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先ず、サーバリックスが不妊ワクチンだと公言している人達がいますが、不妊を引き起こす成分は一切含まれていません。確かに避妊ワクチンというワクチンは存在します。避妊ワクチンの仕組みは「精子または卵子を構成する特殊なたんぱく質」を体内に入れ、このたんぱく質を体内防御反応(免疫応答)で攻撃させて、抗体を体内に生成させます。しかし、サーバリックスにはその「精子または卵子を構成する特殊なたんぱく質」が全く含まれていないのは添付文書の成分表をみれば明らかです。 サーバリックス不妊論者は『「精子または卵子を構成する特殊なたんぱく質」+「アジュバントその1」で動物の避妊ワクチンを作った。そして「アジュバントその1」を改良して「アジュバントその2」を作った。さらに「アジュバントその2」を改良して「アジュバントその3」を作った。この「アジュバントその3」がサーバリックスに使用されているアジュバントである。よってサーバリックスは不妊ワクチンである。』と結論づけていますが、大変馬鹿げています。「精子または卵子を構成する特殊なたんぱく質」が含まれていないのに何故不妊になるのでしょうか? 予防効果などを考えずに成分だけをみての結論は、サーバリックスとは不妊を引き起こす要素は全く存在せず、子宮頸がんウイルスに感染することなくHPV-16/18型のウイルスに対する抵抗力(免疫力)をつけ、添加されているアジュバント(水酸化アルミニウム)の量は健康にとってほとんど問題がないくらい微量であり、そのアジュバントを活性化させる薬剤(3-脱アシル化-4 -モノホスホリルリピッドA)は毒性のあるリポ多糖を改良しほとんど毒性のないものとしてアジュバントを補助している。極めて優秀なワクチンであるといえます。 また、サーバリックスは日本が導入する前にすでに100ヶ国以上の国々で使用されており、日本はサーバリックス後進国とまで言われています。それらの国々で未だにサーバリックスで不妊になったという様なことは起きていません。これはサーバリックスにより不妊になるというのは全くの嘘・デマであるというこの結論を補強するものでしょう。 なお、当サイトの ワクチンとは? 、 アジュバントって何? も合わせて参照して頂ければ幸いです。
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「アジュバント関節炎」「アジュバント病」というのは、チャンネル桜で放送された番組であり、「【桜井裕子】子宮頸癌予防ワクチンの危険性[桜H23/1/7] 」という題名でYoutubeにあげられている動画の中で、桜井裕子氏がアジュバントの危険性の説明の中で使用されたフリップに書かれてあったものです。 アジュバント関節炎とは、ラットに菌体由来のアジュバントを大量に投与すると人の慢性リウマチの症状に非常に近い症状が出るため、慢性リウマチに対する鎮痛作用などを調べるためにラットに対して強引に引き起こすものです。サーバリックスに使用されているアジュバントは水酸化アルミニウムであり菌体由来のものではありませんし、ましてや関節炎などの症状が出るほど多量に入っているわけではありません。 アジュバント病の方ですが、癌用語辞典の アジュバント病 には次のような記述があります。 アジュバント病 アジュバント(ad-juvant:免疫助成剤-不活化ワクチンに使われる)を単独注射した時、単核細胞浸潤を主とした炎症を引き起こすこと。アジュバントとは、「不活化ワクチン(死菌ワクチン)」に使われ、死菌を体に入れる際、免疫を助成する化学製剤。抗原(死菌)を投与する場合、一緒に投与しその抗原に対する免疫応答を非特異的に高める物質。生体内に抗原(死菌)を投与する場合、一緒に投与して抗原に対する細胞性免疫や抗体生産を増強したり、長時間留まらせたりという役割を果たす。死んだウイルスの菌を接種する不活化ワクチンの場合、生きたウイルスが入った場合と同じようにする役目のものが必要になります。死んだウイルスを体内に導く「運び屋」、細胞にくっつかせる「接着剤」みたいなもの。アジュバントの選択が不適切であると強い副反応を引き伴います。生きたウイルスを接種する「生ワクチン」ではアジュバンドは必要ない。 つまりアジュバント病とはアジュバントを単独で注射した時に起こる炎症ということです。サーバリックスなどのワクチン接種では、接種した痕が腫れたりする程度のことです。 また、桜井氏の用意したフリップに書いてあった症状は「ヒトアジュバント病」の症状であり、これは美容外科手術などでシリコンなどの異物を体内に入れた後、関節や筋肉の痛み、発熱が出る症状のことであり、これもサーバリックスとは全く関係ありません。 桜井氏がアジュバントの危険性を訴えるために「アジュバント関節炎」「アジュバント病」の2つを使いましたが、一つはサーバリックスとは全く無縁のもの、他方はどの様な注射でも起こるような腫れであるのに全く異なる病気の説明をしていることが分かります。その様な病気・症状をあたかもサーバリックスと関係があるかのようにアジュバントと絡めて説明するとはかなり悪意を感じます。
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このページは編集途中です ワクチンの危険性について、まず知っておかなければいけない基本的なことが、「アジュバンド(免疫増強剤)」です。 子宮頸がんワクチンをはじめとする最近のワクチンには、アジュバント(免疫増強剤)が添加されています。アジュバンドの働きで、ワクチンの有効成分が、より長く体内に残留し、人体の抗体反応を刺激するため、ワクチンの効果を増すとされています。 アジュバンドには沈降性タイプと油性タイプの2種類あります。 沈降性タイプは、ワクチンの有効成分(死菌など)にしみ込ませて、体内に長期間、残留させる仕組みです。 沈降性アジュバンドの代表的な水酸化アルミニウムは、マウスを使用した実験において、脳内の運動ニューロンを死滅させることが知られています。 人間の脳は、マウスの5倍脆弱です。ワクチン接種が、脳機能の一部を破壊してしまう危険性があります。 「3-脱アシル化-4 -モノホスホリルリピッドA」は、油性アジュバンド。 「水酸化アルミニウム」は、沈降性アジュバンド。 この二つ合わせたものが、「AS04」アジュバンドです。 一方、油性タイプは、有効成分(死菌など)を油の膜で包み込むことにより、体内に長期間、残留させる仕組みです。人体は、この油性アジュバンドという「大型の異物」に対し様々な反応を起こします。その反応の中に、「肉腫形成」と呼ばれる現象があります。人体は、この「大型の 異物」が体内に分散して広がっていくのを阻止し、封じ込めようと「肉腫」を形成させてしまうことが、稀にあるのです。このような「大型の異物」を人体に注入することには、かなりの無理があるため、アジュバンドによる発癌性を指摘する声もあるのです。 特に知っておきたいのが、今回の子宮頸がんワクチン「サーバリックス」のアジュバンドで、「AS04」と呼ばれるものです。これは、沈降性と油性の両方を兼ね備えた「AS03」にさらに改良を加えた最新型のアジュバンドです。その威力は、海外での実験において、自然感染の11倍以上、6年間以上抗体を維持するという驚異的なもので、そのため劇的な効果が期待されています。その反面、長期的な副作用においては、未知数なのです。 ここでは、正しいこと、誤っていること、ただの推測が入り混じっています。アジュバントに関する正確な情報はアジュバントって何?及びサーバリックスに含まれるアジュバントが危険といわれているけど?を見てください。THINKERの間違った認識がはっきりわかると思います。 ←戻る 進む→
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ここでは、サーバリックスに関する危険性以外の話題について考えます。 FDAが既にHPV感染が子宮頸癌の直接の原因ではないと発表したって聞いたけど? どうして小学生に無理やり接種するの? HPVの型は100以上あるのに2種類しか効かないサーバリックスって意味あるの? 既にHPVに罹患している人には効かないんでしょ? HPV-16型と18型に効くっていうけど日本では他の型の方が多いんでしょ? アジュバント関節炎とかアジュバント病ってのがあるんでしょ? 子宮頸がん予防ワクチンじゃなくてHPV予防ワクチンなんでしょ?
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ここでは、子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス・ガーダシル)について巷に流れている危険性について考えていきます。また、個別の案件の他に弁護士 南出喜久治氏の『子宮頚がん予防ワクチンの危険性』 、 THINKER - 子宮頸がんワクチンの危険性 、 佐藤荘太郎氏の「子宮頸がん予防ワクチン接種事業を中止することの要望書」 、 女っぷり向上委員会の「子宮けい癌ワクチンは女っぷりを上げません!」 についても述べていきます。 なお、概略については以下のメールマガジンを参照されると幸いです。 医療ガバナンス学会 2010年8月13日 Vol.260,261 子宮頸がん予防ワクチン:その有効性と安全性について サーバリックスは臨床試験をしていないといわれているけど? サーバリックスで失神する人がたくさんいるけど? インドで子宮頸がん予防ワクチンで大量の死者が出たって聞いたけど? サーバリックスの副反応はひどいって聞いたけど? サーバリックスで死者が出てるってきいたけど? サーバリックスに含まれるアジュバントが危険といわれているけど? サーバリックスに水銀やホルムアルデヒドなどが含まれているって聞いたけど? サーバリックスに使用されているスクワレンってアジュバントが危険って聞いたけど? サーバリックスを接種すると流産する危険があるって聞いたけど? サーバリックスは劇薬って聞いたけど? アジュバントはペットの去勢の為に作られたって聞いたけど? サーバリックスに蛾の組み換え遺伝子が使われているって聞いたけど? 副反応がたくさんあると言われているけど? 南出喜久治氏の『子宮頚がん予防ワクチンの危険性』について THINKER - 子宮頸がんワクチンの危険性について 佐藤荘太郎氏の「子宮頸がん予防ワクチン接種事業を中止することの要望書」について 女っぷり向上委員会の「子宮けい癌ワクチンは女っぷりを上げません!」について
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アジュバントとはいったいなんなのでしょうか? アジュバント - Wikipedia には次のように載っています。 アジュバントは、抗原性補強剤とも呼ばれ、抗原と一緒に注射され、その抗原性を増強するために用いる試薬である。 また、当サイトの ワクチンとは? 、 アジュバントって何? も合わせて参照して頂ければ幸いです。 では、 サーバリックスの添付文書 から成分をみてみましょう。 成分 分量 有効成分 ヒトパピローマウイルス16型L1たんぱく質ウイルス様粒子 20μg ヒトパピローマウイルス18型L1たんぱく質ウイルス様粒子 20μg 添加物 3-脱アシル化-4 -モノホスホリルリピッドA 50μg 水酸化アルミニウム懸濁液(アルミニウムとして) 500μg 塩化ナトリウム(等張化剤)、リン酸ニ水素ナトリウム(緩衝剤)、pH調節剤 この中でアジュバントといわれるのが「水酸化アルミニウム懸濁液」であり、アジュバントを活性化させる物質が「3-脱アシル化-4 -モノホスホリルリピッドA」です。この2つをまとめてアジュバントということもあるようで、AS04と呼ばれています。 Wikipediaに戻って水酸化アルミニウムに関する部分をみてみます。 沈降性アジュバント(抗原が吸着する無機物の懸濁剤) 水酸化ナトリウム、水酸化アルミニウム(アラム、Alum)、リン酸カルシウム、リン酸アルミニウム、ミョウバン、ペペス、カルボキシビニルポリマーなど。病原体やある抗原を吸着し、接種局所病原体を固定する利点もあるが、その性質の為、接種部位が硬結しやすい。 サーバリックスに含まれるアジュバントは「水酸化アルミニウム」であり「抗原を不溶化することで組織に長くとどめ、抗原を徐々に長期間遊離させること」を目的として使われており、「3-脱アシル化-4 -モノホスホリルリピッドA」によってその効果を活性化させるということです。 それではこの2成分についてそれぞれ調べていきます。 3-脱アシル化-4 -モノホスホリルリピッドA NIID(国立感染症研究所)の2006年2月のマンスリレポート 「3.学会公演等」の細胞化学部には次のように書いてあります。 平成17年12月10日、桶本和男 第28回日本分子生物学会(福岡) 「A potent adjuvant monophosphoryl lipid A triggers various immune responses, but not secretion of IL-1beta or activation of caspase-1」 (アジュバント活性として様々な免疫応答を誘導するmonophsphoryl lipid A は、 IL-1betaの産生やcaspase-1の活性化を引き起こさない) <Monophosphoryl lipid A(MPL)はリポ多糖の部分分解産物である。 MPLはリポ多糖と同様にアジュバント活性を有するが、リポ多糖と異なり毒性が非常に低い。 リポ多糖の毒性と炎症反応とは密接な関係があり。MPLがinflammasomeと呼ばれる炎症反応に 必要な蛋白質複合体形成をマクロファージで誘導しない事がその低毒性の原因と思われる。> また、引用ででてきた リポ多糖 - Wikipedia の生理作用をみると次のように書いてあります。 LPSは上記に述べたシグナル伝達経路を介して種々の炎症性サイトカインの分泌を促進する作用を持つ。サイトカインの産生は細菌を除去するための生体防御反応として行われるが過剰になった場合に毒性が発現し、ショック状態に陥る(エンドトキシンショック)。また、LPSは抗原提示細胞である樹状細胞やマクロファージを活性化し、未分化なT細胞(ナイーブT細胞)を1型ヘルパーT細胞(Th1細胞)へと分化誘導する働きを持つ。このような作用を持つことからLPSは生物系の基礎研究においてin vivo及びin vitroの両方の系で炎症性刺激として多用されている。他にもLPSは発熱、多臓器不全、頻脈等の作用を有している。 すなわちアジュバントを活性化させる「リポ多糖」は過剰に摂取すると毒性が強いがその部分分解産物である「3-脱アシル化-4 -モノホスホリルリピッドA」はリポ多糖と同様にアジュバントを活性化させる作用はあるが、その毒性は非常に低いということです。 また、下記の論文においても、ワクチン効果を高める優れた物質である、とされています。 参考論文 Journal of Endotoxin Research, vol.12, No.5, (2006) 313-319 TLR4 agonists as immunomodulatory agents. 水酸化アルミニウム懸濁液 この水酸化アルミニウムがアジュバントが危険だと言っている人が最も危険視している成分です。 ところが、破傷風ワクチン(トキソイド)のアジュバントにも水酸化アルミニウムが使われていることは知られてないようです。 また、三種混合ワクチン(百日せき・ジフテリア・破傷風)では、塩化アルミニウムが用いられています。 このように、水酸化アルミニウムなどの、アルミニウム塩類は、アジュバントとして非常に一般的なものなのです。 北里薬品産業株式会社などのHPで、製品情報を確認してみましょう。 では水酸化アルミニウムを調べてみます。 水酸化アルミニウム Wikipedia には次のように書いてあります。 水酸化アルミニウム(すいさんかアルミニウム、Aluminium hydroxide)は化学式 Al(OH)3 で表される無機化合物である。比重は約2.42。酸やアルカリに溶け、水、アルコールに不溶。アルミニウム塩の水溶液にアンモニアを加えると白色ゲル状沈殿を起こすが、これが水酸化アルミニウムである。主に医薬品や吸着剤などに使用される。また、緑色顔料・ピーコックの原料でもある。 熱すると酸化アルミニウムになるが、その際に水が発生するため、水酸化アルミニウムを添加した紙は燃えない(炎を出さない)。この「不燃紙」は防火性の高い建築材料(壁紙)として使用されている。 これによると、水酸化アルミニウムは医薬品や顔料または壁紙として広く使われているようです。また、 薬にもあるんです。うなぎと梅干し の「水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム」には次のように書いてあります。 制酸剤。胃のもたれ、潰瘍の原因となる胃酸を中和して胃壁への刺激や攻撃を弱めたり、粘膜を保護する作用もあります。 胃・十二指腸潰瘍、胃炎、胃酸過多、消化不良性慢性下痢などの治療に使用されます。 つまり胃薬です。食べ(?)合わせとしては「ステーキ」「大量の牛乳」「他の医薬品」との相性が悪いようです。 市販されている代表的な胃腸薬で水酸化アルミニウムが含まれているものは「 キャベジンコーワ細粒 」があります。添付書類には3包分(1日分)に水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈物として1370.0mgとあります。ちょっと雑ですが単純に6等分して1回分の水酸化アルミニウムの量を調べます。1回分は約230mgです。 また、 制酸薬 - Wikipedia を調べてみると次のような記述があります。 大きな副作用の頻度は少ない。胃粘膜保護作用があるために他の薬剤の吸収を妨げることがある。牛乳や、カルシウムを含むサプリメントと併用するとミルクアルカリ症候群を起こし、頭痛や吐き気、食欲不振を起こすことがある。炭酸飲料で飲むと、中和作用が炭酸に対して使われてしまい、胃酸に対する効果が損なわれることがある。腸溶性の薬品は胃の酸性の状況下では吸収されないよう作られているが、制酸薬と合わせて飲んだ場合は胃内がアルカリ性の傾向となるため、腸溶性薬品が腸まで到達しないことがある。アルミニウムの含まれる製剤は、腎機能が悪いと体内にアルミニウムが蓄積しアルミニウム脳症などを起こす危険性がある。 大きな副作用の頻度は少ないが、腎機能が悪い人は水酸化アルミニウムを含む薬剤を使用する場合はお医者さんに相談した方がいいみたいですね。では、アルミニウムをどの程度摂取しても構わないのかを調べてみます。「 アルミニウムとアルツハイマー病の関連情報 」には次のように書いてあります。 ヒトは、医薬品や食物および飲料水から微量のアルミニウムを摂取しています。飲食物から摂取されたアルミニウムの99%以上はそのまま排泄されますが、およそ0.1%のアルミニウムが体内に吸収され、主に腎臓を通って尿中に排泄されます。しかし、この吸収率は生物種によって1%にまで上昇します。吸入によってはわずかしか吸収されず、基本的に経皮吸収はされません。微粒子の吸入は、嗅覚系を介して脳組織に直接移行します。 なるほど、腎機能が低下している人に注意が必要なのはこのことです。また、今回はサーバリックスに関する話なので「微粒子の吸入」は無関係です。さて、1日の摂取許容量はどの程度でしょうか。同じサイトにこの様に記載されています。 JECFA(FAO/WHO Joint Expert Committee on Food Additives; FAO/WHO 合同食品添加物専門家委員会)による、暫定的週間耐容摂取量 (provisional tolerable weekly intake; PTWI)は、7mg/kg体重/週とされており、体重50kgの人で1日あたり50mgとなります。 体重50kgの人で1日の摂取許容量は50mgのようです。先ほどの表で水酸化アルミニウム懸濁液は500μg含まれていることがわかります。これは純粋なアルミニウムの量ではありませんがサーバリックスにはアルミニウムが500μg含まれていることにします。1mg=1000μgですから1日の許容量は50000μgでサーバリックスに含まれるアルミニウムの100倍です。しかもサーバリックスは0、1、6ヶ月後に接種しその効果が6〜7年間持続することが知られています。その間にサーバリックスによって摂取するアルミニウムの量は1500μg=1.5mgであり、その間の摂取許容量の合計を考えるとほとんど問題のない量です。また、これも純粋なアルミニウムの量ではありませんが、先程例に出した胃腸薬には1回分230mgの水酸化アルミニウムが含まれていたことを覚えていると思います。サーバリックスの水酸化アルミニウムの量を問題にするのであればこの胃腸薬は1回分230000μg、実にサーバリックスを1回接種する量の460倍含まれています。しかもそれを3食後に摂るのですからサーバリックスを接種することによる水酸化アルミニウムの被害を訴えるのであればこちらの胃腸薬の方が問題でしょう。しかし、この有名な胃腸薬で水酸化アルミニウムによる健康被害が出たということは1度も聞いたことがありません。つまりサーバリックスに含まれる水酸化アルミニウムの量で健康被害が出ることないといえるでしょう。
https://w.atwiki.jp/cervarix/pages/13.html
最初に、何故サーバリックスを接種すると不妊になると言われ始めたのか? それは南出喜久治氏のYouTube動画「サーバリックス子宮頸がんワクチンによる民族浄化/弁護士 南出喜久治」が発端になっています。この動画及び派生動画は度々削除されるので興味のある方はYouTubeで「南出 サーバリックス」で検索するとすぐに分かるので参照してみてください。 さて、南出氏はサーバリックスが断種ワクチン・不妊ワクチンと訴えているが何を根拠にその様な事をいっているのだろうか?それは、境春美・木村三生夫両氏による「 どうなる今冬のインフルエンザワクチン WHOによるパンデミック宣言の真相解明のために欧州会議が調査を開始 」という論説が発端のようである。この論説の41ページにある「注10」が南出氏の主張と全く同じです。そこには次のような記述があります。 スクワレン(ノバルティスファーマのMF-59,GSK のAS04に含まれる)は1998年にペット用のワクチンのアジュバント-9を人間用に開発したものであり,アジュバント-9を接種された動物は不妊症になるという.2009年12月22日,わが国でGSK のヒトパピローマウイルスワクチン(商品名 サーバリックス)が発売された.サーバリックスに添加されているアジュバントはAS04である.AS04アジュバント複合体はグラム陰性菌Salmonella Minnesota R595株のリポ多糖の非毒性型誘導体である3-脱アシル化-4’-モノホスホリル リピッドA(MPL)34)と水酸化アルミニウムより成ると添付文書に書かれている.さて,リピッドは油/脂肪酸である.そして,MPL こそFDA,NIH,米国国防省が1998年に至急の手順で臨床試験を行った新遺伝子組み換えAnthrax vaccine に使用された2種類のスクワレンをベースとするアジュバントの1つである33).(もう1つはカイロン社のMF59-これはノバルティスファーマのA(H1N1)2009<単価ワクチン>に添加されている)34)その他に,MPL(AS04)はスクワレンがベースであるという情報も複数インターネットに掲示されている113-116). この文章を簡単に纏めると、「以前、動物用不妊ワクチンにアジュバンド-9が使われていた、アジュバント-9を投与されると不妊になる。そのアジュバンド-9に改良に改良を重ねたのがサーバリックスで使用されているアジュバントAS04である」という感じです。まさにサーバリックスを接種すると不妊になるような記述である。しかし、境・木村両氏はアジュバントのことを理解しているのだろうか? まずはWikipediaでアジュバントを調べてみよう。 アジュバント - Wikipedia これには次のように書いてあります。 アジュバントは、抗原性補強剤とも呼ばれ、抗原と一緒に注射され、その抗原性を増強するために用いる試薬である さらに、サーバリックスに使用されている「水酸化アルミニウム」を主としたアジュバントに関しては次のように書かれています。 沈降性アジュバント(抗原が吸着する無機物の懸濁剤) 水酸化ナトリウム、水酸化アルミニウム(アラム、Alum)、リン酸カルシウム、リン酸アルミニウム、ミョウバン、ペペス、カルボキシビニルポリマーなど。病原体やある抗原を吸着し、接種局所病原体を固定する利点もあるが、その性質の為、接種部位が硬結しやすい。 つまりアジュバントとは、「抗原を不溶化することで組織に長くとどめ、抗原を徐々に長期間遊離させること」という作用のために使われているにすぎないのです。 また、以前インフルエンザ・ワクチンのときもアジュバントに関して不妊になるというデマがありました。このことについて「薬作り職人のブログ」の「 輸入インフルワクチンで不妊は嘘・デマです。 」に次のように書いてあります。 不妊ワクチンは、「精子または卵子を構成する特殊なタンパク質を体内に投与し、体内でこのタンパク質に対する抗体を作って、精子や卵子に対する免疫反応を起こし、不妊を起こす」というものです。ここで、気をつけなくてはいけないのは、「不妊ワクチンが不妊を引き起こす原因となる物質」は、「動物の精子または卵子を構成する特殊なタンパク質」だということです。アジュバントは、「動物の精子または卵子を特殊な構成するタンパク質」に対する抗体を産生する「手助けをする物質」に過ぎません。だから、アジュバントだけを投与しても、不妊は起きません。「動物の精子または卵子を構成する特殊なタンパク質」を含まないインフルエンザワクチンに、アジュバントが添加されたからと言って、不妊が起こることはありません。 アジュバントとは、あくまでワクチンの働きを促進させたり、長期に渡って効果を持続させたりするだけであって、決してアジュバント自身が不妊を引き起こすということはない事が分かります。つまり、南出氏の主張の元となる境・木村両氏が訴えていた「アジュバント-9を接種された動物は不妊症になる」という主張自体が間違いであることが分かります。 ワクチンによって不妊作用を起こすためには「体内で【精子または卵子を構成する特殊なタンパク質に対する抗体】を作って、精子や卵子に対する免疫反応を起こす必要がある」しかし、本来子宮頸がんの予防のために作られたサーバリックスには精子または卵子を構成する特殊なタンパク質は入っておらず、それを接種したとしてもこの様なタンパク質に対する抗体は体内で作られるはずがない。従って「サーバリックスにより不妊になる」というのは全くの嘘・デマであると結論します。 また、サーバリックスは日本が導入する前にすでに100ヶ国以上の国々で使用されており、日本はサーバリックス後進国とまで言われています。それらの国々で未だにサーバリックスで不妊になったという様なことは起きていません。これはサーバリックスにより不妊になるというのは全くの嘘・デマであるというこの結論を補強するものでしょう。 なお、当サイトの ワクチンとは? 、 アジュバントって何? も合わせて参照して頂ければ幸いです。
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アジュバントの成分である水酸化アルミニウムは、このアジュバントが危険だと言っている人が最も危険視している成分です。 ところが、破傷風ワクチン(トキソイド)のアジュバントにも水酸化アルミニウムが使われていることは知られてないようです。 また、三種混合ワクチン(百日せき・ジフテリア・破傷風)では、塩化アルミニウムが用いられています。 このように、水酸化アルミニウムなどの、アルミニウム塩類は、アジュバントとして非常に一般的なものなのです。 北里薬品産業株式会社などのHPで、製品情報を確認してみましょう。 では水酸化アルミニウムを調べてみます。 水酸化アルミニウム - Wikipedia には次のように書いてあります。 水酸化アルミニウム(すいさんかアルミニウム、Aluminium hydroxide)は化学式 Al(OH)3 で表される無機化合物である。比重は約2.42。酸やアルカリに溶け、水、アルコールに不溶。アルミニウム塩の水溶液にアンモニアを加えると白色ゲル状沈殿を起こすが、これが水酸化アルミニウムである。主に医薬品や吸着剤などに使用される。また、緑色顔料・ピーコックの原料でもある。 熱すると酸化アルミニウムになるが、その際に水が発生するため、水酸化アルミニウムを添加した紙は燃えない(炎を出さない)。この「不燃紙」は防火性の高い建築材料(壁紙)として使用されている。 これによると、水酸化アルミニウムは医薬品や顔料または壁紙として広く使われているようです。また、 薬にもあるんです。うなぎと梅干し の「水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム」には次のように書いてあります。 制酸剤。胃のもたれ、潰瘍の原因となる胃酸を中和して胃壁への刺激や攻撃を弱めたり、粘膜を保護する作用もあります。 胃・十二指腸潰瘍、胃炎、胃酸過多、消化不良性慢性下痢などの治療に使用されます。 つまり胃薬です。食べ(?)合わせとしては「ステーキ」「大量の牛乳」「他の医薬品」との相性が悪いようです。 市販されている代表的な胃腸薬で水酸化アルミニウムが含まれているものは「 キャベジンコーワ細粒 」があります。添付文書には3包分(1日分)に水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈物として1370.0mgとあります。ちょっと雑ですが単純に6等分して1回分の水酸化アルミニウムの量を調べます。1回分は約230mgです。 また、 制酸薬 - Wikipedia を調べてみると次のような記述があります。 大きな副作用の頻度は少ない。胃粘膜保護作用があるために他の薬剤の吸収を妨げることがある。牛乳や、カルシウムを含むサプリメントと併用するとミルクアルカリ症候群を起こし、頭痛や吐き気、食欲不振を起こすことがある。炭酸飲料で飲むと、中和作用が炭酸に対して使われてしまい、胃酸に対する効果が損なわれることがある。腸溶性の薬品は胃の酸性の状況下では吸収されないよう作られているが、制酸薬と合わせて飲んだ場合は胃内がアルカリ性の傾向となるため、腸溶性薬品が腸まで到達しないことがある。アルミニウムの含まれる製剤は、腎機能が悪いと体内にアルミニウムが蓄積しアルミニウム脳症などを起こす危険性がある。 大きな副作用の頻度は少ないが、腎機能が悪い人は水酸化アルミニウムを含む薬剤を使用する場合はお医者さんに相談した方がいいみたいですね。では、アルミニウムをどの程度摂取しても構わないのかを調べてみます。「 アルミニウムとアルツハイマー病の関連情報 」には次のように書いてあります。 ヒトは、医薬品や食物および飲料水から微量のアルミニウムを摂取しています。飲食物から摂取されたアルミニウムの99%以上はそのまま排泄されますが、およそ0.1%のアルミニウムが体内に吸収され、主に腎臓を通って尿中に排泄されます。しかし、この吸収率は生物種によって1%にまで上昇します。吸入によってはわずかしか吸収されず、基本的に経皮吸収はされません。微粒子の吸入は、嗅覚系を介して脳組織に直接移行します。 なるほど、腎機能が低下している人に注意が必要なのはこのことです。また、今回はサーバリックスに関する話なので「微粒子の吸入」は無関係です。さて、1日の摂取許容量はどの程度でしょうか。同じサイトにこの様に記載されています。 JECFA(FAO/WHO Joint Expert Committee on Food Additives; FAO/WHO 合同食品添加物専門家委員会)による、暫定的週間耐容摂取量 (provisional tolerable weekly intake; PTWI)は、7mg/kg体重/週とされており、体重50kgの人で1日あたり50mgとなります。 体重50kgの人で1日の摂取許容量は50mgのようです。先ほどの表で水酸化アルミニウム懸濁液は500μg含まれていることがわかります。これは純粋なアルミニウムの量ではありませんがサーバリックスにはアルミニウムが500μg含まれていることにします。1mg=1000μgですから1日の許容量は50000μgでサーバリックスに含まれるアルミニウムの100倍です。しかもサーバリックスは0、1、6ヶ月後に接種しその効果が6〜7年間持続することが知られています。その間にサーバリックスによって摂取するアルミニウムの量は1500μg=1.5mgであり、その間の摂取許容量の合計を考えるとほとんど問題のない量です。また、これも純粋なアルミニウムの量ではありませんが、先程例に出した胃腸薬には1回分230mgの水酸化アルミニウムが含まれていたことを覚えていると思います。サーバリックスの水酸化アルミニウムの量を問題にするのであればこの胃腸薬は1回分230000μg、実にサーバリックスを1回接種する量の460倍含まれています。しかもそれを3食後に摂るのですからサーバリックスを接種することによる水酸化アルミニウムの被害を訴えるのであればこちらの胃腸薬の方が問題でしょう。しかし、この有名な胃腸薬で水酸化アルミニウムによる健康被害が出たということは1度も聞いたことがありません。つまりサーバリックスに含まれる水酸化アルミニウムの量で健康被害が出ることないといえるでしょう。
https://w.atwiki.jp/cervarix/pages/25.html
スクワレン(スクアレン)がワクチンに含まれるから危険だと訴えているのは恐らく南出喜久治氏の公開質問状にある「スクワレンやポリソルベート80(Tween80)に不妊効果がある」という話が元になっていると思います。そこでまず サーバリックスの添付文書 から成分を見てみましょう。 成分 分量 有効成分 ヒトパピローマウイルス16型L1たんぱく質ウイルス様粒子 20μg ヒトパピローマウイルス18型L1たんぱく質ウイルス様粒子 20μg 添加物 3-脱アシル化-4 -モノホスホリルリピッドA 50μg 水酸化アルミニウム懸濁液(アルミニウムとして) 500μg 塩化ナトリウム(等張化剤)、リン酸ニ水素ナトリウム(緩衝剤)、pH調節剤 スクワレンといっているものはスクアレンというのが一般的のようで、 スクアレン - Wikipedia には次のような名前が載っています。スクアレン(squalene)、IUPAC名は2,6,10,15,19,23-ヘキサメチルテトラコサ-2,6,10,14,18,22-ヘキサエン、別名はスクワレン、分子式はC30H50。サーバリックスの成分表には全く見られない名前です。 また、検索をすれば分かるようにスクアレンは人間の体内にも存在しますが、深海鮫の肝油に多く存在する物質のようで、 スクアレンSQUALENE(深海ザメエキス) などによると「スクアレンの投与によって、マウスの移植ガンの肺への転移が著しく抑えられた」「スクアレンがガンに対する免疫を強化する」などの報告例があるようです。 ポリソルベートの説明は「サーバリックスに水銀やホルムアルデヒドなどが含まれているって聞いたけど?」を見て下さい。 いずれにしてもスクワレン・ポリソルベートはサーバリックスでは使用されていません。 なお、インフルエンザワクチン(商品名アレパンリックス)のアジュバントAS03や、(商品名Fluad)のアジュバントMF59には、スクワレンは含まれていますが、その安全性についてては、以下の論文で確認されています。 British Medical Journal(BMJ) 2010,Vol.340 c2649 Safety and immunogenicity of AS03B adjuvanted split virion versus non-adjuvanted whole virion H1N1 influenza vaccine in UK children aged 6 months-12 years open label, randomised, parallel group, multicentre study Expert of Vaccine (2007), Vol.6, No.5, 699-710 MF59 is a safe and potent vaccine adjuvant that enhances protection against influenza virus infection
https://w.atwiki.jp/cervarix/pages/75.html
このページは編集途中です サーバリックスに使用されているアジュバント ワクチン接種によって、食物として摂取する中に含有している他の化学物質、薬品などが誘因となって、別のがんを発症する危険がある。特に、サーバリックスが用いている油性タイプのアジュバントは、有効成分(HPVたん白質ウイルス様粒子)を油の膜で包み込むことにより、体内に長期間、残留させる仕組みであることから、この油性アジュバントという「大型の異物」は、これによる抗体を形成するなどの様々な反応を起こす可能性がある。その反応の中に、この異物が体内に拡散させることを阻止するために「肉腫形成」と呼ばれる発がん現象を起こすことがあるとされているからである。 サーバリックスには油性タイプのアジュバントは使用されていません。よってこの南出氏の見解も無意味です。詳しくはサーバリックスの成分やタグの「アジュバント」で参照できる記事を見てください。 ←戻る 進む→