカ・アルバーグ 第254話「それぞれの『意思』」 第251話「闘鬼が呼んだか、蛇神が呼んだか」 パプテマス・シロッコ 第254話「それぞれの『意思』」 第248話「限りある永遠の中で」 ユーゼス・ゴッツォ 第253話「冥宮のプリズナー」