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今日 - 合計 - サンダーフォースVIの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 14時32分49秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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サンダーフォースVI 機種:PS2 作曲・編曲者:河本圭代(TAMAYO)、佐藤豪、金子剛、古川もとあき 発売元:セガ 発売年:2008年 概要 『サンダーフォースV』より11年ぶりとなるシリーズの正式な続編。 テクノソフト関係の権利者から許諾を受けたセガが製作・販売を担当した。 が、旧作からの焼き直しに加え、プロデューサーを務めたゾルゲール哲氏の自己満足要素まみれだった為、シリーズファンから袋叩きにあった。 複数の有名作曲家を起用した音楽も単品で評価される事はあるが、全体的に見ると作風がバラバラの闇鍋状態な点が評価を落とす。 無関係な『セガガガ』から曲が流用されていたり、古川もとあき氏の楽曲が著作権フリーCD(後に廃盤)の音源だった点は特に批判されている。 また、過去作の楽曲のアレンジも用いられているが、残念ながらファンからの評判は良くない。 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 OPENING 河本圭代 オープニング TITLE 金子剛 タイトル OPTION メインメニューサンダーフォースIIより「Tan Tan Ta Ta Ta Tan」アレンジ SELECT ステージセレクトサンダーフォースIVより「Don't Go Off」アレンジ TAKE OFF ゲーム開始時ムービー RUINED GREEN TAMAYO 1面A STAGE01-B 1面B GARGOYLE PERFECT 佐藤豪 1面ボス STAGE CLEAR 金子剛 ステージクリア BIO FLAME 河本圭代 2面A STAGE02-B 2面B FLAME MAIDEN 佐藤豪 2面ボス EVER BLUE 河本圭代 3面A 2008年49位セガ116位夏55位 STAGE03-B 3面B CHERUB PURPLE 佐藤豪 3面ボス ORBITAL G 河本圭代 4面A STAGE04-B 4面B B3 佐藤豪 4面ボス CERBERUS 2 河本圭代 5面A FULL-SPEED 古川もとあき 5面B KIN3-COOL 金子剛 5面ボス1Aセガガガからの流用 KIN3-CERB 5面ボス1BサンダーフォースIIIより「His behavior inspired us with distrust」アレンジ ORN STYX 5面ボス2サンダーフォースIIIより「The wind blew all day long」アレンジ ORN RYNEX 5面ボス3サンダーフォースIVより「Lightning Strikes Again」 ORN GAUNTLET 5面ボス4サンダーフォースVより「Beginning Of War」アレンジ ORN MANTRA 河本圭代 6面A FULL-THROTTLE 古川もとあき 6面B ORN EMPEROR 佐藤豪 6面ボス前半 ORN EMPEROR2 6面ボス後半 ENDING 河本圭代 ノーマルエンディング BAD ENDING バッドエンディング GOOD ENDING 金子剛 グッドエンディング STAFF ROLL スタッフロールサンダーフォースIIIより「continue」アレンジ RANKING ランキングサンダーフォースIVより「Count Down」アレンジ GAME OVER ゲームオーバーサンダーフォースIIIより「Game Over」アレンジ サウンドトラック Thunder Force VI SOUNDTRACK DEMO 一部店舗で購入すると付いてきた特典。4曲収録。
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wikipediaの項目やニコニコ大百科の項目も併せてご覧ください。 解説 サンダーフォースVIは、2008年10月30日発売の日本向PlayStation2用ソフトである。定価6090円(税込)。 ジャンルはシューティングゾルゲーム。 二次創作で続編を謳った非公認の未完成品が出回るなど、 ファンにとって捨て置けない側面をもったサンダーフォースシリーズの、実に11年振りとなる続編。 製作・販売は、テクノソフト関連の権利保有者からタイトルの使用許諾を得たセガが担当。 開発元については、技術・実績が無い新興会社が何処かの孫受けに出した、無理に開発を押し付けられたガルチの新人が担当した等の噂もあるが、ゲーム中に明示的な表記は一切無い為、実態は不明のままである。 方向性 「シリーズの良いとこ取り」を目指し、過去シリーズのオマージュや独自解釈を交えながら、ストーリーのミッシングリンクの補完などを行ったつもりらしい。 また、この作品は「プロジェクトSTG」第一弾と称されており、今後も同様の商品展開をする予定があることを示唆していたが、現状何の音沙汰も無い。 版権 『サンダーフォース』は「テクノソフト」の作品であるが、テクノソフト自体は1999年に開発部門を閉鎖しゲーム業界から撤退後、 倒産している(一応、開発部門閉鎖後もしばらくは会社という登記上では存続していたらしい)。 その後、テクノソフト関係の以下の著作権は、トゥエンティワン(有) (住所とTEL番は旧テクノビル、従業員3人(女性:1人、男性:2人)、業務内容は情報処理・貸しビル業)へと移った。 『THUNDER FORCE(サンダーフォース)』 『バックギャモン』 『Herzog(ヘルツォーク)』 『球転界』 『RIVERTHION(リヴァーシオン)』 『鋼鉄霊域 STEELDOM』 『風の丘公園にて』 『お店de店主』 『Neorude(ネオリュード)』 『マイガーデン』 「Tecnosoft(テクノソフト)」 だが、テクノソフトのゲーム及び会社名はトゥエンティワン(有)に商標権は存在しておらず、 テクノソフト時代のゲーム発表時から個人の登録で行っていた為、"松岡和江"個人の登録になっていた。 この為、セガはサンダーフォースVIの製作に当たって、タイトルの使用許諾を受ける事となった。 尚、使用許諾の際に「BT関係者や元テクノソフト社員を関わらせない」等、あらゆる条件が提示されたとの噂もある。 ↑は色々な理由から開発を独占したかった岡野氏の流したデマという説が濃厚ではあるが、 いずれにせよ真相は不明。 その後、トゥエンティワン(有)はテクノソフトブランドの使用許諾事業を開始。 2010年からはゲームアーカイブス向けにPS1で発売されたテクノソフト作品の配信、WebショップでのサウンドトラックCD等の販売を行っていたが、 2016年にテクノソフトに関する全ソフトの権利をセガへ譲渡した事が発表された。尚、グッズ販売については引き続きトゥエンティワン(有)が担当するとの事。 開発大首領『岡野 哲』 企画原案・美術設計・プロデュースは株式会社セガの企画制作部に所属する『岡野 哲(おかの てつ)』。 彼は、漫画家、キチガイラストレーター、ゲームキライター時は『ゾルゲ市蔵』、 ゲームパクリエイターの際は『ゾルゲール哲』、小説を書く時は『ゾルゲ一造』と様々なペンネームを用いる。 何故か「地上最強の男 竜」のように仮面を着けた格好で姿を現す為、公の場で素顔を晒すことは滅多に無い。 詳しくは岡野哲まとめwikiをご覧ください。 『R-720』との関連性 岡野氏の作品『セガガガ』にゲーム内ゲームとして収録されているシューティングゲーム「R-720」と、 同作で見ることができる「サンダーフォースVIイメージムービー」に登場する「SYRINX」が本作の自機として登場しているが、 本作はR-720はもちろん、このイメージムービーとも全く別内容のものである。 尚、SYRINXは同ムービー共々、テクノソフトとは無関係なサンダーフォースシリーズの一ファンである「Garow」氏個人の作であるが、 Garow氏自身は本作にSYRINXが登場する事を知らなかったかのような発言もしており、 本作におけるSYRINXの利用許諾が行われておらず、セガガガ時代に提供されたモデリングデータを勝手に再利用した可能性も指摘されている。 因みに、その「R-720」でGarow氏からの3Dモデル及びムービー提供、 元テクノソフトの九十九百太郎氏と山西利治氏からの音楽提供の仲介を取り行ったのが、 後に『BROKEN THUNDER』(ブロークンサンダー)のプロデュースもした雑音工房Noise(当時)の長崎繁氏である (セガガガ当時の詳しい経緯はGarow氏のblogを参照)。 尚、今更言うまでもないかもしれないが、長崎氏はテクノソフトとは何の関わりもない。
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古川もとあき氏のBBSでのやりとり http //music-msart.com/MF_station/bbs.html 【1645】 サンダーフォースVIのサントラ出ませんかね~? 2009/01/04(Sun) 22 56 From Cyberstorm Res お久しぶりです。 サンダーフォースVIのサントラって発売されないのでしょうか? サントラが出るなら ライナーノーツも書けると思うのですが…。(・。・;) 【1646】 今年も宜しくお願い致します☆ 2009/01/14(Wed) 17 46 From 古川もとあき URL Res サンダーフォースVIのサントラですが、 恐らく発売されると思いますよ~~(^^) 【1657】 あ、あのぉ… 2009/05/10(Sun) 19 13 From Cyberstorm Res サンダーフォースVIのサントラはいつ出るのでしょう? 全く出る雰囲気が無いのですが…(´_`。) 【1659】 Re あ、あのぉ… (親記事を見る) 2009/05/14(Thu) 15 15 From 古川もとあき URL Res 私も情報が無く、出るのかどうか分りません… 情報が入ったら、また書き込みしますね~~☆ 【1660】 Re あ、あのぉ… (親記事を見る) 2009/05/17(Sun) 22 27 From 浮岳龍 Res 横から失礼します。 サンダーフォースVIのサントラは、メーカーから、ネットで発売しているのを、偶然発見したことがあります。 「セ○ストア」で検索すれば出ると思います。 調べてみましたが、「セ○ストア」で、いまでは発売していない模様。 商品一覧に出てきませんでした。 参加アーティストさんにも何もないなんて・・・、と思ってしまいました。 あのメーカーさん、クリエイターさんに、とびきり歌の上手い方がいらっしゃるので、悪く思いたくないんですよね。 聞くもの全てを虜にする、魅惑の歌声の持ち主。 古川さんの次に好きな方です。 【1662】 Re あ、あのぉ… (親記事を見る) 2009/05/23(Sat) 19 09 From Cyberstorm Res やっぱり出てきませんでした…(´_`。) 何もしないと何も始まらないのでセがのサイトから質問フォーム?で サントラ出ないのですか?」みたいなメッセージを送ってみました。 どうしても出ないようでしたら 古川さんの作曲した曲(未使用曲も含めて)だけのTH VIのアルバム出して欲しいです~♪ 【1663】 Re あ、あのぉ… (親記事を見る) 2009/05/24(Sun) 01 05 From 浮岳龍 Res どうも、横からお邪魔します。 『サンダーフォース サントラ』で検索をしてみましたが、やはりどこからも発売していないようです。 サンダーフォース自体とても人気で、サントラの復刻発売を望んでいるユーザーさんも多いようですね。 実現すると良いのですが。 このCDに収録されている楽曲は、著作権フリーです。 プライベートユース、ビジネスユースを問わずに、御使用頂けます。 但し,原盤権は「M s アート」にあり、コピー及び転売は厳禁です。 と書かれていたが、商用利用OKのようにもとれる文章だが…。
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サンダーフォース VI 【さんだーふぉーす しっくす】 ジャンル シューティング ※グロ画像注意! 対応機種 プレイステーション2 メディア DVD-ROM 1枚 発売元 セガ 開発元 不明 発売日 2008年10月30日 定価 6,090円(税込) プレイ人数 1人 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 クソゲー シリーズファンから不評 ポイント プロデューサーによる完全私物化「伝説崩壊、『サンダーフォース』は今(ゾルゲに)滅ぼされた。」CERO判定詐称、無断使用など数々の疑惑シリーズファンにとってはクソゲー未満の何か「期待外れだったゲーム」堂々のトップ後のシリーズ特集で完全スルー サンダーフォースシリーズ 概要 ストーリー システム 問題点 原作破壊 ゲーム自体の出来 数々のバグの存在 評価点 総評 余談 初回特典の設定資料集について 発売後の評価に関する話 開発者の態度の問題や開発事情に纏わる黒い噂の数々 概要 かつてテクノソフト(*1)が開発・発売し、メガドライブやセガサターンで人気を馳せたシューティングゲーム『サンダーフォース』(以下「TF」と略記)シリーズの最新作。開発・販売は権利所有者より版権の使用許諾を得たセガが行った。 名作シリーズの11年ぶりの新作ということでファンからの期待は大いに盛り上がっていたのだが、肝心の内容が原作を原作たらしめている要素をことごとく無視した原作レイプの極みというべき惨憺たる出来栄えであったため、凄まじいバッシングに発展する事となってしまった。 なお、2016年9月にセガがテクノソフトの全ソフトに関する権利を取得した事を発表しているが、本作の開発当時はあくまでも許諾を得ただけで版権そのものを取得していた訳では無い。また、『TFV』以前のスタッフは本作の開発には一切関与していない。 ストーリー 人工知能「ガーディアン」の暴走から10年。ようやく復興を遂げ、再び繁栄を迎えようとしていた地球圏は、突如出現した「オーン・ファウスト」と名乗る勢力によって今や滅亡の危機に瀕していた。かつて人工知能「ガーディアン」を生み出し、地下深く厳重に封印されていた地球外文明の残骸「Vasteel」の発する警報を解析したところ、「彼等に対抗するためには、はるか外宇宙の連邦本星に救援の手を求めるしかない」という。 「オーン・ファウスト」の猛攻の最中、封印を解かれた「Vasteel」を組み込まれ、新たな武装強化をされた新型機「RVR-00 "PHOENIX"(フィニックス)」は、「Vasteel」の記憶素子に残された四つの宇宙座標のみを頼りに、地球人類にとって未だその実在すら定かではない、「銀河連邦」の本星を目指して飛び立った。(Wikipediaより抜粋) システム 基本は『TFV』と同様だが、一部の仕様は変更されている。 全6面構成で、ステージ1~3は攻略順を任意に選択可能。難易度はKIDS・EASY・NORMAL・HARD・MANIAの5段階。 武器を強化する「オーバーウェポン」が継承されているが、仕様は大幅に変更された。 補助装備クローの耐久力を消費(ボタンを押している間だけ発動、離すと解除)する形から、専用のゲージを消費(ゲージが空になるまで発動し続ける)する様になった。 ゲージは敵を倒すと出現する緑のエネルギーを取ると回復し、最大6本までストックが可能。 使用中は敵の通常弾を掻き消せるようになるが、自機のスピードが最低で固定される。また、使用中に更にボタンを押す事でゲージを複数消費(最高3本まで)し、威力を強化する「重ね撃ち」が可能。 自機のスピード調整が、『TFIII』『TFIV』と同様の25%・50%・75%・100%の4段階調整に戻った。また、ボタン押しっぱなしでの1%ずつの微調整機能は廃止された。 ゲームを進めていくと自機の種類が増えていき、ゲーム開始時に機体の選択が出来る様になった。機体は以下の三種類。 RVR-00 PHOENIX(フィニックス) 最初から使用可能。従来と異なり、最初から5種類の武器全てとクローを装備している。 + 武器一覧 TWINSHOT(ツインショット) 前方2連ショット。オーバーウェポンはレーザー照射。 BACK SHOT(バックショット) 前方と後方へのショット。オーバーウェポンは多方向へのレーザー照射(『V』に登場した強化ユニット「ブリガンディ」のバックショット)。 WAVE(ウェーブ) 前方へウェーブ弾を発射。『III』の同名武器とほぼ同じだが、地形貫通はしない。オーバーウェポンは大型のウェーブ弾高速連射。 FREE RANGE(フリーレンジ) 360度回転可能な照準を展開し、照準内の敵をレーザーで攻撃する。前作で猛威を振るった武器だが、威力は弱体化した。オーバーウェポンは照準内に電撃を発生させる。 HUNTER(ハンター) 敵を自動追尾する高速弾。オーバーウェポンは大型化したハンターを高速連射。 RYNEX-R(ライネックス改) PHOENIXでクリアすると使用可能。最初はメイン武器2種類しかないが、アイテムを取得する事で武器が増えていく…という従来通りのスタイル。 + 武器一覧 TWINSHOT(ツインショット) 前方2連ショット、初期装備。オーバーウェポンは前方へ剣状の電撃を放射(『IV』のサンダーソード)。 BACK SHOT(バックショット) 前方と後方へのショット、初期装備。オーバーウェポンは前方と後方へレーザーを連射(『IV』のレールガン)。 BLADE(ブレイド) 前方へ大型の刃状弾を発射。オーバーウェポンは多方向へブレード連射(『II』のメガフラッシュ)。 FREE RANGE(フリーレンジ) フィニックス版と異なり、照準の射程が短い代わりに360度全方位をカバー可能。オーバーウェポンは前方へ5連のウェーブ弾を連射(『II』のファイブウェーブ)。 HUNTER(ハンター) フィニックス版とほぼ同性能。 SYRINX(シュリンクス) PHOENIX使用時、最終面で乗り換える機体。難易度NORMAL以上で上述の二機でゲームクリアすると最初から使用可能になる。こちらもPHOENIX同様、最初からフル装備。 + 武器一覧 TWINSHOT(ツインショット) 前方2連ショット。オーバーウェポンは火炎放射。 BACK SHOT(バックショット) フィニックス版と同じ。 WAVE(ウェーブ) 前方へ敵にダメージを与え続けるレーザーを照射。オーバーウェポンは攻撃範囲と威力の強化されたウェーブ照射。 FREE RANGE(フリーレンジ) 照準の射程が伸びた以外はフィニックス版と同じ。 HUNTER(ハンター) 弾速が向上し、グラフィックが違う以外はフィニックス版と同じ。 問題点 本作の問題点は様々な要因が重なってのものだが、プロデューサー・ゾルゲール哲氏(本名・岡野哲。以下「ゾルゲ氏」と略記)のメディアでの各発言およびシリーズの改竄・私物化に絡む要因が極めて大きく、これが本作そしてゾルゲ氏への根深いバッシングへと繋がっている。 これらは概して言えば「原作の雰囲気や世界設定などの(ゾルゲ氏の自己解釈と著作物のねじ込みによる)破壊」「ゲーム自体の出来」の二つに分けられる。 原作破壊 ゲーム内言語がこれまでの英語から変更され、銀河連邦は西夏語、オーン帝国(今作ではオーン・ファウスト)はモンゴル語(モンゴル文字使用)になっている。 この件に関してゾルゲ氏は、「ストーリーに深く関わっている部分であり、その理由は最後までやれば解る」と発言し、モンゴル語についてはその道のプロに声優を依頼したとしている。 しかし、言うまでもなく多くの日本人にとって英語以外の外国語は馴染みが薄い。把握し難いイントネーションの言葉が強烈な異物感を生み出してしまっている。 ストーリーに関しては、ゲームをクリアすると開放されるレポートとグッドエンディングを複合して判断するに、「銀河連邦の人間である『IV』の主人公たちがファウストとの戦闘後、時空転移に巻き込まれ古代の地球に漂流、そこで西夏王朝を建国、西夏語が誕生した」という、滅茶苦茶な設定になってしまう。 『IV』の主人公たちはそもそも前作で生存しており、時空転移で行方不明になどなっていないし、オーン帝国とモンゴル語の関係性についても説明がない。結局西夏語である必要もない。 ただし、人名や機体名はこれまで通りイギリス風であり、1UPを取った時のボイスも「ワナップ!」と普通に英語である。 余談だが、PV第一弾公開時には新篆体(*2)の使用も確認されていたが、これは「評判が悪かったから」という事であっさり消えている。同様に評判の悪かった西夏語やモンゴル語は何故かゴリ押されて、そのまま批判された。 また、何故か文字の書き方がおかしい。西夏語は日本語と同じ方向に改行する縦書き、モンゴル語は(当作品で使われているモンゴル文字の場合)日本語とは逆の方向に改行する縦書きなのだが、本作では西夏語は横書き、モンゴル語は日本語と同じ方向に改行する縦書きにされている(ただし、西夏語は英語とともに書かれている場面があり、それに合わせた可能性もある)。 これまでの作品にはない宗教要素の追加。 今回の敵勢力「オーン・ファウスト」は、『IV』までの敵であるオーン帝国とファウストが合体した存在という設定だが、ゲーム中では「宇宙のあらゆる生命を吸収し、自己と同一化することで永遠の庇護と安寧を与えることを目的とした、殺戮と慈悲の守護者」などと説明されている。またバッドエンディングでは、ラスボスがアジアンなBGMに載せて「人類は自分達に滅ぼされた方が幸せ」といったことを語る。設定資料ではラスボスが光背を背負っており、「幼児イエスがごとく虹色の光背を背負ってあれこれと攻撃してくる」と説明。 これについてゾルゲ氏はトークショーで「オーンのマントラ(*3)とオーン帝国を結びつけた」「オーンのマントラって知ってるかな? オウム真理教のオームだな」と発言している。 現実の陰惨な事件に結び付く単語を絡めてトークショーで用いた事も問題だが、そもそもオーン帝国の綴りはorn、オーンのマントラの綴りはaumと全く違う(*4)。 自分の作品のキャラクターを無関係で他社版権の本作に無理やり捻じ込んでいる。 「私物化」と非難される理由の一つで、本作のラスボスにゾルゲ氏が手掛けた漫画作品からキャラクターを引用している(←苦手な人は注意! 元ネタとの比較はこちら)。しかも、 触手生えた複眼かつ重眼の皮が剥がれたグロテスクな胎児 という、嫌悪感を覚えるデザインであり、私物化を抜きにしても悪趣味という声が大きい。 ラスボスは『III』のラスボスでもあるオーン皇帝という事になっている。オーン皇帝(カウ・ス)は本来バイオコンピュータであって、グロい胎児ではない。 また、デザインに関してはCERO C以上でもおかしくないレベルだが、判定はなぜかA。また、設定資料に「TFVとの関連性と、CERO対策としてポリゴンむき出しのバーチャルっぽいギラギラとした胎児。」と書かれていることから、審査用にラスボスを差し替えた疑惑が濃厚である。 同じくゾルゲ氏の漫画に出ていた赤い戦闘機も登場していたり、プロデューサーを務めた『セガガガ』からクール部長戦のBGMやSTGパートのボス戦の演出を雰囲気が全く合っていないにもかかわらず流用している。 過去作との矛盾点。 公式発表では「『IV』以前と『V』を繋げる」との事だったが、本作は前述の通り設定変更や改竄が多く、全体としても過去作との矛盾が目立つ。 初代~『IV』は宇宙の何処かにある銀河連邦、『V』は地球を舞台にしている。初代~『IV』と『V』には厳密な繋がりはない(*5)はずだが、『VI』は最初のデモのみ地球側で、ゲーム自体は銀河連邦方面に出向いている。 『III』で壊滅させたオーン帝国が脈絡もなく存在している。 『IV』では全10面中前半5面でオーンの残党と戦い、その残党すら5面でファウストの手により消滅するが、本作の敵はオーン帝国とファウストが合体した組織という設定になっている。 『V』のストーリーの核であり、『IV』の自機でもあるRynex(Vasteel)は前作でボスとして登場し跡形もなく破壊されたのだが、『VI』では「封印されていた」という扱いを受けている。 恐らく、『V』のエンディングでラスボスが伝えてきた「最後のVasteelに封印を」という文面を誤解したものと思われる。ここでの『Vasteel』はオリジナルのRynexではなく、そのテクノロジーが用いられた最後の機体である『V』の自機Vambraceであることは、エンディングの文章に記載されていたことである。 地球のことなど知らないはずのオーン・ファウストが『V』で出てきた地球製のメカをコピーしており、中ボスや大ボスとして出現する。 『V』のラスボスである人工知能ガーディアンは、人類が超技術『Vasteel-Technology』を手に入れたことで破滅の道を歩むことを危惧し、『Vasteel-Technology』を全て破棄するために反乱した…という設定だったはずなのだが、何故か本作では「人類の数を管理統制しようとして暴走した」という全く異なる設定になっている。 ゾルゲ氏がプロデューサーを務めた『セガガガ』にも登場した、自機の内の一つ「SYRINX」。元々はある人が二次創作小説で創った機体だったりする。 しかし、本作のクレジットでは作者の名前が逆読みになっていたり(*6)、作者が自身のBlogにて「そうですね…Syrinx、、登場してますね…。」(原文ママ)という微妙なコメントを残していることからこちらも無断使用疑惑が浮上している。 ゲーム自体の出来 ここまでの問題点だけであれば「ファンの顰蹙を買ってしまった」で済んだ可能性はあるが、肝心のゲーム自体の出来にも問題がある。 武器から演出に至るまで、あらゆる部分でオリジナリティが不足している。 一応、ゾルゲ氏自身は「本作は過去作のオマージュだ」と発言してはいるのだが、全体的に演出や設定などがかみ合っていない(*7)ので、取り入れられた要素のほとんどが過去作や他作品の焼き直しになっている。 ザコ敵、ボス、自機の武装、ステージ構成など全編に渡って『III』~『V』からの焼き直しに終始しており、本作独自と呼べるものがほとんどない。かといって過去の要素をより美麗にリメイクといった程の物でもなく、全体的に目新しさに欠ける。 大味で単調な構成・難易度 基本的にほとんどの敵は出てきて単純な弾道の弾をばら撒くだけの単調な構成。配置も練られたものとは言い難い。 従来のシリーズでは、難易度を変更することで敵の出現数も変化していたのだが、本作で変わるのは敵弾の数だけ。 ボスは行動パターンが少ない上、動作もほとんどない。部位破壊も無しで爽快感皆無。 オーバーウェポンがやたらと強く、特にゲージを複数本消費する「重ね撃ち」は大抵のボスを簡単に瞬殺してしまう。 『V』でも武装の1つ「フリーレンジ」に対して似たような批判が存在するが、あちらは敵に接近するというそれ相応のリスクを背負わなければならなかった。一方、本作のオーバーウェポンはただボタンを押すだけで超威力というお手軽さ。「自機の速度が遅くなるのがデメリット」とされているが、オーバーウェポン発動中はほとんどの敵弾を消せる上、体当たりするような敵もほとんどおらず、いても大抵は突っ込んでくる前に倒せるので、殆どの場面でノーリスクである。 最初から機体がフル装備な上にミスしても失う装備はなく、低難易度化に拍車をかけている。アイテムで武器追加・やられると武器がなくなるという従来通りの仕様の機体もあるのだが、そちらは隠し扱い。 常時フル装備のシューティングは本作以外にも存在するが、それらはフル装備前提のゲームバランス調整がなされているのであって、本作のような低難易度という訳ではない。 ゲーム中にカメラアングルが頻繁に変わるのだが、これのせいで遠近感が非常に取りづらく、迫力が出るどころか完全にプレイを阻害している。 自機が画面外にはみ出してしまったり、見えない壁にぶつかったりする事まである。場面によってはそんな悪環境の中で弾避けをしなければならなかったりする。 特に最終面、カメラが微妙に傾いた状態で突然画面が下にスクロールし、ギッチリと敷き詰められたコンテナ地帯に突っ込んでいく箇所は、操作のし難さも手伝って無駄に事故りやすい。もはや悪意すら感じるレベル。 尚、ゾルゲ氏はPVを見たユーザーが送った不満を述べるメールへの返信の中で、「弾避けの最中とかにカメラは動かさない」という事実とは真逆の事を書いていた。騙して売り逃げする気満々と言われてもやむなしだろう。 全体的にグラフィックが粗く、とても2008年の作品とは思えない。 一番目立っているのが弾のペラペラっぷり。無駄に視点を動かしまくるので嫌でも目に付く。 背景も「書き割り」という表現がピッタリな程に立体感が無い。序盤3ステージは特にそれが顕著。 処理落ちが頻繁に起きる、自機がオブジェクトの奥にいてもショットは常に手前に表示されるなどの点からも、制作技術の未熟さが窺える。 過去作と比べSEが全体的に軽い。 例としてはシールド被弾音が「茶碗をハシで叩いたような音」などと言われるほど軽く、迫力に欠ける。 担当した佐藤豪氏は、セイブ開発時代から『雷電シリーズ』を中心にBGMと共にSEも手掛けており、ノウハウは十分にある筈なのだが……。 PVが公開された時点でファンからは改善を要望されており、それについてゾルゲ氏は「製品版ではちゃんと鳴ってる」と改善した旨の発言をしていたが、結局修正されることはなかった。『雷電III』で使用されているSEの劣化使いまわし疑惑もある。 これに加えて音飛びが激しく、音声が途中で止まることがある。 「(旧作と比較して)勝ってるくらいのところまで来てる」とまで豪語していたBGMは、過去作からの世界観やステージの雰囲気と全く合ってない曲が多く、サンダーフォースのBGMとしては低評価。 単曲として出来が破綻している訳ではないのだが、いかんせん過去作と作風が違いすぎる曲が多い事と、作曲家毎の作風がバラバラで統一感に欠ける事は致命的で、BGMも売りの一つだったシリーズであるだけに過去作からの落差が巨大な影を落としている。 作曲家ごとに見ると、TAMAYO氏の作曲したBGM(ほとんどの道中曲を担当)は曲単体では概ね好評。しかし、『レイシリーズ』を彷彿とさせるテクノやハウスを基調としたシックな雰囲気の作風は、TFシリーズらしくはないという声も根強い。また、最終面BGMに至っては何故かオスマン・トルコ軍楽(メフテル)調。「曲そのものは悪くない」「使いどころを間違ってなければ……」という声もあるが、過去作はおろか本作のBGMとも違う作風であり、最終面の構成も相まって悪目立ちしている。 佐藤豪氏の作曲したBGM(主にボス戦BGMを担当)は、エレキギターを押し出したハードロック調の曲がシリーズの方向性に合っていた為、概ね高評価を得ている。 金子剛氏はオリジナルの楽曲はそこそこの評価を得ているものの、過去作のアレンジBGMは劣化アレンジと評判が悪い。また、ステージ5や最終面のボス戦で流れる『セガガガ』からの流用BGMも、やはりTFシリーズらしくない曲調でジュリアナ調と揶揄される等、こちらも評判が良いとは言えない。 古川もとあき氏は古川氏が発売した著作権フリー素材CD(4,000円)の楽曲をステージBGMに使用しただけ。TFであることを抜きにしても、音質が明らかに他の曲と違い浮いている。ゾルゲ氏は雑誌インタビューにて「古川もとあき氏に熱い曲をお願いした」と語っており、この言い方なら新曲を依頼したと思うのが普通だが……。 楽曲全体のマスタリングが行われていないのか、ステージごとにBGMの音量が違う、隠し機体を使用した際にステージBGMが別曲に変わるものの、TAMAYO氏の担当分がループ処理されていない等、総じて処理が雑。楽曲も売りの一つだったシリーズとは思えない惨状である。 作曲や音響を担当した各人にも責任があるのは確かだが、楽曲の発注・採用といった音楽制作面の根本を取り仕切るのは当然ながら制作陣側である。このため、TAMAYO氏らを哀れむ声が根強く、全体の整合性やシリーズの雰囲気に合わせる気ゼロで起用した側に問題があるとする意見が大半である。 マルチエンディング仕様なのだが、これも大いに不評。 難易度EASY以下で流れるバッドエンディングは、オーン皇帝からプレイヤーに向けて発せられたメッセージ。背景は例のグロい胎児の顔を模したものに間違ったモンゴル語と絵面が悪く、物々しいBGMと共に威圧的な態度で主張してくる皇帝、という内容である。宗教的要素はともかく、ただ単に「バッドエンド」として見るならそれほど問題があるものでもない。 だが問題なのは、このエンディングは『V』のグッドエンディング「Last Letter」の文章・構成を流用し、宗教的要素を加えることで意図を捻じ曲げたものであるということ(通称・オーンレター)。このためただ単に出来が悪いというだけの話ではなく「『V』の感動まで破壊した改悪」として認識されている。 隠し機体であるRYNEX-RとSYRINXを使い、難易度HARDでクリアするとグッドエンディングとなるが、RYNEX-Rでクリアした場合は日本語字幕なしで西夏語のみが流れるため、大半のプレイヤーは全く内容が理解出来ない。SYRINXだと日本語字幕が表示されるが、プレイ時間を引き延ばすために字幕の有無でムービーを水増ししたとしか思えない。 隠しモードとして、敵弾に色が付き、その色に対応した武器で弾が消せる様になる『ネオスタイル』が存在している。ゾルゲ氏曰く「開発スタッフが独自に提案してくれた部分」で、「斬新なシステム」「奥が深い」とベタ誉めしていた。 「アイディア自体は悪くない」という意見はあったものの、そもそも根本的なゲーム性は変わっておらず、また難易度を上げないと(=弾を増やさないと)通常と殆ど違いが無い、結局オーバーウェポンを使えば色に関係なく全弾消せてしまう、ステージ5でスコア永久稼ぎパターンがある等の問題点も見られ、奥深さの感じられないモードでしかなかった。 公式ブログでは「『斑鳩』と『ヘルファイヤー』をミックスしたような」などと表現していたが、海外インタビューで「トレジャーゲーにしたくなかったからトレジャーは使わなかった」等と矛盾した発言をしている(*8)。 『V』で好評だったダイレクトモード(*9)が廃止された。あの『BROKEN THUNDER』(後述)ですらダイレクトマップは搭載されていたので、さらに手抜きが目立つことに。 数々のバグの存在 たまにテクスチャのアサインズレによる、化け化けの画面が拝める。クローや弾が当たり判定ごと消えることも。 タイムアタックのとき、スタートボタン連打でタイムが短縮される。タイムアタックの存在意義自体がなくなっている。 自機が消失するバグまで存在する。 更には、特定の場所でスタートを押すことで確実にフリーズしたり、ゲームが進行不能になったりといったバグも多数存在する。 なお、セガは本作のバグ対応には一切応じていない。 評価点 問題点でも述べた通り、一部のBGMは評価されている。曲単体としては好評なものも多い。 前作で強すぎたフリーレンジは火力が下方修正されるなど調整されており、一応、フリーレンジ一強だった前作と比べて武器バランスが改善されている。 それだけに、上記の仕様のせいで「死んでも無くならない武器」というアドバンテージが失われたツインショット及びバックショットの存在意義が薄い等、新たな問題点が発生してしまっているのが残念なところだが。 ノーマルエンディングについては切ない雰囲気が醸し出されており、少なくとも他の二つのエンディングに比べるとまとも。 設定はともかく、自機のPHOENIX、RYNEX-Rのデザインは中々カッコいいと評価されている。 問題点で挙げられた西夏語やモンゴル語だが、当時それらの言語が使われている国産商業ゲームは他に類例がなく、その点は本作の数少ないオリジナリティと言える。 もっともこれが受け入れられたかは別であるが、本作でこれら言語に興味を持ったプレイヤーもいる…かも知れない。 総評 横スクロールSTG史上最大級にシリーズファンの怒りを引き起こした問題作。 上述の通りの惨憺たる内容ではあるが、一応、STGの体裁自体は崩れてはおらず、世界観やバグさえ我慢すれば辛うじて遊べる程度の出来ではある。 そのため、TFシリーズに対して特に思い入れの無いユーザーからは 「名作シリーズにしては大したことのない出来」 程度の評価で落ち着いている。 しかしシリーズのファンにとっては、名作シリーズの最新作として満を持して発売されながら「これまでTFシリーズが築き上げてきた世界観やシナリオ、ゲーム性を完膚なきまで破壊した存在」に他ならない。 そのあまりの内容に発売直後から強烈な罵詈雑言が容赦なく浴びせられるなど、プロデューサーのゾルゲ氏共々凄絶なバッシングを受ける事になった。 同シリーズには、他の全作品においてそれぞれに賛否意見が飛び交うほど熱心なファンが存在し、その議論は熾烈なものがあった。 それらのファンたちが「『VI』など存在しなかった」と口を揃える状況は、本作に対するシリーズファンの感情を最も端的に示したものと言えよう。 余談 本作に使用されている西夏語/モンゴル語は日本人にとっては馴染みのない言語なだけに、様々な空耳が作られネタとして飛び交っている。 + 代表的な空耳の一覧(下品な言葉を含むので閲覧注意) 「C言語」「ウーチェウーチェ」「油ドボーン」「津和田、ゴミは?」「おっちゃん!おっちゃん!」「オッ◯イシャブシャブ」「エ◯チプリンプリンアノ娘~」「ウ◯チ丸めるエ◯チサラダ」「チ◯ポーウィング」「チ◯毛プリプリメッチャー」 初回特典の設定資料集について ゲームの内容とは少々話がずれるのでこちらに書くが、初回特典として付属した設定資料集の内容にも問題がある。 開発中の資料には、ステージやボスの構成や演出を指示する記述があるのだが……。 上でいくつか触れているが、それらのステージ構成やボスキャラクターの演出については曖昧な指示が非常に多く、ほとんどスタッフに丸投げしているものまである。 あまりにも無茶ぶりが過ぎた結果再現できていない表現や実装できていない仕様も多い。 表紙にプレイヤー機ではなく特定のEDにしか出番のない機体を使っている。当然ながら殆どのプレイヤーは困惑を禁じ得なかった事だろう。ちなみにこの機体の名前はなんと「ゾルゲ号」。どこまでも自己顕示欲丸出しである。 「TF4そのままで」など、過去作の構成をそのまま流用する指示だけでなく、「『セガガガ』の歴代ハード合体シーンそのまま」「ダライアス外伝のイカ参照」のように、TFと全く関係ない(それどころか他社の)作品の構成や演出の参考を促す指示まである。 おまけに、自身が手掛けた作品であるはずの『セガガガ』の合体シーンについては「YOUTUBEとかに動画ありますので参考にしてください」と記述している。開発中の資料において、こうした記述自体は珍しくないのだが、公式の設定資料集に載せる物でこのような記述を残すのはいかがなものか。 スタッフへの過去作の説明として、『V』を「地球に漂着した4の自機の残骸(バスティール)が暴走してバトルになったという話」と誤って説明している。 後述のように「スタッフは全員TFマニア」ならそもそもこんな誤説をする必要もない。前述の「CERO対策」の記述なども含め、スタッフ(というよりゾルゲ氏)がいかにTFシリーズへの敬意を欠いているかを示す動かぬ証拠と成り果てている。 このような問題だらけの特典に関してもスタッフだけでなくセガに対して批判が噴出した。 発売後の評価に関する話 発売当日に中古屋に売ろうとするユーザーが続出したが、買取拒否をする店も多かった模様。 流通している数は決して多くないはずだが、中古品が1コインで投げ売られていた事もあるくらい希少価値は全くなかった。 しかし、現在はなぜか中古価格が上昇し、5000円以上で取引されることもしばしば。 余りの出来の悪さゆえに『ゲーマガ』の最新ゲームソフト満足度ランキングではほぼ1年(*10)連続(対象期間中全て)最下位。ワースト2位に平均評価点でダブルスコアを付けられる圧倒的最下位を記録し続けた。 さらに、同誌の2009年11月号で組まれた特集「期待外れだったゲーム」アンケートにおいては見事ぶっちぎりの1位を獲得。「かつての『デスクリムゾン』を彷彿させる評価を受けた『TFVI』」という散々なコメントを書かれた。(*11) また、同誌2010年8月号にて組まれた「歴代ゲーマガ名誉名作ランキング」では、上記の記録を残した本作を「不名誉名作」として紹介している。掲載された読者コメントも「作者が悪趣味過ぎる」「もはやギャグ」と惨憺たるものだった。 前年に発売されたが評価が宜しくなかった二次創作同人ゲーム『BROKEN THUNDER』(*12)の後に、正式な許諾を得て大企業がシリーズナンバリングタイトルを作ってこの体たらくだったので、ファンは大きく落胆した。 そうした事情から『BROKEN THUNDER2』と揶揄されることもある上、「世界観や音楽はTFらしい『BROKEN THUNDER』のほうがまだマシ」という意見も多い。作品成立の経緯をみればどっこいどっこいだが。 これ以外にもシリーズファンからは 『岡野6』『犯6』『産廃6』 と揶揄されることも多い。以上全てはシリーズ作として認めたくない心理の表れである。 ニコニコ大百科の『サンダーフォース』の記事でも本作はほぼなかったことにされており、『BROKEN THUNDER』の記事の方に書かれている。 そして「サンダーフォース完結作」のタグと記事は『サンダーフォースV』に関するものとされる。本作の出来の悪さが、皮肉にもそれまで賛否両論だった『V』を再評価させる契機になった。 KOTY2008ではスレッドのルールに準じた選評の未提出で「ガッカリゲー」という評価にとどまったこともあって選外以下だったが、現在のクソゲー観点で(作品私物化という面を除外して)評価した場合でも、看板足り得る印象的なクソ要素に欠けるきらいがあった。無論「普通のゲームなら」このような評価ですら凄まじく不名誉なのだが…。 四八ショック以前は、(端的に言えば)ゲームの期待度と実際の出来(クソ度)との比較で評価されていたため、その時にこのゲームが出ていればKOTY大賞になれていた可能性はなくもなかった。事実、騒ぎの大きさだけなら大賞級であり、その意味ではこのゲームは幸運だったかもしれない。 丁度この時期のKOTYでは本作を遥かに上回るクソゲーが立て続けに出ていたため、実際のところは一部のファンが発売前に名前を挙げたのみで選評も届かず、議論にすら至らなかったようである。ただ、仮に四八ショック以前の基準でKOTY2008を考えるにしても、やはりダメジャーには歯が立たなかっただろうが……。 横スクロールSTGの御三家と呼ばれる『グラディウス』『ダライアス』『R-TYPE』の影響の大きさで影に隠れがちだった『サンダーフォース』シリーズの知名度が騒動の影響で広がり、シリーズ未プレイの人達にシリーズへの興味を抱かせるきっかけにはなった。この点に関して(皮肉込みで)評価するプレイヤーも存在しないでもない。 無論、本作そのものの評価点などではないのは言うまでもなく、以前からのシリーズファンも「こんな形で知名度が広がっても嬉しくない」というのが心情だろうが。 休刊したゲームサイドがリニューアルする形で誕生したシューティングゲーム専門誌『シューティングゲームサイド』のVol.5でサンダーフォースシリーズの特集記事が組まれたのだが、VIに関しては全く触れられなかった。まさかの公式「VIなんて無かった」である。 ゲームサイド編集部とゾルゲ氏は前身雑誌の『ユーズド・ゲームズ』時代から付き合いがあり、ゲームサイド休刊まで長年「ゾルゲ市蔵」名義で漫画や記事を執筆したり、本作発売前には提灯な特集記事やインタビューを掲載する等、ズブズブな関係だった。そんな経緯もあり、ゲームサイド編集部がVIをどう扱うかが発売前からかなり注目されていた。 結果的に一切触れられることはなかったが、これは版権元の掲載許可が出なかったためとされた。版権元のこの対応は本作の惨状を知る者から概ね好意的に受け止められている。 一方で、「どんな出来であってもシリーズの名を冠する以上は向き合うべきだった」という声も存在している。 尚、理由は不明だが、電子版「Vol.5」は「サンダーフォース特集」そのものが収録されない縮小版として発売される、という事態も発生している。 ちなみに、有名シリーズ物のSTGでありクソゲーの烙印を押されている『ダライアスR』でさえ、『シューティングゲームサイド』のダライアス特集で出来るだけ好意的な記述で紹介されている(評判が悪いことには触れられている)。これを考えれば、本作が如何に忌避された存在であるかを示す例と言える。 本作品があまりにも不評だったことは現在権利を所有しているセガ側も理解しているのか、『サンダーフォースIII』が3DS(*13)、『サンダーフォースIV』『サンダーフォースAC』がSwitchに復刻されても『TFVI』のことは全然話題にしていない。 ゾルゲ氏も2014年に投稿した自身のBlogにて「私が今も、少なくない方々によく思われてないことは承知してます。男が自分の責任でやったことですので、これまでもこれからも言い訳はしません。(原文ママ)」という一文を書いているなど、本作に纏わる評判は把握していることが窺える 本作は「プロジェクトSTG第1弾」という触れ込みで発売されており、ゾルゲ氏はインタビューで「既に第2弾以降も計画中」と発言していた(海外では『ファンタジーゾーン』や『スペースハリアー』の名前を挙げていた)。 しかし、こんな名作への冒涜を二度も続けられるわけがなく、本作発売後も第2弾以降の音沙汰は全くない。そしてゾルゲ氏自身も既にセガを退社している為、このプロジェクトが復活する事は最早ないだろう。 ゾルゲ氏は本作以降は暫くゲーム開発者として表舞台に出てくる事は無くなり(ゾルゲ市蔵名義で漫画執筆等は継続)、いつの間にかセガを退社。その後、2014年に株式会社ヒューガ(*14)を設立。 スマートフォン向けSTG『群馬県から来た少女』をリリースした他、Web漫画『ファイナルリクエスト』の制作協力などに携わった。これらは一定の評価を得ている。 2016年には前述のSTGのパワーアップ版である『群馬県から来た少女・改』、2018年には完全新作STGである『機甲龍ガンザウル』といった新作ゲームの配信を立て続けに予告。この内、『ガンザウル』にはBGMコンポーザーとして元テクノソフト所属の九十九百太郎氏が参加するという事でTFファンを色んな意味で驚かせた(*15)。……が、どちらのタイトルもそれ以降は何の続報も無く、発売未定状態となっている。ヒューガの公式サイトによると現在は『ファイナルリクエスト 劇場版』の製作作業に集中しているようだ。 なお、『群馬県から来た少女』の小説版及び漫画『ファイナルリクエスト』の作者である日下一郎(くさか いちろう)氏は、ゾルゲ氏の変名である可能性が指摘されている。日下氏の経歴及び容姿がゾルゲ氏と似ており、更に「日下一郎」がゾルゲ市蔵の捩り(*16)とも取れる事がこの説の根拠となっている。 開発者の態度の問題や開発事情に纏わる黒い噂の数々 ゾルゲ氏は発売前からTFファンへの挑発的な言動、過去作や他作品への敬意を欠いた発言を繰り返していた。 インタビューにて「(TFシリーズの)歴史には敬意を払う」と発言していた一方で、本作を手がける理由について「新作を1から作りたくはないし、ある程度(名前だけで)売れるゲームの続編商法がやりたかったから」という旨の見解を述べた事があり、また過去作やそのBGMについて敬意の欠けた発言もしている。 西夏語/モンゴル語使用の件に関して、「異星文明同士の接触を描くのにお互い英語を喋るのはおかしい」と語りつつ「急ごしらえの架空言語や英語表記等を避けた上で、我々の言葉から遠い実在の言語を使った」として地球由来の言語を使う矛盾した姿勢(*17)を取ったり、マクロスやボトムズ、『ゼビウス』を例に上げて「よくある架空言語は英語をちょっと弄っただけでSF的に全然駄目」等と他作品を非難していた。 元々このような不遜・過激な言動を芸風として売りにしていた人物ではあったのだが、結果的にファンの怒りの火へ無用に油を注ぐ事となり、後の大炎上へと発展していった。 ゾルゲ氏は「開発はシューティングに実績のある会社に頼んだ」「スタッフは全員TFマニア」と発言しているが、これらの問題点を見る限り到底そうは思えない。 詳細は「事情があって開発の名前は明かせない」としており、実際スタッフロールには開発元が明記されていないのだが、イベントやネットラジオでは開発協力として「ガルチ」(*18)の名前が挙げられていた。 ゲームディスク内のファイル上にはガルチの社名と代表取締役(当時)である茶谷修氏の名前が存在する事も確認されているのだが、一方で茶谷氏は本作との関わりを否定する様な発言をしている反面、開発絡みの裏話を知っていると思しき発言もしているなど実態は不明のままである。 いずれにせよ、ユーザー側からは確証を得る術が全くないのが現状である 。
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サンダーフォースV サンダーフォースV Perfect System 機種:SS, PS 作曲・編曲者:九十九百太郎、廣瀬祐一(PS) 発売元:テクノソフト 発売日:1997年7月11日(SS), 1998年5月21日(PS) 概要 テクノソフトから発売した3Dグラフィックの横スクロールシューティングゲーム。 「サンダーフォース」シリーズの第5作目。 曲は前作の路線を引き継ぎハードロック路線が中心。過去作品からフレーズを引用した楽曲も多い。 (前作:サンダーフォースIV 次作:サンダーフォースVI) 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 Beginning Of War 九十九百太郎 Opening オープニング258位 Attack Point 九十九百太郎 Stage Select Legendary Wings 九十九百太郎 Stage1 "No Blue"サターンとプレステで異なる 第1回53位第3回474位第4回114位第5回473位第6回176位第7回431位第13回596位シューティング4位夏222位歴代256位一面34位1990年代102位 Deep Purple 九十九百太郎 Boss1 Beast Jungle 九十九百太郎 Stage2 "Wood" Iron Maiden 九十九百太郎 Boss2 Rising Blue Lightning 九十九百太郎 Stage3 "Human Road" A3 九十九百太郎 Boss3 Cyber Cave 九十九百太郎 Stage4 "Guardian's Guardian" Guardian's Knight 九十九百太郎 Boss4 Steel Of Destiny 九十九百太郎 Stage5 "Judgment Sword" 第4回149位第5回496位第6回511位第10回599位シューティング32位 Duel Of Top 吉田猛・九十九百太郎 Boss5「Lightning Strikes Again」(サンダーフォースIV)アレンジ Electric Mind 九十九百太郎 Stage6 "The Bottom of One's Hart" Fatherless Baby 九十九百太郎 Boss6 The Justice Ray Part2 九十九百太郎 Stage7 "End is now here" 第2回44位第8回973位ラストバトル84位第2回ラストバトル162位シューティング101位 Please Seal It Up! 九十九百太郎 Bad Ending Return To Blue Sky 九十九百太郎 Staff Roll Last Letter 九十九百太郎 Good Ending シューティング136位エンディング64位第2回エンディング281位ピアノ17位 Game Over 山西利治・九十九百太郎 Game Over Tan.Tan.Ta.Ta.Ta.Tan 大谷智巳・九十九百太郎 Ranking 2~ Record Of Fight 大谷智巳・九十九百太郎 Ranking Top「Hunger made them desperate」(サンダーフォースIII)アレンジ Count Down To Die 九十九百太郎 Continue Perfect System(PS版)追加BGM An Encounter 廣瀬祐一 Opening Movie (PS) Memorys Of War. 廣瀬祐一 Staff Roll(PS) Attack Point 2 大谷智巳・九十九百太郎 Stage Select (TIME ATTACK)「Knights of legend」(サンダーフォースII)アレンジ サウンドトラック Technosoft GAME MUSIC COLLECTION VOL.10 Technology Technosoft GAME MUSIC COLLECTION VOL.10 Technology 2013 Lost Technology Lost Technology Plus
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サンダーフォースシリーズリンク 機種 タイトル 概要 判定 本編 PC(*1) サンダーフォース トップビューの8方向高速スクロールが特徴のSTG。PSGで音声合成されたタイトルコールが話題に。 サンダーフォースコンストラクション ↑にマップ編集機能を追加したマイナーチェンジ版。 X68k サンダーフォースII アーケード基板並の性能を持つ16bitパソコンX68kで開発された正統続編。シリーズ随一の高難易度だが、横スクロール、武器切替等、後のシリーズ続編作の基礎要素が導入された。 MD サンダーフォースII MD X68k版の移植であり、テクノソフトの家庭用ゲーム機デビュー作。概ね良移植だが、ハードの性能差やメディアの容量差もありそれなりに劣化している。 MD サンダーフォースIII プラットフォームをMDへ移し、完全な横スクロールSTGとして新生した転換作。 良 AC サンダーフォースAC 『III』の逆移植。が、家庭用ゲーム機レベルのクオリティだったため見向きもされず。 なし SFC サンダースピリッツ 『AC』のアレンジ移植。処理落ちの異常なまでの激しさが非難の的となった。 劣化 Switch SEGA AGES サンダーフォースAC オリジナル版当時は見向きもされなかったがCS機移植にあたり、RYNEX等の個性的な自機の導入で完成度向上。 良 MD サンダーフォースIV メガドライブの性能を極限まで出し切ったと言われる圧倒的なクオリティ。シリーズ最高傑作との声も多い。 良 Switch SEGA AGES サンダーフォースIV 新たに『III』の自機「ステュクス」が使える「STYXモード」を搭載。 SS サンダーフォースV 地球が舞台となり、グラフィックも3Dに。ゲームバランスは賛否両論あるが、演出やBGMの評価は高い。 良 PS サンダーフォースV Perfect System 『V』のPS移植版。グラフィックや音が若干劣化したものの、多数の追加要素が存在する。 PS2 サンダーフォースVI 権利者から許諾を受けたセガから発売された、11年振りの新作。だが、制作者の私物化による世界観の崩壊に伴う原作レイプや多くのバグなどが全てを黒歴史にしてしまった。 ク カップリング・オムニバス SS サンダーフォース ゴールドパック1 MD版『II』と『III』をカップリング。 なし サンダーフォース ゴールドパック2 『AC』と『IV』をカップリング。 なし 3DS セガ3D復刻アーカイブス3 FINAL STAGE 立体視に対応した『III』を収録。 Switch セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online 『サンダーフォースII MD』を収録。 良
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サンダーフォースV / THUNDER FORCE V テクノソフト 1997.7.11 SS サンダーフォースシリーズの5作目。3Dポリゴンで描かれた横スクロールSTG 地球外のオーバーテクノロジーを元に建造された、大型無人人工島「バベル」の管理システムの人工知能「ガーディアン」は、地球圏に対して宣戦を布告。それらに対抗する地球側の特殊戦闘機部隊「Thunder Force」による破壊作戦 サンダーフォースV PERFECT SYSTEM 使用できる機体が増えたり追加要素があるPS移植版 PSNのGAで配信された 続編 サンダーフォースⅥ
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登録日:2012/04/01 Sun 19 54 54 更新日:2023/07/25 Tue 10 01 59NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 SEGA エッチプリンプリンあの娘~ ゲーム サンダーフォースVI シューティング セガ ブロークンサンダー ブロークンサンダーII 加筆・修正依頼中項目 概要 サンダーフォースVI(BROKEN THUNDER II)とは、2008年10月30日に発売されたPS2用ソフト。 発売はセガ。ただし元テクノソフト関係者からは許可を得ただけで、権利は取得していない。 プロデューサーはゾルゲ市蔵、ゾルゲール哲こと岡野哲。 シューティングゲームとして多くのファンを作ったサンダーフォースシリーズの6作目。そして十年ぶりの新作である。 同時に、セガが立ち上げた「プロジェクトSTG」という企画の第一弾でもある。要はブームが過ぎて久しいSTGをもう一度第一線に復活させようというもので、他にも「ファンタジーゾーン」や「スペースハリアー」などが候補に挙がっていたとか。 あらすじ 人工知能「ガーディアン」の暴走から10年。 ようやく復興を遂げ、再び繁栄を迎えようとしていた地球圏は、突如出現した「オーン・ファウスト」と名乗る勢力によって、今や滅亡の危機に瀕していた。 かつて人工知能「ガーディアン」を生み出し、地下深く厳重に封印されていた地球外文明の残骸「Vasteel」の発する警報を解析したところ、「彼等に対抗するためには、はるか外宇宙の連邦本星に救援の手を求めるしかない」という。 「オーン・ファウスト」の猛攻の最中、封印を解かれた「Vasteel」を組み込まれ、新たな武装強化をされた新型機「RVR-00 "PHOENIX"(フィニックス)」は、「Vasteel」の記憶素子に残された四つの宇宙座標のみを頼りに、地球人類にとって未だその実在すら定かではない、「銀河連邦」の本星を目指して飛び立った。 主な変更点 基本システムはⅤを踏襲しているが、以下の点が異なる。 オーバーウェポンは、倒した敵から取得するエネルギーで溜まる6本のゲージをボタン入力で1本ずつ消費して発動する。発動中に2本まで追加でゲージを使って性能を強化する「重ね撃ち」も可能。 自機はゲーム開始時に3機の中から選ぶ方式。PHOENIXで1度クリアするとRYNEX-Rが、この2機でノーマル以上を1度ずつクリアするとSYRINXが解放される。 クローの仕様がⅣまでのものに戻された スクラッチボーナス、ダイレクトモードは廃止 コンティニューした際は死んだその場で復活 隠し要素として、敵弾に色がつき、対応した武器で消すことができるようになる「ネオシステム」が追加された。 問題点 ・音声を前作まで敵味方共に使用していた英語から、地球と銀河連邦が西夏語・オーン・ファウストがモンゴル語へ変更 「宇宙人が地球の言語を話すのはおかしい」ということらしい。 だけど造語を使うわけでもなく地球の言語である英語はやめて地球の言語である西夏語・モンゴル語へ変更しましたという意味不明な行動で結局理由を説明できてない。(ゾルゲは西夏語・モンゴル語は地球の言葉ではないと言いたいのか?) 結果的に我々日本人にとっては非常に間が抜けて聞こえるようになってしまい、『C言語』『油ドボーン』『とーちゃん』などの空耳を残した。 一応「銀河連邦の人間であるIVの主人公たちがIVのファウストとの戦闘後、時空転移に巻き込まれ古代の地球に漂流、そこで西夏王朝を建国、西夏語が誕生した」という設定も汲み取れなくはないが、Ⅳの主人公は時空転移に巻き込まれてなどいない。 ・世界観に合ってない多数のBGM ステージBGMは岡野の「STGの音楽は熱く激しく、儚くメロディアスじゃなきゃなっちゃいない」という自論に基づき起用されたレイシリーズのTAMAYO女史だが、どう聴いてもレイシリーズのBGMにしか……。 そして最終ステージのBGMは何故かトルコ軍歌調、というかほぼまんまジェッティン・ディディン。 ただ曲自体の評価は中々高い。(3面の「EVER BLUE」が特に人気が高い。また、先述のトルコ風の曲「ORN MANTRA」もしっかり演出していればハマっていたかもしれないという声は少なくない) ボスBGMは雷電シリーズの佐藤豪氏が担当。こちらはTFらしいロック調の曲が中心で、比較的評価は高め。 古川もとあき氏の楽曲は氏が作曲した著作権フリー楽曲の流用。ちなみに楽曲を使用したCDは後に廃盤になった… 金子剛氏はセガガガからBGM流用がされている。 ・カメラワークや過去の焼きまわし感漂う演出 自機を斜めから映すような謎のカメラワークをやたらと多様。アインハンダーのように他の演出と噛み合っているわけでも無いのでやりづらい。 敵も撃破時のエフェクトがショボく、ギミックもへぼい。 演出には過去の焼き増しとしか言えないものが多数。 ・SEがもっさりして迫力に欠ける 射撃音が「ドラム缶をひっぱたいたような音」、シールド被弾音が「茶碗を箸で叩いたような音」と揶揄される。 SEはBGMも担当した佐藤氏が担当。雷電シリーズでノウハウはあるはずなのだが……。 ・二次創作小説「THUNDFR FORCE FOREVER」やセガガガに登場する二次創作の機体「Syrinx」の無断使用疑惑 明確な証拠こそ無いが、作者のGarrow氏が「そうですね…Syrinx、登場してますね…。」と微妙な返答をしている。 ・かつてゾルゲが描いてたキャラを登場させる 世界観に全くマッチせず、特にラスボスがゾルゲが執筆した「横綱大社長」のキャラの流用(しかもグロイ胎児みたいなデザイン)。 しかもこのグロ胎児の正体はⅢでバイオコンピューターとして登場したはずのオーン皇帝である。 この他にも度々登場する赤い小型戦闘機も同作品から流用。 ・歴作ストーリーとの矛盾 過去作の設定と矛盾している点があまりにも多い。 特にPHOENIXでEASY以下をクリアすると閲覧できるバッドエンドのムービーはⅤのlast letterの文体と構成に宗教要素を組み込んだ流用というもの。 その他にも 全体的にグラフィックがお粗末。一応過去作と比べれば綺麗だがハード性能を活かせているかという点では疑問。 弾(特にハンター)がペラペラ。視点を動かしまくるので嫌でも目につく。 散漫で爽快感を感じない敵の配置。難易度を変えても弾の数しか変化しない。 ゴリ押しでもクリアできる低い難易度。 頻繁におきる処理落ち。 時々、スタートボタン押しただけでフリーズ。(3面では再現性100%のところが2箇所も) オーバーウェポンが強すぎる。高威力、お手軽なチャージ、敵弾を消せると反則級の性能を誇り、重ね撃ちを使えばボスでも瞬殺できる代物で、これのせいでせっかくのネオシステムが無意味になっている。 オーバーウェポンをぶっぱなしてるとフリーズ。(恐らく大量のオブジェクトが原因のメモリエラー) レイヤー指定のミスで画面手前のオブジェクトから弾が浮いて見える。 テクスチャミスの画面化け。 D端子を使用する際プログレッシブ出力が可能だが画面がズレる。 自機が消失する セーブ時にメモリカードを破壊する バグでデータが消えても対応してくれないメーカー と、問題を多く抱えている。 自機解説 RVR-00 PHOENIX RVRシリーズなのに防具の名前じゃない。 封印していたVasteelを試作機に組み込んだら唐突にオーン・ファウスト機からエネルギー吸収できるようになった謎の性能。 しかもそのVasteelは何とVで木っ端微塵に吹っ飛んだ筈のRYNEXと明かされている。(*1) あとBRIGANDINEは使い捨てブースター扱い。 機体左翼のフォトンライフルを使ってる描写は全く無い。 武装とクローは最初からフル装備。やられても残機以外何も失わない上にそれに合わせたゲームバランス調整もされておらず、死んでも無くならないのが利点だったツインショットとバックショットはただの荷物に。 因みにパイロットは前作主人公セネスのクローンをより戦闘向けに調整した存在らしい。 武装 ツインショット 前方に2連ノーマルショット。 OWは前作同様ソード。 バックショット 後方に2連+前方に単発ノーマルショット。 OWは前作のBRIGANDINEとほぼ同じだが、前方に1本レーザーが追加されている。 ウェーブ 前方に波状ショットを連射。 Ⅲのものとほぼ同じ仕様だが地形は貫通しない。まあ2面以外に地形らしい地形はないので問題ないが。 OWは何やら名状しがたい形の弾を高速連射。命中すると2WAYのウェーブショットに分裂。 フリーレンジ 自機と逆方向に四角錐型のロックオンサイトを展開。 ショットボタンを押し込むと射角が固定され、侵入した敵を自動発射レーザーで迎撃。 Ⅴで猛威を振るった武器だが威力は弱体化された。 OWは前作同様ウィップ。 ハンター 前方3方向に誘導弾を連射。 前述した通り球がペラッペラで、アルゴリズムも過去作より単調。 OWは威力と当たり判定をそのまま強化。 FIRE LEO-04C RYNEX-R(RYNEX改) 設定上ピーキーとされていたRYNEXがSYTXに代わって何故か量産化。 サンダーソードシステムを内蔵型にしたら何故か地球の技術のオーバーウェポンが使えるようになったという謎の設定。 こちらは従来通り、アイテム取得で武装とクローが増える仕様。 パイロットのシン・S・マーキュリーはⅣのロイの血縁者らしい。 この機体かSyrinxでHARD以上をクリアすればグッドエンドを見られる。 武装 ツインショット PHOENIXと同仕様。 OWはサンダーソードで、重ね撃ちを使うと刃が伸びる。 バックショット PHOENIXと同仕様。 OWはレールガン。OWとしては見た目が超地味。 ブレイド 前方にブーメラン状ショットを連射。着弾すると爆発して追加ダメージを与える。 なんでツインショットと別にしたし。 OWはメガフラッシュ。それはEXCELIZAの武器だ。 フリーレンジ 自機の周囲全方向にロックオンサイトを展開し、侵入した敵を自動発射レーザーで迎撃。 PHOENIXよりリーチが短いが同時に攻撃できる範囲は広い。 OWはファイブウェーブ。それもEXCELIZAの(ry というか何故フリーウェイをリストラした。 ハンター PHOENIXと同仕様。 Syrinx PHOENIXが梅干とエッチプリンプリンあの娘~で変化した謎の機体。搭乗者まで取り込んでる。 前述の通り二次創作作品から無断使用疑惑がある(モデルはセガガガから流用してる可能性が高い)。 武装はPHOENIXの強化型…なのだが逆に使い辛い。 この機体もPHOENIX同様最初からフル装備。 武装 ツインショット PHOENIXと同仕様。 OWで汚物を消毒できる。 バックショット PHOENIXと同仕様。 ウェーブ 前方に空間震動波を照射するⅤ仕様だが色は赤い。 PHOENIXと違って地形と敵を貫通できる。 OWは前作同様スペルで、こちらは青い。 フリーレンジ PHOENIXと同仕様だがサーチできる距離は伸びている。 ハンター PHOENIXと同仕様。 ステージ解説 ※一応、RYNEXの座標記録から転送してるらしい。 1面 「C言語RUINED GREEN」 レイシリーズようなBGMが流れる。しかしステージが短すぎて1ループもしてくれない。 設定はIIIの惑星ハイドラなのだが、コロニーになってる。いつ惑星がコロニーになった。 あと「JUNGLE STAGE」と銘打たれてるのにジャングルなのは背景のみ。 ボスはガーゴイルパーフェクト。ガーゴイルダイバーに人型ボディが合体した。 2面 「Wii言語HELL FIRE」 まんまIIIの惑星ゴルゴン。何時RYNEXがゴルゴン行ったんだよ。 喫茶店で流れていそうなBGMが流れる。 地形はやたら起伏に富んでいるがスクロール速度には緩急が全く無く、ひたすら高速で地形を突き進まなくてはならない。 ボスはフレイムメイデン。 3面 「ジオ言語EVER BLUE」 IVの設定のみに登場する惑星アクエリア。こっちもRYNEXが行ったことはない。 というか完全にVの1面の焼き直し。 ボスはケルビムパープル。 4面 「WiiWii言語FEDERATION」 銀河連邦本星で艦隊戦。 RYNEX-R部隊と合流した際、唐突に「THUNDER FORCE Ⅵ」のボイスが聞こえる。 ボスはB3。Barbaric Barsark Beastの略らしい。デザインはA3とガーディアンズナイトを掛け合わせた感じだが、フワフワ浮きながら弾をバラ撒くだけ。 5面 「戦前神宮BATTLE SHIP」 4面で合流したRYNEX-R部隊と共に戦艦ケルベロス2を襲撃。 だがIVに登場したSTYX量産機の様に共に戦ってくれるわけでもⅤのE型GAUNTLETのように背景で戦っている訳でもなく、飛んでいって行方不明。 あとIIIのケルベロスは戦艦じゃない。 デザインがⅣのオーン戦艦と混同してる上に何故かコアを破壊しても沈まない。 そのあと出てくるヴァーサス(何故かファウストに改名)は頭部のデザインが完全に間違っている。 ボスは闇のVasteelことヴァスティール・ナハト。ここにきてまさかのドイツ語。 歴代自機を巨大化させたニセモノなのだが、オーン・ファウストが知っているはずがないGAUNTRETのニセモノは出てくるくせに何故かFIER LEOとEXCELIZAはハブられた。 あと何故かニセRYNEXのレールガンがBRIGANDINE仕様。 6面 「チンポーウイングFORTRESS」 BGMがトルコ軍歌調。 敵要塞なのだが、どう見てもⅤのバベル内部。 カメラが微妙に傾いた状態でコンテナがギッシリ詰まった死亡名所に突入する場面がある。 ボスはヴァーサス2体とラスボスのグロ胎児。 評価 『ゲーマガ』誌では満足度ランキングで10ヶ月連続最下位、「期待外れだったゲーム特集」で堂々の1位。 「かつてのデスクリムゾンを彷彿とさせる評価を受けたサンダーフォースⅥ」と酷評された。平均点数はあの海腹川背Portableのダブルスコア下。 ただしKOTYことクソゲーオブザイヤーでは前年のヨンパチショックで審査基準が跳ね上がったことと、情報不足とで話題に上がらなかった。 というか、このときはまだバグが発見されていなかった事もあり、根本的な問題として本作の選評が出てなかったのである。 現在では上述の問題の数々などから、「総評に載ってもおかしくない」と指摘されている。 バグ等を考慮しないのであれば、一応シューティングゲームとして遊べる程度の出来ではある。 余談 グラディウス、ダライアス、R-TYPEの横シュー御三家に隠れて影が薄かったTFシリーズの知名度向上にはある意味では貢献してはいるのかもしれない。 その後、セガは2016年9月に旧テクノソフトの諸権利関係をそれまで管理していたトゥエンティ・ワン有限会社(松岡和江)から引き継いだ事を東京ゲームショウ2016で発表した。 シリーズ転換期のきっかけとなった「サンダーフォースⅢ」をニンテンドー3DSへの移植、ニンテンドーSWITCHへの「サンダーフォースIV」の移植を展開している。 東京ゲームショウのステージではVIに関する事は一切出なかった事から相当な黒歴史扱いとなっている様子。 テクノソフトの開発部門の重要人物であった新井直介氏の登壇で、事の経緯を公の場で説明するなど情報の透明化を行っていた。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- 現在この項目は加筆・修正依頼が出ています。 依頼内容は「内容が過激」です。 加筆・修正できる方は協力をお願いします。 コメント欄におけるサンダーフォースVIやゾルゲール哲氏、会社等の批判はアニヲタwikiのルール上禁止されています。 守られない場合はIPアドレス・メンバーのアクセス規制などがなされます。 ▷ コメント欄 [部分編集] 相談所へのリセット依頼があったためリセットしました。規約違反になるコメントは控えてください。 -- 名無しさん (2017-03-21 01 00 37) 荒らしコメントとそれに関わるコメントを削除しました -- 名無しさん (2018-01-24 21 37 24) 最後の一文草生える -- 名無しさん (2018-08-25 02 22 28) ガチガチにユーザーの口を封じるかコメント全消しか、どちらかしかあり得ないという事実に草 -- 名無しさん (2018-08-25 02 44 24) 何もコメできないならコメント欄要らねえかそもそもこの記事自体要らねえだろ。ゲームカタログの記事見てるのと何の違いがあるんだよ。 -- 名無しさん (2018-10-27 12 15 49) 気になる人は『ゲームカタログwiki サンダーフォースVI』で検索 -- 名無しさん (2019-04-25 21 01 05) 事実を書いたら過激って時点でアレ -- 名無しさん (2019-04-25 21 53 56) イズルと同じものを感じるw -- 名無しさん (2019-06-22 09 15 59) 事実が過激すぎるんだから仕方あんめーべよ -- 名無しさん (2019-10-24 04 11 05) ここまでひどいと一周回って面白かったりするのかな? -- 名無しさん (2020-05-11 17 57 52) 宇宙を舞台にしたSF調STGに西夏文字がバァーン!というセンスについては評価したい。シリーズ物の6作目でやるこっちゃないっつー点には禿同だが -- 名無しさん (2020-05-25 18 26 37) 43 72 4 4 33 -- 名無しさん (2020-08-21 17 56 37) ↑11=あ、21=か、2 2=ぎって感じの法則性で、多分「つみです」と言いたいのかな? -- 名無しさん (2020-09-07 23 46 23) 「宇宙人が地球の言語を話すのはおかしい」からモンゴル語とかいう地球の言語に変更とかいう意味不ムーブ マジで頭に異常見られるレベル -- 名無しさん (2020-09-08 00 21 14) 違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2021-06-20 18 03 10) なによりガーディアンの冷たい優しさで号泣したTF5のエンディングの構図を悪用して、感動を破壊したのが本当に許せん。こんな出来じゃ非難轟々だろうが、批判すら許さんなら記事ごと抹消してゲームカタログにでもリダイレクトしてくれ -- 名無しさん (2023-04-29 04 00 37) コメント欄の警告文が2重になってるのはどういうこったい -- 名無しさん (2023-04-29 09 48 57) 某カタログでは括りの問題でゲームファンから不評とマイルドな物言いになってるものの、公式からなかったことにされてる辺りガチの黒歴史なんだなぁ…とは思う -- 名無しさん (2023-05-22 22 52 53) 名前 コメント