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サイヤ人(サイヤじん)は、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』、『ネコマジンZ』、『銀河パトロール ジャコ』および『ドラゴンボール』を原作とするアニメシリーズ、コンピュータゲームに登場する架空の人種、宇宙人。 特質 惑星ベジータに住んでいた宇宙最強クラスの戦闘種族。元々は「惑星サダラ」が母星だったが種族の内紛で崩壊し、放浪の末に後に惑星ベジータと名付けられた惑星を先住民族から奪い取り新たな母星とした。古来より多くの星を襲い財を成すという乱暴で非道な生活をしており、さらにそのサイヤ人をフリーザ一味が力により配下にしていた。銀河パトロールでも子供の時以外は太刀打ちできず、人類だけを全滅させるウイルスをばら撒く「絶滅爆弾」も効かない。 少数民族であり惑星ベジータ消滅前には全部で数千人あまりしかおらず、戦闘民族であるためにその数を大きく増やすことが難しいとされている。サイヤ人はほとんどが下級戦士で、中級戦士はわずか10人ほど、上級戦士に至っては王族であるベジータとベジータ王のみ。バーダックは下級戦士としては上位にいるが中級戦士にはなれていない。階級は持って生まれた潜在的な戦闘力で決められるが、その後に大きく戦闘力が上がれば昇級が可能。 性格と外見 サイヤ人は程度の差はあれど基本的に生まれた時から凶暴で残忍かつ冷酷な性格である。好戦的で本能的に戦闘そのものを好む。地球に送られた赤ん坊の孫悟空も当初は手が付けられないほどの暴れん坊だったが、頭を打って以降は激しい性情がおさまり、養父である孫悟飯や師匠となる亀仙人らの教育も受けて純粋で素直な少年へと成長した。凶暴な性質が消えた一方、好戦的な気質は残っており亀仙人いわく純粋な誇り高い武道家であるため、世の平和や正義より前に強者との戦闘を楽しみたいという動機で戦い、一方で仲間や地球を思う優しさを持っており何度も地球の危機を救った。 冷血で単純な思考なので、通常、恋愛や結婚という概念はあまりなく、繁殖目的以外でバーダック夫妻のように絆で結ばれることは珍しい。家族という概念はあまりないので、王族以外は血の繋がりにこだわりはない。実際、バーダック、ギネ、ラディッツ、カカロットの家族4人が揃ったことはない。バーダック自身にも兄弟はいるかもしれないが、バーダック自身もよく解っていないし興味もない。 サイヤ人には女性もいるが、ラディッツが地球に来たエイジ761の時点で男性数名しか生存しておらず、純血のサイヤ人は途絶える運命である。隔世遺伝が起こることで、一世紀もの時を経て純血サイヤ人に匹敵する戦闘力を持つ個体が生ずることもあるらしい。 ヒューマノイドタイプの体形に黒髪と黒目を持ち、風貌は地球人における黄色人種に似ているが、猿のような茶色く短い毛の生えた長い尾がある。満月を見ることで大猿に変化する。これは月に照り返された太陽光に含まれる1700万ゼノを超えるブルーツ波が目を通じ、尻尾に反応することで起こるもので、大猿化後は戦闘力が通常の10倍にアップする。たとえ尻尾が切れてしまっても、一定期間を置けば基本的には自然に再生する。尾を強く握られると力が抜けてしまうという弱点があるが、鍛えることで克服することができる。悟空、再生可能であるため、弱点と成り得る尻尾はその気になれば自分で切断できる。ベジータの切れた尻尾はメディカルマシーンでは再生できなかった。自身の意思で動かすことができ、それで物を持ったり体を支えることができる他、悟空やラディッツのように叩いて攻撃に使うことも可能。ベルトのように腰に巻きつけた状態でいる者も多い。尻尾の生えてこなかった子供は高い資質を持っている。 純粋なサイヤ人は全て黒髪。ベジータは「純粋なサイヤ人は頭髪が生後から不気味に変化したりはしない」と証言している。悟空やベジータが短髪なのに対し、ラディッツのように腰より下まで伸びる長髪を持つ長髪タイプのものもいる。悟空はムラサキ曹長や桃白白の刀によって髪が一部切れたことがあるが、その後元に戻っている。サイヤ人の髪事情も地球人と同じく禿げることがあり、髪型が変わらないというわけではなく髪質が少し違うだけである。また、男は髭も生え、ナッパやベジータ王のように髭を蓄えている者もいる。精神と時の部屋で、約3年の修業を終えて出てきた直後の悟空とベジータは髭が大量に伸びきっていた。 第6宇宙のサイヤ人の性格は、戦闘民族だが礼儀正しく穏やかで、第7宇宙のサイヤ人とは性格が全く異なり、雇われて悪人を倒すことを仕事としている。拠点は惑星サダラ。尻尾については、昔はあったが今の彼らにはない。 身体の特質と能力 サイヤ人は地球のおよそ10倍近い重力を持つ惑星ベジータで生まれ育ち、屈強な体を持つ。また、非常に大食漢で地球人の数十倍も食べる。 身体の回復力が高く、地球人より遥かに短い時間で負傷や病床から復帰できる。修行などによる戦闘力上昇のほか、瀕死状態から回復することにより戦闘力が大幅に上昇する。そのため悟空のように、まれに下級戦士でも激しい戦闘や修行を繰り返すとエリート戦士の戦闘力を超える場合がある。この「戦えば戦うほど強さを増していく」という特性と優れた戦闘センスこそ前述の凶暴で好戦的な性格と併せてサイヤ人が戦闘民族たりえる所以であり、サイヤ人の平均戦闘レベルを上回っているはずのフリーザ一味の戦士の中にも、そのサイヤ人の特性を把握していて自分より戦闘力が下のサイヤ人を心の底で恐れている者がいるという描写が劇中で何度かあった。超サイヤ人ブルーのベジータが瀕死から回復してもパワーアップすることはなく、これについてトランクスは「極限まで鍛えられているため瀕死からの復活でのパワーアップはおそらくもうできない」と推測している。 寿命に関しては、戦闘民族であるために最も闘いに適した年齢に達すると老化が鈍り、長く強いパワーが保てるが、寿命は地球人と同程度であり、ある程度の年齢になると急速に衰えがくる。そもそも戦闘民族であるサイヤ人の宿命ゆえ、戦闘で命を落とす者がほとんどである。80歳頃までは若者のままであることが判明した。原作でも悟空、ベジータは青年期と最終話までの間で外見がほとんど変わっておらず、サイヤ人たちの外見が変わらないその若さに、ブルマがひがむシーンが度々ある。『銀河パトロールジャコ』ではジャコが「子供時代が長く、青年になるまで幼児体形のままで相手を油断させる。その後、一気に戦闘に向いた体形に成長し、以後ほとんど老化しない」と説明している。青年になるまで子供姿の期間が長いという特徴は、少年時代の孫悟空や魔人ブウ編以降5年ほど経ってもまったく成長しない孫悟天やトランクスなどに、この特徴が顕著に表れている。 サイヤ人は生身の状態では宇宙空間で生存することができないとされているが、悟空が成層圏まで飛び出して戦ったことは宇宙人なのでギリギリ息はできていたらしい。実際、ある程度の時間であればサイヤ人が宇宙空間で活動している例があり、子供の頃の悟空が月までウサギ団を連れて行ったり、ベジータは悟空との初対決の際、地球を破壊しようとしていた。 限られたサイヤ人はパワーボールと呼ばれるエネルギー球を空中に射出し酸素と混合させることで満月時と同じ波長の光線を発する人工満月を作ることができる。これにより衛星を持たない天体においても大猿に変身することが可能となる。ベジータのみが使い、「はじけて混ざれ!」の言葉と共に人工満月を作り上げる。 地球人との関係と混血 地球の人間との交配が可能であり、それによって生まれた混血の子供は純血のサイヤ人よりも潜在的な戦闘力が高い。ただし、好戦的な本能はその限りではない。悟飯に関しては幼少期から青年期に至るまで主に怒りと自らに迫る危機によって潜在能力を爆発させることが度々あった。ベジータはラディッツ戦での孫悟飯の戦闘力を「他のサイヤ人の子供に比べ、戦闘力が異常に高い」と評していた。 地球人とのハーフであるトランクスとブラは母親のブルマと同様、紫色の髪、青い目をしており、髪も伸びる。同じくハーフの悟飯や悟天、クォーターのパンは父親、母親ともに黒髪のため3人とも黒髪。幼少期の悟天は悟空と瓜二つで同じ髪型であったことから、成長とともに悟空に頻繁に間違えられるようになり、それが嫌で強引に髪型を変えた。 サイヤ人の特色である尻尾も遺伝するが、作中では悟飯以外に尻尾が生えている混血サイヤ人は登場しておらず、赤ん坊のトランクスについて、クリリンはブルマに尻尾を切ったのかと尋ねたが、回答は描かれていない。公式ガイドブックでは悟飯以外の尻尾については、生まれつき持たない混血サイヤ人は特に強大な戦闘力を秘めており、悟天やトランクスのように幼少の内から自然と超サイヤ人への変身も体得してしまうことが多いと解説されている場合と、生まれてすぐに切られたと解説されている場合がある。 サイヤ人の血統は地球移住後には悟空とベジータしか存在せず、子孫の多くは地球人の血が濃く、特性も地球人に近い。 その他サイヤ人の細胞・身体を持った者 サイヤ人の力に惚れてサイヤ人の身体を得る者や、サイヤ人の力で世界征服を企む者やサイヤ人を滅ぼそうと企む者など、サイヤ人の力や細胞を悪用する者も少なからず存在しており、元々サイヤ人ではない者がサイヤ人に成り代わり、サイヤ人の力や身体を手にしている。 ギニューのボディチェンジという技で孫悟空と身体を入れ替えることに成功し、孫悟空の肉体を得たが、使い慣れていない肉体であったためその身体のスペックを充分に引き出すことはできなかった。 ドクター・ゲロが造り出したバイオテクノロジーによる人造人間のセル。ドクター・ゲロは戦闘の達人たちの細胞を集めて合成させた人造人間の研究を始めたが、時間がかかりすぎるために断念、コンピュータだけがその作業をそのまま休むことなく続けていたことにより完成した。蜂のように小さい虫型のスパイロボットがコンピュータにデータを送るついでに戦闘の達人たちの細胞まで集めており、孫悟空、ベジータ、ピッコロ、フリーザ親子、そして数種の生物の細胞を組み合わせて造り出された。人造人間17号と18号を吸収し、第2形態、完全体へと進化する。種族としての分類は地球人。サイヤ人の増強能力と、ピッコロの再生・復活能力を併せ持っている。更にサイヤ人の細胞により、死の淵から生還するごとにパワーアップする特性のおかげで自爆後奇跡的にコアだけは残っており体を再生させ、さらに強くなり、超サイヤ人2のようなオーラとスパークを纏った状態で復活した。 原作の世界から分岐した並行世界のザマスが、時の指輪で並行世界の未来へと移動し、超ドラゴンボールを使ってザマスと孫悟空の心と体を入れ替え、孫悟空の肉体を得た。悟空の技であるかめはめ波や瞬間移動なども使いこなし、超サイヤ人2にまで変身した。その後、ダメージを受けては回復を繰り返し超サイヤ人ブルーの変異形態である超サイヤ人ロゼへと変身する。更に本気で人間たちを倒すためにポタラを使ってゴクウブラックと合体し、合体ザマスとなった。ザマスの「不死身」とブラック(サイヤ人)の「戦いの中で無限に成長する」特性を併せ持ち、戦闘力そのものもポタラ合体の効果で格段に上昇。界王神さえも遙かに上回るレベルに達しているが、正式に界王神になったわけではない彼らの合体は人間同様1時間で解けてしまう。 社会・歴史 かなり昔、サイヤ人の星が惑星べジータですらなかった頃、サイヤ人でありながら正しい心を持ち、仲間5人と共に反旗をひるがえしたヤモシという男が戦闘員たちに追い詰められ、はじめて超サイヤ人になったが、その変化と恐ろしいまでの戦いぶりに他のサイヤ人たちは驚愕。やがてヤモシは多勢に無勢で力尽きて倒されてしまうが、これが伝説の始まりとなる。 惑星プラントに移住以前は惑星サダラに住んでおり、仲間割れで星が消滅した。 エイジ550頃、謎の宇宙船で宇宙を漂流していた原始サイヤ人が、スカウターなどを生み出すほどの知的で高度な文明を持ち自分たちの半分の身長しかないツフル人が住む、プラント星に漂着。原始サイヤ人は一般的に獰猛で野蛮な性格をしており、獣の皮を身にまとい発達した文明を持たない粗野で原始的な生活を送っていた。農耕文明を持った経験が無く、あくまでも欲しい物は敵から奪い取る純然たる狩猟民族で、サイヤ人の種族を代々の王が治めてきた。 720 - 730頃にかけ、プラント星において、ベジータの父親であるベジータ王の指揮の元でサイヤ人たちが団結し反乱を起こしたことにより、ツフル人と全面戦争になる。惑星プラントの大半を占めていたツフル人は自ら作り出した高度な武器で迎え撃つも、非常に少数の民族でありつつ好戦的で強いサイヤ人が徐々にツフル人を制圧していく。惑星プラントにおいて8年に一度迎える満月により一斉に大猿化したサイヤ人たちの侵攻が大きな脅威となり、ツフル人は大きなダメージを受ける。ツフル人の文明を取り入れ装備や服装まで一新しながら少しずつ数を増やしていったサイヤ人がツフル人を圧倒した結果、ツフル人は滅亡。ツフル人を絶滅させた後は惑星プラントを乗っ取り、惑星ベジータと名を変えて支配。その際、ただ一人の王を頂点とする専制君主国家が打ち立てられた。 彼らの文明や使用している戦闘ジャケットはフリーザ一味が開発したもので、軍に取り込まれる前のサイヤ人は異なる形状の戦闘服を着用していた。また、メディカルマシーンの治療液はツフル人が開発したものであり、後にフリーザ軍に技術が渡ることになる。鳥山の説明ではスカウターを発明したのはツフル人で、これに目をつけたのが戦闘服や宇宙船も発明したフリーザ軍の優秀な技師ギチャムであり、改造を施して兵士たちの攻撃の運用に使い始めたという。スカウターも戦闘服も宇宙船もコルド軍の支給品である。 サイヤ人の社会は、ベジータ王を頂点にした専制国家で王位は世襲制であり、代々の王は「ベジータ王」の名を受け継ぐとされる。王族以外の全国民が兵士で、国全体として国民たちは戦うことを主な仕事としている軍隊組織のような社会構成。生まれた直後の戦闘力で、身分が、王族、エリート、下級戦士とランク分けされる身分制度社会である。戦闘力が高いと、激戦区で戦うほか、王族に仕えられる場合もあるが、低くて下級戦士に分けられた子供はサイヤ人にとってたいした戦力を持たない辺境の星に送られる。ジャコが「地球のようにたいした戦力を持たない人間が支配している星には、たいてい子供を送り込みジワジワと人間を減らしていく」と言っている。『銀河パトロール ジャコ』のおまけストーリー『DRAGON BALL- 放たれた運命の子供』では、悟空は生まれてから3年近く保育機に入れられ、「飛ばし子」として宇宙ポッドで地球へ送られた。 エイジ731頃にサイヤ人は宇宙進出を開始。他の異星人に対する戦闘提供を思いつき、戦いを外宇宙に求めていったが、ツフル人を絶滅させてしまった弊害により文明の発達が遅れてしまい、今のままでは更に遠い外宇宙へは行くことができないことを悟る。フリーザと同業者として友好同盟を結び宇宙の地上げ屋を始めたサイヤ人は、高文明でリッチな異星人と手を結び、その異星人の別荘用、もしくは移住用の星として環境の良い星を探しては襲撃し、他の星に住む住民を絶滅させては、乗っ取った星を他の異星人に商品として高額な値段で売り渡すことで、文明や金銭を得ることを主な仕事とした。星の地上げ行為は好戦的なサイヤ人にとって一石二鳥であり、それがどんどんエスカレートしていった結果、ついには生まれてすぐの赤ん坊までもが戦闘レベルの低い惑星に送り込まれ、赤ん坊が成長してからその星の住民を絶滅させてしまうというような、遠大な作戦までをも生み出した。生まれた直後の戦闘力の数値が低い者は孫悟空のように赤ん坊の時から強敵のいない辺境の惑星に送り込まれる。 エイジ731頃には妃を娶ったベジータ王を始めとするサイヤ人は、その高い戦闘能力と好戦性から全宇宙支配を目論むフリーザに重宝されており、フリーザ一味との契約の元、傭兵的役割もつとめたが、フリーザは実質、サイヤ人たちを支配下に置いたうえで星を攻めるときには傭兵のように使っていた。 宇宙の傭兵として、星々を侵略することで、その星の文明を吸収し発展し繁栄してきたため、メディカルマシーン、元々はツフル人のものだった戦闘服やスカウターなど、高度な文明はサイヤ人独自のものではなく、すべて略奪物や同盟を結んだ星から戦闘に特化した技術を抽出した結果である。宇宙船技術などは地球の科学者も目を見張るほどだが、これはツフル人や漂流宇宙船を造った何者かによるもので、サイヤ人そのものの技術ではない。 エイジ735頃、惑星ベジータにおいてサイヤ人同士の内乱が多発。ベジータ王も長年にわたり自分たちを奴隷のようにこき使うフリーザに対し疑念を持ちつつ、サイヤ人による全宇宙の支配を目論むようになり、ベジータ王たちサイヤ人はフリーザに反感を強め始めていく。エイジ737頃、フリーザが「サイヤ人の住む惑星ベジータに攻め込んだときに王とに戦った場合も、まったく変身する必要もなく勝ってしまった」と語っている。惑星ベジータ消滅の1ヶ月前が描かれており、超サイヤ人や超サイヤ人神の伝説に不安を覚えたフリーザが、星ごと滅ぼすためにサイヤ人たちに惑星ベジータへ戻るよう招集命令を下していた。悟空はフリーザの企みを感じたバーダックによって地球に飛ばされ、ベジータとラディッツは聞こえなかったフリをして収集命令を無視して助かっている。 ベジータたちにはこれからも手駒として使うには都合の悪い事実であるため、惑星ベジータの消滅は巨大隕石の衝突によるものと伝えられていた。 ラディッツが語ったサイヤ人が環境のよい星に乗り込んでそこの住民を絶滅させる行為を、クリリンはピッコロより極悪という趣旨のことを述べ、悟空はフリーザとの戦いにおいて、罪のない者たちを数多く殺した点ではサイヤ人も同罪の筈という趣旨のことを言われるが、そのために滅びたという趣旨で答えている。 惑星ベジータ エイジ550頃に原始サイヤ人が謎の宇宙船で漂着したサイヤ人の故郷である惑星。巨大隕石の衝突が原因で消滅したと伝えられていたが、フリーザによって破壊されたというのが真実。後に破壊神ビルスが「惑星ベジータを消滅させるように」とフリーザに命令したことが判明した。旧名は惑星プラント。惑星ベジータの重力は地球の10倍もあり、この星で体を鍛えていたことも、サイヤ人が強力な戦闘力を持つ要因の一つとなった。悟空は赤ん坊の頃から地球で育っているため、10倍の重力でも苦戦していた。 ベジータ王率いるサイヤ人が高度な科学力をもった先住民族のツフル人を滅ぼしたのちに惑星プラントを惑星ベジータに改名、自らの母星としたことになっており、これに準じてオリジナルエピソードが製作されている[注 17]。またこの星では、満月は8年に一度しか来ない[23]。 原作では惑星ベジータの様子が描かれていないが、ラディッツやフリーザの回想シーンに宇宙から見た惑星ベジータが描かれている。『DRAGON BALL- 放たれた運命の子供』では星の様子が描かれており、サイヤ人の生活や悟空の母ギネが働く肉の配給所も描写された。 第6宇宙では惑星サダラが現存しており、サイヤ人はそこを拠点として活動している。第6宇宙のサイヤ人は略奪行為なども行っていない為、第6宇宙には惑星ベジータは存在しない。 超サイヤ人 超サイヤ人(スーパーサイヤじん)とは、サイヤ人が戦闘力上昇のために変身した姿。 変身に必要とされる条件は、一定以上の戦闘能力と穏やかで純粋な心、あるいは純粋な悪の心を兼ね備え、極端な危機感や強い怒り、悲しみに苛まれていること。エイジ762以降に孫悟空たちが超サイヤ人に次々と覚醒するまでは、一千年にひとりあらわれるという言い伝えの伝説がサイヤ人の間で浸透しており、ベジータもそう口にしていた。どんな天才でも越えられない壁を越えてしまう、あらゆる種族の戦闘力を超越するサイヤ人、血と戦闘を好む全宇宙最強の戦士と呼ばれる。超サイヤ人が多発したのは、サイヤ人の個体数が少数化したことにより種そのものが絶滅の危機にあることも関係している。 超サイヤ人になることができる条件として体の中のS細胞というものが必要。悟空やベジータの子供が比較的簡単に超サイヤ人になれたのは、あるていどまで多くのS細胞をすでに受け継いでいるため。第6宇宙のサイヤ人は特に絶滅の危機にも陥っていないが、キャベは通常状態のベジータと互角程度の力を持っていたため、ベジータに対する怒りで超サイヤ人に覚醒している。第6宇宙では超サイヤ人の存在は知られていないらしく、超サイヤ人に変身した悟空を見てシャンパやキャベが驚いていた。 変身といっても、満月を見て変身する時のように体格が極端に大きくなったり獣のようになったりするわけではなく、髪の毛が逆立って金髪と緑色の目、また眉も金色、そして黄金の気のオーラを纏うのが特徴である。変身時の戦闘力は通常時と比べて格段に上昇する。 トランクスと悟天が簡単に超サイヤ人になったのを知って、ベジータが「超サイヤ人のバーゲンセール」と評した。『ネコマジンZ』に登場するオニオが覚醒しているほか、第6宇宙のサイヤ人であるキャベ、カリフラ、ケールも覚醒している。 超サイヤ人は一定の壁を超えることで、超サイヤ人2、超サイヤ人3へと段階的に発展するが、それに比例するように気の消費が激しくなっていくため、状況に応じて使い分けている。また、老界王神により、体に負担がかかりすぎて寿命を縮める要素も指摘されている。 僧帽筋下部辺りに力を集中することで怒りの感情に関係なく覚醒できる。ただし、容易にできることではないらしく、キャベに教えられてすぐに超サイヤ人に覚醒できたカリフラは彼に天才と称された。 地球襲来前のナッパはサイヤ人と地球人との血が混じり合った、強力なパワーを持つ雑種のことを「スーパーサイヤ人…ってとこか」と表していた。 超サイヤ人(第1段階) 超サイヤ人の最初かつ基本的な形態。軽い興奮状態になり、好戦的になる。髪が金髪に変わり瞳が緑色になる。黄金色(黄色い)オーラをまとうようになる。 元々好戦的であるベジータは性格の変化が目立たないが、悟空の場合は普段は「オラ」である一人称が、超サイヤ人になると「オレ」に変わっていた(精神と時の部屋での修行後は変身後も「オラ」と言うようになる)。悟空やトランクスのように正しい心を持ったまま変身した者に関して、争いを好むかどうかはもともとの性格による。後述の超サイヤ人第2段階よりは少ないものの体に負担がかかる模様で、悟空は心臓病が一気に進行している。 後に鳥山明の気持ちとしては今までの10倍ぐらいの変化という感じで描いていたと思うと語っている。後述の超サイヤ人第2段階および超サイヤ人第3段階との対比で「超サイヤ人第1段階」と呼ばれることや、超サイヤ人2および超サイヤ人3との対比で超サイヤ人フルパワー共々「超サイヤ人1」と呼ばれることもある。 変身したキャラクター 孫悟空 トランクス(未来) ベジータ 孫悟飯(未来) 孫悟飯 孫悟天 トランクス ゴテンクス ベジット オニオ ゴクウブラック キャベ カリフラ ケフラ ヤモシ 超サイヤ人第2段階 超サイヤ人を超えるという観念の元に生み出された。超サイヤ人フルパワーとは異なり、第1段階から派生した別ベクトルの変身形態。筋肉が大きく膨れ上がり、身体に纏うオーラがバーナーの炎のような激しいものへと変わる。パワーとスピードが第1段階よりも遥かに増す。第1段階よりエネルギーを消費し、体への負担も大きくなる。悟空は精神と時の部屋で実験的にこの形態になったが、それ以外で使うことはなかった。作中にて最初にこの形態に変身したのはベジータで、自らを「超(スーパー)ベジータ」と呼んだ。 変身したキャラクター ベジータ トランクス(未来) 孫悟空 超サイヤ人第3段階 トランクスがセルとの戦いで変身した姿。トランクスはベジータがセルに痛めつけられたことからこの形態に変身した。悟空も精神と時の部屋の修行中に悟飯の前で変身している。筋肉が第2段階よりも、さらに大きく膨れ上がり、髪の毛が第1段階や第2段階の超サイヤ人よりも、さらに広がる。トランクスが変身した際には完全体のセルから、「パワーだけは私を十分に超えている」と評され、通常の超サイヤ人を遙かに超えたパワーだったため、トランクスはこれが超サイヤ人を超えた姿と思いこんでいた。だが、あまりにも膨れ上がった筋肉のせいでスピードが殺されてしまっているためセルには一切攻撃が当たらず、エネルギーの消費が第2段階よりもさらに激しいためにすぐに息を切らしてしまい、逆に弱点を指摘されるだけの結果になった。悟空は精神と時の部屋の修行中に変身したときに「こんなにふくれあがった筋肉ではパワーは大きく上がってもスピードが殺されてしまう。でかいパワーも相手にあたらなければなんにもならない」と指摘し、この弱点を把握した後に修行の方針を変更している。セルから弱点を指摘されたトランクスは「父さんはだからあえてこの変身をしなかったんだ。こうなるのがわかっていて」と発言しており、ベジータがこの変身を作中披露するシーンはなかった。しかし、この形態の欠点を指摘していたセル自身も、超サイヤ人2の悟飯に追い込まれた際、逆上するあまりパワーに傾倒しすぎて動きを鈍らせてしまうという同様の失敗を犯している。 変身したキャラクター トランクス(未来) 孫悟空 カリフラ 超サイヤ人フルパワー この形態は第1段階の姿のまま、体や精神に大きな負担をかけずに超サイヤ人としての真の実力を発揮することができる。第2段階と第3段階はエネルギーを非常に激しく消費し、体の負担も大きくなることから総合的なバランスを考えた上では第1段階が一番安定していることを踏まえ、悟空と悟飯は精神と時の部屋での修行や、その後の日常で常に超サイヤ人の状態を維持することで普段から第1段階の状態に体を慣れさせることにより、超サイヤ人になったときの落ち着かない気分を消して興奮状態を克服した。同時に、パワーアップしても体への負担をごく小さくすることにも成功しており、気を高めることで高い戦闘力を発揮し、第1段階の姿のまま第2段階のベジータや第2段階と第3段階のトランクス(未来)をも上回る強さを見せている。落ち着かない気分を消し興奮状態を克服したため、変身後の悟空も一人称がそれまでの第1段階時の「オレ」から通常状態時と同じ「オラ」になっている。悟空はブウ(純粋)との最終決戦にて、通常状態で元気玉を作って放ったが、ドラゴンボールによる体力全快後はこの形態に変身して元気玉を押し戻しブウ(純粋)にとどめを刺した。なお、この形態の時は通常時や驚いた時などにおいて、超サイヤ人の特徴である鋭い目が丸く描かれており、魔人ブウ編ではベジータや悟天とトランクス(現代)も同様の描写がなされている。 超サイヤ人2 当初は名称はなく、「超サイヤ人2」という呼称自体は悟空が魔人ブウ編にて、後述の超サイヤ人3の説明をするために便宜上のものとして付けた。 容姿は超サイヤ人に比べて、前髪などがさらに逆立ち、全身に常時稲妻状の火花が散るのが特徴。 超サイヤ人第4段階の良好な身体バランスを保ったまま、全てにおいて超サイヤ人を超越する力を持てるが、体への負担も大きくなる。この状態は温厚な悟飯でさえも超サイヤ人第1段階以上に好戦的になるほどだが、これは精神力で抑えることが可能。 セルゲームにて孫悟飯が超サイヤ人から変身する形で覚醒したのが初登場。登場当初は超サイヤ人を遥かに超えた戦闘力を持つ最強の形態として描かれた。セルゲーム終了後の厳しい修行により、悟空とベジータも魔人ブウ編までに変身を会得した。亜種を除けば、初めて覚醒したのが悟空以外であった唯一の形態。原作にて超サイヤ人2に変身したのは、悟飯と悟空、ベジータの3人。また、超サイヤ人に変身したばかりのカリフラが、キャベがケールに殺されそうになった際に変身した他、力の大会では師匠として敬愛するベジータを貶されたキャベも変身している。 連載終了後、原作者の鳥山は超サイヤ人2のことを忘れており、「自分で描いているのに、長髪になっている超サイヤ人3をずっと超サイヤ人2だと思っていた」と語っている。 変身したキャラクター 孫悟飯 孫悟空 ベジータ ベジータ(魔人) トランクス(未来) ゴクウブラック カリフラ キャベ ケフラ 超サイヤ人3 悟空が魔人ブウ(無邪気)との戦いで初披露。悟空いわく、「時間のあるこの世では使うエネルギーが多すぎるため、あの世でしか使ってはいけない技」とのこと。現代の少年トランクスはこの形態を「ウルトラ超サイヤ人」と呼称している。 身体的特徴は逆立った髪がそのまま腰の辺りまで長く伸びる他、それまでの超サイヤ人と異なり、眉毛が縮退し、眼窩上隆起(がんかじょうりゅうき)が起こる。変身を解くとこれらの身体的変化は元に戻る。超サイヤ人2同様、常時、体の周りをスパークが飛び交う。悟空においてのみ、前髪が一束垂れ、さらに瞳に瞳孔が黒く現れる。 初めて悟空が披露した時は変身に慣れていなかったため、変身を完了するまでにやや時間が掛かった。変身の際は周囲の建物が破壊されたり、雲の状態が変わるなど、驚異的なエネルギーの増大を示唆する何らかの影響が周囲に現れる。悟空の初変身の時に地球全体が揺れるなど、その凄まじさが強調され、原作では珍しくスクリーントーンも使われた。 なお、変身を解除すれば髪や眉は元に戻る。魔人ブウ(無邪気)と互角の戦いを見せ、その戦闘が悟飯、悟天、トランクスら新世代をさらなるレベルへの修行に鼓舞させることにもなった。それでも、悟空は悟飯ら若い世代に魔人ブウを倒してほしかったため、この時はまだ全力ではなく、魔人ブウ(無邪気)を本当は倒せていたと後に発言している。 それまで最強を誇った超サイヤ人2を更に超越したパワーを発揮できるものの、エネルギー消費が著しいため生きている状態では短時間しかこの形態を維持できない。一時期の悟空のように死者である場合はその制限がないが、死者の悟空がこの世に1日だけ帰ってきていた時に、この形態に変身した際には、その異常な力から現世にいられる時間が大幅に減った。フュージョンにより基礎能力が大幅に向上したゴテンクスは、精神と時の部屋での修行により比較的短期間で習得した。変身時は、その驚異的な戦闘力で魔人ブウ(悪)を追い詰めたが、膨大なエネルギー消費という欠点ゆえ、変身時間が終了してしまい窮地に陥った。ゴテンクスが超サイヤ人3でいられる時間は5分。 悟空は魔人ブウ(純粋)との最終決戦にて、生きている状態で初めて超サイヤ人3のフルパワーを出して戦った。1分間、気を溜め続けることに専念できれば、魔人ブウを完全に消し去ることができる域にまで気を高められるはずと推測したが、生きている状態での気の膨大な消費量と、魔人ブウ(純粋)の戦闘力が想像以上でダメージも大きく、1分間以上気を溜め続けるも、実際はそこまで気を高めることができずに超サイヤ人そのものの変身時間も終了した。 初めて悟空を「お前がナンバー1だ」と素直に認めさせるほどの強さを見せた。 この形態のフルパワーで破壊神ビルスに挑むも、全く歯が立たずビルスの2発の攻撃で敗れた。 変身したキャラクター 孫悟空 ゴテンクス 超サイヤ人ゴッド 言われる最強のサイヤ人。本作の前日談である『銀河パトロール ジャコ』のおまけストーリー『DRAGON BALL- 放たれた運命の子供』においてフリーザがその存在を語った際には、「超サイヤ人神(ゴッド)」と表記されていた。破壊神ビルスと渡り合えるほどの戦闘力を誇る。神のような質の高いクリアな気[74]を持っており、その力は神の域に達していない者には感じ取ることすらできない。 正しい心を持った5人のサイヤ人が手を携え、その正しい心の光をもう1人に注ぎ込む、という超サイヤ人ゴッドへの変身条件を聞いた悟空は、孫悟飯、孫悟天、ベジータ、トランクス、そしてビーデルが身ごもっていた悟飯の子(のちのパン[75])ら5人の光をその身に受け、超サイヤ人ゴッドに覚醒する。これ以外の単純なエネルギー(気)の譲渡については、単なるパワーアップでしかなく、神の域の力に達することはできないと、作中ピッコロやビルス(『ドラゴンボール超』ではウイス)が指摘している。 その容姿は、全身を炎のようなオーラが包み、頭髪も炎のように赤色に変化。目は輪郭線があるものに変わり、瞳孔は黒・虹彩は赤の二色の瞳となる。体格は通常時より若干スリムになった。漫画版では従来の変身で発生したスパークに変わり、光の煌きに包まれる。 悟空は変身後、初めて体感するその驚異的な力に「こんな世界があったなんてよ」と感動するも、自分自身の力でその域に辿り着けたわけではないことに不満を見せる。基本的に闘いを試合としてしか考えていないので、5人の力を借りるというのはフェアではなく抵抗があったが、さらに先の世界への好奇心が勝っていた[76]。その力をもってしてもビルスを倒すには至らない上に効果時間が切れてしまうが、悟空はそのことに気付くことなく闘い続けた。超サイヤ人ゴッドの変身が解けて通常の超サイヤ人へと変化しても大幅には戦闘力が下がることがなかったが、これについてビルスは、天才的な格闘センスを持つ悟空が超サイヤ人ゴッドの世界を体験したことで、それを身体が吸収してしまったと考えている。 その後、悟空は追い詰められながらも、気まぐれに破壊を行おうとするビルスに激怒し、チチの祈りと、これまで共に戦ってきた仲間たちの声援を受け、無意識に一瞬だけ再度変身。ビルスが放った巨大な光球を相殺して地球と仲間たちを守り、彼を驚愕させた。再度変身したことについてビルスから一体何が起こったのかを尋ねられたが、無我夢中だった悟空は「知らねえよ」と答えている。また、ビルスと比較しての強さは「ビルスの強さが“10”だとしたら、超サイヤ人ゴッドの悟空の強さは“6”といったところでしょうか。ただ、サイヤ人は強い相手との闘いで強さをドンドン増しますので、長く戦うほどその差は縮まり、やがて逆転することも可能かもしれません」と述べている。条件を満たしているならば他のサイヤ人も超サイヤ人ゴッドへ変身可能だが、変身するサイヤ人自身の戦闘力によって強さは変わってくる[76]。 伝説の中の伝説の存在と言われており、神龍のみがその詳細を知っていた。過去にも一度だけ、悪しきサイヤ人を倒すため正しい心を持つ少数のサイヤ人の中から現れたが、反乱途中で変身が解け、力尽きたという。フリーザが恐れていた「伝説の超サイヤ人と超サイヤ人ゴッドは、ある意味、同一人物。かなり昔、正しい心を持ち仲間5人と反旗をひるがえしたヤモシという男が、はじめて超サイヤ人になったが力尽きて倒されてしまう。以後、ヤモシの魂はさまよい、更なる救世主である超サイヤ人ゴッドを求めて、正しい心を持つサイヤ人6人を探し続けている」「それでゴッドになるには、あの儀式がいる」と答えている[5]。 悟空は超サイヤ人2、3は超サイヤ人のパワーアップしたバリエーションに過ぎず、ビルスとの闘いの後、平常時と超サイヤ人(1)を極めたほうがレベルを上げられて体力の消耗も少ないと悟った。もう2や3に変身することはないと思われたが、後々に変身可能となった超サイヤ人ブルーへ覚醒して以降も、超サイヤ人1〜3いずれにも変身している。しかし、いずれの場合も全力で闘う場面ではなく、体力の温存や、敵の実力を探る時や、修行中の変身となる。破壊神ビルスとの闘い終盤の、外観は超サイヤ人1でも神の域に近しい戦闘力を保っていた時のように、神の域の力を手に入れた後に変身する超サイヤ人1〜3が、神の次元に近い戦闘力を持っているのか、それともそれ以前と同じ戦闘力のままなのかは言及されていない。もうゴッドの力を吸収して自分のものにしたのなら、ゴッドに変身する必要はないはずだったが、悟空は、第6・第7宇宙破壊神選抜格闘試合でのヒットとの対戦で、5人の協力を必要とする手順を踏まずに独力でこの形態に変身しており、これ以降に何度も変身しているので超サイヤ人3より上位の形態として扱われている。またベジータもゴクウブラック戦でこの形態に変身しており、ブルーと比べて消耗が少ないというメリットを利用して一瞬だけブルーに変身するという戦術で戦いを優位に進めた。 企画当初、山室直儀の案ではマントを付けているゴツいデザインだったが、鳥山明によってデザインし直された[78]。そのデザインについて鳥山明は「超サイヤ人が(進化するにつれ)どんどん派手になっていき、超サイヤ人3では髪も伸びていた。なのでできるだけ削ぎ落とし、サイヤ人の神様ということで、逆に限界までシンプルにした[79]」「どんどんマッチョになりはじめた悟空、ハデに変身する悟空に抵抗があったので、軌道修正をしたかった[76]」「キャラクターが変身を重ねるごとにマッチョになっていったので、今回の変身はスリムにしたいという思いがあった[80]」と語っている。髪色が赤いのは、鳥山によると「単に強そうだから。金色は使ったし、青だとあまり強そうではないし、ビジュアル的に赤がわかりやすい」という理由から。 変身したキャラクター 孫悟空 ベジータ 超サイヤ人ブルー “超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人の超サイヤ人”。どういった形態なのかは前述のように悟空が劇中で説明していたが、初登場時に作中では正式な名称についての言及は無かった。悟空とベジータが修行中に「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人」の呼称を用いていたが、名称が長くて言い辛く舌を噛んでしまっていたため、それを見ていたウイスが「超サイヤ人ブルー」という略称の使用を提案していた。 超サイヤ人ゴッドのパワーをその身に取り込んだ状態のサイヤ人が、更に超サイヤ人に変身した姿。超サイヤ人ゴッドと同じく、炎のようなオーラで全身を包むが、そのオーラの色は赤色から水色に変化している。頭髪や目つきは超サイヤ人ゴッドと異なり、超サイヤ人1時のような逆立った頭髪と鋭い目つきとなり、色もオーラと同じく水色となる。また、神の域の力に達していない者には、超サイヤ人ゴッド同様その気を感知できない。気泡のようなオーラが混じる。 悟空は破壊神ビルスとの闘いの中、神の域の力を無意識にその身に取り込み、超サイヤ人ゴッドの変身が解けて通常の超サイヤ人に戻っても大幅にパワーダウンすることはなかったが、この形態は他のサイヤ人の協力なしで神の次元の力を引き出せる上、超サイヤ人ゴッドを超える戦闘能力を持つ。依然として破壊神ビルスには敵わないものの、この姿に変身した悟空とベジータが2人で協力すれば、ウイスによると「なんとか互角に闘えそう」な域に達している。 悟空と共にウイスの下で修行したベジータも、この形態に変身が可能。ウイスには修行の際、悟空に遅れを取っているという発言をされているが、戦闘力の話なのかこの形態になった順番かは不明。ベジータが神の域の力をその身に取り込んだ経緯は描かれていないが、ベジータは他のサイヤ人の力を借りずに自分1人の力で神の力を得たと、悟空が発言している。 頭髪やオーラを水色に変化させたことで、ある限界を超え、強く、そして穏やかになり、冷静に闘えるようになっことを表現している。作中でも、悟空はゴールデンフリーザ相手に劣勢にありながら、体力の消耗が激しいというフリーザ自身も気付いていなかった弱点を見抜き、それまで闘いをほぼ見ているだけだったベジータもその弱点に気付いている。原作では新たな力を得ると自惚れがちだったベジータも、冷静かつ確実にフリーザを倒そうとするなど、落ち着いた精神状態が特徴。 体力の消耗が激しいため短期間での2回目の変身では約10分の1以下ほどまでに力が落ちるといったデメリットが語られており、キャベ戦で一度変身したベジータが次の試合でヒットに負ける原因となった。ただしその後、精神と時の部屋で修行を重ねたことでベジータはこの弱点を克服しており、ゴクウブラックとの再戦時には、あえて超サイヤ人ゴッドをベースにして闘い、攻撃の瞬間だけ超サイヤ人ブルーになるという戦術を用いて体力の消耗を軽減させた。また、悟空は別アプローチとして溢れ出すブルーのオーラを体内に封じることで正面から弱点を克服し、常にブルーのパワーを100%発揮できる「超サイヤ人ブルーの完成」に到達した。しかし莫大なパワーを体内に納める行為は常に自滅してしまうリスクを背負うことを意味し、悟空自身まだ習熟していないのもあって体への負担は大きく、限界が近づくとオーラが放出されてしまう。 変身したキャラクター 孫悟空 ベジータ ベジット
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登録日:2021/03/18 Thu 00 11 26 更新日:2024/03/08 Fri 17 06 55NEW! 所要時間:約 30 分で読めます ▽タグ一覧 318(サイヤ)の日の1126(イイブロ)の時に立った項目 DRAGON BALL とうとう出来た項目 サイヤ人 ツフル人 ドラゴンボール ドラゴンボール悪役リンク フリーザ軍 ベジタリアン ←名前的な意味で 何故かなかなか立たなかった項目 侵略者 傭兵 初登場がサイヤ人編 地上げ屋 大猿 宇宙人 尻尾 惑星サダラ 惑星ベジータ 戦闘民族 戦闘生物 最強 ←自称 格差社会 残虐 狂暴 猿 異星人 種族 第6宇宙は割とまとも 蛮族 超サイヤ人 野菜 貴様はこの星の人間ではない!! 生まれは惑星ベジータ!! 誇り高き全宇宙一の強戦士族、サイヤ人だ!!! サイヤ人とは、「ドラゴンボール」シリーズおよび関連作品に登場する宇宙人の種族。 【概要】 【身体的特徴】◆尻尾 ◆毛髪 ◆顔 ◆男女比 ◆非戦闘タイプ 【身体能力】◆老化・寿命 ◆宇宙空間の適応能力 ◆変身能力 ◆食性 【戦闘力】 【惑星ベジータ】 【社会】◆王族 ◆エリート ◆下級戦士 【文化】◆文明 【歴史】『Z』『GT』◆前史 ◆ベジータ王の進出 ◆フリーザとの対立 『超』◇前史 【個別のサイヤ人】 【第六宇宙のサイヤ人】 【余談・その他】 【概要】 「宇宙最強の戦闘民族」を自称する宇宙人の種族。 その豪語にたがわず高い戦闘能力・戦闘センスと、戦闘民族にふさわしい凶暴かつ残忍な性格を持ち、破壊や略奪を生業とする。(*1) 全盛期でも数千人という少数民族でありながら、その狂暴な行いから全宇宙で恐れられ、作中でもナメック星人の最長老やスラッグ一味など、多くの勢力・宇宙人がその名を知っている。 さらにある時期からは宇宙に覇を唱えたフリーザ軍にも所属し、強大な勢力を誇った。 しかしさまざまな軋轢が関わって、最終的にフリーザによって滅ぼされてしまった。 その滅亡したサイヤ人の数少ない生き残りであるカカロット=孫悟空が、「ドラゴンボール」の主人公として活躍する。 設定としては、原作漫画で明示されたもののほか、アニメ『ドラゴンボールZ』『ドラゴンボールGT』のアニメオリジナルエピソードで描かれたものや、 鳥山明監修の元に描かれた『ドラゴンボール超』(*2)『ドラゴンボール超 ブロリー』、それに各種ムック本で原作者から語られた裏設定など多岐にわたる。 加えて、長期連載特有の設定変更・後付け設定もかなり多い。 (あえて一例をあげるなら「ベジータはサイヤ人の王子」というのも後付けである。初登場時点では単に「ナッパと同列のエリート」でしかなく、王子と明示されたのはナメック星編からだった) そのため、時期や媒体によってサイヤ人の来歴や悟空の父バーダックのキャラクターには差異がある。 【身体的特徴】 見た目は地球人、とりわけ東洋人(モンゴロイド)に近い、黒髪・黒目・黄白肌の持ち主(*3)。 ただし猿のものによく似た細長い尻尾が伸びており、ここが地球人に対する唯一の差異である。 ◆尻尾 外見上最大の特徴である尾はサイヤ人でも重要な器官で、いくつかの用途・特質がある。 まず最大の要素は、これが大猿への変身に必要な器官である点。 サイヤ人は満月を見ると、その月が発する波長「ブルーツ波」を目から取り込み、さらに尻尾で反応させて、肉体を大猿に変身させられる。 第二の要素は、これを握られると力が抜ける点。 尾を握り絞められるとサイヤ人は全身の筋肉が弛緩し、立つこともままならなくなる。大猿でもそうなる。 これについて「弱点」と見做されているが、サイヤ人同士が争った際(例えばメスを巡るオス同士の争いなど)、「尾を握れば勝てる」というルールを設けて、サイヤ人同士で殺し合いにならないようにするために、種族として進化した帰結、ともされる。 ただしこの特性は、鍛錬によって克服することも可能。 第三の要素は、これが四肢に並ぶ器官でもある点。 本人の意思で器用に動かすことができ、背後のものを持ち上げたり相手を殴ったり、鍛えれば自重を支えて持ち上げることも可能。 ただ、相手に握られると力が抜けるため、普段はベルトのように腰に巻く人も多い(フリーザ配下のサイヤ人は皆こうしていたが、悟空は腰に巻くことは無かったため、惑星ベジータにおける文化と考えられる)。 第四の要素は、再生可能な点。 切断されても何年かすれば生え変わるし、触れなくても自分の意志だけで切り落とすことも出来る(尻尾を握られて力が抜けていても可能)。 ただ、ナメック星人のような「自分の意志で再生する」ことはできず、生え変わるにも年数がいるため、出来れば避けたい方法ではある。 また仙豆やフリーザ軍のメディカルマシーン等、傷を完治させる道具や能力を用いても、切断された尻尾だけは再生できず、生え変わりを待つしかない。 そのうえ、ベジータや悟飯など理由もなく(*4)再生しなかった者も多い。生涯で再生できる回数には限界があるのだろうか。 地球人との混血の例では、悟飯は誕生時は尻尾を持っていたが、悟天、トランクス、パン、ブラは生まれつき尻尾を持っていない。 親が超サイヤ人に変身できるようになってから生まれた者には尻尾は生えないのだろうか。 ◆毛髪 サイヤ人の毛髪は黒のみ。 また髪型は生まれた時から決まっているようで、ベジータは髪型を変えられる地球人に対して「不気味」と発言している。 ただ、新陳代謝で生え変わらないというのではなく、悟空は相手の刀で髪が一部切れたが、やがて元に戻った。 またナッパのようにハゲる場合もあって、事情はいろいろある模様。 髭に関しては地球人と同じく、生えるし蓄えもする。 ただ、ベジータ王は茶髪(*5)で、またベジータ王とともに反逆したサイヤ人の中には青い髪の女性もいる。 これらの理由は不明。ツフル人の混血だったりするのだろうか。 また、髪や眉などは黒だが、尻尾の毛だけは茶色い。 黒髪のサイヤ人でも、大猿に変身するとなぜか全身の毛が茶色くなるなど、考えてみると不思議な生態も多い。 地球人との混血のサイヤ人は、地球人同様に毛髪は伸びるし、地球人側の髪色が遺伝すれば髪色が黒以外になる事もある。 ◆顔 作者の裏設定では「サイヤ人は顔の種類が少ない」というものがある。 実際、バーダックの一族やベジータの一族には同じ顔の人物が多く、顔が遺伝することが分かる。 またターレスは「下級戦士は使い捨て故タイプが少ない」と妙な言い回しをしている。下記の出生率の低さを克服するため、遺伝子操作でも行われていたのかもしれない。やれそうな種族に200年ばかり奴隷扱いされていたらしいし。 ◆男女比 種族である以上、女性のサイヤ人ももちろんいる。 いるのだが、出生するサイヤ人の男女比は男:80~90%に対して女:10~20%と非常に不均等な格差がある。 (バーダック編など往時のサイヤ人社会が描かれるシーンでも、女性は目に見えて少ない) 当然男のサイヤ人は子供を産めないため、単純計算で一人の女性サイヤ人が五人から十人以上は子供を産まないと、女性サイヤ人が産まれず人口の維持すらままならない。 そのうえ、サイヤ人は男も女も戦闘に参加することが弊害を生む。 まず女性サイヤ人が戦死してしまえばもう子が産めないというのは当然。 また戦闘となれば肉体を酷使するため、仮に妊娠(受精・着床)していても過剰な運動や被ダメージにより気付かぬうちに流産する、ということも考えられる。 さらにサイヤ人と言えど、女性はやはり男性に比べて筋力や戦闘力が落ちるようで(*6)、それが前線に出れば戦死の危険性が高くなる。 サイヤ人はもとから少数民族であったが、それはおそらくこの極端なまでの女性の少なさと、女性まで戦うという血の気の多さが原因だろう。 なお劇中世界では、フリーザに惑星ベジータもろとも消し飛ばされた際、女性のサイヤ人が一人残らず死亡している。 そのため、劇中世界(第7宇宙)の純粋サイヤ人は消滅する運命にあり、実質は絶滅状態である。 ただしトランクスとパンが結婚して子供を産み、その子供たちが近親相姦をして子供を成すのを繰り返せば、サイヤ人の血を濃くしていく事は一応可能。 またサイヤ人の女性には気の強い者しかいないとされており、その影響でサイヤ人の男性は気の強い女性を好む傾向がある。 気の強い地球人女性を妻とした悟空とベジータも、例外ではない。 ◆非戦闘タイプ 基本的に戦闘民族で、肉体も精神も戦闘向けなものが多いが、ごくまれに「非戦闘タイプ」というものも生まれる。 戦闘力は低く、好戦的な性格も持たない。 ほとんどはそうと分かった時点で追放されたり、前線を離されて後方の業務についたりする。 悟空とラディッツの母親であるギネはこの非戦闘タイプだが、当初バーダックとチームを組んで前線に出ていたと語られているため、戦闘力次第ではとりあえず前線に送られるのかもしれない。 【身体能力】 地球の十倍の重力を持つ「惑星ベジータ」でも難なく動ける屈強な肉体を持つ。 代謝能力も高く、地球人の数倍もの食事を摂取し、それゆえに回復能力やタフネスも非常に高い。 作中ではベジータやバーダックの治療に当たったフリーザ軍兵士が、予想したよりも早く回復した彼らに驚き、バーダックは「お前らとは出来が違う」と返していた。 さらに瀕死状態から回復すると、戦闘力が大幅に上昇するという特質がある。与えられたダメージを肉体が学習し、回復期間中に「同じ敵に遭遇しても勝てる」ように強化するのだろう。 そのため、多くの死線を潜り抜けたサイヤ人には、エリートクラスやフリーザ軍の幹部に迫る人物も現れている。 生来持つ戦闘に関する才能・センスと、凶暴で好戦的な性格、そしてこの「戦えば戦うほど強さを増していく」という特性こそが、サイヤ人が戦闘民族たりえる所以である。 ただしこの「瀕死状態からの回復」は、「瀕死になった時点でそのまま死んでしまうことも多い」「即死してしまえばそれまでである」ため、安全に回復できる手段がない状況下での修行としては極めて非効率。 というか前線で戦っているのなら近くに『安全に回復できる』医療設備などあるはずがなく、重傷を負って帰還するまで持ちこたえられず、という者も多かったと思われる。 またサイヤ人はこの方法以外で「自分を鍛える」ことはしないようで、「生きているあいだは戦うだけ。生きていけば強くなるが、死ねばそれで終わり」という、刹那的というか建設的ではない生き方をしていた。 後述するように生後間もなくの戦闘力検査で進路が決まることも考えると、実際には努力に余り期待していないのかも知れない(*7)。 また、もはやサイヤ人の常識・肉体特性とは関係ないほど強くなってしまった悟空やベジータは、瀕死から回復しても現段階以上のパワーアップはできなくなっている。 地球人との混血のサイヤ人は、純血よりも潜在的戦闘力が高くなるとされるが、純血に比べると戦闘を好まない傾向があるようだ。 ◆老化・寿命 老化現象は非常に遅い。戦闘能力を維持するため、肉体的に若い期間が長くなっているという。 現にベジータやナッパは五十代になっても肉体面は壮健なままで、顔についても老化がほとんどない(*8)。 さらに「青年になるまでは幼児体形のままで相手を油断させ、成人相応となると一気に戦闘向けの体形に成長し、以後ほとんど老化しない」という設定もある。 幼少期から壮年期まで描かれた悟空はこれに当てはまり、16歳まではクリリンよりわずかに高い程度だった背丈が、たった三年間でブルマを見下ろすほどに成長した。 寿命に関しては作中で老衰死した人物がおらず、また作者が二種類の完全に矛盾する発言をしており、種族としての限界寿命は不明瞭。 「寿命は地球人と同程度だが、戦闘に適した年齢に達すると老化が鈍り、壮健な時期を長く過ごすが、ある程度の年齢になると急速に衰えがくる」という話と、 「寿命そのものは地球人よりもはるかに長いが、その寿命を迎える前に戦死する者がほとんどで、結果として平均寿命は短い」という話があり、 前者の場合は「戦死しなくても寿命は地球人並み」、後者の場合は「戦死しなければ地球人より長く生きる」となり、まったく別の話となる。 映画『DB超ブロリー』では白髪や皺など明確に老化したパラガスが描かれ、どちらかというと現行は前者の設定が有力なようだ。 ちなみに、混血のサイヤ人では『GT』のパンが100歳以上生きている描写が確認できる。 ◆宇宙空間の適応能力 ギャグ描写を除けば宇宙空間で生きる能力は無い…… ……とされてるがギャグ描写抜きにしても、バーダックやブロリー、『神と神』における悟空など、成層圏はおろか明らかに宇宙としか思えない場所にまで出張っている場面が多く、 その辺りを踏まえて近年では「長時間は無理だが短時間なら宇宙空間でも活動できる」という設定に落ち着いている。 それを踏まえてもブロリーなんかは明らかに長時間宇宙空間で活動しているとしか思えない描写がされているが、ベジットやブロリーは、バリアを張って自分を包み込むことで、本来なら存在できない空間でも生きていく描写があるため、宇宙空間と断絶できる空間を作り出せる実力があればある程度は宇宙空間でも活動できる、といった所だろうか。 逆にフリーザはバリアなど張らなくても、宇宙空間で生きていくことができるのだろう。 なにせバリアどころか、片腕と下半身が無くなって脳が露出し、意識もない状態で漂っても生きていたし。 ◆変身能力 いわゆる「変身型宇宙人」であり、通常形態から肉体を変化させて戦闘力を上げることが可能。 一般には大猿の変身能力が有名で、また作中では超サイヤ人への変身も行われた。 これら関しては該当項目を参照。 ◆食性 非常に大食いかつ悪食な面をもつとされる。 地球人と同じ食事はもちろん、宇宙人の死骸さえ口にする場面もあった。 悟空は少なくともパンやコーヒーを苦手としていたが、他のサイヤ人にもそれぞれ好みがあるのかは不明。 酒を嗜んだりギネが肉を切ったりしていたので、余裕があれば食事や飲酒を楽しむようである。 地球人との混血のサイヤ人もやはり大食いである。 【戦闘力】 成人した一般的なサイヤ人(*9)の戦闘力は、おおむね1500~10000前後と思われる。 ベジータは初登場時点で18000という数値を誇っていたが、この時点で「サイヤ人としても超がつくほどの天才戦士の数値」とされており、一般的なサイヤ人ではこれには到底及ばない。 またバーダックは10000前後という数値で、これが下級戦士であるにもかかわらずサイヤ人社会で一目置かれるレベルであるため、一般的なサイヤ人は多少前後してもこれぐらいが最高レベルと推定される。 サイヤ人の戦士としては弱いラディッツが1500、エリート層の生まれに誇りを持つナッパが4000~5000(ただし有り余るタフネスや防御力、格闘技術や大技などで8500の悟空とも渡りあえるレベル)とあり、 またカードゲームなどではトーマ:5200、パンブーキン:5000、トテッポ:4400、セリパ:2500、という数値もある(*10)。 従って、並の成人サイヤ人の戦闘力は1500~10000のあいだぐらいと思われる。 (ただし、ラディッツは曲がりなりにも前線に出ており、アニメではクリリン・ヤムチャ・天津飯・餃子が神様の神殿で修業前に過去の世界でサイヤ人2人と戦い敗北するも、神様からこの二人は半人前と評されているため、ラディッツよりも下の可能性がある。ファミコンソフト・強襲サイヤ人ではこの二人と同型のパンプキン・オニオン・ブロッコというサイヤ人が登場し、戦闘力もラディッツ1500に対し400・450・500と高くても三分の一程度である。これでも地球程度の惑星侵略には十分な数値ではあるのだろうが。) 参考までに、フリーザ軍の戦闘員としては戦闘力2000もあればフリーザ自身が優秀と認めるほど。 フリーザ直属に抜擢される精鋭でさえラディッツ級の戦闘力1500に驚愕し、その動きを目で追うことも出来ず一撃で倒されていた。 このことからもサイヤ人の多くは並の兵士よりも使える人材だったと分かる。 ただこれは一般兵の話で、軍の幹部クラスを基準にするとエリートサイヤ人でもそこまで突出した戦闘力というわけではない。 フリーザ一族はもとより、彼の側近であるギニュー特戦隊(中堅クラスで40000前後)やザーボン&ドドリア(20000以上)、上級兵士に分類されるキュイ(18000前後)など、一般的なサイヤ人が及びもつかないような相手は結構いた。 しかし、フリーザ親子を含めた彼らはあくまで「種族のなかで突然変異的に超常の戦闘力を持って生まれた個体」に過ぎず、種族全体がこんなに強いわけではない。 サイヤ人は「戦闘要員であれば基本的に誰でも1000以上の戦闘力を有する」点で、他の種族とは根本的に異なっているのである。 さらにサイヤ人は単なる戦闘力だけではなく、上述したような戦闘センスやタフネス、回復力などといった身体能力で他の宇宙人よりも優れたものを持っており、さらにベジータ王三世の時代には、団結力や集団戦法まで身につけるようになった。 彼らが「宇宙最強の戦闘民族」を名乗るのも、誇張や傲慢さこそあれ、決して故なきことではない。 【惑星ベジータ】 エイジ550ごろにサイヤ人が漂流・入植した、サイヤ人の第二の母星。 旧名は惑星プラントで、先住民としてツフル人が高度な技術を以って繁栄していたが、サイヤ人はやがて彼らを滅ぼし、その技術力を手に入れるとともに、星の名前を「惑星ベジータ」と改称した。 惑星ベジータの重力は地球の十倍もあり、この星で肉体を鍛えていたことも、サイヤ人が屈強に育つ一因。 また、この星で満月になるのは八年に一度だけ。 原作では惑星ベジータについて、宇宙から見た姿しか描かれず詳細不明だったが、アニメ作品や近年のシリーズ展開などで国土が描かれることもある。 やはり断片的ではあるが、フリーザ政権の入植や技術提供によるものか、惑星フリーザの居城やフリーザ軍円盤型宇宙船を思わせる設備・居住区・宮殿などが散見され、またサイヤ人ではない各宇宙種族も居住、医療区画や宇宙港などに従事していた。 サイヤ人が惑星ベジータ(プラント)に流れ着く前は惑星サダラに居住していたが、激しい内紛の結果、消滅してしまったらしい。 また、パラガスは惑星シャモから連れてこられた奴隷どもに建設させた立派な宮殿や銀河のいたる所から集めたならず者たちが従ぅ僕としてお待ちする「新惑星ベジータ」を作り上げ、王家の生き残りであるベジータを迎えて「サイヤ人の宇宙帝国」を復活させる…としていた。 だがこれは完全な欺瞞であり、グモリー彗星が激突すると分かったからこそ荒廃した惑星を環境の良い星に見せかけた上でおびき寄せ、ベジータを含めたZ戦士たちを新惑星もろとも葬り去る計画であった。 現に新惑星ベジータはその後グモリー彗星によって消滅している……という顛末と具体的に何があったかはわざわざここで語るまでもなく皆さんMADでお馴染みですね。岩盤とか一人用のポッドとか伝説の超サイヤ人とかいろいろありました。 【社会】 サイヤ人の国家・社会は、生まれによる階級制となっている。 大きく分けて「王族」「エリート」「下級戦士」の三階層に分かれており、先天的な素質によって分けられ、後天的要素では覆らない。 その区分けは生後間もない調査で決まるとされ、生まれた時点の戦闘力の数値によって決められるという。ただし、戦闘力以外の要素も関係している模様。 なお悟飯(四歳)の戦闘力数値が710と計算された際、ラディッツのみならずベジータやナッパも「サイヤ人としてもあり得ないほど高い」と語っており、生後の測定でもそんな数百という数値にはならないとみられる。 こうした出自時点での強さが一生を決定づける社会構造の中で、異常なまでの戦闘力を伴い誕生したブロリーは、ベジータ王に「サイヤ人の社会/王家の支配をも揺るがす」と危惧されて処刑(DBZ)/流刑(DB超)を宣告されてしまった。 四歳児の710でもありえんのに、生まれた時から戦闘力10000だの測定不能なんてのを見ればそりゃ怖くもなるわな…… ◆王族 劇中ではベジータ王家のみが存在する。 この王家では、当主=王となる人物は代々「ベジータ」の名を世襲することが決まっており、作中で活躍するベジータは正式には「ベジータ四世」(*11)、その父親は「ベジータ三世」である。 しかしサイヤ人は古代から(少なくともツフル人と接触した200年前から)王家によってまとめられていたという。 するとベジータ一世(ベジータの曽祖父?(*12))より以前から王家が存在したと思われるほか、ベジータ王(三世)は「サイヤ人を統一した」と言われることも多いことから、 元はサイヤ人も複数の部族に分かれ、それぞれに王家もあって、ベジータ王家はそのうち新興の王家だったが、ベジータ王三世の時代に統一され、他の王家は滅びた、というのが一番近いだろうか。 ちなみに、(アニオリであるが)ベジータの弟であるターブルも王族でありそれなりの戦闘力を持つが、非戦闘タイプであり戦いを好まない性格であるために飛ばし子にされている。 また、ターブルの命名規則は不明だが、ベジータが地球に移住してからは王族特有の命名規則は(末裔のベジータJr.を除いて)崩れており、ブルマが命名した衣装由来の名前となっている。 ◆エリート この階級については確定しているのがナッパ一人しかいないため詳細不明だが、 ナッパは自らを「名門出のエリート戦士」と名乗っていること=血統に由来する名門があるということと、自分の生まれに誇りを持っていることから、 やはり王族と同様の、血統によって、生まれる前から決まっている要素があるのだろう。 王族とエリートサイヤ人は大猿になっても理性を失わないという特徴がある。 ターレスとバーダックはエリート戦士と同等以上の戦闘力を後天的に築き上げたが、大猿に変身すると理性を失う。 しかしこの両名より弱いはずのナッパは大猿に化けても理性を失わず、これがエリートに受け継がれる特性ならば「名門出」という発言とも合致する。 また王族は同じく大猿化しても理性を失わないが、もしかしたらナッパたち名門は、王族を祖先とする分家の末裔かもしれない。 確定ではないが諸々の描写から、パラガスもエリート階級の可能性が高い。 このパラガスも、ベジータ王に対する敬虔な態度や、(ベジータを騙すための演技とは言え)ベジータに見せた紳士らしく洗練された振る舞い、およびそれに対して違和感を覚えないベジータの様子などから、 「名門」という表現にふさわしい貴族的な教養がエリート階級にはあるものと推測できる。 なおパラガスの息子ブロリーもエリートと推測されるが、彼は大猿化すると理性を失うという、ナッパとは異なる姿を見せている。 もっともブロリーの場合、サイヤ人の中でも突然変異というかかなりイレギュラーな人物なので、この様子を以って断定はしがたい。 ◆下級戦士 サイヤ人の大多数を占める階級。 一般国民に当たるが、やはり全員が兵士という扱いで、全員が戦うことを当然と考えている。下級戦士ではないサイヤ人はほぼいない。 下級戦士であっても戦闘力が高くなれば、主力として抜擢されて激戦区に投じられたり、サイヤ人内部でも知られた存在となれるが、他方でベジータやナッパが強く見下していたように、エリート層のような扱いは受けられない。 上述した通り、大猿に変身すると理性を失い暴走することが先天的に決まっており、こればかりはいくら戦闘力を上げても克服できない。 全体的な下級戦士は王族・エリートよりも粗野な部分がより強く、良くも悪くもサイヤ人らしい。 戦闘服も使い込んでいる様子があったりする。 また生後間もない調査で、戦闘力が極端に低いとみなされた場合、サイヤ人社会からは半ば切り捨てられ、辺境域の強敵がいないであろう星へと飛ばされる。 これは過酷なサイヤ人社会では強くなる前に死ぬことが予測されるため、そんな強敵のいない星に送って育たせるためでもあるが、乳幼児のうちに飛ばすため結局は死ぬ可能性も低くない。 しかし生き抜くことができれば、サイヤ人の本能と、送っている途中での宇宙船内部におけるサイヤ人らしさの教育(*13)、そして大猿に変身するゆえの現地社会からの切り離し(*14)によって、辺境でも強いサイヤ人が育っていく事となる。 こうした「飛ばし子」となるのは下級戦士が多い。ただ、稀にエリートや王族でも先天的に数値の低い個体が産まれることもあり、その場合は彼らも飛ばし子となる。 戦闘力1500のラディッツでも弱虫扱い、というのは一定以上の戦闘力をキープし飛ばし子扱いを免れたサイヤ人の中では、ということでもある。 映画『ドラゴンボール超 ブロリー』に登場した飛ばし子のビーツは成人しても戦闘力が1000未満であった。 最強ジャンプに載った鳥山明のコメントでは、ラディッツのように「一定以上の戦闘力を持ち王族やエリートの直属の部下に選ばれた一般サイヤ人」のことを「上級戦士」とも表現している。 別の場では「上級戦士=王族」、「中級戦士=エリート」と扱っていて言葉の定義に混乱も見られるが 【文化】 とにかく「戦闘」が文化の根底にある。 破壊や殺戮を楽しみとし、強いことが誇りとなり、社会的なステータスともなる。 ただし「正々堂々とした戦いぶり」などの名誉意識は持ち合わせておらず、基本的に「勝てばいい、それが全てだ!」という気質を持つ。 逃げることや命乞いも恥と思わず、騙し討ちや集団による袋叩きも平気で、スカウターなどで「勝てそうにない相手」を確認すると無理をせず引き上げる分別もある。 (バーダックは自分と同等以上の相手にも勇んで襲い掛かるが、これはサイヤ人の中でもイレギュラーな気質で、なればこそ他のサイヤ人も彼に一目置いていた) ベジータもナメック星編で敵が分散した機会を狙ったり、人造人間編で敵の強さ(と悟空の体調)を図るべく悟空戦を隠れて観戦し、19号を倒した後は消耗を隠しわざと余裕がある様子を見せてゲロに一時撤退を選択させたりと、それなりに狡猾に立ち回っていた。 いろいろミスって台無しにすることも多いけど。 プライドも高く、サイヤ人という種族について強力な誇りやアイデンティティを持つ一方、同じサイヤ人でも弱い人物や、血統・階級が低い相手を見下すなど、サイヤ人内部での差別意識も強い。 異種族に対しては差別意識・断絶意識がさらに強く、他種族とは全く融和しようとしない。それどころか露骨に見下げる言動も数多い。 フリーザ軍に所属した時期も顕著で、フリーザ軍は原則として多種族の混成部隊であるのだが、 サイヤ人だけはサイヤ人のみで軍団を組織しており(*15)、そのために戦力不足となっても他の種族を仲間に組み込むことはせず、往復二年間も費やして飛ばし子(カカロット)の回収を選択したほど。 ベジータでも苦戦するような場所に当時の悟空なんて連れて行っても足手まといにしかならないので、ラディッツが自分のパシリが欲しかっただけじゃね?という説も根強い さらにフリーザという軍総帥兼宇宙最強の個人や、サイヤ人最強のベジータと同等以上に強いギニュー特戦隊・ドドリア・ザーボン・キュイetcを擁するフリーザ軍にありながら、「サイヤ人こそ宇宙最強の戦闘民族」と公言してはばからない始末。 バーダックも病み上がりの身を案ずる医療担当兵に「お前らとは出来が違うんだ」とあしらい、話しかけてきた宇宙港兵士には全く聞いていなかったりと、異種族に対してはまともなコミュニケーションを取らない。 これでは周囲の宇宙人から疎まれていたことは想像に難くなく、キュイもベジータが苦戦しナッパやラディッツも死んだ事に対し「無敵のはずのサイヤ人さまを苦しめたのはどなたさまで?」と、普段の言動に対する皮肉もたっぷり込めてなじっている。 (サイヤ人は大猿化が戦力となるが、理性を失った場合は大猿以外の味方は巻き込んでしまうため、他の種族とは組めない、というのも一因だろうが……) 雇用主でありサイヤ人に詳しいフリーザも「サイヤ人というのはバカなほど頑固」と表現している。 さらにサイヤ人は「これはサイヤ人として持っていて当たり前の情愛」というものがない。 たとえ同族だろうがそれこそ親子兄弟だろうが、個人的な付き合いがなければ「他人」と見做し、あっさり見捨てたり殺したりする。 「子供が親を殺す、それがサイヤ人だ!」「自分の息子に殺されるとは、これもサイヤ人の定めか……」 ただ、これに関しては「個人的な繋がりがあれば別だが、なければ同族でも他人」というもので、個人として長く付き合っていれば情愛や仲間意識を抱くこともある。 例えばバーダックは、息子生誕の報告を受けても「ほっとけ」と吐き捨て、実際に見ても戦闘力の低さだけで「クズか」と吐き捨てたが、 チームを長らく組んできたサイヤ人の仲間が殺された際には激怒し、フリーザへの造反まで決めている。 バーダックの仲間たちも、バーダックが倒れた際には慌てて心配の声を掛けたりしていた。 「息子よりも仲間が大事」というよりも、この時点での息子には触れたこともないため情を培っておらず、仲間たちとは長らく生活を共にしてきたため深い友情を持っていた、ということだろう。 情愛の基準が「家族」「同族」といった社会性や関係ではなく、個人の付き合いだけで生まれるのだろう。(*16) ベジータは、再起不能になったナッパを長い付き合いがあったにもかかわらず「動けないサイヤ人は必要ない」と切り捨て処刑しているが、 ナッパの側は自分が殺されるとは夢にも思っておらず、本気で驚愕していた。 ドラゴンボールの話を聞いて、その話題をベジータが初めて振った際にも、ナッパは「ラディッツを生き返らせるもの」と常識として考えていたようで、 やはりサイヤ人と言えども独自の発展による仲間意識や情愛を持っている。 なんだかんだでベジータもナッパにアドバイスを幾度となく送ってサポートしており、本格的に切り捨てたのは悟空に倒されて動けなくなってからなので、本人が思っているほど仲間意識が全くなかったわけではないと思われる。 個人的な縁がなくても、サイヤ人同士、親族同士といった縁を強調する場合もある。 一例はラディッツで、悟飯をさらう際に「俺にとっても甥だ、できれば傷つけたくない」と語ったり、尻尾を掴んだカカロットに対して「実の兄弟であること」を強調して動揺させたりしており、「骨肉の情の概念」自体はよく分かっている模様(ただし実際に動揺することは嘲笑の対象)。 またあるゲームでは、悟飯の素質を見抜いたラディッツが、彼を連れて行って狂暴なサイヤ人として養育する場合もあった。 ターレスもカカロットや悟飯を「生き残ったサイヤ人のわずかな仲間」と呼んで親近感を抱き、幾度となく仲間になるよう勧誘している。 ついに悟空が仲間にならないと悟った際には、失望と自戒混じりに「カカロットのガキを連れて行こうとした俺が柄にもなく甘かったのだ!」と叫んでいたが、このセリフからするとターレスは本気で悟空たちを仲間にしたかったものと思われる。 そしてパラガスも、息子を抹殺しようとするベジータ王に必死に諌言したり、暴走のまま星を破壊するブロリーを羽交い締めにして止めようとするなど、父親の愛情混じりの行動を見せている。 男女間・家族間の意識というものも、一般には乏しい。 基本的には男女個人同士の一夜限り・快楽のみの肉体関係に過ぎず、それが長い愛情となることは少ないらしい(特に下級戦士は顕著)。 そのため「家族」という形態そのものが存在せず、例えばバーダックにも兄弟は一応いるのだが、それが誰なのかはバーダックにもわからず、意識すらしていない。 一方で、トーマが自然に「息子の誕生祝」という言葉を発したり、セリパが「凱旋ついでに会ってきたらどうなんだい」と勧めたりと、親子関係の概念があることは示唆している。 とはいえそんな誘いをバーダックが「くだらねえ冗談だ」「どうにでもしろ」と吐き捨てた際には、トーマもセリパもこれといって気分を害した様子もなく、それが当然の反応を返している。 唯一「超」でのみ、バーダックが妻的なサイヤ人・ギネと繁殖関係以上の絆で結ばれていたが、これは稀有な例。 さらにバーダック自身「ギネの甘ったるい病気が移った」とぼやいており、サイヤ人の社会・文化として、こうした恋愛感情は否定的に扱われている模様。 ベジータは魔人ブウ編にて、家族を持って丸くなった自分に違和感と嫌悪を抱き、バビディの魔術を誘発するほど追い込まれてしまうが、 これも「家族を愛し、地球を愛するような人間像」がサイヤ人として好ましくないものであることを示している。 ◆文明 ツフル人やフリーザ軍から得た技術により、高度な機械文明に暮らしている。 フリーザ軍の戦闘ジャケットを日常生活でも着ている者が多い。 ベジータによれば肩アーマーがないものは旧タイプとのこと。カラーバリエーションも多いが王族以外のサイヤ人は黒が殆ど。 前述の妊娠出産に予想される困難を補うためか、カプセル状の保育器が使われている。 TVSPでは病院に多数並んでいたが、『DB-』ではバーダックの自宅に置かれていた。 傷の治療には酸素マスクを着けて水槽に浸かるメディカルマシーンが用いられる。 携帯できない上に回復速度ではデンデや仙豆に劣るため本編での活躍は少ないが、悟空曰く気持ちが良いとのこと。 【歴史】 『Z』『GT』 『エピソード・オブ・バーダック』なども。 ◆前史 かつて「伝説の超サイヤ人」が出現したという。 もともとの母星は「惑星サダラ」だったが、サイヤ人同士の内紛の果てに星を消し飛ばしてしまう。 その際に脱出したのか、それとも別の宇宙人に囚われた一団があったのかは不明だが、エイジ550頃、大勢のサイヤ人を乗せた「謎の宇宙船(*17)」が惑星プラントに漂着、現地の支配民族ツフル人と接触する。 この時のサイヤ人は、獣皮だけの粗雑な衣類をまとった、粗野で原始的な狩猟民族で、「欲しいものは奪い取る」だけのものだった。 ただ、いちおう当時から王とエリートがサイヤ人をまとめる、という形式はあったようだ。 このツフル人との関係はやや不明瞭で、住むところもないサイヤ人をツフル人が寛大な心で迎え入れ、高度な知識を与えたにもかかわらず、サイヤ人は狂暴性を増してツフル人から略奪するばかりであったとするものもあれば、 ツフル人はサイヤ人の屈強さに目をつけ、技術力を駆使して奴隷として扱ったが、やがてサイヤ人の側もツフル人の技術を盗み取っていき成長していった、とする者もある。 ともかく、サイヤ人は高度な技術力と文明・社会性を獲得していったが、いつしかサイヤ人とツフル人の関係は険悪なものとなっていった。 ◆ベジータ王の進出 そしてあるとき、サイヤ人の王族に一人の傑物が現れる。 ベジータ三世、のちのベジータの父にして一般にベジータ王と呼ばれる人物である。 彼は王家の権威を補強し、これまでばらばらだったサイヤ人をまとめ上げ、統率の取れた一団に仕立て上げる。 そしてエイジ720~730頃、ベジータ王はサイヤ人全員を束ねてツフル人に対する全面戦争を開始。 さらにベジータ王は惑星プラントにおいて八年に一度だけ迎える満月の夜を計算に入れており、一斉に大猿化したサイヤ人軍団は、その圧倒的な戦力でツフル人を絶滅させた。 以後ベジータ王は、制圧した惑星プラントを「惑星ベジータ」と改称して支配。 ベジータ王家の世襲による専制国家を作り上げた。 エイジ731頃からは、ベジータ王は宇宙進出を企画。 さらなる略奪と戦闘欲求を満たすため、他の異星人に対する軍事力の提供を考える。 しかし外宇宙への航行技術は持っていなかったため、コルド大王・フリーザ親子の組織と接触。 彼らの経営する宇宙の地上げ屋稼業に協力することを決め、「友好同盟」を結んだ。 宇宙にはフリーザ一族のみならず裕福な種族や難民種族も多くあり、それら種族に対する別荘用、もしくは移住用の星として、環境の良い星を探しだし、現地住民を絶滅させたうえで、その星を求める種族に売り渡し、巨額の報奨金や各種惑星の文明を獲得していった。 さらにこれら暴力的な地上げ行為は、サイヤ人の戦闘欲求を満たすもので、いろいろな面で満足のいくものだった。 他方、サイヤ人の戦闘力と手際の良さなどはフリーザにとっても満足のいくもので、傭兵・精鋭部隊として大いに重宝された。 フリーザの側もサイヤ人および惑星ベジータにそれなり以上に投資しており、スカウターや戦闘服、メディカルマシーンや宇宙船などを支給している。 また宇宙進出開始時期と被るエイジ731頃には、ベジータ王は王妃を迎えたとのこと。 ◆フリーザとの対立 しかしフリーザと組んで程ないエイジ735頃には、サイヤ人側で早くも不協和音が流れ出していた。 まずこのころには、惑星ベジータにおいてサイヤ人同士の内乱が多発。 さらにベジータ王もフリーザへの嫌悪感を強めている。 フリーザはサイヤ人を「部下」として扱ったが、ベジータ王は「対等な同盟者」と考えていたらしく、それがフリーザに「俺たちを奴隷として扱っている」と強烈な反感を抱く原因となっている。 (ただし、フリーザを弁護するわけではないが、フリーザの頭の中には「対等な同盟者」なるものは存在せず、いかなる他人も「部下」か「敵」、さもなければ「商売相手」としか思っていなかったはずで、サイヤ人に対する「奴隷扱い」も配下全ての宇宙人と同列な扱いをしていただけだろう。フリーザ一族の側が同盟と明言しながら下に扱っていたとしても、露骨に他種族より冷遇していない以上は「奴隷扱い」との自己評価が的確とは言い難い。フリーザが悪辣だったというよりも、ベジータ王が高望みをしすぎた、というほうが正しそうである) さらにベジータ王には「自らによる全宇宙の支配」という野心も芽生えており、現時点における宇宙の支配者・フリーザへの憎悪は日に日に増していった。 他方でフリーザの側も、サイヤ人に対する疑念があった。 特に近年は、 サイヤ人の中に際限なく強くなっていくものが現れ、しかもそれがひとりふたりではなく全体として増え始めたこと(フリーザ軍の傭兵として各星系の最前線で戦うにつれ、ツフル人とは比較にならない強敵と交戦し、「死の縁まで追い込まれたが回復してパワーアップしたサイヤ人」が増えたものと推測される) サイヤ人同士での団結力を強めていったこと(ベジータ王がツフル人殲滅時に集団戦法・戦術を組み込んだものが、より発展・普及したものと思われる) 伝説とされる超サイヤ人に対する懸念(当のサイヤ人でも伝説扱いするぐらいだったのだが、フリーザには何か感じるものがあった模様) ベジータ王の不遜な態度と不穏な動きを探知していたこと など様々な要因があって、フリーザ側もベジータ王の粛清のみならず、サイヤ人全体の処分も考慮するようになる。 そしてエイジ737、ついにベジータ王がフリーザへの反旗を翻す。 当時フリーザは少年時代のベジータ王子に特別な関心を寄せており、彼を部下(かつ人質)として招聘していた。 ベジータ王はそれに乗じ、「王子ベジータを引き渡す」という名目で惑星ベジータ近くまで来ていたフリーザの母船に乗り込むと、エリート級サイヤ人からなる部隊を率いて反乱と攻撃を開始した。 しかしフリーザとの実力の差はあまりに大きく、しかも率いたエリート部隊もいざフリーザを前にしては委縮してしまう。 憤慨したベジータ王はそれでもフリーザに襲い掛かったが、指一本触れることも出来ず一撃で敗死。 直後にエリート部隊も一掃され、フリーザは惑星ベジータの破壊とサイヤ人絶滅を決意した。 その後は各地のサイヤ人に惑星ベジータへの招集命令を出したり、ドドリアの部隊に暗殺させたりしたのち、満を持してフリーザ自らの手で惑星ベジータを「花火」にした。 この時点で女性のサイヤ人は一人残らず死亡し、種族としてのサイヤ人は実質滅亡する。 生き残ったサイヤ人はフリーザ軍在籍のベジータ、ナッパ、ラディッツ、ターレスの四名と、フリーザが把握していなかったカカロット(孫悟空)、ブロリー、パラガス、ターブルなどの、男性数名だけとなった。 一方、ベジータ達についてはフリーザは引き続き重用するつもりだったため、彼らの心証を不必要に悪化させないためにも「巨大隕石の衝突で滅んだ」と伝達した。 (ただし、ナッパは惑星ベジータ消滅の真相を独自に調べていたようで、のちにベジータとラディッツにも伝えている) 以後はフリーザ軍の一角を占めながら活動するが、本編劇中に至って生き残ったサイヤ人もほとんどが死亡。 生き返った悟空とベジータや、生き残ったターブル、ブロリーの4人はそれぞれ現地へと帰化していき、悟空とベジータは地球で得た妻子を育みながら(*18)、サイヤ人の血脈は地球人の遺伝子の中に消えていく事となる。 かくして、宇宙最強の民族であるサイヤ人は滅ぶ。 突然味方であったはずのフリーザに星ごと虐殺されてしまうという末路は、その経緯を知る由もない多くのサイヤ人にとっては理不尽な悲劇としか言いようがない。 えらそうなことをいいやがって…… きさまらサイヤ人は罪のない者を殺さなかったとでもいうのか? だから滅びた…… だがサイヤ人は、その多くが己の力に驕り高ぶり、罪のない者達への破壊と略奪を繰り返してきた者たちである。 そんな彼らがより強い者によって滅ぼされたのは、悟空がフリーザに言った通り「因果応報」だったのだろう。 しかしかつてのサイヤ人の功罪を是としながら、かけがえのない親友であったクリリンの命を奪った フリーザに悟空は逃れ得ぬ「因果応報」を突きつける。 悪行が己の身を焼き滅ぼすに至ったサイヤ人と変わらぬ結末は、悟空の怒りと決意を示す言を機として迎えられようとしていた... オレが滅ぼしたんだ サイヤ人はなんとなく気に入らないんでね…… こんどはこのオレがきさまを滅ぼす 『超』 超サイヤ人ゴッド、破壊神などの設定が追加され、映画『ドラゴンボール超 ブロリー』にて悟空の父バーダックなどのキャラクターや最期が変更された。 ◇前史 1000年前に「伝説の超サイヤ人」が出現、恐るべき殺戮と破壊を行い宇宙を震え上がらせたという。 これについて「ヤモシなるサイヤ人が正義の心を持ち、五人の仲間と共に反旗をひるがえした。他の戦闘員たちに追い詰められたヤモシは初めて超サイヤ人になったが、その変化と恐ろしいまでの戦いぶりに他のサイヤ人たちは恐れおののいた。やがてヤモシは多勢に無勢で倒されたが、これが伝説の超サイヤ人」と作者が明かした。 ただこの場合、作中で語られた「伝説の超サイヤ人」像と異なる。伝説が千年も口伝されるうち曲がったとも思えるが。 サイヤ人が栄えたとある時期、上述のヤモシと似たような経緯で善良なサイヤ人の中から超サイヤ人ゴッドが出現し、邪悪なサイヤ人に挑む。 善良なサイヤ人は後一歩のところで力及ばずに敗れ去り、超サイヤ人ゴッドの伝説はサイヤ人の歴史から抹消された。 この超サイヤ人ゴッドとなった善良なサイヤ人とヤモシの二人は鳥山明曰く「ある意味同一人物」とのことで、関連性が示唆されている。 ……が、原作の前日譚である『ドラゴンボール-』ではフリーザが「超サイヤ人に超サイヤ人ゴッドですか…」と伝説の超サイヤ人と超サイヤ人ゴッドは別物であるかのように捉えているので結局は不明のままである。 上述の騒動と同一の事件なのかは不明だが、ゲーム『ドラゴンボール レジェンズ』で語られた歴史によると、正しい心を持っていた超サイヤ人ゴッドの一族は「悪のサイヤ人」と呼ばれるサイヤ人に敗れ去ったという。 それ以降は超サイヤ人ゴッドの一族から発生したサイヤ人は「敗北者の血統」と呼ばれ、一方で勝ち残った悪のサイヤ人の子孫が一般的に知られているサイヤ人とのこと。 超サイヤ人ゴッドを撃破した悪のサイヤ人とは何者なのかという事に関しては現在まで明確には明かされてはいないが、『スーパードラゴンボールヒーローズ』に登場する太古のサイヤ人、カンバーは「悪のサイヤ人」の異名を持ち、超サイヤ人ゴッドを見て明確に敵意を示す描写があり、彼こそが太古の超サイヤ人ゴッドと戦った悪のサイヤ人ではないかと示唆されている。 フリーザによるサイヤ人絶滅計画について、破壊神ビルスがベジータ王を しょうもない理由で 嫌い、フリーザに惑星ベジータ消滅を指示した一幕もある。 尤も、これがなくてもフリーザの行動は変わらなかったと思われる。 【個別のサイヤ人】 当wikiに項目のあるサイヤ人のみを記す。 ×印は開始時には既に故人であった者 ▼印は作中で死亡してそのまま生き返らなかった者 純血種カカロット/孫悟空 ベジータ ナッパ▼ ラディッツ▼ ターレス▼ バーダック× ベジータ王× パラガス▼ ブロリー▼ブロリー(ドラゴンボール超) バイオブロリー▼ ギネ× 混血孫悟飯未来悟飯▼ 孫悟天 トランクス パン 融合ゴジータ ベジット ゴテンクス 別次元出身ケール ゴクウブラック▼ 過去のサイヤ人カンバー ?セル▼ (*19) 【第六宇宙のサイヤ人】 『ドラゴンボール超』では、本編世界とは別次元の「第六宇宙」が登場。 悟空達がいる第七宇宙と対になるその宇宙にも「サイヤ人」が存在する。 惑星サダラに居住し、高い戦闘能力や地球人黄色人種に似た容姿などは共通しているが、猿のような尻尾が退化しているという相違点もある。 男女比率の極端な傾斜など、他の特性はどうなのか不明。 もっとも異なる点は「気性」で、基本的に善良な性格を持ち、戦闘能力も他の惑星などに雇われての悪党退治に活用するという。 惑星サダラが健在なのもそのためと思われる。 また激しい憎悪や憤怒を抱くことがなかったためか、超サイヤ人の存在が伝わっていなかった。 漫画版『超』では「伝説のサイヤ人」という名で似たような存在が伝わっていたことをキャベが発言している。 第七宇宙のサイヤ人とは異なるデザインの剣道の胴と垂のような防具を着けているが、 ベジータ曰くフリーザ軍に取り込まれる前のサイヤ人の民族衣装に似ているという。 【余談・その他】 純血のサイヤ人の名前は、全て野菜に由来する。 作者曰く「戦闘民族なら肉だろうというのを逆手に取って、野菜由来」とのこと。 「新項目、『サイヤ人』の追記・修正をしていただきたく、お迎えに参りました」 「なに!? 新項目『サイヤ人』……?」 「もう一度! 最強の戦闘民族サイヤ人の優秀さを、全宇宙に知らしめてやろうではありませんか!! あなたの手で、最高の種族項目を築き上げるのです!!」 「……ちっ(くだらん……)」 「どこへ行くんだあ?」 「ふおおっ?!?」 「お前が項目を追記・修正する意思を見せなければ、俺はこのWikiを破壊し尽くすだけだぁ!!」 「もう駄目だ、おしまいだあ……!」 「さ、ベジータ王。↙項目変更ボタンです。何なりと追記・修正ください」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\戦闘力/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 超サイヤ人はずっと前からあったのにサイヤ人は今までずっと無かったのか -- 名無しさん (2021-03-18 00 53 36) 一通り項目読んだけどどう見ても悪の種族です本当にありがとうございました。サイヤ人をこの世から消し去ってしまえ~ -- 名無しさん (2021-03-18 01 17 53) セルをサイヤ人に入れるのは個人的に違和感がある -- 名無しさん (2021-03-18 01 21 30) 仲間(ナッパ)さえぶち殺す良くも悪くもサイヤ人意識がクソ程強いベジータがブルマと結婚しトランクスをもうけて。穏やかになった自分を捨て去るがために洗脳されてから、ゴクウと本気で戦いたがったのを見るに、環境さえ用意できれば戦闘狂気質も矯正可能なんだよね -- 名無しさん (2021-03-18 02 13 49) 超とか見てないから違うのかも知れんが第六宇宙のサイヤ人が伝説の超サイヤ人になった善のサイヤ人なんじゃねぇの? -- 名無しさん (2021-03-18 03 38 01) 動けないサイヤ人は必要ない→動けないサイヤ人程、回復させるべきというツッコミ見てて思ったのが、第6宇宙のサイヤ人が第7宇宙の一般サイヤ人より明らかに強いのは、瀕死のサイヤ人を見捨てたりしなかったせいなんかな -- 名無しさん (2021-03-18 08 26 45) 背骨が砕ければさすがに回復不能だったんじゃないかな。ナッパは。 -- 名無しさん (2021-03-18 10 05 21) パンの孫の孫悟空とベジータの子孫のベジータJrも一応混血じゃない?玄孫の代でも超化してるってどんだけサイヤのDNA強いねん -- 名無しさん (2021-03-18 10 29 37) 息をするようなブロリーオチでダメだった -- 名無しさん (2021-03-18 11 09 22) スーパーはあったけどこっちはなかったのか!? -- 名無しさん (2021-03-18 15 29 19) 名前の由来は野菜だけど食事の傾向は肉食なのはご愛敬 -- 名無しさん (2021-03-18 15 33 47) ↑鳥山先生も肉食種族なのに野菜名というギャップを狙ったらしいね -- 名無しさん (2021-03-18 16 57 21) 些末だし意味ない話だけど、ベジータの年齢設定変更でサイヤ人滅亡の時期も少し動いてるんだよね -- 名無しさん (2021-03-18 17 38 28) 悟空やら超ブロやら、穏やかな気質を持ったサイヤ人しかスーパーサイヤ人になれないのに種族全体がアレなせいで望みの戦士が見つからずに終わるって言う皮肉 -- 名無しさん (2021-03-18 17 51 25) 「だから滅んだ」まさにこの台詞通りだわ -- 名無しさん (2021-03-18 17 53 50) 皆さんMADでお馴染みですね ??「僕もそう思いまs」 -- 名無しさん (2021-03-18 18 43 38) いつしか、ベジータ一族の一人であるターブルも記事化してほしいけど出演機会に疎いから厳しいかな? -- 名無しさん (2021-03-18 18 58 17) アニオリのサイヤ人も生き残ってるのターブルだけなんだよねえ。彼も戦闘向きじゃない温厚気質なんで幼いうちに星から追放されて(王家の恥ということかな?)無用な争いしなかったから生き残れたという。 -- 名無しさん (2021-03-18 19 05 19) 大猿化すれば全員が一万超えの戦闘力でナッパならリクーム辺り、当時のベジータでもギニューを上回るんだから最強を名乗ってもおかしくはないんだよね -- 名無しさん (2021-03-18 19 45 17) 本編だけ見ると例の1人用ポッドはサイヤ人のモノかと思ってたが、色々考慮するとツフル人の遺物か、あるいはフリーザ軍のモノなのか。まあ技術的なものに興味なさそうなサイヤ人の移動手段を補完するのには良い設定だが。 -- 名無しさん (2021-03-18 20 02 49) ↑ベジータ王に宇宙進出手段がなくてコルド軍の協力を仰いだことと、悟空のナメック星行き宇宙船が一人用ポッドの改良版でそれのコクピットとフリーザの宇宙船がほぼ同じ構造だったことを考えるとおそらくフリーザ側由来だろうな -- 名無しさん (2021-03-19 06 45 50) サイヤ人のページがこのwikiに無かったのは凄い意外だったわ -- 名無しさん (2021-03-19 15 43 53) ベジータや悟飯の尻尾が再生しなかったのは、ある程度の戦闘力を超えたサイヤ人は新たな可能性に片足を突っ込んだことで尻尾は不要と肉体がみなして尻尾が生えないようになる感じかな?悟天やトランクスは父親がその領域に入った後に作られた子供だから生まれつき尻尾が無かったとか…(その領域に踏み入れた後に尻尾があった場合は全身真っ赤な更に恐ろしい姿になる危険性もあるし) -- 名無しさん (2021-03-19 16 44 05) 人造人間編でサイヤ人の厄介さが何度もクローズアップされてたけど、確かになぁ… -- 名無しさん (2021-03-19 19 58 47) なぜ中々立たなかったというかあんま必要なかったからね。本編で出る純サイヤ人が悟空、ラディッツ、ナッパ、ベジータくらい。GTや超も含めてメインメンバーはほぼ超サイヤ人になっているので、そこから外れる人物は個別で事足りるし、それ以外はほぼモブだからね。 -- 名無しさん (2021-03-23 10 27 52) 悟空の「だから滅んだ」がこれ以上ない位的を得てる -- 名無しさん (2021-03-24 19 16 51) 地球人との混血の場合、戦闘力も遺伝するよね -- 名無しさん (2021-03-25 03 51 34) 文化の説明を見る限りでは、戦闘民族というよりは乱暴民族だな。本来はこういう種族だという事を踏まえると、ベジータが本能でブロリーに怖気づいたのも納得できる -- 名無しさん (2021-04-08 16 25 11) ナメック星人の項目も作ろうかな サイヤよりは簡単に済みそう -- 名無しさん (2021-04-24 02 21 54) 原作の漫画では地球人との混血で強いのがポコポコ生まれてたけど、地球人との遺伝子相性が凄いというより配合できさえすればどんな種族相手との混血でも強いの生まれてきそうな感じではある -- 名無しさん (2021-04-24 08 11 38) ↑2 実はこっちで草稿がほぼできてます。色付けとかがまだなのと、せっかくなのでピッコロ記念日までお待ちください。 -- 作成者 (2021-04-24 09 41 50) ↑わかりました。がんばってください。 -- 名無しさん (2021-04-24 13 56 17) 地球人との間では、輸血はできないのだろうか。できたとしても、サイヤ人の血を輸血したら、狂暴性が増すとかの副作用がありそうだけど -- 名無しさん (2021-06-11 15 56 21) ↑ 子供は作れてもサイヤ人と地球人とで輸血とか生体移植とかも成り立つとも限らないよな。現実でも人間同士でも人種が違っても子供は作れるが血液型とかの違いがあったり生体移植で拒絶反応とかもあるわけだし -- 名無しさん (2021-06-13 09 55 44) 悟空もフリーザの「サイヤ人は罪のない者をを殺さなかったとでもいうのか?」指摘に「だから滅びた」と返すあたり間違いなくお友達になりたくない種族 -- 名無しさん (2021-06-28 18 38 26) 悟空も地球育ちのサイヤ人とは名乗っても善人なだけに種族の歴史自体は否定的だろうしな -- 名無しさん (2021-06-28 21 32 08) サイヤ人には変声期が訪れないタイプ(悟空・バーダック・ターレス)と幼少期に声変わりするタイプ(ベジータ・ラディッツ)に分かれているよね -- 名無しさん (2021-08-06 14 20 30) バーダックって兄弟いたの?どこにあったのその設定? -- 名無しさん (2021-12-09 15 36 38) 混血枠にセルがいて思わず笑ってしまったwたしかにサイヤ人の細胞が二人分組み込まれてはいるけどさ -- 名無しさん (2022-01-24 17 46 25) ↑2 「マイナス」の時の「最強ジャンプ」収録の作者インタビューらしいな。 -- 名無しさん (2022-01-24 21 38 38) 後天的な環境で穏やかになれるだけマシだけど。基本性質が北斗のモヒカン並のヒャッハー気質すぎる、そりゃだから滅びた…… -- 名無しさん (2022-04-04 19 05 38) サイヤ人関連の後付け設定はいつ見ても上手いなーって思うのが多い -- 名無しさん (2022-04-15 14 36 52) 穏やかに暮らす方が強くなれるってのが科学的に示されたことで、第七宇宙のサイヤ人は滅ぶべくして滅んだってのが示されてる。 -- 名無しさん (2022-11-21 23 14 44) 純血の髪の色については、アニメスタッフへの鳥山メモに「基本黒ですが演出で多少の変更は可」みたいのがあるから、旧アニオリのモブとかについては単なる画面映え優先だろうな。茶系は色素が薄いってケースも考えられるが -- 名無しさん (2022-11-22 12 39 44) ↑ つまりは青系もそんな感じなのかもね。トランクスとブラはブルマ由来ということもあるけど、モブに青髪いるし -- 名無しさん (2023-09-12 07 44 31) 悟空みたいに幼少時に他の惑星に送り込まれたり、パラガス親子やターブルみたく追放されたサイヤ人(と異星人との混血含めた子孫)が他にもっと大勢、最低でも数百人〜数千人は銀河中に散らばって住んでいてもおかしく無いと思う。 -- 名無しさん (2023-12-27 02 04 12) いつか女性サイヤ人の生き残りorその子孫(もちろん女性)が劇場版でもいいから出てこないだろうか。 -- 名無しさん (2023-12-27 22 53 32)
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登録日:2010/07/29 Thu 12 27 07 更新日:2024/02/22 Thu 22 23 51NEW! 所要時間:約 35 分で読めます ▽タグ一覧 ぞわぞわ てめーはおれを怒らせた オーラ サイヤ人 シャナ ジンオウガ スパーク スーパーアーリア人 ゾワゾワ ドラゴンボール ドラゴンボールGT ドラゴンボールZ ドラゴンボール改 ドラゴンボール超 ハイパー化 バーゲンセール パワーアップ モチーフはスーパー戦隊 ラージャン 不良 伝説 伝説の戦士 伝説の超サイヤ人 全世界の少年たちの憧れ 初登場がフリーザ編 変身 定番 心臓病 怒り 怒髪天を貫く 戦闘力インフレの元凶 所要時間30分以上の項目 手の込んだ手抜き 攻撃的 森盛勇気 灼眼 炎髪 炎髪灼眼 発想の勝利 背中 興奮 興奮状態 覚醒 赤髪 超サイヤ人 超サイヤ人2 超サイヤ人3 超サイヤ人4 超サイヤ人ゴッド 超サイヤ人ゴッド超サイヤ人 超サイヤ人ブルー 超サイヤ人ロゼ 超サイヤ人怒り 逆毛 金色の戦士 金髪 青髪 黄金 黄金の鬼 黄金大猿 オレは地球からきさまをたおすためにやってきたサイヤ人… おだやかな心をもちながらはげしい怒りによって目覚めた伝説の戦士… 超サイヤ人孫悟空だ!!!!! 超(スーパー)サイヤ人とは、世界的人気作品であるドラゴンボールシリーズに登場するサイヤ人の変身形態。 これに変身する事で劇的にパワーアップする。 ●目次 〈概要〉 〈原作〉◆超サイヤ人■超サイヤ人(第二段階) ■超サイヤ人(第三段階) ■超サイヤ人(第四段階)/超サイヤ人フルパワー ◆超サイヤ人2/超サイヤ人を超えた超サイヤ人 ◆超サイヤ人3/超サイヤ人を超えた超サイヤ人を更に超えた超サイヤ人 〈ドラゴンボールGT〉◆黄金大猿 ◆超サイヤ人4■超フルパワーサイヤ人4 〈ドラゴンボール超〉◆超サイヤ人ゴッド■超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人 ◆超サイヤ人ゴッド超サイヤ人/超サイヤ人ブルー■超サイヤ人ゴッド超サイヤ人 進化 ■超サイヤ人ロゼ 〈超サイヤ人の派生形態〉 〈余談〉 〈概要〉 当時、作者である鳥山明の子供が見ていたスーパー戦隊(どうやら『地球戦隊ファイブマン』~『鳥人戦隊ジェットマン』のようだ)を見た鳥山先生の、 「戦闘時に変身とかカッコよくね?」というアイディアから登場することとなった。 なお、設定は金髪になるので白黒の漫画ではキャラクターの髪をいちいち黒く塗らなくて済むという理由もあったんだとか。 フリーザやセルの最終形態といい、手の込んだ手抜きに定評のある鳥山氏である。 初登場はフリーザ編(原作コミック27巻)だが、存在自体はそれ以前から仄めかされており、 サイヤ人の伝説によると「破壊と殺戮を楽しむ、1000年に一度現れる伝説の超サイヤ人」と伝えられていた。 登場当初は「穏やかなで純粋な性格のサイヤ人が激しい怒りによって目覚める」という設定だったが、後半は作品自体でのインフレの為に緩和や進化が進められた。 結果「サイヤ人の強さの限界を乗り越えたサイヤ人が激しい怒りによって目覚めるパワーアップ形態」という所で落ち着いた。 『超』では、変身すると背中が「ゾワゾワ」した感覚となり、それを再現することで怒ってなくとも変身できることが判明した。 また1000年に一度の割にはたくさんいますが?という疑問は、(後付け設定ではあるが)以下で解説する。 また、映像作品「エピソード・オブ・バーダック」では、過去の世界に飛ばされたバーダックが歴史上で初めて変身し、 フリーザの先祖であるチルドを倒したことで、伝説と呼ばれるようになったという別の設定が存在する。(*1) 初変身した時は軽い興奮状態になるらしい(後に殆どのサイヤ人は克服した)。 また、初期状態であっても身体への負担は大きいのでそもそも使わないに越したことはない。 実際に悟空は超化の負担で心臓の病が加速度的に悪化してしまったり、 老界王神曰く「ポタラ等の合体を超サイヤ人同士でやったりすれば、過大な負担が肉体にかかり寿命が一気に縮む」とのこと。 ただし、こちらも修行によって負担を抑える手段が確立されていくことになる。 『ドラゴンボール超』では、悟空達のいる宇宙(第七宇宙)とは別の宇宙である第六宇宙のサイヤ人が登場。 しかし、この宇宙のサイヤ人は第七宇宙のサイヤ人と違って野蛮な気質では無い。 そのためか、悟空がフロスト戦で超サイヤ人に変身した際には驚いており、 第六宇宙のサイヤ人は超サイヤ人関連の形態に変身したことはなかったようだ(野蛮でないため激しく怒るきっかけがなかったのだろう)。 と言っても、単に変身するきっかけが無かったというだけであり、下記にあるS細胞を増やしやすい性格である事も相まって、 第六宇宙のサイヤ人であるキャベはベジータとの激闘の中で割とあっさり超サイヤ人へと覚醒している。 更にキャベが変身時の感覚を「背中をぞわぞわさせるような」と言語化したことで、 第六宇宙の中でも天才と称されるサイヤ人、カリフラは怒りや悲しみなどの激しい感情を経ないままに変身を可能としている。 「ドラゴンボール大全集」によれば、悟天とトランクスは地球人との混血のため生まれつき尻尾が生えていない代わりに超サイヤ人へ覚醒しやすくなっていたという。 悟空のような尻尾の封印処理を受けていない悟飯やベジータも強くなるにつれて尻尾が再生しにくくなっていたようだが、同じ現象と思われる。 理性を保ったまま超強化されるという非常に万能な変身が登場したことで、 パワーアップの代償に破壊衝動に飲まれるという暴走形態であった「大猿」は過去のものになっていく。 後の登場であるにもかかわらず、知名度はこちらの方が圧倒的に高い。 ただし、『ドラゴンボールGT』では大猿と超サイヤ人に関係性を持たせており、究極の超サイヤ人への進化に必要な存在としてピックアップされている。 『最強ジャンプ』において、「S細胞」なるものを一定量持つことが必要であるという新設定が明かされた。 S細胞は多くのサイヤ人が持ってはいるが、おだやかな心を持っていなければ増えることはなく、激しい怒りを経験しなければ活性化しない。 そのため、普通のサイヤ人の気質的に超サイヤ人への変身は本来ごくまれな現象であるらしい。 なお、「スーパーサイヤ人」(*2)という言葉が最初に登場したのは、実はサイヤ人襲来編。 地球に向かうためのポッド内で、ベジータとナッパが交わした以下の会話で登場する ベ 「地球人との混血児は強力なパワーを持つ雑種となるらしいな(意訳)」 ナ 「スーパーサイヤ人…てとこか…」 見てわかるように、超(スーパー)サイヤ人の設定とは全くカスリもしていない。 〈原作〉 ◆超サイヤ人 変身キャラ 悟空、悟飯、悟天、ベジータ、未来トランクス、現代トランクス、ゴテンクス、ベジット、未来悟飯、ゴジータ、ブロリー、悟空Jr、ベジータJr、キャベ、カリフラ、ケフラ (漫画版のみ)ゴクウブラック (外伝・ゲームのみ)バーダック (以下ゲームのみ)オニオ(鳥山明の漫画ネコマジンより)、サイヤ人ヒーローアバター、ピニッジ(ドラゴンボールフュージョンズより)、カロリー、カンバー、ベジークス:ゼノ 最初期の変身にして、超サイヤ人としての基本形態。 基本形態だけあって能力のバランスに優れており、『気』の消耗も最も少ないため、 後のセル編では、悟空はこの点に目を付けて悟飯と共に第一段階に徹底的に身体を慣らし、第四段階を開発している。 悟空が初めてなった時に一人称が「オラ」から「オレ」に変わるなど、変身中は軽い興奮状態と好戦的(乱暴)になる。 アニメ映画「極限バトル!!三大超サイヤ人」ではクリリンが超サイヤ人(邪悪な心)では元気玉は作れないと言っている。 プレイディア版「サイヤ人絶滅計画」では後述の超サイヤ人(第四段階)への変身を経て、悪の心を抑えられるようになった悟空なら超サイヤ人のまま元気玉も作れるとのこと。 ドラゴンボール超のジレンとの戦いでは再びクリリンにより「超サイヤ人の状態では邪念が混ざるので元気を集められない」と言われた。 なお、セルが「その気になれば元気玉もたぶん作れるだろう」と言っているので、設定の齟齬はあんまり気にしてはいけない。 フリーザにクリリンを殺された悟空がプッチンして変身したのが初登場。 設定によれば戦闘力は50倍に跳ね上がるらしく、実際にそれまで苦戦していた第四段階のフリーザを圧倒し、フルパワーを発揮させるまでに追い詰めている。 フリーザがフルパワーを発揮してからは一進一退の攻防を繰り広げたが、徐々にフリーザはフルパワーの反動で戦闘力が低下していき、 それに気付いた悟空は見切りを付け、そのまま続けてもフリーザは自分に勝てない事を告げて一方的に戦闘を放棄し、変身を一旦解除。 屈辱に震えるフリーザに背を向けて離脱しようとしたが、なおも攻撃してくるフリーザへの怒りで再度変身して応戦し、撃破した。 そして崩壊するナメック星から急いで脱出すべく、超サイヤ人の姿のまま、フリーザの宇宙船に向かっていった。 ナメック星から脱出後、ヤードラット星に流れ着き、そこでの修行で瞬間移動を覚えると同時に、怒らなくとも超サイヤ人へ変身できるようになった。 後に、修行の末に己の限界を知ってしまったベジータが、不甲斐ない自分に対する激しい怒りによって超サイヤ人に覚醒している。 「燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」におけるブロリーが変身した超サイヤ人は、髪が本来とは違って青色に変化している(肌も白くなっていない)。 これは制御装置によって力が押さえつけられているため、身体に悪影響が及ぼされて弱体化しているからとされる。 また、紫色の超サイヤ人にもなっているが、こちらは「昼と夜の環境差」説と「力の加減さ」説が存在する。 後日談の「危険なふたり!超戦士はねむれない」では、制御装置が外れているためか普通の超サイヤ人に変身している。 「復活のフュージョン」では合体戦士ゴジータがこの姿で登場。 普通の超サイヤ人と異なり、その気の大きさを示すかの如く天に立ち昇る柱のような気が特徴的。 『超』にて登場するカリフラとケールがポタラで合体したケフラの超サイヤ人は、ケールの暴走形態を意識してか、オーラがやや緑がかっている特徴がある。 その気の大きさはウイス曰く「元気玉にも匹敵する」らしく、消耗していたとはいえブルー界王拳の悟空を変身解除に追い込んでいる。 ゲーム「スーパードラゴンボールヒーローズ」の「ユニバースミッション:監獄惑星編」に登場するサイヤ人であるカンバーの超サイヤ人は、 通常の超サイヤ人でありながらも、超2のような激しいスパークを出しているという特徴がある。 ゲーム「ドラゴンボールヒーローズ」や「ドラゴンボール ゼノバース」のサイヤ人主人公達も変身が可能で、原作では登場しなかった女性の超サイヤ人も登場している。 また特殊な例としては原作のサイヤ人編からフリーザ編までを題材としたRPG『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』で、 ラスボスのフリーザを撃破した時点でベジータを生存させているとエンディング後に超サイヤ人に覚醒して襲い掛かってくるという隠しボスイベントが存在。 この超サイヤ人ベジータは通常の超サイヤ人とは異なり、眼が赤いという特徴があり、これはイレギュラーな変身のためとする説が信じられていたが、 同作では超サイヤ人悟空も追撃カットイン等で眼が赤くなっており、単にゲーム的演出で意味はないと思われる(そもそもアイコンでは超悟空も超ベジータも眼はちゃんと青くなっている)。 ■超サイヤ人(第二段階) 変身キャラ 悟空、ベジータ、未来トランクス 超ベジータでお馴染みのムキムキバージョン。 強さとリスクはその名の示すとおり第一段階と第三段階の中間。第三段階登場前後までは正統な進化といった感じだった。 第一段階と比べると筋肉が膨れ上がり、気のオーラもより激しく燃え盛るようになるのが特徴。 しかし、第一段階よりも気の消耗が激しいことと、第三段階も合わせてどんなにパワーを上げても肝心の攻撃が当たらないと意味がないということで、 もっともバランスの良い第一段階を悟飯共々日常でごく普通にいられるように馴らして、あとは悟飯のブチキレパワーに(悟飯に相談することなく)期待することにした。 ■超サイヤ人(第三段階) 変身キャラ 悟空、未来トランクス、セル、(おそらく)ベジータ、カリフラ ムキンクスでお馴染みの更なるムキムキバージョン。 パワーに重点を置いた形態で、第二段階よりも劇的に気が上昇するが、更に膨れ上がった筋肉によりスピードが大きく低下する。 更に気の消耗も凄まじい事になっており、悟空はごく短時間しか変身しなかったにもかかわらず汗をかいていた。 この形態に変身したトランクスはセルが認めるほどに強大なパワーを得たが、セルに軽くいなされて弱点を指摘されたので、変身をやめて敗北を認めた。 精神と時の部屋で悟飯との修行中、悟空は一度第二段階に続けてこの変身をしたものの、上記の弱点を悟って(変身する前から気付いていた節がある)実戦での活用を諦めた。 トランクス曰くベジータも同じ結論に達したらしいのだが、トランクスの発言から悟空のように目の前で変身してみることすらしなかったと推測される。 おかげでトランクスが「父さんを超えた」と意気揚々と変身してとんでもない恥をかく羽目になった。 セルも同様の変身が可能で、上述のようにトランクス戦では実際に変身して指摘している。 なお、超2に覚醒した悟飯に追い詰められて逆上した際にこの形態以上のムキムキセルに変身しているが、かつて自分がトランクスにやったように悟飯にあっさりいなされるばかりか、 悟飯の攻撃の衝撃で18号を吐き出し、完全体から退化してしまっている。 ドラゴンボール超の宇宙サバイバル編にて、第6宇宙のサイヤ人であるカリフラがこの形態に変身して悟空と交戦するが、軽くいなされた上にやはり弱点を指摘されている。 とはいえ、かつて悟空が精神と時の部屋に入り浸った末に習得できたことを思えば末恐ろしい成長性が垣間見える。 ■超サイヤ人(第四段階)/超サイヤ人フルパワー 変身キャラ 悟空、悟飯、ベジータ、悟天、現代トランクス 上記の失敗を見たわけではないが、第三段階でもセルに通用しないと考えていた悟空が発想を変え、一番バランスの取れた第一段階の強みを生かすために開発した形態。 精神と時の部屋で「睡眠時間以外ずっと超サイヤ人への変身状態を保ったままひたすら基礎的な修行を繰り返す」ことで、 精神と身体を第一段階に慣らし、超サイヤ人特有の興奮状態を抑え、平常心で超サイヤ人の戦闘力を扱えるようになった。 そのため、この形態を開発後は、悟空は超サイヤ人に変身しても一人称や口調は変わらず、性格も軽いままになった。 また、この形態以前の超サイヤ人状態では常に鋭い目つきだったが、この形態では驚いた時等に通常時と同様に目が丸くなったりする。 これにより最小限の負担で超サイヤ人の力を使える上に、瞬間的なパワーが欲しければ単純に気を上乗せすればいいので効率が良い。 生活する分には気の消耗もほとんどないらしく、習得してからセルゲームまでほぼずっとこの形態で過ごしておきながらそのまま戦闘している。 実際この形態を見たベジータは一目で利点を見抜き、プライドの高い彼が認めていたことからも完成度は相当のもので、ある意味超サイヤ人の完成形と言っても良いだろう。 そのためか、『ドラゴンボール大全集』では「超サイヤ人フルパワー」、『真サイヤ人絶滅計画』(プレイディア版)では「超サイヤ人の壁を超えた超サイヤ人」と、 表現こそ違うが、それぞれ「超サイヤ人(1)の完成形」と言わんばかりの形態名になっている。 魔人ブウ編ではベジータや悟天、現代トランクスも同様の描写があるため、この形態を体得している模様。 というより、悟天と現代トランクスに関しては、二人での遊びで超サイヤ人に変身するなど、何の気なしに超サイヤ人への変身を繰り返していたようなので、 自然と精神・身体が超サイヤ人状態に慣れ、特別なことをするまでもなくこの形態に至った可能性もある。 ◆超サイヤ人2/超サイヤ人を超えた超サイヤ人 変身キャラ 悟飯、悟空、ベジータ、未来トランクス、ゴクウブラック、カリフラ、キャベ、ケフラ (以下ゲームのみ)未来悟飯、ブロリー、バーダック、ゴジータ、ベジット、サイヤ人ヒーローアバター 原作コミック34巻にて初登場。明確に超サイヤ人の進化系とされた初の形態(ただし最初期設定では超1の延長線上の存在だった)。 超1よりも更に髪が鋭く逆立ち、全身に電気のスパークのようなものが走り、更に鋭いオーラが走るようになる。(例外あり) こちらも攻撃的で理性が薄れた状態になりやすい可能性はあり、悟飯が初めてこの形態に変身した際には、 セルを詰り、痛めつける事を愉しむような、悟空やピッコロすら引く言動を見せ、その増長と慢心が悟空を死なせる結果を招いてしまった。 ただし、悟飯が超2に変身するほどぶちキレた理由もセルを甚振った理由も、それまでセルが他人を巻き込んだ度し難い挑発を繰り返し行っていたことが原因であり、 超2とは関係なく悟飯がセルに怒りを叩きつけるのは当然の帰結と言え、さらに悟飯がまだ少年であることも考えれば、そういった言動を取るのも仕方ない節がある。 実際それ以外の場面の悟飯や、悟空などの他の者がこの形態になってもほとんど変わりはない(ブウ編の悟飯は多少攻撃的だったが、状況を考えればそうなって当然である)。 「超サイヤ人2」という名称は悟空が超サイヤ人3への変身を習得した後でその前段階として名付けたもので、それまでは「超サイヤ人を超えた超サイヤ人」と呼ばれていた。 なお、悟空以外のキャラクターが唯一初変身した超サイヤ人の形態である。 超1の高い汎用性や、原作最強型の超3の間に板挟みなのでやや地味であり、映像でも省略されるケースが多いなど、肩身が狭い形態だったりする。 他の形態に比べて外見の特徴が薄い(*3)ことと作者自身の忘れっぽさもあってか、 鳥山氏は「神と神」公開直前インタビューにて「超3のことを超2だと思ってた」と語っている。 しかし登場シーンの演出や髪型がとても格好よく、登場回数の少なさに反して高い人気を誇る。ゲームでもあえて超2を使うものも多い。 総じて登場回数は少ないものの、人造人間編~ブウ編開始時における最強の存在であったため、 超1及び超3と比較すると、(そもそも出番が多くないのもあるが)意外と土をつけられた回数は少なく、 実は超3よりも『真打ち登場』『最強』の存在として、瞬殺などの無双シーンが多く描かれた形態である。 蘇ったセル(パーフェクト)やバビディに操られたベジータもこれに相当。 ただし、ベジータは洗脳が解けた後もスパークが走った変身をしている他、 天下一武道会で超2悟飯を見た際のセリフや、悟空VSヤコン戦でのセリフ、セルと同等のダーブラを余裕で倒せる発言などからブウ編開始時点で元々変身できる模様。 未来トランクスは「ドラゴンボール超」の未来トランクス編で再登場した際に変身できるようになっていた。 それ以前から一部のゲームのみで変身出来たが、本編でなるのはこれが初めてである。 また、『超』の漫画版では更に超2のオーラを強大化させた状態にも変身可能になっており、 ベジータの見立てでは「超3のカカロットと同じくらいのパワーアップ」と言わしめる力を見せている。 設定では戦闘力は1から2倍に上がるようである。 なお身体への負担はそれなりにかかるようで、セル編において悟飯は悟空が死んだショックで放心したためか、この形態の変身が一回解けた。 そのため、登場当初は「超サイヤ人から更に怒りで二段変身する一時的なパワーアップ形態」であったのが窺える。 なお、悟空はブウ編まではこの形態を「超1で勝てなさそうな相手」に対して使う位置づけにしていたようで、 「ドラゴンボール超」では、破壊神ビルスへ悟空が腕試しをした際、超サイヤ人では相手にならないと判断した上で変身するなど、よほどの相手でなければ使わない形態だった事が示唆された。 その際にビルスも悟空の戦闘力に初めて感心を示す描写があるなど、超サイヤ人の限界を初めて超えた形態である事が改めて示されている。 その割には自滅させるためとはいえ、別に使わなくても余裕で勝てたであろうヤコンに対してわざわざ自身の超2を初披露したりしてるが なお、超3ほど極端な消耗が無いことからか超1とゴッドの間のパワーアップとしての立場が『超』では定着しており、 未来トランクス・現代ザマス・アルティメット化の力を取り戻した悟飯…等との手合わせの際に登場したり、第六宇宙のサイヤ人達が変身したりと一気に出番が増えた。 また、カリフラは後述する妹分のケールの暴走を止めるために、超サイヤ人に目覚めた直後にもかかわらずすぐにこの形態に達し、その場を収めた。 ただし、本人曰くその一回でなれたっきりとのことで自在には変身できなかった。 その後力の大会で悟空にコツを教わることで自在に変身可能に。 「すぐに3にもなれるようになるんじゃないか」と言わしめ、超サイヤ人2の悟空と互角に戦った。 その後、カリフラとケールが合体したケフラも身勝手の極意 兆 を発動した悟空に対抗すべく変身した。 パンチをブロックしてみせたり、髪や服を掠めるギリギリの回避になるほどの弾幕を張ったりと奮戦したものの、 さすがに相手が悪く、終始劣勢のまま脱落となった。 ◆超サイヤ人3/超サイヤ人を超えた超サイヤ人を更に超えた超サイヤ人 変身キャラ 悟空、ゴテンクス (以下ゲームのみ)ベジータ、ブロリー、トランクス、未来悟飯、ゴジータ、ベジット、バーダック、悟飯(青年期)、ラディッツ、ナッパ、ゴハンクス:ゼノ、カンバー、サイヤ人ヒーローアバター 原作コミック40巻にて初登場。原作における最強の超サイヤ人。 眉毛が無くなり、髪が腰まで伸びる。スパークも全身に激しく走るように。 設定上は従来のすべての形態を寄せ付けない強さを誇る(破壊神ビルスもドラゴンボール超で、「超サイヤ人2よりもパワーが格段にある」と評価していた)。 欠点は変身している本人ですら気付かない程に気の消耗が激しい点で、身体への負担も他の形態を寄せ付けないほど重い。 ゴテンクスはすぐに変身が解けてしまい、あの悟空も「あの世でしか使えない」(生きた肉体では使用できない)と発言していた。 GTに至っては、子供化しているとはいえブウ編から15年の時を経てかなり強くなった悟空も子供の体では負荷に耐えられず、 ベビーとの戦闘のダメージも相俟って短時間で解除されてしまった。 そもそも生き返る気のなかった悟空が気の概念がないあの世で開発した形態であるため、端から体への負担も気の消費量も度外視して開発した可能性が高い。 ここまで進化したはずの形態にて、かつて超サイヤ人になることで一蹴したはずのフリーザの最終形態と似たような欠点を持ってしまっているのは、なんとも皮肉である。 原作終了時では主人公と次世代の若者のみに許された最終形態であったが、いつの間にか他にも続々と変身する者が現れている。 更にはこの進化形態までも…… ドラゴンボールヒーローズのサイヤ人ヒーローアバターの変身も解禁され、女性が変身した場合には眉毛が細くはなるものの無くならない事が明かされた。そして可愛い。 ブロリーの超サイヤ人3は、一部媒体では「伝説の超サイヤ人3」と区別している物もあれば、 通常の超サイヤ人3と同様に扱っている媒体も存在し、公式でもやや見解が不明である。 設定上の強さと反比例して、劇場版などでは新しい敵の強さを示すためのかませ犬にされてしまう事が多いので、実はもっとも不憫な形態である(*4)。 例えば、悟空は魔人ブウ戦で『この形態ならブウの再生力に勝てる』と考えており、「1分間気を溜めることさえできれば消滅させられる」と目算していたが、 この時の悟空はあの世、つまり死人の状態でしか超サイヤ人3に変身したことがなく、生身で変身した時のこの形態の気の激しい消耗量も知らなかったため、 1分以上経っても思っていたほどの気を溜めることが叶わず(つまり気を溜める速度より消耗度合いの方が激しい)、最終的には変身が解けてしまった。 ゴテンクスがブウに敗北した最大の要因もこの形態への変身に伴う消耗の激しさである(*5)。 そのため、原作における最強形態という立ち位置とは裏腹に原作内では敵を撃破したことがないという微妙に扱いが悪い形態である。 『超』においても、より強力なゴッドやブルーの存在もあって出番はかなり少ない。 超2の未来トランクスを瞬殺したり、カリフラとケールの同時攻撃を真っ向から受け止めてみせたりと見せ場が無いわけではないのだが……。 一部では髪型のせいで作画が大変だから気軽に出せないのではないかと言われている。 ゲームではプレイアブルとして登場する場合には全体的に非の打ち所のない強力な形態であることが多いが、 『Sparking!』シリーズでは原作での特徴を忠実に再現した結果、基礎性能が極めて強力だが気力ゲージのチャージ速度や燃費が最悪という、 扱いやすかった他の超サイヤ人形態と比べてピーキーな性能となっている。 変身解除を駆使しないと忽ちジリ貧になってしまうのが辛いところ。 また、所謂2D格闘系のゲームでは悟空が最強必殺技を使用する際、一時的に変身する演出が為されていることが多い。(*6) 超3になれる実力(+大猿制御)こそが伝説の超サイヤ人=超4だとする説も。 〈ドラゴンボールGT〉 ◆黄金大猿 変身キャラ 悟空、べジータ、スーパーベビー2 (ゲームのみ)ブロリー、ゴジータ、マキシピニッジ、カンバー 『ドラゴンボールGT』にのみ登場した、サイヤ人本来の変身形態大猿の超サイヤ人バージョンとも呼ぶべき変身。 容姿は一般的なサイヤ人の大猿が金色に染まったという想像通りの姿をしている。 ただし、スーパーベビー2やブロリーの変身した黄金大猿は容姿が特徴的(後述)。 固有能力として口から火炎を吐け、意識を取り戻していれば気弾に火炎を付与することも可能である。 変身条件としては、SS3相当の覚醒が可能な力を持つサイヤ人が大猿変身をすること。 大猿変身には尻尾が必要だが、尻尾がないサイヤ人でも1000倍に増幅したブルーツ波を用いることで強制的に変身可能。 ただし、老界王神曰く、尻尾無しでの大猿化は最悪の場合理性を失ったうえ、二度と元には戻れない無茶な変身とのこと。 作中ではベジータがこの方法を用いているが、従来的に尻尾がない場合の地球人とのハーフサイヤ人にこの理論が通じるかは不明。 その戦闘力は最低でも大猿変身の×10倍に加えてSS1の×50倍を加えたというとんでもない力を持つ。 さらに大量のブルーツ波を浴びることで、さらなる戦闘力のパワーアップが可能。 その力の代償か、通常の大猿以上に暴走してしまう可能性が高いとされる。 作中では、あくまでベジータの体だけを利用して黄金大猿となったベビーの自意識にさえ悪影響を与えた。 この暴走を招く凶悪な形態において自己制御に成功した超サイヤ人が超サイヤ人4に進化できる。 GT本編では、スーパーベビー2との戦闘においてツフル星の空に輝く照りかえった太陽光を持つ地球を見た悟空がこの形態に変身。 自己意識を制御できずに暴れまわるが、地球への思いとパンの涙でSS4への覚醒に成功した。 この形態からSS4へ進化した悟空に追い詰められたスーパーベビー2も、元はベジータの体に寄生していたためにブルーツ波増幅装置によってこの形態に変身。 容姿はスーパーベビー2のデザインが反映された特徴的な大猿で、公式では『大猿ベビー』と呼ばれている。 原理的にはこの大猿ベビーも自己意識を制御していたためにSS4相当への形態に進化できたはずだが、 ベビーの細胞が邪魔してベジータ自身の自意識が目覚めなかったせいで変身できなかったと推測されている。 後にベジータもブルマのブルーツ波増幅装置によって変身。 上記の通り尻尾無しでの大猿化のため、本来制御可能な通常大猿で暴走状態に陥るが、短時間で自意識を取り戻して黄金大猿へと変身、SS4に覚醒する。 Vジャンプの記事では理性を失った黄金の大猿こそ、「破壊と殺戮を楽しむ、1000年に一度現れる伝説の超サイヤ人」なのかもしれないという説が唱えられていた。 ゲーム『ドラゴンボールヒーローズ』ではブロリーとゴジータの黄金大猿が登場。 ブロリー自身のデザインやメタモル星人の衣装が大きく反映されており、ブロリーは体色が伝説の超サイヤ人の色合いとなっている。 また、『ドラゴンボールフュージョンズ』では、フリーザとセルがサイヤ人のピニッジと融合したマキシピニッジがパワーボールを使って変身する大猿ピニッジが登場する。 大猿ピニッジも自己意識を制御しているが、フリーザ、セルを含む五人融合状態の上、ピニッジの意識をフリーザとセルが乗っ取っているためか、SS4には変身できない模様。 ◆超サイヤ人4 変身キャラ 悟空、ベジータ、ゴジータ (以下ゲームのみ)ブロリー、悟飯、バーダック、ベジット:ゼノ、サイヤ人ヒーローアバター 『GT』で登場した最強形態。『超』では別ベクトルの強化形態が多数登場しやや肩身が狭いものの、 やはり根強い人気があるためかゲームなどでは変わらず登場している(尚、ステータス等はブルーと同程度に調整されている事が多い)。 ベジータに寄生し、力を増したベビーに対抗するため、新たに変身したGTオリジナルの強化体であり、最強形態。 ある領域に達した超サイヤ人が大猿になると黄金の大猿になり、更にその力を理性を保ったまま完全に制御した際に到達する形態。 『ドラゴンボール ゼノバース2』では、超サイヤ人ブルーに覚醒寸前まで気が高まった状態で強烈なブルーツ波を浴びる事で変身するというパターンが描かれた。 従来の超サイヤ人系統の特徴とは大きく異なり、黒の長髪に赤みがかった体毛、目元をなぞる真紅の縁取りなど大猿の面影が特徴。 明言されてはいないが身長も伸びるようであり、悟空の場合は身長176cmの悟飯と比較しても頭一つ分は背が高くなる。 金色のオーラも赤くなることがあり、悟空の場合かめはめ波の色も赤くなる。(*7) 4とつけてはいるが、超サイヤ人1~3までとは別ベクトルの変身のようである。 超サイヤ人ゴッド超サイヤ人もとい、大猿超サイヤ人とでも言うべき変身。 性格も変わり、冷徹かつ好戦的な言動が目立つようになる(*8)。 金髪では無いのと悟空が大人の姿へ戻るからか超サイヤ人の中では唯一チチから好評だった形態。 大猿が戦闘力を10倍にする特性が発展させたのか、「10倍かめはめ波」等技を10倍化する特性がある模様。 デザインはアニメ版ドラゴンボールシリーズの作画監督とキャラクターデザインを担当した中鶴勝祥氏(*9)。 変身時には上半身を晒す容姿の都合から服が破ける(黄金大猿を経由すると服が全部破ける)が、変身解除後には何故か元の服装に戻っている。 ベジータのグローブデザインがやや変わるなど、本来の衣服のデザインにも変化をもたらしていることがある。 「体毛が衣服の変化や破けた服の再補充に影響を与えている」などの説もあるが、超サイヤ人4の謎の一つである。 また、『スーパードラゴンボールヒーローズ』におけるサイヤ人ヒーローアバターの女の子は服がそのままであり、 女性が超4に変身しても、乳房を露出するようなことにはならないようだ。ぶっちゃけたことを言えばR-18にならないための大人の事情である 従来の超サイヤ人と違い激しいエネルギー消耗による肉体への負担と変身時間の減少が小さく、高い継戦能力を誇る。 悟空は初変身した際には途中でサイヤパワーを補充したとはいえかなりの長時間の戦闘で一度も変身解除する事なくベビーを倒している。 弱点は変身及び変身維持・回復にはサイヤ人特有の気「サイヤパワー」が必要なこと。 そのため、消耗した末に一旦解除されてしまうと、仙豆等で手軽に回復して再度変身することは出来ず、 自分以外のサイヤ人にサイヤパワーを分けてもらう必要がある他、 このサイヤパワーを供給することによって、戦闘力を大幅に向上させることができる(「フルパワー」と呼ばれており、一部媒体では区別されることも)。 また、超サイヤ人4同士のフュージョンはそのパワーの強大さが災いし、通常30分継続するはずのフュージョンが10分程度にまで圧縮されてしまった。 この形態に単体で変身できるのは悟空だけだったが、後にブルマの協力でベジータも変身可能になった。 悟空も初変身時には理性を保てず大猿になる等、苦戦した。 ベジータはそもそも尻尾がなかった為、ブルマの作ったブルーツ波増幅装置を浴びて無理やり大猿変身→超4化するという力技で変身した。 究極ドラゴンボールによって子供の姿に戻ってしまった悟空であるが、超サイヤ人4に変身している間だけは大人の姿に戻ることができる。 この現象は超サイヤ人4の力が究極神龍の力を遥かに上回ったことによるものであり、悟空が神龍を超えたことを表現したかったと後に解説もされた。 また、原作者の鳥山明先生もGTのDVDボックスのブックレットにて超サイヤ人4の悟空を描いている。 ゲーム作品においては基本的にはGT期の悟空やベジータのみ使用できる変身形態、もしくは最初から変身した独立のキャラクターとして参戦する場合が大半だが、 一部の作品においてはZ期の悟空やベジータからそのまま変身できるようになっていることもある。 その場合は演出の都合上、上述の服装絡みのツッコミ所が更に増すのはご愛嬌。 (いつもの亀仙流の胴着からGT期の胴着にズボンが完全に変化する悟空や戦闘服だろうとブウ編のタンクトップだろうと変身後はGT期のジーンズになっているベジータ) また『ドラゴンボール ゼノバース2』では超の時期の悟空が「超サイヤ人4のオラの技」として10倍かめはめ波を主人公に教える場面が存在する(*10)。 ちなみに、超サイヤ人ではないが『ゼノバース2』に登場した人造人間ミラの最終形態は、超4に極めて酷似した姿となっている。 ■超フルパワーサイヤ人4 変身キャラ 悟空、ベジータ、ゴジータ サイヤ人四人からサイヤパワーを限界以上に与えられた事で至った形態。 外見上の変化こそないが戦闘力は劇的に増大しており、従来の超サイヤ人4では苦戦を強いられた大猿ベビーや一星龍を圧倒できるようになった。 また、超強力なブルーツ波で無理矢理変身した場合は通常の超サイヤ人4よりパワーアップの度合いが大きくなるとされ、 これで変身したベジータは超フルパワーサイヤ人4に相当する力を手にすることが出来た。至れり尽くせりである。 外見上の差異がない上にややこしい名称のためか長らく「超サイヤ人4」で統一されてきたが、 ドッカンバトルでは久々にこの名称で登場しており、赤みがかったオーラを纏っているのが特徴。 この形態への変身を再現したGT悟空も実装された。 その他にも、ヒーローズではこの形態を系譜とした上位の超サイヤ人が登場した。 〈ドラゴンボール超〉 ◆超サイヤ人ゴッド 変身キャラ 悟空、ベジータ (ゲームのみ)サイヤ人ヒーローアバター、トランクス:ゼノ、シャロット、ジブレット、シャレット 劇場版『神と神』に登場。 どういうわけか神龍がその存在を知っており、破壊神ビルスも強い興味を抱いていた伝説のサイヤ人。 極少数存在した正義の心を持つサイヤ人が、圧倒的多数の凶悪なサイヤ人に対抗する為に偶然生み出したサイヤ人の神と言える存在である。 漫画版で神のオーラとしか言われないこと、後のブルーのこと、ドラゴンボールマイナスで超サイヤ人と別系統の変身扱いされていること、 そもそも髪型が全く変わらないことを考えると、超サイヤ人というよりは、神の気を持つに至ったサイヤ人といえる。 正しい心を持つ5人のサイヤ人が、1人のサイヤ人に気を送り込むことで変身出来る(この点から上述の超サイヤ人4との関連性が指摘される事もある)。 その姿は上記の変身形態に比べるとシンプルで、亀仙人も指摘しているように筋肉も抑え目で若干痩せて、どことなく通常時よりも若々しい容姿になる。 DB超ではブルマからは「スリムになった」と言われ、更にチチからは「若返った」とまで言われた。 髪と目は赤くなっている(瞳は輪郭線があるものに変わり虹彩は赤く瞳孔は黒い)。あれ?どこかでみたような…。 オーラは炎や界王拳に近い。 鳥山氏曰く、これまでの強化形態がどんどん派手になっていったので思い切って削ぎ落したとのこと。 超3と比較すると控えめな変化だが凄まじい能力の上昇を見せており、超3では僅か二撃で倒れてしまったビルスの猛攻に耐える耐久力、 ビルスでさえクリーンヒットを避ける程の攻撃力、彼のスピードに追随する機動力とまさに名にふさわしい神域のレベルに達している。 それでも原作者曰く、ビルスを10とするならゴッドは6という差があるが。 DB超ではその凄まじいスペックに変身当初の悟空は振り回されており、あまりのスピードにビルスに向かっていったのにその脇をすり抜けてしまったり、 かめはめ波も照準が大きく狂うという描写が描かれた。 上記の大多数のサイヤ人との戦いで猛威を振るったものの、この形態の制限時間は短く、正義の心を持つサイヤ人達は敗れてしまった。 悟空もビルスに対抗すべくこの姿になった際には変身が解けかけて追い詰められたが、 悟空はその持前のセンスでこの力が霧散する前に吸収するかの如くモノにしてしまった。 そして、この超サイヤ人ゴッドと超サイヤ人の併用によって、ビルス相手に大健闘を見せた。 ただ修行によって手に入れた力というわけではないので悟空は少々不服の様子だった(まぁ超サイヤ人もまたそれ自体は修行で手に入れた力ではないのだが)。 劇場版『ドラゴンボール超』ではベジータも映像作品で初めて変身する。ブロリー相手に使用し、怒り状態に追い込むまで圧倒した。 ドラゴンボールヒーローズGDM7弾ではサイヤ人ヒーローアバターの変身も解禁された。 ゴッドよりも登場が早い超サイヤ人4を抜かすかのようにアバターに用意されたため、一部のヒーローズファンは登場に驚いた。 2019のジャンプビクトリーカーニバルではドラゴンボールヒーローズの先行PVで超サイヤ人ゴッドのトランクスゼノが登場し、後にゲームにも登場した。 その時変身の手伝いをしたのは悟空:ゼノ、ベジータ:ゼノ、悟飯:ゼノ、悟天:ゼノ、パン:ゼノである。 実は、この超サイヤ人ゴッドの初期デザインは現在の姿とは全く違う(というか現在のデザインとは対照的な)姿だったりする。 作画監督・山室直儀がデザインした初期デザインの超サイヤ人ゴッドは、 『マントをつけた筋肉質な体』『超サイヤ人3と超サイヤ人4の中間』のようなイラストだったらしく、 山室氏は、超サイヤ人ゴッドはあくまで超サイヤ人4の前の段階にあたる形態だと考えていたのかもしれない。 実際の超サイヤ人ゴッドの姿を見れば分かるように、この初期デザインは鳥山氏によって大きく手直されたが、こちらの初期デザインも見てみたい物ではある。 後に鳥山氏によってこの超サイヤ人ゴッドこそが原作世界観における伝説の超サイヤ人と語られている。 『最強ジャンプ』において、初めて超サイヤ人に目覚めた ヤモシ は穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めたとされるが、 彼が超サイヤ人ゴッド本人であったかどうかはぼかされている。 漫画版『ドラゴンボール超』では、超サイヤ人ブルーより戦闘力は劣るが体力の消耗が少ないという設定になっており、 自由に変身出来るほか、ベジータが変身可能になっている。 『破壊神シャンパ編』のヒット戦及び『未来トランクス編』のゴクウブラック戦においては、 この負担が少ないという特徴を利用して一瞬のみ超サイヤ人ブルーに変身するという技を披露した。 後にアニメ版にこの設定は輸入され『宇宙サバイバル編』で悟空が変身した。 何気に、このゴクウブラック戦がベジータの初変身となる。 漫画版ではスパークの代わりに星マークつきのオーラを纏う他、瞳孔もハッキリと描かれている。 ■超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人 変身キャラ 悟空、べジータ、複製べジータ 上の超サイヤ人ゴッドの力を己の力として取り込んだ姿。 容姿にこれといった変化がなく、変身しているのかどうか非常にわかりづらい。 第一形態の腹パン一発で悟飯を瀕死に追いやる程の力を持つ復活のフリーザの最終形態と互角以上に渡り合った悟空や、 超サイヤ人3ゴテンクスの猛攻を物ともしない複製べジータなど、超サイヤ人に変身しても到底勝てないであろう相手にいつもの姿で挑んでいる時はこの形態なのであろう。 なお、これを会得した時点でもう金髪の超サイヤ人にはなれないものと思われていたが、 ドラゴンボール超「第六宇宙編」の格闘試合において悟空とべジータが再び金髪の超サイヤ人に変身したので、今後も使い分けができるようだ。 とりあえず、燃費の悪い超サイヤ人2・3に無理になる必要はもう無くなったようである。(手合わせや様子見等で変身するシーンは多々ある。) 漫画版では諸々の描写(*11)から無くなったとも見られているが、ベジットがノーマルで合体ザマスの半身を削ったりしているので設定としては活きていると思われる。 ◆超サイヤ人ゴッド超サイヤ人/超サイヤ人ブルー 変身キャラ 悟空、ベジータ、複製ベジータ、ベジット、ゴジータ ゴッドフュージョン悟空(4Dat超天下一武道会プレイヤーとのフュージョン形態) (ゲームのみ)サイヤ人ヒーローアバター ウイスの下で修業した結果会得した、「超サイヤ人ゴッドの力を持った状態で超サイヤ人」に変身した姿。長ぇ。 鳥山先生は「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人」と呼称している。それでも長ぇ。 略称は「S(スーパー)S(サイヤ人)G(ゴッド)S(スーパー)S(サイヤ人)」もしくは「超サイヤ人ゴッドSS」。『復活の「F」』にて登場。 『超』24話では、フリーザがこの形態の名前を聞いた際には「早口言葉みたいで舌を噛みそうになった」と不快感を表している。 Vジャンプで連載しているコミカライズでは、悟空がこの形態の名前に対して「長ったらしい」と不満を述べた。 その不満を聞いたウイスは、SSGSSの名前を「超サイヤ人ブルー」という名前に変更している。 呼びやすさから公式ファン問わず定着しかけているが、ゲームなどでは時期の問題やあくまでも正式名称ではないという事からか、 従来通り「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人」「SSGSS」「超サイヤ人ゴッドSS」のいずれかで呼ばれていることが多い。 因みにその漫画版ドラゴンボール超の第1巻発売記念の原作者の鳥山明と作画担当のとよたろうによる対談において、 初期には白にしようと言う案があった様だが「次の敵」と色が被るという理由で没になった、と言う事が判明した。 髪型と目つきは超サイヤ人とほぼ同じだが、オーラと髪色がゴッドとは対照的に水色に染まるのが特徴。 悟空とベジータも蒼いオーラに包まれた後、雪が砕けるようにオーラが分解されていき、 頭部に収束されるかのように髪に集まり、水色に染まるという方式で変身する。 ベジータはこの形態をいたく気に入っており、これこそが長年追い求めた「伝説の超サイヤ人」だと断言している。 鳥山先生によると「限界を越え、強く、穏やかになり、冷静に戦えるようになった」とのこと。 実際、悟空は力押しだけでなく、ゴールデンフリーザの弱点を見抜いて立ち回る冷静さを見せていた。 ゴッドを上回るスペックを発揮できるが、全力発揮中のゴールデンフリーザには一歩及ばない様子。短期決戦のゴールデン、持久力のSSGSSと言った所か。 まあ慣れの問題もあるかもしれないが。 またこの形態をもってしても、まだビルスには及ばないらしい。 どのぐらいの倍率でパワーアップしているかは不明だが、「仮にベジータとタッグを組んだ場合、勝てるかもしれない」とウイスに言わしめている。 ベジータの場合、疲弊していたとはいえゴールデンフリーザの連続エネルギー弾をノーガードで受けて無傷という尋常じゃない耐久力を見せた。 配色的に近いが例の美食屋ではない。 アニメ版ではこの形態に変身したベジットが登場し、時間切れまで合体ザマスと互角以上に渡り合う実力を見せ、 劇場版で変身したゴジータは変身以後ブロリーを全く寄せ付けない実力を見せた。 漫画版ではオーラからガスが発生する他、普通の超サイヤ人同様瞳孔は描かれていない。 漫画版ではゴールデンフリーザほどではないが負担もかなり大きく、ヒット戦でベジータが再変身した際は本来の10分の1の力しか出せなくなっていた。 また、ブルーのオーラを体内に閉じ込め、常に全力で戦えるようにした「超サイヤ人ブルー完成形」という派生形態も登場する。 ■超サイヤ人ゴッド超サイヤ人 進化 変身キャラ ベジータ (ゲームのみ)ゴジータ 力の大会の終盤、ジレンとの戦いで彼に一切勝機が見いだせず、 しかし消滅した第六宇宙のサイヤ人であるキャベを超ドラゴンボールで復活させるべく勝ち抜くことを改めて決意したベジータが覚醒した超サイヤ人ブルーの新たな姿。 「ブルー進化」という名称が発覚する前は、ファンからは「ブルー2」「きれいなベジータ」「キラキラベジータ」等々の略称でたびたび呼ばれていた。 また「進化」は日本語であるため海外では「ブルー・エボリューション」と考えようによっては不穏な名前で呼ばれている。 ベジータが、悟空の後追いではない新たな姿に目覚めるのはシリーズ初めての事である。 容姿としてはキラキラが増し、ベジータの目もキラキラと輝いている。 まとうオーラも激しいものから精妙になり、髪色もブルーの水色から青色主体に変化している。 漫画版では外見に変化は殆どなく、オーラの形が穏やかな形に変わるのみだったが、単行本の表紙では悟空のブルーより濃いめの青として描かれている。 戦闘力は悟空のブルー界王拳と同程度と思われ、二人がかりならジレン相手にそこそこ渡り合えるほど。 ただし、気の消費はそれほど激しいわけでは無いようであり、破壊神の力を開放したトッポを制した後でも難なく変身できている。 力の大会編直後は任意に変身できなかったようだが、後の漫画版やヒーローズのプロモーションアニメ版の描写からすると自由に変身可能になった模様。 ■超サイヤ人ロゼ 変身キャラ ゴクウブラック (ゲームのみ)アムズ第三形態(?)、紅き仮面のサイヤ人 『ドラゴンボール超』56話にてゴクウブラックが変身した超サイヤ人。 何気に超サイヤ人2以来の悟空以外の人物が初変身した形態。何故か名前がワインの種類に由来している。 変身すると薄ピンクの髪に灰色の瞳になり、そして一人称が「私」から「俺」に変わり、精神が変な方向に高ぶる。 変化のし方こそ超サイヤ人1に似ているが、その戦闘力はゴッドはおろかブルーの比ですらない。 事実、超サイヤ人ブルーのべジータの打撃の応酬を物ともせずに手刀の一撃で瀕死に追い込んだ。 アニメ版ではこの形態への変身理由の原理は語られていないが、漫画版では超サイヤ人ブルーと同性質の形態とされ、変身条件も語られている。 「サイヤ人が超サイヤ人ゴッドを超えると青色、神が超サイヤ人ゴッドを超えると淡紅色になる」とのことらしい。 つまり、ロゼはあくまで元は人間に過ぎないサイヤ人が従来踏み込めない領域に到達した場合に発生した形態ということになり、 「サイヤ人の肉体を持つ界王」というゴクウブラックの異様な性質が生み出したイレギュラーな存在と言える。 後天的に正式な神になることは不可能ではなく、地球の神への就任(*12)や破壊神への就任(*13)と言った方法があるが、 悟空やベジータが正式にそうなったとして(*14)、超サイヤ人ゴッド超サイヤ人に変身する時にブルーになるかロゼになるかは不明。 漫画版では超サイヤ人ブルーよりも気の形が禍禍しいものになっている。 〈超サイヤ人の派生形態〉 このように超サイヤ人3を頂点とする原作、大猿方面で進化したGT、神の力に進んだ超として漫画・アニメ本編では変身形態が確立している。 アニメやゲームなどではそこから独自に派生して、1000年に一度現われる伝説の超サイヤ人や超サイヤ人に界王拳を上乗せしたロマン形態、 独自の進化を遂げた超サイヤ人など多種多様な形態が登場している。 更には超サイヤ人のような変身でありながら超サイヤ人とは無関係な形態も。 あまりに種類が多すぎてこの記事の所要時間が限界突破してしまったので、詳しくは個別項目を参照。 〈余談〉 七つの大罪で猿は憤怒の象徴とされている(理由は好戦的だから)。 追記・修正に値しない…? …この項目のことか この項目のことかあああぁぁぁぁぁっっっ!!!!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2017-10-26 20 44 14) ケールは公式の媒体でも伝説の超サイヤ人として扱われてないからその辺の記述も変えた方が良いと思う。 -- 名無しさん (2017-10-29 13 29 52) 次回予告では悟空から「伝説のSS」呼びされてるけどね -- 名無しさん (2017-11-09 23 54 51) ブロリーとバーダックはいくらでもパワーアップしてもよいという風潮 -- 名無しさん (2017-11-10 01 00 08) 身勝手の極意はサイヤ人関係ない技術系の領域でしょ。ここ載せるのは違うんじゃない -- 名無しさん (2017-11-10 06 19 55) アニメではブロリーの変身以外でも伝説の超サイヤ人呼びしてるけどな、ナメック星の覚醒や復活のFでのベジータブルーの台詞、ケールはただ理性失って暴走してるだけの奴でしょ -- 名無しさん (2017-11-10 11 33 23) ケフラの髪の毛は緑掛かってたけどゲームとかではふつうに超サイヤ人なのな… 本人も特に伝説の超サイヤ人であることを仄めかす発言はしてなかったし -- 名無し (2017-11-19 14 15 24) 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2017-11-19 21 58 51) 身勝手は使いこなせたら姿も変わるのかな? -- 名無しさん (2017-11-19 22 29 08) 原初の超サイヤ人ヤモシ SSに変身するために必須のS細胞か・・・・ 後付とはいえしっくりくる設定だなぁ -- 名無しさん (2017-12-01 22 38 06) まさかのブルー2登場か カッコいいんだけど、ベジータ、メッチャ家屋顔キラキラしすぎwwww -- 名無しさん (2018-01-14 16 31 20) 身勝手はアレ種族とか関係なく誰でもなれる可能性があるから姿は変わらんと思うよ。なんかキラキラはするだろうけど -- 名無しさん (2018-02-03 17 57 58) 「最強への道」のラストで覚醒した少年悟空も超サイヤ人になってもおかしくはなかったな。 -- 名無しさん (2018-02-07 15 48 30) ↑↑その理屈だと潜在能力解放が載せられているのもおかしな話だし、今週の放送で身勝手も従来の超サイヤ人の如く髪色変化するみたいだからこの項目で紹介してもいいと思う -- 名無しさん (2018-02-27 20 26 06) アニメだとベジータはゴッドの儀式ではなく修行で神の気を習得してブルーになった -- 名無しさん (2018-03-06 22 53 57) アルティメットは超サイヤ人関係なくない? -- 名無しさん (2018-03-23 20 20 22) 4は純粋にサイヤ人としての強化態、ゴッド・ブルーはサイヤ人に神の力が加わった形態と、方向性の違う進化っぽいイメージ。そのうちゲームで「超サイヤ人ブルー4」とか出てきたりして -- 名無しさん (2018-04-30 20 35 07) バーダックについては「これが超サイヤ人伝説のもとになったかは定かではない」ってナレーション入ってるよね? -- 名無しさん (2018-05-30 08 44 09) 未来トランクスの超サイヤ人怒りは怒りから覚醒した超サイヤ人の正当進化なのかな -- 名無しさん (2018-11-25 17 35 31) 現代トランクスと悟天は第四段階を体得というかいつのまにか超サイヤ人になれてた発言的に最初から第四段階の可能性がある。多分あの子たちにとっては特別な変身ではなく当たり前に出来る事なんだろう -- 名無しさん (2018-12-03 14 25 25) スーパーサイヤ人は悟空だけの方が良かったと思うぞ。そして1だけで良い。本来の設定を考えると他のキャラもなれたり、段階が増えることの方がおかしい。 -- 名無しさん (2019-02-02 14 07 16) この項目のことかあああぁぁぁぁぁっっっ!!!wwwww -- 名無しさん (2019-05-09 08 57 17) 超サイヤ人じゃない形態だけど、他の所に乗せても記事に気づかれなさそう -- 名無しさん (2019-07-05 20 16 31) マンガ版超だとベジータがゴッド以外の道を進みそうな雰囲気。まさかの4か? -- 名無しさん (2019-07-27 21 40 33) 戦闘力が50倍って反則だけど、その状態でも互角以上の戦闘力を持つ相手が凄い。 -- 名無しさん (2019-07-27 21 44 38) ブロリーのビルス以上はフルパワーじゃなくて超1の事の方がしっくりくるわ -- 名無しさん (2019-11-04 02 41 33) 漫画版の身勝手って四字熟語で言う明鏡止水みたいな状態なのかな -- 名無しさん (2020-07-27 12 50 48) 超フルパワーサイヤ人4はサイヤ人四人ではなく三人(悟飯、悟天、トランクス)なんだが。ベビー戦の時の超サイヤ人4フルパワー(悟飯、悟天、トランクス、パン)と勘違いしてねえか? -- 名無しさん (2020-11-23 00 14 17) 「あんたは開けてはいけないパンドラの箱に蹴りを入れた」。ん!?間違ったかな… -- 名無しさん (2020-11-23 00 41 10) 1000年に一度という割にバーゲンセールのごとくいっぱい出てるあたり実はあの金髪形態は従来の超サイヤ人とは違うのかも…?初登場時に悟飯やフリーザが勝手にそう思っただけで過去に超サイヤ人を見た歴史の証人が確認したわけじゃないし -- 名無しさん (2021-07-03 07 14 38) 四日後に派生形態以降の項目を新記事として分割しようと思っています(肥大化項目記述独立の提案所には報告済み)。記事名は提案所で挙げていただいた超サイヤ人(アニメ・ゲームオリジナルの派生形態)という名称を採用して立てるつもりなのですが、他のネーミングの方が良いといった意見はありますでしょうか? -- 名無しさん (2021-07-29 23 38 18) ゴッドの領域に至れるケースは稀だろうから、トランクスのスーパーサイヤ人2フルパワーを目指すのが普通のサイヤ人には良さそう。変身してないのにスーパーサイヤ人3と同じくらいの力が出せるスーパーサイヤ人2ってかなりお得かつ強い感ある -- 名無しさん (2021-08-21 13 55 17) 個人的にはゴッド・ブルーより4のほうが好きだな。超とGTをつなげるのはもう無理っぽいけど、4だけでも出してくれないだろうか。漫画版の我儘の極意からサイヤ人としての究極形態になったような感じで。 -- 名無しさん (2022-04-24 22 42 32) 伝説のサイヤ人って、バーダックさん? -- 名無しさん (2022-07-12 17 33 23) バーゲンセールと揶揄されるくらいたくさん出たのは1人が覚醒すれば周りの者も共鳴して覚醒しやすくなるみたいな理屈があったからかもしれない。 -- 名無しさん (2023-09-03 17 58 57) あくまで個人的な考察だけど、後付けのS細胞の設定を考慮すると「伝説であるはずの超サイヤ人がバーゲンセールになった」理由はちゃんと説明つく。結論言えば超サイヤ人は条件を満たせば誰でもなれるがその条件が非常に難しく、従来のサイヤ人ではクリア不可能だった。しかしカカロット達は特殊な環境下だったため条件を比較的簡単にクリアできた。 -- 名無しさん (2023-09-23 02 24 51) 超サイヤ人覚醒に必要なS細胞は穏やかな精神と高い戦闘力の両方を持ち合わせることで初めて量が増え超サイヤ人になれる。普通のサイヤ人は穏やかじゃないからS細胞が増えづらく超サイヤ人になれなかった。しかしカカロットや地球移住後のベジータは高い戦闘力を持った上で穏やかになれたからS細胞が増えやすく超サイヤ人になれた。地球生まれの悟飯たちもまた然り…って感じだと思う。 -- 長文と連投申し訳ありません (2023-09-23 02 28 55) 超サイヤ人は邪道と言っていた老界王神が進んで変身させたり、やたら燃費が良かったりと4は明らかに他と違うというか特異点的な存在に見える。あるいはこれがサイヤ人の正統進化ということなんだろうか -- 名無しさん (2023-09-29 23 40 04) 超サイヤ人ゴッドの名称、神(ゴッド)サイヤ人とかにしとけばブルーの正式名称を超サイヤ人ゴッドにできてややこしくなかったのにね。元々超サイヤ人ゴッド自体アニメスタッフが考えた設定ぽかったし、その時点でブルーやDB超の構想もなさそうだっから仕方ないけど -- 名無しさん (2023-11-26 11 42 50) ↑2デザイン・設定的にも大猿・尻尾・黒髪と、明らかにサイヤ人の本来の姿・能力をイメージしてるしね。 -- 名無しさん (2024-01-18 21 44 38) 名前 コメント
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DRAGON BALL サイヤ人編 概要 あらすじ 敵キャラ 概要 エイジ761から762の出来事。この頃に初めて孫悟空が地球人ではなく、戦闘民族サイヤ人だと判明する。 あらすじ ピッコロ(マジュニア)との闘いから約5年後、息子の孫悟飯を設けて平和な日々を過ごしていた悟空の元に、実兄ラディッツが宇宙より来襲し、自分が惑星ベジータの戦闘民族・サイヤ人であることを知らされる。さらわれた孫悟飯を助けるため悟空は宿敵ピッコロと手を組み、自らの命と引き換えにラディッツを倒すが、約1年後にはさらに強力なサイヤ人たちがドラゴンボールを求めて地球に来襲することを知る。 悟空はドラゴンボールによって生き返るまでの間、あの世の界王の下で修業し、仲間と共に地球に強襲したサイヤ人を迎え撃つ。悟空は修行により増した力でナッパを一蹴し、サイヤ人の王子であるベジータと決闘。仲間の協力もあり何とか辛勝し撤退させるが、多くの仲間を失うとともに、ピッコロの戦死により彼と一心同体であった神も死亡し、地球のドラゴンボールも消滅してしまう。 敵キャラ ラディッツ ナッパ ベジータ
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超サイヤ人ゴッド 超サイヤ人孫悟空 商品画像 情報 登場作品:ドラゴンボールZ 復活の「F」 定価:4,536円 受注開始:2015年04月20日(月) 16 00 受注締切:2015年07月21日(火) 23 00 発送開始:2015年10月23日(金) 商品全高:約160mm 付属品 手首:×7(右×4、左×3) 頭部:×2 顔:×2 その他:無し キャラクター概要 サイヤ人が超サイヤ人ゴッドを体得した状態で超サイヤ人に変身すると成る形態。「ある限界を超え、強く、そして穏やかになり、冷静に闘えることになった」ことを表しているとのことで、劇中でも消耗が表面化する前から、ゴールデンフリーザの燃費の悪さを見抜いていた。 商品解説 良い点 悪い点 不具合情報 関連商品 孫悟空 スーパーサイヤ人孫悟空 スーパーサイヤ人3孫悟空 スーパーサイヤ人孫悟空 超戦士覚醒Ver. スーパーサイヤ人孫悟飯 クリリン ベジータ スーパーサイヤ人ベジータ スーパーサイヤ人ベジータ -Premium Color Edition- 超サイヤ人ゴッド 超サイヤ人ベジータ ピッコロ トランクス トランクス -Premium Color Edition- フリーザ(最終形態) ゴールデンフリーザ セル完全体 人造人間16号 人造人間17号 人造人間18号 ブロリー ベジット ビルス ウイス コメント 名前 コメント
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超サイヤ人ゴッド 超サイヤ人ベジータ 商品画像 情報 登場作品:ドラゴンボールZ 復活の「F」 定価:4,536円 受注開始:2015年10月16日(金) 16 00 受注締切:2015年12月21日(月) 23 00 発送開始:2016年04月25日(月) 商品全高:約150mm 付属品 手首:×6(右×3、左×3) 表情:×3 その他:無し キャラクター概要 サイヤ人が超サイヤ人ゴッドを体得した状態で超サイヤ人に変身すると成る形態。「ある限界を超え、強く、そして穏やかになり、冷静に闘えることになった」ことを表しているとのことで、劇中でも消耗が表面化する前から、ゴールデンフリーザの燃費の悪さを見抜いていた。 商品解説 良い点 悪い点 不具合情報 関連商品 ベジータ スーパーサイヤ人ベジータ スーパーサイヤ人ベジータ -Premium Color Edition- 超サイヤ人ゴッド 超サイヤ人孫悟空 ビルス ウイス コメント 名前 コメント
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サイヤ人編 共通の大敵 孫悟空の静かな怒り 天下分け目の超決戦!!
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超サイヤ人孫悟空 ランク:S G(ドラゴンボール) 属性 ・男 ・サイヤ人 ・超サイヤ人 ・人間 敗北条件 固有の敗北条件なし パラメータ ESP能力レベル 6 ESPパワー 50 耐久力 6 精神力 7 能力 ・正体[全般][常動] シルエットを「超サイヤ人孫悟空」にする。以後シルエットは死亡するまで変化しない。 このキャラクターが死亡した場合、以前に使用していた「孫悟空」のシート、シルエットに戻る。 このシートが使用されている限り「超サイヤ人の覚醒(孫悟空)」は効果を持たない。 ・格闘能力[戦闘][格闘(白兵):3] LV:3の格闘攻撃を行える。 ・元鬼玉[戦闘] 攻撃Cカードを使用時に1人以上の他キャラクターから、 ESPパワーを合計20減らしてもらうことで、Cカードの火力が2倍になる。 ・瞬間移動[通常][主要] 好きなキャラクターのいるマスへ移動できる。 備考 孫悟空の能力によって使用するキャラクター。 このキャラクターへの意見 まさか孫悟空が鬼の力を持っていたとは(棒読み -- horis (2018-11-11 10 13 44) 名前 コメント
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▼ サイヤ人編 ├ ラディッツ ├ バーダック ├ 大猿バーダック ├ セリパ ├ 大猿セリパ ├ 栽培マン ├ ナッパ ├ 大猿ナッパ ├ 大猿ベジータ ├ ベジータ王 └ 大猿ベジータ王
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No. Title Player Enemy Rule Bonus Map 00 謎の異星人戦士 ピッコロ ラディッツ(228) S 5000,運命の兄弟編 亀仙人(30)@神様の神殿(1800,速度+2) 01 カカロット 孫悟空 ラディッツ(77) E 4500,亀仙人 A 02 共通の大敵 孫悟空,ピッコロ ラディッツ(77) N 4500 - 03 孫悟飯とピッコロ大魔王 ピッコロ 孫悟飯(幼年期)(33) N 2100 ヤムチャ(228,E)@山道(10000,装備枠+2) 04 サイヤ人の血 ピッコロ 大猿(下級戦士)(33) N 2100,ヤジロベー A 05 天界での修行 クリリン,天津飯,ヤムチャ,餃子,ヤジロベー クリリン(32),ヤムチャ(32),天津飯(32),餃子(42),ヤジロベー(42) V 12100 A 06 界王星での修行 孫悟空 ラディッツ(33) N 2100 - 07 ベジータのゲーム ピッコロ,クリリン,ヤムチャ,天津飯,餃子 栽培マン(30)*2 N 3600 大猿(下級戦士)(36)@神様の神殿(2400,ブラスト1+2),A 08 クリリンの怒り!! クリリン 栽培マン(30)*5 N 7200 - 09 いそげ!孫悟空 ピッコロ,クリリン,孫悟飯(幼年期),天津飯,餃子 ナッパ(77) N 4500 A 10 ピッコロと悟飯 ピッコロ,クリリン,孫悟飯(幼年期) ナッパ(102) V 7700 - 11 怒りの孫悟飯!! クリリン,孫悟飯(幼年期) ナッパ(39) N 2700 A 12 孫悟空の静かな怒り 孫悟空,(亀仙人@カメハウス) ナッパ(39) N 2700,パワーボール A 13 天下分け目の超決戦!! 孫悟空 ベジータ(スカウター)(45) N 3300 ガーリックJr.(42)@界王星(3000,攻撃+2),B 14 だせるか!?元気玉!! 孫悟空 大猿ベジータ(39) E 3900 - 15 ささやかな抵抗 クリリン,孫悟飯(幼年期),ヤジロベー 大猿ベジータ(45) N 4500 B 16 最後の賭け!! 孫悟飯(幼年期) ベジータ(スカウター)(45) N 4500,パワーボール,地球まるごと超決戦編 - Pattern Enemy A 桃白白(30)@南の都(1800,鶴仙人の弟,記念キャンペーン) B 栽培マン(30,36,42)@荒野(7200,栽培マンの培養セット) C キュイ(32,32,38)@ブルマの宇宙船(7800) D 栽培マン(30,36,42,48)@西の平原(10800) E メタルクウラ(61,67,73)@北の平原(17700) F セルジュニア(36,36,42,42,48)@岩場(17400) G ブロリー[伝説のスーパーサイヤ人](39)@氷河地帯(2700) ドロップ 00謎の異性人戦士 ミスター・サタンの秘密情報@神様の神殿 01カカロット10000@中の都 07べジータのゲーム ギャルのパンティ@神様の神殿