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読み サクラサク 正式名称 別名 和了り飜 ダブル役満(副露) 牌例 解説 ドラゴン桜を嶺上開花で上がると成立。 成分分析 サクラサクの24%は白い何かで出来ています。サクラサクの17%はビタミンで出来ています。サクラサクの16%は宇宙の意思で出来ています。サクラサクの12%は花崗岩で出来ています。サクラサクの9%は乙女心で出来ています。サクラサクの8%は犠牲で出来ています。サクラサクの6%は厳しさで出来ています。サクラサクの6%は雪の結晶で出来ています。サクラサクの1%はマイナスイオンで出来ています。サクラサクの1%は純金で出来ています。 下位役 ドラゴン桜 上位役 複合の制限 採用状況 参照 外部リンク
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サクラサク 概要 初登場:『マリオカートツアー』 桜舞い散るコースで走りたくなる雅な人力車。 歴代登場作品 マリオカートツアー 2021年4月「忍者」ツアーから登場。ウルトラレア。 スリップストリームのポイントが増加する。 小ネタ 車体にペイントされた花模様は「エドッコ」と異なっている。 (桜の模様) エドッコ サクラサク 関連マシン エドッコ オウゴンエドッコ
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【検索用 さくらさく 登録タグ ke-sanβ いそう凪 さ 八王子P 初音ミク 曲 曲さ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:八王子P 作曲:八王子P 編曲:八王子P イラスト:いそう凪 (niconico, piapro,pixiv,blog) 動画:ke-sanβ 唄:初音ミク 曲紹介 春は出会いと別れの季節。 そんな複雑な心境をポップな曲にのせてミクに歌ってもらいました!(作者コメ転載) 曲名:『サクラサク』(さくらさく) 八王子Pの3作目。 ボカロコンピレーションCD「EX P~Ex Producers~」の収録曲。 歌詞 サクラ咲く季節は 別れの季節じゃなくて 新しい世界の はじまりの合図なんだ 歩き慣れたこの道も 見慣れた風景も きみとふたりで歩けばそこは 虹色の景色に変わる きみの笑顔はまぶしくて 見つめることができなかった きみのかじかんだ手を 温めてあげられなかった 辛いときも 泣きたいときも 手を取り合って 前に進んできた 新しい自分に 出会うために サクラ咲く季節は 別れの季節じゃなくて 新しい世界の はじまりの合図なんだ きみとふたりで 過ごした時間は かけがえのない思い出に 変わってゆくだろう 帰り道ふときみを見ると 不安そうな顔をしていた でもぼくはそんなきみに 言葉をかけられなかった 悲しいときも 苦しいときも きみはぼくのそばに いてくれた どんな壁も 二人なら乗り越えてゆける サクラ咲く季節は サヨナラの季節じゃなくて これからの未来の はじまりの合図なんだ きみとふたりで 感じた想いは かけがえのない思い出に 変わってゆくだろう 不安や孤独に 押しつぶされそうになっても きみのこと想うことで 乗り越えてきたんだ きみがくれた 勇気や希望 想いを胸に刻んで いつかまたふたりで あのころのように――― サクラサク――― サクラ咲く季節は 別れの季節じゃなくて 新しい世界の はじまりの合図なんだ きみとふたりで 過ごした時間は かけがえのない思い出に 変わってゆくだろう サクラ咲く季節は サヨナラの季節じゃなくて これからのふたりの 未来への一歩なんだ きみとふたりで 感じた想いは かけがえのない思い出に 変わってゆくだろう サクラサク――― コメント ポップな曲に少し切ない感じの歌詞をのせることで、驚くほど上手くマッチしています。PVも桜が綺麗に表されていて、今ではお気に入りの一曲です。 -- さんば (2010-04-12 10 09 42) この曲大好きいいい!もっと評価されるべきだよ! -- にゃこ (2011-02-26 21 45 35) 大好きです! -- 名無しさん (2011-05-24 18 12 18) 歌詞に感動しました。 もっと評価されるべき。 -- たった (2013-03-12 06 09 16) 切なさが良い -- 名無しさん (2014-03-06 22 11 49) upありがとうございます。歌詞を探していて助かりました。 -- 名無しさん (2014-06-15 17 00 45) 名前 コメント
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寒い冬を越え 今蕾を開かんとじっと待つ 新しい旅立ち 涙と笑顔の中 その実は色を放つ これから始まる美しい季節 希望と不安を胸に抱き 空を見上げて想う サクラサク並木道 桜色滲んでる 目を伏せた瞳から落ちた水晶は 未来を映すよ あなたとはこれまで これからも くじけそうな時 誰かにすがりたい そんな時 あなたの微笑みは 光をくれました 幼き日に見た春の花 強い風にも決して負けない あなたのようで嬉しくて サクラサク並木道 桜色眩しくて 抑えきれない感情は 偽りのない心 この桜のように万感の想いが舞い散る 時は流れて生まれ変わるのなら この道をまた歩こう サクラサク並木道 桜色滲んでる 目を伏せた瞳から落ちた水晶は 未来を映すよ あなたとはこれまで これからも lyric T.SHIINA 春うたです。 夏やクリスマスの歌は多いですけど、春は初の試みです(^^; う~ん、どうでしょう・・・ 戻る
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年の瀬を間近に控えたある日、受験勉強で行き詰まってたんで、ちょっと気晴らしに散歩に出かけた。 近所の寂れt…閑静な稲荷神社に立ち寄ったのはただの偶然。誰もいないと思っていたが、小さな社の階段には狐のお面を被った巫女装束の幼い女の子が退屈そうに腰掛けていた。 幼女は俺に気が付くと途端元気に立ち上がり、そして偉そうに腰に手を当て胸を張り俺の前に立ち塞がった。 「わしはこのじんじゃのぬしじゃ。しんじんぶかいそのほうは、とくべつにねがいをかなえてやろうぞ」 ……何の遊びなんだか。 「ほれ、はやくもうしてみよ」 まあ現状ぱっと思いつくものは。 「んー、第一志望の○○大学に合格、かな」 「ふむ」 鷹揚に頷く幼女。 「わしにもできることとできないことがあってだな」 溜息つかれつつ横を向かれると、こんな子供に何が出来るものかと最初から思ってたとはいえ、結構ショックだ。 「ほかにはないのか?」 「…そうですねー」 やや落ち込みつつも考える。 「2組のエミリちゃんと両想い」 「…フッ…」 鼻であしらわれましたよくそうムカつく。 「よし、お面とって顔見せてくれ」 「む。わしのすがおをみたものを、わしはころすかあいすかせねばなr」 「何の漫画のパクリだ」 「うむ、ばれたか」 絶対バカにされている。 幼児相手に本気で腹立てるのも大人げないと拳を握り締めて怒りを堪える俺。 「じゃあな」 冷静なフリして手を振りつつ踵を返す。 「なんじゃ、むよくじゃのう。おおそうじゃ、さくらのひとつくらいさかせてやろうか」 追いすがるかなり残念そうな声は、聞き流した。 その後。 なぜか妙に頭の中がすっきりと冴えだした。焦りや雑念が消えたというか。ガキにからかわれて開き直っただけかもしれないが。 お陰で受験勉強は順調に進み、元々ハードルが高すぎて殆ど諦めていた第一志望にも補欠だったが合格出来た。 2組のエミリちゃんは既に両想いの相手がいたんでどうにもならなかったが、密かにモテ期が到来したらしく、何人かから告られた。 そして迎えた高校の卒業式。 (本物の神様だったのかもしれないな…) ふと見上げた校庭の桜の蕾がふくらみかけているのを見てなんとなくあの幼女の事を思い出した。 その晩真夜中、突然腹の上に何かが飛び乗ったショックで目が覚めた。 「さくらがさいたぞ」 「な、何の用だよ」 耳を打つ聞き覚えのある生意気な声に、うめきつつ何とか声を絞り出す。 「じゃから、けいだいのさくらがさいたからみせてやろうといっておる」 「今何時だと……つか、桜?」 「なんじゃわすれたか?さくらをさかせてやろうといったじゃろう。がんばってはやめにさかせてやったぞ」 小生意気な笑顔でふふんと胸を張る幼女。 その顔を眺めているうちに、ようやく頭が動き出した。 真夜中にどうやってか人の部屋に入り込んでいるお子様。人外の者で間違いないらしいが。 「えっと、桜ってその、大学合格してサクラサクってそういう意味じゃなかったんですか?」 「――っ、いや、し、し、しらぬわ!べべべつにちょっとからかいすぎておこらせたのをはんせいしたからきさまのざつねんをはらってやったりふぇろもんぜんかいなどそんなくだらぬことをしてやるひまはない!まったくないぞ!!」 なんだかやけに力強く否定された。今までの色々な幸運はどうやらこのお子様の力ではなかったようだ。 「と、とにかくいまさらそんなことはどうでもよかろう!さっさとおきてじゅんびをせぬか!」 「はいはい」 幼女に急きたてられて、渋々起きる。 「なかなかみごとにさかせることができたからのう、じっくりかんしょうするがよい」 準備を傍らで待つ間に機嫌を直した幼女は再び得意満面の笑みを浮かべていた。 夜道を急かされ向かった例の稲荷神社。 確かに桜は見事な満開だった。ただし一枝、座布団くらいの範囲だけ。 「夜中に人を叩き起こすほどのものか…?」 「あしたではちりはじめてしまうであろうが」 何を当然の事を聞くのかという態度のお子様。…まあ、たった一輪二輪じゃなかっただけマシと思おう。 「しょうじきなはなし、そのほうにはかんしゃしておるのだ」 今までとは違う静かな口調に驚いて視線を移すと、幼女は真面目な様子でこちらをまっすぐ見つめていた。 「ひとびとにわすれさられ、かみとしてのくらいをうしなうまさにぎりぎりのところであった。 さいわいそのほうのねがいをいくつk…こほん、さくらをさかせてみせたゆえ、かみのままであれる」 「そんなものなのか。神様も大変だな」 「そうなのじゃ。もとははっとうしんだったこのみもおさないころまでたいこうしてしまい」 「見栄は張らなくていいです」 そうやって余計な事言うから信用されないんだと思うぞ。 「ほんとうなのにぶつぶつ…」 不満そうに頬を膨らませるお子様。なんだか微笑ましい。世の父親とはこんな気持ちなのだろうか。 「ま、これからも神様頑張れよ」 しゃがんで頭を撫でてやったらお子様も照れたような笑顔を見せた。 「そうじゃわすれるところであった。ほんだいなのだが」 「?」 「ねがいをかなえてやったのだ、それなりのしゃれいをせいきゅうする」 「いや神様続けられるってそれが礼じゃ」 「それはそれ、これはこれ。よのなかぎぶあんどていく。しゃれいがないのならきさまからそうおうのうんきをとりあげねば」 「何でそうなる!?」 ――結局神様は俺の家にしばらく逗留、その間俺は食事やなんやと無料奉仕することになりますた。くそ。
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Format Title Artist Label Model Number Release Press 12 サクラサク FUSION CORE BLUES INTERACTIONS INC,P-VINE RECORDS PLP-6121 1999/--/-- - 200790632_624.v1396360354.jpg Side Track Title Produce A 1 サクラサク DJ ANA 2 サクラサク(Inst) DJ ANA 3 サクラサク(Acap) DJ ANA B 4 ARE YOU READY? KZA,KENT 5 ARE YOU READY?(Inst) KZA,KENT 6 ARE YOU READY?(Acap) KZA,KENT PERTAIN CD コアの方舟
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13 紅桜 サクラチル、サクラサク 2018.5.16 作:杉本太祐 演出:永島真之介 楽曲提供 Sakuya他 CAST ナナシ:升野紗綾香 勇者:永島真之介 ビム:遠藤正志 戦士:今井裕也 魔法使い:守田衣織 シーフ:谷津恒輝
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Case 05 サクラサク 「よォ」 目の前に現れた人間に俺は面喰った。 クラスの中でガリ勉で通っている眼鏡クン……そいつが拳銃をこちらへ向けてヘラヘラと笑っていたのだ。 彼の名前はなんだったかな。 彼には72通りの名前があるから何て呼べばいいのか……確かに最初にコイツが俺に名乗ったのは――そう。 「――イーノック?」 「俺が誰だか分からないくらいイカれちまったようだなぁ。倉元よォ……。 どうやらお前も殺し合いに乗ってるようだなァ……その返り血を見ればわかるぜェ? 俺も一緒だ。七原も川田も俺が殺してやった……中川には逃げられちまったがよォ!!」 ヤツは眼鏡の奥で、目をギラギラと輝かせながら、大人しかった普段からは想像できないくらいの荒々しい口調で喋る。 人を殺したことで、こいつは変わってしまったのだろう。 「大丈夫だ。問題ない」 ヤツを落ち着かせようと、俺はヤツにそう答える。 例え、人を殺し、狂気に染まろうとも、コイツとはクラスメイト――仲間なのだから。 「じゃあ、分かってる筈だ。お前はここで死ぬ運命(さだめ)、だと!」 ヤツは、いきなり銃口を俺に向けた。 俺は焦る。 辺りに響き渡る銃声。 だが、倒れたのは――。 「がはっ」 胸元を血に染めて、吐血し、倒れる眼鏡。 倒れた眼鏡の背後で硝煙を吐く拳銃を構えていたのは、俺の愛する彼女の小川さくらだった。 「さくら!」 さくらは、俺の名を叫ぶと、俺の胸に飛び込み泣きじゃくる。 さくらは、以前、クラスメイトの山なんとかというヤツと付き合っていたが、俺が寝取った。 元カノの矢作のビッチとは違い、清純で可愛いヤツだ。 「あ、あたし、洋二が死んじゃうと思って、無我夢中で……。 今までとっても不安だったの……そうだ、怪我はない? どこか痛いところとか……?」 「大丈夫だ。問題ない」 そう言って、俺はさくらを強く抱きしめた。 可愛いやつだ。 今まで……いや、今でさえ、死と隣り合わせの状況だというのに、愛するさくらとこうしているだけでとても安心できた。 彼女が離れていってしまわないよう、もっと強く彼女を抱きしめていたい……そう思い、俺はポイとS W M59を後方に投げ捨てる。 背後で鈍い音と共に女の短い悲鳴が聞こえた。 だが、俺たちの愛の営みの前に、そんな事はどうでも良かった。 男子20番 元渕恭一 女子11番 相馬光子 死亡 残り 25人 to be continued
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203 サクラサク、さくらちる (01/12) ◆6AvI.Mne7c sage 2009/04/08(水) 04 14 21 ID LPxhJHHY 4月の陽気と春の風、初々しい少年少女の笑い声。 まだまだ桜が満開のこの時期は、入学式に桜の花びらが舞い踊る。 「おにーたん、はやくきてよ~!」 「ああこらっ、そんなに慌てるなよ、さくら。 せっかくの新しい制服を、土まみれにしたくないだろ?」 前を駆けていく、まだ幼年の少女をなだめ、落ち着かせようとする。 この少女の名は「さくら」。僕の大切な妹だ。 今年でようやく小学生になれたせいか、今朝からとてもテンションが高い。 そういう僕自身も、今年中学生になったばかりの、まだ子供だったりする。 僕の名は「桜華(おうか)」。妹とお揃いの漢字が入っていて、結構気に入っている。 齢は12才。なので、目の前にいる妹とは、6才離れた兄妹ということになる。 なお、中学校の入学式は明日なので、今回の出席はサボリにはならない。 僕はこう見えても、いちおうマジメな部類の人間なんだ。 「も~お、おにーたんのばかぁ~。 せ~ふくじゃなくて、あたいのからだをしんぱいしてよ~」 「はいはい、それもそうだったね。 転んでケガして泣いちゃう妹なんて、見たくないしね」 「むむぅ~イヤイヤっぽいなあ。まあいいけどね~。 だったら、あたいをもっと、だいじにし~な~さ~い~っ!」 まったく、そんな恋人同士みたいな言葉、どこで覚えてきたんだろうな。 6才児のくせして、時々マセた発言をするからあなどれない。 でもまあ、それはおいおい、僕が直してやればいいんだ。 「で、僕のかわいい妹は、どうしたら落ち着いてくれるのかな? 手をつないで、一緒に並んで歩くのなら、僕も安心するんだけど……」 「あ……うん! あたい、おにーたんとおててつなぐ~! ならんでいっしょに、ももいろのみちをあるくんだ~!」 やれやれ、「手をつなぐ」と言っただけで、こんなにはしゃいで。 まったく、扱いやすくて、かわいらしい妹だ。 「ほらはやくはやく~! おててつないでいこ~! そんで、いっしょにたいくかんにはいろうよ~!」 はしゃぐ妹の差し出した手を握り、歩幅を狭くして歩調を合わせてやる。 「はいはい、それじゃあいこうか」 「うんっ!」 204 サクラサク、さくらちる (02/12) ◆6AvI.Mne7c sage 2009/04/08(水) 04 15 36 ID LPxhJHHY 妹の入学式は、とくに問題なく終わった。 というか、たかが小学校の入学式で何かあるほうが、よっぽど問題だ。 むしろ、入学式に親じゃなくて、兄である僕が参加してるほうがアレだ。 でもしょうがない。僕らの両親は、どうにも仕事で家を空けっ放しなのだ。 昔から僕の家では、父さんと母さんが共働きのため、僕はよく1人ぼっちになった。 だから、僕が6才の頃に妹が生まれたときは、心の底から嬉しかった。 それにしばらくは、妹を育てるために、母さんが家にいてくれた。 けれど、それも妹が生まれて1年と少しだけで、2年もするとまた元通り。 どちらかというと、父さんのお姉さんが、僕や妹の育ての親って感じだった。 そして妹が4才のとき、父さんのお姉さんが突然、遠くに引っ越すことになった。 同時期に、父さんや母さんも、本格的にウチから離れることになった。 父さんは国内の遠方の仕事場に、母さんは国外の仕事場にそれぞれ通うために。 その結果、必然的に僕が妹の世話をしなければならなくなってしまった。 父さんの他の親族も、母さんの親族も、すでに全員亡くなっていたから、なおさらだ。 それでもなんとか、小学生の僕と幼稚園児の妹の2人だけで、無事暮らしてこれた。 事前に父さんのお姉さんが、僕に子守のいろはや家事全般を叩き込んでくれたのだ。 まあ、妹が僕になついてくれていたから、僕の負担が軽かったというのもあるけど。 そんなこんなで、僕は妹くらいの齢の子供の扱いが、異様にうまくなっていった。 将来は、保父さんでも目指してやろうか、なんて考えていたりする。 そういや、妹の幼稚園に迎えに行くたびに、他の幼児にモテモテだったなあ、僕。 ……同年代の女子には、ぜんっぜんモテないんだけどね~。 さて、だいぶ話が脱線したので、一度戻そう。 結局、父さんと母さんは、今回もまた仕事で戻れないとのことだ。 僕のケータイに、2人からそれぞれメールが届いたから、これは確かだ。 だから僕が、妹の入学式に、いつもどおり親代わりで参加した。 まわりの父兄さん達から、色眼鏡で見られるのは、もう慣れている。 僕がいることで妹が喜んでくれるなら、もうそれだけでいいや。 今も僕の横で、鼻歌を歌いながら、楽しそうにはしゃいでるし。 「ねえおにーたん。おにーたんは、あたいのことすき~?」 ああ、また妹の「好き好き攻撃」だな。 まったく、僕は兄だからやめなさいって、何回言っても聞かないな。 「はいはい。僕もさくらのこと、大好きだからね」 「えへへ~、あたいも、おにーたんだいすき~!」 ああ、世界は今日も平和だねえ。 205 サクラサク、さくらちる (03/12) ◆6AvI.Mne7c sage 2009/04/08(水) 04 16 11 ID LPxhJHHY 妹と一緒に買い物し、夕方にウチに帰ってから、いつもどおり晩ご飯の準備を始める。 妹の世話をし始めた頃からやっているので、腕前は相応のものだと自負している。 実際、僕が小学生だった時の家庭科の調理実習では、けっこう好評だった。 「将来、調理師になりなよ」って、クラスの女の子に言われた時は、嬉しかったな。 その話を妹にしたら、なぜかむくれて、一日じゅう機嫌が悪かったけど。 「なあさくら、冷蔵庫からたまねぎをとってくれないか?」 「うん……と、これだよね、ハイ!」 僕がおかずを料理して、妹が食器などを準備する。ウチのいつもの光景。 最初は危なっかしくて怖かったけど、妹が成長してからは、安心して料理に専念できる。 「さくら、コレを机の上に持っていったら、むこうで待っててくれ。 いまやっているこの野菜炒めができたら、一緒に食べ始めような?」 「うん、わかった~! でもやさいいためにニンジンは……」 「もちろん入ってる。好き嫌いはダメだよ、さくら」 「うえぇぇ……」 ロコツに嫌そうな顔をする妹。いくつになってもこれだ。 「ニンジンを食べたら、ごほうびにデザートをあげるから、頑張りなさい」 「でざーと? もしかして、プリンなの!?」 「うん。ご褒美のプリンとニンジン残し、どっちを取るかな?」 本気で悩む妹。今度ニンジン入りプリンとか、こっそり作ってみようかな? 「……わかった~、イヤだけど、ニンジンたべるぅ。 だからおにーたん、ごはんのあとは、ぜったいプリンちょ~だいよ~!」 「うん、約束するよ。っとと、ちょっと火を通しすぎたかな?」 目の前の野菜炒めに再度集中。火を止めたあと皿に盛りつけようとして、 「ねえ、おにーたん」 すぐ後ろからの妹の声に振り向いた瞬間、僕の唇に、なにかのやわらかい感触。 「えへへ、ちゅ~しちゃった♪」 「まったく……」 「ニンジンたべるゆーきがでてきた~! がんばるもんねっ!」 踏み台とかを片付けて、元気そうにリビングの食卓へ駆けていく妹。 家の中で走るなって、いつも言ってるのに――まあいいか。 206 サクラサク、さくらちる (04/12) ◆6AvI.Mne7c sage 2009/04/08(水) 04 17 28 ID LPxhJHHY 「ごちそうさまでした」 「ごちそ~さまでしたっ!」 つつがなく晩ご飯を食べ終わり、妹にプリンを食べさせてやった。 「あ~んしてっ」なんて言う妹に、いつもどおりに食べさせてやる。 いつか僕に恋人ができたらやってあげたい行為だが、今のところ妹専用だ。 「よし、じゃあ歯を磨いておいで。そしたらお風呂に入ろうか。 ――あ、その前にお話があるから、やっぱりココに来なさい」 「うん、わかった~!」 元気よく駆け出していく妹。だから家の中は(ry まあ、今回の話をしたらしょげるだろうから、少しは見逃してやらないとね……。 「おわったよ~! ねぇねぇおにーたん、おはなしってな~にっ?」 妹が戻ってきて、僕の膝の上に座る。もう走ることは注意しない。 僕の真剣な態度を感じ取ったのか、妹も少しだけ身体を強張らせる。 「さくら。大事な話だから、僕の膝じゃなくて、前に座ってくれないかい?」 「いやだ! ぜ~ったい、イヤだかんねっ! いやだいいやだいいやだい!?」 「さくら、頼むから聞いてくれよ。いい子だから、聞き分けてくれ……」 ああ、やっぱり妹は納得してくれなかったか。まあ当然かな……。 僕が妹に話した内容は、ざっと分けて次の3つ。 1つめ。もういい年だから、一緒にお風呂に入ったり、一つの布団で寝ないこと。 2つめ。お互いもう大きくなったから、お口にキスとかするのをやめること。 3つめ。小学生になったんだから、登下校は僕の付き添いなしですること。 「なんで……なんでなんでなんでよぅ……。 おにーたん、あたいのこと、キライになっちゃったのぉ……?」 我慢できずに、僕に抱きつき――すがりついてくる妹。 「ちがうよ。僕はさくらのことは、今でも大好きだよ。 でもね、もうさくらも小学生になったんだ。幼稚園児じゃないんだよ。 だから、僕に甘えなくても、1人でできるよね?」 昔から、僕を信じて僕についてきてくれた、かわいい妹。 でも、そろそろ兄離れをさせないといけない。 ただでさえ、僕のこれから通う中学校は、ウチからの距離が小学校より近い。 だから、妹1人で小学校まで行ってもらわないと困る。 そのついでに、ひたすら僕に甘えっぱなしの妹を、1人立ちさせてやらないと。 僕に甘える時間は終わり。自立して頑張ることを教えないと、妹はダメになる。 いま妹にしている説得で、妹の未来が決まる。 ソレくらいの覚悟で、僕は妹と向き合っている――つもりだ。 207 サクラサク、さくらちる (05/12) ◆6AvI.Mne7c sage 2009/04/08(水) 04 19 18 ID LPxhJHHY 「おにーたん、あたいのこと、スキなんだよね? だったら、おっきくなっても、いっしょにいてほし~よぉ! おにーたんといっしょに、おにーたんとすごしたいもん!」 「ダメだよ。今まではさくらが幼稚園児だったから、僕も甘やかしてきた。 でもね、さくらは明日から新しい学校に通う、立派な小学生だ。 だから、今までみたいな、ベタベタした甘え方は許しません!」 実際、妹の僕への甘えっぷり――依存度は、かなり大きく、かなり重い。 僕と一緒にいる時は、常に僕にくっついている。ここ最近は特にそうだ。 お手伝いとか、買い物とか、用事がある時でも、可能な限りは近くにいる。 そして僕の友達(特に女の子)が来ると、威嚇さえする。 今まで妹が懐いていたのは、僕を除けば、父さんのお姉さんくらいだ。 「さくらはもう、だいたいのことは1人でできるだろう? 僕がどうしても手伝わないといけないこともあるけど、それ以外は大丈夫だろう? だったら、さくらが1人でがんばれるってトコロ、見せておくれよ? どうしてもできないことがある時だけ、手伝ってあげるから、ね?」 さあ、これで妹がどう出てくるか。もう少しきつく言えばよかったか……。 ところが妹は意外にもあっさり、さっきまで抱きついていた僕の身体から離れた。 そして、5歩ほど下がった位置で、「きをつけ」の姿勢になって言った。 「わかった。おにーたんのいうこと、あたいちゃんときく。 だから、おにーたん……。あたいのこと、キライにならないでね?」 よかった。妹はちゃんとわかってくれた。 さすがに僕には、アレ以上説得の手立てはなかったから、内心ヒヤヒヤだった。 でも、妹がちゃんと聞いてくれたおかげで、長期戦にはならなくてすんだ。 「でも……でもね? きょうの――あしたのあさまでは、おにーたんにあまえさせて。 これでさいごにするから、やくそくするから――おねがいします、おにーたん」 「わかったよ。じゃあ最後にいっぱい甘えておいでよ。 そのかわり、明日の朝目が覚めたら、1人でご飯を食べて、学校に行くんだよ? 朝ご飯はいつもどおりに、僕がちゃんと用意するけど、そこからは全部1人でやるんだ」 「うん、わかった……」 つい約束しちゃった僕。まあいいか、なんだかんだで僕も寂しい気がするし。 親離れする子を見守る気持ち――ホントはたった6才差だけど――ってこんなものかな? 「うんうん、さくらの聞き分けが良くて、僕は嬉しいよ。 よし、今お風呂を沸かしてるから、洗い物が終わったら一緒に入ろうか?」 「うん! あたい、おにーたんのせなかながしたげる~!」 ふふ、かわいいヤツめ。 なんて、僕のほうが妹離れできてない気がしてきたなぁ。 208 サクラサク、さくらちる (06/12) ◆6AvI.Mne7c sage 2009/04/08(水) 04 21 22 ID LPxhJHHY 入浴後。入浴シーンは割愛。 だって、小学生女子の裸体描写とか、中学生男子の裸体描写なんて、いらないよね? ただひとつ言っておくと――最後だからと、妹がとにかくひっついてきた。 べ、別に裸の妹に抱きつかれたからって、興奮なんて(ry なんて何かに言い訳していると、パジャマ姿の妹がやってきた。 最後だからか、なにやらぬいぐるみと、ノートみたいな薄い本を持参している。 「じゃあおにーたん、おふとんにはいりましょ~♪」 「はいはい。髪の毛はちゃんと乾かしてるな? 戸締りもしたね? よし、じゃあ今夜は、僕の部屋のベッドに行こうか」 時計は夜の9時を指している。ウチでは早寝早起きを心がけているのだ。 おかげで、僕も妹もやたら健康体だ。みんなに話したら、驚かれるけれど。 「えへへ~、おにーたんのからだ、あったか~い♪」 「まったく、最後の最後まで、さくらは甘えんぼうだよなあ」 「いいでしょ~、さいごなんだからね~♪」 「はいはい。じゃあその本を貸してごらん。僕が読んであげる――」 僕としては、妹が頼んでくる前に、先に読んであげるくらいのつもりだった。 でも、なぜか急に妹の表情がくもり、同時に雰囲気が変わったような気がした。 「ううん、いいの。それより、おにーたんにききたいことがあるの」 「え……あ、うん。聞きたいことって何? 知っていることなら、答えるけど」 「ねえ、おにーたん。ちゅ~とかしていい?」 上目づかいで可愛らしく尋ねてくる妹。ダメだ、断らないと。 「ダメだよ。ちゅ~はもう禁止する。約束したじゃないか。 そういうのは、さくらに好きな男の子ができたら、してあげれば」 「あたいは、おにーたんがすきだけど、ダメなの?」 「ダメだよ。キスってのは好き合っている、兄妹以外の男の子と女の子が――」 瞬間、布団の中だというのに、温度が下がったような感覚――悪寒。 そしてそれは、目の前にいる6才の妹から、発せられている。 「そっか~、そうなんだ~。おにーたん、あたいをすてるんだね。 それで、あたいいがいのメスブタに、ちゅ~がしたいんだね……」 妹の口から、聞きなれない言葉が聞こえ、少々混乱する僕。 その瞬間を、妹は逃さなかった。僕にいっそう抱きつき、そして―― 「ちゅ~~~~~!!」 妹のキス。それもいつもの触れるキスではなく、舌をもぐりこませる、深めのキス。 小学5年生の頃、友人に見せてもらったエロ雑誌に載っていたような、大人のキス。 僕と妹の口内で響く、唾液の混ざる音、舌の這い回る音。 そして、それとは別に、僕の胸元で、なにか金属のかみ合う音が聞こえた。 「っぷはぁ! さ、さくらおまえ――アレ? 手が動かない?」 驚いて両腕の手首を見る僕。目に入ったのは――鋼鉄製の、手錠? それに気づくと同時に、足元で金属のかみ合う音。今度は2つ。 左足首と右足首にそれぞれ、ベッドの足へ鎖でつながれた足枷があった。 そして次の瞬間、今度は両腕の手錠を頭側の壁に、鎖でつながれてしまった。 「えへへ。これでもう、おにーたんはうごけません。 だから、これからするあたいのはなし、ぜんぶきいて」 蛇に睨まれた蛙、ということわざの意味を、身をもって体感した――気がした。 209 サクラサク、さくらちる (07/12) ◆6AvI.Mne7c sage 2009/04/08(水) 04 23 18 ID LPxhJHHY まるで漢字の「人」のような体勢で、両手足を固定された僕。 そして動けない僕の目の前で、パジャマや下着を脱ぎだす妹。 さっき入浴中に見た、成熟していない年相応の肢体があらわになる。 「おにーたん。いつもあたい、おにーたんにいってたよね? あたいはおにーたんのこと、だいすきって。けっこんしたいって。 あれ、ウソだとおもってた? もしかして」 妹からの質問。でも妹じゃないような会話。 いつもの妹のような、波形線で伸ばすような、あの独特の伸びが一切ない。 ただ淡々と、僕の内心を読み取ろうとするような、そんな態度を感じる。 「こたえないってことは、ウソだっておもってたんだね。 ヒドイよね、あたいはホンキだったのにさ」 「本気って、悪い冗談だろ? さくら、自分が何を言って――」 ようやく口を開いて反論できた。けれど、今の妹には逆効果だったようだ。 「おにーたん、それおせっきょう? だったら、きいてあげないよ。 さきにいっとくけど、さっきのさいごってやくそく、あたいまもらないからね」 「な、何でだ? さくら、おまえはそういう約束を破るような」 「おにーたん、そうやってまた、あたいをただのいもーとあつかいする。 おにーたんにとっては、あたいはただのいもーとかもしれないけど―― あたいにとっておにーたんは、いちばんさいあいの、おとこのこなんだよ」 まずい。妹と長く過ごしてきた僕だからわかる。妹の言葉に迷いはない。 だから、妹が僕のことを兄として以上に、男として好きなのは、本当だ。 「で、でもなさくら」 「あにだから? いもーとだから? ききあきたよそんなの。 あたいはさいしょっから、がまんもあきらめもしないよ。あたりまえじゃない」 「でも」 「わかってる。おにーたんも、あたいのいうことだけじゃ、なっとくしないんでしょ? だから、これからなっとくできるように、あたいががんばってあげるね。 えへへ……コレはなんでしょうか、おにーたん?」 そう言って、妹がぬいぐるみから取り出したのは、ウチにある布用の裁断バサミ。 それを小さな両手で器用に扱いながら、妹は僕のパジャマを切り裂いていく。 僕にはそれを止める術がない。両腕と左足と右足が、それぞれ別々につながれている。 事前に準備していたとしか思えないほどに、とても手際よくベッドにつながれている。 結局、何も抵抗できないまま、僕は全裸にされた。 210 サクラサク、さくらちる (08/12) ◆6AvI.Mne7c sage 2009/04/08(水) 04 25 03 ID LPxhJHHY 「えへへ。おにーたんのハダカ、すっごくおいしそうだね。 おふろのなかでみるより、おふとんのなかでみたほうが、なんかいやらしいよね……」 恍惚(?)の表情を浮かべた妹。そのまま僕の身体にすがりついて来る。 そしてなんの迷いもなく、僕の乳首に舌を這わせてきた。 「うはぁっ!? や、やめてくれ、さくら! ちょっまてっ……うあっ! ダメだ! こんなこと兄妹で――うぅっ! やっちゃいけな……あぁ!」 なんとか妹を止めたい、けど止められない。 「くすくす。よくいうよね、おにーたん。からだはしょうじきだよ。 だってほら、おにーたんのおちんちん、すごくおっきくなってるもん」 妹の指摘に、僕は顔を赤くする。妹の言うとおりだったからだ。 僕はよりにもよって、妹の舌で胸を舐められただけで、勃起してしまったのだ。 「ちが……これは、最近1回も、そういうエッチな息抜きをしてなかったから――」 まだ小学生になりたての妹に対して、動転してとんでもない言い訳をしてしまう。 「わかってるよ、ヌいてないんでしょ? このところさんしゅうかんくらい。 とうぜんだよね。あたいがずっとずっとはりついて、そんなヒマあげなかったもん」 妹の言葉に唖然とする。あのじゃれつきっぷりは、今日のための布石だった? ここで僕に勃起させるために、ずっと僕のオナニーを邪魔してたってことか? 「なんでそんな――まさか……さくらっ!? だ、ダメだ。それだけはダメなんださくら! 僕とおまえは兄妹で――」 「それはもうききあきたんだよ、おにーたん。 あたいはきょうのために、なんにちも、なんかげつもまって、じゅんびしたの。 いまさら、ひいてなんかあげないよ。わかってくれないのかな?」 妹の――さくらの、覚悟。ゆるぎない、信念。 絶対に止めないと。このままじゃ、僕も妹も、他のみんなに―― 「そ、そうだ! こんなこと、父さんと母さんが知ったら、僕らは離されるぞ! そうでなくても、父さんのお姉さん――ちえりさんが知ったりしたらどうs」 「――っ、ふふふ、あははははははははははははははははははは!」 僕の最後の抵抗に、妹は狂ったように笑った。 なんで? なんで大人の介入を恐れないんだ? なんで? 「おにーたん。パパはこのことをしっても、なにもいってこないよ。 ママもこのことをしっても――ううん、しることもできないよ。 ちえりおば――おねーさんは、よろこんでくれるだけだからね」 なんだ、その返答は。なんで、母さんだけ、もういないみたいな言い方をする? なんで、父さん達はもう知っているような言い方を? なんで……どうして!? 「えへへ、あきらめたね。じゃあ、おにーたんをいただきます」 211 サクラサク、さくらちる (09/12) ◆6AvI.Mne7c sage 2009/04/08(水) 04 27 10 ID LPxhJHHY 何も言葉を返さない僕を降参したとみたのか、僕のペニスに口付ける妹。 同年代の男子よりも、ほんの少し大きい僕のペニスを観察し、凄惨な笑みを浮かべる妹。 その絵は、なんだかとても淫靡で、それだけで射精をしてしまいそうで―― 「やめるんだ! さくら、それ以上は――」 「それいじょうは、なに? いっとくけど、もうおそいよ。 おにーたんのおちんちんをおくちにいれるのは、いちねんまえからやってたもん」 絶望的な告白。僕はずっと前から、妹に夜這いされていた? いや、同じ布団のなかで、性的なイタズラをされていたのか? 「でもね、きょうはおくちのなかでださせてあげないもんね。 きょうは、あたしのしたのおくち――おまんこで、ださせてあげる」 数瞬の思考停止。その直後の思考再開。 「な……だめだだめだだめだっ! そんなことやっちゃあだめだ! さくらっ! 兄妹同士のエッチは――セックスは、近親相姦になるから!?」 僕の必死の抵抗。妹は耳を貸さない。ただ無言で僕の腰に跨り―― 「――っ!? っくぅ、ああああああああああああぁぁっ!?」 そのまま腰を落として、僕とつながってみせた。 ものすごく痛がる妹。当然だ、処女だったうえに、身体が成熟してないんだ! 「っく……うぅ………うぁ、あぁあ…………あは♪ あはは♪ あはぁ♪」 だというのに、たった数秒で、痛みを感じさせずに、ゆるく上下に動きだす妹。 「な……、さくら、オマエ……痛く、ないのかっ!?」 「えへへ♪ いたかった……けど、おにーたんとつながってるんだよ? そうかんがえたら、いたいより、うれしくて――きもちいぃんだもん♪」 その言葉に僕は驚愕する。快感が、痛みを超越している? 漫画なんかの作り話だと思っていたのに、妹はいまその状態だと? 「えへ♪ イイ♪ おまんこきもちいぃ♪ いた、きもちいぃ!?」 「――しまった! 止まれ、さくら! だめだ、早くそれを抜くんだ!」 思い出したかのように、必死で懇願する僕。当然妹はそれを聞かない。 そんなことよりも、気持ちよすぎる。どんどん気持ちよくなる。 まずい、もう我慢できない。このままだと、妹のナカに―― 「ねえ、おにーたん。あぅ♪ あたいまだ、おせきはんたいてないよね? だから、いまならナカに、ひゅ♪ ぴゅるぴゅるって、だしていいんだよ?」 「そういう問題じゃあ――っ、だめだっ! もう我慢が――」 両足がそれぞれ反対方向に固定されているため、踏ん張ることさえできない。 僕のペニスが、妹の小さい身体で締め上げられて、ついに我慢できず―― 「うあ、ああああああああああああああああああぁぁぁぁぁっ!!?」 「きたぁ、ああああああああああぁぁぁぁぁぁぁあああん!?」 妹のナカで、射精。初めての、快感。頭が、まっしろに―― 「えへへ……、おにーたんみて? せーえきとけつえきが、まじってきれい。 ゆびでまぜたら、さくらのいろみたいな、きれいなももいろにならないかなぁ?」 なることさえ許されない。幼い子供のように言われ、現実に引き戻される。 「あたい、ホントにおにーたんと、つながれたんだね。うれしいなあ……」 指ですくった血交じりの精液を差し出され、妹とつながった証拠を見せつけられた。 212 サクラサク、さくらちる (10/12) ◆6AvI.Mne7c sage 2009/04/08(水) 04 29 03 ID LPxhJHHY 翌朝。とてつもなく全身が、そして頭の中が重たかった。 結局、あのあと僕は妹のナカで、5回は射精させられてしまった。 はっきりいって、気持ちよかった。だからこそ、僕はいま落ち込んでいる。 妹を守ることもできず、それどころか罠にかかって、傷をつけてしまった。 オマケに僕の身体が、まだまだ妹とつながりたいと、うずくようになった。 父さん母さん、本当にごめんなさい。僕は最低の兄になりました。 朝になって目を覚ますと、妹はすでに1人で小学校に行っていた。 朝ご飯は買い置きのコーンシリアル。昼ご飯は給食らしいから問題ない。 「この後に及んで、まだ僕は妹の世話を焼いているつもりなのか……? あははは、笑える――笑えないや。あははははははは……」 そんな最低の気分のまま、中学校の入学式に出席した。 とても顔色が悪かったらしく、新しい先生や友人たちにとても心配された。 ごめん。みんなが心配してくれる僕は、妹とつながった、最低の人間なんだ。 その日はずっと、自虐し続けることで、必死に気をもたせていた。 妹を顔をあわせたくなくて、なるべく遅くまで、学校や商店街を徘徊した。 それでも、晩ご飯は作らないといけないから、夕方ごろには機械的に帰宅した。 妹は――帰ってきているはずだけど、今日は玄関まで迎えに来ない。 そのほうがよかった。いま妹に会うと、何か酷いことを言ってしまいそうだから。 「……はあ、晩ご飯の準備でもして気分を――なんだコレ?」 リビングの机の上に、無造作に置かれていた昨日の本――いや、ノート。 僕が父さんのお姉さんからもらった『育成ノート』とは別の色で、同じ形式のノート。 疑問に思いながらそれを開き――僕はその内容に、震えるしかなかった。 そこには、男女の身体の仕組みやら性技やら、そういうのがびっしりと書いてあった。 しかもコレは、僕の字でも妹の字でもない――父さんのお姉さんの字だ……! 「なんで………なんでこんなモノがあるんだよ………!」 つい手を滑らせてノートを手から落とす。それと同時に何かが出てきた。 挫けそうな気力を振り絞って、それを拾う。どうやら手紙入りの封筒のようだ。 表側には『桜華くんへ』と書いてある。裏側には『ちえりより』の文字。 「これは――僕あての手紙なのか? 文字は――ちえりさんの字だよな?」 不審に思いつつ、封筒を開けて、中の手紙を読む。 読むべきじゃあなかった、ということに1秒で気づいたが、どうしようもなかった。 213 サクラサク、さくらちる (11/12) ◆6AvI.Mne7c sage 2009/04/08(水) 04 30 31 ID LPxhJHHY ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 親愛なる、桜華くんへ この手紙を読んでいる頃、貴方のお父さんと私は、貴方の前にはいないでしょう。 なぜなら、私が貴方のお父さんと一緒に、遠くの村に隠れ住んでいるからです。 ほんとうにゴメンね。貴方の家族を奪ってしまって。 でもかわりに、妹さん――さくらちゃんは、貴方のところに残しておきます。 あの娘はまだ元気かしら? 多分いまも、貴方にべったりしているでしょう。 あの娘の気持ちは、3週間前に本人から聞かされました。貴方がいない時にです。 うふふ、昔の私を思い出しました。私もあの娘と同い年のころ――失礼、話を戻すね。 そんなこんなで、私ももう、いっさい我慢しないことにしました。 けどその前に、あの娘にはちゃんと、性や愛に関する知識を叩き込んでおきました。 ちょうど貴方に、子供のお世話や家事を教えてあげたのと、同じようにね。 だから、これからも今まで通り、2人で仲良く暮らしてください。 いえ、これまで以上に仲良く、夫婦のように睦まじく暮らしてください。 大丈夫。ちゃんと生活費や学費は、2人が高校を出るまで振り込んでおきます。 あと、どうしても大人の手続きが必要なときは、こっそり私がやっておきます。 それでは、何年後かはわからないけれど、また手紙で連絡します。 貴方とさくらちゃんが、いつまでも幸せでありますように。 ちえり ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 全て読みきって、僕はこの文面に恐怖した。 なんてことだ。父さんは、自分のお姉さんに、無理矢理……? それよりも、母さんに関する内容が、何ひとつ書かれていない!? なんで? どうして母さんはもういない、みたいな空気に……!? 「おにーたん、おかえり。ちゃんとそのてがみ、よんだみたいだね? それはおととしのさんがつに、ポストにとどいてたの。 ちえりおねーさんも、どこかでしあわせになったんだってね」 いつの間にか近づいていた妹に、背後から抱きしめられた。 まだ小さいから、僕の腰あたりに、腕を回す形だけれど。 「さくら――なんで、この手紙のことを黙ってたんだ?」 「きまってるでしょ? おにーたんがそのことをしったら、おしまいだもん。 だから、あたいがおにーたんとつながるまで、ずっとかくしてたんだよ」 負けてはいけない。飲まれてはいけない。 「さくら、それじゃあこのノートはどうしたんだ。まさか、ちえりさんが――」 「そうだよ。あたいのために、ちえりおねーさんがのこしてくれたの。 おねーさんが、あたいがおっきくなるまでの、じゅんびのためにつくったの」 明らかにおかしい妹。昨日までの幼稚だった妹は、ここにはいない。 舌っ足らずなのは変わらないのに、幼稚さが少しも感じられない。 「おにーたん、あたいはもう、いもーととしてはあまえません。 かわりに、きょうからは、こいびととしてあまえてあげる。 もうエッチもしちゃったから、もんくはいえないよね?」 214 サクラサク、さくらちる (12/12) ◆6AvI.Mne7c sage 2009/04/08(水) 04 32 12 ID LPxhJHHY 妹からの死刑宣告。絶望の一言。 だめだ、まだ戻れるかもしれない。だから―― 「なあ、さくら。昨日のことは忘れよう。僕も忘れるから。 そうしたら、僕たちはまた、仲のいい兄妹に戻れるんだ。 周りの人たちにも、異物を見る目で見られないから、それなら」 「あはは。あきらめがわるいよね、おにーたん。 さいごまであきらめない、ってのがおにーたんのすきなことばだもんね」 笑いながら、妹が言う。もしかしたら、これでなんとか―― 「でも、ここではあきらめてほしいから、とどめをささないとね。 ほら、おにーたん。コレをみてくれたら、すぐにわかるよ」 そう言って妹が渡してきたのは、父さんのデジタルビデオカメラ。 妹がそれを僕に渡すと同時に、再生ボタンらしき部分を押した。 そしてカメラの画面に流れた映像は――昨日繰り広げられた痴態だった。 「おにーたん。あたいだって、カメラのつかいかたくらい、しってるよ? それとね、このえいぞうはいま、いんたーねっとにあっぷろーどだけしてあるの。 ゆうめいなどうがさいとだよ。じゅうしょもなまえも、ぜんぶかいてるよ。 だからコレをこわしてもいみがないし、そんなことしたらもうがまんしない。 あっぷろーどしたどうがふぁいるを、みんなにみられるようにするよ?」 妹はただの6才児だ。こんな知識や知恵を持っていないはずだ。なのに―― 「やりかたはみんなしってる。ちえりおねーさんのノートにかいてあったから。 ねえ、おにーたんはあたいのこと、だれからでもまもってくれるんだよね?」 脅されている。僕は今、妹に脅迫されている。 逃げ出すことも許されず、拒絶することも許されない。 そんなことをしたら、僕と妹の両方が破滅するという、狂気の取引。 このまま妹と、恋人のような関係を続け、カラダの関係を持たされ続ける? 怯えると同時にそれを歓ぶ僕。そこに妹が囁きかけてくる。 「おにーたんはね、ぜんぜんまよわなくていいんだよ? あたいとおにーたんのじゃまをするやつらは、あたいがはらいのけるから。 だから、おにーたん――おーかくん、あたいを……あいしてください……」 妹の告白。いつもの「おにーたん」ではなく、僕の名前を呼んできた。 「はは、ホンキなんだな、さくら。もう僕も耐えられそうにないよ……」 僕は妹の誘惑に抗えずに膝をついて、とうとう彼女の唇を受け入れた。 この瞬間を境に、僕は彼女のモノになった。彼女は僕のモノになった。 ――さくらのももいろは恋の色。この恋色の花が、永遠に散ることがありませんように…… ― A cherry tree flowering ―
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精龍サクラサク・レクイエム P 自然文明 (30) クリーチャー:フェアリー・コマンド・ドラゴン 3000 ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の学校生活の思い出の数だけ相手とガチンコ・ジャッジをする。自分が勝った数だけ、相手は自身のクリーチャーを一体選び、マナゾーンに置く。(ただし、この効果でガチンコ・ジャッジできる回数は10回までとする。) 作者:ガイア 【企画】ブラック・ボックス・オリカパック フレーバーテキスト ぼくたちは泣かない。この30人がいつまでもつながってるって信じてるから。それでは皆さん、聞いてください。---「校歌」--- ---清龍サクラサク・レクイエム なんかネタカード作ってみたいと思って作ってみました。「卒業」がテーマです。 フェアリー・コマンド・ドラゴンお借りしました。 評価 名前 コメント